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和歌山県 新宮市

平成22年 12月 定例会 12月08日−03号




平成22年 12月 定例会 − 12月08日−03号










平成22年 12月 定例会



          平成22年12月新宮市議会定例会会議録

            第3日(平成22年12月8日)

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議員定数19名、現在員18名、出席議員18名、氏名は次のとおり。

                             2番  松畑 玄君

                             3番  久保智敬君

                             4番  榎本鉄也君

                             5番  福田 讓君

                             6番  田花 操君

                             7番  東 賀代子君

                             8番  杉原弘規君

                             9番  東原伸也君

                            10番  上田勝之君

                            11番  三栗章史君

                            12番  松本哲也君

                            13番  前田賢一君

                            14番  奥田 勲君

                            15番  松本光生君

                            16番  辻本 宏君

                            17番  屋敷満雄君

                            18番  前田 治君

                            19番  大西 強君

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欠席議員 なし。

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議事日程 平成22年12月8日 午前10時開議

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(4)から

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会議に付した事件

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(4)から(6)まで

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地方自治法第121条の規定による出席者

               市長               田岡実千年君

               副市長              亀井寿一郎君

               企画政策部

               部長               丸山修市君

               企画調整課長           中前 偉君

               協働推進課長           辻 篤樹君

               総務部

               部長               小山壽行君

               次長兼総務課長          上路拓司君

               次長兼秘書課長          鈴木俊朗君

               財政課長             向井雅男君

               防災対策課長           井上 登君

               市民福祉部

               部長               芝 悦男君

               福祉事務所長兼福祉課長      浜前泰弘君

               次長兼生活環境課長        中地清剛君

               子育て推進課長          葛原 勇君

               健康長寿課長           垣本正道君

               経済観光部

               部長               川嶋 潤君

               参事(企業誘致対策担当)     和田 隆君

               商工観光課長           岡 雅弘君

               企業誘致対策課長         浮田和宏君

               建設農林部

               部長               中畑孝一君

               都市建設課長           渕上 崇君

               農林水産課長兼農業委員会事務局長 津呂建二君

               管理課長             勢古口博司君

               熊野川行政局

               局長               平 俊孝君

               住民生活課長           東 康夫君

               会計管理者兼会計課長       倉家 博君

               医療センター

               事務長              上野山巳喜彦君

               次長兼医療業務課長        北畑直也君

               庶務課長             豊田正志君

               水道事業所

               所長               嶋田喜久一郎君

               消防本部

               消防長              大石 明君

               次長               辻坂雅則君

               教育委員会

               教育長              坂本憙信君

               教育部

               部長               杉山泰生君

               次長兼学校教育課長        平見善宣君

               参事(文化複合施設担当)兼文化振興課長

                                中岡保仁君

               生涯学習課長           前田圭史郎君

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本会議の事務局職員

               局長               浜口恭行

               次長               畑尻英雄

               次長補佐兼議事調査係長      赤松勇人

               議事調査係副主査         岡崎友哉

               庶務係長             渡爪 薫

            第3日(平成22年12月8日)

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△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(奥田勲君) 

 おはようございます。

 ただいまの出席議員は17名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、別紙にて配布いたしたとおりであります。御了承願います。

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△議長報告



○議長(奥田勲君) 

 日程に入ります前に御報告いたします。

 本日、屋敷議員所用のため遅刻の届け出がありますので報告いたします。

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△日程1 一般質問



○議長(奥田勲君) 

 日程に入ります。

 日程1、一般質問を行います。

 別冊、一般質問通告表の番号4番から順次発言を許可いたします。

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△上田勝之君



○議長(奥田勲君) 

 10番、上田議員。



◆10番(上田勝之君) (登壇)

 おはようございます。

 それでは、一般質問を始めさせていただきます。

 初めに、高齢者の介護予防と生活支援ということで、まず「ひきこもり防止」と副題につけておりますが、ひきこもりという言葉は高齢者施策としては適切ではないそうでございますので、「閉じこもり防止」という言葉に訂正をさせていただきたいと思います。

 さて、新宮市でも、65歳以上の市民の方、いわゆる高齢化率が30%を超える超高齢化社会を迎えようとしています。高齢者の皆さんは、病気だけではなくて加齢による身体機能の衰えを少しでも防ぎ、日々の生活の質を維持していかなくてはなりません。平成18年の介護保険法の改正により介護予防という考え方が導入され、新宮市でも運動機能の回復などを目指していろいろな訓練や教室が開催されています。どこが主催し、どこでどれぐらいの頻度で開催されているのでしょうか、お尋ねいたします。



○議長(奥田勲君) 

 垣本健康長寿課長。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 介護予防教室でございますけれども、元気アップ教室、バランスボール教室、フォローアップ教室などの運動教室と、リハビリ相談とか介護予防サロンなど全部で11の事業を行なってございます。地域包括支援センターが中心となって行っておりますけれども、介護予防サロンでありますと社会福祉協議会との協働、また隣保館との協働で介護予防講座、あるいは福祉委員さんなどとも連携をしながら行っております。そのほかに、いきいきサロンという老人憩の家などを利用して民間で行ってくれているところが5カ所あります。



◆10番(上田勝之君) 

 今、紹介いただいた機能回復訓練や各種教室等の参加者数は、どの程度なのでしょうか。

 厚生労働省によりますと、介護予防事業や地域支援事業を利用する65歳以上の高齢者は、平成21年度で全体の0.5%程度にとどまっているとの報告もございますが、本市の状況はいかがでしょうか。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 元気アップ教室でいいますと、実人員が14名です。これは、定数20名で2回行っておりますけれども、実際は40名の定数ですけれども、参加していただいている方は14名にとどまっております。

 バランスボールにつきましては実人員が21名、これは定数15名で年間2回やっておりますので30名に対して21名、これも若干少なくなっております。

 あと、フォローアップ教室でありますと27名。熊野川サロン、ことしは3カ所で行っておりますけれども、延べ146名の方で7回実施しておりますので1回につき21名の方に参加いただいていると、このような状況となっております。パーセンテージ的には、ちょっとうちのほうでは調べておりませんので。



◆10番(上田勝之君) 

 熊野川地区や山村部なんかでは割と参加者の方も多いようですが、なかなか残念ながらこの介護予防という考え方、言葉自体もそうなんですけれども、高齢者の市民の皆さんにまだまだ浸透しているとは言えない状況ではないんでしょうか。

 先ほどの各種教室など参加される方は参加されるが、全体的に行き渡っているかどうか。3人に1人が高齢者という状況の中、高齢者の市民の皆さんがみずからの健康と生活を守るために介護予防に関心を持ってもらうことが重要ですが、各種訓練や教室など参加の仕方、誘い方、広報の仕方、少し工夫が必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 御指摘のとおり、参加者がまだまだ少ないというのが現状でございまして、うちとしてもできるだけ多くの方に参加していただきたいというふうには思っております。

 参加対象者の拡大についてですけれども、現状では、周知方法として広報のほかにも特定高齢者への個別郵送での情報提供や参加勧奨といったこととか、また実施会場の周辺の町内会に回覧を回すとか、また自主サークルや事業参加者による口コミ、また出前講座などさまざまな機会を活用した啓発を行ってございます。十分とは言えないまでも、啓発を行うとともに地域の中での介護予防を推進することで、横の広がりというものを期待したいというふうに思っております。実際に、福祉委員さんとの協力の連携の中から、新たな地区での実施などというふうな広がりも見せております。また、事業に参加された方が福祉委員という立場になって、介護予防で体験したことを生かしていきいきサロンを開催していただいていると、このようなケースもございます。



◆10番(上田勝之君) 

 今、お答えいただいたように、確かに教室に参加された方がインストラクターや講師になられたりとか、社会福祉協議会で福祉委員を務めていただいて地域のひとり暮らしの方等を訪問されたりしながら、そういった機能回復訓練や各種教室などに積極的に参加をお誘いしていただいてる。こういったこと、本当に市民全体の協働という作業につながっていくと思うんですね。

 少し、各地の事例なんかを見させていただきますと、これは機能維持訓練とまではいかないのかもしれませんが、ご当地体操や広島県などでは防災体操といったようなさまざまな仕組み、関心を持っていただくようなことを取り入れたりしております。特に、高齢者の方々は南海・東南海地震などを経験されて地震などには大変関心が高い。非常に恐ろしい思いを持たれた方も多いので、地震の講座や地震の講演会等々には参加者も多数いらっしゃいます。そういったことを加味しながら、日々の防災意識を高めたりしながら、そういうほかのいろんなことに関心を持っていただきながら、こういう介護予防の各種教室や訓練などにも参加していただけるような一工夫を考えていただければと思います。

 さて、この秋、新宮病院では、患者さんなどを対象に運動会を開催されたそうです。この運動会に参加された方にお話を伺いますと、大変楽しかったという感想を述べられておりました。芸能大会や陶芸や書道、手芸、さまざまな工芸作品の展示会など、いろんな文化的な催しはたくさん開催されていますが、高齢者向けの運動のイベントはこれまでなかったのではないでしょうか。こういった運動会の効用は、大変大きいのではないかと考えます。

 まず、外へ出て体を動かすということが大変楽しいこと。皆さんと話をすることが大変楽しい。これが、ひいては閉じこもり防止につながっていくのではないか。あるいは、介護予防の訓練や教室への参加のきっかけとなる、こういった運動会的なものを全市域的に広げられてみてはいかがでしょうか。こういったお考えはないでしょうか。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 10月2日に新宮病院が主催の運動会が行われまして、健康長寿課からもお手伝いという形で参加させていただいております。また、教育委員会の学校教育課、生涯学習課の協力もいただきまして、会場の丹鶴小学校の運動場や用品の借用とか、また当日のお手伝い等もしていただいてございます。

 今、おっしゃられたように、全市として大きな形で運動会というようなものは、今のところ当課としては想定はしてございません。やはり、高齢者ということになりますと、どうしても転倒とか骨折とか、そういった恐れもございますし、どうしても医師とか看護師とか、そういった方のスタッフの協力も必要となってくるというところから、やはり大きな形で開催するというところまではまだまだ考えがちょっと行っておりません。

 運動機能障害とか、そういったところから閉じこもりに発展するということは十分に考えられます。これについては、医師の判断のもとに適切な介護予防事業の利用が望ましいというふうに考えてございます。新宮市の運動教室では、あらかじめかかりつけのお医者さんに、運動が可能か否かとか、そういう確認もとっておりますし、また心肺系に負担がかかる運動には、事前にかかりつけのお医者さんに運動可否判定といったものを行っております。また、これ以外にも、体に負担の少ない介護予防サロンへの参加とか、リハビリ相談による個別相談、指導を行って対応してございます。

 閉じこもり防止のためには、まず隣近所、身近なところへ出かけるというところが第一歩かなというふうに思っておりますので、そういう意味では、サロンとか介護予防教室とか、そういったものを細かな単位で開催していけたらというふうに思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 今、お答えいただいたように、確かに大規模な形というのは、確かに非常にいろいろリスクも大きいんで非常に難しいかと思うんです。ただ、ある程度の規模、例えば新宮病院さんが開催されたような規模でありますとか、そういった形を市内各所で数回開催していくようなこと、あるいはまさに新宮病院さんのような民間事業者が開催する場合など、いろいろと補助や支援をされたということですが、少しそういったことも充実をさせて、市民の高齢者の皆さんが家で閉じこもりがちになっているとか、少し身体的に機能が低下しているようなケースに、より外へ出ていただく、そしてひいては健康な生活の質を維持していく、そういった御努力をお願いしたいと思います。

 いずれにいたしましても、介護予防の各種訓練や教室、高齢者のさまざまな機能維持のメニューの充実や回数をふやすなど、今後さまざまに充実を図ることが肝要かと考えます。このことが、医療費や介護費の抑制につながっていくのではないかと考えます。ただ、現状の地域包括支援センターでは、要支援者を対象とした介護保険業務で大変多忙であり、今後スタッフの増員、充実を初め、財政面の課題を市全体で克服していかなくてはならないのではないでしょうか。そういった実情はいかがでしょうか。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 今、おっしゃっていただいたように、地域包括支援センターでは、介護予防の事業とか介護予防の方のケアプランの作成でありますとか、総合相談、また虐待防止とか、さまざまな高齢者に対する総合的な窓口ということで、いろんな形で対応をしてございます。1人の高齢者の方にかかる時間的なものとか、そういったことも大変かかりますし、また夜間とか休日とか、そういったところで急に呼び出されたりするようなケースも結構あります。そういう中で、嘱託の保健師が昨年1名退職されまして、その補充をするために募集はしましたけれども応募がなかったということで、現在保健師1名減という状況になっております。また、介護予防事業は現在理学療法士1名が主に担当しておりまして、それで県の緊急雇用を活用して1名臨時職員さんに来ていただいてお手伝いをしていただいておりますけれども、やはり市全体にもっともっと広げていくためには大変厳しいのかなと、人数的にもまだまだ大きく広げていけるようなところまで手が回らないというところが現状でございます。



◆10番(上田勝之君) 

 今、垣本課長のほうから御答弁をいただきましたけれども、確かに保健師や理学療法士といったような有資格者の方が嘱託職員という身分では、なかなか働く意欲といった点でもいかがなものかとは考えます。ただ、そういった有資格者の方々を増員したり、スタッフを充実していくことは、本当に医療費や介護費の抑制を目指して取り組まれるんであれば、これは本当に市全体で考えていかないといけないと思うんですけれども、そういったことの人員、スタッフの充実等々、小山部長、いかがお考えですか。



◎総務部長(小山壽行君) 

 非常に難しい問題だと思っております。今、いろんなところで専門的な職員の要望が上がっておりますけども、一方で、定員管理という部分でかなり厳しい要求を国から求められておりますので、そういったところを勘案しながら今後対応しなければならないと、そう思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 確かに、市の職員さん方の定員管理、これは行政改革等々を進めていかなければならない。ただ、必要な部分には必要に応じ、そのことが結果として市財政に貢献していくということは十分に考えられるわけです。そのためには、確かにその定員管理、職員数の問題等々はありますが、ぜひ必要な部分には充実していくというような考え方で御検討を今後いただきたいと思います。本当に、結果として市の財政負担の軽減が図れればいいわけであって、今後3人に1人が高齢者の時代をもう迎えて突入していますよ、新宮市。そういった意味では、そこにかかる費用を初期に投資をしておくということが必要なんじゃないかと思う。ぜひ、その辺は御一考いただければと思います。

 そういった意味で、さまざまに充実をさせていかなければいけない、まあ、何もかものニーズというわけではないんですけれども、本当に医療費や介護費が極端な伸びを示していくと、他の部分をどうしても圧迫していくことになる。こういったことを真剣に議論を重ねていって克服していかないと、今後新宮市では本当に3人に1人が、もう少し割合が高まってくるかもと予測される中では非常に重要なことだと考えますので、今後十分検討をしていただきたいと思います。

 続いて、ひとり暮らし家庭の不安解消ということで、少しお尋ねをしたいと思います。

 先日、私ですね、高齢のひとり暮らしの方から相談を受けました。この方、ふだんは健康で、まだヘルパーさんとかのお世話にならなくても生活していけるんだけれども、夜間、持病の悪化であるとか急に体調不良になった場合、なかなか救急車を呼ぶほどではないんだがどうしたらよいのか。例えば、医療センター等に、救急窓口に電話連絡をしたが、受診は見合わせて朝まで様子を見てほしいとのお返事だったそうです。確かに、電話でそういった内容を相談すると、本当に医療センターの救急のほうもお忙しいとは思いますから、朝まで様子を見てくださいという返事になってしまうと思います。確かに、話を聞くだけだとそういうふうになってしまうんだと思います。これは、もう十分、私も、お話を聞いていて思いました。だけど、子供さんでも市内にいればいいのだが、あるいはそうやってすぐ相談できる人が御近所や市内におれば、何とかそこへ電話連絡してでもどうにか対応が図れるんだけれども、1人でおるととても不安になるということでした。こういったケース、これからますますふえてくるんではないかと感じられます。市当局では、高齢者のみの世帯やひとり暮らしの高齢者の世帯の実態は把握されているのでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 柿本健康長寿課長。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 実態把握の必要性というものは感じておりますけれども、実態把握という形で位置づけての調査等は特に行ってはいないのが現状でございます。介護保険の関係でのかかわり、または高齢者の事業の中での把握という形では行ってございます。日常の業務の中で、高齢者の情報等は課内において共有できるようにはしてございますけれども、また社会福祉協議会で行っていただいております実態調査、ひとり暮らしの高齢者の激励訪問など、こういったところとの情報の共有をしております。



◆10番(上田勝之君) 

 確かに、介護保険を利用されていてヘルパーさんやいろいろな方に見回っていただけたり、訪ね来ていただける方というのは、そういった意味では安心感もあるんですが、なかなかその谷間といっては変なんですけども、ふだん健康な方という、まあ、健康やからありがたいし、身体機能も十分まだ介護保険を使う、利用するような状況ではない、これは本当に望ましいことなんだけれども、それがために不安になってしまうというようなところがあるそうです。

 それで、これは個人情報保護やプライバシーの問題もありますが、だからこそやっぱり公共、公が担うべき分野なんじゃないかと思うのは、例えば市内に子供さんがおられるですとか、親戚がおられるですとか、具体的な連絡先が市内にある人とそうでない方とか、そういったような細やかな実態をぜひ把握していただくようなこと、必要なんじゃないかと考えるんです。どうしても、それは民間の事業者であったり、あるいは個人であると個人、例えば町内会や自治会組織なんかであるとやっぱりプライバシーの問題があったり、御近所というのは非常に難しかったりするところもあるんで、やっぱりそういったところはぜひ公が担うべき分野なんじゃないかなと思うんですが、そういった細やかな実態調査をしていただけませんでしょうか。いかがでしょうか。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 必要性というのは、先ほども申し上げましたように感じております。どのような形でできるのかというようなところを、また協議していきたいなというふうに思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、研究、検討をしていただきたいと思います。

 そういった実態調査等を進められて、全くこの新宮近辺に頼れる方がいない方、子供さんがやっぱり働く場所がなくて都会へ行ってるような場合、本当に新宮市にお一人で残られてるようなケース、残られてるというか、ずっと生活していただいてるようなケースですね。こういう方たち、その方が健康なとき、ふだんは健康な方で、例えば持病が悪化したであるとか、急に体調が不良になった、一体どこへ相談したらよいのでしょうか。

 これは、ちょっと消防にお尋ねしたいと思いますが、先ほどのようなケースなど、救急車に連絡してもよいものなのか。決してタクシーがわりに使うということではないんですが、救急車を呼ぶほどでないと本人が判断してしまっていいのか、あるいはそういうときは遠慮なく救急車に連絡してもらっていいもんなのか、ちょっとその辺が非常に悩ましいところなんだろうという感じはありますけれども、いかがでしょうか。



◎消防本部次長(辻坂雅則君) 

 本人さんが、体調が悪いと思う場合は、遠慮なしに呼んでいただきたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 そうですね。そう言っていただけると、一つ安心感が出るのかもわかりません。非常に、特に高齢の方々というのは、なかなか慎み深いといいますか、いろんな方いらっしゃいますけれども、救急車までは呼んでお世話をしてもらうのはというとこも、非常に遠慮される方もいらっしゃるんで、その辺が非常に難しい、悩ましい問題なんだと思います。

 ただ、やはりどこか24時間対応してくれるような窓口や電話相談の部署等は、これはもう先ほどの人員の問題や体制の問題等につながってくるかとは思いますが、そういう電話をかけて相談に乗ってもらえるとか、応対してもらえるような部署というのは実現できないものでしょうかね。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 状況によって、状態によって、まず救急車を呼ぶとか呼ばないとかということもあろうかと思うんですけれども、救急車を呼ぶほどでもないというような場合に、どうしても市に連絡が来りとか、そういった場合もございます。そのようなときには、包括または健康長寿課のほうで対応はさせていただいておりますけれども。ただ、やはり日ごろ元気な方でこちらとの接触のない方、そういった方でありますと、情報が全くないという状況の中でちょっと対処方法とかも難しいような場合もございますので、先ほども言われたように実態調査等できちっと情報が得られていればいいのかなというふうには思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 確かに、先ほどの介護予防の機能回復訓練や教室なんかでもそうなんですけど、市といいますか、市役所の方々と接点がある方というのは非常に多分相談しやすいんですね。ただ、ふだん健康な方なんていうのは、なかなかやっぱり敷居が高い、敷居が高いという言い方が適切かどうかは別として、なかなかやっぱりどこへ相談していいかわからないなんていうケースがあったりするんで、その辺が非常に難しい、悩ましいとこではありますけれども、何とかでもそういったことも対応していかないと、おひとり暮らしが大変多いこの新宮市ですから、本当にそういったことが大切になってくると思うんですけれども、これらの特におひとり暮らしの高齢者世帯については緊急通報ベルの利用について少し運用を緩和していただけないものかと。もう少し普及を促進する、そういったことは検討できないものでしょうか。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 緊急通報システム、やはり夜間の高齢者の方の不安解消のための一つの大きな事業だというふうには思ってございます。ただ、平成22年の3月末で設置が149、うち熊野川が35となってございます。65歳以上の在宅でのひとり暮らしの方は3,564と、この3月末ですけれども、なってますので、それですと4.2%の普及率ということになってございます。緊急通報システムを設置するためには、心疾患とか脳血管障害とか、そういった形での緊急を要するということが条件となってございます。それを、平成22年度から、パーキンソンであるとか、低血糖のおそれであるとか、また在宅酸素療法をされてる方とか、そういった方にも広げてございますが、やはりまだまだ利用が広がっていかないというふうな現状があります。ただ、高齢になって夜間が不安だから緊急通報をつけたいというふうな方に、全てに対応していきますと、数的にも大変な数にもなってきますので、その辺はそういう条件とか、そういったものも必要かなとは思いますけれども、やはり広げていくためにはもう少し緩和が必要かなというふうには思ってございます。



◆10番(上田勝之君) 

 確かに、どこまで広げるんだということにもなっていくんだろうとは思いますけど、本当に実態調査の上で、おひとり暮らしで、この近辺、市内なんかに子供さんがおられないとか、連絡先がないようなケースなんかは、ぜひ認めていただけるような形、そんなところはぜひ研究、検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 さらに、これも民間事業者のことなんですけれども、介護タクシーの夜間対応や時間延長などは要請できないものでしょうか。普通の一般のタクシーですともちろん来ていただけますけれども、そういった点も充実させていただけないものかなというお話がありました。いかがですか。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 介護タクシーなんですけれども、この介護タクシーにつきましては通院・介助のサービスということになってございますので、病院で診察のできる時間帯での利用ということになります。



◆10番(上田勝之君) 

 そういった意味では、なかなか利用が難しいんですね。

 ところで、この22年度は高齢者のみの世帯に、火災警報器の設置の義務化に伴う普及の促進のために補助施策が行われていますが、この補助制度、どの程度利用されていますか。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 11月末で1,878世帯に設置または補助をしてございます。在宅高齢者5,564世帯として、設置率は33.8%になります。



◆10番(上田勝之君) 

 せっかくの補助制度、法令で設置が義務づけられているということもあり、ただその活用がまだ3分の1にとどまっている。なかなか周知が徹底していかない。これは、せっかくの制度ですんで、やっぱり対象世帯は皆さんが活用していただけるような、せっかく議会でも議論になって、この補助制度の、以前につけられた方はどうするんだというような議論になって、その方には補助額と同程度のつけたお金をお返しするようなことも実施していただきました。せっかく、そういった充実した施策を始められて、利用率が約3分の1にとどまっている。来年5月まででしたよね。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 来年の5月31日までとなっております。



◆10番(上田勝之君) 

 来年の5月までなんで、まだ半年あります。少なくとも、こういったせっかくの補助制度、普及の促進を目的としているんですし、皆さんにもっと知っていただいて利用、活用していただく、こういったことを進めていかなくてはならないんだと思いますが、介護保険の担当の職員の方々だけでなく、市の職員の方が実際に市民の家庭を訪問するというような業務というのはどの程度あるんでしょうか。例えば、税金、徴税であるとか、納税のことであるとか等はよくわかるんですけれども、どういった業務で市民の方々の家庭を訪問するようなことっていうのはあるんでしょうか。



◎総務部長(小山壽行君) 

 各部署で、いろんなところでも訪問する機会を持っていただいてると思いますが、特に高齢者の関係の部署であったりとか、また消防なんかでも、ひとり暮らしの家庭調査であったりとか、そういったことをしていただいております。職員直接ではないですけども、委託の関係ではいろんなところで家庭を訪問する機会はございます。



◆10番(上田勝之君) 

 このことについては、最後の項目の市長のマニフェストについての項で質問しようと思っていたのですが、この高齢者施策も市長のマニフェストではたくさんうたわれていますので、少しここでお尋ねをしたいと思うんですけども。

 田岡市長。すみません、急に飛んで。

 市長は、申請主義という言葉を御存じですか。申請主義というのは、行政、役所は申請してきましたらきちんとやります。相談をしてきたり、いろいろ聞いてきたり、尋ねてきたらきちんと対応していただけます。これは、何も新宮市役所というだけではなくて、全国津々浦々、国の機関、県の機関、市町村の行政全般に言えることではないかと思うんですけど、これは行政の社風といいますか会社の雰囲気といいますか、伝統的にそうなんだと思います。だから、役所に来ない限り、制度はあってもそれを知らなかって利用できなかったり、例えば役所へ訪ねてきてもどこへ尋ねていけば、このことについて聞きたいんだけれどもどこへ行っていいかわからない。今、それを解消しようと案内窓口や総合窓口制度なんていう、いろいろ改善を図られてます。でも、そういったような実態があります。例えば、情報公開なんかも同様で、情報公開を請求します。見に来てくれれば公開します、見せますということなんです。ただ、積極的に情報を開示して、市民の皆さんに情報を提供しようという姿勢には立っていません。

 市長は、就任以来これまで事あるごとに市政は市民のために、あるいは市役所は市民の役に立つところと言われてきました。さまざまな形で市民の家庭を訪問したり、いろんなケースが考えられるんですけど、おのおのが担当部署の仕事をするだけではなくて、市民の家庭を訪問したりする際には市のさまざまな情報を提供して、市のいろんなサービス、享受できる方、利活用できる方にはしていただく。先ほど、火災警報器の補助制度、まだ3分の1だそうです。そういったことも御案内をするといいますか、積極的に、まあ、営業ではないんですけれども積極的にお知らせをして利活用していただく。こういった姿勢が、本当に市長の言われる市政は市民のために、市役所は市民の役に立つところと言われることにつながっていくんじゃないかと考えるんですが、市長、いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 申請主義、よくわかりました。

 就任させていただいて、民間の世界からこの市行政の中へ入らせてもらったときにも少し感じることが前例主義かなというふうに感じることもありまして、そういうところをぜひ改革していきたいと思っております。ただ、特に高齢者とかの方に、いろんなサービスはなるべく市広報、毎月発行してる市広報を通じてお知らせしてるつもりではありますが、読んでない方とかおられますんで、その辺また今後考えていきたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 確かに、広報や啓発の仕方というのは非常に難しい、幾ら工夫をしてもなかなか読んでいただけない。本当に、見せる工夫というのを幾らしてもなかなかすべての方、すべての方とは言いませんけど、たくさんの方に見ていただくのは非常に難しい。それは、もう本当に市の職員さん方のジレンマでもあったりするんだと思います。本当に、いろいろチラシを出したり、広告を出したりいろんなことをしてるんだけれども、なかなか目を通していただけていない。結局、ああ、そんなことあったんか、知らなんだよというような話につながっていく。これは、非常に皆さん努力を重ねられている割に非常に難しいとこなんだと思うんですね。だからこそ、すべての家庭を訪問するわけではないにしても、訪れる際なんかにはそういったことも一人一人の職員さんに心がけていただくというような姿勢も大事なんではないかと思います。そういったことも、ぜひ今後検討していただきたい。

 本当に、市長、民間から役所のトップに就任されて1年が経過して、本当に市役所へ来てみると、皆さん本当に一生懸命仕事をされてるんですよね、各部署各部署。本当にいろんなこと、市民のために仕事をされてる、これは全くそのとおりだと思うんですね。ただ、それがなかなか、例えば申請主義であったりすると、市民の皆さんには伝わらなかったりする部分があるんですよね。そういったところの改革、指示・指導ですね、ぜひ市長には御検討をいただきたいと思います。



◎副市長(亀井寿一郎君) 

 御指摘の点、そのとおりだと思います。そういう中で、もちろん市民の方々にいろんなことを情報提供するということは通常は広報でやっておりますけども、今年度の計画の中に「暮らしの便利帳」というのを発行予定しております。これには、いろんな行政にかかわる手続の問題とか、ほぼ全般にわたると思いますけども、そういったことを各家庭に配布して、当然今おっしゃっておりましたような申請関係についても十分知っていただくというふうには思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、充実を図られることを要望しておきます。

 話を高齢者の項に戻しますが、では本当に一体市はどこまで対応すればいいのか。自助、自分の努力はないのかといった話になってくるんだと思います。もちろん、共助、ともに助け合う、協働、これは市長もかなり強く提唱されておりますし、本当に取り組んでいかなければならない問題だと思います。いろいろ生かさなくてはいけない部分というのはあります。ただ、この共助や協働の部分も、御近所と言われる場合なんかは非常にデリケートな部分もあって、特に現在の社会ではプライバシーも尊重されますから、一番近くて難しかったりするわけなんです。そのことは、市の行政としては、エコ広場の導入時なんかには、ごみの排出ということは家庭生活が丸見えになるということが大きな問題となって、市は本当に、市といいますか、市役所とか私たちは本当にその難しさを学んだわけなんです。ただ、こういった課題、やっぱりおひとり暮らしの家庭なんかがすごくふえてきてる、こういう社会になってくると、この課題を何としても克服していかなくてはならないと、私は考えます。本当に、新宮市では孤独死や、あるいはことしの夏の猛暑のような中で熱中症で亡くなられていたなんていう大変不幸な状況を、新宮市としては何としても防がなくてはなりません。新宮市は、市民にとってとても心の温かいまちを目指していく、言葉だけではなく本当に優しいまちを目指していく、こういうことをぜひ市全体で取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。

 続きまして、市内の環境整備と交通安全対策ということについてお尋ねをいたします。

 私、以前の一般質問でも、清水元の城南中学校至近のJRの踏切の拡幅等、長年の懸案について問題提起をさせていただきました。市内各所では、長年解決、解消できていない交通安全対策上問題箇所が散見されます。なかなか、いろいろさまざまな事情があり、担当課も御苦労されていることとは思います。

 そういった際に、新たに道路が開通することにより市内交通の利便性が向上し、通勤や仕事、買い物などの用務、それらの時間短縮が図られ、そのために市内の車の流れが大きく変わります。最近の顕著な事例では、那智勝浦新宮道路の新宮南インターチェンジ、これ設置していただいて大変ありがたい、開設されました。医療センター方面と佐野側からの交差点付近なんかは、信号機設置要望など出されておりましたが、現在まで幸いにもまだ大きな事故が発生していないので問題とはなっておりませんが、交通量がふえて危険性が増大したにもかかわらず改善が進んでいない。今後、交通事情が変化し、今の新宮南インターチェンジをおりてきたとこの交差点なんかもそうですけれども、車の流れが変わるであろうと予測される箇所は、開通前からその流入やどういった形で車が流れていくんだろうということを予測して、問題箇所の交通安全対策を講じる必要があるのではないでしょうか。今後、市内において新規の道路の開通や改良として、県道あけぼの広角線や上本町磐盾線、登坂の拡幅が来年度からいよいよ始まるとのことですが、市民会館前からJR新宮駅への2車線の完成時など大きく車の流れが変わるんではないでしょうか。このあけぼの広角線や登坂の開通はいつごろになるんでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 渕上都市建設課長。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 県道あけぼの広角線につきましては、県工事で平成23年度と聞いております。



◆10番(上田勝之君) 

 23年といえば来年度、来年度中には開通するということなんで、このあけぼの広角線が開通すれば、三佐木蜂伏地区からや勝浦方面から広角で右折して、清水元や大浜方面から旧市内に流入する車が、そういった流れが大幅にふえるものと予測されます。まず、清水元消防署前を通過して丸山橋へ至ると6差路の変形交差点が存在します。消防署前から下田方面への上下方向、市田川堤防沿いの両方向、城南中学校方面、また坂下小児科方向から梅ノ木、松山方面、これらは結構車の流れが多いとこなんですね。現在でも車の通行量たくさんありますし、いつ事故が起きても不思議ではないような箇所だと思っております。交通安全対策上では一番望まれるのは信号機の設置だと考えられますが、この変形交差点ではやはり難しいのでしょうか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 この交差点につきましては、信号機の設置についても警察のほうと協議したこともあるんですけども、ちょっと信号機が下の下田のほうへ下ってきたところにありますし、その距離の関係がありまして、ちょっと設置については難しいというふうに、回答を得てます。



◆10番(上田勝之君) 

 あけぼの広角線が開通すれば、清水元、大浜のところで左折して市内、下田方面へ流入してくる車がふえるんではないかと思われるんですけれども、下田の「でかねた」さん、回転ずしさんの方面にかけては下り坂でブラインドコーナーなんですね。その先に、この6差路の交差点が存在し、右左折車が滞留しているケースがよく見受けられるんです。例えば、凹凸のある、車が通過すると音が出る舗装や、あるいは黄色の路面のカラー舗装、ゼブラ線を描くなど注意喚起の工夫はできないものでしょうか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今、御指摘の方法ですね、以前この交差点につきましては要望がありまして、交差点改良等を検討した経過がありますが、なかなか現場的にはちょっと難しい点がありまして、今御指摘の進入路へ入ってくる手前で、注意喚起といいますか、そういうような表示など今後考えていって安全対策を練っていきたいと、このように考えてます。



◆10番(上田勝之君) 

 これは、少し私なりに考えてみたり、地域の皆さんとお話しする中で出てきたアイデア等でもあるんですけれども、さらに交差点マークといいますか、いわゆるプラス表示を路面へ描いたり、一時停止でも停止線のところに夜間でもピカピカ光るような点滅する機材の設置など、また坂下小児科方面からと、市田川堤防沿いの合流箇所なんですけれども、坂下小児科方面からは2段階の一時停止線により堤防側からとの車の排出の統一が図れないものか。もう1点、丸山橋片側には歩道が設置されていますが、市田川の上流側も結構歩行者が通ったり、特に子供たちが通ったりする危険箇所で、車が欄干のところを内回りして行ってしまうと巻き込み事故につながる可能性が大きいような危険性もあったようです。安全地帯設置の白線を描けないものかどうか、いろいろアイデアの段階ではありますけど、そういったことを御検討いただけませんでしょうか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今、御提案いただきました。いろいろ方法があるかと思います。それにつきまして、一度警察とまた協議しながら今後練っていきたいと思ってます。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、御検討をいただきたいと思います。

 続きまして、もう1カ所なんですけども、大浜保育所の付近の交差点はいかがでしょうか。これも、あけぼの広角線が開通すれば、この交差点からも、熊野地会館前を通り、熊野地、蓬莱方面やJR新宮駅方面への車の流入がふえるものと予測されます。この交差点、大浜側で道路の拡幅や歩道が途切れたままになっています。大浜の松林の国有林や大浜墓地の関係だと考えられます。また、大浜保育所も将来的には移転が計画、検討されているようですが、子供たちの送迎の車も大変多いです。河口方面には大浜体育館があり、体育館利用の車も多く、大手パチンコ店も存在し、木材関係の大型トラックの通行もあります。熊野地会館からこの交差点に差しかかると見通しもよくないです。体育館までのところの道路の拡幅や歩道の整備、これは県道なんだと思いますけれども、あるいはこの交差点の信号機の設置等々は御検討いただけないものでしょうか。いかがでしょうか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今、御指摘の現場につきましても協議をしております。今後、今言っていただきましたような内容の中でどのようなことができるのか、県、そして警察と協議していきたいと考えております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、御検討をいただいて、何とかその交通安全対策、充実を図っていただきたいと思います。

 続いて、これは以前の私の一般質問でも取り上げました。高田地区の道路整備のうち、高田小中学校付近の口高田地区への入り口付近の拡幅について、その後の経過、状況はどうなっているでしょうか。何とかお話ができるような状況になっているんでしょうか。いかがでしょうか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今、言われてます箇所につきましては、以前この議会、一般質問でも御指摘いうんか、提案をいただいております。その後、地権者の方への接触とかを図っておりますんで、今はそういう状況であります。



◆10番(上田勝之君) 

 引き続き御努力をお願いしたいと思います。

 続いて、熊野川・高田地区の家屋周辺や道路の樹木伐採等についてお尋ねをいたします。

 これは、以前熊野川町時代からの制度として、また合併後も3年の経過措置として存続していた人家・家屋周囲の樹木伐採の補助制度についてですが、この補助制度の内容や経過措置後の廃止に至った理由、当局はどのようにお考えになられたのでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 中地生活環境課長。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 今、御質問の件ですけれども、この事業ですけれども、熊野川区域集落計画保全事業という事業でございまして、これにつきましては熊野川町区域において明るい集落景観を再生し、保全することで、いろいろな災害等の危険性を少なくしていくと、そして自然豊かな恵みを享受できるように支援していくというふうな事業でございまして、一応先ほど議員おっしゃいましたように旧熊野川町地域で町において実施された事業でありまして、合併後3年間の経過措置がありまして、平成20年3月で終了してございます。

 事業的に件数というふうなことでございますが、平成15年度が一応27件、約870万円程度かかってございます。16年度が34件、680万円。平成17年度が8件で200万円程度。18年度、19年度はちょっとなかったように聞いてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 先ほどの最初の質問でも触れましたが、新宮市内で生活する市民の高齢化の進展、あわせてひとり暮らし世帯の著しい増加、特に熊野川・高田地区など山村部ではこの傾向が特に激しい、厳しい現状となっています。これまでは、市民みずから家の周囲や近辺の雑木や杉など樹木の伐採は行えてきましたし、地域の助け合いにより問題解決が図られてきたケースも多いと思われます。しかしながら、近年高齢化の進展やひとり暮らしの増加、また去年は10月に大きな風台風がきました、ことしはゲリラ豪雨なんかも頻繁に起こっています、自然環境の変化など自助努力だけではいかんともしがたく、地域で生活していく上で風倒木の危険性や日照の観点、そういった面からも、山村地域を存続、維持させていくためにはこのような補助制度を復活させるべきではないかと、私、考えるんですが、いかがでしょうか。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 いろいろと、そのような御指摘なんでございますけれども、一応こういった事業につきましては、先ほども申しましたけれども経過措置があり、それが一応終わりましたということなんで、事業としては終了してございますので、私どもとしては、事業を再開するというふうなことはただいまのところ考えてございませんが、問題的に議員もおわかりだと思いますけども、一応民民というふうなことにもなってございますし、いろいろな面が多く含まれていると考えてございます。ですんで、市行政が中に入っていくというのはなかなか難しい面もございますけれども、ただこれまでも私どもの課だけではなく、管理課等、いろいろな課でもやってございますけれども、いろいろな個々の方々から、先ほども言いましたような支障木等も含めましていろいろと御相談を受けてございます。それにつきましても、いろいろとそれぞれの課で対処させていただいてございますので、今後もそういった方向でやらせていただき、いろいろな面で関係各課、どのようにしてやっていけるのかというふうな協議しながらでも進めていきたいと考えてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 今、課長のお答えにもあったように、確かに民民、個人対個人の所有、同一の所有者であればこれは何ら問題がないんですが、境界があって所有者が違う、そういったところになかなか行政として、役所として関与していくのは難しいということもよくわかります。ただ、その持ち主自体、所有者自体が不在地主となってしまっていたり、所有者の子供さんの代になられても都会に行ったまま全然こちらの状況を知らないなんていうケースも多分にふえてきたわけです。そういった際には、なかなか個人で現在の所有者がどこに住んでおられて、どういった連絡先なんかということをつかまれることは非常に難しいんじゃないかなと、私は思うわけですね。なかなか、すべてを解決するまではいかなくても、少しコーディネートの努力等々は何とか助けてあげられないのかなと思います。

 本当に、限界集落問題が大きく取り上げられ、また林業施策の充実も問題提起されています。ただ、この林業施策の場合は、ある程度の規模の山林に重点が置かれて、なかなか小規模の山林の所有者等々には机上の空論になりがちで、現実の山村地域の生活環境を守る視点には欠けています。熊野川や高田地区の集落周辺は、本当に小規模所有の山林や昭和30年代の国策の林業施策に基づいて杉、ヒノキを植栽しました。山林の資産価値が高かったために、家の周囲の田畑まで本当にぎりぎりまで、際まで植栽を行ってきたという現実があります。ところが、現在この杉などの資産価値が暴落して、全くと言っていいほどの価値がなくなってしまいました。それらが、いわゆる放置林となって、何ら魅力のあるものではなくなってしまっています。また、なかなか高齢化の進展や子供さんが都会に出ていっておられる等の関係もあって、耕作放棄地なんかもふえてきています。それにあわせて、きのう杉原議員も取り上げられていましたが、獣害、こういったことも山村の集落にとっては大変大きな課題となってきております。こういったことを解消していくために、これ岩手県の盛岡市だったと思うんですけれども、その中間地帯、田畑と山林の中間の地点、これが今は本当に杉林、山林と同様な形になっておったり耕作放棄地で荒れ放題になっている。そういったところの樹木の伐採や草刈りなどは行って、里山地帯とは言わないまでも緩衝地帯を設けて、野原といいますか、里山の復活、保全を行って、獣害対策にも役立てている。本当に、そういうことを、集落を存続、維持していくためには必要不可欠ではないかと思いますが、これも少し市の施策として考えていくべきではないかと思いますが、当局のお考えはいかがでしょうか。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 確かに、議員おっしゃるとおり、高田地区とか、いろいろそういう問題は起こっております。そこで、私ども、獣害対策等につきましては、市の中にまた特措法に基づく協議会も立ち上げておりますんで、獣害対策には十分協議会で検討しております。そして、また市有林の伐採につきましては、当課の担当してる市有林につきましては伐採は必要な限りしておりますが、民有林等については行っていないのが現状でございます。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、先ほど申し述べた点の、今後研究、検討を進めていただきたいと思います。



○議長(奥田勲君) 

 質問中ではありますが、10分間程度休憩いたします。



△休憩 午前11時03分

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△再開 午前11時20分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 10番、上田議員。



◆10番(上田勝之君) (登壇)

 休憩前に引き続き質問を続けさせていただきます。

 先ほどの高齢者の対策の観点のところで、福祉委員としても三栗議員がいろいろ活躍をされているというお話を休憩中にお伺いしまして、体操なんかインストラクターも務めてられるんで、ぜひPRせよと先輩言われておりまして、いろいろ開催もされておるようなんで。

 本当に、福祉委員は多分社会福祉協議会から委嘱を受けるんじゃないかと思うんですけれども、町内会長として、皆さんそれぞれに活躍をされている方もいらっしゃいますし……。



○議長(奥田勲君) 

 私語は慎んでください。



◆10番(上田勝之君) 

 たくさんの我々議員ももちろん同様に、市民の方々とともにそういった活動をされているということで、本当にこれが協働のまちづくりの一環なのではないかと、私も考えます。ぜひ、紹介しておけという御指示がありましたんで、紹介をさせていただきたいと思いますが。

 少し、先ほどの質問の続きに戻ります。

 これも、放置林に関してなんですけど、市道を初め、道路沿線の杉、ヒノキなど樹木が成長して、成木といいますか、かなりの大木になってきていて、枝が張って道路の上部まで張り出してきている現状があります。これらの山林も、先ほどのお話にもありましたが、民有林、個人の持ち物、私有林でありますんで、本来はその所有者が枝打ちなどの手入れを行なわなくてはならないのですが、先ほどの質問でも取り上げさせていただいたように放置林と化し、林業の補助施策にも該当せず、地域住民や市民の交通の安全対策上危険な箇所が散見されます。少なくとも、トラックなどの大型車が通行する際に危険性を感じさせず、道路周辺が明るく感じられる程度の樹木の枝の伐採などは、道路の維持管理の観点から対策を講じるべきではないでしょうか。いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 勢古口管理課長。



◎建設農林部管理課長(勢古口博司君) 

 管理上支障となります樹木等の伐採につきましては、まず民地であれば土地の所有者並びに管理をされてる方を調べまして、状況を説明して、枝打ちや伐採等についてお願いしているところでございます。ただ、いろんな事情がございまして、それが困難という場合もたまにありまして、そういう場合につきましては私どもでできる範囲内で枝打ち等を、それは管理上の観点から私どものほうでさせていただいております。



◆10番(上田勝之君) 

 御努力いただいてる点は、よく理解します。そういった点、もう少しさらなる充実を図っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 これも、次の質問も、以前に提案させていただいた熊野川・高田地区のバス、公共交通の確保の問題。

 当局の関係各課の協議の経過は、その後どのようになっているのでしょうか。特に、口高田地区への公共交通の確保の見通しの実現はいかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 岡商工観光課長。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 庁内各課の検討会議の状況でございますが、現在商工観光課のほうで熊野川・高田地区のほうの聞き取りといいますか、交通の懇談会を催しておりますので、その関係で庁内の検討会については会議のほうは開いてございません。



◆10番(上田勝之君) 

 今後、その充実といいますか、見通し等はいかがですか。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 議員お尋ねの口高田の件につきましても、先般10月下旬後、高田地区の役員の方々から御意見をいただきました中で、やはり口高田のほうを最優先にという御意見も伺っておるところでございます。その中で、路線バスの延長等々につきましては非常に難しい問題もございますので、それらにかわる案を考えて、研究しているところでございます。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、その研究、検討を進めていただいて、早急に実現を図っていただきたいものと考えますので、よろしくお願いいたします。

 さらに、交通結節点、平たく言えば中継点についての提案なんですけれども、先ほどから何度も申し上げていますように高齢化の進展、ひとり暮らしの増加により、山村部の交通弱者対策が急務になっています。特に、熊野川地区においては合併して新宮市になって、市民、住民の気持ちの感じ方として、悪くなった、不便になった、合併しなかったほうがよかった等々と思われることのないような施策を打っていく必要があります。そのためには、山村対策に、もっと地域住民の視点を取り入れた施策を講じていく必要があるのではないでしょうか。この熊野川地区、例えば能城山本から赤木地区への林道平瀬線の開設やこれまで観光振興など、さまざまな対策を提案し、それが実現に向けて動き出しています。これらの諸施策を早く実現させ、地域の方々に、合併してよかった、よくなったという実感を持ってもらえるような事業を展開すべきではないでしょうか。

 そこで、私、行政局の活用をぜひ市の重点施策として御検討をいただきたいと思います。

 熊野川地区は、川丈線国道168号線を中心線に、赤木、小口方面や宮井、四瀧、九重、玉置口、嶋津方面、敷屋、篠尾方面と四方に広がりを見せています。これらの各地区を結ぶバス路線を初めとした交通対策の一環として、行政局を結節点や中継点として有効活用すべきではないかと考えます。診療所や歯科、警察や消防、救急、郵便局やAコープなど商店が集まる熊野川地区の核として、まちの駅的な活用方法を考えられてはいかがか。川丈線の熊野交通などのバス路線から各方面への中継地点として、さらにはタクシーなどの待機場所として事務所なども誘致し、特に高齢者を中心とした待ち時間の有効活用と健康面の対策を合わせ持つ、さらに行政機能のワンストップサービスなど利便性の向上を図っていくべきではないかと考えますが、当局はこの提案はいかが感じられますか。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 熊野川行政局につきましては幹線ルートの拠点ということで、各地区を結ぶルートの構築というものは当然必要になってくるというふうに考えてございます。その中で、短期、中期、長期の部分で、いろいろな交通政策を考えていく必要があると思っております。

 先ほど御質問いただきました高田も同様でございますが、今交通の空白地域につきまして、それら早急に何ら対策できる方法はないかということで、現在嶋津、それから畝畑には行政バスを走らせております。それらをさらに活用する中で、交通弱者対策をとれればいいかなというふうにも思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 もちろん、交通弱者対策ということも当然御検討をいただきたい。ぜひ、熊野川地区の市民にとって、行政局に行けばすべての情報と利便性が確保されるという安心感と、便利になった、よくなったという実感を持ってもらえるような施策を実現されたいと考えます。

 企画調整課なんかでは、課長も熊野川のお住まいだとは思いますが、この点についていかがお考えでしょうか。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 議員御提案のいろんな機能を持たせたようなことについては、具体的にはまだ検討しておりませんけれども、総合計画の中で熊野川定住交流センターの設置、運営というふうに位置づけておりますので、それの実現に向けてそういった機能も持たせることも一つなのかなと、今は思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 特に、行政局の建物は新しく、大変立派な施設でもあります。周辺には、そういった公共施設や診療所等もございます。本当に、以前は熊野学研究センター等の誘致等々いろんなお話がありましたけど、立ち消えになったり、変更になったりということがあります。この行政局の施設を有効活用しない手はないんじゃないかなと、私は考えますので、ぜひ熊野川地区の市民にとって、安心感と利便性、よくなったという実感を本当に持ってもらえるような施策の実現に向けて御検討を始めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 続いて、文化複合施設の周辺の景観整備ということでお尋ねをいたします。

 さて、文化複合施設は平成24年春、現在の丹鶴小学校が新しい千穂小学校へ統合し、移転した後に建設に取りかかります。この文化複合施設は、市民会館にかわるホール機能と図書館、そして熊野学研究センターといった施設が検討されています。いずれも、これまでの公共施設の更新に合わせ、中心市街地の再生と市民あるいは近隣の市町村の住民の方々、そして遠来からの交流人口の集積地を目指して整備を進められているものと思います。

 ただ、現在我々市議会に示されるのは、施設の建物の計画の概要ばかりであり、その建設費の財源に議論が集中しています。もちろん、財源の議論は大変重要です。市の財政負担のこともあります。それとともに、施設規模の議論は重要であります。しかしながら、その施設の中身、交流人口を集める集積地たる魅力をどうつくるのか、その交流人口のマーケティングといいますか、どういった方々やどういった階層の方々をターゲットにされるのか、そういったことについて検討は進んでいるのでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 中岡教育部参事。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 私どもも、マーケティングと申しましょうか、二次調査等の中でWEB調査も行っております。首都圏、それから中京圏、関西圏の在住者を主な対象者としまして2万人の予備調査を行いました。その中で、本調査をしたのは400人でございますが、過去5年間に熊野三山を訪れた方とか、こちらのほうを訪れた方を対象にいろんな調査をしてございます。その中で、来られた方々がどういったものをこの地に求められてきておるか、そして何が欠けておったかとかというようなものも少しずつわかっております。その中で、一つ大きくありますのは、土産物屋とか食べ物さんが余りないと、それとともに熊野ゆかりの文化財とか遺構が見れるようなまとまった施設がないと、そういったお答えが40数%ございました。そういった中で、そういった方々を対象に、例えば文化複合施設の中で特に熊野学センターにつきましては、特に研究者のための研究施設ではなく、大きく間口の広い取り組みをする中で、たくさんの遠来のお客様にも来てもらえるような施設づくりに励んでいきたいと考えてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 総論的にはそうなんだと思いますが、そこにどう焦点を絞っていくかということが大事なのではないかと、私は考えます。例えば、それは一般的な物見遊山的な観光客、あるいは速玉大社への本山参りといいますか、参拝者の方々なのか、またはですね、これは9月議会でしたか、榎本議員なんかが取り上げられていた熊野大学といった、いわゆる知的欲求を満たすような、少し学びたいであるとか、そういった方々の階層にターゲットを絞っているのか。そういったことが、この施設に関して、新宮に交流人口を集めていく上で大きなアイテムになるのではないかと、私は考えます。また、そういった中核的施設として文化複合施設を考えるのであれば、市内各所、特に速玉大社へ向けて人の流れをどのようにつくっていくのか、そういったことは検討されているんでしょうか。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 総合計画を策定するに当たりまして、新宮市の課題として中心市街地の再生ということが上げられてるんですけれども、その中で図書館、それから文化ホール、熊野学センターをコアにしてまちなかににぎわいを再生するような施策を打ち出していくという中で、庁内で今中心市街地への活性化ということでまちなか再生の検討会というのを立ち上げて、今検討をしている状況です。



◆10番(上田勝之君) 

 その辺の取り組み状況が非常に見えにくい。どういったことを市当局は市全体として考えられているのか。市の中心市街地の再生を図っていくためには、やはりその中心的機能を持たせる文化複合施設であったり、ただ文化複合施設の施設だけができてあとは考えていない、まあ、これから検討が始まるとの御答弁がありましたけども、そういったことを一体的にやっていかないとまちの魅力というのがふえていかない、そして訪れる人にも魅力を訴えられない。

 ただ、私、その中で、いわゆる視覚的に見るという観光だけではなくて、やっぱりこれからは学びたいであるとか、いわゆるシニア層の少し知的欲求の高いような階層なんていうのは、この熊野の地というのは大変魅力ある土地ではないかと思うんですね。だから、常に何らかの講座を打っているであるとか、小規模な講座を常に開催してあるだとか、非常にほかにない魅力を存分に持つまちだと思いますので、そういった点をもっと充実させていく方策なんていうのを考えていただけないものかなと思うわけです。

 文化複合施設の完成予定というのが平成26年度、つまり平成27年の3月末ごろまでには完成させるという計画です。その完成予定時期に合わせて、まちなかに人の流れを形成していくような仕掛けを考えなくてはなりません。よく、市民の方々から、本宮のような門前町のようなまちを形成しないのか。新宮、何で取り組まないんだといったようなおしかりも受けることもあります。本宮のような門前町スタイルがいいのかどうかは別として、もちろん財政的な負担のこともあります。ただ、新宮らしい風情を醸し出すような仕掛けは考えなくてはいけないでしょうし、本当にそれが、少なくとも速玉大社から文化複合施設の間とかは、その開館に合わせた平成27年3月ぐらいまでには、同じようにつくり出していかなくてはいけないんではないかと考えますが、それらの点についてはいかがお考えでしょうか。



◎企画政策部長(丸山修市君) 

 中心的な施設、市内に今核になるところ幾つか、今回その中心になる文化複合施設をつくるわけですけど、やはりよそから来てくれる人は、新宮来たらやはり日常味わえない異空間、旅人が求めてくるというのは、新宮へ来て新宮らしさを非常に感じられるような、旅人の気持ちをくすぐるような新宮らしさの空間の創設。やっぱり、これはまちなかを歩いてもらうアイデアをどうするのかと、そういうことだと思います。それは、まちなかを歩く楽しみの創設をどうしていくのかと。そういう中では、新宮の昔から歴史にある城下町風であったり、門前町風であったり、そういうような街路形成も必要でしょうし、また新宮2600年の歴史ある古い新宮物語、ストーリーをどうつくっていくのかと、そういうストーリーを求めて旅人は来ると思いますので、当然まず人が歩けば商店も進出していただけるわけですけど、まずそこは並行して議員おっしゃるように、施設整備とあわせて、そういうのをつくってからではなくて、徐々にそれにあわせてできるところは整備していくと、そういう格好で現在まちなかの整備の検討会も立ち上げておりますんで、議員皆様の意見も聞きながら、いかに魅力ある、旅人が楽しく回れるようなまちにするかということを検討してまいりたいと考えてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、今丸山部長お答えいただいたような点、少し総論的な部分から各論に詰めて、一つ一つ実現させていく、それも特に平成27年3月ぐらいをめどに、文化複合施設の開館とともに、すべてはそれはなかなか時間的、財政的なものもありますからかなえられないかもしれない。ただ、中心的な部分というのは、そういった整備を少なくとも進めていかなくてはならない。そして、それによって交流人口を増加させ、その効果を最大限に市民に還元する。本来は、本当に交流人口の滞在時間を延ばして、本当に市内各所への回遊性を高めて、中心市街地へ、そして市民の皆さんへ、経済的な恩恵を還元するというような方策を市全体として取り組んでいかなくてはならないんではないでしょうか。それが、市長のマニフェストにあった雇用をつくっていったり、所得倍増とはいかないまでも、本当に所得の機会を与えたりする大きなチャンスであるはずなんですね。そこに早く取り組んでいかないといけないんではないかと考えますが、市長のお考えはいかがですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 本当に、そのとおりだと思います。

 また、この観光産業の発達によって雇用の創出が実現しますし、所得倍増を目指して何とか良質な仕事をふやさなければならないと思います。

 先ほど、議員さん御提案の、複合施設ができた暁には、いろんなセミナーとか新宮らしい文化をというお話の中で、今非常に私も思ってるのは、日本人の観光はこれまで景色見たりとかが中心だったんですけど、今は自分のためになるところへ行きたがるということをこの間教えられましたので、そういうまちづくりをやっていきたいなと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 本当に、今市長お答えいただいたように、本当にそういった目的を持った交流人口というのが、今日本人のニーズに本当に多くなってきていると言われています。そういったところを着実につかんでいく、その要素はこの熊野・新宮地域には本当に存分にあると思うんですね。そういったところの魅力を高めるためにどうやっていくか、そこの各論の議論を本当に、我々議員もそうですけれども、本当に進めていかなくてはならないと思います。

 あわせてといいますか、重ねてなんですけども、具体的な点についても少々お尋ねをいたします。

 文化複合施設周辺の景観整備といいますか、風情を創造することも、私は、重要なんではないかと考えています。端的に言えば、例えば市民会館前の歩道橋、これはどうなるんでしょうかね。この歩道橋は県道上にあり県の所管施設ですが、現在市民会館でイベント開催時には市の職員さん方や警備員の方々、歩道橋直下の横断歩道で交通整理を行っている。とってもナンセンスな状況にあります。バリアフリーの観点からも、景観上からも、歩道橋を撤去し、交通安全対策上、これもまた信号機の話なんですけど、信号機の設置など必要なんではないかと考えますが、これらの点についてはいかがですか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 市民会館前の交差点につきましては、歩道橋、約40年前に設置されたような経過があります。当時と、今もう交通形態とか通行関係とか、そしてまた道路の交通安全施設としての役割とか、そういう面でもいろいろと当時とはちょっといろいろと変わってると思いますんで、今後ここは県が管理してますんで、県と一度協議していきたいと考えております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、その点については協議を進めていただきたいと思います。

 また、この中心市街地を形成する市域には街路灯がたくさんついております。国道42号線は、電線地中化に伴う景観整備により、大橋から橋本までオレンジ色のガス灯風の街路灯は国土交通省が設置していただきました。あるいは、登坂や伊佐田なども、これもガス灯風タイプの街路灯を市が設置しています。また、拡幅なった池田からJR新宮駅までの間は県が設置しています。商店街振興組合が組織されている谷王子などは、和歌山県の最後の補助金によって自主財源を伴いながらも更新、整備されました。現在、街路灯が旧来タイプのまま、いわゆる笠つきの昔の商店街風のタイプのまま残されているのは、自治会組織で設置している新町や横町や、あるいは徐福公園の前の駅前東通りなどであります。これらのタイプも、ぜひまちの風情に合わせ、ガス灯風といいますか、設備更新を図るべきではないかと考えます。もちろん、自治会の自主財源も必要ですし、何らか地元の自助努力というものも必要になってまいりますが、経済産業省の中小企業庁の景気対策として、さきの国会で補正予算においても地域商業活力向上事業など、こういった街路灯の整備や中心市街地の再生等について補助金が活用できるようになっています。しかしながら、これは商店街振興組合などが組織されていなければ補助対象とはなっていかないんです。中心市街地に立地する自治会組織に対して、何らかの補助施策を考えていく、あるいはその補助施策、国・県等の補助施策に該当させるようなことも必要なんではないかなと思っております。そういった意味では、これは額は少し違うかもしれませんが、谷王子が灯籠を整備したようなコミュニティの補助施策を活用することや、あるいはそういったことを、なかなか一般の市民の方で、自治会の組織の方なんかでは知り得ない部分を情報を提供したりして、まちの風情を醸し出すような整備というものも必要になってくるんではないかと思いますが、そういった点、コミュニティの補助金なんかの活用なんていうのは街路灯の整備には活用できるんでしょうか。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 街路灯はコミュニティ助成事業の対象となると思います。

 ただ、県下での件数が約3件であるとか、あと新宮市、このところ連続してやらせていただいてるとか、そういった面があります。

 もう一つ、行政刷新会議の事業仕分けの結果で、廃止あるいは見直しという結果が出てますので、そのあたりもちょっと不透明な部分があると思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひですね、確かに事業仕分けで廃止、見直しとなっているというんでは、ちょっとどうなっていくかということはつきまといますけれども、そういった外からのお金を活用して、国や国の外郭、あるいは宝くじ等々の外のお金を活用して整備を図っていくといったことも、本当に新宮市にとってはそういうことの積み重ねって本当に大事なんだと思いますし、いろいろなことを活用して新宮市にお金を持ってきて、新宮市内の業者さんで活用して、働く場もつくっていく、そういったようなことも本当に必要なことだと思いますんで、ぜひそういった、まあ、新宮市連続しているからとか、なかなかそれは厳しい状況かもわからないですけれども、一遍にたくさんというのは、毎年毎年うちに、新宮市に使ってくれ、新宮市に使ってくれというのは厳しい状況かもしれないですけど、そういったことの努力も重ねて、ぜひ新宮のまちの整備とあわせてそういった活力を生み出していく、こういったことを、ぜひ検討をお願いいたします。

 ちょっと、時間がなくなってきて申しわけないんですけど、急ぎ足で……。

 最後に、市長マニフェストについて少し細かくお尋ねをしたかったんですけれども、時間の都合で……。

 はい、ちょっと最後だけ。

 実は、小学校、中学校の給食問題というのが、一番大きなマニフェストの焦点だったように、私、思いました。ただ、こういった施策を実行していく、小学校の給食の無償化、あるいは中学校の給食の是非、こういったことの必要性に対してきちんと理由づけをする必要が、私は、あるんではないかと考えるんですね。つまり、例えば中学校の給食の実施については、中学生の食生活の実態でありますとか、例えば朝食をきちんと食べて来ているか、昼食は学校外に食べに行ってる子供どんだけいるのか、あるいはそのまま午後は授業をエスケープしてしまうような生徒はどれぐらいいるのかとか、やっぱり学校内できちんと食育をしたほうがいいんじゃないか、そういったような実態調査をぜひ行っていただきたいと思うんですね。そういった中で、本当に必要なのかどうなのかという議論ができるんだと思いますんで、そういった点についてはいかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 平見教育部次長。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 学校給食につきましては、市長からの命を受けまして中学校給食について協議してございます。市内にありますPTA連絡協議会、これは市内の小中学校の育友会の正副会長さん、それから学校長が入った会議があるわけなんですが、そこでも協議をしていただいてるところなんですが、賛否両論ありまして、学校給食、中学校給食を実施してほしいという方もありますし、一方で、小学校まで給食してきたんで、せめて中学校だけは自分の子供の健康管理をしてあげたいというようなお母さんもおられるということもあります。

 現在、協議してるところなんですが、先ほど議員言われましたように中学校給食について協議する中で、昼、自宅へ帰る子供さん、数字的にいいますと、昼休み帰宅する子供さんなんですけども96名、これは859人中96名、11%程度の子供さんがおられます。ただ、そん中で、言われましたように、戻ってこないと、学校から自宅へ帰って戻ってこられないという子供さんも多少おるようには聞いてますけども、その場合は教職員が家まで連れに行って戻ってくるというようなことをしておるようです。

 ですから、給食をやることによって、本当にカロリー計算された食事が食べられる、それから朝、朝食をとらずに来る児童生徒もおるわけですけども、やはり5%程度おられます。やっぱり、早寝早起き朝御飯というテーマで教育委員会、進めておるわけなんですけども、そういう実態もございますので、十分協議を進めながら、やるとすればどういう給食をするのか、いつからするのか、そういったことも含めて来年度ですね、1年かけて協議していきたいなというふうに考えております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、そういった点、例えばお昼、自宅へ帰って食べる、本当にその子供たちが本当にきちんと昼食を、お昼の食事をとっているのか、ひょっとしたらお菓子だけで済ませているとかいろんなケース、結構多いんですよね。それで、家庭環境やひとり親家庭の増加等々、さまざまな要因が考えられます。本当に、子供たちの育ちを考えるという視点に立脚して、中学校の給食とかを御検討いただければと思うんですけども、最後にですね、今回の質問では市長マニフェストについて全般的に伺おうと思ったんですけど、ちょっと時間の関係上難しくなってしまいましたので、私は、高齢者対策や文化複合施設を含む中心市街地の再生、今お尋ねした小中学校の給食問題等をお尋ねしました。本当に、いずれの課題にも、私、共通してる部分はあると思うんです。それは、本当に柱になる考え方をどうつくっていくかなんです。新宮市というまちをどうつくっていくか、市民のためにどういう仕事をしていくかを本当にきちんと議論した上で、そのことによる各論として、例えば小学校の給食の無料化や中学校の給食の是非、あるいは文化複合施設を含む中心市街地の再生、高齢者対策においてもしかりです。何のために一つ一つの施策を実施するか、その基本的な考え方をしっかりと立てることが必要なんではないかと思います。私は、小学校の給食の無料化や中学校での給食の検討、また市長のマニフェストの中では学童保育への補助増額や子供たちが安心して遊べる大型施設等々、子供たちの食育や子育て家庭への経済的な支援といった個々の効果を言う前に、新宮市全体で子供たちの発達、育ちを支えていくという政策の基本的な考え方、大きな目的をはっきりと持つことが大変重要だと思います。本当に、高齢者対策でもしかりであり、文化複合施設の整備も含めた中心市街地の再生による経済的な復興を目指すということも同様であります。すべての市の施策は、市長がおっしゃられるように市役所は市民のために役に立つところ、市政は市民のためにという、本当に根本の理念から派生させた基本的な考え方をきちんと我々も議論することが大変重要ではないかと思いますし、議論を尽くして実行、実現して、よりよいまちづくりを目指していきたいと考えております。

 以上で一般質問を終わります。



○議長(奥田勲君) 

 昼食のため午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午前11時57分

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△再開 午後1時00分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

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△田花操君



○議長(奥田勲君) 

 6番、田花議員。



◆6番(田花操君) (登壇)

 それでは、一般質問をさせていただきたいと思います。

 私たちの任期も余すところ4カ月となり、今議会を入れて3月議会の2回となりました。まさに、新宮市が厳しい財政状況を踏まえ、職員の定数や給与等の削減が行われるなど、いわゆる集中改革プランを強力に推進している中で、今議会におきまして、私ども、議員定数を削減しましたことは、これからより一層の行財政改革を進めるに当たり議会みずからその範を示すことになりましたことは、皆さんにある程度の評価をいただけたのではないかと思っております。

 少し、項目が今回も多いかと思いますが、通告順に従いまして一般質問を行いたいと思います。

 まず、1番目の、災害に強いまちづくりの中で、1点目の台風18号による倒木被害とその対応について、少しお聞きしたいと思います。

 私も、あちこちの山歩きに行きますが、昨年の台風により倒れた木がいまだに放置され、山は荒れたままとなっている状況を目にします。そんな中で、千穂ヶ峰遊歩道の復旧につきましては、ようやく整備のめどが立ってまいりました。これも、ひとえに森林管理署初め、環境省、和歌山県振興局、そして市当局の御配慮、御尽力のおかげであったと、この場をおかりして心から御礼を申し上げます。特に、市長には、千穂ヶ峰の件について御配慮いただきましたことは、まことにありがとうございました。

 さて、台風18号の通過により、市内一円に及んで住宅家屋の損壊や倒木が相次ぎ、山間の地域では長時間の停電による生活を余儀なくされ、大きな被害をもたらしておりました。山林被害につきましては、特に民有林の倒木が手つかずとなっておりますが、これらの倒木の処理等につきましての災害復旧は、やはりあくまでも個人の管理という形で、県の支援策等はないのが実態なんでしょうか。いかがですか。



○議長(奥田勲君) 

 津呂課長。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 県の施策につきましては採択基準等がございますけども、例えば熊野古道等沿線で倒木しているところというのは、保安林指定とかを行ったら県のほうで森林整備ということでやるというのはお聞きしてますが、その他についてはないと思っております。



◆6番(田花操君) 

 これも、何らかの支援策を県、国へ、この機会、訴えていくべきではないかというふうには思っておりますし、山歩きに行きますと、山の中で倒れたまま本当に無残な形で木が放置されてるのを見ますと、何らかの手当てを、個人の私有林であってもしていくべきじゃないかというふうに思っておりますんで、この点、県のほうへ強く働きかけをしていただきたいと思います。

 次に、地元の方から、以前も市道の管理の件でお話がありまして、先ほども上田議員から市道管理のことについて質問がありましたが、私がお聞きしてることの中で、もともと木が大きく、道路際の木が成長していて、大きく道路に覆いかぶさったところに、昨年の台風の影響でさらにこの木が垂れ下がって、本当に昼間でも薄暗いといったような状態であるところが見受けられておりまして、ふだんでも木の枝や木の葉が落ちて、地域の方々が車で行き来するのにも滑ったり、危ないような状況がありますという形で、特に木ノ川の奥へ行ったり、この砂羅の上のほうへ、余り地域の方々ぐらいしかふだん生活で通っていないといったところが残っております。これも、先ほどの質問の中にもありましたように、山林は個人の所有という形で、なかなか行政が手を出せてきてないというのが実態であろうかと思いますが、これもぜひ場所をまた言いますんで現地を見ていただいて、もう道路管理の限界を、私は、超えているんじゃないかと思いますし、ぜひ所有者と十分な協議をしていただきたいと思いますんで、要望をしておきたいと思います。

 先日、五新地区に住んでおられる方から、射矢ノ谷川の現地を一度見てくれませんかと連絡を受けまして、現地を見てきました。ここは、以前和歌山県が砂防事業を行ったところでありまして、その砂防事業によって整備された沈砂池の周辺につくられた道路が、昨年の台風以来倒木により危険なため通行どめになっているということであります。この地区は、もともと狭い道でありまして、救急車も消防車も入りにくいといったところにありまして、住民の皆さんは通れなくなっておるという中で、心配、不便をしております。ここは、現地も担当課のほうで見られたかと思いますけど、なぜ通行してあげるようにしてあげられないか、お聞きしたいと思います。



◎建設農林部管理課長(勢古口博司君) 

 この沈砂池というんですか、調整池のようなところにつきましては、議員おっしゃられますとおり国交省の名義で県が管理をしてるというところでございます。山側の道路も含めまして、また手前側の住宅のところの道路につきましても国交省の名義ということで、県が管理しております。

 山側の道路についての通行どめについてですが、先日県のほうにお伺いしましたところ、昨年の18号台風、これは21年の10月8日だったと思うんですが、同年5月末にちょっと雨が強く、暴風雨のときがあったらしいんですが、そのときにかなりの倒木があったという形で、それが5月の末ということで、6月に入りまして地域の町内会2カ所から非常に危険だということで、早急に山側の道路をとめてほしいという要望があったということでございます。そこで、その要望の中身は、道路としては奥のほうに入っていくと大変細くなっておりまして、救急車等の転回ができないということもございましたので、たまたま一番奥に県有地がありまして、そこを回転広場として同時に整備してくれないかという町内会等の御要望にこたえて、県のほうがその県有地を回転広場として設けまして、現在その手前の住宅側の道路につきましても整備をしておりまして、現時点では救急車、消防車等は十分回転できるような状態に整備させていただいてるということでございます。

 ただ、山側の道路ですね、ここはもちろんもともと狭いわけなんでございますが、ここにつきましては21年5月末のときの倒木処理以後に、これはやはり民有地ということで所有者の方に話をして、森林組合等を通じて整理されたいうのは聞いてるわけなんですが、やはり18号台風以降にも倒木があります。形状的にも、私も、確認しに行ったんですが、急傾斜の岩盤の上へ流木が何本も立ってると。そん中で、根こそぎ大木がずれると、はげるというような状態になっておりまして、現時点でも二、三本、急傾斜のところに残ってるような状態でございます。

 ただ、その処理についてはできないのかという話を県のほうにもお聞きしたんですが、それと同時に落石の危険がかなりあると。それを除去することによって、かなり落石のおそれがあるんで、現状ではちょっとそこ修復して山側の道を開通するというのは非常に危険だと。そのかわり、手前の道路については十分地区の住民の方に御不便を与えないような状態で整備をさせていただくということで、現時点に至っておるということでございます。



◆6番(田花操君) 

 今、詳しく事情を説明いただきましたけど、いずれにしても県があそこへ沈砂池という、あの地区の環境整備、そういう射矢ノ谷川への浸水を目的に整備しておきながら、その浸水のために地域の人が近寄れないといったような状態を、私は、放置しておるというふうにしか見受けられました。ぜひ、市長、一度地元の人は相当いろんな人に訴えてきてるらしいんで、市長、御存じじゃないですね、ここは。



◎市長(田岡実千年君) 

 一度五新の奥へ入っていったときには見たことがあります、池は。



◆6番(田花操君) 

 この池は見た、選挙で当然行かれたと思いますよ。こういうように、倒木で危険な状態で県が通行どめして通れないようにしてる実態いうのは、現地は見てないんですね。ぜひ、一度見て、県ともあろうとこが、私は、こんなところを放置しておくことが県の怠慢ではないんかなと、私は見て、今回一般質問でも、ぜひこれは市長にも訴えておかなければというふうに思いましたので、ぜひ一度現地を見ていただいて、県に早く、やり方は幾らでもあると思いますんで、ぜひ見て対応して、地元の地区の人が安心できるような、そういう対応をしていただきたいと思います。

 そのことを要望いたしまして、次に2点目の、9月15日の大雨による被害状況と、これからの対策について少しお聞きしたいと思います。

 去る9月15日、夜10時から11時にかけて、時間最大126ミリという猛烈な雨が降りました。まさしく、市街地に降った内水による浸水であり、床上浸水27棟、床下浸水375棟の家屋被害を受けております。深夜から翌日にかけて、当局の皆さんは、発生から被害の対応、そして現地調査に至るまで大変な事態であっただろうと思っております。近年の地球温暖化、異常気象が起こっている中で、全国で未曾有の自然災害が繰り返されております。今回の豪雨は、記録的な大雨として手のつけようもできない、仕方がないといったことであってはならないと思います。今回の問題点や課題などを十分把握していただき、今後どのような対策、対応を考えるべきか、今後への教訓にしなければならないと思います。まず、当日は市民の方から、発生から浸水まで市役所にいろんな電話、苦情があったかと思いますが、そういうものをまとめたものはございますか。



○議長(奥田勲君) 

 井上防災対策課長。



◎防災対策課長(井上登君) 

 市役所及び消防へ入った電話内容でありますが、通報としましては側溝からの水の噴き出し、それと道路冠水、それで住宅等への浸水などがあります。あと、問い合わせ、苦情としましては、市田川排水機場等のポンプの運転要請、さらには稼働状況の確認、土のうの要求、浸水防止のための車両の通行制限などがありました。



◆6番(田花操君) 

 そういう、本当にどういう地域からどういう電話が住民の方からあったとか、そういったこともぜひ分析をしていただいて、今後の対応にしていただきたいというふうに思いますし、そういう中では、助けに来てくださいといったような、そういう本当に非常な状態の電話はなかったですか。



◎防災対策課長(井上登君) 

 市役所のほうでは、その要請は受けておりませんが、助けてというのではなく、消防へ来てくださいというような要請があったものにつきましては、ほぼ10件ぐらいあったと聞いております。それについては、すべて対応したと聞いております。



◆6番(田花操君) 

 そういう中で、今回浸水被害を受けられた方の中で、私は、特に高齢者の方、あるいは身体障害者の方、こういう世帯の方はどれだけおられたか、教えてください。



◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君) 

 災害調査に関しましては、災害調査班ということで福祉課のほうで取りまとめしておりますので、私のほうから報告させていただきます。

 先ほど、議員さんおっしゃられました床上27件、床下375件ですけども、この数字はそれ以後の調査等で若干ふえてきております。最終的には、居住用の家屋床上が28世帯、床下が258世帯、居住用でない非住家が137世帯ということでございます。このうち、居住用の家屋で床上、床下浸水の世帯でございますけども286世帯、このうち65歳以上の高齢者の方がおられる世帯が197世帯、率にして69%でございました。また、人数につきましては全体で439人、これは居住用でございますけども、439人のうち65歳以上の高齢者の方が235人、率にして54%という状況でございます。

 また、障害者に関しましては、世帯主の方が障害者手帳をお持ちの世帯数でございますけども32世帯ございます。



◆6番(田花操君) 

 この障害者の今の数字の中で、障害者のいる世帯はこれよりも少しふえるということですか。



◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君) 

 そういうことになろうかと思います。現実的には、職員が調査回る時点で、障害者の方おられますかというふうな調査項目はございませんので、その時点では把握はできてございません。ただ、調査票に基づいて、後でその調査の中を調べた時点で32世帯ということでございます。



◆6番(田花操君) 

 ぜひ、こういった方が、よりこういう浸水に対して一番厳しい環境に置かれたんではないかというふうに思いますんで、先ほど言いました電話なりの、そういう市民からの話も含めて、ぜひこういった高齢者世帯、結構69%も高齢者の世帯が今回浸水に遭ったということの中では、十分な対応を、もっときめ細かな対応をしていく必要が、私は、あるんではないかというふうに思いますんで、身体障害の世帯も含めて、ぜひ防災対策をくれぐれも立てていってあげていただきたいというふうに思います。

 さて、浮島川がはんらんして、浮島地区、井の沢地区に床上浸水家屋が多く発生したと聞いております。私の知ってるここの方から、このときの模様について、急に床上まで水が来て畳が全部つかかってしまって大変でしたと、何とかならないのですかと。この方は、ポンプの運転が遅かったとも言っておりました。この浮島地区の浸水状況はどういう状況で発生したか、もし、簡単で結構なんで、教えていただきたいと思います。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 浸水状況でありますけども、側溝からあふれたりですね、そういう格好で、浮島川はあふれてはないんですけども、一応側溝へののみ込みとか、そこら辺が126ミリという、大変降雨強度の高い雨でしたんで、そういうふうなところで一応浸水が発生したような状況であります。



◆6番(田花操君) 

 この方の家のあるとこの浮島川上流部のとこ、ずっと見ますと、矢板護岸が家よりも1メートル80センチから1メートルぐらい矢板護岸が高い。それで、川いっぱいに流れると、必ずそこへ流れ出てる排水管から逆流して入ってきたいうて、この方は。

 やっぱり、逆流の防止措置なんかを県に、設置を市田川のように訴えていくべきじゃないんかなというふうに思いましたし、浮島川につきましても河川水位、いつでもわかるように水位のテレメーターとか、それから河川監視カメラなどの設置が、国の市田川のように必要ではないかというふうに思いました。いつでも、住民の方が、リアルタイムで河川の水位や河川の増水状況がわかるように、最低限でもこういう逆流防止も含めて県に、私は、設置を要望すべきではないかというふうに思いますけど、いかがですか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今、御提案されました監視カメラとか水位テレメーターですね、これについては県のほう、ちょっと私どももその後いろいろと協議していく中で、こういうことを今検討されてるというふうに聞いております。



◆6番(田花操君) 

 それで、インターネットとか、その情報はいつでも役所の担当課で常時監視できるというようなシステムにぜひしていただいて、役所が浮島川の危険な状態を察知したときには、地域の人に避難等の情報伝達をいち早くしてあげるべきではないかというふうに思っております。今言われました、考えておられるということなんで、ぜひ県に早くそういう対応をしていただくようお願いをします。

 次に、今回は市内全域にわたり、国道、県道を初め、ほとんどの道路が冠水したように聞いております。このため、通行できない状態で、市内は当然麻痺状態に陥ったかと思います。私どもの住んでる山際、大王地にかけての山沿いの浸水についても、今回は千穂ヶ峰の山水、そして速玉大社の周辺から、大王地から、一気に驚くほどの水があっという間に押し寄せてきました。私の家も、床上ぎりぎりでどうにかとまりましたけど、40年過ぎて住んでおりますが、今回の雨は初めての経験でありました。今言いました地域の水は、掘地の下水に流れ込んでいっておりますが、堀地下水の整備が今は中止の状態でありますが、整備が必要であるんではないかというふうに思っておりますが、いかがですか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今、議員おっしゃられてる下水路につきましては、神倉堀端都市下水路であるかと思います。この下水路につきましては、今千穂小学校、ちょうど北門のところまで整備が完了してます。そして、それ以後ずっと上流側に向かっては一応昔からの堀でありますんで、護岸の整備とか、そういうようなところで、維持管理に今のところ努めております。そして、同時にその区間について、上流に向かってのことだと思うんですけども、ここの区間につきましてはちょっと市街地で住宅が迫っておりますんで、工法的にも大変厳しい現場でありますんで、今行っている維持管理の中で、一応その排水が今回のことで厳しかったとこが、そこら辺は、のみ込み口とかそういうふうなところで箇所的に考えていくような格好でいけないかと考えておるような状況であります。



◆6番(田花操君) 

 よその町のそういう排水路を見ますと、うちのようにすべての道路にふたをかけている町いうのは余り見受けられてない。うちは、もう至るところ、道路にふたをするのが当たり前のような形でずっと今まできてます。結局は、このふたの手がかりのとこの部分からしか水が排水路へ入っていかないという形で、ふたの小さな穴だけでは、とても道路を、水が流れるのは当たり前であって、私は、できるところはふたを撤去していくべきじゃないんかと。それによって危険であるというのは、これはそこが危ないなと思っておれば、ふだんの生活の中では人間注意するんであって、そういったよその町、和歌山市へ行ってもそんなに、行った家の裏まですべてすべてふたをかけてるところはまずないと思います。うちの場合は、路地裏の至るところ、ふたがかけてあるのが当たり前のような感じで道路行政をしてきてるのを、やっぱり地域の人、住民の意識を少し変えていかんと、私は、最大の原因はふたをかけてるから、そこからせっかくの下の下水路へ水が流れ込んでいってないというふうに思っております。どうか、その辺研究していただいて、こういうことがモデルとしてこの地域でどうですかいうことあれば、うちの町内なんかも参画、ぜひしますし、モデルを。それで、浸水対策がこれだけ軽減されたと、道路冠水がこれだけ軽減されたいうことを役所としてもぜひ考えていっていかなければ、なかなか道路冠水は解決せんと思います。それから、国なんかが浸透性の舗装をやってますが、あれはもうほとんど最初は浸透性の舗装いうのはよかったということでやってますけど、結局は耐久力がないから、鵜殿の、紀宝町の国道もしかりで、せっかく高い金で、あれ普通の舗装の何倍もするんでしょう。だから、少しそういう、大変ですけど、皆さんで知恵を出して何とか考えられるように御検討いただきたいと思います。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今、提案いただきました案、いろいろな角度から、大変いい意見だと思います。

 私は、ふたにつきましては新宮市内、道路が幅員の関係あって狭いとか、そういう関係で、ちょっとでも交通安全上いうことでふたをかけてきた計画もあります。ただし、そんな中で、今御指摘のちょっとでもふたをかけないほうが道路排水がいいんではないのかということは、確かに雨水対策としては効果があると思います。ですけども、ちょっと交通安全上どうかということもありますんで、私どもとしてはちょっとでもグレーチング、網目の、そういうようなもんとかですね、先ほども申し上げましたのみ込み口をちょっと改良するとか、とりあえず今のところはそういうことを考えておりますんで、今御提案いただきましたふたについての撤去については、今の時点ではちょっと市民の皆さんの協力が得られるかというところもありますんで、今後の私どもの研究、できるかどうかという課題として聞かせていただきます。



◆6番(田花操君) 

 困難な問題があるとは想像しますけど、やってみると意外と地元の人はそれならと、案ずるより産むがやすしで、まずやろうとして進めていっていただきたいと。

 今回のこの浸水の中で、地元の方は市から2万円、県から5,000円の見舞金をいただきましたと言っておられます。先ほども言いましたように、やはり弱者という立場の高齢者の方や身体障害の方など、もっともっと手厚い支援を考えていってあげるべきではないかというふうに思います。今までいろいろお尋ねしたことも踏まえて、市長、どうですか。市長の御見解、お考えは。



◎市長(田岡実千年君) 

 まずは、災害に強い安心・安全のまちづくりをすべきでありますし、また実際災害起こったときには、今議員おっしゃられたように床上で2万円のお見舞金をお支払いさせていただいておりますが、今後どういう形でそういうことをまた充実していくかということは、研究していきたいと思います。



◆6番(田花操君) 

 本当に、床上浸水して畳がびしょぬれになり、この方なんかでも言ってましたけど、せめて畳代の半分ぐらいでも欲しいぐらいやいうて怒っておりましたんで、のど元過ぎれば何とかではなく、水害対策に本腰を入れて取り組んでいただきますようお願いして、この項を終わります。

 それでは、2番目の、子育て支援についてお尋ねいたします。

 この件につきましては9月議会での続きとなりますが、時間の関係もありますんで簡単にお聞きしたいと思います。

 本年3月、これからの5カ年計画として、新宮市次世代育成支援後期行動計画が策定されています。この計画を、ぜひ絵にかいたものとしないよう、子育て家庭や次世代を担う子供に対する支援策を積極的に推進していかなければならないというふうに思います。残念ながら、この種の計画といいますか、こういった計画の中には、財政面からの考えが一向に入っておりません。行政がつくるこういった計画には、財源を考えてたら計画がつくれないということもわかりますが、いざ施策を実現しようとしますと、予算が伴う話でありまして、表には出せなくても内部では計画とともに財源の見通しを立てていかなければ、何の意味も、私は、立たないというふうに思いますし、計画どおりに実現するのはやや不安、心配を抱いているところであります。

 さて、一つ目の、義務教育就学医療費の助成についてでありますが、前回お尋ねしました乳幼児医療費の助成制度は就学前までの医療費の助成であります。これは、小学校、中学校の児童が病院等で受診した場合の医療費のうち、保険診療の自己負担分3割の一部助成しているということであります。ほかの自治体などでは、子育て支援の一環として、義務教育の就学医療の助成をしてるというふうに聞いております。前回、投書の方の意見について御紹介しましたが、このお母さんも、せめて3人の子供がいる中、3人目だけでも無料化をしてほしいと訴えており、それに要する費用はどうですかと言いましたら、約4,800万円の予算が必要という答弁でありました。この件については、新宮市単独ではなかなか無理かというふうに思いますし、子育て支援という立場から、これも県に訴えていくことが必要ではないかというふうに思っております。ぜひ、義務教育の就学医療について、お母さんの、親御さんの負担を軽減するといった意味で県に助成を訴えていくというふうに思いますが、いかがお考えですか。



○議長(奥田勲君) 

 葛原子育て推進課長。



◎子育て推進課長(葛原勇君) 

 前回の答弁で、小学校卒業前まで助成すると4,800万円の予算が必要でございますと答弁させてもらってます。その前に、その4,800万円のほかに、まだ現在就学前までで3,200万円ほど支出してございますので、合計8,000万円近くの予算が必要になってくるかと思ってございます。

 県につきましては、少子化対策とか乳幼児の健康育成のために、乳幼児医療費助成の対象を就学前6歳まで行ってございます。しかし、県につきましては、これ以上その年齢を拡大しないという状況でございます。教育、育児と並んで医療につきましては、子育て家庭にとって非常に切実な問題でもございますので、助成の拡大を考えていただけるように、機会があるごと要望はしていきたいと思ってございます。



◆6番(田花操君) 

 県の心配の以前に、我々の地域の少子化の中で、子育てをどうするんかいうことを県へ強く訴えていっていただきたいと思いますし、ぜひ県要望を毎年やってる中で、市長、こういうことも、福祉のこういうソフトいいますか、こういうことも訴えていくべきかと思いますんで、十分内部でも検討して、県へ制度を考えるように訴えていっていただきたいと思います。

 次に、妊婦無料健診の件でございます。これは、もうほとんど無料化、国が言ってます14回の無料化が実施されてるという形で、これは来年度も引き続き行われるということですかね。



○議長(奥田勲君) 

 萩原保健センター長。



◎保健センター長(萩原智君) 

 国のほうも、23年度も引き続いてこの制度を延長するということになりました。

 以上です。



◆6番(田花操君) 

 国から、無料化のために地方交付税で市の受け持つ部分についてきてるということで、他の自治体はそれをほかへ財政難で使ってるということを何かで見ましたけど、うちはそんなことはないんですね。



◎財政課長(向井雅男君) 

 妊婦健診の交付税措置でありますが、これにつきましては、妊婦健診の公費負担につきましては先ほどもあれなんですが、平成21年度に5回から14回に拡充をされております。この拡充される前の5回については市負担の全額交付税措置、あと拡充された9回分についてはその2分の1が国からの補助金、そして残り2分の1が市負担分となりますが、それも交付税措置というふうになってございます。ただ、この交付税措置でいただいた分については、単なる、この事業につきましては、地方交付税を算定する項目の一つということでございますので、地方交付税そのものは一般財源として全体の中で活用してございます。ただ新宮市は妊婦健診を、ただいま保健センター長が申しましたとおり14回、来年もことしも実施するということでございますので、当然新宮市では、14回分を公費負担の一般財源として充当していくという考え方で結構かというふうに思ってございます。



◆6番(田花操君) 

 ここで、もう1点だけ、公費負担限度額いうのがありますけど、これはもうこの診療を受けるとこの額で皆さん健診を受けてるということですか。



◎保健センター長(萩原智君) 

 妊婦健診につきましては、現在14回分、公費助成をしております。14回分の合計で8万8,590円でございます。この助成金の金額につきましては、県と県医師会が協議の上、県内市町村で統一された金額でございます。医療機関によって検査費用が多少違いますので、助成額との差額は本人負担となります。ですから、本人負担が少しはあるということでございます。



◆6番(田花操君) 

 これは、県外でもし受診した場合も、これは和歌山県での統一で、県外から里帰りした場合はどんなになるんですか。



◎保健センター長(萩原智君) 

 その場合は、償還払いという格好になります。



◆6番(田花操君) 

 それでは、次に、保育行政についてお伺いしたいと思います。

 自治体の子育て支援の取り組みは、保育行政にあらわれるとも言われております。保育所が整備されていると、ワーキングマザーにとってはもちろん専業主婦にとっても、いつでも仕事ができるという安心感を持つことができます。

 先日の新聞記事に、国は幼稚園と保育所を10年後の移行期間後にこども園に統合する案が示されて、2013年からの実現に向けて、幼稚園と保育所を一元化する幼保一元化の関連法案を来年の通常国会に提出するといったことが掲載されておりました。また、認可保育所には入れない待機児童が3年連続の増加で、過去最悪であるといったことも報じられておりました。

 本市では、待機児童と言われる子供はどれだけおられるんですか。



○議長(奥田勲君) 

 葛原課長。



◎子育て推進課長(葛原勇君) 

 待機児童といいますのは、保育にかける児童の保育所入所申請をしているにもかかわらず、希望する保育所の施設定員を超過するなどの理由により入所できない状態、またはその状態にある児童を指します。

 当市におきましては、そういう保育所入所申請を出している方で7名、今のところございます。そして、電話相談とか、または窓口に来られて相談を受けた方で9名ほどございます。当課で把握している人数ではございますが、合計16名ということでございます。



◆6番(田花操君) 

 以前、本市は教育環境の審議会の答申を受けて、この中で千穂、丹鶴、蓬莱、王子幼稚園を2園とし、そのうち1園は保育所と併設する。大浜、熊野地保育所を廃止し、新たに1保育所を幼稚園と併設するといった内容の答申を受けておりますが、これは今もこの方向ですか。



◎子育て推進課長(葛原勇君) 

 新宮市教育環境整備審議会答申、平成19年3月におきまして、保育所については旧市内は大浜、熊野地保育所を廃止、1保育所とすることとなってございます。

 幼稚園におきましても、幼稚園1園の3年保育に伴いまして、ただいま幼稚園・保育園協議会で協議を行い、大浜、熊野地2園を1園に統合する準備を進めているところでございます。



◆6番(田花操君) 

 国が幼保一元化を目指すという形で具体的に進む中で、今旧市民病院の跡地へ幼稚園を建てようとして、これは国の流れとは少し異なるんじゃないですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 先ほども、子育て推進課のほうからお答えしましたように、教育審議会のほうでは旧市内幼稚園4園を2園に、それから保育所2園を1園にということで、1園の幼稚園と保育所を併設するということになっておるんですが、そういう方向で現在進めてまして、現在丹鶴幼稚園とそれから王子幼稚園の2園になってございます。丹鶴幼稚園につきましては、平成24年度から千穂小学校と丹鶴小学校が統合されまして、千穂小学校のほうに移ります。その後、文化複合施設の建設にかかりますんで、丹鶴幼稚園が行くところがなくなりますんで、そういうこともありまして市民病院の西別館跡地へ幼稚園を建てると。そこで3年保育を実施するということで進めてございます。残る王子幼稚園なんですけども、この審議会答申の中では小学校敷地から外へ出すということになっておるんですが、その一つの候補地として蓬莱小学校跡地が案としてあるわけなんですけども、現在総合計画の中ではこの跡地については市役所建設用地としてもなってございますので、それも視野に入れながら内部協議を進めておるところでございます。



◆6番(田花操君) 

 いずれにしましても、幼稚園単独いうのは国の流れからいいますとあり得ない。何らかの幼保一元化の中身としていくという方向には変わりないいうことですね。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 都会の保育園なんかですと、保育園の数が足りないということがありまして、幼稚園を保育園化したり延長保育をしたりということがあるわけなんですが、幸いにしまして新宮市の場合、7園私立の保育園がございます。ずっと大正時代から頑張っていただいております。そういう意味では、公立の保育所、それから幼稚園を縮小しながらという方向になるんだろうと思うんですが、25年の国のこども園構想、現在でも認定こども園の構想を既に進めてるんですが、全国的にも余り進んでいないということもあります。今後、25年から、こども園がどういった形になるのかわかりませんが、もしそういう方向へ動いた場合は、西別館跡地の幼稚園もそういうこども園的な形に見直していく必要が出てくるかもわかりません。そういう方向で進めていきたいと思ってます。



◆6番(田花操君) 

 まだまだ幼保一元化に向けてどうなるかはこれからの議論になろうかと思いますが、この国の今進めております幼保一元化を新聞紙上等で見る限りでは、我々のまちのように少子化が急速に進んでいるところにとっては、子供を育てる役割を国が進めているようなこども園に集約していったほうがよいのかというふうに思ったりします。関係者で十分な議論をぜひ進めていっていただきたいというふうに思います。

 次に、小児救急医療についてであります。

 子育て中のお母さんの育児に対する不安が、休日、夜間にけがをしたり急病になったお子さんをどのようにしたらよいのかということがありますが、今は市立医療センターが小児救急を受け入れているということで、休日や夜間に小児救急医療としてどれだけの方が利用されているのか、そういった数値的なものは持ち合わせておりますか。



○議長(奥田勲君) 

 北畑医療センター次長。



◎医療センター次長兼医療業務課長(北畑直也君) 

 医療センターにおけます休日や夜間の救急の子供たちの患者数のことですが、21年度のデータで申し上げますと、まず小児科にかかられる救急の患者数が2,800人、それからけがなどで、脳外科ですとか整形外科等にかかられる患者さんが258人、合わせて3,058人の子供さんたちが救急でかかってございます。救急患者数全体の割合で申し上げますと、35%を占めているということでございます。これを一月当たりに直しますと、一月平均255人の方を受け入れてることになってございます。また、その中で救急車で搬送された子供さんにつきましては、21年度で81名ということになってございます。

 以上です。



◆6番(田花操君) 

 今の数字のように、本市における小児救急の医療は、もうほとんど市立医療センターにかかってるというふうに思いますし、今回のこの後期行動計画の中でも、小児の救急医療体制については医療センターを中心に保健所及び関係機関との連携を密にし、小児救急医療体制の強化を図ってまいりますというふうに述べられておりますが、ぜひお母さん方が安心できる小児救急医療の体制強化を積極的に皆さんで取り組んでいただきますようお願いいたします。

 住んでいるまちの小児医療体制がどうなっているのか、子供を持つ親ならだれでも不安になることであります。安心して子供を産み、健やかに育てることができる環境の基盤となるものであります。最後に、市長に御見解をいただけたらお願いいたします。



◎市長(田岡実千年君) 

 この少子高齢化の中ですね、たくさんの兄弟がおられる家庭は非常にありがたいことであります。その中で、景気低迷の中、非常に子育てにかける費用もなかなか厳しいのが現状であると思いますんで、できる限りの御援助ができるような方法を研究したいと思っております。



◆6番(田花操君) 

 次に、この項最後の放課後対策についてお尋ねいたします。

 女性の社会への進出、共働き家庭がふえており、またひとり親家庭にとって、子供が自宅に帰るまで信頼できる大人とともに遊び、生活できる居場所の充実が今求められていると思います。2007年度から、国は総合的な放課後対策として、学校施設を利用して学童保育や放課後子ども教室を展開する新しい放課後子どもプランの実施を行っております。これは、教育委員会と福祉部局が連携、協力して行うものとなっております。具体的に何を行うかは各地域で、事業の主体は市町村となり、国はそれぞれの地域の取り組みに対し補助をしていくといった内容であります。和歌山県下でも多くの市町村が小学校や公民館、児童館などを活用し、地域性を生かしつつ、放課後子どもプランに取り組んでおります。県からいただいた一覧表を見ますと、他市のほとんどはこの事業に取り組んでおりますが、悲しいかな我がまちは一向に取り組んでおりません。ぜひ、この放課後子どもプランに取り組んでいただきますようお願いしたいんですけど、いかがですか。



○議長(奥田勲君) 

 前田生涯学習課長。



◎生涯学習課長(前田圭史郎君) 

 2007年、平成10年度からスタートしましたこの事業の補助は受けておりませんが、私どもでは放課後の子供の居場所、放課後対策につきましては、生涯学習課が所管とする橋本、浮島、下田の3児童館と、子育て推進課が所管とする中央児童館、くろしお児童館のこの5カ所で対応しているところでございます。また、当市ではスポーツ少年団等々の活動も活発でありまして、広く見ればそういった活動も、子供の居場所づくりという観点で担っていただいてると思っております。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、10分間程度休憩します。



△休憩 午後2時00分

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△再開 午後2時20分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 6番、田花議員。



◆6番(田花操君) (登壇)

 時間もなくなってきてますんで、スピードを上げていきたいと思います。

 今の質問の続なんですけど、私は、何かにつけ田辺市を比較に出すんですけど、余り田辺市を比較に出したないんですけど、一番和歌山県下でも近くのまちいう形で、今のこの放課後子どもプランについても、田辺市は学童保育公設10カ所、民間1カ所、それでどれだけの事業費でやってるんですかいうて聞きますと5,200万円、21年度でやってる。

 やはり、こういう国の制度にのっとって、うちもそういうように国からお金をとってくるいうかもらって、少しでもよそのまちのやってることを、うちはこうこうこういうことをやってるんでええんですいうことじゃなしに、何をやってもお金がなくては進まないと思いますし、要ることだと思いますんで、ぜひこの放課後子どもプランを、これは福祉のほうは放課後児童健全化育成事業、それから教育のほうは文部科学省で放課後子ども教室推進事業という、こういう事業制度がありますんで、これを総称して放課後子どもプランという形で県もパンフレット、案内もつくって取り組んでおりますんで、ぜひ来年度に向けて、国のこういう制度を取り入れたそういう放課後対策をしていただきたいと思います。市長、いかがですか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 研究したいと思います。



◆6番(田花操君) 

 ぜひ、頑張っていただきたいと思います。

 今まで申し上げました子育て支援、子育てしている世帯、これからもうすぐ子育てをする世帯、この若い方らは、そのまちがどのような子育て支援をしてくれるか、どんな制度をやっているかによって、住みやすいまち選びの、私は、ポイントになっているのではないかというふうに思います。さまざまなサービスをそれぞれの自治体が行っていますが、子育て支援サービスは本当に千差万別かと思います。市長は、この行動計画の中で、今後きめ細やかな子育て支援のため施策をより一層総合的に進めていきますと述べておられます。ぜひ、言葉だけで終わるのでなく、本当に子供を産み育てやすいまちづくりのために邁進していただきたいと思います。それでは、この項を終わります。

 次に、3番目、JR新宮駅周辺整備と都市計画について若干お聞きします。

 新宮駅周辺の県道改良が進み、都市計画道路県道池田港線の一部が立派に拡幅工事が完了しました。街路が整備されると町並みは見違えるように一変します。和歌山県の御尽力に対して、厚く御礼を申し上げます。これで、ようやく春日地区を含めて、新宮駅東西を結んでる幹線道路がようやく完成を見ることになりました。

 しかし、一方、新宮駅前周辺については、旧態依然のままで雑然とした環境、状況にあります。よそのまちの駅におり立つと、駅前広場は本当にすっきりとして開放感があり、そのまちのイメージを感じるたたずまいを感じております。駅前広場といいますのは、申すまでもなくまちの玄関口になっているということではないでしょうか。今のような駅前広場が整備されたのは、私の記憶ではおよそ50年前ぐらいではないかというふうに思っております。半世紀近く、今の駅前広場は変わっていないのではないかというふうに思います。この間、経済成長とともに急速なモータリゼーションの発展により、完全なる車社会となっております。新宮駅は交通の結節点として利用者の利便性、安全性が求められており、鉄道と車やバスとの乗りかえをスムーズにしなければならないところであり、今の駅前広場を見ますと、その役割を本当に果たしているのか、疑問に思っております。日ごろ新宮駅を利用していると、駅前広場といったイメージがだんだんなくなってきているように感じています。多くのモニュメントが集まり過ぎてるのではないか、駅舎の入り口にフェニックスの植え込みはいかがなもんか、観光バスの駐車場発着場やタクシー発着場などは今のような形がいいのか、特に駅前広場の真ん中に閉鎖したままの喫茶店が建ったままになって残っております。駅前広場の役割からいえば、あのようなものは、私は、要らないと思います。特に、この建物が利用されてないという形で撤去されないというのは、何か理由があるか、把握されてますか。



○議長(奥田勲君) 

 岡商工観光課長。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 この件でJRにお伺いしましたところなんですが、あの建物につきましては、JRとそれから建物の所有者との間で契約が交わされておるというようなことでございました。現在のところ、その撤去についての話は出ていないということで、今後の話になるのかなというふうには思っておるところでございます。



◆6番(田花操君) 

 駅前広場というのは、JRのものだけでは、私は、決してないと思っております。新宮市の玄関口であり、あるいは都市計画でいいますと都市施設の大きな位置づけになってるところであります。JRと個人のそういう民間の事業者が、ああいう公共の広場を占用すること自体、私は、いかがなもんかという立場で今のようなことを言っておりますんで、以下、さらにお願いすることも含めて考えていただきたいと思います。

 今、交通バリアフリーが求められている中、新宮駅周辺のバリアフリーはどうでしょうかと見たときに、駅舎の前にレンタカーを置くスペースを設けております。こういうレンタカーの営業車を駅舎の前へ設けるスペースがあるんなら、身体障害者専用の駐車スペースを設けるべきではないかというふうに、私は思っております。熊野交通のバス駐車場は県道に面して、昔からあのような形になっております。あのような形が、我々にとっては当たり前になっているんではないかというふうに思います。

 交通量がふえている中で、歩行者は危険な状態にあります。特に、徐福公園と新宮駅を行き来してる観光客を見ますと、駐車してるバスの間を縫って行き来してる姿を見ます。そういうところを見たときに、あのバス会社の発着場はああいう形でよいのかというふうな疑問も出てきます。今日、駅前広場としての問題点やその役割を、いま一度考えていくときに来てるんではないかというふうに思っております。ぜひ、都市計画から駅周辺のリフォームといいますか、改修計画を皆さんでつくっていただき、これからの新宮駅周辺のあり方について、和歌山県、警察、JR、交通関係、観光関係の皆さんで協議会などを設けて、今私が言いました問題だけじゃないと思いますし、ぜひどういう駅周辺を整備していくかいうことを皆さんで議論、協議していくことが必要かと思いますけど、いかがでしょうか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今、言われましたように、都市計画的にどうかということでありますけども、確かに今言われてます御意見、ごもっともだと考えております。

 現在、市役所内では企画調整課を窓口にしまして、関係課が寄って今会議をスタートさせるところであります。そして、今言われました関係機関と協議を今後進めながら、計画の協議を進めたいと考えております。



◆6番(田花操君) 

 こういった各課、商工、建設、その他福祉関係を連携した話になれば、企画調整課あたりがもっとこういうまとめ役をしていくべきではないかというふうに思いますんで、企画のほうしっかりリードしていくべきというふうに思いますんで、よろしくお願いします。

 今、新宮市では、都市計画マスタープランの策定に向けて皆さん熱心なる議論を重ねていただいております。以前にも申しましたが、新宮駅に隣接してる蓬莱小学校が跡地として残ってまいります。あるいは、新宮駅のこの東西の渡りをどうしていくんか、あるいは新宮駅の周辺の市営の駐車場はあのままでええのかといったような、そういうことも含めて、ぜひマスタープラン策定の、皆さんの中でも十分な議論をしていっていただきたいと思っております。ぜひ、そのまちの先達として、都市計画担当部局が新宮市の将来予想を具体的な事業手法も含めて考えていって、イニシアチブをとっていっていただきたいと思います。

 最後に、4番目の、森林・林業の再生についてお聞きします。

 今年度予算大綱で、市長は、私は、就任以来数ある行政課題の中でも雇用の創出を最も緊急かつ深刻なテーマにとらえ、これまでも鋭意取り組みを進めてきたところでありますが、改めてその基本的な視点を申し上げるならば、特に若い世代に対する雇用の場の確保を急がなければ、我らがふるさと新宮の存続さえ危ぶまれるということです云々と述べられております。いずれにしましても、皆さんに、政策課題のイの一番に雇用の創出、雇用の確保に取り組んでいく姿勢を力強く表明されております。しかしながら、現実には大変厳しい状況ではないかと思います。なかなか言葉では何とでも言えましても、景気低迷してる地方経済の置かれてる今の疲弊した現状の中、働く場の確保といったことは並大抵のことではありません。市長、企業誘致など明るい見通しは、1年間務められて、ありますか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 非常に厳しい状態であります。



◆6番(田花操君) 

 私は、ここで一度発想を変えて、私どものまちの置かれてる、本当に足元を見てはどうかというふうに思っております。このまちの成り立ちを考えたとき、身近にある資源は何があるかと考えますと、それは地場産業である森林・木材資源ではないかと思います。この森林資源を見直して利活用していくことが地域の活性化、地域が復活していくために、私は、これしかないかというふうに思っております。幸いにして、人工林についても、戦後植林をした人工林が40年、50年ということで製材してつかう、利用できるのにちょうど一番いい時期に入ってきております。また、木材の輸入につきましても、木材輸出国の資源の囲い込みや新興国の木材需要の高まりで、頼みの外材の調達の先が不透明になってきているからです。また、一番大きな流れは、やはり地球温暖化防止への貢献ということで、CO2吸収源としての森林が大きく今見直されようとしています。その整備なくして環境対策はできないというような中で、今国産材に対する期待も大きく高まってきているところであります。これこそ千載一遇のチャンスではないかというふうに、私は思います。市長に、これから幾つかの再生に向けての心構えといいますか、御見解をお聞きしていきたいと思います。

 1点目の、森林・林業再生プランの推進についてであります。

 農林水産省は、昨年12月末に森林・林業再生プランを公表してます。この再生プランは、今後10年間をめどに、路網の整備、森林施業の集約化及び必要な人材育成を軸として、効率的そして安定的な林業経営の基盤づくりを進めていくということで、木材の安定供給と利用に必要な体制をつくり、我が国の森林・林業を急速に再生していこうといった指針であります。いわゆる川上から川下に至るまで、総合的な林政の抜本的改革の方策についてまとめた内容となっております。この再生プランを着実に推進するため、農林水産省内に森林・林業再生プラン推進本部を設置し、この11月初めに森林・林業再生に向けた改革の姿として、最終的な内容の取りまとめが発表されております。国も、ようやく森林・林業の再生に目を向け始めてきたのであり、市長は、この森林再生プランをお目通しいただけたと思います。

 この森林・林業再生プランの目指す方向として、4つ掲げられております。強い林業の再生に向け、路網整備や人材育成など集中的に整備し、今後10年以内に、外材に打ち勝つ国内林業の基盤を確立する。2つ目、山元へ利益を還元するシステムを構築し、やる気のある森林所有者、林業事業体を育成するとともに、林業・木材産業を地場産業として再生する。3つ目、林業の安定供給体制を構築し、外材からの需要を取り返して、強い木材産業を確立する。4つ目に、低炭素社会づくりに向け、我が国の社会構造をコンクリート社会から木の社会に転換すると、こういった基本的な目標を掲げており、今後10年間で特にドイツ並みの路網密度を達成すると。このために、いろんな国として施策を考えていくという内容になっております。

 この中で、森林計画制度から、路網・作業システム整備、人材育成などの実践面も含め、森林・林業政策を全面的に見直し、2020年までには木材自給率50%、今は平成20年度で24%、これを倍にする。木材生産量にしても、現在1,800万立米を4,000万立米から5,000万立米の2倍以上にふやしていこうといった内容であります。路網整備をドイツ並みの路網にしていこうということを大きくうたっておりますが、路網整備がおくれているために、結局は7割の間伐材が切り捨てられているというような状況にあり、森林所有者の林業に対する意欲というものの高まりが、残念ながら見られなかったという状況から、こういった方向をまず打ち出しております。

 そこで、ドイツ並みの路網密度といいますのは、ヘクタール当たり100メーターということを目標に掲げてますが、和歌山県の平均の路網密度は幾らですか。



○議長(奥田勲君) 

 津呂農林水産課長。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 まず、初めに、和歌山県の平均は1ヘクタール当たり19.5メートルでございます。



◆6番(田花操君) 

 ちなみに、新宮市の路網密度は幾らですか。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 1ヘクタール当たり15.2メーターでございます。



◆6番(田花操君) 

 県平均でも20メーター、これをドイツ並みに10年間で100メーターにするいうのは、並大抵のことじゃないかなというふうに思います。

 この再生プランの中では、10年間でこういう路網密度に整備していこうとした場合の森林計画、それぞれの市町村森林計画を策定していかなければならないということを書いております。その森林計画、整備計画が、まさしく森林のマスタープランという位置づけになっております。森林所有者、森林組合、木材業関係者などによる検討委員会を設けて、本市の森林計画マスタープランのようなものを、ぜひつくっていくべきかというふうに思っております。

 市長は、私の言いますこの再生プラン、林業プラン、これに市長の言う雇用の場、雇用の確保をぜひ見出していっていただきたいと思いますが、市長のお考えいかがですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 やはり、新宮市、林業のまち、木材のまちでありますので、外材に負けないようなそういう路網整備を初めさまざまな再生プラン、考えていかなければならないと思います。

 ただ、路網整備につきましては、多額の整備費がかかるため、県、国にも積極的に要望していかなければならないと思います。



◆6番(田花操君) 

 ぜひ、今後の新宮市の森林・林業計画が、どういう内容のものにしていくかということが大事かと思いますし、その中で路網密度をどういう年次計画、どういう形でしていくかと、そういうことを新宮市のマスタープランを、ぜひ、私は、つくっていくべきであるし、それに向けて関係者のそういう懇談会といいますか、協議会といいますか、そういうものをぜひ立ち上げていただいて、これはこの再生プランには、そういう市町村整備計画をつくりなさいと、策定しなさいということが明示されてますので、遅かれ早かれつくっていかなければ、林業、森林の将来はないと思いますし、ぜひ少しでもよそにおくれをとらないように、積極的に来年度は体制の充実もしていただき、こういうものをつくり上げていくことが将来的に雇用の確保に、私は、つながってくるんではないかというふうに思いますので、ぜひ市長にも十分勉強を重ねていただいて、私らも勉強して、私は、これしかないんではないかというふうに思いますし、うちだけじゃない、この熊野・紀南の地域は森林資源しか結局はないと思いますので、上流の十津川も含めて、同じ悩み、課題があろうかと思いますので、ぜひそういう進め方を、この新宮、歴史ある新宮のまちから挑戦していっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

 こういった国の改革の流れに対して、この地域としてどうしていったらいいのか、また何ができるのかと、そんな問題に対して、あるヒントを与えていただきました。それは、先般紀南地域活性化センターが主催して、梶原康太郎先生の林業再生に対する提言と題して講演がありました。これは、当局の方が行かれて、この内容はもう御存じかと。私は、たまたま行けなかったので、主催した熊野川町森林組合の田中組合長にお話を聞きに行ってきました。組合長の話は、適齢伐期を迎えた杉やヒノキ製材を全国に供給するためには、曲がりびき製材のできる大型製材工場を建設していかなければ、この地域は生き延びていけない。その大型製材所を、新宮港のあの広い工業用地に建設すれば、一石二丁、三丁であるのではないかと言っておられました。この梶原先生の言ってるこの大型曲がりびき製材を導入した大規模工場は、既に大分県の佐伯市で事業が展開されようとしているとおっしゃっていました。この地域でも、このことに関してぜひ興味を持っていただき、研究、検討していく価値は十分あるかと思いますが、市長はこの曲がりびき製材の講演は御存じですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 講演は存じ上げておりませんが、数カ月前に、この曲がりびき製材に関してレクチャーいただいております。



◆6番(田花操君) 

 ぜひ、これは本当に、ある一つのヒントとして、私は、本当にこれが事業化されて、新宮港のあの土地に立地できる方向に行けばすばらしいことではないかというふうに思っておりますので、それも含めて、ぜひ内部でそういったチームをぜひ4月以降つくっていただき、進めていただきたいと思います。

 こういう大きなことを進めようとすれば、とても広域、あるいは県を中心にして取り組んでいかなければならないと思います。

 ちょっと、はしょっていかんともう。あと次に2点目の公共建築物木材利用促進法につきましては、これもこの10月から施行されておりますが、森林・林業再生プランのもと、現在木造率が低いために、あえてこういう公共建築物について木造、木を利用しなさいという形でありまして、本市においては今学校施設の統廃合、文化複合施設などの公共建築物の計画が進められていますので、ぜひそれらを、建築に当たっては木材を利用していかば、この、市長も国が示されたこの法律のスキームいいますか仕組みの中で、予算的な支援、品質性の確かな木材製品を供給するための木材加工施設、そういった整備には予算支援を国はします。展示効果やシンボル性の高い木造公共建築物の整備等に対して、すぐれていれば国もお金を出しますと。だから、木をいかに使っていけば、そういった支援を国は財政的にしますということを言ってます。これも、公共建築物の、当然使っていくそういう計画を策定しなさいということを、この法律は言っていますので、これらも、うちの今後10年間のそういう施設の整備にどういう形で木造の木を使っていくかいうことを、策定していくべきだというふうに思います。

 それから、最後のバイオマス構想の策定についてであります。

 これも、全国バイオマスのこのパンフレット、市長、お目通しいただいたと思います。これも、やはりバイオマスタウンとしての構想、和歌山県下では三つの町がこういう構想をつくって出しております。その構想の中身に対して、国がいろんな支援をしていこうといったもので、本年度で全国から300募集してますので、ぜひ来年度うちからもこういうバイオマスタウン構想をつくって、国に上げていっていただきたいと思います。このバイオマスタウンのこの内容については、うちはたくさんの中身があります。もう、既にエコ広場をやってますし、生ごみ問題とか、高田の施設へのボイラーの導入とか、し尿処理場の汚泥の処理、バイオエタノールの研究など、もう本当にそのパンフレットに細かく載ってますすべてが市民一人一人にかかわる中身になっておりますので、ぜひこれを、私は、今市長がつくってやってるみんなの協議会いうの、これこそ、私は、協働のテーマになってくるんじゃないかというふうに思っておりますので、ぜひこのバイオマスタウンに向けてのみんなの協議会のテーマに、一つ考えていってもらえないかということですけど、市長、いかがですか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 そういう話も協議会のほうへさせていただきたいと思いますが、協働ですべきかどうかは別にして、この循環型社会の中で非常に今後重要な設備になる可能性もありますので、しっかり研究していきたいと思います。



◆6番(田花操君) 

 一般質問が少しちょっと最後ははしょりになって、また機会があったら、この件については一般質問ではいきたいと思います。

 いずれにしましても、副市長もでき、今議会で教育長も選任され、執行体制が整っております。さらなる田岡市長の奮闘をお願いして、一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。

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△榎本鉄也君



○議長(奥田勲君) 

 次に、4番、榎本議員。



◆4番(榎本鉄也君) (登壇)

 それでは、一般質問をさせていただきます。

 まず、1点目の小中学校連携で中学校の給食実施をということでやらせていただきたいと思います。

 前回の議会で、9月議会ですね、一般質問で給食費の無料化を取り上げさせていただきましたが、今回は中学校の給食実施を要望したいと。本当に、あれもせえ、これもせえということ言いながら、財政が厳しいぞという指摘をしている、非常に自己矛盾を感じながらも、この中学校の給食は、非常に優先順位が、今やれるんじゃないかと、このように私は思いますので、取り上げさせていただいた次第です。

 まず、市長は、選挙公約ですね、それに中学校給食の検討委員会を設置すると言われておりますけれども、現在はその検討委員会というのは、どういうふうになっておるんでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 平見学校教育課長。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 検討委員会の設立なんですが、まだ設置してございませんで、新宮市PTA連絡協議会という市内の小中学校の育友会の役員さんとか、小中学校長が入った協議会があるんですけども、そこで先ほどもお話ししましたように、この中学校給食についてどう思われるか、保護者の皆さんからいろいろ意見いただいたところです。

 その中で、賛否両論あったんですけども、実際に給食実施するとしたらどういう方法があるのか。給食も、全国で見てみますと、新宮市のように、主食、副食のついた完全給食とか、あるいは御飯を持参してもらっておかずをつくる補食方式とか、それから牛乳だけを出すミルク給食なんていうのもあるんですけども、そういう中でどういう方式がいいのか。それから、例えば施設面でいきますと、中学校に実際給食施設、調理室をつくるとなるとかなり財源も必要になってくるんですが、温かい御飯が食べられるということもあります。ただ、財源的に厳しいものがありますので、例えば小学校で給食をつくったものを中学校へ配送する親子給食方式、こういった方法が一番安くできるんかなというようなことも、現在検討しているところでございます。

 現在、中学校については、耐震工事にかかっておりますし、小学校につきましても再編整備の関係で来年度いっぱい工事かかりますので、実際にはすぐということはなかなか難しい面もありますので、来年いっぱいかけてそういったことを検討していきたいなというふうに考えてございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 先ほどといいますか、けさ、1番の上田議員の質問とちょっとかぶってしまうのですけれども、御容赦いただきたいのですけども、中学校のお昼は自宅に食べに帰るというやり方が、今も続いていると、私の中学校時代もそうでしたけども。そもそも、こういうお昼を食べに帰っている学生がいるというのは、これは全国的に見てどんなもんなんでしょうかね。僕は、何となく、何となくじゃないんですけど、調べてないのでわかりませんが、新宮独特なんじゃないかと思うんですが、その点はどうなんですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 まず、その給食を実施している実施率といいますか、県下的に見ますと、中学校の給食を実施しているところが55.6%。これは、先ほど言いました完全給食ですね、主食と副食をやっているところが55.6%ございます。それと、補食給食とミルク給食を合わせた全体の実施率は、県下では57.1%が中学校の給食を実施しているということです。全国的に見ますと、中学校の給食、先ほどの完全給食をやっているところが75.6%、全体で見ますと85.8%ということになってございます。

 確かに、午前中も御質問ありましたように、実際昼帰宅をしますと、やはり交通事故に遭うんじゃないかなとか、いろいろ心配されることがあります。それから、戻ってこないんじゃないかなと。確かに、教職員がまた迎えに行くというような二度手間になるようなこともあるわけなんですけども、そういう意味では、実際に仲よく昼給食を食べるというのが一番、しかもカロリー計算されたしっかりした給食を食べるということはいいんだろうと思うんですけども、全国的には、先ほど言いましたように、中学校給食もだんだんと浸透してきている。和歌山市のほうも、これまでなかったのですが、せんだっても新宮市のほうに問い合わせの電話があったようですので、和歌山市もほかにも影響を与えるからということで、こちらへも電話をいただいたようなんですが、実施する方向で検討し始めたというふうに聞いてございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 いろいろ教えていただきましたけども、そもそも食べに帰るということは、次長も言いましたように、中学校にとっては非常にイレギュラーなことだなと、教育としてはですね、私は思います。聞くところによると、お昼家に帰ったまま学校に戻ってこなかったという生徒がいたとか、私の時代は、川に自転車ごと落ちたというのがありましたけども、本当に難しい思春期の教育に、一層問題をふやすようなことになっているのではないかと思います。それに、私の息子もそうだったんですけど、私どもは共稼ぎでございまして、その共稼ぎなのにお昼に帰ってくるという、だれもいないのに帰ってきてコンビニ弁当を買って食べるとか、結構本当にこういう、何のために帰ってるのかなという、そういうことも見受けられますし、非常に中学校の教育上としては問題があるのではないか。そのことを考えましても、早急に中学校の給食ということは実施すべきではないかというふうに思いますし、それからもう1点は、食育という観点で考えれば、これはもう言うまでもなく、給食ということによって、学校は栄養士の指導のもとにしっかりカロリーのとれた栄養バランスのよい食事が、成長期の中学生に、少なくとも3食のうち1食を提供することができるわけであります。昔のように、栄養失調というんですかね、食べられない子供がいるからというのと、現在は話が違っておりまして、フードチェーンの多様化とか複雑化によりまして、食の安全や栄養バランスなど、食教育が成長期の児童に大変影響を与えまして、必要な社会となっていることは、これは皆さんも御理解いただけると思います。

 そんな中で、けさの上田議員の話にもありましたけれども、新宮市の状況を聞きますと、お昼、カロリーメイトというこんなスナック菓子のような、あれだけで、本当にスポーツのクラブに入って試合をやってたという例とか、これは小学校なのですけども、朝御飯食べてきたっていう子に聞いて、何を食べてきたかというのを聞いてると、中に鈴焼きを1個食べてきましたという、こういうことも現にあったということでございます。本当に、食育の必要性と、小学校まできっちり給食ができてるんで、中学生までの給食の必要性は非常に強く感じる次第でございます。

 教育長は、中学校給食については、どのような見解をお持ちでしょうか。



◎教育長(坂本憙信君) 

 給食については、賛否両論いろいろあるというふうに聞いています。それから、学校の問題については小学校の統合問題がありまして、それからまた今後文化複合施設あるいは幼稚園といった問題もあろうかと思いますので、当面これからは教育内容の部分の充実ということが、学力向上も含めてその部分の中身が大事やというふうにまず考えております。

 賛否両論ある中で、PTA連絡協議会と校長さんと、意見もいろいろお聞きしてるということですので、そこら、ちょっと当面という部分にはならんかと思いますが、研究しながら考えていきたいというふうに考えております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 学校給食よりも手づくり弁当を食べさせてあげたいと言われる保護者の御意見があります。これもよくわかります。また、アトピー性皮膚炎などアレルギーの子供のためには、やはり給食1本ということよりも、一部選択制というものを導入すべきだというふうにも思います。しかし、給食は必要ないと、弁当だけでよいという御意見は、恐らくアンケートをとっていただいたらわかると思いますが、この保護者の中には非常に少ないのではないかというふうに、私は考えます。それに、この弁当づくり、これも家庭の弁当づくりといえども、最近レトルトやインスタント、それから冷凍食品がふえまして、栄養バランスの問題や、弁当なんですが、野菜不足や児童の野菜嫌いにつながっているという、指摘する声もございます。何よりも、共稼ぎの家庭のお母さんの朝の弁当つくりは大変です。それの解消だけでも大変喜ばれると思いますが、ここに、ネットで調べたんですけども、中学校給食が必要な理由ということで、ちょっと調査結果があるんで、ちょっと御紹介したいんですが、子供も給食を望んでいるんだ、親だけじゃないんだと。子供も給食を望んでいるんだという調査結果が出てるのが、調布市。調布市は、中学生に中学校での給食についてのアンケートを行ったということで、そこは、先ほど次長が言ってました親子方式の給食を実施してまして、それによってアンケートを実施したんですが、弁当がよいと答えた中学生は32%、給食がよいと答えたのが41.8%。給食がよいと答えた理由は、温かい物が食べられる29%、自分や家族の負担にならない23.7%、それから栄養バランスがとれている23.3%、このような結果になっておりまして、弁当のよさについては聞いてみたら、自分の好きな物が食べられる37.3%、家族とのコミュニケーションがとれるというのは9.4%しかなかったということですね。もう一つは、武蔵野六中というとこですが、ここも弁当がよいか、給食がよいか、中学生へアンケートを行った結果、給食がよいと答えた中学生は60%、弁当がよいが37%でした。やはり、給食のよい点は、親の負担を減らしたいとか、温かい物が食べられると、こういうような理由を挙げております。弁当がいいのは、やはり好きな物が食べられるというふうになっております。もう一つ、おもしろい結果なんですが、名古屋市教育委員会が、給食のない日の昼食と給食との比較検討をしたらしいんです。これによると、中学生が必要とする栄養摂取量は、給食であれば可能だが、家庭ではおおよそ半分も満たしてないという、こういう結果が出たそうでございます。こんな一応アンケートが出てきているんですけれども。

 それで、やはり中学校の給食というのは、早急に検討して実施すべきであるというふうに、私は思うんですが。それで、具体的に中学校給食の実施の方法についてですが、先ほどいろいろ次長のほうからもありましたけれども、新しい設備を設けるよりは、親子給食という小学校で中学校の分までつくり配送する方法というのがあります。それで、現在ですね、いよいよ先ほど教育長のほうから言いましたけれども、丹鶴・千穂の合併校の新校舎建設と王子・蓬莱の改築が進んでいるときに、この両学校の厨房を親子給食可能な設備に整えれば、まず城南、緑丘の給食が実施可能になると思います。まず、そこら辺から始めてみてはどうかというふうに思っております。

 新たに大きな設備投資を必要としない、これが一番の方法ではないかというふうに思いますが、当局の御見解はどうでしょうか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 ありがとうございます。

 現在、千穂・丹鶴小学校の統合校、こちらを建設中でございまして、実際に600食つくる方向で、今検討してるんですけれども、中学校であれば300食程度つくるということで、これを時間差でつくって配送するという方向で、どっから出してどこで受け入れるかということも視野に入れながら、今検討しながら進めておりますので、その辺御理解いただきたいと思います。



◆4番(榎本鉄也君) 

 現場の栄養士さんに聞いてみましたら、中学校の分だけふやすのだから、200人分ぐらいなので、今の厨房の施設を、小学校の厨房の施設を大きく変える必要はないということでありましたし、また小学校と中学校のお昼休みの時間帯が、30分ほどのずれがあるので、先ほど次長もおっしゃってましたけど、時間差で調理すれば十分これはこなせますよということでございました。

 最終的に、この運搬の設備が必要になってくるわけですが、これは現在丹鶴小学校と高田ですか、のほうに運んでいるわけですから、そのノウハウを使えば問題ではないんではないかなというふうに思っております。

 ぜひ、新しい学校開設と同時に、中学校給食、いわゆる親子給食で実施をしていただきたいと思いますが、市長の見解をお願いしたいと思います。



◎市長(田岡実千年君) 

 議員さんにおかれましては、いろいろ調べていただき、また御提案ありがとうございます。

 全国の平均でも、完全給食が75%、また一部給食では85%が実施してるということでありますし、また先ほど言われましたように、家へ帰ってお菓子で済ませたり、聞くところによりますと、帰っても何もなかって、水だけ飲んで戻ったという話もちょっと聞いたりしまして、そういう意味でもぜひ実現すべきかなとは思います。また、今後教育委員会と協議しながら、今議員さん提案していただいた、この余りお金のかからない親子給食などで実現できないかなどを考えていきたいと思います。



◆4番(榎本鉄也君) 

 中学校給食の必要性は先ほど述べました。成長期の子供たちに食育ということが大変重要なことであることは間違いないことですし、またもう一つの側面として、私は、地産地消ということを考えれば、給食に地元の食材をふんだんに使ってもらい、学校を取り巻く地域の経済活性化に一役買ってもらおうということにもつながってくるのではないかと思います。

 熊野川の小学校、中学校は、ともに給食が実施されておりまして、三輪崎小学校と光洋中学、これだけが今問題に、親子給食でいくと問題になるんですけれども、この実施もぜひ、その新校舎開設と同時にできるように考えていただければというふうにも思っております。

 中学校給食を始めることによりまして、市長の、この間一般質問させていただきました給食費の無料化の問題も、また再び上ってくると思いますけれども、これもきっちり精査の上、少し議論の必要性が出てくるかと思いますけれども、すべてをきちんと精査した上で、ぜひ新学校開設時に中学校給食が始められるよう御尽力をいただきたい、このように要望いたしまして、この質問を終わらせていただきたいと思います。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後3時18分

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△再開 午後3時31分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 4番、榎本議員。



◆4番(榎本鉄也君) (登壇)

 それでは、引き続き質問をさせていただきます。

 続いての項目で、幼児教育と子育て支援ということで、幼保一元化についてを取り上げさせていただきました。

 この質問を取り上げましたのは、いよいよ先ほども述べましたが、学校再編が確定をいたしまして、新築工事が始まった現在、あの教育審議会で同時に議論されました幼稚園、保育所のあり方についての答申がどのように具体化されてきているのか、これは大変大事な問題なので、きちんと検証しなければならないという、こういう思いで取り上げさせてもらった次第です。

 まず、総合計画では、幼児教育について幼稚園を3歳児から5歳児までの3年保育に切りかえる。また、幼稚園、保育所の再編・整備を行うと明記されています。これは、小中学校再編のときと違いまして、あの教育審議会と私たちの議会の特別委員会の答申と総合計画は一致をしておりまして、そのとき、教育審議会の議論、私も、そこに加わらせていただいておりましたが、重要なテーマが二つありました。一つは、認定こども園についてどう考えるかということと、もう一つは、学校の幼稚園と言われる、本当に新宮市独自のスタイルであります各小学校に併設された幼稚園、しかも1年保育のこの幼稚園の体制をどうするかと、この二つの重要なテーマがございました。結論は、認定こども園というのはまだ時期尚早だろうということに、結論的にはそうなりました。幼稚園の問題ですが、幼稚園は、各学校に併設してるのをすべて外に出そうということで、一つだけ、一つにまとめようと。旧市内の幼稚園は一つにまとめてしまおうと。そして、3年保育とするということで、そして幼稚園を3年保育にして、一つだけにするというのは非常に激変であるということで、当分の間その激変緩和をするために、幼稚園をもう1園、いわゆる王子幼稚園か千穂幼稚園、どちらかを残しておきましょうという結論になったわけです。

 それで、まず初めに、その答申を受けて、先ほどの質問にもあって重複するかもわかりませんけども、現在幼稚園のほうは新築されているということがありましたけど、具体的にどういうふうな形になって、どういうふうにしていこうという、今後の計画も含めてお伺いしたいと思います。



○議長(奥田勲君) 

 平見課長。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 先ほどの教育審議会答申の方向で現在進めておるんですけども、旧市内幼稚園、それぞれ千穂、丹鶴、蓬莱、王子、この小学校の敷地内にございまして、やはり保育にかける子、かけない子の区別をしっかりするためには、その敷地から外へ出しましょうという結論になったところです。

 それで、まず蓬莱幼稚園と王子幼稚園なんですが、蓬莱幼稚園については、小学校自体が耐震性がないということがありまして、王子幼稚園のほうへ統合しまして、現在王子幼稚園へ皆さん通っていただいている。それから、千穂幼稚園なんですけども、今年度から休園いたしまして、丹鶴幼稚園のほうへ統合しておるということなんですけども。ただ、平成24年度から、千穂小学校と丹鶴小学校、統合されますんで、そうしますと24年度から丹鶴小学校跡地を複合施設の方向で建設にかかりますので、それで丹鶴幼稚園が行く所がないということが早速起こりますので、そのために旧市民病院の西別館跡地に丹鶴幼稚園を移すということで現在設計にかかっておりまして、来年度、23年度建設する方向で現在進めておりまして、24年度から3年保育、3歳、4歳、5歳の3年保育、定員85名ぐらいを考えておるんですけども、実施するという方向で現在進めております。

 そして、王子幼稚園ですけども、教育審議会答申にもございましたように、保育園と幼稚園の併設場所の候補地が3カ所挙げてあったと思うんですけども、その2カ所はもう消えてしまいますので、最終的には蓬莱小学校跡地しかないんですけども、それが、現在総合計画の中では、市役所の建設用地の候補地の一つでもありますので、その辺も視野に入れながら、建設場所を含めて現在検討しておるというところでございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 その西別館跡地に、とにかく3年保育の幼稚園を建設計画ということでございますが、問題は私立の保育所の経営圧迫につながらないかということで、まずこの3年保育の幼稚園の定員というのが一番重要になってくるんですが、これは何人かということと、また審議会の議論の中では、幼稚園を3年保育にする時点で、私立の保育園に配慮いたしまして、配慮といいますか、民間の圧迫にならないようにということで、この旧市内の二つの保育園、いわゆる大浜保育所と、それから熊野地保育所、これを一つにすると、1園にするということがうたわれておったと思うんです。ですから、この幼稚園の3年保育にする時点で、保育所、いわゆる熊野地と大浜は統合して1園にするということを答申していたはずでございますけれども、この点に関してはどういうふうになっておりますか。



◎子育て推進課長(葛原勇君) 

 教育審議会の答申によりまして、旧市内の大浜、熊野地保育所を廃止し、1保育所にするということになってございます。現在、千穂・丹鶴の統合幼稚園が、旧市民病院西別館跡地に移設をし、3年保育を開始する予定でございますので、保育所におきましても、それに伴いまして大浜、熊野地を一つの保育所にする統合整備に向けて今進めているところでございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 それと、もう一つの問題は、幼稚園の保育料の問題であります。

 先ほど、次長のほうからもありましたが、保育にかける、かけないという本来の幼稚園か保育所かという縦分けをきちんと行わなければ、幼稚園のほうが保育料が安いわけで、そちらに集中するということが起こり得ると思います。今の1年保育の幼稚園が存在したのも、結局保育にかける子供でも5歳児に、年長さんですね、なったら保育所をやめて保育料の安い幼稚園に行ったんですね。そういう家庭が多かったんです。それで、結局それが高じてきて、幼稚園の学童保育を認めてほしいというような要望にまで発展してきていた現状があったんですね。何のために保育所があるのかわからないような現状であったというのが、これが今までの現実だったんですね。

 こういうことを、新宮方式という感じでつくり上げてしまったということなんですが、この点について、いわゆる保育料設定というのはどうなるんでしょうか。それと、保育にかける、かけないというきっちりした縦分けを本当に守ってもらわないと、それが一つの、幼稚園か保育所かという縦分けの基準というか、もう外せない基準にしてもらわないと、こういうイレギュラーな状況が現出するということになるわけですが、その点についての当局の見解をお願いしたい。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 幼稚園を4園から2園にする際に、私立の保育園のほうにもお願いしたんですけれども、これから5歳児の方々が、これまで幼稚園、就学前教育ということで皆さん来られてたんですけども、保育にかける子、かけない子の区別をしていきますんで、5歳児は残ると思いますから受け入れをお願いしますねということで、ずっとお願いしてきたわけですが、やはりそのように、先ほども午前中お話ありましたように、待機児童が若干出てきたというのは、5歳児がたくさんそのまま保育所へ残るようになったということが、一つ原因として挙げられると思います。ですから、今後幼稚園が3年保育募集していくときに、その保育にかける、かけない子の区別をしっかり面談の中でしていくようにしていっていかないといけないと思っておりますし、人数の関係ですけれども、教育審議会では170名、旧市内の中で幼稚園の枠としては170名という数字を私立の保育園の園長先生方と協議した中で決めたわけですけども、今回はその一つの園を、丹鶴幼稚園をこちらへオープンしますので、その半分の85名で、そちらをオープンさせていただくということで、経営圧迫にはつながらないような形で進めたいなと、スタートしたいなというふうに考えてございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 保育料に関してはどうなんでしょうか。これは、もう決められた、幼稚園としての基準というか、それはあるんですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 保育料、あのときも協議したと思うんですが、市内全域的に3年保育実施するときに、値上げを検討していただこうということを考えておったんですけども、まだ実際24年度からが1園まずモデル的にスタートしたいというふうに考えてございます。それで、需要があれば、要望があれば王子あるいは三輪崎、こういったところも3年保育の実施につながるかもわかりませんけども、そのときには、やはり全体的に考えて、保育所とのバランスも出てくるでしょうから、料金値上げということが出てくるかと思いますが、現在のところ値上げのことは考えてございません。



◆4番(榎本鉄也君) 

 先ほど、田花議員さんの質問とちょっと重複してしまうんですけれども、新宮市の現状は少子化でありまして、確かに私立の幼稚園の撤退ということがずっとあったわけですね。でも、今までは都会、いわゆる都会とは違いまして、保育所、幼稚園の待機児童というのがほとんどいない状況だったわけですが、先ほど田花議員さんの質問にもありましたが、ことしは待機児童がいるということでございまして、先ほどの次長の説明もありましたように、これはなぜかといいますと、学校の幼稚園という独自の1年保育の幼稚園が、いわゆる学校から外に出たことによりまして、これから要するにいわゆるミスマッチというんですか、これによって5歳児の引き受け手がなくなってくるんですね。それによって、非常にそこら辺の受け入れが、私立の保育所のほうにまだできていないので、こういう状況になってくるのではないかというふうに思います。これは、教育審議会のときの議論の中にも、問題点として指摘された問題なんですが、やはり図らずも出たということであるなというふうに思います。

 幼稚園を3年保育にして、保育にかける、かけないということを明確にしていくということは、今まで、さっき何度も申し上げておりますが、今までの新宮方式、いわゆる学校の幼稚園1年保育ということが崩れることでございまして、これはどういうことかというと、いわゆる全国と同じ状況が現出するわけですね。新宮方式じゃない幼児教育環境ができるんですね。そうすると、この全国の状況はどういうことかというと、全国で見てみますと、保育所待機児童が2万3,000人いる一方、幼稚園利用児童の数は10年間で10万人減少しているんです。だから、幼稚園というのはニーズがなくなってきていると。こういう、要するにデータというか、結果が出ていることを、これは、当局のほうは把握しておられますか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 はい、把握してございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 これを、私は、考え合わせますと、今後新宮でもどんどん幼稚園希望者が減って、幼稚園が成り立たなくなるといいますか、一部あるでしょうけども、幼稚園だけでは、先ほどの質問にもありましたけど、幼稚園だけでは全く機能しないといいますか、幼稚園だけの施設というのは要らなくなってくると、簡単に言うと。そういうことにつながっていくということが考えられるので、そこでいわゆる認定こども園と言われる方向性、これが出てくるということで、この認定こども園、先ほどの質問ですと、認定こども園にはまだ新宮市は行かないだろうという答弁されておりましたけれども、現場としては、認定こども園ということについては、どのぐらいの議論がされてるんですか。先ほどのことは把握されているわけですよね。そうすると、今建設中の幼稚園、これ3年保育でやりますけれども、まだもう1年残すという方向性なんですが、恐らく将来的にはこの3年保育にした時点で、ぐんと利用者が、利用児童が減ると思うんですよ。そういうことを考えますと、非常にいわゆる今の計画にある幼稚園を、今後認定こども園として公立でやるという形に変えなきゃいけないんじゃないかというふうに、私は思うんですが、その点いかがでしょうか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 先ほど、午前中のお話の中でもありましたように、確かにその平成25年に向けて、国のほうもこども園構想を進めておるわけですけど、まだ明確な形がちょっと見えてこないんですが、そういう構造になった場合に、例えば幼稚園を保育園化するような形で、時間単価で昼からも見るというような、保育するというような形になってくるんだろうとは思うんですけども、そのときはその形に切りかえざるを得ないんだろうと思うんですが。ただ、これまでにその子育て推進課のほうでもアンケートをとっていただいたんですけども、3歳、4歳のお子さんをお持ちのお母さんの中でも、かなりの数字の方が今でもまだ幼稚園行きたいいう方もたくさんおられまして、実際に現在受け皿がないものですから、特に外から来たお母さん方が、それがスタンダードな幼稚園なものですから、当然3歳、4歳でも幼稚園入れると思って教育委員会へ来られるわけなんですけども、その受け皿がないために帰っていただいてるというような現状でして、実際モデル園ですね、これを1園実際やってみないとどれぐらいの要望があるかはっきりとわからないものですから、この間広報でも書かせていただいたのですが、やはりモデル園という形でスタートさせていただきたいなと。それで、将来のそのこども園を視野に入れながら、それの併設園を、そういうことを視野に入れながら検討していきたいなというふうに思います。



◆4番(榎本鉄也君) 

 この問題は、大変難しい問題なんですね。認定こども園ということを公立がやると、私立の保育所が大変打撃を受けるといことで、大変な反対があります。確かにそうだと思うんです。我々の特別委員会もそうでしたが、審議会でもそうでしたけれども、最終の結論は、幼稚園は公が担う、保育所は民間にすべて任せるという方向性をとるべきだという答申を出しました。本当に、いろいろとこれから、まさにその学校の幼稚園がなくなって、全国のように外に出た幼稚園の3年保育が始まったときに、いろんな変化が出てくると思うんですが、その変化にしっかり対応できるような、将来を見越した改革というものを議論しながらやっていっていただきたいと。失敗すると、それぞれが大変むだな物をつくってしまうということになりかねませんので、この問題に関してはなかなか結論がないと思いますけれども、そういうしっかりした議論をやっていただきたいことを要望させていただきまして、この項を終わらせていただきたいと思います。

 最後に、文化複合施設についての質問をさせていただきたいと思います。

 文化複合施設につきまして、この議会前にも、我が議会として市街地再生対策特別委員会が開かれ、議論をしましたけれども、結局その議論は、過去何回もやってるんですが、結局振り出しの議論に戻り、この複合施設というのは、県がどのぐらいの補助を出してくれるかわからない限り、話は前に進まないんだと、この結論というか、その議論で結末を迎えると、こういうことがずっと続いているわけでありまして、私は、この文化複合施設の議論の実情といいますのは、本当にいわゆる今進めている当局側と議会との間に、大変大きな隔たりといいますか、乖離があり、それを埋めないままどんどん当局側でハード事業の内容を進めてしまっているというふうに感じております。

 私も、大変うっかりしていたので申しわけない話なんですが、この広報しんぐうに、もう既に文化複合施設の内容がシリーズで掲載をされておりました。これは、僕も知らなかったほうが悪いんでしょうけれども、非常に拙速ではないかというふうな思いであります。その中で、またこの何番目だったかな、シリーズ4で、前回一般質問で、私は、熊野学センターについてはコンテンツが問題だというふうな一般質問をさせてもらったばかりなんですが、その前に既に、熊野学センターはこんな活動をする博物館ですって書いてありますね。博物館です。だから、博物館をつくるということですね。

 単刀直入にお伺いいたしますが、熊野学センターというのは、博物館ですか。



○議長(奥田勲君) 

 中岡文化振興課長。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 熊野学センターにつきましては、熊野学センター基本構想ができた段階でも、博物館構想としてうたわれておりまして、たしか8つのねらいがございまして、その中に研究情報発信とか、いろいろなテーマの中で、肖像とか、あと展示とかいう部分がございました。それを、今回その構想に基づきまして、それを引き続き、私どもは、文化振興課預かる中で、それを組み立てていっておるというわけでございます。そして、新宮市には世界遺産とか県とか市指定の文化財、そして国指定の重要文化財、それから国指定の史跡等々がございます。そうした有形、無形の文化財がたくさんあるわけでございますけども、そういったものを地元の皆さま方、市民の皆さま方がなかなか見ることができない、そういったことを何とか解消できないかということもございまして、そういった中でそういった展示施設づくりを今進めておるところでございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 私ども議員は、予算を決定する権限を有しておりまして、その立場から申し上げたいのですけれども、先ほど申し上げた当局と議会との乖離とは、議会としては、この複合施設の熊野学センターと文化ホールについては、もともと県の事業だったということをずっと言い続けております。新宮に建ててくれるということで約束をしていたんですね。しかし、これは、当局側は、もうこれは過去のことで、今は合併特例債を使った市の単独の事業だということで進んでいる。ここで既に議論がかみ合わなくなっているのではないかなというふうに思います。

 どちらにいたしましても、莫大な財政出動の事業ですし、やはり県がどれだけの財政的な支援をしてくれるかがはっきりしない限り、この施設の具体的な建設議論は進んでいかないのかなとも思います。

 過去の県との約束事は、文化ホールは県で建てますが、維持管理は新宮市でお願いしますというもので、熊野学センターについては県立県営ですということでした。ですから、熊野学センターは完全な県の事業です。今回の複合施設、図書館と文化ホールは、老朽化した市の市民会館と図書館の建てかえということで、市単独事業だということでも説明がつきますが、熊野学センターはもともとが県立県営の施設である。これを、なぜ市単独の事業として市の財政で建てなければならないのかという疑問が出てきますし、またそれが博物館だとなりますと、今の新宮市に博物館は必要かという議論にもなります。もう少し、はっきり言わせていただきますと、文化複合施設の基本計画も、熊野学研究センターの展示計画資料、これも一応見せていただきましたが、確かに専門の先生方とか民間の委員さんが、大変御尽力されてつくり上げてくださいました。大変、その御意見が反映されて、すばらしい内容となっております。しかし、私たち、先ほども言いましたが、予算の決定権を有する私ども議員が心配してるのは、果たして新宮市としてこの建物は分相応かということであります。

 そこで、大体皆さんは御存じだと思うんですが、この複合施設の建設費用、これは幾らを見積もっているのか、お答えいただきたいと思います。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 現在、基本計画を策定中でございまして、その中で、施設の考え方とか、方針とかを今定めて、定めというんでしょうか、計画づけしているとこでございまして、現段階で申し上げられますことは、私ども市の財政のほうの3年間の計画の中で40億円前後のお金、財政的には見られておるという状況の中で、私ども、進めさせていただいております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 40億円の事業を、合併特例債もしくは過疎債も充当してと考えても、単純計算で12、3億円を市が財政負担するわけで、その借金を抱えながら、今度はその施設の維持管理を考えなければならないわけであります。

 維持管理費につきましては、せんだっての特別委員会の折に、人件費も含めて年間約2億円近くかかるのではないかという、私どもは説明を受けましたが、これに間違いはありませんか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 わっとした形の中で、2億円近くとかですね、そういった文言は出たかもわかりませんが、事業の内容によって非常に大きい少ないが出てまいります。極端に絞り込んでいきましたら、もっと低い数字になろうかと思います。そして、支出と、また反対に収入と、そういったものも当然予想されます。そういった中で、この事業は進められていくということで、私どもは計画づくりを進めてございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 はっきりした数字というのはなかなか出てこないだろうと、出てこないのはわかりますけれども、この維持管理費、これはもうおわかりのとおり、新たに発生する経常経費です。ですから、たとえそれが数千万円程度であったとしても、今の新宮市の経常収支比率98%という状況の中で、この新たな経常経費をどういうふうな財源から確保するのか、どこからその財源を確保するのか、そういうふうな見通し、算段というのが財政課にあるんでしょうか。財政課にお伺いしたいと思います。



◎財政課長(向井雅男君) 

 建設費用につきましては、先ほど述べられた形の中で予想を立ててございまして、それにつきましては、財源内訳に係る合併特例債あるいは過疎債、あるいは県費等を見込みながら、なるべく特進プロジェクトの一つとしてできるような形で進んでいきたいと思ってございます。

 これに係る経費につきましては、これから3月までに実施計画ができ上がるということでございますので、その中でいろいろ議論が出てくるかと思いますが、なるべく維持管理経費が少なく済むような格好で検討はしていきたいというふうには思ってございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 そういう答弁になるだろうとは予測しておりますし、本当にこの維持管理費を捻出しなきゃどうしようもないわけでありますし、かといってその施設がどれだけの利益を生むかということについては、余り期待はできないのではないかなというふうに思います。

 私は、この複合施設の基本計画を見せていただいて、これについて否定をしているわけではありません。先ほど述べましたが、さすがにその専門的な先生方と民間のさまざまな分野の方々がつくられたすばらしい施設ができ上がるというふうに感じますが、果たしてそれが新宮市の、今の規模の新宮市として身の丈に合ったものかなということを危惧しているだけでございます。

 この基本計画からすると、熊野学センターはほとんどが展示施設であり、また全国にある熊野の国宝級とされる文化財を収集展示するということがうたわれておりまして、こういうふうに書かれてあるんですけども、「博物館施設として、文化財資料の保存環境にすぐれた設備を整える。国指定文化財の展示を前提として、温湿度、塵芥、害虫、光などへの配慮を行う」と、こういうふうに施設をつくっていくんだと書かれてました。私自身、こういう本当に文化財の価値がよくわかっておりませんので、大変失礼なとんちんかんなことを言うと思われるかもしれませんが、御容赦いただきたいんですが、国宝級という、国宝というのは、国が管理すべきものなのではないかなと。新宮市のような小さい自治体が、高い管理費を出し管理すべきものかという疑問が、私は残ります。新宮市の庶民、私が一番の庶民だと思っておりますが、この文化財の展示が、新宮市民にとってのバックボーンとなり、誇りを感じたり喜んだりするものなのか、私自身はよくわかりません。そして、もう一つ本当にこの文化財を収集して展示することによって、人が集まってくるのかどうかも非常に疑問符がつくと思います。

 どういうふうに、私は考えましても、もともと熊野学研究センターは、県の事業であったということも考え合わせれば、やはり市の財政で建てるような、この計画からいくと、市の財政で建てるような施設ではないのではないかと。やっぱり、県や国にお任せすべきではないかなと感じますが、市長、どういうふうな見解でしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 すべて市でやるというふうになったときには、それ相応の県からの補助金をいただきたいと思っております。また、今議員御指摘の博物館、ミュージアムですが、これは観光の起爆剤、またこの中心市街地活性化の起爆剤には、ぜひ必要かなと思っております。また、私たち市民の文化・歴史の勉強の場といいますか、そういうことでも非常に価値があると思いますので、なるべくこのランニングコストをいかに低く抑えることができるかにかかってくると思うんですが、実現できるように頑張りたいなと思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 簡単に言うと、この博物館構想ですね、これは支持すると。市長は、そういうことですか、ですね。



◎市長(田岡実千年君) 

 できるだけ実現したいなと思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 先輩議員から教えてもらったんですが、熊野学研究センターの創設時に、梅原猛先生が「私の構想する熊野学研究センターは、熊野の森全体だ」と。そのころ、この熊野学センターの誘致争いをやって、このことに苦言を呈してそういうことを言われたと聞きました。これは、熊野学センターというものが、箱物づくりに陥ってしまうことへの警鐘であるというふうにも思います。この梅原先生の言葉の意味からすると、今の複合施設の熊野学センターは、その設立の梅原先生の趣旨からすると、やはり違うのではないかなと、私は感じています。

 また、熊野学センターは、ハード事業ではなくソフト事業だと、これは当局のほうが言っていたことではないでしょうか。展示物も多少は必要だと思いますが、極端に言うと一つの部屋と机といすがあればいいと。あとは、本当に何をやるかという中身のコンテンツの問題ではないかというのが、私の意見です。

 県知事選も終わりまして、いよいよこれから県との複合施設に対する交渉が始まる、始めなきゃいけないと思いますが、もしこの熊野学センターの博物館計画を実施するのであれば、私は、建設費だけではなく、熊野学センターについての維持管理費についても、県の助成を要望しなければやっていけないのではないかな、このように思います。

 したがって、私は、県との交渉の具体的な結論が出るまで、この複合施設の議論を一度完全にストップしていただいて、もっと中身の突っ込んだ議論と、議会との議論をもう一度早急にやり直すべきであるというふうに思いますが、市長、いかがですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 特進プロジェクトの中でも非常に重要なこの文化複合施設整備でありますので、議員の皆さんの意見を聞いて、慎重に進めていきたいと思います。



◆4番(榎本鉄也君) 

 若干、質問変えさせていただきます。

 文化ホールについて、今の市民会館の老朽化に伴って建てかえということですけれども、今のこの市民会館は音が悪いとか、古い座席で狭いとか、おまけにアスベストが使用されていて、大変さまざまな批判をされていた会場ですけれども、あのバイオリニストの庄司紗矢香さん、国際的な、お母さんが新宮出身の庄司紗矢香さんが市民会館に来られたときは、この市民会館の音響がとてもいいということで、この市民会館でレコーディングしたいというふうにおっしゃられたそうでございます。知ってますか。

 やっぱり、古い施設だけに今のPAシステムではなじまないけれども、クラシックの生の音に対しては非常によい環境づくりがなされていたんだなと感じました。いずれにしても、この市民会館、昔は結構いろんなアーチストが来ていたように思いますけども、今は年に1度の民音コンサートぐらいで、ほとんどないのが現状なのではないかないうふうに思うんですが、これ新しいホールができたら、こういうアーチストの招聘といいますか、こういうことがたくさん行われるような政策づくりというか、そういうことは今当局のほうでは考えられておられるんでしょうか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 せっかく文化ホールが新しく建設されたならば、当然いろいろな、当然自主事業的なこととか、あとプロモーターの皆さんが当然入っていただくような形の中で、そういったことがどんどん行われるように、私ども仕組みづくりをしたいと思ってます。

 ただ、自主事業はなかなか一面難しい部分もございまして、あえて人の入りの悪いようなものも文化事業としてやらなければならないような部分も、例えばあったりもします。そのときには、講演しても若干赤字が出たりして、その辺の兼ね合いが非常に難しい部分があるのも事実でございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 昔、私が中学校のときに、欧陽菲菲とかですね、ダニエル・ビダルってフランスの歌手が来たの知ってますか。そういうのも来てたんですね。亡くなられた太地喜和子さんと、江守徹さんも来たのを見たことがあるんですけども、本当に本物を見るというのが非常に価値のあることだと思いますし、大きくやっぱり自分の心の中に財産として残っていると思います。

 もう一つ、私ごとの話のようで申しわけありませんが、市民会館の思い出といいますと、ちょうど私が中学校に上がったころです、昭和42、3年ごろ、よくそのころ高校生のお兄さんとか、中学生の先輩、当時の先輩たちが一緒になって、市民会館でバンドのコンサートをやっておりました。そのころはバンドと言わずにグループサウンズと言ってたんですけれども、非常にかっこよくて、その先輩たちに、僕らはあこがれて、自分も本当にあんなエレキを弾いてみたいなと、このバンドをつくってこの市民会館で演奏したいなと、このように思ったものであります。そのころは、まだエレキを弾いているのは不良と、髪の長いのも不良という時代でありましたが、それも本当に思春期の自分にとっては魅力的なことでもありました。本当に、この音楽を通じて、地元の先輩から、音楽だけではなくて、いろんな思春期のさまざまな影響を受けたことを思い起こすわけであります。余談ですけれども、そのころ初めて中学校1年のときにバンドを結成しまして、そのバンドのドラムを教えてくれたのが、そちらに座っておられます大石消防長なんですが、覚えてらっしゃいますか。非常に格好よくて、あこがれたものでございました。

 ちょっと余談になりましたが、「青春デンデケデケデケ」という芦原氏の小説が直木賞をとりまして、大林宣彦監督で映画化をされました。そのころぐらいからかだと思うんですが、親父バンドブームが起こってきたのかなと思います。しかし、このバンドというのは、あのビートルズとかベンチャーズのころのグループサウンズ以来、もっと前かもわかりませんね、ロカビリー時代からかもしれませんけれども、本当にずっと今の若者にも受け継がれて、完全に一つの音楽文化として定着していると思います。現に、ことしも宮崎あおい主演の映画「ソラニン」、それから水嶋ヒロが主演でありました「BECK」という、こういう二つのバンドを主題にした映画が大ヒットしております。まちには、本当にギターを抱えた若者がたくさん見受けられるようになりました。新宮でも、男の子に限らず、ギターを背負った女子高生を見かけるようになりました。

 話は随分それてしまいましたようですが、何を言いたいかと申しますと、私はこの文化複合施設は、昔本当に私たちが市民会館で先輩たちがやっていたあのグループサウンズのエレキコンサートのように、またそれに大きな影響を受けて、私たち後輩が育っていったように、今の学生たちにも気楽に使えて、そして先輩後輩を問わず集えて、そして互いにさまざまな影響を与え合えるような、そんな学生や市民のスペースにできたらという思いがあります。

 しかし、この基本計画の内容ですと、どうも格調が高過ぎるというか、立派過ぎるというか、過去の貴重な資料や財宝を研究して、その価値を論じるのも確かに熊野学かもしれませんけれども、熊野に住む私たちの今の生活そのもの、生きざま、これも立派な庶民文化であり、熊野学ではないかと思います。熊野は癒しの地だ、蘇りの地だと昔の資料を並べて説明しても、今ここに住んでいる私たちが、本当にこの地に住んでよかったなと、この地が大好きだと感じて生き生きと生活している姿のほうが、よっぽど観光客などよそから来る人たちには説得力があるんじゃないかなというふうに思いますし、リピーターにもなるんではないかなと思いますが、副市長、どう思われますか。市長にばっかり聞くと、あれですよね。



◎副市長(亀井寿一郎君) 

 確かに、昭和40年代前半から、いろんなグループサウンズを初め、いろんな歌手とか漫才等も含めて、いろんな方々が市民会館を利用したというのは、私も記憶の中にはございます。ただ、今の現状からして、果たして市民会館そのものが、市民の方が利用しやすい安全な場所かどうかというときには、ちょっと疑問はあるのも事実です。ただ、おっしゃるとおり、熊野学そのものというのは、今議員がおっしゃったようなことが本当の熊野学かなという思いは、私も同感であります。



◆4番(榎本鉄也君) 

 最後に、新宮市が高額な税金を投入して博物館を建てるという、これは本当に新宮市民の皆さんが望んでいることか、またこの博物館が観光客や研究者の誘致に大きく貢献をして、経済効果を新宮市にもたらしてくれるものなのか、今の私自身には判断をしかねる状況であります。

 しかし、自分の考えとしては、文化では飯は食えない。だから、飯を食おうと考えないほうがいいと思います。文化・芸術は、先ほども言いましたが、心の財産をつくっていくことだと思ってます。心の財産などときいたふうな表現をしてしまいましたけれども、心の財産というのは目に見えません。要は、はっきり言って複合施設、文化複合施設は不採算施設を高いお金をかけてつくることには間違いないということを、やっぱりしっかり認識すべきではないかなというふうに思います。ですから、観光客や学者の先生に気に入ってもらう前に、ともかく市民の皆さんが一番喜んでくれる施設、一番利用してくれる施設ということを目指していくべきであるし、それを外してはいけないと思います。

 役所が税金で勝手につくったと言われるようなものになってしまっては、絶対にだめだと思っております。そして、そのためには、また市民の皆さんと一緒になってつくり、そしてまた育てていくべき施設だと思います。言いかえれば、これこそ協働すべき事業だと思います。

 それで、具体的には、市長が就任して早々にできました協働推進課みんなの協議会ですが、私、そのみんなの協議会、ネットで議事録も読ませていただきましたが、どうもその議事録を読ませてもらった感想として、当局と委員の皆さん方との間で、若干話が食い違ってるというか、ちぐはぐなことを議論されているように、議員の目から見ますと、そう感じてしまう部分がありました。

 上田議員の最後の質問にもありましたけれども、この文化複合施設というのは一つの点でありますので、それを面に変えていく、町並みの整備、そういうことは行政がやるのではなく、市民の皆さんに協力をしてもらってその上で成り立っていくものではないかなというふうに思います。どうか、ぜひこの文化複合施設という大きな事業が、本当に大きく新宮市にとって価値を生んで、新宮市が総合計画で、私たちが議決をいたしました基本構想にうたわれる「人輝き文化奏でる都市」と、この名前のごとくなるように、まさにこの建設のときに、この建設と、そしてまたこの運営を、市民の側から何ができるのか、それに対して何ができるのか、このことをテーマにして、これをみんなの協議会の議論に加えていただくように要望、最後に市長に要望したいと思いますが、市長、いかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 非常にすばらしい提言、ありがとうございました。

 私も、そのとおりだと、今感じました。

 もちろん、その文化複合施設、もちろん市民のためにつくるのが最優先でありますが、これをきっかけに、何とか観光活性化したいと思っておりますので、今後ともいろいろ御意見よろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 以上で終わります。

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              (「議事進行」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 2番、松畑議員。



◆2番(松畑玄君) 

 田花議員も榎本議員の質問にもあったんですけど、この幼保の一元化について、平見課長、教民でも話し合った結果、こども園はしないと、午後からの保育もしないというような委員会でなってたんですね。それ、民間の保育園の園長会でもそういうのを言われてたんですけど、きょう聞いてたら、こども園も視野に入れてというような感じに受けたんですけど、どちらでしょうか、その、あれで。議長に、そこら辺の、あのう……。



○議長(奥田勲君) 

 松畑議員の議事進行ですけども、その辺、私も詳しくないんで、担当課のほうから説明させますんで。

 平見課長。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 教育民生委員会でも御説明しましたように、当面、確かにまだまだこども園という構想は、国のほうもまだはっきりしてございませんし、幼保の協議会の中でもお願いしましたように、幼稚園という形で当面させていただきますけれども、国の法律が改正されてですね、された場合には、今後建つであろう保育園の統合園ですね、保育園の統合園を建つ場合には、またそこに幼稚園が入るかどうかということもあるんですが、そのときにこども園という形も考えられるかもわかりませんが、今の西別館跡地に建つ園については、幼稚園で当面スタートして進めさせていただきたいというふうに思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 教民にしても、園長会にしても、当面という言葉は使っておられず、やらないと、幼稚園ですということを言い切ったと思うんですけどね。きょう聞いてたら当面ということは、こども園になっていくかなと、今の世の中の流れでいくと。幼稚園の必要性というの、今全国的に問われてますしね。そういう中で、ほんじゃもうこども園になってくって思っといたほうがよろしいんでしょうかね。



○議長(奥田勲君) 

 松畑議員、議事進行ですけれども、議事進行は、私の答えられる範囲内のうちにしていただかんと、私には答えられないんで、これは。だから、また質疑か何かとか、一般質問の中で聞いていただいたら一番いいんですけどね。そのように。

 今回、もう一回だけ、担当課から答弁させますけれども。

 どうぞ、平見課長。

 今後、気をつけてください。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 申しわけございません。

 さすがに、スタートも、本当に幼稚園として実際にやっていきたいんでございますけども、法律が改正されて、法的に全国すべて、例えばこども園にしなさいよということに法律が改正された場合は、そういう道も考えざるを得ないのかなというふうに考えておるんです。当面といいますのは、本当に、今の教育からすれば、幼稚園でやっていきたいということでございます。



○議長(奥田勲君) 

 2番、松畑議員、よろしいですか。



◆2番(松畑玄君) 

 はい、一般質問で。

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△延会の宣告



○議長(奥田勲君) 

 お諮りいたします。

 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。

 あすは午前10時から会議を開きます。

 本日はお疲れさまでした。



△延会 午後4時29分