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和歌山県 新宮市

平成22年  6月 定例会 06月15日−02号




平成22年  6月 定例会 − 06月15日−02号










平成22年  6月 定例会



          平成22年6月新宮市議会定例会会議録

            第2日(平成22年6月15日)

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議員定数19名、現在員18名、出席議員18名、氏名は次のとおり。

                             2番  松畑 玄君

                             3番  久保智敬君

                             4番  榎本鉄也君

                             5番  福田 讓君

                             6番  田花 操君

                             7番  東 賀代子君

                             8番  杉原弘規君

                             9番  東原伸也君

                            10番  上田勝之君

                            11番  三栗章史君

                            12番  松本哲也君

                            13番  前田賢一君

                            14番  奥田 勲君

                            15番  松本光生君

                            16番  辻本 宏君

                            17番  屋敷満雄君

                            18番  前田 治君

                            19番  大西 強君

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欠席議員 なし。

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議事日程 平成22年6月15日 午前10時開議

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(1)から

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会議に付した事件

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(4)まで

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地方自治法第121条の規定による出席者

               市長               田岡実千年君

               企画政策部

               部長               丸山修市君

               企画調整課長           中前 偉君

               協働推進課長           辻 篤樹君

               総務部

               部長               小山壽行君

               次長兼総務課長          上路拓司君

               次長兼秘書課長          鈴木俊朗君

               財政課長             向井雅男君

               防災対策課長           井上 登君

               市民福祉部

               部長               芝 悦男君

               福祉事務所長兼福祉課長      浜前泰弘君

               次長兼生活環境課長        中地清剛君

               保健センター長          萩原 智君

               経済観光部

               部長               川嶋 潤君

               参事(企業誘致対策担当)     和田 隆君

               商工観光課長           岡 雅弘君

               企業誘致対策課長         浮田和宏君

               建設農林部

               部長               中畑孝一君

               都市建設課長           渕上 崇君

               農林水産課長兼農業委員会事務局長 津呂建二君

               管理課長             勢古口博司君

               熊野川行政局

               局長               平 俊孝君

               会計管理者兼会計課長       倉家 博君

               医療センター

               事務長              上野山巳喜彦君

               次長兼医療業務課長        北畑直也君

               庶務課長             豊田正志君

               水道事業所

               所長               嶋田喜久一郎君

               消防本部

               消防長              大石 明君

               次長               辻坂雅則君

               消防署長             岡本秋久君

               教育部

               部長               杉山泰生君

               次長兼学校教育課長        平見善宣君

               参事(文化複合施設担当)兼文化振興課長

                                中岡保仁君

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本会議の事務局職員

                    局長            浜口恭行

                    次長            畑尻英雄

                    次長補佐兼議事調査係長   赤松勇人

                    議事調査係副主査      岡崎友哉

                    庶務係長          渡爪 薫

            第2日(平成22年6月15日)

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△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(奥田勲君) 

 おはようございます。

 ただいまの出席議員は18名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、別紙にて配布いたしたとおりであります。御了承願います。

 日程に入ります前に、御報告いたします。木戸地郁生議員が本日午前6時に逝去されました。まことに哀悼のきわみにたえません。木戸地郁生議員は平成11年5月に新宮市議会議員に当選され、きょうまで市政の進展に尽くされた御功績は承知のとおりであります。ここに木戸地郁生議員の御冥福を心からお祈り申し上げ、黙祷をささげたいと思います。

 御起立願います。黙祷。

 ありがとうございました。

 御着席願います。

 この際、田岡市長の発言を許可いたします。

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 けさ、急な訃報に接し、木戸地郁生議員さんの死去に関する、非常に驚きました。心より木戸地議員さんの御冥福をお祈りしたいと思います。

 私、10月30日に就任させていただきまして、木戸地議員さんとは7カ月余りの少しのおつき合いでしたが、本会議の休憩中、また委員会の休憩中、時々踊り場でたばこを一服してるとき、よく御一緒させていただきました。眼鏡の奥から本当に穏やかな優しい目をした木戸地さんがこの目に焼きついて、そしてつい先ごろ1週間ほど前でありますが、市長室で3、40分「非常にきょう、話盛り上がったのう」言うて、本当に、「またのう」言うて帰っていきました。「今までいろいろあってなかなか、市長にも協力ようせんかったこともあるが、本当に体に気つけて一生懸命、頑張んなあれよ」と、またいろいろ話盛り上がって、「わしは、本当に新宮市のための議会に改革するんや」と、非常に強いお言葉も熱く語っておられました。本当に惜しい限りであります。

 穏やかで、しかし、しっかりしている、本当に穏健の木戸地議員さんが亡くなり、本当に悲しみのきわみであります。

 どうか、ゆっくりと休んでいただきたいと思います。

 開会に当たり、一言哀悼の意を述べさせていただきます。どうもありがとうございました。

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△日程1 一般質問



○議長(奥田勲君) 

 日程に入ります。

 日程1、一般質問を行います。

 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い順次発言を許可いたします。

 当局の答弁は備えつけのマイクを通して明快に答弁を願います。

 この際、お諮りいたします。

 今期定例会の一般質問の発言時間については、議会運営の都合上、答弁を含めて1人90分程度といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

              (「異議あり」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 御異議がありますので、起立によって採決に入ります。

 今期定例会の一般質問の発言時間1人90分程度と定めることに賛成の方の起立を求めます。

              (賛成者起立)



○議長(奥田勲君) 

 起立多数であります。

 よって、今期定例会の一般質問の発言時間は1人90分程度とすることに決定いたしました。

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△三栗章史君



○議長(奥田勲君) 

 それでは、一般質問を行います。

 11番、三栗章史君。



◆11番(三栗章史君) (登壇)

 一般質問に入る前に、木戸地議員の御冥福をお祈りしたいと思いますが、私、1期目で新人でございまして、いつも、全員協議会とか議員説明会のときは、僕の横へ座ってまして、いろいろ親切に新人の僕にアドバイスをいただいたことをきのうのように、もう3年過ぎたんですけれども、ついこの間までいろいろアドバイスをもらっていたことを思い出しますととてもさみしい気持ちでございます。

 木戸地議員には本当にいろいろお世話になりまして、安らかに眠っていただきたいと思います。

 それでは、一般質問のほうに移らさせていただきます。

 まず、最初に協働推進についてを御質問いたします。市長の公約でありますみんなの課の設立ということが、この協働推進課であるという認識をしておりますが、市長、これでよろしいでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 はい、そのとおりでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 それでは、協働推進課についてお伺いいたします。

 まず、この課の構成とどういう事務を行うのか、御説明お願いいたします。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 協働推進課は二つの係で構成しております。協働推進係ともう一つの係は広報広聴係です。事務の内容につきましては、協働推進係は協働の推進に関すること及びNPO等市民団体に関すること、広報広聴係は市政の啓発、宣伝に関すること、また市報等の発行に関することなどです。



◆11番(三栗章史君) 

 そのみんなの協議会についてお尋ねいたします。みんなの協議会の進捗状況はどのような感じでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 5月に市内の団体の方々に委員の推薦を依頼し、また市報5月号では一般公募をさせていただいて委員を選ばせていただきました。

 今月30日に第1回のみんなの協議会の開催を予定しております。



◆11番(三栗章史君) 

 この委員は、何名で構成されるんでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 委員は、全員で20名で構成しております。



◆11番(三栗章史君) 

 委員の内訳は、どのような形になっておりますでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 内訳としまして、市内の各種団体から推薦いただいた方が11名、また各種団体ですと市内に集中してしまいますので、それ以外の地域からということで、三佐木蜂伏地区、高田地区、熊野川地区からの委員が各1名ずつ、それと公募によって選任させていただいた委員が6名で、計20名で構成しています。



◆11番(三栗章史君) 

 団体の内訳と、その団体を選んだ理由がございましたらちょっと教えてください。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 団体の推薦をするに当たり、より幅広い事業から参加いただきたいということを考えまして、団体を分類するに当たり、商工部門、観光部門、教育部門、環境部門、福祉部門に分類して依頼いたしました。



◆11番(三栗章史君) 

 それでは、先ほどの地域の代表ということで、ここら辺はどういうふうに人選されたんでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 先ほど言いました地域のほうは、三佐木蜂伏地区、高田地区、熊野川地区ということですけども、各地区でそういうふうなボランティア等、協働についての活躍されている方ということで、いろんな方にお聞きして推薦いただいたというような経過があります。



◆11番(三栗章史君) 

 その三佐木蜂伏、高田、熊野川地区、各1名というふうにお聞きしているんですけれども、もう少しおられてもええのかなという気はするんですけれども、やっぱり1名程度というのは全体の数から見たところで1名というふうになったんでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 そうですね。市内の方が、各事業所で推薦していただいた方が11名ということで、全体20名という枠もありましたもんで、三つの地区からは各1名ということで選ばせていただきました。



◆11番(三栗章史君) 

 全体の数が、20名という縛りがあるということなのでそうなったんでしょうけども、やはりみんなの課ですので、いろんなところからいろんな意見いただけるような形をとるためにはもう少しいてもいいのかなとは思ったんですけれども。それでは、公募の経緯について説明少しお願いいたします。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 公募には、市報やホームページ、地方紙で募集させていただきました。5月1日から5月20日までの募集期間で合計12名の方の御応募をいただきました。

 指定させていただきました課題について御意見を投稿していただいたもので、その中で6名の方を選ばせていただきました。



◆11番(三栗章史君) 

 その指定した課題というのはどのような問題だったんでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 題名といたしまして、「私の考える協働の推進について」ということで、400字程度で応募いただきたいということでさせていただきました。



◆11番(三栗章史君) 

 公募された方の年齢層いうのはやっぱりかなり幅広くあったんでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 12名の方が御応募をいただいたんですけども、20代の方から70代の方まで幅広い方が応募いただきました。



◆11番(三栗章史君) 

 そうですね。20代から70代までの方が応募されたということで、これは大変幅広いところから応募いただいたということは大変ええことだと思うんですけれども。それでは、委員に選ばれた男女の内訳、あと年代別等の内訳をちょっと教えていただけますでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 申しわけないです。今、応募された方、20代から70代と言いましたけども、80歳の方もおられますので、20代から80代ということで、訂正をお願いいたしたいと思います。

 あと、委員20名の男女の内訳なんですけれども、男性の方が12名、女性の方が8名ということで構成しております。



◆11番(三栗章史君) 

 大体、近い割合というんでしょうか、それと年代別ではどのような感じになっているんでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 20名の年代別なんですけれども、20代の方が2名、30代の方が1名、40代の方が9名、50代の方が1名、60代の方が5名、70代の方が2名ということです。



◆11番(三栗章史君) 

 割とうまくバランスのとれた形になっていると思うんですが、ここら辺はバランス的には思惑どおりやったのかどうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 幅広い年代の方から御推薦いただいたり、応募いただいたりということで、網羅できているんではないかと思います。



◆11番(三栗章史君) 

 それでは、このみんなの協議会の日程は今後どのように進めていくのか、ちょっとお聞かせください。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 先ほど言いましたように、今月30日に第1回のみんなの協議会を予定しています。1回目は委員の委嘱や各委員の紹介、自己紹介をお願いしまして、それから、これからのスケジュール等を説明させていただきたいと思います。それから、市が委嘱しております協働推進のアドバイザー、大下氏から委員の皆さんに協働についてのお話をさせていただきたいと考えております。



◆11番(三栗章史君) 

 まず、協働についての認識等もいろいろ勉強して、そこから始まるということで、その後、具体的に、どういう、何をしていくのかとかはどうでありますでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 この協議会に参加していただいた皆さんに、市民と行政が一緒になって何をやろうと考えて参加していただいているのかをお聞きしたいと思います。

 その意見をお聞かせ願って、また今行っています市民アンケートで、また市民は何を求めているか、そして市が今各課で行っている市民との協働の事業等についても報告しまして、そして、これから何ができるかの意見を集約して、それにはまた予算が必要になのか、そうでないのか、具体的に実践するにはどのような方法が一番いいのか、というようなことを協議して、実践に向かっていきたいと思っております。



◆11番(三栗章史君) 

 この中で、市が今協働について行う事業等について勉強するということの御説明あったんですけれども、例えばこの中でまた新たなそういう事業が生まれるという可能性もあるんでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 市が今各課でやっている協働に関する事業も100足らずぐらい、各課から集約するとあるんですけれども、それを見直して、拡充していくような案もあると思います。また、委員さんが今まで考えられて実践していきたいんやと思っていられることが協議会の中で、実現化できるようなことがありましたら、新規の事業としてやれたらなと考えております。



◆11番(三栗章史君) 

 あと、それとこの構成メンバー、20名の方に集まっていただいて、いろいろ御協議いただくんですけれども、例えばこのメンバーの方だけでこの協議をしてしまうということですと、今までの審議会のような形と余り変わらなくなると思うんですね。それで、ここで出た課題等を、各団体の方でしたら自分ところの団体へ持ち帰る、あと町内会でしたら町内会へ持ち帰っていただいて、その中でまた協議していただくというような、文字どおり、みんなの課というんですか、皆さんに参加してもらえるような形はとっていかれるんでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 20名の委員ですけれども、その方らで意見を出し合って、その方らが実践していくというふうなことではないと考えております。やはり、具体化して、実現化していくにはどういう方法がいいのか、それは委員の出身母体である各団体におろして協力を願うのがいいのか、それとかまた各地域にお願いして、それは町内会を通じてとか、いろんな別の団体を通じていくのがいいのか、そこらを検討して一番いい方法で地域におろしていって、根差した協働の事業ということでやっていきたいと思います。



◆11番(三栗章史君) 

 やはり、みんなの課ですから、市民皆様、いろんな御意見とかアイデア持っておられると思うんです。できることなら、やはりここだけで話しするんではなしに、地元に持ち帰り、家庭でも結構ですし、その町内、団体で大いに議論していただいて、少しでも幅広く、輪が広がるような形でいろんな意見を取り入れていただきたいと、私は思っているんですけれども、その件に関して、市長、どのように思われますでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 これまで、先ほど議員さんおっしゃられてました、これまでの協議会ですと、会議やって、それを市に答申したりとか、そういうことが大きかったと思うんですけど、ぜひ、このみんなの協議会は、今の御指摘していただいたように、自分らで汗をかくといいますか、また自分たちの会へ持って帰っていただいて、たくさんの人で行動できるように、そういう協議会にしていきたいと思っております。



◆11番(三栗章史君) 

 ぜひ、よろしくお願いいたします。

 それで、4月に委嘱しました協働推進アドバイザーについて、どういう方で何をされるのか、御説明をお願いいたします。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 4月に委嘱させていただいた大下勝巳氏ということで、協働推進アドバイザーをお願いしております。大下氏は68歳で新宮市出身の方で、現在川崎市に在住しております。

 平成17年から20年までの3年間、川崎市宮前区の区長を民間人から初の登用ということで任命されて区長をやっておられました。

 アドバイザーの大下氏にお願いするということは、いろんなことのアドバイスなんですけども、一つ目としまして、新宮市の協働の進め方全体に対するアドバイスをお願いしたいと。また、新宮市が協働を推進するために設置するみんなの協議会に出席して、委員の方々にもアドバイスをお願いすると。また、協働に関する職員の研修や市民啓発で市民への講演会の講師等もお願いできたらなというようなことを考えております。

 任期は24年の3月31日までということで、協働ということで、報酬は無報酬ということでお願いしております。ただ、会議のたびに川崎市から新宮市へ来れるときは来ていただくんですけども、その交通費等の実費は支給させていただきたいということでお願いしております。



◆11番(三栗章史君) 

 ちょっと、この区長という立場で今どのような、選挙で選ばれるのか、区内のどういう……。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 川崎市は政令指定都市ですので、地方自治法で区の制度を設けるということで、区制を敷いて区長を選任しております。

 東京都の場合は特別区ですので、その区長は公選で選ばれますけれども、ほかの政令市の場合は、区の場合は市長が任命して任用するという形になります。



◆11番(三栗章史君) 

 はい、わかりました。

 それでは、市民アンケートについてちょっとお伺いしたいんですけども、このアンケートの実施の方法はどのようになされるんですか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 アンケートですけども、6月号の市報に折り込みによって全戸配布させていただきました。6月30日まで郵送によって回収ということでお願いしております。



◆11番(三栗章史君) 

 このアンケートの目的というのは。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 目的としまして、協働、自治活動や市民活動について、年代別に男女別に、参加意欲を把握したいということで、具体的には市民と行政が協働を取り組むことに何が必要か、何が有効かということを把握できたらと考えてやっております。

 また、市報に折り込んだ理由としまして、無作為抽出ではなくて、市民に幅広く意見を聞かせていただきたいというようなことで、市報で全戸配布させていただきました。



◆11番(三栗章史君) 

 そうですね、全戸配布というのは、大変ええことやと思います。それで、回収状況については、どの程度今回収されているんでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 6月14日現在ですけども、389通の回収を行っております。率にして3%弱ということで、決して回収率がよいとは言えないんですけども、そのような状態です。



◆11番(三栗章史君) 

 やはり、協働推進課という言葉、それとみんなの協議会というのが、もう一つ僕らにしても、PRができてないというか、認識が少ないのかなという気もするんですけども、今後この回収率をどのようにして上げていくかとか、そういうような協議はされてますでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 回収率向上に向けて、さまざまな対応を考えなければいけないのですけども、先週もマスコミ各紙に依頼をしまして、地方紙に記事として、回収率向上のお願いということで掲載していただいております。

 今後とも、30日までまだ半月あるんですけども、積極的に協力をお願いし、広報活動を続けたいと思います。



◆11番(三栗章史君) 

 それも大切ですし、やはりもう一つみんなの協議会の知名度を上げるようなものもちょっと考えていただいて、そのことによってまた回収率も上がってくるんではないかなと思っておりますので、ぜひその辺もよろしくお願いしたいと思います。

 そして、この集計、当然されると思うんですけども、これはどのように活用していくのか、今後、教えていただきたいと思います。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 回収したやつを随時集計しておりますけども、今までの御意見を見ますと、今までに地域活動や市民活動に参加したことがある人は全体の90%近くを占めております。また、参加しなかったという理由として、時間がない、どこでどのような活動をしているのかわからないというような意見で参加しなかったということです。

 また、今後のまちづくりの活動をしたいと思いますかという設問では、現在活動をしている、機会があれば活動したい、を合わせると71%の方が、意欲があるということがわかりました。

 市民と行政の協働のまちづくりについて、という設問では、今後充実していくことが望ましい等の必要との意見が57%の方、余りやりたくないとの意見の方が1.5%ですが、意味や効果がわかりにくいので何とも言えないという方が31%もあり、やはり広報活動が足りないのかなと、やはり積極的な広報活動が必要だなということがわかりました。

 このようなアンケートの結果、中間なんですけども、結果を踏まえて協議会の中では、市民の意見として報告して、今後協働の事業として具体的に何をしていくかというような協議の中で、市民のニーズとして報告させていただきたいと考えています。



◆11番(三栗章史君) 

 やはり、したくないというのが1.何%ですか、多少ではありますけども、やっぱりそういう部分も重く受けとめていただきまして、ですけども、まちづくりというんですか、そういうものをしたいという方が71%もおられるということは大変心強く思っておりますし、やっぱりそういう方がおられますんで、広報のほうは本当に、これ大切な部分だなというふうに思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。

 それで、市長の公約でありますこの協働推進課、みんなの協議会について、市長として、この思いを、これに対する思いをちょっとお聞かせていただきたいと思います。



◎市長(田岡実千年君) 

 この新宮市総合計画、2008年から2017年の10年間のですね、この新宮市の計画の本があります。この中のですね、この中身、これが全部実現したら本当にすばらしいまちになるようなすばらしい中身であります。

 その一番最初の基本理念の1番目に、このまちづくりの基本理念に来るのが、来てるのが、一人一人がまちづくりの担い手としますというところがあります。

 それで、その解説文の中に、一人一人の市民が協働の精神のもと、まちづくりの多くの場面で主役としての役割を担い、行政、企業ともども濃厚なパートナーシップを築き上げながら、皆の思いを実現していく、一人一人がまちづくりの担い手を本市のまちづくりの基本理念とし、目指すべき都市像を展望しますとあります。

 本当に、この第1番目の基本理念に来てるこの協働の推進をですね、この協働推進課の設置、そしてみんなの協議会ができたことによって、よりスピードアップできて、より充実した取り組みができてきていると確信しておりますし、やらなければならないことだと思っております。



◆11番(三栗章史君) 

 ありがとうございます。このみんなの課、協働ということは民間だけではできない、企業だけでもできない、もちろん行政だけでもできないことを皆さんが一致団結して協力し合うことでやっていけるものというのは、ほかの自治体でも結構出てきてる、現実にあることだと思っております。

 そのことによって、まちが発展したりしている事例もたくさんあります。やはり、こうやってみんなが参画して、まちづくりに協力することによって、開かれた市役所であり、開かれた議会になってくるのではないかと大いに期待しておりますので、みんなの協議会のほう、どうぞうまく進めていっていただけるようにお願いして、この項を終わりたいと思います。

 それでは、続きまして指定管理者制度の推進についてということで御質問させていただきます。

 先ほど言いました行政改革実施計画書の中にも、指定管理者制度の推進ということで載っておりました。これは、まさしく推進していくということだと思います。この中に、新宮市指定管理者制度の導入及び運営に係るガイドラインというのがございます。この中に、指定管理者制度は公の施設の管理運営に関して、多様化する市民ニーズにより、効率的、効果的に対応するため、民間の能力やノウハウを活用し、市民サービスの向上を図るとともに、経費の節減を図ることを目的とするものである。関係所管課は本ガイドラインに沿って、指定管理者の指定手続の透明性や、公平性の確保を図るとともに、導入後の運用にも十分留意しながら、効果的な施設運営と市民サービスの向上に努めるものとする。また、新たに整備を行う施設や、引き続き直営する施設であっても、指定管理者制度の導入の可能性を検討するとともに、外部委託することがふさわしい業務は積極的にアウトソーシングするものとするというふうに出ております。

 そういう部分で、私も思っておったんですけども、やはり民間におけるサービス、きめ細やかなサービスを導入しながら、行政が今まで維持管理してきたその管理費を少しでも抑えていくという大変すばらしい計画だと思います。こうすることによって、民間も一つのビジネスチャンスも生まれていきますし、経費の節減にもなるということで、大変結構なことだと、私は思いまして、推進について質問させていただきます。

 平成21年4月から指定管理者制度を導入し、数社の指定管理者が新宮市の施設を運営されていますが、現在どれぐらいの数でどの施設なのか、御説明ください。



○議長(奥田勲君) 

 上路総務部次長兼総務課長。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 指定管理者制度で管理している施設なんですけども、まず会館、集会所等が48施設あります。これは地元自治会に指定管理をお願いしているものであります。それ以外は、14施設となってございます。この14施設につきましては、平成20年度に期間が満了いたしましたので、14施設のうち9施設については再度公募を行っております。残り5施設は非公募で同じ指定管理者に継続して管理をお願いいたしました。その、まず公募した9施設なんですけども、高田の関係では農林漁業体験実習館、健康保養館、新熊野体験研修センター、多目的軽スポーツ施設、いわゆる高田グリーンランドと言われる施設分であります。それと、熊野川物産販売所、かあちゃんの店です。それで、徐福公園、さつき、小口自然の家、小口キャンプ場、この9施設については公募を行わせていただきました。そのうち、高田グリーンランドにつきましては、従前と同じく新熊野体験研修協会が指定管理者として管理をしていただいております。熊野川物産販売所につきましても、熊野川産品加工組合にお願いしてございます。徐福公園は、徐福協会が管理していただいております。それで、残り熊野川のさつき、小口自然の家、小口キャンプ場につきましては、21年4月1日より、NPO法人SPORTS PRODUCE熊野さんが指定管理者として管理していただいております。

 それと、残りの非公募の5施設なんですけども、熊野川町の林業総合センター、これは熊野川町の森林組合にお願いしてございます。福祉センターと中央児童館は、社会福祉協議会でございます。佐藤春夫記念館につきましては、佐藤春夫記念会にお願いしてございます。三輪崎の港湾施設につきましては、財団法人新宮港湾財団にお願いしてございます。

 以上でございます。



◆11番(三栗章史君) 

 たくさんの指定管理をされているということで、この中で特に民間のサービスが必要で、収益性というんでしょうか、お客様からお金をいただいて行う指定管理ということで、グリーンランドについて、現在指定管理されまして、どのように内容的にはどういうものなのか、ちょっと御説明いただきたいと思います。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 高田グリーンランドにつきましては、研修施設を兼ねた利用料金により、運営を行う収益施設でありますので、全職員が危機感を持っておりまして、サービス業と思って運営しておられます。

 また、グリーンランド独自で行事等を計画しておりまして、集客数を現在上げていこうとしてます。



◆11番(三栗章史君) 

 お客さんの数もふえているということでよろしいんでしょうか。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 はい、そのとおりでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 今、御報告にあったように、独自でまたいろんなイベント等考えて、そういう集客の努力もされているという御説明でしたけども、こういうのがやはり民間のきめ細やかなサービスなのかなと、それに伴ってお客さんもふえていると。これは、もう大変新宮市としてもありがたいことだと思っております。

 では、さつきについても、ちょっと簡単にお願いします。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 新宮市交流促進施設さつきにつきましてでございますが、NPO法人SPORTS PRODUCE熊野と指定管理の協定を結んでございます。

 その中で、さつきにつきましては、交流促進施設ということで、現在は誘客に努めておるわけでございますが、21年度におきましても、料理メニューの一新でありますとか、ホームページのリニューアルなど、宣伝等に積極的に取り組んでいただいておりまして、営業活動を行っていただいておるという状況でございます。

 利用者の状況につきましては、昨年につきましては、宿泊者数は対前年比で約1割ほど減となっておる状況のようでございます、というふうに報告をいただいているところでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 温泉のほうは、おふろのほうはそんなに変わりなく。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 同様に入浴につきましても、約1割程度減という状況で報告をいただいております。



◆11番(三栗章史君) 

 高田のほうが、トンネルができて便利になった分、何か熊野川さつきのほうが少し減っているというようなお話も聞いておりますけども、それにしましてでも、民間の方がいろんな知恵を絞って頑張っていっていただけるということは、大変ありがたいことです。欲を言いますと、今後収益を出して頑張っていただいて、指定管理料を少しずつでも減らしていけるような方向で頑張っていただければ、これが一番ベストなのかなと、私も思っておりますので、どうぞ担当課の皆様、どうぞ頑張っていただきたいと思います。

 それでは、新宮市指定管理者のモニタリングシステムというのがございますけども、このモニタリングについてお聞きいたします。このモニタリングの目的は、どういうような目的で行われているのでしょうか。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 モニタリングと申しますのは、指定管理者制度を導入した公の施設の管理につきまして、事業報告書であったり、実地調査、アンケート調査等によって、協定に従った適切なサービスが提供されているかどうか、サービスの安定的な提供が可能な状態にあるかどうかなどを調査するものでございます。

 このため、新宮市では新宮市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例、この条例の第9条で定めておりまして、施設の管理運営についてモニタリングを行うということにしてございます。

 なお、このモニタリングを行う施設なんですけども、先ほど言いました会館、集会所を除く14施設について実施していくこととして取り組んでおります。



◆11番(三栗章史君) 

 モニタリングの評価項目が、このシステムによりますと14項目となっておるんですけども、この14項目というのはどのような内容か。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 14項目ございます。1項目ずつ、簡単に御説明いたしますと、まず1項目めは、施設の管理運営についてです。これは、事業計画に基づく事業が適切に実施されているかどうか。利用者数とか、稼働率の目標が達成されているかどうかを評価するものでございます。

 2項目めは、施設の平等利用という項目で、利用者が平等に利用できるように配慮されているかどうか、施設の貸し出しであったり、事業への参加申し込みの手続が公平に行われているかどうかを評価いたします。

 3番目は、職員の配置や研修でございます。これは、そこで働いておられる方々が適切に配置されているかどうか、また接客マナーや対応等の研修を受けられているかどうかについてを評価の対象としてございます。

 4番目は、施設の維持管理業務及び保守点検でございます。これは、文字どおり施設の機能であったり、安全面等が確保されているかどうかを評価していきます。

 5項目めは、施設の修繕について。これは、指定管理者が行うべき修繕が適切に行われているかどうか等を評価いたします。

 6番目は、物品の管理です。これは、市の物品と指定管理者の物品が明確に区分されて管理されているかどうか等を中心に評価いたします。

 7番目は、安全管理や危機管理対策でございます。これは、災害がもし発生した場合や事故が発生した場合のマニュアルが作成されているかどうか、またそれに基づく訓練がされているかどうかを評価対象としてございます。

 8番目は、個人情報の管理であります。これは、新宮市の個人情報保護条例に基づく個人情報の保護が適正に行われているかどうかを評価いたします。

 9番目は、利用者ニーズの把握や反映であります。利用者の意見や要望等を把握する取り組みが行われているかどうかです。

 10番目は、自主事業の実施であります。指定管理者がつくりました事業計画に基づく自主事業が適切に実施されているかどうかを評価させていただきます。

 11番目は経費の節減、12番目は環境への配慮、これは文字どおりでございます。

 13番目、利用者への情報提供。これは、施設の利用に関する情報や手続が一般市民にとってわかりすいものになっているかどうかを評価いたします。

 14番目は、会計管理として、指定管理に関する経費がその団体の別の経費と適切に区分されているかどうか。

 以上、14項目についてそれぞれの指定管理施設について評価することとしております。



◆11番(三栗章史君) 

 この項目というのは、やはり指定管理で民間が管理運営していても、建物は公のものということで、最低限のラインは越えないようにというような配慮からこういうような項目になっているんだと思います。

 それでは、この評価の方法についてはどうようにされているんでしょうか。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 先ほど言いました14項目の評価、それ以外に総合的な評価もあるんですけども、それぞれの項目ごとに評価内容の基準を定めております。その定めた基準によって、管理の状況が適当と認められるかどうかをA、B、Cの3段階評価をして判定することとしてございます。



◆11番(三栗章史君) 

 そんな中で、評価が低い管理者の対応についてはどのようにされるようにしておるんでしょうか。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 この取り組みは、本年度から取り組み始めたばかりでまだ1度も実績が上がってきてございませんので、どういう結果になるかはわからないわけなんですけども、条例の定めによりますと、モニタリングにおいて管理水準を満たせなかった場合には、是正または勧告を指示することとしてございます。

 また、指定管理者がこの指示に従わない場合、または市が指定する期限までに是正などが行われない場合につきましても、条例の定めに基づきまして、指定管理者の指定を取り消したり、または期間を定めて、管理の業務の全部または一部の停止を命ずることができるとしてございます。

 ただし、これも先ほど言いましたように、実態としてどうかと言われれば、まだ1度もこの結果が上がってきておりませんので、わからないというのが実情であります。



◆11番(三栗章史君) 

 してる途中ということで、まだはっきりと答えが出てないのでこういう質問をするのもあれなんですけども、もしモニタリングの結果が出た場合に、これは、公表はされるんでしょうか。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 モニタリングの結果につきましては、市のホームページで公表することとしてございます。

 ただし、公表内容が指定管理者の方の権利であったり、競争上の地位とか、その他利益を害するおそれがあると認める事項については非公開とさせていただきます。

 本年度のモニタリングにつきましては、5月末に実績報告書を出していただいた後のモニタリングということになりますので、関係各課には7月23日までにモニタリングをしていただきたいということで、現在事務を進めていただいている最中でございますので、ホームページでの公開はそれ以後になると考えてございます。



◆11番(三栗章史君) 

 それでは、今後指定管理者制度を導入される計画のある施設というのはあるんでしょうか。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 先ほど、議員さんもおっしゃっておられましたように、行政改革の集中改革プランの中でも、基本的なスタンスとしては、指定管理者制度の積極的な導入によりまして、民間の専門的な知識や能力を生かして市民サービスの向上を図るとともに、経費の削減に努めるという方針を定めてございます。

 具体的な施設ということでございますれば、本年度取得予定の熊野川町の定住促進住宅の管理につきましては、その方向性が示されております。

 また、今後建設される文化複合施設の管理運営については、集中改革プランでも指定管理者制度の導入が明記されておりますので、その方向で今後協議が進むものと考えてございます。

 もう一つ、寿楽荘についてなんですけども、これにつきましては運営の効率化の観点から指定管理者制度も含めた民間委託の検討が行われておりますが、指定管理者制度を導入するという結論には至っていないというのが現状かと思います。



◆11番(三栗章史君) 

 今出ました中で文化複合施設についても、指定管理者で行うということなんですけれども、たしか田辺の紀南文化会館ですか、あそこも管理費だけで1億円以上かかっているということで、かなり大きなお金が動くところだと思うんですけども、その辺この文化複合施設について、まだ建設前ですけども、その辺どういうふうな、ある程度決まっているものがあればちょっと御報告いただければと思いますけども。

 指定管理について。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 管理費も含めて、事業規模等では基本計画づくりの中で、管理運営事業計画も多少はつくっていくことになろうかと思います。

 そういうような今、現時点の段階でございますから、事業規模とか、あと事業計画、それから施設規模がまだきちっと定まってない中で、どの程度お金が施設の管理運営で要るかいうのは、正直申してまだ把握はできてない状況でございます。

 ただ、他館の状況とかいうのは、私どものほうも把握してもございますので、当然なるたけコストのかからない運営管理ができるような施設づくりをやっていくということは、私どもは当然念頭に入れてやっていきたいと考えておりますが。



◆11番(三栗章史君) 

 この文化複合施設に関しましては、やはり新宮市民の方だけではなしに、観光客の方もかなり利用されるんだろうと、そういう目的も含めてつくられると思うんですけども、やはりかなり大きな規模のこれ施設になってきますので、サービスもよく行き届くような、そしてしっかりとした管理の計画を立てていっていただきたいと思いますんで、どうぞよろしくお願いいたします。

 今後も、多様化する市民ニーズにより、効率的、効果的に対応するためにも民間の能力やノウハウ等を十分に活用し、市民サービスの向上を図るとともに経費の節減を進めていってもらいたいということで、今後も指定管理のほう、推進していっていただきたいと、私は思っているんですけども、市長、この件について御意見ございましたらよろしくお願いします。



◎市長(田岡実千年君) 

 議員さんの思いと同じでありまして、この民間の力で効率的、効果的なこの指定管理者制度を推進していきたいと思っております。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。



△休憩 午前10時55分

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△再開 午前11時12分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 11番、三栗議員。



◆11番(三栗章史君) (登壇)

 それでは、最後の項に移りたいと思います。契約に係る業者の選定についてを御質問させていただきます。

 これに関しては、特に物品についての御質問をさせていただきたいと思います。

 まず、入札参加の資格登録はどのようにされているのか、御説明ください。



○議長(奥田勲君) 

 向井財政課長。



◎財政課長(向井雅男君) 

 物品の入札参加への登録につきましては、財政課のほうでその取り扱い要領を定めておりまして、その中で規定される必要な書類の提出をいただきまして、またあわせて営業種別を選択の上、申請をしていただくことになります。

 そして、その登録の有効期間でありますが、3年間となっておりまして、現在の登録の有効期間につきましては、平成21年9月1日から、平成24年の8月31日までとなっております。

 また、追加登録の申請受け付けも行っておりまして、毎年1度ですが、6月に行っておりまして、ただいまちょうど6月であり、追加受け付けをしているところでございまして、今回追加受け付けをいたしますと、登録の有効期限は残り2年となりまして、平成22年9月1日から平成24年8月31日までの2年間となることになります。

 なお、これら申請受け付けにつきましては、その時期が近づいたときに、また追加受け付けの時期も近づいたときには、事前に広報しんぐうあるいはホームページ等に掲載させてお知らせをさせていただいてるところであります。



◆11番(三栗章史君) 

 はい、わかりました。この入札参加資格は、どのようなものがあるんでしょうか。



◎財政課長(向井雅男君) 

 参加資格のことでお尋ねですが、参加資格につきましては、取り扱い要領に定められている必要な書類を申請時に出していただければ特にほかはありませんが、多分住所要件等お尋ねかと思いますが、会社の住所要件については特に申請の中で限定はしておりません。



◆11番(三栗章史君) 

 あと、納税証明書とかそういうものもやっぱり必要になってくるんでしょうか。



◎財政課長(向井雅男君) 

 もちろん、納税証明書は必要書類の一つになってございます。



◆11番(三栗章史君) 

 納税証明書は過去1年分のだけでよろしいんでしょうか。



◎財政課長(向井雅男君) 

 納税証明書につきましては、期間の完納証明書を添付させていただいております。



◆11番(三栗章史君) 

 それでは、その登録状況でございますけども、市内、市外等わかりましたらちょっと教えていただきたいと思います。



◎財政課長(向井雅男君) 

 現在の登録状況でありますが、物品につきましては72の業種に区分されて登録をしてございます。

 全業種で市内、市外別に申しますと、市内業者が178件、市外業者が159件、計337件の登録をさせていただいております。

 なお、この市内業者についてなんですが、市内に本店があるということはもちろんなんですが、代表者の委任を受けている営業所が市内に存在する場合にも市内業者として取り扱っておりますので、よろしくお願いいたします。



◆11番(三栗章史君) 

 この市外業者159件に関しましては、例えば新宮市にそういう業種がないというような業者さんというふうに考えてよろしいんでしょうか。



◎財政課長(向井雅男君) 

 はい、そのとおりでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 市内にない業者とか業種、これはいたし方ないと思うんですけども、例えば市内業者扱いにされておりまして、従業員等がいないというような形で、例えば事務所を借りているだけで本来の会社としての機能をしていない営業所とかいうのは現在あるんでしょうか。



◎財政課長(向井雅男君) 

 先ほど、市内業者の数を178件と申しましたけれども、その中で、市内業者と取り扱っている業者については24件ございます。



◆11番(三栗章史君) 

 24件がそういう、新宮市に営業所を置いているということでよろしいんですか。



◎財政課長(向井雅男君) 

 はい、そのとおりでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 この件に関しましては、その会社が存在するのか、ちゃんと営業しているのか、従業員の方もちゃんと雇っておられるのか、そういうような調査のほうは受け付け後されているんでしょうか。



◎財政課長(向井雅男君) 

 市内業者として扱っている営業所における従業員などお尋ねかと思いますが、申請の際に提出していただく様式の中には特に営業所に限定して記述していただくところを設けておりません。

 したがいまして、代表者の委任を受けている営業所があるというだけで、その詳細については把握してませんが、これまで入札を執行する中で、特に支障を来したということはありません。

 ただ、申請をいただいたときに、市内業者として取り扱いをするに当たり、申請書に記載されている市内の住所、そちらに赴き、営業所の位置あるいは会社の看板等については確認をさせていただいて、その上で市内扱いをさせていただいて、登録を行っているというのが状況であります。



◆11番(三栗章史君) 

 現実に、営業所として存在して、新宮市で雇用をしていただいて、そういうふうに営業なりをして、業者として入っていただいているところ、そういうところがほとんどだとは思うんですけれども、例えばこれは調べるのが難しいのかもしれませんけども、本当に事務所だけをお借りして、入札のときだけ入ってきて、ただそれだけで落としてしまうと、そこが落札してしまった場合、幾ら安いからといっても、その税金がすべて、新宮市に落ちるんじゃなしに、ほかのところへ行ってしまうというような、とても使い方としては大変もったいない使い方になっているようなことがもしあれば、これ大変、地元で従業員を雇っていただき、固定資産税も払っていただき、市民税も払っていただいているところに対して、大変これは気の毒な話になってくると思いますし、やはりそういうところが仕事をこなしていっていただければ、また税として市役所のほうへ返ってくるということもありますので、こういう事例、なかなか調べるとかは難しいんだとは思いますけども、そういうことのできるだけないように、何かいい方法を考えていただいて、ぜひそういうことが1件でも少なくなるように、地元で頑張っていただいている、地元で納税していただいている方を優先で入札をできるようにしていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。



◎財政課長(向井雅男君) 

 議員御指摘のことにつきましては、現在営業所がどういうふうにしてるかいうことにつきましては、財政課として把握しておりませんが、市内業者だけを、市内に本店がある業者だけを指名していくということについては、市内に営業所があっても、そこで地元の方の雇用もしてるということもございますので、なかなか書類的にはそこを除外するというのはなかなか難しいかと思いますが、もし何もないような営業所があるとすれば、一度調査をさせていただきたいと思いますし、また申請の受け付けの際に、資格登録の受け付けの際に、その営業所について、もう少し記述できるような申請の様式なども再度確認をしてみたいというふうに思っています。



◆11番(三栗章史君) 

 少し、乱暴になるかもしれないですけども、本来なら本社があるところを優先というような形がいいんでしょうけども、営業所でもちゃんと新宮市で雇用していただいて、税金を納めてもらっているところは、これはもう、僕、大変ありがたいと思いますので、そこに関しては別に結構かと思います。

 どうぞ、そういうふうにペーパーカンパニーではないんですけども、ただ事務所だけを借りて営業しているところと、そういうのが少しでももしあるんであれば、減るようにいろんな書類上、かなり難しいのかもしれませんけども、やはりこれも市民のために、お骨折りいただいて、いろんないい策を考えてやっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 これで、私の一般質問を終わらせていただきます。

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△屋敷満雄君



○議長(奥田勲君) 

 17番、屋敷議員。



◆17番(屋敷満雄君) (登壇)

 まず、けさ亡くなられました木戸地議員に対しまして心からお悔やみ申し上げます。

 それでは、一般質問させていただきます。通告書に5番までありますが、2番の鳥獣被害を最後に持っていかせていただきます。

 ただいま、三栗議員も物品のほうで質問されてましたですけども、私も、ちょっと入札につきましてお尋ねいたします。

 現在、当地方の地場産業である建設業が非常に元気がなく、大変落ち込んでいる現状です。これといった基幹産業のない我が新宮市を初め、近隣町村において、公共事業の投資は大変大きなものがあります。今の状態は、適正価格で競争してるととても思えません。これの、主たる原因の一つが現在新宮市が行っている入札制度やないかと思います。

 確かに、今までの入札制度に対していろいろな問題があり、市民の皆さんから御指摘があったことは事実です。しかし、今の現行制度は非常に問題があるんやないかと思います。

 何より、最低価格を設定していて、それよりも下回った価格で落札しても失格にならず、その工事を受注できる。これは、何でもかんでも安けりゃええというのと同じで、おかしな話じゃないかと思います。

 本来、材料費、工賃、経費、管理費など、工事内容を積算して予算を組んだ後で工事の発注をかけますので、入札時の価格は適正な最低制限価格を設置すべきではないですか、思いますがいかがでございますか。



○議長(奥田勲君) 

 小山総務部長。



◎総務部長(小山壽行君) 

 公共工事の契約につきましては、まずは第一に一番安い価格で入札していただいた方と契約するというのが大原則であります。

 ただし、極端な、議員さんおっしゃられるように、低入札での落札ということになれば設計どおりの施工ができないというような問題点もありまして、低入札価格の調査制度あるいは最低制限価格の設定、そういった制度が設けられることになります。

 私どもの新宮市でも、現在は低入札価格の調査制度を導入しているところでありますが、最低制限価格につきましてはなかなか難しい問題がありまして、現在導入している制度で、過当な競争については抑制できているとは考えております。

 しかし、国が示す基準をかなり下回る入札もあることも事実でありまして、議員さん御指摘の地域経済あるいは雇用、そういった面に対して一部の入札ではやはり影響があるのかなということも懸念しているところであります。

 最低制限価格を設けてはということにつきましては、競争の原理、また地域経済をどうするかということについてさまざまな角度から研究したいと思います。



◆17番(屋敷満雄君) 

 やっぱり、いろいろな入札はもう国でも県でも非常にいろんな問題が絡んで、違法をした場合にペナルティーをきつくするとか、いろんな今後対策が必要なんでしょうけども、今現状見てみますと、適正価格で行っていると、到底、僕は思えません。

 市長も、以前はカメラ屋さんで一生懸命頑張っておられましたね。僕も大阪で長年サラリーマンをしてきて、あとこっちでおやじと弟、3人で看板とペンキ屋やってたんですけどね。その仕事の中で値段がもう合わん、これはもう頭からもうからんのやという仕事ほど、しんどいことなかったですよ。

 ですから、今実施をされている業者の方も、そういうもうからんのがもうわかってんのやけど、どうしてもきょう、その範囲で、安うても落札して頑張らなあかんと、そういう状況が続いとるんです。

 やっぱり、商売すると営利のためにするんやから、ボランティアやないんやから、稼いである程度の適正な利潤をもって、ほんで雇用を、それで雇ってる人間の家族もみんな養ってもらうというような制度、潤いのある制度いうのが、ぜひとも、僕は必要や思う。

 それがないと、今その波及効果が、もうその僕らも酒飲むの大好きなんやけど、もうそういう遊びまで波及されて、だんだんもう落ち込む状態になっていると。そこで、ある程度線引いて、ある程度利潤はこのぐらいあるんやというような制度にしてやると、やはりこれは利潤があるのが、もうこれ商売の大原則であるんやから、そういう制度をね、僕は、もうどうしてもつくっていただきたいと、考えてもらいたいと思っとるんですよ。その辺、ちょっとね、いろんな問題あるやろ、わかります。御検討していただけませんかね。



◎市長(田岡実千年君) 

 先ほども、総務部長のほうから言いましたように、検討していきたいと。



◆17番(屋敷満雄君) 

 はい。もうぜひともね、いい案出してくださいよ。

 もう一つ、今建設業の関連の業種いうのは、やはりこの新宮市を今まで支えてきたと思うんです。それで、市民の皆さんの中には、公共事業は無駄や無駄やと言われますけど、やっぱりこの和歌山県、国の中でも和歌山県、その中でもまた一番遠い陸の孤島の新宮市はまだまだインフラの整備が必要やと思うております。

 まず、高速道路、部分的に開通しているようなね、こういうような解消をしてもらって、全線開通していただきたい。また、東南海地震による津波対策、少子高齢化対策の対応、障害者の雇用施設の充実、そういうのはぜひとも、市長、やってほしいんですよ。

 そういうことを国のほうにも、県のほうにも働きかけて、やっぱり潤いのある、そういうまちにしてほしいと思ております。

 それで、こんなね、もう安けりゃええいう時代が、状態が続いたら、僕、もう新宮市で住めんから、人間なくなってくんやないかと。それはね、人間みんな飯食べて生きたあるんやから、そのために今一生懸命に働いて、仕事に精出しております。

 こういうように、全員がやっぱり稼いで、家族を養うていける状態やないと、これ新宮市からみんなどっかへ働くとこ探して出てきますよ。

 それで、そういうように潤いが出てくれば、公務員や僕ら議員にも、おまえらええねと、いうような事言われなくても、新宮がもっと元気なまちにさえなれば、そういうことも効果が出てくるし、あなたがマニフェストで出しとるように、所得倍増の、倍増まではいかんやろけども、ある程度今の賃金からは上げてでもやっていけるというようなことになります。

 ぜひとも、今ありましたように、何とか検討してください。

 それで、もう一つ、今三栗君も物品入札の件でかなりお尋ねありましたですけども、非常にいろんな物で安くなったと。これ、21年度発注した物件の中で、低かった金額、その落札率でもいいですけども、ちょっとそれ教えていただけますか。



◎財政課長(向井雅男君) 

 昨年度の物品競争入札につきましては、14業種で39件の入札を執行しております。その中で、最も低い、お尋ねの落札率でございますが、平成21年の12月に執行しました熊野参詣道サイン整備でありまして、落札率は33%であります。



◆17番(屋敷満雄君) 

 33%、100万円のやつが33万円。これね、うちのほうの出した積算が、僕は、間違うてるとは思わん。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こういうことをもう、これがいかにこれ、ある程度適正価格まで持っていくような指導をこっちのほうからしたるか、それで、物品については、最低価格いうのは引けるんですか。



◎財政課長(向井雅男君) 

 物品購入に係る超安価な入札について、契約として適切なのかどうかというふうにお尋ねかと思いますが、現在の地方自治法施行令の中では、物品購入につきましては原則として最低制限価格を設けることはできないということになっておりまして、最低価格を示したものを落札者とするほかないということに現在ではなっております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 そやから、物品で最低引けんから、やっぱり余計に33とか、こういうのが歴然とこれ改まらない。法律でそういうふうに決まっとんのやったら、そういうことも、新宮市で、やってあげたいけどもできない。それで、不用額がこんなもん、予算とったやつが不用額出てます、処理される。もう、両方どっちにしてももったいない話やね。解消されない状態なんです。

 ほんで、3月議会で東さんがテレビの件で、あんなもん、僕、個人的にやったら分配方式ね、あのときでたしか100台のテレビの納入やったんですよ。ほんで、そのとき、その業者の方が30社ぐらいの参加、物品の参加業者が30社くらいありますので、たとえ3台でもずっと、持っていただければ、もう潤うというか、ありがたいこと、もう間違いない。この分配方式というのはどうなんですか、できないんですか。



◎財政課長(向井雅男君) 

 今、お尋ねのデジタルテレビの発注なんですが、これにつきましては、少しでも電器関係業者の方々の入札機会をふやすために、たしか4回に分けて発注をさせていただいたと伺っております。その中で、売買契約に当たっては先ほどと同じなんですが、地方自治法の中で、原則、競争入札によって業者を選択することというふうに定められておりますので、御理解をいただきたい。分配方式はできないということになってございます。



◆17番(屋敷満雄君) 

 どっちにしても、いい方法や思うんやけども、これが皆できないと。

 ますます競争のそういうとこの拍車がかかってくる。ぜひとも、先ほど市長も、皆さんが何とかいろんなことを考える言うておりますんで、御期待しますんで、よろしくお願いいたします。この項は終わります。

 「街道てくてく旅」、新宮市の対応についてをお尋ねします。このたび、NHKの衛星放送の人気番組、「街道てくてく旅」で熊野古道が旅の舞台となって取り上げることになりました。

 放送では、熊野古道、大阪天満橋、八軒家浜を5月10日朝8時にスタートしました。私も、行ってまいりました。紀伊半島を周遊し、熊野三山を経て、伊勢神宮までの道のりを元テニスプレーヤーの森上亜希子さんが歩いています。きょうは、今ごろ近露から継桜の継桜王子まで歩いております。

 6月18日には、いよいよ本宮大社に到着します。

 春編は、本宮で、ここで終了ですが、9月13日から秋編が田辺から大辺路を経て、那智大社、熊野川を川船で下って、新宮へ入ります。

 残念ながら、私どもの高野坂は今の計画では那智と高野坂の、新宮までの間は通りませんので、どういうことになるんか、今のところわかっておりませんけども、ぜひとも高野坂を歩いてほしいものです。

 秋編の最終は10月22日、伊勢神宮になるわけですが、和歌山県、三重県に650キロの行程の地域が紹介されることになります。これらの放送を通じて、紀州熊野を日本全国に知ってもらえるきっかけとなり、地元への観光客の動員にも弾みがかかることが予想されます。

 この放送に至った経緯について、少しお話しします。市長も初めですね、私ども、大西議員も同じですが、三輪崎出身者の中に新宮高校から東京大学を経て建設省へ入り、退官後は民間会社の長谷工コーポレーションに副社長で入り、社長のときは、1兆何千億円という負債を頑張って返し、会長を歴任して、ことしの3月31日には、会長をやめて4月から相談役でおられます嵩聰久さんが理事長を務めるのが、NPO法人の紀州熊野応援団であります。

 これは、嵩さんの新宮高校の同級生が中心になり、2007年にNPOとして結成されているように思います。呼びかけによりますと、今新聞紙面には毎日のごとく地域格差、地方の衰退という言葉が躍っています。我が紀州熊野も例外ではありません。日本のいわゆる国土軸からはるか離れているだけにより深刻とも言えます。当応援団は、その名のごとく紀州熊野を愛し、絶えずふるさとの思いをいたすものが相集い、微力ながら、ふるさとのあすのため、その再生へ隊列に連なろうとするものであります。その構成員は、地元紀州熊野に現在生活している方々はもとよりのこと、ふるさとを後にして東京、大阪といった大都会に居住している人たち、また紀州熊野出身者ではないが、日本の源境というべき紀州熊野に愛着を持つ人たちがさまざまであります。企業人もいれば、家庭の主婦の方々、老いも若きもおります。時間的余裕はさほどありません。私ども、できるだけ多くの方々が当応援団に参加され、大きなうねりになっていくことを熱望しております。

 また、応援団の合い言葉は紀州熊野のスポークスマン、紀州熊野と都会をかける橋、紀州熊野を一つに、古い紀州熊野は今新しい、をキャッチフレーズにしている団体でございます。

 NHKでは、5年前より朝のシリーズで放送されていました。これを見た紀州熊野応援団の役員が熊野を舞台にして取り上げてほしいと強く思ったそうです。そして、再び紀州熊野のよさとその存在を日本全国に発信できればとの思いがあり、NPO法人紀州熊野応援団東京事務所と何回も協議を重ね、連帯して昨年の番組企画段階からNHKと情報の提供を行い、強く働きかけを行ったそうです。

 このことも、放送決定の要因の一つになったと喜んでおります。

 この放送の機会を通じ、地元への観光客にも弾みがつきますし、世界遺産効果の賞味期限切れが議論されていた時期だけに公共放送の中で、紀州熊野が紹介されることは大変喜ばしく、この効果に期待するところであります。

 また、観光行政の経費がかかったわけでもなく、観光の面でも絶好の救いの手になったと、私は思います。

 民間団体が水面下で働いて、紀州熊野をPRする環境をつくってくれたことで、行政のする肩がわりをしてくれたわけですから、こんなに安くつく経費はありません。これからは、市の施策など、外部の力を得たいと考えた場合、このような団体と情報の共有する中で、民間のノウハウと知恵をかりるなどして、より有効な事業が展開できることができるように願いますが、このことについて市長はどう思われますか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 この紀州熊野応援団の皆さん、屋敷議員さんも会員であって、今回NHKも行っていただくなど、本当にありございます。先日私も、5月下旬に幹部職員10名ほどとこの嵩理事長さんが共催する熊野出会いの会という会へ行かさせていただきまして、少しお話をさせていただき、お礼も言わせていただきました。

 非常に、外部から応援していただけるの、本当にありがたいことだと思っております。また、このみんなの協議会と少し違ったことではありますが、ぜひ今後とも御支援していただきたいと思っております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 嵩さんは、4月から相談役になられたんで、時間的余裕もできたとおっしゃってますんで、市長も東京へ行かれたときは、ぜひとも長谷工コーポレーションのほうへ寄って、和歌山県のそういういろんな相談員とかもなされてますし、やっぱり人脈とか経験とか、非常に豊富なんで、それで紀州熊野に対する思いが非常に強い方ですから、ぜひともお知恵をかりて反映させてください。よろしくお願いします。

 秋編になればいよいよ新宮に入ってくるわけですが、新宮市では市広報に掲載して、市民にPRするなど、これらの番組の制作に地元として全面的な協力をお願いしてほしいんですが、市としてのこれからの取り組みについて、お考えをお聞かせください。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 議員から御紹介いただきました「街道てくてく旅。熊野古道をゆく」の秋編につきましてでございますが、9月13日に田辺市をスタート、大辺路から熊野那智大社、熊野本宮大社を経て、本宮からは熊野川を川船で下るというコースでございます。

 熊野速玉大社を参拝した後は、伊勢路を伊勢神宮まで歩くルートというふうに伺っております。今回熊野速玉大社や川船下りを初めまして、熊野地域が全国に生放送されるこの番組の制作につきまして、私どもとしましては積極的に全面的な協力をさせていただきたいと思います。商工観光課といたしましても、この機会を絶好のチャンスととらえまして、悠久の熊野川の魅力でありますとか、新宮市を積極的にアピールしてまいりたいというふうに考えてございます。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 地域から広く広報ということで、御質問と思います。毎日歩くということで、情報が変わるということで、何か有効的な広報手段がないかなということを考えますと、やっぱり市のホームページのトップページに「街道てくてく旅。熊野古道をゆく」というふうなタイトルでバナーを設けたらどうかなと思います。そこをクリックすると、NHKのホームページの当番組にリンクされて、今日の足跡とか、ルート紹介がわかるというようなことができますので、それがPRではいいのかなと。また、市の広報紙におきましても、市報におきましても、今回の番組が実現したことは、先ほど議員が言われたように、NPO法人紀州熊野応援団の力が非常に大きかったと思いますので、秋編の放送のころに、その辺もあわせて市報で取り扱わさせていただきたいと思います。



◆17番(屋敷満雄君) 

 何年前かな、都市計画審査会で前田賢一議員とか、四万十の中村市へ行った。それで、市長、中村市の市役所の中で、向こうの方と勉強会をなさってます。前田賢一議員が、あんたとこはすごいとこやないうて、すごいコマーシャルの上手な方おるんやねと、何ですかいうことは、今物すごい四万十が有名になった。最後の清流、四万十川、それだれが言うて、NHKへ売り込んだんやというのを前田賢一議員おっしゃってくれてね。僕らも、だれかね、すごい人ね、向こうにそういう人がおるん。本当は全然違う。NHKのプロデューサーが、テレビの中でこの川は最後の清流、日本の最後の清流四万十川や言うてくれた。それで、僕はね、市長、本来、もしあなたがNHKの方と、もし会う機会があれば、熊野応援団のメンバーいますけども、船乗るんですよね、川船で下ってくるんです。そのときは、どうせ放流はしてませんよ、放流はもうやめてもらって、そのきれいな風景をテレビで放映して流してください。

 そのときに、一言森上亜希子さんに、ここすごいとこやと、すごいきれいとこですよと、ここも日本のきれいな川の一つやでという一言ぐらい言うてもらうと、そらもうすごい、ただでやで、抜群の効果が出ます。

 そういうこともありますから、ぜひとも皆さんと、僕も一生懸命、田川さんも一緒なんですけど、皆さんそう、熊野頑張りますので、よろしくこのことをお願いいたします。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、昼食のための午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午前11時54分

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△再開 午後1時00分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 17番、屋敷議員。



◆17番(屋敷満雄君) (登壇)

 それでは、一般質問を続行します。

 小学生、中学生及び高校生による郷土を見つめる学習体験、ここにあるのが佐藤春夫記念会の評議員会の資料なんですけど、これ見て驚いたんですよ。小学校の入館してる生徒数が非常に少ないんです。土曜日が無料入館で38名ですね、学校の見学では緑丘中学校が6名、城南が7名、みくまの支援学校が13名、丹鶴小学校が9名、色川中が14名、千穂小が77名、その中で市内の学生は中学生13名、小学校86名です。

 それで、新宮市の基本構想の指針として推進する「人輝き文化奏でる都市」新宮市に、これは反するんではないかと思うんですけど、いかがですか。



○議長(奥田勲君) 

 平見教育部次長兼学校教育課長。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 確かに、議員おっしゃるように、入館者数、かなり少ないと感じております。

 市内の小中学校におきましては、ふるさと学習ということで各テーマに沿って、各小中学校いろいろなテーマを持って学習しておるんですけれども、多いのは歴史民俗資料館なんかをよく使ったりするようなんですけども、いずれにしましてもせっかくこんな貴重な施設が身近にありますので、やはり中学校を卒業するまでには1回は主な施設は行くように、その辺を学校等に働きかけていきたいなというふうに思っております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 それ、僕もそうしてほしい思うてね、質問の中でもそれを書いとったんやけど、今そうおっしゃってくたんで、そこは抜けるけど、ぜひともね、やっぱり新宮市には国宝、天然記念物、史跡など、数多くの文化財や資産を持ってあるんやから、これはぜひとも9年間のうちに1回ぐらい、ぜひとも体験さすというのをやってほしいんです。

 やっぱりそういうことによって、このまちに住み続けたいとか、このまちの役に立ちたいとかいう愛郷心が生まれて、あすの世代を担う人材の育成にはなり得るんではないかと思うてます。

 松下幸之助さんが日本の未来に憂いを感じて、松下さんは、本当は自分が代議士になって日本を変えたいと思ったそうですよ。それで、出たい言うたときに、ナショナルの役員の方が、そらもうちょっと幾ら何でも待ってくれと。それやったら、20年先見据えて政治家と経済人を育てようと、それで松下政経塾をつくったと。その松下さんの趣旨に賛同した財界から出資してもらって、その方を理事に就任させて、財団法人を設立したと。それで、優秀な大学出て、政治家や経済人を目指す若者に体力と知識と社会勉強の習得に、神奈川県の茅ケ崎に松下政経塾の合宿所をつくって、5年間、その当時預かっていたと。

 それで、何でそれを言うかいうたら、このたびの民主党の代表に名乗りを上げた樽床伸二さんがおるんですけれども、その人は2年間の合宿生活を終えた後、3年目以降はもう自分の好きな勉強をするために、実践するために、彼は大阪の寝屋川なんで、大阪へ帰って政治家になりたいということで、政治家目指して勉強し始めたと。それで、たまたま、僕、大阪にいたときの同じ会社の人間が自分で独立して、10人程度の会社つくってナショナルへもアルミの材料入れとんのやけども、そんな関係もあって、ナショナルの方が松下政経塾の塾長やっておったもんで、それでその方からの紹介もあって、その当時、大阪東地区地域産業フォーラムいうフォーラムの初代の会長に僕の友達がなったんです。そのときに松下のほうから、樽床伸二君を事務局長にしてくれということで、事務局長でずっと2人がコンビでやっとったもんでね。それで、まさかこんな偉いさんになるとは、僕も思うてなかったし、それで今かなりビッグなね、政治家になって頑張っておるんやけどね。そういうように、やっぱりそのとき樽床君は、僕の友達のそのフォーラムにくる前、朝は駅前で街頭演説打って、それから来ると、そういうふうなことをやってました。それで、寝屋川には自民党で出たかったらしいんですけど、北川さんいう、非常に強い人がおるんでもう出られないと。それで、最初は無所属で出て、泡沫候補言われてたけど、1万票ようとらんいうのが、3万8,000票とって、その2年後か3年後に日本新党の、細川さんのあのグループで当選して、現在になると。

 だから、結局そういうね、うちなんかでもいっぱいあれがあるんやから、そういうことを勉強だけやなしに、もうぜひともそういう教育の中へ入れていただくというようなことを。それで、今さっきあんた、おっしゃたけど、各学校でそういうふうに取り組みやっておるんですけども。それで、僕、今までいつも思とんのやけど、22歳の子が大学卒業して先生になるやろ、教師になって、どっちか言うと、何にもわからん状態で担任持ったら、もう一国一城の主でその子が教えていくんでね。

 ですから、やはりある程度やっぱり知識持ついうんかね、勉強はええけどもやっぱり知恵ね、社会の知恵なんかも経験してないから、3年間、5年間ね、一般社会で25歳くらいでな、先生にさすと、そういうふうな仕組み。それで、市長、あれやで、ここの新宮市の市役所の職員も、なんやったら3年ぐらい経験した子をね、採用してくとかね。それか、新たに係長ぐらいの若い子を民間へ出して実践勉強させて、2カ月か3カ月、実践を学ばすと、社会の仕組みをね、ころっと変わると思います。

 というのは、和歌山県はそうやって、この前やったんや。それを、僕、たまたまラジオで聞いとったら、その行った女の子やったけども、もうサービスの仕方とか、あいさつの対応とか、一遍に目からうろこで変わりましたいうて。だから、僕も、12月議会でもしたように、あいさつからでも市役所は大きな声でみんながするというようなことでも始めてもろたら、ころっと変わってくるんでね、そういう取り組みをぜひともやってほしい。いかがですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 できるとこからやりたいと思いますし、この最後に議員さん言われましたあいさつが一番基本だと思っておりますんで、その辺また徹底したいと思っております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 よろしく御指導お願いします。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 先ほどのお話でございますけども、現在私ども中学校では実際の職場に出向きまして、それで職場体験をやって、そういう授業も行っておりまして、中学校では短期になりますけども、3日間ほどでございますけども、毎年、市内事業所の協力をいただきまして、そういったことを行っております。

 実際、その現場でいろいろなことを肌で感じることによって、いろんなことを見、聞き、体験する、それが私どもの目的でございまして、一層強めていきたいなと思っております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 ぜひとも、体験も、3日じゃね、幾ら何でもやっぱり、後期、前期ぐらいわけてやで、1週間ぐらいでも行かせてもらう。

 今、土曜日はもう全然あれですか、子供たちにその課外勉強をさすいうようなわけにはいかんのですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 現在のところ、土曜日はお休みとなってますけども。地域でスポーツにも励んでる子供もおられますんで、そういった体力づくりも一つの大事な部分でもありますから、そういったところで、地域の皆さんにも助けていただきながら、地域で子供を育てていくというような形に徐々に整えつつありますので、その方面を伸ばしていきたいなというふうに思います。



◆17番(屋敷満雄君) 

 期待してますんで、よろしくお願いしますよ。

 じゃ、次いきます。市役所の退職者の雇用についてをお願いいたします。

 3月議会で緊急質問を行った前田賢一議員さんの中で、佐藤市政1期目のとき、行政改革の一環として、人件費削減のために市関係機関にOBの雇用を推し進めてきたと。そのやりとりがありましたが、当時のそういった契機などを、事情をよくわかる公文書なんかは残されているんですか。



○議長(奥田勲君) 

 上路課長。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 行政改革の関係文書としては、当時のそういった方針を明確に記載したものは見当たりません。



◆17番(屋敷満雄君) 

 ないとすれば、どういうことやったんですかね。その当時の詳しい説明、ちょっと教えてください。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 OBの雇用につきましては、それ以前からも雇用されていた経過がございます。この時期から始まったものではございません。ただ、行政改革を進めていく上で、職員の定員も見直していくという大きな流れがあったことも事実でございます。人員配置との関係で職員OBの経験を生かして、市の関係機関に嘱託職員等として雇用されていたということが実態かと思っております。

 当時、職員労働組合との間で臨時嘱託職員に関する賃金体系の整備や退職金導入の協議などが行われておりました。それらの協議が、この時期、平成14年になるんですけども、平成14年の4月1日に整ったことから、要綱を改正したという事実がございます。そのときに、職員OBの雇用期間につきましては、原則3年とする表記が追加されたというのが実態でございます。



◆17番(屋敷満雄君) 

 やっぱり、寿楽荘の人事については、市長の思いとは違って、荘長、退任しました。その後、内部の人間昇格させて、荘長に今なっとんですけど、そこで終わったんやとか言やったんやけど、その荘長になった人の後へまた本庁から1人行ったんで、やっぱりその今までやったら、200万円で済んだのが、今度はその昇格した人間の分プラス補充した人間の分も余計にかかってくると。それで、今度、なった人で、幾らの金額になって、どのぐらい無駄になるの。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 職員OBの嘱託職員の賃金なんですけども、年間約230万円程度でございます。それで、正職の課長級の年間給与は約770万円程度かと思います。荘長の人件費だけを比較すれば、確かに議員さんおっしゃるように、正職員の配置のほうが高額となったようにも見れますが、市全体の人件費で見れば、新たに職員を雇用したわけではございませんので、職員全体の異動の中で、寿楽荘への正職員の配置が1名増加しただけという考え方もできると思います。

 そういった観点から見れば、嘱託職員賃金が1名減になったということで、市全体の人件費が膨らんだわけではないというふうに考えてございます。



◆17番(屋敷満雄君) 

 230万円で済んだのが、今770万円、その差は、違うの。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 再度のことになるんですけども、職員全体の人数をふやしたわけではございませんので、寿楽荘の荘長人件費だけ見れば、230万円から770万円になったという見方もできるかと思いますが、市全体で見れば、市全体の総職員数は変わってございませんので、市全体の人件費で見ればふえたということにはならないというふうに思っております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 おれ、頭悪いからわからんけどね。230万円の人がやめていった、ね。今度、770万円の人が入ったんやろ。そういう意味違うんですか。本年から。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 230万円の嘱託職員をやめていただいて、新たに770万円の正職員を雇用したのであれば、人件費がふえたことになろうかと思いますが、市全体の正職員の数をふやしたわけではございませんので、どこかの所属でその分の人件費が削減されたということになると思います。市全体としては、人件費総額が変わったというわけではないというふうな認識でございます。



◆17番(屋敷満雄君) 

 ああ、総額でね。はい、わかりました。

 もう一つ、これ寿楽荘とクリーンセンターもうちからの関係やね。市からの直接の関係のとこいうことは、場所やな、クリーンセンターと寿楽荘、それで南紀園か、あそことかはまた別個の話やな、それ。市直接いうのは、クリーンセンターと寿楽荘いうことで、そういう解釈でええのやね。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 はい、そのとおりでございます。一般行政の職種の中で職員OBを雇用しておりますのは、クリーンセンターと当時は寿楽荘ということでございます。



◆17番(屋敷満雄君) 

 市長は、12月議会やったかな、3月やったかな、クリーンセンターの所長も来年3月でやめてもらうという意向やったんやけど、それはもう間違いないんですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 基本的には、OBじゃなくてもできる仕事は、できたらOB以外の市民の方にやっていただきたいという思いの中で検討させていただいているところであります。



◆17番(屋敷満雄君) 

 クリーンセンターの、今所長は前の副市長から、向こうへ行って、それで彼はずっと高森でもかなりの処遇でおったもので、もう資格持っとるし、それで経費の削減をできないかと、いう依頼も多くあって行ったんですよ。

 それで、彼、かなり、僕ね、頑張っておったんで、成果出しとるんです。どのぐらい成果出てんですか。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 経費の削減については、クリーンセンターだけではなく、市全体として取り組んでいるものですけれども、クリーンセンターの経費の削減についてでございますけれども、どれぐらい削減があったかというふうなことですけども、資料的には、20年度と21年度と比較しまして、ここのクリーンセンターの経費としましては、塵芥処理費というのを使っております。それにつきましては、21年度と20年度の比較としましては、一応全体の経費では21年度のほうが多少上がっております。一応、そういうふうなことになっておりまして、経費的には比較的には余り変わってはないと思っております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 20年と21年は変わってないね。本年の、ことしの予算からいうたらどうか。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 今年度につきましては、議員さんおっしゃられるのは、多分クリーンセンターの運転管理業務だと思うんですけれども、昨年度と比べましたら、やはり1,000万円ほど、入札した効果がございまして、それのおかげで約1,000万円ほど減額させていただいてございますけども、全体的に今年度、通してみないとどれぐらいの効果があるかというのはちょっとわかりかねますので、来年の決算で確かめたいと思っております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 おれ持ってる資料やったら、塵芥処理費ね、ごみの収集経費があんた言うたように、20年度決算は9,141万7,000円、21年度は1億709万3,000円、確かにこれはね。それで、この1億719万円がことしの予算では1億254万8,000円で、これは454万円ぐらいしか下がってないと。大きいのが、クリーンセンターの維持管理費よ。これが、あんたがおっしゃるように、20年はこれは2億5,971万8,000円、21年は2億7,763万円で、これは上がってるわけ。ことしの予算は2億3,850万9,000円、何とおまえ、これで何や、これで言うたら3,912万円ぐらい下がるような予算になってんで。それで、合計で5,392万6,000円が下がるいうような資料持っとんのやけど、これ間違いか。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 はい、そのとおりでございます。22年度に当たりまして、約4,000万円ほど減額させていただいてるんですけども、その中の主なものが、プラントの定期点検、保守の関係になってございます。ただ、こういうふうなことは現実に運転業務しておる中でどのようになるか、まだちょっとわかりかねますが、去年、昨年度と比べまして、今のところそういうふうな減額予算となっております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 そんなにまでにも、おまえところね、きっちりした予算組んどんのやから、狂うか。どう思う、狂う思うか。これ、毎年正確に出る思うぞ。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 毎年どのような金額になるかというのが、ちょっと、わかりかねるところがございますので、継続した考え方でこのような金額、やらせていただいているということです。



◆17番(屋敷満雄君) 

 職員でも、20年4名やね、去年3名、ことし2名や。2年間で2名減っとるんです、職員。それで、330万円減ってるわ。

 そやから、適材適所にね、市長、やっぱりそういうOBでも活用できる人もあるし、やっぱりこのクリーンセンターの業務に、委託事業なんか、そこのその人にやっぱりきっちりと物言える人を置いとかなんだら、向こうの言いなりやったら、こんなもん何ぼでも値段わからんのやから、何ぼでも高なる。

 そういうことがありますから、これに基づいて、そういうような配置もやってください。

 それで、今市長の言いましたけどね、OBの経験でいうと、僕も、南紀ひまわり作業所、自立支援法の整備事業とか、いろんな事業があるんですよ。うちの職員ではやっぱり文書とか、公文書とかのインターネット見てもわからんことようけあって、それで市役所のOBの方、去年4月から、僕、来てもろとる。そしたら、何と、18日締め切りで和歌山県と国からの2,000万円ね、建築、建物あるのつぶしたってね、60坪の建物にする計画で今やっとんですよ。もう、図面もできて、あしたOBの方も一緒に県庁行ってくれるんですけど、だから彼はやっぱり今のここの振興局の近江局長から、それから向こうへ行った下副知事とか、それで西上部長なんか、懇意やからね、やっぱり僕らが全然できんような話も、行って、僕も同席させてもらったんやけど、ここはこうしたら、何と、その事業、もう和歌山県の財布が1億3,000万円しかないんですよ。建物を1,000万円、1,500万円、2,000万円ってね、今おりるんですけど、申し込みが何ともう20件、20カ所来とんです。それで、また物品が別個にあって、それは40カ所からありますから、とり合いせんなんですね、これ。それで、もうあとはこれ、いろんな話し合い、十分やっていかんなんのやけども、そういうようなことをしていくには、文書つくって、それでこれ土地が那智勝浦町やから、那智勝浦町とも土地の永久的な、貸与してもらわんなんいう打ち合わせとか、そうなかなか、これ見よってもできないようなことが、やっぱりスムーズにすっといけて、やっぱり非常にありがたいね、僕ら見やっても。

 それで、やっぱり経験と実績とやっぱり人脈いうのは、そらもう非常にあるもんやから、これは民間のほうへ行かれとんのやから、多くの方がうちの関係のとこ、ようけ市役所のOB来ておられますけど、そういう活用する手だてはようけあるんで、ぜひともね。そら、確かにできることはしてもろたらええんやで、そういうことも、そういう活用もあるということは頭の片隅へ、市長、入れてくださいよ。それで、そういうことを市長にお願いして、この項は終わります。

 最後に、鳥獣被害の対応につきまして、熊野古道、高野坂、私とこの近所にあって、僕も、1週間に何回は広角まで歩くんですけども、イノシシが入って畑を荒らします。まず、ユリの根とかミミズとか、それでカブトムシの幼虫なんかが今好きなんで、それで蛇ですね、虫が大好きやいうて、猟師の皆さん言うてます。

 ほんで、5月22日に通報あって、猟友会の皆さんに調査していただきました。私も、同行しましたんですけど、犬を連れてずっと行きますと、犬が鼻上げてこの辺やということがもう、あの人たち、もう勘でわかるらしいんですけども、今ここにあるぞということやったんやけども、何せ熊野古道の禁猟区やし、鉄砲は打てないと。どうするもんや、こんやいうことで、いろんなことを考えました。それで、結果的におりを設置しようということで、おりを、僕、手伝いましたですけども、非常に重たいの持って行って組み立てて、それで固定して、それでえさやってしたんやけども、やっぱりイノシシも賢いから、そんなおりらやっても、すぐに絶対入らんと、半年間は絶対このままで置いとかな無理やでと。なれたら入ってきますと言うから、もう、そら半年間の間に、今サツマイモようけ植えてるから、また荒らされるなとは思とんですけども。まず、驚いたのが、あんな大きな42号の国道が、あそこ横断して、どっから入ったんやろかと。皆さんも、どっから入ったんやろなと、わからんらしいんですけれどもね。そういうように、今聞きますけどね。それで、まずですね、これ猟師の方もだんだん減少して、それに反してけものはだんだんふえてくると。人里の近くまでやってくるいうことで、これは毎回でも、杉原さんも質問されているんですけども、これ今、けもの、やっぱり人里近くまで来るいうのは、どういうことが考えられるんですかね、これ。



○議長(奥田勲君) 

 津呂農林水産課長。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 確かに、けものが人里近くまで来ることなんですが、たまたま集落付近に来た野生獣がくず野菜等の残りかすや放置された果樹などにえづけをしてしまったことや、手入れのされてない農地がふえて、野生獣の隠れ家ができたことなどにより、人里に被害が及ぶようになったと先生方は言っております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 それで、猟師の方がおっしゃられるのは、捕獲料もかなりあちこちで差があると。新宮市は猿が2万円、シカが5,000円、イノシシ1万円、この値段をもう少し上げてもらえんもんやろかと。それで、予算どのくらいあるんやろかということを聞かれたんやけども、これはどうなんでしょうね。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 まず、1点目の捕獲料のことなんですが、捕獲手数料につきましては、現時点で近隣の市町村と比較しても新宮市が特別低いというわけではありませんが、現実に夏場の有害への従事は厳しいものがあります。今後も、近隣の市町村を参考にしてまいりたいと思います。

 二つ目の予算についてでございますが、当初予算で捕獲に対する予算を320万円計上させていただいております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 何か猿は、3万円のときはかなりの人が撃ってくれたと聞いてあるんやけども、やっぱり猿撃つのも大変らしいんで、それはやっぱりある程度3万円ぐらいまで上げてやってほしいと。それで、シカもこれが5,000円なんやけども、シカの被害も多いから、ここで何とかこれ予算つけて、検討したってくださいよ。

 それで、禁猟区の熊野古道なんかもそうなんですけども、大体道路から浜側は禁猟区やと聞いたんやけど、おり設置したら、捕獲まで時間かかるんやけども、おりももっとふやせんのんかということも聞いてるんやけども、どんなんですかね。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 まず、禁猟区なんですが、これ鳥獣保護区と禁猟区の獣害捕獲は、県の協議を踏まえてから、得た上で市町村長が許可することになっておりまして、またおりの数でございますが、現在21基所有しており、各区や農業委員会へ貸し付けをしておりますが、足らないのが現状ではあります。

 このため、過日も特措法により立ち上げました新宮市鳥獣害対策協議会を開催し、今年度の事業方針を協議したばかりでございます。その中でも、捕獲おりの購入を中心に事業展開をしていきたいと考えております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 やっぱり、この倍ぐらい要るね、聞いていると。40は、やっぱり要るみたいですね。一つ15万円ぐらいするの、これつくるのに。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 19万円から10万円だと思います。



◆17番(屋敷満雄君) 

 市長、あと20台ぐらい、10万円から15万円ぐらいの間なんよ。ほんで、もうこのおりをね、欲しいいうとこはもうほとんどの場所で猟師さん少ないし、おりやったら、進んでできるんで、それは何とか至急考えてくださいよ。

 どうですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 津呂課長とも相談したいと。



◆17番(屋敷満雄君) 

 はい、よろしくお願いします。

 それで、僕は思うんやけども、まず里山が昭和35年から40年ぐらいですか、エネルギー革命で石炭から石油へ転換したと。これは、全国の各地の家庭の燃料が木からガスへと変わっていった。それで、里山入ってまきを集めることがなくなったんで、山を荒らす原因になったとも言われております。

 それで、人が入らんのやから、けものが人の生活圏までごちそう食べに来るということもあるんやないかと。それで、人の近くで、さっき課長がおっしゃったように、えさをあさると。それで、高野坂はやっぱり新宮市の中で、世界遺産になった大切な古道でね、それで途中で三輪崎から行っても、新宮市の写真のスポットになるように、大浜海岸がこんもりした森の中、ぱっと明るい風景が出てくると、ほんまにきれいなとこなんでね。こういうとこを皆さん、歩かれても感激されてあるんで、一日も、この高野坂のイノシシが捕獲されて、安心して古道を歩くことができるということを切にお願いして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

              (「議事進行」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 19番、大西議員。



◆19番(大西強君) 

 議長ね、今の屋敷満雄議員の質問の発言の中に、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そういうことを言うと、これは積算能力があるなしにかかわらず、今工事は設計単価を公表してるんでね、そのルールの中で、業者が今のルールの中で、業者が任意に落札した、その落札した、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そういうことを言うとね、それ業者に対する侮辱でしょう。僕は、取り下げるべきだと思いますよ。



○議長(奥田勲君) 

 この件に対しては後で、屋敷議員にちゃんと真意を問いただして答弁させていただきます。

 それでよろしいですか、大西議員。

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△上田勝之君



○議長(奥田勲君) 

 10番、上田議員。



◆10番(上田勝之君) (登壇)

 初めに、けさ木戸地郁生議員が御逝去をなされました。余りの突然の旅立ちで、何と言っていいか、言葉も見つかりません。

 思い返せば、木戸地議員とは、私、平成11年に初当選をさせていただいた同期当選でございます。11年余りにわたって、政策的にはさまざまな議論をさせていただき、時には意見が一致して意気投合をしたり、考え方が合わず、いつまでも議論を続けたというような記憶が本当に思い起こされます。

 また、人生の先輩として、さまざまな際に御指導をいただいたり、またしかってくれたり、本当に木戸地議員には心から感謝を申し上げます。どうぞ、安らかにお眠りください。

 それでは、一般質問を始めさせていただきます。私も、とうとう少し老眼になってしまい、眼鏡をかけないと見にくいところがあるんで、かけたり、外したりしながらさせていただきますが。

 初めに、JR新宮駅及び周辺の環境整備ということでお尋ねをしたいと思います。

 ランドマークと言われる言葉があります。横浜のランドマークタワーなど有名な言葉もございますが、その土地土地における目印となるような、あるいはシンボルとなるような建築物や空間、モニュメントなどを指す言葉の意味だそうです。

 新宮市のランドマーク、顔、玄関、皆さんはどちらだと思い描かれますか。私は、その一つがJR新宮駅ではないかと考えます。新宮駅で電車を使って乗りおりする人は、車社会の進展や道路事情の改善により、年々減少の一途にあります。

 しかしながら、新宮市も高齢化率が30%、3人に1人が65歳以上を占め、急速に人口の高齢化が進んでいます。

 今回の質問のテーマは、高齢化の進行により、車を使えない交通弱者対策、これが急務であるのではないかと考え、質問をさせていただきます。

 また、議員各位もさまざまな質問の機会に提唱されている交流人口の拡大による観光の振興によるまちづくりを進めることも、新宮市の大きな課題であり、その玄関口の一つが新宮駅ではないでしょうか。

 さらに、障害を持った方が、障害を持たない人と同じように社会に参加できるノーマライゼーションといった考え方も広がっています。こういった状況や考え方のもと、高齢者や障害を持った人、あるいは妊産婦の方なども含め、みんなが使いやすく移動しやすい公共施設や公共交通機関を整備していかなくてはなりません。

 国においては交通バリアフリー法が整備され、駅などの旅客設備を中心とした一定の地区において、市町村が作成する基本構想に基づいて、旅客施設、周辺の道路、駅前広場や信号機などのバリアフリー化を重点的かつ一体的に推進する施策が全国的に進められています。

 しかしながら、これらの施策は乗降人員が5,000人以上の大都市部の駅が中心で、なかなか地方の小都市の駅では整備が進んでいないのが現状です。

 さきに申し述べましたように、新宮駅も御多分に漏れず、乗降人員の減少が著しく、整備は進んでいません。ただ、やはり新宮市の高齢化の進行は身体的にも交通安全の観点からも、自動車を使えない人、今後ますます増加してくるのではないかと思います。

 こういった状況の中では公共交通機関、やはり新宮駅もバリアフリー化や、特にエレベーターの設置が必要ではないかと考えますが、当局の御見解はいかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 中前企画調整課長。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 新宮駅のエレベーターについて、JRに要望をさせてもらってますが、市単独ではなくて、紀勢本線活性化促進協議会というのがありまして、その中で毎年、駅舎のバリアフリー化について要望をしております。



◆10番(上田勝之君) 

 近隣では、交通バリアフリーの施策に基づく国の助成制度には当てはまらないと思われがちですが、乗降人員5,000人未満であっても、田辺市のJR紀伊田辺駅ではエレベーターが整備されています。この整備手法等について研究されたことがありますか。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 協議会の中でも、話題となっておりますので、田辺市は5,000人未満ということで、バリアフリー新法に基づく交通バリアフリーの構想を立てているということを研究しております。



◆10番(上田勝之君) 

 また、先日地方新聞にも掲載されましたが、お隣の那智勝浦町でも紀伊勝浦駅のエレベーター設置に向けてJRの和歌山支社に町長を先頭に要望をされていました。太地町でも、太地駅にエレベーター設置の計画があるように伺っています。

 近隣町村の状況や要望運動の進め方については把握されていますか。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 今、議員おっしゃいました太地町につきましては、バリアフリー構想を立てずに単独で設置するというふうに聞いております。

 それから、那智勝浦町につきましては、今後バリアフリー新法に基づくバリアフリー構想を策定して、それによってJR、国、県の補助をいただいて設置していきたいというふうに聞いております。



◆10番(上田勝之君) 

 そういった近隣の市町村が続々と駅のエレベーター設置、バリアフリー化を推し進めていこうという中で、新宮市としてはどのようにお考えですか。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 新宮市としましては、平成20年度ですけれども、1日平均当たりの乗降客数が2,420人というふうになってまして、5,000人以上の駅舎ではございません。5,000人以上であれば、駅の新設や大規模改修の際には必ずエレベーターの設置等とか義務づけられてますが、新宮市は2,420人ということで、もし設置するんであれば、バリアフリー構想を策定する必要があるというふうに考えています。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、乗降人員が基準の約半分、しかしながら、やはりノーマライゼーションという考え方や高齢化の著しい進行、これらの要因のもとでは、みんなが使いやすく移動しやすい公共交通機関、あるいは旅客ターミナルといいますか、駅施設等を整備していかなくてはなりません。

 このノーマライゼーションという考え方は、以前この市役所庁舎にエレベーターを設置する際にもいろいろと議論があったように記憶しております。財政面だけでは推しはかれない、みんなが社会参画できる、そういった公共施設を整備していくことこそ行政に与えられた責務ではないのかと、私は考えます。

 その点においては、やはり新宮駅においてもエレベーターの設置、これに向けて運動を進めていかなくてはならないかと考えていますが、田岡市長はどのようにお考えでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 あるにこしたことはないと思いますが、やるべきことがたくさんある中で、どれを優先していくかということを考えなければならないと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 確かに、市長のおっしゃられるように、さまざまに新宮市としては進めていかなくてはならない施策は当然ありますし、その優先順位をつけることも、当然財布も限りがありますから、それはもう当然のことだと思います。

 ただ、これ一度に整備せよというわけではなく、そういったさまざまな運動を積み重ねてきた中で那智勝浦町や太地町もそういう決断に至ったし、田辺市では設置が可能になったのかと思います。

 そういったような、まず手始めに運動を進めていく、研究を積み重ね、検討をしていくというような姿勢を、ぜひ市政としてはとっていただきたいと思います。

 続いてですが、その新宮駅なんですけれども、駅前ロータリーや駐車場への進入路がわかりづらいと思いませんか。道路構造上の問題等もありますが、誤って退出路へ進入してしまったりするケースが散見されるそうであります。

 案内や誘導サインや路面表示など、もう少し工夫できないものでしょうか。いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 勢古口管理課長。



◎管理課長(勢古口博司君) 

 駅前広場への進入路の件なんですが、前面が県道となっておりまして、徐福公園側からは進入路が左折になりますので割とスムーズに進入できるかと思いますが、春日踏切の側からは右折となっておりますので、もちろん県道には右折だまりを設置はしていただいておりますが、議員おっしゃられるとおり、春日側から来ると進入路がわかりづらいというような構造に現在なっております。

 そこで、我々としても、道路標識等につきましては、警察、公安とも協議をする必要はあるんですが、一応進入路がわかりづらいことを多少でも解消するために、路面の表示を検討すること、並びに、中央に緑地帯があるわけなんですが、大きなソテツが植わっております。その前に1本、身長ぐらいの植栽もしておりますんで、その辺の伐採、剪定等含めて、都市計画課とも協議していきたいと現在思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 よろしく御検討をお願いしたいと思います。

 あわせて、市営駐車場等への案内も整備されてはいかがと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 ロータリーの奥に市営駐車場「はまゆう」を設けさせていただいておるところでございますが、先般、昨年の秋の台風におきまして、ロータリー入り口のところに設置しておりました看板が破損して、撤去したままとなってございます。

 これらにつきましては、早急に設置に向けて努めていきたいというふうに考えてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 あわせてよろしく御検討のほど、お願いしておきます。

 世界遺産登録の効果もあって、遠来からの来訪者を迎えられる新宮駅、昨年は紀勢本線全通50周年の年でしたが、往年の鉄道利用華やかりしころは、新宮駅におり立つととても人口3万人のまちの駅や駅前の風景、風情ではないと10万人ぐらいのまちではないのかと言われたころがあったそうです。

 そのころと比べて、現在の状況はいかがですか。確かに、鉄道を利用される方の減少があって、乗降人員も減少の一途であり、大変寂しいような状況ではないでしょうか。

 新宮市の公共施設は新宮駅だけではなくて、例えばこの市役所庁舎や市民会館、いわゆる高度成長期ぐらいまで新宮市の経済がこれも豊かな時代があって、他の同規模の都市に比べては非常にそういった公共施設の整備が早く進められたのではないかと思います。

 その早く整備が進められたがために、なかなかリニューアルや改修ができず、あるいは車社会の到来等々に対応できず、時代や市民ニーズになかなか対応していかなくなり、後で質問させていただくように文化複合施設のような新たな整備計画が新宮市ではメジロ押しです。

 しかしながら、新宮駅周辺はそれらの整備計画とは無縁で、現在の状況は果たして新宮市の玄関口の一つとしていかがなものでしょうか。

 この新宮駅の駅前広場の管理は、どこが行っているのでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 勢古口管理課長。



◎管理課長(勢古口博司君) 

 広場の管理についてですが、これは昭和31年にJRさん側と協定を結んでおりまして、大体広場の半分ぐらいの縦断で、駅側につきましてはJRさん、それから熊野交通側につきましては、市が管理するということになっております。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後1時55分

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△再開 午後2時11分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 10番、上田議員。



◆10番(上田勝之君) (登壇)

 休憩前に引き続き質問をさせていただきます。

 駅前広場の管理は、JRと新宮市で協定を結ばれておのおのに管理をされているというようなことでしたが、周辺道路が県道池田港線などの開通などにより、歩道も整備され、グレーの石畳風の歩道が池田町方面から駅前を通り、春日、市役所方面まで連続しています。ただ、残念ながら、この駅前道路の沿線の空き店舗等、あるいは駅前広場の中にも使用されていない飲食店の建物等々が散見され、景観を著しく損なっています。

 シャッターがさびてきたり、壁面も朽ち果ててきていたりします。こういった私有物件、何とか解決の方法はないのでしょうか。

 なかなか行政では、やはり私の物件に対しては私有財産ということもあって、なかなか解決の糸口はない、これまではこういったことがもっともな理由として語られてきました。

 ただ、私、こういうケース、私有物件ではあるが、まちの景観を損なっているような場合、やはり行政が公費を使って補修や改築を行うことは公平性の観点から何とも難しいことであり、それも理解するところであります。しかし、何とかしていかなければせっかく新宮市を訪れてくれる方々に対し、よい気分といいますか、いいまちだったというような印象を与えることができない。まちの玄関としてはふさわしくないのではないか。

 こういった場合にこそ、田岡市長が公約で言われておる協働で解決できるのではないか。例えば、行政が所有者の了解を取りつけ、ペンキ代などの材料費を受け持ち、その現場で実践して補修をしたり、ペンキ塗りをしたりするのはボランティアで、現在の状況の景観を改善していく、こういったことは協働として取り組めないものか、当局はどのようにお考えですか。



○議長(奥田勲君) 

 辻課長。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 環境整備は協働でということで、御質問いただいていると思います。今、事業として市が環境に関する協働事業の一つとして取り組んでいるのがアダプトという制度があります。アダプトは、公の施設、歩道とか公園等ですけども、ボランティアの方々との契約によって、花を植えたりして周辺の環境整備を行っていただいています。

 今御質問の、店舗をやっていた個人の了解を得ていただいて、それを材料費等を市が提供してボランティアの方の協力を得て何かをやるということは、もう少し勉強させていただきたいと思いますけども、現時点では非常に難しいのではないかと思います。

 県下の市でそういう取り組みがないのかということで、いろいろ調べてみますと、県下のある市では商店街の組合が市からの既存の補助金を得て、学生等の協力によって、空き店舗対策ということで、そのようなシャッターをペイントしたというようなことがあります。

 ただ、今回の駅前の場合は適用できないかなと思ったんですけども、ただ市の商店街の連合会に入ってない地域だと思われますので、そういうようなことも難しいのではないかと思われます。



◆10番(上田勝之君) 

 今、課長が御説明いただいた案件については、以前にもたしか駅前本通りや丹鶴町といったところで、空き店舗対策、シャッターに新宮の名所をプリントするようなことも以前には活用されてたように思います。

 ただ、やはりはざまといいますか、例えば今のケースでもそうですけども、商店街連合会に加入していない地区であるとか、あるいは市や県や国やといったような行政機関の所管の違い等々でなかなか手をつけられない場所というのがこれまでも市内にはたくさんあるように思います。

 そういった点で、やはりこの協働といったことは、新しい公共という観点からも、駅前広場の景観を何とか行政の持っている力と市民の力で景観を直していく、そういったことをぜひぜひ御検討を、今後、今は難しい、初めての事例なんで、なかなかすぐにできる、どうこうではないと思うんですが、担当課としてぜひ検討というか、研究をしてみていただきたいと思うんですが。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 今、議員御指摘の行政と民間のはざまの問題を埋めるのが協働の一つの課題だと思います。

 午前も言いましたけども、今月末に立ち上げますみんなの協議会にそういう課題も諮って、委員の皆さんの意見を伺いまして、また協働推進のアドバイザーの意見も伺って、どのような、このような事例の場合はどのような方法があるか、実現可能かどうかというのを今後研究していきたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、お願いしたいと思いますが、一つの事例として、熊野川沿線の国道168号線のいわゆるガードレール、新品の、茶色の新品の景観に配慮したようなガードレールが整備されたこともありますが、途中なかなか全部を新品にかえるということは不可能であって、経年の新しいものに関しては、これは川舟センターの方々でしたかね、ボランティアでいわゆる茶色のペンキで塗装されたりとか、これ公の、ガードレールは公の施設ですんで、非常にこういった意味ではたやすいかもしれませんが、またあるいはその川側に山桜やその他の樹木を所有者の了解を得ながら、ボランティアで植栽していったような経過もございます。

 いろんな事例あると思うんですね。それで、まちの景観を上げていく。特に、新宮市というのは、来訪者を大切にして、観光の振興によるまちづくりも大きな柱の一つとして掲げているんで、ぜひ新宮を訪れてきれいなまちやった、よいまちやったというような印象を与えていただけるよう努力をしていただきたいと思うんですが、駅前広場では、さらに樹木とか、花壇、緑地帯も二つあります。

 先ほど、JRの管理部分と市の管理部分ということで取り決めがあるというふうに御説明をいただきましたが、これらの整備といいますか、手入れといいますか、こういったことはどのようにされているのでしょうか。



◎管理課長(勢古口博司君) 

 今回も、ちょっと雑草等かなり生えてきておりまして、その辺の剪定とか除却をする予定にしております。

 一応、市の管理部門については、うちのほうはある程度の期間を見ながら定期的にはやっていっておるようなんですが、今までJRさん側とは協議しながらという形は現在までとっておりませんでしたので、今後広場全体のことを考えてやる場合等につきましては、JRさんとも協議しながら、適時進めていきたいと思っております。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 今回の件で、駅前に観光協会のほうでお話を聞かせていただきました。すると、駅前の広場のほうは、JRの駅の玄関のほうは観光協会の職員とかJRの方がやっていると、あと、あそこのソテツの周りなんかも、草が、木が生えてくるんで、観光協会のほうでお願いしてシルバーのほうでお金を出してやっていただいているというようなことを聞いております。



◆10番(上田勝之君) 

 当然、シルバー人材センターに委託して、高齢者の方々の仕事も確保していくというとこも市にとっては大変重要なとこであります。

 ただ、それとともに、あわせていわゆる協働、先ほど課長申し述べられたようなアダプト制度なんかも活用して、広くボランティアを募集して、そういう組織化を図っていってはいかがかなと思います。

 これも、本当に私のアイデアなんですが、例えば市民病院跡地で花づくりをされているグループの皆さん、こちら大変きれいなものをつくられております。こういった方々、既に市内各所でアダプト制度を実践されている方々に、例えばそういった方々に花づくりの教室なんかも開催してもらって、さらに広く市内各所で美観の向上に役立ててもらう。また、生涯学習の一環にも取り入れて、広くこういった活動をしてもらう方々をふやしていく。そうすることによって、市民の皆さんの、公共、特に新しい公共へといったことに理解を深めていただく、考え方を深めていただく、市ができる部分、いわゆる市民が一緒になってやれるもの、そういったことがどんどんと進んでいくんではないでしょうか。

 いろいろとそういう仕掛けを考えていくことこそ、大事なんではないかと思うんですが、こういった考え方、市長はいかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 本当にそのとおりだと思います。今、議員さん言われましたアダプト制度でありますが、市民病院跡地を非常にきれいに花を植えていただいたり、また12月になればイルミネーションを飾っていただいたりと。あと、もう1カ所、佐野の国道42号線沿いをきれいにしていただいていると聞いております。

 今回のこの協働推進ではこのアダプト制度の充実、拡大を一つ必ずやっていきたい。そして、日本一きれいなまちに新宮市がなるようになれば最高だなと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、そういったような協働、新しい公共の役割、市が担うべき部門、行政が担うべき部門、それとともに市民が担う部門というふうな形で一緒になって行える、そして市のいわゆる財布を、負担を軽減していく、そういった中できれいなまちづくりができる。それは、花づくりに限りません、清掃やさまざまなことってあると思うんですね。そういったようなことをぜひみんなの協議会では取り上げていただいたり、議論の対象にしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 議員御指摘のように、みんなの協議会で諮って、20名の委員の方、さまざまな意見が出てくると思います。考えを持って参加していただいている方ばかりですので、さまざまな意見が出ると思います。

 また、事務局のほうもこのような意見があるよと、それについてどう対応できるのかというようなことを投げかけて、いろいろな議論をしていきたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、よろしく御検討をお願いしたいと思います。

 新宮駅の項については、最後に、これは少し将来的な観点かもしれませんが、新宮駅の駅舎には観光協会の事務所が配置されていますが、周辺には例えば地元交通事業者である熊野交通の本社や三重交通の事務所等々ございます。

 これらの社屋や事務所等を駅舎本体に取り込む、誘致する、あわせてロータリーやタクシー乗り場、バスの発着場などの一体化を行って、再整備を検討されてはいかがですか。

 こういった交通の結節点、これは後ほどもバスの問題でも取り上げさせていただきますが、道路事情も改善され、池田や登坂方面の2車線化やあけぼの広角線が開通すれば、熊野地方面を通って、市内中心部への動線が確保されてきます。

 市内中心部への流入を図ることと、集客能力のある魅力のある施設をつくっていくことこそ、中心市街地再生の一助ではないかと考えます。当局は、いかがお考えでしょうか。



◎経済観光部長(川嶋潤君) 

 駅周辺という観点からの御指摘だと思いますが、熊野交通並びに三重交通、かなり広い敷地を占めております。そういった中で、新宮駅にそれを集中して一体化というようなことにつきましては、かなり広い意味で計画性を持って考えていかなければならないと思いますので、一つの検討課題としてちょっと研究させていただきたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、そういった交通弱者と言われる方々の対策も含め、さまざまな角度から検討を進めていただきたいと思います。

 続いて、市内交通網、バスの検討についてです。これは、12月議会や3月議会でも同僚議員各位もたびたび取り上げられておりますが、私も、再度取り上げさせていただきます。

 市民の皆さん、特に高齢者の声、私、少し聞いておりますんで、主な意見をといいますか、主な声を紹介させていただきます。これは、山村地区で伺った話題なんですが、バス代が往復で3,000円以上かかってしまう。国民年金では、歯医者へ何回も何回もおちおち通っていられない。

 バス停から遠くて、1時間半ぐらい歩かないと、バスにも乗れない。急ぐときは近所の車を持っている人に乗せてもらうんやけども、気遣ってしまうし、どうしてもただというわけにもいかんので、お礼などの負担も必要になってしまう。

 あるいは、運転免許証、そろそろ返上せなあかんのかな。体が衰えてきたり、目も衰えてきたりすると、他人さんに迷惑をかけたらいかん、交通事故でも起こしたら大変なことや。でも、車がないととても不便やからな等々、先ほどの新宮駅の項でも申し述べましたが、高齢化率が進行し、高田や熊野川地区の山間部にそういった声が多い、その傾向が著しい。

 また、山村部だけでなく、旧市内、相筋や熊野地地区や、あるいは神倉1丁目付近、そして市長御出身の三輪崎地区なんかでもそうですが、本当に高齢化が進展していたり、おひとり暮らしの高齢者が多かったり、お亡くなりになられたら、そこが取り壊しになって、空き地になってしまう。これは、後ほど他の議員の方々も御質問をされると思いますが、本当にそういった状況が散見されています。

 新宮のまちの成長の推移を見るにつけ、南へ南へと市域が広がっていったため、旧来のまちの高齢化は本当に著しい。ますます、車や自動車がみずから運転できない市民の方々が増加してきます。

 ただ、私、市民の方々が生活していく上で、お医者さんや、あるいは歯医者さんに行くのに、回数を抑えなければならないとか、我慢しなければならない、こういった状況は福祉政策の観点から何とか解決を図っていくべきではないかと。本当に、そう思います。

 田岡市長になられてから、この山村地区のバス問題については、バス路線を初め、学校への通学や高齢者の医療センターへの通院等々、交通問題を担当する部署は商工観光課や健康長寿課、学校教育課など関係各課にわたっているために、各課横断的に検討会議を設けて対応していく、改善していくとの御答弁をされていたように思います。

 その後、検討経過はどのようになっているのでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 岡課長。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 検討会議の状況でございます。交通関係の会議につきましては、庁内にあります6課に集まっていただいて、検討会議を開催してございます。

 これまでに2回ほど各課に集まっていただいて検討をしたところでございますが、現在各課が行っておる施策の状況等につきましての確認を行ったところでございます。

 また、改善等にもついて協議を行っておるところではございますが、まだ方向性について十分に協議が進んでいる状況というところまではいってございません。



◆10番(上田勝之君) 

 今、緒についたところのようですが、私は、まずお隣の紀宝町などが導入しているワンコインバス、いわゆる100円バスですね、この施策を導入されてはいかがかと考えます。

 このワンコイン、100円バスというのは全国各地でも導入事例があり、まちの交通の不便な地区をめぐる新たな路線の開拓をしている箇所や、いわゆる路線バスが赤字運行でバス事業者が路線を撤退したりした後に新たに設けていくようなケース、その救済措置として運行されているようなケースが数多く見られます。

 今、岡商工観光課長がお答えになられたような検討会議の中で、市域全体の交通問題を検討していく中で路線の改善や今までなかなかバスが通っていなかったようなとこにも、ぜひ高齢者やあるいは障害を持たれた方々の利用を促進する、移動手段を確保していくためにも、こういった市民の方々の負担の軽減を考えていただけないでしょうか。いかがですか。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 今、御意見をいただきましたワンコインバスの運行についてでございます。現在のところ、先ほど言いました検討会議とは別に、まず各山村部関係にお住まいの方々の御意見、考え方、ニーズ等についてお伺いしたいと思っておりまして、去る6月から、商工観光課のほうで地元と方々と交通に関する懇談会というものを開催させていただいております。

 その中でいろいろな御意見をいただき、現在は6月、篠尾地区のほうに入らせていただいてございます。今後、各地区に入らせていただく中でいろんなニーズをお伺いして、方向を定めていきたいというふうに考えてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 本当に、高齢者の方々はなかなか、特に国民年金の方々なんかは生活が非常に厳しい、そういった中では例えば新宮市内でも、歩いて次のバス停までいくと少しバス賃が安くなる、これは篠尾なんかでも、たしか同様な状況やったと思うんですね。そういったような、何とか節約して少しでも生活の足しにといったような考え方もされて、非常に努力もされておる。そういった方々の負担はぜひ軽減され、いわゆる今までの交通事業者の路線ではなかなかそれができない。ただ、大きな補助も国、県、市なんかも、大きく補助もしている。実際には、空気輸送に近いとこもあるんで、それらはもういっそのこと委託運行にして、いわゆる福祉的な観点、福祉的な政策の観点から、住民の方々、市民の方々にはお客様の利用代金としてはもう100円というようなことをぜひ検討いただきたいと思うんです。

 また、路線についても、改めてこれも見直してほしい。これも、先々議会でしたが、取り上げさせていただきましたけれども、バスの小型化を行ってほしいんですね。少し狭い道でもある程度集落が存在する地域、実はこれ、高田地区の口高田地域なんですけれども、非常に歩いて、ある程度の集落、固まりがあるんですが、バス停まではやはり高田のお宮さんのトンネルの出口のとこまで来たり、あるいは国道168号の林道から下って168号へ歩いていかれる。バスの便が不便なのはいたし方ないにしても、なかなかその歩く距離というのはかなりといいますか、結構時間がかかります。そういった中では、やはりそれはバス事業者としては1路線のために、なかなか小さいバスを用意するというのは非常に難しいのかもしれないですけれども、そのバスの車両の更新の時期なんかに、ぜひ小さいバスを導入していただいて、少し口高田方面へ回っていただくであるとか、そういったようなこともぜひ交通事業者、熊野交通さんですけども、そういったところにも働きかけをしていただきたいんですが、そういったことはいかがですか。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 高田地区におけますバスの利便性向上につきましても、何らかの対応はしていかなければいけないというふうに考えてございます。

 先ほども申しましたように、今後地域のニーズを把握していく中で、対応を考えていきたいというふうに思っております。

 それで、小型化につきましても、小型の車両を現在バス会社さんのほうも保有しているわけでございますが、限られた中での運用というものを行ってございます。新たな車両につきましても、現在1台当たりの車両価格もかなり高額というふうにも伺ってございます。

 その中で、バス会社の体力等につきましても、いろいろ考えていかざるを得ない状況だというふうには思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 今、確かに商工観光課長が御説明されたような点、交通事業者としても多々事情はあると思います。もちろん、経営といった観点もあります。

 そういった中では、やはり市が医療センターへ運行しているやましろ号なんかを導入したように、ある程度高田地区や熊野川地区の山村地域向けには市がバスを用意する、それで運行自体は交通の専門事業者に委託する、そういったこともぜひ検討していただきたいと思うんですね。

 特に、熊野川地区なんかは、168号を軸に四方八方に集落が広がっています。小口方面、四瀧や九重、玉置口方面、篠尾方面と、いわゆる枝線といいますか、フィーダー路線が大変たくさんございます。

 こちらなんかも、例えば168号の本線といいますか、基幹バスに熊野川行政局あたりを交通の結節点として、168号の本宮方面のバスの時刻に合わせて、3方向に、小口や玉置口や篠尾といった、ある程度の時間待ちで乗り継ぎができるような系統も考えていただきたい。

 さらに、その周辺の小口方面なんかでは、東や大山地区やあるいは鎌塚、瀧本地区、四瀧や九重、玉置口方面では嶋津や相須地区なんかではいわゆるデマンド化、つまり乗降のある場合のみ連絡して、迂回、循環するという方法を導入されて、三つの担当課なんかで、いろいろさまざまに行政バスや福祉タクシーやいろんな形でお金を出している形を本当に統合して、もっと使いやすいものにしていく、そういったことをぜひ御検討いただきたいと思いますんで、よろしくお願いしたいと思うんですが、いかがですか。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 ただいま議員おっしゃいましたとおり、さまざまな問題、交通空白地域等々に住民の皆様方、いろいろな問題を抱えていると思います。それらのことにつきましては、今後の、先ほどの各課横断の会議の中ででも、十分協議していきたいというふうに考えてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、これは早急に何らかの改善策を示していただきたいし、交通事業者にも働きかけを行っていただきたい。

 ほかにも何点かあるんですけども、紀宝町や熊野市さんなんかは非常に上手な事例を使われているんじゃないかなと思うんですね。

 結構、紀南病院、御浜町阿田和の紀南病院なんかでは、各方面から路線バス、いわゆる100円バスなり何なりがいろいろと集まってくるような仕組みになってます。

 地形上の違いもありますし、道路網の違いもあります。さらに、熊野市の五郷でしたか、飛鳥でしたか、有償ボランティア輸送みたいな、新しい試みも行われてきています。そういったように、今後新宮市民の方々でも、車を使っては危ない、だけど不便やから使わざるを得ん、あるいはなかなか車が使えないような状況の市民の方々を、何とか通院や歯医者さんへの通院とか、こういったことをやるにはぜひ気軽に通ってこられるぐらいにはするのが本当に市民の役に立つ、市民のための市政ではないかと思うんですね。

 ぜひ、市長の決意を最後にお聞かせいただきたいんですが。



◎市長(田岡実千年君) 

 議員さんも言われましたが、バス会社、交通会社との話し合いももちろん必要であります。また、協働推進でも可能性もあると思いますんで、検討してなるべく早く改善していきたいと。

 それで、5月に熊野川町で行った出張市長室でも、この交通の問題、そしてまたこの高齢者のひとり暮らしの問題が非常に印象深く残っておりますんで、頑張りたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、これはですね、もう一緒に議論をさせていただきながら、ぜひよりよい方向に改善していくようお願いをしておきます。

 最後の項目ですが、文化複合施設について、これの計画についてお尋ねをいたします。千穂小学校と丹鶴小学校の統合校が平成24年春に現在の千穂小学校用地に開校します。現在、仮設校舎で授業が行われ、旧校舎の解体が進められ、建設工事計画は順調に進行しているものと思われます。

 そして、その丹鶴小学校跡地と現在の市民会館の用地を合わせて文化ホール、熊野学センター、図書館の3施設を合わせた文化複合施設の現在は基本計画を立てられている、そういったような現状です。この基本計画の立案の現在の進行ぐあいはいかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 中岡教育部参事。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 現在、策定委員会を数回開いておりまして、その中で、現在三つの複合施設としての共通理念とか、そういったものの組み立てを現在やっております。そして、今からの作業としましては、どういった諸室いうんですか、どういったものが要るか、部屋としてどういったものが要るか、ホールが要るか、小ホールが要るか、図書館はどういった図書館が要るかとかいうのがここに今から入っていくような状況でございます。



◆10番(上田勝之君) 

 そういった中で、この施設、3施設を合わせた文化複合施設の規模は一体どのようなものを、どれぐらいのものを想定されているのか。その際には、いわゆる維持管理費用、ランニングコストやそれらについて、どれぐらいの規模のものをつくったらどれくらい今後費用がかかってくるのであるかとか、そういったようなシミュレーションというか、比較検討をされているんでしょうか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 比較検討につきましては、まだでございます。最終形での規模につきましては、基本計画を現在策定しておりまして、その後の設計作業に入り、確定していくことになります。

 でありますから、概算的な規模を今基本計画の中で策定していく中での今の状況でございますから、なかなか、まだ比較検討まではいってないのが正直な状況でございます。



◆10番(上田勝之君) 

 ただ、これまでの事例、施設の建設の事例からしますと、基本計画が策定されてしまいますと、いわゆる実施計画、本設計に移っていくと。ある程度、基本計画の策定中でないと、基本計画ができ上がってしまえば、もうその形で決まりというような事例が多々といいますか、そういったフレームで進められていきますよね。少し、一つ一つ、概算の規模と言われましたが、例えば文化ホールの施設規模、概算ではどのようなものを考えらえておられますか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 ホールにつきましても、大ホールを設けるか、大ホール、小ホールとも設けるかどうか、そしてギャラリーをどうするのか、そしてロビーをどうするのか、ホワイエをどうするかと、そういったことを今から詰めていきますので、そういった状況でございますから、その中で全体を合算すれば大体の規模というのがつかめていくと思いますが。



◆10番(上田勝之君) 

 一つ一つ、図書館機能はどうなんですか。どれぐらいの規模を考えておられるか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 図書館も同様な作業をしております。ただ、標準的な図書館としまして、全国図書館協議会が定めた人口規模に比例した指針がございまして、それでは約2,500平方メートルいうのが出てございます。



◆10番(上田勝之君) 

 少し、これらの施設は類似施設といいますか、例えば現在の市民会館と比較してどのようなものを考えておられるか。現在の図書館と比較して、拡充されるのか、どういったものを考えておられるか、検討になっているのか、教えていただきたい。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 現在の市民会館につきましては、自主事業をしようにも、なかなかしづらいというか、ホール一つと、あと中ホールとありますが、実際はロビー、ホワイエというような状況でございまして、なかなか自主事業まで展開するようなものではございません。

 そういった中で、自主事業とか、いろんなカルチャー機能、カルチャーセンター機能とか、あと文化サロン的なものを設けるに当たっては、少し機能設備が不足していると思ってございます。それですから、拡充いうのは当然出てくるかと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 非常にお話、説明を伺っていると、非常に大規模な施設というようなイメージを、私、印象を持つんですね。これは、勝手な印象かもしれないですが、答弁を聞いておられる議員各位や皆さんにはどのように感じておられるかわかりませんが。

 そこで、もう一つですね、熊野学センター、これは基本構想を読ませていただいても、本当に国立熊野学博物館かというような、本当に大規模な施設になるんではないかというような気もするんですが、その辺はどのように検討されているんですか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 この熊野学センターにつきましても、熊野学センターの基本構想におきまして、その中で、標準的な博物館の大きさというのが大体ありまして、市町村立ですね、博物館と認められる施設の大きさいうのが大体2,000平方メートルということでございますから、その程度前後のことを考えていかなければならないのかなとは考えております。



◆10番(上田勝之君) 

 ただ、その熊野学センターというのは、いわゆる博物館なんですか。それと、果たして新宮市のような地方の小都市で担っていける施設をお考えなんですか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 博物館づくりにつきましては、私も、センター機能、基本構想の中で自由博物館構想を持っているというふうに書いてございます。そして、その中で、その後博物館づくりを本格的にやろうということになりまして、そういった形で今現在進めております。そして、当然博物館でございましたら、いろんな制約ございますね。照明の関係、それから温度湿度の管理の関係、それから人員の関係、そういった部分も当然必要最低限のコストで賄えるような形の運営管理も含めた博物館施設づくりをやっていかなければならないかとは考えてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 本当に、なかなか大規模な複合施設になりそうな気がして、本当に新宮のような地方の小都市でそれを担っていけるのかなという、少し疑念があります。少し、話題を変えますけれども、今は外側のいわゆる箱の部分について議論をさせていただいたんですけれども、伺ってきたんですけれども、実はやはり中身が大事なんじゃないんかなと。ソフト部門が大変重要なことなんではないかと思います。

 この新宮の地は、図書館の所蔵している、収蔵している資料についても、郷土資料でも大変一級品のものがあると伺っていますし、なかなか公開されていない部分もまだまだたくさんあるように思います。

 現在の施設では手狭であり、さまざまに支障を来しているような部分もあります。だから、拡充をしていかなければならない部分というのは、確かに私も理解をするところもあります。

 また、県立博物館や県立美術館等にこの地の本当に由緒ある宝物といってもいいような品々を預けているといったようなケースもございます。

 本当に、この地は歴史が長く、文化的価値も高いものが非常に多い、そういったソフトをどう生かしていくかこそ、まず検討すべきではないのかなと。いわゆる外側の箱から、側からではなくて中身をどうしていくか、そして中身をどう使っていくか、それによって中心市街地や、あるいは遠来からの来訪者をどう集めてくるか、それによってまちをどう再生していくか、そういった観点が必要なのではないかと思います。

 少々、他の施設というのは目的が違うかもしれませんが、近隣の市町村には世界遺産登録に伴ってビジターセンター等々が建設され、大変立派な施設となっていますが、中身に関して言えば、本当に新宮市のほうが一級品なんではないかと。これは、ちょっと自画自賛過ぎるかもしれませんが、本当にソフト部門については、新宮市には資料や収蔵品も本当に大変多いですし、またあるいはそういうことに関心の高い市民の方々や有識者の方々も大変多いと、私は考えます。

 これらのことを本当に生かしていく施設にしなくてはならないのではないでしょうか。その辺については、いかがお考えなのでしょうか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 私どもも、決して箱ものづくりをやっているとは考えてございません。今も、この中で、いかに事業、事業運営等を含めまして、ソフトづくりを我々はやっているんだというような認識でもって進めてございます。

 その中で、先ほど議員さんがおっしゃられましたように、一級の文化財、そしてなかなか地元では見ることができないようなものが各地の国立の、京都や奈良とか、あと和歌山県立博物館にあって、なかなか私どもが、子供たちが目の当たりにすることができないと、そういうほとんど目にする機会がないと、そういったものをふるさとで収蔵、展示することによりまして、ふるさとへの郷土愛とか、誇りを醸成していける一つのふるさとの教育施設であると、私どもはそういうふうな位置づけで考えて、そういった施設づくりをやっていきたいとは考えております。



◆10番(上田勝之君) 

 確かに、今文化振興課長がお答えになられた、御説明になられた点も理解するところもあります。そこで、要はそこのどれほど市が担っていけるか、市の財布とのバランスの問題、当然考えなくてはならないと思います。

 そういった中で、少し箱の話に戻りますけれども、丹鶴小学校の校舎をどうされるのか。検討のほう、進んでいるのでしょうか。校舎をリニューアルして、図書館等に利活用されるのか、あるいは解体して3施設一体のものをつくろうと考えておられるのか、どのように検討されているのでしょうか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 施設の配置計画、ブロックプランと申しますけども、これについては今後検討していくことになろうかと思います。ただ、校舎につきましては、地元の方々、卒業生の皆さんを中心に、有効利用して面影を残してほしいといった意見も重々承知しております。

 それで、そういった中、使い勝手も含めまして、どういった形の利活用ができるかを含めまして、そこでの設備の性能とか、全体の総合的なデザインの調和とか、管理運営等々をいろいろ勘案しながら、今後校舎の利活用ができるかできないか含めまして、いろいろなブロックプランのパターンが出てくるかと思いますが、その中で総合的に判断していかなければならないかとは考えております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、そういった観点というのは、大変大事なところだと思います。ただ、地元の方々にしても、学校の風情を残すといった観点からだけではなく、いわゆる市の財布、建築費の低減につながるものであれば、それは使えるものは使っていったほうがいいですし、耐用年数のことなんかもあります。そういったことも、本当に御検討をいただきたいと思います。

 それと、あわせていわゆる地域のコミュニティースペース、実は千穂、丹鶴の統合校舎の1階部分には、地域のコミュニティーが使用、活用できるスペースが設置されます。これまで、千穂小学校周辺にはいわゆる地元の会館がなく、千穂、丹鶴の建設協議会の中でも議論され、新たに採用された、1階部分に採用された部分でございます。

 丹鶴地区には、こういった地域の会館ですとか、地域のコミュニティーを形成するスペースがこれまでなかなかなかったわけですね。例えば、市民会館の裏の2階の会議室を使ってもらえないかとか、いろいろアイデアは出していただいたりしたんですけれども、なかなかその辺がうまく機能してなかった部分もあります。

 また、いわゆる千穂、丹鶴の建設協議会の中では、市長が三佐木地区で実践されてきたような、光洋中学校での体験、これは大変成功であったと市長御自身は述べられておりますが、こういった成功事例を聞くにつれ、市民の皆さん方もやはり新しい校舎の中にも、そういうスペースを設けていわゆる地域の方々にも利用できる学校施設をということで、そういったスペースが設けられることに、建設協議会の中では決まっていきました。

 この田岡市長がよく言われている光洋中学校での体験、成功事例とは市長御自身はどのようなものであったか、お聞かせをいただければと思います。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 地域とともに、つくる学校、地域運営学校でありますが、まず一つ、一番成功だと思っているのは、図書室を地域に開放して、三佐木蜂伏地区の図書館としてやっていこうじゃないかということで、市内から三佐木蜂伏地区を中心に市民の方、今ちょうど50名ぐらいだと思うんですが、交代で毎日2人ずつボランティアでその図書館へ来ていただいて、生徒と一緒にわいわいやっていただいていると。あと、これまで地区で共通のイベントがなかったことから、綱引き大会を年1回させていただいて、そのときに地域の大人と中学生が一緒にもちついたり、そういう幾つか非常にやってよかったなという、成功だったなと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 例えば、市長、そういったような光洋中学校を中心としたいわゆる三佐木地区の地域の活性化に大変成功だったと、今おっしゃられましたけれども、そういったこと、市内の各地区や例えば旧新宮であったり、いわゆる山間部であったり、そういったことでも実践が可能であると、また私は絶対実践していくんだといったような、そういったようなお考えはあるんですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 選挙のときの公約にも掲げさせていただいております。市内に地域運営学校ということで、今ちょうど千穂、丹鶴、蓬莱、王子の、平成24年4月のオープンに向けて、今いろいろ、普通でないことが日々起こっておると思いますんで、落ちついたら、ぜひこの市内の小・中学校にこの地域運営学校制度を取り入れたいなと。

 これは、教育委員会のほうで実際やっていただくことになると思うんですが、ぜひ取り入れていきたいと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 そういった中で、ぜひ丹鶴地区にも、小学校というものは統合されていくわけですけれども、いわゆる地域のコミュニティースペース、これは図書館の一角にでもいいんですね。そういったものを、ぜひ設置していただけるようお考えを、御検討をいただきたいんですが、そういったことがやはり地域を再生していく、あるいは行政と市民が協働していく、そういったような公共のあり方というものについて、再認識を深めていく場として活用できるんではないかと考えるわけなんです。

 ぜひ、その点も御考慮をいただきたいと思うんですが、市長、いかがですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 前向きに検討させていただきます。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、よろしくお願いいたします。

 いろいろと要望をさせていただいておりますが、やはりこの文化複合施設に関しましては、施設規模と財政負担のバランス、これが一番大事なんじゃないかと思います。

 新宮市の将来的にわたった財布、財政規模に見合った、それは例えば建設費であっても、いわゆる維持管理、イニシャルコストとランニングコスト、これは両面からきちんと検討しておかないと、将来にとって大変な負担になってはいけないと思うんですね。

 その中でも、県の補助金の問題や、負担の問題、こういったこともどうなっていくのか、24年の春には丹鶴小学校が千穂小学校の用地に移っていきます。そうしますと、今後はいよいよ建設に取りかかっていくような、そういうようなスケジュールになっているはずです。

 そういった状況の中で、この県との関係なんかは進展しているんでしょうか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 先般、県の担当所管課、文化国際課ですけども、そこの班長さんともう1人の方が、見えられまして、私どもの取り組みの状況を子細に伺って行かれました。そして、我々も、私たちも折を見ながら、そういった情報交換に努めてまいってございます。



◆10番(上田勝之君) 

 私、以前から大変これ疑問に思っておるんですけれども、市のいわゆる機関決定された施設の建設計画というものは、40億円で建設すると言われております。その県費補助は40億円の中に含まれて、県から補助や負担ができた場合には、その市の負担が三十何億円に減るとか、30億円になっていくとか、そんなに10億円も出るかどうかはわかりませんけれども、40億円の中で市の負担が減っていくのか、あるいは40億円プラスアルファにするおつもりなのか、その辺はいかがお考えなんでしょうか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 仮に、基本計画の骨格が見えまして、事業費規模がある程度固まってきた中で、その時点で県なりいろんな補助とか、そういった制度がありまして、その額が見込まれていったとしましても、その事業費に支援分が加算されるようなことはなかなか難しいとは、私どもは存じます。



◆10番(上田勝之君) 

 つまり、40億円の中で県費補助が決まってくれば、市の負担が減っていくというように解釈してよろしいですか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 私ども、そのように認識してございます。



◆10番(上田勝之君) 

 そういった中では、例えば40億円という建設費がある程度上限、これは概算でありますから決まっている、そういった中で、ランニングコスト、いわゆる維持管理費というのは毎年毎年、何十年にもわたって続くものだと思います。

 そういった中、幾らぐらいを想定されているんですか。現在、3施設というか、2施設ですね、市民会館と図書館、それに熊野学センターが加わって、どれぐらいの規模を考えられているか。それによって、市の財布、毎年毎年これは絶対かかってくるもんなんですね、一度つくってしまえば。

 そういった部分は、どのように考えられているんですか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 何度も申しまして、申しわけございませんが、具体的な規模が確定していない中、管理運営体制、例えば人件費などとか、事業計画が固まっていない中、現段階では具体的に数字を申し上げるのは非常に難しいと考えています。

 ただ、どうしても相応のコスト負担が出てくると思います。一つ事例を上げましたら、同規模の事例がございますけれども、例えば光熱水費が平米当たり3,000円ぐらい要ると、そういったことは聞いてございます。ただ、あと人件費は何人置くか、それとあと正規職員とか、あと指定管理の関係とか、いろんな部分ございますから、なかなか一概には出せる状況ではございません。



◆10番(上田勝之君) 

 ただ、基本計画自体はこれ今年度中、いつぐらいまでに策定されるんですか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 来年の2月22日までとなってございます。



◆10番(上田勝之君) 

 そういった中では、建設協議会かな、あれは。いわゆる市民の皆さんや有識者が入られた検討委員会で議論をされてるんだとは思うんですけれども、そういった中ではある程度そういった概算が出てこないと、どんどん膨らんでいくんじゃないんですか。その辺のことについて、どのようにお考えなんでしょうか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 事務局を預かっておるものとしまして、当然コストいうのは一番、私ども、意識しながら、進めてまいってございます。

 ですから、そういった委員会の中でおきましても、そういった声が出てきますし、そして委員さん自身の中にも、コストのことを気にしながら進められている方もたくさんいらっしゃいます。そして、庁内の建設検討委員会もございまして、その中でも、そういった案を十分もんでもらいますので。



◆10番(上田勝之君) 

 やはり、合併特例債が、この枠は目いっぱい使うんだというようなことではなくて、やっぱり必要な部分に投資をして、いわゆる新宮市の分相応に応じた財布の状況に応じた、将来にわたっても、財布の状況を見ながら、維持管理できる、それぐらいの規模を考えていただきたいし、皆さんにも示していただきたい。

 そういった意味では、来年の2月に基本計画が策定されると、もういわゆる実施設計に入っていくという手順を踏まれるはずなんですね。そういった中ではやはり基本計画を策定していく、現在はこれぐらいのことまで決まってきました、こういうことを検討していますといったようなことを逐一議会にも情報を提供していただいて、我々も議会の場や委員会の場等で議論をさせていただきたいと思いますし、そうでないと本当にどういったものができ上がるか、でき上がったらもうこうなっていたみたいな形というのはやっぱり望ましくない、今の時代には決して望ましくない、我々としてもそうですし、市民の皆さん方にもそうです。

 そういった議論の経過を、やはりいわゆる情報公開という待ちの姿勢ではなくて、インターネットでは市のホームページでは、たしか議事録等は公開されていますけれども、ぜひ情報を提供しながら、よりよい施設づくり、そして持続可能な施設、そういったことをぜひ御検討をいただきたいと思います。どうぞ、最後になりますが、よろしくお願いいたします。

 これで一般質問を終わります。



○議長(奥田勲君) 

 10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後3時12分

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△再開 午後3時32分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 先ほど、大西議員の議事進行に関しまして、屋敷議員及びテープで確認したところ、適切でないと確認したので、後日屋敷議員から発言取り消し願いを提出していただいた上で、取り消しを行いたいと思いますので、御了承願います。

 大西議員、それでよろしいですか。



◆19番(大西強君) 

 了解。

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△東賀代子君



○議長(奥田勲君) 

 一般質問を続行いたします。

 7番、東議員。



◆7番(東賀代子君) (登壇)

 まず、初めに、木戸地さんの御逝去にびっくりしていました。

 何か議会の端のほうから声が聞こえてきそうで、とても残念に思います。木戸地議員の御逝去に対して御冥福を祈りたいと思います。

 それでは、一般質問をさせていただきます。まず初めに、放置され、荒れ果てた空き家について一般質問をさせていただきます。

 私は、まちの中を探索していたときのことなんですけれど、放置され、荒れ果てた空き家がありました。屋根のかわらが今にも落ちそうで、その道を通行する人は怖いと言って、そこを避けるように歩いておりました。屋根の状態を知っている方はそこを避けるように通行しますが、現状を知らない方は車が来ますと、空き家の屋根の下に寄ってしまいます。また、子供の通行、自転車、車など、通行中にちょっとした振動でかわらが落ちる危険性もございます。窓ガラスも割れて、保安上もよくないと、私は思いました。

 このように放置された空き家、御存じでしょうか。お伺いいたします。



○議長(奥田勲君) 

 渕上都市建設課長。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 その現場については、市内の王子地区のほうですか。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、そうです。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今、議員おっしゃられている現場につきましては、恐らく第一王子橋から大浜墓地に抜ける市道沿いの建物ではないかと思われます。

 この建物につきましては、以前、今議員おっしゃられたような状況があるということで、ちょっと近隣の方の連絡かと思いますが、そういう連絡がありまして、一応所有者の方、関係の方に一応連絡いうか、そういうことでいっている経過があります。

 一般的に建物の管理義務というのは所有者にありますんで、その所有者の方にこういう場合は一応連絡とりまして、安全管理をお願いするのが通例であります。このときは、一応こういうことを、所有者関係の方に一応お伺いして、一応報告に伺った経過があります。そして、その上で、今おっしゃられたように、通行人の方にちょっと危害があってはならないということで、バリケードを設置した経過があります。



◆7番(東賀代子君) 

 今は、そのバリケードございませんね。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 ちょっと傷んでるんですけれども、一応現場に置かれている状況であります。



◆7番(東賀代子君) 

 ちょうど、私、そこを通ったんですけれど、連れの方が急にぐっと引っ張ってきたから、あれ、これどうしたんやろって思うたら、「上、上」って言うから、上を見たら、もう屋根が破れて、そしてかわらが本当に落ちてきそうなんです。

 行政は、市民の安全・安心を守ることが大事と思います。市は、倒壊のおそれのある家屋、あるいは危険家屋対策、今のようにお伝えするだけということになっているんでしょうか。お伺いします。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 あくまで、こういうケースにつきましては、一応所有者、その関係の方に管理者の方とかそういう方にお願いに、とにかく安全対策をお願いに行っているのが現状であります。

 今の現場につきましても、もう一度所有者の関係の方にちょっとお伺いして、またお願いに上がっていこうかと考えております。



◆7番(東賀代子君) 

 南海大地震とか、台風のほか、自然災害いつ起きるかわからないと言われています。身近なところの古い木造住宅の倒壊によって犠牲者が出る可能性、さらに道路をふさぎ、避難路をふさぐ、避難路の確保も困難になるのではないでしょうか。

 これに対して、対策というのはもう本人にお伝えするほか自己責任というか、そういうほかないということでしょうかね。

 また、災害復旧の妨げになると思いますが、このこともお考えでしょうか。お伺いいたします。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 このようなケースは私ども知ってまして、約10年ぐらい前から新宮市内では空き家の、ずっと置かれた住宅が危険だとか、そういうケースで連絡ある場合が年に一、二件ぐらいありまして、私どものほうで、先ほど言いましたような対応の仕方で、あくまで所有者の方に連絡をとって、お願いに上がって、そして遠くに住んでおられる方の場合は写真送ったりして、電話で話したりして、一応対応お願いしてます。

 そして、こういうようなケースのために、他の市も、県内、いろいろと聞いて確認したことあるんですけども、一応ほかの市なんかでも同じような対応の仕方しているということで確認しております。



◆7番(東賀代子君) 

 普通、一軒家で通行人もないところでしたらよいのですけれど、そこは車も結構通りますし、そして人通りも多いということですね。住宅の老朽化、近隣住民の安全確保するために所有者または相続人に対して、安全管理指導をしていくべきと思いますが。建築基準法第10条では、保安上危険な建物等に対する措置、「当該建築物又はその敷地の所有者、管理者又は占有者に対して、相当の猶予期限を付けて、当該建築物の除却、移転、改築、増築、修繕、模様替、使用中止、使用制限その他保安上又は衛生上必要な措置をとることを勧告することができる。」とありますが、新宮市としてできるのはどこまででしょうか。それは、先ほども言うたように、勧告というか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今、議員、説明してくださいました建築基準法上のお話だと思うんですけど、建築基準法では特定行政庁、建物を建てるときに建築確認申請をおろす官庁がありますけど、新宮市はその特定行政庁になっておりません。一応、県のほうがなってまして、こういうケースの場合は特定行政庁、言うたら建築基準のこちら、東牟婁振興局の建設部にあるんですけど、そちらへまずもう一応報告して、一緒に同行していただいて、所有者、そしてまた管理者の方に説明、建築基準法上、こうですとか、いきなり命令を下すんじゃなくて、まずはお話からということで、同行していただいて、解決したケースもあります。



◆7番(東賀代子君) 

 今、見られている、私が言うてる王子のところは、県のっておっしゃいましたけれど、それは東牟婁振興局の中にあるんですよね。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 特定行政庁、あの、本来は本庁なんですけども、出先としてこちらのほうで、建築主事がいます。



◆7番(東賀代子君) 

 その方は、この建物には同行されておりますでしょうか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 この建物には同行していただいたことはありません。今回、またこういうことでありますんで、一度相談をして、そして現場のほう見ていただいて、解決に向けていきたいと思っております。



◆7番(東賀代子君) 

 ぜひ、同行していただいて一度見ていただきたいと思っております。例えば、解体するには、財政上、困難な方もいるでしょうし、解体費用も地域によっては違います。木造で坪当たり3万円前後、鉄骨で約4万円と聞きましたが、車の入るところと、入らないところとでは、坪当たりの単価も違ってくるということでした。

 解体費用の一時立てかえも考えていかないのではと、私は思ったのですが、このようなことは考えたことはありませんか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今のところ、そういう公費でというのは、ちょっと考えてはおりません。



◆7番(東賀代子君) 

 安全上、危険とあれば、地権者にお話ししなければいけない、そして代執行も考えていかなくてはいけない、そのための対応マニュアルの作成が必要になってくるのではと、私は思ったのですが、これに対していかがでしょうか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 先ほども申し上げましたように、一応こういうようなケース、いろんなケースに当たって、私どももこういう事例があるとか、積んできてますんで、第一にはまず所有者の方にお話しするのが大前提だということで、そして理解を求めていくというふうに考えております。



◆7番(東賀代子君) 

 地権者にお話しするのもあれなんですけれど、私は、壊すということよりも、そこの歩いている歩行者の安全というか、そんな安全が大事じゃないかなって思ったんです。そして、先ほども言うたように、地震とか自然災害もありますので、そのようなときの災害のとき、この家はどうなるんだろうと思ったんですね。

 それで、もし倒れたりしたら大変ですし、車の上に落ちてこないとも限らないぐらいにぼろぼろになっていたので、この対策を何か考えていただきたい。

 それから、そこの住民の方たちも、ここは大変危険だと言っておられましたので、何らかの対策をしていただかないといけないのではと思っているんですよ。

 ですから、何か検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それでは、子宮頸がん予防ワクチンについてさせていただきます。

 3月に引き続いて、ヒトパピローマウイルス、子宮頸がんについて一般質問をさせていただきます。3月議会の当局答弁では、「子宮頸がんワクチンは平成21年12月に発売されたばかり、副作用等は不透明です。任意接種であり、予防接種法による補償の対象ではありません。今後、国において、有効性や安全性、また予防接種体制について議論されると思われるので、国の方針を見ながら協議していきたい」ということでした。

 また、「各市町村で独自に行うのはおかしい」、このような意見もあったようですが、ワクチン接種、国全体で対策を立てるのは命の平等において、私は、当たり前のことと思います。

 されど、医療費などは各市町村において違いがございます。福祉も各自治体によって違いがあり、どこに重きを置くか、首長の政策いかん、議会のあり方にかかっているのではと、私は思っております。

 これに対して、市長の御意見をお聞きさせてください。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 そういう予防接種、議員さんが3月議会からも言われているように、全額負担で何とかこの予防に努めよということでありますが、すべきこともいろいろある中でこれを全額負担して数百万円、1,000万円近い経費がかけられるかどうかというのは、考えていかなければなりません。

 そんな中、先日5月18日に和歌山県の市町村長会議がありまして、この予防接種、子宮頸がんの予防接種について、ある町長様から発言がありました。これは、全国にあるたくさんの自治体が独自にするんではなくて、何とか国の施策でこの予防接種できないかという町長さんの発言でありまして、全会一致で国へ要望しようというような今方向になっているところでございまして、私といたしましても、国でやっていただけないかなと、そういうふうに思っているところであります。



◆7番(東賀代子君) 

 そのために、私も申し上げたんですけど、福祉も各自治体によって違いがあり、どこに重きを置くか、首長の政策いかん、議会のあり方にかかっていると、私は申し上げたのでございます。子宮頸がんは20代、30代で急増しています。ヒトHPV16型と18型ですが、子宮頸がんの60%はこの型なので、このワクチン接種による予防効果は大きいと言われております。感染率の少ない10代前半にワクチン接種をすることにより、効果的に予防ができ、二十歳を過ぎれば定期的な検診も受けて、100%予防が可能と言われています。

 また、シミュレーションでは少なくても20年間維持されるとも言われています。そして、比較的大きな副作用も出ていない、このことはいかがでしょうか。



◎保健センター長(萩原智君) 

 このワクチンは、まだ認可されて日がたっておりません。今のところ、その副作用、重篤な副作用というのは報告されてないようですけども、認可されて短いもので、その辺の情報については、特にうちのほうには、今のところそういう情報は特に入ってません。



◆7番(東賀代子君) 

 私が聞いたところによりますと、注射を打った痛みとか、それからちょっと赤くなったぐらいで余り大きな副作用は出ていませんでした。

 和歌山県では、御承知のように御坊市が小学6年生の約120名に3回接種、初回7月と1カ月後8月に、それから半年後1月に行政措置として、5万1,000円全額公費負担で実施されます。救済制度は、全国市長会予防接種事故賠償補償保険で対応していくようです。新宮市は、このワクチン接種について、前回の答弁どおり、国待ちとお考えでしょうかとお聞きするところでしたけれど、市長の御意見は国待ちのようですが、当局はやはり国待ちとなりますか。



◎保健センター長(萩原智君) 

 先ほど市長がお答えしたとおりでございます。



◆7番(東賀代子君) 

 ワクチン接種ということだけでなく、教育関係者、保護者、子供たちに子宮頸がんの予防の重要性を学ぶことができます。また、性行動によってだれもが感染してがんとなり得る可能性、女性にとっては重大な妊娠、中絶、生命の誕生など、性教育もあわせて勉強の機会となります。

 予防接種法による補償が得られないのであれば、御坊市のように別の救済制度も考えてみてはよいのではないのかなと、私は思ったのですが、どうでしょうか。やはり、国待ちですか。



◎保健センター長(萩原智君) 

 新宮市も、御坊市と同様に全国市長会予防接種事故賠償補償保険については加入しております。ですから、市がこの予防接種を実施すれば、この保険の対象になります。



◆7番(東賀代子君) 

 ワクチン接種も予防が伴うことですから、全学年に取り入れることができないと思います。しかし、接種対象を小学校6年生の女子とすると、新宮市の対象は何名になり、また1人5万1,000円とすると予算はいかがなりますでしょうか。

 お伺いいたします。



◎保健センター長(萩原智君) 

 御坊市と同じように小学校6年生だけですと、新宮市の場合は125名でございます。5万1,000円ですと、約630万円余りになると思います。



◆7番(東賀代子君) 

 ありがとうございます。

 630万円、125名で。そしたら、それくらいで、それぐらいというたら悪いんですけれど、もしがんになったときでしたら、これ少なくてもあれですね、5人分ぐらいですよね。100カ国を超す国が、子宮頸がん検診とワクチンで予防に努めています。最も効果的な接種時期は、性行動が始まる前の10代前半と言われています。

 子供たちが将来母となるため、少子化対策と医療費削減のためにも、予防医療が大切と思いますが、いかがでしょうか。



◎保健センター長(萩原智君) 

 予防医療は大切だと思います。



◆7番(東賀代子君) 

 また、日本人の3人に1人は何らかのがんで死亡と言われていますが、さきに申し上げたように、子宮頸がんは国の予防接種法の補償がない任意接種で、補償がないとなると全国市長会予防接種事故賠償補償保険で対応すればその125名の生徒たちの安全性は確立、子宮頸がんに対する安全性というのは確保されると思います。これに対して、どうでしょうかね。



◎保健センター長(萩原智君) 

 そのとおりだとは思います。



◆7番(東賀代子君) 

 国では、厚生科学審議会予防接種部会で、予防接種制度の抜本改正に向け検討が始められているようです。また、全国的には約40市町村が全額、あるいは一部公費負担を実施されています。

 しかし、世界では既に100カ国で子宮頸がん予防に努めて、100分の1に激減、アメリカに日本は20年おくれていると言われています。日本は、2008年12月19日、任意接種となりました。よいと言われているワクチン、日本は取り入れるのが遅い。今、検討とあれば、もっとかかってしまうのではないでしょうか。悪いということでも対応が遅いので、被害が拡大していることも多々ございます。

 市町村が独自の負担でするのは大変ですが、国に対応を促すためにも、いち早く率先して来年度の予算化を、私は、検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 次、鳥獣対策についてさせていただきます。

 鳥獣被害があると聞いて、見にいきました。水田の雑草がきれいに芝生のごとく短く食べられていました。住民の方は、雑草を刈る必要がないのだけれどと困っておいででした。それで、私は、写真を撮ってまいりました。

 このように田んぼがきれいに食べられていったんですね、草ですけれど。そうして、スイカとか、カボチャなんかもせっかく丹精してつくられたのが、食べられていました。

 鳥獣被害があることですが、シカが家の周りに出没するので張りめぐらした網とさく、このさくを越えて、丹精を込めて育てたメロン、スイカ、カボチャなど、せっかく大きくなった新芽、葉っぱを食べ尽くして、茎だけとなり、またヨモギなども食べてしまうので、生えてこないそうです。

 山に食べるものがないので、住民の周りの田畑の作物を食べてしまうのでしょう。

 農作物被害調査、農作物への被害防止対策など、近年の発生状況を把握していますか、お伺いいたします。



○議長(奥田勲君) 

 津呂農林水産課長。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 有害鳥獣捕獲申請の際の被害届や農家からの聞き取り等行い、把握しております。

 被害面積については約17ヘクタール、被害額は約620万円でございます。これは、昨年度ですが、その中で猿の被害額が約220万円、全体の35%となっております。また、イノシシによる被害も2番目に多く、被害額は約210万円で全体の34%となっており、イノシシ、猿を合わせると約69%でございます。



◆7番(東賀代子君) 

 人間が囲いの中で生活している、畑を耕して、種をまき、芽が伸びて、花が咲き出した途端にきれいに食べられて、がっかりしておいででした。

 被害の防止のための防護さくの設置費用、補助負担の利用率はどうなっているのでしょうか、お伺いいたします。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 21年度につきましては、130万円の予算に対し、30件の申請があり、ほぼ100%支出しております。



◆7番(東賀代子君) 

 ありがとうございます。

 行政の対策は、どのようなものがあるのでしょうか、お伺いいたします。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 猟友会員による野生鳥獣駆除に対する手数料の交付、また獣害防止さくの設置や狩猟免許等に対する補助、また捕獲おりの貸し付け等を行っております。



◆7番(東賀代子君) 

 捕獲用のおりは、そしたら借りられるんですね。許可証はどうなっていますでしょうか。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 市で捕獲おりを購入し、大型捕獲につきましては自治会等へ貸し付けを行い、猟友会員に有害捕獲従事をお願いする形をとっております。

 許可につきましては、有害鳥獣捕獲許可ということで、申請をしてもらいまして、許可証を交付しております。



◆7番(東賀代子君) 

 聞くところによりますと、一度人の口にする野菜なんかを食べると、なかなか山には帰らない。犬なんかで追っ払っても、ほかの里におりて、別の畑のものを食べてしまう。この繰り返しと聞きましたが、このことはどうでしょうか。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 獣害対策の研修会での講師の話では、そういった繰り返しいうことも聞いております。



◆7番(東賀代子君) 

 鳥獣被害の原因としては、猿やイノシシ、シカ、タヌキといったけものが人間のつくった作物のおいしさを覚えたからだという説もあります、先ほどのように。

 しかし、それは2次的に発生した現象です。これを紀伊半島だけに絞ってみましても、昔紀伊半島はイチイガシの天下でした。イチイガシの実はアカガシの実と違って、渋が何ほどもありません。昔は、人間の食料としても活用されたそうです。ところが、山林や農業など、第1次産業を圧迫して、重軽工業をする時代になると、山々は杉、ヒノキなど、手入れされなくなりました。

 間伐もされずに茂る木の下には雑草も生えず、実のない、雑木もなく、赤茶けた地肌はむき出し、荒れてしまいました。そこで、けものたちの生きていける条件はございません。

 イチイガシですが、紀州地方には巨木がもう余りない、3本ぐらいと言われております。高田に1本あるようですが、抜本的な対策が必要と思いますが、いかがでしょうか。



◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) 

 一時期に比べますと、国の施策、補助等により、間伐も進んできております。しかしながら、昔に比べれば、実のなる雑木、山が少なくなったのも事実でございます。そのことが一つの原因となり、人里におりてきて容易においしい作物を口にすることができ、人里から離れなくなったのが、今日の現状かと思います。

 また、今年度予算におきまして、里山整備で約6ヘクタールほど、実のなる木を植栽し、野生動物のえさ場となるような森林の造成を行うことにより、鳥獣被害の軽減を図っていきたいと担当課で思っております。



◆7番(東賀代子君) 

 先ほど、屋敷議員が質問されたように、人間も山の木々を利用するようなことが少なくなってきた、そんなことも大いに影響しているのだと思いますが、やはり山を整備していかないといけないと思います。

 市長、このことはいかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 研究して取り組みたいと思います。



◆7番(東賀代子君) 

 ありがとうございます。

 最後になります。男女共同参画社会基本計画について一般質問させていただきます。

 男女共同参画社会基本計画の策定を早くと、本会議で何回か取り上げさせていただきました。国連の、女子に対するあらゆる形態の差別撤廃に関する条約、女性差別撤廃条約、女性への差別をなくそうとつくられた国際基準の採択から31年目になります。1979年に国連総会で採択され、現在では国連加盟192カ国中185カ国が、条約の加盟国になっております。

 日本においては、大正14年の平塚らいてうのブルーストッキング、「元始、女性は太陽であった」という青鞜派宣言なども先進的な運動の一つでした。男女は共同で社会をつくりながら、戦後まで選挙で投票する権利もない状態で、当時の婦人たちは婦人参政権運動を続けておりました。

 こうした中では、日本の婦人の地位は低いと国連から勧告を受けたこともございました。

 日本は、1985年に条約を批准し、1999年、平成11年には男女共同参画社会基本法をつくるなどの施策を実施してきました。

 和歌山県の同条例は、翌年の平成14年に施行いたしました。県下でいち早くこれを取り上げたのが和歌山市でした。国よりも、県よりも早く、推進行動計画として2000年には既に施行しています。10年前のことです。新宮市は、この問題では和歌山市はもとより、県下9市のうち、最も低い策定となっています。

 先日の地方新聞に、新宮市の男女共同参画社会の規定について触れたものがありました。懇話会委員を公募したが、公募に対して応募は4名というものです。これについての担当課の話では、男女共同参画社会への認識を市民の間に広げられなかった、また合併問題などおくれたと言っています。しかし、それだけではなかったように、私は思いました。

 女性の力を引き出したい、男女共同参画社会が必要という認識が弱かったのではと思います。

 お尋ねいたします。策定は、企画調整課ですね、懇話会委員の人数は何名ですか、お伺いいたします。



○議長(奥田勲君) 

 中前企画調整課長。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 お答えする前に、紀南新聞の件ですけれども、これについては何カ所か間違った部分がございまして、その一部につきましては、記者さんからおわびをいただいております。

 それで、策定懇話会の人数ですが、10人となっています。



◆7番(東賀代子君) 

 男女別構成はいかがでしょうか。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 まだ、各種識見を有する方の推薦がまだいただいてないところもありまして、確定はしておりませんが、大体5人と5人というふうになっております。



◆7番(東賀代子君) 

 そしたら、5対5ということですね。

 23年度で、策定目標が25%になるようにということですが、これは達成できるのでしょうかね。成果指標で、男女共同参画社会の推進のところですけれど。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 目標値では、23年度で男女共同参画社会の推進に対する市民意識の高さは40%というふうに指定しておりますが、策定のおくれもありまして、それに向かって進みたいと思いますけれども、1年ほどの先送りということも考えられるかなと思っております。



◆7番(東賀代子君) 

 私は、審議会などの女性の登用率を聞いたんですけれど。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 失礼いたしました。現状でございますが、審議会、行政委員会では18.4%、それから附属機関では19.4%、それから附属機関に準ずる協議会等では31.1%となっております。一部目標を達成している部分もありますが、引き続き関係機関には働きかけていきたいと思っています。



◆7番(東賀代子君) 

 これからの策定となりますが、プランに対する市民アンケートをとる予定はあるのでしょうか。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 第1回目の会議を7月に開催しまして、その後アンケート調査を実施していきたいと考えております。



◆7番(東賀代子君) 

 2010年の広報4月号に、懇話会はプラン策定まで1日約2時間の予定で5回程度開催とありました。10時間ですよね。男女共同参画社会、懇話会を含めてこれからの策定予定期日をお聞かせください。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 本年中に5回ほど開催しまして、本年中に原案を策定したいと考えております。



◆7番(東賀代子君) 

 ありがとうございます。

 私は、男女共同参画社会の必要性が今さらのように取りざたされるのは、女子が男子と平等の条件で社会的、経済的、文化的活動に参加できていない現状、男女共同社会とはほど遠いように思います。

 例えば、女性議員とか、当局の管理職でも女性の役職が少ない。そのためにも、男女共同参画社会基本計画の策定は、女性委員の参加を多くしていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 そのように考えております。先ほども申し上げましたけども、この男女共同参画プランを策定する中でそういった啓発であるとか、社会づくりについて書き込んで、それを実践していきたいというふうに考えております。



◆7番(東賀代子君) 

 ありがとうございます。

 市長、市長の在任中に、この議会に女性が半分とも言いませんけれど、座っていただけるようにしていただきたいんですけれど、いかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 私も、この女性の管理職をどんどんつくっていきたいなとは思っておりますが、東議員さん、あと何年在任なるかわかりませんが、その間に半分というのはちょっと今お約束できんかなと思います。



◆7番(東賀代子君) 

 在任中といいましても、もうあと1年くらいですので、また選挙となりますけれど、私の在任中じゃなくて、市長の在任中に1人でも多くふやしていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 これで、私の一般質問、終わらせていただきます。

 ありがとうございました。



○議長(奥田勲君) 

 この際、一般質問の発言順序の変更について御報告いたします。

 発言番号5番、杉原議員が7番へ、発言番号7番、東原議員が5番へ、以上、発言順序変更の申し出がありましたので、御了承願います。

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△延会の宣告



○議長(奥田勲君) 

 お諮りいたします。

 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。

 あすは午前10時から会議を開きます。本日はお疲れさまでした。



△延会 午後4時17分