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和歌山県 新宮市

平成21年 12月 定例会 12月08日−03号




平成21年 12月 定例会 − 12月08日−03号










平成21年 12月 定例会



          平成21年12月新宮市議会定例会会議録

            第3日(平成21年12月8日)

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議員定数19名、現在員19名、出席議員19名、氏名は次のとおり。

         1番  木戸地郁生君

         2番  松畑 玄君

         3番  久保智敬君

         4番  榎本鉄也君

         5番  福田 讓君

         6番  田花 操君

         7番  東 賀子君

         8番  杉原弘規君

         9番  東原伸也君

        10番  上田勝之君

        11番  三栗章史君

        12番  松本哲也君

        13番  前田賢一君

        14番  奥田 勲君

        15番  松本光生君

        16番  辻本 宏君

        17番  屋敷満雄君

        18番  前田 治君

        19番  大西 強君

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欠席議員 なし。

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議事日程 平成21年12月8日 午前10時会議

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(5)から

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会議に付した事件

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(5)から

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地方自治法第121条の規定による出席者

          市長                  田岡実千年君

          理事(港湾・企業誘致関係及び土地開発公社担当)

                              倉家 博君

          まちづくり政策部

          部長                  川嶋 潤君

          次長兼企画調整課長           芝 悦男君

          商工観光課長              北畑直也君

          総務部

          部長                  小山壽行君

          次長兼総務課長             丸山修市君

          参事(行政改革担当)          嶋田喜久一郎君

          秘書課長                鈴木俊朗君

          財政課長                上路拓司君

          市民福祉部

          部長                  向井 隆君

          福祉事務所長              浜前泰弘君

          生活環境課長              宇井正典君

          子育て推進課長             生駒 明君

          健康長寿課長              垣本正道君

          保健センター長             更家嘉重君

          建設農林部

          部長                  中畑孝一君

          参事(建設農林政策担当)兼農業委員会事務局長

                              和田 隆君

          都市建設課長              渕上 崇君

          農林水産課長              津呂建二君

          管理課長                西  寛君

          熊野川行政局

          局長                  平 俊孝君

          住民生活課長              東 康夫君

          会計管理者兼会計課長          中地清剛君

          医療センター

          事務長                 上野山巳喜彦君

          庶務課長                豊田正志君

          医療業務課長              辻 篤樹君

          水道事業所

          所長                  山野上光治君

          業務課長                愛須雅文君

          工務課長                谷 昌則君

          消防本部

          消防長                 大石 明君

          次長                  辻坂雅則君

          教育委員会

          教育長                 大江清一君

          教育部

          部長                  杉山泰生君

          次長兼学校教育課長           平見善宣君

          参事(文化複合施設担当)兼文化振興課長 中岡保仁君

          生涯学習課長              前田圭史郎君

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本会議の事務局職員

          局長                  浜口恭行

          次長                  畑尻英雄

          次長補佐                平見仁郎

          次長補佐兼議事調査係長         赤松勇人

          庶務係長                北 光子

            第3日(平成21年12月8日)

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△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(奥田勲君) 

 おはようございます。

 ただいまの出席議員は19名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、別紙にて配布いたしたとおりであります。御了承願います。

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△日程1 一般質問



○議長(奥田勲君) 

 日程に入ります。

 日程1、一般質問を行います。

 別冊、一般質問通告表の番号5番から順次発言を許可いたします。

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△榎本鉄也君



○議長(奥田勲君) 

 4番、榎本議員。



◆4番(榎本鉄也君) (登壇)

 おはようございます。

 それでは、議長のお許しをいただきまして、通告に従って一般質問を行います。

 まず、一番初めのヒブワクチンの公費助成について質問をさせていただきます。

 ヒブワクチンという名前は余り御存じない方が多いかと思いますが、ヒブ、Hibとはヘモフィルスインフルエンザb型菌という細菌のことでございまして、頭文字をとりましてHibと言います。インフルエンザという名前が入っておりますけれども、今流行しているインフルエンザとは全く関係がありません。このヒブによる重症感染症には、髄膜炎、喉頭蓋炎、菌血症などがありますが、これは日本ではヒブに感染した子供たちのうち、毎年600人ほどが、その600人ですが、重症感染症を発症しております。この600人のほとんどが5歳未満で、半数がゼロ歳から1歳という赤ちゃんでございます。この重症感染症を発症した患者さんの子供のうち、20人から30人が死亡し、重度の後遺症を残す子供が100人以上いるといいます。また、その中で、ヒブの髄膜炎というものは非常に診断が難しいと言われております。初期の症状が胃腸炎と見間違われるようで、その初期治療がおくれて重症化するケースが多いようでございます。また、昨今は抗生物質に耐性のヒブがふえて、治療が大変難しくなっていると、このように言われております。実は、欧米では既に1990年代からこのワクチンが導入されて、劇的にこの患者数が減っているということでございますが、しかし、日本ではようやく2008年、去年ですが、このワクチンの認可がおろされたばかりであります。何と欧米より20年近くもおくれております。

 ともかく、このヒブの菌から子供たちを守れということで、今ようやくワクチンの接種が始まりましたが、新宮市ではこのワクチン接種についてはどういう体制になっているのか、詳しくお伺いをしたいと思います。



○議長(奥田勲君) 

 更家保健センター長。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 このヒブワクチンの接種につきましては任意接種となっておりまして、まだ新宮市においては助成とかというような体制はとっておりません。



◆4番(榎本鉄也君) 

 接種の希望者に関しては、どういうふうな対応になっており、また、回数とか料金というものも具体的にわかりましたら聞かせていただきたい。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 接種につきましては、保護者の希望によりまして、お医者さんのほうへ予約をされて、接種されているものと思われます。

 そして、回数なんですけれども、生後2カ月から7カ月の間に、標準なんですけれども、接種がされるんですけれども、4週から8週間の間隔でまず3回、そして最後に打った接種から1年後に1回ということで、4回接種するのが一番予防に適しているということです。

 そして、これ、1回接種が約、医療機関によって異なりますけれども8,000円ほどかかりますので、約4回で3万円程度かかるというふうに聞いております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 まだ、任意接種ということですし、1回8,000円ですか。大変高いと感じております。

 ちなみに、三種混合ワクチンというのは、今どうなっていますか。料金は要らないんですよね。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 三種混合につきましては、定期接種になっておりますので、新宮市のほうから医療機関のほうへ委託させていただきまして、それで接種をしていただいております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 大変恐ろしい病気でありますし、乳幼児を抱えるお母さん方にとっては大変貴重なワクチンだと思いますので、本当に受けやすい体制を整えていくことが肝要かと思います。

 三重県では、既に公費助成が始まっていると伺いました。また、東京の一部の都市でも始まっているというふうに情報は入ってきております。

 市長、このヒブワクチンということについては御存じでしたでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 すいません。知りませんでした。



◆4番(榎本鉄也君) 

 先ほども述べましたけれども、日本はこのワクチンの認可は本当に欧米から20年もおくれております。これはワクチンラグと言われておりますけれども、このワクチンラグの問題は、今、本当に大きな日本の医療の問題点となっております。既にこのヒブワクチンは、WHOでは、1998年に全世界に無料接種を勧告しています。しかし、日本では先ほども述べましたように、ようやく2008年に認証されたばかりで、まだ任意接種の状況で有料であります。

 少々余談になりますが、このワクチンラグということでは、女性の子宮頸がんの予防ワクチンは、ことしようやく承認されましたけれども、世界を見ますと、既に100カ国で使用されているにもかかわらず、ようやく日本はことしの認可でありまして。それまで、アジアをちなみに見てみましても、この子宮頸がんのワクチンが承認されていなかったのは、この日本と北朝鮮だけでありました。

 私は、このようなワクチンラグということが起こる、これは日本の医療戦略の大きなミスと言えるのではないかと思います。日本の医療は、国民皆保険制度のもとで、病気の治療ばかりにお金をつぎ込んで、確かに高度医療は進み医療レベルは大変に高い水準にはなりましたけれども、その結果、年間30兆円を超える医療費に膨らみ、この世界に冠たる皆保険制度の崩壊を招いているのが現状であります。これからは、本当に病気にかかる前に防ごうという予防医学のほうにシフトすべきであるというふうに思います。この予防医学に力を入れることによって医療費が抑制され、これは国の問題と言われるかもしれませんけれども、この方程式は、我が新宮市も地域医療費の抑制として、このワクチンの公費助成や、またがん検診、こういった予防医学にシフト、この対策にシフトをすべきではないかと、このように思います。

 まず、市長、このヒブワクチンの公費助成を単刀直入にお願いしたいと、このように思うわけです。いきなり全額とはいかないかもしれませんけれども、一部助成という形も考えられると思います。ちなみに、東京の渋谷区は接種1回につき3,500円の助成をしております。新宮市の出生率もかなり低くなっておりますので、そんなに大きな金額というか財政負担にはならないというふうに私は思っておりますので、何とぞ子供たちの安心・安全と、そしてまた健康のためにもよろしくお願いしたいと思いますが、市長、見解をお願いいたします。



◎市長(田岡実千年君) 

 関係課と相談といいますか、いろんな意見を聞いて、また研究といいますか勉強したいと思います。



◆4番(榎本鉄也君) 

 勉強を通り越して、実施までスピードを上げてよろしくお願いしたいと思います。

 それでは、次の質問にいきたいと思います。

 それでは、これより新市長に問うということで、本当に若い、そして全く行政経験というものがない民間の本当に改革派の市長という、私は田岡市長にイメージを持っておるんですけれども、この新市長に何点かこれより質問をさせていただきたい、議論をさせていただきたいというふうに思います。

 細かな部分に突っ込んだ質問ではなくて、新宮市政の基本的な、総論的な事柄について質問をさせていただきますので、どうかよろしくお願いをいたします。

 まず、二元代表制のもとでの、市長自身の政策実現をどう考えるかという大変小難しい言い回しになってしまいましたが、市長もよく認識はされていると思いますが、日本の地方政治におきましては、国政の議院内閣制とは違い二元代表制で、市長も議会も直接選挙で選ばれております。要するに、簡単にこの体制を見ますと、市長にとっては議会というのはオール野党になります。幾ら執行権を持つ市長がこの自分の政策を実現しようとしても、そしてそれを市民に約束をしても、そのことが議会の議決によらなければ、議会の議決がなければ何も執行できないというのが現実であります。

 また、本来この二元代表制という地方政治の体制は、執行機関である市長と議会が互いに議案を出し合って、両案を比較検討し合いながら、よりよい制度とか予算案をつくり上げることが想定されている制度であるというふうに物の本に書いておりましたけれども、現実はそのような理想的に機能はしているんだろうかと私は疑問を呈しております。

 それはともかくといたしまして、昨日の一般質問でもマニフェストという言葉が出てまいりましたが、市長が選挙中に出された法定ビラ、このパンフレットなんですけど、私もこのコピーを今ここに持参しておりますけれども、ここにはマニフェストという横文字で書かれておりますが、しかし、市長が掲げたこのパンフレットの中には、この政策の実施期限と財源が明示されていない。これは、全くマニフェストの意味がないといいますか、マニフェストではないというふうに言えるのではないかなと思います。

 日本の政治にマニフェストが導入されたのは、2003年の公職選挙法の改正後の衆議院選挙からだったと記憶をいたしております。なぜこれが、このマニフェスト選挙というのが取り入れられたか。その背景は、市長も認識されておると思いますが、一言で言えば国民の政治不信であります。政治家の公約ほどインチキなものはないと、こういうことが本当に国民の間に定着してしまった現実があるわけです。そこで、イギリスのマニフェストというこの制度、マニフェスト選挙というのを取り上げまして、このマニフェスト、これは国民との契約書とでも言っていいのではないかと思いますが、具体的な政策とその達成期限、財源等の数値をしっかりと明示をしたものでありまして、本当に全く基礎的な知識のない一般の有権者にもわかりやすい、そしてまた、その後このマニフェストに基づいたきちんとした政治家の評価ができる、政権担当の、イギリスではその政党ですが、その評価がきっちりできるという、こういう体制でありますが、このイギリスの制度を導入して、そして日本の国民の中に蔓延している政治不信の払拭をしようと試みたというのが、この一つの背景であると思います。

 このような背景を見たときに、この市長が選挙戦で出されたマニフェストなるものは、残念ながらマニフェストではなくて、旧態依然とした公約、いわゆる口約束の域を出ないものだと私は思います。

 市長はどのような見解でしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 今、榎本議員さんに期限とか予算が入ってないと。改めて中途半端なマニフェストなんかなと今思っておりますが、これを今言われました地方の場合、二元代表制ということで、市長は市民から選ばれます。議院内閣制の場合、国は与党から首相が選ばれますが、私、二元代表制の中でこのマニフェストをもとにしまして、市民の皆さんからさまざまな御意見をいただいて、議案を上程したいと思いますし、また市民の皆さんから選ばれた議員の皆さんに、この二元制の場合、与党、野党いうのは存在しませんので、一人一人の議員さんが是々非々で審議していただきたいなと、そういうふうに思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 市長が言われたその二元代表制のもとでのマニフェストというのは、一般的には国政のマニフェストとは違って、地方のローカルマニフェストという形で言われておりますけれども、やはり市長がマニフェストを出すということにつきましては、その趣旨、背景といいますか、それはやはり国民の政治不信といいますか、今までの公約を打破したしっかりした契約書であるということを認識していただきたいことと、また私たちこの二元代表制のもとでのマニフェストということになりますと、私たち議会自身も、もし最大派閥があるのであれば、そこのマニフェストはきっちり出さなきゃいけないという、こういったことも考えられるわけですけれども、この論争は今しても仕方がないと思いますし、またこれからの課題であるというふうに思いますので、これはさておきまして、私は初めてこのマニフェストを見たとき、選挙中ですが、正直な感想は、よく40項目も書いたなという思いでございます。この40項目ということに関しては、これはどういう、変な話なんですが、一生懸命公約を考えていたら40になったのか、もともと数字があったのか、ちょっとその辺はどうなんでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 市民の一部の皆さんから、わかりやすい細かい施策を打ち出してくれという御意見をいただきまして、そうなりました。



◆4番(榎本鉄也君) 

 どちらにいたしましても、本来マニフェストといってマニフェスト選挙ということであるのならば、やはりしっかりしたその財源の数値、そして達成期限の数値がなければ、これは、これを見て評価する一般市民、一般有権者には評価のしようがないということで、本当にまた、そこから政治の不信が始まってしまうと私は考えております。

 それで、この40項目の中には、私自身、議員の立場から見てやはりこれはどうかなと首をかしげなければならない項目が幾つかあります。

 昨日の一般質問の中でも、たくさんの疑問点を指摘されていたと思いますが、まずこの財源につきましては、市長、これはもう実際これを立てられるときも、ある程度の財源の数値とか、試算ということは全くされなかったということですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 全くというわけではないんですけど、余り細かくはやってませんでした。いわゆるどんぶり勘定みたいなとこもあったんですが、今、関係課と時々協議していただいておりまして、割と細かい数字、今出しているところでございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 じゃ、今、その着手をしているということですね。

 それでは、そこで、この質問はきのうの同僚議員の何人かの質問があって、重複すると思うんですけれども、もう一度お伺いしたいと思いますが、市長はこの公約を市民の皆さんとの約束だから、この40項目すべてを実現するという思いが一番なのか、それともこれをこれからある程度変更をしていくということを思われているのか、どちらですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 基本的には、ここへ出してもらった40項目は、4年間のうちに実現していくつもりでありますが、中には議員の皆さんの御意見、御指摘もいただきながら、多少の変更もあり得るかなというふうに思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 では、この中で変更はしていくということですね。そう理解させていただきます。はい。

 そうなりますと、私は、これまず、市長に最初にやらねばならんのは、今やっているとおっしゃいましたけれども、今はやりの、この40項目に対する事業仕分けというのをやっていただきたいなというふうに思います。

 それはさておき、昨今の地方自治におきましては、私が田岡市長のイメージとして言わせていただきました改革派の首長というのが登場しております。それらの首長の政治手法というのは、議会ではなくて住民との直接的な関係を用いて、そちらのほうを重視して積極的に改革を進めると、こういうやり方をされているように見受けられます。私ども議会から申しますと、そのやり方は本当に直接民主主義的な手法で議会軽視ではないかというふうな思いもいたしておりますが、この田岡市長におかれましても、どちらかというと若い改革派の市長というイメージを私は持っておりまして、また、このマニフェストの中にも、きのうも出ましたけれども、無駄をなくす係の創設。一般公募によりというものが公約として書かれてありました。無駄をなくすということについて私どもは本当に否定はいたしませんが、それを一般公募の民間の皆さんに託すという政治手法に私は疑問を感じます。きのうもこの事業にたくさんの疑問点が指摘されておりましたけれども、私は行政の無駄を見つけ出してそれを改善させるのは、本来何といってもこれは二元代表制のもとでの私たち議員の仕事であります。それを、わざわざ一般公募の方に託されるというのは、市長はそれほどこの新宮市議会にその力がないと感じておられるのか、はたまた行政の無駄を省くというその作業自体が本当に民間人にふさわしいと考えておられるのか、その辺の率直な市長の御意見をお伺いします。



◎市長(田岡実千年君) 

 いや、議会に力がないと全く思っておりません。

 ただし、選挙期間中も、それまでもなんですが、市民の皆さんの声というのは、結構、新宮市のために何か力になりたいとか、頑張りたいんやと純粋に思ってくれる市民の皆さんが意外と多いと思いまして、そんな中で最終的によりよい新宮市をつくるためには、市役所、議会、そしてやっぱり市民の一人一人の思いによってよくなっていくんだと思いまして、こういう形もとっていきたいなと思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 何度も申しますが、市民の声、私たち議会も市民の代表で市民の声の代弁者でございます。

 最近よく行政に民間のノウハウを導入してということを聞きますけれども、私はこれも何でもかんでも民間のノウハウということはいかがなものかと感じております。本来、行政の役割は民間では不採算な部分を受け持つという使命がございます。そこには、営利主義とか、また合理主義的な考え方ですべてを解決できないという、まさに行政のそこに専門性があるというふうに思っております。医療や福祉、また教育ということなどは最もその象徴的なものではないでしょうか。

 せんだって行われました国政の事業仕分けも、結局、科学者やスポーツのメダリストからかなりの批判が上がりました。また、漢方の保険適用外という判定などは、医師や薬業界に大ブーイングだったわけであります。民間のノウハウだけではこの事業仕分けにはなじまないということが明確にあらわれたのではないかというふうに思っております。そういうことを考慮して考えれば、新宮市の無駄をなくす係、これは本来議員の仕事で、一般公募する必要など全くないと私は申し上げたいわけであります。そしてまた、それは私たち議員が住民の代表というこのプライドといいますか立場と、行政の、先ほど述べた専門性のどちらも考慮した上で、いわゆるプロフェッショナルとしてやらねばならない作業だと思っております。また、市長はきのうの答弁の中で、この無駄をなくす係はみんなの課でしたか、その一般公募者をボランティアでと言われました。市の財政の無駄を省く作業は、まして市政の政策提言など、こういう重要施策を、民間のボランティアでやれる仕事ではないと私は断言をしたいと思います。やはり、プロの仕事でなければならないと思っております。本当に政治ごっこではないと言いたい。本当に隣町で悲しい出来事があったばかりでありまして、本当に私たち、市政を預かるものは、3万3,000人の生命、財産を本当に守らなきゃいけない、この仕事に命がけで当たっていかなければならない、本当に気概と自覚に立つべきであるというふうに私は申し上げたいわけでございます。

 そして、市長に申し上げたいことは、二元代表制は、市長も市民の代表ならば我々議会も市民の代表であります。この極めて基本的なことを市長に再認識をしていただいて、そしてこの市長と、そして議会の両者の議論で新宮市政の政策の決定をしていっていただきたい。その政策の決定をしていただくということが中心になくてはならないと。そして、そのほかの議論は、まさに参考意見にすぎないわけであります。なぜならば、議決権という権利を持っているのは、この私たち議会だけであります。そして、冒頭でも述べましたが、議会の議決がなければ、市長は執行者といえども何も執行できないわけであります。私たち議会も、新市長を迎えるに当たって、本当にこの議決権の重みというのを再認識しなければならないと思いますが、本当に市長におかれましては、どうかこの点をしっかり御理解と御認識をいただいて、これからの政策決定に臨んでいっていただきたいというふうに思います。

 そしてまた、あわせて老婆心ながらといいますか、くれぐれも、だからと言って、議会の懐柔策とか根回し、取引などという手法に陥らないこともお願いを申し上げたいと。何事も広く会議を興し、万機公論に決すべしと思います。私たち議会との議論、今までやはり少なかった、徹底した議論がなかったんじゃないかという反省を私はしております。

 新市長にかわるに当たって、議会と議論をふやして、そして深めて政策決定をしていただきたいと願いますが、市長の見解をお聞きいたします。



◎市長(田岡実千年君) 

 先ほども少し申し上げましたが、私、新宮市長として、市民の皆さんの声も聞きながら、よりよい新宮市をつくるために、この議会に議案上程させていただくわけでありますが、またこの議員の皆さん個人個人ではなくて、議会として論議させていただいて、判断いただいて、御承認をいただかなければならないのかなと思っております。幾ら私がよかれと思って出した議案でも、仮にこの議会がだめだということであればだめなわけで、一生懸命その辺、議会の皆さんと議論しながら頑張りたいと思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 それでは、次に新宮市の財政についてお伺いをいたしたいと思います。

 先ほどマニフェストの財源について若干言わせていただきましたが、地方の財政問題は大変に難しくて、専門性の高い問題でございますけれども、今、市長に就任されて1カ月がたたれておりますけれども、この1カ月間本当に田岡市長におかれましては休みなくさまざまなレクチャーを受けられて、またその中でもこの新宮市の財政状況というものに触れられたと思いますが、私はここで財政力指数だの公債費比率だのというわかりにくい論議をしようというわけではありませんで、私もよくわかっておりませんので、それでも正直なところ、市の財政について、今よいと判断されているのか、悪いと判断されているのか、もうちまたの市民の間では、夕張のようになるという言い方が蔓延しておりまして、そういう心配をされる市民の皆さんが多いように思われます。本当に市長の飾らない言葉で結構ございます。市長はこの新宮市の財政状況をどのように把握されておりますか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 これまで、新宮市はもう財政厳しい厳しいというようなうわさをよく耳にしておりましたが、就任させていただいて財政課などからレクチャーを受ける中で、そういう、結構変なうわさ、悪いうわさだけが先行してしまっていて、夕張のようなそういう再建団体というんですか、そういう自治体にはまだまだ大丈夫といいますか、10年ぐらいのシミュレーションもいただいておりますが、思ったより何とかある程度の施設もつくりながらやっていけるということはわかってきました。

 ただし、この不景気で、税収が下がっていくのが予想される中で、やっぱりぜいたくはできない、必要なものをきちっと見きわめてやっていかなければならないというふうには感じております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 地方の財政状況ということにはさまざまな議論になると思いますけれども、私は実際3割自治と言われているように、全国の地方は、またこの新宮市は、国、県の補助金と地方交付税で、年間の予算の半分以上を賄っているわけでありまして、こういう状態は、日本の地方の自治体のほとんどがそうでありまして、ちなみに21年度の地方交付税の不交付団体、地方交付税をもらってない団体は、都道府県では東京都のみです。市町村になりますと152団体が交付税をもらってないという結果となっております。

 昨日の一般質問の中でも、この財政について、借金の額で議論されておりましたが、私は、借金の額は即財政破綻につながるわけではないというふうに思っております。夕張みたいになるとか、財政再建団体などという言葉が流行のように言われたのは、小泉改革のこの三位一体改革で、これは何ショックと言うんでしたか、交付税が全国一律に大幅に削減されたときのことだったと思います。そのことがトラウマのようになって、何かいまだに破綻だ破綻だと言われるようになっているとは思いますが、しかし新宮市の場合、交付税があのときのように極端な、またイレギュラーな減少ということにならなければ、この財政破綻というようなことは起こらないというふうに私は思っております。やはり、財政当局のきちんとした財政計画のもとで借金もし、事業を起こしているわけですから、その心配は私も田岡市長の認識のように、そのような状況ではないというふうに理解をしておりますが、財政当局はその認識でよろしいでしょうか。財政当局の見解をお願いします。



◎財政課長(上路拓司君) 

 市長もおっしゃいましたように、確かに起債残高というのはある程度の額はあるわけなんですけれども、普通会計では残高の6割程度が交付税で算入されているということもございますので、財政に対する交付税の負担という、財政に対する公債費の負担増を示す指標もそれほど悪化していない状況ですので、楽観はできませんが、やっていけるんではないかなというふうに考えてございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 今、財政当局の説明がありましたけれども、この地方交付税の減額という問題に対しましては、この地方交付税の議論は国政の問題でありまして、新宮市がとやかく言って通る問題ではなかなかないというふうに思っております。政権もかわりまして、今、総務大臣のもとでは補助金を廃止して一括交付金とする案とか、交付税の本当に地方交付税の抜本的な見直しをやっていこうということが論議されておりますが、私は一つの側面ですが、ナショナルミニマムという観点から考えても、健全な財政を運営している新宮市のような地方都市に対して、理由もなくその交付税額を大幅に削減するということになると、本当に違憲にもつながる国の暴挙ではないかと断じたいと私は思っております。ちょっと言い過ぎかもしれませんが、ですから、今後きちんとした財政計画のもとで、財政運営が新宮市として続く限りは、また大幅な交付税減額はないというふうにみなし、財政破綻ということは、今このような方向性にあるということは、私は考えられないというふうに思っております。

 しかし、ここまで大きな声で言っておきながら、もう一歩、先ほど財政課長のほうからもありましたが、あくまでそれはきちんとした財政計画が条件でありまして、心配な面ということになりますと、私はそれは一つには新宮港の第二期工事の借金と、そして今その財政計画に心配になってくるのは、医療センターの経営赤字の問題であります。これらが大きく、今後の財政計画を大きく狂わせる要因になる可能性が極めて高いのではないかというふうに私は思っておるのですが、財政当局はどのような認識をされておりますか。



◎総務部長(小山壽行君) 

 おっしゃられるように、公社の問題、これは抱えている今の2期工の造成費の借金をどうするかということが非常に大きな問題であります。21年度に国のほうでは、この第3セクターの整理債という手法を使って、公社の整理というような方法も出てきておりますので、5年の間適用されますから、そういった手法を現在一つの手法として考えております。ただ、もともとはこれは企業誘致を行って、この地域の活性化ということが大きな目的でありますから、まず土地を売るということに全力を挙げていかなければならないと、そう思っております。

 もう1点の病院ですが、これも医師確保の問題が大きな点となって今のような経営状況ということが出てきておりますので、これも市長就任以来、そういったところへの、自分が先頭に立って医師確保していきたいと、そういうところが今大きな課題だと思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 この健全な財政計画という1点で、もう一つ重要なことがあります。それは、新しい市長を迎えたことであります。先ほども述べましたけれども、田岡市長は、公約として40項目にわたるこの新しい事業を掲げております。それを今度は実現すると、先ほどの答弁にもありましたけれども、ということになれば新たな財源が必要となります。今の、先ほどまでの議論の中で、きちんとした財政計画と申し上げましたのは、前市長のもとで立てられた計画、いわゆる具体的に言えば総合計画が立てられて、そして熊野川町との合併による合併特例債を中心とした財源でさまざまな施策が計画され、実施されているわけで、その財政計画が健全に立てられているということでありまして、そこへこの40項目を乗せればどうなるかと。これはまさに健全な財政運営以前の問題になりはしないかというふうに思うわけであります。ちょうど今の民主党政権の概算要求が95兆円にも膨らんでしまっているようなものでありまして、これは次の3月議会では大変な事態になってしまうのではないかと、このように私は懸念をいたしております。まさに、この事業仕分けが必要になってくるんではないかというふうに思うんですが。

 すみません、ここからこの質問がいきなり2番目の総合計画は踏襲するのかというふうに、ちょっとイレギュラーに飛ばさせていただきます。この財政の話をしていると、そこに飛んでしまいますので、すみませんが御了承願います。

 この市長の公約を実現するということになりますと、どうしても前市長が立てました10カ年の総合計画はどうしていくのかと、このような疑問にぶち当たるわけでございますけれども、この学校再編と文化ホール、図書館、熊野学研究センターのいわゆる複合施設の建設と、これは大きなメーン事業でございますけれども、特進プロジェクトという名前ですかね。このハード事業は、田岡市長、もう率直にお伺いしますが、これは田岡市政として継続をするということでよろしいんですね。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 はい。特に文化複合施設については、新宮の観光の拠点といいますか、それをきっかけに新宮らしい文化的な観光もできると思っておりますので、それはどうしてもやらなければならないことだなと思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 ちょっと余談になるんですが、行政の継続性という言葉がよく言われるんですけれども、この行政の継続性というのは、これは何かの法令が根拠になって言われるものなんでしょうか。それとも制度的な、また原理原則的なものなのか、これわかる方いらっしゃいますか。



◎総務部長(小山壽行君) 

 法令での定めは特になかったと思いますので、いわゆる行政の原理原則、それが自治体に存在して、住民の福祉向上を目指すという点では、やはり計画的な運営、そこに基づいた考え方だと思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 はい、わかりました。

 ちょっと余談を言いましたが、首長がかわれば大きく政策転換される場合があります。それで、建設中の建物などは、いわゆる行政の継続性というよく言葉を使って一つの理由として完成させるわけでございますけれども、今の八ッ場ダムの問題なんかもちょっとそういうのに当てはまるんじゃないかなというふうに思うんですが、新市長も、田岡市長のキャッチフレーズといいますか、その中にチェンジ新宮というのがありますけれども、本当に恐らく市民の皆さんは、田岡市長が就任してこのキャッチフレーズのごとく、本当に大きな変革、そしてまたゼロからのスタートなんていうのもありましたけれども、本当に1回がらがらぽんして、本当にこの新宮を大きく変えていくんだと、変えてくれるんだというイメージというか期待をたくさんの市民がされているんではないかなと。そんな状況の中で、行政の継続というのは、私個人の意見ですが、考えですが、田岡市長にとっては非常にイメージダウンにつながるのではないかなというふうな思いもいたしております。

 また、市長の公約という新たな事業を行って、田岡カラーを出していくというためには、どうしてもこの財源問題に突き当たってまいりまして、そして、そうなりますと、やはりこの総合計画のある程度の見直しというのがどうしても必要になってくるのではないかなと。財源確保はここにしかないのではないかというふうな思いがいたしますが、そういうことは市長はお考えにはならなかったと理解してよろしいんですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 このマニフェストをつくらせてもらうときも、この新宮市の総合計画をしっかり読ませていただいて、非常によくできた総合計画だったんで、これから全く方向が外れているとは思っておりません、私のマニフェストは。そんな中でも、どうしてもやりたいこと、早くやりたいこと、じっくりしかできないこと、いろいろあります。財政が許す範囲で、少しこの総合計画も見直すところは見直しながら、がらがらぽんではないんですが、ある程度バランスとりながらやっていきたいなと思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 それでは、時間もありますので次の質問にまいります。

 若干飛びますが、またもとに戻させていただきまして、次の広域連携、市町村合併についての見解をお尋ねしたいと思いますが、前市長は勝浦との合併を打ち出しましたけれども、結局勝浦の住民投票の結果をもちまして、この協議は流れてしまったという形になりますが、振り返りますと、勝浦側が非常に激しい論争になっておりましたが、新宮市はどちらかというとその勝浦の成り行きを見ていたといった感じを私は持っております。市内での議論の盛り上がりというのが余り感じられなかったのではないかなというふうに思っておるところでございますが、田岡市長は、この勝浦との合併、これをその当時一市民としてどういうふうにお考えを持たれておりましたか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 那智勝浦町民の8割の方が反対されてましたので、これはもうちょっと当分合併は無理だなということを感じました。



◆4番(榎本鉄也君) 

 市長は、合併はしたほうがいいと思ってますか、それとも反対ですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 私個人的には、反対で、やっぱり小さくてもいいからしっかりとまちづくりをしたいなという思いであります。



◆4番(榎本鉄也君) 

 はい、わかりました。

 私どもは、市町村合併については、これを推進していくという立場をとっております。そして、最終的な地方自治体の体制といたしまして、地域主権型道州制の実現ということを支持しております。

 しかし、今回の勝浦との合併につきましては、法期限内にどうしてもというような拙速な議論に対して異議を申しておりました。新宮市といたしましても、熊野川町との合併によって、いよいよそのまちづくりが始まろうとする段階で、新宮市はまさに2次合併でありまして、熊野川町との合併に対し何の検証もできてないままの次の合併というのはいかがなものかと、また拙速な議論はかえってこの合併という本来の議論をつぶしかねないし、本当につぶれた場合は感情的な問題やしこりが残り、二度とその合併議論のできない状態になる可能性があるという、これらの懸念を通しまして、これらのことを一貫して、その議論の中で主張をしてまいりました。結局、私たちの心配したとおりといいますか、勝浦で町を二分するような感情的な議論となってしまったという感じでおりまして、また最終的に住民投票という決着をしてしまったということとなり、若干次の議論が続かなくなってしまったかなという思いがいたしておりますが、私どもは今後機会があれば、この合併に対するポテンシャルに対する議論は続けていくべきであるというふうな考えでおります。

 今、地域主権型道州制という方向性の中で、今後のこの私たちの住む基礎自治体の形はいろいろ変わってくると思うんですが、先ほど市長は、小ぢんまりしたところでしっかりやっていきたいという見解を言われておりましたが、それでは、ずばり、市長にお伺いしたいんですが、この地域主権型の道州制ということについては、今、市長には何らかの御見解はおありでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 道州制といいますか、広域で隣町とか、例えばこの紀伊半島の南のほう、例えば串本町から三重県の尾鷲市、また北は奈良県の十津川村、そういうあたりで一緒に広域の連携で観光について、誘致について考えるとかそういうのは非常に大切なことだと思いますが、そういう道州制については、少しまだ自分自身理解してないところがありますので、これからまた勉強したいと思います。



◆4番(榎本鉄也君) 

 今、市長の答弁にありましたけれども、広域連携の強化ということで、これもマニフェストのほうに、近隣の市町村との連携強化という形で書かれておりますが、そういうことをおっしゃられたのかなというふうに思いますが、確かに私も同感でありまして、医療や介護ということからも、これから広域の連携ということが必要になってくる。実際、今、介護という大きな問題が起こっております。これは市長も御存じだと思いますけれども、南紀園の建てかえ問題でありますが、これでもわかりますように、この広域連携というのは、なかなか負担金の問題とかそういうことが生じますと、やっぱり一自治体のエゴという言い方は不適切かもわかりませんが、それぞれの自治体を守るという観点から、なかなか一筋縄ではいけないいろんな問題がそこに内在してきているというふうに思います。しかし、行き着くところ、これが市町村合併という一つの自治体になれば、ほとんどのこの問題は解消されるという、このことをまず市長にも理解をしていただきたい。ですから、この市町村合併というのは、非常に大きなポテンシャルといいますか、今後の基礎自治体のあり方のポテンシャルを持ったものであるということを市長に御理解をいただきたいというふうに思います。どうか調査研究をお願いしたいと思います。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、10分間程度休憩します。



△休憩 午前10時59分

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△再開 午前11時13分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 4番、榎本議員。



◆4番(榎本鉄也君) (登壇)

 それでは、引き続き質問をさせていただきます。

 続きまして、まちづくりに対する具体策に移らせていただきます。

 市長が冒頭のあいさつで言われたのは、第一に取り組まなければならないこと、それは雇用の創出ということで、企業誘致、地場産業の支援だということでございましたが、先ほどの財政議論から考えましても、新宮港に企業が誘致されれば本当に新宮市としては一石二鳥三鳥のメリットが生じるというふうに思っております。しかし、正直なところ、私はたくさんの地元雇用が発生するような企業が、今のこの日本の経済情勢から見まして、この新宮港に誘致できる見込みはないのではないかと、ほとんど難しいのではないかというふうな思いでありまして、実際、誘致どころかどんどん撤退をしていっているわけでございますから。また、これまで新宮市の経済を支えてきている公共事業も、今の政権下ではまさにコンクリートから人へというキャッチフレーズもあるように、これからは本当に到底見込めなくなってきているのではないか。そしてまた、今まさにデフレスパイラルという形の状況の社会でございます。市長が言われる所得倍増というような考えの余地すらないのではないか、こういう状況が現出をしております。こんな手詰まり状態で、市長自身はどのような新宮市の経済を活性化していくというビジョンをお持ちなのか、お聞かせいただきたいんですが。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 今まで新宮市は企業誘致、熱心に取り組んできていることは知っておりましたが、特に今言われました埋立地を利用した企業誘致など、いろいろ営業にも行き、そういう動きもされておりますが、やっぱりこういう交通の便の悪いとこへ外部からの企業誘致、なかなか難しいようでして。私は外部からよりも、この地元の企業を育成、支援して、地元の企業がそういう跡地を利用して新しい産業を興していただきたいと、そういう思いであります。そういうことをしっかりと、地元企業さんと一緒に議論しながら実行していきたいなと思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 なかなかその具体策というのは厳しい、難しい状況だと思うんですが、私まず経済活性化の田岡市長の戦略というものをきっちりと立てる必要があるのではないかなというふうに思います。ここのマニフェストにさまざまな融資制度とかいろいろなことが書かれてありますが、非常にこれは何というんですか各論にすぎず、まず、総論として、総体としてその戦略を立て、一つのビジョンを構築することから始めないと、本当に失敗をしてしまう。本当につけ焼き刃な政策に陥ってしまうというふうに感じます。

 私の考えを述べさせていただきたいと思いますが、まず私たち市政を預かるものとしては、先ほど財政の質問のところでも述べましたが、3割自治と言われる地方政治の役割範囲というのを明確に私はするべきだと思います。その経済活性化という問題については、あくまで民間がいわゆるこの資本主義の自由競争の原理の中で、民間の活力で行われていくものでありまして、行政はその民間の活力が十分出せる基盤整備を行うことだと思います。こんなことは当たり前だとおっしゃられるかもわかりませんが、これまで実際第3セクターというようなものとか、本当に直接行政が経営に携わったショップなんかがつくられて、そのほとんどが失敗をしております。その失敗が結局その地方の借金となって残り、最終的に財政破綻という道のりであります。本当に少々言いふらされた感はありますが。本当に民間でやるべきことは民間で、官でやるべきことは官というきちっとした立て分けはして、市長は、その立て分けをまず持っていただきたいと思います。

 それと、もう一つは、せいては事を仕損じるということではないか。本当にトップリズムに走ったその場の成果主義の政策にろくなものはないというふうに思います。じっくり、10年後、20年後の新宮市を見据えた新宮市のビジョンを示すことから始めていただきたいと思います。そして、その明確な戦略とビジョンの中に、初めて新しい産業というものがしっかりした新しい産業というのが創出してくるのではないかなというふうに私は思っております。

 以上、次の質問にさせていただきたいと思います。

 医療介護の体制の見解について市長にお伺いをいたします。

 まず、田岡市長、新宮市の医療につきまして、またこのマニフェストから抜粋させていただきまして、医療センターの見直しと、それから医師確保、診療制度と書かれてありますけれども、医療センターについては見直すと言われますけれども、市長自身、今、この医療センターについてどのような認識をされているのか。それから、どういう、見直しと言われる以上、どのような問題意識を持たれているのかをお尋ねいたします。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 医療問題といいますか、特に医療センターの問題に関しては、医師不足、お医者さんが少なくて内科も紹介状がないと診てもらえないという状態が続いておりますし、あと救急の24時間体制にしても、100%対応することができなくて、一部ほかの病院へ回ってもらってるという状況も聞いておりますので、とにかく医師確保をまずしなければならないと思います。そして、病院の経営状態にしても、20年度2億9,000万円ほどの赤字と聞いております。24時間体制の病院で、新宮市だけではなくて近隣、広域的な役割も担っている病院なんで、ある程度のコストかかるのは仕方ないとは思うんですが、やっぱりちょっと継続して医療センターを維持していくためには何とかここも黒字にしていかなければならない。そのためには、やっぱりとにかく医師の確保だなと考えておりまして、先日も院長先生と2回ほどそのことについてお話もさせていただきました。



◆4番(榎本鉄也君) 

 この地方の自治体病院の問題というのは大変全国的な問題でありまして、先ほど市長が言われております医師不足、この医師不足から閉院を余儀なくされた病院も何院か本当に全国的にはあって話題になっておりますが、確かにわが医療センターも本当に一時期、医師不足によって本当に存続の危機と言っても決して過言ではない状態であったと思います。現在は、やはり頼みの綱と申しますか、来年度の診療報酬の改定がございますけれども、どのような病院経営に有利な改定がなされるかにかかっているのではないかなというふうに思っております。

 しかし、いずれにしても今後ますますこの病院経営は難しくなることは確かでありまして、先ほど医師不足と市長が非常に力を込めて言われておりましたけれども、今の医療センターの医師数においては、その医療センターのスタッフの皆さん、また当局の皆さんの懸命な努力によりまして、この不足の状態というのはある程度脱しているというふうに私はとらえております。確かに安定供給とは言えない状態に変わりはないと思いますが、医師の数ということに関しては、不足というところにはきてないというふうに私は認識をしておりますが、いかがでしょうか。医療センターは。



◎医療センター事務長(上野山巳喜彦君) 

 小児科、あるいは内科等においては、なお厳しい状況にあります。そして全体的な流れとすれば、これから数年間はますます病院の勤務医については確保が難しい状況にあります。よって、市長が申されたように、医師不足という認識というのは常に持って事に当たらなければならないというふうに考えております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 まず、確かにその医師の確保ということが問題になりますが、またそれと同時に、ある程度の医師は確保しているけれども、経営が非常に悪化をしている。これは非常に今後の自治体病院経営の難しさを、専門性また非常に困難さを物語っているというふうに思います。

 しかし、市長に認識をしていただきたい。この医療センターの最高責任者といいますか、管理責任者、これは田岡市長であります。本当に今後、やはり病院経営のスペシャリストをこの庁内で育てていくということをやっていくか、あるいはまた民間から指定管理者というような立場で専門家を配置するか、いろんな方法が考えられるんですけれども、そういう点については市長のお考えはどうでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 今、答弁していただいた上野山さんが事務長として、本当に日夜頑張っていただいております。そんな中で何回かお話をしていただく中で、やっぱり病院経営の特異性というのもございますので、外部からそういう専門の知識を持った方が、方というかそういうことも今後ちょっと考えながら、とにかく維持していくために一番いい方法をとっていかないけないかなとは思っています。



◆4番(榎本鉄也君) 

 ところで、この庁内にありました地域医療庁内連絡会ですか、この連絡会については現在どうなっているんでしょうか。まだ存続はしておりますか。



◎市民福祉部長(向井隆君) 

 庁内連絡会ですが、8月に第5回の地域医療庁内連絡会を開催いたしまして、一応医師確保の今現状、具体的な動きはしてませんが、そういう体制を維持していまして、そういういろんな情報があればそこに行ってまたそういう医師の確保につながるような動きをとっていきたいなと思っております。そして、座長が収入役でしたので、この人事異動、人事が固まれば、また上の方に座長に立っていただくというようなことも考えております。

 以上です。



◆4番(榎本鉄也君) 

 その辺をちょっとお伺いしたかったんですが、前座長は江川収入役でございましたので、今そのかわりというのはまだ決まってないということで理解してよろしいんですね。はい、わかりました。

 それともう1点は、前市長は、医療センターの県営、和歌山県立、県営移管を打ち出しておりましたが、これも途中で全く消えてしまっておりました。しかし、今病院統合による、先ほど田岡市長もおっしゃっておりましたけれども、病病連携といいますか、病院統合とかそういうことによる広域化、また先ほどの県への移管ということも再度見直す、アプローチすべきときではないかというふうに思います。

 いみじくも市長がおっしゃるとおり、医療センターの患者さんの半数が市外の方であります。もう医療センターは既に新宮市の市民病院ではなくなっておりまして、本当に地域の中核の急性期病院としての機能を有しているわけであります。そしてこれは、医療経営の話ではなくて、今後のそういう連携と、または県へ移管というのは、これは政治の話でありまして、この役割は田岡市長がイニシアチブを担わなければならない話だと思っております。これについては、市長、どのような今御見解を持ってますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 そういうふうに、県立にしていただいたり、あと広域で幾つかの市町村で経営していただければ非常にありがたいことだとは思っておりますが、なかなかすぐにはできないことなんかなというふうにも聞いておりますので、今後しっかり勉強していかなければならないとこだと感じております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 いずれにいたしましても、医療、介護どちらも難題がたくさんありますが、私ども議会は、特別委員会を設置してこの議論を集中して行っております。どうか先ほどの話ではありませんが、市長におかれましてもできる限り時間を割いて、この議論に参加をいただき、この議論を進めてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いを申し上げます。

 さて、次に教育行政についての質問に移らせていただきますが、先ほど市長に述べていただきました、いわゆる将来を見据えた10年、20年スパンの新宮市のビジョンというものが必要だというふうに私自身は思っているわけでありますが、これから10年後は、今の6年生が大学を卒業する年代でありまして、20年後になりますと今の二、三歳が大学を卒業して社会で活躍する年代になるわけであります。本当に国づくりは人づくりというふうによく言われますけども、その人たちが、子供たちが本当にさまざまなところで10年後、20年後、また新宮に戻ってきて活躍をするということを考えたときに、今の教育ということの大切さを本当に痛感しておるところでございます。この議場の中に、市の幹部として私の新宮高校時代の同級生もおりますので、大して高校時代成績もよくなかった私が教育などとのたまっているのを見たら笑われているかもしれませんが、劣等生だったから余計にあのときもっと勉強しておいたらよかったなと、このような思いが強くございます。しかし、幸いにも議員として教育協議会という2年間の議論、また教育環境の整備の教育審議会と、そして議会の教育環境検討特別委員会等々、我が新宮市の教育改革の議論の中心の現場に加えていただきまして、新宮市の学校の再編を中心とした環境整備に携わることができました。そして、今ようやくその形が見えてきたという段階に来たと、非常に喜んでいるところでございます。

 市長は、この新宮市の学校編成については、ずばりどのような見解をお持ちですか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 統廃合のことで、今、千穂小学校と丹鶴小学校はもう間もなく建てかえの工事が始まりますし、王子と蓬莱については、ほぼ王子の校舎を利用してといったことになるように思うんですが、人数的、新宮市の人口を考えたときにちょうどいいバランスだなと感じております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 私は、この学校の環境整備の議論の中で、一貫して主張させてもらったのは、教育権の独立性ということであります。このことにつきましては、改正前の教育基本法の第10条、「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである。教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない」というこの条文の解釈をもちまして、バックボーンにいたしまして教育権の独立を主張してまいりました。要は、私はまちづくりのために学校の統廃合をするということには絶対に反対でありまして、あくまで学校の統廃合は、純粋に教育を受ける側の子供たちの最適な環境づくりをするためであって、その議論がまちづくりや統廃合でできる跡地利用のために左右されることになっては絶対にならないと、こう主張してまいりました。したがいまして、昨日の田花議員さんの一般質問の中で述べられました学校再編はまちづくりの手段であるとの御意見に対しましては、私はどうしても賛同ができないという思いでございます。この御意見は、完全に教育権の独立性を侵害したものであるというふうに私は思います。

 イギリスのかつての首相ブレアは、自国の改革に対して、一に教育、二に教育、三に教育と言ったそうであります。また、日本でも米百俵という長岡藩の逸話がありますように、教育は時代の人間をつくる遠大な大事業でありまして、国においても、またこの新宮市においても最も重要な事業であると思います。ですから、不当な支配に服することなくと教育基本法にあるとおり、この独立性は絶対に保たなければならないと私は思っております。

 この学校再編に関しまして、教育委員会としても専門家を含めさまざまな立場の市民が集って本当に何年もかかって積み上げてきたわけであります。私もほとんどすべての委員会に参加をさせてもらいましたが、確かに途中紆余曲折はありましたけれども、その中の議論は一貫して純粋に子供たちの教育環境を整えるという観点で進められ、教育権の独立性はしっかりと保たれた上での議論ができたというふうに、私は、この王子、蓬莱小学校の最終的な場所が決定したこの段階で、そう確信をいたしておりますが、教育長の見解をお願いいたします。



◎教育長(大江清一君) 

 本当に、そうですね。もとをたどれば熊井先生が座長をしてくださった教育問題の関係、平成14年ですかね、そのころから始まって、ようやく一つの方向というんですか、そういうのが見えてきたように思います。今、議員からもありましたように、かかわってくださった和大の先生とか、たくさんの方々にお世話になった本当に一つの大きな流れ、やはりこれは子供たちを育てていくのは地域と家庭と学校というこの3者であります。そして究極の目的は、やはり知徳体という子供たちの育成ですね。小学校、中学校、高校も含めてですけど、このときに最高の環境条件で、地震に大丈夫であるとか、そういうのはもうこれは当然の話でございますから、たまたまといいますか、合併特例債も活用することができましたし、本当にその点は恵まれた時期であったかなと。これからまだまだ保護者の同意とかいろんな問題、難問ございますけれども、取り組んでいかなければならないと、そう思ってございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 さまざまにお伺いをさせていただきましたが、最後に、チェンジ新宮の具体像というのが残っているんですが、これは通告を出しましてからよくよく考えましたら、今ここで市長にこの質問をストレートにするのは大変酷な話だなと感じております。また、そんなに簡単に答えられる質問ではないし、また答えてもらっても困るなという思いもいたしております。それはいよいよこれからだというところではないかと私なりに思っております。質問の答弁は、この質問の主題であります二元代表制の執行権と議決権のお互いの立場で、これからともどもに議論を深め合い、最高のものをつくり上げていきたいと、このように思いますが、最後に市長の見解をお願いいたします。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 榎本議員さんからこの二元代表制の意義について、本当、きょうは勉強になりました。

 市民に選ばれた市長と、また市民に選ばれた議員さんとで議論しながら、よりよい新宮市をつくっていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。



◆4番(榎本鉄也君) 

 以上で一般質問を終わります。

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△東原伸也君



○議長(奥田勲君) 

 9番、東原議員。



◆9番(東原伸也君) (登壇)

 それでは、通告に従い、一般質問をいたします。

 先ごろか、先ごろといいましても、3年ぐらい前からお願いをしていた蓬莱小学校の交差点のところの拡幅、無事完了していただきました。当局の皆さんには御苦労をおかけしましたが、本当にありがとうございました。

 それでは、市長の政治姿勢について、特に今回は学校教育とまちづくりということでお聞かせ願いたいと思います。前段の議員さんが大分私の質問の内容と同様のところを聞いていただいておりますので、なるべく重ならないように質問させていただきたいと思います。

 まず初めに、昨日の市長の答弁の中で、市長のマニフェストにあります学校給食の無料化について、どうも公約を撤回したようなお話でしたが、それはそのとおりでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 撤回といいますか、政権がかわって民主党政権になりまして、子ども手当2万6,000円が支給されるようなことになれば、新宮市も財政厳しい中で、2万6,000円というのは非常に手厚い手当だと思いますんで、その中から給食費の四、五千円を出していただくほうがいいんかなと、そういう今思いを持たせていただいておるということです。



◆9番(東原伸也君) 

 マニフェストについて、前段の議員さんも厳しい意見もございましたように、これは市長の政治姿勢に対する市民との約束事だと私は思います。その中で、今回のような形で公約に対する消極的な発言がありますと。特に今回の衆議院選挙が市長選挙より前にありましたね。ですんで、この子ども手当は民主党の公約でもありましたし、そのことは十分予測されたことだと思いますし、市民の側からすると子ども手当と給食費、これは別ものだと考えているのではないでしょうか。それを1カ月足らずの間に、私は撤回するのかなと思いましたけども、そういう状態になるというのは少し市長としての責任、そういうものにかかわってくるんではないかと思いますが、いかがですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 完全に撤回するというわけではございませんで、いろんな意見を聞きながらもう一度考え直したいということであります。



◆9番(東原伸也君) 

 これから質問をさせていただくわけですが、決定するときにはやはりそれなりの裏づけといいますか、経過等もございますので、発言自体には十分気をつけていただいたほうがいいんじゃないかと思います。

 今回、田岡市長、また行政に学校教育とまちづくりについて質問させていただきます。現在、新宮市は長期総合計画、特に特進プロジェクトにのっとって事業を進めようとしております。その初めとして、学校統合が急がれています。これは前段で榎本議員がありましたように、教育とまちづくりを一緒にするということは確かに言語道断だなと私も思っております。この計画としては、現在の生徒数、また老朽化した小中学校を今後も見据えた上でどのような形にすれば最良なのかという、将来にわたっての重要で大きな意味を持つ課題であります。

 そして、その間、児童生徒として学校に通う子供たちにとっても大きな問題であります。先ごろ、議会において、特に王子、蓬莱のことですけども、議員説明会を開催していただきました。幾つかその説明に関して質問いたしたいと思います。ここに至った経過として、私はまず蓬莱、王子小学校統合の建設協議会の一員です。私の立場も先に申し上げておきます。協議会では、12回にわたり協議を重ねてまいりましたが、意見も出尽くし、結論を出すには難しい状況となりました。これは、今思いますと協議会の持ち方自体も、実は王子から9名、蓬莱から9名という同数の形でありましたし、そういう形の環境が整ってしまったというたらちょっと言い方が悪いかもしれませんが、対面でそういう形で座っていたと。その中での協議でありました。

 このままこの議論を続けていても難しい状況ではありましたし、今後、合併した後に大きなしこりを残すんではないかという懸念が委員の中から出まして、私も同感でありましたが、それで教育委員会にこの結論をゆだねようということになりました。

 戻りまして、これは私の立場でありますが、説明会では教育委員会と部長会のお話が出ましたが、まず教育委員会のほうについて、その結論に至った経過、何が大きな原因だったのか、それをちょっとお聞かせ願いたいと思います。



○議長(奥田勲君) 

 平見学校教育課長。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 蓬莱、王子小学校統合の建設につきましては、建設協議会で平成20年の7月30日に立ち上げていただきまして、それ以降12回の会議を本当に熱心に夜遅くまで委員の皆さんには協議、検討していただきました。

 協議、検討していただいた内容につきましては、児童の両校の子供さんの分布状況、どういったところに住んでおられるか、通学路の関係、それから将来の児童数の推移ですとか、それから中核避難所としての学校の役割としてどうだろうか、それから小中連携をする場合、やっぱり近いほうがいいだろうというようなこと、それから建設費用、こういったことを多角的に検討していただきました。

 その中で、今後、将来の児童数の推移を考えたときに、蓬莱小学校は毎年10名ぐらいずつ平均的に減っていっているということがあります。今200人ぐらいの児童数であるわけですが、これから新築しますと50年、60年使っていただくわけですけども、約20年たった段階でかなりの児童数が減っていって学校周辺に子供の姿があんまり見かけられないということになります。

 一方、王子小学校につきましては、平均しますと年3人ぐらいずつ減少していくということで、どちらにしても少子化が進んでいくわけなんですけども、学校の位置関係にしましても、統合しますと校区が広がるわけなんですが、位置関係も王子のほうが中心に近いということ。それから、教育委員さん方にも協議を重ねていただいたんですが、また建設委員も行っていただいた先進地の学校、そこの大規模改修をした学校なんかも見ていただいたんですが、かなりいい状態で改修されていたということも考えられまして、耐震補強と大規模改修をしても十分な耐震性が図れるということと、それから将来の子供たちの児童数の推移、それから学校の位置関係、小中連携をするにはやはり城南中学校と近い王子小学校のほうがいいだろうということで、そういった各方面、いろんな協議した中で王子小学校を決定させていただいたというのが経過でございます。



◆9番(東原伸也君) 

 それでは、部長会等にかけて了承を得たということを聞いておりますが、その部長会の結論については。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 ただいま次長のほうから説明がございましたけれども、教育委員会のそういった結果を受けまして、私のほうは幹部会のほうにこのお話を、教育委員会からの方向として決定として申し上げました。そして、このことについてのご討議をいただくために、今次長が説明しましたさまざまな要因とか合意的なお話でありますとかをさせていただきまして、そしてその方向でいってよろしいかと同意をいただきたいということで幹部会のほうで協議をいただいて、その結果として今あるわけでございます。



◆9番(東原伸也君) 

 部長会は1回だけですね、開催したのは。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 部長会ではなくて幹部会でございまして、幹部会のほうへかけております。



◆9番(東原伸也君) 

 1回ですね。決定したことに異論を申し上げる気は毛頭ないのではございますが、私はこの結論を出すためにどのような考えでこの協議会に挑んだかといいますと、協議会の会を重ねるごとにさまざまな議論が交わされ、交わされるごとに王子小学校か蓬莱小学校かという場所の問題ではなく、子供たちの安心・安全の教育を受けるには増改築と新築のどちらがいいのかという結論に達しました。そして、私は新築がいいのではないかと選択したところでありました。しかしながら、結果は逆の結果となってしまいましたが、これは別に財政的、その財政的な問題というのは一切この協議の中では外して協議したと私は思っております。そういう意見も出てまいりましたが、なるべくそういうのは外していこうと。初めの教育長との協議会の持ち方についてもそういうことだったと理解しております。

 そこで、先ほどの幹部会には市長も出られた中でやったということですよね。これは厳しいというか、これは財政的に厳しいと思いますが、王子小学校への新築という変更はどうしても無理ですね。どうですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 私が就任してからすぐにこの問題の議論がありまして、建設協議会が教育委員会にゆだねるという中で、教育委員さんが視察も含めていろいろ協議していただいたように聞いておりまして、その中で改築、あとまた耐震補強した学校も見ていただいて、新築のような学校に生まれ変わるということも聞いておりますんで、予定どおり王子の耐震大改築ということで行っていただきたいなと思っております。



◆9番(東原伸也君) 

 その学校施設自体は私も見てきているんです。両方とも。そうすると、市長も決定済みだという理解でよろしいですね。



◎市長(田岡実千年君) 

 はい、それでお願いしたいと思っております。



◆9番(東原伸也君) 

 わかりました。これからのことになると思いますけども、やはり千穂と丹鶴の新しい学校が新築ということでありますし、王子、蓬莱のほうが増改築ということになってしまいましたので、そのことに対する問題といいますか、出てくるとは思うんです。それは十分気をつけて対処していただきたいと思います。

 蓬莱小学校は、従来4校もし残すとすれば一番古い校舎であって、建て直すというような状況であったとは思うんですけども、この校舎、子供たちが安全な環境で教育を受けるという意味で、いつ子供たちをあの校舎から出していただけるのか、それをお聞きしたいです。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 これから基本計画づくりに入っていくわけですが、建設協議会、また保護者説明会の中でもやはり一番古い蓬莱小学校が築50年ということで古い建物であるということから、早く安全な場所に移りたいという御希望も伺っております。こういうことも市長部局にお願いしまして、方法として仮設校舎に移るのか、あるいは臨時的に耐震補強を行うのか、そういったことも検討しながらこの計画の中で進めていきたいというふうに考えております。



◆9番(東原伸也君) 

 できるだけ早くこの危険な校舎から回避していただきますようお願いするところであります。また、今後この話は協議会で話をする事項に含まれているという今の答弁でしたので、そちらのほうでまた意見は言わせていただくということになると思いますので、よろしくお願いいたします。

 市長がちょっと関係しているんですけども、先日の委員会で蓬莱小学校への市庁舎移転を再検討するとの発言がありましたが、これはどういう経過からそのようなことになったのか、ちょっと教えていただきたいんですが。



◎市長(田岡実千年君) 

 市庁舎の件については、新宮市総合計画の中には統合後、蓬莱の跡地へということも書かれておりますが、市民の皆さん、それから委員の皆さん、さまざまな意見を聞いております。蓬莱の跡地が決していいわけじゃないというような意見もございますんで、もう少し市庁舎に関しては少し時間をかけてもっと皆さんで検討していくべきかなということで、先日、委員会でそういう思いで言わせていただきました。



◆9番(東原伸也君) 

 わかりました。また、この件については後ほどまちづくりのほうで聞かせていただきますが、さきの教育関係のほうを続けてやらせていただきます。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、昼食のため午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午前11時59分

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△再開 午後1時00分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 9番、東原議員。



◆9番(東原伸也君) (登壇)

 午前中に引き続き質問をさせていただきます。

 今回の教育の中身について質問をさせていただきます。

 最近、父兄の間でよく言われている話があります。それは、やたらと学校の休みが多いんではないかという意見が出ております。国民の休日等の増加もあると思いますが、学力の低下につながるのではないかと心配な父兄もたくさんいるようです。その上、今回のインフルエンザ騒動、そのための学級閉鎖や学年閉鎖が続き、授業日数が不足を生じていると思います。どのような対処をするのか教えてください。



○議長(奥田勲君) 

 平見学校教育課長。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 新宮市では、現在学校の休みにつきましては、夏休みに6日、春休みそれから冬休み等で1日ずつ休みを短縮しまして、余裕を持たせるような状況になっております。これは、やはり当地域は台風の襲来地でもありますし、台風等で休校になる場合も多いものですからそういうことで措置をとっていまして。ただ、新型インフルエンザの関係で学級閉鎖等が続きますと、やはり授業数が足らなくなりますので、それはまた土曜とかそういった追加で授業を行うような措置も必要になってくるというふうに考えております。



◆9番(東原伸也君) 

 先日、商工会議所青年部において、阪神タイガースの平田2軍監督と、元阪神タイガースの湯舟選手が来新いただきまして、野球教室とその講演会というのをさせていただきました。そのときにたまたまインフルエンザがはやっていて、授業日数が足りなくなった、授業時間が足りなくなったということで、三輪崎小学校の生徒たちがそれに出席できなくなりました。3時半からの野球教室と7時からの講演会だったんですけども、そういうところで細かい措置がとられたのかなと思いましたが、いかにも急な話で残念がっていた子もいました。今回はインフルエンザのためのということでしたけれども、市全体として、国全体ですね、国としてもゆとり教育の失敗ということが公表され、それからこれまでの間その教育の方針自体のようなものは大きく変わったというところは余りないような気がします。

 特に、テレビ等でお受験とかそういうような子供の教育をする場、また塾等の子供が授業を受けている場の放送等がなされたときに、新宮の子というか自分の子は、こんなことできるんかなと思ったら、できんねとか、そんな話がよく出てくるわけであります。都会とのこれが格差なのかなと、逆にそういう理解にとどまってしまっていると。ですから、それは仕方ないものなのかと、最終的にはそういうお話として私どものほうに来るわけですけども、その辺今後考えられている新宮市の教育委員会としての方針とか、授業日数が少ないのであれば、これからは夏休みどうするんであるとか、土曜日の活用の方法をどうするであるとか、そういうようなことは考えていることはあるんでしょうか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 議員、今おっしゃいましたのは、都会で私立の学校等がそうなんだろうと思うんですが、非常に受験対策という形で熱心に保護者の方もされていて、当然、私立ですから試験を受けて優秀な人材を集めてそういうことをやっているのだと思いますが、私どもは公立の義務教育を中心にさせていただいているんですけれども、やはり今弱いと言われていますのは非常に家庭での学習体制といいますか、土日があるんですけども、土日に予習、復習をしっかりやってこないというようなことも言われていますし、朝起きが遅い、夜当然寝るのも遅い。それはテレビを見ていたり、携帯をやっていたりとか、そういうことで生活が非常に乱れている部分もあるんだろうと思うんですけれども、そういった指導も家庭のほうにも学校を通じて子供さんへの指導も含めてお願いしているところです。そういったことをさらに強化していきたいなというふうに思っております。



◆9番(東原伸也君) 

 家庭でのことを取り上げられるとまた少し違ったあれになってくるんですけども、都会では子供も大人も一緒に通うような塾があるみたいな、この間テレビで見たことがありますんで、親も教育されなあかんのかなというのが、よく私も子供を持つ親として思いますが。

 それはさておいて、今のところそういう公立の学校としてのやるべきことはやっているということだと思うんですけども、平成15年だったと思うんですけども、光洋中学校でモデル事業として新しい学校という形の取り組みをされましたね。あれは全国で何カ所かだったと思うんですけれども、そのモデル事業の中間的な報告は聞かせていただいたんですが、総括というかそういうものは出ているんかなと。教育委員会でどういうモデル事業の終了に伴った総括というのができているのかちょっと教えてほしいと思います。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 議員お訪ねの学校運営協議会、光洋中ではやろら会という会をつくっておるんですけれども、これは平成14年、15年、16年と3カ年、国のモデル指定をいただきまして、新しいタイプの学校運営のあり方に関する実践研究というのを行ってきました。これは全国7地域で9校という狭い門をくぐって行いまして、その中でも平成15年からは民間から校長先生を採用するというような新しい試みをされたわけです。3年行った中で中間報告をしまして、そこで新ステージに切りかえまして、17年からさらに継続して続けてございます。その中で、やはり地域の子供を地域で育てていこうという機運を高めるためにこういう方法をとっておるんですけど、やはりメリットとしては地域の方々が学校に入ってきていただける。そして、毎年綱引き大会とかそういった活動も行っておりますし、図書ボランティアというかなり年配の方々なんかも学校に入ってきて図書関係のボランティアを協力していただけるというふうな非常にメリットのあることがあります。

 これを受けて、県も新しく共育コミュニティという形で城南校区を中心に、また始めました。県はこの形を進めていきたいようです。そういう方法を、今後、市長も言われていますように、全域的に広げていきたいなというふうに考えてございます。



◆9番(東原伸也君) 

 そうすれば、その共育コミュニティがモデル事業で行われた14、15、16年の光洋中学校での取り組みを継承していくというような感じになるんですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 はい。目指すところは同じでございまして、やはり地域で地域の子供を育てていこうというところだと思います。ただ、その二つの違いといいますのは、コミュニティスクール、学校運営協議会、光洋中学校がやっている場合は、これは人事にも介入できるというところが法的に定められておりますので、かなり突っ込んだ学校運営ですとか予算の関係ですとか、そういったところまで突っ込んでいけるということがあろうかと思います。



◆9番(東原伸也君) 

 人事にも介入できるんですね。

 これは、蓬莱小学校の幼稚園のところにある本部というか、あれがそうなんですか。



◎生涯学習課長(前田圭史郎君) 

 先ほどの地域コミュニティの関係につきましては、城南地域共育コミュニティという関係でありまして、これは県からの委託になります。その中で、こういうことをしなさいよというような約束事があります。まず初めに、新宮市共育コミュニティ推進本部を立ち上げなさい。また、その中で地域教育コーディネーターを置きなさいという形があります。そのコーディネーターの居場所というのが空いた教室を利用するということなんです。その中で蓬莱小学校の幼稚園の教室、現在は城南中学校の空き教室をコーディネーターが利用しているということになっています。



◆9番(東原伸也君) 

 ちょっともとに戻って、そのモデル事業の総括といったものは、そのときには作成というか、書面としての作成というのは別にしていないんですね。



◎教育長(大江清一君) 

 書面では成果というのはしてございません。14、15、16と先ほど次長申し上げましたように、新しいタイプの学校の研究としてもらって、その後運営学校に変わっているわけです。これはちょうど文科省のほうにおきましても法律改正もございまして、学校運営については地域運営協議会でやっていくという市の規則をつくってやっているわけです。ですから、光洋中の運営に関しては、この運営協議会が運営に協力していると。これは、市の規則に基づいていると。それ以外の小中学校については、御存じのとおり学校評議員制度というのがございまして、その評議員でこれは学校長の諮問で外部意見を入れて改善に取り組んでいると、そういうことであります。

 総括といたしまして、やろら会という会が立ち上がって、ちょうど以前は田岡市長もやろら会の会長もされていてくれたんですけれども、本当に総括として今私どもも県も含めてですけれども、わかっているのはやろら会が誕生したということ。これはもう今城南校区で前田課長が言うたのと同じ、これは県が進めております、名前はきのくに共育コミュニティという名称なんですけれども、中身は全く同じなんです。要は、子供を地域と家庭と学校のこの三者で育てていきましょうというこの三つの三者連携ですね、これを光洋の場合は運営学校として規則でやっている。それ以外のところは評議員も含めて見守り隊とかいろんな方が入ってやってくれている。城南校区については、去年からですかね、城南校区のコミュニティの組織をつくったと。これを将来的に広めていきたいと、そういう思いでございます。



◆9番(東原伸也君) 

 私は、モデル事業の結果として、今回小学校と中学校の数が同数になるわけですね、三佐木、蜂伏地域とかも同じような形になるのかなというふうに考えていたんですけども、形はどのようになるかは別としてそういうような考えではなかったんですか。



◎教育長(大江清一君) 

 目指すところは本当に同じです。ですから、光洋は光洋の地域の特性があると思います。蓬莱、王子とか、城南校区、緑丘校区、皆それぞれ地域地域の特性というんか協力してくれる組織というのもちょっと微妙に違うところもございます。そこらあたり、要するに地域の力をいかにそういう本部というんか評議員も含めて結集して、地域の方々が子供たちの教育にどうやって協力できるかという組織をつくっていく、そういうのを目指していくという地域に合った運営ですね、それを目指していきたいということであります。



◆9番(東原伸也君) 

 何となくわかりました。細かいところはまたお聞きさせていただきますけれども、今回はこの程度であれさせてもらいます。

 一番教育に大事なのは、子供たちを地域がどう育てるか、子は地域の宝やという言葉だけでなしに、やはりこれからどのような形で新宮市という町が継承されて、またいい町になっていくか、それも今の子供たちにかかっていることだと思います。我々大人はそれをどのような基盤づくりをして迎え入れてあげるか。これは市長の昨日からのお話でありますように、働く場の創出やそういうものにも大きくつながってくることだと思いますんで、その辺今後も十分慎重に教育委員会としてその行政に携わっていただきたいと思います。

 続いて、まちづくりのほうに少し移らせていただきます。まちづくりは、私にとって行政の役目というものは何かと考えたところ、やはり行政でできるのはハード面、町並み整備ではないかなと思います。ただ、きれいないいものをつくっても市民のやる気がつながらなければ、それこそ無駄遣いになってくるのではないかと思います。市長は、このまちづくりに対してこれからそれを熟知しなければならない部分がたくさん出てくると思うんですけども、どのような方法でこのまちづくりについてやっていく気概がございますか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 どのような方法、まず観光ですね、働く場の確保と同時進行で観光の町としても新宮市をつくっていきたいと思います。それをするまず一つのきっかけが、今回の文化複合施設、仮称ではありますが、熊野学センターの充実、また完成に伴う周りの駐車場とか道路の整備、あと熊野学センターの内容、そういうとこをきっかけに観光の町にしていきたいなと思っております。



◆9番(東原伸也君) 

 イメージ的にそういうイメージなんでしょうね。市長の行政改革ゼロからスタートというところに、丹鶴城から速玉大社までの環境整備事業というものが出されております。市長、丹鶴城の復元というのは市長はどう考えていますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 私、特に新宮城に対してはどうのこうのなかったんでありますが、先日、青年会議所がことしのメーン事業で丹鶴城の復元に向けたイベントをやったところ、それに感動した方から1,000万円という多額の寄附もいただきまして、少しずつしか、予算的にはぼちぼちしかできないんかもしれませんが、やっぱりこれは新宮市にとっては大事なことかなと思っております。特に、石垣のきれいさについて最近、特に改めて知りまして、これを新宮へ訪れた人、そしてまた市民にしっかりきれいな形のものが見やすいようなこともやっていかなあかんかなと思っております。



◆9番(東原伸也君) 

 市長、御存じかわかりませんがそれも大変難しい話で、よくその話、以前から出ているんですけども、石垣を見せるための木の切り方とかいろんなことを議会からも注文は出ていると思いますけれども、なかなか石垣が崩れるとかそういったことにならないかとかいろんな懸案事項というものが立ちふさがっていてなかなか難しい面があろうかと思います。それをクリアしながら、あの石垣はやっぱり外に見せて、その景観を楽しむにはうってつけのものだと私も思っております。

 市長は、昨日からも申し上げられているように、新宮城から速玉大社までの特に文化交流、図書館、熊野学センターの機能を持つ複合施設、この整備とともにあの周辺を盛り上げていくというお話をよくされておりますが、具体的なこういう景観にしたいとかというものというのはまだこれからですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 具体的には特にないわけでありますが、よく速玉大社は観光客が正面から入らずに横から入る、せっかく正面からのどっしりした鳥居の雰囲気をもしかしたら見ずに帰られてしまうということもありますんで、その複合施設のところを広い駐車スペースをなるべくとるような形で、ぜひ速玉大社までは歩いていっていただく。そのために通りの整備はどうしても必要かなと。それと同時に、今シャッター通りとか言われていますが、3割ぐらい商店街のシャッターが閉まっているところを何とか十数年前のようににぎやかな町にしていきたいなと考えております。



◆9番(東原伸也君) 

 そのためにまちづくりセンターというのができるんかどうかというのもあるんですけども、まちづくりセンターというのはそうするとその中に、今私の言っているエリアの中に含まれてくるんですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 私がマニフェストの中で書かせていただいているまちづくりセンターというのはもっと広い意味でのことでありまして、今あるボランティアセンターのようなイメージで書かせていただいております。特に、定年退職された60代の方なんか非常に元気な方がたくさんおられますし、また知識、知恵を持ったすばらしい方、またまちづくりに積極的な方もおられますんで、そういう人材をぜひ新宮市のまちづくりに生かしたいなという思いでまちづくりセンターということを表現させていただいております。



◆9番(東原伸也君) 

 市長の口からはよくボランティアというのが出るので少し気になるんですけども、公募とボランティアというような形が市長の話の中に多いですが、集まるんでしょうかね。ちょっとその辺が私も、さきの榎本議員さんも言われておりましたが、物すごく難しいんではないかというところを言わざるを得ないというか、そういうところを感じる次第ですね。

 私も、これまでの前市長、またその前の市長もそうだったと思うんですが、このエリアについてはみなそれぞれ思いがあり、事あるごとにそういう話題になってきた経過もこれまであると思います。職員の皆さん、また部長級なんかでもこの話は頻繁に上がり、また答弁したことだと思います。ですんで、先ほども申しましたように、やはりこの機運を盛り上げるということがまず大事ではないかと思います。協力してくれる方は協力してくれるが、一部というわけには多分いかないでしょう。周りには商店街があり、またそれに付随する仕事をされている方等も当然おりますし、市長のおっしゃるような観光客の誘致等も考えなければならない。そのためにはどういう町並み、どういう町がいいのか。そのことにより、市長が考えられている雇用の創出や若者が戻ってこられるまちづくり、こういうものになっていくんじゃないかなと思います。まちづくりがあって、学校や公の施設等がふえてきて、それで私は最終的に人口増になるというのが理想的な市の展開ではないかと思います。私のほうからの考え方ですけども。

 ちょっと現実に戻りますけども、市役所の新築というのも当然、市の特進プロジェクトの中の最後にありましたけども、これは市長、今のところはまだ考えてないんですか。どうですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 まだ考えておりません。これからさまざまな意見があると思いますので、じっくりいかなければならないなと思っております。



◆9番(東原伸也君) 

 市役所の新築というのは特例債を使えるわけではなし、市単独のものであると思います。どこに置くのかということもあると思いますが、一番簡単な話というたらおかしいですけども、一番可能性がある話として私が思うのは文化ホールとの一体化ですね。そういうものが一番簡単というか可能性のある話ではないかと思います。

 ただ、ここに市役所が今ある以上、この発展ぐあいを見たら、ここから市役所を外すということができるかどうかというのはまた別の問題ですけどね。これはまた別の問題ですけども、そういう財政的なものを主にするとそういうことになるのかなとちょっと考えてしまったことがありますね。

 もう一つ、まちづくりと関係ないというと関係ないですし、関係あるというたら関係あるんですけども、以前、王子製紙の跡地の話が学校の問題のときに出てきたんですけども、第3の候補地ということで出てまいりましたが、この王子製紙跡地の問題、新宮市が王子製紙よりただでもらい受けられるが、というちょっと問題つきでありましたが、もらい受けた結果として例に出ていたことがあったんですけども、その土壌の問題とかいろんな問題が今後波及してくるという話で、ちょっと今待ったの状態ですけども。これは先々、基本的には新宮市が財産として持っておくというのが一番いい状態なんですけども、ある意味、先ほど申し上げましたように、言葉は悪いですがばくち的なところもありますんで、土壌が悪かったらそれに改良する予算を投じなければならないというようなリスクがあるということですね。市としては、これはまずタイムリミットはいつまででしたっけ。



○議長(奥田勲君) 

 川嶋まちづくり政策部長。



◎まちづくり政策部長(川嶋潤君) 

 王子製紙の土地の話ですが、現在、土地の調査費というのがなかなか望みにくいというような状況にありますので、現在もとに戻ったといいますか、ニュートラルな状態で今新宮市も王子製紙もそういう状況であります。



◆9番(東原伸也君) 

 ニュートラルな状態というと、前も後ろへも行かへんという話で、くれるというかもらい受けられるという話が消えたというわけではないんですか。



◎まちづくり政策部長(川嶋潤君) 

 王子製紙さんの考え方というのは、現在のところまだ王子製紙のほうでは土地利用については特に決めていないということですので、今王子製紙の土地利用が決まっていない段階でしたらいつでも再度テーブルに乗せることは可能ですというような返事であります。



◆9番(東原伸也君) 

 その後はもうだめですよという話は来ていないという理解でよろしいですね。そういうことですね。数少なくなりましたけども、王子製紙、当時本州製紙から王子製紙に変わって、そこで勤めていた方が新宮にまだたくさんいらっしゃると思うんですね。そういう方からちょっと土壌的な問題というたらおかしいですけども、そういう相談をされたという経過はありますか。



◎まちづくり政策部長(川嶋潤君) 

 OBの方に相談したという経緯は特にありませんが、現在王子製紙さんで勤めている方、東京にいてますけども、その方が本州製紙の時代からこちらにいたという方もございます。そういった方のお話は聞いたことがあります。



◆9番(東原伸也君) 

 ぜひ今新宮市に在住されている市民の中にもOBの方がたくさんいますので、一度ちょっと聞いてみる価値があるんじゃないかなと思います。それによって、新宮市がそれを買うかどうかの判断をしてもいいんじゃないかという気もあるんですけども。私もまだこれから多くの人に、一人二人じゃなしにもっと多くの人にこの話を聞いてみたいと思いますし、もしそれが信憑性のあるものであれば、いい方向で新宮市にそういうお願いをせなあかんのかなという気はしておりますんで、今のところは一応ニュートラルと言われましたが、保留状態という認識でよろしいですね。わかりました。

 今回は教育とまちづくりということで質問をさせていただきましたが、初めての議会ということで公約的なこと、またビジョン等、まだまだ市長の頭の中にはできていない様子ですので、これから回を重ねるごとにその鮮明さが出てくるんだと思いますけども、より早く公約もしくはビジョン、そういったものを構築いただき、新宮市の将来像をつくっていただいて、我々に提示していただければと思いますんで、ぜひよろしくお願いいたします。

 以上で一般質問を終わります。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 東原議員さん、さっき市庁舎は特例債を使えないと言われましたが、何か使えるみたいなんで。



◆9番(東原伸也君) 

 そうですか。わかりました。私はもう絶対使えないのかなと思っていましたんで。ただ、金額的に余るかどうかという問題のほうが大きいんですか、そうすると。そういうことですね。

 それでは、一般質問を終わります。ありがとうございました。

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△上田勝之君



○議長(奥田勲君) 

 10番、上田議員。



◆10番(上田勝之君) (登壇)

 実は私、大変久しぶりの一般質問でございまして、この議会の役職を厚かましくも長く務めさせていただいたおかげで、4年半ぶり、この合併して新しい新宮市議会になりまして初めて一般質問させていただきます。

 それでは、一般質問を始めさせていただきます。

 田岡市長が選挙前の公開討論会において、田岡市長、座右の銘は本気と答えられておりました。本気ですれば大抵のことはできる。本気ですれば何でもおもしろい。本気でするとだれかが助けてくれる。人間を幸せにするために本気で働いている者は、みんな幸せで、みんな偉い。本気でこの町を変えたいと思っています。そう述べられておりました。本当にこの町を変えて新宮市を再生して市民のためのまちづくりを行っていきたいと私も考えるところであります。

 田岡市長は、聞くところによると、なかなか頑固一徹というような人物評価をよく耳にするんです。市長御自身は御自身の性格をどのように評価されておりますか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 そこまで、一徹と言われるまで頑固じゃないと思うんですが、やらなければならない、やりたいと思ったことは何としてでもやるようにする性格だとは思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 ありがとうございます。本当に本気で取り組まれる、そして事あるごとに市民目線、市民の感覚、市民の声を取り入れる、本当にいろんな声を聞く姿勢、そしてそれをどう具現化していくか、そういったことに重点を置かれる、この信念はいつまでも保ち続けていただきたいと思います。

 さて、昨日の一般質問、たくさんの議員が市長のマニフェストについていろいろと質問をされております。私も個別具体的な事例から少し質問をさせていただきたいと思います。

 まず、新宮市再生のまちづくりとして、観光を生かし交流人口の増加を目指すために文化・歴史の町新宮の観光の推進、これも市長は事あるたびに言われております。そして、そのことによって、決してそのことのみではないですが、働く場の創造ということを訴えられております。

 さて、新宮市は世界遺産に登録されるずっと以前から、文化・歴史の町新宮を観光による交流人口の増加を目指して町の再生を図るといってまいりました。残念ながら、これまでの計画はなかなか絵にかいたもちに終わってしまい、市民の方々からも必ずしもよい評価を得られたとは言えません。その背景には、私、蟻の熊野詣から、大学受験に代表される近代まで、この熊野新宮地方は大変歴史が長く、さまざまな年代にそれぞれの味わいといいますか、妙味があり過ぎるということに起因するのではないでしょうか。だからこそ、観光の三大要素、見る、買う、食べる、それにプラスして知る楽しみを増すこと。特に大切なのは、本物を大切にすることなのではないでしょうか。

 今回、私は田岡市長に幾つかの提案をさせていただきたいと考えております。先ほども東原議員が質問の中で取り上げられておりましたが、先般、田岡市長御自身も、また私たちも子供のころから大変なじみが深い岩橋模型店の岩橋様から新宮城の整備にと多額の寄附を市にいただきました。松畑議員が現役の新宮青年会議所のメンバーで、ことしの一夜城再現のイベントや、あるいは教育委員会の文化振興課が取り組まれている城跡の樹木の伐採を行っていただき、あの立派な石垣が見られるようになり、現在市民の方々から新宮城に対して大変大きな関心が寄せられていると私は感じています。

 丹鶴小学校と千穂小学校の統合再編が具体化し、現在の千穂小学校用地に新校舎の建設がいよいよ始まろうとしています。そして、この丹鶴小学校用地と市民会館の用地などを一体利用して文化複合施設の検討が始まっています。この文化複合施設については、その規模や事業費など今後議論を重ねなければなりませんが、私は現在の市民会館に隣接する新宮城跡の大手門について、この本来の登城口の再現をぜひ御検討いただきたいと思うものであります。

 平成10年にはこの大手門への道の発掘調査も終了し、平成15年には国文化庁の史跡指定を受けています。この史跡指定の範囲を拡大指定していただければ、文化庁の高率の補助が得られ、市の財政負担がほとんど軽減され整備が可能となります。担当課のお考え、認識はいかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 中岡文化振興課長。



◎参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 城跡につきましては、平成16年度から水ノ手郭の緊急整備工事ということで続けておりまして、緊急修理のほうの目鼻が来年度でようやく終わっていく中で、史跡指定の公有地の拡大という部分でございますけども、それに向けての取り組みも今後できていくのではないかと考えてございます。ただし、現在、城跡の整備基本計画を定めておりまして、その中で大手の整備を位置づけてまいりたいと考えてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 また、市民会館用地に隣接し、大手門への道の用地の所有者の方が先ごろの10月の台風18号以降、風の害による家屋が大変危険だということで家屋を解体されました。水ノ手側の家屋も数少なくなってまいりました。今が本来の登城口再現整備へ向けて踏み出す絶好の時期ではないでしょうか。御高齢の岩橋様御夫妻に、市のために有効に新宮城跡の整備に使わせていただいたと御報告をすることこそが御意思に報いることではないでしょうか。田岡市長はいかがお考えになられますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 そこの用地を取得するということについては、またこれからだと思うんですが、先ほど議員言われましたように、観光ですね、新宮らしい観光、先日、東京の出版社の方々が多数新宮に見えていただいたときに、私あいさつさせていただきに行ったんですが、その方たちもこの新宮に来てよかったというふうに言ってくれております。佐藤春夫さんとか、中上健次さんとか名誉市民の文化的にもすばらしい方、新宮は人口の割には文化のレベルが高いなと感じておりますんで、そういうところもぜひ生かした観光をしていきたいと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 さて、この町には風情というものが余りにもおろそかにされてはいないでしょうか。ここに平成20年4月の南紀州新聞の記事がございます。少し配らせていただきます。

 これは、今傍聴席で取材をされている瀧谷記者が書かれた記事だと記憶しているのですが、速玉大社の前の上本町と私が住む下本町、同じなぎの木が並木として植栽されています。ただし、手入れといいますか剪定の方法が全く違います。上本町は新宮市道で二、三年に1度、造園業者に剪定してもらっているとのことです。下本町側は県道で、まるで杉の木の枝打ちのような手入れが行われています。この記事の掲載後、下本町側も本来のなぎの木のような剪定が行われるのかなと思っていましたら、なかなか木の成長が早く、かなり背の高い木になってしまいました。田岡市長も、マニフェストで丹鶴城から速玉大社までの環境整備事業とうたわれています。やっぱり統一感といいますか、風情を醸し出すようにしていただきたいものです。

 加えて、これもさきの台風18号で背の高いなぎの木は強風にあおられ、また根の張りが浅いため幹が折れるなど大変危険な状況でもございました。所管、管理するのは県などと言わず、ぜひ県にも市の剪定方法と同様な手入れを申し入れていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 西管理課長。



◎管理課長(西寛君) 

 議員さん御指摘の上本町と下本町の剪定の違いなんですが、私も実際に見に行かせてもらいました。上本町のほうですか、速玉大社の近くの木の形というのは通常の形になっておると思います。今議員さん御指摘の下本町のほうですが、少し通常の形とはちょっと違う、言い方がおかしいかもわかりませんが変わった形をしております。うちのほうも県のほうに要望させていただきまして、できれば上本町のように市のほうと合わせて形を整えていただきたいというふうに要望させていただいております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひよろしくお願いいたします。

 もう1点、国道42号線、大橋の交差点から橋本の交差点まで電線地中化にあわせて歩道等の景観整備がいよいよ完成に近づいています。実はこの国道沿線、緑が全くなくなってしまいました。聞くところによると、沿線住民の方々から緑の植栽について賛否両論の御意見があったとのことです。観光による交流人口の増加で、町の再生を図ることが多くの方々から提言があるにもかかわらず、緑のない潤いのない風情のない景観整備とは何なのでしょうか。田岡市長はいかが考えられますか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 旅行とかでいろんな町へぶらりと行ったりしたときに、この新しい町に入ったときに、そこの景観がきれいであれば本当に気持ちがいいものだと感じます。そういう意味で、メーンストリートの景観というのは非常に大事だと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 私も、今市長がお答えいただいたような考え方に賛同するものであります。担当課の皆さんのこの地元の皆さんの賛否の意見の調整の御苦労も大変理解するところでありますが、いま一歩努力していただき、植栽へ向けてコーディネートしていただきたいと考えますが、担当課としてはいかがでしょうか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 私ども都市建設課、一応道路整備の所管課でありますけども、この国道42号線につきましては国が管理しております。ここの歩道整備につきましては、一応店舗が多く自転車、歩行者の通行量が多いことなどから、国交省サイドとしては安全で快適な通行のために必要な幅員を確保されて、そのために植樹は行わずに整備を進めているというふうに聞いております。

 ただし、今議員さん御指摘の景観についてでありますけども、一応共同溝設置による地中埋設ですね、電線地中化とか照明灯、舗装の仕上げとかそういう面で景観に配慮しておると聞いております。



◆10番(上田勝之君) 

 確かに石畳風歩道の整備や電柱が来年早々なんですかね、来年の春ぐらいまでにはなくなってすごく見通しがよい。また、信号機やあるいはオレンジ色のガス灯風の照明等、確かに景観はよくなりました。ただ、やはり緑は欲しいのではないかと考えますので、いま一度その辺は御検討を国土交通省のほうへも申し入れていただきたいものだと思います。

 また、新宮市ではアダプトプログラムという道路や公園などの清掃や花、樹木の植栽をボランティアで行っていただく市民の方々を応援する制度があります。このアダプトプログラム制度の現状をお聞かせください。



○議長(奥田勲君) 

 宇井生活環境課長。



◎生活環境課長(宇井正典君) 

 現在アダプトプログラム制度で五つの団体が道路とか公園とか公共施設の環境美化をボランティアでやっていただいてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 五つの団体、市内各所で行っていただいているということです。今答弁いただいたようなアダプトプログラム制度を活用して、国道42号沿線の植栽の一助にすることも一案ではないでしょうか。これまでは、申し出のあった市民の方々を応援するというものでしたが、まちに愛着を持っていただくためにも市がこのアダプトプログラム制度を活用してコーディネートされてはいかがかと考えますが、担当課としてはどのようにお考えでしょうか。



◎生活環境課長(宇井正典君) 

 今議員さんもおっしゃられましたように、このアダプト制度につきましては、市民の方のボランティアが基本となってございます。またアダプトによって環境美化をする場合、果たして市民の方で積極的に手を挙げてくれるかどうかというのがわかりません。現在5団体の方が活動されております。そしてまた、5団体とも懇談会も行っておりますので、一度話はしてみたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 広く市民に啓発し、訴えていくということも大変重要なことではないかと思いますので、よろしく御検討のほどお願いいたします。

 先ほど東原議員の一般質問で、私も田岡市長にお尋ねしようと思っておったんですが、マニフェストにうたわれた新宮城跡から速玉大社までの環境整備事業はどのように考えておられるのかお尋ねしようと思っておったら、先ほどお答えをいただきました。

 そこで私、これも提案なんですが、環境整備といいますか、景観整備という点で、木材を使用し板塀などのファサード整備、建物の正面の化粧整備を補助対象とし、木の町新宮のPRを行いつつ環境を整備されてはいかがでしょうか。

 また、私は大地震などの防災対策上の観点から倒壊、倒れる危険性の高い老朽化したブロック塀の撤去などあわせて促進できればと考えます。また、これまで生活環境課では緑の植栽に対し補助制度がありますので、これらの補助制度を改善して、対象を木材を使用した塀などにも拡大すればよいのではないでしょうか。景観整備と防災対策、どちらもまちづくりには大変重要な要素と考えます。いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 渕上課長。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今議員申されました防災対策、景観とあわせた御提案、我々も研究課題として研究に努めていきたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 市長、防災対策課あるいは都市建設課あるいは生活環境課、さまざまにいろんな制度を所管しています。しかし、まちづくりを行っていく、そして市民の安心・安全、財産・生命を守っていくということで防災対策、いろんな所管課がありますが、縦割りを廃して市長のリーダーシップできちんと検討させていただきたいと思いますが、市長のお考えはいかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 市役所の中に議員さんおっしゃられたようにいろんな担当に分かれておりますが、今そういう担当の方が一緒になって協力してくれておりますんで、本当に横のつながりも大切にしてやっていきたいなと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひよろしくお願いいたします。



○議長(奥田勲君) 

 上田議員質問中でありますが、10分間程度休憩します。



△休憩 午後1時59分

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△再開 午後2時13分



○副議長(大西強君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 10番、上田議員。



◆10番(上田勝之君) (登壇)

 引き続いて質問を行います。

 昨日の一般質問で、川嶋まちづくり政策部長の答弁の中で、22年度予算に市内の案内板、サインを整備していきたいと予算に盛り込んでいきたいというようなお答えがあったかと思います。これまで幾度となく歴代の市長のときにも、あるいは世界遺産登録時やさまざまなときに案内板、看板、サインをつくり、そしてリメイクされています。そろそろこれも統一感を持ってつくって、古いサインは撤去する。こういったことも私以前にも質疑だったか一般質問だったかで取り上げさせていただいたんですが、一度市内にどれほどのものがあるか把握した上できちんと整理して、必要なものは必要で整備を行う、不必要な老朽化したものなどは撤去するというようなことを行っていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。



○副議長(大西強君) 

 北畑観光課長。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 議員おっしゃられるように、古くなった看板であるとか、また見る人にとってわかりにくい看板もあるようでございます。そういうものを含めて今後やり直す際には統一したような形でもっていきたいと考えております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひその辺よろしくお願いしたいと思います。

 続きまして、淡竹のすしの名物化など食の楽しみをつくるという提案でございます。私、実は淡竹は破れる竹と書くものだと勘違いしておりました。皆さん方の中でもきっとそう思われている方が多かったのではないでしょうか。正しくは淡竹と書くそうで、通常のタケノコよりも若干遅目の5月から6月がしゅんの初夏を感じさせてくれる日本料理に欠かせない食材です。煮炊きにして食したり、タケノコ御飯にしたり、鮮度の高いうちはてんぷらにしたりとさまざまな調理方法で食するタケノコの中でも、淡竹は大変おいしいと思われます。

 さまざまな調理方法がある中で、私とても驚いたことがありました。それは市内在住のある方から、淡竹のすしって食べたことあるか、一遍食べてみろと言われ、味見といいますかごちそうになりました。これが実においしい。もともとは宇久井在住の方がつくられていたそうですが、普通にタケノコを煮炊きしてすしにするだけです。大王地のある料理店ではメニューとして取り入れたところ密かに人気を呼び、つくるそばから完売になるそうです。これがその写真です。

 今、全国各地で食の楽しみによるまちおこしが大変盛んになっております。もともと食べる楽しみといいますか、食材のおいしいところは、例えばこの時期は日本海側のカニやまた和歌山ラーメンなど大変名物になり、その食材を食べるために遠来からのお客様が訪れ、一大産業となっています。新宮市ももともとめはりずしやサンマのおすし、あるいはなれずしなど、また和菓子など名物と言える食べ物がたくさんあります。加えて、現在はB級グルメといって、中でも有名なのは静岡県富士宮市や秋田県横手市の焼きそばや、宇都宮市の餃子など御当地グルメの売り出しが大変盛んで、先週末などはテレビでも紹介されていましたが、青森県八戸市ではB級グルメのイベントが開催され、何と4万人の方が訪れたそうです。この富士宮市の焼きそばは、田岡市長と同じくJC青年会議所の当時の理事長がまちおこしに焼きそばを使えないかと夢中になって取り組んだのが名物になった模様でございます。

 このような事例でも御理解いただけるように、食べる楽しみをつくるということはまちおこし、ひいては働く場をつくることに大きく貢献するのではないでしょうか。ぜひこの大変おいしい淡竹のすしも名物にして、食の楽しみを創造されてはいかがかと考えます。例えば、新宮の料理飲食店組合に働きかけ、市内の各飲食店でメニューに加えてもらい、市と観光協会などがタイアップしてのぼりなど町中にも目立つように宣伝を行い、他のめはりずしやさんまずしなどとともに熊野新宮らしいストーリーを加えて全国発信すれば、アイデア次第で大変な人気商品になるのではないでしょうか。

 田岡市長も、アイデア商品の企業、興すなりわいの支援をマニフェストでうたわれています。田岡市長、新宮市第1号のアイデア商品として、プロデュースされてみてはいかがでしょうか。お考えをお聞かせください。



○副議長(大西強君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 本当にすばらしい上田議員さんのアイデアだと思います。きのう、諸課長から資料をいただいたんですが、今言われていた富士宮の焼きそば、7年前に青年会議所がまちおこしでやった事業で、今では年間60万人がこの焼きそばを食べに訪れ経済効果は400億円というふうに新聞に出ております。淡竹のすしがすぐそういう効果があらわれるかどうかわかりませんが、そういうアイデアですね、新しいアイデアを出していただけるところに支援してぜひやっていきたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 私は、まちの再生について市民の皆様方を初めさまざまな議論が行われますが、この質問の1項目めの文化・歴史を生かし、交流人口をふやし、観光産業の育成を図る。このこと自体はほとんどの皆さんが目標、目的、総論は同じで異論のないところだと思います。要は、一つ一つの各論をいかに実行し実現してまちを再生させることが大変重要であり、一つ一つの事柄をすぐにでも取り組まなければならないと考えます。この一つ一つ各論、一事例、一つのアイデア、吟味しなければなりませんが、すぐに取り組むという姿勢こそ大切なのではないでしょうか。

 田岡市長の御見解をお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 そのとおりであると思います。幾らいい考え、会議で出ても実行しなければ何にもならないと思いますんで、いいと思ったらすぐやるというのを肝に銘じたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひお願いいたします。

 続きまして、山村地域の課題と地域交通について。

 まず高田・熊野川地区の農林業の再生と働く場所をつくるために。この働く場所をつくるということは、田岡市長、最も真剣に訴えられております。私も、このことこそが一番大事、生活していく環境を整える、これこそが本当に今新宮に求められているものだと思っております。

 昨日の一般質問の田岡市長の答弁で、新宮市は広いという実感、また高田や熊野川の各地域は心のふるさとのようなところだと感想を述べられていました。杉原議員、久保議員に続いて高田・熊野川地区の課題についてお尋ねします。きのうの杉原議員への答弁で、新宮市の耕作放棄地が44ヘクタールになっているとのことでしたが、そのうち高田・熊野川地区の現状はいかがでしょうか。



○副議長(大西強君) 

 津呂農林水産課長。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 高田・熊野川地区の耕作地の現状は44ヘクタールが耕作放棄地です。



◆10番(上田勝之君) 

 耕作放棄地、ほとんど大半が高田・熊野川地区に集中しているという大変好ましくない状況ですが、この耕作放棄地はやはり増加傾向なのでしょうか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 増加傾向にあると思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ところで、この耕作放棄地の所有者の方々は、現地の集落にお住まいの方が多いのでしょうか。あるいは、もう子供さんの代になられて市内に不在の所有者の方が多いのでしょうか。その辺はつかんでおられますか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 正確にはつかんでおりませんが、高田に住んでいる方、またよそにおられる方が多いと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 それらの耕作放棄地の所有者の方々の今後の意向はどのように考えられていますでしょうか。手放したい、あるいはまた貸してもよいと考えておられる所有者はどの程度おられるか、担当課のほうでは把握されていますか。また、意向調査等はされたことがありますか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 意向調査はしておりませんが、今後、所有者さんに対して意向調査をしていきたいと思っております。また、田につきまして、耕作につきましても、今やっている田をほかの人にやってもらうところもありますんで、今後調査してつかみたいと思っています。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ一度、その辺の意向など、調査していただきたいと思います。

 田岡市長は、マニフェストで休耕田を利用した稲作オーナー制度の創設をうたわれ、杉原議員の質問に答えられて、熊野市紀和町の千枚田のように、都市部の住民の方々にオーナーになっていただき、費用をいただいて、地元の耕作者に還元する制度ができないか考えていると答えられていました。私は、この稲作オーナー制度、一つのアイデアだとは思いますが、働く場として、産業としてはいささか弱いのではないかとの感を持ちました。

 ここで少し話題を変えますが、赤木地区の玉置区長さんを初めとして地域の方々が取り組んでおられるマコモタケ、イネ科の多年草の茎の部分で、中華料理の高級食材として用いられ、各地で水田の転作作物として知られている野菜ですが、この赤木地区での栽培の状況はいかがでしょうか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 休耕田を利用しまして、1,300平米に約900株を作付しております。



◆10番(上田勝之君) 

 高田・熊野川地区の田んぼでは、きのうの杉原議員もお米の価格について述べられていました。残念ながら稲作では、なかなか生活していけるだけの収入は得られないのではないでしょうか。後でまた触れさせていただきますが、ここに民間の感覚、知恵が必要な部分なのではないでしょうか。

 私は、先ほどの赤木地区のマコモタケを初めとした収入を得られる作物への転作、また需要の多い国産レモンなど、果樹の栽培など、産業としての山村農業を提案いたします。

 さきにお答えいただいたように、耕作放棄地、所有者の方々がどういった意向なのかをまず調査され、手放したいのか、あるいは貸してもええけど個人対個人の賃貸はなかなか難しいといったような状況が生まれるのであれば、所有者の方から、市もしくは公的な団体が借り受け、新規就農者を募集し貸し出す。市が関与することにより、所有者から賃貸について安心感が得られ、新規就農者は耕作地を安価な賃貸料で借り受けられるような制度を創設すべきではないかと考えております。

 また、新規就農者は栽培技術の取得まではやはりある程度の期間、少なくとも5年間程度はかかると考えられ、また果樹などであれば、樹種にもよると思いますが、実をつける期間まで収入が得られません。その間は農業研修生として生活費の補助を行うなど、少々息の長い取り組みになるかもしれませんが、必要なのではないでしょうか。

 農林水産省の制度など、民主党政権の事業仕分け等で先行きが大変不透明な部分もありますが、今後、農業の振興は国としても取り組むものと考えられ、大いに研究・検討して、高田・熊野川地区の再生を考えるべきです。田岡市長の御見解をお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 高田地区、熊野川地区、本当に選挙期間中も同じ場所を二回りぐらいさせていただいて、本当に、先ほど議員さん言われていましたが広い地域。また、かといって、すばらしいといいますか、本当、昔ながらの日本のよさが残ったすばらしい地域であると感じております。

 そんな中、たくさんある休耕田、何とか利用できないかなという中で、紀和町のようなオーナー制度を考えてたわけでありますが、どうしても採算的に、米の価格も安くなってる中で、どうしても事業としては厳しい。地元の人の労力だけがかかってしまうというのも、最近わかってきております。

 そんな中で、すぐにはできないんですけど、白川郷のような小規模の民宿村とか、そういう観光として、熊野川のすばらしい景観の中でそういったことをできないかなとか、そういうことも思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 農業体験、あるいは農家民泊といったいろいろな制度といいますか、いろんな活性化策、あるかと思います。今後、いろいろと議論をさせていただきたいと思います。



○副議長(大西強君) 

 和田参事。



◎参事[建設農林政策担当]兼農業委員会事務局長(和田隆君) 

 議員御質問の中で耕作放棄地という部分、確かに熊野川、高田地区、あることはあるんですけども、大変まとまった部分が非常に少ないと、点在してるという部分の中では、大変そういうまとめてお借りするというのは難しい部分もあります。

 ただ、現在、耕作放棄地等での中で、先ほども言ってましたように、利用権の設定など、農業委員会を通じて実施しております。そういう中で、なるべく耕作放棄地をなくしていこうと、あるいは今後ふやさないようにしようというのが委員会の中でもメーンで、委員の皆さんに地域地域でお話をいただいているところでございます。



◆10番(上田勝之君) 

 現状は、今、和田参事からお答えをいただいたところでありますが、確かに非常に平地が少なく、山田といいますか、段々になったようなところであるとか、少ない耕作面積の中でこれまで頑張っておられた皆さん方がお年を召されて、耕作を断念せざるを得ない、こういうような状況になっていることは確かに現実だと思います。

 やはり、そこに山村の集落の再生を図る、どうやって図っていくか、先ほど市長も農家民泊やさまざまなアイデアを披歴されましたけれども、今後いろいろと議論をさせていただき、山村の再生を図っていきたいと思うんですが、ここで実は民間出身の田岡市長に御理解いただきたい。この作物や果樹を収穫しても、それらを売らなければならないんです。これまでの農業に携わっておられた方々は、つくることは大変上手、でも売るということがなかなか難しかったのではないでしょうか。本当に、ここから民間の事業者や、経営者の知恵や考え方を導入することが必要だと考えます。継続して需要のある商品や価値のある農産物、特に特産品化できるものや、夢は大きく産地としてできないか等々、こういった、何をつくっていくか、どういったものが売れるのか、どういったものが全国の皆さんに欲せられているのか、そういったことをつかむのは、やはり民間の経営感覚や知恵が必要なのではないでしょうか。そういった意味では、市民の総力を結集して、そのコーディネートを市が担い、まちの再生を図っていくことが必要だと考えます。これら民間の感覚や知恵の出し方について、市長のお考えをお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 農作物については、民間のアイデアというよりも、公設市場を利用して、そこの買い方、売り方なんかを研究するほうが合理的で早いんかなという気もしますが、あと、今、産地直送、産地直販とかで、いい物をつくったら高く売れたりとかすると思うんです。だから、そういうすばらしいいい物を、農作物でしたら今特に無農薬とかよく売れてるみたいですけど、そういうところを研究していかなければならないかと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、その点につきましてもお願いしたいと思います。

 次に、林業についてですが、これも大変さわりの部分になりますが、田岡市長のマニフェストでは、紀州材のブランド化、市有林の多目的活用とオーナー制度の導入とうたわれております。ただ、残念ながら現在の状況は、木材の建築用材としての需要の低迷、地球環境問題による森林の機能強化のために行われる利用間伐の促進により、木材価格が著しく下落しております。こういった現況の中では森林所有者の経営意欲も薄れ、農地と同じく放置林と言われる山林も増加しております。

 しかしながら、ここにも働く場はつくれるものと私は考えます。林業といいますと、切り出し、伐採といったような大変危険を伴う大変な重労働、いわゆる3Kと言われるような仕事を想像しがちですが、一度にそこまで本格的な林業というような形でなくても、境界管理であるとか、そういった山の管理をするというようなことも、十分今後の仕事になっていくんではないかと私は考えています。

 市有林なんかについても、今年度、平成21年度予算において、市有林の境界管理が熊野市紀和町に存在する市有林で今年度は行うと3月議会で説明をされており、議決を得ました。経過はどうなっているのでしょうか。また、今後そういったことを進められていく予定はあるのでしょうか。



○副議長(大西強君) 

 津呂課長。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 ただ今おっしゃってます紀和町の山林ですが、今も引き続き調査をしております。今後とも、それが終わりましたら、市内の山林も3カ年計画としまして年次的に計画をしていきたいと考えております。



◆10番(上田勝之君) 

 今、答弁のあった市有林の境界管理や、昔からあった私有林のオーナー制度である二分口山の境界管理、当地方出身者で相続した山林を所有する都市部在住の方々や、経営意欲をなくしている山林所有者の境界管理など、今行っておかなければ、この地域の資源である木材を将来的に有効活用することができません。

 このような境界管理等の仕事をつくり、徐々に山林の仕事に従事する人々をふやし、技術の継承、取得を目指す。働く場をふやすことの一環ではないでしょうか。いかがお考えでしょうか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 山林の境界確定につきましては、既に森林の施業計画というのがあるんですが、森林につきましては1ヘクタール当たり年間5,000円が、交付されます制度がございますんで、それを利用してもらったら、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1ですけども、そういう制度もございます。



◆10番(上田勝之君) 

 支援交付金というやつですよね。本当に今、林業、そういう山林管理なんかに対しても、非常に目が向けられております。

 先ほども申し述べましたが、地球環境問題に端を発した森林の機能強化のために行われている、こういったことで林業関係の予算、非常に伸びております。これも民主党政権の事業仕分けやさまざまな関係で、今後の先行きが不透明な部分、確かにありますが、民主党政権下でも林業は重要な産業として位置づけていると発言されている首脳もおります。これも国策としても大変取り組んでいくものと考えます。

 ぜひ、こういった制度を利活用して働く場をつくっていく、こういうことが肝心だと思います。そのためには、こういった農林業の新しい形の基盤整備、あるいは担い手の育成といったソフト面にこそ、いろいろ有利な制度や、また合併特例債や過疎債等の有利な財源を充当すべきではないでしょうか。地域の施設整備のみに目を向けるのではなく、山村集落の再生のために何が必要か、これは一次産業ではございませんが、新潟県上越市や岩手県宮古市などは、地場産業の担い手育成のために、こういった有利な財源を活用されていると伺っています。ぜひ新宮市におかれましても、こういった活用法を研究、検討していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 研究していきたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、よろしく研究、検討していただきたいと思います。

 あわせて、高田・熊野川地区の市営住宅の家賃の軽減についてですが、先ほど来お伺いしております高田・熊野川地区の働く場をつくるとともに、生活する場もあわせて検討しなくては山村の集落の再生はなし得ません。

 高田地区には高田1と言われる市営住宅が5戸、平成元年度に高田2と言われる市営住宅が7戸、平成10年から11年にかけて建築されました。当時の旧新宮市は、どういった政策的な目的を持ってこの建築事業を行ったのでしょうか。



○副議長(大西強君) 

 西管理課長。



◎管理課長(西寛君) 

 高田地区につきましては、当時、過疎化が進んでおりまして、高田地区内における高田小学校、中学校の児童の生徒数が激減しておりました。このまま進めば小学校、中学校の存続にも影響するということで、高田地区の市営住宅の募集の際に、子供のいる世帯を優先入居させるということで、地域の活性化や小中学校の存続を目的に建築をいたしております。



◆10番(上田勝之君) 

 また、熊野川地区にも赤木、日足、西敷屋に、昭和20年代後半から30年代前半に建築された市営住宅があり、また神丸、上長井、九重、西敷屋に、平成9年度から12年度にかけて、当時の旧熊野川町が建築されていますが、こちらの建築事業の政策的目的を教えていただきたいのと、現在の状況をお答えください。



◎管理課長(西寛君) 

 熊野川町の地区の市営住宅は現在25戸ありますが、その建築目的についてはちょっと今調べておりませんので、申しわけないですがまた後でお答えさせていただきます。



◆10番(上田勝之君) 

 察するところ、当時の旧新宮市も恐らく旧熊野川町も、山村地区への若者の家庭の定住を目指した取り組みがあったのではないでしょうか。担当課としては、現在の状況は、おおむねその政策的な目標を達成しているとお考えでしょうか。



◎管理課長(西寛君) 

 昨年も高田のほうで市営住宅の募集をかけまして、少しですが入っております。

 ただ、ことしの10月にも2戸、あきがありましたので募集をかけさせていただきましたが、入居者の応募はございませんでした。ですから、学校が4月から始まりますので、また12月に再度募集をかけさせていただいております。



◆10番(上田勝之君) 

 その現在の募集に関しては、また後ほどお伺いしますが、もう1点、熊野川地区の日足には雇用促進住宅がございます。以前、たしか奥田議長も質問されておりましたが、国の独立行政法人改革により、所有者である雇用・能力開発機構が、この熊野川の雇用促進住宅について新宮市に買い取り、移管の話があったと伺っておりますが、その後の状況はどのようになっていますでしょうか。



○副議長(大西強君) 

 北畑商工観光課長。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 雇用促進住宅熊野川宿舎でございますけども、この宿舎は昭和58年7月に建てられまして、2棟80戸ございます。1戸の面積が53平米ということになってございます。

 ただいま議員おっしゃられましたように、雇用・能力開発機構のほうでこの宿舎につきましては廃止決定がされております。ということで、現在、新宮市への移譲について、機構の和歌山センター、それから機構から管理運営を委託されています財団法人雇用振興協会の大阪支所と、労働行政担当であります商工観光課を窓口にして、行政局、都市建設課、管理課ともども協議を進めているところでございます。

 また、協議の一方で、譲渡を受けた後のことも検討してございまして、この住宅につきましては市営住宅とはなることができませんので、熊野川行政局のほうで、熊野川地域の定住推進住宅というような考え方のもとで、今、条例等を含めて検討していただいているところでございます。



◆10番(上田勝之君) 

 今、北畑課長お答えいただいた点で、なぜ同じ住宅でありながら市営住宅として活用できないのか。それはさまざまな手法の関係なのか、経過の関係なのか、どういった点なのでしょうか。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 市営住宅担当は、また管理課になるんですけども、この現在の雇用促進住宅につきましては所得の制限等がございません。といいますのは、家賃もかなり高うございます。そういうことで、一般の市営住宅になりますと所得の制限とかもかかってきますので。

 それと、譲渡に当たっては現在入っていただいている方に不利益にならないようにということで、そのまま入っていただくことになります。あと、あいているところにつきましては、新たな入居を募集することになると思いますけども、そういう所得制限であるとか、いろいろな入居条件が、一般の公営住宅であります市営住宅とは異なるということでございます。



◆10番(上田勝之君) 

 なかなか行政的な御説明で難解な部分もございますが、行政局にとりましては、この日足の雇用促進住宅、山村に若者に定住していただくためにも大変重要な施設ではないかと考えるんですが、行政局としてもその重要性、認識しておられますでしょうか。



◎住民生活課長(東康夫君) 

 現状の入居者につきましては、子供さんのおられる世帯が多く、今、熊野川小、中学校の存続や、住宅難の解消、過疎化対策など、地域活性化になくてはならない施設と考えております。



◆10番(上田勝之君) 

 行政局も大変必要な施設だということで、これは、買い取りは市が行うということで意思決定は図られているんですか。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 庁内的にはそういうことでございますけども、今後、議会でも説明した後、できましたら3月の議会に予算案件として上程したいという考えを持ってございます。



◆10番(上田勝之君) 

 田岡市長も同様に、新宮市の施設として移管を受けていくということで理解させてもらってよろしいでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 はい、そのとおりでございます。熊野川地域の活性化のためにも、ぜひ買い取って有効活用したいと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 よろしくお願いいたします。

 先ほど西管理課長から、この高田地区の市営住宅の募集について報告がございました。10月に募集をしていただいて、残念ながら応募者がなく、今月きのうから再募集が始まっております。

 一般的に旧市内に存在する市営住宅はかなり人気が高く、応募者多数でなかなか抽せんに当たらず、入居できないような状況がよく質問等でも取り上げられます。高田地区は市街地から至近距離にあり、県道のトンネルも改修され、特に若年層の家庭などにとってはもっと応募があってもよいのではないかと思いますが、このように再募集しなければならない状況となっている要因はどのように考えられておられますか。



◎管理課長(西寛君) 

 特に個別にお伺いしたわけじゃございませんけども、一つ気になるのは高田の保育所の関係かなと思っております。あと、近くに病院とかがないと、そういったことが原因になっているんじゃないかと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 今、答弁いただいたように、大きな理由もあるんだと思います。ただ、決して不人気だとは考えておりません。ただ、若者の家庭にとって、高田の市営住宅を選択する際には、少々迷ってしまう理由、これがあるんだと思います。

 まず、1点目は家賃の問題ではないでしょうか。市営住宅の家賃はどのようにして決められているのでしょうか。



◎管理課長(西寛君) 

 市営住宅は公営住宅法の適用を受けております。家賃につきましても公営住宅法で定められております。それで入居者の所得とか、住宅の立地条件、規模、あと建設時からの経過年数等々によって計算をされております。



◆10番(上田勝之君) 

 家賃の決定方法は、たしか平成8年ぐらいに公営住宅法の改正があって、応能応益方式という、収入に応じて、あるいはそのほか係数を掛けて家賃を算定していくものだということになっているんだと思いますが、大体、今、若者の家庭では夫婦共働きで、市街地から至近距離にあるとはいえ、自動車のガソリン代など、旧市内に居住することから比べれば、生活にかかる経費は市街地で居住するよりふえてしまいます。

 若者が山村地区に定住し、山村に子供たちの声がもっと聞こえるようにするためには、政策的に市営住宅の、例えばこの高田の市営住宅の家賃の軽減、図っていくべきではないでしょうか。市長はいかがお考えでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 勉強、研究させていただきます。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、この点、研究・検討していただきたいと思います。

 そして、西課長が先ほども答弁の中で答えられておられた、もう1点不人気の理由といいますか、少々迷ってしまう理由。高田の市営住宅に住もうかと考えたときに、本当に小さな小学校入学前の子供たちを保育している場が地元にはないことです。保育園、確かに子供たちの数が減ってやむなく休園ということになっておりますが、この点についてはどのように考えられておりますか。



◎子育て推進課長(生駒明君) 

 高田保育所につきましては19年度まで開いておりました。そのとき7名の園児がおりまして、その年度末にそのうち5人の方が転勤とか仕事の都合、それとか小学校へ進学ということで5人の方が卒園ということになり、2名の方が残ってしまいました。2名の方では、ちょっと財政的な面もございますが、集団保育ということが難しいということで、やむなく20年度から休園させていただいております。



◆10番(上田勝之君) 

 この高田の保育園、高田村が旧新宮市に合併して以降、旧市内の小学校には幼稚園が併設され、公立保育園等も整備される中、高田地区にも小学校入学前までの幼児保育・教育をということで開設されたと伺っています。

 先ほどの家賃の問題でもそうでしたが、若者の家庭の収入が著しく減少し、収入を少しでも上げるために、また女性の社会進出もあって、夫婦ともに働くのが普通です。現状では、なかなか山村地区だけで収入を上げることは難しく、旧市内に、新宮に働きに出なくてはいけません。そのため、幼児保育、小学校入学前までの教育に不安が先立ちます。

 実は私、たまたま10月の高田の市営住宅の募集の際に、市役所に市営住宅の募集について尋ねられてきていた若いお母さん、女性に出会いました。子供さんがおられるということで、高田地区に保育園はないのかと尋ねられていました。残念ながら現在保育園は休止中というお答えをされていました。若者の家庭の定住を促進するという当初の政策的な目的を、せっかく税金を投資して建築され、まだ新しい市営住宅に募集がないというような状況は改善しなくてはならないと考えますが、いかがでしょうか。



◎福祉事務所長(浜前泰弘君) 

 議員さん言われますとおり、高田地区は少子高齢化が旧新宮市内の中では極端に進んでいる地域でございます。市営住宅も含めまして、今後、幼児、児童の数をふやすということが高田のまちのにぎわいを取り戻す大きなポイントになるということも、私どもは認識しております。ただ、現在のところ、市営住宅も含めて、高田の保育所、やはりそういう児童の数をふやすということにまず努力することが必要かなと、保育所に関しましてはですね。

 保育所の再開につきましては、やはりそういうことの推移を見ながら、再開するかどうかの検討をさせていただきたいなというふうに考えております。



◆10番(上田勝之君) 

 本当に、今、浜前福祉事務所長がお答えいただいたように、本当に卵が先か鶏が先か、大変悩ましい議論になると思います。定住を促進するためには、促していくためには保育園も必要。しかし現在の状況、すぐに再開するほどの子供たちが数年続けてはなかなか見込めない。本当に悩ましいところなんです。

 そこで、私、提案させていただきたいんですが、一定の年限を定め、例えば5年間とか10年間とか期限を定めて保育園を再開して、その間、市を挙げて定住を促進して、子供の数をふやしてみる。そういった中で推移を見計らい、一定の年限が来る前にもう一度どうするか検討する。今のままでは再開もおぼつかない、かといって市営住宅に応募しようと思っても保育園がない、こういったようなジレンマ的なことは解消していく。一歩踏み出して、期限を切って、一度再開してみる、そういったことが必要なんではないでしょうか。これらの提案についてどのようにお考えでしょうか。



◎福祉事務所長(浜前泰弘君) 

 先ほど議員さんもおっしゃられましたとおり、卵が先か鶏が先かというふうな話になってしまうかもしれませんけれども、あくまで児童の数をいかにしてふやすことができるのかというのがやっぱり根本の問題だと思うんですね。その施策をしながら保育所の再開ということもあるでしょうし、逆に言えば、先ほどからの御指摘でしたが、保育所を再開すればそれもできるんじゃないかというような話になろうかと思います。ちょっと即答しかねる部分もございますので、庁内で議論はさせていただきたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ただ浜前所長、繰り返しになって申しわけないんですけども、再開の可能性は全くないということではないんですね。このまま閉園ということではないということで理解してよろしいでしょうか。



◎福祉事務所長(浜前泰弘君) 

 平成20年度の措置は、あくまでこれは休園でございます。



◆10番(上田勝之君) 

 今後、ぜひ検討を進めていただきたいと思うんですが、私は山村地区にも働く場はつくれる、高田や熊野川の各地区でこれ以上集落は絶対消滅させない、これ以上限界集落は発生させないという新宮市の強い意思が必要だと考えます。

 そのためには、若者が生活していく地域、働いて収入を得られること、住まいの課題、子供たちを育てる環境など、一つ一つ、こちらも先ほど1項目めの質問と同様なんですが、担当する所管課が違います。それぞれ別個に施策を行うのではなく、新宮市が、市長言われておったように、市民の役に立つところ、市役所が一体となって取り組んでいただきたいと思います。市長の決意をお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 今、上田議員さん言われたように、一つの課だけで議論するんではなくて、いろんな課、横のつながりをかたくして、本当に市民の役に立つところの市役所運営、しっかりとやっていきたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、高田・熊野川地区の山村の集落の振興について、よろしく御検討をお願いいたします。

 さて、続いては少し要望になりますが、高田地区へ紀南学園の移転を……。



○副議長(大西強君) 

 質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後3時05分

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△再開 午後3時19分



○副議長(大西強君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 10番、上田議員。



◆10番(上田勝之君) (登壇)

 引き続き一般質問を続けさせていただきます。

 これは要望といいますか、今後検討が始まっていくかなということで、高田地区へ紀南学園を移転されてはどうかということです。

 松山に立地する児童養護施設紀南学園は昭和45年に建設され、建物は築40年近く経過し、施設的には老朽化し、そろそろ更新について検討を始めなければならないのではないでしょうか。この紀南学園の現況はどのようになっているのでしょうか。



○副議長(大西強君) 

 生駒課長。



◎子育て推進課長(生駒明君) 

 紀南学園につきましては、45年に建築されてございます。30名の定員なんですけども、今、園児数25名でございます。



◆10番(上田勝之君) 

 築40年ということで、そろそろ施設の更新の検討を行う時期に近づいているのではないでしょうか。その際に、ぜひ山村地域である高田地区への移転を検討の対象に入れていただきたいと思うのです。こういった児童養護施設が山村地区に立地している事例は和歌山県内では皆無、全国的に見てもまず見られないと思います。しかし、山村地区は、入園している子供たちにとってとても重要な要素である生活環境がとても良好なのではないでしょうか。特に、低学年、低年齢の子供たちにとり、地域との交流、お年寄り、おじいちゃんやおばあちゃんとの触れ合いは、この子供たちにとって何か感じるものを与える、またとても必要なことだと考えるからです。この施設更新の検討を始められる際に、ぜひ高田移転案を検討の対象に加えていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。



◎福祉事務所長(浜前泰弘君) 

 議員御承知のとおり、紀南学園につきましては、東牟婁管内の6市町村、それに田辺市を加えました7市町村から成る一部事務組合で運営をしております。今のところ、築40年近くなるのですが、今後移築するのか、あるいは改築するのか、新築するのかという課題はまだ上ってございません。今後、それが課題に上がってこようかと思います。今、議員さんおっしゃられましたことに関しましては、御提案があったということで承らせていただきたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、よろしくお願いいたします。

 この山村地域の課題という項の初めにも質問させていただいたように、高田や熊野川の各地区に働く場や集落の再生を図っていくことは、新宮市にとって大変重要な課題です。

 また、児童養護施設など、家庭での生活環境が良好でなかった子供たちによりよい生活環境を提供し、健やかな成長を促していくことは大変肝要なことであります。小さい子供のころから地域の方々と触れ合い、あるいは農作業などを体験することを通じ山村地域に親しめば、その地域に生活する住民にとっても有益であることには間違いなく、将来の地域住民になる可能性も秘めています。今後、ぜひ研究、検討を進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 次に、高齢者福祉バスとスクールバスなど、地域交通のサービス向上についてですが、これ、詳しくはまた次回以降にさせていただきたいと思いますが、昨日も久保議員でしたか、質問されておりましたが、市内の、特に山村地域の地域交通、路線バスや行政バス、高齢者福祉タクシー等々、当局の担当課、さまざまな施策が行われています。

 現状は、高田のグリーンランドに行く熊野交通の路線バス、あるいは熊野川地域は国道168号沿線、それから大きく川筋に沿ってさまざまに集落が広がっています。市長も感想を述べられておりましたように、新宮市は本当にとても広くなりました。それぞれの集落に向けて、さまざまな所管課が担当して地域交通を担っておられます。熊野川地区では小口、小口に着いたら3方向に向けて、鎌塚、瀧本、あるいは畝畑、あるいは東、大山。宮井の橋を渡ったら、相須、四瀧、九重、十津川村を越えて玉置口。十津川村から枝分かれして嶋津。東西の敷屋、山手、篠尾方面、さまざまな方向にさまざまな地域交通を走らせています。

 また、行政局から医療センターへのジャンボタクシーの直行便や、高齢者の方々にタクシーチケットを配布して、一部負担の軽減を図っているという制度もございます。

 きのう、久保議員も質問されておりましたように、今、買い物難民というような言葉も生まれています。本当に高齢化が進んでくると、お医者さんへの通院や買い物、これはまだ自動車で持ち売りに来てくれるから成り立っているような集落もございます。この買い物難民という言葉、山村地区だけの課題ではなくなってきてるんではないでしょうか。例えば、田岡市長の地元であります三輪崎地区なんかも、スーパーセンターが巴川製紙所跡に立地し、大変、自動車で行く分には便利な、しかも大変広大な敷地に何でもそろうように大型店舗が立地しております。その影響を受けて、なかなか小売店といいますか、小規模な商店は店を畳んでしまいます。車で行けるときは全然平気で何の苦労も感じませんが、車が使えないとなってくるとなかなか自転車では遠く、まして手押し車で行くなんていうことは非常に厳しくなってまいります。そういった各地区、市内でも古くからの相筋や熊野地やあるいは神倉一丁目など、非常に空き家もふえたり、ぽつんぽつんと空き地が点在してくるようになってきている。まだ旧市内は近くにスーパーなどの店舗もありますから、あるいは小売店なども存在しますからまだ歩いて行ける範囲です。今後、高齢化が進展してくると、こういったこともあわせて考えなければならないように思います。

 また、私、先ほどから、出身でもある高田地区のことを申し述べて恐縮なんですが、高田も実は3方向に分かれるんです。それで、里、西は、まだ歩いてバス停まで行けるんですけど、口高田という地区では、かなり高田の神社のバス停のところまで、あるいは国道168号への高田林道を下ってかなり歩いてバス停まで行かねばなりません。こういったところにも、これもきのう久保議員が質問の中で触れられておりました、デマンドタクシー、デマンドタクシーというのは一軒一軒の家の前まで必要なときに立ち寄ってくれるというような、バスやタクシーでもそういったような小型車を利用した形式が採用されている事例が全国にもあります。また、フリー乗降といって、停留所以外、ある一定の区間では乗り降り自由といったようなこともかなり以前から取り組まれています。また、お隣の三重県側ですが紀宝町、ワンコインバスと言いまして、100円バスで町内の各集落を回って、病院やあるいは新宮へ、少し料金はかかると思いますが、市街地の中心部へお客さんを運んできてくれています。そういった中で、市街地にある小売店舗の皆さんの中には、例えばお年寄りがバスで来られて買い物をした荷物を預かったりといったようなサービスで、お客さんの魅力を引きつけられているケースもございます。

 そこで少し、私、熊野川地区や高田地区の住民の皆さんから改善点、いろいろ尋ねられます。そういった中では、まず熊野川は非常にいろんな各方面に四方八方に集落が広がっている地域でございます。熊野交通の基幹バスが来ても、次の、例えば小口行きであるとか、篠尾行きであるとか、玉置口行きであるとか、なかなか接続がというようなことも、結構待ち時間があったりするようなケースもあるそうです。時刻表を調べてみればわかることでもありますが。

 そういった点を改善するためには、私、これは地元交通事業者さんとの連携、調整も大変必要になってくるかとは思うんですが、基幹路線168号を交通事業者さん、いわゆる熊野交通さんに運営してもらい、行政局かあるいはさつきなど拠点をつくり、そこから待ち時間がそんなにないような形で必要なときだけ走らせる、それは現在委託している事業者さん等にお願いしていく。なかなかこれ、口で言うはやすし、調整するのは難しいというところもあるんだとは思いますが、現在、ダブルトラッキングといいまして、路線の認可は別に交通事業者がかぶっても大丈夫なんです。鹿児島県の事例なんかもあるんですけれども、そういった細かい事例は抜きにしまして、さまざまに接続を改善する方法。あるいはもう1点、これは熊野交通さんに本当に調整してお願いしていただきたいんですけども、168号の川丈のバス路線、新宮駅に着くんじゃなくて、もう一度重複しても構わないので医療センターまで延長していただくとか、あるいは橋本の交差点まで来たときに、先に医療センターへ行っていただくとか、そういったような少しでも利便性を高めるような工夫、こういったことをぜひ検討していただきたいと思うんです。

 また、本当にフィーダー路線と言いまして、枝分かれしていく、四方八方に広がった集落に対しては、ワンボックスタイプやあるいは乗用車タイプでも十分賄えるんではないかと思うんです。逆にそういった小さな車のほうが隅々まで入っていける。口高田なんかもそうだと思うんです。こういったところを早く調整、検討をしていただいて、地域交通のサービスを向上させていただきたい。多少経費はかかるかもしれませんが、一本化することによって、経費節減を図る上でかけるべきところにはかける、そうしないと地域住民の方で高齢の方でも、無理して自動車を運転したり、バイクに奥さんを乗せて走ってしまうというようなケースも散見されたりします。

 伺ったところによると、市長、就任されてから早速指示を出して、各所管課が集まってプロジェクトチームを立ち上げられた。今後検討が始められるそうですが、そういったこともぜひ、今私が申し述べたような点もぜひ検討の対象に加えていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。



○副議長(大西強君) 

 北畑観光課長。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 このことにつきましては、議員おっしゃいますように各課にまたがって、いろんなバスとかタクシーの運行事業を行っております。それぞれに目的があったり、始まった経過があると思うんですけども、そういうことで即時に一本化というのは難しいところもあるわけなんですけども、よりよい過疎地域の交通システムについて、商工観光課が窓口、中心になりまして、関係各課と協議、またバス事業者等のアドバイスも受けながらさまざまな角度から検討して、地域交通のシステムを模索していきたいと考えてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、検討をよろしくお願いいたしたいと思います。私も、一般質問やさまざまな場を通じて議論をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 時間が超過してまいりましたので、最後の行政改革、無駄をなくし、市民の役に立つ市政という部分につきましては、少し簡単に触れさせていただきたいと思います。

 といいますか、マニフェスト全般について、これまで個別具体的な事例について田岡市長に伺ってまいりました。また、私からも提案、要望等をさせていただいたり、マニフェストとかぶる部分であったり、これはどうかなというような部分について問いたださせていただきました。

 その中で、私、きのうからの一般質問を通じて、田岡市長のお答えの中で少々不安を感じられる点がございました。その点について再度、田岡市長の答弁をお聞かせ願いたいと思うんですが、まず中学校給食について、田岡市長のきのうの答弁では、実施する方向で検討するのではなく、どちらがよいのか皆さんの意見を聞いて決めていきたい、ただどちらかといえば市長御自身は実施したほうがよいとの答弁だったように感じられます。私は、この中学校の給食、賛否両論、松畑議員なんかも触れられておりましたけども、賛否両論、御家庭、御父兄、保護者の皆さんも本当にいろんな意見があると思います。

 ただ、一つ危惧するのは、市長御自身がまずどうされるのか、今まで選挙活動や後援会活動等を通じて、これまでさまざまな御意見を聞かれてきたと思います。そういった中で、市長の考え方をまとめられて、私、市政を担当したらこのようにしたいんだ、しかし市民の皆さん、あるいは保護者の皆さん、どういった意見でしょうかと尋ねて検討委員会を設置されるんであれば、その検討委員会の結果は結果として、それが田岡市長が最初に考えられたことと違う結果になるかもわかりません。ただ、最初にやはり御自身の考え方は鮮明にされたほうがよかったのではないかと。きのうは初めての、初場所の議会答弁ということで、しかもトップバッターの松畑議員の質問の答弁ということで、言葉足らずの面があったのかもしれませんが、再度その辺の考え、確認させていただきたいと思うんですが。



○副議長(大西強君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 本当、今、上田議員言われたように、松畑議員さんが私の答弁のトップバッターで一般質問をしていただきまして、少し緊張していて、言葉足らずだったと自分自身も思っております。

 今、議員さん言われていて、私は中学校の給食に、どちらかというと前向きという認識をされているということですが、実はそうではなくて、きのうどういう答弁したか、これは本当に中学校の給食については賛否両論ありますので、保護者の皆さん、そしてまた先生と、できれば生徒の意見も、中学生ですから生徒もしっかりした意見持ってますんで、そういう意見、ぜひ聞きたいと、そういうふうに思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 そのために検討委員会を設置されるんだと考えます。

 もう1点、これも小学校給食の無料化について、これも国の子ども手当が創設されるので必要性が薄れたんではないかというような答弁で、本日の質問では完全に無料化というのをやめるんではなくて、いろいろな意見を聞きながら検討していきたいと再度答弁されておりました。

 ただ、子ども手当、民主党の考え方、これについても直接給付については賛否両論ありますが、民主党の考え方は少し、私、別に民主党支持ではないんですが、紹介させていただきますと、子ども手当は多くの家庭にとって大ごとであることは間違いないはずです。いろんなメディアが取り上げて、衆議院選挙の際には大変注目を浴びました。

 ただ、民主党の政策パッケージ全体の枠組みの中に位置づけると、少し違って見えてくると思うんです。民衆党の政策パッケージから見ると、生殖医療への保険適用拡大から出産費用の補助拡大、そして中学校卒業までは月額2万6,000円の子ども手当、高校は公立高校の無償化や、大学は生活費までカバーできる奨学金の大幅拡充、これは財源の問題もあってさまざまな議論を呼ぶところだとは思うんですけども、本当に人工授精から大学卒業までと言われる程度、過去のイギリスで社会保障政策に言われた、揺りかごから墓場までといったような政策を上回るものを考えております。

 また、子育てに父親が参加しやすくなるように、仕事と市民生活のバランスを重んじるワーク・ライフ・バランスや、父親の育児休暇の取得を促すパパ・クォータ制度の導入まで提唱し、それに関連するような政策パッケージを打ち出しております。

 また、これも民主党のマニフェストから外れてますけども、これも現在の民主党、社民党の連立政権なんかでは、結婚で多くの女性が名字を変えなければならないから、このデメリットを最小化するため選択的夫婦別姓制度の導入や、事実婚を容易にする非嫡出子の相続差別撤廃など、民法の改正にまで及ぶのではないかと。

 こういったように、民主党の政策自体はこれまでの社会のありようを大きく変えようというビジョンを持っております。これについては本当に賛否両論あると思いますが、ただこれで子ども手当が創設される、直接給付される、だから子育て家庭の支援は……。本日の答弁では少し意味合いが変わりましたけれども、いろんな意見を聞いてから決める、もちろんいろんな意見を聞かれるのは大変重要なことだと思います。市民の声、本当に大事なことだと思います。ただ、市長御自身がこれまでの活動を通じ、今もさまざまにいろんな方の御意見を伺うことと思います。そういった中で、新宮市というまちをどうしていくか、このグランドデザインといいますか、ビジョンといいますか、先ほど答弁の中で、小さくてもしっかりした自治体をつくっていきたい、そういうことを目指すんだという答弁をされました。そこにどういった政策をつけていくか、そのデザインはぜひ我々にもお示しいただきたい、市民の方々にもお示しいただきたい、そうでなければ市民の声は百花繚乱になってしまうんじゃないかと思います。そのグランドデザインについて、私は賛成する、私はこの部分直してほしいとか、いろんな意見というのが出てくるんだと思います。そういった政策的な、これから本当に政策的にさまざまなグランドデザインをお聞かせ願いたい、お示し願いたいと思いますが、市長のお考えはいかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 基本的に、私、いろんな意見聞きながら、最終的に決断するのは私でございます。また、決断したことを認めていただくのは議会でございます。

 だから、これからさまざまな課題が出てくると思いますんで、しっかりやるべきことと、あきらめることと、しっかり決断して、また議会にも上程、相談もさせていただいて、まちづくりをしていきたいと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 私も、そして同僚議員各位もそれぞれに勉強されて、それぞれに市民の声を聞かれて、いろいろと議論を交わさせていただきたいと思いますので、今後さまざまに議論をさせていただきたいと思います。

 以上で一般質問を終わります。

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△東賀代子君



○副議長(大西強君) 

 引き続き一般質問を行います。

 7番、東議員。



◆7番(東賀代子君) (登壇)

 それでは、本日最後の一般質問を、私させていただきます。

 初めに、市長の政治姿勢について、マニフェストということでやらせていただきます。

 また、改めまして田岡市長、御就任、本当におめでとうございます。

 「チェンジ新宮、市民の底力、しがらみを一切なくし、市民が主役の政治につくり変えます」とあります。市長の約束、マニフェスト40項目のうち、幾つか私はお聞きしたいと思いました。

 まず初めに、このマニフェストですが、市長が御就任なさってから1カ月ちょっとになると思います。市長のこれから4年間は、このマニフェスト、これを市民の皆さんは期待して、御当選というか、してほしいということの要望が、私は多かったのではないかと、こう思います。

 いろいろな皆さんからのマニフェストの要望がある中で、市長は一家の主人として決めていかなければいけない。ところが行政のほうは奥様ですよね。お金をしっかり握ってる。この計算もしてもらわなくてはいけない。その中で市長は、心揺れるところがあるだろうと私は思っております。

 私もいろいろと御要望させていただきますが、まず最初に、マニフェストに沿って、重複するところがあると思いますけれど質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 初めに、「駅前名所旧跡整備、女性が楽しめる施設を創設」とありましたので、女性が楽しめる施設とはと私はお聞きしようと思ったのです。まだ、女性参画計画ができてない中で、市長はより進んだことをしてくれるんだなと私は感じてたんです。一般質問の中で、2番議員の質問で、女性と決めていない、幅広く皆が集う憩いの場所、食事、喫茶店、物産店と理解してよろしいでしょうか、お伺いいたします。



○副議長(大西強君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 はい、ほぼそうなんでありますが、どちらかというと私、東京からの女性の旅行者の意見としてそういうのが欲しいということをお聞きしまして、そういう土産物店ですとか、そういう喫茶店ですとか、どちらかといえば女性が喜んでくれるんかなという思いで書かせていただいております。



◆7番(東賀代子君) 

 ありがとうございます。

 やはり女性も喜んでくれますし、よそから来たときに、やっぱり新宮駅というのは家で言うなら玄関だと思うんです。やっぱりあっちこっち観光してきて、私もそうなんですけれど、よそに行ったときに、ああそうだ、駅で買い物ができる、いろんなものを、土産を見られるということで見せていただくんですけれど、やっぱり市長の言うように、私も新宮市の駅前は閑散としてるなという思いですので、これは私も賛成ということでございます。

 これに関連いたしまして、それと女性問題に関連して、男女共同参画社会基本計画の策定。新宮市は計画がまだできておりません。女性の社会参加、あるいは家庭内における役割、仕事と生活の調和、ワーク・ライフ・バランスですね。子育て、家事、畑、外での仕事など多忙です。その割には時間給、そして年いったときの年金の男女差もあります。日本は、2009年8月に国連女性差別撤廃委員から日本政府に出された勧告は、本条約が拘束力のある人権関連文書として、また締約国における女性に関するあらゆる形態の差別撤廃及び女性の地位向上の基盤として重視されていないなどと厳しく批判し、条約の完全実施に基づく差別の是正を強く求められております。男女平等は、国際条約の水準を日本の常識にする改革を政治の責任で進めていただきたいと私は思っております。

 私は、新宮市男女共同参画社会基本計画、和歌山県9市のうちで新宮市だけできていません。多くの女性、団体の参加で男女共同参画基本計画策定と思いました。これは、22年度予算化されると聞いておりますが、お伺いいたします。



◎市長(田岡実千年君) 

 この男女共同参画基本計画につきましては、私が聞いているところでは、来年度の22年度に基本計画の策定に参加するというふうに聞いておりますが、詳しくは所管課のほうから説明させていただきます。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 ただいま市長が御答弁いたしましたように、また東議員が以前から一般質問等で質問をされてましたように、22年度におきましてこの計画を策定していく予定でございます。

 今後、財政当局と予算の協議をする中で、そういったものをきちっと位置づけていきたいと、このように考えております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 もう、那智勝浦町との合併がなかったら、当局の座ってるところに二、三人は女性の方がいらっしゃるんかなと私は思ってます。よりよい男女共同参画社会基本計画ができることを願っております。

 次に、「市民の所得倍増を目指します」で、休耕田を利用した稲作オーナー制度の創設の概要は、紀和町の千枚田のようにオーナー制度としたいということですね。再度お尋ねさせていただきます。



○副議長(大西強君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 先ほども別の議員さんからの質問がありましてお答えさせていただいたように、なかなか特徴のある田んぼじゃないと、このオーナー制度、数字的に難しいということでありまして、そんな中、この休耕田を体験の場としても利用できないかというふうなことも、今研究しているところでありまして、体験・学習の場として、これはどうしてもお金にはつながってこないことかなと思ってるんですが、そういう利用方法も考えているところでございます。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 私は、学校給食に安心安全な地場産米をと何回か要請させていただいております。当局答弁では、休耕田対策とあわせてということでした。新市長は、地場産米を学校給食に取り入れていただけるのでしょうか。

 当局と市長に御答弁お願いいたします。



◎市長(田岡実千年君) 

 導入したいと考えております。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 学校給食に取り入れていく方向で農林水産課と現在協議、検討しております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 このほかにも、私は地場産野菜もということで、取り入れるよう要請しておりますが、お米もお金もうけにはならないと言うておりますけれど、これも見方によっては、今はお米も米粉とかパンにするとか、それから特にこの地方は暖かいので、特別早くつくって新米を早く売り出すとか、そういうふうなことも考えて、付加価値をつければもっとお米も期待できるんではないかなと私は思っているんです。特に地場産米というたら、ミニマムアクセス米とか、食品への安全ということで、地場産米というのは特に見直されると思いますので、このほうの御検討もよろしくお願いいたします。

 田岡市長の約束、「行政大改革・ゼロからのスタート」のうち、11番目、佐野埋立地と防災公園の設置、これはどれぐらいの規模で、埋立地は佐野のどこらあたりを指しているのでしょうか。お伺いいたします。



○副議長(大西強君) 

 北畑課長。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 所管課のほうからお答えさせていただきます。

 これは、和歌山県が佐野の埋立地の南側、那智勝浦町寄りに整備を進めております緑地でございまして、通常は地域の人々が日常的に憩いの場として利用できる場所、また地震等の大規模災害時には緊急物資輸送等の救援活動の拠点確保の目的を持っております。その面積につきましては約4.8ヘクタールで、平成25年度の完成を目標に現在進めているというところでございます。

 なお、この緑地内には2カ所、約50台収容の駐車場とトイレの設置の予定もございます。この防災緑地の津波対策といたしましては、国道と同じレベルの海抜8メートルまで緑地帯のかさ上げをして、そこに、より一層高く海抜9.5メートルのところにヘリポートとして利用できる場所を設け、耐震強化岸壁による物資の海上輸送とともに、ヘリによる物資輸送が可能となるような整備を現在進めております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 そしたら、これは新宮港の埋め立てのところですよね。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 そのとおりでございます。



◆7番(東賀代子君) 

 ここでしたら、地震シミュレーションで危険地域に入っていると思うんですけれど、新宮港の埋め立て岸壁は、設計の段階で震度どのぐらいまで耐えられる設計になっているのでしょうか。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 新宮港の岸壁ですけども、佐野には1号から3号までございまして、そのうちの1号岸壁が耐震強化岸壁となってございます。水深マイナス7.5メートル、長さが130メートルの岸壁でございまして、これは平成7年の阪神・淡路大震災、これはマグニチュード7.3、震度7と言われてますけども、この大規模地震に耐えられるような構造設計となってございます。

 なお、予想されます東南海・南海地震につきましては、新宮の地域では震度6強というのが予測されてございますので、それから言いますと耐えられるものと考えてございます。



◆7番(東賀代子君) 

 これは一遍に来たらどうかなという考えなんですけど、それと埋立地ということで、液状化現象ということで市民は心配していますが、このことはいかがでしょうか。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 これにつきましても、和歌山県が液状化危険度予測調査というのをやってございまして、その結果によりますと、新宮港内は埋め立てにもかかわらず液状化の可能性は低いということが出てございます。しかし、あくまでも予測でございまして、阪神・淡路大震災の場合でも、神戸のポートアイランドが液状化現象を起こしていると同じように、程度は別といたしまして、液状化を起こす可能性が低いとはいえ、全くないと言えないというのが私の考えでございます。



◆7番(東賀代子君) 

 私たちは、地震というたら山のほうへ逃げるという考えがあるんですけれど、そしたらこれは海側のほうになりますよね。海側のほうになるとしたら、これ、電車とか、それから交通の便がだめになったときに、新宮港は海からの物資を搬入するのにあけておかなければいけないんじゃないかなと思うんですけれど。

 それと、あそこの、いつもほかの方もおっしゃっておられますが、材木の流れ出しということもありますよね。そんなことも考えて万全にしていただきたいと思います。これは新市長にもこれから、私もそうなんですけれど、勉強しながらやっていきたいと思います。

 特にこの間、ことしになってからですけれど、佐野区は結構、新宮市全体がそうなんでしょうけど、地震ということにはすごく恐怖も持っていますし、それから心配もしておりますので、ぜひとも安心していただけるような説明と、それから、こういうところにこういうものができるけれど、液状化、それから岸壁の強度はどうなってる、それから木材の流出は大丈夫だというようなところまで、きめ細かな案内というか、そういうものを構築していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 これについて、市長の御見解お願いいたします。



◎市長(田岡実千年君) 

 しっかり研究していきます。



◆7番(東賀代子君) 

 よろしくお願いします。

 次に、福祉、教育の見直し、充実、実行で、高校、大学、専門学校生の奨学金制度導入。これは、新宮市から和歌山、大阪、東京、名古屋など、専門学校、大学に行かそうとすれば、交通費、住まい、学費ほか、少なくても300万円前後と親の負担は大幅です。お子さんが2人から3人目ともなれば、夫婦共働きで月々の収入の多くが仕送りにいってしまいます。働けど働けど我が暮らし楽にならざりじっと手を見るということです。

 100年に一度と言われる不景気で、仕事も収入も思うようにはなりません。高校を出たからといっても、地元の仕事も少なく、都会でも思うような仕事につけるのはごく一部と聞いております。専門学校、大学といっても、親の収入に左右されます。

 市の平成22年度の育英奨学生募集要項は、高等、高等専門学校で12名。短大、大学、専修学校6名です。これは、21年度もこういう制度だったんですよね。お伺いいたします。



○副議長(大西強君) 

 平見教育次長。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 はい。今、議員おっしゃったとおりでございます。



◆7番(東賀代子君) 

 新市長は、新宮市の奨学金制度、御存じじゃなかったとおっしゃいました。マニフェストに書いているので、市民はよりよい制度と期待したのではと私は思います。このことはいかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 実はきのうも少し所管課から説明があったと思いますが、今の入学支度金で高校生12名、大学など6名、奨学金で高校36名、大学など19名の方に、この奨学金、使っていただいてるわけなんですが、これをもう少し、できれば拡大の方向で検討していきたいと考えております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 また、市の条例では奨学金制度、高校で36人程度、1カ月1万3,000円。専門学校、大学は24人程度、1カ月2万3,000円ですが、条例と22年度の募集要項が違うのは、これはどういうことなんでしょうか。ちょっと私勉強不足なんで、ちょっとわかりにくいんですけれど。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 今、議員さんおっしゃられましたのは、私ども、この奨学金の中に高校とそれから大学生、それぞれ枠を持っておりまして、トータルで何人に奨学金を与えるかということで枠を持っております。それが36名と、大学が24名。しかしながら、毎年その人数を入学させていますと、当然4年間行きますので人数がオーバーしてしまいますので、そのときそのときの枠を見ながら枠を超えないように、その年その年の募集を行っておりますので、こういった人数になっております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、わかりました。ありがとうございます。

 教育長にお尋ねいたします。

 条例の奨学金制度の利用状況はいかがでしょうか。



◎教育長(大江清一君) 

 審査会というのがあるんですが、年明けにあるんですけど、実際、中学校卒業、3年生ですね、来年高校へ入る方、この方などは大体3倍ぐらいの競争率といいますか、各中学校からは校長先生が推薦してきてくれるわけです、非課税世帯の方で、学業、これから高校行ってどんどん伸びていってほしいという方を校長先生が推薦してくれます。ですから、本当に今市長が申し上げてくれましたけども、話ありましたけど、枠の拡大というのは、本当に審査会の席では常々思っていたところでございます。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 それでは枠を拡大していただけるということで私は期待したいと思います。

 次に移ります。

 「小学校30人以上の学級を教員2名にします」とあります。新宮市では30名以上の学級は何学級ありますか。



○副議長(大西強君) 

 平見教育次長。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 今年度の数字なんですけども14学級になります。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 夏の暑いときの教室の詰め込み、大変です。私は一般質問で少人数学級を要請したことがあったのです。少人数学級、26名ぐらいですね。教室の詰め込み、暑さ対策を考えたとき、どうかなと思いますが、予算は、2番松畑議員の質問では年間で138万6,000円。非常勤講師の費用、これ再度お聞きしたいと思いますけれど、これでよろしいんでしょうか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 非常勤講師の年収なんですけど、年額大体200万円ぐらいかかることになってございまして、現在13名雇用しているんですが、それで2,800万円ぐらいです。段階的に毎年少しずつ金額が上がりまして、5年まで上がりまして、5年以降は同額でずっといきますんで、多少年数によって金額は違ってきます。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、すいません。私、聞き間違ったんかな、そしたら。

 それではもう一度確認ですが、講師さんは14人で、そして年間210日でしたよね、授業としては。そして1日が6,600円、そして国語と算数を主に学力向上ということでしたよね。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 失礼しました。

 先ほど、私お答えしましたのも、年間通しての嘱託の教員でございます。市単の先生でございます。今、議員さんおっしゃられたの、非常勤の1日6時間でした場合ですけども、1人当たり6,600円の211日程度考えておりますから、138万6,000円ということになります。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 教育の見直し、5番目ですが、以前、小学校の給食費無料について、私も給食費無料の要請をしました。予算がないということでした。ならば、せめて2人目か3人目からの補助でもと要請したのですが、でもだめでした。

 市長の給食費完全無料化、私は応援したいと思いましたが、民主党が子ども手当として2万6,000円出すので、給食費はこの中から出してほしい、こうおっしゃいましたよね。この民主党の子育て支援から出してほしいということですが、扶養控除がなくなるので、実質、増税になるのではと思いますが。それに、子供さんのいない家庭ではこのことを不満に思っている方が多いと思うんですけれど、市長はこれは4年間をかけてしていこうと思うのか、今すぐの返事じゃなくてもよろしいんですけれど、私は2人目か3人目からでもいいから少しでもというふうに要請してますし、先ほどの学校の2人の先生ということも、これも含めてこれから検討していただきたいと思います。一遍にこれもあれもということでしたら市長も今すぐ答弁はしにくいと思いますので、これからの検討として、私はしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 市長の答弁、お願いいたします。



○副議長(大西強君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 すいません。ちょっとあやふやなきのうの答弁、申しわけございませんでした。

 まずやりたいのは、この30人以上の学級に、国語、算数の時間は教員2名体制というのはまず実行していきたいと思います。

 そして、小学校の給食無料化。きのうも申しましたが、子育て支援の一環として、月々四、五千円の保護者の負担の軽減という中でマニフェストに掲げさせていただいております。しかし、政権がかわって、手厚い子ども手当が具体化してくる中で、これは実行する場合、およそ年間7,000万円弱の新宮市の財政負担となるわけで、その辺、非常にこの給食費問題、今、私自身迷っているところでございますが、しっかり考えて決断しなければならないと考えております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 市長の教育の見直し、充実、実行を期待して、確かな学力向上、学習意欲を高めていただきたいと思います。子供は私たち国民の宝です。必要な教育予算は、もし子供を宝と見たときに、国にこの予算を要請すべきと思います。市町村人口の多い少ないで、子供たちに教育の場で格差があってはならないと私は思っています。市長のお考え、もう一度お願いいたします。



◎市長(田岡実千年君) 

 平等にそういう教育、きちっと受けられるようにすべきだと私も思っております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 まだまだ市長も大変だと私は思っております。いろんな勉強しながらのことですので、4年間ということをかけていただいて、一つずつ現実性を帯びた、子供たちによい教育の場を与えられるように御協力をよろしくお願いいたします。

 次に移ります。

 これも中学校給食検討委員会の設置ですが、これからの課題と私も思っています。これは、先ほどもおっしゃっていましたが、現場の先生、父兄、調理師、栄養士、学生たちとの話し合いで、また父兄にアンケートをとって十分検討をして、子供たちの食育という、これも食育は勉強の場ですから、観点から進めていただきたいと思います。

 これは教育長、お願いいたします。



○副議長(大西強君) 

 大江教育長。



◎教育長(大江清一君) 

 この問題は、東議員さん、以前から質問もございます。この件につきましては、きのうからも同様な質問が出てございます。市長の言葉ではございませんけども、保護者、生徒、先生、ここらあたりで十分協議して検討していきたいと、そう思っております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 次、「高齢者の共同生活、場の提供、グループホーム、ひとり暮らしをなくし、老後の安心と安全を約束」、これはひとり暮らしの方たちにとって安心な言葉と私は思います。市長の福祉への実行を期待しております。

 そこでお伺いいたします。

 今、新宮市のひとり暮らし、市民の何%ぐらいでしょうか。わかりますか。



○副議長(大西強君) 

 垣本課長。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 平成21年3月末現在の調査ですけれども、新宮市の人口が3万2,599人、65歳以上の高齢者が9,822人、高齢化率は30.1%となっています。65歳以上の高齢者9,822人のうち、ひとり暮らし高齢者は3,108人で、人口全体の9.5%、高齢者のうちの31.6%となってございます。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 高齢者のひとり暮らしは、近所づき合いに出ていくことができない、家でひとり寂しさを訴える方が多くなっています。高田でもそうですが、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ところが、今は留守というか、養老院とかという、そんなところへ入っている方が多くなっています。いわゆる都会の中のオアシス、新宮市内でもそうですね。田舎のひとり暮らしも、隣近所も遠く、寂しさは人一倍といったところです。

 以前、病院が無料だったころ、お年寄りの交流の場であったように私は思います。ところが今は病院もお金がなくては行けない、病院も遠くになってしまった、診療所もその地域にはない、ひとりで、近所も遠く同じ地元でも足が弱って歩けない、行き来ができないということです。寂しさを訴える御老人が多くなってきています。グループホーム、一度に解決とはいかないでしょうが、これもよい制度だと私は思います。市長のビジョンはいかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 また少し選挙の話をさせていただきますと、訪問させていただく中で、お年寄りのひとり暮らしの方が、足が悪くて、はってといいますか、歩けなくて、必死で玄関へ出てきていただいたり、そういう方が何人か見受けられました。本当に働く場がなくて、子供さんたちが都会へ行ってしまってるんだなというような感じで、ひとり残されてる方が非常に多いというのがそのときの印象でして、そういった方たちが、足だけが悪くて結構元気な方、しゃべりも達者な方というのも結構お年寄りの中に多いと感じておりまして、そういう方たちが少人数でグループをつくって、安心安全に暮らせる場があればいいなという思いがありまして、新宮市には木ノ川に寿楽荘という施設がありますが、田辺市も龍神のほうに小ぢんまりしたそういう施設もあると聞きましたんで、今月中に1回見させていただきたなと、そういう小ぢんまりした施設を熊野川地区とか旧市内から遠い地域ででもできないかなと、そういうふうにも考えております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 高齢者の共同生活の場提供に関連してお聞きいたします。南紀園の建てかえ問題、6市町村で進んでいます。市長は、「しがらみを一切なくし、市民が主役の市政につくりかえます」と言っていますが、南紀園の建てかえと寿楽荘、市民の存続についての御要望がありますが、雇用とのつながり、私は置いておいていただきたいと要望しておりますが、このことは市長は寿楽荘のことについていかがお考えでしょうか。お伺いいたします。



◎市長(田岡実千年君) 

 私も同感でありまして、新宮市としては独自で施設を持っておくべきだなと思っております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 南紀園の建てかえは、まだまだ頭の中で整理ができていないんだろうと私は思いますので、これは今度のときにまたお伺いさせていただきます。ありがとうございます。

 この項はこれで終わらせていただきます。

 次、教育民生委員会視察を終えてということで、平和学習について……。



○副議長(大西強君) 

 質問中ですが10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後4時26分

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△再開 午後4時45分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 7番、東議員。



◆7番(東賀代子君) (登壇)



○議長(奥田勲君) 

 お諮りいたします。

 7番、東議員から、先ほどの質問中の発言について、別紙のとおり取り消したい旨の申し出がありますので、これを許可することに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、東議員からの発言の取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。

     (「議事進行」と呼ぶ者あり)

 田花議員。



◆6番(田花操君) 

 先ほどの東議員の南紀園の問題の質問の中で、木ノ川の寿楽荘をどうするんだという質問に対して、市長は市立として今後統合しないという答弁があったわけです。今までの経過を見ますと、議員説明会でこの寿楽荘の取り扱いをどうするんかという、前市政の中で問いかけがあって、その中でいろいろ賛否意見が出る中で、今、地域医療・介護対策特別委員会、そこへ諮ってそこで議論しようということで、そこでの結論がまだどうなったんかという、委員会からの報告もない中で、いきなり向こうへ統合しないというのは、ちょっと議会と相談しながらという話が私はちょっとどうなのかということで、市長の発言に対して経過等、議長のほうで一度まとめていただいて、最終的に議員の中でもやはり賛成と反対の各議員がこの間の説明会の中でおられるかと思いますんで、取り計らいをお願いしたい。



○議長(奥田勲君) 

 あらかじめ会議時間を延長いたします。

 この件に、今、6番、田花議員の議事進行ですけれども、これに対して先ほど田花議員のおっしゃったとおり、特別委員会のほうで検討してほしいということも私からも申し上げてますし、前の市長もそういう考えだったと思いますけれど、そのとおりだと思います。その辺、今回、田岡市長のほうで話が通じてなかったというか、行き届いてなかったというように思うんで、この件はそういうことで、田花議員、了解していただきたいと存じます。よろしく。



◆6番(田花操君) 

 今の発言は載っていきますんで、できたら市長から再度その辺の、やはり議会の審議を見ながらという方向で再度答弁していただけたらいかがなもんかと思いますが。



○議長(奥田勲君) 

 しばらく休憩します。



△休憩 午後4時49分

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△再開 午後4時54分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 6番議員、田花議員からの議事進行についてです。

 再度田岡市長から答弁をさせますからよろしく。



◎市長(田岡実千年君) 

 すいません、御迷惑をおかけしております。

 先ほど、東議員さんからの南紀園、新しい建設に伴う寿楽荘のことについての御質問の中で、残してほしいと質問、私も同感ですと、新宮市、一つ独自でほしいという私の思いとして答弁させていただいたんですが、実は今、議会の地域医療・介護対策特別委員会、榎本委員長さんのところで、このことについて協議中ということを知りました。そこの特別委員会で今協議中で、まだ結論が出てないということで、その結果を尊重したいと思っておりますんで、さっきの発言、取り消しさせていただきたいと思います。



○議長(奥田勲君) 

 6番、田花議員、よろしいですか。



◆6番(田花操君) 

 はい。

     (「議事進行」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 19番、大西議員。



◆19番(大西強君) 

 ちょっと、いつもせっかく東議員が質問中なんで悩ましいあれで、実はやっぱり僕も助役が市長の女房役やとか、副議長の私が奥田議長の女房役やとか、使うんですよ。

 共産党の皆さんは、男女同権ということを先ほどの質問の中でも相当主張されるんで、ところが東議員が先ほど田岡市長は主人やと、当局は奥さんでお金を握ってると、ここと相談せなあかんというふうに発言されたんですよ。僕らもやっぱり古い人間で、頭がそうあるんで、つい習慣上そういうふうに使ってしまうんですけど、それがたまたま東議員がそういうふうに市長が主人やと、そうなると奥さんが常にナンバー2というか、陰で下支えするもんだというふうなニュアンスの発言があったんで、その点、僕らも言葉遣いに気を使うわけです。それで、たまたま東議員、たった一人の女性議員なんでね、余りそういうふうに女房役やとかということは、女性をですよ、僕は奥田議長の女房役やでいいんですよ、せやけどその女房役というのはナンバー2やとかいう、男性と女性と差別したようなあれあるんで、東議員さんがおるんで遠慮して物言うてるんですよ。それが本人がたまたまそういうこと発言したんで、これはどうですかねと、許されるんですかねと、東議員さんの見解を尋ねたい。



○議長(奥田勲君) 

 東議員にお聞きしますけれども、どうでしょうかね。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、申しわけありません。男女参画計画策定を早くと、そういう言葉を言いながら、ついつい私もそういうことを口にしてしまったと思いますので、以後気をつけますのでよろしくお願いいたします。



○議長(奥田勲君) 

 19番、大西議員、よろしいですか。



◆19番(大西強君) 

 はい。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長の答弁、御了承いただけましたでしょうか。

     (「はい」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 一般質問を続行いたします。

 7番、東議員。



◆7番(東賀代子君) (登壇)

 たびたび申しわけございません。

 それでは、教育民生委員会視察を終えて、平和学習についてをさせていただきます。

 私は、教育民生委員会で鹿児島県南九州市知覧町の知覧特攻平和会館に行かせていただきました。初めに松元正さんからの説明を受けました。目的は、太平洋戦争末期、大東亜戦争特攻作戦という体験を、全人類的視野に立って平和思想の普及を図り、特攻隊員の遺品や関連資料を収集、保存、展示し、記録を後世に残し、世界の平和に寄与することを目的としています。建設の経過は、昭和40年代に特攻銅像の県立遺品館を一般有志の募金を呼びかけて浄財による建設を計画、第1次オイルショックで計画が頓挫し、その後、昭和49年、運動公園の休息施設として過疎債を利用して特攻遺品館を建設いたしました。全国各地から訪れる人が多くなり、痛ましく悲しい事実に大きな反響が寄せられ、展示資料も多く、手狭になって、幾度か改築を重ね、昭和61年まちづくり特別対策事業で場所を移して建設、名称も特攻遺品館から知覧特攻平和会館と改称、平成元年3月、別館を増築いたしております。

 平和教育の場として訪れる学校が多く、視聴覚室、資料室の増築、平成20年度、国のハートビル法に対応した内部改修工事実施、17年度会議室、21年度収蔵庫建設予定ということでした。事業内容は、資料の収集、保存活動、教育普及活動、戦争を知らない世代への平和を考える学習の場として教育、修学旅行の誘致を図り、健全で正しい平和学習の振興を図るということでした。

 現状は、当時を知る職員5名が、教育、修学旅行、一般団体等に特攻の事実、戦争の悲惨さ、平和のありがたさ、命のとうとさ、家族のきずななどについて説明、案内をしています。戦争を知らない世代への平和を考える学習の場として、教育、修学旅行等で訪れた現状は541校で、機会あるごとに広報活動を進め、命のとうとさ、平和のありがたさ、家族のきずなのありがたさを訴えているそうです。

 平和事業としても、知覧スピーチコンテスト、毎年8月。資料の収集、保存、展示は合計で9,516点、沖縄戦における陸軍特別特攻隊に関する遺品であります。運営は、ありのままの事実、展示品の対策、研究者の確保は、当時のことをよく知っている説明員5名、専門員1名で日々研究に当たっているそうです。地元の方々が、多くの特攻隊員の世話をして出撃を見送り、二度と悲惨な体験をしたくない、特攻の史実を多くの方に知っていただき、戦争のむなしさ、平和のとうとさ、命のとうとさを訴えることが出撃基地のあったまちとしての責務ではないかと、資料を収集、保存。当時の事実、心情を後世に正しく伝え、考えさせる展示でなければならないと思うということでした。特攻の事実を後世に伝えるため、平和学習の場としての提供のため、観光地施設ではないが、観光業者、旅行業者に頼るしかないそうです。

 資料の説明の後、映像研修がありました。この地は、陸軍飛行学校知覧分校が設けられて、隊員の訓練を重ねたところであり、昭和20年、陸軍最後の特攻基地として、20歳前後の若者たちが日本の安泰を念じながら、一機をもって一艦を撃沈する特攻作戦に出撃し、1,036人の若い命を散らしていました。

 和歌山からも、特攻で18歳から27歳の方、14名が戦死され、朝鮮の方も日本名で11名戦死しておりました。兵士は、あすの出撃の夜、別の小屋で過ごし、その夜は布団を頭からかぶって声を押し殺し泣いていた方もいたそうです。最後に残した、母、兄弟、友人への手紙に、私は涙をいたしました。17歳といえば高校生。この子たちの与えられた任務、そしてこの現実の場から逃げられない宿命に、ただ唖然として、涙があふれてまいりました。送り出すその母の気持ちを思うとき、胸がいっぱいになってまいります。今の平和がありがたく、かけがえのないものではないでしょうか。人に対する優しさ、思いやり、命の大切さ、感謝の気持ちをもう一度考えさせる機会になります。修学旅行都道府県別では、平成20年度では、東京の高校21校、兵庫の中高が16校、奈良4校など、合計541校です。多いところは小学校の宮崎で192校などです。私たちが行った日も、小学生が教育旅行に見えておりました。戦争は歴史上切り離せない現実、戦争から何も生まれない、取り返しのつかないことです。一つしかない命、この知覧研修は、子供たちに命の大切さ、人の痛み、家族への思いやりを考える勉強になると私は思いました。

 新宮市でも、平和学習として修学旅行に検討していただけたらと私は思います。戦争に関してはいろいろな意見があることも、私も承知しております。このことはいかがでしょうか。教育長にお願いいたします。



○議長(奥田勲君) 

 大江教育長。



◎教育長(大江清一君) 

 今、議員申されました知覧ですね、私も約10年ぐらい前だと思うんですが一度視察に行かせていただきました。本当に、今お話がありましたように、あす飛び立つ子供たちが、やはりつづるのは母親あての手紙がほとんどだったと思いますけども、本当に読んでおりますと涙が出るのがとめられなかったと、これ、だれでもそうだったと思います。

 子供たち、特に中学生など、こういうことを、単なる物見遊山的に都心部を修学旅行するよりも、こういう平和学習を兼ねてああいうところをぜひ見ておけば、一生の思い出として残るんではないかなと、そのときも思いました。

 現在、新宮市の中学校では、沖縄のほうへほとんど今行っております。これもひめゆりの塔とか、平和学習を兼ねて行ってるわけでございますけども、いずれにいたしましても、学校長を中心に現在決めております。そこらあたりでまた今後協議して、毎年毎年沖縄ということでなくて、過日の教育民生委員会でも熊野信仰を中心に、十和田、名取市ですね、ここの熊野信仰等の研修もございますので、そこらあたりもどうですかというような話も出ました。そこらあたりも含めて、平和学習では確かにこの知覧というところは本当に詰まったいい教材だと思いますので、これから校長会で諮りたいと、そう思います。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 次に、環境問題についてということで、これも鹿児島の未来館、視察させていただいてきました。鹿児島市は環境都市宣言の町でもあります。未来館での取り組みは、自然を感じながら環境について考える場所の提供、イベント、いろいろな講座、レポート、登録団体などを紹介しています。未来館の屋上を芝生で緑化して、室温の上昇抑制や照り返し防止に役立て、緑、芝生には、二酸化炭素を吸収し酸素を供給するなど大気の浄化機能があります。保湿力の増加、雨水の流出を緩和します。屋上からの景観も大変よかったです。環境カレッジなど、廃材を利用して楽器リサイクル工作、リメイクされたファッションショー、環境科学実験ショーなど、市民団体、事業者、行政が協力して、環境に関する関心や意識を高めるイベントを未来館で行い、リユース、リサイクルショップは、家庭で使われない食器、タオル、日用品をポイントと交換、そのポイントを未使用の日用品、新品同様のものと交換することができます。また、廃油、生ごみ、堆肥の回収も行っていました。会議室、多目的ホール、キッチン、食工房、環境実験学習室などの貸し出し、リサイクル講座、登録団体も数多くありました。

 町の中は路面電車が走っております。市電軌道敷の緑化で市電の両脇、真ん中と芝生が植えられていました。この芝生は桜島のシラスブロックに植えつけています。保湿作用にすぐれ、1年で10回ほどの水やりでいいようです。地球温暖化対策地域推進計画ほか、桜島の火山灰、シラスは塗料として吸湿、消臭機能にすぐれ、結露、シックハウス、カビ、ダニなどの悩みも解消、化学物質一切使用しない健康建材として見直されているようです。

 鹿児島市の取り組みは、鹿児島市環境配慮率先行動計画でグリーン購入の促進、再生資源の活用、電気、水、燃料使用量の削減、廃棄物の減量化・資源化などです。市役所の平成20年度の温室効果ガス排出量削減、クールビズの取り組みほか地球温暖化対策、太陽光発電の導入促進、市民との協働、環境アドバイザーの専門的な助言など行っております。太陽光発電システムの設置も進んでいました。

 私たちの町も、地球温暖化が進むと南極の氷が解け、海面上昇が今世紀末には1.4メートル上昇となります。砂漠化、洪水、ハリケーンといった気候変動が伴うと言われています。これに関連して、国、和歌山県の地球温暖化対策、太陽光発電の導入支援、これはどのようになっておりますでしょうか、お伺いいたします。



○議長(奥田勲君) 

 宇井生活環境課長。



◎生活環境課長(宇井正典君) 

 住宅用の太陽光発電システムの導入に関しましては、補助につきましては国の補助と、そして和歌山県の補助がございます。国の補助額につきましては、1キロワット当たり7万円、そして上限がございまして、国の場合は10キロ未満が対象になっておりまして69万3,000円。そして和歌山県の補助の金額なんですけども、県の場合は1キロワット当たり2万5,000円、そして上限が5キロワットまで、12万5,000円となってございます。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 これは、国と和歌山県の太陽光発電設備補助は両方利用可能でしょうか。



◎生活環境課長(宇井正典君) 

 はい、できます。これは県で確認を行いました。補助金は国・県双方申請が可能ということでございます。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 新宮市も学校統廃合での太陽光発電設備、これは取り入れているのでしょうか。いかがなってますでしょうか、お伺いいたします。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 千穂・丹鶴小学校の統合校なんですけども、こちらのほうで屋上にパネルを据えつけまして、太陽光発電を行う予定です。



◆7番(東賀代子君) 

 屋上にたしかプールもするんですよね。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 屋上にプールも設置するんですけども、これは北側の校舎のほうに入ります。南側のほうにパネルを乗せまして太陽光発電しますし、西側の校舎の地下には地下タンクを埋めて、そこへ雨水をためてそれを利用するという方法を考えてございます。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 最後に、新宮市にも個人住宅の太陽光発電設備支援を取り入れていただきたいと思います。これはいかがでしょうか。



◎生活環境課長(宇井正典君) 

 市での太陽光発電の市の補助ということなんですけども、実は昨年度、20年度の実績なんですけども、新宮市が9件、これ和歌山県のほうへの申請なんですけども、それと東牟婁管内なんですけど、振興局管内なんですけども、古座川町が1件、そして串本町が5件、東牟婁の振興局管内で15件の申請がありました。それで、一応補助に当たりましては当然予算が伴うものでありまして、今後、システム導入の普及率、また他市の状況を見ながら今後の研究課題とさせていただきたいと思います。



◆7番(東賀代子君) 

 この太陽光発電ですが、市にも補助をしていただいたら、もうちょっと国と県と市ということで、太陽光発電をしたいという方がまだまだ出てきてくれると思いますので、ぜひともする方向に御検討いただきたいと思います。もちろん予算のこともありますけれど、これは子供たちの未来に残す環境、これが大事と私は思っております。このことも考えていただいて、この項は終わりにさせていただきます。

 ありがとうございました。

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     (「議事進行」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 2番、松畑議員。



◆2番(松畑玄君) 

 市長の答弁なんですけど、奨学金制度の導入について、私への答弁では現行制度のまま、そして東議員に対しては拡充すると、そして小学校給食なんですけど、私のときには無料にしない、そして東原議員のときには検討する、そして東議員のときには迷っていると答弁に一貫性がありませんので、そこら辺の調整をお願いします。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長に申し上げますが、答弁も議員各位は定例会での一般質問を真剣に調査もし、一般質問しておりますので、答弁に対してはぶれないように一貫した答弁をしていただきたいと思いますので、あすからの一般質問、十分気をつけて答えてください。

 2番、松畑議員、よろしいですか。



◆2番(松畑玄君) 

 給食のあれなんですけど、一体どれがあれなのかというのをはっきりしていただきたいのと、奨学金制度にしても拡充するのか現行のままなのかという。



○議長(奥田勲君) 

 市長から答弁お願いします。

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 本当に申しわけございません。

 まず、奨学金制度、拡充したい方向で検討、これからさせていただきます。

 それと小学校の給食問題、本当に申しわけないんですが、一番最後、東議員さんの答弁が一番の今の気持ちでありまして、非常に迷ってましてということです。申しわけございません。



○議長(奥田勲君) 

 松畑議員、よろしいですか。



◆2番(松畑玄君) 

 いいです。



○議長(奥田勲君) 

 いずれにせよ市長、あすから答弁に対しては十分迷いのないように、一貫した答弁をお願いします。

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△延会の宣告



○議長(奥田勲君) 

 お諮りいたします。

 本日はこの程度をもって延会したいと思います。これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。

 あすは午前10時から会議を開きます。

 本日はお疲れさまでした。



△延会 午後5時21分