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和歌山県 新宮市

平成21年 12月 定例会 12月07日−02号




平成21年 12月 定例会 − 12月07日−02号










平成21年 12月 定例会



          平成21年12月新宮市議会定例会会議録

            第2日(平成21年12月7日)

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議員定数19名、現在員19名、出席議員19名、氏名は次のとおり。

         1番  木戸地郁生君

         2番  松畑 玄君

         3番  久保智敬君

         4番  榎本鉄也君

         5番  福田 讓君

         6番  田花 操君

         7番  東 賀子君

         8番  杉原弘規君

         9番  東原伸也君

        10番  上田勝之君

        11番  三栗章史君

        12番  松本哲也君

        13番  前田賢一君

        14番  奥田 勲君

        15番  松本光生君

        16番  辻本 宏君

        17番  屋敷満雄君

        18番  前田 治君

        19番  大西 強君

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欠席議員 なし。

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議事日程 平成21年12月7日 午前10時開議

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(1)から

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会議に付した事件

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(4)まで

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地方自治法第121条の規定による出席者

          市長                  田岡実千年君

          理事(港湾・企業誘致関係及び土地開発公社担当)

                              倉家 博君

          まちづくり政策部

          部長                  川嶋 潤君

          次長兼企画調整課長           芝 悦男君

          商工観光課長              北畑直也君

          企業誘致対策課長            浮田和宏君

          総務部

          部長                  小山壽行君

          次長兼総務課長             丸山修市君

          参事(行政改革担当)          嶋田喜久一郎君

          秘書課長                鈴木俊朗君

          財政課長                上路拓司君

          防災対策課長              井上 登君

          市民福祉部

          部長                  向井 隆君

          福祉事務所長              浜前泰弘君

          市民窓口課長              萩原 智君

          生活環境課長              宇井正典君

          福祉課長                勢古口博司君

          子育て推進課長             生駒 明君

          保健センター長             更家嘉重君

          建設農林部

          部長                  中畑孝一君

          参事(建設農林政策担当)兼農業委員会事務局長

                              和田 隆君

          都市建設課長              渕上 崇君

          農林水産課長              津呂建二君

          管理課長                西  寛君

          熊野川行政局

          局長                  平 俊孝君

          住民生活課長              東 康夫君

          会計管理者兼会計課長          中地清剛君

          医療センター

          事務長                 上野山巳喜彦君

          庶務課長                豊田正志君

          医療業務課長              辻 篤樹君

          水道事業所

          所長                  山野上光治君

          工務課長                谷 昌則君

          消防本部

          消防長                 大石 明君

          次長                  辻坂雅則君

          消防署長                岡本秋久君

          教育委員会

          教育長                 大江清一君

          教育部

          部長                  杉山泰生君

          次長兼学校教育課長           平見善宣君

          参事(文化複合施設担当)兼文化振興課長 中岡保仁君

          生涯学習課長              前田圭史郎君

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本会議の事務局職員

          局長                  浜口恭行

          次長                  畑尻英雄

          次長補佐                平見仁郎

          次長補佐兼議事調査係長         赤松勇人

          庶務係長                北 光子

            第2日(平成21年12月7日)

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△開会 午前10時01分



△開議の宣告



○議長(奥田勲君) 

 おはようございます。

 ただいまの出席議員は19名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、別紙にて配布いたしたとおりであります。御了承願います。

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△日程1 一般質問



○議長(奥田勲君) 

 日程に入ります。

 日程1、一般質問を行います。

 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い、順次発言を許可いたします。

 当局の答弁は備えつけのマイクを通して明快に答弁願います。

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△松畑玄君



○議長(奥田勲君) 

 それでは、一般質問を行います。

 2番、松畑議員。



◆2番(松畑玄君) (登壇)

 皆さん、おはようございます。通告に従い、一般質問させていただきます。

 最初に、市長のマニフェストに対する考え方というか、意気込みをお聞かせください。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 マニフェスト全体の意気込みということで、私、選挙期間中およそ40のマニフェスト、選挙公約を掲げさせていただいております。非常に細かくなった面もありますが、この4年間でできるところから一つずつ実行して、よりよい新宮市をつくっていきたいと考えております。



◆2番(松畑玄君) 

 市長は、マニフェストにおいて、田岡の約束として3点、市民の所得倍増を目指します、行政大改革・ゼロからのスタート、福祉教育の見直し・充実・実行を掲げておられますが、どれが最優先にされるべきかお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 どれもこの三つの大テーマは重要なわけなんですが、私が、今就任してからも思ってることは、まず働く場所の確保、いわゆる一番先に書かせていただいております市民の所得倍増を目指したいと、そこがまずやっていきたいなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 それでは、市民の所得倍増を目指すというとこからやらさせていただきます。

 具体的に、どのようにして市民所得を倍増するのか、お聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 かつて十数年前まであった巴川製紙、そしてまた王子製紙、その前は熊野川の河口にたくさんの木材が集まって、製材なんかで非常に栄えた新宮市でありますが、巴川の撤退からもう20年近くになってきまして、やっぱりその辺がだんだん、かつて製紙会社だけでも数百人の方々の雇用、家族を含めると1,000人、2,000人の方がそういう工場の恩恵を受けていたわけであります。そこから、少しずつですが、この新宮のまちも元気がなくなるといいますか、不景気に拍車をかけているような気がしております。

 その中で、まず働く場の確保、新宮市の港の埋立地もたくさんまだまだ土地があいて、そういうところの活用も含めて、かつてのような元気ある新宮市にしていかなくてはならないと考えております。



◆2番(松畑玄君) 

 総論的にというか、もうちょっと何か具体策というか、そういうのを市長お持ちでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 細かくなるんですが、まず今非常に地元の商店街、小売店、そしてまた飲食店が非常に売り上げが下がってきている状態であります。その原因の一つといいますか、いろんな要因があると思うんですけど、インターネットの普及によるネット販売に食われたり、あと大型量販店に価格競争で負けたりとか、あと通信販売の発達などで昔のような商店街の活気がなくなっております。

 その中で、少しでも地元の小売店、飲食店を市民の方が利用していただきたいなという思いの中から、クーポン券で地元商店街の活性化ということで、今まちづくり政策部とあと商工会議所で具体的な策を練ってる最中でありまして、そういうところでまず小売店の活性化やっていきたいなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 わかりました。意気込みは大分わかりましたんで、次にいきます。

 市民所得倍増のところに、駅前、名所旧跡整備、女性のための施設を創設するとありますが、具体的にどのような施設なのでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 このことについては、選挙期間中にある市民の方から、東京の友達が新宮へ来て、電車で帰るときに駅で電車を待つのに大分時間あったと。そのときに、新宮市というところは観光のまちやとその方が認識しておりまして、観光のまちでもあると思うんですけど、新宮の駅前へ行ったら、土産物が買えてさらに時間待ちする喫茶店やレストランがあると思い込んでたと。にもかかわらずといいますか、そういう思いの中、全然予想外に何もなかったという話がありまして、ほんまやなと、新宮の駅見たときに目の前でお土産物を買う店もないなという思いの中から、このことをマニフェストに掲げさせていただいております。

 それと、あと新宮市には速玉大社や浮島の森、徐福公園、神倉山、そしてまた高野坂といろんな観光スポットがある中、そこへ行くのにもわかりにくいという御意見もいただきまして、そういう看板の整備もしていかなあかんなと思っております。

 この具体的にどういう設備かという松畑議員さんからの質問でありますが、近々文化複合施設を丹鶴小学校、市民会館の跡地に整備する計画が着々とこれから進めていかなければならないと思いますんで、その計画とリンクさせながら、この駅前もこれからどうやっていくのかということを考えていきたいなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、別に女性だけではないということで。



◎市長(田岡実千年君) 

 すみません、ちょっと書き方が誤解を生む書き方で申しわけなかったんですが。



◆2番(松畑玄君) 

 わかりました。

 次に、年商3,000万円以下の小規模店舗の設備資金融資制度とありますが、これは市単独の融資制度なのでしょうか、お聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 実は、違いますといいますか、最初そういう方向で検討させていただいておりました。

 というのは、弱小小売店といいますか、なかなかお金の借りにくい小売店に何とか少し設備して頑張りたいというような小売店に、新宮市が協力できないかという思いでこれ書かさせていただいてるわけなんですが、以前市独自で紀陽銀行さんと一緒になってこういう融資制度に取り組んだ経緯があったというふうに、私、就任させていただいてからレクチャー受けたわけなんですけど、どうしても市独自で貸すと回収率が悪くなるというようなことも聞かされましたんで、これ商工会議所さんとも相談させていただいたんですけど、商工会議所の会員になればマル経融資という融資が受けられます。

 このマル経融資、赤字でも貸してくれるということなんです。まじめにやってる小売店、そして売り上げも極端に減ったりとかいったらちょっと難しいかもわからんいうことなんですけど、まあまあそこそこの商売されてるところでしたら、赤字でも貸してくれる非常に借りやすい制度ということで、1,500万円まで借りられるということで、利息が1.9%前後で無担保、無保証人ということになっております。

 これ、実は新宮市が1.9%前後のうちの1%を新宮市の業者さんに限って補てんしておりますんで、実際本人さんは0.9%の利息で借りられると。さらに、これを新宮市があと0.3%負担させていただいて、本人さん負担0.6%前後にして非常に利息を軽減して、しっかり商売していただきたいなという思いでありまして、市独自ではなくて商工会議所で取り扱ってるこのマル経融資を、市もバックアップして一緒にやっていきたいなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、赤字でも貸してくれるって、ちょっと考えにくいんですけど、本当なんでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 そうですね、ある程度の売り上げの推移とかも必要なんですが、それはそれで大丈夫だと伺っております。



◆2番(松畑玄君) 

 ありがたいですね。

 このマニフェストに書かれてることとちょっと若干違ってきてると思うんですけども、早速このマニフェストを見直すということでとらえてよろしいでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 はい、すみません。松畑議員さん、この新宮市が独自というふうに思っておられると思いますし、これ見た市民の方もそう思うかもしれませんが、独自ではなくてそういう商工会議所のマル経融資に市もまたプラスアルファのバックアップをしていくということで、理解しといていただきたいと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 わかりました。

 若干変わってきてるような気がするんですけど、次行かせてもらいます。

 クーポン券で地元商店街の活性化支援とありますが、先ほども市長おっしゃっていただいたんですけど、どのような性質のクーポン券なのか。例えば、新宮市商業協同組合がつくった商品券のような性質のものなのか、また市長独自の考えによるものなのか、具体的にお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 今、まちづくり政策部のほうで、その辺具体的に商工会議所と協議していただいておりますんで、職員さんのほうから説明させていただいてもよろしいでしょうか。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 私どものほうで、市長の意向、指示を受けまして、現在商工会議所と協議中でございます。今のところ、商工会議所に発行者となっていただきまして、参加店を募ってそういう方式でやっていきたいなと考えてございます。

 発行金額とかプレミアムの率とか、その辺につきましてはまだ現在協議中でございます。できましたら、22年度の当初予算に上げさせていただきたいなと思ってございます。

 なお、以前新宮市内でやってございました商業協同組合の商品券につきましては、現在休眠中で発行しておらないという状況でございます。

 ちなみに、平成11年から平成16年までの間、新宮市としてこの商品券の事業にプレミアムの補助金を実施してございました。この6年間では、発行予定額が1億2,750万円ございまして、実際に販売されたのが1億2,484万円ということで、ほぼ発行された額が販売されてございます。当時のプレミアム率につきましては、少ないときで5%、多いときで8%ということでございました。いずれも、市の補助金としては100万円、当時実施してございます。

 以上です。



◆2番(松畑玄君) 

 次やられるこのクーポン券というのは、単発的なものなのか中長期的なものなのか、お聞かせください。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 実施主体になります商工会議所のほうでは、単発ではなくて数年間にわたって実施したいというふうに考えてございます。



◆2番(松畑玄君) 

 私は、市長のマニフェストの中で、新宮市以外でお金を稼いでくれる企業への支援、外貨獲得してくれる企業への支援に賛成であります。これに並行して、新宮市のお金をなるべく外に出さないという努力も大切だと思います。例えば、新宮市で発注する工事は地元の業者にしていただく、市民になるべく地元の商店街で買い物をしていただく等。

 そこで、私から提案があります。お悔やみのときの返しなんですけど、現在はビール券、お米券が主流ですが、市長のおっしゃるクーポン券がここにかわれないか、もしくは選択肢の中に入れていただけないかと思います。ビール券、お米券であれば新宮市以外でも使えて便利です。このクーポン券は新宮市だけしか使えないという不便さを、飲食店等で利用できると使用範囲を広げることで対抗してこの券を推進すれば、必ず新宮市にお金が落ちます。しかも、なれてしまえば、葬式、お通夜は毎日のようにありますので、長期的に続くのではないでしょうか。

 これについて、市長の見解をお願いします。



◎市長(田岡実千年君) 

 その、お葬式のお返しにというとこまでちょっと頭回っておりませんでしたが、本当、すばらしい意見だと思いますんで、研究したいと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 できれば取り入れていただけたらありがたいんですけど、そこを強くお願いします。

 私は、行政がコーディネートするクーポン券、商品券的なものは、単発ではそのときだけになってしまいますので、中長期的に継続できる券を実現してこそ、市長のマニフェストに掲げる地元商店街の活性化支援につながると思いますので、ぜひお願いします。

 また、これ以外でも模索すれば、行政が少しコーディネートするだけで確実に新宮市民に落ちる、言いかえれば新宮市のお金を外に出さないことができると思いますので、確実に実施して市民の所得倍増につなげてください。

 次に、行政改革・ゼロからのスタートについてお伺いします。

 市職員の能力主義、年功序列等の廃止とありますが、これは若い職員でも能力があれば上に行けるということなのでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 はい、そのとおりであります。

 私、今まで外から一市民としてこの市役所の中のイメージといいますか、お話を聞いていた中で、やはり年功序列、ちょっと変な言い方をしたら、何もしなくてもだんだん年とれば上がっていくんだというようなことを聞いておりましたし、そういう認識も持っております。

 これは、どう考えてもおかしいことでありまして、やはり民間企業のようにできる職員、またやる気のある職員をどんどん重要なポストにしていかなければならないと思いますし、また配置によって、本来の能力が発揮できてない若い職員の方を、そのすばらしい能力が発揮できる場所への配置転換とか、そういうのもしっかり今度の4月の定例異動でやっていかなければならないなと考えております。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、だけどかなり年功序列を廃止するというのは、すごく難しいことだと思うんですけど、今言ってたのは人事のあれのことだけなんですけど、具体的にどのように廃止していくのかというのを聞きたいというか。



◎市長(田岡実千年君) 

 廃止といいますか、そういう能力、やる気のある職員をしっかり登用していくということです。



◆2番(松畑玄君) 

 廃止はしないということですか。登用する、ちょっとそこら辺の表現が。



◎市長(田岡実千年君) 

 そういうことによって廃止ということになると思うんですが。



◆2番(松畑玄君) 

 ちょっとわかりづらいんですけど、だれがこの市職員の能力と給与をどのように査定していくのかというのを、ちょっとお聞かせください。

 職員の能力と給与をどのように査定していくのかというのを、だれがどのように。



◎市長(田岡実千年君) 

 その人事は、総務課長さんとかが中心になってやってくれるように聞いておりますんで、総務課さんとこれからしっかり相談、協議していきたいなと思っております。



◎総務部次長兼総務課長(丸山修市君) 

 市長とは、具体的には現在きちっとできておりません人事評価制度、この辺をきちっと取り入れて、組合とも協議しながらきちっと能力に基づいて公平な人事を行って実現していきたいと、こういうことを話してございます。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、市長の任期中にがらっと変えてしまう予定なんでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 がらっとという表現はちょっとどうかわかりませんが、要するに適材適所といいますか、本当に市民の役に立つ市役所になるために、適材適所に配置するということであります。



◆2番(松畑玄君) 

 今、聞いてたら、年功序列を廃止するような方向ではないような気がしますんで、普通に適材適所で評価してやっていくというだけか、ちょっと大げさなあれかなと思ったんですけど、今聞いてたらこのマニフェストが。適材適所でやっていくというあれでよろしいでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 すみません、ちょっとマニフェスト、その表現がオーバーに感じたかもしれませんが、基本的には適材適所ということで。適材適所イコール、私の考えでは能力主義というふうに考えておりますんで、その辺で御理解いただきたいと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 わかりました。

 じゃ、次に移らさせてもらいます。

 市民生活の提言係の創設、市民主役のまちづくりとありますが、どのような方で組織されるのか、またどのような仕事をされるのか、具体的にお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 この4月に、みんなの課という課を創設するために、今関係課で協議してもらっているところであります。これまでの私の市役所に対する思いは、どうしても敷居が高い、提言持って行っても先延ばしにされるとか、あと例えば市民からつくった委員会で何回も会議を持って話したことも、結局机の上だけの話し合いで終わってしまって何も実行しなかったとか、割と消極的なイメージがこれまで市役所にありました。

 そういうことで、このみんなの課というのをつくって、少しでも市役所が市民にとって敷居の低い市役所にしたいという思いがあります。その中には、一人からでも提言してくれる市民があれば受け付けられる体制、そしてまたどういう人員でするんかという質問になるんですが、市民の皆さんから公募させていただいて無駄をなくす委員会、またそういう雇用創出どうやったらできるかという委員会、そういう委員会を市民の皆さんが中心になって事務局で、職員さんが事務局にならないとだめかなと思っておりますが、そういう市民の主体の課が一つつくりたいなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 僕、質問してるのは、この提言係というのは、これどのような方で組織されるのか、マニフェストの中に入ってるこのどのような仕事をされるのかというのをちょっと質問させていただいておるものであります。



◎市長(田岡実千年君) 

 基本的に、市民から公募して市民の方が中心となった、あと職員もその他事務局、委員としても入るようになるかもしれませんが、そういう協議会をつくるということであります。



◆2番(松畑玄君) 

 若干あれなんですけど。これ無駄をなくす係とかも全部一緒になって、一緒のあれなんですかね。



◎市長(田岡実千年君) 

 これから細かい打ち合わせになる中で決めていかなあかんと思うんですけど、一つにするんか協議会を二つつくるんかというのは、これから決めていきたいと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、全体がみんなの課ととらえてよろしいでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 そうですね、なるべくみんなの課の中にそういう協議会つくって、市民が主役の市政の一端をそこでやっていきたいなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、ほとんどが協議会というのは、市民からの公募という形で募集される。



◎市長(田岡実千年君) 

 そうですね、はい。財政厳しい中、報酬とか厳しい、ほとんど市民の方のボランティアでやっていただかなければならないと思いますが、そういう公募によって新宮市を一緒になって変えてくれるような方を、ぜひ集めたいと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 私、ちょっと思うんですけど、このように外部の力に頼るのではなく、もっといろいろな努力を市長、職員は一緒にすべきではないでしょうか。

 私は、行政改革を行うにはまず職員の意識改革だと考えておりますが、市長の見解をお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 松畑議員の言われる、そのとおりでございます。

 私、今10月30日に就任させていただきまして、1カ月少し、本当に職員の皆さんの能力の高さに驚いているところであります。

 先日、全員の職員さんからアンケートをいただきました。無駄なこととかあと市政運営のことについて、何でも好きなこと書いてくれということで、338人の職員さんから本当にたくさん答えいただきまして、その中で三百何人が一つの目標に向かって力を合わせたら、すごいいい新宮市できるというふうに書いてくれた職員さんもおりました。

 みんなの課をつくって、やっぱり市民目線での意見もいただくことも重要ではありますが、やっぱり私も松畑議員と同じで、基本的には市政運営、市役所運営は、私と職員の皆さんが基本だと考えております。



◆2番(松畑玄君) 

 先日、勝浦で岩手県滝沢村前村長の柳村純一氏の講演を聞きました。市長、この方、御存じでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 すみません、知りません。



◆2番(松畑玄君) 

 少し紹介させていただきますと、岩手県滝沢村は、2006年10月8日にサンデープロジェクトという番組で、民間を超える公務員と題して放映されました。その内容はといいますと、平成6年11月、村長選で初当選した柳村村長の第一声は、社員の皆さんという呼びかけから始まりました。話の内容も職員には到底理解できないものであり、多くの職員が何をふざけたことをと受けとめていました。

 それから、村長は村長室にはほとんどおらず現場に入り、職員の間をくまなく回り、職員との意思の疎通を図ること、職場でお互いの心のバリアフリーに腐心、全神経を注いだそうです。その間に役所独自の縦割り社会、縄張り、前例踏襲主義にメスを入れ、役所は何のためにあるのか、住民のためにある組織であるという考えを根底にして、職員の意識改革と組織改革に取り組み、上層部から一般職、先輩から後輩まで率直に話のできる雰囲気づくりに二、三年かけて基礎づくりをしたそうです。

 平成11年、組織のフラット化第一段階として、大変抵抗のあった係長の廃止、これ64人されたそうなんです。そして、平成12年にISO14001と9001の承認をダブル取得し、このころから職員の間に何か改革の手ごたえを感じる人がようやく出始めたようです。

 1年おいて平成14年、組織のフラット化第二段階として、課長補佐廃止制度、これ40人廃止したらしいんですけど、これに並行して部長制度の採用、これまで決裁に七つの決裁印が必要なところを四つに、日常ではほとんど職員と課長決裁の二つの決裁印でオーケーというところまで改革が進みました。その結果、スピード決裁がなされ、役場の早くなった対応が村民との信頼関係構築のもととなり村民の意識が変わった。

 そして、先日講演の中でも斬新なアイデアを言ってました。副村長を置かずに各部長にその権限を持たせるかわりに、皆副村長としての責任をということで、部長会議は毎朝8時から8時30分まで行われ、村の問題点を皆で考える会議を持ち、各部間を超えて解決に当たったとのことでした。

 職員に対しては、失敗を恐れずにやらせてみる、そして責任は首長が取る。職員教育には投資を惜しまない等、係長、課長補佐の廃止とまでは言いませんが、この村、この村長の行政改革の姿勢には見習うべきところがたくさんあると思いますが、市長、いかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 本当、ええ話やと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 実際、行政改革をするに当たり、滝沢村のように民間を超える公務員とまでは言わなくても、これを目指すぐらいハードルが高くなければ難しいのではないでしょうか、市長の見解をお願いいたします。



◎市長(田岡実千年君) 

 その村長さんの意見、今松畑議員読んでくれて、ぐっと胸に響いた部分もありましたんで、そういうのを参考にして頑張りたいと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 私は、首長が変わる、職員の意識が変わる、住民の意識が変わる、まちが変わるというスタイルで行政改革は進められるべきだと考えております。

 市長は、行政改革に対して何かしようという意志は伝わります。みんなの課を創設して、市民、民間の意識をみんなの課を通じて役所に導入しようと考えておられますが、市民、民間の意識を導入すべきは、役所ではなく人、職員の意識の中にです。

 職員の意識改革、モチベーションを高めるに当たっては、内発的動機づけが不可欠で、現状では無駄をなくす係、雇用創出係と市民参加の係はただ批判するだけの係になる可能性があり、そしてモチベーションの高い意識の職員まで影響を及ぼすおそれがあるのではないでしょうか。

 市長の見解をお願いします。



◎市長(田岡実千年君) 

 市民の皆さんにも、こう新宮市がよくなってほしい、何か本当に純粋な気持ちで協力したいという方もたくさんおるように思うんです。

 それで、今松畑議員が言われた懸念も少しあるんですが、そういう苦情を受け付ける係に、課にはならないようにする、しなければならないとは考えておりますが、気持ち、市民にもたくさん一緒になって、自分のことを考えるんじゃなくて本当に新宮市みんなのため、新宮市が本当によくなるために頑張りたいという方がやっぱりたくさんおりますんで、そういう人たちに集まっていただければ、そういう職員の方ともうまいことやっていける課になるとは思います。



◆2番(松畑玄君) 

 行政改革は、一筋縄ではいきません。手法を間違えるととんでもないことになりますので、慎重かつ大胆にお願いし、この項を終わります。

 福祉、教育の見直し、充実を実行。

 高校、大学、専門学生の奨学金制度について質問します。

 現在の奨学金制度を利用しておられる方というのは何人ぐらいおられるのでしょうか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 昨年度の実績ですけれども、高校への進学についての奨学金制度は12名の方が利用されております。それから、大学については6名の方が利用されてます。



◆2番(松畑玄君) 

 専門学生は今のところいないんですか、専門学生は。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 この中には、専門学生今おられませんけども、要綱としては奨学生に専門学校も含まれております。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、市長、マニフェストに奨学金制度導入と掲げておられますが、現行とは別枠の奨学金制度を導入してくれると理解してよろしいですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 すみません、これ新宮市導入しているのを知りませんでして、ありましたんで、このまま今の制度でいきたいなと考えております。



◆2番(松畑玄君) 

 書いてあれなんで上積みしていただけないかと、この奨学金を今の現行より上積みしていただきたいということで要望なんですけど、どうでしょう。



◎市長(田岡実千年君) 

 財政としっかり検討させていただいて、なるべく少しでも増額できるように検討していきたいと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 新宮市自体が低迷しているこのような経済状態で、学びたいけど金銭的な理由で学べないとなると、新宮市の将来の人的資源の損失になりますので、より手厚い支援を市長にお願いします。

 次、小学校30人以上の学級を教員2名にしますということについて質問します。

 現状ではどのような教員の配置をしているのでしょうか、お聞かせください。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 現状では、まず県教委のほうから6名の臨時の講師の先生の配置、加配していただいてます。それから、市単独で市費で13名の先生を雇用してございまして、ただこのマニフェストにもありますように、30人以上の学級といいますのは数えますと14学級必要なんですけども、現状13名配置してございまして、その中には、普通クラスの中には特別支援の必要な子供さんもおられますんで、そういう子供さんがおられる場合はそちらにやはり重点を置くような形になってますんで、学力、学習支援という形で配置はしていだいてるんですけども、そういう力点を置いて運用してございます。



◆2番(松畑玄君) 

 市長、これ2名にするというのは、これ複数担任のことを意味するんでしょうか。教員2名というのは。



◎市長(田岡実千年君) 

 すみません、この小学校30人以上の学級を教員2名にしますということなんですが、小学校のときの学力がやっぱり基本で一番大事だと思っておるんです。それで、やっぱりその学力をしっかり小学生が身につけるためには、なるべく少ない学級のほうが学力が身につくというふうに聞いておりまして、これしたいなと思っておるんですけど、担任ではなくて特に国語と算数をしっかりフォローしてもらえる、そういう形をとりたいと考えております。



◆2番(松畑玄君) 

 教員を2名ずつ配置するというわけでもないんですね。



◎市長(田岡実千年君) 

 人数多い30人以上の学級に、担任として行くんじゃなくて国語、算数の重要な授業のときにフォローしてくれる先生を、市で雇って学力の向上の手助けをしたいということであります。



◆2番(松畑玄君) 

 この書いてることとしたら、ちょっと意味合いが違ってくる。これ、あれですね、チームティーチングのことをおっしゃってられるんですかね。



◎市長(田岡実千年君) 

 チームティーチングというか、補助ですね。



◆2番(松畑玄君) 

 教員って書かれてるんですけど、この方は正職員なんでしょうか、それとも嘱託なんでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 一応、今考えておりますのが、非常勤講師として大体6時間ぐらい、一日来ていただけないかなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 費用的には、大体お幾らぐらいかかるんでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 費用的に、1日6,600円で、1年間210日来ていただいたら、1人の先生に対して138万6,000円かかります。



◆2番(松畑玄君) 

 こういう方を14人、対象クラスが14クラスあるということで14人雇うということでよろしいでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 そうですね、理想はそうなんでありますが、財政と相談して、どうしてもちょっと14人分無理だということになれば、国語、算数だけはフォローできる形で、この14人のうちの半分か3分の2で回していけないかなとも今考えているところでございます。



◆2番(松畑玄君) 

 わかりました。

 大分、ちょっとマニフェストと意味合いが違ってきたと思いますんで、なるべく費用をかけずにやるという意志は伝わりました。よろしくお願いします。

 次に、中学校給食の検討委員会の設置についてですが、将来的には中学校の給食を実施していくつもりなのか、お聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 中学校の給食に関しましては、賛否両論ありまして、ぜひやっていただきたいという保護者と、いや、やっぱり弁当をつくる、たった3年間なんで弁当つくりたいという保護者、いろんな意見がございます。

 そんなんで、ここにも書かせていただいておりますが、検討委員会をつくらせていただいて協議していきたいなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 検討委員会を、ここマニフェストに載っておられるということは、市長としてはやるおつもりだからここへ載せたと理解しておるんですが、その辺はどうなんでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 やるつもりではなくて、どうしようかなという検討の委員会でございます。



◆2番(松畑玄君) 

 どうしようかなというのを公約に掲げられるのは、いかがなものかなとは思いますが。



◎市長(田岡実千年君) 

 だから、いろんな意見がありました。どうしてもやってほしいという意見も聞きましたし、いや、そんなん弁当をつくるほうがええんやという意見もあったんで、検討委員会を設置してそこでしっかり協議して、今後どうやっていくかということを決めたいと。

 だから、私としてはする方向で検討委員会をつくるんではなくて、いろんな意見を聞いて決めたいということでございます。



◆2番(松畑玄君) 

 ちょっとマニフェストに載ってくると、僕らは、やる方向で検討委員会を立ち上げてくれると思ってますんで、実際やるかやらんかわからんものに費用かかってくるでしょうし、どうなんかなと思う。

 市長としたら、これもうどっちでもないということであれなんですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 どちらかと言えば、あるほうがいいかなとは思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 どのような理由で、あるほうがいいと。



◎市長(田岡実千年君) 

 そうですね、しっかりお弁当をつくってくれる家庭もあれば、親がどうしても忙しくて弁当つくれない、さまざまな境遇がございますので、この給食を実施することによってそういうのが解消されると、そういう面ではやるほうがええかなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、全国的に見て、中学校給食を実施している学校はどのぐらいあるのか、また増加傾向にあるのか、ちょっとお聞かせください。



◎教育長(大江清一君) 

 新しい市長さんとこの前、マニフェストの協議させていただきました。この中では、中学校の給食については検討委員会を設けていくと。その中で、以前7番議員さんからも質問ございましたように、中学校での給食はどうしていくんですかということありました。そのときも、今後の検討課題ですと。それとか、過去に教育審議会が設けられまして、このときにも中学校の給食をどうしていくかということは、現状をもう少し見ながらと今後の検討課題にしてございます。

 流れとしましては、田辺市も昨年新しくセンター方式始まったときに、龍神村とか昔の合併した旧村がやってたのを中辺路でやってたわけで、旧市内はしてなかったと。そういうことで、たしか昨年だと思いますが開始したと、そういう状況になってございます。

 ですから、中学校の給食については、この前、新市長とマニフェストの打ち合わせでは、今後検討会を設けて協議していくということになったわけです。



◆2番(松畑玄君) 

 私、中学校での給食は難しいと思っておりまして、中学生にもなると、ましてや3年生にもなると、男子生徒と女子生徒、そして体育系のクラブに属する生徒と文科系のクラブに属する生徒では、食べる量も質も全然違うと思います。

 このような生徒によって個人差があるのに、どのように栄養管理をしていくのかお聞かせください。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 中学校給食につきましては、保護者の方々の御意見も多少お伺いしたこともあるんですけども、先ほど市長の答弁にもございましたように、私は、3年間お弁当をつくってあげたいという方もおられますし、学校給食をやってほしいという方もおられるんですけど、手法としましては、今やってますのはお弁当ですとかパンを購入していただくという方法もあるでしょうし、事前に給食を食べたい子供さんの数を把握して、小学校から配送するという親子給食ですね、そういう方法もあわせてとれるかなというふうには考えてございます。



◆2番(松畑玄君) 

 栄養管理について。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 当然、お弁当でしたらお母さんが栄養価を考えていただいてるんだと思うんですが、給食になりますと栄養士さんがしっかりとカロリー計算して、栄養価はちゃんとしてくれると思うんですけど、やはりパン等の食事になりますと栄養価下がりますんで、そういうどちらかの方法が一番いいかなと、二つの方法でいくのがいいんかなというふうには思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 わかりました。

 中学校で給食するには、設備、費用、人件費、材料費等莫大な費用がかかってくると思いますが、これ大体お幾らぐらいかかるんでしょうか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 新たに、例えば中学校で給食施設をつくるとなりますと、約1億円、設備費用としたらそれぐらいかかるだろうというふうに思いますし、また今の小学校方式のように、自校方式でいくんであれば栄養士さん、それから調理員さんが必要になってきますんで、まだそこは計算してございませんけども同じように必要になってくると思います。

 ただ、先ほど言いましたように、小学校からの親子給食をやれば、調理員さんの多少の増員ぐらいで済むんじゃないかと。あと、配送車、車が必要になってくると思います。



◆2番(松畑玄君) 

 これも財政に余裕があれば問題ないんでしょうが、これ今後の新宮市の財政状況を考慮して、慎重な判断をお願いしたいと思います。

 次に、小学校の給食の無料化について質問します。

 市長はなぜ給食を無料にしようと考えたのか、お聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 これは、子供、子育て支援の中でできることないかなと考えたときに、この小学校の給食無料化を掲げさせていただきました。

 特に、新宮市内でも、地元の民間の企業がなかなか元気のない中で、そこの社員、従業員、パートさんも思うように昇給してもらえず、収入的に厳しい生活を送っている中で、この子育て支援の一環なんですが、この給食費1人につき大体四、五千円、5,000円弱ぐらいの給食費、保護者の皆さんから材料費として今いただいております。

 このところを無料にすることによって、行かせたくても行かせることができなかった塾へも行ってもらえるかなとか、あと勉強する本も買ってもらえるかなと、そういう思いでこの子育て支援していきたいなと考えておりますが、今度民主党に政権がかわりまして、子供手当が月々2万6,000円支給されるということになるみたいなんで、この辺それだったらもうそっちで大丈夫かなと、十分多額の手当なんで、新宮市も財政が苦しい中、その辺子供手当も今そういう思いもあります。



◆2番(松畑玄君) 

 はい、聞くことなくなってしまいましたが。

 わかりました。なるべく、今後の財政状況も厳しいのが予想されるんで、なるべくほかの行政サービスとの整合性とかをとるためにも、なるべく行政がするサービス、ゼロ円というのがちょっと僕はわからなかったんで、もう聞くとこなくなってしまいました。すみません。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、10分間程度休憩します。



△休憩 午前10時59分

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△再開 午前11時12分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 2番、松畑議員。



◆2番(松畑玄君) (登壇)

 次に、子供たちが安心して遊べる大型施設について質問します。

 市長、これは具体的にどのような施設なのでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 これ、小さな子供をお持ちの保護者の皆さんから結構複数の方々からの要望があると、結構前から聞いてる話なんですが、新宮市には割と小さな公園があったりするんですけど、周りの市町村のようなメーンの遊具のある公園がないというお話でありまして、具体的にといいますと、例えば長い滑り台だったりとか、そういう何か一つ目玉の大型の遊具があればなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 私、4歳と1歳の子供がいまして休日にはよく公園に遊びに行きます。市内の公園では、なかなか子供たちが満足してくれないので、熊野市の山崎公園まで足を伸ばします。新宮から山崎公園に来ている人は結構多いです。多いときには、半分ぐらい新宮の人のときもあります。そこで、新宮の人と話をしていますと、新宮市にも遊具の充実した広い公園がほしいと皆口々に言っております。

 また、朝から公園に行けるときなどは、田辺の新庄公園まで行くときもあります。新庄公園は休日人でいっぱいです。そこでも、必ずと言っていいほど新宮の人と会います。

 結局、新宮市では子供たちを公園に連れていくにもよその地域へ行っている方も多いと思います。

 このような現実を踏まえ、新宮市も大型遊具の充実した公園をつくっていただきたいと市長にお願いします。

 整備の整った公園をつくると、市内の子供たちが遊べるだけでなく、近隣町村からも親子連れで来ていただけ食事、買い物を含めかなりの経済効果が見込めるのではないでしょうか。近年、学校再編で2校の小学校跡地ができてきます。これは、私の個人的な考えですが、蓬莱小学校や丹鶴小学校の跡地などは、商店街、名勝に近く、必ず中心市街地の活性化に一役買ってくれると思います。

 このようなことを踏まえ、市長に公園をつくっていただきたいとお願いします。



◎市長(田岡実千年君) 

 私も同感でありますんで、前向きに皆さんと一生懸命検討して、実現に向けたいと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 前向きな答弁、ありがとうございます。

 最後になりましたが、市長には今後の新宮市の財政状況をしっかり見据えた上で、費用対効果を考慮した市政運営をお願いし、一般質問を終わらせていただきます。

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△田花操君



○議長(奥田勲君) 

 6番、田花議員。



◆6番(田花操君) (登壇)

 それでは、一般質問をさせていただきます。2番議員に露払いしていただきまして、頑張って引き続いてやっていきたいと思います。

 このたびの市長選挙におかれては、激戦を勝ち抜いて見事当選されました田岡市長には、まずおめでとうとお祝いを申し上げたいと思います。

 初めに、この一般質問にかける私の思い、あるいは議員として質問、質疑をすることに対してでありますが、これは憲法92条から95条において、その地域の住民がその地域の行政を自分たちの手で処理していくという地方自治の章が設けられていることによって、議会として存在しております。まさに、市民の皆さんの意思を決定する機関として議会があるわけであります。

 私たち議会も、市民にかわって、また議員は市民の代表として、市民の要望や意見を市政にどう反映するか、市政の方向を決めたり重要な役割を担っているかと思っております。

 新宮市も、今地方分権のうねりの中で厳しい財政状況の克服と少子高齢化社会に対する的確な施策の実施と、次世代につながるようなまちづくりの実現に取り組まなければならない課題が山積しているかと思っております。

 議員と市長は、住民である皆さんによって直接選ばれております。議会と市長は、対等の立場で市政を推進していかなければなりません。ちょうど車の両輪のような関係にあり、お互いに尊重し合いながら、市民のための市政に取り組んでいかなければならないと思っております。

 私も、選挙において、地域の皆さんの代弁者として皆さんの意見を議会に届けますと言って出てきております。この点をお含みいただきまして、どうか市民の皆さんにわかりやすい答弁、説明をお願いしまして、順次質問をさせていただきたいと思います。

 まず、1番目に市長の政治姿勢についてお尋ねします。

 最初に、新宮市の新しいリーダーとして田岡市政が誕生したのでありますが、早いもので1カ月余りが過ぎてまいりました。大変な激戦を勝ち抜いての喜びはさぞ大きかったことと思いますが、いざ現実に市長職という新宮市のトップとなりまして、今の率直なお気持ちをお聞かせください。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 お祝いの言葉、本当にありがとうございます。

 新宮市のトップとして責任感、そしてこれからこの新宮市を先頭に立って引っ張っていかなければならない使命感というのを、この1カ月でだんだんと感じさせていただいております。

 ただ、私は、一市民として、市長としてこの市を引っ張っていくという使命もありますが、一市民の感覚として市民のための市政という理念を貫いて、これからの市政運営やっていきたいなと思っております。



◆6番(田花操君) 

 市長のそういった理念は、もう今までいろんな形でお伺いしております。とにかく、日々いろんな行事に追われてじっくり市政について考える時間が余り少ないのではないかと、大変多忙な毎日ではないかと思っております。市長は、若いですから体力、気力は十分あるかと思います。体調管理を十分くれぐれも気をつけていただきたいと思います。

 次に、市長が選挙中、申しておりました市民が主役の市政、しがらみのない政治という基本姿勢について若干お伺いしたいと思います。

 今回、市長選挙に際しては、市会議員の活動などもマスコミからいろいろ報道されてまいっております。少し、私の思いを申し上げたいと思います。

 地方自治体の長である首長は、4年に一度の選挙において選ばなければなりません。そして、選挙において選ばれた議会議員と意見交換をし、予算や条例等の承認を得て、住民の幸せのため、地域の発展のためにかじ取りをしていかなければなりません。すなわち、住民の幸せ、地域の発展のために必要な事業や施策を明確に打ち出し、実施していく指揮者でならなければなりません。

 そのような新宮市行政のリーダーであり、新しい時代のリーダーを決める選挙において、市会議員としてそれぞれの候補者を支援したり支持したり、いろんな形でかかわって活動することは、私は、あってしかるべきではないかと思っております。

 今回、私たちが推した候補者が残念ながら落選したわけであります。そして、私も頭を丸めたわけでありますが、選挙において負けたことに対して、自分自身の反省をしなければまずいけないという考えで、高校生以来50年ぶりに頭を丸く短くいたしたわけであります。

 冒頭に申し上げましたように、議会と市長は車の両輪となって新宮市民のため市政を推進していかなければなりません。私の政治スタンスであります是々非々を基本姿勢としまして、これからも議会活動に頑張ってまいりたいと思っております。

 そこで、今回の市長選挙の投票状況は、投票者数2万6人、投票率74.9%でありました。その中で、田岡候補の得票率は約35%となっており、次点の候補者とは僅差でありました。歴代の市長選挙においても低い得票数ではなかったかと思います。全体の投票状況から見ましても、市長が全面的に支持されているわけではなく、市長の公約に対しても全面的に支持があったというわけではないかと思います。

 やはり、今市長には柔軟な政治姿勢がなお一層求められてくるかと思いますが、市長はどのような御認識をお持ちかお伺いしたいと思います。



◎市長(田岡実千年君) 

 今の田花議員さんが言われましたように、3割余りの得票数でというのは、当選させていただいてからはずっと、私も、しっかり心に刻み込んでいるところであります。

 また、これからそれ以外の方にもこれから私の働きを見ていただいて、共感していただいたり、またあるときには御批判もいただきながら、よりよい市政運営進めていきたいと思っておりますが、そんな中で今田花議員さん、是々非々でやっていただけると言っていただいたんで、しっかり本当に新宮市のためを思った運営やっていこうかなと、今改めてうれしく思った次第であります。

 私、先ほども少し言いましたが、市民感覚といいますか議員経験もなく行政経験もなく、本当そういう意味では素人であります。だからこそ、一市民の立場に立った気持ちを大切にして、どっちの道進むんか迷うときには、市民のプラスになるほう、市民の役に立つほうを選んで、これから頑張っていきたいなと思っております。



◆6番(田花操君) 

 市長の政治信念というところのお考えかと思います。

 今回、選挙を通じて市長は、市民が主役の市政を強く訴えられてきております。市民が主役のまちづくりをいかに進めていくかということは、行政含めて今日的な大きな課題でもあるかと思っております。

 市長の言ってる市民が主役の市政とは、具体的にどのような取り組みをみずからされようとしているのか、ありましたらお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 取り組みといいますか、この市民が主役の市政、私が、もともと市民感覚でおりますんで、まずそこが主役というところでございます。



◆6番(田花操君) 

 実際、市長自身が政治経験もなし行政経験もない、そういう一般市民から市長というトップの座に上り詰めたということでは、それが市民主役の最たるところではないかというお話ですけど、やはり行政、市政、市民が主役と一口で言ってますが、現実の中でどう主役として市民の思いを受けとめていくかいうことは、非常に難しいことかと思いますし、今新宮市のまちづくり、将来のまちづくり計画として総合計画が策定された、市長も既に勉強されたというふうに伺っております。この中の一番基本となるところに、まちづくりのこの総合計画の一番基本的な理念が書かれております。

 これを少し読みますと、「一人ひとりの市民が、協働の精神のもと、まちづくりの多くの場面で主役としての役割を担い、行政、企業ともども濃厚なパートナーシップを築き上げながら皆の思いを実現していく『一人ひとりがまちづくりの担い手』を、本市のまちづくりの基本理念とし、めざすべき都市像を展望します。」という形で、この総合計画の一番の基本理念として掲げております。

 この、市長の言ってる市民主体の市政というのは、まさにこの理念に共通しているところがあるのではないかというふうに、私は考えております。そういったところから、いかに市民主体の市政を展開していくためには、市民が市政に参加するための市民参加と協働の基本条例、あるいはまちづくり条例を制定することが必要ではないかというふうに思います。

 ぜひ一度、条例などの制定に向けての研究、検討をしていただきたいと思いますし、市長にそういう方向へ条例として市民の総意として、位置づけていくことが大事であるというふうに思っておりますが、その点市長、どのようなお考えかお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 私、この新宮市の総合計画、選挙戦でこのマニフェストなんかをつくるときでも、しっかりと読まさせていただいて勉強させていただきました。そして、今田花議員さん言われたように、このまちづくりの基本理念、「一人ひとりがまちづくりの担い手」、本当にすばらしい理念だなとすごく共感しております。

 それで、本当にいい新宮市つくっていくには、私、市長はもちろん、また職員、それでまた何よりも議員の皆さんがリーダーシップとなってこのまちづくりを進めていくわけでありますが、しかし本当にいいまちつくっていくには、市民一人一人の方に、自分がまちづくりの担い手なんだよという気持ちを持っていただくことによって、本当に早くいいまちがつくれると思っております。

 基本的に、私たちは自分たちの損得ではなくて、やっぱりみんなが善悪という精神で、この一人一人が新宮市のことを考えたいなと思っておりますんで、そういう今田花議員さん言われていた条例化するとかいうことは、またこれから勉強していかなあかんと思いますが、こういう気持ちでみんなで頑張りたいなと本当に思います。



◆6番(田花操君) 

 全国の自治体で、いかに市民主体の市政、行政のあり方が議論されております。進んだ先進の自治体なんかは、そういうまちづくり条例のようなものをつくって、市民総意の中での取り組みをしているところがありますので、ぜひそういうとこも視察なり勉強していただいて頑張っていただきたいと思います。

 次に、今回市長は、選挙に当たって団体の支援を受けたやに聞いておりますし、JCが中心であったかと言われていますが、あなたの政治スタンスであるしがらみのない政治とはどういったことを指して言われているのか、お考えをお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 しがらみのないといいますか、特に選挙戦で新宮青年会議所、JCの後輩が中心となって応援してくれました。もともと、JCというところは選挙はしないというふうに決めてまして、今回現役のメンバーさんにはやっぱりそういう基本的な決まりがありますんで、余り応援は求めなかったんでありますが、JCは40歳がもう卒業でありますんで、卒業したOBになった後輩が、今回したことのない選挙を一生懸命素人なりにやっていただきました。

 それで、彼らの考えは、とにかく田岡を市長にするんだという意気込みでやっていただきまして、もうなったらなったで、あとはもう職員と市会議員の皆さんにお任せするんだと、そういう思いで彼らやってくれまして、そういう意味で、私は、しがらみのないという政治ができると思っております。



◆6番(田花操君) 

 これも、市長の政治信念の一つかと思っております。

 いずれにしましても、一党一派に属しないというあくまでも市民本位の政治姿勢を貫いていただきたいと思っております。

 私たち議員と市長は、住民である皆さんに直接選ばれて参っております。議会における発言や答弁に対しては、言いっ放し、聞きっ放しにしないという基本姿勢をまず、私は、持っていただきたいと思っております。

 市長は、お見受けしたところ大変誠実そうで、何事にも前向きに取り組むといったチャレンジ精神も伝わってくるやに見えております。どうか、言いっ放し、聞きっ放しにしないという基本的な姿勢をどうお考えか、お伺いします。



◎市長(田岡実千年君) 

 ありがとうございます。

 本当に、私、言いっ放しはしないつもりでおります。一生懸命頑張りますのでどうかよろしくお願いいたします。



◆6番(田花操君) 

 言いっ放しも含め、聞きっ放しをしないでいただきたい。どうかよろしく。

 次に、二つ目の、市長の言う三つの基本理念と施策について、どのようなまちづくりビジョンを持って取り組んでいくのか、お伺いしていきたいと思います。

 まず、市長のマニフェスト、公約を見ますと、一つに市民所得倍増、二つ目に行政大改革、三つ目に福祉全面充実といった三つの取り組みに集約して、それぞれの取り組みの達成へ向けて40項目に及ぶ個別の事業施策を約束してまいっておられます。

 議会の冒頭の市長のあいさつでは、外部からの企業誘致だけでなく、地元企業への積極的支援を通じ地場産業を活性化することにより、新たな外貨獲得と雇用の創出に全力を注ぎます。また、観光産業として熊野の地をいま一度再検証し、全国から世界から新宮を癒やしの地として観光スポットにしてまいります。そして、第2に、市政改革をして新宮市を変えていきますと強い決意を述べておられます。

 この中の三つの公約の中に、福祉全面充実といった本当に市民が身近に求めている医療全般の見直しや高齢者の生活支援や子育ての支援に関しての取り組みや考え方が触れられていないのはなぜなのか、お聞きしたいと思います。



◎市長(田岡実千年君) 

 市政運営をやっていく中で、この福祉と医療というのは一番基本でありまして、私は、極端な言い方すれば、市役所はその福祉と医療をきちっと住民の皆さんに提供するためにあると言っても過言ではないと思います。

 だから、マニフェストに書いてないからといって、そういうのを軽く見てるわけではなくて、そこはもう基本として、まずまちづくりを考える前に、まずそこをやってからのまちづくりだと逆に考えているところでございます。



◆6番(田花操君) 

 新宮市が、今少子高齢化が急速に進んでいる中で、まさに医療の問題にしても高齢者、さらに子育て支援等、やはり施策の充実が今求められているときである中で、市長は、市民が主役の市政と、市政は市民のためにと言われるのであれば、私は、これらの公約に対してももっとはっきりと施策を打ち出していくべきではないかというふうに思っております。ぜひ、今住んでる方に対しての、行政としてのどうこれからやっていくかという田岡市政の具体的な施策を、メッセージなりしていくことが、私は、大事かと思っております。

 ぜひ、来年度予算の中ではさらに充実できるような、そういう予算編成にまずしていってあげていただきたいというふうに思っております。

 市長は、当選後のインタビューが少し新聞に掲載されておりました。その中で、人事について収入役は置かず、できれば副市長を政策担当、財政担当の2人体制にしたいと述べておられてます。

 地方自治法の改正に伴って、従来の助役はなくなり副市長制が導入されたわけでありますが、市長の補佐をする副市長の役割や権限を強化、特に市長は政策判断に力点を置くということができるように、法が改正されてきたという経緯を聞いております。

 このことから、政策担当の副市長を置くということは、私は、いかがなことかと思ったところであり、本市のような財政から見て、またこんな小さなまちで2人必要なのか、縦割りの行政組織の中でその役割分担はどうなるのか、本当に副市長を2人置く必要があるのか疑問に感じてきております。

 行政改革を訴える市長が、なぜ2人も副市長を置くのか、改めて市長の今のお考えはいかがかお聞きしたいと思います。



◎市長(田岡実千年君) 

 これは、12月議会の初日の11月30日の議員さんからの御質問にもお答えさせていただきましたが、私、先ほども言いましたが、行政経験、議員経験がなくて市長にさせていただきました。

 そんな中で、最初の4年間ぐらいはそういう2人体制にさせていただいて、しっかりと市政運営やっていきたいなという気持ちがある中、そういう新聞社のインタビューにもそういうことをお答えさせていただいたわけでありますが、この2人体制にするというのは条例も変える必要もありますし、議員の皆さんとしっかり相談していかなければならないなと考えておるところでございます。



◆6番(田花操君) 

 議会と相談する前に、やはり2人置くメリット、デメリット、十分市長自身考えるべき問題ではないかというふうに思っております。

 副市長を2人にするか1人にするかといった議論よりも、まず現在1人という条例の中で、これを早く選任していくことが、市長に課せられた役割であると思いますし、務めであると思います。ぜひ、そういう方向で、一日も早く副市長を決定していけるように頑張っていただきたいと思っております。

 次に、市長が初登庁した模様が報道されております。

 幹部職員を前にして、今このまちに最も必要なものは、あえて困難に立ち向かうことのできるリーダーシップの存在であり、私たちが中心となって誇れるまちにするため、一人一人の「心の改革」をお願いしたいと訓示されているというふうに聞いております。

 この市長のいわゆる「心の改革」とは、どういうことを指して言ってるのかお聞きできたらと思いますが、いかがですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 これは、30日の初登庁させていただいたときに、10時から職員幹部の皆さんを前にして訓辞させていただいた中での言葉であります。

 職員の皆さん、難しい採用試験を通り抜けて採用されてる、知識的にも、あと能力もすばらしい方たちばかりでありますが、その能力を100%発揮できずにいる職員さんもおるように見受けられます。そういうところがリーダーの責任でありまして、その市のリーダー、市長がそういうところ、しっかりリーダーシップ発揮して、皆さんが一生懸命頑張れる場をつくっていかなければならないと考えております。

 その「心の改革」というのは、その能力を持った方が、よし頑張ろうと、一生懸命やるんやという気持ちを持っていただいたら、本当にすごい力が発揮できると思いまして、そういうことを「心の改革」ということで表現させていただきました。



◆6番(田花操君) 

 市長の言われる「心の改革」というのは、結局は意識の改革につながるかというふうに思っております。

 民間企業に比べておくれていることは、職員の意識の改革ではないかと一般的に言われております。ぜひ、意識の改革をしていただいて、見違えるような行政組織をつくり上げていっていただきたいと思います。

 市長が変わりますと、やはり一番大変なのは行政職員かと思っております。多かれ少なかれ、首長が変わることによって、人事の刷新が今まで行われてきております。これは、市長が交代することにより、公約の実現に向けての職員の意識改革が一つは目的ではなかったかというふうに思っております。

 市長が最も緊急かつ深刻な課題であるとまで言っております雇用の創出に向けては、その取り組み、組織の体制づくりが、私は、急がれているのではないかと思いますが、市長はいかがお考えですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 まさにそのとおりでありまして、すぐにそういう配置転換というのも、私もまだ1カ月余りでよくわからないところがございますので、そういう配置転換、適材適所への異動に関しては、この4月の定例のときにしっかり行っていきたいと思っておりますので、それまでしっかり見させていただきたいなと思っております。

 余り、すぐにでもせなあかんいうて慌ててしもて、人事失敗するより、それぐらい、また三、四カ月ぐらい時間いただきたいなと思っております。



◆6番(田花操君) 

 先ほどの一般質問の中でも、みんなの課の位置づけを答弁されておりましたが、私は、役所の今ある行政組織、それぞれの課が市民にとってはみんなの課ではないかというふうに思っております。市長の言われる、外部の人を入れてみんなの課をつくる、その方の身分はどういうふうになっていくのか、行政職員とうまく協調してやっていけるものか。いずれにしても、市長の先ほどの答弁の中の、市役所の敷居が高い、低いと言われてる問題といいますのは、それぞれの課の職員の、私は、意識の問題ではないかというふうに思っております。

 そういう意味では、みんなの課をどうつくっていくかいうのは、慎重に考えるべきでありますし、ほかの自治体でも「すぐやる課」とか、その時代のニーズを反映した取り組みがされてきてるところもありますけど、やはり途中で自然消滅のような形に、ややもするとなってること、現実見てきておりますし、こういうことよりも今の職員の、いかに心の改革、意識の改革を、市長みずからできるかいうことに、私は、かかってくるかというふうに思っております。

 今、4月の定期異動でというお話です。やはり、この意識改革をするのには、鉄は熱いときに打てということわざがあります。やはり、なるだけ早い時期に、人事の刷新も含めてしていくことが、職員の意識改革にはつながる一番の効果が出ることではないかというふうに思ってます。

 任期、市長は4年です、お互い。早くできることから取り組んでいかないとあっという間に1年、2年が過ぎていってしまいます。公約実現のために早急の、体制も含め、田岡市政を支えていくこの行政の職員の皆さんと、ぜひコミュニケーションを心がけていただいて、しっかりした行政組織に、私は、生まれ変わらせていただきたいというふうにお願いしたいと思います。

 最後に、簡単に3点目の新宮市政が抱えている課題について、若干市長がどのようにとらまえているのかお聞きしたいと思います。

 最初に、前佐藤市長からは、市政全般に関しての事務引き継ぎが既に行われたことと察しますが、今まで市長が交代するときにどのような内容、事柄が引き継がれたかといったことは、余り定かでありません。今回は、どのような内容のものであったか、ありましたらお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 前佐藤市長と引き継ぎということですか。

 佐藤市長、広域のことについてしっかりと各市町村と連携しなければならない事業が、これからあるんで、そういうところをしっかり考えてやってくれというふうに言われております。



◆6番(田花操君) 

 それだけですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 書類ではいただいておりますが、話ししたのは、今のところそれだけでございます。



◆6番(田花操君) 

 書類の中身は、具体的に引き継ぎ事項として。



◎市長(田岡実千年君) 

 それは、市長からの書類ではなくて、各課からの引き継ぎ事項ということで書類はいただいております。



◆6番(田花操君) 

 一般的に首長がかわるときには、やはり前市長から新しい市長に、正式なそういう、行政の担当課長がかわるときでも、やはり前任の課長は新任の課長に対して事務引継書いうのを渡しますけど、市長の場合はそういう形のものいうのは行われてないいうことですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 いえ、事務引継書はしっかりこれぐらいの分厚いのいただいておりますが、なかなかまだ時間がなくて、しっかりと中身はよう見ていないところでございます。



◆6番(田花操君) 

 市長は、それぞれ担当部局から事務報告や協議を既に受けてきたかと思います。今、新宮市が抱えています課題、問題点については、どの程度把握なさっているか、お聞きしたいと思います。



◎市長(田岡実千年君) 

 本市の主な課題という資料なんかを見させていただいておるところでございますが、教育環境の整備ということで、今小学校の統廃合進んでおるところでございますし、あと文化複合施設の建設とか、大きいお金のかかることではそういうことだと思っておりますし、あといつ起こるか、いつ起こっても、近いうちに発生が予想されてる東南海・南海地震への防災の対策とか、あと新宮市の面積の3分の2を占める熊野川町地域の活性化、さまざまな課題が山積してると感じておりますが、何と言っても、とにかく、私は、まずこの働く場の確保、雇用の創出が、今知恵を絞らなあかんときかなと思っております。



◆6番(田花操君) 

 今おっしゃられた、新宮市の抱えてる課題にはたくさんあります。財政の健全化、行政改革、地方分権、地域の活性化、福祉行政、環境、教育問題に及んで、多くの課題が山積しているかと思います。

 その中でも市長は一番の課題に、働く場の確保として雇用の創出を挙げております。私も、そのとおりかというふうに思っておりますが、当地方はもとより全国の地域において急速な少子高齢化の進展と産業構造の変化等の社会情勢の変化により働く場がないことによる人口減少や高齢化に弾みがかかっております。企業誘致や雇用の場の確保といった問題に対しては、歴代首長にとってもその時代、その時代の大きな政治的課題となってきております。

 一口で雇用の創出と言いましても、今の社会情勢の中で、本当に大変なことであります。それを本当に何とかしたいと、第一にして取り組んでいくことに対しては、応援を惜しみませんし、敬意を表したいと思っております。

 今回の選挙において、特に話題となりませんでしたが、新宮港第二期埋め立て問題がございます。これは、ご承知のとおり、土地開発公社が約60億円かけて埋め立て工事を行ってきて、この開発公社の費用のすべては金融機関からの借入金になっております。この土地の売却がおくれていきますと、金利がかさみ、結局は市民の大きな負担となることは間違いありません。

 市長は、この新宮港の工業用地の問題に対して、どのようなお考えであるか、簡単にお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 今、ちょうど3割ぐらいしか使っていただいてなくて、たくさんの空き地がありますんで、ぜひここを企業誘致の場として活用していきたいなと考えております。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、昼食のため、午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午後零時02分

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△再開 午後1時00分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 6番、田花議員。



◆6番(田花操君) (登壇)

 一般質問の前に、午前中の私の、冒頭露払いという表現の云々を申し上げまして、私は、まず一番目にとか最初にとかそういった思いで述べたんですけど、やはり若干、露払いという言葉は相撲の世界から来てる中で、この発言を削除したいと思いまして、どうかよろしくお願いします。



○議長(奥田勲君) 

 お諮りいたします。

 ただいま申し出のありました田花議員の発言を取り消すことに、これを許可することに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、田花議員の発言取り消しについて、これを許可することに決定いたしました



◆6番(田花操君) 

 はい、ありがとうございます。

 それでは、午前中に引き続きまして、一般質問をさせていただきます。

 2番目の来年度予算編成とマニフェストについて、簡単にお尋ねしたいと思います。

 今、景気低迷している経済状況から税収が減少し、貯金に当たる基金を使ってのやりくりかというふうに思っております。一方で、行政施策のための支出はふえるばかりかと思います。そんな中で、歳出、支出についていかに見直しや抑制をしていくかが、予算編成に、今大事なことではないかというふうに思っております。いかにお金を有効に使うか、少ない予算でどれだけの大きな効果を上げられるようにするか、いかに市民生活を守っていくかが大切なことかというふうに思ってます。

 先般、国は、予算の無駄を洗い出す事業の仕分けを行っていますが、本市においても多様化する住民ニーズや厳しい財政状況に対応するため、行政の総点検といいますか、一度事業仕分けをすべきでないかと思いますが、当局のお考えはいかがですか。



○議長(奥田勲君) 

 芝まちづくり政策部次長兼企画調整課長。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 今、国レベルでやってますこの事業仕分けにつきましては、自治体レベルでもやってるところがございます。それで、本市において、それを取り入れるか取り入れないか、その辺の判断はまだしておりません。ただ、総合計画の中でも明記しておりますように、事業評価というものは今後していきたいなと。そういった中で、今やってる事業仕分けの形態、その辺がどう関係してくるかはこれからの検討課題ではございますが、その辺のところを意識しながら、今後取り組んでいきたいなと思ってます。



◆6番(田花操君) 

 一度、市民の目線から見た、民間の評価委員なんかにそういう一度仕分けをしていただくいうことも大事かと思いますんで、ぜひ予算編成に当たって、そういう方法も考えていただければというふうに思っております。

 午前中の質疑の中にも、市長は、選挙を通じまして市民の皆さんと、本当に40項目に及んでの具体的な約束をしてきております。私は、こういうようなマニフェスト選挙いうのが、こういう地方の選挙に、本来どうあるべきかという、一方では疑問も思ってるところでありまして、これを公約に挙げて来てる以上、市民の期待にこたえようと、市長としてされるでしょうし、公約に余り固執をしてしまって新宮市の将来を見失うようなことになっては、私は、何にもならないというふうに思っております。この40項目に及んでは、もう既に担当部課のほうから一通りの協議が終わったことと思いますが、これら公約の中で、できることとできないことの仕分けが、担当部課、議論を重ねていただくことが必要なことではないかと思っております。

 いずれにしても、新たな事業を実施しようとしたら、今ある事業を見直して、どうしても必要となってくるのではないかと思います。

 来年度予算の中で、具体的に取り組む事業等ありましたら、お聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 この40項目、できるところから初めていかなければならないですし、また項目によっては検討し直さなあかん項目もあるように、今部課長さんとの協議の中で感じているところであります。

 3月の議会には予算の承認、いただくわけでありますが、今まだ具体的には、まだどれからという順番、まだ決めかねているところでございますんで、この12月議会終わって、一段落してからしっかりとそういう順番、どこからやっていくんかということ、考えていきたいと思っております。



◆6番(田花操君) 

 今、総合計画に基づいた学校再編と市街地の再生に取り組んでいるところでありますが、これらを受けて、平成20年3月に普通会計財政シミュレーションをつくってきております。これから新たな公約を実現しようとする場合、財政的に大丈夫なのか、今作成してる財政シミュレーションはどうなるのか、市長として4年間で何をしていくのか、やはりシミュレーションの見直しが必要かと思いますが、財政当局、どのようなお考えですか。



○議長(奥田勲君) 

 上路財政課長。



◎財政課長(上路拓司君) 

 議会のほうへ提出しておりますのは、平成20年6月議会で提出させていただいたシミュレーションになっております。当然、毎年毎年財政状況変わりますんで、見直しをしているところなんですけども、新市長におきまして、新たな施策の体系が固まりましたら、再度シミュレーションをやり直していく必要があろうかと考えております。



◆6番(田花操君) 

 ぜひ、3月議会には来年度予算とあわせて、この財政シミュレーションも明確に提示できるように取り組んでいただきたいと思いますが、いかがですか。



◎財政課長(上路拓司君) 

 来年の3月までに、国のほうの、うちでは一番大事になっております地方交付税の状況とか、その状況がどれぐらいまで確かなものになってるかいうこともあろうかと思いますが、なるべく早い時期に提出できるようにやっていきたいと思っております。



◆6番(田花操君) 

 これと同様、今新宮市行政改革実施計画いわゆる集中改革プランを策定して、行財政改革に向けて懸命に取り組んでいるところでありますが、今回の市長がかわりましたことによる新たな公約の実施ということになりますと、これもまたやはり見直しが必要かというふうに考えます。それぞれに、公約の優先順位をつけて、市の将来を見据えて、政策の実現を図っていくということが大切かと思います。

 この集中改革プランの見直しもあわせていくべきかというふうに考えますが、担当課のお考え、いかがですか。



◎総務部参事(嶋田喜久一郎君) 

 集中改革プランにつきましては、平成18年度から19、20年度と、19、20は改訂版ですが、策定してまいりました。本年度につきましては、まだ策定できておりません。これは、上半期、那智勝浦町との合併協議の関係上、ことしの1月には行政改革推進係を廃止するなどしまして、行政改革業務を中断しておりました。

 そして、また市長の方針につきましては、来年度の当初予算に反映されることとなると思いますが、財政シミュレーションの作成も時間的に、年度内はちょっと難しいものがございます。それで、今年度の集中改革プランにつきましては、新たに検討や実施を始める取り組みも含めました。取り組み項目だけを掲載する簡易版を策定する予定で、現在その事務を進めているところでございます。



◆6番(田花操君) 

 いずれにしても、この行財政改革が叫ばれる中で、この集中改革プランをより実効性のあるものに早く見直していくことが大事かと思いますんで、余り悠長なことを述べられるよりも、早く市長の方針も含めて、どうしていくんかいうことを、庁内議論を重ねて、早くつくっていっていただきたいと思います。

 今回、来年度の予算編成について、それぞれ各部の来年度予算編成に対してのお考えを聞きたいところでありますが、時間の関係もありませんので、代表してまちづくり政策部長に、来年度どういう方針をもって予算編成に臨もうとしているか、お考えがありましたら、お聞かせください。



◎まちづくり政策部長(川嶋潤君) 

 22年度予算ということで、現在予算の要求をして、それを今財政課のほうで取りまとめをしてる最中でございますが、まず総合計画に基づく3カ年計画というのも、まちづくり政策部で担当しております。その総合計画に基づく3カ年計画の関係で申しますと、これから総合計画で大きなウエートを占める学校の再編、学校の統廃合が22年度から本格的に、千穂・丹鶴統合校では建築に入っていくと。それから、また蓬莱・王子小学校につきましても、建築に向けて動き出すというような状況であります。それと、また文化複合施設につきましても実施設計というような段階に入っていくという意味で、非常にこれから大きな予算の伴う予算編成という形になってくるというふうに思っております。

 そして、またその学校等のいわゆる跡地利用、そういったことがまちづくりの大きなポイントになるというふうにも理解しておりまして、そういった意味で、非常に22年度は節目となる予算編成になってくるんではないかなというふうに思います。

 また、広いエリアであります熊野川町地域でありますが、これにつきましては定住促進といった意味で、雇用促進住宅の買い上げということも視野に入れて、現在雇用促進住宅の関係の雇用能力開発機構ですか、そちらと協議をしているというような段階でございます。

 また、まちづくり政策部に限って申しますと、市長のマニフェストにもあります雇用対策、また地元商店街、地元商店の活性化という意味で、一つはプレミア付共通商品券の商工会議所がやっていただけるというような状況の中での支援策、また中小企業向けのマル経融資と、そういったものの利子補給制度の拡充と、そういったものを予算に計上すべく、現在調整をしているといったところであります。

 また、以前議会でも御指摘をいただいたこともありますが、市長がけさほど申し述べた点でありますが、観光振興という意味で、市内の観光看板、また案内標識等々の充実を図りたいということもございまして、これも予算化をしたいというふうに考えております。

 そのほか、男女協働参画のプラン策定、また電算システムのいわゆる更新といったことも含めて、まちづくり政策部としては考えております。

 以上であります。



◆6番(田花操君) 

 まちづくり政策部と言われる名のとおり、やはり市のまちづくりに向けてのいろんなことを考えていて、イニシアチブをとっていただきたいと思います。

 私たちが、さまざまな市民からのお願いをするときに、いつも金がないから、財政が厳しいからといって、なかなか要望にこたえてくれていないような感じがしてます。来年度の予算編成に当たっては、どうか市民の皆さんに夢の持てる、将来につながる、そういう施策もぜひ打ち出していただいて、市長の言われる新宮で生まれ、新宮で育ったと実感できるような、そういう予算編成を目指していただきたいと思います。

 次に、3番目の学校の再編とまちづくりについて、今進められています特進プロジェクトについて、若干お尋ねします。

 まず、1点目の千穂・丹鶴統合小学校の建設計画について、少しお伺いします。

 今年度は、仮設校舎の建設、それから校舎の解体工事が行われるということですが、工程どおり進んでいるのか、お聞きします。



○議長(奥田勲君) 

 平見課長。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 建設工事の状況ですけれども、現在プールを解体しまして、年が明けてから仮設校舎の建設に入りたいと思います。その後、校舎の解体に入っていきます。それで、22年、23年度、2年をかけて新校舎を建設しまして、24年4月開校できるように、それを目標に今頑張ってるところでございます。



◆6番(田花操君) 

 もう校舎の実施設計は終わったんですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 現在、実施設計をしているところでございます。



◆6番(田花操君) 

 この校舎の発注は、そうしたら来年度予算に、予算が具体的に上がってくる。そしたら、早いこと費用の積算が、実施設計終わっていかんと、いつごろ終わるんですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 実施設計はもうほぼでき上がってきてるとこなんですけれども、実際の新校舎の事業費については補正で対応するようなことになろうかと思います。



◆6番(田花操君) 

 先ほど言いました財政シミュレーションでは、総事業費17億4,300万円、千穂・丹鶴の統合校の建設費用の試算が出てますけど、実施設計してなかったら、結局は財産事業は出てきてないと。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 当初の17億円という数字でございますが、あくまで概算の予算でございまして、事業費であったわけですけども、その後仮設校舎ですとか見直し等ございまして、現在進めてますのは約23億ぐらいの事業費になろうかと思います。



◆6番(田花操君) 

 23億円いいますと、5億四、五千万円、大幅にふえてきたと。これの原因は、当初の見積もりと変わってきたことがあるんですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 主なものは、その仮設校舎の費用がかなりかさんできたというのがあります。かなり、この工事中の対応につきましては、5通り、6通りほど検討しました。実際に、今の千穂小学校の運動場側へ建てられれば、仮説校舎も要らずに済んだんですけども、やはり世界遺産の関係ですとか、そういったことからコアゾーンから遠くへ建ててほしいという県の話もございまして、現在地に建て直しするという形になりましたから、そういうこともありまして仮設校舎が必要になってきたということです。

 もう一つは、丹鶴小学校へ一緒に千穂小学校が移って、そこで過ごすということも検討したんですけども、その場合も大きな学校が小さな学校のほうへ移るわけでして、どうしても空き教室も利用したとしても、プレハブ等それから合併浄化槽ですとか給食調理室ですとか、そういうものが必要になってくると。それで、無駄なものも出てくるんですけども、それから子供たちのアレルギー体質の子供さんもおりまして、一部を使いながら、一部を解体するという方法も検討したんですけども、やはり学習してる現場の近くで解体作業が行われるということは、アレルギー体質の子供さんにとっては辛いということも、保護者から希望がありまして、それでプール側、遠くへ離して、そこで全面的にプレハブを建設するという方法になった次第です。



◆6番(田花操君) 

 いずれにしましても、当初見積もりよりも3割近くふえてくるいうのは、限られた財政の中で、私は、やはりなるべく身の丈に合った計画をすべきかと思いますし、幾ら教育環境だからといっても、その財政負担は今後大きくのしかかってくるかと思いますんで、実施に当たっては、なるだけ贅沢とは言いませんけど、財政のことも考えて取り組んでいただきたいと思います。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 はい、ありがとうございます。

 小学校、千穂・丹鶴につきましては、そういうことで申し上げましように17億円から23億円というふうに増額になりまして、6億円近い増額になってるんですけども、中学校につきましては、当初統合して子どもがふえますんで増築ということで、7億5,000万円計上、予定してたんですけども、前回の9月議会のほうで認めていただきましたように、国のほうが約9割見ていただけるということで、5,000万円ぐらいの持ち出しで済むという話になりましたんで、7億円が支出しなくて済むということもありますんで、そういったことで相殺しますと、約1億円ぐらい減になったというふうに考えてございます。



◆6番(田花操君) 

 来年度、いよいよ校舎本体の工事に入るということを伺いまして、ぜひ大変かと思いますけど、予定どおり完成を目指して頑張っていただきたいと思います。

 次、二つ目に蓬莱・王子小学校の統合問題についてでありますが、私、感じたことを一言申し上げたいと思います。

 まず、蓬莱小学校の統合校問題についてでありますが、過日新聞に逆にその判断を教育委員会へゆだねるといったことになったといった記事が載っておりました。私は、これを見まして、建設協議会にしても十数回に及んで、皆さん熱心な議論を重ねてこられ、もちろん教育委員会としての対応にも本当に十分な説明責任をなされておきながら、なぜ建設協議会で合意ができなかったのか、何が問題にあったのかと考えさせられたところであります。

 私は、この問題について、既に9月議会においても、蓬莱にするか王子に建てるかを判断するため、それぞれの地域をどういう地域にしていくかといった将来のまちづくり計画、ビジョンがないのではないかと。これでは、結局は皆さんの判断を仰ぐのは難しいのではないかと申し上げてきております。

 丹鶴と中央小学校がとりわけスムーズに進められた要因の一つに、その跡地となる地域のまちづくり計画があったからだと思っております。今回は、このようなまちづくり計画がなかったこと、そして地域のまちづくりといった観点からの議論がなかったことが、一つの、私は、原因ではなかったかと思っております。

 そういう中で、その絵を描いていくのは行政部局であり、教育部局では、私は、無理かと思っております。王子小学校にしたら改築、蓬莱小学校にしたら新築とかいったことではなく、もっと行政担当が組織を挙げてやる気と発想によって、跡地利用も含めた地域の将来のまちづくり計画をなぜ提案できなかったかと、大変残念に思った次第であります。

 先日の議員説明会において、教育委員会から、最終的には王子小学校への統合を考えたいという説明がありましたが、これから学校関係者や地域の皆さんにどのような説明をして理解と納得をしてもらおうとしているのか、教育部局の考えがございましたら、お聞きしたいと思います。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 まず、建設協議会の委員さん方への決定の説明を、まずさせていただきたいと思います。

 これまでに12回という非常に大変夜遅くまでかかって協議していただきまして、ただ百数十年続いた学校を統合するという非常に重い、そういう決断をしていただくのがなかなか難しかったということがありまして、蓬莱小学校、王子小学校にもよさがありまして、そこを甲乙つけがたい状態ということで教育委員会にゆだねられた次第でございますが、その後教育委員会でも会議を重ねまして、また名古屋の先進地の学校の視察もいたしまして、耐震補強して大規模改修すればかなり耐震性も図れるし、かなり新しいものになるということも見受けましたので、王子小学校へ統合するという方向で決定させていただきました。

 市長部局のほうにも幹部会で諮っていただきまして、そういう方向で決定したわけですけども、今後また保護者説明もかけていきたいと思っております。

 ただ、その中で、やはり議員さん言われるような跡地利用、これ大事なことだと思います。これについては、市長部局と一緒に説明に入っていくかもわかりませんけども、総合計画の位置づけを基本に説明していきたいというふうに考えてございます。



◆6番(田花操君) 

 学校関係者しかり、地域の方が、今回建設協議会にかかわってる以外の住民の方がたくさんおられる。やっぱり、あれだけの跡地をどういう形に、将来利活用していくかいうことは一番、私は、一方では大事かと思っております。ぜひ、この蓬莱小学校は本市の玄関口であります新宮駅が近くにありますし、ぜひ都市計画を含めたどのような地域づくり、まちづくりが大事であるかといったこととか、王子小学校を統合した場合に、今の周辺の住環境で、果たして教育の安全な環境づくりができるんかとかそういうことも含めて、ぜひ市街地の整備をどうしていくんかいう、そういう計画が今急がれているように思います。

 ぜひ、市長部局の関係部課で互いに知恵を出し合って、地域の住民の皆さんが安心してこれからも住み続けていけるような、そんなまちづくり計画を早急につくっていっていただきたいというふうにお願いしまして、この項を終わります。

 三つ目に市街地の再生計画の見直しについて、お聞きします。

 学校の再編計画は、関係者の本当に御努力によりまして、着々と進んでおります。しかし、一方の市街地の再生、活性化に向けた取り組みはなかなか形が見えてきていないように思っています。いかに中心市街地の活性化を図っていくかということは、皆さん、期待されてる課題でもあろうかと思います。

 今、マスタープランである総合計画を策定して進めている中で、中学校1校案から2校案へ、また小学校の統合校をどこにするかといった、さらに跡地利用につきましても、蓬莱へ市庁舎を云々の話がございます。

 前市政の中で基本となる大きな柱が変更されてきております。総合計画の中の市街地再生の整備方針の幾つかの項目の中でも、既に見直しが必要という事項が多々あります。ぜひ、再検討をすべきではないかというふうに思いますが、担当課のお考え、いかがですか。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 この総合計画におきまして、その中の基本計画におきまして、今議員おっしゃられましたような市街地再生学校再編プロジェクトということで、大きなプロジェクトとして位置づけて進めております。その中で、今言われましたように変更した部分もございます。

 それで、当初はこの中で王子小学校跡地は子育てゾーンという形で考えられておりましたけども、今質疑の中でありましたように、そこに王子と蓬莱の統合校を建設という方向になっておりますので、じゃその辺はどうするのか、また蓬莱小学校の跡地利用をどうするのか、これはこの総合計画におきましては防災拠点として庁舎を整備するということになっておりますけども、この辺も含めて、新体制になった状況の中で、今後詰めていく必要はあろうかと考えております。

 その中で、特にこの市街地再生の目玉と言いましょうか、この事業が、先ほど来から出てます文化複合施設を丹鶴小学校の跡地に整備していくと、ここでやはり駐車場も整備しながら人の流れをつくって、それをまちの活性化につなげていく、また商い等をつなげていく、そういう計画でございますので、実際に着々と進んでいるものと、今後見直しをしなきゃいけないもの、そういったものが混在している状況で、庁内的にそういったところを整理してまいりたい、このように考えております。



◆6番(田花操君) 

 学校再編の統合のほうにばかり、私は、目を向け過ぎて、一方の本当に、私は、今新宮市が抱えているのは、市街地の再生、活性化をいかにするかいうことであって、それが私は目的であって、学校再編はその手段の一つかというふうに思ってます。いかに中心市街地の活性化をどうしていくんかということにつながっていかなければならないというふうに思いますし、この総合計画の中の整備方針のこの10項目について、今の現状を考えたときに、学校再編の流れの中で、この整備方針10項目を見たときに、余りにも、私は、少し大きく基本の考え方が変わってきてる中では、この整備方針は見直すべきかというふうに思ってますんで、どうか一日も早く取り組みをして、市街地の再生に向けていっていただきたいと思います。

 次に、最後の4番目、台風18号について、被害状況とこれからの対応について、最後にお伺いしていきたいと思います。

 10月7日夜から未明にかけまして台風18号が接近しました。長時間、強風が吹き荒れ、一夜明けると、近所の屋根がわらや壁があちこちとはがれており、飛び散ったものが道路に散乱しているありさまで、近くのお寺の二、三百年といった大木もなぎ倒されているのを見まして、台風の強さに驚いた次第であります。

 今回の台風によります新宮市の被害状況を把握するために、職員が災害調査をしたと聞いていますが、どのような調査をされたのか、お聞きします。



○議長(奥田勲君) 

 勢古口福祉課長。



◎福祉課長(勢古口博司君) 

 災害対策本部の組織としまして、調査部調査班が設けられております。そこの統括の班長としまして、福祉課が所管をしております。

 班の体制としましては、熊野川町は行政局が所管しますので、そこを除く旧市内を14の地区に分けて、14班、職員72名の体制で調査員を張りつけております。通年ですと、水害、浸水ですね、これによる調査が主なものでしたが、今回は暴風雨による被害でしたので、市域全体に被害が出ておりました。水害ですと、地域がある程度限定できますので、調査も二、三時間で終了しますが、今回は台風の通過した10月8日午前9時に調査員を、招集をかけまして、すぐに調査に当たりました。

 これは、一応14地区の班に、1班が大体五、六名ぐらいの調査員がおるわけなんですが、今回は軽微な被害も含めて相当数に及んでおりましたので、各班員が一軒一軒、できるだけ一軒一軒という形で、不在のところもございましたが、その場合は外から被害状況を確認するというようなローラー作戦的なもので調査をさせていただきました。

 特に、被害が集中しておりました三輪崎地区の海岸部分、そのようなところにつきましては、午後になってもほとんど調査が進まないという状況になっておりまして、約90名の調査員の応援体制をつくりまして、最終的には当日の午後7時ぐらいに、一応調査が終わったような状況にありました。

 以上です。



◆6番(田花操君) 

 時間の関係で、細かくは質問ちょっとできませんが、今回熊野古道の高野坂、神倉山などの一帯の風倒木被害が大きかったというふうに聞いております。

 熊野川町にあります小雲取越や大雲取越の熊野古道は、いかがだったんでしょうか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 大雲、小雲も高野坂も古道沿い一帯にわたって、風倒木がございました。



◆6番(田花操君) 

 一般的に世界遺産登録されています古道の管理のあり方について、こういうときにならなければその管理はどうであるかということが出てこないかと思いますが、通常は、こういう世界遺産登録されてるこの古道の管理責任というのは、土地所有者がするということですか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 例えば、高野坂、大雲、小雲の場合ですけども、新宮市と国が所有しておりまして、管理は市が行っておるということでございます。民地が入ってるような部分がありました場合は、他市町の場合でございますけども、その場合は各市町村が管理団体として認定を受けまして、かわりに管理してると、そういうような状況でございます。



◆6番(田花操君) 

 そうしますと、一般の通常の維持管理はもとより、こういう災害の場合の復旧の責任いうのはうちにあるんですか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 一応、維持管理の中で、世界遺産でございますから早く通してほしいとか、そういった要望多々出てきまして、そういった中で、私どもができる範囲の中で維持管理の中でやっておるということでございまして、例えば史跡の指定地でございましたら、文化庁の災害復旧の事業を利用もできますし、また緊急の場合は、県の世界遺産緊急保全事業のそういった補助メニューもございますから、そこら辺を利用しながらやってございます。



◆6番(田花操君) 

 世界遺産登録してる古道についても、昔からの山道でもあったり、生活道でもあったりして、そういういった意味から、道には、道路としては道と言えるというふうに思いますし、これらは市道認定できるところは市道認定し、あるいは農林道として管理できるところは農林道で管理すると、そういったことは文化振興課のほうは内部協議とか、そういうことはしたこともないんですか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 高野坂、大雲、小雲、世界遺産登録されてございまして、史跡指定地ということで、私どもの管理のほうでやってございます。



◆6番(田花操君) 

 私の言いたいのは、結局は、そういう一般観光客、不特定多数の方がその古道を歩きに来る中で、そこで事故が起こったり、今回のような台風による災害、通常の維持管理の責任度合いを、やっぱりもっと明確にしとくことが大事ではないんかという思いで聞かせていただく中で、やはり市道とか農林道にすれば、より明確に管理責任が出てくるんじゃないかというふうに思いますんで、そういうことを、こういう機会に内部協議をしていくべきじゃないかということを尋ねておるわけで、急なあれなんで、ぜひそういう形に内部協議をして、事故がいつ起こるかもわからないような地では、一番肝心な行政が何を考えてきたんかということにもなろうかと思います。

 今回、地域により大変長い間、停電が発生してます。特に、高田地区は翌日の夕方まで丸一日半に及んで停電しました。皆さん、復旧の見通しを聞こうと、再三関西電力へ電話しても一向につながらなく、いつごろ復旧するかもわからない中で、たちまち生活ができない状態になりました。お年寄りの方やひとり住まいの方は大変、不安で不自由であったかと思います。停電により防災無線も使えない、また携帯電話も使えなくなったと聞いています。今回のように、長時間の停電に対して、市役所も何らかの生活支援を考えてあげるべきではなかったかと思います。

 支所も停電したまま、何もできなかったというふうに聞いております。せめて、支所では電気が使えるように太陽光発電の設備が必要ではないかと思いますが、今後の危機管理を含めてお考えをお聞きしたいと思います。



◎総務部長(小山壽行君) 

 今回の停電、これまでそういったことがなかったもんで、なかなか役所としては、いろんなところでの停電の想定はしていなかったのが現状です。

 議員さん御提案のこと、今後少し研究させていただきたいと思っております。



◆6番(田花操君) 

 ぜひ、支所でも電気が使えたなら、皆さんそれなりの住民の皆さんの対応ができたんではないかというふうに思ってますんで、ぜひそういうことも考えをいただきたいと思います。

 今回、台風の後神倉神社へ行ってみたとき、その参道、石段には大木がなぎ倒され、行き来のできない大変な状態になっておりました。しかし、数日後行ってみますと、何本かの大木はそのままになっておりましたが、それをくぐって上がれるように、参道がきれいにあらけられていました。この撤去作業は、新宮高校の近くに住んでおられる前川勝巳さんが、毎日風倒木の後始末をされていたことを、地元の方から伺ったところであります。しかしながら、その数日後台風の後の千穂ヶ峰の遊歩道の道あらけに行って、風倒木の撤去作業をしている最中でありますが、前川さんが痛ましい事故に遭われてしまいました。心から御冥福をお祈り申し上げる次第であります。

 そこで、お聞きしますが、この千穂ヶ峰の遊歩道はいつごろ整備されたものか御存じですか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 はい、昭和53年当時、新宮市のほうから県及び国に対して要望上げまして、そして昭和54年ですか、整備なされたということでございます。もともと、山道として、ハイキング道として利用していたものでございますが、それがその当時ますます盛んになったと。そういった野外レクリエーションよる体力増強を図り、また自然に親しむ社会教育上の必要性が認められるということで、市から要望を出したということでございます。



◆6番(田花操君) 

 この千穂ヶ峰遊歩道が整備されて、約30年が経過しようとしてます。この間、この施設の維持管理はどこがしていたのか、この遊歩道を整備するに当たっては管理協定のようなものがあるのかどうか、お聞きしたいと思います。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 私ども要望する中で、新宮市と県との中で、千穂ヶ峰遊歩道に関する管理委託契約的なことを、私ども締結してございます。その中で、日常の維持管理、簡易な維持管理については市がやっていくと、それから大規模なものにつきましては県がやるというようなすみ分けでございまして、自来当時の社会教育課とか生涯学習課を経て、現在は平成21年度より世界遺産の登録地に含まれているということの中から、文化振興課に所管が移ってございます。



◆6番(田花操君) 

 所管は、そういう組織の中で変わってきたとは思いますが、私が見る限りには、千穂ヶ峰の遊歩道は、30年間何ら市の管理がされたというふうには感じておりません。山一帯の所有は営林署、今は和歌山森林管理署だそうですが、今回のような台風被害の場合は、和歌山森林管理署も対応はしてくれていますが、普段はいつも前川さんらが、神倉神社から千穂ヶ峰一帯の草刈りや道あらけなど、本当に何十年にわたって熱心に勤労奉仕、ボランティアとして環境を守ってきてくれたおかげであります。

 前川さんを知る方は、この方は、だれもしないことや人の嫌がることをみずから引き受けて、いつも地域のために活動してくれた人ですと言っておられます。こんな人こそ、本当に市民の模範であり、市政への功労者ではないかと私は思います。

 もともと、行政が安全な遊歩道として、普段の草刈りや維持管理などをしなければならない立場ではなかったかなと、ほとんど遊歩道をつくっただけで、民間、個人の方の善意、ボランティアに頼った状態ではなかったかと思います。本当のところ、実態は、私は、つかんでなく、知らないのではないかと思うと残念でなりません。

 最後に、これからこの遊歩道について、ぜひ積極的な管理をしていっていただきたいと要望しまして、一般質問を終わりたいと思います。

 ありがとうございました。



○議長(奥田勲君) 

 10分間程度、休憩します。



△休憩 午後1時52分

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△再開 午後2時02分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

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△杉原弘規君



○議長(奥田勲君) 

 8番、杉原議員。



◆8番(杉原弘規君) (登壇)

 それでは、新市長に対する初めての一般質問を行いたい、このように思います。よろしくお願いします。

 私は、今度の田岡新市長のマニフェスト、この中で、非常に基本的な立場で関心を持つ部分があるというふうに感じたところであります。

 この田岡市長の基本姿勢に対して入っていく前に、我々日本共産党の、この新宮市議会に対する基本姿勢をまず最初に述べておきたいと思います。

 私たち日本共産党は、市民生活にとってよいことには賛成をする、そして協力もする、そして積極的な提案もしたい、こう思っています。しかし、市民生活、市政にとって悪いことについてはきっぱり反対をしたい、こういうことであります。ただ、それだけではありません、この部分では是々非々の立場であります。私は、市民の暮らしをよくし、市政を前に進めるために力を注ぐ、そういうことを、我々日本共産党は建設的野党という言葉を使ってます。この建設的野党の立場で臨む、このことをまず最初に、私どもの基本姿勢を述べておきたい、こういうふうに思います。

 私は、市長がマニフェストに市民の力をと、こういうようにうたわれています。いわゆる主役の市政にすると、こういうことでありますが、そしてそれと同時に「チェンジ新宮」、こう述べられてます。この「チェンジ新宮」を掲げられた田岡市長をまず歓迎したいと、こういうふうに思います。そういうことを表明しておきたいと思います。いつまでも、市民が主役の市政につくりかえる、こういう初心、この初心を忘れずに進んでいただきたい。そして、その範疇から外れない限り協力を惜しまない、こういうことであります。

 それで、市長、お伺いいたします。

 市長は、これまでの市政をどう受けとめてこられたのか、まずそのことをお聞きしたい。そして、その上に立って、まず最初に何を変えたいのか、何をやりたいと考えているのか、その点について、率直にお考えをお聞かせいただきたいと思います。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 本当に、励ましのお言葉、ありがとうございます。

 今の杉原議員さんからの質問の、これまでの市政をどう受けとめてきたのかという質問でありますが、前佐藤市長さんも行政出身者でありまして、その前の上野市長さんも県議会議員出身でありまして、その前の岸市長さんも市会議員出身の方であります。そんな中、行政経験、議員経験が長くなりますと、どうしてもなれ合いになってしまうところも見受けられたなというのが、率直な感じでございます。

 今回、市民が主役の市政につくりかえたいというのは、先ほど田花議員さんのときにも答弁させていただきましたが、そういう政治の世界には素人ではありますが、素人の反面、市民の立場に立った市政運営ができるんじゃないか、そういうところをまず肝に置いていきたいと考えております。



◆8番(杉原弘規君) 

 市長ね、2番目の質問はどうですか。

 最初に何を考えたいのか、何をやりたいか。これ、先ほど田花議員さんの質問にもありました。私にも答えてください。



◎市長(田岡実千年君) 

 また、ちょっと同じ答弁になって申しわけないんですが、まず今緊急にやりたいことは、雇用を創出して働く場の確保、そして市政改革、市役所改革であります。



◆8番(杉原弘規君) 

 また、きょうの一般質問では初めてですから、また具体的な内容については、次の議会のときに詳しくまた質問したいと思います。きょうは、基本的な、総体的な部分を、まずお聞きしたい。

 私は、市長の「市民が主役の市政に作りかえる」ということは非常に共鳴できる名スローガンだというふうに思ってます。市民が主役ということは、市民の目線に立った市政を進めていくということだと思います。いわゆる私どもの言葉で言えば、市民が主人公ということにつながっていると思います。

 この、私どもが言ってる市民が主人公というのは、本当に手を差し伸べていかなければならないそういう人たちを指しています。この、私どもが言う市民が主人公というこの立場について、あなたが提起しているのは市民が主役と言っているんですね。そういう点では共鳴できるんですよ。私どもが言う市民が主人公というこの基本姿勢について、どう受けとめられますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 市民が主役というか、今その弱い立場の方ということ……。



◆8番(杉原弘規君) 

 というのが、私どもの姿勢なんですよ。市民が主人公という言葉の意味が、弱い立場の市民の人に手を差し伸べていく、こういうことになるんです。後の項もあるんですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 弱い立場の人を守るのが、ある意味市役所が一番やらなければならないことだと考えております。これ、先ほどとまた同じ答弁になると思うんですが。



◆8番(杉原弘規君) 

 そうすると、私は、市長が言ってる主役の問題、私どもが言う主人公の問題、同じような考え方だというふうに受けとめておきます。

 それで、ちょっと質問のあれが前後して申しわけないんですが、市民には比較的裕福な市民もいます。月収10万円以下の年金生活で、その日暮らすのが精いっぱいと、こういう弱い立場の市民もおります。こういう方が、新宮市においては圧倒的な数だというふうに、私は受けとめてます。市長はどう受けとめますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 私も、今回の選挙戦を通して、そういう本当ぎりぎりの生活している方が、私が考えているより多いなというふうに感じました。



◆8番(杉原弘規君) 

 はい、本当にそうだと思います。私ども、本当に弱い立場の人が圧倒的だという受けとめ方してますので、そういう点では、私どもと同じ、基本的な考え方になろうかというふうに、私は受けとめます。

 地方自治というのは、今も繰り返し述べました。この基本姿勢は住民へのサービス、特に心がけなければならないということは、今も述べたとおりであります。社会的弱者と言われる立場の人に、どう光を当てていくかと、ここが今市長が私どもの市民が主人公ということと市民が主役ということと、そう解釈的に理解をされるのは、大体同じ立場だというふうに受けとめました。

 そして、この住民が主人公の立場というこのことが、地方政治における最大の基本姿勢ではないかということを思いますが、この点について、市長、どうお考えですか。少し、繰り返しになりますけど、ここのとこは我々の立場と、市長が主役という立場と、基本的に一致してるん違うかと、そこのところをしっかり市長と私どもの考え方を、基本姿勢の中で一致できてるんかどうかを確かめたいんですよ。



◎市長(田岡実千年君) 

 市政は市民のためにあります。そういう意味でも、私、市長として、市民の目線で物事を判断していかなければならないと感じておりますし、特に、財政が厳しいと言われてる中ではありますが、福祉にだけはきちっとした対応、きちっとした予算づけ、これはもう基本中の基本と考えております。



◆8番(杉原弘規君) 

 そういう点では、私にとっては非常に前向きな答弁と受けとめます。

 それで、次の項に行きます。

 10カ年計画、先ほど田花議員からも10カ年計画の問題が出されました。重なる部分も出てくるかと思います。

 この10カ年計画については、新宮市の総合計画基本構想があります。先ほどの6番議員からも説明されました。これは、平成20年から平成29年にかけて新市建設計画が前市長のもとででき上がっております。この計画は、膨大な建設計画になっています。

 少し、繰り返しになります、前議員と。

 公共施設の再整備として市役所、市民会館、図書館、学校施設などの公共施設、これを集中的な整備による早期の対応が求められるとして書かれています。既に、丹鶴小学校と千穂小学校との統廃合が決定され、千穂小学校での改築工事が始まろうとしています。

 田岡市長のマニフェストの中に、田岡の約束として行政大改革、ゼロからスタート、こうなっています。行政改革と基本構想の意味合いというのは大分違うと思いますが、重ねてお聞きしたい。ゼロからスタートというこの公約の持つ意味を、どう理解をしてよいのか。現在ある前市長のもとで作成された基本構想を、田岡市長は見直しを考えようとしているのかどうか、お聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 こういう立派な新宮市の総合計画、前市長つくっておりますが、すべての計画を全く白紙というわけにはもちろんいかないと思います。

 特に、このゼロからのスタートという書かせていただいている意味は、徹底的に無駄をなくしたいと。それで、いろんな市役所の運営でありますとか、いろんな外部団体への補助金でありますとか、そういうことをゼロから見直したいという思いであります。



◆8番(杉原弘規君) 

 そこで、さらにお聞きします。

 新宮市には一般会計、企業会計、開発公社、簡易水道、こういったところで、すべて合わせて355億円以上の長期借入金、起債がある。若干、この355億円が減ってるかもわかりませんが、とりあえずそれだけの金額があります。

 この新市建設計画に基づく、具体的には市役所の整備、熊野文化ホール、図書館、学校と進められていくわけですが、これは合併特例債を活用できるとして、これ恐らくします。合併特例債の利用の3分の1、約35%が起債として、あるいは長期借入金として加算されていきます。

 そこで、お聞きしますが、新市長として今の市の財政事情をどのように見ているのか。355億円、これから計画が進む、そうすると合併特例債で使う部分の3分の1が新宮市の借金に残る。これとの絡みで見ると、市長は、今の財政事情とこれから起こす借金が膨らむ部分とをどのように見ているかお聞かせください。わかる範囲でいいですから。



◎市長(田岡実千年君) 

 ありがとうございます。特に、就任してから、就任前も、選挙戦の途中でも財政のことは勉強させていただいておりますが、みんな市民が新宮市は借金多い、借金多いとよく言われます。そういううわさがちまたに蔓延してるように感じるんですが、今の三百数十億円ある借入金も、そのうちの100億円ぐらいは過疎債や特例債によって今後国から戻ってくるお金だと聞いておりますし、これから整備する文化複合施設にしても3分の1の借り入れで建てられるのなら、やっぱり今、今後の新宮市のまちづくりを考えたときには新築整備すべきだなと感じておりますし、先日財政課のほうからここ10年間の財政のシミュレーションを見せていただきましたところ、どうしてもこの不景気で、市民税というのは多分上がらずに減少傾向にはあると思うんですが、そういう合併特例債や過疎債などの地方交付税によって、福祉はもちろんでありますが、まちづくりの予算もある程度とっていけて、赤字にならずに運営できるんだなということを知りました。



◆8番(杉原弘規君) 

 今の答弁の中で、355億円の長期借入金の3分の1が合併特例債でおりるかのように今説明されたんですが、当局、正確に言うてください。これ、正しいですか。



◎総務部長(小山壽行君) 

 今、市長の答弁の中に、特例債に関して算入額を申し上げたところでありまして、350億円総額の話ではなくて、今後予定される分を含めて、特例債がおよそ67億円ぐらい発行可能となるわけですけども、その発行額の7割は交付税算入されるということを踏まえて、市長、実質的には3分の1ぐらいの負担で済むと、そういうふうに答弁させてもらったと思っております。



◆8番(杉原弘規君) 

 ちょっと疑問残りますが、そうではなかったように思います。355億円の3分の1、100億円がというふうに聞こえたんですが、それはそれでいいです。今の部長答弁で、私は受けとめておきます。

 次にですが、この基本姿勢の中の3番目として、子供の医療費の無料化について、私は、テーマを挙げました。

 私は、市長のマニフェストを拝見する限り、子育て支援に対するそういう思いが少し弱いのではないかという思いをしています。

 先ほどの田花議員の答弁の中で、極端な言い方をすれば、医療、福祉が市政の中においても重要だと思っています、こういう答弁がされました。その答弁は、私は、受けとめておきたい。

 その上に立って、この子育て支援に関する部分で奨学金制度、給食費の無料化など、幾つかの支援策が述べられています。私は、子育てを支援していく中においても、医療の無料化は今後避けて通ることができない、そういう重要な課題だというふうに見ています。受けとめています。

 新宮市では、乳幼児の就学前までの医療費の無料化が始まったのは平成18年4月からであります。その半年後、平成18年10月から、県の乳幼児医療費助成制度が就学前まで開始されることになりました。いわゆる小学校へ入る前までですね。これは、県が2分の1を補助するというものであります。

 そこで、県下の市町村を見ますと、中学校卒業までを入院、通院とも無料化を実施している自治体があります。その自治体は、九度山町、高野町、日高川町の3町であります。小学校卒業までを入院、通院とも無料化を実施しているところは、紀美野町というところが実施しています。和歌山市では、入院のみ小学校卒業までを無料化していると、こうなっています。

 今、全国的にも、08年4月現在、去年の4月ですね、中学校卒業まで助成する市町村は、外来で235自治体があります。それで、入院だけをとってみれば390自治体となっており、その後もさらに広がっています。

 若い世代の皆さんは、不安定雇用が続く中、低賃金による生活苦が子育て費用を大きな負担に感じて、2人目、3人目と子供を産むことができない、そういう状況になっています。私は、親の経済的事情で子供の成長する権利が奪われることは絶対あってはならないと思っています。医療費の無料化は、安全して産み育てられる社会を形成する上で欠かせない課題だと思います。子供の成長する権利を保障するのは行政の責務だと強く思っているところであります。

 新宮市の将来を担う子供たちに温かい手を差し出すことが、あなたのメーン公約としている市民が主役の市政という基本姿勢に基づくことになるのではないでしょうか。あなたが当選をかち得た市長選挙のとき、ある候補者が言いました。ゼロ歳から15歳まで乳幼児の医療費無料化は財政上も実施できます、こう言い切りました。

 市長にお尋ねします。ゼロ歳から15歳までの医療費の無料化を目指す施策を子育て支援の重要課題として位置づけていただけないか。いかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 子育て支援、本当に重要なことでありますし、本当しなければならないことだと思っております。

 それで、今6歳までが無料ということで、中学生まで、十五、六歳までですね、中学卒業するまでの子供の医療費を新宮市が見るとなった場合に、財政的に、ざっとでありますが約1億円かかると聞いております。その辺、ほかの候補者がその1億円は出せると言ってたようでありますが、今後財政課ともしっかりと協議して検討していかなければならないかなと思っております。



◆8番(杉原弘規君) 

 ぜひ、よろしくお願いします。市長が先ほども言いました。医療、福祉が市政の中においても重要な課題だと思っていますと、こう言われました。ぜひ、この子育て支援として、ゼロ歳から15歳までの医療費の無料化、これはぜひ取り入れてあげてほしい。そのことが、新宮市の発展の大もとになるということを強調して、この項を終わりたいと思います。

 次に、後期高齢者医療制度についてであります。

 この後期高齢者医療制度、これが導入されて間もなく2回目の保険料の見直しが行われます。来年4月からです。この後期高齢者医療保険制度は、日本に住所を持つ75歳以上の人は強制的に加入させられます。この制度は、世帯で加入する国保や健康保険などとは違って個人で加入する制度であります。

 当局にお聞きします。来年4月から後期高齢者医療制度に加盟される75歳以上の人はふえていると思いますが、何人ぐらいになりますか、現在。



○議長(奥田勲君) 

 萩原課長。



◎市民窓口課長(萩原智君) 

 来年4月1日の見込みの被保数ですが、広域連合からの資料によりますと、見込みで5,513人を広域連合では現時点で見込んでおります。



◆8番(杉原弘規君) 

 前回と比べて何人ぐらいふえてますか。



◎市民窓口課長(萩原智君) 

 10月末現在の被保険者ですが、新宮市では5,346人でございます。



◆8番(杉原弘規君) 

 そうすると、200人近くふえてるのかな。いずれにしても、このように75歳以上の方が年々ふえていくことになります。新宮の人口も75歳以上の比率が膨らんできます。

 この後期高齢者医療制度というのは、今言ったように、医療費あるいは保険料がふえていく仕組みになっています。2年ごとに改定される時期が間もなく来ますが、厚生労働省は、来年4月の改定でこれまでと比べ、全国平均、年額6万2,000円が平均だったんですね、全国平均。それで、13.8%増加すると言っています。13.8%増加すれば、09年度に比べて保険料は全国平均で年額8,556円の負担増となるとこう報道されています。

 保険料についてお聞きしますが、新宮市の発足時の平均保険料と、来年4月から保険料が増額になると思うんですが、どのぐらい値上がりしますか。



◎市民窓口課長(萩原智君) 

 制度が発足した平成20年4月の新宮市の月平均の保険料が4,500円でした。来年度、22年度の4月の新宮市の月額平均の保険料が4,420円になります。マイナス80円になっております。



◆8番(杉原弘規君) 

 新宮市では下がるということなんですね。



◎市民窓口課長(萩原智君) 

 はい。広域連合の現在の試算、ほぼ決定なんですが、下がるということになります。



◆8番(杉原弘規君) 

 わかりました。

 現在、資格証明書を発行している高齢者、いると思うんですね。いるとすれば何人ぐらい、何人分発行していますか。



◎市民窓口課長(萩原智君) 

 制度始まってから、新宮市では資格証明書は発行しておりません。



◆8番(杉原弘規君) 

 それは助かりました。この資格証明書を発行するということについては、大変なことなんですよ。医者にかかると全額前払いをしなければならん。保険料を払えない人が全額払うということは、できるはずがないんですよ。おかげで、今課長答弁あったように、新宮市ではないということでありますので、私は一安心の気持ちになります。

 この医療制度ですが、75歳以上のお年寄りを国民健康保険や社会健康保険、その保険から脱退させて強制的に後期高齢者医療保険に有無も言わさず加入させる、そして別枠で保険料を支払わせる、そういう保険制度であります。お年寄りを苦しめる悪法と言わなければなりません。

 そこで、市長にお伺いしますが、私どもは悪法と思ってるんですが、こういう保険制度は廃止するしかないと考えています。この保険制度に対する田岡市長の受けとめ方、考え方を聞かせてください。



◎市長(田岡実千年君) 

 保険制度というのは、私たちの地方自治体が決められることではありませんし、しっかり国がやっていただくことだと思っております。



◆8番(杉原弘規君) 

 そのとおりなんですよ。この後期高齢者医療制度に対して、市長はどう思うか、どう受けとめてるか。これは、国がやることなんですよ。やっぱり、新宮市の市長として、先ほど答弁にありましたよ。田花議員さんにも答弁したとおりですよ。医療や福祉を重要な課題としてると、こういう立場を表明されました。その市長が、この後期高齢者医療制度に対して、国のする制度であっても市長はどう考えるか、どう受けとめてるんだと。



◎市長(田岡実千年君) 

 今までの制度を廃止して、また新制度に移行するというふうに国が表明したと聞いておりますんで、この新制度がお年寄りの方に少しでも負担が少ない制度になるように期待しております。



◆8番(杉原弘規君) 

 市長、今の民主党政権になったですよ。大分違うでしょう、政権発足時と、野党の時代と。今の民主党、ごろっと変わってますよ。私は、これは悪法だと言ってるんですよ。そういう悪法に対して、私、次の質問に書いてたんですが、そういう悪法に対して、民主党が野党時代に、共産党、民主党、社民党、国民新党、この4党で去年の6月の参議院で廃止法案を可決したんですよ。このときに、国民の皆さんみんな喜んだんですよ。その後に総選挙があって、それで今の民主党が政権握った。鳩山首相は、政権発足時は廃止すると言って表明してたんです。最近は、だんだんこの後期高齢者医療保険制度の見方が変わってきて、後退をしてるんです。3年後にやりますと。発足時も即廃止すると言ってたやつが、今日、3年後に考えますとこう言うてるんですよ。このことは、この制度に対する鳩山首相の後退発言で国民はすごく驚いてるんです。不安を持ってるんですよ。今、市長は、廃止するという感覚、その気持ちでいていいんでしょうか。

 私の立場は、これは悪法なんだと、絶対廃止すべきなんだと、こういう立場なんですよ。先ほど市民が主役の市政と、こう言ったですよ。私どもは、住民が主人公の市政と、ここの部分では共鳴できる部分がありますねと、お互いに話し合えたところなんですよ。その立場で、私は、後期高齢者医療制度の問題を市長にお尋ねしたら、ちょっと、僕は、答弁が廃止する方向でいうて言われたから、今の事情が変わってきたんですよということを言ってるんです。それについて、市長、その後期高齢者医療制度について、市長の考え方、思いでいいですよ。それで、答弁してください。



◎市長(田岡実千年君) 

 今の制度が廃止されて新制度に移行するわけなんですよね。



◆8番(杉原弘規君) 

 その今の制度を廃止しなさいと言ってるんですよ、多くの国民の皆さんは。廃止してくれと言ってるんです。まだ廃止されてないんですよ。これからなんですよ。まだ廃止されていないのに、ところが今の鳩山首相は、即廃止する言うてたやつがだんだん後退をして3年後に廃止する言い出したから、先ほど廃止するという立場に立ってるんですよ、市長は。それはおかしいん違いますかというふうに私は思ってます。

 そういう点で、またきょうは初めての市長とのこういう質問のやりとりですから、これからまた先々長いと思いますので、その上で話し合いを続けていきたいと、こういうふうに思います。ちょっと横道に出てしもたんで。



○議長(奥田勲君) 

 向井市民福祉部長。



◎市民福祉部長(向井隆君) 

 先ほど市長が答弁されました24年度から新制度へ移行するということは、新聞等でいろいろ確認されてます。それで、当初議員さん言われますように、即廃止ということは、民主党、言われてましたけども、これはこの後期高齢者医療制度にかかるまで、高齢者医療制度から数年かかってシステムの構築等、いろいろ事務的な段階でかなり日数、それと費用もかかったと聞いております。それをまたさらに廃止するとなると、またそれだけの期間がかかるというふうに聞いておりますので、基本的には廃止ということで、期間的な余裕がないということで24年となったというふうに聞いてます。

 以上です。



◆8番(杉原弘規君) 

 いや、私は、後期高齢者医療制度について市長の考えを聞いただけなんですよ。

 はい。それじゃ、次へ行きます。

 新宮市の農業・農山村政策についてであります。

 本題に入る前に、市長にぜひ知っておいていただきたいことがあります。理解をしておいていただきたいことがあります。

 この新宮市と熊野川町と合併した後に、特に旧熊野川町について理解をしておいていただきたい。新宮市との合併によって熊野川町の住民は、水道料の値上げ、介護保険料の急騰ですよ。高齢者祝い金50万円のカット、これは100歳になれば50万円。それと、出産祝い金子供1人当たり20万円、そういうことがあった制度がカットされることによって、合併によってさまざまな制度が廃止されたのであります。

 その一方で、旧熊野川町に適用されていた過疎債、合併して4年間にその過疎債を使っての事業が、旧新宮市がみなし過疎地として位置づけられ、その旧新宮市の事業に使われてきたわけであります。この合併後の4年間で旧熊野川町に適用されるはずのものが、みなし過疎になった新宮市で18億円の事業を進めてきた。これは、旧新宮市が多額の恩恵を受けてきたのであります。

 このこと、今述べたことを田岡市長にぜひ理解をしておいていただきたい。旧熊野川町の住民の使うお金を、それまでですよ、合併するまで。別段、これは合併したから使ってはならんという意味ではありません。誤解のないようにしといてください。これはこれでよかったわけですが、その合併することによって過疎債を使い、旧新宮市が18億円もの事業を行うことができたと、こういうことであります。

 私は、合併当時熊野川町の多くの皆さんから、合併して何もよいことはなかったと、こういう話をたびたび聞かされたわけであります。私自身は、この話を聞かされて、これは何とかしないと旧熊野川町の皆さんを置いてきぼりにさせてはいけない、こういうことにしてはならないというふうに考えて、農山村施策を主に取り上げてきました。

 市長のマニフェストを見て、休耕田の稲作オーナー制度は、このことはあります。書かれています。農業政策、農山村政策が掲げられていない、こういうことに気づいています。

 農業は、かけがえのない基幹産業だと思います。特に、農業問題と農山村問題は新宮市にとって欠かすことのできない政策の一つだと考えますが、市長の考えはいかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 私、選挙のときに熊野川町も大分回らせていただきまして、やっぱり今議員さん言われたように、私らはもう旧新宮市とは合併せんほうがよかったような気するみたいなお年寄りの話もたくさん聞かせていただきました。やっぱり、そういう話、何人か聞く中で、やっぱりしっかり、人口的には少ないけど、この熊野川地域、大切にしていかなあかんなと感じたわけであります。それで、何をしていくかというのは、またこれから熊野川町の皆さんの声も聞いていかなければならないんですが、今議員おっしゃられた農業についてどうかということでありますが、隣町といいますか、三重県熊野市紀和町の千枚田のように、都会の方に田んぼのオーナーになっていただいて、それで田植えと稲刈り来ていただいてというようなことを休耕田を利用してできないかなと考える中で、このマニフェストの14番目に入れさせていただいてるわけですが、これ研究してるうちに、紀和町の千枚田は非常に景観もよくて全国的にも珍しい棚田やから、結構高い値段でオーナーになってくれてるというのがわかりまして、それで熊野川町の休耕田なんかやったらもう少し安い値段でしかオーナーになってくれないというような話もありました。そんな中で、値段的にも地元の人が世話をする経費、ちょっと出るのしんどいかなとか、今話をしてるところであります。

 本当、何とか、ああ、やっぱり旧新宮市と合併してよかったんやなと思ってもらえるような取り組みしていきたいと思いますので、また議員さんも知恵をかしていただきたいと思います。



◆8番(杉原弘規君) 

 オーナー制度のことについてはわかりました。

 私、今回の一般質問で農業政策という形でテーマを起こしたんですよ。それは、農業全般の話は今のところはできませんが、その中で、食料危機の問題にもかかわってちょっと突っ込んだ話をさせていただきたい、こう思います。

 まず、この農業政策として、新宮市の食料自給率向上についてお伺いをいたします。現在、新宮市全域で田畑の耕作地は何ヘクタールありますか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 農林水産統計年報によりますと174ヘクタールでございます。



◆8番(杉原弘規君) 

 170ヘクタール、170町歩と見ていいですね。その中で、休耕田、耕作放棄地、そういう休耕田、田んぼはどのぐらいありますか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 44ヘクタールが耕作放棄地面積です。



◆8番(杉原弘規君) 

 44町歩、広大な土地ですね。それだけ遊んでるということですね。

 新宮市の人口が3万2,700人であります。それに対する食料自給率はどれだけになりますか。当局、ちょっと計算してくれと頼んだんですが、いかがですか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 米で見た場合は約20%でございます。



◆8番(杉原弘規君) 

 20%。海外からの輸入がとまった、そうすると10人中2人しか生きていけないと、こういうことになろうかと思います。これは極端な話ですよ。

 それで、休耕田、畑も含めてですが、全体を復活させたとすれば、食料自給率はどれだけ上がるか。これもお願いしたんですけど、計算できたでしょうか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 米で見た場合、10%上がります。



◆8番(杉原弘規君) 

 休耕田を復活させた、そうすると30%の自給率に上がる、こうなりますね。

 新宮市には長期総合計画があります。それに基づいて農業振興基本方針というのを立案していますか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 しております。



◆8番(杉原弘規君) 

 はい。これはまた、私、これからのあれにしときます。

 先ほど言われました20%の自給率を、休耕田を復活することによって30%に上げることができる。ところが、何でこの休耕田がふえたかということなんですよ、ここの根本問題。

 それでちょっと皆さんに……。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後3時00分

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△再開 午後3時13分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 8番、杉原議員。



◆8番(杉原弘規君) (登壇)

 それじゃ、引き続き一般質問を行います。

 先ほど、休耕田の話まで行ったと思います。現在では自給率20%、それから休耕田を復活させれば30%に上がると、こういうことだったと思います。

 私は、この日本の食料自給率を見ると、現在日本は40%の自給率だと言われてます。そこまで落ち込んでいるということであります。食料自給率向上だけが農業政策全般の課題だと思っていませんが、新宮市として、今当局から言われた食料自給率を引き上げていく課題として、いかに休耕田の活用を有効に進めるかが大事ではないかと考えるところであります。

 先ほど、市長は、休耕田の板屋の千枚田をとってそういう構想を言われました。私は、休耕田そのものを復活させる、そのことが大事ではないかと。

 今、農業問題は深刻な事態となっています。米そのものの単価が下がり続けて、現在では米1俵、60キロですね、1万4,000円程度となっています。この米づくりは、種をまき始めてから田植え、収穫に至るまでに6カ月かかって収穫をします。6カ月もかけてつくった米が年々下がり続けて農家の経営が成り立たなくなっているのが現状だ、こういうふうになってます。

 いかに米が安くなっているかをぜひ皆さん、知っていただきたい。私、これペットボトルに米をいっぱい詰めてきました。これは、地元産のコシヒカリだというて、けさJAの米工房で手に入れてきました。このペットボトル1杯の米が。これは、市販されている水であります。これは、オークワ野田店の自動販売機で買ってきました。120円です。水1杯が120円なんです。この米ペットボトル1杯は幾らだと思いますか。これ1杯が、お百姓さんが1俵60キロの米をつくって売るときに、そのときの単価ですよ、白米になっていません。これは、白米ですけど。すると、これはお百姓さんが米屋さんに卸すときに98円です。6カ月かけてつくったやつがこの水よりも安いというんですよ。これではお百姓さん、幾ら自給率を上げよと言ったって、それは大変ですよ。これは、米づくりの農業政策について、私、触れるつもりはありませんが、このように、米ペットボトル1杯が98円でお百姓さんは収穫した後に売ると、こうなってます。

 それを今度は時間に換算します。現在、全国的には米農家の収入を時間で換算すれば、1時間当たりの収入は179円だそうです。和歌山県の賃金、これを見ますと最低賃金が673円であります。お百姓さんは179円、和歌山県の最低賃金保障は673円。農家の賃金は、労働者の26.5%、最低賃金の4分の1に過ぎない。これを聞いて、私は、余りの安さにびっくりしています。この問題は国政の問題でありますが、地域の農業に深くかかわる問題となっています。

 市長にお尋ねします。疲弊する周辺地域の振興を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 本当に、そういう品物が安くなってしまってることに関しまして、米以外でも、今何でも安く買えるといいますか、安くなってしまって、それが逆に小売店とかの経営にすごくダメージを与えているような気がしております。

 私も、ついこの間まで写真屋やってましたけど、24年前に新宮へ戻って写真屋継いだころには、1枚カラープリントが大体50円ぐらいしてたのが、数年前はもうゼロ円というわけのわからんような価格が出てきたり、今でももう半値以下になったりして、非常に価格ばっかりが下がっていくというのも経済的にどうかなと常々感じているところでございます。



◆8番(杉原弘規君) 

 私の発言中、不穏当な発言がありました。百姓さんと言ったんです。それで、農業従事者として訂正をしたいと思います。よろしくお願いします。

 今、市長の答弁がありました。これは、いろんなところに起こっているというふうに言われてると思うんですが、私は、このように日本の米が安くなってきた、これの最大の原因は輸入自由化にあります。この輸入自由化を何とかしない限りこの問題は解決できない。

 そして、私どもの日本共産党が言ってるのは、いわゆる農家に対して、日本の自給率を40%からとりあえずは50%に引き上げるということを目標にしています。そのためには、国が米の価格保障をする、さらに所得保障もあわせてやるというのを基本的に国民の前に打ち出しています。私は、全くこのことをしない限り、まずは輸入自由化をとめる。それと同時に価格保障、所得保障を国の施策としてすべきなんです。これをしない限り日本の農業は維持されていかない、こういうふうに思ってます。

 先月ですが、熊野川町の篠尾の祭りがありまして、私も参加しました。多分五、六十人か、よう来ても100人までであろうというふうに思ってました。ところが、大にぎわいでした。びっくりしたわけです。それで、こういう篠尾は過疎化する地域のさらに過疎地であります。こうした地域を何とかしたい、こういう思いで地元の皆さんが自前で計画をしたそうであります。それに私の思いでは、200人から250人ぐらい来たんではないかというほどのにぎわいでした。コンニャクなんかは15分で売り切れたと、こういうふうに言ってました。これに市長も参加していたと、私はお会いしました、現場で。

 この篠尾の人たちは、縁故関係だけでこれだけ集まるはずがないと、私、思ったんですよ。だけど、人が集まってきてるのが、それだけにぎわいをする人ですから、どこでどう聞いて来たんかいうのが、これからの課題になろうかと思います。

 このように、工夫を凝らして、地場産業の振興に向けて、これからは先ほど過疎債の問題を出しました。市長、辺地債というのをこれから知っていくと思うんですが、辺地債というのがあります。それは、幅広い意味で活用できる、そういう性質のものであります。ぜひ、この地場産業の振興に向けて辺地債を活用して、先ほど市長は田花議員の質問のときに回答されました。地域の広い熊野川町の活性化に向けて頑張っていきたいと、努力したいというような答弁をされました。ぜひ、旧熊野川町の地域の広い農山村に新宮市として温かい手を差し伸べる、市長の心持ちいかんで農山村が発展することもできる、そういうことを申し述べて、私の一般質問を終わります。

     (「議長、10番、議事進行」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 上田議員。



◆10番(上田勝之君) 

 ただいま杉原議員の一般質問の中で、杉原議員の御見識というか、考え方だろうとは思うんですが、熊野川町、熊野川地区の住民の方々の中にはさまざまな御意見、考え方もあろうかと思うんですが、いわゆる過疎債の使い方、使途に関して、旧新宮市と旧熊野川町が合併して新しい新宮市が17年10月に発足しました。その中で、みなし過疎地域の特例を受けて旧新宮市域が過疎債の活用を行った。これが、あたかも熊野川地域の過疎債を奪い取ったかのような印象を与えるような質問があった、それに対して市長の認識はどうかというような質問があったと思うんですが、これは非常に認識としてはいかがなものかと。やはり、熊野川地域の過疎債の活用可能枠を奪い取ったわけではなくて、財政上のテクニックで、財政上のいわゆる起債を活用する中で、みなし過疎地域を活用して旧新宮市内も恩恵にあずかったものと私は考えております。

 この点は議長において少し訂正を求めていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 わかりました。

 休憩します。



△休憩 午後3時29分

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△再開 午後3時42分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 先ほど、上田議員の議事進行について、杉原議員の過疎債の使用に関する発言で、熊野川地域の分を新宮市が使用しているとの内容ではないかとのことですが、杉原議員としては、合併により、旧新宮市もみなし過疎の指定を受けたことにより適用されたもので、決して熊野川地域の分を減らして使用しているといった内容ではございませんので、御了承願います。

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△久保智敬君



○議長(奥田勲君) 

 3番、久保議員。



◆3番(久保智敬君) (登壇)

 それでは、一般質問をさせていただきますが、少し順番の変更をさせていただきます。

 5番目の市長の政治姿勢については、質問の流れから、1から4の中でさせていただきますので御了承願います。

 田岡市長におかれましては、市長御当選おめでとうございます。今議会が初めての議会ということで、今まで御答弁をお聞きしました。初めてであるにもかかわらず、堂々と御自身の意見を述べられ、期待をしております。しかし、マニフェストに関しましては、個人的にも認められるところはありますが、認められないところもございます。その点はまた協議していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 まず、最初に脳脊髄液減少症についてをお伺いします。

 和歌山に住む知り合いから、交通事故の後遺症に悩まされたお話を伺いました。その方は、脳脊髄液減少症と病名を告げられましたが、この病名とわかるまで時間もかかり、それまで治療方法も明確でなく、仕事もできず、大変な思いをしたとのことでした。

 この病気は、さまざまな痛みが出ることが特徴で、頭痛、目の奥の痛み、視力障害、息苦しさ、腹痛、目まい、腰痛など、慢性的に苦しめる病気です。原因は、交通事故、スポーツ障害、落下事故、時には暴力などでもなり得るそうです。

 そこで質問ですが、新宮市ではこのような病気での相談は今まであったでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 平見課長。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 学校教育課では、こういった事例の報告はございません。

 文書的には、平成19年5月に文部科学省から通達がございまして、各学校長にあてて周知徹底を図ったところでございますけども、今のところ事例は届いてございません。



◆3番(久保智敬君) 

 そうなんです。なぜ、きょうこういう病名を紹介したかといいますと、今学校教育のほうで答弁を先にしていただきましたが、少ないんです。

 少ないことをなぜ取り上げるのかということなんですが、子供たちが交通事故だけでなくてスポーツでの外傷でも起こり得るということで、症状が、さっきも言いましたけど、また頭痛や目まい、倦怠感、不眠、記憶障害などさまざまな症状が起こるんですね。それによって、通常の学校生活を送ることに支障を生じているにもかかわらず、先生や友達同士の理解ができずに不登校になってしまうケースがあるということなんです。この話を伺った方も、しんどいことがわかってもらえなかったことが一番つらかったと言っておられました。

 先ほど、平成19年に文科省からこういった後遺症への適切な対応ということであったということではございますが、現在学校の教育現場では、こういった脳脊髄液減少症については周知はされたことがあるんでしょうか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 はい。先ほどもお答えしましたように、19年5月にこの文書が通達ありまして、それで各学校に6月11日付で周知徹底を図ったところですけども、今のところ報告はないんですが、やはり各学校では不登校ぎみの子供たちもございます。その原因が、もしもこういうことで、鉄棒から落ちたりとか、あるいはスポーツをしててぶつかってこういう症状になったというようなことがあれば、これ大変ですので、やはり再度周知しまして、養護教諭あるいは担任の先生方とも連携を深めていただいて、今後とも対応に努めていきたいというふうに思います。



◆3番(久保智敬君) 

 10年前に、今の私の知り合いが、患者さん20人と集まって患者救済を目的に、この病気に対する理解と治療法を全国に広げる運動を今しております。

 ちなみに、患者さんは全国で30万人おられると言われてます。さらに、予備軍ともいうべき人は100万人に達するとの推計もあります。単純に新宮市に当てはめますと患者数は69人、予備軍は230人となります。この数は、多いんか少ないかわかりませんけども、今後とも周知の徹底をお願いしたいと思います。

 この項は以上です。

 次に、がん検診の受診率の向上についてでありますが、補正予算でがん登録システムが計上されておりました。これの内容と目的とその運用、そしてこのシステムが市民にとってどう役立っていくかを教えてください。



○議長(奥田勲君) 

 辻医療センター業務課長。



◎医療業務課長(辻篤樹君) 

 今回、12月補正で上程させていただいておりますがん登録関連予算ですが、これにより新規に院内のがん登録事業を開始するということなんです。

 既に、県下におきましても、全国的にも院内がん登録を実施している医療機関があります。これは、がん診療連携拠点病院といいまして、この拠点病院は県知事が推薦して厚生労働大臣が指定するものですけども、県下では県立医大、日赤和歌山医療センター、橋本市民病院や田辺の社会保険紀南病院等6カ所があります。全国では、350カ所余りの病院が指定されてるということです。

 この病院の指定要件としましては、5大がん、肺がん、胃がん、肝臓がん、大腸がん、乳がんについて、手術や放射線治療、化学療法を組み合わせて集学的な治療や緩和ケアを提供するという体制を有すると。また、診療従事者におきましても専門医、通常の診療の5割以上ががんの診療に当たってるという専門医を有する。また、専門的な医療従事者、看護師、薬剤師。また、放射線技士においては、8割程度以上ががん治療に当たってるという放射線技士を配置してると。また、地域の医療機関の連携体制が整っている。それと、人数的なものは、年間の入院がん患者数の延べ人数が1,200人以上。そういう病院が、このがん診療連携拠点病院に該当するということです。

 ただ、今回県が実施します院内がん登録推進事業は、この拠点病院の指定基準に満たない医療機関、医療センターもそうなんですけども、それを補助して2次医療機関に1カ所がん診療の連携拠点病院を設置したいという県の計画もあります関係で、がん登録に要する経費を補助して国の基準と同じような49項目の登録を行い、そして集計、分析することによって県内におけるがんの罹患状況や治療状況を解析して、今後のがんの予防やがん治療に活用して死亡率の減少を図るというようなことです。

 あと、これは先ほど質問にありました予防保健においてもと思うんですけども、健康づくり推進課のほうで県はやってますもんで、運用面では医療機関だけの活用ではなしに、やはりこれからの予防保健における検診事業においてもその制度管理に活用ができるのではないかというふうに考えております。



◆3番(久保智敬君) 

 はい、ありがとうございます。

 最近の映画で「余命1ヶ月の花嫁」が上映されておりました。乳がんと闘い、24歳で生涯を閉じた長島千恵さんをモデルにした映画です。

 御存じのように、乳がんは女性で一番多いがんですが、早期発見で90%以上が完治します。検診の重要性は議会で何度も申し上げましたが、広報だけでは受診は進みません。がん検診を受けなさいと啓発してもなかなか効果が上がらないのは全国的なことだと言われております。また、がんがどういう病気であるかを知ること、また伝えることが大切ですとも言われております。ですから、私も、そのためにこうして紹介もさせていただいてるところでございます。

 ここで、御存じの方もあると思いますが、乳がんのデータを一つ紹介します。

 DNAが傷ついてがんが1個できて、それが1センチになるには15年かかります。1センチのがんが10センチになるには5年です。1センチ以下のがんは発見できないそうです。1センチが2センチになるには1年半かかります。この2センチまでに発見することが大事だと言われております。

 タレントの山田邦子さんは、毎年検診を受けていたんですが、忙しくて3年受けなかった。その間に乳がんが大きくなってしまったと言われております。この2センチまでの早期がんでしたら9割は完治するということでございます。だから、実際の検診も乳がんは2年に1回、肺がんは進行が少し早いので1年に1回ということになっているようでございます。

 さて、質問でございますが、このほど女性特有のがん、乳がん、子宮頸がん検診の無料クーポン券が配られたと思いますが、その内容と対象者は何人でしょうか。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 女性特有がん検診の件なんですけども、乳がん検診につきましては40歳から60歳、5歳刻みで、市内におきましては1,213名の方に個別通知をさせていただいております。

 また、子宮がん検診につきましては20歳から40歳、これも5歳刻みで、815名の方に個別通知をさせていただいております。



◆3番(久保智敬君) 

 その効果として多少受診率は上がったのでしょうか。全国的には、新聞報道で受診率が上がったと報道されておりましたが、新宮市はどうでしたか。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 この女性特有がん検診におきまして受診率、上がったかどうかはちょっとわからないんですけども、集団検診が11月25日で終わったんですけども、去年検診を受けられた方よりも乳がん検診では集団検診317名、去年度は174名の方だけだったんですけども、かなりふえてます。

 この中で、女性特有がん検診の個別通知をさせていただきまして受けられた方は、乳がん検診で71名、子宮がん検診で31名。これは、個別も集団も入った受診数でございます。



◆3番(久保智敬君) 

 ふえたということですが、詳しくはまだわからないということで。

 今回、国が取り組んだこの無料検診クーポン券、そういう取り組みが受診のきっかけをつくってくれましたが、この事業にあわせて胃がん、肺がん、大腸がんなど検診の受診をしやすい環境づくりを図ることもできたのではないかと思いますが、この点は検討されなかったのでしょうか。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 はい。大腸がん検診につきましては、19年度までは集団検診のみだったんですけども、この大腸がん検診については、かなり受診率が低かったこともありまして、各医療機関の先生方に説明し、お願いしまして個別でも受診できるようにしていただいたおかげで、20年度の受診率はかなり大腸がんのほうについては伸びております。

 ただ、あとの胃がんとか胸部とかというのは例年どおりの受診率ぐらいです。



◆3番(久保智敬君) 

 特にしなかったということでよろしいんですかね。

 このクーポン券が今年度で終わるのか、また次もあるのか、それによっても違ってくるとは思うんですけども、もし、ずっとしていただきたいんですが、あれば、あわせていろんな受診率を上げるための一つのものを加えていただければなと思います。

 そして、またこのがん検診率、周辺市町村との比較とかはわかりますか。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 県の平均の受診率なんですけども、まだ20年度のは出ておりません。平成19年度では、胃がんにおきましては15.8、本市では18.6%、肺がんにおきましては、県では29.5%、新宮市では22.2、大腸がんにおきましては、県では22%で新宮市が9.8と大変低かったんですけども、20年度ではかなり受診率は上がっております。21.4%になっております。子宮がん検診におきましては、県では21.3%、新宮市では23.9%、乳がん検診では、県では16.4%、新宮市では25.1%の実績でございます、19年度におきましては。



◆3番(久保智敬君) 

 一応、国としての目標というのが50%という数字がございます。なかなか大変な数字やと思うんですけども、この受診をそこに持っていくための新宮市の課題というのはどういうものがあるんでしょうか。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 はい。一番課題になってるのは、やっぱり未受診者への受診の勧奨が問題になってきております。時間がとれないとか、まだ自分は大丈夫だとかと言われて検診を受けられない方に対して、今後どのようにして啓発して受診勧奨していくかということが課題だと思います。



◆3番(久保智敬君) 

 長野県で胃がんの受診率を上げるために、ともかく早期に見つけると助かるということを説明し回ったそうです。健康づくり教室を、各集落を回って年間80回ぐらいやると受診率が上がってきたと。さらに、受診しやすいようにということで、朝8時前に検診車を出すとか、日曜検診をするとか、地域の人たちの生活を見ながら検診を合わせることで検診率を上げてきたところもあるようです。

 また、受診率や検診精度を上げるため、住民検診に、胃がん、大腸がんの検診に内視鏡を導入してる自治体もふえてまいりました。しかし、この内視鏡を使うことによってその分財政負担がふえると思いますが、どの程度ふえるのか。また、今交付税措置も倍額になったと聞いておりますので、これを使えばまだまだできんこともないのではないかなと思いますが、この点、いかがでしょうか。



◎財政課長(上路拓司君) 

 交付税措置の部分について若干御報告させていただきます。

 国レベルで見ましたら、がん検診を実施してる市町村に配分された額は、20年度が649億円でございました。本年度、21年度は1,300億円が配分というふうに伺っております。

 交付税の積算の中では、がん検診の経費といいますのは、高齢者保健福祉費の中の高齢者保健費の中にその積算がございます。その積算レベルで比べてみますと、21年度は確かに20年度よりも約倍となってございます。この経費につきましては、高齢者の人口比率に基づく積算となっておりまして、それを新宮市に当てはめて割り戻してみましたところ、21年度は20年度に比べまして約2,800万円の影響、増加というふうなことが読み取れます。ただし、この金額がそのまま交付税に反映されているかどうかは不明でございます。

 以上です。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 すみません。大腸がんの検診の内視鏡の単価はちょっとわからないんですけども、各医療機関によって単価がちょっと違ってくると思うのですけども、それでちょっとわかりませんけども。胃がんのほうにつきまして、個別のほうなんですけども、エックス線では、単価なんですけども、委託料1万2,090円、それで内視鏡になりますと1万5,120円ということで、この内視鏡をするにしても、その先生の判断によって内視鏡するか、バリウム飲んでエックス線にするかということに、先生の判断によって決めてもらってますんで、はい。



◆3番(久保智敬君) 

 私、昨年やったか、一昨年やったか、節目健診を初めて受けました。そのとき、この大腸がん検診をしてもらおうと行ったんですが、検便で済まされたので少し物足りなさを感じて帰ってきたのを覚えております。また、検討していただきたいと思います。

 皆さん、きょう、このリボンを御存じだと思うんですけども、これ児童虐待防止推進ということなんですが、11月がこの推進月間だったんですね。もう皆さんつけていらっしゃいました。

 それで、このリボンが、ピンクリボンというのがございます。ピンクリボンというのが乳がんに対する意識を高める運動をやってます。それで、このピンクリボン運動の中には、マンモグラフィーいうて乳がんをはかる機械、新宮市の医療センターも去年とかおととしか買ったように思いましたが、その機械を検診車にセットした車を企業、団体から寄附を集めて、ほんで購入し、各自治体に贈呈してるんですけども、最近では神奈川県に贈呈されたと伺いました。

 和歌山県内に、こういったマンモグラフィーがセットされた検診車があるのかどうか。そして、その車があれば新宮市へも呼んで受診率向上に役立つのではないかと思いますが、この点、いかがですか。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 乳がん検診につきましては、まず問診、視触診及びそのマンモグラフィーの検査がなければ乳がん検診になりませんので、今委託してる業者につきましては、そのマンモグラフィーの装置が備わっている検診車で来ております。ただ、県内におきましては、健診センターなんかはもう恐らく装備されてると思いますけど、はい。



◆3番(久保智敬君) 

 紀の川市が、こういったピンクリボン運動というの盛んでして、といいますのは、この紀の川市は皆さんも御存じのように、江戸時代に麻酔薬を完成させ、乳がんの摘出手術に成功した華岡青州の出身地であります。そのため、この乳がん撲滅キャンペーンとして結構運動を展開しているということをお聞きしました。

 また、新宮市も今後ともさまざまな試みでがん検診の受診率を上げていただきますようお願いして、この項は終わります。

 次に、中山間地域への取り組みについてであります。

 私は、今熊野川地域と高田地域と分けて質問をさせていただきますが、まず市長に、選挙戦で全地区を回られたと思います。すべての地域、集落を御存じだと思います。私は、恥ずかしいんですが、合併するまで篠尾はどこにあるのか、九重はどこにあるのか、また嶋津のような飛び地があるとは全然知りませんでした。本当に、新宮市が広くなったわけでありますが、人口減少、高齢化で集落の維持が厳しくなってきております。

 市長は、中山間地域をどうお考えなのかをお聞かせいただけますか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 本当に広いなと、新宮市、こんなに広かったんかなという思いで選挙戦のとき回らせていただきましたが、本当気持ちよかったといいますか、何か私たちが忘れかけていた日本のふるさとのような感じの地域もたくさんありまして、何とかいつまでもこういう地域、残していかなあかん。今、よく限界集落とか言われまして、高齢化率が非常に各地域どこでも高くなっていると感じたんですね。それで、それがもしかしたらこれ、このまま若い人が帰ってこんかったら、この地域もなくなってしまうのかなというような気がした地域もありました。そんな中で、何とか残したいなという気がしております。



◆3番(久保智敬君) 

 これから、少し質問に入っていくんですけども、その前に、この熊野川地域と高田地域を中山間地域として一くくりにしてしまって、この中山間地域の活性化については、どこが担当窓口になっていますか。



◎まちづくり政策部長(川嶋潤君) 

 中山間地域という一くくりの中で担当課を決めるということは、私ども、しておりません。中山間地域でも林業やとか、また農業、それから文化面、それから自然面、いろんなことあると思いますので、そういったことでそれぞれ担当課があるというような状況です。



◆3番(久保智敬君) 

 決める必要ないということでしょうかね。一回検討してみてください。

 そしたら、熊野川地域のことについてお伺いします。

 ことし、住民懇談会をさせていただいて、そのときにさまざまな地域の問題点、また不安などをお聞きしました。一番多かったのが交通の便、病院に行く、また買い物に行く、この不便さを言われておりました。しかし、何とかしてくれとか強硬に言われる人はいません。というのは、こういう厳しい環境の中で何十年もの間その村を守ってきましたし、何かあれば隣近所で助け合ってきたから、今さら言うてもという思いもあったのでしょう。

 しかし、今になって周りを見たときに、高齢化で助け合うことができなくなってきている。今、緊急時には救急車がすぐ来てくれるような体制をとっていただきましたが、これは本当にありがたいことなんですが、常日ごろの買い物は、近くまで食料品を積んだ車が行商に来てくれるんで何とかなっておりますが、これがなくなってしまったらどうなるのかという不安、これがあります。

 それが、今現状だと思うんですが、今買い物難民という言葉を最近目にします。これは、山間地だけでなく、都市部で高齢者にとって買い物が不便になってきているとの見方でございますが、ここでは山間地域の高齢者に限って話を進めたいと思います。

 要するに、山間地域に住む高齢者の生活を支援する最良の形はどんなのか。これは、人も物も運び、薬の受け取りや年金の引き出しなども代行するサービスができることが一番なんですが、法律の規制、また財政を考えたときにはなかなか厳しいものがあると思います。しかし、前向きに検討していく必要があるのではと私は思っておりますが、この点、どう思われるでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 本当に、そのとおりだと思います。行政バスとかも、今いろんな課で検討してもらってるんですが、熊野交通さんとの兼ね合いもありまして、すぐには行政バスの運行も決まらない状態ではありますが、そういうお年寄りが安心してお医者さんへ、医療センターへ行ける手段、また買い物に行ける手段、そういうのを考えていきたいと思っております。



◆3番(久保智敬君) 

 懇談会で聞いたお話の中に、こういうことを言われてる方がいらっしゃいました。若い人にここに残れとは言わない。せめて、定年退職したら帰ってこられるようなふるさとにしときたいと。若い人たちを思う気持ちと、この村を守っていきたいとの切実な願いを感じました。

 来年3月、過疎地域自立促進特別措置法が期限切れとなり、新たな支援策がどうなるのか、これ気になるところでございますが、補助金よりも補助してくれる人のシステムをつくることのほうが大事だと私は思っております。

 そこで、お聞きしますが、集落の維持、活性化に支援員制度がございますが、これは検討されたことがあるでしょうか。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 今、議員おっしゃられましたのは、地域おこし協力隊という、その件のことでしょうか。



◆3番(久保智敬君) 

 それもあるんですが、まずは支援員制度。これ、幾つもあると思いますよ。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 私どもが把握してるのは、一つは地域おこし協力隊といいまして、今年度から総務省のほうでスタートしました制度といいますか、事業でございます。それに関しましては、この4月に行政局のほうとうちのほうで適用するかどうか、その辺の協議といいましょうか、相談はかけた経緯がございます。



◆3番(久保智敬君) 

 その地域おこし協力隊の事業を聞きたかったわけで、先に言われましたけども、この事業は、地方自治体が都市住民を受け入れ、地域おこし協力隊員として委嘱し、地域で生活し、地域住民の生活支援などに従事してもらいながら定住、定着を図る取り組みとあるんですね。こういった事業は、本当に今必要じゃないかなと私は思ってます。早く検討すべきじゃないかなと思います。

 今回、熊野川の交通体系に何とか利用しやすいものはないかと調べておりました。それで、みなべ町でデマンドタクシーを開設されたと聞いて調べに行ってまいりました。このデマンドタクシーというのは、簡単に言いますと予約制の乗り合いタクシーですが、このシステムをそのままこの新宮市で使いますと財政負担が大きくなってきます。しかし、検討の余地は十分あると私は思ってます。また、当局が進めようとされた有料ボランティアにしてもできないことはない。要は、地域の皆さんの協力とタクシー会社、またバス会社の協力はもちろん得られなければできませんけど、そういう提案を出せるかどうかだと思うんですね。本当に、地域の皆さんにとって利用しやすいシステムになるよう検討をお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 はい。ただいまみなべのデマンドタクシーのお話、いただきましたけども、みなべのほうでは、南部町と旧南部川村の合併を機に平成19年4月から、現在ジャンボタクシーとセダン型のタクシーを利用して均一300円の料金で運行しているようでございます。

 それらも含めまして、この熊野川地域、あるいは高田も含めた地域の高齢者を中心としたいわゆる交通弱者と言われる方々の交通体系につきまして、今庁内で関係課を含めて協議を始めたところでございます。いろんな角度から今後検討していきたいと思っております。



◆3番(久保智敬君) 

 今の、先ほど市長が言われておりました熊野交通さんですね。今、4路線走ってもらってると思いますが、その利用状況はどうなんでしょうか。また、撤退するというような話はないでしょうか。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 この熊野川地域につきましては、大きく分けると4路線、熊野交通では7系統と言ってございますけども、小口から新宮駅へ来るもの、小口から志古、神丸から瀞八丁、神丸から竹筒、神丸から玉置口、神丸から篠尾、志古から篠尾、この七つが現在走ってございます。今のところ、熊野交通のほうからこれらの路線について撤退を含めた御相談はございません。



◆3番(久保智敬君) 

 わかりました。

 次に、高田地域について質問させていただきます。

 高田地域は、昭和30年代には1,200人以上いらっしゃいました。ことしは352人。熊野川町も、31年に発足されて6,000人から今は2,000人。要は、この45年から50年にかけて3分の1から4分の1に減少しております。

 この人口減少の流れの中で、2年前に高田地区では保育園が休園となりました。昨年、この地域の人、保護者の方から開園の要望がございました。担当課の方にもお話を伺いました。休園するに至った理由、これやはり子供たちが少なくなったということでございますが、突然のことで、地域の皆さんにとって、保護者だけでなくて地域の問題として、区民全体にこういった問題提起をまずはされるべきではなかったかなと思いました。

 今、高田の地域の現状を見ますと、この保育園の休園により、今後さらに小学校、中学校の閉校にまで進んでしまうのではとの危惧が地域の皆さんはあるようにも思います。この、小学校、中学校の今の生徒数の状況、また今後の考え方を教えていただけますか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 現状なんですが、高田小学校は今児童数が7人でございます。それで、中学校が6人という現状でございます。



◆3番(久保智敬君) 

 今後は。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 来年度以降、また若干減る可能性が出てきてるんですけども、まだ確定はしてございませんで、児童数が当然減るということは、先生の数もまた減っていくということにつながりますんで、学校自体が、今複式学級で行っておるんですけども、それがだんだんと崩壊の方向へ向かっていくという可能性が出てきてるということです。



◆3番(久保智敬君) 

 余りこういう場で言いたくはなかったんですが、こういうものを出したくはなかったんですが、やはり今の高田の現状、今マイナス面を挙げてみますと、観光農園が閉鎖されてます。高田特産品センターが解散されてます。ふるさとまつりを3年前にもうやめております。診療所がことし4月に閉鎖してます。また、昨今では、スポーツ施設の屋根が飛ばされました。これにかかる費用は二千数百万円、どうするのか。

 また、プラス面を挙げますと、天台烏薬で雇用の創出がございます。徐福茶がおいしくなってお茶っ葉が売れ出してるというのもあります。また、水力発電で雇用の確保もありますし、また売電の利益も創出されております。そして、何よりも一番が雲取温泉、ことし宿泊客が1万人を突破と言われてます。サッカーの選手、野球選手の団体客がふえたと、一般客もふえたということで、本当に最近の明るい話題かなと思います。

 こうした現状を踏まえて、この保育園の問題、またスポーツ施設をどうするのかと、これ地域を巻き込んで協議していく必要があると思います。そして、その一歩前進させるために、この地域おこし協力隊員の取り組みをすべきだと思いますが、いかがでしょうか。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 この地域おこし協力隊でございますが、先ほど議員のほうからありましたように、農林水産業への従事であったり、あるいはまた水源の保全、監視活動であったり、環境保全活動であったり、それから住民の生活支援であったり、地域おこしの支援であったりというさまざまな分野がございますけれども、これらにつきましては、そういった今言われたようなところでやっていけるのかどうかも含めて、所管する課の意見も聞きながら研究を進めてまいりたいと考えております。

 なお、議員御存じかと思いますけども、これは期間が1年から3年の間というもので、なおかつ住民票を移さなけりゃいけないという、そういった条件がございます。それで、報酬的には200万円程度ということになっておりまして、それらの人材も果たして確保できるのかという部分もございますし、さまざまな課題があろうかと考えてございます。



◆3番(久保智敬君) 

 やる前からマイナス面を挙げるんじゃなくて、やっぱり前向きにしていただきたいと思います。

 この項については以上です。

 最後に、緊急時の生活支援についてでございますが、市長は、この雇用対策、また企業誘致、また市内の商店街活性化、働く場所の確保、本当に今行わなければならないのは、やはり働く場所の確保とか、これが一番大事だと思うんですね。

 私の友人の経営する会社が先月倒産しました。厳しくなってきたとは聞いておりましたが、こんなに早く看板をおろさなければなくなるとは思ってもいませんでした。当然、私のほうも緊急融資制度の活用を勧めました。本当に、厳しい状況が続いております。

 また、市民相談の中で、緊急時の生活支援策はないのかといった相談事も多々あります。リストラになって住宅ローンの返済に困ってしまい、家を手放さなくてはならなくなった。月々の返済は何とかなるけど、ボーナス払いがどうにもならなくなったとのことでした。こういったときの支援策を探しておりましたら、先月30日に国会で債務返済猶予法案、いわゆるモラトリアム法案が可決され、このことを早速伝えて銀行に行くようにと連絡したところでございます。

 このモラトリアム法案、これは中小企業者や住宅ローンの借り手から返済方法の変更などの申し込みがあった場合に、できる限り貸し付け条件の変更等の適切な措置をとるように努めるよう、銀行や信用金庫など金融機関に対し努力義務を課しているほか、貸し付け条件の変更等の実施状況、さらに法律に基づいて金融機関が整備した体制等を開示するよう義務づけているとのことでございましたが、要は住宅ローンの返済を最高3年金利だけでいいですよということだと思ったんですが、それでよろしいでしょうか。また、詳しいことがわかったら教えてください。



○議長(奥田勲君) 

 北畑課長。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 今おっしゃられましたように、この金融円滑化法案、11月30日に国会で成立し、4日から施行されてございます。

 その中で、ただいまの住宅資金借入者につきまして、その3年間の猶予というお尋ねですけども、当初確かに最大3年間の返済猶予ということで話が進められておりましたけども、現在私が把握してる範囲では、はっきりと最大3年間というのはなくなってるように思います。金融機関と借入者がその条件変更について話し合いをするというようなことにかなり緩和された、借入者からいくと緩和じゃなくて厳しくなったというようなことになってると思います。



◆3番(久保智敬君) 

 はい、わかりました。

 次に、別の件ですが、自営業をされた方が御両親の不幸が続き、なお子供さんの入院など出費がかさんで仕事もできず、売り上げがないまま借金だけがふえていきました。こうした方に対する緊急生活支援、これいろんな支援策がありました。

 まず、先ほど言いました緊急融資制度の活用、これは商工観光課がずっと事業されている。今、事業されてる方はほとんど利用できるんですが、あと生活福祉資金貸付事業、これは社会福祉協議会がやってます。県の事業が大きく見直しが行われて幅広く活用できるようになっております。また、離職により住宅等にお困りの方に対する各種支援、これはハローワークでやってます。新しいセーフティーネットがしかれておりました。新宮市の事業でも、今回の予算にも上がっておりましたが、住宅手当緊急特別措置事業とさまざまであります。

 大きな都市では、このすべての事業、社会福祉協議会、またハローワーク、また行政、これの窓口をハローワークが設けるということだそうですが、新宮市はやはり小さいまちですのでそういうのはなくて、ただそれぞれが連絡をとりながら進めていくと解釈をしていますが、それでよろしいですか。



◎福祉課長(勢古口博司君) 

 はい。この件に関しましては、去る10月16日に政府内での緊急雇用対策本部が設置されておりまして、その中で緊急雇用対策として、アクションプランとしてワンストップ・サービス・デイという日を設ける、施行日を11月30日と決めて、そういうプランが発表されております。

 このいろんな事業につきましては、離職者支援、派遣切り等によって職を失った方、そういう方が住宅に困ってる、住宅喪失もしくは喪失する状態にある人、並びに就職の確保ができない、こういう人のためにいろんな事業が今展開されておりまして、その一番の窓口となるところがハローワーク、雇用保険の対策の部署になっております。

 その中で、先ほど議員おっしゃられましたように、市では住宅手当の緊急措置事業、並びに社会福祉協議会ではいろんな生活福祉資金の貸付事業等、いろんな制度が新しく設けられておりまして、それで一応それぞれが窓口として機能しておりますので、最終的には、適用ができましたら、それぞれのところで申請をしていただくという形にはなるんですが、どういう事業に適用するのかなかなかわかりづらいところもありますんで、このような形で全国77カ所でワンストップ・サービス・デイをハローワークで設けたというふうに聞いております。

 その中で、和歌山県におきましては、ハローワークにこういう窓口を設けることはしておりませんでした。これは、奈良県もそうらしいんですが。それで、私どものほうとしましては、やはり人口的にも規模が小さいところですので、派遣切り等による影響というのはそれほど少ないんかなとは思っておりますので、それぞれ私どもの生活相談支援員、並びに社協の貸し付けの担当、並びにハローワークの担当官、それぞれ3者がお互いに連携をとって、連絡をとり合って、こういう方が来られたという形で連絡調整をとるようになっております。

 基本的には離職支援ですので、ハローワークへ行かれる方がメーンになろうかと思うんですが、必ずその場合、市の事業、社会福祉協議会の貸付事業に該当する場合は、ハローワークから連絡票を添えてこちらの担当部署へ来ていただくというような手配で、3者で連携をとるような形になっております。また、逆に私どものほうにいろんな生活相談に来られた場合も、ハローワークのほうの事業が適用されるようであれば、そちらのほうにも行っていただくというような体制をとっております。



◆3番(久保智敬君) 

 今回お願いしたいのは、そういった緊急生活支援相談窓口をこの庁舎内にとっていただけないかということであるんですが、そういう今体制づくりをやってるということで了解もしたいんですが、やはり今言われたのは、離職による困った方という部分だけじゃなくて、今家族で病気が出たとか、本当に生活福祉資金というのがどうしても入り用やということで、これは社協が今までやってたんですが、今回特に県の事業として大きく上げてきた事業なんですね。

 そういった、今なぜこういうのが必要かといいますと、やはり今通常じゃないんですね。本当に、厳しい状況があるんですね。だから、それを相談に来られた方に細かく説明し、またこの申請に当たっては、確定申告とか印鑑証明とかが要ってきます。そうした場合に、ここでそれはそのままできますから、そういった窓口を、きちっとした窓口じゃなかったとしても、相談に来た方に対しては、いろんな事業があります、それでこれは向こうへ行ってください、これは向こうへ行ってくださいということになるでしょうけども、やはり今の現実を打開できるように後押しをしていただきたいなと思います。

 市長、どうですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 そういうとこを勉強、研究しなければならないと思います。まだ、少しちょっと踏み込んだところまで、今まだわかりませんので頑張ります。



◆3番(久保智敬君) 

 大切なことは、今の危機を認識した上でその対策、対応をとるようお願いして、一般質問を終わらせていただきます。

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△延会の宣告



○議長(奥田勲君) 

 お諮りいたします。

 本日はこの程度をもって延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。

 あすは午前10時から会議を開きます。

 本日はお疲れさまでした。



△延会 午後4時37分