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和歌山県 新宮市

平成21年  9月 定例会 09月15日−02号




平成21年  9月 定例会 − 09月15日−02号










平成21年  9月 定例会



          平成21年9月新宮市議会定例会会議録

            第2日(平成21年9月15日)

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議員定数19名、現在員19名、出席議員19名、氏名は次のとおり。

           1番  木戸地郁生君

           2番  松畑 玄君

           3番  久保智敬君

           4番  榎本鉄也君

           5番  福田 讓君

           6番  田花 操君

           7番  東 賀代子君

           8番  杉原弘規君

           9番  東原伸也君

          10番  上田勝之君

          11番  三栗章史君

          12番  松本哲也君

          13番  前田賢一君

          14番  奥田 勲君

          15番  松本光生君

          16番  辻本 宏君

          17番  屋敷満雄君

          18番  前田 治君

          19番  大西 強君

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欠席議員 なし。

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議事日程 平成21年9月15日 午前10時開議

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(1)から

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会議に付した事件

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(4)まで

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地方自治法第121条の規定による出席者

          市長                  佐藤春陽君

          副市長                 竹嶋秀雄君

          収入役                 江川忠雄君

          理事(港湾・企業誘致関係及び土地開発公社担当)

                              倉家 博君

          まちづくり政策部

          部長                  川嶋 潤君

          次長兼企画調整課長           芝 悦男君

          商工観光課長              北畑直也君

          企業誘致対策課長            浮田和宏君

          総務部

          部長                  小山壽行君

          次長兼総務課長             丸山修市君

          参事(行政改革担当)          嶋田喜久一郎君

          秘書課長                鈴木俊朗君

          財政課長                上路拓司君

          防災対策課長              井上 登君

          市民福祉部

          部長                  向井 隆君

          福祉事務所長              浜前泰弘君

          生活環境課長              宇井正典君

          子育て推進課長             生駒 明君

          保健センター長             更家嘉重君

          建設農林部

          部長                  中畑孝一君

          参事(建設農林政策担当)兼農業委員会事務局長

                              和田 隆君

          都市建設課長              渕上 崇君

          農林水産課長              津呂建二君

          熊野川行政局

          局長                  平 俊孝君

          医療センター

          事務長                 上野山巳喜彦君

          庶務課長                豊田正志君

          水道事業所

          所長                  山野上光治君

          業務課長                愛須雅文君

          工務課長                谷 昌則君

          消防本部

          消防長                 大石 明君

          次長                  辻坂雅則君

          庶務課長                海野裕二君

          教育委員会

          教育長                 大江清一君

          教育部

          部長                  杉山泰生君

          次長兼学校教育課長           平見善宣君

          参事(文化複合施設担当)兼文化振興課長

                              中岡保仁君

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本会議の事務局職員

               局長             浜口恭行

               次長             畑尻英雄

               次長補佐           平見仁郎

               次長補佐兼議事調査係長    赤松勇人

               庶務係長           北 光子

            第2日(平成21年9月15日)

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△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(奥田勲君) 

 おはようございます。

 ただいまの出席議員は19名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、別紙にて配布いたしたとおりであります。御了承願います。

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△日程1 一般質問



○議長(奥田勲君) 

 日程に入ります。

 日程1、一般質問を行います。

 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い、順次発言を許可いたします。

 当局の答弁は備えつけのマイクを通して明確に答弁を願います。

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△杉原弘規君



○議長(奥田勲君) 

 それでは、一般質問を行います。

 8番、杉原議員。



◆8番(杉原弘規君) (登壇)

 おはようございます。一般質問を行います。

 まず最初に、項目の変更をお願いしたいと思います。辺地債の件で、?、?、?となってます。この?の農業、林業の経営近代化のためにを冒頭に質問させていただきたい、このように変更をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

 私は、6月議会において辺地債についての目的、定義、対象等についてお伺いをしました。今議会において再び辺地債の問題を取り上げるというのは、6月議会を受けて、熊野川町の皆さんと話し合いをしました。地域が何を必要としているのか、地元からその声が大事だという話をしました。熊野川町の皆さんは、辺地債という山村向けの起債の有利なものがあることを知らなかったということでありました。

 そこで今回、私は、この辺地債の中に規定されている産業の振興、地場産業の振興に視点を当てて、具体的な計画の内容を取り上げてみたいと、このように思います。

 まず、冒頭にですが、この取り扱い要領の中に一般的事項というのがあります。その6項目めに、辺地債の、辺地対策事業債となる施設は、原則として当該辺地の区域内に設置されるものとするが、当該辺地の区域以外に設置する施設であっても、当該辺地の相当数の住民が利用することとなる等のものであって、市町村が財政効率等を考え、適正な設置、配置の視点から行うものについては対象とするものであると、こう書かれています。

 そこで、お聞きしたいわけですが、この6項目の今私が述べた点について、当局はどのように見解を持ってるか、教えていただきたいと思います。



○議長(奥田勲君) 

 芝まちづくり政策部次長。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 今、議員が述べられました要領の関係なんですけれども、一般的には、この辺地というのがあって、辺地債を使う場合には、そこの地域で施設なら施設を整備するというのが基本、あるいは原則かと思われますけれども、場合によっては、その場所が、その地域が全体から見て適切でない、ほかの地域、辺地でないところに整備したほうがいいという場合なんかは、それが、今述べられました文言が適用されるのかなと、このように考えております。

 ちなみに、熊野川町におきましては四つの辺地、敷屋辺地、九重辺地、三津ノ辺地、それから小口辺地とございますけれども、今述べましたように、それ以外の地域に整備するのが適当な、最適な場合はですね、そういったものが適用されるのかなというふうに考えております。



◆8番(杉原弘規君) 

 そうすると、ここでいう当該辺地というのは、今課長も述べられましたが、敷屋、九重、三津ノ、小口の四つの辺地を指していると、こう言われました。この辺地外というのはどこを指しているんですか。例えば、熊野川町全体を当該辺地として見るのか、今言うた四つの部落を指していうのか、ここら辺はどういうように当局の見解は持ってますか。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 旧熊野川地域ですね、ここを見てみますと、辺地に入っていないのは、わかりやすく言えば日足地域周辺ですね、ここが辺地には入ってございません。



◆8番(杉原弘規君) 

 そうすると、熊野川町全体を指して当該辺地として位置づけられるんかどうか、これはどうですか。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 先ほど私が申し上げましたように、旧熊野川町の地域全部ではございません。だから、ちょっと質問の意味がもう一つのみ込めないんですけども、その旧熊野川町の地域にあっても、辺地のところもあれば、辺地以外のところもありますのでね、そういう区別で考えてもらったらよろしいかと思うんですが。



◆8番(杉原弘規君) 

 この当該辺地というのは、いわゆる今四つの辺地に位置づけられた部落以外、旧熊野川町全体をその辺地外として位置づけたらよろしいんですね。そこのところがね、ちょっとはっきりしないと、次の質問へ進んでいきにくいんですよ。



○議長(奥田勲君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 私も辺地、過疎の担当を長く務めましたので、そのことから、私のほうから答弁をさせていただきたいと思いますが、辺地というのは、いわゆる辺地度点数という特殊な点数評価がございまして、その100点を超えるものを辺地といたしてございます。そしてまた、その過疎債と違いまして地域全体を指定する、辺地債は、その辺地とされる、例えば集落の集合体をこの辺地として指すわけでございまして、その設定はそれぞれの自治体が、あるいは県山村対策課、あるいは市町村課等と協議して定めていくものです。ですから、今、芝次長のほうから申し上げましたように、熊野川地内でも辺地に入るところと辺地に入らないところがある、こういう状況でございます。また、今、杉原議員が御指摘のように、辺地外の施設であっても、辺地住民がそれによって大きな寄与を受ける、また利用する、こういう施設等についても辺地の対象、辺地債の対象になるということでございます。ただ、その場合、辺地住民の利用度とか、それは例えば20%ぐらいの方が利用するよ、その施設をということになれば、当然のことながら、その20%分だけ辺地債の対象となると、端的に言えばこういうことだと思っております。



◆8番(杉原弘規君) 

 ちょっと質問の仕方が悪いんかわかりませんが、その当該辺地というのがあって、四つの部落だと。当該辺地外、区域以外、この区域以外というのが、四つの部落以外、それは旧熊野川町の四つの部落以外、旧熊野川町全体を指して区域外というのか、そうでないのか、そこを知りたいんですよ。その点についてどうですか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 それは、こういうことであります。例えば、辺地のいろんな適債事業である諸事業等に該当するものであれば、当然辺地債の対象となりまして、しかもその利用は辺地内を、辺地度を下げていく、こういう考え方の中からそれを活用するものですけれども、その辺地外というのは、当該市の範囲の中におきまして、その施設外に立地するものと、こういうことだと我々は認識しております。ですから、日足地区に辺地の住民も多く利用する施設ができた場合、それは当然辺地外の地域でありましても、その対象となり得る可能性があると、こういうことです。



◆8番(杉原弘規君) 

 はい、わかりました。要するに四つの部落、辺地として位置づけられている部落以外のこの近辺の区域外ですね、そこの区域外の住民たちも、この辺地債を使って、それなりの地域住民の受益が多く得られるという条件があれば、その辺地債を活用した事業ができると、こういうふうに理解してよろしいですね。



◎市長(佐藤春陽君) 

 原則的にはそういうことでございます。



◆8番(杉原弘規君) 

 はい、ありがとうございます。この中で、辺地の区域内に設置される施設で、当該辺地の区域外の住民に対しても相当の利益を及ぼすというものであってというのは、先ほど、答弁がありましたが、要するに例えば日足の近辺でも、その辺地に位置づけられていない宮井のほうでも、そういうところでもこの辺地債を使った具体的な事業があれば、それは使えると、こういうふうに私は理解させていただきます。

 そこで、ちょっと飛躍した話になりますが、見解だけでいいです。この熊野川町の辺地債の中で区域外というのは、少し飛躍しますが新宮の町というところについては、これはちょっと飛躍した話でしょうか、それは具体性があるんでしょうかね。ここら辺、どうでしょうか。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 今の件につきましては、旧新宮市内の部分では、これは該当はしないと考えてございます。



◆8番(杉原弘規君) 

 はい、わかりました。そこで、私は、今回の質問の具体的な内容に入っていきたいと、こういうふうに思います。

 この辺地債の要綱の中でも、産業の振興にかかわる農業・林業経営近代化のための施設についての内容ということで、地場産業の振興に資する施設について具体的にお伺いをしたいと、こういうふうに思います。

 先ほども申し上げましたように、6月議会で、その辺地債とはどういうものかということを、私、ここで質問の中で述べさせてもらいました。この産業の振興についてですが、対象が明確にされています。農業・林業経営の近代化のために共同利用の施設を対象とするとなっています。具体的にはどういうことを指しているかといえば、農業機械、これは共同でするものであれば農業機械、育苗施設、集荷・貯蔵施設、畜舎、養殖施設等が掲げられています。これは、今言ったように共同で利用する場合ということで限っています。この点について、この辺地債を使うことができますね。この農業機械を共同で仕入れる、育苗施設をつくる、それから集荷・貯蔵施設、畜舎、それで養殖施設、こういうものが辺地債の要領の中で記載されています。これは具体的に言えば、地元からそういう要望があればできますね。いかがでしょうか。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 6月の定例会における一般質問のときにも、私、申し上げましたけども、まず地域住民からそういった要望なりがあったり、あるいはまた行政の施策としてそういったものを考えたときに、それを十分精査する必要がございます。それが、その地域の発展に貢献するというふうに判断をしたときに、それはそういうふうな形になろうかと思います。

 もう1点、先ほどのお話の中でその辺地以外のところに整備する場合には一つの条件がございまして、既に議員、よく御存じかと思いますけれども、その施設の利用者の総数、これを分母に持ってきまして、それで分子にこの辺地の地域の、その辺地における利用者数、ここの割合が50%を超えると、これが一つの条件になっているということでございます。



◆8番(杉原弘規君) 

 そのとおりだと思います。要するに、辺地債を使って、そういう利用者が多ければ、こういう農業機械とか育苗施設とか集荷・貯蔵施設などができるということなんですよ、そういうことですよね。いろいろ条件はあったとしてもね。そのように理解します。

 そこで、この共同利用施設として使うことができるというふうに、私はそういう判断をさせてもらいますが、そうすると、例えばの話です、今このマコモが脚光を浴びてきてるんですよ。それで、マコモを生産している農家の方は、これはこれからまだ広がりつつあるという、何か自信持ってますね。何かいろいろこれから広がっていきますよと。それで、栽培農家もふえつつあるということを言われてます。そのためには、マコモのこの保管するための冷蔵庫が要ると、こういうことが言われてますが、こういうものに対しても辺地債は、それは先ほど言ったような条件はありますよ、条件がそろえば、辺地債を使って、それを事業として起こすことができると、こういうことですね。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 先ほどのこの要領に載ってますところを読みますと、多分そういったこともいけるのではないかなと、このように考えておりますが、その辺のところは十分精査する必要があると、このように考えております。



◆8番(杉原弘規君) 

 ぜひ、それは精査してください。私は、こういう集荷・貯蔵施設の対象として、今言ったような冷蔵庫なども、農家の方の要望を受けて、そういうものが対象となるというふうに私は理解してます。ぜひ精査して、一遍きちっと折り合うような形をつくっていただきたいというふうに思います。

 それから、次の課題になりますが、地場産業の振興に資する施設として四つ掲げられています。それの二つの例を出してみたいと思います。

 一つは、生産施設、加工施設というのがあります。これは、地域の経営資源を活用して製品を製造し、または加工するための生産施設及び加工施設をつくることができると、こう書かれています。この地場産業の振興に資する課題の一つとして、例えば私は篠尾のことをよく取り上げるわけですが、篠尾のコンニャクをとってみると、現在このコンニャクをつくっている場所はクラブの裏の狭いところでつくってるんですよ、コンニャクをね。こういう場合、このコンニャクの加工施設等も要望があれば適用されますか。どうでしょうか。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 まず基本的に、一個人がするような場合には、それはなかなか難しいことになるのかなというふうに考えています。一般的に組合等、農業の関係の組合等を組織して、そこで継続的にやるという、そういうふうな計画を立て、それが一つの販売ルートも含めてさまざまな総合的に、計画を立てて、そこでの判断になろうかと思います。一概に、例えば一個人がそれをやるという場合には、なかなか難しいかもしれません。その辺は十分精査する必要があろうかと思います。



◆8番(杉原弘規君) 

 申しわけありません、私、ちょっと舌足らずで。そのとおりです、個人ではありません。やはり、そこにある組合とか共同の協議会いうんですか、共同体、こういう組織が土台になって今の話が具体化されればできると、こういうことだというふうに、私は、今の課長の答弁で理解したいと思います。

 そこで、そういうことになれば、この加工施設というのは、ただ私はコンニャクを例に出しましたが、熊野川町にはいっぱいありますよ、そういう埋もれた農山村のこういう資源というんですかね、地場産業の振興に資するそういう内容のものがいっぱいあります。これは、ただコンニャクだけをとって言いましたが、ほかの広い、ほかの分野でもそういうことはできますよね、同じことになりますね。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 もちろん、さまざまな地域資源があろうかと思いますから、それはいろいろあろうと思います。コンニャクだけではございません。



◆8番(杉原弘規君) 

 はい、ありがとうございます。もう一つ、いわゆるこの地場産業に資する施設としての四つのうちの二つ目ですが、流通販売施設があります。製品の展示場等、普及宣伝のための施設及び倉庫、店舗、その他流通販売のための施設をつくることができます、こうなっていますが、これはそのとおりですよね。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 そのとおりでございます。



◆8番(杉原弘規君) 

 そうなると、日足近辺に、あるいは場所は別に特定しませんが、いわゆる辺地外のところで、指定外のところで、こういう倉庫とか店舗とか製品の展示場とか、そういうものをやろうとすれば可能になると、可能だということが言えると思いますけども、そのように理解してよろしいですか。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 まず、先ほどちょっと私、条件のところで申し上げましたけれども、その施設を利用する方、その人数と、その辺地の地域の方々の利用する人数、その辺の割合がポイントになりますので、仮に日足あたりにそれを整備しますと、その辺地以外の方の利用というのが結構多いのかなと、これは今ここでの想像でございますが、そういった部分で、一つの条件クリアの課題といいましょうか、そういったところが出てこようかなと思います。



◆8番(杉原弘規君) 

 基本的には、課長が前回の議会でも述べたとおりなんですよ。やはり地元からのそういう声が集約されないとだめですよということはわかってます。この辺地債のこと自体を知らなかったと、中身も全く知らないというのが旧熊野川町の皆さんの実際の今の受けとめ方なんですよね。ですから、私は、この議会で取り上げたのは、具体的にそういうところまで皆さんに知っていただく意味も含めて取り上げさせてもらいました。

 私は、この旧熊野川町の農山村で生計を立てている皆さんが、地元でとれる資源を生かして、生産、加工、流通にかかわる施設を要望すれば、辺地債を活用して村おこしの施策を可能にする、そういう条件は十分あるというふうに受けとめました。現在、熊野川町が高齢化が進んでいる中で、施設をつくっても後の管理について心配をする方もおるかもわかりません。高齢化が進行している地域であればこそ、辺地債による事業計画が望まれるのではないかというのが私の考えであります。

 例えば、育苗について見ても、十分採算に合うものだと私は考えます、村おこし、里おこし、山おこしを基本に据えた施策を大きく展望していかないと、ますます僻地が寂れることになりかねない、このように思っています。全国各地では、高齢者が自力で村をよみがえらせた経験話がたくさんあります。特に、注目されるのは高知県の上勝町ですね、そういうような経験もあります。

 私は、今後のこの国の農業政策が自給率を高める方向に変化すると見ています。そのようになると、若者がUターン、あるいはIターンによって山村へ戻ってくる時期が必ず来るということを私は展望してます。国の農業政策が転換したときにおくれをとらないためにも、今から農業・林業経営の近代化、そのために辺地債を活用して農山村施策に大きな力を傾けるべきだというふうに私は心底思っているところであります。もっとこれを具体的な取り組みに、旧熊野川町の皆さんと相談をしながら今後進めていきたいということを述べて、ここの部分での質問を終わります。

 そこで次にですが、鳥獣害対策、あるいは公有林の雑木類の植栽の問題についてですが、まず冒頭にお伺いします。

 先ほどの答弁でわかりました。鳥獣害対策とか、この公有林への雑木の植栽について、辺地債の活用はできないかというふうに私は当初思ってたんですよ。しかし、今の答弁で大体わかりましたけど、これは無理だということで理解してよろしいですね。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 この要領の中には、そういったことが記載されてございませんので、多分難しいのではないかと、このように考えております。



◆8番(杉原弘規君) 

 そこで、私は、この鳥獣害対策について、さらに突っ込んで質問をしたいと、こういうふうに思います。

 一つは捕獲おりの問題です。もっとこの数をふやしてもらえないのかと、数が少ないという声があります。熊野川町大山では、10個のおりの貸し出しを要請したということでありました。ところが、二つしか市は貸してくれなかったと。けものの捕獲は一度に捕まえないと効果が出ないと。それで、捕獲が追いつかないなどの声があります。アライグマ、シシ、シカ、猿などによって捕獲おりの種類、各おりの数にも差が出てくると思います。時期にもよると思いますが、各地域に出没したけものの捕獲に適応できる体制をとる必要があると思います。特に、アライグマ、イノシシの捕獲向けに数をふやすべきだと思いますが、この点については当局はどうお考えですか。



○議長(奥田勲君) 

 津呂農林水産課長。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 現在、おりの数につきましては、大型捕獲おりが14基、小型捕獲おり10基を購入し、貸し付けを行っておりますが、今後もふやす方向で計画しております。



◆8番(杉原弘規君) 

 そこで、鳥獣被害防止措置法というのができています。これは07年の12月の国会において可決・成立した法律であります。ハード事業では2分の1の補助、それからソフト事業では200万円までを上限に全額補助されるということになっています。この新宮市において具体的な事業を行ってきた内容があると思います。簡単に報告していただけませんか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 この事業につきましては、平成22年度から実施する予定でございます。現在、有害鳥獣捕獲事業による有害鳥獣の駆除や、電気さく、網等への助成を行っております。20年度の実績でございますが、捕獲事業では猿が161頭、イノシシが50頭、シカ76頭を駆除しております。また、電気さくや網の設置には24件の助成を行っております。貸し出しを行った捕獲おりには、20年度ですが、イノシシ2頭、シカ2頭、タヌキ7頭、アライグマ7頭を捕獲しております。また、本年度8月末現在の捕獲おりには、イノシシ9頭、シカ3頭が捕獲されております。



◆8番(杉原弘規君) 

 はい、ありがとうございます。この鳥獣被害防止措置法に基づいて、これは平成22年度からという今の答弁ですが、これからそういう取り組みがされるということで、こういう課題も、じゃ平成22年度の中で組み入れていくという、取り入れていくということで理解してよろしいですか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 ふやす予定でおります。



◆8番(杉原弘規君) 

 それから、鳥獣対策について次の課題なんですが、このわなによるけものの捕獲の免許についてであります。

 獣害被害を防ぐ方法として、わなによるけもの捕獲が一定の効果があると思います。これは、甲種免許の取得が必要になりますが、新宮市全体で甲種免許の所持者というのはどのぐらいあるんですか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 網・わな猟免許者は28名です。



◆8番(杉原弘規君) 

 それ、熊野川町も高田も木ノ川も含めてですか。合わせて、全体で。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 新宮市の全体です。



◆8番(杉原弘規君) 

 旧熊野川町においての、この所持者いうのはどのぐらいあるかわかりませんか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 うち14名です。



◆8番(杉原弘規君) 

 半分だね。この、わなによる免許を取るための費用なんですが、これは2万5,000円程度要るというふうに聞いたんですが、これ幾らぐらい、正確に言うとどのぐらい要りますか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 新規の場合は1万5,200円で3年間有効となっておりますが、新たにまた取ってから免許を登録する場合は、また登録料とプラス保険料がそれにプラスアルファになっていくと思います。



◆8番(杉原弘規君) 

 それで幾らぐらい。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 登録料につきましては2万2,400円でございます。



◆8番(杉原弘規君) 

 そしたら、約4万円近く要るいうことですか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 そのとおりです。



◆8番(杉原弘規君) 

 そうすると、今先ほど鳥獣被害防止措置法に基づいて、この甲種免許の受験費用、この補助にはなりませんか。いわゆるこの措置法に基づいて、ソフト面、ソフト事業のほうから見ればこの補助は出ないですか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 農家の人につきましては、講習会の参加費用は補助対象になります。



◆8番(杉原弘規君) 

 あとはやはり自己負担、こういうことになっているのか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 そのとおりです。



◆8番(杉原弘規君) 

 私は、この鳥獣害対策の問題について、08年12月議会で新宮市の鳥獣被害防止計画というんですか、これをつくっていただきたいという要請をしました。その後どうなっていますか。この防止計画についてはできてるんですか、これからなんですか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 大変遅くなっておりますが、年内立ち上げを予定しております。



◆8番(杉原弘規君) 

 年度内。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 はい。もうある程度、案はできてるんで、あと県との協議とか、いろいろ協議会の組織のメンバーとか、いろいろこれからお話しする段階に来ております。



◆8番(杉原弘規君) 

 はい、ありがとうございます。一応、できつつあるというふうに判断します。

 それで私は、公有林の雑木類の植栽についてなんですが、以前から言ってきました。鳥獣被害のために、あるいは養蜂対策、生活対策と一石三鳥になると、こういうふうに述べました。この山奥への公有林を伐採して、雑木のカシの木、シイの木、クリやヤマモモ、あるいはコナラなどの植栽を要望しました。それで、この雑木植栽の進捗状況というんですか、これまでに進めてきたその経過、経緯いうんですかね、それを聞かせていただけませんか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 38ヘクタールに約3万6,000本を植栽しております。



◆8番(杉原弘規君) 

 まあいいです、わかりました。後でまた具体的に調べます。

 県が100%補助する環境林整備事業について、現在でもこれを活用していますか。



◎農林水産課長(津呂建二君) 

 この事業につきましては、平成18年度で事業が終了しておりますが、現在100%ではないんですが、森林環境保全整備事業で間伐、枝打ち等を行っております。



◆8番(杉原弘規君) 

 私は、この山奥への雑木植栽を繰り返し訴えてます。それは、鳥獣被害対策ともあわせてそれを訴えてます。やはり、この大もとを変えていかないと、鳥獣害対策というのはやはりおさまらないと、こういうふうに理解してますので、ぜひ今後も山奥への雑木植栽を、この鳥獣、いわゆるけものを山へ返す手だての一環として、ぜひ取り上げていただきたい。ぜひ続けていただきたい、このことを強く望んで、この項の質問を終わりたいと、こういうふうに思います。

 それでは、次の東南海・南海地震についてですが、私は、この間静岡沖の地震が揺って、あのときに一瞬思ったですよ、静岡沖やから、これは東南海・南海地震に連動してるんかなというふうに一瞬思ったところです。それで、やはりこれは近々来るというふうに感じたんですが、政府のほうではそれは関係ないと、こういうふうに報道されてます。ここで、やはり新宮港の問題ですが、第一期工の地内に保管されている原木、これが津波によって港内への流出というのが免れないというふうに私は今なお心配をしています。この問題については、07年の6月議会でも取り上げたわけですが、私は、そのときに流出防止の頑丈なさくをつくるべきだと、このように申し上げました。たしか検討課題になっていたというふうに記憶しているんですが、その後この流出防止のさくについてどのように進んできてるか、計画されてるか、教えていただきたいと思います。



○議長(奥田勲君) 

 倉家まちづくり政策部理事。



◎理事[港湾・企業誘致関係及び土地開発公社担当](倉家博君) 

 議員がおっしゃっておりますこの流出防止さくにつきましては、私どもも大変この必要性というのは十分認識しております。ただ、実際に現場を見ますと、防犯対策として囲っている、簡易な囲いしか設置できていない状況でございます。

 そしたら、ほかの港はどのような状態なのかということで調べさせていただきましたが、この流木が流れ出さないように囲ってしまうということになりますと、莫大な費用が要るということがまず一つ。そして、あとそういう頑丈な囲いをすることによりまして、その木材の荷役作業にやはり支障を来すと。結果、その荷役料が高くなって、荷主さんへの負担がふえてしまうというようなことで、ほかを調べたところでは、そういう流出の防止さくを実施しているというような港はないような状況でございます。

 新宮港で荷役を請け負っております新宮港の埠頭株式会社で確認しましたところ、この二期の新宮港の整備ができました後につきましては、チップの輸入につきまして大幅に増加しておるわけなんですけども、木材の原木そのものの入荷量というのは、議員が一般質問をされた2年前に比べまして極端に減少しているというのが現状でございます。

 議員のこの一般質問の通告が出されました後、私も新宮港の木材の保管状況というのを確認してきたわけなんですけども、聞きますと、現在約2万本の原木を一時保管しているというような状況でございます。これが議員がおっしゃりますように、もし津波等によりまして全部新宮港に流出した場合なんですけども、多分海に浮かべば10万平米ぐらい、ヘクタールでは10ヘクタールぐらいの規模になるかと思います。議員がおっしゃってますように、この木材の保管場所というのは、一期のほうに保管場所があるわけなんですが、そういう地震になりますと、当然新宮港の岸壁自体も相当被害に遭うということで、二期で整備した耐震岸壁が、そういう支援の船が応急的に着く、そういうような状況になろうかと考えております。

 そういうような状況を考えましたところ、やはりその木材の置き場と耐震岸壁には相当の距離があるということと、そしてまたその流木自体が、10ヘクタールといいますと、新宮港の港全体から考えますと、ほんわずかな面積になるかということが想像できると思います。そういった中では、当然そういう支援船が入るということになれば、相当時間もかかってくるのではないかなと考えられます。その船が入ってくる、入港するまでの間、時間がありますんで、そういった中では、当然その散らばった木材を1カ所に集めて、ロープやかすがい等で結わえるというようなことで、その救援支援船の運航には差し支えないような、そういうような応急的な対策はとれるのではないかと私どもは考えておりますので、どうか御理解をいただきたいなと思っております。



◆8番(杉原弘規君) 

 私も実際現地へ行って写真も撮ってきたんですが、2年前に比べてはるかに材木が減ってます。ただ、私は、今の2万本の数と8万本の数ではけたが違います。その当時は8万本ぐらいあったと思うんですよ。そやけども、私の質問の根本は、あそこへ、流木が新宮港へ流れて、それで救援船が入ってこないという状況を心配してるんです。その回避さえすれば私はいいんですが、ここのところが一番気になってるところであります。確かに、原木も以前に比べたらかなり減ってます。かといっても、今のその2万本でも、かなり港のほうへ流れたとすれば、やはりこの救援船の障害になるということは考えられるというふうに思いますので、この新宮港内での津波対策、原木流出対策、ぜひしっかりやっていただくことをお願いして、この項の質問を終わります。

 それでは、最後の質問です。新宮港の緑地公園、この完成の見通しはどうなのかと、こういうことであります。

 新宮港の国道沿いの緑地公園が完成しているのか、完成していないのかよくわからないと。どちらかといえば完成していないとの問いかけがあります。当局にお伺いしたいんですが、この道路沿いの緑地、この点については、あれは完成しているのか、完成していないのか、どちらでしょうかね。



○議長(奥田勲君) 

 北畑商工観光課長。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 まず、第二期の新宮港の緑地につきましては二つございまして、一つは工業用地の南側になります和歌山県が整備を進めております緑地と、もう一つは一期の黒潮公園から続くスーパーセンターまでの国道沿いと、新宮港内の臨港道路との間の区域を市の土地開発公社が進めております緑地の二つがございます。県の緑地につきましては、地域の人々が日常的に利用できる場所として、また災害時の救援物資、輸送等の救援活動の拠点として、そういう目的を持ってございます。一方、公社の緑地につきましては、遊歩道や広場としての利用と住宅地域との緩衝地帯としての機能、そういう目的を持ってございます。

 緑地の完成見通しはいつごろになるかというお尋ねでございますが、まず東牟婁振興局新宮建設部の説明では、第二期の緑地整備については、現在のところ、面積については約4.8ヘクタールで、平成25年度の完成を目標に進めているということでございます。これにつきましては、防波堤、外防波堤を工事してるんですけども、宇久井側の150メートルの完成時期と合わせた平成25年度を目標としてるということでございます。

 緑地につきましては、津波対策として国道と同じレベルの海抜8メートルまでの緑地帯のかさ上げを今年度中に完成しまして、植栽につきましても、地元佐野区等の意見を聞きながら23年度内に完了するという計画を聞いてございます。

 なお、市の土地開発公社の緑地につきましては、全体面積が3.3ヘクタール、約1万坪で、今年度中に緑地工事を完成する予定でございますけども、このことの詳細につきましては、担当の企業誘致対策課長のほうからお答えさせていただきます。



◎企業誘致対策課長(浮田和宏君) 

 それでは、新宮市土地開発公社のほうで進めております二期の緑地整備について、簡単に申し上げます。

 まず、緑地の区域なんですけども、一期の黒潮公園からスーパーセンター前までの国道沿いに、前面の第二期工業用地との、臨港道路との間の区域、約3万3,000平方メートル、1万坪ですけども、この区域の土地の造成、また植栽等の工事を行い、緑地帯として、また佐野区側との緩衝地帯として整備を進めているものであります。緑地内には植栽を予定しておりますけども、主木は高さ2メーター程度でありますけど、11樹木、また中低木としましては0.5メーターから1メーター程度のものが13樹木でありまして、主に常緑広葉樹の植栽を予定してございます。

 また、緑地内には、市民が散策できるように遊歩道、幅にしまして3メーター、延長は約670メーターとなっておりますけども、を設ける予定となっております。この遊歩道には、黒潮公園側からと、また国道からはスーパーセンター前の交差点、それと佐野の郵便局前のバス停のところ、また田中商店様の前から出入り口を設けておりますので、また遊歩道の途中には芝生の張った広場も数カ所設ける予定となっております。

 なお、この区域は、吉野熊野国立公園区域の第二種特別地域の指定がなされておりますので、これまで近畿地方環境事務所との協議の上、指導を受けた中で、植栽する樹木、また緑地内の施設などを決定しておりますので、一般的な都市公園でなく、自然緑地としての整備となってございます。

 最後に、議員さんから質問のありました完成見通しでありますけども、これまでには黒潮公園のほうから佐野の郵便局の前までの一部については、ほぼ工事が完成しております。残りについては、本年度において工事の完了を予定しておりますので、21年度には緑地工事、公社としては完了したいと考えてございます。ですから、完成後には公社から市への管理引き渡しを進めることになっておりますので、その後に順次、部分的になるかなと思いますけども、市民に開放していく予定になってくるんではないかと思っております。

 以上でございます。



◆8番(杉原弘規君) 

 その、県の計画しているいわゆる緑地公園、これは公園なんだということなんですよね。ところが、国道沿いのところが公園でないと、ここのところが市民の感覚からいえば、あそこも含めて公園だというふうに思ってるんですよ。ですから、あのままで完成していると、ほぼ完成してるということになれば、市民の皆さんは、何や公園になっていないというふうに受け取れるんですね。そこは、やはりその実態を、実情を正確に市民に知らせておかないと、あれは緑地で、環境庁がかなりきつい指導をしてるんだと、きつく指導されてるんだという内容のものも含めて、市民の皆さんに理解してもらうようにしておかないと、あれ、何か公園になるはずやのに、えらいいつまでも妙な格好で公園になってこないというふうに受けとめてるんですよね。県のほうは明らかに公園ですよ。

 そこのところは、やはり市民の皆さんにも正確に伝わるような何か工夫をして、環境庁がかなり制約が厳しいんだというようなことも含めて、いわゆる新宮市が自由勝手に植栽できないんだというようなこともあるんであれば、そういうことも知らせておく必要があると。そうでないと、いつまでもこれは、市民の皆さんの中で理解できていない人は、何やあれ、いつまでもそのままほらくったような状態でという声がきっと上がってくると思いますね。その点、十分市民の皆さんの感情に反映できるよう努力をしていただくことをお願いして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。



○議長(奥田勲君) 

 10分間程度休憩いたします。



△休憩 午前11時00分

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△再開 午前11時13分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

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△木戸地郁生君



○議長(奥田勲君) 

 1番、木戸地議員。



◆1番(木戸地郁生君) (登壇)

 では、通告に従いまして質問させていただきます。

 新型インフルエンザ対策について。

 この問題については、前議会で9番議員からも質問がありましたが、その後余りにも世界中に広がりを見せ、日本ではプロ野球、大相撲、小中高校の部活動での集団感染が発生しています。なお、大相撲の患者60名は全員完治したとも伝えられております。7月末から8月上旬、国立感染症研究所に報告された週単位の患者数は、最大で例年の200倍に達し、世界での死者は9月11日現在3,205人、確認感染者27万7,607人と報告され、各国が警戒を強めているそうです。

 沖縄県では、57歳の男性が国内で初めて死亡、後、神戸、名古屋と9月7日現在12名の死者が出ています。全国約5,000カ所のインフルエンザ定点医療機関が、7月27日から8月2日の週単位の患者数を国立感染症研究所に報告したその数は2,655人に上り、前週から倍増という広がりを見せています。

 そこで、お尋ねいたします。全国、県下、新宮市での新型インフルエンザと診断された患者数を把握されているのでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 更家保健センター長。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 新型インフルエンザと診断された患者数でございますが、7月24日より、施設等における集団感染の場合等を除き、医師からの届け出が不要になりましたので、発生に係る全数把握が今実施されておりません。よって、全国、県下、新宮市内においての全数の把握はちょっと今のところわかりません。



◆1番(木戸地郁生君) 

 そこで、疑問があるんですけどね、世界中でこれだけ騒がれているこの流行性の新型インフルエンザなんですけども、なぜ、この後の項にも出ますけど、この地方では、もしそういう感染者が出たら保健所へ通告すると、それから処置をするというような受け付けでしたが、途中でやめてしまって、今も答弁聞きましたように統計が出てないいうことなんですけど、新聞では連日、学級閉鎖、学校閉鎖いうのが起こってるんですけど、そのやめた原因いうのはわかりますか、患者数の把握の。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 この新型インフルエンザにつきましては、弱毒性ということもあるかと思われますが、集団的に広範囲に感染が広まっていっては困るということで、集団発生の事例の把握を重点的にされるように変わったものでございます。



◆1番(木戸地郁生君) 

 はい、わかりました。そうなれば、一般の市民の方が感染したとしても、数のうちに入らないと。ただ、病院からとか個人の医院から届け出があったら数えておくいうふうな今仕組みになってるわけなんですね。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 今、保健所のほうでは、医療機関のほうから届け出がされる場合もございますけども、ただ新宮市内の全医療機関が報告されてるわけでもございませんので、なかなか数字の把握ができないということです。



◆1番(木戸地郁生君) 

 わかりました。じゃ、今集団感染についてのデータをとっているとの答弁ですが、保育園とか幼稚園とか小中高校等で患者が出た場合、やっぱり休校とか学年閉鎖、学級閉鎖等の処置をとられていることと思われますが、その基準はどのようになっているのですか。去る9月5日の新聞に、和歌山県新型インフルエンザ学校休業基準が報道されましたが、教育委員会に通知されているのでしょうか。最終的には、基準に基づいて学校医や保健所、県教委と協議して学校長が決定するとありますが、この点、いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 杉山教育部長。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 私ども教育委員会所管の幼稚園、小中学校でございますけども、私どもも季節性あるいは新型にかかわらず、インフルエンザということで診断された児童生徒の感染状況によりまして、その蔓延を防ぐための対応基準を定めております。ちなみに申し上げますと、まず学級において1割程度の児童生徒が感染した場合、原則当該の学級を学級閉鎖とします。その期間は5日から7日間程度。それから、その次に、学年において学級を超えて広範な感染が認められる場合、複数の学級で感染が認められる場合ですけども、原則当該の学年を学年閉鎖いたします。同じく5日から7日間程度。次に、学年を超えて広範な感染が認められる場合、この場合には学校を臨時休業いたします。こちらも原則は5日から7日間程度というふうな基準を今持っております。

 それから、それ以外にクラスで1人とかそういった場合には、当該児童生徒に対して出席停止の措置をとっております。

 次に、県の発表でございますけども、県からのこういった基準のひな型につきましては、和歌山県の健康体育課長より9月3日付にて通知がございました。私どものほうでは9月4日に受け付けてございます。また、新聞等に報道されております基準は、これは県立学校等に対応した表現となっておりますので、先ほど申し上げました私どもの基準に基づきまして、医師や学校長、それから市教委が協議の上にいろいろ決定するわけでございますけども、出席停止につきましては学校長、それから学級閉鎖とか学年閉鎖、これらの臨時休業につきましては市の教育委員会が決定をすることになっております。また、この決定につきましては、すべて保健所のほうに報告するというふうな仕組みになっております。



◆1番(木戸地郁生君) 

 教育委員会のほうでそのように決められたら、それを守っていくというのが組織のあれだと思いますけども、また新聞報道では、和歌山市や田辺市などは独自に臨時休校の基準を定めているとあります。新宮市の基準いうのはいかがでしょうか。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 先ほど申し上げましたのが私どもの基準でございますけども、やはり県の定めた基準と、また若干表現、あるいは発生規模などで少しその表現方法を変えておりますけども、一応大体県の、新聞に載っておりました県の基準に準拠しておりまして、市教育委員会が独自に新宮市の基準として定めたものでございます。また、定めるに当たりましては、近隣の町村の教育委員会とも連絡をとり合って、同様に定めております。



◆1番(木戸地郁生君) 

 新宮市の場合、そういうあれなんですけど、神奈川県の市立保育園の場合は、共働きの両親を気遣って、例えば今の基準以上に患者があるんですけども経営してる、保育園を継続してるところもありますから、一概にどうのこうのとは言えないんですけども、やはり私の感じでは、世界や日本だといって騒いでる割に、この地方では余り話題というか、それになってないのがいいのか、もし起こったときにパニックが起こらないのかという心配があります。

 夏に患者の発生が続くのは、多くの人が免疫を持たない新型インフルエンザの特徴と言われていますが、9月以降、学校が始まれば発生率が高くなる可能性があります。当地方で新学期が始まっての発症例はあるのでしょうか。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 小中学校、幼稚園のケースでございますけども、2学期が始まる前に、私どものほうでは1名の児童を確認しております。その後、2学期に入った段階で、合計6名の者に出席停止の措置を行っております。ちなみに、本日現在出席停止等の措置は今ゼロでございます。



◆1番(木戸地郁生君) 

 全国的に見て、9月1日に始業式が行われてからの9月第1週だけで、休校や学年・学級閉鎖をしている幼稚園、小中高校は772校と報告されております。県下では紀北関係で、田辺は1校ありますけども、北のほうが多くて、紀の川の小学校では学級閉鎖が1クラスふえ、また田辺のこれは中学校ですね、中学校では学級閉鎖から学年閉鎖へ移行したというか、そういう処置をとった学校もあります。そうして県下全体では、8月31日から学級閉鎖、学年閉鎖、閉鎖措置をとった学校が21校となっております。この地方は1名から6名に患者さんがふえたということで、学級閉鎖とまではいってないんですね。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 現在のところ、そういった措置は今とっておりません。



◆1番(木戸地郁生君) 

 ありがたいことです。舛添厚生労働大臣は、ワクチンの国内生産量は1,400万人から1,700万人分を10月より供給すると発言されました。新型インフルエンザの感染拡大を防ぎ、死亡事例を少なくするための処置としてワクチンの接種が基本と言われていますが、予想では5,300万人分が必要とも推察されているようです。不足分は輸入で補う方針のようですが、専門家から、副作用が出たときのメーカーの免責、予防接種法との絡みもあると発言されています。輸入ワクチンについてどのような指導があったのでしょうか。指導は今のところないんですか。



○議長(奥田勲君) 

 豊田課長。



◎医療センター庶務課長(豊田正志君) 

 県や国からは、まだ具体的な指導、通達等はございません。



◆1番(木戸地郁生君) 

 けさのテレビでは、日本のワクチンは鶏卵を使ってつくるということなんですが、今度のは分解の率が低いので卵も倍増しなければ追っつかないというようなテレビ報道されておりました。これ、輸入ワクチンでなければ足らないと言いながら指導がないというのは、ちょっと政府に対して物申したいこともありますけども。

 厚生労働省は、新型インフルエンザ用ワクチンの優先接種順位について発表されました。WHO、世界保健機関は、医療従事者を最優先するよう勧告しています。アメリカの大学では、新型インフルエンザの感染拡大を防ぎ、死者を少なくするためには、学校に通う子供とその親の世代が最優先と発表されています。厚生労働省は、糖尿病やぜんそく、心臓や腎臓の慢性疾患などの持病のある人、乳幼児、妊婦さん等1,700万人に優先接種する意向も示されました。

 去る9月4日、厚生労働省は、ワクチンの優先接種順位について発表されました。これによりますと、1、インフルエンザ患者の診察にかかわる医療従事者約100万人、2、妊婦約100万人と基礎疾患のある人900万人、3、1歳から就学前の小児約600万人と1歳未満の小児の両親200万人、その他として、12月下旬以降輸入ワクチンを原則使用、小中高校生約1,400万人と65歳以上の高齢者2,100万人、また小学校低学年は可能なら優先接種とありますが、当市としては、厚生労働省の方針どおりにこの接種順位をされるのでしょうか。また、その時期はいつごろでしょうか。手続の方法はどのようにすればよいのでしょうか。この点、教えてください。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 接種優先順位の件なんですけども、まだ国・県のほうからそのような通知が来ておりません。ただ、報道のほうで言われているだけで、まだうちのほうには通知が来ておりませんので、通知が、そのような内容で通知が来れば、そのような方法で進めなければならないとは思いますけども、まだ通知が来てからちゃんと協議をしていきたいと思います。そして接種時期、手続方法についてなんですけども、これについてもまだ何の通達も来ておりませんので、通達が来次第協議していきたいと思っております。



◆1番(木戸地郁生君) 

 担当の方に異議申しても、この問題は解決しないんですけども、これほど大きく報道され、騒ぎになってる割に、厚生労働省いうのは対応が遅いんですね。まああなたに言っても、これはもうあれなんですけども。やはり、僕がここで聞きたかったのは、この国内産のワクチンはもう新宮市ではどれほど確保してると、その手続は保健所なり個人の医院なり、どこかへ届けたらもうできるというような答弁を期待してたんですけども、結局これ、患者数の多いところもそうなんでしょうか。この辺はわからんわね、ここではね。ちょっと……。続けます。

 国は、新型インフルエンザについて、7月下旬に全患者数の把握を中止しましたが、もし今後市民が発病を訴えた場合、どのように対処すべきでしょうか。世界じゅうに広がりを見せていた初期のころは、新宮市の場合は保健所であったと記憶してますが、現在はどのようになっているのでしょうか。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 市民の方が発病された場合、どのように対処すべきかということなんですけども、これも8月1日から方針が変わりまして、発熱外来で受診されてたものが一般医療機関において外来診療を行うことになりました。その場合、発熱患者の診療をしている、患者さんが、もし診療する場合は、その発熱患者の診療している医療機関に事前に電話連絡等をしまして、受診時間などの指示を受けてから受診を受けるということになっております。そして、保健所が行っていました発熱相談についてなんですけども、これも8月1日から、発熱相談を受けて発熱外来への受診を勧めていたんですけども、これも中止しまして、現在は受診する医療機関がわからない方や自宅療養患者への相談等に総合的に対応することになっております。

 以上です。



◆1番(木戸地郁生君) 

 そこで、もう一つ念のためお聞きしますけど、その発熱があったら、電話して、かかりつけの医院でも、それから診察を受けるいうことなんですけども、そこで、いや、新型の疑いがあるというた場合、その後、どういう手続したらいいんですか。どのように僕らはすればいいんですか。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 その場合も、まず医療機関のほうへ電話していただいて、新型インフルエンザかどうかわからないということでも、今はインフルエンザ、季節性インフルエンザと同様な扱いになっていると思いますので、その検査する場合にしても、簡易的な、医療機関で検査されますので、ただA型だけしかわからないと思います。多分、そのような格好で今医療機関で受診されてると思います。



◆1番(木戸地郁生君) 

 この辺は、いわゆる感染患者が少ないいうことで、そういう体制になってるんですよね。あなたにお聞きしても、それはお医者さんと違いますから、あれですけども。

 政権はかわりましたが、自民政権時代の舛添厚生労働大臣は、ワクチン代は基本的には国費の負担にしたいとの発言がありました。新政権の民主党は、副作用被害の補償を充実する方針と発表されておりますが、これについて、この新宮市、いわゆる自治体に何か連絡がありましたか。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 それについても、まだ何も国・県のほうからの通達が来ておりません。



◆1番(木戸地郁生君) 

 はい、わかりました。9月9日の新聞では、ワクチンの自己負担額は6,000円から8,000円と報道されていました。また、生活保護世帯などの低所得者の負担軽減策として自治体が助成するよう国が補助金を出すと報道されています。ワクチン接種について国からの連絡はありましたか。当市の方針を教えてください。



◎保健センター長(更家嘉重君) 

 ただいまの負担軽減についても、国の方針がまだ通達来ておりません。それで、方針が出されれば、またすぐにでも通達来ると思いますので、それに基づいて本市でも協議していきたいと思っております。



◆1番(木戸地郁生君) 

 ここで突然教育委員会のほうに質問しますけども、当市のほうは感染者が少ないんですけども、紀北のほうはもう夏休み前からずっと、それで2学期が始まっても患者がふえています。その辺のこれ、突然な質問で申しわけないんですけども、紀北の学校あるいは自治体がどのような感染者に対して処置をとってるのか、あるいは対応しているのか、わかれば教えてほしいと思います。和歌山県下でも、田辺は1校ですけども、紀北に集中してる嫌いがありますので、その自治体のやった方針ですか、対処がわかれば公表してほしいと思います。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 紀北の現在の対応ですけども、具体的にはちょっと私どももとらまえておりませんが、ただ今私どもがとっておる対応と同じことはやってられると当然思いますし、ちなみに私どものほうでは、予防啓発に一番力入れておりまして、手洗い、うがいやせきエチケット、そういったことを徹底するためのチラシでありますとか文書、そして実際の先生方の手本、そういったものを徹底的にやっております。

 それからもう一つは、学校におきましても、今のお話は家庭の中でも当然やっていただいておりますし、学校におきましても、養護教諭等が中心になりまして、そういった予防の指導を繰り返し繰り返し今実施しております。また、学校から出しますいろんな文書ですね、保健だよりとか学級通信、そういったものにも常に家庭の方々にも目にとまるようにそういった啓発の文書を入れております。

 今、私どものほうではそういったことを中心にやっておりますので、同じことはされてると思います。



○議長(奥田勲君) 

 浜前福祉事務所長。



◎福祉事務所長(浜前泰弘君) 

 ちょっと直接学校教育のこととは関係ないんですが、先ほど保育所の話がございましたので、ちょっと保育所に関して、この機会に説明させていただきます。

 保育施設におきましては、施設側が休業を決めましても、保護者の方に保育のサービスを継続するということが必要な場合が多々ございます。仕事を持つ保護者の方の都合にも配慮しまして、新宮市におきましても、職員の多数が感染して運営が困難になるとか、集団発生するとか、あるいは今のインフルのワクチンが重く転移するといいますか変異するといいますか、そういうことがない限り、今後も保育を続けていきたいと。先ほど議員さんおっしゃってました神奈川県の保育所の場合と同様に考えております。

 ただし、妊娠されておられる方とか、あるいは他の病気を抱えて、感染で重症化する危険がある家族の方がいる場合、あるいは保護者の方から見て、お子さんに例えば発熱があるとか、せきがあるとか、そういうことで何か変化があるというふうに判断された場合は、登園の自粛をお願いしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◆1番(木戸地郁生君) 

 はい、ありがとうございます。ただ、先ほどからの答弁をお聞きしますと、政府というのはマスコミ向けにいい報道を出して、その実、その対処できてないいう印象を深く印象づけられましたけども、感染者が少ないということで、ありがたいことなんですけども、やはりこのように世界中に広がりを見せて、死者も多く出始めてるような中で、やっぱり国の、厚生労働省ももっとしっかりしてもらわないかんのやないかいう実感はあります。

 この異常とも言うべき流行している新型インフルエンザでございますが、流行のピークは10月あたりと予想されています。幸い、当地方の感染者は非常に少なく、喜ばしいことですが、県下でも8月31日から閉鎖措置をとった学校は21校と報告されています。当地方にもし感染が広がると察知された場合、迅速かつ、県や国に対しても慎重なる処置をお願いして、この質問を終わります。

 次は、新宮城址立ち木の伐採についてです。

 最近、市街地においても新宮城復元の話が時たま出てまいります。議会では、以前から議員有志の間で関心が集まり、旧藩主水野家への訪問、幾多の難問を乗り越え掛川城を復元させた掛川市長をお迎えしての講演会、懇親会を開催と、地味ながらも活動してきた実績があります。今回、JCの皆さんが、来る9月20日より写真パネルのライトアップや、26日にはイベントを計画されているようですが、ぜひ成功されることを心より希望いたします。

 新宮城復元のネックとなっているのが設計図がないことと聞かされてきましたが、設計図がなければ復元ができないのでしょうか。国内で御苦労された事実は存じています。同僚議員との会話から、戦後駐在した軍人が日本の古きよきものを母国に持ち帰り、現在では美術館で保管されている例も数多くあると聞いています。ボストン美術館には、日本の古図、刀剣、甲冑等が保管されていると聞いています。一度問い合わせていただきたく思いますが、いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 中岡教育部参事。



◎参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 この話につきましては、以前にもお伺いしまして、委員会の席上でも少しばかりお答えさせていただきましたが、ネット上でもこのボストン美術館の部分については、コレクションの公開がされております。その中で、ネットで検索されるような仕組みもありまして、私、そのときすぐさまやってみたんですが、いろいろな言葉を入れて検索しましたら、そのときは出てきませんでした。ただ、もう一度さらにきちっと、このお話を受けまして探してみたいと考えております。

 そして、そのほかにも国内外の史料調査、当然でございまして、研究者や研究機関の協力を得て実施しております。その整理目録の調査とか情報提供いただけるような研究機関とか、そういった研究者の皆様との接触を広げてございます。



◆1番(木戸地郁生君) 

 新宮市独自でそのように調査していただくのは本当に御苦労さんでございますが、幸いにも新宮市は姉妹都市としてサンタクルーズ市の関係というか連携がありますので、一度こちらでせんさくされるのもありがたいんですけども、サンタクルーズ市の専門の方に、そのボストンなり、あるいは日本のいわゆる古図なんかを保管されている場所を調査していただくいうようなお願いはできないんでしょうか。



◎参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 外国につきましては、そういった私どもが利用できるような機関とかそういうものがございましたら、当然それらも利用させていただきながら、研究いうんですか、調査していきたいと思っております。そして現在、例えばいろんな大学、研究所、徳川林政史研究所とか、あと学習院大学でも水野氏関係の史料を持っておりまして、少し前には丹鶴城旧蔵の幕府史料なんかが、といったような書籍なんかも出てございます。そういったものの中に新宮城に関する記載がないかとかいうようなことを、私ども研究、調査してまいりたいと考えてございます。



◆1番(木戸地郁生君) 

 そこで、以前から出てますけど、重ねてお伺いしますが、新宮城の復元というのは設計図がなければ絶対にできないものか、そこらあたりの見解はいかがでしょうか。



◎参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 これは、文化庁による基準というのがございまして、史跡等における歴史的建造物の復元の取り扱い基準でございまして、その一つとして、指図、絵図、写真、模型、記録等の史料で、精度が高く良質なものというものが一つの十分な根拠として必要であるということでございます。そして、復元設計に当たりましては、構造とか規模とか形式等について、極めて高い確実性があるものというような前提がとりあえずございます。



◆1番(木戸地郁生君) 

 私、新宮城の石垣が自慢です。熊野酸性火成岩を積み上げたものと聞いています。スケールは小さいものですが、全国の名城とされる石垣と比較しても劣らないすばらしいものと解しています。新宮市民の皆様は、新宮城跡を胸を張って発信すべきと考えますが、いかがでしょうか。この石垣の価値について述べてください。



◎参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 石垣につきましては、この地方や新宮城の歴史を伝える大変大切な史跡的な価値ということでございますし、そして日本の伝統的な土木技術を伝える遺物として文化財的価値が非常に高いと考えて、そういうような価値が高いということで認識してございます。平成14年4月に文化庁を私どもが訪れた際、私どもが前田賢一議員を初め、その当時の議員の皆様に、私、同行させていただいた折です。当時の文化庁の本中眞主任文化財調査官が、日本における相当のレベルの城跡であると。第1級の城跡であると、そういったことをお聞きしてますので、それを踏まえて私どもは、整備、保全、活用をやっていかなければならないと考えております。



◆1番(木戸地郁生君) 

 先ほどの設計図がないために復元が難しいのであれば、せめてすばらしい容姿、石垣を見せ、市民の再認識を仰ぐべきと考え、立ち木を整理すべきと、私、具申したことがあります。現在、北側部分、本丸跡の北側、熊野川沿い、三重県側国道42号からはよく見えます。そして、二の丸南側、車では気づきませんが、徒歩で城址を歩むと二の丸の石塁の美しさが姿をあらわし、実に感動を覚えます。

 ところが、住民の方から、もし地震等が発生して石垣が崩れたらどうするんやとおしかりを受けました。現場では、伐採した立ち木で史跡のようなものも一部ありましたが、国の史跡となれば、フェンスという近代的な防御さくは難しいものなのでしょうか。



◎参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 今、一部には、県により、擁護壁とかフェンスが既に設置されておりますが、今おっしゃられましたようにフェンスで城跡を取り囲む状況いうのは、史跡本来の価値、あるいは景観的にもどうかなということになりますが、住民の皆様の不安をできるだけ排除するためには、調査の上、脆弱な部分があれば早急に修理といいましょうか、適切に管理していくような方向では、私ども考えてございます。



◆1番(木戸地郁生君) 

 いや、石垣全体をフェンスやれというんじゃなくして、これから後に出てきますけど、この新宮城の場合は特殊な地形というんですか、あのお城の下に民家が建っている、ほかの城にない特殊、地形というか、特殊なものになってますんで、僕はフェンスが史跡をゆがめない程度にできるんだったら、結局、立ち木切ったから見えてきたんですけど、僕はよかった思うんですけども、切らなくても、城が崩れたら同じ結果になってるんじゃないかと思いますけどね、竹の部分だけを多く残してくれてますんで、余計目立つんですけども。内容によってはフェンス張れるということですね。



◎参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 フェンスは、景観上、それから史跡の価値を損なってしまうという部分でなかなか難しいかと思いますが、石垣そのものが緩んでる部分とか脆弱な部分がありそうでしたら、そこに対して何らかの対策いうのは必要かと思います。

 それで、石垣の今までの耐震性ということなんですけども、350年ほど経過してきた中で、あの状態で保ってきたというような現状があります。そういったことでも、その石垣の現状を検討評価することで、そういう地震対策にもつなげていくようなあんばいで進めたいと考えてはおります。



◆1番(木戸地郁生君) 

 新宮城の関係年表によりますと、1664年、寛文4年6月12日夜地震、松の丸崩れる。1707年、宝永4年10月4日大地震、午の下刻、お城周り、町方家所、垣、石垣つぶれる。浦々津波、川内へも大波とあります。宝永5年、1708年9月29日、前年の地震で大破した本丸石垣14カ所、二の丸、三の丸石垣16カ所崩れ、ゆがみ、傾いたため、築き直すことについて幕府が許可する。翌1709年、お城の石垣大普請。安政元年、1854年、大地震、被害が最も甚だしい。これは、被害載ってません、甚だしいだけですとあります。

 このように、新宮城が築城されて以来、年表に記録されている大地震は3度、城はなくなりましたが、昭和19年と21年の東南海・南海地震を加えると、計5回の回数となります。この東南海・南海地震発生で石垣に被害はなかったのでしょうか。



◎参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 昭和20年、終戦を迎えたちょうど時期でございまして、その前後にあったということで、戦中・戦後の混乱期ではございまして、史料は残されていないのが状況でございます。ただ、一つ関係した記載としまして、当時の伊勢新聞に、昭和19年の東南海地震の際、地震の被害に触れることは人心を惑わすとして極秘の取り扱いをしたため、地方には資料が残っていないと、そういったような記載があったということで紹介されてございます。



◆1番(木戸地郁生君) 

 はい、わかりました。本当に戦争中は物すごい、ほとんど情報を隠ぺいしてきましたから。

 新宮市の場合、お城石垣のすぐ下が民家という特性がありますが、住民に不安を抱かせないまちづくり、城づくりをお願いいたします。それで、この項は終わります。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、昼食のため午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午前11時58分

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△再開 午後1時00分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 1番、木戸地議員。



◆1番(木戸地郁生君) (登壇)

 午前中に引き続きまして、一般質問を続行いたします。

 新宮市に係る橋梁の老朽化についてをいたします。

 新宮市に、熊野大橋、新熊野大橋を含めてどれだけの橋梁があるのでしょうか。このうち、国及び県が管理してる橋はどれほどでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 渕上都市建設課長。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 市が管理しています橋梁は259であります。内訳は旧新宮市地区が93、旧熊野川が166、計259であります。これにはつり橋なども含んでおります。国については19であります。県については、県管理の橋梁ですけども74というふうに聞いております。

 以上です。



◆1番(木戸地郁生君) 

 この国と県を除きまして、新宮市管理の橋の中で耐震診断を受けなくてもいい橋、比較的新しい橋梁の数というのはわかりますか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 新宮市の橋梁につきましては、一応今言われてます比較的新しい橋梁といいますのは3橋です、三つです。

 以上です。



◆1番(木戸地郁生君) 

 それらを除いた橋梁のうち、耐震診断ができている橋梁の数はどれぐらいありますか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 新宮市については、一応落橋防止システムの耐震補強設計というのを行っております。それについて行った橋は6カ所です。やっております。そのうち三つほど工事はもう完了しております。3カ所です。



◆1番(木戸地郁生君) 

 3カ所残ってあるということですね。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 はい、設計しまして、今のところ工事にかかっていないところは3橋です。

 以上です。



◆1番(木戸地郁生君) 

 その耐震診断の結果で耐震補強された橋いうのは、どの橋が該当されるんですか。耐震補強済みの橋です。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 補強済みの箇所は、丸山橋ですね、市田川の。そして、田鶴原橋、熊野川管内の敷屋大橋の3カ所であります。



◆1番(木戸地郁生君) 

 そこで、お尋ねいたします。市田川上にかかる橋梁は、貯木橋を初めとして磐盾橋まで15の橋がかかっていますが、熊野地2丁目から王子町2丁目にかかる第一王子橋は、たしか耐震診断を終了したと記憶しておりますが、いかがでしょうか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 平成19年度に落橋防止システム、先ほど申し上げました耐震補強設計を終えています。



◆1番(木戸地郁生君) 

 それで、補強はいつごろの計画ですか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 現在、河川、あそこの河川は市田川、国土交通省の管理河川でありまして、その工事について国交省とのやはり協議が必要でありまして、それを今行っております。それが完了しまして、そして予算の面でも可能な状態となりましたら、我々としては実施したいと考えております。



◆1番(木戸地郁生君) 

 その国土交通省の改修の云々というのは、前にも議題になりましたけども、いわゆる鉄筋コンクリートの部分の件を含むんですか。熊野地2丁目側のあの石垣の上に、コンクリートが老朽化して……。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今、議員さん申し上げられてるのは堤防のことだと思うんですけど、それとはまた別の、橋梁についてだけの話です。

 以上です。



◆1番(木戸地郁生君) 

 この、熊野地2丁目の住民の方から教えられたというか、しかられたんですけども、この橋は災害が起こったときに、中核避難所というか、王子小学校へ、あそこの道しかないと。私のほうでは第二王子橋があるんですけども。だから、ぜひとも、地震で崩れるような橋では困るんやというようなおしかりを受けましたんで、結局もう耐震診断も終わってるんですから、できるだけ早急に補強をお願いして、私の質問を終わります。

 以上です。

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△三栗章史君



○議長(奥田勲君) 

 11番、三栗議員。



◆11番(三栗章史君) (登壇)

 それでは、通告に従いまして、一般質問のほうをさせていただきたいと思います。

 まず第1の項、産業の創出についてということで御質問させていただきます。

 まず、ちきゅう号が行っているメタンハイドレートの実用化に向けた研究の進捗状況は今現在どうなっておりますでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 北畑商工観光課長。



◎商工観光課長(北畑直也君) 

 ちきゅう号につきましても、確かにメタンハイドレートの調査研究を行ってるところなんですけども、全体的にメタンハイドレートの現状についてですが、2001年から16年間に及ぶ計画となってございます。現在、フェーズ1、第1段階の計画が2001年から始まりまして、ことしの春に一応終了したということを聞いてございます。これにつきましては、メタンハイドレートの賦存する有望な地域の選定であるとか、産出試験場所の確保・確定、それからカナダでの永久凍土におけるメタンハイドレートの産出、生産技術の検証、それからメタンハイドレートの基礎的な研究というようなことになってございます。

 引き続いて2009年度、今年度から2011年度にかけてフェーズ2、第2段階でメタンハイドレートの賦存有望地点での実際の産出試験並びにそれの評価等が行われる予定で、その後フェーズ3、2012年から2016年で経済性や環境評価等の研究も行った後、今のところ2018年度から商業化できればということになってございますが、これにつきましてもまだ確定したものではございませんし、やや延びる可能性もあると聞いてございます。



◆11番(三栗章史君) 

 精選方法と、あと実用化できるかどうかも、まだちょっと今のところわからないという状況の中で、本市としてはちきゅう号の母港になっておりますので、そういった施設を一つでも新宮港に持ってこれるよう、いろいろアクションを起こしていただきたいと思っておるんですけども、私なりにそういった感じで、海に面した新宮市にとって、海を活用する方法を模索してまいりましたが、この中で、海水にはいろいろな資源が含まれていることが数十年前からの研究によってわかってきました。

 8月の朝日新聞にも載っていましたが、日本の電力エネルギーの3割以上を占める原子力発電の1年間に使用している約8,500トンのウラン燃料は、現在すべて輸入に頼っております。日本原子力研究開発機構では、日本列島を囲む海に目をつけて、ウランは海水に炭素化合物イオンの形で溶けておりまして、1リットルに0.003ミリグラム含まれております。世界の海ですと計45億トン、これは鉱山ウランの約1,000倍に相当する量だそうです。黒潮で日本近海に運ばれる量だけで年間520万トン、その0.2%を集めれば、日本の原発の必要量を賄えるということです。

 この開発機構が、ポリエチレンの布に放射線を当ててアミドキシム基という高分子の枝を生やした捕集材を開発いたしました。形でいいますと、自動車の洗車機のブラシのような形のものらしいんですけども。このアミドキシム基は重金属と結合しやすいそうです。これを海中に沈めて海水内のウランを回収するようなんですけども、この捕集材では、ウランのほかにもバナジウムも回収でき、バナジウムというのは、硫酸の製造や排ガス処理の触媒になるほか、自動車用鋼板やジェットエンジンなどに使われ、国家の備蓄の対象にもなっているそうです。

 海水には、このほか臭素や沃素など、産業に有用なさまざまな種類の元素が含まれています。中でも、金属元素でウランとともに今有望視されているものは、携帯電話の電池材料でおなじみのリチウムで、海水中にやはりこれもイオンの状態で溶けており、1リットル当たりの含有量は0.17ミリグラム、陸上の利用可能な資源量が1,400万トン程度とされるのに対して、海水中には2,300億トンというけた違いに存在するようであります。原子力発電に使うウラン、それから電池の材料として需要の高いリチウムなど、海水にはさまざまな種類の金属が溶け込んでいます。これらを回収する技術は、ほぼ現在確立し、今後はいかに低コストで効率よく回収できるか、これは先ほど言いましたメタンハイドレートも同じなんですけども、それが課題になってきています。実用化できるかどうかで、資源小国日本のエネルギー戦略にも影響しそうだということです。

 新宮市には海が間近にあります。新宮港にも用地が残っておりますし、メタンハイドレートとともにまだ実用化ができていない今こそ、海洋資源を利用活用していくための日本の中心になれるようなさまざまな取り組みを行ってはどうかなと思っておるんですけども、この辺、いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 浮田企業誘致対策課長。



◎企業誘致対策課長(浮田和宏君) 

 ただいま御紹介いただきました海洋資源の利用でございますが、新聞報道によりますと、海水からはウランなどの金属、またリチウムなど回収する技術はある程度進歩がなされておると聞いております。現在、研究機関においてコストの面の改善等、実用化に向けた取り組みがなされている段階にあると聞いてございます。

 その中の一つでありますけども、ウランもそうですけども、リチウムにつきましては、先ほど言われてましたように、既に携帯電話の電池用に広く使われております。今後、普及されると言われております自動車、電気自動車用の電池燃料としての利用が上げられてもおります。また、リチウムは、その埋蔵量の少なさ、偏在性など、制約資源になるとも言われておりますので、今後諸問題等をクリアし、実用化されれば、海水資源に関する産業は飛躍的に成長する可能性が高く、本市が持つ新宮港の港、また工業用地は、立地条件においても魅力的なものであると思っております。

 このような中、私ども本市の地域資源、農林水産資源も含めた活用に伴い、企業の立地活動及び情報の収集に取り組んでいるところでありますので、これらにあわせ、議員さんのお話のありました海洋資源に関する企業の立地活動について、現状をもう少し勉強させていただきながら、その仕組みも含めて、今後どのような取り組みが有効であるか、調査、また研究していきたいと、このように考えてございます。



◆11番(三栗章史君) 

 ありがとうございます。大変前向きな御意見いただきまして、ありがたく思っております。やはり、この資源というのは、新宮市だけではなく、今日本が一番抱えている重要な問題でありますし、そういう資源が含まれているのはもう確実になっておりますので、将来に希望の持てるような取り組みになるんじゃないかなと私は思っております。

 そういうところで、一つの課だけではなしに、新宮市として大いに取り組んでいただけたらと思っておりますが、その辺のところ、倉家理事、いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 倉家理事。



◎理事[港湾・企業誘致関係及び土地開発公社担当](倉家博君) 

 今の議員さんのお話をお聞きしまして、本当にこれ、将来有望な、そういうような産業になる可能性があるわけでございまして、課長が答弁しましたように、いろいろこれから研究をさせていただいて、できれば新宮市でも何かの形で利用できたらと、そのように考えております。



◆11番(三栗章史君) 

 ありがとうございます。この項は、それではこれで終わらせていただきます。

 続きまして、広域行政の取り組みということで御質問させていただきます。

 8月の臨時会で、那智勝浦町との合併協議会を解散する議案が可決されましたが、広域的な取り組みは、今後、より一層深まると思っております。今後、類似施設の設置、運営を広域一体となって取り組むべきではないでしょうか。市長、どうお考えでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 確かに消防は既に広域化を目指す取り組みを進めてございますが、他の、例えば事務組合を組んでおります南郡域を含めまして、例えば南清園であるとか、この間から御説明も重ねてしております南紀園の問題であるとか、紀南学園であるとか、場合によれば個々の事務組合というよりも連合の制度などを活用するような、将来的な展望を含めて検討していくべきではないかと、かように思ってございます。



◆11番(三栗章史君) 

 それでは、今も市長のほうからございましたけども、いろんな事務組合がございますけども、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。

 まず、消防のほうですけども、国の法改正もありまして広域化を進めているようですけども、現在はどのような状況になっておるんでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 海野消防本部庶務課長。



◎消防本部庶務課長(海野裕二君) 

 消防の広域化については、昨年5月に和歌山県の消防広域化推進計画が策定されまして、5ブロックの組み合わせが示されました。当地方では、新宮、東牟婁で協議することになりました。昨年の11月に、対象市町村で第1回目の消防広域化事務担当者ワーキングを開催しましたが、その後勝浦との合併協議もあり、進んでいないのが現状であります。具体的な協議については、これから進んでいくと思われます。



◆11番(三栗章史君) 

 こちらも補正で、はしご車のほうを新しく購入するということにもなっておりましたけども、こういった消防に関しましても広域で取り組めば、各市町村1台ずつあったものも共有して使えるということで、今後経費といいましょうか、そういった部分も抑えることもできますし、いろいろとさまざまな問題はあるかとは思いますけども、できましたらそちらのほうも前向きに進めていただければと思いますが、今後広域で進める中で、どのような課題とかいうのは今のところ出てるんでしょうか、何か。



◎消防本部庶務課長(海野裕二君) 

 先ほども言いましたように、具体的な協議は行われてませんので、これからの協議の中で検討されることとなりますが、推進計画では、北山から串本町の1市4町1村の組み合わせとなっており、かなりの管轄面積となると思われますので、適切な署所の配置や出動態勢の確保等が課題に上げられると思います。



◆11番(三栗章史君) 

 はい、わかりました。このような広域になるということで、やっぱりそれなりの課題が出ているとは思いますけども、皆さん、前向きに取り組んでいただきたいと思っております。

 続きまして、クリーンセンターについて御質問させていただきます。

 今現在、新宮市はクリーンセンター単独で行っておりますけども、ほかの地域のほうはどういった状況になっておりますでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 宇井生活環境課長。



◎生活環境課長(宇井正典君) 

 新宮市のクリーンセンターにつきましては、市単独ですね。ほかの周辺の那智勝浦町にしましても、太地町にしましても単独でやっていると聞いてございます。



◆11番(三栗章史君) 

 単独でということなんですけども、これなんかでも、まず広域でするのであれば、どういった問題点というか課題が考えられるでしょうか。



◎生活環境課長(宇井正典君) 

 ごみ処理施設の課題等でありますけれども、もし仮に広域で一本化するということになれば、施設には地域や地区との協定がありまして、施設の使用期限、稼働年数であります。新宮市のクリーンセンターにつきましては、4地区との協定によりまして操業から20年となっております。それで、平成34年まであと14年となっております。それで、各自治体のごみ処理施設の使用期限、そしてまたごみの収集方法、新宮市の場合は戸別でやってます。そして、ほかの周辺も聞いたんですけども、これはステーション方式でやってるということで、収集方法に違いがありますので、どこの収集方法に統一するかというのが課題ではなかろうかと思ってございます。

 それとですね、議員さん、もう一つ、そのごみ処理に関してなんですけども、広域での取り組みなんですけども、紀南地方、串本からこっちですね、串本町、古座町、那智勝浦町、太地町、北山村、新宮市で、この6市町村で、新宮市長を会長としまして新宮周辺広域ごみ処理対策協議会を組織しております。それで、この協議会は、和歌山県ごみ処理広域化計画に基づきまして、新宮広域ブロック内のごみ処理広域化を図り、地域の環境衛生や環境保全に寄与することを目的に、平成11年10月に設立をいたしました。この広域一部事務組合による効率的な廃棄物処理を将来目標として、広域ごみ処理に関する調査研究や、構成市町村間の協議とか調整を行っております。

 以上でございます。



◆11番(三栗章史君) 

 今の、そのごみ処理の協議会ですか、その中では広域に関してどのような、具体的に何か話とか、方向性はどういうふうにされてるんかいうのは、今わかるのあるんでしたら教えていただけますか。



◎生活環境課長(宇井正典君) 

 具体的なものはないんです。まだ、今のところ先進地の視察とか、そういう調査研究をさせていただいてございます。



◆11番(三栗章史君) 

 じゃ、その中では、将来的には広域でそういう施設をつくって、共同で使用していくというふうな方向はあるんでしょうか。



◎生活環境課長(宇井正典君) 

 まだ、今調査研究の段階で、具体的にするかということは、まだまとまってございません。



◆11番(三栗章史君) 

 はい、わかりました。

 それでは、続きまして、し尿処理場についてお伺いします。今の現状はどういうふうになっておりますでしょうか。



◎生活環境課長(宇井正典君) 

 紀南環境衛生施設事務組合し尿処理施設の南清園につきましては、新宮市、田辺市、紀宝町、御浜町、北山村の2市2町1村の構成団体で運営をしております。そして、供用開始は昭和60年で、施設は24年を経過してございます。それで、施設の老朽化によりまして、南清園のほうでは新施設の建設の計画もありまして、現在その建設に向けて動き出したということでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 これなんかにしましても、ほかの那智勝浦町、太地町なんかはどのようにされておるんでしょうか。



◎生活環境課長(宇井正典君) 

 那智勝浦町にございますし尿の大浦浄苑、これは環境衛生施設一部事務組合で、これ那智勝浦町さんと太地町さんで一組を組んでおられまして、この施設については平成8年に建設されたということで、建設から13年たってるということで、合併のときにいろいろ事務のすり合わせをお聞きしたんですけど、稼働年数は25年から30年を考えているということで、今すぐ建てかえとかそういう計画は持っていないということをお聞きしました。



◆11番(三栗章史君) 

 わかりました。これに関しては、新聞なんかでも、かなりの数の市町村で運営されてるということで、わかりました。

 続きまして、南紀園についてでございますが、この間説明会を開いていただきましたが、もう一度ここで現状の説明をお願いしたいと思います。



○議長(奥田勲君) 

 浜前福祉事務所長。



◎福祉事務所長(浜前泰弘君) 

 南紀園につきましては、新宮を初め東牟婁管内の1市4町1村で現在運営しております。昭和28年に東牟婁管内の町村の養老施設として一部事務組合が設立されまして、それ以後29年に現在の湯川のゆかし潟のあたりですか、あそこら辺に養老施設の湯川園ということで事業が開始されました。それ以後、現在の太地の場所に昭和45年に特別養護老人ホームが移設されまして、昭和46年に養護老人ホームのほうもそちらで事業を開始しております。新宮市につきましては、昭和48年6月にこの事務組合のほうに加入してるということでございます。

 現況でございますけども、先日の経過説明の中でも報告はさせていただきましたけども、現在特別養護老人ホーム、あるいは養護老人ホームの二つの施設について、施設の老朽化に伴い建てかえを計画しておるところでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 私も一度視察に行かせていただきまして、確かに老朽化激しくて、これ建てかえ、入ってる方も気の毒やなという感想を持ったわけですけども、今後新宮市としては寿楽荘との合併等も話題にのっておるんですけども、その辺のほうの話はまだ、たしかこの間の説明では進んでいないというふうにお聞きしたんですけども、それで間違いないでしょうか。



◎福祉事務所長(浜前泰弘君) 

 寿楽荘につきましては、この一部事務組合の二つの施設の建てかえの話を進める中で、統合ということを念頭に置いて計画を立ててほしいという申し入れは、当初からしているところでございます。ただ、この前議員説明会の中でも御指摘ございましたとおり、新宮市の内部での要するに寿楽荘のあり方とか、もう少し検討を進めて合意を得る必要があるんじゃないかというふうに考えてます。



◆11番(三栗章史君) 

 確かに、私も地元の方に、寿楽荘があってくれるのは大変助かるというお声も聞いております。確かに、南紀園のほうへ統合された場合、場所が少し新宮から離れている、それに比べて寿楽荘のほうは、立地にも恵まれた場所にあるので、あると助かるなというような声はかなりお聞きしておりますので、そういった地元の声も聞きながらやはり進めていってもらえればなと私は思っております。

 今後、今までいろいろと問題点等聞かせていただきましたですけども、今後道州制や地方分権が進められると思いますが、こういった類似施設等を共同で使用することなど、広域一体となって取り組むことが将来合併をスムーズに行える手段だと私は思っております。より一層進めるべきだと思いますが、市長、最後にこの件についてお願いいたします。



◎市長(佐藤春陽君) 

 個々にいろいろその事業の経過、またそれぞれの町の計画等を考えますと、大変課題として難しい面もございます。しかし、方向としては、やはり経費の効率だけでなく、この熊野全体が、交通事情も変わってまいりましたし、そういうことの中から共同経営をして、あるいは共同で設置する、こういう、かつては一部事務組合で非常にこの郡市内はたくさん共同処理をいたしてまいりました。その精神は決して過去の行政におきましても不正解ではなかったと思いますし、この傾向は基本的には助長していくような方向の中から、やはり市政運営のかじ取りをしていかなきゃならないんではないかと、かように思ってる次第です。



◆11番(三栗章史君) 

 本当に私も同じ意見でございます。数々いろいろ課題は残っておるとは思いますけども、皆さん協力して、なるべく広域で行えるものは広域でやっていくよう、していただきたいと思っております。

 それでは、この項はこれで終わらせていただきます。

 最後に、蓬莱小学校と王子小学校の統合についてでございます。

 8月31日に、蓬莱小学校統合校建設協議会が開かれまして、統合校の建設場所について協議をされておりましたが、場所の決定はされることなく終わり、場所については市長に決めてもらうということで、この会議は終了したとお聞きしております。私は、この協議会の決定は大変よい選択だったと思っております。満場一致の決定以外で決まった場合、将来同じ学校に通う生徒や父兄の間で溝ができてしまうことは大変好ましくないと思っております。昨年作成しました総合計画を踏まえて、ここは市長にぜひ決断していただきたいと思いますが、市長、いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 大江教育長。



◎教育長(大江清一君) 

 今、議員さんのほうから、既に市長に任すというんですか、そういうことで決まったというふうに言われましたけども、決してそうでなくて、このときは両者というんですか、王子地区の方、蓬莱のほうから選ばれた18名の方ですね、こちらのほうの皆さんから、とにかくこの9月中に一つの方向を出そうと、そういうことを決めていただきました。それまでに、9月の17、18なんですが、王子小学校、そして蓬莱小学校、この校区へ私どものほうから今までの中間報告をして、そして今月中に協議会を再度開いて、そして決めていこうと、一つの方向を出していこうと。

 確かに、そのときの話の中では、教育委員会あるいは市長部局へ任せたらどうかとか、それと事務局のほうから13項目ほどの比較対照表ですね、王子へ行ったらこういうメリットがある、蓬莱へ行ったらこういうメリット、デメリットがあるよと、そういう比較対照表をもとに提案もしてます。その中で、マル・バツ方式にして決めたらどうかとか、手を挙げて投票したらどうとか、そんないろんなことが出てまして、そこらあたりの結論を今月中に出すと、そういうことを決めております。

 以上でございます。



◆11番(三栗章史君) 

 確かに、僕もちょっとその後の流れは聞いてなかったんで、申しわけなかったんですけども、直接この協議会に参加されてる方のお話を聞きますと、特に父兄の立場の方なんかは、やはり自分らでこれを決めるのは大変荷が重いという気持ちを持っておられる方がかなり多い。かなりこれ、将来どこになるかによって物すごい影響が出るんで、大変つらいんやという声をお聞きしてますし、確かにそのとおりだと僕も思っております。やはり最終、意見は意見として聞いていただいて、最終決定は当局のほうで下していただくような形をしないと、やはり先ほど言うたように、将来同じ学校へ通うわけですから、そういったものが出ないように、当局のほうでしっかりと計画を立てて決断していただきたいと私は思っておるんですけども、いかがでしょうか。



◎教育長(大江清一君) 

 はい。それにつきましても、とにかく18名の委員さん方、委員長を中心に、とにかくこの協議会で一定の方向を出そうということを、この前も確認、もう本当に何回かしてますので、まずそこの方向性の結論というんですかね、それを待っていただきまして、それから進めていくと、そういうことになると思います。

 それと、18名の委員さんの中にも、もう皆統一してるのは、例えばどちらに決まるにしても、決まったさか、もう私ら協力せんよとか、そんなんじゃなくて、やはりどちらの場所に決まったとしても、本当に将来モデルになるような学校をつくっていこうと、これは18人それぞれ、もう皆さん一致した、確かに今言われるように大変荷が重いとか、最初いろいろ話もしてたんですけども、最終的にはやっぱり子供たちのことを考えたら、モデルになるような、そういういろんな、子供の見守りから始まりまして、子供の交流とか、父兄や保護者との交流とか信頼関係、そういうのを、学校と地域と家庭がうまくいくように、そういう学校を目指していこうという方向では一致してますので、私どももその答えを待ってるところであります。



◆11番(三栗章史君) 

 わかりました。では、そのようにモデルになるような大変すばらしい学校がぜひできるようにお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。



○議長(奥田勲君) 

 10分間程度休憩します。



△休憩 午後1時40分

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△再開 午後2時00分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

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△松本哲也君



○議長(奥田勲君) 

 12番、松本哲也議員。



◆12番(松本哲也君) (登壇)

 それでは、一般質問をさせていただきます。

 項目が一つなんですが、緑丘・城南中学校校舎の耐震補強、大規模改修工事についてを一般質問させていただきます。

 私が、今回この一般質問をすることになった理由といたしまして、一つは、私たち議員も承認している過去の予算が無駄に、やみに葬られることに気づいたので、今回この質問をさせていただくことになりました。

 まず初めに、今回の補正予算に、緑丘中学校の耐震補強工事の設計委託料が計上されておりますが、以前にもこの緑丘中学校の耐震補強の設計委託料を議会に提出し、承認されております。これは何年度に幾ら計上されてますでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 平見学校教育課長。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 平成18年でございますが、緑丘中学校につきましては、このときに2次診断と、それから設計のみを行っております。2次診断では409万5,000円、それから設計で249万9,000円実施してございます。



◆12番(松本哲也君) 

 今の平成18年に、2次診断と設計の委託料として、トータルでいいますと650万円余り、議会に提出されて承認しているわけでありますが、そのときはまだ中学校ですね、2校でいくのか1校でいくのかということがはっきりしていなかったので、この予算はストップしていたわけでありますけども、さきの6月議会で、佐藤市長が中学校は2校でいくという判断をしたことによって、今回この両校の耐震補強の工事の予算が今回計上されたと思いますが、なぜその18年に2次診断と設計委託料をしているのに、また今回同じような設計委託料が出ているのか教えてください。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 はい。今回、耐震補強の方式につきましては、これまで新宮市が使ってます方式を比較検討してまいりました。一つは、熊野川中学校で使っております在来工法の鉄骨ブレース工法という方法、それからもう一つは、光洋中学校で、やはり平成18年に使用したんですが、特許工法でございます。これの二つの方法を比較検討したわけですが、今回緑丘中学校と城南中学校という、本当に数百メーターしか違わない、距離がそれぐらいしかないところで工法を別々にするのはどうかということをいろいろ協議しました。その中で、やはり工法は統一したほうがいいんじゃないかということが上げられました。

 特許工法のメリットといいますのは、短期間に耐震補強できると、約1カ月でできてしまいます。ということで、光洋中学校の場合は耐震補強だけを行いましたので、この特許工法を用いまして実施しました。今回は、緑丘中、城南中ともに、耐震補強と、それから内部改修ということで、内部の改修もかかりますし、外側の塗装、それから屋上の防水、それから電気・照明関係、こういったさまざまな改修、大規模改修を行いますので、かなり期間が2月ぐらいから9月ぐらいまでかかるんじゃないかということを予想しております。その中で、それであれば特許工法のメリットが薄れてしまうということで、在来工法の鉄骨ブレース工法で、そのほうが安価にできるということもありますんで、そういう方法を用いてやろうということで、今回の予算計上となった次第です。



◆12番(松本哲也君) 

 今の答弁で一つお聞きしたいんですけども、この特許工法になった理由、前回の18年に設計委託料を出したときの特許工法にしようかというのは、何か委員会とかそういうのを設けてされたと思うんですけども、そこには、ただ工法的に早くできるから、それ1点でこの特許工法にしたわけですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 短期間にできるということで、実質光洋中学校では24日ぐらいででき上がりましたんで、一番期間的には短くて済むということ。それから、外見なんですけども、在来工法で見ますと、新宮高校なんかですと、この鉄骨ブレースの在来工法を中づけにしてます、教室の中側につけてるんですけども、これをしますと、子供たちがけがする可能性もあるということが考えられますし、今回我々、在来工法をする場合は外づけをしようというふうに考えてますけども、多少特許工法のほうが外からの見た目には、同じように窓にバッテンといいますか、はすかいが入るんですけども、鉄骨が入るんですが、多少見た目にはいいんかなということで、光洋中学校のときはその特許工法に決定したという経緯があります。



◆12番(松本哲也君) 

 今の平見課長のほうからあったんですけど、実際に、ちょっと見にくいんですけど、これが熊野川中学校の耐震補強、外づけでこういうH鋼がむき出しの状態、こういう形になります。もう一つ、光洋中学校、外づけで鉄筋をくるんでいる、これがその特許の工法ということです。

 それで、これまた蓬莱と王子の小学校の協議会のほうで、名古屋のほうの中学校で、こういう耐震補強した中学校のほうを委員で見学してきたんですけども、そのときの委員さんの意見で、大変このH鋼が丸見えのところは圧迫感もあって、子供たちが教室の中で圧迫されたような感覚で勉強してるんじゃないかということで、教育委員会としても、その見に行った委員さんの意見は聞いてるわけですよね。それなのに、このH鋼が丸見えの在来工法だったら、圧迫感があるんじゃないかとみんながそういう委員会で話ししてるのに、なぜまたここでそういう在来工法に、もとへ戻すのか、その辺がちょっとわからないんですけども、その辺いかがですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 確かに、圧迫感はあるかと思いますけども、どうしても窓にそういうバッテンのような形、どちらの工法にしましても入ってきます。外側は、特許工法についてはコンクリートで巻きつけますんで、後のメンテといいますか、塗装関係はしなくて済むという部分があろうかと思いますけども、確かに窓をふさぐというような形では両方とも同じなのかなというふうな感じを持っております。



◆12番(松本哲也君) 

 安価に済むと先ほど、この在来工法のほうが安く済むというふうにおっしゃいましたけども、今回この緑丘の工法、最初に18年に出した、設計した金額と、今回のこの在来工法で幾らぐらい計算の上で違ってくるんですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 まず、緑丘中学校なんですが、在来工法と特許工法の差額なんですけども、在来工法のほうが工事費用としては2,440万円ほど安くなります。それから城南中学校ですけども、これも比較しますと1,770万円ほど安くなるというようなことです。



◆12番(松本哲也君) 

 平見課長、この2,400万円、緑丘だけをとりましたら2,400万円ぐらいの差額が出て、それで今回この設計委託料ですね、これ600万円ぐらいまた計上してるわけですよね。それと、今回のこの国からの補助が半分出るということだったら、800万円ぐらいの差でこういう特許、特許だけじゃないんですけども、この後の維持修繕、維持管理費というか維持修繕ですよね、熊野川だったら多分何年に1回か足場組んで、上のほうまで塗らなくちゃいけないというようなことが出てきて、余計予算がかかってくると思うんですけど、その辺、ただ今の時点で安いからとか、そういう考えというのはどうなんですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 議員おっしゃるように、先ほどの既に行ってます2次診断、設計部分、無駄になってしまうという部分ですけども、それを除きますと一千数百万円ということになろうかと思うんですが、塗装につきましては、学校の塗装、なかなか我々、普通の民家を塗装するのと違って、なかなか5年、10年で塗装をやりかえるということはありませんので、やっぱり20年とか25年とか、かなりの期間をあけて塗装いたしますので、確かに在来工法でやれば、そういう塗装が必要なんですけども、そう回数はないかと思うんですけど、試算はしてございませんので、その辺は何とも言えません。



◆12番(松本哲也君) 

 私は、この耐震補強の工事を、その特許にしろとか在来工法でせえとか、そういうことを言ってるんじゃなくて、一つは、こうやって18年に2次診断と設計委託料に600万円も出しておいて、それを市民の税金で使っといたやつを無駄にして、安いからという工法でまた設計をやり直してというやり方が少しおかしいなと思って、今回一般質問させていただいたわけなんですけども。子供たちの教育環境を考える教育委員会の立場としたら、なるべく私たちが視察に行ったところのように圧迫感のあるようなものじゃなくて、少しでも、今回で言うようだったら特許みたいなの、これ光洋中学校はしてますよね。ああいうきれいなものを見ておいて、また今度安いからといって緑丘と城南、近くだから同じ工法にせなあかん、これ保護者会とかそういうところに何にも説明なくて、教育委員会だけで決めていって構わないんですか。小学校の、今千穂と丹鶴、蓬莱と王子の小学校はどんな学校をつくるんか、いろんな協議を重ねて、子供たちによりよい環境ということで考えてしてるのに、中学校はもう教育委員会の立場だけで考えて、これはちょっとおかしくないですか。



○議長(奥田勲君) 

 大江教育長。



◎教育長(大江清一君) 

 はい、そうですね。議員、今言われますように、平成18年のころは、国の補助も補強する場合は2分の1しかなかったわけですね。それで、補強とプラス最小限の防水的なことだけ光洋はしたわけです。今回は、御存じのとおり、国のほうから2次補正なり、そういうスクールニューディール構想等、最終的に90%の国費補助がつくと。しかも、今年度中にやらなければ来年度はだめなんですね。私ども、今回こうして二つそろえなければならない。

 そして、在来工法でとしたのは、一番の理由は、やはり今言われますとおり、そちらの4番議員も8日に言われてましたけど、やはり私ども、保護者に対してまだ何も言うてないんですよ。ですから、こちらとしては、やはり工法を違わせて実行するということは、これはやはり何でということで、まずそれに答えられなくなります。ですから、それであれば地域活性化策等の趣旨も踏まえまして、しかも震度7に十分耐えられるそういう補強であればいいと。それと、私ども教育委員会だけでなくて、市長部局の関係部長とか、そういうところとも協議しまして、在来工法ですね、これでいかせてもらおうと。

 ですから、私ども、これから6月までは、保護者に説明しようと思うても、まだ2校になるか1校になるかわからなかったものですから、意見も聞けなかったですから、それがわかって7月に入って、こういう2次補正も来た、さあ、これでできるだけ90%補助でいきましょうということで、そして、短期間のうちにこうやって予算、相談して上げさせてもろたんです。

 ですから、これから私ども急いで、もう短期間のうちに保護者に説明させてもらいます。そして、来年の3月までに設計して、契約して、あくまで今年度の工事としてやらせてもろて、それで繰り越すと。それで、恐らく実行するのは、来年の8月中旬に、これ当初の18年のあれでしたら補強だけでしたけど、今回は防水から始まって、次長から話がありましたようにいろんな事業が工事できますので、それで了解もらいたいなとそう思ってる次第です。



◆12番(松本哲也君) 

 教育長、時間がなかったのは十分承知してるんですけど、じゃこれからその保護者会、各中学校開いてもらって、これを見せるかどうかわかりません、工法的にはもう従来工法でいきますと言って、いや、光洋みたいにああいうふうにしてもらえんのかと言われても、もうそれはできません、予算がこんだけしかないんで従来工法でいきますというような形で保護者に説明するんですか。



◎教育長(大江清一君) 

 今回、そこらあたりは、当初、従来の考えでしたら、もう本当に補強だけだったんですけど、今度は廊下とか、いろんな大改修、内部の改装もできますし、電球とか電気関係もできますし、防水もできますし、いろんなところをできますので、そういうのを合わせて、今回思ってた以上のことができますので、その点は喜んでもらえるという、内心というんですか、そういう思いもありますので、理解を求めていきたいとそう思っております。



◆12番(松本哲也君) 

 名古屋の耐震補強した中学校のH鋼の入った耐震工事を見てなかって、委員さんからそういう意見が出てなかったら僕もこんなこと言わないんですけど、あえてそういうふうな圧迫感ある、まあどちらにしても圧迫感はあるかもわからないんですけども、維持管理だとか見ばえとかそういうことで、光洋のようなきれいに仕上げてほしいという意見がやっぱり出てくると思うんですよ。それを、時間がないから、もう予算がないから在来工法でしましたというのは、保護者に対してそれで説明、納得していただけるんでしょうか。片方はもう終わってますよね、その工法で。あれが在来工法だったら、こういう工法は知らないから、わからないと思うんですけど、そういうのを見てきて、そういう意見が出てるのに、こういう在来でしかいけないというのは納得できないんですけども。



◎教育長(大江清一君) 

 そのことを言われましたら、返答、確かに困るところはあるんですけども、先ほど申し上げましたように、今回いろんな事業が思っていた以上にできると。それと9市の中で、有田市とか橋本市、田辺市とかいろいろ連絡はとり合いしてるんですけど、やはり新宮市と同じなんですね。

 こういうふうに思った以上の金目がついてきて、お金が来ると。しかも、今年度中に設計組んで契約せないけないという、本当に差し迫った事情があって、紀の川市なども、もっとやりたいんやけど、もう技術屋さんが足りないとか、そんな話が、皆きりきりの中でやってるわけでありまして、そこを言われますと、光洋中のほうがいいよ、それにしてほしいよと出るかもわかりませんですけども、そういう限られた、国のほうも年限、期間の中でそういうことを求めてきてるわけですから、これを外してしまったら9割なりの補助が受けられないわけですから、そこらあたりは了解していただくというふうに持っていきたいと、そう思ってる次第です。



◆12番(松本哲也君) 

 そのすごい値段が違うんやったらわかるんですけど、9割方返ってくるんやったら、別に2,000万円、それで今回の設計委託が、前回のを出してなかったらそれだけ安くなるんで、私は結局過去の予算を無駄に捨てるんかなと思うんで、今回の一般質問をさせていただきました。

 これ、私が今回こうやって質問せなんだら、18年に皆さん、予算で上げてたというのも多分忘れてたと思うんで、あとは委員会のほうで審議していただきたいと思うんです。

 以上で一般質問を終わります。

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△延会の宣告



○議長(奥田勲君) 

 お諮りいたします。

 本日はこの程度をもって延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。

 あすは午前10時から会議を開きます。

 本日はお疲れさまでした。



△延会 午後2時21分