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和歌山県 新宮市

平成18年  3月 定例会 03月20日−06号




平成18年  3月 定例会 − 03月20日−06号










平成18年  3月 定例会



          平成18年3月新宮市議会定例会会議録

            第6日(平成18年3月20日)

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議員定数24名、現在員24名、出席議員23名、氏名は次のとおり。

         1番  戸田 隆君

         2番  大西 強君

         4番  上野展央君

         5番  屋敷満雄君

         6番  東原伸也君

         7番  松本哲也君

         8番  下地重遠君

         9番  上田勝之君

        10番  溝口清行君

        11番  奥田 勲君

        12番  前田賢一君

        13番  城 和正君

        14番  松本光生君

        15番  木戸地郁生君

        16番  前田 治君

        17番  内田紀也君

        18番  杉原弘規君

        19番  福田 讓君

        20番  下浦芳史君

        21番  久保智敬君

        22番  榎本鉄也君

        23番  竹田益規君

        24番  辻本 宏君

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欠席議員 1名、氏名は次のとおり。

         3番  山口 清君

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議事日程 平成18年3月20日 午前10時開議

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(9)から

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会議に付した事件

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(9)から(12)まで

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地方自治法第121条の規定による出席者

          市長                  佐藤春陽君

          助役                  竹嶋秀雄君

          収入役                 江川忠雄君

          理事(新市計画担当)          田花 操君

          理事(重要政策推進及び土地開発公社担当)

                              中村勇一君

          企画部

          部長                  滝谷 滋君

          次長兼情報推進課長           向井 隆君

          参事(行財政改革担当)         角 孝志君

          参事(広域担当)            左畑 誠君

          企画調整課長              中岡保仁君

          総務部

          部長                  上仲参朗君

          次長兼総務課長             森 常夫君

          参事(市税徴収強化対策担当)      大江憲治君

          秘書課長                川嶋 潤君

          財政課長                小山壽行君

          防災対策課長              速水得史君

          福祉事務所長              山口泰郎君

          市民福祉部

          部長                  大江清一君

          生活環境課長              西  寛君

          福祉課長                右京良平君

          健康長寿課長              浜前泰弘君

          経済観光部

          部長                  亀井寿一郎君

          商工観光課長              上野山巳喜彦君

          建設農林部

          部長                  前田道春君

          農林水産課長              倉家 博君

          熊野川行政局

          局長                  木下 進君

          次長兼総務課長             平 俊孝君

          医療センター

          事務長                 杉山泰生君

          水道事業所

          所長                  山本庄一郎君

          消防本部

          消防長                 鎌塚澄夫君

          庶務課長                吉川 篤君

          教育委員会

          教育長                 中西實年君

          次長兼学校教育課長           楠本秀一君

          文化振興室長              和田 隆君

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本会議の事務局職員

            局長                  鈴木 秀

            参事                  馳平忠男

            次長                  浜口恭行

            庶務係長                北 光子

            議事調査係長              岸谷輝実

            主事                  西 洋一

          第6日(平成18年3月20日)

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△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(上田勝之君) 

 皆さんおはようございます。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、別紙にて配布いたしたとおりであります。御了承願います。

 日程に入ります前に御報告いたします。

 本日、山口議員、通院のため、欠席の旨の届け出がありましたので、御報告いたします。

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△日程1 一般質問



○議長(上田勝之君) 

 日程に入ります。

 日程1、一般質問を行います。

 別冊一般質問通告表の番号9番から順次発言を許可いたします。

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△榎本鉄也君



○議長(上田勝之君) 

 22番、榎本議員。



◆22番(榎本鉄也君) (登壇)

 皆さんおはようございます。

 それでは通告に従いまして、一般質問を行います。まず初めに本年度の予算大綱についてでございますけれども、市長にお伺いしたいと思います。

 この項で少々初めから本筋からちょっとそれてしまう質問になるんですけれども、私はこの予算大綱で一番最初にこの文の中で目についたのはやはり、このキャッチフレーズといいますか、清き海、山、川が織りなす人と文化が華やぐ都市というところでございまして、先日の一般質問の答弁で市長はこれをキャッチフレーズとおっしゃっておりましたので、このキャッチフレーズなんですけれども前期の佐藤市政から思い出しますと、私はこれを含めまして三つのキャッチフレーズがあったと記憶いたしております。一番初めは、にぎわいのある文化観光都市、それから二番目は確か水と緑の田園都市と、今回、人と文化の華やぐ都市と、この真ん中の二番目の水と緑の田園都市というのは北山村も含めた、合併の際につけられたものだったと思うんですが、これはさておきまして、最初のにぎわいのある文化観光都市と、人と文化の華やぐ都市というキャッチフレーズの違いなんですが、文化と都市は同じ表現ですけども、今回観光というのがなくなっている、また、にぎわいという言葉が華やぐに変わっていると、これはどういうことなんだろうかなといろいろせんさくをしてしまいまして、キャッチフレーズなんでこんなことはどうでもいいという方もいらっしゃるかわかりませんけれども、市長御自身が目指すまちづくりビジョンに関しまして、この二年半の在野期間といいますか、市民であった期間を経まして、このまちづくりビジョンにこのキャッチフレーズの変化のごとく何かの変化というものが生じたのか、それとも今回ただ表現を変えただけなのか、その辺のところを最初にまず、市長にお伺いしたいと思うんです。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 人と文化の華やぐ都市、このフレーズはまさに熊野川町、新宮市が合併いたしました合併協議会のときからの私はこれは目指すべき新宮市のまちづくりの方向として皆さんが合意をなさったものだと、このように思っているところです。と言いますのは現在、議員もお手元に多分お持ちになってるかもわかりませんが、新宮市の合併をなし遂げたそのタイトルはこのようなキャッチフレーズがはっきりとパンフレット等にも明示されておりますので、私もその合併直後の新しいまちづくりでありますから、そのフレーズを今さら申し上げるまでもないことですが、当然継承するものとして、そのような表現をさしていただいたところです。本質的な面では、人と文化の華やぐ都市は一期目の時の目標でありました文化観光都市づくりの基本と何ら変わっておらないと、このように思っております。



◆22番(榎本鉄也君) 

 わかりました。それでは本筋の質問に入りたいと思いますけれども、本年度の予算に当たりましては、まず何よりも国と地方の税、財政改革であります三位一体改革のその仕上げの年であるということが私は大変に重要なことだと思います。また、この改革の内容とそしてこれからまた地方交付税の議論というのが国政の方で引き続き行われると思いますけれども、その地方分権への動向によりまして我が新宮市のまちづくりにも大きな影響が出てくるというふうに思います。しかし、この3年間の間に本当に三位一体改革という名のもとの3年間の間に財政当局におかれては大変な御苦労されたことは事実だと思います。この改革は決して税源移譲といっても地方の財源をふやすという話ではないことは百も承知しておりましたし、本来は補助金カットと税源移譲によりまして、地方の自由度を高め自主的なまちづくりを可能にすること、これが改革の趣旨であったと思います。しかし結局はプロセスにおきましては、地方交付税の縮減が最初にありまして、補助金カットそして肝心の税源というのは後回しという国の財政の立て直しが優先されまして、その結果といたしまして私たち地方におきましては、極端な歳入不足が生じて、基金の大幅な取り崩し等の打撃を与えました。赤字再建団体という言葉が流行語のように使われたのだと思いますが、今まだまだ危機的な状況が改善されたということではないと思いますけれども、しかし幸いにもといいますか、私たち新宮市は現在、熊野川町との合併できまして、その合併の特例による交付税の算定とか、特例債を利用した基金の積立等もこの予算に反映されてまして、曲がりなりにも、この三位一体の改革の決着がついたことで、これちょっとあまり適切な表現ではないかもしれませんが、私はひとまずは極端な歳入不足は落ち着いたというところではないかと、いうふうに分析をしておるんですが、財政当局の見解はいかがでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 小山財政課長。



◎財政課長(小山壽行君) 

 今年の基金からの繰り入れは、昨年の旧新宮市と熊野川町が合わせて10億円余りと、それと比べますと4億円を少し切るというところの繰り入れで済んでおります。ただ、現実にはなかなか投資的経費へ十分な事業費を回せないという状況が続いておりまして、まだまだ厳しい状況が続いてると、そう認識をしております。



◆22番(榎本鉄也君) 

 ともかく本年度の予算の中で危険視されてることは、財政調整基金等からの繰り入れ、先ほど財政課長も言っておりましたけども、この3年間に及ぶ三位一体改革のさまざまなあおりで我が新宮市としても、基金の取り崩しでやりくりしてきたことは事実でございまして、本年度も6億円ほどですか圧縮はできたといいましても、約4億円ほどの基金の繰り入れを行っていると、私はあくまでこの基金の取り崩しという政策は歳入としては緊急避難的な歳入の確保策でなければならないというふうに思っております。その意味で基金の取り崩しということをできる限り早く脱出しなければならないと、このように思っておる次第ですけれども、今後、数年間大きな事業のやる、やらないの関係もありますけども、今後数年間の見通しとして財政当局として、改善もしくは脱出することができるか、こういうことはどういうふうにお考えでしょうか。



◎財政課長(小山壽行君) 

 特に財政調整基金が財源不足として繰り入れの主な財源ということになるわけですけども、来年以降交付税の改革がまだ不透明な状況であります。ただ、今後も人件費を中心に地方財政計画自体は圧縮するといっておりますので恐らく交付税総額については今後も厳しく抑制されるというふうに思っております。その一方で平成21年以降は退職者が急増するというようなこともありますので、今後もかなり収支としてはやはり厳しい状況が続くのかなと思っております。基金の繰り入れの中でも特定目的のための基金、これはそのために積み立ててきたわけですから、そのタイミングが合えば必要に応じて当然、取り崩して事業化するということになると思いますので、財調とはちょっと意味合いが違うかなと思っております。



◆22番(榎本鉄也君) 

 財調から財調を取り崩しながら、はたまたこちらで特例債を利用して基金を積み立てていくという、普通に民間が考えると妙なことをするんだなと、いうふうになるんですけど、それが行政の財政運営の仕方なのかなというふうに理解するしかないんですけども、私はこの三位一体改革で曲がりなりにもこれまで官庁の抵抗が非常に強く全く実現しなかった税源移譲が3兆円規模で実現したということは、地方分権改革に向けて大きく前進したと思っております。国の全体としては、補助金カットの総額が4兆円規模でそれに係る税源移譲が3兆円というふうになっておりますけれども、もう一つ財政課長にお聞きしたいんですが、我が新宮市においてはカットされた補助金の総額と所得譲与税などで税源移譲されたその額のバランスといいますか、それはどのようなものかお伺いしたいんですが。



◎財政課長(小山壽行君) 

 16年から三位一体改革の補助金の削減が行われておりまして、この3年間でおよそ2億7,000万円ぐらいの補助金の削減が行われたと思っております。一方で税源移譲で18年までは所得譲与税という形で配分を受けますけども、これが今回予算さしていただきましたのが2億円弱ということですから、ほぼ2億円ぐらいの税源移譲を受けるということでとらまえております。



◆22番(榎本鉄也君) 

 ほぼ、とんとんという形ですね、いずれにしても結局は新宮市の場合は税源移譲といいましても、先ほど言いましたけども地方交付税の減少により厳しい財政状況が全く変わらなく続くということでございます。また今回の改革でもう一つ肝心なことは国の補助金削減が実質ほとんどが補助金の負担割合の減少というところにとどまったとこに、私は大きな問題があると思います。一つの例といたしましてこの三位一体改革の論議が始まった当初、生活保護の負担金を半分にするというような厚生労働省の案が問題になりまして、地方はただ余計に負担がふえるだけじゃないかということで抵抗しましたら、結局、国は児童手当と児童扶養手当の補助率を引き下げて決着してきたと、これでは全く意味がないと思います。三位一体改革では国がやるべきことと、地方がやるべきことをあいまいにしたままで、補助金額の全額じゃなくて、補助率の引き下げで3兆円のつじつまを合わせたという決着になってしまったのではないかと思います。これでは地方、私たち新宮市においても裁量権といいますか、自由度というものを生み出さないで、煩雑な事務だけを多く残してしまった結果となったのではないでしょうか、そんな改革の内容であったと私は三位一体改革の総括をしておるんですけども、財政当局はどのような見解であられるのかまた、先ほど言いました税源移譲によって、裁量権が出るということですか。実際、新宮市で裁量権が出たのでそれを使ってといいますか、その裁量権に即して予算組ができたという今回の予算の中にあるかないかという実例があったら紹介していただきたいと思います。



◎財政課長(小山壽行君) 

 確かに地方分権の中でこの三位一体改革、特に国庫補助負担金の見直しを行って、地方へ税源を移譲するということが出てきたわけですけども、今議員さんおっしゃられたように議論の中心となったのは、義務的な経費であったわけで、地方はなかなかその自由度が増さないという、結果としては、あまり地方にとって権限が委譲されたんかどうかわからないという改革であったというところがあるかと、そう思っております。具体的にその権限の移譲として有利に働いた部分があるんかどうかということですけども、それを具体化して予算化した部分については、現状ではありません。昨年の三位一体改革の中で公立保育所の補助金を税源移譲という形でありましたけども、これは国あたりの説明では、幼稚園との幼保一元化を進めやすいというような説明は受けてございますけども、そういった形で十分取り組めるような状況には現状ではないというところです。



◆22番(榎本鉄也君) 

 わかりました。ともかくいろいろ地方にとりましては、不満だらけの内容の決着だったというふうな結論になるかと思うんですが、しかしされど、この改革を機にこれから道州制の論議なども盛んになっておりますが、地方分権に向けての改革が大きく前進はすると、私は思っております。ですから私はこの三位一体改革は大筋では地方分権推進への大きな一歩をしるしたと、評価すべきだと思っております。どなたかがこの三位一体改革は、市民の生活を悪くさせる改革だとかおっしゃっておりましたが、それはまるで風が吹けば桶屋がもうかる式の話でありまして、とんだ勘違いだというふうに思います。先ほども述べましたが官庁のあれだけ強い抵抗がありながらも3兆円規模の国から地方への財源移譲が決着したと、この事実は日本のいわゆる中央集権体制に大きなくさびを打ったと、まさに中央分権のエポックメーキングと言うんですか、画期的な成果だと思っております。市長はこの三カ年の三位一体改革について新宮市の市長としてはどのように総括されておられますか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 三位一体の改革については、私自身はいまだ不十分だと、そう思ってます。というのは地方と国との役割り分担についての明確な指針が出ないままで、先にこのいわゆる税源の移譲であるとか、補助金、負担金の改革であるとか、あるいは地方交付税の改革であるとか、ある意味では非常に平たい言い方をすれば国の財政の厳しさを地方に転嫁して来たという思われる部分も幾つかあるわけで、そういう面では不満に、実務的なその執行の中では不満に思うということもございます。しかし、傾向としてはこれまで唱えられていた地方の時代、地方の時代というばかりのかけ声がようやく具体的な国の施策として今議論されつつ、また、その改革が流れつつあるということについては、その体制においては非常に結構な時代の流れかと、そのように評価も申し上げているところです。



◆22番(榎本鉄也君) 

 最初の質問でお伺いしましたけれども、現在我が市としましては、不足した歳入の確保を基金の取り崩しによりまして行っております現状があります。しかし、今の改革の方向性は歳入の拡大を望めない、というよりは前にも述べましたように、財源の拡大ではなくて裁量権を与えまして地方の独自性を生かして行く方向であります。先ほど財政課長も言われましたように歳入は縮小される一方であると、いうことだと思います。そしてもう一つ新宮市の場合は、合併効果で交付税が有利に算定されるのは10年でしたね、10年後には確実に交付税の大きな削減が待っているということでございます。そうなるとやはり今は、歳出の見直しを徹底的にやらねばならないということになると思います。すなわち本年度の予算はそのことをしっかり考慮に入れて審議する必要があるのではないでしょうか。今、国の方では事業の仕分け作業ということに着手すると伺っております。私たち新宮市においても徹底した仕分け作業をすなわちこれは役所で行う事業なのか、はたまた、民間でやるべきなのかとか、また原点に立ち返りまして、公共サービスとは何かという意義づけですね、そういうことによって続けてやるべきか、思い切って廃止すべきか、また同じような施策を扱う部署でやっている場合は、違う部署でやっている場合は、それを統合できないかというようなことをまさに、こと細かくやっていく必要があるのではないかと考えております。その観点から幾つかこの本年度予算の大綱の施策の中で疑問点をお伺いしたいと思います。

 まず、熊野川の川舟運航事業ですがこれは県といいますか、県知事の後押しがかなりあったんじゃないかと思うんですけども、新しく始められた事業ですが、始める前の論議でもかなり議会でも異論がございました。この予算大綱に書かれていますように2カ月余りで乗船客が1,000人を超えて大好評だとのことで、その後にこれからもっと本事業を充実させて観光客誘致地域振興につながる事業としていきたいと、このように書かれておりますけれども、充実させるためにはこれからもっともっと支出が必要になるだろうというふうに思われます。また雨や台風の多いこの地でリスクも非常に多いんではないかと、いうふうに思います。それに私は、この川舟運航事業の目的というものがいま一つわかりにくい、熊野学の推進と観光客の誘致、地域振興とはこれから事業をどう拡大していく、充実さしていくのか方向性が全く違ってくると思いますし、事業主体といいますか、委託している事業主体も疑問になってくると思います。また何よりも、私はどうしてもこの事業は行政がやるべきものなのかという疑問に突き当たってしまいます。これにつきまして、市長の見解をお伺いしたいと思うんですが。



◎市長(佐藤春陽君) 

 事業主体はさておきまして、我々の市組織の中でもこの仕事の分担といいますか主管課的なものが少し私もばらつきがありすぎるとかように思っています。とりわけ川舟運航事業につきましては、熊野学の関連として所管しているこの状況はどう考えましても、将来の発展的なそういう展望を思いますと少しやはり無理があるんじゃないか、そのように思っております。そのような中で、事務分担の見直しも現在検討中でありまして、また、これから新しい新年度の体制を整えていかなきゃなりませんが、その折りには何らかの考え方を整理した中から市政の執行体制というものを整えたい、このように思っているところです。



◆22番(榎本鉄也君) 

 指定管理者の議論もありますけれども、行政の中途半端な介入というのは大変失敗を招く要因になっているというふうに思います。事業の目的をしっかり定めて官がやるのか、民間に完全に任せるのかというめり張りのついた施策を実行するのがいいことであるというふうに私は思います。ある程度のめどがつけばしっかりと民営化した方がいいんじゃないかというふうに思いますし、逆に熊野学の学術的な成果を追求するんであればきっちり市民にも納得できるような意味のある事業として、不採算部門であってもこれはきちんと考えられねばならんというふうな思いもいたしますので、その辺の論議をまた深めていただきたいというふうに思います。それからもう一点は、教育の予算になりますけれども、12月議会において私は、教育環境の問題を統廃合も含めて早急に論議し、結論を出すべきと訴えました。この予算大綱では、教育の予算というのは中国への中学生の派遣のみが新しい事業として書かれておりました。確かに国際理解教育は大変重要なことであると思いますし、サンタクルーズに加えまして、徐福を通じて非常に良好な友好関係を結んで来たという連雲港市との交流は子供たちの教育にとっても大きな成果が期待できるのではないかとも思いますが、しかし私は今、子供たちが置かれている教育の環境を考えたときに国際交流よりもまず、自分たちのしっかりした環境づくりが優先されるべきではないか、というふうに思います。私は国際交流として中国に行くこと自体には反対ではありませんが、今の新宮市の教育環境を考えたとき、また今の日中関係とそれから新宮市と連雲港市の関係は、子供たちを交流させるとこまで熟しているのかどうか、私たち市民レベルではまだ理解できていないんじゃないかなと思います。その辺も少し不安材料になっておるんですけれども、そのことを考えましたときに、この事業は、いわゆる時期尚早であるという思いがしますが、教育長の見解をお伺いいたします。



○議長(上田勝之君) 

 中西教育長。



◎教育長(中西實年君) 

 中国との関係につきましては、何でしょうか、前の教育長のときから始まっていろいろな交流を通じて段階的に進んできているということを把握しております。一昨年私が参った中でも、今度は子供たちを中心として国際理解教育を進めて行こうと、そのためにはあまり予算のこともありますんで、まず小規模の中からでも少しずつ軌道に乗せて行きたい、このように思っています。

     (「傍聴席よりざわざわした声あり」)



○議長(上田勝之君) 

 済みません。傍聴席の方にお願いいたします。少しお話をされるときは静かにお願いしたいと思います。

     (「傍聴席よりやじを飛ばす者あり」)



○議長(上田勝之君) 

 静かにお願いします。

 傍聴していただくのは結構ですけども、静かにお願いいたします。

     (「傍聴席よりやじを飛ばす者あり」)



○議長(上田勝之君) 

 お静かにお願いいたします。

 質問を続けてください。

     (「傍聴席よりやじを飛ばす者あり」)



○議長(上田勝之君) 

 お静かにお願いいたします。

     (「傍聴席よりやじを飛ばす者あり」)



○議長(上田勝之君) 

 暫時休憩いたします。



△休憩 午前10時27分

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△再開 午前10時34分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 一般質問を続けます。

 22番、榎本議員。



◆22番(榎本鉄也君) (登壇)

 済みません。若干、水を差された形になりましたが、先ほどの質問ですね、私は中国に派遣すること、事業に対しての反対を言っているわけではなくて、時期的に尚早じゃないかということのお伺いだったんですけど、もうちょっと重要な内容なんで、教育長の見解をもう一度お願いしたいんですけど。



○議長(上田勝之君) 

 中西教育長。



◎教育長(中西實年君) 

 先ほどちょっと説明の不足のこともあったかもわかりませんけども、徐福とのつながりの中で、14年度から、14年度に前教育長が参りまして、そして、教育の分野での交流のあり方について視察を行ってきたと、そして16年度になりまして私が再度もう一回、いろいろな状況を視察に行って参りました。その中で佐賀県とも中学生との交流、あるいは20名ぐらいの交流をしているようでございます。堺市ともやっているようです。新宮市とは大人だけの交流ではなくて子供たちを通しての交流の話がございましたんで、それも兼ねて16年度に行ってきたんですけども、4名の校長先生と一般の先生と私と事務局とで4名で行ってきて、そしてホームステイもできるかどうか、そういうなのも視野に入れて私たちも一泊でしたけどもホームステイをお願いして行ってまいりました。交流の学校等についても、幾つかの学校を見せてもらってきて十分新宮市の学校よりもすばらしい面もありますし、お互いが教え合う部分がたくさんあるなと、そういう結果を持って今年度生徒の数は少ないですけども、まず、8名の生徒を連れて行ってきたいと、そのように今、考えております。



◆22番(榎本鉄也君) 

 十分なプロセスを踏まえたということですね、私としては交流も一度始めましたら今度は、受け入れという形にもつながってまいりまして、毎年のそれだけの支出につながってくるということになってしまうんですけども、お金の話ばっかりで教育を論ずるべきではないとは思うんですが、優先順位という形でまだまだ新宮市の子供たちの教育環境というのが非常にどちらかというと劣悪な部分に入るところもありますので、そういうことも考えたときにまだそっちの方面よりもやはり教育環境の充実という形の予算運営というか、予算配分した方がいいのではないかというふうに思いましたけれども、教育長がおっしゃられましたので、それはそれとしてよいとさしていただきたいと思います。

 さてもう一つ、この予算大綱の中で、冒頭で三位一体の改革を取り上げましたけれども、それと同じくらい国の改革として地方の私たち新宮市にも大きな影響を与えるもの、それは介護保険の制度改革だと私は思っております。しかし、残念なことに予算大綱の中にはほんの一行程度あるだけでありまして、また本会議でも一通りの予算説明があったのみで、このまま議論のないままでは大変だなという思いにかられております。まずこの予算大綱の中の一行というのは、介護予防サービスが提供できる地域包括支援センターの設置と、これだけでございます。地域包括支援センターって何、ということになりますけども、どこに設置するの、市がやるのとか、委託業者に任せるのとか、そもそも介護予防サービスってどんなサービスなんて、たった一行なんで疑問がいっぱいに膨らみますけれども、それをここで聞こうということではありませんので、御安心いただきたいと思います。自分で全部調べました。その上で質問をさせていただきますが、今回の改正介護保険は介護予防に踏み出したわけでございます。なぜか、それは介護給付費がふえ過ぎたからでありまして、このままでは限りなく保険料が上がってくると、そしてまた、これは介護保険の制度ですから国の税金もその分半分は投入しなければいけないと、このまま行ってしまうと早くもパンクしてしまうと、こう急ブレーキをかけろと、簡単に言えばそんなところではないでしょうか、そして今回、その介護予防のメニューというのは、新予防給付というのと、地域支援事業、その二つであります。そしてその拠点となるのがさっき言いました地域包括支援センターで、地域包括支援センターにつきましては新宮市の場合、この庁舎内の健康長寿課に設置すると伺っております。またここには、社会福祉士と保健師とそして主任ケアマネージャー、この3名の体制でその人員を配置すると聞いております。一応、その概略を説明してしまいましたけれども、今回の改正で地域包括支援センターは、新しい介護保険制度にとって大変重要な役割を担っていると思います。介護予防のマネジメントから高齢者虐待等の相談の窓口まで担当すると、いうふうになっていると聞いておりますが、当然今、人的な配置等の準備はできていると思うんですが、その点、当局の方はいかがでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 浜前健康長寿課長。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 地域包括支援センターにおきましては、今議員さんが言われましたとおり、保健師、社会福祉士、主任ケアマネージャーの専門職の職員を置かなければならないというふうに規定されております。新宮市におきましても4月1日から嘱託職員ではございますが、専門的な知識あるいは経験を持った職員をそれぞれ配置する予定にしております。



◆22番(榎本鉄也君) 

 これそのですね、今、嘱託職員ということになりましたけども、これは私もさっき重要性を指摘しましたけども、いくら財政難といえどもこれから始まる介護予防の大変重大な三つの職種の方の待遇といいますか、身分といいますか、それが嘱託職員というのはいかがなものかなというふうに思うんですけれども、本当にこれから介護予防が始まって介護給付費が下がるか否かということになるわけですから、さまざまな新しい分野の新しい考え方、また意欲的な仕事をやってもらわないと困るんで、そういうことからしますと本当に正規の社員というんですか職員として採用すべきだというふうに私は思うんですけども、市長どうですか、見解はいかがですか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 今、嘱託職員に対する正規の対応に変えるべきではないかと、このようなことでありますが、当然のことながら今後、地域包括支援センターが重要な役割を果たして行くと思います。そのような中で職員の現状を考えますと、非常にこれで新しくまた、定員の範囲に入る職員をふやすことでありますから、今後の推移というものをよく見ながら、これからの人事配置等も含めて考えていきたいと、そのように思っているところです。



◆22番(榎本鉄也君) 

 それはぜひ、考えていただきたいと思うんですね。それからもう一つこの新介護保険で明確になっていること、位置づけられていることが二つありまして、一つは保険者機能の強化というのと、もう一つは適正化対策、これが非常に重要でありまして、職員にサービス事業者への立ち入り調査権がこの中に付与されていると聞いております。要はここでしっかりした、本当に職員の中に資格を持った人材を投入して、この介護保険に対する調査や不正に対するチェックができなければならないというふうに思っております。また、今後の課題となりますけれども、医療保険ではきちんとしたレセプトチェックというのがされていますけれども、介護保険ではそのサービス給付の内容のチェックという場が多分ないと思います。やはりそこにもこのまさに保険者強化というか、適正化対策のために人材を投入して、しっかりとチェック機能を果たさなくてはいけないというふうに思うんですが、これはあくまで新宮市に不正が横行しているというんではなくて、間違いというものは必ずあると思うんですね。多分、今までもたくさんあったんじゃないかと思うんですけども、この点については当局はどのような見解をお持ちなんでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 浜前健康長寿課長。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 今、議員さん御指摘のとおりだと思います。介護保険制度平成12年から開始されまして、今言われました国民健康保険でありますとか、レセプトの点検とか行っておりますけども、介護保険の新宮市におきましては、そういういわゆるケアプランとかのチェックとかそれが適正なあるいは量、質ともに適正なサービスが行われているかどうかというようなチェックがなかなか実施しづらいという面が正直ございます。将来的にはそこら辺も含めまして、人の体制等も考えて行くべきではないかと、いうふうには思っております。



◆22番(榎本鉄也君) 

 ぜひ、この辺の強化をお願いしたいと思います。また、その辺の職員の配置というのはきっちり考慮されて進められた方がいいのではないかというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。それから、これから介護状態になっていない高齢者の方は地域包括支援センターに連絡を取りまして、介護予防のサービスを受けるわけですね。介護状態になっていない方の自立の判定の方は、市町村が実施する地域支援事業の介護予防サービスを受けるわけです。また、要支援1か2になった方はやっぱり地域包括支援センターで相談いたしまして、新予防給付というもののサービスを受けるわけです。この新予防給付のケアプランというのは、地域包括支援センターの中の保健師とか主任ケアマネージャーが行って、そのサービスは事業者が利用者と契約を結んで行うということになっています。そこで問題は、市町村が実施する地域支援事業なんですね、これは要するに新宮市が独自でやる介護予防施策ですね。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 そのとおりでございます。現在のところ、平成18年度におきましては、リスクの高い方、いわゆる特定高齢者の方に関しましては、3事業、それ以外のすべての高齢者の方を対象にします介護予防事業では、五つの事業を予定しております。



◆22番(榎本鉄也君) 

 その五つの事業というのは、具体的にはどういう事業なんですか。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 今現在も、保健センターで、和歌山方式で行っておりますいわゆる筋トレの事業、要するに元気アップ教室、その元気アップ教室を一応、卒業された方を対象にしますフォローアップ教室、あと基本検診の結果の説明、介護予防の普及啓発事業、生きがいと創造の事業、これに関しましては従来新宮市におきましても一般の方で高齢者の対策として行っておりました事業を今回、この介護予防事業の方に位置づけをし直しまして行うということでございます。



◆22番(榎本鉄也君) 

 厳しく言うとこの施策、本当に新宮市は介護給付費を下げたといえるだけの効果を生み出さなければならないというふうに思います。そのような厳しさを持って当たるべきではないかな、というふうに思うんですね。市長、新宮市はこれからますます高齢化が進んでくるわけですね。この予算大綱にも国民健康保険特別会計と介護保険特別会計の増額というふうに書かれていますように、その高齢化に伴いまして、どちらの特別会計も大変厳しい運営を強いられてきているわけですね。医療費、介護給付費どちらもその抑制策というものを本当に全市を挙げて取り組まなければならなくなっているように思うんですね。こんなことを言ったらお医者さんに怒られるかもしれませんけどですね、市内の高額納税者のトップクラスのほとんどがお医者さんだというのが新宮市の現状なんですけど、こういう現状は町としては大変おかしいというふうに私は思うんですね。市長今このような新宮市の現状をどのように見られていますか。ちょっと所感をお願いしたいんですけども。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この国民健康保険あるいは介護保険等、将来どのように推移して行くか、非常に危機感を持って展望していかなきゃならないと、そう思っております。しかし、高齢者が現実に新宮市はとりわけ合併しましてより高く高齢化比率が高い、さらにまたこれまで福祉の行政にゆだねておられたこの介護保険による適用者、これはある意味では、より濃密にまた範囲も広まったでしょう。そのような中で僕はこのサービスを提供する、またサービスを受けると両面にとりましても非常にある意味では高齢者の方の福祉の充実にはつながっていると、これは間違いないことだと、そのように思っています。しかし、これを厳格に時には運用して、今いう、被保険者を極力減少させる、また少なくするこの地域包括支援センターの役割は非常に重要だと、このように思っているところです。



◆22番(榎本鉄也君) 

 以前、こういう不老長寿のまちづくりと題しまして、健康日本21の新宮市版というんですか、計画を策定いたしました。私も仲間に入れていただいたんですけども、こういうこともしっかりと活用いたしましてね、今の介護予防事業と連携しながら、私は、保健センターを中心とした市街地に高齢者に合った高齢者のためのまちづくりができないかというふうに思っております。ここからはちょっと提案になってまいりますけども、先ほどの地域包括支援センターも健康長寿課の中に置くのではなくて、保健センター内に設置してはどうかというふうにも思っております。こういう施設とか窓口は高齢者がわかりやすくて行きやすい場所にすべきだと思いますし、また若干観点が違いますけども、今度のいわゆるまちづくり三法の見直しというのは、高齢者社会に対応した市街地の形成を誘導しているというふうに僕は見えるんですね。それは事実だと思うんですね。同僚議員の質問にもありましたコンパクトシティの考え方からしても、また、これからの介護予防の地域密着サービス、地域密着型サービスという概念からしても、保健センターを中心に例えば、空き店舗を利用した託老所とか小規模多機能サービス拠点というのがあるんですけども、それと設置できるのではないでしょうか。元気なお年寄りがゆったりと歩いて、また過ごせるまちづくりというのも市長が言う、人と文化が華やぐ都市と言い切れないかもしれませんけれども、一考の余地はあるんじゃないかと思います。それからもう一つ、こういうまちづくりの方向性があれば、今市長も、公約とか論議に上がっております療養型の病院建設の是非というのがおのずと決まってくるのではないかと思うんです。市長、いかがですか見解は、それに対してどのように思われますか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 いつまでも介護を受けずに、お年寄りが高齢者が元気に健康で過ごせる、そのようなまちづくりを目指すことは大事なことだと、そのように思っています。そのような意味合いの中で、いわゆるさまざまな生きがい教室であるとか、そういう市民サークルの支援やあるいはまた、いつまでも生きがいを持って、高齢者の方々が活動できるようなそういう場づくりの提供であるとか、あるいはまちの歩道等含めたこれからの新宮市内の構築にしましてもまた、施設の配置にしましても、まちの中に人が高齢者の方々が出歩いてくれる、またいろんなところで趣味を通じてでも大勢の方々が同好のそういう楽しみをいつまでも続けられるそういうことが大事で、施策の面におきましてもこれをしっかり支援して行かなきゃならんと、そう思っているところです。



◆22番(榎本鉄也君) 

 ちょっと今療養型の病院建設の是非というふうに私は言ったんですけども、ちょっと介護予防からは外れるかわかりませんけども、療養型病床は確かに新宮市におかれた今の状況から見ますと大変必要であるかもしれませんし、今まであったんですから、病床の数もあったんですから必要かもしれませんけども、やはり先ほどの話でありませんけども、行政が介入しますと療養型の病床というのは非常に社会的に入院を助長させる原因になってしまうんではないかと、なかなか割り切って、もう出て行って下さいと、いうわけにはいかないもんですから、社会的に助長させてしまう危惧もあります。また、それがあればやっぱり医療費の上昇にもつながってくるという、そういう懸念もいたしております。それから考えますとやはりどうなのかなと、どうなのかなというところでとめておきますけども、これからのまちづくりの大きなビジョンの中でもう一度、療養型というのを論議し直すべきではないかなというふうには思います。私は今後、佐藤市長の表現をお借りしますと、変な言い方ですけども、変な使い方ですけども、今の医療センターのにぎわいよりもそれ以上に保健センターが人で華やぐようにならなければいけないと考えております。医療も介護もこれからは予防に力を入れることがトレンドであり、目に見える効果、すなわち医療費の減少、介護給付の減少が数字としてはっきりと表れてくるようなさまざまな予防施策を実施すべきだと思っております。そうして、その中心拠点が保健センターだと思っております。保健センター不要論というのもありますけれども私としては、保健センターの使命は新宮市の医療費介護給付費を下げることにあると位置づけてもいいのではないかと思います。話がいろいろと飛びましたけれども、今回の介護保険制度の改正についてまだまだ大変わかりづらく、正直なところ介護予防といってもまず、始めてみなければわからないという段階のものも多いと思います。また、市民の皆さんの関心事というのも、何よりも保険料の負担増ではないかと思います。上がった上がったという不安や苦情ばかりが飛びかっていますが、しかし実際は、今回5段階から6段階に所得割が変わったことによりましてその辺のところがちょっとあいまいになってしまったように思いますが、実際のところ所得によっては保険料が下がった方もいるはずなんですね。また、特別養護老人ホームなどのホテルコスト負担がかかってくるということもありまして、それからもう一つ特長的に見つめなければいけないのは、癌の末期患者への介護サービスができるようになったということなんですね。こういうこともまだ全然公開されていないというか、わかっていない。本当にさまざまな今回の介護保険制度の改革について市民の皆さんに徹底して周知していただかなくてはいけないことだというふうに思うんですけども、今の当局の方でその内容の周知説明、これはどういうふうになっておりますか、しっかりとできておりますか。



○議長(上田勝之君) 

 浜前健康長寿課長。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 今回の介護保険制度を含めた介護保険全体の住民の方への周知徹底ということだと思うんですが、新しい制度、要するに改正後の制度につきましては現在、パンフレット等作成して市民への啓発の準備をしている段階でございます。4月以降6月7月になりますと新しい保険料の通知がまた高齢者第1号、第2号保険者の方に届くという形になりますので、それまでには今回のこういう保険料が値上げせざるを得なくなったというような経過とかに関しましては、住民の方にやはり周知していきたいと、また出前講座、今回2月、1月2月で5回ほど既に老人クラブの方、あるいは町内会等の方を対象にして出前講座を行っております。そういうふうな出前講座等の場所も利用しながら、こういう介護保険制度の周知には努めていきたいと、いうふうには考えております。



◆22番(榎本鉄也君) 

 あらゆる手段を使って本当に隅から隅までさっき言いました要するに癌末期患者の介護もできるというところですね、そういうこともやはりしっかりと市民の皆さんに教えてあげるというか、そういうことをしないと本当に改正の意味がなくなってきますし、やっぱり混乱も起こってきますし、本当に改悪じゃなくてよい改正なんだということをしっかりと訴えていただきたいと思います。

 介護保険はそのくらいにしまして、最後にこの予算大綱に関しまして、総括的に質問させていただきますが、今年度の予算には載っていないそれ以外のことなんですけども、先日来大きな話題となっています文化ホールの建設に関して、先日の一般質問でも文化ホールは当初の計画のあった広角に建てるのか、それとも市街地かという論議になりましたけれども、いずれにしても文化ホールを建設していくという市長の姿勢が明確であるのであれば、本年度の予算にある市民会館の耐震診断に600万円の支出というのは適切かどうか、そしてまたその議論を深めていきますと、もし仮に今の市民会館の所に文化ホールを建設するとしたら駐車場の問題等で丹鶴小学校をどうするか、勢い学校統廃合の問題に行き当たってしまう。そうすると今度は、小中学校の耐震診断とか校舎の改修に計上されている今年の予算の必要性、優先順位はこれでいいのかということになります。問題は佐藤市政がどのようなまちづくりをしようとして、そのためにどのような優先順位を考えられているのかを、まずはっきりしてもらわないと、そしてそれを即早急に実行に移していただかないと、先ほども言いましたけども歳出をしっかり見直して財政力をつけていかなければならないこのときにむだな出費をしてしまうということになってしまいます。この件、いわゆるその文化ホールの建設ですね、また学校統廃合について、市長はこれからどのようなスケジュールというか考えられてビジョンを持っておられるのか、そして本年度の先ほども言いました予算審議に当たってこれらの今の耐震診断の予算、改修等の予算との整合ですね、ここをはっきりと説明をしていただきたい。そうしないと議会としてもこの予算の認定の判断が大変難しいことになってくると思うんで、その辺のところを市長にお伺いしたいと思います。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 文化ホールの建設を目指すこの市政の取り組みは何ら変わりません。不退転でそのまま我々は突き進みたい、そう思っています。また、それに伴って、そうすると市街地という選択をした場合にいわゆる市民会館の耐震、あるいは小中学校、学校統合という問題も将来出てくるでしょうから、それらが視野に入っておるのであれば小学校や中学校の耐震、またそれの補強工事はむだではないかと、こう議員は主張なさいますが、この東南海・南海道の地震というのは市民が一番懸念していることで、また我々も一たんそのような事態が発生したときに身の安全、まず市民の命を守るということを第一義的に考えていかなければなりません。そうなってくると、平行するようでありますが、耐震の弱い公的な施設はしっかりと大地震やあるいは予想される津波から子供たちや市民を守るということを第一義的に考えて、最優先して考えていかなければならないと思います。決して私はむだな事業だと、そのようには思いません。



◆22番(榎本鉄也君) 

 市長はこれまでの一般質問の答弁の中で、文化ホールの建設の質問に対して、私たち新宮市としてどういうものをつくりたいと、そのために何をどこまでできるのか、具体的にはどこまで財源を支出できるのか、それをまずしっかりと論議した上で、その上で県にどれだけ援助が必要なのかという話になると、常にこれからは今までの陳情、政治的な手法ではなくて新宮市として何をどれだけできるのかという、そこから議論をしていきたいと、こういうような大分表現は違っていると思いますが、大体このような要旨の話を当時はされていたと私は思いますが、私はこれは大賛成でありまして同感でございまして、この考え方がこれからの地方分権、要するに社会への流れの中の政治の方向性じゃないかなと思っています。しかし、新宮市として何をどれだけやれるか、ということを最大限にできるようにするためには、まずは何よりも早急に佐藤市政のまちづくりのビジョンを具体的に公表していただかないと、そういうふうに思います。そして、それによってむだのない施策を積み上げていくべきだというふうに思います。これからはいわゆるパッチワーク的な施策の貼りつけは本当にむだを生むだけではないかなというふうに、その辺のところを指摘をさせていただきまして、予算大綱の質問を終わらせていただきたいと思います。



○議長(上田勝之君) 

 質問中ですが、10分間程度休憩いたします。



△休憩 午前11時04分

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△再開 午前11時19分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続きまして会議を再開いたします。

 一般質問を続けます。

 22番、榎本議員。



◆22番(榎本鉄也君) (登壇)

 それでは最後の質問ですが、エコ広場の改善の問題につきまして、何点か御質問させていただきます。質問の冒頭に市長にお伺いいたしましたキャッチフレーズの話をさせていただきましたけれども、その時に市長は、まちづくりのイメージというか、まちづくりのビジョンというものには変わりはないと、いうふうなお答えをされておりましたけれども、私は今回のエコ広場の改善策につきまして、市長の説明を受けたときは少々驚いたわけでございますけども、予算大綱にもごみ減量と推進委員と当番制に変えて世帯数に応じたエコ広場運営委員を市から派遣する形に変えて改善してまいりたいと、このように明文化されておりますけれども、これは、生活環境課当局ももちろん市長自身もよくわかっておられることと思いますけれども、大変大きな政策転換をされたと思います。私もこのエコ広場方式には市内で第1号のモデル地区として参画して以来、ずっと今日まで推進委員をしてきました。エコ広場の根本理念みたいなもの、自分の認識なんですが、市民と行政との共働、ともに働くというんですかね、地域のコミュニティーの再構築というものだったと思いますけれども、今回の改善というのはそれを完全に覆した形になったというふうに私は認識しているんですけども、当局はどういう認識でしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 西生活環境課長。



◎生活環境課長(西寛君) 

 今、議員さんお話しされたように、エコ広場の運営につきましては、今まで町内会に運営をお願いしておりまして、市民と行政との共働の場所としてやってきております。今回、エコ広場の運営について、ごみ減量等推進委員と当番のかわりですね、市から運営委員を出すということになるわけなんですけども、今、議員さんおっしゃられましたように共働の範囲というのは確かに狭くはなるとは思っておりますが、共働がなくなるというものではないと、いうふうに考えております。というのは循環型社会をつくっていくんだということで、22品目の分別を開始したんですが、今現在は20品目の分別を行っておりますが、これも一つの共働の作業だと思っております。ですからこの分別を行うことによって循環型社会をともにつくっていくんだということで一つの共働の作業だと考えておりますので、共働がなくなるんではないと考えております。



◆22番(榎本鉄也君) 

 僕は共働が云々ということよりも、一応きっちり立てなければいけないというんですかね、推進委員と当番制をなくして市から運営委員を派遣すると、市からですよ、市から運営委員を派遣するということですから、そうなると完全にエコ広場というのは、地域の人たちの市民の手から離れた管理になるのではないですか、わかりますか。エコ広場を市が運営するエコ広場ということになった、このように認識しているんですけど、それじゃないんですか。



◎生活環境課長(西寛君) 

 議員さんおっしゃるとおり今後、市が運営していくということになります。



◆22番(榎本鉄也君) 

 市のもんですね。市の運営ですね。それをまず聞いてみて、実際のところ平成15年の上野市長のときにこのエコ広場の改善を目的に議会で立ち上げましたごみ問題調査特別委員会という委員会をつくりました。この答申を出したんですけど、そのときの答申も実はエコ広場のコミュニティーの構築という共働という理念というのはどうしても崩せなかったと、経緯があるんです。それはなぜかと言いますとエコ広場はまだ要するに未完成なんですね、常に改善改善を繰り返していきながら最終的には、推進委員、当番制をなくしてしまうことが目的でもあったんです。そういう人がいなくても運営できますよ、これが到達点といいますか、そういう目的があったと僕は認識しているんですよ。そういうことを地域の人たちみんなでつくっていこうと、こういうことで選ばれた推進委員がその地域でイニシアティブを取りまして、運営とか管理的なこともやって来た組織であるということなんですね。それが今度は市から派遣される町内会でどうのこうのという話もありますけども、本質的には全く地域とは関係ない人が運営することになる。その改正がどう考えても大きなエコ広場の理念を覆してしまうことになってしまうですね。ですから当面の課題として、問題として、そのエコ広場をどういうふうに、私たちのエコ広場をどういうふうに改善しよう、どういうふうに苦情とかあったらどうやってそれを処理しようという、さまざまな連絡体制とかイニシアティブを取っている人は誰になるのか、どうするのかというところが、それをあいまいにしてしまうと大変失敗をしてしまうのではないかなというふうに思うんですけども、地域でやっているからいろんな独自性があるんですね。それを市民の中心の人たちがイニシアティブを取っていろんな周りの人の意見を聞きながらやっていたところへ、今度は全くそうでなはないよ、市から派遣する人が来て、そして、その人たちが運営をしていくわけですね。この辺のところは当局はどういうふうに考えているんですか。市ですべてそういうこともエコ広場の運営管理また改善ということも、市がすべてやるということなんですか。



○議長(上田勝之君) 

 大江市民福祉部長。



◎市民福祉部長(大江清一君) 

 議員言われますとおり全町内会長さんに説明させていただき、そして、その後地域別に来てくださいというところへ行って話をさせてもらってます。その中でやはり一番出てくるのは、議員言われるように、もともとスタートのことも当初は何だったんですか、というようなことも出ています。でもこれについては市長は公約を掲げて、そして、それをしていく上において推進委員もということになって、おおむね市長の思いというのは、説明したときに町内会長の全会長さん方もおおむね了解いただきました。というのはもう、何度も申し上げていますけども、やはり高齢化、当初から推進委員になって下さっている方々も足かけ5年経過して、これから選んでいくのが大変だと、大きく言ったらそこがスタートであります。ところがやはり細部になりますと、今議員が言われましたように、この間佐野の会場でも言われたんですが、実際、細かいとこですね、お金の支払いにしましても、もし何か不測の事態あっての緊急の連絡先は市が責任を持つということ言うてるわけですから、市はそこをどうするんですか、という話は出てます、質問されました。でも最終的にその場合どう、そしたらこの場合こうしますという解決策はそのとき言えなかったんですけども、大きく言えることは、要は市が責任を持ってやっていくということは私どもは申し上げているわけですから、それについて、例えば町内会によりましては、早い話、契約の話でも、私とこは従来どおり区と契約さしてくださいと、はっきり言うてる所もあるわけなんです。ですからそこらあたり画一的に市は責任持ってやるわけですから、いやいやこちらから運営委員を選んで配置しますということは片やできない所もあります。ですから、そんな中で最終的にお答えさせてもらったのは、とにかく、この4月、5月、6月の間に各町内会へ入らせてもらって、今議員も言われましたように、それぞれのエコ広場にはそれぞれの型というんですか、今まで当初からずっと作り上げてくれた型があります。そこの広場によりましては、推進委員中心のとこもあれば、シルバーの方が中心になって既にそれでうまく行っているところもあります。ですからそこらあたり各町内会とこれから、市は責任を持つということはこれはもう不動で変わりがありませんが、今、これも言われましたように日々改善という、改善改善していくべきですから、スタートで理想的という言葉はちょっとおかしいですが、これが一番いいんだということで100%のスタートは望めない、できないと思います。ですからとりあえず7月ではこういう形でスタートさしてもらいまして、これからどんどん改善改善して行くと、そういう思いで取り組んでおります。この間佐野のとこでもそういう話をさしてもらったら、最終的にはそれで行ってくださいというんですか、私どもはそういうふうに理解をしております。



◆22番(榎本鉄也君) 

 多分、町内会長さんとか、エコ広場の関係者の方も恐らく総論も把握できていないと、わからない状態なんで、まあまあしゃないからやってみようか、という形は正直なところそうだと思うんですね。私はこれはきっちり市が責任を持つというんであれば、ちゃんとしたエコ広場の規約というものをつくって確立化した方がいいんじゃないか、きっちり確立化をするということを市としてやるべきだと思います。また、そうなると市民のコミュニティーから離れてしまうんだから、どこのエコ広場に行ってもいいことになるんです。今までは当番とか私たちのエコ広場だという意識の中でやってきたから、そこのエコ広場に出さなきゃいかんということであったんですけども、これから市が運営するんであれば、どこのエコ広場に誰がどこに持って行こうが構わないということになってしまうんですね。そういうこともきっちり認識しないといけないんで、そういうことも含めてもう一回ちゃんとしたきっちりとしたエコ広場の確立化とそういう規約をつくることを検討されるべきだというふうに思います。ちょっと少し話を変えて、先ほど部長の方からもあったんですけども、これから派遣される運営委員のことになるんですけども、町内会から報酬をもらう、町内会で募集した方については、町内会に金額を振り込んで、町内会からもらうという形になるわけですね。そうなると、その人は市から派遣した運営委員になるのか、ということなんですね。それがもし、市から派遣された運営委員となるんであれば、町内会から報酬をもらうということは、労働基準法に抵触しませんか、これ。



◎市民福祉部長(大江清一君) 

 この市の方の基本方針としては、これも何遍も申し上げているんですけども、説明会でも提示というんですか、示させてもらったとおり???のその方式ですね、一番の基本は市が運営委員を配置してその方に市が直接お支払いさせてもらうと、これを基本にまずもっていかせてもらおうと思っています。それで、これも先ほどちょっと出ましたけども、いやいやもう従来どおり区と契約してくださいよと、いうことで区とそういうとこはもう区と契約させてもらって、今言われる労基の関係があると御指摘なんですけども、ちょっとそこらあたり、それならば現在の報償金の方は報償金ということですから、今回賃金というのとちょっと違うんで、今言われるとおりの御指摘は出ようかなと思いますけども、ここらあたり解決、問題起きないように対応していくべきだと、そういうふうに思います。



◆22番(榎本鉄也君) 

 今いみじくも言っていただきました、賃金ではない報償金だと。そこら辺もあいまいなんですね。実際、町内会で手を挙げる人の中にはこういうことを聞いたんですね。私たち今までボランティアでやっていたんだから、賃金は町内会に寄付しましょう、もらった報酬は、私は受け取れませんわ、町内会へ寄付しましょう、こういうふうにしましょうよ、と言っている人が結構いるんです。これをされてしまうとエコ広場奨励金をただふやしただけの、本当にばらまき施策みたいになりかねない。これは改善ではないと思うんですね、だからそれはきっちりその辺は論議して立て分けて、立て分けというかきっちりしていただきたい、そうしないといけないと思うんですけど、いかがですか。



◎市民福祉部長(大江清一君) 

 何遍も申し上げていますとおり、基本は市が賃金を直接お支払いをさしていただくと、そういう方式で私どもしていきたいとそう思ってます。これが市が責任を持って運営するということですから。これについては一気にいけないところがあるのは議員もよく御存じのとおりであります。ですからそこらあたり日々改善ではないんですが、そういうふうに向けて実現できていくように取り組んで行きたいと思ってます。



◆22番(榎本鉄也君) 

 いろいろわからないところ、手探りでやっていると思うんで、私の結論としては、やはりシルバー人材センターに一任してきちんとしたある程度の賃金が出るような最低の人数を計算してプロジェクトのような体制を組むようにすれば運営委員の教育体制などもしっかりできると思いますし、混乱も少ないと思うんですね。また、報酬も今の案だと一人年額で3万円ぐらいですか、だけどきっちりと最低の人数のプロジェクトを組めば一人の報酬が年間50万円とか、そこそこの可能性が出ると、同じ出資をするんであれば、先ほどのような奨励金のばらまきじゃなくて、雇用の創出ということを考えて、雇用の創出になるというぐらいの体制でやっていただきたいなというふうに思うんですけども、シルバー人材センターとの問題もあるんだと思うんですけども、きっちり話し合いをすればそれは可能ではないかと思うんですけど、どうですか。



◎市民福祉部長(大江清一君) 

 これは議員説明会の時にもちょうど議員の方から御提案ありました。雇用の場という、確かに最終的にはそういうふうになる可能性も大ではないかと、内心思っています。ただ、そこら一気にいけないという事情はよく御存じのとおりであります。ですから共働とか、そういうもとのスタートがある中で説明会へ行ってますと、今度運営委員が世帯数に応じて配置するんですけども、従来の出てる当番ですね、これは出てもいいんですか、というようなことまで言うてくれる町内会もございます。ですからもう、それはいいですよと、その場ではとてもそういうこと言えないわけで、そこらあたりが一気に切り替えできないという、そういうことも内輪にあるということを御理解いただきたいと思います。



◆22番(榎本鉄也君) 

 わかりました。それともう一点だけ、さっき言った市から派遣するという形にきっちりした場合にやっぱり運営委員のきっちりした教育体制というんですかね、そこをきっちりしていただかないと余計な混乱が生じるというふうに思うんですね。ちょっと話ずれるんですけど、いつだったか同僚議員の方がクリーンセンターに行くと精神的苦痛を感じると言われたということで、職員の態度の改善を求めておりました。実は、私個人も同感で私個人も一度クリーンセンターで捨てる場所を間違えて大変どなられまして、その後ごみ捨て場所がわからずにうろうろしていたら、職員に、俺ら昼飯食えんやないかと怒られまして、ほんとに踏んだり蹴ったりでですね、何でこんなこといわれなきゃいけないだろうかなと思いながら、帰ってきた思いがあるんですけども。それがトラウマになりまして今でもクリーンセンターが嫌いなんですけども。実はこういうことが実際、エコ広場でも起こり得るということが結構心配なんですね。そういうことも含めて、きちっとした規約等を含めて、教育体制というのを考えていただきたいと思います。



◎市民福祉部長(大江清一君) 

 確かに熱心さが余って、努力してくださっている推進委員さん熱心さが余ってそういうことになっているやに聞いております。そういうことで私どもエコ広場の改善ということで庁内の論議を主幹級の方でしてもらったときにもやはり推進委員なり当番さんの方々の教育というんですか、やはり、してやっているんだということでなくて、やっぱり持ってきてくれた方には、ケースケースに応じて対応していくように、そういうようなことが必ず必要だと思います。今回もこの改善については7月までに何らの形で運営委員の方々に研修さしていただくということで、予定を入れさせてもろてます。



◆22番(榎本鉄也君) 

 最後に日本のリサイクルシステム、循環型社会といいましても完成されたものではありませんし、どの自治体でもいろんな試みをされていると思いますけども、これが正解だというものはいまだないと思います。そんな中で新宮市はエコ広場方式というのを選択して、実施したということなんですけども、改善改善ということを繰り返していかなければいけないと思います。しかもこの新宮市内で一つ一つのエコ広場に先ほどからも言ってますように独自性があり、それが一つのコミュニティーの再構築いうんですかね、それにつながっていくわけだと思うんですけども、私はこのエコ広場の一つ一つを運営管理とか推進とか向上さしていく、こういう主体はあくまで一つのエコ広場独自でやるべきだと思うんですね。先ほどのあいまいにしないで、市がすべて運営すべきだと言ったことと矛盾すると思うかもしれませんけども、私は結論的に申しますとね、市は要するに市の責任で運営委員を雇って出せばいいわけですね。しかし、エコ広場は地域のものであって、市から派遣された運営委員にあれこれ口出しできる人、極端に言えば口だけ出して引っ張っていく人、いうなればエコ広場管理人、そういう人をつくって任命していけば、一つのコミュニティーというものを崩さずにこの理念を残してこの改革ができるのではないかと思うんですけど、市長どうですか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 これは今回、7月からまた6月の補正でもお願いするつもりですが、議員に御説明さしてもらいましたように、この改善を進めてまいります。そのような中からすべてだと思っておりません。いろいろなこの御指摘また御意見がまちまちにあるということもよく十分承知しております。従って今後ともこのことを契機に長いこと推進会議も開いておらない、また、有名無実になっていることも知っておりますし、また、かつてのごみ減量審議会と市内有志の方々の御意見を集約してきた中からスタートいたしましたが、これにかわるものとして、エコ広場改善のための市民参加の委員会というものをつくり上げていかなければならない、そのような思いもいたしているところです。日々改善を積み重ねかつ市民負担をなくし、共働参加のあり方は精神として堅持していけるようなそのようなシステムにこれからも改善を積み重ねていきたい、そのように思っているところです。



◆22番(榎本鉄也君) 

 いろいろと申しましたが私の結論は、推進委員、当番は廃止すべきと、そして運営委員はきちんと市から派遣する、できればシルバー人材センターでプロジェクトを組んできちんとした雇用の創出に結びつけると、そしてエコ広場自体は地域のコミュニティーであり、それは地域の管理人によって管理されると、こうふうにすればよいのではないかと提案を申し上げまして、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

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△内田紀也君



○議長(上田勝之君) 

 17番、内田議員。



◆17番(内田紀也君) (登壇)

 一般質問を行います。まず最初に市町村に迫る国民保護計画づくり、自治体住民を総動員へ、こういうテーマでお尋ねをしたいと思います。

 今本市を取り巻く課題は山のようにあります。どうすれば3万4,000余人の暮らしが守られ一層発展していくのか、そのことが3月議会の一般質問を通じても真剣な論議が交わされているところであります。その中に異質とも思われる新宮市国民保護協会条例と新宮市国民保護対策本部及び緊急対処事態本部条例の二つの条例案が提案されています。こういう地方議会にとっては非常に大切であり、忙しいこの3月議会になぜ、こういう条例案を提案する必要があったのか、そこのところについて、まずお尋ねをしたいと思います。



○議長(上田勝之君) 

 速水防災対策課長。



◎防災対策課長(速水得史君) 

 お答えいたします。いわゆる武力攻撃事態等国民保護法ですね、これが国の方で平成16年6月に成立いたしまして、9月に施行いたしました。それに基づきまして、県及び市町村につきましては、その法律に基づいて責任を負うということで、平常時の作業として、この国民保護協議会あるいは保護対策本部条例の条例制定に向けて準備を進めてると、そういう状況でございます。



◆17番(内田紀也君) 

 上からおりてきたのでそれを提案したと、こういうことですね、私はこの前も一度この有事法制について一般質問で取り上げたわけなんですが、もう御存じのように、もし日本で有事が起ったときに国民の財産である土地家屋、それから輸送機関や医療機関など、あらゆる戦争に役立つものを収容するそういう権限をつくり上げた法令であるわけですね、実際に行うのは県知事を通じ、市町村を通じて行うと、なぜこれが今、出てきたのかここへ、これについて元陸上幕僚幹部の米丸さんという方が興味のある論文を出しているんです。題名は我が国の旧憲法下における緊急事態法制、こういう題なんです。いろいろ論じているんですが結論はこの国民保護計画と同じように、かつての戦前は国家総動員法というのがあって、あらゆる国民の財産を収容できるとそういう状態で非常によく似たあるわけなんですが、米丸さんの研究では、国家総動員法に合って欠けていたのは何か、それは住民を避難させる、今の言葉でいう国民保護、その部分が欠けていたんだというのがこの論文の結論なんです。というのは国家総動員法ができたときの状態を少し振り返ってみますと、私が生まれたのは1935年、昭和10年です2月。そのあくる年、2月26日には東京の帝都を守る軍隊だった近衛連隊1,400名が、反乱を起こした。ときの閣僚たちを襲撃し、命を奪いけがを与えるという前代未聞の大事件が起こりました。さらにその翌年7月7日に中国、現在の北京の郊外、美しい大理石の橋なんだそうですが、廬溝橋の近くで日本軍が夜間演習中に中国軍とトラブルとなり、それが引き金となって本格的な中国侵略が開始されたと、国家総動員法ができたのはそのことを引き金として、このままいったら対米英戦争も考えられると、そのためには国民のあらゆるものが戦争に動員できなければならないということで国家総動員法がつくられたと、実際の戦争になって空襲が始まりましたが、なかなか疎開なんかというのは一つの地域から多くの国民を田舎へ移す、これは大変なことなんですね、今でもこんだけ道路が整備されても正月やお盆のあの高速道路の渋滞を見たらわかるように大変な道路一つとっても、実際には受け入れ側も多くの疎開者を引き受けたら食料を確保しなければならない、宿舎を確保しなければならない、こういうことで大変なトラブルも実際には起こりました。そういう経験から前もってこういう国民をいざというときには、その場所から退いてもらうと、表現はそういうことを言うたらいかんので、保護をします、避難をします、こういう名称になったあるわけなんですね。そのとき、実際の避難の計画ができたのは敗戦1年前、サイパン島が全滅して本土への空襲が本格的になった7月にやっと疎開をするための法案ができたんですが、後手後手に回って実際の効果はほとんど発揮されなかったと、新宮でも今の大橋通り42号線のところに仲之町商店街の入口があります、あのあたりで家を取り壊すために空襲から被害を防ぐために家を取り壊す、いうことで市民がロープをつけて家を引き倒すと、しかし、もうそのころはほとんど男手がなかったので主には婦人が動員されて家を引き倒す、そこへ海上からは艦砲射撃が起こる、空からはアメリカの艦載機が舞うというふうな大変な状況だったんですが、このような経験から今回のこの法案が出されてきたと、私はそのように見ているんです。そこで現在、世界で一番軍事大国はアメリカである。これは皆さん共通の認識だと思います。この議会で一般質問の始まりました3月16日ホワイトハウスが発表したアメリカ合衆国の国家安全保障戦略では二つのことを柱として言ってます。自由と民主主義を促進し圧制を終わらせること、もう一つは、大量破壊兵器やテロなどと対決していく、これがアメリカの国家戦略であるんだと、そのあと各国の世界の国のことに触れた中で日本についてはこのように言っています。日本とは現在、最も緊密な関係にあり、世界1、2位の経済大国として協調していくことは互いの力を増し国際貢献を拡大していくことになる、このように述べています。要するにアメリカの戦略にこの発達した経済大国日本の自衛隊を米軍とともに行動させたい巻き込みたい、これがアメリカの一貫した戦略なんですね。それでいろいろ日本に対して今までそのように仕掛けを行ってきました。先ほど課長が述べられた3年前6月に制定された武力攻撃事態法でこれを受けて、自民党、民主党、公明党の各党が強行成立させたのが、この国民保護法なんです。この法が制定される中で全国の自治体に担当部局が設けられ、そこに退職自衛官が天下る動きが今広がっています。この和歌山県でも危機管理局危機管理室消防班こういうのが設置されています。そこで有事法制に関することや危機管理に関する業務が行われているわけなんですが、新宮市にもそこからいろいろ指示や連絡が来ていると思うんですが、そのあたりはどうなっているんでしょうか。



◎防災対策課長(速水得史君) 

 現在の状況は、まず県の方はこの国民保護計画を策定されております。我々の作業としては、県の作業に基づいて、この議会に御提案申し上げました国民保護協議会これは基本計画をつくる諮問機関そういった条例、それとあと国民保護対策本部あるいは緊急事態対策本部のそれに基づいた条例、この2本を現在作業中ですが、そういった中での事務的な御指導等はいただいているところでございます。



◆17番(内田紀也君) 

 この3年前の武力攻撃事態対処法で設けられた国民保護法整備本部、ここから都道府県に、今言われた有事を想定した計画がつくるように、そして国民保護訓練を行うように行政指導を、今行っているところなんですね。新宮市もこれに基づく訓練をやれというふうなそういう指示や何かありましたか。



◎防災対策課長(速水得史君) 

 現在はそういった事務的な作業段階でございまして、そういった具体的なお話はございません。



◆17番(内田紀也君) 

 まだ来ていない、いずれ来ると思います。政府は武力攻撃やテロを想定し、町内会などの自主防災組織が自治体と連携した訓練を進め、国民の間にこういう有事に対処するという空気を定着さす、これが当たり前の世の中なんだというふうに思わす、そのためにもこの訓練を進めようとしています。私たちのこの経済建設委員会は今年に入って千葉県の館山市というところへ視察に行って来ました。そのときに庁舎から視察の目的は港湾視察でありましたので、市の職員が車に私たちを乗せて現地まで案内してくれたんです。いつでもそういうときには車中で車に乗った方にいろいろそこの市政というんですか、市の状態なんかについてお尋ねをする、そしていろいろ教えてもらう。それが大きな大事な視察にとって有効な場なんですが、このとき、私がいろいろお尋ねをしてもなかなか的確な答えが返ってこんのです。おかしいなあ今までの視察のときと非常に違うなあと思ったら、その方の言うのには、私は元自衛官だったんだと、退職してこの館山市へ入ってまだ日が浅いんでそれであまり詳しくはわからないんだと、このような答えで的確な答えが返ってこないということはわかったんですが、この千葉県というのは紀伊半島と非常に似たような太平洋に面した地形とかそれから気候そういうふうなとこなんですね。この千葉県の富浦町ですか、そこで3月7日にこの国民保護法に基づく訓練がやられたわけなんですね。ミサイルが発射されたときなど、それを伝える緊急情報伝達、全国瞬時警報システム、それの実証実験とそれからそこの町の住民を避難させるというこの二つの目的で訓練が行われたわけなんです。こういう国民保護法に基づいた訓練はここは3回目だそうです。第1回目は昨年11月29日原発のある福井県でやられたそうなんです第1号、初の実働実験、これは南紀州新聞ですけどもこのように報道されています。そして私の行った千葉県の訓練のとこは、新聞記事によりますとこのようになってます。当地域にテロリスト攻撃の可能性があります。こういう有事を知らせるサイレンの音とともに静かな港町の上空にヘリコプターの爆音が響き渡りました。房総半島の南端に近いこの千葉県富浦町では有事法制の一部である国民保護法に基づいた住民避難訓練が行われました。



○議長(上田勝之君) 

 昼食のため午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午後0時00分

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△再開 午後1時00分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 一般質問を続けます。

 17番、内田議員。



◆17番(内田紀也君) (登壇)

 一般質問を続けます。

 やがて新宮市でも行われるであろう訓練、この千葉県の富浦町ではどのようにやられたか、新聞記事の紹介を続けます。ここでは訓練は国籍不明のテロリストが海岸から上陸したとの想定で行われました。小学校の児童125人、住民35人、陸上自衛隊第1空挺団、警察の機動隊、海上保安庁など約400人が参加、消防庁によると、160人の住民参加は過去最大規模だそうです。午後1時過ぎサイレンが鳴り渡ると同時に小学生は直ちに警察に誘導され引率の教員とともに2列に並んでバスに乗り込み緊張した表情で避難所へ向かいました。頭の上では警察のヘリコプターが逃げ遅れた住民への呼びかけを行い、狭い県道には救急車や消防車、自衛隊の装甲車が列をなします。海水浴のシーズンオフで静かなまちは一挙に戦時の様子を呈しました。このような訓練が行われたそうであります。新宮でやるとすれば、勝浦か宇久井の海岸あたりに国籍不明のテロリストが侵入したということで、巴の跡地は今、オークワに取られたんで、埋立地、造成地を使ってこのような訓練がやられるかもわかりません。市の方は先ほど課長はあんまり連絡はない言やったけど、実際は消防当局あたりで具体的な計画がされてあるんではないかと思うんですが、消防の方どうでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 吉川消防本部庶務課長。



◎消防本部庶務課長(吉川篤君) 

 議員さん今御指摘の訓練なんですけども、消防の方としたら今のとこそんなこと白紙でございます。午前中も防災対策課長から説明があったと思うんですけども、今議員さんおっしゃられている訓練についてはこの協議会設置して、その後、国民保護計画が策定されるかと思います。その中で避難の実施要項というようなものを当然つくらなあかんと、それに基づいて消防機関は、市長の指揮のもと避難をやると、当然本番はそういう形になるんですが、そのための訓練はあくまで避難実施要項に基づく訓練になるということで、今のところは白紙でございます。



◆17番(内田紀也君) 

 そのとおりですね、そのために今、条例案が提案されていると、こういうことになるわけですね。今年の1月下旬に行われました日米共同軍事演習にぜひ、訓練を見ていただきたいと、このような案内が九州の各県や沖縄県に県の国民保護担当者に届いたそうです。日米共同演習の自治体への正式な案内はこれが初めてだそうであります。各県では国民保護計画をつくる参考になるであろうということで、職員をそこに派遣したそうです。政府は国民保護基本指針に基づいて各県にこの計画づくりをすすめています。消防庁によりますと、今年の1月末時点で23の道府県がこの計画を策定したと言っています。そして政府の方は、今回の条例の国民保護協議会、今提案されているその中に自衛隊員が参加するように促しているそうであります。地方自治の中へ軍事介入をこのような形で今強めてきているわけなんですね。新宮市に対してこの自衛隊の参加についての打診のようなものそのようなものは来てないでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 速水防災対策課長。



◎防災対策課長(速水得史君) 

 協議会委員のメンバーへの要請ですか。



◆17番(内田紀也君) 

 要請来ていますか。



◎防災対策課長(速水得史君) 

 意見を聞くということで、どこの市町村も自衛隊への参加の要請は恐らくすると思います。



◆17番(内田紀也君) 

 そしたら新宮市はそれを受け入れると、そういうことなんですね。現在の自衛隊法103条では、防衛出動命令が発令されたときは、その発令された任務地に行って、そして権限に基づいて土地家屋それから物資等の収用というんですか、我々からいうたら取り上げられるわけですが、そういうことを県知事を通じて行うことができるというふうになってますね。しかし、それでは米軍当局にとっては不満なんです。ことが起こって、そういう政府の発令があって初めてそういう行動ができるんだと、アメリカの望んでいるのはそんな発令よりか前にいろんな準備をしたくて、準備の段階から一緒に行動したいと、ここでいろいろと画策をしてきた結果、3年前にできた緊急のときの予測事態、今までは事が起こってからやった、これからは予測という、これが活用できることになったわけですね。米軍にとって一番望ましいのは、日本の憲法を一日も早く改正して、そしてこういうふうな制約を根本的に取り払って正面切って行動できるようにしたいと、しかし、それを待つわけにいかないので、いろいろな条約をつくって何とか自衛隊を引っ張り出そうと、こうやってきているわけなんですが、この武力攻撃予測事態法で実際に国内で戦火がなくても今の自衛隊は先守防衛ですから攻撃されて初めて防御できるわけで、それが日本の周辺のところで米軍がいよいよ戦闘行動に踏み切ると、◯◯海峡あたりで戦闘行動に入ると、その結果日本の本土も反撃の恐れがある。そういうふうな認定がおりれば、例えばの話、私の頭に描くのは、大島の軍事基地が反撃の恐れがあると認定がされたら和歌山県はこの予測事態法の認定のもとに県知事を通じ新宮市長の方へも命令がくると思うんです。そうしますと市長は武力攻撃災害時応急措置として土地、建物、物件等の収容に当たらなければならないと、今回の条例案は、ほん字数にしたら短いものですけれども、中身は非常に大きな問題点が含まれている。我々は私から言いますと戦争による災害であれ自然災害であれ、現実に起こった災害には対処しなければなりません。これは当然で当たり前であります。しかし、防災による対応と戦災による対応、これは全然次元が違うんですね。このような問題をはらんだ条例が今提案され審議されようとしているわけなんですが、提案者である市長、この事態をどのように考えておられますか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この新宮市民の命、安全を守るのは市政を付託されているこの市、また市議会も同様でありますが、我々の重大な責務だとそのように認識しています。法律が今日できまして国民保護のための計画をこれからつくり、あるいはその論議の中から不測の事態に備えた対応を皆さんとともに協議していかなきゃなりません。そのような中で責務としてのやはり立場を考えますと、我々は単に国の国策だというだけでなく、地域の課題としてもやはり、真剣にその対策を講じる努力をしていかなきゃならない、そのように考えているところです。



◆17番(内田紀也君) 

 非常にたんたんと述べられたわけなんですが、我が国で太平洋戦争中ただ一つの地上戦を戦った沖縄、あのときの県庁の職員の方のお話では、こういう実際にあそこを戦場としていろいろ県庁の職員として実務に当たらなねばならなかった人は、腸を切られるような思いで行動したというふうに伝え聞いています。今新宮市にとって一番重要課題は何か、山ほどありますが、いつ起こるかわからない巨大地震への備え、今予算にも先ほど入って論議がされましたが、それから数年ごとに繰り返し引き起こされている風水害、また避けて通れない老後生活を支えるためのヘルパー動員や施設の整備、そのようなことが急いで取り組まなければならない課題ではないでしょうか。天災、自然の災害は、これは防ぐことができません。しかし人間が引き起こす戦争、これはこれほど現代の発達した通信手段、交通手段のもとではいかようにも平和外交によって、たとえ時間がかかっても処理することができます。自然の災害は巨大であってもそれ以上には、エネルギーの放出が終わったらそれで一応はおさまるんです。戦争はそうではありません。人間が知恵の限りを使って徹底的に相手を追い詰め殺りくをすると、究極の兵器は原子爆弾であったわけなんですが、今ではさらにもっともっと残虐な兵器がたくさんあります。こういうことを避けるのが今の現代の我々のあの310万人、日本人の命を失ったその上に築かれた今日の生活を担う、特に政治に携わる人の大きな務めではないかと、私はこのように自分の経験を通じて思うわけであります。この条例案は総務委員会へ付託になりました。慎重な審議をされることだと思います。一応、この項はこれで質問は終わります。

 続きまして、予算大綱の中から、介護保険について少しお尋ねします。

 この介護保険がなかったとき、まだできてなかったときには、70代の人が90代の親を看なければならないとか、80代の夫婦同士が介護をしなければならないとか、また全国的には、家族を介護するために、ということで女性を中心に年間8万人も職場を離れなければならないとか、非常に深刻な状態があったわけです。これに対して政府は、家族介護から社会が支える制度へとか、在宅で安心できる介護へ、こういうことで、平成12年に制度を発足さしたわけですね。5年経ちました。全国の利用状況では、認定を受けた方が利用限度額いっぱいをサービスをよう使わないで、平均的な利用率は約4割にとどまっていると、このように言われています。なぜ、自分の与えられた限度いっぱい使わないのか、いうまでもなくこれは利用料、それらのことが心配になっている方が非常に多数おられるということだと思います。また中には介護が必要だということで認定をされながら、サービスを一つも利用していない、こういう人の数も相当な数に上っているそうであります。厚生労働省の調べでは、現在、施設に入ってサービスを受けているその人の数を上回っているというふうにいわれています。新宮市では1号保険者のうち認定されている人は何人ぐらいで、サービスの利用状況はどういう状態でしょうか、お尋ねします。



○議長(上田勝之君) 

 浜前健康長寿課長。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 平成16年度の数字なんですけども、要介護の認定を受けておられる方の数字が第1号、第2号含めまして1,533名、これ要支援も含めますけども、ほどおられます。そのうちで居宅介護のサービスを受給されておられる方が、1,170名ほどおられます、また施設に関しましては330名ほどというふうになってございます。



◆17番(内田紀也君) 

 第2号保険の方も認定されている方、何人ぐらいおられますか。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 先ほどの数字は1号、2号含めての数字ですけども、平成16年度第2号で、53名となってございます。



◆17番(内田紀也君) 

 そうですか。今回の制度改正について大綱にも触れているわけなんですが、論議になった一つに、新しい予防給付の導入によって、軽い認定者はサービス切り捨てになるんではないかと、こういう心配の論議、これは現場のヘルパーさんたちを含めて出ているわけなんですが、そういうことについての予想といいますか、担当課のお考えはどうでしょうか。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 要支援の1、2の方を対象にします新予防給付の介護予防サービスというものが今回、介護保険の制度改正の中で出てまいりました。国が示しております考え方としましては、要支援の状態から要介護の状態になるのを防ぐためのやっぱりサービスという大きな位置づけがございます。その中で生活機能、要するに生活をしていく上でのさまざまな機能をそれ以上衰えるといいますか、要するに要介護の状態にならないようなサービスの中身にしなければいけないと、いうのが大きな趣旨としてございます。実際は例えば炊事とか洗濯とかをヘルパーさんを派遣していただいたときにすべてをそのヘルパーさんにしていただくというふうな考え方ではなくて、やはり御自分が炊事洗濯等できる範囲は御自分でやっていただきます。買い物にしてもそうだと思います。ただ御自分でできない部分に関しては、やはりヘルパーさんとかの協力を得てやっていきますというふうな考え方でこのサービスを実施していくというふうになっております。



◆17番(内田紀也君) 

 なんといいますか、本当に高齢者の5年間やってきた状況を通じて、介護を受けるような状態にならないように、事前に食いとめると、健康に過ごすようにすると、この立場から新しい改正がされたんだったら私も非常に安心なんですが、実際はそうはいうものの本当はいかに介護サービスに使うお金を減らすのか、先ほどの質問にもありましたように、政府はほかの方にもいっぱいお金を使いたいと、そういう立場からこれが導入されてきていると、そういう心配も私は非常にするわけなんです。これは新しく実施された結果、この答えは出ると思います。今まで要介護になっていた人が、少しでもこの新しい制度によって健康が保たれるといういことであれば、これにこしたことはありません、しかし逆に、介護から切り捨てられて、一層状態が悪化する、そのようなことのないことを祈って、この制度が今後どう働いていくか見守っていきたい、このように思います。さらにはお年寄りを取り巻く今の状態、小泉内閣によって大増税がやられてきたわけなんですが、これが高齢者にも影響を与えています。平成16年度税制改正で、公的年金などの控除の縮小、それから老年者控除が廃止、加えてこのほど申告の終わりました17年度税制改正では、さらに負担増の広がりがあったわけです。これらの結果、お年寄りにとっては、今までと入ってくる年金の額は変わらないのに、住民税非課税から課税に変わる、その結果、介護保険料がアップする、これについて厚生労働省の試算でも試みの計算でも6人に1人の保険料の段階、3から4に上がったり4から5に上がったり、上昇するというふうに発表しています。この点新宮市は試算といいますか検討はされていますか。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 新宮市におきましては、今回の介護保険制度の中で改正のありました点、要するに第2段階というのがございましたけども、第2段階は従来、年金収入で266万円までの方で、要するに世帯全員が市町村民税が非課税の方を対象にこの第2段階が定められておりました。今回、その第2段階の年金収入の幅があまりにも広いということで、細分化されまして、新第2段階が年金収入80万円までの方、新第3段階が80万円を超えて266万円までというふうに2段階に細分化されております。その中で年金収入が80万円までの方でございますけども、新宮市の場合、国が示しておりますのは大体、10数%から20数%の方、要するに第1号被保険者の中に占める割合でございますけども、というふうに国は考えておられるようでありますが、新宮市の場合は40%ほどの方がこの階層におられるということでございます。数字でいいましたら9,442人という数字が平成18年度1月現在で第1号被保険者の数になっておりますけども、この中の40%を超える方が、この第2段階におられるということでございます。



◆17番(内田紀也君) 

 この点は今、課長が述べられました点はきめ細かくなった一つの実例ですね。しかし新宮市の認定されている被保険者9,400人余り、40%はそれに該当するとしても、残りの6割の方はやはり値上げになるわけなんですね、一番所得の低い第1段階生活保護者を含む部分ですが、今まで1,725円月額、これが今回は2,175円、450円のアップ、あとの6段階までの方もすべて26%の伸び率というふうになっています。一部分では値下げにはなりましたが、全体では大きな値上げであります。確か前回、3年前も新宮市の上げ幅かなり高かった、30%超えていたんと違いますか、前回の値上げ。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 率はちょっと出してないんですけども、前回が2,862円でございました。それが3,450円になってございます。



◆17番(内田紀也君) 

 このようにして先ほど言いましたように、公の税金の場面でどんどん負担がふえ、その他のことでもいろいろと負担ふえてます。一つ一つは少しであったとしても、出す財布はひとつであり、非課税が課税になったときなんかの影響というのはこれは非常に大きなものが本人には起こるわけなんですが、今回の保険料の値上げについても、新宮市は今、課長の言われたような状態なんですが、熊野川町なんかの場合はさらにひどいですね、新しい第2段階、そこで上げ幅が4%これが一番上げ幅としては低いんですが、その他は全部55%という非常に大幅な上げ幅になってます。第1段階一番低い人で今までの年1万6,800円から2万6,100円、合併早々熊野川町の高齢者にこんなに負担を引き上げていいんだろうか、私は非常に疑問を感じます。市長、これではあんまりではないでしょうか。市長はどう思われますか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この保険料の改定の問題でありますが、今、新しく新宮市と熊野川町が合併いたしまして、現在、過去5段階で保険料を申し受けさしていただきましたものを、一番この対象者の多い第2段階を2段階に分けまして現在、6段階の保険料を申し受けさしていただく、このような対応を図ろうとしているところであります。ちなみに第2段階は、いわゆる年金収入80万円までの方を対象として、この方の層では逆に16%のマイナスの安い保険料に抑え込めたと、そのように思っています。またこの階層の保険者は多分40%ぐらい対象者のそのぐらいの比率になっておると、そのように思っております。また、保険料ですべて賄うというこのシステムですから現在、そのサービスに係る経費のいわゆるその負担は国の場合とそれからもちろん県の場合と、あと保険料こういうシステムになっています。一般会計等におきましてこれを繰り出しして、この収支を改善するということは法的にもできません。そのような中でぎりぎりの対応、この収支を考えますと苦しい選択でありますが、やはり保険料はこのように改定さしていただいて、この介護保険制度が有効に機能するようにやはり、維持存続に努めて行かなきゃならないと、このように思っているところです。



◆17番(内田紀也君) 

 課長の答弁と重なるところがあったわけですが、この介護保険、今市長の言われましたようにたとえ何とかしたいと思ってもできんシステムになってると、これは一つ大きな問題点の一つですね。この介護保険が始まるとき、それまで国は介護の施策に対しては国庫負担2分の1、これであったのがこの介護保険が発足するに当たって国の負担分を4分の1に減らしてしもたわけですね。これが一番大きな大もとでこれを何とかもとに戻さないと被保険者もまた保険を運営するところも非常に大変なわけなんですね。それにしても介護保険の運営主体はこれは市町村なんですから、市長はその主体性を発揮してせめて熊野川町の分だけでも一遍に55%上げるんではなしに年数をかけて徐々に統一をして行くという手法はとれませんか、お尋ねします。



○議長(上田勝之君) 

 浜前健康長寿課長。



◆17番(内田紀也君) 

 市長に、私はそれを聞きたいんですけどね。



○議長(上田勝之君) 

 浜前健康長寿課長。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 申しわけございません。ちょっと技術的な話が入ってまいりますので、私の方から答弁させていただきます。現実的に田辺市におきましては、新宮市よりか少し早めに合併いたしましたけども、経過措置を設けまして、この18年、19年、20年度におきましても各市町村ごとの保険料を設定しております。ただ今回の上げ幅、田辺市のを見ましたら、田辺市本体が5,243円になっております。そのうち本宮町が4,475円というふうな保険料の設定となってございます。当市、熊野川町、北山村、本宮町は合併前までは同じ広域の一部事務組合で2,800円の統一した保険料を使用しておりました。ですから本宮町につきましては2,800円から4,475円になっているという状況でこれが平成21年度からの次は、第4期のときにはもっと大きな上げ幅になることがこれは当然予想されます。ですから新宮市熊野川町の場合そういうことが予想されましたので、今回経過措置を平成17年3月末までとして、18年4月1日からは一本化するという形で保険料の設定をさしていただいております。



◆17番(内田紀也君) 

 まだこれでもよくしている方だと、こういうことなんですね。しかし合併のときにいろいろ説明を受けた中では負担は低い方にそろえるんだと、施策は高い方にするんだと、これが合併の大きな方向性なんだと、このように聞いたわけなんですが、実態は必ずしもそうなっていないということがわかりました。私たちは現在、皆さんそれぞれ私も含めて現在の年齢があってそして老後というのははるか先にある方もあるであろうし、間近い方もあると思うんですが、一つのベルトコンベアーに乗って今ずっと進んでいるわけなんですね。必ず迎える老後、そのときに世界でも有数の経済力を持った日本、この国で介護のために非常に苦労をしなければ家族が苦労しなければならないというふうなそういうシステムを続けていく、これは政治の私は怠慢ではないかと、日本よりかはるかに生産力の低い国でもそういう暮らしのことには手厚い、やっているところも今たくさん日本から海外へ出てますので、そういう実例も聞かされています。新しいこの介護、三期目の出発に際していろいろ縛りはあったとしても、本当に新宮市のお年寄りの方を少しでも介護の分野においては改善されていくように運営に力を尽くしていただきたい、このことをお願いして、この項は終わります。

 続いて、福祉タクシー券についてお尋ねします。これも私以前からの要望なんです。一人26枚の給付で障害者は外出するときに非常に助かっているんだと喜んでいます。よく利用する方は26枚では足りない、もっと給付してもらえないだろうか、また逆に家に家族に自家用車があったり、近くに乗せて行ってくれる人なんかがあってタクシー券をそれほど利用しなくて余る方もあるんだと、こういうふうな実情を聞かされて、私は担当課の方に何とかそこを調整して総発行枚数ではそんなに変わらんでも余ったる分を足らん人のところへ回すことができんのやろか、ということをお願いしてきたんですが、担当課のお話ではそれは非常に難しい、こういうお話なんです。それで今回私のこの質問では、必要とする人にはやりくりではなしに、必要とする人には26枚を超えて、その部分については申請方式、申請をした方だけをきちっと審査をして給付する。こういう制度に改正できないだろうかというのが、これが私の要望なんです。これは市長の方でしょうか、担当課の方でしょうか、お答えをお願いいたします。



○議長(上田勝之君) 

 右京福祉課長。



◎福祉課長(右京良平君) 

 このタクシー券につきましては、議員さんから、平成16年から御質問受けております。今回必要な方についてのみ、申請でおいて増枚ですか、それができないかというお話、今回初めて聞かせていただく話ですけども、このタクシー券につきましては対象となる方が障害の程度の重い方ということの中で社会参加、できるだけ社会に、外へ出られる方策として、私ども年26枚という数字を打ち出しまして現在やっております。この26枚というのは、この障害の程度の重い方すべての方に公平にということで26枚、ただ26枚お渡しした中では先ほど議員さんおっしゃられましたように使われない方もあります。また車をお持ちの方もあります。そういった中では、要る人はもっともっと要るんですよ、と言われましても私どもやはりこの障害のこの程度の方につきましては、26枚という一つの線を打ち出して、交付しておりますので、できるだけこれを堅持していきたいなと思っております。



◆17番(内田紀也君) 

 改善しようとする意欲が今の答弁からは酌み取れなかったですね。市長、こういうわずかの私は行政としては、努力によって障害者の要望に応えることができるんではないかと、障害の重い方というのは所得も非常に少ない方が圧倒的ですね、そうすればそのあたりは支え合い助け合い、こういう精神からすれば私は何らかの解決ができるんではないかというふうに思うんですが、どうでしょう市長、無理でしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この福祉タクシー券の発行にしましても、いわゆる市民から預かっている市政の財政運営の中で今日まで対応を図ってきているところです。私、個人の考えとしたらそれは議員御主張のように、もっと必要とする方には多くもっと多く、それはそういう障害者の対策や市民福祉という視点からいえば望ましいことだと、それはよく理解できますが、片側には、しかしある程度の制約と言ったら言葉は適切ではないかもわかりませんが、基準をつくって、その中に市民合意というものもやはり、理解として求めていかなきゃならない、そのように思っています。これは今後の課題として議員御指摘のタクシー券の増券をどうするかということは部内で一度協議もし、また私も十分な説明を受けているつもりですが、これからの見通し等含めて一回協議をしてみたいと、そのように思っております。



◆17番(内田紀也君) 

 ぜひ、そういうように検討していただきたい、このように思います。最後、商工振興について、これも5ページで触れているわけなんですが、新しい施策として個店改善事業、やる気のある事業者を支援すると、ぜひ効果を上げていただきたい、このように思います。新宮市の代表的な商店街も大型店などの影響もあって、今大変な苦境にあるわけなんですね、1988年ペアシティが現在地に開店した当時、市担当課のお話では、市内の小売店の数は1,014店あったんだと、それがジャスコのオープンもあって、2004年、776店にまで減ってしまった、実にこの16年間で238店、この238の店をずらっと並べるとこれ相当な長さになると思うんですが、そこまで閉店に追い込まれていると、そして新宮の商店街、数ある中でも駅前商店街、丹鶴商店街、仲之町商店街、それぞれ新宮市商店街のメインのところだと思うんですが、199店中、29の空き店舗があるということなんです。約七つの店に1軒の閉店があるというそういう単純計算になりますけども、これは単に店の数が減った、そういうだけではなくて商業都市であるといわれる新宮市の性格、そこからしますと新宮市のまちが壊されつつある、壊れつつある、そういう姿ではないかと私は思います。まさに新宮市にとっては非常事態ではないでしょうか。私は平成12年にも不況に悩む商店街に固定資産税の減免をという訴えを行いました。市長は税の負担の公平そういう観点からはそれはできませんというお答えでありました。しかし、これほどどんどん閉店が進行していくというふうな危機的な状況の中でいま一度、考え直していただけないか、固定資産税はすべての対象に無条件にかかっているわけではないんですね、市条例の71条では、減免の対象として貧困な方、また天候不良などの災害で能力が落ちた方の減免が出てます。これは当然のことですね、55条では神社、寺院、教会、56条では学校、病院、福祉施設、いずれも非営利でありますし、社会的にも認められた当然の免税措置だと思うんです。これらに比べて利益を求める商店、そういうとこに対して経営不振を理由に減免する、これは難しいということは私もよくわかります。しかし、まちが壊れかかっているときなんですから、すべて一律減免にするんではなくて、今年は例えば駅前商店街、その次には丹鶴商店街というふうに地域を限定しながら、また全体としても年限を限定しながら、条件を定めて申請によって行う、そういう方向を検討していただくわけにはまいりませんか、お尋ねしたいと思います。



○議長(上田勝之君) 

 久保税務課長。



◎税務課長(久保純康君) 

 議員さんの気持ちはよくわかるところなんですけど、固定資産の場合、所得税なんかと違って資産そのものにかかっているわけでして、また同一価値のある資産に対して、税率の異なった税を賦課するということは税法上許されないものだと思います。また社会福祉法人とか地方税法に載っている減免、非課税の範囲とかいうのはあるんですけども、こういう場合、非課税になるとかいう地方税法の規定にもありませんし、新宮市の減免条項にも該当しかねると思いますので、ちょっとそういう減免は困難だと思っております。



◆17番(内田紀也君) 

 同じお答えですね。多くを言いませんが、いたずらに不納欠損をふやして、そしてそれを回収機構に回すというそれだけが私は行政努力だとは思いません。市長、これを再度検討してはいただけませんか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 固定資産税は我々まさに新宮市政がその運営をしていくに当たっての基本ともなる根幹的な税であります。そのような中で当然税法、またこれに基づく条例をもって厳格にこれを運営している、これは各自治体のどの自治体をとりましても政策的によほどの政策に適合するものとして整合性がないかぎりは、そういう融通無碍と言ったら言葉は悪いですが、単に一自治体の市長として預かっているものが勝手にこれを変更するとか、あるいは減免するとかいう措置をとればこれは税としての基本根幹を失うことになると私は思います。政策もいろいろですが、この税に関してはやはり、厳格に法に照らし、条例に照らした執行をしていくのが市長としての努めかと、そのように思っているところです。



◆17番(内田紀也君) 

 市の条例では減免を行う場合には、議会の同意も得て行うと、そうして現状が回避されたときには、改善されたときには直ちにまた、元の状態に戻すんだと、そういう条項もあるわけであります。立派な税の制度が残って商店滅ぶ、そういうことのないように今後ともお互いに力を合わせて市政を進めていきたい、こう思いを残しまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(上田勝之君) 

 10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後1時50分

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△再開 午後2時05分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 一般質問を続けます。

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△屋敷満雄君



○議長(上田勝之君) 

 5番、屋敷議員。



◆5番(屋敷満雄君) (登壇)

 それでは一般質問を行います。

 こころの病を支える、昨年の5月5日新宮保健所による「こころのフェスタin熊野2005」・みんなで語ろう「こころの病」についてのシンポジウムが開催され、指定発言者に札幌大通り公園メンタルクリニック院長山田秀世先生がなさってくれました。山田先生は新宮出身の方で金沢大学医学部卒業後、東京府中病院勤務を経て札幌で開業。診療科目は心療内科、神経科、精神科のクリニックを開設し、多くの患者を診ていただいております。また、医療のみならず、福祉の分野でも大変頑張っておられます。デイケアほっとステイションを精神科の医者である奥さんとともに、また板場やコックさんの障害を持っている仲間と我がふるさと新宮のめはりずしも売っているお弁当屋、「おべんとガーデン」を大通り公園の中で展開してくれてます。またマッサージや足もみサロンも開設して通院しているメンバーの自立に向けての手助けをなさっておられます。しかし、何年経ってもふるさと新宮のことが気がかりのようでございまして、新宮保健所の平成17年度新宮東牟婁管内精神保健医療福祉ネットワーク事業のため、昨年の4月から本年3月11日まで1年間毎月1回札幌から新宮へ交通費及び報償費については自己負担で出向いてくれました。このネットワーク事業を新宮弁で、「なんとかしょうらネットワーク」と先生が名前をつけ、紀南地方の社会資源の少なさやまだまだ遅れている現状を解消するため関係者が自分たちの学習を通じて地域の精神保健医療福祉の活性化を図ることを目的に学習会を行うことになったのです。この学習会には、新宮在住の宮崎大学医学部卒業、大阪市立大学精神科を経て、介護老人保健施設ルピナスを開業していだいてる尾崎先生も看護師や医療関係者、保健所、行政機関の保健師、当事者、家族会やボランティアの皆さんと多くの人がやってきて勉強しました。今までこのような期間の長い学習会もなく、関係者一同大変有意義でいろいろと勉強になりました。こころの病は医療や地域や家族のネットワークが大変必要です。一人一人対応も異なっているのでこれらの連携は欠かせないものです。精神障害とは神経系と精神系とに分かれています。精神系は脳に欠陥がありストレスが原因で発病する病気、いわゆる統合失調症が主なものです。神経系はストレスが原因でその原因を取り除けば治るうつ病。統合失調症は約110人に1人の割合で発病するといわれています。しかしうつ病はこの10年間で2倍と倍増し、今や誰でもかかる病気で自分の周りにも誰かがうつ病で苦しんでいますし、きのうも久保議員がおっしゃるように、最近は学校の先生、若い奥さんでは子育てで悩んでいて急増中です。精神障害を病むと非常に大変なのは、病院へ行くことを家族がためらったり、隠したりとするためにお医者さんに任せるだけで、支えることが遅れたり支えることができなかったりします。こういう状態に陥ったとき、役所か保健センターに相談窓口を設けて、コーディネーター役に一人おって病院、家族、施設、ソーシャルワーカー、カウンセラー、ヘルパーを短期間にその一人の周りへ集合さして、今後どういう対応していく、また計画していく、そうしてその方を支えてあげると、そういう体制をつくってあげなくてはならないんではないかと、僕も2月に皆さんと一緒に東松山、また大府と勉強に行ってきましたですけども、やはりそういうとこは新宮と比べてそういう体制が整ってると、長野県でもそういうことができてると、やはりそういうことは早急にやっていかなくてはならないと、そう思いますが当局としてはどういうお考えでいらっしゃるのか、お答えお願いします。



○議長(上田勝之君) 

 大江市民福祉部長。



◎市民福祉部長(大江清一君) 

 この話、私もあまり深くは理解していないところがあるんですが、この札幌の山田先生、今お聞きしたんですけども本当に月1回もこちらの方においでいただいて、こちらのネットワークづくりに努力されているということを本当にありがたいことだと思っております。私も以前心の病気、うつを克服した人々というのをネットの中で見たことがございます。これはその闘病記の中で我々が知らないテレビによく出てくる司会されている方とか、そういういろんな映画にテレビに出てくる方にでもそういうふうになる、特に多くかかってきている現代病、時代の流れの病気だと思います。その中の闘病記といいますか治療の経緯を見ますとやはり長く、そして本人だけではどうしてもできなくて、これは議員もよく訴えられてるわけで、家族であるとか、家族会そして今、話が出ていました保健所とか行政とかいろんなところが一体となって取り組んでいかなければ世話している方そのものが、うつってくるというんですか、そういう大変、それだけ真剣に治療しようとすればするほど、その方もその境地に入り込んでいくというんですか、そういうようなことも聞いたことがございます。そういうことで行政のこれからの取り組みということが聞かれているわけなんですけども、これはやはりこういう相談の窓口というのは、従来は県の保健所を中心に対応してきたということ、これは議員もよく御存じだと思います。市の方におきましても、一人のそういう相談員も置いているわけでございますけども、はっきり言ってそこまで手が回らないという現状でもあります。これにつきまして精神保健福祉士という国家資格を持った方は約10年ぐらい前から創設されたようでありまして、全国的にも各市町村においてやはり、市の方にも配置して、そして一体となってやっていこうというそうした動きが出てきているようであります。今のとこ新宮市の方では内部ではそういう話し合いはしておりまして、これはいつまでもこのままというわけにはいかないと思いますので、そこらあたり関係者の方々とまた協議して対応していくようになってくると思います。



◆5番(屋敷満雄君) 

 部長もおっしゃってますように、これはサポート体制、相談聞いてすぐにサポートができる、そういう体制をぜひとも早いことつくっていただくようにお願いいたします。

 次ですね、県内で精神障害者に対する地域の資源において非常に格差があります。和歌山市では麦の里、田辺、紀中方面ではやおき福祉会といった、この二つは日本の国内でも最先端をいっている施設でございます。我が紀南地方にはこれといった社会資源が少なく非常に危惧しているところです。今後、新宮市としてどのように施策を進めていくのかお聞かせください。



○議長(上田勝之君) 

 右京福祉課長。



◎福祉課長(右京良平君) 

 ただいま、議員さんおっしゃられましたように、社会資源につきましては、和歌山の麦の里、田辺のやおき福祉会といったところがあるというのも我々存じております。こういった中で新宮市では無認可の小規模作業所一軒だけでございます。現在は田辺のやおき福祉会へも5人から6人の方のお世話を願っておる状態もあります。今般この4月からは障害者自立支援法も施行されることになりまして、この無認可小規模作業所につきましても、今後このままの状況では運営が立ち行かなくなるといった面も出てきております。そういった中ではこの作業所を法人化に向けた事業をどのように家族会の方々と協議をしながらその支援策についてもやはり十分な協議を行っていきたいと思っております。そうした中では、あと4月からの支援法が施行されることによりまして、現在市内にある知的障害者の支援センター虹というところがあります。この施設につきましてはこの自立支援法が成立しますと、精神障害者の方も利用できる施設として、相互利用可能というような中でこういった、既存のある施設も十分活用しながら家族会の皆様方と今後の方策についても十分協議を進めていきたいとそのように思っております。



◆5番(屋敷満雄君) 

 そうですね、4月から自立支援法が開始されますし、10月からは事業主体が法人化、NPO化社会福祉法人の施設をつくっていかなあかんと、これも課長もおっしゃってるように、具体的にどうせえということが決まってませんので、自立支援法につきましては、9月に固めてお聞きしたいと思っています。ただ今現在、新宮市に先ほど課長がおっしゃっるようにどんぐりの会がありますけども、それについてはぜひとも事業展開ができるように、ぜひとも新宮市の方で考えてやってください。この自立支援法ですが4月から始まります。精神障害者の方が念願だった、今まで知的障害と身体障害と同じ福祉サービスを受けることができなかった、それが4月からは一緒のサービスが受けれるようになりまして、精神障害者の方につきましては大変ありがたいお話です。通院、医療費、公費負担1割負担、今までは5%でしたんですが、1割負担になります。この5%上がるんですけども、新宮市の方でその5%負担していただけるように予算もついていますし、御配慮願っていただいたことは当事者並びに家族会にとっては、とても大変ありがたく感謝申し上げます。この項はこの質問で終わります。

 次に三輪崎の東海岸の今後についてお尋ねします。私も東海岸に住んでいるんですけども、いつ起きても不思議でない東南海・南海地震の津波対策に備えて、三輪崎東海岸に防潮堤と道路を兼ねた工事が進んでいます。私も住んでる宇浪側も工事にかかるため最近まで櫓を組んでボーリング調査をやっていましたが、もう終わったんですか、二つの工事が両方完成すれば浜は狭くなりますが、私たち住んでいる住民は大変安心することができます。それについてお尋ねしますが、三輪崎海岸で現在行われている県工事、この工事が終われば海水浴場側へ行くんですか、それとも駅の方へ行くんですか、その辺ちょっとお聞かせ願えますか。



○議長(上田勝之君) 

 倉家農林水産課長。



◎農林水産課長(倉家博君) 

 議員さんお尋ねの三輪崎海岸の臨港道路の18年度の実施方向なんですけども、18年度は今年度完了部分よりも三輪崎の漁港側へ予算配分の中で、できるだけ延長していきたいというふうに漁港事務所で聞いております。



◆5番(屋敷満雄君) 

 図面ですかね、最初にだから階段部分はどのようになるんか、今のような状態やなしに、横へおりるんか、真っすぐおりてくのか、先に防波堤をつくって道の方は後から行っていくのか、その辺お聞かせ願えますか。



◎農林水産課長(倉家博君) 

 階段部分についてでございますが、基本的にはもとの位置へ復旧したいというように思っています。したがって市民の皆さま方につきましては、今までどおり浜の方へおりていただけると、いうことで考えております。ただ階段の構造につきましては、県事業の臨港道路を参考にただ今検討中でございます。計画書ができましたら実施までに宇浪の市民の方に説明会を実施して、それから施工したいなあとは思っております。



◆5番(屋敷満雄君) 

 今のままでしたら、道路と堤防との間に入口が出て段差になるんですけど、そこはどうなるんですか。



◎農林水産課長(倉家博君) 

 確かに今の堤防をそのままにしまして、その前に、前面に防潮堤を考えております。当然、旧防潮堤との間には少し隙間ができると思いますが、その部分については埋めて表面につきましては舗装等考えていきたいと思っています。



◆5番(屋敷満雄君) 

 堤防へおりるところの道路部分と堤防部分の間があくんでしょう、今みたいに階段で下りて行くときに、その間は今は木なんか差し込んで扉にしてますけど、扉の部分はどうなるんですか。



◎農林水産課長(倉家博君) 

 済みません失礼いたしました。扉につきましては門扉になるのか、引き戸になるのか県事業の方ではアルミの合金板で海岸方向への前開きをする形の計画をしているみたいなんですが、私どもにつきましては、その県のを参考に、今検討しているところでございます。



◆5番(屋敷満雄君) 

 僕、心配するのはね、地震が起きて津波が来ると、そのときに堤防を閉めに人間が行く時間なんかないんで何か自動的にパッと閉まるようなものになっているんかなあと思ってるんやけど、そうやないんやね。



◎農林水産課長(倉家博君) 

 ですから考えてるのは、通常は閉めた状態で何かで使う時には開けるという形でないと、実際に東南海・南海地震がいつ起きるかわからない中で、当然それを閉める間もあるのかということでは、確かにそのとおりだと思います。ですからちょっと先ほど言いましたように、通常は閉めとくのが安全かなとは思っております。



◆5番(屋敷満雄君) 

 通常は閉まっとって、アルミ製で開けると老人も子供も開けれると、いう形で解釈してよろしんですか。



◎農林水産課長(倉家博君) 

 ただ階段部分、結構広い部分もございまして、今議員おっしゃいましたように、老人、子供の程度がどのくらいか、その辺もちょっと実際に設計今している状態で、どのくらいの重量になるものなのか、その辺はまだちょっと今、私ようお答えできないんですけども。



◆5番(屋敷満雄君) 

 それがわかったらちょっとお知らせください。老人や子供が浜へおりて行くのにおりられんようじゃちょっとまずいんでその辺、またちょっと教えてください。もう一つ県の部分と今度市の方がやるのと、堤防の高さが違うんですよ。それをどのような形になるのかなと、ずっと思っとるんですけども、1.2メートルから1.5メートルぐらい段差ある思うんです。ですからそれを接点のとこというのは、駅から突き当たった場所の四つ角のとこで調整できるもんかその辺はまだ決まってないんか、これから考えれるんか、お知らせ願えますか。



◎農林水産課長(倉家博君) 

 確かに議員おっしゃられますとおり、現場的には現在、三輪崎駅から突き当たったあたりの堤防の所で約1.5メートルの段差になっております。この箇所につきましては、今県の方で進めていただいております臨港道路の施工区間になっておりまして、県の方にこの部分の施工方法に尋ねましたところ、そこの部分については奥地側が低いわけなんですけども、宇浪側へ堤防をすり合わせて、三角にすり合わせて上げてくるということを聞いております。



◆5番(屋敷満雄君) 

 わかりました。これは線路までどんと着くんでしょうね、宇浪側は。



◎農林水産課長(倉家博君) 

 当然ですね、宇浪側の方が低くなっておりますんで、うちの方でJRの陸橋の所まで川をさかのぼるような形ですりつけて工事をしたいということで思っております。



◆5番(屋敷満雄君) 

 そうなるとね、今、熊野古道を僕、前にも質問したんですけども、どうしても三輪崎の入口やといわれるお地蔵さんありましてね、そこを通っていただかんと本来の三輪崎へ入ってきたときの古道じゃないんですよね、前、踏切の復活は無理やいわれまして、今の塩屋川の橋の下、これ広角がそうなっているんですよね、広角の登り側は犬走りの上を大浜から歩いてもらって、熊野古道の入口は生活道路みたいな形で犬走りの上を通ってやってると、あの形をうちの方も塩屋川の方もやっていただければ、それできるとなれば今度する堤防の中へ設計で書いてもらわんとね、後からつけるいうわけにはいかんので、それを何とかしていただきたいと申し入れて、この前皆さん新宮市農林もあれば熊野学情報センターもある、それからこれ観光も絡んでくるんですかね、企画も絡んでくる、いろんなところが絡んできまして、これで一回相談するいうことを聞いとるんですけども、一回会議かなんかやって相談してくれましたか。



○議長(上田勝之君) 

 和田文化振興室長。



◎文化振興室長(和田隆君) 

 確かにそのお話を聞きまして、私ども企画調整課が調整しております六課会議というのがございまして、こちらの方で話を上げております。ちょうど私そのときは出席してないんですけども、ただお話のところが大変川幅が狭いというような状況、あるいは私ども高野坂の部分については塩屋川を渡るところまでが国指定を受けてると、いうような形があります。お話の中ではちょっと手前から左手というようなお話も若干聞いてたんですけども、こちらの方についてはこういう道というのは私ども担当課としては許されないという形になろうかと、ただ塩屋橋の石橋を渡ったあと、それから左手の方へ畑の中を通らしていただくというんですか、そういうような形ではもちろん考えられると思います。ただ、お話の中では大変難しいなあと、いうようなことは思っておりますけど。



◆5番(屋敷満雄君) 

 市役所いうのはみな難しいんや、これ五つか六つの課にわたるんですけどね、道いうのは昔ずっと使った道で、これ中辺路の一つや言われてるんですけども、どっからどこまでと切るんやいうことできんのやし、本来は熊野三山回るのに、三輪崎のある一カ所でここから違う道やで、古道と違うんやで認定受けていませんでというんじゃなくて、昔本来は高野坂を下りてきたら鉄道も何にもないときですよ、お地蔵さんの前を通って三輪崎へ入って、それから佐野のわたりの方、渡って行ったいうことが事実なんですよ。それを今は線路があって踏み切り通れんから、無理やり違うルートを通っとるんですけども、やっぱりある程度その昔の古道に近いとこを通ってほしいと僕は言うとるんですよ。ですから熊野古道の中で浜王子を通らんと、阿須賀さんからそのまま真っすぐ体育館の方へ行って、大浜通って行くような感じです、例えばね。そやなしにやっぱりそれやったらみんな浜王子通って王子神社通らなあかんでという話になるんですよ。そりゃ指定受けてないけどやっぱり三輪崎の入口いうお地蔵さんは昔からあるんです。そのために僕はそこを通っていただきたい、いうことでお願いしとるんであって、その話をすると塩屋川が県やらからややこしいでとかね、JRがうん言わんで、とかいう話になってくる、僕はJRへちょっと仕事のあれがあってJRとお話ししてきたんや、JRの方はかまんで言うてくれとるんや、新宮市はできん言うんや、その辺がねちょっと誰に言うたらええんかしらんけども、ちょっと答えてくれる。こういう話になったらどうしたらええんですかね、新宮市の方へ持ってきた場合。



○議長(上田勝之君) 

 竹嶋助役。



◎助役(竹嶋秀雄君) 

 いろんな課がかかわってるというようなことでありますが、主管のですね、今になって申しわけないんですけども、主管の部を定めまして議員の意向をみんなで検討したいと思っていますんで、少し時間をいただきたいと思います。



◆5番(屋敷満雄君) 

 今までずっと待ちやるからかまんけどね、そやけど相手があるからね、相手が転勤して行くとこの話がまたゼロなんや。新宮市もそうなんですよ。担当の課が変わると配置変えになるとまた一からなんや。ちょっと昔の話で悪いんやけどね、僕、宇浪に住んでるとき払い下げになったんですよ。その話20年前からあったんですわ。ここにおられる大江部長が一生懸命頑張ってくれてできたんですけどね、担当変わりました、ころころ変わるんですよ。新宮市変わりました。県変わりました。国変わりました。財務省変わりました。ずっと20年、20年以上かかったんかな、それと同じなんです。新宮市いうの、行政の、そうやなしにもっとスピードアップしてね、民間ではこんなことないんや。一緒に今ついでに言うわ、市長あのね、この前、市の本当にいろんな問題出てきてますけどね市長、これ民間やったらこういうこと絶対ないですよ、スピードも早いし。ですから教育長ちょっと聞きますけどね、次長、今、学校の先生民間へ出してますね。



○議長(上田勝之君) 

 楠本教育次長兼学校教育課長。



◎教育次長兼学校教育課長(楠本秀一君) 

 実は教員の研修制度の中で長期社会体験研修制度というのが10年ほど前から行われておりまして、今年度17年度ですけども1名民間の方、社会福祉施設とか、そういったとこへ長期派遣してございます。



◆5番(屋敷満雄君) 

 僕、びっくりしたんですよ、僕ね、先月の25日と26日、こういう障害者のシンポジウムあって行ったら、僕の知っている学校の先生が来とったんですよ、どうしたん言うたら外へ出ていますと、今障害者の施設の方でちょうど3カ月、その前は半年間串本の海中公園、行ってましたと、たまたまそこは重度やからおむつを替えたりとか、お尻の世話をせんなんとかいろんなことをしているんです先生は、僕、終わって休みのときにね、まあ先生そやけど変わったね、人生観変わりましたか言ったら変わった言っとった。市長、うちもね市の職員さん悪いけど課長やったらもうちょっと時間もあれやけど係長ぐらいね、三月でも半年でも、そこで民間へちょっと出て、民間の空気吸わした方がええん違います、いかがですか市長。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 スピードが遅いと御叱責をいただいておりますが、かねがねとにかく、スローな対応は我々としても困るんだから、とにかく信条はスピードやでと、市役所の仕事は、それを常々助役以下、助役も懸命に職員を督励いたしているところです。研修のあり方等につきましても今、民間での研修ぐらい一回中堅のころに経験さしたらどうかという御提言はなるほどと、いうよりも私自身も思う部分もございます。これからの研修のあり方、そういうもう既に自治体ではスーパーで研修さしたとか、あるいは観光ホテルへ職員を派遣して研修さしているとか、いろいろな民間の生活文化の質とやはり共有できるそういう職員でなければならないということはこれは我々の一番必要な課題だと、そう思っておりますから、それなりの対応はこれからも研修制度を含めた制度というよりも、研修のあり方を含めた、問題として考えてまいりたい、そう思ってます。また宇浪の高野坂の道の問題ですが、今言いましたように私もそこまで複雑な状況になっていることは、ついこの間まで知りませんで議員が御指摘の地蔵のところは、議員にも御案内いただきまして見せてもらったこともあります。これはやはり、具体的な古道としての区域は離れておりましても、両面の進入路というのは一番これから整備していかなければならないことですから早急な対応を庁内全体の協議の中を督促して進めてまいりたいと、かように思っているところです。



◆5番(屋敷満雄君) 

 ありがたいお言葉よろしくお願いします。それではこの項を終わります。

 次に、高田グリーンランドとくろしおスタジアムの利用の仕方、白鴎大学は硬式野球部が高田グリーンランドを宿舎として、くろしおスタジアムで春のキャンプを始めてから3シーズンがたちました。今回は飛行機が霧で白浜の空港へおりられず、関空まで行った加減で大変遅れましたが、速玉大社での佐藤市長の出迎えと歓迎の志に監督もチーム全員喜んでおられました。大学も毎年いいとこまでいったらしいですけども、いま一歩及ばず優勝することができませんでした。昨年は春と秋と優勝でき、春は神宮大会で一回戦も突破することができたそうです。またヤクルトスワローズに飯原選手が4位で入団し、きのうのオープン戦でも2打席1安打でヒットも打って一軍で頑張っております。たまたま僕、オープン戦始まる前やったんですけども、監督さんがおっしゃるには、飯原選手が周りにラミレスおったり、いろんなテレビで映る人が横におるんで精神的に緊張しますということを言うてますと、おっしゃてました。今年も捕手の高谷いう選手がおるんですけども、この選手が10球団がスカウトするでと、一位候補でするでいうことで、皆、見に来てました。ブラジル三世の吉村いうピッチャーと外野手の市川いう選手もドラフトにかかるんではないかということをおっしゃってました。そういうことで三人もドラフトの候補がおるいうことで、キャンプにもマスコミやスカウトがやって来てました。プロ野球の球団もやっぱり選手がほしいために窓口をつくりたいということで、プロ野球がつくったキャンプの後、そこへ白鴎大学の野球部来たらええで、道具全部一式置いとくでと、使ってくださいという申し込みが来てます。それで、選手がそういう自費で来ますもんで、それやったらもうそういうとこへ、監督にそういう場所へ連れってくれと言われるのが一番つらいんやということなんですよ。監督さんとかコーチの人も新宮は非常にええとこやと、今年も外野のネットのとこへ歓迎の看板もかけていただいてますし、まずグラウンドがええと芝生もええ、管理している里村さんが非常に人柄がいい、高田グリーンランドの食事や職員の先生に対する対応も非常に満足していると、ここへ来るのは、チームの仕上がりをキャンプ次第で決まるんやと、一年一年が勝負の世界ですし、それが悪かったらいつ首も飛ぶかもわからん世界なんでいい練習するためにも、設備的にグラウンドだけじゃなくて、今回雨が2回3回ありましたんで雨天の練習場がほしいと、これはこの前、松本哲也議員もおっしゃってますけども、それプラス、やはり雨天プラス巴川のグラウンドで内野の練習とかできるようなことをやってほしいということがあります。もし雨天の練習場と巴のグラウンドが使えるんであれば僕はもっともっと大学、社会人、いろんな方に利用していただけるし、そうやれば高田の方もかなり楽になって経営も楽になってくる、そうなれば市の方の補助とかそういうことも段々と減にできるとそういうことで利用価値が違うやないかと、そういうことをいつも思ってますんでね、その辺の市長さんの御答弁をお願いしたいんです。



◎市長(佐藤春陽君) 

 白鴎大学の監督選手には三年来この新宮の地を使っていただいておりまして本当にうれしい思いをしております。お迎えのとき、またこの新宮の地を去るときにも雨の日でしたが、くろしおスタジアムで直接議員も御同席いただきまして、お礼方々ごあいさつも申し上げました。その折にも雨天練習場を、このとりわけキャンプは雨にたたられたこの一週間でしたから、私もくろしおスタジアムを思うように使えなかったことについて遺憾の思いをお伝えしたんですが、日足地区にあるドームを使わしていただいたと、このように聞いておりまして、別れ際にぜひ雨天練習場を併設していただきたい、また、それが不可能なんであれば、代替案としてドームやあるいは高田における雨天練習場的なものを整備してもらえれば我々としてこれから何年も続けて新宮の地でキャンプを張らしていただくことができると、このようなごあいさつをいただいたわけであります。これはただそれだけのことでなく、このくろしおスタジアムがまだ完全な野球場として整備できていないこともまた事実であります。片側サッカー場やあるいはテニスコートや目白押しのスポーツ施設の課題もありますし、この創業期に一気呵成にすべてを満足させるということはできないでしょう、しかし、何らかの早急な対応をやはり図らなければならないと、そういう思いは強くいたしています。また監督のおじさんが小山市長であるということもお聞きしておりまして、少し議会が終わりまして6月定例会ぐらいまでの間に行ければ白鴎大学及び市長も表敬さしていただくことができたらと、その日程をこれからまたとらしていただきたい、そのように思っているわけであります。そのとき、手ぶらで来年もまたよろしくというわけにはいきません。それまでに協議として、内部的な意志はどのように希望にかなえられることができるか、その方針はしっかり固めてお伝えして、ぜひこれからのキャンプでの活用をお願いしたい、ただいまはそのように思っているところです。



◆5番(屋敷満雄君) 

 ありがとうございます。そうしていただければ、監督は5年間は最低来ますと、気に入っていますとおっしゃっています。もう一つ前回、松本哲也議員の答弁にありましたんですけども、上富田、串本サンナンタン、くろしおスタジアム、熊野スタジアム、このネットワークを市長がおつくりになると、そういうことをしているとおっしゃってましたんで、チームづくりする上でやはり練習相手がキャンプの間にしたいということがどのチームも持っておられまして、その連携を深めていただければもうすぐにでも、事前にわかりますもんで、何日にもし上富田でやるんでしたらサンナンタンで連絡してそこで練習試合をさしてもらうと、サンナンタンに来てる練習相手も3チームでダブルヘッターでやれば済むことなんで、いろんなことが目に見えてきますし、また、ある大学なんかはやはりこちらでは練習できんと、岡山でやっとるらしいんですけども、岡山やったら練習相手はどこでもあると、そういうことでチームが完成度が違うとおっしゃってますんでもうそれはぜひとも市長、頑張ってネットワークよろしくお願いします。もう一つ白鴎大学が今回来ていただいて使ったお金が大体500万円ぐらいやと聞いてるんですけども、本当は幾らだったんですか、グリーンランドの年間の売り上げ収入は幾らですか。



○議長(上田勝之君) 

 倉家農林水産課長。



◎農林水産課長(倉家博君) 

 白鴎大学が遠征費用に使う予算というのは、議員さん今おっしゃられましたように約500万円ぐらいの予算と聞いております。その中で16年度なんですけども、グリーンランドの宿泊費用として、グリーンランドの支払いは約370万円、そして17年度の宿泊料ですね、これにつきましては、約350万円でございます。また年間の宿泊料金でございますが、これは17年度はまだ3月末まで決算できておりません。平成16年度なんですけども2,689万3,000円でございます。



◆5番(屋敷満雄君) 

 2,689万円。



◎農林水産課長(倉家博君) 

 これ、宿泊料金のみでございます。



◆5番(屋敷満雄君) 

 そうなるとやっぱりかなりの一割以上の売り上げになるんで10何日ですからね、やはりそういうとこあと2校でも来ていただければ、かなり楽になって運営もできるんで、ぜひともこういうことがありますんで、ぜひともよろしくお願いいたします。

 次に、熊野と東北の交流でですね、まずは室根山というのがあるんですけども、市長、ちょっとね今からちょっとロマンの話しますんでね、熊野神社いうのは全国に3,135社あると、これは熊野三山協議会の発表なんですけども、東北6県が多くて736社、これは全体の4分の1近くになります。東北はどういうわけで多いんかいうのは僕もちょっとわからないんですけども、1,300年前、養老2年、718年、中央政権に属さない蝦夷、その当時は関東以北に住んでいた先住民らしいんですけど、征伐する任務についていた宮城県多賀城主、鎮守府将軍、大野東人は簡単に征服できないことで、征服することが簡単にできませんでしたので、神の加護に頼ろうと当時最も力が強いといわれた熊野神を迎えることを元正天皇に願い出た、東北地方の開発に関心の深かった天皇は、この願いを聞き入れ熊野神社の分霊を東北の地に祀るよう紀伊国の国造りをくにのみやつというらしいですけど、県主、あがたぬしに命じたと天皇の命を受けた紀伊国の県主、鈴木左衛門慰穂積重義、湯浅権太夫玄晴以下数百人は、熊野神を紀伊国牟婁から本宮の分霊を旧暦4月19日に音無川を下って北航し、9月9日、宮城県唐桑村細浦、現在の唐桑町鮪立に到着したと、ここの唐桑の森に仮宮を建てて熊野神を安置した。多賀城にいた大野東人は郷民とともに荒馬17騎に乗ってみこしをお迎えした。そして神主を通じて鬼首山と書くんですけど、おにかべ山です、に祭った。鎮座して人民に利益を与えるようにその山に祭れという伝えで一行は一路、鬼首山を目指す、東人は先陣を務め、勅使はみこしに付き添い、神主や郷主は荒馬でみこしを警護。紀州からお供した数百人もその前後に連なった。長い旅の途中、「おにかべの郷」に仮宮を建て神霊を安置しました。東人は蝦夷討伐の祈願所として、鬼首山の8合目に室根神社を構え、仮宮から熊野神の神霊を遷宮しました。その遷宮した600年後の正和2年、1313年の9月に陸奥の守護職葛西清信が紀伊国牟婁郡新宮村から熊野神社の神霊を移して新宮を祀ったと、室根神社には本宮、新宮の二社があり、明治維新までは両社を区別していたが、維新後は合併し、室根神社として両社を祀ってます。熊野神社の神霊を遷宮したことで鬼首山を改め牟婁峯山となり、そのときのむろは東牟婁の牟婁です、峯山です。後に今の室根、室の根の山に書きかえたと。遷宮の日は養老2年の旧暦の9月19日で、うるう年の翌年であったことから、4年に一度、10月21日から23日の3日間、豪華らんまん、古式ゆかしく室根特別大祭が開催されます。祭事は熊野の神霊を遷宮するまでの物語を伝えており、当時の様子を固く継承するなど、ほかには見られない特徴を持っており、ふもとで行われる祭り場行事は、昭和60年、国の指定重要無形文化財に指定されています。この祭りが全国でも珍しいといわれるのは、祭りに奉仕する神役を含め、役割が代々と受け継がれているということです。これは室根のことなんですけども、本宮町とはかなりの交流を今でもやっておられまして、2月にも今度、室根山は一関市と合併しまして、市会議員さん以下、何人かが民間のロータリーですかね、その方も来られるんやということを本宮の振興局で聞いております。また、漁業の方でも大変深いつながりがありまして、この前、僕も一般質問しましたんですけど、それから行ってみてきました関係、いろんな書類がありました。それで熊野の神霊が到着して、712年に到着した後954年後ですね延宝3年、1675年、330年前、4月突然紀州からカツオの一本釣り漁船5隻が到着し、古館、屋号ですけど古館、鈴木勘右衛門さんに奇遇したと。そしてそのとき東北地方では見ることもできないカツオ留め釣り漁で毎日数百匹のカツオを釣ったと。この方法はイワシの生餌を用いてカツオを寄せ集めて釣る方法で、漁獲高はこの地方、東北地方で行われた旧式の方法とは到底比較にならないものであった。しかし、この漁に反対する人も現れた、この方法で釣られば零細漁民は生活権を脅かされるばかりでなく、食料の少ない当村に数十人の他国者が入り込んで食べられては食糧事情もますます悪化する、紀州者を追放し、かかる釣り方を中止してほしいと代官に訴え出た。これに対して、鈴木勘右衛門は、紀州から呼び寄せた5隻のカツオ釣り船は、村の恩恵にこそ慣れ、決して損害の与えるものではない。なぜなら、1日数十尾の水揚げよりも数百尾の水揚げが村のためになることは論ずることもない。2週間で釣ったカツオの分け前が一人当たり一両になって、いかに多額の水揚げだったか想像がつく。すなわち紀州流留め釣りが最良で漁獲高を増加させたいと希望を述べております。勘右衛門さん、鈴木さんいうんですけど、鈴木勘右衛門の偉大さは権力に屈せず、庶民の助けになり、ひいては藩のためになる最良の方法と信じて一歩も退かず断固として信念を貫いたことである。三陸地方のカツオ釣りは、太平洋を遡上するカツオ漁と秋口から南下する戻りガツオの漁である。だが工夫のない釣り方だったため、1日に釣れる量も極めて少なかった。そこで先祖を熊野地方にもつ鈴木家が紀州のカツオ釣り漁法を招いたことから、紀州熊野の三輪崎から5隻のカツオ釣り漁船が太平洋を北上して三陸唐桑の鮪立浜に着いたのだった。今から330年前のことである。僕の母親の方も漁師なんで、ひょっとしたら血を引いているかもわかりません。室根山の本宮や新宮神社の成り立ちから三輪崎の漁師が八丁櫨をこぎ、1,000キロを優に超えて陸奥の三陸のカツオの釣り方を教え漁業の振興に与えた功績ははかり知れない。広報、室根村最終号や唐桑町史、気仙沼市史の記述を見ても、先人のたくましさや心意気がうかがえ、感激を覚えるものであります。市長はこのことについて御存じですか、また、どう感じられましたですか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 かつて、元市の職員が議員らとともにこの唐桑を訪ねられたその報告書はさきにも読ましていただきました。またこの唐桑にしましてもまた本宮町と姉妹都市縁組みをしているかつての本宮町でありますが、室根村にしてみましても、熊野信仰のそういうつながりの中で深い縁を得さしていただいていることに、改めて我々のずっと昔の先人たちが交通も不便なときに、そのようにカツオ船やあるいは他の漁法も含めてこの沿岸の流れの中で、ずいぶんと広い範囲で活躍をして他の地域社会に寄与なさったんだということを思いまして、その先人の偉大さを今、忍んでいるところではあります。またこのような御縁が何十代も重ねた今日、相手方がそのことを銚子や気仙沼の市史の中でこの現在の市民にまであるいは町民にまで語り継いでいるということについて本当にある意味では、我々としてもとの行った先、もとの出身のところが割方、この市民も含めて教育の現場でもそうですが、あまり知られずに逆に訪ねていった先の方々が孫々として伝えていってくださっているということに、改めてこの新宮市の今日までの反省とともにありがたさを覚えているところです。これは決して我々のこれから後も語り継いでいかなきゃならないし、そのためのやはり深いつながりを改めて構築していくことが必要なんではないかと、このように今、思いをいたしているところです。



◆5番(屋敷満雄君) 

 僕も最新の一番進んだ漁法とか信仰とかこの地方にあったと、そういうことがやっぱりある程度、熊野についての歴史、背景、場所についてやはり、ある程度教育の場でも子供たちにでも何とか伝えてあげたい。僕も熊野いうて何やったんやろと、学生時代に熊野について教けてもらってたいう認識はないんですよ。熊野とは何やと、聞かれても果たして熊野三山、熊野川、熊野古道そういうこと、信仰もありますけども、そういうことをいうんかなあと思っとるんですけども、その辺について、熊野とは何やと、聞かれたらどういうようなことなんでしょうかね。詳しい、今日は山本さんおらんの、ちょっとこれに詳しい方ちょっとおりませんかね。



◎市長(佐藤春陽君) 

 熊野はいろいろ今まさに熊野学という一つの地域学、まさに地域学を超える範囲での一つの学術研究の対象にもなっておりますし、やはりその思いは、日本の宗教あるいは生活文化の一つのルーツであったということが我々の誇りであり、また熊野のこれまで我が国全体に対しても古代から寄与してきたそういう土地であると、そのように思っております。また、これまでもいろんな学者の方が申し上げていますが、単に学者だけでなく、熊野学というものがこの地域に今根ざそうとしているときに我々自身がこの熊野についての誇り教示を改めて市民一人一人のものにしていく必要性があるのではないかと、今そのように思っているところです。



◆5番(屋敷満雄君) 

 もう本当に、僕も寄せてもらって、遠く離れた東北の地で感じたことは、やっぱり熊野に対する望郷の念いうんですかね、そういう感じが本当に感じられましたですね。僕も学生時代大阪におったんですけど、やはり新宮のことは気になった、田舎のことは気になったと、やはりそういうことが向こうで感じられましたしね。田阪市長さんのとき、岸さんにもいただいているんですけど、そのときの気仙沼の市長さんが菅原雅氏元市長さんなんですけども市役所でお会いしまして、東北の漁業の振興からいろんなもんについて東北の私とこは大恩人や、熊野は大恩人のとこなんやでとおっしゃってました。ですからねやはり交流を深めたいと、友好関係を保ちたいと、これ次質問される前田賢一さんもよう関係深いんですけども、これ僕がちょっと調べただけでもですね、前田賢一議員さんがよう知ってる宮城県名取市の熊野三山神社もありますし、岩手県の室根山そうですし、蔵王にも熊野岳いう山もあります。それで青森県の下北半島の恐山信仰も熊野修験と比丘尼の関係が深いと、恐山のふもとのむつ市や東の通と書いて、東通村いうんですかね、ここにも東熊野神社があると、青森の岩木山も熊野の修験のかかわりがある、福島県の喜多方市には、新宮熊野神社ある、福島県檜枝岐村燧ヶ岳燧権現というのもある、そういうようにかなりの熊野のつく神社がありますんで、そういうとこの友好を深め、行く行くは、一番早いのは少年野球とか、少年サッカー、サッカーについてはヤタガラスがシンボルマークにもなっていることですし、そういうことを深めていけば子供を集めれば親もついて来ますし、来てもらったら市内のホテルへ泊まってもらえれば、また経済効果も出てくるんやし、そういうことをやっていただきたいと思いますんで、最後ですけど、市長さん、これについてスポーツ大会とかそういう熊野の神社にまつわる友好都市を結びたいという思いで思っているんですけども、最後に市長、どう思っておられますでしょうかね。



◎市長(佐藤春陽君) 

 今、東北と熊野の結びつき、知る人は知りますが、またこの市政としましても、市議会の非常に関心の深いまたそのことについて思いをかんがみる方々が現地を訪れたり、それなりの認識を我々にも伝えてくださりありがたいことだと思っております。しかし、これ市民全体の中でやはり交流を今後続けていく、その気運というのをまだ醸成できずにおると、そのように私自身思っております。一回真剣にこの室根やあるいはこの気仙沼やあるいは名取市や報告も聞いておりますが、ここらとの交流機会というのも今後継続的に広げていくようないい手立てを講じるべくこれから協議もし、研究もしていきたい、そのように思っているところです。



◆5番(屋敷満雄君) 

 行政だけやなくて、ライオンズクラブ、ロータリークラブというのは全国的に展開していますもんで、そういうとこへお手伝いもお願いしていけば必ず道が開けると思いますんで、今後とも頑張っていただくよう、よろしくお願いします。これで一般質問を終わります。



○議長(上田勝之君) 

 10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後3時12分

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△再開 午後3時22分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 一般質問を続けます。

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△前田賢一君



○議長(上田勝之君) 

 12番、前田賢一議員。



◆12番(前田賢一君) (登壇)

 一般質問を行います。

 さて、3月1日に和歌山県、三重県ともに県立高校の卒業式が行われました。多くの若者が進学に就職にとこの地域を離れます。また新宮にとどまりたいと希望する若者もおりますがその願いにこたえられないのが本市の現状でもあります。私もそうでしたが一度は都会にあこがれて行ったものの都会での生活もなかなか大変、そこで、故郷に帰りたい、親も帰ってきてほしい、しかしながら生活の基盤が確立できる雇用の場がないため、その願いがかなえられず悲哀を感じている人々が数多くおられます。有利な公共事業であれ、観光客であれ、近隣町村からの買い物客であれ、1番議員からのお話のありました都会からの年金生活者の移住であれ、流入人口、参加人口を獲得し、新宮市以外の金、すなわち外貨獲得策を積極的に展開し、経済の活性化を図らない限り雇用の創出もできません。今後生産性の高い若年層をいかに新宮にとどめるかによって新宮市の将来は決まってまいります。これ以上若者を流出させない、そうしてUターンの受け皿をつくることが政治行政の大きな努めであり、全雇用が最大の福祉との観点からも働く場の確保が本市の最重要課題であると考えます。そこで佐藤市長は、先般の市長選で七つの約束をされておられます。どれも市民生活に直結した重要な事柄であります。演説ではお話しされたと思いますが、文面では触れておられない経済の活性化、雇用の創出を踏まえた新宮市の将来展望にどのようなビジョンを描いておられるのか、お尋ねいたします。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 ただいま前段でお話のありました。いわゆる流入人口いわゆる昼間人口を増加させることは、議員ともども私の大きな施策目標であります。そのような中から経済、地域の産業振興はもちろんでありますが、我々が少しなおざりになっておった前一期目の市政の時の目標でありました文化観光都市づくりというのは変わらず、私の政策目標でございます。そういうような中からビジネスチャンスをふやしていく、そういうことの中で少しでも雇用の確保につながるようなそういう新しい観光産業やまたこれに付随する基幹の産業を関係産業を振興させていくというのが、新宮市のこれは重要な政策展望だとそのように思い、今もそのことのために一日一日のまた、一年一年のまちづくりの計画を含めて推し進めていきたいと、そのように思っているところです。



◆12番(前田賢一君) 

 雇用の創出には、観光産業の推進による観光立市の構築、あるいは医療福祉、介護の連携による雇用の創出、新宮港への企業誘致などが考えられますが、きょうは他産業に比べて裾野の広い雇用の創出の大きい観光産業の振興について質問させていただきます。

 観光産業は、21世紀の世界の主な産業の一つであり小泉総理も観光立国宣言を明確にされ、二階大臣も観光産業の振興により、元気を出せ日本、元気出せ和歌山を合い言葉に前進しようと言っておられ、木村知事も観光立県を提唱されておられます。佐藤市長も一期目から文化観光都市を提唱されておられました。観光の振興は商工業や交通機関サービス産業など、さまざまな分野において経済や雇用の波及効果をもたらすとともに、観光産業の大きな基礎的条件である労働時間の短縮や学校の週5日制の普及による余暇時間の増加等により観光分野における需要は今後ますます高まるものと期待されます。幸いなことに我がまちは文化的、歴史的、観光資源の宝庫であり、新宮城跡、水野家墓所の国史跡指定また世界遺産登録により、本市の観光立市構築に千載一遇のチャンスが訪れたと思いますが、市長の見解をお聞かせください。



◎市長(佐藤春陽君) 

 そのとおりチャンスを迎えていると思います。



◆12番(前田賢一君) 

 そこで新宮城復元と水野家墓所の整備について質問いたします。今年1月16日付け読売新聞の編集手帳の文面を少し紹介させていただきたいと思います。松の緑が鮮やかな皇居東外苑を歩いた。旧本丸跡に行けば巨石を積み上げた天守台がある。この上にはかつて高さ60メートル近い5層の天守閣がそびえ江戸の町並みを見おろしていた。だが、1657年の明歴の大火で焼失してしまった。その天守閣を今に再建できないか、しかも木造で。そんな構想が観光関係者の間で語られている。国際観光都市を目指すというわりには東京には目玉がない。外国からの観光客が江戸情緒を味わえるのは浅草ぐらいではないか。そこに新たな天守閣が出現すれば話題を集めることは確実だ。しかも木造であれば伝統的な建築技術の継承にも役立つというわけだ。実際木造で昔のお城を再現する例が地方で出ている。愛媛県の大洲城、静岡県の掛川城などは木造の味わいが受け観光客がひけも切らない。東御苑を観光資源に使うなどもってのほかと反発の声も出ようが、英国では女王が住むバッキンガム宮殿が観光の目玉だ。英兵の交代式には見物客が十重二十重だ。新築する天守閣前で大名行列を再現すれば、外国人観光客が日本の歴史を理解するのに役立つと関係者は夢を描く。それくらいしなければ観光客の国際的な誘致合戦に勝てないのかもしれない。失われた江戸城天守閣が復活する日は果たして来るのだろうか。という記事が出てました。

 次に約3年前になるかと思うんですが、当時近畿大学附属新宮高校の三年生で、今年確か早稲田大学の三年生になられるとお聞きしています生駒優香さんという方が商工会議所の作文コンクールで高校生の部で、最優秀賞を受賞した作文を少し紹介さしてもらいたいと思います。高校生の部最優秀賞。新宮の将来を予測する、心のよりどころのあるまち新宮を目指して。近畿大学附属新宮高校三年、生駒優香。先日、長野県の田中康夫知事が信州県構想を打ち出した。それについては賛成反対多々あるところだが、私は自分の県や郷里を何とか発展させたい、誇りの持てる故郷にしたいという知事の熱い思いを感じた。振り返って和歌山県はどうであろう、閉塞感が蔓延し、第一次産業を初め政治経済含めてあらゆる分野で希望や活路がなかなか見いだせない状況ではないだろうか。それは私たちのふるさと新宮も同じである。何を心のよりどころにしてこの困難な状況を乗り切ればよいのか、市民は真摯混迷しているのが現状である。長く続く不況がもたらしたこのような状況を打破するためには、もはやトップダウンを待っているばかりではだめだ。行政が、お上が何かをしてくれないか、あるいは何もしてくれないから、そんな寄らば大樹的な発想では現状の打破と地域の発展は到底望めない。今こそ市民の知恵とパワーを結集しボトムアップによって行政を動かし官民一体となった大きなベクトリをつくり、中長期的な新宮市づくりに着手すべきときではないだろうか。私はそのことについて一つのキーワードを提案したい。それは心のよりどころのあるまちづくりである。将来私たちの世代あるいは今の子供たちが大人になったとき、市民の誰もが共通の心のよりどころを感じるもの、そしてそれは新宮市を潤し、新宮市に活気をもたらし新宮市の真のシンボルとなるもの、そうした心のよりどころが今こそ必要だと考える。水野忠央の時代、近隣の諸地域は紀州藩によって治められる中、この新宮市とその周辺は新宮藩として独自の文化と経済圏を形成し繁栄した。その頃は官も民も独立の気概を持って生き生きと生活していたのである。今こそ私たちは当時の祖先の心に学ばなければならない。そしてその心を再び現在によみがえらせることが心のよりどころづくりの原点である。ではその心のよりどころを何に求めればよいのか、新宮藩時代の気概を今に伝え、新宮市のシンボルとして誰もが誇りに思い心を一つにできるもの、そして新宮市に潤いと活気をもたらすもの、それは丹鶴城しかない、丹鶴城の再建こそが新宮市再生の最後の切り札だと私は考える。しかし、丹鶴城を再建することは容易ではない。時代考証による図面の復元や建築費用等長年月の期間と莫大な費用がかかり多くの困難と労苦が伴う。しかし、それでも私はやるべきだと思う、官民が一体となり、みんなの英知を結集すれば、決して不可能ではないはずだ。姫路城、駿府城、熊本城、彦根城、城はその地域のシンボルであり、人々の誇りであり、心のよりどころである。また、城があることによる観光やPRの経済効果ははかり知れない。和歌山県側と三重県側の熊野古道が出会うまち新宮。近い将来世界遺産に登録される熊野古道と立派に再建された新宮城が相まって日本中に知れ渡れば、きっと相乗的な経済効果と恒常的な集客効果をもたらすに違いない。まさに潤いと活気に満ちたまちが現実のものになるのである。市民の誰もが見える高台に威風堂々と丹鶴城がそびえ、そしてその丹鶴城のもとで市民が心を一つにして、活気ある新宮市をつくり上げ、この地方の中核都市として、ますます発展している明日の新宮の姿を私は夢と期待を持って予測している。松風さわぐ丘の上の丹鶴城から遙かに眼下を見おろせば白砂青松の王子ヶ浜が太平洋にのぞみ、振り返れば神倉山と千穂ヶ峰の神々がおわすまち新宮、私はそんなまちにしたい。そして私はそんな新宮を愛し誇りに思う。こう書いてます。私はこの作文を読みまして、本当に感動いたしました。ふるさと活性化の第一歩はそこに住む住民、特に若者がこのまちはこのままでいいのかという危機感を持つことから始まるといわれています。ですからふるさと新宮の将来に危機感を持ち、このようなすばらしい提言をしてくれた若者がいたということに誇りを感じますが、市長、御感想はいかがでしょうか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この生駒優香さんというんでしょうか、この方の作文は非常に感動ものであります。また、ただいま見せていただきました読売の編集手帳、この記述につきましても、思うところたくさんございます。そのような中でやはりこの新宮市民の共通する認識といいますか、共感といいますか、それが一つのものとして丹鶴城跡もそうでありますが、ここに特に4月ごろからまた、鯉のぼりがあちこちでひるがえりますが、私もいつもあの城跡誰が建てるのか、吹き流しが流れている状況を見まして、白昼でありますけれどもきょうのような穏やかな日に、あそこに城が再現なってそれが市民のアイデンティティーとして新宮市政のあるいは新宮市民の共感の統一性というか、そういうものがあればどれだけ我々が同じふるさとに対する愛着を共有できるものかと、そのような思いを感じることもございます。



◆12番(前田賢一君) 

 次に、助役は確か水野藩士の子孫ですんで感慨ひとしおだと思うんですがね、新宮城復元に関して感想があればお聞かせください。



○議長(上田勝之君) 

 竹嶋助役。



◎助役(竹嶋秀雄君) 

 すばらしい新宮市についての提案をいただいていると思います。これにつきましても、今の県会議員をされております、須川倍行議員が委員長になられまして、2年間にわたって新宮城跡の整備検討委員会というのが14年6月に答申をされておりますので、それらの答申を受けてのこの提案だと思いますが前田議員につきましては新宮城について整備の方法、事業のスピードということで事業承認につきましては国交省、文部省どちらがいいんか、いろんな苦労もされまして、最終的には国指定をとったわけですけども、そういう中で答申をいただいておりますので、これらを再び今後の市政の方向づけに検討を重ねたいと思っております。



◆12番(前田賢一君) 

 収入役、感想あれば。



○議長(上田勝之君) 

 江川収入役。



◎収入役(江川忠雄君) 

 先ほどいただいた感想文なんですけれど、これで高校3年生の女子ということで大変興味深く見せていただきました。その文面の中で新宮市について、将来私たちの世代あるいは今の子供たちが大人になったとき、市民の誰もが共通の心のよりどころを感じるもの、新宮市に活気をもたらし、新宮市の真のシンボルとなるもの、そうした心のよりどころが今こそ必要だと、このように強調しておられます。私も同感だと思います。



◆12番(前田賢一君) 

 次に先ほど助役から新宮城跡整備検討委員会の委員長、今の須川県議ですが、きょう県議が傍聴に来ておられますけども、平成15年9月定例会で、観光振興について質問いたしております。新宮城跡の整備、天守閣復元、水野家墓所の整備、不老長寿の丘徐福ランド構想、高田での薬草薬木の里づくり、観光条例の制定、観光士制度の設置などについて、一般質問されました。知事からの答弁の要旨ですが、非常におもしろいアイディアであり、非常に夢のある構想である。それぐらい思い切った発想の中で観光振興ということを考えていく時期にきていると思うので、私もそういうことをどんどん参考にして考えていきたい、との答弁がありました。また新宮城と水野家墓所の質問には小関教育長から、新宮城跡と水野家墓所についてでございますが、平成6年度からの城内の発掘調査で多数の炭納屋群の遺構が確認され、近世大名の経済的力を研究する上でも重要な城郭跡と評価されております。また水野家の墓所は初代から10代まで歴代城主の墓碑が同一場所に建立されて現存しており、歴史的価値の高いものであります。こうしたことから去る8月27日新たに国の史跡に指定されたところです。新宮市教育委員会では、史跡の恒久的な保存とまちづくりや観光資源としての価値を図るため、来年度から保存管理計画の策定と整備事業に着手する予定でありますと。今後、本丸水ノ手郭の石垣の修理や墓所の整備について県教育委員会として学術的技術的な指導援助を行うとともに、国に対して事業の採択を強く働きかけてまいります。また天守閣等の復元につきましては、新宮市の計画を確認した上で、国の史跡に建つ建造物となることから、国との調整を図りつつ、必要な古図面等の資料収集調査に協力をしてまいります、との答弁がなされました。新宮市のやる気次第で、県は積極的に協力するということを約束してくれたものと思います。そこでですけども観光客の誘客の要因は、一に温泉、二に城といわれてます。新宮城は石垣が国宝級、和歌山城よりかは小粒だが完成度の高い城、大阪と江戸との回路の要衝として徳川幕府がつくった城ではないかと、また軍港と炭納屋群すなわち、経済施設を兼ね備えた日本で唯一の城であると、高い評価もいただいております。文化庁からも新宮城跡は日本国の一級遺構遺跡である、ぜひ国の史跡にさしていただきたい。最大限のサポートができるとのお話もいただいております。また当地域にはすばらしい温泉はたくさんありますが、ないのはお城であります。必ずや広域観光の観点からも相乗効果が出るものと思います。中心市街地活性化またまちなか観光にも大きな効果が期待できるものと思います。新宮市のみならず当地域の観光の起爆剤として、また住民のシンボル心のよりどころとして、今こそ新宮城天守閣復元に向かって官民一体となって取り組むべき時期であると考えますが、以上、新宮城復元の必要について一生懸命話をさせていただきました。市長の前向きの答弁を期待します。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 かつて前市政を担当さしていただいておりました多分平成12年5月だったと思いますが、新宮城跡の検討のための特別検討委員会をつくっていただきまして、有識者及び市議会議員の一部もこれに構成メンバーとして入る中で、14回ほどの検討会議、その中から答申もいただきました。基本的にはこの答申を尊重しながら、前任のときにも短期的、あるいは中期的構想あるいは長期的構想、このプロセスを経て、質的に今はこの城跡を整備していくべきだと、そのような考えの中で実行もいたしてきた次第であります。短期整備計画はほぼ全部完了というわけではありませんが、ほぼ実現できたと、そのように思っています。中長期構想として今後、天守周辺の天守台石垣の復元、あるいはまた出丸の広場の整備、また松の丸の石垣の補修や安全柵、照明設備、このような中期構想にこれから着手していかなきゃならん、そのように思います。長期構想も三番目の長期構想の中では目標としては、天守閣復元ということを目標としておいているわけでありまして、これは重く受けとめ、そのような整備に向かったプロセスをこれからも積み重ねていきたい。また、そのために市民の気運をどう高めていくか、これからの大きな課題でありますが、当然商工会議所等も毎月一遍定例の会議も開いておりますし、いろんな関係者の方々、ライオンズやロータリーやあるいは新宮市の経済界の有力な方々何よりも市民全体の合意づくりのためにどのようなこれからのプロセス計画を積み重ねていったらいいのか、十分この進行管理には留意して当たりたい、そのように思っているところです。



◆12番(前田賢一君) 

 この答申書の中で、城閣の復元に関してという記載がありますけども、その中で天守閣復元に対する具体的な取り組みは、新宮城跡復元検討委員会的な組織を構成し、資料収集、市民啓発、復元への調査、復元整備計画への調査、天守閣の設計の調査、募金活動等について研究実施していくこと、というふうに書いているんですが、市長、この新宮城復元検討委員会を立ち上げる時期じゃないんですか、どうですか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この議会終了後、このことは課題にして我々幹部会の議題とし、いつごろこのような立ち上げを図っていくかということについては協議してみたい、また協議を進めたいそのように思っております。



◆12番(前田賢一君) 

 先ほどの作文を書かれた生駒さんも市長のこの答弁を聞いて喜んでおられることと思います。そこで新宮城跡整備にかかわる文化庁国交省の所見概要がありますがこれは市長、報告は受けておられますね。この中で文化庁の指摘なんですけども、新宮城跡は石垣がきれいに残っているんでね、川、まち中から見て石垣がきれいに見えるようになればもっと感じが違うと、特に船着き場の遺構は非常に立派なものであるということですから、樹木を伐採して、もっと石垣を見えるようにせんといかんのじゃないんですか。それと船着き場、ここの整備は今、どのくらいの進捗状況なんでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 和田文化振興室長。



◎文化振興室長(和田隆君) 

 今、水ノ手郭の炭納屋群のことだと思うんですけども、実質、今、奥の方からやっと石垣を修復してきているというような段階で、18年度においてはほぼあそこの面が整備されるというふうには思っております。



◆12番(前田賢一君) 

 18年度に終わるん。



◎文化振興室長(和田隆君) 

 炭納屋遺構の部分については、前々から指摘を受けているブルーシート等大変見苦しいというふうな格好の中は整備されるという予定でございます。



◆12番(前田賢一君) 

 樹木の伐採は、もともとあういう木はなかったんですよ、あの城には、このまま放置しておくと根が張ってますます石垣にダメージを与えるんですよ。丹鶴城整備基金これは指定基金ですからこれを活用すべきやないんですか。今はもう利子もつかんのですから、どうですか。何回か言っているんですけどね、一向に行動に移してくれないんですよ。5番議員がちょっとぼやいていましたが、そのとおりだと思います。



◎文化振興室長(和田隆君) 

 確かに、ただ先ほど樹木がなかったというようなお話なんですけども、丹鶴城の中にはやはり樹木は・・・・。



◆12番(前田賢一君) 

 余分な樹木が石垣をね、見えるの遮るような樹木はなかったはずなんですわ。そうでしょ。石垣に害を与えるような樹木はなかったということなんですよ。



◎文化振興室長(和田隆君) 

 そのとおりでございます。



◆12番(前田賢一君) 

 だから整備基金取り崩して、まず石垣が国宝級といわれているんですからそれを見せるように取りかかっていただけますか、ということを今、言っているんですけども。



◎文化振興室長(和田隆君) 

 このことについては、先ほども言いましたように、幹部会等通じて今後検討していきたいと思います。



◆12番(前田賢一君) 

 市長わし無理言いやるかい。石垣見せよいうて文化庁もこれ言うとるん、なぜそうしますと言えんの。基金もある、基金置いといても仕方ないで。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 無理を言ってるとは思いません。私も2年半不在にしていましたのでその間どのように、それは城跡の質的な整備というものは、高めるための、それは進めてきていただいたと、そう評価もし思っておりますが、これから今言いました石垣がよく見えるように、特にそれに害を与える樹木の伐採等は当然必要なことかと思いますんで、難しい話ではないとそう思っています。今言いましたように教育委員会と十分な協議をしてまいります。



◆12番(前田賢一君) 

 文化庁もそう言ってますしね、市民の多くがね、やっぱり石垣をもっと見えるようにしてほしいと、修景整備にもピッチ上げて整備してほしいと、いうことも言っておられますんでね。それと、この文化庁の指摘で炭納屋群ですね、これがやっぱり経済センスを兼ね備えた日本の城ということで、この炭納屋群の復元、これは年次的にはどうなっていますか。



○議長(上田勝之君) 

 和田文化振興室長。



◎文化振興室長(和田隆君) 

 ここの方につきましては、何か見せるような形のものを考えていきたいと思っておるんですけども、もともとあったような大きな炭納屋群をそこに復元というのは大変難しいかと思っています。



◆12番(前田賢一君) 

 今、企画課長の中岡課長が秘書におったんやね。



○議長(上田勝之君) 

 中岡企画調整課長。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 市長公室です。



◆12番(前田賢一君) 

 そのときに須川委員長と当時の自分ら文化庁記念物課へ行ったね、そのときの話で、松阪城までその取り壊される前の写真があるということで、期待を込めて新宮にもひょっとしたらあるんやないかと思って調べた結果が、なかったということがあるんですけども、その城マニアというのが昔からおったんで残っている可能性もあるかもわからんので紹介しますということやったね。あれから追跡調査してないんやろな。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 その後国史跡の指定を受けてまして、担当が今の文化振興室に変わりましたので、それには対応してございません。



◆12番(前田賢一君) 

 そういうことなんですよ。ですからそれもあわせて文化庁に紹介してもらうなりなんなりして、追跡調査してください。公的な機関というのは大体探したんですわ、宮内庁の書陵部、防衛研究所、もちろん国立国会図書館ね、そこには正保の絵図はありましたけども、やっぱり建築指図とかそういう立面図がありませんのでね、それとか写真があれば文化庁の方も許可は簡単に出してくれると思いますんで、ぜひ、調査をしていただきたいと、県の方も県の教育委員会も、古図の収集とかそういう資料集めには全面的に協力するというふうに約束をしていただいているんですから、県の教育委員会行くんやったら綿密な打ち合わせをして文化庁との協議に当たっていただきたいと、そのように思いますがいかがでしょう。



○議長(上田勝之君) 

 和田文化振興室長。



◎文化振興室長(和田隆君) 

 新宮城につきましては、本当にこれから長い時間かけて復元していかなければいけない、あるいは保存していくというような形になろうかと、ただ私ども担当課の方では、ここ2年余りの間浮島あるいは世界遺産の関係の高野坂あるいは神倉山、こういうのが全体が重なってきたという構築関係があったということで、県の方につきましてもそうなんですけども、新宮城だけ一本というような形ではなかなか予算配分はいただけていないというようなことがあります。これ18年度で浮島の方もほとんど終了されるという形になりますので、今後、県の方とも密接に連絡を取りながら、予算獲得に努めたいというように思っております。



◆12番(前田賢一君) 

 文化庁の記念物課に行ったときにね、中岡課長がこれは新宮市の将来展望活性化をかけてする事業と、失礼だが国交省に比べて文化庁は予算が少ない天守台の石積みに5年も10年もかかるようでは困るという話をされたんですよ、確かそうでしたよね。



○議長(上田勝之君) 

 中岡企画調整課長。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 そのようなことらしいことを述べさせていただきました。



◆12番(前田賢一君) 

 その折りに、いや予算は少ないけども集中投資させてもらいますと、最大限の協力をさせてもらいたい、という答弁も引き出しているんですからね、これは証人が何人もおりますから。やっぱりそれに沿ってもっと文化庁とも綿密に打ち合わせをして、一日も早く城閣の整備ができるように努力してください。



◎文化振興室長(和田隆君) 

 私も文化庁の方へ行かせていただいているんですけども、確かに高い石垣等の整備等も言われております。水ノ手等の町内等の史跡拡大等も早急にと、なかなか進んではないんですけども、こちらの方も史跡拡大をお願いして、買い上げという方向にも文化庁の方もゴーサインをいただいております。



◆12番(前田賢一君) 

 市長、人数ちょっと少ないんと違うかこれ、文化観光都市を目指すわりに。観光産業、主たる産業と位置づけるわりには、今言うたでしょ、あっちもこっちもあるんでなかなか進まんと、どっちつかずになるんと違う、このままいったら、市長どうですか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 実体はよく自分でもこの機構を含めましてよくわかってると自分は理解しております。今度の4月の新しい事業、またそれから継続していく事業もありますし、そのような中で、限られた職員数でありますが、有効な、また適材適所の人員配置というものは、これからのことですからその辺を考えていきたい、そのように思っています。



◆12番(前田賢一君) 

 掛川のね、前市長の榛村さん新宮へも文化講演会の講師で来ていただいたんですけども、その方も新宮城跡に御案内したんですよ、そしたらすばらしいなあロケーションがいいなあと、ここは徳川の城やからというふうに絶賛してました。今後、数多くの困難なことに遭遇すると思うんですよね、図面がない、写真がないという現状ではなかなか文化庁も簡単には許可しない。しかしながら最終のことはさておき、どっかにあるはずなんですこれ。城を修復すれば必ず幕府に届けるんですから、その収集にやっぱりもっと多方面から公的な部分ばっかり当たるんじゃなしにねもっと知恵を絞って探せば、見つかるんじゃないですか。白河の小峰城なんかは、思いもかけない民家から図面が出てきたらしいですよ、それで忠実に復元したということがありますんでね、一日も早く立ち上げて資料収集まずね、どういう方法で市民の合意を得られるかというようなことも併せて、検討していただきたいと思うんですね。最終の場合はどうしても資料が見つからなと、図面が見つからない、写真が見つからないという場合は、正保の絵図という配置図がありますし、発掘調査と時代考証で日本城郭協会あたりに頼めば忠実に復元できるんですね。復元の第一人者も竹林舎いいますかね、ここなんか大洲城見学に行ったときにちょうどそこの社長とお会いしたんですけども、その社長も何回も新宮の城跡見に来てますよ。将来、図面設計さしてくれるんやないか、という期待があるんじゃないですか。そういうことですんで、上杉鷹山講じゃないですが、成せば成る成さねば成らぬ何事も、成らぬは人の成さぬなりけりと、そういうことですから、何とか頑張りましょうよ、市長、力合わせて、どうですか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 大きな課題です。ともどもに協議もし、また、これからの進める中でも、議員にもぜひ力になってもらいたい、そのように思っております。



◆12番(前田賢一君) 

 よろしくお願いします。次に水野家墓所の整備についてお伺いします。この水野家墓所が新宮城跡とともに国の史跡に指定されたことは、新宮市と熊野にとりまして画期的なことであり大きな喜びであります。ライオンズクラブから門扉の寄贈をいただき、水野家顕彰会が毎月第3日曜日に墓参と清掃を15年間にわたって行っており大変きれいになっております。水野家の菩提寺は四ツ谷戒行寺と鎌倉光照寺、そして新宮の本広寺でありますがこの鎌倉光照寺は寺ごと岩手へ移転し今はありません。戒行寺にも墓はなく過去帳だけであり、水野家の墓所としては新宮市だけであります。一昨年は広島県福山の水野家ゆかりの方が約50名、水野顕彰会の顧問でもあり、新宮水野家の14代名代でもある遊木水野家当主、水野勝之氏の案内で墓参に訪れましたが、そのほかにも水野家ゆかりの方々が墓参に訪れておられるらしく、私、先般偶然に広島から来られた4名の方とお会いいたしました。その方たちから、きれいにしていただいてありがとうございますと、御丁重なあいさつをいただき、清掃道具を買う際の足しにしてくださいと、寸志をいただきました。墓が新宮にしかないということで、水野家の方々の心のよりどころとされておられることと思います。水野家から無償贈与していただいた貴重な文化遺産を今後とも守っていかなければならないと感じた次第です。そこで墓所の整備計画についてお尋ねいたします。これは、国史跡指定前ですが、平成13年5月に、新宮市教育委員会が水野家墓所保存管理計画書案なるものを出されております。これはすばらしい計画書なんですね、しかし、進捗状況がもう一つやと、人的なもん金額的なもんもあるんでしょうけども、今平成18年ですから、約5年前。水野家墓所の国史跡指定は平成15年かな、それでももう3年目になりつつあるわね、この整備計画に基づく現在の進捗状況と問題点というのがあればお答え願いたいと思います。



○議長(上田勝之君) 

 和田文化振興室長。



◎文化振興室長(和田隆君) 

 確かに議員、いわれるとおり、整備計画が進んでいないというのは確かです。というのは、新宮城つけたり水野家墓所というような位置づけの中で国指定が議員御指摘のように平成15年8月に国の指定を受けております。その後私ども整備計画の中では、新宮城の方には確かに予算がついてると、この計画の中でなかなか水野家墓所の方についていないと、いうような形の部分が計画もきっちり上がってない、というのは私どもの本当に大変申しわけない部分なんですけども、これから18年度でいろいろな事業がある程度一段落した時点で、私ども少なくても水野家墓所の灯籠というんですか、こういうものがかなり壊れておる、こういうものをいかにどのような形で直せるのかというのをこの18年度19年度ぐらいで研究させていただきたいというように思っております。



◆12番(前田賢一君) 

 今室長から灯籠の話が出ましたがね、山の斜面にたくさん落ちているんですよ。水野顕彰会の方で山へ下りてて確認して印しつけてるんですわ。ですからこれを早急に引き上げて、復元のために管理保存すべきと思うんですけどいかがですか。



◎文化振興室長(和田隆君) 

 御指摘のとおりだと思っております。



◆12番(前田賢一君) 

 以前から要望のあった駐車場あるいはトイレ、休憩所やベンチ、外灯、この計画はどうなってますか。



◎文化振興室長(和田隆君) 

 この計画の中にありますトイレというのはまだ検討課題に入っていませんが、駐車場については私どもも以前から国道側等の入口というんですか、こちらの方を当たったという経過もあります。ただなかなか国道からの入ってくる段差があったり、或いはお願いしているところが、ここだけではというようなお話もあってその後進んでいない状況でございます。



◆12番(前田賢一君) 

 この保存管理計画書の中に墓所の現状と課題というのあるんですけどね、ここに書いているんですよ各墓碑の配置図と歴代城主を解説したもの。この配置図は最近できましたよね国史跡指定になってから。でも歴代城主のエピソードなどを書いたやつはまだないですね。またトイレや休憩ベンチ、外灯などの便益施設、施設も整備されていないと、観光スポットとして修景整備が望まれるといろいろ書いてますね、すばらしい計画書だと僕は評価しています、このとおりやればね、スピードアップして。予算もしっかりとってきてくださいよ。文化庁も新宮城跡と同様すばらしい国の史跡やと言ってるんですから、もう何回も見にきてますよ、墓も。それで一つよろしくお願いしたいと思います。八甲田山の雪中行軍で亡くなった12代ですが、水野忠信陸軍歩兵中尉の葬儀の写真があります。議長室に置いてますけども、あれには灯籠もちゃんとその当時のまま写ってますんでね、写真があるんですから史実に忠実に復元できますから。一つ気合いを入れてやってください。以前本市へ講演に来ていただいた百済の里づくりを展開し、西の正倉院を復元した宮崎県南郷村の田原村長さんをして、すばらしい歴史的文化的遺産であり、新宮市の大きな観光資源であると、のどから手が出るほどほしいと、いわしめた新宮市の貴重な文化財、水戸宰相島津斎淋に匹敵する名君といわれた幕末の英雄水野忠央公の眠る、また文化庁も新宮城跡同様高く評価しているこの墓所を一日でも早く整備復元をし、歴史と文化と観光のまちにふさわしい大切な文化財としての価値を一層高め、後世に伝えなければならないと考えますが、市長の見解を求めます。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 新宮城跡とこの水野家墓所はまさにセットであります。そのような中で国の史跡指定もいただいているわけでありますから、我々の責務はこれをしっかり整備復元していくその流れの中で一歩一歩事業を進めていくことだとそのように思っています。またそのようにありたい、そのようなこれからの継続でありたいと、今思っているところです。



◆12番(前田賢一君) 

 よろしく。次に徐福と天台烏薬についてお願いします。



○議長(上田勝之君) 

 10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後4時08分

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△再開 午後4時15分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 一般質問を続けます。

 12番、前田賢一議員。



◆12番(前田賢一君) (登壇)

 それでは質問を続けます。

 徐福と天台烏薬について、お伺いします。

 徐福さんは観光立市を目指す上で、国内外から観光客の獲得という観点からも大変貴重な観光資源であります。そこで16年度の徐福公園の来場者数、国外国内に分けて、わかれば教えて下さい。



○議長(上田勝之君) 

 上野山商工観光課長。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 16年度でございますが、全体で約5万人、その内の40%の2万人が外国の方でございます。



◆12番(前田賢一君) 

 この外国から台湾、香港、中国、在日華僑ですね、特に在阪華僑が多いと思うんですが、その分類は難しいんでしょうね。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 そこまでは現在把握してございません。また今、手元にも資料ございません。



◆12番(前田賢一君) 

 国内からはどの地域から来られる方が多いですか。バスのナンバーからでも多少わかるんちゃうの。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 手元に資料がございませんので、後ほどお届けいたします。



◆12番(前田賢一君) 

 ついでにまたあとで教えてください、あとで結構ですから、売店の売り上げとね、何が売れ筋なんかと、もっと日本的なものをね、40%が外国から来てくれてるお客さんですから、もっと日本的なものを販売するべきであって、商品構成に工夫が必要ですね、どうですか。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 商品構成に工夫が必要であるという指摘は前回からも受けておりまして、私どもも研究をしているところでございます。なおかつ引き続き改善改良に努めたいと思います。



◆12番(前田賢一君) 

 新宮市出身で現在京都で鍼灸院を開業しておられる西岡正浩氏という方がありますが、この方は民間の立場で10回ぐらい徐福村を訪問して交流を深めておられる方であります。この資料を私のとこに送っていただいて、いろいろと意見交換もさせていただいてるんですが、市長、佐藤春夫先生が徐福を敬いつくった徐福の船という詩、うたいうんでしょうか、これを御存じでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 存じ上げています。今ここでそらんじよと言われてもちょっと文面を正確に記憶しているわけではありませんが、その詩は存じ上げてます。



◆12番(前田賢一君) 

 かなり長いですからね、西岡氏いわくですは、この佐藤春夫の徐福の船は新宮を中心とする熊野の財産と思ってると、徐福の墓に日本語、中国語で代理石版に刻み込み、遠来の客に知らしめるようにしていただきたいとの、強い思いを持っておられますが、市長、いかがでしょうか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 公園は当然、市内から市民から構成なる徐福協会が運営に当たっていただいておりますが、近くまた理事会、役員会もあるでしょう。一度それなりにただ今ありました提案については問題提起というか、御提案というか、してみたいとそう思っております。



◆12番(前田賢一君) 

 西岡氏がね最近、佐藤春夫先生が忘れられつつあるんではないかと、文豪であり、望郷の詩人、新宮市の名誉市民でもありますよね。もっと顕彰すべきやないかということをおっしゃってます。徐福公園の今、滞在時間は少ないと思うんですね。ですから少しでも滞在時間を延ばすというためにもぜひ、この徐福の船の代理石版刻み込みを前向きな検討をお願いしたいと思います。それと、昔徐福の墓を中心にして北斗七星の形で7人の重臣の塚があったということですが、現在は塚町だけですね。ここも昨日も見に行ってきたんですが、かなり老朽化して整備が必要であると思います。これは今どこが管理しているんですか、そしていつごろどこがつくったんですか、あの塚は。



○議長(上田勝之君) 

 上野山商工観光課長。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 大正に青年会がつくられたという形で私の方は把握してますが、現在は地元の方が祭っておられるという形で、特にどこどこという形ではないような形で把握をしております。



◆12番(前田賢一君) 

 これも整備に向かって、徐福協会あたりで検討していただきたいと思いますね。この7塚ということは7人の重臣ですよ、それが徐福の墓を中心にした北斗七星の形にあったということなんですが、これ奥野先生にもお聞きしたんですけど、はっきりした場所がわからないと言うんですよ。市役所ではわかりませんわね、当然。まあまあいいですは、ですから、それを復元できればね、スタンプとか何んかを押しといてですよ、7人の重臣の墓に参ると、7日寿命が延びるというような仕掛けもできるわけですから、滞在時間の延長にもつながると、そういうこともありますから、これも徐福協会の方で、調査研究するという提案をしてください、よろしいですか。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 徐福協会の方で研究してみたいと思います。



◆12番(前田賢一君) 

 徐福さんはね、海を渡ってきた人ですよね。ですからその海の見える高台に越前観音クラスの徐福像を建立したらどうですかという提案です。今年ですかこれ、昨年ですかね、港観光交流促進プロジェクトモデル港ということで、全国で10港の一つに指定されてますしね、飛鳥とか豪華客船も、今新宮港に入っているんですから、海からのお客さんを迎えるというシンボルにしてはどうでしょうか、市長の考えをお聞かせください。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この提案は今、初めてお受けしました。かつて徐福関連の伝承を持った自治体、東北の小泊だったと思いますが。大師のときにこの方々の何もないんで、我々の願いはこの港の見える丘に航海の神様だと、その徐福像をそれこそ海上から灯台側に見えるようなそういう徐福像を建てたいんだということの話を印象深く聞かしてもらったこともあります。直ちにそのことが実行できるかどうかわかりませんが、非常に参考になる御提言だと、そのように、今受けとめているところです。



◆12番(前田賢一君) 

 観光バス駐車のスペースを確保して、食事や土産物を提供する休憩所徐福の整備いわゆる不老長寿の丘構想に具体的に取りかかってはどうかと思うんですね。場所は今の焼却場の跡地も候補の一つでしょうし、僕はもっと高台の東高森あたりがいいと思うんですが、高森の坂本さんという方が私とこへ訪ねてこられまして、この徐福の丘構想についていろいろと意見交換したんですが、この方は今の高森がいいんだと、徐福像を建てるスペースもすばらしい所があるんだと、いうふうにおっしゃてますし、今後、そういう検討会的なものも立ち上げてする値打ちがあるんではないかと、今、速玉大社へ来た観光バスが駐車場がないためにね観光バスがとまる、素通りですわ、みすみすお金儲けを逃しているようなもんですからね、道の駅構想も今、ちょっと出てきていますけどもはたして、どれが一番新宮のためにええんかと、いうことを早急に研究することも必要やないかなと思います。そういう施設ができれば国際観光の面からもすばらしい観光資源ができると、そのように思いますんで、ぜひ前向きな取り組みをお願いします。

 次に、天台烏薬について、まず新新宮市の木に天台烏薬を加えていただいた市章等選定委員会の委員各位に敬意を表したいと思います。天台烏薬の商品化については、もう17、8年になりますでしょうか、同僚と市役所の職員各位ともども、徐福茶の売り込みあるいは御意見を拝聴しにハウス食品、朝日飲料、武田薬品、新東亜交易、ポッカコーポレーションなどを訪問しましたが、各メーカーの反応は大体同じようなもので、アイディアといい歴史的背景といい、天台烏薬というネーミングといいすばらしいと、しかし東京大阪で、あるいは大阪で徐福、天台烏薬を知っている人はごくまれでしょうと、徐福も天台烏薬も売れ商品も売れでは、メーカーは荷が重いと。徐福天台烏薬を自治体新宮市の力で全国区にしてくださいと、そうすればこの商品は売れるでしょうということです。そこで取り組んだのが、8番議員の下地議員が当時観光課長でしたんで、日本一の歓迎門をつくろうということで取りかかったのが徐福公園の整備と楼門の建設で香港徐福会あるいは台湾徐氏宗親会、在阪華僑の皆さんに大変お世話になったということであれができました。以前は徐福さんが求めた不老長寿の霊薬というイメージ商品でしたが、今月25日に商工会議所で講演をいただく岡山大学名誉教授の森昭胤先生、活性酸素の消去作用効果、また岐阜大学の医学部湊口助教授、藤原教授による狭心症、肺ガンの抑制効果等の研究が発表され天台烏薬の効能が科学的に証明されつつあります。そこで現在天台烏薬を使った商品、民間の方がかなり開発されておられますが、どれぐらいの商品があるのでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 上野山商工観光課長。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 製品的には約11種類ございます。まず徐福茶、あるいは徐福の精、それからワイン、徐福ロマンあるいはお菓子、徐福のゼリーあるいは長寿梅、あるいは天台烏薬を使ったパン等々でございます。なお一部化粧品等の試作等も今行っているところでございます。



◆12番(前田賢一君) 

 徐福協会の会議の内容が紀南新聞に掲載されましてね、愛知県の会社が化粧水を開発しているという話がありましたんで、課長にお聞きしました。これどういう会社というのはあんまり発表してほしくないということらしいですね、特許とかそういう関係で、これはしかしどうゆう経過でその会社が化粧水の開発をするというふうなことになったんでしょうか、その動機はかまんでしょ、別に事情は。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 NHKで天台烏薬のことを知ったということで、ある程度半信半疑でその活性酸素を測定したところ、信じられないような数値が出た、驚異的な数値でという表現をしておりましたが、そこからいわゆる化粧水というのは、活性酸素を消去することについては非常に有効な分野でございますので、その試作品を今、取り組んでいるところだということで、新宮市に見えておられました。



◆12番(前田賢一君) 

 以前に森先生にお聞きしましたら、活性酸素というのは老化のもとですから、肌からの吸収が一番よいんだというふうにおっしゃってました。そういうことからいうと、入浴剤かなんかもいいわけですね、今入浴料というのを使っていますけど、はっきりした入浴剤、この会社そういうことは考えておられませんか。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 担当の話では、いわゆる化粧水の形でまず、先行したいと、これも少し時間のかかる話ですけども、その上でそれがいいのであれば、もともとこの会社も入浴剤等にも手がけている会社でありますので、その方面にも研究してみたいと、こういうお話でございました。



◆12番(前田賢一君) 

 いずれにしましても、今からの展開というのはおもしろい展開ができるんじゃないかと思うんですけどね、ただ、丹精込めた茶葉を送るんではなく、やっぱり新宮市の活性化をかけた事業ですから、徐福さんの魂の宿る天台烏薬の群生するこの新宮の地で生産形態をつくってくださいよと、あくまでも雇用創出、経済活性化の観点、それを頭に入れてメーカーと交渉してほしいですよね、どうでしょうか。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 まだ試作品が完成したというわけではございませんが、最終的なもしそういう方向で進むのであれば、市のもので完成し、なおかつ継続的に、そういう売れるということが見込めるのであれば、その制作過程においては、今議員が言われた線をもとにして折衝したいと考えます。



◆12番(前田賢一君) 

 私の友人の娘さんが東京のメディカルトレビューンという医学情報誌の会社に勤めているんです。先般取材で岐阜大学の藤原教授を訪れた際、新宮出身ということもあり、天台烏薬の講演にも来ていただいてますから話が盛り上がったということであります。湊口助教授も呼ぶというふうに電話をかけてくれたんですけども、助教授はちょうど診察中で会えなかったらしいんですけどね、すごい優しい対応をしていただいたということなんですね。湊口先生は御承知のように新宮市出身の方、藤原教授は若いときに和歌山の日赤に勤務されておられて新宮にも大変愛着を持っておられる方で、天台烏薬を何とか世に出したいという思いで取り組んでいただいていると思います。徐福天台烏薬を世に出すのは、新宮市の責務ではないかと、そのように思います。二階大臣にも以前から徐福あるいは天台烏薬の件に関しては積極的な御協力をいただいております。今後とも森先生、湊口助教授、藤原教授との連携を密にし、一層の協力が得られるよう、市長のトップセールスに期待したいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この天台烏薬いわゆる集団産地化を目指すそういう植え込みもしておりますし、議員御指摘のとおりだと思います。努力してまいりたい、これからもそのように思います。



◆12番(前田賢一君) 

 いつだったですかね、朝日新聞の一面に肺ガンの抑制効果があるという藤原先生、湊口先生の研究成果を発表していただいたことがあるんですね。その折りに徐福公園の天台烏薬の関係の商品が爆発的に売れたと、いうこともありますから、やっぱりメディアを上手に使うということが徐福天台烏薬を全国区にする最大の方法やないかと思うんで、市長何とかトップセールスしっかりやっていただきたいと思います。

 次に、門前町形成と川原家の復元についてお伺いします。この外貨獲得策を展開し、市経済の活性化を図るためには、速玉大社への門前町形成は必要不可欠であります。市長は選挙の際、これらについて話されたと記憶しておりますが、これに関して、どういう構想をお持ちでしょうか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この速玉大社から新宮城跡あるいは浮島の森、さらにまた足を延ばせば西村伊作記念館、この通りは新宮市の観光都市づくりを目指していく中でのまさにメインの通りだと、そのように思っています。この門前町のない新宮速玉大社の状況は非常に新宮市のまちづくりの一つの欠点ではないかと、このような思いもあります。ですから本町を通じて城跡あるいはまた登坂を越えた伊作記念館さらにまた、方向は少し違いますが新宮市民病院の跡地一角のいわゆる浮島の森の整備、これは一体性を持った通りとしての整備を進めていかなきゃならないですし、今回は特に42号の国道が1.2キロ、電線の地中下事業がいよいよ今年から始まるということで、少し方向が違いますが、このまちなみ整備の景観保持という面では大いに期待をかけているところです。あとは行政のまちづくりの手法の中でこの今の市民会館この一帯、あるいは学校統合の問題を含めたそういう兼ね合いの中で、どうこの青写真を描いていくか、そのためにどのような進め方をしていくか近々の今、差し迫っての新宮市の大きな課題だと、そのように思っております。



◆12番(前田賢一君) 

 駐車場を整備して観光客の皆さんに歩いていただくと、大鳥居をくぐって参拝していただくと、そうすれば自然に土産物店いわゆる門前町が形成されると思うんですよね。ひいては雇用の創出、まちなか観光、中心市街地活性化、これにもつながると思います。そのためにも市民会館をどうするかという結論を急がなければならない時期に来ているんじゃないですか市長。先ほども議論がありましたが、やっぱり滞在時間を延ばして一泊していただける観光コースを設定するということが新宮市の経済にとって大きく左右するんですよね、日帰りと一泊では落としていただけるお金の額が違いますから。今大王地かつての芸者250人おったらしいですが、閑古鳥ですわ。市長、余り飲まないから行かれてませんか。竹嶋助役、よう飲むさか行くんと違いますか、閑古鳥でしょ。やっぱりそういう花街の活性化のためにもやっぱり一泊して、あすは瀞峡へ行こうと、あすは那智の滝へ行こうと、すばらしい資源があるんですから、それにどういう付加価値をつければ一泊していただけるのかなあ、ということをやっぱり考えるべきじゃないですかね。大正中期には上本町が速玉大社への門前町として栄えて船町、川原町と相まって一大中心市街地を形成し新宮の発展に大いに貢献したということがあると思います。伊勢のおかげ横丁は、平成5年に赤福の社長が取り組んだそうですが、ものすごいにぎわいです。僕も行ってきました。まだまだどんどん広がってます。飛騨の高山、ここは人力車なんかも置いていろんな風情をかもし出してますよね、ここもすごいにぎわっています。しかし、伊勢へ七度熊野へ三度というように昔はこれ大正時代には、大正時代じゃないんかな、負けず劣らずにぎわったと思うんですよね、上本町で門前町が形成され川原町があった時分はね。ですから大正時代のその活気を取り戻すべくにぎわいのある門前町の形成に向かって積極的な取り組みを市長にお願いしたいと思います。市長よろしくお願いしますね。観光産業というのはこれ人海戦術なんですよ、人なんです。ですからオートメーションの工場の売り上げに比して雇用の創出はものすごく大きいんですよ、そう思います。

 次に川原家の復元についてお伺いします。門前町を形成するに当たって新宮独自のものであり、熊野川の風物詩でもあった川原家の復元も大切であります。熊野川が交通の大動脈であったころ、全盛期大正中期には二百数十軒の川原家が立ち並び一大商店街を形成しておりました。現在、速玉大社の中に1軒、鳥居前に1軒川原家を復元して、土産物を販売しているところがありますが、1軒や2軒ではだめであります。先般木村知事とお会いしたときに知事からもあの川原家がすばらしいんだから、あれを復元して速玉大社あるいは川下りに来られる方、観光客に新宮の特色のあるおいしい食べ物、あるいは特産品を販売してはどうかというお話しもございました。老舗もあるし、おいしい食べ物もあると新宮は、いうこともおっしゃってました。この川原家の消滅は昭和25年ごろでありますが、それから4半世紀たったころ昭和52年那智高原で全国植樹際が開かれるのを機に時の新宮市長で地域の代表的木材業者でもある瀬古潔氏らが川原家を復元し、昭和天皇にごらんいただいたこともありました。一方で昭和51年2月には新宮の木材商で文化人としても知られる杉本義夫氏や木田泰夫氏、当時新宮市立図書館長ですが、NHK総合テレビに出演して、川原家を使った新案ポータブル茶室を放映、川原家を全国に紹介したということもありました。その後若干の識者によって川原家についてその価値を再認識し再活用の道を探ってほしい等の提言もありましたが、そのまま現在に至っております。市長、いにしえの川下りが復活し、世界遺産登録された今、この川原家を復元して、特色のある門前町形成と川原家のよさを全国にPRするためにも、この川原家復元に積極的な取り組みをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この川原家はまさに新宮の文化だと、そう思っております。当然川下りとの連携の中でこの川原家の復元それはかつてのいんしんを極めた50戸100戸というものを創出するわけにはいかないですが、やはり新宮市の歴史を物語る一つの文化の威光として、またこれを活用するそういう観光に生かす物産の販売とかそういうものも含めてこれは大いに必要だと、そのように思っています。そのように努力したいと思います。



◆12番(前田賢一君) 

 市長、川下りから上がってきた場所ですね、ちょうど速玉大社の駐車場の前150坪の民間の空き地があります。これは管理されている方の話ですと、新宮市がまちおこしのために使うんやったら協力するというふうにおっしゃっているらしいです。ですから、そこを市が借り受けてねこれ川原家、かなりの軒数建つと思いますよ、それでミニ川原町と銘打ってテナント募集して、天台烏薬の商品あるいはおいしい食べ物、その他新宮市の特産品販売に新宮市として貢献していただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 今、これも初めて提言受けました。特にその空き地、150坪の地権者のそういう希望も今初めて伝えていただいたところであります。川原家復元の検討の中でそのことも当然のことながら、実地にも見せていただき、またその川原家を何戸建てるか、またどのように活用するかということもこれからの課題だと思います。早急に早急に川下りも始まりましたから、この復元に向けた取り組みは市としても努力してみたい、そう思っているところです。



◆12番(前田賢一君) 

 よろしくお願いします。次に、友好都市、姉妹都市提携についてお伺いします。これ友好都市、姉妹都市提携というのはどういうふうに違うんですか。この間の本会議の中では姉妹都市提携は議会の議決が必要というふうに確か答弁があったと思うんですけど、そのとおりなんでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 川嶋秘書課長。



◎秘書課長(川嶋潤君) 

 新宮市の場合には、姉妹都市提携ということで、議会の議決を得るというふうに条例で定めさせてもらいました。しかしながら、全国の都市をいろいろ見てみますと、姉妹都市だから議会の議決が要ると、友好都市だから議会の議決が不要だとそういうことではなく、それはすべて自治体に任されているというふうに考えております。



◆12番(前田賢一君) 

 姉妹都市いうとどっちが姉でどっちが妹かというような感じですね、友好都市提携の方が文言としたらいいんじゃないんですかね。



◎秘書課長(川嶋潤君) 

 確かに横浜市の場合ですが横浜市は八つほど都市を持っております。その中で中国が一つ入っております。上海ですがほかはアメリカだとかヨーロッパだとかそういうところですが、アメリカだとかヨーロッパに対しては姉妹都市という表現をして、中国の上海だけは確かに姉妹ということで、漢字圏域では上下関係を連想させる恐れがあるということで、友好都市というふうな使い方をしております。



◆12番(前田賢一君) 

 観光立市を目指す上で、話題性をメディアに提供し、まちの知名度アップは大変重要な要素であります。新宮とつながりの深い共通点のある友好都市提携を推進し、官官の交流から民民の交流に発展すればお互いに経済効果も上がることですし、また、災害と有事の際にも協力体制がとれるというメリットも生まれます。先ほど屋敷議員が室根村とのいろんな交流をしたらどうかという提言もありました。私も3カ所ぐらいについて提言したいと思います。第1は、徐福さんが生まれたとされる江蘇省連雲港市がん楡県徐福村との提携であります。これは先ほどお話ししました西岡氏あるいは今、羽曳野に住んでおられる徐福協会の評議員でもあられます北野氏も、もうそのぼちぼちその時期ではないんかいなあと、いうふうにおっしゃっておられます。昨年、愛知県立大学の非常勤講師であります逵志保先生の徐福についての講演がありました。徐福から数えて第75代、徐江田さんも一緒に来られまして、私も名刺交換をさせてもらいました。徐福村で徐福から数えての系図が出てきたということで、徐福の生まれたところは、徐福村であるという話が定説であります。徐福が生まれた徐福村と魂の眠る新宮市との友好都市提携、これは新宮市が徐福渡来としてもメジャーとなり話題性を提供できるし、天台烏薬の商品化も大きなインパクトを与えると思います。今、連雲港市とのホームステイという話がありますが、この連雲港市は人口はどれぐらいあるんですか。



○議長(上田勝之君) 

 上野山商工観光課長。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 連雲港市は約470万人でございます。



◆12番(前田賢一君) 

 ちょっとスケール違いますよね。がん楡県はどのくらいあるんですか。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 当初、70万人前後でしたが、現在は107万人と聞いております。



◆12番(前田賢一君) 

 これもちょっとスケールが大きすぎますわね、徐福村はどのくらいですか。



◎商工観光課長(上野山巳喜彦君) 

 2,000人と聞いております。



◆12番(前田賢一君) 

 この間、正確な数字を知りたいと思いましてね、逵先生にお願いしたんです、逵先生が徐福村へ電話してくれましてね、2,240人らしいです。今現在、やっぱりね徐福村生まれたとこで魂の宿る眠ると、これが大きな友好都市提携の基礎につながると思うんですが、市長いかがですか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 かつて我々の先輩であります田阪市長が初めて徐福村を訪ね、私も前市政の在任中連雲港市徐福村をお訪ねしてまいりました。確かに徐福をお祭りする陵がありましたが、残念なことに管理人もいない、軒は傾きつつある、わずかに田阪氏の植え込みをした記念植樹の木が境内に生えている状況で、ある意味ではちょっとがっかりいたしたものでありますけれども、ただ、土地についていえば徐福村はこの史実か否かという伝承の世界が詩には徐福ということで出てまいりますが、これが実証されたということが言われておった当時でございまして、その御縁の深さというのはああここなんだと、そのような思いをかみしめてまいりました。ただ連雲港市というのは、市というのは中国の場合は行政区画であります。実際470万人の我が県よりも大きな人口、4倍もの人口を持ってる、そういう地域でありますから、ここに今回師弟を、国際理解教育ということを一つの我々教育目標といたしまして、子供たちを送りますが、果たしてこの行政区域の中で徐福村というのがどういう実組織を持ってるのか、連雲港市の単なる行政の一地域を指すのか、この辺のところはまだ私自身も研究はしておりません。この徐福村の今のこのあり方が単に徐福村、現実にはその徐福廟のあるとこの門前はどうでしょう民家が5、6戸あるとそういう程度のひなびた、言えば閑村といってもいいような状況のところでありますから、これは今後友好都市として提携していくことについても連雲港の当事者の話、あるいは現地の状況調査というものをもっと積み重ねる必要があると、かように思っております。



◆12番(前田賢一君) 

 今度、白浜空港へ台湾からもチャーター便が来るということもあって、徐福さんの墓にお参りしてくれる方がふえると思うんですよね。九州の佐賀はしょっちゅうシンポジウム開いてどんどんやってますね。墓があるのは新宮市ということで、やっぱり華僑の皆さんの心のよりどころというのは、新宮の徐福公園やと思うんですね。ですから今、市長の答弁で詳しくわかりましたが、どことどういう組み合わせをしたらいいのか、早急に慎重な検討をお願いしたいと思います。

 次に、先ほど5番議員から、東北の話が出ましたが、東北の熊野信仰、熊野文化の中心地で詩の中に新宮、那智、本宮神社いわゆるミニ熊野三山のある宮城県名取市との提携であります。那智には3メーターの那智の滝、本宮神社には音無川が流れておりました。平成8年に私どもが訪問したのが交流のきっかけとなりまして、名取市観光協会が二度、議員さんも数名おられましたが、来新していただきました。新宮市議会観光振興対策特別委員会も訪問するなど交流を深めています。一昨年速玉大社で友好都市提携の話も含めて、いろいろと意見交換をいたしました。名取楼城の取り持つ縁をぜひ実現させていただきたいと思います。ちなみに私ども訪問した際の議長が当時の市議会議長が今県会議員になっておられまして、観光協会長を務められておられるんですよ。その方が積極的に新宮市との交流ということを提唱していただいておりますんで、市長、これもどうでしょう。



◎市長(佐藤春陽君) 

 これまで御縁を得さしていただいて、また関係を深めつつあるということはよくお聞きしております。新宮市は国内に友好都市の関係を持つ、事実上の友好都市はありましてもいわゆるこの提携を結ぶような友好都市は存在しておりません。熊野川についても八尾市と友好都市関係をこれまでも深めてきたそう思っておりますが、しかしこれも町行政として提携をしたというわけではありません。そのような中からしっかり今、言っていただきました名取また先ほど御提案のありました気仙沼の唐桑町、こういう御縁もあるわけでありまして、これからの交流の積み重ねの中から何らかの展望が開けてくれればと、そのように期待いたしているところです。



◆12番(前田賢一君) 

 次に、高知県の中村市ですね、現在の四万十市ですけども、ここは幸徳秋水の生誕の地であります。幸徳秋水が新宮を訪れた際、大石誠之助と亀島で船遊びをしたというのを謀議ととられ、明治天皇暗殺を企てたとして処刑されました。当時の明治政府思想弾圧、言動弾圧による冤罪ということで両氏とも名誉回復宣言を行っております。これは佐藤市長のときであります。また日本で最初に河川名称の変更をしたのが、四万十市、新宮市は2番目であります。四万十は渡川から四万十川に、新宮は新宮川から熊野川にと河川名称の変更もしています。また立地的にも人口規模、産業形態、四国の小京都として観光に力を入れているなど共通点も多く、二河先生なども大逆事件の関係で交流を深めておられますんで、ぜひ友好関係を築いていただいて、今後とも大逆事件の検証を始めいろんな面での協力体制が構築されるよう努力していただきたいと思いますが、これについてもいかがでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 あらかじめ会議時間を延長いたします。

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 中村市はかつて小京都と呼ばれた四国地方の古い歴史を持つ小都市であります。この中村市は若いときに一度四万十川をずっとこの流域をたどりまして、中村市に足を踏み入れた印象も随分昔のことですが思い起こしています。市民の交流も大逆事件を契機にして幸徳秋水の墓前への報告といいますか、お墓参りもしたという市民グループもございますし、これからの交流、市民交流の一つのきっかけをつくっていただいているわけでありますから、ただいまの提案は大いに参考にさしていただきたい、そのように思います。



◆12番(前田賢一君) 

 よろしくお願いします。

 予算大綱については、同僚議員の多くが詳しく質問されましたので省きます。以前に紀南新聞の編集長である浜地氏が市民に夢と希望とわくわくする躍動感を与えるのが政治の努めであると書いておられましたが、まさしくそのとおりであります。掛川城天守閣を民間寄付だけで復元した掛川市の榛村前市長は、浄財を募る際寄付だとは言わずにふるさとの発展と子々孫々の幸せのために投資をしていただきたいと、お願いしたそうであります。佐藤市長には市民に夢と希望を与え、積極的に投資していただけるそんな施策を実行していただき新宮市の明るい将来展望を切り開いていただくよう大きな期待を込め、質問を終わります。市長、最後に感想がありましたら。



◎市長(佐藤春陽君) 

 非常にこの観光に関しまして、この新宮市の有益な提言をいただきありがとうございました。まさに議員おっしゃるとおり、我々はこの観光地の一角にありながら観光の面では少し近隣から後手を取ってきたことは否めません。これは新宮市が少なくともこの地域でイニシアティブを取っていくために新宮市が少し怠慢になっていたことの一つではないかという思いもあります。しっかりとただいまの提言を受けとめて、これからのこの合併のまた一つの思想でもあります人と文化が華やぐまちづくり、まさに合併の我々の目標でありますそういうまちづくりに向かった邁進をお約束申し上げ、御提言を感謝申し上げます。



◆12番(前田賢一君) 

 ありがとうございました。以上で終わります。

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△休会について



○議長(上田勝之君) 

 以上で本日の議事日程は終了いたしました。

 この際お諮りいたします。

 当局提案の議案については委員会へ付託なりましたが、この付託案件の審査並びに議会運営の都合により、あす3月21日より3月29日までの9日間、休会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、付託案件の審査並びに議会運営の都合により、あす3月21日より3月29日までの9日間、休会とすることに決定いたしました。

 なお、休会中における各委員会の開会日時等について、各委員会委員長より次のとおり報告がありましたので、お知らせいたします。

 総務委員会は3月22日午前10時、第1委員会室で、次に経済建設委員会は3月22日午前10時、第2委員会室で、次に教育民生委員会は3月22日午前10時、第3委員会室においてそれぞれ開会いたします。

 この報告をもって各委員会の招集通知にかえさせていただきますので御了承願います。

 なお、市当局にお願いいたします。各委員会の議案審査に支障のなきよう、関係資料の準備について配慮を要望いたします。

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△散会の宣告



○議長(上田勝之君) 

 以上により、次回の本会議は3月30日午前10時より会議を開きます。

 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これをもって散会といたします。

 お疲れさまでした。



△散会 午後4時59分