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和歌山県 新宮市

平成20年  9月 定例会 09月11日−04号




平成20年  9月 定例会 − 09月11日−04号










平成20年  9月 定例会



          平成20年9月新宮市議会定例会会議録

            第4日(平成20年9月11日)

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議員定数19名、現在員19名、出席議員19名、氏名は次のとおり。

         1番  木戸地郁生君

         2番  松畑 玄君

         3番  久保智敬君

         4番  榎本鉄也君

         5番  福田 讓君

         6番  田花 操君

         7番  東 賀代子君

         8番  杉原弘規君

         9番  東原伸也君

        10番  上田勝之君

        11番  三栗章史君

        12番  松本哲也君

        13番  前田賢一君

        14番  奥田 勲君

        15番  松本光生君

        16番  辻本 宏君

        17番  屋敷満雄君

        18番  前田 治君

        19番  大西 強君

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欠席議員 なし。

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議事日程 平成20年9月11日 午前10時開議

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(8)から

 日程2 陳情書 2件

      別冊 陳情文書表による

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会議に付した事件

 日程1 一般質問

      一般質問通告表 番号(8)から

 日程追加変更 陳情第37号 蓬莱幼稚園の教育環境充実についての要望に関する陳情書まで

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地方自治法第121条の規定による出席者

          市長                  佐藤春陽君

          副市長                 竹嶋秀雄君

          収入役                 江川忠雄君

          まちづくり政策部

          部長                  川嶋 潤君

          次長兼企画調整課長           芝 悦男君

          参事(港湾関係及び土地開発公社担当)  向井 隆君

          商工観光課長              北畑直也君

          総務部

          部長                  小山壽行君

          次長兼総務課長             丸山修市君

          参事                  坂本憲男君

          秘書課長                鈴木俊朗君

          財政課長                上路拓司君

          市民福祉部

          部長                  森 常夫君

          福祉事務所長              浜前泰弘君

          建設農林部

          部長                  前田道春君

          次長兼農林水産課長           倉家 博君

          次長兼都市建設課長           中畑孝一君

          参事(建設農林政策担当)兼農業委員会事務局長

                              馳平忠男君

          熊野川行政局

          局長                  平 俊孝君

          医療センター

          事務長                 杉山泰生君

          次長兼庶務課長             上野山巳喜彦君

          水道事業所

          所長                  山野上光治君

          業務課長                愛須雅文君

          工務課長                谷 昌則君

          消防本部

          消防長                 大石 明君

          次長兼消防署長             辻坂雅則君

          教育委員会

          教育長                 大江清一君

          次長                  楠本秀一君

          参事(文化複合施設担当)        中岡保仁君

          学校教育課長              平見善宣君

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本会議の事務局職員

          局長                  鈴木 秀

          次長                  和田 隆

          次長補佐                平見仁郎

          次長補佐兼議事調査係長         赤松勇人

          庶務係長                北 光子

            第4日(平成20年9月11日)

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△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(上田勝之君) 

 皆さん、おはようございます。

 ただいまの出席議員は18名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、別紙にて配布いたしたとおりであります。御了承願います。

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△議長報告



○議長(上田勝之君) 

 日程に入ります前に御報告いたします。

 1番、木戸地議員所用のため遅刻の旨の届け出がありましたので、報告いたします。

     (「議事進行」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 19番、大西議員、議事進行。



◆19番(大西強君) 

 先日の私の農業委員会に対する一般質問ですけれども、当局の発言妨害でほとんど私の質問内容に答えられなかった。それで大目に見てたんですが、私の質問に対して新聞に載ってしまったんですよ。農業委員会の会長が、道徳、モラル上よくないと言っているが、あなた自身はどうか。副議長不信任案は重いものではないかと答弁した。

 我々議員は、市民から負託された執行機関に対する調査権に基づいて、許されてそこで一般質問してる。当局に議会議員に対する調査権はない。市長といえども市長不信任案が可決されたら議会を解散する権利はありますが、再度可決されたらやめんならん。議会の議決については、不満があれば再議に付すことはできますが、再度可決されれば成立する。執行部に議員や議会に対する調査権も批判権もない。

 私は35年間5代の市長に仕えてきた。5代の市長と渡り合ってきた。全国に名をはせるような市長とも対峙してきた。執行部がこういう質問者を批判するような答弁なんか聞いたことない。それで議員の中には、「大西議員さん、執行部のあんな答弁が通るんだったら、僕ら怖くて一般質問できない」。私は、この議会で一番古いベテラン議員です。これから若手の議員もおるが、当局のこういうふうな答弁を許すんだったら、後輩議員に申しわけない。新聞にも載る。

 それで議長、これは大西一議員と当局の問題じゃないんですね。議会と当局の問題なんで、議会に対して、議員に対してそういう当局の答弁が許されるんかどうか、全議員じゃなくても議運を開いていただいて、議会から当局に対する申し入れといいますか、抗議をしていただきたい。なおかつ、この農業委員会の答弁は抹消していただきたい。削除していただきたい。要望します。



○議長(上田勝之君) 

 ただいまの19番、大西議員の議事進行につきまして、答弁の整理のために暫時休憩いたします。



△休憩 午前10時06分

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△再開 午後1時04分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 午前中の19番、大西議員からの議事進行につきまして、私のほうからお答えいたします。

 午前中、19番、大西議員の議事進行が、一般質問に際して答弁者からいわゆる反問ができるのかどうか、議会運営委員会を開催してその辺を協議してほしいという旨だったかと思います。

 休憩中に議会運営委員会を開催していただきまして、一般質問については、新宮市議会会議規則第59条に基づいて行っております。一般質問は、議員は当局に対して、市の一般事務について議長の許可を得て質問することができるというものでございます。いわゆる反問と言われる当局から議員に対する質問については、条文にはございません。

 ということは、もともとそういうことは、一般質問というのは議員が質問して当局が答えを行うということであり、いわゆる反問ということは想定されておりません。ただし、議員の質問等の中で不明な点や聞き取りにくいような点等、微細なことで当局から議員に対して問いただすことはありますが、それは許容範囲であると。ただし、議員の質問に対して、いわゆる当局側の答弁者が反対に質問をすることは想定されていない、いわゆるできないということの結論でございます。

 以上が議会運営委員会委員の皆さんとお諮りした内容でございますので、19番、大西議員、よろしいでしょうか。



◆19番(大西強君) 

 それで、現実に行われたので、私の質問の趣旨と全然違う答弁で反問されたので、今後こういうことのないように当局に議会として申し入れてほしいということも要望したんですが。



○議長(上田勝之君) 

 もちろんそういうことは申し入れておきます。



◆19番(大西強君) 

 申し入れていただけますか。



○議長(上田勝之君) 

 申し入れます、はい。



◆19番(大西強君) 

 それで、一般質問の私の意見は、当然私としては正当な質問であって、私の発言に何ら瑕疵はないと信じておりますが、想定にない、質問の趣旨と違う答弁を長々とやられたので、私としてもそれに反応してしまったところがありまして、これがまたテレビ等で放映されるということになれば、市民に当局のああいう答弁が許されるのかというような誤解を招いてはいけないと思いますので、そうなると議会の権威が失墜しますので、できればということで、私の要望ですが、この私の農業委員会に対する質問を全項削除していただきたいんですが。

 ただし、後段の市長に対する合併に言及した部分については、後の4番議員の質問とも関連し、4番議員が私の意見を容認するような質問で関連がありますので、これを残して、農業委員会に対する質問、全項削除していただけませんか。



○議長(上田勝之君) 

 19番、大西議員、ただいま議事進行中の要望は、大西議員がされた一般質問中、一つ農業委員会に対しての項目そのもの、質問を削除するということですか。そのいわゆる本会議での一般質問そのものを、農業委員会に対しての質問事項を取り消すということですか。



◆19番(大西強君) 

 ちょっとね、多分無理だと思うんですよ。いやいや、わかりませんよ。僕は議長に要望してるんでね、議長が議会に諮って議会が了承すれば取り消せるんですけど、だけど、もしかしたらそういう趣旨じゃなく、その大きい意見じゃない一部の語句の使い方については訂正できるけれども、質問内容の趣旨全体を削除するというのはちょっと無理かもしれない。ちょっとわからんので確認してくださいよ。発言の取り消しというのはあるんですけども、ちょっと僕もそういうことで、発言の趣旨全体を取り下げるということはもしかしたら無理かもしれないので、もし議会の了承があれば、発言取り消しをできるということであればしてほしいし、できなければそのままでいいです。確認してください。



○議長(上田勝之君) 

 ただいまの19番、大西議員の要望というか、申し入れに対して、暫時休憩いたします。



△休憩 午後1時11分

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△再開 午後1時34分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 先ほどの19番、大西議員からの議事進行につきまして、議事進行の趣旨は、大西議員のさきの一般質問中、農業委員についてという項目の質問そのものを削除したいという申し出がありましたが、これは質問そのものを削除することはできません。

 その上で、先ほどの反問に当たるであろうという部分、趣旨としては、大西議員が副議長不信任決議を可決されていることについて、副議長を続けていることはモラル、道徳に反するんではないかという農業委員会会長の答弁といいますか、いわゆる反問に当たるであろうという答弁の部分について、前田 治農業委員会会長に、ここの反問に当たるであろうとする答弁について取り消してはいかがかとの話をしました。前田 治農業委員会会長の答えは、その発言は取り消さないということでしたので、これを取り消すことはできませんので、よろしいでしょうか。

 19番。



◆19番(大西強君) 

 ですのでね、議長、当局に反問権がないにもかかわらず議員の質問に反問権を行使してきた、なおかつ質問の趣旨と全然違うことで答弁した。これは議運で話し合ってもらって、これは許さないよと、議会は。今後こういうことのないようにと申し入れると。申し入れてくれたわけやね。そやけど当局は応じてくれなかったわけやの。

 僕は応じないだろうと思ったんで、僕のほうから、余り議長団で議長を困らせるのもつらいんで、それだったら僕の質問全部を、そしたらテレビで放送されないだろう、議会の権威は守られるだろうと思うたから、僕の方から気をきかせて言うたんですけど、それは言いながら法令上許されないのに気がついたんで確認してもらったんですけど、そこで議長が再度当局に申し入れてくれたんですけども、当局が発言の撤回をしないということは、いかに新宮市議会は情けない議会かということが実証されたと、それだけでもわかりました。いいです。

     (「議事進行」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 9番、東原議員。



◆9番(東原伸也君) 

 ちょっと私がかけるのがあれなんかどうかわかりませんけども、先ほどの議運の中で、反問権の話は後の全協といいますか、議員総会の中で、もう一度議員同士の中で話をするというのが議会運営委員会の結論だったと思うんですけども、それについては、今お話がありました議会運営委員会がどうしたという話になるのかというのはちょっとあれなんですけども、委員長はちょっとおられなんだんで副委員長との話し合いでしたけども、そういうことやったと思うんですけど、議長。ですから、反問権というのは想定していないということしか話になってなかったように思うんですけどね、いかがですか。



○議長(上田勝之君) 

 9番、東原議員の議事進行についてお答えします。

 先ほどの午前中の議会運営委員会の中では、想定されていない、先ほど私、できないとまで踏み込んだかもしれないですけど、基本的にはそういう反問について想定していない。いわゆる一般質問を行う議員は、一般質問というのは質問をして、答弁者席は答弁を、その質問に対しての答えを行うということのみであって、いわゆる反対に質問を返してくるということは想定していないということであったと思います。

 その後、議会運営委員会の結論といいますか、議会運営委員会の委員の皆さんと私と協議させていただいた結果、後日改めて全員協議会を開催し、議員皆さんの御意見を集約していこうということであったかと思います。それはもう東原議員の指摘のとおりだと思います。ただ、そこの点は報告しておりませんでしたんで、本会議終了後にまた皆さんに御案内を差し上げようと思ったところであったので、失礼をいたしました。よろしいでしょうか。

 9番。



◆9番(東原伸也君) 

 そうすると、今の19番議員の発言の中の、議会運営委員会で決まったということには当たらないと思うんでね、その辺、お計らいよろしくお願いします。



○議長(上田勝之君) 

 よろしいでしょうか。

 19番。



◆19番(大西強君) 

 私は議運へ出席してません。私が当事者でありますので、まして副議長ですから、議運へオブザーバーとして出席することは認められてますが、私がおるとやはり人情とかで公平な審議ができにくかったら悪いんで、私は遠慮した。

 だけど当局に反問権がないなどということは当局も知ってますし、私も質問の中で言うた。三十何年やってる。実働20年ここに在籍してて、当局が議会へ反問したという答弁、聞いたことがないと言うてる。たった一つあったと、昔。当局の幹部職員が議員の質疑に、何年市会議員してるなと。そしたらその議員が怒って、ばかにした、そういうことですよ。当局は質問者の、議員の質問に答弁したらええんであって、何年議員してるんなと。裏を返せば、こんなことも知らんのかという意味でしょう。それはばかにされたと議員が怒るのは当たり前や。

 そやけども、僕はただ、その言葉もあれだけども、農業委員会の会長の答弁が間違ってたので、間違ってるかどうかという確認をしたんですよね。それに対して、いや、私の答弁は正しいと思いますと。それを答弁したらいいのに、あんたは何なんなとか初めて聞いたんで、言うたように、佐藤市長も、当局が議員にそういう失礼な答弁したことないんで、えらい今回だけおかしいんで是正してくれと。そしたら、反問権がないということは確認したと議長言うたし。



○議長(上田勝之君) 

 いわゆる反問については想定されていないということは、できないという解釈でよいのではないでしょうか。ただ、議員個々の考えと、議会運営委員会の中ではそういったような結論になったんで、後日全員協議会で議員皆さんの御意見を聞くということにさせていただきました。



◆19番(大西強君) 

 それは聞きましたよ。



○議長(上田勝之君) 

 だから、それでよろしいんじゃないでしょうか。



◆19番(大西強君) 

 それで、違う、僕の議事進行は、当局は反問権がないんで、私に対する当局の答弁は反問に当たるじゃないかと、質問内容以外のことを答えられたと、これは適切じゃないから是正してくれと議長に調停を頼んだ。そしたら出せないということでしょう。



○議長(上田勝之君) 

 それは、答弁者が取り消さないというものは取り消せません。



◆19番(大西強君) 

 だから取り消せんのはわかってる。それはわかりましたということで。ということは、議会というのはいかに情けない議会かということを僕は言うた。



○議長(上田勝之君) 

 それはちょっと余分な一言ではないかと思いますよ。いや、これはもうルールに基づいて反問は想定していないということであって、反問に当たるであろうと思われる部分については取り消しを求めたわけです。ただし、答弁された前田 治農業委員会会長はそれを取り消さないということですので、それはもうあくまでルールに基づいて処置した次第です。だから、それで情けない議会とか、そういうことは余分な感想であると思いますので、その点を御了承願います。

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△日程1 一般質問



○議長(上田勝之君) 

 それでは、日程に入ります。

 日程1、一般質問を行います。

 別冊、一般質問通告表の番号8番から順次発言を許可いたします。

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△辻本宏君



○議長(上田勝之君) 

 16番、辻本議員。



◆16番(辻本宏君) (登壇)

 やっと昼から一般質問できるようになりました。

 通告に従いと言いたいところでございますけれども、行政改革についてという、財政事情と職員数、?の職員の心の健康対策というのがあるんですけども、この?というのが、私の質問内容が十分整ってございませんので、後々折りを見て質問させていただくことにさせてもらいます。

 それでは、まず1番の行政改革、?財政事情と職員数ということなんですけれども。

 平成17年に新宮市と熊野川町が合併して10月でちょうど3年目になります。合併後の新宮市の一般会計の歳入は150億円前後であります。合併する前の平成13年、14年の新宮市と熊野川町の歳入を合計すると180億から190億円、その当時と比べると、合併後は地方税、交付税などの収入がかなり減って、これからも歳入は減るばかりで、ふえることはまずないというふうに思われます。

 大体どこの都道府県、市町村自治体でも同じようで、その中で特に今回取り上げたいのは人件費のことなんですけど、この人件費の割合が高いというふうなところが気がかりなんですけれども、企業でも同じように人件費の割合が高いというのは大体皆さんも御存じのとおりだと思いますけれども、企業はそれに対して、これまで合併、統合、そしてリストラ、人員整理を重ね、乗り切って存続している。行政は利益追求が目的ではない、企業とは違いますので、時に急なリストラ、人員整理ができない。

 ここでは一般行政職員数、事務職のことを取り上げさせてもらいますけれども、前に新宮市でも定員管理の適正化、新規採用の抑制というふうによくよく言われてるんですけれども、財政の極めて厳しいとき、国からほかの自治体、イエローカード、レッドカードというのを出されてるところもございます。

 今回、来年新たに新規採用というのもあるようなんですけれども、ここで思い切って採用を見合わせるとか様子を見ていかないと、先々本当に行き詰まってきて財政が逼迫してくるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、もっとじっくり考えて憂慮すべきことではないんでしょうかね。思い切りやってる自治体は思い切りやってると思うんですけども、この点、いかがでしょうかね。



○議長(上田勝之君) 

 小山総務部長。



◎総務部長(小山壽行君) 

 まずは、人件費の構成比でありますけども、ちょっと19年度はまだ決算が公表されておりませんので、18年度の県下の決算の状況で申し上げますと、新宮市の人件費の構成比は22%、決算に対する割合ですね。県下の各9市の割合を見ますと22.8%ということで、新宮市の割合が突出してるとかいう状況ではございません。町村も含めた割合が県下で22.0ということで、ちょうど新宮市はその平均ぐらいの割合かなと思っております。

 確かにちょうど16年からの交付税の減少、これが10億円ぐらい、旧の新宮市と、それから旧の熊野川町を合わせたらほぼ10億ぐらいの減少ということになっておりますので、全体の予算規模をそれに伴って縮小せざるを得なかったという状況がございます。

 職員の人数ですけども、旧の新宮市が合併時に300人、それから熊野川町が50人ということで、20年の4月1日で331人ということですから、19人の減少ということになっております。過去の人件費の推移を見てみますと、平成10年の新宮市の職員数が326人ですから、およそその10年ぐらい前の新宮市の規模程度の職員数が今、新宮市の状況にあると思っております。

 ですから、この間に消防の職員あるいは保健福祉の分野の職員とか、いろんな事情の中での新たな需要に対する職員もふえている中で、各分野での職員の抑制も行ってきたつもりであります。合併前、それから合併後、若干事務職の職員の採用を抑制してきた、そういったことがありますので、20代あるいは30代の職員が極端に少ないという職員構成上の問題もありまして、本年度19人の職員の退職に対して最低限の職員採用をしていかなければ、将来的に権限移譲、そういったことにも対応できないのではないかなと、そういうふうに考えております。



◆16番(辻本宏君) 

 ホームページでも公開されてるんですけれども、新宮市の行政改革実施計画書、集中改革プランというのがあるんですよね。ここでの定数管理というのは、平成18年から22年の5年間で職員を25名減らすとあります。この表もちょっと見方が難しいのかわかりませんけれども、実数を私計算してみますと、平成18年の職員数393名に対し、5年後の平成22年の職員数は374、実際累積で減ってるのは何人かというと19名ということになるんです。だから、5年で割ると1年平均3.8人ですか。この程度減らして効果があるのかなというのが気がかりなところなんですけれども、これからも新宮市が頼りにしてる地方交付税というのはどんどん減ってくる。今年度と来年度の収支比率も悪くなって赤字になるというふうな見込みもあります。幾らこのような状況で長い目で見ても、余りにも緩やか過ぎるのではないかなと、甘い数字ではないかなというふうに感じてるわけなんですけれども。

 当初、合併する前に、はっきりとは見てないんですけれども、そのとき見た計画より減らす人員が半分ぐらいになってるんじゃないかなというふうにも思うんですけど、この点、いかがでしょうか。



◎総務部長(小山壽行君) 

 今、集中改革プランで示させてもらってるのは5年間の計画でありますけども、たしか合併のときは10年間、今後合併後10年の姿ということで、300名を切るところでの目標を持っていたと思います。当然のことながら、合併のスケールメリットというのは職員数を減らせるということにあると思いますので、当然そこを強く意識を持っております。

 ただ、急激に職員数を減らして対応できるかというのは非常に難しいところがありますので、そういった点で合併算定がえとして10年間、過去の旧新宮市、また熊野川町が存在したものとしての財政措置を受けておりますので、その間に我々としては職員の削減を進めて効率的な運営を目指していきたいと、そう思っているところです。



◆16番(辻本宏君) 

 現実の話、来年の一般行政職の定年退職者の方というのが8名いらっしゃいますね。勧奨希望退職者の方18名、それを合計すると26名になります。新規採用者が10名。もともとの計画というのが4名だったんですかね。かなり、これ、倍以上にもなってる。これは退職を希望される方がふえたからこういうふうな採用状況になったんでしょうけれども、予想以上に退職者が多いといっても、これまでどおりに何人か補充、新規採用と、こういうふうな繰り返しを続けていれば、いつまでたってもなかなか減らせないのじゃないかなと。そちらはそちらの数値をもって計算されてやってるんでしょうけれども、どこかでとめるといいますか、歯どめをかけるところがないと、ますます財政的に苦しくなってくるんじゃないかなと思うんです。

 そのもう一つ要因としては、新宮市の財政のもとになる人口ですね。これ、新宮市と熊野川町が合併して3年間で1,000人以上も減ってるわけですよ。さらに、その背景に少子高齢化という波もどんどん押し寄せてくる。これではますます人口が減るばかりですね。そうすると税収も減って財政も悪化してくる。

 だから、今回とこれまでの、今、市が考えるその新規採用、定員管理にはかなり無理があるんじゃないかなというふうに思うんですけど、その点、現実をとらえ直して見直すべきではないでしょうかね。その点、いかがでしょうかね。



◎総務部長(小山壽行君) 

 まず、定年退職については8名ということで、それから勧奨の退職者については11名の合計19名の予定です。その中で10名の採用ということで、ほぼ半数の採用を予定しておりますけども、これは定員管理計画に基づく計画に合った数字として採用計画を持っております。

 ちょうど50代の職員数が非常に多いという職員構成になっておりまして、昨年の数字でいきますと50代の職員が144人おりますので、仮にその144人の半数を今後採用するという形をとったとしても、72名が今後10年間で少なくなってしまうと。果たしてそこまでできるかどうかということもあるかと思いますけども、全体の今後の国からおりてくる事務なんかも見ながら、定員管理計画の中で対応していきたいと思っております。



◆16番(辻本宏君) 

 小山総務部長が言われることは、人員構成で役職構成、そういうふうなバランスも保っていかないといけないというふうに言われてると思うんですけど、その年齢構成、それで役職構成も確かに大切なところはあると思うんですけど、両方のバランスというのがあるんでしょうけども、そればかりに余り傾けてては、その財政と、財政事情とこれからの動きを考えて、傾けててはなかなか成り立たないところが出てくるんじゃないかな。今後5年後、10年後ですね。

 そら今28名の退職者の方がいてやめられた、10名補充する。確かに人件費は圧縮できるでしょう。初任給というのは大体大卒で今18万から20万ぐらいですか。そら当初は安いでしょうけれども、その人たちも結局は10年後、20年後というのは役職について給与も上がり、役職手当もついてくるわけですから、同じ状態に戻るわけですよね。果たしてそのときにここの新宮市の財政はどうなってるのかというのが、私、非常に心配なわけですよ、今の定数管理計画。

 ですから、どこかで歯どめをかけて、例えばゼロだったら採用ゼロのときを何年か続けるというふうなことがあってもいいんじゃないか、そのぐらいの政策をとってもいいんじゃないかなというのを感じてるわけなんですけど、この点、市長、いかがでしょうかね。



◎総務部長(小山壽行君) 

 まず、現在の職員数が多いのかどうかということですけども、これは先ほどと同じ資料ということで、18年度の比較資料しか持っておりませんけども、18年度の県下の各市の状況で、県が類似団体と比較した数字を公表しております。その中で、9市のうちで私ども新宮市と、それから岩出市さん以外は類似団体を上回ってると。新宮市で申し上げますと、類似団体よりか54人少ないという数字になっております。ですから、モデル定数等と比較しても新宮市の職員数は現在少ない状況にありますので、そんな中で今後どう進めるか。昨日のここでの一般質問の中でもありましたけれども、いろんな事務を民間委託とか、そういったことも含めて今後検討していったらいいのかなというふうに思っております。



◆16番(辻本宏君) 

 わかりましたとはよう言いませんけれども、最後に、この行政改革の中で市長にお伺いしたいんですけど、過去、市役所内部で部課長、幹部で構成された行政改革の委員会というのがあって、そこで行政改革に取り組んでいたと。

 そして佐藤市長が就任されて、早速平成11年に民間人で構成された行財政改革会議という組織がつくられましたね。そこで3年間にわたり話し合われ、平成14年にはその結果をまとめたものが出されました。この中でも、人員削減の方法として退職者の不補充を考えるべきであると。部長が今言われて、モデル、国の基準というのを言ったのか言ってないのかちょっとわかりませんけれども、基準や指数を安易に考えてる面が見られ、少ない人員で効率よく安く行政を行う姿勢が感じられないというその当時の、合併する前の行政改革の会議での結果のまとめの意見なんですけど、そういうことがあるわけですよ、意見として。逆に言うと、人を、職員を補充してふやせという意見はないですよね。これはどこともそうでしょうけれども。

 近ごろ行った第2次合併、那智勝浦町との合併が今いろいろと進められてると思うんですけれども、この意見交換会の中でも、先日副市長も言ってましたけれども、合併は行財政改革の大きな柱、これによってスリム化、人員削減、今、小山総務部長が言われた民間委託することで行財政改革が安定するという意見もあるんですね。これは当たり前のことだと思うんですけど。とにかく国、全国的な都道府県、市町村の情勢からして、これからは極めてコンパクトな役所づくりを目指さないといけないと思います。

 そこで、一たん終了してる行政改革会議でありますけれども、合併後、これから、合併後というのは熊野川町と新宮市、合併して3年になります。これからも地域の実態に合った行財政改革を進めていかないといけないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、この点、見直すために専門の知識を持った人、例えば、経営コンサルタントといったら平たくなってしまうんですけど、中小企業診断士とか税理士さん、その方々を加えての新たな組織というのは設けてもいいんじゃないかなと思うんですけど、この点、いかがでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 今は小山部長からお答えしましたように、定員削減を今軌道に乗せているところであります。そのために定員管理の計画を着実に進行させたいと、このように思っております。

 また、今、類似団体とのいみじくも比較も申し上げましたが、この年度間、当分の間、まだ退職の方々は引き続くでしょうし、我々としては片側、マンパワーに頼らなければならない行政サービスというものもございます。そういうことを考える中から、大体今までの計画では、欠員というか、退職者があった場合、その3分の1程度は補充していこうということは庁内の統一した考え方になっております。ことしは思いがけず自主退職が多いということで、なおかつ非常に年齢層が高い職員さんが多い。そういうことの中から3分の1、私としても、相談を受けたときに3分の1ぐらいに抑えられんかということを申し上げたのでありますが、やむを得ず9名のこの欠員を補う、また定員削減計画にそごしない範囲の中で採用をさせてもらおうかと、こういうことで決めているわけです。

 今後もまた退職者が引き続くでしょう。当然のことながら、我々公共サービスを担当する市役所として、無駄な経費がもしあるとすれば、今後も引き続き検討を積み重ねていかなきゃなりません。これは不断の努力であります。そういうことの中で、定員削減の最終目的は、当分の間、合併をした後の実現をなし遂げたい、かように思っている次第です。



◆16番(辻本宏君) 

 はい、わかりました。

 次に、2番目の小中学校児童の心のケアについてという質問に移らせていただきます。

 前にもいじめ問題の対策というのを取り上げさせてもらいました。もう3年前ですね、北海道の滝川市でいじめにより幼い小学生が自分で命を絶つ事件があった。これ、皆さん御記憶にあると思いますけれども、その中で、教育委員会のほうもいろいろと父兄に対して何か出した、出さないという騒ぎも取りざたされましたね。国もこの事態を重く見て教育再生会議というのを立ち上げ、対策に乗り出してきたころでした。

 その後の進展というのを伺いたいんですけれども、小中学校のいじめというのは前々から大きな社会問題となってきてますし、いじめによる人間関係が原因で学校へ行かなくなるケースも多い。その中で非行に走ってしまう、さらには自分で命を絶ってしまう児童生徒もまだまだ後を絶たない。新宮市ではこのような悲しく痛ましい事件はあってはならないと思います。

 そこで改めて伺いますが、これまで両親から、学校から、教育委員会へ申し出てきたいじめ問題というのはありますでしょうかね。あれば、それらの対応というのはどうしたのかお聞かせいただきたいんですけれども。



○議長(上田勝之君) 

 平見学校教育課長。



◎教育委員会学校教育課長(平見善宣君) 

 ただいま御質問のありましたいじめ問題についてですけれども、昨年来、9月現時点でございますけども、保護者の方とか学校から教育委員会へいじめの問題について報告は今のところございません。

 ただ、クラス内ですとか、それから部活動の中で友達関係によるトラブル等の報告はいただいてるんですけども、それは各学校で担任、また生徒指導主任ですとか学年主任、また学校長、教頭等がチームを組んで課題の解決に当たっていただいております。また、関係する保護者と話し合いを持ったり、それと学級懇談会を開いたりしまして、子供たち自身が困難を乗り越えていく力をつけるように、学校、保護者が力を合わせて取り組んでいただいております。



◆16番(辻本宏君) 

 教育委員会は1件もないということですね。

 実際、私自身、これ何年前かというのは記憶が定かでないんですけれども、以前にある小学校でいじめに遭ってると。直接その両親から相談を受けて、クラスがえをお願いに行ったというケースなんかもあるんですよ。当たり前のことですけど、この子とこの子と仲悪いから離そうという対策、そういったのを一つ、私自身実際に体験したことがあるんです。

 そういうことも含めて、前回の質問、私は、教育委員会からそれぞれの学校現場へ行って話を聞いて、実のある対応をしてほしいというお願いもさせてもらいました。それに対して、楠本教育次長さんでしたかね、学校のトップ、校長会を通じて組織の再点検をしていかなければならない、再度組織的な見直しを検討させていただくという回答をいただきましたね。

 その後どうでしょうか。いじめ問題の防止策というのを教育委員会、学校現場で話し合われて、組織的な見直しまではいってないかわかりませんけれども、何らかの形はできてきているのでしょうかね。その点、いかがでしょうか。



◎教育委員会学校教育課長(平見善宣君) 

 議員おっしゃられるように、平成18年には全国的に、非常にいじめ等によりましてみずからの命を絶つという痛ましい事件が発生したわけですが、その後、校長会を通じて組織の再点検をしてございます。

 まず一つ目には、綿密な点検を実施しましていじめの問題の早期の把握をするということ。それから二つ目には、問題を把握したときは、休日等関係なく管理職への速やかな報告を行うということ。また三つ目ですが、問題把握とともに、事情、内容により迅速な家庭訪問を行うということとか、市教委が関係機関への連絡及び協議の実施を行うというようなことです。それと四つ目には、児童生徒の問題について把握したときから記録をつけておくというようなことを申し合わせております。

 また、その際、県教委においては、いじめ相談ダイヤルということで平成19年1月20日から3月31日まで、休日、夜間を含めた24時間対応の教育相談窓口を推進しておりますし、市教委においては19年4月から、青少年相談センターですとか指導主事への積極的な教育相談をしていただけるように広報活動をしてございます。



◆16番(辻本宏君) 

 はい、わかりました。

 かなり対応はしていただいてるようなんですけど、私自身の知ってるところでは、教育再生会議というふうに先ほど申し上げたんですけれども、ここまではやらなくてもいいだろうというふうに思うんですけど、いじめる側の児童の出席停止とか処罰ということが教育再生会議でも言われてますし、例えば24時間対応してますということも言われてたんで安心したんですけれども、ここでは24時間いじめの相談ダイヤルというのを設けて対応しなさいよというふうなガイドラインといいますか、指針も出てますし、それらに沿って大体、今の答弁を聞いてやっていただいてるのかなというところで、一安心というところもあります。

 このいじめに深くかかわることですけれども、和歌山県内の小中学校でいじめによる、先ほど平見学校教育課長からも言っていただいておりましたかね、学校へ行かない、不登校の原因になってるものも多いです。

 和歌山県の事情をお話ししますと、ここ3年間で不登校の児童数は全国ワースト2位から4位、昨年の2007年には前年より少し減少しましたけれども、1,000人当たりで13.8人、これでも全国でワースト8。依然全国平均を上回ってるというのが事実なんですよね。特に中学になると多い。

 このままの状態が続けば、当然、県、県内市町村教育委員会の対応というのが問われることになると思うんですけれども、そこで和歌山県は何をやってるのかというふうになりますけれども、和歌山県の教育委員会、小中学校、各中学校ですか、スクールカウンセラーの専門的な相談や学校訪問による相談指導、わかりやすい授業の実施などに努めてると。これでかなり不登校の解消の効果があったというふうに県の方では言ってるわけなんですけど、この成果のあった取り組みもこれからどんどん広めていきたいと。一人でも不登校を減らすため、スクールカウンセラーに心の問題の援助、解決、研究の専門家である臨床心理士を置くと。その中学校をふやして、さらには小学校までにも置く対策ということに乗り出してきてるわけですよね。これは和歌山県の最近の不登校生に対する対応なんですけれども。

 そこで、現在、新宮市内の小中学校で臨床心理士をスクールカウンセラーとして置いてるというのはどこにあるでしょうか。



◎教育委員会学校教育課長(平見善宣君) 

 昨年は臨床心理士の方は1名だったんですが、ことしから3名にふやしていただいておりまして、緑丘中学校、城南中学校、光洋中学校、高田中学校で、3名の方に週1回程度交代で来ていただいております。また、小学校につきましては、王子小学校に子どもと親の相談員ということで、この方は臨床心理士ではないわけですが、置いております。また、はばたきの家におきましても、午後2時から4時半まで教育相談等も受けておりますので。

 ちなみに、先ほど言われてました不登校の生徒数なんですけども、人数を申し上げますと、昨年とことしの同じ時期でちょっと比較してみますと、昨年、19年6月1日から8月31日の3カ月の間なんですが、この間で小学校は1名、中学校は16名だったわけです。ことしは小学校が2名、中学校が10名ということで、12名ということで、17名から12名に若干減ってきております。



◆16番(辻本宏君) 

 減ってるということは本当にうれしいことですね。ただ、3年前に聞いたときは、不登校、不登校ぎみの子も含めて28名ぐらいあるというふうに聞いて、この数字を聞くとかなり減ってるのかなというふうに思うんですけれども。

 ここで臨床心理士を取り入れたということは、新宮市の教育委員会ですか、各学校にとってかなりの進歩であったように思うんです。

 臨床心理士というのは大体皆さんも御存じ、名前を聞いて連想していただけると思うんですけれども、心の問題解決・研究に貢献する専門家ということですね。これは1995年に文部省の研究事業としてまず始まってるわけです。今から12年前になりますかね。その時点でモデル事業なんでしょう。それで始めて、それで正式に2001年、今から7年前に制度化されて、まずは全国の各公立中学校に置くようにしたというふうになってるんですね。その点、このことを見ますと、新宮市はややおくれてるんじゃないかなというのを、気がかりなところはあるんですけれども、とにかくその臨床心理士さんを各学校に配置されたというのは、喜ばしくもかなりの進歩じゃないかなというふうに思います。

 現実、実際の対応として、今、平見学校教育課長からご回答いただきましたその1名、16名、小学校2名、中学校に10名不登校の生徒がいるということなんですけれども、ここの学校の校長先生なんかとの意見交換というか、対応策の話し合いなんていうのはしてるんですか。例えば教育長と次長、そして向こうの校長先生、教頭先生、これは例えばの話ですよ。そういうふうな対策についての話し合いというのはされてますでしょうか。



◎教育委員会学校教育課長(平見善宣君) 

 教育委員会にまず指導主事がおるわけなんですが、指導主事を通しましてまず学校長と協議いたしまして、問題が大きい場合は教育長とまた協議等をしてございます。



◆16番(辻本宏君) 

 その問題が大きいというか、実際不登校の子が学校にいる、例えばA校で5人ぐらいいる、B校で3人ぐらいいる。これはA校とB校といったらA校のほうが多いでしょうけれども、そういうふうなちょっと多いですねという気がかりなところは、多分教育委員会、今言うたようにつかんでるはずなんですよ。そういうふうなところで実際にトップ同士、教育委員会というのは教育委員長、教育委員の方もいらっしゃる、外部の。そういうふうな方も交えて、どうしていこうかというふうな話なんかはされてないんですかね。



○議長(上田勝之君) 

 楠本教育次長。



◎教育次長(楠本秀一君) 

 そういう相談体制については、教育委員会、はばたきの家、教育委員会のほうは今のところは指導主事が中心となって、そして子育て相談のほうの子育て支援センター、そういった関係の職員が定期的に集まって、この子の対策をどうしていくかということは適宜協議していただいております。



◆16番(辻本宏君) 

 前回の質問のときにも申し上げたんですけど、小中学校の現場の担任の先生というのもそれぞれ性格、人柄があって、こういうふうな不登校の児童生徒に対応するには限界というものがあると思うんですよ。このケースで多いというのはもう心の病気ですから、かなり高度な専門的知識というのも必要になってくるでしょうし、さらに、これに常時学校内で窓口となって携わる専門の先生も必要になってくるんじゃないかなと思うんです、その現場でですね。

 三つ例を挙げて言いますと、数年前から隣の那智勝浦町では、先生を退職した専門の人を教育委員会に置いて、定期的に不登校の家庭を訪問したりしてる。二、三年前から大阪府内のほとんどの小中学校でこの問題を担当する専門の先生、教諭ですね、を配置して解消に取り組んでると。三重県の小中学校でも以前から、新宮よりも早く学校に臨床心理士をスクールカウンセラーに置いて、本人もしくは両親へ専門的な相談、指導をしたりしてます。

 全国的にもこの動きというのが広まってるんでしょうけれども、心の病気というのは複雑に絡み合って、入り組んで、対応が難しいので、週に何回かのカウンセラー、その臨床心理士のスクールカウンセラーというだけではなく、常に対応できる担当の先生を置いて層を厚くしていかないとなかなか解消できないんじゃないかなと。そのような体制もやはり新宮市で考えるべきではないかなと思うんですけれども、私の知ってる私立学校では、もうかなり前から、これ近くの学校ですけれども、臨床心理士のスクールカウンセラーと常時に生徒が相談できる専門部署、そこの専門部署に何人かの先生がいるわけですよ。それを設けて、重ねて手厚く対応してるところもありますけど、こういうふうなところをひとつモデルにして新宮市も考えていただければありがたいなと思うんですけど、教育長、いかがでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 大江教育長。



◎教育長(大江清一君) 

 この不登校の原因は一口には言えないと思います。その児童生徒個人個人によりまして、いろんな複雑多岐なもとで、そして今言われる心の病気、かなり重くなってる生徒なども、特に中1ギャップと言われるように、中学生になればなるほど、高学年になるほど複雑な問題を持ってるようでございます。

 そういうことで、県下の9市教育長会でもこのことは話題になることが多うございます。はっきり申し上げて橋本市の教育長なども、大阪府との隣接県で特に問題が多いようで、実際のところ手の打ちようがないんだというようなことも言うてました。

 そういうことで、総合的にはこの不登校、いじめがもとで不登校につながっていくというようなことがかなり多いんですが、やはり今後も社会の構造が、景気が悪いとか、家庭事情がもとでこういうふうなことも発生の原因になってるわけですから、そういう意味におきまして、市の方の体制も、ただその学校の生徒だけということだけでなくて、やっぱり幼稚園とか、そして保育所、福祉の分野も含めた総合的な対応室というんですかね。今、話に出たはばたきの家、また少年相談センター、また保健センターもあります。こういうところにはそれぞれ専門に近い方々もおりますし、そういう組織を何とか一本化できればなと、そういうようなことは9市の教育長会でも話が出てます。

 ですから方向的には、新宮市も将来的にはもう教育の分野だけでなくて、やはり専門職、今、議員言われる臨床心理士も含めてそういう専門職を置いて、そこを拠点にして、県からの加配のあるスクールカウンセラーなども利用しながら、やはり柱となる部署を設けていく、そういうような方向に流れていくんではないのかなと、そう思ってます。



◆16番(辻本宏君) 

 流れていくんではないかなという御答弁をいただくとちょっとがっくりといくんですけど、私、実感として、なぜこの質問をしてるかというと、どうしても教育長が言われてたように家庭と学校なんですよ、児童生徒というのは、足を置いてるのは。ですから、家庭での対応というのも大事ですけれども、家庭でも共稼ぎとかいろんな事情があってなかなか対応できないというふうなると、どこになるかというたら、現場で近いところというのは学校なんです。だから学校での対応の層をもう少し厚くしてくださいよと。

 というのは、外部、その児童相談所とかはばたきの家というのは、今まで御苦労されてつくられたところもあるでしょうけれども、ただはばたきの家なんか、私が知ってる範囲内では、何人でしたかね、ここへも時々通ってます。今何人ぐらいかな、行ってるのは。四、五人ですかね。四、五人行って何をやってるかというと、欠けてるのは、心の相談というのは受けられないんじゃないかなと思います、そういうふうな専門家がいないから。ただおくれた勉強を取り戻すために、当然学校へ行かないですから勉強もおくれてくる、そのための補習をしてると。端的に見ればですよ。私、これ表面的にしか見てないから深いところはわかりませんけど。それだけの対応はできてるでしょうけれども、それ以上の対応はできてない。

 そうすれば、どうすればいいか。やっぱり家庭と現場、学校ですね。そこのもう少し学校の層を厚くしてほしい、こういうふうなスクールカウンセラーにしても、先生にしても。それを申し上げてるわけですよ。

 もう一つ、これ最後になりますけれども、その緑丘中学校、先ほどスクールカウンセラーを置いてるというふうに、臨床心理士のスクールカウンセラーに来てもらってる、配置してるということなんですけど、そのとき気になったことなんですけど、そこの相談する場所、生徒たちが入っていって相談する場所なんですけど、非常に殺風景なんですね。当然児童も減ってるから空き教室がたくさんできている。ほんでその一空き教室をざっと使って、一つですよ、1室ですけど使って、臨床心理士のスクールカウンセラー相談・指導というのをやってるんですけれども、児童生徒が受けてるんですけどね、非常に重々しいなという感じがしたんです。

 とにかく相談に行く生徒、児童というのは、やっぱり気持ちが揺れ動いてる、心が安定してないという生徒たちですから、やはりもっと気楽に入れて気持ちの落ちつく部屋に整える方がいいんじゃないかなというものを私自身思ったんですけども、でき合いの教室だけたたっと与えて本当に寂しい感じがしたんですけど、この点、どうでしょうかね。各スクールカウンセラーさんを配置してるところというのは、きっちりと完璧に整備してくださいよというわけじゃないですけど、もう少しは配慮した部屋構えが必要なんじゃないかなと思うんですけども。



○議長(上田勝之君) 

 楠本教育次長。



◎教育次長(楠本秀一君) 

 議員おっしゃるとおり、どうかなと思います。学校のほうと相談して、多分大がかりなことはできませんが、本当に絵の一つでも置けるような雰囲気の優しい、できるだけそういったことを来年度に向けて検討していきたいと思います。



◆16番(辻本宏君) 

 全国的にも、この周辺市町村にも乗りおくれないよう、この面、努めていただいて、私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(上田勝之君) 

 それでは、2時45分まで休憩いたします。



△休憩 午後2時32分

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△再開 午後2時51分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

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△福田讓君 



○議長(上田勝之君) 

 一般質問を続けます。

 5番、福田議員。



◆5番(福田讓君) (登壇)

 一般質問をさせていただきます。2項目にわたり質問させていただきますが、質問の順序を変更させていただきたいと思います。

 当初は市町村合併についてを最初に質問する予定でございましたが、変更させていただき、新宮市総合計画について質問をさせていただきます。

 今般の新宮市総合計画の策定に1年間の多岐にわたり御尽力をいただきました。この策定に御尽力をいただいた関係各位にまずお礼を申し上げたいと存じます。

 今回このような総合計画の冊子ができ上がったわけでございます。まず、こういう立派な冊子なんですが、これは市民の皆様に御配布されるんでしょうか。その点、まず聞きたいんです。



○議長(上田勝之君) 

 芝まちづくり政策部次長兼企画調整課長。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 この総合計画書につきましては、議員指摘されましたこの冊子につきましては、市民に配布というところまではございません。ただ、図書館に置きまして自由に見られるようにいたしております。

 それからまた、今年度でございますけれども、この冊子をよりわかりやすく、中学生にでもわかるようなものを作成する予定でございます。それにつきましては市民に配布していくと、そういう予定をしてございます。



◆5番(福田讓君) 

 そうしますと、こちらのA4のほうは、これもされないということでしょうか。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 それにつきましては、希望者にはお渡しいたしますけども、それよりもよりわかりやすいものを作成したいと、このように考えております。



◆5番(福田讓君) 

 その冊子はいつごろでき上がるわけでしょうか。



◎まちづくり政策部次長兼企画調整課長(芝悦男君) 

 これにつきましては、現在中味を詰めておりまして、今年度の事業の中でしていきたいと思いますので、今年度中には仕上げてまいりたいと、このように考えております。



◆5番(福田讓君) 

 わかりました。

 このでき上がった新宮市の総合計画は、新新宮市の向こう10年間の行政全般にわたる指針は、必ずや今後新宮市の発展に寄与できるものと確信いたしております。公共施設の再整備から教育環境の整備、中心市街地の再生、防災対策の推進、文化遺産の保全と活用、熊野川町地域の活性化、地域医療体制の維持・確保、子育て支援、少子化対策の推進、新宮港第二期整備事業用地の活用、行政改革と財政の健全化と多岐多様に及んでおります。

 今回の私の質問は、的を絞りまして、新宮市総合計画の中で公共施設の再整備と中心市街地の再生についてお聞きいたしたいと思います。

 現在、千穂・丹鶴小学校の統廃合による丹鶴小学校の跡地に、文化ホール、図書館、熊野学センターの建設を想定されております。新宮市は、佐藤春夫先生、西村先生を初め、昭和の中上健次先生に至るまで、日本を代表する文豪を輩出されております。現在は速玉大社の隣に佐藤春夫記念館がございますが、入場者は大変少ない状態でございます。もともと速玉大社を訪れる観光客とは、本宮大社、那智大社と熊野三山を参拝されることを目的としており、年間30万人が訪れております。しかしながら、佐藤春夫記念館への入館者は余りにも期待できないと思います。

 私は、今回の総合計画を推進していく中で、丹鶴小学校の跡地に建設予定の文化ホール、図書館に併設して、新宮市輩出の文豪記念館を建設してはと考えております。新宮市の文化と歴史のまちを全国にアピールするためにも、コンパクトにまとめ上げていくにしても、総合文化基地を形成していかねばならないと考えております。

 新宮市の小学校から始まり高校生に至る子供たちが自然的に図書館に行けば、日本を代表する文豪と触れ合い、社会学の知識の向上にも役立ち、さらには文化ホールでの催し物があれば、市内を初め近隣町村からも多数の方々が訪れる。そうしたときに、日本を代表する文豪をもっと身近に知っていただく機会がふえるわけと考えております。

 さらに、文豪記念館の建設と熊野学センターの併設によって、県下を初め全国の文化ファン、歴史ファンが新宮を訪れる機会がふえると考えます。それに伴い、人が集うところに必ず人の流れができ、人の足が現在衰退している仲之町商店街や丹鶴町商店街へ向き、中心市街地の活性化に大きく寄与できるのではないかと考えております。

 今回、私がこの一般質問を取り上げましたことは、せっかく日本を代表する佐藤春夫先生から中上健次先生までの、これをもっと県下初め全国の方々に知っていただく。1カ所に行けば、そこに佐藤春夫先生、西村先生ほか中上先生まで、文豪輩出の記念館ができることによって人の集まりがもっとふえるのではないか。私は今回、この総合計画の中に文豪記念館というものを併設されることを期待してるわけでございますが、この点についてお聞きしたいと思います。



○議長(上田勝之君) 

 中岡教育委員会参事。



◎教育委員会参事(中岡保仁君) 

 ただいまおっしゃるとおり、佐藤春夫記念館につきましては、来客者、入場者というんですか、そういうものについては非常にインパクトに欠ける数字だというのは、当然私どもも認識しております。

 そういった中、今回、丹鶴小学校跡地を視野に置きながら、文化複合施設ということで、図書館と、熊野学センターと、そして文化ホールを、三者一体となった複合施設を検討してまいっておるわけなんですけども、ただ、そこに新たに佐藤春夫記念館を併設する、そういった場合、そこの敷地とか、利用とか、種々いろいろと検討せねばならない課題が多々あろうかと思います。

 また、佐藤春夫記念館を移築する場合、かなりの費用もかかると思いますけども、そこら辺、佐藤春夫記念館だけではなく西村記念館もございますし、多々ほかの文化財、そして文化施設等々の兼ね合い、連携、そこら辺も十分に、今後その文化複合施設を考えていくに当たって整理していかねばならないかと私どもは考えております。

 したがいまして、すぐに移設とか、移築とか、そこにすべてのものを集積するというのは非常に効果的だと思いますけども、なかなか一朝一夕にはいかないかと思いますが、そういう連携を今後の文化観光交流施設づくりの中で十分に考えていくべきかと思います。



◆5番(福田讓君) 

 市内では速玉大社、そして神倉神社、丹鶴城跡、そして駅前の徐福顕彰園と点で結んでるわけでございますが、今回の総合計画の中においては、そういう文化交流ゾーンを一カ所に集中して、それによって人の流れをつくるという考えを持った今回の答申、この策定でございます。佐藤春夫先生一人じゃなく、新宮が輩出してます文豪の多くの方々を一カ所に集めて、歴史の流れを子供たちや、そして県下、全国の方に知っていただくと。新宮市へ行けばこれだけの文豪が輩出されてること、まさにインターネット等でも全国に発信できるわけでございます。

 今現在ですと西村記念館、佐藤記念館は別々です。駐車場もなかなか西村記念館のほうでは少ない感じがします。やはり一カ所の交流ゾーンとして、近くには丹鶴商店街、そして仲之町商店街がございます。せっかくこのような新総合計画ができたわけですので、一つの交流文化歴史ゾーンとしてぜひともこれにつけ加えていただいて、確かに予算等は要ると思います。しかし、今、新宮市が向こう10年間のプロジェクトを立ち上げて、合併による特例債、そして有利な起債を使って新しい新宮市をつくり上げようとしてるときです。歴史、文化をもう一度精査されて、なぜ佐藤春夫記念館の入場者が少ないかということを考えてみますと、やはり文化ゾーンとして、一カ所に行けばそこに新宮の歴史と文化が見えると、そういった大きな新宮市の宝を県下一円、また全国に発信していただきたいと思います。



◎教育委員会参事(中岡保仁君) 

 おっしゃるとおりでございます。ただ、佐藤春夫記念館、それから西村記念館等々がございますが、そのほかにも図書館には中上健次さんの資料がたくさんございます。そういった中で、それらをどういった形で活用していくか、まちづくりに生かしていくか等々がこれからの課題になっておりまして、当然その辺も含めまして、全体の事業の中で検討させていただくことになろうかと思います。

 おっしゃるとおり、集約、集積すれば一層の効果があるのは重々わかっておりますが、その辺も全体の事業を見ていく中での判断になろうかと思います。



◆5番(福田讓君) 

 これは計画ですから、今回の総合計画の中で今後検討していただいて、新宮が文化、歴史のまちだということを知っていただくために早急にも検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



◎教育委員会参事(中岡保仁君) 

 熊野学センターは、新宮地域、熊野地域の歴史、文化、自然等々、すべてがそこに包含されてございまして、そこへ行けばすべてこの地域の、大きなことは言えませんが、おおよそのことがわかる、概要がわかる。その中には文学もございましょうし、自然もありましょうし、そういったものを視野に今検討を進めておりますので、その中で、例えば佐藤春夫先生のそういった紹介コーナーを設けたりとか、中上健次さんの紹介コーナーを設けたりとか、そういったことは重々考えられると思います。そういった中で、今、既存の佐藤春夫とか西村さんの記念館、そういったところの連携というのを今後考えていく必要は出てくるかと思います。



◆5番(福田讓君) 

 今後これをよく検討していただいて、課題というんですか、すぐに回答はできないと思いますので、今後総合計画を進める中で前向きで進めていただきたいと思います。

 その1点目で、今回の総合計画につきましては、これで終わりといたします。

 続きまして、合併につきましてお聞きいたします。

 6月定例議会におきまして合併問題について質問をいたしましたが、再度質問をさせていただきます。今回、2日間にわたりまして、同僚議員からも、合併について私を含めて4名されております。質問内容に若干重複があるかと思いますが、お許しをいただきましてさせていただきたいと思います。

 前回は熊野川町との合併に至る経緯と協議事項の先送り、信頼関係の構築等について質問をいたしました。

 その中で市長は、合併を成就させるかさせないかは、市民、町民の意思、これからの具体的な動きになってくる。また、市長の任期を前提に少なくとも8月ごろまでを視野に入れて進めていきたいと考えている。あくまでも佐藤市長のスケジュールと答弁をされております。さらに、議会、市民が急ぐことはないとなれば、当然のことながら政策のすり合わせ、あるいは新しいまちの基本的事項を時間をかけてやらなければならない。また、明確に答えが出ているわけではないが、この件につきまして、今回の定例会でも市長が御答弁されておりますが、新しい合併のために支援の法律が制定されるという動きも出てきつつあると答弁をいただいております。

 市長は常々、市民の声を大切にしたいという自負を持たれていると思います。市長の合併に対する姿勢は冒頭に述べましたが、合併の成就、不成就は市民の意思に基づくと言われていますが、合併を進める上で膨大な市町間の協議事項の精査、さらには新総合計画と特進プロジェクトの推進は待ったなしでございます。

 6月定例会で6人の議員、9月定例会でも4人の議員の質問の中で、市長は、那智勝浦町との合併協議と総合計画、特進プロジェクトは並行して推進していくと、これは何度も市長が答弁されております。

 さらに、6月定例会の同僚議員の質問の中に、市長が合併を積極的に推進する意欲があるならば、来年10月の市長選挙に再出馬する姿勢を明確にされ、選挙前後を通じて合併に全力を傾注するインパクトがなければ、市民に対する説得力が乏しいではないかとの質問がございました。市長は、現在は態度を表明する時期ではない、今は新総合計画、合併協議にしっかりと手を携えていくのが大事と答弁されています。

 市長は、合併を推進していく上において、新宮市の総合計画も同時に推し進めていくならば、それが実際に市長の思いのとおりにいかれるのならば、市民に対して、自分自身の政治生命をかけてやるんだという熱意と気迫、決断がなければ、議会、市民の支援が得られるのは難しいのではないか。それは市長の熱意だと思います。民主市政を推し進める上での一番大切な政治家としての自分の政治政策を市民に訴えると同時に、市長として次の選挙に立候補され、この合併が成就されれば新市の新しいかじ取りをしていく、それとも合併以後は勇退をして後進に身を引き継ぐ、はっきりとした政治信念を持って行動をしていった方が市民の理解が得られやすいのではないかと私は考えております。

 それはなぜか。今回の合併の課題と問題は、両市町の首長の任期満了前の重要な課題であります。両市町の首長選挙には、私の耳にするところでは、立候補を予定されている方が複数あり、既に中央では解散・総選挙が11月ごろ予定されているとのことでございます。恐らくや解散・総選挙後、12月から来年の1月になれば、新宮市長選挙もちまたに取りざたされることだと思います。なおさら合併問題がキーポイントになってくるのは明白ではないでしょうか。

 前日の議会で榎本議員の質問に答えまして、市長は、9月下旬から10月上旬にかけて市民懇談会を実施いたしたい。できれば市民の合併に対する意向調査を行っていきたい。さらに、法定協議会の設立は、市民の意思を確認した後にという答弁をされております。

 これが現在までの市長の御答弁でございます。

 私は、市民懇談会、市民意向調査を今回実施されるという予定でございますので、その市民の声を聞いた後、熟したときに法定協議会の議案を提出されるという解釈をしてよろしいでしょうか。御答弁をお願いいたします。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 これは何度も繰り返しますように、やっぱりこの新宮市民が、また相手方では那智勝浦町民が、真に同じまちをつくるということに対して同意が得られるか、そのことがこの成否のかぎを握っていると、このように思っています。そのような中で、民意をとにかく私としては尊重していきたい、これは変わりありません。

 そのような中から、那智勝浦町でも今議会を通じましていろいろな動きが出てまいりました。それは、今の町長も場合によっては町民の住民投票で問うと、こういうこともおっしゃっております。

 また、私としましても、市民の説明会、そのほか意見交換会等、今までも各団体とは重ねてまいりましたが、それを受けて市民の直接の対話集会を開き、その後、この意向調査の中で、その最終的な法定協を立ち上げるかどうかということについての結論を出したい、かように思っております。



◆5番(福田讓君) 

 ありがとうございました。

 さらに、市民の意思の、今回市長が時間を割いていただいて、9月下旬から10月上旬にわたり、市内で。昨日の紀南新聞の記事に載っておりました。それを前日、榎本議員の質問に答えられております。市民の意思の多数は那智勝浦町の合併を望まない、また望む、緊迫した中で自分の考えを出すわけでございます。

 私、過去のことを申し上げますが、平成16年度に熊野川町の町議会選挙がございました。それまでに法定協議会というのが、元町長から議会に議案が提出されました。その法定協議会を町長が提出する過程におきまして、皆様も御存じだと思いますが、熊野川町では僅差で合併を推進される議員の方が多かったわけでございます。町長は住民投票というのを考えられていたかは察することはできませんが、私は何度も町長に住民投票を行ってはどうかと求めましたが、町長は住民投票を拒否されました。

 それはなぜかと。法定協議会の議案を提出するに当たりましても、住民投票を実施するにおいても、最終的には議会の議決が要るわけです。仮に町長が市長が住民の、市民の意見を聞くんだと、そのために住民投票をやりたいという議案を議会に諮りましても、議会がそれを否決してしまえば住民投票はできません。

 私は、熊野川町の前町長はなかなか頭のいい方でございましたので、今の議会の雰囲気を見たときに、小さな熊野川町でございましたが、議会の総意、民意を見たときに、これはやはり議会の民意は、新宮市との合併に向けての賛成者の方が多いということを確信されたからこそ住民投票をしなかったと思います。

 もともと、今申し上げましたが、住民投票、法定協議会の議案は、議決が要るわけなんです。我々議員は、釈迦に説法でございますが、市民の信託を得て、選挙を経て、ここで予算の議決、条例の議決を行っております。さらに、今、合併のことが取りざたされております。市長が市民の意向、市民の民意とおっしゃられますが、やはり我々議会といたしましても、議会の民意が要るわけなんですね。やはりよほど慎重にいかなければ。

 前回は、旧新宮市議会議員の皆さんは、合併に対してはほとんどの方が賛成だったとお聞きいたしております。私が籍を置いていた熊野川町は、僅差でございますが、合併の推進の議員が多かったわけです。やはり当時の町長はそこを十分に認識され、住民投票をしなかったと思います。議会の民意と、やはり市民の民意もございます。しかし、最終的に議決するのは、我々新宮市民から選択された議会であります。

 今回、市長初め副市長ともども、御答弁は同じでございます。前向きの姿勢でございます。先般、三栗議員の質問の中であったと思いますが、副市長もお隣の那智勝浦町の副市長とも緊密に協議されてるという話を聞いたんですが、そのあたりの中味的なこと、もしわかればお聞きしたいと思います。



○議長(上田勝之君) 

 竹嶋副市長。



◎副市長(竹嶋秀雄君) 

 まず、事務的なことから詰めていっておりますし、こちらの委員会の状況等を報告もしておりますし、市長からも向こうの町長の再建に入るとかいうような言葉については慎むようにというような市長からの申し入れもしていただきましたし、私からは、副町長以下、町方の幹部の職員については、当然そういう財政状況ではない中を十分皆さんに説明していただきたいという申し入れもしましたし、節目節目で副町長とは連絡をとっております。



◆5番(福田讓君) 

 それは副市長、やはり再三再四されてるんですか、それとも月1回とか、そういう回数でございましょうか。



◎副市長(竹嶋秀雄君) 

 日にちとか回数は決めておりませんが、案件が出たときに連絡をとりながら話し合いを詰めておるということでございます。



◆5番(福田讓君) 

 さらに、芝課長が同僚議員の質問の中で、新宮市商工会議所と青年会議所、また各種団体との懇談会の中での結果を詳しく発表していただいております。それをずっと私も聞き及んでおりましたが、ほとんどの方が慎重であると。合併に対しては賛成の声がほとんどですが、今、新宮市が熊野川町と合併して向こう10年間の特進プロジェクトを進める中で、まず地元の足元にしっかりと根をつけていくのが当然ではないかという声が多いということが、芝課長からの御答弁ではっきりいたしました。

 それはなぜか。この新宮市の、これからの新宮市を背負って立つ経営者、若い方々、青年会議所といえば、これは新宮市の中心の人物有能な方がお集まりで企業経営をやっていく、そういう方々の中での意見が慎重にいけと、やはり新宮市のプロジェクトを進めるべきではないかということに私ははっといたしました。若い方々がそれほど今住んでいる新宮市を、どうにかして立ち上がらねばならない、企業家として本当に新宮のことを考えてる。

 私は、自分のことを言って申しわけないんですが、私の妻も那智勝浦町出身でございます。去る8月にも自分の那智勝浦町の義理の父母の家に行って、「お父さん、7月に那智勝浦町で合併の説明会があったそうですね。行ってきたんですか」、「いや、所要があって行けなかった」、「中味は聞いてますか」と言うたら「聞いてる」と。「お父さん、今、新宮と合併して、あなたは一番勝浦の町民として何がいいと思いますか」と。答えは、杉原議員が質問されたとおり、熊野川町の町民の方のお答えと同じでございました。市立医療センターの大きな総合病院があると、そこに自分の命を預けるときに、ベッドの入院費も同じになると、そういう回答でした。熊野川町も合併以前は差額ベッド料を払っておりました。今、市民になってありがたいことは、全く同じ公平な料金で安心して医療センターで静養できると、これがお答えでした。あとは水道料金、税金がどうなるのかと、こういった心配もございました。

 私にとっては、那智勝浦町と合併することは、自分の親も一緒に生活圏に入る。いろんな面で私はプラスになります。私のことを言えばプラスになります。

 しかしながら、私は今、新宮市民の選択を得て市会議員としてここで発言している以上、まず新宮市民の幸せを考えなければなりません。内心を言えば、合併をすれば同じ那智勝浦と市民になります。しかし、今大切なことは、合併によって、合併特例債を使って、新宮のこのようなすばらしい新市総合計画案を御尽力いただいた策定委員の皆さんでつくっていただいた。今回合併をするというならば、この総合計画を白紙に戻すか。市長は、いや、それは並行してやっていきますと。しかしながら、それはできるのでしょうか。

 市長というものは会社の社長です。ここにおられる職員の皆さんは、そこのいわゆる幹部職員であります。本当に市長が、副市長が熱心に合併を唱えているわけですが、私は職員にもいろんな考えがあると思います。それをここであなた方に聞くことはできません。しかし、私の耳に入ってくる中では、職員の方々の中にも、福田さん、今回何とかして合併やっていきたいんやと、あんたらも協力してよと、そういう声は出てまいりません。あくまでも慎重論です。

 その中で、今回合併を推進される市長のお考えですが、私にはなかなか理解しがたいというんじゃないんですが、市長の考えは市長の考えです。私は一般質問してますから、考えがすれ違っても仕方がないと思いますが、大変物すごい労力と、合併に向かっての職員の御尽力というのは、熊野川町と新宮との合併のときは、こういったプロジェクト、総合計画はなかったわけなんです。今その総合計画を進めようとしてるときに、また右で合併。この総合プロジェクトを一に戻してやっていくのか。

 もう既に市長は、3月でしたか、総合プロジェクトの説明会を発表されて、それを推し進めているところです。ところが、3月に那智勝浦町の町長とのあうんで意見が合ったと。これを進めていきたい。これはやはり市長の、政治家ですから、考えを私はとめることはできません。しかし、ここで申し上げているのは、民意の意思、議会の民意。

 今回の定例会におきましても、4名の方々の一般質問の中味はすべて慎重である。まず、特進プロジェクト、新総合計画を進めていくのが筋ではないかというお答えです。しかし、市長は同時に進めると。議会の民意は今4名でございますが、今回の定例会、市長に対して、市長、大いに合併を進めてください、平成20年の3月までにぜひ頑張っていただきたい、職員の皆さんも大変御苦労であるが頑張っていただきたいというふうな質問はございませんでした。その中で市長は、9月下旬から10月上旬にかけて市民の中へ足を運んでいくわけでございます。

 今回の合併について、市長はどれだけの熱意を持たれてやっていくのかを、私にはその気迫というのがどうも見えにくいんです。失礼な話になりますが、私にとっても自分の政治生命をかけて次の選挙に打ってやるんだと、それほどの熱意を持っておられるのかな。御答弁の中では、議会が急ぐな、市民が急がないとならば、それに合わせてもいきたい、それを考えていきたいというお答えです。市長と私の政治信念はまた違うかもわかりませんが、私は、首長であるならば、それぐらいの気迫と執念、熱意を持ってやっていくのが、3万3,000人の行政の長として、市民の長に立っていくのが当然ではないかと考えております。

 市長、この合併につきまして、議会の民意は今定例会では慎重論です。しかし、市長は、特進プロジェクト、総合計画を並行してやっていく。実際やっていけるパーセント、100%か、それとも何十%か、その点、お聞きいたします。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 特進プロジェクトの着手につきましては、この年度から既に予算化もいたしまして、現在、学校の再編をまずやらなきゃならない。そのために市街地の再開発もその跡地に我々としては位置づけてるわけでありますから、これは着実に着々とやっていると、このように思っております。この特進プロジェクトは26年度までにぜひともなし遂げると、こういう姿でありますから、これは何度も繰り返しますが、合併をしようがしまいが、まずこの新宮市がその市街地の再開発、また学校再編はどうしてもなし遂げていかなきゃならない、その思いです。そのことは何度も繰り返しておるとおりでございます。



◆5番(福田讓君) 

 今の御答弁は、私以外の方の御答弁と全く整合性はとれてます。

 しかし、市長、1点お聞きしたいんですが、市民の意思と議会の意思、二つございます。市民の意思を問うのは住民投票です。住民投票を今後、自分の腹に据えてやっていくお考えはお持ちでしょうか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この議会の中に法定協議会を組むとなれば、当然予算を計上し、また人員のそれなりの体制を整えていかなきゃなりません。その決断をするのは住民投票とは申し上げておりません。住民のいろんな意見交換の場や、あるいは住民意向調査も時には実施すると、こういうことで申し上げたのであります。我々としては、当然住民投票になれば、その予算を獲得しなければなりません。それ以外の方法というのもあり得るでしょう。そういうことを想定して、先ほどからこの議会を通じて答弁いたしているところでございます。



◆5番(福田讓君) 

 住民投票というのは住民の意思を聞くわけです。市長は意向調査をしていきたいということです。当然だと思いますよ。しかし、住民アンケート調査、意向調査というのは、これは議決が要らないわけなんですね。住民投票は条例を制定してやっていくと。法定協議会も、何回も申し上げますが、これも議会の議決が要るわけなんです。今、市長は、前回6月の定例会の議員の一般質問、今回の4人の議員の一般質問の内容を、また議員の考え方をお聞きしております。

 市長、今、市長が述べたように、住民の意思を尊重する。しかし、議会の意思が、合併を進める上での民意が多いと確認したときに出さなければ、私は、本定例会の一般質問の中でそういう声はございませんでしたので、大変難しいということでお聞きしてるわけなんです。

 これも全員協議会の中での発言の多くは、将来的には那智勝浦町との合併に対しては必要と思われるが、新市総合計画、各プロジェクトの実施を控えてタイトであると、これが全員協議会の皆さんの御意見であり、前回のような新法による特典は少ない、法定期限内の合併にとらわれることなく、腰を据えて協議をしていくことが望ましいというのが協議会の内容であり、また過日、ここで執行部からいただいた一般質問の中の議員の声をまちづくり政策部がつくっておるとおりです。

 過日の一般質問の中で、那智勝浦町のほうが財政がいい、新宮市のほうが悪いんだという課長の御答弁でしたが、合併特例債を活用していった場合、新宮市のほうがまだ悪いんでしょうか、那智勝浦町よりも。



○議長(上田勝之君) 

 竹嶋副市長。



◎副市長(竹嶋秀雄君) 

 その特例債を利用する事業等の確定もしておりませんし、額も確定してない中で、那智勝浦町、今まで単独で頑張ってるわけですけども、当然10年前の財政規模とか一般財源の額は減ってきておりますが、その中で懸命に財政運営をしてるというようなことですから、新宮市も当然厳しい中で、基金も取り崩しながら収支を合わせてるというようなことでございますから、両方新しい市になったときに共倒れになるというようなことは当然避けていかないかんですし、それはそういう財政シミュレーションにはなると思います。



◆5番(福田讓君) 

 お聞きしてるのは、初めの御答弁では、新宮市のほうが財政状況は悪いと聞いたんですよ。これは答弁の中で聞いてます。それで間違いないですね。今現在は新宮市のほうが悪いんですね、財政は。



◎副市長(竹嶋秀雄君) 

 新宮市のほうが悪いというようなことは我々は思っておりません。



◆5番(福田讓君) 

 ただ、ここで低いと聞いてますよ、勝浦のほうがいいと。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 これは、連結決算が今年度から市民に公表するものとして新しい財政の公開の場に出てまいりました。そのような中で、過日、県が公表した財政のそういう連結決算を含む実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率、それの順位、ランクづけの位置で申し上げたのであります。

 実質赤字比率では、新宮市はランクは一番上にあります、和歌山県下で。しかし、公債費比率は那智勝浦町が非常に低い。ものによってその差異があると。ですが、この両市町が、財政の面からいえば、これが同じ自治体になることによって数値はよりよい方向に行くと、そのような意味合いで申し上げたわけであります。



◆5番(福田讓君) 

 わかりました。やはり新宮市も財政的には今市長が御答弁されたとおりだと思います。私はちょっとおかしいと思いましてお聞きしたわけなんです。

 那智勝浦町は太地町との合併を模索してましたが、これは破談になったわけでございます。その後、単独で運営されてます。確かに単独になりますと、基金の取り崩しは必ずやってきます。今回、那智勝浦町との合併は、合併推進債と合併算定がえというんですか、今は約70%の地方交付税の充当があります。しかし、今回の合併推進債では、お聞きしたら約30%しかないわけですね。

 過日の杉原議員の質問の中で、那智勝浦町の小学校のいろんな施設に東南海・南海地震に備えて合併推進債を利用しようとしているということをお聞きしました。新宮市は熊野川町との合併によって、合併特例債で新しいまちをつくっていこうとしてます。なおかつ那智勝浦町は初めてですから、その合併推進債を使って那智勝浦町の既存の学校とか、いろんな施設を東南海・南海地震に備えてやっていこうとする。

 私は考えても、今回、合併によって新宮市は新宮市の特例債を使う、勝浦は勝浦、それが勝浦にとっての最大のメリットではないかと。どう考えても、今、新宮市にとって大事なことは、合併特例債を生かしてまちづくりをやっていかなければならないときなんで、それほど相手のことを考えることも大切ですが、まず我が市を財政ともに強固にしなければならないと考えます。

 合併推進債、合併によって新宮市はそれをどれほど活用できるシミュレーションがあるんでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 竹嶋副市長。



◎副市長(竹嶋秀雄君) 

 先ほど言いましたように、那智勝浦町の課題としては、学校の耐震化とか建てかえとか、そういうことは聞いておりますが、総額、まだ詰めるところまで行っておりませんし、当然新市になった場合は、学校であれば義務教育の起債もありますし、あとの残りの国庫補助、義務教育の起債の残りについては、財政担当とすれば、有利な起債を充当するのが当然だと思っております。



◆5番(福田讓君) 

 新宮市として、もし仮に合併という仮定として、推進債というのは新宮市にどれだけのメリットがあるんですかと聞いてるんですわ。私は財政には詳しくありませんからね。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 財政的な支援という面におきましては、この推進債の発行が合併によって使えるということになりましても、新宮市としては過大なこれに期待を寄せているというわけではありません。また、財源的な裏打ちの面におきましても、非常に交付税措置等も脆弱でありますから、あるいは那智勝浦町サイドからいえば、この推進債に対する期待が大き過ぎるんではないかということはかねがね思っております。それよりもむしろ、この両市町が合併することによって、その行政のある意味では体質、また体制を強い、強固なものに整えていきたいというのが私の願いでございます。

 この合併算定がえにしましたところでも、熊野川町との合併のときには10年我々は保障されておりますが、5年ということになっておりますから、非常に、5年ということは、那智勝浦町にとってみましたらそれは有利に作用するということを思ってるんでしょうが、余りにも財政の支援、財政の恩典ばかりを視野に入れた推進、それは少し那智勝浦町に過大な期待があるんではないかと、このように思っております。それよりもむしろこの二つが一緒になることによって、産業、文化が一緒になる、また行政経費としてもスリム化するものはスリム化する、また共同で例えばいろんな重複するような施設等が整理できる、そういうもののほうがメリットとしては大きいと、このように思っております。



◆5番(福田讓君) 

 御答弁ありがとうございます。推進債の新宮の活用というのはそれほどないというわけです。ただ、市長がおっしゃったように、合併によって5万人の都市ができ上がると。行政改革、そして歴史、文化の大きなまちができる。地域間競争に負けない、田辺市に負けないまちができ上がるということは私も想像できます。

 しかし、今、市長が申されましたように、余りにも勝浦が合併推進債を、そればっかりを言ってると。今、市長が言われたように、新宮市はそれほどメリットがない。どちらかというと、これは勝浦が力を入れて合併というように受け取れるわけなんです。

 市長は自分の政治信念においてやっていきたい、それはもう市長の考えでございます。私は、この合併が成就できる、できないかは議会の意思、市民の意思、そして那智勝浦町議会、両首長の合致と、一致しなればできないと。大変難しいと思います。前回のように新宮市議会全員が、ほとんどの方が合併を進め合ってる、そういう時期ではございません。やはり慎重があるわけです。

 今後、市長が行政の長として、9月下旬から10月にかけて市民との意見交換会を行っていく、それはもう市長の考えでやっていただいたら結構でございます。しかし、本定例会終わるに当たり、議会の議員の質問の意思も十分考えていただいて、今後、慎重に事を進めていただく、私はそれがベターではないかと思います。

 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。

     (「議事進行」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 15番、松本光生議員。



◆15番(松本光生君) 

 けさの新聞紙上で、県の東牟婁振興局が発注した新宮港湾改良工事を含む一般競争で、談合の情報があって無効になったという新聞があったんですけども、これ新宮市に対して何らかの報告があったんですか。



○議長(上田勝之君) 

 それはたしかけさの朝刊に載っていた記事だと思いますね。県発注工事の関係ですね。

 担当課より説明をいたさせます。よろしいですか、松本光生議員。



◆15番(松本光生君) 

 はい。



○議長(上田勝之君) 

 前田建設農林部長。



◎建設農林部長(前田道春君) 

 今、議員言われたように、新聞の記載どおりでございまして、大変残念なことが起こりました。和歌山県も前回のああいう事件から、入札制度も透明性をしようということで、一般競争入札、総合評価ということでやってきたんですが、今回、新聞に掲載してますように、当新宮市の新宮港の関連工事2件がございまして、入札が7月にあったんですが、1日前にそういう通報があって、県で審査した結果、今言われたように、この入札については取り消すということになりました。そういう情報は私どもには入っております。

 今後については、県のほうは、この新聞に書いてますように、もう一度入札をやり直すということを聞いております。



○議長(上田勝之君) 

 よろしいでしょうか、松本議員。

 以上で一般質問を終わります。

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△日程2 陳情書2件



○議長(上田勝之君) 

 日程2、陳情書2件を議題といたします。

 お手元に配布の陳情文書表のとおり、陳情第35号、津波から命を守る緊急避難施設の設置を求める陳情書は総務委員会へ、陳情第36号、市立幼稚園の教育環境充実についての要望に関する陳情書は教育民生委員会へ付託いたします。

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△日程追加変更について



○議長(上田勝之君) 

 お諮りいたします。

 この際、議事日程を追加変更して、お手元に配布しております陳情第37号、蓬莱幼稚園の教育環境充実についての要望に関する要望書を議題といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、議事日程を追加変更して、陳情第37号、蓬莱幼稚園の教育環境充実についての要望に関する陳情書を議題とすることに決定いたしました。

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△日程追加変更 陳情第37号 蓬莱幼稚園の教育環境充実についての要望に関する陳情書



○議長(上田勝之君) 

 お手元に配布の陳情文書表のとおり、陳情第37号蓬莱幼稚園の教育環境充実についての要望に関する陳情書は、教育民生委員会へ付託いたします。

 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。

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△休会について



○議長(上田勝之君) 

 この際、お諮りいたします。

 常任委員会及び決算審査のため、9月12日より9月25日までの14日間休会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、あす9月12日より9月25日までの14日間休会とすることに決定いたしました。

 なお、休会中における各常任委員会及び決算審査特別委員会の開会日時等につきまして、各委員会委員長より次のとおり報告がありましたので、お知らせいたします。

 総務委員会は、本日午後4時15分より第1委員会室で、教育民生委員会は、本日午後4時15分より第2委員会室で、建設消防委員会は、本日午後4時15分より第3委員会室で開会をいたします。

 次に、平成19年度一般会計等決算審査特別委員会は、9月17日午前10時、第2委員会室で、次に、平成19年度企業会計決算審査特別委員会の水道事業会計は、9月17日午後1時30分、水道事業所会議室で、病院事業会計は、9月18日午前10時、医療センター6階講義室においてそれぞれ開会いたします。

 この報告をもって各委員会の招集通知にかえさせていただきますので、御了承願います。

 なお、市当局にお願いいたします。

 各委員会の議案審査に支障なきよう関係資料の準備について配慮を要望いたします。

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△散会の宣告



○議長(上田勝之君) 

 以上により、次回の本会議は9月26日午前10時より会議を開きます。

 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これをもって散会といたします。

 お疲れさまでした。



△散会 午後3時55分