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和歌山県 新宮市

平成20年  3月 定例会 03月10日−04号




平成20年  3月 定例会 − 03月10日−04号










平成20年  3月 定例会



          平成20年3月新宮市議会定例会会議録

             第4日(平成20年3月10日)

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議員定数19名、現在員19名、出席議員17名、氏名は次のとおり。

         1番  木戸地郁生君

         2番  松畑 玄君

         4番  榎本鉄也君

         5番  福田 讓君

         6番  田花 操君

         7番  東 賀代子君

         9番  東原伸也君

        10番  上田勝之君

        11番  三栗章史君

        12番  松本哲也君

        13番  前田賢一君

        14番  奥田 勲君

        15番  松本光生君

        16番  辻本 宏君

        17番  屋敷満雄君

        18番  前田 治君

        19番  大西 強君

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欠席議員2名、氏名は次のとおり。

         3番  久保智敬君

         8番  杉原弘規君

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議事日程 平成20年3月10日 午前10時開議

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(1)から

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会議に付した事件

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(5)まで

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地方自治法第121条の規定による出席者

          市長                  佐藤春陽君

          副市長                 竹嶋秀雄君

          理事(港湾関係及び土地開発公社担当)  亀井寿一郎君

          まちづくり政策部

          部長                  森 常夫君

          次長兼情報推進課長           向井 隆君

          企画調整課長              中岡保仁君

          商工観光課長              鈴木俊朗君

          総務部

          部長                  小山壽行君

          次長兼秘書課長             川嶋 潤君

          参事                  坂本憲男君

          総務課長                丸山修市君

          財政課長                上路拓司君

          行政改革推進室長            和田 隆君

          税務課長                阪本 殖君

          市民福祉部長兼福祉事務所長       右京良平君

          市民福祉部

          生活環境課長              嶋田喜久一郎君

          福祉課長                勢古口博司君

          健康長寿課長              浜前泰弘君

          子育て推進課長             生駒 明君

          市民窓口課長              萩原 智君

          建設農林部

          部長                  前田道春君

          次長兼農林水産課長           倉家 博君

          参事(建設農林政策担当)        馳平忠男君

          都市建設課長              中畑孝一君

          管理課長                池端洋一君

          熊野川行政局

          局長                  平 俊孝君

          医療センター

          事務長                 杉山泰生君

          庶務課長                西  寛君

          医療業務課長              上野山巳喜彦君

          水道事業所

          所長                  山野上光治君

          消防本部

          消防長                 塩崎正和君

          農業委員会

          事務局長                坂本 均君

          教育委員会

          教育長                 大江清一君

          次長兼学校教育課長           楠本秀一君

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本会議の事務局職員

          局長                  鈴木 秀

          次長                  浜口恭行

          庶務係長                北 光子

          議事調査係長              赤松勇人

          係長待遇                西 洋一

             第4日(平成20年3月10日)

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△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(上田勝之君) 

 皆さん、おはようございます。

 ただいまの出席議員は16名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、別紙にて配布いたしたとおりであります。御了承願います。

 日程に入ります前に御報告いたします。

 本日、3番、久保議員、風邪のため欠席の旨の届け出がありましたので、御報告いたします。

 続いて19番、大西議員、所用のため遅刻の届け出がありましたので、報告いたします。

 また、当局より、江川収入役、病気療養のため今会期中欠席の届け出がありましたので、報告いたします。

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△日程1 一般質問



○議長(上田勝之君) 

 それでは、早速日程に入ります。

 日程1、一般質問を行います。

 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い順次発言を許可いたします。

 当局の答弁は備えつけのマイクを通して明解に答弁を願います。

 なお、発言番号4番、久保議員より一般質問の取り消しの申し出がありましたので、あわせて御報告いたします。

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△東原伸也君



○議長(上田勝之君) 

 それでは、9番、東原議員。



◆9番(東原伸也君) (登壇)

 おはようございます。通告に従い、一般質問をさせていただきます。

 今回のテーマは、協働を主とした福祉・医療施策についてでございます。早速入らせていただきます。

 市町村合併により新しい新宮市となり、はや2年半、合併の作業が終わらないうちから医療・福祉を取り巻く環境は大きく変化しました。国の法改正による医師不足、また療養型病床の大幅削減、そしてことし4月から始まる後期高齢者医療保険制度、大きく取り上げてもこの2年くらいの間に市民にとって大きな問題が発生しております。合併したとはいえ、このままでは新宮市にとって明るい展望は見出せないような状況に陥るのではないかと危惧するところであります。しかしながら、新宮市の命を守るのは行政、また我々議会の役目ではないでしょうか。責任、義務、あって当たり前の話だと思います。そこで今回は、協働というテーマを新宮市が掲げてこれから歩んでいこうとしておりますので、このテーマに沿って質問をさせていただきたいと思います。

 まず、市長にお聞きします。市長にとって協働というイメージはどのようなものですか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 それぞれ行政と市民及び市民のグループが、互いによい関係の中から協働してまちづくりを進めようと、基本的にいえばこういう姿勢でございます。



◆9番(東原伸也君) 

 大まかに言うとそういうことだと思うんですが、私は新宮市の議員としてもう10年以上も務めさせていただいております中で思いますのは、やはり財政的な問題というものは新宮市を大きく圧迫しているのではないかと思います。ですから、先に言っておきますが、私の協働ということは、市の財政にかかわる、今、新宮市が受けている問題をどのように民間の方に協力いただいて進めて、またどれだけ財政の圧迫を減らすかということやと思います。ですから民間に大きく力を移譲するべきだと私は考えておりますので、これも念頭に置いといていただければと思います。

 それで、担当課にちょっとお伺いしますが、現在の高齢化率は何%なのか、また10年後、20年後には何%ぐらいになるか、予測されておりますか。



○議長(上田勝之君) 

 浜前健康長寿課長。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 この2月末現在は29%台に乗りまして、今29.14%になってございます。

 また、介護保険の場合、3カ年の事業計画を策定するに当たりまして将来的な10年間ぐらいの人口の推計をいたしますけども、17年度に今の18、19、20年度の事業計画を策定いたしましたときに持ちました数字でございますが、これは16年度と17年度の住民基本台帳に基づきまして推計しました数字でございます。例えば平成26年度でございましたら、もう高齢化率は30%を超えまして32.4%ぐらいになるであろうというふうな推計が出ております。



◆9番(東原伸也君) 

 高齢化率というのは平均寿命が目安なのか、そこらがちょっとわかりにくいんですよね。というのは、資料によったらいろいろ変わってくる場合があるみたいで。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 ここで使っております高齢化率は、総人口に占める65歳以上の高齢者の方の割合でございます。



◆9番(東原伸也君) 

 推計を出したときに、10年後、20年後の場合、今御存命の方が平均寿命で亡くなるという目安でこれは計算するんですか。そういうあれではないんですか。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 この方法はコーホート変化率法という方法を用いております。これは、ある年、今回の場合でしたら16年、17年度の住民基本台帳でございますけども、その年の男女でありますとか年齢別人口とかを基準にいたしまして、人口の動態率、例えば20歳から25歳までのグループの人がどんな形で推移していくかとか、そういう動態率とか移動率とかそういうふうな率を当てはめまして将来の人口を推計するというふうな形をとっております。



◆9番(東原伸也君) 

 はい、大体わかりました。

 この高齢化率は、私にとって思うのは、単なる高齢化率ではなく、先ほど答弁にもございましたが少子・高齢化や医療技術の進歩によって大きく変わってくると思います。そして新宮市にとっては、企業誘致や若者の働き場所が増加すれば、またこの比率も大きく変わってくるのではないでしょうか。

 現在の新宮市は少子・高齢化が進み、先ほどのような状況ですが、少ない子供たち、ふえる高齢者、そしてこれを支える中堅層、皆新宮市民だと思います。市民が安心して生活できる町、すなわち新宮市に生まれて新宮市に骨を埋められる、そんな町にしたいと思いを込めて質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 医療センターの医師確保に奔走されたこの1年、市長を初め担当を命じられた方々には本当に御苦労さまでした。おかげで産婦人科の医師は確保できました。その感想をお聞かせください。市長よろしくお願いします。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 実際、この二、三年随分さま変わりいたしまして、医師確保という面におきまして、新宮市だけではありません、各地方は大変苦慮しているというのが実情であります。そのような中から国県の御支援をいただきまして緊急医師として産婦人科医の確保、全国の6自治体でありますが、その一つとしてこの新宮が選ばれた、またその対象となったということについては大変うれしく思いました。

 また、その任期がこの3月をもって終了いたしますが、変わらず、それぞれ全国に派遣されました国の制度による医師の中でただ一人、この周期が到来いたしても私としてはここに骨を埋める気持ちで頑張りたいと、このようなお申し出をいただきまして、過日、近畿厚生局長立ち会いのもとにそういう確約を県庁におきまして交わしてきたところであります。大変喜んでおりましたところ、また過ぐる日には新しく3人目の医師となる方がこの新宮市の医療センターの環境を大変好まれ、今も門真市におきましてみずから診療所を経営している医師でありますけれども、こちらのほうに赴任したいというありがたいお申し出等いただきました。そのような方も新宮医療センターとしては喜んでお迎えして、市民の医療確保の力になっていただきたい、このように思っているところでございます。

 また、他の医師等の問題につきましては、現実に欠けている診療科目もございます。また内科等中心に医師不足が顕在している科目もございます。これは地方の病院経営に当たる市長の宿命だと思いますが、変わらず、ありとあらゆるそういう医療機関、医療派遣をする大学病院等含めまして、これからも医療センターと連携を密にしながら医師確保の努力を積み重ねてまいりたい、かように思っております。



◆9番(東原伸也君) 

 これまでの大学病院にお願いして医師派遣を受けることは大変難しくなり、現行の医師にかかわる制度が改正されなければ、医師確保についてはこれからも大きく力を注いでいかなければならないと思います。これは自治体病院を抱える町にとっては大問題であり、大きな労力と財政を消費するものと思われます。現に平成20年度においては医師住宅建設も提案されていますが、これも医師確保の一環として行うものでしょう。

 もう一方、町に目を向けると、新宮市には開業医が多くいらっしゃいます。これも私は新宮市の財産ではないかと思います。しかしながら、この方たちも我々同様これから年をとります。10年後、20年後と考えると、今の開業医の数はどれぐらいになるのか、とても想像がつきません。医療センターは急性期の第3次医療を幾ら目指しても、町に開業医がいなくなれば将来にわたり現在の医療を確保することができないと思われます。本当に医師確保は大変な問題です。今回のことで、前段に述べた新宮市で生まれるということは、今、市長の答弁の中では、現在のところは何とか確保できたのではないかと思われます。

 しかしながら、高齢者の問題です。新宮市で骨を埋められるかというところです。新宮市の医療、介護の現状を見れば、医療センターを初め開業医、特別養護老人ホーム、老人保健施設、養護老人ホームなどがありますが、やはり特筆すべきは財団法人新宮病院ではないでしょうか。私の今回のこれが質問のメーンです。

 財団法人新宮病院は、民間病院と認識されている部分が多くありますが、公益法人であり、現在では理事が5名、無報酬です。雇用している人数は約50人ありまして、中にはパートの方もいらっしゃいますし、34名から5名が新宮市の方でございます。ほか16名程度が近隣市町村から新宮市のほうに働きに来ている方だと聞いております。

 私も開設当時、財団法人新宮病院の理事としてこの議場でも発言をさせていただいたこともございますが、諸般の事情により役員をおろさせていただきました。というのも、やはり新宮病院の中に議員がおるということはどうかといういろんな方からの御意見もいただきましたので、そういうことになりました。本来ならば私も、新宮市のため、新宮市の市民のために新宮病院というのは必ず必要な施設になると心の底から思っておりますので、参画し、一生懸命それに取り組んでいきたい気持ちなんですが、皆さんの言うことも一理あるなと思い、そういうことで退陣したわけでございます。

 この病院は、明治時代から明治、大正、昭和、現在の平成まで4世代を生き抜いてきた病院でありまして、ことしでちょうど100周年であります。そういう中で、市長にもこれまで再三申し出てきたところでございますが、その前に、市長が議会の中で再三発言している広域の医療連携というのはどの程度進んでいるのか、お聞かせください。



◎市長(佐藤春陽君) 

 広域の医療連携として各公立病院、それぞれ自治体が持っている病院、例えば三重県域から串本域までございますが、こことの病院間のきちっとした連携が構築されているかといったらそうではありません。しかし、医療センターとして確保している医師の中からそれぞれの病院の間に医師を派遣するというか応援をさせてもらった、またさせてもらっている状況にもございます。そのような中で、院長同士の間等の協議の中におきまして大変我々としてはよい関係が保たれていると、このようにも感じているところです。

 そのような中で、ただ行政が、例えば脳神経外科はここが担当するよ、内科はここが担当するよというようなことはできない実情にございます。それは、それぞれの公立病院がそれぞれの地域医療機関としてそれぞれの医師確保の中で懸命に我が町の町民あるいは市民の命を守っている、そういう大きな課題があるからであります。そのような中から、我々としては、現時点におきましては病院間の連携は病院同士の中でしっかり話し合いをし、役割をそれぞれ担ってもらうということを主眼に置いて今取り組んでいただいているところでございます。



◆9番(東原伸也君) 

 病院同士の連携というのは官民かかわらずという意味ですか。今のお話の中にあるその病院連携というのは。



◎市長(佐藤春陽君) 

 これは公立病院間の話であります。



◆9番(東原伸也君) 

 もう皆さん御存じだと思いますが、急性期医療と慢性期医療、その違いというのはもう十分御承知していると思いますが、今、叫ばれているのが、施設へ入所したい、でも入れないということなんですね。

 当局にまずお尋ねしますが、特別養護老人ホーム及び老健施設等の待機者は何名ぐらいおりますか。



○議長(上田勝之君) 

 浜前健康長寿課長。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 ちょうど1年前、平成19年3月末の数字になりますけども、特別養護老人ホームの待機者、これは幾つかの施設へ重複して申請をされてる方が多数ございます。その重複分を除いたほぼ1カ所だけの申し込みの状況だと思うんですが、161件ございました。これは特別養護老人ホームでございまして、老健施設につきましては、ちょっと施設のほうにも確認させていただいたんですけども、やはり入所対象のサイクルが短い、目的が特養と違いまして社会復帰をあくまで目指すということで、リハビリ等機能の回復のめどが立てばもう退所されるということがございますので、待機というふうなことではどうも考えておられないようなことで、その数字はちょっといただけませんでしたけども、161名は特養の数字でございます。



◆9番(東原伸也君) 

 全くそのとおりで、ちょっと質問があれだって申しわけないですけども、それにしても、老人保健施設へ入所されるというのも一つの手段としてあるんではないかと私は思います。161名の方が今待機されて、待機されるということは、もう名前を登録して早く入れてほしいということなんですね。その中で、事情は個人それぞれあると思いますけども、新宮市の場合を考えますと、学生が進学のためによそに出ていき就職して、新宮に事情があり帰ってきたいといっても帰ってこられない、新宮市に働く職場がないということは、もう今、常々この議会でも言われていることでありますが、医療の場合もそうじゃないでしょうか。大学病院で手術を受け、当然急性期ですので、二、三週間か1カ月かわかりませんが、その治療をした後、慢性期に入り出てほしいと言われて故郷の新宮に帰りたいが帰ってこられない、帰る施設がない。在宅で診るには医療がないので不安である、またひとり暮らしのため帰ってもどうしていいかわからない、そういう方も多くおられると推測されますし、また現実にありました。そういう方が入れる施設、100%のことを私は言ってるわけではありませんが、そういう施設が今、新宮市にあるんですから、何とかこの病院を存続させていただいて、市長の考えの中に、当然これは市長の公約でもありましたし、加えていただきたいと思います。

 ここに私あてに来た1通の手紙があるんですけども、これは新宮市内のケアマネジャーの方が、医療センターを、医療センターと名指しで言うて悪かったですが、医療センターから出されるということになって、どうしてええかわからんというときに私のところに電話が入り、たまたま新宮病院に空き室があったのでそちらのほうに対処させていただいたということなんですけども、ケアマネジャーさんがちょうど私の知り合いやったんで来たんですけども、そこから電話が来るということはもうぎりぎりなんですよね。今出してもらって家に帰っても、家族が面倒見る自信がない、仕事があったりとかそういうことがあって面倒見る処遇じゃない、何とかしてほしいということだったんです。

 この手紙の中には「無事入院させていただき本当に安心しました」と。「頭が混乱していたため、きちんとごあいさつもできず申しわけありませんでした」と、こういうことなんですよね。結局そういう方がどれだけいるか。たまたまこの方は、この手紙をくれた2日ぐらい後にはまた私のところにお礼のあいさつをしに来てくれました。本当に恐縮する思いですけど、私も。でもこういう方が現実にやっぱりいらっしゃるんですね。この方一人だけだったらいいんですけども、そうじゃないんですよね。やっぱりそれなりに私のほうに問い合わせのある方だけでも、もう理事を引いて、役員を引いてる私にでもやっぱりこれだけの、10件やそこらはありますね。10件以上あると思います。それぐらいの問い合わせがあるんです。

 ですから、そのことを思いますと、今ある施設の数、161人の待機者がある。161人の施設をつくればいいんじゃないかと言うんじゃないんですね。これはもう介護保険の中でも、160人の施設をつくるとまた介護保険の保険料が、どれぐらい上がるかちょっとわかりませんけども、上がるのは事実ですね。それをまたひとり暮らしの老人やそういう方の負担にするのかどうかと。それならば、今ある実態の中で何とか新宮市民を新宮市で骨を埋められるような形に持っていかなければならないのではないかと私は強く思っております。

 市長の公約である新宮市の療養型医療の新設、これについて今、市長はどのように考えておるか、ちょっとお聞かせください。



◎市長(佐藤春陽君) 

 議員御指摘の点は私も理解できます。1世紀にわたる新宮病院の歴史と市民医療に貢献された役割を思いますとき、今おっしゃられる新宮病院の存在の重さというものは十分感じております。

 片側、市が経営する医療センターの役割は、急性期病院として市民及び広域にわたる寄与でありますから、平成13年から今日まで7年近い間、医療を取り巻く環境が大きく変わってきている中で、民間診療機関ではできない重要な部分を担当いたしておりますが、症状が落ちつき、改善された部分で、病診間連携を大切にしてかかりつけ医に戻すという互いの補完措置の中で市民の健康、命を守ることが、今一番大切なことではないかと思っているところです。

 幸い医師会との、また病院との関係はうまく機能しつつありまして、例えば開放ベッド5床の確保、医療センター内へのことでありますが、週末のときに医師会のほうから救急対応のための医師の派遣というか、民間医師の応援をいただく制度など、市といたしましては第一義的にこの関係を大事にして、今草創期にあります病院の健全な運営に努めたいと考えているところです。

 一つの病院にだけ支援を講じる、またそういう強い連携をその間に講じるということは、他に診療機関等も多数ある、そういうことの中から我々としては現時点において困難な状況にあると言わざるを得ない、このように思っております。



◆9番(東原伸也君) 

 その答えは予測していたとおりでありますが、先ほど申しましたように、私自身は民間という意識はほとんどありませんが民間なんでしょう、そう言われますと。ただ、療養型病床というのはどこにでもある病床ではなしに、特に医療の療養型というのは特筆すべきところがあるんではないかと思います。

 先日も市長にお話しさせていただき、いろんなことで協議の時間を割いていただいたのかもしれませんが、新宮病院の存続ということにかかわっては、17年に解散しかけ、それから、もう亡くなられた理事の一人の方が私どものところ、また今、現理事をされている方のところに何とかしてほしいということで来たのを思い出します。そういう方たちの努力により今もあるんですけども、その中で医療の療養型というのは、市長にもお見せしたとおり、東京の新宿区でしたか、社会的入院も含めて医療ベッドを自治体が買い取り、1年間の契約のもとに、救急にもそぐわなく、慢性期なんですが病状が変化したりとかそういう人、もしくは社会的入院も多少はあるでしょうと言ってましたけど、そういうところに重点を置いて措置するための病床を1年間1病床600万で確保するという政策を打ち出しておりますし、民間病院との連携を深めるための、これは財政的な問題なのかもしれませんが、民間病院を買い取るとかそういったことも今、これは桑名でしたっけ、合併して買い取るような形に持っていくというような話もあります。

 ですから、自治体の中で不足している部分をどう補って、どう新宮市の将来展望を開いていくかというのが重要なんではないでしょうか。その中で、やっぱり命というものは新宮市というか行政の中の一番重要な部分を占めるところで、このことが充実されなければ新宮市に住んでくれるという方が出てくるのかどうか、そこが私の一番の大きな疑問です。

 今、企業誘致したい、当然財政の問題もあり、お金を払って企業誘致してもらうということですけども、港で10万3,000円ですか。今はもうそういうのもちょっと時代的にいいますと難しいなと考え、優良企業であればただでも来てほしいなと私自身は考えるときで、こういうものが拡充してなかったら、それ以外の問題で、来たくても医療が整ってない、福祉が整ってないので、何とかしたいんやけどもだめやったという話になってくるんじゃないかなと思うんです。そういうことも危惧されるところであります。

 市長は平成17年12月議会で新宮病院についても触れられました。そのときのお話では、医療について、療養型は公約中の最たるものであって、民間でできることは民間で、医療についても民間を使っていくと。新宮病院については行政としても十分に支援していくということを議会の中でも言われておりますので、そのことを考えますと、これからの市長の政治姿勢の中でこの公約というものの重きはどこに行ったのかという思いがあるんです。先ほど市長の答弁にありましたように、一民間であっても少し違う部分が財団法人という部分やと思いますし、また新宮市の市民のことを考えますと、先行き不安な場所で一生涯を終えるということがどんなことなんかと。私も新宮で生まれ、議員をさせてもらい、このまま新宮に住んで、多分新宮で骨を埋める人間となるでしょう。今の状態で私が例えば認知症なりになったときにどういう形になるかというのは、それはわかりませんけども、そうじゃなしに、子供が大きくなり、入れる場所がないからよそへ行く、よそで骨を埋めてしまうということになるんじゃないかと本当に危惧します。

 市長の公約の療養型病床の新設については、新たな考えとしてはもうないんですね、そうすると。それはどうですか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 いろいろその後の経過の中で、私自身も大変苦慮いたしているというのが実情であります。しかし民間診療機関は、今新宮市内には過多とは言いませんが相当数の診療機関が立地しております。また周辺も同様のことであります。そのような中で、急性期の病院としての患者に対する役割が終わったときには、そういう病診間連携の中からまた逆に紹介状を書く中でかかりつけ医に戻すという、そういう医療センターの対応を図っているところです。その中でそこが受け入れないというようなことは、これまでには余り聞いたことがありませんで、現実には町立温泉病院、また日比記念病院、また市内では新宮病院ほか一般の診療所等におきましても、その紹介の中から受け入れてもらっているというのが実情であります。

 そのような中で、我々としては片側、民間診療機関を運営する医師会とのよい関係というものも保持していかなきゃなりません。また、医療センターに対する医師会等の寄与というものも大きいものがある。そういうことを考えますときに、現時点におきましては先ほど申し上げましたとおり困難な状況にあると、こう言わざるを得ない、このように思っているところです。



◆9番(東原伸也君) 

 そうすると、かかりつけ医に戻すという前提ですが、医療センターで前にお聞きしたときには在院日数が大体18日から3週間程度とお伺いしましたが、3週間として、その後新宮市の医療機関もしくは市外の人でしたらその機関になると思いますけども、新宮市の市民を考えますと、新宮市の医療機関に戻されていくわけですけども、市長のお話ですと、戻される機関が診療所であればどういうことになるかということなんですよね。

 私は以前に市長に療養型病床のことについてお願いしました。それは新宮病院のことでもありますけども、他の医療機関の問題も同様だと考えております。ですから医療の療養病床というのは、また介護療養病床、特養や老健とはまた違う性質を持ってるんですよね。だからそういう意味で、介護もしくは医療の難民にどのように対処するかですから、そういうことを考えて、今の市長の答弁にありますような形で集結させていいのかどうか、医療センターとしてですね。そこが私の疑問なんですよね。

 そうすると、医療センターへ入って出た方は、医療センターがどこどこのかかりつけに帰ってくださいよで終わってしまうんですよね。そうじゃないでしょうか。その診療所に帰れば、よう診やんというよりか不安やと。特にひとり暮らしの人、新宮市で3,000人以上あると福祉関係のチラシか何かで前に一度、あれは出前講座か何かでしたかね、見たことありますけども、その方たちが病気にかかった場合は、診療所へ帰るということは家へ帰るということなんですよね。家へ帰ったらどうなるんかなと。

 そこまでで医療センターとしての責任は終わりますけども、そういう場を提供するという行政の責任はどうなるんかなと私は思うんですけども、市長、その辺はどうですか。医療センターの業務の中ではそれでいいんでしょう。でも新宮市の市長として新宮市の行政を見たときに、お年寄りが新宮市の施設に入れなんだら市外、県外へ出なければいけない、そういう事態になるんですよね。それも大きくいえば新宮市の人口減の一つなんですよね。そこを市長が見計らって、私は療養型の新設を公約に掲げたんだと思ってるんですけども、そうではなかったんですかね。いかがですか、市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 そのような役割を果たすいわゆる医療療養型のベッドを持つ病院として、新宮病院が長い歴史の中から市内の篤志家等が財団をつくり上げ、1世紀にわたる運営をなさってきてくださった。これを大変我々としてはありがたい、そのような思いでその推移をできるだけ経営も健全化しつつ維持していただきたい、そう思っているところです。

 しかし、そのような中でも、今の医療報酬、医療の点数等におきましては、慢性期疾患に陥った方々で医療行為を必要とするひとり暮らしの老人等を入院させる、その医療療養型のベッドは、国の方針の中ではこれはなくしていこう、できるだけそういうところの病院については、いわゆる老健施設であるとかそういう施設に模様がえしていってもらいたい、こういうことで早くから国の施策としての方針は決まっております。

 そのような中で、今後新宮病院が御指摘のどのような将来像を描いておるのか、単に今のままで医療行為をそのまま、非常に収益としては見込みが立ちにくい、そういう方々を受け入れていくような施設として病院経営をなさっていくのか、その辺の方針もしっかり我々としては見きわめたい、かように思っているところです。



◆9番(東原伸也君) 

 制度というのは国の勝手な制度改正により、こういう事態が出てきたというのは事実やと思います。

 しかしながら、この間3月2日のシンポジウムをやりましたよね、道路の。あれと同じやと思うんですよね、結局。反対すべきものは反対し、国の施策であろうともやっぱり田舎は違うんだと、こういう事情を抱えてるから田舎というのは大変苦労していると。反対に言うたら議会でもそうなんですよね。議会費を削りに削って人数まで削っているけども、国はどうしてるんですかというのと一緒ですよね、結局。それを今、そのままで指くわえて法改正よしということで見てるんかどうかということもありますし、それは、この間の道路財源の話に戻りますけども、そういう形で民意を伝えて発展的に解消してもらうということって可能じゃないですか。古くから、港でもそうですけども、新宮というところは新宮方式、独自の方式を見出してやっているところでありますから、そういうことは十分に考えて。医療センターを見てもそうです。60%が市外の人でしょう。それでも新宮市が運営してるんですよね。だからそういうことも十分に、広域の医療を考えてやってますけども、負担しているのは新宮の市民なんですよ。だから、その新宮市民を今ほったらかしにできるんかなと、そこがもう一番の疑問なんですよね。新宮市の方が新宮市で、何回も言いますけども、骨を埋められない状況というのは本当に寂しい、悲しい。私は責任を感じております。それをどうしてこれから進めていくんかということなんです。

 これからこのことを打開し、福祉の基盤づくりにも大きく貢献していきたいなと私自身は考えておりますが、市長の答弁を聞きますと今のところということなんでしょうか、先ほども中にありましたけども。今後の問題として、この療養型について、また施設の不足等について、今は平成20年、ちょうど団塊の世代の方が退職される時期に来ました。この方たちが75歳になるとき、2025年問題というのが御存じやと思いますけどもあると思います。そのときは医療も、当然介護もそうですけども、給付の問題、負担の問題、大きく変わってくると思われます。少子化に伴い頭でっかちな図形ができ、介護を受ける人と介護保険料を負担する人間、逆転してしまうということになるそうですね。そういうことも今の制度の中でやむを得ないということになるんでしたら、新宮市に住む価値って何なんやろうかと思われてくると思うんですよね。

 市長は今のところということでしたけども、今後、どうですか、市長、ちょっと重要な問題として、当然公約に挙げて市長に1票を投じていると思いますんで、そういう問題を今後考えていっていただけますか。療養型の新設もしくは民間委託、余地はもう全然ないんですか、ゼロですか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 今の時点での話として現時点ということを申し上げたわけであります。そのような中で、今後新宮病院の経営実態、またその存続状況等をしっかり我々としては見きわめていかなきゃならない、またその方向性にどのような経営方針をもって臨むのか、そのあたりも勘案していかなきゃなりません。

 そのような中で、ただ、今のところ一つの病院だけ、過去の累積赤字が大きいからといってこれを財政支援していくという視点の中での検討は、残念ながらはっきり申し上げれば、それだけでは我々としては市民世論にこたえられるか、また財政がもつか、この基本計画もちょうど始動しようとするときでありますし、市の第一義的には財政ということをしっかりシミュレーションもして、シミュレーションも既に行っておりますが、そのような中で健全な新宮市の運営を行っていかなければならない。基本的には、私の市政は決して夕張や将来の禍根を残すようなそういうことを実行したくないというのが実情であります。そのような中で、またこれからの経緯の中からこの問題は常に念頭に置きまして、注意深くこの推移を見守っていきたい、そのように思っている次第であります。



◆9番(東原伸也君) 

 あのときは直接市長じゃなかったのかもしれませんが、先ほど新宿区の例を挙げましたけども、別途買い取るという形の、新宮病院だけじゃなしに、市長、医療療養型病床として新宮市において確保するという考え、ありますか。療養型病床の必要性は市長にとってはもうないと思われてるのか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 これは、当然のことながら地方と都市とは違います。我々としては医療療養型のベッドというのは必要だと、このように思っておるところです。



◆9番(東原伸也君) 

 わかりました。

 新宮病院は経過の中でいろいろございまして、確かに市長にもいろいろ協議していただいたものと思われます。初めは1億そこそこの負債が発覚し、今経営状況が好転しつつあるにしても、その借金を払いながらの運営ですので結構厳しいものがあると思います。しかしながら、需要が大きいのがやはり新宮病院なんですね。現在も70名を超える方が新宮病院に入院いただいております。そして亡くなられる方もたくさん、入院を取り出してほぼ1年ぐらいですか、日に多いときでは4人、5人亡くなられたときもありますし、そういう方の家族からは大変感謝されております。これは新宮病院だけじゃなしに、医療の療養型を持つところにとっては本当にうれしい話であります。その言葉一つで厳しい経営ながらも頑張ってきているのも事実です。

 最後といいますか、市長があのときは、いろいろ検討した末、財政的な問題もあり今回は難しいというお答えをいただいたときにショックでしたけども、半面、私も議員ですから仕方ないなと。そやけど、これからどうしたらええかなというのも、事実ですけどもありました。家族の負担というものも、市長、もう計り知れないものがあるのは市長も御存じのとおりですね。負担がふえ、グループホームしかないと言われても、グループホームに入っても月10万もの金、年金では出ないというのも、これも大きな問題なんですね。

 新宮市においては財政が合併したとはいえ厳しい中、これからどのような施策で福祉に取り組んでいただけるのかというのも、市民の大きな注目している箇所ではないでしょうか。福祉の財源は、市長は南紀園の問題等ございますが官官でやっていきたいというような話でありましたけども、平成17年12月には市長は「極力民営化し」というてうたい文句になってるんですよね。これは、やはり私は新宮市が今度掲げる協働という言葉に合致してくるんじゃないかと思われます、大変残念であれですけども。

 民営化することによって何が一番削減されるかというと、私は人件費やと思いますが、その部分、私の知ってるのは新宮病院ですからあれですけども、新宮病院と医療センターでしたら多分ほぼ半分ぐらいの、半分と言うたら言い過ぎかもしれませんが、それぐらいに近い人件費で新宮病院はやっていると思います。

 これはその関係の方から聞いた話ですけども、養護老人ホーム寿楽荘でも、やはり民営化してくれたらもっと楽になるんやけどねというのを給食の部分で聞かされました。何とかそうしたら財政の圧迫がなくなるんと違うかということも聞かされております。

 やっぱり財政的な問題ということになれば財政をどうつくるかという話に持っていかざるを得ませんので、これからは、100%民営化というのは難しいにしても、行政が担わなくてはならない部分を残し、民営化に取り組んでいただきたいと思います。当然これは新宮市の審査及び検査、その上でのことですよ。長年にわたりそういうことを訴えながらも、できてなかったというのが実情ですから、そういうことを含めて、医療センターにおいてもまだまだ余地はあると思いますし、進んでいっていただきたいなと思います。

 市長、福祉の財源を確保するという意味ですけども、民営化についていかがですか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 地方自治体の経営も厳しくなってきている中では、そういう方向というのは当然のことながら進めていかなきゃなりません。大阪府の事例等もいろいろ新聞報道なされておりますが、その中で、やみくもに行政の役割を放棄するというんじゃなく、その根源的なところはしっかりと我々が市民に対するサービス提供という面におきまして役割を担っていかなきゃならない部分というのも必ずあります。そういうことの中から、部分的に今御指摘をいただきましたようなそういう民営化努力というものについてなお推進していくべく、我々としても検討を重ねてまいりたい、かように思っております。



◆9番(東原伸也君) 

 これから始まろうとしているふるさと納税ですか、これについてはもう当局は手を打たれているんでしょうが、こういうのもそういう財源にふさわしい財源じゃないかなと思いますんで、財政を理由に福祉の充実ができないというのは余り意味が通らないというたらおかしいけども、税金を納めてくれている市民にとっては納得のいかない部分も多くあると思います。やはり福祉あっての新宮市であり、新宮市の市民は福祉がなくては新宮市に住めないということやと思いますんで、その辺は、市長が今答弁なさったように、要るところに金を回す、要らないところの金はなるべく削減するという方向でぜひお願いしたいと思います。

 私はちょっと偏って新宮病院のことだけを言いましたけども、療養型病床というのはやはり新宮市にとって大きな役割を果たす病床やと思います。今ある制度がいいのか悪いのか、それは僕にとっても将来にわたってはわかりません。でも、今現実に生きてなかったら将来もないんですね。ですから市長、その部分は新宮市で初めて打つ施策でもいいじゃないですか。NPOもあれば財団法人もある。新宮市の財団法人もことしで見直しの時期になると思いますし、それは指定管理ですね。指定管理の見直しもあると思いますし、今後の新宮市の展望を見きわめた上での施策というのは、初めてであろうが何であろうがやはりそこは決断すべきところじゃないでしょうか。

 よく私ども会派ではこのこともお話しさせていただきましたし、これからのまちづくりについても話をさせていただいております。その中でやはり共通しているのは、政治で町は変わる、これやと思います。市長の決断、政治力、もっともっと発揮していただき、この新宮市のために御努力、献身的な取り組みを心から期待し、私の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(上田勝之君) 

 10分間程度休憩いたします。



△休憩 午前10時58分

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△再開 午前11時14分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 一般質問を続けます。

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△東賀代子君



○議長(上田勝之君) 

 7番、東議員。



◆7番(東賀代子君) (登壇)

 一般通告に従い、愛知県半田市の視察からさせていただきます。

 国道改良・産業振興対策特別委員会で、私は2月12日から13日の2日間の日程で、愛知県半田市の株式会社相生発酵において天台烏薬の葉のエキス入りの化粧品の視察をさせていただきました。入社すると白の作業服に着がえて、頭は白の帽子で、作業室に入る前に全身消毒シャワーを浴びてから入室しました。雑菌が入らないようにするためです。化粧品は、化粧水、エッセンス、乳液、保湿クリームと四つの成分が一つのクリームで済むそうです。原産地証明がはっきりした天然原料を厳選し、国産新宮市の天台烏薬葉のエキス入りです。この化粧品には、体に悪いとされている合成界面活性剤を使っていないそうです。5年ほど前NHKのテレビ番組で紹介された天台烏薬に着目されたそうです。許可を受けるのに御苦労されたそうですが、無着色、無香料で天台烏薬入り化粧品が、4月から大場久美子さんの紹介でテレビショッピングにより発売されるようです。徐福の魂が宿る天台烏薬の化粧品が進めば、生産拠点を新宮市にも企業誘致をと話が行きました。

 天台烏薬のエキスはポリフェノールを多く含み、昔から漢方薬として使用されているそうです。新宮市高田でとれる天台烏薬の品質は特にいいものだそうですが、成分分析して特によいところを教えていただきたいと思います。いかがでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 鈴木商工観光課長。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 天台烏薬の成分分析といいますか効能・効果についてでございますが、御存じのとおり天台烏薬の根っこにつきましては昔から生薬ということで登録をされておりまして、健胃整腸作用あるいは腎不全などなどに昔から非常に効能・効果があるというふうに言われてきました。

 また、議員御指摘のここ最近の研究成果でございますが、主に私どもは天台烏薬の葉について、岡山大学の森先生あるいは岐阜大学の湊口先生等々に御協力いただきながら成分の研究を重ねていただいております。それを教えていただきますと、一つには活性酸素という、いわば老化の原因になるというか、がんの原因にもなるというふうに言われておりますが、その活性酸素の中の特にフリーラジカルというやつがあるそうでございます。これはストレスとか紫外線とかいろんなことが原因になるらしいんですが、一口で言うと体のさびるもとになるというふうなものだそうでございまして、このフリーラジカルを消去する作用が植物の中では極めて強いというふうなデータをいただいております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 高田では温泉にも入れていますが、これは入浴剤として入れていらっしゃるんでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 倉家農林水産課長。



◎建設農林部次長兼農林水産課長(倉家博君) 

 はい、そのとおりでございます。薬草ぶろとして活用させていただいております。



◆7番(東賀代子君) 

 これからも天台烏薬を植樹してふやしていくのですか。また、今どれくらい植樹されておりますでしょうか。



◎建設農林部次長兼農林水産課長(倉家博君) 

 天台烏薬の現在の植えつけ状況でございますが、昨年の4月現在で高田の苗畑の苗も含めまして約18万本でございます。

 以前、一応50万本の植栽を目指すということで計画を立てておりましたが、その年によってその苗のもとになる実が不足しまして、二、三年なかなかその実がとれないというときがございました。そんな関係で思うように50万本という本数までは進んでないんですけども、実際にこの商品化に当たりましては単価が問題になっております。もともとは徐福の里づくりとして、そういう商品化というのは当初は考えてなかったわけでございますが、ここに来て、先ほど商工の課長のほうからも報告させていただきましたようにいろんな商品が開発されている中で、やはりその単価が問題になるという中で、中国産に比べましてどうしても人件費が高いですから数倍高くなるということで、昨年度からはその単価を下げるために、できれば茶畑仕上げで機械化の摘み取りができないかということで、そういう苗畑を利用しまして今試験をしているところでございます。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 天台烏薬は、企業の少ない新宮市のまちおこしあるいは観光の土産、特産品としても商品化されていますが、現在何種類ぐらいつくられておりますでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 鈴木商工観光課長。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 我々が手がけさせていただいている分野といたしましては、まず徐福茶、それから健康ドリンクの徐福の精、そして昨年つくらせていただきましたナチュラルソープ天台烏薬入りの石けん、この3種類でございます。

 なお、民間の皆様方、市内の業者の皆様方におきましては、例えばめんであるとかあるいはパン、それからお菓子、そういったことでるる天台烏薬を御利用していただいた商品が開発されてございます。



◆7番(東賀代子君) 

 石けんの使い心地の評判というか、そういうことを聞いておられますでしょうか。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 昨年の11月から天台烏薬入りの石けんについては販売をさせていただいておりますが、リピーターの方も何人かいらっしゃるというようなことでございまして、この皆様方につきましては、やはり非常に敏感肌で、洗顔石けん等を選ぶのに非常に慎重になっていたところにこの石けんに出会ったと。そういった中で、私には非常に合ったというふうなことでございまして、何人かの皆さん方が既にリピーターになっていただいている、そういう現状がございます。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 石けんは自然なものを使って、川へ流しても大丈夫のようですのでぜひ私も使わせていただきたいと思います。北山のじゃばらのようにまちおこしの特産になればうれしいのですが、時間がかかりますがどうぞ頑張っていただきたいと思います。

 次に、後期高齢者医療制度についてお伺いいたします。

 まず初めに、後期高齢者医療制度の見直しを求める意見書を12月議会で新宮市議会より提出いたしましたが、これに対して市長の考え、また杉原議員の12月議会での答弁に対しての対処はいかがになりましたでしょうか、市長にお伺いいたします。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この後期高齢者制度が、運営主体を和歌山県の市町村が加入する広域連合が担いましてこの4月1日から実施されます。それによりまして、本市の場合は約5,400人の方々が対象になるわけでありますが、新たに75歳以上の高齢者の方々が1割の保険料の負担を余儀なくされるということで、大変我々としましても市議会の皆さん同様、厳しい高齢者に対する課税措置になるなと、そのような思いの中で大変苦慮いたしてございます。ただ、医療費の増大がとりわけ高齢者を中心に負担が増大している今日、国民皆保険制度を将来にわたって持続可能なものとするために考え出された制度でございまして、大変これは将来的な高齢者の医療の安定を図るために必要不可欠な部分もあったのかなと、このように推測もいたしているところでございます。

 現役世代と高齢者でともに支え合う高齢者医療制度がスタートするわけでありますが、ただ、国のほうにおきましても国保に加入している方々の保険料は今までも負担しているわけでありますから、4月1日以降もこのスタートと同時に保険料の徴収が始まる。ただ、その中でも国保以外の保険に入っている方々については6カ月ほど猶予するということで、国自身にも負担に対する戸惑い、またそれぞれの自治体の強い反発等が予測されまして、そういう激変緩和の措置がとられたものかと、そのようにも思っている次第です。

 これはもう既に制度として始まるわけでありますから、我々としては安定的な高齢者保険制度につながるように、持続可能なものとして今後も運営されるように、連合の中の加盟の1団体としてこの運営には慎重かつ制度の適正な運用について配慮していかなきゃならんと、今の時点におきましてはそのように考えたりいたしているところでございます。



◆7番(東賀代子君) 

 それでは、やはり上からの押しつけというか、どうしてもお年寄りの方たちにも負担をお願いしたいということですね。

 医療改革とは、後期高齢者を現在の医療保険から追い出し、負担増と使用制限を強いる仕組みに追い込み、75歳以上の人口比率が高まった場合も後期高齢者の医療給付がふえた場合も保険料の負担がふえて高齢者を差別する制度と思いますが、これに関してはいかがでしょうか、これも市長にお願いいたします。



◎市長(佐藤春陽君) 

 今申し上げましたとおりで、私としてもこの制度が果たしてよいのか悪いのか、これは皆さん方と同じで一抹の危惧を覚える面もございます、その負担という面におきましては。

 しかし、制度としてこの4月1日から動かしていかなきゃならない、その連合の中の一員としましてこれは適正に、今後健全に運営していけるように、高齢者の医療を守るための制度として持続可能な制度として長い期間にわたりまして支えていくわけですから、支えるという中におきましてしっかりこれは適正な運営を図っていかなきゃならない、かように思っているところです。



◆7番(東賀代子君) 

 高齢者を支えるというんじゃなくて、私にはどうしても医療を支えるというふうにしか聞こえませんけれど、保険料は広域連合ごとに決まり、一人一人納めます。保健事業、健診など、これも広域連合が実施主体となっていますが、75歳以上の方は今までの市町村の健診はどうなるのでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 萩原市民窓口課長。



◎市民窓口課長(萩原智君) 

 75歳以上の方の健診につきましては、5月に往復はがきで受診案内と申込書を送付します。これは国保連合会から送付します。希望者で申し込まれた方に対して9月に受診券を送付して、10月から市内の指定されます医療機関で健診を受けていただくというふうになります。

 これまでは集団健診とそれぞれの個別健診、市内の医療機関の健診ですけれども、無料で受けていただいておりました。4月からは希望者だけになりますので、600円の個人負担があります。

 以上です。



◆7番(東賀代子君) 

 それも負担になるんですね。

 年金が月1万5,000円以上の人からの保険料を天引きする強制徴収は、高齢者の暮らしを脅かしています。事のついでに65歳以上の高齢者の国民保険料も天引きなんて、既に介護保険料を天引きされているのにもってのほかとしか言いようがありません。

 また、65歳以上の重度障害者は、後期高齢者医療制度に自動的に移されるか、本人が申請すれば現行制度にとどまることができるそうですが、自治体によっては障害者の医療費助成制度の対象から外されるそうですが、新宮市ではどうなるでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 勢古口福祉課長。



◎福祉課長(勢古口博司君) 

 重度身体障害者の医療費につきましては、今、議員おっしゃいましたとおり、65歳以上の方につきましては選択ができるようになっております。75歳以上になりますと必然的に後期高齢者の制度に加入するという形で、本人さんの御負担等に関しましては以前と同様な負担となりますので、制度的な違いはありましても何も変わりはないという形になります。



◆7番(東賀代子君) 

 そしたら、本人が申請すれば現行制度にとどまることはできるということですね、65歳以上の人は新宮市では。



◎福祉課長(勢古口博司君) 

 はい、現在重度身体障害者の受給を受けられてる方に関しましては、65歳から75歳になるまでの間は本人が選択できるという形になります。



◆7番(東賀代子君) 

 障害者の医療費助成制度のほうはどうなりますでしょうか。



◎福祉課長(勢古口博司君) 

 一応県におきましては所得制限等がございますが、当市におきましては、市の単独事業として所得制限等も設けておりませんので、重度身体障害者医療費の受給を受けられる方はすべて無料という形になります。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、わかりました。

 後期高齢者医療制度、市長はこの制度で新宮市の医療がよくなる、ベストと思いますでしょうか、お伺いいたします。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 ベストとなるかどうか、私もこの制度の運用は連合として初めてのことでありますから、その明確なことはお答えできません。しかし、せっかくの制度ですから、よい制度にしていかなきゃならないという思いは持っております。



◆7番(東賀代子君) 

 市長はよい制度とおっしゃいましたが、高齢者にとってはよい制度ではないと私は思っております。

 後期高齢者医療制度は市民の多数、とりわけ高齢者の方が制度そのものを知らない人が多い。当局はどう市民に徹底していくのか、お聞きいたします。



○議長(上田勝之君) 

 萩原市民窓口課長。



◎市民窓口課長(萩原智君) 

 広報につきましては、市報にこれまで3回載せております。去年の8月号に1ページ分、それから本年の2月号にも1ページ分の後期高齢者を載せました。それから3月号で折り込みを入れております。



◆7番(東賀代子君) 

 那智勝浦では後期高齢者医療制度の説明会を地区で開催、紀宝町でも説明会を開いていますが、この制度が始まる前に市民に、とりわけ高齢者の方に説明会を地域で開催すべきと思いますが、どうでしょうか、お伺いいたします。



◎市民窓口課長(萩原智君) 

 市報等で広報はしておりますが、今のところ説明会をする予定はしておりません。



◆7番(東賀代子君) 

 ぜひ予定をしていただきたいと思います。皆さん広報で知らせてると言いますけれど、お年寄りの方なんかはこれ知らない方が多い。余り見ていないというか、私がお話しした中でも「あ、そんな制度があるの。知らないよ」という人が多いんです。ですから、ぜひこれは開いていただきたいと思います。そしてできることなら、前もまちおこしのことで夜7時からなさいましたけれど、寒い中の7時ということは市民にとっては風邪とか引きやすい時期なので人数が少なかったと思うんですよ、新宮市の参加としては。もっと大勢の方に説明を聞いていただきたいと思いますので、この制度は私たちの年がいったとき、10年先、20年先というか、見直しをなされるそうですけれど、見直しをしたとしてもこの制度は、私自身もそうなんですけれど、10年先、70、80になったときに今の非正規の人たちの収入もない中、私どもの年がいったときのことを考えるとき本当に大変な制度だと思いますので、ぜひ開いていただきたいと思います。

 福田総理は、世代間の公平を図り持続可能な制度とする必要があると答弁、後期高齢者制度は適切と答弁されています。新宮市は、先ほども言いましたけれど、若者の仕事も少なく正規雇用が少ない。今、世代間の公平どころかこの制度は親子共倒れという感じすらしますが、これに関して市長はいかがお思いでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 高齢者に対して厳しい状況になってきているということは御指摘のとおりでございます。しかし、将来的な見直しを含めまして、既に国民皆保険制度を将来にわたって安定的なものにしたいという思いの中で制度化がなされるものでございます。我々としては、事ここに至れば安定的にかつ高齢者の方々、また市民の方々に御理解をいただく中から、この制度の適正な運用に努めてまいりたい、かように思う次第でございます。



◆7番(東賀代子君) 

 この制度は高齢者、医療だけの問題ではないと思います。市民すべての医療制度の問題だと私は思います。政府は毎年社会保障費2,200億円の削減を続けています。これ以上の医療費抑制はもう限界です。保険料滞納、保険証取り上げ、資格証明書発行など、医療格差、高齢者を差別する制度、断じて認められません。憲法25条で保障されている生存権、医療、福祉、教育、住民の生きる権利を市長にはぜひ守っていただきたいと思います。心優しい新宮市政を行っていただきたいと願望いたします。

 次、救急患者の受け入れについては延期させていただきます。

 次、地場産食品を学校給食に、これは後で御意見を伺います。

 中国冷凍ギョーザによる中毒事件が相次いだことで、我が国全体の自給率の低下が話題になっております。新宮市の学校給食には使われていないとの説明があり、一安心いたしました。

 中国での農薬による事故は今に始まったことではありません。15年前の1993年、富山県の農村医学研究会は、中国では農薬によって中毒になった人は1年間で50万人、死者は1万人以上に達したと伝えています。そのころの中国青年報は農民2万人が入院したと伝えています。その後も中毒事件は続発しました。輸出大国中国には、農民ばかりでなく国全体に農薬や有害物に対する認識のおくれがあるように思います。パナマではせきどめシロップを飲んだ人が多数死亡、アメリカ、カナダでペットフードによる犬、猫の大量死、パナマ、ドミニカでは練り歯磨きに毒物混入、日本、アメリカでもおもちゃから基準を超える鉛検出など、もちろん野菜については税関による検査機関があります。日本は輸入野菜の残留農薬に対する安全基準も定められていて、そのまま送り返したこともあります。ところが、輸入は大量にふえても検査官の数はふえていません。検査官は相対的に少なくなったという感じすらします。このため見過ごされることもあります。また、輸出大国の要求によって残留農薬の安全基準は随分悪くなっております。加工食品は、特別な農薬以外にはもともと検査制度がないことが重大問題です。このことが今回の中毒事件を引き起こす事態を招きました。

 ギョーザを含めた冷凍食品の輸入は、この10年間で中国からは5.2倍、タイからは3倍にふえております。2002年、国連の調査では、日本の食料の自給率は調査した178カ国のうち123番目になっています。これは国連調査です。自給率39%の日本は、輸出大国の事情によっていろいろの国からの食品を口にしなければならなくなりました。また日本政府は、古くなった政府保有の備蓄米103万トンを安く放出したことがあります。古米、古古米に加えて7年前からの超古古米が含まれていました。政府が情報公開をしないためによくわかっていませんが、一部は外食産業に流れたことだけはわかっています。問題は、この放出米が学校給食にも使われたのではないかとささやかれたことです。真実はわかりません。古米、古古米、備蓄米の放出でお米の値段が下がり、農家を圧迫したことも事実でした。

 さて、国の政策にゆだねてばかりでは安全、生命と暮らしは守れないという考え方が広がりつつあります。特に話題になるのは子供たちの安全・安心の学校給食です。新宮市議会では10年、また3年前にも私どもの先輩議員がこの問題を取り上げているそうですが、子供たちに安全・安心なお米や野菜を食べさせてあげたいというものでした。これに対して当局側は、値段が合わない、品質がそろわないと答えています。果たしてそうでしょうか。私たちの周り、自治体にも学校給食に地元のお米を使っているところがあります。三重県紀宝町、お隣ですね。和歌山県では那智勝浦町、白浜町、ほかの地域でもこのような動きがあります。

 白浜町では当初、子供は町の宝、宝物に古米を食べさせてどうすんなという話が出たそうです。新宮と同様に、値段が合わないという話も出たそうです。もちろん議論続出の中で、若手農家からは赤字になったら我々で補てんしようという話が出てきました。実際に折衝し交渉する中でわかったことは、県の学校給食会のあっせん米も地元から購入するお米の値段も何ほども変わらなかったということでした。結局赤字は出なかったようです。現在、白浜の子供たちは、農協から提供された精米機でつきたてのお米を食べているそうです。給食のとき「きょうのお米はだれだれさんにつくっていただいたお米です」などと紹介もしております。農家の活性化につなげ、また自給率の向上につながると思います。地元産の野菜を学校給食に取り入れている那賀町、白浜町でもこの動きが出ています。

 経済のグローバル化を指向してきた日本政府、大型農家の育成のみ努めて弱小農家には減反に減反を指導してまいりました。補助金まで出して減反させ、自給率は下がる一方。少なくとも自給率という面からは根本から間違っていると私は思っています。

 先進地に学び人の命を守る、安全・安心の生命作業であると私は思っております。子供たちの食育はどうあるべきかを考えて、学校給食に地場産米、地場産野菜を考えていただきたいと思います。これは教育長にお聞きしたいと思います。



○議長(上田勝之君) 

 大江教育長。



◎教育長(大江清一君) 

 次長のほうで詳細を調べてくださっておるのですが、今話を聞いてますと、確かに米一つをとりましても、那智勝浦町も昨年から今、議員言われるとおり開始したと。いずれも太田と下里の田からとれる米を開始したと。一石二鳥でありまして、農業委員会等が中へ入って休耕田を開田して、荒れ地対策にもなるし、そしてあっせんしていると、そういうふうな動きであります。

 米にしましても、備蓄米は古米、古古米となりますと、皆さん議員御承知のとおり、田んぼで刈り取ってすぐ玄米にしてしまうわけなんですね。それが古米、古古米ということになれば、玄米になるということはもうもみが死んでしまうということで、地場の農家であればもみで保存してるんですよね、古米であっても古古米でも。ですからそれはまだ生きて呼吸してます。ですから、普通すぐ食べれば本当に子供たちの体にもいいと思います。そういう面ではすばらしい発想であるし、将来といいますか、新宮市教育委員会におきましても、それは当然一石二鳥のためにも子供たちのためにも改善してきたいと。導入というふうな、地場産ですね、それを念頭にしていくべきだと思います。このことは勝浦の教育長ともこの前に話はしたんですが、農業委員会等も連絡とりまして、今現在納入している業者とも連絡、和歌山にあるんですが、そことも協力というか連携していかなければならないと思います。

 それと、もう一つ申し上げたいのは、新宮市の教育委員会のほうは小学校と熊野川中学校のほうへ給食してるんですが、県下で栄養士を各学校へ配置してるかというとそうではなくて、新宮市は、高田は別ですが、小学校へ栄養士を配置しております。これは平成12年でしたか、給食が始まった当時からしているわけで、例えば隣の町など東牟婁郡内で各学校へ栄養士を配置しているのは新宮市だけなんです。県から配置してる栄養士というのは550人以上の生徒がおれば配置します。それと北山村のように一自治体で、なければ小さくても1人配置というのは1人は最低ございますけども、新宮市のように六つ小学校へ配置してるというのは県下でも恐らく新宮市だけだと思います。それだけ子供たちの食育といいますか、そういう面には十分気を使っていってるし、その体制はチェック体制も含めてできてるんではないかなと、そう思っております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 食育には十分配慮をしていただいている。この上なお子供たちのために、食品の安全という面から、それと使われてない農地を開拓するというか、今食品の輸入問題とかいろいろと問題になっている中で、ぜひその方向に進めていただきたいと思います。

 このことは市長にもお伺いしたいと思います。市長、どうでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 新宮市の給食は自校給食制度をとっております。そのような中で、教育長が回答いたしましたように、我々としても栄養士の配置等、教育委員会と連携の中で行っているわけですが、これからも、学校統合という課題もありますが、ここは念頭に置きまして地場産品を学校給食に使えるような体制づくり、またこれから気をつけた運用に我々としても努めてまいりたい、教育委員会とも強く連携してまいりたい、そのように思っております。



◆7番(東賀代子君) 

 はい、ありがとうございます。

 これで私の一般質問は終わりとさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(上田勝之君) 

 昼食のため午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午前11時53分

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△再開 午後1時00分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 一般質問を続けます。

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△大西強君



○議長(上田勝之君) 

 19番、大西議員。



◆19番(大西強君) (登壇)

 一般質問を行います。

 先般、紀南新聞の読者の投稿記事がありまして、大きく載っていたんですが、その読者の論調は、市議会の一般質問が非常に低調だと、それを憂える記事だったんですが、私も在籍20年の間で10回か、10回切ってるんかな、ということは2年に1回ぐらいの平均の一般質問なので一般質問には熱心なほうじゃないんですよね。それで、やはり市民は議員の一般質問に関心を持ってるんだということがありますので、今後はやはり市民の期待に沿うように一般質問を活発にしていこうと、それで一般質問することにしたんですが、議員辞職勧告を可決されてここで一般質問をする資格があるかどうか、非常におこがましい気持ちでありますが、近い将来、大西に議員辞職勧告を可決したということが間違いだったと、誤りであったということを必ず思い知らせてみせると、そういう気概を腹の中にたたき込んでいるところでございます。

 先日、市長から在職20年の功労表彰を受けたところですが、市長には非常に失礼ですけれども、内心は複雑というか、議員辞職を可決された中で表彰を受ける、うれしい、ありがたいという感覚以前に非常に複雑な気持ちでおります。昭和50年に議員になってから34年、在籍20年、晩節に至って議員辞職を可決されたというこの屈辱は、あした何が起こるかわからん年齢ですよね。思いもかけないことが起こる。市長も僕も年は一つしか変わらんので、そういう晩節になってからこういう屈辱を受けるということは許されない。残りの人生、命をかけてこの汚名を晴らすと、そういう所存であります。

 それで、きょうの一般質問は通告にありますように適正な予算の策定、そして適正な予算の決定、これは議会ですね。そして適正な予算の執行、これの心構えについて当局をただしていきたいと思います。

 しかし、これ後でこの問題に出てくるんですが、前の議会で前田賢一議員がここで、議会というものは個人の名誉の挽回とかそういう場所ではないという発言がありました。そうです。私は何も私個人の名誉の挽回のためにここで演説するということではないんです。問題は、新宮市の公共事業に係る不正、疑惑があれば当然これを追及する、これを批判するのは議員の使命、責務であります。当然の議員の責務を果たした者が辞職勧告を可決される、そういうことになれば、これからそういう不正の追及、不正を批判する議員あるいは職員の、そして政治、行政の綱紀の粛正を図ろうとするそういう議員やとか職員の勇気をそいでしまうということになるわけですね、私が負ければ。政治・行政の不正とか不祥事、こういうものは内部告発がなければなかなか表面化するもんじゃないんです。勇気を持ってそういう不正を正そうとする人たちの、要するに政治・行政の綱紀の粛正を図ろうとする人たちの勇気を阻害してしまうと、それを心配するので、私は一生懸命になって政治・行政の綱紀粛正にずっと取り組んでるんです。きょうはその予算の策定、執行、決定の話ですが、問題はそのことです。そういうことで恥をしのんで質問させていただきますが、それでは適正な予算の策定、これは当局ですね。それを受けて我々議会がこの事業目的あるいは金額等を適正に決定する。それでその決定した予算を当局へ返す。そこから当局はこれの適正な執行にかかる。

 そこで、この適正な今言いました予算の策定、決定、執行に係る重要なのは2つあると思うんですね。一つは利権政治の排除。利権政治が横行したら初めから適正な策定はできない、決定はできない、執行はできない。もう一つは能力。そういうふうに幾ら利権にかかわらんといったところで、当局に適正な予算の策定能力がなければ何もならない。また議会もそうですね。議会に適正な予算の決定能力が欠けておれば、これも無意味なもんである。当局がこの執行にかかって適正にこれを執行する能力がなければ、これは市民が不幸になる。この二つが重要な要素になると思うんです。

 そこで、ここに18年の6月議会で僕の質問に市長が答弁しておる。「今までお聞きしました大西議員のこの政治倫理といいますか、それはそれで今思いを存分に聞かせていただきまして、この後もその信念の中でしっかり頑張っていただきたい」。市長は僕にエールを送ってくれてるんですよ。「また私自身問われましたけども、はっきり言いまして、そういう世界とは無縁の中で生きてきました」。利権政治などと無縁だと。「これからも襟を正しながら、また過日も不祥事事件等続きましたけども、これは二度と再発防止を含めまして許さない、そういう気構えの中で臨みたい、そう思っております。今後とも精進してまいりたい」。僕の一般質問にとって、市長は僕にとったらこれ100点、120点の答弁を返してもらってるんですよ。

 しかし、ここで一つ気になるのは、市長が「そういう世界とは無縁の中で生きてきました」、これが気になるんですよ。私は、人間何がしか生身ですから失敗するんですよ、人間というものは。僕もそうですよ。失敗の繰り返しでここまで来た。やはり失敗したとき反省するというのが大事なんですね。失敗を認識していないというのが怖いんですよ。僕は、近ごろの一連の議会活動の中で同僚議員の不正なんかを追及していますが、反省しておれば別にそうする必要ないんです。

 市長はこういうふうに、「そういう世界」というのは利権の世界ですよ。無縁の中で生きてきました。そうですか。市長は県の幹部職員でおるときに、和歌山県職員の裏金問題、警察も裏金つくっておったんですよ。多分市長もそうでしょう。市長も給料の中からあれ弁償させられたんでしょう。そういう世界の中で生きてない。冗談じゃない。あなたが県の幹部職員のときに県が不祥事を起こしてる。木村知事が不祥事を起こしたときは市長は退職してますけど、やっぱりそういうことがあるんだ、現実に。利権、そういうことが政治、行政の中にあるんだと認識して、そしていかに防止していくか。認識のないところに防止するはずがない。

 これね、市長、8日の新聞ですよ、読売新聞。これ一番最後の、昔三面というたんですけど、39面に「キャリア2人再逮捕へ、課長収賄容疑など」。飛鳥の事業でこれ大きく出てますわね。出てるんですよ。それでここ、そしたらすぐ「和歌山旧美里町、裏金新たに5億4,000万、計8億2,000万円、県警捜査へ」。すぐこの横、「鳥取の江府の住民団体が署名提出、町議、日当制にせえ」、これ出てる。それで和歌山版にも大きく、この美里町、「元町長に裏切られた、住民、驚きと怒り」と書いて、その下に「後和歌山市議、辞職願を提出」。酒飲んで運転して事故を起こして和歌山市議が逮捕やと。共産党の幹事長に辞表を提出したという記事です。これ1日の新聞なんよ。全国で毎日こういう政治・行政の不正が新聞をにぎわさないことがないんですよ。

 ですから、幾ら立派な予算を策定せえとか何とかいうても、こういう利権政治が横行してると。これ現実なんで、僕は望みませんよ、新宮市でこういうことが起きてると言わない、立派な市長のリーダーシップのもとでね。だけど現にあるから、僕は常に三十数年このことばっかり言うてきてる。言うてきても全然、新宮市じゃないですよ。全国でも全然なくならない。

 だから、この前はこういう市長のありがたい答弁をもらったけど、やはり余り市長もきれい事を言わずに、市長自身は違うよ、市長自身はそういう利権には絡んでない立派な人ですけども、そやけども現実、自分が行政を生きている中であった。だから、僕は市長と余り年も変わりませんが、僕が警察をやめたのはそれが原因だったんです。

 当時、高度成長でこの地方で砂利が不足したんです、特に川砂が。それで城南中学校の校舎なんか海砂使うてるから、ぼろぼろ天井が落ちてきたんです。川砂が不足したんです、業界が。それで砂利盗人、無許可で熊野川の川砂を採取してる。これは河川法違反ですから、この告発を受けて僕が調べたんです。調べて送致しようと思うたんです。そしたら次長、今の副署長が当時僕の警察学校のときの教頭教官。僕を呼んで、これを送検するなと。何を言うてるんだと。そこでけんかになった、次長と僕と。悲しいかな、あの警察というものは階級社会ですから、県会議員に圧力をかけられたからというて違反を調べて送検するなと、やめよ。それで大げんかになった、次長と。そしたら本宮署へ飛ばされた。そこから僕があるんですよ。そういう不正を、警察でもそんなんや。

 だから、僕は政治の世界でこういう利権を、それは別にそのときの次長が金をもろうてということじゃないんですよ。警察行政するのに県会議員を敵に回せんから、そらもう業界から圧力かかってやめよととめたんでしょうけど、そのときの僕の気持ちはどうなるんですか。まじめに警察官としての使命を果たそうと思った。それで結局は警察をやめた。それで警察をやめて市会へ来たときに、前にも言いましたけど、僕は市民に貢献できるのは、給料をもらうんやから、プロとして市会議員をやっていく以上は僕のできることはこの不正を正していく、そういう情熱に燃えてこの世界へ入ってきたんです、少々しつこいやろうけども。そこでやってきて34年、在籍20年でここへ来て議員辞職を可決される、こんなことが許せるわけがない。ここにもあるように、そういうふうにまじめに一生懸命不正の追及をしてる議員に議員辞職を可決するなんて、そんなばかなことが通るはずがない。そら市民はええ面の皮でしょう。ここにもあるように、町議は日当制にせえと言うてくるのは当たり前です。

 私は、議会制民主主義は命をかけて守らんならんと思うて議員の定数減に反対し、議員の報酬に反対してきたんです。15年前、議長のときもそうです。僕は堂々と、商工会議所で議長のとき講演に来てくれというから行って、みんな議員の数を減らせ減らせと言うてるけども、民主主義というのは銭金で買えるもんやないんやと、議員の定数ら減らせと言うあなたたちがおかしいんですよと言うたらビラまきまくられて、こんな議長がおると。こんな世間知らずというか時代おくれの議長がおるというて僕はビラをまかれた。今でも僕はそう思ってますよ。みんなもう自由ぼけ、民主ぼけで、義務を果たさんと権利ばっかり主張する世の中になってね、特に今の若い者は。しかし、この自由民主主義というのは、太平洋戦争で数え切れない命と引きかえに我々が手にしたもんで、これは守らなあかん、銭金の問題やないと思ってやってきたけれども、ここへ来てこの議会を守らなあかんのかと、ちょっと信念が揺らいできました。

 そこで先日、僕が質疑中に辻本議員から一般質問でやれと言われたとき、20年近く前のことがはっとフラッシュバックした。それは、20年近く前に僕が会議してるときに、先輩議員が「大西、おまえは陰でごちゃごちゃ偉そうなこと言いやるけど、おまえの一般質問聞いたことない。一般質問もせんと何ぐちゃぐちゃ言いやるんな」と言われたんで、僕は冗談で「先輩、質問らいうのは知らんからするんや。僕は何でも知ってるから質問する必要ないんや」と言うたら怒ってね、その先輩が。「ああ言うたらこう言うで、おまえ、へ理屈ばっかり言うて」と怒り込んできたんですよ。それで一般質問しますということでここへ立ったんです。

 ここへ立って、その先輩議員が無用の土地を公社へ売りつけた点を追及始めたんです。その前の市長に、あの議員が土地を売りつけに来ても買うたらあかんでと言うてあった。そしたらその市長が選挙で落選して新しい市長になって、なった途端に買うてしもた、その議員が売りつけに来た土地を。そのときの公社の僕への答弁、何言うたと思う。あの土地、道あるんかと言うたら、道あります。あるかと聞いたら、あります、あぜ道。あぜ道はあぜ道。道というのは車が入る道のことを道というんで、何でも言うんやね、公社は。それを追及始めた。そしたら議長が慌てて休憩とって、今の第2委員会室へ缶詰にされて、議長や親しい議員から「こらえたってくれ」。こらえたってくれということがあるかと。だれが一般質問ようせんのかと聞いたんです。結局、説得されて私は一般質問を中止した。そしたら僕の後援会長がそこへ傍聴に来ておった。怒って、そんな不正の追及を途中でやめるなんて情けない、もう二度とおまえの応援せんぞと、後援会長もやめさせてもらうと怒って帰ったんです。それ以来もう20年近く後援会長が応援してくれんから、僕は選挙になっても選挙事務所も開けんのですよ。それはいいんですよ、それで。

 それから数年後、僕が議長になったんや。そしたら徐福の楼門の不正が発覚−−発覚というか、僕が不正だと思ったんで調査した。それが、この前市長に言うたように、これ予算の策定の話やで。おかしいんとちゃうかと。設計監理を委託した業者、要するにその建物の、あの徐福の楼門が幾らかかると算定した会社が施工するんと違うんかと。そしたら議会も「どこが落札するかわからんのやから、何ごたごた言いやるんな」と言うわけ。いいですよと。そしたらその設計監理を委託した業者を指名から外すんですねと言うた。そうでしょう。そしたら、外すんですねと言うたら外さへんと言う。そしたらその設計監理を委託した業者が落とすこともあり得るわけですね。現にその設計監理を委託した業者が落とした。いいですか。

 ですから、当局が予算を策定してきたんです。その予算の策定が不明朗だと思ったから、僕は議員でしょう。予算を決定するのは僕の権限ですよ。一人じゃないけどね。議員みんなこの予算について賛否を与えるのは議員の仕事でしょう。だから僕は、これは不審や。要するに予算の決定の段階で当局から策定してきた予算が不可解だったから徹底的に交戦した。そしたら当局はどう言うんですか。大西さんの言うようにしたからいうて今さら設計単価を減らすわけにいかんと言うんですよ。この間もありましたね。だから僕は、医師住宅のことでこないだ言うたら一般質問でやれと言うから今やりやるんやで。いいですか。当局は今さら減らせれん。

 高田の住宅のときもそうですよね。当局が積算して一たん出したやつを高いからいうて変えるわけにいかんからどうしましょうと言うから、僕が、何か理由つけて減らしてこなんだら認めたらんぞということで、あれ徐福の楼門の前へ入ったとき、両側の大きな柱がありますね。あれは竜のレリーフをするんだと。あの柱を竜の彫り物にするはずだった。それをしないということを理由に数千万下げた。あれは竜の彫り物にする計画やった。そして減らした。そこで執行です。今度執行の段階で談合をさせるなと、僕はね。僕が新宮の業者にやらせと。その専門の業者が設計監理するんだから、工事は新宮の業者でできるんだから新宮の業者にやらせと僕が言うたんですよ。そやけど、絶対もうその業者ありきですよ、外の大手の。それが今どうですか、市長。市の事業は地元の業者にやらせ、ジョイント組んでも地元の業者にやらせ。僕はおかしいてならん。ほんで、もう財政がえらいときやさかい、よその業者を入れてでも安うしてもらえと僕が言うてるんや。そしたらもうぼろくそや、市民から。そういうことがあった。

 僕は適正な予算策定、決定、執行の話をしてるんで、ここに16年12月議会の議事録がある。市長、いいですか。新宮港第二期工事は、こんな時代にあんな土地をつくって売れるはずがない。これは私の発言やで。必ず新宮市の財政を圧迫する。私は反対した。しかし議会は多数決ですから、わずかの差であの建設にかかった。どうですか。新宮市の命運をかけるこの大事業に、もう既に政治家が大事なこの行政を食い物にしていると。同僚議員の皆さん、市長が議会なんか信用せんと言われても、我々同僚議員の仲間にそういう悪徳議員を抱えておればみんな責任を問われる。

 それで市長、私はざんげして下地議員の責任を追及しますと、もう一度議会に対する信頼を回復してくださいと、僕は市長に一般質問で言うたんです。いいですか、これです。私はざんげすると。悔い改めるということですね、ざんげは。これは今言うたことです。同僚議員が公社へ無用の土地を売りつけたのを追及を途中でやめた。やめたばっかりに次から次に不正が行われた。それで私がざんげという言葉を使ったのはこのことだったんです。いいですか。これは策定の問題ですけどね、予算の。

 私がこれを言うたばっかりに、下地議員に名誉棄損で訴えられたんです。それで、今度は裁判で下地議員はこう反論したんです。大西は合計金100万円が前田議長に渡されたことをもって短絡的に金500万円を賄賂であると考えたのかもしれないが、金100万円の中の金50万円が、仮にやで、仮に小柴の事業に協力を依頼するものであったとしても、前田議長には格別職務権限があるわけでもなく、賄賂というようなものでは決してなかった。これですよ、今言う予算の決定権は議会にあるんですよ。決定する議会、議員がこんな認識でどうするんですか。

 そうですよ。予算が決定されて市長部局に戻ったら、これは執行権ですよ。執行部の仕事なんで議員には職務権限ないですよ。ないんだけども、この場合新宮港第二期工事のことやから、市長のとこから、民間から10億円分土買いたいんやと。土買うのに議会が承認せなんだら買えんですわな。予算を決定するのは議会にある。そのとき議会はどうですか。国交省から来る土を待ったら買わなくて済む。10億円使わなくて済む。この事業は60億でやったんですから。だから国交省から10億円くれるということになったんで、50億でできるんですよね。また、国交省の土を待って国交省がその分も入れたるというたら、これ買うのともらうのでは上下20億違うんですよ。この間公社の説明がありましたけど、今、公社の借金が四十数億円あるんだから、これやりようによってはあと借金20億かもわからん。そういうことでしょう。

 だから、当局が予算を策定して議会へ上げてどうしますかと。そしたら議会はどうするんな。民間から土買うんか、国交省の土を待って安く港を上げるんか議会が決めるんですよ。しかし、その中にこの土を入れる民間の会社から給料とか報酬をもろうてる議員がおったらどうなるんですか。はなからその議員は民間から土買うことに賛成ですよ。我々議会は、市が買う予算、市が発注する請負契約、予算を伴うものについてはすべて我々が手を挙げたりおろしたりする権限があるんで、当然職務権限がすべてにあると私は認識して当然だと思って議会活動してきたんや。だから、私が言うように利権政治が横行するとはなからまともな予算が組めない、予算執行ができない。

 ですから、僕は当局に訴えたいのは、当局よりも同僚議員にも訴えたいのは、予算の決定の心構えとして、財政というのは我々の手の内なんですよ、議会の。そういうふうに予算の決定をするのは議会しかないんです。その議会の決定に当たって、この予算、この事業は市民に本当に必要なものかどうか、あるいはこの金額が適正なものか、財政でこの金額が出せるのか、常に先のことも心配して決定するんですよ。それが希薄だということです。

 そこで市長、財政民主主義とか財政議会主義、あるいは財政国会主義とかいう言葉を聞いたことありますか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 財政国会主義とかいうような財政民主主義ということは、私は確認して聞いたことがありません。



◆19番(大西強君) 

 総務部長、どうですか。あんた財政課長出身やから。



○議長(上田勝之君) 

 小山総務部長。



◎総務部長(小山壽行君) 

 私もちょっと言葉としては聞いたことないんですけど、今のお話の流れからすると、事前に予算をつくる、今回当初予算を上げさせてもらってますが、当初予算の場合でしたら、4月に入る20日前までにはもう議会のほうへ上げなさいということで、議会での審議を事前に経るということが定められてますから、そういう言葉と同じ意味合いかなというふうには感じます。



◆19番(大西強君) 

 議員の皆さんにもこうやって聞こえるように言いやるんや。いいですか。財政というのはもともとは行政に属するもんなんです。しかし、新憲法のもとで住民が主権者になったんですよ。それで憲法で、住民はその主張を選挙で選んだ代表者を通じて主張するということなんですね。そうすると、財政というのは市民の税金で運営してるんです。ですから財政というのは議会に所属するんです。

 今言いましたように、市長ですらそういうことを聞いたことがないと言うんですね。何で僕がここで言うかというと、僕は議員になったときから当然だったんです。当然財政というものは議会に属する、この責任は議会がとらなあかんのやと思ってるから、それが当然のこととしてずっと議会活動してきたから、もうけちけちですよ。財政のことばっかり心配して、あれするな、これするなと言うばっかりやった。わかるでしょう。財政というものは新憲法になってから主権者たる市民のもの、すなわち我々議会のものです。

 ところが、緑と城南の統合問題からここの移転問題とか、合併特例債で屋内体育館をつくったり、もうこのごろ非常に箱物のプランが浮上してきてる。これで僕がもったいない、もったいない、けちけちすると言うと非常に反発が多いんで、なぜかと考えたんです、このごろ。それで、これは当局も議会も、財政というのは執行部にあって議会にないんと違うと反対の認識を持ってるんと違うかなと思うた。

 夕張がつぶれたでしょう。そしたら市民は市長を総攻撃ですよ。わずかに議会は何しやったんなと、今までチェックできなんだんかというて議会の責任を追及する声がちょっとある、わずか。これ反対なんですよ。財政破綻を招いたのは議会の責任であって、当局に責任ない。しょせん市長らという人種は箱物病にかかる、人事病にかかるんや。人事は市長の専権ですから我々口出しできないが、かかりやすい、箱物病に。だから我々議会がしっかり手綱を締めなあかんのですよ。だから前の市長に、前ってずっと前の市長やけど、港と病院と焼却場と一遍にやるいうから、あんたそんなことやって10年後に、ことしですよ、財政は破綻するでと。その責任あんたとるんかと。そのときあんたおらんのやろうと。案の定財政は破綻状態でしょう、僕のシミュレーションどおり。合併してこれをごまかしただけでしょう。これ合併してなかったら財政破綻してますや。その市長の云々というのは、つぶれたの責任を問われる。もちろん私も問われますよ、議員やったんやから、議会で決議したんやから。それが合併になって70億の起債が認められる、特例債が認められるんで表へ出てないけど、合併してなかったらもうつぶれてますよ、新宮市は。

 それで何で今僕が声を大きいして言いやるかというたら、これ今はごまかしてるけども、10年後、これから合併特例期間が済んだら新宮市の財政は必ず破綻するでしょうと。そのときの責任どうとるんか。市長もおらんし、おれもおらん。ですから今が大事なんです。市長も僕も10年後にはおらんのやから責任とる者おらん。それではあかんでしょうと。僕は、適正な予算を組め、適正な予算を決定せえ、適正な予算の執行をせえ、始末して始末して、けちけちして、もったいないもったいないでいって10年後に破綻せんように。

 総務部長、財政課長でもいいんやけど、起債許可制限比率は今何%ですか。入れたらあかんで、特例債は。特例債は言わんと純粋に。



○議長(上田勝之君) 

 上路財政課長。



◎財政課長(上路拓司君) 

 起債制限比率で言わせていただきましたら11.5でございます。



◆19番(大西強君) 

 それに公社の60億の借金足したら何%になるんですか。もうええわ、もう計算するの面倒くさいわ。市民病院と公社と、この合併特例債、この間の市長の質疑で市長は70億使ういうて、足らんぐらいやと言うとるから、これ使うたら20億借金残るやろ。そしたら特例債の20億と公社の60億と病院の借金と本体の借金全部合わせて制限比率計算して。10年後にはそうなるんやから。何%ですか。大体で、そんなに細かいことをせんでもええけど、大体のシミュレーションて幾らですか。



○議長(上田勝之君) 

 小山総務部長。



◎総務部長(小山壽行君) 

 今、実質公債費比率ということで公社を除いた形で算出する数字がございまして、それが16.7%です。これ以外に公社の負債のことが出てきますけども、公社の負債については将来負担ということで別の係数が使われることになってまして、標準財政規模、税と交付税を合わせた収入が約80億余りありますが、これの公社、それから将来負担ということで職員の退職金、そういったものを含めたときに、その割合が350%を超えないようにという基準がございます。現在は、もし公社の56億の借金を全部かぶったとしても300%ぐらいのところでおさまるというふうに思っております。



◆19番(大西強君) 

 それで、そのときに僕が了としたのは人件費。職員の人件費の自然減を想定してると。そしたら今言うた10年後に職員の数がこれだけ減ってると。そうすると職員に対する支出がこれだけ減るんで財政破綻にはならんだろうと、それを了としたんですよ。ですからこの間、説明会の中で、職員をそんだけ減らすと住民サービスが低下するんじゃないかという議員の危惧があった。当然ですよ。しかし、それをしなければ財政が破綻するんです。ですから、市民は行政に何でもしてもらうとかいうことじゃなくて、市民サービスを受けようと思えばどんどん自分らの借金がふえてくるんだから、自分らで生活を守る、命を守るという、市民に努力してもらって住民サービスの低下を防がなかったらだめやという話。そういうことやね。

 それで、財政なんていうのは僕も経済学者やないけど何も難しいことじゃないと思うんですよ。財政なんていうのは家庭経済の延長や思うたらええんですよ。そうでしょう。悪いのは、税金やから、人の金やから安易に使う、安易に借金する。借金というのは利息がつくんで、起債、起債というて借金して何かすることばっかり考える。

 今、市が借りてるお金の平均パーセントはどれぐらいですか、利息、利率。大体でええてや。そんな細かいことは聞いてない、市民はわからんのやから。2%か3%か、それでええ。



◎総務部長(小山壽行君) 

 1.8%程度です。



◆19番(大西強君) 

 一般の人が銀行からお金を借りたら、一番安くても2.5%、あるいは3%ぐらいが平均で、市というのはつぶれる心配がないんで1.何。しかし預金金利というたらまだ0.2とかそういうとこで、ですから借金というのは、市民は市が借金したら利息払わんでもええんと違うかなと勘違いしとる。借金というのはいずれにしても利息を払わんなんわけ。元金だけ払ったらええというもんと違うんでね。だから身の丈に合った事業を展開して支払能力のあるだけの事業をしたらええんでね。それを市民のためや市民のためやと借金してやって、その借金を払うのは結局市民でしょう。だから予算の策定の中で絶対必要やというものをやってほしい。

 そこで、僕がこれ持ち出したのは、このごろええとこもあるんですよ。当局をぼろくそに言いやるんちゃうで。議会も悪いんやけど、このごろやっぱり一番ええ例はくろしおスタジアムの屋内運動場やね。これがもう一番ええ典型やね。当初、当局は3億7,000万ぐらいの策定してきたわけ。それを議会へ上げてきたんです。そしたら議会がこれを吟味して、1億円ぐらい削ったんですよ。1億円ぐらい削って2億七、八千万で当局に返したんや。それを受けて当局はこれを一般競争入札にかけた。そしたら落ちなんだんや、これ。落札業者がなかった。そこで当局は辛抱して、2回やったんか3回やったんか、最終的に市外業者も加えてやって、この議会が削った金額でやった。どうですか、完成したら。超豪華な屋内練習場やの。

 だから当局は、1億円削られたからというて、これはすばらしい議会と本来の予算策定、決定、執行の一番ええ典型やね。当局から策定した予算をはいはいとのむ議会なんてなかってもええ。部長もここだけ来とるわ。悪いことも言わなあかんからね。これは当局が1億円削られたらできたんや。それで削るのも当然やと、議会はね。それで1億削って出されたけど、それを執行する今度は執行能力の問題で、これは非常に、その削られた予算の中であんな立派なものを仕上げたというのは、これは一番当局は当局、議会は議会の役目を果たしてできたものやと思うんですね。僕はそう思う。サッカー場の芝生化もしかりですね。

 僕は、今言うその執行能力の問題ですよ。我々が執行部へ返したら、執行部は市民に低コストで高い品質の事業を提供するというのは、これがもう執行部の能力なんでね。高くていいものって当たり前なんですよね。安くて悪いもの、これも当たり前。やっぱり執行部の能力というのは、低コストでなおかつ質のええものを市民に提供する心構え、この心構えが一番大事なんです。そういう意味では、いい例でくろしおスタジアムの屋内、近年まれに見るというか、やっぱり当局と議会の連携でやった僕はすばらしい出来事やったと思います。

 休憩とってから悪い例を挙げます。



○議長(上田勝之君) 

 質問中ですが、10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後2時01分

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△再開 午後2時14分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き再開いたします。

 一般質問を続けます。

 19番、大西議員。



◆19番(大西強君) (登壇)

 先ほど終わりがけにいい例を挙げましたけれども、悪い例は新宮港第二期工事やね、高くて悪いものね。これは市民に大変申しわけないね。さっきも言うたけども、60億で予算策定して議会に諮って、最終的に港をつくるかつくらんの議論は議会がつくれということで決定して60億の予算投入を認めたわけ。そして、これは私の意見ですけど、私だけではないけども、やるんだったら本庁直轄でやれと意見を出したけれども、借金するのに本庁の借金をふやすわけにいかんので公社にやらすということで最終的には公社がやることになった。そしたら結果どうですか。

 さっきも言うたように、財政は議会に属するんだ。けども公社がやったら公社の予算あるいは決算は議会へ上げる必要ないんで、そのとき僕はおらなんだんや、議員やなかったんでね、一般市民やから。60億でしたけども、国が10億も20億もくれるということになったんで、ああこれは安なるなと、よかったなと思っておって議会へ帰ってきたら、民間から10億円も余って50万立米も土買うたったんやの。そしたら国から土をもらって民間から買わなかったら、あの道路と敷地はフラットになるからね。それを民間から買うて、国から約束してある80万立米みんな取り込んだから、そら余ってきますわ。国は当初から80万立米入れさせてくださいと。そのかわり立米1,300円つけると。そのかわり土が余ってきたからというてうちもどこもほうりに行くとこないから、港へ確実に入れさせてくださいよと。それ契約してるから、先に民間の土を入れたったるから、余ってきてももう国の土要らんというわけにいかんのよ。ましてこれ、お金ついてるから入れたんよ。それでああやって盛り上げた。そしたら敷地面積は狭くなるし、そうでしょう。盛り上げるということはのり面をつくるから、のり面が必ず要るから、のり面の分は消えていくんやから、だから敷地面積は狭くなる。上げるから道路の取り込みを坂道にせんならん。フラットやったらどこからでも出入りできるものを、わざわざ道をつくらなあかん構造にして、要するに高いお金を出して面積が減る利便性の悪いものを提供した。

 議会へかけてない。財政に責任のある議会にかけてない。ということは、これは絶対に当局のちょんぼ、大ちょんぼ。私はおらなんだけども、当局がこの10億もの、上下20億円ですよ。上下20億円ものこんな設計変更を議会へ諮ってないから僕は怒っとるんや。議会へ諮ってたら、それは僕がおらんのやから、自分の裁決権ないんやから、議員さんが民間から買うのを許可したんやというんやったら当局を責めるわけにいかん。しかし議会へ諮ってないんや。これは当局の絶対的責任でしょう。全然当局と議会と連携してない。

 市長もそやけど、議長もそやけど、ここでよく就任のあいさつするときに必ず言う。当局と議会は車の両輪やと必ず言うんやね。どういうつもりでその発言をしやるか。車の両輪やから仲よくしようということじゃないんや。車の両輪やとの例えは。右の車輪も左の車輪も大きさは一緒と、権力は一緒ということを車の両輪やというんですよ。車の両輪やから仲よくいきましょういうたら、仲よくいきよったら、市長が右向いてハンドル切ったら右向いて曲がらなあかんし、左向いてハンドル切ったら左向いて曲がらんなんわけでしょう。そういう例えじゃないんです。議会と当局は対立関係にあるんですよ。常に緊張関係にある。緊張関係にあってこそ正常に機能する。それが、執行部がやっぱり自分らの策定した予算をスムーズに通してほしいから、与党議員と接触をして、そしてその予算を通してもらおうとする。それで議員に借りをつくる。そしたら今度は議員は執行部へ、これしたってくれ、あれしたってくれと申し入れてくる。だから当局と議会は癒着したらあかんのですよ。車の両輪やという例えは、右も左も同じ権力やと。同じ権限、力関係が同じやという意味で、今は違うでしょう。権限、権力が物すごく議会のほうが小さい。真っすぐ走らんじゃないですか、それでは。だから真っすぐ走らすためには両方の車輪の大きさを一緒にせなあかん。

 それで、議会の問題やということで当局のほうは僕の質問に対して不満を持つやろうけども、僕は当局へこういうことを言うてるのは、少なくとも議会あるいは議員が利権にかかわろうと思っても何もできないんですよ。さっき言うたように、採決のときに自分の後援会の業者がうまいこといくような採決をする場合があるけども、あとは当局と組まなんだら利権はうまく獲得できないんですよ。ですから議会からどういう申し入れがあっても当局は常に公平、本当にこの議員さんは、あるいは本当にこの議会は純粋に住民のことを考えて申し入れに来てるんか、そこを吟味してもらわなあかん。何でもかんでもはあかんといいないで。やはり純粋に議会が、議員が市民のことを憂えて当局へ申し入れに来ることについては親切に、あるいは真剣に対応してほしい。しかし、市民に対して不公平になるような申し入れである場合は毅然と拒否してくれということのためにこれを質問したわけです。

 その三十何年間、在籍20年ですけど、やっぱり議員の中では積極財政派と僕みたいなけちけち財政派とあるね。僕は、何も積極財政派の人を批判してるんじゃないんですよ。認めてますよ。やっぱり積極的に事業を展開せなんだら市の景気が悪くなる。やれ、やれというのも一理ある。だからそれは認めてるんですよ、僕は。しかし僕はけちけち、もったいない財政派なんですよ。市の財政を破綻させてしもうたら元も子もないという考え方なんで慎重なんですよ。

 だから、真理というのは僕は一つじゃないと思ってるんですよ。真理というのは三つあると思うんですよ。善は急げというたら急がば回れ、どっちも一理あるんですね。寄らば大樹の陰というたら、いや、むしろ鶏口となるも牛後となるなかれと。真理というのは一つじゃない、二つある、三つあると思う。やっぱり中庸の美徳とか言われるようにリベラルな思想、考えもあるんで、どれがええということじゃないと思うんですよ。だから僕は、自分の主張をする場合、その主張が純粋に市民のために私はこう思うということを主張するべきであって、いやしくも自分の利益のために意見を主張するということは絶対に慎んでほしいということを今ここで。

 そこで、悪い例は言うたな。そしたら今度は、いや、もう過去のことを言うても戻ってこんので、この港の問題についてはまだ終わってないし、これから供用開始されるが、この問題については非常に大きな不審点があるから、これについてはこれだけに関して調査して、また追及はしていかんならんと思うんですが、終わったことは終わった。その反省に基づいて、これから合併特例債を当て込んだ物すごい大きなプロジェクトというか、プランが今もう出されているんで、当局がこれから策定するんでしょう、予算をね。学校の問題にしても庁舎の移転問題にしても。これを議会がどう決定するか、みんなやっぱり心して、自分も含めてですけど非常に心配してるんです、10年後のことを考えるとね。

 それで、先ほどくろしおスタジアムの屋内練習場の件をしたし、このごろどうもあれ以来、当局の執行の適正化というか、非常に改革的で執行能力が上がってると思うんで、これを続けてほしいんです。それで庁舎の移転だとか学校の統合の問題だとか、一例はこの間審議になりました医師住宅の5戸ですよね。これ1戸の坪単価が100万ぐらいになる。それについて当局は、免震構造の分は別にして、いつでもこういうやり方するんですね。一緒でしょう、一つの家を建てる工事単価、坪単価は。浄化槽を外したりね。高田のときは浄化槽を外した、別の工事やと。みんな家建てたら浄化槽が要るんですよ。ですから1戸を建てるのに坪単価100万の医師住宅を建てるんです。御殿を建てる。

 だけど、この工事を請けるほうは、坪単価100万になるこの医師住宅は1戸建てる計算なんですよ。しかしこれを受注する業者は、5戸一遍に受注したらそら物すごい経費は安くなるし、建築資材も何でもそうですよ。少し買うよりも大きく買うと値引きも高いから、僕は入札方法とかそういうものを工夫すれば、予算は上がってますけども、この件については相当予算額よりも低くできる、要するに予算を減額できるという可能性があるんです。

 そこで、これ他市のことですけど、学校の耐震化を図ったんです。それで、そこの市の当局は市内の学校全校の耐震化を図るためにはどれぐらい費用がかかるか、これ予算策定したんですよ。策定した上において、工事を受注する希望業者に全部プレゼンさせたんです、計画。どういうふうにすれば効率的に安く上がるかというのをプレゼンさせて、それを審査して、それで1社を審査して、これがええというやつを当局が採用して全校一括発注したんです。そしたら35%ぐらい低くなった。僕は、うちもせえとか言うてないんですよ。その市はその市、大きい市もあれば小さい市もあるんで、僕はそう言うてない。要するにそういうふうに事業を実施するに当たって、効率よく低コストで、そういうものをどうしたらええかというて一生懸命に考えて、旧態依然じゃなくて財政難の折から考えてやる、その姿勢を評価するんですよ。

 僕はよく高田の住宅のときのことを言いますけど、僕はそのとき教民におったんですよ。どうしてもあれは不審なんで、僕は先輩議員に建設とかわってもろうて建設委員会に入って追及したんですよ。あれらも宅地造成と建物と同じ業者にやらすんですよ。宅地造成をやるのは土木業者でしょう。土木業者は建築の能力がないから下請ですよ、丸投げでしょう。わかっといてそういうことをする。全然工夫してない。そやからそんな値段になってくる。2階にトイレもない、床の間もないような2戸一の住宅が坪70万にもついてくる。そんなこと平気でやる、行政は。

 そやから、僕は他市の例でそのようにせえとかいうことじゃない。やっぱり他市も財政難なんでいろいろ工夫して、どうすれば安くていい事業を市民に提供できるかという、その予算執行の原点に返ってみんな知恵を絞ってほしい。だから僕が言いたいのは、丹鶴小学校の跡地へ市民会館を建てるんかどうか知らん。小学校も統合する、王子も統合する。市長は今、中学校も統合する言うてる。だから、そうした場合個別にするより、もうそれいっときにやらなあかんのだから、この学校をばこっちに移しといてその間に建てかえるとか、そういうふうにどうすれば、要するに受注業者は一遍にやらせてくれたらいろいろの作戦を練られるんで、低コストで抑えられる余地があるんでね。

 さて、先ほども言いましたように、新宮の業者でやれる仕事は絶対新宮でやらせてほしいというのは僕の考えですよ。しかし財政を考えたときに、それは気持ちはそうであっても、ですから市長は、一般競争入札であっても市内業者ということを条件つけて、条件つき一般競争入札をやってるんで、それぐらいで住民サービスはして、しかしそれでも受注業者がなければ、これはやむを得ない。他市に安くしてくれるとこがあればそれもやむを得ない。なぜか、財政なんですよ。お金があったら自由にしてくれたらいいんですよ。

 それで、これから合併特例債を当て込んだ大きな事業をできるだけ統合して、そして業者が低い金額でも利益が上がるような方法を業者にプレゼンさせるんですよ。例えばその病院の医師住宅は5戸建てるんで、それを希望業者にプレゼンさせて、どうしたら安く上げてどうするかと。うちだったらこれだけで建てますよと、それについてはこういう工法でこういうふうにやりますというのをとって、それを審査して、安易に一般競争入札にかけるんじゃなくて、そういうことをしてみるのも工夫かなと。そうせえとは言わへんけどね。そういうふうにどうすれば低コストでいけるかというふうなことを努力してほしい。

 それで、最後に市長、僕は議会の権能をば言いましたけども、議会が予算を決定する。議会が予算を決定しなければ当局は何もできないんですよ。ですから、市長も政治家だから、公約だとかあるいはビジョンを市民に公開する、これは僕ももうわかってるんですよ。しかし、議会と当局の力関係が一緒だということは、市長はそういう夢を持ってても、議会もそうですよ。特に僕は、たとえどんな市民が求めてる市民ニーズに合った事業であっても、財政を圧迫するということになれば腹で泣いてこの予算を否決する、僕はそういう心構えなんで、ですから市長も議会の権能というものを尊重するんだったら、やはりそれはビジョンを市民に示したいやろうけど、やはり議会とある程度の交渉、折衝、説明、ある程度議会が容認してると、許容してると、そこへ行くまではできるだけ市民に先入観を持たせるような広報というか、やっぱり報道とかそういうものを控えてほしいんですよ。だから市長はええことを言うけども、市民からとって、「ああ、あの市長さん、これしてくれるんや」と期待抱かせてあるとこへ僕らがそれ否決してしまうと、議会は何やというとで、そら市民から議会が反感買うんですよ。それが怖いから議会も、「もう市民の人はみんな楽しみにしたあんのやからしゃあないな」と判を押すんですよ、議会が。これは絶対にええことじゃないんです。

 ですから僕は、今、市民に出回ってる学校の統合問題であれ市庁舎の移転問題であれ市民会館の建設であれ、やはりまだ議会が全然審議もしてない、手もつけてない中で、もうあたかも決定したような報道になってる、広報になってる。そういうことを非常に危惧しますので、ぜひ市長、そういう趣旨で今後、市民の誤解を招かないようにしてほしいんですけど、その点についてどうですか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 自分の目指す市政の目標、また市政にかける夢、これは私の政治的な信条も伴うことでありますから、これは大いにこれからも市民の理解を得るために自分としては公にし、発信していきたい、そういう思いでおります。

 しかし、これを予算化することによって市の事業として運営していくのには、当然のことながら大西議員御指摘のように議会と十分な審議、またその議決をいただかなければなりません。その役割は重々承知しております。

 そのような中で、いろいろ御指摘のありました今度の基本計画に絡む部分等につきましても、拙速は避けたい。私としては十分な御理解を議員にもいただき、また我々としても御説明をさせていただく、そういうことの中から今後その執行については留意してまいりたい、そのように思っております。



◆19番(大西強君) 

 一般質問を終わります。

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△三栗章史君



○議長(上田勝之君) 

 11番、三栗議員。



◆11番(三栗章史君) (登壇)

 それでは、一般質問をさせていただきます。

 まず、行政改革窓口サービスについてですけども、昨年5月より1階フロアを模様がえして広々とすっきりした受付窓口となっております。同時に、これまで住民票、戸籍などを発行していた窓口で固定資産評価証明書や所得証明、納税証明など、これまで税務課の窓口に回って請求していた証明書類も1カ所でとれるようになりました。新たに総合窓口で取り扱うことになった市民を対象とした証明発行などの事務はどのようなものか、また今後ふえると予想される事務はどのようなものがあるのか、お答えください。



○議長(上田勝之君) 

 萩原市民窓口課長。



◎市民窓口課長(萩原智君) 

 新たにふえましたのは、税務課の関係の所得証明とか課税証明、すみません、ちょっと細かい資料を持ってませんので全部はわからないんですが、今度新たに4月からふえるのは水道事業所の水道の開栓、それから休止の届け出、それから水道料金の関係の口座振替の届けとか、そのようなものがふえます。



◆11番(三栗章史君) 

 また、後期高齢者という新しい保険制度で今後高齢者の方に新たな負担が予想されると思いますけども、窓口ではやはり親切でわかりやすい説明を望んでおるんですが、このような対応について何かお考えはされてますでしょうか。



◎市民窓口課長(萩原智君) 

 お客様に対しては、常にいずれの対応にいたしましても丁寧に対応するように職員は心がけております。



◆11番(三栗章史君) 

 後期高齢者制度のほう、説明等の勉強とかそういうのはこれからされていくんでしょうか。



◎市民窓口課長(萩原智君) 

 窓口の職員の勉強、それは常々担当ではやっております。



◆11番(三栗章史君) 

 わかりました。

 事務を集中することで逆に窓口が混雑することもあると思いますが、窓口が混雑することのないように、事務量の増減と窓口で対応する職員の配置について、今後より一層配慮をお願いしたいと思います。一つの窓口で必要な各種の証明書の発行手続を完了できることが理想だと思っております。

 また、市営住宅の抽せん申し込み、福祉関係手当の請求等々、それぞれ申請や申し込みには家族全員の住民票であったり納税証明書、所得証明などの添付が必要とされるものがありますが、新宮市民が新宮市に対して行う各種申請に新宮市が有料で発行する各種証明の添付を求めるのは、市民に対するサービスではいかがなものかと思います。住民登録や課税がほかの市町村であるならともかく、新宮市に税を納めている市民に対するサービスを市民の立場になって見直して検討していただきたいと思います。例えば市営住宅の申し込みなんかにしましても、担当窓口に行って申し込みをする場合、住民票を窓口でとってこなくてもその担当課で、システムとか個人情報の問題もあるとは思いますけども、確認することはできるんじゃないかなと思うんですけども、その辺、システムの改良も含めていかがでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 池端管理課長。



◎管理課長(池端洋一君) 

 今、市営住宅等議員さん御質問されたんで、住民の必要とする申請書はいろいろあると思うんですけども、市営住宅の申し込みに限定して申し上げますと、市営住宅の添付書類につきましては現在、住民票、課税証明書、納税証明書、固定資産税台帳に登録のない旨の証明書などの提出をお願いしてございます。これらの書類は条例に定める入居資格の確認のために必要な書類でございまして、新宮市の規則において提出が必要な書類を定めてございますが、現在、応募の際全員に提出してもらっておりますこれらの提出物について、今後、当選された方々に限定して提出してもらう方法がないかと今模索しているところでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 そのように事務の簡素化をしていただくことは大変結構なことだと思いますので、先ほども言いましたように、住民票、納税証明書などとらなくても、市民からしますと同じ新宮市役所という感覚がございますので、システム等の改良でそういうのをとらなくてももう確認できるようなシステムにしていただくことによって事務処理の簡素化ができるということで、そういう見直しを今後とも続けていっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 続きまして、新宮市総合計画案の中の市街地再生についてお伺いいたします。

 この中の政策目標第1、元気が出るまちの重点施設ということで書かれております。商店街の振興を進めますという中で、現在、新宮市の商店街だけではなく、商店等は元気もなく、大変沈んだ状態になっております。やはりそういった中で、一過性のイベントをするだけではなかなか集客もままなりませんし、お店自体が力がついてこないというような結果が見えてまいりました。

 そんな中で、ステップ3の中にございます商店主の意識改革を進める、個店改善のアドバイスを進める等ございますが、これは今の商店主にやる気が起こるような策ではないかと私は期待しておるんですけども、この辺のところを具体的に説明いただけましたら。どのようにやっていくのか御説明お願いいたします。



○議長(上田勝之君) 

 鈴木商工観光課長。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 今、議員御指摘のことにつきましては、既に私ども18年度から商工会議所さんへ委託する形で、個店改善事業というふうな名目でやらせていただいております。これは端的に申し上げますと、18年、19年度の実績でいきますと9件、9件、計18件商工会議所のほうへお申し込みをいただきまして、要は中小企業診断士の方の面接、面談、アドバイスを受けていただくと。つまりは、例えばA業者さんがこういう商いを目指したい、こういう商売を目指したいという希望をお持ちであれば、それを中小企業診断士の方にぶつけていただいて状況を勘案しながらその夢に向かって現実的なアドバイスをいただくと、こういったことでございまして、我々としましても本当にやる気のある商店主の方がお申し込みをいただける制度というようなことで今後も続けていきたいというふうに、かように思っております。



◆11番(三栗章史君) 

 その制度の中で何件ほど実際にやられて新しい形になったとかいうようなのは実際あるんでしょうか。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 18年、19年度におきましては、先ほども申しましたとおり計18店いわゆる中小企業診断士の方のアドバイスを受けてございます。それで内容につきましては、やはり個店それぞれの性格といいますか、商品扱いも違いますのでなかなか一概には言えませんが、私が記憶するところでは、食べ物屋さんでございますが、そのお店につきましては夜につきましては我々も見た目ではやってるなという印象はあったんですが、そこの店主さんも夜だけではなくて昼間も何とかお客さんを呼び込みたいというふうな希望があってアドバイスを受けたようでございます。その結果、一つには昼間、特に女性をターゲットとしたメニューの開発、並びにやはり店構えが相当古かったということもございまして、新しく明るいイメージにリニューアルをしたほうがいいというふうなアドバイスがあって、実際そのようにされております。

 そういったことで、その結果のどうこうにつきましては私ちょっと精査はしてございませんが、そういう中小企業診断士の方のアドバイスにのっとっての現実的な行動はあるようでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 そのほかで商店街独自の取り組みを支援しますというのもあるんですけども、これは現在のところ各商店街からこういうような取り組みをしたいというふうな要望は。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 私ども、商店街の皆様方とのスクラムの組み方というのは多々あるわけでございまして、一つには、例えば消費者感謝デーとか、あるいは「春よ来い」の活性化イベントとか、商店街全体の皆さん方とスクラムを組むということもございますが、今、議員御指摘の例えば各商店街での自主事業といいますか、そういったことにも対処してございます。

 例えば一例を挙げますと、仲之町商店街さんがこの18年、19年度でアーケードの改修の事業をされました。これは国・県それぞれの補助をいただいて、かつ私どもも補助をさせていただくというふうなことでございまして、我々としたら各商店街の皆さん方の創意工夫に対してできる限りの御協力あるいは御支援を今後も続けたいというふうに思っております。



◆11番(三栗章史君) 

 では、また新たにそういう取り組みがあった場合は、申請してまた御協力願えるという判断でよろしいんでしょうか。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 はい、商店街の皆さん方とは常に顔を合わせているところでございますので、本当に目指すところ等々がアイデアとしてお浮かびになられたらぜひ御相談をいただいて、我々もそれにできるだけ一緒に参画をしていきたいというふうに思っております。



◆11番(三栗章史君) 

 やはりお店、商店街の1軒1軒が元気にならないとなかなか商店街全体が元気になってこないと思いますので、そういう個々への支援を今後手厚くしていただけると大変中心市街地が活性化してくると思いますので、ぜひともどうぞよろしくお願いいたします。



○議長(上田勝之君) 

 10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後2時57分

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△再開 午後3時15分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 一般質問を続けます。

 11番、三栗議員。



◆11番(三栗章史君) (登壇)

 それでは、先ほどの質問に続きまして、商工のほうでもう一つお聞きしたいと思います。

 商工として今、商店街に元気がないということで、その原因はどのようなことを考えられておりますか。



○議長(上田勝之君) 

 鈴木商工観光課長。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 いろいろな要因といいますか、原因というのが考えられると思います。

 一般的に言われてますように、例えば大型店の郊外化といいますか、郊外への移転あるいは郊外での立地、あるいは本当に市街地の真ん中にございました市民病院の移転、そういったものもやはり大きな原因というふうに考えられます。

 また、最近特に商い上でよく言われますのが、やはりこれだけインターネットの時代になりまして、特に若い世代の皆さん方を中心にインターネットでの通信販売といいますか、そういったものもいわゆる商売が落ち込んでいるということの大きな影響になってるのではないかと。つまりは簡潔に申しますと、人の流れが大きく変わったということと、そういう若者を中心に品物を買うというその買い方そのものが変わってきた、そういったことが大きな要因になってるんではないかというふうに感じます。



◆11番(三栗章史君) 

 今取り上げられました要因の中で、人の流れが変わったということですけども、商店街に活気をつけるという部分で、それではその人の流れをどのようにつくっていくのか、何かお考えございますでしょうか。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 非常に大きな問題といいますか難しい問題、それこそまちづくりの根幹にかかわる部分かというふうに今の御質問、感じるわけでございますが、今議会でもるるこれまで議論いただいております、やはり総合基本計画の核になってございます小学校の統廃合、あるいはその後の跡地利用、これは私ども商工観光課にとりましても今膠着している人の流れをやはり新たに大きく変えるチャンスではないかというふうに感じてございます。どこにどの施設がというのは今のところ論外といたしまして、とにかくこういう動きが、繰り返しになりますが、今膠着をしてる人の流れが新たに生まれ変わるといいますか動き出させてくれる絶好のチャンスだと。我々としましても、やはりこういうチャンスを商店街の皆様方あるいは関係機関の皆様方とともに人の流れをキャッチして、かつ市民、近隣の皆様方の動きのキャッチの延長上にできたら観光客の皆さん方の動きも一つ大きな新たなうねりの中へ取り込んでいきたいと、こういうふうに今考えてございます。



◆11番(三栗章史君) 

 やはり私も人の流れという部分では、新たに商店街のほうへ向けるという部分では大変共感できる部分でございまして、これからも、町自体が今度大きく変わろうとしておりますので、その変化をどのように有効に使っていけるのか、ともに考えさせていただきたいと思います。

 それでは、続きまして医療について御質問させていただきます。

 新宮市立医療センターは二次医療を行う急性期の病院と伺っておりますが、急性期病院の役割、機能とはどういうものかお教えください。



○議長(上田勝之君) 

 上野山医療センター医療業務課長。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 いわゆる第一次として開業医さんがございます。開業医さんで対応できない重篤な病気あるいはより高度な治療機器等を要する病気等について、それに対応するのが二次医療病院であります。



◆11番(三栗章史君) 

 急性期病院である医療センターの入院患者さんの平均入院日数はどの程度か。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 平均在院日数は約18日でございます。



◆11番(三栗章史君) 

 私ちょっと耳にしましたのが、入院しておりましてもそろそろ転院とか退院を勧められたと。行き先を探すのが大変なんだということを耳にしたことがあるんですけども、どういった症状の患者さんに対して転院、退院を勧めておられるんでしょうか。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 いわゆる重篤な状態を過ぎて、そしてこれならば開業医さん、ほかの医院等に移っていただいても治療がしていけると、そういう見込みの立った患者さんをいわゆる逆紹介にさせていただいております。



◆11番(三栗章史君) 

 入院して療養を希望される患者さん、またそういう必要性がある患者さんというのは大体どの程度の人数の方おられるんでしょうか。月に換算していただいても結構ですけど。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 その数値というのは難しいのですが、逆に言いますと、年間に救急患者が8,000人ございます。救急車で運ばれてくる方が2,000人余りでございます。そのうち即入院とするのが1,500ございます。1日平均4人の方が入院をしなければ危ないと、そういう状況でございますが、今ベッド300床ございますが、97%、293前後で回っております。ほとんど満床でございまして、いわゆる新たな救急の患者、瀕死の状態の患者を受け入れるためには、かなり回復されて開業医さんでも対応していけるという患者さんには申しわけないのですがやはり退院をお願いせざるを得ないと、これが現実でございます。



◆11番(三栗章史君) 

 例えば、先ほども言いましたように入院の必要性がある患者さんがもしおられた場合、その患者さんに対してどこか市内であれ市外であれ、そういう施設を紹介するというんでしょうか、あっせんするようなことはされておるんでしょうか。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 当院として地域医療室というところがございます。いわゆる全く当てがなくてほうり出すようなことは私どもはしておりません。地域医療室を通じて、ここはどうだろうか、あそこはどうだろうかということを患者さん、患者さんの家族さんといわゆるコミュニケーションをとりながらその道を探っております。ただ、やはり患者さんが遠いとか不便だとかそういう形で拒まれる方が多々おることも事実でございまして、その調整に非常に苦慮しているところでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 その調整というんですか、達成率というんですか、それが100%あれば一番市民のためにもありがたい話だと思うんですけども、新宮市も高齢化が進みまして高齢者人口も多い中、またひとり暮らしの方や高齢者だけの御夫婦も大変増加しております。子供さんが市内近隣でおられればよいんですけども、都会におられるケースも見受けられ、また後期高齢者保険制度も始まり、保険料の負担や医療に一定の枠がはめられてしまう、こういった状況の中で市民の方々の不安をぬぐうためにも、医療センターだけではなく新宮市全体の問題として、医療センターからの転院を受けていただける医療機関に一定のベッド数を確保していただくような制度の創設が必要ではないかと思いますが、市長、その辺いかがお考えでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 先ほど東原議員さんから御質疑いただきました一般質問にもありました新宮病院等医療介護型のベッドを保有しているということで、そのような病診間連携の中でもそういう事例等も過日には紹介もいただきまして、民間と連携をとるというよりも民間診療機関と病院とが一つの役割をともどもにその特徴を生かして担当するという、そういう先進的な事例もお聞かせいただきました。桑名あるいは新宿区の例でありますが、そのような中で、今、医療センターとは地域医療室を通じまして、単に退院をお勧めするだけでなく、後のフォローも家族の方々と相談しながら紹介に努めたりいたしているところです。

 今後、そのようなどうしても医療センターあたりからその対応が必要だという提言等をもしこれは当然のことながらいただいたら、我々としては新しい施策も、現時点では難しいですが、そういうものの展開も可能となってくるんではないか、かように思い、またそういう視点もいつかはということで考えておる次第であります。



◆11番(三栗章史君) 

 市民が安心して暮らせる町という部分では、特にこの問題は生命にかかわる問題でございますし、そういった声、我々の耳にもよく入ってきますので、早急に本腰を入れてそういう制度なりやり方を検討していただきたいと思います。

 以上で質問を終わります。

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△延会の宣告



○議長(上田勝之君) 

 お諮りいたします。

 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。

 あすは午前10時から会議を開きます。本日はお疲れさまでした。



△延会 午後3時27分