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和歌山県 新宮市

平成19年 12月 定例会 12月11日−02号




平成19年 12月 定例会 − 12月11日−02号










平成19年 12月 定例会



        平成19年12月新宮市議会定例会会議録

          第2日(平成19年12月11日)

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議員定数19名、現在員19名、出席議員19名、氏名は次のとおり。

                         1番  木戸地郁生君

                         2番  松畑 玄君

                         3番  久保智敬君

                         4番  榎本鉄也君

                         5番  福田 讓君

                         6番  田花 操君

                         7番  東 賀代子君

                         8番  杉原弘規君

                         9番  東原伸也君

                        10番  上田勝之君

                        11番  三栗章史君

                        12番  松本哲也君

                        13番  前田賢一君

                        14番  奥田 勲君

                        15番  松本光生君

                        16番  辻本 宏君

                        17番  屋敷満雄君

                        18番  前田 治君

                        19番  大西 強君

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欠席議員 なし。

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議事日程 平成19年12月11日 午前10時開議

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(1)から

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会議に付した事件

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(4)まで

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地方自治法第121条の規定による出席者

                 市長          佐藤春陽君

                 副市長         竹嶋秀雄君

                 収入役         江川忠雄君

                 理事(港湾関係及び土地開発公社担当)

                             亀井寿一郎君

                 まちづくり政策部

                 部長          森 常夫君

                 次長兼情報推進課長   向井 隆君

                 企画調整課長      中岡保仁君

                 商工観光課長      鈴木俊朗君

                 総務部

                 部長          小山壽行君

                 次長兼秘書課長     川嶋 潤君

                 参事          坂本憲男君

                 総務課長        丸山修市君

                 財政課長        上路拓司君

                 行政改革推進室長    和田 隆君

                 税務課長        阪本 殖君

                 防災対策課長      速水得史君

                 市民福祉部長兼福祉事務所長

                             右京良平君

                 市民福祉部

                 生活環境課長      嶋田喜久一郎君

                 福祉課長        勢古口博司君

                 健康長寿課長      浜前泰弘君

                 子育て推進課長     生駒 明君

                 建設農林部

                 部長          前田道春君

                 次長兼農林水産課長   倉家 博君

                 参事(建設農林政策担当)

                             馳平忠男君

                 都市建設課長      中畑孝一君

                 農林水産課企画員    坂本 均君

                 熊野川行政局

                 局長          平 俊孝君

                 医療センター

                 事務長         杉山泰生君

                 庶務課長        西  寛君

                 医療業務課長      上野山巳喜彦君

                 水道事業所

                 所長          山野上光治君

                 消防本部

                 消防長         塩崎正和君

                 庶務課長        海野裕二君

                 教育委員会

                 教育長         大江清一君

                 次長兼学校教育課長   楠本秀一君

                 生涯学習課長      芝 悦男君

                 熊野文化振興室長    宇井正典君

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本会議の事務局職員

                    局長        鈴木 秀

                    次長        浜口恭行

                    庶務係長      北 光子

                    議事調査係長    赤松勇人

                    係長待遇      西 洋一

          第2日(平成19年12月11日)

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△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(上田勝之君) 

 皆さん、おはようございます。

 ただいまの出席議員は19名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、別紙にて配布いたしたとおりでありますので御了承願います。

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△日程1 一般質問



○議長(上田勝之君) 

 日程に入ります。

 日程1、一般質問を行います。

 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い順次発言を許可いたします。

 当局の答弁は備えつけのマイクを通して明解に答弁願います。

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△松畑玄君



○議長(上田勝之君) 

 それでは2番、松畑議員。



◆2番(松畑玄君) (登壇)

 皆さん、おはようございます。

 初めてなのでちょっと緊張していますが、お聞き苦しい点が多々あると思いますがよろしくお願いします。

 それでは一般質問をさせていただきます。

 医療センターの産科について、さきの緊急医師派遣制度により国から派遣された医師のおかげで出産が10月から再開されることになりましたが、それからの出産状況はどうでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 上野山医療センター医療業務課長。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 10月から再開しておりますが、10月は22人、11月は14名、なお、予約としては12月から3月までトータルで117名ほどの予約が入ってございます。



◆2番(松畑玄君) 

 産科医3人体制のときの出産状況はどうでしょうか。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 産婦人科学会においても、ハイリスクな分娩を行う病院については最低でも3名以上のドクターが必要であるというような要望が出されております。私どもも最低3名は確保したい、そのように努力を重ねているところであります。



◆2番(松畑玄君) 

 前、3人でした。そのとき大体1年間にどれくらい出産していますか。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 同じような状況でございます。昨年、大体385人前後で推移をしております。今の現状でいきますと、もし1人でやって9月で分娩を中止すれば165人でとまりでありましたが、現状のままで推移しますと約300人前後お産ができるのではないかというふうに思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 産科医2人でこなしていく仕事としてはかなり激務な仕事ではないでしょうか。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 確かに通常全国的なレベルでいきますと、100人弱というのが1人のドクターが扱うのが望ましいとされておりますので、2人で300人扱う、1人は150人ということになりますので、かなり厳しい業務を携わっていただいているというふうに認識しております。



◆2番(松畑玄君) 

 この激務を解消するために産科の医師をふやす予定、もしくは見込みはあるのでしょうか。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 ふやしたく努力、少なくとも3名体制にいたしたく努力をしているところであります。



◆2番(松畑玄君) 

 近年、産科医が当直や待機回数の過多、超過勤務での疲労、その結果から生じるリスクの上昇や医療訴訟などのさまざまな悪循環から全国的に不足している状態で、医師確保が困難な状況です。もし2名おられる産科医のうち1名でもいなくなった場合にどう対応していくのかお聞かせください。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 現状においてはその想定はしておりませんが、今のお医者さんもできる限り頑張っていただけるという意思表示をしていただいておりますので、この2名体制を最大限に維持し、地域でお産ができるように頑張っていきたいというふうに考えております。



◆2番(松畑玄君) 

 私ごとですが、私もこの18日に医療センターで子供が産まれます。子供を産み育てる世代として、今後、分娩休止という事態がまた来るのではないかと心配です。ひいては過疎が進行する地方において、子供が産めない地域というのは致命的なことではないでしょうか。これについて市長はどう思われますか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 まさに議員御指摘のとおりの懸念を私自身も覚えております。ですから今、医療センターの課長の方からお答えいたしましたが、我々としてもこの医師の確保、これは産婦人科医だけに限りませんが、懸命の努力を今、積み重ねているところでございます。これからも医療センターと行政が強い連携を保って、あらゆる人脈をたどり努力いたしてまいりたい、かように思っています。



◆2番(松畑玄君) 

 先月の15日に地域医療・介護対策特別委員会の視察で大阪府豊中市の市立豊中病院に行ってまいりました。そこでは産科医の負担の軽減を図るため助産師外来を実施しておりました。その取り組みは大変すばらしいシステムだと思いました。今後、全国的にも不足している産科医を新たに確保することはもちろん大事ではあるが、確保が難しいという状況の中、新たなアプローチも考えなければなりません。例えば、今いる産科医に長くとどまってもらうための取り組みとして現在、勤務されている2人の産科医の負担を少しでも軽減し、激務を少しでも緩和させていく施策が必要であると思われるのです。そこで全国的にも注目を浴びている助産師外来の導入を提案いたします。いかがでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 上野山医療センター医療業務課長。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 それも選択肢の一つであると思いますが、やはりドクターによっては、お産というのは正常に推移していても急に激変し重篤な事態に陥ることが多々ございます。それにおいては24時間、365日待機しているのであれば自分が直接初めからかかわってお産をやりたいというドクターもおられます。現場とも十分協議しながら、本質的によりそのドクターの軽減になるような実効のある策を採用できるように努めてまいりたいと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 助産師外来も今まで考えたことがあるということですか。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 当初、お医者さんが1人になったときに助産師外来の検討もいたしましたが、やはり現時点では無理であるというふうな結論となりました。現在、助産師は12名、育児休業が1人おりますので実質11名で回しておりますが、現状において今の業務をこなすのが精いっぱいであります。仮に助産師外来をやるとすれば1.5倍の人数を確保する必要があります。なおかつそれに対するいろんな研修、さらにはドクターがそれをフォローする今以上の業務を一時的には課すことになります。現状において、今この助産師外来を採用することはかなり厳しい状況にあるというふうに考えております。



◆2番(松畑玄君) 

 友人の産婦人科医に助産師外来について尋ねると、都会の病院では助産師を確保するのが難しく、助産師外来について積極的な病院が多いようです。近い将来、助産師がもっと必要とされるものと思われます。和歌山県においても来年度より県立医大に助産師の学科を新設するようです。このような現状を踏まえると助産師に新たな可能性を感じます。将来的に助産師外来を取り入れることに対して市長考えていただけないでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この辺はかつて10月から通常分娩を休止すると決定をいたしましたときに、今12名、上野山課長がお答えしたとおりですが、そのような助産師の対応でできないものかと実は私自身も思いました。そのような中で、この医療センターのチーム医療でありますから、それぞれ幹部会等も開いてもらった。そういう結果の中で、今、時期尚早と、こういう結論を見たということでございますので、我々としては将来的な課題としてどう考えていくということはまた別ですが、当分、医師を確保することの中で対応いたしてまいりたい、かように考えております。



◆2番(松畑玄君) 

 将来的に取り入れることをお願いして、この質問を終わらせていただきます。

 次に、医療センターの医師不足についてお伺いします。

 常勤医師がいない診療科はどのくらいありますか。



○議長(上田勝之君) 

 上野山医療センター医療業務課長。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 形成外科と耳鼻咽喉科の2科でございます。



◆2番(松畑玄君) 

 医師が不足している診療科はどのくらいありますか。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 医師不足という形でとらえますとほとんどの科が医師不足という状態になっております。



◆2番(松畑玄君) 

 不足している医師を補う予定、もしくは見込みはありますか。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 院長初め市長部局、市長ともども努力を重ねているところであります。



◆2番(松畑玄君) 

 それではどのような対策を行っているのか、また対策を検討しているか、具体的にお聞かせください。



○議長(上田勝之君) 

 西医療センター庶務課長。



◎医療センター庶務課長(西寛君) 

 今、上野山課長の方から答弁しましたけども、病院としては各大学の方へお願いに行っております。今、派遣してもらっている大学以外にも行っております。それと市の方では収入役を中心としていろんなつながりを求めて医師の派遣ができないかと、派遣というかこちらへ来ることができないかということでやっていただいております。あと県の方にも当然要請をしておりますし、あとインターネットなんかでも募集をしております。インターネットについては県のインターネットも含めまして5社を登録しておりまして、時々ですけどもそういった情報をいただいて、うちの方からアクションを起こしてやっておりますけども、なかなかそれが実を結んでいないとそういうような状況になっております。



◆2番(松畑玄君) 

 現在の状況を見ると医療センターは紀南地方の中核病院としての機能を果たしていけるだろうか危惧されます。中核的機能を果たしていくためには、長期的かつ安定的な医師確保が絶対条件です。何が何でも医師を確保していかなければなりません。そこで医師を確保するための施策の一つとして院内開業を提案します。この院内開業というのは公立病院の医師不足への対策、もう一つは公立病院の中でも採算のとれていない診療科の赤字解消対策として2005年に兵庫県の芦屋市で採用された方式です。この方式は民間医師が公立病院において開業し、開業医は病院に家賃を支払い、病院とは別会計で診療を営むというものです。入院が必要な患者は基本的には病院の病床を利用するほか、院内開業医は救急時当直等の公立病院としての役割への協力も求められ連携も図れます。実際に兵庫県の市立芦屋病院では泌尿器科、耳鼻咽喉科、歯科の三つの診療科において院内開業を募集したところ、泌尿器科と歯科に応募があり、開業に至っています。現在は問題なく運営されており、当初の医師不足、採算の問題も改善されてきています。その他、同じく兵庫県香住総合病院では眼科の院内開業を実現しています。このような事例を見ると院内開業の導入は新宮市における医療センターの問題も非常に有効と思われます。院内開業を実施することを検討していただけないでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 上野山医療センター医療業務課長。



◎医療センター医療業務課長(上野山巳喜彦君) 

 当節の医師不足の中で院内開業というのは新しい取り組みとして注目するというふうに私どもは思っております。ただ、病院の機能として周辺に他の第二次医療機関が複数存在するエリアは別として、当地の地方のようにここしか第二次医療機関がないという場合には院内開業はあくまでも第一次の診察しか行いませんので、その選択についてはより慎重であるべきだろうというふうに思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 今後、民間と一枚岩となって連携体制を強化していくことが今後の地域医療の課題ではないでしょうか。市長のお考えをお聞かせください。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この開業医、いわゆる新宮市内の開業医とのこの病診間連携というのは、これは医療センターでも綿密な連絡を取り合いつつ図っておるところでございます。ただ、病院そのものは急性期病院であるというそういう位置づけの中で我々は発足いたしました。そういうことの中から例えば内科の場合、かかりつけ医にまずかかってもらって、それから症状によっては医療センターに紹介状を持ってくる、それによってまた受診をさせてもらうと、こういう体制を今とっているところです。そのような中でこれからも診療機関、いわゆる新宮市内の診療医とこの医療センターの連携をより濃密にしていかなければならないと、そのように思っております。また、今、週末は新宮市医師会の御協力をいただきまして、この救急対応のために我々はこの民間の医師を院内にお迎えしてこの週末の強い戦力となっていただいていることは既に制度として始めているところでございます。そのような中で今御提案の院内開業という手法は新宮市としては初めてのことでありますから、これは今後の研究課題として我々として取り組んでいかなければ取り組みというよりも考えていく必要もあるのではないかとかように思っておりますので、これは検討課題とさせていただきたく思います。



◆2番(松畑玄君) 

 院内開業はこれからの地域医療にとって主流になるものとして近年全国的に注目を浴びています。不採算診療科や医師不足に直面している病院側にとって非常に有効であるだけでなく、医師にとっても開業コストを低く押さえられる。また、医療センターの最新鋭の設備や機器を最大限に活用できるというメリットがあり、病院側にとっても開業医側にとってもお互いに魅力のある試みです。この試みが地域医療問題解消に向けて大きな効果を発揮するものと思われます。これから院内開業の導入についてよろしくお願いして、この項を終わらせていただきます。

 南紀園の問題について、先日、新人議員で南紀園を視察したところ、老朽化した建物と衛生等の環境面を見る限り、早急な建て替えの必要性を感じました。既に新たな場所に移転することが予定されているということで建設予定地を視察してまいりました。このことについて幾つか質問させていただきます。視察した予定地に建設することが決定されたのでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 浜前健康長寿課長。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 建設予定地につきましてはせんだっての全員協議会の中でも御説明させていただきましたとおり、現在の平見台地の議員さんが視察された土地を購入するということで、現在事務的な手続を進めているところでございます。



◆2番(松畑玄君) 

 入所者を医療機関へ搬送するのにどれくらいの時間かかるのでしょうか、あそこからでは。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 医療機関への搬送につきましては現在どのような施設におきましても緊急の場合の協力医の協定というのを結んでおります。南紀園につきましては那智勝浦町の町立温泉病院、あるいは日比記念病院、太地町の坂野医院と協定を結んでいるというふうに聞いております。坂野医院等につきましては町内ですのでそれほど時間はかからないと、町立温泉病院につきましては少し10分から15分程度時間がかかるのではないかと。ただ、実際はお聞きしましたところ、医療センター等への搬送もあるというふうには聞いてございます。医療センターにつきましてはもう少し時間がかかるのではないかというふうに思います。



◆2番(松畑玄君) 

 医療センターへ搬送するのに大体何分ぐらい。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 南紀園の事務局にお尋ねしたのですけども、何分というはっきりした返事は返ってきませんでしたけども、恐らく20分から30分程度はかかるのではないかというようなお話でした。



◆2番(松畑玄君) 

 入所者が徘徊等した場合にあの立地では危険ではないのでしょうか。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 入所者の方の徘徊につきましては南紀園だけに限らずどこの施設においても十分気を配っておられる問題だと思います。現在の立地条件、現在の施設におきましてもその部分につきましては十分配慮しているというふうにお伺いしております。今回予定しております平見台地の土地ですけども、やはり周りに人家がないということもございまして、議員さんおっしゃられるような問題も出てくるのではないかと思います。ただ、徘徊につきましてはやはり徘徊されるというふうな恐れのある方に対して、どのような職員体制とか配慮をまずその施設が持つのかということが第一でないかというふうに考えます。また、建物の構造等によってどれだけそれを防ぐことができるのかというふうなことも大事でないかというふうには考えます。



◆2番(松畑玄君) 

 現状で運営してきたという実績はあるものの、新設するに当たってわざわざ同じような立地にする必要はあるのでしょうか。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 もともとこの南紀園自体が太地町で運営をお願いしているという経過がございます。また、この特別養護老人ホームに加えて養護老人ホームが併設されるということで、かなり広大な土地が必要という現実もございます。そういう面から現在の太地町の平見台地にこういう1万4,000坪ほどございますけども、土地が国有地ということで、これも公共的な施設を建てるのであれば安価に、安い値段でですね、国の方から譲っていただけるというふうな条件もございましたので、ここの土地ということに決まったように考えています。



◆2番(松畑玄君) 

 例えば遠方から入所者へ見舞いに行く場合に、バスや電車を利用するに当たって、交通の便が悪いのではないかと思われますがどうでしょうか。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 園の方へ確認しましたところ、現在ほとんどの方が車で来られるというふうには聞いております。また、JR等使いまして来られる方に関しては太地のJRの駅から太地町への循環バスがあるそうでございます。大体1時間に1本ほどの割合で循環バスが出ておりまして、特急とか普通電車との接続も配慮をされているというようには聞いております。そのような交通機関を利用されてこられるというふうには聞いております。



◆2番(松畑玄君) 

 近年ではこうした特別養護老人ホームの設置場所に当たっては、国の方針としても交通の利便等を十分に考慮した場所であることと明記されています。入所者にとっては家族や友人等が遊びに来てくれることが大きな楽しみになっています。入所者が生きがいをもって過ごせる施設であることが絶対条件です。つまりは利用者主体の原則に立った立地であるべきではないでしょうか。このことについて市長はどう思われますか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 これはそれぞれの考え方が異なる部分というものがあるかもわかりません。ただ、交通の利便について言えば十分鉄道あるいは車等におきましても比較的この園域内では近距離な部分にあると、このように私自身も判断しております。さらにまた土地の安価な提供が受けられるというようなこと、それと何をおきましても吉野熊野国立公園の非常に景勝の土地であるという、日当たりのよい場所であるというようなこと、いろいろ総合的に考えまして、私としては最適の地であると、このように考えております。



◆2番(松畑玄君) 

 少しでも利用者の立場に立って、ほかの土地の立地も視野に入れて検討していただけないでしょうか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 太地町が管理者でありますが、既に国の財務局と交渉を進めて、そのような中からまだ契約には至ってないということを聞いておりますが、既に取得の申し出等を行い、随意契約で我々としては取得できるとこういう見通しと聞いております。私どもとしては限られた数の議会議員でございますが、全員一致してこれを承認いたしたと、このように経過としてはございますので、ぜひこの土地に対して立派な、立派というよりもお年寄りが安心して暮らせるそういう施設というものを建設いたしたいこのように考えているところです。



◆2番(松畑玄君) 

 いろいろな選択肢の中からの選択を要求して、この件については終わらせていただきます。

 次に、新宮市が負担している負担金について、質問させていただきます。

 新宮市が昨年度養護老人ホームの方に負担した金額はお幾らぐらいでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 浜前健康長寿課長。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 養護老人ホームの負担金につきましては大体980万円ほどでございます。



◆2番(松畑玄君) 

 今までにもこのような負担金は発生していたのでしょうか。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 養護老人ホームにつきましては措置の制度の施設ということで赤字といいますか、そういう部分が出てまいります。その部分に関しては規約にのっとりまして、各市町村が負担金を出し合うということで運営してきております。



◆2番(松畑玄君) 

 今後もその負担金というのは発生する可能性はあるのでしょうか。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 養護老人ホームにつきましても昨年の9月以来介護保険の適用とかいうことでございまして、事業の実施が可能になったというふうな面もございます。そういう面では事業収益を上げることも可能であるというふうに変わってきております。ただ、南紀園につきましてはこの19年度の見込みでいきましても少し赤字の部分が出てくるのではないかというふうにはお聞きしております。ただ、その負担金等につきましてはそういう赤字の部分と、あるいは年度末にきちんと精算するとかという部分も含めて、今、担当課長会の中で、今後、積み立ての部分もございますのでどのような運用にすべきかということに関して、今、担当課長会の中でも協議しているところでございます。



◆2番(松畑玄君) 

 特別養護老人ホームの方では4億円を超える積立金が計上されています。したがって特別養護老人ホームの経営は黒字と見てよろしいでしょうか。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 そのとおりでございます。



◆2番(松畑玄君) 

 それではその特養の黒字部分で養護の赤字部分を補てんすることはできないでしょうかという11月20日の全員協議会の場での東原議員の質問において、できないという答弁でしたが、同じ社会福祉事務組合という母体を一つにしているにもかかわらず本当にできないのでしょうか。



◎健康長寿課長(浜前泰弘君) 

 この問題に関しましては今まで歴代の担当課長会の中でもずっと話がされていたように聞いております。それで事務局の方が当時、県の方に確認しましたところ、それはできないという返事をいただいていたというふうに私どもは説明を受けております。この前、全員協議会の中でそういう御指摘がありまして、再度事務局を通じて県の方に確認してくれということで確認をいたしました。その中では県下の中でも実際にそういう特養と養護とでお互いに運用し合っているという施設があるというふうに聞いております。それを前提に県の方に確認をいたしたわけなんですけども、制度等の細かい部分の説明を私受けてないのですけども、法的に違法ではないというふうな返事を受けたというふうに事務局から回答がございました。ですからそれに関しましてもこの前担当課長会で議題に上げまして、これを将来当然考えるべきだろうというふうに今、課長会の中では認識してどうすべきかということも今後の課題に上げようということで話をしております。



◆2番(松畑玄君) 

 それではなるべく新宮市に負担のかからない事務組合の運営をお願いしまして、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

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△三栗章史君



○議長(上田勝之君) 

 11番、三栗議員。



◆11番(三栗章史君) (登壇)

 私も今回初めて一般質問をさせていただきます。いろいろと御迷惑をかける部分もあるかと思いますけども、精いっぱい頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 それではまず最初に、佐野ローソンから医療センター付近の道路整備と安全対策についてお伺いいたします。平成19年3月の議会において松本光生議員からも質問がありましたが、改めて御質問いたします。来年の春ごろに那智勝浦道路が開通して新宮南インターも開設されるようですが、何日ごろになるのでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 中畑都市建設課長。



◎都市建設課長(中畑孝一君) 

 はっきりとした日にちはまだ未定でありますが、国交省から聞いておりますのは、とにかく3月いっぱいには供用開始したいというふうに聞いております。



◆11番(三栗章史君) 

 現在、新翔高前から光洋中学校前、国道42号線までの道路は通勤、通学する車が、バイク、自動車等かなり混雑している状況を認識されておりますでしょうか。



◎都市建設課長(中畑孝一君) 

 認識いたしております。



◆11番(三栗章史君) 

 今後、新宮南インターが開設されると佐野ローソンから医療センターに抜ける道路の交通量が今以上に増すと思われます。この周辺地域は住宅地としても新しい地域で、若年齢家庭も多く、小中学生の通学路として使われている中、歩道などは狭く大変危険な状態が予想されています。早急に歩道の確保が必要ですが、いかがでしょうか。



◎都市建設課長(中畑孝一君) 

 インター、いわゆる佐野農免道路からインターまでは今言われたとおりで歩道もございませんし、ただ、あそこに都市計画道路を決定させていただいております。今現在、市内で通称登坂ですが、丹鶴城公園の前をやっておりますが、それを終わり次第向こうの街路に取りかかりたいというふうに思っております。



◆11番(三栗章史君) 

 また、先日、新聞で公安委員会がこの道路と新宮南インターの交差点の信号機の設置を見送るとの記事が出ていましたが、この件について御説明をお願いいたします。



◎都市建設課長(中畑孝一君) 

 確かにそうでありまして、私どももそのお話をお聞きしましてから新宮警察の方に要望にも行きました。かなり難しい話ではございましたけども、それではこちらもとにかく困るというお話をさせていただきまして、今後、警察署に対して要望書でも提出したいというふうに思っております。



◆11番(三栗章史君) 

 はい、ありがとうございます。規則等いろいろありますが、事故が起きてからでは遅いと思います。速やかに問題を解決することが市民の信頼を得ることであり、市民の皆様に安心して生活してもらえると思います。一刻も早い対応を強く希望いたします。市長この件について御意見いただけますでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 確かにこの南インターのおりてきた進入路の部分のところは非常に狭隘にもなっておりますし、信号ができないということでは安全確保の面で非常に難点があると私自身も強く思っております。近く佐野区の方から私あてに要望も出されるようでございますので、その要望をまた携えて我々としても地元警察署に対して強い要請活動をしてまいるつもりです。



◆11番(三栗章史君) 

 どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは続きまして、農業委員会の活動について少しお聞きしたいと思います。農業委員さんはどのような活動をしておられますか。



○議長(上田勝之君) 

 坂本農林水産課企画員。



◎農林水産課企画員(坂本均君) 

 農業委員さんの活動といたしましては農業者の代表として農地パトロール、農地の相談、農地の利用増進、地域農業の実態の把握、担い手の育成対策、経営移譲の農業者年金対策、それらの情報活動と意見具申等の活動を行っております。



◆11番(三栗章史君) 

 農業委員さんの活動日数はどの程度でしょうか。



◎農林水産課企画員(坂本均君) 

 毎月1回定期総会を行っております。毎月の総会に出される案件は月当たり5件から6件で、18年度実績によると64件でした。この案件については会長及び各農業委員さんが現地で確認を行っております。また、新宮市の三佐木地区においては平成14年ごろから毎年農地のパトロールを行っており、耕作放棄地については下刈り等の指導も行っております。平成19年2月の農地パトロール調査のときの三佐木地区の遊休農地の筆数が68件で農地面積が6万4,320平方メートルでしたが農業委員さんが耕作放棄地の戸別訪問の指導を行い50件で5万ヘクタール程度の農地保全に協力をいただいております。現在、荒れ地になっているところにつきましてはほとんど新宮外の代理者の所有の方がほとんどであります。また、そのほかにも同じ地区の農務者よりの農業作物の作り方とか農地転用等についても相談がかなりあるように委員さんよりお聞きしております。



◆11番(三栗章史君) 

 現在、新宮市の委員さんの人数は何人おられますでしょうか。



◎農林水産課企画員(坂本均君) 

 今、農業委員の定数は公職選挙法で選ばれる選挙定数が17名で、その他の推薦委員が議会推薦4名、農業共済、農協、土地改良区推薦が各1名で、合計24名で組織されております。余談になりますが、女性委員が4名で、和歌山県下でも一番であります。



◆11番(三栗章史君) 

 活動を聞いておりますとかなり忙しそうな活動でございますが、報酬とかそういうのはあるのでしょうか。



◎農林水産課企画員(坂本均君) 

 現在のところ、会長が月1万5,000円で年額が18万円です。その他の委員が月1万円で年額12万円です。



◆11番(三栗章史君) 

 農業委員さんの活動に比べまして報酬額が安いように思うのですが、今現在、和歌山県内の市のほかの農業委員さんの状況はどのようになっておりますでしょうか。



◎農林水産課企画員(坂本均君) 

 調べさせていただいた結果、田辺市の会長が年額44万2,000円、職務代理者で32万円、その他委員さん29万1,000円。御坊市の会長が年額31万2,000円、職務代理者が25万2,000円、その他委員さんで24万円。有田市の会長が年額18万8,000円、職務代理者が16万4,000円で、その他の委員さんが14万円です。橋本市の会長が年額43万6,000円、職務代理者31万7,000円、その他の委員28万9,000円です。紀の川市の会長が年額55万2,000円、職務代理者が42万円、その他の委員さんが36万円。海南市の会長が年額47万5,000円、職務代理者、その他の委員が28万4,000円。和歌山市の会長が年額85万2,000円、職務代理者63万6,000円、その他の委員が49万2,000円です。このように全部の市が新宮市よりも高額に報酬をもらっております。それ以外にも岩出市、かつらぎ町、白浜町、上富田町、すさみ町が新宮市より高額に報酬をもらっております。



◆11番(三栗章史君) 

 報酬についてはいろいろばらつきがありまして、新宮市はかなり少ないように感じました。この場で報酬額については結論をいただける話ではないと思いますので、今後、課題の提起ということで検討していただきますようお願いします。農業委員の活動についての質問を終わらせていただきます。

 続きまして、農地取得下限面積について質問いたします。

 私は先日新規に農業をしたいという方より御相談を受けまして、そのときの話によりますと、農地を購入しようとしたら旧新宮市は3反、旧高田では4反以上の農地を持つことが必要であるとの話を聞きました。その方は大阪の方に住んでおられたそうですが、定年退職をして新宮市内に住居を構えて少し農地を購入して自家野菜を栽培しながら余生を送りたいと考えておられたようなんですけども、その方の話を詳しくお聞きしたところ、旧新宮市内が3反で、高田地区が4反、旧熊野川町は1反でいいという話だったそうなんです。特に隣接の旧熊野川町が1反で旧新宮市、高田がどうしてこのような同じ新宮市で違いがあるのかということを聞かされました。旧新宮市、高田地区にも耕作放棄地がかなり見られる、何かと下限面積を下げることができないのかとのことでありました。そこでお聞きいたします。下限面積についての現状と近隣町村の現状について教えていただきます。



◎農林水産課企画員(坂本均君) 

 通常、下限面積は5反が基本でありますが、旧熊野川町の場合は平成15年の11月28日に耕土改革特別区域計画認定区域として1反に認定されております。また、その当時、近隣町村は那智勝浦町、古座川町、本宮町、北山村とともに下限面積が1反に下げられております。太地町と串本町は2反です。昭和27年に農地法が制定されて、旧新宮市3反、旧高田村4反がそのまま据え置かれた状態で、現在もそのままであります。



◆11番(三栗章史君) 

 新宮市における耕作放棄地が明らかにふえている状態だと思いますが、農地の有効活用を図る方策として旧新宮地区、旧高田地区の下限面積を引き下げることによっても手軽に農地が取得できることになるのではないか、そこでお聞きいたします。下限面積について何か農業委員会等で協議されておりますでしょうか。



◎農林水産課企画員(坂本均君) 

 下限面積の引き下げについては以前より農業委員会の場で協議されてまいりましたが、特に現況を見ると耕作放棄地の新宮市における面積が平成17年ですけれども、農業センサス調べによりますと、18平方キロ、さらに平成19年の実態調査を調べたところ、最近の結果なんですが、33平方キロということでさらにふえている現状であります。これらの解消も含めて下限面積検討委員会、特別委員会、農業推進協議会等で実際に農業を営んでいる方々の意見を聞いていただき協議を重ねてまいりまして、農業委員会の手続きといたしましては下限面積の引き下げを要望するということにいたしております。



◆11番(三栗章史君) 

 下限面積の引き下げについては耕作放棄地の問題も含めて早急に解決していただきたい課題だと思います。具体的には現在下限面積の法制度と下限面積の県当局等への要望についてはどれくらい進んでおられますか。



◎農林水産課企画員(坂本均君) 

 法制度では、政府は下限面積の緩和として特区の実施による弊害が今のところ発生してないということで判断しまして、平成17年9月1日以降は特区制度による規制緩和を可能にする農地法の施行規則が改正されました。それは平成15年から導入され内閣総理大臣による認定を受けておりましたが、新しい制度は県知事が農地法第3条第2項の第5号に規定する下限面積を公示するということで適用になっております。平成19年10月15日付で新宮市農業委員会会長より新宮市長に対しまして下限面積の引き下げについて要望をしております。また、新宮市長によりまして県知事あてに農地法第3条第2項第5号の規定に基づく下限面積にかかる要望書を県の方へ提出していただいております。しかしながら現在のところ近畿地方圏内の市ではこの新しい制度を導入したところの事例がないということで、そのために県の担当者も県知事への答申のための資料といたしまして先日、11月15日のときに新宮市に現状調査に来られました。現在、下限面積引き下げのための参考資料の提出のために今資料づくりをしております。那智勝浦町においても下限面積の引き下げの理由だったと思うのですけども、平成15年以降に年間5、6世帯、15人のIターン者があったということです。



◆11番(三栗章史君) 

 お話をお聞きしまして耕作放棄地の解消のためにも、下限面積の引き下げが新宮市の今後の発展のためにも、ぜひとも必要な課題であると私も思います。そこで最後にお聞きいたします。農業委員会としての今後の方針をお聞きいたします。



◎農林水産課企画員(坂本均君) 

 農業委員会としても今後とも下限面積の引き下げにつきましては県の事務担当者とも協議を重ねながら下限面積の引き下げについて辛抱強く要望してまいりたいと思っております。



◆11番(三栗章史君) 

 下限面積引き下げについてはぜひとも実現していただきたいと思います。今後も辛抱強く要望を重ねて、下限面積の引き下げが実現しますことを期待いたしまして、農地取得にかかる下限面積についての質問を終わらせていただきます。

 続きまして、防災対策について御質問させていただきます。

 相筋地区や阿須賀町の一部地区においては高齢者が多く住宅地も密集しており、道なども細くて入り組んでおり、災害が起きたときの被害は大きいように思います。このような地区において当局は何か対策をお考えでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 速水防災対策課長。



◎防災対策課長(速水得史君) 

 御指摘の密集住宅地の地域だと思うのですが、特に平成7年の阪神淡路大震災、そのときには行政機関が素早く動けなかった、機能しなかったということが反省として、平成8年から地域で自分たちの町は自分たちで守るというかけ声のもとに自主防災組織、現在新宮地域では62%の設置率になっていますが、12月5日にも王子地区の方でぼやが発生したのですが、このときにも地域で備えています消火器を使って初期消火をしたということもございまして、お互いに地域の中で助け合うということで、現在重点的に自主防災の設置に取り組んでいるところでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 この地域によりますと消防車なども入れないところもございますし、災害時におきましては道路なども寸断されて、高齢者の方が多いですから訓練どおりにどれくらい動いたりできるのかもかなり心配になってくるところでございます。確かに災害があるときなどにどのようなことが起きるかわかりませんが、被害を最小限に押さえられるようさまざまな角度からさまざまな方法を考えていただけるよう要望したいのですが、よろしいでしょうか。



◎防災対策課長(速水得史君) 

 いつ起こるかわからない災害に対して、私どももそうですが、地域も協力し合って災害に備えていきたいと考えております。



◆11番(三栗章史君) 

 どうぞよろしくお願いいたします。

 続きまして、AEDの設置について質問いたします。現在、AEDはどこに幾つ設置されておりますでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 海野消防本部庶務課長。



◎消防本部庶務課長(海野裕二君) 

 消防本部が把握していますAEDの市内の設置箇所は28カ所でございます。内訳としましては市関係が12カ所、県関係施設が4カ所、病院関係施設が6カ所、事業所等施設が6カ所の合計28カ所でございます。



◆11番(三栗章史君) 

 AEDを要する事故というのは災害だけではなく、スポーツなどをしているときなども考えられます。同じ和歌山県の事例といたしまして、白浜でゴルフをしている最中に倒れられて、ゴルフ場にAEDがあってそれで一命を取りとめたというような事例もございます。その中で今、くろしおスタジアムと市民運動競技場にもぜひ設置をしていただきたいのですがいかがでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 芝生涯学習課長。



◎生涯学習課長(芝悦男君) 

 くろしおスタジアムとそれから市民運動競技場への設置ということでございますが、今現在、屋内練習場を整備してございますけども、それの完成に合わせて整備をしたい、このように考えております。



◆11番(三栗章史君) 

 ぜひ設置していただけるように御努力をお願いいたします。

 続きまして、行政改革について御質問させていただきます。行政改革実施計画書を見ますと、その中で財政状況が厳しいように思われますが、新宮市の財政の現状はどうなっておられますでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 上路財政課長。



◎財政課長(上路拓司君) 

 現在の新宮市の財政状況は大変厳しい状況となっております。大きな理由といたしましては景気低迷などによります市税収入の減少、あるいは扶助費の増加などの要因があります。それともう片方では防災対策であるとか、学校統廃合など投資的経費の今後の増大が大変見込まれております。一方、地方交付税の減少であるとか、国庫補助金などの見直しによりまして財源不足が生じておるのが現状でございます。そのために財政調整基金の取り崩しなどを行いまして何とか賄っているというのが現状であります。18年度の決算の指数で見ますと、市町村の財政力を示すいわゆる財政力指数は0.420という数値です。また、財政の弾力性を示す経常収支比率は100.0となっております。それは昨年度に比べまして2.1ポイント下がりましたが、まだ100%を超えている状況でございます。もう一つ市の公債費による財政負担の程度を示す実質公債費比率なんですけども、これも16.7%というような数値となってございます。



◆11番(三栗章史君) 

 そういった部分で主な財源の中である税あるいは料金等がありますが、これらの未納などもあるとお聞きしています。その辺のところはどのように対応されておられますか。



○議長(上田勝之君) 

 阪本税務課長。



◎税務課長(阪本殖君) 

 収納の確保なんですが、18年4月に県及び和歌山県下の市町村の加入により和歌山地方税回収機構を設立し、徴収困難な案件について徴収を移管しています。回収機構への徴収を移管しました分と機構職員の指導を受けて財産、預貯金、債権等の調査を積極的に行い、税負担の公平性に向けて現在努力しているところでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 回収機構等利用されて徴収をされているということなんですけども、効果の方は出ておられますでしょうか。



◎税務課長(阪本殖君) 

 18年度が58件移管してございます。税額といたしまして約2,100万円、延滞金を入れますと約2,600万円ぐらいの滞納税を確保してございます。なお、19年度ですが、40件の徴収の移管をしてございます。



◆11番(三栗章史君) 

 納税の促進ということで最近ほかの自治体ではコンビニ納税を行っている自治体もあるようですが、当市はどうお考えでしょうか。



◎税務課長(阪本殖君) 

 自主納付の向上ということでただいま口座振替等自主納付、銀行へ持って行ったり、市の方へ納めていただく方と、収納方法の検討はしてございます。コンビニ収納もその一つとして考えられるのですが、ほかの収納方法も出てきてございます。マルチペイメントと言いまして収納機関と金融機関が直結してネットワークで結んで、すぐ利用者がATMとか電話とかパソコンなどで納付できるような状況もございます。それとあともう一つクレジットカードによる納付の方法もございますので、そこら辺を加味しながら考えていきたいと思ってございます。



◆11番(三栗章史君) 

 いろいろと考えてもらいまして税や料金などの未納が少しでもなくなるよう努力をしていただきたいと思います。



○議長(上田勝之君) 

 質問中ですが10分間程度休憩いたします。



△休憩 午前10時59分

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△再開 午前11時17分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 先ほど11番、三栗議員の一般質問中、市内のAEDの設置状況についてですが、今月号の広報しんぐうに新宮市内のAEDの設置状況と設置箇所等が示されております。資料として皆さんにコピーを配布させていただきました。よろしく御参照ください。

 引き続き一般質問を行います。

 11番、三栗議員。



◆11番(三栗章史君) (登壇)

 続いて、庁舎の一階のフロアですが、新しくレイアウトされ、私は広くて見やすくなり大変よくなったと思います。市民の皆さんの声も評判がよいように思います。こういったことも市民のサービスの大きな柱です。今後、市民の皆さんの声を取り入れてほしいと思います。市民の皆様に対して窓口に関するアンケートを実施したことはありますか。



○議長(上田勝之君) 

 和田行政改革推進室長。



◎行政改革推進室長(和田隆君) 

 この総合窓口というような方向を行政改革推進の方で提案等をしまして、若手の職員等が先進地の方を視察いたしまして、まだまだすべてが総合窓口というわけではございませんが、こういうものにつきまして、今、議員提案ありましたアンケート等をとりながらより充実したような内容にしていきたいというようには思っております。



○議長(上田勝之君) 

 中岡企画調整課長。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 総合計画の策定を今しておりますけども、市民アンケートとしまして18年度に行っております。その中で市役所を利用するときの不満とか、そういう部分を窓口不満とかありますかというようなことで、問いとして設けてやってございます。



◆11番(三栗章史君) 

 市民の皆様から直接伺った御意見、先ほどされましたアンケート調査、また苦情などが市民ニーズの原点になると思います。市役所にはいろいろな部署がたくさんあり、市民にはまだまだわかりにくいことが多いと思います。これから先、窓口関係を充実していってもらいたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。また、町の声を聞きますと市職員の数が多いのと違うかということを聞いていましたが、実際に議員になってみますと、さまざまな業務もあり大変なこともわかりましたが、これからは職員数は減少傾向になり職員一人一人の仕事量はふえると思います。その中で市民の満足度をいかに上げていくか、これからの大きな課題になると思います。頑張ってほしいと思いますが、そのあたりの職員のモチベーションの持ち方について少しお伺いいたします。人事考課制度についてお伺いしますが、新宮市はそういった制度はありますでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 丸山総務課長。



◎総務課長(丸山修市君) 

 現在のところそういう制度というきちっとしたものはございません。



◆11番(三栗章史君) 

 最近ほかの自治体でも採用されているようなところがふえているようでございます。職員の方が頑張っても頑張らなくても、やってもやらなくても評価が同じであれば職員一人一人が意欲的に自己改革に取り組みにくいのではないでしょうか。行政改革には職員一人一人の意識向上は重要事項です。人材育成も含めて人事システムの整備を早急に構築すべきではないでしょうか。臨時職員や嘱託職員の雇用が百数十名いると伺っております。新宮市最大の雇用の場でもありますし、これらを総合的に勘案しながら、常に市民の立場に立った組織機構であってほしいと強く願い、強く要望したいと思いますが、市長いかがでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 確かに職員の資質向上そのことは大変市民サービスを充実させるそのマンパワーでありますから大変重要なことだと思っております。過日も川崎市宮前区長、民間から登用なさった方ですが、その方をお呼びしまして職員の研修会、非常によい研修会だったと私自身も思ってますが、そういう研修も実施いたしました。また研修制度は折々にそれぞれ職歴、例えば新任はもちろんのこと、段階を追った研修も必ず受けるようにということで実施いたしてございますが、単なる職員研修だけでなく、これから実践的な意味合いの中でそういう若い方々、若い職員さん方、今年も何人か採用いたしましたし、我々としては優秀な人材の確保が新宮市民の将来の幸福をもたらすものだとそのようにも自覚しておりますので、これからも懸命に幹部職員一致して若い職員の指導育成に当たってまいりたい、かように思っております。



◆11番(三栗章史君) 

 ありがとうございます。

 続きまして、中心市街地の再生と市役所等の整備についてお伺いいたします。基本計画の中で市と諮問委員会で行われた協議の内容を御説明いただけますでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 中岡企画調整課長。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 中心市街地の再生にかかわる部分という部分のみ説明させていただきます。まず、私ども庁内でプロジェクト部会を設けまして、そこで素案づくりをしました。その素案に基づきまして、その素案を新しい形の原案として総合計画審議会に出させていただいたわけなんですが、それを審議していただいておりますが、今のところの考え方としましては公共施設の再配置について今後の長期的なまちづくりの展望に立つという全体的な視野、鳥瞰的な視点、そこを十分に踏まえておくということと、そしてあと6月議会で基本構想をお認めいただいたわけでございますが、その中で10の課題というのを取り上げさせていただきました。そして、その中の六つの課題、公共施設の再整備、そして教育環境の整備、中心市街地の再生、防災対策の推進、そして文化資産の保全と活用、そして子育て支援と少子化対策の推進、そういったものを複層的に重層的に解決対応するためにどうすればよいかということでございます。そして、その中で三つの項目が浮かび上がってきました。一つは人の流れを再び呼び起こす公共施設づくりとその配置をどうすればいいか、二つ目は文化都市にふさわしい施設整備として図書館や市民会館等の建て替えとともにそういったものを併設する中で人が出入りするゾーン形成、そしてさらに老朽化が著しいこの庁舎の建て替えも防災対策上非常に重要であると、そういったことがらを踏まえまして私ども今の原案ですが、市民会館と丹鶴小学校用地を新宮城跡にも近いとそういうような立地利点を生かしながら文化観光交流ゾーンとしまして駅前の徐福公園、そして西村記念館、そして城跡へと続く駅からの文化的な流れを速玉大社まで造っていかないかということで、具体的には市民会館の建て替えとか図書館、そしてできれば熊野学センターなどの文化的関連施設、そしてプラスアルファ観光駐車場の整備、そういったものの展望を開いていきたいと考えてございます。これにつきましてはあと丹鶴城跡、新宮城跡が近接しておりますので、その中で例えばの話ですが、新宮城跡が国史跡の追加指定による城跡の公有地の拡大とか、そういったものについても展望が開けたらなあというような希望というのですか、考え方を持ってございます。そして、あと蓬莱小学校用地につきましては公共交通機関のアクセス性が一番すぐれておりますので利便性が高いということで拡張性とか災害時のオープンスペースとか、あと徐福公園が建設していますので徐福公園の駐車場が手狭というような部分がありますし、そういった中で防災センター機能を持たせるような庁舎づくりができないかなとそういったような原案としては考えているということでございます。



◆11番(三栗章史君) 

 今、蓬莱小学校跡地に市役所庁舎を置くということでアクセスが便利だということで蓬莱を選んだということなんですけども、先ほど言われました中に人の流れをつくるまちづくりという部分におきまして、市役所庁舎は公共施設の中でもかなり集客力のある建物だと私は思っております。一日、職員の方もそうですし、一般市民の方、そして業者の方など、一日かなりの人が市役所には出入りされると思います。その中で市の真ん中部分に庁舎をということも利便性を考えますとわかるのですけども、今、ジャスコの方に人の流れが行っておりまして、この流れを中心市街地に戻すには先ほど言いました集客力のある市役所庁舎を私は丹鶴小学校跡地に持ってきていただく、そのことによりまして新宮市の端から端まで人が流れ、人が流れることによって町がにぎわうと私は思っております。このことによりまして、今とても空き店舗が目立つ駅前、丹鶴、仲之町商店街に人の流れを戻すことができると思っておりますが、この件についてどうでしょうか。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 議員さんおっしゃられる部分もそのとおりだと思います。ただ、私ども申しました市民会館の建て替えとか図書館とかの部分につきましても、いずれもできれば本物志向の誘客力とか、集客力のある施設配置というのですか、施設づくりを念頭においてですね、そういったものを進めたいと、できれば考えております。そうした中で文化都市にふさわしい、例えば豊かな収蔵量を誇る図書館とかですね、そこへ行けば熊野のすべてがわかるような熊野学センターとかそういった、あと市民会館の建て替えにしても、例えば発表会とか、講演会とか、研修会とかいろんな催しが今、福祉センターとか、訓練センターで行われておりますけども、パイプいすへ長時間座らされています。長時間の聴講にも耐えられるような、小さなホールとかも備えたような文化的なホールづくり、そういったものをする中で優れた集客力のある施設づくりができるのではないかと考えています。そして、私どもは地域の特性をまず踏まえて施設配置を考えたわけでございます。それぞれにふさわしい場所があるのではないかということで、私ども今後の市街地のデザインを描くときにまちおこしの戦略をどう描くか、何を資源として市民生活の向上を図っていくかなど総合的に考えていったときに、この地ならではのキーワードになる文化というものをまちおこしの核としまして、地域力を高めていくための方策として、市に文化都市といえるにふさわしい施設整備を行っていくことという考えの中で、やはり昔からこの地域一帯の文化の中心地であった丹鶴地域がそれらに最もふさわしいのではないかということで文化観光交流ゾーンとして位置づけております。そうした中で庁舎というのが少し毛色が変わってきまして、それプラスアルファというのはなかなか難しいかなとは思ってございます。



◆11番(三栗章史君) 

 文化ホール、現在、市民会館でおかれましてはイベントがあればやはりそのときは人の流れ、確かに中心市街地の方へ来ているとは思います。ですが残念ながら稼働率にいたしましても新宮市民会館にしてもそれほど毎週毎週、毎日何かがあるかというとそういうこともございませんし、正直な話、今後、文化ホールを建設していただいていろんな取り組みをしていただけるのだとは思いますけども、まだまだ集客力に関しましては不安な部分も持っているのが正直なところでございます。やはり今後、新宮市の町並みを考えていく上でそういう人の流れを考えた場合にやはり新宮市内で昔から御商売されている方々のところが仲之町なり各商店街に人があふれてるような施策をどうかしていただきたいと思うのですけども、そのためにはやはり新宮市役所を丹鶴小学校の跡地の方へお願いしたいと思います。このことはまだなかなか進んでいく、今すぐどうのこうのと言うことはないと思いますけども、そういう声が丹鶴地区なりかなりの声がございます。実際に私も仲之町におるのですけども、商店街の方々の意見を聞きましても、ぜひともそういう集客力のある公共施設を持ってきていただいて、新宮市内端から端までたくさんの人が歩いていただいて、町のにぎわいをもう一度復活させてほしいと心から思っておりますので、その分も重々今後検討していただきますようよろしくお願いいたします。

 以上で私の質問を終わります。

     (「議事進行」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 15番、松本光生議員。



◆15番(松本光生君) 

 今、二人質問が終わったのですけども、別に難癖をつけるのではないのですけれどもね、ちょっとお聞きしたいのです、今のお二人の関連した関係で。南紀園の関係でですね、新宮市から一たん入所する場合は住所を移すのですね、太地町の方に。それはあとでいいです。議長に聞きます。その場合にもし変な話ですが、亡くなった場合には太地町なんで火葬料は多分新宮市外の料金になるのですね。仮に何年も住んでいて向こうへ行って亡くなられた場合には地元に帰ると思うのですけども、そういう場合には特典かなんかあるのですか。それと続けてもう1点、今の2番手のAEDの関係で、これは広報に載せているのですが、新宮市の職員は講習はほとんど受けているのですか。それと一般質問みたいな感じで悪いのですけども、緊急な、これは残ると思うので、地域消防、町内ですね、どれくらいの率でこういう講習をやっているか、ちょっと議長そこを図ってください。もし僕のこの議事進行よければですね。いや、そんなこと聞くなというのならよろしいですから。



○議長(上田勝之君) 

 ただいまの15番、松本光生議員の議事進行について、まず、AEDの講習会等について塩崎消防長より答弁いたさせます。

 塩崎消防長。



◎消防長(塩崎正和君) 

 AEDの講習の実施状況なんですけども、18年中は56回行っております。それで受講人員が1,563名です。19年に入りまして今年中1月から11月末までなんですけれども75回実施しております。人数は1,995人となっております。



○議長(上田勝之君) 

 そのほかのAEDの職員の講習状況や南紀園の入所者に関して住所変更やもしくはその後のもろもろの件につきましては午後1時の再開時に、それまでに一度調べて答えさせます。よろしいでしょうか。

     (「了解」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 それでは午後1時まで本会議を休憩いたします。



△休憩 午前11時39分

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△再開 午後0時59分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 先ほどの15番、松本光生議員からの議事進行についてお答えいたします。

 関連質問のような形でしたのですが、南紀園の入所者に関するお答えといたしましては、南紀園に入所された方は住所を確かに南紀園の方に移されるということですが、火葬場の使用等々につきましては紀南環境衛生施設事務組合、火葬場設置及び管理条例施行規則において入所前管内の住民であった者が管外の養護老人ホーム及び特別養護老人ホームの施設において亡くなられ清浄苑を使用する場合は、管内の住民とみなし使用料の減免をすることができるということで旧来の3万円という使用料で使用できるということでございます。それともう1点ですね、新宮市職員のAEDの講習状況につきましては、平成18年中は37名、平成19年現時点で100名、市役所職員、保健センター職員、教育委員会職員、あと保育所の保育士の先生方等々が講習、研修を受けられているとのお答えでした。

 それでよろしいでしょうか。

     (「了解」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 続いて、午前中の11番、三栗議員の一般質問中、農地取得下限面積に関する質問に対する当局答弁について、当局から一部訂正の申し出がありますので発言を許可いたします。

 坂本農林水産課企画員。



◎農林水産課企画員(坂本均君) 

 先ほど三栗議員さんへの答弁の中で新宮市の耕作放棄地の面積について2005年センサス18平方キロ、さらに平成19年度実態調査33平方キロと答弁いたしましたが、ヘクタールの間違いですので、18ヘクタールと33ヘクタールに訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。



○議長(上田勝之君) 

 11番、三栗議員よろしいでしょうか。



◆11番(三栗章史君) 

 はい、了解。



○議長(上田勝之君) 

 それでは一般質問を続けます。

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△榎本鉄也君



○議長(上田勝之君) 

 4番、榎本議員。



◆4番(榎本鉄也君) (登壇)

 それでは一般質問をさせていただきます。

 まず、私は前回の一般質問の中で最初に通告しておりますこの学校再編問題を取り上げさせていただきましたが、これからですね何度もこのことは機会あるごとに言わせていただいているのですけども、これまでの学校再編の議論の過程の中で、当初、議会として特別委員会を設置いたしまして、この学校再編については議会のイニシアチブを発揮していこうという思いが強くございました。なぜならこれまでも当局側として教育協議会という審議会を立ち上げて過去2年もの間、新宮市の教育を議論されてきたにもかかわらず一向に学校再編ということが具体的に進まなかったからでございます。その後、議会の特別委員会を立ち上げまして、その後間もなくなんですが今度は皆さんも御存じだと思いますが、教育委員会の諮問で新宮市教育環境整備計画審議会なるものができました。当然このことにつきましては私自身としては非常に反発いたしまして、もういいじゃないかということで反発しましたが、しかし、結局議会の特別委員会の委員長と副委員長がその教育環境整備計画審議会に参加するという形となりまして、いうなれば審議会と議会の特別委員会の同時進行でこの学校再編の議論が進められたというのが過程でございます。私自身としては手前勝手な言い方かもわかりませんが、今思い返せばこのやり方は非常によかったのではないかというふうに私自身は思っております。なぜなら議論が進む過程で私はなぜ地方自治体が執行機関の多元主義というのをとっているのか、いわゆる教育委員会という行政委員会を独立して定めているのかと、こういうことのこの重要性を改めて感じたからでございます。言うまでもなく地方自治法の第138条において、地方公共団体は長の部局から職務上独立した執行機関を置いて、長の指揮監督を受けることなく独自の判断で事務の執行ができると、当たらせるという、いわゆる執行機関の多元主義をとっているわけですけども、私はこの意味の重要性というのをこの学校再編の議論の中で非常に強く感じた次第なのです。ちょっとややこしい言い回しになりましたけども、やはり学校再編問題の根本は教育であり、その技術的、専門性は不偏不党の立場で、しかも現場専門家の意見を十分に反映した議論をして、いわゆる科学的に展開すべきものであることを非常に感じました。言いかえれば私ども議会だけの議論で軽々に再編議論を展開していくことの危険性を痛切に感じました。そして、結果的に教育審議会と議会の特別委員会との答申ができ上がったわけでございますけれども、ほぼ同じ形といいますか、同じ再編案ができ上がり決着を見た。このことは言いかえれば両者の共同作業の結晶でありまして、専門的な立場と現実的な政治的な考えの一致点がほぼ見出せた、まさに画期的な答申ができたのではないかなと私自身は確信をいたしております。しかし、まことに残念なんですが、この議会の特別委員会、そしてここでいう教育審議会の共同作業の答申が今度は市民説明会をしていこうという段階に入ったときに「しんぐう」という市報がありますね。この市報で当局案のような表現で新たな学校再編案がそこに掲載をされておりました。たしか新聞の報道にもあったのではないかと思うのですけども、結局その新たな再編案がまだ先ほどの私どもの議会の特別委員会、そして教育審議会との共同作業の答申が市民説明されない間に市民の皆さんの知るところとなりまして、どうなるのだという混乱が市民の皆さん、特に保護者の方からかかってまいりました。当然、私自身もなんだこれはという思いでありましたし、恐らく教育審議会メンバーも同じ思いではなかったかと思うわけです。こういうこれまでの過程の中で私はどちらなのかどうこう言う以前にこの学校再編案の決定過程できちんと確認すべきことがあるのではないかとこのように思いまして、これよりその点について何点か質問をさせていただきます。

 まず、今回のこの市報に掲載されました新たな学校再編案を作成した市街地再生学校再編プロジェクトという組織はどういう組織なのかお答えいただきたいのですが。



○議長(上田勝之君) 

 中岡企画調整課長。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 これは文字どおり学校再編等市街地の再生に関して庁内において関係各課、たしか10課ほどあったと思うのですけども、それが集まりまして一つのこれは大きな今回の総合計画策定の中の大きな位置づけを占めるであろうということで、特進プロジェクトと位置づけまして協議を進めてまいりました、庁内において。そういった部会でございますが。



◆4番(榎本鉄也君) 

 これは基本計画の審議会とは別の組織ですか。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 これはあくまで庁内的なものでございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 この組織がなぜまた学校再編を議論するのか、学校再編というのは教育審議会と特別委員会によって既に答申が出されております。時間もかけて、そして関係者の意見もさまざまに聴取を行いまして旧市内の小学校2校、中学校2校としているわけですね。跡地についての議論はまだです。この跡地についての議論だけでよかったのではないのかという点が非常に疑問なんですが、なぜ学校再編を議論したのかお伺いしたいと思います。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 学校再編について議論したということではなくて、跡地利用とか全体のまちづくりの観点の中から論議していく中で、当然学校再編にかかわってくることも出てきまして、その中で学校再編についての部分なのですが、今回の状況のような原案ですか、素案づくりができてきた次第でございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 市街地再生、学校再編プロジェクト素案というこういう資料、手に入っているのですけども、このレジメみたいなものなんですけども、この中に学校再編の跡地利用について踏まえるべき視点ということで書かれてあるのですけども、その中に新宮市教育環境整備計画審議会、いわゆる今まで私が言っている教育審議会ですね、審議会の答申に基づく学校再編はまちづくりの観点ではなく、よりよい教育環境の整備を目的としたものです。このため答申内容、特に基本的な考え方などについては尊重する必要があります。こう書かれてあるのです。私にとってみれば、この文を読んで言葉は悪いですが、これは何様だという思いがいたしました。まず私が冒頭で述べました執行機関の多元主義について全くその趣旨が無視されていると感じております。教育委員会の諮問による審議会の答申を尊重する必要がありますではなくて、尊重しなければならないのではないか。そしてまた、ここに書かれてある答申はまちづくりの観点ではなく、よりよい教育環境を目的としたものとの表現はまさに決めつけの表現でして、まるで答申が理想論のような印象を受けてしまいます。私どもの答申は決してまちづくりを度外視した机上の空論ではありませんし、そのような議論をした覚えはありません。したがって、そのような前提、また観点で議論をされてきたこのプロジェクトの学校再編というものに、私は大きな疑問を感じるわけです。しかも、当局はこのプロジェクト案を教育審議会の答申を踏まえた最終決定をされた新たな当局案として、これをもって市民説明に臨もうとしていたことに正直なところ疑問を通り越して怒りを感じました。私は決して教育審議会の答申に基づいて100%実施すべきと言っているのではありませんが、これでは今まで長い間さまざまな関係者の意見も聴取して踏まえて論議して導き出されたこの教育審議会、また私ども特別委員会の答申は一体何なんだったのかということになってしまいます。私は学校再編という大きなプロジェクトの決定過程がこのような市長部局の独断に近いことになっている事実に疑義を唱えているわけです。このことを踏まえまして、これよりこのプロジェクト案に対し何点か質問させていただきます。

 先ほども述べさせていただきましたが、私はこのプロジェクト案で学校再編は議論すべきではなかったのではないかと思います。なぜなら、再編については先ほども言いましたが、教育の現場の専門性が重要であり、その議論は教育審議会、あるいは議会の特別委員会で長い時間をかけて議論しているからであります。しかし、このプロジェクト案では答申の基本的な部分の変更をしてきております。これは何かというと、まず、先ほど言いましたけど、中学校の再編について旧市内の緑丘中学校と城南中学校を統合させるとしています。審議会の答申、いわゆる私たちが出した答申はそのまま2校残すことにしております。確かに教育審議会や議会の議論の中でこの2校を一つに統合する意見も出ていたことは事実です。しかし、最終結論は2校のままにすることを結論づけしたわけです。そこでお聞きしたいのですけども、この地域再生、要するに学校再生プロジェクトの議論の過程でこのレジメの中に書いてあるのですけども、学校教育環境の整備について教育審議会の答申に示された整備内容目標を100%実現することは事実上不可能ですという形で書かれてあるのですね。これは何を根拠に事実上不可能なのか、その点をお伺いしたいのですけど。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 市街地再生学校再編プロジェクト素案なんですけど、素案の踏まえるべき視点ということで一つ御指摘ございますけども、私ども踏まえるべき視点として学校教育環境の整備ということでわかりやすい表現というのですか、切り口で書かさせてもらった中で少しばかり決めつけたような形が見受けられるということでございまして、その辺誤解がございましたら非常に申しわけないと思っております。ただ、この教育審議会の答申が4月時点で決定されてきておりまして、その後私ども6月に基本構想が皆様の議決をいただきまして、晴れて文化に軸足をおいたまちづくりを進めていくということが認められてくる中で、そういったその中で10の課題も上げさせてもらったわけなんですが、そういった10の課題を整理していく中で整備すべき公共施設のメニューとか、もろもろのことを、全体を踏まえていくと、やはり多少きしみが生じてくると、そういうことの中で今あるような形で今のところ取りまとめさせていただいているというような状況でございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 わかりにくい答弁なんですけど、教育審議会が出した答申、私ども特別委員会も同じ答申を出しましたけども、これは決して先ほども言いましたけども、机上の空論ではなくて、ある程度の新宮市の財政規模とかそういうことも考えた上でこれくらいはできるのではないか、その中で最も教育的立場から完全に近い再編案を出してきたつもりなんですね。ところがこのプロジェクトでは頭から否定しているんです。100%実現することは事実上不可能だと、こういう事実上不可能だと限定された上で、もう一つの新たな再編案が出てくるということは非常に最初から決めつけた論議をやられているという思いが私にはするのですね。もっと言うと、実はこのずっと後には跡地利用に蓬莱小学校に市役所を持ってくるという話まで出てきているわけでしょう。教育の方の立場から行くと市役所を造る財政があるのだったら、お金があるのだったら、なぜわざわざ中学校を一つにしなければいけないのだという議論が成り立つ、論理が。その完全に不可能だというのは非常にこの議論の疑問点を増長させると言いますか、そういう思いがするのです。そうじゃなくて先ほど教育委員会、要するに教育の現場の専門性とかそういう多元主義を自治体はとっているということはやはり犯しがたい部分があるわけではないですか、そこの部分をきっちり認識すべきだと思うのですね。だから答申の理念は尊重しながらというのではなくて、尊重して、そして、その答申の内容にいかに近づけるかということを100%いかに近づけることができるのかという議論があってしかるべきだと思うのですけども、初手っぱなからこういう不可能ですという形で論議されたのではプロジェクトの議論の内容は私にとっては非常に疑問を感じますし、不満を感じるのですけども。もう一つお伺いしましょうか、このプロジェクトのレジメの中に中学校の学級数シミュレーションというのを書いてこういうことも教育審議会並びに特別委員会で議論したんですね。にもかかわらずここに学級数シミュレーションということで書いてあるのですけども、平成30年度にはこうなりますよと、だから1校にした方がいいんですよという形で導き出されているのですけど。でもね、これは総合計画審議会との並行というかその部署で話し合われるべきことじゃないですか。そういうふうなことを考えてみて、要するに学級数というのは生徒数のことですから、この表では19年から30年まで減り続けていくという内容が出ているわけですね。しかし、私たちが議決いたしました総合計画の基本構想というのがあるのですよ、市のね。これの基本構想の3、将来人口3万1,000人を上回るものとしますという目標を上げているのですね。その対策として子供を産み育てやすい環境づくりなどで少子化対策というふうにあるのですよ。こういうことを議決しておきながら学校の再編はどんどん下がっていくぞと、30年後には適正規模以下になってしまうぞということで中学校の教育の、学校の再編を論じているのですね。こういうことに非常に矛盾を感じます。もう最初から中学校を一つにしてくれよという話なんですね。だから教育の理念というものがもうちょっと考えてくれよという話です、私は。どうですか、へ理屈みたいに聞こえるかわからんですけども、これは重要なことだと思うのです。それに僕は非常に疑義を唱えているのです。それが今、外へ出てしまったのです。それでA案、B案という話になっているのですけど、非常に積み上げてきた議論がまた振り出しに戻ったという今の状況を醸し出してしまったと言えるのではないかなと思うのですけどもどうでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 森まちづくり政策部長。



◎まちづくり政策部長(森常夫君) 

 まちづくりとしましてはやはり市全体のこの先10年間というのか、それから先のこともあわせて大変な時期だと思っております。その中でいろいろこれはどうかあれはどうかということで考えさせてもらったわけなんですが、その中で教育審議会で大変立派な答申をいただいてまことに申しわけないところもあるのですが、そこの中で10年経ったらやはり適正規模の学校ではなくなるよというのが数字的に出てきました。城南中学校も緑丘中学校も適正規模ではなくなるということがありまして、やはり適正規模の方がよいのと違うかなということからそれが一つ疑問点としてありました。やはり適正規模校、どうして適正規模校にするのかと言うたらやはり小さ過ぎても大き過ぎても子供のためにはよくないよと、適正規模がやはりいいんですよということがインターネットなんかを見ても載っていますし、そこら辺がありまして、あと城南中学校が新築なんです。新築してしまったら10年たった後、何というか新築と緑ケ丘が改築になりますのでそこら辺新築するのがよいのかどうかという疑問点、そして王子小学校につきましても新築か、蓬莱と王子と統合して王子小学校へ新築か改築をするということになっているのですが、県教委に教育委員会から聞きましたら、新しいので新築はできないよということがわかりました。小学校2校を建てるに当たって千穂は新築しました。答申どおりにいったら王子小学校は改築なのです。それが本当に子供たちにとっていいのかどうかというのか、やはり小学校両方とも新築した方がよいのではないだろうかということとか、教育審議会の答申もインターネット上にありますので見せてもらいましたが、ずっと1校案で来ていたようです。2月の審議会になって1校でまとまりかけていましたが、2校にということもインターネット上に載っていますので、そこら辺もありましてどうやろうかということで教育委員会にも協議させてもらった次第でございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 いろんな具体的なそちらの考え方というのはわかりますし、それをどうのこうのと今はそういう話ではなくて、ここでもう1回確認させてもらいたいのですけども、この市街地再生学校再編プロジェクト案、その学校再編案はですね、それが当局側の出した最終案ではないのですよね。あくまで教育審議会、特別委員会の答申があり、そして新たな案として二つ並んでいる状態であるということを確認させていただきたいのですが、それでよろしいですか。



◎まちづくり政策部長(森常夫君) 

 二つ案が出まして、まだ答申はもらっていませんので、一応方向づけとしたら1校の意見が多いのですが、答申をもらっていませんので、最終住民説明会もありますし、それを見まして審議会答申になると思います。



◆4番(榎本鉄也君) 

 その見解をいただいたところで、ちょっと質問の角度を変えさせていただきます。先ほど述べましたように、教育審議会の議論の中でも、議会の特別委員会の中でも中学校1校論というのはあったのですね。しかし、最終的に2校になったという、インターネット上ではどういうふうにとらえられたのかわかりませんが、あっという間にすりかわってしまったみたいなような印象があるのでしょうか、しかし、私たちはそうではなくて、なぜ2校を残さなければならないかということに非常に大きな意味があるわけであります。そのことを無視されて学校再編を組み立てられたというところに非常に議論の拙速さといいますか、そういうものがあるのではないかなというふうに思っているのです。

 もう一つですね、このレジメに、ここにさっきの学級数のシミュレーションと、変更によるメリット、デメリット、1校だったら、2校だったらなんですよね。これに中学校を1校にする。緑丘と城南を一緒にするメリットとデメリットというのが書いてあるのですけども、メリットばかりなんです。デメリットがちょっと、これだけ見ても何か最初からこれかよという感じなんですけども、ごめんなさいね、自分のうがった見方なんですけども、でもね、この中に絶対にこれはいけないですよ、教育の立場としては。この中にですねライバル校の統合で校内は荒れる可能性あり、デメリットで載っているのですね。これは校内が荒れるという可能性がある統合など教育現場では絶対に許してはいけないと私は思うのですけど、教育委員会はどうなんですか違いますか。



○議長(上田勝之君) 

 楠本教育次長兼学校教育課長。



◎教育次長兼学校教育課長(楠本秀一君) 

 当然学校が荒れるということは望んでおりませんし、ただ、この議論の中で荒れるというのは審議会の中でも出ていましたが、やはり新宮市の仮に今の城南と緑丘を置きかえてみますと、それぞれの文化と言うのか地域性があります。そういうものがおのずと一つになるということはそこで人間が動くわけですからこすり合い等が起こるということです。そういう中での先生方がいわゆる生活指導に追われてしまう議論の中で言葉としては荒れるという表現になる。私どもとしては荒れることは望んではおりません。



◆4番(榎本鉄也君) 

 城南中学校は過去2、3回いわゆる荒れる学校を経験しているわけです。昭和50年代と60年代、最近は平成7年ごろでございます。私もこの一番最近の荒れたときの話を伺ったことがありますけども、それはそれはすさまじいものでございました。また、そのときにはいわゆる家出とか引きこもりといった今日的な問題も露出したという話もお伺いしました。こう考えますと城南中学校の荒れは10年ごとにやってくると言われているそうですけども、それから今10年です。今の城南中学校はどうでしょうか。私も一保護者です。何度か校内の授業風景を見学いたしましたが、現場の先生方のさまざまな取り組みによりまして全く荒れた学校という面影すらない学校状況になっております。今年は城南中学校で文部科学省の学力向上拠点形成事業の研究発表会が開催されました。これは平成17年度からの事業で今年は最終年度でした。この内容も見させていただきましたが、この事業をしようとした発端は荒れる原因の一つに生徒の勉強がわからないということが大きな要因でないかということがあり、本当に基礎学力からやっていこうということの取り組みもされたようでございます。この取り組み内容、たくさんあるのですけども、これは詳述しませんけども、また城南中学校では朝の10分間読書タイムということにも大変力を入れておりまして、教師が一緒に、そのときは必ず一緒に子供と本を読むのだということで、本当に良書に親しむという中で生徒の落ち着きを取り戻す大きな成果となっているというふうに言われておりました。このような新宮市の城南中学における実情というものを知ればわざわざこの学校を統合させて、しかも荒れる可能性があるなどということに賛成できるでしょうか。市長部局としてですね、この城南中学校の実情等は御存じですか。



○議長(上田勝之君) 

 中岡企画調整課長。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 当然、そういった話を私どもも、私自身も2、3年前まで城南中学校に子供が行ってましたのでそういった話も聞いていますしですね、そういった荒れる学校づくりというのをわざわざするようなことは私どもも当然考えているはずもないわけでございまして、ただ、私どもはどうしても教育、まちづくりという部分でやはり全体を見ていかなければならない立場にあると、そこら辺を理解いただきたいというふうに切に思うわけでございまして、当然、教育いうのは絶対唯一無比的なものだというのは認識しております。ただ、いろんなそのほかにも福祉とか、保健とか、医療とか、市民生活の向上のためのいろんな課題を抱えている中、どうすれば町全体として活気づくかとか、そういった部分も考えていかなければならない。そういったことの中で今あるような形で出てきておりますので、そこら辺御理解願いたいと思うわけでございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 僕がいつも主張するのはまちづくりのために教育環境を考えるなと、教育環境を考えたその中心となってまちづくりを考えるべきでないかというふうにいつも自分自身として主張してありますので、その答弁に賛成はしかねるのですけども、荒れる問題にこの中にまた書いてあるのですけどもね、中学校を1校にした場合ですね、浮いた財源を県への加配の教員の要請とか、市の職員採用などによって対応して荒れないようにしますというような趣旨のことが書いてあるのですけども、これも矛盾するのですよね。財源がないと言いながらわざわざ中学校を統合させて荒れる学校を造っておいて、それでその浮いた財源で教員の加配などに充てていくというような話になってしまいますので、すみませんね、へ理屈みたいですけどね、でも実際ですね、学級数のシミュレーションにあるように19年度、今統合したら適正規模以上になるのですよ。だから適正規模以上の学校を造る必要がないじゃないですか。小学校は今でも適正規模以下なのです。それは仕方がない。だけど中学校は適正規模以上になるのですよ。だから教育審議会の答申のなぜ2校残すかという一番最初の適正規模以上になるじゃないか、そこまでする必要がどこにあるかということなんです。その辺のところその趣旨をやはり当局側は理解していただきたいし、教育委員会もやはりこの辺は私としてはきっちり主張していただきたかったなと思うのですね。この中学校という時期は非常に非常に多感な時期で、思春期で、一番危ないのですね。3年しかない、3年間のうちの適正規模以上に作って、それはその建設中に適正規模以下になってしまうという反応があるだろうと思うのですけども、でもそういう意味合いでなくて、どっちにしてもこの多感な時期に荒れる原因になるというようなことがわかっていながらそれを実施に移す、その理由が要するにまちづくりの財源の確保ができないとか、まちづくりのための跡地の関係とか、そういうことで変わってしまった。これはちょっと困りますよということを私は言いたいのです。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 先ほども私どもの部長が申しましたように、王子小学校の部分で蓬莱、王子小学校をどうするかといった場合に、王子小学校の場合は改築というような形でいかざるを得ない、そういった中で千穂、丹鶴の新築とバランスが崩れてしまうと、そういった小学校同士のバランス、そういうものも全体を踏まえて財源一辺倒ではありません。本当に10年の計、20年の計、30年の計をどう図っていくかという部分で検討してきたわけでございますから、財源的な部分でこの学校再編について決めてきたわけではございません。それだけは申しておきたいと思います。



◆4番(榎本鉄也君) 

 この件に関して最後に、この中学校1校論の議論の背景に、当時、新宮高校の敷地内に新たな県立中学校ができるのではないかという話がありまして、皆さんも御存じだと思うのですけども、この話が中学校統合の話の中心になっていったわけです。もし県立中学校ができたなら生徒数から考えれば中学校は統合すべきということの考えも成り立つわけでございますけども、しかし県の方で今のところ新宮に県立中学校を造るつもりはないというような回答がありまして、ここから特別委員会の話になるのですけども、我が特別委員会としては県立中学校ができようとできまいと新宮市の教育はこうあるべきという形を作ろうという、こういう合意に至りまして、そして出てきたのが県立中学校は中高一貫校かわからないけれども、それに対抗すべく新宮市は独自に小中一貫校を全市を挙げて取り組んでいこうではないかと、こういう話だったのです。審議会でも小中一貫校というのを一つの新宮市における教育の柱と、中学校の柱という形で答申に記載されていると思うのですけども、今現在県の方でどうなんだということを確かめてみますと、よくわからないのですけども情報を集めていく中ではまだまだ完全になくなった話ではないということですし、そしてまた新宮高校の校長先生が非常に精力的に中学校を造ろうとしている現実もあるのですね。そういうような状況の中で今中学校1校案と2校存続案について私は先ほど述べた議会の提案のように、やはり県立中が出てきても出なくても対応し得る中学校の体制というのを論ずるべきだというふうに思うのですね。少々話がそれるのですけども、今、学校は地域との連携というのが非常に求められているわけです。通学の安全面はもちろんのこと、教育面でもそうですけども、地域の協力、そして保護者の協力が不可欠なんです。学校の周りの地域で子供たちの教育を支えていこうと、こういう取り組みが今行われているということは、それはなくてはならないというふうになっている現状があるのです。私はそういう時代の流れの中でこの新宮市の中学校統合問題を考えれば、もし城南と緑丘を統合して1校にすれば、そしてまたそこにもし県立中学校ができた場合、旧市内には3校残るわけですね。統合した中学校、県立中学校、近畿大学の中学校、この3校は地域性というものが全くなくなるのです。残るのは何かというと、学校のランクづけになってしまうのではないかなと懸念いたします。そして結局それが大きな荒れる最大の要因になってしまうのではないかなというような懸念をいたしております。実際に和歌山県下にこういう県立中学校が出てきたためにランクづけというか、そういう格差が出てきて荒れてしまったという学校があるということを耳にいたしております。しかし、要は新宮市の教育としてどう判断するかだと思います。地域の学校として、その学校の特色を活かして子供たちを教育していくのか、また地域性などを考えずに厳しいランクづけの中で子供たちを競争し合いながら、また学校も競争し合いながら子供を教育していくのか。これは新宮市として、その辺のところをきっちり考えた上で1校論、2校論を論ずるべきなんではないのかというふうに思います、一つの面でね。私はランクづけができるような制度にはしたくないと思います。教育長はどうですか。



○議長(上田勝之君) 

 大江教育長。



◎教育長(大江清一君) 

 一口で申し上げるのは大変難しいのですが、と言いますのも議員何遍もお話しされていますように、議会の特別委員会と審議会の案はほぼ同じ案でありました。私この話、この話というのは市長部局の方から出てきて案の説明なり受けたのはたしか幹部会でも話がありまして、そのとき私申し上げたのです。と言いますのは教育審議会の案というのを受け取ったのは4月なんですよね、そして中学校2校案だったわけですね、中学校1校案というのは幹部会の場だったのですが、たしか9月から10月だったと思います。ですから4月に審議会のそれを私ども事務局方として審議会案を2校で受け取ってですよ、それを半年も経たないうちにそうですねというのはとてもできませんということを言ったのを記憶しております。でもそこのところなんですね、難しいというのは、やはり多元主義ということを議員言われているのですが、やはりこういう市の中で予算執行していく市長部局、そして教育委員会としてはやはり理想型なり、今、県中の話まで出ましたね、議員の方から。そういう県中案が今年の2月ごろですね、日高へ行くという話が決まって新宮は今年度はありませんと、それだったら二つが理想ではないかと行き着いたのも、そのときのことも明快に記憶しています。そんなのをずうっとたどってきてこういう結果、結果というのですか、まだ結果出てないのですが、そういう流れになっています。ですから過日の幹部会で申し上げたのは審議会の案というのはあくまで諮問に対して答申が出ています。これは変わることはありません。これはこれで生きているわけなんです。ですからそれは幹部の皆さん方も、市長もそれはそうやということでまずこれは理解いただいております。ですけど、あと総合的にやはり今、長計、総計の方も審議会のメンバーで審議してくれているわけですから、これが間もなく出てくると最終的に、やはり上位計画というのですか、市としては市長部局、教育委員会部局というふうな隔たりを持ってはやはりいけないなと自分自身は思います。ですから理想型の教育審議会の案であってもやはり総合的な面を考えて中学校1校というのもやむを得ないかなという、そういう言い方簡単には申し上げにくいのですけども、ですから仮にそうなるとしたらこの間の幹部会のときも申し上げたのですが、やはり学校の荒れとかいろんな諸問題が出てくると思います。ですからそれに対する予算措置というのですか、教育としてはそれを防ぐためにこういうことを今加配の話も出ましたけども、市単独として今13名なりそういう市単講師を雇用しているのですけども、そういうのを荒れとかいろんな諸問題ですね、発生した諸問題を防止するために必要な財源とか人的な面とかいろんな面を協力してくださいと、そういう話で今来ているという現状であります。



◆4番(榎本鉄也君) 

 いろいろ質問させていただきましたけども、私は冒頭に述べました地方自治体の多元主義、執行機関の多元主義、これの重要性の意味というものをしっかりともう一度確認してもらいたいという思いです。何となく教育委員会が市長部局の言いなりになっているのではないかなというような気さえしております。非常に辛らつな言い方ですみません。でも教育の犯しがたい部分というのはしっかりと認識をして、教育委員会としてしっかりとその部分は主張していただきたいなというふうに思います。まだまだ幼保とか幼稚園の問題とか保育所の問題とか数々あるのですけれどもこの辺でやめます。

 次に行かせていただきます。

     (「議事進行」と呼ぶものあり)



○議長(上田勝之君) 

 3番、久保議員。



◆3番(久保智敬君) 

 すみません、質問の途中で。大事なことと思いますし、また僕自身の認識不足かもわかりませんが、先ほど企画の方の答弁で答申案に対して100%できないと、なぜかという答えが明確に返ってきてないと思います。100%ですから明確に言っていただきたいと思いますけども、議長の方でよろしくお願いします。



○議長(上田勝之君) 

 暫時休憩いたします。



△休憩 午後1時51分

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△再開 午後2時17分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 先ほどの3番、久保議員からの議事進行につきまして、榎本議員の一般質問中、長期総合計画審議会の資料の中にいわゆる教育審議会の答申を100%実現することは事実上不可能ですとの表現がございました。この理由につきまして改めて中岡企画調整課長より答えさせます。

 中岡企画調整課長。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 先ほどは申しわけございませんでした。改めて御説明申し上げます。教育審議会の答申では蓬莱、王子小学校の統合校は王子小学校に改修新設、そしてあと城南中学校、千穂、丹鶴小学校は新設ということで3校とも新設もしくは改修部分があったわけなんですが、その部分についてはやはり財政的な部分がございまして、新築すべてというような部分が非常に難しいのではないかということでございます。そういった中で今年6月ぐらいに王子小学校の新築についてはなかなか難しいよという話ありましたけども、そういったことも踏まえております。さらに適正規模を守るという教育審議会の根幹の部分でございますが、その根幹の部分の目標について合致するかどうか事実上不可能ではないかという数年後をにらんだときの話なんですが、そこら辺も踏まえてこういうような表記をさせていただいてございます。



○議長(上田勝之君) 

 3番、久保議員よろしいでしょうか。



◆3番(久保智敬君) 

 財政上厳しいということと見通しとして厳しいということを今言われたと思うのですけども、であるならば100%できませんよという答弁と、そして二つの案がありますよという答弁は違ってくるのではないでしょうか。



○議長(上田勝之君) 

 3番、久保議員の議事進行ですが、確かに長期総合計画の審議会へ提出された資料中の文言と、今議会で榎本議員の一般質問中の答弁について、ダブルスタンダードではないかというような疑問を提示されておりますが、ただいまの説明中で実際長期総合計画審議会の資料の中では、市街地再生学校再編プロジェクト案という中では100%不可能と言い切ったのであれば確かに答えは一つなのかもしれません。ただ、これは今後、榎本議員やこの後、久保議員も一般質問を控えられておりますので、その中でただしていただければと思いますので、その辺で御了承願いたいと思いますが。

     (「了解」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 それでは一般質問を続けます。

 4番、榎本議員。



◆4番(榎本鉄也君) (登壇)

 それでは休憩に引き続きまして、次のサッカー場の人工芝化と照明設備の設置について問うということで質問をさせていただきます。よく私どもは市民の皆さんから議会は何をしているのかという問いがあるのですけども、議会の権限、職務というのは自治法の96条に定められていることでありますし、それ以外といってもほかに個別の法ないし条例で定められた事項の議決権に限られているわけでありまして、何でもできるなどというわけではないということぐらい私も百も承知しております。逆に市長やその他の執行機関はそれ以外は自らの判断と責任において自由に決定できるわけです。議会の議決権は及ばないということも十分に認識をしております。何を言いたいかと言いますと、私は議員の権限で最も重要なことというのはこの96条に定められております予算を定めることだと思うのです。条例を制定することもありますけども、しかし今回のサッカー場の人工芝化事業に係る追加事業については、まさにこの議会における予算の議決権を左右する重大な問題だと私は感じた次第です。議会は3月の当初予算で市民グラウンドの整備事業の人工芝化と、それに付随した400人程度収容できる簡易スタンドと防球ネットの予算を認定いたしまして、またその後に9月補正でこの人工芝化の工事の工法の変更で1,880万円の追加を認めているわけでございます。疑問なのはその後、この入札が行われまして、低入札によりまして6,200万円ほどの不用額が生じたためにそのうち2,000万円で照明設備の配管と電柱、並びに放送設備の設置、本部及びベンチ部分の屋根の設置、また観覧スタンドの増設、これを追加事業でやりますよと、これは要するに認めてもらった予算内で行うものであるから専決事項でありまして議会に諮る必要なく、もし認めないというのであれば執行権の侵害であると、このような説明も当局よりございました。私は議員の立場でそれは違うのではないか、このように思う次第です。それは逆に議会の議決権の侵害でないかと思うわけです。先ほど言いましたけども、私たち議会が議決したのはサッカー場の人工芝化とそれに付随する簡易な400人収容の観覧席と防球ネット、そして人工芝の工法変更による追加の工事の予算でありまして、先ほど言いました追加工事については、これは新たな事業で追加事業といえるものではないというふうに思うのです。きちんと議会で審議されるべきことで、私はなぜ議会の審議を避けるようなことをするのか理解に苦しんでおります。私は照明器具をつけるなとか、サッカー場を整備するなとかいうことを言っているわけではなくて、やるのだったらきちんとやってほしいなと、きちんと審議してやろうよとこう言っているわけです。なぜならばこれは予算の議決権を持っている議員としての責務だというふうに思っておるからです。話戻しますけども、そもそもこのサッカー場人工芝化事業のコンセプトというのは何だったのかというふうに思います。平成18年12月議会の議事録を見てみたんですけども、その際、同僚議員の一般質問の答弁におきまして、芝課長が「サッカーの人工芝化とかについて見ますとはっきり言ってそう複雑なものではないというふうに認識しておりますと、いわゆる練習するところを人工芝生化し、なおかつ付属する施設として観客席とかそういったものを考えたときそう難易度の高いものだと考えていない」と、こういう答弁をされているのですね。私どもはこの答弁と、3月の当局の予算説明において、この事業はどういうものかを判断させてもらったわけです。これだといわゆる練習場の芝生化なのですね。今ある市民グラウンドのサッカー場を人工芝生に替える程度の事業で、新たないわゆるサッカー場を造ることなど全く聞いていないという私自身の認識なんですけども、そういう認識は間違っているのでしょうか、お伺いします。



○議長(上田勝之君) 

 大江教育長。



◎教育長(大江清一君) 

 このことにつきましては議員さん今言われますように、当初、改めて経過を申し上げるまでもないと思います。省略させていただきますけども、要するに低入札であって、それで金が出てきたのでさせてほしいということで、この前、執行権の方でいこうとしていたわけなんですが、この間12月4日に説明会ということをさせていただいたのですが、やはり今言われます96条に基づく議決権なり審議権なりそういうことが抜けているのではないかということは確かにそういう面はあると思います。そういうことで詳細なことは別といたしましても大筋ではやはり市長の方とも過日から話しし、そしてこの問題については議長団と当局と見つけていこうということでお預かりもさせていただいております。なお審議中であります。ですからそこらあたりやはり議案というのか、ただ説明とかそういうことでなくて、きちっと審議すべきではないかと、そういうような意向を踏まえてそうあるべきでないかということで今進行中であります。もう少し時間をいただきましてきちっとさせていただけたらなという思いでおります。



◆4番(榎本鉄也君) 

 結論を言っていただいたんであれなんですけど、もう一つこのサッカー場の件で12月議会でまた同僚議員の質問の中に答弁がこうあるのですよ。同僚議員が地元のサッカー関係者の意見を十分聞いて設計してもらいたいという質問をしているのですね。くろしおスタジアムのことを引き合いといいますか、そういう論議をしながら、今回やはりサッカー関係の十分聞いてくれよという質問をされておりまして、答弁者は当然きちんと聞いてやっていきますよという旨の答弁をされておるのですね。しかしですね、私はこのサッカー場が落札した後、サッカー関係者の方から話を聞いたところ、今のサッカー場では全く使い物にならんぞと、照明設備が必要なんだというふうに言われたのです。なぜなら大人の試合が夜行われているのだと、大人が使えんじゃないかということなんですね。また、人工芝にすれば夏場では地面の温度が50度やったかな、かなり上昇するためにとても使用できないので試合時間を夕方にずらす必要があると、ですから当然試合の時間が夜にずれてくるので夜間照明が必要なんだよという説明を受けたのですね。だとするなら人工芝化によって、今の状態で人工芝生にしてしまうと、かえって使いづらいというか、使いにくい施設になってくるのですね。こういう基本的なことがなぜ設計前の話し合いで出てこなかったのかと思うのです。非常に疑問なんですが、違う見方をすれば議会が非常に不完全な施設の予算を認めてしまったことになるわけなんですね。大変責任を感じてしまうのです。この際もう一度現在の人工芝化事業のねらいというか、コンセプトというか、市民グラウンドは何のために人工芝化にして、それが一体費用対効果というか、どうよくなってそれは何のためなのか、練習場なのか、試合場なのか、公式試合ができるのか、そのあたりが申しわけないけど私は全然この議論の中でしてない、わかってないんです。ちょっとその辺のところを教えていただけませんか。



○議長(上田勝之君) 

 芝生涯学習課長。



◎生涯学習課長(芝悦男君) 

 それでは1点目、夜間照明設備がなければ不完全な施設というふうにお話を伺ったというふうに聞いておりますけども、基本的にこれは当たらないというふうに私どもは考えております。逆に照明設備があれば完全かというとそういうものでもございません。その公共施設を見渡してみても完全なる施設というのはまずないだろうなというふうに思います。個人によってイメージする施設のレベルというのも違いますし、何をもって完全かというその辺の認識というのは個人によって結構大きな差があるんだろうなと思います。私どもがこのサッカー場の人工芝化を目指して調査研究をし、なおかつ先ほど議員おっしゃられましたサッカー関係者からの聞き取りも実施し、そういった取りまとめをする中で当然予算額とのすり合わせというのが出てまいります。その中で設計内容を精査する中で実施設計と当然ここでは本当はしたいのだけれども金額を考えたときにはなかなかできないよと、ここはあきらめようとか、今回はあきらめようとか、そういった試行錯誤の中で実施設計をして、あと入札して今回のような形になったわけでございます。私申し上げたいのは今の施設が完全であるとは当然思っておりませんけども、夜間照明がなければ不完全な施設というのはちょっとずれるのかなというふうに思います。これが1点。もう一つは真夏になれば温度が上昇してプレーができないのではないかというお話がございました。確かに人工芝につきましては天然芝に比べまして10度程度温度上昇があるというのは聞いております。全国的に見ましても自治体に問い合わせをいたしました。例えば新宮市よりも緯度が低い鹿児島県の南さつま市、ここでも人工芝サッカー場がございますけども、真夏にやっていますかと言うと、やっていますよと、ただ真夏に真っ昼間ですね、そこを中止していますかと言うたら、それはありませんよということで、サッカーができないというふうなそういう状況ではないと認識してございます。それからあとそもそものサッカー場を整備するに当たっての基本的な考え方はどうなのかということでございますけれども、このサッカー場の整備につきましては当然新宮市としましてはスポーツ振興といろいろな目的の中でくろしおスタジアムの屋内練習場、これを第一に掲げ、それからサッカー場の整備を第二優先順位に掲げて整備をしてまいったところでございますけども、このサッカーにつきまして現状を見ますと土身のグラウンドでございます。こういうふうな状況の中においてはけがをしやすい、それから思い切ったプレーができない、そういうふうなことが現状としてあります。なおかついろんなサッカーの大会を、大会は開かれておりますけども、さらに誘致を拡大して町中のにぎわいの創出であったり、地域経済の活性化であったり、そういったことにつなげるためにも誘致のしやすいようなレベルのアップしたグラウンドにしたいとこういう思いがありました。そういった中でこのサッカー場の整備に当たっては一定水準のレベルを確保したピッチ、これがどうしても必要であろうということで日本サッカー協会の公認の人工芝を用いようとこう考えました。それとですね、あと天然芝もいろいろ要望はございましたけれども、天然芝の稼働率というのは大体30%でございます。それに比べまして人工芝というのは100%というか生き物ではございませんのでそういうふうな稼働率の問題がございます。それからあとそういうふうなことを踏まえまして、このサッカー場の整備をすると、これはトップである市長がいろいろ市民からもいろんな要望を受ける中でやはり野球とサッカーについてはこの地域に根ざしたスポーツであるということも踏まえて最終的に決断をされたわけでございますが、そういった決断を踏まえまして私どもはこれまで取り組んできたところでございます。不足のところがあれば再度説明いたします。



◆4番(榎本鉄也君) 

 いや、構わんのですよ。要は別に照明設備がなかっても完全なサッカー場だということでしょう。だからそこで完結するわけじゃないですか、事業が。間違いないですね。



◎生涯学習課長(芝悦男君) 

 夜間照明施設がなくても完全であるということではございません。



◆4番(榎本鉄也君) 

 いや違う、だから完全ということはどんなスポーツ施設にもないという限定されたわけじゃないですか。



◎生涯学習課長(芝悦男君) 

 そうですね。



◆4番(榎本鉄也君) 

 それはそうだと思いますよ。実際に近づけていけばよいと思うんですけどもね。要はその照明、僕は聞いたのは照明設備がなかったら今のサッカー場が使い物にならないんじゃないかという話を聞いたもので、だからそれだったらそういう一つの計画があって、そしてサッカー場に芝生をしたときに照明をつけなければいかんということを前提でやはり皆に知らせるべきでありますし、でもそういう話がないということは芝さん今のサッカー場は先ほど力強く言われたけど、不完全なものでもなんでもないと、一つ完結したわけではないですか、事業として。芝化して400人程度のスタンドをつける。これが一つの事業なんですよね。



○議長(上田勝之君) 

 竹嶋副市長。



◎副市長(竹嶋秀雄君) 

 不完全なという話の中で大人の方は当然勤務があるわけですから夕方の時間帯が多いわけですね、土日以外。ですから現在は土身のところの野球場の方でやっていただいていると、ですからそれはナイター設備があればこしたことはないわけですけども、グラウンドについてはこの前も言いましたように和歌山県で初めてインターハイ、国体をやった会場があの会場で、現在計画されておるグラウンドもJリーグと一緒の規格を持ったグラウンドを整備したいと思っておりますので、ですから照明設備については予算の許す範囲で今後検討をしていきたいと思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 だから要は、我々はさっき言いました私の認識は間違っていますかと最初に質問させていただいたように、今ある紀南グラウンドの人工芝生化とですね、400人程度のスタンドと防球ネットをつけるということが一つの事業として完結するわけじゃないですか。だから照明をつけましょう。それであれでしょう、きっちりした不完全な施設でないと芝課長が力強くおっしゃるのですから、だからそれはそれで完結しているわけですよ。その事業を議会が認めたんですよ。じゃあ照明つけましょうか、何をつけましょうかというのは次の新たな事業じゃないですか。まあそういう意味なんですね、そういうふうに僕は解釈している。違いますか。だからもう1回いろいろ出てくるじゃないですか。そうすると照明器具というのはどんなものをつけるんだと、それによって一体今度はどういうふうな使用状況に影響が出てくるのかという審議をしなければいかんでしょう。だからそういう部分を審議させてほしいなということで私は訴えただけの話で、確かに審議権、執行権云々という話になってくるとややこしい話になってきますし、法解釈上の問題とかなってくるかもしれませんけど、要は我々というか、私は議会議員としてそういう一つの事業に対してきっちり議会で審議をしたいという申し出をさせていただいているわけです。



○議長(上田勝之君) 

 大江教育長。



◎教育長(大江清一君) 

 先ほども申し上げましたとおり、今、議員も言われるとおり、96条なり議会行政両輪、そういう話の中で議長団と協議させていただく、そういう方向で今内部も検討、しばらく時間をいただきたいそういうことを申し上げている次第でございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 わかりました。いろいろありましたけども、審議をさせてくださいと申し上げまして、この質問を終わらせていただきます。

 最後に、市町村合併について若干お伺いしたいと思います。

 せんだっての議会説明会の折りに、市長より第二次合併について、県より示されていました東牟婁郡全域と新宮市の合併について、首長間で白紙といたしましたとの内容の報告がありましたが、これですね、別件の説明会のときに最後にちらっとそういう話だけだったもので詳細がわからないものですから、この場を借りて詳細お伺いしたいと思うのですけども。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この間、御説明したとおりであります。詳細といいましても報告すべきあまりな込み入ったこれまでの審議経過であるとか、そういうことでしたら説明できますが、詳細な理由というものは先ほど全員協議会で報告申し上げたとおり、我々は一たんこれを白紙に戻そうかとこういうことになりましたので、改めて私の方から申し上げる点はそれだけのことでございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 いや、あのね、これから二次合併というのが議論されるのだなあと一つの私ども期待感がありました。当初ですね、この17年の合併特例法の期限のときに、駆け込みの合併が盛んなりし17年のころですね、その当時、いわば私どもの新宮市は、今、熊野川町と合併しておりますけども、北山村と3市町村の合併を論議、その合併論から始まったわけでありまして、市長も以前、北山村、熊野川町、新宮市の合併も一つの大同合併の前段というか、布石というか、そういうような認識であるというような話をされたと私は記憶しているのですけども、それがもう消えてしまったということですね。そのあたりは、市長としてはどのような見解をお持ちなのでしょうか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 今の現状を見ますと合併をはっきりと住民意思として町長が代弁しているところもございます。そのような中で東牟婁郡全域の合併を協議する雰囲気には正直言ってありません。そのような中で個別な枠組みということは別です。ただ、その場合、個別の枠組みを探る方法がこの東牟婁郡全域の合併ということに縛られて自在な選択できないということは我々としても非常に不本意に思っているところです。そのような意味合いで今回はこの状態をそれはやめたということではないです、白紙に戻そうということでございます。21年の法定期限内までの合併は非常に不可能だと、こういう判断の中で決断いたしたものです。



◆4番(榎本鉄也君) 

 要は21年までの合併というのは不可能だという判断ですね。これから個別に当たっていくというか、話し合いをしていくという形をとったということで認識してよろしいですね。



◎市長(佐藤春陽君) 

 そのとおりであります。また、個別に探るいろんな行動の中から当然議会にはその進捗がもしありましたら、ありましたらというよりも、ぜひありたいと思うのでありますが、逐次また全員協議会やあるいは議員説明会等で報告をし、また、体制もそれなりの賛否もお聞きいたしまして最終的な決断はそれからのことにしたいと、このように思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 いずれにしても私は腑に落ちないというのは今回の合併、県の勧告、新しい合併特例法での合併なんですけどね、私ちょっとその辺の勉強不足なのがあるのかわからんですけども、このような合併の一つの議論が首長間だけの話し合いでどんどん決まってしまっていっているという現実があるのですね。だから21年は不可能だと、さっきの話じゃないんですけども、不可能だということで白紙撤回という話になってくるのですけども、一度も議会で議論もしていませんし、何というのですかやはり住民の意見というものも議会としては掌握してない段階なんですが、そういう段階でもう個別に当たっていくと21年度は無理という形が先行しているのですね。これはこんなものでいいですかみたいな変な質問で申しわけないのですけども、これは今後どう我々がかかわっていけるのかというところが非常に疑問なんですけども、個別に合併の話し合いがなされると言われているけども相手も市長サイドで、首長サイドで皆さん話し合われ決められるのか、そういう今後の具体的なスケジュールみたいな部分というのはどのようになっているのか、その辺をお伺いしたいんですけどどうですか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 これはあくまでも21年度末、ですから22年3月31日まで今の新法によりますと合併協議会を組んで合併をなし遂げるそういう団体でなければ適用なりません。また、この新法ではかつての北山、熊野川、新宮と協議いたしておりましたようなそういうときの状況のようなかつての支援制度というものは非常に薄らいでおります。あくまでも任意の意志によって合併を進めてもらいたい。また、進めたらどうでしょうかと、こういうお勧めがあるだけで、各町村議会あるいは当市議会におきましても新しい合併の枠組みは既に早く示されておりますが、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・我々もこういうことでぜひこの事業を進めたいのだと、こういう意思表明も、私自身もはっきり申し上げておりません。そのような状況の中から22年3月末までこの東牟婁郡全体が新しい合併の枠組みを皆さん方にお諮りする、また議論を起こす、これは非常に困難な情勢であろうかとこのように思っております。また、繰り返しますが古座川町や太地町は早々と住民投票を行いまして、合併をしないということを決断いたしております。また、串本町につきましては新しい古座との枠組みの中からまさに新宮市と同じで、新しい基本構想、基本計画を立ち上げて、病院統合であるとかいろんな市街地の対策を含めて産業振興施策に新しい展開を見せようとしているところで、新宮市も同じ主張になります。そのような中で我々としてはその法期限内の中におきまして合併をする時期至らずと、時期至らずというよりも時間的なそういう経過の中ではゆとりがないと、このように思って皆さんが合意いたした、町村長間ですが合意いたしたところです。



◆4番(榎本鉄也君) 

 要は全く気運が盛り上がらないというか、議会の方でもそういう話がなかったということで21年度は不可能という結論を出しましたということですね。だからこれはどう転んでも21年度の合併というのは論議をするまでもないということになってしまったわけですね。わかりました。それは確認させていただきました。どちらにしても私は今の新宮市の現状を見ても17年に熊野川町さんと合併して本当にその新市がどのようになっていくかという、こういういろんな問題のまだ解決の方向性すら出てないときに、また次の合併というのは甚だ無理な話かなというふうには思ったんですけども、ただ、今の新宮市を取り巻いている状況を見てみますと、先ほどもありましたけども南紀園問題しかりですし、そしてまた消防の広域化もこれから議論されると、それから医師不足や本当に高齢者を抱えた医療制度の改革にしてもやはり政府の方でも骨太の改革で総務省が公立病院の統廃合というものを打ち出してきて、それのこともこれからどんどん議論をして実施していかなければいかんのではないかと思っているのですけどもそういう問題がたくさん出てきているわけなんですね。しかし、今の現状を見ますと合併という話ではなくて本当に南紀園も事務組合のままなんですね。また、消防の広域化の問題もこの間、話をしていましたら事務組合という形をとるという、何かそういう一つの選択肢があるのだという話がありましたけども、まさにこれは時代としての逆戻りのような気がしております。これらの問題というのは合併という議論の中で必ず提起されてくる問題だと思うのですね。そして、その合併という問題の中から一つのさまざまな問題の解決の糸口がつかめるのではないかなというふうに思うのですね。しかし、今の市長の答弁にもありましたように、まずそれは19年にはかなわなかったということで理解せざるを得ないのかなというふうに思います。よく理解はしましたけれども、でもそれ以降の合併ということを大きく広くこれから論じていただきたいなということを強く要望させていただきたいと思います。

 それともう一つは、議会としてももっと積極的な議論を展開してまいりたいと思っておりますので、首長間だけでどんどん先行していくという形ではなく、その情報提供というものをその都度お願いしたいと思うのですが。



◎市長(佐藤春陽君) 

 この県の進めている東牟婁郡全域での合併は白紙に戻しましたが、私としては法期限内、法期限後であれ広域の仕組み、熊野全体の仕組みをいつも頭の中に展望として描いております。当時、前市政のときに合併協議にまで加わってくださった北山村や、また隣町の那智勝浦町なんかもこれはやはり個別の枠組みの中で我々は呼びかけていくべきでないかと、このような思いも持っております。さらに南郡の紀宝町、今、鵜殿村と紀宝町が一緒になりましたが、そのようなことの中から河口大橋等の運動取り組み、そういう連携、また紀州製紙の支援とかそういうことを含めまして、やはり今も実務者レベルでは合併ということは前面に出しておりませんけれども、両首長が強い連携を保っていこうではないかということで勉強会も変わらず続けております。また、事務組合が後戻りしたと、事務組合方式は、こういう御発言でありますが、こういう時代であればこそ財政も厳しくなりますし、我々は地域の役割分担を明確にしてそれぞれの事務の執行を共同化したり、そういう施設の配置等につきましても広域的な全体の視点の中からやはりそれぞれ地域地域が責任を果たすべきだとこのように考えておりまして、そういうイニシアチブはこの新宮市でなければとれません。それはしっかり私としても今後とも訴えてまいりたい、このように思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 以上で一般質問を終わります。

     (「議事進行」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 18番、前田治議員。



◆18番(前田治君) 

 先ほどの榎本議員の質問の中でサッカー場の件ですが、教育長の答弁で少し時間をくださいと、議長団と協議をいたしますというような答弁でしたが、私ども前回の全員協議会ではいただいた資料のとおりなんですが、再度掘り起こし等行うと二度手間になり経費もかさむということで、まず66%の請負率で有利なときに工事を進めて少しでも安く上げておきたいという説明で了解したはずなんですね。それを再度協議をして説明どうこう前回の全員協議会の説明と食い違うと思うのですよ。その辺は私もやはり二度手間になって安く250万円で上がればせっかく有利な請負率で落としているので、わざわざ照明一式全部やるとなれば土木関係から電気照明全部電気工事は分離発注ですからかなり割高になるのですね。だからできるところからやるというのは了解はしたんですが、私は。大多数の議員も了解していると思うのですが、先ほどの答弁では少し時間をくださいというのは。



○議長(上田勝之君) 

 18番、前田治議員の議事進行についてお答えいたします。先日のサッカー場の追加工事の件の説明会につきましては概ね議員の皆さんに確かに前田治議員の今おっしゃられたとおりの説明がございました。その中でですね、もちろん推進派の考えを述べられる議員さんもいらっしゃいましたし、慎重な考えを述べられる議員の方もいらっしゃいました。その中でですね、概ね方向性としては前田治議員のおっしゃられることかもわかりませんが、慎重派の議員の方々の御意見も踏まえて議長団と当局で協議を進めさせていただいております。その結果、もう少しお待ちいただきたいと思いますので、その点、御了承いただきたいのですがいかがでしょうか。



◆18番(前田治君) 

 わかりました。しかし、この間の説明のとおり有利な請負率で夜間照明、電柱等土木関係についてはやりたいということで、今、榎本議員が言われているのはやるなら別に全部照明一式全部という話だったので、少し時間を下さいというのやったらまた別に協議をして別に出してくるのかなというような感じがとれたので教育長がどういうことで言うたのか、一度教育長に答弁をお願いします。



○議長(上田勝之君) 

 いや、これは議事進行なので教育長が答弁するわけにいきません。18番、前田治議員、この辺は御理解いただきたいんですけども、もちろん推進派の議員さんもたくさんいらっしゃいますし、こういう予算の執行状況、予算の議決を経た中で低入札価格であったのでその不用額の部分をどうやって使っていくか、もちろん不用額として残すのかというような議論の中で新たにサッカー場の整備を、答弁みたいになって申しわけないんだけれども、サッカー場の整備を進めていこうという推進されるお考え当然よく理解できます。その中で一歩立ち止まっていわゆる先ほども実は榎本議員の質問の中にもございましたけれども、いわゆる人工芝生化からもう一歩踏み出した今回は準備工事をして、その中で広大にもう少し整備を進めておくべき事案が見える中でどうしていくかというのは教育長とも御相談させていただく中で、私ども議長団と教育長を初め市当局の方とも御相談をさせていただく中できちんと回答させていただきたいと思いますので、ここはひとまず御理解をいただきたいと思うのですが。



◆18番(前田治君) 

 わかるのですけども、別に全部もう一度照明関係だけやろうかという話ではないのですよね。あくまで1,800万円予算は議会として通しているのです。その中の執行権の裁量権の中でこの部分だけは格安にやらせてくださいよということなんで、それはそれで推進をしていただきたいと僕は思っているのです。以上です。



○議長(上田勝之君) 

 18番、前田治議員の議事進行について、いわゆる予算の議決を経たものの執行権といわゆる裁量の問題というところに行き着くかと思うのですが、その辺について再度、再度といいますか、今、議長団と教育長及び市当局と再度話をサッカー場の整備について、調整といいますか、話を進めている段階ですので、18番、前田治議員のおっしゃることも十分理解しつつ回答させていただきたいと思いますので、後日まで少しお時間を、先ほどの教育長の答弁のとおり少しお時間をいただきたいと思います。御理解ください。

 10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後3時05分

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△再開 午後3時20分



○議長(上田勝之君) 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 一般質問を続けます

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△屋敷満雄君



○議長(上田勝之君) 

 17番、屋敷議員。



◆17番(屋敷満雄君) (登壇)

 それでは一般質問を行います。

 まず、私も障害者を持った親として弱いところに光を当てようと、また議員になった以上は夢を求めて頑張りたいと心に決めてやってきております。

 議員が夢を語るのも大事な仕事だと私は思っております。その実現のために百聞は一見にしかずのことわざどおり、現地を歩いたり人々との交流やその地域の空気を感じることが非常に大事なことで、今後ともその方針を貫いて頑張っていく所存であります。

 それに基づきまして、まずは宮城県名取市の友好都市の締結について、熊野文化を考えるとき全国に点在する3,000有余の熊野神社を意識しております。熊野神社は北は北海道から南は沖縄県に至り、その文化の広がりは1,000有余年の時代を超えて今日まで脈々と受け継がれております。その思想は神道や仏教文化を基盤にしながらも、自然への畏敬やあこがれとともに自然との共生の世界を築こうとするものであると思っております。

 それらのことが宗教世界を超え、今日の科学とも相通じた時空を形成し、これからの世界を創世した先人たちと、さらに培い育ってこられた人々に敬意を表するとともに、一層文化の根源をたどることにも今日のロマンの一つを感じるのは私だけではないと思っております。

 今、紀州熊野に住んでおられる人々が先人たちの広めたであろう熊野文化を伝播されている地域の人々と交流を再開し、新たな文化の創造に向けて時の軸の移動を開始する時代と感じていますが、市長はいかがお思いでございますか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 熊野という世界が今ようやく世界遺産の登録等が契機となり、またその昔はこの市長で御苦労いただきました瀬古市長が熊野復権ということを唱えて高らかに高田のモデル定住圏事業等を実施いたしてまいりました。そのころから私は若いまだ職員でございましたが、非常に熊野という言葉に触発されまして、というのは昔、高校生のときに小野芳彦先生の熊野史を通読させてもらいました。さらにまた、私の一部の身内、遠縁でありますが、佐藤良雄先生等がこの熊野についての古い伝承やいろいろな物語を伝えられている図書等にも触れまして、非常に熊野という言葉が当時は斬新な思いがいたしておりました。そのような中でようやく熊野の文化、歴史、そういうもろもろのものが今ようやく復権を果たして今熊野の時代を迎えたなという思いを強くいたしています。単なる三山一寺の宗教信仰だけでない、そこを基軸にしておりますけれども、広い意味での熊野のありようというか、日本人における心のありようというか、そういうものが温故知新という言葉がございますが、そういう言葉と折り重なりまして私にも非常にうれしい今の時代を迎えていると、このように思っているところです。



◆17番(屋敷満雄君) 

 僕も同感でございますのでね、市長。

 宮城県名取市の熊野三山神社、新宮・本宮・那智は養老3年、719年に漁師が御神体を海底から引き揚げてお守りしたのが那智神社であったと言われております。その後の平安朝時代に名取老女と呼ばれ厚く紀州の熊野権現を信仰していた老女がいて、ある日、山伏が訪ねてきて言うには、「瑞厳寺に行くため熊野権現に参拝し神前で通夜したところ、夢の中になぎの葉を持った老人があらわれ奥州に行くなら名取老女を訪ねなさい。この人は信心深い、若いときは年々参拝していたが、今は年老いてそれもできなくなった。しかし、日ごと我を参拝していることは感心なことでこの一葉を届けてほしい」と告げられた。「目を覚ますと虫食いのような一首の歌が書いてあったので持参した次第です」と言い、そのなぎの葉を老女に渡した。老女が見ると「道遠し年もいつしか老いにけり思いおこせよ我も忘れし」と書いてあった。老女は感涙し、「年老いて参拝できないのは悲しいので、小社を建てて熊野権現を祀り毎日拝んでいるのです」と小社に案内した。このことから老女の徳が広まり、保安年間に熊野堂村、吉田村に熊野三社を建てることができたといわれています。その後、74代鳥羽天皇の勅を拝して奥羽鎮護の神として崇拝を受けて今日に至っております。ここは熊野とは切っても切れない名取の場所である。しかし、名取市との交流は何といっても10年前に同僚の前田賢一議員とせんだって叙勲受章された芳井令吉議員及び亡くなった芝本隆議員が熊野三神社を参拝し、名取市役所を訪問した際に公務で外出中の小林議長、現在の県会議員であられ、また名取市の観光協会長に名刺の裏にメモ書きを託してきたことから始まったことですが、その後の名取市との経過を詳しく御説明をお願いいたします。



○議長(上田勝之君) 

 鈴木商工観光課長。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 ただいま議員が御説明いただいたのは平成8年ということでございます。平成8年を皮切りにいたしまして、その後、平成13年こちらの方からは熊野三山協議会で訪問をさせていただきまして、同じく13年に初めて名取市の方から小林会長を筆頭といたしました観光協会の皆様方にお越しをいただいたと、こういうのが2番目の動きでございます。その後、14年、それから16年、18年、今年というような形で両観光協会の相互訪問、あるいは議員の皆様方の相互訪問で、特筆すべきは昨年でございますが、私どもの佐藤市長が訪問をする中、今度は名取市の方の佐々木市長さんも昨年お見えになっていただいております。また、市民レベルにおきましても昨年7月だったと思いますが、新宮市の歴史探訪スクールの生徒さんたちが約63名ほど名取市の方を訪問する傍ら、逆に名取市の方からは、名取市には仙台空港がございますので、そういう観光協会の事業で利用促進の名取市民のつばさという事業がございまして、それで約40名の市民の皆様方が御来新をいただいたというようなことがございました。今年に至りましては新宮市からは議員の皆さん方の訪問、それから観光協会の方が、これは2回目になりますが、名取市の方の秋祭りでございますが、そちらの方へ新宮市だけではなくて那智勝浦町、本宮町それぞれ観光協会が相携えまして祭りの方で参加をしてございます。で、記憶も新しい11月18日には名取市の方の旧新宮神社、今、熊野神社と申しておりますが、そこの神楽、舞楽の皆様方御一行でいらしていただいた、そういう経過の交流がございます。



◆17番(屋敷満雄君) 

 そうですね、去年、僕も市長と一緒に東北、秋田まで行くときに名取市に一緒にお伺いさせてもらいまして、非常に市長も議会もですね、昨年、佐々木市長も来られましたし、非常にいい雰囲気ができていると思います。それでですね、今回、私どもも議長を初め同僚議員9名が名取市にお伺いして懇親会もしていただき、非常に和やかにさせていただいた。急激に盛り上がっていると思っております。先般も小林会長初め太田副市長もお見えになっております。それでですね、来年の10月1日に市制50周年の式典を慣行される名取市にこちらからの出席の予定ですね、そういうのはあるのですか。



○議長(上田勝之君) 

 川嶋総務部次長兼秘書課長。



◎総務部次長兼秘書課長(川嶋潤君) 

 現在のところこちらからの出席というのはまだ未定でありますが、これから先、名取市から招待状なり案内状が届くようなことになる可能性は非常に高いと思っております。そのような場合には出席について前向きに行政側としては考えていきたいと思っております。ただ、10月1日が新宮市も記念日であります。その日に新宮市においても市制施行といいましょうか、新市誕生記念日、そういったことで市政功労表彰等行っております。そういった関係で市長が名取市に行くことは難しい部分もありますが、そういう場合には代理というような形で考えてまいりたいとそのように考えています。



◆17番(屋敷満雄君) 

 この場合、招待状は絶対来ると思いますので、ある程度その辺は念頭に入れて、なんでしたら民間の観光協会初め行けるところは行かしていただきたいと思っておりますので、その辺はどうですか。その辺のことは計画できますか。



○議長(上田勝之君) 

 鈴木商工観光課長。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 観光協会等々につきましても先ほど御説明申し上げましたとおり、名取市とは非常に深い交流に至っておりますので、当然そういったときには観光協会の方にも御案内状が届くというふうに思いますので、観光協会レベルでは参加することになろうかというふうに思います。



◆17番(屋敷満雄君) 

 よろしくお願いいたします。それでですね、先般11月17日、18日ですね、17日の夜ですけれど、観光協会主催の歓迎会で名取市太田隆基副市長から強烈なプロポーズを佐藤市長はお受けになっておられますが、今後いかがいたすところで市長ございますか。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 実はこの間お見えになりましたときに、舞楽、舞楽の演奏の奉納のときでございましたが、太田副市長が夕方でございますが、観光協会長の小林さんと2人で実は市長の代理でまいりましたと、このようなごあいさつをいただきました。そのような中でまさに熱烈と言って過言ではないと思いますが、ぜひ来年50周年を迎えるので名取市としては新宮市と姉妹都市という表現がいいのか、友好都市提携になるのか、そこはこれから詰めていかなければなりませんし、また議会にも御相談申し上げますが、ぜひ我々としては縁組みを結ばせていただきたい、こういうお申し出もいただきました。私としては本当に市民の名取市と新宮市の交流が年々深まっておりますし、また熊野三山のそれぞれのお宮がこの名取市にあるということは希有な自治体だとそのように思っております。我々としてはいいお申し出をいただいたと喜んでおる次第でございます。これは来年50周年ということになりますと、来年しかるべきときに議会にまたお諮りを申し上げねばなりません。それまでの間、10月1日が同じように両市とも記念式典の日でございますので、いつごろ提携をするのか、どのような提携になるのか、そのようなことを御相談申し上げたい、このように思っております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 期待しております。またですね、名取市との交流ができればスポーツの交流も盛んに行えばいいし、民間レベルの協力もお願いせんとあかんと思っております。先般、星野ジャパンの韓国戦や台湾戦を皆さんもテレビで見たと思いますけども、日本人の日の丸に対する思い入れの強さですね、非常に僕は共感と感動をいただきました。スポーツの少年を初め充実することが現在の日本で失われつつある私、我がひとりだけがよければいいという勝ち組の根性を払拭させる一番のいい方法ではないか。今年、キャンプに来られました三菱重工名古屋はせんだって京セラドームの全国大会でトヨタが初優勝、三菱重工名古屋は準優勝、都市対抗では王子製紙の春日井工場がベスト4に入った。このことは白鴎大学がこちらに来て2年目にリーグ戦で初優勝できた。くろしおスタジアムは本当に縁起のいいグラウンドだと白鴎大学の監督からも僕、喜んでもらったことを思い出しております。今後、整備が進めば他の大学や社会人のチームからも依頼もふえることでしょうし、またサッカー場も整備されれば野球同様の期待が持てると、これは白鴎大学一校が高田のグリーンランドで2週間、毎年来られていますけども、500万円のお金を落としていってくれてます。やはりそういういろんなとこへの経済効果も見込めていると、また今回、白鴎が来れば二人のプロ野球の選手、ヤクルトの飯原君はもうレギュラーを取っています。ソフトバンクのキャッチ高谷君も今年は一軍でずっとおられましたし、今後、プロの選手が少年に対して野球教室も行っていただけるとか、いろんなやはりプロの選手に教えてもらって子供に夢を与えていただけるそう思っております。反面ですね、いろんなことでくろしおスタジアム雨天練習場や、サッカー場の整備計画にいろんな御意見もあるのは存じ上げますが、こういうことも今後市民の賛同も得られることでしょう。また、市長自ら先頭に立ってトップセールスをされて推進し、また王子製紙、昨年僕も一緒に同行させていただきましたけれども、名取市や気仙沼市、唐桑町、また秋田市とトップセールスされている。また、我が新宮市を必死になって売り込まれている、努力をされている姿勢が非常に僕は価値あることで大変評価をしております。市長が頑張られている相手先、訪問先でどういう意見があったか御感想をお聞かせいただければありがたいと思っております。市長いかがですか。



◎市長(佐藤春陽君) 

 確かに屋敷議員とも同行をお願いいたしましてお尋ねさせてもらったところが去年だけでも今年でも数回ございます。いずれも名取市との交流のときでもそうですし、あるいは室根神社あるいは気仙沼市の唐桑、さらにまた秋田市、あるいは白鴎大学や王子製紙とお尋ねいたしてまいりました。いずれも野球は野球で、すばらしい球場を整備をしていただいて我々としても毎年これからキャンプで通わせてもらうと、こういう確約もいただいてまいりました。特に王子製紙は初めてでございましたが、名古屋の方もバッテリーが15〜16人ほど来てくれているようですが、ぜひ我々としては野球部全員がこの新宮へ春期の合宿等お見えになっていただきたい、そういうお願いもいたしてまいりました。いずれもくろしおスタジアムの使い勝手のよさ、また自然環境に優れた新宮の地でキャンプを張ることの意義、そういうものを大変高く評価していただいてまいりました。さらにまた各自治体の特に熊野信仰と東北は深いかかわりがございますから、どの地におきましても熊野のいろんな神社、那智は那智、速玉は速玉、また本宮は本宮でいずれも初めて来た土地でないような印象も覚えて、私自身はこの出雲と熊野と神話からございますが、出雲へはあまりお参りということはないのになぜ伊勢に七度熊野へ三度と言われたのか、そのような昔からの古い代からの交流の歴史も感じまして大変うれしく思い、またそのたびに熊野へぜひお越しになってくださいとこういうお誘いもいたしてまいりました。唐桑については屋敷さんはよく御承知でしょう。気仙沼の三輪崎のかつお船の漁師がそこに定住してため釣りを広められたと、こういう伝承を旧家である鈴木さんの当主から我々の土地はやはり熊野と深いかかわりを持っているのですと、こういうお話をしみじみと聞かされましてうれしく思った次第でございます。これからも熊野のこの土地のゆかり、そういうものを大事にしながら東北だけでなく、熊野信仰の伝承が伝えられているそういう地域に対して折りがあれば足を運ばさせていただいてセールスにまいりたい、かように思っております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 ありがとうございます。

 次にですね、熊野神社のサミットの開催について、東北地方は日本の原風景をとどめた多くの風物を有しております。これまでに何度となく訪ね歩いたものの、回を重ねるたびになおさら人情の豊かさや風景に郷愁を沸かせるのがみちのく地方であろうかと思っております。2004年、平成16年7月紀伊山地の霊場と参詣道がユネスコの世界遺産に認定を受け、その価値が全国的に伝わり始めております。今日、全国に存在する熊野神社や文化遺産等が脚光を浴びるときを迎えている中、東北地方では平成18年の秋に多賀城市及び秋田市で東北の熊野文化展の開催が行われました。本年も千葉県袖ヶ浦市で熊野文化展が開催されております。このように関東以北では熊野文化や熊野信仰の遺産に深く関心をもっておられることがよくわかります。私も市長に同行して先ほど言いましたように秋田の会場へ行きましたが、期間中にどれだけの入場者が訪れになったのか、会場を追うごとにわかりましたらお聞かせください。



○議長(上田勝之君) 

 鈴木商工観光課長。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 熊野三山協議会が後援をさせていただいた経過もございますので、私の方から御紹介をさせていただきます。まず多賀城市でございます。宮城県多賀城市の東北歴史博物館で昨年の7月29日から9月10日までの間、熊野信仰と東北ということで特別展が開催されております。この期間中の入館者数は1万1,498名ということになってございます。続きまして、秋田県の秋田県立博物館で昨年の9月23日から11月5日までの間、同じく熊野信仰と東北というタイトルで特別展が行われまして、この入館者数につきましては1万1,418名ということになってございます。そして、最後に本年9月29日から11月11日まで開催しました千葉県の袖ヶ浦市の郷土博物館での房総と熊野という特別展におきましては4,450名の入館者数を得たということでございます。



◆17番(屋敷満雄君) 

 はい、ありがとうございます。

 それでですね、熊野神社に関するサミットの開催というのは今までやったことはあるのですか。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 サミットという言葉がどこまで当てはまるかというのは少し議論の要ることだと思いますが、私ども事務局を担っております熊野三山協議会の関係で申しますと、平成16年の世界遺産登録の後7月15日から16日の間でございましたのですが、世界遺産登録記念で熊野三山全国会議というのを和歌山県観光連盟等々の後押しをいただいて三山協議会を中心に那智勝浦町の体育文化会館でやらせていただいた経過がございます。このときには単に三山関係者だけではなくて、例えば当時の河合文化庁長官等々にもお越しをいただきまして珠玉の講演をいただいたこともございます。そういった中で800人ほど周辺の皆様方、あるいは興味のある方お集まりいただきました。その中で全国の熊野三山の関係者にもお呼びかけをさせていただいた結果、人数的には60社、120名ほどの皆様方にお集まりいただいたということの経過がございます。さらにこれは三山協議会の関係ではなくて、いわゆる熊野三山、速玉、那智、本宮、この三山で全国熊野会というのを組織してございます。これにつきましては毎年こちらの方へお越しをいただいて懇親、それから研究を重ねているというようなことでございまして、この組織につきましてはお尋ねしましたところ、現在、全国約100社、熊野神社100社ほどの関係者に組織立って動かしていただいているというような御説明をいただいております。以上でございます。



◆17番(屋敷満雄君) 

 100社と常時交流があるということですね。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 はい、全国熊野会毎年というふうなことでございまして、組織のカウントとしては100社ということでございまして、毎年100社の関係者がいらしているかどうかは私ども把握してございません。



◆17番(屋敷満雄君) 

 今後、熊野といえば先ほど市長もおっしゃったように文化であり、その中の一環として熊野神社が含まれていると僕はそういう解釈をしているのですが、そういう解釈でよろしいですか。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 大変難しい御質問だと思います。いわゆる文化というとらえ方にはいろんな範疇があろうかと思いますが、今、議員御指摘の文化という範疇からすれば当然、例えば熊野文化という言い方をすればもちろんその中には熊野信仰が醸し出した文化の醸成というのは当然入ろうかと思います。それで一般的にそういう形での文化というふうな表し方を見ましても、例えば宗教に関係いたしましたキリスト教文化であるとか、あるいはイスラム文化であるとか、そういったことは世界的にもよく言われることでありますのでこういう使い方には間違いはないのかなと思っております。ただし、それがいわゆる神社信徒ということに徳化するということになりますと、これは一つのまた違う世界の話になるのではないか、いわゆるそういう民族学的な見地、そういったものからすればこういったことも一つの文化の範疇には間違いなく入るのではないかというふうに思っております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 僕もね大事にさせていただいている市役所OBで親戚でもある中西洋さんという方がおるのですけども、この方とも全国、東北も行っておるのですけども、中西さんいわく紀伊半島全体が木も川も山も海も全体が熊野の文化やと、その水が流れてその中の空気、酸素をつくり出しているものまで文化の一つやでとよく聞いているのですけども、僕もそう思っております。先ほどの名取神社を初め一関の市長も、また、この前、同僚議員の皆さんと参りました室根神社、1300年前に勧請された熊野本宮神社、その後、600年後に勧請されて祀っている熊野新宮神社を同僚議員とお参りしました。その後、国の指定重要無形文化財で4年に一度開催される室根神社の大祭祭場の見学と東北地方の熊野神社詣りに先ほど言った中西さん及び市役所OBだったもう一人の3人で車で出発して3,300キロほど5泊6日で詣って熊野神社と東北の室根の大祭を見に行ってきましたが、その中でいろいろなところへ行ってきました。最初に行ったのが尾瀬への北の入り口が福島県の檜枝岐村で開村した人が794年に紀州牟婁郡星の里の藤原金晴さんなる人物が当地に来て、出身地の星を姓にして今日までに至っております。村長は代々星家がなっておられて、最近の改選でも星家が村長を務めている。そして、東北随一の高い山の燧ヶ岳の登り口でもあり、その頂上に燧権現が祀られておると、それから次に行ったのが蔵王の山頂にある熊野岳と刈田岳、これが熊野と吉野を想定しており、熊野岳山頂に熊野神社が鎮座し、刈田岳は吉野山の蔵王権現となり刈田神社が鎮座しておりました。また、福島県は熊野神社の数が全国でも一番多い県だと言われており、喜多方市には新宮地区があり、その地区に熊野神社がありました。この神社の長床は国の重要文化財に指定されている建物で、間口が27メートル、奥行き12メートルの吹き抜きの長床は欅の太い柱、直径50センチぐらいが44本使用されて、また、その長床の背後には石段を擁して右から本宮神社、新宮神社、那智神社が鎮座され、立派な社殿でありました。これは名取の熊野神社に3社があるのと一緒の形でありました。このことは当局も御存じなんですか。



◎商工観光課長(鈴木俊朗君) 

 資料あるいはインターネット等の知識でしかございませんが、喜多方市にこういう神社があるというのは知っておりました。ただし、今、議員から説明いただいたような詳細につきましては知らなかったというのが現状でございます。



◆17番(屋敷満雄君) 

 またですね、その後、本命の室根神社の大祭はその前の日は小雨でしたのですけども、当日は快晴の祭り日和で3人が会場に行きました。びっくりしたのが招待に上野宮司や泉元本宮町長が御招待を受けておられまして、入って行って放送されているのが和歌山県新宮市、速玉大社上野顕さん、また田辺市本宮、元町長泉正徳さんという紹介が会場でなされていたときに僕ら3人が入って行ったのです。わあすごいなと思いました。本宮町はこれ一関市に室根村はなっていますけども、室根村のときは姉妹都市を結んでおった関係上、4年に一度の大祭に常時行かれておったみたいです。この大祭は旧暦のうるう年の翌年に行われるもので、神社勧請の年が旧暦のうるう年の次の年であったことを基準にしているらしい。今年は現行歴のうるう年に当たる年となっておって一般的には4年に一度の祭りをやっております。西暦718年に多賀城におった蝦夷征伐の武将で将軍の大野東人が蝦夷地鎮静のために熊野神を奉じたことから始まっており、大祭の祭事は旧態を固く伝承して継続されております。神職と言われる祭事へ奉仕する役割は先祖伝来受け継がれて、その末裔がずっと務めておられます。この祭事の起源は天平729年で本宮の熊野の神が勧請されて11年後から今日まで伝承されておられます。大祭は夜を徹して行われ、午前4時に室根山の8合目の神社から本宮神輿、新宮神輿が下山し、4時間かけておりて、神輿に300人ずつ600人の人がついてやってきます。本宮は丸い白いマークが入っていましたし、新宮は菱形のマークが入った衣装を着ておられました。総勢1,500人を超える大祭でございました。その祭事の役割は熊野の神さんが勧請された時代から決められており、先祖代々その役割を担ってきております。まず、先人行列と言いまして、昔の武士の格好でやってきて、本陣行列ですね。荒馬先陣と言いまして17人の馬で迎えに行ったときの馬がそのまま白馬だったのですが、今は茶色の馬です。袰祭の花屋台というのがありまして花を挿した大きな花をつけた屋台も登場してまいりました。おりてきた神輿が競争しながら来るのですが、それをやぐらを組みまして、そのやぐらは8メートルほどありました。50メートルほどの木枠で覆われて、その中へは神官と本宮と新宮の神輿の関係しか入れないようでした。クライマックスは本宮の神輿と新宮の神輿が競い合いながら、そのやぐらの前へ来て8メートルの高さまで競って神輿を上げ合いするのですね。上げたのを安置すると。今回は一緒にやぐらの下まで来ましたのですが、本宮が早くなりましたので新宮はさっさと帰ってまいりました。帰って入り口で待っていますと、本宮がまたそれをおろしてまた迎えに行って、また用意どんでやってくる。勝った方が豊作やとかいろんなことが言われているようです。その後は行列を仕立てて神輿還幸を行って帰ってきました。古式豊かな祭事を見させていただきまして満足感や充実感が交錯し、先人たちのたくましさや1200年を超えて守り通している努力にただただ脱帽いたしました。名取市や喜多方市や室根の町の大祭に携わっている人を含めて皆さんお会いする方はこちらの熊野に対しての望郷の念が強く感じられました。祭場の会場で食堂にも入って「私たち和歌山の新宮から来ました」と言いますと非常に歓迎されました。今後は先ほど市長もおっしゃったように、熊野を日本の聖地にもう一度よみがえらせたいと、先般も芥川作家の辻原登先生が熊野神社サミットの開催を御提案されておられ、先生も開催されるのであればいつでも力になるからとのお言葉だったということを同僚議員からお伺いしております。とってもよい提案ですが、このことについて市長のお考えをお聞かせください。



○議長(上田勝之君) 

 佐藤市長。



◎市長(佐藤春陽君) 

 三山協議会の会長といたしましても、例えば具体的な計画でございますが、三山の位置がそれぞれ熊野の那智勝浦町や田辺市や新宮市に鎮座しております。それでもし計画するとなれば政教分離という考え方もありますから、やはり三山協議会が主体性を持った主催を行うべきでないかと、このように考えておりまして、ぜひ我々としてもしかるべきタイミングのときにそのような催しができないか、大勢の熊野ファンの方々や熊野神社にゆかりの崇敬の厚いそういう方々を一堂に会することができないか、真剣にこれからも検討してまいりたいとそのように思っております。



◆17番(屋敷満雄君) 

 今回、本宮が田辺の方に行ってますので、三つが行政上一緒になるということは不可能でしょうけども、今おっしゃったように三山協議会を表に出してやっていけば不可能ではないと、かなり熊野に対しての全国の目が向いていると思いますので、ぜひとも頑張ってやっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 次の項に入ります。私も熊野古道の高野坂にミカンとか梅をちょっと植えてまして、古道も1週間に何日か御手洗から広角向いて歩きます。前日もミカンを採っていますと岸和田から来られたという4人組の方が来られてミカン食べますかと言ったら食べますということで一休みされてお話したんです。どうですか、この古道はと言いますと、非常にいいと、彼らもあっちこっち区割りしながら来ているんやけれどもここはいいところですよと、非常に海の景色がいいところやと、ただ、案内板が少ない。小さい案内板でもいいから何とかそれは整備してくださいとおっしゃっておりました。これについて、今後こういう案内板の計画はあるのですか。



○議長(上田勝之君) 

 宇井熊野文化振興室長。



◎熊野文化振興室長(宇井正典君) 

 所管としましては現在、熊野参詣道ガイドマップということで参詣道沿いの見どころということで説明はしておりますけども、今、議員おっしゃられましたように、高野坂を訪れる方々の理解のために必要な看板の設置は考えていきたいと思います。



◆17番(屋敷満雄君) 

 現在、路面なんかにいろんなのがついているのですよ。やはりそうでなしに目線の高さに小さくてもいい。

 もう一つはやはりマークを、僕は八咫烏をマークにつけて、それで統一していけばどこへ行ってもこれはルートやなとわかっていただけると思うのですよ。それは提案しますので一回御検討ください。

 もう一つ、僕の友達があそこで畑を作っているのですけれども、小学校の校長なんですよ。市外の校長で小学生をこっちへ連れてきて上らせたいのやけれども、どうしても不可能なことがあると、何やと言ったらトイレやと、トイレないというのは非常に困ると、展望台のところが一番高いのですけれども、彼はその近所に畑を作っているのですけれども、そこから下の広角までおりていくのが大変やと、なんかの形で100メートルぐらい離れたところであれば矢印さえ使っていただければいつでも来れるんですけどもそれができないかという提案があるのですけども、この件についてトイレの設置はどうなんですか。



◎熊野文化振興室長(宇井正典君) 

 ただいまの議員御質問のトイレの設置ということですけども、このことに関しましては大変難しいと思います。と言いますのは当該地は世界遺産のコアゾーン、いわゆる文化財保護法による史跡指定地に隣接するところでありまして、そしてまた、新宮市歴史文化景観保全条例に基づく高野坂景観保全地区に指定されておりまして、世界遺産のバッファゾーンとなっているところであります。そして、バッファゾーンは聖域地と一体となって文化的景観を構成し、保全が図られていく部分で自然公園法や、景観保全条例等で開発などが規制されております。そして、議員さんが言われる土地なんですけども、土地につきまして民間の方からお借りをしているような土地でございまして、仮にトイレを設置したとしまして、くみ取り式の簡易トイレなんか設置したとしましても、ためる部分がいっぱいになった場合、処理の方法とか衛生面のことも懸念されます。それで維持管理が容易なものでないと思われます。それで処理につきましてはバキュームカーでの処理が考えられますが、議員さんにこの前教えていただいた場所なんですけれども、果たしてホースがどのぐらい届くのかということで業者の方にお伺いをしました。そうしたら最大で100メートルしかホースは延びないということで、それで車両が入るところから休憩所なんですけどもそこまで距離を測りましたら200メートルございました。そういうことでホースが届かない位置で物理的にも無理な状況にございます。それで高野坂の三輪崎と広角の距離は1.5キロ、歩行時間は30分から40分ぐらいの時間帯で歩けると思います。そして、トイレにつきましては三輪崎側はJRの三輪崎駅、広角側は登り口に設置してございますので、そちらの方で対応していただきたく思います。どうか御理解をいただきたいと思います。



◆17番(屋敷満雄君) 

 トイレがないのは非常につらいけども、200メートル延ばすしかないしね。一度これも御検討でございますね。先生にしたらトイレの問題が一番大きな問題で来れないということでありますので、何かいい方法を考えてください。

 もう一つ、五輪の塔、孫八地蔵、もう一つ地蔵さんあるのかな、看板はもちろんそうなんですけども、行って説明文も、解説文もない、何にもないんで整備もできない、さわれないということなので、小さいものでも解説板、これはどういうことやということぐらいは書いてあげる方が来た人にこういうことなんやということがわかると思うので、その辺の解説板の設置というのはどうですかね。



◎熊野文化振興室長(宇井正典君) 

 先ほど説明させていただいたのですけども、今のところ説明はこのマップしかございませんので来訪者の方に理解をいただくためには説明看板を設置したいと考えてございます。



◆17番(屋敷満雄君) 

 よろしくね。今のこの古道とか、新宮の観光の名所もそうなんですけども、リピーターの人がやってきてくれるかどうかというのもアンケートも何にもとってないのでわからんのだと思うのですけども、どうですか、あの近所へ御意見箱みたいなのを設置されたらどうですか。



◎熊野文化振興室長(宇井正典君) 

 高野坂の保存管理をする所管としまして、室としましては来訪者の方からいろいろな意見が聞けるということで大変有効ではないかと思いますので、この意見箱の設置につきましても検討していきたいと思います。



◆17番(屋敷満雄君) 

 紙でも雨にぬれても大丈夫なのもあるのでしょう。



◎熊野文化振興室長(宇井正典君) 

 小口の大雲取りのところにもそういうアンケートというのですか木で家形のそういうものをつくりましてアンケートも置いていますので、そのような形でなんとかできなかということで考えていきたいと思います。



◆17番(屋敷満雄君) 

 それで上等ですよ、ぜひともそういうのを設置してください。高野坂の方はその辺で終わりまして、もう一つ木ノ川地区の一番奥に滝があるのですが、これは皆さん当局の方御存じなのでしょうかね。



○議長(上田勝之君) 

 森まちづくり政策部長。



◎まちづくり政策部長(森常夫君) 

 滝の件につきましては私はちょっと存じませんので。



◆17番(屋敷満雄君) 

 昔はね、佐野からでも見えたそうなんですけども、今は樹木が茂って見ることはできません。高さはさほど高くはないのですけども、落ちてくる迫力は非常に見ごたえがあっていい滝なんですよ。最近、安らぎを求めて健康づくりの一環として近隣の方が木ノ川へよく入ってくるのですね。散歩されておられます。ここの途中まで歩かれるのですよね。それがちょっと整備されますと、今も昔の生活道路がありますので、橋がちょっと崩れたところがあったのですけれども、そこまで滝が見えるとやってくると思うんですよ。そういうことで高田地区でもハイキングコースが整備されてますし、木ノ川地区にもハイキングコースとして整備してほしいと思います。木ノ川には、それが一の滝といいまして、二の滝というのがもう一つ上にあるらしいのですけども、これは僕も見に行ったことがないのですけども、その一の滝の水を最近まで木ノ川の水源池として皆さん飲んでおられた。去年、行政のお骨折りで上水道が完備されたことから今は水源池としては利用していない。滝の樹木をちょっと伐採すれば佐野の駅からも十分この滝が見えるし、皆さんにもわかってもらえると思います。そして区内を周遊できるハイキングコースも可能になります。ぜひとも整備をお願いしたいのですけどもいかがでございますか。



◎まちづくり政策部長(森常夫君) 

 まず現場を把握してないので現場の実情把握をしてきたいと思います。把握した上で市がやるかどうかというのを検討したいと思います。万が一やる場合は所管課を決めないかんとか、いろいろな問題があるのですが、現状とりあえず把握してきたいと思います。



◆17番(屋敷満雄君) 

 高田はどこになるのですか、所管は。高田のハイキングコースは。農林。高田のハイキングコースというのはあるでしょう。



○議長(上田勝之君) 

 中岡企画調整課長。



◎企画調整課長(中岡保仁君) 

 高田につきましては私ども企画調整課がハイキングコースを設定した経過がございますのでそちらの方は企画調整課の方の所管です。



◆17番(屋敷満雄君) 

 ぜひとも整備をお願いして一般質問を終わります。どうもありがとうございました。

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△延会の宣告



○議長(上田勝之君) 

 お諮りいたします。

 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上田勝之君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。

 あすは午前10時から会議を開きます。

 本日はお疲れさまでした。



△延会 午後4時20分