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和歌山県 田辺市

平成21年 3月定例会(第4号 3月12日)




平成21年 3月定例会(第4号 3月12日)





             田辺市議会3月定例会会議録


             平成21年3月12日(木曜日)


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 平成21年3月12日(木)午前10時開議


 第 1 一般質問


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〇会議に付した事件


 日程第1


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〇議員定数 30名


〇欠  員  0名


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〇出席議員


             議席番号   氏   名


             1番  川 ? 五 一 君


             2番  真 砂 みよ子 君


             3番  久 保 浩 二 君


             4番  小 川 浩 樹 君


             5番  佐 井 昭 子 君


             6番  出 水 豊 数 君


             7番  安 達 克 典 君


             8番  谷 口 和 樹 君


             9番  鈴 木 太 雄 君


            10番  塚   寿 雄 君


            11番  山 本 紳 次 君


            12番  松 下 泰 子 君


            13番  中 本 賢 治 君


            14番  棒 引 昭 治 君


            15番  大 倉 勝 行 君


            16番  宮 本 正 信 君


            17番  高 垣 幸 司 君


            18番  陸 平 輝 昭 君


            19番  山 口   進 君


            20番  宮 田 政 敏 君


            21番  吉 田 克 己 君


            22番  久 保 隆 一 君


            23番  松 本 平 男 君


            24番  天 野 正 一 君


            25番  森   哲 男 君


            26番  山 本 勝 一 君


            27番  吉 本 忠 義 君


            28番  白 川 公 一 君


            29番  岡 ? 宏 道 君


            30番  田 中 康 雅 君


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〇欠席議員  なし


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〇説明のため出席したもの


            職  名         氏     名


           市長           真 砂 充 敏 君


           副市長          森   章 二 君


           収入役          福 田 安 雄 君


           教育長          中 村 久仁生 君


           水道事業管理者      大 江 潔 史 君


           企画部長         山 崎 清 弘 君


           企画広報課長       松 川 靖 弘 君


           人権推進課長       渡 邉 匡 通 君


           総務部長         岡 本 美 彦 君


           契約課長         田 中 久 雄 君


           監査委員事務局長     中 村 全 文 君


           市民環境部長       池 田 正 弘 君


           環境課長         宮 脇 寛 和 君


           廃棄物処理課長      松 場   聡 君


           保健福祉部長       田 中   敦 君


           福祉課長         寺 本 雅 信 君


           やすらぎ対策課長     松 本 吉 弘 君


           産業部長         福 井 量 規 君


           産業部理事        室 井 利 之 君


           農業振興課長       平 田 耕 一 君


           森林局長         原 ? 喜 一 君


           山村林業課長       宮 田 耕 造 君


           建設部長         中 山 泰 行 君


           建設部理事        長 嶝 義 雄 君


           計画課長         野 田 眞一郎 君


           土木課長         杉 浦 克 佳 君


           龍神行政局長       重 根 誠 治 君


           龍神行政局住民福祉課長  岩 本   功 君


           中辺路行政局住民福祉課長 庄 司 欣 久 君


           大塔行政局産業建設課長  笠 松 芳 和 君


           消防長          山 本 久 雄 君


           消防予防課長       中 本 博 信 君


           教育次長         ? 田 和 男 君


           給食管理室長       新 谷 康 治 君


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〇出席事務局職員


            議会事務局長      中 瀬 政 男


            議会事務局次長     梅 田 敏 文


            議会事務局主任     前 溝 浩 志


            議会事務局主査     笠 松 実 加


            議会事務局主査     山 下 幸 恵





 開 議


○議長(鈴木太雄君)    定足数がありますので、ただいまからお手元に配付の日程により、平成21年第1回田辺市議会定例会4日目の会議を開きます。


             (午前10時01分)


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○議長(鈴木太雄君)    それでは、日程に入ります。





◎日程第1 一般質問





○議長(鈴木太雄君)    日程第1 一般質問を行います。


 17番、高垣幸司君の登壇を許可いたします。


            (17番 高垣幸司君 登壇)


○17番(高垣幸司君)    皆さん、おはようございます。きょうは、通告では90分の申請をしていたわけですが、前回少し延長をお願いしまして、迷惑をかけまして、ちょっと余裕を持って申請をしましたが、早く終われるかと思っておりますが、最後までどうかよろしくお願いします。


 質問に入る前に、きょうは県立高校の一般入試、今真っ最中で皆さん頑張っているところであります。私は入試の件について、19年春の2年前の試験の時に、県の方で前期試験、後期試験の2回に分けてするという新しい制度、それについて質問させていただいたのですが、それはいろいろ生徒の方にも先生方、大変な学校の方にも送る方にも、高校側にもいろいろな問題があるということで、廃止するか、また改善していただきたいという旨の質問を9月に質問させていただきました。


 その後、県議会とか、あるいは職員組合の方でもいろいろ動き出していただきまして、19年と20年、2回の試験で廃止されまして、今新しくもとに戻した1回の一発試験での入試をとり行っている状況になっております。これまでそれにつきましても、教育委員会や関係者の皆さん方に本当に深い理解をいただきましたこと、この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。


 中村教育長には、もしこれができなかったら毎回質問させてもらうということもあると思うのですが、その必要もなくなりました。


 それでは、質問の方に入っていきたいと思います。


 私は一般質問するのは、少ない方かもしれませんが、これまで駅周辺でのいろいろな立場での市民の皆さんからの意見や要望も幾つか聞いておりました。今回は、通告させてもらっている1番から4番までの項目については、関連があるということでちょっと物語風にして質問をさせていただきたいと思います。


 これは今、国に活性化基本計画を出して認定を受ける寸前でありますが、そのような関係からいろいろ考えさせていただきました。その物語というのは、私は上秋津の地区におりまして、大阪の友人が駅前の方に、田辺駅の方に来て、JRでやってきて、田辺で少し遊んで、白浜にも1回行きたいと。そして行ってまた返ってきて、味小路で一杯飲んで、あがら丼を食べて、上秋津のガルテンに泊まって帰るという、そういう想定をつくらせていただきまして、設定をさせていただきました。


 田辺市の空洞化で人口の約7割がJR線より北側で居住しています。だからこそ中活法の整備が今進められておりますが、その住民側から見ると駅の南側に回るには、つぶり坂を回るか、三栖口、秋津口を回るかしかなく、遠回りな感覚があり、どうしてもバイパス沿いのオークワやコーナン周辺でとまってしまうのではということが想定されます。商店街活性化のためにも幹線の整備は重要な意味合いがあるのではないか。私が今、駅の方に迎えに行くにしましても、遠回りをしなければならない。


 そういうこともあって、質問させていただくのですが、JR田辺駅の高架ができる可能性はこれまで2回あったと聞いております。それはもう海南の方にとられましたが、大変残念ではあるとしても、高架についてはこれからもどんどん進めていただきたいということも期待しております。


 そういった中で、今、駅の北側ではダイワハウスが造成しております。その官舎跡地については、北側の総合的な開発とか発展のためにも、田辺市が何とか買い取ることができないかということを、今まで市民の方からも聞きました。三栖口の踏み切りの跡の購入をしておりますが、その遊休地、そしてつぶり坂方面の機関区の跡地、広い土地がありますが、それを売却してでも駅の北側の土地は何とか確保すべきではないかということも私は以前にも当局側の方にお願いもしたこともありました。そういうことは事情があって、どうしてもできないということも聞いて、今はダイワハウスがあのような造成をしておりますが、大変残念には思っておりますが、事情もその時には、りそな銀行が管理をして、そのような微妙な段階にあったということも後からわかったのですが、買い取ることができなかったということは本当に残念に今思っております。


 それはさておいて、その幹線道路、何とか踏切か、あるいは上を越していく方法、それともレールの下をくぐる方法があるわけですが、それは踏切が一番安くつくということを聞いております。


 そういった中でも、踏切の場合には、1日に10回の入れかえの作業がある。そういうことで大変難しいのではないかということも聞きましたが、三栖口の踏切のことを思ったら、それも今も実際やっていることでもあるし、それは問題にはならないのではないかと思ったりもしております。


 そういった中で、一つ私も参考図面、皆さんの1番の方ですが、市道駅裏線、これが今現在、ダイワハウスの造成地の横にあります。それが、愛宕トンネルを出たらすぐにホンダ自動車がありますが、それを向いていく道なんですが、それを今としては拡幅整備して、バイパスまでつないで駅前道路と直結して幹線道路としてはというような提示をさせていただきました。


 当局側の答えと言いますか、案では、愛宕山をすぐ出て、すぐに信号があるということは交通にもいろんな支障を来すということで難しいということも聞きました。しかし、変則的ではありますが、信号も今ある状態で何とかできないかというようなことも考えました。これについては、これまで市民の声も何度か聞いたりしておりまして、私自身もいろいろと温めてきた事柄ではありますが、これについてと同時に、駅の北口を開設してほしい。障害者の方が行きはホームでそのまま乗れますが、帰りの電車がどうしてもあの橋、跨線橋を渡らなければ帰ってこられない、そういうこともあって、何とか駅だけでも、改札だけでもつくっていただけないかということも、私も言ったことがあるのですが、それができない、人件費も相当要ると。今、人員削減の方で進んでいるのでできないというようなことも聞いたわけですが、そういった中で、だから今高速のバスがいろいろな面で便利でいいということで、安価ということもあって、大変な路線がふえていますが、そのような状況にあって、今回エレベーターもつけてくれることになったわけですが、その幹線道路をつけることによって、また北口という話もまた浮上してくるのではないか。このようにも思っております。


 そして、もう一点、駅の北が栄えることによって、駅前の商店街が寂れるのではないかという話も以前、何度か耳にしたことがありますが、最近またそのような話をしますと、今はそのような話は余りないと。やはり幹線が通って初めて山間部の人たちが足を運べる。そのような交通に便利であるということから、商店街にもいい方に向かうのではないかというような意見も出ているということも聞いております。


 そういった意味からでも、この駅前通りを駅を通過して、バイパス側に何とか整備できないかという、そのような1点目の質問です。


 次に、2点目。その道が不便だからということで、秋津の方から龍神橋、今の水道局、あの交差点から昔の国金向いての道、どうしてもあれは市道であるが、皆さん近い、高雄中学校の方に回るのが県道、本来の道であるとは聞いていますが、信号が二つあるというようなこともあって、どうしてもあそこはほとんどの方、龍神から来られる方も多分あの道を通るということで、それが狭い。そして急な坂もあって、大変混雑していると。そしてまたバイパスが混んだら、どうしても迂回路としてあそこに皆回ってきます。そういうこともあって、本来は県道ではありませんが、事故も何回か私も見ていますが、そういうようなこともあって、田辺市の方もあの道を拡幅していただいたり、溝ぶたをつくっていただいたり、いろいろなことで整備はしてくれているのですが、どうしても限界があるわけなんです。


 そういった中で、都市計画道路としても、今上げて計画してくれておりますが、それは完成まで約10年近くかかるということもありまして、私はそこの龍神橋から一方通行でもいいから江川向いての、今の会津川の管理道を今くいを打ってとめていますが、車道に利用できないかという要望なんです。これについては、同じ管理道でも、龍神橋からコーナンの方側。消防の北分署の前の道、それは同じように車道として今現在、利用しておりますし、そしてまた稲成の切戸橋からつながっておりますが、切戸橋から下側の一部車道として利用できる状況になっています。


 いろいろ耐久力とかそういうような面で、難しい面もあろうかと思うのですが、一時的にでも管理道を下へ向いてでも車道として利用できないかという要望を上げさせていただきました。途中には、国道バイパスとJRが走っておりますが、それは困難であるとしても、途中からでもちょっと折れて、図面にも書かせていただきましたが、市道の方にも接続できないか。そのような提案です。


 この間、あそこの那須医院の前で拡幅工事をした時に、龍神橋の方で通行どめを一時1月末だったですか、やったのですが、そのときに高雄中学校にみんな車が流れていきまして、相当なパニック状態になったということ、皆さん方はご存じの方も多いかと思います。


 そのような状況は何とか私も県の方にも行ってきたんですが、県の方の話では、県道の方を整備して、そこを重点的に通るようにしてくれたらいいんだと。そのような指導も必要ではないかと聞いたのですが、それには限界もあるように思いますし、あの管理道を何とか一時的にも利用できないかという2点目の質問です。


 次に、3番目、田辺湾での巡航船の復活についてですが、私の友人が田辺駅で迎えに来て、南方熊楠翁顕彰館とかその辺で遊んで、白浜にも行きたいということで、この話を続けていきたいと思うのですが、子供のころから、また高校がこの地にあったころにも大浜には当然のように巡航船が行き来しており、それに乗ることがうれしくて、またロマンや情緒も当時はありました。新庄の田鶴口と白浜間に有料道路ができたこともあって、客も減って14年前に廃止されました。青函連絡船や地元、串本・大島の連絡船の廃業が物語るように、陸路の充実と同時に全国の連絡船は姿を消していきました。今はまた別の意味で、田辺湾での巡航船、もしくは観光船が復活することが観光都市田辺・白浜の目玉にならないかという提案なんです。


 どのような運営方式なのか、財源的にも維持管理はだれがやるのか。多くの課題はあるとしても、決して夢物語の話でもないのではと提案させていただきました。


 田辺湾には、全国に誇れる独特の資源が豊富にあります。南方熊楠が愛し、天皇陛下も訪れた神島、ナショナルトラスト発祥の地で夕陽のすばらしい天神崎、田辺湾にしかない種であるヒロメや日照時間が日本一長いと言われる海岸線には、はかり知れない魅力が詰まっているのではと期待するものです。夏には、扇ヶ浜にも海水浴客も年々増加し、県外からも大勢の客も訪れるようになりました。公園や駐車場も整備されて、紀南文化会館でのいろいろなイベントも身近になっています。考えようによったら、田辺駅前広場から田辺湾、白浜までの線としてのルート整備ができ上がる気がします。


 先日、中本議員が駅前と扇ヶ浜の大通りで馬車の運行をしてはというすばらしい提案がありましたが、そんな話をしていると、小川議員が、いっそその船にその馬も乗せたらどうだという話を聞いたわけなんですが、それもおもしろい話かもしれません。この提案については、財政的に大変厳しいものがあるかもしれませんが、近く開催される国体もありますし、中活法の基本計画を考える中にも、いろいろな夢が膨らんできた、そういうお話です。当局の考え方をお聞きしたいと思います。


 そして、白浜へ私が連れていって、今度帰りなんですが、元有料道路を通って橋谷付近で大変な渋滞に遭うわけなんですけれども、そういったことからあの文里湾架橋をもう一回考え直したらどうかという提案です。文里湾架橋の話題が忘れられて随分となりますが、市全体の交通体系や津波対策、中活法等を含めて、いま一度構想の中に入れてみてはと考えました。交通の面からみますと、新庄跡之浦からの文里湾沿岸経由の湾岸線は橋谷交差点付近中心に渋滞が常習化している状態で、白浜方面、特に高速道路白浜インターからの流れを扇ヶ浜、そして田辺インターへとつなぐには、もう一度文里湾架橋を復活すべきではと考えました。当時は、今ある突堤よりはるか沖を通る計画で、今の埋立地もその橋脚にとの予定であったかと思いますが、財政面からもまた防災の意味合いからも、今の突堤を利用すればと考えます。


 橋谷地区の住民の方からも入口に津波よけの水門をつけていただきたいという陳情は受けていますし、私たちも何度か見てきた静岡県の沼津市のような水門をという声も、つい先日も橋谷の方から聞かされました。今約50メートル幅の間隔があるのですが、水門と架橋を併用すればいいのではないか。その道もいざというときの避難場所として利用できるのではないか。そういう意味では、道路としても多面的な効果も大きいのではないかと考えます。


 そのことについての見解をお聞きしたいと思います。


 以上、4点。中心市街地としての区域内でそれぞれに担当職員はすばらしい案を提示してくれています。しかしながら、それを生かすには、それを囲む各分野との間に緊密なつながりと全体的な統一があってしかるものと思います。それぞれが持つ効果、例えば紀南病院跡地の今の構想、それとか扇ヶ浜との連絡道、そして中心市街地と北側、先ほど申しました幹線道路、そして湾岸道路、これらが一体となって有機的に必然的な関係にあって初めて、最大の効果が生まれるのではないか。そして、そういうことによって行ってみよう、住んでみようという効果につながってくるのではないかと思っております。そのためにも、やはり交通アクセスが大変大事な重要な課題でもあり、夢のある、長期的なビジョンづくりも今必要なときではないかと思っております。


 次に、5番目の有機農業についてです。


 今、有機農業が見直されています。食の安全・安心のためにも、また環境を守るためにも考えを新たに見直されつつあります。自然と調和して、土壌も肥えさせ、持続的な農業経営を可能にします。これまで便利さや即効性から金肥、「かねごえ」とも言います。化学肥料、合成肥料のことなんですが、金肥が使われ出してから、土壌が変わり始めました。かたくなって、土そのものの力がなくなってきたわけなんです。


 今、有機農産物の市場は、約5%あると言われておりますが、生産量が0.2%しかないのです。なぜかといいますと、有機農産物をつくるには、農家にとって余りにもリスクが大きい。無農薬とか、そういうようなことによって虫が発生したり、いろいろな病気が発生したりとか、周りの人に気を使いながらやらなければならないということもあったり、収量が上がらない。単価は少し高いわけなんですが、そういう大きなリスクがあるということで、余り広まっておりません。そういった中で、平成18年12月15日に有機農業に関する法律というのができました。これは化学肥料、農薬を使用せず、遺伝子組みかえも利用しない、できるだけ環境に負荷をかけない農業生産、そのことを言うわけなんですが、それまでにも平成11年には持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律ということで、今よく耳にするかと思いますが、エコファーマーの認定を受けるような法律もできてはおりました。しかしながら、抜け穴といいますか、それは農家側だけの法律であって、徹底できないところがあるということもあって、生産、流通、消費、全段階を通じての強化をしなくてはならないということから、おととしに有機農業に関する法律というのができたわけなんです。


 ちなみに有機農産物を名乗るには、こういう条件があります。多年作物、リンゴ、ミカン、梅など、そして自生植物、マツタケやタケノコ、そのようなもので3年間、それ以外の米など、1年以内に収穫するもので、2年間、化学肥料、農薬等を一切使用しない土壌で栽培されていること。さらにその種、苗、そのものが同じような土壌で育成されるというそのような条件があります。


 そして、当然、隣接の畑、田んぼでもそのような消毒をしますから、かからないような条件、そのような厳しい条件があるわけなんですが、今そのような有機農産物の需要がどんどん上がってきているということもあって、JAさんの方でも取り組みを始めてくれております。この間、静岡の方に行って、いろいろなお話を聞かせていただいたのですが、まだまだやり始めであるけれどもということで、今推し進めている状況だということです。減農薬、特栽というのですが、それらの梅については、これまでチョーヤさんとの契約の中で、そのような梅が欲しいという要望を受けて、数年前からのJAさんは取り組みをしているわけなんですが、今農協もやっと何とかしようという、環境のためにも立ち上がってくれているという状況であります。管内の農家では、10数名の農家の方も梅、スモモ等で取り組みを始めてくれております。


 戦後から朝鮮動乱のころには、農家は今言いました金肥、化学肥料などを使う余裕もなく、堆肥や厩肥、人糞を使用して肥として、米、麦、野菜、果樹をつくっていました。当時、昭和25年ごろは国民の半数以上が農業にかかわり、今日で言う路地有機農業を実際に営んでいました。当時は平均工作面積が1町歩に満たない狭い耕地で、へばりつくようにして可能な限り自給して、一部では換金作物をつくってきました。こうして、当時の日本人は米、麦、雑穀類、地域それぞれの野菜、芋類の多い食事をしていて、それゆえ、肉食民族に多い腸がん患者がいなかったのは確かであります。


 その後、昭和30年代以降、急速に非分解性の合成農薬が使われ出したのですが、稲作が始まった弥生時代以降、これまで約2,000年間というのは、有機農業を続けてきたわけなんです。これまで今のように放任農地や荒れた山林はなく、自然林も多く、田畑をよく耕されて、植林山といえば、手入れはよくやられていて、間伐、枝打ちもきちんと行われておりました。


 栄養成長状態といいますが、そういった杉は今ほど花粉も飛びません。というより出す必要がなかったわけなんです。というのは、今間伐もしない。日も当たらない。弱ってひょろひょとっと伸びた杉というのは、どうしても弱ってきて、杉という種を残さなければ、子孫を残さなければならない。そういう生物の本能から、花粉をまき散らしている。こういうふうな状況に今はあると思います。それは林業政策のいろいろなこれまでの不始末。そのようなこともおくれたり、放林、植林山がふえている。そういう状況が今の状況をつくってきたことも言えるかと思いますが、これは梅だとかミカン、これにも同じことが言えるのです。


 例えば、ミカン、梅、虫とかにやられて、もう枯れ死寸前の木、弱った木というのは梅にしてもミカンにしても、実がたくさんなるわけです。自分の子孫を残すがために、相当な実を、なり終わりと僕らは呼んでいますが、そのような本能があって、杉もそのようなことから放任されているからこそ、今の問題が出てきております。杉花粉の医学上の第1号は、昭和38年と言われておりますが、昭和38年ごろから使い出した農薬、化学肥料、洗剤、食品添加物、毛染め剤、家庭用殺菌殺虫剤と便利さ優先で使い始められた多種多様な合成薬剤とともに、それまで見なかった病気もいろいろと発生し出しました。そんな中で、湿疹や水泡、アトピーで悩まされている人たちが体質改善やホルモン薬投与、放射線治療、いろいろな手だてをしたにもかかわらず、治らなかった人たちが有機食品を続けることによって完治したという話が聞かれるようになったわけなんです。


 今、主婦たちが有機食品を得るために、購入グループを結成したり、農家側でも有機農家集団を各地域で結成されつつあります。生産者と消費者の連携、そして流通、ひいては安定供給ができるべく市場の新設や団体もふえつつあります。居酒屋チェーンのワタミが平成14年から関東一円で、ワタミファームという有機農場をつくり、市場にも多く広く参入し始めているのはご存じの方も多いかと思います。


 そういった背景の中で、田辺市としても、生産、流通、消費者、その手だてとか、いろんな具体的な支援について、今考えるときが来ているのではないかということで、農業振興課の方の産業部の意見をお聞きしたいと思います。


 続いて、6番の柔軟で広範な農業政策についてなんですが、未曾有の経済危機で派遣社員や失業者の余った労働力を農業や介護、福祉関係へと充当しようとしています。昭和30年代には農業に従事している人は国民の半数以上ありましたが、今はほんの数%しかありません。自動車や電化製品を売らんがために、輸入品に席巻されて農業は衰退の一途をたどってきました。アメリカに次いで、国内総生産GDPが世界第2位ではありますが、日本の食糧の自給率はご存じのように39%しかなく、6割は輸入品で賄っているのが現状です。ギョウザ事件などで表面化したように、食の安全の面からも国内生産物の重要性を今すぐ見直すべきですが、日本を含めた先進国と言われる国では多くが食料はほぼ自給して、もしくは輸出していることを見ても、米の減反制度や木材輸入による農地の放任園や山林の荒廃を見るにつけ、今こそ第1次産業を見直して、国策として取り組むべきであると考えます。


 そんな中、政府も農業政策に本腰を入れ始めようとしています。農政改革特命チームができて、この4月にも米の減反政策の見直しを検討しておりますし、各省を超えての支援策で、今何百ものメニューを打ち出しており、農業や商業に限らない制度融資、あるいは補助制度がはんらんしていると言ってもいいかもしれません。


 例えば、農地の貸し借りや放任園をふやさないための支援制度である果樹農業再生基盤整備事業、また子供農山村交流プロジェクト、これは農水省、文部科学省、総務省が連帯した地域活性化の支援制度です。少し農業から離れてみても、今の予算、例えば風力発電の場合には経済産業省、国交省、環境省が連帯しておりますし、日本制の今言われているグリーンニューディール政策でありますと、環境予算と経済産業省の予算がだぶったりして、これまでの縦割りの制度では賄い切れないものがたくさん打ち出されておりますし、受け入れる側においても、柔軟な受け入れる体制の姿勢が望まれていると思います。


 農家側から見ると、このようなさまざまな支援制度があるにもかかわらず、どれを採択するかというよりも、制度そのものがわからない。知ったものだけが補助金を手にするというのは余りにも不平等でもあります。JAの営農指導員でさえ、すべてを掌握するのは困難な状況です。農産物価格の低迷、鳥獣被害、構造不況の中にあって、大変な厳しい農業経営を強いられる中、さまざまな支援が充実することが今必要な時でありますが、農家にとってあらゆる知る機会を与えてもらえるような農業振興課、農業委員会、JA、国、県、農政局、これらの連絡を密にして、広範囲な連携をもって対応していただきたいと思いますが、これらについてのご意見をお聞きしたいと思います。


 最後のご当地ナンバーについてですが、これはしようか、しまいか迷ったのですが、一昨年9月議会で口熊野、田辺以南と熊野市、あるいは尾鷲市までの昔の紀州藩の自動車のナンバープレートに「くまの」、あるいは熊野古道を使用できないかという質問をさせていただきました。その後、会派の皆さん方にいろいろお世話になって、新宮の議会、あるいはすさみの朝本議長とか、上富田町、白浜町議会にも話を聞いてもらいに行ってまいりました。その中では大筋の理解も得られていて、反対する方もそれほどはなかったのですが、私たちの力不足もあって、陸運局が言うように、飛び地や偏ったエリアでは使用できない、そのようなこともあって、私自身も少しの限界も感じている、そういうような状況であったのですが、そのような中で先日、山本勝一議員とか、あるいは報道関係の方々からも、あの話、ご当地ナンバーの件はどうなっているのとか、頑張ってもっと進めたらいいじゃないかという声も聞きまして、そしてまた昨年秋から静岡、山梨県にわたった富士山ナンバーが導入されたこともあったりして、私も発奮して再度の質問のきっかけになったわけです。前回の答弁では、世界遺産熊野地域協議会などで、東牟婁エリアや三重県南部との連携強化に努めており、担当者会議などの機会を通し、導入について積極的に提案し、研究協議していきたいという前回の答弁でもありましたが、その後の動きについて当局の今の見解等、お聞きしたいと思います。


 今の議会で質問の準備をしている時に、田中議員から声をかけられまして、ナンバーの質問をするのか、そうやったらいい話があるでという話を、ついこの間聞いたんです。


 というのは、この3月1日に日本風景街道「紀伊半島三県交流会」というのがあるわけなんですが、そこに田中議員が出席した、その場の意見交換の中で、「熊野」ナンバー導入についての意見があったぞということで、私にとっては本当に朗報であって、田中議員が神様のように見えたんですが、今そのような状況の中にあっての当局の見解をお聞きしたいと思います。


 これで1回目の質問を終わらせていただきます。


            (17番 高垣幸司君 降壇)


○議長(鈴木太雄君)    17番、高垣幸司君の質問に対する当局の答弁を求めます。


 市長、真砂充敏君。


            (市長 真砂充敏君 登壇)


○市長(真砂充敏君)    高垣議員から、7点にわたるご質問をいただきました。


 5点目の「有機農業について」と6点目の「柔軟で広範囲な農業政策を」については私から、あとは担当部長からお答えいたします。


 初めに、有機農業についてでありますが、ご存じのとおり、中国製の冷凍ギョーザや食品偽装問題などを契機に、国民の食に対する安全・安心といった気運が高まり、食料自給率も注目され、地産地消という観点からも国内産、地場産の需要が増加しております。さらには、消費者の食料に対する需要が高度化・多様化する中で、安全かつ良質な農産物に対する需要も増加しつつあります。最近では、有機農産物を扱うコーナーを設置するスーパーや小売店も増加してきており、またインターネットでの宅配や有機農産物を専門に提供する飲食店などもよく見られるようになってきております。


 一方、農家にとりましては、有機栽培による農産物は、慣行栽培と比較して販売単価が高いというメリットはありますが、収量の確保や規格がそろいにくい、栽培管理に手間暇がかかるなどの技術的な問題や販売ルートが確立されていないなど、さまざまな課題もあります。


 田辺市におきましても、現在、10数名の農家の方が梅やミカンを中心に有機栽培に取り組んでいると伺っておりますが、収穫量の低下や病害虫の発生、近隣の田畑に影響を与えるなど、農業経営として採算が合うかどうかということもあり、有機栽培に積極的に取り組む農家は少ないというのが現状であります。


 全国的な有機農産物の生産量を見てみますと、平成19年度の国の農産物の総生産量に対しての有機農産物の割合は、0.19%とごくわずかなものとなっております。


 こうした中、有機農業の推進に関する法律が平成18年12月に施行され、その中で「有機農業とは、化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと、並びに遺伝子組みかえ技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。」と定義づけられております。また、その基本理念として、容易に有機農業に従事することができるようにすること、農業者その他の関係者が積極的に有機農産物の生産、流通または販売に取り組むことができ、消費者が容易に有機農産物を入手できるようにすること、有機農業を行う農業者その他の関係者と消費者との連携の促進を図りながら行うこと、農業者その他の関係者の自主性を尊重しつつ行わなければならないという4点を挙げて、有機農業を推進することとしています。


 これを受けて、和歌山県におきましても平成20年3月に、和歌山県有機農業推進計画を策定し、有機農産物の栽培を推進しており、これまでの農薬と化学肥料を半分以下にして栽培される特別栽培農産物認証制度や環境に優しい農業を実践するエコファーマー認定制度とあわせて取り組んでおります。


 一般的には、有機農産物は、安心・安全、健康によいというイメージが先行しておりますが、有機農業は農業の自然循環機能を増進し、農業生産に由来する環境への負荷を大幅に低減するものであり、生物の多様性の保全に資するものであるということは、いまだ十分に理解されていない状況であります。田辺市といたしましても、こういった農業を取り巻く情勢の変化への対応は必要であると認識しておりまして、今後の国や県の動向を見守りながら、情報収集や啓発に努めてまいりたいと考えております。


 続きまして、柔軟で広範囲な農業政策をについてでありますが、まず、農林水産省が公表しております、平成21年度の補助事業の状況を見てみますと、農業を取り巻く依然として厳しい情勢や食料・農業・農村に関する諸課題への取り組みの促進の項目に関して、300余りの補助事業や制度が設けられております。その中には、対海外向けの施策や統計・調査といった農家の皆さんに直接関連しないものもございますが、農道や水路、農地開発等の基盤整備、各種農産物の生産振興や栽培技術の確立、流通や消費に対する事業、最近では、農業農村の持つ多面的機能に着目した環境面での事業など、非常に多岐にわたっております。


 また、県におきましては、国の事業に加えて、県の農業事情に即した支援策を講じておりますし、田辺市におきましても、国県の補助事業を取捨選択しながら、さらには当地域の実情や要望を踏まえ、当市の農業振興に必要なものを単独事業として実施しているところであります。さらに、最近では、国においても、農商工連携といった形での省庁間の垣根を越えた施策も打ち出されるなど、従来の縦割り行政から変わりつつあります。


 私といたしましても、こういった状況の変化に対応するためには、産業という大きな枠の中で関係各課が連携し振興していくべきであると考え、昨年から産業部を設置していますが、より一層連携を強化し、各種の情報に対し横断的に対応することが必要であると考えているところであります。


 いずれにいたしましても、現在の厳しい情勢下に置かれた農業及び農家に対しての支援となる補助事業や各種制度でありますので、県やJA等との連携をより一層強化することにより、農家の皆さんに迅速かつ効果的に情報を伝達し、当市の農業事情に見合った有効な農業政策を構じてまいりたいと考えております。


 以上でございます。


            (市長 真砂充敏君 降壇)


○議長(鈴木太雄君)    建設部長、中山泰行君。


          (建設部長 中山泰行君 登壇)


○建設部長(中山泰行君)    議員からご質問いただきました1点目の田辺駅前通りから駅北側を通り、バイパスまでの幹線道路の整備についてお答えします。


 議員ご提言の新設道路につきましては、昭和46年の駅前広場完成や昭和56年の田辺大通り開通以来、多くの方々からさまざまなルートと鉄道連続立体交差や橋上駅舎などさまざまな工法による提言があり、その都度検討してまいりましたが、工法や財政面の問題があり、いまだ現実のものとなっていないのが実情でございます。


 平成19年11月に高速道路が田辺まで開通し、それまでの国道42号1本であった交通体系が劇的に変化し、高速田辺インターチェンジと田辺バイパスが本市への来訪と通過の主軸となりました。市街地とバイパスとの連絡は、本市を訪れる観光客や市内各方面からの来訪者を市街地にスムーズに誘導することでもあり、居住人口と経済活動をもう一度中心部に集めて活性化を図ろうとする中心市街地活性化計画を推し進め、本市発展のためにも欠くことのできない方策の一つであると認識しております。


 現在進めております都市計画マスタープラン策定においては、まちの将来を見据えた道路網や交通ネットワークを検討しているところであります。この課題は、その中で、何本かの市街地連絡誘導ルート選定も検討課題の一つとしており、工法や費用対効果、財源等を総合的に検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りたいと存じます。


 続きまして、2点目の龍神橋橋詰交差点から切戸橋までの会津川の堤防を車道として利用すべきではないかというご質問についてお答えします。


 議員ご質問の龍神橋橋詰から県道田辺龍神線交差点に至る市道湊1号線につきましては、都市計画道路扇ヶ浜秋津線として計画決定されている道路であります。都市計画道路の概要としましては、文化会館横から秋津町に至る約3,200メートルの区間で計画されており、現在、文化会館横から郵便局手前までは、市道扇ヶ浜龍神橋線で延長約370メートル、現況幅員が約3メートルと大変狭小で一方通行規制区間の道路であります。また、国金横交差点から小泉ポンプ場前三差路までは、県道田辺龍神線として、延長約360メートル、現況幅員約8メートルの道路となっております。


 議員ご指摘の市道湊1号線につきましては、延長約440メートル、現況幅員は約4メートルであり、国道42号田辺バイパスの整備により、郊外から市街地への主要な進入ルートとなっており、現道の幅員が狭小であることから、恒常的な渋滞を招いている状況であります。


 また、龍神橋の橋詰では急な坂道であり、大変危険な交差点となっていることから、交通混雑の解消、通行の安全性確保のほか、防災対策や中心市街地活性化を図る上でも、整備の必要性は十分認識しております。


 本区間の計画概要といたしましては、計画幅員14メートル、計画延長440メートル、概算事業費は約35億円で、事業期間は準備期間も含め約10年間を見込んでおります。事業着手は、現在施工中の街路事業内環状線の完成後、平成24年以降において、財政状況等を見きわめながら、着手時期を調整してまいりたいと考えているところであります。


 なお、県道区間につきましては、今後、県に対し早期に整備していただくよう、要望活動を行ってまいりたいと考えております。


 そこで、議員ご質問の整備が完了するまでの代替措置として、会津川の堤防を車道として利用すべきではないかということでありますが、会津川の堤防は、議員もご承知のように県の管理となっており、堤防を車道として利用することにつきましては、県、国土交通省等、関係機関との調整が必要であることや、堤防は車両が通行できる構造となっていないなどの問題から非常に困難であるとは思いますので、よろしくご理解を賜りたいと存じます。


 次に、4点目の文里湾架橋の見直しについてお答えします。


 過去、田辺市では田辺商工会議所を中心に白浜や西牟婁地域との幹線道路のネットワークを形成する上で、架橋の必要性を訴える声があり、田辺市におきましても県と連携し、検討を行ってまいりました経緯がございます。そうした中、架橋に伴う交通量の予測、その事業手法や文里湾及び周辺の施設を利用している船舶の問題など、さまざまな観点から検討した結果、費用対効果などの面からも、一たん休止となっているのが現状であります。そこで、文里湾架橋の見直しにつきましては、議員がおっしゃられるように、その架橋に水門を設置し、防波堤と一体的な整備をすることにより、田辺から白浜間はもとより、西牟婁間のアクセス道路として、交通の利便性の向上と紀南地域の活性化が図れるだけでなく、津波に対する防波堤や一時避難ステージ等の防災対策としての利用も可能かと思いますが、そうした架橋を整備するに当たっては、過去の検討結果からも、費用対効果の面や田辺湾周辺を航行する船舶や整備に伴う周辺及び環境への影響等、さまざまな諸問題があること、また津波に対応するには波力に対する強度、地震に対する耐震性など、構造上からも多額の費用が必要になると考えるところでございます。


 したがいまして、長期的な課題としてとらえ、研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。


           (建設部長 中山泰行君 降壇)


○議長(鈴木太雄君)    企画部長、山崎清弘君。


          (企画部長 山崎清弘君 登壇)


○企画部長(山崎清弘君)    議員ご質問の3点目、田辺湾に田辺・白浜間の巡航船を復活してはどうかということについてお答えいたします。


 まず、以前の田辺・白浜間における巡航船につきましては、民間事業者によって運航されておりましたが、先ほど議員からもお話がございましたように、白浜有料道路の無料化による利用者の減少等から、平成7年に運航が休止され、そして平成8年7月23日をもって運航廃止となりました。


 議員より、田辺・白浜間の交通手段や中心市街地の活性化、田辺湾を活用した田辺市の魅力の創出などご提言をいただきましたが、生活交通の観点から申し上げますと、国道42号の整備促進により国道424号の渋滞が緩和されるなど、田辺・白浜間の移動においては車による交通の利便性がより高まっております。


 また、公共交通におきましても、一般路線バスが、白浜方面行き1日37便、田辺方面へは1日36便運行しておりますが、利用者が減少頃向にあるなど地域住民の需要に対しましても十分充足されていると思われます。こうした現況をかんがみますと、地域住民の生活交通としての巡航船の必要性は低いものと考えられます。


 一方、巡航船を田辺市の魅力として活用する点につきましては、田辺市と白浜町の双方にお越しのお客様が、それぞれに行き来することによって相乗効果を高める一つの手段となる可能性はあるものの、そうした場合、まず発着地となる市街地や扇ヶ浜などに、巡航船に乗って田辺に行きたい、あるいは田辺から白浜に行きたいという魅力づくりが不可欠であると考えます。


 市におきましては、現在、中心市街地活性化基本計画の認定を待つ段階に来ており、認定後はこの計画に基づき本格的な中心市街地のまちづくりに取り組むとともに、観光協会など関係団体と連携し、地域の食や歴史、文化といったソフト面の魅力づくりを進めてまいりますが、こうした取り組みを進める中で、交流人口をより拡大させるために、来訪者に対する2次交通の提供について研究していくことも必要であると思います。


 ご提案いただきました巡航船につきましては、これまでの経過から、その運営は大変厳しいと考えますが、いずれにいたしましても、地域の活性化のための新たな移動手段の導入につきましては、費用対効果を見きわめるとともに、民間あるいは公的機関にかかわらず、事業を継続的に実施するため、初期投資や維持経費なども含めて、経済活動として成り立つのかどうかということも念頭に置いて、中長期的な課題として研究していく必要があると考えますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。


          (企画部長 山崎清弘君 降壇)


○議長(鈴木太雄君)    産業部長、福井量規君。


          (産業部長 福井量規君 登壇)


○産業部長(福井量規君)    議員ご質問の7点目、ご当地ナンバーについてお答えいたします。


 議員ご承知のとおり、ご当地ナンバーの導入条件としては、地域特性に一定のまとまりがある複数の市町村であること。登録台数が10万台を超えていることなどの幾つかの条件があるとともに、導入手続は地域の市町村が住民の意向を踏まえた上で、県を通じて要望することとなっております。


 現在、県内田辺市以南の市町村では、車両保有台数が7万台を切っており、導入に向けては県域を越えて三重県の自治体や住民の方々の賛同をいただくことが必要となります。また、個々の市町村にあっては住民アンケートで過半数の賛成率が必要であることなどの課題があります。しかし、先ほど議員からもお話がありましたが、先日開催されました、日本風景街道「紀伊半島三県交流会」において、NPO関係者から「くまのナンバー」の話題が出るなど、少しずつではありますがご当地ナンバーへの感心が高まってきているように見受けられます。


 なお、市におきましては、これまで世界遺産の熊野古道、日本最古の湯といわれる「湯の峰温泉」「川湯温泉」など、国内屈指の地域資源を全面にイベントや情報発信を国内はもとより、海外に向け積極的に行い誘客に努めており、その際に熊野本宮館を初めとしたさまざまな施設の名称や観光パンフレット等においても意識的に「くまの」の知名度を高めるための取り組みをしております。ご当地ナンバーの導入に当たっては、住民の皆様が「くまの」の認識を深める事が大切であると考えます。


 現在、「熊野検定」を実施するためのテキストづくりを、田辺商工会議所を中心に地元専門家や、県内田辺以南の10市町村の協力を得て取り組んでいます。この事業は地域の魅力発信はもとより、熊野エリアに住んでいる方々にも、「くまの」をより深く知っていただくことを目的としています。


 このようなことから、ご質問いただきました「ご当地ナンバー」につきましては、これからも「くまの」の魅力を共有する自治体や県との連携強化を深めていくとともに、住民の深いご理解とご協力をいただきながら、世界遺産熊野地域協議会など関連した協議会等で引き続き提案し、研究、検討してまいりたいと思います。


 以上でございます。


          (産業部長 福井量規君 降壇)


○議長(鈴木太雄君)    17番、高垣幸司君。


            (17番 高垣幸司君 登壇)


○17番(高垣幸司君)    ご答弁ありがとうございました。


 3番の巡航船、観光船につきましてですが、こういうような話をしているうちに、湾内でバーベキューをできる船をつくっている民間の業者があるとか、そのような話から、そしてまた商工会議所では、その企画委員会というのがありまして、この夏までに1回田辺湾を見回って、この田辺地区、田辺、白浜をフランスにニースという観光港湾都市があるわけですが、「和歌山のニース」というような観点で1回海を見にいこうじゃないかという話もあるということを聞いております。


 私は今回の質問では、少し乱暴な質問もあったかなということもありますが、これらを投げかけてみて、職員の皆さんとは多岐にわたって、いろいろなお話ができました。その中で、私たち民意を預かる市民サイドの立場と、公務員としての職員の皆様方との考え方に対し、少しの距離を感じたのは確かであると思います。何がそうさせたのかといろいろ考えてみました。政治にかかわるものは現実論や慎重さも必要でありますが、時には夢やそれへの強い情熱も必要ではないかと思います。


 今回は市民の皆さんの声や自分なりの構想も含め、費用対効果、あるいは財政的な問題はさておいて、可能性の少しでもある思いや夢を投げかけてみたつもりでありますが、「できるだろうか」、「可能性は」という職員の言葉が今でも頭に残っております。市民の声の代弁者でもある私たち議員と、確実に目の前にある規則と手続をこなしていかなければならない職員の皆さんとでは、置かれた立場が違うのは当然ではありますが、世界がこのように未曾有の危機に直面している今は、生き残りをかけなければならない気持ちで体当たりで勝負のときでもあります。


 それは自治体も私たち農業にかかわる者も同じで、ほかに抜きん出た独自性を生み出していかなければならない。差別化商品をいかにつくるかであり、よそにはない個性的な商品をつくっていくことだと思います。例えば、私たちは同じミカンを売っても、箱に同じミカンを入れるというものではなくて、個性を売るために、今家族の写真や自分の写真をアピールして、私たちがつくっているんだというようなものを訴えております。


 また、ミカンでもいろいろなミカン、多品目果実、あるいは減農薬ミカン、有機ミカン、高糖度ミカン、そのようなものを売りにすることを一生懸命試行錯誤している。そのような状況であります。それはやはり行政も同じことかと思います。熊野にある資源や田辺湾にある資源をいかに知ってもらって、売り物にするか。守りに入るのではなく、常に挑戦する気概で、職務を担当していただきたいと願うところです。


 熊野古道を世界遺産にと声が上がったころ、そしてまた小学校の公舎をクラインガルテンにと話し始めたころには、そんなんできるかというようなことも聞いたことも古くありません。約8年前に、秋津野ガルテンの検討委員会には3人の職員さんも入っていただきましたが、ううんとうなっている方もいたのは確かであります。


 こんな言葉があります。人間に望みをかなえさせるのは、物や武器ではなく、夢と理想論だと。私自身もこれから農業にも、また目の前に選挙がありますが、それをもし機会を与えていただけるならですが、行政に関しましても、失敗を恐れずに、いつも挑戦する気持ちで進んでいきたいと考えております。


 以上で、私の質問を終わらせていただきます。ご静聴ありがとうございました。


            (17番 高垣幸司君 降壇)


○議長(鈴木太雄君)    以上で、17番、高垣幸司君の一般質問は終了いたしました。


 休 憩


○議長(鈴木太雄君)    この場合、午後1時まで休憩いたします。


              (午前11時06分)


         ―――――――――――――――――――


 再 開


○議長(副議長 岡?宏道君)    休憩前に引き続き会議を開きます。


              (午後 1時02分)


○議長(副議長 岡?宏道君)    続いて、15番、大倉勝行君の登壇を許可いたします。


           (15番 大倉勝行君 登壇)


○15番(大倉勝行君)    15番議員でございます。昼食の後でございます。大変眠くなるかもわからないと思います。どうぞ、眠たかったら寝てくださいというのはおかしいな。ただ、ここ起きてくださいと言いますから、そのときにはちょっと目を覚ましていただいて、聞いていただきたいと思います。


 通告に従いまして、順番にやっていきたいと思います。今の今まで書いていましたから、なかなか用意が大変なんですが。きょうは水が来ていないですね。


 第1番から旧中辺路町の最終処分場跡についてというところから始めたいと思います。通告していますが、もう5分もたってしまったのですが、時間がないので、大分カットさせていただきました。要点は3点ですが、少しつけ加えたいと思います。


 そもそも、旧中辺路町の処分地、倉山というところにあるのですが、そこの処分地が、ごみの処分場です。そもそも分類上、どのようなタイプの処分場なのかということを教えていただきたいと思います。


 2番目に、その処分場、中辺路町倉山の最終処分場は合法なのか。あの処分場自体が合法なのですかということをお答えをお願いいたしたい。


 そして、この処分場より掘り出されています処分物品は、違法なのかということを教えていただきたいです。合法なのかというのを、掘り出されたものはたくさんあります。掘り出した人が友人ですので、私は聞いているのですが、一かき50センチ掘ったら、ぞくぞく宝物のようにどんどん出てきたそうなんです。きのうも田中議員が言われた、1メートルあったら50センチ土壌を埋めるんだということを言われたのですが、50センチ一かきしたら、どんどん出てくる。何が出てきたか。冷蔵庫、バイクそのまま、タイヤ数たくさん、車のバッテリーそのまま、何かを燃やした灰、車そのまま、農機具そのまま、木の燃えあと、そしてアスベストらしきもの、これは注意されました。アスベストだと思い込んでいたんですけど、アスベストと認定するのはなかなか難しいそうです。調べないとアスベストというのは認定できないというのを聞きましたので、アスベストらしきもの、しかし、らしきものというのはどんなものがあるのかなと思うのですが、考えられますか。僕自身、アスベストというのは少し知っているのですね。吹きつけたりいろいろして。らしきもの、ほかに何かありますか。ふとんの綿かなと思うのですが、そんなものすぐにわかりますね。


 これらの物品が掘り出したら出てきたんです。この物品がこの処分場に処分されたということは不法ではないのですかということを聞きたいのです。


 そして、第4点目に、これは1回目の質問で答えてくれなくていいんです。昨日、田中議員の質問に市長は、あのごみは2,660立方メートル埋まっていますと言ったのです。ちょっと理解できないのですが、この根拠を、それはどういう計算かなと思って、何か数字の勘違いではないかと思うのですが、それはすぐに答えていただかなくても、2回目ぐらいで調べていただきたいと思います。私の一般質問内でできなかったら、またの機会でもいいですが、それは聞かせてください。それを1回目にお願いします。1番目はそれでお願いしたいのです。


 その次に、2番目の学校給食の規格外納品について、これは皆さん、御存じだと思います。新聞にもたくさん出ました。学校給食で規格外の納品があったと。いわゆる産地偽装の偽装と新聞に載っているのですが、新聞等で知っている人はたくさんおると思います。学校給食の場で、豚肉、牛肉、地元産の肉ということであったら、県外産の肉がここにされていたということであります。私も大変遺憾だと思います。給食ですから、その辺はきちっとしていかないといけない。


 しかし、それからの市のとった結論が、私には異議があるんですね。納得できがたいのであります。その業者に3カ月間の取り引きの停止を申し立て、そしてその規格外の納品、県外の納品の代金600万円を返還させたんですね。しかし、よく考えてください。この肉は子供たちがもう既に食べています。金戻せというなら、普通肉を出すんです。肉を出せないのです。ということはこの業者は600万ではなく、1,200万の損害なわけです。大きな話です。しかし、業者は県外の肉を入れたんです。県内なら1キロ1,800円という肉を1キロ県外だからか、自分の良心がとがめるからかわからないですけれども、5,800円。一部ですけれども、5,800円もする、いい肉を入れて、県内がなかったからという形で入れたんですね。だから赤字だったんです。それらの業者にこれらを返還させる。


 僕は、悪質と言えば悪質ですが、それほど悪質ではない。我々も梅のB級というのがあります。B級が足らなかったときに、A級を持ってきて、箱になってB級として入れるんです。それは当たり前なんです。B級のところにC級を入れれば、これは偽装です。怒られるのは当たり前です。B級のところにA級を持っていって、そしてB級として出します。それが偽装かと言われたら、僕はそうは思いません。私は、この業者が自主的に返還ということを言っています。返還させてくれと言ってきたから返還させるんだということを市は言っているのですが、違うと思います。市に負けたんだと思います。


 市の大きさ、給食というそういうものに納品をしていると、そういうことの背景に負けたんだと思います。だから自主返還、自分から言って、そしてみずから自主返還と言わせていたのではないかという疑惑はあるんですね。子供たちの健康被害は出ていない。おいしくおいしく食べて、何の被害も出ていない。私はこの話は市に大変な責任があると思います。


 なぜならば、市が給食に地産地消というのを優先的になったんですね。給食に地産地消、いいことだと思います。皆さんも全員いいことだと思います。しかし、これには給食というものには優先順位があるんですね。何が一番大事かということで、決して地産地消というのが1番の優先課題ではないということを明言しておきたい。この話は、僕は議場でもこれをしゃべったことがありますし、何年も前からこの地産地消というのはおかしいと思います。


 第1に、地産地消でいけるのは、我々の土地にシャケがとれますか。我々の土地にリンゴがとれますか。とれないのです。どうしてもできない。では我々に地産地消と言えるのは何ですか。梅とミカン。魚ではサバとアジ、そうですよ。一番食に使うジャガイモ、とれますか。とれないですよ。本当にうまくて安いのが給食で、父兄の皆さんに負担をかけないように、本当にするのが一番優先順位ではないですか。給食を食べる児童・生徒や給食費を負担する父兄の皆さんの立場を一番先に考えるのが給食だと、私は思います。安くておいしいもの、それが地産地消を最優先にすること自体が最初からおかしいと、何遍も何遍もこの場で言ったけれども、それを第一に持ってくるからこういうことが起こるんだと私は思うのであります。


 そして、考えたときに、豚肉、牛肉は十分和歌山県にあるんですか。産地じゃないじゃないですか。そういうことに優先をしたことが大変問題にあると言います。だから、市の責任は重大だということをここで1回目に、そういうふうに言わせていただいて、そして思い切って地産地消、大事だと思いますよ。しかしこの優先を本当に取り除いて、もう一度1から給食を考えていただきたい。そして、できれば業者においしいものを食べさせたのですから、3カ月間の取り引き停止で、それでいいのではないかと思います。ですから、金を持ってこい。金をどこへ持っていくのですか。次の給食のあてにするのかな、600万円とって。そしたら、田辺市は責任をとってどれだけの金を給食に使うのですか。田辺市の責任は重大だと思います。


 だから、そのことを1回言って、方針を変えていただきたいというのと、もう一度業者の600万というのを考え直していただきたいと思います。


 3番目に移ります。


 公共事業の入札について。これも何回も何回も言って、きょうは多くは語りません。この間、1月15日、1月27日に入札がありました。1月15日の入札は2,000万円程度の入札に53社入札して、失格が17社あったんですね。それで入札の価格が失格の業者よりこれは2,000万円の中で2,000円差だったのです。1月27日、入札がありました。4,500万円のやつで36社がして、失格が12社、たった1,000円の差です。最初の1月の15日に入札した時に、皆残念がって多くの人たちが僕に声をかけてくれたんですね。この入札の仕方はおかしいというのです。何がおかしいのか。


 それは、予定価格は発表があるのだけれども、下は失格になるのですが、最低価格の発表がそもそもないのです。だから入札があって、ぱっと引いて、最低価格の発表はないということは最初から名前を書いておいたらいいのではないですか。大倉建設があなたが当たりましたと書いたら、確かめようがないというのです。意味わかりますか。最低価格を発表するとき、最低価格の一番近いのがだれかと確かめようがないというのです。ですから、落札価格はわかるんです。その落札価格になぜ落札したのかという根拠がないというのです。その時に、2回目も同じ会社と違うかという話がありました。2回目も同じ会社だったのです。奥さんの会社だったんですよ。だから私は決して不正があったというわけではないです。しかし、こういう不信感を持たれるような入札はすべきでないと言っているのです。


 だから僕は入札制度を変えていただきたい。イロハのロハのグループなんですけれども、県が変わっているのです。どういうことをしたらいいかといったら、最低価格はいいです。一般競争入札でなくても、最低価格を表示してください。しかし、入札をやってそして最低価格の発表、そして、アトランダム方式、プラスにするかマイナスにするか。くじを引いて、この最低価格から何ぼか0.何%上げます、下げます。そういうことをして、その結局最低価格を決めれば、入札が済んでいるんです。発表して、そうやればだれが落としても、それはだれも文句は言わない。それがほとんどが県と同じ方式ですね。今のはちょっと違いますよ。県が既にそういうやつをやっている。だから、早く変えていただきたい。イエスかノーかで結構です。


 そして、イロハのイ、つまりAクラスの入札です。一般競争入札にしてほしい。何億円もするやつを10%あっただけでも、10億あったら1億の金がするんです。今このイは、考えてみたら落札の比率が94%です。そんな入札の高いところはどこにありますか。


 もう既に日本じゅういろいろな改革をしたときに、それはもうやめますが、イエスかノーか、そういう形でしていただきたい。そして本当に健全な入札制度をだれも疑われない入札制度をしてもらいたいと、そのように思います。


 1回目の質問はこれで終わります。


 教育は提言だけなんです。ちょっとだけ提言するだけで、質問ではないので、これで1回目の質問を終わります。


           (15番 大倉勝行君 登壇)


○議長(副議長 岡?宏道君)    15番、大倉勝行君の質問に対する当局の答弁を求めます。


 市長、真砂充敏君。


            (市長 真砂充敏君 登壇)


○市長(真砂充敏君)    大倉議員から3点にわたるご質問をいただきました。1点目は私から、あとは担当部長からお答えいたします。


 旧中辺路町の最終処分場跡についてでありますが、昨日、田中議員にもお答えしましたように、合併前の旧中辺路町では、家庭から排出される一般廃棄物を近露にありました、中辺路不燃物処理場に、昭和60年4月から平成15年9月までの間、埋立処分を行っておりました。なお、当施設は当時の廃棄物の処理及び清掃に関する法律第8条等に規定する一般廃棄物最終処分場であります。


 次に、この処分場は、不法ではないのかという点でありますが、昭和60年当時の廃棄物の処理及び清掃に関する法律等に基づいて設置されたものであると認識しております。


 次の廃棄されたものは不法なものではないかという点についてでありますが、これにつきましても、旧中辺路町において、当時の法律等に基づき、適正に管理運営されてきたものであると認識しております。


 ちなみに、平成9年6月からは、それまで行っておりました家電製品などの粗大ごみ収集と合わせて、可燃ごみ、資源ごみ、乾電池、埋め立てごみといった4分別による収集を開始しております。いずれにいたしましても、市といたしましては、このような状況にあることにつきましては、大変遺憾に思っております。速やかな事態収拾に向けて、国、県等の関係機関と協議をしながら取り組んでまいりたいと考えております。


 以上でございます。


            (市長 真砂充敏君 降壇)


○議長(副議長 岡?宏道君)    教育次長、?田和男君。


          (教育次長 ?田和男君 登壇)


○教育次長(?田和男君)    議員ご質問の2番目、学校給食規格外納品についてのご質問にお答えする前に、このたび、城山台学校給食センター使用食材について、規格外食材の納入を未然に防止することができず、議員各位を初め保護者・関係各位にご不安、ご心配をおかけしたことをこの場をおかりしましておわび申し上げます。


 それでは、議員質問の2番目、学校給食規格外納品についてお答えいたします。


 まず、本件の概要並びに現在の状況でございますが、本件につきましては平成20年度2学期に城山台学校給食センターへ納入されている豚肉について、規格外豚肉が納入されているのではないかという指摘を受け、教育委員会で事業者に対し、調査を行ったところ平成20年度2学期使用豚肉のみならず、平成19年度2学期以降に納入された牛肉についても、2業者が規格外食材の納入を行っていた事実が判明し、城山台学校給食センター食材納入契約等に係る指名停止等措置要綱に基づき3カ月の指名停止処分を行うとともに、市教育委員会が規格外と推計いたしましたすべての食材費について、事業者からの申し出により返納いただくこととしたところでございます。


 議員ご質問1点目の地産地消の考え方についてと、2点目の豚肉、牛肉は十分にあるかでございますが、城山台学校給食センターの食材購入方法につきましては、稼働前からさまざまなご意見をいただいているところでございますが、地元の生産物を使った学校給食を実施することは、子供たちの生産者に対する感謝の気持ちや生産物に対する関心と理解が深められ、食育という観点からも教育の一環として重要なことであり、また、地元の生産物を使用することは、生産者の生産意欲の向上と地域経済の活性化につながるものであると考え、地産地消を推進しつつ、かつ価格の優位性、品質を確保するといった観点から運営準備委員会食材調達部会でご検討をいただき、その結果を踏まえ、現在の納入方法、まず、納品規格を定め、規格を満たした食材について、給食費への影響が生じない範囲において、価格が高い場合でも市内産、県内産、県外産という優先順位に従い、納入事業者の決定を行ってきたところでございます。


 教育委員会といたしましては、このことにより納入事業者が納入見込み量、納入時期等から適切に判断し、可能な範囲において地産地消が推進できるものと考えていた次第でございます。


 今回の規格外納品を受け、和歌山産豚、牛の出荷頭数を確認したところ、和歌山農林水産統計年報によれば、平成18年度豚出荷頭数が4,715頭であり、標準的な歩どまり計算上、豚ロース約40トン、豚もも肉で約70トン加工されることとなり、統計数字上は調達困難な状況には見えませんが、事業者等からの聞き取り調査結果や他の事業者の見積もり状況等から判断し、給食センター食材として安定して確保していただくには十分な量ではないと考えております。


 次に、今回の件は一般に言うところの食品偽装と言えるかについてでございますが、議員ご指摘の一般的に言うところの食品偽装が不当利益を目的とした食品偽装を指すものであれば、本件の調査からは不当利益を目的としたものであると判断できる結果は得ておりませんが、いかなる理由であれ、規格外食材の納入を行ったことにつきましては、重大な問題であると考えております。


 次に、4点目の市の責任はどの程度かということでございますが、事業者に対し、処分が重過ぎるのではというご質問ですが、市教育委員会といたしましては、県内産牛肉、豚肉の流通量が少ないことに加え、1頭当たりの量が限定される特定の部位指定を行っていたことや、1頭当たり部分肉量に対する知識が不足していたこと、同一証明書が複数日に提出されることを想定した点検・管理体制が構築できていなかったこと、納入事業者に対し、地元産食材の調達が困難になった場合の納入中断等について、発注書の送付時にお知らせしていたものの、結果として周知徹底が不十分であったこと等についても、今回の規格外納入の要因であったと考えており、深く反省しているところでございます。


 事業者についての処分につきましては、さまざまなご意見もあろうかと思いますが、先ほど申し上げましたとおり、いかなる理由であれ、規格外食材の納入を行ったことにつきましては、重大な問題であると考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。


 自主返納をいただいたお金につきましては、保護者の方へ還付をしていきたいと考えております。


          (教育次長 ?田和男君 降壇)


○議長(副議長 岡?宏道君)     総務部長、岡本美彦君。


          (総務部長 岡本美彦君 登壇)


○総務部長(岡本美彦君)    議員ご質問の3点目、公共工事の入札について、お答え申し上げます。


 初めに、一般競争入札の導入についてのご質問ですが、御存じのとおり本市では、平成18年度の県の公共工事の発注における官製談合事件の発生を重く受けとめ、これまで積極的な入札改革に取り組んできたところであります。具体的には、平成19年度から設計金額2,000万円以上の公共工事を対象として、本格的に条件つき一般競争入札を導入し、本年度からは、さらに対象を設計金額500万円以上に拡大したところであります。


 また、総合評価方式の試験的導入やホームページにおける入札結果等の公表など、透明で適正な競争性の確保と工事の品質の確保を目指し、2年連続で入札方針を見直ししてきたところであります。


 条件つき一般競争入札の方式につきましては、県下的に見てみますと、現在、和歌山県と、和歌山市、有田市、岩出市、海南市、新宮市、橋本市で導入されておりますけれども、その他の市町村では、まだ導入されていないというのが現状でございます。条件を付さない一般競争入札については、和歌山県を含め県下の市では、近年、発注の実績はないという状況でございます。


 このように、一般競争入札、または条件つき一般競争入札が、限られた自治体でのみ導入されている理由といたしましては、一つには、入札に係る事務量の増加に対応することが難しいという点が挙げられます。議員ご指摘のとおり、条件を付さずに広い地域からの参入や下位ランクの事業者の参入を可能とした一般競争入札を導入するとすれば、今以上に競争性が高まるものと考えます。


 しかしながら、多くの事業者が入札に参加することになりますと、ややもすると経営状態の悪化した事業者や技術力の未熟な事業者の参入も想定されることから、工事の品質の確保に支障を来すことも懸念されます。また、以前からも申し上げておりますとおり、入札の方針として、市内事業者で施工可能なものにつきましては、できる限り市内の事業者に発注していくべきと考えておりまして、その中で発注者も受注者もともに努力を重ねることによって、工事の品質を確保し、コストの削減に努めていくことが望ましいのではないかと考えております。


 公共工事の発注量が多かった時代に比べ、これから中位ランクや下位ランクの事業者が上位ランクに成長していくことは、かなり難しい時代になってきておりますので、今後につきましてはランクづけの基準の見直しも含め、各ランクにおいて適正な競争性が確保できるよう、検討してまいりたいと考えております。


 次に、最低制限価格制度の中での議員からもお話がございました、ランダム係数の採用に関するご質問ですが、最近の入札では、応札者の積算能力が格段に高まってきておられるようで、非公表であるところの最低制限価格と同額、またはかなり接近した価格で応札される事業者がふえてきております。したがいまして、自社努力により積算能力が高まってきた事業者が続けて落札されることも十分あり得ることだと考えております。


 このランダム係数による入札につきましては、過去に和歌山県における最低制限価格制度の入札では、最低制限価格を事前公表していたことから、応札者のほとんどが同額で入札し、くじ引きで落札者を決定していたようでありますけれども、県では、こうした状態が余り好ましくないとの判断から、昨年6月以降、事前公表を取りやめると同時に、ランダム係数により最低制限価格を1%上下させるという方式を導入されたようであります。この方式を採用しているのは、和歌山県のほか、北海道、茨城県、長崎県などで全国的には少数のようです。


 この方式の利点といたしましては、議員ご指摘のとおり、最低制限価格が直前までだれにももわからず、情報漏えいの心配がないということでありますけれども、反面、入札参加者が精いっぱい努力して積算を行っても、ランダム係数によりくじ引きに近い状態となり、積算の努力が報われないといったことが懸念されるところであります。加えてこの方式も入札の現場で、事務量が増大し、事務的なミスを誘発しやすい危険性も抱えております。


 こうした不安材料もございますが、情報漏えいを防ぐためにランダム方式を導入するかどうかについては、市として決して否定するものではありませんので、入札制度全般の見直しの中で、今後検討を進めてまいりたいと考えております。


 いずれにいたしましても、現状の入札制度に満足することなく、議員ご指摘の点も含めまして、よりよき入札制度を目指し、今後も改革を続けてまいる所存ですので、どうかご理解賜りますようよろしくお願いいたします。


          (総務部長 岡本美彦君 降壇)


○議長(副議長 岡?宏道君)    15番、大倉勝行君。


           (15番 大倉勝行君 登壇)


○15番(大倉勝行君)    思っているよりも7分ほど超過しました。


 できるだけ答弁は簡単という形でお願いしたのですが、なかなかそうはいかなかったようです。1番の入札制度は大変不満です。また考えていただくようにお願いをしておきます。余り、言おうと思ったら何ぼでも言えるのですが、もうやめます。


 給食。僕の意見が最高だということも言えないのですが、そして、お上がこんなことをしていいのか。普通の人がこういうことをしたら、うれしくておいしかったよと。金を返そうかと言ったら、もういいよと言うのが普通ですよ。それを何でこういうことになるのか。僕は何か知らないけれども、地産地消がすばらしいように、思考停止しているんじゃないかと思うんですよ。


 昔、北朝鮮は物すごいいい国だと言って、皆北朝鮮へ帰った。それと一緒で何も考えていない。平和といったら、もう何の疑いもなしにそう思い込むと同じ、地産地消、すばらしいと、そういうふうに思い込んでいるのではないかと思います。考えていただきたいと思います。


 私はここでお金をもらうべきではないということを明言しておきます。私は反対ですよということだけ1回言っておきたいと思います。机をたたいて言いたいのですけれども、ほかに大事なことがあるからそういうわけにはいかないです。


 それで、処分場の話をします。市長はおかしなことを言った。60年から始めたから、その当時の法律はそうだからと言ったのが一つと、9年から変わってどうのと、9年から変われば9年からその法律にする話で、何ぼこの処分場が早くから始めたからといって、それにしなくてもいい話で、市長自身がこの時の町長になったのは8年でしょう。それを何でそんなことをするのか。


 じゃあ、60年の法律はどうか。一般処分場というのはこれは1,000平米、1反、33メートル・33メートルが許可が要らないのです。それ以上になると許可が欲しいのです。この処分場は許可は取っていません。それで皆さんの参考資料に、これは平成20年の去年の12月18日の参考資料ですね。こういう参考資料で説明されたのですね。これは私が手を加えたのでもないです。これは事務局でつくっていた。そのときの委員会の資料です。この平面図の下にS250分の1の地図ですよと書いているのです。250分の1の地図で計算しました。処分の平米は938平米だそうです。それは1,000平米の中で合致するんであります。


 しかし、この地図は委員会の地図は、これは本当の地図ではないのです。この地図で処分地をしたら1,000平米以内に入るんです。しかしこの地図で250倍をすると現地に合いません。意味わかりますか。250倍して現地に合うのはこの地図なんです。この地図で、250倍すると現地に合います。ではこの地図でこの処分地を計算しますと4,000平米になるのです。意味わかりますか。じゃあ、この地図はどうかというと、この地図は正式には、500というのが正式なんです。500の地図をこれをして皆さんに提供したりするのが正しいのか、この地図を2分の1に縮尺してしたのが正しいのか。これで1,000平米です。現実は4,000平米の処分地なんです。許可は要ります。許可は取っておりません。この処分場は、普通に考えて正しいのか、正しくないのか。法的に違反しているのか、違反していないのか、皆さん考えてください。


 私は、テープを昨日、Hさんと市の職員さんとの会話のテープを聞かせていただいた。担当部長ははっきりとテープに市は法的な処分を検討していますと言っているんです。もう1人の職員さんは、名前はわからないです。市は法的な手続をとっていますと明言した。何日か前に、部長から説明で、振興会は、土地の持ち主は、数日中に告訴しますよ。明確に僕に言った。市も振興会も告訴できないのと違いますか。


 そしてもう一つのテープに、市は何も悪いことはしていない、市は何ら違法なことはしていないとはっきりこういうふうに言っていました。処分場自体は不法なのか。不法でない理由が、私は職員さんに聞いたんです。県にも調べました。1,000平米以下は許可は申請要らない。現地は938平米であるから、1,000平米以内ということがあるから違反でないということを田辺市の職員さんもはっきり言っていました。


 今、重ねますが、参考資料の1番は、産業環境委員会に提出されたコピーであって、私が何の手も加えていません。それでは、だから本当は2,000平米であって、県の許可の4倍あるということですね。これは2倍にしたら4倍になるのはわかりますね。


 そして、私はこの話をHさんとしている時に、どうもおかしいなと思って、私は現地へ行きました。横の面が100メートル以上あります。縦の面が50メートル以上あります。私は計ってきたので、これは事実です。それは、市長、あなたも知らないはずはない。あれだけやっていて、だれでも知らないはずない。あなたも知らないはずはないではないですか。現地を見ていて。


 私は、本当にこの関係の職員さんを初め、物すごく高圧的なテープを聞いたんですが、職員は気がついていないのかと思います。先ほど市長が言われたように、9年から法律は変わっているのですよ。今のが1点ですね。


 二つ目は、じゃあ、処分している品目は違法なのか。先ほど言いましたように、乾電池とか、そのままバッテリーが出てきたんです。それは皆で確かめて、これは本当の話です。私もこの目で見ました。


 私は職員さんがその話を市長とすり合わせをしないのかなという気持ちでいっぱいであります。市長が、このことをいろいろ教えてやってほしい。なぜかというのは、これらは出てくるのは不法でしょうと思います。というのは、なぜかというと、中辺路町では平成12年3月28日付で、中辺路町環境保全条例というのがあるのです。これは市長がつくった条例です。環境を守ろうという条例です。このやつは一かきで出てきたんです。戻したのは平成15年ですか、16年ですか。そのぐらいに戻して一かきで出てきた。中辺路町の保全条例の14条、18条、もう覚えているんです。明確に違反している。これが僕は聞いたら、一般廃棄物処分場ですから、関係ないですよ。何をほってもいいんです。家庭からのごみも関係ないです。何をほってもいいんですと、僕は何遍も聞かせていただいた。


 しかし、もしかしたら白浜町がしたならば、隣のみなべ町がしたら、それは大きく考えて言えるかもしれない。でも、どんなものでも、バッテリー乾電池をほっていいところはどこにありますか。車一台ほっていいところどこにありますか。だから、大きな意味ではそれはいいかもしれない。しかし明確に、これらのことがこの処分場から出てくるということは、中辺路町の条例に違反しているということなんです。14条、18条がそれであります。


 読みましょうか。14条、町民、事業者、滞在者は河川にごみ投棄、汚水の排出その他水質の悪化を招く行為をしてはいけない。きのうのあれでもそうですよ。


 18条、町民及び事業所は適切な廃棄物処理を努めなければならない。廃棄物はみずからの責任において、的確に処理をする。河川、道路、森林にしてはいけない。興奮しているから何をしゃべっているのかわからないけど、そういうことです。


 明確に違反をしています。不法です。写真を見てください。私はこれを書いている数カ月前まで現場に設置されていた写真なんですね。ところが職員が外したと言うのです。なぜ外したのか、最初意味がわからない。僕はこの写真をちらっと見たから、産廃の処理場という看板じゃないかなと思っていたのです。何で外したんだろうと思って、ずっと理解できなかった。しかし、今の話をして、そこに品目のところがあるでしょう。投棄した品目、上から2番目。僕は目が悪いから、陶器類、かわら、スレート、レンガ、コンクリート類などを投棄していますよと書いているんですね。


 そもそもこれが1,000平米以内であり、そしてこの看板が、投棄されているのがこれならば、中辺路の条例にも違反しなくて、正式なちゃんとしたまともな処分場だったんですよ。それをあんなことをしているから、職員さんは慌ててとったんです。そう僕は今感じています。だから、これが本来なんです。ちゃんと書いてあります。この処分場は、これは一般廃棄物ですが、勉強させていただいた。産業廃棄物の安定型というところにある。これは一般廃棄物にはその安定型というのは全然関係ないんですよ。関係ないんですけど、安定型のあれだという話なんですね。


 本当に、もしこのとった職員がこれを隠ぺいしようとして、こういう行為をとったならば、大変な市民に対する反逆行為というのか、市民に対して反する行為だなと思います。市民への背任行為であると思います。


 今ここに安定5品目というのがありますね。安定5品目、今のそこに書いている産業廃棄物ならばそれらが安定5品目なんですね。


 しかし、産業廃棄物場であっても、バッテリー、バイクのそのまま、車そのまま、乾電池、これが安定5品目に入りますかと言ったら、入らない。鉄くず入るんですけど、車の破砕した鉄くずは入らないのです。


 この間の12月18日の委員会で、棒引議員が質問をしています。その質問に課長、担当名前言っていいのですが、きちっと書いていますね。「入っているのは安定5品目という鉄くずとコンクリートとかです」と言っているのです。よくそんなことを言ったなと思います。きのう、田中議員もそうでしょう。臭くて、アマゴ、アユ、山菜に影響すると言ったじゃないですか。安定5品目と明確に書いています。無機物なんです。有機物ではだめなんです。溶解するものはだめなんだと、はっきり明確にしています。臭いのが入っているということは、それは有機物だから腐るんです。無機物なら腐らない。この係長さんは、現場を見ていないのかなと思います。見ていたならば、これは委員会でうそをついたということです。


 もう一遍言いましょうか。安定品目とは、無機物であり、土中で変化したり、溶け出したりしないものであるということをはっきり書いているんです。そして、ここに県からきのうもらったんですが、はっきりと1,000平米、1反ですよ。33メートル・33メートルが1反なんですね。それ以内なら許可は要らない。


 今、私はここで話をしています。正式な田辺市議会の議場の場であります。私の話が本当ならば、市長はどうするつもりなのか。不法な処分場、捨ててはならない不法な廃棄物、これはあなたが町長時代に、中辺路町であった出来事であります。どう責任をとるのか、この話は。わからない人はいっぱいおるかもしれない。この職員の中でも。


 あなたはあそこで産廃場の問題があった時に、本でこういうことを言っているのです。「私たちには熊野古道の静かな自然環境を守っていく責任がある。下流の自治体からも慎重な対応を求められており、将来どのような影響が出るかわからないのに、立地を許すわけにはいかない。」と、産廃の問題が起こった時に言っています。


 しかし、その言っている裏で、ちょうどその時にこういうことが起こったんですね。下流には日置川があります。白浜町でありますが、彼らの水源もそこであります。この中には、うわさでありますが、医療廃棄物、田辺市の病院の医療廃棄物が埋まっていると、明確に証言している人があります。8本のドラム缶の廃油が埋まっているとして、場所まで指定をしています。そして、一部の人たちが、あそこの水をとったら、正式なところに持っていったら、鉛が出てきたという話があります。これを下流に本当に、下流には田辺市もありますし、隣の町村があります。私は法的にどうなのかということと、この責任を田辺市は果たさないといけない。本当に現地を調査していただきたい。それは人の命にかかわる問題でありますし、我々の財産の熊野の自然を守るためにこれは必要だと思います。


 現地の調査を要請したい。市長、そして職員、議員の皆さんも参加していただきたい、これらの話には。そして、土地の関係者、そして今もめている人たちも寄って、本当にこれらのものが埋まっているか。そしてこの処分場がどれだけの大きさで、どれだけのものがあるかというのは測って、現実にやっていただきたい。市長、行ってほしいです。これはもともと中辺路町の問題ですから。その時の町長だったんですから。このことを、私はここで2回目で約束をしていただきたい。


 そして、もう一つ言いますと、法律が変わりまして、これらの処分場を不法なものが出てきたら、市の金ではなしに、県の金ではなしに、国が面倒見てくれるのです。全部取り除いて処分してくれます。それは法律でそういうようになっているのです。


 それは橋本市で、このような問題が起こりまして、国が全部面倒見てくれたんです。田辺市のお金は必要はないのです。ですから、やっていただきたい。本当に医療廃棄物が入っているのか、本当にドラム缶が入っているのか。でも今のごみを見ていたら、それは十分想像はつく話です。やっていただきたい。そして、そうしたらならば、本当にどうするのか。きょうは責任の所在をどうしたらいいのかと僕は思います。明確にその辺を調査するという形で、そういうことを責任の問題で調査しますということを明言していただきたいと思います。


 2回目の質問を終わります。


           (15番 大倉勝行君 降壇)


○議長(副議長 岡?宏道君)    15番、大倉勝行君の再質問に対する当局の答弁を求めます。


 市民環境部長、池田正弘君。


         (市民環境部長 池田正弘君 登壇)


○市民環境部長(池田正弘君)    大倉議員の再質問にお答えいたします。幾つかいただきましたので、順序は多少不同になるかもわかりませんが、答えさせていただきたいと思います。


 1点目の埋め立て容量2,663立米の根拠ということでございますが、これにつきましては、平成16年中辺路町不燃場処理場環境保全調査の報告書等から引用したものでございます。


 次に、図面で1,000平米以上の面積があるというご指摘です。昨日の田中議員のお話にもございましたように、昭和52年当時から当該地域の経過がある中で、旧中辺路町が一般処分場として位置づけて設置した昭和60年、この時点で、現地の状況を踏まえて、当時の法律に基づき、適正に判断されたものであると認識してございます。


 それから、写真をなぜ外したのかということでしたね。看板、これは合併後、当時までずっと15年に閉鎖していたんですが、合併後までそのまま掲示しておりましたので、もうそういう処分場ではございませんので、特に意図もなく、そういう隠すとか、隠ぺいするとか、そういう問題ではなくて、もう処分場の役割は終わったのだから、外したらどうかということで外したというふうに聞いております。


 それから、水質で鉛が検出されたというお話は、どこからのお話か私が聞きたいところなんですが、最終処分場を閉鎖する、最終処分場を稼働中、これは毎年水質検査をやっておりまして、当然検出されておりませんし、閉鎖後、2年、水質検査もガスの検査も、そうしたさまざまな検査をして、問題ないということで現状、振興会にお返ししたわけでありますから、その後、水質検査はしておりませんが、私どもは旧中辺路町のとった対応については問題ないというふうに考えております。


 それから、調査の問題でございますが、したがいまして、私どもの旧中辺路町から引き継いできた、そうした処分場の問題については違法性はないというのが本市の見解でございますので、調査の要請がございましたが、この必要は私は認めておりません。ただし、掘り返したことによって、さまざまな汚水とか、それが原因で出るということも考えられますので、そのことが原因で水の問題があるのでしたら、これは水の問題については、調査については私は考えていかなければならないというふうに思っております。


 ご質問にすべてお答えさせていただいたかと思うのですが、以上で答弁を終わらせていただきます。


         (市民環境部長 池田正弘君 降壇)


             (発言する者あり)


○議長(副議長 岡?宏道君)    静粛に願います。


 休 憩


○議長(副議長 岡?宏道君)    暫時休憩いたします。


              (午後 2時06分)


         ―――――――――――――――――――


 再 開


○議長(副議長 岡?宏道君)    再開いたします。


              (午後 3時36分)


 15番、大倉勝行君の質問に対する当局の答弁を求めます。


 市民環境部長、池田正弘君。


         (市民環境部長 池田正弘君 登壇)


○市民環境部長(池田正弘君)    先ほどの大倉議員の再質問のうちで多少説明不足というご指摘もいただく中で、追加、改めて2点ご説明、ご答弁申し上げます。


 1点目は、この図面でございますが、これにつきましては、委員会でご説明申し上げるために、もともとの250分の1の図面をA3に縮小したものでございまして、そこに面積を縮小して皆様方に誤ってお知らせするとか、そういう意図は一切ございませんので、その点についてはご理解を賜ります。たまたまA3に縮小すると、このスケールを当てると大体そういう大きさになると、たまたまのことでございますが、そういう意図は特になかったということでご理解賜ります。


 あと現地1,000平米の問題でございますが、これにつきましては、先ほどお答え申し上げましたように、昭和60年当時の中辺路町という地方自治体の当時の判断を、これは私どもは尊重してまいりたいと現時点でこういうふうに考えておりますので、この点については改めてご説明申し上げます。


 以上でございます。


         (市民環境部長 池田正弘君 降壇)


○議長(副議長 岡?宏道君)    市長、真砂充敏君。


            (市長 真砂充敏君 登壇)


○市長(真砂充敏君)    先ほど大倉議員ご指摘の旧中辺路町の最終処分場につきましては、一度私も現地を確認させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。


 以上です。


            (市長 真砂充敏君 登壇)


○議長(副議長 岡?宏道君)    15番、大倉勝行君。


           (15番 大倉勝行君 登壇)


○15番(大倉勝行君)    行政は継続であります。真砂市長は当時、町長で、平成8年7月から中辺路町を担当しているわけです。60年ごろから埋め立てが始まったということがありますが、それは一連の話であって、私の担当した時から1,000平米だという話にはならないと思います。連帯としての処分場と考えなければいけないし、そうすべきだと思います。ここに廃棄物処理法の罰則規定があります。法の25条、5年以下の罰則、もしくは1,000万円以下の罰金。そのところに、無許可変更、許可を得ずして一般産廃処理施設の構造規模を変更したものにこういう罰則規定があるのです。僕は該当していると思います。変更しているんですので明確にしています。


 そして先ほど言いましたように、これは本当にきれいな道の上流にあって、そして産廃ではないですから、そのまま筒抜けなんですよ。ゴム敷いて産廃を落としている上に産廃のやつを浄化しているという話ではないのです。一般廃棄物ですから、先ほど紹介したように、真砂町長は当時、下流の自治体からの慎重な対応を求められていると書いているのですから、これは適切に処置してください。昔は中辺路町であっても、今は田辺市ですから、田辺市にかかわりますので、これはきちっとしてくれなかったら、我々田辺市民としては困ります。ですから、今、一度調査すると言いましたけども、どうするかを明確に考えてやっていただきたいと思います。


 それは昔やったことだからおれは知らないということでは済まされない。そのように思います。当時の当時のと言いますが、当時の中辺路町は今の田辺市です。田辺市議会にも責任がありますし、田辺市の行政にも絶対責任があるのです。それで隣の行政に迷惑かけるようなことだったら絶対いけないと思います。それだけ明確に話をしておきます。


 これはこの辺で、市長が向こうへ一回見てくるというのでそれでいいと思いますし、やっぱり1人でこそっと夜中に隠れて見に行くというのは、そんなことは通りませんから、皆連れて、ある程度の人たちがいて、現地の人も関係者もいて、その前で1回見ていただきたいと思います。これはもうこれで終わります。


 教育の提言的なことをちょっとしゃべらせていただきたいと思います。NHKにクールという番組があるのは、皆さんご存じですか。外国人が集まって、外国人から見た日本のクールなところという番組でありまして、なかなかおもしろいのであります。クールというのは、正式にどういうように訳したらいいか、英語を余り知らないのでわかりません。でも、番組を見ていますと、何か日本のクールというのは、日本のすばらしいところとかよいところというようなニュアンスがありますから、おもしろいのでありますが、我々言うところのクールな人というような意味とは少し違うようなことを感じておって、この番組を何回かおもしろくて見ておったわけです。外国人から見た日本は、私たち日本人が思いも、考えもつかない視点であるんです。大変驚いておもしろいですね。


 この間見たクールは、日本の老人は元気だ、クールだという題の番組だったです。老人の中にはシニアの野球チームがあるという形で紹介されたのです。ラグビーチームもあり、カラオケも老人同士、ゲートボールも老人同士で、老人たちで踊りもそうなんですが、楽しんでいる。クールだというのです。何ということはないと僕は思ったのですが、それは外国人から見たら大変珍しいと言うんです。僕はわかりませんけれども。外国では少数で、家族で楽しむというのはあっても、日本のように老人たちだけのクラブというのは余りないです。老人たちがクラブで試合することなんかほとんどないということを言っておりました。


 その話を聞いた時に、私は本当に日本はいい国だなと、そのように思いました。クールを見ていると毎回思います。日本は外国に比べて本当にすばらしい国だと思います。ただ、日本人はそのすばらしさに気づいていないだけなんだろうなと、そのように思うんです。マスコミ、メディアが、日本は悪い国、悪い国というから、日本人はほかの国に比べて恥ずかしい国と思っているような人が多いように思います。実態は、すごい国であると思います。


 この日本が、20年後、50年後、100年後続いているのかなと素朴に思い、心配をするのであります。私は日本人がすごい人種だからきっと続いていると思います。しかし、今のままではだめだということも私は思うわけであります。今までは、ライバルが少なかった。日本のライバルになる国々が、例えば共産党の一党独裁の国であったり、南北朝鮮のように戦争をしていたり、あるいは軍事政権であったり、日本の国の発展よりも自分たち個々のえせ指導者たちの利益のために力を注いでいたから、ライバルがなかった。しかし、これからは違うのであります。近くにおりますと、共産国にある中国であっても、韓国であっても、国を担う次の若い人たちの育成に力を注いでいるわけであります。


 今のWBCの野球と同じであって、いつの間にやら、気がついていない間に韓国は強くなっていたんですね。そして、中国もえらい強くなっていたです。気がつかない間に野球は強くなっていたんですね。


 やっぱり野球だけではなしに、国も同じだと思います。少し油断すると、自分たちの国内で足の引っ張り合いがあると、すぐに日本は抜かれるとそう思います。それで抜かれないためには、日本は何が必要かと私は考えます。


 私は本当に100%思うのであります。次の日本を担う若者の育成であると思います。それ以外にないように思います。日本は資源の乏しい国であります。資本は人間だけ、そして日本人は頭脳と勤勉さ、これが資本であると考えるのであります。私は国会議員ではなく、田辺市議会議員ですから、そこで日本の国のことばかり話をするのでなしに、日本国、田辺市は、これから何をすべきかということを日本の田辺市の未来について少し考えてみたいと思います。


 まず、第1に思うのは、うそと真実を見分ける力を我々は本当に持たなきゃいけない。思考停止、先ほどの地産地消と同じように我々が何の疑問も持たずに、平和と言われたらああすごいものだと。どうして平和を構築したらいいのか考えずに、そう思っています。人権もそうです。もう地産地消は典型的なものですね。地産地消、すばらしいと入ったのですね。僕は最初から、それはだめだと。だからそればっかりをしてはいけないということを本当に主張し続けたのでありますが、なかなかそれが伝わらなかったのが残念であります。


 思考停止にならずに、じっくりと考えてみたいものであります。本当に北朝鮮、いい国といって日本人は多くの人たちを、あの20世紀の楽園に皆送ったら、現実はあんな感じだったんですね。今私は思います。田辺に企業誘致、僕は絶対来てくれないと思います。無理です。現状があれですし、今はこういうあれです。たとえ、企業誘致ができたとしても、500人会社が来てすばらしいことだと思いますが、そんなにびっくりするような話でしょうか。すばらしいのはすばらしいですが、一歩一歩がしなければ進まないのは理解していますが、大したことはないと思います。


 公共事業、橋をつくったり、道をつくったり、私はこれは景気に回復すると言いますが、僕は絶対につながらないと思います。公共事業をやったからといって、私は景気には絶対につながらない。だからこれは最小限度でいいと考えます。1人の社長を助けてどうなりますか。田辺市のイロ級の人たちの社長は確かに、会社は確かに田辺市でおるかもしれない。しかし、その下の小請けが決して田辺市だとは考えられないわけであります。ですから、社長1人を助けても何もならない。今は箱物はしばらく我慢すべきではないかと私は思います。


 私は今、田辺市がしなければいけないことが、田辺市の金を入れるところは少子化対策であると考えます。少子化対策、その上に正しいというのをつけたいと思います。正しい少子化対策、正しい子育て支援、赤ちゃんから大学卒業まで、夫婦には子供を3人産んでいただく。それにはどうすればいいか。子供がふえなければ田辺市の発展もない。3人からは大学卒業無料、3人目の子供には大学卒業まで無料だと。私は子供を2人大学へ行かせて、大変苦しかった。そのことを思うと、3人目から無料、しかし1名や2名は小さいころは子供を産んでいただいた夫婦には、それなりのことをしてどうにかして一つの家庭として、子供の多い家庭をつくらないといけないように思います。


 3人目からは大学卒業まで3人目は無料、4人目からは食糧援助、ちょっと話が飛んでいますから、ほどほどに聞いてくださいね。食糧援助。産めば産むほど家計が助かる。そして保育園、幼稚園の改革、勉強はどうするか。保育園を出て小学校の子は走り回るのです。小学校の授業が最初は子供を座らすことから始まる。なぜかといえば、遊ばさなければいけないといって、好き勝手に遊ばせておいて、それで小学校に入ったら、どんどん教室じゅう走り回って、最初は先生は座らすことに半年かかるそうです。


 やっぱりそのことを考えて、放任というのではないだろうけど、規則というのがあるというのは、小さいときから教えないといけない。だから、集中力の強化、次ですよ。小・中学校は学年、学校を超えた習熟度学習、全国でだれもほとんどやっていない。特に数学、理科、英語、英語は僕は外したいのですが、それはあれですから、もう一遍言いますね。学年、学校を超えた習熟度学習。無理だということはわかっているのです。次の田辺市はどうするかということの僕の夢です。


 社会科は偽りを教えない。偉人伝、本当にすばらしい人、日本人として、そして田辺の人として、すばらしい郷土の人たちを教えていただきたい。その教えることによって、郷土に誇りを持てる教育ができるのではないかと、そうしなければいけないと思います。外人ばかり教えて、日本人に抵抗したほかの人たちを、外国人を英雄のように持ち上げるような教育は絶対にしてほしくないです。日本人に抵抗したのは、英雄に持ち上げるのは外国人でいいじゃないですか。日本人には日本人の本当の英雄を教えるべきだと、私は思います。


 田辺市を日本一の市にするには、思い切った子育て支援しかないと思います。なぜならば、田辺市にも資源がないからであります。それのためには我慢しなければいけないところ、泣いてもらわなければいけないところは、私はたくさんある。田辺市に頼って生活をしていただかなければいけない人にはきっちりと泣いてもらったらいいと思うんです。そして民間で頑張ってもらったらいい。未来の田辺市のために泣いてもらうところは泣いてもらおうではないですか。そのように思います。


 日本一の子供たちが育てば、たとえ東京で、たとえ世界で、外で活躍していたとしても、必ずや子供たちはこの田辺市に還元してもらえるのではないかと、そのように思います。他地域、ほかの地域よりもよい子育て、よい教育があれば、日本一の田辺市ができ、田辺に人が集まってくるのではないかと思います。


 今、日本一のまちにするために、田辺市は一歩勇敢に足を踏み出すことが大事だと思います。正しい子育て教育を目指していただきたい。それが私のお願いであります。


 私は34歳で、市議会議員の選挙に立候補しまして23年、いつの間にか57歳になってしまいました。若い大倉、情熱の大倉もいつしかそういうことを言えない、キャッチフレーズになってしまったのであります。私は初めのころは人前では、緊張して震えながらしゃべっていたのが私でありましたが、いつの間にやら人前でしゃべるようになりました。最近では、駅前が大好きになりまして、宮田議員から誘われるとついていくのでありますが、大好きになりました。これからやっと普通の市会議員になれるというところであろうかと思います。


 が、私事、今期で田辺市議会議員を卒業することになりました。本当にきょうもそうでありましたけれども、市当局の皆さまにおかれましては、23年間という長い間、本当にご迷惑をおかけしましたし、大変お世話をおかけいたしました。心より御礼を申し上げます。意見の違いはあろうとも、やはり田辺市を担うのは田辺市職員の皆さんであるかと思います。本当に心よりお願い申し上げます。


 先輩、同僚の議員の皆さま、私は田辺市議会議員として、皆様方の一員としてこの議場に同席をさせていただいたことを私自身は誇りに思っております。田辺市議会議員であったということは、私の一生の本当に宝物であろうかと思います。本当にありがとうございました。これからの皆様方のますますのご活躍をお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。


 そしてまた、この議場ではございますけれど、三栖を中心といたしました後援会の皆様方に一言だけごあいさつをさせていただきたく思います。


 本当に後援会の皆さん、きょうは忙しかったのにありがとうございます。私自身、本当に無理を言って、きょうは傍聴に来ていただいたのであります。6期23年の長い間でありました。私は議員にならせていただいて、何回となく本当に自分は、ふさわしくないのではないか。何か自分で勘違いしたのではないかということを感じたことが何回ともあります。皆さまも私の感じと同じように、ちょっと勘違いしたなと何回も感じたことがあっただろうと思います。我慢強く、本当に我慢強く支えていただいたと思います。心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。


 これをもちまして、田辺市議会議員、大倉勝行、田辺市議会の最後の一般質問を終了させていただきます。本当に皆様方にはご静聴いただきましてありがとうございます。心より感謝を申し上げます。


           (15番 大倉勝行君 降壇)


○議長(副議長 岡?宏道君)    以上で、15番、大倉勝行君の一般質問は終了いたしました。


 休 憩


○議長(副議長 岡?宏道君)    この場合、4時10分まで休憩いたします。


              (午後 4時00分)


         ―――――――――――――――――――


 再 開


○議長(鈴木太雄君)    休憩前に引き続き会議を開きます。


              (午後 4時11分)


○議長(鈴木太雄君)    続いて、28番、白川公一君の登壇を許可いたします。


           (28番 白川公一君 登壇)


○28番(白川公一君)    28番、清新会の白川でございます。お疲れのところでございますが、少々のおつき合いをよろしくお願いいたします。


 私は今回2点お伺いいたしますが、まず第1問として、「元気かい!集落応援事業等の充実を」ということでお伺いいたします。


 一つに行政局職員が訪問したとき、どんな意見や悩み、要望が出されたか。また喜びの声はどんなものであったでしょうか。二つ、これを市、行政として各部署にどうつないでいるのか。三つにこれらを本年及びこれから以降、どのように対応し、普及展開され、実施されていくのか。四つに食の自給率向上のため、山村農地をどう守り活用させるのか。五つ、元気かい!集落活性のため、人々の交流や迎え入れ、定住対策をどう考えるのかということを聞かせていただきたいと存じます。


 私の今までの一般質問では、いすれかの形であっても、山村を話し、自然や環境保護の大切さを申してまいりました。清い水の流れも澄んだ空気も、四季折々の変化も大自然の織りなす恵みは、植物や動物を初め、地球上の生命のあらゆるもののすべての営みや活動の促進をさせております。そして、特に、私たち人間にとって、生きるための生活の知恵と活動力を出し、また人々の心をいやし、なぐさめ、なごみをもたらし、平穏で平和な人間社会を構築させております。


 さて、ある民俗研究家のお話によりますと、我が国はその昔より、それぞれの集落単位に村が形成され、調査研究によれば明治初年には約3,000万人の国民が住み、その約90%が村にあり、その村数が7万1,314村あったと言われ、その1村当たりの戸数は60から70戸、人口は平均370人ぐらいだったそうです。これが明治の市町村合併で、1万5,000くらいの町村となり、さらに昭和、平成の大合併により現在で約800の市、約900の町村となっているが、過疎集落というか、今日言われるところの限界集落とか、村としては存在していませんが、戸数は著しく少ないが、しかし大自然の中になお集落として存在しているのが現状であります。


 さて、私は広範な田辺市の各地を回ることに心がけてまいりましたが、特に「元気かい!集落応援」という地域にあっては、私自身が幼少の時に育ったところだけに、事情もわかり、その一部を私なりに紹介もしましたし、対策を求めていましたので、今回諸陳述を割愛し、冒頭の3点について当局の説明をお願いします。


 続いて、4点目の食の自給率向上のために、山村の農耕地をどう守り活用させるかについて、かつて農山村の水田は雨降るごとに大きな水がめとなって、河川の増水をとめ、水害を防止し、稲を育て、その雨水が太陽のもと蒸発しながら大気を潤し、快適にコントロールをしながら自然環境を調整してくれました。しかし、山村の人口の減少による過疎化の進行に合わせ、農耕地に杉やヒノキが植栽され、これが山林と変わり、昨今では農耕に従事していた人々が高齢化のため、従事することができず、耕作地が放置され、雑草が茂り、また雑木が自生し始め、これに合わせ鳥獣が住みつき、被害が発生するなどの状況を目の当たりにいたします。


 ここでまた、さきの民俗研究家のお話を紹介するならば、日本人1億2,700万人の食をわずか312万人の農民と20万人の漁民がご苦労によって支えられており、日本の食糧自給率は約40%と言われるが、食糧の持久力は2.6%であり、約3%足らずの生産者が97%の人々の食を支えており、生産者のその47%は70歳以上の老人であり、24%は60歳代の高齢者であると。さらに我が国の農政は食糧の自給率の向上を言いながらも、大規模農業の推進に力を入れ、農地の大小を物差しに、小農家の保護策は少ないのではないか。中山間地域や過疎地域には耕作条件の不利の地であるが、どんな農地であっても、何人かの食糧を支えてくれているのだと。


 以上の諸点から、昨今の経済や社会情勢、国内の食糧確保、自給率の増大のために田辺市域でどのようにするのかを聞かせていただきたい。


 5点目として、「元気かい!集落応援のため、人々の交流や迎え入れ、定住対策」について伺います。市では、田辺市の田舎暮らしを求める人々のために、定住支援協議会をつくっており、和歌山県ではふるさと定住センターが設置されており、これにより古座川町には、平成18年度から昨年20年12月までに21人の方々が移住されたと聞いております。


 都会は生活するのに何かと便利でありましょうが、反面、毎日毎日が多忙な経済活動の中で、生活を営み、多くの人々は借家に住み、持ち家であっても多額のお金をかけているにもかかわらず、マンションであったり小さい間取りの家であったりで、これに比べて田舎は少々不便でありますが、家のそばに農地があり、周囲や背後には山が見え、近くには小川が流れ、四季四季に変化するのどかな風景は都会では味わえない別の世界であると思います。


 これらの人々との触れ合いやUターン、Iターン、Jターンを初めとする多くの交流の中で、メリット、デメリットを話し合う機会を持ち、田舎での生活を理解され、来訪の機会の多さを増し、支えられ定住につながり、人々の声がこだまして、やがてこの地が集落地域の農地の保全と食の自給力の増加に結びつくというような取り組みをどう展開していくかを伺います。


 そして、第2問として、高齢者を初めとする福祉の充実についてを伺います。


 一つ、外出支援の拡充。二つ、交通手段の確立。三つ、数多くの参加できるデイサービス等の充実であります。


 今、私たちの生活する社会は文明社会であるとともに、経済活動の激しい社会でもあります。そして、高い福祉制度があることも事実であります。また、時代とともに各家庭の生活様相も昔のような一元的な様相から、すっかりと変わり、3世代世帯は少なく、多くは核家族として若い人の世帯、壮年世帯、そして高齢者世帯に分かれています。医師にかかりたい。買い物をしたい。またどこかへ出かけたいと思うとき、健常者であれば自家用車で、その目的を容易に足すことができますが、これが高齢者や身体に障害がある方はだれかの支援が必要となる場合が多く、かつての3世代が暮らす家庭ならそれが可能ですが、現在のような核家族では思いのままになりません。


 そして、過疎地域といわれるところには、公共交通機関のバスの運行も少なく、何らかの支援をなくしては至難であります。さらに、高齢者が多く、歩行の困難な方々もおられます。このため市では移動支援事業や移動支援サービス事業の実施で、これらに答えているのが、さらに充実させるために、これらの対象や地域の拡大を図られたいものです。


 二つに、田辺市では、公共交通機関のないところに住民バスの運行を実施しているが、実施していない地域への拡大やデマンドバス等の検討も必要と考えます。周辺のまちでも、人口減少と自家用車の普及等によってでしょうが、定期バス路線のない地域があり、そこに住む車の運転ができない人や高齢者、障害を持つ人々を初め、住民のために医療や公共機関を中心に住民バスが運行され、便宜を図っております。検討され、実現への努力をお伺いします。


 三つに、昨年9月議会の一般質問で、高齢者福祉について、福祉は施設から在宅へとの方針が示されているのに伴い、これが充実のためあえて特別配慮で弾力運用をされることをただしたものであります。


 市として、諸施策を講じ、また事例も話され、充実に取り組み、また拡充に努力したいとのことでしたので、これをよしといたしました。しかし、旧田辺市であっても、周辺4町村であっても、山村集落、または過疎集落と言われるところは高齢者が多く、また交通の便も非常に少ないので、人々の触れ合い、交流の機会も少ない。ゆえに人恋しい。集落応援事業で声かけ運動に出られた行政局を初めとする、職員の皆さんとの会話では鳥獣に対する被害対策や、飲料水対策等が大きな意見として出されたようですが、高齢になられ、ひとり暮らし等の老人方は、私たちはデイサービスが制限されて、余り行くことができません。以前みたいに、数多く参加できるデイサービスを復活してほしいと言われ、願っております。


 行政は市民のために、より高い目標を定め、施策を展開することが大切であると考えますが、昨今の社会情勢や市の財政事情、国や県の制度改革といろいろあろうかと思いつつも、前みたいにしてほしいという声は今の現状が、状況がかつての水準よりも低下しているということを示しているようなものであり、この要望にこたえるためには、現行の全高齢者を対象に、介護予防一般高齢者施策による事業を十分に活用するとともに、社会福祉協議会や老人会等との連携を密にして、協力をいただき、さらに充実してほしいものでございます。


 以上、2点を質問いたします。


           (28番 白川公一君 降壇)


○議長(鈴木太雄君)    28番、白川公一君の質問に対する当局の答弁を求めます。


 市長、真砂充敏君。


            (市長 真砂充敏君 登壇)


○市長(真砂充敏君)    白川議員から2点にわたるご質問をいただきました。1点目の「元気かい!集落応援事業等の充実を」については私から、あとは担当部長からお答えいたします。


 「元気かい!集落応援プログラム」は、過疎化と高齢化が著しい山村地域の地域支援施策として、本年度から実施しているもので、過疎集落ふれあい体験事業の実施、給水施設の整備や生活道の維持管理に対して支援を行っています。特に、行政局単位で実施している「声かけ活動」については、高齢者宅への訪問や各地区での座談会の開催など実施形態は異なりますが、行政と住民との情報交流の場を創出するとともに、山村集落のそれぞれの地域が抱えるさまざまな課題をお聞かせいただく貴重な機会であるととらまえ、その課題に対して、行政と地域とが共通認識を持つことが肝要であると考えています。


 「声かけ活動」を通して、多種多様な意見や要望が出されておりますが、比較的意見が多かった事例をご紹介しますと、まず、猿やイノシシなどによる獣害対策への要望がどの地域でも多くありました。田畑へ鳥獣の侵入を完全に防ぐことは困難でありますが、本市独自の鳥獣害防止対策事業を活用して防護施設の設置を奨励しております。農作物などの収穫の喜びは、生きがい対策の側面もあることから、山村集落における地域資源を活用した住民の生きがいづくりに対する支援の必要があります。


 このほかには、山間地域における飲料水等の安定供給を望む声も寄せられました。上水道や簡易水道の整備されていない集落においては、谷水や井戸水を飲料水等の生活用水として利用していますが、このような地域の中には、水源の枯渇や水量の低下により、飲料水の確保に支障を来している地区もあったことから、地区内の同じ悩みを持つ住民の方々が自主的に飲料水組合を組織し、市単独の飲料水施設整備事業を活用することによって、新たに簡易給水施設を整備し、安定した飲料水の供給を実現することができました。


 このように「声かけ活動」が一つのきっかけとなり、住環境の整備が図られた一例を申し上げましたが、この活動等を通して得られたご意見や把握した地域の状況などから、新規の業務や既存事業の拡充等新たな取り組みを展開していくこととしております。


 また、今後の地域再生に向けた取り組みを推進するため、集落支援活動を実施することとしております。まず、山村集落の集落点検により、一定の視点から集落の実情等を把握することとし、点検結果に基づき地域住民との協働によるその地域の実情に応じた維持・活性化の推進方策を探っていきたいと考えております。


 次に、遊休農地の活用についてでありますが、耕作放棄地については、全国的にも増加状況にあり、「2005年農林業センサス」では、38万ヘクタールとなっており、食料の安定供給や、農地の持つ多面的機能を維持するため、優良農地の確保とともに、耕作放棄地の解消が課題となっております。


 国においては、平成20年度に耕作放棄地の全体調査を実施しており、その中で比較的容易に農地として活用可能な要活用農地と、既に森林や原野となっており、農地として活用することが困難な土地を仕分けし、要活用農地について支援策を講じていくこととしております。


 田辺市におきましても、高齢化や過疎化による農業の担い手不足、野生鳥獣による農作物被害などから、山間部を中心に耕作放棄地が多く見受けられ、この耕作放棄地の解消対策として、意欲のある農家の方に活用していただくため、農業委員会とともに農地の利用集積や流動化を推進しており、また、新規就農者やU、I、Jターン者への紹介も実施しております。さらに、本年度からは、耕作放棄地の解消に向けて、法人の農業参入と、市民農園の開設を支援するため、「特定法人貸付事業」と「特定農地貸付事業」を導入し実施しているところでございます。


 次に、定住支援協議会の取り組みについてでありますが、平成19年度に設置しました田辺市定住支援協議会では、相談員とともにさまざまな移住相談に対応しております。特に今年度におきましては、和歌山県と連携して「わかやま田舎暮らし支援事業」などによる地域での意見交換や移住交流実証実験によって、情報発信や移住希望者との交流などを行っております。また、既存の公共施設を有効活用し、移住等の短期滞在施設を設置するほか、地域への受け入れや地域にとどまるための体制整備を行ってまいりたいと考えております。


 今後におきましても、山村地域にお住まいの方々の意向を踏まえた中で、市の各行政分野の連携により、さらに「元気かい!集落応援プログラム」の充実を図るなど、地域住民とともに地域の活性化に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


            (市長 真砂充敏君 降壇)


○議長(鈴木太雄君)    保健福祉部長、田中 敦君。


         (保健福祉部長 田中 敦君 登壇)


○保健福祉部長(田中 敦君)    議員ご質問の2点目、「高齢者を初めとする福祉の充実を」についてお答えいたします。現在、全国的にも高い割合で推移しております高齢化は、平均寿命の延びや出生率の低下のもと、田辺市におきましても急速に進んでいるところであります。平成20年3月末現在の高齢者人口は2万2,007人、高齢化率は26.4%となっており、まさに超高齢社会を迎えているところであります。こうした中、高齢者の方々が住みなれた地域で生き生きと暮らせるまちづくりを目指して、本市におきましても各種保健福止施策に鋭意取り組んでいるところであります。


 議員ご質問であります「高齢者や身体に障害のある方へのデマンド方式によるバス運行の導入や外出支援サービスの拡充」についてでありますが、住民バスの運行につきましては、基本的に幹線道路を運行する民間路線バスがカバーできない枝線を運行しており、一部の路線につきましてば、利用者の減少による効率化を図るためデマンド方式を導入しているところでありますが、今後におきましては、地域の実情を踏まえるとともに、公共交通の役割を十分見きわめ、改善できるものから取り組んでまいりたいと考えております。


 また、公共交通機関の利用が困難な高齢者や下肢等が不自由な高齢者の方々を自宅から医療機関へ送迎する外出支援サービス事業につきましては、平成19年度にご利用された方は、実人数で196人と、多くの高齢者の方々がご利用されている状況であり、本事業を初め、診療所等への送迎バスや地域の住民バスを活用し、高齢者の健康を守るという立場から、今後も、在宅での自立した生活を継続していただけるよう、地域の実情に即した対応を行ってまいりたいと考えております。


 次に、「山間地域における高齢者の集いの場の拡充や推進施策」につきましては、市といたしましても、ひとり暮らしの高齢者世帯等の急増を受けて、いかに高齢者の孤立を防ぐかが課題となっているところであります。


 このような状況の中、田辺市といたしましては、高齢者に対する生きがいと健康づくりの推進や社会福祉協議会等との連携による社会参加の促進、健康保持・学習機会の確保に鋭意努めているところであります。また、老人クラブに対しては、友愛活動や健康づくり講演会、グラウンドゴルフ大会を初めとする各種体操教室や、あるいは趣味の作品展、演芸大会など各種事業に対して助成を行うとともに、老人クラブが地域において自主的かつ積極的な活動の場となるよう支援しているところであります。


 また、これに加え、田辺市内12カ所に点在する在宅介護支援センターでは、相談員が高齢者のご家庭をくまなく訪問しているところでありますが、平成19年度には、1万875件のご家庭を訪問し、介護保険サービスを初め、保健福祉サービスの紹介や内容など、高齢者の総合相談窓口として日々展開していただいているところであります。


 また、田辺市では、高齢者の方々が住みなれた地域で、いつまでも自分らしい生活を続けていただくために、できる限り介護が必要な状態にならないよう介護予防事業に取り組んでいるところでありますが、この事業への参加も高齢者の方々の集いの場の一助となっているところであります。この事業は、すべての高齢者を対象に、生活機能を低下させないための運動や口腔体操・低栄養予防等の習慣を日常生活の中に取り入れていただけるよう、普及啓発を兼ねて、各地域で介護予防に関する教室や講座を本年度1月までに971回開催しております。


 また、これに伴って、町内会を初め老人クラブや在宅介護支援センター、社会福祉協議会等とも十分連携をとりながら地域における自主的な介護予防活動がより一層効果的に運営されるよう進めているところであります。


 また一方で、介護を必要としないが、生活機能の低下が心配される高齢者に対しては早い段階から介護予防に取り組んでいただくため、その人に応じた介護予防ケアプランに基づき通所事業や訪問などによる、より専門的なサービスとして運動器や口腔機能の向上・栄養改善等を目的としたサービスの提供につなげているところであります。


 この事業のうち、20名程度の介護予防教室では体力年齢が平均して9歳も若返ったという測定値が出ております。また、ご参加された方々のお声をご紹介させていただきますと、「介護予防なんて必要はないと思っていたが、仕事と運動は全く違うものだとわかった」というご意見、また、「運動するためか、以前よりご飯がおいしくなった、あるいは、よく眠れるようになった」など、また、中でも一番多く寄せられているご意見が、「ひとり暮らしでだれかとしゃべることがふだんないが、介護予防教室に来ると楽しいし、運動もできるので一石二鳥だ」など、人との触れ合いが心身にとっていかに大切であるかといったご意見をいただいております。


 このようなことから、介護予防事業が高齢者に与える影響は、体の健康のみならず、心の健康にも大いにつながるものであるとともに、高齢者を初め、その方々を取り巻く地域住民の方々におかれましても、集いの場、出会いの場として十分意義を持った事業であると考えてございます。今後も介護予防事業のさらなる推進を目指し、高齢者の方々が住みなれた地域で生き生きと安心して暮らしていただけるよう取り組んでまいりたいと考えておりますのでご理解いただきたいと存じます。


         (保健福祉部長 田中 敦君 降壇)


○議長(鈴木太雄君)    28番、白川公一君。


           (28番 白川公一君 登壇)


○28番(白川公一君)    段段のご答弁ご苦労さまです。


 国会では、議員の発言権保障のもと、勢い余るほどの丁々発止の論戦をやっておりますが、当田辺市議会では、私ども議員の質問を真摯に聞いて、しっかりと受けとめ、努力をしていくということでございますので、さらなるご尽力を期待いたします。


 さて、第1点目、私が幼少のころ過ごしました大塔村の富里の奥、和田のふるさとは今、数戸でわずかの人が暮しております。そのような中で、飲料水が枯渇して困っていることが話に出た。行政局の職員さんたちは、飲料水供給事業を紹介した。それが2件、3件と次々出てくる。金がたくさんかかる。そこから話がだんだんと進み、発展して簡易給水施設の方法が決まり、今5キロ余る6キロの遠方から絶えることのないきれいな水をとり、水のことが解消されました。


 さらに、点在する空き家にも、また将来の定住者にも備え、予備の配水線をつけております。行政の声かけによる働きが、過疎、限界集落と言われるところであっても、まだまだふるさとを守らなければならないというパワーを見せてくれた事例であろうかとも存じます。


 次に、第2点目について、外出支援事業については、さらに充実を目指し、住民バスについてもいろいろな調整を初めとして、デマンドバス方式等改善できるものから取り組み、デイサービス等の充実に高齢者等の集いにより、より安らぎの場を広め、孤独感の払拭をするとともに、介護予防にも役立たせることも伺いましたし、また現在行っている事業の紹介や参加者の喜びの様子も聞かせてくれてのこと、大変うれしく思います。


 さて、福祉事業の推進、特に高齢者の方々には、育った時代の時代的背景を考えることも必要ではないかと思います。自由に参加できたデイサービスの復活を求める方々の年代は、昭和一けた以前に生まれた方々が多く、75歳の方は若く、80歳以上、90歳に及ぶ方々です。この方々は戦前の教育で、修身や道徳を教えられ、しっかりと現在で言う子育て、子養いしておけば老後になったら子供たちがしっかりと孝養を尽くしてくれると教え込まれ、またこの世代の方々は、奉公人といって、店員やお手伝いなどとは呼ばれていませんが、でっちや女中さんとして、旧家や大店で働き、その家の年老いただんなや奥様が皆から敬われ、大切にされることを見ております。


 このことを今日の変わった世相の中で、子供たちや町に出ている、孫たちもいない。そして自分は田舎でひっそりと暮らし、思うように行動ができない。今と昔を比較して、そうした甘えから出ているのではないでしょうか。これらの対応はどうするか。法律や論理も大切ですが、やはりハート、心、思いやりが大切ではないでしょうか。


 さて、相当以前になりますが、私が行政の職員のころのことです。老人福祉センター設置のころのことでございます。この建物は福祉会館として、現在、田辺市社協の大塔事務所として使われております。県の老人福祉課からデイサービスの実施を強く要請されました。国の基準によるところの介護老人を1日何人以上、週何日開所等が必要とのことでした。


 私はよくよく考えました。そして県に申し上げました。国の示すデイサービスには応じかねますと。なぜならば、この施設は村が建設する住民福祉、老人のための施設であります。よって、一つに住民等しく福祉の恩恵を享受したい。皆が利用したい。


 二つに、大塔村は、広範です。よって、毎日毎日特定の老人を40キロから50キロ、往復100キロに及ばんとするところを連れてくるということは、健康上いかがなものか。はっきり申しますと、きつい言い方をするなれば、老人を殺してしまうことにもなるとも話しました。


 三つに、この福祉センターに送迎の車が対応できないため、一度に多くの人々を迎えることができない。また遠方の方もあり、よっては時に地域に出向き、集会所等を利用して、老人の方々に集まってもらい、食事はセンターから運ぶなどで対応をする方法でデイサービスや福祉活動を展開したいと説明いたしました。


 当時、県の課長は厚生省から来られた方であり、しばらく私の話を聞いてくれ、その後、わかりました、大塔村には大塔村としての方法を厚生省とよく話し合い、これを特例として認めることにいたしましょうということになりました。このことは、地方の時代と言われる先駆けでもありました。法律は法律としても、また運用もありであります。思い切った弾力ある展開ができました。


 行政に働く皆様、市の直面する課題を県に、国に提言し、市民が県民が、そして国民が喜べるような行政を国にするよう提言することをお願いいたしたいと思います。


 特に、真砂市長には、市長は当地方でも国でも、県でも、重要な役職を担当され、常にリーダーとして活躍されているので、職員の皆さんは市長への報告や提言を密にされたいということを申し上げます。


 いささか時間をとりましたが、もう一点申し上げます。


 真砂市長は、中辺路町議会議員、中辺路町長、そして田辺市長としてご尽力くださっておりますが、コイで申すならば、瀬にゆっくりと泳ぎ、水面にあっては回遊し、時あらば滝を登って雲をけり、龍となって天に昇るごとく、政治に対する立派な資質と熱血のような政治家であると信奉いたします。ふるさと田辺市はもとより、和歌山県政のためにも、日本の国政のためにも、日々ご精進され、ご活躍賜らんことを祈念し、私の今期最終の一般質問を終わらせていただきます。ご静聴ありがとうございました。


           (28番 白川公一君 降壇)


○議長(鈴木太雄君)    以上で、28番、白川公一君の一般質問は終了いたしました。


 お諮りいたします。


 本日の会議はこの辺にとどめ延会し、明3月13日午前10時から再開いたします。


 これに異議ありませんか。


            (「異議なし」の声あり)


○議長(鈴木太雄君)    異議なしと認めます。


 よって、さよう決しました。


 延 会


○議長(鈴木太雄君)    それでは、本日はこれをもって延会いたします。


              (午後 4時50分)





 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。


  平成21年3月12日


                   議  長  鈴 木 太 雄





                   副議長   岡 ? 宏 道





                   議  員  天 野 正 一





                   議  員  森   哲 男





                   議  員  山 本 勝 一