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和歌山県 田辺市

平成18年 3月定例会(第3号 3月13日)




平成18年 3月定例会(第3号 3月13日)





            田辺市議会3月定例会会議録


            平成18年3月13日(月曜日)


            ────────────────


 
平成18年3月13日(月)午後1時開議


 第  1 1定議案第  1号 工事請負変更契約の締結について


 第  2 1定議案第  2号 工事請負変更契約の締結について


 第  3 1定議案第  3号 工事請負変更契約の締結について


 第  4 1定議案第  4号 市道路線の認定について


 第  5 1定議案第  5号 市道路線の変更について


 第  6 1定議案第  6号 市道路線の廃止について


 第  7 1定議案第  7号 平成17年度田辺市一般会計補正予算(第6号)


 第  8 1定議案第  8号 平成17年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予


                算(第3号)


 第  9 1定議案第  9号 平成17年度田辺市老人保健特別会計補正予算(第2


                号)


 第 10 1定議案第 10号 平成17年度田辺市介護保険特別会計補正予算(第3


                号)


 第 11 1定議案第 11号 平成17年度田辺市文里港整備事業特別会計補正予算


                (第1号)


 第 12 1定議案第 12号 平成17年度田辺市簡易水道事業特別会計補正予算(


                第2号)


 第 13 1定議案第 13号 平成17年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予


                算 (第1号)


 第 14 1定議案第 14号 平成17年度田辺市漁業集落排水事業特別会計補正予


                算(第2号)


 第 15 1定議案第 15号 平成17年度田辺市診療所事業特別会計補正予算(第


                3号)


 第 16 1定議案第 16号 平成17年度田辺市四村川財産区特別会計補正予算(


                第1号)


 第 17 1定報告第  1号 専決処分事項について


 第 18 1定報告第  2号 専決処分事項の報告について


 第 19 1定報告第  3号 平成17年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更


                について


 第 20 一般質問


            ────────────────


〇会議に付した事件


 日程第1から日程第20まで


            ────────────────


〇議員定数 30名


〇欠  員  0名


            ────────────────


〇出席議員


            議席番号   氏   名


             1番  川 ? 五 一 君


             2番  真 砂 みよ子 君


             3番  久 保 浩 二 君


             4番  小 川 浩 樹 君


             5番  佐 井 昭 子 君


             6番  出 水 豊 数 君


             7番  安 達 克 典 君


             8番  谷 口 和 樹 君


             9番  鈴 木 太 雄 君


            10番  塚   寿 雄 君


            11番  山 本 紳 次 君


            12番  松 下 泰 子 君


            13番  中 本 賢 治 君


            14番  棒 引 昭 治 君


            15番  大 倉 勝 行 君


            16番  宮 本 正 信 君


            17番  高 垣 幸 司 君


            18番  陸 平 輝 昭 君


            19番  山 口   進 君


            20番  宮 田 政 敏 君


            21番  吉 田 克 己 君


            22番  久 保 隆 一 君


            23番  松 本 平 男 君


            24番  天 野 正 一 君


            25番  森   哲 男 君


            26番  山 本 勝 一 君


            27番  吉 本 忠 義 君


            28番  白 川 公 一 君


            29番  岡 ? 宏 道 君


            30番  田 中 康 雅 君


            ────────────────


〇欠席議員  なし


            ────────────────


〇説明のため出席したもの


            職  名       氏     名


           市    長     真 砂 充 敏 君


           助    役     森   章 二 君


           収入役        福 田 安 雄 君


           教育長        愛 須 恒 藏 君


           水道事業管理者    大 江 潔 史 君


           政策調整部長     山 崎 清 弘 君


           企画部長       庄 堂 琢 磨 君


           男女共同参画推進室長 藤 畑 静 代 君


           総務部長       岡 本 美 彦 君


           市民部長       川 端 清 司 君


           保健福祉部長     中 瀬 政 男 君


           環境部長       池 田 正 弘 君


           商工観光部長     福 井 量 規 君


           農林水産部長     溝 口 博 一 君


           農政課長       古久保 敏 雄 君


           森林局長       重 根 誠 治 君


           建設部長       橘   長 弘 君


           理    事     堀   義 雄 君


           龍神行政局長     久 保 三七男 君


           消防長        津 田 正 視 君


           教育総務部長     杉 原 莊 司 君


           学校教育課長     撫 養 明 美 君


           生涯学習部長     衣 田 秀 雄 君


            ────────────────


〇出席事務局職員


            議会事務局長     井 口 富 夫


            議会事務局次長    梅 田 敏 文


            議会事務局主任    中 田 信 男


            議会事務局主査    山 下 幸 恵


             ────────────────





開 議


○議長(吉本忠義君)    定足数がありますので、ただいまからお手元に配付の日程により、平成18年第1回田辺市議会定例会3日目の会議を開きます。


              (午後 1時01分)


            ────────────────


○議長(吉本忠義君)    それでは日程に入ります。





◎日程第 1 1定議案第 1号 工事請負変更契約の締結についてから


 日程第16 1定議案第16号 平成17年度田辺市四村川財産区特別会計補正予算(第1号)まで一括上程





○議長(吉本忠義君)    日程第1 1定議案第1号 工事請負変更契約の締結についてから、日程第16 1定議案第16号 平成17年度田辺市四村川財産区特別会計補正予算(第1号)まで、以上16件を一括上程いたします。


 ただいま上程いたしました16件については、過日の本会議においてそれぞれ所管の常任委員会に付託していたものであります。


 この場合、順を追って各常任委員長から報告を求めます。


 まず初めに、総務企画委員会委員長の報告を求めます。


 4番、小川浩樹君。


             (4番 小川浩樹君 登壇)


○4番(小川浩樹君)    総務企画委員会委員長報告を朗読をもってさせていただきます。


 本委員会は、去る3月1日の本会議において付託を受けた議案7件について、3月3日及び13日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し、慎重に審査をいたしました。


 その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第1号 工事請負変更契約の締結について、同議案第2号 工事請負変更契約の締結について、同議案第3号 工事請負変更契約の締結について、同議案第7号 平成17年度田辺市一般会計補正予算(第6号)の所管部分、同議案第8号 平成17年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)の事業勘定、同議案第9号 平成17年度田辺市老人保健特別会計補正予算(第2号)及び同議案第16号 平成17年度田辺市四村川財産区特別会計補正予算(第1号)の以上7件は、全会一致により、すべて原案のとおり可決いたしました。


 審査の過程における委員からの質疑及び要望の主なものは、次のとおりであります。


 まず、議案第1号 工事請負変更契約の締結について、契約金額の増額の経緯についてただしたのに対し、「この事業は、平成15年度から平成19年度までの全体計画により進めている事業であるが、事業の早期完成を図るため、平成18年度実施予定の配水管布設工事の一部を今年度に繰り上げて施工するため変更契約を行うものである。また、契約金額の増額に係る予算については、年度当初に国庫補助金の額が確定しており、その補助金を有効活用するため、予算の範囲内において対応するものである」との答弁がありました。


 次に、議案第2号 工事請負変更契約の締結について、国庫補助金の交付を受けるに当たり、変更契約に係る増額分の工事について、同一の共同企業体への発注でなければいけないのかただしたのに対し、「共同企業体との契約は、構成員の技術力を結集して効率的な施工ができるところにあるが、地元業者で施工可能な工事であれば、別工事として発注することができるという考え方もあり、工事内容等に応じて今後検討してまいりたい」との答弁がありました。


 次に、議案第3号 工事請負変更契約の締結について、残土処理場の変更理由についてただしたのに対し、「当初の計画では工事区域内の民地へ投棄する予定であったが、その契約が確実になされていなかったこと等により、市が管理する土地に残土処理場を変更するものである」との答弁があり、これに対し、今後、工事請負契約については、当初より確実に締結し、また、その契約に基づき事業を適正に実施されるよう要望いたしました。


 次に、議案第7号 平成17年度田辺市一般会計補正予算(第6号)の所管部分のうち、企画部関係では、市民生活費にかかわって、安全安心パトロール事業の内容と効果についてただしたのに対し、「この事業は、国の緊急雇用創出特別基金事業の一環として、平成15年度から開始したものであるが、平成16年度で国の事業が終了したため、現在は県と市で実施している。3名の警備員が駅前周辺や大通り等で、放置自転車の整理や無灯火及び2人乗り自転車に対する注意、公園の器物破損の防止等のためのパトロールを行っている。事業実施前の平成14年の旧田辺市の刑法犯の発生件数が1,927件であったのに対し、平成17年は11月末現在で1,014件となっており、52.6%に減少しているので犯罪抑制の効果が認められる」との答弁がありました。


 以上、委員長報告といたします。


 平成18年3月13日、総務企画委員会委員長、小川浩樹。


 以上でございます。


             (4番 小川浩樹君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    続いて、経済環境委員会委員長の報告を求めます。


 16番、宮本正信君。


             (16番 宮本正信君 登壇)


○16番(宮本正信君)    経済環境委員会の委員長報告を朗読をもっていたします。


 本委員会は、去る3月1日の本会議において付託を受けた議案3件について、3月2日及び13日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し、慎重に審査をいたしました。


 その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第7号 平成17年度田辺市一般会計補正予算(第6号)の所管部分、同議案第13号 平成17年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)及び同議案第14号 平成17年度田辺市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)の以上3件について、いずれも全会一致により原案のとおり可決いたしました。


 審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。


 まず、議案第7号 平成17年度田辺市一般会計補正予算(第6号)の所管部分についてでありますが、商工観光部関係では、地域映像活用事業費補助金についてただしたのに対し、「田辺市出身である太田隆文映画監督が故郷で映画を撮影したいとの思いから、制作会社であるビデオプランニングや地元ボランティア等の協力を得て撮影した映画『海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ』の制作に対し補助するものである。


 この映画は、田辺の名所である天神崎をはじめ、東陽中学校の木造校舎など、すべてのシーンが田辺市内で撮影されており、また、撮影に関して積極的に地域のボランティアが関わっている地域密着型映画である。


 映画は既に完成しており、先日、東京にて完成試写会を行ったところで、今後、田辺市内においても、4月29日紀南文化会館においての完成記念上映会を皮切りに、5月27日から1カ月間、映画館ジストシネマ田辺で一般公開される予定である。


 今後、この映画を活用して、田辺市の観光宣伝及び地域活性化につなげていきたい」との答弁がありました。


 次に、農林水産部関係では、梅産地支援事業費補助金の実績及び減額理由をただしたのに対し、「梅の改植事業に対する補助金として、年度当初16ヘクタール、受益戸数100戸を予定していたが、実績は10ヘクタール、受益戸数77戸であった。減額理由については、今年度は梅の樹勢が比較的によく、生育不良が減少し、収穫も豊作であったため、農家が改植事業を見合わせたことである」との答弁がありました。


 以上、委員長報告といたします。


 平成18年3月13日、経済環境委員会委員長、宮本正信。


 以上であります。


             (16番 宮本正信君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    続いて、建設消防委員会委員長の報告を求めます。


 21番、吉田克己君。


             (21番 吉田克己君 登壇)


○21番(吉田克己君)    建設消防委員会の委員長報告を朗読をもって報告させていただきます。


 本委員会は、去る3月1日の本会議において付託を受けた議案6件について、3月3日及び13日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。


 その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第4号 市道路線の認定について、同議案第5号 市道路線の変更について、同議案第6号 市道路線の廃止について、同議案第7号 平成17年度田辺市一般会計補正予算(第6号)についての所管部分、同議案第11号 平成17年度田辺市文里港整備事業特別会計補正予算(第1号)及び同議案第12号 平成17年度田辺市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)の以上6件について、いずれも全会一致により、原案のとおり可決いたしました。


 審査の過程における委員からの質疑及び要望等の主なものは、次のとおりであります。


 議案第4号 市道路線の認定についてでありますが、市道の認定基準について説明を求めたのに対し、「都市計画区域内については、建築基準法に基づく道路位置指定という法的担保措置を受けられるが、都市計画区域外についてはそれができない。このため、市で定めている道路位置指定に基づく市道引き取り規程により、宅地造成工事における道路を市が積極的に引き取ることで、市民の財産が保全できるよう努めている」との答弁があり、そういった基本的な考え方を諒とした上で、今後とも適切な対応を行うよう要望いたしました。


 次に、議案第7号 平成17年度田辺市一般会計補正予算(第6号)の所管部分についてでありますが、建設残土処理施設費について、当初、予算計上していた工事費のうちで、残土処理場の防護柵工や排水工等の工事請負費が減額となっているが、そのことによって、雨などの表面排水による河川への影響はどうかとただしたのに対し、「関係する対策工事については、その都度的確に施工しながら進めており、影響はないと考えている」との答弁があり、それに対して、表面排水は濁り水等の環境問題にもなるため、十分配慮して取り組むよう要望いたしました。


 以上、委員長報告といたします。


 平成18年3月13日、建設消防委員会委員長、吉田克己。


             (21番 吉田克己君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    続いて、文教民生委員会委員長の報告を求めます。


 10番、塚寿雄君。


             (10番 塚 寿雄君 登壇)


○10番(塚 寿雄君)    文教民生委員会の委員長報告を朗読をもってさせていただきます。


 本委員会は、去る3月1日の本会議において付託を受けた議案4件について、3月2日及び13日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。


 その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第8号 平成17年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)の直営診療施設勘定、同議案第10号平成17年度田辺市介護保険特別会計補正予算(第3号)及び同議案第15号 平成17年度田辺市診療所事業特別会計補正予算(第3号)の以上3件については、全会一致により、同議案第7号 平成17年度田辺市一般会計補正予算(第6号)の所管部分については、起立多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。


 審査の過程における委員からの質疑及び要望の主なものは、次のとおりであります。


 議案第7号 平成17年度田辺市一般会計補正予算(第6号)の所管部分についてでありますが、教育総務部関係では、高等学校通学費等助成金及び奨学貸付金の減額理由についてただしたのに対し、「高等学校通学費等助成金は、旧町村に在住する学生を対象に、高等学校等への通学や下宿費等に要する経費の一部を市が助成するものである。減額の要因としては、旧町村でそれぞれ設けていた受給者の所得基準を合併時に一元化したことに伴い、所得基準以下の世帯数が減少したためである。また、奨学貸付金の減額については、合併に伴い、従前の12月募集ではなく5月募集となり、他の奨学金を既に取得した学生が多かったことなどから、当初予定していた奨学生の採用人数が大幅に減少したためである」との答弁がありました。


 次に、保健福祉部関係では、生きがい活動通所支援事業委託料の減額理由についてただしたのに対し、「この事業は家に閉じこもりがちな高齢者が地域の既存施設を活用し、通所デイサービスを利用して、社会的孤立感の解消と自立生活を助長し、生きがいを見つけてもらうという趣旨に基づいた事業である。合併前は各市町村における本事業の利用回数制限が一律でなかったため、合併後にその制限を週に1回と統一し実施したものであるが、当初見込まれていた利用者数を下回る結果となった」との答弁があり、委員から、本事業を行うに当たっては、住民の方々にとって、より多く利用していただけるよう、その地域に応じたサービスを検討する旨要望がありました。


 また、扶助費に関連して、委員から、全国的にはもとより、田辺市においても生活保護世帯が増加している状況のもと、市としても適正な実施に努められていることに対しては一定の理解を示しつつも、公的扶助の趣旨を十分踏まえ、困窮している方々に対し、より一層適切な対策を講じられるよう要望がありました。


 以上、委員長報告といたします。


 平成18年3月13日、文教民生委員会委員長、塚寿雄。


             (10番 塚 寿雄君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    以上で、各常任委員長の報告が終了いたしました。


 これより質疑に入ります。


 ただいまの委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。


             (「なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    質疑なしと認めます。


 これより討論に入ります。


 討論は一括して行います。


 討論はありませんか。


             (「なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    討論なしと認めます。


 これより、ただいま議題となっております16件について、順次採決に入ります。





◎日程第1 1定議案第1号 工事請負変更契約の締結について





○議長(吉本忠義君)    それでは、1定議案第1号 工事請負変更契約の締結について、お諮りいたします。


 議案第1号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第1号は可決いたしました。





◎日程第2 1定議案第2号 工事請負変更契約の締結について





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第2号 工事請負変更契約の締結について、お諮りいたします。


 議案第2号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第2号は可決いたしました。





◎日程第3 1定議案第3号 工事請負変更契約の締結について





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第3号 工事請負変更契約の締結について、お諮りいたします。


 議案第3号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第3号は可決いたしました。





◎日程第4 1定議案第4号 市道路線の認定について





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第4号 市道路線の認定について、お諮りいたします。


 議案第4号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第4号は可決いたしました。





◎日程第5 1定議案第5号 市道路線の変更について





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第5号 市道路線の変更について、お諮りいたします。


 議案第5号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第5号は可決いたしました。





◎日程第6 1定議案第6号 市道路線の廃止について





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第6号 市道路線の廃止について、お諮りいたします。


 議案第6号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第6号は可決いたしました。





◎日程第7 1定議案第7号 平成17年度田辺市一般会計補正予算(第6号)





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第7号 平成17年度田辺市一般会計補正予算(第6号)について、お諮りいたします。


 議案第7号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第7号は可決いたしました。





◎日程第8 1定議案第8号 平成17年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第8号 平成17年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、お諮りいたします。


 議案第8号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第8号は可決いたしました。





◎日程第9 1定議案第9号 平成17年度田辺市老人保健特別会計補正予算(第2号)





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第9号 平成17年度田辺市老人保健特別会計補正予算(第2号)について、お諮りいたします。


 議案第9号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第9号は可決いたしました。





◎日程第10 1定議案第10号 平成17年度田辺市介護保険特別会計補正予算(第3号)





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第10号 平成17年度田辺市介護保険特別会計補正予算(第3号)について、お諮りいたします。


 議案第10号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第10号は可決いたしました。





◎日程第11 1定議案第11号 平成17年度田辺市文里港整備事業特別会計補正予算(第1号)





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第11号 平成17年度田辺市文里港整備事業特別会計補正予算(第1号)について、お諮りいたします。


 議案第11号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第11号は可決いたしました。





◎日程第12 1定議案第12号 平成17年度田辺市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第12号 平成17年度田辺市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、お諮りいたします。


 議案第12号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第12号は可決いたしました。





◎日程第13 1定議案第13号 平成17年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第13号 平成17年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について、お諮りいたします。


 議案第13号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第13号は可決いたしました。





◎日程第14 1定議案第14号 平成17年度田辺市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第14号 平成17年度田辺市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、お諮りいたします。


 議案第14号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第14号は可決いたしました。





◎日程第15 1定議案第15号 平成17年度田辺市診療所事業特別会計補正予算(第3号)





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第15号 平成17年度田辺市診療所事業特別会計補正予算(第3号)について、お諮りいたします。


 議案第15号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第15号は可決いたしました。





◎日程第16 1定議案第16号 平成17年度田辺市四村川財産区特別会計補正予算(第1号)





○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第16号 平成17年度田辺市四村川財産区特別会計補正予算(第1号)について、お諮りいたします。


 議案第16号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定議案第16号は可決いたしました。





◎日程第17 1定報告第1号 専決処分事項について上程





○議長(吉本忠義君)    続いて、日程第17 1定報告第1号 専決処分事項について上程いたします。


 本件については、過日既に当局の説明が終了しておりますので、これより質疑を行います。議案書1ページから7ページまでです。


 質疑はありませんか。


             (「なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    質疑なしと認めます。


 これより討論に入ります。


 討論はありませんか。


             (「なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    討論なしと認めます。


 それでは、お諮りいたします。


 1定報告第1号は、原案のとおり承認することに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、1定報告第1号は、原案のとおり承認することに決しました。





◎日程第18 1定報告第2号 専決処分事項の報告について及び


 日程第19 1定報告第3号 平成17年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について一括上程





○議長(吉本忠義君)    続いて、日程第18 1定報告第2号 専決処分事項の報告について及び日程第19 1定報告第3号 平成17年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について、以上2件を一括上程いたします。


 ただいま上程いたしました案件については、過日既に当局の説明が終了しておりますので、これより質疑を行います。


 それでは、日程第18 1定報告第2号 専決処分事項の報告について、質疑に入ります。


 議案書の8ページです。


 質疑はありませんか。


             (「なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    質疑なしと認めます。


  それでは、1定報告第2号は、以上で終わります。


 続いて、日程第19 1定報告第3号 平成17年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について、質疑に入ります。


 議案書132ページから140ページまでです。


 質疑はありませんか。


             (「なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    質疑なしと認めます。


 それでは、1定報告第3号は、以上で終わります。


休 憩


○議長(吉本忠義君)    この場合、午後1時30分まで休憩いたします。


             (午後 1時24分)


            ────────────────


再 開


○議長(吉本忠義君)    休憩前に引き続き会議を開きます。


             (午後 1時31分)





◎日程第20 一般質問





○議長(吉本忠義君)    続いて、日程第20 一般質問を行います。


 なお、一般質問の通告は、3月1日午後5時に締め切り、抽選により順位を決定いたしました。結果は、通知申し上げているとおりであります。


 それでは、質問順位に従って、一般質問を許可いたします。


 15番、大倉勝行君の登壇を許可いたします。


             (15番 大倉勝行君 登壇)


○15番(大倉勝行君)    15番議員であります。本議会の1番バッターでありまして、ちょうど19年と少しになるわけですけど、1番が初めてだったんかな、昔記憶あるようなことがあるんですけれども、今回初めてかもわからんなと思いながら登壇しているわけでありますけども、何か1番ということかもわからんのですけれども、何かいつもと違う緊張があるのはどういうことかなと思います。何か昔小学校のころの父兄会のような気もするのでありますけれども、一生懸命やりますのでよろしくお願いしたいと思います。


 通告順位に従いまして、まず1番から入っていきたいと思います。私の通告の1番は、地場産業梅の現状認識と今後の行政としての取り組み得る運動と心構えという形を通告させていただいております。


 もう皆さんご存じやと思いますけれども、梅というものは、我々この地方の本当に地場産業でありまして、田辺・みなべの梅産業は600数億円という形の、これほどすごい経済効果があると言われているのでありまして、農産物を中心としている産業の中では日本一の地域の産業ではないかと私は思います。


 特にすごいのは、農業の後継者がこれほど多いのは、日本中の中でも例を見ないと思います。これはこの地方としましては、大変誇りに思う事柄ではないかなと、そのように思います。業者数は組合に入っていないのを含めますと、200社以上の梅の業者といいますか、加工会社があると言われており、梅産業にかかわっている周りの職種は、たる屋さんとか、あるいは印刷業、運送業さんまでを入れますと、そこにかかわっている人数は3,000人近くになるのではないかと言われております。


 梅の時期の梅雨の6月には、田辺市の親不孝通りが空っぽになると、本当に商売はあがったりやという形でよく聞くわけでありますけれども、それは本当に大きなことではないように思います。


 これだけの田辺市の優良地場産業が大変な二重の危機に今瀕しているのであります。その二重の危機の一つは、ここ20年前から起こっております梅の立枯れ病です。5年、6年、そして7年目の若い木が、さあこれから今まで投資したものをとろうという、その本当に直前にありまして、梅の実をとらないまま枯れてしまいます。何と梅の木が枯れるのは、20万本に達しておりまして、その広さは700町歩だと言われているわけであります。


 この梅の立枯れでも、農家は息絶え絶えになっているのにもかかわりませず、昨年からは、梅の値段が安いのに加えて、農家からその梅が売れていない。本来なら毎年などは、12月にはほとんどの農家の梅は手元を離れまして、農家の家には梅が残ってない。正月には梅をお金にかえ、新しい年を迎えるのであります。この地方の多くの農家は、そのような状態でありました。しかし、ことしは3月になっても、今日現在ほとんどの農家は、昨年収穫した梅の半分以上は、梅干しが今、農家の倉庫に残っている、これが現状であります。


 ある人が言っております。「こんなことは生まれて初めてだ」と、農家の人は言っておりました。多分こんなに売れないのは、この地方の梅産業が始まって以来のことではないかと、私自身思います。その原因は何なのか、いろいろと考えられるのでありますが、あの中国梅、そして日本の他の産地の梅、量が大変多くなりました。そして、今ひとつに紀州の梅の価格の高さもあるかもわかりません。


 そして、今ひとつ梅の商品化の少なさ、種類の少なさですね、かつお梅と味付け梅ぐらいしかないのかな、まだ細かいのはいろいろあるんですけど、代表するのはそのぐらいしかないのでありまして、その商品化の少なさも原因の一つではないかと思います。そして、大きいのは、宣伝不足が、この売れない原因になるのではないかと、私自身はそう思います。ほかにたくさん考えられることはあるかもしれません。


 私の地元であります三栖の農家のリーダー的存在の人がこう言っております。「今の梅の現状を見ていると、かつてのみかんを思い出す」。かつて和歌山県の紀州みかんは日本一だったのであります。今でも味は本当に日本一だと思います。しかし、みかんの後進県である九州の熊本県、佐賀県がみかんをつくり出すと、本当に我々の和歌山県のみかんの産地は九州にやられてしまったわけであります。


 同じことが梅にも起こるような気がする。根拠は、九州は土地の地価が安い、そして、人件費が安いとのことであります。そして、みかんの産地づくりに、行政が先頭になって力を入れたからであると思います。そういうことを、あるリーダー的存在の人が言っておりました。この方は農協の職員であり、かつて市場で、あるいは量販店などで販売の最前線で九州の行政と戦った体験から、そういう心配をされていたのであります。


 そこで、質問でありますけれども、田辺市行政として、この地場産業の梅の重大さをどのように認識をしておりますか。今ひとつに、その梅の昨年、ことしの現状を、危機をどのように認識されておりますか。今後とらなければいけない行動、運動は、生産者、農協、業者、行政と、それぞれ微妙に違うと思うが、田辺市行政として取り得る運動はどのようなことを考えておられますか。そして、その心構えを、その点を教えていただきたいと思います。1回目の第1番目の梅の質問は、これで終了します。


 次に、2番目に移りたいと思います。2番目は、教科書に見る教育界の問題点と田辺市教育委員会の責任と覚悟と説明責任を聞くという形であります。大変質問の内容的にもいろいろと考えました。少し質問の趣旨、方向が大分変わっていますので、先にそれだけを申し上げて、教育問題としての質問を始めたいと思います。


 私は、新田辺市になる以前から、何年にもわたり、何回もこの教科書問題を議論をさせていただいた。次世代を担う子供たちを教育するのですから、真剣に、そして慎重に教育していただきたい。子供たちは、白紙のキャンパスであります。教育によりどのような絵でもこの子供たちに描けるのであります。子供たちの将来、そして日本の国の将来が、この教育によって変わると。日本の国の将来がこの教育によって変わるということを言っても過言ではないと、私自身は考えております。


 資源のない日本であります。近隣にライバルの国々がたくさん出現してきました。今の日本の地位を守るには、教育しかないと思っております。ゆえにその教育に使う教科書を正しく選定をしてほしい、それが私たちの願いでありました。教科書の選定には、学習指導要領に準ずること、そういうことの決まりがあるわけであります。市教育委員会も、学習指導要領に準拠して教科書を選ぶと明言をされておったのであります。


 私は、まじめに、真剣に選べれば、たくさんある教科書の中から1社、はっきり言いまして扶桑社に必ずなると、そのように信じて疑わなかったのであります。それほど扶桑社は、学習指導要領に忠実であり、他の教科書は学習指導要領に準拠しているとは決して言えない教科書であったのであります。それは、本当に真剣にやれば、だれの目にも明らかでありました。しかし、結果は違っておりました。教育委員会が選んだのは、東京書籍の教科書でありました。この4月から、田辺市の中学校におきましては、その東京書籍を子供たちに使うわけであります。


 決定したのは8月でしたので、私は昨年の9月議会、12月議会と、学習指導要領に準拠して東京書籍を選んだのですから、扶桑社の教科書よりよい、すばらしいという部分を教えていただきたいとお願いをしたわけであります。そして、答弁は、「8社ある教科書とも検定に通ったのだから、内容的には同じだと解釈をしました。それを前提に東京書籍は扶桑社よりも写真がきれいだった。字が少し大きかった。です、ますの調がよかったので、そこが扶桑社ともいろいろと違っていた。この3点で東京書籍を選んだ」と、そのように答弁が返ってきたのであります。


 私は、大変びっくりしました。それは歴史の教科書が写真とか、あるいは字の大きさでとか、です、ます調で選ばれたのでは本当に大変で、本当に困ったものだと思います。とても教科書の選定の言葉とは考えられない答弁が返ってきたのであります。そしてまた、その答弁は、この田辺市議会での答弁とは到底考えられない、受け入れられない答弁であった。本当に人をばかにしていると考えたのも事実であります。


 私は、この2回の議会も、このようなことが続いたのを考えて、私自身一つの結論を出させていただきたい、このように思います。東京書籍が扶桑社に対して、学習指導要領に準拠されたよいところ、すばらしいところはないから、適正な答えができなかった、そのように判断をさせていただきたい、そのように思います。田辺市の教育委員会は、答弁の態度でそのことを指していたと、私は判断をさせていただきます。このこと明言をさせていだたきたいと思います。


 私は、前議会、学習指導要領に準拠して、決められた東書よりも扶桑社がよいというところを明記することができますと、この場で発言させていただいたのであります。私はきょう、何カ所もそのことを発表しようと思ったのでありますけれども、その資料は今現在ここに持ってきております。しかし、時間がありますから、2回目の質問で少ししゃべらせていただきたいと思いますけれども、1カ所だけは後で発表させていただきたいと思います。


 その前に、なぜこれほどまで、学習指導要領があるのに田辺市教育委員会と私と認識が違うのだろうか、本当に不思議に思います。私と市教育委員会とは教育に対する最初の第一歩が違うのではないだろうかと、そのように思います。ここに藤原正彦さん、「国家の品格」という、これは、きのうはこの人は、もう2回テレビに出まして、これは3カ月で83万部売ったのです。今現在のベストセラーです。そして、政治の方、そして歴史とか、あるいは田原総一郎さんとか、その辺の有識者は必ず今はこの本を全員読んでいるのです。大変なベストセラーです。


 その39ページにこういうことが載っています。小学校で英語を教えるのはちょっと疑問だという形で、「国際人とは、英語をしゃべれる人ではない。自国の文学、歴史、日本人としての教養を身につけている人だ」と、この人は言っているのです。彼は自分の体験から、必ず外国のトップリーダーたちは、イギリスに行ったときに、イギリスの歴史やシェークスピアについては決して尋ねてこない。日本の文学や歴史について非常に具体的な質問をぶつけてくる。だから日本人として教養をきちっと身につけないと会話ははずまない。そして、日本人としては、日本のことの教養を身につけること。それが英語をしゃべることは関係ない。流暢でなくてもいい。それが一つの国際人だということを、本の中で強調をされておるんです。一度読んでいただいたら。僕はすごい、なるほどなと、ベストセラーだけのことはあるなと思いながら読ませていただいた。


 今、地球上には200以上の国家が存在するわけであります。中学校教科書でも、世界は国家主義だよと教えられております。つまり、我々人間の集団のコミュニティは、大概の単位は国家であり、それで決してアジアとか地球市民とかいうのが、単位の最大ではないというのは、これはもう事実であります。これを前提に質問したい。


 中学校の教科書に、そして教育に、教科書において、愛国心の位置づけと必要性について、田辺市教育委員会は今どのように考えているのかということを大変疑問に思いますので、また一からこの問題に取り組んでいきたいと思いますので、その辺を一からまた始めさせていただきたいと思います。ちょっとこの質問に答えていただきたい。


 3番目に移ります。男女共同参画事業の第2次についてというのに質問を移りたいと思います。これは最初から説明したらいいのかなと思うのですけれども、平成11年、男女共同参画基本法というのができたのです。できたときには、全会一致で、全員諸手を上げて賛成したのであります。12年にその基本法にのっとって、基本計画どのように計画を立てていこうかという、行動していこうかという第1次基本計画ができました。


 それからですね、だんだん全員賛成したのが、どうも違うぞという雰囲気になりまして、おかしいぞという話になりまして、ちゃんと意識あるものは、これはおかしいというふうになったのです。そして、私たちもこの男女共同参画事業がスタートしてから、どうもおかしいよと。簡単に言えば、どんなことが起こったかといいますと、ひな人形がおかしい、鯉のぼりがおかしいという話ですね。男の子、女の子の別々の服装がおかしい、学校では混合名簿にしなければいけないということですね。だからそういう形でどうもおかしいなということですね。つまり、本当に男女という別じゃなくて、中性を目指すような方向になってたので、本当におかしいなと思いました。


 そして、10年間過ぎまして、去年の12月に、基本計画の第2回目、見直しが行われたのです。そして、そこで、私は質問です。この2次の見直されたポイントはどこなのか。どのような箇所がどのように見直されていたのか。そして、社会的性差、ジェンダーの視点について、ジェンダーを定義されていると聞きます。それはどのように分掌されているのか。そして、その違いについて、市職員、そして相談員、そして懇話会の委員さん、新旧の違いを正しく理解をしておりますかということを、そして、そのような勉強をしておりますか、そして勉強しようとして考えておられますかということを聞かせていただきたいと思います。


 1回目の質問はこれにて終わります。


             (15番 大倉勝行君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    15番、大倉勝行君の質問に対する当局の答弁を求めます。


 市長、真砂充敏君。


             (市長 真砂充敏君 登壇)


○市長(真砂充敏君)    大倉議員からは3点の質問をいただいておりますので、1点目の梅に関する質問は私から、あとは教育長と担当部長からお答えいたします。


 田辺市と周辺の町におきましては、梅の生産農家と加工業を中心に販売、流通など多くの企業が関連し、700億円の規模と言われる梅産業を形成し、住民の暮らしを支えております。今後におきましても、この梅産業は、田辺市のみならず当地方発展の重要な柱であると考えております。


 先日、開催されましたJA紀南梅生産者大会には、私も出席をいたしまして、パネラーの先生方のご提言や生産者代表による決議を拝聴し、梅産業がかつてない苦境にある現状とこれを何とか打開したいという生産者をはじめ関係者の決意を実感した次第であります。


 これまで梅産地では、需要にこたえるべく生産量の増加と安定化を目指して、生産者、農協、行政が一致して取り組んでまいったわけでありますが、家庭での青梅消費は年々減退をし、また、梅干しは低価格商品の出回りが増大した影響などを受け、紀州の梅本来のブランドであるA級品の販売環境が一層厳しく、これまでにない梅干しの大量在庫が現実のものとなり、この対策が急務となってきております。


 ご質問の梅産地発展のための行政としての役割と取組はどうかということでありますが、市といたしましては、生産者組織、農協、加工業界の連携を図り、現在の課題と将来のあるべき方向を確認し、関係団体と調整、合意形成により、産地全体での取組を推進していくことが役割であると考えているところでございます。


 そうした意味で、田辺市が中心となり組織をしております紀州梅の会と紀州田辺うめ振興協議会の取組が、これまで以上に重要になります。紀州梅の会では、田辺市ほか周辺の五つのまちと関係農協で組織をし、発足以来、青梅の消費宣伝に取り組んできたところでありますが、昨年からは、田辺・みなべの梅干組合と生産者組織の代表にも参画をいただきまして、梅産地全体の組織として拡充をしてスタートしているところであります。


 新しい取組といたしましては、1月の臨時総会におきまして、田辺とみなべの梅干組合が取り組む特選梅干しブランドマークへの推薦を決定をしておりまして、これを推進することで、紀州梅ブランドの一層の進展と消費者の信頼向上を目指したいと考えているところでございます。


 このほか新聞広告やラジオCM、梅の持つ健康機能の情報発信などで、紀州梅の消費宣伝を進める計画であります。また、田辺市独自の組織といたしましては、紀南農協と生産者代表とで組織する紀州田辺うめ振興協議会がありまして、ことしの取組といたしましては、今年産の青梅においては、出荷量の増加が確実でありますので、市場での有利販売を目指す青梅販売戦略のため、全国の大手量販店を対象にした需給動向調査を今実施中であります。


 また、来月には、私と農協組合長が東京方面の市場を訪問させていただきまして、販売促進の要請を行うほか、大都市での梅の加工講習会や梅干し消費宣伝イベントの開催、また、梅料理の普及PR、旅行会社と提携し、観光客の梅体験などを計画しているところでございます。また、現在、生産者自身も応分の負担をして、マスコミでの大規模な消費宣伝が必要であるとして、その検討がされていると、このように聞いているところでもございます。


 これからにつきましては、計画の具体的な進展を見きわめながら、紀州梅ブランドの全国へのPRと販売促進のため、どういう手段が有効か、また、急務であるのか、2つの会において十分協議を進めてまいりたい、このように考えているところでございます。


 このほか、市におきましては、ことしの新しい事業として、田辺ほんまもん発信事業により、官民協働で田辺ブランドの全国への発信や産品の育成と大手量販店等への販路拡大に向けた事業展開を進めることといたしております。


 また、観光面では、首都圏ほか都市部での田辺市観光キャンペーンやマスコミのプレスツアー等の事業を計画しておりますので、これらの事業の中でも田辺の梅の積極的なPRを進めるとともに、私も率先してトップセールスに努めていきたいと、このように考えているところでございます。


○議長(吉本忠義君)    続いて、教育長、愛須恒藏君。


             (教育長 愛須恒藏君 登壇)


○教育長(愛須恒藏君)    大倉議員からいただきましたもろもろのご提言につきましては、厳しく受けとめます。その中で国家主権を前提に、現行の学習指導要領のもと教育における愛国心の位置づけとその教育の必要性についてお答えします。


 私は、現在の青少年の様子を見るとき、青少年問題審議会で指摘されていますように、規範意識や言葉による表現力の低下、自尊感情の弱さや将来に向かって夢や希望を持って意欲的に努力することに弱さがあると感じています。また、議員がおっしゃる愛国心については、日本青少年研究所の高校生を対象とした意識調査の中で、自国に誇りを持っているかという質問に、「強く持っている」と答えたものが、我が国は米国や中国の高校生よりかなり比率が低くなっていることを考えますと、自国を愛し、日本の伝統や文化を愛する心を育てる教育は大変重要で、その充実にさらに力を入れなければならないと考えています。


 次に、国を愛する心を育てる教育の学習指導要領での位置づけは、まず、道徳領域の内容の中に、小学校では郷土や我が国の文化と伝統を大切にし、先人の努力を知り、郷土や国を愛する心を持つと示してあり、中学校では、日本人としての自覚を持って国を愛し、国家の発展に努めるとともに、すぐれた伝統の継承と新しい文化の創造に貢献すると示されていますので、いずれの学校でも、道徳の年間指導計画に愛国心の育成を位置づけております。


 また、社会科では、小学校の目標の中に、我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を育てとあり、中学校の歴史的分野の目標の中に、我が国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てると定められ、また、公民的分野の中では、自国を愛し、その平和と繁栄を図ることが大切であることを自覚させると示されています。


 その他、国語科や音楽科、美術科等でも日本の文化のよさや美しさを取り上げ、理解と愛情を深めることが示されていることから、各学校では、教科や道徳等の学習を通し、国を愛する心が育つよう取り組んでいるところです。


 私は愛国心を育成するには、子供たちの発達段階に応じて、まず、自分の身近な家庭を愛する心を育てることから始め、生活や学習経験の広がりに伴い、学校を愛する心を、郷土を愛する心、国を愛する心へと発展させていく指導が基本だと考えております。


 そこで、田辺市教育委員会では、学校教育指導方針の中に、学校、郷土、国を愛する心を育てるを掲げ、留意点として、開校記念日には、愛校作業や講師招へい等、開校記念日にふさわしい教育活動を工夫して、愛校心を育てること、また、社会科や総合的な学習の時間等で、合併市町村の学習や交流活動を計画し、新田辺市を愛する心や郷土の発展を願う心を育て、さらに国旗や国家等の指導を通して、国を愛する心を育てることを示し、各学校にその取組を指導しているところでありますので、ご理解賜りますようお願いいたします。


 以上でございます。


             (教育長 愛須恒藏君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    続いて、企画部長、庄堂琢磨君。


             (企画部長 庄堂琢磨君 登壇)


○企画部長(庄堂琢磨君)    大倉議員ご質問の3番目、男女共同参画基本計画(第2次)についてお答えいたします。


 我が国における男女共同参画社会の形成につきましては、平成11年に男女共同参画社会基本法が制定され、それに基づき、総合的かつ計画的な取組を進めていくために、平成12年に男女共同参画基本計画が策定されました。この基本計画に盛り込まれた具体的施策は、平成17年度末までに実施することとされておりましたので、第1次策定から5年が経過したこの年限を迎えるに当たりまして、第1次の計画策定以降の社会情勢の変化を踏まえ、これまでの取組を評価、総括し、このたび平成17年12月27日に、男女共同参画基本計画(第2次)が閣議決定されたところでございます。


 ご質問の男女共同参画基本計画の第1次と第2次の相違点についてでございますが、第1次では、11の重点目標が掲げられておりましたが、第2次では一つ新たな分野が加えられて、12の重点目標が掲げられております。


 それをご紹介申し上げますと、1点目として、政策・方針決定過程への女性の参画の拡大。2点目、男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革。3点目、雇用等の分野における男女の均等な機会と待遇の確保。4点目、活力ある農山漁村の実現に向けた男女共同参画の確立。5点目、男女の職業生活と家庭・地域生活の両立の支援。6点目、高齢者等が安心して暮らせる条件の整備。7点目、女性に対するあらゆる暴力の根絶。8点目、生涯を通じた女性の健康支援。9点目、メディアにおける男女共同参画の推進。10点目、男女共同参画を推進し、多様な選択を可能にする教育・学習の充実。11点目、地球社会の平等・開発・平和への貢献。そして、12点目に、科学技術、防災、まちづくりにおける男女共同参画を推進するなど、取組を必要とする新たな分野を加えております。


 また、内容につきましても、第2次では、第1次に比べて、働き方の見直しを含めた仕事と家庭・地域生活の両立支援、男女の性差に応じた性差医療の推進、男性にとっての男女共同参画社会など、幅広い事項が盛り込まれ、男女共同参画社会の形成の促進に向けて、より一層の充実が図られたところであります。また、社会的性別(ジェンダー)についても、第2次では、明確な定義を置いた上で使用するとともに、不適切な事例を示すことにより、正しい理解の促進に取り組むこととなってございます。


 次に、ジェンダーの視点の定義についてでありますが、第2次計画の中の社会的性別(ジェンダー)の視点というところで定義について記載されておりますので、ご紹介をさせていただきます。人間には、生まれついての生物学的性別(SEX)がある。一方、社会通念や慣習の中には、社会によってつくり上げられた男性像、女性像があり、このような男性、女性の別を社会的性別(ジェンダー)という。社会的性別は、それ自体によい、悪いの価値を含むものではなく、国際的にも使われているとなっております。


 また、社会的性別の視点とは、社会的性別が、性差別、性別による固定的役割分担、偏見等につながっている場合もあり、これらが社会的につくられたものであることを意識していこうとするものである。このように社会的性別の視点でとらえられる対象には、性差別、性別による固定的役割分担及び偏見等、男女共同参画社会の形成を阻害すると考えられるものがある。その一方で、対象の中には、男女共同参画社会の形成を阻害しないと考えられるものもあり、このようなものまで見直しを行うとするものではない。社会制度、慣行の見直しを行う際には、社会的な合意を得ながら進める必要があると記載されております。


 また、ジェンダーフリーという用語を使用して性差を否定したり、男らしさ、女らしさや男女の区別をなくして、人間の中性化を目指すこと。また、家族やひな祭り等の伝統文化を否定することは、国民が求める男女共同参画社会とは異なる。例えば、児童生徒の発達段階を踏まえない、行き過ぎた性教育、男女同室着替え、男女同室宿泊、男女混合騎馬戦等の事例は極めて非常識である。また、公共の施設におけるトイレの男女別色表示を同色にすることは、男女共同参画の趣旨から導き出されるものではないと、ジェンダーの視点の定義について、このように定義づけをされております。


 以上のことについて、誤解の解消に努め、また、恣意的運用、解釈が行われないよう、わかりやすい広報・啓発活動を進めるとなっており、国は計画期間中に広く国民に周知徹底するとなっております。


 このような流れの中で、基本計画改定の経緯について、特徴の一つを申し上げますと、今回は男女共同参画に対するいろいろな意見や批判に対しても十分耳を傾け、検討をし、さらに審議を重ね、その結果、第2次の計画策定に至ったということがあります。それには、国民各層から広く意見をいただくために、意見募集を行い、また、全国5カ所で計6回の地方公聴会が開催されたということであります。


 田辺市におきましても、庁内における男女共同参画施策を総合的かつ効果的に推進するための男女平等施策推進本部、また、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策及び重要事項を審議し、その結果を市長に報告していただく男女共同参画懇話会等で第2次基本計画の内容についても周知してまいりたいと思っております。今後も田辺市における男女共同参画社会の形成の促進に向けて、第2次の基本計画を踏まえて取組を進めてまいりたいと考えておりますので、一層のご協力、ご指導をよろしくお願い申し上げます。


 以上でございます。


             (企画部長 庄堂琢磨君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    15番、大倉勝行君。


             (15番 大倉勝行君 登壇)


○15番(大倉勝行君)    すばらしい答弁をいろいろといただきました。まず、第2回目の質問は、同じように梅からいきたいと思います。


 まず、梅業界の現状、そして問題点、あるいは心配点、行政への期待点などを少しばらばらにしゃべりたいと思いますので、少し聞いてください。そして、私の個人的な発案、具体的なものを2点ほど聞いていただきたいなと、そのように思います。


 ちょっと趣旨からずれるかもしれんのですけれども、現在、南高梅の名称をみなべでは、「紀州みなべの南高梅」と言っているのです。田辺では、「紀州南高梅」と呼んでるのです。どこが違うかというと、紀州南高梅の間にみなべがあるのかないのかが違うわけであります。みなべと田辺では呼び方が違うのであります。関係者が何回も協議して、名称を一つに統一しようとしても、なかなかうまくいきません。


 しかし、みなべを代表する会社があります。名前を言ってもいいんですけれども、I会社とM会社、この2社をひとつ取り上げてみたいと思います。この2社の中国梅と紀州梅の取り扱いの割合は、中国梅が7、紀州梅が3であります。みなべ全体の会社のことを言ってるのじゃないですよ。この2社だけの話でしてるんですけれども、3であります。その紀州梅の3は、先ほど言いましたように、紀州みなべの南高梅として売られているのでありますけれども、しかし、みなべだけでとれた梅ではないんですね。田辺からもたくさん梅の実が入っているのであります。特にみなべが上芳養が近いのでありますから、上芳養産の梅が多くみなべに入っているのであります。


 そしてまた、別の方面ですね、田辺を代表するN食品があります。有名なN食品ですけれども、取り扱いの梅は、中国が3、紀州産が7だそうであります。紀州産の多くはみなべの梅もたくさん入っているそうでありまして、つまりみなべの加工業者は、みなべの南高梅だけを使っているのではないわけであります。田辺の加工業者は田辺市の南高梅だけを使っているのではありません。みなべ、田辺の加工業者は、お互いに双方に梅を納入する、ブローカーさんですね、納入業者を抱えているわけであります。田辺のN会社は、田辺市にも納入業者を抱えておりますけれども、みなべにも抱えているわけです。つまり、みなべ、田辺の南高梅は、みなべ、田辺の加工業者で入り乱れているわけであります。


 ちなみに、私の家の大倉梅は、納入業者から想像すると、紀州みなべの南高梅として世に出ているはずであります。そして、加えて言えば、梅干しの値段は、田辺の値段とみなべの値段と同じなんです。中国や日本の他の産地がふえてきている今、みなべやとか、やれ田辺やとか言い合いしても、僕は仕方がないことなんです、値段も同じであるんですから。しかし、生産者同士が何年も何回も話し合いを重ねてもまとまらないのであります。でも、これはいつの日か、だれかが中心となってまとめていかなければいけない日が必ず来ると、そのように思います。そして、それはだれがやるのかということを聞いたら、私は、答えは決まっていると、そのように思います。


 また、心配事として、田辺市・みなべの梅の空洞化であります。農家生産者と納入業者、ブローカーさんの心配事として、地元の加工業者による中国での商品化であります。何社かの加工業者が、人件費の安い、そして梅の安い中国で最小の製品化までして、日本に販売をしているわけであります。また別に、地元加工業者さんの心配としてこういうことがあります。他の地方です。たる送りをしている納入ブローカーさんが、田辺市の周辺におられます。我々の紀州梅のたるをそのまま他府県の加工業者に送るわけです。現在は、関東にそれらの工場がたくさんあるそうです。そこで製品にして、そして紀州南高梅として販売をしているわけであります。地元の加工業者さんは、他府県で優良な梅メーカーが育つことに危機感を持っているそうであります。


 また一つに、鹿児島県薩摩南高というのができてきました。大変品質のよい梅でありまして、市場でも好評の南高梅であります。紀州産と値段がほとんど変わらなくて、そして売れているそうであります。和歌山県の関係の人が定年で薩摩町の町政と協力して、和歌山県の南高を植えたそうでありまして、町長みずからみなべの、これもH農園にしときましょうか、H農園に協力を申し入れ、H農園は、苗の世話をはじめ技術指導をしたそうでありまして、そして、その製品の購入もしているそうであります。


 また、別の人は、「三重県もゆくゆくはライバルになるよ」ということを言っておりました。三重県には、みかんを中心とする国営のパイロットが何百町歩もありました。そのみかんがだめになりました。三重県は、そのパイロットに田辺市の農家を受け入れたわけであります。みかんは梅に変わってしまいました。


 近所の日置のパイロットもそうでありましたが、梅づくりのプロの農家が来ると、地元の農家は真似をしまして勉強するそうであります。耕作意欲が大変高くなるそうであります。「今は三重県に行っている農家は、三重県のつくった梅を田辺に持って帰り紀州梅として販売していくので、今現在はそういうことで田辺に持ってきているのでありますけれども、ゆくゆくは県行政とともに、一つの産地ブランドをつくる動きになることは必至である」と、そのように言っておりました。


 また、佐賀県では、焼き物の里、伊万里市に梅もないのに梅加工場をつくったそうであります。何回も紀南農協に視察に来たそうでありまして、今後はどういう方向にそれらが向かっていくのか興味深く我々は見守っていかなければいけないと思います。今、他府県では、農協、農家、会社、そして行政が一体となり地場産業をつくり出すために必死になって頑張っております。特に梅を目標にして頑張っているところが数多いと、そのように聞いております。


 幸いなのか、我が田辺市においては、その梅の地場産業が既にでき上がっているのであります。これを守るために、さらに発展させるために、地元関係機関一丸となって協力し合わなければいけない、そのような時期に来ているように私は本当に思います。そして、先ほどの答弁でも市長もそういうふうに言われました。本当に同感であります。


 私は、農家、農協、業者、行政とそれぞれの立場が本当に微妙に違うと思います。行政として行える方向はどうかということを、ひとつここでちょっと大倉試案を聞いていただきたいと、そのように思います。


 この間、数カ月前で、よく考えたら半年以上前になりますけど、家で寝ころんでテレビを見ました。このごろ私の一番よく見ているチャンネルであるわけでありますけれども、スカイパーフェクトテレビ日本文化チャンネル桜、チャンネルは767でありますけれども、知ってますか。ぼーと見ていたら、キャスターの神奈川大学の小山和伸教授といいます。その人が言っております。「私、この間、田辺市に行ってきました。田辺市の真砂市長さんとお会いしてきたんですよ」と言っていました。若くて大変ハンサムな、そこまでは言わなんだんですけれども、「真砂市長さんとお会いしてきました」という形で言っているのです。「そして、真砂市長さんに梅蜜をいただいてきました。大変貴重なものでして、梅何百個から少ししかとれない大変貴重な品物なんですよ」と言って紹介をしていたのです。覚えてますか、覚えてないかもわからんですね。


 小山教授って、ものすごい有名な人です。我々は知ってるんですね。宮田さんも知ってるんですね、どういうわけか。私は最初、梅蜜って知らないな、何だろうと本当に思いました。そして、本当に貴重なものだというので、食べてみたいと心からそう思ったのです。私は、最初、梅の花からとったハチミツで、何かローヤルゼリーのことかなと、そのように思いましたし、本当に食べてみたいと思ったのです。


 しかし、よく考えてみると違うのです。梅干しはたるに我々は入れます。たるにビニール袋しいて、その中に梅干しを入れるのであります。梅干しは幾ら日光に干してあるからといってもからからになっているわけではないのです。大半は水分です。たるに入れまして数日たつと、梅干しから水分が幾分かしみ出します。その水分が梅蜜なんですね。


 そういえば、私たちもこの水分のことを蜜と呼んでいたこともあるんですね。でもまさかそんなちょっとしたものをですね、それもにじんだやつが商品になるとは、私自身全然思ってませんでした。まあ言えば、我々から見たらしょうもないもんですね。そのとき、私は思ったのです。さすがにテレビだなと思いました。何でもどんなもんでも本当に貴重品にしてしまうのだなと。やはりテレビやマスコミを使って宣伝するのは本当に必要なことだなと。市の行政にしても、この辺をさっきやると言ってくれたのですから、何とか工夫して宣伝してほしいなと、そのように思いました。それは、何がいいかというのを少し知恵を絞っていただきたいなと思います。


 また、大分県に大山町があります。大山町は何をしていますかというと、市の職員さんにやってもらったのです。「梅干し全国大会イン大山 出場者大募集」と書いているのです。その中で、こういうふうに書いています。以前は和歌山など梅干しの産地に出向いたが、大会ごとに全国の技術がまちに集結する、技術の吸収と手腕が質の高い大山ブランドを生み出した。まさか梅干しの全国大会が大山町でやられてるとは、僕自身はがっかりですね。


 しかし、この梅干しの全国大会の発案者はだれかと言いますと、田辺市の三栖の人であるのです。名前は横尾淋蔵さんといいます。もう何年か前に亡くなっているのです。市長は、知っていますか、知らんと思うのですけれども、この人は、市長の知り合いの剣道の横尾泰行さんのおじいさんなんです。私の近所におられるのです。本当に残念でたまりません。当時、横尾淋蔵さんは、いろいろの人にこの話をしていたそうであります。しかし、地元田辺の人たちは耳を貸さなかったそうであります。しかし、遠くの九州の大山町が素直に聞き、本当に一歩を踏み出したわけです。つまり、やる気があっただけであります。


 そこで、後になるかもしれないですけれども、なんかコンクールをやっていただきたいな。これだけの大きな産地があるのですから、私はコンクールをやってもだれも何も言わない。でも、梅だけやなしに、大山町の方に梅干しの方はとられたから、何かそれ以上の農産物のコンクールを田辺市で企画できないものか、そのように思います。それが1点です。


 2点目は、世界の梅美食コンクール、日本にはいろいろの国の料理店がたくさんあります。そこにはシェフがいるわけでありますけれども、梅が口に合うかどうか、我々もカレーをほかの国ではなかなか食べれないのです。なかなか口に合わない。すしもアボガドのすしがアメリカではやっている。とても日本人はそのすしを食えるとは思わないのですけれども、やはりその国、その国の舌があるように思いますので、私たちは梅を使って各店の有名シェフを集めまして、それぞれの人に口に合う料理を田辺市でつくってもらって、ひとつコンテストをして、そのことが外国へ梅を売る突破口になるのではないかなと、そのようにふと感じました。


 きょうは昼御飯を食べていてこのことを話したら、山本紳次議員が目の前にいて「絶対これ言えよ」と言われたんで、全く昼の間の話ですけどね、やっぱり田辺市として商品を開発するセンター、研究所をつくれないものか、山本議員が言われるのは、今は昔の産業省なんかで、やっぱり金は出るよ、絶対何かセンター的なものをつくって、何って言ってました。今のことが文書になるかどうかわからんのですけれども、山本紳次議員がそういうふうに言って、なるほどなと私思ったので、ひとつ頭の片隅でいいですから、真ん中じゃなく、片隅でいいですから、一度置いといていただきたいなと。やはり、私は、そのぐらいのことを田辺市がやっても、これだけ大きな産業があるんですから、当たり前の話であるような気がしますので、ひとつまたよろしくお願いいたしたいと思います。梅の2回目は、これで終了します。


 教育の問題です。教育長に答えていただいた。変わらないな、やっぱりすばらしい答えをして、私も教育指導要領に書かれた愛国心のことを、小学校か中学校の教科書にはどういうことが載っているかということを箇条書きに書いていたのですけれども、たくさん載っているわけですけれども、それをいろいろと言っていただいた。心は変わってないのになぜ違うのかなと、そのような気がします。


 先ほどの愛国心ということを藤原正彦さんはこのように書いてます。ちょっと長いのですけど、「日本では、あまりよいイメージで語られない愛国心という言葉は2種類の考えが流れ込んでおります。一つはナショナリズムであります。ナショナリズムとは、他国のことはどうでもいいから、自国の国益のみを追求するあさましい思想であります」、この辺はちょっとおかしいのですけれども、そういうことを言っています。


 そして、もう一つの私のいう祖国愛は、英語でいうところのパトリオティズム、難しいですね、「パトリオティズムというのは、自国の文化、伝統、情緒、自然、そういったものをこよなく愛することです。これは美しい情緒で世界中の国民が絶対に持っているべきものです。ナショナリズムは、これ言いたくないですけど、不潔な考えですということだけで、一般の人たちは敬遠した方がいい。ただし、政治家とか官僚とか、日本を代表して世界に接する人々は、ある程度ナショナリズムを持ってくれないと困る。世界中のほかの国の指導者は、例外なく国益しか考えていないからです。日本の指導者だけがナショナリズムは不潔だなどと高慢な思想を貫いていると、日本は大損をしてしまう。安全さえ驚かせる。一般の国民は、ナショナリズムを敬遠しつつ、リーダーたちのバランスあるナショナリズムを容認するという大人の態度が必要になってくる。現実の世界を見ると、残念ながら、ダブルスタンドでいくしかない、仕方ない」ということを言っているわけであります。そのことを紹介しておきます。


 私がこの間から言いましたように、扶桑社がいいということを勉強してきたのです。幾つも持っています。時間の関係で、30分しかないのであまり言えないのですけれども、ちょっと1問だけやってみたいと思います。


 学習指導要領は、本当に大きな対抗的かつ概念的でありますが、歴史の記述は、具体的にそういう形でとんでいるわけでありますから、時代で時代で、時代の区分によりどのような現象を量はどのぐらいかということを、表現力はどうしたらいいかということを教科書に取り入れることが大切であると私は思います。


 歴史は、古代どの国においても、国民の誇りの源泉となるものであります。学習指導要領に示された内容の取り扱いにより、教科書となっていくのであるわけです。教科書は8社ありまして、すべて検定を通っているからといって、準拠している度合いは、本当によく読めばかなりの点で違うのです。


 すなわち著作者、書いた人により歴史観や教育観によって大きな差が出ております。ここで採択する側の歴史観や教育観と波長がどのように合うかということが決め手になるのではないかと、そのように思うわけです。採択には、まず学習要領が何を求めているかということを把握するところから、私は始まらなければいけないと思います。続いて、教科書を熟読して、よく読んで、その違いや特質やよさ、あるいは適、不適を判別しなければいけないと私は思います。


 私は、前回の一般質問で、私なりの考えをもとに質問したが、今度はもっと端的にどんな点で扶桑社がすぐれているかということを述べてみたいと思います。聞いていただきたい。私は、この教科書を古代、中世、近世、近現代、そして全体という形で分けてみました。そして、古代では、聖徳太子の政治のことを取り上げたいと思います。中世では武家社会、近世では江戸時代、近現代から大日本帝国憲法の制定と条約改正、全体としては、人物をどのように取り上げているかというのをやったのでありますけれども、両方を比べてみました。しかし、きょうは時間がないので、1点だけに、古代の聖徳太子の政治という所では、どういうことになっているかというのをわからんと思いますので、興味のない人は、しばらく時間をぼーっとしていただいたらいいんじゃないかなと思います。


 まず、律令国家の成立には、最も重要なことです。それで聖徳太子の政治はどのように記述しているかというのを1回取り上げてみたいと思います。学習指導要領では、2番の古代までの日本という形、内容ではこういうふうに書かれています。「大陸の文化や制度を積極的に取り入れながら、国家の仕組みが整えられ、その後、天皇貴族の政治が展開されたことを聖徳太子の政治と大化の改新、律令国家の確立、摂関政治を通して理解される」、内容でこう書いています。


 ここで大切なのは、聖徳太子の政治といって名前を掲げられていることです。それほど聖徳太子が日本の国の国家の設立のときに、その時代、時代でやはり一番大事だよということをあげられているのです。聖徳太子が教科書に名前を取り上げられているのは、聖徳太子と織田信長、豊臣秀吉、この三つしかないのです、きちんと名前を強調されているのは、学習指導要領にですよ、そういうことなんです。


 そして、その内容の取り扱い、今話したことについては、律令国家の形成以後、それを編集させながら奈良の都や平安京において、天皇貴族の政治が行われたことをとらえさせる観点から取り扱えるようにすること。その際、律令制の偏執や律令政治の実態などを深入りしないようにすることって書いているんです、取り扱いに。これは、指導要領に書かれているのです。


 そして、扶桑社はこのことをどういうふうに書かれているか。大きな見出しで、8番の聖徳太子の新制、9番で遣隋使と天皇号の始まりという大きな見出しがありまして、それが4ページにわたって書かれているのです。そして、小見出しに、聖徳太子の登場、官位12階と17条憲法、遣隋使、天皇号、仏教等古代の神々という小見出しで資料、絵、地図、肖像画も添えられて、4ページで丁寧な説明をされております。


 対隋、中国の隋ですね。対等外交が、古代日本史における大きな外交的転換期であったのであります。当時、東南アジア世界において、中華律令から離脱したことは画期的なことであったということがわかるんですね。皆さんご存じのとおり、「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙なきや」ということは、今まで中華というのは、中国が中心であって、皆その子分であるよという中華制度から初めて日本が独立して、天皇という称号を持って、同じ皇帝なんだよということを対等にしたという初めてのことなんです。ほかのところはそうじゃなかったんです。中華律令から脱したということが、これ画期的なことであるということが、聖徳太子の時代にこれがやったということは、これは最も大事であるんです。


 扶桑社は、この手紙を取り上げて、子供たちに教えられているんです。東京書籍はどうかといいますと、聖徳太子の政治改革という小見出しでたったの11行の記述です。官位12階の説明と17条憲法は3項目だけであって、遣隋使を送ったという内容は、皇室の図、法隆寺の写真、7世紀の東南アジアの略図がついている。本当に通り一辺倒でその時代がどういうことになったかというのは全然わかってないのです。


 だから私は、目標における歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てるということにやっぱり合致していないのではないか。一番大事なところ、ほんまに通り一辺倒のことであって、本当に日本の歴史がわかるのかなと、そのように思います。そういうことで見ますと、やはり私は、これらのことを考えると、扶桑社の方が断然いいというふうに思います。


 扶桑社のこの時代がちょっとそれるんですけど、人物像として、扶桑社は伊藤博文とか織田信長、聖徳太子、昭和天皇とか、神武天皇とか、そういう形の日本の本当に表で頑張った人物をやっています。竹崎季長というのは、東書でやってるんですけれども、皆さんご存じですか。この方は、元寇のときに命がけで戦ったのですけれども、国から報奨がもらえなんだといって怒った人なんです。そういう個人的なことをなぜこれが日本の国に大事なことなんだろうかなと、そのように思います。


 きょうは時間がないから、古代、聖徳太子のことだけを取り上げさせていただきました。私は、まだ皆さんに聞いていただきたい。なぜ中世から近世、近代から聞いてきた。今回はこれだけにしたいと思います。


 それで、男女共同参画にいきたいと思います。私は本当に第2回の基本計画を見直していただいたものだと心から思っています。平成17年の基本法は全会一致であったが、その心は、最低でも今回の第2次の計画であるべきだと、そのように思ったのであります。


 答弁を繰り返します。問題点が、ジェンダーは、社会的につくられた性別は、それ自体がよいとも悪いとも、そういう価値を含むものではなく、国際的にも使われている。ジェンダーの見直しを行うものではないということを先ほど明記されました。そして、ジェンダーフリーを使用して性差を否定したり、男らしさ、女らしさを否定し、中性化を目指すことは、男女共同参画事業の社会とは全く異なる、極めて非常識であると明言されております。


 本当にここ5年、6年、日本中があの上野千鶴子さん、大沢さんにだまされ続けたのです。本当にやっともとに戻ったのでありますけど、この間、テレビをスカイパーフェクトで見たら、上野千鶴子さんがテレビに出まして、第2次基本計画が出て、外国人記者の前で記者会見を行ったのです。「ジェンダーフリーは中性を目指していない。男らしさ、女らしさを否定していない。ひな祭り、高校生の同室着替え、そういうものは八木秀次、山谷えり子、安倍晋三にねつ造されて大変困っている」、記者会見でそういうことを言ったのです。


 しかし、そのとき私は思ったのです。あの上野千鶴子さんがつくったあの「ラジカルに語れば」というのは、どういうことか。あのときはっきり書いてます。だましてやったと書いてるじゃないですか。私たちが言ってることは、結婚した女性にも、子供ができた女性にも理解できないところがあるから、そのときはすっと引けよと、それでまた三歩引いて二歩進めばいいのだから、それでやれ。結婚詐欺が、それで結婚してやろうと、金持ってこいといって、だまされ続けて、警察につかまった。いまだにだまされた者が、いや彼を信用しているというのと全く一緒、もう吐いてるんですよ。白状してる。しかし、それが今度は「ねつ造された」と言ってる。大きな話、ラジカルに語ればって、現実に本人が書いてるじゃないか。


 それで、私はここで言うのですけれども、講演会を今まで上野千鶴子さん、大沢真理さんの講演会をずっとやってきて、それを信じて、男女共同参画事業をやったのです。今、第2次でそれを否定されて、新しい方向を打ち立てたのです。我々はこの方向を目指さなければいけない。私はこの方向を目指すべき人の講演会を聞いて、本当に真の男女共同参画事業をやらなければいけないのとちがいますか。こっちばっかり聞いてたのです。車は左側やと信じてやっていた人がおります。しかし、右になったんですよ、そうしたならば、右の話を聞かなければ、私はいけないと思います。


 ところが、今回、田辺市がやる男女共同参画事業の講演会は、江村利雄さん、全く中立な人ですから「大丈夫です」と言われるのですけれども、そうやない、この人が最初から出てくるのだったら私は文句は言えん、真ん中の人だったら。しかし、今はそうやないですか。今まではこっち側で一生懸命やってきて、それで第2次で変わった。ここを勉強しなく、本当の真の意味での男女共同参画事業というのはわからない。私はここで言いますよ。山谷えり子さんをここへ連れてきて、講演会をして、本当の男女共同参画事業を勉強しようじゃないですか、そのことを提案したいと思います。


 何をしゃべっていいのかなかなかわからんので、またあったらします。2回目の質問はこれで終わります。


             (15番 大倉勝行君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    市長、真砂充敏君。


             (市長 真砂充敏君 登壇)


○市長(真砂充敏君)    ご質問の地場産業、特に梅の現状認識と今後の行政としてのとれる方向、この再質問にお答えさせていただきたいと思っております。


 現在の梅を取り巻く現況といいますのは、ご指摘のとおり、今後も他産地との競争が激化をすると思いますし、また、これからは特にこの地場のいわゆるブランドづくりというのが大事だと、このように考えているところでございます。具体的なご提案として、マスコミを通じてのPR、またはマスコミに取り上げられるということ、こういうことも大変大事だと思いますし、また、具体的な梅のコンテスト、それからコンクール、それに商品を開発する、研究する、そういうことも大切だというご提言でございました。


 そのことにつきましては、ただいまの、かつお梅や調味・減塩梅干しに続く新たな商品の開発につながっていくものと、このようにも思いますし、また、新たな消費の創造にもつながっていく可能性があると、このように思っておりますので、先ほども答弁申し上げましたとおり、今後、紀州梅の会、それから紀州田辺うめ振興協議会におきまして十分検討させていただきたい、このように思っているところでございます。


 いずれにいたしましても、当地は紀南の梅産地の中心を占める行政であります。その役割、また先ほど言いました二つの会の私は会長でもございますので、今後、梅産地全体で取組をするために、みなべ町ほか4町とも一層連携をして、さらには農協、生産者、それから梅干組合、一致団結して取り組んでいきたいと、このように思ってございますので、よろしくご理解をいただきますようにお願いします。


             (市長 真砂充敏君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    15番、大倉勝行君。


             (15番 大倉勝行君 登壇)


○15番(大倉勝行君)    今ちょっとわからんようになったんでします。


 第2次の参画事業なんですけど、第2次の基本計画もそう完璧ではないのです。問題点はたくさんあります。その1〜2点を言いたいと思います。


 1の8番です。2015年まですべての教育レベルにおける男女格差をなくすことを努めるということがあるんです。教育レベルにおける男女格差は、今現在あるのかということなんです。このことを明言するのは、科学的に現実的にあったと仮定して、現実的になくすことは可能なんですか、そういうふうに思いますね。意味がわからん。


 2番目に、いわゆるクオーター制ですね、分け前論です。具体的政策でいろいろあります。30%、20%、25%あります。私はこの数値を設けることは、不当な差別につながるように思います。そのことを指摘しておきます。


 梅に戻りたいと思います。我々の田辺市、あるいはみなべは、この梅に関しては、絶対に油断してはだめだと思います。梅干しの優良梅種の南高は、他の梅の交配が必要なんです。一つだけの実がなることはできません。小粒南高とか、小梅とかの交配が必要なんであります。南高は他の品種の花粉がなければ梅はならない。


 しかし、今日、スーパー南高というのができたのは、皆さんご存じだろうか。スーパー南高とは、南部高校が開発したのであり、いわゆる自家受粉する南高のことをいいます。南高一本で実がどんどんなるのです。福井県の園芸試験場にあった平太夫という梅を南高梅にかけ合わせたのでありまして、平太夫はもともとみなべから福井の試験場に行った梅だそうであります。それでもう一つに、南高とは言えないのでありますけれども、和歌山県農林水産技術センターの梅研究所というところに、同じ南高と地蔵梅とのかけ合わせで、自家受粉する梅ができているそうであります。


 我々の地元でよい梅種ができたらよいものの、他府県でできないという保証は全くないです。我々が力を抜けば、すぐに負け組に入るということはもう必至であります。昨年、国では、果樹の生産目標が発表されました。多くの果樹の目標が、横ばいか、あるいは下方修正されたのでありますけれども、二つの果樹だけが上方修正の目標になったということを記憶しております。その一つが梅であります。梅の目標は、全国で13万トン、一昨年は全国で11万トンです。昨年は12万6,000トン。国は「まだまだふやせ」と言っているわけであります。13万トンまではオッケーという、国がここまで言うのですから、まだまだ補助金をくれるのではないか。他府県でつくられるならば、この田辺でつくる方が私はいいと思います。


 17年度、JA紀南は3万トン、みなべいなみで3万2,000トンです。和歌山県全体で6万9,000トンであります。今、梅の生き残りが勝負のときであると思います。他産地の追従を許さないためにも、田辺市の優良農地をパイロットを頑張ってつくるべきであるような気がします。地元の中辺路には、優良農地に適正した土地がたくさんあるのを知っておられますか。私も数年前に、中辺路の農家に相談されて、中山間整備事業のパンフレットを持っていった経験があります。すばらしい農地にできるところがあると思います。一度考えていただきたいなと思います。


 今ひとつ心配事がございます。梅の値段であります。ことしは10キロ8,000円です。これは農家としては決してよくないです。決しておいしくない値段であります。これが消費者に渡るときは、その8,000円の梅が3万とか、すごいのは5万までのぼっているのです。マージンがとられ過ぎやと思いませんか。


 都会での友人が言っておりました。「紀州の梅は自分で買うものではなく、ほかの人からプレゼントしてもらうものだ」と。このことは農業である生産者も得はしないのです。買う方の消費者も決して得なことはない。このことは、だれかがいつか必ず解決しなければいけない。先ほどと同じですね。そうしなければ、和歌山県の梅産業はつぶれてしまうように思います。


 私は、最後に市長に言いたい。田辺市の8万6,000人の市民のトップであるという自覚をしていただきたい。市長にこの梅産業を守るために、先頭になっていろんな方向で旗を振って考え、旗を振っていることを期待し、そしてもう一つ言いたかった事があるのですけれども、もう時間が来ましたので、私の一般質問はこれで終了いたしたいと思います。


 どうもご清聴ありがとうございました。


             (15番 大倉勝行君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    以上で、15番、大倉勝行君の一般質問は終了いたしました。


休 憩


○議長(吉本忠義君)    この場合、午後3時10分まで休憩いたします。


             (午後 2時58分)


           ────────────────


再 開


○議長(吉本忠義君)    休憩前に引き続き会議を開きます。


             (午後 3時11分)


○議長(吉本忠義君)    続いて、20番、宮田政敏君の登壇を許可いたします。


             (20番 宮田政敏君 登壇)


○20番(宮田政敏君)    20番議員の宮田でございます。通告にしたがいまして、一般質問をさせていただきます。


 まず、予算大綱についてというところです。市長におかれましては、合併後初めて通年にわたる予算を組まれました。一般会計401億7,000万円、特別会計を入れた総額は707億4,051万円と、合併前のそれぞれの自治体におりました我々にとっては、予算書を見て、何と盛りだくさんな予算であるなというふうに思いました。いろいろな事業をやっていただくということは大変ありがたいし、また、合併の新市においてしなければならない事業が山積していると思います。


 そういうことで、財政の方大丈夫かなということを感じますので、まず財政、市長も予算大綱で税収の伸び悩み、三位一体の改革による影響などで、財源の確保が極めて困難な中、市債残高が多額となっており、公債費や扶助費などの義務的経費の増加によって、財政の硬直化が一層進むと予想され、財政運営はますます厳しくなってまいりますというように書いておられます。


 平成17年度の予算との比較で、17億円余り、4.5%ぐらいが伸びておると聞いておりますけれども、こういう財政的な裏づけがどうなっているのかをお教えいただきたい。そして、合併を進めてきた我々にとって、合併時の地域の要望、新市の建設計画がどのように予算に生かされているのか、そのあたり市長さんの考えをお聞きしたいと思います。


 予算大綱には、梅の部分も相当書いておられます。きょうは大倉議員さんに聞きに来ていただいた農家の方がおられますので、少し梅のことも私の考えといいますか、ちょっと意見を申し上げたいと思います。梅フォーラムに参加いたしまして、ずっと聞かせていただきまして、思っておったことを1点だけ申し上げたいのですが、もう少し我々が梅を売ったらいいんじゃないかと、市民みんながね。というのは、私も二十何年か前に大阪で商売をしておったときに、「宮田さん、田辺だったら梅ほしいよ」という声がたくさんありまして、宮田産業の梅ということで、商品といいますか、やったのです。フォーラムに出ておりました坂本常務がまだ加工課におった時分で、担当が紀南農協の加工課です。私の担当が坂本常務だったのです。その後、三栖の龍見さんの関係の林君が担当になりまして、今、谷さんという方が担当になっておるのですけれども、僕もどうでしょう、何百万円かは紀南農協から買って売っているのです。


 それはどういう方法で売ってるかといいますと、四国の親戚、名古屋の親戚、いろんなところに親戚やらいろいろあります。結婚式とか何だかんだの引き出物は、もう私の方の梅を使ってくれと、こういう依頼をしておきますと、それで10万円、20万円という単位で注文が来るわけです。私は紀南農協へファックスを流しまして、それを送るというようなパターンでやってるのですが、それだけでも私個人がスーパーに卸してるわけじゃなし、どこぞの店に卸してるわけじゃないのですけれども、何百万かになるわけです、年間。


 ですから、要は今、7,000円とか8,000円のやつで各農家に梅のたるが余っているわけですから、もっと市民の皆さんが、市長さんをはじめここにおられる方だけでも100万円ずつぐらい売るのはほん簡単なことですから、それをもって全市的にやって、梅の需要を広げていくということがあると思います。


 それと私の家で、梅を加工してるといったら変な言い方ですが、農家とかいろんなところから青梅を買いまして、梅の砂糖づけ、梅シロップをつくっている。それから、梅の焼酎づけ、それから梅のいろいろ家内がやっているのです。それだけでもこんなプラスチックのコンテナに10杯とか15杯とか、そういう単位で1年間いろいろ食べる梅を家でつくってるのです。


 そういうふうにして、梅の消費を、例えば、梅の焼酎づけ、砂糖を入れんと焼酎に入れるのです。砂糖を入れた梅酒もありますけど、私の場合は、砂糖を入れずに梅に焼酎を放り込んで、半年ぐらいしとったら茶色のおいしいのができるのです。それを今年になってからですが、そごう百貨店の元部長が、僕の同級生におりまして、彼にみやげで渡したのです。それを飲んで、「これは売れるぞ」という話で、そういうふうな非常に梅を使った商品をもっと皆さんのアイデアでつくって、各家庭でして、先ほど大倉議員がおっしゃったように、そういうものを各家庭で持ち寄ってコンクールをしてやったら非常にいいと思います。


 僕の方は梅エキスはつくってないのですが、私の知ってる橋の向こうの人に、梅のエキスをつくっていただきまして、その人は、梅を買って自分でエキスをつくっているのです。そういうふうなことで、もう少し市民全体で梅づくり、梅の商品づくり、販売をして、大倉先生は「高い」と言ってましたけど、大いにもうけたらいいのじゃないかというふうに思います。そういうことで、次にいかせてもらいます。


 次に、防災ですね。2番目の防災タワーのことなんですけれども、ここ防災タワー、串本でというニュースがありまして、5〜6年前に錦タワーのことについて提言したことがあるのですけれども、それからかなりになります。今はもう鉄骨で50人、60人が避難できる、そういう簡単な駐車場の上でもできるというようなシステムができていますので、それを私ども江川ですと、江川の漁港内で働いている方がたくさんおられるのです。魚を揚げるときのことを考えますと、5船団があって、50人としても250人、それから商売される方が50〜60人、そしてトラックの運転者から始まって、400人の人があそこで働いているわけです。朝の市場もそうですけど、ぐらぐらっときたら、すぐはなかなか逃げられない。それで避難路のところに防災タワーを、山に向かって走る、逃げおくれた人、それを助かっていただくための防災タワーの設置をお願いしたいな。これは江川に限ったことではなくて、新庄、文里、前回の地震で被害を受けたところを中心に考えていただきたいなというふうに思います。


 次に、教育基本法について質問をいたします。今、教育基本法の改正問題が国会で議論されています。今国会に提出されて成立するだろうと思うのですけれども、その現状はどうでしょうかということと、改正案の内容はまだきちっと定まってないと思うのですが、知り得る範囲で教えていただきたいというように思います。


 この背景ですね、教育基本法をなぜ改正しなければいけないかと。これは大倉議員の質問にもありましたように、今、教育に手を入れなければ、日本は大変なことになるという認識です。それと今の教育基本法は、進駐軍といいますか、マッカーサー憲法、マッカーサー教育基本法ですので、これは改正しなければならない。日本の力を弱めるためマッカーサーがやった憲法であり、教育基本法でありますので、改正しなければならないと思うのですが、その背景、教育長はどのように考えておられますか。


 今、ニート、フリーターを合わせて520万人と言われているのです。この520万人のそういうニート、フリーターをつくった元凶がこの教育にあるというふうに思います。教育長さんのお考えをお聞きしたいと。


 教育改革なんですが、前にもここで申し上げたのですが、鉄の女、サッチャーですね。イギリスのサッチャー首相が、イギリス病、今のニートと同じようなイギリスの若者が、全く元気がない、大変なことになっておったのです。それが1944年の教育法が改正されて、原因が1944年の教育基本法にあるということで、サッチャーは、1988年に改正したわけです。


 その中身は、1944年の古い労働党がつくった教育の法律は、三つの柱があって、一つは、人権教育。人権が大切だ、大切だということで人権教育。そして、2番目が、自虐史観。イギリスの歴史は、これだけ世界中を苦しめた、世界に奴隷をつくった。そういう自虐史観です。それでもう一つが、肝心なとこですが、教育は、教員の自主制に任せると。何を教育してもいいと、教員はですね、いわゆる教授の自由というのですけれども、それを認めた法律、それをサッチャーは、何を教えるかは国が決める。教育の中身については、国が決定する。そして、国定カリキュラムをつくって、全国一斉学力テストを行うと、こういうことなんです。


 それでイギリスがどうなったかといいますと、少年犯罪が2分の1に減った。そして、学力ですね、標準レベルの合格率が、10%だったのが46%になった。「今、世界最高水準の学力をイギリスの子供たちは持っている」、こういうふうに言われております。日本は、サッチャーの教育改革を手本にして何とかしなければ、今は少子化と男女共同参画、行き過ぎた性教育、こういう三本柱でがたがたになっているというのが現状だと思います。そういうことで、わかる範囲でお答え願いたいと思います。


 次に、教育基本法第10条に関連してという項目にいきます。教育基本法第10条、「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。2、教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない」、この教育基本法第10条ということをここにこう書いているやないかということで、いろんな弊害が出てきてるわけです。


 それで、私自身も明洋中学校の育友会長のときに、国旗・国歌の問題がありまして、先生がもう生徒に教えない、あるいは歌わさない、そういうことで、校長さんと職員組合がけんかになると。父兄も巻き込んでのことがあったのですけれども、僕はそのときに、「君が代が悪い」と先生方がおっしゃるわけです。これは戦前の君が代をもとに、「天皇陛下ばんざい」と言って、みんな軍国主義の象徴だったと。


 ところが、君が代というのは、もともと古今和歌集、あれは平安時代ですかね、古今和歌集の一番最初の読み人知らず、我が君は千代に八千代にというやつですね。そこに載ってる読み人知らずというのは、古今和歌集をつくったときよりずっと以前に、日本人が昔から歌ってきた祝いの歌なんです。それを古今和歌集の一番巻頭に持ってきたのが、この我が君は、君が代です。


 このことを知らないから、先生方は、教えないのだろうと僕は思いましてね、当時。図書館に行きまして、それを会議のときに配りました。先生方にも配りました。そうするとですね、「教育基本法違反やないか」と「教育の中身に突っ込んできた」という声に僕らは非難されたわけです。その当時、市会議員が教育のことをしゃべらなかったら、だれがしゃべるんやと。先生方は、先ほどサッチャーのイギリスの1944年の法律と一緒に、教育の内容は教員が決めると。その当時は、職員会議が最高意思決定機関だったという時代もありましたけど、そのときに市会議員が声を出さなかったら、だれが出すんやと、僕はそう思ったから反論したのですけどね。


 ここに書いております旭川学力テスト最高裁判決はどうだったか。イの福岡県伝習館高校事件、最高裁の判決はどうだったか。ウ、家永教科書訴訟の判決はどうだったか。第10条についてどうだということをお答えいただきたいと。これら最高裁で、今私が述べたこと、争って判決が出ております。


 ちょっと紹介しますと、旭川の永山中学校で、全国一斉でもないけれども、学力テストを一斉にした、国からしなさいと。そしたら、国が教育の内容について指示するとはどういうことなんだ。学力テストは、先生方がつくるものであるじゃないかということで、実施する校長さんをとめにいった。それで、判決ですね。いろいろ一審、二審とありますから、これは最高裁の判決なんですが、学問の自由、教授の自由についてということなんですけど、学問の自由は憲法で定められとるのです。憲法の文言に、教授の自由というのはないのです。それで、教授の自由ということなんですが、大学教育の場合には、学生が一応教授内容を批判する能力を備えていると考えられるのに対し、普通教育においては、児童・生徒にこのような能力がなく、教師が児童・生徒に対して強い影響力、支配力を有することを考え、また、普通教育においては、子供の側に学校や教師を選択する余地が乏しく、教育の機会均等を図る上からも、全国に一定の水準を確保するべき強い要請があることと等に思いをいたすとき、普通教育における教師に完全な教授の自由を認めることは、到底許されないところと言わなければなりません。ここでも最高裁は、教授の自由はない。大学においては、学問の自由、そして教授の自由、連結してあるという判断です。高校以下はないということです。


 それともう一つ、国の教育内容の決定権です。これについて、社会教育的な問題について国民全体の意思を組織的に決定、実現すべき立場にある国は、国政の一部として広く適切な教育政策を樹立、実施すべく、また、し得るものとして、憲法上は、あるいは子供自身の利益、擁護のため、あるいは子供の成長に対する社会、公共の利益と関心にこたえるため、必要かつ相当と認められた範囲において、教育内容についても、これを決定する権能を有するものと解さざるを得ず、これを否定すべき理由ないし根拠はどこにも見出せないものであると、これ明確に国、あるいは地方行政もあるんですけれども、明確に教師の教育内容の専有権というのを否定しているわけです。


 さらに、先ほどの大倉先生の学習指導要領ですが、学習指導要領についても、法的見地から、つまりこれは国が学習指導要領を定めて、それで教育内容に関与することが必要であるということです。学習指導要領についても、法的見地から教育目的のために必要かつ合理的な基準の設定として是認することができるものと解釈するのが相当であるということです。こういうことによって、学習指導要領の法制的性格が確立されたということです。


 そして、次に、福岡の伝習館高校の事件です。これは先生が、授業の中で、教科書、こんなものあかんと、こういうことを教えなあかんのやということで、自分勝手に授業をしたと。一律の評価ですね、全員100点とか、これは一律の評価、すなわちレポートを提出させて、提出した者は60点、全部内容関係なしに。提出しなかった者は全員50点、こういう評価をしたと。それで学習指導要領に大きく逸脱しているということで裁判になって、要は懲戒免職に3人がなったのです。懲戒免職を不服として、最高裁までいったということです。


 その授業の内容ですね、どういうことを先生が教えたか。唯物史観による時代区分についても話し、さらに唯物史観による時代区分論争の盛んなソビエト連邦、中国の成立以来の思想、政治、経済やいわゆる中ソ論争について話し、また、唯物史観上、階級闘争がないとされている社会主義社会になお存する階級闘争の話に及んだ。7〜8時間かけて日本奴隷経済史と題する自己作成のプリントを用いて授業、社会主義社会における階級闘争について述べよというテスト、スターリン思想とその批判、毛沢東思想とその批判という問題を出した。マルクス、毛沢東に関する授業を行った。資本主義と社会主義社会における階級とその闘争について問題を出題し、社会主義社会における階級闘争、スターリン思想とその批判、毛沢東思想の各問題を出題と、こういうことで懲戒免職になったわけです。そして、最高裁でそれを認められた。


 こういうことは、田辺にもあるわけです。私自身の娘が、先生が授業でしたのか、それは確認してないのですけれども、先生がプリントを持ってきた。そこにチェチェ思想、北朝鮮の金正日を礼賛する内容が、それを宣伝するやつを自分が作成したプリントを配っているわけです。それでその人を僕は知ってるけど名前出しませんけど、ここのだれかが知らんけどね、何とかの諮問委員に採用しているのです。そういうことですので、現実の話ですから。


 これに関連して、私は昨年9月議会で、週刊誌サピオの記事を参考資料で皆さんにお配りしたのです。この田辺市内の学校でその方が講演しているのはどうですかということを質問したわけです。その人は、ことしの2月いっぱいで講演をやめたということなんで、今回は名前を出しませんけど、講演をまだ続けるんだったら僕は本名を出して言いますけどね、18万人に聞かせたとおっしゃってますので、これは一般人じゃない、単純な民間人じゃありません。教育に非常に影響した人ですから、それは私の議論しているところですが。


 これを私は2回聞いたのです。この人の話の中で4点ほど気になる。その1点は、盧溝橋事件、盧溝橋というのは、支那事変の一番最初の事件です。どっちが発砲したかと、これが大きな問題になっています。この講演では、日本が発砲したというふうに受けとられるような表現をしているわけです。まあ気になった。これは僕らが読んでいる本の中では、劉少奇が中国共産党の活動の一つとして、そういう謀略をやったということになっていると聞いているのですが、劉少奇というは、毛沢東、劉少奇、ナンバー2です、中共の。それを子供たちに聞かせるというのはどうかなと。


 それから、南京事件です。このことについても、この講演者はしゃべっております。僕はある小学校に行ったら、講堂の壁に、いわゆるそういう写真をずっと両方に張っているのです。南京の虐殺があったというような表現もされている。中国の人が喜ぶ話ですけどね。


 3点目は、従軍慰安婦です。私は軍隊に行ってないけれども、慰安所があってこれこれこうやと。中国や朝鮮の女性が性奴隷にされていたということを生徒にしゃべるわけです。


 もう1点、上官の命令で捕虜を刺し殺したとおっしゃっているのです。その言い方です。「私は上官の命令でやりました。上官が悪いのではなく、その上の人、その上の人、その上の人、ただ一人の人が悪いのです」と、こういうことを生徒の前で堂々と言ってる。だれが聞いても、天皇陛下の戦争犯罪についてしゃべってるとしか思えません。そういうことをサピオにも書いています。


 私以外のここの複数の議員もそこで聞いているわけです。何もねつ造というのか、そういうことではなくて、現実にその人がしゃべっている。それをねつ造したといって、サピオがそれを摘発したわけです、おかしいよということで。要望書が来ているのですが、要望書の中に、「しかし、当該記事の執筆者である水間政憲氏は、この講演者を直撃した」、つまり、直接取材をしたといって、この講演者のインタビューをベースに記事を構成しています。


 確かに20カ所、僕も調べてみたのですけど、20カ所かぎ括弧でしゃべってると。しかし、この講演者は水間氏と面識がなく、この記事に関して取材を受けたことも一切ないと断言しています。この証言からすれば、虚偽でかためられたねつ造記事というふうに書いておられるのですが、このポイントは、この講演者が6人の方々に、取材も受けないし、会ったこともないし、知らんよと、そういうふうに言ったのだと思うのです。そやないとこういう文書になりませんからね。


 僕はこの水間さんとは、もう1時間も、何回も、そしてサピオのデスクとも何回もやってますから、要望書きとるでと。いつでも裁判の席上、証拠を出しますよと。証拠というのは大体わかるでしょう。そこは言わんときますわ。そういうことで、僕は本当にこういう善良な6人の一般の方を全くだましているわけです、私から言わせりゃね。こんな人を教育現場に連れてくると。もうちょっと言うたら、全部家族に取材して、娘さんから、孫さんから、家族に取材して全部証拠品もあるのです。いくら本人が取材受けてないと言われても、考えられないことやと。そういうことを宮田が取り上げて、重大な教育に影響あるということで要望書が来たのですが。こんなでたらめなことを言う人を教育現場に扱った。


 伝習館高校では、スターリンとか一つの学術的な哲学の思想がありますけれども、それを教えただけで懲戒免職になっているわけです。こういう先ほど4点申し上げましたし、こういうことを教育現場で教えた。そうすると、これは学習指導要領に大きく逸脱しているのではないかと、こういうふうに思いますから、教育長どういうふうに考えを聞かせていただきたい。


 それで、この場合、講演者は生徒を講堂に集めてやっているのです。これは個人の授業じゃありませんから、教員が教室でこれをやったら、それこそ一発で懲戒免職やと思いますけど、全校生徒、あるいは学年を呼んで講堂で聞かせた。この校長責任、教頭責任、教員の責任は一体どうなのかと。子供たちにすり込まれたことは消えんのです。私も頭の中にあの人がしゃべっていることが残っているのです。そういう質問をさせていただきたいというふうに思います。


 次ですね、家永教科書訴訟、これは一次、二次、三次あるのですけれども、この文をずっと読ませていただいておって、先ほど議員が教育基本法違反やという話を聞かせてもらったのですけど、我々議員が自覚しなければならない国の主張が書いています。


 読み上げさせていただくと。被告は、つまり国ですね、「国は、本条第1項は不当な支配を禁じたものであって、不当であるかどうかは、それが国民全体の意思に基づいているかどうかによって定まるのであり、国会において、国民によって正当に選挙された代表者により制定された立法に基づく限り、行政権による教育に対する規制ないし介入が教育の内容面にわたっても、それは不当な支配ではなく、本条1項後段にも定めるとおり、国民全体に責任を負うべき教育行政としては、当然に教育内容についても積極的に行政を行うべく責務がある」というふうに書いております。


 我々は、地方自治法を出してもいいのですけど、国と最高裁の判断は、我々地方議会も田辺市民全体にわたって責任を負ってる責務がある。このことをお互いに確認しておかなければならない。市長はもちろんですよ、市長は教育内容について責任を持たなあかん。「教育は任せてる」とか、前の市長もよく言いましたけどね、任せとったらあかんのです。


 その点は、地方自治法第2条第3項第5号によっていろいろ書いています。「それぞれの地方の住民に直結した形で各地方の実状に適応した教育を行わせるのが教育の目的及び本質に適合するとの観念に基づくものであって、このような地方自治の原則が、現行教育法制における重要な基本原理の一つをなすものであることは疑いを入れない」と、こういうことですので、この点を強調しておきます。


 今申し上げたようなことが、こういう判決が、教職員にきちんと伝わっていないのじゃないか。まだ先生方は、教育基本法違反やないかということを言う人々がまだいるのではないか。これを教育長さんはきちんと学問の自由と教授の自由の区別、最高裁の判決は、大学教授は教授の自由があるけれども、高校はあかん、小学校もあかん、中学校もあかんと、それを教育長は各教職員にきちんと徹底して教えといてもらわんかったら、またぞろ自信を持って教育基本法だけ読んで、不当な支配やというふうな言葉が出てくる。


 それから、その他教育基本法10条に関して、いろいろ教育基本法違反ということで事例があるのですが、それをちょっと紹介しておきます。まず、武道場に神棚があるじゃないですか。神棚は教育基本法違反やといって裁判になりました。千葉県下の約60の公立高校の武道場や体育館に神棚が置かれているのは、政教分離を定めた憲法と教育基本法に違反するとして提訴。千葉地裁、東京高裁は、武道場の作法として訴えを退けた。まだいきます。長崎の教育委員会が編集した夏休み学習帳に、お盆、精霊流し、八坂神社祇園祭、地蔵祭、平和松明行列など、地域の諸行事に進んで参加しましょうと記載していたことから、教育基本法違反ということで抗議した。


 それから、静岡県下の公立高校の野球部は、甲子園出場に関して神社へ必勝祈願した。これが教育基本法に違反すると。それから、富山県の公立小中学校で給食の際、児童・生徒が合掌の号令とともに手を合わせる慣行が行われていた。これを特定の宗教の強制であり、教育基本法に違反すると。


 次、熊本市の中学校では、平成10年から職場体験学習、生徒の希望によって実施した自衛隊での体験学習が、教育基本法違反と。あるいは、神社での集団生活体験が教育基本法違反と言われた。もう神社で体験学習しないようになってきた。甲子園も行かないようになってきた。なってきたことが多いのです。いろいろまだ心のノートの問題もありますし、学習指導要領そのものが、教育基本法違反やと言うてる人もいるのです。


 北海道教組の書記長が、学校の教職員や地域の保護者の中で教育課程は決められる。つまり、さっきの職員会議です。その議論の中に国旗・国歌の実施はそれで決める。最終的には、教職員みんなで決めるものだと。さらに、学習指導要領が出されることに反対はしないが、強制力があってはだめ。基準を国が示すのに反対しないが、全国同じようにやるのは謝り。教育基本法に違反している、こういうことを堂々と先生方がしゃべるということで、この教育の弊害というのが今起こっているというふうに思うわけです。


 つまり、今までの歴史、伝統というものをすべて排除していこうということだと思うのですが、この教育基本法は、もともと成立過程ですね、先ほどマッカーサーのこと言いましたけれども、教育勅語と二本柱で成立したわけです。教育勅語と二本柱で成立して、二本の柱で教育されておったんですが、教育勅語が失効されて、教育基本法だけが残った。だから、本当の教育を語るには、この教育基本法と教育勅語を二つ並べて、それで総合的にどうなのかということをするのが正しい教育のあり方ではないかと、私は考えるのであります。


 次に、男女共同参画です。先ほど大倉議員がいろいろおっしゃっていただいたので、私の方はもうご答弁は要らないのですが、気になるとこだけ申し上げておきます。これはもう1時間半時間を全部とってしゃべらんかったらいけない問題だと思っております。基本的には、一次、二次の基本計画があるのですけれども、この一次も二次も法律そのものが、フェミニズムといいまして、話が長くなるのですが、本当に西ヨーロッパのフェミニズム思想が色濃く入っている法律なんです。


 大沢真理さんという東大の教授がいるのですけれども、僕は青森県の日本女性会議に行ってきまして、そのときに聞いたのですが、大沢真理さんが内閣の内閣府の何とか委員長なんです、男女共同参画をつくったですね。この人の基調講演があって、「日本は世界で唯一、歴史上始まって以来、初めてジェンダーを取り入れた国になった」と、こういうふうに言いました。


 そのフェミニズムの歴史がずっとあるのですが、フェミニズムは共産主義の考え方ですので、共産主義の歴史の中で、エンゲルスの家族論とか、フーリエの空想社会主義、ずっとあるんですけど、ジェンダーフリーはかなり最近の流れなんです、哲学の歴史の中では。そういうジェンダーフリーというのは、クリステーヌ・デルフィか何かそんな人だと思うのですが、ちょっと記憶が定かでないのですが、そういう人がもう男と女の差は決定的にあるのでどうしようもないと。そしたら、一つ仮説を立てたわけです。これはデルフィの仮説なんですけど、性差を全くないようにして、初めからいわゆる中性って大倉議員が言ってましたけど、男も女もないと仮定して施策を始めた、仮説を中心に、仮説があって、それからいろんな論があるのですけど。それが今のフェミニズムの流れなのです。


 大沢真理さんと上野千鶴子さんが、どっちがどっちだったか忘れたけど、共産主義フェミニスト、マルクス主義フェミニストなんです。どっちがどうかまた次の機会に言いますけどね。どっちがどうなのか本読んだのですけど忘れました。そういうフェミニズム、共産主義が色濃く入っているのが、今の男女共同参画基本法なのです。


 これは大変だということで、バックラッシュですね。こんなことしとったら、日本は誤ってしまうということで、今、二次を相当入れかえたのだけど、まだまだクオーター制から始まっていろいろフェミニズムの主張が二次計画の中にも入っているのです。それで我々は、それをやっぱりチェックする能力があるものを男女共同参画の担当者にしなければ、国から言ってきたやつをそれは正しいと思って丸ごと流しておったら、大変な誤りになると。


 先ほどの「ゆう」という広報紙があるのですけど、ここに女性電話相談って書いています。女性が出て、電話相談を受けるのです。女性電話相談員です。これは国からは女性電話相談員じゃないのです、国からの文書は。僕はその文書見てないけど、室長が言うには、国からこう来ました。何て書いておったかと言ったら、フェミニストカウンセラーが相談を受けると書いてます。初めフェミニストカウンセラーって書いておった。お前フェミニズム知ってるのかと。フェミニストカウンセラーに聞いてどうするんやと。共産主義カウンセラーに物事を相談するというのと一緒や。市民の税金でこういう仕事になっているのだから、ちょっとはそういう思想を勉強して、これはちょっと田辺市民には受け入れがたいなというところをきちんとやっていただきたい。


 デートDVって何って書いているのです。ここにデートDVは、若者が親世代の生き方やテレビ、雑誌などで目にする男女のあり方から、気がつかないうちに相手を見下した見方、考え方を学んでしまいと書いてあるわけです。これ読んだら、親世代の考え方がまるで間違っている。親世代は相手を見下した見方をしているのか。もっと親孝行を基本的に教えてもらわなあかん。それを親を全否定するような文章になっているわけです。これを田辺市の男女共同参画センター広報紙、何を考えておるんかと。この件については、次でまた詳しくやりますから、答弁は要らないと思うのですが、そういうことで、一応第1回目の質問を終わります。


             (20番 宮田政敏君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    20番、宮田政敏君の質問に対する当局の答弁を求めます。


 市長、真砂充敏君。


             (市長 真砂充敏君 登壇)


○市長(真砂充敏君)    宮田議員から4点にわたるご質問をいただきました。1点目の予算大綱については私から、あとは教育長と担当部長からお答え申し上げたいと思います。


 ご承知のとおり、平成18年度一般会計予算の総額は401億7,000万円、前年度と比較しまして8.4%の減少となっておりますが、平成17年度の予算について、基金の新設などの特殊要素を除き、旧5市町村の平成17年4月分の決算額を加えた金額と比較いたしますと、想定ではありますが、実質的には4.5%の増加になるものと見込んでいるところでございます。


 さて、本年度の地方財政の状況は、国の歳出改革路線と歩調を合わせて、引き続き地方財政計画の規模が抑制されております。一般財源総額では確保されているものの、地方交付税の減少などにより、財源不足が否めない状況となっているところです。また、本市の財政におきましても、合併による効率化や事務事業の見直しなどにより、一定の効果を上げているものの、三位一体の改革による影響や税収の伸び悩みなどによりまして、財源の確保が引き続き大変厳しい状況となっているところでございます。


 こうした中で、本年度の予算編成に当たり、最も有効な財源の手だてを検討する中で、合併特例債、過疎債や辺地債など、後年度の元利償還金の70%から80%が交付税に措置される有利な起債を活用しております。最終的には、財政調整基金や減債基金の繰入れによりまして、財源の調整をいたしておりますけれども、合併特例債等の起債を活用できたということが、本年度の積極的な予算を編成する上での大きな要因になっていると考えているところでございます。


 さて、こうした起債をどのような事業に充当しているかということについてでありますが、本年度の市債の総額は55億1,920万円でございまして、このうち合併特例債につきましては24億2,010万円を計上しております。これは全体の43.8%に当たります。この中で主な事業と充当額を申し上げます。防災行政無線整備事業に1億9,980万円、容器包装プラスチックリサイクル施設の整備事業に1億6,510万円、政城線など林道新設改良事業に1億9,800万円、明洋団地古町線など道路新設改良事業に2億6,230万円、給食センター建設事業に10億2,330万円などとなっております。


 また、過疎債と辺地債につきましては、合計で13億6,120万円を計上しておりまして、主な充当事業を申し上げますと、地域情報通信基盤整備事業、いわゆるケーブルテレビ施設の整備事業に3億8,000万円、三里簡易水道事業など6地区の簡易水道施設整備事業に5億5,440万円などとなっております。


 次に、合併後の一体化のための施策、合併時における地域の要望事業、また、市町村建設計画に登載されている事業についてでありますけれども、本年度の予算につきましては、特に合併の効果を具体的に反映した予算、一体感の醸成への取組を反映した予算ということにしておりまして、市町村建設計画や合併協議において重要課題とされたものにつきまして、重点的に予算へ反映をしているところでございます。


 この中で、特徴的なものを申し上げますと、まず、合併の一体化のための事業といたしましては、住んでいる地域外の様子を見聞するとともに、交流を通じて融和を図るための小中学校の児童・生徒の交流事業や公民館における親子の交流事業、また、地域が一体となった観光施策を推進するために、田辺「歓交」戦略推進事業等の観光振興事業を計上しております。


 次に、合併時における要望事業といたしましては、先ほども申し上げましたケーブルテレビ施設の整備事業、給食センターの建設事業のほかに、小・中学校の建築事業や統合に伴う増築事業などを計上しているところでございます。


 また、市町村建設計画に位置づけられている事業につきましては、先ほどから申し上げております事業もすべて含まれているところでありますけれども、特に建設計画の中で、新市の創造プロジェクトの一つに、観光プロジェクトが挙げられておりまして、本年度は先ほどの田辺「歓交」戦略推進事業のほか、和歌山「世界遺産観光」推進事業、平成の旅籠整備事業、熊野絵解き事業や地域映像活動事業など、さまざまな観光振興事業を計上しているところでございます。


 いずれにいたしましても、新田辺市の融和と発展を目指して、各事業を推進するとともに、限られた財源をより効果的に活用して、効率的な財政運営を進めてまいりますので、今後ともご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。


             (市長 真砂充敏君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    教育長、愛須恒藏君。


             (教育長 愛須恒藏君 登壇)


○教育長(愛須恒藏君)    宮田議員ご質問の教育基本法についてお答えします。


 現在、教育界では、さまざまな教育改革が行われ、特に義務教育改革については、昨年10月26日に、中央教育審議会の答申が出され、教師力と学校力の強化とともに、質の高い教師による質の高い授業によって、質の高い教育を保証し、人間力豊かな児童・生徒を育成することが求められております。


 教育基本法改正につきましても、近年の教育改革の流れの中で、日本の教育を根本から見直し、新しい時代にふさわしい教育を創造するため、その改正について議論されているところでありますが、文部科学省から正式の通知が来ておりませんので、詳しいことは認識できておりません。


 そこで、マスコミ等から得た情報でお答えすることになりますが、まず1点目の教育基本法改正の動きは、平成12年12月に出された教育改革国民会議の報告の中で、見直しが提言されたことが、改正論議の出発点となっております。文部科学省では、この報告を受け、平成13年11月26日に、当時の遠山敦子文部科学大臣が、新しい時代にふさわしい教育基本法のあり方について、中央教育審議会に諮問を行い、平成14年11月14日に中間報告、平成15年3月20日に本答申がされております。


 そして、この答申を受けて、現在まで国民的な議論を高めるための取組として、答申内容を解説したパンフレットが配布されたり、教育改革フォーラムや教育改革について、地方で意見を聞く会を通じて、国民の意見を聞く取組が展開されております。また、政府・与党内においても、与党教育基本法改正に関する協議会が組織され、精力的な議論が深められていると聞いております。しかしながら、現在のところ、教育基本法改正の政府案等については、一切発表されていない状況であります。一部報道によりますと、近く政府原案が提出されるとの情報もありますので、教育委員会といたしましては、中央の動きを注意深く見守ってまいりたいと考えております。


 次に、教育基本法改正の動きの中で、現在の教育基本法第10条にある「教育は不当な支配に服することなく、国民全体に対し、直接に責任を追って行われるべきである」の規定について、改正後の扱いはどうなる方向なのかということについてお答えいたします。


 中央教育審議会答申の中で、教育が不当な支配に服してはならないとする規定は、引き続き規定することが適当とされており、また、政府教育基本法改正に関する協議会も、教育基本法に盛り込むべき項目と内容についての中間報告の中で、不当な支配に服することなくについては、適切な表現に変えるべきとの認識で一致した旨が報告されております。この不当な支配につきましては、国民の間にもその認識や考え方に違いがあることから論議を呼んでいる問題で、今後の動向が注目されている問題と認識しております。


 次に、現行の教育基本法第10条にある「教育は不当な支配に服することなく」とする規定に関連して、旭川学力テスト事件、福岡県?伝習館高校事件、家永教科書訴訟についてどのような司法判断がなされ、教育長として、その判決結果についてどのように押さえているかについてお答えいたします。


 まず、旭川学力テスト事件では、当時の文部省が全国の中学校で一斉に実施した学力テストが、教育に対する不当な支配として、教育基本法第10条に違反するかどうかの判断がなされましたが、昭和51年最高裁で教育そのものに対する不当な支配とは言えない旨の判決が下されております。


 次に、福岡県立伝習館高校事件は、教科書を使用せず、学習指導要領から逸脱した授業及び試験の出題を行った教諭に対する懲戒処分の違法性を審議されたものでありますが、平成2年、最高裁で懲戒処分の違法性は認められない旨の判決が下され、行政が教科書を使用して授業をするよう学校へ指導することの正当性と学習指導要領を逸脱する授業を行ってはならないことが認定されたと理解しております。


 次に、家永教科書訴訟は、教科書検定は憲法違反に当たるかどうかが最大の争点になった訴訟でありますが、教科書に関する三つの訴訟すべてで、最高裁は教科書検定は日本国憲法第21条が禁じる検閲に当たらないとして、教科書検定制度は合憲であるとの判決を下しています。私は、上記判決結果につきましては、妥当な判決で教科書検定は、教育に対する不当な支配には当たらないと考えており、今後の教育行政実施における指標になる重要な判決であると認識しております。しかし、判決文の中に、検定の内容については一部行き過ぎがあったと述べられているところもあります。


 次に、全国で聞かれる教育基本法第10条に関するさまざま主張についてでありますが、私は学校教育に関しては、極端に政治的・宗教的要素の強いものや一部の勢力の利益のために行われるもの、あるいは学習指導要領をはじめとする法律や規則に反するものでない限り、さまざまな方々からご意見をいただくことは大切なことであり、いただいた意見をどうするかは、教育委員会において研究、検討、判断させていただくことが重要であると考えております。


 よって、市議会議員等をはじめ、市民の方々から、教育内容面に関してさまざまな提言をいただくことは、地位や権威を利用して、法律を超える要求をすることでない限り、そのこと自体は不当な支配に当たらないと考えております。


 次に、前述の判決趣旨が教職員に十分伝わっているのかということについてでありますが、現状では、田辺市において、議員からご紹介のありました教育基本法第10条に関する極端な主張は聞きませんし、教職員は学習指導要領等規則や法並びに教育委員会の指導に沿って教育活動を展開していると認識しております。


 また、これら法規に関する学習は、前述の判決結果等について、教頭会の法規演習等で研修を実施しておりますが、全教職員に対しての研修は行ってはおりません。しかしながら、法や規則にのっとった学校運営ができているかについて、点検や教育改革に関するさまざまな動きについては、絶えず認識しておくことが大切であると思いますので、教育委員会といたしましては、校長会、教頭会、教務主任会等で研修を実施し、教職員への周知を図ってまいりたいと考えております。


 次に、宮田議員が昨年9月議会で質問されたことに関係するご質問について、一般論としてお答えさせていただきますので、ご理解賜りたく存じます。まず、盧溝橋事件、従軍慰安婦、南京事件について、講師の間違った話の内容を教師が授業で取り上げることは、学習指導要領の逸脱にならないかについては、その判断の前に、事実に反することを児童・生徒に指導することはあってはならないことであります。


 また、間違っていることを全校生徒に講演することは問題ではないか。また、そのような講師を招へいした校長の責任はどうかということについては、間違った内容であることを前からわかっていて、児童・生徒に聞かせることはあってはならないことであります。なお、教育委員会といたしましては、今後も学校が児童・生徒を指導する講演を実施する際には、講演内容が正確で偏りがないよう十分配慮することを各学校へ指導してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いします。


             (教育長 愛須恒藏君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    総務部長、岡本美彦君。


             (総務部長 岡本美彦君 登壇)


○総務部長(岡本美彦君)    議員ご質問の2点目、田辺漁港区域内に防災タワーの設置を望むについてお答えいたします。


 津波による人的な被害は、住民の皆さん一人ひとりの避難意識の高さにより大きく変わるものと考え、その対策として、今日まで防災訓練や防災学習会を開催して啓発に努めてまいってきたところでございます。議員もご承知のように、津波の襲来が予想される地域の方々と一緒に避難路、または避難方法について検討協議を行い、地域ごとの津波避難用マップを作成して、全世帯に配布しているところでございます。その津波避難用マップをもとに、自主防災会への補助金を活用し、海抜表示板を作成していただいている地域もふえてきており、地域の防災意識の高まりを大変頼もしく思っているところでございます。


 さて、ご質問の防災タワーの設置についてでございますが、ご指摘のとおり、避難困難地域に住む方々や逃げおくれた避難者が、緊急に避難するための防災タワーや避難ビルは有効な対応策の一つと認識しているところでございます。また、県が昨年6月に策定いたしました和歌山県津波避難計画策定指針におきましても、津波からの避難に当たって、近くに高台や適当なビルがない場合には、防災タワーの建設を検討することを求められているところでございます。


 本市におきましては、現在、策定作業中の新市地域防災計画や全戸配布を予定しております東海・東南海・南海地震が同時発生した場合の津波を想定した津波ハザードマップをもとに、明らかになった問題点や課題を踏まえながら、津波からの避難に関して、防災タワーも視野に入れたより有効な避難対策を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。


             (総務部長 岡本美彦君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    20番、宮田政敏君。


             (20番 宮田政敏君 登壇)


○20番(宮田政敏君)    懇切丁寧なご答弁をいただきまして、まことにありがとうございます。市長におかれましては、本当に財政難ということを考えに入れて、特例債あるいは70から80%の裏打ちがある起債を中心にやっているということで、合併をしてよかったなということを住民の皆さんが思っていただくというのはまだ時間がかかると思いますが、職員の皆さんとともに頑張っていただきたいというふうに思います。


 教育基本法についても、教育長の方から妥当な判決であると。教育を考える上に重要な判決であるという認識のもとにされているということなんで、いろいろな考えの方は、全員がというわけにはいかんと思いますけれども、職員の資質の向上のためにも、この判決のことを読んどったら、この判決を抜きにしては、教育問題は語れないという文章もありましたので、学校の教員であれば、教育原理から始まって全部勉強しているわけですから、このことはきちんと教員が認識しておいていただきたいというふうに思います。


 それから、防災の件でもひとつよろしくお願いしておきます。少し時間がありますので、教育に関連して、卒業式に参加しまして思ったことを申し上げます。教育長さんに前にお願いしたのは、生徒が壇上で答辞とか送辞をするときに、生徒が国旗に対して頭を下げなかったのです、どの学校でも。校長先生から来賓から、皆あいさつする人は国旗に敬意を表してやるのですが、生徒は絶対頭を下げなかったのが、ことしから下げていただくようになりました。まことにありがとうございました。なぜか田辺市の旗と学校の旗が国旗の両横にあるので、あの辺で配慮されているのかと、ご苦労されているのかなというふうに思ったりしています。


 それから、今、参考資料が皆さん方のお手元にあるのですが、仰げば尊しですね。私どもの時代は、蛍の光と仰げば尊しだったのですが、なぜか仰げば尊しを歌わないようになってしまっているのは、これは何でやと。先生方にとっては、教育基本法違反かなと思ったりするのですが、いろいろ「仰げば尊し 我が師の恩」、あるいは2番目の「身をたて名をあげ やよ励めよ」というあたりがどうも引っかかって、この歌はけしからんというふうなことになって、学校教育の中で歌われないようになったという話をちょっと聞いたのですけれども、この仰げば尊し我が師の恩、今の教育界を考えたら、この言葉が一番大事ではないかと。仰げば尊し我が師の恩、卒業式の一番の眼目はそれですよ。


 生徒が3年間、あるいは6年間、先生に教えていただいて、ありがとうございましたというのが当たり前で、それと親に対するお礼です。2番目の身を立て名をあげ やよ励めよ。これは中国に孝経という古い書物があるのですが、「身体髪膚、之を父母に受く。あえて毀傷せざるは、孝の始めなり」、「身を立て道を行ひ、名を後世に揚げ、以て父母を顕すは、孝の終りなり」。体を大切にしてやる、使うのが、親孝行の始めで、身を立て名を揚げ、そして親の名をだれそれの息子はあんだけ出世していいことをしたと。そして、親の名を揚げるのが孝の終りということです。


 そういうことで、この仰げば尊しを卒業式で歌っていただきたいということを、この参考資料は7〜8年前に質問した参考資料を再び出してきたのですけれども、なぜ今、仰げば尊しが必要なのかと。あと5分ほどありますが、今の教育の中で、先生たちは僕から見たらかわいそうなんです。我が師の恩って言うてくれんのです、子供は。先生が友達であるとか、子供の目線で、子供中心主義という戦後の教育の基本がありますけどね。学校の教壇、ない学校がほとんどじゃないですか。教壇の上に立って、子供をきちんと教える、言うことを聞かん子は無理にでも教える、それが教育なんです。「子供の意見を聞いて、子供中心主義、こんなことを考えておったらあかん」とサッチャーは言うてました。


 だから、先生の権威というものを確立しなければならないし、また、先生は人間の力といいますか、人間力の向上といいますか、これを目指して生徒がついてきてくれる先生にならなあかんですよ。そういう意味でもっても、この仰げば尊しの1番、2番を各学校で歌っていただきたい。そして、親孝行ということと先生の恩を忘れない、そういう子供を育てていただきたいというふうにお願いをいたしまして、長時間にわたっての一般質問を終わらせていただきたいと思います。


 ご清聴ありがとうございました。


             (20番 宮田政敏君 降壇)


○議長(吉本忠義君)    以上で、20番、宮田政敏君の一般質問は終了いたしました。


 この場合、お諮りいたします。


 本日の会議はこの辺にとどめ延会し、明3月14日午前10時から再開いたします。


 これに異議ありませんか。


             (「異議なし」の声あり)


○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。


 よって、さよう決しました。延 会


○議長(吉本忠義君)    それでは、本日はこれをもって延会いたします。


             (午後 4時38分)


 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。


  平成18年3月13日





                   議  長  吉 本 忠 義





                   議  員  中 本 賢 治





                   議  員  棒 引 昭 治





                   議  員  宮 本 正 信