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和歌山県 御坊市

平成 5年 12月 定例会 12月14日−02号




平成 5年 12月 定例会 − 12月14日−02号







平成 5年 12月 定例会



      平成5年12月御坊市議会定例会会議録(第2号)



                        午前10時15分開議

                        平成5年12月14日(火曜日)

                        午後 1時46分散会

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議事日程(第2号)



                 平成5年12月14日(火曜日)午前10時開議

 第 1        会議録署名議員の指名

 第 2        一般質問

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本日の会議に付した事件

 日程第1       会議録署名議員の指名

 日程第2       一般質問

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議員定数20名

出席議員(20名)

  1番  山本清次君      2番  伊藤 勉君

  3番  西本和明君      4番  保田 保君

  5番  樽井昭三君      6番  向井孝行君

  7番  籠田 勉君      8番  大西紀夫君

  9番  楠本文郎君     10番  坂本 守君

 11番  竜田豊重君     12番  辻本順二君

 13番  上田敏次君     14番  増田 享君

 15番  松本亀吉君     16番  玉井甚一君

 17番  小池重信君     18番  岸元春雄君

 19番  谷口重美君     20番  中村茂任君

欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 市長      柏木征夫君       助役       楠  崇君

 収入役     岩本好史君       市長公室長    柴本 寛君

 企画課長    酒井貞勝君       総務部長     川越祐紀男君

 財政課長    楠本 修君       税務課長     中島 武君

 市民部長    水田善得君       市民課長     岩崎善成君

 環境衛生課長  望月勝己君       同和室長     西本 勝君

 島団地対策室長 山本正見君       産業建設部長   黒祖辰男君

 農林水産課長  藤本亨治君       都市建設課長   木村幹男君

 住宅対策課長  田中秀幸君       失業対策課長   藤川光義君

 水道事務所長  平井 健君       消防長      西  弘君

 教育長     原多美男君       教育次長     柳原昌和君

 教育総務課長  塩崎佳久君       社会教育課長   中野正之君

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職務のため出席した事務局職員

 事務局長    小竹博一君       次長       北野文彦君

 議事係長    大崎惠司君       調査員      米倉 守君

 主任      細川 哲君

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△開議

          午前10時15分 開議



○議長(坂本守君) これより本日の会議を開きます。

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△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(坂本守君) 日程第1、「会議録署名議員の指名」を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において

              増田 享君

              松本亀吉君

            及び玉井甚一君

を指名いたします。

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△日程第2 一般質問



○議長(坂本守君) 日程第2、「一般質問」を行います。

 順次質問を許します。

 伊藤 勉君。

          〔2番 伊藤 勉君 登壇〕



◆2番(伊藤勉君) 平成5年12月議会に当たり、議長のお許しがありましたので、一般質問をいたします。

 昨年5月、御坊市長選挙において市民の圧倒的多数の支持を得てめでたく無投票初当選なされました柏木市長は、前玉置市政を継承されて以来、あなたの人柄は誠実、温厚、行動力をモットーに1期2年目に向けて数々の大型プロジェクトの推進を大きく前進させ、「住んでいてよかったと実感できるまち、豊かで若者が定着できるまちづくり」を基本にしながら、躍動の拠点都市御坊市の建設、健康かつ公平なまちづくりの推進、さらには安全で快適なまちづくりの推進、広域行政の推進などを政治公約として、その実現に向け積極的な取り組みをされていることは大いに評価できるものであり、今後、市長の行政手腕に大いに期待するものであります。

 まず最初は、平成6年度予算編成についてでありますが、我が国の社会経済を取り巻く情勢は、バブル崩壊不況下、円高不況や雇用の悪化等により先行きの見通しが厳しい状況の中、国の財政は平成5年度末の公債残高が182兆円にも達する見込みであり、また税収についても平成4年度決算では2年連続しての減少で1兆5,000億円の決算上の不足を生じるなど、かつて経験したことがないほど深刻な状況にあります。このような中、国は急ぐべく景気不況対策として、税制改革の見直し、新たに公共事業投資等の手だてを早急に講じるための施策を検討しているところであり、その動向が注目されているところであります。

 一方、本市の経済情勢は地場産業の不況に追い込まれ、関連企業や下請業者は大変な打撃を受けており、こうした厳しい生活環境に直面すれば当然のことながら行政が真剣に市民生活の防衛を図らねばならないと思います。また、近年、税収の見込みが厳しい中での日高重要港湾の建設、高速道路の建設促進や関連地域整備、テクノタウン構想の推進に伴う周辺整備など重要プロジェクトの推進、さらには市制施行40周年記念事業、地方拠点都市地域整備施策の展開、高齢化社会の進展への対応等々重要課題が山積されているところであります。

 そこで、市長にお伺いいたします。

 第1点目は、平成6年度予算編成について、市長は基本方針を出され、現在各部課で積極的に予算編成に取り組まれていると聞きますが、編成に当たってのスタンスといいますか、基本的な考え方についてお伺いをいたします。また、伸び率、新規事業、教育、福祉などの関係でどのようなお考えを持っておられるのか、基本的な点をお示し願いたい。

 第2点目は、不況対策についてでありますが、本市においても不況が続いている中、地場産業を初めとする中小企業の倒産が相次ぎ、雇用調整の悪化による新卒者の就職難やUターン青年の就職難、そして近年にない求人倍率の悪化等により、一層深刻になっているところでありますが、本市の経済情勢分析についてどのように認識され、どのようにして景気浮揚策をお考えになっているのかどうか、雇用情勢認識も含めてお示し願いたい。また、市独自による景気対策会議を持たれたことがあるのかどうか、あわせてこれらについて産業建設部長からお示し願いたい。

 第3点目は、公共事業の市発注による入札制度のあり方についてでありますが、昨今、新聞、テレビ等で日本中をにぎわしている大手建設業のゼネコン疑惑事件初め、談合事件、贈収賄事件等はいずれも公共事業にかかわる事件が続発している中、本市においては3大重要プロジェクトである日高港湾の建設、高速道路の建設、テクノタウン構想による企業団地の造成等を初め、その周辺環境整備事業計画、あるいは一部着工を実施しているところでありますが、その工事総額は数十億円、または数百億円と膨大な金額が動くものと予測いたしております。これらについては、県の入札制度について十分検討もされていると聞きますが、現在、市においての現行の市発注分も含めて入札制度のあり方について、見直し等今後の基本的なお考えを市長からお示し願いたい。

 第4点目は、市制40周年記念事業についてでありますが、本年9月に市制40周年記念の成功に向け、宮子姫まつり実行委員会を発足され、現在、イベント等着々と計画している中、市制40周年記念事業は大いに意義深く、期待をしているところであり、また市制40周年を契機に21世紀に向けて大きく飛躍発展する御坊市を願うものであります。

 そこで、1つ目の質問でありますが、市制40周年記念事業計画についてのテーマ及び重点記念事業計画は現在どのようなお考えを持っているのか、企画課長からお示し願いたい。

 2つ目の質問でありますが、本市の基本構想に基づく基本的なお考え及び今後の御坊市の建設に向けての進む方向について市長からお示し願いたい。

 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。



○議長(坂本守君) 伊藤 勉君の一般質問に対し、答弁を求めます。

 市長。

          〔市長 柏木征夫君 登壇〕



◎市長(柏木征夫君) 平成6年度予算編成に当たっての基本的な考え方でございますが、平成6年度に係る国の予算及び地方財政計画が決定していない現段階であり、景気の低迷が長期化し、厳しい財政状況の中ではありますが、平成5年度に引き続きゼロからの発進を基本に既存事業を総合的な視点から見直しを行い、景気対策等新たな行政需要に効率的に対応しながら、引き続き日高港湾の建設やテクノタウン構想の推進、高齢化社会の対応等々の産業振興と定住環境の整備を重点に補助事業の積極的な活用に努め、長期的視野に立った計画的な予算の編成に努めることとし、現在編成作業を進めているところでございます。詳しい内容につきましては県等との調整の事業もございますので、後に譲っていただきたいと存じます。

 次に、公共事業の市発注の入札制度のあり方でございますが、昨年の暮れに中央建設業審議会の答申において、入札契約関係業務の公正な執行が求められ、それに従いまして今年6月に建設省から県を通じ、入札契約手続のより一層の透明性、競争性の確保についての通達があったこと。また、決算特別委員会審査の中での御意見も踏まえまして、御坊市公共事業制度調査検討会を設置し、調査検討を進めることとしてございまして、合理的かつ公平、厳正な入札制度の確立を基本にこれら制度の見直しを図ってまいりたいと考えております。

 市制40周年にちなみ、今後の御坊市の建設に向けての進む方向につきましては、第2次御坊市長期総合計画に基づき、活力と潤い創造を基本理念に、この地、ここに住む人、その人が営んでいる業とその技術に焦点を合わせ、種々施策の展開を図って、住んでいてよかったと実感できるまち、若者が定着できる豊かなまちづくりに努めてまいりたいと存じます。

 以上でございます。



○議長(坂本守君) 産業建設部長。



◎産業建設部長(黒祖辰男君) お答えいたします。

 2点目の本市の経済情勢分析についてどのように認識され、どのようにして景気浮揚策を考えているのか、雇用情勢認識も含めて示されたい。また、市独自による景気対策会議は持たれたことがあるのかという御質問にお答えします。

 まず、御坊職業安定所管内の雇用情勢から分析いたしますと、指標になります有効求人倍率、有効求人数を有効求職者数で除した数値でありますが、昨年10月1.09であったのが、ことしの10月現在で0.98と低下しています。全国の0.67より低下率は小さいものの、求人数は昨年の10月の1,067人に対して、本年10月では966人と約100人の求人数減となっております。一方、求職者数は九百八十数名とほとんど横ばいであります。このことから御説のとおり雇用調整が進み、不況を乗り切るための経営の合理化の影響が出てきたと言えます。

 一方、工業統計から御坊市中小企業の約130社の製造出荷販売額から見ますと、平成元年度295億7,486万円、平成3年度に321億6,449万円と8.7%と逆に伸びていますが、この製造出荷販売額が1年以上おくれて発表される関係で、最近の動向につきましては数値的に把握することは困難でありますが、民間金融機関、データバンクの資料によりますと、県内の生産指数及び個人消費とも本年の5月にやや回復傾向にあったものの、6月から徐々に減少傾向であります。これらの情勢に対しての市の景気浮揚策につきましては、公共事業の早期発注を初め予算執行の一層の敏速化に努力いたしております。また、雇用関係の対策としまして、先般も実施されております求人求職者の合同面接会、市も参加いたしております。今後とも積極的に協力をしてまいりたいと考えております。

 一方、緊急不況対策として県が中小企業向けに緊急経営資金特別融資制度が創設されていまして、それらの制度貸し付け枠につきましては当初589億6,000万円、9月にそれに40億円の追加補正がされています。なお、融資利率も3.4%と低利でありますので、このような有利な資金について既に御坊市でも多く活用されております。今後ともこれらの資金活用を積極的に図れるよう相談窓口の充実について県当局を初め、この制度を扱っていただく金融機関にもお願いしてまいりたいと考えております。

 次に、市の独自の景気対策会議についてでありますが、特段の会議は持っておりません。公共事業の早期発注等につきましては、関係部課と調整をしそれらの早期発注に努めております。

 以上です。



○議長(坂本守君) 企画課長。



◎企画課長(酒井貞勝君) 伊藤議員の質問にお答えいたします。

 市制40周年記念事業の御質問でございますが、議員御承知のように本年9月、各種団体の代表者にお集まりいただき、宮子姫まつり実行委員会を組織しております。この実行委員会の中に幹事会を設け、この幹事会を中心に現在記念イベント等について協議いただいているところであります。40周年記念のテーマとして、民間初の后となられ東大寺の大仏を建立した聖武天皇の御生母宮子姫の生誕地にちなんだまちづくりと、関西一の作付面積を誇る花卉栽培でスイートピー、カスミソウの生産日本一という特性を生かした四季折々の花香るまちづくりをテーマに対外的にアピールしていく考えであります。重点記念事業につきましては、来年5月14日を予定しておりますが、この日は第2土曜日で子供たちも休みであり、朝から1日思う存分子供から老人まで楽しんでもらえるような市民総参加型の事業を展開していきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(坂本守君) 伊藤 勉君の再質問を許します。

 伊藤 勉君。

          〔2番 伊藤 勉君 登壇〕



◆2番(伊藤勉君) ただいま、私の一般質問に対しまして市長及び産業建設部長、そして企画課長から答弁をいただいたわけでありますが、順次意見あるいは再質問をしてまいりたいというふうに思います。

 まず最初、平成6年度予算編成について市長から基本的な考え方についてお示しをいただきましたが、もう少しお考えをお聞きしたいなと思います。それは平成6年度予算編成をめぐる財政環境は近年にないほど困難で厳しいものであり、総合計画の確実な予算化及び市政の緊急課題への積極的な取り組みの実施、あるいは重点政策への対応など市民要望に的確にこたえた確かな予算編成を進めていることを期待しているところであります。

 そこで、第1点目は、基金及び起債の積極的な有効活用を図るとともに将来の財政負担等を考慮しつつ、適債事業についても国の許可が見込み得るものをより積極的に取り組まれたく、これについては意見要望をしたいと思います。

 2点目は市税の落ち込み及びその他財源が不足している状況の中で、各種事業の見直しや新たな財源確保策の確立等も積極的に取り組んでいるところであると思いますが、そこで財源確保策についてでありますが、今緊急かつ長期的な財政安定化を図ることが必要だと考えます。したがって、緊急的に財源問題についての対応策の考え方を市長からお示し願いたいと思います。また、向こう3カ年の計画事業費と財政収支の見通しについて総務部長からお考え方についてお示しを願いたいと思います。

 次に、第2点目の不況対策について産業建設部長から答弁をいただき、おおむね了解をいたしたいと思いますが、1点だけの意見要望をつけ加えて了解をしたいと思います。それは、若者が地元で残って働きたいと思っておっても、希望するところが全くないと言えばうそですが、数少ないと。またUターン青年や今までの勤めていた会社の不況で経営難により倒産とか、また主婦のパートの収入減など、現在不況によって雇用情勢は一層厳しい状況であります。そこで今後より一層雇用の情報のネットワークの確立を早急に図っていただきたいとともに、求人情報及び雇用促進等積極的に取り組まれたく要望いたします。

 次に、第3点目の公共事業の市発注による入札制度のあり方について市長からお考え方をお聞きしましたが、これについてはもう少し突っ込んで再質問したいというふうに思います。現在、入札制度調査検討委員会を設置するということで取り組んでいるところと聞きます。これについては大いに期待をしたいと思いますが、過去御坊市においては水道事務所の談合事件や最近では湯浅町の談合事件、県の御坊土木事務所の収賄事件等発生している中、御坊市の中では二度と過去の例を繰り返すことのないように取り組んでいると思われますが、そこで第1点目の質問は、御坊市における談合及び贈収賄の対策はいかがなものでしょうか。市長からお考え方をお示し願いたい。

 第2点目は、均衡と調和の中、行政は公平、平等、信頼を主とした基本理念に立って、1つ目は建設業者の健全育成に資する制度、2つ目は厳正なる執行姿勢で臨む制度、3つ目は開かれた制度ということを三本柱にして、よりより制度の改善を図られたく期待をしたいと思います。そこで、現在の入札制度の調査検討委員会での中身はどういうようなお考えを持っているのか具体的にスケジュールとか執行時期、目標、あるいは一般競争入札についてもお考え方を市長からお示し願いたいと思います。また現行の指名競争入札の選定についてもどのようなお考えを持っているのかあわせてお示し願いたいと思います。

 次に、第4点目の市制40周年記念事業についての1つ目、テーマ及び重点記念事業計画の考え方について企画課長から答弁をいただきましたが、これについては了解をいたしたいと思いますが、2つ目の本市の基本構想に基づく基本的なお考え及び御坊市の進む方向について市長からお示しをいただきましたが、これについてはもう少し質問をしたいと思います。

 それは御坊市の顔づくりについてですけれども、長計に沿ったものでなくてはいけないと思うわけです。それで1つ目は、当然拠点法の設置、それから大阪湾ベイエリアの関係も入りましたので、長計の見直しがされる計画があるのかどうかお聞きしたい。それと、今後のまちづくりについて市民から広く意見を募る方法も当然実施されているというふうに聞いておりますけれども、職員の提案制度、アイデア募集が現在どのような状況になっているのか、これについては総務部長から答弁をお願いしたいと思います。

 以上で私の再質問を終わらせていただきます。



○議長(坂本守君) 答弁を求めます。

 市長。



◎市長(柏木征夫君) 1点目の基金及び起債の積極的な活用ということでございます。昨今の経済情勢でございますので、積極的に活用を図っていきたいと考えております。

 財源の確保につきましては、これは長期的な観点から見ていかなければならないと考えております。テクノタウン構想の推進、あるいは日高港湾の建設、これは将来に向けての財源確保でございますし、その建設工事が市の財政に及ぼす影響、効果といったものも期待しながら進めているところでございます。今後とも財源の安定的確保に向けて努力していきたい。

 さらにもう1点は、地場産業の活性化を図ることが重要ではないかと考えております。これが先ほど申し上げました御坊市の顔づくりといった中で、この土地、あるいはそこに住む人、そしてその住んでいる人が営んでいる業、そしてその持っている技術、これはいずれも都会の皆さんにとってそれぞれ非常に興味深いものがあると考えております。今後一つの産業化の達成の一つの方策として、都市との交流型のものを豊かな自然を生かした中で取り組む必要があると考えて今後ともそういったことも含めて進めてまいりたいと考えております。

 入札制度のことでございますけれども、御坊市の談合あるいは贈収賄等対策でございます。現在のところ入札につきましては指名審査会でもちまして、厳正なる指名の審査をした上で業者指名をいたしまして入札していただいているところでございますし、談合等につきましては、業者に強力な指導、あるいは協力要請の指導をやっているところでございます。

 それから検討委員会内容と日程でございますけれども、これにつきましては登録制度のあり方、それと入札制度のあり方を基本的にお考えいただくということで、年内から年明けにかけて検討会を開催していただいて、平成6年度には間に合わせたいと考えております。

 それから、長計の見直しでございますけれども、現在の施策はほぼ長計の中での沿ったもので、新たな項目をつけ加えて修正する程度で済むかと考えておりますので、現在のところ大きな見直しは考えておりません。

 以上でございます。



○議長(坂本守君) 総務部長。



◎総務部長(川越祐紀男君) 向こう3カ年の財政の見通しについてでございますが、景気の見通しが不透明なため市税等の自主財源の伸びには期待できません。そのため歳出においては消費的経費を極力抑え、できる限り投資的経費の確保をしてまいりたいと考えております。

 次に、職員の提案の状況でございますが、現在まで3件ほどの提案がございます。しかし、いずれも取り上げるまでに至らなかったと、こう聞いております。

 以上でございます。



○議長(坂本守君) 伊藤 勉君。



◆2番(伊藤勉君) まず、議席から再々質問をさせていただくことを許可願いたいと思います。

 ただいま私の再質問に対して答弁をいただきましたけれども、2点ちょっとお聞きしたいなと思います。

 2点の中で1点目について、入札制度の関係ですけども、これについて業者に十分な説明会なりしていただきたいということでお願いをしたいと思います。それと、あわせてコンサルとか公共事業のハード面やソフト面の関係も十分あわせて入札制度の検討に加えていただきたいというふうに思います。それと、つけ加えで申しわけないのですけれども、市の発注されている現時点の現場の状況、非常に優良、またいろいろ工事によってランク分け、また実際現場で困って迷惑をかけていると言われる方も十分そこらも現状把握の上、この制度検討委員会の中で吟味していただいてよりいいものをつくっていただきたいというふうに思いますので、要望いたします。

 今度は質問ですけれども、総務部長から市の職員による提案3件しかないというふうに聞いたわけですけれども、職員1人1人のやはりアイデアといいますか、3件というのは1人が3件ぐらいは最低出すような取り組みを、非常に消極的だというふうに思いますので、やはり自分たちの職場、または市民の意見いろいろあるかと思います。そこらの意見の積み重ねをしていただくためにも職員の提案の月間を設けていただき、提案件数もノルマ、目標、大体3件から5件ぐらい年間ですね、1人。中身はいろいろありますけれども、それぐらいの取り組みをしていただくのが当然、当然といったら何ですけれども、それぐらいの意気込みで取り組んでいただきたいし、あわせて市民要望意見も取り入れていただくような形をとっていただきたいと思いますが、市民の意見についてのアンケートもこの間あったと思うのですけれども、そこらのフォローも含めて市長から提案の関係と市民要望の意見についての今後の対応策について質問をしたいと思います。



○議長(坂本守君) 市長。



◎市長(柏木征夫君) 職員につきましては、部長会を通じまして職員の皆さんに学ぶ機会、生かす機会、さらには企画する機会を与えてほしいということで、それぞれ各職員の努力をお願いしているところでございます。

 市民の意見をということでございますが、広報等により広く意見をいただいておりますけれども、やはり議員先生方の皆さん、あるいは町内会長さん、区長さん、それぞれの役割分担の中で市の整備を進めておりますので、そういったことも十分調整しながら御意見を賜りながら進めてまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(坂本守君) これにて伊藤 勉君の一般質問を終わります。

 次に、山本清次君の一般質問を許します。

 山本清次君。

          〔1番 山本清次君 登壇〕



◆1番(山本清次君) 平成5年12月定例会において議長の許可を得ましたので、私の一般質問をさせていただきます。

 柏木市長は去る平成4年6月に就任して以来1カ年半たっており、着実にその手腕を発揮され、市政面も円滑な展開を見せている市長を高く評価したいと思います。

 さて、私は今回3点の質問をいたしますので、市長及び当局の誠意ある御答弁をお願いします。

 まず1点目は、今年の夏に県の防災総合訓練の会場になった日高川河川敷の今後についてお尋ねします。この河川敷は防災訓練に先立って県が約1週間かけて自衛隊の出動を要請して整備を行いました。それまではただの河原だったのが、整備後は整然となり、市が利用開発しようと思えばすぐにでもできる状態です。ところが、せっかくの今回の整備も何もしないでほっておくと、またもとの河原になったり、物や車、船の係留地になったりするおそれもあり、訓練会場になった広場もこのまま放置するのではなく、何らかの対策を立てておくべきではないかと考えますが、市長はこの跡地問題をどのようにお考えなのかお聞かせください。

 第1の2項目として、日高川ゾーン開発に伴う斎場の位置づけについて質問させていただきます。市は先年来から御坊市観光開発を目指してというタイトルで御坊市観光開発ビジョンが策定されております。この計画は日高川河口から上流の上野口まで延長約6.3キロです。その開発構想は河口から天田橋上流までは海と川の自然保全ゾーン、天田橋上流から御坊大橋までは触れ合いと交流ゾーン、御坊大橋から野口新橋までは市民のレクリエーション、野口新橋から上野口まではスポーツとアメニティゾーンとなっています。日高川ゾーン開発を進められる中で私が気になる点が一つあります。と申しますのも、日高川開発が実施され、整備も整えば、御坊市にとってすばらしい観光の目玉ができ上がり、市民も大いに希望を抱くものと感じられます。ところが、この河川敷沿いに位置しております御坊市斎場は、我が御坊市の景観の点からもいま一度対策を考えるべきではないかと思うのです。この斎場は昭和62年12月5日から平成元年9月30日までの工事期間を要し、鉄筋コンクリート平家建てで、総事業費として5億6,800万円を投資、現在に至っております。今すぐ対策を考えるべきといえば、投資した金額等のこともあり非常に難しい点があろうかと思いますが、いずれにしても御坊市の顔になるところに斎場があるというところが気になりませんか。この点で市長の先見的な頭脳のお考えをお聞かせ願いたいと思います。

 質問の第2点は、来年に迫った市制40周年の取り組みについてです。昭和29年4月、旧御坊町、湯川、藤田、野口、塩屋、名田の1町5村が合併して御坊市が発足しました。市の財政事情から昭和31年に財政再建団体指定を受けています。再建期間は12年だったのが、歴代市政担当者の努力で2カ年短縮して10年で完了しています。歴代市長は菅原、湯川、玉置さんですが、どの人も大変な御努力で今日を築き上げてきたのだと思います。

 こうした人たちを初め、多くの市民やこの市議会の先輩たちの苦心と汗の結晶の上に立った40周年です。この記念すべき来年の40周年を迎えるに当たり、柏木市長はどんな構想と理念に立って、どんな事業、イベントを計画しているのかお尋ねします。私はイベントに、国技でもある大相撲の巡業を実施してみてはどうかと思います。幸い本市からも何人かの力士も誕生しておりますし、国民的にも大変人気のある今この時期に行政の課題として巡業を実施してみてはいかがでしょうか。市制40周年の記念行事としては申し分のないことではないかと思うのです。私は本場所の見れない地元の人たちのためにもなることですし、記念行事にふさわしく市民の心に残るイベントとして本市で取り組んでほしいのです。市長の前向きな御答弁をお願いします。

 次に、第3点目といたしまして、青少年の育成と教育に関してですが、先日も某新聞紙上を見ますと、生徒に殴られ教諭がけがをしたと大きく報道されておりました。私もこの場をおかりしてけがをした教諭に心からお見舞い申し上げます。

 さて、青少年の育成という点から私なりの視点に立って教育長にお尋ねしたいと思います。私、先日この暴力事象を起こした生徒と母親に会って、事象の内容等いろいろ聞かせていただきました。内容的には個人のことなのでここでは触れませんが、中学生であれば暴力はいけないということはだれでもわかっています。それにもかかわらず、今回の事象が起きてしまったのです。教諭にすれば生徒を指導するという役割があり、その責任で生徒を指導している際に問題が生じたのだというところ、このことは極めて不自然な状況であり、ここに重要な問題があると思うのです。青少年、特に中学生の年ごろは思春期にあるという点から考えればなおさらに深く難しいと言われています。非行を起こす原因として学校がおもしろくない、先生が嫌い、勉強が嫌い、いらいらする、先生がうるさい、刺激を求めるなどあると思うのだが、その生徒の気持になってもっと深く考えてみれば、事象を起こす生徒に対して愛情ある指導が必要であり、本当の人権、すなわち生徒の言い分などを十分理解して指導に当たることが大切ではないか。そこで教育長にお尋ねします。今回のような事象についての見解と今後の対応についてのお考えをお聞かせください。また、再発防止のための対策としてどのようなお考えをお持ちなのかもお教えください。



○議長(坂本守君) 山本清次君の一般質問に対し答弁を求めます。

 市長。

          〔市長 柏木征夫君 登壇〕



◎市長(柏木征夫君) まず最初に、防災訓練の跡地の岩内地内広場でございますけれども、これにつきましては河川管理者であります県が、現在、岩内、天田、湊の3地区の区長さんにお願いして美化に御協力をいただいているところでございます。こうしたことも踏まえまして日高川ゾーンの整備開発でございますけれども、去る5月25日、建設省より日高川をふるさとの川モデル河川として御指定いただきました。これにより県の御努力と御協力をいただきながら日高川を整備することとなりますが、当面は御坊市観光開発推進委員会から意見具申いただきました御坊市観光開発ビジョン、日高川ゾーンの開発を目指してを参考にしながら、お話の周辺地域の整備も含めまして計画策定に努め、早期に事業認定を受けて整備に取り組めるよう努力してまいりたいと考えております。

 次に、市制40周年の企画についてでございますが、基本的な方針といたしまして市のイメージアップにつながる継続性の高い市民総参加型のイベントの開催を計画しておりまして、種々御先輩の功労表彰も含めまして具体的な内容につきまして、現在宮子姫まつり実行委員会において御検討願っているところでございます。

 大相撲の巡業の御提案でございますけれども、行政が取り組むには非常に難しいいろいろな問題がありますので、事業には組み入れておりませんが、対応していただける団体がございましたら記念事業として位置づけ、行政として協力できる部分について検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(坂本守君) 教育長。



◎教育長(原多美男君) 青少年問題と教育に関する対教師暴力についての御質問にお答えいたします。

 現在、学校現場におきましては怠学、非行、問題行動、不登校等多くの課題を抱えておりますことは御承知のことと存じます。これらの問題解決に学校、行政、関係機関、関係団体等で根気強く努力を続けてきましたが、今回の事件につきましてはまことに残念なことでございます。特に思春期の中学生への指導については、検討し、このような事件が二度と起こらないよう取り組まなければならないと考えております。これらの問題行動への対応につきましては関係機関の指導もあわせ、教師と生徒との信頼関係への回復に努め、触れ合いと規律を重視する生徒指導の取り組みを一層強めていくよう、学校との連絡を密にしながら進めているところでございます。今回の事件につきましては、現在関係機関等で調査中であり、その結果に基づいて学校関係機関と連携をとりながら、このようなことが2度と起こらないよう対応してまいりたいと考えております。

 行政機関といたしましては、本年7月15日に御坊小中学校対策検討委員会を置きまして、その対策を検討していただくため、市職員、実務担当者10名に委嘱をいたしまして、問題解決の方向、対策についてまとめているところでございます。また、去る11月27日に青少年健全育成市民大会を開催し、各種団体、地域組織等市民ぐるみの健全育成の推進に向けて取り組みを進めているところでございます。触れ合いと規律を重視する生徒指導をテーマにした学校、市、関係部局並びに関係機関とも十分意見を交流しながら指導を進めていきたいと考えております。

 以上です。



○議長(坂本守君) 山本清次君の再質問を許します。

 山本清次君。

          〔1番 山本清次君 登壇〕



◆1番(山本清次君) まず、質問第1の県防災訓練会場になった跡地の利用という点で市長にお伺いしたところ、地域の3区の区民らに管理していただいているということらしいのですが、そのことと、これは日高川ゾーン、ちょっと先聞き漏らしましたのですが、その日高川ゾーンの事業を推進していく上でこの付近もということで取り上げていただけるのかどうかという点と、この面積がどのくらいあるのかという点をお聞かせください。

 それと、質問1の2項目目の御坊市斎場に関してですが、宮子姫実行委員会という組織の中で検討して、位置づけということで検討していくという答弁をいただいたと思うのですが、私はやはりここは斎場自体は現在はきれいで美しい、しかしこれが日高川ゾーンが整備され、また御坊市の中心地に、観光地の目玉になろうというところに斎場があるのはどうかなと。また斎場があることによって、ある人から言わせれば同和地区の位置づけであると。あの斎場から南方へ向かっては不動産価格も安いし、その斎場があの場所にあるということで、この同和問題の位置づけということにはなりませんが、しかし、やはり斎場などは山の静かなところへ持っていき、御坊市で行う市民墓地などの計画も立てていただいて、そして静かなところで安らかに送ってやるものが仏に対しての責務だと思うのです。横でパチンコはがやがやいうてるわ、隣でお葬式で泣いてるわというような、そんなアンバランスな御坊市にしていただきたくないと思うのです。それでそのことに関連してですが、バランスという点と斎場の新たな展開ということで、以前同僚議員から質問もあったと思うんですが、御坊市の斎場と霊園墓地に関して考えていくという点はどう思いますか、市長お答えください。

 質問第2点目は、市制40周年に対しての構想と理念、これもやはり御坊市全体のバランスを重視していっていただきたい。こちらはきれいですが、あちらは汚いというようなことのないよう。それと私が提案しました大相撲のイベントということですが、ちょっと調べて聞いてみましたら、相撲協会に納める費用は来年度なら約750万円だそうです。ことしなら600万円だったらしいですが、そこのところは交渉次第でどうにかなるでしょうということでした。それと人員は約350名が来られるそうです。するとなれば。そして、体育館で実施されることになろうかと思いますが、その日にちが3日ほど必要ということです。それは土俵に関して、土俵づくりをしたり、テントを張ったりという用意等で日にちが3日間ほどかかるそうです。それで後は宿代と関取りのタクシー代だけだそうです。食事代は自分たちでちゃんこなべなり何なりを食べていただけるということを聞きました。それで、総額で1,400万円ぐらいの費用がかかるであろうということです。これを市長は先ほど行っていただける団体があれば市は全面的にバックアップしながらやっていきたいということですが、その点も考えていったらいいと思うのですが、御坊市自体でやるというところにこの40周年の値打ちも出てくるのではないかということを思いますが、そのような団体が出てくれば大いに進めていただきたいと思います。そして、そんな組織化を何か実行委員会とか組織化を声をかけていただいてできないものかどうか、そこのところだけもう一度お願いします。

 次に、第3点目の青少年の育成と教育に関してということで教育長の方から関係機関と道徳と育成を考えて指導をしていきたいという点をちらっとお聞きしましたのですが、そのことで青少年の育成及び指導ということで、ちょっと発言させていただきたいと思います。私は御坊広域青少年補導センターに関して関連質問として質問いたします。この御坊広域青少年補導センターの目的としては青少年補導関係機関及び団体有志等の協力体制を確立し、その合同活動の拠点となって、青少年の非行を防止するとともに問題少年及び非行少年集団の早期発見、早期補導に努め、情報及び資料の整備等青少年の非行防止に必要な業務を行い、もって青少年の健全な育成に寄与することを目的としておると。

 業務としては、1街頭補導、2少年相談、3継続指導、4関係機関及び団体等との連絡調整、5その他青少年の健全育成、非行防止のための必要な事項となっているが、私はなぜこの点を説明して申し上げたのかと言いますと、今の指導のあり方は警察署の予備施設的な感覚であり、万が一事象を起こしたとしても何一つ弁解ができないのではないかと懸念いたす次第であります。青少年の育成を考えてみたときに、肉体的には成長していても、精神的に安定がないというところを感じ、やはり同じ目線に立ち指導に当たっていただきたい。広域という点で余り申し上げにくいのですが、非行を起こした青少年であれその人権は保障されなければなりません。御坊市としても青少年の人権尊重を考える上でとても大切なことであり、御坊市の将来を担っていくこの青少年であると思うのです。担い手であると思うのです。だから、感じてほしいのです。私はこの事件は単に校内事象というのではなく御坊市の将来にかかわる重要な問題であると考えています。御坊市として今後の施策にどのように位置づけ取り組まれるのか、市長の見解を求めます。



○議長(坂本守君) 答弁を求めます。

 市長。



◎市長(柏木征夫君) まず最初に、岩内の日高川の河川敷の広場でございますけれども、約4ないし5ヘクタール広場がございます。前段も申し上げましたように、日高川は2級河川でございまして、県管理ということで県の御努力、御協力をいただきながら整備を進めていくことになりますが、今回のモデル河川の指定は加えて市がその河川敷の活用についていろいろ種々施策が講じられるということでございます。この広場につきましては、開発ビジョンの中では交流ゾーンとして位置づけられておりますので、こうしたことを十分踏まえ、これから策定する実施計画の中に反映させてまいりたいと考えております。加えて、この日高川の整備につきましては河川敷だけではなしに周辺地域も含まなければなりません。そういった意味で斎場も含めて周辺整備も検討していきたいということでございます。霊園墓地等につきましてはそれぞれ要望のあることは存じておりますけれども、いざ候補地となると非常に難しい問題もございます。今後とも検討を加えていきたいと考えております。

 次に、大相撲の巡業でございます。組織化に対する取り組みはないかということでございますが、実はこの40周年にちなみまして1団体からお話がございました。時期が合わずに今日実現に至っていないとお聞きしておりますけれども、そういったところも含めてまた働きかけもしてまいりたいと考えております。ただ、1,400万円という事業費につきましては、今回の40周年の現在の予算目標は1,500万円で進めたいと考えております。大変な負担にもなりますし、また人手あるいは宿舎の問題等々、民間の方の主体的な取り組みがなければできないと考えております。協力できる部分は協力してまいりたいと考えております。

 次に、教育の問題でございますけれども、今回のことはまことに遺憾なことでございます。これまでも触れ合いと規律を重視する生徒指導を進めておりますが、お話のとおり愛情ある指導が非常に大事ではないかと考えております。そういった意味で担い手育成は市の重要な施策の大きな柱でございます。こうした経験を生かしながら家庭、地域、市民ぐるみの育成といった形の観点から青少年育成に努めるとともに、運動公園の整備とかそういった青少年に楽しんでいただける施設も日高川ゾーンの中へ盛り込みながら勘案していきたいと考えております。

 以上です。



○議長(坂本守君) これにて山本清次君の一般質問を終わります。

 この際、暫時休憩いたします。

          午前11時30分 休憩

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          午後 1時09分 再開



○副議長(向井孝行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次に、西本和明君の一般質問を許します。

 西本和明君。

          〔3番 西本和明君 登壇〕



◆3番(西本和明君) 平成5年12月定例会において、議長の許可を得ましたので一般質問をいたします。質問の大きな項目は3点、日高川の活性化、老人福祉及び農業の課題についての質問をいたします。

 まず最初に、日高川の活性化について質問をいたします。日高川は古くから私たちの母なる川として、郡、市民の憩いの場として、また水は飲料水や農業用水として利用されています。時には昭和28年の大水害のように私たちの生活に大きな被害を与えたこともありました。私たちが子供のころはよく河原や水辺で遊んだものです。しかし、今は見る影もありません。とても河原や水辺で昔のように遊ぶことはできません。椿山ダムができてから治水については多少よくなったけれど、水質については考えられないほど悪くなっていると聞きます。また降雨により水の濁りがなかなかとれなく、魚の生育が非常に悪く、川底に絶えず泥がたまっています。河原では雑木が覆い繁り、イバラがはびこり、ある業者が廃車を至るところに置いています。県が行った堤防の護岸についても区民を満足させるものではありません。護岸ブロックも以前の工事の影響で壊れたままです。今の日高川は母なる川の面影を残していません。高速道路が開通すれば御坊市の玄関口となります。昨年、観光開発委員会の中の日高川ゾーン調査隊の答申を受け、本年ふるさと川モデル事業の指定を受けたところであります。市長は3月定例会において安全な市民の憩いの川となるようその整備に努力してまいりたいと答弁されています。これらを含め幾つかの質問をいたします。

 第1点目は、計画では平成6年度内に開通するといわれていた高速道路が予定どおり開通するのかどうか、もしおくれるとしたらその理由をお聞かせください。

 2点目に、ふるさと川モデル事業に対する市の取り組みについて、いつごろ認定され、今後どのようにして取り組んでいくのか、また県に対する働きかけについてお伺いいたします。

 3点目は、野口地区に河川防災ステーションが設置されると聞いていますが、その場所と目的、規模などについてお聞かせください。

 4点目として、日高川の水質汚濁と椿山ダムとの因果関係についての見解をお伺いいたします。

 次に、老人福祉問題であります。日本が世界一の長寿国になって数年たちます。その間、年々平均寿命が延び、近年は鈍化の傾向を見せ始めたところであります。しかし、世界一の長寿国に間違いありません。世界一の長寿国になった理由はいろいろあると思いますが、最大の理由は飛躍的な医学の進歩が挙げられるでしょう。御坊市における長寿番付によりますと、浜風が当たり日当たりのよい名田や塩屋の方が比較的長生きされているように思われます。気象条件も長寿のための一因だろうと思います。健康で長生きをしたいという願いはだれもが持っている願いだと思います。しかし、現代の生活環境の中ではすべての人が健康で長生きをするということはまず不可能です。食生活の変化、多様化、環境破壊の問題、交通事故、核家族化による正しい家族関係が持てないこと、あるいは農家の働き過ぎ等々、さまざまな問題を抱えています。高齢者社会を迎えるに当たって老人福祉施策は手を抜くことはできません。特に御坊市初め、周辺町村においては人口増がはかられていない今日、高齢者の占める割合が高くなるばかりであります。御坊市においても老人保健福祉計画が立てられているところでございますが、以下幾つかの点についてお伺いいたします。

 1点目、老人保健福祉対策の経過と今後の取り組みについてお尋ねしておきます。

 2点目、野口地区に老人憩いの家、ゆうゆうコミュニティーセンターを建設していただくのですが、他地区においても建設の予定があるのかどうか。

 3点目、例年敬老の日の式典に参加するのですが、市長から米寿のお祝いを受けるお年寄りの方の欠席が目立ちます。式典のあり方を見直すつもりはないのかどうか、市長の見解をお伺いいたします。

 4点目、厚生省が都市部の高齢者を周辺市町村の老人ホームに入所しやすくするため、入所後にかかった高齢者の医療費を送り出した市町村の負担にする制度を創設する方向で検討していると聞きますが、環境のよい御坊市で老人ホームを増設するつもりはありませんか。

 5点目、現在、郡市にある特別養護老人ホームに手続をして入所できるまでどのくらい待たなくてはいけないのか、以上の点についてお尋ねいたします。

 次に、農業の課題について考えてみたいと思います。私自身農業の問題については言及しなければいけないという使命感を持っていますので、あしからず。

 夏が涼しく、冬が暖かい異常気象で今年も暮れようとしています。米は昭和28年以来の大不作、野菜については夏には冷夏と長雨の影響で品不足、異常なほどの高騰をし、今は暖冬の影響で一部を除き捨てなくてはいけないくらいの安値です。ミカンにしても出荷すれば赤字になるくらいの価格だそうです。かろうじて花だけが価格を保っているようですが、これも年末に向けどうなるか予測のつかないところであります。今の農政では今年の米のごとく、一たび大凶作になりますと在庫米が底をつき、業者が競争でやみ米を買いつけ価格をつり上げます。食管制度の根幹を揺るがし、その結果米の緊急輸入、自由化と進んでいきます。野菜にしても花にしても同じことになるでしょう。

 細川内閣の国民の支持率は依然として高水準を保っています。国民の期待にこたえるべく、的確な政策を進めて行ってほしいと願っている次第でありますが、米問題、政治改革、税制改革と山積みされている重要な課題についての国会運営を見ますと、自民党政権時と旧態依然として何も変わらなく、野党になった自民党も以前の野党と少しも変わりません。与野党、攻守所を変えただけに過ぎないよう感じます。審議されている内容についても、政治改革では定数是正より腐敗防止を、税制改革では将来の消費税率アップを含めた減税より抜本的な景気対策を国民は望んでいます。

 さて、米問題について私見を交えながら意見を述べたいと思います。ウルグアイ・ラウンドのアメリカ対ECの農業での一応の合意を受け、いよいよ日本の米も関税化6年間猶予という条件つきで一部開放ということになります。賛否については賛成がやや多いもののほぼ相半ばすると思われます。賛成者の多くは安い米が食べられること、日本の国際的孤立を避けるため、反対者の多くは主食の米の自給自足、安全性を挙げています。是非については今後の努力次第であると考えます。しかし、私が腹立たしく思うことは、新聞、テレビなどの情報では開放されるのが既成の事実なのに、政府の公式見解はいつも否定だったこと。国際情勢からも開放かという状況なのに、政府、農水省などは責任問題や政治的混乱をおそれ、あくまで米死守のスタンスを見せ、最近では非公式にアメリカと合意したことが報道されてもその事実をあっさり否定したこと。また農協は経営基盤を金融や共済にウエートを置き、絶対反対を言い続け米開放を視野に入れた農業のあり方が示されなかったことです。開放に対し農家が怒るのは当り前です。このことは一部の新聞にも論じられています。日本の稲作農業はさまざまな努力を重ね研究をし、勤勉に働き、小さな水田で高収量を得るノウハウを持っています。戦後は長い間鉄が、ハイテク時代には半導体が産業の米と言われたように、稲作農業はすべての産業の出発点のように思えてなりません。戦後から高度経済成長の時代にかけ、各地の臨海コンビナートなどの働き手として農村から都会に多くの働き手が流出いたしました。その結果都会にはますます人口がふえ、農村は過疎が進んだのです。その傾向は今もまだ続いています。長い間自給自足を続けてきた米を国際的孤立を避けるため開放の道を選んだわけです。そのほかにも小麦、でん粉、乳製品、コンニャク等の20品目の関税化を決定してますし、既に自由化している牛乳、オレンジの関税引き下げも予定されています。御坊市における農業の中心は野菜や花の園芸作物ですが、影響は少なくないと思われます。市長におかれましてもこのことは十分に御理解いただけるものと信じています。そこで何点かお尋ねいたします。

 1点目、条件つきで米が一部開放されることについての市長の見解をお伺いいたします。

 2点目、御坊市の農業がより足腰の強い農業に育つため、行政としてどのような方針を持っておられるのか。

 3点目、国や県では農家の法人化を進めていますが、御坊市では法人化する、あるいはできる農家がどれくらいあるのか、またそのメリットは。

 4点目、中核農家に対し休耕地等を利用し、規模拡大を進めていると思いますが、推進状況はどうなっていますか。

 以上、市長及び関係部課長の答弁をお願いいたします。私の一般質問を終わります。



○副議長(向井孝行君) 西本和明君の一般質問に対し答弁を求めます。

 市長。

          〔市長 柏木征夫君 登壇〕



◎市長(柏木征夫君) 敬老会の式典のあり方でございますが、敬老の意味を十二分にかみしめて式典の一層の充実に向けて社会福祉協議会等関係団体とも協議し、対応してまいりたいと考えております。

 次に、米の一部開放についてでございますが、自由貿易体制の堅持という日本国の立場はございますが、米が一部とはいえ開放されたことはまことに遺憾なことであります。かくなる上は米の安全性の確保と実効性の高い、内容のある国内対策の実施を強く望むものであります。

 次に、足腰の強い御坊市農業の振興につきましては、幸いにも冬季温暖な気候条件、これまで農家の皆さんの御努力により培われてきました園芸作物の生産技術、近年整備されました団地園芸総合指導センターや近畿大学の種子センターなど技術開発指導機関があり、今後こうした産地背景を生かして、技術による高付加価値型の農業の振興を図って、新鮮で質のよい農産物の安定生産体制を確立し、消費者の皆さんに信頼され、期待される産地育成に努めてまいりたいと考えております。このため、行政として責務があります農道の整備や施設園芸立地につながる区画整理等の基盤整備に力を注ぐとともに、人づくり、生産技術の向上と経営の合理化等ソフト面の対応につきましても、農協や農業者団体ともども努力してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○副議長(向井孝行君) 産業建設部長。



◎産業建設部長(黒祖辰男君) お答えいたします。

 まず1点目の予定では平成6年度内に開通するといわれていた高速道路は予定どおり完成するのか、また、もしおくれるとしたらその理由について、お答えいたします。

 湯浅御坊道路につきましては、御質問の件について建設省紀南工事事務所にお聞きしたところ、当初予定の平成6年度末の開通はおくれるとのことでございます。その理由につきましては、白馬トンネルの北方口付近におきまして公図の混雑があり、その公図を修正するためには大勢の了解と現地の保存が必要になったということで、その手続に約1カ年かかったことで残念ではございますが、その分がまずおくれるという回答を得ております。

 次に、ふるさと川モデル事業について、いつごろまでに認定され、今後の取り組みと県に対する働きかけはということでお答えいたします。

 全国的に競争が激しい中、大勢の皆さんの御協力により本年度指定を受けました。それを受けまして本年度中に整備計画を立てまして、国の方へ計画認定申請書を提出することになっています。これからが事業認定の運びになるわけでございまして、全国の既に認定を受けている状況を見ますと、事業計画の内容審査等も含め、指定から事業認定まで2カ年必要とされています。当日高川におきましてもこのような工程になろうかと思いますが、市といたしましては今後できる限り早く事業認定を受けられますよう頑張ってまいりたいと思います。

 それから、3点目の防災センターについての場所と目的、規模についてお答えします。この河川防災ステーションの事業は豊かな生活環境づくりとして平成6年度からの新規事業であります。河川の適正な維持管理、洪水など自然災害に対する安全確保、危機管理施策として水防活動の円滑化、活性化と平常時の多目的な活用を目的としております。場所につきましては、日高川左岸、堤防沿いの野口を予定しております。規模等詳細につきましては、現在県と国が協議中でございます。

 農業関係の質問の3点目、4点目につきましては、農林水産課長より答弁いたします。



○副議長(向井孝行君) 市民部長。



◎市民部長(水田善得君) 西本議員の御質問にお答えいたします。

 日高川の水質汚濁と椿山ダムとの因果関係についてでありますが、環境面の立場から昨年市公害対策審議会の席に県の担当課長の出席を求めました。このことについて学習会を開催、席上県担当課長の見解は種々の条件、考え方はあるが、現時点では因果関係はないと判断しているとのことでした。また、御坊市独自で水質調査を行っている結果においても、基準値を達成している現状でございます。以上のことから因果関係の判断は難しい課題であり、今後とも県との連携を密にしまして、日高川における環境面からの監視を続ける所存でございます。

 次に、老人福祉問題に関する第1点目の御坊市老人保健福祉計画作成の経過と今後の取り組みについてでございますが、御坊市老人保健福祉計画は平成5年度を初年度としまして平成11年度を目標とする7カ年計画でありまして、本年7月に本計画の作成委員として市内各種団体の代表、議会の代表並びに学識経験者を含む36名の委員を委嘱しまして、9月に第1回作成委員会議を開催、その計画について了承をいただきました。本年11月に御坊市老人保健福祉計画を完成した次第です。さらに本計画の目標年度である平成11年度までの具体的実施計画について現在関係機関等と調整中であり、平成6年早々にも第2回作成委員会議を開催し、本計画並びに実施計画を決定完了する予定でございます。

 第2点目のゆうゆうコミュニティー施設の取り組みについてでありますが、ゆうゆうコミュニティー施設については2分の1の県費補助を受けて取り組む事業であり、現在のところその予定はありませんが、地区からの要望があれば県及び上司と相談の上対応いたしたく考えております。

 第4点目の老人ホーム増設の考えについてでありますが、御坊市独自ではなしに、圏域で調整を図っていくべきと考えております。

 第5点目の特別養護老人ホームへの入所についてでありますが、現在特別養護老人ホーム施設が市内で1施設、圏域内で3施設あり、入所措置については圏域内で調整を図りながら対応しており、すべての施設が現在満杯の状況にあります。西本議員の申される入所申請をしてから入所できるまで、どのくらいの期間を待たねばならないかについてははっきりと言い切れない現状でございます。これらのことから待機中の老人についてはホームヘルプサービス事業、あるいはショートスティ事業、デイサービス事業等をもって対応を図っている現状でございます。

 以上でございます。



○副議長(向井孝行君) 農林水産課長。



◎農林水産課長(藤本亨治君) 農業問題についての御質問の第3点目、御坊市では法人化できる農家はどれくらいあるのか、またそのメリットはという御質問にお答えいたします。まずメリットについて申し上げますと、経営上のメリットと制度上のメリットの2つがございまして、経営上のメリットにつきましては、1つ法人化により対外取引における信用力が高まること、2つ目として、法人化により家計と経営の分離が行われ経理・経営内容が明確になること、3つ目、新規参入など人材確保が容易になり経営体として継続性が増すこと、4つ、生産組織などが法人化することで構成員の自覚が高まり合理化運営ができること、5つ目、就業条件が安定するなどといった点が上げられます。

 また、制度上のメリットといたしましては、制度資金の枠、融資枠の拡大、それから法人税の適用と農事組合法人、農業生産法人に対する税制上の特例、また3つ目に社会保険制度の適用、それから農業生産法人による農地法、農業経営基盤強化促進法の特例といった点があります。

 また、法人化できる農家はどれくらいあるのかという御質問でございますが、法人経営を行うためには農業者みずからの経営感覚と経営管理能力が必要とされますので、単純に判別することは難しいわけでありますが、法人化メリットの中で一番関心のある税金面から判断いたしますと、所得税800万円を超えている場合には法人税の方が有利と言われておりますので、昨年の実績等から約20戸の農家が該当するものと考えられます。

 次に、第4点目の中核農家に対し、休耕等を利用し規模拡大を進めていると思うが、その進行状況はどうなっているかという御質問にお答えいたします。

 本市では、休耕地の有効利用と農地の流動化による担い手の規模拡大を推進するため、農林水産省の新政策を受けて農地銀行の活動を行っております。この制度は農業委員会を農地銀行本店、それから農協支所及び農地流動化推進員を農地銀行支店として位置づけており、その活動は農家に安心を保証すること、すなわち小作権を生じさせないということです。もう一つは農地が効率的かつ有効的に利用されるよう方向づけを行うということになっております。本年度は57名の農地流動化推進員を委嘱しておりまして、既に地区の説明会も終わっております。そして、現在それぞれの地域で貸し手農家と借り手農家の堀り起しや農地あるいは担い手にかかる情報活動を行っていただいているところでございます。

 以上でございます。



○副議長(向井孝行君) 西本和明君の再質問を許します。

 西本和明君。



◆3番(西本和明君) 議席から再質問及び要望意見を述べさせていただきます。

 まず、高速道路については市民が開通を待望してやまないところですが、当初用地の買収が済めば予算がつき工事が進められるので、どんどん進めていきたいということでありました。答弁では白馬トンネル付近の公図訂正に問題が残っているということでしたが、関係者の協力を考えれば一刻も早く開通できるよう国、県に強く働きかけるよう要望いたします。

 次に、ふるさと川モデル事業についてでありますが、認定に向け整備計画を協議しているということですが、川をきれいにし、河原を市民の憩える場所にしていくことは大変すばらしいことであります。日高川ゾーン調査隊の報告書では親水ゾーンもつくられ、子供たちも水と遊べます。しかし、日高川の水は汚れていて、答弁ではダムとの因果関係については調査した結果水質には問題がないということだろうと思います。しかし、ダムから下流の日高川の水はだれが見たって汚れていることはわかります。天然のおいしいアユが釣れたり、安心して子供たちの遊べる水辺が欲しいのです。水の汚れる原因はダムの構造にあると思います。ここでダムの構造の改善について、つまり現在のダムからの放流をオーバーフロー方式に変えたり、または放流部に泥取りの工夫をしてもらえるよう、国や県に働きかけるつもりはありませんか。この点について答弁を願います。

 河川防災ステーションについては、それで結構です。

 次に、老人福祉対策の経過と今後の取り組みについては了解です。

 老人コミュニティーセンターについて地元からの要望があれば検討するということでしたが、老人が仲間同志で楽しく遊べるところ、お年寄りの健康を保つためにもぜひ必要なことだろうと思います。各地に実現できるよう要望いたします。

 敬老会の式典については市長のお年寄りに対する気持がよくわかりましたので、それで了解です。

 次に、老人ホーム増設について漠然とお尋ねしましたので、ここでその理由を話してみたいと思います。今御坊市では工業団地を造成しています。その主な目的は優良企業を誘致し、若者の働く場所の確保をし、人口流出を防ぐことだと思います。もちろんそれは大切なことです。しかし、現在の御坊市の受け入れ環境や景気の悪い社会状況の中で人口流出を防ぐための企業の進出は難しいのではありませんか。高速道路、日高港湾、拠点都市法とあわせて積極的に取り組んでいただきたいわけですが、一つの方法として高齢化社会のニーズに合ったシルバー産業の育成も含めた老人福祉のまちづくりを進めたらと思うわけです。老人ホームといいましてもさまざまあるわけですから、それらのすべてを含めた一大団地を日当たり等環境のよい場所につくる、そういうことが考えられないでしょうか。都会からお年寄りを受け入れるのですからもちろん人口はふえてきます。しかも、厚生省が検討している送り出した市町村が医療費を持つということになれば、国民健康保険等の財政負担が軽減されてきます。それにお年寄りのお世話をするため雇用が得られます。また、それから関連したシルバー産業が生まれます。元気なお年寄りは農家の簡単な仕事を手伝い生きがいを見つけることができますし、農家も助かります。家族も高速道路を利用すれば1時間半で大阪から来ることができるでしょう。高齢者社会を迎え御坊市が全国でも例を見ないほどの老人福祉の町として取り組むつもりはありませんか。市長にお伺いいたします。

 特別養護老人ホームの待ち時間についてはベッド数との関係でやむを得ないと思いますので、適正なベッド数にできるよう努力していってほしいと思います。

 次に、農業の問題についてであります。市長のお考えのとおり、御坊市の農業は今後より一層努力していかなければなりません。国が進める農業政策は中核農家の規模拡大、農家の法人化、企業の農業への参入、いわゆるアメリカやヨーロッパ方式の経営農業を目指しています。言いかえれば兼業農家や家族農業の切り捨てではないのでしょうか。農業経営を企業感覚で行っていくことは大切なことだと思います。しかし、御坊市の農業でどれほどの農家がその方向に進んでいけるのでしょうか。先ほどの答弁の規模拡大の推進状況や法人化でメリットを得る農家はごく一部であります。私は御坊市の農業が生き残れるには市を初めとする行政関係機関、農協を初めとする生産団体、生産者の3者が英知を結集し、取り組まなければならないと考えます。そこで市長にお尋ねいたします。今後の農業に役立てるため研究や意見交換をする関係者の連絡協議会をつくるつもりはありませんか。また、市長は全国の花の産地や生産者をよく御存じだと思います。農家の方が交流を望んでいますので、ぜひ紹介をしていただきたいと思うのですがいかがですか。

 次に、農林水産課長にお尋ねいたします。来年度の減反政策はどうなっていますか。その点についてお聞きしておきます。

 以上です。



○副議長(向井孝行君) 答弁を求めます。

 市長。



◎市長(柏木征夫君) まず椿山ダムの改善でございますが、因果関係が明らかになれば、あるいはまたそうした改善技術が確立されればそれの導入について、その流域の改善について努力するのはやぶさかではないと考えております。加えて日高川の下流でございます。きれいな水をやはり上流の皆さんに流していただく努力もまたしていかなければならないと考えております。

 次に、高齢者のシルバータウン構想のようなお話でございます。高齢者の皆さんの知恵や技術を生かすということもこれからの高齢化社会の一つの課題であります。こうしたことも踏まえ私といたしましてはやはり若い人も含めて一つのニュータウンというものの形成というものが必要ではないかと考えております。努力いたします。

 次に、農業問題でございます。研究会こういった意見交換する場を持てないかということでございますが、このことにつきましては農協等とも十分連携をしながら技術的な面が非常に大事になってまいりますので、私の人脈等も通じながら取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。



○副議長(向井孝行君) 農林水産課長。



◎農林水産課長(藤本亨治君) 来年度の減反政策はどうなっているかという御質問にお答えいたします。来年度の転作につきましては戦後最悪の凶作という状況を受けて農林省は転作面積の大幅な緩和、すなわち転作目標面積60万ヘクタール、緩和面積7万6,000ヘクタール、緩和率11.2%を発表しておりまして、県の方でもこれを受けまして緩和の方向で現在転作の配分を検討していると伺っております。本市といたしましても、去る11月19日、市の農業委員の方々による県知事陳情なども行っておりますが、まだ正式には発表できないとの条件つきながらよい感触をいただいているといったところでございます。今後につきましても農家の方々の御希望に沿うべき要望等を行っていきたいと考えております。

 以上でございます。



○副議長(向井孝行君) 西本和明君。



◆3番(西本和明君) 1点だけ日高川について要望したいと思います。日高川の環境や利用を考えれば日高川流域関係市町村で話し合うことが大切だと思います。日高川流域市町村では日高川フォーラムというのが組織されていると聞きます。このことについて市当局も積極的に参加していってほしいと思いますので、要望しておきます。

 以上です。



○副議長(向井孝行君) これにて西本和明君の一般質問を終わります。

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△散会



○副議長(向井孝行君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 本日はこれにて散会いたします。

          午後 1時46分 散会

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地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。



               坂本 守

               向井孝行

               増田 享

               松本亀吉

               玉井甚一