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和歌山県 和歌山市

平成22年  9月 定例会 09月21日−07号




平成22年  9月 定例会 − 09月21日−07号









平成22年  9月 定例会



                平成22年

          和歌山市議会9月定例会会議録 第7号

            平成22年9月21日(火曜日)

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議事日程第7号

平成22年9月21日(火)午前10時開議

第1 会議録署名議員の指名

第2 一般質問

第3 議案第15号 平成22年度和歌山市一般会計補正予算(第4号)

第4 承第1号、議案第1号から同第13号まで

第5 議員定数問題特別委員会の報告

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会議に付した事件

日程第1 会議録署名議員の指名

日程第2 一般質問(山田好雄君、石谷保和君)

日程第3 議案第15号 平成22年度和歌山市一般会計補正予算(第4号)

日程第4 承第1号、議案第1号から同第13号まで

日程第5 議員定数問題特別委員会の報告

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出席議員(40名)

  1番  南畑幸代君

  2番  中塚 隆君

  3番  薮 浩昭君

  4番  奥山昭博君

  5番  中尾友紀君

  6番  永野裕久君

  7番  山本忠相君

  8番  島 幸一君

  9番  松井紀博君

 10番  野嶋広子君

 11番  中村協二君

 12番  吉本昌純君

 13番  井上直樹君

 14番  芝本和己君

 15番  森下佐知子君

 16番  渡辺忠広君

 17番  岩井弘次君

 18番  松本哲郎君

 19番  寒川 篤君

 20番  メ木佳明君

 21番  古川祐典君

 22番  山本宏一君

 23番  尾崎方哉君

 24番  宇治田清治君

 25番  北野 均君

 26番  遠藤富士雄君

 27番  貴志啓一君

 28番  寺井冨士君

 29番  大艸主馬君

 30番  石谷保和君

 31番  中嶋佳代君

 32番  中橋龍太郎君

 33番  東内敏幸君

 34番  山田好雄君

 35番  佐伯誠章君

 36番  浅井武彦君

 37番  森田昌伸君

 38番  浦 哲志君

 39番  井口 弘君

 40番  和田秀教君

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説明のため出席した者の職氏名

 市長         大橋建一君

 副市長        松見 弘君

 副市長        畠山貴晃君

 市長公室長      森井 均君

 総務局長       笠野喜久雄君

 財政局長       山口研悟君

 市民環境局長     上島 勲君

 健康福祉局長     坂本安廣君

 まちづくり局長    山本 牧君

 建設局長       内原久夫君

 会計管理者      川端正展君

 危機管理監      池永俊二君

 教育委員会委員長   中村 裕君

 教育長        大江嘉幸君

 教育局長       原 一起君

 消防局長       田中幹男君

 公営企業管理者    奥野久直君

 水道局長       眞野 廣君

 選挙管理委員会委員長 岩城 茂君

 代表監査委員     伊藤隆通君

 人事委員会委員長   田中昭彦君

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出席事務局職員

 事務局長       山田 良

 事務局副局長     尾崎順一

 議事調査課長     幸前隆宏

 議事調査課副課長   佐伯正季

 議事班長       中西 太

 調査班長       石本典生

 事務主査       村井敏晃

 事務主査       増田浩至

 事務副主査      小野田 靖

 事務主任       佐川恭士

 事務副主任      北野統紀

 事務副主任      窪田義孝

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          午前10時01分開議



○議長(山本宏一君) ただいまから本日の会議を開きます。

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△諸般の報告



○議長(山本宏一君) 諸般の報告をさせます。



◎事務局長(山田良君) 平成22年9月17日付、和財第236号及び第237号をもって、市長から追加議案の提出がありました。議案はお手元に配付いたしております。

 以上でございます。

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△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(山本宏一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において

   宇治田清治君

   松本哲郎君

   寒川 篤君

 以上3人の諸君を指名します。

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△日程第2 一般質問



○議長(山本宏一君) 次に、日程第2、一般質問を行います。

 順次質問を許します。

 山田好雄君。−−34番。

 〔34番山田好雄君登壇〕(拍手)



◆34番(山田好雄君) おはようございます。お許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。

 なお、原稿を用意いたしてございません。それで、ゆっくりとしゃべらせていただいて、話がたどたどしいかもわかりませんが、またあっちこっち、右にも左にもぶれるかもわかりません。さらにまたしつこいかもわかりませんので、御理解をいただきまして、お許しをいただきたいと思います。

 それでは、始めさせていただきます。5項目通告させていただいてございます。

 先日、北野議員が演壇で質問をいたしました。非常によくできた文章でありました。流暢に朗読をいたしてございまして、大変耳ざわりのいい感じでございましたんで楽しく聞かせていただきました。しかもその内容がお金に余り関係がないと、こういうことで、大橋市長もにこにこしながら聞かれたんじゃないかなと、そういうふうに思ってございます。

 それに引きかえて、私のは原稿もございませんし、またしゃべりがごつごつ、ごろごろしてまして、質問の大部分がお金の要る話ばっかりでありまして、大橋市長、多分もう聞きたないわと心の中で思っているかもしれませんが、しばらくの間御辛抱をお願いして、前向きな、いい答弁をいただきたいなと、そう願っているところでございます。

 1問目の1項目でございますが、安心・安全のまちづくり、安心・安全な和歌山市、こういうことで危機管理部という部署がつくられてございまして、その中に地域安全課という課がございます。似たような名前の課がどっかにもあったなというふうに思い出しまして、警察に似たような名前の課があります。やることは相当違うんでありますけれども、多分目指しているところは同じかなと思います。そう思いますと危機管理部がどんな仕事をするのかというのが少しはわかってくるような、そんな感じがするわけでございます。

 本来、きょうは有害動物の話をさせていただくんですが、前段は少し要らんことをごちゃごちゃ言わせていただきます。

 何年か前に寒川議員と、それから寺井議員の家の近くで民家が爆発いたしました。そのおうちが粉々になったんであります。突然でございました。付近のおうちも被害を受けました。また、しばらく前に市街地を手負いのイノシシが駆け抜けました。どこに危険が潜んでいるかわかりません。

 また、市街地では道路に歩道が併設されてございまして、この歩道上を人が歩いていますと安全であるはずなんですけれども、最近では自転車が前から後ろから両側からやってくるということで、自転車と歩行者との衝突事故が多発をいたしてございます。

 私たちの住んでございます田舎、和歌山市の周辺部でございます。昔は和歌山市のチベットと言われてたところでございまして、大変不便な田舎でございますけれども、在所の中の道は狭隘でございまして、車や自転車が余り通れません。そのかわりに、私がその辺をうろついてますと時々イノシシに出会うわけでございます。今、稲がちょうど実ってまして、イノシシが食料に困らない、そういうことで里に出てくるんだろうと思います。

 一方、草むらに足を踏み入れますとハビという毒蛇がおりまして、先日、私の家の3軒ほど隣に飼い犬がございます。これは人間じゃないんですが、飼い犬が飼い主と一緒に散歩をしてまして、犬というのはそういうごちゃごちゃしたところへよう入るもんですから、草むらへ入っていきましてキャーンといって飛び上がったところ、もう既にハビにかまれてました。幸い注射をすぐに打ちましたんで一命は取りとめたわけであります。

 私たちの平和な、幸せなこういう暮らしの中で常に危険と隣り合わせ、実はそういうことになっているわけでありますけども、平素は余りそういうことに気遣いすることもないわけであります。

 話がちょっと横へそれるんであります。議長、ちょっとお許しをいただきたいんでありますが、済みません。

 相当昔の話でございます。私が4歳ぐらいだったと思うんですが−−えらい昔の話で申しわけないんですが、太平洋戦争のちょうど末期ぐらい、母親に連れられまして田んぼへ行ってました。母親は農作業をやってたんです。私は遊んでたんですけれども、突然に空襲警報が鳴りました。昔は空襲警報をサイレンで知らせたんです。空襲警報という名前も呼び方も皆さん大部分の方は御存じないと思うんですけれども、空襲警報が鳴ったんです。

 空襲警報というのは、サイレンが鳴るとやがて、間もなく、すぐにと、こういう感じで空から飛行機がやってくると、こういう警報であります。鳴りましたんで母親が私の手を引いて、土場といいまして、田んぼの隅に肥沃な土をつくるそういう場所がありまして、土を盛り上げてあります。そこへ母親と一緒に避難をいたしました。しばらくすると名草山のてっぺんからグラマン−−今だとグラマンと知ってるんですけども、その時分はアメリカの飛行機やという、それが転がり落ちるように低空飛行をしてまいりました。しかも機銃掃射といいまして、機関銃をぶっ放しながら飛ぶわけであります。

 今はたくさん家が建ってますけれども、当時は見渡す限り田んぼでございます。その田んぼを機関銃の弾が走るわけであります。そうすると土柱が立ちます。弾で土が跳ね上がりまして土の柱が立つんです。水の上でそれをやりますと水柱が立つんでありますが、土柱を立てながら飛行機が去って行きました。大分私たちの距離とは離れておりましたんで、私はけがもなく、しかも空襲警報解除と、こういうことで家に帰りました。

 学校で人が死んだという話がありましたんで、学校へ急いで行きました。おじさんが血を流して運動場で倒れてまして、だれかわかりませんが荒むしろをかけてありました。先ほどの飛行機に撃たれたと、こういう話でございます。

 空襲警報を出すのにサイレンを鳴らしに行った。そして帰りに運動場を横切ったようであります。ちょうどタイミング悪く飛行機と出会ったと。わずか20センチか30センチの違いであるんですけれども、機関銃の弾に体を貫通されまして、血を流して亡くなってございました。

 私もあの田んぼでもし、わずか何十メートルの差ですけれども、タイミングよく私の隠れてるところを機関銃の弾が通ったとしましたら、多分、母親の目の前で機関銃の弾に貫かれて、今時分あの世で楽しくやっているころかなと、そう思うんであります。母親は多分私みたいな者でも泣き叫んでいただいたのかな、そういう感じでございます。

 当時は、空襲警報が鳴りますと防空ずきんをかぶりまして、きんちゃくを持ってすぐに防空壕へ駆けていったんです。防空ずきんというのは、雪国に三角形の雪よけの帽子があります。あれに綿を入れたそういう感じのものであります。きんちゃくはきれで縫うたものでありますけれども、中には水と多分ふかし芋が入っていたんじゃないかと、そういうふうに思います。そういう非常食を提げて穴へ飛び込む、そして一時の難を逃れると、こういうことが繰り返し行われました。

 今だから思うんですけれども、空母を飛び立った艦載機グラマンが紀伊水道を北上いたしまして、和歌浦湾で右旋回して和歌山市へ爆弾の雨を落としたと、こういう状況なんです。当時は多分、その1機が名草山を飛び越えて私のすぐ近くまで来たんだろうと、こういうふうに思うんでありますが、鉄砲の弾が飛んでこなくて幸いでございました。

 当時は毎日が危険でありましたから危機管理が実はきっちりとできてございました。枕元に常にきんちゃくが置いてありまして、もちろん防空ずきんも置いてありまして、ひどいときには服を着たまま布団で眠ったわけであります。今は非常に平和な時代でございます。危機など起こることはない、常はそう思うんでありますけれども、しかし、先ほど申し上げたように危険は常に安全と裏腹に潜んでいるわけでありまして、きょう申し上げたいのは、先ほど言いました危険動物についてでございます。

 危険動物の中には猿やタヌキ、アライグマ、そしてイノシシ、この辺ではこれらが代表格でございます。猿のほうは相当捕獲をしまして、最近では家の窓にちょこんと座っているという、そういう話を聞かなくなりましたので、大分よくなったのかなと思っているんですが、タヌキは私の家のすぐそばまでやってきまして、飼い犬のえさを夜中にちょうだいするようであります。うちの犬は私と同じように大変気前がよろしいようです。その間は知らん顔をして多分寝てるんだと思います。

 アライグマなんですけれども、これも大変危険な動物なんです。しかし、一見、大変ユーモラスでかわいい動物であります。例えば、この動物がブドウがちょうど熟した時期に出てまいったとしますと、ブドウの棚の上へ上りまして、つめでブドウの房を落としていきます。そのブドウの房を両手で抱えまして巣穴へ持って帰るんであります。その様子を見た農家の人は家へ飛んで帰りまして、かごを提げて、おい、アライグマ、このかごへようさん入れて持って帰れと、こう冗談で言うたとも言わんともいう話があるんですけれども、それほど見たところ大変かわいい。しかし、つめが鋭くてどうもうな動物であります。

 ただ、アライグマは非常に簡単に捕獲しやすい、こういうことで数はそんなに爆発的にはふえてございません。ふえれば簡単に捕獲ができます。

 ところがイノシシのほうは捕獲を毎年やっていただいているのかわかりませんけれども多分、捕獲数よりも生産数のほうが上回っているんじゃないか。和歌山市の周辺部ではその被害が大変出てございまして、農作物への被害は以前からずっと続いてございまして、最近ではますますひどくなってきたような感じがいたします。それに加えて、ひょっとすると人の被害が発生するんじゃないかなと、こういうことでございまして、きのう、おとついあたりのテレビだったかどうかちょっと記憶がおぼろなんですけども、イノシシに腕をかまれてるところを撮影したそういう映像が放映されていたように思います。

 日曜日の朝日新聞ですが、ここへ持ってきてございまして、六甲山にイノシシがたくさん出没すると、こういう話であります。あそこはハイキングのルートがたくさんございましてハイキングのメッカでありますが、そのハイキングをする方がよくイノシシの被害に遭うということであります。大体、お弁当を持ってます。菓子も持ってますから、それをねらってイノシシがやってまいります。

 イノシシの被害については、さきに寺井議員とか野嶋議員がこの演壇で訴えられたと、そう思ってございますが、私も、似たようなことでありますけれども、ずっと被害が拡大をしているものですから再度訴えをさせていただいてございます。

 イノシシに出会ったらどうするのか。皆さんは絶対出会わないと思うんですけれども、出会う可能性としてはあるわけでありまして、何もしてこないならほっときなさいということです。農林水産課の方にお尋ねいたしますと、大人の顔、特にあんたの顔を見たらイノシシは逃げていくよと、こういう話でございます。近づいてきたらゆっくり後ずさりをして、急に動くなと。急に動くと驚きますということでございました。ハイキングの場合はリュックを持ってます。里や家の近くでは、多分、買い物袋に食べ物が入ってると思います。そのにおいをかぎつけて近寄ってくるということでございまして、その場合は、持っているものを放してイノシシに与えて、それで自分からゆっくりと離れなさいと、こういうことでございます。

 ただ、イノシシは気が小さく、非常に用心深い動物だそうでありまして、びっくりすると興奮する、興奮すると襲いかかってくるかもしれない、こういう危険がありますし、現に襲われた事例が幾つかございます。

 最近、クマもよく里に出てきてまして、先日も田んぼでクマと格闘したというニュースがありました。私よりちょっと若いぐらいの人だったように思うんですけれども、格闘して、結局、押さえつけられたと。上へ乗られたわけであります。馬乗りになった。馬乗りじゃなくてクマ乗りかもしれませんが、そういうふうに組みしかれて、結局、あの鋭いつめで頭をかかれてけがをした。けがだけで済んだんでよかったんですけども、イノシシも、組みしかれることはないかもしれませんが、しかし大きなイノシシですと、あの鼻で70キロの物を持ち上げるという話がありました。しかも2本のきばがついてまして、興奮して襲ってきた場合は恐らくけがをするんじゃないかと、こういうふうに思ってございます。

 肝心なところに触れさせていただきますが、農作物の被害について、これは条例にはなっていないようでありますけれども、和歌山市の単独補助事業がございまして、2万円ということでございます。1戸当たり2万円で、1年の間に何回やっても2万円と、こういう話でございます。総額4万円かかっても2万円、5万円かかっても2万円、10万円でも2万円でございます。この金額が安いか高いかというのはあると思うんですけれども、和歌山市周辺の自治体ではもっとレベルが高いように聞いてございます。そういう情報は既に農家の方は御存じでありまして、和歌山市はなかなか我々のことを考えてくれやんよと、うち、山の近くに田んぼが5枚のあって、それ皆囲うたんやけど、もうベニヤ板やトタンでは風でどっかへ持っていかれるんで、今ええという電気さくをやったんやけども、1枚囲うのに5万円かかる。5枚の田んぼを囲うのに25万円要ったんやと。それで幾ら市から補助してもらえるんやろと聞いてみたら2万円やと、こんな話であります。計算が違ってるかもわかりませんが、違ってましたら謝ります。済みません。そんなことであります。1年間に1戸当たり2万円と、こういうふうになっているんじゃないかなと思います。

 この辺の補助金のあり方を再考していただきたい。農家の皆さんは毎日イノシシと闘ってございます。特に、今は稲が実る時期でありますので、イノシシに田んぼに入られますとさんざんでございまして、耕運機で刈ることすらできません。もうぐしゃぐしゃであります。私の頭をかあーっと何かでかき回したような、毛がむちゃくちゃになりますけれども、ちょうどあんな感じでございまして、もう刈る気もしないという状態になります。

 サツマイモもできる時期なんですけれども、これもほとんどすべて引き抜かれて持っていかれます。食べてしまいます。いろんな産物すべていかれると、こういうことであります。

 ただ、不思議なことに被害額が余り報告されません。なぜかわかりませんが、被害を算出するということがどうもないようであります。台風なんかが来ますと、農作物の被害が何百億円あるいは何億円と、こういう話が出るんでありますけれども、イノシシの農作物の被害が何千万円だというような話はほとんど実は出ていないんではないかと、そう思うわけでございます。これは質問ではありませんから、答えていただかなくて結構でございます。そういう状態でありますので、和歌山市の補助金のあり方あるいは金額の扱いを十分考えてほしい。

 和歌山市役所は農家のことを考えてくれてない、こんなん2万円ぐらいもらうのに、申請すんの面倒くさいさかいに自分とこで金を出して電気さくをするよという方がいらっしゃいまして、これの年間予算が市で120万円ほどであります。1件当たり2万円でありますから60件ということであります。件数はまだ60件には多分なっていない。しかし実際にやっている方はもっと多いんじゃないか。金額が少ないから申請しない。

 ところが、あと問題なのは、もし私の願いを市長に聞いていただきまして、補助金をもっと何とか方法も含めて考えるよとしていただいたときに、例えば、先ほど言いました5カ所で25万円、それを1年でやってしまう。それを1カ所当たりそれなら2万円ずつと、こういうふうになったとしますと、5カ所ですから10万円になります。25万円要ったところを10万円補助をいただける。多分、大方の方は申請を出すだろうと思います。件数が大幅にふえる、その上に全体の金が膨れ上がる、こういうふうになると思いますので、それを念頭に置いていただいて、しかし年間120万円でありますから、これが5倍になっても600万円であります。金は非常に大事でありますけれども、大橋市長が農家のことを考えているよと、農業の皆さんのほうを向いてるよというふうに農家の皆さんに感じていただくだけでも、また農家の皆さんが、市長は僕らのこと、わしらのことを見てくれてるんやなと、気にしてくれてるんやなと、そう思うだけでもその金の値打ちが多分あるだろうと思うわけであります。

 金は値打ちの出るように使いなさいというのが昔から言われている言葉でございます。これは農業の被害の話であります。

 もう一つ、今度は人的な被害でありますが、先ほど朝日新聞の六甲登山の話をちょっと読ませていただきました。けがをする方もいらっしゃるようでありますが、和歌山市の周辺、私の家の近くだけではありませんが、私はしょっちゅうイノシシを見かけます。それは、山手へ入るわけではなくて、家から少し離れたすぐ近くでイノシシが何かを食べてございます。

 これは私の家の近くだけでなくて、先ほども言いましたように、ずっと離れた、多分、寺井さんや野嶋さんや、あるいはそれ以外の中嶋さんは、そういう話をたくさん聞いておられるだろうと実は思うわけでありまして、申し上げたいのは、イノシシは平素非常におとなしい。人の姿を見ると先ほど言いましたように逃げていきます。大体、昼間徘徊をするのが常だそうでありますけれども、最近では昼間だけではなくて夜も徘徊をしまして、昼夜で獲物を探しに行くと、こういうことでございます。

 問題は、人が行動する、活動する時間帯にイノシシと遭遇するというようなことになりますと、大人であればびっくりする程度、またイノシシが来てるという程度で済むかもわかりません。おとなしいイノシシの場合はそれで済むんだろうと思うんでありますが、幼児や子供がイノシシに突然遭遇した場合は、多分びっくりして泣き叫ぶかもわかりません。

 イノシシによっては、毛を逆立ててきばをむいて襲いかかってくるのも実はあるようです。それは手負いのイノシシでなくても、中にそういう変わり者もいてると、こういうふうに本に書いてございました。もしたまたまそういうものに出会ったとしたら、その幼児や子供は悲惨であります。大変大きなけがをして、血だらけになって救急車に乗せられて病院へと、その後ろを母親が泣き叫びながら追いかけていく、こういう姿を想像していただいたら、そんなことは起こらないように願うんでありますけれども、その可能性は十分にあるわけであります。

 警察に連絡をいたしますとパトカーが来てくれます。そのパトカーがイノシシを追い払うということではなくて、そういうことはできないんだろうと思うんですが、スピーカーで、皆さんイノシシが出てますから戸を閉めて家の中にいててくださいと、こういうことであります。それをそのまま実行するのも多分難しいと思いますし、また外にいてる人はどうするのかなと、こういうふうに思います。

 もう一つの方法は、農林水産課が担当だそうでありますので、市役所の農林水産課へ連絡します。そうすると担当の方が現場へ来ていただく場合もありますが、農林水産課の担当もそんなにようけ人数があるわけではありませんで、イノシシの頭数のほうがはるかに多いわけでありますからとても手が回らない、これが現状であります。

 電話を受けた方は、ちょっと行かれませんので猟友会へすぐ電話しますからと、こういうことになるように思います。その猟友会の方も大変忙しい。おりを仕掛けんといけませんし、また、わなを仕掛けんといけません。その後の始末も要ります。猟友会の方も人数は限られてございまして、すべて対応することは困難でございまして、この辺の対策をどうするのか。

 イノシシが里におりてきて人家の近くをうろつき始めた。そろそろ学校から子供が帰ってくるころやな、どうしたもんやろというときに、どこかへ電話をすれば休日でも夜間でも、あるいは市役所の勤務時間外でもだれかに駆けつけてもらえるような初動体制を考えてもらったらどうかなと。そうすれば住民の皆さん方も恐らく安心すると思います。

 今の状態ですと、大体、自治会で何とか最初の格好をつけると、自治会の役員が何人か出てきて追い払うと、あるいはわなを仕掛けるのを猟友会の人と一緒に手伝うと、こんなことになっているようであります。そんなことでありますから、事故が起こる前に、どなたかが犠牲になる前に、悲惨なことにならないように初動体制を考えていただき、イノシシを追っ払う方法もあるわけでありますので、頑丈な男性でしたら向こうが驚いて逃げてしまうんじゃないか、そう思っているわけでございます。これが第1問の1項目めでございます。

 続いて、2項目めでございますが、市民の皆さんが自治会や連合自治会あるいは団体で市長に何か頼み事をします。それは要望とか陳情とかいう形でお願いに来るんですが、窓口は、大体、審議監の方が務められると思います。結果、市長がいい返事をしていただいたということで、皆さんは満足して帰られます。

 陳情なり要望なりのセレモニーは以上で終わるわけであります。あと、担当課にそれを全部持っていきまして、担当課がいろんな策を講じる。審議監の方もよく職場が変わります。人がかわります。また、市長も一々覚えていることは難しいと思います。そのそれぞれの方が忘れていったとしますと、あとは担当課の課長以下の皆さん方が悪戦苦闘するわけでありまして、何かで行き詰まってもそのまま課に任せ切りと、こういうことになりまして、1年たっても2年たっても、あるいは3年たってもナシのつぶてと、こういうことになっているのではないかと思うんであります。

 せっかく陳情して、いい返事をもらったんですから、時には今こんな状況ですよというのをそういう方に返してあげると、皆さん陳情したかいがございます。あっ、これは大橋市長、ええ返事もろうて、今こんなんしてくれてんねやなということで喜ぶはずであります。

 さきの衆議院選挙−−1年前でありますが、大勝利をおさめました。これは、期待がいっぱい詰まった札で勝利をした、こういうことでありますが、1年たって参議院選挙をやってみますと大敗を喫しました。期待が失望に変わった結果だと思います。期待から失望の間に信頼というものが存在をしなかった。これが期待を裏切って失望を招いたと、こういうことになるんだろうと思います。

 それは余談でありますけれども、市民がせっかく役所まで来て、市長やっと会うてくれたよ、ありがたいよ、話を聞いてくれたよ、しかもええ返事くれたよ、こういうことでありますから大いに期待をするわけであります。

 しかし後、もし仮にナシのつぶてだとしたら、どうなっているんかなとやきもきしながら年月が経過しますと失望がやってくる。期待がやがて失望に変わるわけでありますから、先ほどの衆議院選挙、参議院選挙のように、有権者がそういう話をほかの有権者にいっぱい大きな声で言いまくるかもしれません。そうすると、そんなことかいと、こういうことでたちまち投票行動に結びついてくると思います。それが結局、投票率が低くなる、あるいは得票数が減ってしまうと、こういうことになるようでありまして、それだけは何としても避けたいなと、そういう気持ちで申し上げたわけであります。

 答弁は適当にお答えをいただいたら結構でございます。どうやこうやと言いませんので、自分の言葉があれば自分の言葉で答えていただいたらな、そういうふうに思ってございます。

 それから、3項目めにつきましてはコミュニティバスということで通告をいたしてございます。コミュニティバスと表現するのが一番わかりやすいかなと、そう思いましたんでそういう言葉を使わせていただきました。

 これも、過去何度か皆さん方がこの演壇でお訴えになった内容だと思うんです。

 和歌山市も他の自治体に漏れず高齢化が進んでございまして、特に和歌山市の周辺部−−中心もそうかなという気はするんですけれども、高齢者だけの世帯が大変多くなってきてございます。しかも高齢者1人だけという世帯もふえてきてございます。

 高齢者が元気で暮らすためには何としても人との交流が必要でございまして、買い物に行ってしゃべりまくる、あるいはお医者さんへ行く、あるいは習い事をする、趣味にふけると、こういうことでかなり人との交流ができるわけであります。そのために高齢者の移動手段というのが必要でございまして、現状は移動手段をなかなか確保しにくい。バス路線もありますけれども、バス路線もだんだんと客数の減少によりまして廃止される傾向にございます。

 そこで、和歌山県には一部あるんですけれども、東京都を初めとして日本全国47都道府県すべてでありますが、コミュニティバスというのが運行されてございます。東京都は、中央区とか文京区とか台東区とかああいう旧東京市の真ん中でコミュニティバスの路線が実はたくさんあります。東京にそんなもんあるんかいなと思ったんですけども、たくさん実は走ってございまして、ほかの県にもたくさんございまして、かなり多いのは三重県にそういうコミュニティバスの路線がたくさんございます。なぜか和歌山県は、過疎の地域だと思うんでありますが、路線が非常に少ない、和歌山市は1本もないと、こういう状況でありまして、和歌山県もしりから数えたほうが早いんではないかなと、これぐらいのところでございます。

 本会議場におられる皆さん方も、今は元気そのものであります。しかし、何年かたちますとやがて高齢を迎えるわけでありまして、息子に、あるいは娘に頼んでも忙しいと言われてなかなか送ってもらえない。仕事の都合で他府県へ行ってる、親戚にしょっちゅう頼むのも気の毒やと、こういうことであります。

 高齢者は思うことの大体半分も言えないのが普通だと思ってございまして、高齢者の移動手段がぜひとも必要でございます。行政が手を差し伸べて高齢者の自立を促す、あるいはそれを助ける、こういう手だてを考えていかなければならないと思います。

 それを公共交通機関でやるのか、あるいは地域のいろんな手だてをして移動手段を確保するのか。幼稚園バスが送り迎え以外は大体空いてございまして、それ以外にもそういう交通機関が休んでいる時間帯があると思います。いろんな手を考えながら、また、自治会などとも市役所が話をしていただければ、きっといい方法が見つかるはずでございます。

 大橋市長は、多分、亀の川、新川の堤を時には散歩されると思うんでありますが、大橋市長の自宅の付近というよりも、あの堤防から南側を見ていただきますと、おうちが東西に非常にたくさん長く並んでございます。あの団地は、はっきりは知りませんが、たしか昭和30年の中ごろに建設がぼつぼつ始まったんじゃないかと。私の知り合いが、あの沼田を高い値で買うてくれてよかったよ、ありがたいよと喜んでいたのを覚えてますんで、多分そのころじゃないかなという気がするんであります。ですから入居された方がそのままそこでお住まいだとすれば相当高齢になっているはずであります。

 市長が散歩をしながら、この団地、古いさかいに高齢の皆さんたくさんお住まいだろうなと、どうしているんかなと多分心配しながら散歩をされているんじゃないかと、そういうふうに勝手に思っているわけであります。私は紀三井寺団地まで出かける気はありませんが、実は和歌山市の東南部にも交通の空白地帯というのがたくさんございまして、しかも私のような年寄りが大変たくさん住んでございます。

 なぜか田舎の皆さん方は長生きでありまして、御承知のように、特に女性が長生きであります。その皆さん方が集団でタクシーを雇いまして方々へ旅行に行ったり医者へ行ったりとか、あるいはお医者さんの車で迎えに来てもらったり、女性は非常に活発であります。生きる気力にあふれてございます。それに比べて男性はどうなのかと申しますと、私は毎日、時間のあるときはリハビリに通ってるんであります。腕が360度回りかねますので、360度回るように、今、リハビリに行ってるんでありますが、その病院は大変混雑をしてございます。混雑している患者の中で男性についてはごくわずか、大部分は女性の高齢者であります。

 お医者さんに聞きました。そうすると90%までが女性と、こういうことでありました。しかも若い方がそう多くなくて、大部分が高齢者、しかも女性と。男性はどうしてるんやろなとお医者さんに聞きましたら、男性は気が弱いさかい年いったらもう家に引っ込んでんのよと、こういうことであります。そうなると自立どころの話ではありません。テレビとお友達になっているかもしれません。やがて痴呆が始まるかもわかりませんし足腰が弱ってしまうかもわかりません。

 そういうこともございますので、ぜひその辺を勘案していただいて、行政はその手助けということで手を差し伸べていただけたらなと思います。

 よその自治体は既にやってございまして、しかもかなり歴史がございます。自治体なりのいろんな工夫をしながら系統を考えたり、あるいは形を考えたりしまして運行してございます。しかも1回100円程度の非常に安い値段で運行してございます。多分赤字が出るんじゃないかと思うんでありますが、赤字覚悟でせんならん、こういうことでありますので、嫌でしょうけども十分に思案のほどをお願いしたいと思うんです。

 大橋市長も今ひな壇に上っている方々も、やがて高齢者になるんであります。あのときにバスを走らせといたらよかったなと何年かたって思うかもしれませんので、ぜひその辺をごしんしゃくいただきたいと思います。

 今、3項目めが終わりました。4項目めでございます。

 ちょっと順番は変わるんでありますけれども、市長が施政方針で和歌山に南インターをつくると言われてございました。つくるために調査をすると、こういう話でありますけれども、私はほかのインターを考えてみましたら、調査はもちろん手順としてやらんといけませんけれども、海南の東インターとか、あるいは下津の仁義のインターとか、こういうインターについてはそんなに十分調査して交通量が非常に多いとか何とかでできたという感じがいたしませんので、多分やる気があればできるんじゃないかなと。非常に金の要る話でありますから大変でありますけれども、大橋市長が3期目に挑戦されて見事に当選されまして、この任期4年の間にぜひめどをつけていただけたらと、そう思っているところでございます。

 あの辺にインターが欲しいというのは今に始まったことではありませんで、ずっと以前から東南部地域の、和歌山市のチベット地域の願望でございます。中国のチベットにも、最近汽車が通るようになりまして、貴志川線が行政のお力でずっと存続をいたしてございますが、さらにインターチェンジができれば大変よくなるんじゃないかと、そう期待をしているところでございます。

 あとの4項目、5項目を入れかえましたけども、5項目めについては次の2問でまたお尋ねをしたいと思います。大変長くなってきましたので、一度これで1問目を終わって、ちょっと休憩をさせていただいて、次に2問目に移らせていただきたいと思います。

 お尋ねをした内容については、くまなく答弁をしていただかなくても結構でございます。答弁漏れがありましても、それは原稿がありませんからやむを得ないと思います。とやかく申しません。質問と答弁とに多少すれ違いがあっても、それはやむを得ないことだと思いますので、思いどおりに答弁をしていただいたら結構でございます。

 じゃ、よろしくお願いします。ありがとうございます。(拍手)



○議長(山本宏一君) 大橋市長。

 〔市長大橋建一君登壇〕



◎市長(大橋建一君) おはようございます。34番山田議員の一般質問にお答えいたします。

 まず、安心・安全のまちづくりに絡んで、イノシシなど有害鳥獣による被害というものがあるけれども、そういう場合の初動体制についてはどういうふうになっているのかといった趣旨の御質問であります。

 御質問にもありましたけれども、昨年12月12日に手負いのイノシシが、名草山からおりてきたと言われておりますけれども、市内のいろんなところを動きまして、最後に南海電車に飛び込んで亡くなったということになっているわけでありますけども、イノシシ1頭のためにさまざまなことが起こりまして、市内がある程度のパニック状態といいますか、市駅の前に飛び出してきて人がけがをしたり、その後、川を渡った向こう側でどうやったらいいのよという話がいろいろございました。猟友会に頼んでも、実際には町中で銃を撃つことはできない。どうやって捕獲したらいいのかということについて、こういうときになりますと、役所というのは担当はどこよという話に必ずなります。

 農産物に対する被害でありましたら、これは農林水産が担当だと。人間が被害を受けているのは一体農林水産の担当かと、こういう話になってきまして、そういうことも含めて対応策が非常に難しいということがその時点でよくわかったわけであります。

 最近、議員も御指摘のように六甲山でいろいろあるようで、きょうも読売新聞にも暴れイノシシの話が載っております。さまざまな被害が出ているということは我々にとってもいつ起こるかわからないということでありまして、先ほど議員言われましたように、私が亀の川を犬を連れて散歩しているときに仮にイノシシが襲ってきたらどうなるのかというようなことも考えてしまうわけであります。

 私はどっちかというと慌てのほうですから、犬を抱えてとにかくうろたえて逃げようとするんで、かえって襲いかかられて、そのときに犬のひもで足を引っかけて転ぶとか、川へはまるとか、そういうこともあり得ないことではないなということで、やっぱり危機管理の対応策というのは一人一人がきちんと、そういう場合にどうしたらいいのかということを考えておかんといかんなというふうに改めて思うところであります。

 手負いのイノシシが夜間や早朝に出てきた場合の初動体制につきましては、市役所の閉庁時は警備員室に通報いただければ猟友会のほうに通知するという体制をとるように努めています。それから、もちろん職員が現場へ行くというのが基本でありますが、警備会社などと契約をすることによって業務委託できないかということの検討もしてまいりたいと考えております。

 いずれにしましても、危機への対応というのは的確に行えるように、それがやっぱりいざというときの危機管理ということが市の力、役所の力を問われるところになりますので、さまざまな関連機関、団体、地域住民の皆様方とも連携しながら、安心・安全に向けて取り組みを進めていきたいというふうに考えております。

 次に、陳情、要望に対してチェック体制、経緯や成果についてチェックが甘いんではないかと、そういう御指摘だったかと思います。

 本市への陳情、要望につきましては、審議監が主となって、そして事務を担当する部署と連携して対応するということにしております。担当する部署では、要望等の内容に対して必要なものはもちろん予算措置をしながら、また、関係機関とも調整して責任を持って処理をしているつもりであるんですが、議員御指摘のように結果や成果についてのチェックがきちんとできていない場合がありましたら、これはまことに不本意なことであります。進捗管理を徹底して、連絡や報告が確実に行えるよう指導をしてまいりたいと思います。

 3番目、阪和自動車道の南インターの設置についてであります。

 この選挙中にも申し上げましたし、北インターのオープンのあいさつのときにも南インターの設置に向けて頑張っていきたいということを申し上げたわけであります。

 北インターが3月14日にできたことによって、本市北部地域の交通の利便性が飛躍的に向上して、直川用地の企業誘致につながる契機となったことは御存じのとおりでございます。

 近畿南部に位置する和歌山市が地理的ハンデを克服して、広域的な人や物、情報の交流拠点として発展していくためには、主要都市間を結ぶ広域幹線道路の整備、それから機能強化が重要であると考えます。そのためには、私の政策で示しておりますように、和歌山インターチェンジ、和歌山北インターチェンジに加え、南部にもインターチェンジ設置が必要であると考えております。

 南部に新たなインターチェンジが設置されることになりますと、既存のインターチェンジ利用者の分散化によって周辺道路の渋滞が緩和され、現在、整備が進められております都市計画道路の南港山東線や松島本渡線との交通ネットワークによる道路機能の向上によりまして、四季の郷公園等南東部に位置する観光施設や救急搬送による県立医大附属病院などへのアクセス時間の短縮、それから臨海部からの物流輸送や災害時の輸送路確保につながるとともに、周辺地域の産業、経済、雇用面で活発化が期待されるところであります。設置効果は大いにあると考えているわけでありますけども、都市計画道路の整備の進捗状況や設置要件、連結構造等が基準を満足するものかどうかなど、まだまだ検討しなければならない課題が山積しております。

 今年度、追加インターチェンジの設置位置や形式を検討しながら将来の利用交通量の推計や費用便益等を分析するための調査委託料を予算計上しておりますので、インターチェンジの設置要件や必要性等を県とも調整しながらさらに詳しく調査検証し、その結果に基づいて関係機関と協議をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 山本まちづくり局長。

 〔まちづくり局長山本 牧君登壇〕



◎まちづくり局長(山本牧君) 34番山田議員の一般質問にお答えいたします。

 イノシシによる農作物被害の防止についての御質問です。

 近年、イノシシによる農作物被害は、本市の山間地域のほぼ全域で発生し、平成21年度における被害届は40件ありました。その対策として、捕獲する必要があると認められる場合、有害捕獲を実施し、平成21年度において538頭、平成20年度341頭の実績がありました。

 こうした有害捕獲も、イノシシの個体数を減らすためには不可欠ですが、さらに農作物の被害を防ぐためには農家が自衛手段として電気さく等の設置を行っていただくことも必要です。この電気さく等の設置に当たりましては、本市独自の補助金制度を設けており、平成21年度におきましても35戸の農家に対して助成し、今年度、現時点で23件の御利用をいただき、効果を上げています。

 また、平成20年度において和歌山市鳥獣被害対策協議会を立ち上げ、この協議会が事業主体となって、国庫及び本市補助金の適用を受け、広域的に電気さく等を設置する事業を実施いたしました。この事業は、農家3戸以上の参加を必要としますが、地元負担金が事業費の4分の1で済むなど大きなメリットがあります。

 議員御指摘の農作物被害に対し市単独補助金制度につきましては、平成15年度より実施しておりますが、この制度について、他都市の状況を踏まえ、農家がよりよい満足度を得られるよう、一層の負担軽減を図ってまいります。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 笠野総務局長。

 〔総務局長笠野喜久雄君登壇〕



◎総務局長(笠野喜久雄君) 34番山田議員の一般質問にお答えします。

 高齢化社会を迎える中でのコミュニティバスの必要性について、2点ございました。

 まず、和歌山市ではコミュニティバスなど工夫を凝らした運行をしている他の自治体の事例を調査研究していると思うが、どうかとの御質問です。

 高齢者を中心とする交通弱者の移動手段の確保は重要な課題であり、それぞれの事情に応じて創意工夫のもと、さまざまな手法が導入されています。

 まず、全国的にクローズアップされているのがいわゆるコミュニティバスです。主に過疎地域、合併前の旧町村エリアなど、バス廃止路線の代替策として実施されたものが大半です。また、最近、導入事例をよく耳にするようになったデマンド型交通は、あらかじめ予約のあった利用客を運ぶという点で需要に応じた無駄のないものであり、ある意味、コミュニティバスの欠点を取り除いた移動手段だということができます。

 また、神奈川県藤沢市では、鉄道乗り入れに伴う需要増に対応するため、LRTと同等の旅客数を運べる連節バスを導入し、需要増及び交通渋滞の解決を目指すとともに、フィーダーバスと呼ばれる支線バスを運行させ、交通空白地の解消に取り組んでいます。

 そのほか、小規模需要に対応するものとして、スクールバスや企業の送迎バスを活用する方法、地域の助け合いやボランティア活動による方法、あるいは福祉サービスによる方法など、コストや規模などが身の丈に合ったシステムづくりが最近ふえつつあります。

 これらの調査事例は、本市の地域交通問題を解決する上で参考となるもので、引き続き調査研究が必要と考えています。

 次に、高齢化社会を迎える中でのコミュニティバスなどの移動手段の確保についてどのように考えているのかとの御質問です。

 高齢者の生活を支え、社会参加を促すための移動手段をどう確保していくかは、高齢者の生活の質と直結するものであり、超高齢社会を迎えるに当たり対策を講じていく必要があると考えています。

 本市では、これまで移動手段の確保、充実につきましては交通事業者と協議しながら対応してきましたが、その一方で、先ほどの答弁でも申し上げましたように、コミュニティバスやデマンド交通などの調査研究も行ってきました。コミュニティバスは、高齢者の外出支援や行政が交通に対して主体的にかかわっていくという点で画期的と言われていますが、現実は利便性を欠いたような路線設定になってしまい、多くの自治体で多額の経常赤字を招いています。また、デマンド交通は、需要に応じた運行のため無駄が少ないのが長所でありますが、その反面、利用者の多いときは遠回りとなり、余分に時間がかかってしまうという短所も持ち合わせています。

 こうした交通システムは、既存の公共交通機関が担えない移動ニーズを補完する形で導入することが望ましいと考えていますが、その短所や既存路線との競合問題を解決しなければならず、本市としましては、コミュニティバスやデマンド交通といった交通システムに加えて他都市の事例を参考に、さまざまな方法の中から地域ニーズに合った方法を模索していきたいと考えています。

 そして、これを進めるには、従来のような事業者と行政の2者による地域交通対策では限界がありますので、地域の住民同士や行政などが一緒になって率直に話し合える場をつくり、互いに必要な役割と責任を持ち合うような体制を構築した上で、行政が一連の活動や運営について支援していくことが重要であると思っています。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 34番。

 〔34番山田好雄君登壇〕(拍手)



◆34番(山田好雄君) 1問目で1つ質問をいたしませんでした。それを再質問で先に質問をさせていただきたいと思います。

 内容は、和歌山市に鳴神団地、それから岡崎団地、菖蒲ケ丘団地という大変大きな団地がございます。私は鳴神団地までは通告をいたしてございませんでしたが、岡崎団地、それから菖蒲ケ丘団地、この2つは貴志川線の沿線にございまして交通至便でございます。相当以前にできたものでありますから入居されてる皆さん方は高齢化を迎えてございます。さらに建物自体が老朽化をいたしてございます。

 何年か前にこの話をさせていただいたときに、今もそうですが、新たな入居者を募集しておりませんでした。ですから空き家が増加いたしてございまして、夜になると真っ暗であります。ぽつぽつと電気の明かりがついていると、こんな状況であります。これを称して何とかと言うたんでありますが、伊藤代表監査が大分たってから、山田さん、あのとき質問したけど、あれ何ていう表現したかな、こういう話がございまして、あれゴーストタウンと言うたんやでとこう言うたら、ああそやそや、ゴーストタウン、そやさかい覚えてあるんやと、こういう話をされまして、大変失礼なんですけども、そういう話でありまして、ゴーストタウンであります。

 それからもう大分経過をいたしてございます。その後どうなってるかというのをお聞かせいただきたいと思うんであります。ゴーストタウンから次の段階へ進みますと何と表現するのか、ちょっと私わかりませんけれども、大変に高齢化と老朽化を迎えてございました。

 また、聞く話でありまして現に見た話ではありませんが、孤独死もあるような、そんなうわさがあの団地の中にございます。多分担当の方は御存じかとは思うんでありますが、この辺を今の時代に合うように建てかえるのであれば建てかえる、また、整理するのであれば整理をする、確たる方針を立てていただいてそれを実行していただく。いつまでも検討や研究をするんじゃなくて、実行しなければ何も始まらないわけであります。お答えをいただきたいと思います。

 それから、コミュニティバスにつきまして、これは長い間言われてきたことでありますし、他府県ではもう既にかなり歴史のあるものでありますけれども、これも一歩前へ進めなければ、一歩進む勇気がなければ始まりません。新たなことであります。和歌山市にとっては初めての経験であります。よそではいっぱい経験を積んだところがございまして、多数の事例がございます。ですから、今さら勉強しなくてもいいんじゃないかなと、そう思うんであります。あとは大橋市長が一歩前へ踏み出して、勇気が要るでしょうけれども実行していただく、これが将来、高齢者にとって非常にありがたい存在になると私は思うんであります。

 答弁していただくということなら答弁していただきまして、もう聞き流すということであれば聞き流していただいて結構でございます。

 続きまして、イノシシの問題であります。

 イノシシは、先ほど市長もちょっと言うてましたが、農林水産課で対応するということになってございます。農林水産課の場合は農業、林業、漁業、この3つを担当いたしてございます。その上に、今言いましたように危険な鳥獣についての対応もいたします。さらに最近では、イノシシが代表格でありますけれども、危険動物が人間に危害を加えるおそれが出てまいってございます。これも農林水産課の対応、今はそういうことになってございます。

 田舎の八百屋が私の家の近くにありまして、魚から、肉から、野菜から、くぎから、のこぎりから、ペンキから、トタンからと、何もかもその八百屋には売ってございました。大変便利なんですけれども、しかし余り窓口が広いと、そこのおばさん1人では賄い切れません。今の農林水産課がそういう状態になっていないかどうか、ちょっと危惧するところでございます。

 イノシシが出没するたびにいろんな用事がふえてまいってますし、被害が拡大しつつありますので、農林水産課1課だけで対応し切れるのかなと。よそへ行きますといのしし課という課をつくっているところもあるんですが、そこまでいくかどうかは別にして、ちょっと何か考えてもらったほうがいいんじゃないかなと、実はそう思っているところでございます。

 いろいろ申し上げたんですけれども、都合で3問をさせていただくかどうかまた考えますので、必要がありましたら答弁をしていただいたら結構です。答弁がなければ3問また何か申し上げますので、よろしくお願いをします。(拍手)



○議長(山本宏一君) 大橋市長。

 〔市長大橋建一君登壇〕



◎市長(大橋建一君) 34番山田議員の再質問にお答えします。

 高齢者などのための移動手段の確保について、研究ばっかりしてても始まらんやないかと、一歩前へ進めてみてはどうかという趣旨であります。

 高齢者や交通弱者等を対象とするこれからの移動手段というのは、地域のニーズに合った交通サービスを適切に提供するとともに持続性がないといけないと、そのように思ってます。そのためにも地域住民の取り組みや協力が欠かせないというふうに考えているところであります。

 地域住民の取り組み等における中心は、やっぱりその地域の自治会、それからNPO、商工団体などが考えられまして、かかわり方としては、例えば、燃料費等の経費負担とか率先したバス利用、自分らでとにかくバスに乗ろうという、乗って残そう貴志川線みたいなそういう形のものです。それからバス停設置に伴う地元折衝、沿線企業から協賛金を募集してみんなでやっていくというようなさまざまな選択肢があろうかと思います。

 ただ、こういうのを和歌山市ではこれまで余り進められたことがございませんで、地域住民がみずから参加していくことになれていない面もあるというふうに思いますので、そういったことを踏まえて、行政として地域住民がみずからのニーズを運営、協議できる協議会などの体制づくりを支援するとともに、スクールバスとか病院送迎バスの活用といった工夫次第で交通手段を確保できる事例などの情報を提供しながら、まずは移動手段確保のきっかけづくりを行政の役割として速やかに果たしていきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 内原建設局長。

 〔建設局長内原久夫君登壇〕



◎建設局長(内原久夫君) 34番山田議員の再質問にお答えいたします。

 市営岡崎団地及び菖蒲ケ丘団地の老朽化並びに入居者の高齢化についての御質問です。

 現在、市営岡崎団地、菖蒲ケ丘団地、鳴神団地の3団地につきましては、老朽化が進んでおり、建てかえの必要性があることから、統廃合に向けて取り組んでいるところです。

 これを踏まえ、まず老朽化が著しい岡崎団地を中高層団地として建てかえる計画を策定するため、本年7月に都市計画コンサルタントと委託契約を締結し、岡崎団地の入居者に対してアンケート調査を行っているところです。この建てかえ計画の策定後は、近年中に岡崎団地の建てかえに向けて取り組むとともに、順次、他の団地の再編に向けて検討を行っていきたいと考えています。

 次に、入居者の高齢化についてでありますが、市営住宅におきましても入居者の高齢化が進んでおり、本年1月にはひとり暮らしの高齢者がお一人亡くなられています。今後増加するであろうひとり暮らしの高齢者による孤独死が懸念されますので、住宅管理人制度を活用して高齢者への巡回などを行うとともに、団地集会場を高齢者の集まる場所として活用していくよう団地自治会へ働きかけてまいります。

 また、関係部局とも協議し、入居者の高齢化対策等を考えてまいります。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 34番。

 〔34番山田好雄君登壇〕(拍手)



◆34番(山田好雄君) 大変長くなりまして申しわけございません。もうすぐ終わりますので、許していただきたいと思います。

 団地の再編という答弁がございました。岡崎団地に新しく建てるということでありますので岡崎団地へ集合するのかなと、そういう感じであります。ほかの団地はどうなるのかなと。大量の余剰地というんですか、空き地が発生するように思うんであります。

 菖蒲ケ丘団地がきれいにできました当時は若い人ばっかりが居住されてございました。また同時に子供もたくさんいました。地域が非常ににぎわったわけであります。米屋さんが言うのには、最近はさっぱり米が売れやんと。昔は配達するのが本当に忙しかったと。酒屋さんも同様でありますけれども、商売の形態が大分変わってきてございます。スーパーのほうも、2軒ありましたけれども1軒が閉鎖をいたしてございます。地域もゴーストタウンでありますから活性化が失われてございます。

 そういう意味で、余剰地でできた更地を後どう活用するかというのを十分検討していただきたいと思います。これが質問の1点でございます。

 あと、要望を含めまして、イノシシの被害についてはぜひこれも前向きに取り組んでいただきたいと思うんであります。

 それから、コミュニティバスにつきましては、今、コミュニティバスの取り扱いは企画部の交通政策課というところでありますけれども、和大の新駅のようなああいう扱いは交通政策課がぴったりと思うんでありますが、私が勝手に考えているんでありますけれども、福祉の側面もあります。さらに、地域と十分話し合いをしながら運行や利用を考えていく、そういう仕事でありますので、別にそういうセクションをつくっていただいたほうがうまくいくんではないかと、こういう考えであります。これは答弁は要りません。私が勝手に言うてるだけでありますので、答弁は結構でございます。

 3問目は、そういうことで申し上げてございます。大変長くなりまして申しわけございませんが、11時半になりました。これで何とか役目を果たせましたんで、私の質問を終了いたします。ありがとうございます。(拍手)



○議長(山本宏一君) 内原建設局長。

 〔建設局長内原久夫君登壇〕



◎建設局長(内原久夫君) 34番山田議員の再々質問にお答えいたします。

 3団地の統廃合による余剰地についての御質問です。

 現在、策定している再編計画に基づき、住宅の統廃合後の余剰地につきましては売却を含めた有効活用を考えてまいります。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) しばらく休憩します。

          午前11時27分休憩

   −−−−−−−−−−−−−−−

          午後1時10分再開



○議長(山本宏一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 日程第2の議事を継続し、質問を許します。

 石谷保和君。−−30番。

 〔30番石谷保和君登壇〕(拍手)



◆30番(石谷保和君) 議長からお許しを得ましたので、通告に従い質問させていただきます。

 まず初めに、市長、3選目の当選おめでとうございます。結果はそれぞれ思いようがあるんですけれども、決して喜ばれる結果ではなかったと思うんです。やはりこの結果というのは、市長のまじめというのはだれしもが評価する人間的な評価であって、行政の評価は余りされてなかった。それは何かというと、ひとえにリーダーシップが見えない、こういうことが一番大きな問題であって、そしてその人たちが棄権したと。大橋市長に入れたいけれども、前の2選目で勝ち過ぎたんで反省してないん違うんかなと。だから、ここで少し市長リーダーシップとってくれよという激励の棄権だったと思うんです。そういう意味で、3期目はやはりリーダーシップを発揮して、市長が自分はこうやということをもっと強く出して市民にわかるようにすれば、まだまだ市民に評価されると思うんで、そういう意味で、質問するに当たってリーダーシップを発揮して答弁をお願いします。

 まず初めに、国際交流についてであります。

 国際交流については、国際交流基金というのがあります。この国際交流基金の原資は3億円でございます。しかし、今は1億700万円強になっておるんですけれども、こういう支出の仕方というのは非常におかしいと思うわけでございます。

 なぜかといいますと、例えば、海外に出張する場合に議員も市長もそれぞれ随行もあります。市長、団長、そして役所の人は国際交流基金で行くと。済州島、アメリカ、カナダも全部そうなんです。国際交流基金で行くんです。そして日中の議員の7名分だけが議会費の予算で行くと、こういう形が非常によくないと思うんです。

 それともう一つ、国際親善協会に対して物すごく金を出し過ぎているんじゃないか。結局、言われれば、当然個人が負担してやらなくてはいけない金を、昼食代にしろ何にしろ国際交流基金から出しているという経緯があるわけなんです。こういうことは余りよくない。

 それと、例えば、再任用、3月31日で切れると。ところが、3月19日から29日まで全然随行とかやらなくてもいいのに、随行という形の俗に言うお別れ遠足みたいな感じで金を使って行くと。どこにどういうふうにけじめというのがあるんかなと。

 こういうことは一般の人は余り知らないわけなんです。10人の生徒を連れていくのに、どこの旅行社でも1名なんです。ところが2名行くと。そして、自分が知ってるからということでやっていった場合に、それはこういう国際交流基金が何ぼあってもじきに底をついてしまいます。こういうことは、やっぱり来年度からはきちっとやってほしいなと。

 一番大きな原因は何かというと、国際親善協会の会計を国際交流課で持っているというところにあると思いますので、観光協会でもそうですし、そういう団体の会計というのはやっぱり役所から離すべきなんです。それは前の議会でも質問してるんですけれども、正式にそういうふうにしますというきちっとした返事をいただいていないんで、そこの点をきちっと答弁してください。

 それともう一つ、和歌山少年少女姉妹都市親善訪問団とか和歌山中学生姉妹都市派遣団とあるんですけど、この場合でもそうなんです。競争入札だったら21万円、ところが随契であったら28万8,000円。随契のほうはどういうふうになっているかというと、企画、主催が和歌山少年少女姉妹都市親善交流委員会なんです。後援というのが和歌山市、和歌山市教育委員会と、こうなっているんです。ところが、これは勝手に入れているんです。何も和歌山市へ依頼が来たわけでもないし、和歌山市教育委員会で行ったこともない。そして募集の申し込みは和歌山市役所国際交流課内、こういうふうに書いてるんです。やはりこういうことを勝手に使われるということは、さっきも言った国際交流課にそういう会計の事務局を持ってるからこういうことになるんです。

 ところが、行く生徒にとれば、当然、市が関係していると思われるんです。市が連れていくみたいに思う。だからお金を出すんです。これ、全然関係なかったら生徒は行きませんよ。やはりそういうふうな紛らわしいことをされるというのは、何回も言うようですけども、そういう事務局を持ってるというところに一番大きな原因があると思いますので、それも含めて答弁をお願いします。

 続いて、西防の問題についてです。

 西防は、第1工区、第2工区、第3工区、この課税がおかしいん違うかというのは前から質問してるんですけど、あそこの西防というのは空き地なんですよ。いわゆる何も建ってないところです。そこに道とか緑地とかということで減免してるというのは非常におかしいと思うんです。何か物が建って、そしてやってるんならばしようがないんですけれども、ところが減免の面積が物すごくあるんです。これは市の税収に非常に大きく響くと思うんです。やっぱりそこらの点はもう少しきちっとやっていただきたい。

 それともう一つ、平米当たりの評価額でも、宇須の紀和化学工業は平米当たり3万6,665円、ところが住友金属は1万5,209円、大体2分の1以下なんです。それでも非常に大きく税収が変わってくるわけなんです。だから、固定資産の評価もかなり見直しを何年かごとにされるんだから、きちっと平等というんですか、企業にこれだけの差があれば非常におかしいんじゃないかな。

 それともう一つ、住友金属が法人市民税とかいろいろあるんですけど、結局、住友金属自身が主体なのか住金鋼鉄和歌山が主体なのか非常にわかりにくいところがあるわけなんです。住金鋼鉄和歌山と住友金属はどういうことかというと、住友金属は住金鋼鉄和歌山に土地、建物、設備を貸していると、こういうふうになっているわけなんです。ところが、この形態についても非常にわかりにくいところがあるんです。住友金属があって、そして東アジア連合鋼鐵株式会社というのがあって、100%出資して住金鋼鉄和歌山と、こうあるんです。こういう場合、税の収入はどんな仕組みになっているのか非常にわかりにくいわけなんですわ。そこらもきちっとやってほしい。そのことについて答弁をお願いします。

 続いて、防災行政についてです。

 この前の雨で加太は大変な土砂崩れがあったわけなんです。加太でこれだけの土砂崩れというのは今までなかったことなんです。原因は何かというと、土取りがありました。その土取りの跡地をそのままほうってるから、雨が降っても地下水として水はたまるけども、木がないために水を上げられないわけなんです。だから、たまった地下水は地水といって山の中で流れがずっと出るわけなんですよ。その流れのところが非常に弱くなって、そして弱い箇所が土砂崩れになると。

 結局、土取りして山を切ったけど、木をそのままほうってるから雨で物すごく流された。だから大川の昔からある文化財の橋も結局がたがたになってしまった。こういういろんな問題が起こっているんですよ。

 やはり私が一番心配するところは、土取り跡地−−確かに今は大丈夫に見えてますけど、この地下水というのは調査してず、地下水の流れがわからず、いつ土石流とかそういうことが起こるかわからないんです。そのままほうってるから。土取りして大体20年です。だから土砂崩れが今現在起こっていると。これは、やはり自然が警告を与えていると思うんです。

 今回の場合は土砂崩れがあっただけで人にけがはなかったけど、いつ何どきそういう危険が起こるかわからない状態なんです。特に、土取りをした1期のときに、結局、大谷川というのは加太の真ん中に川が流れてるんですけども、そこは埋め戻しをしてきちっとやらなくちゃいけないのを全然やってないわけなんです。しかし5億円の金はきちっと出てるんですよ。ところが、工事しないで金だけ出てるという問題があるんです。そうした場合に、そこをやってないから、全部流れた場合に下に民家がたくさんありますから非常に危険な状態になるわけなんです。

 そういうことを関係当局は県とも話をして、昔はコスモパーク加太という計画があって、そして土取りの図面とかというのも県にも市の企画部にも全部ありますから、そこをきちっとやって、やはり災害の起こらない十分な対策をとってほしいと思うんです。

 特に、加太地区は高齢化してるから、若い人が多かったらいいんですけども、先ほど山田議員の質問があったけど、高齢者が多かったら瞬時の判断ができないわけなんです。若い人だったら当然逃げる時間もあって助かることもありますけども、土砂で埋まったということになってしまったら、せっかく70歳、80歳まで生きてきたのに、土砂で埋まって苦しんで死んでいくというのはやはり本当に気の毒な状態になるんですよ。そういう危険性が非常にあるということなんです。

 だから、この前、加太の国民休暇村の土砂崩れがあったと。あれなんかでも典型的な、果たしてそれは許可を出してやったのか、国のもんやから勝手に切り取って道を広げたんか。勝手に切り広げてるから、地水の流れとかそういうことをしないから崩れていくんです。あそこはそこでとまったけども、もし反対側だったら県道をまたふさいでしまうんです。それはもう孤立の一番大きな原因になりますからね。

 だから、そういうふうにやっぱり山が弱っているというんですか、木を植えないからこういう弱り方をして、非常に危険な状態になってるということは確かなんです。本会議で言っておけば記録に残るし、何かあったときでも、対策を講じてくれなかった、これは市の責任じゃないんですよ。しかし市民ですから、一番最初に市が感じ取って、そして県へ言っていただいて協議してやっていってもらうというのが一番いいと思います。

 続いて、人事委員会でございます。

 人事委員会の質問についてはきちっと答弁してほしい。これは2問、3問に続いていきますので、1問で答弁をちゃんとやっていただかないと2問目、3問目へ移っていかないということがありますんで。

 まず、人事委員会というのはどういうふうに構成されているかといいますと、委員が3名、外部面接官は3名。この外部面接官3名はどのような過程で選ばれているのか。私は、あることがあって人事委員会の局長に、外部面接官3人はどのように選ばれますかと聞いたところ、人事委員会の職員に案を求め、人事委員会で了承してもらっておりますと、民間会社に委託してますと、こういう説明でございます。果たして民間会社に委託してるのかどうか。民間会社に委託していないと思いますので、そこの点をまず1点。

 続いて、人事委員会というのは政令市では義務化されていると思うんですけども、政令市以外では熊本市と和歌山市だけです。熊本市も政令市になると聞いているんで、熊本市が政令市になれば政令市以外で和歌山市だけが人事委員会を持つわけなんです。

 ほかの市は、職員の採用については市の職員がやっていると。ところが、外部面接官だけに全部権限を丸投げしているのは和歌山市だけと聞いてるんですけども、そのとおりですか。

 結局、人事権というのは市長にあるわけなんです。ところが、今のような状態では人事委員3名と外部面接官にすべて任せてると。外部面接官は公表されない。こうなった場合に密室で行われているということになるんです。だから、こういうことが果たしていいのかどうか、どんな問題も起こっていないのかどうか、このことについてお聞かせください。

 結局、私の言わんとするところは、外部面接官だけでやっている人事委員会というのは和歌山市以外にあるのかどうか。人事委員会は、それぞれ会議もあるし各市とも連携がありますから、当然、人事委員会の人はよく知っていると思いますんで、そこの点、人事委員会、お願いいたします。

 続いて、試験なんですけれども、第1次合格者は試験の点数だけで、第2次試験は第1次合格者の試験の点数は関係ないと、新たに試験は論文と面接だけでやると、このように聞いておるんですけれども、1次試験のペーパーテストが全く関係ないということに非常に矛盾点が出てくるわけなんです。ペーパーテストで一番いい成績をとった人が採用されない。人事委員会はたくさんありますけれども、試験のテストの結果が一番いい成績であっても落ちると。それじゃ面接というのはどういうやり方でしているのかなと。

 論文が40点、集団面接が40点、そして個人面接が120点の200点満点になっているんです。考えようによったら、試験というのは客観的な要因があるんです、点数が何点というのが出るんです。ところが、面接というのは個人の主観でしょ。そういうことで果たしていいのかどうか。結局、このやり方は非常にいろんな問題が出てきてるわけなんです。

 なぜかといいますと、第1次試験に合格して面接で合格します。最終の採用になるんです。それぞれ発表しまして、4月1日になれば辞退というのが出てくるんです。それは人事委員会では把握していると思うんですけども、平成16年度で採用しまして4月1日から、例えば、職員になって勤めるまでの間に辞退者は何人あったのか、平成17年、平成18年、平成19年、平成20年、この5年間の辞退者は何人あったかということを教えていただきたい。

 そして、採用されて職員で務めている。そういう中で、採用された方が有休をとって大阪府庁の試験を受けて合格したり、こういうことがたくさんあるんです。どんな面接をされてるのか。また、辞退者があった場合は、欠員のままになってしまうんですよ。欠員のままというのは、その職場が過重労働になってしまって非常にストレスがたまるんです。

 例えば、この前に消防で不祥事があったけども、聞けば職員は非常にまじめに仕事をやっていた。なぜああいう問題が起こるんやろ。やったことは確かに悪いことですよ。しかし、ほかに原因は何かないんかなといろいろ調べてみますと、平成16年度、消防吏員が13名採用された。ところが4月1日に勤めるときに5人辞退されてるわけなんです。この5人は欠員のままなんですよ。そうすると、5人欠員のままで、例えば、消防というのはやはり人が大事やし、絶対に必要な人が5人足らんのでしょう。当然、過重労働になり、いろんな問題が起こってくるわけなんです。そういうことが果たしてなぜ何年も続いているのか。

 市長自身も、こういう職員が何人必要やからというのを人事委員会にお願いしますわ。そして辞退されてるわけなんです。辞退されている理由は何か、これは人事委員会でも調べていると思うんです。採用されてもほかの市役所へ行ったり、こういう関係のとこが非常に多いんですよ。そして、昔だったら補欠というのをとってすぐ補充できたけども、そのままなんです。こういうことはなぜ起こるかというと外部面接官に任せてるからなんですよ。人事権というのは市長にあって、市長が当然関与すべきなんです。それは2年間でこれだけ弊害が出てきましたらいろんな問題が出てきますよ。

 それと、平成16年には非常におかしいことがありまして、委員長、よく聞いてくださいよ。保育士というのは77人受験しているんです。そして、77人中6人が第1次に合格しまして、第2次に3人合格してるんです。そのうちの1人が、委員長、取得見込みで採用してますね。ところが、資格が取得できずということで、この人は辞退してるんです。

 ところが、翌年また試験を受けてるんですよ。第1次を通った。第2次も通ってるんです。そのとき、まだ資格は取れてないんですよ。この保育士が試験を受けたときには、資格のある人はたくさんあるんです。77人の中で資格取得見込みの人なんていうのはごくわずかだったと思います。ところが、1年目、平成16年度で試験を受けて、そして保育士の資格を取れなかったから辞退した。また受ける。最初から、この人を通さなくてはいけない何か理由があったんですかというふうにとられてもしようがないやり方なんですよ。これはどういうふうに委員長、言えますか。

 この職員の住んでいるところ、家庭環境を考えたら、ああそれで通ったなと私は推測しますよ。そういうことをしてはいけないから人事委員会に任せていると思うんです。これはどのように説明されますか。

 そして、平成16年からの辞退者40名、どういうふうに辞退したかというのは人事委員会でも当然この理由はわかってるはずですから、そのことについてきちっと説明してください。

 よく議会で、職員の採用について、和歌山市在住の人が非常に少ないやないかと、これがよく問題になっています。そして市内の人の合格率が非常に悪いと。それじゃ、第1次試験合格者で和歌山市の人が非常に少ないのか。第1次合格者は、結構和歌山市の人がきちっとあるんですよ。ところが、試験の成績関係なしに6人の密室でやる面接、これで和歌山市の人が減らされているんですよ。これ、どういう理由なのか。

 市長も、和歌山市の人をできるだけ採用するようにというあれをやってるんですよ。それは委員会でも本会議でも問題になって言うてるんです。ところが、試験であかんというんならわかりますけど、面接でこれ全部落とされるんでしょう。そして辞退者が多いんでしょう。それだけ辞退者が多いんだったら、和歌山市が就職難やから和歌山市在住の人を入れてあげたらいい。それがなぜできないんですか。そこまで市長の言うことも聞かないぐらい人事委員会の委員長というのは権限あるんですか。偉いんですか。そうと違うでしょう。

 だから、平成17年度から平成21年度まで市内の合格者は何%なのか、それぞれ年次別にやってください。そして、和歌山市在住の第1次合格者はそれぞれの年度に何人あるのか、これもきっちり言ってください。

 そして、ちょっと聞きにくいことなんですけれども、平成17年、平成18年、第2次合格者のうち阪南市の人は何人通って何人合格してますか。これは2問目の質問に大いに関係ありますので、そこのところをきっちりと答えていただきたいと思います。

 これで第1問を終わります。(拍手)



○議長(山本宏一君) 大橋市長。

 〔市長大橋建一君登壇〕



◎市長(大橋建一君) 30番石谷議員の一般質問にお答えいたします。

 まず、防災行政といいますか、加太の7月13日、14日の集中豪雨での問題に絡んでの御質問であります。

 加太地区では、7月13日から14日の集中豪雨の影響で土砂崩れの発生や、文化財となっております嘉永(かえい)橋の橋脚に流木が衝突するなどの被害が生じております。これらの被害とコスモパーク加太における防災対策について関連があるのではないかという御指摘であります。

 土砂採取跡地では−−いわゆる土取り跡ですね−−河川への土砂流出を防ぎ、洪水流量を増加させないため、県土地開発公社におきまして調整池及び沈砂池を設置し、第1期の土砂採取跡地ののり面に地表面保護のための種子の吹きつけを行っております。また、第2期の土砂採取跡地につきましては、地表面の表土を復元し、草類による緑化と植樹を行い、森林への復元を図っているというふうに聞いております。

 しかし、コスモパーク加太には土砂採取当初から長年利活用が図られていない用地もございまして、保水能力が低下しているのではないかと危惧されている住民の方々がおられるため、土砂採取跡地の防災対策につきましては、周辺住民の方々に被害が及ぶことがないよう、万全の対策を講ずるよう県及び県土地開発公社に対して強く求めてまいりたいと考えています。

 次に、職員採用と人事委員会についてという御質問で、採用辞退者や採用後短期間での退職者がいることについての市長としての思いはどうかということであります。

 採用辞退者や採用後短期間で退職される方がいることにつきましては、私自身非常に残念に思っております。試験に受からなかった方の中には、不本意ながら他の職を選ばれた方、もしかしたらいまだに就職活動を続けざるを得ない方などたくさんおられると思います。合格された方は、このことを肝に銘じ、和歌山市職員として頑張って働いていただきたいという思いでいっぱいであります。

 採用後短期間で退職される職員がいることにつきましても、和歌山市にとって非常に大きな損失であると考えております。

 私は、これまで機会あるごとに人事委員会に対しまして、このようなことがないように、つまり採用辞退をなくす方法をあらゆる角度から検討してくれということを何度も要望してるんですけれども、現状ではいまだに解決しておりませんので、再度、強く人事委員会に要望してまいります。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 森井市長公室長。

 〔市長公室長森井 均君登壇〕



◎市長公室長(森井均君) 30番石谷議員の一般質問にお答えします。

 国際交流について、国際交流基金残高が減少していく中で、和歌山市国際姉妹都市親善協会の事務局のあり方も含めて今後どうしていくのかとの御質問です。

 国際交流基金は、平成2年度に3億円を原資とし、果実運用型基金として設置いたしました。平成8年度までは原資を取り崩すことなく、運用利子で事業実施してまいりました。しかしその後、預金利率の低下により基金利子だけでは事業実施が困難となってきており、原資も取り崩しております。

 今までも、姉妹都市への訪問を5年ごとの周年事業にするなど経費節減に努めてまいりました。しかし、基金残高は平成22年3月末でおよそ1億700万円に減少しています。

 今後は、少しでも長くこの基金を維持できるよう、海外派遣の見直しや、現在、国際交流課内にある和歌山国際姉妹都市親善協会事務局を協会内で運営するよう指導するなど、なお一層の経費節減に努めてまいります。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 山口財政局長。

 〔財政局長山口研悟君登壇〕



◎財政局長(山口研悟君) 30番石谷議員の一般質問にお答えいたします。

 西防埋め立てと住友金属に係る課税についての御質問でございます。

 固定資産評価額につきましては、地方税法及び固定資産評価基準により決定しなければならず、これに基づき、不動産鑑定士が鑑定した評価をもとに算定しております。

 税務行政には、市民の皆様の信頼が不可欠であります。また、固定資産税行政におきましては、土地の評価は究極の課題でございます。今後、平成24年の評価替えに向け、より一層信頼される税務行政の推進に努めてまいります。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 笠野総務局長。

 〔総務局長笠野喜久雄君登壇〕



◎総務局長(笠野喜久雄君) 30番石谷議員の一般質問にお答えします。

 採用試験合格者の辞退者は、平成16年度以降、人事委員会が実施した採用試験で年度ごとに何人いるのか。また、その辞退理由は何かという御質問です。

 平成16年度以降に人事委員会で実施しました採用試験における採用辞退者数は、平成16年度13人、平成17年度10人、平成18年度3人、平成19年度4人、平成20年度6人、平成21年度4人となっています。

 また、その主な辞退理由としましては、国や他の地方公共団体及び民間企業への就職によるものです。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 田中人事委員会委員長。

 〔人事委員会委員長田中昭彦君登壇〕



◎人事委員会委員長(田中昭彦君) 30番石谷議員の一般質問にお答えいたします。

 質問の順番が多岐にわたってますので、不同になるかもわかりませんが御容赦をお願いします。

 まず、全国に人事委員会を設置している市や団体については、議員御指摘のとおり政令市及び都道府県、他に熊本市がございます。

 そして、それらの人事委員会の面接官の構成についてでありますが、和歌山市以外の市におきましては、そのすべてで市職員が面接官となっています。民間の方が何らかの形で外部面接官として関与、試験に携わっているところは2市ございます。和歌山市では、人事委員3人と民間の方3人、合計6人で面接を実施しています。

 そして、どのような面接を行っているかという点でありますが、採用試験では、第1次試験合格者を対象に、第2次試験を集団面接と個人面接の2回に分けて実施しています。面接日数は、採用人数にもよりますが、おおむね3日から4日かけて行っております。

 その中で、集団面接というのは1グループ当たり5人から7人のグループに分けて30分程度、そして個人面接では15分程度、これについては、学生生活やボランティア活動、自身の性格の分析、和歌山市に対する思いなどの質問を行い、コミュニケーション能力、社会性、積極性、協調性、チャレンジ精神等さまざまな面から人物を判断しています。

 そして、次に、外部面接官についてでありますが、当市では、外部面接官のうち現在2人については市内に事業所を有し従業員数が約150人以上ある会社、これは市内に約50社ありますが、その中から人事委員会の会議で協議し、依頼者を決定しています。決定された会社から2年程度をめどに人事担当者を派遣していただいております。

 また、1人については、経営者団体から推薦をいただき、人事委員を4年でありますが務めた後、退任された方に外部面接官として採用試験に携わっていただいております。

 最後の1人の外部面接官をどこに依頼するかという点については、事務局で案を作成し、人事委員会に提出してきていただいて人事委員会で決定すると、そのような方法をとっております。

 次に、採用辞退に関してですが、先ほど申し上げたように、面接では和歌山市に対する思いとか情熱をどのように持っているのか把握するように努め、辞退するかどうかというのを見きわめたく、種々の観点から質問を行っております。今後も、和歌山市を真に希望する優秀な人材を確保できるよう努めてまいりたいと思っております。

 そして、採用辞退者の数についてでありますが、平成16年度から平成21年度までの辞退者数、辞退理由、これについては、先ほど局長から答弁があったように、平成16年度から平成21年度まで合計40人であります。それは先ほどの答弁と全く同一内容であります。

 つけ加えて申し上げますと、辞退理由の中で平成16年度に保育士の資格が未取得という方が1人、平成17年度に社会福祉士の資格を取得できなかったという理由で辞退をしてきております。なお、保育士については、取得見込みという方も受験資格があるということで申し込みをしていただいております。しかし、残念ながら資格を取得できなかったので辞退をしてきたということでございます。

 次に、そのうちの最終合格者について、和歌山市在住者の割合というのはどうかという御質問がありました。これについては、平成16年度から平成21年度まで申し上げますと−−もし総受験者数が必要であればまたお答え申し上げますが、合格人数は平成16年度105人、うち市内59人、割合にしますと56.2%、そのうち県内が28人、県外が18人、17.1%でありました。海南市も岩出市もすべて県内という扱いで統計をとっております。平成17年度の合格人数は123人、うち市内54人、43.9%、県内29人で23.6%、県外40人で32.5%、平成18年度の合格人数は62人、市内在住者は28人で45.2%、県内は18人で29%、県外16人で25.8%、平成19年度は合格人数80人で、市内在住者が45人、56.3%、県内在住者13人で16.3%、県外在住者22人で27.5%、平成20年度は合格人数119人で、市内在住者71人、59.7%、県内11人で9.2%、それから県外37人で31.1%、平成21年度の合格人数は85人、うち市内在住者42人で49.4%、県内12人で14.1%、県外31人で36.5%でありました。

 そして、和歌山市職員の採用に関して、どうして和歌山市がそのように合格に−−全員和歌山市ではありませんが、そのようなところで、恐らく補欠合格というのも考えていいんじゃないかという示唆もありますが、現在、当人事委員会では補欠合格は認めていません。補欠合格は、万一辞退があった場合に繰り上げて採用する制度のことだと思われますが、補欠合格となった方は採用されるものかどうかわからない中途半端な状態を強いられることになります。もしかすると採用されるかもしれないという期待感がありながら、採用されなかった場合のことを考えて就職活動を行わざるを得ません。そのような状態では補欠合格者にとって精神的な負担が著しく大きいことから、実施していません。

 しかしながら、当局、市人事課にとっては欠員が生じるという不都合があります。このことは承知しております。

 それから、第1次試験のペーパーテストの関連の御質問がございました。第1次試験で優秀な成績をとった者が2次の論文及び面接で不合格になるという例があります。過去にもあります。第1次試験でトップというような方が論文及び面接の結果、不合格になったという例があります。

 面接について、これがベストかどうかわかりませんけれども、面接官には第1次試験の合格点数というのは開示されておりません。受験者の経歴、それから私はどんな特技がある、どんな経歴がある、どんな活動をしてきたという面接カードに従って面接を行います。したがいまして、今の人事委員会のシステムでは、ペーパーテストが幾ら上でも相当難しい第1次試験です。その第1次試験を、例えば、平成21年度については総受験者数682人でありました。第1次合格者数は161人と。ここでは選別が非常に厳しいところがあります。人事委員会としては、第1次試験をクリアしてこられた方は行政職として、事務職としての能力といいますか、それは十分把握できる。その後、第1次試験のペーパーテストの結果にとらわれますとその人の人物というところに影響されるということから、人物本位ということで、先ほどの面接カードに従って面接を行い、そして面接時間が1人15分−−20分になる場合もありますが、それで見きわめられるかと申しますと、それは完全である、パーフェクトであるということまでは申し上げられませんが、15分、そのような自分がこれを聞いてほしいということを聞いて、例えば、和歌山市において防災という観点では南海地震ということを聞いてくれというから、この人については南海地震という地震だけじゃなしに、今、和歌山県で問題になっている地震の名前があるでしょうと、そのように深く次の質問をいたしますと、その人は、もうこれは即座に、申しわけありません、勉強不足でしたと。だから、それは向こうも必死ならば面接官も必死で面接をいたします。大体15分、そして不足な方には20分程度面接を行っております。

 しかしながら、採用面接と採用試験の方法といいますと、完全な、最善なという方法はないと思います。今後も人事当局と協議いたしまして、よりよい採用方法、これを研究してまいりたいと思っております。

 答弁漏れがありましたら御指摘をいただいて、以上です。

 〔30番石谷保和君「阪南市何人入ったか言うてないやろ」と呼ぶ〕

 失礼しました。

 〔30番石谷保和君「それで、辞退者、採用してから辞退者何人あるかということも答弁やってないやないか」と呼ぶ〕

 辞退者数について、阪南市については……。

 〔30番石谷保和君「辞退者って、4月1日に採用されてから年度内にやめた人は何人あるかということを聞いてるんよ。辞退者は聞いたけど、それは答弁してないやろ」と呼ぶ〕

 まず、阪南市について申し上げます。

 阪南市の合格者数については、第1次合格者、平成17年度、合計3名、1種事務が2人、1種土木が1人、平成18年度は1種土木が1人、消防3種が1人、それから平成19年度は学芸員1人、平成20年度、1種事務で1人、消防1種で1人、そして平成21年度は消防1種で1人、平成22年度は消防1種で1人、合計10名が第1次合格者であります。

 そして、そのうち合格者数は、平成17年度、1種事務が1人、1種土木が1人、平成18年度はゼロ、平成19年度は学芸員1人、そのまま採用になっています。平成20年度、1種事務は1人、平成21年度はゼロ、平成22年度は消防1種1名です。

 それから、採用辞退者の内訳−−ちょっと正確に記憶してませんが、御質問内容は平成16年から平成21年までの採用辞退の内訳−−だと思います。

 〔30番石谷保和君「採用された後や」と呼ぶ〕

 採用後の辞退者数−−勤務を開始された後退職された方は、ちょっと申しわけありません、把握しておりません。

 以上です。



○議長(山本宏一君) 笠野総務局長。

 〔総務局長笠野喜久雄君登壇〕



◎総務局長(笠野喜久雄君) 失礼いたしました。職員採用後の辞退者数についてお答えします。

 平成16年度以降に人事委員会で実施しました採用試験で、採用後2年以内に退職した者は17人となっております。また、その主な理由としましては、他の地方公共団体への就職など自己都合によるものです。

 以上でございます。(発言する者あり)

 済みません。40名というのは、人事委員会で採用試験を実施した後、4月1日に採用されるまでの間に辞退をされた方でございます。ただいま申し上げましたのは、採用後2年以内に辞退した者が17名ということでございます。



○議長(山本宏一君) 30番。

 〔30番石谷保和君登壇〕(拍手)



◆30番(石谷保和君) いろいろ答弁していただいたけども、そんなに口から出任せな答弁やってて大丈夫かなと。第2問をやった場合どうなるんかなと思いながら質問させていただきます。

 先ほど人事委員長から外部面接官2名というのは、これ相模原市と京都市なんですよね。それも第3次の集団討論だけに外部面接官が入るだけで、採用とは余り関係ないんです。

 市長、今も聞いたとおり、人事委員会も完全でないと言ってるんです。40人やめても、これは自分の責任でないというような言い方なんです。こんな無責任なやり方はないんですよ。

 市長、市民は市長が責任持って採用していただけるのが一番安心なんです。市長自身の一番の特徴は何かといったら、市民がだれしも一番まじめなのは大橋建一さんやと言ってるんですよ。そのまじめな方がトップに立って採用やらんとどないするんかなと。これはリーダーシップを発揮するとこなんですよ。

 市長、はっきり言えば、もう人事委員会のメンバーは全部やめていただいて、そして市長自身が自分の任命する人できちっとやったらいいんですよ。外部面接官といっても、個人に委託したわけでないんでしょう。それぞれの団体に依頼をして、弁護士協会へ依頼したり経営者協会へ依頼したり、だれかわからんそこから推薦した人をやってるんでしょう。それと外部面接官でも、出口正雄さん、元の人事委員ですよ。かわってまた外部面接官でやってるんでしょう。これおかしいでしょう。普通、委員というのは、かわったらそれはそれで終わりなんです。その人をまた外部面接官に呼んでくるのは、これ何があるんですか。

 普通、全然違う方を外部面接官に来てもらうんだったらいいですけど、こういうやり方はなれ合いですやん。言われてもしようがないと思うんです。

 そして、辞退者13名、10名とやってるけどね、採用されてから翌年度までにやめる人が17名と言ったでしょう。平成16年度は1名、平成17年度は11名、平成18年度は9名、平成19年度は8名、平成20年度は3名、平成21年度はなしと。32名というふうに思うんですけれども、私が間違ってますか。それとも採用の年度の仕方で変わってるんか、そこのところをはっきりしてください。

 そして市長、人事委員会のメンバーの構成なんですけど、もし今のままいくとしても、当然、外部面接官をふやさなくてはいけないし、市の職員を入れないといけないと思いますよ。市の職員の採用というのは一番大事。会社なんかもそうです。それぞれ会社の経営者の方がいますけど、自分とこの会社の社員採用を第三者に任せて採用しますか。採用というのは一番大事なんですよ。外部の面接官だけに任せて和歌山市はよくなっていきますか。

 それと、保育士の問題ですけども、そういう観点で聞いてるん違うんですよ。疑惑があるんじゃないんですかと、思われますよということを言っているんですよ。平成16年に採用されて、その採用の仕方というのは、77名の受験者がありまして6名が第1次に合格しているんです。それで第2次合格で資格取得見込みで採用されたんです。ところが、その年に資格が取れなかったから辞退しているんです。それはわかってますね。あくる年の平成17年にまたその人が採用試験を受けて、第1次に合格をして第2次に合格したと。第2次に合格のときも取得見込みなんですよ。そのときに資格は取ってませんよ。同じ状態でまた採用してるんですよ。

 こういうやり方というのは、最初から通るべくして通るというふうにとられてもしようがない方法でしょう。普通、そういうときには、人事面接官があるんならば、去年資格を取れてませんね、またことしも取れてない状態で、普通は第2次試験の面接で通るはずがないんです。そのために平成16年度は辞退して1人欠員のままいってるんですよ。ここのところを聞いてるんです。それは、どういうわけでそういうことになるんですかということを聞いてるんです。

 77人受験して、その中には保育士の資格者がたくさんいてると。第2次に合格して資格取得見込みはその人1名だけだったと思います。首振ってるけど、調べたらわかりますやん。あなたの場合、特に記憶あると思いますよ。採用された人の名前もわかっているでしょう。

 やっぱりそういうところが人事委員会のずるいとこなんです。明らかにこの人を通すための採用としか考えられない状態だと私は思うわけなんです。2年続けて受けて同じような状態で2回とも通すってだれに聞いてもおかしいと思いますよ。たまたま合格がとれましたよ。この方は通信教育の方でしょう。それはちゃんと経歴とか全部わかっているというんだから、当然わかってるはずなんですよ。

 そして、面接というのは6人と言われますけども、大体2班に分かれてやってると思うんです。どれだけの職種があると思いますか。面接官で、例えば、獣医師とか保健師、社会福祉士、薬剤師、いろんな職業がある。こういういろんな特殊なそういうことをできますか。これだけの職種のもの、市の試験でどれだけあると思いますか。言っていきましょうか。事務職、化学職、建築職、土木職、電気職、機械職、獣医師、保健師、消防職、臨床心理士、社会福祉士、保育士、学校給食調理員、言ってるだけでもまだ物すごくある。今の3倍ほどある。それでどんな面接をするんですか。面接する人は得意分野みんなわかっているんですか。

 それと、論文。論文自身は業者に依頼してるんでしょう。違いますか。論文というのは、面接官が自分で読んで、そして面接するんだったらわかりますよ。論文は委託業者に任せて採点だけでしょう。人事委員会の面接官はこれ読んでますか。読んでないでしょう。点数だけなんですよ。こんな一番大事なことを−−第1次合格して、私はこういうふうに和歌山市をしたい、こういうふうにしたい、こういうものが得意と、一番参考になることなんです。それを面接官が参考にせずに業者に依頼して、そして戻ってきた。自分らのことだけ言って、全然専門分野でないものをなぜこんなことできるんか。

 消防も事件を起こしましたけど、この起こした子なんて非常にまじめやったということを聞いてるんですよ。やった行為は悪いですよ。けどまじめだった。何が原因かということを考えたときに、消防は物すごく辞退者が多いんです。13名のうち5名、大体辞退があるんです。特に消防というのはチームワークが非常に要るとこなんです。1人が辞退するだけで物すごくストレスがたまるんですよ。

 だから、市長、特に消防の試験なんていうのは、人事委員会なんかに任さないで消防局でさすべきなんですよ。チームワークが大事やし体力も大事やし、これだけ辞退者が多いところを人事委員会に任すということ自体に大きな問題がありますよ。これは市長の決断でできることでしょう。

 なぜかといったら、幼稚園の採用は教育委員会でやっているはずなんです。教育委員会でした試験で、幼稚園の正規職員の辞退者出ますか。絶対出てないはずなんです。役所がやればそれだけきっちりするんですよ。ところが、地方公務員法はいろいろあって、やっぱり公務員というのは責任感がある。外部面接官は地方公務員法も関係なければ何にもないでしょう。極端なことを言ったら片手間にやってると言われてもしようがないようなやり方なんですよ。

 人事委員会でやるんでも、企画員の試験、これまともにやってますか。加点があるんでしょう。初めて試験を受けた人が絶対通らないような制度にやってしまって、加点制度があって点数を上積みして、そういうやり方でしょう。それと、なぜ企画員の試験なんて人事委員会に任すんかと。企画員の試験とか本当にやるんだったら管理職になるときに試験すべきであって、企画員の試験というのは何の意味があるんですか。試験するんならば管理職になるときに試験するんであって、企画員の試験なんてやって、一生懸命やってる子が頭もよかって平等に受けて落ちて、なぜかといったら加点がないから落ちる。そんなことをやってるの市長知ってますか。市長そんなことさせてるんですか。違うでしょう。

 そういうところをリーダーシップを持って市長がどんどんやっていかなくてはいけないというんですよ。人事委員会は必要かもしれませんけど、今の面接官ははっきり言って必要ないですよ。これだけ辞退者が出て職員の採用者が途中でやめて、堂々と有給休暇をとって大阪府庁の試験を受けに行って、通ったからやめますよと、どこがコミュニケーションなんですか。人物のどこを見てるんですか。それだけ人物のいい人だったら和歌山市に残るでしょう。

 西宮の市役所を受けてます、西宮の市役所に合格しても和歌山市へ来ますかと聞いたら、だれだって和歌山市へ来ますよと。それで信用して採用して、いざ西宮の市役所を通ったら、はい和歌山市へ来ません、欠員になる。それだったら和歌山市の職員になりたい方は何ぼでもあるんですよ。面接ではっきり言ってても、そういうことを信用するというのは、結局どれだけの責任感があって面接をやってるんかということなんです。責任感のかけらはどこにありますか。結果なんですよ。そうでしょう。

 これが、採用辞退者もいてない、そして採用されてからもきちっと勤めてくれてる、これならようわかります。

 それと、阪南市。あの答弁やったら全員通ってるんでしょう。第2次試験で阪南市の通った人は全員合格してるということでしょう。第1次試験合格者3名とかいって、第2次試験で3名、阪南市が通ってるんでしょう。平成17年度3名、平成18年度3名、全員通ってる。これはなぜ通っているんか。私らから言わせたら、この面接官が阪南市に住んでるからだと言われてもしようがないような感じなんですよ。第2次試験の合格者は非常に偏っているんですよ。

 私が思うのは、それぞれの人事委員の関係者がかなり入ってるん違うかなと思われる節がたくさんあるんです。それを人事委員会は確実にやってくれてると、だれも何も言わないでずっと来て、結局こういう状態ですよ。

 やはりこの際、市長、3期目の当選したんやからきちっとされたらどうですか。市の職員でやれば、教育委員会がはっきり言ってるとおり辞退者がないんです。それぞれ消防、何という分野別にね。

 国の人事委員は100人採用しました。しかし、それぞれ採用するかどうかというのは各省庁がやっていくんです。そして残った人は1年でおしまいと、これが本来のやり方なんですよ。少なくとも面接で外部の面接官だけに任すという、そういうことをやってるのは和歌山市だけですよ。それは市長の責任でもあるんです。当然、市からも面接官の中に入って少なくともやるべきですよ。そしたら保育士のこういう問題は出てこないと思います。

 私はこういうのを指摘してるだけで、調査権もなければ何の権限もないからね。しかしこれは大事なことですよ。

 それと、市内の平成17年度−−これ全然違うんです。合ってるのは平成20年度と平成21年度だけですよ。結局、平成17年度は44%、平成18年度は44.2%、平成19年度は55.1%、ここのところどちらが間違ってるんかな。平成17年度、採用が122名、それで医師が1名で、市内が54名と。ところが、先ほど答弁してもらったら62名になっているんです。そして平成18年度は市内で27名、そっちは33名と言ってるんです。勤めてから和歌山市へ住むのは別として、採用された時点のことを言ってるんですよ。これはだれが答えてくれたんかな。人事委員会の委員長が答えてくれたんか総務局長が答えてくれたんか、これはどちらかわからないんですけども、こういうふうに、結局オープンにしないから適当に言われててもわからないんですよ、何%と言っても。ただ、僕の持っている資料のほうが正しいと思いますよ。1カ月もかかって集めてるのと、行き当たりばったりで集めるんとは違いますよ、答弁するために集めるんとは。そういうところをなぜ絶えず把握してないんかなと。すぐにわかることでしょう。何のために人事委員会に職員8名もおるんですか。きちっとファイルして、何を聞かれてもぱっと答えられるようにやっておくのが職員の努めと違いますか。

 市長、やはり私は、人事委員会の委員なんて全員かえたらいいんですよ。そして人事委員会を必要とするならば、市長が自分の知っている責任を持てる人を任命したらいいんです。職員を減らす減らす言うて、何の関係もない人事委員会に8人も置いてもったいないですよ。

 何もなければこういうことは言いませんけれども、僕は、今の人事委員会は、大変失礼ですけども採用の仕方がなってないと思いますんで、そこのところを市長からまず決意を示してください。そして、消防自身は消防局でする、何は何するというふうに、それぞれやっぱり今すぐじゃなくて検討する価値があると思いますので、答弁よろしくお願いします。(拍手)



○議長(山本宏一君) 大橋市長。

 〔市長大橋建一君登壇〕



◎市長(大橋建一君) 30番石谷議員の再質問にお答えします。

 職員採用と人事委員会の関連です。私が市長になってから8年たつわけですが、和歌山市の人事委員会ができたのは、それより以前に起きた職員の不正採用事件がきっかけとなって、普通の市では珍しい形で人事委員会が設けられたという経緯がありまして、一種これが和歌山市にとってはトラウマみたいになっているわけでありまして、やっぱり人事委員会−−職員が採用に携わることをなるべく避けようという、そういう考えでこの間ずっと動いてきたというように思います。

 市民の皆さんの大半は、私が職員採用について何の権限もないということを何度説明しても、そんなことないやろと必ずおっしゃいます。それは、だれでもそんなことないやろと普通は思うことであろうかと思うんです。ただし、本当にないんだというと、頼りない人やと思われる場合も当然あろうかと思います。

 今の人事委員会でやっている採用試験の方式がいいのかどうかというと、必ずしもいいとは思っておりません。和歌山市の関係者が全く関与していないで採用が決められるということは、やっぱり見直していくべき課題ではあろうかというふうに思っています。

 特に、御指摘の消防職員の場合、それからさまざまな専門職の場合、これは当然、専門的知識を持って面接に当たらなければならないということでありますので、そういうことについてはさらにまた必要な専門的見地からの人物選考が必要だというふうに考えております。

 さまざまなことを御指摘いただきましたので、そのことを踏まえて人事委員会制度の今後のあり方について、私どもはなるべく早く最善の方法を、ベストということはあり得ないかと思いますが、ベターな方法を考えていきたいというふうに思っているところであります。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 笠野総務局長。

 〔総務局長笠野喜久雄君登壇〕



◎総務局長(笠野喜久雄君) 30番石谷議員の再質問にお答えします。

 採用後2年以内に退職した人数について、私の答弁の17人と議員が示されました32人との間に差があるのはなぜかという御質問です。

 先ほど申し上げました2年以内に退職した職員の17人という数字は、人事委員会で実施した試験で合格、採用された後に2年以内に退職した職員の人数でございます。一方、議員が示されました32人につきましては、私の17人に加えまして、人事委員会の採用試験とは関係なく市に採用されています、例えば、県警の職員さんなどが2年以内に退職される場合も含んだ数字でございます。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 田中人事委員会委員長。

 〔人事委員会委員長田中昭彦君登壇〕



◎人事委員会委員長(田中昭彦君) 30番石谷議員の再質問にお答えします。

 順不同で失礼します。

 まず、阪南市の合格者数ですが、これは全員合格というふうに議員の御指摘がありましたが、平成17年度の第1次合格者数は3名、うち最終合格者数は2名です。それから平成18年度の第1次試験合格者数は2名で、全員不合格です。平成18年度、最終的には不合格です。

 それから、平成16年、平成17年にわたる保育士の試験についての御指摘がありました。合格については議員御指摘のとおりですが、それから技術職の面接について、また、阪南市の先ほどの指摘についても共通することですが、私ども人事委員会におきましては、先ほど御指摘がありましたが、平成11年度に人事委員会が発足しまして、その後、以前にも申し上げましたが、人事委員会が設置された経緯は以前の職員採用試験に対する不正採用ということがきっかけで設立されたものです。

 また、本委員会は、都道府県、政令市と違い、法律上の設置機関ではないため、その存立基盤としては条例でありますから、市当局、そして議会の信頼、そして人事委員会が設置されると職員の待遇ということも所管事項に入りますので職員の信頼、これが存立基盤になっていると思っております。したがいまして、人事委員会といたしましては常に公正性、公平性、公明性を重要命題として事務を行っております。

 したがいまして、先ほどの保育士の問題についてはたまたまその結果でありまして、公正性を損なわれるところはないと思っております。資格のところに保育士取得見込みを受験資格に入れるかどうかという問題はあろうと思いますが、その後の面接については先ほど申し上げたような姿勢で行っております。

 それから、技術職については、御指摘のとおりたくさんありますから職種に応じた面接官というわけにはいきません。2グループに分かれてそれぞれ行っております。

 それから、論文試験のことですが、論文試験については東京の公職研というところに依頼しております。論文試験のねらいは、主として論理分析力、文章表現力を把握することを目的として実施しておりますので、このことについては職員の方の採点よりも専門家の方の採点のほうが評価は的確だと思って、現在のところ公職研に依頼して行っております。(発言する者あり)

 合格者数について訂正しておきたいと思います。

 先ほど、私のほうのメモがどうしたものか違っておりまして、平成17年度の合格者数は54人、それから県内が29人、県外が40人、平成18年度は62人中28人、18人、16人であります。それから平成19年度は45人、13人、県外が22人と訂正させていただきます。

 以上です。



○議長(山本宏一君) 30番。

 〔30番石谷保和君登壇〕(拍手)



◆30番(石谷保和君) 議長、ちょっと書類を渡させてもらいます。市長、これ人事委員会の委員長(資料を渡す)。

 今、答弁されましたけど、パーセンテージで非常に大事なことなんで、市内54名と。全然答弁と違うんですよ。2問目の答弁と1問目の答弁と。それだけしっかりしていないということなんです。田中委員長がしっかりやってないというんと違うんですよ。答弁書を持ってくるやつがしっかりやってないということですよ。それは委員長、こういうこと一つ一つきちっと把握してるわけじゃないんやから、それはわかってるんです。それを補うために職員というのがいてるんです。だから頼りない職員を持ったら大変なんですよ。事の起こりは頼りない職員のことなんですよ。

 だから、こういうふうにパーセンテージでも平均50%台なんです。和歌山市の職員で和歌山市に住んでる人が半分、こんな市どこにありますか。方針として市長、人事委員会に命令したらいいんですよ。和歌山市内在住の人を75%なり70%とってくださいと、それをきちっとやったらええ。余り100%といったらまた不正採用と言われるから、だから70%ぐらいが妥当と思うんです。それは、市長が言えばきちっと人事委員会は守らんとあかんのでしょう。

 それと、企画員の試験のことも全然言われてなかったけど、本来、企画員の試験なんて何ですかというんです。管理職になる一歩手前の試験はわかりますけど、企画員の試験はどういう効果があるのか。そして人事委員会が加点するというのはなぜやっているんか。そういうことを答えてないんですよ。

 今、市長と委員長に、この書類は人事委員会で採用のやつを全部やっているやつなんです。これ人事委員会が出した書類やから間違ってないと思うんです。そこに、職員の転職試験は一つも載ってないわけ。これも職員の採用でしょう。どこかに載ってますか。一つも載ってないんですよ。質問しても人事委員会で責任持ってやってるというけども、人事委員会の中に一つも載ってない、これはなぜですか、市長。別に答弁漏れとか書類漏れじゃないんですよ。きちっとやってるのになぜ載せないんか。何か理由があるんですか。こういうところに不自然さが物すごくたくさんあるんです。

 やはり市長、先ほど言われた消防も考えるじゃなくして、こうしますという方向性をきちっと出すことがリーダーシップを発揮するとこなんですよというんです。

 市長、今、これもう当然採用終わってますよね。そしたら来年からになるんです。今、消防は消防局でやってもらいます、こういう部分はこういうふうにやってもらいますと、そして採用までの間にいろいろ検討すると。しかし、方針の姿勢はどうかというんです。やる気があるのかないのかと。「考えます」は「結果的にしませんでした」ということにもなるんやから、やはり市長、こういうふうに団結力の必要なところで1人欠員ができたり、いろんな問題が起こる部署は、1人の採用というのは非常に大事なんです。

 市長、消防の職員はどんな行為をやってるのか知ってますか。寒いときでも雨のときでも市役所の周りを11時、12時ずっと一生懸命回ってるんですよ。何時であろうと救急車は行くんです。救急車は休みなんていうことは一つもない。きちっとする。上であろうと下であろうときっちりそろって行くんですよ。下に任すんじゃない、いてる者がすぐ運ぶと、これだけ一生懸命やってるんですよ。だから、採用というのをきちっとやってあげないと、やっぱり職員はストレスたまりますよ。

 だから市長、少なくともこういう消防とか団結力を誇るところは、やはりその局で採用するという姿勢は市長が示したらできるんでしょう。現に幼稚園は教育委員会でやってるんでしょう。人事委員会でやってますか。やってないでしょう。やっぱりきちっとできるんだから、市長。

 いろんな問題を指摘いたしますけれども、人事委員会は、質問して、悪いことやってますよとか不公平にやってますよとだれも答弁しませんよ。きちんとやってますって、これはもう当たり前のことですやん。僕らはおかしいですよと聞いてるんです。だれが考えても、平成16年度で77人、保育士の資格を持ってる人が何ぼでもいてるのに、3人の中で資格の取得見込みで合格した人はこの人だけでしょうと。それが資格を取れないで平成17年度に勤められなかったと。ところが翌年にこの方がまた試験を受けて第1次合格して第2次合格したと。第2次合格したときも資格を取得してないわけなんです。受験はできやんと言ってませんよ。大勢−−そのときは55人やったと思うんです。資格がある人がたくさん受けてるのに、1年目だったらわかりますが、2年も続けてこういうふうに見込みでとるということは非常に奇異を感じるというんです。これ、だれに聞いてもらってもおかしいと思われますよ。そういうおかしいことを、いや受験できますよと。受験できるとかできないという問題を聞いてるんと違うんです。こういうふうに思われますよと。少なくとも私は、言ってるとおり、最初からとるべくしてとってるん違いますかと、これを聞いてるんですよ。

 委員長はこの人はどうのこうのとまた言うに決まっているけど、合格した人が悪いと言ってるん違うんですよ。しかし、いろんな資格のある人をとれたにもかかわらずこういうことをされるということは、人事委員会も余り信用できないん違うんかなと言ってるんです。これで信用せえと言われるほうが、それで信用しますよというほうがおかしいんですよ。

 委員長自身よく知ってるでしょう、この方。名前を見たらすぐわかるでしょう。あんたの先輩じゃありませんか。そういうことを言ってるけども、人間社会やからそれは悪いと言ってるん違うんですよ。そやけど、もっとそれだったらうまいことしなさいよと言うんです。

 そういうことで第3問を終わります。(拍手)



○議長(山本宏一君) 大橋市長。

 〔市長大橋建一君登壇〕



◎市長(大橋建一君) 30番石谷議員の再々質問にお答えします。

 答弁が前後するかもわかりません。お許しください。

 まず、消防職についてであります。

 消防職については、消防職員として適格であるかどうかということの総合的見地からの選考が必要だと思います。今後、人事委員会で採用試験を実施するにいたしましても、消防職としての専門的見地からの人物選考が行えるようにやっていくよう指示をする方向で考えていきたいと思っております。

 次に、企画員試験のことであります。これ前にも御指摘いただきましたんで、加点方式になっているということについて、そのとき実は申しわけないけど初めて知りました。そういう方法が適当なのかどうかというと大変疑問があるところでありますし、まず、そもそも確かに御指摘のように、企画員というのは試験を受かってもそこですぐ管理職になるわけではありませんので、そういう意味では、その時期が適切なのかどうかについては、さらに人事当局と協議しながら、いい方法を考えていきたいと思います。

 それから、転職試験について発表していないことにつきましては、平成19年、3年前の9月議会でも答弁をいたしておりますが、市職員が対象である転職試験であるため、また、内部試験でありますので、特に外部へ公表してないというふうに聞いております。

 次に、先ほど消防の関係で、幼稚園の教諭は人事委員会でやってないじゃないかという御指摘がありましたが、教育公務員特例法におきまして、幼稚園を含めた公立学校の教員採用は任命権者である教育委員会の教育長が行うこととされているため、そういうことになるということであります。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 田中人事委員会委員長。

 〔人事委員会委員長田中昭彦君登壇〕



◎人事委員会委員長(田中昭彦君) 30番石谷議員の再々質問にお答えします。

 3点について申し上げます。

 まず、保育士の試験について、これは平成17年やったか、77人合格をして……、(発言する者あり)受験者数ね。そして第1次の合格者数は、うち6名でした。そして、このうち議員御指摘のとおりの合格の経過でありましたが、先ほど申し上げましたように、この6人に絞った中で、やはり資格取得見込者という方が高得点をとられたということです。(発言する者あり)

 2年も続けて−−そのような質問も当然あるんですが、その受け答えが立派であったということです。

 それから、和歌山市在住者の70%ぐらいはという御質問がございました。人事委員会の見解を申し上げます。(発言する者あり)

 はい、失礼しました。

 それでは、以上です。



○議長(山本宏一君) 以上で、一般質問を終結します。

 しばらく休憩します。

          午後2時54分休憩

   −−−−−−−−−−−−−−−

          午後3時21分再開



○議長(山本宏一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

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△日程第3 議案第15号 平成22年度和歌山市一般会計補正予算(第4号)



○議長(山本宏一君) 日程第3、議案第15号、平成22年度和歌山市一般会計補正予算(第4号)を議題とします。

 当局から提案理由の説明を求めます。−−大橋市長。

 〔市長大橋建一君登壇〕



◎市長(大橋建一君) ただいま上程されました議案につきまして、その概要を御説明いたします。

 議案第15号は、和歌山県議会議員和歌山市選挙区において欠員が2人となり、補欠選挙が実施されることになったため、これに要する経費を補正するものでございます。

 この補欠選挙は10月8日告示、10月17日投開票日と決まり、会期末の議決では選挙ポスター掲示板の設置などの事務が間に合わなくなりますので、先議していただきますようあわせてお願いいたします。

 なお、詳細につきましては担当局長から説明させますので、議員の皆様におかれましては、慎重御審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(山本宏一君) 山口財政局長。

 〔財政局長山口研悟君登壇〕



◎財政局長(山口研悟君) 議案第15号につきまして御説明申し上げます。

 議案書(その5)をお願いいたします。

 1ページをお開き願います。

 議案第15号は平成22年度和歌山市一般会計補正予算(第4号)でございまして、歳入歳出それぞれ8,025万4,000円を追加し、予算総額を1,351億9,023万9,000円とするものでございます。

 2ページをお開き願います。

 歳入の部におきましては、県支出金を財源としております。

 歳出の部におきまして、第2款総務費、第5項選挙費8,025万4,000円の補正は、平成22年10月17日執行予定の県議会議員補欠選挙に要する諸経費を補正するものでございます。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 以上で提案理由の説明は終わりました。

 お諮りします。

 本件は、議事の都合により先議することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(山本宏一君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決しました。

 これより、議案第15号の質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(山本宏一君) 質疑なしと認めます。

 お諮りします。

 ただいま議題となっている議案第15号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(山本宏一君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決しました。

 討論に入ります。

 討論はありませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(山本宏一君) 討論なしと認めます。

 議案第15号を採決します。

 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(山本宏一君) 御異議なしと認めます。

 よって、本件は原案のとおり可決と決しました。

 (議案訂正文書配付)

   −−−−−−−−−−−−−−−



△諸般の報告



○議長(山本宏一君) この際、諸般の報告をさせます。



◎事務局長(山田良君) 平成22年9月21日付、和財第243号をもって、市長から議案訂正についての文書が参っております。写しはお手元に配付いたしております。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) お諮りします。

 この際、議案訂正についてを日程に追加し、議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(山本宏一君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決しました。

   −−−−−−−−−−−−−−−



△議案訂正について



○議長(山本宏一君) 議案訂正についてを議題とします。

 当局から説明を求めます。−−山口財政局長。

 〔財政局長山口研悟君登壇〕



◎財政局長(山口研悟君) 平成22年9月17日付で提出させていただきました平成22年10月17日執行予定の県議会議員補欠選挙に係る議案第15号、平成22年度和歌山市一般会計補正予算(第4号)を本日可決いただいたことに伴い、議案第1号、平成22年度和歌山市一般会計補正予算(第3号)を訂正する必要が生じましたので、お手元に配付させていただいておりますように訂正いたしたく、御承認いただきますようお願い申し上げます。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) お諮りします。

 議案訂正については、市長からの申し出のとおり、これを承認することに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(山本宏一君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決しました。

   −−−−−−−−−−−−−−−



△日程第4 承第1号、議案第1号から同第13号まで



○議長(山本宏一君) 次に、日程第4、承第1号、議案第1号から同第13号までの14件を一括議題とします。

 これより、ただいま議題となっている14件の質疑に入ります。

 質疑の通告がありますので、発言を許します。

 南畑幸代君。−−1番。

 (スロープ設置)

 〔1番南畑幸代君登壇〕



◆1番(南畑幸代君) 皆さん、改めましてこんにちは。

 このたび、私の不始末で骨折という事態にもかかわりませず、先輩同僚議員の皆様や職員の皆様から温かいお心遣いをいただきまして質疑をさせていただくことができましたこと、心からお礼を申し上げます。スロープやいすの用意をいただいたりと、今まで例のないことだともお聞きをいたしました。本当に深く感謝申し上げます。ありがとうございます。

 それでは、議長のお許しをいただきましたので、日本共産党議員団を代表いたしまして質疑を行います。

 1、議案第1号、債務負担行為補正中、小学校給食民間委託事業2億9,777万7,000円、学校給食第二共同調理場調理等業務委託1億2,385万5,000円、それぞれの内訳と積算基礎はどうなっていますか。

 2、議案第1号、一般会計補正予算、歳入第10款地方交付税11億5,876万3,000円の増額理由は何でしょうか。

 3、次に、歳出についてずっとお聞きをしていきます。

 第2款総務費、第4項戸籍住民基本台帳費、第1目戸籍住民基本台帳費、SE委託料4,499万4,000円は何でしょうか。

 4、第3款民生費、第3項児童福祉費、第5目保育所費、調査委託料1,346万4,000円の増額理由は何でしょうか。

 5、第4款衛生費、第2項清掃費、第3目清掃工場費、第15節工事請負費、解体工事請負費5,187万円の内訳と今後の方針について。

 6、第6款商工費、第1項商工費、第5目商工業振興費900万円の内訳について。

 7、第7款土木費、第4項都市計画費、第3目街路事業費5,222万8,000円の減額内容及びその理由。

 8、同じく第7款土木費、第7項住宅費、第2目改良住宅建替建設費5,592万1,000円の増額内訳とその理由をお聞きし、第1問といたします。(拍手)



○議長(山本宏一君) 山口財政局長。

 〔財政局長山口研悟君登壇〕



◎財政局長(山口研悟君) 1番南畑議員の質疑にお答えいたします。

 議案第1号、一般会計補正予算、歳入第10款地方交付税11億5,876万3,000円の増額理由は何かとの質疑でございます。

 地方交付税の増額補正につきましては、普通交付税額が決定されたことに伴うもので、基準財政需要額が当初予算編成時よりも増加したこと、臨時財政対策債への振りかえ額が減少したことなどから11億5,876万3,000円の増額補正となったものでございます。

 本年度の算定におきましては、地域活性化・雇用等臨時特例費の別枠加算がなされており、その対象分野である安心して暮らせる地域づくり、子育てや高齢者の生活支援、地域の活性化、地域資源の活用等の関連費目において増額となっております。

 今回、特別枠として加算された項目は、都市における喫緊の課題となっているものであり、これらの財政需要が的確に措置された結果であると考えております。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 上島市民環境局長。

 〔市民環境局長上島 勲君登壇〕



◎市民環境局長(上島勲君) 1番南畑議員の質疑にお答えします。

 歳出第2款総務費、第4項戸籍住民基本台帳費、第1目戸籍住民基本台帳費、SE委託料4,499万4,000円は何かとの御質疑です。

 住民基本台帳法等の一部改正に伴い、外国人住民が住民基本台帳の適用対象となることから、住民記録システム等の改修を行う必要が生じたためでございます。

 次に、歳出第4款衛生費、第2項清掃費、第3目清掃工場費、第15節工事請負費、解体工事請負費5,187万円の内訳と今後の方針についての御質疑です。

 解体工事請負費は、第1清掃工場電気集じん機の設備解体撤去費です。今後については、工場本体部分の撤去を行うために、跡地利用について県と検討協議中でございます。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 坂本健康福祉局長。

 〔健康福祉局長坂本安廣君登壇〕



◎健康福祉局長(坂本安廣君) 1番南畑議員の質疑にお答えします。

 歳出第3款民生費、第3項児童福祉費、第5目保育所費、調査委託料1,346万4,000円の増額理由は何かとの御質疑です。

 調査委託料1,346万4,000円は、公立保育所のうち安原、岡崎、河西保育所の木造園舎3園に対する精密耐震診断を実施するため、増額補正を行うものでございます。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 山本まちづくり局長。

 〔まちづくり局長山本 牧君登壇〕



◎まちづくり局長(山本牧君) 1番南畑議員の質疑にお答えいたします。

 2点ございました。

 1点目、第6款商工費、第1項商工費、第5目商工業振興費900万円の内訳についての御質疑です。

 本事業は、少子化、高齢化、地域資源活用などの社会課題に対し、高齢者向け配食サービスや、障害者の芸術活動や就労の場の整備を行うなどコミュニティ機能強化への取り組みを実施する商店街振興組合等に対し、総事業費の3分の2、300万円を上限として支援することで、商店街の活性化を図ることを目的としたものです。

 その内訳は、県、市それぞれ150万円を上限としており、本年度3事業分を想定しています。

 次、2点目です。

 第7款土木費、第4項都市計画費、第3目街路事業費5,222万8,000円の減額内容及び理由についての御質疑です。

 街路事業費5,222万8,000円の減額内容及び理由につきましては、社会資本整備総合交付金が20%減額されて交付決定等されたことによるものです。

 主なものとしましては、委託料及び公有財産購入費の減額、補償補填及び賠償金の増額等によるものです。

 委託料の1,213万2,000円の減額の主なものは、松島本渡線等に係る調査委託料の減額分と幹線道路網整備計画策定に係る調査委託料の増額分を合算したことによるものです。

 公有財産購入費の3億3,975万8,000円の減額は、松島本渡線等に係る土地購入費の減額分と、本町和歌浦線街路事業に係る未利用地を有効活用するため、和歌山市土地開発公社からの再取得に係る土地購入費の増額分を合算したことによるものです。

 補償補填及び賠償金の3億327万6,000円の増額は、松島本渡線等に係る建物移転等補償金によるものです。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 内原建設局長。

 〔建設局長内原久夫君登壇〕



◎建設局長(内原久夫君) 1番南畑議員の質疑にお答えいたします。

 歳出第7款土木費、第7項住宅費、第2目改良住宅建替建設費5,592万1,000円の増額内訳とその理由はどうかとのことです。

 5,592万1,000円の内訳は、調査委託料として190万9,000円、土地購入費として1,948万2,000円、建物移転等補償金として3,453万円です。

 補正理由は、当初、東和団地、東和第2団地の建てかえは、かぎ型の不整形な土地で計画していましたが、当該用地を取得することで整形地となり、日影規制の緩和がさらに図られ、階数を増築することで高齢者等に対応できる住宅がより多く確保できることとなります。また、全住戸分の駐車場もあわせて整備できるため、用地を取得しようとするものです。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 原教育局長。

 〔教育局長原 一起君登壇〕



◎教育局長(原一起君) 1番南畑議員の質疑にお答えします。

 債務負担行為補正について、小学校給食民間委託事業と学校給食第二共同調理場調理等業務委託の内訳と積算基礎について説明されたいとの御質疑です。

 小学校給食民間委託事業については、来年度から八幡台、木本、西脇、名草、和歌浦、山東、計6小学校で実施するため、期間を平成23年度から平成25年度まで、限度額を2億9,777万7,000円に設定するものです。

 金額の積算は、人件費、事業主負担金、消耗品、総合保険及び利益等を学校別に算出し、八幡台小学校は5,620万2,000円、木本小学校は5,157万6,000円、西脇小学校は5,153万7,000円、名草小学校は5,149万8,000円、和歌浦小学校は4,686万9,000円、山東小学校は4,009万5,000円でございます。

 次に、学校給食第二共同調理場調理等業務委託については、配送費を含み、小学校と同様に積算し、期間を平成23年度から平成25年度まで、限度額1億2,385万5,000円に設定するものです。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 1番。

 〔1番南畑幸代君登壇〕(拍手)



◆1番(南畑幸代君) それでは、再質疑をさせていただきます。

 小学校給食の民間委託債務負担行為補正について、今回、委託校を6校に選定した理由とその基準を示してください。これまでの経過から、直営校の民間委託については全体計画を示し、関係者に説明するということになっていたが、今回の6校についていつ関係者に説明されましたか。

 次に、保育所の耐震診断で木造園舎が対象とのことだが、今福保育所が入っていないのはなぜでしょうか。3カ所の精密診断の後の計画はどうなりますか。

 次に、清掃工場解体工事に際して、環境面での配慮などの対策はいかがでしょうか。

 最後に、改良住宅建替建設費増額について、今回の補正額分は新たな計画変更なのか当初の計画に入っていたのか、また、調査委託料、土地購入費及び建物移転等補償金の積算根拠をお答えください。

 以上で再質疑といたします。(拍手)

 (スロープ撤去)



○議長(山本宏一君) 坂本健康福祉局長。

 〔健康福祉局長坂本安廣君登壇〕



◎健康福祉局長(坂本安廣君) 1番南畑議員の再質疑にお答えします。

 保育所の耐震診断で木造園舎が対象とのことだが、今福保育所が入っていないのはなぜか。また、3カ所の精密診断後の計画はどうなのかとの御質疑です。

 今福保育所につきましては、現在の敷地が狭く建てかえが困難であるため、和歌山市公立保育所民営化等整備計画に基づき、県が整備を進めている県営今福第二団地の一角に保育所用地を確保し、平成27年度をめどに移転、民営化を計画しています。

 また、安原、岡崎、河西保育所の3カ所につきましては、精密耐震診断の結果に基づき補強工事を実施する計画でございます。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 上島市民環境局長。

 〔市民環境局長上島 勲君登壇〕



◎市民環境局長(上島勲君) 1番南畑議員の再質疑にお答えします。

 清掃工場解体工事に際して環境面の配慮などの対策はどうかとの御質疑です。

 第1清掃工場電気集じん機設備の解体につきましては、廃棄物焼却施設解体マニュアル等を遵守し、解体部分全体を覆って周囲へのダイオキシン類の飛散を防止するとともに環境測定を行うことで、環境に配慮した工事を進めてまいります。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 内原建設局長。

 〔建設局長内原久夫君登壇〕



◎建設局長(内原久夫君) 1番南畑議員の再質疑にお答えいたします。

 改良住宅建替建設費増額について、今回の補正分は新たな計画変更なのか、また、調査委託料、土地購入費及び建物移転等補償金の積算根拠はどうかとのことです。

 今回の補正額については、計画変更により新たに生じた経費です。

 調査委託料190万9,000円については、事務所兼倉庫に対するコンサルタント業者への建物移転等調査業務委託料です。土地購入費については、775平方メートルの追加購入費用1,948万2,000円で、当初の計画により計上した予算額との不足経費です。建物移転等補償金については、事務所兼倉庫、鉄骨造スレートぶき2階建て、1階122.72平方メートル、2階36.87平方メートル及び倉庫、重量鉄骨造平屋建て37.4平方メートルの補償金として3,453万円です。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 原教育局長。

 〔教育局長原 一起君登壇〕



◎教育局長(原一起君) 1番南畑議員の再質疑にお答えします。

 債務負担行為補正について、小学校給食民間委託事業において委託校を6校とした理由と基準を示してください。また、直営後の民間委託については全体計画を示し関係者に説明することになっていたが、今回の6校について、いつ関係者に説明されたかとの御質疑です。

 来年度から民間委託する学校については、今年度末の給食調理員の退職者数等をもとに、栄養職員の配置状況、施設の整備状況、学校の規模や所在地等を総合的に判断し、選定したものでございます。

 次に、民間委託を実施する予定の6校については、各学校長に対し8月下旬に、また、PTA役員の方々には9月3日から9月11日にかけて、各小学校に出向き、給食調理業務を民間委託することによる変更内容等詳細について説明しました。

 以上でございます。



○議長(山本宏一君) 以上で通告による質疑は終わりました。

 ほかに質疑ありませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(山本宏一君) 質疑を終結します。

 ただいま議題となっている承第1号、議案第1号から同第13号までの14件は、お手元に配付の議案付託表のとおり、おのおの所管の常任委員会に付託します。

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△日程第5 議員定数問題特別委員会の報告



○議長(山本宏一君) 次に、日程第5、議員定数問題特別委員会の報告を議題とします。

 議員定数問題特別委員長から、9月7日付をもって委員会の審査及び調査が議了した旨の報告があります。

 この際、議員定数問題特別委員長の報告を求めます。

 宇治田清治君。−−24番。

 〔議員定数問題特別委員会委員長宇治田清治君登壇〕(拍手)



◆24番(宇治田清治君) [議員定数問題特別委員会委員長]議員定数問題特別委員会の報告を行います。

 当委員会は、本年3月19日に設置されて以来、延べ5日間にわたって議員定数に関する調査を行ってまいりましたので、その概要を報告いたします。

 まず、3月19日の委員会では、審査方法として、閉会中に審査を行うこととし、また、資料については当委員会の設置目的に沿った関係資料の請求がありました。

 次に、4月21日の委員会では、議会事務局の出席を求め、各中核市における議会構成、また、議員定数の状況等の提出資料に基づき説明があり、各委員からなされた主な意見を申し上げます。

 1、議員定数削減の背景には、約800兆円とも言われる国と地方自治体の膨大な赤字といった地方行政が抱える財政問題等がその根底にあると思慮されるが、議会は民主主義の根幹であり、民意を正確に反映するという議会の役割をかんがみれば、地方行政における二元代表制の一翼を担っている議会の意義を論ずることなく、単に人口減少や財政問題をもとに議員定数を削減しようとすることは理解しがたい。

 また、財政面で言えば、本市議会では政務調査費のあり方などを真剣に議論し減額した経緯もあり、その事実を含め、議会や議員の役割を広く市民に知ってもらうことが重要である。

 1、今、一部世論では、議員定数の削減か、議員報酬のカットかといった議論もあるが、その意見がすべて民意かというと、そうではない部分もあり、それよりも、議員定数の削減によって果たして少数意見の反映が図れるのかが懸念される。

 議員定数削減云々だけでなく、議会活動、議員活動、ひいては議会の存在意義を市民にどれだけ示せるかが重要である。

 1、議員は行政の執行に対して賛否を表明するが、多数意見だから民意を反映しているとか、少数意見だから反映していないといった短絡的なものではなく、その両方が民意であり、それらの意見によって議会制民主主義が保障されている。

 定数問題を議論する際には、議会活動、議員活動の実態が十分市民に知られていないところにその背景があり、議会の権能である議決権を行使するに当たって何人が妥当なのか、その点をまず踏まえた上で議論する必要がある。

 1、本市議会では、現在、議員定数40名という中で、各常任委員会はそれぞれ10名の委員で構成されており、そこには少数意見の表明もあり、バランスのとれた議論が展開されていると思慮される。仮に、議員定数がこれ以上削減されればそのバランスも崩れ、さまざまな意見が行政に届かなくなることが懸念される。

 等々の意見があり、次回の委員会に当たっては、本市の人口動態の状況等を含め、新たな資料請求がありました。

 次に、5月28日の委員会では、議会事務局及び総務局・企画部の出席を求め、各中核市における議員定数等の状況、過去からの本市市議会議員選挙における人口及び有権者数の状況、定数増減時における1議席当たり人口及び有権者数の状況、本市の過去10年間にわたる人口の推移及び将来の推計人口等の提出資料に基づき説明があり、各委員から、

 1、定数問題を考える上で、本市の人口動態予測が大きなウエートを占めると考えられることから、人口に関する調査資料を見た場合、平成22年では、推計人口、想定人口ともに36万人前後で、ほぼ同様の数値が示され、平成29年では、推計人口約33万3,000人、想定人口35万人と、約1万7,000人の誤差が生じているものの、いずれも将来における本市の人口動態は減少傾向にあるという実態が把握できたものと思慮される。

 1、人口で見れば減少傾向にあるものの、定数増減時における有権者数の状況を見た場合、平成3年4月の有権者数は約29万7,000人、平成11年4月は約31万1,000人、平成19年4月は約31万人、また、平成22年3月では約31万3,000人となっており、有権者数は横ばいもしくは微増傾向の実態があることも事実である。

 1、議員定数を歴史的に見ても、戦後初の市議会議員の選挙は、人口わずか約15万3,000人に対して定数は40人で始まっており、人口比で議員定数を論じた場合、現在の人口は2倍強でありながらも定数は当時と何ら変わらない状況にある。

 確かに今は、財政状況の悪化イコール議員定数の削減といった世論になっているが、戦後から現在までにも不況の時代はあったはずで、そのたびに議員定数削減が議論されたかというと、そうではなく、むしろ昭和42年から昭和62年までの議員定数を地方自治法に基づき48人としてきた経過があり、それを踏まえれば、経済状況によって議員定数が左右されるものではない。

 1、市民感情として議員定数削減が声高に叫ばれているが、果たしてそれが本当に市民全体の意見かというとそうではなく、マスコミの報道がいかにも市民全体の意見であるかのごとく報道されていることに疑問を感じざるを得ない。

 むしろ、少数意見の反映も含め、議会制民主主義を堅持する上での定数は何名が妥当なのか、議員一人一人が職責を全うするためにどういった活動をすべきなのかに重点を置いた上で議員定数を議論すべきであり、議会の本質を見失い、人口比や経済状況といったことに左右されるべきではない。

 1、現行の地方自治法では本市の法定上限数が46人となっており、その中で条例定数を40人と、6名減じているが、この上限数が撤廃された場合、逆に言えば定数増という要素もあり得るのではないか。憲法に保障された二元代表制の否定につながるような昨今の動向や、単に議員定数を削減すればいいといった少数意見をはねのけるような議論には賛成しかねる。

 また、経済状況や財政状況を勘案するのであれば、以前、議会が政務調査費を減額したような努力を今後もするべきで、現在の本市議会の状況は議会制民主主義が十分保障された状態にあると思慮されることから、現在の定数が民意を反映する一つの尺度になっていると言っても過言ではない。

 1、全国的な少子高齢化により、2025年には本市の人口も30万人を割るという推計も出ており、日々変化する社会経済情勢とも相まって、市議会議員としての役割はさらに多様化し、議会の存在意義がますます重要になってくることは論をまたないところである。

 そのような中、議員がそれぞれの立場で、今以上に各分野で、より多くの市民の声を反映させながら、将来、本市の方向性を示すべき時期に差しかかっていると言えるのではないか。

 等々の意見がありました。

 次に、9月7日の委員会では、これまでの審査及び調査状況を踏まえ、各委員から、

 1、議員定数削減が種々叫ばれている背景には、国会議員に見られる政治と金の問題や、逼迫した地方財政の状況などがある中で、例えば、名古屋市長が発言しているような、議員や議員報酬を半分にするとか、あるいは議員はボランティアでいいといった市民受けのする主張は、裕福な者しか政治家になれないといった状況をつくり出し、ひいては議会制民主主義の否定につながるという重大な問題を含んでいるのではないか。

 また、議員定数の現状維持を主張することは、議会制民主主義を守る上でも正当な議論であるにもかかわらず、単に定数削減に反対したという事実をもって、市民受けをねらい、政策論争をないがしろにするかのような状況を生ぜしめることに対しては憂慮の念を抱かざるを得ない。

 1、地方自治法では、以前に規定していた定限数を、2000年には上限数として改正され、議員定数を実質的に削減したが、法改正時の国会審議における当時の国務大臣の答弁は、その根拠を具体的に示した内容となっていない。

 議員定数の議論においては、その時々の社会経済情勢や市民感情もあるが、本来、議会の役割とは、首長の独善を戒め、チェックする機能が果たされるべきであり、本市の人口が減少したとはいえ、約37万人の地域からの要望を40人の議員が担うという意味でも、これ以上削減する根拠や必要性は見当たらない。

 1、日本全体の人口が減少傾向にある中で、本市においても将来にわたり年々減少傾向を示し、財政的にも多額の累積赤字を抱えているといった状況の中、行政としても行財政改革に取り組んでいることから、議会においても、まずは身をもって定数削減に取り組む必要がある。

 1、平成19年に行われた一般選挙では、法定数46人に対し、それまで42人であった議員定数をさらに2名削減し、40人とした経緯がある中で、例えば、人口は、4年前に比し約1万人が減少しているものの、社会情勢としては大きく変化したとは思えない。

 また、議員報酬や議員定数を減らせば行財政改革にも寄与できるという議論も一方ではあるが、定数を減らしたからといって財政問題が解決するものではなく、それよりも議会や議員に与えられた役割を今以上に果たし、財政的な事案については議会改革の課題として別に議論すべきであり、議員定数については現在の定数が妥当ではないか。

 1、定数削減の議論には、本市の人口減少がその理由の一つに挙げられているが、平成11年に定数変更された後の数値と現在を比べてみても、議員1人当たりの人口はそれに近い状況にあり、議員1人当たりの有権者数はむしろふえていることから、必ずしも人口減少のみが議員定数を削減する理由には当たらない。

 もちろん有権者の感情として削減すべきという声があることも十分理解するが、それに関しては、例えば、議会主催による報告会等を開催するなどして、市民の方々に議会の存在意義を確認してもらう努力こそが必要である。

 1、議員定数に関しては、これくらいの人数であれば少数意見が反映されるのではないかという定数に改める時期に差しかかっていると思慮されるが、さりとて、これが議員の適正な定数であると言い切れるものではないと思慮される。

 現在の社会情勢や世論からすれば、議会も公務員と同様、議員定数や議員報酬の削減などを打ち出せば市民受けすることは間違いないが、果たしてそれが本来の政治と言えるのか疑問であり、それによって本当に町がよくなるのかどうかを十分考えるべきである。

 1、戦後、我が国における地方自治制度確立のために、日本政府とGHQとの間で激しい議論が展開されたが、当時、世界で最も進んだ、最も新しい地方自治制度を確立しようと、先人たちは努力されてきた歴史的経過があるにもかかわらず、不況だから議員定数を減らし、好景気だからふやすといった議論で、真に地方自治制度や二元代表制が遵守されるのか疑問である。

 1、他の自治体では、首長みずから政党をつくり、議員を抱き込み、オール与党化させるといった動きがあるが、そういったことがまかり通れば首長の独裁を許すことになり、議員定数が少なければ少ないほどそういった事態を招きかねず、それで本当に議会制民主主義が遵守できるのかと、大変憂慮される。

 先人たちが築き上げてきた議会制民主主義を我々が担っているという自覚と誇りを持って、いま一度、原点に立ち返り、その思いを引き継いでいくべきである。

 1、議員定数削減は、市民感情からしても多くあることは事実だが、一方で議員活動が市民の目に見えていないことも原因の一つとして挙げられる。それはもちろん議会としての大きな課題ではあるが、すべての議員は市民のために一生懸命活動しているにもかかわらず、その実態が何ら報道されていないことも事実である。

 この点、有権者にとって一番大切な市民生活に関する議論の場は議会にしかないはずであり、従前では、市民は報道を通じてその中身を知ることができたが、その議論が報道されないこと自体、マスコミがその責任を十分果たせていないと言っても過言ではない。

 等々の意見、指摘があり、最後に委員から、議員定数については、これまで非公式な場でも議論がなされ、また、講師を招いて講演会も開催されてきたところであり、当委員会においても多角的に種々議論をする中で、各委員からの御意見を承ると一定の議論が尽くされたと思慮されることから、この際、これまでの当委員会の議論を取りまとめ、本会議で報告をし、議員定数に関する賛否を全議員にゆだねてはどうかとの意見がなされ、当委員会としては、本年3月19日の設置以来、議員定数の調査に重点を置き、今日まで審査を尽くし、その上で、去る9月7日の委員会において調査を終了すべきことと決しましたので、その旨、議長まで報告した次第であります。

 また、9月6日には、拓殖大学・地方政治センター長、自治体議会政策学会会長の竹下譲氏を招き、議員定数と議会のあり方についての講演会が開催されたことを申し添えておきます。

 以上が審査の概要であります。

 当委員会の報告を終わります。(拍手)



○議長(山本宏一君) 以上で議員定数問題特別委員長の報告は終わりました。

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(山本宏一君) 質疑なしと認めます。

 お諮りします。

 ただいまの委員長の報告をもって議員定数問題特別委員会の審査及び調査を終了したいと思います。これに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(山本宏一君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決しました。

 お諮りします。

 ただいま議案等が議決されましたが、その条項、字句、数字その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(山本宏一君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決しました。

 以上で本日の日程は終了しました。

 お諮りします。

 明9月22日から9月30日までの9日間は、各常任委員会審査等のため休会とし、10月1日午前10時から会議を開くことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(山本宏一君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決しました。

 本日はこれにて散会します。

          午後4時10分散会

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  地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。

  議長    山本宏一

  議員    宇治田清治

  議員    松本哲郎

  議員    寒川 篤