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奈良県 香芝市

平成 9年 9月定例会 意見書 意見書第4号




平成 9年 9月定例会 意見書 − 意見書第4号







意見書第4号



   「公的臍帯血(さいたいけつ)バンク」の早期設置等に関する意見書(案)



 上記の議案を地方自治法第99条第2項の規定により、別紙のとおり議決を求める。





                        平成9年 9月 9日提出



                         提出者

                          香芝市議会議員

                           長谷川   翠



                         賛成者

                          香芝市議会議員

                           西 里 晴 昭

                           大 倉 勝 彦

                           縄 田 佳 孝







   「公的臍帯血(さいたいけつ)バンク」の早期設置等に関する意見書(案)





 白血病や再生不良性貧血等の難治性の血液の病気治療に、今は骨髄移植が一般的に行われ、多くの患者が健康を取り戻し社会復帰をしている。そうした結果の多くは数多くの骨髄提供者の存在と国支援の「公的骨髄バンク」の結成(平成3年)によるところが大きいと言われております。

 しかし最適なドナー(骨髄提供者)に巡り合う確立はまだまだ低く、骨髄移植治療を待ち受けながら、なかなか受けられないケースや残念ながら命を落とすケースも少なくありません。

 こうした状況の中で、最近これまで臍帯血(胎盤の血液)が骨髄の5〜10倍の良質の造血幹細胞が含まれていることから、「臍帯血移植治療」が大きな力を発揮するようになり、注目を浴びるようになってきました。

 臍帯血は提供者に全く安全で、時間的、経済的負担がほとんどないという理想的な献血であります。細胞は凍結保存が可能であり、患者の必要に応じて即時に提供できるという大きな利点を持っています。既に欧米諸国では、「公的臍帯血バンク」が機能しており、多くの患者が救われています。

 日本におきましても臍帯血が安全に無菌で採取、輸送、検査、保存供給できるようシステムを作り、治療現場の求めにすぐに対応できるように、国民のすべてが公平に医療を受けられるようにするため「公的臍帯血バンク」の早期設立が要望されております。

 よって政府におかれましては、こうした利点をもつ臍帯血移植治療が円滑に実施されるよう、下記の事項の実現を要望するものであります。



                   記



 1.臍帯血移植治療に対し医療保険の適用を速やかに図ること。

 2.国の支援に基づく「公的臍帯血バンク」(臍帯血の採取・輸送・検査・保存・供給を目的とする)を早期に設置すること。

 3.臍帯血を国の血液事業の中に適正に位置付けること。

 4.臍帯血の採取・輸送・検査・保存・供給等が事故なく推進されるよう、国として統一的ガイドラインを作ること。



 以上、地方自治法第99条第2項の規定に基づき意見書を提出いたします。



                        平成9年 9月  日

                        奈良県香芝市議会



  内閣総理大臣  宛

  厚生大臣