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奈良県 桜井市

平成25年第2回定例会(第4号) 本文




2013年06月21日:平成25年第2回定例会(第4号) 本文

◯議長(東山利克君) ただいまより本日の会議を開きます。
 日程第1、委員会の審査報告を行います。───文教厚生委員会委員長、万波迪義君。


◯13番(万波迪義君)(登壇) 文教厚生委員会の審査報告を申し上げます。
 去る6月17日の本会議におきまして、文教厚生委員会に付託を受けました桜井市子ども・子育て会議条例の制定につきまして、19日、委員会を開催し、理事者側の出席を求め、慎重審議を行いました。以下、その審査の概要と結果について、ご報告申し上げます。
 まず最初に、条例の趣旨についての説明を求めました。説明の概要は、国において子ども・子育て支援の施策を総合的に推進するための基本指針を定めようとするときには、子ども・子育て会議の意見を聞くこととされており、地方は努力義務であるが、本市においてはその必要性から、早期に子ども・子育て会議を立ち上げ、市民の意向の把握、今後の計画の検討、作成等を行うため、条例の制定に至ったということでありました。
 その後、質疑を行い、この条例の制定により、従来の子どもにかかわる法律や行政施策等がどのように変わることになるのか。市長の重点施策と重ね合わせたとき、この条例制定に向けた意気込みを聞きたい。条例化された場合、今後の課題となる財政面や人員の確保等はどのように考えているのか。組織の構成、任期、公募の人数、公募の方法について聞きたい。条例に対しては、運用面など曖昧さと不安を感じる。会議の開催も2回と聞くが、そのような回数で十分な成果を得られるのか疑問である。どのように考えているのか。会議は方針を出す場所なのか、それとも、審議する場所と考えているのか。本市における地域子ども・子育て支援事業は、平成27年から31年までの5か年の計画を立てるというが、いつまでに行うのか。その場合、平成26年度には新たな条例の制定が必要と考える。なお、新たな事業の展開に向けては、現事業からの移行に十分な配慮をしてほしいといった意見、要望がありました。
 これらに対しまして、条例制定に伴い、現在行っている子ども・子育て支援を全ての事業について見直し、新たな子ども・子育ての支援給付や地域子ども・子育て支援事業について、平成27年から31年までの5か年計画を平成26年度の早期に立て、本市の子ども・子育ての環境整備を行うことにより、より一層積極的な事業を展開していきたい。財政面や人員、拠点など、今後の課題については、市民ニーズ調査を行いながら取り組んでいきたい。組織については、任期が2年で、委員15名以内と考えており、公募方法は、他市町村を参考にホームページ等で周知していく考えである。会議については、本年度は2回予定しており、その中で現在の事業を洗い直し、市民ニーズの調査を実施し、市民の意見を拾い上げ、実のあるものにしていくものと考えている。その結果を受け、次年度以降、回数も含め、さらに充実させていきたいということでありました。
 本案件につきましては、採決の結果、全員異議なく、原案通り可決すべきものと決定いたしました。
 以上、審査の概要と結果について申し上げましたが、何とぞ慎重ご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員会の審査報告といたします。


◯議長(東山利克君) 総務委員会委員長、大西亘君。


◯2番(大西 亘君)(登壇) 総務委員会の審査報告を申し上げます。
 去る6月17日の本会議におきまして、総務委員会に付託を受けました奈良県広域消防組合の設立に関する協議に関し議決を求めることにつきまして、19日、委員会を開催し、理事者側の出席を求め、慎重審議を行いました。以下、その審査の概要と結果についてご報告申し上げます。
 消防の広域化に伴うメリット、デメリットについて聞きたい。消防救急無線のアナログ方式の使用期限を聞きたい。消防の広域化と消防救急無線のデジタル化の問題は、別ではないかと考えるが、どうか。消防広域設立の時期が10月から12月に変更になった理由はなぜか。新聞報道では、香芝市が委員会で否決されたとあった。市長から香芝市に参加の呼びかけをしてはどうか。仮に他市が脱退となれば、どのようになるのか。また、脱退に伴い、どれほどの負担増を見込んでいるのか。今後、33年までの広域化に伴う本市の負担額は幾らか。人件費は今までと変わりなく、それ以外については基準財政需要額割負担になり、影響はないというが、具体的な数字は出しているのか。今後の消防団業務についての考えを聞きたい。危機管理監についてはどのように考えているのか。広域消防組合の議員は、市町村長または議員の中から選出するとあるが、その選出方法を聞きたい。また、運営協議会の委員には、本市では誰がなるのか。広域化になったとき、人事交流は考えているのか。20年から30年以内に必ず大規模地震が起こると言われている中で、ぜひとも広域化を進めていただきたいといった意見、要望がありました。
 これらに対しまして、広域化により災害時における初動体制や増援体制の充実強化、管轄区域の適正化による現場到着時間の短縮、今後考えられている東南海・南海地震、洪水等大規模な災害発生時の消防活動、老朽化した消防施設の維持管理、更新、消防救急技術の向上等、今まで以上に市民の安全安心の確保を期待することができ、28年5月の消防救急無線のデジタル化に向けて、県による市への負担の軽減もメリットと考えている。一方、デメリットであるが、大幅なものはなく、広域化に伴う消防団業務がスムーズにできないのではという危惧と、現在、本市にある本部組織と消防署が地域住民から遠くなるのではという思いや、見た目がそれに当たるのかと考える。消防救急無線のアナログの使用期限は28年5月であり、消防救急無線にデジタル化と消防の広域化は別ものと考えている。平成25年4月25日の消防広域化協議会総会において、広域消防組合設立準備室長から、事務処理の都合上、延期の申し出がなされた。広域化の準備室も否決されるようなことがあれば、9月をめどにさまざまな立場から説得をして、広域化に向けた努力をするとのことであるが、9月議会においても香芝市が否決となれば、本市も一部修正せざるを得ないと考えている。費用負担については、基準財政需要額割負担で変わり、本市であれば、約1,200万円と試算している。33年までのシミュレーションであるが、33年を現行の単独で見た場合、約6億100万円であり、広域化した場合は5億9,500万円となり、効果額は570万円である。ランニングコストは計算していない。消防団業務にかかわっては、現在、消防本部が携わっており、防災安全課とともに対応しているが、スムーズな移行ができるよう進めていきたい。特に懸念される災害時火災等の連絡体制など消防団の活動に支障が来さないよう万全を期すとともに、危機管理監においても機構改革に載せて検討していきたい。組合議員は25名であり、1年目は市町村長から13名、議員から12名とし、2年目は市町村長から12名、議員13名となる方向で検討している。運営協議会の委員には、本市は市長である。人事交流は現在検討していないとのことでありました。
 本案につきましては、起立採決の結果、賛成多数により原案通り可決すべきものと決定いたしました。
 以上、付託を受けました議案につきまして、審査の概要と結果について申し上げましたが、何とぞ慎重ご審議の上、ご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、委員会の審査報告といたします。


◯議長(東山利克君) 以上で委員会の審査報告は終わりました。ただいまの委員長報告に対する質疑は関係議案を議題としたときに行います。
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 日程第2、議案第21号、桜井市子ども・子育て会議条例を議題といたします。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論ありませんか。───これをもって討論を終結いたします。
 これより本案について採決いたします。
 お諮りいたします。委員長の報告は原案通り可決であります。委員長報告通り決することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ご異議なしと認めます。よって議案第21号は、委員長報告通り可決されました。
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 日程第3、議案第25号、奈良県広域消防組合の設立に関する協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。───これをもって質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。───8番吉田忠雄君。


◯8番(吉田忠雄君)(登壇) 私は、議案第25号、奈良県広域消防組合の設立に関する協議に関し議決を求めることについて、反対の立場から討論を行います。
 平成21年4月1日に、消防組織法改正を理由にした市町村の消防広域化を進めるための奈良県消防広域化協議会が設置をされました。今、消防は多くの問題を抱えております。過疎化の進行や少子高齢化の上、人口の減少、消防職員、団員の確保の困難、出動要請の増加、機器や技術の高度化、そして、財政悪化などです。
 奈良県が主導した消防広域化協議会は、奈良市と生駒市が広域化のメリットはないと協議会から離脱をした後も、奈良県内の11消防本部から1消防本部の構築に向けた協議を行ってきました。これまで奈良県は、消防の広域化推進計画で、広域化のメリットとして、総務・通信部門の職員を予防要員や現場要員へ100名以上転用できることや、消防施設や設備費の削減、住民サービスの向上などを挙げてきました。そして、今年5月28日の全体協議会で、奈良県広域消防組合の制度体系、新消防組合設立に向けての工程表、新消防組合規約案、新消防組合の設立に伴う協定書案などが示されました。
 私は、奈良県消防の広域化について、平成24年3月議会、12月議会、そして、今年3月議会と3回にわたって市長をただしてまいりました。この中で、東日本大震災では、警察や消防をはじめ多くの公務員が大震災で家族や家を失っても、自分のことを顧みず、避難所で被災者の支援や復興の先頭に立って頑張っている。いざというときに、人がいないから対応できないでは、市民の命を守ることができない。国が定めている消防力の整備指針で示された基準を満たす人員の確保を行うべきだと、こういうふうにただしました。
 消防力の強化について、国が定めている消防力の整備指針では、桜井市では必要消防職員126人に対して、実際の人数は76人です。ポンプ車は国基準5台に対して4台です。県の広域化計画では、11消防本部を一本化することで、本部の要員が156人、通信員が54人、合計210人を浮かせることができるとあります。この浮かせた210人を現場要員に全員増強するのかといえば、そうではなく、増強に回すのは147人であり、残り63人は人員削減して、約4億円の費用の削減を図るという計画であります。
 そして、桜井市のポンプ車、はしご車、救急車両などの現有台数に対する人員の基準は72人です。それに通信員、予防要員、その他を入れれば99人必要です。実際に稼働している消防職員は76人ですので、仮に大規模な災害が起こって、すべての車両を動かそうとすれば、23人の人員が不足します。さらに、今年度から予定をされている総務部門統合に伴って、市の消防職員8人が新消防本部へ異動することによって、さらに人員不足に加速がかかることになります。
 仮に近い将来、発生が予想されている東南海・南海地震が起こった場合に、消防を広域化することによって、市民の命や財産を守っていけるのか疑問であります。今の桜井市の消防力を見るときに、市民の命や財産を守るためには、消防の広域化よりも、消防力の整備指針に基づく桜井市自身の消防力の強化こそ求められるのではないでしょうか。
 万が一の災害や火災が発生した場合、常備消防とともに、地元の消防団や、さらに地域住民との連携が不可欠です。私は、こうした連携を効果的に発揮させるためには、市町村単位の強固な自治体消防が原則であるというふうに考えます。
 以上の理由で、議案第25号、奈良県広域消防組合の設立に関する協議に関し議決を求めることについて、反対の態度表明を行うものであります。議員の皆さんのご賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、私の反対討論を終わります。


◯議長(東山利克君) 10番土家靖起君。


◯10番(土家靖起君)(登壇) 私は、議案第25号、奈良県広域消防組合の設立に関する協議に関し議決を求めることにつきまして、賛成の立場から討論をいたしたいと思います。
 災害や事故の多様化及び大規模化、住民のニーズの多様化等、消防を取り巻く環境の変化に的確に対応し、住民の生命、身体及び財産を守ることが消防には求められております。
 しかしながら、桜井市消防本部のような小規模な消防本部では、出動体制、保有する消防車両、専門要員の確保等に限界があるなど、消防の体制として十分であるとは必ずしも言えない状況に置かれており、広域化により、組織体制、財政基盤のさまざまなスケールメリットを実現することが必要であると考えます。
 具体的には、災害時における初動体制の強化及び統一的な指導のもとでの効果的な部隊運用、消防署の配置や管轄区域の適正化による現場到着時間の短縮、本部機能統合等の効率化による現場活動要員の増強、救急業務及び予防業務の高度化、専門化、各本部に施設等を整備するといった重複投資の回避による経費の節減、財政規模の拡大に伴う高度な資機材の計画的な整備、組織及び人員規模の拡大に伴う適切な人事ローテーションによる組織の活性化等、消防力の強化による住民サービスの向上や消防体制の効率化と基盤の強化が期待されるということが、消防庁の資料などでは述べられているところであります。
 また、消防救急無線を平成28年5月までに現行のアナログ方式からデジタル方式に移行しなければならないという課題も目前に迫っております。このことについても、消防広域化とは違う事業ではありますが、共同で行うことで非常に効率的で、かつ経費的にも大幅に節減できるメリットがあるのではないかと考えます。そういう意味では、広域化の協議を進める中で、大規模事業にも共同で取り組むことができるというメリットがあると言うこともできます。
 市民にとりましては、広域化により消防署の統廃合や消防職員の削減が行われ、地域の消防力が低下するのではないかという不安が出てくるのは当然であります。また、統廃合や削減がないとすれば、広域化することのメリットは何なのかということになります。そのような市民の不安や疑問にはきちんと説明し、払拭することが望まれます。
 桜井市における消防力の増大により、広域化は大きなメリットであると考え、議案第25号に賛成討論をいたしますものでございます。ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げまして、私の賛成討論といたします。


◯議長(東山利克君) 以上で、通告による討論は終わりました。
 ほかに討論はありませんか。───これをもって討論を終結いたします。
 これより本案について採決いたします。
 お諮りいたします。委員長の報告は原案通り可決であります。委員長報告通り決することに賛成諸君の起立を求めます。
   (賛成者起立)
 起立多数であります。よって議案第25号は、委員長報告通り可決されました。
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 お諮りいたします。市長から、諮第2号、人権擁護委員候補者の推薦についてが追加提出されました。
 この際、本議案を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ご異議なしと認めます。よってさよう決しました。
 議案の朗読を省略して、市長より提出議案の理由説明を求めます。


◯市長(松井正剛君)(登壇) 本日、追加議案として提出しました議案について、提案理由のご説明を申し上げます。
 諮第2号、人権擁護委員候補者の推薦につきまして、本市の人権擁護委員であります福本哲惠氏が平成25年9月30日付をもって任期満了となりますことから、引き続き同氏を適任者として推薦したいと存じますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。
 以上、本日追加提出しました議案につきまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。


◯議長(東山利克君) 市長の理由説明は終わりました。
 諮第2号、人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本案のとおり同意することにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ご異議なしと認めます。よって諮第2号は、原案通り同意することに決定いたしました。
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 この際、申し上げます。議会運営委員長より、会議規則第72条の規定により、本会議の会期、日程等、議会の運営に関する事項について、閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りいたします。委員長からの申し出通り、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ご異議なしと認めます。よって委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
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 以上で、今期定例会に付議されました案件は全部終了いたしましたので、会議を閉じることにいたします。
 今期定例会は、15日間にわたり本会議及び委員会において連日慎重審議をいただき、議事運営についてご協力をいただきまして、まことにありがとうございました。
 閉会に当たりまして、市長より挨拶があります。


◯市長(松井正剛君)(登壇) 平成25年第2回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 今期定例会には条例の制定や一部改正を初め、補正予算や人事案件など14件の案件を提出させていただきました。いずれも原案通りご承認、ご可決、ご同意賜りましたこと、心から御礼を申し上げます。
 平成24年度決算も黒字見込みとなりますが、今後の地方財政対策も不透明でありますので、平成25年度も引き続き行財政改革を進め、会期中に賜りましたご意見そしてご指導等を念頭に、心して市政運営に当たってまいりますので、今後とも変わりませずご指導いただきますようお願いを申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。会期中、どうもありがとうございました。


◯議長(東山利克君) これをもちまして、平成25年第2回定例会を閉会いたします。
○午前10時26分閉会
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