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奈良県 大和郡山市

平成22年  9月 定例会(第3回) 09月16日−03号




平成22年  9月 定例会(第3回) − 09月16日−03号







平成22年  9月 定例会(第3回)






 ◯平成22年第3回大和郡山市議会定例会会議録(第3号)
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          平成22年9月16日 (木曜日) 午前10時17分 開議
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議 事 日 程
 日程第1  一 般 質 問
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本日の会議に付した事件
 日程第1  決議案第5号 議員 丸谷利一君に対し、謝罪を求める決議(案)
 日程第2  市議会議員 丸谷利一君に対する懲罰動議について
 日程第3  一 般 質 問
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                    出 席 議 員(24名)
                          1番  出 口 真 一 君
                          2番  福 田 浩 実 君
                          3番  甲 谷 悦 夫 君
                          4番  上 田 健 二 君
                          5番  高 橋 朋 美 君
                          6番  林   浩 史 君
                          7番  西 川 健 次 君
                          8番  東 川 勇 夫 君
                          9番  田 村  俊  君
                          10番  北 門 勝 彦 君
                          11番  西 川 貴 雄 君
                          12番  牛 島 孝 典 君
                          13番  尾 口 五 三 君
                          14番  金 銅 成 悟 君
                          15番  吉 川 幸 喜 君
                          16番  池 田 篤 美 君
                          17番  辻 本 八 郎 君
                          18番  田 房 豊 彦 君
                          19番  仲   元 男 君
                          20番  丸 谷 利 一 君
                          21番  遊 田 直 秋 君
                          22番  石 田 眞 藏 君
                          23番  乾   充 徳 君
                          24番  田 村 雅 勇 君
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                    欠 席 議 員(なし)
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               説明のため出席した者
                       市   長  上 田  清  君
                       副 市 長  水 野 敏 正 君
                       教 育 長  赤 井 繁 夫 君
                        総務部長  吉 村 安 伸 君
                      市民生活部長  西 本  博  君
                   福祉健康づくり部長  森   康 好 君
                      産業振興部長  吉 田 昌 義 君
                      都市建設部長  矢 舖 健次郎 君
                      上下水道部長  岩 本 正 和 君
                       消 防 長  仲 西 龍 人 君
                        教育部長  田 中 利 明 君
                        財政課長  八 木 謙 治 君
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               事務局職員出席者
                        事務局長  角 田 克 之
                       事務局次長  西 垣 素 典
                       議 事 係  森   佳 輝
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               午前10時17分 開議

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○議長(北門勝彦君) これより本日の会議を開きます。

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○議長(北門勝彦君) ただいまの出席議員数は24名であります。

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○議長(北門勝彦君) 議会運営委員会の結果を委員長より報告願います。

 19番 仲議会運営委員会委員長。

          (仲 元男君登壇)



◆議会運営委員会委員長(仲元男君) おはようございます。ただいまから議会運営委員会の結果について御報告申し上げます。

 議員 丸谷利一君に対し、謝罪を求める決議(案)が提出されましたので、日程に追加し、御審議をお願い申し上げ、報告を終わります。

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○議長(北門勝彦君) ただいま田村雅勇君外3人から議員 丸谷利一君に対し、謝罪を求める決議(案)が提出されました。

 お諮りいたします。

 この際、本決議案を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北門勝彦君) 御異議なしと認めます。

 よってこの際、議員 丸谷利一君に対し、謝罪を求める決議(案)を日程に追加し、議題とすることに決しました。

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○議長(北門勝彦君) 日程第1 決議案第5号 議員 丸谷利一君に対し、謝罪を求める決議(案)を議題といたします。

 20番 丸谷利一君の除斥を求めます。

          (丸谷利一君退場)



○議長(北門勝彦君) 提出者の説明を求めます。

 24番 田村雅勇君。

          (田村雅勇君登壇)



◆24番(田村雅勇君) 議員 丸谷利一君に対し、謝罪を求める決議(案)を提出いたしましたところ、早速上程いただきました。

 それでは、その趣旨を説明いたします。

 まず初めに、地方議会議員は、地方公務員特別職だということを改めて銘記しておくべきであります。

 この「任」にあることを頭の中、胸の中、心の中にあれば、こんなおろかなことはなかったであろう。

 あったとしてもすぐさま、為した行為をわびるのがその「任」にある者の当然の姿勢と思慮します。

 すなわち自ら発した市議会議長に対する公開質問の回答書の文中、「抵触しない」の文言を「該当しない」の文言に、君は「変更」というが、明らかに意味の変わる「書き換え」をして、「同じ意味だから問題ない」と強弁していることを、これは文書の「かいざん」になるのではないか、そうであれば犯罪行為であろうと論議され、さらに「紙面の都合で」とはいえ、回答書本文15行のうち、5行にわたっての部分削除、全行削除して、これは「削除」でなく「削る」行為で、「削除」と「削る」は全く異なり、何を「削った」のか分からなくなっていて、こうなれば文章を「変更」したではすまない由々しき問題である。

 しかもこの「変更」された、市議会議長の回答書を、自身発行する「議会報告」に掲載し、不特定多数の市民に配布して、「曲解して市民に伝えようとしたわけではない」というが、「書き換える」ことで、「削る」ことで、自己の不利、不都合な部分を隠し、不特定多数の市民に自己の正当性を喧伝したことは、議員として悪質で常軌を逸した、あるまじき行為であるといわざるを得ない。

 最後に今一度いう、地方議会議員は地方公務員特別職であり、前職が地方公務員であったことからして、公開質問に対する市議会議長名の公文書である回答書の文言の「変更」および「削る」行為は、弁解の余地のないことであることを思い知らねばならない。

 ここに議員 丸谷利一君に対し、本会議場で、大和郡山市議会を冒涜し、また、これにかかわる一連の行為に対して、謝罪を求めるものである。

 以上、決議する。

 以上であります。



○議長(北門勝彦君) これより質疑に入ります。

 御質疑ありませんか。

 1番 出口真一君。

          (出口真一君登壇)



◆1番(出口真一君) 田村雅勇議員の提出された決議文について少しお伺いをさせていただきます。

 この文学的な文章を読ませていただきまして、丸谷議員が謝罪をしなければならない理由がよくわからないというのが大きな点でありますが、まず聞かせていただきたいのは一番下の3行、「ここに議員 丸谷利一君に対し、本会議で、大和郡山市議会を冒涜し、また、これにかかわる一連の行為に対して、謝罪を求めるものである」というふうにおっしゃっているわけですけれども、一連の行為というのはどこからどこまでを指すのか、そこを明確に示していただきたいと思うんです。前回の9月6日の決議文、この中にも同じ内容のことが書かれてありまして、ここにも一連の行為に対してということがあるわけです。今まで丸谷議員は3回懲罰を受けているわけです。都合21日間、議会の議員としての権利を議会が剥奪しているわけです。大変重い制裁を丸谷議員は受けているわけです。なおかつ謝罪ができないということである以上、同じ内容であるとするならば、この決議は少しおかしいのではないかというふうに思うわけですが、一連の行為というのをどこまで含めるのか、また本当に何が問題なのか。前回の決議では、大和郡山市政治倫理条例に違反していると、こういうふうにおっしゃったわけですね、この決議があったわけです。今回はこの分がないわけで、政治倫理条例に違反をしていないということになるならば懲罰の理由がないのではないかと思うわけですが、その辺をお聞かせください。(「懲罰と違うやろ」と呼ぶ者あり)謝罪の決議ですね。失礼しました。



○議長(北門勝彦君) それから、出口さん、懲罰は権利の剥奪をしているわけじゃないんですよ。権利を剥奪しているということはないんですが、それはもう取り消さないんですか。そういうふうに思われているんですか。



◆1番(出口真一君) そうなるんと違いますの、権利の剥奪ということは。出席停止なんだから。



○議長(北門勝彦君) そういうことなんですね、取り消さないんですね。皆さん、剥奪したということで。

 24番 田村雅勇君。

          (田村雅勇君登壇)



◆24番(田村雅勇君) 今回の決議文は文面にも書かれてありますように、議長名での公開質問状の回答、公文書に当たります。議員は特別地方公務員であります。ここで言う地方公務員特別職であります。したがって、公文書の文言の変更は、どうであれできない立場にあります。そのことを取り上げて本人はわかっているのかと、わかっているのであれば速やかに謝罪しなさいということであります。訂正文を次の議会報告で行うと言いつつ、みずからの行為を正当化する議会報告は号外をもって行っていると、ならば、このことに関しても本来は号外をもって行うべきである。そのことも一連のことに入ります。基本は、今回は公務員であるまじき行為をしたということで、決議をもって議会の冒涜を謝罪せよということであります。あなたは、彼を庇護、擁護するために質問されているのか、実際のところよくわかりませんが、しかし、そういう行為が事態の解決をより長引かせているということを強く認識すべきだろうと、このように思います。ましてや今回、文言の変更、犯してはならない行為をしたということで決議を出しております。ここのところをよく理解すべきだろうと思います。



○議長(北門勝彦君) 1番 出口真一君。

          (出口真一君登壇)



◆1番(出口真一君) 答弁いただきまして、何によって私たちがこの決議に反対をするのかというお話がございました。我々は、議会人として常識を持って文面をしっかり読みながら把握をすると、これがポイントであるというふうに思うわけでございますが、一連の行為に対して謝罪を求めると、これは余りにもあいまいもことして何を言っているのかわからないということでありますので、この一連の行為がどういうものであるのか、しっかりともう一度説明をお願いしたいと思います。



○議長(北門勝彦君) 24番 田村雅勇君。

          (田村雅勇君登壇)



◆24番(田村雅勇君) あなたがおっしゃったように、2度、3度懲罰にかかって登院停止になっている、それでもわびない、それが一連の行為であります。そして、謝罪の訂正の文面を次の後援会報で掲載するといったことも、今言いましたように、みずからのことは号外をもってしてもこのことは号外をもってするに当たらないと、それは余りにも不遜ではないかと、そういうことであります。あなたも長い間社会人であったと思います。契約文書をいろいろ書いてこられただろうと思います。その訂正はどうしたんですか。3字訂正なら3字訂正、空欄に3字訂正と書いて判を押す、原文は残るんです。原文を消し去ってしまった文章を市民に配ったと、それをみずから非であったとするなら、ただちに訂正して議会にわびをするのが当然のことだろう、このように思いますが、そうは思いませんか。



○議長(北門勝彦君) ほかに御質疑ありませんか。

 17番 辻本八郎君。

          (辻本八郎君登壇)



◆17番(辻本八郎君) 先日来この問題で、懲罰動議、動議ということで、何かまた同じようなことを見ているような気がします。きょうこうやって田村議員のほうから出たんですけれども、一つこれは、質問というよりも要望に近いんですけれども、ここの中に、自ら発した市議会議長に対する公開質問の回答書とか云々とか、いろんな資料があると思うんですけれども、資料がないんですよ。どのように検討していいのかわからない。



○議長(北門勝彦君) 暫時休憩いたします。

               午前10時37分 休憩

               午前10時38分 再開



○議長(北門勝彦君) 再開いたします。



◆17番(辻本八郎君) 今ちょっと飛びましたけれども、私としてはこの中に書いてあるようなことが事実かどうかわかりませんけれども、それを判断するのには、やはり資料というものがなければぐあいが悪いということなんです。これ、質問です。資料というものがなければ判断のしようがない。だから資料請求しますと、以上です。



○議長(北門勝彦君) 何を聞くんですか、質問になってないがな。資料請求しますはいいですよ。

 暫時休憩します。

               午前10時39分 休憩

               午前10時41分 再開



○議長(北門勝彦君) それでは、再開いたします。

 ほかに御質疑ありませんか。

          (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北門勝彦君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 討論はありませんか。

 1番 出口真一君。

          (出口真一君登壇)



◆1番(出口真一君) 田村雅勇議員の提出されたこの丸谷利一君に謝罪を求める決議については、反対の立場で討論をさせていただきます。

 文書をいろいろ読ませていただきましたが、やはり既に9月9日で終わっているというか、一応その決議も出されて、同じような内容で決議が出されて、それに対して懲罰を受けるというところまで話が行っている、そういうことに対して、もう一回同じような話で懲罰をかけるのかということになりますので、この件についてはしっかりと……(「謝罪」と呼ぶ者あり)すみません、謝罪を求めるのかということに対しては、しっかりと反対をさせていただきたいと思います。



○議長(北門勝彦君) ほかに討論ありませんか。

          (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北門勝彦君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。

 これより採決に入ります。

 決議案第5号 議員 丸谷利一君に対し、謝罪を求める決議(案)について、原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。

          (賛成者 挙手)



○議長(北門勝彦君) 挙手多数であります。

 よって決議案第5号は可決されました。

 丸谷利一君の除斥を解きます。

          (丸谷利一君入場)



○議長(北門勝彦君) この際、暫時休憩いたします。

               午前10時43分 休憩

               午後1時30分 再開



○議長(北門勝彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 議会運営委員会の結果を委員長より報告願います。

 19番 仲議会運営委員会委員長。

          (仲 元男君登壇)



◆議会運営委員会委員長(仲元男君) 休憩中に開かれました議会運営委員会の結果について御報告申し上げます。

 市議会議員 丸谷利一君に対する懲罰動議が提出されましたので、日程に追加し、御審議をお願い申し上げ、報告を終わります。

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○議長(北門勝彦君) ただいま東川勇夫君外2名から会議規則第 150条の規定により、議員 丸谷利一君に対する懲罰の動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。

 お諮りいたします。

 この際、本動議を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北門勝彦君) 御異議なしと認めます。

 よってこの際、本動議を日程に追加し、議題とすることに決しました。

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○議長(北門勝彦君) 日程第2 議員 丸谷利一君に対する懲罰の動議を議題といたします。

 20番 丸谷利一君の除斥を求めます。

          (丸谷利一君退場)



○議長(北門勝彦君) 本動議の提出代表議員の説明を求めます。

 8番 東川勇夫君。

          (東川勇夫君登壇)



◆8番(東川勇夫君) 市議会議員 丸谷利一君に対する懲罰動議を提出いたしました。こういう動議は本当に悲しいです。情けないです。議長も 104条にあるように、議会の秩序を保持し、議事の整理をスムーズに行うためにも努力していただいております。それなのに、議会の決議を守らない議員を許すわけにはいかないという思いから提出させていただきました。

 それでは、提案理由の説明をさせていただきます。

 今議会において、大和郡山市議会を冒涜したとして謝罪を求める決議がされましたにもかかわらず、謝罪をしないということであります。丸谷議員は、みずからも弁明の中で、議員は決議が一番大事なんだ、私もそう思いますと発言されておられます。議員は決議が一番大事なんだと言いながら決議に従わない、謝罪しないことは、議会の秩序及び品位を汚し、市民の議会に対する信頼を著しく傷つけたものである。ゆえに、懲罰を求めるものである。理由をまとめた文書は皆様方に配付させていただいております。

 議員各位の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明を終わります。



○議長(北門勝彦君) ただいま説明が終わりました。

 これより質疑に入ります。

 御質疑ありませんか。

          (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北門勝彦君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。

 丸谷利一君の弁明については、議会の同意があれば許可できます。

 お諮りいたします。

 丸谷利一君の弁明を許可することに御異議ございませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北門勝彦君) 御異議なしと認めます。

 よって丸谷利一君の弁明を許可することに決しました。

 丸谷利一君の除斥を解きます。

          (丸谷利一君入場)



○議長(北門勝彦君) 丸谷利一君の弁明を許します。

 20番 丸谷利一君。

          (丸谷利一君登壇)



◆20番(丸谷利一君) 議長及び議員各位の皆さん方に弁明の機会をいただきましてありがとうございます。

 先ほど東川議員から懲罰の提案理由をされましたけれども、これに対して私は弁明をさせていただきたいと思います。

 今回の懲罰動議につきましては、去る6月2日に既に出されておりまして、懲罰決議が可決されているわけでございます。御承知のように、市議会規則15条におきまして、議会で議決された事件については同一会期中は再び提出することはできないと、このようになっているわけでございますが、今回の懲罰動議につきましても、私の北門議長に対する公開質問に対する回答内容についてでございまして、去る9月6日に出された懲罰決議と事実上同一のものであるということで、私はまず第1点に、市議会規則第15条、一事不再議、この原則に今回の懲罰動議については抵触しているのではないか、このように思うわけであります。

 そこで、きょうも田村雅勇議員からるる私の本会議での謝罪、決議に対していろいろ言われておったわけでございますが、私の丸谷としかずニュースに対する文書の変更というようなことで、大変私の新聞の記事の内容について批判をされておったわけでございますが、私は9月6日にも申し上げましたとおり、決して改ざんをしているものではなしに、字数の関係上部分的に削除したものであります。また、この文言の訂正、変更しているということについても「抵触しない」を「該当しない」という内容に変えている、これはあくまでも非常に初歩的な変更でございますけれども、意味は全く変わっていない。これらにつきまして、私は去る9月2日に北門議長に対しても、これは充分かと言えば、これは不十分さも残っていると、その点についは反省している、しかし、議長がこの問題について不十分だというふうにおっしゃるようでしたら、私は次の新聞で訂正ないし追加記事を出したいと、こういうことを申し述べておったわけでございますけれども、しかしながら、それにもかかわらず9月6日に懲罰決議をされたわけでございます。私は、この件に関しまして既に罰を受けております。この罰については、絶対に納得するものではありません。しかし、今回またまた同じ内容で出されているという点については、私の新聞の記事の内容に対しましても、言論、表現の自由を抑圧するものであると、このように私は思っております。

 そして、北門議長に対する公開質問状の私のニュース、これは質問に対して北門議長が回答した内容について、きちっと私の新聞に載せております。関係のない回答は削除しておるということでございまして、これは改ざんにも何ら該当するものではない。ましてや私のニュースに対しまして、これは改ざんしている、公文書を変更しているとかいうようなことをおっしゃり、犯罪であると、このようなことをおっしゃった方もおりました。犯罪であれば警察に提訴してください、私は受けて立ちますから。このような公的な議会の場で、一議員の私の新聞に対して、改ざんも何もしていない、単なる部分的な修正をしておりますけれども内容も同じである、字数の関係で削除した文面について、これをしたからといって何が犯罪行為に該当するんでしょうか。このようなことを許せば議会制民主主義は否定されるものであり、市民に対する議会の信頼というのは著しく失墜するものであります。考え方の違いとか、もとのルーツを言えば、認定こども園の法律違反発言が端を発しているわけでございますが、議員そのものは考え方の違い、思想、信条の違い、あって当たり前なんです。それが少数派であろうが、賛成派であろうが、これは最大限に尊重する、これが議会制民主主義でありまして、意見が違うから、少数派だから、謝れ、謝らなかったら懲罰だ、何回懲罰をかけても謝らなかったら懲罰だ、こんなことで大和郡山市の議会が信頼されるでしょうか。私たちの議会は、もっともっと自由に議論をし、市民の目線で議会の改革、行政の改革をやっていかなければ議会の信頼は失墜すると思います。

 以上の私の考え方から、このような今回の懲罰動議、これについて、私は徹底的に今後とも闘っていくということを表明して弁明とさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(北門勝彦君) この際、丸谷さんに言っておきます。弁明する場合、正確に伝えてくださいね。あのときに私自身に対しておっしゃられた話で、反省はするがそのことに対しての謝罪はしない、謝罪を求めましたけれども、謝罪はしないということをあなたはおっしゃったはずですので、そういうことも、反省するという意味内容についてきちっと自分で踏まえて、そういう報告も弁明の中に入れてほしいと思いますね。



◆20番(丸谷利一君) これは一応要望として聞いておきます。しかし、そのことが前回の弁明、9月6日にきちっと言っておりますので理解してください。



○議長(北門勝彦君) 私の場合は、正確に伝えてくださいということを言っておきました。

 丸谷利一君の弁明は以上です。

 丸谷利一君の除斥を求めます。

          (丸谷利一君退場)



○議長(北門勝彦君) お諮りいたします。

 懲罰の動議については、その提出とともに、委員会条例第6条第1項の規定により、懲罰特別委員会が設置されました。また、会議規則第 151条の規定により、委員会の付託を省略して議決することができないこととなっております。

 よって本動議を懲罰特別委員会に付託いたしたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北門勝彦君) 御異議なしと認めます。

 よって本動議を懲罰特別委員会に付託することに決しました。

 20番 丸谷利一君の除斥を解きます。

          (丸谷利一君入場)



○議長(北門勝彦君) この際、暫時休憩いたします。

               午後1時43分 休憩

               午後2時25分 再開



○議長(北門勝彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 お諮りいたします。

 懲罰特別委員会の定数は、委員会条例第6条第2項の規定により7人となっております。

 ただいま設置されました懲罰特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、

             2番  福 田 浩 実 君

             5番  高 橋 朋 美 君

             9番  田 村   俊 君

             14番  金 銅 成 悟 君

             15番  吉 川 幸 喜 君

             18番  田 房 豊 彦 君

             22番  石 田 眞 藏 君

 以上7人を指名いたしたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北門勝彦君) 御異議なしと認めます。

 よってただいま指名いたしました7人を懲罰特別委員会委員に選任することに決しました。

 懲罰特別委員会の正副委員長が決まりましたので、報告いたします。

 懲罰特別委員会委員長に

             14番  金 銅 成 悟 君

 同副委員長に

             18番  田 房 豊 彦 君

 以上であります。

 委員会開会のため、暫時休憩いたします。

               午後2時26分 休憩

               午後4時30分 再開



○議長(北門勝彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 20番 丸谷利一君の除斥を求めます。

          (丸谷利一君退場)



○議長(北門勝彦君) 懲罰特別委員会の結果を委員長より報告願います。

 14番 金銅懲罰特別委員長。

          (金銅成悟君登壇)



◆懲罰特別委員長(金銅成悟君) ただいまから懲罰特別委員会の結果について御報告申し上げます。

 まず、市議会議員 丸谷利一君に対する懲罰動議について、提出代表議員に対する質疑に入りましたが、何ら質疑なく終了しました。

 次に、丸谷議員から弁明がありました。その主な内容は、信念に基づき政治活動をし、ニュースも発行しており、今回指摘された部分の中で不十分な点については、議長にも反省すると言っております。また、今回の懲罰動議は9月6日の懲罰動議と全く同じ内容で、会議規則第15条にある一事不再議の原則に違反しているものと考えており、強い憤りを感じておりますとの弁明がありました。

 その後、各委員からいろいろな意見が出されました。まず、懲罰を科すことに賛成の委員の意見として、その主なものについては、文書の改ざんを含めて犯してはならないことを犯したのであるから謝罪すべきであったが、議長団の苦労にもかかわらず謝罪はしないということであれば、懲罰を科さざるを得ない。また、丸谷議員は議員になる以前、市の職員であり、公文書の重大さを十分理解しているにもかかわらず、公文書の一部を削り内容を大きく変えた上に、その内容の変わった文章に反論し、これを市民に報告しているが、謝罪決議を無視し、謝罪しないのであるから懲罰に値すると思うとの意見が出されました。一方、懲罰を科すことに反対する意見としては、9月6日に既に決議され懲罰を科されており、収束に向けてさらなる努力をするべきであり、懲罰を科すことは不適切である。また、信念に基づく活動であり、言葉の行き違いだけで議員が議員を罰するには値しないと思うとの意見がありました。

 次に、市議会議員 丸谷利一君に対し、懲罰事犯として懲罰を科すべきか否かについて採決に入り、挙手採決の結果、退席者を除く賛成多数で懲罰を科すことに決しました。

 続いて、懲罰の種類について、出席停止6日間の懲罰を科すべしとの意見があり、そのことについて採決に入り、退席者を除く全員賛成で出席停止6日間の懲罰を科することに決しました。

 以上が懲罰特別委員会の審査の概要であります。以上で報告を終わります。



○議長(北門勝彦君) ただいま懲罰特別委員長の報告が終わりました。

 これより委員長報告に対する質疑に入ります。

 御質疑ありませんか。

          (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北門勝彦君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終了いたします。

 丸谷利一君の弁明については、議会の同意があれば許可できます。

 お諮りいたします。

 丸谷利一君の弁明を許可することに御異議ございませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北門勝彦君) 御異議なしと認めます。

 よって丸谷利一君の弁明を許可することに決しました。

 丸谷利一君の除斥を解きます。

          (丸谷利一君入場)



○議長(北門勝彦君) 丸谷利一君の弁明を許します。簡潔にお願いいたします。

 20番 丸谷利一君。

          (丸谷利一君登壇)



◆20番(丸谷利一君) 弁明の機会を与えていただきましてありがとうございます。

 今議長が簡潔にとおっしゃいましたけれども、先ほど懲罰特別委員会のほうでも私に対する批判が出されました。これに対しまして、私は十分反論をさせていただきたい、このように思っております。

 まず、私は、3点の観点からこの懲罰決議に対し反論をし、弁明とさせていただきたいと思うわけでございます。

 まず、第1点目でございますが、今回の私の懲罰、文書の改ざんも含めて、謝罪要求をしたにもかかわらず謝罪しなかったと、したがって懲罰は当然であると、このような指摘がされたわけでございます。そこで、私は一部紹介いたします。今回の丸谷としかずニュースの北門議長の回答、これについて一部削除したことがございます。それは紙面の関係であるということを申し上げたわけでございますが、一例を申し上げますと、例えば私が北門議長に対し、丸谷非難決議の「つながり」の掲載の経過と基準、その法的根拠について述べていただきたいと、この私の質問に対し、北門議長は次のように述べておられます。この決議は6月24日の本会議で賛成多数で可決され、あわせて広報紙への掲載について議会で了承されたものであり、法律違反でないという正式な議会としての意思表明である、このように回答されております。そして、私が割愛した部分につきましては次の文言です。事の重要性にかんがみ、議長の判断により広く市民に知らしめるため掲載、このような文書回答がございました。ここの部分だけは紙面の関係で割愛させていただいております。しかしながら、この丸谷としかずニュースで、法律違反でないという正式な議会としての意思表明であるということを、きちっと北門議長の回答をここで表示しておりまして、私は何らこれについて改ざんをしているということではないと、このように確信をしているわけでございます。

 そしてまた、改ざんをしている理由としてもう一つおっしゃっておるのは、次の文言でございます。6月議会で発生した懲罰事犯であり、短期事項に抵触しないと、こういう文書回答でございました。「抵触しない」と、この文言を「該当しない」と、このように私の丸谷としかずニュースで掲載されております。意味は同じです。けれども、違う文言で書いたということについては訂正をさせていただきますということをはっきり申し上げておりまして、文書の改ざんも含めてというような指摘は当たらないということで、私は反省はするけれども、謝罪までする必要はないということで9月6日でも言いましたけれども、その考え方は今も変わっておらないということを改めて申し上げたいと思います。

 それと、もう1点、2つ目は、一事不再議ということで、懲罰特別委員会におきましても、丸谷議員は勉強しとらんと、このような批判の声も出たと聞いておりますけれども、9月6日に、金銅議員のほうから私に対する謝罪を求める決議が出されました。この謝罪を求める決議は、私の議長に対する公開質問状に対して、回答文の文言変更、部分削除して、自身の議会報告に掲載したということについて反省を求める決議案でございました。一方、きょうの9月16日の謝罪を求める決議は、議長に対する公開質問の回答の文中、「抵触しない」の文言を「該当しない」の文言に「変更」というが、意味の変わる書きかえをして、同じ意味だから問題はないと強弁しているが、このようなことを決議案の中で表示されておるわけでございますが、いずれも、公開質問状の中で北門議長に対して質問したその回答内容の私のニュースの回答のことについて、これを謝罪しなさいということを言っておるのであって、9月6日も9月16日も全く同じ内容の決議案であり、そのことに対して私が謝罪をしないということをもって懲罰にかけるということは、大和郡山市議会規則第15条、同じ会期内で同じ案件を2度提出することを禁止した一事不再議の原則に違反していると、こういう点で私は、今回の懲罰決議について非常に強い憤りを持っているわけでございます。

 最後になりますけれども、3月議会での私の発言、そして私に対する謝罪、謝罪をしないということでまた懲罰にかける、これが今回で4度繰り返されました。これはルーツはみんな同じです。認定こども園のことに関してでございます。私の政治的な信条に基づいて、認定こども園の問題については議会の議決前に園児募集を発表することは法律違反である、この考え方は今でも変わりませんし、もしそういったことが行政でやられるならば、議会の議決というのはあってもなくても同じことである、このように私は、その考え方に基づいて反対をしたわけでありまして、この考え方は今でも変わりません。

 今こそ議会が、本当に行政に対してチェック機能を高め、市民の信頼をかち取る、かち得る、このような二元代表制の一方としての議会の使命を果たしていくためにこそ議会の存在意義があると認識しているわけでございまして、私は、今回の懲罰の問題、これにつきましてはそうした議会の民主主義、議会の存在意義も含めて、このような懲罰決議は不当であるということを改めて申し上げまして、私の弁明とさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。



○議長(北門勝彦君) 丸谷利一君の弁明は以上です。

 丸谷利一君の除斥を求めます。

          (丸谷利一君退場)



○議長(北門勝彦君) これより討論に入ります。

 討論ありませんか。

 1番 出口真一君。

          (出口真一君登壇)



◆1番(出口真一君) 丸谷利一君に対する懲罰動議について反対の立場で討論をさせていただきます。

 今回提出されている懲罰動議につきましては、9月6日の懲罰動議と何ら変わることがないと、私どもは9月6日にもしっかりと反対をさせていただいたわけですので、それ以上の理由がないということでありますので、これには反対をさせていただきます。

 先ほど丸谷議員の言葉の中にもありましたけれども、9月16日、きょうの決議案の内容によりましても、一連の行為に対して謝罪を求めるものであるという内容のことでありますので、これは9月6日の原因となったことと何ら変わらないという意味から、公明党としては反対をさせていただきます。

 以上です。



○議長(北門勝彦君) ほかに討論ありませんか。

 15番 吉川幸喜君。

          (吉川幸喜君登壇)



◆15番(吉川幸喜君) 今回の懲罰に関して賛成の討論をさせていただきます。

 私、前回も言いましたように、人に罰を与えるというのは気持ちのいいものではございません。ただ、今の弁明を聞いていましても全く反省がない。どういったものかなと、決議に対して大事な決議とそうでない決議があるというふうな内容でも言われておりました。都合のいいことには意味がない、多数で勝手に決めると、また大事な決議もあるところころ変わっていくわけであります。

 9月6日に懲罰が可決された後も、訂正文を載せると言われたにもかかわらず前回の文書をまだまかれているというふうにも聞いております。全く反省の色がない。そしてまた、決議に対して丸谷議員の主張を認めると、これから決議が何の意味もなくなるというふうになるのではないかというふうに心配しております。

 懲罰に対して余り進みませんが、今後丸谷議員の言動が変わっていただくことを私は期待しまして、今回に対しては賛成とさせていただきます。

 以上です。



○議長(北門勝彦君) ほかに討論ありませんか。

          (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(北門勝彦君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。

 これより丸谷利一君に対する懲罰の件を挙手により採決いたします。

 本件に対する委員長報告は、丸谷利一君に6日間の出席停止の懲罰を科すことであります。

 本件を委員長報告どおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

          (賛成者 挙手)



○議長(北門勝彦君) 挙手多数であります。

 よって丸谷利一君に6日間の出席停止の懲罰を科すことは可決されました。

 丸谷利一君の入場を求めます。

          (丸谷利一君入場)



○議長(北門勝彦君) ただいまの議決に基づき、これより丸谷利一君に対し懲罰の宣告をいたします。

 丸谷利一君に6日間の出席停止を命じます。

 丸谷利一君の退場を命じます。

          (丸谷利一君退場)

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○議長(北門勝彦君) 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。

 以下、日程を繰り下げいたします。

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○議長(北門勝彦君) 日程第3 一般質問に入ります。

 なお、20番 丸谷利一君については、先ほど出席停止6日間の懲罰を科しておりますので、発言表より削除いたします。

 5番 高橋朋美君。

          (高橋朋美君登壇)



◆5番(高橋朋美君) お疲れさまです。都市計画ということで通告していますが、1つは景観法について。

 景観法が2004年に成立し、これを受けて奈良県としては2009年11月から運用を始めています。都市計画の一環として大和郡山市が景観法を活用し、景観地方公共団体の指定を受けていく必要があるのではないか、また奈良県の景観計画区域内にあってその関係の対応はされていかれると思いますが、さらに市として景観地区指定区域を設け積極的な姿勢をとっていく、この考えはないのかお尋ねします。それは、景観の公共性を主張する上で根拠となるのは2004年の景観法の成立です。景観法の目的には、美しく風格のある、また潤いのある豊かなと形容できる景観が社会的に存在することを表明していますし、基本理念では、良好な景観は国民共通の資産だとも宣言しています。

 東京都国立市で、高層マンションの高さ20メートル以上を撤去せよとの東京地裁判決が法設定の一大契機となりました。高裁、最高裁では住民側は敗訴しましたが、中島 晃氏は「景観保護の法的戦略」、この書籍の中で、最高裁判決は景観の利益が法的保護の対象となることを認めた点では画期的なものだと指摘しています。地元住民や来訪者に親しまれてきた景観が一変したり、ある人が生まれてきてからずっと見てきた景観が失われたりするというのは社会的損失であり、個人にとっても大きな不幸である、それは人権にかかわる問題だ。法が、すぐれた景観を享受する権利、景観権の確立に向けた一歩となることを期待したいと、筆者はこのように景観法案の審議に際し、衆議院の国土交通委員会で賛成の立場から参考人陳述を行いました。

 景観法を適用する景観行政団体は、約 300自治体に上っています。新規建設に当たって、市町村長による認定を必要とする景観地区を定められるようにしているのが法の根幹ですが、今のところ景観地区を設けたのは6月1日現在、約30の自治体にしかすぎません。しかも京都市と尾道市以外では極めて限定された地区にとどまっています。尾道市は 200ヘクタールほどの景観地区を持ち、市長のリーダーシップにより、駅をおりて海が見えることを実現しています。山腹の寺の多い居住地を歩くと、ささやかな展示物を通行人に見せているミニ博物館にたびたび出会います。景観が公共的なものであるととらえた営みの顕著な都市であります。このように先進地では、景観法を積極的に活用し、まちづくりを前進させています。

 次に、用途地域についてお尋ねします。

 大和郡山市の用途地域の中で、商業地域が広過ぎるというのは専門家も指摘をされ、私たちもそのように思います。そこで、用途地域の見直しを今後どう進めていくのかお尋ねします。

 次に、今後の用途地域の線引きの見直しのスケジュールはどのように考えておられるのかお尋ねいたします。



○議長(北門勝彦君) 矢舖都市建設部長。

          (矢舖健次郎君登壇)



◎都市建設部長(矢舖健次郎君) 5番高橋議員の質問にお答えをいたします。

 まず、景観の地区指定でのお尋ねでございます。

 景観地区指定は、議員お述べのように、景観法が新たにできましてその中で、いわゆる都市計画の中で景観地区の指定をできるというような制度になっております。いろんな経緯がございますが、特に景観といいますのは、この地区といいますのは、いわゆる旧の美観地区、都市計画法に定めた旧の美観地区を新たに景観地区制度に移行をさせたというのが制度の趣旨でございます。旧の美観地区制度であれば将来的な景観をつくり出そうとするような、そういうことについてはできなかったということで、それらを吸収する形で景観地区制度というのができております。

 制度の仕組みとしては、建築物の形態意匠の制限、あるいは建築物の高さの最高限度、または最低限度の制限、敷地面積の最低限度を決めたりとか、そういう制限が加えられるということでございます。ただ、景観と申しますのは、地域によってそれぞれ大きな差異がございます。個々にそれぞれにお持ちの景観についての考え方もさまざまでございます。そういった中で、景観地区というのは、議員お述べのように現在30地区でございます。これはほとんど旧美観地区から移行しているということでございます。

 それと、景観地区といいますのは都市計画の地区指定でございますので、あくまでも地域の住民主導のまちづくりであると、住民全体の合意が得られないとなかなかなりにくい制度であるということでございますので、私どもとしては、とりあえず今後ともこういう制度の周知と、もしそういうお話があれば側面的な支援を図っていきたいというふうに考えております。参考でありますけれども、過去に城ヶ丘で地区制度をやられています。ただし、それも地域の全体の合意を得て、最終郡山市が条例化を図るにはやはり3年程度の時間が要っております。そういうこともありますので、今後とも制度の周知と、あれば支援を図っていきたいというふうに考えております。

 続きまして、用途系のお話でございます。

 用途につきましては、現在、議員がお述べの旧市街地の商業系に約80ヘクタール、約 2,000件について、本年の7月から、建ぺい率あるいは容積率についての個別の調査を実施しております。調査につきましては来年の3月までの予定でございます。これによりまして、住居系に変更した場合の既存不適格建築物がどの程度発生するかということを調査すると、それを踏まえて用途地域の見直し基準に合致をするものであれば、県と協議の上、あるいは市域住民の合意の上用途変更を図っていくと、県の見直し基準というのがございますので、技術的な部分でございますが、いわゆる連担性であるとか、ドーナツ状はだめであるとか、いろんな制約がございます。そういったものの中で、合致をすれば図っていきたいというのが状況でございます。

 以上でございます。



○議長(北門勝彦君) 5番 高橋朋美君。

          (高橋朋美君登壇)



◆5番(高橋朋美君) 詳細にわたって御答弁をいただきました。景観地方公共団体の指定を受けるのは難しいとのことでしたが、心の豊かさに生きがいを求める人がふえる中、美しい景観は精神に潤いを与えるため、良好な景観は後世に残す必要があると私は思います。

 少年時代を台所町で過ごした詩人小野十三郎が「ぼうせきの煙突」で、「たそがれの國原にただ1本の煙突がそびえている」、また「76年の周期をもつハリー彗星の渦が涼しくあの紡績の鋸歯状屋根の紺青の空に光っていたのを」と、このように残していることから、小高い城址から見た郡山のまちはさぞ美しかったのだろうと、私はそのようにうかがいます。

 長い間私たちが親しんできた古い建物や庭園、神社やお寺、塀、そして金魚池や青垣の山などの歴史的な景観は、時の移り変わりとともに気づかぬうちに失われ、まちの歴史的な情緒が次第に感じられなくなってしまいます。一度失われてしまうと回復するのは困難で、まちの個性をあらわす大切な記憶が消えてしまいます。この歴史的な景色を後世に残していくためにも景観地区指定区域を設け、積極的な姿勢が必要だと思うのですが、通告はしておりませんでしたが、市長の考え方をお聞かせいただけたらと思います。



○議長(北門勝彦君) 上田市長。

          (上田 清君登壇)



◎市長(上田清君) 5番高橋議員の御質問にお答えをしたいと思います。

 景観の重要性ということは、これはお述べのとおりでありますが、一方で景観が抱える大変難しい側面、例えばいっとき話題になりましたが、漫画家の自宅をめぐって赤と白の家が果たしてなじむのかどうかということで、地域で大変な議論が起こりました。ただ、非常に大事なことは認識をしております。やはり地域住民の方々の主導という意味も含めたまちづくりの延長で取り組んでいきたいと思いますが、独自の動きとして3つのことを挙げておきたいと思います。

 1つは、森精機が長年懸案としておりました西側にあるホテル群、これについては、私もたびたび森精機の方々のお話も伺いましたけれども、努力の結果すべて買収をされ、今撤去されています。跡地の活用については、市としても可能な範囲で協力をしたいということも話をしているわけでありますけれども、これは企業として国際化へ対応するという中で出てきた課題でした。それが結果として、私の活動が公共の福祉につながった一つのいい例ではないかなと考えています。

 2つ目は昭和工業団地でありますが、協議会とも今話をしています。工業団地は、英語ではインダストリアル・エステートと、まさしく工業団地なんですけれども、これを今ヨーロッパやアメリカではインダストリアル・パークと、工業公園というふうに言葉が変わろうとしています。企業や地域とともに環境に配慮をした、例えば岡崎川の整備等も含めたいろんなアイデアが出ておりますけれども、そういう発想に変えていきたい。

 3つ目は、先ほど部長のほうが申し上げました城ヶ丘のような独自の取り組みです。これも大変時間をかけてやられたことでありまして、大いに評価をしたいと思っております。

 以上です。

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○議長(北門勝彦君) 本日の会議はこの程度にとどめ散会いたします。

 17日は午前10時より会議を開き、一般質問を続行いたします。

 本日はどうも御苦労さまでございました。

               午後5時3分 散会