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奈良県 大和郡山市

平成20年  9月 定例会(第3回) 09月04日−02号




平成20年  9月 定例会(第3回) − 09月04日−02号







平成20年  9月 定例会(第3回)






 ◯平成20年第3回大和郡山市議会定例会会議録(第2号)
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            平成20年9月4日(木曜日) 午前10時 開議
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議 事 日 程
 日程第1  議案第37号から議案第47号までの11議案に対する質疑、各委員会付託
 日程第2  議認第1号から議認第10号までの10議案に対する質疑、決算特別委員会設置、同委員
       会付託
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本日の会議に付した事件
 議事日程に同じ
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                    出 席 議 員(24名)
                          1番  出 口 真 一 君
                          2番  福 田 浩 実 君
                          3番  甲 谷 悦 夫 君
                          4番  上 田 健 二 君
                          5番  高 橋 朋 美 君
                          6番  林   浩 史 君
                          7番  西 川 健 次 君
                          8番  東 川 勇 夫 君
                          9番  田 村  俊  君
                          10番  北 門 勝 彦 君
                          11番  西 川 貴 雄 君
                          12番  牛 島 孝 典 君
                          13番  尾 口 五 三 君
                          14番  金 銅 成 悟 君
                          15番  吉 川 幸 喜 君
                          16番  池 田 篤 美 君
                          17番  辻 本 八 郎 君
                          18番  田 房 豊 彦 君
                          19番  仲   元 男 君
                          20番  丸 谷 利 一 君
                          21番  遊 田 直 秋 君
                          22番  石 田 眞 藏 君
                          23番  乾   充 徳 君
                          24番  田 村 雅 勇 君
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                    欠 席 議 員(なし)
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               説明のため出席した者
                       市   長  上 田  清  君
                       副 市 長  水 野 敏 正 君
                       教 育 長  山 田 勝 美 君
                        総務部長  吉 村 安 伸 君
                      市民生活部長  萬 田 善 三 君
                   福祉健康づくり部長  矢 舖 健次郎 君
                      産業振興部長  澤 田 茂 利 君
                      都市建設部長  砥 出 恵 市 君
                      上下水道部長  田 中 利 明 君
                       消 防 長  西 本  博  君
                        教育部長  上 田 邦 男 君
                        財政課長  水 本 裕 丈 君
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               事務局職員出席者
                        事務局長  岩 本 正 和
                       事務局次長  岡 田   豊
                       次長補佐兼
                              西 垣 素 典
                   議事係長兼調査係長
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               午前10時 開議

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○議長(辻本八郎君) これより本日の会議を開きます。

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○議長(辻本八郎君) ただいまの出席議員数は24名であります。

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○議長(辻本八郎君) これより日程に入ります。

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○議長(辻本八郎君) 日程第1 議案第37号から議案第47号までの11議案を一括議題とし、これより質疑に入ります。

 質疑の通告がありますので、通告者の発言を許します。

 20番 丸谷利一君。

          (丸谷利一君登壇)



◆20番(丸谷利一君) おはようございます。私は、議案第46号、大和郡山市一般会計補正予算について質問したいと思います。

 今回の補正予算におきましては、総務費で 4,891万 1,000円の補正予算が計上されております。理事者側の説明によりますと、消防署北出張所を解体し、跡地を観光バスの駐車場にするとのことであります。御存じのとおり、北出張所は藺町線沿いにある消防本部と並んで消防・救命活動の重要な拠点であります。また、夜間におきましても戸籍や住民票関係の業務、あるいはまた清浄会館での火葬場や、清浄会館の会場の使用等で住民サービスの機能も担っているところでございます。さらに2階では京奈和自動車道の推進室がありまして、国土交通省や奈良県の職員も出向され、この事務所で京奈和自動車道建設の推進業務が日常的に行われているわけであります。国・県・市の京奈和自動車道の建設と地元経済の発展の連携センターとしての機能も、この北郡山出張所の建物は持っているわけであります。

 私は、観光行政の一環として、観光バスの駐車場の必要性は理解をするものでありますが、幾つかの点におきまして首をかしげたくなる問題点がありますので、質問したいと思います。

 まず、第1点目でございます。この消防署北出張所の解体、これについては安全対策、市民の命、安全を守るという点から考えてどうであるかという点でございます。救命・消火活動は市民にとって最も大切な安全、命にかかわるものであり、1分1秒を争うものであります。また、藺町線もまだ開通していないこの時期に北出張所を解体することは、安全、命を守っていくという点でも大きな後退ではないかと、私はそういうふうに思っております。この点についていかが考えておられるのかということが第1点目の質問です。

 第2点目といたしまして、この時期になぜ補正まで組んで駐車場をつくらなければならなかったのか、その緊急性、客観的な緊急性についていかがなものかということで、その理由についてお聞かせいただきたいと思います。

 3点目といたしまして、仮に緊急性があるとしても、補正まで組んで年度内に駐車場を建設することは、1日に何十台もの観光バスが来るものと見込んでのことであると思いますが、その根拠についてお聞かせ願いたい、このように思います。

 4点目の問題といたしまして、現在使用されている京奈和自動車道推進室が、建物解体により移転しなければならないと思いますけれども、契約上の問題はさておき、市としてこれまで県・国と連携して京奈和自動車道建設に当たり、市の経済の活性化と地元要望の実現のために市役所前に京奈和自動車道の推進室を設置する、こういうことが県や国と連携を強化し、郡山市にとっても市民にとっても非常にプラスになるという前提のもとで誘致をしてきたわけでございますが、一方的に市側の理由のみを持って年度の途中で移転をさすということは、国や県との信頼関係、これはどのようなものになるのか。これは常識で判断できることだと思うわけでございます。この点について信頼関係が、この補正予算を計上して解体し移転さすことによってプラスになるのかマイナスになるのか、この点についても担当のほうの考えをお聞きしたい、このように思います。

 5点目でございますけれども、仮に駐車場建設設置に合理的な理由があり、国や県との信頼関係に問題が仮になかったとしても、なぜ市役所の前の消防署北出張所なのかという点でございます。解体工事費に 5,000万円近くの市民の血税まで使って駐車場をつくるとのことでございますけれども、他に経費をかけなくても駐車場としての機能をしていける土地はなかったのか、その点について庁内で検討した経過の中で決まったのかどうか、これについて明らかにしていただきたい、このように思います。

 上田市長は、日ごろから、使えるものは使え、あるものは使え、これが財政健全化の原則であるというような旨の答弁も議会でされております。この点もこういうような検討をされたのかどうか、こういったことについてお尋ねしたいと思います。この唐突とも思える駐車場建設について、だれが発案したのかわかりませんけれども、財政が大変苦しいにもかかわらず多額の補正予算を組んだ限りは、市民に対して納得できる説明責任が必要であると私は思います。それらの点も踏まえて5点の質問について答えていただきたいと思います。

 以上で第1回目の質問を終わります。



○議長(辻本八郎君) 総務部長。

          (吉村安伸君登壇)



◎総務部長(吉村安伸君) おはようございます。20番丸谷議員の御質問にお答えいたします。

 議案第46号の平成20年度大和郡山市一般会計補正予算(第4号)の件でございます。5点御質問がなされました。

 まず1点目の安全対策につきましては、西本消防長、この後お答えいたします。

 2点目の緊急性につきましてとバスの必要性ということでお答えいたします。これまで郡山城址を中心とする旧市街地に観光バス駐車場がなく、観光客が多い春のお祭りのときには観光客に不便をかけていました。今回、消防署北出張所を解体し、来年春のお城まつりの開催時期に間に合うよう観光バス駐車場を整備するものでございます。

 なお、現状の観光バスの対応と今後の利用状況という御質問がございました。これにつきましては後ほど澤田産業振興部長が答弁いたします。

 次に、奈良国との信頼関係、国との信頼関係についてプラスかマイナスかということでございます。消防署北出張所の2階部分、賃貸している近畿地方建設局奈良国道工事事務所につきましては、平成9年7月10日付で覚書を締結いたしております。その内容は、貸し付け期間が10年間でございます。昨年3月31日までとなっておりました。そのことから奈良国道工事事務所と協議の結果、本年12月をもって退去するとの連絡を受けております。信頼関係はこれまでどおり維持できると思っております。

 それから、この場所の選定を検討したかという御質問でございます。部内では十分検討いたしました。

 それから、工事の内容について少しお話をさせていただきたいと思います。消防署北出張所解体工事と観光バス駐車場整備工事及び三の丸会館駐車場の進入路整備工事でございます。三の丸会館の駐車場につきましては、御承知のとおり駐車場への進入路が狭く、対向時に大変不便をおかけいたしておりますのが現実でございます。新たに進入路を確保することで利用者の利便性を高めていきたいと、かように考えております。

 以上でございます。



○議長(辻本八郎君) 消防長。

          (西本 博君登壇)



◎消防長(西本博君) おはようございます。20番丸谷議員の御質問にお答えさせていただきます。

 現在工事が行われております藺町線も、ほぼ供用開始のめどがついてまいりました。来年の1月より、郡山北出張所を藺町線沿いの本署と統合して運用を開始したいというふうに考えております。

 御心配をいただいております緊急車両の現場までの到着の時間でございますけれども、これまでから郡山市の全域におきまして約6分までに現地に到着すると、そして一、二分で機関の操作、ポンプ操作、また筒先の操作等を完了して消火活動に当たるというこれまでの手順で活動してまいりました。北出張所が本署に統合いたしましても藺町線の矢田町通までは2分以内に到着できますので、郡山北部の地区の出動につきましても支障はございません。もちろん消防といたしましては、現在の消防力を維持しつつ、より効率的な消防活動を行うことを念頭に置いて取り組んでまいる所存でございますので、どうか御安心をいただきたいというふうに思います。

 以上でございます。



○議長(辻本八郎君) 産業振興部長。

          (澤田茂利君登壇)



◎産業振興部長(澤田茂利君) おはようございます。20番丸谷議員の御質問にお答えします。

 観光バスの利用状況についてでございます。観光バスの利用につきましては、お城まつりの期間中がピークとなります。この期間中は天理教郡山大教会の御協力を得ましてそちらに案内するか、または九条公園駐車場に案内しているところでございます。中でも桜の開花時期や休日は5台を超える場合が多く、天理教の駐車場では5台が限度でございますので、それを超えるときは九条公園に誘導するという形で対応しているところでございます。また、それ以外の時期は週二、三件程度の問い合わせがございます。行楽シーズンはさらに問い合わせがふえるような状況でございまして、その際は三の丸線で乗降し、九条公園駐車場に駐車するような形で案内しているところでございます。

 観光バス駐車場が整備されましたならば、当市の観光PRとともに、観光エージェントやバス会社等に駐車場のPRも積極的に行うことで、訪れる観光客の増加を目指してまいりたいと考えております。あわせて、現在、周辺の学校の遠足を初め三の丸線沿いで駐車乗降しているバスにつきましても、この駐車場の利用を促すことで周辺交通の安全対策や一般車両の円滑な通行に資するものと考えておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(辻本八郎君) 20番 丸谷利一君。

          (丸谷利一君登壇)



◆20番(丸谷利一君) ただいま第1回目の答弁をいただきました。

 1点目の消火・救命体制に問題はあるのではないかという質問に対しまして、消防本部から2分程度で来られるから安全対策には問題ないと、全市見ても6分で行けるという御答弁であったと思います。そして、安全には支障はないということもおっしゃいました。しかし、私は、命にかかわる問題、消火にかかわる問題は1分1秒を争う場合が多々あるわけでございます。市長は、日ごろは、安全・安心はお金でかえられない、こういうこともおっしゃっている。ないものを巨額な経費をかけて建てようというのではないわけです。現在ある社会資本で、市民の安全・安心を守っていくための重要なそういう施設をなぜ解体するのかという点に、大いなる疑問を感じておるわけでございます。この点に関しましては、それは理事者側と私とは考え方が違うわけでありますけれども、市民の命、安全を守るという点で大きな後退であると、私はそういうふうに考えております。このことについてはもうこれ以上答弁は求めません。

 2番目に、私は、この補正予算は非常に唐突な形で組まれているのではないか、こういうことを言いました。これに対しまして吉村総務部長は、市内に観光バス駐車場がないと、そうようなことを理由として挙げられました。観光バスの駐車場ないのはもともとからないんです。今すぐなくなったわけではないんです。この答弁では、緊急性に合理的な理由があったとは私は思いません。この点についても理事者側と考え方違います。これ以上答弁は求めません。

 そして次に、1日何十台ものバスが来る、そういう目算、根拠があるのか。こういう点につきましても、桜のシーズンでピーク時には天理教の駐車場とか九条公園で駐車してもらっている、5台を超える場合もあると、こういうふうにおっしゃいました。そしてまた、今後観光PRも行っていきたい、こういう答弁でございました。担当部長としてこう考えておられるのは当然のことかもわかりませんけれども、せっかく 5,000万もかけたこの経費で、1日に何台もとまるという目算のもとでなければ、こういう多大な経費をかけて駐車場をつくるのかということでございます。これは私は、合理的な目算も根拠もなくこの補正予算が組まれたのではないかという疑念を一層強くするものであります。この点についても私はこの程度でとどめておきます。

 京奈和自動車道の問題でございます。これは平成9年ですか、郡山市が誘致をしたんです。当時、これ名前上げては恐縮でございますけれども、池田議員さん、部長されておりまして、国・県との連携というもとで誘致をして、そして国のほうが 3,000万近くの改修費もかけてあそこへ推進室を持ってきたわけであります。その結果、地元の要望、そして地元の経済の活性化のための議論が市と県と国でより密に行われたところでございます。賃借契約中に市側の一方的な理由によって、相手が納得したからといって信頼関係は損なわれないと考えるのは余りにも軽薄ではないでしょうか。国がわざわざ多大な経費をかけて家賃まで払ってやっているにもかかわらず、市側の一方的な理由によって移動させるということは、今後の京奈和自動車道の建設、それに伴う地元経済の活性化、地元要望を実現していく上で大きなマイナスではないだろうかと思います。

 私はこの点でも、例えば佐保川改修工事がありました。そして当時、これも池田議員さんが部長のときです。この佐保川改修に伴う附帯事業で1億円前後の工事を県や国にさす、こういう大きな成果も上げられたわけでございます。この教訓を考えるならば、この一方的にこういう移動をさせる、移転させるということは、県・国との連携を考えると大きなマイナスになってくると思います。私は、この前の議会で市長にいろいろ治水問題で話をしましたけれども、そのときに市長は、連携なくして独自なしと、こういう名言を吐かれました。私は、そうだとするならばもっともっと、せっかくある連携のセンターであるこの京奈和推進室の場所を今後とも京奈和自動車道の開通まで存続させるということは、ますます郡山市にとって重要ではないか、このように私は確信するものであります。

 次に、これも答弁求めません。次に私は、いろいろな観光事業にとっても、あるいはまた安全対策にとっても、また郡山市にとってそういう県・国との連携についても仮に問題ないとしても、なぜあそこの市役所の前の場所を駐車場にしなければならないのか、ほかにそういう場所がなかったのかということでございます。過日、長期保有土地問題改革特別委員会が行われました。ある議員から、ある土地は有効に利用すべきだと、そういった建設的な意見も出されたわけであります。この点について検討したのか、こういうことに対して部長は、部内で検討しましたと。検討した結果あそこになったんですか。

 皆さんも御存じのように、あの城ホールの南側、広い土地があるじゃないですか。長期保有土地、塩漬け土地ですよ。職員の駐車場に使われているということですけれども、あそこを使えば城ホールの横であり、そして城址会館も一望に見えるわけです。あそこで駐車場をすることこそが経費を無駄なく、無駄を省き、そして観光客に喜ばれる場所じゃないですか。この消防署の北出張所の前、歩道ありますか。お客さんがおりてすぐ車両が通行しているんですよ。そういうところに持ってくるというのは非常に合理性がない、このように思います。いま一度、この城ホールの南側のあの土地を、塩漬け土地いいますか、有効利用できないものかどうか。その点について答弁を願いたいと思います。

 以上で2回目の質問終わります。



○議長(辻本八郎君) 総務部長。

          (吉村安伸君登壇)



◎総務部長(吉村安伸君) 丸谷議員の再度の質問にお答えいたします。

 観光バスの駐車場の選定につきまして、現在、土地開発公社が所有しております城ホール南側の駐車場をという提案でございます。私たちいろいろ検討した結果、総合的に判断し、今提案いたしております消防署北出張所を良として選定したところでございます。よろしくお願いします。



○議長(辻本八郎君) 20番 丸谷利一君。

          (丸谷利一君登壇)



◆20番(丸谷利一君) ただいま2回目の私の質問に対し、吉村部長は、庁内で総合的に検討した結果だと、こう言われておるわけでございます。総合的に検討した割には、あの場所で駐車場をつくるということは税金の無駄遣いであり、そして非常に唐突な形でやられたなという思いをさらに強くしました。財政が苦しい苦しい、1円でも無駄にしてはならないと、こういう時期に 5,000万近い経費をかけて、もしあの駐車場に日常的に観光バスがとまらなかったとしたら、その責任はだれがとるんでしょうか。私はその点を強く危惧して質問をもう終わりたいと思います。

 以上です。



○議長(辻本八郎君) 以上で通告による質疑を終わります。

 ほかに御質疑ありませんか。

          (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(辻本八郎君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。

 ただいま議題となっております議案第37号、議案第38号、議案第39号、議案第40号、議案第45号及び議案第46号の関係部分については総務常任委員会に、議案第41号、議案第43号及び議案第46号の関係部分については産業厚生常任委員会に、議案第46号の関係部分について及び議案第47号については教育福祉常任委員会に、議案第42号、議案第44号及び議案第46号の関係部分については建設水道常任委員会に付託いたします。

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○議長(辻本八郎君) 日程第2 議認第1号から議認第10号までの10議案を一括議題とし、これより質疑に入ります。

 質疑の通告がありますので、通告者の発言を許します。

 13番 尾口五三君。

          (尾口五三君登壇)



◆13番(尾口五三君) 発言通告に従い質疑をさせていただきます。

 まず初めに、議認第1号 平成19年度大和郡山市一般会計歳入歳出決算についてお聞きをいたします。

 福田首相は1日の夜に辞任を表明いたしましたが、それにさかのぼる平成19年度といえば安倍内閣から福田内閣にかわった年でもありました。その昨年の決算をこれから決算特別委員会で審議をしていくことになるわけですが、国民の間では、まじめに働いても生活保護水準以下の収入しかないワーキングプアと呼ばれる人たちの急増が大きな社会問題になっている中で、政府は定率減税を廃止をしてきました。これにより高齢者は増税に伴う国保税、介護保険料のさらなる負担増に襲われることになりました。大和郡山市の一般会計歳入歳出決算によれば個人市民税が増収となっていますが、これは税源移譲と定率減税の廃止による税制改正の影響もあるかと思います。市としてはどのような見解なのか。また、定率減税廃止による増収分はどれくらいのものか、お聞かせください。

 次に、小規模住宅地区改良事業いわゆるBゾーンについて、財政上聖域にせず肥大化しないように見直していくべきではないかと思いますが、お考えをお聞かせください。

 御承知のように奈良市では、職員の不正病休問題に端を発し、職務強要罪などの不祥事件が発生し、行政に対する市民の信頼を失墜することになりました。同時に同和行政に対しても厳しい目が向けられるようになり、この不信感を払拭するために、平成18年11月30日に奈良市の同和行政を真に人権行政にするための検討委員会が設立されました。協議の結果、平成19年2月27日に市長に提言が渡され、それに基づいて各部局で精査検討し具体化するとともに、基本方針を策定し多くの項目について検討されています。市民の目が行政に対し厳しく向けられている今、小規模住宅地区改良事業を見直しをする時期ではないでしょうか。例えば、改良住宅のコストの見直しなど全般的な見直しが必要だと思います。

 次に、議認第2号 平成19年度大和郡山市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてを質問させていただきます。

 この間90年代以降、地方分権改革や構造改革が行われ、当初は地方自治体全体として行う分権化要求がありましたが、国が財政合理化を求めるもとで構造改革が進められ、地方財政に自立、自助を求めるという流れとして出てきました。2004年から6年にかけての三位一体改革では、所得税3兆円が住民税に移譲され10%の比例税となり、累進課税でなくなったことは大きな変化です。そして、地方交付税の改革として5兆円程度減らされてきました。国庫補助金の削減も進みました。10兆円程度国からの財源移転が減った中で税源移譲は3兆円程度ですから、地方財政はかなり厳しいというのが実情ではないでしょうか。郡山市の一般会計では、19年度は5億 2,993万 5,000円の黒字ですし、18年度が4億 2,594万 8,000円の黒字ですので、18年度に比べても約1億円増になっています。

 一方で市民は、格差社会の中で所得の格差が大きく広がってきています。低所得者層が拡大している実情があります。日本とアメリカの所得格差を、日本の厚生労働省国民生活基礎調査の資料とアメリカの総務省統計局の資料を見てみますと、70年代平均では日本では 7.3倍、アメリカは10.6倍。80年代平均では日本では 7.8倍、アメリカ11.7倍。90年代平均では日本は 9.3倍、アメリカ13.2倍です。2000年度はまだ途中ですけれども、日本は10.1倍、アメリカ14.6倍と格差が広がっています。アメリカの新自由主義に追随する日本経済は、アメリカのように格差が確実に広がってきています。

 このような状況の中で、8月31日付毎日新聞によると、国民健康保険の保険料を滞納して保険給付を差しとめられ医療費の全額自己負担が必要になった世帯の子供、中学生以下が、都道府県庁所在地と政令市計で、51都市中20都市で 7,333人以上に及ぶことが毎日新聞の全国調査でわかったと伝えています。また、無保険の子供の人数が全国的に把握されたのは初めてで、子供の診療抑制につながっている可能性が高く、保護者と同時に国や自治体も子供の育成責任を負うとした児童福祉法の観点からも見直しの声が上がりそうだと続けています。この記事の中で、柴田立命館大学教授は、資格証明書の発行は子供の診療を抑制することになり、社会的にも利点はない。国保は保険料が高い一方で所得が低い世帯が多く、滞納者が必ずしも悪質とは言えない。性悪説に立った現在の制度は健康を守る観点から本末転倒で、厚労省は直ちに是正すべきだとコメントをしています。

 郡山市の国保会計を見ますと、17年度で 8,894万 2,000円の黒字、18年度は値上げをして 2,517万 9,000円の黒字、19年度は1億 3,850万 6,000円の赤字になっています。また、20年度は平均で18.6%の値上げをしました。その結果、せんだっての奈良新聞の報道にあるように、引き上げ額が一番高かったのが郡山市だとされました。一般会計からの法定外繰り入れを今こそ決断すべきではないでしょうか。お答えをください。

 次に、議認第3号 平成19年度大和郡山市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算についてお聞きいたします。

 奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合で回収事業をしていますが、この組合での現状はどうなっているのか。また、今後の方向はどのように進むのか。また、今後の市の考え方はどうか、お聞かせをいただきますようにお願いします。

 以上です。



○議長(辻本八郎君) 総務部長。

          (吉村安伸君登壇)



◎総務部長(吉村安伸君) 13番尾口議員の御質問に回答いたします。

 議認第1号、平成19年度一般会計歳入歳出決算についての平成19年度決算におけます定率減税の廃止でどれぐらいの金額になったかという御質問でございます。平成19年度におきましては、定率減税が廃止になったことにより、個人住民税は平成18年度と比較いたしまして2億 248万 5,000円程度の増加となっております。これは、今後の本市の人口推移や現在進められております本年度単年度措置として、定額減税の状況にもよりますが、仮にこれらの影響がなかったとした場合には、平成18年度との比較におきまして今後ほぼ同様の増額が期待できるものと予測いたしております。

 以上でございます。



○議長(辻本八郎君) 市民生活部長。

          (萬田善三君登壇)



◎市民生活部長(萬田善三君) 13番尾口議員の御質問にお答え申し上げます。

 まず、議認第1号の西田中町B地区住環事業についての御質問でございます。6月の定例会の産業厚生常任委員会におきまして、西田中町B地区の事業計画変更につきまして御報告いたしました。今回の変更では事業区域の変更はございません。今後は、国・県の指導のもとに基づきまして事業の区域拡大は原則として行わない方針で、一日も早い完成を目指して鋭意努力してまいりたいと思っております。

 続いて、議認第2号の国保事業特別会計決算についての御質問でございます。赤字補てん分を一般会計から法定外繰り入れしてはどうかという内容でございました。平成17年の12月議会での決議、また本年3月の国保運営協議会での答申の付記事項についても十分承知しているところでございます。また、さきの6月議会で御承認いただきました平成19年度への繰り上げ充用が今年度の20年度の国保会計にどのような影響を与えてくるのか、推移を見きわめながら総合的に判断してまいりたいということでございます。

 それから、3点目の議認第3号の住宅新築資金等貸付事業特別会計決算につきましての御質問でございます。平成17年1月に、貸し付け事業をしております21市町村が加盟し組合を設立いたしました。その後3年が経過しております。当市の三資金貸し付け件数、全件数で申し上げますと国補返還分いわゆる市単分が 184件、補助対象分 170件、合わせまして全件数 354件を管理組合へ移管いたしました。その後の債権回収は、18年度で完納者が19件の減、 335件でございます。19年度では22件の減、 313件、20年度の4月現在で12件減の 301件ということで、数字を羅列いたしましたが顕著に貸し付け件数が減っております。これは繰上償還も含めてでございますが、比較的他市に比べましても良好な推移ではないかということで思っております。今後も貸付管理組合におきまして法的措置も含めまして鋭意回収に努力してもらえるものと思っており、市も当然のことながら回収に対して協力していくところでございます。

 御質問の件でありますが、組合では設立後10年を目途といたしまして回収計画を立てておりまして、各市町村と組合とが連携をとりつつ今後の努力を見守っていくということでございますので、その点よろしく御理解のほどお願い申し上げます。

 以上でございます。



○議長(辻本八郎君) 以上で通告による質疑を終わります。

 ほかに御質疑ありませんか。

          (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(辻本八郎君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。

 議認第1号から議認第10号までの10議案については、11人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(辻本八郎君) 御異議なしと認めます。

 よって議認第1号から議認第10号につきましては、11人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。

 お諮りいたします。

 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、

              2番  福 田 浩 実 君

              5番  高 橋 朋 美 君

              6番  林   浩 史 君

              9番  田 村   俊 君

              11番  西 川 貴 雄 君

              13番  尾 口 五 三 君

              14番  金 銅 成 悟 君

              16番  池 田 篤 美 君

              19番  仲   元 男 君

              22番  石 田 眞 藏 君

              23番  乾   充 徳 君

 以上11人を指名いたしたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(辻本八郎君) 御異議なしと認めます。

 よってただいま指名いたしました11人を決算特別委員会委員に選任することに決しました。

 決算特別委員会の正副委員長が決まりましたので、報告いたします。

 決算特別委員会委員長に

              9番  田 村   俊 君

 同副委員長に

              19番  仲   元 男 君

 以上であります。

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○議長(辻本八郎君) 本日はこれをもって散会いたします。

 明5日から16日までは休会し、各常任委員会及び特別委員会を開会いたします。

 次回は9月17日午前10時より会議を開きます。

 本日はどうも御苦労さんでした。

               午前10時41分 散会