議事ロックス -地方議会議事録検索-


奈良県 奈良市

平成14年  3月 定例会 03月07日−01号




平成14年  3月 定例会 − 03月07日−01号









平成14年  3月 定例会



平成14年奈良市議会3月定例会会議録(第1号)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

   平成14年3月7日(木曜日)午前10時22分開会

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

議事日程

 日程第1 議会議案第1号 奈良市議会委員会条例の一部改正について

 日程第2 報告第1号  株式会社奈良市清美公社の事業計画の報告について

      報告第2号  奈良市土地開発公社の事業計画の報告について

      報告第3号  財団法人奈良市文化振興センターの事業計画の報告について

      報告第4号  財団法人奈良市スポーツ振興事業団の事業計画の報告について

      報告第5号  財団法人奈良市駐車場公社の事業計画の報告について

      報告第6号  奈良市市街地開発株式会社の事業計画の報告について

      報告第7号  財団法人奈良市商業振興センターの事業計画の報告について

      報告第8号  財団法人奈良市勤労者福祉サービスセンターの事業計画の報告について

      報告第9号  財団法人入江泰吉記念写真美術財団の事業計画の報告について

      報告第10号 財団法人ならまち振興財団の事業計画の報告について

      報告第11号 財団法人奈良市防災センターの事業計画の報告について

      報告第12号 財団法人杉岡華邨書道美術財団の事業計画の報告について

      報告第13号 財団法人奈良市生涯学習財団の事業計画の報告について

 日程第3 議案第1号  平成13年度奈良市一般会計補正予算(第4号)

      議案第2号  平成13年度奈良市下水道事業費特別会計補正予算(第4号)

      議案第3号  平成13年度奈良市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)

      議案第4号  平成13年度奈良市土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)

      議案第5号  平成13年度奈良市市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)

      議案第6号  平成13年度奈良市公共用地取得事業特別会計補正予算(第2号)

      議案第7号  平成13年度奈良市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)

      議案第8号  平成13年度奈良市介護保険特別会計補正予算(第3号)

      議案第9号  平成13年度奈良市宅地造成事業費特別会計補正予算(第1号)

      議案第10号 平成13年度奈良市水道事業会計補正予算(第2号)

      議案第11号 奈良市情報公開条例の一部改正について

      議案第12号 奈良市土地開発基金条例等の一部改正について

      議案第13号 奈良市住宅新築資金等貸付条例の廃止について

      議案第14号 奈良市附属機関設置条例の一部改正について

      議案第15号 奈良市総合老人ホーム条例の廃止について

      議案第16号 奈良市心身障害児手当支給条例の廃止について

      議案第17号 工事請負契約の締結について

      議案第18号 寄附金について

      議案第19号 平成14年度奈良市一般会計予算

      議案第20号 平成14年度奈良市下水道事業費特別会計予算

      議案第21号 平成14年度奈良市住宅新築資金等貸付金特別会計予算

      議案第22号 平成14年度奈良市国民健康保険特別会計予算

      議案第23号 平成14年度奈良市老人保健特別会計予算

      議案第24号 平成14年度奈良市土地区画整理事業特別会計予算

      議案第25号 平成14年度奈良市市街地再開発事業特別会計予算

      議案第26号 平成14年度奈良市公共用地取得事業特別会計予算

      議案第27号 平成14年度奈良市福祉資金貸付金特別会計予算

      議案第28号 平成14年度奈良市駐車場事業特別会計予算

      議案第29号 平成14年度奈良市介護保険特別会計予算

      議案第30号 平成14年度奈良市母子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算

      議案第31号 平成14年度奈良市宅地造成事業費特別会計予算

      議案第32号 平成14年度奈良市水道事業会計予算

      議案第33号 平成14年度奈良市簡易水道事業会計予算

      議案第34号 奈良市職員定数条例の一部改正について

      議案第35号 奈良市職員の再任用に関する条例の一部改正について

      議案第36号 公益法人等への奈良市職員の派遣等に関する条例の制定について

      議案第37号 奈良市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部改正について

      議案第38号 奈良市職員の育児休業等に関する条例及び奈良市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について

      議案第39号 奈良市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について

      議案第40号 奈良市体育施設条例等の一部改正について

      議案第41号 奈良市手数料条例等の一部改正について

      議案第42号 奈良市総合福祉センター条例の一部改正について

      議案第43号 奈良市隣保館条例の全部改正について

      議案第44号 奈良市立保育所設置条例の一部改正について

      議案第45号 奈良市児童館条例の一部改正について

      議案第46号 奈良市老人憩の家条例の一部改正について

      議案第47号 奈良市地域ふれあい会館条例の一部改正について

      議案第48号 奈良市自転車駐車場条例の一部改正について

      議案第49号 奈良市営住宅条例の一部改正について

      議案第50号 奈良市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例及び奈良市住宅地高度利用地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について

      議案第51号 奈良市下水道条例の一部改正について

      議案第52号 奈良市火災予防条例の一部改正について

      議案第53号 奈良市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の制定について

      議案第54号 奈良市集会所条例の一部改正について

      議案第55号 包括外部監査契約の締結について

      議案第56号 市道路線の廃止について

      議案第57号 市道路線の認定について

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

本日の会議に付した事件

 第1、陳情第18号 中小企業の当面する金融上の困難を解消し、金融アセスメント法の制定を求める決議を要望する陳情書

 第2、日程に同じ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

出席議員(44名)

              1番   藤本孝幸君

              2番   松村和夫君

              3番   山口 誠君

              4番   矢野兵治君

              5番   土田敏朗君

              6番   中木良夫君

              7番   高杉美根子君

              8番   大橋雪子君

              9番   高橋克己君

             10番   松岡克彦君

             11番   山口裕司君

             12番   中村篤子君

             13番   榧木義秀君

             14番   池田慎久君

             15番   上原 雋君

             16番   松田末作君

             17番   森田一成君

             18番   蔵之上政春君

             19番   金野秀一君

             20番   大井国崇君

             21番   岡田佐代子君

             22番   黒川恵三君

             23番   西本守直君

             24番   原田栄子君

             25番   矢追勇夫君

             26番   峠 宏明君

             27番   吉田文彦君

             28番   山本 清君

             29番   堀田征男君

             30番   森 純男君

             31番   船越義治君

             32番   岡本志郎君

             33番   松石聖一君

             34番   日和佐穣甫君

             35番   小林照代君

             36番   横田利孝君

             37番   大谷 督君

             38番   中西義次君

             39番   米澤 保君

             40番   浅川清一君

             41番   中村重信君

             42番   和田晴夫君

             43番   横井健二君

             44番   橋本和信君

欠席議員

             なし

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

説明のため出席した者

             市長        大川靖則君

             助役        辻谷清和君

             助役        南田昭典君

             収入役       岡本信男君

             市長公室長     前田憲一郎君

             企画部長      南畑幸則君

             総務部長      中嶋 肇君

             税務部長      南 哲也君

             市民部長      庄司健一君

             民生部長      笠原俊彦君

             福祉部長      丸野俊雄君

             環境清美部長    香村侃彦君

             経済部長      北川健五君

             建設部長      大花章義君

             都市計画部長    松田幸俊君

             都市整備部長    吉村隼鷹君

             水道局長      福田惠一君

             業務部長      中村 誠君

             給水部長      木田 享君

             浄水部長      乾口 朗君

             消防局長      松田久雄君

             教育委員長     南浦小糸君

             教育長       冷水 毅君

             教育総務部長    林 英典君

             社会教育部長    西久保武志君

             監査委員      吉田 肇君

             総務部次長

             財政課長事務取扱  中和田 守君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

議会事務局職員出席者

             議会事務局長    遠藤忠臣

             議会事務局次長

             庶務課長事務取扱  小林 勉

             議事課長      吉村安弘

             調査課長      植田英夫

             議事課長補佐    前川純二

             調査課長補佐    中西康之

             議事係長      福井俊史

             速記        谷口藤男

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

   午前十時二十二分 開会



○議長(山本清君) ただいまより奈良市議会三月定例会を開会いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△市長招集あいさつ



○議長(山本清君) 大川市長より招集のあいさつがございます。

 市長。

   (市長 大川靖則君 登壇)



◎市長(大川靖則君) 三月定例市議会の開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

 今、東大寺の二月堂では、春を呼ぶ修二会が行われております。このお水取りは、延々、千二百五十一年もの間、一度も途絶えることなく受け継がれているものであります。この歴史的な大行事が脈々と続いていることは、幾多の艱難辛苦を乗り越えたその結果であり、ここに改めてお水取りがいかにすばらしいものであるか感じるものでございます。

 さて、政府は、二月四日開会の通常国会における首相施政方針で、ことしは構造改革本番の年、経済再生の基盤を築く年としなければならないといたしております。国の新年度予算案は、一般会計において八十一兆二千三百億円、前年度比一・七%の減で、そのうち一般歳出は前年度比二・三%の減となる緊縮予算を編成しております。

 一方、奈良市におきましても、新年度予算につきましては、一般会計で前年度比六・九%減の超緊縮予算案を提案させていただいております。これは、低迷する経済状況により市税等の歳入の減少によるものでありますが、限られた財源を有効に活用すべく、職員一丸となり創意工夫を凝らし、市政運営に当たってまいる所存でございます。

 さて、国立奈良病院の後医療について御報告申し上げます。

 国立病院の再編成により統廃合される国立奈良病院の後医療の件につきましては、さまざまな意見をいただいておりますが、本市の中核的医療機関である国立奈良病院の診療機能を何らかの方法で存続させることは、市民福祉の向上には欠かすことのできないものと判断し、関係機関と再編成協議会を設置し、検討を重ねてまいりました。その結果、公設民営による管理委託方式を採用し、国からの施設等の譲渡を受け、公共的団体であります社団法人地域医療振興協会に委託することを予定といたしております。

 同協会は、地域保健医療の確保と質の向上等、住民福祉の増進を図ることを目的として設立された団体であり、多くの公的医療施設の管理運営を行うなど、地域医療の充実に寄与いたしております。今後は、開設・運営に向けての調査等の準備作業を進め、地域医療と連携のとれた施設として整備し、中核市奈良にふさわしい医療環境づくりを図ってまいりたいと存じております。

 いよいよ四月一日から、我が奈良市は、中核市として市政を担うことになります。中核市移行を我が奈良市のさらなる飛躍・発展の好機ととらえ、そして、議会の本会議並びに中核市検討特別委員会の中で賜りました貴重なる御意見、御指導を心に深くとどめ、今後の市政運営に万全を期してまいる所存でございます。議員の皆様におかれましても、なお一層の御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 なお、今議会に御審議をお願いせんとする案件は、平成十四年度予算関係など報告十三件、議案五十七件であります。各案件の提案の趣旨並びに内容につきましては、案件が上程されますその都度御説明申し上げたいと存じておりますので、よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。

 なお、今会期中に人事案件につきまして追加提案を申し上げたいと存じ、現在、成案中でございますので、あらかじめ御了承おきいただきますようお願い申し上げます。

 以上、甚だ簡単でございますが、三月定例市議会の開会に当たりましての招集のごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いをいたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△開議



○議長(山本清君) 会議を開きます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△会期の決定



○議長(山本清君) 会期についてお諮りをいたします。

 本定例会は、本日より三月二十六日までの二十日間といたしたいと思いますが、そのようにいたしまして御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決定いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△会議録署名議員の指名



○議長(山本清君) 会議録署名議員を指名をいたします。

   十三番  榧木君

  二十七番  吉田君

  四十三番  横井君

 以上三名の方にお願いをいたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△監査報告



○議長(山本清君) 監査委員より報告書五件が出ておりますが、既に皆様方のお手元に御配付申し上げております。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△陳情第十八号 中小企業の当面する金融上の困難を解消し、金融アセスメント法の制定を求める決議を要望する陳情書



○議長(山本清君) 本日までに受理をいたしました陳情書一件は、お手元に配付をいたしております陳情文書表のとおりであります。

 御清覧おき願います。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第一 議会議案第一号 奈良市議会委員会条例の一部改正について



○議長(山本清君) 日程に入ります。

 日程第一、議会議案第一号 奈良市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。

 提案者の説明を求めます。

 三十二番岡本君。

  (三十二番 岡本志郎君 登壇)



◆三十二番(岡本志郎君) ただいま上程されました議会議案第一号 奈良市議会委員会条例の一部改正について、私より提案の趣旨説明を申し上げます。

 本件は、さきの十二月定例会で全部改正の議決がなされました奈良市行政組織条例が本年四月一日から施行されることに伴い、本市議会委員会条例における常任委員会の所管について、所要の改正を行おうとするものであります。

 本条例第二条に定める常任委員会の所管について、総務水道委員会の所管中、「市長公室、総務部、税務部」を「総務部、財務部」に、また、厚生委員会の所管の「市民部、民生部及び福祉部」を「市民生活部及び保健福祉部」に、それぞれ改めようとするものであります。

 なお、施行期日については、平成十四年四月一日からといたしたものであります。

 以上、簡単ではございますが、提案の趣旨説明といたします。

 各位の御賛同をよろしくお願いをいたします。



○議長(山本清君) 質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 質疑なしと認めます。

 十六番松田君。



◆十六番(松田末作君) 動議を提出いたします。

 ただいま議題にされております日程第一、議会議案第一号につきましては、委員会付託を省略されたいと存じます。

 各位の御賛同をお願いいたします。



○議長(山本清君) 十八番蔵之上君。



◆十八番(蔵之上政春君) ただいまの動議に賛成いたします。



○議長(山本清君) ただいま十六番松田君より、日程第一、議会議案第一号については、委員会付託を省略されたいとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立をいたしました。

 よって、本動議を直ちに議題といたします。

 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決定いたします。

 これより討論を行います。

 討論はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 討論なしと認めます。

 これより採決をいたします。

 本案を原案どおり可決することに決しまして御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 御異議なしと認めます。

 よって、議会議案第一号は原案どおり可決することに決定いたしました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△議会議案第一号 奈良市議会委員会条例の一部改正について 原案可決と決定

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第二 報告第一号 株式会社奈良市清美公社の事業計画の報告について 外十二件



○議長(山本清君) 次に、日程第二、報告第一号 株式会社奈良市清美公社の事業計画の報告についてより報告第十三号までの報告十三件を一括して議題といたします。

 報告を求めます。

 市長。

  (市長 大川靖則君 登壇)



◎市長(大川靖則君) ただいま一括御上程に相なりました案件につきまして、その概要を御説明させていただきます。

 報告第一号から第十三号は、地方自治法施行令で定められている、奈良市が出資している法人の事業計画の報告についてであります。

 まず、報告第一号 株式会社奈良市清美公社の事業計画の報告についてでございます。

 奈良市清美公社については、市からの受託業務といたしまして、引き続き、し尿収集運搬、東部地域及び中高層住宅の一般家庭ごみ収集運搬、公共施設の清掃業務のほか、再生資源等の収集運搬を実施する一方、公社独自の業務として、浄化槽の清掃や保守点検及び建物清掃を実施いたします。受託事業費といたしましては六億六千七百九十二万八千円、受託外事業費で二億一千三百九十七万二千円、総事業費では八億八千百九十万円の計画であります。

 次に、奈良市土地開発公社では、市の公有地先行取得計画に基づき公共事業用地を先行取得しておりますが、新年度事業といたしましては、公園、街路、道路及び地域ふれあい会館の事業用地で総面積二万四千六百五十九・〇四平方メートルの取得を予定し、その事業費として三十億五千三百九十万円を計上しております。一方、取得いたしております土地のうち九千四百四十四・二一平方メートルを十二億八千七十八万七千円でもって、市へ売却処分する予定となっております。

 次に、財団法人奈良市文化振興センターでは、なら一〇〇年会館等の四施設の管理運営を受託し、また自主事業としてミュージカルや各種コンサート、講演会等の催しを行い、市民文化の向上を図ることとしております。その総事業費は八億五千百五十九万五千円とする計画であります。

 次に、財団法人奈良市スポーツ振興事業団では、市民の体育・スポーツの普及振興を図り、明るく豊かな市民生活の形成を目指し、鴻ノ池陸上競技場を初めとする体育施設の管理運営並びに各種体育・スポーツ事業を受託するとともに、自主事業として水泳教室を開催し、その事業費は四億八千二百三十八万六千円の計画であります。

 次に、財団法人奈良市駐車場公社では、市よりならまちセンター駐車場及び同センター地下駐車場、転害門前観光駐車場の管理運営を受託し、当期支出を一億五千四百九十六万一千円と計画いたしておりますが、今後とも経営の健全化を図ってまいります。

 次に、奈良市市街地開発株式会社では、JR奈良駅前再開発第一ビル商業床経営及び市営駐車場の施設管理と、近鉄学園前駅南再開発ビルの管理事務代行等を行い、事業費は二億六千五百八万九千円の計画であります。

 次に、財団法人奈良市商業振興センターについては、奈良マーチャントシードセンターの管理運営、経営支援等の事業を受託し、また消費者・商業者コミュニケーション推進事業等の自主事業を実施することとし、事業費は八千七百六十万円の計画であります。

 次に、財団法人奈良市勤労者福祉サービスセンターでは、勤労者のための総合的な福祉事業を実施するとともに、奈良勤労者総合福祉センターの管理運営や各種教室の開催を受託することとし、事業費は一億五千五百六万八千円の計画であります。

 次に、財団法人入江泰吉記念写真美術財団については、写真美術館及び駐車場の管理運営を受託し、自主事業として各種展示、ハイビジョンギャラリー運営、作品保存等の事業を計画し、その事業費は一億七千五百三十九万八千円の計画であります。

 次に、財団法人ならまち振興財団では、ならまちセンター、音声館、ならまち振興館、なら工藝館等の管理運営を行うほか、童歌振興や音声館、なら工藝館等の活用事業を実施するなど、事業費は三億七千二百三万八千円の計画であります。

 次に、財団法人奈良市防災センターでは、防災意識の高揚と普及啓発を行うとともに、防災センターの管理運営や応急手当て講習会等の普及啓発事業を受託し、また自主事業も展開し、その事業費は六千四百二十八万五千円の計画であります。

 次に、財団法人杉岡華邨書道美術財団でありますが、書道美術館の管理運営を受託し、また寄贈作品の公開展示、文化講演会や資料の収集などの事業を行い、事業費は五千六百六十一万九千円の事業計画であります。

 次に、財団法人奈良市生涯学習財団についてでありますが、市より公民館の管理運営を受託し、公民館活性化等の事業を実施してまいりますが、その事業費は六億六百五十二万二千円の計画でございます。

 以上、公社等の事業計画について、その概要を御報告申し上げた次第でございます。

 よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。

 以上でございます。



○議長(山本清君) 質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 質疑なしと認めます。

 本報告は承りおき願います。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第三 議案第一号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算(第四号) 外五十六件



○議長(山本清君) 次に、日程第三、議案第一号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算より議案第五十七号までの五十七議案を一括して議題といたします。

 提案者の説明を求めます。

 市長。

  (市長 大川靖則君 登壇)



◎市長(大川靖則君) 本日ここに平成十四年度一般会計予算案を初めとする重要諸案件を提案し、御審議をお願いするに当たり、新年度の重点施策を中心に所信を申し上げ、議員並びに市民の皆様の御理解と御協力を得たいと存じます。

 その前に、平成十三年度関係議案について御説明申し上げます。

 まず、議案第一号より第十号までの一般会計及び七特別会計並びに二公営企業会計の補正予算についてであります。

 今回の補正予算につきましては、国の補正予算に伴うもの、補助認承や事業の進捗状況により事業費の増減するもの、並びにその他緊急的な行政経費等について補正措置を講じた次第であります。

 まず、一般会計補正予算につきましては、四億八千三百二十三万一千円の減額措置を講じたところであります。この内容につきましては、国の二次補正予算に伴います京阪奈新線建設事業や街路事業の認承増やインフルエンザ接種者の増、また旧最勝院跡美術館建設計画見直しによる寄附金の返還などにより六億三千百七十六万九千円の増額補正となる一方、道路橋梁新設改良事業等の事業執行減、借入条件変更に伴う公債費の減、特別会計繰出金の精査による減などで十一億一千五百万円の減額となることによるものでございます。なお、対応いたします一般財源については九億九千四百二十二万四千円の減額となりますが、これにつきましては、地方交付税が増収なる一方、市税や財産収入、地方特例交付金、地方消費税交付金等が減収となり、その収支不足を財政調整基金、減債基金に加え、その他特定目的基金からの繰入金で対応を図った次第であります。

 なお、仮称旧最勝院跡美術館建設事業の建設計画の見直しに伴い、歳出予算の減額と継続費変更の措置をとらせていただいておりますが、また、その建設に際し、財団法人の設立資金としてちょうだいした寄附金につきまして、それを返還すべく関係議案をあわせて提出させていただいております。

 次に、繰越明許費については、追加及び変更の必要が生じたものにつきまして、再びお諮りするものであります。今回、新たに追加するものは京阪奈新線建設事業ほか七事業、変更するものは庁舎等の施設整備事業ほか五事業で、その補正額は十億五千二百五万円となっております。

 同様に、下水道事業費特別会計ほか六特別会計の歳入歳出予算におきましては、四億二千五百二十一万一千円の増額補正を行い、繰越明許費については、下水道事業費及び土地区画整理事業特別会計におきまして四億四千七百四十万円の増額措置を講じるものであります。

 次に、宅地造成事業費特別会計では、売却処分地の減に伴う減額補正を行うものであります。

 次に、水道事業会計につきましては、第六期拡張第二次事業の進捗に合わせ、継続費の年割額を変更するとともに、起債対象事業の見直しに伴い、企業債の限度額の変更を行うものであります。

 次に、議案第十一号 奈良市情報公開条例の一部改正についてであります。奈良市個人情報保護審議会との整合性を図るため、奈良市情報公開運営審議会を奈良市情報公開審査会に統合するものであります。

 次に、議案第十二号 奈良市土地開発基金条例等の一部改正についてであります。預金保険制度の改正に伴い、四月一日よりペイオフが解禁されることに備え、基金に属する現金を債務と相殺できるようにするとともに、公金の効率的な活用を図るため、十三の基金条例の改正をしようとするものであります。

 次に、議案第十三号 奈良市住宅新築資金等貸付金条例の廃止及び議案第十四号 奈良市附属機関設置条例の一部改正についてであります。地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律等が平成十四年三月三十一日をもって失効することに伴い、住宅新築資金貸付金等貸付制度を廃止せんとするものであり、また、あわせて同貸付審査会を廃止するものであります。

 次に、議案第十五号 奈良市総合老人ホーム条例の廃止についてであります。奈良市総合老人ホーム和楽園の施設を、その管理委託先である社会福祉法人奈良市和楽園に無償貸与し運営させるため、本条例を廃止し、同施設を普通財産に管理がえするものであります。

 次に、議案第十六号 奈良市心身障害児手当支給条例の廃止についてであります。国の児童手当及び障害児福祉手当の制度が整備され、奈良市心身障害児手当の受給者も国の制度に移行したことにより、本条例を廃止するものであります。

 次に、議案第十七号 工事請負契約の締結についてであります。第九号(紀寺)市営住宅建替その他工事については、浅川・尾田・森・ホクシン・万葉・宅和特定建設工事共同企業体 代表者 株式会社 浅川組 代表取締役 中林直義氏、株式会社 尾田組 代表取締役 尾田芳信氏、森建設株式会社 代表取締役 森 吉三郎氏、株式会社 ホクシン 代表取締役 平沢雄一氏、万葉建設協同組合 理事長 岡田正美氏、株式会社 宅和建設 代表取締役 宅和則之氏と八億四千八百四十万円でもって、工事請負契約の締結をいたすものであります。

 以上が平成十三年度関係議案でございます。

 続きまして、平成十四年度の重要諸案件について、その概要を御説明申し上げます。

 明治三十一年に市制が施行され、先人たちの努力により発展を遂げた我が奈良市は、平成十年に市制百周年を迎え、そして本年四月には中核市へ移行しようとしております。

 地方が主体的に行政を行う地方分権一括法が施行されたこのときに、時を同じくして、中核市として地方分権・地方自治確立に向けたスタートを切ることになるのであります。

 中核市移行に伴い、県より二千三百十件の事務が移譲され、よりきめ細やかな行政サービスを提供することができるようになりました。市民の皆様方にも、より一層行政へのかかわりを自覚していただき、地域住民の皆様とともに手を携えて市政を推進してまいりたいと存じております。そして、世界遺産を初めとする多くの歴史的文化遺産と自然環境に恵まれたこの奈良市が、中核市移行というこの大きな節目にめぐり会えることは、千載一遇の喜びとするところであります。およそ千三百年の歴史の中、全知全能を傾け、この奈良のまちをつくり上げられた先人たちの功績を受け継ぎながら、私たちは、新しい奈良市の創造をしてまいりたいと決意を新たにいたしております。

 さて、世界経済が同時的に減速する中、我が国の経済の状況は、輸出、生産が大幅に減少し、企業収益等も減少、さらに雇用情勢が厳しさを増し、景気は一段と悪化いたしております。このような状況下において、国におきましては、かつてのような税収の伸びが期待できない中で、急速な高齢化等に伴う経費の増大や国債費の累積等により、歳入歳出構造はますます硬直化し、財政構造の思い切った見直しを行おうとしております。

 平成十四年度の国の予算は、その財政構造改革の第一歩として、歳出構造を抜本的に見直す改革断行予算と位置づけられ、予算配分を大胆にシフトすることによって経済構造の転換を推進するとともに、簡素で効率的な行政システムを確立しようとしております。

 一方、国の示す新年度の地方財政は、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入が大幅に減少する一方で、公債費の累積等により、平成十三年度に引き続き、大幅な財源不足が生じるものと見込まれております。このような極めて厳しい現状を踏まえ、策定された地方財政計画は、対前年度比マイナス一・九%と、史上初めて前年度比マイナスとなっており、予算編成に当たっては、財政の健全性の確保に留意しつつ、それぞれの地域の経済状況にかんがみ、個性ある地方の活性化、少子・高齢化への対応等の地域の課題に重点的に取り組み、住民福祉の向上に努めることとされております。

 さて、本市の財政状況についてでありますが、歳入につきましては、主たる財源であります市税が、景気低迷等の影響により対前年度比五・三%の減と見込まれ、また、利子割交付金等その他の財源につきましても前年度を下回る状況にあり、中核市移行に伴う地方交付税の増額はあるものの、大変厳しいものとなっております。

 このような状況に対処すべく、歳出においては、一般行政経費について、対前年度比マイナス二〇%、投資的経費については同じくマイナス一〇%を原則に、あらゆる事業にわたってゼロベースの観点から見直しを図ったところであります。また、人件費につきましても、新年度も引き続き、議員の皆様にも御理解、御協力をいただき、議員及び特別職の報酬や管理職手当等の削減を行い、一方、歳入面においても、使用料、手数料等のうち、長年据え置いてきたものについて受益者負担の原則により改定を行い、行財政改革による財政健全化に努めることとしたところであります。

 このような方針に基づき編成いたしました本市の新年度の予算案は、一般会計が一千五十九億円で、前年度予算に比べて六・九%の減、また下水道事業費会計を初めとする十一特別会計では七百七十九億九千百十万円で、前年度予算に比べて〇・五%の増、続いて公営企業会計では百六十八億四千五百二十万円で、前年度予算に比べて一五・四%の減となり、これら全会計を合計いたしました奈良市全体の財政規模は、二千七億三千六百三十万円となり、前年度予算に比べて五・〇%の減となった次第であります。

 それでは、平成十四年度の主要な施策の概要を四つの重点施策ごとに御説明させていただきます。

 重点施策の第一は、「人権の尊重、文化の創造、教育の充実を進めるまちづくり」であります。

 人権が尊重され、安心して生き生きと暮らすことのできるまちづくりを進めるため、行政と市民が一体となって、日常生活の中に根づいた人権文化を創造し、世界遺産を持つ奈良市から人権の確立に向けた平和の文化を発信してまいりたいと存じます。

 まず、人権の確立についてであります。二十一世紀は、人権の世紀であります。市民一人一人が差別をなくす取り組みに自発的にかかわり、みずからの問題として取り上げていただくことが必要であります。新年度におきましては、多くの市民が参加し、触れ合い、学び、ともに生きていく力をつけていくことによって、豊かな人間関係と共生の社会を築いていくための催しを開催するなど、あらゆる差別の解消を目指した啓発活動をより一層推進してまいります。

 次に、同和問題の解決につきましては、特別措置法が平成十三年度をもって終了するのでありますが、今後とも残された課題の解決に向けて積極的に取り組んでまいります。また、一般対策に移行された事業につきましても、今までの事業成果を損なうことのないように引き続き施策推進を図ってまいります。

 次に、男女共同参画社会につきましては、男女がともに豊かで充実した日々が過ごせる二十一世紀を目指して策定しました奈良市男女共同参画計画により、施策を着実に推進してまいります。新年度は、シルキア奈良二階に仮称男女共同参画センターを開設することとし、その整備・運営経費を計上しております。

 次に、国際交流につきましては、今や国際化時代であり、我が奈良市におきましても、友好・姉妹都市を初めとする世界の国々の都市との友好をさらに充実し、世界平和に努めてまいりたいと存じております。

 次に、市民参加・交流についてでありますが、地方分権の流れの中、中核市として発展していくには、市民の皆様の市政への参加が必要であります。各種事業への積極的な参加をいただき、人と人との触れ合いにより市民相互の連帯感を高め、人間性豊かな地域社会を進めてまいりたいと存じております。

 そして、地域の住民の多様なニーズにこたえるため、多目的施設として計画しておりました仮称平城ニュータウン地区センターを、新年度より三カ年の継続事業として建設する予算を計上するとともに、地域住民の交流活動の拠点としての地域ふれあい会館につきましても、新たに一館の用地取得を図ってまいります。

 次に、情報化の推進につきましては、高度情報化社会に対応すべく、引き続き庁舎等情報通信網、いわゆる庁内LAN並びに住民基本台帳ネットワークシステムの整備を行い、市民サービスの向上及び行政事務の高度化、効率化に努めてまいります。

 次に、伝統文化の継承についてでありますが、世界遺産に代表される豊富な文化的遺産は奈良市の持つ特性であり、それらを次世代に引き継ぐことは私たちの使命であり、それら文化遺産の保護助成を行い、すぐれた文化環境を形成してまいります。

 次に、文化・芸術活動の振興につきましては、なら一〇〇年会館などの文化施設におきまして、多くのすぐれた芸術・文化に触れる機会の提供に努め、また、地方の時代にふさわしい奈良市独自の市民参加の文化振興を図ってまいります。また、奈良観光の玄関口として楽しんでいただいておりますなら奈良館において、映像コーナーを整備し、奈良の文化遺産をより理解していただき、また、奈良の魅力をより一層満喫していただけるよう努めてまいります。また、引き続き世界遺産フォーラム・世界遺産夏季大学等を開催し、先人たちが守り伝えてきたそのすばらしさを、国内はもとより、全世界へ向けて発信してまいりたいと存じております。

 次に、生涯学習の振興につきましては、公民館を中心として、市民の自主的な学習活動を支援し、促進を図ってまいりますが、新年度におきましては、生涯学習財団の人員を増強することにより、さらに学習活動の内容充実と発展に努めるとともに、だれでもが、いつでも学習できる環境づくりに努めてまいります。

 次に、学校教育の充実につきましては、施設の計画的な整備を進めることとし、新年度は小学校で二校、中学校一校の施設整備を図るほか、小学校一校、幼稚園一園の用地取得事業も進めてまいります。また、中核市移行に伴い、教職員の研修事務が移譲されることから、旧西部公民館・旧西部出張所施設を改修し、仮称教育センターとして整備を行うとともに、県費負担教職員等研修も実施し、その資質向上に努めてまいります。また、平成十五年度より実施される高等学校の新学習指導要領に沿い、一条高校において新教科「情報科」を実施する準備を進めるとともに、小・中学校においても教育用コンピューターを増設し、情報教育を推進してまいります。

 そして、給食食器につきましても、順次モデル校に強化磁器を導入し、児童の健康・体力づくりに努めてまいります。さらに、活力ある学校・園づくりのため学校園活性化対策事業を推進するとともに、いじめ・不登校問題対策として、カウンセラー等による相談体制の充実や野外活動事業を実施するほか、各小学校区における青少年の健全育成活動や、完全学校週五日制に対応しての地域活動にも支援してまいります。

 また、障害児教育についても、就学前等の教育相談窓口を設置し、適切な保育体制に努めてまいります。

 そして、スポーツ・レクリエーションの振興につきましては、建設を進めております仮称田原コミュニティ・スポーツ広場が新年度に完成いたしますとともに、その他のスポーツ施設におきましても、引き続き整備充実を図ってまいります。

 また、西安市での姉妹三都市親善体育大会等のスポーツ交流を図るほか、各種スポーツ大会を開催するなど、スポーツ環境づくりを進めてまいります。

 次に、重点施策第二の「福祉のまちづくり」であります。

 だれもが住みなれた地域や家庭で、安心して生き生きと暮らしていけるまちの実現に向け、さまざまな面から総合的な福祉のまちづくりを進めてまいります。

 まず、国民健康保険についてであります。国保加入者の高齢化や医療技術の高度化等により、年々医療費が増嵩しております。これに対処するため、早期発見、早期治療に結びつく各種保健事業を進めておりますが、新年度においては、人間ドックの検査項目に歯科ドックを追加し、その充実を図るとともに、五十歳の市民を対象にコンピューター健康診査を行い、生活習慣病予防を図るなど医療費の適正化に努めてまいります。

 次に、児童福祉についてであります。近年の急激な社会の変化に対応して、保育へのニーズも多様化しています。それらニーズに対応するため、二十四時間保育などの特別保育の充実を図るとともに、子供たちの豊かな感性を育てる保育園活性化対策も実施し、施設整備もあわせて保育内容を充実してまいります。また、民間の児童福祉施設の建設についても助成を行うとともに、バンビーホームの増改築を図ってまいります。

 次に、母子福祉についてであります。中核市移行に伴い、母子相談員・母子福祉委員を設置し、その生活の安定と向上に努めるとともに、母子寡婦福祉資金貸付金制度を設け、経済的自立の助成と生活意欲の向上を図ってまいります。なお、当該貸付金については、特別会計を設け、実施してまいります。

 次に、高齢者福祉についてであります。本市独自の施策として、従来より実施しております老春手帳優遇措置事業についてでありますが、高齢者人口の増加や、現下の厳しい財政状況を考慮し、制度の見直しを検討してまいりましたが、新年度より、老春バスに一部自己負担の導入を、そして、入浴券・映画入場券については交付枚数の見直しを行うこととし、高齢者の方々に御協力をお願いせんとするものであります。これは、バス利用者の実態を把握する上においても参考とするために、一部負担の御協力をいただくものであります。

 なお、介護保険における利用料助成や各種サービス、そして、老人医療助成や在宅老人配食サービス事業の各種施策や民間福祉施設の整備助成につきましては、引き続き推進に努めてまいります。

 次に、障害者福祉につきましては、中核市移行に伴い、重症心身障害児通園事業や地域療育等支援事業など、多くの事業の実施主体が市へ移行してまいります。また、新たに精神障害者へのホームヘルプサービス事業等の居宅生活支援事業や、在宅身体障害者に対して各種サービスの情報提供等を行うなど、障害者の社会参加と生活支援のための充実に努めてまいります。また、民間の福祉施設、授産施設等の整備・運営に対し、引き続き助成を行ってまいります。

 次に、医療・保健・衛生についてであります。中核市移行により、現在、本市が行っている母子保健・健康診査等の保健サービスに加え、感染症対策や精神保健、食品衛生等の業務が移管されます。これにより保健予防・環境衛生・食品衛生などの地域保健サービスが一元化され、よりきめ細やかな保健サービスが提供できることにより、市民の健康の一層の推進が図れるものと存じております。現在まで保健所開設に備え、職員研修や体制整備など受け入れ準備を進めてまいりましたが、新年度には、施設整備や検査測定機器の整備を行い、その運営に万全を期してまいる所存でございます。なお、新年度も引き続き、総合医療検査センターの運営の充実や基本健康診査等各種検診の実施により、健康づくりへの取り組みを進めてまいります。また、民間の医療施設に対しましても助成を行うことにより、その施設整備を促進してまいります。

 次に、重点施策の第三は、「環境保全と安心・快適なまちづくり」であります。

 豊かな自然との共生を図り、歴史的景観や環境の保全・整備に努め、快適な都市環境を形成するため、次のような施策を進めてまいります。

 まず、環境保全につきましては、豊かな環境を将来世代に引き継いでいくため、環境基本計画に基づく施策推進に努めておりますが、新年度は新たに、中核市移行に伴い移譲されますダイオキシン類検査測定、騒音監視及び水質検査、並びに産業廃棄物対策事務につきましても万全を期してまいります。

 次に、環境清美についてであります。近年の急速なごみ量の増加と、ごみ質の多様化により、その適正処理は重要な課題となっております。本市におきましては、引き続き、分別排出の徹底と市民意識の啓発を図り、ごみの減量とリサイクルの促進に努めてまいります。また、施設面につきましては、ダイオキシン対策のための焼却炉改造を終え、衛生浄化センターも新年度に完成なりますが、その他の施設につきましても計画的に整備を行い、清潔で快適なまちづくりのため、環境美化を図ってまいります。

 次に、市街地整備につきましては、JR奈良駅周辺地区においては、引き続き、駅周辺の区画道路の整備等を進めるとともに、南地区におきましても実施設計に着手してまいります。また、近鉄西大寺駅南地区につきましても、土地区画整理事業による都市計画道路の築造事業等の推進と、調整池の完成を図ってまいります。

 次に、交通体系についてでありますが、新年度も、人・まち・環境に優しい取り組みとして、観光シーズンの交通渋滞緩和策としてのパーク・アンド・バスライドや、道路交通の円滑化のための駐車場案内システムについても整備を進めてまいります。また、公共交通機関としてのバスの利便性を高め、地域交通の改善を図るため、オムニバスタウン計画の推進、ノンステップバスの導入や、バス停留所整備費への助成を行うとともに、新たな交通手段としてLRT(ライト・レール・トランジット)導入に向け、新年度も検討を進めてまいります。

 また、JR奈良駅付近連続立体交差事業については、国・県とともにその推進を図るとともに、近鉄西大寺駅周辺における道路交通の問題点についても関係機関との協議を進め、その検討を図ってまいります。

 一方、道路網の整備につきましては、引き続き都市計画道路の整備を推進し、早期完成を目指すとともに、市民の日常生活の基盤となる生活道路については、利便性と安全性に配慮した道路整備を図ってまいります。さらに、世界遺産都市にふさわしい景観整備を図ることから、新年度は、高畑町において電線類共同溝地中化事業を推進してまいります。

 次に、交通安全についてであります。駅前の美観保持、歩行者の安全確保のため、放置自転車対策として建設をしております自転車駐車場につきましては、新年度におきまして、JR奈良駅西口に立体駐車場を新たに設置すべく、所要の予算を計上しております。また、既設の四カ所の自転車駐車場につきましては、始発の電車にも対応できるよう開場時間を一時間早めるとともに、中筋・高の原第一駐車場におきましては、自動二輪車も利用可能とするなど、利用者の利便性を図ることとし、関係条例の改正とあわせて提案いたしております。

 次に、住宅整備につきましては、市営住宅の建てかえ事業を引き続き進めてまいりますが、十三年度より建てかえに着手いたしました紀寺住宅につきましては、平成十五年三月末の完成を目指し整備を進めるとともに、新たに簡易二階建て住宅につきましても、今後、計画的に建てかえを進めてまいりたいと考えております。また、古市地区等の住環境整備事業につきましても、事業の完成を目指して整備を進めてまいります。

 次に、景観・自然環境についてでありますが、中核市への移行に伴い、屋外広告物規制事務が移譲されてまいります。今後は、奈良市の独自性を出した規制強化を図り、古都奈良として特色ある都市景観の保全を図ってまいります。

 そして、公園・緑地につきましては、安全で緑豊かな住みよいまちづくりを推進するために、市民生活に密着した地区公園・街区公園などの整備を進めておりますが、新年度におきましては、西大寺駅北側に防災用の近隣公園用地の購入を図っております。また、それら公園の管理については、公園ボランティア制度の増強を図り、公園利用の多様化に対応した、市民がより親しめる公園づくりを図ってまいります。

 また、河川改修につきましては、主要河川の改修を進めるとともに、局地的な大雨による浸水対策にも対処し、治水対策に努めてまいります。

 次に、水道事業につきましては、主要事業であります東部地域等の水道整備事業が、平成十四年度末の完成に向けての最終年度となります。現在の進捗状況は、平成十三年度末には八九・九%となり、本年一月に続き、四月からも一部地域で上水道の供給開始を予定いたしております。また、水道水源の保全対策や鉛管の解消対策に取り組むとともに、情報化施策を推進し、広報活動の充実にも努めてまいります。

 次に、簡易水道事業につきましては、東部地域等水道整備事業の進捗に合わせて、順次、上水道への統合を進めておりますが、その最終年度として残る六カ所の簡易水道施設の維持管理に努めてまいります。

 次に、重要な生活基盤施設であります下水道についてでありますが、引き続き幹線等の整備を行い、快適な生活環境形成に努めてまいりますが、新年度におきましては、法蓮町を中心とする地域の浸水対策として、三カ年計画により、佐保分水幹線を整備する措置をとらせていただいております。また、農業集落排水事業につきましても、精華地区に引き続き、その他の地区においても供用開始に向け、計画的に整備を促進してまいります。

 次に、防災・消防につきましては、世界遺産等の文化遺産を後世に伝え、市民が安心・安全に暮らせるまちを目指して、引き続き消防車両や防火水槽などの消防力の充実・強化を図るとともに、市民一人一人の防災意識の高揚にも努めてまいります。

 次に、重点施策の第四は、「地域を支える産業を育成するまちづくり」であります。

 国際文化観光都市として、そして、世界遺産のあるまちとして、その経済基盤の強化のため観光振興施策を展開するとともに、依然として厳しい環境にある商業・農林業の振興、活性化を図るよう、次のような施策を進めてまいります。

 まず、観光交流についてであります。奈良市には、世界遺産を中心に多くの文化遺産があります。従来より、それらの歴史的・文化的資源を活用した奈良らしい観光開発に力を注いできたところでありますが、加えて、文化財に頼ることだけでなく、観光客を誘致できる新しい観光資源を開拓し、次の世代へ残してまいりたいと存じております。このため、今では奈良の風物詩として定着した平城遷都祭やなら燈花会を初め、伝統行事や寺院特別公開など、新たな趣向も盛り込んだ幅広い観光事業を推進するとともに、市内に所在する企業等の関係者で転勤などで転出される方々に、古都奈良がいつまでも印象深いものとなるよう、観光大使に就任していただき、奈良市の魅力を広く紹介していただこうと考えております。そして、安らぎと心のいやしを与える温泉利用構想を進めるなど、積極的な観光客の誘致対策にも取り組んでまいります。また、観光客受け入れ対策として、新しくバリアフリー観光マップを作成するなど、その充実にも努めてまいります。

 また、農林業につきましては、土地基盤や農業施設の整備を進め、農業生産の振興、生産体質の強化を図るとともに、林業振興についても森林保育事業等に助成を行い、健全な森林育成に努めてまいります。

 次に、商工業につきましては、中小企業への金融対策として、中小企業資金の融資枠の拡大を図ることにより、金融情勢の厳しい中小企業に対し一層の支援を図ってまいりますとともに、地元商工業者やその後継者たちによる商業活性化事業等への助成の充実を図り、経営基盤の強化を図ってまいります。

 また、勤労者対策につきましては、勤労者総合福祉センターの活用を促進して、勤労者の福祉の増進、教養文化の向上に努めてまいります。

 消費者生活につきましては、中核市への移行に伴い、計量法に係る事務が移譲されるため、適切な計量の実施を図り、計量取引の安全と秩序を維持し、消費者保護に努めてまいります。

 以上、主要な施策の概要について、重点施策別ごとに御説明申し上げた次第でありますが、冒頭にも申し上げましたが、歳入面におきまして、行財政改革の一環として、市民負担の公平性確保と受益者負担の原則に立って、一定期間料金を据え置いておりました体育施設やマーチャントシードセンター、墓地・納骨堂等の施設使用料及び納税等の証明や住民票の写し交付等の手数料の料金改定について、関係条例の改正とあわせて提案させていただいております。

 昨今の厳しい財政状況を勘案いただき、御理解賜りますようお願い申し上げます。

 次に、残余の案件についてでありますが、条例関係につきましては、主としてこれまで申し上げました予算案に関連して必要とする条例の制定及び改正案でありますが、個々の説明は省略させていただきます。詳細につきましては、別添関係議案等により御承知いただきたいと存じます。

 次に、包括外部監査契約の締結についてであります。監査機能の専門性、独立性の強化等を図るため、中核市移行に伴い、導入が義務づけられている包括外部監査について、公認会計士である西 育良氏と、二千万円を上限とする額でもって契約締結いたさんとするものであります。

 次に、市道路線の廃止及び認定についてでありますが、今回は、起終点変更による四路線を廃止し、新たな二十七路線と、起終点変更による四路線の計三十一路線の認定をするものであります。

 以上、ただいま一括御上程に相なりました案件について、その概要を御説明申し上げた次第であります。

 よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。

 以上でございます。



○議長(山本清君) 十六番松田君。



◆十六番(松田末作君) 動議を提出いたします。

 ただいま議題にされております日程第三、議案第一号外五十六議案につきましては、市長より説明がありましたが、我々議員といたしましても詳細に検討いたしたいと存じますので、本日はこれで散会し、明八日より十一日までの四日間は議案熟読のため本会議を休会し、十二日午前十時より再開したいと存じます。

 各位の御賛同をお願いいたします。



○議長(山本清君) 十八番蔵之上君。



◆十八番(蔵之上政春君) ただいまの動議に賛成いたします。



○議長(山本清君) ただいま十六番松田君より、議案熟読のため明八日より十一日までの四日間は本会議を休会し、十二日午前十時より再開されたいとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立をいたしました。

 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決定いたします。

 本日は、これで散会いたします。

  午前十一時三十四分 散会

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

              奈良市議会議長    山本 清

              奈良市議会議員    榧木義秀

              奈良市議会議員    吉田文彦

              奈良市議会議員    横井健二