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奈良県 奈良市

平成13年 12月 定例会 12月14日−04号




平成13年 12月 定例会 − 12月14日−04号









平成13年 12月 定例会



平成13年奈良市議会12月定例会会議録(第4号)

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   平成13年12月14日(金曜日)午後2時24分開議

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 議事日程

  日程第1 議案第85号 平成13年度奈良市一般会計補正予算(第2号)

       議案第86号 平成13年度奈良市下水道事業費特別会計補正予算(第2号)

       議案第87号 平成13年度奈良市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)

       議案第88号 平成13年度奈良市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)

       議案第89号 奈良市外部監査契約に基づく監査に関する条例の制定について

       議案第90号 奈良市行政組織条例の全部改正について

       議案第91号 奈良市附属機関設置条例の一部改正について

       議案第92号 奈良市結核診査協議会条例の制定について

       議案第93号 奈良市感染症診査協議会条例の制定について

       議案第94号 奈良市社会福祉審議会条例の制定について

       議案第95号 奈良市開発審査会条例の制定について

       議案第96号 奈良市手数料条例の一部改正について

       議案第97号 奈良市証紙条例の一部改正について

       議案第98号 奈良市母子福祉資金及び寡婦福祉資金の償還の免除に関する条例の制定について

       議案第99号 奈良市保健所条例の制定について

       議案第100号 奈良市食品衛生法の営業の施設に関する公衆衛生の基準を定める条例の制定について

       議案第101号 奈良市化製場等に関する法律に基づく届出事項を定める条例の制定について

       議案第102号 奈良市墓地等の経営の許可等に関する条例の制定について

       議案第103号 奈良市浄化槽保守点検業者の登録に関する条例の制定について

       議案第104号 奈良市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について

       議案第105号 奈良市屋外広告物条例の制定について

       議案第106号 大和都市計画事業(奈良国際文化観光都市建設事業)JR奈良駅周辺土地区画整理事業施行に関する条例等の一部改正について

       議案第107号 政治倫理の確立のための奈良市長の資産等の公開に関する条例の一部改正について

       議案第108号 奈良市個人情報保護条例の制定について

       議案第109号 奈良市税条例の一部改正について

       議案第110号 奈良市改良住宅条例の一部改正について

       議案第111号 奈良市立高等学校及び幼稚園における授業料等に関する条例の一部改正について

       議案第112号 奈良市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について

       議案第113号 公共施設所有権移転登記手続に関する訴えの提起について

       議案第114号 和解及び損害賠償の額の決定について

  日程第2 議案第122号 公平委員会の委員の選任について

  日程第3 議案第115号 平成13年度奈良市一般会計補正予算(第3号)

       議案第116号 平成13年度奈良市下水道事業費特別会計補正予算(第3号)

       議案第117号 平成13年度奈良市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

       議案第118号 平成13年度奈良市土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)

       議案第119号 平成13年度奈良市介護保険特別会計補正予算(第2号)

       議案第120号 平成13年度奈良市水道事業会計補正予算(第1号)

       議案第121号 奈良市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について

       議案第123号 工事請負契約の締結について

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 本日の会議に付した事件

  第1、日程に同じ

     修正動議 議案第108号 奈良市個人情報保護条例の制定についてに対する修正案

  第2、閉会中継続調査申し出について

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 出席議員(43名)

                     1番   藤本孝幸君

                     2番   松村和夫君

                     3番   山口 誠君

                     4番   矢野兵治君

                     5番   土田敏朗君

                     6番   中木良夫君

                     7番   高杉美根子君

                     8番   大橋雪子君

                     9番   高橋克己君

                    10番   松岡克彦君

                    11番   山口裕司君

                    12番   中村篤子君

                    13番   榧木義秀君

                    14番   池田慎久君

                    15番   上原 雋君

                    16番   松田末作君

                    17番   森田一成君

                    18番   蔵之上政春君

                    19番   金野秀一君

                    20番   大井国崇君

                    21番   岡田佐代子君

                    22番   黒川恵三君

                    23番   西本守直君

                    24番   原田栄子君

                    25番   矢追勇夫君

                    26番   峠 宏明君

                    27番   吉田文彦君

                    28番   山本 清君

                    29番   堀田征男君

                    30番   森 純男君

                    31番   船越義治君

                    32番   岡本志郎君

                    33番   松石聖一君

                    34番   日和佐穣甫君

                    35番   小林照代君

                    36番   横田利孝君

                    37番   大谷 督君

                    38番   中西義次君

                    39番   米澤 保君

                    41番   中村重信君

                    42番   和田晴夫君

                    43番   横井健二君

                    44番   橋本和信君

 欠席議員

                    40番   浅川清一君

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 説明のため出席した者

                 市長       大川靖則君

                 助役       辻谷清和君

                 助役       南田昭典君

                 収入役      岡本信男君

                 市長公室長    前田憲一郎君

                 企画部長     南畑幸則君

                 総務部長     中嶋 肇君

                 税務部長     南 哲也君

                 市民部長     庄司健一君

                 民生部長     笠原俊彦君

                 福祉部長     丸野俊雄君

                 環境清美部長   香村侃彦君

                 経済部長     北川健五君

                 建設部長     大花章義君

                 都市計画部長   松田幸俊君

                 都市整備部長   吉村隼鷹君

                 水道局長     福田惠一君

                 業務部長     中村 誠君

                 給水部長     木田 享君

                 浄水部長     乾口 朗君

                 消防局長     松田久雄君

                 教育委員長    南浦小糸君

                 教育長      冷水 毅君

                 教育総務部長   林 英典君

                 社会教育部長   西久保武志君

                 監査委員     吉田 肇君

                 総務部次長

                 財政課長事務取扱 中和田 守君

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 議会事務局職員出席者

                 議会事務局長   遠藤忠臣

                 議会事務局次長

                 庶務課長事務取扱 小林 勉

                 議事課長     吉村安弘

                 調査課長     植田英夫

                 議事課長補佐   前川純二

                 調査課長補佐   中西康之

                 議事係長     福井俊史

                 速記       谷口藤男

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  午後二時二十四分 開議



○議長(山本清君) 昨日に引き続き、会議を開きます。

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△日程第一 議案第八十五号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算(第二号) 外二十九件(質疑並びに一般質問)



○議長(山本清君) 直ちに日程に入ります。

 日程第一、議案第八十五号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算より議案第百十四号までの三十議案を一括して議題といたします。

 昨日に引き続き、質疑並びに一般質問を行います。

 十一番山口裕司君。

  (十一番 山口裕司君 登壇)



◆十一番(山口裕司君) 私は、通告いたしました数点について、関係理事者に質問いたします。

 まず初めに、環境清美行政について、環境清美部長に質問いたします。奈良市の環境清美工場の現在地からの撤去を求める運動が、地元左京地区を中心に広がっています。左京地区では清掃工場撤去促進委員会がつくられ、工場の撤去を求める決議署名が八月に市に提出されていると伺っています。また、この運動は平城ニュータウンの他地域や佐保台などにも広がっています。

 我が党は、従来より清掃工場問題を初め、ごみ問題の解決のキーワードは情報公開と住民参加にあると繰り返し主張し、幾つかの提案をさせていただいてきました。具体的には、例えば小学校区単位での住民とのごみ懇談会の開催、ごみだよりやごみ広報の作成と配布、また、行き詰まったごみ行政の解決のために、ごみ非常事態宣言を発し、住民参加による徹底した分別とリサイクルでのごみ減量の推進などです。清掃工場問題でも、地元住民のもうこれ以上はこの場所でのごみ焼却はやめてほしいという当たり前の要求を正面から受けとめて、工場を移転するために専門家や住民を交えた検討委員会の立ち上げなど提案をさせていただいてきたところです。

 しかし、奈良市のごみ行政を進めるに当たっての情報公開と住民参加という視点は、大変後ろ向きと言わざるを得ません。私の本年六月議会の質問に対し、市長は、余り不安な施設、不安な施設と言われると、他の場所でも、そんなに不安な施設なら来てほしくないということになると答弁されました。また、最近の新聞によれば、環境清美部長は、移転計画など最初からない、住民側の曲解である、清掃工場撤去を求める住民は一部の住民と発言されています。まるでこの運動が特定の地域の特異な要求と言わんばかりの答弁であり、発言です。本当にこの姿勢で、清掃工場問題を解決することができるでしょうか。逆に、日に日に撤去を求める運動は広がっているではありませんか。清掃工場からのさまざまな公害に悩み苦しむ住民の苦しみを取り除いてこそ、市としてやるべき仕事ではないでしょうか。

 自治体問題研究所編集の「住民と自治」という雑誌の本年十二月号で、福島大学経済学部の清水修二教授が「施設コンフリクトの政治と経済」と題したレポートを載せられています。ごみの処分場は、どこかにつくらねばならないが、だれも自分の近くにつくってもらいたくない代物で、典型的な迷惑施設だ。大量廃棄社会である日本では、この処分場をめぐる地域紛争、コンフリクトが絶えないと、このように問題提起をして始まるこのレポートは、奈良市の清掃工場をめぐる問題を解決するに当たって参考になる点があると思いますので、部分的に紹介をいたします。

 清水教授は、施設コンフリクトを解決する原則として、次の四点を挙げています。第一は、公共性への合意の原則、第二は、複数候補地の原則、第三に、受益者近接立地の原則、第四に、住民参加の原則です。特に四番目の住民参加という点では、公聴会や説明会などセレモニー的な形だけでなく、真の意味での住民参加の必要性を訴えられています。また、教授はレポートの中で次のようにも言われています。ごみの処理処分についても、みんなごみを出しているのだから、だれかが我慢をせねばならないという理由で、反対運動が白い目で見られる傾向がある。いわゆる総論賛成、各論反対は確かに困りものだ。しかし、物事は具体的な状況の中に置いて扱わないと公平を欠く。だれでもごみは出している。これは事実だけれども、だからといって特定の地域が日本じゅうのごみを引き受けなければならない理由はないということです。

 このことは、奈良市の清掃工場問題にも当てはまるのではないでしょうか。今はほかにないから仕方ないという理由だけで、左京を初め平城ニュータウンの地域が市のごみ焼却をこれからも引き受けなければならない理由はないのです。この運動は決して住民エゴではありません。これまでも三十年近く住民は耐えてきたのですから、何よりも市はその苦しみを受けとめ、清掃工場の現場所からの撤去に最善の努力をすべきです。

 最後にこのレポートは、山形県の山形広域事務組合の例を、一般に迷惑施設の立地問題に対処する際のモデルケースになるのではないかと紹介しています。同組合では、新しい清掃工場の建設地を決めるために、関係市や町から有識者、ジャーナリスト、産業団体、環境衛生団体、住民代表を募って、ごみ処理施設建設用地検討会を組織し、現地調査も交えて五回の検討会を公開で開催し、候補地を三つに絞った。これを受けて、山形市長を管理者とする管理者会議は、最終的に一カ所を選定したが、地元では賛成・反対の両者から陳情がなされている状況で、なお決着には至っていない。組合は、さらに山形広域清掃工場建設連絡協議会を組織し、反対住民も委員に加えて、最終的な合意形成を図っているところであるということです。このように、住民とともにごみ処理場問題を解決していく姿勢が奈良市に求められているのではないでしょうか。

 以下、環境清美部長に質問いたします。一、部長は、この間の住民運動に対し、移転を求めているのは一部の住民との認識を示していますが、ますますこの運動は広がっています。清掃工場撤去を求める住民運動について、どのように認識をされているのか、お答えください。

 二、次に、この間新聞紙上で報道されている、ことし五月に国の照会に対し、奈良市が県を通じて提出していたごみ処理施設整備計画について伺います。この計画書では、整備予定の施設規模は四百トン炉、工期は平成十六年から十八年、総事業費は二百六十一億七千五百万円となっています。この計画は一体何に基づいて計画され、提出されたのか、それぞれの数値の算出根拠も含め、お答えください。また、建設場所はどこと想定しているのか、お答えください。また、あわせて平成九年に奈良市が現在の清掃工場の場所に処理能力六百トンの新焼却施設を建設する計画をつくっていたことも明らかにされていますが、この計画書の現在の扱いはどのようになっていますか、お答えください。

 三、現在進められているダイオキシン削減対策工事にかかわって、国の補助金との関係で、完成後七年間は焼却炉を使わないといけないことになりますが、そのことについて地元住民との合意はどうだったのか、お答えをください。

 四、次に、来年三月に予定されている一般廃棄物処理基本計画の見直しと、ごみ減量化について質問いたします。全国の先進自治体では、ごみ減量目標を抜本的に引き上げ、住民参加で徹底した減量に取り組んでいます。次期基本計画での減量目標の考え方についてどのように考えていますか、お答えください。また、生ごみの堆肥化促進についてどのように考えているかも、あわせてお答えください。

 五、市廃棄物の処理及び清掃に関する条例では、市が処分する産業廃棄物、あわせ産廃の処理が規定され、清掃工場に搬入されています。これまでどんな産廃がどれくらい搬入されているのか、また、その処理方法はどのようになっているのか、お答えください。あわせて、条例上指定されていない産業廃棄物が搬入され、清掃工場で焼却されるおそれはないのか、防止策も含めてお答えください。

 次に、保育行政について、福祉部長に質問いたします。不況が深刻な中、共働き世帯が急増しています。保育所の数が足りません。待機児童の数は、全国で五万二千人とも言われています。奈良市でも、本年十一月一日現在、三百六十四名の待機児童がいます。仕事がない中でやっと見つかった仕事を、子供を預ける保育所がなかったということであきらめざるを得なかったという話も聞いています。また、経営者の相当の努力もあるものの、財政的な事情を含め、一般的に認可保育所に比べ劣悪な保育環境にあると言われている無認可保育所に子供を預けている家庭もふえています。待機児童の解消は、一日も早く取り組まなくてはならない課題です。ところが、小泉首相は、待機児ゼロ作戦を掲げたものの、その中身は、営利を目的とした民間企業の保育所運営に道を開くことや、既存保育所の定員緩和による詰め込み保育の推進など、公的保育の責任をないがしろにするやり方です。そして、さきの国会では、民間営利企業の保育への参入に道を開く児童福祉法の改悪が行われました。

 奈良市でも、この間、老朽化園舎の建てかえ時の定員増や公設民営方式での新設園建設、民間福祉法人による新設園の開所などに取り組んでいますが、抜本的な待機児童解消にはほど遠く、国の進める入所円滑化の名による定員規制緩和、詰め込み保育に頼っている現状にあります。同じく十一月一日現在、市内三十一ある認可園のうち二十四園が定員を超えた入所を行っています。また、そのうち四園が一二〇%を超えた入所を行っています。いつ事故が起きても不思議ではないとの声が現場の保育士からも、また保護者からも出されています。

 十一月十九日、奈良市保育園保護者会連絡協議会に参加をする保護者の皆さんが、新年度の保育予算の増額、保育施策の拡充を求め、福祉部長出席のもと奈良市に申し入れをされました。私も同席をさせていただきましたが、そこで訴えられた保護者の方の言葉を忘れることができません。市内公立保育所に子供を預けているお母さんの訴えです。うちの子供のクラスは二歳児ですが、一クラスで三十数名子供がいます。子供が家でも大声で話すんです。そんなに大きな声を出さなくても聞こえるよと言っても、大声で話すんですよ。なぜだかわかりますか。子供が日常、保育所の中で保育士や友達に自分の思いを伝えたくても、保育室に子供の数が多過ぎて、大声で話さなくては伝わらないのです。だから、大声で話すことが、うちの子の場合、家でも日常になっているのですという訴えです。一般的に子供が大きな声で話すことはよいことだとも言われますが、伺いますと、この場合の大声とは相当な大声ということだそうです。

 この訴えは一例にすぎません。全国的にも、定員を超えた詰め込み保育による弊害が問題になっています。現場の保育士の負担も相当なものがあります。当然、子供の発達保障という点からも、詰め込み保育は余りに弊害があると言わざるを得ません。我が党は従来から、待機児童の解消は、定員の規制緩和、詰め込み保育でなしに、必要な場所への新設園の建設で行うことと提案をしてきましたが、改めて強く主張をするものです。

 福祉部長に二点、質問いたします。一、現在、定員を超えて子供が入所している保育所で、保育室が狭い、保育士の負担が大きくなっている、子供たちが窮屈な思いをして発達保障の点からも問題があることなど、こういう問題についてどのように認識をしていて、どのように解決するのか、お考えを伺います。

 二、保育所問題に関連して、もう一点質問いたします。さきの奈保協予算要望懇談会の席上、福祉部長は、市の財政難を理由にした来年四月からの保育料の引き上げ計画を明らかにされましたが、不況の中で賃金の減少や深刻なリストラ問題など、この時期の保育料の引き上げは、若年世帯の生活を一層苦しめることは明らかです。少子化に歯どめをかける上からも、子育てを応援する点からも、福祉都市として、この時期の保育料引き上げはすべきでないと考えますが、いかがでしょうか。また、どれぐらいの引き上げを計画しているのか、あわせてお答えください。

 最後に、近鉄高の原駅整備に関連して、引き続き福祉部長に質問いたします。近鉄高の原駅は、市北部の中心的な駅として、一日の乗降人員が三万八千人を超え、特に朝のラッシュ時は大混雑となります。また、平城ニュータウンには福祉センターや福祉施設もあり、高の原駅は高齢者や障害者の利用も多い駅です。このような中で、平城ニュータウン住民から近鉄高の原駅を安全かつ円滑に利用できるよう抜本的な整備を図ってほしいとの強い声が上がっています。とりわけ、交通バリアフリー法や奈良県住みよい福祉のまちづくり条例の趣旨に基づき、駅構内にエレベーター設置を求める要望は切実です。最近も、階段を転倒し大けがをされた方がいます。本年四月には、平城ニュータウン地域内の自治会、万年青年クラブ、各種団体から高の原駅エレベーター設置に関する要望署名が近鉄、奈良県、奈良市にそれぞれ提出されています。我が党もこの署名に取り組むとともに、住民の皆さんと一緒に繰り返し近鉄、奈良県、奈良市に早期の実現を求め、申し入れをさせていただいてきたところですが、その進捗と今後の取り組みについてお答えください。

 以上で私の第一問を終わります。



○議長(山本清君) 環境清美部長。



◎環境清美部長(香村侃彦君) 山口議員の御質問にお答えさせていただきます。

 清掃工場撤去を求める住民運動について、どのように認識されているのかという質問でございますが、その趣旨につきましては、十分理解させていただいているところでもございますし、また、真摯に受けとめているところでもございます。しかしながら、一般廃棄物の処理処分は市町村の固有事務でもございます。また、市民の皆様方の日常生活の営みの中で排出される廃棄物の適正処理、すなわち市民のライフスタイルを守るためには、なくてはならない不可欠の施設であると、私は考えているところでもございます。

 次に、ごみ焼却施設整備計画についてでございますが、県より平成十三年四月四日付で、十四年度から十八年度における廃棄物処理等の整備計画について照会の依頼がございました。当然、施設の老朽化を考えますと、更新の計画はぜひしていかなければなりません。また、国庫補助の枠はぜひとも確保しなくてはなりません。したがいまして、現在、その施設は実在しておりませんが、整備計画の予定の日量の施設規模は、当時四百トンで設定いたしております。その規模の根拠は、稼働後七年目を想定いたしまして、実処理能力を七百六十八トンと定めております。そして、その工期は三カ年で、総事業費二百六十一億七千五百万という設定をいたしております。それの内訳は、一トン当たりの建設費用が六千五百万で、四百トンで二百六十億となります。さらに、基本設計が六千五百万、環境アセスメント等々の経費が一億一千万でございます。それぞれの提出いたしました数値根拠につきましては、平成三年度作成いたしました基本計画から報告をさせていただいたことになってございます。今後は、これも見直してまいりたい、かように思っているところでもございます。

 また、建設場所につきましても、当然受け入れの地元同意が必要でございます。したがいまして、場所等の決定はいたしておりません。そういうことから、平成九年度の建設計画、施設能力六百トンにつきましても、ダイオキシン削減対策工事を実施いたしましたことによりまして、計画の進捗はないということでございます。

 次に、ダイオキシン削減対策工事に伴います地元同意についてでございますが、通常の国庫補助事業の認承期間は十五年でございます。今回のダイオキシンの削減対策工事につきましては、緊急対策であり、また改造工事でもございます。こういうことから、認承期間は七年でございまして、地元の同意書の義務づけはされておりません。しかし、改造工事の内容等々につきまして地元と協議をさせていただきました折には、当時基準値を、既存施設につきましては一ナノグラム以下の設定、そして、新規の建設におきましては〇・一ナノグラム以下の設定ということになってございまして、その折に地元の要望にこたえてまいりますために、新設炉並みの基準、すなわち〇・一ナノグラムの基準値で工事を着手させていただいた、こういう経過でございます。

 次に、基本計画の見直しとごみ減量化についてでございますが、市民や事業者のごみ減量への協力について、実現可能性を考慮したケースと積極的に取り組んだケースを設定いたしまして、その目標値を設定をしてまいりたい。その内容につきましての、本市の第三次総合計画との整合性を図りながら、奈良市の一般廃棄物処理基本計画の見直し作業を進めているところでもございます。

 また、生ごみの堆肥化促進についてでございますが、現在、大安寺の衛生浄化センター汚泥再生処理施設の一部に、生ごみを使って汚泥の肥料化を行う施設を建設させていただいているところでもございます。今後は、この施設を稼働させながら計画を進めてまいりたいと考えております。

 最後でございますが、条例により指定されたあわせ産廃の、清掃工場にどれぐらいの量が搬入されたかということでございますが、加えて、またどのような処理がなされているのかということでございますが、それと指定されていないあわせ産業廃棄物が搬入されるおそれはないかということで、三つのお尋ねでございますが、あわせ産業廃棄物につきましては、燃やせるごみでございます紙くず、木くず、繊維くずでございまして、平成十二年度の環境清美工場への搬入量は百三十五トンでございます。これをすべて全量焼却をしたところでございます。また、あわせ産廃の以外、産業廃棄物の搬入につきましては、事業者等が直接搬入されますその折に、廃棄物の中に混載して搬入される可能性も十分ございます。しかしながら、これを防止いたします対策といたしましては、受け入れ時に担当の職員が搬入物のそのものに対しての聞き取り調査をさせていただいております。その搬入管理と、随時実施しております展開検査の方法で防止をさせていただいているところでもございます。

 以上でございます。



○議長(山本清君) 福祉部長。



◎福祉部長(丸野俊雄君) 山口裕司議員さんの御質問にお答えさせていただきます。

 まず、保育行政につきまして二点の質問にお答えいたします。一点目の定員以上入所させている保育の実態について、どのように認識しているかということでございますけれども、奈良市では、平成十年度から国の待機児童解消策の一環として、入所円滑化対策を実施しているところでございます。この施策は、施設設備及び保育士配置がいずれも児童福祉施設最低基準を満たしておれば、定員を超えて入所させることができるもので、いずれの保育園においてもこの基準を遵守いたしております。これの入所円滑化対策とあわせまして、平成十一年度、京西保育園を増改築し、定員を百二十名から百六十名に、また右京保育園を今年度、全面増改築し、百六十名から二百名に、さらに四保育園につきましても保育室の増築をいたしました。今後は、さらに保育環境の改善に努めてまいりたいと、このように考えているところでございます。

 次に、待機児童解消計画についてでありますが、先ほど御答弁申し上げましたように、現在、右京保育園を全面増改築し、定員を百六十名から二百名にしているところでございます。また、民間につきましては、平成十四年度に西奈良ルーテル保育園が九十名から百二十名に、また、あやめ池地区におきましても定員六十名の保育園を新設できるよう、国に対し現在協議中でございます。

 次に、保育行政の二点目でございますけれども、保育料の改定についてということでございます。現在の保育料につきましては、平成十年度改定し、本年度まで据え置いてまいりました。御指摘のとおり、長引く経済の低迷する中、失業者が増加していることも十分認識してございます。しかしながら、保育料の減免率が国の徴収基準に対しまして、今年度約五〇%に至るため、平成十四年度、来年度改定すべく現在検討しているところでございます。内容につきましては、低所得者の家庭に与える影響を十分配慮して考えてまいりたいと、このように考えているところでございます。

 次に、近鉄高の原駅整備に関連して、近鉄高の原駅舎のエレベーター設置の進捗状況についてでございますけれども、これのエレベーターを設置することにつきましては、周辺自治会を初め多くの住民の方々からの要望をいただいているところであり、このことを受けまして、近鉄に対しまして早期の設置に向け働きかけをしているところでございます。しかしながら、事業主体である近鉄においては優先順位を決めており、高の原駅舎につきましては、実施時期につきましては未定ということでございます。今後は、高の原駅を含めた市内駅舎の早期のバリアフリー化に向け、積極的に事業主体である近鉄に対しまして奈良県とともに働きかけてまいりたいと、このように考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(山本清君) 山口裕司君。



◆十一番(山口裕司君) 二問目は自席からさせていただきたいと思います。

 時間も余りありませんので、主張と、それからどうしても必要だと思われる点について、二問目、質問したいというふうに思います。

 ちょっと順序が逆になりますけれども、まず保育行政について主張しておきたいというふうに思います。一つは、保育料の問題ですけど、これはやはりきのうですね、我が党の西本議員も、市民の暮らしを守るという立場から、真の意味での不要不急なものにメスを入れて、そして市民の暮らしを守れという内容の質問をいたしましたが、この時期にやはりこういう計画があるということでしたら、これはやっぱり引き上げはするべきでないと、このように考えます。子育てを応援する視点で考えていただきたい、このように思います。

 それから、待機児童と詰め込み保育の問題ですが、よくこの問題を二つ並べて言うと、非常に矛盾した話じゃないかということを言われる場合がありますが、決してこれは矛盾した課題ではなく、その両方ともを解決しないといけない課題である、このように思います。そして、それは我が党が従来から主張しているように、新しい保育園をやっぱり必要な場所にはつくっていくという道を選べば、これは両方ともできるわけですから、こういう立場で考えていただきたい、このように思います。

 私ごとですが、家内が市内の保育園で保育士の仕事を、民間保育園ですが、しております。このお母さんが言われた、二歳児で一クラス、たしか三十五名と言われたんじゃないかなというふうに思いますが、このことについて保育士としてどう考えるかということを率直に聞いてみましたが、想像を絶すると言ってるわけですね。相当な負担がやっぱり先生方に、保育士にかかってるんじゃないか、そして、いつやっぱり事故など起きるかわからない、このように言ってるわけです。まさに子供の発達保障の点からも、これはやっぱり弊害があるという、そういう認識に立っていただかないとだめだというふうに思います。この点は主張しておきたい、このように思います。

 それから、高の原のエレベーター設置については、具体的な形として実現できるように、今後も一層ですね、近鉄、県と、できれば日程も決めてですね、協議を進めていただきたい、これはもう切にお願いをしておきたいと思います。

 次に、環境清美行政についてであります。まず、この問題で、一つは住民に対する姿勢の問題で、やっぱり僕はこれまでも言ってきたけれども、もういいかげん改めていただいて、住民とともにこの問題を解決していくという姿勢に立っていただかないとだめだというふうに思います。特に最近の状況というのは、むしろ行政と住民の、地元のもうこれ以上はごめんだよと願っている住民の皆さんとの間に開きができてきているんじゃないか。そして、その原因というのはやっぱり行政の姿勢にあるんじゃないかな、このように思うわけです。特に、少なくとも平成四年のときには、第二工場の建設を約束をして、計画を持って、そして、それについては、最近においても地元の住民の皆さんが要望する答えとして、第二工場の建設用地の取得に鋭意努力はしているということを、あなた方繰り返し言ってきたわけですから、全くこの間の姿勢なり態度というのは、それをないがしろにする形じゃないかなと、このように思います。この点で、もう一回部長の見解を伺いたい、このように思います。

 それから、もう一点、地元の住民同意の問題で、きのう西本議員が産廃の問題で、市に事務が移管してくる関係で、その地元住民の施設の建設等に当たっての同意の問題について質問をしまして、企画部長の方から市でも要綱をつくっていきたい、このような御答弁だったんですが、一般廃棄物の事務に当たっての許認可の関係での地元同意は、どう考えているのか、どうしようとしているのかということについて、二点目質問しておきたい、このように思います。

 それから、あとは主張しておきたいと思うんですが、ことしの五月に県を通じて国に出された計画なんですけど、今いろいろと根拠を言っていただいたんですが、最後に言われたのが平成三年当時に策定した、いわゆる平成四年の基本計画だということだというふうに言われたわけですけど、これはやっぱり国に今の時点で提出する書類としては、本当にずさんな計画ではないかなというふうに思うわけです。この点で、現実にそれが、それに基づいて、先ほど紹介した、一問目で紹介した、少なくとも平成九年のときには、今の場所に六百トンの炉を建てかえるという計画が明らかになっているわけですから、その計画が今も生きているといいますか、存在しているんじゃないか、こういうような話もあります。一問目にその点で、この平成九年のときの現地の建てかえの計画についての扱いがどうなっているかということを伺ったのですが、答弁が漏れていたように思いますので、もう一度その点について伺いたいと思います。

 以上です。



○議長(山本清君) 環境清美部長。

 簡潔にお答えください。



◎環境清美部長(香村侃彦君) はい。ただいまの質問、お答えさせていただきます。

 平成四年度の基本計画におきましては、八百トンのキャパを予定しております。したがいまして、四百トン、四百トンの二炉計画をいたしまして、第二清掃工場という形の表現はなされております。しかし、これは確かに、いずれにおきましても住民の同意が必要とされてございますので、この計画についてまだ達成はしてない。そして、その後に平成九年度の計画を提出させていただいた、その九年度の計画についても地元同意の取得がなされておらないということで、いずれの計画におきましても進捗はなされておらないということでございます。

 最後になりますが、一般廃棄物の処理施設の五トン未満の建設に関しまして、私ども従来から、この法の規定はございませんが、建設地の近隣の地元同意の取得を指導させているところでもございます。今後、この法の規定がないということは非常に難しいところではございますが、設定に際しましては十分慎重を発して建設許可をしてまいりたい、かように思っているところでもございます。

 以上でございます。



○議長(山本清君) 以上で質疑並びに一般質問を終結いたします。

 十六番松田君。



◆十六番(松田末作君) 動議を提出いたします。

 ただいま議題にされております日程第一、議案第八十五号外二十九議案につきましては、委員会付託を省略されたいと存じます。

 各位の御賛同をお願いいたします。



○議長(山本清君) 十八番蔵之上君。



◆十八番(蔵之上政春君) ただいまの動議に賛成いたします。



○議長(山本清君) ただいま十六番松田君より、日程第一、議案第八十五号外二十九議案については、委員会付託を省略されたいとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立をいたしました。

 よって、本動議を直ちに議題といたします。

 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決定いたします。

 次に、議案第百八号に対しては、十二番中村篤子君ほか七名より修正の動議が提出されましたので、この際、提出者の説明を求めます。

 十二番中村篤子君。

  (十二番 中村篤子君 登壇)



◆十二番(中村篤子君) 私は、日本共産党奈良市会議員団を代表いたしまして、議案第百八号 奈良市個人情報保護条例の制定についてに対する修正案提案の趣旨説明を七点に分けて申し上げます。

 まず初めに、第一条、目的で、市民の基本的人権を擁護すると修正する理由です。本条例で規定している開示・訂正・削除・目的外利用及び外部提供の中止・禁止の請求権は、プライバシーの権利と自己の情報をコントロールする権利を指すものであり、憲法十三条、個人の尊厳、幸福追求の権利に根拠を持つものです。よって、市民の基本的人権を明記することとしています。

 二点目に、実施機関については、議会と出資法人も含めるべきであるとして、第二条及び二十九条で修正提案しています。

 三点目は、事業所が取り扱う個人情報の保護に関して、本条例では努力規定のみとなっています。そこで、本修正案では第四条、事業者の責務に改め、新しく第二十九条、指導及び助言、第三十条、調査及び公表及び第三十一条、勧告及び公表を設けて、基本的人権の侵害の防止を強化することにしました。

 四点目、個人情報の収集の原則本人収集の例外規定、個人情報取扱事務の目的外利用及び外部提供された場合、速やかにその事実を本人に通告することを第七条、第八条、第九条に規定しました。

 五点目、不開示情報の運用に当たっては、開示請求権を骨抜きにしてしまうおそれがあり、厳しく限定する必要があります。第十六条二号の教育・医療等情報は、事務事業の執行に支障が生じるではなく、知らせることが明らかに正当であると認められるものと限定すべきです。また、六号、国等との協力・信頼関係、七号、意思形成過程に支障を及ぼす理由をもって非開示事由とするべきではありません。

 六点目、本条例では、開示・訂正等請求に対する決定の期間の延長に限度を設けていません。そこで、第十八条、開示等請求で四十五日以内、第二十四条、訂正等請求で六十日以内と、それぞれ修正提案するものです。

 七点目、救済手続です。不服申立人は個人情報保護審議会に諮問されることとなるわけですが、不服申立人から申し立てがあったとき、意見の陳述、意見書の提出などの機会を与えることができる規定を設けました。

 よろしく御審議いただき御賛同いただきますようお願いいたしまして、修正案提案の趣旨説明を終わります。



○議長(山本清君) これより修正案に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 質疑なしと認めます。

 これより討論を行います。

 討論は、日程第一の議案第八十五号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算より議案第百十四号までの三十議案及び議案第百八号に対する修正案を一括して行います。

 通告がございますので、発言を許します。

 三十六番横田君。

  (三十六番 横田利孝君 登壇)



○議長(山本清君) 指名したから、どうぞ発言ください。



◆三十六番(横田利孝君) 私は、日本共産党奈良市会議員団を代表し、議案第百九号 奈良市税条例の一部改正について並びに議案第百十一号 奈良市立高等学校及び幼稚園における授業料等に関する条例の一部改正についての二議案に反対し、議案第八十五号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算と議案第百十四号 和解及び損害賠償の額の決定についての二議案には意見をつけて賛成し、残余の議案に賛成します。

 以下、その理由を述べます。

 まず、議案第百九号 奈良市税条例の一部改正についてです。この条例改正は、個人投資家が一年以上所有していた株を売り、譲渡益を得て、申告分離課税を選択した場合、譲渡益が百万円以下の部分については住民税を控除するものです。他の所得控除から見て、破格の優遇措置を一部の高額所得者の不労所得に講じることは、税の公平性を著しく損なうものです。減税によって個人投資家の市場参加を促進することは問題です。以上が反対の理由です。

 次に、議案第百十一号 奈良市立高等学校及び幼稚園における授業料等に関する条例の一部改正についてであります。この時期、父母に財政負担を強いる授業料等の値上げは行うべきではなく、また、市財政から見て、わずかな金額でもあります。したがって、我が党は値上げに反対します。

 次に、議案第八十五号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算についてでありますが、同僚の西本議員が既に一般質問の中でも述べてきたとおり、これだけ市民生活が大変なとき、やはり市民の暮らしを守り、それを支援するための補正を組むべきであったと思います。そのことを指摘し、来年度予算にその点を特に重視していただくことを強く要望するものであります。

 最後に、議案第百十四号 和解及び損害賠償の額の決定についてであります。これは、本来、開発業者が昭和四十七年三月三十一日、工事完了後に都市計画法に基づく協議書により速やかに公園用地として奈良市に移管をしなければならないものを、約三十年間にわたって放置してきたために発生した損害賠償です。しかし、奈良市としても、そういう状況にあるものをそのまま放置していた責任は免れません。その結果、市が用地代も含め六千万円を超える負担をしなければならなくなったことは重大です。これ以外にも、開発事業にかかわって、本来市に帰属するはずの用地がかなりあることが既に本会議等でも明らかになっています。それらの用地の移転登記を速やかに行い、今後このような負担を市民に強いることにならないよう、一層の行政努力を求めるものであります。

 以上で討論を終わります。



○議長(山本清君) 三十三番松石君。

  (三十三番 松石聖一君 登壇)



◆三十三番(松石聖一君) 私は、社会民主党奈良市議会議員団を代表いたしまして、議案第百十一号 奈良市立高等学校及び幼稚園における授業料等に関する条例の一部改正についてに反対をいたします。また、同百十三号 公共施設所有権移転登記手続に関する訴えの提起について、また、第百十四号 和解及び損害賠償の額の決定についても意見を申し上げたいと思います。

 まず、順序が逆でございますが、百十四号から申し上げます。本議案につきましては、今も討論の中でありましたとおり、学園南三丁目の公園用地につきまして、昭和四十七年に開発が行われたわけでありますが、この開発後、開発指導に基づく用途の変更、また登記の手続を本市が怠ったために、当該地を入手した善意の第三者からの訴えについて、用地を交換し損害賠償を行い、和解しようとするものでございます。

 本議案には、実は二つの側面がございます。一点は、本市の行政手続の不手際による損害賠償の側面と、もう一点は、地域における公園整備の必要性についてでございます。私は、この四十七年当時の行政手続について、今日まで奈良市が放置してきたことについての不手際について、追認することについてはいささか抵抗がございます。しかしながら、同時に学園南におけるまちづくりの観点からは、公園整備は必要な施策であると、このように考えております。本会議を通じまして、私の質問に対し市長からは、ほかにもこのような種類の土地が多数存在することが明らかになりました。しかしながら、同時に市長からは、早急に善処するとの御答弁もいただいたところでございます。今後、過去の開発指導の問題点を精査されますとともに、かかる問題が発生せぬよう善処されることを要望して、同様の百十三号議案とあわせ、あえて反対はいたさないものといたします。

 続いて、第百十一号についてであります。本会議でも申し上げましたが、今、世間の景気は最悪、政府の月例経済報告もことしに入って七回も下方修正されるなど、経済の状況は市民の暮らしを直撃しております。まさにデフレスパイラルの入り口とも言われる昨今、受験生を持つ保護者の家庭の経済状況、暮らしも厳しさを増しております。一歩ならず百歩譲って、正当な値上げの理由が認められるならばまだしも、本会議での議論を通じて明らかにされましたのは、これは先に値上げを行っている県立高校授業料との整合性のみでございます。市財政の増収は、わずか五百万程度と言われております。

 今、地方分権の考え方のもと、地方の独自性が求められております。また、教育の分野においても独創性や主体性はまさにその根幹をなし、ひとしく求められているところでもございます。かかる状況のもとで、十分納得させ得る理由なくして値上げを行うことは、福祉の大川の市長の名のもとにおいていかがなものか、私は多少残念に感ずるものでございます。

 私は、かつて、今ははなし家となって人権落語を話している友人や、あるいは家業を継ぐ仲間とともに、奈良にありました夜間中学、うどん学校と申しましたけれども、ここでお手伝いをしてきたことがございました。この中で、例えば中学校卒業の資格がないために調理師の免許が取れない、あるいは字が読めないために運転免許が取れない、そのような方々の悲痛な声を聞き、また、こうした方々が必死になって失われた時間を取り戻そうとする姿に、私は改めて憲法に明記された教育の機会はひとしくすべての国民に保障されるべきと感じたものでございます。

 既に、高等学校の位置づけや、あるいは進学率がかつての中学である今、すべての高校受験生に教育の機会均等は保障されるべきでございます。現在の奨学金制度は、その充実が求められておりますとおり、まだまだ不十分でございます。このようなときに、公共料金でございます授業料等の値上げは、常に憲法を守り、人権を守り、市民の立場を標榜してきた我が社会民主党奈良市議会議員団の名において賛成し得ないものと思います。したがいまして、本第百十一号議案には反対をするものでございます。

 以上。



○議長(山本清君) 他に討論はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 討論なしと認めます。

 これより採決いたします。

 採決は分割して行います。

 まず、議案第百八号に対する修正案について採決いたします。

 本修正案に賛成の方の起立を求めます。

  (賛成者起立)



○議長(山本清君) 起立少数であります。

 よって、議案第百八号に対する修正案は、否決されました。

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△修正動議 議案第百八号 奈良市個人情報保護条例の制定についてに対する修正案

  否決と決定

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○議長(山本清君) 次に、議案第百八号、原案について採決いたします。

 原案に賛成の方の起立を求めます。

  (賛成者起立)



○議長(山本清君) 全員起立であります。

 よって、議案第百八号は、原案どおり可決することに決定いたしました。

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△議案第百八号 奈良市個人情報保護条例の制定について

  原案可決と決定

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○議長(山本清君) 次に、議案第百十一号 奈良市立高等学校及び幼稚園における授業料等に関する条例の一部改正について採決いたします。

 本案を原案どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

  (賛成者起立)



○議長(山本清君) 起立多数であります。

 よって、議案第百十一号は、原案どおり可決することに決定いたしました。

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△議案第百十一号 奈良市立高等学校及び幼稚園における授業料等に関する条例の一部改正について

  原案可決と決定

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○議長(山本清君) 次に、議案第百九号 奈良市税条例の一部改正について採決いたします。

 本案を原案どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

  (賛成者起立)



○議長(山本清君) 起立多数であります。

 よって、議案第百九号は、原案どおり可決することに決定いたしました。

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△議案第百九号 奈良市税条例の一部改正について

  原案可決と決定

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○議長(山本清君) 次に、議案第八十五号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算より議案第百七号までの二十三議案、議案第百十号 奈良市改良住宅条例の一部改正について及び議案第百十二号 奈良市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてより議案第百十四号までの三議案、以上二十七議案を一括して採決いたします。

 本案をいずれも原案どおり可決することに決しまして御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 御異議なしと認めます。

 よって、議案第八十五号より第百七号までの二十三議案、議案第百十号及び議案第百十二号より第百十四号までの三議案、以上二十七議案は、いずれも原案どおり可決することに決定いたしました。

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△議案第八十五号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算(第二号) 外二十六件

  原案可決と決定

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△日程第二 議案第百二十二号 公平委員会の委員の選任について



○議長(山本清君) 次に、日程第二、議案第百二十二号 公平委員会の委員の選任についてを議題といたします。

 提案者の説明を求めます。

 市長。

  (市長 大川靖則君 登壇)



◎市長(大川靖則君) ただいま御上程に相なりました案件は、本市の公平委員会の委員であります森田 功氏の任期が平成十三年十二月二十四日付をもって満了となるのでありますが、同氏を再び公平委員に選任いたしたいと存じ、地方公務員法第九条第二項の規定に基づき、議会の御同意を仰がんとするものであります。

 よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。



○議長(山本清君) お諮りいたします。

 本案は原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 御異議なしと認めます。

 よって、議案第百二十二号は、原案に同意することに決定いたしました。

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△議案第百二十二号 公平委員会の委員の選任について

  原案同意と決定

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△日程第三 議案第百十五号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算(第三号) 外七件



○議長(山本清君) 次に、日程第三、議案第百十五号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算より議案第百二十一号までの七議案及び議案第百二十三号 工事請負契約の締結について、以上八議案を一括して議題といたします。

 提案者の説明を求めます。

 市長。

  (市長 大川靖則君 登壇)



◎市長(大川靖則君) ただいま一括御上程に相なりました案件について御説明を申し上げます。

 まず、議案第百十五号から第百二十号までの各会計の補正予算並びに第百二十一号 奈良市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正についてであります。

 八月八日に行われた人事院勧告を受けて、政府は国家公務員の給与改定の法案をさきの臨時国会に提出し、成立を見たところでございます。本市におきましても、国に準じて一般職及び企業職員の給与について、給与表の改定は見送り、官民格差に相応する引き上げ分として、特例一時金を支給するとともに、期末手当を〇・〇五カ月分減額し、勤勉手当と合わせて四・七カ月分とする措置を条例改正とともに講じようとするものであります。

 実施に伴う所要経費につきましては、既計上の人件費を精査し、その過不足額を補正することとし、一般会計及び四特別会計で三億八千九百九十四万八千円の補正措置を講じる次第であります。また、水道事業会計につきましては、五千二百五十一万一千円の減額措置をとらせていただいた次第であります。

 次に、議案第百二十三号、汚泥処理施設整備工事の請負契約についてでございますが、指名競争入札の結果、浅野工事株式会社奈良営業所 所長 西村考司氏と二億四千二百五十五万円でもって契約の締結をするものであります。

 よろしく御審議の上、御議決、御同意を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(山本清君) 質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 質疑なしと認めます。

 十六番松田君。



◆十六番(松田末作君) 動議を提出いたします。

 ただいま議題にされております日程第三、議案第百十五号外七議案につきましては、委員会付託を省略されたいと存じます。

 各位の御賛同をお願いいたします。



○議長(山本清君) 十八番蔵之上君。



◆十八番(蔵之上政春君) ただいまの動議に賛成いたします。



○議長(山本清君) ただいま十六番松田君より、日程第三、議案第百十五号外七議案については、委員会付託を省略されたいとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立をいたしました。

 よって、本動議を直ちに議題といたします。

 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決定いたします。

 これより討論を行います。

 討論は一括して行います。

 討論はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 討論なしと認めます。

 これより採決いたします。

 採決は分割して行います。

 まず、議案第百十五号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算より議案第百二十一号までの七議案を一括して採決いたします。

 本案をいずれも原案どおり可決することに決しまして御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 御異議なしと認めます。

 よって、議案第百十五号より第百二十一号までの七議案は、いずれも原案どおり可決することに決定いたしました。

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△議案第百十五号 平成十三年度奈良市一般会計補正予算(第三号) 外六件

  原案可決と決定

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○議長(山本清君) 次に、議案第百二十三号 工事請負契約の締結についてを採決いたします。

 本案は原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 御異議なしと認めます。

 よって、議案第百二十三号は、原案に同意することに決定いたしました。

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△議案第百二十三号 工事請負契約の締結について

  原案同意と決定

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○議長(山本清君) 以上で日程は終了いたしました。

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△閉会中継続調査申し出について



○議長(山本清君) お諮りいたします。

 お手元に配付いたしております閉会中継続調査申し出一覧表のとおり、各委員長より、閉会中の継続調査の申し出書が提出されております。申し出どおり閉会中の継続調査とすることにいたしまして御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決定いたします。

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△閉会中継続調査申し出について 申し出どおり閉会中継続調査と決定

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○議長(山本清君) 以上で十二月定例会に提出されました案件はすべて議了いたしましたので、本定例会はこれで閉じることにいたします。

 市長よりあいさつがございます。

 市長。

  (市長 大川靖則君 登壇)



◎市長(大川靖則君) 十二月定例議会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 本日をもちまして、平成十三年最終の定例市議会が終了いたしたのでありますが、今議会に提案申し上げました全案件につきまして、慎重な御審議をいただき、原案どおり御議決並びに御同意を賜りましたことに対し、心から厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 なお、本会議におきまして議員の皆様から賜りました建設的な御意見、御提言につきましては、十分配意し、今後の市政運営に反映させてまいりたいと存じております。

 さて、今議会におきまして中核市関連の条例十八件を議決いただきましたことにより、法規の整備が整いました。直ちに、約二千三百件にわたる移行事務が円滑に行われますよう、規則等の整備を図ってまいります。十一月には、管理職を初め職員研修を行い、中核市に対する再認識と意識の高揚を図ってまいりました。今後は、広く市民に周知を図ってまいるため、来年二月十日に一〇〇年会館におきまして、ニュースキャスターでジャーナリストの筑紫哲也氏を招いて、「中核市移行に向けて−多事争論奈良版」の講演会を開催の予定をいたしております。そして、平成十四年四月一日からは、中核市として新生奈良市が出発できるよう、万全を期してまいりたいと存じております。

 いよいよ年の瀬も押し迫ってまいりました。来る十七日には、国の重要無形民俗文化財となっております春日若宮おん祭もことしで八百六十六回目を迎え、そのお渡り式が行われるのでありますが、このお祭りは、古都奈良のその年の最後の祭りとして、一年のクライマックスを彩るにふさわしい盛大なものであり、ことしの五穀豊穣に感謝し、国家国民の安泰を祈願する日本の心を守り継いだ、日本だけでなく全国的にも知られたものであります。奈良市民の皆さんには、これら伝統行事が受け継がれた伝統文化に根づいた我が奈良のまちの誇りとしていただき、今後とも文化のまちとして大きく飛躍・発展することを期待するものでございます。

 最後に、議員の皆様方におかれましては、年末年始にかけて何かと御多忙になることと存じますので、お体に十分御留意をいただき、輝かしい新年をお迎えくださいますよう心からお祈りを申し上げ、十二月定例議会の閉会のごあいさつとさせていただきます。

 ありがとうございました。



○議長(山本清君) 以上で奈良市議会十二月定例会を閉会いたします。

  午後三時三十五分 閉会

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 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

              奈良市議会議長    山本 清

              奈良市議会議員    中村篤子

              奈良市議会議員    峠 宏明

              奈良市議会議員    中村重信