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奈良県 奈良市

平成13年  8月 産業文教委員会 08月09日−01号




平成13年  8月 産業文教委員会 − 08月09日−01号









平成13年  8月 産業文教委員会



              委員出席状況

                     ◯委員長 ▲副委員長





会派名
委員氏名
出欠


交政会
 榧木義秀
出席


 上原 雋
出席


政友会
 中木良夫
出席


▲森田一成
出席


日本共産党奈良市会議員団
 中村篤子
出席


公明党奈良市議会議員団
 大橋雪子
欠席


◯船越義治
出席


民主市民連合
 山口 誠
出席


社会民主党奈良市議会議員団
 黒川恵三
出席


議長
 山本 清
出席









               理事者出席状況





出欠
職名
氏名


出席
助役
南田昭典


出席
経済部長
北川健五


出席
経済部参事(農林課長事務取扱)
荒堀任人


出席
経済部参事(商工労政課長事務取扱)
松嶋俊雄


出席
観光課長
林 啓文


出席
世界遺産室長(なら奈良館長兼務)
猪岡章全


出席
農業委員会事務局長
乾  宏


出席
教育委員長
南浦小糸


出席
教育長
冷水 毅


出席
教育総務部長
林 英典


出席
教育総務部参事(総務課長事務取扱)
前川宏充


出席
学務課長
阪田義博


出席
指導課長
谷原圭太郎


出席
施設課長
松村利郎


出席
同和教育推進室長
楮山素伸


出席
少年指導センター所長
黒田八郎


出席
社会教育部長
西久保武志


出席
社会教育課長
勝田昌宏


出席
文化財課長
西村廣彦


出席
体育課長
中尾一郎


出席
中央公民館長
宮本楢和


出席
中央図書館長
岡田繁男


出席
中央図書館次長
宮狭光夫


出席
青年の家交楽館所長
松本信紘







      午後一時三十三分 開会



○船越義治委員長 ただいまより産業文教委員会を開会いたします。

 一言ごあいさつを申し上げます。本日はお忙しいところ御出席をいただき、ありがとうございます。去る六月定例会におきまして常任委員会の構成が改められ、その一つとして産業文教委員会が設置になりました。当委員会の副委員長に森田委員、また不肖私が委員長の重責に推挙を受けました次第であります。皆様方の御協力によりまして、この重責を全ういたしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 出席状況を報告いたします。

 ただいま出席委員は八名で、大橋委員は欠席でございます。

 暑い時期でございますので、上着を取っていただいて結構です。

 これより所管事務の調査を行います。

 理事者より報告の申し出がありますので、順次報告を願います。



◎林啓文観光課長 失礼いたします。観光課から、現在行われておりますなら燈花会について御報告をさせていただきます。

 お手元の資料を御参照いただきたいと存じますが、開催は既に八月六日、当日は雨で初日は順延になりましたが、八月七日から十五日までの予定で開催をしております。時間は午後七時から午後九時三十分まででございます。

 会場は、奈良公園一帯の四カ所でございます。

 開催の目的といたしまして、世界遺産の地、古都奈良の魅力を高めるような雰囲気のある明かりのイベントを開催することにより、県内外からの観光客誘致を図るためでございます。

 内容につきましては、昨年に引き続き、奈良公園内の四つのエリアをろうそくを主体とした明かりで演出し、歴史的建造物等のライトアップも含めた広大な規模の古都奈良の幻想的な風景をめぐる夏の十日間だけの明かりの祭典でございます。

 開催場所は、四つのエリアでございますが、まず一つ目には猿沢池と五十二段、ここは「ホタルとろうそくのエリア」というふうに名づけさせていただいております。猿沢池の周囲三百五十メートルにろうそくの明かりを並べ、また五十二段の石段にも左右、真ん中、それぞれに竹による明かりをろうそくでつけております。

 二番目には、浮見堂と鷺池でございます。ライトアップをされております浮見堂、そしてその鷺池にかかる蓬莱橋の上にろうそくの明かりがともり、池にはへさきに明かりをともしたボートが浮かんでおります。浮見堂を中心とした池全体が明かりの舞台となっております。

 三つ目には、浅茅ヶ原、「竹灯りのエリア」でございます。浅茅ヶ原の林の中に迷路状に伸びる小道に沿って、竹を主体といたしました中にそうろくを入れました明かりが並び、神々しいやみに浮遊する明かりにより幻想的な空間をつくり出しております。

 四つ目は、浮雲園地でございます。ここは「一客一燈ろうそくのエリア」と名づけさせていただいております。新公会堂前の浮雲園地に約四千のろうそくの火がともっております。古都奈良、その歴史的・文化的景観に囲まれた地にともる明かり一つ一つを訪れる人々が照らし出していただいております。

 それから、過ぎましたんですが、オープニングセレモニーを、これは八月七日の日にやらせていただいております。

 それから、ほのあかりライブといたしまして、三つ目に申し上げました浅茅ヶ原、「竹灯りのエリア」におきまして、八日、十日、十二日、この偶数日にそれぞれそこに書かせていただいておりますライブを、小さな規模でございますけれども、七時十五分からと八時、二回のステージをやらせていただいております。

 それから、ことしからの新しい企画といたしまして、「早咲きの日」ということで、七月三十一日にお年寄りあるいは障害者の方たちを中心に、いっぱいになりますこの本番を前に見ていただこうということで催しをやらせていただきました。

 それから、もう一つ新しい企画としては、一客一燈ということで、浮雲園地におきまして毎日先着五百名の方に御自分の手でろうそくの火をともしていただくといったようなことをやらせていただいております。

 それから、明かりだけでなしに、香りを会場の皆さん方に楽しんでいただこうということで、香りのろうそくを各所に配置をいたしまして、香りの楽しみもしていただいております。

 それから、シルバーシートの設置ということで、浮雲園地の北側に休憩場所として約五十人程度座れるだけのシートを用意させていただきました。

 主催は、なら夏のイベント推進委員会でございます。これは阪本道隆奈良商工会議所会頭が会長でございまして、県や市、経済団体、観光関連団体、青年団体、公共交通機関等が加入しております。

 そして実施団体といたしまして、なら燈花会の会、これは朝廣佳子会長のもとに実際に運営を行っていただいているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。



◎猪岡章全世界遺産室長 報告させていただきます。

 なら世界遺産友の会夏季大学の開催状況について報告させていただきます。

 この事業は、もう既に世界遺産に登録されました社寺等をテーマに取り上げまして、広く全国の皆様方に呼びかけ、奈良の世界遺産に親しみ学ぶとともに、人類共有の宝としての認識を深めることを目的として開催させていただきました。今年度は興福寺さんの協力を得てさせていただきました。過日の八月四日、五日でございました。

 内容等につきまして御報告申し上げます。十四時ごろから開校式を行い、その後、天理大学助教授の近本謙介先生より興福寺の古文書に基づいた「興福寺諸堂縁起の世界」等々について講義をしていただき、その後、一時間ほど興福寺さんの案内で境内見学を行わせていただきました。それから休憩、夕食を挟み、午後七時より興福寺の執事長の森谷氏の案内で東金堂の見学を行い、それから「奈良の名物」と題しまして、奈良が生みました墨、酒、奈良漬の歴史について講義をいただきました。それと翌日の二日目につきましては、朝十時ごろから朱雀門を手がけられました株式会社瀧川寺社建築会社の会長、あるいは宮大工でもいらっしゃいます瀧川昭雄氏より「古代の木工技術」と題しまして、やりがんな、ちょうななどの実演と解説をしていただきました。その後、十一時から十二時半ごろまででございますが、興福寺会館におきまして、実際、今現在、興福寺中金堂の発掘調査を担当されておられます奈良文化財研究所の技官でございます馬場 基氏より現況をスライドを使いながら説明をいただきました。それから最後の講義といたしまして、興福寺貫首の多川俊英氏より「興福寺のあゆみとおしえ」ということで御講義をいただき、終了後、市長より一人一人に終了証書の授与をいただき閉校させていただきました。この夏季大学には、全国から二百名の方に参加いただき、暑さにもめげず興味深くまた熱心にメモをとられ、貴重な文化財についてさらに認識を深めていただき、大変好評で事故もなく終わることができました。

 それからもう一点でございますが、今現在、なら奈良館で開催中の夏休みクイズラリーの状況について報告させていただきます。

 目的といたしましては、この夏休みの期間中、なら奈良館に訪れる小・中学生を対象として、世界遺産や文化財についての大切さと次世代への継承を訴えるとともに、興味を持って楽しく学んでもらうことを目的として実施してございます。

 まず、館での受付で問題用紙、小学生用と中学生用の二種類に分けまして、見学順路に従いまして館内の展示物を見学していただきます。また、館内を見学することによりまして回答を見つけたり、あるいは考えたりしていただきます。そうしますと、出口で係員が解答を確認させていただき、参加者全員に参加賞とあるいは全問正解者の方にはパーフェクト賞として贈呈をしておるわけでございます。参加しました子供たちから大変好評を得ております。

 期間といたしましては、先月の二十日から今月の八月三十一日までとし、九時から十七時となってございます。きのう現在の参加状況でございますが、二百四十七人でございます。平均一日十五人前後でございます。今後も親しみのあるなら奈良館に努めてまいりたいと考えてございます。

 以上で報告を終わらせていただきます。



◎前川宏充教育総務部参事 それでは学校・園の安全確保の対策について報告させていただきます。

 去る六月八日の大阪教育大学教育学部附属池田小学校における痛ましい事件の発生に伴い、市教育委員会といたしましては、同日の午後一時三十分に各校園長に対して緊急連絡網で子供の安全管理と危機対応について、教職員とともに一層の意思統一を図るよう指示をいたしました。

 続いて緊急指導主事会を開き、事件の把握並びに問題点を整理し、学校・園における幼児・児童・生徒の安全確保について検討し、各学校・園に六月十一日付で通知をいたしました。この中で緊急の再点検を指示するとともに、特に校内への侵入者に対して来校者への積極的な声かけをする、受付を通る、必要に応じて校門を閉じるなど、日常の安全確保と緊急時の危機対応マニュアルを作成すること、また防犯教室等を開催し、暴力から身を守る技能を高める工夫など、日常の安全指導をするための参考事例を示すとともに、学校の実情に合った具体的な取り組みをするように通知し、それぞれの学校・園の取り組みについて報告を求めました。

 その後、学校・園における幼児・児童・生徒の安全確保のために対応した処置についての報告のまとめに沿って、六月十九日の臨時校園長会において各学校・園に周知いたしました。特に地域ネットワークの連携を中心に取り組んでいくことが開かれた学校の推進につながることであるので、積極的なあいさつの励行と教職員を含めた名札の着用等の再検討を指示いたしました。加えて保護者に無用な不安を抱かせないためにも、学校・園の危機管理に対する説明責任を果たすことが必要不可欠であることを改めて通知いたしました。また、今回の各学校・園の取り組みを参考に、再度安全確保の具体的な取り組みを整理すること、毎月八日には各学校・園で安全確保や安全指導について見詰め直す時間をとることを確認いたしました。これを受けて、各学校・園では、閉門や施錠の実施、関係者以外立入禁止、職員室または受付にお回りくださいなどの表示、名札の着用や積極的なあいさつ、声かけの励行等、積極的に取り組んでおります。

 また、六月二十五日から七月十三日にかけて、小学校を中心に学校訪問を実施いたしました。地域の実態に多少の差はあるものの、児童・生徒、とりわけ低学年の子供を持つ保護者による学校・園への送迎やPTAや防犯協議会、地域の青少年健全育成団体による登下校における立哨指導、校・園内の安全確認に取り組んでいる学校・園も数多く見られ、地域のネットワークを背景にした学校・園と保護者、地域の連携の強化が図られております。あわせて奈良警察署並びに奈良西警察署からは、特別警戒中の看板が市立の幼稚園・小・中学校に配付され、各学校・園の安全確保の一助となっております。

 また、子供の安全確保のための広報活動として、市民だより八月一日号に啓発記事を掲載し、広く市民に呼びかけを行っております。ほか子供の安全確保や注意喚起を目的とした子ども安全の家などの啓発旗の設置を含め、継続的な安全確保の対策を進めております。

 それで、今回の事件に伴い各市においては監視カメラやインターホンの設置、保護者やボランティアによる巡回、警備員の配置等さまざまな対策が講じられておりますが、市教育委員会といたしましても国から示されております緊急対策例や各市の状況等を参考に種々検討を重ねており、経費と効果の点から最も望ましい対応策をとるべく現在進めておるところでございます。

 また、今回の事件の後、施設面における安全管理ということで、各学校・園からは校・園内への出入り口である門扉の改修や、かぎ、フェンスの改修、連絡用インターホンの設置要望などがありましたが、これらの要望を受けて学校・園の立地条件がそれぞれ違うことから現地調査を実施し、必要に応じて改善等を進めております。今後も学校・園の安全確保、安全管理につきまして遺漏のないように努めてまいりたいと考えております。

 以上です。



◎谷原圭太郎指導課長 指導課より御報告をさせていただきます。

 学習指導要領が全面改訂をされることに伴い、平成十四年から十六年度に奈良市立小学校で使用いたします教科用図書、いわゆる教科書ですが、並びに平成十四年から十七年度に奈良市立中学校で使用いたします教科用図書につきまして、去る七月二十三日に臨時教育委員会で採択を決定いただきましたので、その経緯について御説明を申し上げます。

 五月八日に定例教育委員会におきまして、奈良市教科用図書選定委員会規程に基づく奈良市立小学校教科用図書選定委員会の選定委員と研究員、奈良市立中学校教科用図書選定委員会の選定委員と研究員を任命及びそれぞれの委員会への教科用図書の選定についての諮問について御審議をいただきました。選定委員につきましては、小学校十名、中学校九名の委員を任命し、研究員につきましては、小学校は教科ごとにおよそ三名から七名、合計で五十名、中学校では教科ごとに四名から六名、合計四十六名の研究員を任命をいたしました。任命に当たりましては、学校の規模あるいは地域、教職経験あるいは教科に関する専門性等を勘案をし、可能な限り市立全小・中学校から選出をするようにいたしました。

 続いて、五月二十一日に選定委員、研究員を任命するとともに、第一回の選定委員会、それから各教科別の研究部会を開催をいたしました。その中で教育長の方から教科書の選定に係る調査研究について、外部からの影響により調査研究が不当に左右されることのないよう、みずからに課せられている大きな責任を自覚し、真摯にまた公正、厳正に取り組むよう指示をいただきました。選定委員会では、奈良市教科用図書選定委員会規程にのっとり、委員長、副委員長の選出、各教科書についての研究の進め方と研究日程についての打ち合わせをいたしました。各種目別に研究方法、研究の観点について協議をし、来年度から施行される学習指導要領の趣旨を踏まえるとともに、人権尊重の精神に立って以下の観点で話し合いをし、まとめていこうというふうに取り決めました。一つはアとして、内容・程度・配列・分量は適切であるのか。イとして、児童・生徒の心理や発達段階に適合しているかどうか。ウとして、表記や表現、印刷等が適切で使用上便宜であるかどうか。エとして、国際理解、情報、健康福祉、環境、文化遺産等総合的な学習の時間への関連、対応ができているかどうか。こういったことで調査研究を進めることにいたしました。

 その後、六月一日、五日、八日、十二日、十九日に各教科の種目別の研究部会を開催をし、教科用図書の編集の趣意書、それから奈良県教育委員会の教科書選定資料、これを参考にしながら各発行社から第一採択地区に調査用見本本として送付されてまいりました教科用図書のすべてにわたって公正かつ慎重に調査研究を進め、その結果を研究報告書としてまとめました。また、各学校での調査研究についてもその結果が報告されました。この間、選定委員会の委員は、各人がすべての教科用図書について個別に調査研究を深めるように取り組みました。

 六月二十六日には、第二回の選定委員会を校種別に開催をし、各教科の研究部会から調査をいたしました見本本につきまして、発行社ごとの報告書をもとにして各教科の研究部会の代表者から調査研究の結果の報告を受けるとともに、それぞれ選定委員の皆さん方が調査研究を進めました。

 六月三十日には、第三回の選定委員会を校種別に開催をいたしまして、慎重に審議をいたしまして教育委員会への答申の作成をいたしました。この間、六月一日から七月六日まで佐保小学校の中に設けております第一採択地区教科書センターで、それから六月八日から六月二十七日まで西部公民館、それから市庁舎の会議室、中央公民館、この三カ所で順次教科書の展示会を開催をし、教員の調査研究や市民への教科書の公開を行い、期間中、各会場で教科書を閲覧をいただきました市民の数は百三十七名に上りました。

 七月六日、定例教育委員会でそれぞれの選定委員会の委員長から調査研究の結果の答申をいただき、教科用図書の採択について教育委員会の方で御審議をいただきました。この答申に当たりましては、調査したすべての教科書についてその特徴の説明を教育委員会にされ、そのことを受けて採択権者であります教育委員会で奈良県の教育委員会の教科用図書採択基準、教科用図書選定資料、奈良市の今言いました選定委員会の答申、こういったものを参考にしながらすべての教科書について検討をいただき、慎重かつ公正に審議をいただきました。

 その後、七月十二日、七月二十三日に臨時の教育委員会を開いていただき、採択について継続の審議をいただき、それとともに七月十六日には各教育委員さんがお集まりをいただき、研究会を開催をしていただきました。そして教科書を精読、精査をいただきました。最終的には七月二十三日の臨時教育委員会で小学校十一種目、中学校十六種目の教科用図書の採択を決定をしていただきました。

 以上でございます。



◎中尾一郎体育課長 それでは市内赤膚町にあります旧営林署の所有の大亀谷テニスコートの一般市民の使用について報告いたします。

 大亀谷テニスコートについては野球場を含め、長年にわたり地元住民が健康増進活動に活用されてきました。しかし、旧営林署の庁舎と宿舎の建設のために平成十二年五月二十一日でテニスコートと運動場が閉鎖されました。そのことによって、地元自治会や利用団体の代表者から地元住民が利用できる多目的広場として開放してほしいという旨の要望書が平成十二年八月末に奈良市長にありました。そのことによって要望書を受けるとともに、また、市議会からの本会議や委員会等からも同様の要望が出てきました。地元住民の要望を実現させるために、奈良市として再三営林署に要望活動をしてまいりましたが、土地そのものの管理は大阪の近畿中国森林管理局の所管のため、奈良市や地元住民の要望については庁舎新築に係る全体計画の中で検討するということでした。庁舎新築が移転とともに本年度に入り建設された後、事務所の南側にテニスコート二面が新築されました。近畿中国森林管理局とこの利用について協議を重ねてきました結果、地元住民の要望を実現させるために国有財産特別措置法や地方財政法に基づき、近畿中国森林管理局所管の大亀谷テニスコートの管理運営を奈良市が受託することにいたしました。したがいまして、今後は国有財産の管理委託契約について近畿中国森林管理局と協議をしながら、奈良市の体育施設として十月ごろから使用できるよう準備を進めてまいりたいと思っております。

 以上で報告を終わります。



○船越義治委員長 ただいまの報告に対する質疑も含め、所管事務について質疑等ございませんか。



◆中木良夫委員 与えられた時間が約三十分ということなんですけれども、できるだけ簡潔にお話をさせていただきたい、質問させていただきたいと思います。

 私、過去二年間、ごみの中木ということでごみとあわせて教育のことを、特にこの採択の問題についてはずっと連続して申し上げてまいりました。私が最初に知ったときには、教育委員会に選定資料、選定の内容が上がってきたのは一社に絞ってきてるというように聞きました。そういうやり方を改めていただきたいという趣旨で二年間ずっと申し上げてきたわけですけども、先ほどの報告を聞きましたら、今回は何回にも分けて臨時の会議を持ち、慎重に行われたということです。そういう改善については本当に敬意を表したいと思います。

 そこで、それも踏まえてということでございますが、中学校の国語、公民、歴史、この三点に絞ってちょっとお尋ねをさせていただきたいと思いますけども、慎重審議を重ねられた結果、どこの発行社のやつを採択されたのか、まずそれをお聞きしたい、それが一つ。もう一つは、その教科書は多分研究員から上がってきたやつも含めまして、通信簿というか点数というのか、何らかの形で比較検討されたんだと思いますけども、なぜそれを選ばれたのか、よその教科書とどこがよかったのか、その辺を聞かせていただきたい。国語、歴史、公民について二、三点ずつ特徴的なところをお聞かせいただいたら結構かと思います。

 それから、二番目でございますけども、最近は、もう特に新聞にたくさん出ておりますけども、栃木県小山市や栃木市十市町村で構成する採択協議会が扶桑社の採択を決めたら、その教育委員会に抗議や非難の電話、ファクスが殺到した、扶桑社本を推薦をしたと見られる教育委員会宅に毎晩十二時過ぎに脅迫めいた電話がかかってきたとか、そういうことも出ておりました。それは同じような圧力が東京都杉並区とか和歌山県の西牟婁地区でもあったと報じられております。北海道の十勝地区でも同じようなことがあったということです。インターネットのホームページに教育委員の自宅の電話番号まで掲載し、不採択の電話を呼びかけるメールを送っていた、こんなようなことも出ておりました。こういうニュースを聞いておりますと、奈良の場合にはどうであったんかなということが少し心配になりますけども、先ほど委員に対して、最初に研究員に対してですね、公平にやるようにという指示をされたということでございますが、こういうことに関してはどうであったのか、その辺を少し聞かせていただきたいと思います。大変陰湿な妨害行為ですね、妨害活動だと思いますね。まさに表現を変えるといじめみたいなところでしてね、大人がこういうことやってたら日本の学校、いじめとか不登校とかなくならんのと違うのかなと。大人が見本を示さんといかんときにこういうことをやってたら何とも言いようがないなと、私はそんな思いでございます。とにかくあったのかなかったのか。こういう妨害についてどのように考えておられるのか、その辺もあわせてこの問題については二点お尋ねをいたします。

 それからもう一つ、ごく最近私駒ヶ根市へ行きましてね、駒ヶ岳へ登りました。宿泊した旅館のすぐ前に光前寺というお寺、たしか光前寺と言ったと思うんですけど、というお寺がありまして、そこにお参りをしたんですね。その周りは早太郎温泉ということですが、そのお寺に早太郎という犬が置いてあるんですね、お寺に。そして、その犬のお墓まで置いてあるんです。そういうことがありましたのでお土産を、お寺の中でもいろいろお土産物というんですかね、を売ってるところへ行って、パンフレットみたいなのありませんかと聞きましたところ、横に置いてある本を読んでくださいということで見ますと漫画が置いてあるんです、まさに漫画です。早太郎という犬の物語が入ってるわけですね。読む間がなかったものですから、ただこういうやり方もあるんだなというのは感心をしたわけですけども、早太郎という犬が何か人間を助けたというか救ったというのか、そういうお話のようでございました。そんなことが実際にあるのかどうかですけども、やっぱり一つの物語でして漫画になってるということなんですね。

 最近、奈良では観光客が減ってるということで、八大遺産群とか何かいろいろと世界遺産に登録したりということでありますが、奈良の観光としての名所、東大寺を初めいろんなところがありますけども、そういう神社仏閣で早太郎のような漫画本でも何でも結構ですけれども、そういう物語風な何かがあるのかな、ないのかな、その辺があると大変子供なんかが、あるいは修学旅行の子供たちが来たときに大変いいのではないかなと思いながら観光課長のとこお尋ね行きました。それぞれの神社仏閣でつくることは、そのお寺なり神社の問題であって、奈良市ではつくれないというのは当然のことなんですけども、なら奈良館では最近奈良の大仏さんという、こういう本を準備しました。これまたこれからだんだんと予定があるようでございますけども、それ以外に春日大社でも本をつくっている。これは春日大社の方がつくられたということで、こんな本があるんですよということを初めて知ってちょっとお借りをしました。これはこの春日大社の宮司さんがつくられたわけですけども、こんな本を手にしながら、また新聞に戻りますけども、この新しい歴史教科書採択に対してですね、教科書奈良ネット21の方がこんなことを言ってるんです。戦争を正当化するような教科書を子供に手渡すわけにはいかないとの動きや、国民的関心がつくる会の教科書を採択しない結果につながったのだろうと、この辺はいろんな教育委員会の仕事でございますからとやかくは申しませんが、神話を史実のように記述している部分も問題だったが、多くの神話の残る奈良で採択がなかったことは全国的にも意味があるのではと、こういう記事が出てたんですね。神話というのは、私自身はある方がいいなとは思うんです。神話というのは国の初めがどうだったかということと、その時代に生きた人たち、原始の、古代の人たちがどういう考えで生活をしてたか、国づくりをしてたかという、何かそういう考え方が物語に出てるんだと思うんですね。ですから神話を史実として読まずに、それをどう理解するか、解釈するかということが大切なような気がするんですよ。例えばこの奈良の大仏のこれを見てましてもね、こんなことが書いてました。良辨は赤ん坊のとき、揺りかごのままワシにさらわれ、二月堂の杉のこずえに泣いていたのを義淵僧正に拾われたという伝説があります。義淵はワシにさらわれ大空を飛んで、傷一つ負わなかった良辨の運の強さに驚き、仏の加護の子と信じ、親の見つかるまで預かり育てようと決心しました。これはワシがとってきて枝の上にあったことはけがもせずになんていうことは実際にあったのかなかったのか、ちょっと比較は違いますけども、これもやっぱり一つの物語として、お寺の仏の加護の子と信じてという、この辺のことを含めてやっぱり良辨さんを解釈したらいいんだろうと思うし、お寺のことも考えたらいいんだろうと思います。この春日大社のことにつきましても、一番最初、高天原の神様ということで、空のずっと上の方に高天原というところがあって、たくさんの神様が住んでおられました。こういう物語ですけども、こんなこと史実として考えたらまるっきりないことですよね。その辺がやっぱり神話の、この本のおもしろさであり神社に対するいろんな畏敬というんですかね、そういうことも含めて考えていったらいいんだろうと思います。国の神話にしても同じだと思うんですね。神話というのは日本だけでなしに韓国でもありますし、どこの国でもやっぱり建国時代の神話というのはあると思うんです。それが新聞では史実としてというようなことに書いてありますけども、私もどうなんかなと思いながらこの辺を読んでたんですが、この神話に関して教育委員長、どのようにお考えなのか、その辺ひとつ聞きたいと、このように思っております。

 以上、お願いをいたします。



◎谷原圭太郎指導課長 まず一点目の三つの教科、いわゆる中学校の歴史的分野、それから公民的分野、それから国語、それぞれの三つの教科についてどこの社のものが採用されたのか。それからそれぞれの採用されたいわゆる評価はどうなのかというお話であったというふうに思うわけですが、中学校の国語については光村という書店でございます。それから中学校の歴史的分野、それから公民的分野については東京書籍、いわゆる東書という会社でございます。その三者を採択をいただきました。

 それぞれの理由についてお話をいたしますと、御承知のように学習指導要領というのが来年度から推移をしていくわけですが、特に学校完全週五日制の実施によりまして、内容それから及び授業時間数、こういったものが学習指導要領によって削減をされております。言い方をかえますと厳選をされるということになるわけですが、削減をされている。それからいわゆる身につける力としては、いわゆる生きる力ということが趣旨とされております。そういった観点で、先ほど御説明をいたしましたが、そういう観点で審議をいただき採択をいただいたわけですが、特に歴史的分野の教科書の採択につきましては、特に中学校における歴史的学習に必要な、いわゆる東書という会社ですが、必要な基礎基本を押さえ、それから内容の精選も十分図られており、歴史的事象に対する関心を高めるため、歴史学習の導入で学習の進め方について調べ学習の方法や問題解決の流れが具体的に示されている。また、身近な地域の歴史や具体的な事象の学習を通して歴史に対する興味や関心を高め、さまざまな資料を活用して歴史的事象を多面的・多角的に考察し公正に判断をするとともに、適切に表現する能力と態度を育てると、こういったことが学習指導要領に示されていますが、そういった観点で見ていきますと、地域の歴史の調べ学習であるとか、あるいは歴史にチャレンジというコーナーをそれぞれ掲載をされている、こういったことが評価をされたものだというふうに考えてございます。

 それから、次に公民的分野の教科書につきましては、民主主義に関する理解を深めるとともに、国民主権を担う公民として必要なというのは、いわゆる力をつけるというのが学習指導要領に載ってるわけですが、そういった部分における基礎的・基本的な内容、こういったものがかなり重視をされている。そして学習内容を厳選をして構成をされている。一授業時間の内容を見開きの二ページ、これにまとめ、興味・関心から探究へという学習の流れがよく見える構成になっている。それから憲法学習から選考する配列になっており、わかりやすく構成をされている。それから学習指導要領に示されています個人の尊厳と人権の尊重、こういったことについても、より正しく認識をさせるため人権学習についてかなり具体的資料を多く入れている。そして丁寧に記述されている。こういったことが評価をされたものだと考えてございます。

 それから、国語につきましては、国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成する、こういったことが示されていますが、特に話すこと、聞くこと、書くこと、読むこと、いずれの教材にも思考力を促す題材配置がなされていること。そして今日的課題であります人権とか、あるいは生命、平和、福祉、環境、国際理解、こういったことに関する話題や題材が配置をされ、生きる力の基盤である思考力や認識力、あるいは感性といいますか創造力といいますか、こういったものを育てるための編集がなされていることが評価されたものというふうに考えてございます。

 以上でございます。



◎南浦小糸教育委員長 中木委員さんの御質問にお答えさせていただきます。

 特定の教科書の採択をめぐりまして、マスコミを巻き込んで賛否両論、多くの意見が活発に出てまいりまして展開されましたことはよく承知をいたしております。一昨日の東京での事件でも新聞等、テレビでもって拝見をいたしまして驚いておりますところでございますが、こういったことなんかも含めまして、採択に反対だからといって多くの一般の人も住んでおりますマンションなどにこのような抗議をするということはよくないことだと考えます。

 同時に、今回の教科書の採択に当たりましては、最終決定権を持っております教育委員会といたしまして、私も教育委員長といたしましてその責任の重要性を十分認識をいたしておりますところでございます。私ども手元にも多くの意見をちょうだいいたしまして、採択の経緯につきましては先ほど指導課長が説明、御報告申し上げたとおりでございますけれど、特定の教科書に対しましての賛否両論、いろいろ御意見をちょうだいいたしました。その中にも、いろんな意見に惑わされず公正な判断をしてくださいといったような激励のお手紙なんかもあったわけでございます。もちろん教科書の採択に当たりましては公正・公平を旨といたしまして、文部科学省の検定を経ました教科書の中から奈良市の教育に最もふさわしい教科書を採択する責任があると受けとめておりまして、慎重審議をいたしました。そしてそれぞれの教科書につきましては個々に精査をいたしまして、何度も五人の委員が集まりましてお話し合いをさせていただきました。全員一致、五対ゼロといって、最後は投票制にしたわけでございますが、五対ゼロといったのもありましたけれども、一対四、時に一対二対二といったふうに意見が分かれたこともございました。でもそういった教科につきましては少数の意見も尊重しまして、その意見も聞かせてもらって、それがもっともだなと思われますときには再度お話し合いをしたわけでございます。結果的には、どの教科も全員納得の上で公平・公正な採択ができたと考えております。

 以上でございます。

 それから伝説のあれがございましたですね。続けてよろしゅうございますか。



○船越義治委員長 いいですか。続けていいですか。



◆中木良夫委員 どうぞ。



◎南浦小糸教育委員長 伝説の御意見につきまして……。



◆中木良夫委員 神話。



◎南浦小糸教育委員長 神話、はい。神話ですね。中学校の歴史分野で扱われます神話、伝説についてでございますが、新教育指導要領の内容の取り扱いにおきましては、考古学などの成果を活用するとともに、神話・伝承などの学習を通して、当時の人々の信仰や物の見方などに気づかすことが大事だというふうにされておりまして、また、新学習指導要領の解説によりますと、こういった観点から自然崇拝や農耕儀礼などに基づきます信仰が人々の生活の中に生きていたこと、そういったことが神話・伝承のもとになりまして、後の古事記、日本書紀などにまとめられていったということに気づかせてほしいというふうにされております。こういったことから神話・伝承そのものを教えるのではなくて、それを生み出しました当時の我が国の祖先の物の考え方、見方、あるいは生活の様子を発達段階に応じまして扱うことが肝要ではないかと考えております。

 以上でございます。



◆中木良夫委員 ありがとうございました。今、神話の部分でもまさに今おっしゃったような中身がこの中に出てくるんですね。最初に神々の話が出た後ですね、自然の声を聞いてみようとか、水の話が出てきたりとか、自然と我々の生活のことをわかりやすく書いてあるんですね。こういうことは本当に大切なことだと思います。問題は今の指導要領に沿った教科書が今回は東書ということで選ばれたということなんですが、この教材をもとにして先生方がどのように教えていくのか、その辺がまた大変気になるところであります。そういったことに関してのチェックというんですかね、それも当然教育委員会からされることだろうと思いますが、どのようにされていくのか、その辺につきましては打ち合わせの段階ではちょっと御質問してませんので後日にさせていただきたいと思います。これは本当に先生方の教え方が問題でして、前にも私ちょっと申し上げましたけど、指導力不足の先生だとか、ある考えに固まった先生が教室の中で子供たちにどのように教えてるのか、大変新聞でもよくこのことも出ております。教科書が変わった、指導要領が変わった、でも先生の教え方が問題であります。その辺のチェックをこれから十二分にやっていただきたいなと、このように思っておりますのでよろしくお願いをいたします。

 もう一つは道徳教育、これも要望にとどめておきますけども、新聞なり教育の中で今も出てきましたけども、人権、人権という言葉はよく出ます。権利のことはよく出ますけども、義務の話が余りないんですよね。これは新聞でもそうですし、学校の教育でそういう義務の話がされてるのかどうかということも私にはわかりません。私らの小さいときには、権利だとか何とかという話はそういう言葉では聞かなかったけど、道徳だとかいう時間は先生によく教えてもらいました。余り権利の主張のことばっかり教えてると、まさに自己中な人間ができましてね、ジベタリアンじゃないけども、大変マナーの悪い子供が育ったりとか、マナーのいい子が育ち、道徳がきちっと出てきたら権利の主張なんてなくたって、みんないい社会になっていくんじゃないかというのが私の基本的な考えなんです。そういうことで学校生活を通して道徳教育をするということになっておりますけども、その辺のこともあわせて先生方の指導の仕方についてよく指導していただきたい、このように考えておりますのでよろしくお願いいたします。

 それから、以前は今までの教科書については私全部の教科書読んだわけじゃございません。奈良では大書ということでしたから大書の歴史教科書については読みました。今回、新しい学習指導要領に沿った新しい教科書については、八社できたら全部読みたいなとは思ってますけども、まだ手に入らないもんですから読んでおりません。そういうところで東書を選ばれた理由ということについても、皆さん真剣に討議された内容が伝わってきますし、ありがたいと思っております。

 一つの参考として申し上げますけども、東京都の教育委員会が調査研究資料として出したやつを点数表にして出しておるんですが、それによりますと項目は幾つかありますけども、歴史上の人物を取り上げている箇所、一番多いのは扶桑社です。東書は多いとこから考えて四番目になりますが、平均が三百一・六で、東書は二百五十三です。平均より少ないということですが、この歴史上の人物に取り上げてるのはもう扶桑社が圧倒的に多いわけですから、これをして平均的なとこなのかもしれません。それから現在に伝わる文化遺産を取り上げている箇所数、これは平均が三百二十八・六ですけれども、一番多いのは扶桑社です。東書は六番目です、三百十八となっております。国際関係、文化交流を取り上げてる箇所数、これは平均が八十二・八ですけども、東書は五十八。これ帝国が一番多くて百二十九となっております。それから、他民族の文化・生活等を取り上げてる箇所、これは平均が五十五・五で、一番多いのは清水で九十六になっております。東書は五十一ということですから平均より若干少ない。それから、人権に関する課題を取り上げてる箇所、これは平均三十二・一ですけども、一番多いのは日書の五十、東書は四十四ということですから、人権に関しては平均より多いという数字が出てるんですね。これは東京の教育委員会のことですから、もう一項目、東京に関する歴史的事象を取り上げてる箇所数というのが出てますけど、こんなことは東京のことですからどうでもいいこと、どうでもということはないですけども、むしろ奈良のことを知りたいんですが、実はよくわからないんです。そしたら東京のことを申し上げますと、東京に関する歴史的事象は平均が九十一・六ということで、やっぱり身近な地域の歴史ということについてはそれなりに力を入れてるようでございますが、東書は九十六ということですから平均よりちょっと多いということになりますね。今度、奈良で取り上げる歴史の問題についての東書は、奈良の部分はどうなのか、その辺をまた後ほど教えていただいたらありがたいなと思います。こういう評価というのはいろんな考えがありますから、それこそいろんな意見が入って、惑わされず、そういうのを参考にしながら教育委員会の中で慎重に公平に審議されたということでございますから、先ほど言いましたとおり、あとそれをもとにしてどのように教育をされていくのか、本当に日本人の日本人としての背骨をつくる国語、公民、歴史に関しては、特に私は指導をよくやっていただきたいな、道徳も含めてですね、やっていただきたいなと、このように教育に関しては考えております。どうぞ、新しく決まった教科書をもとに奈良の子供たちを、将来の奈良を、日本を背負って立つ子供たちの教育をしっかりとやっていただくようにお願いをいたしまして、私の質問を終わります。



◆中村篤子委員 では、私の方から数点にわたって質問いたします。

 まず初めに、では教科書の問題を。どの教科書の採択があって理由はどうだったのかというのは、先ほど委員さん御質問されましたので割愛します。次に、教育委員会で十分な御審議をしていただいてる御様子御報告いただいたんですけれども、非公開でした。傍聴できるのかなと問い合わせをいたしましたら、非公開だったということでしたので、その非公開の理由を教えていただきたい。それから、全国的には、市町村によっては公開をしているところがありましたので、理由はとりわけ知りたいわけですけれども、三年、四年後にまた教科書の採択が行われます。小学校と中学校が、ありますのでね、ですからやはり次回はぜひとも公開をしていただきたいと思いますので、それに対する御検討をお願いしたい、お考えがあればあわせてお述べください。

 それから、教科書の問題では、二つ目に、市民の意見をどれほど聞いていただいたかな、とりわけ父母ですね、感想文の書き込みが百三十七人からあったというふうに報告あったわけですけれども、その内容がね、どういうものが主だったのかというのを御紹介いただけたら御紹介いただきたいと思います。そして、それが果たして十分だったのか、保護者、市民の意見表明する場がそれで果たして十分だったのかどうかという点では、私は極めて不十分だったと思うわけですけれども、その点、教育委員会はどのようにお考えでしょうか。

 三つ目に、この教科書の問題にかかわりまして、ことしの七月十八日、姉妹都市の慶州市長から、大川市長あてにお手紙が届いています。この中には、韓国内では、扶桑社が出版してる貴国の新しい歴史教科書が、韓国との関連する歴史を相当部分歪曲されていると判断しております。貴市におかれましては、日韓両国の好ましい未来と慶州市との友好的関係を考慮していただき、今後この教科書を採択されませんよう、市長様に格別の御関心と御理解を賜りますようお願いいたしますと文書の中に入っています。この中身がどうこうというのはちょっと置いときまして、そういうお手紙が来てるわけですので、慶州市あるいは西安市の方にですね、こういうふうに公正な採択を手続をとった結果、こういうふうな結果になりましたという御連絡を申し上げたらよいのではないかというふうに考えているんですけれどもいかがでしょうか。天理市の方では、もう既に姉妹都市の韓国と中国の姉妹都市の方には御通知されたということが新聞報道されていました。また、それを受けて、天理市の姉妹都市の韓国の市長さんが大変感謝してるというふうな報道もされていたかと思います。そのことについてお聞きします。

 それから、次に、直接この教科書問題とは関係しないかもしれませんけれども、この問題をめぐりまして、市民レベルの交流とかスポーツの交流でいささか溝ができているようなことが報道されているわけです。それで、奈良市の方でも、姉妹都市との親善スポーツ交流、市民レベルの交流ですね、それがことし、いみじくも予定されているんです。そのことで何か変化は起こっていないかどうか大変心配してますので、そのこともあわせてお聞きしたいと思います。教科書問題はとりあえずこれだけお尋ねします。



◎谷原圭太郎指導課長 御質問にお答えをさせていただきます。順序は少し変わりますが、私の方の所管をいたします部分でお答えをいたします。

 今、委員さんの御指摘ございました二番目の項目になろうかと思うんですが、教科書採択に当たりまして、いわゆる市民や保護者の意見というのはどうなのかというお話でした。先ほども御説明をいたしましたが、教科書の展示会をいたしまして、延べ百三十七名の市民や保護者の方に教科書を閲覧をいただきました。ただし、この百三十七名の方は、いわゆるどなたかと、いわゆる無記名でございますので、どういった形の方々がお越しになったかわかりませんが、私どもの方としては市民というふうに受けとめさせていただきました。その中で九十三名の方が、いわゆる感想文を書いていただきました、感想を書いていただきました。あとの四十四名の方は無回答でございました。いわゆる白紙で来たという、そういう形でございました。そのうち中学校のいわゆる歴史の教科書については、その中の五十四名の方からいろんな御意見をいただきました。先ほど委員長の方から話がありましたように、賛否両論というふうに受け取っていただければと思います。それから、他の教科の教科書について二十名の方から御意見をいただきました。いわゆる国語であるとか、あるいは算数であるとか、中には熱心な方がおられまして、理科の教科書を隅から隅まで一日かけて見ておられた方もございました。こんな形で、特に絵本や物語などがどれぐらい出てるのだろうかとか、あるいは算数の内容が一体どうなっているのかとか、あるいは子供の使っている教科書を初めて見るわというような方でこれからも今後も続けてほしいと、こういうような御意見もいただきました。今後も、今後もというのは三年、四年後の話になるわけですが、教科書展示会の方、工夫をしてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。



◎林英典教育総務部長 それでは、ただいま指導課長が御答弁申し上げました残りの他の部分について、私の方より御答弁を申し上げたいと思います。

 まず初めに、教科書採択にかかわります教育委員会の傍聴についてでございますが、現行の制度の中でですね、教育委員会の傍聴というものは、現在のところ教育委員会の裁量に任されておると、こういうことでございます。したがいまして、本市の教育委員会では、傍聴規則を制定いたしますとともに傍聴に対応できる教育委員会の会議規則を整備しまして傍聴いたしておるわけでございますが、先ほどお尋ねの、今回、教科書の採択についてこの教育委員会を非公開にした理由は何かというお尋ねでございますが、会議規則の中で、出席教育委員の過半数でもって非公開を決定したときは非公開にすると、こういう規定になっておりまして、形式的に申しますとそういうことで非公開にいたしました。なお、さらにその理由といたしましては、できるだけ委員の皆さん方が自由に意見交換ができるようにと、こういうことがその内容でございます。

 そこで、先ほど委員さんからも御指摘のございましたように、あと三年ないし四年たちますと、次の採択の時期がやってまいるわけでございますけども、ちょっと横にそれますけども、さきの第一五一通常国会では、教育改革関連六法案ということで法案が成立、法が成立いたしております。この中に地方教育行政の組織及び運営に関する法律という法律の改正案も通りましてですね、そこで先ほど私、現行制度のもとでは教育委員会の傍聴は当該教育委員会の裁量にゆだねられておると申したんですが、先ほどの法改正によりまして教育委員会は公開とすると、このように法改正がなされました。この法改正の施行は来年一月でございます。ということで、法に基づいて教育委員会の会議が公開になったということでございますので、御指摘の次の採択につきましてはですね、そのときの委員会についてはそういった法に基づいて対応していくことになると、このように考えております。

 それから、次に慶州市との関係でございますが、先ほど中村委員さんから御紹介のございました慶州市から参っております手紙でございますか、これは本市の教育委員会で採択を決定していただいた後に到着いたしております。したがいまして、採択結果につきましては、県の教育委員会から通知のございました八月三日以降に公表をしていただきたいという趣旨を踏まえて、八月三日以降にその採択の結果を慶州市へ市長部局から通知をいたしております。それに関連いたしまして、九月の二十一日から二十五日までの間で従来から計画をしていただいております親善スポーツ大会、西安市、慶州市をお迎えしてのスポーツ大会でございますが、これにつきましては、その選手の変更とかいうようなことも逐次連絡をいただいて、予定どおり進める予定で現在計画をいたしております。

 以上でございます。



◆中村篤子委員 学習権はだれにあるかというのが今、教育界のところでは大変ホットな話題になっています。日本の教育とか世界の教育の歴史をたどってみますと、市民が我が子にしっかりと勉強をしてほしい、賢くなってほしい、そこから教育というものの流れが生まれて、寺子屋ができて、奈良は奈良でまた別の歴史がありますけど、そういうふうになってきまして、学習権は市民、国民に、そして子供にという流れもできてきています。もちろん教科書の採択権は今は教育委員会にあるわけですけれども、教科書なくして、今はとりあえずは学校教育が進められていないという現状がありますので、そういう点でもぜひこれからも大いに教科書、あるいは教育内容についても市民参加、保護者参加、子供の参加を進めていただきたいと思います。

 続きまして、同じ教育委員会ですけれども、池田小学校の問題について数点お尋ねします。

 大変痛ましい事件が起こりまして、あってはならないことです。それを受けまして、当該の大阪の教職員組合が緊急提言を出しています。これによりますと、一つには、子供の在校時間中に校長、教職員と一体となって子供の安全を守る警備員を各学校に配置する、このことが望ましいというふうに訴えられています。と申しますのも、先ほども教育委員会の方から御説明がありましたように、安全の確認ということの指示が行っています。ですけれども校務員さんは、清掃、営繕、環境整備に手がいっぱい、校内巡視、校区内パトロール、登下校の付き添いなど、教職員や父母、PTA、地域の人が緊急には今対応していただいてますけれども、長期的、日常的に行っていくという点では大変無理がいずれは生じてくると思われます。そのときにやはり専任の警備員の配置というのが求められているのではないでしょうか。それと同時に警報装置、放送設備、各教室と職員室を結ぶインターホン、教職員携帯のベルの支給など、警備システムの整備、これが大事じゃないかと思うんです。職員室や校長室から離れたところの教室、特別教室などで何か事が起こったときに職員室に連絡できないというのはよくあることですね、いけませんけど。よく子供に走らして、ちょっと行ってきてとかと言って、伝令のように子供に行ってもらわなくちゃいけないということもあるかと思います。ですから、教室と職員室を結ぶインターホンなどというのはね、もう今どきはこれはつけてもらわんとあかんのと違うかと思うんです。それで、先ほどの御説明を聞いておりましたら、経費と効果の点から最も効果のあるものを検討ということですよね。平たく言えば、お金がないからあんじょううまく全部できへんというふうに私には聞こえます。子供の命をお金の多寡でどうしようでと考えていただくのではなくて、やっぱり財政難知ってますけど、それでもこのことに関しては命にかかわることですから、やはりしていくんだと、安全確保するんだということがどうしても求められていると思います。ですので、警備員の配置とかインターホンの設置については要望のあるなしにかかわらず全校にぜひつけていただきたい、この点についてはいかがでしょうか。

 それから、同時に門の改修、フェンスの改修、こういうことでも要望があるということで、現地を見てなどということでしたけれども、門や塀の改修なんていうのは、言われなくたって本当はこっちからやっていかんといかん内容だと思うんですよね、特にこの問題が起こって。それを要望出て現地見てなんていう悠長なことを言ってる場合ではないと思うので、要望あるなしにかかわらず門と塀の改修は直ちに行うというふうにぜひしていただきたいものだと思います。池田小学校に関してはこの二点、いかがでしょうか。



◎林英典教育総務部長 それでは、お答えを申し上げます。

 今、委員さんの方から御指摘ございましたように、予算が逼迫しておる状況であるから一律にできないというような計画はいたしておりません。すべての学校に、あるいは幼稚園にその効果が及ぶということで今計画をいたしております。ただ、委員長さんお尋ねしますが、これは九月の議会の方へお願いしたいと思ってる案件でございますけども、中身申し上げてよろしいでしょうか。構いませんか、具体的なこと。



○船越義治委員長 一応概要。



◎林英典教育総務部長 概要でございますか。



○船越義治委員長 概要でお願いします。



◎林英典教育総務部長 はい、よくわかりました。先ほども委員さんの方から御指摘のございましたように、また、他の教育委員会、あるいは学校等で対応しておるいろんな方法がございます。本市の教育委員会、あるいは教育委員会事務局といたしましても、そういったことを踏まえていろいろな対応策を検討してまいりました。その中でですね、いわゆる危険といいましょうか、何らかの事象が起こったときにいち早く校内に周知できる、願わくは周辺の民家にもいわゆる周知できてですね、対応に力をかしていただけるというような方法があればということで検討いたしました結果、サイレンつきのハンドマイクを各小学校・幼稚園、これに複数でですね、配置をすると。それで、この場合、これはいわゆる校外学習とか校外保育のときにですね、持参をいたしまして、そんなときにも活用できるというメリットがございます。私ども現物を、例えばサイレンを鳴らしてみて、かなりの音量で鳴るということも確認いたしておりますので、そういった内容について九月に御審議を願いたいと、こういうように思っております。ということでございますので、できるとこだけやるというようなことではございませんので、ひとつそんなことでございます。

 それから、フェンスの件につきましては施設課長の方から御答弁申し上げます。



◎松村利郎施設課長 お答えをさせていただきます。

 先ほど、全部直ちにしろというようなことでございますけども、私ども、学校・園から要望書が上がってきたものにつきましてだけ御報告させていただきます。門及び門扉改修の要望は十三件、また、フェンスの改修の要望は七件ございました。したがいまして、門及び門扉等、フェンスの改修要望を合わせますと二十件となってございます。このうち完了済みは十六件でございます。未完了四件のうち二件につきましては機能上、現在のままで支障がございません。残る二件につきましては、隣接する水路や道路に関しまして、現在調整を行っているところでございます。今後とも、学校・園の安全管理上からも、最優先でその解消に努めてまいりたいというふうに存じております。よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



◎南田昭典助役 学校の安全管理については池田小の事件がありまして、その後、直ちに市長も含めてどういう対策をとるかということで慎重にいろいろ検討をしてもらいました。特に小・中学校、幼稚園ももちろんそうなんですが、同時に保育所もあります。それからバンビーホームもあります。いろんな施設がありますので、これはやっぱり一体的に考えてどうなのかということを考えていく必要がございまして、その事件が起こった後、例えば京都の方ですと、先ほどのモニターテレビをつけてみたり、あるいは警備員を配置してみたり、さまざまな検討をして実施しておられるところもありますので、奈良市としても、やっぱり一番効果的なものは何かということで、教育長を中心に福祉とも調整を何度か図っていただいて、あるいは現物を見るなりいろんな試案をこしらえていただいたりさまざまやっていただいて、先ほど教育総務部長申し上げましたような補正予算を出させていただいて、議会の皆さんの御審議を得たいという形になってまいりましたので、ひとつまたその節、内容的にも含めて御審議を賜ることになると思うのですが、よろしく御理解いただきますようにお願いをするところでございます。

 なお、他の安全施設、今これはちょっと議論にないのでちょっと私が言うのも恐縮ですが、今、生駒市でO157が大変な事態になっております。夏休みですので学校とか幼稚園は休みですけども、実はバンビーホームはやっぱりまだ、まだというとおかしい、夏休みは全開ですので、これは食べ物はおやつ程度ですので、これは安全なものやっぱりするようにということで、徹底的な安全管理と、それから手洗いとかそういう励行するように子供たちに指導してもらうと、それから保育所も、昨年は、ちょっと話が何ですが、福祉の方で帯解でちょっとありましたんで、私どもそれもありますのでいまだにまだ解決を図っておる最中のところですので、もしああいうことが起こると大変ですので、これは福祉関連施設、保育所だけでもありませんので、特養とか老人ホーム、さまざまありますので、給食しているところは徹底的に食材も含めて注意するようにということでしてございますので、池田小のような暴力事件だけではなくて、子供さんを扱ってるとこ、あるいはお年寄りを扱ってるところの安全管理は絶えず神経を張って何度もそのO157の阻止委員会、その他開きながら対応してますので、何か委員さんが例えばお気づきでしたらどうぞまた御指摘いただいて、いつも動きやすいようにしておりますのでよろしくお願いしたいと思います。

 以上です。



◆中村篤子委員 実際に門扉を閉めるという学校もあります。安全確保はもちろん最優先にやっていただかなければならないんですけど、裏腹にね、例えば登校渋りの子供が遅刻をして来るときに門が閉まってるわけですよね。入れないんですよ。そういうのもあわせて問題があります。ですから、確かにその門扉を閉めるというのは、あるいは施錠をするというのは、それはそれで一つの方法だろうと思うんですけれども、そのことによって学校へ来れない子供がふえると、行きにくくなってしまったということのないようにあわせて、難しいんですけど、門についてはそういう事柄もあるというのをちょっと心へとめといていただきたいかなと思います。暴力事件については、私が調べたところでは、警察庁のまとめでは、幼稚園から大学までの学校内で起きた凶悪事件は昨年だけで七十五件、殺人事件は九件で十年前の二倍、学校への侵入事件は千三百五十五件に及んでいるというふうな事柄の報道も、報告もありますので、安全を何度も大事にするということで今後とも御努力いただきたいと思います。

 では、続きまして同じ教育委員会ですけれども、社会教育、生涯学習財団の職員募集にかかわって三点質問いたします。

 八月一日の市民だよりに財団職員を募集の要項が載りまして、それを見させていただいた上での質問をさせていただきます。この受験資格なんですけれども、大変立派な受験資格で敬意を表してます。財団化そのものに私たちは反対をしてきました。本来は市直営で行うべきだという、その考えはいまだに変わっていませんけれども、その中にあっても専門家を採用しようという御努力については評価をしたいと思います。それでですね、有能な意欲満々の財団職員がこれでいきますと四十七人採用されて、そして各館に配置をされ、奈良市の生涯学習、社会教育が発展するなあと、喜ばしいところなんですけれども、それを一層促進をするという点で、そのことでの御質問をさせていただきたいと思います。

 まず一点目は、公民館運営審議会の点についてです。今、公運審、公民館運営審議会というのが一つだけあるわけですね。間もなく任期が来るというふうに聞いています。今の公運審の委員さんの皆さんを見ておりましたら、直接公民館を登録をして利用されてる方が大変少ない、現状を熟知をされている方がかなり少ないのではないかと思われます。それで、利用者の声が本当によく反映をされて、公民館のよりよい発展のためにも、この公運審の改正メンバーの任期の改定に当たりましてですね、新たな奈良市の公民館行政、社会教育行政をさらに促進をするという立場での新たな装いでの公運審の選び方をしていただきたいなと思っています。この点についてはどうでしょうか。

 二つ目についてです。今、採用予定されているこの財団職員の皆さんは地区館に配置をされるわけですね。この地区館には運営審議会とか運営協議会というものがある館とない館があります。半分ぐらいがあるのかな、半分ぐらいがないという状況です。ですから、ある館についてはいいんです。いろいろその過不足がありましてね、あったら絶対オーケーというわけではないんですけれども、それでもそこのところで問題を出して皆さんで討議をする場がとりあえず保障されていますから、館の館長さん、職員さんと利用されている方が、けんけんごうごう意見を話をするという場はとりあえず定期的に保障されているので、そこのところで今後解決を図られていくと思うんですけれども、ない館についてはね、やっぱり個々にその館長さんに言わはったりとか職員さんに言わはったりとかで問題を処理すると、場合には何も言えなくてぶつぶつぶつぶつこもってるというふうな話を聞いてますので、やはり今後のよりよい公民館の姿としては、すべての地区館に運営協議会、利用者の皆さんと、そして職員の方による運営協議会をぜひとも持ってほしいと思っています。この点についてはいかがでしょうか。

 それから三点目は、公民館の館長さんの件についてです。今、地区館の館長さんは非常勤でおおよそがOBの方が行っておられます。校長先生を退職された方や、あるいは市の職員を退職された方が配置されています。その方が全部悪いというふうに申し上げてるわけではありません。とっても喜んでいるんだという職員の方もおられますから、だから悪いというふうには思っていないんですけれども、その配置をされるときに公民館とか社会教育に対して熱意と造詣があるかどうか、ここが物すごく問われてると思うんですね。前に一体どんな仕事をしてたかって、熱意と造詣があるかどうかで若い専門知識の持った財団職員と、今後の地域の社会教育を発展させたいと思ってる利用者の皆さんとのその熱意を十分酌み取って、しっかりと地域に返していくということができるかどうかというのはやっぱり館長さんにも大きな課題があると思うんです。えてして、その専門家として採用された財団職員の直接の上司ですから、この方があんまり造詣がなかったり熱意がなかったりして、そんなんやめとけやとかね、そんなん構へんの違うかなんてことになりますとね、せっかくやろうと言うてたそのものがつぶされかねないということも心配されます。ですので、今後、公民館の館長さんを任命されますときには、ぜひともその熱意と造詣があるかどうかというのを十分に視野に入れていただいた上でぜひとも任命をしていただきたいと思っています。この点についていかがでしょうか。公民館について三点お願いいたします。



◎西久保武志社会教育部長 お答えを申し上げます。

 公民館財団化に伴う館運営等についてでございます。三点いただきました。まず一点目の公民館運営審議会の件でございますけれども、委員の任期は本年十二月でございます。正確には二十一日でございます。御承知のように、公民館運営審議会は、館長の諮問に応じまして公民館における各種の事業の企画実施について調査、審議していただく機関でございます。公民館の設置目的からいたしましても、住民の意見を最も大事にしながら運営すべきであるということでございまして、この委員の今般、法改正もございまして、社会教育法三十条によりまして、学校教育及び社会教育関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、並びに学識経験のある者の中からということで、今回新たに家庭教育の向上に資する活動を行う者というのが項に新しく挿入されてきました。ということで、現在の委員については、公民館を利用されている各種団体また学識経験者等でございますけれども、市民の声を広く反映できるものと考えております。したがいまして、今後の委員の委嘱に当たりましては、この社会教育法の規定に従いながら行ってまいりたいというように考えてございます。

 次に、二点目の各地区公民館ごとの運営協議会についてでございますが、公民館の中にはただいま委員のお申しつけのように、協議会が設置をされているところもございます。また、未組織の公民館にありましては、利用者の意見を聞きながら公民館の運営を行っております。今後も引き続き利用者の声を聞きながら、だれでも気軽に学習できる場を提供していきたいと考えてございます。

 三点目の館長の任命につきましては、教育長が答弁をいたします。

 以上でございます。



◎冷水毅教育長 館長の任用ということで御質問でございますが、館長の任用につきましては、今後とも館長の資質の向上に努めてまいりますとともに、社会教育における識見と経験の面にも十分留意をしながら館長の任用を行ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆中村篤子委員 公運審の委員さんの件では、従来どおりではなくてですね、もう少し英断をしていただきたいと思います。何かもうどこそこの団体のところから一人、どこそこの団体からとかというふうに何かなってしまってるという感がぬぐえません。利用者の方から、ああ自分たちの代表が入っていただいてるんだなというふうには映っていないと思われます。再考をお願いします。

 それから、運営協議会についても利用者の声を聞くというふうに言っていただいてますけれども、すべての地区館に運営協議会を置く方向で頑張るということではありませんでしたので、これは残念です。やはりその利用者の方々から運営協議会を置きましょうよというふうには、やっぱりなかなかならないと思うんですね。館長さんの方から、やっていきたいと思うのでちょっと準備会開けへんかとか、意見を聞かせてもらえないかというふうにならない限り、利用グループの方からね、すべての利用者の方々へ呼びかけてなんてことはできないわけです。名簿もないわけです。館長さんはお持ちですけれども、それぞれは横のつながりありませんからね、たまたま同じ曜日に使うてたらわかりますけど、そうでなかったら呼びかける人だってわからないわけですよ。だから、あったらいいなあと思ってたって、つくれへんのです。やっぱりそこは館長が、運営協議会が要るということでのしっかりとした認識と決意を持って、即あしたからつくるでということでなくてもいい、当たり前です。いいんですけども、まずはつくりましょうということで準備を始めていく。そして、一年とか二年がかりでつくっていくということが必要だと思いますので、これは再度強調しておきます。

 時間がありません。ちょっと早口になって申しわけありません。最後に、商工労政課のとこで不良債権のことについてお尋ねします。今、不良債権の最終処理ということが大変にわかに言われておりまして、大変な痛みである。中小零細企業は、もう自分らは今後どうなるのか大変心配だという声を聞かせていただいています。そのことについてお尋ねいたします。

 まず一つは、奈良県に本社を持っている、例えば南都銀行ですね、の決算報告などを見ましたら、南都銀行の不良債権の分類などというものが公表されているわけです。そのことによっての市への影響調査、こういうものをやはりきちっとやっていくべきだというふうに思っていますけれども、それはどうなっているでしょうか。

 二つ目、大変な数の中小零細企業が倒産するだろうと予測されています。そのことによって、直接奈良市も影響をこうむります。もちろん市民税、固定資産税、ひょっとしたら保護世帯の増加、あるいは国民健康保険の滞納などということが十分心配されるわけですね。ですから、かなりな市へも影響があるわけですから、ぜひ国の方に見直しをするようにという意見を申し上げていってほしいと思いますけれども、どうでしょうか。

 三つ目は、市内の中小業者への支援策、公共事業が少ないといえどもあるわけですから、中小零細企業に仕事がきちっと回っていくということでの支援策や、あるいは直接ではありませんけれども応援をする施策というものは今考えられてる以外にお考えではありませんでしょうか。

 四つ目に、セーフティーネットというように言われています。もちろん倒産してからのセーフティーネットじゃなくって、倒産せえへんための施策というのがまずは前提に要るんですけれども、それでも倒産したとき、セーフティーネットというものがこの間よく言われてるわけですけれども、奈良市としてはどんな施策をお考えでしょうか。この四点についてお尋ねします。



◎松嶋俊雄経済部参事 中村委員さんの御質問にお答えを申し上げます。

 まず一点目の不良債権の処理について、これが実施されたら奈良市内の中小業者にどんな影響出るのか、調査をというふうな御質問でございます。政府におかれましては、この四月六日に緊急経済対策本部と経済対策閣僚会議の合同会合において緊急経済対策を決定されました。その具体的な施策の一つとして不良債権問題と企業の過剰負債問題とを掲げておられます。そこで先生おっしゃってます県内の銀行さんですね、いわゆる金融機関が投資家に対しまして情報公開をされております。この不良債権のランクだとか、あるいは中小企業者等に対する貸出金の残高等ですね、これらが開示をされております。これを見せてもらってもですね、この債権で、そしたら南都銀行さんを例に挙げますと、南都銀行さんは奈良県だけに支店を、お店を持っておられるんじゃなしに、大阪府、京都府、あるいは三重県、それから和歌山県、こういうところで支店を持っておられまして、融資されておられる先、あるいはその企業名というのは開示をされておられません。そういうことですんで、これらによって、いわゆる奈良市内にどれぐらいのいわゆる不良債権の処理によって、例えば中小企業の方が倒産されるとか、あるいは失業者数を予測するというのは、今のところこれだけで推計をするというのは大変難しいと考えております。

 それから、国へ見直しをという二点目のお話でございますけれども、公共事業を中小企業者にも受注できる機会の増大等についてですね、いわゆる国の方では官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律というのがございまして、国に準じてですね、地方公共団体も中小企業者の受注の機会を確保するために必要な施策を講ずるように努めなければならないということで、奈良市におきましても、例えば中小企業者の受注機会の増大を図っているところでございます。また、分離・分割発注についてもですね、価格面、工程面等をあわせて、コスト縮減を図る面からも分離・分割をして発注することが適切であるかどうかを十分検討してですね、可能な限り分離・分割をして発注を行うように、いわゆるこれは総務部の方ですけれども努めていただいているところでございます。今後もこれにつきましては努力をしていただくようにお願いをしたいなと、こういうふうに思っております。

 それから、三つ目の中小企業を取り巻く厳しい情勢の中で不良債権の処理が実施されたら、いわゆる支援策はどのように考えておられるかということでございますけれども、今、先ほども言いましたように、政府は九月を目途にですね、制度改革等必要となる施策の内容の具体化とスケジュールの明確化に伴いまして総合的な対策のパッケージをまとめて対策を決定される予定と聞いております。また、雇用保険法やとか雇用対策法等の改正案も国会へ提出される予定と聞いておりますので、これらの対策を踏まえまして、その中身を慎重に検討して総合的な判断をしていきたいと考えてます。公共工事については、市の財政状況も大変厳しいところですけれども、関係各部と中小企業者への受注の機会が少しでもふえるような方策を模索していきたいと考えております。

 それから、四つ目のセーフティーネットの奈良市の具体策でございますけれども、これについても政府で構造改革に適した雇用セーフティーネット対策として、例えば中高年齢層を中心とした倒産解雇等による離職者に対して、一般の離職者と比べて手厚い給付日数を確保することを内容とした雇用保険法の改正、あるいは計画的な再就職援助の実施や再就職時の年齢制限緩和に向けた取り組みの促進を図る雇用対策法の改正、以上の法案の国会での成立を期すとともに、中高年ホワイトカラー離職者向け訓練コースの充実やIT関連の能力開発、あるいは人材育成の推進を図ることも検討されていると伺っています。産業構造改革雇用対策本部は、先ほども言いましたように、本年九月を目途に必要となる施策のさらなる具体化、あるいはスケジュール等の明確化に取り組まれ、雇用創出のための対策を調整されているところですので、奈良市のセーフティーネットの具体的な対策は政府の対策の中身を慎重に検討して、奈良労働局、あるいは奈良県と連携を深めまして、雇用の拡大に努めてまいりたいと考えております。

 以上です。



◆中村篤子委員 倒産件数の予測の試算については、実は新潟県がやっています。県ですけれども、県内三行の不良債権、これは各銀行が決算などをホームページで出してますので簡単に入手することができます。もちろん南都銀行も入手できまして、正常債権、要注意先、破綻懸念先、実質破綻先、何億円で貸出額の何%と全部出てるわけですよね。それの説明も預金者であれば説明を受ける権利がありますので、向こうは説明責任がありますので説明せんといかんことになってるわけですね。そういうのを使って新潟県がやってるわけです。詳しい内容は時間がありませんので申し上げませんけれども、中小企業向け貸出件数は何万件で、一件当たりの貸出金額が平均すると二千百万円で、失業者の予測は大体こうだと、倒産件数は何ぼで、平均の一業者の雇い人数が何人だから何人と、こういうふうに新潟県はやってるんです。ですから可能だと思うんですよね。少なくともボーダーを出すことはできると思うんです。乱暴かもしれませんけど、そのうちの四分の一が奈良市というふうに見てもね、例えば奈良県の試算を、奈良県商工団体連絡会というところがその新潟に倣いまして同じような方法を適用して、そして奈良県のさまざまな数値を当てはめて計算した結果、奈良県では三千件から四千件の倒産が出てくると。奈良県の民営事業所の総数は約五万件ですので、六%から八%に当たるということです。大変な数です。これの単純に四分の一としましても、奈良市でもすごいもんです、五百件。物すごい数です。ですからね、でけへんとかそんなんじゃなくて、どれぐらいのオーダーなのか。今までとさほど変わらないのか、二倍程度なのか、十倍なのか、二十倍なのかによって、市としてはどんな対策が必要かというのはね、量がこんなに変わってきたら当然変わってくるわけですよ。今と同じ陣容でいけるのかとか、当然変わってきますよね。ですからよく言われていますように、実態なくして施策はないわけですから、国の方からそういう内部情報についても開示せんといかんというふうに義務づけられてるわけですから、せっかくそういうものを飾っておくんじゃなくてですね、大いに活用していただいて、先進的に調査をされているところもあるわけですからそこにも学んでいただいて、ぜひとも奈良市ではどれぐらいの覚悟が要るのか、出さないためにはどうすればいいのかということを真剣に考えていただかないと大変なことになると思うんです。

 やっぱり今でも既に回数がかなり厳しくなっていますので、私どものところにもそのことでの御相談も結構来ています。一たんやっぱり失業しちゃうと生活が壊れてしまうから大変ですよ。家は出ていかんなんわ、学校へ子供はやられへんわということが起こってきますのでね、そんな不幸は起こしてはいけないわけです。ですから、ぜひとも商工労政課だけではできないと思いますけれども、そこがまずは中心になって音頭を取って、関係のところにも喚起を呼んで、言うべきことは国や県に対してもはっきりと申し上げて、市民の生活を守っていくんだという立場に立っていただきますように強く申し上げまして、私の質問を終わります。



○船越義治委員長 議事の都合により、暫時休憩いたします。

       午後三時十九分 休憩



       午後三時三十二分 再開



○船越義治委員長 休憩前に引き続き、再開いたします。

 質疑を続行いたします。



◆山口誠委員 私の方から三点ほど質問をしたいと思います。また、一点要望をさせていただきたいなというようにも思います。

 一点目、来年四月から中核市に移行していくわけでございますが、その点で教育委員会の中の業務が県教委あるいは市教委の方へと移行してくる部分があるやに思います。先ほどもちょっと触れておられるところがありましたけども、どういった権限といいますか、そういうことでの人事、あるいは采配、そういった部分があるんであれば、少しお教えしていただきたいな、このように思っております。ひとつよろしくお願いします。



◎林英典教育総務部長 お答えをいたします。

 中核市に移行いたしまして、教育委員会の方へおりてまいります事務といたしましては、社会教育で一件、それから学校教育で一件、二つだけでございます。まず社会教育の方につきましては、各種の今まで県知事の方で許認可をいたしておりました文化財の関係の許認可事務、これがすべて市の方へおりてまいります。それともう一点、学校教育につきましては、県費負担教職員、これは従来からその教員の研修につきましては、任命権者でありますところの県教委の事務でございましたが、これが市教委の方へすべておりてまいるということで、大体現在県でやっております県費負担教職員に対するいわゆる研修の中身は、大体百二十種類から三十種類と、こういうぐらいの研修を年間通じてやっております。それを奈良市でやることになる。この二つだけでございます。

 以上です。



◆山口誠委員 私のところに、昨日といいますか、ちょっと前にひとつ何とかしてほしいというようなことがございました。これは一つ、ある中学校の先生が大変暴力を振るうと、保護者として非常に、特に被害を受けた生徒さんの親も先生であると。そんなことから、その親御さんがといいますか、その先生もひとつ、何か傷害といいますか、診断書まで取ったと、そんなことが耳に入って、そうかどうかそれはちょっと確認は私しておりません。ただ、そのことが一つ保護者として、非常に今どうしてそういった問題が起こったのかなということを分析していきますと、やはり一定の中学校ないし一つの人事のありよう、そしてその先生も担任を今まで五、六年、中学校ですから受けてなかったというふうなことがございました。そういう報告を聞きまして、やはり先生方個人個人の力量の問題、あるいは担任をもうしなくてもいいんじゃないかというふうな、一つの中学校の先生方のそういう空気といいますか、そこら辺のところに問題が多いんじゃないかと。今、そういった教育に関する県から市に移譲していく中での、やはり教育の面でもどういう今後指導すべきであろうかなと、そのように考えておりますし、また、やっぱりそういう事態が現に起こってるわけですから、やっぱり先生方の資質の向上というものがこれからやはり問題視していかなければならないんじゃないかなと、こんなふうに思います。

 それと、やはりクラブ活動の問題でも率先して先生方がクラブの顧問になりたがらない。とにかくそういったことがよく私たちの耳に入ってまいります。やっぱりそのことも先生方の今後あるべき姿というものがどういう教育をしていかなきゃいけないのかと、あるいはその先生方もやはり暴力を振るった中にはかなりのストレスがたまってきたんじゃないかな。言うことを聞かない、あるいは自分に自信がない、あるいは何かがそこに原因をしてるんだというふうに思います。やはりその辺のところは探求しておかなければなりませんし、また、そういう人事面、あるいはまた教育の場所をやっぱりもう一つセクションを置いて、一たん、そういう施設と申しますか、教育研究所みたいなものを僕は設置すべきではないかなと。そこに逆にいったら、まあ強制的にはいかんかと思いますけれども、やはりリフレッシュする一つの手法であったり、あるいはそこへ入ってもう一度、一度先生になられるともうずっと先生だというふうなことで、どうも何かそこに先生方の向上というものが、逃げる、隠れみのになってしまっているような気がしてならないわけですけれども、その辺のところを今後どう考えておられるのか、もし方向性が発言できるんであれば、御所見をちょっと賜りたいなと、このように思います。



◎林英典教育総務部長 お答えを申し上げます。

 冒頭に研修のお話をというように質問をされた意図がよくわかりました。それでですね、今、山口委員さんの方から御指摘のございましたのは、これは一にかかってやはり教職員の資質の向上、すなわちその根底にありますものは教職員の研修の充実、あるいはまたそれの成果を上げることと、こういうことであろうと思います。そういう意味で先ほどお尋ねいただきまして御答弁申し上げましたように、中核市に移行いたしましたら、そういった今御指摘のようないわゆる教科の素養を高めるといいましょうか、教員のいわゆる専門の教育内容の向上はもちろんのことですが、そういった資質の向上についても十分に効果の上がる研修を進めていかなければならないと、このように考えるわけでございます。

 それともう一点でございますが、いつも委員会や議会の方でもお尋ねいただいております例の長期勤務というようなですね、学校現場の状況もそういった資質の低下を招く一因であろうと思いますので、研修の次にはそういった人事の面でですね、シビアな活性化を図っていきたいというふうにも考えるわけでございます。こういう積極的な面と、もう一点、今申し上げておきたいのは、ちょっとこれは消極的な対応になりますが、先ほど申し上げましたさきの通常国会でですね、申し上げました地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正の中身といたしまして、もう一点、県費負担教職員の免職及び都道府県の職への採用と、こういう規定がされました。これにつきましては、いわゆる教職として適性のない教員につきましては、一たん教職から外して、免職して、そして、都道府県の一般職の職員として採用することができると、こういうふうになっております。これにつきましても来年一月十一日に施行がされますので、それに合わせて県が具体的なそれに対する基準を設けることになっております。したがいまして、大変消極的な内容になりますけど、そういった対応も今後とるようになっていくというふうに考えております。

 以上でございます。



◆山口誠委員 ありがとうございます。やはり私が思うにはですね、今の学校教育を見ますと、校長先生、教頭先生、組織力の中で私は非常に低迷しているなと、先生方の方がやっぱり先ほど何年もおられると校長や教頭の言うことを聞かんという事態があるんじゃないかと。やっぱりそこに指導力、あるいは組織力という一つの面で、やはり行政としてきちっとその辺の対応というものが組織的にきちっと機能を得てるんだろうかと。やはり実権とかさまざまな、もちろん教育の現場の中で保護者が一番懸念しているのは、大変子供を人質に取られてるような気がして余り言うことが言えない。それで校長先生はなかなか物わかりがいい先生だから、校長にちょっと相談してみようかと。それでもやっぱり担任の先生に直接言うと内緒でしといてほしいとかいうふうな、大変私どもはその辺のところをやっぱり気にしながらこの質問をしなければならない。この辺のところをやっぱりはっきりと言えない部分が出てくる。それに甘んじてしまっておっては、本当に困るわけであります。そういった意味で、やはり長たる、やっぱり学校長、そして安全策の面でもやっぱりその辺のところがしっかりと、校長がこういう指示でこういうふうに動いていくんだというふうな形で、緊急の場合にはもう防犯ベル鳴らしてもいいんだと、それぐらい人命にかかわることは、消防やらやっぱり地域近所に警察やら苦情来るけれども、それでもそうするんだという校長の指揮、命令があれば、そんなんもうそれに従っていく。それがやっぱり人命を守っていく一つの方法と私は思います。

 確かに、教育委員会としてはそういうことは口に出して言えない、してはいけない、また後でおしかりをこうむる、そんなことを言っておられない、やはり防災のことも多々あるわけでありますから、やっぱりいろんな知恵を、それは学校教育がこれから開かれた地域の生涯学習の地域の拠点になっていかなければならない中で、かぎを閉めればいいというふうな逆行していくような方向じゃなくって、やっぱり地域の人たちにも学校に来て、足を運んでいただいて、昔のことなり、あるいはまたそこで語っていただけるような学校現場をつくっていただくべきではないかなと、このように思っております。

 そして、少し質問、子ども安全の家の旗のまた安全面でちょっとお聞きしたいんですが、子ども安全の旗が各学校に設置されていくようになって、各PTAあるいは育友会の方も動きは活発かなと感じます。夏休みがちょうど中盤ということで、もしああいった事件や、また昨日、北海道でも家庭に押し込んで、強盗に押し込んで小さな命を奪うというような事件がございました。今はそんな時代ですから、特にやはり自分たちで、自分のことは自分で守っていかなければいけない、これが基本になってこようかと思いますが、最低限そういうことがないような抑止策というのが今後大きな行政としての課題じゃないかなと、このように思います。そういった意味においては、この子ども安全の家、去年の予算の中で各学校、およそ三十本程度の無料配付という形をとりました。私たちの学校の中では、また今年度には、去年、昨年度は七十本を追加して百本、伏見小学校で掲げさせていただきました。しかし、今後はまた総会を開きまして、七十本を用意して広げていこうと、また古くなったやつはかえていこうと、こういったことで旗の製造元の方へお願いに行きました。そうしましたら、もう三十本ぐらいは旗の方は出るんじゃないですかというふうなことを言われたので、ちょっとこの辺のところがまだ定かではないので、今回どういうふうにそういった今年度に入ってからの旗の設置に対する何かそういったことを考えておられるのか、ちょっとお聞かせください。



◎黒田八郎少年指導センター所長 山口委員の質問にお答えをいたします。

 平成十二年五月十五日より設置いたしました子ども安全の家の標旗につきましては、平成十三年三月末現在、市内四十四小学校区中三十五小学校区で千百九十六本が設置されるに至りました。平成十三年度につきましては、子ども安全の家の追加や旗の紛失または老朽化が予想されましたので、教育委員会で千本を補充いたしました。本年度も引き続き、申請のありました実施主団体につきましては、先ほど三十本というお話がありましたが、二十五本まで無償で配付をさせていただいております。本年度に入りまして、七月三十一日現在、新たに二百七十四本を配付させていただきまして、現在三十八小学校区で千四百八十二本が設置され有効に活用していただいております。なお未設置の小学校については六校あるわけですが、この六校につきましては、少年指導協議会やPTA等の諸団体が主体となって既に子ども一一〇番等の名称で実施をしていただいております。今後も地域の状況を確かめながら実態を把握いたしまして、関係諸団体に御支援、御協力を願いまして、引き続き継続的な子供の安全の対策を進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆山口誠委員 ありがとうございます。やっぱり一年間たちますと大変、このごろは空気が汚れてまいりまして旗は大分色あせてまいります。かなりの格差が出てくるかと思います。私はかねがねこの旗がかかったから安全になるというふうには思っておりません。やっぱりその中の意識をいかに高めていくことができるか、そういった中ではやはり各自治会、連合会なり、その地域地域での取り組みということが大変重要になってこようかと思いますし、また、今後お年寄りの独居老人の方々や、あるいはまたそういった方たちにも御協力をしていただきながら、子供による小学生単位の形でよかったらいいよというふうなことなども耳にしております。そういった意味においてはやっぱり地域が一つのいろんな話題づくり、そういった意味においては非常にほぼそうしてきてるんかなというふうに思いますので、やはりこのことをいろんな情報交換ができるように、また掌握をしていただけたらなと、このように思います。

 それから、なら燈花会のこのパンフレットでございますが、あるホテルでかなりのこれを見させていただきました。大変効果のある、また非常にいい企画を商工会議所を初めこの運動に従事しておられた方々が言われております。このこと何を言いたいかと申しますと、これは大変な経済効果が、奈良としては非常にヒットな祭りといいますかイベントだなと、こんなふうに思います。大体、このなら燈花会によるところの経済効果と申しますか、ある程度宿泊客、あるいはまたこの期間限定した期間でございますからどれぐらいを見込んでおられるのか、もしよければ今わかってる時点で御参考までにお話していただけたらなと、このように思いますが。



◎林啓文観光課長 お答えさせていただきます。

 これはまだ本年は現在実施中でございますので、昨年一年間、昨年の燈花会のときにですね、四百五十三人に対しましてアンケート調査をやらせていただきました。来られた方の年齢層でありますとか、性別、どなたと来られたのか、あるいはどこから来られたのか、交通手段等々を聞かせていただいております。これにつきまして調査をですね、分析をさせていただきまして、アンケート調査とともにJR、あるいは交通機関ですね、それから宿泊施設、飲食施設、こういうようなところへ終了後問い合わせをしております。経済効果、即幾らかというのは出ておりませんけれども、昨年は三十万五千人の観客に来ていただきまして、宿泊施設で一三・六%の増、飲食で一二・四%、近鉄が一八・五、JRが九・三、奈良交通が六・二というふうに一昨年の同時期と比較いたしましてふえているというふうな統計結果が出ておりますので、金額的な数字は出ておりませんけれども、かなり八月のこの時期といたしましては経済効果があったのではないかというふうに推測をしているところでございます。

 以上です。



◆山口誠委員 九月議会でもまた予算の、決算の方といいますか、その際出てくるかと思いますが、やはりこういった一つの企画は行政だけでなくして、やはり民間の活力、いろんな民間の知恵を活用していくことによって、あるいはそこへ予算を出してあげたら非常にいい発想が生まれてくるというふうなことで、やはりひとつこういった形、いかにも今は奈良市が率先してやってるわけでございますが、やはり最初に手がけた青年会議所の方、あるいは商工会議所の方々、あるいはまた年末にされる行事、こういったことで非常にまちを盛り上げていこうという一つのそういった民間の活用というのが、ほとんどがボランティアで動いてきているのが現状であります。そういった意味においては、少しずつこういったやはり経済効果が必ずや生まれてきているなということに対しては一定の評価を出していただいて、そしてやはり予算も、今度はこういった予算が出てくるようにですね、また新しい発想で奈良を盛り上げて、奈良らしいまちづくりという形でできるようにちょっと考えていただきたいなと、こんなふうに要望させていただきます。

 もう一つ、要望の件で、私は今、子供の星を見る会の会長をやっておりますけれども、残念ながらこの奈良にはですね、非常に小学校の子供たちが夜空を見るのに、あるいはプラネタリウムを見るのに県外へと大体見に行っておられると。やっぱり最近はインターネットやいろんな資料などが取り寄せられるので、もう現場に行かなくてもいいんじゃないんかなというふうな声も聞こえております。しかし、やはりバーチャルなそういった空想といいますか、そういったものだけで認識するのじゃなくて、やっぱり実際星を見るということが非常にどれだけ重要かなというふうに思います。親子して星を眺める。私が子供のときに眺めた星が今もある。幾つになってもこの星はいつまでも輝き続ける。これは太古の昔から日本のこの奈良の平城京があったときにも、やはりそのときの政治、そしてまたそのときの暦なり、あるいはまたその若者たちに勉強する一つの一番の中核になってきた、一つの教育のもととなったのが天文学だというふうに思います。そういった意味では、大変残念ながら奈良には天体望遠鏡なり、あるいはプラネタリウムといった施設がないということが、非常に各学校の小・中学校の中から叫ばれてきております。この点をやはり同じ過去の何万年という一つの星が現在に光を届いている。特にこの夏休みの時期にやはり子供たちが気さくに、気楽に見れるような、そういったこともやっぱり考えてほしいなと。

 お隣の慶州市のやっぱり天文学の一つですが、昔の天文学の遺跡がそのまま保存され、残されているというふうな形で、やはり姉妹交流もありますし、特に平城宮跡には中務省というような、そういった一つのそこで天文学が華やいできた、それが歴史をつくってきた今日あるのではないかなと、このように思います。そういった意味においては、やっぱり親子して、あるいは子供が親になってからでもまたお互いにそれを確認し合えるような、そういったことにもなろうと思いますし、政で特に日時を決めるときなどにもこの天文学が使われたというふうなことでございますので、やはり特に政をつかさどる者にとって、ましては県都・奈良市でございますから、今では東京なんかでも明るい場所でも星を見る、そういった施設もでき上がっております。

 それから、八月一日から一週間、国立の天文台にスターウイークということで全国一斉に一週間の日程を決めて、子供から大人まで幅広く夜空に親しんでもらおうというキャンペーンを一斉にされました。ここには奈良県と沖縄だけが抜けておるんです。非常にやっぱり残念だな、それだけ関心がないのかなというふうなことを思ったわけでございます。そういった八月の夏休みの期間にこういった天体を眺めることを、親子して語られることを、過去と現在と未来とやっぱり共通するものを共通にして考えていかなければならない。大変これは教育の中で、やはりいろんなあつれきやもめごとがあったとしても、やっぱりそういったもっと高い次元で物をとらえるという発想が、もう少しちっぽけな人間がいざこざを起こしてでもしょうがないことだというふうな観点にもつながってくる、非常にそういったことにもつながってくるかと私は思っております。そういった意味で今後、奈良市にそういった天文、天体望遠鏡なり、あるいはプラネタリウムをつくるお気持ちがあるのか、ちょっとお聞かせを願いたいなと。急な質問でございますが、よろしくお願いします。



◎南田昭典助役 まことにロマンにあふれた話をしていただきまして、星はやっぱりつまりは地球の成り立ちとか、自分たちのよりどころがどこかということを、小さい間に科学するというのは非常に重要なことだと思ってます。企画の方で、環境交通の方で、ことしも行ったと思うんです。天川村の方へ行きまして、天体を眺めるというのをやってまして、それを奈良でどうかというお話ですので、これは教育施設、設備等の充実等もみんな含めてですね、星を見るというのは非常に先ほどおっしゃってますように、本来星宿とか、そういうのはすべて過去、昔のいにしえの人は星ですべてを判断してきたと。今も変わらず、私どもの国土地理院等その他のこと全部変わりませんので、そのことを科学していくということを教育の中で取り上げていただくというのは非常に重要なことだと思ってます。ただ、なかなかプラネタリウムとかいうと、大阪のですか、プラネタリウム、撤退したようになかなか大きな額が要りますので、むしろそういう形ではなくて、天体を直接眺めるというような施設、設備をやっぱり学校にも、例えば望遠鏡を置いていくとか、教育長さん、一条高校にいらっしゃったから恐らくそういう設備もあると思いますが、それを活用していく生かし方、それからもう一つは、そういうことを見ていく先生方の姿勢もね、本当に欲しいなと思ってます。私も星は非常に好きですので、そういう面ではそういう施策、これからも十分研究していきたいと思ってます。よろしくお願いします。



◎冷水毅教育長 一条の天体望遠鏡、ちょっとつぶれておるんです。委員さん言われるとおりやと思います。天体、助役も申しましたように、非常に夢とロマンのあふれる、そういう希望のあるそういう子供をつくっていくということも非常に大事なことやろうと思いますので、十分な検討をしていきたいと考えております。



◆黒川恵三委員 それでは、私の方から二三質問させていただきます。

 まずは教育委員会の関係から。何回も私も代表質問でも教育長の御答弁いただいておりますが、来年から完全実施されます新学習要領、この趣旨は子供にゆとりを持たせ、そして生きる力をはぐくむというのが重視されてるということで、今それぞれ学校でのカリキュラムを組まれているようでございます。その中でいろいろとこの改革の中で、例えば学校評議員制の問題とか、あるいは学校完全五日制、あるいは絶対評価の問題等も含めて、この教育委員会をめぐるいろいろな改革の中でこの作業が進められてるわけですが、その中でやはりかなり保護者あるいは市民にしてもですね、戸惑いもあるんかなと思ってます。特に新学習指導要領の中身の特に授業量の減ということで、この辺の学習意欲の低下とかいうなんを保護者あたりは懸念をされておりますし、そういう意味ではこれから塾も拍車をかけるんじゃないかなという懸念もあるわけです。そういう中で、私はそういう意味もありましてずっと教育委員会の考え方をずっと聞かせていただいてまいりました。これまでは代表質問でしたのでちょっと抽象的な話で終わってますが、きょうは委員会でございますので、若干新学習指導要領の中でですね、特に今各学校のカリキュラムの進行状況というか、作業状況はどうなってきてるのか。また、こうした動きをですね、各保護者等も含めてですね、説明会を含めてどのように説明等の場を設定されようとしているのか。それについて指導課の方のお考えをお聞かせいただきたいと思います。



◎谷原圭太郎指導課長 お答えをいたします。

 今、黒川委員の方からお話がございましたように、平成十四年からいわゆる新しい学習指導要領によりますいわゆる学校週五日制完全実施と、こういった形でそれぞれ各学校では教育課程が組まれてまいります。その中で特に学習指導要領が三割削減というようなお話をいただいたわけですが、いわゆるこの間、教育がたどってきた道筋、そして今の子供たちの姿、そういったものから含めていわゆる教育改革というところで今日新しい学習指導要領が出てき、学校五日制というものがスタートしていくんではないかなというふうに考えてございます。そういう意味合いで、総合的な学習が入ったり、あるいは中学校では選択履修の学習が入ったりというようなところで、いわゆるそれぞれの学校の教育課程の編成には、昨年、そして本年、移行という形でそれぞれの学校が工夫を凝らしていただいてるというふうに考えてございます。今のところ例えば総合的な学習については、本年度の数字を見ますと、およそ年間七十から百十時間程度、小学校では取り組まれてございます。中学校においては、三十五から少し差がありますが七十時間程度。これが御承知のように来年からは、小学校は百五から百十時間の総合的な学習と、それから中学校においては七十時間から百三十時間と、これは選択履修との兼ね合いがあるわけですが、そんな形で位置づけていかなければならないというふうになってございます。特に中学校の方では、そういった総合的な学習の組み立てを小学校に比べて少しスタートが悪かったわけですが、来年度の実施に向けて積極的に取り組んでいただくと。それから、保護者に対しての御意見でございますが、それぞれ学校の方ではチラシを保護者の方に配るというふうに工夫をしていただいてる学校もございますし、あるいはPTAの総会あたりでいわゆる学校としての教育課程、あるいは考え方というものも出されているところもあるように聞いてございます。

 以上でございます。



◆黒川恵三委員 今、保護者の対応についてはそれで各学校でのそれぞれ工夫でやられてるということでございますが、私もちょっとPTAの総会でもですね、そういう話の中身についての、具体的な中身は出なかったんですけど、方向性についてはいろいろと保護者の中でも、来年変わりますよということで意識づけはされているんです。ところが、やっぱり細かい話になりますとかなり難しい部分が出てくるんじゃないかと。先ほどちょっと出てきました絶対評価の問題にしても、実際は、特にこれ中学生の場合ね、高校進学を控えてまして、そうなりますと従来のそういう評価の仕方とかがどういうふうに変わっていくのかということで、実際私も西部地区に住んでる関係でかなり塾に通っている子供たちが多いんですね。ですからやっぱり塾の中でほとんどが成績が評価されてしまうということで、その中で何か学校が選択されてるような話も聞くわけです。そうなりますと、学校の役割って何だという話になってくるわけですが、そういう意味では、学校そのものがこれからどういう形でこの新指導要領によって変わっていくんだと。そして、どういう学校を目指しているんだということの中身をやっぱりきちっとこれから論議していかないと、言葉だけが先行してですね、説明しても何かこう保護者の頭の中に残らへんし、また、子供たちの教育のあり方についても親も含めてこれから考えていかないといかん時代ですので、その辺を教育委員会としてどのように指導されていくのか、その辺をやはりきちっと方針出していただかないとあかんのかなと思っております。

 ですから、確かに学校の方でそれぞれの区分もされてるのは私も知ってますし、そういう中身でいろいろと指導要領変わる部分も私自身はわかるんですけど、それを隣近所の方に話すると、どういうことかということで、何回も詰められる方もありますし、そういう意味ではまだまだ一般的にはですね、学校現場では確かにそういう意味で大変やという意識はあるにしても、家庭の中ではそういうものはまだまだ定着していないし、また学校づくりが出されていくのかも不安ではあるんじゃないかなと思います。その辺についてはどのようにお考えなのか、お答え願います。



◎谷原圭太郎指導課長 失礼いたします。今、御質問いただきましたいわゆる保護者の不安、あるいは評価の話がございました。御承知のように、従来いわゆる個々の子供たちの評価というのは、いわゆる相対評価という形で動いてきたものが、いわゆる個々の子供たちをしっかり見詰めていくという絶対評価に変わっていくと。これについては、入試制度の絡みというお話もございましたが、今現在、奈良県ではいわゆる県立高校の入試制度については検討を加えているというようなところで、具体的にはまだ明らかにされていません。そういったものも見ながら、いわゆる来年一月から実施が行われますいわゆる絶対評価への移行というところも具体的に明らかにやっぱりしていかなきゃならんいうふうに考えてございます。学校現場の先生方もこの絶対評価には多少の戸惑いを持っているというところも事実でございますし、親の立場から見てみたら子供たちが持って帰る、いわゆる自分の子供の評価というものが従来のものと変わってくるというところで不安もお持ちだろうというふうに思ってございますので、今そういった評価の部分も含めて具体的な姿というものを明らかにしていかなければならないとは考えてございます。もう少し県の姿というのがまだ明確に示されておりませんので、それも見ていかなきゃならんというふうに思います。



◆黒川恵三委員 今、県の答申というものが中間答申の状態で、本来やったらもうこの七月末から八月上旬に最終答申が出てるという報告を受けていてたんですけど、調べたらまた出てないようですので、その答申が出た段階でそういうものを含めた市の教育委員会の考え方が出てくるかとは思います。その辺はまた今後、やっぱり聞いていきたいと思います。ただ、何回も言いますけど、やっぱりこの動きが全然やっぱり全体的に見えてこないんですよ。新聞等ではいろいろと連載もされているようでございますが、その辺の論議できる場所もですね、きちんと保障していただくということも含めて考えていただきたいと思いますので、それは要望にさせていただきます。

 先ほどちょっと県の高校将来構想審議会の話が出ましたので、それに引き継いで質問させていただきます。

 高校入試の関係については、進路指導については、本会議でも質問させていただきました。県立の高校のあり方についての考え方を検討してるということで、それを受けてまたいろいろと方向性出すということも答弁としていただいているわけですけど、高校の場合でしたら奈良市の場合は一条高校があるわけです。私は、この高校のあり方をずっと見させていただきますと、これから行ける高校から行きたい高校へという、これが一つの大きなメーンということです。そのためにいろんな改革をやるんやということで答申が出されています。先ほどもちょっと触れましたけど、最終答申がもう出るという時期なんですけど、そうなりますと、私は一条高校もね、この高校の改革の中にやっぱり無関係ではないんじゃないかなと思ってます。特にこのそれぞれの内容を見ましても、特に北和地区なんかにいろいろと集中してくるし、今現実に一条高校が従来は奈良市の住民だけの入試の募集をされてましたが、広げられて、他市にも広げられているということがもう実際になされてます。そうなりますと、本来一条高校のあり方というものがどうあるべきかということが今度は問われてくるんじゃないかなということでありますので、その辺についてちょっと一条高校の今の現状をまず聞かせていただきまして、そして県の高校のあり方の答申とのかかわりでですね、どの辺の問題があるのか、それをちょっとお聞かせいただきたいと思います。



◎谷原圭太郎指導課長 お答えをさせていただきます。

 今お話がございました県立四十三校を対象としたいわゆる将来構想の検討委員会というのが、中間報告を本年度三月末に出されました。御指摘がございましたように、いわゆる行ける高校から行きたい高校へという、いわゆる子供や親のニーズというものにこたえていくというための検討を進めておられるというふうに思っています。本市唯一の市立の一条高等学校におきましては、これまでもいわゆる奈良市唯一の独自性を持った高校という形で、平成七年度からいわゆる特色ある学科コース、こういったものを設定をしてまいりました。人文科学コース、これを設定して、いわゆる奈良の特性を生かした学習、あるいは講師を招くとか、こういった教育課程を組んでまいりましたし、それから同じ年に設置いたしました数理学科、これについても非常に自然科学に高い興味・関心を持つ生徒たちに対して門戸を開いていくと、そして、それぞれの個々の子供たちが持つ特性を十分に伸ばしていくというような形で取り組んでいただいてまいりました。今後も伝統のある外国語科、こういったものの充実はもちろんでございますが、奈良市の独自性を生かしながら特色のある、あるいは多様化、先ほど御指摘をいただきました高校が目指すいわゆる総合選択制であるとか、あるいは総合学科制であるとか、こういったことも視野に入れながら特色づくりを進めていかなければならないというふうに考えてございます。



◎冷水毅教育長 一条高校の学区、通学区の問題でございますが、これ、一条高校は創立、今五十周年たっておりますが、創立当初は、そのときには小学区制を全県が、奈良県の公立高校はとっておりました。それに並びまして一条高校は北和地区でございますが、奈良学区というので奈良市と生駒市、添上郡月ヶ瀬村、それから山辺郡山添村の一部、それが学区として制定されておりまして、それが昭和二十五年でございます。二十六年に外国語科を全国で初めてつくりました。その外国語科の創立に当たりましては、まだ奈良県には外国語科というのはなかったために、その外国語科は全県で、来たい子は行きたい学校へ行けるということで外国語科は全県を学区にしておりました。次に、数理科学科というのと人文科学コースというのをつくりましたですが、数理科学科につきましても奈良県では唯一でございますので、これも全県を学区にしております。ただ普通科はほかにもございますので、この分については奈良市、生駒市というような旧の学区を維持しております。ですから、最初から奈良市だけということではございませんのです。

 以上でございます。



◆黒川恵三委員 そういう歴史の中で、今回広げられた学科によって市外の方も募集されたということでいいんでしょうかね。



◎冷水毅教育長 数理科学科につきましては、そういうことでございます。人文科学コースというのは、普通科の中にございますので、これは当然普通科の学区の中で募集をいたします。ただ、なぜ生駒市をそこの普通科の校区に入ってあるのかという御指摘はよくございますが、これは当初、生駒郡やったと思いますが、そこが校区に入っていますのでそのまま、設立当初は学校長の方も募集というのは、人を集めるのに大変やった時期がございます。一条高校は新参者でございまして、なかなか人が集まらない。そういう場合に生駒市、生駒の方にも行って、どうぞ一条高校に来てくれということであっせんというのか、お願いをしていた、そういう経緯がございます。それがある程度の募集ができたから、もう生駒市を切るわというわけにはいかないというのが現状でございまして、普通科の中に生駒市が入っているわけでございます。



◆黒川恵三委員 わかりました。ただですね、これ、そういう奈良市の特徴のある学校としてずっと残していくということですが、これからは特に県立高校そのもののあり方が問われてきてますので、今後、一条高校がどのようにしてこれから発展するというか、高校としての存在をしていくのかというのが問われてくるんじゃないかと思うんですね。そこら辺は私はきょうは問題提起ぐらいにさせてもらいますけど、やはりちまたにはいろいろと、もっと広げていくんじゃないかなという、募集もですね、少子化の中でですね、もともとこの県立高校の構想審議会が出てきたのも、最初はやっぱり少子化、国際化という、そういう中でのですね、再編が県として出てきた中で生まれてきた答申だと思いますので、そうなりますとまたその中に一条高校自体もやっぱり関連性を持ってくるんじゃないかと思いますので、そういう意味では一条高校のあり方というのは問われてくるんじゃないかと思いますので、そこら辺をまた今後も論議していきたいなと思っております。その辺はまた後にしまして……。

 次は、社会教育の関係で先ほど奈良市の生涯学習財団の話が、ある委員からも話が出てましたが、ちょっと重なっておりますが、問題点だけちょっと指摘させていただきたいと思います。御承知のように、この財団化に向けては五千万の出捐金を準備されて、それから十三年度予算では一億六千百万の運営補助もされているわけです。それでだんだん、先ほど学習財団職員の募集も八月一日号でされておりますから準備はされてるなというのは思っているんですけど、ちょっと遅いんじゃないかなという思いしてるわけです。というのは、今後ですね、これ募集されますと、資格を持った社会教育主事の修了した人といういろいろ条件ついてるわけです、資格条件。すると、この方が即、即戦力でですね、この地区館で働いていけるかというとちょっと保証がないんですが、やっぱりある程度の経験も含めて時間がかかるんじゃないかと思いますけど、その辺、財団化に向けた準備ですね、進捗状況をどのように今後進めていかれようとしているのか、ちょっとお聞かせください。



◎勝田昌宏社会教育課長 失礼いたします。黒川委員さんの御質問にお答えいたします。

 生涯学習財団の職員採用につきまして、現在、今もおっしゃいましたように八月一日号の市民だよりで募集をさせていただいております。あす十日から試験実施要項と申込用紙の配付を開始いたします。今後の日程でございますが、試験申し込みの受付は、郵送によるものが八月二十三日から二十七日まで、持参による受付を八月二十七日から九月三日まで行う予定をいたしております。試験日につきまして、第一次試験を九月二十六日の日曜日、一条高校で行います。第二次試験につきましては九月下旬を予定いたしております。合格発表は十月上旬に行いまして、職員の採用につきましては十一月一日という予定をいたしております。

 以上でございます。



◆黒川恵三委員 それはいいんですけど、今後ですね、職員さんを採用された後ですね、どのような地区館に配置含めて、されていこうとしてされてると思いますけども、生涯学習財団のですね、これからのフローとか展開というのはどのように考えておられるのか、その辺について伺います。



◎勝田昌宏社会教育課長 採用いたしました財団職員と市の職員及び館長のおおむね四人体制で公民館の管理を行ってまいりたい、このように考えております。各公民館とも現在稼働中でございますので、財団職員が市の職員にかわって公民館運営の実務を行うことができるようになる当分の間、市の職員と財団職員を配置し、地域の人々との触れ合いを大切にしながら財団職員が市の職員の公民館管理運営についてのノウハウを受け継ぐことによりまして、新しい体制で公民館運営の活性化と市民サービスの向上が図られるものと考えております。したがいまして、目に見えて効果があらわれるまではやはり一定の期間が必要だと、このように考えております。



◆黒川恵三委員 当分の間というのはどのぐらいなんか、ちょっと教えていただきたいのと、それから、当面は市の職員さんが募集された職員さんと一緒に仕事をすると、そのためには四人体制でこれからも臨んでいくと、そういうことでよろしいんですか。それで、それはどのぐらいの期間を思っておられるのか、当分の間というのは。



◎勝田昌宏社会教育課長 具体的な期間はまだ定めておりませんので……。



◆黒川恵三委員 市長もかなり力入れてた財団なんですけど、後でもちょっと質問出てくると思うんですけど、やっぱり先ほどもちょっと意見出てたんですけどね、社会教育法も変わったりして、いろいろとこれから地区館の役割というのはだんだん大きくなってくると思うんです。僕、そういう意味ではもう少しめどを、一年間のスケジュールを決めてですね、やっぱり少しずつ目に見える形で対応していただかないと、いつの間にか募集もされて、いつの間にかまた財団が実際動き出したということでは、やっぱりそこを利用される方も戸惑いがあるんじゃないかなと思いますし、それとやっぱり各地区館でそれぞれ運営されてる方はもう実際に動いておられるわけですから、そういう意味ではかみ合わない部分がかなりあるんじゃないかなと。この前も西部公民館の竣工式というか、披露があったときにも、その財団化に向けての動きがあるのを御存じの市民の方も、やっぱり今後どうなりますという話も含めて大分聞かれていたんですね。そうなりますと、それに答えられるような体制をつくっとかないと本当に公民館活動がですね、本当に市長の思いの、本当にだれでも気軽に使えるような地区館になっていくのかなという不安があるんですけど、その辺については部長、済みません、部長の方、どうでしょう。



◎西久保武志社会教育部長 お答えを申し上げます。

 ただいま課長が申し上げましたように、十一月に採用予定をさせていただいて、そして財団職員を各地区館に配置いたしまして、そして現在、勤務、在職いたしております市職員と一緒にそのノウハウというのか、それを受け継いで新しい活性化に向けた体制をとるというようにさせていただきたいというように考えてございます。やはりこれは習熟期間といいますか、一定のそれが必要だと思います。しかし、何年もかかってというんじゃなしに、早急にこの体制をとれるように、新しい職員を採用する時点で十分な学習といいましょうか、そういうことも教え込んで、できるだけ早い期間に、時期に新しい職員の体制で稼働できるようにしていきたいというように考えてございます。

 以上でございます。



◆黒川恵三委員 努力していただきたいと思います。これ以上言ってもあれでしょうから、その辺はかなりピッチを上げた対応をお願いしたいということで要望しておきます。

 それで、そのかかわりになるんですけど、先ほどもちょっと教育改革を含めた週五日制の問題を私ちょっと取り上げましたが、そうなりますと、これから地区館なり分館の役割というのは大きくなっていくと思います。というのは、完全週五日制になりますと、それを受け入れる地区の方の体制も含めて、場所の提供などもこれから分館なり地区館が対応していかないといかん部分が出てくるんじゃないかなと思います。現実に私どもも近くでは分館の中で運営審議会を設置して、具体的に子供たちも受けられるような行事もかなり今どしどし催しをしている分館もございまして、そこには子供たちかなり地域の人と交わえる場所が分館として存在してるわけですけど、そういう意味では分館の役割というのも大事ではないかなと思います。

 先ほど地区館の話が出てたんですけど、地区館と分館の関係ですね、財団化に向けた中で分館はどうなっていくのかというように不安を持っておられる方もおられます。そういう意味では、というのは僕が今、財団の話をさせてもうたのは、分館の方がですね、今後いろいろと、確かに地区の方に委託をされてる形で分館が運営されているのは知ってるわけですけど、その分館の方はですね、地区館の指導を仰いで今まで運営されてる部分もあるわけですね。そうなりますと、地区館がきちっと目鼻がつかないと、そういう指導も仰げないし、今後一年間の分館の運営はどうするんだという話も出てくるんですよ。そういう意味で分館そのもののあり方についてもですね、これから問われてくるんじゃないかと思いますので、それについて中央公民館長の方でどのようにお考えかお聞かせいただきたいと思います。



◎西久保武志社会教育部長 お答えを申し上げます。

 分館の管理運営についてでございますけれども、これは公民館が財団委託されても、分館については何ら変わるべきものではございませんし、現在もやっておりますように、中央公民館から各自治会への管理委託をお願いしておるという状況でございます。利用状況につきましては、分館は先ほど申されたように、貸し館が大体主になっておりますけれども、やはり今後もより地域に密着した分館であるように、公民館活動の拠点となるような分館にしていきたいというように考えてございます。

 以上でございます。



◆黒川恵三委員 それはわかるんですけど、分館として特にですね、先ほどちょっと学校教育との関係もあるんですけどね、前に分館の小委員会で建議が出てますね、建議、小委員会としての。それも出しっ放しで答申が出されてそのままなんですけど、今後その分館のあり方も含めてですね、考えていかないといかん問題があるんじゃないかと思うんですけど、その辺について今後めどとしてどうなんでしょうか。その辺についてちょっとお願いします。



◎南田昭典助役 生涯学習財団の設立の趣旨からですね、いろんな経緯がありまして、ようやくこの三月一日に設立させていただいたと。そして、採用についても我々はいろんな意味で参画しながら、立派な財団としていくために対応を進めておるわけです。そこで、極端に、じゃあ公民館の運営とかいろんなことが極端にすぐ変わるかというと、それは先ほど来申してますように、例えば今実態的に夜は全然閉まってるとか、あるいは先ほどの中にありましたように、館長先生がもういらっしゃらなくて実際に市民の皆さんとうまく密着できてないとか、さまざまなことやっぱり耳にも入っていますし、報告も受けてますので、それらを機能的に動かしていくには、やっぱり財団としてもっと機能的に動かす、あるいは場合によってはいろんな行事をやっていただいてるんで集中的にそこへ臨時的に人の配置もできる、そういう機能性がやっぱり必要ですので、その辺も含めて財団を設立した趣旨がありますので、そこで分館も含めてですね、もう一度、それぞれ生涯学習という大きなテーマの中にね、単に公民館ということではなくて、生涯学習という大きなテーマをやっぱり追求していくために財団の機能的な部分をこの公民館運営の中で生かしていきたいと、まずはそう考えています。

 それから、少なくとも財団の職員を採用いたしましてね、一定経理面とかセキュリティーとかそういう管理の仕事もやっぱりありますので、決して何というか、こういう講座を持ってどうのと、そればっかりがすべてじゃありせんので、そういう面でも習熟していただく期間が必要ですので、私どもはやっぱり明年度のこれは市の人事異動等全体をにらんでね、この財団職員の習熟を含めて考えていきたいというふうに考えていますので、一日も早く市民の皆さんに、そういう若干なりとも公民館どうなんねんやろうというような不安を抱くことのないように万全を期す努力をしてまいりますので、よろしくまた御意見等ありましたら、また教えていただきましたらと思います。よろしくお願いいたします。



◆黒川恵三委員 助役のその御意見をまず前向きの方へ生かしていただきますようによろしくお願いします。

 もう一点だけ、最後に、明石の花火大会の事故以降ですね、いろいろとイベント等の警備問題がいろいろと論議されているわけですが、そこで先ほども燈花会の話がありまして、六日から十四日ぐらいまではほぼ人数も多分同じような数でいけるかなと思いますけども、十五日は多分二、三カ所ほど集中する日になっていくんじゃないかと思います。そうなりますと、あの明石の花火大会での事故の問題でいろいろ出てるのは、警察とそれから警備会社と行政との連絡問題、緊密性についてですね、いろいろ指摘されているような問題もあるし、捜査途上ですので具体的な内容はまだ、正確な内容はこちらの方には届いてないんで新聞でしか知るすべはないんですけど、しかし、あれから、あの問題から教訓とされるのは、やはりこうした警備体制を奈良市の中でも教訓化していかないといかんのかなと思いますので、それについて観光課の方ではどのようにお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。



◎林啓文観光課長 失礼いたします。黒川委員の御質問にお答えさせていただきます。

 現在、燈花会は三回目を迎えるわけですけれども、冬も含めますと四回、延べ二十一日間開催をいたしましたが、今まで大きな事故はございませんでした。しかし、明石市の事故を教訓といたしまして安全対策に十分配慮しなければならないというふうに考えております。特に、今御指摘のように八月十五日には燈花会、それから大文字の送り火、春日大社の万燈籠、それから東大寺の万燈供養会といったように伝統行事等が重なってまいりまして、昨年は七万五千人もの観光客の皆さん方で大変にぎわったところでございます。しかし、我々といたしましては、不測の事態に備えるために、先日、東大寺、春日大社、大文字保存会、それから燈花会の会、これらの警備担当の責任者、それから奈良警察署、それから奈良市の消防局、そして私どもの方の観光課といったようなところが一堂に会しまして警備体制とそれから連絡体制、これの強化を確認し合い、万全の体制をとらせていただいておるところでございます。

 以上でございます。



◆黒川恵三委員 よろしくお願いしたいと思います。今回、奈良の場合は、それぞれの寺社のそれぞれの主催でもありますし、明石の場合は明石市自身が直接主催してたという関係もありますからかなり問題にもなってるわけですね。そういう意味では今後ですね、やっぱりイベント等が今後、特に行政主導で行われるようなイベントを含めてですね、する場合、どっちにしても民間への、警備会社への委託なども含めて考えられると思いますけど、その中でこれまで明らかになっていて問題になっているのは、警備会社と行政がですね、契約の問題とか、あるいは計画書の提出の問題でも何かいいかげんな提出があったみたいなことも報道に流れております。その打ち合わせも含めて、前のカウントダウンのときの計画書がそのまま出されているとかいう報道もされてたみたいですから、現実に今回の対応にはかなり行政と会社との問題点も指摘されてるようでございますので、その辺も含めてですね、今後イベントも催しがあろうかと思いますので、当面の十五日はそうしてそれぞれの関係団体とのお話も緊密にされておりますが、助役、その辺、とにかく行政の対応としてですね、きちっと計画書も出させていくようなことで、対応も庁内の引き締めも一緒に含めて考えていただきたいと思いますが、それについてお答え願えますか。



◎南田昭典助役 明石の事故はですね、楽しいはずの花火大会が痛ましい事故になりまして、まことに残念ですし、こういう事故が起こると犠牲になるのは小さい子供さんとお年寄りと、必ずそうなってしまうわけです。もう本当に痛ましい限りだと思ってます。ただ、私どももそれを他山の石としてやっぱり私どもがやってることについてもう一回点検する必要がある。そういうことで庁議の場でももう一度、こういうことは絶対にあってはならないことであるわけなんですが、実のところはなれると非常にぐあい悪い。絶えず新しい考え方で点検し直すというのが非常に必要ですので、去年もやっとったから同じような形でと、奈良では御案内のように市が独自でやっているのは、平城遷都祭とか、あるいは市民体育大会とか、たくさん集まっていただくこと、小さい会場でもいっぱい集まっていただくようなこともありますし、伝統行事のおん祭とか修二会とか、あるいはこの燈花会とか、さまざまあるわけでございますんで、そういう全般に対して警備計画をやっぱり絶えずチェックし直す、出し直すと、それから警備対策にその関係機関とのやっぱり一つのテーブルで実際こういう場合はどうなのかというシミュレーションをやっていく考え方で万全を期していくことを、やっぱり私どもも主催する側ですので、あるいはそういう機関のところでも求めていくというこういう姿勢をとり続けていきたいと。昨年あったからもうそのままの流れでということは絶対してはならないということで今回引き締めをしたところです。今後もそういう姿勢で、こうしたこの種の事故は絶対に起こさないという強い姿勢で取り組んでいきたいと、このように思っております。

 燈花会に関しますと、正直なところ、私も奈良署の方へ行って、ひとつ警備体制その他お願いしますということで行っておりますが、その他の大きな事業についてもその機関の御協力も得たいと思ってますのでよろしくお願いします。



○船越義治委員長 ほかにございませんか。

      (「なし」と呼ぶ者あり)



○船越義治委員長 それでは本日の委員会はこの程度とし、四件の所管事務調査につきましては継続調査といたしたいと思いますが、そのようにいたしまして御異議ございませんか。

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○船越義治委員長 それではそのように決定いたします。

 本日はこれで散会いたします。

 ありがとうございました。

      午後四時四十二分 散会

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 奈良市議会委員会条例第三十条第一項の規定によりここに押印する。

     産業文教委員長   船越義治