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奈良県 奈良市

平成13年  5月 経済水道委員会 05月17日−01号




平成13年  5月 経済水道委員会 − 05月17日−01号









平成13年  5月 経済水道委員会



              委員出席状況

                     ◯委員長 ▲副委員長





会派名
人員
委員氏名
出欠


交政会

 榧木義秀
出席


 上原雋
出席


 吉田文彦
出席


政友会

 土田敏朗
出席


 和田晴夫
出席


日本共産党奈良市会議員団

▲山口裕司
出席


 横田利孝
出席


公明党奈良市議会議員団

 高橋克己
出席


◯金野秀一
出席


民主市民連合

 山口誠
出席


社会民主党奈良市議会議員団

 松石聖一
出席


議長

 山本清
出席












               理事者出席状況





出欠
職名
氏名
出欠
職名
氏名




市長
大川靖則
出席
給水部参事(工務課長事務取扱)
武正次郎


出席
助役
辻谷清和
出席
配水課長
岡喜晤


出席
助役
南田昭典
出席
給水課長
今里親之


出席
経済部長
北川健五
出席
漏水対策課長
木下清己


出席
経済部参事(農林課長事務取扱)
荒堀任人
出席
東部事業推進課長
植田全紀


出席
経済部参事(商工労政課長事務取扱)
松嶋俊雄
出席
工事検査室長
中島勝美


出席
観光課長
林啓文
出席
浄水部長
乾口朗


出席
世界遺産室長(なら奈良館長兼務)
猪岡章全
出席
浄水部次長
山田要


出席
水道局長
福田惠一
出席
浄水課長
加田庄八


出席
業務部長
中村誠
出席
水質管理課長
安那哲夫


出席
業務部参事(料金課長事務取扱)
前伸一








出席
業務部参事(総務課長事務取扱)
福村圭司
出席
農業委員会事務局長
乾宏


出席
企画課長
駒井洋二








出席
経理課長
新谷邦雄








出席
電子計算課長
山上能秀








出席
西部営業所長
小山弘之








出席
給水部長
木田享








出席
給水部次長
北側勇
















      午後一時三十二分 開会



○金野秀一委員長 本日はお忙しいところ御出席いただきありがとうございます。ただいまより経済水道委員会を開会いたします。

 出席状況を報告いたします。ただいま出席委員は十一名でございます。

 それでは本年四月一日付で福田惠一氏が水道局長に就任されましたので御紹介をいたします。福田水道局長です。



◎福田惠一水道局長 四月一日付で水道局長を拝命いたしました福田でございます。議会事務局在任中には議員の皆様方には大変お世話になりありがとうございました。これからは三十七万市民の命と暮らしを守る水道事業の経営に全力で向かっていきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



○金野秀一委員長 続きまして去る四月一日付の人事異動により異動されました各理事者より順次自己紹介をお願いいたします。



◎荒堀任人経済部参事 経済部参事、農林課長事務取扱を拝命いたしました荒堀です。どうぞよろしくお願いします。



◎松嶋俊雄経済部参事 経済部参事、商工労政課事務取扱を拝命しました松嶋でございます。よろしくお願いします。



◎猪岡章全世界遺産室長 世界遺産室長兼なら奈良館館長兼務をさせていただいております猪岡でございます。どうぞよろしくお願いします。



◎前伸一業務部参事 業務部参事、料金課長兼務を拝命いたしました前でございます。



◎福村圭司業務部参事 業務部参事、総務課長事務取扱を拝命いたしました福村でございます。どうぞよろしくお願いします。



◎駒井洋二企画課長 業務部企画課長を拝命いたしました駒井です。どうぞよろしくお願いします。



◎新谷邦雄経理課長 経理課長を拝命いたしました新谷邦雄と申します。どうぞよろしくお願いします。



◎山上能秀電子計算課長 業務部電子計算課課長を拝命いたしました山上といいます。よろしくお願いします。



◎小山弘之西部営業所長 業務部西部営業所長を拝命いたしました小山です。よろしくお願いします。



◎北側勇給水部次長 給水部次長を拝命しました北側です。どうぞよろしくお願いします。



◎武正次郎給水部参事 給水部参事、工務課長事務取扱を拝命いたしました武でございます。よろしくお願いします。



◎岡喜晤配水課長 給水部配水課長を拝命しました岡です。よろしくお願いします。



◎木下清己漏水対策課長 給水部漏水対策課長を拝命いたしました木下でございます。どうぞよろしくお願いいたします。



◎乾口朗浄水部長 浄水部長を拝命いたしました乾口でございます。よろしくお願いします。



◎山田要浄水部次長 浄水部次長を拝命いたしました山田でございます。どうぞよろしくお願いします。



◎加田庄八浄水課長 浄水部浄水課長を拝命いたしました加田です。どうぞよろしくお願いします。



◎安那哲夫水質管理課長 水質管理課長を拝命いたしました安那です。よろしくお願いいたします。



○金野秀一委員長 これより所管事務の調査を行います。

 理事者より報告の申し出がありますので、順次報告願います。



◎林啓文観光課長 失礼いたします。まず観光課の方から第三回の平城遷都祭について報告をさせていただきます。

 第三回平城遷都祭は、平成十三年の四月の二十八、二十九の両日、午前十時から午後四時まで開かせていただきました。主催は平城遷都祭実行委員会でございます。会場は平城宮跡朱雀大路跡を中心とした一帯でございます。

 開催目的といたしましては、一九九八年の十二月に古都奈良の文化財がユネスコの世界遺産に登録されたのを機会に、奈良の歴史と文化を振り返り、歴史に学ぶことの大切さを再認識し、二十一世紀の飛躍と活力、魅力あふれる国際文化観光都市のまちづくりの寄与することを目指しています。

 今回のテーマといたしまして、「天翔ける、新平城京の夢」というテーマを設けさせていただきました。

 両日行いました内容でございますが、まず四月二十八日には、こども天平行列を行いました。これは天平風の衣装に身を包んだ奈良市内の保育園、幼稚園児合計約千名が伎楽行列などを先頭にして、平城宮跡の大極殿跡から朱雀門を目指して行進をしたものでございます。続いて、オープニングセレモニー、産物献納と続きました。荘厳で厳粛な雅楽演奏と、平城宮跡から出土した木簡に記載されていた八つの市や町の小学生と奈良市の小学生が、天平衣装をまとって献納の様子を再現してもらいました。参加していただいた市や町は、静岡県清水市、福井県小浜市、兵庫県八鹿町、三重県鳥羽市、愛知県南知多町、香川県池田町、和歌山県下津町、石川県七尾市、そして奈良市の都跡小学校でございました。続いて、インターナショナルパフォーマンスといたしまして、奈良、あるいは奈良近辺に在住の外国の皆さん方によりまして伝統芸能や舞踊を繰り広げていただいたものでございます。これはインドネシア、この日にはインドネシア、大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国の皆さん方に出場をしていただきました。万葉コンサートといたしまして、朱雀門をバックに、残念でありましたが河島英五さん、亡くなられました河島英五さんの長女の河島あみるさんを迎えてコンサートをやらせていただきました。シルバーコーラス、そして歌とトークで楽しんでいただいた催しでございます。

 それから二十九日には、早起き役人体験ツアーといたしまして、市民だより等で公募いたしました五十人の皆さん方とともに、平城宮跡内を奈良文化財研究所の先生によって解説をしていただいて、当時の役人の生活様式を学んでいただいた次第でございます。また、平城京万葉ラジオウオークといたしまして、昨年できました「ならどっとFM」の中継放送を交えながら、奈良公園から平城京まで万葉歌碑をポイントといたしましてウオークラリーを行いました。インターナショナルパフォーマンス、この日も二日目といたしまして、中国、メキシコ、フィリピンの皆さん方に参加をしていただきました。また、東院庭園におきまして短歌、俳句、川柳の催しを行わせていただきました。続いて、和太鼓のパフォーマンス、中国の雑技、そして最後に雨にはなりましたんですけれども、朱雀門を背景に奈良市内の中学、そして社会人のグループによります吹奏楽のコンサートを実施させていただきました。

 また、両日開催をさせていただいた分として、朱雀大路の両側に東市、西市といたしまして各種の物販、飲食、産物献納に参加していただいた市や町からも、あるいはインターナショナルパフォーマンスに参加していただいた国からもいろんな物を出していただきましてにぎわった次第でございます。それから、天平衣装をつけての記念写真の撮影会、野点や茶会、ミニSLの体験乗車、絵手紙、これは郵便局の協力によるものですけれども、絵手紙教室、それから大道芸といったようなもので二日間にぎわわせていただきました。

 参加者は、四月二十八日の土曜日には三万五千人、二十九日は残念ながら後半雨模様でありましたが二万人、合わせまして五万五千人の皆さん方でにぎわった次第でございます。

 以上報告をさせていただきます。



◎松嶋俊雄経済部参事 なら工藝館、昨年の十一月十七日に開館をさせていただきましたんですけども、その工藝館の入館者を報告をさせていただきます。

 昨年の十一月は入館者数が四千六百九十八人でございます。十二月は二千四百三十九人、一月は二千七百二十六人、二月は三千八百二十七人、三月は四千八十四人で、五カ月間で一万七千七百七十四名の入館者となっております。十一月につきましては、開館記念の講演だとか、あるいは工芸フェスティバル等を開催させていただきました関係で四千六百九十八と入館者数が五カ月間で一番多かったというふうになっております。

 これ以外に工芸教室等も開催、八つの工芸教室を開催させていただいてまして、多くの受講者に教室を開催させていただいているというところでございます。

 次に、IT講習会について報告をさせていただきます。

 まず、奈良商工会議所で行われてますIT講習会ですけれども、本年の六月ごろから会員、市民を対象に募集をされて七百人を対象に六十回開催されるというふうに聞いております。一回の定員は十一名から十二名、十一月から実施をされるということでございます。それから奈良県中小企業団体中央会が行われます奈良県下二十一会場で、奈良県貨物運送事業協同組合ほか二十一の団体を対象に千百八十人を予定されております。既に先月末で九団体、四百二十八名の受講を終えておられます。それから雇用能力開発機構奈良センターが主催されて、先ほど言いました奈良県中小企業団体中央会の分を含めまして約四十の事業主団体に委託をされて奈良県下の一万人の在職者を対象にIT講習をされます。それから約二千四百人の休職者も対象に実施をされると、このように聞いております。

 以上で報告を終わります。



◎駒井洋二企画課長 失礼します。第四十三回の水道週間について御報告させていただきます。

 期間ですが、平成十三年六月一日から七日まで。それと趣旨でございますけども、我が国の水道は、今やほとんどの国民が利用できるまでに普及しており、健康で文化的な国民生活やさまざまな社会経済活動を支える必要不可欠な生活基盤施設として重要な役割を果たしています。二十一世紀を迎え、より質の高い国民に信頼される水道を構築していくために、安全で良質な水を安定的に供給できる水道の整備を促進するとともに、地震等の災害に強い水道づくりを進めていく必要があります。こうした状況を踏まえまして、水道についてさらに国民の理解を深めることによって、水道事業の今後の発展に役立てるため厚生労働省、都道府県を初め各市町村の水道事業体の主催による第四十三回水道週間を六月一日から七日までの間実施し、「水道は 豊かな社会のいのちづな」をスローガンに広報活動等の運動が全国で展開されます。本市でも、市民の皆様に水道に対する理解と関心をより一層深めていただけるよう、次の行事を実施いたします。

 水道週間の行事といたしまして、一番目、水道週間にちなみまして作品を募集ということで、ポスター、習字、標語の部を募集させていただきまして、既に締め切りは終わったんですけども、千七百二十点の応募がございまして今優秀作品について審査をしているところでございます。それと優秀作品につきましては、平成十三年六月一日から八日までの間で水道局一階ロビー、あるいは市役所一階の北棟の通路で展示させていただくと。それらの優秀作品につきましては、六月の二日に表彰させていただく予定でございます。

 広報活動でございますけども、市民だよりを初め電光掲示板、奈良市インターネットホームページを利用させていただきました。

 次に、水源河川クリーンキャンペーンですけども、本年で第四回目を迎えるわけでございます。白砂川流域を美しくする清掃実践活動といたしまして、六月の二日午前九時から白砂川約六・三キロを三ブロックに分けまして清掃活動を実施するわけでございます。参加でございますけれども、水道局職員及び田原地区自治連合会、大柳生地区自治連合会、大柳生地区万年青年クラブ、白砂川漁業組合並びに国際ソロプチミスト奈良−平城というような格好で約三百名の参加を予定いたしてございます。ちなみに昨年は二百九十三名の参加がございました。

 次に、ダム見学会でございますけども、水道に対する理解と関心を深めていただくために平成八年から実施いたしてございます。今回は、六月の二十八日に比奈知ダムで奈良市民二百人を対象としてございます。昨年も応募数約九百九十名ほどございましたんですけども、ことしも今応募受付の最中でございますけども、また多くなろうというふうには思ってございます。

 以上でございます。



◎小山弘之西部営業所長 水道局西部営業所の移転について御報告申し上げます。

 本年二月十六日の経済水道委員会において御報告申し上げましたとおり、水道局西部営業所は予定どおり西部会館二階に移転し、五月七日の月曜日から業務を開始いたしました。

 取扱業務についてでございますが、水道使用の開始及び中止等の受付、水道料金等の窓口収納、窓口相談の受付及び処理、そして計量業務委託に係る事務等々の業務となっております。

 なお、行政一般窓口と同じフロアになりましたことから、今後、より一層市民サービスに努めてまいる所存であります。

 以上のとおりでございます。



◎安那哲夫水質管理課長 平成十二年度布目・白砂川水質協議会におきまして行いました森林実態調査について報告させていただきます。

 調査の背景についてですが、布目川、白砂川及び前川流域に分布します森林は、水源林としては極めて重要な役割を果たしており、適切な管理を行うことで水土保全機能を高めていくことが期待されています。このため、平成十一年度から当該森林の森林内容や水質の実態、あるいは全国各地の森林整備の仕組みなどについて調査し、森林保全のあり方について総合的に検討することとしています。

 平成十一年度には、奈良市域内の布目川、白砂川及び前川の三流域について調査を行いました。その結果、比較的に高林齢の人工林が多くありましたが、間伐がおくれぎみのため、樹木が密集していて細くて長い樹木が多く、このような森林では風倒被害が発生している箇所もありました。

 これらの地域では、森林の持つ本来の水質保全機能を十分に発揮し切れてない状況が見られました。一方、この調査では、奈良市域の森林は、布目ダムの有効貯水量に匹敵する約一千五百万立方メートルの保水能を有していることが明らかになっています。今後さらに、これらの上流域の森林の実態を明らかにした上で、森林保全対策を検討することが必要であると考えられました。しかし、布目川の上流域は、他村の行政区域であり奈良市独自での調査は困難であることから、平成四年に奈良市、都祁村、山添村の三市村で設立しました布目・白砂川水質協議会を中心としまして森林実態調査を行うことにいたしました。平成十二年度には、山添・都祁両村の布目川流域について調査を行いましたので、報告させていただきます。

 平成十二年度は予備的な調査でありましたので、空中写真での判読によって森林の植生などの現況把握を行いました。

 五ページ目の平成十二年度の調査結果の概要といたしましては、先ほども述べましたように、空中写真で森林、土地利用区別と樹高階などの調査を行いました。

 まず初めに、山添・都祁両村及び奈良市域の森林面積率の比較ですが、下の表一の一番下の段に示しております総計ですけども、二村の布目ダム流域の対象となります面積は、山添村が一千二百六十ヘクタール、都祁村が三千七百五十ヘクタールとなっております。今回二村と比較します奈良市域の流域面積は、布目川流域と須川ダム、白砂川流域等の合計で五千六百ヘクタールとなっております。それぞれの流域別に示します森林面積率は表一の下から二番目に示しておりますように、山添村が七一・三%と最も多く、奈良市域が六三・二%、都祁村が五五・三%となっております。そして下段の森林の種類別に見ますと、山添村や奈良市域ではヒノキ林が卓越いたしております。それに対しまして都祁村ではアカマツ−広葉樹混交林が卓越しております。スギ林について見ますと、奈良市域の合計には八・四%存在しますが、両村にはほとんど存在しておりません。

 次の六ページの樹高階の比較についてでございますけども、図一のヒノキ林の樹高階別の面積分布ですが、横軸はヒノキ林の樹高を五メートル以下から二十一メートル以上の五段階のグループに分類し、縦軸にそれぞれの流域面積での構成比を棒グラフであらわしております。白抜きで示しております奈良市域では、比較的高い木が多く、両村は相対的に低い木が多くなっております。図二の広葉樹林については、編み目模様で示しております山添村は低い木が多く、黒塗りで示しております都祁村は相対的に高い木が多くなっております。奈良市域は両村の中間的なものとなっております。

 以上申し上げました平成十二年度の予備的な調査では、空中写真での判読で森林の植生や土地利用の分布状況を把握しましたが、林分の構造的な側面や森林土壌の保水能、あるいは林分構造と水質の関係など、森林の持つ水土保全機能にかかわる情報や森林整備方法を検討するために必要となる情報は得られませんでしたので、引き続き平成十三年度には、これらの情報を得るために平成十一年度に奈良市域で実施いたしました土壌調査、林分構造調査、水質調査、社会環境の実態調査など現地に即した調査を実施する予定であります。

 平成十二年度に行いました予備的な調査と、平成十三年度に行いました調査結果と、平成十二年度に奈良市域で行いました結果も合わせまして、布目・白砂川水質協議会において今後どのように水道水源での森林保全に役立てていくか検討していきたいと思っております。

 報告を終わります。



○金野秀一委員長 それではただいまの報告に対する質疑も含め、所管事務について質疑等ございませんか。



◆横田利孝委員 それでは私の方から二、三お尋ねしたいと思います。

 最初に、伝統工芸館などの報告いただきましたので、商工労政の点からちょっとお尋ねしたいと思います。

 この十三年の、ことしの四月の十八日に伝統的工芸品産業の振興に関する法律の一部改正が行われました。この改正に当たって私も奈良の伝統工芸の現状や課題をどういうものがある、抱えておられるかといったことを知るために、何人かの制作者を初め関係者の方々ともいろいろお会いして、具体的な問題などもいろいろ伺ってきたわけですけれども、この不況のもとなかなかそういう作品の販売の面でも厳しいし、ましてやこういう物を制作を続けていこうと思ったら後継者問題、これはちょっと何か勉強したら、講習受けたらすっと行けるというようなもんではありませんし、非常に時間とお金がかかると、こういう後継者の育成の問題とか、何を聞いても、本当に何をとっても大変だなというように思って帰ってきたんですが、人間国宝の制作者を初め、多くの方々とお会いさせていただきました。

 それで若干お尋ねしたいんですが、今度の改正の目的とですね、主な改正点についてお尋ねしたいというように思います。まずその点お願いしたいと思います。



◎松嶋俊雄経済部参事 お答えさせていただきます。

 委員御指摘の本年の四月の十八日に伝統的工芸品産業の振興に関する法律の一部改正が公布されました。その目的、改正の目的と主な改正点をお答えさせていただきます。

 この法律は、委員も御存じのとおり一定の地域で主として伝統的な技術または技法等を用いて製造される伝統工芸品が、民衆の生活の中ではぐくまれ受け継がれてきたこと等にかんがみ、このような伝統的工芸品の産業の振興を図り、もつて国民の生活に豊さと潤いを与えるとともに地域経済の発展に寄与し、国民経済の健全な発展に資することを目的として制定をされました。しかし、近年、国民の生活様式の変化や長引く経済不況等を背景として、伝統工芸品の売り上げが低迷をするとともに、経営難や後継者不足が生じるなど、伝統的工芸品産業をめぐる現状は極めて厳しくなっております。このような現状を踏まえまして、伝統的工芸品産業事業者の意欲的な取り組みを適切に支援し、伝統的工芸品産業のさらなる活性化を図るために法律の一部が改正されたわけでございます。

 その主な改正点でございますけれども、まず第一に、今までは法人格を有する組合等に認可をされておったんですけれども、伝統的工芸品を製造する事業者を構成員とする団体が、振興計画または共同振興計画を作成して、いわゆる経済産業大臣の認定を受けることができるように改正をされてます。第二点目は、需要開拓のための共同振興計画を策定して、経済産業大臣の認定を受けることができるようになりました。三つ目は、当該事業者等が伝統的工芸品産業の活性化に資する需要開拓、新商品の開発等の事業に関する活性化計画を作成して、経済産業大臣の認定を受けることができるようになりました。四つ目は、製造協同組合等が他の伝統的工芸品の産地の事業者または製造協同組合等とともに連携して実施する活性化事業に関する連携活性化計画を作成し、経済産業大臣の認可を受けることができるようになりました。

 以上が主な改正点でございます。



◆横田利孝委員 法律というのは文言を見ていたら非常に抽象的でわかりにくいんですが、具体的にわかったらお尋ねしたいんですが、現在ですね、これまでの伝統的工芸品の指定品目というのは、奈良では高山の茶筅とですね、それから奈良の筆だったと思うんですね。そういう点ではこれらがもっと、品目も含めてですね、対象が広がると、こういうように理解していいんですね。その点。



◎松嶋俊雄経済部参事 先ほどもちょっとわかりにくい説明だったと思うんですけれども、今までは製造協同組合、今委員おっしゃいましたように毛筆、あるいは茶筅、これらは組合でございます。この四月十八日に改正されましたのは、いわゆる任意の団体等がですね、伝統的工芸品の申し出をされて経済産業大臣が認可をするということができると、こういうことでございます。

 それと先ほど言いましたように、非常に生産額ですね、全国的にですね、これは経済産業省の方で調査をされておるんですけれども、生産額が非常に落ちてきているんです、全国。といいますのは、ちょっと古いんですけども、昭和五十八年には五千四百六億円というふうな、日本全体でございます。それが平成十年は二千七百八十四億円、このように約半分になってるんです。それから従事者数も、先ほど委員も後継者のことをおっしゃってましたですけども、昭和五十四年は二十九万人全国でおられたんですけど、それが平成十年では十一万五千人と、これは約もう四割弱になっております。こういうふうなことで法律を改正されたと思っております。



◆横田利孝委員 今回の法律の改正は、こういう低迷を何とか脱却してということでなされたと思いますし、その点ではね、一定のそういう伝統工芸に携わる人たちにとっては一つの励ましになるんじゃないかと思いますが、私の住んでるならまち、私は北側におりますけれども、周辺でもいろいろ一刀彫り、その他彫刻、いろいろな伝統工芸に携わっている方が、今度このことをね、ちょっと契機にいろいろ周りを見渡しますと、日ごろ全然気つかんかったところで頑張っておられる方がたくさんおられるんだなということを知ったんですが、なかなかしかし取り巻く条件といいますか、環境というのは難しい、まだまだ厳しいと、そういう点で市独自のですね、いろいろなこういう育成のための施策についても今後一層ね、研究をして進めていただきたいなと、こういうように思うんですが、きょうはその問題についてはまた別の機会に、私らも勉強したいと思いますが、しかし何はともあれですね、奈良市が、先ほど報告にもありましたけれども、伝統工芸館を、やっとこさと言ったら何ですが、つくられて伝統工芸の振興発展のためにその拠点にしていこうということで伝統工芸館できました。半年、丸半年たちましたけれども、先ほど数字の報告などもなされましたけれども、今後ですね、ここを拠点にしながらも多くがこの手工業的にですね、家でいろいろ自分の技術を磨きながら頑張っておられると、こういう人たちを励ますためにですね、いろんな施策を展開していただきたいなと思うんですが、一点ちょっとそれと関連でですね、お尋ねしたいんですけれども、この工藝館ができて丸六カ月経過しましたけれども、今常設展示や工芸教室などをされておりますし、会館、訪れる人の数は数字として出されておりますけれども、その内容とか、それから当館の発展、振興のためにですね、現時点でどういう課題があるのか、その辺できたらもう少し詳しくお聞かせ願いたいと思います。



◎松嶋俊雄経済部参事 先ほど報告させていただきましたなら工藝館、ちょうど約六カ月になるんですけれども、一日平均、先ほどの表でも記載させてもらってますとおり約百七十一名の来場者ということでございます。先ほども言いました工芸教室、八つの工芸教室を開催させていただきまして、これにつきましても九十四名の方が受講されましたけれども、応募者全体は三百四十五名ございました。抽せんをさせていただいて九十四名になったわけでございます。一部定員に満たない教室もあったんですけども、ほとんどは定員をオーバーしていると、こういうふうな状況でございます。

 課題につきましては、先ほどの法律の一部改正のときにも全国的なことで言いましたですけども、やっぱり後継者が不足というか、後継する人が、希望者というか、しようとする人が少ない。それと今のこういう景気の状況でございますんで、なかなか作品をつくって制作されても売れないといいますか、そういうふうな状況。そんなことで経営難等で大変厳しいということでございます。

 伝統工芸品の産業の振興、あるいは活性化を図ることと伝統的な技術や技法が後世に受け継がれることも重要であると考えておりまして、奈良市民の一人でも多くの方々が伝統工芸に親しんでいただきますと同時に受け継いでいただくためになら工藝館をさらに市民に親しまれますように努力をしていきたい、このように考えております。



◆横田利孝委員 よく例に出されます金沢とかね、あこらも加賀百万石の関係で古くからいろんなものがつくられてきて、手厚い保護、育成のね、施策がやられているように伺っているんですが、奈良はいろいろそれ以外にも世界遺産に登録されるような国宝や重要文化財とかいろいろあってですね、伝統工芸がどちらかというとその陰にまだひっそりとその陰で、個人の努力で頑張って伝統工芸品を制作し、技術を受け継いでおられると、こういう点でまた石川の金沢なんかとまた状況も違うと思うんですが、今後ね、これらにも一層光を当てていくことが必要だなというふうに思ってるんですが、その辺でですね、今報告ありましたけれども、いわゆる工藝館に訪れた人々にですね、奈良にこういう伝統工芸館ができた。そして一刀彫り初めいろんなものが展示もされてるわけですけども、そういう工藝館に来た人の記念にもなるし、記念にもなるし、そして作者の作品の販売普及にもつながるし、そしてあわせて会館運営の一助にもなるようなですね、物販などを考えてはどうかというように私は思うんですがね、そんなごっつい、作品で見たらね、えらいびっくりするような高いのもありますわね、何百万とか。そんなんは別にして来た人が何かの記念にもなりね、そして作者の作品の販売普及にも、そして会館運営の一助にもなる、そういう物販などもですね、ぜひ考えてみてはどうかと思うんですが、その辺についてのお考えありましたら。



◎松嶋俊雄経済部参事 お答えします。

 工藝館で今委員御指摘の工芸品を販売をしたらどうかということでございます。これにつきましては、今販売をするためにいろいろ検討をさせていただいておるということでございます。販売をしようと考えております。



◆横田利孝委員 そのめどとか何かあったらですね、ちょっとついでにお答え願います。



◎松嶋俊雄経済部参事 お答えします。

 できましたら九月ごろまでには販売をさせていただきたい、こういうように考えております。



◆横田利孝委員 関連で参事にもう一点お尋ねしたいと思います。

 委員の皆さんも御案内のとおり、例のそごうのですね、問題、多くの人たちが一体あれどうなるんだろう、あのままゴーストタウンのようにですね、放置されていくということについては多く心を痛めておられると思うんです。私もその一人ですが、最近の新聞報道などを見ておりますと、昨年十二月に閉店されて、東京地方裁判所が四月十八日にですね、本年の、破産決定された。破産管財人に弁護士の松嶋英機氏ですか、が選任されたというように言われております。五月の十日付の新聞報道によりますと、大川市長と奈良商工会議所の阪本会頭がこの二十五日に東京の破産管財人の法律事務所に行かれるというふうな報道があるんですが、今日この四月十八日以降ですね、現在までの状況がどうなっているのか、説明をしていただきたいと思います。



◎松嶋俊雄経済部参事 お答えさせていただきます。

 四月十八日に東京地裁が破産管財人を決定されまして、その日に、その日の夕方いわゆる法律用語で常置代理人ということで綾弁護士が夕方奈良市の方にお見えになりました。そして市長と面接をされました。その中で大川市長にいろいろ、今後不動産の、奈良そごうの不動産を中心の処理になりますということで、いろいろ地元市長に協力依頼の要請がございました、お願いしますということで。そのときのお話ですけれども、管財人談としては、先ほど言いました物件処理に全力を傾注してですね、七月十八日の第一回債権者集会を目途にですね、売却の見通しがもし立たへんかったら、やむを得ず財団から放棄をいたしまして、破産手続を終結するというふうなことになりますというふうなお話もございました。そこでですね、その後東京の、東京の方でございますんで、東京の管財人の方と市長が七月の十八日までということはもう三カ月ほどしかございませんので、一日も早くやっぱり面会をしていろいろお話を聞きたいといふうなことで調整をとらせていただきましたところ、五月の二十五日、夕方ですね、東京の方の管財人さんの事務所で面会をさせていただくと、このようになったところでございます。

 現在交渉されている、新聞等にも発表されてましたですけども、現在交渉されている企業は三つのグループがあるということで言われてまして、その中身については、企業名は言えないということでございました。そのようなことでございますんで、現在交渉されている企業とですね、合意ができひんかったら、その結果、経済手続に移られるというふうなことにもなりますんで、市としてもできる限りの協力をさせてもらおうということで、二十五日の日に市長と阪本会頭が上京されて管財人に面会されると、こういうことでございます。



◆横田利孝委員 もし競売というんですが、かけらると後はどんな者がそれを落札するかという、それを手に入れるかということはもうわからなくなりますので、できればそごうの百貨店の跡にふさわしいものがね、やはり跡にちゃんと座ってくれるようにですね、願っているわけですけれども、その辺でですね、二十五日に具体的にはどういう点に重点を置いた話をしようとされているのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。



◎松嶋俊雄経済部参事 お答えいたします。

 先ほど言いましたように交渉されている企業の企業名ですね、それと譲渡予定金額等もですね、教えていただきたい。この前の今委員御指摘の新聞報道にも一部掲載されてたんですけども、報道されてましたですけども、市長の方へも一つ、一企業から問い合わせというか、照会がございますんで、今言いました譲渡金額やとかいうふうなものはわからないとテーブルにもつけないというふうなことですんで、その辺のところを重点に二十五日の日にはいろいろお尋ねをしたい、こういうことでございます。



◆横田利孝委員 知りたいというか、いろいろあるんですが、現在の段階ではその程度かなと、今御答弁伺ってて思います。一日も早くね、このそごうの後、またふさわしい企業が、また跡でね、営業してくれることを願ってこの点についての質問を終わりたいと思います。

 次にですね、ちょっと観光の方で一、二お伺いをしたいなと思うんですが、一点に絞ってお伺いします。

 猿沢池の近くに温泉をという大川市長の投じた一石がですね、非常に夢といわゆる周辺の旅館の組合の方々や、あるいは観光産業に携わる観光の皆さんを初め、市民の間にもですね、なかなかおもしろい話やなというか、夢と期待を広げている、広がっているといいますか、思うんですね。私もこういう話が好きなんですけども、猿沢池の周りやから猿沢温泉とか、いや采女の伝説のあるとこやから采女の湯とか、ちまたでいろいろですね、生まれてくる姫の名前が大体いろいろ取りざたされているように思うんですがね、とはいえまだまだですね、やっぱりクリアせなならん問題もあるんじゃないかと。掘削技術というのは、非常に日進月歩発展していると思いますから、大体掘れば最近はもう温泉、深く掘ればまた本当の冷泉じゃなしに、温泉も可能だというようなこととか、いろいろ伺うんですが、もちろんしかし出てもそのお湯の量とかいろいろな問題あると思うんですが、その辺でですね、夢と期待は広がっているけれども、また商工関係課いろいろ御努力されていると思うんですが、その辺の取り組みの具体的な今の進捗状況、また今クリアせなならん、超えなきゃならないハードルといいますか、どういうものがあるのか、その辺についてあわせてちょっとお聞きしたい。



◎林啓文観光課長 横田委員の質問にお答えさせていただきます。

 この温泉構想につきましては、去る二月に猿沢池周辺の十八の旅館、あるいはホテルの連名でこの構想の早期実現を目指して要望書をいただいております。庁内では、これまで企画、計画、公園緑地、下水道建設、下水道管理といった各課と庁内の連絡会議を持ってまいりました。今後は庁内メンバーに庁外の関係する団体として観光協会、商工会議所、あるいは旅館組合などにも加わっていただきました研究会を今月中に立ち上げて、まず利用人員、あるいは必要とされるような湯の量、こういったものの温泉の需要といったようなものを、調査を中心に検討を加えて、年内中にこの研究会としての結論を導き出していきたいといったように考えております。

 以上でございます。



◆横田利孝委員 この一石、市長の投じた一石がそういう形で、今具体的には要望書としても出てきているという、できたらまた資料に要望書もできたらいただきたいと思うんですが、非常に期待が広がってるようですけども、いわゆる技術的な面ではどうなんでしょうね。この掘り当てるいうか、これは、それは地下のどこにあるかというのはいろいろあると思うんですが、その技術的な面で可能性の問題といいますか、あるいはクリアせんなん問題、もうちょっと詳しくお願いします。



◎林啓文観光課長 お答えします。

 まだあくまでも検討段階でございまして、我々の方もそういった掘削の業者とも接触をいたしておりませんので、技術的な面につきましては不十分ではございますけれども、聞き及びますところ、かなり石油の掘削技術等も日本に入ってまいりまして、高い確率でヒットする可能性があるといったように現在のところ聞いております。



○金野秀一委員長 課長、今資料要求という形で話があったんですけど、その点はどうですか。



◎林啓文観光課長 要望書を提出するということですね。それは提出させていただきます、後日。



○金野秀一委員長 委員会が、一応今回でこの委員会あれしますんで、その辺の取り扱いについてだけは一任させていただくということでいいですか。よろしいでしょうか。また委員さんのところにお届けするという形で。



◆横田利孝委員 そうですね。



◎林啓文観光課長 わかりました。お届けします。



◆横田利孝委員 今まだこの専門家との直接の協議なり、まだこれからですので、場所とかあるいはどういう方法を講じていくかとか、いろいろあると思うんですが、いずれにしてもこれは旅館及び観光産業に携わる市民、各関係者、あるいは市民の間でも非常に夢と期待の広がるものですし、今の話では可能性も大いにあるような印象も受けましたので、ひとつ成功のためにひとつ御努力お願いしたいということを要望しておきます。

 時間の関係もありますので、あとほかに転害門前観光駐車場のこととかもお聞きしたいなと思ってたんですが、議事進行に協力させていただくということで、転害門前の観光駐車場もこの間の連休もそばにおりますので見ておりますと、たくさん満杯のときもとまってたり、非常に連休中の交通渋滞の中でも、入り口セットバックしてますので出入りがスムーズに非常に流れておりましたり、平日の利用においても非常に御努力いたいだいて、周辺の人もこのごろ割ととまっとんなと言うてね、私だけ違うてやっぱりみんなよう見てまして、なかなかよう利用されてるなと、よかったなというような話あちこち出てるんですが、一層御努力お願いしたいと思います。

 それから、あと一点世界遺産推進室においても、なら奈良館がつくられました。これはできて間なしですし、これが奈良の観光の発展にも役立つし、また多くの方々に奈良を知っていただく、そういうセンターとしてね、十分機能するように、きょうはまだ開館、開設して間なしですので、私たちも一緒にできる協力をさせていただきたい、そのことを表明いたしまして私の質問を終わらせていただきます。



○金野秀一委員長 他にございませんか。



◆高橋克己委員 それでは私からも質問させていただきます。

 先ほど報告がございましたように、第三回平城遷都祭につきましては私も参加させていただきまして、毎回このイベントの内容とかですね、工夫を凝らし、さまざまな取り組みに努力されておられることに対しまして敬意を表しておきます。

 次に、猿沢池の周辺の温泉構想につきましては、私も前回の二月の委員会において質問をさせていただきました。先ほど課長の方から年内に研究会としての結論を出したいと、そのような答弁がございましたが、私も今後もっと、将来的になりますけども、民間活力のPFIの導入を主張するとともに、やはり大川市長が言われてるように市民参加のまちづくりと、そのためにも地域住民の参加とまた将来起こり得る交通渋滞、またはごみの問題などやっぱり庁内、全庁取り上げてのですね、取り組みをこの分につきましては要望しておきたいと、このように思っております。

 次に、財団法人奈良県生活衛生営業指導センターがまとめた報告書がございます。その中で、今まで奈良の観光につきましては、神社仏閣に代表されるようなことが今までずっとあったわけでございますが、それによりますと歴史と文化と自然に触れ、親しみ観賞するのが、目的が中心であるということも再認識をしたわけでございます。と同時に報告書によりますと、奈良観光は今後も何度も奈良を訪れたいと、旅のベテランが主流になると考えられると、そのためにもこのターゲットを、顧客を明確にすることが求められているわけですけども、本市が常々訴えている「観る観光から感ずる感光」と、このように本市としても方針転換を同じようなことがここに書かれているわけですけども、観光課としては、これにつきましてどのように受けとめておられるのか、お尋ねをしたいと思います。



◎林啓文観光課長 高橋委員の質問にお答えさせていただきます。

 この報告書によりますと、物見遊山のいわゆる観光というところからの脱皮を図って、体で感じてもらえるような体験あるいは参加といったようなものを通じて、奈良ファンと言われるような層の知的好奇心を満足させるための訴え、あるいはしつらえと、あるいは切り口といったようなものが必要というふうに考えます。

 また、この報告書の中でも明らかにされておりますように、奈良以外にどこの観光地とセットで訪れたのかといったような問いの答えを見たときに、京都とともに奈良を訪れているといった観光客が全体の七割を占めているといったようなことから、京都との広域連携といったようなものも一層密にしなければならないのではないかといったような考えで受けとめております。

 以上でございます。



◆高橋克己委員 次に、修学旅行の誘致対策についてお尋ねしたいと思います。

 奈良への修学旅行は、平成十一年には百十二万八千人、また平成元年の二百十八万六千人から比較いたしますと約半分になっております。最近の修学旅行は、やっぱり自主見学、また体験学習、グループ単位の旅行ということがふえてきております。先ほど京都との広域連携を一層密にしなければならない、そのように答弁されておられましたけども、私も昨年の十一月の委員会で学研都市内の左京地区の研究施設の活用について質問させていただきました。これは課長より、二〇〇三年の仮称勤労体験プラザの完成を待たないで早急に取り組んでいくと、このような答弁をいただいておりますけども、今後修学旅行にどのようなこの取り組みを組み入れようとされておられるのか、これについてお尋ねをいたします。



◎林啓文観光課長 少子化、あるいは修学旅行そのものの学習の内容の変化が加わりまして、奈良を訪れる修学旅行生は年々減少しているのが、大変残念でございますけれども現実でございます。委員御指摘の二年後の春に完成をいたします勤労体験プラザというのは、今「私のしごと館」という正式名称になりまして、現在、建設費約四百億円をかけて建設されておりますもので、これ約年間五十万人の見学者を予定している大きな施設でございます。

 我々といたしましては、この施設を中心に学研都市の中にありますならやま研究パーク内、大和ハウスの総合研究所、あるいは三輪そうめん山本の麺ゆう館とか、ハイタッチ・リサーチパーク内のお茶の研究センターとか、いろんな見学を可能にしていただいておる施設もございますので、こういう施設をこの「私のしごと館」の完成を待たずに見学して可能な施設を一覧表にいたしまして、首都圏での今後の修学旅行セミナー、あるいは説明会、そして観光課の方においでになっていただきます修学旅行の担当の先生方にPRをして、京都との広域連携も含めまして、歴史都市奈良の新たな見どころとして訴えてまいりたいというふうに考えております。



◆高橋克己委員 よく理解させていただきました。このことにつきましてですね、見学いたしまして奈良に、そして奈良に宿泊をしていくと、このようなパターンでこれからどんどん修学旅行の宿泊客がふえるように積極的な取り組みを要望しておきます。

 次に、世界遺産室についてお尋ねをいたします。

 奈良の文化財が学べる展示ホール、なら奈良館が三月二十七日に盛大にオープンいたしまして、私も出席させていただきました。世界遺産室の業務もなら奈良館の方に移り、御苦労もありますけれども、新たな気持ちで業務されることに敬意を表しております。

 そこで、オープン以来約二カ月が経過しようとしておりますけれども、その間の来館者数についてお尋ねをいたします。



◎猪岡章全世界遺産室長 それでは、なら奈良館の状況について説明させていただきます。

 まず最初に、三月二十七日のオープンの際にいたしまして、議長あるいは副委員長初め多くの議員の皆様、御出席いただきましてありがとうございました。既に御承知のとおり、このなら奈良館は修学旅行生や観光客が奈良に着かれましたら、まずなら奈良館を訪ねていただきまして、館内でのボランティアガイドの案内や模型や映像などを楽しみながら十分な知識を得ていただきまして、その後で千三百年の歴史に威容する各社寺などの文化財に触れていただくために開設させていただいたものでございます。

 それでは、開館以降の状況を説明させていただきます。

 四月三十日現在で入館者数は二千七百八十七人でございます。一日当たりの平均入館者数は百人を少し切るわけでございますけども、しかし五月に入りますと、ことしの二月に経済水道委員会で報告させていただきましたが、修学旅行はぜひ奈良へというキャッチフレーズで全国の小中高に御案内を差し上げましたところ、その効果があらわれまして、東京、愛知県、岐阜県ほかから修学旅行など、また近畿圏内の校外学習として団体予約が約三十八件と連絡をいただいております。それから、その他の啓発といたしまして、市民の皆様には三月十五日、四月十五日の市民だよりに掲載させていただきました。いずれにいたしましても、今後は館内での講座の開催や旅館組合などの関係機関と連携をとりまして、観光客、修学旅行などの誘致を図り、積極的になら奈良館のPRに努めてまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。



◆高橋克己委員 ありがとうございました。予想以上の来館者ということで一安心したわけでございますけども、先ほど御答弁ありましたように、やはり全国の四万一千校の小中高の学校に案内状を送られたことに対しては、やはりその効果があったんではないかなというように感じております。そういう意味で、今後は地元の人のPRも含めまして、やはり毎年奈良に来ていただけるような、そのような積極的な取り組みを今後も続けていただきますように要望をしておきたいと思います。

 次に、商工労政についてお尋ねをしたいと思うんですけども、先日の新聞に四月の県内企業倒産ということで記事が報道されておりました。これにつきまして、個人消費の低迷と、また消費者の低価格志向等で企業の倒産が増加傾向にありますけども、この奈良県内とまた奈良市内の平成十一年度、平成十二年度、そして本年四月の倒産件数はどのようになっているのかお尋ねをします。



◎松嶋俊雄経済部参事 お答えさせていただきます。

 経済は長期間にわたり大変厳しい状況が続いております。個人消費の低迷等による企業の経営難が続いていると認識をしております。

 お尋ねの奈良県の企業の倒産件数でございますけれども、平成十一年度は県下で百二十六件、十二年度は百四十六件というふうなことで、本年四月は県内で十件ということでございます。奈良市内の倒産件数でございますけれども、十一年度は三十一件、十二年度は二十五件でございまして、十一年度に比べましてマイナス六件となっております。ただ、県全体で見ますと十一年度と十二年度を比較いたしますと、県全体では二十件の増加ということでございます。本年四月の奈良市内の倒産件数は三件でございます。

 その主な倒産の原因ですけれども、販売不振というふうなことで約八割が販売不振で倒産をされていると、こういうふうなことでございます。

 以上でございます。



◆高橋克己委員 理解をさせていただきました。次に本市は来年度より中核市に移行するわけでございますけれども、今各所管におきまして、その準備のために事務を進められておられます。また経済部ではその計量法という定期検査業務等が移譲されると、このように聞き及んでおりますけれども、そのため平成十三年度予算で計量法に関連する二千二百六十万円の予算措置をされております。そこで、その計量法移譲に伴う事務の進捗状況と今後のスケジュールについてお尋ねをいたします。



◎松嶋俊雄経済部参事 お答えいたします。

 委員御指摘のとおり、来年四月一日を目標に中核市に移行ということで、現在、市全体でその準備作業が進められているところでございます。当課で担当させていただきます計量法の業務ですけれども、これが、現在県で行われているんですけれども、移譲をされてきます。移譲される主な業務は、はかりの定期検査ですね、これ二年に一回やらなければいけないといふうなことになっております。それと指定定期検査機関への指定等にかかる業務、これもやらせていただきます。それと適正な計量を確保するために計量関係事業者等に対して立入検査を実施することができるということで、立入検査。主な仕事といいますと以上でございます。

 その準備の事務の進捗状況でございますけれども、庁舎の裏の駐車場の入った西側のところで、現在管財課が倉庫として使用されています平家建ての建物がございますんですけれども、その倉庫を改築をさせていただきまして検査室にさせていただきたいということで、この工事を九月を目途に現在進めているところでございます。

 それと、それ以外に検査に必要な基準分銅といいまして、一ミリグラムから十キログラム、あるいは二百五十キログラムまでの質量をはかることができる組み合わせの分銅ですけれども、これらの備品の購入については、検査室の完成後、順次進めてまいりたい、購入をしてまいりたい、このように考えております。

 あわせて計量検査の手数料の条例の制定が必要になってきますんで、これも検討をさせていただきたい、このように考えているところでございます。



◆高橋克己委員 中核市移行に向けて万全な体制で取り組んでいただきたい、このように思っております。

 次に、農林課についてお尋ねいたします。我が党が常々予算要望もし、また同僚の大橋議員、また大井議員などが質問してきました市民農園の改正についてお尋ねをいたします。

 一概に市民農園といいましても、身近な菜園からレクリエーション機能を有したテーマパークなどのものや、また滞在型のものまでいろいろと想定されますけども、奈良市の市民農園は、米の生産調整による遊休農地が発生して、この解消の一環として開設されたものが始まりと聞いております。農地は、本来持っている農作物を供給する機能のほかに、最近市民が期待しているのは、農地の持つ環境保全機能、また直接土に触れ、作物を育てる情操教育の場の提供や、あるいはレクリエーションとしての利用等、多彩なものとなってきております。

 そこで、奈良市では農地を持たない市民に対して野菜や花づくりを通して自然とのかかわりを深め、土に親しんでいただくよう平成十一年度から市民農園の整備に取り組んでおられます。また、市民農園の開設者に対しましても設置助成を行われておりますけれども、この市民農園の設置箇所数と、それと平成十二年度の応募状況、そして今後の計画について、三点お尋ねをいたします。



◎荒堀任人経済部参事 市民農園についてのお尋ねでございます。

 奈良市の市民農園は昭和五十五年、水田利用再編対策と、当時生産調整にはそのように申しておりました。そのころから始めたわけでございます。最初は市内の四カ所、高畑、南紀寺、白毫寺、そして秋篠の四カ所に開設をさせていただきました。現在もそのうち二つにつきましては続けていただいております。

 そこで、その後、日本人の食生活が多様になってまいりまして、お米の消費量が減少してまいりました。そうしますとお米の在庫がふえてまいります。そうなりますと生産調整も一段と強化をされまして、農家の遊休農地もふえてまいります。そこで、農地の有効利用と都市住民の土に親しみたいと、そういった思いを、先ほど申されました環境保全型農業の要望も高まってまいりまして、自分で栽培して新鮮な野菜を食すると、また健康にも役立つと、そういった市民の要望がふえてまいり、市民農園が注目されてまいりました。

 そこで、本市では先進事例も参考にいたしまして、本市の営農状況や市民の希望に見合った農園、そういったものを検討いたしまして、農家の農業経営の一環といたしまして市民農園を開設していただくと。開設していただくときに、開設時にその費用の一部を助成させていただくと、こういうことでございます。

 そこで、御質問の市民農園の設置の箇所数でございますが、現在も南紀寺には六十三区画、秋篠町には三十五区画ございます。そして十一年度に開設をいたしました三カ所、大安寺町で十八区画、南京終で二十五区画、石木町で四十五区画、十一年度は合計で百八十六区画ふえてございます。そして十二年度も三カ所開設をさせていただいております。秋篠町で四十七区画、押熊町で二十七区画、北永井町で二十区画、したがいまして十二年度では九十四区画ふえてございます。トータルで八カ所、二百八十区画でございます。行政がかかわっております市民農園は、そのほか万年青年クラブの農園や、あるいはまた学校農園等がございます。そして、そのほか個人が、農家の方が個人でやっておられるのは、これはちょっと掌握、私の方ではさせていただいておりません。

 それから、二問目の平成十二年度の応募状況でございますが、開設場所ごとに応募者数を申し上げますと、秋篠では四十七区画に対しまして五十三名でございます。倍率一・一三でございます。押熊町は二十七区画に対しまして六十三名の応募でございます。これは倍率二・三三倍でございます。そして最後の北永井、二十区画に対しまして三十二名でございます。これは一・六〇の倍率でございます。三カ所をトータルいたしまして九十四区画に対しまして百四十八名の応募でございますので、平均一・六倍でございます。

 それから、十三年度の今後の計画についてということでございますが、前年度抽せんいたしまして抽せん漏れの方、あるいはまた抽せんを終えた後に問い合わせ等もございましたし、今後も自然に親しみ、健康増進と余暇の利用を楽しもうという方々が多くございますので、本年度も続けて開設をさせていただきたいと、かように考えているところでございます。

 以上でございます。



◆高橋克己委員 御丁寧な答弁をいただきましてありがとうございました。抽せん漏れとか、またたくさんの応募があるということで、今後とも市民農園の拡大を図っていただきますようにそのように要望しておきます。

 次に、水道料金の収納状況についてお尋ねをいたします。我が党も常々予算要望し、また質問もしてきました水道料金の収納窓口の拡大のために、全国のコンビニエンスストアで取り扱いできるように常々訴えてまいりました。その結果、平成十三年三月から全国のコンビニの方で取り扱いができると、そのように申されておりましたけれども、取り扱いを始めてまだ二カ月しかたっておりませんけども、その効果といいますか実績は月どのぐらいあるのか、お尋ねをしたいと思います。

 また、コンビニエンスストアに水道料金を取り扱わせることについて、いろんな個人的な問題とか情報が漏れるのではないかとか、そういうような心配があるわけですけども、そのように安心して納入できるようなシステムについて、あわせて料金課長にお尋ねをいたします。



◎前伸一業務部参事 お答え申し上げます。

 コンビニ収納につきましては、平成十三年三月一日から取り扱いを開始しました。実施内容につきましては、前回の二月十六日の経済水道委員会において計画として報告いたしましたとおり、収納代行会社として株式会社クオークを指定し、取扱店舗につきましては十一社のコンビニを指定し、契約を締結いたしました。取扱店舗数につきましては、奈良市内で八十店、奈良県内で三百二十七店、大阪府で二千五百十三店等々全国で三万三千九百九十七店舗となっております。委員おっしゃるように十三年三月一日から実施いたしましたので、その成果につきましては二カ月分の実績しかございませんが、まず三月につきましては二千二百九十五件、四月につきましては三千百二十件、合計で五千四百十五件の取り扱いがありました。

 これは先般から契約し、やっておりました近鉄観光の売店でやっております365という売店ですが、これにおいて平成六年から十二年度までの七カ年間で取り扱いました合計件数一万四百二十三件、単年度平均いたしますと約千五百件になるかと思いますが、それよりもかなり多いものでありまして、導入目的としております収納窓口の拡大及び水道料金等の回収事務の合理化並びに住民サービスの向上を図り、収入機会の拡大を図ることで未納者の減少につながるものというふうに思っております。

 次に、個人情報の保護につきましては、平成十二年四月、奈良市電子計算組織処理に係る個人情報の保護に関する条例、これの一部改正を受けましてホストコンピューターとの直接接続はせずにパソコンを使用し、電話回線を使用しながら株式会社クオークから水道局への一方通行の連絡によりそういう方式を採用しております。それから、取り扱いコンビニ各社との間で情報の目的外使用を禁止する契約を締結しております。

 そして納付書、納付令書ですが、これを発行するに当たりまして、できる限り住所を印字しないことを目的としまして、できるだけ個人の特定を防げるような形を考えております。

 以上のとおりでございます。



◆高橋克己委員 ありがとうございます。私も市民の方からコンビニの方で振り込みができると大変便利だということを聞いております。これからも窓口の拡大を図っていただきますように要望しておきます。

 次に、先日来、一部の新聞報道で各家庭の水道給水管に使用されている鉛管について、人体に有害な鉛が水道水に溶け出す等、衛生問題が話題となっております。新聞では世界保健機構(WHO)は飲料水の水質指針の鉛濃度を〇・〇一以下と定めている。日本は九二年の十二月、これを受けて従来の〇・一から〇・〇五にとりあえず厳しくし、約十年後をめどにWHO並みの〇・〇一まで持っていく移行期間を設けたと、このように報道されております。このことから平成十五年を間近に迎え、現在鉛管対策がクローズアップされておるところでありますが、本市においてもこれらの鉛管対策についてどのような対策を講じられておられるのか、その概要と進捗についてお尋ねをいたします。



◎今里親之給水課長 お答えさせていただきます。

 平成元年七月からは厚生省通知に基づき、鉛管の使用を禁止し、新たな管材に変更する一方、旧配水管の新設並びに改良、修繕工事におきましては積極的に布設がえを実施し、鉛問題の解消に鋭意取り組んでいるところでございます。しかしながら現存します鉛管の布設延長は長く、その大部分が個人所有の給水管であるため、対応に苦慮しております現状とあわせまして、効率的な布設がえ対策が普及していないことも施工をおくらせる要因ともなっておりまして、平成十二年度末までの総布設がえ状況は、対象管約二十七万八千七百二十メートルに対しまして、その約四一・五%の十一万五千六百九十五メートルの施工にとどまっているのが現状でございます。

 厚生労働省におきましては、水質基準見直し強化に備え、全国水道事業者に対して鉛管の布設がえ促進等を要請する一方、日本水道協会におきましてもこれらの問題に備え、平成十二年三月に鉛問題対策特別調査委員会を設置し、進めております検討結果や鉛管の布設がえ技術指針の検討を進めています水道技術研究センターの研究結果等を踏まえ、技術、財政、制度面の総合的な鉛問題対策が打ち出される方針でございます。このようなことから、特に個々の使用給水管を調査、鉛管布設がえに伴うデータベース処理、これは平成元年以前の約九万三千戸分でございます、これの構築を行い、水質基準見直しに備えていくとともに、従来からの布設がえを引き続き積極的に推進いたしますとともに、これら厚生労働省の対策を見きわめ、総合的な対応を探ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◆高橋克己委員 そうしますと、この鉛管が完全になくなるまでにはまだ相当の時間がかかるようですけども、そうすると現在各家庭で使用している鉛管ですね、ここの水質は一体大丈夫なのか、非常に気になるわけでございます。水道局ではこのことについてどのように考えておられるのか、水質管理課長にお尋ねをいたします。



◎安那哲夫水質管理課長 お答えさせていただきます。

 当局では、市内の給水管の水質につきましては、毎月測定を行っております。鉛もこの測定項目の一つとしまして毎月検査をしておりますが、七カ所ある測定点ですべて〇・〇〇一ミリグラムパーリッター未満という結果でございます。

 また、以前鉛管を使用しております給水栓十六カ所につきまして、朝一番の水については水質試験をやったところでございます。このときにおきましても鉛は検出されませんでした。当局は、従来から鉄管の赤さび防止のために浄水のpHを弱アルカリ側にした水を送っております。その効果なのか、鉛管からの鉛の流出防止に役立っているものかと思われます。また水道水の水質基準は、水道水を一生飲み続けましても健康に影響が出ないレベルにさらに安全性を考慮したふうに指定されておりますので、こうしたことを総合的に判断いたしましても通常の使用状態では問題ないというふうに考えております。

 以上です。



◆高橋克己委員 通常の使用している状態では問題はないと、このように言われております。各家庭によっては使用実態は異なるものが考えられますけども、このような問題に対しまして、やっぱり市民に対してですね、正しい認識をしていただくためにもやっぱり何らかの広報活動が必要ではないかなと、このように思っておりますけども、水道局では何か取り組みをされているのか、お尋ねをいたします。



◎駒井洋二企画課長 お答えします。

 家庭におきます朝一番の水につきましては、一般的には長時間滞留しているということが考えられることから、残留塩素濃度が低下している可能性があります。こうしたことも含めまして、平成四年一月の発行の「すいどうだより」で朝一番の水は、バケツ一杯程度雑用水としてお使いいただくよう広報を実施したところでございます。ただ今後の広報活動につきましては、市民に不安感を与えないよう、現在日本水道協会で行われております鉛問題対策特別委員会の検討結果に基づきまして、統一した広報活動を行っていきたいと考えております。



◆高橋克己委員 今後とも広く市民にPRをするとともに、安全でおいしい水づくりに努力していただくことを要望いたしまして私の質問を終わります。ありがとうございました。



○金野秀一委員長 他にございませんか。



◆松石聖一委員 それでは質問させていただきます。

 目に青葉、山ほととぎす、初がつお、非常にいいシーズンになりまして奈良も観光の真っ盛りだなとこのように思っています。私もきょう来ますときにですね、奈良公園を車で通ってきたんですが、ことしの春に生まれたバンビが親鹿の後をずっと、ちょうど公園の、シルクロード博のときでしょうか、できました地下道を渡っていき、同じように小学校だと思いますが黄色い帽子を着た子供たちがですね、先生に引率されてきておりまして、きょうは非常にのどかな、割とゆったりとした奈良の観光ができるんではないかな、このように思っております。

 そこで、数点質問をしたいと思うんですが、かつてですね、奈良のまちづくりをして「近者喜び、遠者来るまちづくり」このようなことを言われた市長がおったように聞いてるわけです。これは奈良が非常にいいまちですから、多くの人がどんどん奈良に集まってきて奈良の人口をふやしましょうとなりますと、ちょっと待てという話もあってですね、いろいろ私たちも議論をしてきたと。しかしこの言葉は観光に当てはめますと、近者喜び、遠者来る、これは奈良の観光政策としては非常に言葉としてはいいんじゃないか。言いますと遠いところから多くの観光客の方が来ていただいて、そしてそれによって奈良に住んでる人が潤う、近者喜び、遠者来る、こういうふうに読みかえればですね、いいんじゃないかなと思うわけです。

 ところで、先ほど申し上げましたように、きょうは奈良公園も随分ゆったりとした観光できるようでございます。非常にきょうみたいな日に来た人は、ゆっくりとこの奈良の観光を楽しめるんじゃないかなと思いましたけれども、しかし、先日、ゴールデンウイークのときでしたでしょうか、これはいつも言われることですけども、奈良の交通の問題とか見ますと非常に大変な状況にある。何度か本会議も含めてですね、取り上げをさせていただいて、奈良の観光対策としての駐車場政策をしたらどうですかと、パーク・アンド・ライドとか何とか、南田助役さんですね、当時、企画サイドから御答弁をいただいたことも記憶をいたしております。

 私の住んでおりますならまちの周辺でもですね、ならまち観光のお客さんが来て、たくさん来てくることは寺社にとってはうれしいんだけども、しかし現実に住んでいる人からしてみますと、家の中をのぞかれるわ、あるいは、どういうんでしょうかね、ちょっとすいません、トイレ貸してくんなはれというような形で来るわけです。これではちょっと困ったもんだなというふうなことをですね、言われます。これではまるで近者喜び、遠者来るじゃなくて、遠者来たって近者苦しむ観光施策ではないか、このようにも思ってるわけです。

 そこで二点ばかりですね、ここ数日の間でお聞きしたことについて観光対策の観点から対策を要望したい、要求したい、このように考えているところです。

 一点ですが、それはついきょうの新聞にも書いておったんですけども、落書きですね、落書き。これは観光客がやってるかどうかというのは、これはわかりません。そのことを前提にまず申し上げたいと思うんですが、先日椿井小学校のですね、前のお店がですね、シャッターをこう色を塗ってはる、店主の方でしょうか、何してはんのかなと思うて見てますと、どうもこれは落書きをしよったみたい、たまたま何も書いてないところですからキャンパスのかわりにしたんでしょうか。書いてるのを見るとなかなかこれは芸術的とは言えないにしても、なかなかうまいこと書いてあるなと、変なところで感心しておったようなことですけども、同じようにですね、標識とか、あるいは観光案内板とか、こういったところにいろいろ落書きが、少し最近目立つように思うんですね。先日、一の鳥居から東の方に、いつも、この間は、本会議でも申し上げましたけども私歩いてますが、外国の方とですね、話をしまして非常にその観光案内板が好評です。どちらへ行かれるんですかというようなことをちょっと聞いたんですけどもね、ここに書いてありますからということで、ちゃんと英語でも書いていただいてるんで、これは非常にいいな、これは奈良市で設置したかどうかというのはまだ確認してないんですけども、非常にいい。ところがどうもそこではないですが、どうも観光板を設置するとそこには落書きされるんだというようなことですね。そこで二点ばかりお聞きしたいんですが、まず観光対策でつくられている標識等のですね、この落書きの被害は一体どうなっているのか、それからそれに対する対策はどうか、まずそれをお聞かせいただきたい。

 二点目はですね、ごみの問題です。観光対策として当然ごみをですね、観光客が来ると当然ごみを持ち込むわけですね。そのごみの対策の責任は一体どこにあるのか。清掃の法律を見ますと市町村で発生したごみはというのもあるわけですが、しかし観光客が持ち込んだごみの責任はどこにあるのか。

 具体例を申し上げますと、世界遺産に登録されている平城宮址です。先日も平城宮址周辺のですね、方からお聞きをしたのですが、平城宮址の中にはごみ箱がない。ごみ箱がない、見ますとごみをお持ち帰りくださいと、こう書いてあるんです。これは結構なことやと。奈良のごみは非常に多くて困ってる部分がありますから、観光客の方がごみを持ち込み、そのごみを持って帰ってくれると、これは非常にありがたいわけです。ところがです、本当にそうなっているのかなといいますと、なかなか車の人は車にそのまま積んで持って帰ってくれてるだろうなと思うんですが、一部そこらに散乱している。先日聞きますと、二条町のバス停、いすが用意してあるんです。そのいすの上にとにかく弁当の食べた後が全部あってですね、人間が座れないと、こんな状態になってる。

 そこで、責任が果たして観光サイドにあるのかどうかということについては、これはこれからひとつ議論していきたいと思うんですが、このごみの対策をですね、一体奈良市はどのように考えて、もちろんここだけではありません、奈良公園もそうだと思います。多分ほかのところでも同じようにですね、住民の方が困っていらっしゃるんじゃないかな、このように思います。

 奈良市でちょっとお聞きしますと、その後ですね、私に言ってきた方はですね、平城宮址は国の所管だから、松石さん市会議員やけどもあんたに言うてもあかんやろうと、いや、それはまあわかりませんけど、とりあえず一遍また聞いてみますわというような返事をしたんですが、平城宮址にはですね、世界遺産に登録されて奈良市がトイレをつくったというような経過がございます。するとですね、トイレもそうかもわからんけども、ごみの対策も奈良市がある程度できるんやないかなと思うんですけども、さあごみの責任は一体どこにあるのか。少なくとも奈良市が観光都市であるならば、その奈良に来る人が持ち込むごみを責任持って処理するのが責任と違うのか。いわんや近所の人がですね、もうこんな観光客来てもうたらかなんと言われるような状況はいかがなものかと、こう思いますが、以上二点申し上げたと思いますが、お聞かせいただきたいと思います。



◎林啓文観光課長 松石委員の質問にお答えさせていただきます。

 まず、一点目の落書き被害の実態と、それから対策でございます。これにつきましては、私どもの方も阪奈道路の奈良への入り口でございます近鉄橿原線の陸橋のすぐ西側のところに「世界遺産の生きるまち奈良」、あるいは奈良から帰らはるときには「古都奈良へまたのおこしを」といったような高さが五・五メーター、幅十三メーターといった非常に大きな歓迎看板がございまして、これが実は去る四月にですね、落書きの被害を受けました。それ以前からも私たちの方の観光案内地図とかに落書きがございまして、それはその都度通報があったり、あるいは見つけ次第手を入れて書き直しをしてきたわけですけれども、余りにも被害が大きいし、これは修理、修復するには約七十万円の予算が必要やといったようなことでありましので、市長とも相談をさせていただいて、奈良警察署に被害届を出させていただきました。これはもちろん犯人を捕まえていただきたいという思いもございましたけれども、やはり奈良の町中にいろんな落書きがありましたので、書かれる人に書いていただかないようにといいますか、そういう啓発の注意を喚起するといったような意味でも、あくまでもそういう立場で被害届を出させてもらった次第でございます。

 現状につきましても、きょうの産経新聞や奈良新聞を見てみますと、商店街のシャッター、観光施設だけでなしにですね、あるいは道路標柱とかいろんなところに意味不明の落書きがございます。非常に古都の美観を破壊する悪質な、これはもういたずらとは言えないものではないかというふうに私どもも考えているところであります。

 対策といたしましては、最近はスプレーで書きますので、それを消そうと思ったらシンナーで消さなければなりませんので、そうすると下の下地までも消えてしまうといったようなことになります。これもきょうの新聞報道、あるいは看板屋さんに聞きましたら、看板の上からコーティングを、特殊なコーティングをするとその上にスプレーに書かれてもシンナーで消せるといったようなコーティングがあるそうでございますので、今後はそういうコーティングが、これもちょっと値段的にも高くつくそうですけれども、検討をしていきたいなといったように考えております。

 それから平城宮址を中心といたしましたごみのことでございます。これ、私どもの方も奈良文化財研究所に問い合わせましたら、実は平成五年までは約百基のごみ箱があったようであります。ところがですね、観光客が平城宮址でもふえるに従いまして、ごみ箱にごみが山積みになると。そしてまたごみの中身もこの平成五年ぐらいからはですね、発泡スチロールや塩化ビニールといったような化学物質のごみがふえてきたと。それまでは奈文研の方でも焼却炉で焼却をしていたそうでございますけれども、有毒ガスが発生する、あるいは焼いた煙が付近に漂って周りの方から苦情が出てきたといったようなことで、奈良公園もその当時はもう既にごみ箱なしにして、ごみを持ち帰りくださいといったようなことを公園管理事務所やっておりましたもんですから、奈文研の方もごみはお持ち帰りくださいといった看板を立てて、この平成五年の四月にごみ箱を全部撤去したそうでございます。

 観光便所があるやないかといったような御指摘でございますが、この平城宮址の中には奈良市の管理させていただいているところと、それから国の管理しているところがございます。奈良市の管理させていただいております朱雀緑地内、そこには平成十年の十二月、世界遺産登録を契機といたしまして、ここに男性用の大が一基、小が四基、女性用が三基、多目的のトイレが一基といったような施設の観光便所を建てさせていただいております。しかし、これはあくまでも、先ほど議員おっしゃいましたように奈良市の管理している土地で建てさせていただいておりまして、奈文研の土地と、管理している土地といったようなことに関しましては、今後独立法人となりました奈文研、あるいは直接監督をする国ともですね、十分協議をしてまいりたいといったように思っております。

 以上です。



○金野秀一委員長 まだかかりますか。



◆松石聖一委員 もう終わりましょう。委員長からも言われてるんで簡単にまとめたいと思うんですが、落書きの問題はね、お話しました。二問目にというふうに先ほど一問目で言いましたので、これだけちょっとしゃべらせてもらいます。

 確かに落書きいいましてもね、いわゆる男性用のトイレに書いてるような、あんな落書きは意外と少ない。割と見ておったら楽しいような部分もあるわけですね。うまいこと書いておる。そんなんもありますからね、これは落書きの文化としてね、ひとつ場合によってはね、書けるようなところをつくってもええん違うかなという、そんなね、発想をするわけ。と同時にね、なぜそういうとこへ書くのかなと思うたらね、確かにね、せっかくの観光案内板にわっと書く人もいるし、あるいは商店街に書く人もいますけど、大体白べたのところに書くわけですね、あれね。それでね、商店街なんかが、当然自分とこの家の、自分とこの店のシャッターですから、これは当然自分とこでするのは当たり前のことです。当たり前のことですけどね、この間境港市に去年見に行ったときに、これはおもしろいな、一遍どっかで言おうと思ってたんです。

 それは境港市というのはいわゆるゲゲゲの鬼太郎のまちです。確かにあこもですね、商店街もあれば、あるいは中には空き家のところもある、あるいは商店街がお休みのときもある。そういうときにその前にこの鬼太郎のいろんなこう何ていいますか、看板をそこへ置くわけですね。そしたら周りから見たら全部店が開いてるようではないけども、少なくとも形がつく。ちょっと時間もありませんので言いませんが、奈良の場合、駅前のそばにもまだもう商売なさってないところや、あるいは閉めたところとかですね、あるみたいですけど、そんなとこに対策を考えたらどうやろか、あるいはそんなスペースを利用して書けるようにしたらどうやろうか。こんなん言うてもね、実際にはそこに書かないですよ。だからわかってるんですね。ただそういうふうなことも含めて、今後研究の課題にしたらどうかということを一つ申し上げたいです。

 それから二つ目です。二つ目のごみの問題ですが、さあ、ごみの責任はどこにあるのか。どこにあるのか。もし平城宮址がこれ有料で入ってたら、こんなもん平城宮址、奈文研やれと、こうなる。ところがね、無料ですからね、下手してこれ平城宮址の中へ有料でもされたらこれも困るんでなかなかそれも言いにくいんですが、ただこれは話すとすごく長くなる問題なんです。それは平城宮址にごみがあって、なぜそうなるか。それは近所からごみ持ち込むからです。だから純然たる観光客のごみについては、当然観光サイドで責任を持つ必要があると思いますが、なかなかそれはできない。したがってきょうは、時間の関係があるんでこれ以上話は詰めませんが、少なくとも近隣の住民は、平城宮址にたくさんの方が来られる。来られることについては非常に結構なことやと思うけども、しかしそれによってごみが散乱されるような状況は困るんやと、言ってみれば観光公害ということです。こういうふうな思いを持っているということだけ当該課としては御理解をいただきたいし、助役もひとつ聞いておいていただきたい。そのことを申し上げときます。

 以上で終わります。



○金野秀一委員長 他にございませんか。



◆山口裕司委員 一点だけ質問したいと思います。

 観光課長、お願いいたします。奈良市の田原春日野町内になるんですが、奈良県のヘリポート基地のすぐ南側に位置する場所でありますけれども、この地域のある特定の場所に、どうやら民間の業者によるいわゆる残土処理場をつくる計画があるのではないか、そういった心配の声が住民の方から上がっております。それで当該地域は、大和青垣国定公園の中に位置をするかと思いますけれども、その点も含めて課長に二点だけご質問したいと思います。

 一点は、こういう話があるのかどうか。実際にあるかのかどうかということが一つです。行政の方として情報をつかんでいるのかどうか、これが一点目です。

 二点目は、先ほども言いましたように大和青垣国定公園の中に当たるかと思いますが、こういう場をこういった残土処理施設なり、あるいは何らかの開発の手続、開発をする場合の手続についてどういうことになるのか、特に市とのかかわりはどうなのか、この二点についてお願いいたします。



◎林啓文観光課長 お答えさせていただきます。

 手続といたしましては、国定公園に係ります自然公園法に基づく事務のうち、奈良市は受付及び書類の記入漏れや添付書類の確認等の書類の形式審査を行うというように奈良県事務処理の特例に関する条例、この第三条に規定されております。当課といたしましては、これに基づく審査をして、不備がなければ県に送付をするといったような手続でございます。

 指摘をしていただいていると思われる場所につきましては、先週末に観光課の窓口の方に問い合わせに来られました。そこで、地図で調べましたところ、大和青垣国定公園内でございましたので、自然公園法に基づく第三種特別地域ということであるため、県の風致保全課で書類の事前審査を受けるように指導させていただきました。

 以上でございます。



◆山口裕司委員 それで、こういう話があるということで、昨日でしたか、私どもの西本議員と県会の田中議員が現場を確認をしてきたそうです。それでその話を伺いますと、当該地域のすぐ、予定されている場所の直下のところには、この田原春日野町の住民の方約二十四戸の住民の方が日ごろ利用されている飲み水のですね、取水施設が二カ所あるということであります。井戸ということでありますけれども、そういったことで仮にこの計画といいますか、予定どおり残土処理の施設がつくられるということになりますと、非常に飲み水が心配だというお話であります。

 それで、今、手続的なお話を聞くと、市としては観光課が自然公園との、国定公園との関係で窓口になって形式的な審査をすると、その書類は県に上がるということでありますけれども、やはり飲み水という観点からいうと、特にその問題心配されているわけですし、また伺いますと道路を挟んで向かいには田もあるということで、農作物も非常に心配だと、こういう声が上がっていますから、ぜひですね、これは水道局の方も関心を持っていただいて、飲み水という点で、伺いますと十五年からは上水に切りかわるということでありますが、それまでの間、ぜひ関心を持っていただいて住民の人の心配の声も聞いていただきたいと思いますし、行政としての何らかの対応も必要ではないか、あるいは衛生課ともですね、連絡をとっていただくなり、ぜひお願いをしたいというふうに思います。

 以上で終わります。



○金野秀一委員長 他にございませんか。

      (「なし」と呼ぶ者あり)



○金野秀一委員長 それでは本日の委員会はこの程度とし、四件の所管事務調査につきましては継続調査といたしたいと思いますが、そのようにいたしまして御異議ございませんか。

      (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○金野秀一委員長 それではそのように決定いたします。

 本日はこれで散会いたします。

 ありがとうございました。

      午後三時二十六分 散会

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 奈良市議会委員会条例第三十条第一項の規定によりここに押印する。

     経済水道委員長   金野秀一