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奈良県 奈良市

平成13年  3月 定例会 03月05日−01号




平成13年  3月 定例会 − 03月05日−01号









平成13年  3月 定例会



平成13年奈良市議会3月定例会会議録(第1号)

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    平成13年3月5日(月曜日)午前10時18分開会

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 議事日程

日程第1 報告第1号  財団法人奈良市生涯学習財団の事業計画の報告について

     報告第2号  株式会社奈良市清美公社の事業計画の報告について

     報告第3号  奈良市土地開発公社の事業計画の報告について

     報告第4号  財団法人奈良市文化振興センターの事業計画の報告について

     報告第5号  財団法人奈良市スポーツ振興事業団の事業計画の報告について

     報告第6号  財団法人奈良市駐車場公社の事業計画の報告について

     報告第7号  奈良市市街地開発株式会社の事業計画の報告について

     報告第8号  財団法人奈良市商業振興センターの事業計画の報告について

     報告第9号  財団法人奈良市勤労者福祉サービスセンターの事業計画の報告について

     報告第10号 財団法人入江泰吉記念写真美術財団の事業計画の報告について

     報告第11号 財団法人ならまち振興財団の事業計画の報告について

     報告第12号 財団法人奈良市防災センターの事業計画の報告について

     報告第13号 財団法人杉岡華邨書道美術財団の事業計画の報告について

     報告第14号 財団法人奈良市生涯学習財団の事業計画の報告について

日程第2 議会議案第4号 奈良市森林等の保護及び緑化の推進に関する条例の制定について

日程第3 議案第1号  平成12年度奈良市一般会計補正予算(第5号)

     議案第2号  平成12年度奈良市下水道事業費特別会計補正予算(第4号)

     議案第3号  平成12年度奈良市火災共済事業特別会計補正予算(第1号)

     議案第4号  平成12年度奈良市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

     議案第5号  平成12年度奈良市土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)

     議案第6号  平成12年度奈良市市街地再開発事業特別会計補正予算(第2号)

     議案第7号  平成12年度奈良市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)

     議案第8号  平成12年度奈良市介護保険特別会計補正予算(第2号)

     議案第9号  平成12年度奈良市宅地造成事業費特別会計補正予算(第1号)

     議案第10号 平成12年度奈良市水道事業会計補正予算(第2号)

     議案第11号 奈良市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について

     議案第12号 奈良市改良住宅条例の一部改正について

     議案第13号 奈良市みそ会館条例の廃止について

     議案第14号 工事請負契約の締結について

     議案第15号 平成13年度奈良市一般会計予算

     議案第16号 平成13年度奈良市下水道事業費特別会計予算

     議案第17号 平成13年度奈良市住宅新築資金等貸付金特別会計予算

     議案第18号 平成13年度奈良市国民健康保険特別会計予算

     議案第19号 平成13年度奈良市老人保健特別会計予算

     議案第20号 平成13年度奈良市土地区画整理事業特別会計予算

     議案第21号 平成13年度奈良市市街地再開発事業特別会計予算

     議案第22号 平成13年度奈良市公共用地取得事業特別会計予算

     議案第23号 平成13年度奈良市福祉資金貸付金特別会計予算

     議案第24号 平成13年度奈良市駐車場事業特別会計予算

     議案第25号 平成13年度奈良市介護保険特別会計予算

     議案第26号 平成13年度奈良市宅地造成事業費特別会計予算

     議案第27号 平成13年度奈良市水道事業会計予算

     議案第28号 平成13年度奈良市簡易水道事業会計予算

     議案第29号 奈良市職員の再任用に関する条例の制定について

     議案第30号 奈良市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について

     議案第31号 奈良市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について

     議案第32号 奈良市特別職の職員の給与に関する条例等の一部改正について

     議案第33号 奈良市職員の退職手当に関する条例の一部改正について

     議案第34号 奈良市役所出張所設置条例等の一部改正について

     議案第35号 奈良市民憩いの森整備事業基金条例の制定について

     議案第36号 奈良市税条例の一部改正について

     議案第37号 奈良市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について

     議案第38号 奈良市国民健康保険条例の一部改正について

     議案第39号 奈良市介護保険条例の一部改正について

     議案第40号 奈良市写真美術館条例及び奈良市杉岡華邨書道美術館条例の一部改正について

     議案第41号 奈良市地域ふれあい会館条例の一部改正について

     議案第42号 奈良市自転車駐車場条例の一部改正について

     議案第43号 奈良市観光自動車駐車場条例の一部改正について

     議案第44号 奈良市火災予防条例の一部改正について

     議案第45号 市道路線の廃止について

     議案第46号 市道路線の認定について

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 本日の会議に付した事件

 第1、日程に同じ

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 出席議員(44名)

              1番   藤本孝幸君

              2番   松村和夫君

              3番   山口 誠君

              4番   矢野兵治君

              5番   土田敏朗君

              6番   中木良夫君

              7番   高杉美根子君

              8番   大橋雪子君

              9番   高橋克己君

             10番   松岡克彦君

             11番   山口裕司君

             12番   中村篤子君

             13番   榧木義秀君

             14番   池田慎久君

             15番   上原 雋君

             16番   松田末作君

             17番   森田一成君

             18番   蔵之上政春君

             19番   金野秀一君

             20番   大井国崇君

             21番   岡田佐代子君

             22番   黒川恵三君

             23番   西本守直君

             24番   原田栄子君

             25番   矢追勇夫君

             26番   峠 宏明君

             27番   吉田文彦君

             28番   山本 清君

             29番   堀田征男君

             30番   森 純男君

             31番   船越義治君

             32番   岡本志郎君

             33番   松石聖一君

             34番   日和佐穣甫君

             35番   小林照代君

             36番   横田利孝君

             37番   大谷 督君

             38番   中西義次君

             39番   米澤 保君

             40番   浅川清一君

             41番   中村重信君

             42番   和田晴夫君

             43番   横井健二君

             44番   橋本和信君

 欠席議員

             なし

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 説明のため出席した者

             市長        大川靖則君

             助役        辻谷清和君

             助役        南田昭典君

             市長公室長     岡本信男君

             企画部長      南畑幸則君

             総務部長      林 俊一君

             税務部長      南 哲也君

             市民部長      庄司健一君

             民生部長      笠原俊彦君

             福祉部長      前田憲一郎君

             環境清美部長    香村侃彦君

             経済部長      北川健五君

             建設部長      大花章義君

             都市計画部長    松田幸俊君

             都市整備部長    吉村隼鷹君

             水道事業管理

             者職務代理者

             業務部長      中村 誠君

             給水部長      木田 享君

             浄水部長      木村誠二君

             消防局長      松田久雄君

             教育委員長     南浦小糸君

             教育長       冷水 毅君

             教育総務部長    宮脇紀夫君

             社会教育部長    岡田繁男君

             監査委員      吉田 肇君

             総務部次長

             財政課長事務取扱  中嶋 肇君

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 議会事務局職員出席者

             議会事務局長    福田惠一

             議会事務局次長

             議事課長事務取扱  遠藤忠臣

             庶務課長      小林 勉

             調査課長      吉村安弘

             議事課長補佐    福井 進

             調査課長補佐    中西康之

             議事係長      福井俊史

             速記        谷口藤男

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  午前十時十八分 開会



○議長(山本清君) ただいまより奈良市議会三月定例会を開会いたします。

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△市長招集あいさつ



○議長(山本清君) 市長より招集のあいさつがございます。

 市長。

  (市長 大川靖則君 登壇)



◎市長(大川靖則君) 三月定例市議会の開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

 まず初めに、インドの大震災に対し、議員の皆様より温かい支援金をお預かりいたし、市職員分とあわせて、日程調整を行い、インドの総領事に手渡したいと存じております。本当にありがとうございました。

 今議会は、輝かしき世紀となる二十一世紀の最初の議会であり、その節目となる議会を議員の皆様方とともに迎えられますことに対し、その意義の深さを心より感じているところでもございます。二十世紀は、戦争と物質文明の世紀と言われておりましたが、二十一世紀は、平和と人権、環境、そして文化の世紀を目指すと言われております。

 さて、昨日、小浜市におきまして、奈良市・小浜市姉妹都市提携三十周年記念式典がとり行われ、山本議会議長を初めとし、百人の奈良市民とともに出席をいたしてまいりました。その市民交流は、まさに三十年を積み重ねた友好のあかしを物語ったものであります。今、ちょうど東大寺二月堂で修二会の行法が行われておりますが、今回、三十周年を記念して、東大寺の初代別当である良弁僧正が若狭がふるさとと言われる伝説をもとに創作いたしましたミュージカル「二月堂良弁杉」が、小浜市民九十三名、奈良市より六十三名、計百五十六名の市民参加により舞台上演され、両市民が会場いっぱいに涙と友好交流に酔いしれた雰囲気でありました。これは、姉妹都市三十周年の重みと今までの市民交流の集大成であるとともに、今後の交流がより一層深まることになると確信をいたした次第でございます。

 さて、地域の文化活動の拠点としての公民館の運営を目指し、進めてまいりました財団法人化につきましては、去る三月一日に、その認可を得ることができました。これからの公民館活動が市民のニーズにマッチした、生涯学習を通じ市民文化の向上に努めてまいりたいと決意を新たにいたしているところでございます。

 間もなく新年度に入りますが、今議会に御審議をお願いせんとする案件は、平成十三年度予算関係など六十件でありますが、厳しい財政事情を踏まえて編成いたし、特に議員の皆様には理解をいただき、議員報酬の減額に御協力を願い、行政推進に一層の励みを得ているところでございます。そして、編成いたしました各案件の提案の趣旨並びに内容につきましては、案件が上程されますその都度御説明申し上げたいと存じますので、よろしく御審議の上、御承認並びに御議決を賜りますようお願い申し上げます。

 なお、今会期中に人事案件につきまして、追加提案を申し上げたいと存じ、現在、成案中でございますので、あらかじめ御了承おき賜りますようお願い申し上げます。

 以上、今議会の開会に当たりまして、甚だ簡単ではございますが、三月定例議会の招集あいさつとさせていただきます。よろしくお願いをいたします。

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△開議



○議長(山本清君) 会議を開きます。

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△会期の決定



○議長(山本清君) 会期についてお諮りをいたします。

 本定例会は、本日より三月二十二日までの十八日間といたしたいと思いますが、そのようにいたしまして御異議ございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 異議なしと認めます。

 よって、そのように決定いたします。

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△会議録署名議員の指名



○議長(山本清君) 会議録署名議員を指名をいたします。

    九番  高橋君

  二十三番  西本君

  三十八番  中西君

 以上三名の方にお願いをいたします。

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△監査報告



○議長(山本清君) 監査委員より報告書四件が出ておりますが、既に皆様方のお手元に御配付を申し上げております。

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○議長(山本清君) 次に、お手元に御配付をいたしておりますとおり、昨年六月定例会において企画建設委員会に付託をいたしました議会議案第四号について、委員長から議長あて審査の結果報告書が提出されておりますので、御報告を申し上げます。

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△日程第一 報告第一号 財団法人奈良市生涯学習財団の事業計画の報告について 外十三件



○議長(山本清君) 日程に入ります。

 日程第一、報告第一号 財団法人奈良市生涯学習財団の事業計画の報告についてより報告第十四号までの報告十四件を一括して議題といたします。

 報告を求めます。

 市長。

  (市長 大川靖則君 登壇)



◎市長(大川靖則君) ただいま一括御上程に相なりました案件につきまして、その概要を御説明申し上げます。

 報告第一号から第十四号は、地方自治法施行令で定められている、奈良市が出資している法人の事業計画の報告であります。

 まず、報告第一号は、平成十二年度関係におきます財団法人奈良市生涯学習財団の事業計画についてであります。

 本年度におきまして、設立準備を進めておりました当財団は、先日、三月一日付をもって設立認可が得られましたので、新年度からの公民館管理運営の受託に向けて、その準備を行うこととして、事業費が一千六十万円の事業計画となっております。なお、当財団は、地域の生涯学習の拠点として、公民館を柔軟で利用しやすい施設として、生活文化の振興、社会福祉の推進に寄与してまいりたいと存じております。

 続きまして、報告第二号よりは、各法人の平成十三年度関係の事業計画についてでございます。

 まず、株式会社奈良市清美公社については、市からの受託業務といたしまして、引き続き全市のし尿収集運搬、東部地域及び中高層住宅の一般家庭ごみ収集運搬、公共施設の清掃業務のほか、発泡食品トレー等の収集運搬を実施する一方、公社独自の業務といたしましては、浄化槽の清掃や保守点検及び建物の清掃を実施いたします。受託事業費といたしましては六億六千八百五十六万三千円、受託外事業費で二億四百四十三万七千円、総事業費では八億七千三百万円の計画であります。

 次に、奈良市土地開発公社では、市の公共事業の円滑な推進を図るべく、市の事業計画に基づき公共事業用地を先行取得いたしておりますが、新年度事業といたしましては、街路、公園、道路及び地域振興施設の事業用地等で総面積三万三百二十一・五二平方メートルの取得を予定し、その事業費として二十一億九千九百四十万円を計上しております。一方、取得しております土地のうち三万一千六百四十五・四七平方メートルを四十三億五千四百一万円でもって市へ売却処分し、事業収入を図る計画となっておりますが、今後につきましても、経営健全化のため計画的な事業遂行を図ってまいりたいと考えております。

 次に、財団法人奈良市文化振興センターでは、従来よりのなら一〇〇年会館、史跡文化センター及びシルクロード博記念館の三施設に加え、新年度より七月にオープンいたします西部会館市民ホールの管理を受託し、また各施設におきまして文化振興事業を行うことにより、市民文化の向上を図ることとしております。新年度においては、なら一〇〇年会館では大ホールにおいて狂言公演や各種コンサート、講演会等、その他施設でもさまざまな催しを行い、また史跡文化センターではコンサートや夏休み名作映画会等の自主事業を実施するなど、総事業費八億八千八百六十三万九千円とする計画であります。

 次に、財団法人奈良市スポーツ振興事業団では、市民の体育・スポーツの普及振興を図り、市民の心身の健全な発達と明るく豊かな市民生活の形成を目指し、鴻ノ池陸上競技場を初めとする体育施設の管理運営並びに各種体育・スポーツ事業を受託するとともに、自主事業として水泳教室を開催することとし、事業費は五億二千百十九万円の計画であります。

 次に、財団法人奈良市駐車場公社では、市内の駐車場不足の解消を図るため、ならまちセンター駐車場及び同センター地下駐車場、転害門前観光駐車場の管理運営を市からの受託事業として実施することとしております。当期支出につきましては一億五千九百五十八万円九千円と計画いたしておりますが、今後とも公社駐車場の経営の健全化に努めてまいります。

 次に、奈良市市街地開発株式会社では、従来よりのJR奈良駅前再開発第一ビル商業床経営や市営駐車場の施設管理等に加え、新年度より近鉄学園前駅南再開発ビルの完成に伴う管理組合の業務代行と市営駐車場の施設管理を行い、市街地開発地区の活力ある都市づくりを進めることとし、事業費は三億八千三百七十七万円の計画であります。

 次に、財団法人奈良市商業振興センターについては、奈良マーチャントシードセンターの管理運営、経営支援等の事業を受託し、自主事業としては消費者・商業者コミュニケーション推進事業を実施することとし、事業費は九千三百九十六万一千円の計画であります。

 次に、財団法人奈良市勤労者福祉サービスセンターでは、勤労者のための福祉事業として、福利厚生、給付事業等を実施し、また受託事業としては、奈良勤労者総合福祉センターの管理運営や各種教室の開催を実施することとし、事業費は二億二千九百七十五万二千円の計画であります。

 次に、財団法人入江泰吉記念写真美術財団については、写真美術館及び駐車場の管理運営を受託し、自主事業としては、各種展示、ハイビジョンギャラリー運営、作品保存等の事業を実施いたしておりますが、新年度は、没後十年、開館十周年記念としての事業も計画し、事業費は一億八千二百四十一万二千円の計画であります。

 次に、財団法人ならまち振興財団では、ならまちセンター、ならまち格子の家、音声館、ならまち振興館及び名勝大乗院庭園文化館、そしてなら工藝館の管理運営を行うほか、童歌振興や、音声館やなら工藝館等の活用事業を実施するなど、事業費は三億八千八百二十二万一千円の計画であります。

 次に、財団法人奈良市防災センターでは、市内における災害の予防と被害の軽減を図るため、防災に関するコミュニティー活動を推進する拠点となる防災センターの管理運営や応急手当て講習会等の普及啓発事業を受託し、また自主事業としては、火災予防運動用ポスターの作成や防災講演会の実施、自主防災体制の育成指導の事業を行い、その事業費は七千四百六十五万七千円の計画であります。

 次に、財団法人杉岡華邨書道美術財団でありますが、寄贈作品の公開展示、文化講演会などの事業を行い、書道芸術の発展向上と市民文化の振興に寄与することとしております。新年度におきましては、書道美術館の管理運営を受託し、また文化講演会、書道講座の開催や資料収集を行い、六千九十二万四千円の事業計画であります。

 次に、財団法人奈良市生涯学習財団についてでございますが、これにつきましては、先ほど申し上げましたように、奈良市より公民館の管理運営を受託し、公民館活性化を図ってまいりますが、十三年度におきますその事業費は五億九百十二万六千円の計画でございます。

 以上、公社等の事業計画について、その概要を御報告申し上げた次第でございます。

 よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。



○議長(山本清君) 質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 質疑なしと認めます。

 本報告は承りおき願います。

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△日程第二 議会議案第四号 奈良市森林等の保護及び緑化の推進に関する条例の制定について



○議長(山本清君) 次に、日程第二、議会議案第四号 奈良市森林等の保護及び緑化の推進に関する条例の制定についてを議題といたします。

 本案は、昨年六月定例会において企画建設委員会に付託をいたしました案件でありますので、これより委員長の報告を求めます。

 二十五番矢追君。

  (二十五番 矢追勇夫君 登壇)



◆二十五番(矢追勇夫君) 私より、昨年六月定例会におきまして企画建設委員会に付託を受けました議会議案第四号 奈良市森林等の保護及び緑化の推進に関する条例の制定について、審査の経過及び結果について御報告申し上げます。

 委員会は、昨年七月二十四日、十一月二十一日及び本年二月二十日の延べ三日間にわたり開催し、提出者より本条例案について詳細に説明を受け、さらに理事者に対し審査に必要な資料の提出を求め、慎重に審査いたしました。

 本条例案の提案の趣旨は、森林等が本市の景観形成、環境保全、防災、水源保護等に重要な役割を果たしており、森林等の保護及び緑化の推進を図ることにより、緑豊かな文化の薫り高い都市づくりに寄与しようとするものであります。

 まず、理事者から説明のありました本市の状況について申し上げます。

 既存の法令、条例等による森林や緑化に関する規制の状況については、近畿圏の保全区域の整備に関する法律、森林法、自然公園法、古都保存特別措置法、県立自然公園条例、県自然環境保全条例、県立都市公園条例、県風致地区条例、本市都市公園条例により、木竹伐採等の規制がなされていること、また、森林保護や緑化のために既に実施している補助金、買い入れ制度については、森林組合活性化事業による作業道整備・民有林造林事業補助、森林総合保育事業による間伐材等への補助や、県の古都保存事業による土地買い入れ等の制度が整っていること、さらに、緑化の推進等のために行った施策については、昭和四十九年度からの植樹百万本十カ年計画を五十四年度で達成し、新たに翌年度から第二期植樹計画に取り組み、平成九年度で二百万本を達成したとの説明がありました。

 次に、審査の過程における質疑の概要について申し上げます。

 まず、大規模開発により引き継いだ公園・緑地の現状について質問があり、理事者より、現在、樹木が生い茂った状態になっているところもあり、住民の中には治安上の不安を訴える人もいる。また、枝が街路灯をふさぐなど、管理には苦心しているとの答弁がありました。

 さらに、委員より、公園・緑地整備の今後の方針について質問があり、理事者より、国が策定した緑のマスタープランでは、市街地の緑被率は三〇%以上と定められているが、本市の緑被率は約三五%となっている。今後は、樹木が茂った公園等について、一部伐採等を含め、公園の適正管理に努めていくとの答弁がありました。

 次に、古都保存特別措置法による買い入れ制度による成果について質問があり、理事者より、歴史的風土特別保存地区面積千八百九ヘクタールのうち約百三十九・二ヘクタールの買い入れを行っており、買い入れについては一定の成果が上がっていると考える。一方、買い入れた土地については、整備済み面積がわずか二十二ヘクタール、整備率は一五・八%であり、また毎年行っている草刈り面積も五ヘクタール程度となっている。管理については、県において財政面を含め苦心されているのではないかとの答弁がありました。

 次に、本条例案の問題点等について質問があり、理事者より、保存森林として指定なると考えられる地区は、歴史的風土保存区域、歴史的風土特別保存地区、風致地区、環境保全地区等に該当し、既存の法令、条例等で森林の保護のための規制が既になされていると考える。本条例案第十六条に規定する保存森林の買い取りの申し出については、森林の機能を果たすためには大きな面積を維持管理する必要があり、買い入れについては財政的な負担が大きく、また歴史的風土特別保存地区での買い入れ申し出の未買収面積もかなり残っていることもあり、一市だけではなく、県、国の助成制度の中での対応が必要であると考える。また、本条例案第十七条に規定する買い入れた土地の管理についても、人的、財政面で大きな負担になるのではないかと考える。さらに、緑化の推進については、景観行政で対応することとし、風致行政においても新たに緑化についての規制を設けることになっているとの答弁がありました。

 次に、緑を守る法整備はなされているものの、現実に緑は減っている。緑は市民の力で守られていくと考え、本市の特性を生かした条例を制定し、それに基づいて緑化推進計画を立てていくべきではないかとの質問があり、理事者より、本市は地理的に市街地のゾーンと東部ゾーンに明確に区分でき、森林は東部ゾーンに偏っている。森林の所有者はほとんど東部の住民であり、さらに規制を加えることについては、もう少し議論が必要であると考える。森林が十分な管理が行き届かず、荒れ果てている部分もあり、緑に対する市民の意識啓発をいろいろな施策を通じて行うことにより、そうした機運をつくり出すことが先決である。現時点において、条例化については時期尚早ではないかと考える。また、緑化推進計画については、植樹二百万本計画により緑化の推進を図っており、今後、追跡調査の上、新たな推進計画を検討していくとの答弁がありました。

 次に、東部ゾーンにおいては、人口の減少が続く中、地元から活性化対策の要望がされている。本ゾーンに対してどのような見解を持っているのかとの質問があり、理事者より、東部ゾーンの健全な発展を促すためには、一定の人口、就労の場が必要と考える。地域の近くに就労の場があり、林業や農業との兼業的な育成をしていくことが、よりよい発展につながると考えており、東部ゾーンの活性化に向けて取り組んでいくとの答弁がありました。

 以上が審査の概要でありますが、採決いたしましたところ、賛成者少数により否決すべきものと決定した次第であります。

 以上、簡単でございますが、報告を終わります。



○議長(山本清君) ただいま企画建設委員長より報告がありましたが、委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 質疑なしと認めます。

 これより討論を行います。

 討論はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 討論なしと認めます。

 これより採決いたします。

 本案を原案どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

  (賛成者 起立)



○議長(山本清君) 起立少数であります。

 よって、議会議案第四号は否決することに決定いたしました。

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△議会議案第四号 奈良市森林等の保護及び緑化の推進に関する条例の制定について

 原案否決と決定

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△日程第三 議案第一号 平成十二年度奈良市一般会計補正予算(第五号) 外四十五件



○議長(山本清君) 次に、日程第三、議案第一号 平成十二年度奈良市一般会計補正予算より議案第四十六号までの四十六議案を一括して議題といたします。

 提案者の説明を求めます。

 市長。

  (市長 大川靖則君 登壇)



◎市長(大川靖則君) 本日ここに平成十三年度一般会計予算案を初めとする重要諸案件を提案し、御審議をお願いするに当たり、新年度の重点施策を中心に所信を申し上げ、議員並びに市民の皆様の御理解と御協力を得たいと存じます。

 その前に、平成十二年度関係議案について御説明申し上げます。

 まず、議案第一号より第十号までの一般会計及び七特別会計並びに二公営企業会計の補正予算についてであります。

 今回の補正予算につきましては、国の補正予算関連に伴うもの、補助認承及び進捗状況の精査により事業費の増減するもの並びに緊急的な行政経費について補正措置を講じた次第であります。

 まず、一般会計補正予算額は十六億四千三百八十一万円の減額措置を講じたところであります。これについては、社会教育施設整備事業、道路橋梁新設改良事業及び介護保険特別会計への繰出金等で十九億三千三百十一万円の減額となる一方、増額分につきましては、勧奨及び普通退職者の増に伴う退職手当、介護保険電子計算システムの改修経費、観光施設整備基金への積立金、国のIT関連に伴う公民館パソコン設置経費等で二億八千九百三十万円となっております。なお、対応いたします一般財源も二億八千百二十五万二千円の減額となりますが、それにつきましては、財産収入、地方特例交付金、地方消費税交付金等が減収なりますが、財政調整基金、減債基金等により対応を図った次第であります。

 なお、仮称左京地域ふれあい会館及び仮称旧最勝院跡美術館建設事業については、事業の進捗状況により、年割額に変更が生じましたので、今回、継続費変更の措置を講じるものであります。

 次に、繰越明許費については、さきの十二月議会で御議決いただいたところでありますが、その後の状況により追加並びに変更の必要が生じましたので、再びお諮りするものであります。今回新たに追加するものは京阪奈新線建設事業ほか九事業、変更するものは道路橋梁新設改良事業ほか一事業で、その補正額は十六億三千四百十八万円となっております。

 また、地方債の利率設定につきましては、政府資金において平成十三年度から借入利率の金利選択制が導入されることに伴い、平成十二年度において翌年度に繰り越しが見込まれる地方債についても同様の取り扱いとなることから、所要の措置を講じるものであります。

 次に、下水道事業費特別会計では、大和川流域下水道整備事業で七千三百六十五万八千円の増額補正を行い、また、繰越明許費については、下水道管渠布設事業で一億一千五百万円の増額措置を講じるものであります。

 次に、火災共済事業特別会計では、同会計の廃止に伴う会計剰余金の一般会計への繰り出し措置を講じるものであります。

 次に、国民健康保険特別会計では、一般被保険者の療養給付費負担金等で三億四千八百万円の増額補正を行うものであります。

 次に、土地区画整理事業特別会計では、JR奈良駅周辺地区、西大寺駅南地区の事業費の減額、財源更正、また新たに事業認可になりますJR奈良駅南地区土地区画整理事業における経費として、四千二百万円の補正措置を講じるとともに、繰越明許費については、西大寺駅南及びJR奈良駅南地区土地区画整理事業において八千五百四十万円の措置を講じるものであります。

 次に、市街地再開発事業特別会計については、学園前駅南地区市街地再開発事業において減額更正の措置を講じるものであります。

 次に、駐車場事業特別会計では、駐車場使用料の減収に伴い、財源更正の措置を講じるものであります。

 次に、介護保険特別会計では、利用者の減少による介護保険給付費の減額並びに基金積立金等で十二億七千三百六十二万六千円の減額補正を行うものであります。

 次に、宅地造成事業費特別会計では、売却処分地の減に伴う減額補正を行うものであります。

 次に、水道事業会計については、布目ダム建設事業二次精算分の確定に伴う債務負担行為の限度額の補正並びに起債対象事業の見直しに伴う企業債の限度額の変更を行うものであります。

 次に、議案第十一号 奈良市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正についてであります。公職選挙法の一部改正に伴い、本市条例の引用条文整理の措置を講じるものであります。

 次に、議案第十二号 奈良市改良住宅条例の一部改正についてであります。古市町地内の小集落改良住宅四戸が完成し、供用開始されることに伴い、これの設置及び家賃について条例措置を講じるものであります。

 次に、議案第十三号 奈良市みそ会館条例の廃止についてであります。西部みそ会館でのみそづくり講習会の受講者数の減少及び行政改革の趣旨から、同講習会を廃止し、同館を廃止する条例措置を講じるものであります。

 次に、議案第十四号 工事請負契約の締結についてであります。第三号(桜町)市営住宅建設その他工事について、浅川・大倭・宅和・森特定建設工事共同企業体 代表者 株式会社 浅川組 代表取締役 中林直義氏、大倭殖産株式会社 代表取締役 矢追盛賢氏、株式会社 宅和建設 代表取締役 宅和則之氏、森建設株式会社 代表取締役 森 吉三郎氏と七億一千八百二十万円でもって、工事請負契約の締結をいたすものであります。

 以上が平成十二年度関係議案でございます。

 続きまして、平成十三年度の重要諸案件について、その概要を御説明申し上げます。

 本年は、西暦二〇〇一年、二十一世紀のスタートの輝かしい年であるとともに、その使命を感じる重要な年でもあります。そして、本市の目指すべき将来都市像を「世界遺産に学び、ともに歩むまち−なら」とする奈良市第三次総合計画も、この記念すべき年を初年度として同じくスタートするわけでありますが、多くの歴史的文化遺産をまちづくりの核とし、「人と自然と文化を大切にするまちづくり」をさらに発展させるため、世界遺産が持つ学術・芸術・技術の粋に学び、加えて人の心を大切にした次の百年に向けた基礎づくりに努めてまいりたいと存じております。

 また、一方におきましては、地方分権が現実の歩みを始めた中で、いよいよ二十一世紀は本格的な地方の時代となります。平成十四年の中核市移行に向けて最終段階に入るわけでありますが、歴史の深さと文化の重みを持った奈良市の特性を生かした中核市として発展を期してまいりたいと存じております。また、市民の皆さんも大いに勇気と自信を持って市政に参画していただき、市民参加によるまちづくりを進めてまいりたいと存じております。

 さて、我が国の経済は、累次の経済対策の推進により、企業部門を中心に緩やかな改善を続けており、今後、日本新生のための新発展政策などの諸施策の実施により、平成十三年度には民需を中心とした経済成長を続ける姿が定着し、自律的回復軌道をたどると見通されております。国におきましては、この回復軌道を確実なものとする観点での予算編成を行うとともに、厳しい財政状況や社会経済情勢の変化に即応した効率的な行政の実現を目指し、不断かつ徹底した見直しにより改革合理化を実施することとしております。

 一方、国の示す新年度の地方財政は、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入が伸び悩む中で、公債費の累増が見込まれるほか、景気対策への取り組み、IT革命の推進等、二十一世紀の発展基盤の構築、総合的な地域福祉施策の充実等に対処する必要性から、引き続き大幅な財源不足が生じるところであります。このような状況を踏まえ、地方分権の時代にふさわしい簡素で効率的な行政システムを確立するため、徹底した行政改革を推進するとともに、歳出の重点化を図り、財政体質の健全化に留意しつつ、それぞれの地域の経済状況にかんがみ、景気回復への取り組みを行うこととし、新年度の地方財政計画の総額は、前年度に対し〇・四%の増と定められております。

 さて、本市の財政状況についてでありますが、歳入については、主たる財源であります市税につきましては、景気低迷や減税の影響により、個人市民税が前年度を下回ることなどから、対前年比一・七%の減と見込まれ、利子割交付金の増等により一定の財源確保はできるものの、大変厳しいものとなっております。

 このような状況に対処すべく、歳出においては、新規事業の抑制、既存事業の見直し、そして職員の能力を最大限に生かすべく自主設計の推進を図るとともに、市民の皆様とともに痛みを分かち合うこととして、市議会議員の御理解、御協力により議員及び特別職の報酬や管理職手当等の削減を図ることなど、徹底した行政改革への取り組み、健全で効率的な財政運営に努めることとしたところであります。

 このような方針に基づき編成いたしました本市の新年度の予算案は、一般会計が一千百三十八億円で、前年度予算に比べて三・二%の減、また下水道事業費会計を初めとする十特別会計では七百七十六億六百万円で、前年度予算に比べ〇・三%の減、次いで公営会計事業では百九十九億六百四十万円で、前年度予算に比べて一一・七%の増となり、これら全会計を合計いたしました奈良市全体の財政規模は二千百十三億一千二百四十万円となり、前年度予算に比べて〇・九%の減となった次第であります。

 それでは、平成十三年度の主要な施策の概要を四つの重点施策ごとに御説明させていただきます。

 重点施策の第一は、「人権の尊重、文化の創造、教育の充実を進めるまちづくり」であります。

 人権が尊重され、安心して生き生きと暮らすことができる社会を築いていくことは、まちづくりの基本であります。行政と市民が一体となって、お互いの人権を尊重する取り組みを進め、人権文化の創造を目指すため、次のような施策を進めてまいります。

 まず、人権の確立についてであります。「人権教育のための国連十年」奈良市行動計画を具現化した人権教育推進計画に基づき、新たな教育・啓発手法を加えて実施しております。また、昨年十二月に施行されました人権教育及び人権啓発の推進に関する法律の趣旨のもと、あらゆる差別の解消を目指した啓発活動をより一層推進してまいります。

 次に、同和問題の解決につきましては、同和問題を人権にかかわるあらゆる問題の重要な柱ととらえ、残された課題の解決に向けて積極的に取り組んでまいります。まず、新年度が特別措置法の最終年度に当たりますので、現在その適用を受けて推進しております住環境整備事業や環境改善事業等の期限内での完遂に努めてまいります。また、既に一般対策に移行された事業についても、今までの事業成果を損なうことのないよう、またその成果を発展させるため、必要な事業は一般対策でもって引き続き施策推進を図ってまいります。

 次に、男女共同参画社会につきましては、男女の人権が尊重され、性別にとらわれることなく、個性と能力が十分に発揮できる豊かな社会を目指して策定しました奈良市男女共同参画計画により施策を着実に推進してまいります。

 次に、国際交流につきましては、友好・姉妹都市と、さまざまな分野での派遣及び受け入れを行い、より一層の友好促進を図ってまいります。そして、市民参加・交流につきましては、各種事業への積極的な参加を呼びかけるとともに、情報公開制度を進めることにより、開かれた市政の推進に努めてまいります。

 また、地域住民の交流活動や福祉活動の場としての地域ふれあい会館についても、新たに二館の建設を図ってまいります。また、近鉄高の原駅を中心とする地域の住民の多様なニーズにこたえるため、仮称平城ニュータウン地区センターの実施計画を計上し、建設計画を進めてまいります。

 次に、情報化につきましては、庁舎等情報通信網並びに住民基本台帳ネットワークシステムの整備を行い、高度情報通信ネットワーク社会に対応した行政事務の高度化、効率化を図るとともに、市民サービスの一層の向上に努めてまいります。

 また、市民のだれもがインターネットや電子メールを利用できるよう、年間一万二千名の方を対象に、公民館などの市の施設を中心にIT講習会を実施してまいります。

 次に、文化・芸術活動の振興につきましては、建設を進めております仮称最勝院跡美術館の整備を進め、文化施設の充実を図るとともに、昨年開館いたしました杉岡華邨書道美術館を初め、なら一〇〇年会館などの施設についても、その利用に際してのサービスの向上を図り、より一層すぐれた芸術・文化に触れる機会の提供に努めてまいります。また、なら奈良館の開設により、奈良観光の玄関口として修学旅行生や観光客、さらには市民の方々にも文化遺産への理解と認識を深めていただいた後に、各社寺などの文化財に触れることにより、奈良の魅力をより一層満喫していただけるものと存じます。

 また、都市景観形成地区指定区域外についても、文化的・歴史的価値を有する伝統的な町家が多く残っていることから、これらの保全に向けて所要の予算を計上いたしました。

 次に、生涯学習の振興につきましては、近鉄学園前駅南地区市街地再開発ビルの公益施設棟の完成に伴い、新年度において、同ビル内に西部公民館と西部会館市民ホールを開設することとなり、自主的な学習、文化活動の拠点として活用を図ってまいります。

 また、生涯学習財団の設立により、公民館等の生涯学習施設の総合的な管理運営を図り、さらに公民館職員の専門性を高めることにより、利用者へのサービス向上、市民の学習機会のより一層の充実を図ってまいりたいと存じております。

 次に、学校教育の充実につきましては、施設の計画的な整備を進めることとし、新年度は、小学校で二校で大規模改造事業のほか、幼稚園で改築事業を進めてまいります。

 また、教育用コンピューターの増設に加え、インターネットの活用による情報収集・発信及び情報活用能力の育成のための教育情報通信ネットワーク事業を引き続き推進するとともに、給食食器につきましても、順次モデル校に強化磁器を導入し、児童の健康管理の面からも安全性を重視した運営に努めてまいります。

 さらに、学校園活性化対策事業により、活力ある学校・園づくりを推進するとともに、いじめ、不登校問題対策として、ふれあいフレンド活用による小学校での相談指導及び中学校への臨床心理士派遣に加え、新たに適応指導教室にメンタルフレンド活用を図ることにより、子供たちが伸び伸びと育つ環境づくりを進めてまいります。

 そして、スポーツ・レクリエーションの振興につきましては、コミュニティスポーツ広場等の整備充実にも引き続き努めるとともに、新年度は、友好・姉妹都市の西安・慶州市との姉妹三都市親善体育大会を九月に奈良市で開催し、国際親善・スポーツ振興を図ってまいります。

 次に、重点施策第二の「福祉のまちづくり」であります。

 だれもが住みなれた地域や家庭で安心して日常生活を送ることのできるまちの実現に向け、次のような施策を進めてまいります。

 まず、国民健康保険についてであります。近年、被保険者の加入増等に伴い、年々医療費が増嵩してまいりました。それに対応するため、平成九年度から据え置いておりました保険料賦課限度額を四十九万円から五十一万円に改正して、被保険者間の負担の公平を図り、保険料の収納確保に努めてまいります。また、被保険者への医療給付、健康対策事業等並びに介護保険の第二号被保険者の保険料賦課徴収事務もあわせて進めてまいります。

 次に、児童福祉につきましては、子供が健やかに成長できる環境づくりの指針となる児童育成計画の推進に努めてまいります。また、子供たちの豊かな感性を育てる特色ある園づくりのため、保育園活性化対策にも力を注いでまいります。また、施設整備につきましては、園舎並びにバンビーホームの増築を図るとともに、民間の施設整備にも助成を行い、充実を図ってまいります。

 次に、高齢者福祉につきましては、介護保険制度が昨年度より実施されておりますが、新年度において、制度施行後、新規にホームヘルプサービスを利用する低所得者に対して利用者負担軽減を図ることから、利用料助成に所要の予算措置を図るとともに、介護相談員派遣事業や介護サービスマップを作成する等、利用者に必要なサービスが適切に提供されるよう体制づくりの充実をしてまいります。また、高齢者に対する各種福祉施策や民間福祉施設の整備助成についても、引き続き推進に努めてまいります。

 次に、障害者福祉につきましては、精神障害者にホームヘルプサービス事業を始めるとともに、新たに在宅の障害者に福祉、保健、医療等のサービスを総合的に提供できる体制整備としてのケアマネジメント事業を実施するなど、障害者の社会参加と生活支援のための施策の充実に努めてまいります。また、民間の福祉施設、福祉作業所の整備・運営に対し助成を行うとともに、音楽療法につきましても、なお一層の推進を図ってまいります。

 そして、医療・保健・衛生につきましては、総合医療検査センターの運営の充実、基本健康診査及びがん検診に加え、新たに歯周疾患検診、骨粗しょう症検診を実施することにより、健康づくりへの取り組みの充実を図ってまいります。また、民間の医療施設に対しましても助成を行うことにより、その施設整備を促進してまいります。

 また、中核市への移行に伴い、平成十四年度の保健所開設に係る施設整備等に所要の予算を計上いたしました。

 次に、重点施策の第三は、「環境保全と安心・快適なまちづくり」であります。

 世界遺産に登録された春日原始林を初めとする豊かな自然や歴史遺産に恵まれた環境を守りながら、快適な都市環境を形成するため、次のような施策を進めてまいります。

 環境保全につきましては、環境施策を総合的、計画的に推進するため策定いたしました環境基本計画の推進に努めてまいります。その施策として、アイドリング・ストップ対策としての観光バス乗務員等の休憩所を、新年度は薬師寺駐車場に新設するとともに、市の事務及び事業に関する地球温暖化対策実行計画の策定にも取り組んでまいります。

 次に、環境清美につきましては、ごみの減量化・再資源化をより推進するため、分別排出の徹底と市民意識の啓発を図り、ペットボトル、空き缶、空き瓶、その他プラスチック製容器等の全戸収集を引き続き実施してまいります。また、施設面については、焼却炉のダイオキシン対策のための改造や、衛生浄化センターの改築にも引き続き取り組むとともに、既に施行の容器包装リサイクル法並びに四月よりの家電リサイクル法施行に対処すべく、所要の予算を計上し、清潔で快適なまちづくりのため、環境美化を図ってまいります。

 次に、市街地整備につきましては、JR奈良駅周辺地区において、引き続き駅周辺の区画道路の整備等を推進するとともに、南地区におきましても、平成十二年度末に事業認可を受けた後、土地区画整理事業の手法により整備を進めてまいります。また、近鉄西大寺駅南地区につきましても、土地区画整理事業による都市計画道路の築造事業等の推進を図ってまいります。

 次に、交通体系につきましては、春と秋の行楽期における交通渋滞緩和策として実施しておりますパークアンドバスライド、放置自転車の有効利用のサイクルライドを引き続き実施するとともに、公共交通機関としてのバスの利便性を有効的に活用するオムニバスタウン計画実現に向け、人に優しいノンステップバスや、バス停においてバスの接近をランプで表示するバスロケーションシステムの導入等に補助を実施してまいります。

 また、奈良市の将来の新交通システムとしてのクリーンなエネルギーを利用したLRT(ライト・レール・トランジット)の導入に向け、取り組みを進めてまいりますとともに、道路交通の円滑化を図る駐車場案内システムについても整備を進め、環境に優しい交通対策を図ってまいります。

 また、JR奈良駅付近連続立体交差事業については、国・県とともにその推進を図るとともに、京阪奈新線整備促進に向けても所要の予算を計上いたしました。

 一方、道路網の整備につきましては、引き続き都市計画道路の整備を推進し、事業の早期完成を目指すとともに、生活道路については、景観にも配慮しながら安全性の確保、整備を図ってまいります。

 さらに、世界遺産都市にふさわしい景観整備を図ることから、電線類共同溝地中化事業を、引き続き西ノ京周辺で推進してまいります。

 次に、住宅整備につきましては、市営住宅の建てかえ事業を引き続き進めてまいりますが、紀寺住宅において高齢者の生活特性に配慮したシルバーハウジング・プロジェクト事業の導入を図ってまいります。また、古市地区の小集落地区改良事業及び畑中地区の住環境整備事業につきましても、事業の完成を目指して整備を進めてまいります。

 そして、公園整備につきましては、安全で緑豊かな安らぎのある施設づくりを目指し、地区公園、街区公園などの整備を推進することとし、その管理については、公園ボランティア制度などの活用を図り、公園利用の多様化に対応してまいります。また、中ノ川地区の市有地を整備し、市民憩いの森を建設するため、実施設計を計上し、事業を進めてまいります。

 また、河川改修につきましては、主要河川の改修を進めるとともに、局地的な大雨による浸水対策にも対処し、治水対策に努めてまいります。

 次に、水道事業についてでありますが、主な事業といたしましては、第六期拡張第二次事業として、引き続き東部地域等の水道整備並びに浄水・配水施設の整備を推進してまいります。東部地域等水道整備事業は、平成十四年度末の完成を目途に鋭意推進しており、平成十二年度末には七七・二%の進捗率となります。平成十三年度中に、東部地域の一部で上水道の供給を開始いたしたいと考えております。また、水道水源の保全対策や水道施設管理システムの構築等の情報化施策を推進し、さらに広報活動の充実を図ってまいります。

 次に、簡易水道事業につきましては、東部地域等水道整備事業の進捗に合わせて、順次上水道に統合する計画を進めておりますが、それまでの間、現施設の維持管理に努めてまいります。

 次に、下水道事業につきましては、引き続き幹線・支線の整備を行い、水洗化区域の拡大を図ることにより、平成十三年度末には普及率八六・九%を見込んでおります。一方、浸水対策につきましても、積極的に進めてまいります。また、農業集落排水事業につきましても、供用開始に向け、計画的に整備を促進してまいります。

 次に、防災・消防につきましては、引き続き消防車両や防火水槽などの整備充実に努めるとともに、世界遺産に指定された各社寺等において、順次文化財防火ゼミナールを開催し、市民の防災意識の高揚に努めてまいります。

 次に、重点施策の第四は、「地域を支える産業を育成するまちづくり」であります。

 世界遺産のあるまちとしての歴史的、文化的資源を活用した観光振興施策を展開するとともに、一方、依然として厳しい環境にある商業・農林業の振興、活性化を図るよう、次のような施策を進めてまいります。

 まず、観光交流につきましては、奈良市には、世界遺産を中心に多くの文化遺産があります。このことから、従来の見る観光から文化遺産を感じる、それを引き継いできた先人に感謝する心を大切にする「感光奈良」へと展開してまいります。このため、世界遺産登録を記念して始めました平城遷都祭や、夏の夜を明かりで演出するなら燈花会、冬の奈良大和路キャンペーン等幅広い観光事業を推進し、その実施に当たっては、新たな趣向も盛り込みながら、四季折々の奈良の多彩な表情を展開してまいります。また、観光ボランティアガイドの充実にも努めてまいります。

 さらに、観光誘致対策として、猿沢池周辺で温泉の発掘を計画しており、そのための温泉利用構想の策定にも取り組んでまいりたいと存じております。

 また、農林業につきましては、その生産基盤の整備及び農業経営の近代化を引き続き促進するとともに、林業振興についても、森林組合活性化事業等に助成を行い、森林の育成に努めてまいります。

 次に、商工業につきましては、地元商工業者による商店街活性化事業や共同施設整備事業等への助成の充実を図るとともに、中小企業への金融対策として、中小企業資金の融資枠の確保を図ることにより、金融情勢の厳しい中小企業に対し、一層の支援を図ってまいります。そして、奈良工芸の一層の活性化を図るため、「受け継ぐ・創作する・開放する」を基本的理念とした施設である、なら工藝館の活用を促進してまいります。

 また、勤労者対策については、労政だよりの発行や勤労者総合福祉センターの活用を促進し、勤労者の福祉の増進、教養文化の向上に努めてまいります。

 消費生活につきましては、中核市への移行に伴い、計量法における特定市に位置づけられることから、適切な計量の実施を図るための準備に必要な予算を計上いたしました。

 以上、主要な施策の概要について、重点施策別ごとに説明申し上げた次第であります。

 次に、残余の案件のうち、条例関係についてでございますが、これらは主として、以上申し上げました予算案に関連して必要とする条例の制定及び改正案でありますが、個々の説明は省略させていただきます。詳細については、別途関係議案等により御承知いただきたいと存じます。

 次に、市道路線の廃止及び認定についてでありますが、今回、起終点変更による二路線を廃止し、新たに七路線と起終点変更による二路線の計九路線の認定をするものであります。

 以上、ただいま一括御上程に相なりました案件について、その概要を御説明申し上げた次第であります。

 よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いいたします。



○議長(山本清君) 十三番榧木君。



◆十三番(榧木義秀君) 動議を提出いたします。

 ただいま議題にされております日程第三、議案第一号外四十五議案につきまして、市長より説明がありましたが、我々議員といたしましても詳細に検討いたしたいと存じますので、本日はこれで散会し、明六日及び明後七日の二日間は議案熟読のため本会議を休会し、八日午前十時より再開されたいと存じます。

 各位の御賛同をお願いいたします。



○議長(山本清君) 十九番金野君。



◆十九番(金野秀一君) ただいまの動議に賛成いたします。



○議長(山本清君) ただいま十三番榧木君より、議案熟読のため明六日及び明後七日の二日間は本会議を休会し、八日午前十時より再開されたいとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立をいたしました。

 本動議のとおり決することにいたしまして御異議はございませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山本清君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決定いたします。

 本日は、これにて散会いたします。

  午前十一時三十三分 散会

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 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

     奈良市議会議長   山本 清

     奈良市議会議員   高橋克己

     奈良市議会議員   西本守直

     奈良市議会議員   中西義次