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平成28年  9月 定例会(第325回) 10月07日−06号




平成28年  9月 定例会(第325回) − 10月07日−06号







平成28年  9月 定例会(第325回)



 平成二十八年

        第三百二十五回定例奈良県議会会議録 第六号

 九月

   平成二十八年十月七日(金曜日)午後一時三分開議

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          出席議員(四十三名)

        一番 亀田忠彦          二番 池田慎久

        三番 猪奥美里          四番 山中益敏

        五番 川口延良          六番 松本宗弘

        七番 中川 崇          八番 佐藤光紀

        九番 川田 裕         一〇番 井岡正徳

       一一番 田中惟允         一二番 藤野良次

       一三番 森山賀文         一四番 大国正博

       一五番 岡 史朗         一六番 西川 均

       一七番 小林照代         一八番 清水 勉

       一九番 松尾勇臣         二〇番 阪口 保

       二二番 中野雅史         二三番 安井宏一

       二四番 田尻 匠         二五番 奥山博康

       二六番 荻田義雄         二七番 岩田国夫

       二八番 乾 浩之         二九番 太田 敦

       三〇番 宮本次郎         三一番 和田恵治

       三二番 山本進章         三三番 国中憲治

       三四番 米田忠則         三五番 出口武男

       三六番 新谷紘一         三七番 粒谷友示

       三八番 秋本登志嗣        三九番 小泉米造

       四〇番 中村 昭         四一番 山村幸穂

       四二番 今井光子         四三番 梶川虔二

       四四番 川口正志

          欠席議員(一名)

       二一番 上田 悟

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        議事日程

一、議員辞職の件

一、会議録署名議員の追加指名

一、エネルギー政策推進特別委員会委員長の選任

一、予算・決算審査特別委員長及び常任委員長報告

一、議第七十七号、議第七十八号、議第八十一号から議第九十二号及び報第二十号から報第二十八号並びに議会閉会中の審査事件の採決

一、意見書決議

一、議員派遣の件

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○議長(川口正志) これより本日の会議を開きます。

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○議長(川口正志) この際、お諮りします。

 議員辞職の件、会議録署名議員の追加指名、エネルギー政策推進特別委員会委員長の選任、意見書決議及び議員派遣の件を本日の日程に追加することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」の声起こる)

 ご異議がないものと認め、さように決します。

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○議長(川口正志) 次に、監査委員から現金出納検査結果の報告があり、その写しをお手元に配付しておりますので、ご了承願います。

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○議長(川口正志) 次に、議員辞職の件を議題とします。

 九月三十日付で二十一番上田悟議員から議員の辞職願が提出されました。

 この際、お諮りします。

 上田悟議員の議員辞職を許可することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」の声起こる)

 ご異議がないものと認め、上田悟議員の辞職を許可することとします。

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○議長(川口正志) 次に、会議録署名議員の追加指名を行います。

 新たに、会議録署名議員として二十二番中野雅史議員を指名します。

 被指名人にご異議がないものと認めます。

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○議長(川口正志) 次に、欠員となりましたエネルギー政策推進特別委員会の委員長の選任を議題とします。

 お諮りします。

 この選任については、議長からの指名推選の方法により指名することにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。

     (「異議なし」の声起こる)

 ご異議がないものと認め、直ちに指名いたします。

 エネルギー政策推進特別委員会委員長に、二十四番田尻匠議員を指名いたします。

 被指名人にご異議ありませんか。

     (「異議なし」の声起こる)

 ご異議がないものと認めます。

 よって、指名のとおり選任されました。

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○議長(川口正志) 次に議第七十七号、議第七十八号、議第八十一号から議第九十二号及び報第二十号から報第二十八号を一括議題とします。

 まず、予算審査特別委員会に付託しました各議案の審査の経過と結果について、同委員長の報告を求めます。−−三十二番山本進章議員。



◆三十二番(山本進章) (登壇)予算審査特別委員会を代表いたしまして、ご報告申し上げます。

 当委員会は去る九月二十八日の本会議において設置され、付託を受けました議案、すなわち平成二十八年度奈良県一般会計補正予算(第一号)、平成二十八年度奈良県営競輪事業費特別会計補正予算(第一号)、平成二十八年度地方独立行政法人奈良県立病院機構関係経費特別会計補正予算(第二号)、平成二十八年度奈良県水道用水供給事業費特別会計補正予算(第一号)及び条例並びにその他の議案について、議会の役割である審査・監視機能等の重要性を踏まえ、知事をはじめ関係理事者の出席のもと四日間にわたり鋭意調査並びに審査を行ったところであります。その経過と結果の概要につきまして、以下順次申し述べることにいたします。

 議第七十七号の平成二十八年度一般会計補正予算案については、各般の県政課題へのより一層の取り組み推進やその他緊急に措置を必要とする経費について追加計上されました。

 その内容はまず、観光の振興については、観光オフシーズンとなる冬期の宿泊観光客の増加に向け、昨年度に続き来年一月開催予定の奈良大立山まつりについて、参加伝統行催事やあったかもんグランプリの拡大、シャトルバスの増便などを図り、更に魅力あふれる祭りにすることとされました。また県内で捕獲された野生鳥獣を活用したならジビエ料理PRキャンペーンを展開し、有害鳥獣対策と観光資源の涵養の両立を図ることとされました。

 次に、医療の充実については、このたび配分があった国交付金を活用して地域医療介護総合確保基金を積み増し、これを原資として急性期病床等から回復期病床への転換を行う民間医療機関を支援することとされました。また平成三十年の開院に向けて整備を進めている新奈良県総合医療センターに近接する県有地において、民間活力を活用し職員宿舎や院内保育所等の整備を進めることとされました。

 さらに、福祉の充実では、障害福祉施設や児童養護施設等における防犯対策を強化するため、県立及び民間の施設へ防犯カメラや非常通報装置等の設置を図ることとされました。

 学びの支援では、生涯にわたる人格形成の基礎を培う就学前教育の充実を図るため国の委託事業を活用し、奈良県版就学前教育プログラムの策定を進めるとともに、アドバイザーの配置や養成を行うこととされました。

 文化の振興では、歴史文化資源を核とした文化・芸術振興の拠点づくりに向け、(仮称)奈良県国際芸術家村構想を着実に推進し、施設整備に向けた取り組みを進めるとともに、歴史文化資源として活用する未指定文化財の情報収集等の先行的なソフト事業に取り組むこととされました。

 このほかの施策分野におきましても、国交付金の活用による道路及び河川・砂防施設等の整備促進、より効率的な運営に向けた県営水道及び市町村水道の連携方策の検討、災害発生時の広域避難場所となる馬見丘陵公園への蓄電池つきソーラー街路灯の設置、定例県議会の中継放送への手話通訳の導入に向けた対応等を進めることとされました。

 次に債務負担行為については、奈良まほろば館の建物賃貸借契約の更新や登美学園・筒井寮の建てかえ整備にかかる基本・実施設計の実施、(仮称)登大路バスターミナルの整備をそれぞれ進めるため、設定及び変更を行うこととされました。

 議第七十八号奈良県営競輪事業費特別会計補正予算案については、平成二十九年度から新たに五年間の包括外部委託契約を締結するため、債務負担行為の設定を行うこととされました。また議第八十一号奈良県立病院機構関係経費特別会計補正予算案については、新奈良県総合医療センターに近接する県有地へ職員宿舎等を整備することとし、議第八十二号奈良県水道用水供給事業費特別会計補正予算案については、県営水道及び市町村水道の連携方策の検討を行うこととされました。

 次に残余の議案、すなわち議第八十三号から議第八十五号及び議第八十八号から議第九十一号については、条例の改正、農業研究開発センター整備事業ほか二事業にかかる請負契約の締結または変更、県道路線廃止について必要な措置を講じられたところであります。

 以上審査の結果、議第七十七号については賛成多数をもって原案どおり可決することに決しました。

 また残余の議案、すなわち議第七十八号、議第八十一号から議第八十五号、議第八十八号から議第九十一号及び報第二十六号については、全会一致をもっていずれも原案どおり可決または承認することに決しました。

 なお報第二十号から報第二十五号及び報第二十七号については、理事者から詳細な報告を受けたところであります。

 以上が、付託を受けました議案の調査並びに審査の経過と結果であります。

 さらに委員各位から行政各般にわたる数多くの要望、意見の開陳がありましたが、理事者の答弁によりおおむね了承されました事項については、本報告で申し上げることを省略することとし、なお次に列挙する事項については、この実現を強く要望するものであります。

一 新規イベントの創出だけでなく、県内の伝統ある行事や芸術についても、その継承・発展の支援に努められたいこと。

一 自殺対策について、これまでの取り組みを検証の上、早期に県自殺対策計画を策定し、有効な施策の推進に努められたいこと。

一 地方独立行政法人奈良県立病院機構の厳しい経営状況を踏まえ、県は、県立病院機構が取り組む抜本的な経営改善に当たり必要な指導を実施されたいこと。

一 奈良マラソンについては、地域ぐるみで大会を盛り上げていただいていることから、さらにこれを後押しするよう奈良市及び天理市と協力し、テレビ放映時間の延長など、情報発信の充実を図られたいこと。

一 ニホンカモシカによる農林業の被害について、その状況を把握した上で、被害軽減の対策を検討されたいこと。

一 大和川流域の総合治水対策は、外水対策に加え内水対策が重要であることから、市町村と連携のもと支川毎の状況を踏まえた内水対策の推進に努められたいこと。

一 いじめ、不登校など様々な教育課題に対応できるよう、スクールカウンセラー等の職員の充実に努められたいこと。

 以上、要望するものであり、これをもって予算審査特別委員会の報告といたします。

 何とぞ議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(川口正志) 次に、決算審査特別委員会に付託しました各議案の審査の経過と結果について、同委員長の報告を求めます。−−四十番中村昭議員。



◆四十番(中村昭) (登壇)決算審査特別委員会を代表いたしまして、ご報告申し上げます。

 当委員会は去る九月二十八日、本会議において設置され、審査の付託を受けました議案、すなわち議第八十六号平成二十七年度奈良県水道用水供給事業費特別会計剰余金の処分及び決算の認定について、議第八十七号平成二十七年度奈良県病院事業費特別会計決算の認定について、議第九十二号平成二十七年度奈良県歳入歳出決算の認定について及び報第二十八号健全化判断比率及び資金不足比率の報告についての審査の経過と結果をご報告いたします。

 いずれの議案も、その内容について調査をし慎重に審査する必要がありますので、議第八十六号、議第八十七号、議第九十二号及び報第二十八号については、全会一致で継続審査とすることに決しました。

 よって地方自治法第百九条第八項の規定に基づき、議会閉会中においても継続して審査できるよう議決されんことを望みまして、決算審査特別委員会の委員長報告といたします。

 何とぞ、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(川口正志) 次に、去る六月定例会で閉会中の審査事件として議決されました事項に対する審査の経過と結果について、各常任委員長の報告を求めます。

 まず、総務警察委員長の報告を求めます。−−二十五番奥山博康議員。



◆二十五番(奥山博康) (登壇)総務警察委員会のご報告を申し上げます。

 当委員会は、議会閉会中の審査事件につきまして調査並びに審査をいたしてまいりましたが、当面する諸問題のうち行財政問題、地域振興対策及び警察行政の充実につきまして、引き続き調査並びに審査の必要がありますので、地方自治法第百九条第八項の規定に基づき、議会閉会中においても継続して調査並びに審査できるよう議決されんことを望みまして、総務警察委員会の委員長報告といたします。

 何とぞ、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(川口正志) 次に、厚生委員長の報告を求めます。−−十六番西川均議員。



◆十六番(西川均) (登壇)厚生委員会のご報告を申し上げます。

 当委員会は、議会閉会中の審査事件につきまして調査並びに審査をいたしてまいりましたが、当面する諸問題のうち社会福祉及び医療・保健につきまして、引き続き調査並びに審査の必要がありますので、地方自治法第百九条第八項の規定に基づき、議会閉会中においても継続して調査並びに審査できるよう議決されんことを望みまして、厚生委員会の委員長報告といたします。

 何とぞ、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(川口正志) 次に、経済労働委員長の報告を求めます。−−十九番松尾勇臣議員。



◆十九番(松尾勇臣) (登壇)経済労働委員会のご報告を申し上げます。

 当委員会は、議会閉会中の審査事件につきまして調査並びに審査をいたしてまいりましたが、当面する諸問題のうち最近の経済の動向に対応する県下の農林業並びに商工労働対策につきまして、引き続き調査並びに審査の必要がありますので、地方自治法第百九条第八項の規定に基づき、議会閉会中においても継続して調査並びに審査できるよう議決されんことを望みまして、経済労働委員会の委員長報告といたします。

 何とぞ、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(川口正志) 次に、建設委員長の報告を求めます。−−二十八番乾浩之議員。



◆二十八番(乾浩之) (登壇)建設委員会のご報告を申し上げます。

 当委員会は、議会閉会中の審査事件につきまして調査並びに審査をいたしてまいりましたが、当面する諸問題のうち土木行政及び水道事業の充実につきまして、引き続き調査並びに審査の必要がありますので、地方自治法第百九条第八項の規定に基づき、議会閉会中においても継続して調査並びに審査できるよう議決されんことを望みまして、建設委員会の委員長報告といたします。

 何とぞ、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(川口正志) 次に、文教くらし委員長の報告を求めます。−−三十番宮本次郎議員。



◆三十番(宮本次郎) (登壇)文教くらし委員会のご報告を申し上げます。

 当委員会は、議会閉会中の審査事件につきまして調査並びに審査をいたしてまいりましたが、当面する諸問題のうち生活環境行政の充実、並びに学校教育及び社会教育の充実振興につきまして、引き続き調査並びに審査の必要がありますので、地方自治法第百九条第八項の規定に基づき、議会閉会中においても継続して調査並びに審査できるよう議決されんことを望みまして、文教くらし委員会の委員長報告といたします。

 何とぞ、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(川口正志) 次に委員長報告に対する質疑を省略し、これより討論に入ります。

 討論の通告がありますので、四十一番山村幸穂議員に発言を許します。−−四十一番山村幸穂議員。



◆四十一番(山村幸穂) (登壇)議第七十七号、一般会計補正予算について、日本共産党の反対意見を述べます。

 奈良県版就学前教育プログラムの作成と普及のための予算が提案されておりますが、予算審査特別委員会での答弁では策定の目的として、本県の教育課題として規範意識、学習意欲、体力等について他府県に比べて低い現状があり、これを解決していくためにプログラムをつくり現場で積極的に活用して課題を解決する取り組みをしていただきたいと述べられました。

 就学前の幼児期の教育は、どの子も豊かな発達の可能性を伸ばして一人ひとりの人間的基礎をつくる大切なものであることは言うまでもありません。その目的は、全国一斉学力テストの平均点を上げたり体力テストの順番を競うことではありません。教育行政の責務は教育条件の整備であって、教育内容に口出ししてはならない。このことは戦前の教育の痛苦の反省から、戦後教育の原点として憲法が要請するものです。奈良県の就学前教育を向上させるためには就学前教育機関に通う全ての子どもたちに目と手が行き届くように、直接教育にかかわる教員や保育士の数をふやし待遇を改善することです。その上で幼稚園教員、保育士等、就学前教育関係者が誇りとやりがいを持ってみずからの資質を向上させることができるよう、自由で自主的な研修の機会を十分に保障することが重要です。

 県が進める就学前教育プログラムは、子どもを発達の主体とみなさないで大人の物差しで操作する対象とみなし、都合のいい教育を押しつけようとするものであり問題であると考えます。

 また今年度も実施される奈良大立山まつりに四千万円の増額が提案されています。昨年度、広告代理店に委託をして県主導で二億円もかけて実施されましたが、見込まれていた十一億円の経済効果の検証はされていません。冬の観光客を誘致したいとの思いは理解できます。夏の祭りである青森のねぶたを模したと言われていますが、ねぶたは地域の団体が手づくりで毎年つくりかえられます。FRP強化プラスチックの巨大な山車をつくり、寒く、暗く、広過ぎる平城宮跡で引き回すという発想そのものが失敗ではないでしょうか。

 大立山の名称の由来は、県下各地で古く江戸時代から続いている伝統行事立山ということですが、この祭りも夏の行事であり、毎年新しい人形や飾り物を住民みずからが手づくりして庶民の暮らしに生きる生きた芸術と言われる貴重なものです。高野山の四天王とは全く関連もなく異なるものです。

 さらには会場で配られたチラシには、神様仏様の集まる大極殿にお祈りしましょう。特別な奉納もあります。願い事をお祈りしましょうと書かれアナウンスされていました。

 平城宮は、天皇の住まい、役人の働く場所でした。神や仏が集まる祈りの場ではありません。宗教団体ならともかく県がこのような呼びかけをすることは異常です。無理に祭りとしないで気軽に参加できるイベントでいいのではありませんか。

 多くの観光客が何度も来たいと思ってもらえるイベントとして定着するためには、根本からあり方を見直して住民主体で知恵を尽くすことが必要ではないでしょうか。問題点を見直さずさらに予算の増額をすることは、費用対効果からも認められません。

 よって、一般会計補正予算に反対いたします。



○議長(川口正志) 次に、七番中川崇議員に発言を許します。−−七番中川崇議員。



◆七番(中川崇) (登壇)平成二十八年度奈良県一般会計補正予算(第一号)について、反対の立場で日本維新の会の意見を申し上げます。

 今回の補正予算には、医療の充実、南部地域・東部地域の振興、効率的・効果的な基盤整備など重要な政策課題に係る予算が計上されておりますが、観光振興及び文化振興の予算について当初予算の説明と異なる部分があり、また意思決定過程における不透明な部分があるために反対するものであります。

 まず観光振興について、追加補正として国費で四千万円を宿泊観光客の増加に向けた冬期イベント展開事業に計上されております。

 この事業については昨年度二月定例会においての当初予算の説明では、初年度は準備等により二億円もの予算が必要であったが今後は経費が増額することはなく取り組む旨の答弁がありました。しかし今年度の奈良大立山まつり開催直前になっていきなり増額の補正予算が示され、これでは当初の説明と異なるものであります。

 また現在、規模は違いますが、全国的にも注目されている東京オリンピックの実行委員会による当初予算の三千億円から、何と十倍の三兆円に膨れ上がると言われる手法と同じであり、到底認めることができない予算であります。

 また当初予算案九千六百万円が二月定例会に提出され、その中には当然昨年度の課題の解決策も含まれているものと判断される中、今回四千万円がいきなり追加計上されましたが、効果検証も不明確なままであり、予算計上のあり方としてはあまりにも無計画過ぎるものであります。

 次に、(仮称)奈良県国際芸術家村についての補正予算であります。

 この事業は、予算審査特別委員会でも申し上げましたが、選考審査において場所すら決定されていない状態の中で、荒井知事が天理市において(仮称)奈良県国際芸術家村をつくると公の場で発言される重大な事件がありました。これは、公正公平な選考審査の中で、先に候補地が決定されている珍事であり、公正公平な公金の支出に大きな疑義が持たれるものであります。まさしく本議会でも問題になりマスコミにも報道されるロゴマークの不透明な契約方法と同等の問題であり、行政は全ての証拠を持って意思決定過程を県民の皆さんに証明しなければ賛成できるものではありません。

 よって、自由主義並びに民主主義さらには地方自治の根幹にかかわる重大な問題であることから、議第七十七号、平成二十八年度奈良県一般会計補正予算(第一号)について反対するものであります。

 議員諸氏におかれましては、矜持を持ったご判断をいただき、ご賛同を賜りますようお願い申し上げ、日本維新の会の反対の意見といたします。



○議長(川口正志) これをもって討論を終結します。

 これより採決に入ります。

 まず議第七十七号について、起立により採決します。

 議第七十七号については、予算審査特別委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

     (賛成者起立)

 ご着席願います。

 起立多数であります。

 よって、本案については予算審査特別委員長報告どおり決しました。

 お諮りします。

 議第七十八号、議第八十一号から議第八十五号、議第八十八号から議第九十一号及び報第二十号から報第二十七号については予算審査特別委員長報告どおりに、議第八十六号、議第八十七号、議第九十二号及び報第二十八号については決算審査特別委員長報告どおりに、並びに議会閉会中の審査事件については各常任委員長報告どおりに、それぞれ決することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」の声起こる)

 ご異議がないものと認めます。

 よって、それぞれ委員長報告どおり決しました。

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○議長(川口正志) 次に、三十番宮本次郎議員より、意見書第十一号、太陽光発電について、自然と住環境との調和を求める意見書決議方の動議が提出されましたので、宮本次郎議員に趣旨弁明を求めます。−−三十番宮本次郎議員。



◆三十番(宮本次郎) (登壇)意見書第十一号、太陽光発電について、自然と住環境との調和を求める意見書(案)につきましては、意見書案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。



△意見書第十一号

     太陽光発電について、自然と住環境との調和を求める意見書(案)

 太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの導入は、持続可能な社会づくりに対して有効な手法です。

 しかし、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」の制定により、太陽光発電所の設置が急速に進み、住宅近接地での開発・里山における造成など、自然環境・住環境との調和を損なう事例も生じています。また、都市計画法や建築基準法が適用される構築物とみなされないことから、斜面の造成に対する危険性や、建ぺい率にかかわらず隣接地際まで太陽光パネルが敷き詰められるといった実態があります。また、自治体としても、国の認定内容について把握できないケースもあります。

 こうした事態を放置すれば、事業者と近隣住民との間のトラブルが発生することにつながり、再生可能エネルギーの普及に大きな影響を及ぼしかねません。よって、国におかれては、太陽光発電の整備において、事業者に対し関係自治体や関係住民への説明を義務付けることや、景観・生活環境への環境評価を行うなど、自然や住環境、地域と調和した形で推進するよう対策を求めます。

 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。

      平成二十八年十月七日

                              奈良県議会

 何とぞ、議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。



○議長(川口正志) 八番佐藤光紀議員。



◆八番(佐藤光紀) ただいま宮本次郎議員から提案されました意見書第十一号、意見書(案)に賛成します。



○議長(川口正志) 四十三番梶川虔二議員。



◆四十三番(梶川虔二) ただいま宮本次郎議員から提案されました意見書第十一号、太陽光発電について、自然と住環境との調和を求める意見書(案)に賛成をいたします。



○議長(川口正志) ただいまの動議は、正規の賛成があって成立しました。

 よって、直ちに議題とします。

 お諮りします。

 意見書第十一号については、三十番宮本次郎議員の動議のとおり決することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」の声起こる)

 ご異議がないものと認め、さように決し、会議規則第四十一条の二の規定により措置することにします。

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○議長(川口正志) 次に、十三番森山賀文議員より、意見書第十二号、北朝鮮による一連の核実験への制裁を求める意見書決議方の動議が提出されましたので、森山賀文議員に趣旨弁明を求めます。−−十三番森山賀文議員。



◆十三番(森山賀文) (登壇)意見書第十二号、北朝鮮による一連の核実験への制裁を求める意見書(案)につきましては、意見書案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。



△意見書第十二号

     北朝鮮による一連の核実験への制裁を求める意見書(案)

 北朝鮮は今年だけでも、一月に核実験を行ったことをはじめ、十三回二十一発の弾道ミサイルを発射させ、危険極まりない暴挙を繰り返している。そのうえ今回さらなる核実験を実施したことは、我が国のみならず、東アジアの平和、ひいては国際社会の安全を損なう重大な脅威である。一連の挑発的な行動は、日朝平壌宣言に違反し、対話を通じた問題解決に逆行するものであるとともに、核軍縮・不拡散に向け真剣に取り組む国際社会への明らかな挑戦である。断じて容認できない。強い憤りを覚えると共に、政府には一層強く抗議することを求める。

 九月には安保理緊急会合による非難声明や、東南アジア諸国連合の議長声明が発表され、国際社会から強く自制を求められる中、北朝鮮は自らの行為がより一層の孤立を招いていることを自覚しなければならない。

 よって、次の事項について、早急に実行されるよう強く求める。

一 政府は、国連安保理非常任理事国として国際社会と協調し、北朝鮮の挑発行為が繰り返されることがないようリーダーシップを発揮し、安保理での新たな制裁決議をめざすこと。

二 情報収集・分析、警戒監視に一層努め、国民の安全確保のために万全の対策をとること。

 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。

      平成二十八年十月七日

                              奈良県議会

 何とぞ、議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。



○議長(川口正志) 五番川口延良議員。



◆五番(川口延良) ただいま森山賀文議員から提案されました意見書第十二号、北朝鮮による一連の核実験への制裁を求める意見書(案)に賛成をいたします。



○議長(川口正志) 十四番大国正博議員。



◆十四番(大国正博) ただいま森山賀文議員から提案されました意見書第十二号、北朝鮮による一連の核実験への制裁を求める意見書(案)に賛成いたします。



○議長(川口正志) ただいまの動議は、正規の賛成があって成立しました。

 よって、直ちに議題とします。

 お諮りします。

 意見書第十二号については、十三番森山賀文議員の動議のとおり決することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」の声起こる)

 ご異議がないものと認め、さように決し、会議規則第四十一条の二の規定により措置することにします。

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○議長(川口正志) 次に、四番山中益敏議員より、意見書第十三号、チーム学校推進法の制定を求める意見書決議方の動議が提出されましたので、山中益敏議員に趣旨弁明を求めます。−−四番山中益敏議員。



◆四番(山中益敏) (登壇)意見書第十三号、チーム学校推進法の制定を求める意見書(案)につきましては、意見書案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。



△意見書第十三号

     チーム学校推進法の制定を求める意見書(案)

 グローバル化や生産年齢人口の減少などの社会や経済の急速な変化、学校現場が抱える課題が複雑化・多様化する中、貧困問題への対応や保護者等からの要望への対応など、学校に求められる役割が拡大し、学校や教員だけでは解決できない課題が増大しています。それに伴い、教員の勤務実態に関する国内外の調査からも、我が国における教員の長時間勤務の実態が明らかになっており、待ったなしの改革が必要です。

 教員が、総合的な指導を担う日本の学校の特徴を生かしつつ、複雑化・困難化する課題に対応できる「次世代の学校」を構築していく必要があることから、次の事項について強く要望します。

一 教職員体制の整備充実を図るとともに、専門職員や専門スタッフ等が学校運営や教育活動に参画していく「チーム学校」の実現を図るため、チーム学校推進法を成立させること。

二 教員が担うべき業務に専念し、子どもと向き合う時間を確保するため、学校や教員が携わってきた従来の業務を不断に見直し、教員の業務の適正化を促進すること。

三 部活動は、教員の負担軽減を図りつつ、部活動の指導を充実するため、休養日の設定を徹底した上で、地域のスポーツ指導者や引退したトップアスリート、退職教員、運動部や文化部所属の大学生等、地域の幅広い協力を得て行えるよう、環境整備を進めること。

四 教員の長時間労働という働き方を見直し、心身ともに健康を維持できる職場づくりを推進するため、国は定期的な実態調査の実施やメンタルヘルス対策の推進を図ること。

 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。

      平成二十八年十月七日

                              奈良県議会

 何とぞ、議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。



○議長(川口正志) 一番亀田忠彦議員。



◆一番(亀田忠彦) ただいま山中益敏議員から提案されました意見書第十三号、チーム学校推進法の制定を求める意見書(案)に賛成します。



○議長(川口正志) 十六番西川均議員。



◆十六番(西川均) ただいま山中益敏議員から提案されました意見書第十三号、チーム学校推進法の制定を求める意見書(案)に賛成します。



○議長(川口正志) ただいまの動議は、正規の賛成があって成立しました。

 よって、直ちに議題とします。

 お諮りします。

 意見書第十三号については、四番山中益敏議員の動議のとおり決することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」の声起こる)

 ご異議がないものと認め、さように決し、会議規則第四十一条の二の規定により措置することにします。

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○議長(川口正志) 次に、「議員派遣の件」を議題とします。

 お諮りします。

 本件については、会議規則第九十五条の規定により、お手元に配付のとおり、議員を派遣することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」の声起こる)

 ご異議がないものと認め、さように決します。

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△議員派遣の件

                         平成二十八年十月七日

 次のとおり議員を派遣します。

 一 第四十回全国育樹祭

 (一)目的

     幅広い国民運動としての国土緑化運動の一環として、活力ある緑の造成機運を高め、次代への連帯性を深める。

 (二)場所

     京都府南丹市

     「府民の森ひよし」

 (三)期間

     平成二十八年十月八日(土)〜平成二十八年十月九日(日)

 (四)参加者

     松尾勇臣

 二 地方議会活性化シンポジウム二〇一六への参加

 (一)目的

     地方分権が進展する中、住民代表機関である地方議会が地方自治体の政策形成に果たすべき役割について意見交換を行い、広く情報発信をすることを目的とする。

 (二)場所

     東京都千代田区隼町一‐一

     グランドアーク半蔵門

 (三)期間

     平成二十八年十一月七日(月)

 (四)参加者

     山中益敏  中川 崇

 三 第十六回都道府県議会議員研究交流大会への参加

 (一)目的

     都道府県議会議員が一堂に会し、共通する政策課題等についての情報や意見の交換を行うとともに、大会参加を通じて議会間の一層の連携を深め、もって地方分権の時代に即した議会機能の充実と活力に満ちた地域づくりに資する。

 (二)場所

     東京都千代田区平河町二‐四‐一

     都市センターホテル三階コスモホールほか

 (三)期間

     平成二十八年十一月十五日(火)

 (四)参加者

     粒谷友示  山本進章  宮本次郎

     田尻 匠  大国正博  森山賀文

     藤野良次  田中惟允  中川 崇

     川口延良  猪奥美里

 四 スイス・ベルン州訪問団への参加

 (一)目的

     平成二十七年四月に友好提携したスイス・ベルン州との友好をさらに深めるため、同州を訪問し、州政府との意見交換や先進施設の視察などを行う。

 (二)場所

     スイス・ベルン州

 (三)期間

     平成二十八年十一月十五日(火)〜十九日(土)

 (四)参加者

     奥山博康

 五 平成二十八年度奈良県南方諸地域戦没者追悼式への参加

 (一)目的

     沖縄をはじめとする南方諸地域における奈良県出身戦没者一五、八七一柱に謹んで哀悼の意を表し、その冥福を祈願する。

 (二)場所

     沖縄県糸満市米須 「大和の塔」

 (三)期間

     平成二十八年十一月十六日(水)

 (四)参加者

     西川 均

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○議長(川口正志) 以上をもって、今期議会に付議されました議案は、継続審査となった議案四件を除きすべて議了しました。

 よって本日の会議を閉じます。

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○議長(川口正志) これをもって、平成二十八年九月第三百二十五回奈良県議会定例会を閉会します。

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△閉会式



○議長(川口正志) (登壇)九月定例県議会の閉会に当たりまして、一言挨拶申し上げます。

 去る九月十六日に開会されました今定例会も、付議されました一般会計補正予算等の議案及び県政の重要課題について、熱心に調査、審議をいただき、継続審査となりました平成二十七年度歳入歳出決算の認定など議案四件を除き、他の議案はすべて議了し、ここに閉会の運びとなりましたことは誠にご同慶にたえません。

 これもひとえに議員各位のご協力のたまものと、心から感謝申し上げる次第です。

 また知事をはじめ理事者各位には、議会審議に寄せられました真摯な態度に心から敬意を表しますとともに、審議の過程において議員各位から述べられました意見、要望につきましては、県民の声として十分に尊重いただき、今後の県政の執行に反映されますよう望むものであります。

 さて新聞報道等でご存じのとおり、今議会中におきましては政務活動費の執行をめぐって議員が辞職するという事態に至りました。奈良県議会では政務活動費の適正な運用執行に努めてきたところであり、今回の議員辞職につきましては大変遺憾に思います。

 すでに議員各位には、政務活動費の報告書を改めて自らの目で点検し、使途について遺漏なきようにすることを求めたところですが、今後の適正な運用を担保し一層の透明性を確保すべく本県制度のあり方も含め議論していく所存であります。

 終わりになりましたが、皆様におかれましては健康に十分ご留意いただき、県勢発展のため一層ご活躍されますようご祈念申し上げ、あわせまして、会期中における報道関係者各位のご協力に対し厚くお礼を申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。



◎知事(荒井正吾) (登壇)定例県議会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。

 今議会に提案いたしました各議案につきましては、継続審議となりました平成二十七年度決算の認定を除きまして終始熱心にご審議いただき、いずれも原案どおりご議決またはご承認いただきました。誠にありがとうございました。

 本会議並びに予算審査特別委員会をはじめ各委員会の審議の過程でいただきましたご意見、ご提言等につきましては、これを尊重し今後の県政運営に反映させるよう努めてまいります。

 議員各位におかれましては、今後とも県勢発展のため一層のご支援、ご協力をいただきますようお願い申し上げまして閉会のご挨拶といたします。ありがとうございました。



△午後一時五十五分閉会

地方自治法第百二十三条第二項の規定により署名する。

       奈良県議会議長  川口正志

       同   副議長  小泉米造

       署名議員     松尾勇臣

       署名議員     阪口 保

       署名議員     中野雅史