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兵庫県 香美町

平成17年第4回定例会(第1日目) 本文




2005年09月13日:平成17年第4回定例会(第1日目) 本文

                              午前9時30分 開議
◎議長(橘 秀夫) おはようございます。
 第4回香美町議会定例会を開催するに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 大型の台風14号の上陸で被害の心配をしておりましたが、幸いに大きな被害もなく通過し、安心しております。
 9月11日に執行されました衆議院選挙におきましては、議員それぞれのお考え、立場で行動されたものと存じます。今後とも、地域発展のためにご活躍をお願いいたします。
 議員各位におかれましては、なお残暑厳しい今日、ご健勝でご参集を賜わり、本日ここに開会できますことは、町政発展のため、誠にご同慶にたえません。今期定例会に提案されます案件は、議案つづりのとおり、平成16年度企業会計決算、17年度補正予算など、いずれも重要案件をご審議いただくことになっております。
 なお、平成16年度行政会計決算の審議につきましては、決算特別委員会の設置が予定されており、委員に選任されます方は、さらにご苦労を煩わすことになろうかと存じますが、よろしくお願いいたします。
 議員各位におかれましては、慎重なる審議の上、適切妥当なる結論を得られますよう、お願いを申し上げまして、開会のあいさつとさせていただきます。
 ただいまの出席議員は18人であります。定足数に達しておりますので、これより平成17年9月第4回香美町議会定例会を開会いたします。
 直ちに、本日の会議を開きます。
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 日程第1 会議録署名議員の指名


◎議長(橘 秀夫) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、香美町議会会議規則第118条の規定により、議長において、小林利明君、柴田幸一郎君を指名いたします。
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 日程第2 会期の決定


◎議長(橘 秀夫) 日程第2 会期の決定を議題とします。
 お諮りします。
 今期定例会の会期は、本日13日から9月30日までの18日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(橘 秀夫) 異議なしと認めます。
 よって、会期は本日13日から9月30日までの18日間と決定いたしました。
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 日程第3 諸般の報告


◎議長(橘 秀夫) 日程第3 諸般の報告を行います。
 今期定例会に提案されます議案つづり等は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
 次に、行政報告、本日の議事日程は、あらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。
 次に、本日までに受理されました請願は、あらかじめお手元に配付いたしております請願つづりのとおりであります。所管の文教民生常任委員会に付託しましたので、報告します。
 次に、前垣憲一君、森利秋君より欠席の届け出がありましたので、許可しております。
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 日程第4 行政報告


◎議長(橘 秀夫) 日程第4、行政報告を行います。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) おはようございます。
 長かった今年の夏もようやく終わりを告げ、朝晩は秋の気配を感じるころとなりました。本日、ここに第4回香美町議会が開会されるに当たり、議員各位におかれましては、お元気でご出席いただきまして誠にありがとうございます。日ごろは町行政推進のため、格別のご理解とご協力を賜わっておりますことに、深く感謝を申し上げます。
 第1期香美町政の本格的スタートに当たりまして、6月の第2回定例町議会において、平成17年度一般会計予算をはじめ、14の特別会計、企業会計予算の議決をいただきました。私は、山、川、海の豊かな自然をはじめ、多彩な資源を生かして、調和のとれた躍動するまちづくりを進めていくため、町政推進の基本的な考え方として申し上げました6つの政策を中心に、町民の皆さんとともに香美町づくりに果敢に取り組んでいこうとしているところであります。議員各位の格別のご指導を心からお願いいたします。
 それでは、去る6月定例議会以降の行政の重立ったことにつきまして、ご報告を申し上げます。
 まず、総務部関係ですが、香美町誕生記念式典を7月17日に、約500人の皆さんに参加していただき、香住区中央公民館で開催をし、新町の誕生を祝うとともに、美しい山、川、海、人が躍動する交流と共生のまちを目指したまちづくりを誓い合いました。式典では、全国から公募した1,277点の中から選定をした町章の披露や、町内の小中学生3人による「新しい町への期待」と題した作文の朗読も行っていただきました。また、3町合併にご尽力された旧町の町長、議長が総務大臣表彰されたほか、3町合併協議会委員に合併功労者としての感謝状を贈呈いたしました。
 新しい町香美町の町政推進の基本的な考え方について、町民の皆さんに十分ご理解いただき、あわせて町民の皆さんのご意見を広く伺うため、7月25日から8月12日までの間、町内10カ所の会場で町政懇談会を開催しました。各会場で出された多くのご意見等につきましては、十分検討し、可能な限り対応していきたいと考えております。
 国・地方ともに極めて厳しい財政状況の中で、新たなまちづくりの礎となる行財政基盤の強化に、行政と住民が一体となって懸命な取り組みを行わなければなりません。合併の効果を最大限に発揮し、これを行財政改革の推進力として健全な財政運営を確立し、地域の持続的発展を図ることが喫緊の課題であります。このため、香美町行財政改革大綱を策定することとし、住民の幅広い意見を反映し、効率的かつ創造的な行政を推進するとともに、参画と協働の自治を構築するため、自治会関係、産業関係、福祉関係等の関係者や学識経験者の22名から成る行財政改革検討委員会を7月28日に設置し、現在まで3回、会議を開催してきました。今後、月2回程度の割合で開催をし、年内には中間答申を得て、18年度予算に反映させていきたいと考えております。また、18年の秋ごろには最終答申を終わって、行財政改革大綱を策定し、本格的な改革に取り組んでいくこととしております。
 合併により、本町内には公的医療機関として病院2つ、診療所5つが存在することになりました。医師確保、周辺病院の整備、さらには道路交通事情の変化などから運営面、経営面での課題も多く、早急な対応が必要となっております。そこで、町内におけるこれら公的医療機関のあり方について、住民代表と有識者の23名から成る医療体制検討委員会を8月3日に設置し、現在までに2回の会議を開催してきました。今後、月1回程度の割合で開催をし、年内には医療体制の方向づけをまとめていただく予定にしております。
 地方自治法の規定による地域自治区を導入しましたことにより、各区に地域協議会を設置することといたしました。各区の委員はそれぞれ15人で、公共的団体が推せんする者、識見を有する者及び公募に応じた者で構成をし、合併後の各地域の課題やまちづくりの方向性について、意見や提言をいただくため、小代区では7月29日、村岡区では8月2日に、香住区では8月27日に第1回目の会議を開催いたしました。今後、各種振興計画等に関する審議だけではなく、地域の課題等を検討していただき、地域の均衡ある発展を目指してまいりたいと考えております。
 新しいまちづくりを進めるに当たっては、若い世代の人たちの意見を積極的に取り入れる必要があります。そこで、商工会青年部や青年会議所及び水産業や農業などに携わる若者21人で、若者まちづくり懇話会を設置し、第1回目を7月14日に、第2回目を8月30日に開催しました。今後、産業振興策や地域づくりの方向など、多方面にわたる意見や提言を求め、可能なものについては18年度予算に反映してさせていきたいと考えております。
 昭和30年代から吹きつけ材として使用されてきたアスベストによる健康被害が明らかになり、大きな社会問題となっております。そこで、町有施設のアスベスト使用状況について、建築年度に関係なく全施設を職員による目視、設計図書等による確認調査を行いました。その結果、調査実施施設246施設のうち、飛散性吹きつけ材の使用が確認できた施設は香住文化会館、村岡区民センター、香住老人センター、矢田川クリーンセンター、香住区中央公民館、村岡地域局の6施設でありました。これらの6施設については、既に分析機関に検体検査を依頼しておりますが、アスベストの使用が判明した場合、除去、封じ込めなどの対策工法の検討を行った後、早急に対策工事を行うことにしております。なお、村岡区民センターの玄関ホールの天井には、アスベストであるトモレックスが吹きつけられており、現段階では飛散することは考えられませんが、念のため、8月28日より使用禁止にしました。香住文化会館についても、3階の大集会室の倉庫の天井や壁回りの吹きつけがアスベストと認められましたので、直ちに倉庫への出入りを禁止し、扉には目張りをするなど当面の処置をしておりますが、これらの2施設については、除去作業をすることとし、関係経費につきましては、このたび補正予算を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
 また、アスベストによる不安を解消するため、健康に関する相談窓口を健康福祉部健康課及び地域局に、住宅に関する相談窓口を建設部建設課に設置をいたしました。
 大阪府門真市との姉妹都市交流につきましては、過日、姉妹都市提携の議会の同意をいただきましたので、7月30日、門真市において両市町議会議長、副議長及び市町幹部が出席し、姉妹都市宣言式を行いました。当日は、第33回ふるさと門真まつりも行われ、本町も区長会、婦人会、商工会などの参加を得て、祭りのオープニングを飾る市内パレードに参加し、祭りを盛り上げ、交流を深めました。
 新庁舎の建設につきましては、実施設計も既にでき上がり、入札をする段階となりました。入札参加の要件を3社による特別共同企業体とし、7企業体から応募がありました。入札参加審査会での審査の結果、応募企業体をすべて入札参加させることに決定しました。今月27日に入札をし、落札者が決まれば仮契約を締結し、30日の議会に工事請負契約案件として追加提案し、ご審議を賜わりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 なお、この件に関しましては、談合の疑惑ありとの情報を入手しましたので、応募企業全社に対し事情聴取をしましたが、そのような事実は一切ない旨の文書での回答もありましたので、入札期日を変更して執行することとした次第であります。
 架け替えをすることになっております余部鉄橋は、来年中に設計を終え、工事にかかる予定になっていますが、それまでの間、観光客の誘致を図るため、余部鉄橋メモリアル事業を積極的に展開することにしております。その中で、8月6日には地元の区民や観光協会、商工会などで組織する実行委員会が余部鉄橋夕涼みまつりを開催をし、鉄橋のライトアップやミニコンサート、郷土芸能の発表などを行い、多くの人でにぎわいました。
 次に、少子化が進行していく中で、町内に住んでおられる男性の結婚対策が重要な課題となっております。そのため、8月20日と21日の両日、香住区では第3回青年交流会in香住を、ファミリーイン今子浦を主会場として開催いたしました。また、村岡区では第10回「来て見て恋して村岡」を9月3日と4日に柤大池公園で開催をいたしました。
 今回は、両方合わせて、町内の男性31人と阪神地域の女性31人が参加し、ゲームなどを楽しみながら交流を深めました。今までに、こうした催しで11組がゴールインしておられれますが、今回も数組が交際に発展していくようですので、何とかうまくまとまりますよう、期待しているところであります。
 香住海岸ルネッサンス計画事業の香住浜海水浴場の整備が終わり、今年の夏から数年ぶりに利用ができるようになりました。また、東側の埋立地につきましても、中ほどの簡易駐車場の西側約1ヘクタールに、6月末までに町事業で真土を入れ、7月23日及び24日に行われました香住ふるさとまつりの会場として利用し、多くの観光客や町民でにぎわいました。なお、この埋立地は恒久施設が整備されるまでの当分の間、町民の皆さんがスポーツに散策に自由に利用していただけるよう、必要最小限の施設の整備をしていこうとしております。当面、東側の県が整備しました多目的広場を、サッカーの練習などができるように、サッカーゴールを秋ごろ設置したいと考えております。
 香り高く美しいまちづくり運動の取り組みですが、香住区では香りの住むまちづくり運動として取り組んで来ました3つの運動を引き続き推進していくこととし、各地区、区、グループなどが積極的に町民運動を展開しております。香りの花づくり運動では、国道、県道沿いや各地区の集会施設など、花壇やプランターなどに四季折々の花木を植栽して、地域の方や観光客などに、潤いと安らぎを与えております。心に香り漂うひとづくり運動では、夏休みの間、おはようラジオ体操への参加を、各区や各種団体に呼びかけ、子供たちをはじめ、地域の方々とのあいさつ運動を展開しました。また、おはようラジオ体操の出席カードを全戸配布するとともに、青少年育成推進委員や体育指導員などを対象に、指導者講習会を実施いたしました。香り高い歴史文化づくり運動では、伝統文化の継承として、夏祭りや盆踊りへの参加を推進しています。それに伴い地域では、盆踊りや太鼓などの講習会が行われました。村岡区、小代区でも、9月中に香り高く美しいまちづくり運動推進本部を立ち上げていただき、運動の進め方等を検討していただくこととしております。
 次に、健康福祉部関係ですが、7月16日に青少年の指導育成等に関する総合的施策の樹立や、関係組織の連絡調整を図るための平成17年度香美町青少年育成対策指針を決定いたしました。この指針は、香美町行政の基本目標並びに香美町教育基本方針に即し、青少年の健全育成を目指した5つの実践項目と3つの暮らしの実践スローガンを内容としております。今後は、この実践項目をもとに、学校、PTA、団体、関係機関、自治組織などと協力し、青少年の健全育成活動を推進することにしております。
 環境の変化や住民の意向を把握する中で、地域の特性を踏まえて保健、医療、福祉、介護の総合的な計画として老人保健福祉計画を、また、必要な介護サービスの内容及び量を見込んだ介護保険事業計画を策定することにしており、8月5日に第1回の香美町老人保健福祉計画策定委員会を開催し、町民が健やかで生きがいのある生涯を過ごすことのできる福祉施策など、来年1月ごろに策定することにしております。
 次に、産業部関係ですが、夏の到来を告げる海開きが7月1日に行われ、香住浜など6つの海水浴場を回り、海上から観光客の来訪と安全を祈願しました。また、7月19日にはかえる島絵馬祈願も行われました。夏の観光客の入り込み状況ですが、海水浴につきましては、梅雨明けが遅くなったことなどから、昨年よりやや減少しました。山のほうは兎和野高原を中心にやや増加した状況ですが、今後とも海、山ともに夏の対策を強化しなければならないと考えております。
 7月23日、24日の両日、香住海岸ルネッサンス計画埋立地及び香住浜海水浴場をメイン会場として実施した第28回香住ふるさとまつりは、夏の暑さ厳しい中、天候にも恵まれ、特に23日の香住海上花火大会には4万5,000人もの観光客が訪れ、スターマインや趣向を凝らした数々の打ち上げ花火が、多くの観光客を魅了しました。また、今年は村岡区と小代区にも無料バスを運行し、今まで以上に多くの町民の方々にも観覧いただけたものと思っております。翌日は、たらいこぎ競争に熱い戦いが繰り広げられたのを初め、子供大会、フリーマーケット、イベントステージ発表等が行われ、子供たちや若者の歓声で大いににぎわいました。イベントステージでは、村岡区と小代区からも踊りの出演があり、香美町として一体感のあるステージとなりました。
 そのほかにも、それぞれの地域でふるさと小代夏祭り、村岡ふるさとまつり、佐津川七夕まつり等、数々の夏祭りやイベントが行われ、町民はもとより、都市住民との交流も活発に行われました。今後においても地域振興、産業活性化のために、こうした地域における祭りやイベントの一層の充実、盛り上がりに期待をしております。
 これからの魅力ある観光資源の1つとして、夕日、いさり火、滝などの動的な観光資源があります。7月7日に国民宿舎ファミリーイン今子浦が、NPO法人日本列島夕陽と朝日の郷づくり協会から日本の夕陽100選の宿に、7月29日には香住海岸が日本の夕陽100選の地域に、それぞれ認定をされました。とりわけ今子浦や岡見公園から臨む夕日の美しさは、多くの人たちを魅了してやみません。夕日100選の選定を機に、より多くの皆さんに夕日の美しさ、感動を体験していただくため、案内看板の設置やパンフレット、ホームページ等で積極的に紹介し、観光客の集客に努めたいと考えております。
 漁業におきましては、8月末まで底曳き網漁、香住カニ漁とも休漁期でありましたが、9月1日から再開され、浜に威勢のよい競りの声が聞こえるようになりました。昨今の原油価格の高騰による経費増の不安要因もありますが、今期の大漁を期待するとともに、港に、町に、活気がみなぎるよう願ってやみません。
 近年、観光業と漁業との連携を強化して取り組んでおりますシロイカを、夏の活イカ料理として売り出しておりますが、今年の夏は約2,800匹の利用があり、年々順調に伸びておるところであります。
 農業におきましては、ナシの選果に光センサーを取り入れた新しい選果施設が8月22日に完成をし、果樹園芸組合員等、多くの関係者が参加して、盛大に竣工式が行われました。新施設の導入によるナシの品質向上と付加価値向上に、大いに期待を寄せているところであります。今年のナシも9月1日から本格的に選果を始めておりますが、7月、8月の雨が少なかったため、球太りはやや小さいものの逆に糖度は高く、品質のよい香住ナシが消費者に提供できる見込みであります。
 有害鳥獣被害の関係ですが、イノシシにつきましては、香住区では8月からおりを設置してイノシシ18頭が、村岡区、小代区にありましては4月から8月末までにイノシシ7頭、シカ3頭、猿1頭、合わせて全部で29頭が捕獲されております。昨年度に比べますと、捕獲頭数では52頭減っているというふうな状況になっております。今後、農作物や果物の収穫時期を迎え、その推移が気になるところですが、有害鳥獣防止対策としての電気柵等の設置につきましては、当初見込み109件を大幅に上回る243件の設置申請がありましたので、今議会に補正予算をお願いしているところであります。
 旧3町の商工会それぞれが取り組んでおります商品券発行事業につきましては、香美町全体でプレミアム分15%を加え、総額6,325万円の商品券が発行されました。町内での購買促進、地域の活性化、商店街の振興に資することができたものと考えております。
 町の合併に伴い、町内の産業関係諸団体は観光協会をはじめ、商工会、シルバー人材センター等で統合、統一に向けた話し合い、検討が始められております。今後の協議の推移を見守りながら、適切な指導・助言に心がけてまいりたいと考えております。
 次に、建設部関係ですが、昨年10月の台風21号及び23号では、道路、橋梁、河川と平成2年の被害に次ぐ大変大きな被害を受けましたが、国の補助を受けての復旧、香美町施行分73件、県施行分120件、計193件が、現在、年度内完成に向けて鋭意復旧工事を進めております。その中で、町道藤1号線橋梁復旧工事では、被災後、重量制限や一時通行止め等、ご迷惑をおかけしておりましたが、7月20日に制限を解除し、今月8日に工事は完了いたしました。なお、心配されました先日の9月6日、7日の台風14号では、幸い被害も少なく、一安心をしているところであります。
 国道9号の笠波峠トンネル整備につきましては、ルート決定のための測量と調査を10月から実施の予定で、18年度に地元との協議がされると伺っております。香住道路の開通は豊岡方面への交通は約10分短縮され、利便性が向上いたしました。引き続き、余部道路につきましても、香住インターから矢田川を越えて美の谷川の西側までの492メートルの高架橋工事、また船越トンネル2,980メートルのうち、2,140メートルが10月下旬の本格的掘削に向け、着々と準備が進められております。国道482号長板バイパスの長板地区内の友木橋は、11月にけたを架設、年度内には完成の運びとなっております。小代区石寺地区の道路改良は、今月発注して降雪期までに完成の予定です。大谷バイパスは、今月中に地元の委員による検討委員会を設置して、広く意見を聞いて年度内にルートを決める予定となっております。県道香住村岡線の大乗寺バイパスは、道路整備検討委員会で協議して示されたルート案が、外部有識者による事業評価を受けて決定しました。これを受けて、8月下旬に森区で、その後加鹿野区でも地元説明会が開かれ、11月にかけて延長1,700メートルの地形測量を実施しております。境バイパスも11月にかけて地形測量をいたします。
 水需要の関係ですが、今年は6月、7月に雨が少ない異常気象で渇水の心配もありましたが、幸いにして当町は水道事業に影響はなく、順調に給水を行いました。今年度予定しております上水道工事では、下水道整備に伴う配水管布設工事を7月に発注して、現在、香住区若松、一日市の一部と、下浜で事業を進捗しております。住民生活に直結する事業として、今後とも維持管理、健全運営に努めてまいります。
 下水道関係ですが、公共下水道事業香住処理区の管渠工事は平成16年度からの残事業のうち、香住若松1工区と、香住若松2工区は完了いたしました。下浜1工区は施行中ですが、試験掘りの結果、土質が岩砕や砂で水位が高く、通常の開削工法では施工が困難なため、土質調査ボーリングを行い、工法検討、設計変更作業をしているところで、変更契約については今議会でご審議いただく予定にしております。
 マンホールポンプ工事は、香住高校の裏を除いて、若松、香住、矢田の3基を完成し、稼働させております。この結果、香住処理区の整備率は15.7%上昇し、65%となっております。
 平成17年度工事の管渠工事は若松1工区、若松2工区、下浜3工区及び若松一日市幹線工区の4件を施行中であります。平成16年度からの債務負担行為として施行している香住浄化センターの汚泥処理機械電気設備工事については、脱水機、操作盤等機器の据えつけを終え、試運転や調整作業をしており、間もなく完了する予定であります。また、特定環境保全公共下水道事業の射添処理区ですが、県道改良と並行として施行するため、平成16年度残事業の高津地区の管渠工事は、年内完了の予定としております。
 次に、教育委員会関係ですが、第13回みかた残酷マラソン全国大会を6月12日に開催しました。974名がエントリーし、そのうち879人のランナーが多くのボランティアやスタッフの声援を受けて完走しました。天候にも恵まれ、盛会のうちに終了しました。この24日には第17回香住潮風マラソン大会を、翌25日には第8回村岡ダブルフルウルトラランニングを開催して、多くのランナーとの交流を予定しているところであります。
 婦人会、体育協会、子供会、PTA、文化協会等の各種団体の設立総会が6月から7月にかけて開催されました。各種団体も次々と一本化され、交流を深めながら一体感を醸成するため、新たな活動に向けて大きく動き出しました。
 以上、行政の重立ったことについて報告させていただきました。
 なお、今議会には業務報告1件、専決処分議案1議案、規約の変更議案8議案、条例改正等の一般議案4議案、路線認定1議案、一般会計ほか補正予算5議案及び一般会計ほか決算認定29議案を予定しております。何とぞ慎重ご審議を賜わり、ご決定いただきますようお願いをし、第4回香美町議会定例会に先立ちましての行政報告といたします。よろしくお願いをいたします。


◎議長(橘 秀夫) これをもって、行政報告を終了します。
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 日程第5 一般質問


◎議長(橘 秀夫) 日程第5 一般質問を行います。
 お諮りします。
 一般質問の方法は、1問1答方式で質問回数の制限をやめ、質問時間は、答弁を除き1人30分以内といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(橘 秀夫) 異議なしと認めます。
 それでは、そのようにとり行います。
 順次、議長において指名し、発言を許可します。
 議長よりお願いしておきます。
 質問は、単に事務的な見解をただすにすぎないようなものとか、制度の内容説明やお願い、要望をするようなものではなく、簡明にして、しかも内容のある次元の高い質問を展開していただきたいと思います。なお、当局におきましても、的確明快な答弁をお願いしておきます。
 それでは、小林利明君。


◎小林利明(1番) おはようございます。それでは、通告をさせていただいている順を追って、質問をさせていただきたいと存じます。
 まず第一に、行政改革の目的と、嘱託・臨時職の処遇について大きく2点に分け、さらにそれぞれの要点について、順を追ってお尋ねをしたいと思います。
 まず、行政改革の目的を、だれのため、何のための改革かという視点で、町長の所見を伺います。改革は、すべて改善と決まっているわけではなく、置かれている立場によって改悪にもなるというふうに思います。多くの住民にとって、改善なのか改悪なのか、妥当か見当外れか、行政改革の行方がとても気がかりであります。住民は、行政のどの部分の改革を期待しているとお考えになっているのか、その点について、町長のお考えをお聞かせください。
 次に、改革の効果として、何を住民に還元できるというふうにお考えなのか、具体的に還元できるとお考えの事柄について、お聞かせください。また、現状を的確にとらえて、再生の道筋、展望を指し示すことと、新生のための破壊の仕方が改革の成否を左右する重要なポイントだと考えますが、改革の理念、改革の基調について、具体的にお考えをお聞かせください。
 3つ目のポイントでありますが、本町においてはご案内のとおり、高齢家庭がますます拡大する傾向にあります。その大きな要因の中に、若者が定住できない就職環境があると考えます。そうした中で、役場の職員の極端な縮減や雇用条件の劣化は、若者の流出、少子・高齢化にさまざまな形で多大な影響を及ぼすと考えられます。言うまでもなく、改革は切り捨て、破壊することが目的ではないはずであります。どうしても縮減が必要とされるなら、それを上回る代替の就職環境整備の施策が必須と考えます。次善の策があればお示しください。
 次に、若者の流出、少子・高齢化が加速し、ますます地域の衰退が懸念されます。地場産業の維持や地域の文化・社会活動に及ぼす影響について、思慮と施策をお聞かせください。
 次に、大きな2つ目のお尋ねでありますけども、嘱託・臨時職員の処遇について伺います。
 これにつきましては、事前に当局のほうから資料をちょうだいし、まとめて今議会に質問資料としてお届けいたしておりますが、議長の許可を得ていることをあらかじめお断りし、参照していただき質問をご理解いただきたいというふうに存じます。
 まず、4点のポイントに沿ってお尋ねをしたいと思います。
 初めに、本町の雇用形態の論拠をお示しください。
 これにつきましては、現在、臨時・嘱託雇用に係る内規は調整中と聞いておりますが、常態として必要な事務対応に対して臨時・嘱託を充てられている論拠は一体何なのか、具体的にお示しをいただきたいと思います。また、地方公務員法第22条第5項及び第3条第3項第3号をそれぞれの臨時的任用職員、非常勤の嘱託職員として雇用の論拠にお考えなら、同法の解釈をお示しください。
 2つ目のポイントは、本来の嘱託・臨時職のあり方についてであります。
 初めに、臨時・嘱託の意味を広辞苑で調べますと、お届けしているように、臨時につきましては定期のものでなく、その時その時の必要によって行うこと、不時、一時的であること、その場限りとあります。また、嘱託につきましては、頼むこと、任せること、正式の雇用や任免によらないで、ある業務に携わることを頼むこと、また頼まれた人とあります。行政が今とっております雇用の形態の中で、臨時・嘱託という語義をどのようにお考えなのか、ご説明をお願いいたします。
 次に、元来、臨時的事務に対して臨時雇用で対応し、特殊な事情のもとで嘱託雇用、任用するのが責任のある雇用姿勢であるとは到底考えにくいのであります。現在、本町が雇用している臨時職員・嘱託職員の方々の身分を含む処遇は、その事務内容に照らして不適切と考えますが、所見をお聞かせください。
 3つ目のポイントであります。人権の視点で考えても問題があるのではないか、そんなふうに考えます。これにつきましては、町長に加え、教育長のご見解もぜひ伺いたいと存じます。
 いただいた資料を整理しますと、平成16年度の部署別所属別職員数を見てみますと、職員数は平成16年度が合計637名であります。そのうち、正規職員は384名、嘱託職員121名、臨時職員132名となっており、その構成比は正規職員60.3%、嘱託職員19.0%、臨時職員20.7%となっており、おおよそ6対4の割合で正規職員と嘱託職員・臨時職員の間で構成をされております。平成17年度には、職員数合計580名、うち正規職員366人、嘱託職員122人、臨時職員92人ということで、その構成比は63.1%、21.0%、15.9%、それぞれの増減につきましては、正規職員18名減、嘱託職員1名増、臨時職員40名減ということであります。
 この資料で明らかなように、短期契約、いつでも解雇できる職員として臨時職員が位置づけられていることがわかります。数字にはあらわれていませんが、嘱託職員につきましても、弱者の立場に変わりはありません。足元の職場に差別組織構図を温存していたのでは、人権教育を推進する立場からも大いに問題があるのではないかと考えますが、町長、教育長のご見解をお聞かせください。
 最後に、改善の意思であります。
 法や社会通念の遵守は、行政が率先して果たすべき事柄だと思います。常態として必要な事務については、正規の適正な雇用による要員配置を進言して、その見通しも含めて所見をお聞かせください。
 以上であります。


◎議長(橘 秀夫) 質問は終わりました。町長の答弁を求めます。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) 小林議員から行財政改革の問題と、職員の身分の問題についてのご質問がございました。
 まず、行財政改革につきましてお答えをしたいと思います。どういうねらいで、だれのために行財政改革を行うのか、住民、町民の皆さんは何を求めておるかというふうな観点からのご質問でございます。
 私は、行政の目的として、絶えず進めていかなきゃならんのは、健全財政のもとで町の活性化を図っていく。あわせて、町民の皆さんの日常の生活における利便、いろんな要望にこたえていくというふうなことを充足するような行政を展開をしていかなきゃならんというふうに考えております。そうした中で今、本町の置かれている状況を考えますと、大変財政的にも、合併をした後ですけれども、厳しい財政状況になっておる。これからの責任ある行政運営を進めていく上では、この際、財政全体について見直しをして、必要なものと必要性の薄いもの、また改善すべきものということについての大きな整理をしていく時期になっておるというふうに考えております。そういうことから、単に町みずから、町の中で取り組むだけではなくて、町民の皆さんの多くの意見を参考にしながら、意見をいただきながら、それをもとにして行財政改革を行うという観点から、先ほど行政報告でご説明しましたように、行財政改革検討委員会を立ち上げて、今検討をいただいているところでございます。
 そこでいろんな観点からご検討をいただきますけれども、お尋ねのどういう方向で進めるべきが妥当か、どういうふうな行財政改革を進めるべきが妥当かにつきまして、私は、大きく分けますと3つぐらいになるのかなと。
 1つは、町の活性化を図るという観点から、産業の振興をさらにしていくためにどうすべきか。
 それから、少子・高齢化の波が大きく押し寄せております中で、とりわけその率が高くなっております香美町にとって、これを最小限度に押しとどめるためにどうしようか。それから、少子・高齢化に対応して、その中における町民生活の対策をどうしていくかという部分があると思います。
 3つ目は、これらを円滑に推進をしていくために、効果的、効率的な行財政運営を行って、財政の健全化を図っていくためにはどうしていったらいいか。その方向としては、大きく今までの官から民と言いますか、民間活力を活用した方向へ、さらに一層進めていくためにどうしたらいいかということについての検討が必要ではないか。
 大きくそういう3つの観点から、細かな問題はありますけれども、行財政改革を進めていくことが必要。それが、町民の皆さんが望んでおられることではないかなというふうに、基本的に考えております。
 そして、我が町としては、合併した新しい香美町誕生の町のスローガン、目標としております、美しい山、川、海、人が躍動する交流と共生のまちづくりを進めていくということではないかというふうに考えまして、そのための努力をしていきたい。そのために、先ほど申しましたような、多くの町民の皆さんのご意見を承って改革を行うための行財政改革検討委員会で、今鋭意検討をしていただいているいうところであります。
 それを、さらに具体的に、どういう形で効果を出していくんかというお尋ねでございますが、地域の活性化、産業の活性化という点につきましては、絶えず言っておりますように、観光を中心とした町内における産業間連携というのをもっともっと進めていくという方向の中で、各産業の振興を図っていく。そうして、その中で若い人たちもそこへ就業をしてもらえるような環境づくりというのを、難しい問題ですけれども一歩一歩進めていく。そうして、若者の定着も図っていくというふうな方向を進めていくべきではないかというふうに考えます。
 少子・高齢化の問題につきましては、結婚対策を初めとする少子化を防ぐ対策も積極的にやらなきゃなりませんけれども、大きな少子・高齢化の波を完全に食いとめることはできませんので、そうした波に対応した住民の皆さんへのいろんな対策というのも、その方法としては町主導ではなくて、町と住民の皆さんとの一体的な取り組みの中で、お互いが一緒になって取り組んでいくというような方向で進めていくことが必要ではないかというふうに思います。もちろん、そういうふうな方向へ進めていくための財政基盤の強化が当然必要ですので、そのためにはいろんな見直しを進めていく必要がある。補助金だとか、今までの長年の積み重ねてきておりましたいろいろな施策を、この際抜本的に見直して、住民のための対策として何が必要かという観点から、もう一度点検をするというふうなことにしていきたいというふうに思います。
 そうした中で、後の質問との関連があります人件費、行政経費の中における人件費が、香美町の場合でも財政支出の2割弱、16、7%ぐらいを占めております。したがって、その人件費を縮減をするということも大きな課題だというふうに考えております。その方法として、当面、退職した後の採用をしないという、退職不補充というような方法をとっておりますけれども、ご指摘のように、それを続けることは若い人たちが、逆に町内の若い人たちの就職の場を少なくするという問題がありまして、いたし返しの問題があります。見渡してみていろんな、銀行にしろ、JAにしろ、町内の若い人たちが就職をしておったような職場がだんだん少なくなっていくという中にあって、最後に残っている町役場まで職員を減らすということは、そういう観点から若者の定着は縮小するという問題ですから、これは両方考えて対応しなきゃならんというように思っております。
 要は、人件費を縮減することが目的であって、職員数を減らすことが目的ではないという中にあってどうしたらいいか。したがって、人数を減らすことも考えなきゃなりませんけれども、あわせて1人当たりの人件費総額をどうするかという問題、これは個々の問題とあわせて、平均的な人件費総額をどうするか。例えば、退職勧奨をして高い給料の人から安い給料の人に切りかえるというようなことも含めて、いろんな方法をこれから考えていかなきゃならんというふうに考えているところでございます。
 そういう中で、最終的に産業や文化・社会活動が衰退をしていくんではないかというご質問でございます。確かに、総花的といいますか、画一的に行政改革、行財政改革を行いますと、そういう懸念が心配をされます。とりわけ、この香美町のような地域では、余り強く行財政改革をやりますと、そのことがもろに地域の活力低下につながるというふうな懸念がありますので、それらについては十分配慮をしながらやっていかなきゃならん。
 もともと私は、行財政改革そのものが、すべての分野で要は費用を減らすんだというんではなくて、やはりそこは、先ほど申しましたような町の活力を高める、少子・高齢化への歯どめをかけるというふうな部分も含めて、重点的に対応しなきゃならない部分と、その対応が少し力を弱めてもいいであろう部分と、その辺の見きわめをして、めり張りのある改革をしていくということが必要だというふうに考えておりまして、今最後のご質問にありましたような、地域全体が衰退をするというふうなことの懸念をできるだけ回避するような方向での改革を心がけていかなきゃならんというふうに考えているところであります。
 いろんなご質問がありましたので、少し答弁が漏れているかもわかりませんけれども、それにつきましては、後ほどまた再質問にお答えをしたいと思います。
 2番目の職員の身分の関係のご質問です。
 臨時職員というのは、議員ご承知のとおり、地方公務員法第22条第5項の規定による職員、非常勤嘱託員というのは、地方公務員法第3条第3項第3号に規定する職員ということであります。ご質問の部分は、本来、恒常的な業務で常勤職員が従事すべきような内容にまで、非常勤ないしは嘱託ないしは臨時職員を従事させているということに大きな問題があるんではないかというふうな趣旨のご質問というふうにとっております。
 個別に今、香美町におけるそれら臨時、いわゆる嘱託職員とか臨時職員とかというのを配置をしております個別の状況を一つ一つ点検をしますとき、確かにすべてが全部、地方公務員法の規定にのっとって、何ら問題がないということではないというふうに、私自身は認識をしております。少し形が変わった形の対応をしているという部分もないことはないというふうな認識をしております。しかし、これが今までの香住、村岡、美方、旧3町の中で、歴史的な経過の中で取り組んでこられたというふうな状況もありますし、そのことによって業務運営も円滑に行われているというような状況もありますので、それらの現在までの経過も踏まえて、もう一度検討はしなきゃならんというふうに思っております。
 その検討をする上で、本来の職員の身分としてどうあるべきかというふうな観点とあわせて、先ほども今、お答えをしました行財政改革の中における民間委託とか業務の改善、変更というふうな問題も大きく関連をしてくる部分、そういう部分が特に、今ご質問の嘱託とか臨時の皆さんについていただいている業務が多くありますので、そういうことも含めて総合的に考えながら、その中において町として、恒常的に行う業務と民間委託をする業務、そういうふうな整理もしながら、じゃ、恒常的に行う、将来にわたって恒常的に行う業務についていただく職員の身分はどうあるべきか、そんなこともこれからの検討課題として検討しなきゃならんなというふうに思っているところでございます。
 その中で、今の状況が人権問題ではないかというふうなご指摘もありました。とらえ方による問題だと思いますけれども、それぞれの職に応じた処遇ということについては、例えば賃金の額だとか、そういうものにつきましては、それなりのきちっとした対応をしておりますので、そういう観点からの問題は全くないというふうに思います。議員が総括的に見て、いわゆる人権というふうな格好で言われている部分については、意味合いとしてはわからないではありませんけれども、直接人権問題というふうなことになっているというふうなことについては、我々は認識をしておりません。
 これもまた、ちょっと大まかな答弁になりましたが、また各個別の問題につきましては、再質問いただきまして、関係部長等からの答弁も含めて、答弁をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 教育長。


◎教育長(清水 忠) ただいまの小林議員の質問にお答えいたします。
 嘱託職員や臨時職員に対する処遇は、今労基法等で言っておりますことには、私ども十分心得ておりますので、人権問題としてはとらえておりません。出身町によって、旧3町によって嘱託職員・臨時職の処遇について、多少の違いがあるということは認識しておりますので、これは今後、不均衡のところは直すように努力しなければならないと思っておりますが、嘱託職員・臨時職員というのはあくまでも雇用形態であって、これが正規職員の下に嘱託職員であるとか、その下に臨時職を置くというような身分階層的な認識はしておりませんので、人権問題には当たらないというように認識します。
 仮に、今度はこれは、嘱託職員・臨時職員ということで周囲の人が、あの人は正規の職員よりも見方を見下げていったり、侮べつするようなことがあれば、これは人権問題としても考えなければなりませんし、町民の人権意識を高めるために一層の努力をして、学校教育、社会教育でこの教育を推進しなければならないものと考えます。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 町長、教育長の答弁は終わりました。
 質問はありませんか。
 小林利明君。


◎小林利明(1番) 町長、まず1点目の行政改革の目的を、だれのため、何のためというくだりがありますけども、さきの日曜日の11日に国政衆議院選挙がありました。小泉さんは、郵政改革を前面に出されて選挙戦を戦われ、その結果、絶対多数を確保される大勝を得られたわけでありますけども、郵政改革、何なのかな。一体どれだけの人たちが、郵政改革の目的というのを本当に理解したのかなというふうに、今でも私は疑問に思っております。郵政改革をして、何のためにするのかと言われたら、私が理解できない理由を幾らか挙げておられましたけども、いずれも理解できないんですね。公務員二十何万人を削ることができると言われましたが、その公務員は、決してお国に今まで迷惑かけた公務員でないことは、町長も郵便局に以前に籍を置かれたことからもご承知のとおり、独立採算性で、ただの一度も郵政事業というのは赤字を出してないんですね。ご迷惑かけてない、税金を使ってないんですよ。そこに働いている公務員を首を切ったとしても、何の意味合いがあるのかなと思いますね。
 そして、町の津々浦々に張りめぐらされている組織は、民営化すれば必ず破壊されますよ。これ、だれのためになるのかなと思いますね。郵便局だから安心して、とらの子の大事に大事にしていた退職金、わずかな退職金や年金を預けていた。だけど、民間に移行していけば、自由競争の中に4分の1という、日本の金融規模の4分の1という財源が投げ出されるわけですから、そこでは失敗もあれば倒産もある。そうすると、安心して郵便局にお金を預けることができないということだってあるわけですよ。そして、考えていくと、本当に私たちにとって郵政改革が、どういうプラスの面があるのか。どういうふうにその効果は私たちに還元されるんだと考えると、甚だ僕は疑問だというように思っておりまして、同じ構図で、今、香美町の行政改革が行われるなら、私は大変問題がある。私は国会議員ではありませんから、小泉さんに文句を言うわけにいきません。だけども、同じ構図で、今の郵政改革同様に、この香美町の行政改革を進められようとするなら、これはやはりお考えをたださなきゃいけないかなというふうに思うんですよ。
 先ほどから、大変すばらしいお話をいただいているわけですけども、あくまでも僕にはやっぱり見出し、あるいは小見出しにしか聞こえないわけですよね。具体的に、どういう目的で、そこに至るプロセスも含めてお考えをお示しいただきたいと思いますし、具体的に町民に、そのことによってこの部分は辛抱してくれよ、この部分はそのかわりきちっとやりますよという方向づけを示していただきたいなというふうに思います。
 それから、下から2番目に挙げております若者の雇用、定住環境の悪化、要するに少子・高齢スパイラルに落ち込むんじゃないか。現状では落ち込むんじゃないかと。そのための次善の策が必要じゃないかということでお尋ねをしているわけでありますけども、これについては、福島県の矢祭町の根本町長、名前ちょっとど忘れしましたけど、この間テレビで言っておられました。第三セクターに活性化していく。そのために、地元の住民だけが官民という分け方じゃなくて、広く官民の中で活性化をしていこう。そして、そこに地元の雇用を確保していこう。あるいは、企業誘致、一生懸命やっておられます。その上で、行政のスリム化もあわせて進めておられますね。僕は、このあたりは大いに参考になると思うんですよ。そうした意味で、そうしたお考えがあるのかないのか。若者を職場から締め出すだけじゃなくて、就職の機会を絞り込む、口を細くするだけじゃなくて、あわせたそういう次善の策も必要じゃないのかなという思いをしているわけですが、これについてお聞かせください。
 それから、2)でお聞きしております臨時・嘱託職員の関係であります。
 町長、きょうお届けさせていただいています資料、これはおたくからいただいたものでありますが、臨時的任用職員、地方公務員法第22条第5項の1行目の後ろのほうに、「任命権者は」とあります。「緊急の場合又は臨時の職に関する場合においては」というふうに、この22条は規定しているわけですよ。緊急の場合であり、あるいは臨時の職に関する、例えばこの間選挙ありましたが、選挙事務にお願いをする臨時職、臨時職員が配置されるということについては、僕は、この適用は正しいと思いますし、それから、あわせてこれもいただいた資料でありますが、国県事業には当然人件費がついてくるわけです。この部分についてはその事業の間ということでありますから、これについても当然、臨時的対応が必要だろう。3割自治と言われておりますから、そこから、決算額から割り出した数字掛ける10分の3ということで計算をしますと、私の計算では、大体日給6,000円としまして279人ぶちなんですよ。365日ありますから、計算しますと1年分、ざっと。ということになりますね。9人分です、要は。9の3掛けても3、9、27、27人ぐらいが臨時職としてあってもいいのかな。それ以外は、本来臨時職として張りつけるべき人たちではないって、僕は思います。あるいは臨時的なものを加えましても、せいぜい30名前後の人数であろうというふうに思うわけです。しかし、先ほどもいただいた資料を見ましても、大変多くの臨時職員さんを雇用されている。ここにはやっぱり大いに考えていただかなきゃならない問題があろうかというふうに思います。
 それから、民間委託、民間活用ということでのお話もございましたけども、民間は利益を上げなきゃならない。行政がやる限りは、逆に利益を目的としてはならないわけです。同じ仕事をして利益を上げるとなれば、人件費を削るか、利用料を上げるか、どちらかでしょう。それが果たして本当に住民が望む改革ということになるのかどうか。それが本当に、ここで言う法で示している正規の職員雇用の解決策になるのかどうかいうあたりを、非常に疑問を持っているわけでありますが、これについてお答えください。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 行政改革についての町民への方向づけを具体的に示せというお話ですが、先ほど言いましたように、基本的な考え方として、抽象的に言えば町民の皆さんが住みよい地域ということですけれども、具体的にそうした少子・高齢化の中における対応や産業振興ということを中心として進めていくべきだというふうに、私は考えております。その細かな内容につきましては、我々のほうがこれとこれとこれだというふうなことを先導的に言うんではなくて、まさに議員が言われますように、住民の皆さんの声を十分聞いて、それでつくり上げていきたいというふうに考えまして、現在、町民の皆さんの代表を多く入っていただいた行財政改革検討委員会を設置をして、いろんな角度からの意見を聞いております。それらの意見を踏まえて、最終的に町としての行財政改革大綱をまとめていく。そこで、今ご指摘のような、町民の皆さんの求めにどこまでこたえ得るような行財政改革を行うかというような方向づけをしたいというふうに考えておりまして、今、個々一つ一つ私の方から、私の考えはありますけども、町民の皆さんがこういうことを思っておられるであろうというふうな考えはありますけれども、それを余り前面に出すことは、行財政改革検討委員会で積極的にご検討いただいておる皆さん方との関係の中においては、失礼に当たるんではないかというふうに思います。したがって、総括的には今言いましたような、まず産業振興を図らないことには、町の活力がわかない。町の活力がわかないことには、後でご質問あります若い人たちも住まない。それから、住民の皆さんの財政的といいますか、経済的な活力もわかない。やはりそれが第一ではないかなというように思います。そういうふうな全体的方向に向かっていろんな対策を講じながら、当面のこの香美町における大きな地域的課題であります少子・高齢化というのにどう対応していくかということに進むべきことではないかと。
 もちろん、そのためには町の財政の健全化を図らなきゃなりませんから、思い切った行財政、いわゆる行政の側における思い切った行財政改革というものを徹底をしなきゃならんというふうに考えておりまして、そういう考え方のもとに進めておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 2番目の若者の問題につきましては、先ほど少し、次善の策についての説明をお話ししておりました。
 町の職員の問題については、先ほど答弁をしたような状況ですけれども、それだけでは、とてもじゃないが十分じゃない。現に今、新しく若者を定着をさせるというよりも、ここに住む若い人たちがどんどん都会へ出て行くというふうな状況を、少しでもとめるにはどうしたらいいか。いろんな方法はありますけれども、私は一番現実的で、しかも対応しなきゃならんのは、今、香美町の中におけるいろんな産業の後継者が、自分の家の職業に魅力を感じないために都会へ出て行く。これを何とか魅力あるものにしていくことから進めるべきではないか。それは、観光であり、水産加工であり、漁業であり、香住区の場合には。それから、村岡、小代では、スキー観光とか、いろいろなそういう集団的な産業群を、もっと活力を高めるようなことを政策として進めていく。そのことによって、少しでも後を継いでくれるというふうな人を増やすことが大事ではないかなというように思います。
 あわせて、今、議員がご提言になりました、ほかの市町で取り組んでおられるようなことについても、この香美町に合うか合わないかということをよく考えながら、しかるべき内容のものについては、極力導入をしていくような努力はしていきたいというふうに考えているところであります。
 それから、臨時職員の問題につきましては、確かに今ご指摘にありましたように、多くの分野で嘱託ないしは臨時職員というふうな対応をしております。やっぱりこれも、町の財政との絡みの中で、町民の皆さんに健全な財政運営をしていくための1つの対応として取り組んでいるというふうな部分もあります。しかし一方で、ご指摘のように、職員の身分保障というのは、それなりに法律で決められておりますので、それに対応するような努力もしていかなきゃならんというふうな課題もあります。したがって、決して私自身も今のままで、そのままでいいというふうな認識を持っておりませんけれども、前に答弁しましたような歴史的な経過も含めて、これからのその業務についての対応の方向も含めて、そういう中でどうしたらいいんかということを、もう一度この合併を機に、いろいろと旧3町の中で形がかなり違っておりますので、それらも含めて点検、見直しをしなきゃならんいうふうに思っております。
 ただ、その中で、先ほどもご指摘の民間委託をすると、郵政改革と同じでいろんなひずみが出るいうような話や、民間委託は利益追求になるので、本来の行政部分を民間委託することは、その方向に合わんのではないかというようなご指摘もありましたが、あくまで我々考えております民間委託は、経費の節減を図るというふうな観点からの民間委託というふうな形で、町の業務を可能な限り民間の力でやっていただこうというような考え方を持っておりますので、そういう観点から対応したい。利益がどうこう、そのために町民の不便をとか負担を増嵩するというふうなことではなくて、必要費用を最小限度でとどめた行政運営を行うために民間の力をかりることが可能なものについては、極力かりていく。そういうふうな姿勢で取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 以上ですので、よろしくお願いします。


◎議長(橘 秀夫) 小林利明君。


◎小林利明(1番) 質問の時間が大変残りわずかになってまいりましたんで、まだまだここにつきましては、町長とじっくりとお話を伺いたいなというふうに思うところでありますけども、最後に町長、2点だけ、思いをお聞かせいただけたらなというふうに思います。
 まず1点目は、嘱託職員・臨時職員の関係でありますが、さきの民間委託以降、話が出た以降、嘱託職員、常勤職員から非常勤職員に移行されたと。そのことによって、せっかく香住に根づいて頑張っていこうという若者の中には、幼稚園にも満たない子供たちを抱えて、一生懸命、夜もバイトをしながら頑張っている。こういう若者に対して、町長はどのように、今の香美町が採用している雇用形態をお考えになるのか、この点についてまずお伺いしたいというふうに思います。
 それから、やはり行政改革はだれのためというのは、今お話をずっと伺ってますと、行政の運営をやりやすくするためにやられるのかなって、少し不安に思うわけです。そうじゃなくて、住民の生活をどうするかに基点を置いて行政改革を考えていただかないと。このことによって住民がどのような負担を負い、どのようなものを受益することができるのかを、もう少し町長自身明確にしていただきたいと思いますし、委員会の話がありましたが、委員会と議会と、それぞれに求められているもの、その扱いについてお考えをお聞かせください。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今、旧香住町、今の香住区で常勤嘱託員から非常勤嘱託員になっていただいて働いていただいている皆さんに対する状況、私も個別にも、多くの人たちの今取り組んでおられる状況はよく承知をしております。一生懸命になってその職務を遂行するために、その職務を通じて町民の皆さんのために努力をしてくれているという状況を見て、本当に感謝をしている次第であります。
 ただ、先ほどからあります公務員法に基づく身分のあり方として、常勤嘱託員というふうな制度は好ましい状況ではない。したがって、それを解消するための方法としてとられた非常勤化という問題ですので、その中でどうその皆さん方におこたえをしていくかというふうな課題ではないかというふうに思います。個別の職員の皆さんには、一生懸命やっていただいているところに感謝をしながら、その中でどういうことを対応することがいいんかどうかということは、私としてもいろいろ考えていかなきゃならんというふうに思います。
 今後における、まだ常勤嘱託員の皆さんが、先ほど言いましたように、合併をして新たに香美町の職員として発生をしておりますので、それらの取り扱い、どう対応していくかにつきましては、先ほど言いましたような、これからのいろいろな業務全体の取り扱い方向とも踏まえて、しかもご指摘のような非常勤嘱託職員になっておられる方の現在の取り組み状況なども総合的に勘案しながら、どう持っていくかということについては、早急に考え方をまとめていかなきゃならんというふうに思っているところでございます。
 それから、行財政改革における住民重視、住民の目線でという点については、私自身はそのとおりを考えております。ただ、それを行うためには、財政基盤をきちっとしないことには対応ができないので、財政基盤を確立する上での財政改革という部分についてどうしていくか。それは、したがいまして、財政改革先にありきじゃなくて、住民のための改革先にありきで、その手段として財政改革を行いますので、住民の皆さんに大変な不利益を与える、ないしは大きな影響を与えるというふうな部分については、財政改革としての効果はあってもそれは最小限度にとどめる、ないしは行わないというふうな判断は、当然しなければならないというふうに考えておりますので、議員のご指摘の考え方と私の考えは基本的に変わっておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 小林利明君。


◎小林利明(1番) 1問目の質問はここでとどめまして、2点目に移りたいと思います。スポーツ施設の整備についてであります。
 これにつきましては、せんだって届きました広報「ふるさと香美」の9月号にも、住民の中からも出ていたお話でありますが、今子浦のグラウンド照明整備は、住民の健康増進、若者の定住の観点からも不可欠ではないかなというふうに考えておりまして、また、地域のバランス、あるいは人口分布の状況を視点に、村岡、小代、香住3区の整備状況を見てみますと、村岡が4基、小代が1基、香住が1基という状況で、野球ができるような照明となると村岡の1基だけという状況だというように理解いたしました。
 そういう中で、香住区の在住の若者の中で、ぜひとも香住にも野球のできるような、小学校のグラウンドの照明じゃなくて、野球のできるような照明が欲しいんだという話があるわけです。これについて、当該グラウンドの今子の照明設備を切望しているわけで、これにこたえていかれなきゃいけないんかなというように思うわけですが、また自立促進計画の中にも、当該事業が挙げられておりますが、この事業化の見通しについて、町長のほうから明確に、若者が希望を持てる答弁をぜひお願いしたいと。このことは、先ほどの行政改革の中でも触れましたけども、ぜひとも若者をこの地に希望を持って残ってもらうためにも必須の施設というように、整備だというように思いますので、その辺を踏まえてお答えをいただきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) この香住区における運動の夜間照明の問題につきましては、私、香住町長に就任した直後から、前にもご答弁しておりますように、1万4,000人の町で野球のできる照明グラウンドがないというのは、少し問題だなというふうな認識は持っておりました。しかし、今までのいろんな経過の中で今日に至っておりますし、また、いろんな場所についての制約要件などもありまして、今日に至ったという経過があります。
 具体的に香住区内では、今子浦か一中のグラウンドかというふうなことの検討もなされました。一中のグラウンドの場合には、駐車場が十分ない。それから、農業との関係でのいろいろな、浜坂の例のような問題もあるいうふうな中で、じゃ、今子浦についてはどうかと。今子浦の場合には、国立公園地域におけるいろいろな制約が1つあるということで、問題になっておりましたが、これらについて具体的に環境省と詰めていく中で、あそこで野球のできる照明を設置する程度のものであれば、国立公園との関係における問題はないというふうな見解も出ておりました。
 あと、費用の問題、ざっと七、八千万ぐらいかかるというのは、今までから聞いておる試算です。香住町時代には、これに対する補助とか起債とかというふうな制度がありませんでしたので、やっぱり町財政との絡みの中でなかなか判断がつけかねたという経過もあります。
 しかし、総合的に考えていきます中で、先ほどからのような若者の定着というふうなことも含めて、香住には、お聞きしますと、そういう若い人たちの野球チームが15チームほどある。で、温泉町だとか、最近は村岡の中学校のグラウンドだとかに行って、お借りをして練習をしているというふうな状況も聞いておりまして、それらを総合的に考えるなら、合併をして、あちらに、村岡にあるのにまた香住というのについては問題はありますけれども、総合的に考えて、つくる必要があるんではないかなという感じを、私は持っております。
 しかし、今、行財政改革検討委員会でいろいろと検討していただいておりますし、財政状況の見通し等についてはまだ定かではありませんので、これらの状況をはっきりと踏まえた上で、最終的な判断をしなきゃならんというふうに思っておりますが、そういう状況が可能であれば、若い人たちが進んでそういうふだんの日でも、夜間、積極的にスポーツに楽しんでいただけるような環境づくりというのは、とりわけ、この香美町の活性化を図るという、若者の定住を図っていくというふうな観点からも、必要な課題ではないかなというふうに思っております。
 ちょっと説明が漏れましたが、費用の問題では、この4月から合併をしたことによってほかの起債が活用できるというふうな見通しもありますので、もちろん起債全体のどういう割り振りをするかというような問題も含めた最終的な財政上の問題がありますので、これだけ優先的にするというふうな判断はまだいたしておりませんけれども、先ほど言いましたように総合的な財政状況を考えながら、一定の時期に判断をしなきゃならんなというふうに思っているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 小林利明君。


◎小林利明(1番) 町長、1点だけお尋ねさせていただきますが、最終的な判断というお話であります。その最終的な判断の時期というのは、どのようにお考えでしょうか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 行財政改革検討委員会の今年度の中間答申を秋ごろにはいただくことになっておりますので、それと、我々としてもこれからの財政状況を来年度予算を組む上での当面の財政状況の見通し等も、秋といいますか、今年中ぐらいに方向づけをしなきゃなりませんので、そういう時期に1つの考え方をまとめてきたい。そのために、いろんな角度からの検討はしていきたいというふうに思っております。


◎議長(橘 秀夫) 小林利明君。


◎小林利明(1番) 2問目についてはこれで終わっておきまして、3問目についてお尋ねをしたいと思います。
 ご案内のとおり、高規格開通しまして、大変交通の流れが変わりました。そういう中で、町道久津井線の利用が随分多くなっております。そういう中で、抜本的なこの線の改良が必要ではないのかな。あわせて、あそこに踏切の問題がございますんで、この踏切に対応する施策が必要な、あるいは改修が必要なということになろうかと思います。そういう観点から、矢田橋の架け替え、もう少し河口のほうに架け替える、及び町道の産業道路と接続をする。そうすることが、この旧市街地の閉塞感や、あるいは矢田下浜方面の閉塞感を解消することにつながるんじゃないかなというふうに思っておりまして、これについては、香住町当時から町長にもお尋ねをし、国県に折衝をして努力する旨のお話をいただいていたように理解しているわけですが、その折衝の状況と今後の見通しについて、お聞かせをいただきたいというように思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、町道久津井線につきましては、この3月の香住道路の開通で、西方向へ行く車の一部を、あそこ、油良橋を通って、久津井線を通って矢田下浜方面へ行っていただこうというふうなことを考えました。しかし、久津井線が非常に道路が狭い。それから、矢田の踏切が狭いというような問題がありますので、大型車を回すわけにいかない。普通の地元の人たち中心にあそこを通っていただこうというふうにしましたが、やはり、矢田以西の皆さんの通勤の方が一斉のあそこを通られますので、かなり朝は特にふくそうするというような状況を聞いております。そのために、久津井線についても2カ所、この3月までに交流ができるような拡幅をして対応をしておりますけれども、最終的にあの矢田の踏切のところで詰まるものですから、朝の列車が通るような時間帯には、少し混雑を来しているというような状況についてはお聞きをしております。これが、恒久的にこういう態勢の場合ですと、抜本的な対策も必要なんですが、ご案内のとおり、余部道路があと5年したら開通する。そうすると、あの問題は解消するということになりますので、当面、あの状況でご辛抱いただくような中で、どうしても渋滞がきつい場合には、警察とか関係の皆さんに協力をお願いをして、一時的、時間的な交通整理もするというようなことも考えていきたいなと思っております。
 特に、これから11月からのカニすきシーズンになって、カニすきのお客さんがどういう行動をされるか、この辺については注意をして対応をしたい。少なくとも、カニすきの観光客の皆さんに不便を来したり、不満が増嵩するようなことになりますと、観光地香住としての問題もありますので、これらは十分配慮してもらいたいなというふうに思っております。
 これらを抜本的解決する1つの方法でもある、お話の矢田橋の架け替えの問題につきましては、前から県土木に強く要請をしておりますが、県のほうの言い分は、178号線、今の余部道路も事実上178号線になる道路ですので、1つの路線で2つの工事を同時にやることができないんだというのが、県のほうの回答でして、どうしてもそれはなかなかできがたい。したがって、余部道路が開通をすれば、今度は今のところは新たな県道になります。香住久美浜線という県道になりますので、余部まで。そういう中で、当然もう51年たっております、耐用年数が一般的に橋が60年と言われている中で、矢田橋は51年たっているというふうなことですから、じゃ、その香住久美浜線に変更した際に、速やかに架け替えてもらうというために何とかお願いをしたい、そういうふうな要請を土木の所長なんかには続けておるところでございます。まだ具体的に、じゃ、どうするというような返事はもらっておりませんけれども、我々としては、余部道路が大体のめどがついた中における、次なる課題は矢田橋の問題ですので、精力的に全面的に県に対して強く、今まで以上に力を加えた要望を展開をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 小林利明君。


◎小林利明(1番) 終わります。


◎議長(橘 秀夫) 以上で小林利明君の一般質問を終わります。
 暫時休憩をいたします。再開は11時15分とします。
                             午前11時05分 休憩

                             午前11時15分 再開


◎議長(橘 秀夫) 会議を再開いたします。
 次に、長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(14番) 第4回9月定例議会、一般質問をさせていただきます。
 香美町が誕生し、半年になろうとしています。町の広さ、気候風土、環境の違いを痛感いたしております。このような中で、町長は各地域局に出向かれたり、あるいは町民の皆さんとの意見交換と、10会場で行われたりして、地域の、また地域行事に積極的に参加されております。幹部の皆さんとともに一体的な醸成に努力されていることに対しましては、敬意を表したいと思います。
 このたび、平成の大合併は国・地方の財政の行き詰まりにより、地方分権とそうした改革のもとに、国の行政主導によるものではなかったのではないかとの思いをしております。要するに、合併の目的をするところは改革であり、従来の体質をどれだけ改革・改善できるかではないかと思うわけでございます。合併協議会ではその点が少し協議の中で足らなかったではなかろうかなと思うわけでございます。
 17年度予算の財政状況を見る限り、各町の持ち寄り予算ということでございましたが、実に厳しい予算でありました。住民の皆さんからの不平不満を耳にいたすところでございますが、何をやります、何をやってもらいますというようなせっかくの要望を聞く場を持っても、こたえられない状況になっているではなかろうかなという思いをしております。
 そういうことの視点からこのたびの一般質問をさせていただきますが、まず、合併を機に、思い切った行政改革、体質改善が必要ではないかと思います。そのためには、町民の皆さんに努力していただくこと、また行政みずからやらなかったらいけないことということがあると思います。合併をしなければ財政がやっていけないと訴えたのは、執行権者である町長さん方ではなかったではなかろうか。町民の皆さんに行政改革の手本を、行政内部から示すべきではないかという思いをしております。
 全国的に、財政の悪化に伴い、マスメディアや市民オンブズマン等によって、大阪市の厚遇問題に端を発して、議員、公務員の厚遇問題が各地で取りざたされております。町民の皆さんから見れば、香美町も同じようなことではないだろうかなと思われる向きもあります。とするならば、信頼関係を失うことになります。
 そこで、人件費の削減、手当等の処遇、行政内部の改革・改善、町営施設等の見直し、業務の簡素化、町民に見える目線でやるべきではないかなという思いをしております。危機感を持って、職員一丸となって知恵と汗を出していただき、香美町として身の丈の取り組み方をしなければ、合併という同じ轍をまた踏まなくてはならないということになりはしないだろうかという思いをしております。町長のどのようなお考えでおられるのか、お尋ねしてみたいと思います。
 以上、まず初めの質問といたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 長瀬議員の、行政改革をまず内部からというふうな観点からのご質問にお答えをしたいというように思います。
 ご指摘のように、合併の大きな目的が財政の危機的な状況を乗り越えていくということが、今回の合併の大きな問題で、香美町もそのとおりであります。そういう中で、具体的にどういうふうな対応をしていくべきか、香美町発足して5カ月がたちました。庁内においても、最初の間、新しい3町合併のいろいろな業務に追われていたというような点もありますけれども、少し落ちついた中で、そのありようについて、あり方について内部からの検討も進めていかなきゃならんということで、いろんな検討を始めたところであります。
 その中で、最終的な方向につきましては、先ほど小林議員にもお答えしましたように、多くの町民の皆さんの意見も体してやらなきゃならんいうことから、行財政改革検討委員会を立ち上げて、そこでいろんなご意見を出し合っていただきながら方向づけをしていただこうというふうにしておりまして、その検討過程の中で、我々としても内部でいろいろと検討したことについて、こういうような問題はどうかというふうな問題提起もしていきたいなというふうに思っているところでございます。
 その具体的な内容につきまして考えてみますとき、今議員も言われましたように、いろんな観点から対応しなきゃならない課題があります。とりわけ、財政の健全化いう観点から考えますときには、いろんな施設の管理運営につきましても、できるだけ効率的に、しかも少ない経費で対応するためにどうしたらいいか。今、職員がみずから当たっておるような施設もまだまだ残っておりますので、これらを具体的に民間委託も含めてどうしていくかというふうなことについての検討をしなきゃならない課題があります。
 また、事務処理をする上でのより効果的な事務手続を行うというふうな部分とか、業務の再編というふうなことについても、合併をしたことによる問題が残っておりますので、それらも対応しなければならない。それから、ご指摘の人件費の抑制につきましてもどうしていくか。人事院勧告も出ておりますけれども、単にそれだけの方向ではなくて、香美町独自の対応ということについても、どこまで対応するかということについて検討し、判断をしなきゃならんというふうに考えているところであります。
 そういうものについて、今、合併して半年近くなって、まだ町民の皆さんに出していない、表に出していないために、どうなっているんだというふうなご指摘のあることも十分承知をしております。個別に出して、いろいろと町民の皆さんのご意見を伺うことも1つの方法ですけれども、先ほど言いましたような、町民の代表という形で行財政改革検討委員会を設置をし、お願いをしておりますので、そういう問題をそこに出しながら、全体的なご意見をまとめていただくというような方向で進めていきたいというふうに考えているところでございます。
 いずれにしましても、それらの内容につきましては、まあまあといいますか、改革をおざなりにするというふうな形では、香美町の先行きは不透明で、とても対応ができないというふうな厳しい財政状況にもありますので、一つ一つ可能なものはどんどん取り組んでいく。そのことによって、町民の皆さんの中にいろんな、よしとするご意見と、少し問題だというようなご意見とが出てくることは必至ですけれども、それらの問題を十分議論、協議をしていただきながら、最終的に町民の総意で、こういう方向へというような方向へ持っていきたいなというふうに思っているところでございます。
 今、個別のこれとこれとというふうなことについて、具体的にまとめた考えまで至っておりませんけれども、基本的な考え方はそういうふうな取り組みの中で、最終的に行財政改革検討委員会が当面のまとめをしていただきます今年末までに1つの方向を出して、来年度の予算には大きな問題については取り上げていけるというふうな形で進めていきたいというふうに思っております。
 そうした中で、これから行財政改革検討委員会でも検討をしていただく中で、少しずつ町民の皆さんにも、ああ、こういう方向で行こうとしているんだというふうなことがわかるような形を示していきたいというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 町長の答弁は終わりました。
 質問はありませんか。
 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(14番) 町長の、月曜日に行動が新聞に載りますが、随分3町合併してスケジュールの厳しい中で、いろいろとやられておることは十分に理解できるわけでございます。
 そういう中で、私はやはりもう少し突っ込んだ話をしてみたいと思うわけでございますが、健全財政というのは、町長も基本的な考えには理解していただいておるものと思いますし、健全財政を語るときに「入を量りて出づるを為す」ということわざがよく使われますが、やはり入るほうを増やすのか、出るほうを抑えるのか。現状を考えたときに、入るほうを増やして財政を豊かにしようと思えば、町民の負担ということになるんじゃないかなと思うんですよ。そうすると、やはり出るほうを抑えなくては、今の現状では到底健全財政に持っていけないということが基本だろうと思えるんです。
 そういう中で、やはり先ほど同僚議員のときにも人件費の問題が出ておりますが、新聞でいろいろと人件費の厚遇問題ということがよく新聞に上がってきます。そうすると、香美町ではその体質はないのかいやということが、町民の皆さんもお思いではなかろうかなと、一緒ではなかろうかなというようなことが、思いの中にあるんじゃないかなと。
 そういう点で、6月定例議会で町長の答弁の中で、香美町は諸手当等の点検の中で、おかしいような部分はないんだと言われて答弁されておりますから、そうかなと思う中で、まずよく言われるのが、退職金の手当、それなんかが各町によって、国家公務員は55歳で昇給をストップしとるとしながら、それが退職前に1級上げて、階級をですね。退職金を払うとか。あるいは、昇給をし続けるということがありますが、その辺は香美町としてはどの辺になっておるだろうかということでございますし、それから、手当の関係ですね。私は、一番問題は、寒冷地の手当。これは、寒冷地の指定は村岡あるいは小代ということが今、寒冷地の指定地になっておるのではなかろうかなと思います。これは、あくまでも県が見ての寒冷地の指定であって、香美町から見て、私はそのことが、本当にその手当は必要なのかどうかという思いをするんですね。そういうことで、私は私の解釈かどうか、あるいはそうでなしに、全体にそれはあるのかというのは、小代区に勤務、村岡区に勤務する者だけがあって、小代区から香美町の本庁に勤める者にはないというような、矛盾したことになってはいないかなと。そういうことであるならば、もうそれも要らんではないかなという思いがするんですよ。この手当というのは、あくまで県の制度から見た手当ではなかろうかなという思いをしております。その辺が、もう一つ、やはり新聞で指摘されておるようなことが起きておるではなかろうかなということでございます。
 それから、通勤手当で例規集を見させていただくと、今まで3キロ未満というのが2,100円ということでなっておりましたが、読んでいきますと、やはり1キロから2キロ、当分の間としながら、1キロから2キロ1,000円、2キロから3キロが2,100円というようなことで載せておりますが、これはいつごろまでこれが当分とするのか、あるいはこれにはキロさえあれば、車でなくして歩行で通勤するのにもこういうことで持っておるのかどうか、やはりその辺も、財政が厳しい中でどうかなという思いをしております。
 それから、私はこの退職手当に対しての例規集を見ようとして見たんですが、例規集にないような感じがするんですよ。県の退職手当ということで、それに準じてやっておるんだろうと、準じてというより、それに加入しとるからそのとおりやっておるんだろうと思うんですが、例規集を見ようとしてもなかったということでございます。
 それと、町長の退職手当にしてもそれが見えなかったというようなことで、私は旧村岡町のときもこれは指摘させてもらったんですが、割に職員の退職は皆さん、大体あるもんだということですけど、特別職の退職金というのが4年に1回、どういう具合で出とるかというのは、出口では、掛金はわかるんだけど、ならそこから出とるもんはどのぐらい出とるかというのは、余り理解してないじゃないかなということであります。その辺、それが例規集で載っとるのかなと。私らにいただいたんではどうもよう見えなかったんですよ。そういうことで、この辺は、例えば長として100分の44、あるいは助役として100分の27、それから収入役、ここはないわけですからあれですけど、教育長として100分の20というようなことが、4年に1回は出ることになっておると。それらを給料に換算するとわかるわけでございますが、この例規集、条例というものが見えなかったということで、これは今も同じことなのか。やっぱり財政が厳しい中で、私は少し、自治体によってはそういうことをやっぱり考慮して努力されておるということが、新聞なんかでもよく出ますし、先ほど矢祭町の根本町長のことが上がっておりましたが、あそこなんかでもみずからが、厳しい財政で町を合併せずにやっていこうということで、日本で一番初めに宣言をした町ですね。そういう中で、職員と一体になって、町を守るためには自分らの少々の給料を削ってもやろうやということでやっておるということは、新聞あるいはテレビでそういう情報が言われております。そういうことで、そういう点はいかがでしょうか。
 やはり、今後、財政が厳しいというならば、香美町自身の考え方をいろいろと取り入れるべきであって、ただ、県の町長会の流れ、あるいは郡の流れ、それから県の職員組合の流れというようなことで、これからは本当の地方分権で自立、あるいは自己決定、自己責任というようなことができるのかどういかという思いがするんですよ。その辺は町長のお考えはいかがですか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ご指摘のありました退職手当の上乗せ問題等については、我々のところではやっておりませんけれども、これは退職手当組合の中で統一的な取り扱いをしております。寒冷地手当、それから通勤手当も含めまして、具体的な中身につきましては、後で総務部長から答弁をさせますが、考え方として、議員が言われますように、今までのとおりでいい、ないしはほかと一緒の、組合の規定だからそのままでいいというふうな考え方は持っておりません。
 具体的に香美町になってからの対応について、ほかの問題も含めて先ほど答弁しましたように、まだ出す段階ではないと。これからまとめて出したいというふうに考えておりますが、その中で人件費につきましても、当然、香美町の財政状況に見合う対応をしなきゃならんというのを基本的に持っております。以前から、香美町になってから、私自身の報酬問題についても各議員からお尋ねがありまして、しかるべきときに対応をさせていただくというふうに考えておりますが、その考え方の根本は、私自身もみずから当然必要な対応をしなきゃならんと、ならんというような大層な話じゃなくて、やるのが当然だというふうな認識で、どの程度、どの時期にということを少し保留をしているというようなことでございます。
 したがいまして、単に我々、私だけではなくて、職員全体についてどうしたらいいか、いうふうなことについて、既存のいろいろな給与体系の中におけるご指摘のような矛盾点もないことはないというふうに思いますので、それらも含めて、かつ効果的な人件費削減方法を出して、しかるべきときに発表はしたいなというふうに思っております。財政全体の見通しもある程度立てながら、その中における人件費の削減をどの範囲でどこまでやるか。これらについては、先ほど小林議員にもご答弁しましたように、予算の16%、約20%近い部分を占めます人件費、かつそれは職員だけの痛みでして、町民の皆さんにとって何ら関係のない部分ですから、真っ先に職員の理解も得ながら進めていくことが、町民の皆さんにいろいろと痛みを分かち合っていただく上でも必要であるいうふうな認識のもとに取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。
 詳細につきましては、担当部長から説明をさせます。


◎議長(橘 秀夫) 総務部長。


◎総務部長(藤原進之助) ただいま長瀬議員のほうから、職員の厚遇問題についてということで何点かご質問がありましたので、お答えをさせていただきたいと思います。
 まず、寒冷地手当につきましては、これは国の基準に基づきまして、支給の対象となりますのは、議員が言われましたように、村岡区あるいは小代区に勤務の職員ということになりまして、在勤地が基準になります。
 それから、通勤手当でございますが、これについては、徒歩というお話もございましたが、基本的には自転車通勤以上の職員を対象にいたしております。
 なお、退職金の関係につきましては、町長も今申されましたように、香美町としては議員ご質問のようなことはいたしておりません。
 質問外のことですけれども、特に香美町にありましては、特勤手当等につきましても、条例の中に整備いたしておりまして、そういった関係のものにつきましては、議会でのご審議がいただける機会があるというようなことにいたしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(14番) 今、手当について、寒冷地は国がそういう指定の中でということなんですが、私は、香美町の職員においても、やはりそれでいいのかやという思いはあるではなかろうかなと。国や県は、なるほどそういう指定をして、一部にということでございますが、なら、村岡、小代、わざわざあそこの寒冷地指定のところを通って香住の本庁舎に来ると。そこに行く者に手当がついて、こっちに出る者はないというようなことであるならば、やはりもうきれいに廃止すべきではなかろうかと。そのほうが職員の間でもすっきりするじゃないかなと。わざわざ遠いとこまで出ておいて手当はないわ、出るにも帰るにも、やはりその地域、例えば極端な話が、兎塚のほうからあそこを通って、村岡の中を通って本庁まで来るお人と、それから射添のほうから出る人では随分違うんだなと思います。だから、そのものが香美町に照らし合わせて本当に妥当であるか、たとえこれは国がしたから絶対これはせないかんという問題ではなかろうかなと思うんですよ。要は、職員の皆さんに理解が得ればそれでいいことじゃないかなと。その辺を行財政改革の委員会の中でもまた、どうこう言われることはあるかもわかりませんが、割に委員会でも報酬等のことは、やはり一番嫌われることですから、意見として出にくいじゃないかなという思いをするんですよ。だから、やはり健全財政を目指すならば、みずからそういう、ある程度のバランスの欠くようなことが中に生まれるとするならば、やはりみんなが理解できるようなことがあってもいいじゃないかなと。
 それと、行政改革じゃなしに、次の2番目では、もう触れさせてもらいますが、行政改革委員というのは、あの委員会ですね。私はもっと見える場にしていただきたいということと、それから、これは内部の意識、職員の皆さんの意識があってこそ、本当に実のある行財政改革になるじゃなかろうかなと。上辺だけで、各町民の皆さんが集まって、なかなかそんな踏み込んだ、今言うように、人件費に踏み込むとか、一番、本来なら皆さんも思いは、行政みずからやってくれよという思いはあっても、なかなかその場で言えるようなことは、私は少ないじゃないかなと。そんなことを言えるといったら、相当勇気が要る委員であろうと思うんですが、そういう中で、やはりそうでなくして、本当に健全化の行財政を求めるならば、内部の職員の本当に意識改革が必要だと。その職員の中で、現状の中で本当にどういうことをしたらいいというようなことが生まれてきてこそ、初めてそういうものが出てくるんじゃないかなという思いしとるんです。その辺は、町長はどのように考えておられるか。豊岡市が、やはり行政改革本部として、若手と幹部と、あるいは公募という3段階でやろうとしていることでございますし、これも市民に公開するというようなことでやっておられます。
 やはり、これからは厳しい中で、そういう情報を公開しながら、情報を共有しながら、町民の皆さんにも求めて努力してもらう、あるいは執行部の中でもそれはきっちりと、こういうことを私どもやりますから、皆さんもこれにこたえてくださいというような方法でなかったらいけないじゃないかなという思いをしております。その辺はいかがですか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 行財政改革検討委員会の透明性、ガラス張りの問題につきましては、今、一応協議の、会議の中そのものは非公開というふうにしております。それは、それぞれの住民代表の皆さん方が率直な意見を言っていただくことがまず第一だろうと。その中で、多くの傍聴者とかマスコミ関係も含めて入られると、どうしてもずばり本音を言いにくいというふうな方も、中には出てくるんではないかと。それでは、いろんな意見を、忌憚ない意見を求める上で逆にマイナスになるんで、会議そのものを、特に委員から意見をいただくような場面については非公開にするというふうな考えをとっております。
 しかし、会議の後、どんな意見が出たかということ、名前を伏せて、出た意見の内容についてはすべて公開をするというふうにしておりまして、ホームページに上げたり、それから新聞記者にも配ったりというふうな方法をとっておりまして、町民の皆さんにもそれはできるだけわかるようにして、その会議の内容を見ていただきながら、さらに一町民としてはこういう意見があるというようなことについて、どんどん町当局のほうに出していただくような仕組みをしていきたいなと。まだスタートして間がありませんので、その辺のやりとりが十分できてない部分がありますけれども、できるだけそういうふうな形でのやりとりを進めて、多くの町民の皆さんの声を把握するようにしたいというふうに思っております。
 そうした中で、今ご指摘の、特に人件費問題については、なかなか町民代表の委員の皆さん方も、総論としては言えても、詳しい中身がどうしてもわかりにくいという点がありますので、深く掘り下げて、今議員がご指摘のような、この手当についてどうかとか、これはどうかというふうなところまで掘り込んだ意見が出にくいというふうに思います。したがって、この問題はご指摘のとおり、庁内部から具体的な提案を、こういうことは取り組むべき必要があると考えるというふうな提案を委員会にして、委員会の皆さんが、もっと掘り下げる必要があるんではないかというふうなご指摘があればさらに詰めていく、そんなやりとりを進めていきたいというふうに思っております。
 豊岡市のそういう職員の委員会に当たるものとして、町の場合には、庁の中の行財政改革推進本部の中に、具体的な課長や副課長ぐらいで構成をする幹事会のようなものをつくっておりまして、そこでいろんな問題を練って、それを委員会に持ち上げるというふうな仕組みをとっております。ご指摘のとおり、そういう限定されたものだけでは意見が少し小さく固まるというふうな懸念もないことはありませんので、絶えずそれらの意見を私や助役もチェックをしながら、具体的な検討視点を指示をしながら進めてまいりたいというふうに思っております。
 いずれにしましても、先ほど言いましたような、人件費が財政の中で大きなウエートを占めること、それから、何といいましてもやっぱり隗より始めよで、内部から改革を行うことが町民の皆さんの賛同を得る1つの方法だというふうに認識しておりますので、そうした基本的考え方のもとに、可能な限りの取り組みをしてまいりたいなというふうに思っております。
 その取り組みをしていく上では、国の基準がどう、先ほども寒冷地手当の問題がありましたが、国の取り扱いがこうだからということで、そこでとどまるんではなくて、今ご指摘のように、その全国画一の制度として一般的には妥当であっても、香美町にとってはご指摘のような、非常に不合理な問題があるというような問題については、みずから是正をするというふうなことに取り組んでまいりたいなというふうに思っております。
 この問題は、例えば給料でも何%切り下げるだとか、こういう手当はみずから減らすだとかというふうな、ほかの自治体においても既に取り組んでいる例もありますので、決して我々のところが初めての問題ではありませんので、少なくともそういうほかの自治体で取り組んでいるような状況については、我々も積極的に取り組むという姿勢のもとで、職員にも十分理解を求めながら進めてまいりたいというふうに、基本的に考えるところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(14番) 新地方行革の推進についてというのが、今年のまた新しいのが出て、改革プランというようなことが総務省のほうから出ておりますが、それを見させていただきますと、随分数字的に厳しいものがあるし、あるいはこれらの公表しなさいというようなこともやっぱしうたってますね。やはり、これからはそういうことになっていくではなかろうかな、その中で定数の問題、それからラスパイレスの問題というようなことで上がっております。
 合併して、3町がいろいろなラスパイレスの違いの中で、これはもういつまでに調整してそろえると、給料のことをそろえるというようなことが、3年間ですか、高いほうが待っていただいて、安いほうがそれに準じて上がってくるとしながら、実際人事院勧告ではもう何%下げな大変ですよということまで踏み込んできておるというなれば、このことがいつまで調整ができるのかなと、その辺はいかがですか。
 それと、ラスパイレスはどのくらいな目標を持ってやっていくのか、新地方行革指針では92.8%ぐらいまで抑えてもらわなんだら大変だと。おそらく、今まで交付税というものが、今年は17年度は少し上がりましたが、もう国に頼っているようなことはおそらくできないじゃないか、もっともっと厳しくなっていくじゃないかなとしながら、やはりその辺、ラスパイレス問題、定数の適正化というのは、これから本当に真剣に取り組まなかったらいけないという思いがしますし、先ほども同僚議員が言われていたように、職員を減らすのがいいのか、あるいは職員の給料を減らして職員を確保してということはあると思いますが、こういうとこで職場がない状況では、やはり減らしてでも職員1人でも多く採用するというのが、本来望ましいのと違うかなという思いしますけど、一番私が気になることは、先ほども小泉総理も言うてますが、民でできることは民、民のほうが安くつくんだと。
 私は基本的にこれはおかしいじゃないかなと思うんですよ。本来、税で賄って、税で公務員として公僕、奉仕者として、あるいはいろいろな法で守られるという中で、今公務員というのは、逆に民間から見れば随分優遇されている位置にあるんじゃないかと思う。そのために、同じことをしても、民にすれば安くつくという原理がそこで言われるわけです。本来なら、奉仕者である、公僕である公務員がやることが、先ほども出てましたが、利潤を求める民間よりも安くつかないかんというのが、私は思いしとるんですよ。だから、その辺が高度成長の中で優遇されたもんがそのまま既得権のように残ってきて、それで民間はバブルがはじけた後には、経済情勢に合わせたものにいかなかったらつぶれるということで、それに合った、その差が大きくなってきて、今、民がやらんなんことは民でやったら安くつくという原理が、基本的には私は理解のできないとこにあるわけです。
 その辺で、まずラスパイレスと定数の適正、どのぐらいが基準に持っておるのか、それをお聞きしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ラスパイレス指数の具体的な内容につきましては、後で答弁をさせますが、考え方として、先ほどもお答えしましたように、要は人件費総額を縮減するということを大目標にして取り組んでいきたいというふうに考えております。その目途をどこにするか、実はまだ細かな精査はしておりませんけれども、当面、合併の直後に考えましたのは、この10年間については退職者の補充を3分の1ぐらいにして、そのことによって人数を減らしていこう、その減らした分の人件費相当額を縮減をしようというのを基本に考えております。しかし、いろいろとご指摘のように、単純に職員数を減らすことによる人件費の縮減がいいのかどうか。総合的にこの地域の活性化を図るという観点から考えますと、要は人件費を縮減することが目的であって、人を減らすことが目的でないというふうなことで、どうすべきかということを考えなきゃならんと思います。
 これらの方向については、すべて委員会任せにするのはおかしいですが、今の行財政改革検討委員会の中でも議論をしていただこうというふうに思っております。私自身は、個人的には、今議員もご指摘のように、やはり若い人たちの就職の場所という意味合いも含めて、香美町の活性化を図る上では、1人当たりの人件費レベルが少し減ったとしても、やはり多くの人が就業するような場を持つこと、そういう方向が進むべき方向ではないかなというふうに考えておりまして、その辺の両方のバランスをどうしていくか、この辺について詰めていかなきゃならんというふうに思っております。
 先ほどの個別の問題として、民間委託の問題がありますが、民間委託の問題は、単に賃金レベルを低くすると同時に、我々官と比べて業務の効率的な運営という面で、やはり民間のほうがすぐれているという部分、それら2つの観点から極力民間への移行をできるものはやっていく。公正な行政運営が阻害されるということになれば、これは大問題ですけども、行政運営の適正化ということを保障される中における経費の節減というためには、取り組んでいかなきゃならんというふうに思っております。
 あわせて、今人件費の問題では、やはり公務員給与、全国画一の今給与体制になっておりますけれども、今、盛んに指摘がありますように、地域における民間企業のレベルとの間に、その地域の公務員の給料がどの辺にあるか、こんなこともやっぱり十分判断をして、職員にもそういうふうな観点からの理解も、我々として十分進めていかなきゃならん、そういう中で今言いましたような給与水準の問題も含めた最終的な判断を、基本はやはり、何回も言いますが、町みずからが隗より始めよで取り組んで、町民の皆さんにも協力を願うという姿勢の中で取り組んでまいりたいというふうに思っているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 総務部長。


◎総務部長(藤原進之助) ラスパイレス指数の関係でございますが、実は17年度、合併して香美町スタートしたわけですけれども、事務的には一応数字をはじき出しておりますが、実は関係の定めによりまして、まだ公表できないということになっております。参考までに、旧3町の中で香住町の例を申し上げますと、16年度が97.3、15年度が99.1、14年度が99.4ということで、漸減している方向にあります。
 なお、この香美町のラスパイレス指数、先ほど公表できないということを言っておりますけれども、16年度の香住町と比べて3%余り低くなるということが予測されますので、参考ということでお聞き取り願いたいと思います。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 質問の途中ですが、暫時休憩をいたします。再開は1時とします。
                             午後12時00分 休憩

                             午後 1時00分 再開


◎議長(橘 秀夫) 会議を再開いたします。
 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(14番) 改革を町民の目線でやっていただけそうに、答弁を聞かせていただく限り思います。ぜひとも町民の目線でお願いしたいと思います。
 次に移らせていただきます。
 2番目といたしまして、町長の諮問機関としていろいろと意見交換されております。私は、町民の皆さんの声を聞くということで、大事なことであります。そういう中で、若者まちづくり懇話会、それから行財政改革の検討委員会、先ほども言われましたように。それから医療体制、あるいは村岡区の地域協議会というようなことでございますし、区長会、区長連合会というような区長協議会等、いろいろな会議があります。
 そういう中で、私は先ほども申し上げましたが、やはり町長の諮問機関としていろいろな会議を持たれるのはいいですが、それに対しての答申に対して、やはり尊重するということが基本姿勢であられると思いますし、議員の皆さんもやはり答申に対しての尊重ということは、基本的には同じではなかろうかなという思いをしております。とするならば、やはり答申を尊重とする中で、その経過をしっかりととらえていかなかったら、ただ出た議論の中がわからないのに、出た答えだけで尊重で、それをよしとするというようなことでは、余りにも議会人として、私は寂しい面があると思います。そういう中で、やはりそういう会を、先ほどはいろいろな意見が、逆に言ったら出にくいではなかろうかということのご心配ですが、やはり答申を尊重するということになると、議会も同じようにそういう気持ちがあるとするならば、私は議会に出して議論するよりももっと大事なような思いがするんですよ。そうしてくると、しっかりと会議を公開して、議論が理解ができるようなことが必要ではなかろうかと。だから、これからは情報交換の中で、議事録を町長が言われたように後から結果的には出しておるんだとしながら、やはりその中の経過もしっかりとつかまなかったらいけないじゃないかなと思いしとるんですけど、その辺は町長はどのようなお考えで、先ほど行政改革の委員会の中では言われたですけど、でなくして、その思いがやはり、もっとそういう会議の情報公開、公開できる、傍聴できるシステムにできないかなという思いするんですけど、いかがですか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 1つは、答申は最大限尊重したいと思っております。と言いますのは、もともと既存のそういう委員会や審議会があって、そこで検討されたことをどうこうというよりも、今回はこういうことについて町として、住民の皆さんや有識者の皆さんの意見を十分聞いた上で対応したいという必要に迫られて、委員会を設定をしておりますので、そこからいただいた意見は最大限尊重するというのは当然な話でございます。その尊重する上で、ご指摘のような検討過程、審議過程も我々としては十分把握させていただく。もちろん会議の中に絶えず出席をしておりますから、そういう状況も含めて把握をさせていただく。これらの状況も踏まえて、最終的には議会にご相談をして、最終的な町としての方向づけをしたいというふうに思っております。
 そういう中で、今、議員言われますような、一般町民に対する公開という部分につきましては、この会議の内容を公開すべきでないというふうなことで、私はそういう方法をとっているんじゃなくて、一般的には公開しておりますけども、この行革委員会や病院の委員会のような非常に込み入った問題について、住民の皆さんの忌憚のない意見をいただくということについては、委員の皆さんの立場に立って、少しだれがどう言ったということを逐一チェックをされるとなると、チェックという表現はおかしいですが、公開になると、言いにくいんではなかろうかな、本当の意見をいただけないのではなかろうかなというふうなことから、そういうふうな方法をとらせていただきました。
 したがって、これからの運営の中で、委員の皆さん方が、いやいや、もうなれてきたから、どんどん一般公開をしてもいいですよというふうなご意見になれば、あえて非公開というふうなことを貫く考えはございません。したがいまして、その辺については、委員会、もう既に2回ぐらいずつ行われておりますから、委員会の中のご判断をいただきたいなというふうに思っております。それまでの間、先ほど申しましたように、だれだれさんがどう言われたとかということについては公表はしておりませんけれども、だれだれさんだけ伏せて、こういう意見がありました、こういう意見がありましたというふうなことについては、町民の皆さんにできるだけ多く知っていただいて、あわせてそれをもとにしたそれぞれの皆さんのご意見も、いろいろな形で吸い上げていきたいというふうなことを考えております。したがって、繰り返しますが、初めから閉鎖的に非公開という考えではありませんので、弾力的に対応したいというふうに思っております。


◎議長(橘 秀夫) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(14番) ぜひ、やはりそういうことが町民の皆さんにも見えるような委員会にしていただければありがたいなという思いをします。
 それから、これからどういう委員会が生まれるかわからんですけど、地域協議会、あれが公募としながら15人の3人だったと。どこでしたかな、上越でしたかな、選挙でというようなことで、全員を選挙で選んだというようなことで、ラーメン屋のおかみさんが応募したなんていうような記事が載ってましたが、やはり最低でも半分ぐらいな公募があってもええんじゃないかなと。何か、15人のうちの5分の1がそういうことになっても、余りそれが本当に反映できる状況ではないではないかなという思いしております。その辺も、これからはぜひ委員会なんかで、積極的に公募的なものを生かしていただきたいなと思います。その辺はいかがですか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) できるだけ、公募の皆さんも多く参加をしていただきたいというように思いますが、ただ我々として公募しますと、今回の場合も3人に対して大体7人か8人にもなりますと、どなたがいい、どなたが悪いというようなことを判断することは非常に僭越ですから、抽せんで選ばせていただきました。その人数が大変多くなりますと、心配しますのは、ある特定のことに関心のある、特定のことって表現おかしいですが、例えば、福祉なら福祉に非常に造詣の深い人が集まられるとか、ある地域の分野とかいうことになりますと、その地区、区全体についてのいろんなご意見をいただくという上で、非常に的確な意見をいただけないというようなことも起こるんではないか。したがって、公募で選ばれた方と、そうした地域全体の、区全体の意見を言っていただけるような各種団体の代表の方とのバランスというのが必要じゃないかと思います。したがって、その辺をどこに置くか。当面、最初の試みですので15人のうちの3人というような対応をさせていただきましたけれども、これは今後における、この種委員会における課題だというふうに思っておりますので、今回の地域協議会の状況をよく参考にしながら、これからの委員会におけるあり方として考えていきたいというふうに思っております。


◎議長(橘 秀夫) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(14番) やはり意見が自由に、そこに飛び込んで本当に自分の意見が述べたい町民を参加できるようなことにしていただければありがたいなと思います。
 時間がありませんから次に移らせていただきます。次は、教育長にお伺いいたしたいと思います。
 合併によって、環境が違う中でいろいろな問題があると思うわけでございます。しかし、どこに住んでいても安心して子育て、あるいは教育等がひとしく行われなくてはならないと思うわけでございます。6月議会でいろいろな質問もさせていただいています。そういう中で、中学校の統合の問題、あるいは高校のあり方というようなことでさせていただいておりますが、その中で半年になろうとしていますが、その辺は、どんな議論をなされておるのかということですし、先ほどにも委員会の公開というようなことで町長のほうに申し上げましたが、教育委員会の委員会が傍聴できるようにできないのか、その辺のお考え方はいかがですか。
 最近、国のほうでは教育費を一般財源とか、あるいは教育委員会の無用論、不要論とか、いろいろと言われますが、やっぱし教育に関しては、香美町の最高責任者ということでございますし、その辺で、やはり子供たちが国、香美町の将来を託せる人材をつくる、1つの大きな立場にあるではなかろうかなという思いしておりますので、その辺のお考え方、いかがですか。


◎議長(橘 秀夫) 教育長。


◎教育長(清水 忠) ただいまの長瀬議員の質問にお答えいたします。
 確かに、合併に伴う教育委員会のあり方等でご質問でございますが、旧3町の時代には、それぞれの各地域の実態に応じて適切な教育がなされてきましたが、このたびの合併により、気象条件もそれぞれ、海辺のほうと山合いとは違いますし、立地条件の異なる学校が町内に小学校が10校と中学校が6校、幼稚園が9園設けております。その中に、要保護児を入れて2,250人余りの児童・生徒、それから教職員が約250人、教育実践に当たっとるわけでございますが、そういう中で、おっしゃるとおりに学校規模にかかわる問題とか、通学方法が多様化してまいりました。バス、JRを使う者、徒歩、自転車通学、そしてまたそれの通学の安全等に関する問題、それから施設、設備の充実、老朽化に伴う修理、こういうものが出てまいりますし、それから指導者の資質向上ということも大きな課題でございます。特に幼稚園等におきましても、2年保育と1年保育、また、その担当する者の人数も違ったりしますので、1町であるときにはそれは当たり前のことであったけれども、3町が一緒になるというと、いろいろ見方が変わり、教育効果という面からきても、課題がおっしゃるとおりに出てまいりますので、今、教育委員も1町から全部固まって出ているわけではありません。香住町の人は美方や旧村岡町のことに疎い面もありますので、目下そういうところの課題を整理し、鋭意一つ一つ実態把握に努めているところでございます。
 そうはいうものの、おっしゃるとおりに、子供や保護者が安心して学ぶということは、私どもに課せられた一番大きな課題でありますだけに、教育環境や教育条件の整備に努めるということについては、私ども教育委員5人が胸にしっかりと受けとめて、現状把握を適切に判断できるよう、今努めているところでございます。
 それから、教育委員会の公開につきましては、従来から教育委員会規則等で傍聴は可能なような方向になっておりますので、今後とも、その方向でどのようにして公開するときに、人が、いつ、どこで開くかというようなことも、できるだけ広報活動等にも努めていったり、あるいは香美町のホームページを活用したりして、議員先生おっしゃるとおりの方向で、できるだけ努力していきたいと思っております。
 それから、何と言いましても学校教育を円滑に推進しますときには、おっしゃるとおりに、学校だけではもう今、どうしても不十分なところがあり、家庭とか地域の皆さんのご協力を賜わる、ご支援を賜わるということは大前提でございますので、保護者を初め町民の皆さんの意見を聞くということには、鋭意努力していきたいというふうに感じております。また、県のほうも11月を兵庫の教育推進強調月間というようなことで、私どもにも極力学校を公開、開示して町民の皆さんに来ていただいたり、いわゆるオープンスクールを実施したり、あるいは評議員制を活用したりして、町民の皆さんと学校、教育行政の間の距離を縮めるようにということは提唱しておりますし、私どももその趣旨は理解しておりますので、今後、そういう方向に可能な限り努力していきたいと思っております。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(14番) 今聞かせていただいて、公開するようになっておるんだということでございますが、やはりいつあるかということがわからなかったわけですね。そうすると、そういうこともやはりきっちりと知らせていただいて、本当にこれからは、特にこういう環境違う中で、いろんな状況の中で、町民としたらどんな議論がなされ、どんな教育の方向性を持っておるのかというようなことが、一番気になるところでございます。その辺を十分に、そこに参加ができるような、傍聴できるような仕組みをぜひとっていただきたいなという思いをしておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。
 これで、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


◎議長(橘 秀夫) 以上で、長瀬幸夫君の一般質問を終わります。
 次に、岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 岡田公男でございます。
 国会は突然の解散により、9月11日、第44回衆議院議員選挙が行われました。国民は小泉改革を支持し、継続を選びました。改革を実行しながら、地域の発展、国民のための政治を求めます。
 第4回9月定例議会に当たり、町長に質問いたします。
 香美町は、369.08キロ平方メートルの面積、細長く、広範囲であり、山、川、海と自然に恵まれた環境にあります。6,958世帯の家庭生活の安全・安心、2万2,660人の町民の生命・財産を守る行政の役割を、町民は求めております。災害は、いつ、どこで発生するかわかりません。防災対策についてお伺いいたします。
 防災意識の現状をどう考えておられますか。
 2つに、防災対策の現状は、どのようになっていますか。
 3つに、災害をどのように防ぎますか。被害を最小限に食いとめるための減災対策はどうですか。策定されていますか。
 4に、具体的防災計画と将来像はどうですか。どのようにとらえられ、考えておられますか。
 以上、最初の質問をいたします。


◎議長(橘 秀夫) 質問は終わりました。
 町長の答弁を求めます。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) 岡田議員の防災対策全般についてのご質問に、順次お答えしたいと思います。
 ご指摘のように、今まで以上にいろんな災害が多くやってきます。地震でも、10年前の阪神・淡路大震災から最近における新潟の地震、それからあちらこちらにおける地震が多発しております。我々の地域でも、地震が起こらないというふうな保証はありません。また、風水害も昨年の23号台風は、平成2年の19号台風以来の大きな被害をもたらしましたし、異常気象の中で、だんだん水害も大きくなってくるんではないかというふうな不安もあります。そういう中にあって、住民がこの災害から自分の生命・財産等を守っていくためには、行政と住民とが一体となって、今まで以上にその対策を強化していかなきゃならんというふうに思います。行政におけるいろんな事前対応とあわせて、やはり最終的には、それぞれ住民自身がみずから災害を最小限度に防ぐというふうな心構えを、今まで以上に高めていくことが必要ではないかなというふうに考えております。
 そういう点でまず、町民の防災意識の現状ですが、先ほど言いましたような、いろんな地震や風水害が多発する中で、町民の皆さんも自分の周りでこういうことが起きたらどうしたらいいかというふうなことについて、みずから地域一体となって取り組んでいこうという意識は、従来に比べて高まっているというふうに感じております。これからも、さらに一層高めていくために、町としてもいろんな台風や何かの場合には、事前にその状況等についてホームページなんかで災害情報、防災情報等についても町民に多く知らせるようにして、それに対する備えをやっていただくようにしておりますし、さらに個別の対応だけでなくて、地域を挙げてお互いが連携をしながら対策を講じていくことが必要ですので、防災訓練なども、さらに一層強めていかなきゃならんというふうに思います。防災訓練も今までからいろんな形で取り組んでおりますので、防災訓練によって、頭で防災をやらなきゃならんというふうに認識をされていることが、行動として本物になってきつつあるというふうな感じも受けているところであります。
 今後の対応との関連も出てきますけれども、防災訓練につきましては、香住区、旧香住町では従来から町主催で各自治防災組織の一斉訓練を2年に1回行ういうふうなことの取り組みをしておりました。それ以外に、その間の年なんかについては、その区で進んで、その集落で進んで防災訓練を取り組んでおられるというふうな状況にありまして、我が地域において、こういうことが起きたときにはどうするか、どこへ避難するか、だれを連れて避難すべきかというふうなことについて、体験という形の中から防災意識が高まりつつあるんではないかなというふうに思います。したがって、旧美方町、旧村岡町では、そういう組織立った訓練は行われてないというふうに理解をしておりますので、これからは香美町全体で防災訓練を行ういうふうなことも、早急に対応したいというふうに考えているところであります。
 そういう中で、実は今年10月の終わりに、これは但馬県民局や但馬教育事務所からの声かけもありまして、この香住小学校を舞台といいますか、そこを避難場所というふうな位置づけの中で、香住区におけるこの香住小学校区の皆さん方の防災訓練を、但馬県民局、県の但馬教育事務所、香美町の三者の合同でやることにしておりまして、そこでもいろんな訓練を行う中で、もちろん住民消防団、関係の者一斉に行いますので、そういう中で、これからの防災訓練のあり方等についても、さらにいろいろと見出して、香美町全体へ普及するように努力したいなというふうに考えているところでございます。
 2番目の、防災対策の現状ですが、先ほど言いましたような形で、防災訓練というのを香住区では行っておりますが、それを香美町全体に広げていくというのが1つの大きな課題だというふうに思っております。防災対策は、そういうソフト面とそれからハード面と、2つをうまくかみ合わせていかなきゃなりません。たとえ住民の防災意識が高くていろいろな対応をされても、その前にいろんな整備をやっておきませんと、なかなか十分な対応ができません。
 ハード部分としましては、いろんな河川だとか道路だとかというふうな部分の整備をしていく。とりわけ、当面は昨年の23号台風で被害を受けました場所の復旧を早急に取り組んでいかなきゃなりません。幸い、せんだっての14号台風では、大きな雨量でもありませんでしたので、被害を最小限度ないしはほとんど、そういう意味での被害はないような状況で終わりましたけれども、早く昨年の復旧を仕上げて、再びそういうところが問題となって被害を受けるということのないように、努力していきたいというふうに考えておりまして、浜坂土木にも県としての対応について、早期に取り組んでもらうようお願いをしておりますし、今少し、まだ工事中ないしはこれから着手という部分もありますので、それらについては早く完成をするようにお願いをしているところであります。
 ソフト面の対応は、先ほどの防災訓練を中心に取り組んでいきたい。そして、地域の集落単位で一応そういう災害が起きる恐れがある場合には、どういうふうな方法で対応するかということを組織的にいつも皆さんが頭の中に入れていただく。そして、そういう災害が起きるおそれがあったらすぐに行動に移してもらういうふうなことを、体でも感じてもらうような形までの訓練を徹底をしていかなきゃならんというふうに思っております。
 3番目の、被害を最小限に食いとめるための減災対策等ですけれども、先ほど言いましたようなハード面での対応、ソフト面での対応とあわせて、もう一つは、それらを住民の皆さんに的確にお願いをしたり、いろんな情報を流すという町としての役割も、さらに一層強化をしていかなければならないというふうに思います。早目に職員が消防団等関係の皆さんと事前対応を十分やっていく。そして、早い段階から情報に基づいて行動をとってもらうというふうなことを、より徹底をしていきたいいうふうに考えております。
 香住区の場合は、旧香住町時代、昨年の台風23号で大きな被害を受けました。川も矢田川を中心に、佐津川や余部の長谷川など、それぞれが大きな被害を受けましたし、台風のときの床上浸水も含めて被害を受けたというような状況がありましたので、その23号台風を教訓にして、具体的な形のマニュアルを既につくっておりまして、例えば、従来ですと浸水のおそれがある場合にはその地域の避難勧告を行うことというふうな、抽象的な表現になっておりましたものを、今までの経験則からいって、例えばこの地域が浸水を受ける場合には、その何キロか上流の川の水位がどのぐらいになって、それと同じぐらいの雨が降る場合には、1時間後にはその浸水地域はどのぐらいになってくるかということは、もう経験でわかっておりますので、そういうことから、例えば矢田川の射添にある水位が何メーターになって、雨がまだ1、2時間同じように降るというふうな気象情報がある場合には、もうその段階で下流の、例えば長井のある地点の人たちには避難勧告を出すというふうな、だれが対応しても具体的にできるというふうなマニュアルに変えました。
 村岡、小代につきましては、23号がそれほど大きな被害ではなかったというふうなこともありますけども、今、それらの香美町全体にそういう客観的に、もうこういう状況になればだれがその担当であっても対応できるというふうなマニュアルをつくろう、そして住民に早く周知をすることによって、被害を最小限度にとどめることになるんではないか。これは、水の問題だけではなくて、地すべりの問題も、ほかのことも、今までの長い経験のもとに1つのマニュアルをつくっていこうということを今急がせておりまして、この14号台風には、全町的には間に合いませんでしたけれども、早くそれを仕上げていきたいないうふうに思っているところでございます。
 あわせて、昨年の旧香住町での経験の反省では、それぞれの地域にあらかじめ職員を配置をして、それぞれの河川の地域ごとに観測をさせるというような方法をとりましたけれども、そこから状況を送ってくるのは、携帯電話も不通になった。把握はしているんですが、本部のほうへ情報が十分入らない。ないしは、こちらからまた連絡ができないというふうなことも経験をしましたので、携帯無線をそれぞれ持たせる。必要な数だけは購入をして持たせる。どんな場合でも連絡がとれるというふうな体制もとることにしておりまして、そんなことも早く対応したいというふうに考えております。
 4番目の、具体的な防災計画と将来像についてのお尋ねですが、今言いましたようなことを一つ一つ早くつくり上げて、要は、まず災害が少々起きても、そういう災害が生じても、それを食いとめるだけのハードの施設整備を行うこと。しかし、それでも被害が起こるおそれがある場合には、早目に情報提供をする。情報収集をして情報提供する。そして、住民の皆さんには、一定の決められたマニュアルに従って避難なり対応をしていただく。こういうふうなシステムをきちっとつくり上げて、それを防災計画というふうな形できちっと、だれが見てもわかるようなものに仕上げる。そして、その徹底を図る。そういうことを、これからさらに一層進めてまいりたいないうふうに思っているところでございまして、このためには町だけが進めていっても、実際の効果が上がるわけではありませんので、各区長さん段階まで、いろんな形で連携を図る。あわせて消防団や警察署等、横の連携も図れるような体制を早く確立したいいうふうに思っておりまして、今、その辺の準備をしておりますので、少なくとも今年中には、少しできてない分も、今年度中と言わず、今年中にはそれらの計画をつくり上げて、それに基づく対応ができるような体制を組んでいきたいいうふうに考えているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 町長の答弁は終わりました。
 質問はありませんか。
 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 防災対策につきまして、町全体で取り組んでいくということで、いろんなそのような計画等を整備していくということをお聞きいたしたわけでございます。対策マニュアルといいますものは作成がなされておるということですが、今拝聴いたしますのに、旧3町ではまちまちというようなものを、このマニュアル統一ということであるものは、これ新町になってから作成ができたものであるか。それならば、具体的防災計画を今年度中にということも言われましたので、そういったものを、防災計画は今年度中、マニュアルはできているということであれば、それを示していただき、また、町民に徹底をしていくということが大事であるというように思います。それから、やはり安全・安心のまちづくりのためには、災害に強いまちづくり施策、先ほど言いました地域防災計画を策定していかなければというように私は思います。
 そこで、今日、大きな細長い広範囲な町になっております。町内の各地域の実態、そして危険地域とを実査して把握しておられますか。この点についてお伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ご指摘のように、香美町になりまして、それぞれの地域、細長い町になりました。1カ所で、本庁でそれらを全部掌握をし、いろんな対応するということは大変難しい状況ですし、また、一度災害が起きたときに、そういうふうな対応をやることによるいろんな指示等もおくれが起きる場合もありますので、できるだけ町におけるいろんな防災対策は、各区ごとに対応したいなというふうに考えております。したがいまして、今お尋ねのいろいろな災害危険地域等につきましても、各区で旧町時代からいろいろと把握しているものがありますので、それを1つの統一した方式でまとめて、1つの香美町全体のマップのような格好につくっていくというふうなことを、今準備をさせております。そういうものについて、十分なまだ取り組みができておりませんので、いろんな観点から入れていく、また、地域の住民の皆さんにも見ていただいて、足らざる部分を入れていくというような格好にして、必要な防災マップといいますか、危険箇所の一覧表のようなものをつくり上げていきたいなというように思っております。もちろん、それらができました段階では、これは役場が持っておくという性格のものではありませんので、地域の各区といいますか、集落単位ぐらいに開示をして、有効に活用していただくというふうな方向で進めたいというふうに考えているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 今の答弁をお聞きいたしまして、早急にそういったマップづくりなり、具体的な防災計画を策定していくということをお聞きいたしました。早期にそのような策定をしていただいて、町民に徹底を図って、大きな事故、災害に遭わないように、未然にそういったことをしていただくことであるというとらえをいたしまして、次の項に入らせていただきます。
 先ほどの質問と関連いたすわけでございますが、香美町での風水害、台風、それから地震等、発生時の防災警戒態勢について、この態勢についてお伺いをいたします。
 そこで、本庁内、警戒本部設置、地域局の役割、職員動員、配置はどのように行われますか。先ほどの質問でも、町長のほうから職員の関係も若干お触れがありましたが、これにつきましてお伺いをいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ちょっと先ほど関連したご答弁もしましたけれども、町の態勢としましては、本庁を中心としながら、それぞれ地域局と連携を図って対応をしたいというふうに考えておりまして、具体的には、災害対策本部を設置するまでに至りません、警戒態勢の段階においても、それぞれ本庁と地域局、地域局は地域局長が現地の責任者というふうな位置づけで、いろんな情報収集や対応をしたいというふうに考えております。もちろんのこと、消防団とか地域の関係団体や関係の皆さんとの連携も、地域局中心に、地域局については地域局長が中心となって行うというふうな中で、大きな問題については逐次本部のほうへ報告を求め、また判断が難しいような場合には、特別な場合には本部において指示をするというふうな態勢をとろうというふうな形を考えております。
 職員の配置につきましても、それぞれの地域局、本庁単位、いわゆる旧3町単位にその対応に必要な人員配置を行ういうふうな形をとっておりまして、具体的には、第一段階では村岡で7人、小代で、台風14号の例でいきますと、村岡で7人、小代で13人、香住で、本庁で10人というふうな対応でございました。小代は職員を多く配置しておりますが、最小限度として6、7人の配置を行ういうふうな形で取り組んでおります。順次、その災害の程度に応じて、最終的には職員全員を対応させるというふうな仕組みで、人数の規定を行っております。
 この際に、実は自分の住まいと勤務先とが、今度合併をしまして、例えば村岡に住居のある者が香住の本庁に勤務、いろいろなケースがあります。したがって、課長以上のいろいろな責任を持つべき者はそれぞれの勤務先を中心に行動するにして、それよりも下の職員については、早い段階でそれぞれの住居のほうへ帰る。例えば、村岡から本庁に通っている者は村岡地域局に帰って地域局の中で対応するというふうな態勢をとりたいと思っておりますし、女性の職員につきましても、特定の者を除いてそういうふうな形で早く自分の住居に近いところで業務を行うというふうな態勢をとることにしております。
 そんな形で、地域のある程度実情に詳しく、しかも具体的な対応ができる者をそれぞれの地域ごとに配置をしながら、早期に住民に対するいろいろな情報の伝達や指示ができるような態勢を組んでまいりたいというふうに思っておりまして、これらにつきましても、一応、防災計画や職員の防災対応マニュアルというふうな形でつくっておりまして、職員の対応につきましては14号台風から具体的に動かしているというような状況でございます。
 今後、いろいろ対応する中で、手直しをすべきことがあれば直していきながら、より万全なものにしてまいりたいというふうに考えているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 近隣の市におきましても、このようなことでの地域防災計画が作成されておると。それに基づいて4段階、そして水防指令何号から何号というようなものに沿って、その職員の動員配置ということがきちっととられておるところがあるというようなことから、ただいまの答弁にもありました香美町においてもそのようなことで態勢を整えるべく、防災計画を策定していくということでございますので、いつそのような大きな思わぬ事態が起きるということがあるかもわからんわけですので、その辺を踏まえてこれの町民の安心していくために早期に策定をしていただき、それができたならばお示しいただいて町民に徹底を図っていただくということが大事であるというように思います。
 それでは、次に進ませていただきます。
 平成16年9月、10月に発生いたしました台風21、23号によりまして、この被害は各地域に相当な影響を及ぼしたということでございます。災害復旧状況についてお伺いいたします。
 その1つに、今日、災害に対する関心が薄くなっているときでございますが、本年8月末での復旧状況はどうなっておりますか。
 2つに、台風23号による村岡区口大谷地区の地すべりの発生、危険性に伴う1世帯が一時避難、今日もその状態に至っております。これは県浜坂土木の所管であるといえばそれだけですが、やはり町行政としてのその気配のある対応というものは欠かせないものであると、私は思います。今日、どのようになっていますか。
 それから、この地帯、地域の安全対策工事はいまだ手つかず、こんなことで放置して、いつ着工されることになっていますか。まず、その点をお伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 昨年の23号台風の被害を受けた復旧状況ですが、県、町の土木工事、道路、橋梁、河川の部分と農地・農業用施設、2つに分けてご説明をしたいと思いますが、まず道路、橋梁、河川につきましては、細かな数字ですが、香住区は61件ですべて発注をしております。70%は完成をしております。村岡区は118件のうち95件を発注をしております。そのうち22件が完成をしております。小代区では14件、これはすべて発注をしておりまして、完成は1件、7%。全体では193件のうち170件発注をしておりまして、うち66件、34%が完成をしているという状況です。農地・農業用施設災害につきましては、香住区が39件すべて発注をしており、完成が87%、34件完成。村岡区は101件すべて発注をしておりまして、完成が64件、63%。小代区は21件すべて発注をしておりまして、完成は8件、38%。全体では、161件すべて発注をして、うち106件、66%は完成という状況であります。
 発注がまだしておりませんのは、村岡区の23件でして、これは川の関係が22件と道路の関係が1件あります。これらにつきましては、10月中には遅くとも発注をして、早期完成を目指していきたいというふうに考えております。
 具体的に、村岡の23件の中で、川は耀山の谷入田川3件、大野の大野川2件、黒田の地蔵川2件となっておりまして、これらは2、3メートルぐらいの川幅で、農作業をした後のほうがよかろうという地元の話の中でこれから発注をするということで、想定される台風にはそれほど影響ないだろうというふうなことからそういう判断をしたものです。道路は、和佐父の町道横谷線46メーターですが、これもさっきと同じような理由で、農作業の後に発注したほうがよかろうというふうなことで、おくらせているものであります。
 そういうことで、主なものの発注は終わっておりますが、まだ完成をしてない部分もありますので、これらについてはこれからの台風情報との見合いの中で、工事中の現場が再び災害に遭わないよう、工事施工業者との連携を十分とるよう、県にも強くお願いをし、町が施行しているものについてはみずからきちっと対応してまいりたいなというふうに考えているところであります。
 それから、2番目にお尋ねの口大谷の地すべりの発生した後の対応ですが、現在も地すべりの動きはない状況ですけれども、観測は議員もご承知のように続行しております。1時間に2ミリ以上動くと、土木事務所が役場にそれぞれ専用回線で情報が入るようになっております。1時間に4ミリ動くと、警報サイレンが作動するというふうな仕組みで、防災態勢をとっているところでございます。
 こういう中で、県の安全対策工事ですが、緊急災害関連緊急地すべり対策工事として、実は8月末に県が発注をしまして、工期を来年の3月25日というふうな形で、集水ボーリング2カ所、抑止杭工、これを19本打ち込むというふうなことを中心とした防災工事に取り組んでいるところでございます。工期は3月25日までというふうになっておりますけども、集水ボーリングなどは10月の上旬には着手できるというふうなことも聞いておりますので、できるだけ早く完成を、主要な工事については完成をするようにして、既にもう長く避難をされております住民の方、一日も早くもとの家屋に帰って生活していただけるよう、最大の努力をしてまいりたいいうふうに考えているところでございまして、できるなら、正月、一時的に帰っていただいてでもご自宅でお迎えていただければというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) この件につきましては、今日、そういった計画が進んでおるということをお聞きしても、実情はそれっきり。そういった中で、本当にこれは町が新しくなった、そういった引き継ぎとかそういったものがかっちりできていないのではないか、できていなかったのではないかというような点もありますし、本当にこういったことで、もう1年経過する。そして、このような状態であるならば、私はそういった当事者、避難されておりますご家庭の心配、ご不安は、心理的影響は深刻であります。そして、その避難されておる家庭だけでなく、その近隣周辺の住宅家庭にあっては、現在も不安、危険を感じながら生活をしておるところでございます。そして、この下には日常生活道路、通学路として、またこれから冬期を迎えるわけでございます。それを迎えてのスキー場のオープン、ハチ北スキー場、スカイバレイスキー場がオープンしていくと。そういった稼働となる重要な県道であります。住民への生活、学校教育、観光産業への影響自体となり得る重要なその地すべり地帯工事の完成を早く行っていただかなければならないということから、私、安全対策により一日も早く安心して避難地から自宅に帰って生活できる、そして、その周辺地域住民も、これまでどおり安心した生活を取り戻せるようにしていくのが、行政の果たす役割であるというように思っております。
 そういった中で、今、そのような状況をお聞きいたしたわけでございますが、いずれにいたしましても、もうすぐ雪が降ってまいります。そうすれば、その避難家庭だけでなく、先ほど申し上げました観光事業としての経営をしておる者は、相当な不安、いろんな面で大きく影響が出てまいるということから、やはり本当に住民のための町行政が行われているのかと、その地域住民の皆さん、私も疑問を感じて今日に及んでおるところでございます。そういったところで、これは早急に工事着工、そして何といっても住民の不安、末端地域、そういったところにやはり目を配していただきながらやっていただかなければ、私も6月の定例会にも申し上げました、やはりこの合併することによって末端地域が取り残されない、見放されないではないか、不便になるではないかという町民、住民の感じておることを申し上げさせていただいたわけでございます。これは何としても早急にその対策工事着工にしていただきたいと、その決意をお伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) もう1年近く、ないしは1年超すぐらいこうして避難をされておるご家庭の皆さんの心情を思いますとき、本当に大変なことだと思いますし、また、今議員が言われますように、地域全体が不安な状況の中で、いろんな問題が出てくるというふうなこともありますので、復旧工事は極力早く対応するよう、これからの課題として取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 なお、住民の皆さんが合併直後におけるいろいろなそういうご不安、特に町にきちっと伝わっているかどうかというふうな点もありますので、そういうことの意味じゃありませんけれども、私はできるだけ地域に出て行って、いろんな不安に思っておられること、またいろんな町政に対する思い等、近くでお話を聞かせていただきたいということから、それぞれの地域局に出ているところでございまして、町民の皆さんもこれからもそういうふうに出ていきたいと思っておりますので、できるだけそういう機会にどしどし、小さいことでも結構です。少し不安に思っているようなこととか、疑問に思っておられるようなことにつきましては直接、もちろん地域局に言っていただいて結構ですし、私にも直接言っていただくようにお願いをしたいというふうに思っております。
 なお、この件に関しての経過につきましては、助役が直接町長時代からのことを踏まえておりますので、簡単に、今議員が言われましたようなことに対応した取り組み状況については、ご説明をさせていただきますのでよろしくお願いします。


◎議長(橘 秀夫) 助役。


◎助役(岩槻 健) 岡田議員からご指摘受けたわけでございますが、ご心配になる点は重々よく承知しておるわけでございます。といいますのは、これ県道の福岡茅野線でございまして、としながら、道路そのものが小代区の茅野のほうに連絡できる道路かといいますと、道路そのものが行き詰まりにある県道になっておるわけでございます。そういった点で、迂回路が設けようにも、地形的から言い、河川もありますし、なかなか応急的な措置ができ得なかったわけでございまして、それだけに当時、旧町時代、随分と県土木のほうにもお願いして今日に及んできておるということでございますし、特に集落は3集落形成されておりまして、生活道路でもございます。今ご指摘のように、児童・生徒の通学の上で全但バスが入っておるというような状況もあるわけでございますし、今ご指摘を受けましたように、冬季はハチ北スキー場、スカイバレイスキー場、こういうスキー場を持っておるわけでございまして、観光面から言いましても重要な役割を持っておる道路でございます。そこで、危険防止対策ということでは、県も配慮していただきまして、警報装置、町長はご答弁いただいておりますけども、そういうこともやっておるわけでございますし、どうしても長期化するということが当時、県土木にもいろいろ要望する中に危惧された点でございまして、避難されておる方の若干なりとも経済支援ということで、1カ月家賃2万円、それを超える部分については、最高3万円までの家賃の助成をやるというようなこともして、今日に及んでおるということでございます。
 私ども、地域の実情を思いますと、一日も早い復旧ということを思うわけでございますので、今後、弛緩することなく、県のほうにも、町長がお答えしていただいておりますが、努力していきたいとこう思っておりますので、ぜひご理解のほどよろしくお願い申し上げます。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) これまで、新しい町になって、そういった引き継ぎがきちっと行われておるという中で、今日、浜坂土木等どのような働きかけなり取り組みをされたものか、その点と、やはりこれは町行政を通じて県とか国にはということですから、我々当事者がということはできないわけでございます。そういったことをどのように今日までとらえておられるか。それから、安定していて動かない、心配ないんだということであるならば、そういったことを言っていただいて工事は後延ばしになってもいいと、その辺の配慮、取り組みがあってしかるべきであると。
 それと、このことにつきましては、ただ先ほども申し上げましたが、当事者、そこの周辺の家庭だけではありません。ハチ北スキー場、スカイバレイスキー場、そして口大谷、中大谷、大笹区、皆そういったことで心配いたしておるわけでございますので、そういった関係者にはその要旨をやはり説明していただくなり、あってしかるべきではないかと。ですから、このまま放置しておったらいつするんだよ。いや、安全でその必要ないならそういったことで言っていただければというような、今日状況であるというように思います。その辺をきちっとしていただくということが、何回も申し上げますが、やはり末端地域には目を向けていないんだと。その辺になってまいりますので、私は強く求めて、それに対する答弁をいただきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 浜坂土木への対応については、後で建設部長から答弁をさせますが、今ご指摘のように、当然の町としての役割でして、状況についてその実行が遅くなるにしろどうであれ、その状況を逐一地域の関係の皆さんにご説明をしてご理解をいただく、これはやっぱり我々の基本的な仕事の仕方です。それらについて、行われていたというように私も認識をしておりましたけれども、今議員のご指摘のように、それが不十分だとするならば、これはこれからの課題として早急に考えなければなりませんし、いわんや、今この問題については、即刻地域の関係の皆さんに、今ご説明しましたような状況について説明をさせていただきたいというふうに思っております。
 いろんな形で、町発足して5カ月余たちまして、すべて私は最初、町長就任から要は現場主義、現地に出て行け、現地の住民の皆さんの声を聞け、現地の皆さんの不安に思っておられることについてお答えをする、それを行政の基本にして職員に徹底を図っているところでございますけれども、部分的に、今ご指摘のような問題が蔵して、少し十分でない問題があるとするならば、私の本意とするところではありません。これからも、職員に対するそれらについての徹底を図ってまいりたい。いわんや、今ご指摘のような大きな、しかも多くの皆さんが心配をされているような問題については、優先をして真っ先にその説明をする、そういう基本的な姿勢を職員に持つよう、一層指導してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 建設部長。


◎建設部長(田渕和正) それでは、岡田議員の浜坂土木に対する対応等でございますけども、この地すべりにつきましては、この冬の間を経過をいたしておりますので、当然、地すべりに関しましては水というものが大変作用があります。そういったことで、そういう対策、安全対策が十分とっておったということで、今もう、冬の融雪期を迎えた後でも地すべりの動きがないということは土木のほうからお聞きしたところでございます。
 それから、工事につきましては、地すべり工事といいますのは、区域の指定をするということが条件になりますので、そういったことが手続的にやっておったということがございます。工期がおくれたということではございませんけども、そういったことを手続を済ませて8月の工事の発注になったということでございますので、そういった努力はしていたということでご理解願いたいと思います。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 8月工事発注ということであっても、今日、9月ですか、そういったことで動きがなされないということでございますので、いろいろとそういった点について働きかけをしていただいて、工期が18年3月25日ということで、一番冬期間の間に入ると。これもどういった形で発注時期、工期が設定されたものかという、私たちでは理解ができない状況でございますが、いずれにしても、この関係については、早期に安全復旧対策を講じていただくことを求めておきます。
 それから、先ほどその8月末の被害の復旧状況をお聞きいたしました。幸いにして、全部の被害地が発注されて、その対応が図られるということであります。何と言いましても、この中山間地域にあっては、農地、道路、水路、河川崩壊の復旧に全力を注いでいただき、産業基盤が失われることなく、また、住民の日常生活が安定して、そしてその向上が図られる環境を取り戻すことであるというふうに思います。これについても、これから一層の格段の努力を求めておきます。
 それから、最後でございますが、終わりに、私は議員としての自覚を常とし、誠実に行動してまいらなければならないと自覚をしております。町民の皆さんは、町行政に対し注目し、期待をいたしております。疑義、疑惑を与えない、指摘を受ける事態とならないように、行政不信に至らないために、清く開かれた町民のための健全な行財政執行を求めて、質問を終わります。


◎議長(橘 秀夫) 以上で、岡田公男君の一般質問を終わります。
 暫時休憩をいたします。再開は2時20分といたします。
                             午後2時10分 休憩

                             午後2時20分 再開


◎議長(橘 秀夫) 会議を再開いたします。
 次に、柴田幸一郎君。


◎柴田幸一郎(11番) 柴田でございます。
 私は、通告どおり、河川、町林道(作業道を含む)の管理につきまして、質問をしたいと思います。
 去る9月5日から6日にかけまして、台風14号が九州を縦断し、各地に甚大な被害をもたらしました。降雨量も宮崎県北方町では1,321ミリという、かつてない記録的な豪雨となりました。また、五ヶ瀬川、大淀川がはんらん、この台風での死者が25人、行方不明者3人、また、北方町役場においては1階が水没して3メートルの浸水をしたとニュース等で報道されておるところでございます。当但馬地方の人々も、大変心配をいたしましたが、大きな被害もなく、安心をしているところでございます。
 昨年の21、23号台風で、円山川の堤防決壊による家屋等の浸水被害、また矢田川のはんらんによる被害がありました。原状復旧が担保されておりますが、私は次の7点について質問をいたします。
 まず1点目の、災害復旧の進捗状況は、またその場所につきましては、岡田議員の中にもありまして、回答をされておりますので、そこは略させていただきます。
 2点目なんですが、小原川の第1堰堤は、平成2年の台風で満砂となり、堰堤内を除去されましたが、台風23号で満砂となっております。この除去の計画があるのかないのか、お尋ねをいたします。また、堰堤は、あそこはシコベダニ川と小原川の合流点に設置されておりますが、すぐに満砂になり、堰堤の改良が不可欠と考えておりますが、どうでしょうか。
 3点目、小原川と矢田川の合流点から大野の橋までの堤防が、堤防の根本が置かれております十字ブロックというのが、ずっと下流に流されております。その復旧について、どのようにお考えか、問います。
 4点目、長井の小学校の南側、矢田川の河床でございますが、流れてきた土砂で相当堆積をしております。洪水で堤防決壊を招くおそれがあり、また民家に浸水するおそれもあります。除去計画があれば教えていただきたいと思います。
 5点目、河川敷、また矢田谷河原の遊水区域に土砂を盛り上げて、搬入許可をされておりますが、洪水時に水がいかって堤防決壊、あるいは民家の浸水の被害を受ける危険がございます。これを取り除くよう、指導されるお考えはないでしょうか。
 6点目、作業道大野、上垣山というところから、大谷の一日市谷に向かって作業道が建設されておりますが、23号の台風で土砂崩れが起き、通行不可能となっております。その復旧について問うものです。
 それから、最後に7点目、小原堤防、平垣というところから大野橋に向かうところが町道201号線となっております。現在、そこは道路として使用不可能となっておりますが、改良される計画があるのかないのか、問います。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 柴田議員の、主として長井地域の河川、道路の問題についてご質問がございました。具体的な場所の問題ですので、実は先日、私、質問を受けまして私ども現場を見てまいりました。そういう観点から、ご説明をしたいと思います。
 1番目の小原川の第1堰堤の満砂の問題ですが、これはちょっと後でまた、担当部長か次長から説明をされますが、砂防堰堤というのは満砂になってから効果が出るというふうな性格のもののようです。したがって、平成2年のときにも取ったのは、満砂になってから取ったんではなくて、満砂になって、さらにたくさん土砂が堆積をしたために、流れ出て2次災害を起こす可能性があるいうことから、ほかの関連工事と一緒にして除去をしたというふうな経過があるということでございます。今、小原川の第1堰堤は、満砂にはなっておりますが、さらにそれが流出するというふうな状況には至ってないということから、今のままで当分置いて、そのことによる機能を発揮させるということが必要だというふうに、専門家では言っております。少し、私の説明だけでは十分ではないと思いますから、この問題につきましては、後で担当者から説明をさせます。
 2番目の小原川、矢田川の合流点から大野橋までの堤防の問題です。
 確かに、大野橋から見ますと、川の流れが左岸中心に流れておりますので、川の法面のところのコンクリートが出ております。それから、ブロックも少し出ておって、一見、大野川から上流を見ますと、あそこはこれ以上水が当たると護岸そのものが影響を受けるんではないかというふうな心配があります。しかし、浜坂土木で目視でいろいろと調べてくれた結果では、今の状況では特段問題はないというふうな見解を出しておりますので、すぐに対応するということは必要ないというふうな判断をしております。しかし、矢田川全体が23号台風で、特に香住区内においては大きな影響を受けておりますので、それらのそれぞれの堤防等の状況について、今、土木事務所のほうで順次、必要性の高いところから、その辺の強度といいますか、いろんな問題点の点検をしてくれておりますので、あの部分もできるだけ早く点検をしてもらって、今目視で大丈夫だというふうに言ってくれてますけれども、本当に大丈夫かどうかというふうな確認は早くしてもらうよう、県に強く申し入れをしているところであります。
 それから、次の長井小学校の南のところの堆積土砂の問題です。
 確かに、上流から行きますと、あそこにまともにぶつかって、ぐっと川が右へ曲がっておりますので、今後強い台風で水がどっと来ますと、あの部分にまともにぶつかるという問題があります。したがって、私が素人で見ても、できるだけ早くあれは取ってもらったほうがいいんではないかなというふうに思っております。土木は、予算の範囲内で緊急度の高いところからということで取り組んでおるようですけれども、そうは言っても、余り長く放置をすることは問題だと思いますので、強く要望をしております。土木も、聞くところによると、県本庁に対して予算措置を要望をしてくれているということですので、これからも引き続き早期実現を図るために努力をしたいいうふうに思っております。
 せんだって、地元の中村、丸上両県会議員が、土木管内の香美町内の調査をしていただきましたときにも、この場所も見ていただきまして、両県会議員にも強く要望をしているところでございまして、できるだけ早く、あの部分が堆積土砂を取っていただくようなことが実現しますよう、引き続き努力してまいりたいいうふうに考えております。
 それから、矢田谷河原、レインボーの手前のところに河川の堆積土砂を一時的に積み上げている問題につきましては、あそこは河川敷とか河川区域というふうな指定された地域ではありませんので、そこに置かれることそのものが違法ということにはならないようであります。それから、今の経過からして、この23号台風による河川の堆積土砂を早く土木が取るために、その取った土砂の一時的な搬入先として、あそこをすることを許可を与えたというふうな経過があるようです。しかしながら、議員も言われますように、地元の大野区も、あそこに多く、今かなり盛ってありますので、ああいう状況を長く放置することは、いろんなこれからの災害との問題も起こる可能性がありますので、早くほかへ移転をしていただくよう、せんだっても区長や何かと町も一緒に、浜坂土木に行って申し入れをし、浜坂土木としても業者に早く撤去、移転をするように指示をしてくれているようです。そのときに、区長さんと業者との間で、これからは搬入しないこと、搬出時の、今入れているものを搬出を早くする、そのときの協力依頼等、一定の話がなされたというふうに聞いておりますので、それを早く実行するよう、県のほうに町としてもさらに要請をしてまいりたいというふうに考えておりまして、何とか早く取り除いて、住民の地域の皆さんの不安がないように努力をしてまいりたいというふうに考えております。
 それから、次の問題が、作業道大野、大谷の土砂崩れの問題です。
 これは、三川の大幹線林道に上がる道の部分ですが、県みどり公社が整備をしておりまして、これの改修もみどり公社がやるべき筋合いのもので、公社のほうでもほかの事業なんかとあわせて、近々この復旧工事を発注をするというふうに聞いておりまして、どうも北但西部森林組合が請け負って対応するというふうな情報も得ておりますので、できるだけ早く対応してもらいたい。年度内には復旧作業を終えたいというふうに聞いておりますので、それが完全に実現できるよう、一刻も早く復旧できるよう、町としても改めて要請をしてまいりたいというふうに考えております。
 最後が、小原堤防の問題です。
 これは、いわゆる香住村岡線から、確かに現場を見ますと、イノシシなんかの柵もありますし、人が歩けるというふうな町道の状況になっております。これは、もともとあそこの堤防が、洪水の場合に堤防を越えてもいいような形の構造になっておりまして、そのために上のほうは土ではなくて石が張られてできておる。要は水が溢水といいますか、溢流といいますか、ひどくなった場合には水を流してもいい堤防というふうな格好になっているもののようです。したがって、石畳のような格好になっておりますから、これは車を通すということを前提として堤防ではない。そこを町が町道として認定しておりますのは、歩く、人が歩くという面に関しての町道というような認定をしているものです。したがって、これを車が通れるような町道に改修するというようなことについては、その堤防の目的からいってもいろいろ支障がありますので、考えておりません。また、実際面であの田んぼ、あそこの堤防から県道までの道路につきましては、議員ご承知のとおり、昭和54年に圃場整備ができて、それぞれの道路から、県道から田んぼの中、堤防の近くまで行けるような道路が何本か、農道ができておりますので、実際面としてもそれほど、堤防を車が走るという必要性はないのではないかというふうに考えておりまして、今言いましたような堤防そのものの目的から考えて、ご要望でございますけれども、今車が通れるような道路改良ということについては考えを持っておりませんので、ご理解のほどお願いしたいと思います。
 以上、ご説明をいたしましたが、最初の分につきましては、少し補足説明を部長か次長からお願いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 建設部長。


◎建設部長(田渕和正) それでは、補足させていただきます。
 堰堤の効果でございますけれども、一般的に堰堤といいますのは、土砂をためるだけが機能ではございません。河床の安定と、両岸の部分の侵食を防ぐというようなこともございますし、川の流れを変えるというようなこともございますので、そういった流速というようなこともございます。ですから、堰堤に堆積した土砂を取るということは逆効果になるということでございますので、平成2年のときには、その堰堤の堆積したものを取ったというのは、次の2次災害が起きるということが想定されたということで、堆積の土砂を取ったということでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 柴田幸一郎君。


◎柴田幸一郎(11番) この堰堤の問題でございますが、平成2年の台風のときに、小原川の堤防が決壊して、かなりの被害を受けておるわけでございまして、これは地元の方々もあそこに、今は改良の必要ないということでございますが、ぜひそこにしていただけるということを、行政側としても浜坂土木に対してお願いをしてほしいということでございますが、町長さん見て来られたということでございますので、実際その必要がないというように思われますか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 少し、私は専門的知識がないので、ないかどうかという判断が自分自身で正直できないんですけれども、私も正直言いまして、いっぱい土砂がたまっていたら取り除くのが当たり前ではないかということを部長や次長、一緒に行ってくれた者にも指摘をしたんですが、いやいや、そうではないんですと。あれが正常な状況ですと言われれば、そうかなということでして、じゃ、あそこが今議員が言われましたように、あふれて出たような場合に流速が速くなって、下流への被害が起きたらどうするんだと。それは、下流のほうでいろいろとまた別の対応を考えることだというふうなことで、正直、少しわかったようなわからなくって、うん、そうかと言って答えたということでございますが、もしその辺のことについては、地域住民の皆さんがご不安を持っておられるとしますならば、担当部のほうでよく説明の機会を設けて、その中から具体的にどういう方法をとったらいいのかというふうなことについてのご相談をして、実行可能な方法を土木のほうへ要望するということを早急に取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 柴田幸一郎君。


◎柴田幸一郎(11番) 建設部長にお尋ねするんですが、私が認識しておるのは、山を守る堰堤と、民家を守る堰堤とあって、山を守るのは満砂になっておって、要するに山が抜けないということに理解しているわけです。それで、砂防堰堤というのは、やっぱり民家を守るんですから、その辺のところを、もう一度説明をしていただきたいなと。今まではそういう認識でおったんですが、そうでないということでございますので、そのところをお願いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) それでは、ご指示のように専門的な知識を持ちます担当部長から説明をさせます。


◎議長(橘 秀夫) 建設部長。


◎建設部長(田渕和正) 砂防堰堤は、もちろん人家を優先に守るわけですけども、その当時できた経過等はわかりませんけども、大体堰堤のつくる場所といいますのは、堆積を一番できる場所ということで、一番広い平たん地におそらくしていると思います。そういうところが満砂になりますと、次にそれ以上の土石流が見込める場合には、それよりか上流に堰堤を追加をするというふうな形で進めていっているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 柴田幸一郎君。


◎柴田幸一郎(11番) もう1点なんですが、長井、矢田川の河床に堆積した土砂の撤去については、今後、予算との関係もあるということの中から、早く取っていただけるということを特にお願いをしておきたいと思います。現在は、この矢田川は由良とか八原のものを取って、この大野川に持ってきておるということでございます。これは、いわゆる遊水区域ではない、個人のものだからということのようですが、本当に現在、2万5,000立米ほど入れておられます。話によりますと、まだ入れたいんだということのようですが、行政として、何ぼでも置きなはれということで、目をつぶっていいものかどうかというところをお聞きをして、質問を終わりたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 最後のご質問の問題につきましては、あくまで地元の皆さんの声を県のほうへ、また搬入をしている業者のほうへ伝えて、善処を求めるというのが我々の町の立場ですので、十分、地元の区長さんや皆さん方と協議をしながらやってきたいというように思います。基本的に、今までから、早く今のものを取ってもらうということ。取ってもらうという意味は、次からもう入れてもらわないというふうな考え方のもとに言っております。業者のほうも、とりあえず仮置きとして、本格的にそれを処理するのは別のところでやるというふうな考え方のようですので、できるだけ早く取ってもらうこと、ないしは初めから、これからの分については処理をするところに持っていって、すぐにやられるような態勢を組んでもらうというふうなことの、県にも強く働きかけ、あわせて業者のほうにも、直接間接、町としても地元の皆さんと一緒になって要望をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。


◎議長(橘 秀夫) 柴田幸一郎君。


◎柴田幸一郎(11番) 民有地に置いているんだからということですが、河川敷にも置かれているということがございます。そういうことも、行政側の管理として徹底をしていただきたいなということを要望して、質問を終わります。


◎議長(橘 秀夫) 以上で、柴田幸一郎君の一般質問を終わります。
 次に、寺川秀志君。


◎寺川秀志(8番) それでは、質問したいと思います。
 町長、私いつもキャッチフレーズとして、安心で安全なまちづくりということをやっておるんです。今回は、病院もそれにかかるかないうことで、安全・安心な香住病院という視点で質問をしたいと思います。
 まず1問目として、香住病院の医師、事務局、患者との信頼関係構築についてであります。
 香住病院の関係者の方々も住民に対して信頼関係の構築に向けて、日々努力されているのは評価しているわけです。しかしながら、まだ住民の信頼を得られてないのかなという感じで、私は思っております。
 そこで、町長は管理者としてどのような対策を講じておられるのかということと、また、なかなか現場に来られる状況にはないんですが、現場の医師、患者にまで質問しましたんですけど、状況をどのように把握されているかということを、町長の所見をお聞きいたします。
 まず、1点なんですが、患者の家族から診察・治療について詳しい説明を求められた場合、どのように対応しているかと。これは特に、病院側の話なんですが、その結果として町長、どう把握されているかということでつながってきますので、よろしくお願いします。
 2番目ですが、医師の診察・処置に対して、医局としてどのようにチェックしているか。
 3番目ですが、これはないとは思いますが、カルテの改ざん、記入漏れ等のチェックはどのようにされているのかということです。
 4番目は、私も八鹿病院組合のことをこの間質問させていただいたんですが、せっかく同じ組合の中に入られたんで、向こうの先生なり看護師さんなり、いろんな交流を、研修を深めながら交流をされているかということを、ちょっとお聞きしたいと思います。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 寺川議員から、香住病院の問題についてご質問がありました。私も管理者として病院の問題、医師確保の問題を含め、いろいろと対応しておりますが、正直、新香美町の町長になってから、今までと比べて少し病院に行く回数は減ってしまいました。したがって、専ら事務局長を通じていろいろと状況を把握すると同時に、事務局長に指示をしていろいろな対応を進めるというふうなことに取り組んでいるところでございます。もうちょっと、私、本来の町長の業務が一段落すれば、また病院のほうにも足を運んで、つぶさに状況を確認しながら直接対応したいというふうに考えているところでございます。
 そうした中で、ご質問の1点目、患者家族等への説明の問題です。インフォームド・コンセント、この問題については、患者さんの病状や病院の治療方針などについて、できるだけ説明をして、患者さんの、ないしは家族の同意を得た上で対応するということが基本ですので、院長を通じてその徹底を図るように指導をしていただいているところでございます。
 具体的には、手術の場合には、文書をもとに具体的な説明をし、同意や承諾を得てから手術をするということを徹底をしております。それから、逆に患者や患者の家族からカルテの開示請求など、いわゆる病状についての説明を求められた場合、基本的にそのとおりの説明をすると。ただ、悪性の場合とか、精神疾患とか遺伝性疾患のような内容で、このことをきちっと説明することが、患者本人の病気を回復しようという努力、心理的な面でマイナスになると思われるような場合等については、きちっとした説明を少し和らげるというふうなこともしておりますけれども、基本的に、すべてについての説明をするというふうな取り組みをとっているところでございます。
 それから、2番目の医師の診察や処置に対する医局としてのチェックの問題ですが、外来の診察では、基本的に担当をされている医師の判断で医療行為が行われておりまして、その逐一をチェックするというふうな方法ではありません。しかし、1人医長の診療科の場合ですと、それぞれの医師が診察中に判断、対処に疑問があるようなときには、その場で自分と関係の深い大学医局とか先輩等へ確認をして、対応するというふうなことを取り組んでくれているとこです。複数の医師がいる科では、絶えず医師が集まって、自分の対応していることについてを報告し合いながら、お互いがその処置の方向についてチェックをし合ういうふうな方法をとっておりますし、外科の場合は毎週1回、すべてのレントゲンフィルムを、外科は2人の医師がおりますけれども、2人で見て、それぞれが診断・処置が適正であるかどうかというようなことについての点検をしてくれております。
 それから、入院の場合は、内科では毎週金曜日、外科は毎週水曜日に総合回診を行って、皆、外科なら外科の医師全部が一緒になって、それぞれの入院患者のところを回って、総合的な治療方針についての検討を行うというふうな方法をとっておりまして、完全とは言えないにしても、香住病院の中におけるとり得る方法をとってくれているというふうに理解をしているところでございます。
 それから、カルテの改ざん、記入漏れのチェックにつきましては、カルテを医師が書くのに、外来の場合は、先ほど言いましたように、1人の医師で対応しますので、チェックを直接するというふうなことはできませんけれども、記入そのものは受診の日付順にボールペンで必ず書くということで、それを直したりどうこうした場合には訂正をする、二重線で消すというような方法をとっておりますので、いわゆる改ざんというふうなことは起こらないんではないかと。それから、検査データは機械で年月日がプリントされておりますので、これも改ざんできないというふうな仕組みになっております。外来での注射やエックス線撮影、これはすべて医師が記載したカルテをもとに、外来の看護婦がそのカルテを確認して処置伝票を書きますので、これもカルテの記入漏れというのはないというふうに考えます。
 ただ、緊急の場合に、注射や処置を医師が口頭で指示をして、その後で医師がカルテに書くというときに、後で書く場合が時たまあるようです。そういう場合に、記入漏れというふうなことが起こる可能性としてはある。しかし、これらにつきましては、注射液だとか薬だとかということを一応毎日、決まった数を配置しておりますので、後でその残数確認を行う中から、そうしたものの記入漏れがないかどうかというふうなことについて、極力チェックをするように努めておるという状況でございます。
 それから、入院カルテ、入院の場合には、すべて医師が記入をします。医師が注射や処置を指示した内容を看護婦が実施し、確認のサインをするというふうなことになっておりますので、これも記入漏れというふうなことは、チェックシステムで起こらないようになっているのではないかというふうに思っておりまして、これらのシステムを完全に実行するように、再々いろんな形で啓蒙をしてやってくれている。したがって、こういう問題は起きてないというふうに認識をしているところでございます。
 最後の、八鹿病院との研修、交流の問題につきましては、香美町が八鹿病院組合に入ったということはありますが、香住病院と八鹿病院という関係については、従来と基本的に変わっておりません。医師も同じ鳥取大学の医師が多くおられるというふうなこともありますので、当然、香住病院から重い病気について八鹿の病院のほうへ送るというふうな連携もとっておりますので、そういう中で、従来と同様のいろんな情報交換や研修行為を行うというふうな状況をとっておりまして、今の段階で、香美町が八鹿病院組合に入ったことによる、特別、八鹿病院との交流というふうなものはとっていない状況であります。
 八鹿病院との関係はありませんけれども、今言いましたような連携とか、それから但馬地域の医師の交流というのは従来からありますので、そういう中で、八鹿病院のみならず、但馬全体の医師間の交流は、今まで以上活発に行われているというふうに聞いているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(8番) それで、まずは町長に確認させていただきたいんですけど、どこの病院でも患者と病院側の考えの違いというんか、トラブルというんですか、それはあると思うんです。そういう起きた場合、町長はどの程度把握されとるかということです。香住病院に対してですけどね。そんな細かいことだから、町長に全然報告上がってこないもんか、ちょっとした大きな、病院が判断した場合は、町長のところに話が来るのか、その辺ひとつ、ちょっと確認させてください。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) それが、私どもに報告が上がってくるのがすべてかどうかははっきりとしませんけども、少なくとも通常ではない事例については、事務局長から私のほうへ報告を受けております。いろんなケースにつきまして、こんなことがあった、あんなことがあったというふうなこと、あわせてそれをどう処置をしたかというふうな、第1次段階の処置についても報告を聞いております。


◎議長(橘 秀夫) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(8番) 私、一般論として、この香住病院のことに関して一般質問しようと思って原稿をつくっていたわけなんですけど、そのときに友人が、今度何質問しなるということで、こうこうだということを言ったら、ちょっと聞いてくれちゅうことなんですね。それが、今度の具体的な話にだんだん入って行かざるを得んのですけどね。
 まず、友人がその本人さんからちゃんと聞き取りして、ここにパソコンで打ってくれとるんですけどね、こういう事例があったんです。
 7月22日、先ほど町長は、入院のことで主に答弁されたんですが、私の場合、救急ですね。救急の対応の仕方どうこうという話になるんです。その中で、救急で行ったと。Sさんとします。行ったということなんです。そのときに、治療をしてもらったんだけど、対応はそれはいいですけどね、救急だから。ただ、途中で容体が、治療後おかしくなったということです。その後、おかしいからということで、病院側に今言っておられた情報の開示の中で、説明責任を求めたということなんです。そのときに、先ほど町長も、患者に対してマイナスになる場合は開示をしないというようなことを言われましたが、家族に対してのことは言っておられないですね。家族が、容体がおかしいから、もう一遍ちょっと、それは家族にしてみれば当然のことですわね。カルテを見せてほしいということを求めたらしいです。それはなかなかすんなり説明がなかったということなんです。家族にしてみれば大変な問題ですわね。その後、八鹿病院に行かれたんですが、それで無事に治療は済んだんですけど、その間に対応のことが、家族が一生懸命説明してくれと。忙しい、その間に事務長も立ち会わず、当初は次長ですか、という感じなんですね。その辺が、先ほどの町長の言っておられたことが、開示という話が、どうも今の話と患者の話が合ってこないんですね。それが、まず1つです。
 それからもう一つは、カルテの問題です。その間にいろんなトラブルがあるから、そのときに家族が、あのときにああいう注射打ちなった、こうしなったちゅうことで、それもきれいにその後の対応をしてもらえんから、いろいろ過去に振り返って、治療がどうかといったら、どうもそのときに注射をしなったと言っているんです、注射を。家族が、これは何も診察どうこうじゃないんですよ。家族は不安に思っているんだから、注射しなったはずだと。そこで、病院側はしてないという。そこからずっと押し問答があるわけです。その辺が、救急の場合ですからどうこうということでなると思うんですが、その辺が意見が違って、それがまだ説明がしてもらえないという中で、徐々に進めていくと、やっぱり打ってましたということです。その辺がどういうことなんかなと。ただ単に記入漏れなんか、それとも意図的なことがあったもんか、その記入漏れでも困ったもんですわね。ただ単に、これ、我々の商売で納品書なり請求書書くんですから、その代価がもらえないということですから、それ感じてもそれはちょっとおかしいですわね。その辺が、なぜ後から出てきたどうこうとなってきた場合、今のカルテ改ざんまでに行かず、記入漏れまで出てきている場合、どうチェックするんですか。
 その2点について、答弁をお願いしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) この問題に当たるんでしょうか、事務局長から以前に、今言われましたような状況のことがあって、十分説明をする中で理解を得ているというふうな報告は聞いた記憶があります。ただ、そういう理解を得たというふうに聞きましたので、私、細かく今、ご指摘のようにどの部分でどういう問題というふうなことについて、詳しく確認をしておりません。したがって、その事実がどうであるかにつきましては、事務局長から答弁をさせますので、よろしくお願いしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 病院事務局長。


◎理事兼病院事務局長(亀村庄二) それでは、今の件は、具体的にSさんというような言われ方しましたけど、思い当たる節がありますので、手元に少し資料も持ってきております。
 具体的に申し上げますと、朝の5時ごろに救急で、40度ぐらいの高熱が出て、それから吐き気がして病院に来られたわけです。病院の場合は、午後の5時15分から翌朝の8時半までは当直の医師が1人おりまして、その当直の医師が外来の救急患者の対応をしたりや、入院患者の急変に対応するというふうな仕組みで1人おりまして、それ以外に内科の医師と外科の医師が官舎で待機をしておりまして、当直の医師が用事があるときには、待機の医師を呼び出すような仕組みにしております。
 今の具体的事例の場合、たしかそうだと思うんですが、早朝に患者さんが来られました。Aというお医者さんが担当しましていろいろ指示を出して、熱があるからいろいろ処置もしたようですけども、そのときに自分が担当してます入院中の患者さんの容体が急変しまして、豊岡病院に転送をしなければならないというふうな状況が、連絡が入ったようでして、それで、じゃ、転送する準備をしてくれというふうに病棟の担当の看護師に言いまして、それで自分は病棟に上がらなければいけませんから、待機でありますBという医師を電話をして呼びました。そのときに、担当するBという医師が、時間的なずれはわかりませんけども、おそらくAという医師と入れかわりにBという医師が早朝ですから来たと思います。そのときに、詳しくきちっと説明したというつもりだったんでしょうけども、状況はそのように1人は急いで豊岡に搬送せないかんということで、Aという医師は病棟に上がらなあきませんから、十分な引き継ぎもするべきなんですけども、状況が状況だけにできなかったようですが、それ以後、Bという医師が担当して処置をしたようです。
 8月2日と8月5日に、たしか来られたんですが、たまたま私、その日に用事がありまして同席はしておりませんけれども、最初は担当した医師と次長と、たしか息子さんだったと思いますけれども、その3人でいろいろ病院のほうから説明をしました。そのときには帰っていただいたようですけども、後日、また電話がありまして、もう一度病院にお越しになったようです。そのときに、来られたことは、お母さんが聞いた話とちょっと話が違うんではないかと。お母さんは、救急で来たときに解熱剤の注射を打ってもらったということをお母さんは言うんだけども、この間の説明では、その解熱剤の注射を打ってませんと、カルテには書いてませんというようなことで説明を聞いたから、それはおかしいと違うかという説明でした。カルテを見ましても、実は解熱剤を打ったという注射はありませんでして、そこのことを説明したんですけども、私もそのときにおらんだんですが、少し怒って帰られてしまったという報告は聞いております。
 その後で、カルテに書いてありませんから、それを点検する必要がありますので、点検の方法はないかということで、残った院内の者が検討したんです。そのときには、担当した医師と、担当の当直だった看護師と、次長と院長とで相談をして、どうも向こうさんは注射を打ったと言うけどもカルテに書いてないし、確認する方法はないだろうかということで、息子さん、ちょっと怒って帰られましたんで、それで相談をしたようです。そうすると、それは救急外来というところで処置をしますから、救急外来のところは夜中に薬を薬局まで取りに来るわけにいきませんから、救急に必要な限られた薬を、決まった本数だけ置いてます。例えば、解熱剤だったら3本置くとか。何本か知りませんけど、例えば5本置いておくとかいうふうな決まりがありまして、勤務が済んだ看護師が、決められた数の薬を点検して、不足分を請求伝票でもって薬局からもらって補充していくというシステムになっておりますから、ああ、ひょっとしたらそれを点検したら、それを使ったか使わなかったか、確認できるんではないかとふうなことに気がつきまして、それでその当日の、薬局にあります補充用の請求伝票を確認しましたら、実は1本解熱剤を請求していたということで、その日に来られた患者さん、ちょっと人数は覚えておりませんが数人でしたから、そのカルテを点検しましたら、その人以外に解熱剤を使う患者がいなかったということで、これはカルテの記載漏れだということに気がつきましたから、すぐにその足で本人さんのほうに、大変申しわけありませんでしたということで、おわびの電話を入れました。
 ですから、別に病院としては隠していたわけではありません。そういうような、ばたばたした状態、それから、Aという医師からBという医師にかわったから、Bという医師は解熱剤のことは聞いてなかったというふうなことで、書き込みを落としていた。Aという医師は、すぐに豊岡に行かんなんから、急いで病棟に上がってしまったということで、解熱剤をカルテに書き落としたというふうなのが原因だったようでありまして、後日、またその次のときに来ていただきまして、私と院長と次長と本人さんとでその伝票も見てもらいまして、わかりましたということでお帰りいただいたから、一応、了解していただいたものかなというふうに私は思っておりました。そんな状況でございます。


◎議長(橘 秀夫) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(8番) 私もここで何も暴露してどうこうという話じゃない。基本的に、患者と家族と病院側が信頼関係をどう構築するかいうことで、1つの例として質問しておるんですけど、その辺がここまで、本人さんはそれ以上言いようがないから納得しなくても帰ってきてますけど、そのときに二転三転してしておるから、イコール病状が急変したんです。だから、その辺からつい不信感を持っておられるから、ここまで話が、ひょっとしたらひょっとしたらということになっているわけです。
 例えば、例は悪いんですけど、私自身は香住病院、浦辺先生も信頼してまして、山に登ってハチに刺されて、スズメバチに刺されて、救急車で運ばれてきて、そのときも休みでした。浦辺先生と看護婦さん、フクシマさんかな、ごっつい丁寧にしてもらって、本人は、僕は5匹ぐらい刺されたから死んだかなと思っておったんですけど助かって、そういう状態で、そこまでやってもらったら、僕自身は信頼しておるわけですよ。ただ、患者さんが、家族が説明も二転三転、全然病院側は会ってくれん、カルテ見せてくれんということなんです。そこからスタートしとるから、今後どういうふうに信頼を回復するかいうことです。だから、これはやっぱり公にしてもらって、もうちょっと考えてもらわなんだら、最近、以前から最近も含めて、香住病院、いろいろ起こるわけです。例えはよくないと思うんですけども、日本航空、よう事故を起こす、最近ね。あれは労使関係がうまくいってないということをよく言われるんですけど、病院の中で、前から看護師さんの点滴ミスとかいろいろありまして、その辺もずっとうまくいってないんじゃないかなという感じがしているんです。その辺が最後の研修なり交流という話になってくるんですけどね。
 またもとの話に戻るんですが、最初に話させてほしいと言われたのが、8月5日になっとるんです。最後に説明したのが18日なんです。やっぱり落ちてましたというのが。これは、注射ばかりじゃなしに、腹部のCTも書いてありますけどね。その辺が、これ、もし患者さんのほうが強く説明を求められなかったら、記入漏れで請求漏れですわね。その辺も、その担当の医師に信頼して任していかんな仕方ないかなという感じでは、これはたまたま1人か2人ということで言われるかもわかりませんけど、変な言い方ですけど、やっぱり病院の売り上げにも関係してきます。その辺も、どういうふうにチェックを、以前からマニュアルを持っておられたか。それとも、今後こうするんだということがあるのか、その辺、聞かせていただけませんか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今、詳しい事情を私も初めて聞いた状況ですが、先ほど答弁をしましたように、やっぱり救急外来における員数チェックといいますか、そういうものが十分徹底をしておれば、早くわかったことではないかというふうに思います。それが、その場における病状とか、豊岡病院の対応とかという、いろいろな状況がありますから、マニュアルどおり完全に実行できない場合もあるにしても、やはりそれの保管、チェック方法も含めて、より一層、今回の教訓をもとに体制をきちっとしなきゃならんというふうに、私自身思っておりますし、そういう指示をしたいというふうに思っております。現場の状況の中で、具体的にどういうふうなことを反省をし、どう考えているか、事務局長から答弁をさせます。


◎議長(橘 秀夫) 病院事務局長。


◎理事兼病院事務局長(亀村庄二) 香住病院には、そういうふうな場合には、診療情報の提供に関する実施要領というのを決めておりまして、ここに控えを持っておりますけども、議員のおっしゃるのと、病院が対応したのと、少し違うんではないかなと思います。
 実は、今思い出しますと、事前に電話があったようです。そうしますと、電話がありましたら、カルテの開示の場合には、診療情報の提供申出書を書いてくださいということでお願いするわけでして、息子さんでしたから当然拒む必要はありませんので、診療情報は提供します。たしか、手元にあります書類を見ますと、7月25日にその診療情報提供の申し出がありました。それで、一応そういうような申し出がありましたら、院内で副院長、それから医師2名、事務長、総師長が相談して、いいだろうか悪いだろうかということを判断しますが、すぐいいだろうということで、返事をたしか7月の27日に、2日後にお返事をしております。返事がなぜ2日おくれたかと言いますと、向こうの方とも相談したように思いますけども、向こうの人の都合、それからうちのドクターも手術があったり、それから向こうの方の都合があったりして合いませんので、たしかご相談して、じゃ、8月の2日にしましょうということで、第1回目はお会いしたと思います。
 第2回目は、おそらくそれは電話だったと思いますけども、それじゃ、来てください、説明しますと、そのときには、最初はBという医者だけだったんですけども、Aという医者も最初は担当しましたから、Aという医者、Bという医者、それからその当日の看護師も一緒に同席してほしいというような希望でしたから、すぐに段取りをしまして、向こうさんの都合を合わせて8月の5日の日にお話をしたと思います。そのときには、当然カルテも手元に置いてますし、それを見ながら説明したときに、先ほど言いましたように、解熱剤、向こうは打ったと言われますし、カルテに書いてなかった。それで、怒って帰られた後で薬局の伝票を調べたらあったから、すぐその日に、そのころ、私も帰りましたから、何だ言ったらそういうことでしたから、すぐ電話しなさいということで、その場で電話して謝ったはずです。で、わかりましたということだったんですけども、もう一度ちゃんと話をしましょうということで、私、一度も会ってませんから、それで、先方さんに電話しました。8月5日ですからもうお盆ですから、いつしましょうということで、向こうは何か自分の親戚か何か、身内の人も連れてくるというようなお話でしたから、じゃ、相談をしてくださいということで、ちょうどお盆でしたからどうしましょうと言ったら、わし、盆休みだしなということで、ですから盆過ぎてから電話して、すぐに8月の18日にお会いしたということですから、特別、病院としては見せるのを拒んだり、すぐに対応しなかったというふうなつもりではないんですけども、というような、先方さんがそう言っておられるのであれば、少し何かそこらの説明が下手だったというようなところはあるかもしれませんけども、そのようなことでございます。
 それから、非常に恥ずかしいんですけども、請求漏れはしておりましたから、精算が済んだ後で、実は漏らしておりまして、薬品代幾らというふうな請求もできませんので、請求はしておりません。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(8番) 議長、専門的な話になるので、直接、ちょっとできませんかな。町長、気の毒です、ちょっと。ちょっと気の毒です、町長が。まあ、言いますわ。
 それで、患者の家族の不信感ですね。すんなり注射を打った、打ってないということで話しして、最初認めてもらえなかって、日にちたってから認めたから、これは失礼な言い方かもしれませんけど、そこで改ざんがあったん違うかなと。ただ単に記入漏れじゃなくて、改ざんしたん違うかという、患者はそこまで不信感持ったわけですね。その辺は、やっぱり病院側の対応のまずさというのがあるんと違いますか。だから、確認しますけど、改ざんはなかったんですね。まず1点。
 それから、記入漏れのチェックなんかは、今回だけが偶然わかったのか、以前からも記入漏れ等はあるのか、その場合、どう対応されるのか、それちょっともう一遍質問、答えをお願いします。


◎議長(橘 秀夫) 病院事務局長。


◎理事兼病院事務局長(亀村庄二) 改ざんという言葉は、正確にはちょっとわかりませんが、自分が都合のいいようにカルテを直すことを改ざんというんだろうと思います。先ほど説明しましたように、Aという医師が口頭指示してばたばたして上がって、救急車に乗って豊岡病院に行ったと。Bという医者にそのことが十分引き継ぎがなかった。だから、どちらも実はカルテに書かなかった。今も書いてありませんから、改ざんはありません。ただ、記入漏れがあったということでございます。
 それから、チェックですけども、やはり救急の場合、いろんな病状が急変しますから、一般的にはないはずなんですが、口頭指示したような場合にはあるかもしれないということになりますし、実はそのことを教訓にしまして、この間も救急担当の責任者に、このようなことがあったから、これからは仕事が済んで帰る前に、そうたくさんの救急患者じゃありませんから、なるべく見て、それが合うかどうかをチェックしてほしいと。そうしないと、このような請求漏れといいますか、先ほど言われましたように、病院にとって収入がなくなると、薬品使ったにもかかわらずというようなことが起こるから、十分注意をしてほしいということはお願いしたところでございます。
 したがって、故意的なことは全くありません。ただ単なるそういうふうなばたばたの中で、少しつけ落としたということでございます。


◎議長(橘 秀夫) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(8番) そういうお互いの不信感がこういう結果になったと思うんです。そういう中で、もう一遍、しつこいですけど、患者さん側は注射打ってから容体が急変したということを思っておられます。その注射を打ってないて隠されるからおかしいと。そこからスタートしておるんですね。そこで改ざんですね。だから、もう一遍最後に、改ざんなかったんですね。


◎議長(橘 秀夫) 病院事務局長。


◎理事兼病院事務局長(亀村庄二) はい、改ざんはありません。


◎議長(橘 秀夫) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(8番) それでは、気を取り直して2問目に行きたいと思います。
 非常勤嘱託職員の採用についてであります。
 これも、町長、さきに臨時議会で分、あったんですけど、補正予算でしたんで、実質的には私も人事案件でないことは、認識はしているんですけど、なかなか質疑しづらい面もあったわけです。
 そうした中で、可決後、方々に行くんですがいろんな反響がありまして、ほとんどがいい反響じゃないんです。その辺で、私ももう一遍改めてこういう質問したんだと。町長は町長で、こういう考えで答弁されたということも、やっぱり町民さんにわかってもらわなあかんと思いまして、済んだ話ではありますが、今後のことも含めて町長の所見をお伺いしたいと思います。
 そうした中で、前垣議員がここに自分の質問の中で、ふるさと教育いうことで資料請求されておって、ここに見ておるんですけども、私自身も新しいふるさと教育の、今まで全然載ってないですよね。以前の分のふるさと教育ということで、なかなかわかりづらい面があるんです。
 まず、1番目の質問として、町長のふるさと教育の推進を図るためなら、あんときもちょっと質問したんですけど、当初予算から設置すればよかったかな思っているんですけど、なぜ急な展開になったのかということです。
 2つ目として、設置については、社会教育関係者、また学校教育関係者と、どのように意思統一等、融和を図って推進していかれたのかということですね。
 3番目に、補正の当時は校園長会はされていなかったと思うんですが、その後されたと聞きましたんで、そのときにはどのように皆さんに理解を求められ、協力を要請されたかという内容を教えてほしいんですが。
 それから、4つ目として、社会教育、学校教育も、すぐには結果はあらわれないんですね。嘱託ということで、1年任期で更新ということもあるんですが、なぜ、私も質問しましたんですけど、自分の任期中は、4年間は頑張ってもらうということは、自信持って言われなかったんか、言えなかったのか、その辺をもう一遍お聞きいたします。
 今回のような人事のやり方では、大変余分に人件費がかかるいうことで、これから行財政改革どうこうと言っておられる中で、果たして大なたを振って改革を推進できるのかなという、しようと思えばできますけど、後でほかが、あの嘱託でああして優遇しとって、ようそんなことすんなという感じにはなると思うんです。その辺は、どういうふうに進めていかれるかいうことで。
 それから、報酬もそのときに出たんですけど、一般の場合とまだ50代でということで生活のもんもあるから、言い方は悪いですけどお手盛りという認識ですけどね。そういうことで言われても仕方ないかなと思っていますけど。
 以上について、答弁よろしくお願いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 非常勤嘱託の採用問題との関連で、数点のご質問、お答えしたいと思います。
 まず、なぜ予算措置を8月の臨時議会に上げたんか。当初予算で上げるのが筋ではないか。
 流れからいきまして、私、町長選に立候補したときから、最終的に町長として6つの重点施策のことは訴えておりました。町長就任をして、6つの大きな柱で香美町政を進めていくということにして、その中の1つにふるさと教育を推進をしていくというふうにしました。
 6月の議会は、5月半ばに就任をして、1カ月弱ぐらいの期間で、その方針については言いましたが、これはあくまで8月の臨時議会というのは予算措置です。だから、この方針に基づいて、具体的にだれにどういう形で仕事を進めてもらうかというふうなことまで、十分詰める時間はありませんでした。したがって、ふるさと教育の推進という中で、教育委員会にふるさと教育の授業の予算については積極的に取り上げてくれということで、予算措置をしてもらいました。その後、これをどう円滑に推進、強力に円滑に推進をしていくかという中で、教育長に徹底した推進を図ってもらうようにという中で、じゃ、どういう仕組みでやっていくか、だれを中心にやっていくかという中で、第一義的には教育委員会の中で対応できないかどうかというふうな議論の中から、かなり4月の段階の職員配置も厳しい配置をしております関係もあり、なお、だれでもということではなくて、やはりこれらについては専門的な知識・経験が必要ですので、そういう人材がいないということから、最終的に、かつて経験をされている、その分野について造詣の深い人がよかろうということを、教育長と協議の中で決めた。それは、既に6月の予算を過ぎておりましたので、8月に臨時議会における議案として、その予算措置をしたという。そういう経過がありますので、初めからふるさと教育即こういう体制でというふうな形でなかったために、時間的に対応ができなかったというのが、1番目のご質問に対するお答えということでございます。
 それを、じゃ、そういう森脇という旧美方町の教育長を、担当の参事として、非常勤の嘱託職員として採用するについて、2番目の質問は、事前に教育関係者に相談をしたかというふうなご質問というようにとりますけども、私はそういうことをしません。これは、あくまで教育委員会でやってもらうことですから、教育長に、しかるべき方法はないだろうか、教育長もそういう形で、今の状況の中では旧美方町の教育長がふさわしいということですから、じゃ、それで進めてもらいたい。僕もその説明の中で、それは妥当な人材だというふうな判断をしましたので進めてもらいたいとしておりますから、その後、どういう調整といいますか、いろいろな事前対応をしたかどうかは教育長の問題でして、私自身は何ら行っておりません。ですから、そのことについては後で教育長から答弁をさせます。
 それから、3番目の校園長会につきましても、したがって、校園長会が7月にあったときに、私は実は、4月に学校の校長、人事異動がありますが、私は5月16日から就任しておりますから、それまでは会っておりませんので、できるだけ早く校長などに会って、私の考えを、ふるさと教育だけじゃなくて、教育や何かのことについて、もちろん教育委員会の権限を逸脱する気はありませんけれども、私なりの考えを伝えたいという中で、7月にその機会がありましたので行きました。もちろん、7月の段階というのは、ふるさと教育を大きな柱にしたいという考え方を持っておりましたから、その考え方を校園長会では十分理解をして対応してもらうようにということを言いました。具体的な人事の問題については、これはその段階で、きちっと腹が決めておったかどうかは別にして、まだ言うべき筋合いのものではないし、時期ではありませんので、全くそれは言っておりません。
 次の、任期中どうこうということにつきましては、私の考えは、その人をずっとやってもらうんじゃなくて、要はその人を配置を教育長に相談したのは、ふるさと教育を早急に徹底をしていく、その体制を進めていくということをする上で、教育長と学校教育課長、社会教育課長という今の体制では、十分な体制が今はできないということですから、それでは、急いで合併直後に旧3町の体制を整えたいので、今必要な人材として任命をしたということですので、その体制が、体制といいますのは、ふるさと教育の実施体制がきちっと固まれば、軌道に乗れば、今のような形をずっと続けるという気はありません。したがって、軌道に乗るまでの間、精いっぱい努力してもらいたいというふうに思っております。それは、ご指摘のように1年ですぐにできるかどうかというのは大変難しい問題があると思いますけれども、任期中とか、何年とかということではなくて、できるだけ早く軌道に乗せるように努力してもらい、その軌道に乗れば、通常の体制で行政を行う、教育行政も行ういう形をとってもらいたい。そういうことから、前のご質問のときも含めて、任期との関係についての答弁はしてないところであります。
 それから、こういうことが、後の人件費や人事との関係で、対応が難しくなるんではないかというふうな意味のご質問だというふうに思いますが、基本的に人件費も含めて、いろんな必要性の強弱を考えながら、財政健全化のための対応はしなきゃならんというふうに思っておりますが、午前中の質問にもお答えしましたように、行政改革というのは、何もかも全部切り下げていくというのが行政改革ではなくて、その中に、重要なものの政策は強化していく。それから、必要性が薄いといいますか、比較の中におけるものは極力節減を図っていくという形をとるべきであろうというふうに考えておりまして、したがって、政策のめり張りをより一層きちっとしながら、財政健全化の方向へ進めていきたいというふうに考えておりまして、これが人件費をつけたから、後について人件費を切ることが十分対応できなくなるというふうな考えは、私自身は持っておりませんし、また、そういう考え方で皆さん方にも十分理解を求めていきたいと、具体的なこれからの対応の中では理解を求めていきたいというふうに思っております。
 最後に、報酬額そのものがOBの、いわゆる定年退職された方と比べて高くなっていることがお手盛りではないかというふうなご質問ですが、本来の必要額が那辺にあるかは別にして、通例の公務員の退職した後のこういう嘱託等につきましては、年金を受給できるというふうなことから、年金受給額との絡みの中で、一定の額を保証するというふうなことで取り扱ってきている、いい悪いは別にして、慣例があります。そういう観点から、教育関係につきましても16万5,000円というふうな、OBの方についてはとっておりますから、それと比べて今回の部分が高くなっているというのは事実です。こういう場合の、今回のような年金受給者でない場合の非常勤嘱託員の報酬についての算定をする上で、きちっとしたルールはありませんけれども、考え方として、その人の能力をいっぱい、一時的にかりるということですから、その人が、今正規の職員であるとするなら幾らになるか、それを出して、その額をその期間だけ支給するというのが一般的な方法だというふうな判断のもとにとった結果、51歳で学校卒業後の年数を計算する中で、あのような数字が出たと。その額を報酬額にしたということでございまして、決してお手盛りというふうなご指摘は当たらないというふうに考えておりますので、その点につきましては、お考えを直していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 教育を進める場合に、国語や数学のような義務教育の中で、普通指導要領に基づいて行う場合と、今日の子供たちの置かれている状況を見て、今日的な課題に対応する課題教育のようなのがございます。例えば、人権教育であるとか性教育であるとか、あるいは福祉教育であるとか。そういう中で、ふるさと教育というのは今日の子供たち、特にこの香美町とか置かれている状況の中で課題教育である。そういう中で、町長が、今度はその中でも6つの政策の中の重要な柱に位置づけられるということで、参事を置かれました。そのことについて私は、教育の大切さについては申し上げましたが、事前に社会教育と学校教育との打ち合わせてというようなことはしません。だけども、一たん参事ができましたら、参事1人がこれできるものではありません。学校というものでは、社会教育と学校教育はやっぱり目的を同じくして同心円でもって、歯車を合わせて行わにゃならんということは、これは重々わかりますので、その後におきましては、課題を明確にして、今日私どもに課せられた課題は何であるか、そして自分たちはどのような機能を持っているか、どの立場におるかも踏まえて、分室長から含めて、両者の課長を含め、あるいは私どもの指導主事も入って、今の事業を進めていくように、意思統一を図っていくようには、鋭意努力していくし、今後、その方向には変わりはありません。
 それから、校長会の件につきましても、幾ら学校教育、それから社会、家庭、地域公民館等が一体的に取り組むといいましても、やっぱり学校の、児童・生徒の教育の中心に座っておる者は学校長が非常に大きな重要な地位を占めます。その人が十分理解をして、担任であるとか、教科担任であるとか、教育の最先端に立つ者にどのように指示を与えるかによって、効果も違ってまいりますので、従来から教育委員会はふるさと教育というものを置いて、教育の基本方針等に位置づけて、十分指導するようには心がけておりますが、改めて、町政の6つの柱の1つであるということの認識に立って、より一層学校運営、経営について、創意工夫を図るようには指示をしております。
 あわせて、先ほど町長もお話になりましたように、町長みずからが、なぜ課題教育としてこういうものを上げてきたかという町長としての考えを、私どもは説明を受けて、これならば校長に、町立学校の職員、教育の責任者として、町長の考えを学校経営の基盤に据えて、今までの足りないところを見直し、さらに深まっていくよう、広がっていくよう、その方向で努力するよう指示をしております。そういうところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(8番) 町長、議員というのつらいもんで、反対したら、またおまえ反対したんかと怒られるんでね。今度、賛成したら、おまえ賛成したんかと怒られて、なかなかつらいものがありますわな。今度も、議会始まる前に新聞が出たんです。僕、日本海新聞とってないんでわからないけど、日本海新聞か何かに載ったみたいですね。日本海さん、おらんのかいな。それまでに皆さん、ご存じだったんですね。その間に、どういうことになるだろうちゅうことだったみたいです。その中で、結論出て、方々行くんですね。それは、だれ1人と、名前言ったら差しさわりありますから、ほとんど今の香住町の中枢なしとる方が、その中で、行革の委員の方2人おられました。1人は、まず委員会で、自分香住町をどう思うかいうことで書け言われたら書くって言ってましたで。書いておりますが、愚策って言いましたで。だから、目に入っているのかどうかわかりませんよ。もう1人は、あるときほかの用事できたときに、ほかの人が回られて、後ろからちょっと顔出したら、寺川さん残念ですって、後から聞こうと思ったんですよね、それも行革委員でしたがね。大体わかってますって帰ってきたんですけどね。明くる日行ったらやっぱり、どうだこうだこうだって一生懸命言われました。
 なかなか、あと言うとまた具体的にだれか言ったらまたいやらしい話になりますから、その辺が、やっぱり当初からそういう、これも資料見ても、私も頭はええんか悪いかわかりませんけど、ふるさと教育の具体的にどうこう言ったかて、新しいメニューじゃないです。これ、前からの分を、ふるさと教育ということの全部載っておるんです。この資料によりますとですね。その辺がやっぱりちょっと、皆さんに理解がしてもらえなかったかなという感じがしておるんです。そういう中で、合併のごちゃごちゃもあるから、その辺でうまくおさまったんだろうということもあると思います。それが、そういう不信感になってきたと思います。
 もう一つ、今答弁いただいた中で、今の人事の校園長会の話です。今、教育長から答弁ありましたけど、人事の問題じゃなしに、こういうことをしてもらおうと思うからお願いしますちゅう話を町長がされたんかなということを聞きたかったんですけどね。その辺が、学校長も、どこまで、ふるさと教育で学校まで来るんだちゅう、教育長も聞いてもらったんですけど、不安ちゅうんですか、混乱しておるところもあるんです。その辺も、いろんな話が大きくなったかなと。町長のところは届いてないかしれませんけど、本当に袋だたきですわ、本当に。
 それから、4年間、私の間は4年間、なぜ言ってもらえないかということを言ったのは、軌道に乗るまでと言われた、あのとき僕もちょっと言ったんですけど、ほかのこともありましたけど、社会教育だから、なかなか結果がぽっと出てこないから、その辺はずるずるいくんか、どこでやめたらいいもんか、どこで成果が出たんかということがわからないですね。その辺で、私自身の考えは、自分の考えを進めて一体となってやるんだという意欲のために言ってもらいたかったわけで、他意はないです。だから、その辺がなかなか結論が形のものが出てこんと思います。今の桜植えて、すぐ何年後にたってくという話じゃないですわね、教育というのは。その辺で、いろんな誤解というんですか、あると思います。
 その辺もう一遍、お手盛りでないというのはよく聞きましたんで、今後、お手盛りとは使いませんけど、それも含めて、もう一遍、町長答弁お願いします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 寺川議員が、町民の多くの皆さんからいろいろとご意見を聞いていただいて、私の今回のこうした対応についてご批判があるとするなら、私は町民の皆さんにいろんな形で説明をさせていただくようなことを考えたいというふうに思います。誤解をしていただいているとなれば、きちっと説明したいと思いますので、いろんな今後の場で考えていきたいなというふうに思っております。
 その中で、今お話の校長先生に対する云々というのにつきましては、7月にあった校長会で、教育全般についての話とあわせて、その中でふるさと教育を徹底したいんだと、考え方はこうだと、私は絶えず言っている持論を、少なくとも私は、校長先生ならわかるぐらいの範囲で私の考えを言っているつもりです。したがって、それは十分理解をしてもらいたいと思いますし、もし理解を十分でないとするなら、後で、今後の運営の中で教育長から十分徹底をしてもらいたいというふうに思っております。
 ただ、寺川議員が言われますように、校長さんが受けて立って、おい、何か言ってきたらしたるわと、そんな話ではないんであって、やっぱり町行政の中の一員として対応をしてもらうというのが筋ですから、そういう観点から、そんなことないと思います、ないと思いますけれども、そういう立場から十分な町長としての考え方を理解をしてもらうということが前提だというふうに思っております。
 お手盛り問題についてはご理解をいただいたようですので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(8番) 町長、私も方々行って、今回は全部自分から全然聞いてないです。顔見て、ある元議員のOBの方、寺川君、そのこと反対したかと言って、僕は何も町長の考えに対して賛成しましたと。何ちゅうことだというような話です。だから、今回は行革の人も顔見て言いたいことあるということで、それぐらいやっぱり理解されてなかったということは、やっぱり町長自身も認識してもらわんと、寺川が勝手に言っとるちゅうようなことはないように理解してほしいんですけどね。
 特に、校長先生の話は、結局、どこまで、どう言ったらいいんですかね、学校にまだ余分な負担があるんじゃないかなという感じの心配をされておるん違いますかね。その辺が、じっくり教育長も話をされて、やっぱり教育長から、上からぼんという話じゃなくて、それはやっぱり円滑に進めるために理解を深めてもらわんとあかんという感じはしております。
 その中で、校園長会で中で話がもう一つされたのが、出てこなかったんですが、当初のときは、議案が通るまでは校園長会はされてなかったから、そのためにされたんじゃないでしょうけど、終わった後にたまたま校園長会があったはずなんです。ほかでちょっと聞きましたからね。そんときに、どういうような感じを持っておられたということを、やっぱり同じされるんだったら、学校側の校長なり先生方も、うまく円滑に進めなだめですからね。ましてや、参事さんがやりにくい環境で頑張られても、なかなか難しいと思うんです。その辺、やっぱり校園長会でどういうことを教育長言われたかなと思って。


◎議長(橘 秀夫) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 従来から、旧香住町では4月に転退職をされる先生がおられて送別会をするまでに、町長、それから教育委員等、皆一堂に会して送別会をしております。そのときに、町長から、今度新しく来られた教頭、校長については、指導主事も含めて、わしはこんな思いで教育をしてほしいというようなことを毎年語っておられます。そしてそれが終わってから、時間が来ましてから歓送迎会等をし、迎える先生には町長のお考えの説明を聞き、それから出て行かれる先生には励ましの言葉を贈って、他町に出ていっていただいております。そうしましたら、今年は合併の関係でそれができませんでした。そして、新たに今先ほど申し上げたように、学校がたくさん出てまいりました。その後、議会のほうの選挙がありました。そうしておると、臨時の6月議会が始まりましたので、町長が出張されるときに村岡を通られるときに、私ども寄っておりましたので、4月に本来なら早く町長の考えを説明を聞いたり、思いを語っていただくのが本意であったけれども、この日になったことについて、校長方にその話を説明していただいたと、こういうことであります。したがって、それは何もこの話があったからじゃなくて、こういう経緯があったと。今年たまたまそういうカレンダーとスケジュールの流れであったということでありますし、今後、またそういう熱い思いは生かしていって、今日の子供たちの課題教育を推進していくということは、学校教育の義務教育の教科の学習とあわせてこれもしていただくということは、これは多少の負担はかけるかもわかりませんが、政策で進めていくわけですから、一生懸命校長先生にも指示をし、指導していきたいと思っております。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(8番) 最後に町長、もう一遍、そういう理解を求めてもらう、ふるさと教育の名前だけでも漠然と、私は頭が悪いか知りませんけれど、漠然としておりますので、もうちょっと香美町が一体となってやるんだということで、説明をされる意思があるかどうか、もう一遍確認だけさせてもらいます。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、今寺川議員が言われますように、町民の方で私の今回の考え方について疑問の点等がありましたら、私の今までの説明が不十分である、私の不徳のいたすところですから反省をしなきゃならんと思います。その中で、私の6つの政策の1つというような位置づけを掲げておりますので、十分ご理解を、ふるさと教育についてのご理解をいただくようにしていかなきゃならん。そのために、わざわざ町民の皆さんに集まっていただいてどうこうというようなことは大層なことですけれども、機会を見つけて、いろんな会合に出て行く中で、町政全般についての運営についての考え方とあわせて、ふるさと教育についてはこういう考え方を持っているということにつきましては、必要以上に、今までの考えている以上に十分説明をしながら理解を求めていきたいなというふうに思っております。もちろん、町政全般についてご理解をいただくことは当然ですけれども、その中におけるふるさと教育というのが、今議員ご指摘のようにわかりにくいという部分もあると思いますので、よく説明をしていきたいというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(8番) 町民はもちろんですけど、教育現場の先生方にも、何も気を遣うことないということだけ、大事な子供さんを預かっている現場ですから、校長以下、先生方にも理解をしてもらえるようなことはどうですか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 実際に動き出してからは、本来、教育委員会、教育長がやるべきことですから、私がそれをさておいてどうこうというのは、少し越権行為になりますけれども、先ほどのように校長さん方と会うような機会がまたありますので、そういう中ではそういう教育長を差しおいてということはご了解を得ながら、直接私の声で、私の考えを説明をする、こんなことも気をつけていきたいなというふうに思っております。


◎寺川秀志(8番) 終わります。


◎議長(橘 秀夫) 以上で、寺川秀志君の一般質問を終わります。
 暫時休憩をいたします。再開は4時5分とします。
                             午後3時50分 休憩

                             午後4時05分 再開


◎議長(橘 秀夫) 次に、西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 西村でございます。
 それでは、ただいまから畜産振興について質問をさせていただきたいというふうに思います。我が町の誇りでもある但馬牛にも、大きな今課題が山積みしていると思います。和牛振興公社、また堆肥センター等々の畜産事業全般についてお伺いしたいというふうに思っております。
 但馬牛は、それこそ昭和40年代より以前は農耕用として飼育をしてきましたが、農業機械の急速な普及と兼業化による、牛を手放す農家が続出して、急激な頭数が減少しました。特に昭和36年ごろには、村岡区でも1,200頭ぐらいおったわけですけれども、48年ごろには500頭ぐらいまで落ち込んできたというのが状況でありました。しかし、一方食生活の変化の中で、牛肉の需要の増加に即応して、増頭の兆しが徐々にあらわれて、現在では後継者による多頭飼育での経営が行われるようになっております。しかし、今日でも、牛は飼うものではなく、愛情と汗の積み上げでつくり上げるという農家の哲学は、今も変わっておりません。
 今、平成17年2月1日現在の飼養状況は、10頭以上の農家は村岡では18戸、小代では9戸、香住では2戸と、香美町で29戸であります。但馬牛がわずか29の農家で守られているのが現状です。ブランド商品である牛も、このまま手を打たないでいると、まだまだ農家は減少し、最後は消えてなくなるんではないかなというふうに私は思っています。それは、ここ数年、1頭の子牛の価格が50万円前後であり、但馬牛は高いということでなしに、全国平均の価格も50万円でございますので、どこが違うんかなというような状況になっておりまして、但馬牛が高いとは言いがたい状況になっております。
 価格が他の飼養に差をつけることのできない原因は、但馬牛は飼いにくい、第2回の全国但馬牛枝肉共進会においてアンケートをとってみると、管理しにくいというのが約8割の人が管理しにくいというようなことになっております。その結果として、平成6年から7年ごろには、湯村の家畜市場なり、それから養父市場においては、他県、鹿児島だったり青森だったり、ああいう他県から約36県が但馬牛を求めて買いに来ておったわけですけども、今現在では、約14県、昨年で14県ぐらいに減ってきたというような状況になっております。やはり、飼育してもうかるかもうからないかが、但馬牛を求めてこの地に来ていただいて、競り価格が上昇するのではないかなというふうに私は思っております。
 このまま放置すると、畜産では飯が食えない。私はそのように思いますが、町長は今の現状をどうとらまえておられますか。また、将来、どの方向でどう進めていったらいいのか、町長のお考えをお伺いしたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 西村議員の但馬牛の振興についてのご質問にお答えしたいと思います。
 西村議員は、非常に但馬牛、専門的によく経験もされてますし、よく研究もされてますので、私なんかがとても足元にも及びませんが、今ご指摘のように、但馬牛の原産地としての美方郡、とりわけ香美町内の村岡、小代地域の畜産振興は、やはり香美町における自慢できる大きな財産ですので、これからもさらに一層力を入れていかなきゃならんというふうに思います。
 そういう観点から考えますとき、経営として成り立つ畜産経営をどうしてやっていくか。今ご指摘のように、1頭当たりの牛の価格はそれほど優位性がないとするならば、もちろんそのために、もっと但馬牛特有のよさを出していくような品種改良といいますか、そういう部分については県に強く要請をしていかなきゃならんと思いますけれども、それをまつのではなく、具体的な対応としてはやはり多頭飼育を進めていただくように、町としても農家の皆さんにその方向でのいろいろな支援をしていくことが、1つ必要ではないかなというように思っております。
 香美町の状況を見ますと、今ご指摘のように村岡は多頭飼育の軒数も多いですし、また頭数も多い。それに対して、小代のほうがそれが少ない。いわゆる1頭飼育が多いというふうな状況にあります。今までのいろんな経過や、それからその地域のいろいろな特性もあると思いますけれども、少なくとも経営として畜産経営を進めていく農家所得の向上を図るという観点から、多頭飼育ができるような方向で、今までのいろんな対策に加えて何を考えていったらいいかということについて、真剣に考えていきたいなというふうに思っております。
 さらに、今お話にもありましたように、飼育しにくいという状況、私も十分わかりませんけれども、実態として、この町内における但馬牛の飼養状況は、繁殖牛としての飼養であって、肥育牛は非常に少ないというような状況になっております。やっぱり、この香美町として、海のカニに対応する山の但馬牛ということを対外的にも打ち出していくためには、単にそこで牛が飼われている、それは畜産業としてはいい話なんですけれども、プラス、できればそのすばらしい肉質の但馬牛が、香美町の中で多くの人に食してもらうことができるというふうな環境づくりも必要ではないか。そのためには、この地で肥育をしてもらうというふうなことも、今以上に積極的に取り組むことができないだろうかというふうなことも、町としてこれから取り組んでいく大きな課題だというふうに思っております。そうなれば、当然、外に売られるよりも付加価値も高まると思いますし、それが畜産農家の経営にもプラスになってくる。
 よく聞きますと、なかなか寒いこの地域で肥育というのは、暖かいところと比べて地理的条件が不利だというふうな話も聞いておりますが、その辺もどの程度のことかどうかも含めて、町としても飼育農家の皆さんや関係の皆さんによく話を聞いて、そういう方向での対応を進めてまいりたいというふうに思っております。
 そうした大きな方針の中で、今ありますように具体的に旧美方町、旧村岡町で取り組んでいただいております和牛振興公社のこれからのあり方、それから堆肥センターの効果的、効率的な運営の方法、さらに畜産と耕種農家との連携、さらにそれが地元でとれる有機栽培の農産品として観光にうまく使えるような1つの連携システムのようなもの、そんなことも香美町ならではとして考えていかなきゃならない課題ではないかなというふうに思っておりまして、それらについて、これから1つずつ関係の皆さんと協議をしながら進めてまいりたい、いうふうに考えているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 飼育業者、それから肥育業者が買って、そこから農家がまた飼育するというパターンの中で、敬遠する原因は何だろうか。それは、この但馬牛は体積がまず1つは大きくならない。したがって、鹿児島のほうから牛を買ってくると500キロまでなるけども、美方郡但馬牛は枝牛が350キロから60キロしかならない。それに加えて上物率、いわゆるあばら骨を割ったところに霜降りというものが出てくるんですけども、上物率が今までは70%ぐらい但馬牛はあったわけですけども、10頭に7つはそういういいものが出とったわけですけども、近年では30%を切ったというような状況になってきております。
 私は、この町の農業の中で、冬があり雪が積もり、いろんなことの条件の中で、中山間地の中で、野菜の園芸もありますし、それから米づくりもありますし、いろんなものがあると思いますけれども、農業では半年しか動けない。そしたら、企業としては成り立たない。しかし、牛なら年中飼えるんではないか。そんな気がしておりますし、但馬牛というブランド商品ですので、これは日本の名高い牛ですので、この牛を守り、維持できないような町なりJAでは、ほかの産物は育たないというふうに私は思っております。
 したがって、これから今まで旧町、村岡だったり小代は、耕種農家から見たら畜産農家にはあれほどの助成なり支援をしてきたが、徐々に徐々にこうやって落ち込んできたというような状況になってきておりまして、今、郵政改革とかいろんな改革をする中で、何かここで改革をしない限りは、どうも但馬牛が生き残れんではないかなというふうに思いますが、支援の考え方について、町長にお伺いしたい。今までのやり方、これからのやり方の支援、補助金の出し方について、どのようにされていくのか、お伺いしたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まだ具体的な、今までの支援方策を点検をし、これからどうしていくべきかということについての確たる考え方をまとめておりませんけれども、今までの状況を見ますと、1つは村岡、旧美方、それぞれが当然のことながら、それぞれ町が違いますから、考え方も違った対応をされている。それを、1つは香美町として統一を図らなきゃならんという課題があります。地域の特性がかなり違うわけではありません。但馬牛という共通した品種の牛の振興を図ることですから、必ずしも、今までのようにそれぞれ違った、村岡、小代、違った対策を講じる必要はないんではないかというように思っておりまして、基本的に一本化を図らなきゃならん。その中で、今までの対応とどうするかという問題は、これからよく農家の皆さん、とりわけ若い多頭飼育をされている皆さん方のご意見なども、十分聞いてやっていかなきゃならんというように思います。
 ほかの産業もそうですけども、やはり、それぞれの産業に従事する皆さんが、まず積極的に意欲を持って取り組んでいただく。どうしてもできない部分を行政が補完をするというふうな仕組みでいきませんと、なかなか行財政運営は十分できないという問題があります。そういう観点から、どういう機能分担、いわゆる行政の補完対策をしたらいいか。もし、それが今当面は重点的に行うにしても、どう段階的に経営者の皆さんのほうへ転換をしていくことができるのかどうか、そんなことを十分話し合いながら方向を出していかなきゃならんと思います。
 しかし、その今まで旧2町のやっておられることと、新しい香美町の体制に変更することによって、今まで培ってきたものが、がたっと後退をするというふうなことだけは避けなければならない。今までかなり努力をして、行政と経営される皆さんと一緒になって力を合わせてやってこられた成果というのは尊重しながら、今私が申しましたような基本的な方向との兼ね合いの中でどうしたらいいか、これから十分検討をしていきたいと。どちらにしても、来年度の予算には、香美町としての畜産振興策を打ち出すというふうなことの前提のもとに、早急に進めてまいりたいというふうに思っております。
 せんだっても、村岡の畜産の関係の組合の皆さんが、違った問題でお越しいただきまして、少し話し合いもさせていただきました。もう少し幅広い、そうした生産農家の皆さんと腹を割った話し合いをしたいということも申し出もしておりました。できるだけ早く、そういう話し合いの場を持ちたいというふうに考えているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 私は、現在の補助体制も必要とは思っています。しかし、今まで取り組んできた結果として、先ほど言いましたように、香美町で30戸ぐらいの農家だということになりますと、幾らお金をつぎ込んでもこういう状況になりかねないんではないかなというふうに思っています。したがって、自立農家の育成、要するに香美町としては、先ほどいろんな方から財政、行革、いろんなことが出る中で、今まで取り組んだことも大事でありますけれども、もう一つは、JAと、それから町と県とを1つの考え方にまとめて、そのことを但馬牛の方向性を出していくことが大事ではないかなと、私はそんなことを思っております。したがって、伝統ある但馬牛といっても、畜産農家が経営が赤字では、もうからなんだら牛はおらなくなります。したがって、経営ができる畜産経営をしていくにはどうしたらいいかというようなことを、関係機関、また畜産農家と一緒になって、町長がよく言います委員会とかそういうものを立ち上げながら取り組まないと、香美町、JA、畜産農家、別々ばらばらの意見を出しておったんではいけないんではないかなと、私はそんなことを思っております。
 特に、農家はいろんなことを今言っておりまして、閉鎖育種のええか悪いか、また時代に合った牛飼いをせなあかんな、そんなこと言って、まとまることがなかなかできないような状況になってきておりますので、特に町長にお願いしたいのは、浜坂の普及センターの普及推進協議会の会長でもあられますし、そこに畜産担当の課長なり、いろいろJAも入っておりますんで、そこら辺で再生但馬牛プロジェクト委員会とか、そういうものを立ち上げていかないと、いつまでたってもこのことは解決しにくい。今までだれもが取り組んでいないことだと、私はそんなふうに思いますので、ぜひ町長にその辺に力を入れていって、温泉町なり浜坂町なり香美町が但馬牛の、豊岡や朝来も含めて、半分以上がここで飼育されておりますので、ここがきちっと指導するなら、皆さんもついていくんではないかなというふうに私は思いますので、ぜひそんな委員会を立ち上げていただけないかなということで、ちょっと質問をさせていただきます。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ちょっと勉強不足で、これだけ全国に名をはせております但馬牛が、単に香美町とか美方郡だけでなくて、県としても重要な産業ですので、県も力を入れて、JAとの連携も図ってやってくれているもんだというふうに認識をしておりましたけれども、今、議員のお話で少しばらばらになっているいうことであるなら、早急にそれは、我々香美町から音頭をとって対応しなきゃならんと思います。要は、行政が、もちろんJAも含めて行政側が一本化して、それと生産者の皆さんとがさらに一緒になっていく。そういう仕組みをきちっとつくらないことには、厳しい、今ご指摘のように、ほかの増体をしているほかの産地の牛との競争にはなかなか勝てないというふうに思いますので、それらはご指摘のとおり、早急に立ち上げをしたいと思います。委員会という形になるかどうかは別にして、要は連携を深めながら1つの方向に向かって進めていくための体制というのを、まず取り組んでいく。その中で、香美町として具体的な対応をどうしていくかということを、お互いの連携の中でやりませんと、ばらばらやっておったっても中途半端な効果ですし、今ご指摘のように、注射を打ったときには効くけども、注射針を抜いたら効果がなくなるというふうなことが起こる可能性がありますので、十分その辺の対応は考えていきたいというふうに思います。ご指摘の浜坂の普及センターの畜産担当にも、私はまだ直接その話をするまでに至っておりませんけれども、そういう問題を提起をして、県のそういう経営部門からも、全体の協議体制を整えるようなことの協力もしてもらうように、働きかけをしてまいりたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 私は、そんなことを思いながら、以前、農業の関係機関に就職させていただいておりましたので、ずっと振り返ってみますと、一番経営の苦しいのは20頭、30頭飼いの農家が大変厳しい状況ですし、50頭以上になりますと、まあまあ飼えていくのが今の状況だと私は思っております。その例は、やっぱり飼料代がなかなか入りにくかったという経験もあります。それは、今子牛の価格が、1頭が50万円だとすると、多頭飼育という農家はほとんどが濃厚飼料を購入されております。我々が考える中では、1頭に使う飼料が1年間に20万。それから、JAの市場ですので、評価料に6.3%、それから共済の掛金に約1万5,000円、それから、堆肥の利用することによって6,000円なり7,000円の支払いをしていく。それから、種つけ料に1万1,000円から2,000円の種つけ料が要ります。そうすると、50万円仮にしたとしても、費用は約30万なり35万円が必ずそこに要りますし、その上に車を買ったり、いろんな経費が要るわけですので、実際には1頭当たり10万円ぐらいなものかなというふうに思いますし、後で質問させていただきますけれども、和牛振興公社の中で後で質問させていただきますけれども、受胎率なんか言いますと約90%ですので、50頭飼っても約1割ですので、5頭。45頭しかとれない。それから50頭を維持していこうをするなら、毎年新しい牛を1割程度ほうり込んでいかないとできないというような考えをする中で、多頭飼育に踏み切って100頭飼うのか、もう一つは、濃厚飼料を買わんと2、3頭でいくのか。どちらかにやっていかないと、20頭、30頭ではとてもじゃないけども経営が今の状態では厳しいというふうに私は考えておりますが、その辺も畜産農家に言わせると、ひょっとしたら100万円する牛が以前はおりまして、ばくちという話も出てきますが、そんなことは今はありませんので、できたらそんな検討委員会等を設けて、指針をきっちりとつくって、専業農家はこのぐらい牛を飼うこと、兼業農家はこのぐらいにすることというような指針を設けて取り組ませないと、但馬牛が消えてなくなるというふうに思いますので、ぜひ委員会を立ち上げていただきたいというふうに思っております。
 ……は後で、それでよろしいです。
 それから次に、和牛振興公社についてお伺いします。
 昨年の営業報告書を見ると、次期繰越金の損失が1億200万円となっていますが、公社設立の目的は何なのかをまずお尋ねしてみたいと思います。町長にお伺いします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 美方の和牛振興公社につきましては、平成3年に設立をしたものでして、当時の考え方としては、大きく3つぐらいの考え方、和牛振興ということと、その和牛をもとに肉を売る、それからその肉を使って直営の食堂を運営をする、大きく3つのことを地元で一貫的に行うというふうな目的のもとで設立をされたというふうに理解をしております。それが、紆余曲折の中で、今若干それが変わってきているというふうな状況の中で、これからどう対応するかというのが、これからの大きな課題だというふうな認識をしております。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 畜産農家の見本となるべき公社が採算がとれないとなると、農家は不安でたまらない。45頭飼っとっても採算が合わないのかというような状況になっているんではないかなという、私は思います。なぜそのことの公社を入れることによって、増頭というとこには逆効果の状況ではないかなと。それは、45頭飼っとっても赤字だがなというようなことではないかなというふうに私は思います。
 このことから、小代区では30頭以上の農家はおりません。公社を見て、43頭の牛では赤字だということから、30頭以下の畜産農家ばっかりでございますし、また一方、公社のない村岡では、45頭以上の農家が5戸あります。その考え方からいくと、やはり和牛振興からいきますと、公社が弊害になっておったんではないかなと、私はそのように思いまして、増頭の意欲をなくしていないかなというふうに小代区の畜産農家は、私は思っております。
 先ほどのちょっと説明をさせてもらった例からいきますと、今100頭飼って2人の夫婦でやったらまあまあいけるんではないかなと私は思いますので、ぜひその点、経営をきちっと改善して、収支が合って、公社が見本になって畜産農家の経営、畜産農家が意欲を持って牛経営に増頭計画をするような公社にしていただきたいなというふうに思っておりますが、1つ、ここで気になることがあります。
 経営改善を行うにはどうするかは、従業員の取り組む姿勢が必要です。前に述べたように、牛は飼うものではなく、愛情と汗で積み上げ、つくり上げるものと。月給取りやサラリーマンでは、受胎率の問題であったり、管理ができないと思っております。全面委託等々検討する必要はあると思いますが、町長はどのように思われますか。
 この間、畜産公社に行ってまいりました。そしたら、昨年は子牛を産んだけどキツネに2頭食われたと。そんなことまで聞きました。それは、昼も夜もきちっと管理ができてない。受胎率が74%なんていうようなことは考えられない。普通、100頭や50頭飼っておったら、自分だけのもうけだったら90%以上にするわけでございますので、ぜひその点を、やっぱり人の問題が大きな問題ではないかなというふうに考えておりますので、人のことですのでとやかく言えませんけれども、私はそのように思っております。
 したがって、改善策は、これは取締役会とか、いろんなとこで改善はされるとは思うんですけども、町長の考え方がありましたらお伺いしたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 和牛振興公社の今までの経過の中で、今年4月からは大幅にその対応方法を変えて、藤村さんが代表取締役になって、事実上全面的に運営委託といいますか、運営を任せるというような形で抜本的に取り組んでおられるというふうに聞いております。
 したがって、今までのようないろいろな問題も少なくなるだろうし、今、議員も言われているような、単に飼うということから、愛情を持った飼われ方になっていっておる、ないしは行きつつあるんではないかなというような認識を持っておりましたけれども、その子牛がどうこうというようなことを初めてお聞きしました。まだ4月発足して半年にもならない状況ですから、これからその改善の成果も少しは出てくるんではないかというような期待も含めて、やはり51%の出資をしています町として、経営の状況については十分関心を持って対応したい。これからの方向づけを早い段階で見きわめる必要があるんではないかな。ずるずる長くやることがかえってマイナスになるというふうな場合も、そういうことはあってはなりませんし、ないとは思いますけれども万が一のこともありますから、そういう判断が的確にできるよう、十分内容についても報告を受けながら対応してまいりたいなというふうに思っております。
 いずれにしましても、今ご指摘のように、単に牛を飼う1つの機関というだけなら、町がわざわざする必要はない。公的なものは必要ないんであって、町内の畜産振興の見本になるといいますか、経営農家がさらに意欲を持って対応をしてもらうような、1つの道しるべになるような機関でなければだめだというように思いますので、そういう観点からよく注視をしてまいりたいというふうに思っております。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 和牛振興公社については、以前は小代区、美方町の施設かもわかりませんけれども、今度香美町ということになりますと、50%以上の出資をした香美町とJAと、それから畜産に携わっている皆さんが出資して、1つの会社をつくられたと思うんですけども、1つ香美町という立場から見ますと、小代区だけのものではないというふうに私は思います。したがって、例えば今、公社としてのいいこともたくさんありますし、村岡で利用することができるんではないかなというようなこともあると私は思っております。
 それは、1つはようバッコ、バッコいう牛で、もう繁殖牛としては価値が認められない牛を飼育してあそこで大きくして、小代区に食べさせていただくというようなこともあるんですけど、そういう中で、村岡のそういう牛についてもそこで肥育をさせるようなことをやはり考えていく必要があるというふうに、私は思います。
 私は、合併のメリットというのは、施設を有効に利用することだというふうに考えておりますので、ぜひ窓口を広げて、畜産振興のための畜産公社にしていただきますように、よろしくお願いします。
 次に行きます。次は、堆肥センターについてお伺いしたいというふうに思います。
 堆肥センターについては、村岡、小代区に施設がありますが、これは産業廃棄物という中で、平成16年に多頭飼育の農家については堆肥舎が必要だという中で、村岡においても小代区においても堆肥舎ができております。香住区も、2戸の農家がその中に入るんではないかな。例えば10頭以上飼われておりますので思いますけれども、香住区のふんの処理方法はどのようになっているのかお伺いしたいというふうに思います、町長に。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 具体的に香住の状況につきましては、それぞれの畜産農家が対応しておると思いますが、具体的内容が私、承知しておりませんので、担当部長から説明をさせます。


◎議長(橘 秀夫) 産業部長。


◎産業部長(前田 定) 香住区での農家ですけれども、畜産農家は5戸ございますけれども、いずれもそれぞれの農家で処理をしていただいておりまして、共通の堆肥センターは持っておりません。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) それぞれ処理がスムーズにできればそれにこしたことはないとは思っております。村岡区につきましては、今、堆肥センターがちょっと行き詰まっておるような状況でございます。その中で、増築計画とかいろんなことが話題にはなっておるわけですけれども、増築をするにしても、できた製品をはかせる段取りをしないと、幾ら建築物を建ったとしても、なかなかそのことが解決しにくい。一たん在庫で持てば、在庫、在庫、在庫となって、はかせることを考えなくては、まずだめではないかなというふうに私は思っております。
 その中で、今まで村岡でも有機の里、そんな話がよく出てきますし、そうしてきますとやはりこの牛と耕種農家との連携した物づくりがどのようにしたらできるのか。それによって、家庭菜園でも朝市なり、それからそこら辺にできたものを供給するというようなことになるんですけども、どうしてもそのことができにくいものですから、堆肥はできてもそこではかせないというような状況だというふうに思いますので、このことも今言ってこうだということは言いかねますけども、ぜひそこら辺の検討する機関を設けてでも取り組まないと、堆肥は幾らいい施設ができたとしても、余ってどうしようもないというような時期が来るんではないかなというふうに思いますので、そんな検討委員会ができないものかということを、町長にお伺いしたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) この問題は、まさに悠長な話ではないというふうに認識をしております。せんだっても、先ほど言いました村岡の畜産農家の代表者の方がお見えになりましたのは、村岡の堆肥センターが手狭になっている。したがって、増頭対策をしていくとなると、堆肥のいわゆる入り口が詰まってしまうんだというふうな話で、堆肥センターの増築について、町にも相談をしたいというのが私に来られた直接の理由でした。
 一方で、我々としても増頭対策をやらなきゃならんと言いながら、増頭をしたらその処理をするところの入り口がもう手狭になっているというのはおかしな話ですので、その対応を早急に考えなきゃならん。しかし、それは議員もご指摘のように、建物だけ建てればいいんではなくて、最後の出口をきちっと、最終処理のところをきちっとめどをつけなければ、町や生産者の対応が、際限なく費用がたくさん要るというような問題になりますので、一貫した対応を早急に検討したい。それには、関係者に集まっていただくと同時に、やはりこれこそJAとか普及センターの指導というのも強く求めたいというふうに思っておりまして、そういう関係者による検討組織を立ち上げたいなというふうに思っております。それを、そういう部分だけ検討するんか、畜産全体を検討するかは別にして、この問題は早急に方向を出しませんと、時間をかけておりますと生産農家の皆さん方のほうが困られるというふうな問題がありますので、せんだってお話を聞いて、早く対応しなきゃならんなと思っております。
 その具体的な対応を考えるとき、先ほどのご指摘の、やっぱり合併の効果として、村岡は村岡、美方は美方ということでなくて、結果的に2つの堆肥センターがある。今まで運用の仕方も全然違うというような状況ですけれども、何とかこれをうまく2つを有効に活用できるような方法もないではない。何か考えれないだろうか。議論する中で、例えば、今村岡のほうももう少し熟成といいますか、水分を抜いたものにしないと、なかなかいい堆肥にならないというふうな課題があるようで、そのために施設を広げなきゃならんという理由もあるようですので、それでは第1段階は、これは小代の皆さんには大変どうかと思いますけれども、第1段階、小代のほうが余裕がありますから、そこで少し水分を抜くような前さばきの工程を行って、その後で村岡のほうへ持っていく。いわゆる第1工場と第2工場のような方向も1つの考え方ではないか。そういうことも含めて、可能な方法を考える中で、最終的に必要な増設はどのぐらいかというふうなことを詰めていきたいというふうに考えております。
 その中で、ご指摘のように出口である販売促進というのは大きな課題ですので、今はお話を聞きますと、中山間直接払いなんかの制度の中で、その補助金がありますので、それで堆肥を大量に、水田等へ施肥をされているというふうな状況もあるようですけれども、これも5年間でその制度がなくなったときにどうなるんかというふうな将来予測もありますし、香住のナシ農家なども少しずつは取り入れてもらってますけれども、それをまだ量を多く取り入れることが、金額的な面も含めて可能かどうか。さらには、花づくり運動なんかを展開する中において、そうしたものの肥料としての使い方が可能か。いろんな需要開拓をしながら、もちろん量と価格という、価格の問題が大きな問題だと思いますけれども、それらを総合的に、早急に検討するための組織を、委員会になるかどうかは別にして立ち上げなければならんということを、せんだって代表農家の皆さんのお話を聞きながら、つくづくと感じておるところでございまして、早急な取り組みをしたいというように考えております。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 町長の言われるとおり、合併のメリットというのは、そこの施設を有効に利用する。したがって、香住の畜産農家でも村岡の堆肥センターが利用できたり、小代の堆肥センターが利用できたりすることが、そんな費用をかけなくても使えるのが合併のメリットだというふうにも思いますし、もう一つは、できた製品をどうしてはかせるかということにおいても、村岡は村岡の、村岡町の小さな町の中で販売をしとっても限りがありますし、そこで1つは香住区の皆さんにもこの堆肥を使っていただくというようなことをやっていくことが、私は大事ではないかなというふうに思っております。
 今年のことなんですけど、あそこの堆肥センターで、とてもじゃないが、建物の中には在庫できないというような状況があったんですけど、しかし、堆肥を安くすれば、農家はどんどん取りに来るというような状況が出ておりますので、価格の面をどうして町が支援をするかということも検討していただくことが大事ではないかなというふうに、私は思っております。ぜひ、そんなことを思いますので、これからの畜産振興、よろしくお願いしたいと思います。
 以上で、私の質問を終わらせていただきます。


◎議長(橘 秀夫) 以上で、西村伸一君の一般質問を終わります。
 お諮りします。
 本日の会議時間は、議事の都合により、この際、あらかじめ延長したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(橘 秀夫) 異議なしと認めます。
 よって、本日の会議は延長することに決定しました。
 次に、西坂秀美君。


◎西坂秀美(10番) 西坂秀美でございます。
 第4回香美町議会一般質問をいたします。
 質問に先立ち、さきの台風14号で被害を受けられました地域の皆様方に、心からお見舞いを申し上げますとともに、不幸にも亡くなられました方々のご冥福をお祈りいたします。
 それでは、早速本題に入らせていただきます。私は、香美町の最重点課題事業の1つの特別養護老人ホーム整備事業について、お尋ねをいたします。
 先ほど町長の行政報告にもございましたけれども、庁舎建設は今月入札というようなことで、非常にスムーズに進行しておりますけれども、特養は18年秋の開設予定、最初の予定なんですけれども、と言いながら、いまだ入札の話も出てまいりません。前議会で、国あるいは県の交付金が示されました。もう法人に交付されたのかどうか、その辺のところも興味のあるところでございます。
 この特養、私も議員にならせていただいてから、ずっと見守ってまいりましたし、この進行状況、やきもきしながらしているわけですけれども、一向に進みません。これは、町民自体もそういうふうに思っております。せんだっての総務委員会で、当初予定額より5,160万少ない3,096万、これを町が持って、残りを法人でというふうに説明があったわけです。国・県の交付金がですね。本来ですと1億8,000万ぐらい予定してましたし、もう4、5年前ですと、建設資金の70%ぐらいは国の補助でできたという時代もあったんですけども、今になりますと、本当にこれだけの交付金になったのかなという思いがいたしております。
 その部分が、この間言われました3,096万円、その部分、合併特例債に積まれておりまして、また起債金額が変更になったということを総務委員会でお聞かせをいただいたんですけれども、一体、これいつになれば入札、あるいはこの特養開設ができるのでしょうか。また、この起債金額の変更ということになれば、またこれが延びるのではないでしょうか。町長、いつごろこれらを予定しているのか、まず第1点目にお尋ねをしてみたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 西坂議員の特養の整備事業についてのご質問にお答えをいたします。
 この事業は、ご案内のとおり、実際の建設主体はこぶしの里が行いまして、その建設事業費の一部を町が補てんをするというふうな仕組みであります。したがって、建設事業そのものはこぶしの里が行うことになっておりますし、その準備については、町といろいろと協議をしながら着々と進めているところであります。具体的に今ご質問の入札につきましては、10月の上旬ぐらいに入札公告をして、11月の初めぐらいに入札日というふうな設定で今、進めております。その前段として、計画地のボーリング調査をこの8月に実施をしました。それらを踏まえて、9月の初旬に設計が完了をするというふうな段取りをしております。これをもとに、9月の中下旬に県の設計審査を予定しておりまして、それが終われば入札手続がいける。したがいまして、最初に言いましたが、その9月の中下旬の県の設計審査をスムーズに受けるとするなら、10月上旬には入札公告をし、11月の初旬に入札。施設の開設を来年の9月ということを目途に建設を始めるというふうな段取りで、今、法人のほうで進めていただいたおるところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(10番) 私が一番心配するのは、法人の運用する施設の建設費が、この合併特例債を充当できるかということなんですね。何か私も、特養がなかなか話が進まない、なぜかなという思いから、私も得意のネット検索、あるいは知り合いの国会議員の先生にもお尋ねをしてみているわけですけれども、その辺のところから返ってくる言葉というと、あんたのとこ、過疎町であれば、対象事業の30%の町負担でできるわけですから、過疎債でいいんじゃないですか、それであれば全く問題ないですよ、なぜ合併特例債を使うんですか。合併特例債を使うと、95%の70%適用ですから、66.5%ですか。ですから、町負担は33.5%になるわけですよね。合併特例債より過疎債のほうが有利に運用できるということなんですね。兵庫県の場合は1割カットしますんで90%ですけれども、合併に伴うこういう事業であれば100%適用になるでしょうという回答もいただいておるわけですよ。ですから、その辺のところでなぜ過疎債を使わないのかな。合併特例債を使う理由はなぜなんでしょうか。ですから、本当にこういういわゆる民間の業者が運営する事業に充当可能だというふうに、町長お思いでしょうか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 合併特例債の充当については、県を通じて総務省とも折衝をする中で、ストレートに対応できない部分があるようですけれども、今いろいろと合併に伴う施設整備という中で、最大限、それを認める方向で細かな詰めをしております。
 今、それでいけると思うんですけれども、どうしてもという場合には、次善の策として過疎債というふうな方向もあるというふうな中で、合併特例債で実現するように進めているというような状況で、これらは県の市町振興課を通じて、今総務省と最終的な協議、折衝をしておるところでございます。
 今、議員ご指摘の合併特例債と過疎債、過疎債のほうが有利だというご指摘については、ちょっと私は合併特例債のほうが有利だというふうな認識のもとに、何としてでも合併特例債を適用ということを強く働きかけておりますけれども、助役がいろいろ専門ですから、後で説明をしてもらいたいというふうに思っております。
 合併特例債の最終的な決定は、今の情報では来年の3月ごろになるという予定ですが、これを待たずにもう事業は行おうという判断をしております。それは、特例債ないしはどうしてもの場合に過疎債ということで、いろいろ協議をしております県の市町振興課も、合併特例債もこれからの詰めでいける見通しだというふうな返事ももらっておりますし、万一の場合には過疎債がいけるということになりますので、それらを待たずに早く、最重点事業として取り組んでいる事業ですので、工事の施行については進めてもらう、こういうような判断をしているところでございます。
 特例債と過疎債の問題については、ちょっと助役のほうから、我々の見解を説明をさせていただきます。


◎議長(橘 秀夫) 助役。


◎助役(岩槻 健) 本件については、既に町長がお答えしておるとおりでございまして、財政当局といたしましては、県の市町振興課を経由いたしまして、既に総務省に申請をしておる段階でございます。
 今ご指摘のように、過疎債との併用という意味のご発言がございますけれども、国の起債の枠の総額でございますね。これは、合併特例債は国が合併を奨励しておるわけでございますので、相当な、総額そのものを数字を持ち込んでおりませんが、むしろ過疎債は合併によって、過疎町そのものの数は減りますけれども、新たにまた過疎町でなかったところが過疎町になっていくと、合併によって。そういう事象もあるわけでございまして、県の見方がむしろ過疎債でいうよりも、合併の中の拠点事業、特に香美町の場合3つ、旧町ごとに上げておるわけでございまして、合併特例債で交渉をやるほうが、むしろ枠としてはフローが大きいわけですので有利ではないかというように、県自体も判断しておるということでございますので、私たちはある程度、これについてはまず大丈夫ではあろうという認識でおるわけでございます。


◎議長(橘 秀夫) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(10番) 今、合併特例債と、もしだめであれば過疎債をと、両方の方向で進めていくということで、まず一安心はしておりますけれども、私もいろいろと尋ねた中で、県の知り合いにもお尋ねもいたしましたし、本来なら過疎債だなという返答はいただいておりますけれども、そこで今詰めの段階ということで、今本当に一安心というか、本当にそれでいいのかなという思いと、まだ半信半疑の思いでおるというのが、私の実態でございます。
 本当に、詰めの段階、そしてこれがオーケーが出るのが、来年の早くて2月、来年の3月だということも私も聞いております。その辺のことを考えると、前回の議会で町長の発言もあったように記憶しておるんですけれども、これらの予算措置、どういうふうにこれから対応していかれるのか、やっぱり債務負担行為を起こして、がっちりとその辺のところを対応していかれるのか、まずその辺のところを町長にお尋ねします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) そうした対応をしたいと思いますが、ちょっと細かな問題につきましては承知してない部分もありますので、総務部長から答弁をさせます。


◎議長(橘 秀夫) 総務部長。


◎総務部長(藤原進之助) 庁舎でもお願いしておりますように、この特老の関係につきましても、債務負担でお願いすることになろうかと思っております。


◎議長(橘 秀夫) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(10番) この場合、町の建物ではないということで、いわゆるこぶしの里もその辺の裏づけがないと、しっかりと事業に入っていけないという不安があるんじゃないかなというふうに思います。
 それと、今言われましたように債務負担行為を起こされるんだったら、じゃ、本当にいつごろ予定されてますか。その辺のところもはっきり示さないと、特養の事業主体であるこぶしの里の理事の方々からも、やはりその辺の不安というものはまだ払拭し切れてないというふうに、私は感じております。その辺のところのお考えをお聞かせいただきたい。


◎議長(橘 秀夫) 総務部長。


◎総務部長(藤原進之助) 実は、事務的にはこの9月の補正ということも考えていたわけですけれども、まだ事業費が確定しておりません。といいますのが、先ほども出ておりましたように、入札がまだこれから先ということになっておりますので、入札が終わりますとほぼ事業費が確定いたします。したがいまして、その後には、そういった予算措置をお願いすることになろうかというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(10番) 私としては、合併特例債の枠があるし、過疎債はまた別の事業にという考えもあるのかなという思いもいたしておりましたけれども、この部分、過疎債も同時に、ということは同時進行、両方を申請されておるということですか。


◎議長(橘 秀夫) 総務部長。


◎総務部長(藤原進之助) 今の起債計画の上では特例債ということでございます。


◎西坂秀美(10番) 特例債1本ですか。


◎総務部長(藤原進之助) はい。


◎議長(橘 秀夫) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(10番) 合併特例債で自治省とそういう話ができておると、県の振興課からともそういうお話ができているということなればいいんですけれども、一番心配なのは、合併特例債で充当が100%、100%が95なんですけれども、100%にならない場合もありますよという回答もいただいて、その辺のところも不安に思っているんです。95%が90になったり、あるいは85になったりというようなこともあるんですよということもお聞きしたんですけれども、その辺のことも対応というか、お考えでしょうか。


◎議長(橘 秀夫) 総務部長。


◎総務部長(藤原進之助) これまで聞いておりますのが、ルールどおりの95%充当ということを聞いておりまして、今議員が発言されておりますようなことについては、特に聞いておりません。


◎議長(橘 秀夫) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(10番) その辺の心配も非常にあるわけでございます。幾ら心配してもしょうないことですし、特に今言われましたように、債務負担行為を起こすということですので、この辺のところをしっかりとやっていただければ、まず特養も大丈夫かなという思いがいたしております。とにかく、私の聞いた範囲でこういう心配がございましたので、特に今回この辺のところをお聞きしたいという思いで、この質問をさせていただいております。


◎議長(橘 秀夫) 助役。


◎助役(岩槻 健) 大変、この財源充当、特に地方債についてご心配をいただいておるわけでございますが、これについては、これまでも若干増えておりますけれども、私どもとしては市町振興課に何回となく出まして、特にこれは旧町のときからの引き継ぎ事業でもあるわけでございますし、一方、土地の取得についても地方債の充当をお願いしておるわけでございまして、まず、私どもとしては現段階では、充当率が仮に合併特例債が90になるとすれば、一方では今度は過疎債とか、いろいろなお願いもずっとしてきておるわけでございますので、市町振興課が総務省にその意図するところをつないでいただいておるわけでございますから、まず大丈夫だというふうに現在とらえておるところでございます。
 ただ、過疎債とそれから特例債の比率がどうなるのか、そういうところも若干あるかもわかりませんが、それによって一般財源が土壇場になって、何て言いましょうか、補正やらなくてはならないというようなことにはならないというふうに思っているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(10番) じゃ、その点はひとまず安心をいたしまして、それでは次に、町の中でよく聞く声で、せっかく特養ができても、国民年金で入られんと違うんかいなという声を非常によく聞きます。これは、この10月、介護保険の法改正によりまして、居住費用あるいは食費が介護保険給付の対象外となる。こういうこともございますけれども、所得が低い、所得が国民年金のみの人が入れる金額というのを、町長、想定しておられますか。その辺のところをお尋ねをしてみたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 新しい施設の居室料の問題ですけれども、ちょうど今年の10月からご指摘のとおり、介護保険法の改正で居住費を徴収するようになります。最終的にその額については、経営主体が決めるというのが建前ですけれども、今までの協議の中で、こぶしの里は標準的な国の示した額を徴収するというような考え方をとっております。それによりますと、議員もご承知と思いますけれども、所得が266万円以上の方については、月約6万円というふうな額になっております。ただ、今ご指摘のような低所得の方についての減免制度が国でも打ち出されておりまして、具体的に80万円から266万円の所得の方は、6万円が5万円になる。それから、80万円以下の方は2万5,000円になるというふうな仕組みになっております。したがって、これにプラス食費も今度は負担になりますけれども、国民保険、いわゆる年金の受給者という中において、その年金額を上回るということはないであろう。今までに比べると負担の増になりますけども、その年金の範囲内で負担がしてもらえるということになるというふうに試算をしております。
 問題は、今までは相部屋でやっておりますので、相部屋の場合はもっと安くなります。そういうものと比べて、たまたま今度できたのは、全室個室のことになりますから、居住環境はどうかは別にして負担がぐっと増えるというふうなことによる、少し入居希望者の戸惑いのようなことは起こる可能性がある。したがって、それらについては十分説明をしていかなければならんのではないかな。これは、直接は経営主体であるこぶしの里が行っていただくことですけれども、我々としてもそういう部分については、少し心配をし、対応をしなきゃならんというふうに考えているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(10番) 低所得者については、今回の改正でも負担の軽減措置という補足給付が創設されるということでなっているわけですけれども、やはり我が町に特養ができても、国民年金しかもらってない低所得者が入れんようなことでは、我々も寄附もできんがなというのが町民の多くの声でして、なるべくならその辺のところも町として何とか考慮ができないか。いわゆるホテルコストを下げるためには、法人の負担額というものを減らしていくこと以外にないわけですし、集まった生きがい基金でも、そこに入れてでも下げるべきだなというような意見もあります。これは両方です。何も入る人が負担すればいいという考えの方もおられますし、できればやはり低所得者にそういう厚い待遇というのを、やはり町としてもこれからは考えていかなくてはいけないというふうに思います。まず、その辺のところも町長、これからは機会あるごとに、事業者であるこぶしの里に申し入れをしていただくことを強く希望しておきます。
 それと、先ほど触れましたけれども、国の交付金が削減されて、町の負担額が増えてきました。その一般財源、前回もらった資料によりますと、4,117万1,000円の財源措置というものもまだなされてないわけです。この辺のところがちょっと、先ほど言われましたそのときにされるかなという思いもしておりますけれども、生きがい基金というものは、どういうふうに使っていかれるんでしょうか。その点をお伺いします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 生きがい基金については、旧町時代から村岡で取り組んでいただいておりまして、いわゆる町負担の部分を少しでも軽減をする、その町負担額についての充当に充てていただくというふうな形での取り組みをしていただいておるものです。目標を1億円というような設定をして取り組んでいただいておるというふうに引き継ぎを受けておりますけれども、現時点で、大変皆さん方の努力で、8月末現在、4,168万円の額になっているというふうに聞いております。
 まず第一義的には、先ほどもご指摘のありました、直接一般財源として負担しなきゃならないもの、これに充当するということが大前提になりますけれども、それだけでというよりも、かなり当初の、3町合併のときの協議の中よりも、先ほどの補助金が交付金に変わった、その交付金の差額の6割を町が負担するとかいろいろな部分の中で、起債総額も増えているというような部分もありますので、極力そういうふうな寄附金を集めていただいて、町の財源の一部に充当をするような形の運用を図らせてもらいたいなというふうに思っているところでございまして、この生きがい基金としての委員会は9月末で終了するという予定にしておりますけども、極力さらに寄附金については働きかけをするように、していただくように、関係の皆さんにお願いをしているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(10番) 先ほど、国県の交付金が減りました、5,160万、そのうちの6割、3,000余りの分、これは起債の分に含めて上がっているわけでございますね。ですから、この残りの一般財源の4,191万円、この部分だというふうに解釈したらよろしいでしょうか。3,096万円は起債に含まれているんですね。623万、含まれてますね。4,197万1,000円が一般財源としてここに計上されております。その部分に使うという解釈でさせていただきたい。
 この活動は、今町長言われました、9月で打ち切るというようなことがございましたけれども、この後、募金活動を続けるとなれば、どこが主体となって続けられますか。その予算措置というものはどういうふうにされるんですか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、この募金を先ほどご指摘のありました一般財源4,197万1,000円を満たせばいいと、私はそういう理解をしておりません。当然、これを満たすということが第一義的であって、さらに多くの、多くのといいますか、でき得ればさらに募金を集めていただくよう努力をお願いをしたい。その理由は、先ほど言いましたように、かなり当初計画から比べて、町負担が特例債も含めて増額をしているというふうな部分を、少しでも穴埋めをしたいというふうな気持ちを持っております。したがって、事務局体制は9月末で終わりますけれども、私の認識は、募金活動はまだ続けていただく。窓口は地域局がその窓口になるということであって、その活動については、実質的にいろんな関係の皆さんで活動をしていただくようにお願いをしたいいうふうに思っているところです。だから、事務局が終了したから、募金活動はこれで終わりだというふうな形で、私自身は認識をしておりません。もっと努力をお願いしたいな、難しい問題はあると思いますけれども、努力をお願いしたいということで、関係の皆さんにもお話をしていることでございます。


◎議長(橘 秀夫) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(10番) その辺の方向性というものはわかりました。大変、このことは今、事務局があっても非常に難しいわけでございます。そういう中で、今後も募金活動を続けて、今まで予算オーバーした分、一般会計に穴埋めするんだということでございますので、またその辺のところも、町民に聞かれましたら返答をしていきたいというふうに思っております。
 財源措置、あるいは債務負担行為を起こしてやられるということでございます。一日も早い着工、そして先ほど言われました18年9月開設予定ということでございますので、その辺の予定に狂いがないよう、町長、決意も新たにしてこの事業に取り組んでいただきたい、そういうふうに思います。
 私の一般質問をこれで終わらせていただきます。


◎議長(橘 秀夫) 以上で、西坂秀美君の一般質問を終わります。
 暫時、そのまま休憩いたします。
                 (暫時休憩)


◎議長(橘 秀夫) 会議を再開いたします。
 お諮りします。
 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(橘 秀夫) 異議なしと認めます。
 よって、本日はこれに散会することに決定いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 次の本会議は、9月14日、午前9時30分より再開いたします。
 ご苦労さまでした。
                             午後6時10分 散会