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兵庫県 香美町

平成20年第26回定例会(第4日目) 本文




2008年03月24日:平成20年第26回定例会(第4日目) 本文

                              午前9時30分 開議
◎議長(森 利秋) おはようございます。
 ただいまの出席議員は19人であります。定刻より若干早いのですが、定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。
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 日程第1 会議録署名議員の指名


◎議長(森 利秋) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、香美町議会会議規則第118条の規定により、議長において浜上勇人君、上田勝幸君を指名します。
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 日程第2 諸般の報告


◎議長(森 利秋) 日程第2 諸般の報告を行います。
 議案書1、議案資料4は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。正誤表、本日の議事日程は、あらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。
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 日程第3 報告第2号 委任専決処分をしたものの報告について


◎議長(森 利秋) 日程第3 報告第2号 委任専決処分をしたものの報告についてを議題といたします。
 職員に議案の朗読をさせます。
                (議案書朗読)


◎議長(森 利秋) 朗読は終わりました。
 報告の説明を求めます。
 建設部長、田渕和正君。


◎建設部長(田渕和正) おはようございます。
 それでは、委任専決第4号 町道野間谷線道路改良工事(その3)の変更契約の締結についてご説明申し上げます。
 議案の2ページをお開き願いたいと思います。
 平成19年6月25日付で請負契約を締結しました町道野間谷線道路改良工事(その3)の変更契約でございます。
 平成20年3月11日に専決処分したものでございまして、契約の目的は、町道野間谷線道路改良工事(その3)。契約の相手方、兵庫県美方郡香美町小代区野間谷15番地の3、株式会社大一興業、代表取締役井口護。契約の内容、請負金額6,405万円を6,632万5,350円に変更するものでございます。金額にしまして227万5,350円の増、率にしまして3.55%の増加でございます。
 内容につきましては、議案資料の1ページで説明したいと思います。
 議案資料の1ページに平面図を載せてございます。北が上になっておりまして、国道482号が左側にあります。下のほうが鳥取県側で、上が村岡側ということでございます。右側に矢田川が流れておりまして、今の道路工事の全体の図面をあらわしているところでございます。
 まず1点目に、断面の中にA─A´断面というふうに書いてございますし、B─B´断面と書いてございますけれども、方向的なものがわかりにくいと思いますので、南側にありますのがA´という形で、Bにつきましても、南側にありますのがB´ということで、標準断面図はAからA´、BからB´というような方向で見ていただきたいと思います。
 まず、一番下の左側にありますA─A´断面の中で、場所につきましては、一番左側の久須部川のところに橋がかかっていますが、それから国道までの間の舗装地盤を調査した結果、一部の区間でセメントによる安定処理工の追加を行ったということでございます。この部分につきましては66万円の増額になってございます。
 2番目に、B─B´断面から矢田川側の工事の中で擁壁の基礎部の安定性を確保するために、堅固な地盤まで砕石による入れかえを行ったということで、98万円の増額でございます。
 3番目に、盛土の安定性と施工性を確保するために、比較的水分の多い流用土のセメント改良を追加したということで、盛土の分につきましては、現場内の出た流用土と購入土ということで処理をさせていただいているわけでございますけれども、流用土の部分で、水分の多い分についてセメントの改良を追加したということでございます。これが63万5,350円の増額でございます。
 合わせまして227万5,350円の増額となります。
 以上で委任専決第4号の説明を終わります。


◎議長(森 利秋) これをもって報告を終わります。
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 日程第4 議案第55号 香美町上水道条例の一部を改正する条例を定めることについて
 日程第5 議案第56号 香美町副町長の選任につき同意を求めることについて


◎議長(森 利秋) 日程第4 議案第55号 香美町上水道条例の一部を改正する条例を定めることについて、ないし日程第5 議案56号 香美町副町長の選任につき同意を求めることについて、以上2議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により、一括議題とします。
 職員に議案の朗読をさせます。
                (議案書朗読)


◎議長(森 利秋) 朗読は終わりました。
 これより、各案件ごとに町長の提案理由の説明、担当部長の補足説明を求めます。
 初めに、議案第55号 香美町上水道条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) おはようございます。
 議案第55号 香美町上水道条例の一部を改正する条例を定めることについて、説明をいたします。
 平成20年度の組織体制について、水道課と下水道課につきましては、組織を統合して上下水道課にしたいと考えております。
 香美町の組織改正につきましては、部の変更につきましては香美町組織条例に基づいて議会の議決をいただきますが、課の変更につきましては組織規則で改正をすることになっておりますので、その部分については必要はありませんが、この水道課と下水道課の組織統合に関する部分につきまして、香美町上水道条例の一部を改正する条例の一部改正が必要となりましたので、提案をするものであります。詳細につきましては建設部長から説明させますので、よろしくお願いいたします。


◎議長(森 利秋) 建設部長。


◎建設部長(田渕和正) それでは、議案第55号 香美町上水道条例の一部を改正する条例を定めることについて、補足説明をいたします。
 議案資料の2ページをお開き願いたいと思います。
 香美町の上水道条例の中におきまして、第4条の組織に関する規定の中に、水道事業の管理者の権限に属する事務については水道課を置くというふうになってございます。先ほど提案理由にございましたように、上下水道課ということになりますので、その部分の訂正をするものでございます。なお、地方公営企業法の第14条では、公営企業を経営する地方公共団体につきましては、管理者の権限に属する事務を処理させるためには、条例で必要な組織を設けるということになってございますので、今回この上水道条例の14条に関する部分について、組織の必要な部分の改正でございます。
 それから、議案4ページに戻りまして、附則でございます。この条例は、平成20年4月1日から施行するものでございます。
 以上で説明を終わらせていただきます。


◎議長(森 利秋) 次に、議案56号 香美町副町長の選任につき同意を求めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) 議案56号 香美町副町長の選任につき同意を求めることについて、説明をいたします。
 岩槻副町長から2月末に、高齢になられたことと、体力が弱まってきたので、3月末で退職したいとの申し出を受けました。突然のことでもありまして、私として慰留に努めましたが、意志も大変かたいために、やむを得ず了承をしたという経過がございます。
 後任につきまして検討した結果、香美町香住区下岡740番地、亀村庄二氏、昭和21年3月1日生まれを任命いたしたいと考え、同意を求めるものであります。
 亀村庄二氏の経歴につきましては、議案資料4の3ページに掲載をしておりますが、長年にわたり、町の職員として要職を歴任され、特に平成14年10月からは公立香住総合病院の事務長、17年4月からは事務局長と名前が変わっておりますが、その仕事につかれ、さらに平成17年8月からは医療体制担当理事も兼ねて病院の事務局長の仕事をしていただいております。定年退職後も、18年4月から1年間は再任用で香美町理事として病院の経営改善に当たられ、その後も昨年12月まで嘱託職員として病院の経営改善、今回の老人保健施設の整備等についても関与していただいたところであります。香美町が今当面する財政再建へ向けての大きな課題の一つであります香住総合病院の経営改善を中心に、町政全般について私の補佐をしていただくに最もふさわしい人と考えておりますので、何とぞご同意をいただきますよう、よろしくお願いいたします。


◎議長(森 利秋) 説明は終わりました。
 この2議案については、明日3月25日に各案件ごとに審議いたします。
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 日程第6 一般質問


◎議長(森 利秋) 日程第6 一般質問を行います。
 お諮りします。
 一般質問の方法は一問一答方式で、質問時間は答弁を除き1人30分以内といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(森 利秋) 異議なしと認めます。
 それでは、そのようにとり行います。
 順次、議長において指名し、発言を許可いたします。
 議長よりお願いをしておきます。
 一般質問は大所高所からの政策を建設的立場で議論すべきものであります。単に事務的な見解をただすにすぎないようなものとか、制度の内容説明やお願いや要望をするようなものではなく、簡単にして、しかも内容のある、次元の高い質問を展開していただきたいと思います。
 なお、当局におきましても、的確、明快な答弁をお願いしておきます。
 それでは、寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) おはようございます。
 それでは、通告のとおり質問したいと思います。まず、町長にお願いしたいのは、当初、通告書ですね、所信表明を聞くまでに書いていましたので、多少ずれがありまして、その辺は了承をお願いいたします。それでは、質問に入ります。
 まず1点目でありますが、平成20年度予算編成の具体的取り組みについてであります。
 町長の平成20年度の予算の概要を読みますと、18年度から20年度までの3年間を集中的改革期間として取り組む中で、平成20年度は集中的期間の最終年度であり、なお一層行財政改革を推進し、これからの香美町づくりの基盤形成をしていきたいとの考えを示されています。そこで、どのあたりを具体的なポイントとしてとらえられておるかということであります。町長の思いとは違うかもわかりませんが、自分なりの考えを述べて町長の所見を伺うものであります。
 まず、行政改革では、1、部制の廃止は。2、地域局の再編・縮小は。3、本町に畜産課の設置は。これは名称の変更の件も含めております。4、教育委員会を本庁へ。5、職員数の見直しは。
 次に、財政改革では、1、予算規模を縮小しての固定化は。2、三セク、指定管理者への補助金の見直しは。3、自主財源を増やすための地域振興戦略は。
 以上でございます。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 寺川秀志議員の行財政改革を中心とした20年度の予算編成の取り組みについてのご質問にお答えしたいと思います。
 まず、第1の部制の廃止についてでありますが、部制の問題につきましては、非常に行政が複雑・多様化しておりまして、それぞれの課だけではなかなか住民の皆さんのニーズにきちっとこたえた対応ができない。2つないしは3つの関連した課の連携を図りながら行政を推進していく必要性がますます高まっております。そうしたことから、課の関係したものを調整する役としての部長の必要性というのを感じておりまして、香美町発足後、部制をしきましたために、従来と比べて、そうした面での政策の調整がある程度進んで効果が出ているのではないかというふうに考えております。しかし、さらに一層その効果を高めていく必要がありますので、私としては部制は存続したいというふうに考えているところであります。
 ただ、行財政改革の観点から、そのことによって部長が余分の人員として配置するというふうなことは極力避けたいということから、原則として部長はその部内の1つの課長を兼務するというふうな方向で昨年から進めておるところでありまして、できるだけ、よほど施策が新しい施策で、緊急を要するというふうなときは別にして、原則1つの課長と兼務することによって、人的には変わらない、行政運営の効果的な展開を図っていくというふうな推進を考えているところであります。
 地域局の再編・縮小の問題ですが、合併して3年が経過し、20年度は4年目になります。地域局の縮小ということではありませんけれども、職員を毎年退職不補充をするということで、後でもご説明しますが、合併前と比べて49名、約50名近い職員を減らしてきました。こうした中で住民の皆さんの期待にこたえる行政を展開するとなると、できるだけ効率的な職員配置をしていかなければならないという観点の中で、本庁組織の職員を余り減らしますと大きな影響を及ぼしますので、そうした観点から、地域局についてはその不足する職員を減らすための対応を考えたいというふうに思っております。
 具体的には、単に職員数を減らしてその地域の住民の皆さんの不便を生じさせるということではなくて、住民の皆さんとの窓口対応等については従来と変わらない対応をとりながら、内部業務をできるだけ集約化する。具体的には、村岡地域局と小代地域局と、それぞれ旧町からの流れの中で取り組んでおりましたが、できるだけ、いわゆる香住を海の地域とするなら、村岡区、小代区を山の地域というトータルの中で、共通した業務についてはどちらか1カ所でできるだけやっていく。具体的に観光とか農業、畜産というふうな施策につきましては、村岡地域局を拠点として、そこから職員が出向いていくという業務については、そこを拠点にして、そこから村岡にも小代にも出ていく。そうすれば、今まで例えば村岡に2人、小代に1人というような格好で配置しておったものが、トータル3人で、あるときには村岡区に3人が集中的に行く、あるときには3人で小代区に集中的に行くというふうな形で、より効果的な業務が行われるのではないかと。そんな形の再編というのを20年度は第1段として試みてみたいというふうに考えておりまして、しかし、これも急いでやりますといろいろと住民の皆さんとの問題も起きますので、20年度は試行的に行い、その状況を見ながら、さらにそうした方向での体制を進めてまいりたいというふうに考えておるところであります。
 3番目は、畜産課の設置につきましては、但馬牛振興対策は香美町にとって大きな課題であるということは、合併直後からそういう認識のもとにいろいろな対策を講じておるところでありまして、そうした中で、独立した畜産課を置くというのも一つのご提案だと思いますが、畜産が単に畜産ではなくて、いわゆる農村における一つの業としての畜産。それで、農業とか農村対策とかすべてがかかわったものでありますので、先ほど言いましたような、畜産は畜産だけとなりますと、今度はほかの施策との連携が十分とれません。したがって、農林水産課という体制の中において、畜産の対策については人的にも政策的にも充実・強化を図っていく中で、畜産、いわゆる但馬牛振興とその地域の農村対策との連携を図っていくというふうな形をとることが実利的ではないかなというふうに思っておりまして、そういう方向でいきたいというふうに思っております。
 それから、教育委員会の問題につきましては、教育委員会を村岡に置くことは、行財政改革の観点からいくと、それは問題ではないと思います。本庁に置くことによって人数が減るとかということではありません。教育委員会は半独立的な機関ですので、そこで業務を行います。ただ、この3年間の経験の中では、教育委員会の本来の教育行政以外、社会教育とか、町の政策との連携を図るべきものもたくさんありまして、そういう部分についてやっぱり意思疎通、意思決定等を行うのに少し時間的に支障が生じているという問題もありますので、いずれ本庁のほうへ場所の移転を行うということは考えたいというふうに思います。当面20年度は村岡中学校の統合問題がありまして、これはまさに現地対応を集中的に、精力的にやらなきゃなりませんので、20年度については現体制と同様の方法で村岡で業務を行っていただくと。21年度以降の課題として検討したいというふうに考えているところであります。
 職員数の削減につきましては、先ほどもご説明しましたように、合併後から退職不補充を行い、また勧奨退職も行う中で、現在までに、この20年4月1日現在になりますと、合併前と比べ49人の縮減を図ったということになります。業務を行う上で、それぞれの部署で新しい業務も発生しますので、かなり職員はきつい対応になってきつつあることも事実ですので、一層業務の簡略化を図る、機械化を図るというようなことを行いながら、さらに行財政改革としての職員の縮減を図ってまいりたいというふうに思っております。
 ただ、一方で、ここ4年ほどこうして、3年やっております関係もあり、職員の年齢的な段階の出てくる可能性もありますので、21年度以降については退職者の、全部ではありませんが、一部について採用するというふうな方向も検討していかなければならんのではないかなというふうに考えておりまして、これらについては20年度の早い段階で方針を決定したいというふうに考えているところであります。
 財政改革の予算規模の縮小、固定化の問題ですが、合併当初140億ぐらいの予算規模を20年度は115億というところまで縮小いたしました。本町における標準的なといいますか、望ましい財政規模がどの程度かということについてはなかなかきちっとした答えは出ないと思いますが、現在の予算の中にもいわゆる実質公債費比率29.1の中で公債費が28億ないし29億あります。今約29億になっております。これを18%という標準的な実質公債費比率でいきますと、29億で29%ですから、18億ぐらい。したがって、10億ほどはそうした形の余分なことになっておりますから、財政の健全化を図る、公債費比率の適正化を図ることによって10億ぐらいは減らして相当であるとなれば、大体100億というのが一つの本町における予算規模ではないかと考えておりまして、できるだけ早くその線に向かって当面努力することが必要だというふうに考えているところであります。
 それから、第三セクターの補助金の見直しにつきましては、第三セクターの中でファミリーイン今子浦につきましては、全体の売り上げが1億4,000万円ぐらいありますが、その中でいわゆる部屋料に当たるものと料理料とに分けまして、部屋料に当たる部分の3分の1は公社のほうが取って、3分の2を町が持つ。町は3分の2の額で起債の償還、それから、大きな修理だとかというふうなものに充てているところであります。大体1億4,000万円が、町が約3,000万円、公社が1億1,000万円ぐらいになりますが、町のほうにつきましてはまだ今、起債償還が年に約4,000万円ほどありますので、そういうものが続いておりますので、町の会計は少し赤字になっておりまして、一般会計から少し繰り入れをしているという格好になっております。
 一方、公社のほうの会計は経営努力によって、ここ数年は黒字になっているというような状況になります。したがいまして、直接お尋ねの公社への補助金については現在の枠の中でよかろうというふうに判断をしておりますが、町のほうにつきましては、現在までにそうした一般会計からの繰り入れが1億6,000万円ほどあります。これは20年度で起債の償還が終わりますので、21年度からは今度は公社から部屋料の3分の2を受け取ることによって、町のほうの基金会計は黒字になります。細かい話ですが、今まで一般会計から入れた1億6,000万円に当たるものを回収するのに、今の試算では21年から28年までの間の売り上げから町がもらうことによってとんとんになるというふうな状況になっておりまして、結論から言いますと、28年度以降、大きな改修を行う場合は別ですが、そうでなければ、起債もすべて、過去のものを含んでも、ファミリーイン今子浦の経営については黒字経営になるというふうな状況にありますので、極力今後もそうした形で進めていきたいというふうに考えております。
 2つ目の矢田川温泉につきましては、12年の開業以来、11万人ぐらいの入浴客があったんですが、ここ3年ほどは9万人台になっておりまして、19年度については8万5,000人ぐらいまで減るというふうな見通しであります。矢田川温泉につきましては、売上総額約3,500万円ぐらいですが、そのうち、月に80万円は町に納めてください、あとは使ってくださいという格好にしております。月に80万円ですから、900万ちょっとですか、町のほうが。それで起債の償還とか借地料とか全部、町が賄っております。あとは直接運営費用を公社がそれ以外でやっておりますが、大体10万人ぐらいの入浴客がありますと公社側の会計もとんとんになりますが、ここ数年9万人台に落ち込んでおりますために、公社のほうが少し赤字になっております。したがって、まずは10万人台に向かって入浴客の増加作戦を展開すると同時に、公社として窮屈な運営部分については若干町の取り分を、今取っておる部分を少し減らして公社のほうに回すというふうなことも考えていかなきゃならんのかなというふうに考えているところであります。
 もう一つ、三セクでは村岡振興公社、ファームガーデンと植物園を管理していますが、これにつきましては、起債償還は町が持っておりますが、直接的な運営についてはすべて公社のほうで対応して、黒字運営をしております。したがって、直接補助金と称するものは出していないというふうな状況にあります。
 こうした形ですので、それぞれのところで経営努力はしていただいておりますが、よく町としても協議をしながら、円滑な運営が図られるように努力をしてまいりたいというふうに考えているところであります。
 それから、ちょっと長くなりましたが、最後は、自主財源を増やすための対応ですが、町の財政、特に町税が固定資産税中心の税体制になっておりますので、基本は、固定資産税ですから、それほどの大きな変化はないと思いますが、やはり我々としては税収確保とあわせて、町民の皆さんの所得向上を図るために、産業振興を中心とした政策展開をより一層強力に展開していくことが必要だというふうに思っております。産業振興に当たりましては、従来から言っておりますように、観光を中心とした産業の振興を図りながら、他の水産業や農業、畜産業との連携を図っていくというふうな中で、香美町の地域の特性を生かしたいろいろな対策を講じてまいりたいというふうに考えているところであります。
 あわせて、直接的に税収効果にもつながりますのは、企業誘致、企業立地ですので、町の企業誘致条例を生かしながら、しかし、ひとり香美町だけで対応しても難しい問題がありますので、幸い県のほうが都市部中心の企業誘致から、但馬、丹波等、地方の企業誘致に積極的に取り組んでいただけることになりましたので、そうした対応と十分連携を図りながら、個別に企業の立地相談に応じていくというふうな形をとってまいりたいというふうに思います。あわせて、現在立地していただいております企業に、少しでも若い人たちを新たに雇用していただくような働きかけもしてまいりたい。そうしたことを展開することによって、すぐに大きな効果は出ませんけれども、1歩ずつ町の活性化を図っていく、そのことが自主財源の増加へつながっていくのではないかというふうに思っているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 町長の答弁が終わりました。
 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 本当に丁寧なご説明をありがとうございます。
 まず、町長、当初、所信表明の取り組みの中に書いておられるように、20年度のこの予算というのが、町長を含めて我々任期中に一番最後まで目の届く施策なんです。しっかり責任を持って実現するために1年間やっていかなきゃならんということで、次の話は別として、次は出る出ないはありますけれども、やっぱりこの20年度が一番大事な時期かなと思っております。
 その認識のもとで質問をさせていただきたいと思うんですが、まず、部制の廃止ですね。自分で原稿をつくったときに偶然、何日後かの新聞に養父市の部制の廃止、地域局の再編・縮小なんかが出たもので、ちょうど自分が思っておるのが出たなということで、どこも同じような感じで思っておられるのかなという感じがしておりました。特に部長制というのは大事な要素がある中で、今は部長の方もだんだん勇退されて、果たして、今までの中からだんだん組織化されて、そんなに要るかなという感じがしておりました。町長の答弁で、課長と兼務するということで、その辺はその辺のやり方があるのかなという感じがしております。ただ、人口からいったら、調べさせてもらったら、養父市が2万8,000弱、香美町は2万1,000ですね。それで、養父市のほうが旧町が多いですね。その辺の人口比率にしても、職員の数からいっても、果たして本当に要るかなという感じがしておりますので、これは一遍町長にお聞きしたいなということで質問しました。もう一度その辺のことを詳しく答弁できればお願いしたいと思います。
 それから、地域局の再編・縮小なんです。これも町長もちょっと考えがあるようなことを今答弁されていましたけれども、もともと私も小代・村岡に来て住民とも話をするんですけれども、いろんな要望があるんだけれども、地域局に行っても、最後はやっぱり本庁の決裁を受けなあかんと。本庁の担当の課長なり部長も、やっぱり地元のことはわからんですよね。最後には、やっぱり人間というのは目の前で自分が仕事をしなくても、例えば組織の、そこで部下がいろんな仕事をしておる、情報が入ってくると。見るなり、耳で聞くなりしておったら、ある程度判断ができるんですね。土地カンがあるといいますかね。今の状態だと、小代区のいろんな状況もありまして、地域局へ行っても、こっちへ来た場合、果たして適正な判断ができるかなという感じがしていまして、その辺をそろそろ、何も地域の方のためを思ったら、逆に本庁に……。もともと私、以前も質問しましたけれども、一極集中主義ですから、ここで全部決裁するという感じでいますので、これは私の個人的な考え方ですけれども、その辺、もう3年もたって、そろそろできたんじゃないかという感じがしております。その辺をもう一遍お願いしたいと思います。
 それから、畜産課のことは私も当初うがった見方をしておって、畜産で果たして香美町の新しい産業になるかなという感じがしておりました。やっぱり海だが、香住が背負っていかなんだらどうにもならんなという感じがしておったんですが、いろいろ行って話なり交流をする関係で、畜産も産業になるのかなという感じが、失礼な言い方かもわかりませんけれども、思い出しまして。それは別に、課をつくるというんじゃなしに、商工観光課、観光商工課じゃないですが、畜産という名前を入れてもらって、農林畜産課とか、その名前だけでも置いてもらって意欲を示すというだけでもいいんじゃないかという感じがしていますので、その辺もよろしくお願いします。
 次に、教育委員会をということは、これは、今は前向きな答弁でしたけれども、1年前に私も質問しておるんです。それで、この質問のときに、教育委員会は関係があるから、副町長のところに行きました、こういう質問をするということで。覚えてもらっておるようなんですけれども。そうしたら、そのときの、はっきり言いますけれども、やっぱり本庁に返したほうがええと言われました。そして、当時は私も余り無理なことを言ったかなという感じがしておると。それなら、本会議で質問しますよと。町長に振ってもらいますということで本番に臨んだら、違った答弁が返ってきたんですけれども、その辺ははっきり言わんとね。その辺は、私自身はもうそういうニュアンスで、雰囲気になってきておるから、じきに実現するんじゃないかなということで。へ理屈を言いますと、小代地域協議会の意見を聞いておじろんの露天ぶろができますので、香住の地域協議会の話は教育委員会を本庁に返してくれということが出ていますので、同じように地域協議会の意見を重視してほしいなという感じがしております。
 それから、職員数ですが、これは我々は中の人間じゃないですから、適正な人員をどれくらいで見ておられるのかなという感じがしていますので、これはそんなに深い意味じゃなしに町長の考えを聞くだけで、自分がどうこうというあれはないんですけれども、その辺は数字を示されたと思います。
 次に、財政改革です。これも減らして減らしていって、我々も2億7,000万ほどどうして減るんかなという感じがしておったんですけれども、心配することもなかったと。言いかえれば、町長なり財政当局の手腕なのか、それとも以前から膨らんでいたのか、その辺はわからないですけれども、その辺も含めて、適正な予算、どの辺でこれから安定していくのかなということで、100億ぐらいと言われているんですけれども、その辺のもう一度詳しい話を。
 それから、今の三セクの関係で、補助金の関係はごっつい丁寧に説明してもらいまして、大体わかっておるんですが、その中で、町長も我々もよく自立、自立と。何ぼ三セク、指定管理者といいましても、自分でやっぱり商売をしておられるわけですから、余り町に甘えずに、しっかり余剰金を出して町に寄附するような意気込みでやってもらわんと困ると思うんです。それで、逆に、福祉の話になるんですが、老人ホームを個人でやっておられますが、これも自立せなあかんと思うんです。しかし、老人ホーム関係は自立をなかなか、利益を得るという業種じゃないんですね。その辺が僕は、これから人的な問題も起きてきますので、町長はこれから老健をされて人的な問題でこの1年間直面、いろんな問題点を肌で感じることができますので、その辺も含めて、これから老健の関係と老人ホームの関係がなかなか人材の問題でお互いに厳しい面が来るんじゃないかなという感じがしていますので、逆にそちらのほうに目を向けてほしいなという感じがしております。
 自主財源のほうは、あとはこれは町長の所信表明のほうにも載っていましたので、この辺は僕も見ずに質問を書いていましたので、その辺の細かい施策があったらという感じがしておりますので。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、地域局におけるいろいろな本庁との業務の関係での住民の皆さんの不便という点ですが、まだ体制が十分に機能していないという部分が反省材料です。
 考え方としては、政策の最終判断はどうしてもやっぱり本庁でしなきゃならない。例えば具体的に村岡でのこと、小代でのこと、香住でのこと、これらについて、1つは、基準に基づいた判断が必要ですので、大きな事業については本庁でしなきゃなりませんけれども、そうしたことの内部の対応が住民の皆さんに不便をかけないように、できるだけ早く判断して、また、窓口でお答えするというような体制をとるようにしておりますが、まだそれがぎくしゃくしているという部分については反省しなきゃならんと思っております。
 あわせて、今ご指摘のように、それぞれの地域のことは地域におる職員でないと本当のことはわからないという点は確かにそうだと思います。地域局長をいわゆる部長級にして、それらについて地域の問題を、どんな問題でもそれぞれの所管部に意見具申をして協議をする、そうした構想でスタートしておるんですが、これらについてもまだ、率直に言って、十分に機能していない部分もありますので、これらを早く、3年たった総点検の中で対応がより一層効果的にできるように進めていかなきゃならんなというふうに思っているところであります。
 それから、畜産課の問題につきましては、畜産対策については、先ほど言いましたように、大きな村岡・小代区における柱として取り組んでまいりたいというふうに思います。農林水産課ということで、畜産がないということですが、一般的に畜産というのは農林という中に含まれているというのがあれですので、名前で出すか、政策の実態で理解していただくか、この辺についてはよく考えたいというふうに思います。
 教育委員会の問題につきましては、いろいろとご意見を聞いておりますが、やはり当初における3町の融和や政策バランスというふうなことを考えてのスタートをしておりますので、そのねらいが狂わないような形で今後の対応を進めていくことが必要だというふうに考えているところであります。
 適正人員につきましては非常に、例えば本庁と地域局の距離だとか、地域局における人口だとか産業だとかということによって、必ずしも一律にほかとの比較ができにくい部分もあります。しかし、香美町の場合、単純に人口比でいきますと、ほかのところよりも多いという実態がありますので、それらを、どこを改善することによって、工夫をすることによって減らせるかというのはさらに検討していかなきゃならんと思います。先ほどもお答えしましたように、先に縮小ありきでがっとやりますと、その影響を受けられるのは住民の皆さんになって、住民の皆さんがどうもぎくしゃくして、住民のニーズがうまく吸い上げられてまた返ってこないということがありますので、そうしたことを1つずつクリアしながら人を減らしていくというふうにしたいと思います。
 ただ、人を減らすのは、これは人を減らすのが目的ではなくて人件費総額を減らすのが目的ですので、人件費総額を減らすのは、人数を減らすことと1人当たりの単価を減らすこと、2つの方法がありますので、その辺の両方を見合いながらやっていきたいなと。今、当面は人を減らすことが最優先だというふうに取り組んでおりますけれども、ある程度、50人ぐらいの人数を減らすことが一つの目安ではないかと思っておりますので、これからは人を減らすことを中心ではなくて、人も工夫しながら減らすと同時に、人件費の適正ということについてもよく検討して、両面で対応したいというふうに考えているところであります。
 最後の財政改革を簡単にやられているんじゃないかということですが、いろいろと工夫をしながらやっておりますが、その中にはやっぱり住民の皆さんにご迷惑をかけている部分もかなりあります。これからも具体的に上下水道の料金改定等、住民代表の皆さんにご検討をほぼしていただいておりますけれども、新たに負担をお願いするというふうな問題もありますので、そうしたことについてできるだけご理解をいただくと同時に、町自らもそれに対応できる最大限の町内部における対応も含めて、よくご理解をいただきながら取り組んでいくことが必要だというふうに考えているところであります。
 三セクの自立化につきましては当然のことでありまして、そういう方向で進んでおりまして、先ほど説明しました部分についてはかなり自立化が図られつつありますので、その方向に行きたいというように思います。また、三セクに類似する指定管理をお願いしている部分についても、事実上は三セク的な形ですので、民間のそうしたノウハウを最大限生かしていただいて、できるだけ自立した運営をしていただけるように、そして、結果的に指定管理料も年々減らしていくように、すべての面について協議をしながら進めてまいりたいというふうに思います。
 それから、老人ホームと老健との関係につきましては、当初の病院に老健を設置するときにも、特に、町内における同種の施設のマンパワーの移動が起こりますと、これは何をしたことかわかりません。したがって、同じような条件で病院の、老健の職員の待遇も考えて、どこかにおられる方が病院のほうへ移るというふうなことのないように、それぞれが連携して町内の、町民の皆さんのそうした高齢者対応ができるように進めていくというふうな配慮をしております。これからも絶えずそうした関係機関との連絡会議のようなものを持ちながら進めていきたいなというふうに思っているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) この再編の、今の町長の答弁の中で、ちょっと私の説明があれかな、地域の事情がわからないという発言の中で、私が言いたいのは、現場で、最終決裁するところの人は地域の事情がわからないということで、地域だから、こっちに来たら、本庁に移転したらいいという意味のことで、地域のことは地域でわかっている人が判断したらいいという話じゃなかったんですがね。そこで話をしても、結局本庁に決裁が上がってくるから、そのときの担当官なりが地域の事情がわかっていなかったら適切な判断ができないんじゃないかということの意味があったもので、その辺をもう一度答弁をよろしくお願いいたします。
 それから、今の畜産課の課の問題は、自分の思っておるイメージとまたほかの人が思うイメージがどうかなという感じがしますけれども、畜産をやっておるという感じで名前を変えたらどうだということですね。といいますのは、以前から観光課、観光課の設置、設置って、ずっと名前が出ておったんですね。その中でやっと観光課がついたのかなと思ったら、観光商工課ということで、足して2で割るような感じだったんですけれども、それも1つの団体の事業が課になるということですから、どのような考えで、はっきりここで言えないでしょうけれども、もう一遍考えを聞きたいなと思います。
 それから、教育委員会のほうはそういう1年前の話をしましたけれども、完璧に機が熟したなという感じを自分自身は持っていますので、いい方向に行くなと感じております。
 それから、先ほどの自立の問題。言いましたように、自立をしてもらって、しっかり利益を上げてもらって、内部留保なり、それは町が持つものかどうか、何とも言えないところですが、改修が起こらないと黒字になると言うんですけれども、我々一般の商売でも、やっと借金が済んだときにまた設備投資とかがあるものなんです。なかなか思うほどいかないもので、それさえなかったらどの商売人さんもみんな金持ちになったと思うんですけれども、そう甘いものじゃないですけれども、行政のほうはどういうあれかわかりませんけれども、それも含めて、今の三セクの自立の中でちょっと話がそれちゃったので、老人ホームの話はまた改めてせなあかんなという感じがしますけれども、人的な問題が起きてきますので、どう言ったらいいんですかね、漁業の利子補給みたいな感じで、新しく勤める人には町が何ぼか補助しますというような感じで募集をかけられるとなかなか厳しい状態が来ると思いますので。ちょっとそれちゃいましたけれども、以上でございます。もし答弁がありましたら、またお願いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 前後しますが、地域の事情の問題につきましては、当然のことながら、本庁におるから現場を見ずに判断をしてもいいと、そんなことじゃなくて、それぞれの案件については地域局の職員と一緒に現場を見て判断をするということは当然だと思います。ただ、そうしても、いろいろな経過だとか住民の皆さんのいろんな思いだとかというふうなことについてはなかなかすぐにはわかりにくい点がありますので、これらについては地域局長を中心に地域局の職員が十分に本庁との連携を図るということを一層進めていかなければならんというふうに思っております。
 畜産の問題は、農林水産課の中に畜産係というのは置いておるんですが、水産部水産係と置いておるんですが、お話のように、そうした施策を香美町として重点的に行っているということをいかに町民の皆さんにも理解してもらうと同時に、町外にもどうアピールするか、これはいろいろな工夫があると思いますので、よく我々としても検討したいというふうに思っております。
 三セクの自立の問題は、極力自立化を図っておりますが、若干、町のいろんな施設は単純に民間の施設と違って公共性といいますか、少し料金も抑制するとか、いろんな制約要件がありますので、完全に黒字経営ということを求めても難しい場合があると思います。したがって、町が政策的に見る部分がどの程度かということをそれぞれの事業ごとに判断をして、町が見るべき範囲を超える部分についてはまさに自立化を図って努力をしてもらうということについて、より一層強くお願いをしていかなければならんというふうに思っております。
 老人ホームとかそれらにつきましては、いろいろな具体的ケースが出てくると思いますので、要は町内のそれらの施設がすべて円滑に運営ができるように対応するにはどうしたらいいか、絶えずいろいろな状況を把握し、聞かせていただきながら、必要な対策を講じてまいりたいなというふうに思っているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) それでは、2点目に入りたいと思います。
 畜産振興対策についてでありますが、通告を出した後でいろんな流れがあったみたいで、一応通告を出していますので、読むだけ読ませてもらいます。
 美方町和牛振興公社は当時の美方町の地域産業として大きな期待を担いながら官民一体となって発足したと聞いております。ところが、最近では経営状態が思うに任せず、現在では存続すら危ぶまれております。しかし、地元、畜産関係者の中にはまだ期待を持っている方もあり、次の提言を踏まえて、町長の所見を伺います。1、行政依存体質からの脱却、2、現在の経営陣の刷新、3、責任体制の明確化、4、株主と経営者の分離、5、経理事務の自主管理と監査機能の強化、以上のことができない場合、即刻整理するということを出しているんですが、その後、受け皿の話がどんどん進んで、受け皿のほうに行ったみたいなもので、それを踏まえて、その後の質問をさせてもらいます。
 まず、もう既に整理の方向を示され、受け皿探しをされているということですが、その中で町内に受ける方があると聞いています。どの状態になれば受けてもらえるのか、現状をどのようにとらえているか、町長に伺うものであります。
 その結果として、まず、株主の理解をどのように求めるか。それから、経理も含めての処理の問題。あと、施設がありますが、施設をどうするのか。壊すのか、買い取ってもらうのか、貸せるのか。あと、牛の処分の評価をどう見ているか。最後に、整理して残ってしまった負債はどのように折り合いをつけるのか。
 以上であります。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 美方町和牛振興公社につきましては、旧美方町時代からの運営をしていただいておりますが、現在までの状況の中で大変厳しい状況が続いております。ほかの機会でもご説明しましたように、当初の設立目的が、香美町という観点から見ましたときに、その必要性が大変薄くなっているというふうな状況を考えますと、運営状況も含め考えて、この際、できれば整理したいということで、株主の皆さんも含めてそういうふうな判断をされて、現在その取り組みをしているというような状況であります。
 これを行います場合には、まず株主の理解という観点からいきますと、出資金について全部無償で会社のほうへ提供、権利を譲っていただくということが現実的な問題として大前提になります。町が800株4,000万円、JAとか民間を合わせて1,496株で7,480万円の出資金がありますが、これを全部会社のほうへ提供していただくということを前提に進めております。ほぼそれらの事実上の合意を得ているところですが、まだ一部について完全に同意をいただいているというところでないというふうに、このことは会社のほうが取り組んでいただいておりますが、そういうふうに報告をいただいているところでありまして、おおむね株主の皆さんはその方向でよかろうということのご同意をいただいているというふうに理解をしているところであります。
 当面する経営上の赤字を最小限にとどめますために、一昨年から昨年にかけましても、いわゆる受胎率の向上を図っていく、そして、子牛の販売効果を高めるというふうな取り組みをしておりますが、それとあわせて、飼料が高騰するというふうな費用の増嵩も出ておりまして、なかなか収支で見ますとそういう経営改善効果も出ていないという中で赤字が増えているというような状況にあります。
 現在の資産を見ますと、牛も含めて、昨年12月末現在の試算で約1,400万円ぐらいの資産があるというふうに考えておりますが、負債のほうも一部、飼料代だとかその他の費用について未払いのものがありまして、これは今精査中ですが、その資産額を上回っているというふうな状況にあります。したがって、これから整理をする上でこれらをどういうふうに進めていくか。前提として、新たな追加補てんをせずに、負債の増えている部分も資産売却の中でいろいろな協議の中で対応してもらうということを前提に進めてもらうようお願いをしておりまして、現在のところ、会社の中核となる人たちもその方向で進めていけるのではないかというふうな強い見通しと信念のもとに取り組んでいただいているところでありまして、できるだけ早くそうした方向をはっきりとしていきたいなというふうに考えているところであります。
 それが具体的に進みますと、完全にこの施設の運営を廃止するのではなくて、本来の目的が少しでも実現できるよう、要は公社から香美町内の畜産農家の方に引き受けていただこうというふうな形で進めているところであります。その折衝も会社のほうでやっていただいておりますので、今言いましたようないろいろな要素との兼ね合いがありますので、このことだけ先に先行するというわけにはいきませんので、並行して進めているところですけれども、今の場所で引き続き運営をしていただく、運営の仕方は若干変わりますけれども、単に畜産農家の方の第2牛舎、第3牛舎ということではなくて、そこには少頭飼育をされている小代地域の皆さんとの連携が図れるような、少し広域的な業務も分担をしていただく。具体的には、子牛が生まれた後の管理だとかいろいろな、少頭農家では完全な対応ができない部分があるというふうに聞いておりまして、そうした部分についての協力をお願いするというふうな形で進めていきたいというふう考えているところであります。
 いずれにしましても、時間が経過しますとそれだけ環境はいいほうに行くんじゃなくて悪化する可能性がありますので、できるだけ早く進めていきたいというふうに考えております。
 この前提として、町としては出資金4,000万円については、ほかの株主さんと同じように、これを放棄することはやむを得ないのではないか、あわせて、資産としての畜舎が1つありますが、これは今の評価額とこれを取り壊す額とを考えますと、取り壊す費用のほうが高いというふうな結果も出ておりますので、町として無償で次の方へ譲るというふうな形をとりたいなと思っているところであります。これらのことを、もちろん議会のご理解をいただき、町民の皆さんにも並行してご説明をして、できるだけ早くこうした問題についての解決を図りたいというのが現在のところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 整理の仕方、これを一番心配しまして、ちょうど今いみじくも町民の皆さんということを言われましたけれども、ずっと以前から聞いておって、途中まで町長は町のもの、議会と言っておられて、イコール町民のものなんですね。だから、我々が納得しても、当局が納得しても、果たして町民さんに納得してもらえるかということですね。町民が株主ですからね。その辺をきれいに、水を差すわけじゃないけれども、きっちりしないと大変だなという感じがしております。
 その中に、答弁に入っていなかったんですけれども、整理しても、負債の分がありますね。そこで、公的な関係が債権者になった場合、果たしてその処分をどういうふうに考えておられるかということです。なかなかここでは言いにくいので、ちょっとあれですけれども、推し量って答弁してもらわんとあかんのですけれども。
 あと、株式会社といいましても、町が出資して経営をお任せしておったんですけれども、やっぱり経営者関係にも責任があると思うんです。それをどんなふうに責任の所在というのをとらえておられるか、その辺をお願いしたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 大きな問題としては、町民の皆さんに対する問題としては、財政的な問題でこの4,000万円を権利放棄する、さらに建物の部分についても無償譲渡をすると。これは、建物の分につきましては、現在の価値と取り壊し費用とを考えると事実上はゼロになるということですから、4,000万円の問題があります。これにつきましては、少なくとも町民の皆さんにご理解をいただくという前提で議会のご理解をいただくことを最優先に考えなきゃならんと思います。
 もう一つの問題は、公社をつくって、これは単に当時の美方町における畜産農家の畜産業の振興だけじゃなくて、美方町の地域振興の大きな核としてとられたというふうに聞いておりますし、まさにそのとおりですので、香住区や村岡区の住民の皆さんよりも美方区の住民の皆さんのご理解というのは十分問わなければならんのではないかなというふうに思っておりまして、その両面で取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 それから、いわゆる処分の問題につきましては、確かに先ほどおっしゃいましたように、現在のところ、いわゆる資産、プラスの部分よりも負債の部分のほうが多い状況になっておりまして、しかし、これは会社の経営者を中心に、それらのところについては一般的な取り組みの中で差引きゼロという格好で取り組むんだという強い決意で臨んでいただいておりますので、我々としてはそれを前提として了承してお願いをしているということで臨みたいというふうに思っているところであります。
 その中で、具体的にわかりませんが、公的な部分どうこうについては、これは当然のこととして処理をやっていかなきゃならん。処理といいますか、負担をする、返済をしていただくということは当然やっていかなきゃならんというふうに思っております。
 それから、最後の経営責任の部分については、現在も、したがって、会社の責任者の人たちがそういう責任を感じて積極的な取り組みをしていただいておりますので、その方向で取り組んでまいりたいというふうに思います。町としても株主として、大株主という責任がありますし、もともと美方町時代、町としても政策として取り組まれたというふうな経過もありますので、そういう観点からの責任は当然感じて、何とか円満に解決をするために最大の努力をしていくということについては全力で取り組んでいかなきゃならんというふうに思っているところであります。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 余り想定外のことの話をしてもなかなか難しい面があると思いますけれども、民間の企業でしたら、言い方は悪いけれども、手を挙げたら、だれが損しようが、そんなに、泣く人が出てきても、そんなことは問題ないですけれども、あくまでも公的なものというのはやっぱり税金投入ということになりますので、当局はオーケー、議会もオーケー、それで「はい、はい」というわけにはいかんということを心配しておるんです。その辺も踏まえて整理してほしいなという感じがしております。
 以上です。
 それでは、3問目に入りたいと思います。職員の資格試験についてであります。
 合併以来、住民の職員に対する期待感が希薄になり、公僕としてのさらなる資質の向上が望まれます。住民の負託にこたえるためにも、常に緊張感を持つ中での意識改革を求めるものであります。その一つの方法として、民間企業で実施しているような資格試験を実施して、昇進時の判断材料にすべきと思いますが、町長の所見を伺います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 職員の昇進とか勤務評定は厳格にやっていかなきゃならんというふうに思っております。現在のところ、勤務評定制度を導入して、上司から見た職員の勤務状況について年に1回チェックをしておりまして、それを評価しながら人事配置等については十分な参考にして取り組んでいるところであります。
 今ご提案の、例えば係長に上がるとき、ないしは課長に上がるときに試験制度も一つの参考に取り組んではどうかということですが、大いに参考にしなきゃならん課題だというふうに思います。例えば県庁なんかの大きな組織では、事実上の係長登用試験をやって、その中から選ぶというふうなこともやっております。ただ、本町の場合、職員が非常に限定されておりますので、その辺のやり方が必ずしも大きな組織と同じようにできるかどうかという問題があること、それから、行政も、国、県、市、町という格好で、住民に近いところに行くほど、職員の能力を判断するときに、知識もですが、知識プラス住民との対応力、説得力とか理解力とかというふうな、ペーパーでは判断しがたい部分の要素が非常に高いという部分があります。したがって、それらを十分考えながら、しかし、知識の部分の必要性もありますので、そのウエートづけをどの辺にするかということも考えて、ご提案の試験制度についてはよく検討しなきゃならない課題だなというふうに思っております。今すぐに結論を出すということはできないにしても、私もいろんな過去の経験もありますので、それらを踏まえて、ご提案の趣旨に対応した検討はしてみたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) まず、私の前提は、職員はほんの何人かをのけてみんな優秀だと思っての前提です。ただ、今こういう時代になりまして、なかなか町民の職員に対する信頼度というのは本当になくなっているんです。いろんな会合に出るんですけれども、意識改革、意識改革といってよく出るんです。民間はそういうテストをやっておってもやっぱり接点がありますし、逆に、接点するために能力……。能力という意味じゃないんですけどね。やっぱり何回かハードルをくぐるたびに人間磨かれてくるとか、議員も何回か選挙をするたびに人格ができてくるという感じ、それは僕だけかもしれませんけれど、そういう感じのための意識改革なんです。
 上司が見るとかという話はよくあるんですが、なかなか仲間内で、よっぽどひどいという言い方をしてはいかんけれども、よっぽどでない限りは上司はなかなか判断を、評価を低くすることはできないんじゃないかなという、これは自分の思いですけれども、あると思うんです。その辺はきっちり。例えばもうじき人事の発表がありますけれども、発表があるたびに、中には「えっ、あの人が」という感じになりますね。その裏づけとして、きっちり勉強して、資格試験を通ってやっているんだということですね。それぐらい町民の中には職員に対する、経済状況も含めて不信感があるんです。
 この間もある会議に出ていましたら、そこの議会のOBさんが会議の中で、僕が横におるから、僕に当てつけかどうかは知りませんけれども、職員はなっておらんどうだこうだと言うて、もうちょっと議員がしっかりせなあかんと、こう言われるんですね。よっぽどその人が議員のときに職員のことをよく思っていなかったかどうかはわかりませんけれども、そこで私に言われたわけじゃないから、反論するわけじゃないですけれども、そういうことも含めてやっぱり日夜研修しているという感じを見せるということですね。
 これもまだ町長の所信表明を見るまでに書きましたので、所信表明の中には、私も以前から言っていたんですけれども、町長の方針で、民間企業に派遣して研修すると。ごっついいいことが書いてありまして、やっぱり町長もしっかり……。しっかりと言うと失礼ですけれども、考えておられるんだという感じで、このことに関しては評価しておるんです。それはそれとして、やっぱりもう一つハードル、緊張感を持つために、別に問題が難しいとかそういう問題じゃなしに、どうだということなんですけれども、その辺の答弁をお願いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 確かに私もいろいろな方から職員のそうした、全部が全部じゃないと思いますけれども、ある場所、あるときの取り扱い、対応が十分でないというふうなことを聞くことが多くあります。やっぱりそれは、今お話しのように、緊張感、それから、絶えず住民の皆さんの立場に立ってという、わかったことの原則ですが、それができていないということに帰する問題ではないかというふうに思います。
 したがって、絶えずそうした本来の自分の役割が何かということを認識させる意味での緊張感を持たせるというためには、体で覚えることが必要ではないかなと。そのための1つとして今回、民間研修といいましても、具体的には、とりあえず町内の福祉施設に行って、1週間ぐらい福祉施設の業務を体で体験する、そこから自分なりに感ずるものをとらせるということを、若手職員を中心にして、だんだんその職員層を広げていきたいなというふうに思っております。経営的な部分についての参画等も、受け入れていただけるところがあれば、これからはそうした部分にも広げていきたいというふうに思いますけれども、そうして、できるだけ、民間の皆さん方がどうお考えになり、住民の皆さんがどう考えておられるかということを体で感じさせるという努力をしていきたいというふうに思っております。
 あわせて、ほかのところでも言っているんですが、日常におけるちょっとした、気づいたときに上司が指導するということの繰り返しが必要になりますので、少なくとも課長以上については自分自らがそうした意識をきちっと持つこと、そして、その上で職員には、嫌がられてもどんどんどんどん指導するということをやってもらいたいということを強く言っているところでありまして、徐々にではありますけれども、そうした意識改革を進めてまいりたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 町長の意を聞きましたけれども、私どもというか、私ですけれども、若い職員の方はこれからですから、全然問題ないと思うんです。いろいろチェックする上司に問題がある人もおられますから、これは僕1人チェックするわけにはいきませんから、何も若い人のことを言っているわけじゃないですから、その辺はご理解をお願いいたします。
 それでは、次の質問に入りたいと思います。4点目であります。公用車の運行管理についてであります。
 公用車の運行管理については当然落ち度なく管理されていることは承知していますが、昨今、職員による公用車での行動範囲も広くなり、事故、事件に巻き込まれる可能性もあるのではと危惧しております。また、行動範囲の広さゆえ、想像できない場所での公用車目撃情報もあり、誤解を招きかねないので、改めて職員、車の管理業者にも注意を喚起すべきと思います。また、住民の信頼を得るためにも、今後の防止策をどのように考えておられるか、町長の所見を伺います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 車を使っての業務というのがどんどん増えておりまして、今、町の公用車は201台ありますが、そのうち特殊な、消防車とかそういうものを除いて、職員が日常業務に使う車が87台ありまして、これをいろんな形で使って業務を行っているところであります。
 最近、ご指摘のように、事故が多く出ておりまして、この3年間で、物損事故ですが、34件ありまして、その中で明らかに職員の側が不注意というのが24件あります。したがいまして、これらについては、運転の十分な注意を図るための指導を行うとともに、こうした事故が起きた職員には、ある意味での処分、処分基準に基づいて行っております。内容が物損事故の範囲ですので、厳重注意とか訓告というふうな形にとどめておりますが、交通事故の処分基準をつくっておりますので、その基準に合わせてこれからも厳格に対応して、そうした処分という形で再発防止をしていきたいというふうに思っております。
 あわせて、根本的には職員は十分な注意を払うことが必要ですので、交通安全の研修会も、昨年も本庁と地域局で別々に分けて、美方警察の交通課長さんに講師として来ていただいて研修を受けました。職員の大半、258人が受けておりますので、運転を行う多くの職員は受けてくれていると思いますが、こうした研修も再々行って、いろんな事故の事例を見せながら、ちょっとした不注意がこうしたことになるということについての認識を高めていきたいというふうに思っているところであります。
 それから、車の町外での問題につきましては、多分この2月に車検中の公用車が町外のパチンコ店に駐車をしておったということについてのご指摘ではないかというふうに思います。町民の皆さんからもご指摘を受けまして、すぐに状況を調べました。自動車を車検に出しておる車を修理会社が、どういう事情か、そこに仮置きをされたというふうなことが発見されたことでありまして、だれがどうこうしようと、やはり町の車をそういうところに一時たりとも駐車をすることは、町民の皆さん、また住民の皆さんに対する信頼感を損なうことになりますので、すぐに町内の自動車販売修理業者22社に対して、そうした事例が二度と起こらないことについての注意を文書でお願いをしたというところであります。
 職員のこうした車を利用する上での対応、マナーも含めて、これからも、絶えず先ほどの職員の意識改革と同様、絶えず注意喚起、意識改革をして、そういうことの起こらないような努力を進めていかなければならんというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 本当にあってはならんことですし、町民は、同じ話ばかりしますけれども、議員が何をしておった、職員が何をということばかりの話ですから、町民のみならず我々もしっかり行動せなあかんなと思っております。
 そういう中で、もう一度確認したいんですけれども、車のA車、どの車もどこに行ってどうと全部わかるようになっているかどうかということですね。それで、休日も勤務中なのか私用で使っているのかわからんのですけれども、休日も見ることもありますので、その辺は全部きっちり管理できているのかどうか、お願いいたします。


◎議長(森 利秋) 総務部長。


◎総務部長(谷岡喜代司) 公用車の運行管理等について説明いたしますけれども、それぞれ、総務課が集中管理する車、あるいはそれぞれの担当課が管理する車につきましては、1台ごとに日報をつけておくようにしておりまして、何月何日何時何分から何時何分までどこどこにだれがどんな用件で利用したか、メーター数、また、ガソリンを給油すれば、どこのガソリンスタンドからどれだけのリッターのガソリンをその中に補給したかということも全部書くようにしております。それらを月末、それぞれの安全運転管理者等が、また所管課長等が確認をして車両の管理・運行を行っておるということであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) その辺の管理はしっかりされておるということを確認しましたが、自動車の車検の業者ですね、こういう話が、ちょっと聞いたら、新聞に載っておったんか、案内が来たか、その程度の認識なんです。その辺がやっぱり自動車の管理をされる方も、当然そんなことはあるわけないと思っておられるから、人ごとみたいに言っておられるんでしょうけれども、それは結局、関係ないことで職員のほうに来ますので、もう一遍業者の方にもきっちりした認識を高めてもらうようなことをしてもらわんとあかんなという感じがしております。
 以上、終わります。


◎議長(森 利秋) 以上で、寺川秀志君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩をいたします。
 再開は11時5分といたします。
                             午前10時54分 休憩

                             午前11時05分 再開


◎議長(森 利秋) 会議を再開し、引き続き一般質問を行います。
 小林利明君。


◎小林利明(17番) それでは、通告をいたしております、大きく分けまして3問につきまして順次質問をしてまいりたいと思います。
 まず、1点目に通告いたしております民生委員の推薦とその責任についてでありますが、おおよそ民生委員の皆さんは大変誠実に職務を遂行していただいているものというふうに理解しておりまして、ここでお尋ねいたします事柄につきましては一般論としてお答えをいただきたいというふうに思います。
 3問お聞きしたいわけでありますが、まず1点目は、民生委員推薦会の構成と審査項目はどのようになっておりますでしょうか。
 2つ目に、民生委員に求められる事項並びにその遵守が及ぶ範囲と徹底はどのように図られていますでしょうか。
 3点目に、万が一求められる遵守を反故にする行為があった場合、町としての責任と対応はどのようにお考えでしょうか。
 以上、よろしくお願いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 小林利明議員のまず民生委員の推薦と責任についてのご質問にお答えしたいと思います。
 1点目の民生委員推薦会の構成等ですが、民生委員推薦会というのは、民生委員法第8条の規定によりまして、議会の文教民生常任委員会の正副委員長、民生委員児童委員協議会の正副会長、香美町社会福祉協議会の代表、福祉団体の代表、教育委員、副町長、健康福祉部長、ボランティア関係者等の各2名、全体で14名で、こうした分野の皆さんで構成されておりまして、推薦に当たっては民生委員法第6条で、市町村議会の議員の被選挙権を有する者のうちから、人格識見が高く、広く社会の実状に通じ、社会福祉の増進に熱意があり、また、児童委員としても適当である者について行わなければならないというふうに決まっております。具体的には、こうした枠の中で各区長さんから推薦をいただいた方々について、この民生委員推薦会で協議、審議をしていただいて決めていただき、それを県知事あてに推薦を行うというふうな手続をとっているところであります。
 2番目の、民生委員に求められる事項とか遵守義務ですが、民生委員の職務につきましては、法第14条で6項目にわたるそれぞれの内容について規定をされておりまして、要は住民の生活状態の適切な把握とか、住民に対する相談とか、いろいろな情報把握とか、地域の福祉に関する所要の業務について規定をされております。
 そして、それらを行うに当たっての義務としては、同じく法15条、16条に規定がありますが、その一つは、職務を遂行するに当たっては、個人の人格を尊重し、その信条に関する秘密を守り、人種、信条、性別、社会的身分、または門地によって差別的、または優先的な取り扱いをすることなく、かつ、その処理は実状に即して合理的に行われなければならないという1項があります。もう一つは、職務上の地位を政党または政治的目的に利用してはならないという、2つの義務規定があります。特にこの中で「その信条に関する秘密を守り」ということで、直接個々具体的な住民の皆さんの詳しい状況がわかりますので、それについて十分秘密を守らなきゃならないという規定がありますが、これは、民生委員は職務の遂行に当たって要援護者の私生活に立ち入り、一身上の問題に介入することが多いので、要援護者の生活上、精神上、肉体上の秘密にふれることが多くあるけれども、そのような知り得た秘密については固く守らなければならないということが規定されているところであります。
 こうした民生委員さんの基本的な職務と、その職務を遂行する上での心構え等につきましては十分な徹底が必要でありますので、機会をとらえて民生委員さんに説明をしているところでありまして、昨年12月にも、民生委員児童委員の一斉改選がありましたので、本年2月に新任の委員さんを対象とした研修会を開催し、これらについての十分な説明をしたところであります。また、毎月の民生委員さんの定例会がありますので、そうした中でもこうした職務に関する研修を行うなど、委員相互の、いわゆるベテランの委員さんと新しい委員さんとの中における具体的な実務を通じての心構え等についても、相互の研修を通じて万全を期する体制をとっていただいているところであります。
 3番目の、もしそうしたことの違反があった場合の手続ですが、この民生委員さんの指揮監督権は、その職務に関しては知事の指揮監督を受けるという建前になっております。したがって、この任命も知事ですが、これらについてのいろいろな問題についてはすべて知事が対応することですので、知事は、民生委員が職務を怠ったり、または職務上の義務に違反した場合、または民生委員としてふさわしくない非行のあった場合には、厚生労働大臣に退職の具申をするという手続になっております。
 末端の町におきまして、町長は現実にそれぞれの民生委員さんの行動等について、職務上の行為についてわかる立場にありますので、町長は義務違反等のあった民生委員については県知事あてにその報告をして、適切な対応をしていただくよう、内申を行うということができるようになっております。したがって、町長としては先ほどの義務違反、いわゆる職務上知り得た、特に要援護者に関する個人的な情報等について、その取り扱いが適正でない場合等にあっては、知事に対してそのことの内申を行うというふうな対応をすることになるということであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) この問題につきましては余り深く入り込むことをやめておきたいというふうに思いまして、次に、2つ目の公共交通整備について伺いたいというふうに思います。
 このたび、全但交通がこの地域の交通から一歩退かれるということに伴うこのたびの公共交通確保の検討でありますけれども、通学・通院を中心に配慮した計画と説明されています。応急措置的な域にとどまっているのではないのかなというふうに思っておりまして、今後の人口構成の動向等を踏まえ、増大する交通弱者の生活の手段、利用促進の観点、また、安定利用を視野に、住民ニーズを的確にとらえる努力等、時間をかけても多面的、抜本的な検討が必要と考えますが、いかがでしょうか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今回のバス路線の問題につきましては、ご承知のように、全但バスが昨年に突然この10月からの運休を表明されました。我々としては寝耳に水ですし、大変なことだということで、早速その取り組みをこの10月までに対応しなきゃならんという、時間が限られておりますので、その取り組みをしたところでありまして、町全体の地域公共交通会議を各層の代表者の皆さんによって構成をしていただきました。しかし、現実の問題はそれぞれの地域ごとの問題になりますので、各区ごとに公共交通懇話会という形でいろんな、今、議員も言われましたような具体的な問題を出していただいて、それに対してどう対応するかということを詰めていただくということにしました。昨年11月の終わりに第1回をしてから、各区ごとに2回ないし3回そうした会議を開いていただいて、先日、町全体の会議でまとめていただいて、おおよその方向を出したということであります。
 その考え方は、第1は、運転ができない高齢者の皆さん。高齢者の皆さんのいろんな用途がありますけれども、その重点は、病院や診療所等、要は医療機関へ通われる足の確保ということを最優先にしようと。もう一つは、特に村岡区、小代区を中心とした小・中学生の通学の足確保。この2つについては絶対的に対応しようと。それ以外のいろんな個別のニーズについてはできるだけ対応しようというふうな基本的な考え方のもとに取り組みました。
 あわせて、町の財政も大変厳しい中の唐突な全但バスの表明ですので、やはりそこは財源的に従来のこうした交通対策の費用の範囲内でまずは対応しようということで、かなり便数等についても必要最小限度のものにするというふうな方法で取り組んだところであります。結果的に、香住区においては町民バスを導入する、村岡区、小代区については、全但バス路線の中で一部路線ダイヤ等についての変更を行うというふうな形の中で当面のこの10月からの対応についての大方の合意を得ました。しかし、今、議員もご指摘のように、これは現在でも十分にニーズは把握できていない部分もありますし、今後において、高齢化が進む中で変化が生じてくると思います。したがって、とりあえずはこの10月にスタートするという体制を講じ、今後の状況については、十分そうした意見を踏まえながら部分修正をしていきたいというふうに考えております。
 幸いこの協議のスタートの段階でははっきりしませんでしたが、国は20年度予算でそうした公共交通の点検をしていくために地域が取り組むことについて一部支援をする補助金制度ができました。地域公共交通活性化再生総合事業という、ちょっとややこしい事業ですが、これは3年間について、例えば香美町の場合は今回スタートしたものについて、これでいいだろうか、例えば停留所の場所はいいだろうか、料金はいいだろうか、ダイヤはいいだろうかということについて協議をするに必要な費用を出してくれる。また、一部そうした物的な整備についての支援もしてくれるというような制度ですので、これを並行して設置をせんだっての会議でしました。その中で、今後少なくとも3年間については十分本年10月のスタートは問題なく遂行できるかどうかについてのチェックをし、必要な改定といいますか、手直しをしていきたいというふうに考えております。
 その後の問題については、また状況の変化がありますので、絶えず、やはりニーズが変わってくれば、それに対応する方法を考えなきゃならないこと、あわせて財政状況も、今のような状況がずっと続くとは思っておりませんので、そうした見合いの中で極力住民の皆さんが不便を感じられないような対策を講じていきたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) 町長、おおむねお話の内容は理解しているつもりなのであります。ただ、10月対応として今の取り組み、計画そのものについてはいたし方ないのかなというふうに思うわけでありますが、その後について、町長のおっしゃるところによれば部分修正をというお話でありますけれども、僕は部分修正というよりも抜本的に、やはりここの地域の交通体系、それから住民のニーズというものをきっちりと整理して整える必要があるのかなというふうに思うわけです。特に高齢者、70歳以上の方の全国的な実態などですが、交通事故件数が急激に増えている。その中には70歳以上の運転手の事故というのが随分多発しているというようですね。そういう中にあって、人口がこのまちもどんどんどんどん高齢化が進んでいく中にあって、やはり人口構成の動向というのは十分配慮せにゃいけんのじゃないかなというのが1つ。
 それからもう一つは、何といっても、利用していただかないと、空の車が走っているようでは具合が悪い。なぜ空の車で走っているのかということを住民とともに考える。その中で利用促進を共通認識として持てるような努力をやはりする必要があるのかなというふうに2つ目に思うんです。
 3つ目には、そうしたことを踏まえ、まだまだ多面的な部分を踏まえて抜本的に交通体系のあり方を検討するという、事が起きたときに対応するのではなくて、お医者さんでもそうですが、腹が痛いといったら応急措置をする。だけども、その後、病気そのものを根治するということが必要なのかなと思うんです。ですから、応急措置は応急措置で必要でしょう。だけども、根治する考え方もやっぱり必要なのかなというふうに思っておるわけですが、その辺、部分修正ではなく抜本的に交通体系を見直すというふうな考え方についてはいかがなものでしょうか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今回の検討でも、先ほど言いました、区ごとの懇話会では、高齢者の代表の方とかいろんな、要はバスを利用されるであろう関係の皆さんの代表の方に集まっていただいて、細かなニーズは別にして、ほぼ地域のニーズ、大きなニーズは把握しておりまして、それらをもとに組み立てております。
 したがって、具体的には、例えば高齢者対応で考えますと、診療所、病院というふうに具体的に地域ごとに行かれるに合う時間帯を設定する。例えば佐津診療所については、毎日の診察から水曜日ということに4月から変わりましたので、水曜日については三川、土生の皆さんにも足が確保できるような対応をする。三川については、水曜日だけは三川まで上がるというふうな、畑は通常は畑までですが、水曜日については三川まで延長する。土生については年間数人ぐらいしか利用がないという実績がありますので、それを毎水曜日に路線を延ばすことは、距離の問題も含めて、費用が高くつきますので、そうした佐津診療所に行きたいという方があれば、診療所のほうに連絡をいただければ、町の責任においてお迎えに行きますというふうな体制をとるということもしております。
 それから、どうしても全但バス路線を回ることが困難な、ないしは、やると非常に経費が高くつくというふうな部分については、従来から村岡区の中では福祉タクシー制度で、その分だけはタクシーで相乗りをしてもらってという制度をとっておりますので、これは今後もそういう方法をとっていきたいというふうに思っております。
 さらに、通常ではないけれども、車が必要だというふうな場合、ご承知の社会福祉協議会における外出支援サービスということでそれらの対応をする。したがって、いろんな現実に起きるニーズに対応するような仕組みをしておりますので、現時点で抜本的なというふうなことを想定することはない。それらは少し増強しなきゃならないかという問題だというふうに思っております。
 さらにもう一つ加えますと、今度、香住病院で眼科が開設されて、これについては村岡、小代の皆さんも一部来られますので、村岡、小代から直通の香住までのバス路線についても、1日2便ですけれども、開設をした。これらももっと増便する必要があれば今後やっていきたいということで、第1段階における、今、当面想定される対応については、便数、時間帯ということについてはやや不十分かもわかりませんが、一応の体制は組んでおるところでありまして、これらを実際に運用する中で、少し調整をする必要があれば、できるだけ早く調整をするというふうな対応をしてまいりたいなというふうに思っております。
 加えて、高齢者の問題ではありませんが、小・中学生の通学の問題につきましては、経費節減のために、土・日については大幅に便数を減らすと。必要な平日については通学に支障のないように、また部活に支障がないようなダイヤの配置を行うというふうなこともしたところでありまして、今後は絶えずそうした状況の推移を見ながら対応していくことによって当面いけるのではないかなというふう思っているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) この課題につきましては、所属します文教の委員長もこの後、質問をされるようでありますので、ここでとどめておきたいというふうに思います。
 3点目の道路特定財源についてであります。
 ご案内のとおり、道路特定財源制度と道路整備中期計画の是非について、地方関係6団体は制度の維持と中期計画の実施を求めて積極的に請願行動を展開されているところであります。しかし、その後の衆参両院予算委員会質疑を中心に、国交省と50に及ぶ関係法人の道路特定財源の常識を逸した運用や不正流用の実態が次から次に明らかになっています。その一部を、議長の許可を得て質問補助資料として配付していますが、ミュージカルに5億数千万円、職員のタクシーチケット代が5年間で24億円、50法人のうち22法人で、1人当たり7万から9万の豪華な職員旅行の費用7,000万円支出等々、不正流用のオンパレードであります。
 加えて、運用面でも、事業化の優先性が不透明な上に、過去の実績を検証しますと、2002年から5年間の総事業1,177件のうち572件、50.8%で当初予算の3倍から5倍を含めて追加事業が行われ、その総額は8兆円であります。これらの財源は、必要不可欠な交通や暖房のために、ただでさえ厳しい零細企業経営や、収入激減の家計の中から泣く泣く納めている血税であります。
 また、2003年12月の国土開発幹線自動車道建設会議で9,342キロの高速道路の整備区間について、将来の交通量や採算性を精査して抜本的見直し区間が設けられていることや、道路整備の必要性、効果についても、起点地域の人口と消費の流出、シャッター通り化する商店街、工業団地用地や宅地造成地、土地区画整理事業地の売れ残り、地価の大幅な下落等、著しく衰退している高速道路整備地域の実態など、このような計画査定の基礎とすべき審議の経過や地域の実状は、このたびの道路中期計画、10年間で事業費59億円の策定の中にどのように位置づけられているのか、不透明です。
 このほかにも中期計画の積算根拠はずさんで、説明できない部分を多く含んでいると思われます。要するに、必要性の根拠はあいまい、設計図や見積書は不明、あるのは期間と必要総額だけで、ずさんなことこの上なく、今後も不正流用や傲慢な運用の根絶が期待できない官僚体制の刷新を求める国民の声は日増しに広がりを見せています。
 そうした中で3月19日、ようやく福田総理も両与党政調会長に、道路財源は税制抜本改正時に一般財源化に向けて見直す、2つ目に、道路中期計画は新しい交通需要予測のデータを基礎に、計画期間を含め、見直すよう、調整を指示されました。しかし、暫定税率を中心に与野党間でなお意見の隔たりがあり、行政は混沌としていますが、早々と全国知事会の麻生会長は制度、中期計画の維持を求める表明をされています。本町の厳しい財政状況の中で、自ら身を削り、心ならずも住民・職員の理解を求めて歳出の縮減に努められ、公正・公平な行政運営に腐心されている町長として、かくも理不尽な道路特定財源運用、道路整備中期計画について、町長の所見をお聞かせください。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 道路特定財源の問題は、我がまちにとって絶対にこれを維持してもらいたいというふうに思います。ただ、今ご指摘のありましたような、過去における国土交通省における目的外流用等、不明朗な支出につきましては、これはもう言語道断でありまして、こんなことをやっていただくということは、国民の立場でも、税金の適正な使用という観点からは即刻改めてもらわなきゃなりませんし、前の部分についてもそれなりの対処をしていただくことが必要だというふうに思っております。したがいまして、この問題はこの問題として、道路特定財源の現在問題になっていることにつきましては、その税額の大きさを考えると、それから、今、本町における道路整備の状況等を考えますならば、何としてもこの制度を維持してもらうということが本町の、極端に言えば予算・財政運営の生死を決すると言っても過言でないぐらい大きな問題だというふうに考えております。
 具体的に、20年度予算でもこの道路特定財源の分で本町の予算が総額で3億9,600万円計上しております。その中で暫定税率の部分というのは2億4,700万、約2億5,000万を占めております。これを内訳でいきますと、いわゆる道路関係の税、自動車重量譲与税とか地方道路譲与税とか、これらのものを税として暫定税率で増えるものが1億2,400万円と、それから、特定の事業について国から交付を受ける地方道路整備臨時交付金というのがありますが、これが1億2,300万で、合計で2億4,700万というものであります。今、暫定税率が廃止されますと、この2億4,700万円は即刻20年度予算から削らなきゃならんという問題になります。それらについてはすべて必要な事業でして、例えば香住港湾線の事業の部分だとか町道野間谷線の改良工事とかというふうなものに充てておるものでして、これら費用をほかの予算から回すとなりますと、当然のことながら、福祉だとか教育だとか、一般の予算が出費されますので、町の厳しい財政運営の中でとても対応できないという問題がありまして、何としても、まず町財政の直面する現状から見て、暫定税率を延長してもらうということは我が町にとってぜひとも必要なことだというふうに考えています。
 あわせて、これは今直接は町にかかわる分ですが、国の関係も全体としては多額の予算が出てくることになります。具体的に道路特定財源で5兆4,000億、そのうち暫定税率が廃止になると半分の2兆6,000億ぐらいが影響する。2兆6,000億のうち国が1兆7,000億で地方が9,000億というふうになりますから、国の1兆7,000億でかかわるものとして、具体的には高規格道路だとか北近畿豊岡線だとかというふうな、国の直轄事業についても事業が縮減される。県についても、今お願いしている県道香住村岡線をはじめ、町に直接かかわるような事業も影響を受けるということになりまして、国全体で見ると、マクロ的には道路整備が一定のところまで進んでおるという中で、最後に残っているこうした地方、過疎地の問題はこれからというときですので、何としてもこれの延長をぜひとも実現してもらいたいという強い期待を持って国会の動きを注視しているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) 町長に再質問するに当たってお断りしておきたいと思うんですが、平成20年度の香美町の予算の中に特定財源が組み込まれている、このことは承知しておりますし、その上で、平成20年度香美町の予算に対して私は反対をするつもりはありません。まずこのことをお断りした上で伺いたいわけでありますけれども、また、言われるように、必要な道路の建設や改修に反対をしているものでもないわけです。これは福田総理も、先ほどもお話しさせていただいた中でも申し上げましたけれども、福田総理自身がやっぱり一般財源化について踏み込んで発言されておるわけですし、中期計画そのものについても見直す必要があるとまで考えておられる。もっとこれはうがった一部の見方かもわかりませんが、評論家の中には、暫定税率についても、この1年間はこのまま認めよう、以降については検討しようじゃないかという腹があるのではないかと予測される評論家があります。実際に政治……。僕は政局というのは余り興味はありませんし、好きじゃありませんから、深くは存じ上げませんけれども、やはりそうしたことで中央政治というのは動いているんだというお話でして、そんなことをつらつらと考えてみますと、僕はやっぱりここで何が何でも反対だと申し上げるつもりはないわけです、今の時点で。
 ただ、先ほども申し上げましたように、いろいろなコースの決め方についても、必要性の判断など、運用の不透明な部分というのがたくさんあると思うんです。必要性をどこで判断するのかということについても。立派な政治家がおられるところは道がよくなるみたいな順で道が整備されていくというようなところも何となく聞かされ、宮崎県知事なんかは明確に言及されました。とんでもない話だと思います。あそこは江藤さんというすごい実力者のおられたところでありますし、僕の娘は鹿児島におりまして、3日ほど前に、宮崎の道の事情はどうだいと聞きました。そうしたら、宮崎はとてもいいと言っていますよね、道は。ただ高速道路なる名称の道路がないだけで、道の幅からいろいろな意味で、すごく整備されていると。それはそうでしょう。江藤さんがおられたところなんですから。天下の江藤大将がおられたところなんですから、それは地元ですから、間違いないです。こういうことで、道路というのはどこで決まっているのか、何が本当に優先順位の必要性の判断になっているのかというのがわからない部分がいっぱいあると1つは思うんです。
 それからもう一つは、何でもかんでも随意契約で、言い方は適当じゃありませんが、国交省の先輩方が天下られた先で不正な流用が横行している。こうしたことについては僕は、先ほども最後に申し上げましたが、ご苦労なさっている町長なんですから、毅然として意思をやはり表明されるべきじゃないかと。道路は正しくつくってほしい、納得できる公平なつくり方をしてほしいと。この山陰、ここには絶対必要だと。それはありませんから。宮崎のように、かわるいい道路があるわけじゃないわけですから、ここのところには必要なんです。だから、舞鶴から鳥取までは整備してよ、和田山から豊岡までも整備してよと。それはいいでしょう。ですが、僕はやはり今のような特定財源のあり方の中で、そのことを全面的に認める中でということになると、本当に私たちは子供たちに恥ずかしいんじゃないか、責任ある立場にある大人の見識をやはりきちっと示す必要があるんじゃないかなというふうに強く思うわけです。そのあたり、少なくとも必要性、運用の透明性、不正流用に対する責任の追及と根絶の担保を求めるべきではないかと考えますが、町長はいかがお考えでしょうか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) いろいろと挙がっておりますような不正流用等の問題については、こんなことをしてはならんことは当然の話でありまして、あえてそれを一町長として意見具申をする以前の問題だというふうに思います。したがって、国交省においてもそれは十分認識をされて、その是正は図られるというふうに理解しておりますし、我々としても、その当然のことを早く対応してもらうということについてはいろんな機会に要望はしなきゃならんというふうに思っております。
 問題は、これからの道路整備をどう、今のご指摘のように、公正な判断のもとに取り組んでもらうか。ただ、我々は我々として自分のところが一番重要だと言う。では、鳥取の人は鳥取のところが一番重要だと言う。それぞれがやはり自分のところが一番重要だというふうに主張されることは、人間である以上、やむを得ない部分もあります。そうした強い要望を公正に判断する仕組みというのを国がつくって判断をしてもらうということが必要で、大筋としてそれはなされているんじゃないかと思いますが、その過程で、今ご指摘のありましたようないろいろな政治的な動きも全くないことはないというふうに思います。
 我々は地元の実現を図るためにいろんな方策を講じて、早期実現を図ることが大目標ですので、努力をしていきたいというふうに考えておりまして、その前提として、財源としてのこの道路特定財源は我々の地域にとって当面ぜひとも必要なことだと。それがどういう運用の方法が政局絡みで行われようと、要は財源配分はきちっとやってもらえるという保証のない限りは、今の状況ではそうした方法論が先行しておって、こうした僻地への配分が本当に保障されるのかどうかということが2番手、3番手の議論になっている嫌いがあるのではないか。それならば、はっきりと保障してもらえる現行制度を維持してもらうということを我々として要望することが、現実の政治として、また行政として必要ではないかという判断をしているところであります。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) 町長のお立場もございますので、余り深くここのところに入りまして、町長の今後の香美町の行政運営にいささかでも不都合があってはならないと思いますので、これにつきましては公式の場での意見交換につきましてはここにとどめておきたいというふうに思います。
 次に、関連してくるわけでありますが、3─2としまして、高速道路網整備と地域振興及び生活道路整備について伺っていきたいというふうに思います。
 初めに、高速道路網の整備は振興の必須要件ではなく、むしろ新たな負担、障壁を抱えることになり、地域の疲弊を加速させる要因になりかねないと考えますが、いかがでしょうか。具体的には、高規格道路が整備されましたけれども、地元の産業や住民に及んでいる光と影をどのようにとらえておられるのか、お考えなのかを伺いたいというふうに思います。
 2つ目には、特定財源の大半を占める高速道路網の整備が、建設業者をはじめ地元の関連業者にいかほどの恩恵、活性効果をもたらすとお考えでしょうか。
 3点目に、県道香住村岡線は本町の最重要路線であります。また、油良橋以西、及び矢田橋を中心とする国道178号線の改修整備は、地場産業の活性、生活道路の観点から、重要であります。これらの路線改修早期実現と道路特定財源の関係、また、充当が望めるとしたら、町長はその確立はどの程度とお考えでしょうか。
 以上。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず第1点の道路整備における光と影の問題につきましては、ご指摘のように、必ず出てきます。この香住道路における柴山等の問題も現に出ております。したがって、我々は、こうした道路整備だけじゃなくてほかの問題も含めてそうですが、プラスとマイナスを総合的に判断して、我が地域においてどちらが必要かということの判断をしなければならんというふうに思います。
 道路の整備につきましては、非常に多目的なといいますか、多面的な効果を呼びますので、そうした効果をプラスの要素として考えるなら、マイナスの要素があっても、それを別途地元町が別の観点から補完する取り組みをすることによって、ある程度解決を図っていくことが必要ではないかというふうに思います。
 例えば具体的にこの高規格道路でいきましたら、これが香住道路、余部道路が開通すると、佐津から余部までが直通で、観光客も含めて、おりてこられる率が少なくなるのではないかというふうな懸念もあります。しかし、道路の整備による、これは最終的に豊岡までつなぎ、豊岡から北近畿につなぐとなると、我々にとって産業全体、また地域の開発の上で京阪神との時間・距離が短縮されるという大きな効果があります。また、医療問題でとらえるなら、医師不足という状況の中で、豊岡病院と香住地域との時間・距離の短縮による医療の解決というふうな問題の効果も出てきます。したがって、そういう効果を期待して、観光等における部分的な影響については別の観点からいろんな対策を講じていくということになれば、その部分での影の影響はありますけれども、最小限度にとどめることができるのではないか。その努力は当然地元としてやっていかなきゃならんというふうに思っておりまして、そうしたことを総合的に考えながら、道路整備の必要性というのを地域挙げての総合的な判断の中で進めていきたいなというふうに思っているところであります。
 2点目の直接建設業者と関係の業界にこうした建設事業がどう影響するか、特に大規模事業になりますと、大手の町外の建設業者の事業ということになって、町内の建設業者への恩恵が少ないのではないかというふうなことが懸念されております。確かにそれは言えると思いますが、極力我々としても、具体的ないろいろな事業についても地元業者の活用について、下請活用等について、可能な範囲についてのお願いをしているところであります。
 現在の余部道路で見ましても、19年度の当初予算で40億円ぐらいの事業規模でありますから、この中でトンネルの掘削工事だとか橋梁の橋の上部工事のようなものは町外の大手が取り組まなければなりませんけれども、それらにかかわる例えば橋台だとか橋脚だとか盛土の工事だとかというふうな、部分的な工事については町内の業者も、我々が把握しているだけで5社が9工区について受注されております。また、直接は大手が受けて、それの例えばトンネルのコンクリートを打つ部分の工事だとか、トンネルの排水にかかわることとか、舗装をする部分だとかというふうな、部分的な下請についてもそれぞれ受けておられるというような状況がありまして、こうした大きな事業も全く町内の業者に恩恵がないことじゃなくて、可能な限りの対応をすることによってそれなりの効果も出ているというふうに認識をしているところであります。
 今後も、できるだけ地元業者が引き受けをしやすいように、発注の細分化とかいろんな方法についても、今までよりもさらに一層県とか関係機関に町として要望してまいりたいというふうに思っております。
 3番目の香住村岡線の工事と今の道路特定財源とのかかわりの問題ですが、いわゆる道路特定財源は、町に配分を受ける分、県に配分を受ける分、国が直接対応する部分とあります。香住村岡線は県道ですので、県の部分でして、県もこの道路特定財源は、香美町でも、先ほど言いましたように、暫定税率部分が2億5,000万ほどありますから、県は、数値はちょっと今記憶しておりませんけれども、かなりの多額になります。それが影響を受けるとなると、道路財源全体の中での調整をしなきゃなりませんから、その中での最優先に香住村岡線の整備をやっていただけるならよしですが、そういうわけにはいきません。したがって、工事が大幅におくれることは必至だというふうに思っております。
 今回の県の財政問題からの行革プランだけでも既に若干のずれを県は提示してきているというような状況ですので、いわんや暫定税率の問題が宙ぶらりんになるとするならば、大きな影響を受けることは必至でありまして、そうした観点からも、何としても、当面する財源確保のための暫定税率の維持ということについては全力を挙げて我々としても取り組まなきゃならんというふうに思っているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) 1点目の光と影の話なんですけれども、町長のお話を聞いておりますと、影を補う光の部分が大きいというふうに聞こえるんですね。必ずしもそうかなというふうに逆に思うんです。確かに利便性を享受できる環境というのはできました。高度な医療を受ける環境もできるかもしれません。でも、そのことを利用できない人たちも圧倒的にこの地にとどまっておられて、そこには医療もなければ、そうした利便性も享受できない人たちがおられるということもやっぱり考えていただきたいなと思うんです。享受できる方というのは即にそれは商品の流出なんです。利便性の、神戸に行けば利便性が確保できるとすれば、それは商品の流出ですよ。医療だってそのとおりで、香住病院じゃなくて豊岡病院の行けるじゃないか、あるいは神戸大学附属病院に行けるじゃないか、その時間・距離が短くなったじゃないかということは、これは商品の流出なんです。
 それから、じゃ、入ってくるほうですね。高規格道路が整備されたからといえば、これは岐阜県の郡上八幡でお聞きした話ですが、今まではお客さんは名古屋、大阪の方だった。今や四国、九州にまでやっぱりPRに行かないと、泊まっていただくお客さんはなくなりますと言っておられるんです。行動範囲が広がった分だけ経費を使わなければ、お客さんを呼び込むことができないし、その確実性は落ちるということを言っておられるんですよね。まさにそうだと思うんです。日帰りで大阪から来られるようになれば、泊まられないお客さん。わざわざあそこまで行かなくても、道頓堀のところでカニのうまいの、香住のが食べられるんやったら、来ませんがな。だから、道路が整備されるイコール地域の活性につながるという考え方はもはや今の時代、通用しないというふうに僕は思っているんです。
 そういう観点から、1点目については光と影を、特に影の部分については弱者が影としてこの地に取り残されていくということをぜひお考えいただきたいというふうに思うんです。若者はどんどんどんどん流出するでしょう。例えば香住も頑張っていただいて、犠牲的な精神で土地を造成していただいたわけですけれども、昨日ですか、新聞広告、豊岡のを見ていました。40何坪で家が乗っておって、中古住宅です。900万円台ですね。家が一応乗っておるんですよ。それで立派な調理場になっているとかと書いてありましたね。2日か3日前だったと。若者は、親は香住におっても、家を建てかえるんだったら、向こうの900万を買って、そこへ住んで。親は、時間が短くなったら、30分もあれば親元まで帰れるんだから、ここに求めようかとなりませんか。そんなふうにしてどんどんどんどん若者が出ていくまちにしちゃいけないと思うんです。変な言い方ですけれども、親元に、たまには顔を見に帰ってやりたいなと思っても、3時間かかるなとなれば、次の週にしようかと思う。でも、20分だったら、ちょっと見てこようかと。気が楽になるわけですね。気が楽になる分だけ、親元から離れることがしやすくなるということじゃないでしょうか。そんなふうに考えますと、必ずしも光の部分が影の部分を上回っているというふうには僕には思えないんですけれども、そのあたりはどのようにお考えなんでしょうか。
 それから、2点目のお話につきましては、今既に下請等で地元の業者にも恩恵は及んでおるんだよという話でありますが、これは、お願いはしちゃいけないというふうに議長からおしかりを受けるかもわかりませんが、植栽だとか、あるいは看板等もありましょうし、吹きつけ等もあるんでしょうかね、どんなことができるのか僕はわかりませんが、1人、2人で頑張っておられる事業も含めて、大いにそうした仕事が回ってくるような努力を今後とも続けていただきたいなというふうに思います。
 それから、最後の話なんですけれども、町長の言っておられる意味合いについてはそれなりに理解はしております。そのことを十分、おっしゃっている特定財源との関係については僕なりに理解できる部分もあります。だからこそ、もう一度町長に、これは腹に据えて臨んでいただきたいなという思いから、何回も何回も言っておりますが、県道香住村岡線、それから、油良橋以西、及び矢田橋を中心とした国道178号、何としてもこの2本の道路は本町の産業振興や人々の交流のために絶対、生活道路でもちろんありますし、強い意志を持って県に、財政が厳しかろうが、ここだけはあなた方の約束の上で合併したんだよということぐらいは言っていただいて、ぜひここのところは押し込んでいただきたいというふうに強く思いますが、町長はこれについてどのようなご所見をお持ちなのか伺って、質問を終わります。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 1点目の光と影の議論については、小林議員が言われる意味もわかりますが、要は総合的に見てどちらが必要なのかと。例えば今、道路ができたことによる影響を強調されていますけれども、逆に、じゃ、道路が全部できなかったらどうなるんだろうと。若い人たちはずっとここにおってくれるんだろうかと。道路もできないという中でおってくれるんだろうかと。要はどちらが我がまちの発展のためにプラスになるかという総合判断だというふうに思うんです。
 その総合点でこちらがいいから、じゃ、そのマイナス部分をどう補完するかということになります。道路が整備されたことによって観光客の日帰りが多くなってくる。そこは当然宿泊をしてもらうような仕掛けというのをしなけりゃならんというふうに思います。具体的には例えば食べ物という、晩の食事に魅力を持たせなかったら、だれも泊まりません。したがって、そういう努力をしていくこと。加えて、先ほどの話で、四国のほうまでとなれば、逆に四国のほうまでお客さんを呼べるようになるんだから、それはプラスになるのではないかと思いますので、それは香美町における道路整備の現状とこれからということを考えて総合的に判断するなら、私はやはり道路整備を急ぐ必要があると。その急ぐ中で、影になる部分についての補完をどうしていくかということに全力で取り組むことが必要だというふうに判断をしているところであります。
 それから、受注の拡大についての対応は、当然のことながら、やっていかなきゃならんと思います。建設業界の皆さんのご意向も聞きながら、それらを踏まえて事業主体のほうへこれからも働きかけを進めていきたいというふうに思っております。
 3番目の合併関連の道路につきましては、従来からそのことを強く言っております。今回の県のこうした対応も画一的に全体の行革としての予算を下げられるのではなくて、全体が下げられなけりゃ県の再生はできませんから、必要ですけれども、そこにはそれぞれの地域の特性、地域が今置かれている状況をよく見て予算配分を願いたい。そうしないとなると、都市と地方との格差はさらに拡大されることになる。それは県としても望んでおられることではないと思いますがということで強く要望をしているところであります。
 先ほどお答えに矢田橋の問題等をしませんでしたが、矢田橋の問題も従来から、今のバイパスが178ですので、178を2つということはできないというのが県の土木事務所の見解ですので、余部道路ができれば、できるだけ早く矢田橋の改修、及び、余部までにつきましては今度は県道になりますので、そこは生活道路としての県道の整備については強く要望していきたいというふうに思います。それらの整備等についても、もとに戻りますけれども、道路特定財源がないとするなら、県は後回しになってしまうという懸念もありますので、我々としては何としてもこうした道路財源確保のための努力をしていくことが必要だというふうに認識をしているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 以上で、小林利明君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩をいたします。
 再開は1時5分といたします。
                             午後12時07分 休憩

                             午後 1時05分 再開


◎議長(森 利秋) 会議を再開いたします。
 午前中に引き続き一般質問を行います。
 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 岡田公男でございます。一般質問を行います。
 今冬の冬は、1月中旬より本格的に雪が降り、スキー場に積雪、スキーヤーでにぎわい、活気する状況となりました。しかしながら、原油の高騰による影響か、経済の低迷によるものか、入山者数は必ずしも期待するものではないような状況であったと懸念いたします。12月定例会で私は、周辺地域に生活する住民として与えられている立場から、雪が降り積もれば一変して日常生活、環境、道路事情が悪くなる事態の対策・対応についてお伺いいたしておりますが、町長の答弁を承りましたとおり、町長地域局、建設部職員により対応していただき、事故なく生活が送れて春を迎えることができました。今後も町民の福祉、生活環境基盤などについて、周辺、不便な地域への目配り行政を進めていただくことが、町行政に対する住民の信頼が得られ、新しいまちの一体感醸成が図られていくものと考えます。
 そこで、質問に入ります。農業の振興について。
 今後の香美町農業。いつのときにあっても、主たる食糧の確保、自給自足生産は一時たりともおろそかにすることはできないと考えます。行政、自治が農業を見失ったりしないで重視していくのは当然であります。香美町農業を今後どのように進めていこうとしているのか、基本的考えをお伺いいたします。
 農地保全。農地保全の必要について、現状をどう認識されていて、どのような町独自の方策を行っていくのか、お伺いいたします。
 耕種農家の維持。農業離れが進み、農業者の高齢化による稲作農家をどのように維持していくのか、後継者が望めない、育成できない現状での考えをお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 岡田議員から、この冬の対応についてご説明をいただきました。
 我々として極力地域の状況に応じた対応をということを心がけておりまして、そうしたご理解をいただきましたことをありがたく感謝をいたします。これからも、あくまで地域の状況に応じて町民の皆さんの目線でいろんな施策や対策を講じていく、そうしたことをさらに一層職員に徹底させていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 さて、ご質問のまず1点目、農業の振興についてでありますが、農地を中心とした農業の振興というのは、農村地域における基本的な対策として最重点に置かなければならないというふうに思っております。香美町の農業を考えますとき、いわゆる農地を利用した稲作を中心とした農業が、午前中のご質問もありましたが、畜産、それから、香住ではナシ、果樹というふうなものがありますけれども、やはり基本は、農地を活用した農業をいかにこれからも推進していけるかということにかかっている問題だというふうに思います。農地が荒廃することによって、単に農業生産が減少するだけではなくて、土地の公益的な機能も低下するということを考えますとき、いろいろな方法を講じて農地を保全しながら農業の振興を図っていくということを進めていかなければならないというふうに思っております。
 そうした中で、高齢化が進み、農地の保全が困難な状況の中で香美町農業をどう進めていくか。1つは、今ご指摘になりましたような、農地対策をどうしていくかにかかっているというふうに思います。耕作放棄地がどんどん増えている状況にありまして、我々の把握している状況でも、香美町全体で農地の14%ぐらいの耕作放棄化が進んでいる、耕作放棄地や原野化の面積が生じている。その中で、村岡区で平均の14%、小代区は24%に達しているというふうな数字がありまして、これ以上耕作放棄化が進行しないような対策を講じることが当面の対応ではないかなというふうに思います。今までに耕作放棄化したものをもとに戻すということは、方向としては必要ですけれども、とても困難な状況ですので、少なくともこれ以上の耕作放棄化を防ぐにはどうするかということを観点に置いた対策を講じていかなければならんというふうに思います。
 そのこととの関連がありますが、2つ目は担い手の育成という観点です。地域における個別の対応が高齢化の中で困難であるとするならば、方法は、専業の農家の方々を中心とした担い手の育成を図って、その人たちにその中心となって農地の確保と農業の振興を図っていただくということが必要です。担い手がなかなか対応できない場合には、集落営農というふうな方法も含めて対応を考えていかなきゃならんというふうに思っております。
 それから、3つ目は、そうした中でやはり付加価値の高い特産品の開発といいますか、特産的な農業を進めていかないことには、なかなか経済的に経営できないというふうに思います。稲作においても、有機栽培を中心とした取り組みが村岡を中心に行われておりますけれども、これらがさらに面積が拡大していくような手立てを町としても支援していかなければならないというふうに思います。あわせて、ほかの野菜類におきましても、そうした牛ふん堆肥やカニ殻堆肥等を活用した有機野菜の生産などについても取り組みをさらに一層進めて、そうした付加価値の高い農産物の生産を行うことによって、農家といいますか、高齢者を中心とした皆さん方の農業に対する意欲を喚起していくということが必要ではないかというふうに考えております。
 4つ目は、地産地消の推進であります。そうして生産された農産物をできるだけ地元で消費する、要は販路開拓の一つとして、地元がまず多くそれらを消費するというふうな体制をやっていかないことにはなかなか、生産はできても販売はできないという問題にもなりますので、今言いましたような、大きく4つの方策を連携させながら農業振興を進めていきたいというふうに考えているところであります。
 その中で、肝心の農地保全につきましては、先ほども少しふれましたが、やはり個々の農家において農業を、特に稲作をということはなかなか困難な状況になっておりますので、地域としてとらえて農地を保全していくという観点から対応しなきゃならんと思っておりまして、担い手の皆さんの育成を行うこと、集落営農の組織化を図ること、まさに担い手の皆さん中心ですが、オペレーターの方々へのいろいろな支援を行うことによって、それぞれの稲作を代行していただくというふうな形もさらに進めていく必要があるのではないかというふうに思います。
 具体的に、担い手の皆さんも今、町内に28名の担い手の皆さんがおられますけれども、大半が畜産とか果樹とかというふうな部分でして、稲作を中心とした担い手の皆さんは28人のうち6人というような状況です。したがって、その中心となる部分を担い手の皆さんだけに期待しても、なかなか難しい。したがって、これにオペレーターの皆さんの協力をお願いするということを考えたいと思います。オペレーターの皆さんは、今の担い手の皆さんも含めてですが、町内に30人今おられます。したがって、この方たちにできるだけ多くの稲作を代行していただくというふうなことを進めていく必要があるのではないかなというふうに思っております。
 昨年も秋にオペレーターの皆さんにお話をさせていただく機会を持ちまして、その中で、大きな農機具なんかも買いたいんだけれども、やっぱり資金的に対応ができないというふうなご要望もありまして、機械を購入する支援というところまでは行きませんけれども、今年度そうした農業機械を導入されるときの利子補給制度を新たにつくったところでありまして、1つずつそうした皆さん方の要望にこたえられるものはこたえていきながら、そうした皆さんに中心となって農地の保全をしていただくという広がりを進めてまいりたいなというふうに思っているところであります。
 それから、最後の耕種農家の維持の問題も、今ご説明したような観点から、できるだけ、人手がなくても対応できる方法として、もう一つの集落営農につきましても、地域全体としてそれぞれの役割分担をしながらとらえていただくという方法も大いに進めていかなければならんというふうに思っております。
 集落営農につきましては今、町内に6つの組織化があります。香住2、村岡2、小代2ということですが、これらも法人化とかいろいろな、当初の農水省の基準では難しい部分もありましたが、今回少しその辺の対応についても簡素化された状況にありますので、できるだけこうした集落営農組織が進められるように、町としてもその実態をよく確認して、その実現を図れるような方向での県や国へのいろいろな意見具申や対応もしてまいりたいというふうに思っているところであります。町独自が積極的な大きな対応は現在の財政事情等から困難ですけれども、今申しましたようないろいろな制度のあらゆる補完をするというふうな観点から進めて、少なくとも現在よりも農地の耕作放棄化が進まないような手立てを普及センターやJAとも連携を図って取り組んでまいりたいというふうに考えているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 美方郡広域事務組合水稲共済引き受け実績によると、合併前の平成15年度は1,781戸、5万8,420.6アールであったものが、平成19年度においては1,510戸、5万8,288.9アール、平成15年度対比、水稲農家は271戸の減ですが、作付面積は131.7アールの減少であり、比較的に少ないことは、施策による効果であると思います。平成20年度見込みによると、平成19年度より農家数65戸の減少、それから、作付面積は338.9アールの減になる予定数値が今日あります。平成15年度に対しましては20年度推定で336戸の水稲農家数の減少、面積で470.6アールということで、年ごとに農業が薄れていくようで、危惧いたしておるところでございます。
 水稲作付面積の減少抑制効果は、先ほども町長のほうからありましたように、地域農業の担い手であるオペレーター農業者の活動・活躍によるものと考えられます。しかしながら、主たる農業者、オペレーター従事者は60代後半、70歳代と、高年齢であります。香美町農業を懸念するものであります。今後、行政の集落営農組合、今現在6つあるそうでございますが、そういった組織への支援、指導、助言など、財政支援は困難ですが、さらなる対応、施策を講じる必要があると思います。先ほどもお伺いいたしましたが、再度お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今、議員もご指摘のように、年々耕作面積が減ってくるというふうな状況は、まさに今の高齢化に比例してそういう状況が起こっておる状況でして、個別の農家の対応ではなかなか困難ですので、先ほどもお答えしましたように、オペレーターの皆さんとか集落全体でお互いに助け合うということで取り組むしか、大きな対策はないというふうに考えております。したがって、JAや農業改良普及センターなどとの連携をさらに一層密にしながら、総論的な対応ではなくて、それぞれの地域ごとに具体的にどうしていくことがいいか、一つの処方せんのようなものを我々のほうでつくって、それをそれぞれの地域に提示するというふうな形の取り組みも必要ではないかと考えております。1カ所でも2カ所でもそうした、地域における営農体制ができる、さらに、オペレーターの皆さんに対象面積を広げていただくということの1つずつの実績を積み重ねて、その都度さらに何をしたらいいかということの検討もしていきたいというふうに思っているところです。
 また、現在、国の制度でやっています中山間地域等直接支払制度とか、農地・水・環境保全対策等の事業も、一部の地域においては今後の農地の整備とか、そうした集落における対応する農機具の整備等に使っていただいている部分もありますけれども、必ずしもすべての地域ではありませんので、単にこの制度がなくなったらそうした効果がそこで終わるというんじゃなくて、今後の農地保全への一つの投資というふうな形での対応も、これも先ほど言いましたような、JAや普及センターと十分協議する中で、それぞれの集落ごとに処方せんの一つとして提示させていただいて取り組みをしていただく、そんなことも含めた地道な活動をしていかなければならんなというふうに感じておるところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 先ほどもありましたが、新温泉農業普及センター、町、農協との連携を強くしていくことが必要であるということは言うまでもありません。3者による農業改良推進協議会、これはどういった名前になっておるかわかりませんが、こういったものでの協議会的なものがうまく取り組まれておるものか、その点をお伺いいたしますし、次に、農業振興は中山間地域等直接支払事業による、これがすべてではないと思います。しかしながら、今日の施策をお伺いいたしますならば、これがすべてであるというふうに私は感じるところでございますが、その辺についてもお伺いいたします。
 次に、今後、農業施策の見直しの必要はありませんか。
 もう一つ、有害鳥獣対策について、県の新しい支援諸施策が示されております。固定柵の設置など、すぐに取り組めない地域の実状があります。予算特別委員会でも伺っておりますが、シカの進出に対して町が行っている電気柵に対する現在の補助基準の見直し、緩和措置による対応が耕種農家農地保全維持に不可欠であると思いますが、いかがですか。
 小さい農業、地方の農業が国を支えると言われますが、町長の香美町農業を守る意思についてお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 細部にわたる問題は産業部長からお答えをさせますが、私からは農業政策についての見直しの必要性という問題を中心にお答えしたいというふうに思います。
 先ほどからご説明しておりますような農業政策、町の農業政策という独立したものではなくて、国・県の施策と連携をして取り組んでいるというのが実状でありますが、そうした中で、単なる画一的な施策ではなくて我がまち特有の部分というのを強調した対策をしていかないことには、これからは、言うはやすくして、なかなか実現はできんのではないかなというふうに思います。それはやはり畜産を、但馬牛を中心としてふん尿を肥料とした農業をどう充実させていくか、その中でどうした特産作物を伸ばしていくかということではないかなというふうに思います。
 先ほどお答えしたことと重複しますけれども、特産作物を伸ばしていってもなかなか、販路の問題がありますから、まずは地元香美町の中でどれだけ消費していくか、それを拡大していくかという、そうした地域全体の住民連携の中で、農業が単に産業の一つの農業という職業ではなくて、農業即農地を守ること、農地を守るということは地域にとって共通の課題であるという認識の中で町民全体がお互いに連携を図っていくというふうな町民意識の醸成から含めて対応していかなければならんのではないかなということを感じているところであります。
 最後の小さな農業の問題もそうですが、ですから、香美町が量的にほかの地域よりも優るというのは、但馬牛はさておいて、ほかの部分ではなかなか難しい。ナシもそれはそれで言えますけれども、農地利用型の農業という観点では、量的な面での競争は難しいと思いますが、質的には、先ほど言いましたように、既に米では全国でも味としてのトップというふうな実績もありますので、そうした部分での特異性を進めていくような形の意味での、議員が言われます小さな農業を推進していく、そういうことが必要だというふうに感じているところであります。
 あとの質問につきましては産業部長から答弁をさせます。


◎議長(森 利秋) 産業部長。


◎産業部長(西内正昭) まず、3者会議といいますか、その関係のお尋ねについてお答えしたいと思います。
 新温泉町と香美町の中で、JA、普及センター、町の関係者で美方郡農業改良普及推進協議会というのを設けております。今の予算でも負担金を支払っておるわけなんですけれども、総額50万円の予算の中で、例えば研修会をやりましたりとか、それから畜産振興、農業関係のことでいろいろ先駆的な取り組みをやっておるわけでございます。そういった大きい組織もあるんですけれども、また、定期的に香美町なりの3者会議というのもございまして、それには我々担当者、JAの職員、普及センターの職員ということで、その個別の問題についていろいろと意見交換をし、前向きな取り組みもやっているところでございます。
 先ほど申し上げました美方郡の農業改良普及推進協議会の中で、新年度についてぜひ取り組んでほしい政策として今お願いしておりますのが、カニ殻と牛ふん堆肥のブレンドの検証をやっていただきたいということで、せんだっても普及センターの所長とお会いしまして、その方向でお願いしようかなと思っております。そういったものを核にしてまた香美町なりの特産振興にもなろうかと思っておりますので、そういった方向でお願いしていきたいなと思っております。
 それから、もう一つの有害鳥獣の関係でございますけれども、これについては今現在、県からの支援といいますのは、電気柵については、19年度までは自治振興事業からの支援というのがあったんですけれども、行革の見直しということで、20年度についてはございません。例えば、そのほかに猿の追い払いとかそういったものについては若干の支援はありますけれども、電気柵等についてはございません。
 そのかわり、国のほうが特別措置法に基づきまして、例えば固定柵でありますとか、それからソフト事業についての支援というものを掲げていただいているわけなんですけれども、固定柵につきましては2月末から3月にかけての農会長会議でお諮りしたんですけれども、国のほうは、固定柵といいますのは確実に、撤去ができないぐらいのものを考えております。いわゆる電気柵ではだめだということを言っておりまして、そこら辺について農会の希望をとったんですけれども、今のところはないということで、主流はやはり電気柵かなという思いを持っております。
 電気柵については、先ほど申し上げましたように、とりあえず県の支援はないんですけれども、今年度20年度は350万円ぐらいの予算に対して特別交付税措置がなされるということがこの特別措置法との兼ね合いで支援が決まっております。町が支援した金額の8割は特別交付税で見ていただけるということがございます。これでもって各農会のほうに事業費の2分の1という考え方でしていこうかなと思っています。
 出ておりましたシカの被害の関係なんですけれども、確かに従来まではイノシシを対象とした2段張りといいますか、1メーター20ぐらいの高さのものなんですけれども、シカの被害も出てきておりますので、3段張りということで1メーター80ぐらいのものに移行になってきております。2段のイノシシのものが対応できない部分については3段のものにされてもやむを得ないかなと思っております。ただ、あくまでも5年間という、県から支援をいただいた部分が19年度までありますので、やはりそれでもっていただきます中で、シカのものについては3段張りで2分の1の支援をやっていきたいなと思っております。そういうようなことで、昨年度19年度は約320、30万の支援だったんですけれども、当初予算におきまして若干プラスして臨んでおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 以上でございます。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 町長の農業を守っていくという姿勢を確認させていただきましたが、12月定例会の一般質問の際に「オペレーターの皆さんが活動・活躍していただける上でお手伝いできるようなことがあるとするなら、厳しい財政状況であるが、考えていくことも、農地保全を図っていくため必要」と答弁を承っております。どのような対応策がとられてというのは、先ほどの大農機具を購入するに際して、高価であるから、利子補給ということを指しておるものか、いやいや、それ以外にあるかと。また、それ以上のことを考えておられるか、お伺いいたしますし、また、農業の問題、水田保全の問題について「JAや普及センター、有識者で検討していただく機会を年度早々に持ちたい。助言の中から1つでも取り組むことが必要。放棄化が進む状況を最小限度の歯どめ措置をまずはやりたい」と述べて答弁をいただいております。このことはどのように踏まえて行われて、成果が上がりつつあるのか、上がっているのか、再度お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 1点目のオペレーターの皆さんへの支援につきましては、当面、先ほどもご説明しましたように、農機具を購入される上で資金的に大変だというふうなお話が1つありましたので、これは認定農業者の場合にはそうした利子補給等の制度があるんですが、認定農業者でないオペレーターの方にはそういう制度がありませんので、少なくとも認定農業者と同等の制度をつくろうということで、利子補給という部分での対応を新年度から取り組むことにしました。今後もまたいろんな形でのオペレーターの皆さんとの意見交換をさせていただく中で、次なる対応で、かつ現実的に我が町の財政から見て対応できるものがあれば、1つずつ対応していきたいなというふうに思っているところであります。
 それから、今後の町内の農業の対策につきましては、JAや普及センターとの3者会議は絶えず行っておりますし、それから、町内の農業関係の皆さん、JAなんかの関係の皆さんも含めた香美町農業振興対策会議というのを設置しておりまして、そこで広く全般的な観点から農業政策をどうしていくかということについての、自由な立場での意見交換や意見の提言をいただくような形をとっておりまして、そういう中でいろいろ意見を聞いて、1つずつ着実に取り組んでまいりたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) ある新聞のメモ欄に「あそこの田んぼ、今年はやめようかと思っておる。5反ほど米をつくっているが、体力的な理由からか、60代半ばを過ぎた父親から相談を受けた。『おまえがつくれ』と言われても、稲作の知識もなければ、時間もない。『そうか』としか答えようがなく、歯がゆかった。米づくりをしている同世代の仲間は数えるほど。身近な地域でも農地がなくなっていく。加工品を含め、海外に依存する日本の食糧問題が悠長な話でないことは明らかだ」と、農村の今日の現実を語られております。住民の食を支えていく農業の危機を招くことにならないか、不安を抱くものであります。
 次に、男女共同参画社会について。
 男女がともに生き生きと社会の構成員としてあらゆる分野に参画する機会が確保され、実現するため、平成11年、男女共同参画社会基本法が施行されたのに伴い、香美町において平成19年3月に香美町男女共同参画行動計画が策定されています。策定により、今日、行動計画による成果が現実のものとなっていますか。
 町民にどのように具体的に啓蒙し、施策の実現を行っていくものですか。
 障害の有無にかかわらず、だれもが同じように社会の一員として社会活動に参加し、定着させる教育や啓発活動を充実すると示されておりますが、障害者に対する就労支援の充実、社会参加の促進策についてお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 男女共同参画社会についてのご質問にお答えしますが、その前に、先ほど答弁を漏らしておりましたが、農地保全のための一つの方法として、そうした地域の人たちの農業への取り組みとあわせて、団塊の世代の皆さんにできるだけ帰ってきていただくというふうなことも含めた農地保全ということにつきましても並行して取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、補足をしておきます。
 さて、男女共同参画社会の取り組みにつきましては、今、議員もご指摘のとおり、去年3月に香美町としての男女共同参画行動計画を策定いたしました。その基本は、従来の、男は仕事、女は家庭といった固定観念を改めて、地域や家庭や社会生活のあらゆる分野で男女の別なく参画して支え合ってきて社会をつくっていくという観点から、6つの基本目標を定めて、それを19年度から28年度まで10年間の展開をしていく方向として定めたものでありまして、男女の意識改革とかいろんな分野への、特に女性の進出、また、そのための社会システムの改革等、とりわけ女性の皆さんの、家庭、社会、地域における活動が十分にしやすいような観点からの方向について、その計画を策定いたしました。
 昨年3月に策定してからの取り組みですが、まずは、できるだけ町民の皆さんにそのことを十分理解してもらおうということで、啓蒙・啓発に努めておるのが現在の状況でありまして、人権講演会だとか区長会だとか、いろいろな場でこのことについての説明などを行ってきているところであります。具体的な方向としてこれらを実現していくためには、意識改革がまず大前提であります。あわせて、社会の制度や慣行などを女性の皆さんが活動しやすいような方向へ変えていくという2つの面からの推進が必要でして、そうしたことを中心に啓蒙活動を段階的に進めているところであります。
 具体的な成果というところまで行っておりませんけれども、以前から取り組んでおりますのは、特に町における各種審議会とか委員会における女性の登用の比率を高めていこうという取り組みにつきましては、香美町の場合、19年4月1日現在で30.8%の女性の皆さんの登用ということになっております。具体的には195人の委員等の中で60人、女性の方を登用しているということですが、これを来年度21年度末には35%まで、この計画の10年間の最終年度であります28年度末には40%まで高めていこうという一つの目標設定をして、これは町自らが取り組めばできることですので、計画的にその取り組みをしたいというふうに思っております。
 地域社会における問題はなかなか一方的な取り組みはできませんけれども、1つずつ具体的な事例を出しながら、まずは意識改革をしていただきながら、女性の活動が積極的に取り組めるような方向で進めてまいりたいというふうに思っているところであります。町民の皆さんにそうした徹底を図るために、今回、生き生きまちづくり運動という、いわゆる町民総ボランティア運動も提唱しておりますが、その中の一つに、こうしたことについての町民の皆さんへ推進をする推進員のような形の人たちもボランティアとして登録をいただいて、いろんな機会に、町が自ら出て説明するだけではなくて、こういう人たちに出ていっていただいて、いろんな会合等に啓蒙をしていただくというふうなことも取り組んでまいりたいというふうに考えているところであります。
 なお、区長会などにも一つの方法としてお願いをして、それぞれの区の自治会の役員など、現在はほとんど戸主といいますか、男性の皆さん中心の役員になっておりますが、そういう中にも、家庭を守る立場での女性の方の区の役員への登用等についてもお願いをしたいなというふうに考えているところであります。
 それから、関連したご質問で、障害者の自立についての取り組みでありますが、これも昨年3月に障害者福祉計画を策定して、その推進を図っているところでありまして、大きくは働ける環境づくりと社会参加できる環境づくりという2つの大きな目標のもとに具体的な取り組みを始めているところです。
 働ける環境づくりという部分では、従来から法律で示されておりますそれぞれの職場における法定雇用率の達成が一つの大きな目標でして、町も一つの事業所として公共団体の法定雇用率が示されておりまして、2.1%以上となっております。現在のところ、厳密に言いますと正規職員でというふうになりますので、1名だけで、率として0.79という状況で、まだまだ努力しなきゃなりません。ただ、現状が正規職員だけではなくて嘱託、臨時というふうなことでの職員対応も進めているという状況にありまして、これら嘱託や臨時の人を加えますと3人でして1.98ということで、2.1%というぎりぎりのところまで行っているというふうな状況にあります。しかし、地域社会に積極的にそうした障害者の雇用促進について提唱すべき町の職場としては不十分でありますので、これから嘱託とか臨時職員等の採用に際して、そうした関係の皆さんをできるだけ雇用していくというふうな努力を進めてまいりたいというふうに思っているところであります。
 あわせて、町内の事業所に対しましては、職業安定所と連携して、より一層周知徹底を図りたいというふうに考えているところであります。
 ちなみに、職安の香住出張所管内の障害者の雇用状況は、人数で70人、現に就業されているという状況にありますが、さらにその拡大を図るための努力を町としても職業安定所と一緒になって取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 2番目の大きな、社会参加できる環境づくりにつきましては、例えば車で障害者の方が外出していただくための外出支援事業を社会福祉協議会でやっていただくとか、自動車の運転免許の取得を推進するための助成を行うというふうな制度もとっておりまして、これにつきましては、17年度に免許取得1件と、車の改造の助成が2件ありましたが、18年度、19年度は申し出がないというような状況でして、これからも制度の広報をしていかなければならんというふうに思っているところであります。その他、障害者の方のスポーツやレクリエーション活動に対する支援なども行って、社会参加ができやすい環境づくりにつきましては、これからも取り組んでまいりたいというふうに思っておるところであります。
 加えて、町民の皆さん全体にさらに一層こうした周知・啓蒙を図るために、人権文化を進める町民運動とか人権週間などには、こうした障害者の皆さんの社会参加促進のためのいろいろな対応につきましてもあわせて啓蒙をしてまいりたいというふうに考えているところであります。以上です。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) この1年間が何であったのかということを私は思っておりましたが、そういったことで具体的に取り組んでもおられますし、そういった準備的な期間だったということを踏まえて、今後、推進員ということでの啓蒙等を強めていくというようなお考えのようでございますが、この推進員ということはあっても、どのように具体的に役割を担っていくのか、それから、町民の考えなどを十分把握する、そして、身近な町民の意見、地区の状況を把握して、迅速・的確に幅広くそういったものを把握して体制を整えるために、まちづくりするために、地区担当職員を配置ということで、今現在そのような取り組みが実務化されておるというふうに思っておりますが、それぞれ担当職務を持って、その上に負担が伴うということになると思いますが、こういうふうな、この地区担当職員の役割の一つにでもして行動していただくことも大事ではないかというふうに思いますし、私が一番重要視しておりますのは、計画書の中に男女共同参画で進んでおります。しかしながら、障害者に対する就労支援の充実、ここが気になるところでございまして、身近なところにやはり、まだ若くして働ける、働きたいというようなことで、これまでは冬期間、酒造出稼ぎで瓶詰めとかで就労されておったものが、どこともやはりオートメーション化、機械化して、そういった労働者は要らないというようなことから、雇用の減少ということでのそういった方がおられる。やはりそういった人たちをいかに救っていってあげるか、そこが大きな、まだまだその辺の関係が果たされていないという現実を踏まえる中で今回この問題、男女共同参画社会という中でのものを取り上げさせていただいたというところでございます。
 立派な計画でありますが、町民への徹底、意識の高揚、それから、お互いが持ちつ持たれつ理解し合ってそういった人たちを救っていくということも、これからの時代、家庭内にあって年老いた親とそのようにして、雪の埋もれた中を生活しているというところも現実ありますので、そういったところにも目を配っていただいての行政対応を求めるものでございます。何の計画を策定しても、やはり即実行ということがなければ意味をなさないというふうに思います。再度お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ご指摘のとおり、計画は立派にできても、なかなかそれの具体化ができないと、絵にかいたもちになります。特に男女共同参画社会の実現というのは、皆それぞれ頭の中では理解はできておっても、なかなか実行がすぐにできないというふうな状況ですので、絶えずやはり啓蒙・啓発をして、加えて具体的にそれぞれのところでここはこうしてもらいたいというふうなことをお願いしながら1歩ずつ進めていくことが必要ではないかというふうに思います。
 したがって、その方向性はつくりましたので、先ほどもお答えしましたように、そのことに非常に関心を持っておられる方に推進員になっていただいて、積極的にそうした目でそれぞれの地域社会を見て、ここはもっとこうしていただきたいというふうなことを意見具申していただくようなボランティア活動の集団をつくり上げていきたいなというふうに思っているところであります。
 町の職員の地区担当もありますが、町の職員は本来そういうことについて高い意識を持つのが当然ですけれども、やはりそれぞれの職員に差もありますので、補足的に、補助的にそういうことを説明しても、そうした高い意識を持っておられる方に積極的に動いてもらうような仕組みづくりということを中心に取り組んでいきたいというふうに思っているところであります。
 障害者の雇用につきましても、こうした計画をつくっておきながら、先ほどもお答えしましたように、町自身がまだまだ十分ではないというふうな恥ずかしい状況にありますので、まず自ら身を引き締めて、可能な分野については就労していただくというふうなことを率先する中でほかの事業所にもお願いをするという取り組みを進めてまいりたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 次に、産業の活性と活力あるまちづくりということで、新町発足時から藤原町長は重視されて、各部門による施策のもとに進められていますが、今時、公共事業の減少、民間事業の低迷、雇用の場の縮小など、経済社会が疲弊していくように感じます。香美町の活性化を図っていく必要があると思います。さらなる産業の活性策を講じることにより活力あるまちづくりにつながっていくことと思いますが、どのように考えておられますか、方策についてお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 香美町の活性化を図るという観点で、これとこれというふうな特別のメニューを持ち合わせておるわけではありませんし、また、そういう形でできるものではないというふうに思います。従来から進めております産業振興対策をさらに強化していく、どういうところを強調しながら強化していくかということにかかっているのではないかというふうに思いまして、そうした観点から、20年度についても各種施策の展開を進めているところであります。
 従来から申しておりますように、香美町の産業を考えるとき、観光を中心として観光業をどう他の産業に波及させていくか、波及効果をもたらしていくかという観点で進めていくべきだというふうに思っておりまして、まずは観光対策を一層強化して、多くの観光客に来てもらう手立てをどうするか。観光対策の上では海の観光と山の観光という2つの部分をそれぞれについて取り組んでいかなければならんと思います。
 海の観光では、従来からいろんな対応をしておりますけれども、特にこれから力を入れていきたいのは、ジオパークの認証に向けて、海岸の美しさや海そのものに対する観光資源としての活用をさらに進めていくことが必要だというふうに考えておりまして、2、3年前から、単なる海の景観だけではなくて、海にかかわる現象面、例えば夕日だとか、いろんな天候による変化だとかというふうなことも観光資源としての売り物としていろいろとアピールをしておりますけれども、そうした香住海岸のよさをさらに一層、特に都会の人たちに再認識をしてもらうようないろんな仕掛けをしてまいりたい。たまたま海岸沿いのルネッサンス計画地、しおかぜ香苑が今年第1段階の完成をしますので、そこを中心としていろんなイベントを打つことによって多くの観光客の皆さんに関心を持ってもらうということで、カニシーズン以外の観光客集客対策を進めていきたいなというふうに考えているところであります。
 山のほうではスキー場が、ご承知のように、暖冬の中で経営的に不安定な状況にありますので、スキーだけじゃなくて、それ以外のシーズンの四季型観光をより一層強化していく必要がある。既にハチ北なんかではそうした対策を講じておられますけれども、村岡、小代というふうに分けて考えるんじゃなくて、まさに山の地域全体としてのよさといいますか、そういう資源をさらに一層売り出していく対策をしていきたいというふうに思っております。
 したがって、いろんな集客のイベントもさらに加えていく。その手始めとして、但馬牛を外向けにアピールして、但馬牛の里香美町ということでの観光効果をねらうために、山の祭典としての「但馬牛・食祭り」というふうなものを今年度、小代区で取り組むということで、観光協会や商工会と一体となって、その準備を進めているところでありまして、これらを核にしながらいろんな観光をアピールして観光客の集客に努めたいというふうに思っております。
 また、その他の産業としては、香住では漁業水産加工業ですが、漁業の問題は資源の問題もありますけれども、直接的にはやっぱり燃料費の高騰に伴う運営上の、経営上の問題も大きな課題ですので、この難局を乗り切るための直接的な手立てというのも町としてやっていく必要があるということで、そのための対応を20年度にとることとしました。
 また、水産加工が長期低迷をしておりまして、これにはやはり付加価値の高い新しい商品の開発は根本的に必要だというふうに思います。したがいまして、これらの方向は町で先頭を切ってということがなかなか難しい問題がありますので、業界の皆さんが進んでそうしたものの開発を進めていかれる、それをできるだけ進めやすいような支援策を講じていきたいということで、いろいろと協議をして、対応される部分の金銭的な支援をしていこうというふうにしているところであります。
 農業の問題、畜産の問題につきましては、先ほども少し農業の問題をお答えしましたような対応と、あわせて畜産の問題につきましては、増頭対策を円滑に進めていくために必要な支援を中心にして畜産農家の経営の安定を図っていく。あわせて、但馬牛の里としての一定量の頭数確保を図っていくことが必要ではないかなというふうに思っております。
 それぞれの対策について、即効的な対応はなかなか見出せないと思いますけれども、そうしたことの取り組みを継続していくことによって、香美町の持つ自然や資源の特色を生かした産業振興を図っていく、そのことが地域全体の活性化につながるものだというふうに考えておりまして、そうした対策を一層強化してまいりたいと考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 再度、2点についてお伺いいたします。
 長年繁栄して活気あふれていたまちの中心地域が活力をなくしていくように感じます。空白地が年ごとに目につくように私には見えますが、現況をどのように感じられておられますか。町内の企業は厳しい環境にあって、経営改善を進めながら競争に打ち勝ち、生産増に努められています。再び商店街の活性化、商業、中小企業の支援を今後どのように進めていこうとしているのか、何か策を講じていくお考えはありませんか。
 次に、香美町の恵まれた立地、自然環境の山と海の多彩な多くの観光地に大勢の人が訪れる、交流人が集まってくることにより活気を呈することは言うまでもありません。香美町に行けば、町木のブナ、シイが茂り、町花の桜、ユウスゲが咲いている。新しいまちになって町長が取り組みされた桜植樹を基礎にして、例えば秋にはもみじの紅葉、年間、四季を通して各区・地域・集落にそれぞれ春・夏・秋の土地・気象条件に適した花が咲き、冬は雪花が咲く。他の市町、全国に自慢できる、町民が一体となった活力あるまちづくり、これはいろいろと施策にも出ておりますものがそうだと思いますが、そういうふうなまちづくりを進めていくことが必要ではありませんか。将来構想をどのように考えておられますか、お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、中心地域の活性化の問題ですが、確かに商店の衰退が続いておりまして、大変危惧すべき問題だと思います。大きな趨勢の中における問題ですので、なかなかそれを抜本的に食いとめることはできませんけれども、しかし、それぞれの対応をして、少しでもそうした傾向を食いとめていくことが必要ではないかというふうに考えております。
 香住の場合でも、合併までから香住町商工会でそうした検討をしてもらうように、町も少し補助金を出して、これからの商店街のあり方等についての検討会もしていただいたものがあります。そうした具体的な計画に基づく実行を進めていただくよう、具体的な実行方法についての検討もお願いしておりまして、その対応の中で町として支援できるものはやっていこうというふうな姿勢でおるところであります。そうしたいろんな整備の問題と、例えば制度の一つとして、あいているところを駐車場のような形にして、今、車社会における買いやすいような商店の環境にするというふうなことも一つの提案に出ておりますけれども、その場合に町がどういう支援策をとるかということについても考えていかなきゃならんというふうに思います。
 また、その中で、出ております中で、やっぱりこれの焦点は、車を使えない人たち、高齢化する中でお年寄りの人たちにターゲットを合わせて、お年寄りの人たちに必要なような品ぞろえを中心にやっていく必要があるのではないか、ないしは、こういう高齢者の方々に宅配サービスをするというのはスーパーマーケットではできない機能ではないかというふうな検討結果も出ております。これらは商店、商工会が中心となって取り組むことですけれども、町も一緒になってその実現方策について進めていかなきゃならん。大きな問題提起をしてもできませんけれども、1つずつ取り組むという考えでいけば、まだまだその方法はあるのではないかというふうに思っておりまして、こうした地道な取り組みを商工会と一緒になってやっていきたいというふうに思っております。
 商品券の発行につきましても、すぐに即売になるというふうな状況になっております。これは特定のといいますか、登録された商店しか買い物できない商品券ですので、これらも一つの方法ですので、さらにその量的拡大ができないかどうかということも、若干町の財政支援の額の問題がありますけれども、考えていかなきゃならんというふうに思っております。
 さらに、直接そうした商店がにぎわうということも難しいので、その近くでいろいろな行事を行うことによって、そこから最寄りの商店等へ寄っていただくというふうな方法も必要ではないかと。ただ、香住の場合ですと、先ほども説明しましたしおかぜ香苑の完成で、あそこでいろんな町民向けのイベントを、町民の皆さんが多く集う、そうすれば自動的にそこから町内の商店のほうへも何がしかの人たちが流れていかれるのではないか。そこに郊外の大型店とは違う消費行動が発生するということも起こるのではないかというふうなことも踏まえて、商工会の皆さんと連携をしながらいろんなイベントも考えていきたいというふうに思っているところであります。
 村岡区、小代区にあっても、それぞれの地域局が地元の商工会の人とよく協議をして、そうしたその土地における対応を個別に検討していくよう指示をしているところでありまして、1つでも2つでもそうした対応をしてまいりたいというふうに思っております。
 2番目の桜植樹をはじめとするご提案は、大変参考にさせていただくことだと思います。やはり香美町の特色は、国立公園、国定公園が町の面積の60%を占める。やっぱりすばらしい自然を売り物にしなきゃならん。そこにはやはりまさに自然のままの自然、その自然を生かす対策と、両方取り組んでいくことが必要でして、人工的な造形物による魅力づけではなくて、そうした植物や花なんかを植えることによって、よりすばらしい自然景観を生かしていくというまちづくりを進めていきたいというふうに思っております。
 桜につきましては、町民の一体感と町のシンボルとして取り組みましたが、必ずしも桜だけがすべてではありませんので、なおかつ、町内は南北に広くて気象条件も違いますので、やはりそれぞれの地域の特色に応じた、自然を豊かにするような対策というのは、これから桜に次ぐ第2弾、第3弾として取り組んでいきたいというふうに思っております。
 なお、こうした取り組みは、できるだけ、町の主導で提唱するのではなくて、これからは町民の皆さんに考えていただくような仕掛けも含めて進めてまいりたいなというふうに思っているところでありまして、今ご提言のご意見は十分参考にさせていただきたいというふうに思います。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 町長の丁寧なご答弁をいただきました。県の幹部職員が心に残る言葉として「県庁内でわからないことはない。主任時代、起案や資料作成に行き詰まり、これ以上のものはできないとさじを投げて課長に提出。課長から数々の質問、指摘を受けた私は『幾ら調べてもわからない』と抵抗した。課長はすかさず『そんなことはあるかいな。県庁時は聞いて歩けば大概のことはわかる。そのものずばりではないにしても、解決の糸口はどこかにある』。いつのころからか、私も同じことを周りの職員に言っている」とあります。香美町職員も優秀な集団であります。私たち町民は信頼し、期待しています。香美町の役場内でわからないことはない。町民への課題、求めに速やかに対応していただくべき職員間のつながり。各部局、各課の連携を密接にして、担当以外の職員の意見、ひらめきを自由に出してもらう。それを活用するなどして職責を果たしていただきたいと思います。
 私の信念としております3区の融和を図るために、香美町の均衡あるまちづくりと、地域の隅々まで目配りのきいた、利便性に配慮した、住民のための行政の執行を求めます。町長のご所見をお伺いいたしまして、質問を終わります。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まさにご指摘のとおり、町の職員はいろんな問題について積極的に解明をしていく、そして、その対応策がないかどうかについてたゆみなく追求していくという姿勢が必要であります。我々も、この方法があるとして、次に考えられる方法は何かということを絶えず職員にも考える一つの問題提起をしながら、1つのことを単純にさっとやるだけじゃなくて、そのことを通じて幅広い判断力や知識を持たせるような努力もこれからさらに一層進めていかなきゃならんというふうに思っております。
 あわせて、香美町内におけるいろんな施策や行政の展開にありましては、ご指摘のような、町域のすべてについて均衡ある発展が図れるような観点からの取り組みを、当然のことながら、より一層強めてまいりたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 以上で、岡田公男君の一般質問を終わります。
 引き続き一般質問を行います。
 西坂秀美君。


◎西坂秀美(14番) 第26回香美町議会3月定例会一般質問をいたします。通告に基づき、順次質問をいたします。
 昨年9月、全但バスが路線休止を発表。町長はその後、県への支援の要望、また、全但バスにも代替交通手段の検討に対する協力の要望等を行ってきました。しかし、それに追い打ちをかけるように、11月には県が新行革プランを発表し、県単バス対策費補助金に要件を追加。また、補助対象経費にも限度額を申し出てきました。すなわち、1日平均輸送量2人以上、赤字補てんは20分の9が限度という条件です。この計画にも町長は県単補助金の見直しを要求する意見書を提出されております。
 11月30日には香美町地域公共交通会議を開催され、この3月までそれぞれ3区の住民代表の意見を聞き、それらをまとめて、先日の3月18日の第2回香美町地域公共交通会議に諮られました。3区の住民代表で組織する各区公共交通懇話会が本当に住民代表の意見を聞き、それを反映する会であったのか、私は疑問に思っております。行政で考えた案を了承してもらう、そんな会ではなかったのか。
 合計7回あったんですけれども、私は6回、各区の2回の会議を傍聴させていただきました。第3回の香住区だけ、都合により出席できませんでした。まず、懇話会の構成メンバーを見て、バスを利用していると思われる方はまず皆無でした。バスしか交通手段のない方々の意見はどこでどう反映され、どう伝えられていくのか。このことに関しては、3月13日から17日まで町のホームページで、パブリックコメントを求めるというふうに載っておりました。しかし、これら交通弱者の方々がホームページを見られるんでしょうか。新聞にも掲載はもちろんされましたけれども。
 また、PTA協議会は、村岡では全幼・小・中、小代区では幼がありませんので、小・中がメンバーとなっておりますが、香住ではそうではありません。PTA協議会は企画課で、それとも教育委員会で選ばれましたか、どちらでしょうか。
 また、各学校の通学対策はほぼできたというお考えなのか、それともまだ問題が残っているのでしょうか。あるとすると、いつの時期までに修正が可能なのか。
 第2回の公共交通会議では3区の交通懇話会の案が了承されたと新聞報道がありました。この交通懇話会の中、香住区の代替案で畑に帰る方が相谷まで行って、佐津まで引き返してまた畑に行かんなんというような案が示され、時間はかかるし、この上に料金が上乗せされるのかと、随分意見もいただきましたが、この部分は修正されておりますが、村岡区、香住区で午後、夕方に香住、長井、射添方面に帰る便がないとの意見は修正されませんでした。香住病院は午後診療はありませんか。午前に出られても、検査等で遅くなる。薬の調合を待つ。1時前に乗りおくれれば、長井・村岡方面へのバスはないんです。これで通院対策ができているというふうにお考えでしょうか。
 順序は前後いたしましたが、まずお答えをお願いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今回のバス対策につきましては、今、議員のご指摘のように、昨年11月末以降、それぞれの区ごとの交通対策懇話会も開きながら意見集約をして、3月に一応のまとめをしたという状況であります。私は全体会と香住区の第1回に出ただけで、あとのところについては私自身は出ておりませんので、それぞれの会議の状況については担当のほうからの報告を聞いて把握し、必要な指示をするというふうなことの繰り返しで対応してきました。
 全体としては、ご承知のように、1つは高齢者、特に病院、診療所、医療機関へ通う足確保という観点と、小・中学生の通学の足確保という、2つのことを中心として最小限度の対応をする。その枠として、制約要件として、従来町が直接的に交通対策で負担をしておりました総額は約3,800万円ですので、行財政改革のこの時期ですので、その枠を当面出ないようにということの中で考えることを指示いたしました。委員会にもそのことをお願いしてスタートとしたということになります。したがいまして、結果的に細かなところまですべて対応できるという状況ではありませんが、一応高齢者と小・中学生の通学という観点について必要な対応はおおむねできているというふうに私は判断しております。午前中のご質問にもありましたように、今後、運用をしていく上で若干の問題点も出てくると思いますし、また、状況の変化で新たな問題が出てくる可能性もあります。したがって、それらについては随時見直しをしていくというふうな考え方をとっているところであります。
 そういう大きな流れの中で、当面の、現在までに決めていく中における意見集約の方法についてご指摘がありました。バスを利用している人が入っていないではないかと。確かに、具体的にバスを利用された方というのは特定はできませんし、そういう方について積極的に委員に参画していただくというような方法はとりませんでした。ただ、特に各区の交通懇話会のメンバーを選ぶ際には、そうしたバスを利用されるであろう集団の代表者を入れるということに意を用いました。したがって、老人会代表、それから、村岡、小代にあってはPTAを中心とした皆さん、香住区についてPTAが少し薄いというのは、香住区では小・中学生の通学にバスを使うということは基本的に取り組んでおりませんので、そういう観点から、村岡、小代と比べると、選出方法を少し変えたという点があります。
 それらの人たちが、じゃ、本当に例えば老人会代表が老人の実際にバスを利用される方の意見をどこまで集約しているかということについては、逐一チェックはしておりませんので、その辺は100%対応ができているというふうには思いませんが、そういう代表という立場で来ていただいて考えてご意見をいただく中で、おおよそのことについての意見反映はしていただいておるのではないかなと。結果的にも対応ができるような状況になっているのではないかなというふうな認識は持っております。
 その中で、特に香住区については、地域において影響の大きいところについては長井、佐津、奥佐津の部分については、区長会も自ら会議を設定して町の関係職員を呼ばれて、いろいろなことについての把握や意見も出されておりまして、それらの協議をしながら進めたところであります。
 具体的に佐津につきましては、特にあそこの間に奥佐津の問題についても、車両を最小限度でという制約の中でつくりましたから、これは確かに問題は大きいということで、車両をもう一つ増やすことによって解決を図るということをとりましたし、それから、午前中にお答えした三川、土生につきましては、診療所対応ということで、診療所の開設日については何らかの方法で対応するというふうな方法をとったところであります。
 長井も、便数についていろいろとご意見がございました。多いか少ないかという点については、少し不足しているかもわかりません。しかし、バスを定期的に運行するほどの量かどうかということについては不確定な部分もありますので、せんだっての全体的な協議会の中では、ひとまずこれで進めて、問題があればさらに対応するというふうな方向での結論ではなかったかというふうに思いますが、我々としてもそうした全体的な財政的な制約もありますので、まずは現在のまとめていただいた方向でスタートを切る。午前中にお答えした3年間検討をする国の制度ができましたので、地域公共交通活性化・再生協議会というのをスタートすることにしました。したがって、まずは、3年間は今回の10月に向けて急ぎ方向を決めたものの点検をしていく時期だというふうな位置づけの中で、いろんな問題があれば、速やかに是正を図るという姿勢で取り組んでいきたいなというふうに思っております。ただ、そのことが非常に財政的に大きな負担になるとするならば、それは少し考えなきゃならん問題があると思います。
 先ほどの中でご指摘があった、県の補助制度が変わったことによって、現実に村岡病院、従来に比べると60万か70万ぐらい、1つの線だけで町の負担が増えるというふうなところも出ておりまして、そういう、要は1つの線における負担額と効果ということを考えながら、どう取り組んでいくかというふうなことも、現実的には財政が大変厳しい中における対応をしなきゃなりませんので、いろんな観点からそうした取り組みをしながら、極力住民の皆さんの不便を最小限度にしていく努力はしていかなきゃならんというふうに考えているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(14番) 今、町長はほぼというようなご回答もいただきましたし、これから修正も可能だということですので、私もこの長井の地区の方々のご意見も伺おうかなと思いまして、地区に出向きました。そうすると、まだまだ夕方の便がないということを認識されていないんですよね。新聞報道で村岡香住線5便確保というような、一部の新聞でしたけれども、報道がありまして、私も担当課のほうに尋ねに行った経緯もあるんですけれども、私は通学対策というのがまだできていないというふうに認識しています。
 もう一つ大きな問題があるんです。長井小学校の通学の現状というものをどういうふうに認識されているのか。長井小学校は4キロまでということで、徒歩との認識だろうというふうに思いますし、そういう観点から今回、長井小学校の幼・小のPTA協議会を外されたんだろうなという思いがしております。
 確かに八原地区、公民館から学校まで4キロ弱です。4キロをちょっと切れます。一番奥といいますか、村岡側のうちはちょうど学校からそこのおうちまで4キロです。そういう中にあって、八原地区は、これからの新年度ですが、6年生が2人、5年生が2人、3年生が1人、そして手前の中野地区では4年生と3年生が各1名で、合計7名の方が遠方からの通学をされているということです。徒歩が原則だということは私も知っております。しかし、不審者と熊の対策ということで、学校側は4名以上の集団下校を原則としているということだそうです。私も学校に行って尋ねました。保育園児がもしおられても、1時過ぎのバスがありますから、それで対応できる範囲かなという思いがいたしております。しかし、3年生1人を、これは低学年ですから、早くしまうはずです。八原まで徒歩で帰らせるんでしょうか。歩道のないところもありますし、4キロ弱の道、それは学校も危険だということで、保護者と協議の上でバス下校をされているでしょう。教育委員会はご存知ないですか。私は地元と学校側に確認しましたよ。これは私は大きな問題だと思います。こんな問題をここまで発表するまで置いておかれたということはどうなんでしょうか、町長。
 本当に教育長も認識されていたというふうに思うんですし、教育委員会もたしかこの会議には出席を毎回されていました。地区の方やPTAの方は、夕方の運行がないことを、先ほども言いましたけれども、認識されていませんでした。私も地区の方々の通学方法を尋ねましたけれども、夏場はほぼ歩きだそうです。しかし、朝の台風とか暴風雨の激しいときなんかでは、担当の役員さんが判断されて、今日は各自で、各家で対応してくださいと言われたら、各家庭で連れて登校されるそうです。下校時は高学年もいますし、ほぼ歩きだということでした。新学期になりますと、低学年は1名、中野も1名ですから、バスの下校となるということはほぼ確実だろうなと。防犯面から見ても、ほぼ確実にそうなるという思いが私はいたしております。
 そして、秋の運動会が終わると、今度は熊対策ということで、ほとんどバスでの下校だというふうに学校からはお聞きしました。日は短くなるし、熊が出るということで、随分学校側も神経を使い、親も気を遣いまして、ほぼバスでの下校、そして冬は天候を見て、学校の判断で決めて家庭に連絡して下校させているということです。ですから、生徒はバスの回数券をいつも持っているんです。来年になると6年生が2人卒業ですから、高学年が3人になるんですけれども、もし新入生がおられてもこの現象は続くんですね。ここの地区は本当にバス通学を含めての検討も必要というふうに思われますけれども、これは地区やPTAのほうにお任せするとして、なぜここのPTA協議会の中に、長井小学校のPTAを入れて意見を聞かなかったのか。また、現にバスを利用せざるを得ないこの現状を町長はどういうふうに認識されているのでしょうか。
 そして、村岡であった意見ですけれども、バスのみを利用する人もいる。弱い者を助けるまちで、そこに住む人を大切にするまちであってほしいという意見が出されました。また、香住区の懇話会のメンバーからは、一度バスに乗ってみようと思い、乗ってみた。利用者は本当にお年寄りの方ばかりで、しかも、乗り降りに手助け、介助が必要だというような現状を話しておられました。本当に責任感の強いお方だなというふうに関心いたしましたけれども、バスで通院される方はそういうお方ですし、今後もそういうお方が増えていくというふうに私は推測しております。
 バスしか交通手段のない方は今でも、先ほど言いました内容を知っていませんし、私は私の地区の定例会でたまたまバス対策のことを聞かれましたので、今の香住村岡線のこの案をお伝えしましたところ、そんなことでは困ると。1時前のバスに乗らないと、うちらのほうに帰ってくる手段がないということへの怒りの声をたくさんいただきました。やがては運転ができなくなる方もそうでした。
 それと、先ほど私は申し上げましたが、パブリックコメントを求めたわけですけれども、もし主だったものがわかればお答えいただけないでしょうか。通告外ですから、もしわからなければ結構です。
 以上についてお答えください。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 長井小学校の件にお答えします。
 八原、中野、藤については、これは本来的に今までから、通学路の中から、バス通学ではなくて徒歩で通学するというふうになっております。そして、不審者とか何かがあったときには、年にそんなことが何回あるかわかりませんけれども、そういうときには家庭とか、あるいは学校とかが対応していると。現に数年前までは小原の上と香住鶴の間のところの道が、台風で歩道が危なくなって通行止めになったときに、あのときには全部、八原も中野も歩いて通学しておりましたから、学校のほうの職員がそこの間に立ち番をして指導すると。あるいは、八原の人はずっと来るというと歩道があって、中野会館のちょっと上手から村の入り口のところまでがちょっと歩道がないもの、あのあたりにもPTAのほうから要望が出たりして徒歩通学をしておりました。たまたまそれがここ最近になっていろいろの事情であって、家庭のほうもバス通学にされておる。学校のほうは、いや、できるだけ教育的な配慮でも通学は徒歩だということで指導をしておるようですけれども、今現実はそうなっているかもわかりません。決して、私どもの認識は徒歩通学であるという認識。年に何回かある風水害でいたんだだとか、あるいは気象条件が悪化してきたとか、そういうときには、これは年に何回、定期バスが走るようなことがありませんから、家庭で対応していただくなり、学校の職員が対応するとかというような構えで考えてきていました。
 以上でございます。


◎議長(森 利秋) 質問の途中ですが、ここで暫時休憩をいたします。
 再開は2時55分といたします。
                              午後2時44分 休憩

                              午後2時55分 再開


◎議長(森 利秋) 会議を再開し、当局の答弁を求めます。
 総務部長。


◎総務部長(谷岡喜代司) パブリックコメントの結果ですけれども、3件ありまして、そのうちに香住区、村岡区、小代区から、それぞれ1件ずつであります。その3件のうち2件、香住区と小代区につきましては電話でのコメントでありまして、1つは路線運行の確認、これは香住区です。それから、小代区にしましても、柤岡線の増便を願うという内容であります。それから、村岡区からはメールで来ておりまして、ハチ北線、板仕野線、それから柤岡線の減便を載せていないのは不自然だというようなコメントが寄せられております。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 先ほどの答弁しましたことにつけ加えさせていただきますけれども、校長はあくまでも今、八原は徒歩通学の区域の路線だと。従来から、八原といったらあそこの上のほうのことは言わずに、大体八原区というところは徒歩通学の区域の認識で指導しておると。それは前々に不審者が出たときに臨時的に教育委員会のほうに言ってバスを使わせたことはあるけれども、それはあくまでも臨時的だということが今の認識ですので、お答えしておきます。


◎議長(森 利秋) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(14番) 確かに4キロ以内ですから、そこのところは私も原則は徒歩通学だということを認識しているんです。しかし、現実に、3年生までが低学年で、1時間早く下校するでしょう。4、5、6は遅い組で下校するという、どこともそういう取り組みになっています。その中で、この八原地区に3年生が1名、中野に1名しかいないのに、こういう危険な時代にそのことでいいのかどうかということも、地区の方々はやっぱりそれが不安なんです。ですから、なるべくならみんなで一緒に帰ってこいよという指導はしていると。確かにそれは地区の方も言っておられました。区長さんのところにも私は行って尋ねましたけれども、原則としてはそういう指導をしていると。だけど、運動会が終わって、日が短くなって、熊の目撃情報なんかが出ると、私たちもとても心配だから、バスに乗せてくれということで学校側とも話をして、回数券を買ってきて持たせてあるんだということが現実なんです。
 ですから、そのことはどういうふうにこれからそういう対策は、これからはバスに乗せようと思ったって乗せられないんですよね、今のままでいくと。ですから、そこをどう対応していくのか、そこを再度お聞きします。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) それは対応の仕方をこれから検討していかねばならんと思います、そういうことだったら。今のところは、多少のことがあったときには、不便ではあるかもわかりませんが、低学年だけではなくて3、4年が帰るときまで多少待つとか、あるいは学校のほうが対応すればいいことであって、一年中、だからといって定期バスは走らなくても、現実的な対応も可能だと思います。


◎議長(森 利秋) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(14番) そういう日ばかりがあるとは限らないということは私もわかっています。ただ単に、そういう危険な中を子供が通っているということは認識はされているというふうに思いますし、やはりこれらのことも、今後はまた生徒が減ってくる、そういう中で、やっぱりこれからは考えていくべき課題の一つじゃないのかなという思いがしますので、また私も今の答弁はきっちりと地区の方にお伝えしたいなというふうに思っております。
 それから、午前中にもあったんですけれども、続きまして2番目の部分に入っていきますけれども、公共交通、交通手段の見直しは考えておられないのかということでお尋ねしたいと思います。
 文教民生常任委員会では、本年度の所管事務調査の一つに、通学・福祉面から交通アクセスを調査・研究することに決定しておりました。全但バスが赤字経営の中、近い将来、今回の状態になることを想定してのことでした。我々はこういうことはすぐやってくるんだろうなという想定のもとでこういう調査・研究をすることに決定いたしました。そして、委員会で南淡市の、皆さんご承知のあのカヤぶきの里で有名な旧美山町を行政視察しました。このまちは本町と同じく、バス会社が不採算路線ということで撤退し、早くから町民バスを運行し、成功しているまちです。ここの中の詳しくは所管事務調査、今日出しておりますので、報告書を議員の皆様には見ていただくということにいたしまして、このまち車両を11台保有しております。そのうち6台がスクールバスだというふうに説明を受けました。それを嘱託職員10人、臨時職員5人で運行しておりました。美山町では1台565万円で10台分の5,650万円の交付税措置がある。ですから、スクールを含めて、いただいております。
 本町では先日の総務委員会の中で、スクールに一般混乗はどうかという問いに、まだまだあいまいな答弁でした。もちろん交付税措置ということはこれから変動はあるというふうに思っております。今、バス対策は全国的な課題となっておりますし、全国各地でいろいろな手段、方策が模索され、成功例も多く示されております。町長は今回、ひとまずこの代替案でしのぎ、次なる計画というものをお持ちなのか、まずお聞きしたいというふうに思います。
 次に、村岡香住線は、これは香美町の背骨、すなわち幹となる幹線ではないでしょうか。先ほど同僚議員が村岡香住線、道路のことを言っておりましたけれども、バス路線においてもやはり村岡と香住を結ぶ線というのはやはり香美町の背骨だというふうに僕は認識しております。こう言うとおそらく乗車密度と言われるでしょうし、特定の日の乗車人数を言われるというふうに思います。しかし、村岡と小代と、それと香住をつなぐ大事な路線だというふうに認識しております。
 ある地区の老人会に呼ばれまして、今の代替案を話したんですけれども、この中の言葉をそのまま町長にお伝えをいたします。「村岡、小代は要らないということか。イベントがあっても帰られへんじゃないか。香住に出るなということか。町長に言っておいてくれ」ということでしたので、本日、町長にお伝えしておきます。この席には村岡の6名の議員全員がおられましたので、念のため申し添えておきます。村岡の議員6名、このことは皆さんが聞いておりました。また返事をしたいというふうに思います。町長のお考えをお聞かせいただきたいというふうに思います。
 それから、先ほどもありましたけれども、昨今、高齢者の車の事故率が非常に高いということで、運転免許証の自主返還が叫ばれるようになりました。若い者に、運転を見ていると怖いから、車に乗るな、運転するなと言われている。若い人は、年寄りの運転を見ていると怖いと。両方からこんな声が聞こえてまいります。高齢化率の高い本町では深刻化、これからますます顕著化してくるだろうというふうに思います。免許証返還後は交通機関に頼らざるを得ない状況となりますけれども、どうでしょうか。
 またもう1点、バス路線でない地域について、通学にはスクールバス導入で対応をというふうに言われました。先日の総務委員会でも議論があったところでありますけれども、一般混乗に対する町長のお考えをお尋ねしたいなというふうに思います。村岡区にあります福祉タクシーも4月からは一部料金をいただくというふうにしております。公平性を考慮しての対策であることは私たちの耳にも入ってきますし、承知しておるところでございますけれども、町長のお考えをお尋ねしたいというふうに思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 次なる計画につきましては、決してそれは持たないということではありません。要はこのスタートを切る10月という日にちが決められておること、そのために、事前の準備も含めて3月中ないしは4月にはおおよその方向を出さなきゃならんという制約がありますので、それに必要な検討を行い、最小限度必要な対応をやるというのが大前提であります。しかし、結果的に今回の協議会でまとめていただいた内容を見ますと、今当面それほど大きな次なる計画の必要性は私はないと思っております。しかし、今ご指摘のように、これから高齢者の皆さんがどんどん増えて、今は免許証を持って運転される方が、運転できないような状況が生じる。また、高齢者の皆さんの香住、村岡、小代の交流が活発になってバス利用が増えるというふうな状況になれば、当然それに対応した次なる計画の変更というのはやっていかなきゃならんというふうに思っております。
 現状を見ますと、先ほどの村岡の高齢者の方が言われたというふうな形で、あるときに何人かのご利用はあるかもわかりませんが、定期ダイヤを走らせるという経済的なことを考えるとき、それに見合う乗車人員になるのかどうかということも一方で考えなきゃならんと思いますので、その辺を考慮した一つの線を下回る場合には別の方法で考えなければならんのではないでしょうか。例えばイベントをしたときにどうこうとなれば、イベント対応を別に考えることによって解決はします。年に数回のイベントのために定期ダイヤを走らせることによる町の財政支出のほうが大きくなっても、それでもいいんでしょうか。問題は、その辺を総合的に判断して対策を考えていくということが必要だというふうに思います。
 今我々はとりわけ厳しい財政状況にありますから、特にそういう部分を、財政負担との関係を中心に考えながら、定例的にといいますか、決まった量的に乗車のある部分については通常ダイヤを走らせますけれども、そうでない部分については臨時的対応をしていくことのほうが財政的に、より負担が軽減されるのであれば、そういう方法をとっていくということもあわせて取り組んでいるところでありまして、そういういろいろな方法を講じながら、いろいろなご要望に応えていく対応はしていきたいなというふうに思っているところであります。
 スクールバスの活用につきましても、私も、朝晩しか使わないんだったら、昼間は定期バスに使うということについての検討も指示をしております。担当は少し何か制度的に難しいというようなことを言っておりますが、今、西坂議員の美山町の話を聞けば、それは可能だと思いますから、できるだけそれも効率的な車両の活用という観点から、やっていかなきゃならん課題だというふうに思っております。
 ただ、そういう中で、朝晩の生徒の通学の時間帯に混乗をするということについては、車が小さい車ですから、車の定員と乗られる数の問題だとか、いろいろな問題がありますので、少し個々具体的に検討しなきゃならんと思います。今私は、あいている時間帯をある程度走らせる、それが定期ダイヤが難しいのであれば、必要に応じて活用するということも含めて、最大限活用する方向はもっと検討すべきだという考えを持っておりまして、今日お話を聞きましたので、早速職員には美山町の例を調べさせて、対応を考えていきたいなというふうに思っております。
 それから、前後しますけれども、村岡香住線、小代、この矢田川ラインがまさに香美町の重要な路線であることは十分承知しておりまして、そのために合併支援道路としての整備も急いでいただいていると。これは道路が重要な路線だと私は思います。バス路線が重要ではなくて、道路が重要であると。大半はそこを自らの車で通行されるということですから、その中でバス路線として重要かどうかというとについてはもう一度さらに詳しく点検をする必要があるのではないか。現に乗車の状況を見ましても、山田から村岡方面は通学生の関係もありますから、かなりの乗車効率になっておりますけれども、長井から香住のほうについてはごくわずかだというふうな状況もあります。したがって、そういう中で香住から村岡・小代方面への直通路線をどのぐらいに置いたらいいか。これも財政的な負担との兼ね合いの中で対応しなきゃならん問題だと思います。
 万が一、今お話しのように、季節的に利用量が多いということになれば、その季節にだけ臨時的なダイヤをやる、車両を走らせるというようなことも含めて、要は最小限度の財政負担で必要なことを賄うという基本姿勢の中で、ニーズにはできるだけこたえていくという姿勢で今後も見直しを繰り返していって、あるべき姿に持っていきたいなというふうに考えているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(14番) 今、町長の答弁を聞きまして、また様子を見て対応していくということでございます。先ほど私が言ったような件に関しても考えていただきたいというふうに思いますし、美山町の例をとれば、随分今は緩和されておるというふうに私たちもお聞きしていますので、その辺もぜひとも研究していただきまして対応していただきたいなというふうに思います。
 それと、私は懇話会を傍聴していても、また、代替案というものを見ましても、先ほど町長は財政が厳しい中、どういうものが一番ベターなのかというようなことで検討してきたということなんですけれども、何かその中で、これをこうして、これをこうしてと、パズルをしているような状況に見えるんですよね。今議会で、19年度の補正で香住病院に2億円を一般会計から繰出ししました。町民の命を守る病院のことですから、反対はだれもなかったわけです。反面、過疎自立促進計画の中からは多くの計画が消えていきました。一般会計の2億円という金額の重みですね。2億円があれば、あの計画を1つも削らなくてもできたんだろうなという思いがしておりますけれども、この思いは私1人ではないなというふうに感じております。
 ただし、起債をして借金を残す、一方では借金が減るという、非常に大きな違いはありますけれども、言いたいことは、香住病院に2億円つぎ込む、そして経営改善も随分と図られた、老健ももうすぐ完成する、これで香住病院ファンが増えてくれれば私は万々歳です。しかし、先ほどふれましたけれども、一部バスの便の不便なところも見受けられます。午後対策というのができていないようなところも見受けられますので、通院対策が万全ではないというふうに私は思っております。
 今、先進地のバス対策の最善策というんですか、究極の案は、運賃を下げて便数を増やすということだというふうに言われております。事実綾部市の綾バス、朝来市のあこバス、京丹後市のバス会社と協議して、一部路線で運賃を下げて便数を増やして成功した例。今ここは全線、運賃を下げておりますけれども、これらのことは既に新聞等で報道のとおりであります。すぐ隣のまちでも大きな見直しが発表されております。
 そこで、町長、私の提案ですけれども、本町でも一度便数を増やして料金を下げて試行する考えはありませんか。私は同僚議員とも話すんですけれども、運賃がせめて、半額で朝夕の便が充実すれば、このガソリン高騰の折、また、地球温暖化防止のため、CO2削減のためにバスを利用したいなと。町民にもバスの利用を呼びかける。もちろん役場の職員にも。こういうことを今まで全く、バス路線を利用しようや、あるいはCO2を削減しようやというようなことが本町では検討されたことがないなという気がしております。もう遅いと言われる方もおられるかもしれません。しかし、バス会社と協議して試行してみる価値はあるというふうに思います。今後の対策としてバス会社にもこれはプラスに働くというふうに思います。今までバス会社に補助をする、このことのみで経営状況を知る。あるいは、運行協議をすることもやらなかったツケだというふうなことまで昨今は言われております。ピンチは最大のチャンスです。少々金を使ってでも取り組むべきだというふうに考えておりますが、いかがでしょうか。
 また、バス路線でない地域対策で、そこに住む町民が喜んだ明るい話題を1つ紹介させていただきます。通学対策で何度も名前が出てきました和池、池ヶ平、高坂、大野地区に、税の申告のために町のワゴン車を手配してくれて送迎してくれたということで、地区の方々が非常に喜んでおられました。香美町というと新聞にいつも暗い話題ばかりだと。こんなことを新聞に出してほしいなということと、それから、今後も続けてほしい、これだけは町長にどうでも言っておいてくれということでしたので、お伝えすると同時に、継続方希望をしておきます。村岡地域局のいきな計らいだったというふうに思いますが、地域住民にとっては非常に喜んでおりましたし、福祉委員からも喜びの声が届いておりましたので、この点、いかがでしょうか、町長。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 1点目の、増便をして乗車人員を増やすテストをやってみてはどうかというご提案ですが、検討しなきゃならない課題だというふうに思います。その前提は、私はバス利用を増やすというよりも、そういう困っておられる方を救済するということを前提に考えるべきではないかと。もちろんCO2対策の問題もありますけれども、具体的に例えば村岡・小代から香住、香住から村岡・小代ということによって通勤をされているという方についてバスで救済をするとなると、それに見合う便数、朝の便は大体時間が決まっているでしょうけれども、帰りについては、例えば具体的に村岡、小代から役場に来ている、香住に来ている職員でも、5時半になってすぐに全員が帰れるというわけではありません。絶えず断続的に帰っていくに見合うダイヤが必要になりますから、なかなか言うはやすくして、かなり難しい問題があるのではないかというふうに思います。
 しかし、確かに検討はしなきゃならんというふうに思います。一つの例が、今、JRが走っております。ダイヤをきちっと走っております。ところが、香住から豊岡、浜坂から豊岡に通勤をしている人の中で、幸か不幸か、JRを利用する人はごく一部。これはやっぱりそれだけのダイヤがきちっとないとなかなか対応ができないというふうな問題が原因を多くしているというふうに思います。したがって、バスのそうしたダイヤの増便による環境問題への対応も含めたことについては、それは方向としては私はいいことだと思いますから、一度検討はしたいと思いますけれども、それを実現していくためにはかなりの手立てが必要ではないかなということもありますので、総合的に考えていきたいというふうに思います。
 それから、村岡で具体的にとらせていただいた方法につきましては、私自身は十分承知しておりませんけれども、住民の皆さんにそうして喜んでいただけるようなことを随時対応したことは大変よかったと思います。これからも、町のワゴン車があいておって、かつ、不公平にならないような対応については随時対応していくことが必要というふうに思っておりますので、心がけてまいりたいというふうに思います。


◎議長(森 利秋) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(14番) 残り時間が少なくなりましたので、急いでいきたいというふうに思います。
 それでは、まちづくりについて尋ねてみたいというふうに思います。先ほど同僚議員からもありました。私は、一地区または集落単位でも、何か町民が楽しめるものをつくる、育てる提案を集落にしてみてはどうでしょうかと。香り高く、あるいは桜つつみなど、町長はいろいろ施策を展開しておられます。桜というのはありふれておりますけれども、この長い香美町については開花時期がずれるということで、本町では非常に長く楽しめるんだろうなというふうに思っております。八重桜なんかにしますと、5月の連休明けまで咲いている地区がございます。スイセンもそのときに同時に咲くというようなことで、非常に長い期間楽しめるというところもあります。
 このたび、せっかくですから、各集落で何かの取り組みを区長さんに依頼、提案してみてはどうでしょうか。ここに記載しておりますように、石垣に芝桜を植えたり、あるいはアジサイを1つの村で取り組んだり、あるいは1つの集落ではナナカマドを植えたりというようなことに取り組んでみたらいかがでしょうか。案外金をかけずにできることがたくさんあるように思います。工夫次第では金をかけずにできる部分、町長の決断で、少しぐらいだったら出してもええでというなら、これにこしたことはございません。先ほど同僚議員の質疑にもありましたので、簡単に町長のお考えをお聞きしたいというふうに思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 先ほどにも岡田議員にでしたか、お答えしましたように、香美町は豊かな自然を持っているまちです。そして、その自然や伝統文化を大事にするまちにしたいなということから、香り高く美しいまちづくり運動として、人づくり、花づくり、歴史・文化づくりというふうな、町民運動としてそういうものを展開していただくということをお願いしているところであります。今、西坂議員のご提案の内容はまさにそうした運動に沿ったことですので、そうした町民自らが進んで取り組んでいただくという運動は大いに展開しなきゃならんというふうに思います。
 余り町が一方的にお仕着せをするということでなくて、できればそうしたことを自ら取り組んでいただくという方向はずっと永続していくというふうに考えますので、それぞれの区ごとの香り高く美しいまちづくり運動の方向として、村岡区はこういうことを中心にやる、小代区はこういうことを中心にやる、香住区はこういうことを中心にやるというふうなことを、今回のご提案のことも我々としての問題提起の一つとして、そろそろそういう取り組みをする時期ではないでしょうか、一遍考えていただきたいというふうなことについての包括的な提案を今、西坂議員のご提案を参考にさせていただいて考えてみたいというふうに思います。


◎議長(森 利秋) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(14番) 私たちが言うと、すぐ予算はとなるものですから、町長がおっしゃると皆さんよく言うことを聞いてくれるので、ぜひともそこのところはお願いしたいというふうに思います。
 最後に、子供に手厚いまちにしましょうということで、通学費補助見直しに続き、今度は幼稚園授業料、保育園料、僻地保育所の協力費まで見直す検討委員会が立ち上げられます。今、出産は地元でできず、町外に頼ることになります。今まで以上に経費がかかってまいります。健診費が少し上乗せとなりましたが、子育て世代の負担というのはますます重くなっております。出生時のお祝いメッセージが予算化されております。生まれてすぐからではありませんけれども、次期の国調からは、子供さんが生まれれば人口割の交付税もあるわけです。もちろん一人一人に経費がかかることも承知しております。この際思い切って、子育て世代が一番喜ぶものをプラスアルファにしてはどうでしょうかという私の提案です。町長のお答えをいただきたいというふうに思います。
 先ほどもありましたけれども、町民が10年先、20年先を楽しむ、職員には今、提案制度を取り入れたというふうに言われておりますけれども、この制度の門を広げて、こんなまちにして10年先、20年先、香美町のまちづくりをみんなで考える、こんな提案もどんどん出してもらう、ここまで広げてみてはいかがでしょうか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 1点目のお祝いのメッセージにプラスアルファをという問題です。
 要は今回取り組みましたのは、まずは町民挙げてお祝いをするということが大事ではないかということで、結婚と出産についてそうした取り組みをいたしました。それにプラス金品をということが必要かどうかという点については今後の課題として検討しなきゃならないし、特に出産については第1子からそうしたことをするのがいいのか、第3子、第4子という段階で行うのがいいのかというような、いろんな問題があります。また、金額もいかほどが喜ばれるのかという問題もありまして、それと財政負担という問題などを考えますと、今、一気にやるべきことではなくて、まずはお祝いの気持ちをあらわすことのスタートを切って、町民の皆さんのいろんなご意見を伺った上で対応しても遅くはないというふうな判断をしております。決してこれしかしないということではなくて、今後の、要は結果は、議員も言われますように、香美町に多くの子供が生まれてくるような、産んでいただけるような対策であれば最も望ましいということですから、そのために何をするのがいいのかということについては多くの皆さんの意見をいただきながらこれからも進めていきたいというふうに思っております。
 それから、将来にわたるまちづくりの問題につきましては、職員の提案、若い職員のグループでの提案等も求めると同時に、若者まちづくり懇話会というのを合併当初から、30代、40代ぐらいの町内の主要な皆さん方、今20数名ぐらいでまだ引き続きいろんな検討をしていただいております。これらは、当面する問題よりも、少なくとも5年か10年先を見越した香美町のあるべき姿を考えてほしいということでいろんな提案を検討していただいておりますので、そういうところからもいただきたいし、あわせて広く町民の皆さんにもそうした観点からの提案も、今も町長への手紙だとかいろんな形でいただいておりますけれども、さらにそうした提案がどんどんいただけるような仕組みは考えていかなきゃならんというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 西坂秀美君。


◎西坂秀美(14番) 子供がいなければまちは存続しません。子供に手厚い、子育て世代に手厚い施策を強く求めまして、私の一般質問を終わりたいと思います。


◎議長(森 利秋) 以上で、西坂秀美君の一般質問を終わります。
 引き続き一般質問を行います。
 上田勝幸君。


◎上田勝幸(16番) 通告に従いまして、1問だけ質問させていただきます。病院について問うというものであります。4項目に分けて質問させていただきますので、1項目ずつお答えをいただきたいと思います。
 1項目めでございますけども、NHKテレビ番組で「危機に立つ自治体病院」というタイトルで特集を組み、1時間余り、各地の病院が放映されていましたが、その中に不良債務1億円以上抱える70余りの自治体病院が掲載されており、中には数十億円という巨額の不良債務を抱え、自治体そのものがにっちもさっちも身動きできない危機的状況に陥っている市の名が幾つか公表されていました。現在、5億700万円という巨額の不良債務を抱える香住病院も、ご多分に漏れず、その中に入っていましたが、不良債務が一般会計に及ぼす影響ははかり知れないほど大きく、それがもとで自治体そのものが財政的に回らなくなり、財政再建団体へと転落する危険性が大であり、住民生活に重大な影響を及ぼすことになると指摘していましたが、香美町では平成19年度から平成23年度までの5年間に一般会計より総額20億円余、つまり年平均4億円余を繰り入れ、不良債務を解消するとしていますが、実質公債費比率が全国ワーストテンに入り、世の耳目をそばだてている現状で、今20年度も2億4,000万円の財源不足を、いろいろな手段を講じ、何かと捻出した当町で、5年のうちに計画どおりすんなりと不良債務が解消できるものか、まずそのことをお尋ねしたいと思います。
 続きまして、もし仮に不良債務のほうが計画どおり解消できるにしても、年平均4億円余も一般会計よりの繰り入れを、住民感情として素直に納得できるものとお考えでしょうか。そのこともお尋ねします。
 1項めは以上です。よろしくお願いします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 香住病院の経営状況につきましては、今、上田議員のご指摘のように、大変厳しい状況にありますので、一刻も早く経営改善を図っていかなければならないというふうに考えております。
 今、議員からもご指摘がありましたように、平成13年ぐらいまでというのは医師の数も10人を超える常勤医師が確保できておりましたので、医業収入も18億、19億ぐらいありました。それが、14年度以降順次医師が減っていく中で、いわゆる医師1人1億から1億5,000万円ぐらい売り上げが減るというふうなことを言われておりますように、減ってまいりまして、18年度で8億5,000万、19年度も8億前後というふうな状況になっておりまして、そのことがイコール経費の節減に連動しないために、赤字が増えたということであります。
 13年度ぐらいまでの18、9億の段階においては大体町から、一般会計から入れます繰出金が3億弱、2億8,000万円ぐらいでありまして、そのうち交付税で1億2,000万円ぐらいありましたので、よく私が香住町時代に言っておりました真水1億5,000万ぐらいというのは、当時の香住町の人口1人が1万円ぐらいというのは、これは公立病院の運営を行う健康対策室としてやむを得ないものではないかというふうなお話をしたこともあります。その2億8,000万円ぐらいの通常の繰出金ベースで進んでおりましたので、それを上回る赤字について不良債務という形で、病院会計で赤字を生じさせた、それが不良債務でありまして、14年以降現在までに5億ちょっとのその部分ができたと。年に1億ぐらいのものが加わったということで、これを早期に解消しようというのが今回の対応であります。それを今後5年間で、ですから、2億8,000万ぐらいにプラス年に平均1億ぐらい上乗せをして解消を図ろうという計画であります。
 しかし、それは過去の不良債務の解消でありまして、現在もやはり医師が少ないという中にあっては赤字が発生する。したがって、今後における赤字発生を極力縮小するために、老健を設置する、それから、高利率での起債の借りかえを行う、さらに、診療報酬とか病院の運営体制についてのいわゆる行革を進めて、極力新たな赤字発生を縮小する努力をするという考え方をとっております。しかし、今後5年間で3億ぐらいは発生するであろうという中で、半分は、今言いましたような病院の経営改善で対応するにして、それ以外については別途町でそれに対応する一般会計からの補てんも必要ですので、今回、補正で早めに対応するということから、新たな2億の繰り入れを、新たなといいますか、従来分プラス上乗せをして総額2億の繰り入れをさせていただいたというふうな状況であります。
 町財政としても、これ以上の額を入れることは、ご指摘のように、町民感情からいっても大変難しい、財政全体の観点からも難しい問題がありますので、何としてもこの計画で早期に健全化を図っていくということがぜひとも必要であります。そのためには、医師をこれ以上減らさない、できれば増やすという努力をすることが第1ですし、それから、各議員からもご指摘がありましたような、香住病院を魅力あるものにして、多くの町民の皆さんに来ていただくというふうなことも含めた対策を進めていかなきゃならんというふうに思っております。
 中心となる医師確保対策は、今後も非常に流動的な部分がありますけれども、早め早めに対応を図りながら、何としても今以上に減少しないということは絶対に死守するという方向で努めてまいりたいというふうに思っているところであります。したがって、ご質問のような、町民の皆さんへの対応も含めて、十分今の置かれている状況を説明し、あわせて町として取り組む対策についてもご理解をいただきながら、町民の皆さんの協力も得て、この難局を乗り切ってもらいたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 上田勝幸君。


◎上田勝幸(16番) 1項めの私の質問に対しまして懇切丁寧な回答をいただきまして、ありがとうございました。
 2項めに入ります。香住病院では3階を改築し、今年5月中旬に老健を開設し、赤字減らしに役立てるとしていますが、20年度の経常収益を19年度の10億2,000万円より2億3,000万円多い12億3,500万円を見込み、また、経常費用のほうも19年度の12億3,200万円より1億1,000万円ほど多い13億4,800万円を見込んでいますが、それでも経常損益は1億1,000万円余り出ます。住民の生命、健康、生活の安心・安全、それらにとって病院の果たす役割は殊のほか大きく、金銭面だけでは計算し切れない要素が多分にあるとは思いますが、何かにおいて生活に圧迫感、困窮感を抱いている住民の目から見ると、精神的負担は軽くはないと思います。町財政において町民1人当たり幾らぐらいの赤字なら、住民感情に配慮して容認できる額であるのか、お尋ねしたいというのが2問目です。
 まだ続きますけれども、香住病院では20年度計画で外来患者を年間5万数千人しか見込んでいないが、数年前の資料で、町外の豊岡病院だけでも年間トータルで2万数千人が通院しています。また、鳥取方面の病院を入れると、その数はさらに増えます。その患者を、診療科が減ったわけですから、全部とは言わないまでも、何割かでも地元の病院へ戻すことができれば、外来の診療報酬1人当たり六、七千円ほどと計算しても、大幅な赤字解消につなげることができると思いますが、それには香美町の財政状況、特に病院の置かれている状況等をつぶさに住民にも知らせ、住民にもその責任の一端があるのだとの自覚を持ってもらうことができるのなら、おのずと足が地元の病院へと返ってくる、そんな気がするのですが、患者を戻す手立てをどのように考えているのか、お尋ねいたしたい。
 以上が2項めです。
 2項めの最初の項目の、住民感情としてどのぐらいの借金なら納得できるのかというのは先ほどの答弁でわかりましたので、この件に関してはよろしいです。後のほうのことについてお答えをしていただきたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 上田議員にご指摘いただいておりますが、最近のデータ、平成18年度でいきますと、香住病院での入院・外来患者数が約7万5,000人、入院が1万4,000人ほどと、外来が6万数百人、ざっと7万5,000人ぐらいになります。それに対して、豊岡病院に入院・外来が約3万人、それから、八鹿病院が約3,000人というような状況でして、従来ですと、これがまだ香住病院のウエートが高かったんですが、先ほど説明しましたような、専任医師の減少に伴って減ってきたという状況になります。専任医師が減りますと、即入院はとれないということで、入院が減ります。それから、外来も例えば整形外科が毎日やっていただいておるのが週2日となりますと、これだけで5分の2になるというふうなことになりまして、そうした悪循環の中で患者数が減っているというような状況にあります。
 したがって、これを解決するのは、先ほど言いましたように、専任医師確保ということが大前提ですけれども、それもなかなか難しいとなれば、その努力をすると同時に、現在の医師体制の中でも、じゃ、十分に患者に来ていただいているのかどうかと考えたときに、必ずしもそうではないと。私たちが外部から見ましても、例えば昼までで外来患者が終わる。昼からも続いてもいいというふうな部分もあっても終わっているというようなことについては、まだ余力はあるというふうに考えます。したがって、町民の皆さんに、豊岡や八鹿等へ行かずに、専任の医師のおる診療科については香住病院に来ていただく手立てというのを病院挙げて対応しなきゃならんというふうに思っております。
 そのためには、やはり香住病院に対する信頼感ではないかなというふうに思います。単に医療技術だけの問題じゃなくて、看護師や職員全体の対応も含めた総合的なものがないことには、やはり町民の皆さん、患者の皆さんは選択をされる。いわんや、交通体系が便利になってきますと、非常に選択の幅が広がってきますので、そういうことがさらに広がる可能性があります。したがって、病院当局にもそうした総合的な努力をしてもらうように強く要請しているところでありまして、これからもさらに一層、制約された人員の中にあって多くの利用者を増やす努力をしていかなきゃならんというふうに思っております。
 入院患者につきましても、先ほど言いましたような形で、直接入院という部分についての制約はありますが、豊岡病院との連携、特に香住病院は豊岡病院との連携の中で、町民の皆さんが豊岡病院で手術をし、入院される。一定の期間、重要な期間を経過して、軽易な対応になった段階において香住病院に帰っていただいて、その後を引き継ぐ。そうした連携も豊岡病院とのいろいろな対応をしておりまして、今日のような冬場になっては、50床の香住病院の入院病棟がほぼ満杯になっているというふうな状況にあることは大変望ましいことだというふうに思っております。こうした状況を、医師の対応の能力もありますけれども、できるだけ長期間続けるようにすること、そのことも、病院経営の問題だけでなくて町民の皆さんにとっての利便という観点から、大いにそうしたことをやっていかなきゃならん、それこそまさに香住に合う公立病院の役割だというふうに思っておりまして、そうした対応ができるような努力もしていきたいなというふうに思っているところであります。
 そうしたいろいろな手立てをしながら、制約された人員の中で最大限町民の皆さんの利便に対応するという努力をまずとっていく、そのことが町民の皆さんと病院とのつながりを一層強めていく大きな役割ではないかなというふうに思っておりまして、そうした中から、今後の病院のあり方についても、先ほどの町民負担の許容限度の問題も含めて、一層双方交通をした意思疎通を図りながら、おらがまちの、自分のまちの病院としての将来性について進めてまいりたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 上田勝幸君。


◎上田勝幸(16番) 町長のお話では、診療科が減ったため、それからまた、本当に診療科が減ったために香住病院に行っていたものがよその病院に行くというのは仕方ないと思うんですけれども、そうじゃなくて、ただ単に腹が痛いとか、頭が痛いとか、そのぐらいの形のものであれば地元の病院でもしっかりと診察してもらえると思うんですけれども、町民の意識というのが地元の病院から離れていることに起因するのか、そういう軽いような症状の病気でもよその病院に行って診察してもらう、そういうようなケースというのを、私自身もたまたま孫とかのやつを豊岡病院に連れていったときに、地元の人に会って聞くと「ちょっとなあ、頭が痛うて来たんだ」とか、そういうようなことも聞きますもので、そういう方にはなるべくなら、こういう香住の財政状況ですから、地元の病院を使うようにしっかりと町当局のほうも、病院とうまく意思疎通というのか、図りながら、また、住民、議員、すべての者がやっぱり、香住と言ったら語弊があるかもわかりませんけれども、香美町全部の方が、村岡、小代の方は村岡病院、香住の方は香住病院、そういうふうに地元の病院に、お金を落とすと言ったら語弊がありますけれども、そういうような努力というのをみんなで考える時期に来ていると思うんです。率先して町長には先頭に立ってそういうことをよろしくお願いしたいと思います。
 2項めは終わりまして、3項目に入らせていただきたいと思います。
 かつて香住病院にも、先ほど町長が申されましたように、常勤医師が13名ほどおり、診療科もたくさんあり、病院も、変な意味ですけれども、にぎわいを見せていた時期もありましたが、それは往時の話で、今では見る影もない状況に陥っているように見えます。その上、新医師臨床研修医制度、あるいは但馬の医療制度の改変等で、医師が大病院に集約されたり大学へ戻されるなどして、香住病院、村岡病院など、小さな自治体病院は深刻な医師不足に見舞われ、危機的な状況に追い込まれているというのが実状だと痛感しております。香住病院でもこの窮状を打開せんと、経営の健全化に向け、学者、経営コンサルなど、外部の優秀な人材にアドバイスをお願いしてきましたが、それらはすべて病院内部での問題に視点を置いての改革であろうと思います。
 私は、患者の目、耳、足を町内の病院へ向ける視点での改革が必要だと思います。それには、田舎での企業経営に通じた人、あるいは香美町出身者で、地方の病院経営に携わっている医師、病院長など、現実に町外にそういう病院長などをしている人がいるわけですから、そういう人にアドバイスを求めるといった視点も必要だと思います。
 私の知る限り、鳥取市には4つの病院があります。中央病院、日赤病院、市立病院、それと生協病院というのがあります。前3者の病院は県や国や市といった大きな後ろ盾を持つ病院ですが、4番目の生協病院は組合立の民間の病院です。鳥取駅からすぐの商店街の中にあり、駐車場の確保にも不便を来している病院ですが、院長をはじめとする医師、看護師、職員等の、世間の役に立ちたい、社会的弱者にも光を当てる平等な医療をとの理念のもと、地域医療に全身全霊を傾けている病院です。そこの院長が2代、ここ10数年にわたり、病院の維持・存続のために経営に献身的な取り組みをされているのですが、その2代10数年にわたる院長というのが、ここ香住の出身者であります、私たちの後輩の守山泰生君で、現在は竹内勤君であります。
 私はこのような、地元香住の出身で、地元のことに通じる、そして病院経営にも携わっている、こういう地域医療のことに関して詳しい、そういう人たちにも香住病院の立て直し策の一環として、その人たちの意見を聞いてみることも病院経営の改善につながる有効な手立てだと思うんですが、そのような方々の意見を聞いてみる、そのようなお考えはないものかどうか、まずお尋ねしたいと思います。
 そして、どうしても病院というものの維持・存続、香美町には現在2つあるわけですけれども、私がある病院長から聞いた話によりますと、公立病院では病院のベッド数が増えれば増えるほど赤字が増えるんだと。そのようなことを聞いたことがあるんです。現在、香美町には2つの公立病院があって、ベッド数が香住の場合は50ですか。村岡の場合は何ぼぐらいですか。前の形でいけば100ですね。100のベッド数を持つわけですね。その場合、医師が不足していたら入院患者も少ないわけですから、埋まらなければやっぱり赤字が増えると。それで、この小さな香美町で、1つの病院ですら、先ほど言いましたように、不良債務1億円を抱えたら危機的状況にあると言われているわけです。それが2つもあって、十分今の形のままで維持・存続できるのか、私は疑問に思うんです。
 だから、町民にとっては病院というのは大変大事な財産で、それをなくするとかということはしかられるかもわかりませんけれども、今の香美町の現状にとりましては、将来的に2つの病院を統合して1つにする、あとのところは診療所でカバーしていく、そのような考え方をとられるというのか、そういうことも視野に入れてこれからは考えていく時期に来ていると思うんですけれども、その面に関してもどのようにお考えなのか。
 以上2つのことについて3項めはお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 1点目の、町の出身者であります、病院の運営をされている方の意見を十分聞くべきではないかと。まさにそのとおりだと思います。我々もできるだけそういう方についてはいろんな形でお会いして「こういう状況なんですが、どうしたらいいものか」、加えて「医師の派遣について、いい情報があれば教えていただきたい」というふうなことの取り組みをしているところであります。
 先ほど言われました鳥取の病院についても、つい先日、新聞でも竹内院長さんのお話が出ておりましたし、また町、特に香住病院に関して、香住区のというふうに限定をしても、例えば今の明石のがんセンターの副院長さんというのは香住のご出身ですし、今は豊岡病院におりますが、かつて出石病院の院長さんも香住のご出身。いろいろな方がおられますので、できるだけ機会を見つけて、いろいろな話の中から、今、香住病院の置かれている状況をご説明し、何かアイデアがあればというふうなことを進めているところであります。これからもさらに一層そうした接触といいますか、お話を聞くような機会をつくりながら、1つでも参考になるご意見をいただきたいなというふうに思っているところであります。
 せんだって、そうした観点から、病院のアドバイザー会議というのを昨年にとりましたのも、今までから香住病院についてかかわりをいただいておりました谷田先生という、これは病院の院長じゃありませんが、公立病院の運営について大変造詣の深い大学の先生でして、前の平成17年に病院等の検討委員会をつくりましたときに、赤穂病院の院長と2人、中心となってお願いをした先生ですので、その方にお願いをし、大阪の民間の病院経営をやっておられます責任者の方やコンサルタントの方に来ていただいて、外から、民間的立場から、香住病院の改善をしなければならない点について、診療内容の問題と、また、医師をはじめスタッフの心の持ち方といいますか、対応の仕方も含めたご指摘をいただいたところであります。いろんな機会にそうした助言をいただくようなことを進めながら、少しでも早く具体的改善が図れるように努力したいというふうに思っております。
 2番目の香住病院と村岡病院の統合の問題につきましては、よくそういうご意見も聞くんですが、根本的に生活圏、医療圏が違います。村岡、小代は八鹿との関係が生活圏でもありますので、病院もそういう観点から八鹿病院と村岡病院とを1つの組合立で今日まで来ているという経過があります。一方、香住病院は、交通態勢等から考えて、豊岡とのつながりが深いというふうなことですので、これを2つを1つにしてどちらかの病院としたときに、じゃ、香住にしたときに村岡、小代の皆さんが香住まで来られるか、村岡病院にしたときに香住の皆さんが村岡まで行かれるか、その距離と、村岡、小代の皆さんが八鹿に出られる距離・時間、香住の皆さんが村岡に行く距離・時間で豊岡に行けるというような問題がありまして、医療機関としては一本化というのは大変難しい問題があると思います。
 要は、しかし、ご指摘のように、根本は町の財政負担を極力少なくするということですから、これからの問題としては、今、香住病院、村岡病院がこれだけの大きさがあるから、これを維持するんだということではなくて、町民の側に立って、香住であれば豊岡病院、村岡であれば八鹿病院との関係の中で、地元の病院はどういう役割をしていくことが町民の皆さんの医療を確保する上で必要かということをもう少し詳しく検討し、町民の皆さんの意見を聞いて、それに見合う大きさに変えていくということが必要じゃないかなというふうに思っております。
 具体的には、そういう中で入院についてはもっと縮小して、第一義的な外来診療を中心とするほうがベターとなれば、そういう方向に変えていくということも必要だと思っておりまして、そうした今後における問題は、今当面する香住病院の経営改善とあわせて、さらに、医師がこれからさらに多く飛躍的に確保できるというような見通しも大変厳しい中にあって、そういう現実を前提としてどう対応していくかということは検討していかなきゃならない当面する課題だと思っておりますので、そうした観点から検討を進めてまいりたいというふうに思います。


◎議長(森 利秋) 上田勝幸君。


◎上田勝幸(16番) 今の医師の問題に関しまして、香美町出身者で全国で活躍している医師というのはすごい数いると思うんです。そういう人たちが年に1度や2度は自分の親元、里として帰ってくることがあると思うんです。そういう人たちが盆とか正月前とかそういうころにたくさん帰ってくると思うんです。先ほど同僚議員の1人と話をしていたんですけれども、香美町出身者のそういう医師たちに1回集まってもらって、みんなで香住の病院の現状、それから経営のあり方、そういうものを全部香美町出身者のそういう医師たちに相談してみる会議を開催したらどうだろうというようなことをおっしゃる方がいたんですけれども、町長、もしそういうような会議を開催するおつもりというのはございませんか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 可能であれば、できるだけそういうふうなことをやりたいなと思っております。しかし、それらの先生方は大変お忙しい方ですから、一堂に会するということは難しい場合が多いと思います。したがって、まずは個別に訪問をしていろいろな助言をいただく。現在もとっておりますけれども、さらに一層そうしたことをお願いして、その中からまた、じゃ、集まれる人だけ集まっていただくというふうなことを積み重ねていきたいなというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 上田勝幸君。


◎上田勝幸(16番) 4項めに入りますけれども、2項、3項に関連すると思いますけれども、私が所属している文教民生常任委員会で滋賀県米原市の地域包括ケアセンターいぶきに視察研修に行ってきたわけですけれども、4万数千人の人口を持つその米原市に病院が1つもなく、合併前の旧町ごとに1カ所の保健センターと、旧伊吹町を中心に6診療所を市直営でやっていまして、医師は3人ほど、それもすべて自治医大卒の方でありまして、地域医療を最重点課題として診療所体制で市民の生命、暮らし、健康管理に何の支障もなく、また、1日24時間の診療体制で市民の要求・要望に十分対応できているとの話を聞きました。
 もともと病院のあった地域と病院のなかった地域では、病院に対する住民感情に多大の違いはあるとは思いますが、この香美町でも2つの病院を維持していくことは私自身にとっては大変難しいなと思います。先ほど町長が言いましたように、1つは、八鹿病院組合に属し、香住の場合は香住単独で公立病院として、2つの病院があるわけですけれども、その2つの病院を1つに統合するということは大変でしょうけれども、統合できないまでも、統合のほうに向けて努力してもらうとともに、1つの病院で、上がっていく、下がっていくということに関係なく、ないところには診療所をしいて、総合病院と診療所をうまく機能させながら住民の健康だとかそういうものに十分対応していけると思うんですけれども、将来的にその病院を縮小し、病院と診療所でやっていく、そういうようなことも視野に入れて今後の病院経営というのを考えていただきたいと思うんですけれども、その点はどうでしょうか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 視察されました資料も、私どもの病院事務局長が同行しておりましたので、そのときからこの報告は見ておりますけれども、改めて見て、米原地域の取り組みについては非常に理想的な取り組みをされているなということを感じます。もともと病院がなかったら、こういう形をとられたという経過もあるかもわかりませんけれども、医師不足の状況になっている今日にあっては、こういうスタイルも、従来ある家庭と医療機関、それから関連機関との連携をする一つの方法ではないかなと。大いに我々も参考にしなきゃならんというふうに思います。
 幸い今回は老健施設も香住病院でつくりました。それから、先ほどからお答えしておりますように、単に香住病院、それから村岡病院という形での、地域住民の医療を完結的に対応するのではなくて、道路の整備による時間短縮が図られたこと、それから、但馬も豊岡・八鹿を拠点病院として医師を集約し、香住や村岡についてはそのサブ的な病院というような位置づけになっておりますので、そういう中では、香住の場合は豊岡病院との連携、村岡病院については八鹿病院との連携という中にあって、村岡は村岡病院とほかの特養施設だとかそういう関連施設との連携をどうしていくか、香住は香住病院と特養と老健施設等をどう連携していくかという中での再構築をよく考えていかなければならんと思います。そして、住民の立場に立って、ベストとは言わんでもベターな対応方法であって、かつ、費用がそれほど多く要らないというふうな方向での選択をしていかなければならんというふうに思っております。
 しかし、そのためには住民の皆さんに状況を公開し、いろんな観点から十分理解をしていただくことが必要ですので、もともと合併をして、先ほど言いましたように、17年度にも香美町の医療体制についての検討委員会を、住民代表を交えて、今こういう状況で、財政的にはこういう状況だと。もしも病院を充実するとなると、これだけのお金が要って住民負担が増えるという、負担と受益との関係の中で検討をしていただきました経過がありますので、今回もこういう問題についてもう一度そうした検討をしていただく時期ではないかなというふうに思っておりまして、老健が完成して、ある程度軌道に乗った段階において、香美町全体のそうした医療体制についての今後のあり方についての検討も、住民を交えた方向での検討を進めていきたいなというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 上田勝幸君。


◎上田勝幸(16番) 以上で、私の質問を終わります。


◎議長(森 利秋) 以上で、上田勝幸君の一般質問を終わります。
 引き続き一般質問を行います。
 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(13番) 長瀬幸夫、一般質問をさせていただきます。
 平成も成人を迎えることになり、本来ならいわゆる年ではないかなという思いをしておりますが、しかし、昨今の社会情勢は政治も経済も混迷を続けております。特に政治の中で、社会保険庁の年金の問題、あるいは道路特定財源の暫定税率の問題と、国会でも大変混迷しておりまして、心配するところでございます。また、相も変わらず食品偽装、公金の使途不明疑惑等、人間としての倫理の欠如、あるいはとうとい命がいとも簡単に失われるような殺伐とした世の中に憂いを感じるところでございます。香美町は美しい山、川、海と標榜するように、自然豊かで、心豊かで、笑顔があふれるまちであってほしいなと願いつつ、町長と教育長に質問をいたしたいと思います。
 20年度の方向性は予算特別委員会の中で審議を終えたところでございますが、財政の厳しい中でのご苦労な予算であったのではなかろうかなという思いをしております。このたび、町長には香美町の将来の展望をどのように考えているかということで、4点の通告をさせていただいております。1・2番と3・4番と分けて質問をさせていただきます。
 町長の所信表明の中で、20年度を第1期の総括と位置づけ、財政再建と新しい香美町のまちづくりの目途をつける年と言われております。
 そこで、1点目といたしまして、1期の総括をどのように考えておられるのかということでございます。
 1年を残しているとしながら、予算組みができておりますので、総括はできるのではなかろうかなと思います。合併して香美町が誕生し、多くの町民の皆さんが新しいまちに期待をしていたことと思いますが、皆さんの期待どおりになっていない感がいたします。サービスは低下し、負担は重くなるばかりではないかといった不満の声が多く聞かされます。これはひとえに厳しい財政状況からくるものですが、町長は合併協議の中で、旧3町の借金の状況は十分承知であり、このような事態は想定ができたのではないかと思いますが、想定ができていないとするならば、何がどうであったのか、また、1期をどのように自己評価されておられるのか、お伺いしたいと思います。
 2点目に、財政の健全化と行政組織の改革についてでございます。
 平成18年度より22年度の5年間を、行財政改革大綱を策定され、18年度より3年間は集中的な改革として進めておられますが、計画では20年度は約2億2,000万円の財源不足となっております。予算編成を組む段階では3億4,000万不足が予測されると言われておりましたが、交付税の特別枠によって増額が見込め、実質2億4,000万円の不足を見込む予算になっております。財政健全化の指標のうち、香美町の実質公債費比率は19年度で29.4%、これを頂点に20年度は29.1%と、少しずつ改善され、28年度には17.9%となり、目標の18%の数値まで改善されるとされておりますが、数値的には可能かどうか、また、町民サービスはそれによって低下しないかどうか、お伺いします。
 また、行政組織の改革、地域局を含めてでございますが、同僚議員のところで答弁がありましたので、この質問は答弁はいいのではなかろうかなという思いがしております。
 まず1回目の質問とさせていただきます。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 香美町がスタートして3年が経過しようとしております。平成20年は4年目。そうした4年目を一つの区切りとして、今ご指摘のように、第1期といいますか、第1段階の総括をする年として、今までに対応し切れていない部分についてできるだけ対応して、次の平成21年度からの第2段階への基盤づくりをしていきたい、それを20年度の大きな目標にしております。
 具体的にそうした中で、合併前からこうした厳しい状況はよくわかっておりながら、それに対する取り組みがどうかというふうなご質問でございますが、確かに3町合併をする上でそれぞれのまちの財政状況、新しい香美町になってそれがどうかということについては、私も当時の3町長も十分な共通の認識は持っております。それほど裕福なまちにはならん、当面は厳しいだろうけれども、合併によって、個別に対応するよりも、より効果的な財政運営とまちづくりができるのではないかと、そういう共通の目標のもとに合併をいたしました。
 その前提には、少し見方が甘かったといえばそうですけれども、合併によっていろいろな交付税の増とかということも期待できる。結果的に小泉改革で、合併と同時に交付税の減額等、新たな対応があったということについては、その段階では余り予測はしておりませんでした。結果的には、財政が少し本町にとっては厳しい上に、そうした交付税の減額が起きたこと、それから、平成18年の夏の段階においてそうした新しい実質公債費比率というような物差しができて、それに伴うような財政健全化へ向けての規制が強くなったというふうな点が町民の皆さんに今日いろんな面でご負担なりご協力をお願いしている大きな原因だというふうに思います。
 率直に言いまして、私は、合併直後にあっては少し厳しい財政状況だけれども、徐々に新しいまちづくりを進めていくことによって展望が開けていくというふうな認識を持っておりましたのが、少し今言いましたような状況になったことは大変残念だというふうに思っております。
 したがって、そうした現実の中で、この4年間でこうした財政再建とまちづくりの方向については一つの大きな区切りをつけたいと。そのことが町民の皆さんに新しいまちづくりについての展望を期待していただく方向ではないかと。したがって、合併直後といいますか、実質公債費比率等の問題が出てきた段階において、そこから町民の皆さんに大いにまちづくりに期待をしていただくというふうなことではなくて、やっぱりその直後においては、この難関を乗り切ることを町民の皆さんとともに取り組んでいきたいということから、町政懇談会をはじめいろいろなことを行うと同時に、できるだけ町の持つ情報は公開して、町と町民の皆さんとの一体感の醸成を図っていこうというふうな努力をしてきたつもりであります。まだまだ十分ではありませんし、合併に伴う期待感を持たれた多くの町民の皆さんにとっては、期待外れというふうな認識をされることもやむを得ないかなというふうに思いますが、これからもそうした方々への状況説明と、認識をしていただくための努力はしていかなければならないと思います。
 しかし、そればかりが続いては困りますので、その辺の区切りを20年度にはつけたい。新年互礼会でも申しましたように、少し明るさが出てくるような、少し雲の間から青空が部分的にでも見えてくるような年になるような形で平成20年度は達成したいというのが大きな目標であります。ですので、当面する、まだ若干住民サービス、町民サービスの点でご無理をお願いする部分があると思います。具体的にご説明しておりますような、上下水道の問題につきましては、合併の際から3年後に対応するというふうな約束事の中で、今回町民代表による検討をしていただき、ほぼ先日の会で大枠についての方向を出していただきました。これはやはり3町の料金を統一することによる調整による増額と、それから、今後における特別会計の財政負担を見通す中では、全体としては料金の増額改定をしていったことになるということですので、それらについても20年度にきちっとしたいなというふうに思います。
 また、予算でも提案しております、保育所等のあり方検討会の問題も、そうした財政負担と子育てという観点との香美町としてのあり方を、町民の皆さんのご意見を踏まえて、当面する対応を決めていきたい。病院問題もしかりですが、そうした第2段階へ進んでいくための第1段階のいろいろなことについての整理をし、方向づけをしていく年にしたいなというふうに考えているところであります。
 そういうことに取り組んでいく中で、財政問題につきましては、一応の実質公債費比率については山を越したというふうに理解しておりますので、当分の間は投資事業についての抑制はしなきゃなりませんけれども、それを町民と合意の中で進めていけば、実現は可能であるというふうに考えているところでありますし、まちづくりにつきましても、私はといいますか、観光を中心としたまちづくりということで提唱しておりますものについて、それなりに骨格はできつつありますので、足らざる部分を20年度に補完的な施策として取り組むことによって大きなまちづくりの方向が見えてくるのではないかと。それらをもとにした形での町民の皆さんの同意、合意を取りつけていきたいなというふうに思っているところでありまして、町政懇談会等もそうしたことから、単に一方的にご説明するというよりも、できればいろいろなご意見もいただけるような、前にもご提案になりましたフォーラム形式の町政懇談会のようなことができないかどうか、そんなことも検討をしているところであります。
 とりあえず第1段階は以上です。


◎議長(森 利秋) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(13番) 今さら合併の話をと思われるかもわかりませんが、私は合併して、余りにも町民の意識と行政との差が大きいだけに、その辺をしっかりと合併前に承知の上だったのかなという疑問があったわけでございます。そこで、そういう質問をいたしましたが、平成の大合併、3,232の市町村が3月1日現在では1,795の自治体になっております。逆に言えば、合併しないところのほうが積極的に財政の健全化に危機感を持って取り組んでいるように思うわけでございます。
 そういう中で、今朝のニュースでも、合併しない宣言を日本で初めて、最初の宣言をした矢祭町のニュースが流れておりましたが、昨日選挙があったようでございます。ここは議会報酬日当制になって、1日が3万円で90万になるようでございます。そういう中で、これのいろいろな意見はあるにしても、これも議員提案でなされたというような、やはりそのまちを本当によいまちにするためにはそのぐらいな犠牲というか、改善をしてやっておるということのようでございます。これは何もそうしなかったらいけないということでなくして、このニュースが朝流れておる中で、私は多くの町民もこれを見ておるんじゃないかなという思いをしております。
 そのようなことで、合併しないところはそれなりの危機感を持って財政の取り組みになっておる。逆に、合併したところは、それによっていろいろなことをまとめるのに時間がかかって、いろいろな施策、旧町ごとに持ち寄った施策があり、それを調整するのに時間がかかるというようなことで、逆に言えば、そういう体制が10年おくれてスタートするんじゃないかなと。香美町におけば、先ほど言わせていただいたように、28年でやっと健全化の数値に持っていける。それからスタートみたいな感じになっていくんじゃないかなと思います。
 それから、これは通告しておりませんので、ひとり言になるかもわかりませんが、道路の特定財源、暫定ですね、これは同僚議員が言われましたが、私がこれを少し申し上げたいのは、町政懇談会でも、その道路の特定財源も、道をつくるのも大事だと。しかし、実際、町長は町民がどんな思いでこのガソリンの高騰する中で負担しもって勤めておるんだというようなことの意見があったと思うんです。
 その中で私は、村岡から特に八鹿、あるいは豊岡、和田山と勤めがある中で、私なりの試算をしましたら、豊岡往復90キロ、あるいは八鹿は60キロ、和田山は90キロあるわけですね。豊岡にするならば、月に2万7,000キロ走る勘定になるわけです。そうすると、暫定の25円のガソリンだけでも5万6,200円ぐらいになるわけですね。八鹿でも3万7,000円というようなことになって、大きな負担になっておるということが事実なものですから、その辺は町長は認識していただいておるのかなと。私も決して道路を否定するものではございません。道路も必要でございますから、このことには異論はないわけですが、この辺をしっかりと町長も、町民がそんなことになっておるんだということは認識していただきたいなという思いで申し上げました。
 それから、今、先日の新聞ですか、道州制が議論されて、自民党の道州制推進本部といったような、あるいは日本経団連の第2次提言というようなことで出ておりました。それは中間報告ですが、2015年あるいは2017年までに導入目標だと。その目標内容は、自民党の出しておる案とすると、連邦制は近い道州制で、市町村の数が700から1,000程度にするんだと。人口は30万人以上を基礎自治体と位置づけるというようなことで載っていまして、あるいは、日本経団連の第2次提言ということで、道州制導入ということで、2015年をめどに都道府県を10、市町村を300から500程度というようなことが載っておりました。これはまた大きな、これから押し寄せてくる合併のことですが、一体但馬はどうなってしまうんだ、我が町はどうなってしまうんだというような思いでこの記事も見せていただきました。但馬の人口を見ると、17年度の国調で19万8,000人ですね。20万を切っておるというような状況で、これも大変なことが出ておるなという思いの中で私はこのことも少し、町長も見られておると思いますので、その辺はいかが受けとめられたかお聞きしてみたいと思います。それをお聞きします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず第1点目の、これはご質問かどうかわかりませんが、合併をしたことと、合併をしないほうがまちづくりが効果的に進んだのではないかというふうなご指摘です。
 それぞれのまちで事情は違うというふうに思いますから、矢祭町がどうであったから我がまちがどうというふうなことを同じように考えるべき性格のものではないというふうに思います。それと、そのときにおける町民の意識や、財政状況や、それらのことをすべて網羅した上で判断すべきことではないかというふうに思います。ただ、一般的には、小さいまちが、財政力の弱いまちが一緒になることによって運営を効果的に行えば、それぞれのまちが個別で対応するよりも、より住民にとって効果的なまちづくりができるということは一般論としては言えるというふうに思います。
 我がまちの場合にはいろいろな、先ほどのような実質公債費比率の問題等もありましたので、初めからいい形にはなりませんけれども、その第1段階の難関を乗り越えれば、個別のまちよりもいいまちになるのではないかと。今、難関を乗り越えようと努力している段階ですから、この段階で評価をしていただくこと自身も少し早過ぎるのではないかなというふうに住民の皆さんには申し上げたいと思います。したがって、できるだけ早くその評価ができるような時期を到来させること、そのことは我々にとって大きな使命だというふうに思って努力しているところであります。
 それから、道路特定財源の問題で、ガソリン代が非常に高くついているということにつきましては、個別には当然計算をしたらわかりますので、金額ははっきり何ぼということについての認識はありませんけれども、たまたまガソリン代が高くなっているという状況の中にあっては、それだけでも負担増ですのに、そこでいわゆる安くしないとなれば、住民の皆さんの負担感が感じとして多くなることはよく承知しております。しかし、すべての皆さんがそういう状況ではないこと、一方で、すべての皆さんのための地域整備というものが我々の地域ではとりわけ緊急性、必要性が高いということを考えますと、長瀬議員も言われますように、やはり該当する皆さんのご苦労はよく理解しますけれども、ご辛抱いただいて、ここは地域整備に重点を置いた考え方をとらなければならんのではないかというふうに思っているところであります。
 3番目の道州制の問題につきましては、私は道州制は賛成です。基本的に国、都道府県、市町村という3階層の中で、国と市町村というのはまさに重要であって、途中の階層というのは、私もかつてその途中の階層にいましたけれども、それは効率性という観点からは少し問題はあると思います。重要な調整をしなきゃならない問題とそうでない問題とがあるのに、たまたま都道府県という階層がありますから、全部を担当するというのは少し末端の地方自治を推進する上では問題もあるというふうな認識を持っておりましたので、道州制については賛成の考えです。
 ただ、市町村というのは住民の皆さんとじかにまちづくりを進めていく階層ですので、それの共通項の多いところについては広げてもいいですが、それぞれ大きな違いのあるところを画一的に人口何万とかというふうな格好でやるべきものではないというふうに思っております。
 ただし、一方では、財政的な面で最小限度の人口規模というのも必要ですので、それらを総合的に考えて、要は地域住民が地域の発展のためにいかに役立つ対応ができるかという観点から、大きいところでは、小さなところとは言いませんけれども、若干のこうした規模の違いがあってもいいのではないかというふうに考えているところであります。
 ただ、これは直接には正式にコメントすべき立場ではありませんので、私の個人的感想として述べさせていただきます。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(13番) 地方分権によって、そのことによって平成の大合併が生まれたという基本的なものがある中で、ならば、本当にその財源がどうなったんだというようなことが全く、今になっても方向性が見出せないというような状況がある中で、今またそういう道州制によって市町村までくくっていくというような。地方の小さい市町村はどうあるべきか、あるいは地方の農山村はどうあるべきかという方向性がきちっと生まれておれば、そうではないけれども、全くそういうことが見えずして、机上の上で数字的合わせみたいなことが行われるということに非常に抵抗を感じるわけです。
 それから、矢祭のことは決してどうこうと比較していただくということでなくして、そうしないところは危機感を持って財政の健全化に取り組んでおると。といいますのは、私は予算審議の中でも、数字的には確かにそういうもので合わせていただいて苦労されておるというのはある程度わかりますけれども、本当に危機感があるかといったら、ないように思えるんです、受け方が。町長部局では、いや、危機感を持ってやっておるんだよと言われればそれまでですけれども、受けとめるほうがそうではないということで、参考までに矢祭を出させていただきました。
 あるいは、ガソリンの暫定税率は、言われるように、町長は道路も必要で、暫定税率はぜひ守ってほしいんだという言われ方をしておる裏では、町民がこういう負担の中で勤めもして大変な思いをされておるんだということはしっかりとらえていただきたい思いで、それは言わせていただきました。
 そこで、3点目に移らせていただきます。少子化対策をどのように考えておられるか。少子・高齢化対策ですね。またあわせて、交通対策、医療対策についてでございますが、同僚議員がこれらも質問されて、町長のお答えはほとんどいただいておるのではなかろうかなという思いをしておりますが、特に総括でも申し上げましたが、幼保一元化、認定こども園というようなことを朝来市、あるいは新温泉町などで取り組んでおります。先ほども保育所のあり方の検討委員会を持たれる中で、こういう前向きなこともぜひとも検討いただければという思いをしております。
 少子・高齢化ということでございまして、町長もご存知かと思いますけれども、長野県の下條村というのが人口が随分伸びたということで、これも記事に載っておりましたし、年間ではないのかな、150ぐらいの自治体が行政視察を行っておるというようなことで、出生率が2.12というようなことになっておるようでございます。町長も一度首長としてそれらを確かめていただけないかなという思いをしております。私は議員として本来なら現地に行ってみたいなと思いながら、なかなか行けません。町長はいろんなスタッフがおいでなので、やはりそういう情報を発信したところがあれば、しっかりととらえていただいて、できる可能性があるものは取り入れていただければなという思いをしております。
 また、高齢者の公共交通の足の確保、あるいは安心できる医療機関の確保ということで、先ほどもいろいろとありましたが、私は、町長の答弁の中で医師の確保の難しさというようなことでございますし、病院経営は私らから見れば随分聖域で、判断のつかないところにあるんじゃないかなという思いをしております。その中で、1点は、佐津診療所を整備されて、せっかく医師が確保できたというのでありましたが、1年でやめられるというようなことで、非常に残念なことでございますが、原因は何であったのだろうかなという気がかりなところでございます。個人的なあれですので、これも多分何が原因だったということは町長も言いにくいのではなかろうかなということで思っております。もしもその内容が言える範囲であれば、答弁いただきたいと思います。
 それから、公共交通、いろいろとこれも議論があり、同僚議員の中で答弁もいただいています。私らからするとどうしても、休止する中で突貫工事的な穴埋めというようなことしかどうも受けとめられないという思いをしております。通学対策、高齢者の足の確保のために重点に置いたとしながら、財政が厳しいから、やむを得ん最小限度ということになっておるのかなということでございます。
 私はこの通告の中で、諮問委員会は隠れみのになっていないかということも少し入れさせてもらっております。これはなぜかといいますと、先ほど同僚議員も言いましたが、委員会を傍聴したときに、行政がつくったたたき台がすべてのように言われていましたのを受けとめまして、これは本当に町民の声を聞くという場なのか、そういう気持ちがあるのかなとも思いましたので、その辺で書かせていただきましたので、その辺のお考えをお聞きしたいと思います。
 もう1点、4点目も続けてお尋ねしたいと思います。時間がありませんので、進めさせていただきたいと思いますが、産業対策、観光対策です。
 私は産業対策、特に各農業さん、あるいは水産業さん、森林組合さん、観光協会さんと、それぞれ専門的な分野があるわけで、それぞれたけた職員がおいでるという中で、町職員がすべて万能ではないと。その中で、それらの組織と協力体制をどのように組まれておられるのかということでございます。最近、産学官の一体の取り組みというのが随分報道されておる中で、この辺をどのように考えておられるかということでございます。その辺をお尋ねしたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 1番目の幼保一元化等への取り組みであります。
 今回の保育所等のあり方検討委員会の直接的な対応は、ご説明しましたように、財政と料金等の問題ですが、あわせて今後の課題として幼保一元化とか認定こども園の我がまちのあり方についても検討し、それについては継続して検討するような形をとりたいというふうに思っております。私自身も十分な知識をつけていない点もありますけれども、やっぱりそれぞれの地域によって、これの適用をする上でのいろんな問題があるのではないかと。したがって、香美町の現状を前提として、どういうふうな取り組みが可能かどうか、それによって効果がどう上がるか、負担はどうか、これらについての基本的な部分についての検討を早くする必要があるというふうに思っておりますので、そういうことを中心に20年度の検討の中でも取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 それから、2番目の下條村をはじめ、出生率を高めるための対策については大いに参考にさせていただいて、取り組めるものから取り組んでいくという姿勢でやりたいというふうに思っております。いつも財政問題というとあれですが、そうした制約もありますけれども、要は農業問題と一緒で、先ほどの農地の荒廃と一緒で、これ以上悪化させないということを前提に考えながら、とれることを対応していくというのは、出生数の問題も一番大きな問題ですので、そうした取り組みをしてまいりたいというふうに思います。また議員もいろいろな情報がありましたら教えていただきたいというふうに思っております。
 佐津診療所の医師の問題は、これは2年間おっていただきまして、地域の住民の皆さんにも大変喜んでいただきましたが、今回、豊岡市の竹野の森本の診療所のほうへ移られる。距離とすればごく近いところへ移られるというふうなことで、大変残念なことであります。
 原因につきましては、一言で言って、私に対する信頼性ということではないかというふうに思います。私が医療対策について十分な熱意が、先生から見られれば少し不十分であるということになるのではないかなというふうに私は反省しております。もともと65歳まで、最後の地として佐津で医療をやってやろうということで来ていただきましたが、その前後して先ほどの実質公債費比率の問題が我が町を襲いました。若干、医療機関といえども、経営という点について配慮いただくようなことを私もその当時は少し口にしたというふうなこともありまして、本来医療というのはそういうことに関係なく、住民の健康対策のためにやるべきだというふうなお考えの中で、少しご批判も受けたこともありまして、そういうことも少しは起因しているのかなと、私自身強く反省をしているところであります。
 それから、バス対策につきましては、穴埋め的なといいますか、確かにそういうご批判をいただいてもしようがないと思います。もともと全但バスが運行しておったとするなら、今すぐに見直しをするという考え方が私にはありませんでした。今回、休止をするということで、それを補完するということをまず第1に考えるべきだということで取り組み、あわせて、そうした検討の中ですから、今日的な課題について対応できることは対応しようというふうな取り組みもしましたが、先ほど西坂議員にもご答弁しましたように、10月というふうな期限が切られている。昨年10月前にその話があって1年間ということであり、かつ、実質的にはこの3月中に決めないことには、車両の確保も含めた対応ができないという中にあっては、まずは以前の状況を再現するということが第1ではないかと。そういう方向で検討を進めましたので、穴埋めというふうなご批判を受けてもいたし方ないと思います。
 ただ、今後そうした状況がこれから問題点があるとするなら、逐次改善をしていくことが必要だというふうに思っております。委員会も、これもお答えしましたように、3年間については別途、国の支援を受ける委員会制度もありますので、せんだってにそのスタートも切りましたので、そういう中で検討してまいりたいというふうに思います。
 5番目の町と団体との協力体制の問題につきましては、現在も、観光対策にしろ、福祉対策にしろ、商工業の振興にしろ、表現はおかしいですが、町と、それを実行していただく機関というふうな位置づけの中で連携をして対応しているところでありまして、さらに一層そうした連携を進めていかなきゃならん。あわせて、町はその団体の皆さんの民間的立場での物事の判断を十分理解させていただくことが必要ですし、団体のほうは、町の今置かれている状況とか、総合的な政策の中における観光とか福祉とか商工業ということについての理解もさらにしていただく必要があると思いますので、一層緊密な連携を図ってまいりたいというふうに考えております。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 質問の途中ですが、議員諸君にお諮りいたします。
 本日の会議時間は、議事の都合によりこの際、あらかじめ延長したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(森 利秋) 異議なしと認めます。
 よって、本日の会議は延長することに決定いたしました。
 ただいまより暫時休憩をいたします。
 再開は5時5分といたします。
                              午後4時52分 休憩

                              午後5時05分 再開


◎議長(森 利秋) 会議を再開いたします。
 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(13番) まず、佐津の関係はわかりました。しかしながら、大変確保が難しいときに、事情はあるとしながら、次の医師の確保にしっかりと取り組んでいただきたいなと思います。
 それから、バスの問題ですが、やはり穴埋め的な、財政が厳しいというようなことでそういうことに結果的にはなっておるんじゃないかなと思いますけれども、先日、新聞に載っておるのが「轍の先は」という連載がありましたね。これは綾部市の綾バス、あるいは京丹後市、あるいは朝来市が載っておりましたが、やはり今の香美町より逆をやっておると。安く回数を走らせる、それで利用率が上がって経営が成り立とうというようなことで、例えば綾バスにすれば、運賃は100円から500円というようなことで、高齢者には3,000円のフリーパスとか、通学定期は8,000円とかというようなことでございますし、京丹後市は上限が200円、あるいは朝来市では年間、高齢者や障害者は5,000円のフリーパスというような取り組みをやられております。それから、新温泉町が上限300円で町主体のバスを動かすんだと。全但バスの休止以外にも、町の主体で全部動かしてしまうというような計画を立てておるようでございます。資料がいただけないかと言ったら、今がちょうど議会でございまして、審議中ですからということで、いただけなかったですが、やはり足らないのを補うということも大事でしょうけれども、私はこのバスは考えるいい機会になっておるのではなかろうかなと思いますが、その辺をやっぱりしっかりと先進地のいろいろな情報をつかんで、やり方というものをいろいろ検討していただかなかったら、ただ穴埋めみたいなことになってしまうと、住民はつまらないなと。この新聞記事を見ておっても住民は、香美町は何だということになってしまうのではなかろうかなと思います。
 それからもう一つ、神戸市の北区では過疎地有償運輸ということで、全国では32団体そういう団体が今あるそうですが、そういうもので取り組んでおるところもあります。その辺をもう一度しっかりととらえていただいて、随時そういう変更をしたいんだとしながら、今の計画の中ではそういうものをまあまあ考えてもよかろうかなと逆に答弁もあったように思いますが、その辺をしっかりとらえていただけるかどうか、この辺をもう一度お聞きしたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 先ほどもお答えしましたように、まずはこの10月に確実に現在の全但が運行している状況は基本的に確保する、そのための手立てをするということを私は大前提にしたいというふうに思っておりまして、その後、今ご提案のような問題も含めて、我が香美町にとってそういうものが有効に活用できるかどうか、住民の利便たり得るかどうか、そして財政負担の点でどういけるかということについては、逆に早計に短期間で判断をすると少し間違いを起こす可能性だってあるのではないかというふうに思います。ほかの市町がそういう取り組みを今回されているのは、それなりに今までに蓄積があったかもわかりません。本町においてはそういう蓄積がありませんので、私は、確実に10月1日には住民の足を確保することが第1であって、その後において検討しても遅くはないというふうに思って取り組みたいというふうに考えております。


◎議長(森 利秋) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(13番) 時間がありませんのですが、もう1点、私は木質バイオのペレットというのをお聞きしたかったわけですが、これも村岡町時分に随分検討した資料でございます。これだけ立派な冊子ができております。これもぜひ、原油の高騰の折、バイオレスのペレットですね、豊岡市も取り組んでおりますが、その辺も一度検討していただけたらありがたいなという思いをしております。
 次に進ませていただきます。次に、教育長に、村岡3中学校統合の将来展望と空き学校の再利用をどのように考えておられるかということでございますが、20年度に村岡3中学校の統合に向けて改修工事を行うということで、21年4月には統合するという計画になっておりますが、新しい中学校として生徒に夢を与える教育環境になっているかどうかということでございます。
 まず、中学校建設120人規模となっておりますが、21年度は173人、22年度は157人、23年度には152人ということで、29年度に適正規模の123人ということになります。特に、統合して生徒が多くなる。私が心配することは、短い休憩時間のトイレの数、あるいは手洗いの数、特に虫歯予防に歯磨きを励行されて、それが虫歯を防ぐということで大きく影響しておるようでございますが、その辺はどうか。
 あるいは、教育環境が大きく変わる中、生徒に対する心のケア、先生の配置等をどのように考えておられるかということでございます。
 もう一つは、部活動等の交通対策ということで、通学も先ほどもいろいろと言われていました、スクールバス等で対応するようでございますが、その辺は十分にできておるのかどうか、それから、部活をどうかということでございます。
 それから、予算審査の中で、空き学校は町長部局でされるということでございますが、教育施設としての縛りはないかどうかということもお聞きしたいと思います。
 以上でございます。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 長瀬議員にお答えいたします。
 村岡区の3中学校の統合につきましてはいろいろと気を遣っていただいて、ありがとうございます。
 村岡区の3中学校の統合が円滑に進められるということが大前提でございますので、まず、村岡区3中学校統合検討委員会を立ち上げて、その中からいろいろな面から検討してきました。1つが統合校舎をどの位置にするか、通学方法はどうするか、部活動はどうするか、それと、今おっしゃっております教育施設をどのように整備していくかというようなことをいろいろ検討してまいりました。その中で委員会のほうから、既存の施設を使用することが現実的対応であるが、現状と比較して学習環境が劣ることのないよう、整備に努めなさいというように報告しておられます。
 したがって、教育委員会はこの報告を受けて香美町の統合方針を策定しました。施設整備については、現状より学習環境が劣ることのないよう配慮しながらも、必要最小限の整備をするということで町民の皆さんにも保護者の皆さんにも説明してまいりました。具体的にはどのようなことかと申しますと、こういうことでございます。第1が、教室が足りませんので、校舎2階の多目的ホール、図書室及び生徒会室がありますが、これを改造して普通教室3つを整備します。図書室を1階の今の食堂の場に移設します。食堂は配ぜん室のみ残して、食堂の再整備を行わず、各教室で給食をとるように配慮しております。また、ご心配をかけておりますトイレとか更衣のロッカーの数や非常階段の幅員等には見直しが必要と思われることもございますので、関係の意見も聞きながら、設計士と協議を通して法令に合致した形で整備していくこととしております。
 これを基本としながら、別途学校からの要望も聞き、次のように整備することといたしております。まず、教室等は変わりはありませんが、更衣室と部活、あるいは体育の時間に更衣します更衣室の増設を行うということ。それから、先ほどありました歯磨き励行の視点から、2階に手洗い場の新設を行ってまいります。それから、男女トイレ1つ、洋式トイレを改修いたします。教室の改造等に係る教材置き場は、不足を補うために物置場の整備を行います。生徒数の増加により考慮しなければならない問題の一つとしてトイレがございますが、トイレの数については法令による明確な基準はございませんが、同規模程度の学校のトイレの数や、今のある設計事務所が学校建築において目安としているトイレの数などを参考にいたしますと、結果として今のままで増設しなくてもいけるというような見通しを立てております。それから、生徒数の増に伴い、教師の数も増えてまいりますが、現在の職員室で対応できると学校のほうでも一応諮って検討していただいております。それで、現在推進されている少人数指導ということがあるわけでございますが、改造計画では余裕の教室が少し心配されますが、空き教室というか、これがちょっと不足するということが、十分とは言えない状況でございますが、今後ともできるだけ学校の要望等も取り入れて、それにこたえるような形で整備をしていきたいと思っております。
 それから、もう一つのほうが人的な面の質問でございました。21年度の新中学校に向けて教室の物的な面の整備に加えて、生徒が、議員もおっしゃいますように、夢を抱き、生きる力をはぐくむための教員の配置、人的環境の整備というものが、物的な面に劣らず非常に大きな課題でございます。現在の試算では、統合中学校は各1年、2年、3年とも2クラス、それから特別支援学級1クラスの、計7クラスになる見通しを立てております。その教員の配当には県の基準がございまして、学級編制基準及び教員の定員配当方針という、これに従って県より教員が配当されます。7クラスでいきますというと、11名の予定になっております。現在、校長、教頭を抜いて23人おりますので、12名の教員がオーバーすると。これを3分の1ずつ、21年度に4名、22年に4名、23年に4名というふうに、大体3年かかって教員を適正規模に持っていく。最終的には教諭が11名、これに校長、教頭、事務、養護教諭の1人職を加えた数に落ちつくようになっていくと思います。
 それで、その間でこれらの教諭により新中学校の教育課程を実施していくわけですが、多少の、最初の年に4名が出るということになりますと、余裕があるので、国語と数学、社会、理科、英語の教諭については複数配置をできるだけしたいと。それから、各教科にも免許証を持っている教諭を配当したいと。現在、家庭科の教諭が免許がない人とか、あるいは美術がないとか、あるいは技術家庭科というものがありますので、できるだけこういう免許の全部持った教諭を配置したいということを十分考えていきたいと思っておりますし、もう一つが、新しく生まれる学校が元気で活力のある学校にするためには、職員の年齢構成であるとか、あるいは経験年数であるとか、3中学校に今籍を置いておる先生が1校に偏るというようなことのないように、できるだけ生徒に不安を抱かせないように、3中学校の中から教科とか年齢等を加味して配置したいと考えております。
 あわせて、これは3中学校だけで幾らいろっておっても解決しませんので、中学校教諭構想検討委員会というようなものを立ち上げて、今できた新しい中学校、小代、香住一・二の4中学校で、構想検討委員会で、だったら、先生をどういうふうに動かせるかというようなことも、現場の先生の声を十分聞いて前へ行きたいというふうに考えております。これが教員の配置についてでございます。
 もう一つが、部活の交通対策でございますが、住民説明会、保護者の説明会等を開いたら、本当に教科学習とあわせて部活動に関する大きな期待もあります。国語とか社会の教科のものは国の法令等に従って、これはきちっとしなければなりませんが、部活動については種類とか時間とかというものは学校の主体的な判断でできるということで、そういう中から、教科学習とあわせて部活動というものも、学校の活性化とか、生徒のやる気を育てる大事な要素ですので、重視していきたいと思っております。
 それで、部活の時間につきましては、夏場は大体6時まで練習させたいと現場のほうも言っております。それで、バスのダイヤの変更につきましても、既に全但バスと協議しましたら、大体時間変更は可能だということになっておりますので、今後もう一遍詰めて、できるだけ学校現場の部活動の妨げにならないような方向で詰めていきたいと思っております。
 もう一つが、全但バスの再編に伴う休止路線の対応は、休止しない路線もあって、利用者が特に少ない土曜日・日曜日については、香美町地域交通会議で検討されて、児童・生徒の通学は最優先に考えてやるということですので、私どもの気持ちも伝えたり、学校の要望等も伝えて、これは最大限の努力をしたいと思っておりますし、それから、土曜日にも現在部活をしておると。だから、平日同様にこれも運転するように考え、また、スクールバスについてもその対応を考えたいと思っておりますが、日曜日の部活については、どの部も日曜日に練習するとは限らないし、中には試合の前に練習をするというようなところがありますので、これはバスの定期的な対応というのはなかなか組みにくいので、保護者の対応で検討していただきたいということを今考えておるところです。
 いずれにしましても、この生まれてくる新しい中学校が、議員さんがおっしゃるように、生徒が夢を抱いて来るように、十分学校現場とも連携して、詰めるところは詰めていきたいと思っておりますので、今後ともまた町民の皆さんの質問等、ご意見を聞かれましたら教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 跡地の利用につきましては私のほうからお答えしたいと思います。
 昨年度から村岡区の地域協議会で村岡区全体の観点からどう活用するのがいいかということについては検討していただいておりまして、20年度の夏ごろをめどにその方向性を出してもらいたいということで検討をしていただいておるところであります。
 それで、兎塚、射添の両中学校については、まだ補助金の返還を要する残が残っておりまして、兎塚で1億4,000万ほど、射添で8,000万少しがあります。学校以外の施設に使う場合にはこの補助金返還というのが前提になりますが、別途文部科学省からの新しい制度で、建設から10年を超えたものについては、無償で転用する場合には補助金の返還は要らないということで、範囲が限定されております。社会教育施設だとか児童福祉施設、障害者福祉施設等、社会教育と福祉施設等へ町がやる場合には無償で転用ができるというふうな制度になっております。また、別途地域再生法の関係では、その地域再生計画に基づいて国から承認を得た場合には、今言いましたような町の施設以外、民間の事業者が利用する場合にあっても、無償貸与であれば返還しなくていいというふうな制度もありまして、これらについてもう少し詳しく調べて、どういうものが可能かということについても地域協議会の中で検討を進めていただきたいというふうに思っているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(13番) 120人規模として建てられた中学校に最初の年は173人入るということで、詰め込みということになりはしないかというのが私の心配するところでございます。お聞きすれば、そういうことはないんだということでございますが、やはり特に休憩の短い時間にトイレとか手洗いとかというのに大変苦労するんじゃないかなと思いますが、そういう心配はないんだということで教育長が言われておりますので、そう期待したいと思います。
 そういうことで、私の質問は終わらせていただきたいと思います。特に空き学校の利用というのは、早い時期に手を打たなかったら、遊ばして期間がたつと、窓ガラスが割られたりとかいろいろということで、村岡の御殿山に体育館がありますが、あれも随分みすぼらしい格好になっちゃいました。そういうことを思いますのに、やはりそういうことを早い時期に手を打っていただきたいという思いをしております。
 最後に、町民の皆様の福祉の向上のために、一日も早い健全財政に努めていただいて、皆さんの期待にこたえられるようなことを期待しまして、私の一般質問を終わらせていただきます。


◎議長(森 利秋) 以上で、長瀬幸夫君の一般質問を終わります。
 引き続き一般質問を行います。
 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(5番) ただいま議長のほうからお許しを得ましたので、私の一般質問を行います。
 まず1点目は、有害鳥獣対策についてであります。
 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律、いわゆる鳥獣被害防止特別措置法が昨年12月21日に公布され、2カ月後の本年2月21日に施行されました。全国的にも農林水産物に対する鳥獣の被害が年々増加することを深刻にとらえ、農林水産業の振興に重大な影響を及ぼすとの観点から法制化されたもので、私たちの住む農山漁村にとっては非常に期待される法律だと歓迎しているところであります。
 その骨子を見ますと、まず国が基本指針を策定する。そして、市町村は県知事と協議しながら被害防止計画を策定することができる。そして、これまで県知事が有していた有害鳥獣の捕獲の権限等を市町村が持てるようになった。さらには、市町村が行う被害防止計画に地方交付税制度の拡充、その他の必要な財政上の措置を講ずることとしているというようなことで、こんなにすばらしい法律ができました。このことを踏まえて、香美町の鳥獣被害防止についての基本的な考え方について町長にお伺いいたしたいと思います。
 次に、野猿被害の防止対策を今後どのようにしていくのかについて伺います。
 猿対策につきましては、前垣前議員をはじめ多くの同僚議員が質問してきたところでありますし、私もちょうど1年前の3月定例会で、野猿被害の根絶を願って町長にその方策と実践についてただしてきました。確かに町長の指示のもとでさまざまな方策、施策を講じていることについては、一定の評価をさせていただきます。しかし、猿も毎年学習してさらに賢くなったこともあるでしょうが、方策や施策がいま一歩手ぬるいというか、いわゆるかゆいところに手の届かない状況で、野猿の被害は減少するどころか、さらに増加しています。このたびの鳥獣被害防止の法が制定された今こそ野猿の被害を根絶する最大のチャンスだと考えますが、町長の所見をお伺いいたしたいと思います。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 国の新しい法律が制定されましたので、それを積極的に活用して一層鳥獣被害対策を推進してまいりたいというふうに考えております。今、議員もその内容についてご説明がありましたように、町として一定の計画を立てて、その計画の承認を受けた上で具体的な対応について支援を受けるというふうな仕組みになっております。したがって、まず町の計画づくりを早くしたいということで、できれば、新年度に入って4月中に計画の認定を受けるというところまで進めたいというふうに思っております。そのためには、町に対策協議会を関係者でつくらなきゃなりませんので、初めは4月に入ってからと考えておりましたが、急ぎ対応しようということで、この3月26日に第1回の会合を開く予定にしておりまして、そこで急ぎ計画を策定して、4月中には認定を受けたいというふうに考えております。
 多くの支援策はソフト事業とハード事業の2つに分かれておりまして、ハード事業の部分というのは、議員のあれもありました固定柵についてはハード事業になります。これは55%補助があって、残り45%の8割を特別交付税で支援をしようというふうなものです。それ以外の捕獲檻の設置や、猿の追い払い等、今までから取り組んでいるものにつきましてはソフト事業という形で、上限200万円の一種の補助金がもらえることになりました。したがって、これは最大限200万円を、当然今までの事業からいってできますので、これを受けたいというふうに思っておりまして、現在、20年度当初予算にはこの制度の概要がまだ不確かでしたので、町の単独事業的な前提で総額820万円ほどの総事業費を設定しておりますが、この国の新しい制度を受けることによって、町の純粋に負担するものは300万円ぐらいになるのではないかというふうに考えておりまして、参考までに、平成19年度で町の純粋な費用が468万円、18年度が460万円、したがいまして、460万円ぐらいずつ県の補助金を除いて町の負担しておりましたのが300万円ぐらいになるということについては、やや町の負担が少なくなりますので。かつ、18年度、19年度の事業総額は700万少しぐらいで行って460万ぐらい町負担をしておりましたのが、今回20年度は820万ほどの事業計画の中で300万円ということですから、町負担が少なく、かつ事業費総額は多くできるということで、それだけ鳥獣対策の効果が高まるのではないかというふうに考えているところであります。こうした前提での計画を早く立てて、その支援を受けたい、そして具体的な実行に入りたいというふうに考えているところであります。
 2番目の具体的な猿対策についての効果の問題につきましては、確かに今まで追い払いとか防護ネットだとかというふうなものをやっておりますが、なかなか効果が少ないという部分もあります。加えて、檻も設置しておりますけれども、その効果が少ない、猿のほうが新たな知恵を出してあちらこちらへ出没するというふうな状況にあります。抜本的な対策をする上では、やはり捕獲をして、捕獲したものを新たにまた徘回しないような手段をとることが必要だというふうに思います。いろいろと関係の皆さんのいろんな意見もあると思いますけれども、現に国内では多くの捕獲した猿についての処理をやっている自治体もありますので、そういうところの状況などもよく勉強しながら、一たん捕獲した猿が新たに出没することのない方策というのを考えていくことが必要ではないかなと私自身は思っております。ただ、その方法については、いろんな関係者のご批判もあるところでありますので、慎重に対応しなきゃならんというふうに考えているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(5番) 有害鳥獣といいますと、これまでは主として猿対策ということで施策を講じていただいたわけですが、今度国の鳥獣対策の、鳥獣被害の防止法が施行されたことに伴って、猿以外の鳥獣に対しても施策を講じなければいけないということなので、町としてどういう鳥獣を対象としてされるのか、一応被害の大きいものとしては猿、イノシシ、熊、それから、先ほどありましたように、鹿、それからカラスもあるかもわかりません。
 そういったことで、今度対策協議会を設けられて、そこでそういったことも検討されるだろうと思うんですが、これは3月末に第1回目の協議会をされるということで、たしか今日でしたか、新聞の町長の動静にそういったことが出ておりまして、そういった協議会を設けるんだなというようなことを感じたわけですが、対策協議会、確かに国の法律でそういったことを設けなさいということがあるわけですが、これまでも、例えば旧美方町、それからまた、香美町になってからも鳥獣対策ということで、小代区あたりで特に猿を主体とした鳥獣対策会議を持っていたわけですよね。これは任意だったと思うんですが。ただ、そういう会議を持ったから、それですべてが解決するということではないと思うんです。
 それから、一番気になるのは、やっぱり法律の中にも書いてありますように、鳥獣保護法との整合性を考えようというふうなことがありますので、そのこととあわせて抜本的な対策ができるのかなというふうな、そういったようなことを懸念するものであります。ですから、そういう対策協議会を設けて、またそこでどなたが対象になるのか、たしか予算委員会の資料の中で、産業部の資料の中であったような気もするんですけれども、どなたが対策協議会のメンバーで、また、協議会を設けたら、どなたが会長になったり、役員を設けると思うんですが、そういう中で本当に十分な協議ができて、鳥獣の被害を根絶するというふうなことにぜひしてほしいと思うんですが、そういったことについて町長のさらなるお考えをお聞かせ願いたいと思うんです。
 それから、猿につきましては、先ほども申し上げましたように、なかなか本当に猿も賢くて、18年度は相当の捕獲なりをしました。これは小代区が主体なんですが。ただ、昨年になりますと、いわゆる猿が檻に入らない。えさをつけても檻に入らない。えさは、近くのえさは食べるんですし、手の届くところだけは食べるんだけれども、中には入らないというふうなことで、一昨年、18年度よりも19年度は檻に入る頭数が本当に少なくて、捕獲ができなかったというようなことがあります。ですから、もっともっと猿対策についてはもうちょっと考えてやってほしいなというようなことを思います。
 そういう中で、私はこれまでも提案させてもらっておるんですけれども、今、受信機を持って猿の居場所を、どこにいるということで毎日していただいております。以前は、土曜日や日曜日、祝祭日は放送がなかったんですね。ただ、町長の指示で、臨時放送で昼間の1時ごろですか、8時から12時までがその受信機を持った人の任務ですので、12時ごろの放送を1時ごろ放送してもらっておったんですが、土曜日・日曜日・祝祭日は放送がなかったんですが、町長の指示があったと思うんです。今は祝祭日も土曜日も放送していただいていますので、これは本当にありがたいなというふうなことを思っておるわけですが、私はやっぱり一番いいのは、銃を持っての追い払い。捕殺するというとなかなかいろいろと、先ほどの鳥獣保護法の関係もあるし、ですから、頭数管理ということもあるんですから、多少はいいとしても、捕殺ばかりというわけにはいかんですけれども、やっぱり銃を持った追い払い、これが一番いいと思うんです。
 これを何とかひとつお願いしたいということと、それから、前回の質問で、猿は朝が早いと。だから、夜が明けたら出てくるわけですね。それで、朝の5時や6時ごろから、夏場ですと出てきます。それから、夕方も遅い。6時も7時ごろまでもやっぱり活動しますね。ですから、そういう受信機を持った方、そういったことを前回の答弁で町長も、通常の勤め人じゃないんだから、また、通常の勤め人でも、朝早く出勤する人、遅出の人ということがあるんだからというふうなことをおっしゃいましたが、そういったことで、朝早くから、例えば朝の6時から10時ごろまでとか、それから、昼2時ごろから夕方の6時ごろまでとか、細かいことなんですけれども、そういったことをひとつ検討していただきたい。これは今おっしゃった対策協議会で具体的なことを話すのかどうかわかりませんけれども、そういったことをひとつ提案させてもらいたいと思います。
 そして、何にも増してやっぱり、私たちがエアガンを持ってやってもなかなか逃げません。それから、女の人たちが追い払っても、かえって威嚇されます。そのことは十分ご承知だと思うんですけれども。というふうなことで、まず猿についてはそういった時間の追い払い。ある程度、受信機を持って赤い服を着ておると、多少はやっぱり出てこないんです。今ごろは大体昼の放送は「山中におります。山中におります」というのが多いんです。昼は昼休みをしておるんです。だから、朝と夕方とにやっぱりそういったことをしてもらうことが効果があると思います。だから、それを1つ。
 それから、やっぱり銃による追い払いを、毎日というわけにはいきません。お金がかかりますのでね。だから、週に1回か、本当は2回でもしてほしいんですけれども、1回はしたらどうかなというふうなことを私は思います。
 ですから、先ほど来言いましたように、対策協議会で十分検討してもらって、先ほど来、財政上の支援のことについてもお話がありましたが、なかなかそうそうたくさんの財政上の支援があるというふうなことではないと思うんですが、ひとつまた知恵を絞って。本当に、特に小代区の場合は猿、香美町全体ではほかの熊なりイノシシなり、そういったものの被害の根絶ということについて、ひとつ格段の対策を練っていただきたい。
 いろいろと申し上げましたが、そういうことで、再度町長のご意見をお願いしたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 鳥獣対策全体について取り組みをしなきゃなりませんけれども、特に猿は反復して出没しますから、住民の皆さんも耐えられない部分があると思います。したがって、極力そうしたことの少ないように、今、古岡議員のご提案のようなことができるだけ多く実施できるような検討はしていかなきゃならんというふうに思います。今のご意見も含めて、関係者による協議会を設立しますので、それには関係機関の職員とあわせて、区長さんだとか、小代区の住民代表の皆さんにも入っていただきますので、そうした中で具体的な提案をいただき、予算との制約の中ではありますけれども、少しでも効果のある対応ができるように進めてまいりたいなというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(5番) ちょっと失礼な言い方で申しわけないんですが、町長さんは来年度、次の期にもまた次の町長さんでおそらくおられて、引き続き香美町の町政を担ってもらえると確信しておるんですが、猿の被害の根絶だけは今年1年中にはぜひ実現していただきたい、このことをひとつ願っておきたいと思います。またその決意をひとつお聞かせ願いたいと思います。
 それじゃ、次の2点目に入りますが、生活道路、通学道路として通行、利用している道路のうち、危険な道路・箇所の拡幅・改修についてでございます。
 町の財政が逼迫している今日、投資的事業は原則として実施しないというのが基本的な考え方であろうと思いますし、道路というとタブー化するというか、そういう言葉を口にできないというふうな状況であろうと思うんですが、しかし、大切な生活道路または通学道路で非常に危険な箇所があるわけです。そういうところについては段階的に拡幅・改修をしていく必要があると思います。
 その一つとして、正直なところ、小代区の関係についてばかり申し上げて申しわけないんですが、小代区の町道石寺新屋線の実山・平野間というところは、幅員が4メートル未満ということで非常に狭いし、曲がりカーブも多いということで、そんなところがたくさんございますし、それから、特に北のほうから実山地内まではある程度拡幅ができていますが、その実山から平野に行くすぐ近くの筆川という川があるわけですが、町長さんも行かれてご存知だと思います。あそこが特に急カーブであって、橋の上が急カーブということで、橋の上というのは通常やっぱり凍結しやすいということですね。ですから、夏場も危険ですし、冬場は特にやっぱりそういった凍結がしやすくて、もちろん人も滑りやすい、車もスリップする。それから、もちろん積雪の多いときなんかは人と車とのすれ違いができないというふうな状況にありまして、大変困っておるという状況です。近くの平野地区は20戸ほどの集落なんですけど、結構生徒がおりまして、8人、9人、20戸のうちでおるんです。小さいお子さんもおられますしというふうなこともあったりして、本当にこのことについてはもちろん旧美方町時代から懸案事項でもあったわけですが、何とかそこの部分について拡幅なり改修をしてあげてほしいなというようなことを思います。
 それから、同じ町道石寺新屋線の中で、水間地内で小代村岡線ですか、一二峠を越える道の近くになるわけですが、そこも大変狭い道路だということで、ここも生徒がございまして、やっぱり通学路であったり、また生活道路でもあるというようなことで、同じ石寺新屋線の中でひとつそこも拡幅をするべきだなというようなことを思います。
 それから、今度は前回の香美町の過疎地域の自立促進計画の中で一応削除された部分であるわけですが、石寺地内の角田橋、言ってみれば、小代区に入って石寺地内に入るところから左に向けての、本当を言うと、あそこが石寺新屋線の起点になるべきところだと思うんですが、いろいろと事情があって、そこは石寺新屋線でなくして角田橋線ということになっておるわけですが、おそらく将来はそこからその石寺のカーブの、今482の改修をしておるところから東側が石寺新屋線ということになるであろうなというふうなことを想像しておるわけですが、そこの部分が非常に狭いですし、それから、橋もやっぱり拡幅をして広くしておかんといけんと違うかなというようなことを思います。
 道路関係についてはいろいろと、小代区だけでなしに、町道で本当にいわゆる重要性あるいは緊急性というふうなことで重要なところがたくさんあると思うんですが、そういった部分も段階的に一つ一つ順次、財政に合わせて実施していくということが大切ではなかろうかなと思います。
 さらに、今日も出ておりましたが、道路特定財源、特に暫定税率の問題が今、国会でいろいろと議論されております。したがって、私もどうでもやっぱり道路特定財源、そして暫定税率の関係については継続してほしいなというふうなことを思っておるわけですが、そういう中でやっぱり町民・区民の目に見える形で、そういった税金を払ってもらったからこそこういう道ができたんだということが目に見える形で実施していくべきだなというふうなことを思っておりますが、町長のご意見をお尋ねいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、先ほどの猿対策の関係ですが、すべての町の政策について平成20年度は第1段階における仕上げといいますか、総点検の年というふうにして、21年度以降への第2ステップへの基盤づくりというふうな位置づけをしております。猿対策も、新しいこうした法律ができたということですので、それを前提にして、今後における対応の新たな初年度という位置づけの中で、20年度は取り組めるものについては取り組んでいくというふうな基本的な姿勢で臨みたいと考えております。
 それから、道路、橋等の整備についてのご質問ですが、議員もお話しのように、大変財政が厳しい中における対応ですので、必要性、緊急性というふうな観点から順次取り組んでいくことが必要だというふうに思っております。
 具体的に、実山・平野間の道路につきましては、私もよく現場は承知しておりますけれども、狭くて、特に冬の間は非常に狭くなる、車両がなかなか通りにくい、交差しにくいというふうな区間が六、七百メーターぐらいある状況にあります。したがって、何らかの対応が必要だというふうに考えておりますので、部分的な改修も含めて、その方法については一度具体的な検討をしなきゃならんというふうに思っております。
 また、水間地内につきましても、一部だけ狭いところがあるというふうな状況で区長さんからもいろいろとお話も聞いているところであります。大谷バイパスが完成しますと、まさに水間地内における生活道路というふうな位置づけになりますので、通過交通が多く通るという場所ではないというふうに思いますが、生活道路という観点から、最小限度の整備をどうしたらいいかと。これも具体的な検討をしなきゃならんというふうに思っているところであります。
 それから、角田橋の問題は、確かに橋の上での交差ができないという状況はあります。45メーターぐらいの橋で、直線ですので、双方で車が出合わせば、お互いが、どちらかが待つということが可能な橋ですね。あわせて、大谷バイパスができますと、少し上のほうで東側の道路へ移行するということになりますので、それを拡幅する費用との関係がありますので、当面すぐにという対応はできませんが、橋の老朽化等も進んでいくことでしょうから、将来の課題として検討はしておかなきゃならんというふうに思いますが、率直に言いまして、ほかの2つの道路と比べまして、橋の部分についてはその緊急性は少し薄いのではないかなというふうに思っているところであります。
 いずれにしましても、段階的に地域の整備を図っていくという取り組みはしていかなければなりませんので、今後もいろいろと地域の状況を把握させていただきながら、どういう対応ができるかということについての検討はしてまいりたいというふうに思っているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(5番) 道路の関係につきましては今日の一般質問でもありました。まず、香住村岡線、これが本当に大動脈であります。ですから、やっぱりそれの大乗寺バイパス、それから境バイパス、このものについては、これは町ができるものじゃないんですが、これまで要望もしてもらっておると思います。一日も、一刻も早くやっぱり本当に着工、完成してほしいなということを思いますし、それから、今、町長も提起いただきましたが、小代区では大谷バイパス、これは話によりますと、高規格道路の余部道路、今、トンネルを掘っておるわけですが、あれが完成した後でなかったらできないよというようなことの県からの説明があったということで聞いております。ですから、それはその後でなかったらしようがないなと思っております。
 ですから、今、町長からお話がありましたので、再度はお聞きしませんが、いわゆる香美町全体の中で本当に町道として、今は町道としてはいわゆる野間谷線、それから香住港湾線とおっしゃいましたかね、そういったところで今やってもらっていますし、それから、御崎線もしていますか。今後やっぱり町全体を眺めて重要性、緊急性というふうなことの観点から、本当に一日も早く、1つずつ段階的に実践してほしいということを思っております。ということで、それじゃ、再度の決意をお願いします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 先ほどのご質問と同じように、高齢化してくる中にあって、やはり地域生活の一番大きな問題は道路整備だというふうに思います。したがって、町としても可能な範囲で、町自らが取り組むこと、それから、県や国に対して強く要請をすること、あわせて早く道路整備を進めたいというふうに考えております。
 しかし、現実は限られた財源の中ですので、緊急性を中心に、町民の皆さんの公平感を阻害しないような形で、香美町全体を見きわめながら順番を追って早く整備を進めてまいりたい、こういう姿勢で臨んでまいりたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 以上で、古岡菊雄君の一般質問を終わります。
 お諮りいたします。
 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(森 利秋) 異議なしと認めます。
 よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。
 次の本会議は、明日3月25日火曜日、午前9時30分より再開いたします。
 大変ご苦労さまでございました。
                              午後6時04分 散会