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兵庫県 香美町

平成19年第25回定例会(第1日目) 本文




2007年12月10日:平成19年第25回定例会(第1日目) 本文

                              午前9時30分 開議

             ○ 開 会 あ い さ つ

◎議長(森 利秋) 皆さん、おはようございます。第25回香美町議会定例会を開会するに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 師走を迎えまして年内も残り少なくなってまいりました。町内の各スキー場ではオープンに向け準備がなされているところでありますが、昨シーズンは雪不足のため2月に営業中止に追い込まれたスキー場もあり、今シーズンこそ安定した積雪を期待し、多くのスキーヤー、ボーダーでにぎわっていただきたいと願っている次第であります。一方、香住では、今月2日にはカニ場まつりが開催され、多くのカニファンでにぎわったところでございます。11月は天候も安定し、漁獲量、漁獲高ともに昨年より増加していると聞いております。今後も豊漁と海上安全、また、より多くの観光客の来町を祈念するものであります。
 さて、議員各位におかれましては、極めてご健勝にてご参集を賜り、感謝申し上げます。
 今期定例会に提案されます案件は、議案つづりのとおり、報告2件と議案9件の計11議案と請願2件、意見書1件の合計14件を予定いたしております。
 議員各位におかれましては、何とぞご精励を賜りまして、慎重なる審議の上、適切、妥当なる結論が得られますようお願いを申し上げまして、開会のあいさつとさせていただきます。
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 開会宣言


◎議長(森 利秋) ただいまの出席議員は19人であります。定足数に達しておりますので、これより平成19年12月第25回香美町議会定例会を開会いたします。
 直ちに、本日の会議を開きます。
                             (時に午前9時30分)
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 日程第1 会議録署名議員の指名


◎議長(森 利秋) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、香美町議会会議規則第118条の規定により、議長において、浜上勇人君、吉田範明君を指名します。
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 日程第2 会期の決定


◎議長(森 利秋) 日程第2 会期の決定を議題とします。
 お諮りします。
 今期定例会の会期は、本日10日から12月20日までの11日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(森 利秋) 異議なしと認めます。
 よって、会期は本日10日から12月20日までの11日間と決定しました。
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 日程第3 諸般の報告


◎議長(森 利秋) 日程第3 諸般の報告を行います。
 今期定例会に提案されます議案つづり等は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
 次に、行政報告、本日の議事日程は、あらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。
 次に、本日までに受理されました請願は、あらかじめお手元に配付いたしております請願文書表のとおりであります。請願第4号「悪質商法被害を助長するクレジットの被害を防止するための割賦販売法の抜本的改正に関する意見を政府等に提出することを求める件」につきましては産業建設常任委員会に、請願第5号「最低保証年金制度創設を求める請願書」は文教民生常任委員会に付託しましたので、報告します。
 次に、第23回定例会において議決しました4件の議員派遣につきましては、議員派遣結果報告書をあらかじめ配付しておりますので、お目通しください。
 次に、柴田幸一郎君より病気療養のため欠席の届け出がありましたので、許可しております。
 また、川端政明君より午後治療のため欠席の届け出が、橘秀夫君より午後に一時退席の届け出がありましたので、許可しております。
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 日程第4 行政報告


◎議長(森 利秋) 日程第4 行政報告を行います。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) おはようございます。本日ここに第25回香美町議会が開会されるに当たり、議員各位におかれましては、お元気でご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。日ごろは町行政推進のため格別のご理解とご協力を賜っておりますこと、深く感謝いたします。
 さて、カニシーズンに入って1カ月、漁獲量は前年同期に比べ上回っておりますし、また、カニすき客も入り込み数、予約数ともに順調にスタートを切っている状況です。
 一方、村岡区や小代区のスキー場でも、それぞれ冬山開き安全祈願祭が行われており、準備が整ってきました。この冬はスキー場に必要な雪も降り、海に山に香美町全体が活気に満ちた冬の観光シーズンになるよう期待しております。
 平成19年度も残り4カ月となりましたが、全職員が総力を挙げて新しいまちづくりに取り組んでいるところであります。
 それでは、9月以降の行政の主だったことについてご報告いたします。
 まず、町税の収納対策の一環として差し押さえた財産の換価を積極的に行うため、本年度の新しい取り組みとして、インターネットを利用した公売に取り組んでおります。現在、差し押さえている動産については、来年1月にネット公売できるよう手続を進めておりますが、今後も滞納処分の強化など町税の収納対策を強化していきたいと考えております。
 次に、行財政改革を進める中で、財源確保のため行う未利用町有地の売却については、本年度第1回目として、香住区2カ所4件、村岡区3カ所3件について10月10日に一般競争入札の告示を行い、10月31日に開札を行いました。落札されたのは、7件のうち5件で、売却総額は5,800万円余となりましたが、本年度は1億円を目標としておりますので、他の箇所についても、早期に売却できるよう必要な準備に取り組んでいるところです。
 次に、兵庫県では行財政全般にわたる総点検結果をもとに、平成30年度までの改革の基本方向や平成20年度から実施予定の具体的な取り組み等について、新行財政構造改革推進方策(新行革プラン)第1次案が取りまとめられ、11月2日に市町に示されました。
 町行政としては、第1次案を受け、行財政構造改革の推進に基本的には賛同するものの、県下画一的に行うのではなく、過疎地域など地域の特性を踏まえた十分な配慮及び地域間格差が拡大しないきめ細かな対応を行うことなどの意見書を11月12日に提出するとともに、14日の県知事との意見交換会でもその趣旨を直接述べたところであります。県においては、今後、県議会や市町、関係団体等幅広く意見を聞き、検討を加えることとされておりますので、引き続き、機会を見て積極的に要望していきたいと考えております。
 次に、9月28日、全但バス株式会社が、平成20年10月1日より但馬管内の路線再編をしたいと、兵庫県生活交通対策地域協議会にバス路線の休止を申し出ました。
 本町内で休止の対象となる路線は、香住区内の全路線及び香住区と村岡区を結ぶ路線です。過疎化、少子化等により、路線バスの利用者数は減少傾向にありますが、通学や通院をはじめ住民の日常交通手段として欠かせない地域の重要な交通機関であります。
 このため、11月30日に第1回の香美町地域公共交通会議を開催し、代替手段等も含め、現在の利用の実態等を踏まえながら対応策を検討していくこととしております。
 次に、旧町時代からの事業内容を引き継いで、合併後第4回となります「若者交流in香美(山のつどい)」を、11月3日から4日にわたり村岡区で行いました。
 町内の独身男性14人と阪神方面等から参加した10人の女性が、村岡区のロッジかどまをメイン会場として交流を深めました。今回は、5組のカップルが誕生しましたので、これを機会に交際が深まり、結婚まで進むことを期待しているところであります。
 次に、健康福祉部関係ですが、高齢者保健福祉月間中の9月19、20日に、88歳を迎えられた93人に香美町からの祝い状と粗品を贈呈して長寿の祝福をしました。
 また、今年度中に100歳に到達される方が3人おられますので、それぞれの誕生日にお祝いをさせていただいておるところであります。
 次に、民生・児童委員と主任児童委員の3年の任期が、この11月30日をもって満了しましたので、今月1日から新しい民生・児童委員57人、主任児童委員6人をお願いしております。町民の皆様からの相談や各種支援活動など、地域福祉の向上にご尽力いただくことにしております。
 次に、矢田川桜づつみ街道事業は、平成17年度、18年度で、矢田川をはじめ町内の主要河川沿いに町民の皆さんにより約1,000本の桜などの植栽を行っていただきました。本年からは、毎年10月の最終日曜日を「さくらを育てる日」とし、大切に育てていくとともに、新たに「さくら記念植樹の森づくり」を行っていくこととしました。
 「さくら記念植樹の森づくり」の第1回目となる本年は、10月28日に今子浦ファミリーパーク、御殿山公園、広井山村広場の各区ごとの会場で、結婚やお子さんの誕生、還暦など、人生の節目や記念を機会とした方々80組の皆さんに植樹をしていただきました。
 次に、北但1市2町で計画を進めている広域ごみ・汚泥処理施設については、現在新たな施設候補地として、経済性、効率性を重視して、ごみ・汚泥量の重心となる豊岡市福田交差点から道路延長15キロ以内を選定範囲とした施設候補地の選定作業を行っております。
 候補地の選定は、組合が選定をした候補地及び住民から情報提供があった候補地を取りまとめた候補地案を作成し、その後、住民参画による候補地選定委員会で審議していただき、最終的に構成市町長会で決定することにしております。
 次に、後期高齢者医療制度につきましては、11月26日に平成19年度第1回兵庫県後期高齢者医療広域連合議会定例会が開催され、保険料率、減免、不均一賦課、保健事業等について定める関係条例がいずれも原案どおり議決され、平成20年4月1日から施行されることになりました。
 後期高齢者医療制度の内容等につきましては、町広報へ掲載するとともに、順次各区老人クラブで説明を行っていますが、今後は保険料率等の決定を受け、該当者の皆さんに具体的な内容の説明をしていくこととしております。
 また、平成20年度の個人ごとの保険料の額につきましては、平成20年2月末に保険料早見表を郵送させていただき、ご理解いただくとともに、後期高齢者医療の保険証は、同3月末に郵送によりお届けすることとしております。
 次に、これまで1世帯に1枚だった国民健康保険被保険者証を、本年12月1日から1人1枚の名刺サイズのカードとするとともに、被保険者への郵送代等の経費も考慮し、有効期間を今までの1年間から2年間に変更し交付させていただきました。
 保険証が1人1枚になることで、家族が同じ日に使えないなどの不便さが解消され、また遠隔地で利用するための申請手続も必要がなくなり、被保険者の皆さんにとって便利になりました。また、保険証の裏面には、任意ですが、臓器移植医療の推進のため、臓器提供意思表示シールを貼付することもできるようになっております。
 産業部関係ですが、10月11日から14日にかけて、鳥取県で第9回全国和牛能力共進会が開催され、香美町からは5頭が出場しました。第7区総合評価部門では、種牛群で2席入賞を果たし、去勢肥育群が9席でしたが、総合評価で優等賞4席を受賞しました。第3区においては、優等賞8席を受賞し、但馬牛の繁殖生産能力のレベルの高さを全国にアピールすることができました。
 また、11月25日、篠山市において第89回兵庫県畜産共進会が開催され、香美町村岡区の畜産農家が最優秀賞1席の成績をおさめられました。平成17年度、18年度の2年連続で最高位である名誉賞を香美町の畜産農家が受賞されていただけに、3年連続での名誉賞受賞を逃がしたことは残念ですが、全国和牛能力共進会に5頭もの代表牛を出した上での県畜産共進会での最優秀賞1席の評価は、香美町の層の厚さを十分に証明したものと言えます。
 次に、村岡有機センターの増設工事は、11月30日に完了し、12月7日に竣工式を行いました。これにより処理能力が向上し、従前の570頭規模から800頭規模に対応できるようになりましたので、増頭に伴い排出される家畜のふん尿処理と良質な堆肥生産に努め、畜産農家と耕種農家の連携による資源循環型の農業振興を図ってまいります。
 なお、増設工事の完了に伴い、関係条例の一部改正について、今議会で審議をお願いすることにしておりますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、12月1日に新温泉町歌長の湯村家畜市場が閉鎖されました。子牛市場としては、明治38年に開設され、家畜取引法の制定に伴い、昭和31年に当時の美方郡畜産販売農業協同組合連合会により、湯村家畜市場として開設されました。長年、美方郡における子牛の販売拠点として、優秀な但馬牛を求め全国から購買者が訪れていましたが、美方郡内の子牛集荷頭数が減少する中で、平成16年度に但馬家畜市場との統合が提案され、関係機関及び関係者の協議により、本年で閉鎖されることとなったものです。当日は、競り開始前に閉鎖式典が開催され、多くの購買者、畜産農家、関係者に見守られながら、その長い伝統と歴史の幕が閉じられました。
 次に、小代区の大谷地区から佐坊地区を結ぶ林道仏ノ尾線が9月末に開通し、10月19日に地元関係者約60人の出席のもと、開通記念碑除幕式を行いました。
 同林道は昭和45年に着手し、平成2年からは過疎地域県代行林道として、県営で事業を推進していただき、37年間の長い年月を経て総延長1万790メートルが開通したものです。今後は、森林の持つ多面的な機能を活用するなど、林道の有効利用を進めていくこととしております。
 次に、有害鳥獣対策につきましては、小代区における野猿対策として、昨年に引き続き第2期のサルボイ犬の募集を行い、10月30日から現在5頭が訓練を受けております。年度内に15回程度の訓練を実施し、来年春にはサルボイ犬として認定をしたいと考えております。野猿対策は、行政と地域が一体となって取り組んでいかなければならないと考えておりますので、各地区で活躍している第1期の6頭とともに、第2期訓練犬に期待をしているところであります。
 次に、香住区守柄の魚類等残さい処理場に設置していた廃発泡スチロール処理機が、経年による老朽化のため処理能力が低下していたため、10月12日に処理機の更新整備をいたしました。新しい処理機は、電熱ヒーター方式で、時間当たり50キログラムを処理することができるとともに、脱臭装置を内臓した機種として機能を発揮しております。
 次に、イベント関係ですが、まず10月14日、カニの本場・香住を全国に広くPRするため、今年初めて、「香住!カニ検定」を実施し、全国各地から207名の参加がありました。ご当地検定ブームの中でも、カニをテーマとした検定は本町が初であるとともに、検定終了後には香住ガニの食べ放題を楽しんでいただくなど、趣向を凝らした内容としました。参加者の皆さんには大変好評を得ましたので、全国に向けて強く、カニの本場・香住をアピールできたものと思っております。
 次に、冬の味覚を代表する松葉ガニ漁が11月6日に解禁となり、町内の但馬漁協から22隻の沖合底曳き網船が出漁し、昼過ぎから漁獲された松葉ガニが競り市にかけられました。柴山港では、「祝!かすみ松葉ガニ初セリまつり」が開催され、餅まきやカニ汁などの無料サービス、競り値当てクイズなどが行われました。平日にもかかわらず、約1,500人の観光客の皆さんでにぎわいました。
 次に、12月2日には「第25回かすみカニ場まつり」が香住漁港西港で開催されました。天気もよく、本場香住のカニや新鮮な海産物を求めて約3万5,000人の観光客が訪れ、大変なにぎわいを見せました。
 次に、9月23日、商工会の合併後初となる「商工まつり」が、香住漁港西港を会場として開催されました。町内3区の特産品の即売、3区の文化協会による芸能発表、香住高校の吹奏楽部演奏、香美(紙)飛行機大会など、さまざまな催しが行われました。
 次に、10月28日、晴天に恵まれた中で、「第9回小代特産味まつり」がおじろん駐車場を会場として開催され、町内外から約600人の参加者がありました。チョウザメのから揚げやスッポン雑炊、手打ちそばなど小代区の特産品を広くPRすることができました。
 そのほか、香住区では「矢田川遊湯まつり」や「カニ奉納まつり」、村岡区では但馬高原植物園での「秋風まつり」や、道の駅村岡ファームガーデンでの日本食原点3点セット発売記念イベントや収穫祭、道の駅あゆの里矢田川での「紅葉まつり」、道の駅ハチ北での収穫祭などが開催され、町内外の大勢の人でにぎわいました。
 次に、都市との交流でありますが、9月19日、今年6月に続き第2弾として香美町魅力体験ツアーが開催され、以前から交流のあった尼崎市などから80人がバス2台で来町され、但馬高原植物園やおじろんなど、村岡区、小代区の魅力を体験していただきました。
 また、12月2日には「かすみカニ場まつり」に合わせて、今年度第3弾のツアーとして、尼崎や神戸からバス2台で80人の参加をいただき、カニすき雑炊や、カニ汁の無料サービス、カニずしの昼食など、本場香住のカニを満喫していただくとともに、海の文化館や余部鉄橋など、香住の魅力を十分に楽しんでいただくことができました。
 次に、10月6日と7日の2日間、交流のある尼崎市において市民祭りが開催され、3区の観光協会等関係者が参加し、海・山の特性を生かした香美町の特産品と観光PRを行いました。また、天神破魔太鼓や長楽太鼓の演奏も披露していただき、市民の皆さんとの交流を図りました。
 次に、11月10日、姉妹都市の門真市で「農業まつり」が開催され、村岡特産物開発振興会が参加し、特産品の販売や観光パンフレットの配布など、市民との交流と香美町のPRを行いました。
 また、11月11日、吹田市の万博記念公園で、「エコフェスタ in Expo Park」が開催され、吹田市との観光交流の一環として、今年初めて参加をいたしました。パネル展示やパンフレットの配布などにより、香美町の魅力や特産品を広くPRするとともに、香住ガニや新鮮野菜の販売、松葉ガニや但馬ビールが当たるお楽しみ抽せん会なども実施し、吹田市の皆さんに大変な好評を得ることができました。これをきっかけとして、今後、門真市や尼崎市と同様に吹田市との観光交流を促進していきたいと考えております。
 そのほか、10月27日、しおかぜ香苑をよりたくさんの皆さんに利用していただくきっかけづくりとして、親子を対象とした「たこ揚げ&宝さがし大会」を開催しました。当日は、風が強くあいにくの空模様でしたが、町内外から参加した約150人の家族連れは、組み立てたたこに思い思いの絵を描いた後、たこ揚げを楽しんでいただきました。宝探しは、天候が急変したため、急遽くじ引きによるプレゼントの引きかえとなりましたが、今後も多くの皆さんに、しおかぜ香苑に親しみ、利用していただければと考えております。
 次に、ふるさと香住会では、今年度2回目となるふるさと便として、二十世紀ナシやハタハタのみりん干しなどを9月7日に、また、11月28日には3回目として香住ガニやセコガニ、ちくわ、米地みそなど、会員193人の皆さんにお届けをいたしました。
 ふるさと村岡の会では、11月16日、今年度2回目のふるさと便として、丸大根など新鮮な野菜や特産品を会員69人に向けて発送しました。
 但馬ふるさと小代協会では、10月17日、今年度2回目のふるさと便として、棚田米をはじめ地元の特産品を会員153人の皆さんにお届けしました。
 次に、建設部関係ですが、道路整備の町道関係では、香住区内の町道香住港湾線と村岡区内の町道東上新町線の消・流雪溝整備工事は完了しました。
 小代区内の町道野間谷線は、道路本体工事は、擁壁部分の岩盤線の変更と盛土流用土砂の受け入れが流用元の工事の関係で進んでいないため、進捗に若干のおくれが生じていますが、3月21日の工期内に完成できるよう、鋭意進捗を図っていくとともに、スキー場への通行には支障のないように現場対応をしております。
 また、県にお願いをしている町道福岡中大谷線の過疎代行事業は、県道茅野福岡線のバイパス事業として県が直接実施していただくことになりました。
 災害復旧工事の町道市原黒田線は、切り土と法面の安定工事を完了し、水道工事と舗装工事が残っている状態で、部分通行ができる状況となっております。
 また、8月22日から23日の豪雨による道路災害4件と町道余部御崎線の防災工事は、それぞれ発注をし、工事を実施しております。
 国・県道関係では、地域高規格道路の余部道路は、船越トンネルの余部工区で、土質がやわらかく、水の湧出量が当初の想定より多かったため、工事の進捗が少しおくれている部分がありますが、全体的にはおおむね順調に施工中であります。
 主要地方道大乗寺バイパスは、10月から用地補償交渉を進めております。
 境バイパスは、年内に橋脚2基と用地測量が発注される予定でありましたが、県の予算の関係で、今年度は用地測量のみを実施する方向に切りかえられております。
 町営住宅につきましては、国のまちづくり交付金事業で進めております、村岡区の町営住宅入江団地整備事業は、補助金の交付決定もあり、地元区や地権者との土地利用形態の調整ができましたので、本年度事業として実施する4戸分の建築に係る入札を行いました。今議会において、契約に係る追加議案としてご審議いただく予定にしておりますので、よろしくお願いをいたします。
 上水道事業では、山手工区の配水管新設工事を10月に発注するとともに、簡易水道事業では、香住区余部地区の鎧配水池系テレメーター設備更新改良工事を9月に発注しており、いずれも来年3月までの工期ですが、現在順調に進んでおります。
 下水道では、香住処理区の境1工区、境2工区汚水管渠敷設工事は、予定どおり11月末に完成しました。境3工区は、平成20年3月の完成に向け、順調に施工中であり、山手1工区も10月30日に発注し、工事を進めております。
 次に、香住総合病院関係ですが、本年10月から県派遣の内科医師1人が交代となるなど、当直・待機を含む診療体制が整いましたので、10月1日からは新規の入院患者の受け入れと、午後9時までの時間外・休日の救急診療を再開しております。
 なお、7月中旬からの入院制限等により一時減少していた入院患者数は回復しつつあり、11月末現在では約40人となっております。今日現在、少し40人を切っているというような状況にありますが、極力50人の定員に多く入院を確保するよう努力をしていきたいと考えております。
 3階の介護老人保健施設の問題ですが、病院の経営改善と高齢者等のニーズに対応するために取り組んできました、3階病床の介護老人保健施設への転換につきましては、10月22日の臨時議会で関連の補正予算を可決いただき、去る11月16日に設計監理業務入札を執行し、設計に着手するとともに、県との協議も同時並行的に進めているところです。できるだけ早く設計業務を完了させ、工事を発注できるよう進めたいと考えております。
 また、人的配置につきましても、必要な介護職員等の募集を近く行い、来年1月中には決定をしてまいりたいと考えております。
 次に、10月から香住病院内に院内開設診療施設であるむらた眼科がオープンし、多くの町民の皆さんが来院をされております。町にとっても、医師確保とあわせて地域医療サービスの提供の観点から、町民の皆さんのお役に立つことができたことを大変喜ばしく思っているところであります。
 次に、教育委員会関係ですが、村岡区の3中学校の統合問題につきましては、検討委員会の報告をもとに具体的な検討を行ってまいりましたが、町としての学校統合の方針を定め、11月20日から30日にかけて、村岡区区長会をはじめ幼小中学校保護者等の関係者に説明させていただき、ご理解をいただけたものととらえております。
 学校統合に当たっては、統合中学校の位置や通学対策はもちろんのこと、校名、校章、校歌、制服など、統合までに決めておかなければならないことが多くあります。これらのことにつきましても、関係者の協力を得ながら順次協議していきたいと考えております。
 ふるさと教育につきましては、住民の参画と協働による、ふるさと教育プロジェクト委員会を中心に、ふるさと教育の推進と啓発に努めております。11月25日には「香美町青少年育成町民集会・子どもたちのふるさと学習体験発表会・PTCAフォーラム」を香住区中央公民館文化ホールで開催しました。子供たちのふるさと学習体験や、青少年育成実践活動、兵庫県立大学生の公民館講座参加体験の発表があり、多くの町民の皆さんの参加を得て、盛大に開催することができました。
 また、この事業にあわせて11月20日から12月8日の間、町内3カ所で、私たちのふるさと教育の取り組み展を開催し、ふるさと教育の取り組み内容等について、多くの方々に知っていただきました。
 ふるさと語り部講座は、11月11日の香住区での開催をもって本年度の6回の講座を終了しました。受講者数は毎回定員を超え、昨年度を上回る延べ250人の方に受講していただきました。
 次に、小代多目的運動場整備工事につきましては、債務負担行為により平成18年度から19年度にかけて整備を行い、今月20日に完成をする予定であります。今後は、小代健康公園として、照明施設つきの芝生公園と一体的に管理する中で、町民の皆様の健康づくりと都市住民との交流の場として利用していただくこととし、関係条例を今議会に提案させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、第2回香美町長杯小代健康公園グラウンドゴルフ大会は、11月10日に昨年より3チーム多い35チーム、約200人の参加のもと、健康づくりと交流を深めていただきました。
 次に、おじろドーム施設整備工事につきましては、10月10日の入札後、工事は順調に進み、屋根の改修工事も終わりました。しかし、アリーナの照明灯の電球が、照明器具本体の経年劣化により交換が必要であることがわかりましたので、契約変更を行い、工期も来年2月15日まで延長して取り組んでおります。一日も早く町民の皆さんにご利用いただけるよう、努力をしてまいりたいと考えております。
 以上、行政の主だったことにつきまして、ご報告させていただきました。
 なお、今議会には委任専決2件の報告と、条例の一部改正議案3件、補正予算議案4件など、9議案を提案しております。さらに追加議案として、契約議案1件、条例の一部改正議案1件を予定させていただいておりますので、何とぞご審議を賜り、適切なご決定を賜りますようお願いをし、第25回香美町議会定例会に際しての行政報告といたします。
 どうかよろしくお願いいたします。


◎議長(森 利秋) これをもって、行政報告を終了します。
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 日程第5 一般質問


◎議長(森 利秋) 日程第5 一般質問を行います。
 お諮りします。
 一般質問の方法は、一問一答方式で、質問時間は答弁を除き1人30分以内といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(森 利秋) 異議なしと認めます。
 それでは、そのようにとり行います。順次議長において指名し、発言を許可いたします。
 議長よりお願いをしておきます。
 一般質問は、大所高所からの政策を建設的立場で議論すべきものであります。単に事務的な見解をただすにすぎないようなものとか、制度の内容説明や、お願いや要望をするようなものではなく、簡明にして、しかも内容ある次元の高い質問を展開していただきたいと思います。
 なお、当局におきましても、的確明快な答弁をお願いしておきます。
 それでは、浜上勇人君。


◎浜上勇人(6番) おはようございます。通告のとおりに12月定例会の一般質問を行います。
 質問の要旨は通告に示しておりますように、県の財政難が本町の行財政に与える影響についてであります。
 最近になりまして、新聞などで兵庫県の財政状況の悪化が連日のように報道されております。兵庫県の実質公債費比率は、2007年度で都道府県で北海道に次ぐワースト第2位の19.6%であり、まるで昨年の秋ごろの本町の財政状況についてマスコミをにぎわしたことの都道府県版といったような具合であります。
 11月の上旬に兵庫県が発表された新行革プランの企画部会案の第1次案の内容について、先日の総務委員会で総務部長から説明がございました。それぞれの部の事業について、町民生活にいろいろ影響が出てくると思います。部長の説明によりますと、町の行う事業に対して県の示された助成事業の廃止や縮減を受け、町がそのまま住民に対して同等の住民サービスを行うとするならば、町の財政負担は約4,500万円増えるというものであります。
 担当部で伺いますと、健康福祉部では主だったものとして、妊婦健康診査費の補助事業、市町ボランタリー活動支援事業、障害者小規模通所援護事業など、主だったもので1,000万円を超える負担増となります。健康福祉関係の事業は、いわば社会的弱者の立場にある住民の皆さんへの大事な公的な支援策であります。県の事業の縮減や廃止の方向を受け、香美町としての事業の継続をどう考えておられるのか、町長の所見を問いたいと思います。
 次に、産業部関係についてであります。総務部長や産業部長の説明によりますと、産業振興の部分での県の第1次案の主だったものは、次のとおりであります。
 まず第1は、県民交流バスの助成内容の見直しであります。県民交流バスは、都市部と田舎との交流促進のためにバス代の一部を兵庫県が助成するものであります。県から示された見直し内容を見ると、都市農村交流バス、ツーリズムバスともに台数は大幅に減っておりますし、助成単価も下がっております。現実にこの県民交流バスを利用して本町に来られる観光客の皆さんも大変多く、産業の大きな柱と位置づけられている本町の観光振興にも大きな影響があるものと考えます。また逆に、我々の世代の多くが、地域の子供会の遠足や自治会の研修会のために利用することも多くあり、社会教育の観点からも大変残念に思えてなりません。
 次に、自治振興事業の見直しであります。これは、有害鳥獣対策補助費を中止するもので、鳥獣による被害に悩んでいる農業者への支援が大きく後退してまいります。定例会ごとに毎回議会でも質問が出るように、小代の猿、町全体に出没するイノシシやクマ、加えて近年ではシカの被害など、農業者を取り巻く鳥獣による被害は拡大の一途をたどっている現状の中で、自治振興事業の見直しは農地の荒廃や後継者不足を加速させる大きな要因ともなります。
 次に、試験研究機関の研究費の見直しであります。県の1次案の中では、試験研究機関の研究費の見直しが示されていますが、但馬水産技術センターや朝来市にあります北部農業技術センターの予算の削減や人的配置の変更は、本町地場産業である水産業や特産の二十世紀ナシの栽培への技術指導の後退など、多分に影響が出てまいります。また、現地採用の臨時職員など、雇用の機会を失うことにもなりかねません。この点についても、町長の所見をお伺いいたします。
 次に、教育についてであります。県の行革プランの素案には、教育の分野では国の基準より多く公立学校に配置している教職員や県立大の職員など、10年間で計約420人削減すると示されております。また、10年目を迎えたトライやる・ウィークの市町教育委員会への補助額を事業費の3分の2から2分の1に減額、さらに外国語指導助手として本年度144人配置している外国人を100人に減らすと示されております。また、私立学校への補助金も相当額減らすと示されております。
 私が最も心配をしておりますのは、町内にある2つの県立校であります、香住高校、村岡高校の問題であります。県の素案を見てみますと、県立高校の望ましい規模と配置の中で、生徒数の減少が引き続き見込まれる地域では、小規模校や分校における活性化方策を研究した上で、存続するか、統合または募集停止するかを検討するとあります。以前から、高校の統廃合や再編については議会でもいろいろ質問がございましたが、予想される教育環境の変化について町長の所見を伺いたいと思います。
 次に、建設関係についてであります。建設関係においても、ほかの問題と同様でございます。投資事業についても、事業費の総額の見直しが示されております。国庫補助事業では、平成19年に1,520億円であったものが、平成20年には1,320億円になり、前年比86.8%の水準となります。以降、毎年度3%の事業費の削減が示されております。県単独事業に至っては、平成19年1,276億円あったものが、平成20年には880億円になり、前年比68.9%、これとて以降毎年度3%の事業費の削減が示されております。
 このような指針が示されている今、我々の地域の社会資本の整備、とりわけ道路改良の今後はどのようなものになるのでしょうか。住民にとって最大の関心事であり、町長も香住地域と村岡地域とを結ぶ香住村岡線の道路改良について、積極的に行動されてきました。大乗寺バイパス、境バイパスを含む合併支援道路整備事業の今後はどのようなことになるのでしょうか。町長の所見をお伺いいたします。
 また、但馬地域の住民が待望する北近畿豊岡自動車道や高規格道路鳥取豊岡宮津自動車道の整備にはどのような影響が出てくるのでしょうか。香住道路の開通後の住民の利用を見るまでもなく、物流や交流人口の増大に期待する多くの但馬の人々の願いは、県の財政危機によってどのような影響があるのか、このことについてもお尋ねをいたします。
 次に、町内の土木建設業者の皆さんの経営環境についてであります。町も財政の硬直化を受け、新たな投資事業の凍結が示されています。香住町時代から町民の皆さんの間では、今行われている下水道事業が終わったら、建設業者さんの仕事は少なくなるということが言われてきました。現実にここ数年の間に、何社かの建設業者が廃業を余儀なくされています。頼みとする兵庫県までもが、財政事情によって国庫補助事業、県の単独事業の事業費が削減される事態になり、このことが町内の建設業者の経営に大きな影響を与えるのは火を見るより明らかであります。
 私はかつて香住町議時代に、総務常任委員会の所管事務調査の中で、建設業協会の皆さんと懇談の場を持ったことを覚えています。香住町当時、家族を含めた建設関連人口は約1,500人おられるとのことでした。香美町の実態はよくわかりませんが、町だけにとどまらず県までもが事業費の大幅な減額の方向を示された今、町内の建設事業者の中には、10年たてば町内業者は半分になると真顔で話される方もおられます。このことについて、町長のお考えをお示しください。
 県の財政問題によって、香美町に住む住民の皆さんに町の財政悪化、加えて県も財政難、大変言葉は悪いですが、香美町の住民にとっては二重苦であります。都市部の比較的財政のよい自治体の住民の皆さんとの格差は、拡大するばかりであります。町は、このことにどのように対応するのか町長の所見を問い、一般質問といたします。
 以上。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 浜上議員の、県の今回の新行革プランとの関係で町政にどう影響するのか、また、どう対応するのかというご質問にお答えをしたいと思います。
 議員もお話しのように、本町、昨年からの実質公債費比率の高いことによる対策を、今、町民の皆さんの理解も得ながら必死になってその対策に取り組んでおる矢先に、県がこうして県としての対策を出されたことについては大変残念ですし、また、戸惑いも感じながら、その対応を今詰めておるところであります。
 今回の県の対応につきましては、既に全員協議会等で説明しておりますとおり、阪神・淡路大震災の対応の部分が大きな影響をしている。そのことについてはやむを得ないというふうに思いますけれども、その額は10年間で1兆を超すというふうな多額であることを考えますとき、何とか早く財政危機から立ち直ってもらいたいというふうに思っているところであります。しかし、その立ち直りの方法としては、我々今直接的にこうして町としての財政危機を脱するための努力をしている我々にとって、極力影響の少ないような方法を講じてもらいたいというふうなことから、この11月12日に文書による要望をし、また、14日には知事と町長との意見交換会がありましたので、私は真っ先に発言をしたところであります。
 その内容は、各市町を包含する県ですから、県の財政状況も早く回復してもらうこと、そのことはぜひともお願いをしたいことですが、今その方法として新たな地域間格差が出ないようにしてもらいたい。そうでなくても、最近特に都市と地方との格差が大きいということが言われている中で、それがさらに兵庫県内における地域間格差が拡大するような方法というのはやめてもらいたい。
 それから、それぞれの今回の検討案、それぞれの縦割りで各分野についてあるべき姿を検討されていますけれども、それが一つの施策について、都市部には余り影響ないけども、我々郡部、過疎地域に集中的に影響をするというふうなものが何ぼかあると。そういうものについては、やっぱり地域の実情を考えて、要は総枠として財政再建ですから、政策の変更でなくて財政再建ですから、そういうところについてはその対応を低めるというふうなことも含めて基本的な考え方を持ってもらいたいということを、強くお願いしたところであります。
 そうした観点から、今、浜上議員からご質問のそれぞれの分野について、当面対応していることと私の考え方をお答えしたいと思います。
 まず、福祉の分野につきましては、県の今回言っておりますものは、それぞれの施策を廃止するのではなくて、特にいわゆる所得制限のようなものを入れて、低所得者にできるだけ限定をしようというふうな考え方です。そのことは全く私は否定するわけではありませんけれども、しかし、そこには今までにずっとすべての所得に関係なく対象者が、政策の恩恵を受けておられたという経過がありますから、そうしたところに対する弾力的な対応が必要ですし、また、所得制限についても最小限度の方向にとどめるというふうなことが必要ではないか。そういう観点から要望をしておるところです。
 とりわけ、高齢者対応につきましては、高齢化がどんどん進んでいく、人数も増えていくという本町にとっては、その影響を受ける皆さん方の数が非常に多いという問題がありますので、特にそういう点については慎重な対応をお願いしたいということを言っております。
 実は、ほかのことも含め言い、また各団体、県議会も含めて今回の11月2日の発表に対するいろんな要望、意見が出ておりますので、11月28日に県がそうした要望を受けて、とりあえず現時点における考え方というのを出しておりまして、今の問題につきましては、いわゆる激変緩和をしたいというところまでは出ております。
 それから、それぞれの高齢者等について個別によく理解をしてもらうというふうなことも努力したいというふうな部分の回答は現時点での考えが出ておりますけれども、もっと根本的な中身の問題についてもこれから強く要望をする。我々も精査をして、どの辺までがいいのかどうかということについての要望はしてまいりたいなというふうに思っております。
 それから、産業部関係につきましては、ご指摘の交流バスにつきましては、我々観光を積極的に進めていく、その観光は都市住民との交流ということを中心とした香美町観光ですので、今までの実績からも見ても、議員ご指摘のとおり、大変これを廃止されるのは困る。したがって、今回の14項目の要望の中にも言っておりますのは、全くだめということはあれだろうけども、若干補助単価を下げるにしても、台数、回数というのは維持をしてくれと。そういう機会は、都市住民の皆さん、また地域住民の皆さんが利用しようと思ったらできるというふうな機会は最小限度残してもらわないと困るというふうな要望をしているところであります。これについては、まだ具体的な返事はありませんけれども、さらに一層詰めていきたいなというふうに思っております。
 それから、自治振興事業にはいろんなものがメニューとしてあって、その中に鳥獣対策もある。それを、中身を検討せずに自治振興事業をばっさりとこれは廃止と、余りにも少し短絡過ぎる判断ではないか。これは、先ほどの11月14日の知事に意見を言ったときに、総論を言いながら、その一つが猿対策だと。これは、言えば我が町だけに関係するけども、だから県から見れば金額的には大したことはないけども、我が町にとっては大変な問題なんだというふうな話を直接しまして、11月28日の案では、別途農林対策として制度を検討するというところまで来ておりますので、自治振興事業という枠ではないけども、別途考えるという返事をもらっております。したがって、具体的にどういう内容がいいか、現在の内容も含めて、さらに要望をしていきたいというふうに思っております。
 それから、試験研究機関の問題につきましても、とりわけ香住にあります水産関係の試験研究機関については、水産加工業の今日低迷している状況から新たな発展方向を見出す上での役割は大きいものがあります。業界の皆さんも我々も、大いに期待をしているという状況の中で、どういう内容であれ、規模縮小というふうなことについては困るということで要望しております。これについては、まだ具体的な返事はありませんけれども、強く要望していきたいというふうに思います。
 先ほどのように、試験研究機関全体でいろいろ見直すことは必要であれば、それはすべてを否定することはしませんけれども、地域の産業とか地域の問題と大きくかかわりのある部分まで、例えば何%というような格好でばっさりとやる、それはもう政策じゃないのと違いますかと。やっぱり政策というのは、それぞれ個別に考えて、トータルとして財政を減らす、そのことはやらなきゃならんけれども、やっぱりそこにはそれぞれの地域との関係を十分考慮してもらう必要があるということを強く要望しておりますし、これからも強く要望してまいりたいというふうに思っております。
 教育の問題は、1つはトライやる・ウィークにつきまして、こうした制度を続けながら、あと県は金を絞るけれども市町でやれと言ったって、なかなかできるわけでありません。したがって、このトライやる・ウィークは当然引き続きやっていかなければならないことですが、もちろん、ですから県の負担を復活してもらうと同時に、どうしても難しい部分については、例えば日数等についてそれぞれの地域で市町で判断をしてできるというふうなことも含めた弾力的な、いわゆる今は県版トライやる・ウィークですけれども、各市町別トライやる・ウィークと、それに県が必要な支援をするんだというふうな格好にしてもらいたい。そんな要望もしておるところであります。
 小規模校の問題につきましては、もうこの行革にはかかわらず今までから要望しておる問題でありますし、何としても地域の状況を考えて最大限存続のための努力をしていくということについては、引き続きやっていかなきゃならんというふうに思っております。
 建設業の問題も、先ほどと同じでして、整備が進んでおる地域はいざ知らず、我々但馬、特に北に行くほどこれからというのが、道路をはじめ地域整備がようやくその順番が来たと言いますか、具体化の段階になったという状況の中で、それを一律にばっさりというようなことでは、まさに地域格差拡大の一番大きな問題ですので、現在の合併支援道路をはじめ国や県の事業について、何とか残してもらうというふうなことについての要望もしておるところです。具体的な返事はありませんけれども、これはまさに香美町にとっての生命線だというふうに思っておりまして、さらに一層、我々行政だけでなくて、いろいろな形を考えながら要望活動を続けてまいりたいというふうに思っております。
 その中で、今先ほど行政報告でもちょっとご説明しましたが、この町内のバイパスの中で境バイパスについて少しちょっと進度をおくらせたいというふうな話が来ております。それが、行政報告でしました、本年橋脚部分と用地買収という予定をしておったものを、用地買収、用地測量ですか、という部分だけにと、橋脚部分については来年度以降というふうなことを言ってきておるということがありまして、これが1年ぐらいのずれなのかどうかということについては、まだこれから詰めていかなければなりませんが、極力最終段階がおくれないような方法を働きかけをしてもらいたいなというふうに思っているところであります。
 その他、関連した主要な道路につきましては、まさに何とか都市部と違う地方の問題だということを認識してもらうための努力をしていきたいというふうに思っております。
 これに関連しまして、北近畿とかTTM、いわゆる鳥取豊岡宮津の問題ですが、直接的には県の今回の問題には私は関係ないと思います。それよりも、ご承知の道路特定財源の行方というのが大きな影響をしてくると思いますが、最近の情報では超過課税といいますか、暫定課税について10年間、若干金額的な制約はありますが、10年間は続けるということが与党の方針として決まったという段階とありますが、何とかそれが政府の決定として実現するように努力をしていかなければならんと。その中で、できるだけこうした過疎地域の道路整備についての配分を優先してもらう努力をしていくことによって、実現を図っていく努力をしていかなきゃならんというふうに思っているところであります。
 そういうことが、町内の建設業者の皆さんの対応の形が出てくるのではないか。そういうことなしにして、建設業者の皆さんに対する対応が町独自でできるわけではありませんので、そうした香美町内ないしは香美町周辺における事業の確保ということを図りながら、建設業者の皆さん方の対応を考えていきたいというふうに思っているところであります。
 ちょっと個別にばらばらご説明しましたが、そうした各問題について対応しながら進めてまいりたいというふうに思っております。
 そして、県のこの対応は来年度の上半期ぐらいで最終的なまとめをする。したがって、本格的な実施は21年度からだというふうに思っておりますが、早く決着がついたものは20年度から進めるものもありますので、20年度進めるというものについての取り組みを早くすると同時に、21年度という前提になっている部分についてはこれから県に強く要望していく。とりわけ、先ほど言いましたように、我々地域の事情、県全体の問題というより、我々地域の問題ということを中心にして、各論の要望をどんどん進めていきたいなというふうに思っているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 浜上勇人君。


◎浜上勇人(6番) 今の最後のご答弁の中で、各論として要望していくという話、それから自治振興事業や道路整備の面では、高規格や高速道には余り影響がないというご答弁をいただきまして、少し安心はしております。
 質問の中でも申し上げましたが、町長の今のご答弁によると、実施は21年度からになるということは、今、素案で示されている、この間谷岡部長がおっしゃった素案の中では、そのままの住民サービスを維持するなら4,500万ということで、これが個別の要望、自治体のそれぞれの市町村からの要望を受けて、また内容や金額が相当程度変わるという可能性もあるわけですか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) その四千五百何万という今、試算しておりますのは、今やっていることを県が後退をしても町が肩がわりをしてやるとした場合の町の負担増が4,590万ほどになるという試算をしております。
 先ほど言いましたように、例えば鳥獣対策ですと、本年度600万ほどのうち300万補助金をもらっているのがなくなる。では、300万減るというのが、そのまま復活してくれれば、それは減るとか、ほかの部分でもそうした復活部分も出てくると思いますので、具体的にどのぐらいになるかというのは、まだ精査できる段階ではありません。したがって、その中で判断をしなきゃならんと思います。
 その中で、私が先ほど言いましたのは、20年度から影響が出てくる部分と21年度から出てくる部分がありますので、それらを見ながら町としての財政対策については、全体的な観点から考えていかなければならんというふうに思っているところであります。


◎議長(森 利秋) 浜上勇人君。


◎浜上勇人(6番) 結局は、町長、金額は別にして、県が財政上こういう指針を示されて、香美町に対する補助金、ほかの自治体に対してもそうですけども、県の助成や補助が後退していった後、そのことを町で肩がわりして住民へのサービスを維持するかどうか。あるいは県の方向に追随をして町の補助額もその方向に持っていって、町の財政再建も果たさなければならない。ここのところの政治判断というのは、町長がされるべきことだと思うんですね。
 個人的に思うんですけど、県がこういう状況になって、但馬のどの市町も3市2町、どの地域も財政的に楽なところはない。そういう中で、県の助成や補助が減る。予算の総額が削減されたり縮減されたりする中で、要は地域内における予算の取り合いだと思うんですね、特に建設事業や道路改良の部分については。そういう意味で思いますと、藤原町長、県の幹部もされておって、対県についてはやっぱり但馬地域の首長さんの中ではやっぱり一番こういうときには能力を発揮されるべきだと思うんですね。
 話が細かくなってあれなんですけども、2年前にナシの選果機を国費を導入していただいて新しくするときに、町も財政が厳しい中で1,000万円程度補助をしていただいた。あのときも県はなかなか渋りがちだったものを、1億3,000万円、対象事業費が1億円ぐらいで、国費が半分いただけた。これなんかも、査定は県がしていただいたわけですけども、その当時に我々は組合の役員として聞きましたのは、農協の役員さんからも豊岡農林の皆さんからもお話が出たのは、これは藤原町長でなければできなかったというふうに、その当時おっしゃったとったんですよね。
 私は、県の財政状況がこういうことになったら、行政全般について、町長が持てる能力を今まで以上に人脈や情報の収集という点で十分発揮されて、住民サービスの後退を食い止めていただきたいと思います。
 最後に、そのことについての決意だけお伺いをして、質問を終わりたいと思います。お願いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 及ばずながら、私は今までから町民のといいますか、香美町の発展のためにどうしたらいいか、そのことを中心にしながら、自分の持てる今までの体験や経験を生かしながら取り組んでおりますので、今後においてもそのことは十分やっていかなきゃならんというふうに思っております。
 とりわけ、今まさに香美町が再生のために第一歩を踏み出して、軌道に乗ったとは言いませんけれども、少し前へ進もうとしているときに、こうした外部環境の変化があるということについては、極力それを排除していかなければ、香美町にとっての新しい発展はあり得ないという認識を持っておりまして、そのことはほかの町もほかの市も同じだと思いますけれども、我々のところが一番問題が大きいと。したがって、そういう観点からは、今まで以上に私の持てる能力は全力で取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。
 いろんな面で、やっぱりこれからは今まで以上に議会の皆さん、町民の皆さんと一体となった取り組みをしていくことが必要ですので、よろしくお願いいたします。


◎浜上勇人(6番) ありがとうございました。


◎議長(森 利秋) 以上で、浜上勇人君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩をいたします。再開は10時55分といたします。
                             午前10時41分 休憩

                             午前10時55分 再開


◎議長(森 利秋) 会議を再開し、引き続き一般質問を行います。
 次に、寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) それでは、通告のとおり質問いたします。
 議長、ちょっとお願いがありまして、当初町長からの予定で日程を組んでいたんですが、ちょっと先に教育委員会の教育長のほうから答弁いただきたいと思っていますので、先にさせてもらいますが、よろしくお願いします。


◎議長(森 利秋) はい。


◎寺川秀志(3番) 第1問は、施設使用料の見直しについてであります。無料だった町有施設も使用料を支払うことになり、平成19年6月より徴収されているわけですが、施設によっては使用者の使用料の質問に対して、現場での判断が難しいなど不都合が出ているところもあると聞いております。もう一度細部を検討して、料金体系の見直しを考えるべきだと思います。これは、特定のどうこうという話じゃなくて、今度香美町全体を、自分の判断では慌ててされたんじゃないかということも思っていましたので、一度検討してほしなという思いがありました。
 そういう中で、私も香住ですので、身近に施設があります。その辺も考慮して考えてもらったらどうだろうという感じがしております。例えば、B&G、それから一中グラウンド等であります。教育長の所見をお伺いいたします。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 寺川議員の質問にお答えいたします。
 施設使用料については、今年6月1日から使用する皆さんから維持費の一部を負担をしていただく、使用料を負担していただくということで、6カ月が経過しました。今、振り返ってみますと、町民の皆さんの温かい理解で大きな混乱もなく、大体スムーズに来ておりますけれども、今、議員がおっしゃいました中に、そういう今考えなければならない問題が出ております。これは、対応という面や、私どもがあのときいろいろ考えましたけれも、不備な点もあったということから反省しておる、町民の皆さんに迷惑をかけたと思っております。
 その1つが、海洋センターの2階の体育館の使用に当たっての対応のことでございます。ご承知のように、あの2階の体育館は半面に柔道用の畳が敷いてある。そして、その後方半分に卓球台を入れて、卓球ができるような状態になっておるわけですが、このときの使用料の設定について、あそこの体育館を1面にしようというようなことで設定をいたしました。それで、その後使用申請、1面の仮に後ろのほうの卓球を使っておるときに柔道の人が来ると、1面だからちょっと使用はお断りしますとか、反対に柔道をしていらっしゃるところに、今度は卓球の方が申し込みに来られたときにも、1面という単位で物を見て判断したがために、町民の皆さんにご迷惑をかけたという面が1点ございます。
 これが、議員ご指摘のBGのことでございますし、もう一つがこの中学校のテニスコートとグラウンドの関係でございます。テニスコートとグラウンドとを別々に設定したのでなくて、グラウンドとして1面で設定しましたために、片面の利用をもって全面に使用をできないと。例えば、テニスコートを使っておられたら、こっちにテニスコートがあったらグラウンドは十分あいているのに、1面だということで判断、対応して、町民の皆さんがグラウンドを使用するということについて、うまく対応できなかったというような大変ご迷惑をかけることがありました。
 そういう面で、今後海洋センターにつきましても、一中のグラウンド、二中のグラウンドにつきましても、このあたりのところは確かにおっしゃるとおり無理がございます。6月の改正時点では、私どももいろいろな使用形態を設定いたしましたが、具体的に走ってみるというと、こういう不便な面もありましたので、設定したけれども、不便な面があった場合にはこれはやっぱり町民の皆さんに納得していただくということと、使用はやっぱり十分活用していただいて、健康増進を図っていただくという面から、今後私どもも見直していかなければならんということは認識しておるところでございます。
 それで、はっきりしておりますことは、1面で体育館を設定するのではなくて、2面で使用ができるときには2つに分けて使用して対応したりと。それからまた、一中のほうのグラウンドにおきましても、テニスコートとグラウンドとは当然これは分けて、テニスコートを使用される方も十分していただく。グラウンドを使う方も、十分広いところで伸び伸びとやっていただくというような対応をしていきたいと思っております。
 このBGが今までに124回ぐらい使っていただいておりますし、一中のグラウンドも30回、二中のグラウンドも二十数回と使っていただいておりますが、今私が言いましたような例というのは、そうたびたびあるというものではないので、十分私どもも今までの反省を踏まえて今後のあり方については検討し、町民の皆さんの期待にこたえたいと思っております。そのように、また窓口のほうにも強く指導していきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 同じ認識を共有させてもらったらという感じがしております。
 それからもう1点、1カ所、私自身も以前よく利用していたんですけど、トレーニングルームで、これは西内部長の頑張りであれされまして、高齢者の方は無料でということで、その延長線で無料になっているみたいで、私も自分が使っておって言いにくいというか、ありがたいことなんですけど、やっぱりこの際に、1人100円ですか、そういうような感じで、対象外の人はいただいたらいいなという感じがしております。その辺の考えはどうかということで。
 それから、当初いろんな予測をされとって、口頭ではこういう対応をしたらどうだということもされとったみたいです。その辺が、役場の方もおられたけど、2、3年のうちにかわられて、口頭で言っている間に、また上司も交代されるようになってきた場合、どうだったなという感じになると思うので、その辺も内規という言い方が適当かどうかわかりませんけど、その場合文書にされて、そういうことはずっと、だれがかわっても同じ判断ができるというようなことをされたらどうかなと思っていますけど、その点2点。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) お答えいたします。
 確かに、入ったところの奥の部屋にトレーニングルームがありますけど、あれは健康のほうでBGのあそこを会場を使っておられるということで、直接私どものほうがあそこを管轄しておるところではございませんので、また担当のほうで考慮していただきますけども、一応今のご意見ももっともなご意見だと思いますし、BG、一中、二中の体育館、校庭以外にも他にこういうものがないか、一度私どもも、広く町全体で調査したり調べてみて、おかしいところがあったら今後ともまた検討していきたいと思っております。そのようなことです。
 それから、当然これ私ども使用につきましては、条例や規則で決めておりますので、できるだけそこに盛れることは盛っでおきますし、条件でつけておかなならんことはメモでも入れて文書にしておかねばならんと思っております。大事なことだと思っておりますので、考慮していきたいと思っております。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 今の答弁を聞いていまして、そうすると香住区以外には、今のところ、いろんな不都合なところは出ていないという認識でいいですか。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 今のところ、体育館等では余り聞いておりませんけども、柤岡のあそこなんかは大きなグラウンドでございますので、2人が使っておられるときには使われる者同士で話をして使っていただいておるというようなことで、現実的な対応をしていただいているような。今後そういうところも十分もう一度調べていきたいと思っております。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) それでは、町長にお伺いしたいと思います。
 町長も今、浜上議員の質問に対していろいろ答えておられまして、最後に大変期待と課題があったなという感じがしております。そういう中で、平成20年度予算編成についてであります。
 まず、1点目は歳入見込額はということで、平成19年度は財政再建元年として取り組んでおられますが、20年度まで数カ月となりました。そんな中、来年度もさらなる厳しい状況が待ち受けていると思いますが、前年規模の予算編成ができるのか。また、サービス低下にならないように、どのような予算を編成されるのか、お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 寺川議員のご質問にお答えしたいと思います。
 まず、来年度予算編成についての取り組みの考え方ですが、この春に行革大綱を決めて、それぞれの年次における財政の規模、見込み等についての設定をいたしました。
 その中で、その後の状況の変化で、実は20年度の歳入歳出の見通しを現在立てつつありますけれども、歳入面で少しこの春に計画したよりも、少しといいますか、歳入見込みが少なくなるというふうなことが想定をされます。特に、地方交付税が今回の国の平成20年度の概算要求基準等から見ますと、4.2%、対前年比4.2%減というふうなことになっておりまして、それらを総合的に考えますと、歳入で約4億ぐらい、19年度に対して少なくなるというふうな見込みを立てております。
 歳出のほうは、逆にいろんな費用の縮減等もありまして、6,000万円ぐらいは歳出部分では逆に少なくなるので、それらを差し引きしますと、今年度に比べて3億4,000万ぐらい財源不足が生じるというふうなことを今想定しておりまして、実はこの春に立てました行革大綱における20年度の財源不足は2億2,000万というのを計算をしていましたが、1億2,000万ほど、特に地方交付税の増、これは確定はしておりませんけども、そういう見通しの中では増えるということで、この1億2,000万をどう財源確保していくかというのが、これから20年度予算を組み立てていく上での大きな課題だというふうに思っておりまして、昨年、一昨年といろんな行革をしております、いわゆる全体的な見直しをしておりますけれども、新たに財政全般についての見直しをしながら、これらの財源確保を図ってまいりたいというふうに考えているところでして、そうした中で町民の皆さんへのサービス程度といいますか、先ほどの浜上議員のご質問にありましたような県のいろいろな行革との関連で、いろいろな制度の見直しもしながら、香美町なりの新しい方向を見出してやっていかなきゃならん。その中には、部分的にサービスの低下といいますか、新しい観点からの考え方というふうなものを町民の皆さんと協議をして、結果的にそれが今年度よりも町民の皆さんの部分でサービスの低下につながるようなことも若干は起こり得る可能性もある。
 ですから、それも十分ご理解をいただきながら対応してまいりたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 20年度は、いい悪い抜きにして、いかに削減をしていくかという感じでとらえております、私はね。それで、今回は自分自身で気がかりシリーズということで、気がかり、気がかりと言わせてもらったんですけど、余り深く入らないように感じはしております。何か最近議論を見ていますと、小っちゃいなと、重箱の隅をつつくような感じになっているんじゃないか。我々もそうだし、当局側もという感じがしております。
 そういう中で、この後にもずっと出てくるんですけど、どのように大なたを振るっていかれるかということをきっちり今日、町長の言質をとっていかんといかんなという感じがしております。
 それで、町長の答弁は後に関連してでも、触れてもらってもいいですけど、ここで一応まず削減の大きなねらいといいますか、その辺の考えがありましたら、ちょっとお聞きしたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) できるだけ住民の皆さんのサービス低下につながらないような町自身の中における削減をさらに一層努力してまいりたいというふうに思います。
 その一番大きなものは、金額的にも人件費の削減でありますので、人件費の削減についてはさらに努力をしたいというふうに思います。人件費の削減の中で、やっぱり金額的には職員総数を減らすという形での削減をしていきたいというふうに思っておりまして、従来から合併後、退職不補充をする。できるだけ早期にやめてもらうというふうな対応をしておりますものを、引き続き取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 あわせて、町の施設管理等、いわゆる町の行政を進めていく上での人件費以外の費用についても、さらに一段の見直しをして、切り詰めるものは切り詰める。そうした中で、今議員が言われますような、少し細かいものも含めて徹底した考えられるものは全部拾い上げていくというふうな努力はしていかなければならんというふうに思っているところであります。
 しかし、それだけではこの3億4,000万円の金額の達成は困難ですので、町民サービスの部分についての見直しもさらにしたいというふうに思っております。従来から、合併後から見直しを進めている部分はそれなりの方向性を出しておりますけれども、少し保留をしているような部分もありますので、そうした部分について、保留といいますのは少し見直しを後年度に回している分野もありますので、そういうものも今回は総点検をして、それが単に金額を減らすということだけでなくて、これからの政策のあり方も含めて考えていく必要があるのではないか。
 その中で、どういう官と民の分担をしてこの新しい香美町の財政再建に取り組んでいくかというふうなことを、住民の皆さんとの合意を取りつけながら進めていきたいというふうに思っておりまして、これからそれらの細かな作業を進めてまいりたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 削減の中でよく出てくるのが、いろんな町発注の仕事に対して安くするためにどうするかという、その中で先ほど浜上君とちょっと考えが違うんですけど、公共工事の関係ですね。一般の物品納品の場合は、きっちり入札をして1円でもいいから落としたところに決定すると、そういうやり方と、公共工事の対象する人口が多いから最低価格を設けて、それが適正かどうかわかりませんけども、まだまだどうかなという感じの値段の出方が感じしております。
 というのは、この間浅野史郎さん、前知事がね。そのとき町長、関係ないところはかメモせんかってええと言われていましたけど、その中であの人の言によれば、もう談合をやっている、談合をやっているともう何回も言っておられましたね。その辺のだんだんやり方も、条件つき一般競争入札という感じになっていますけど、やっぱり仕事がないから自然とそうなってくるんでしょうけど、それもしっかり改めてもらわんと、弱い業者ばかりがいじめてもらって、本当に細かいことばかりとらえて小さくなってきます。
 それからもう一つは、行革の推進管理委員会ですか、ちょっと名前を覚えていないんですけど、その中で議員の削減どうこうという話が出とるんです。議員の削減というのは、もちろん今、委員会ができていますから、議会で適正妥当な判断をされると思いますけど、議員というのは全然身分が違うんですね。職員の行革の中の人員削減と、日本国憲法で守られた自治法の中の議員の身分とは違うんです。そこまで本当にわかって踏み込んでおられるのかという感じがしておりますので、最近特に研修に行っても、講師の先生は議会が大事だ、議員が大事だ、議会が大事ということを言っておられまして、何か本当によくわかっているか、議員の削減より、これは減らせないという意味と全然違いますよ、議会の改革というのは、お金を削るというほかにもようけあると思います。
 だから、細かいカラーが目立つから、今度一色、二色と、自分の仕事だから言っているわけじゃないですよ、そういうところじゃなしに、議員活動の中で本当に効果があってお金を使っているのかというのは、よくあると思います。その辺を見て言われるのならわかりますけど、どうか何か本当に小さいところばかりに目かけとって、もう多く見ていないという感じがしております。
 その辺の考えをお聞きしまして、2問目に入りたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 前段の公共事業における価格の問題につきましては、我々は公共事業であれ、ほかのものであれ、できるだけ最少の費用で最大の効果のあるような事業の展開をしていきたいという基本の中で進めておりまして、いろいろと国やそれらの指標とかそういうものがありますので、それらをもとにしながら進めているところであります。一般競争入札も、19年度今年度から試行的に取り組んで、それの状況を見ながら今後の展開をしたいというふうに思っているところであります。
 それから、行革推進委員会における意見の問題につきましては、いろいろなご意見を我々はいただいておりますが、当然のことながら議会に関することにつきましては、議長のほうへお知らせをして、そこでご判断をいただくというのが基本でございますので、それらを当局側がどうこうというふうなことは考えておりません。
 したがって、行革推進委員会の皆さん方にすれば、町全体のことをいろいろとおもんぱかっていただいた中における意見表明ですし、その意見表明が、当局の対応することと議会で対応してもらうこととの違いということは認識をされた上でのことだというふうに思っておりますので、それらにつきましては、議会での対応をお願いしたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) それでは、2点目に入りたいと思います。これは、先ほど浜上議員が全般にわたって質問されておりました。私は、大きな枠の中でお聞きしたいなと当初から思っていましたので、質問いたします。
 県支出金削減による歳入への影響はということで、平成20年度も厳しい歳入状況が見込まれる中での県の補助金等の削減については、先日方針が示されましたが、その内容は本町の施策を直撃する厳しいものとなっていました。交付税のさらなる減額が見込まれる中で、方針どおりに実施されると本町にとっては大打撃であります。一部の施策の断念もやむを得ないことになるのか、気がかりであります。町長のお考えをお聞きいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 浜上議員にもお答えしましたように、本町における財政状況は、県の今回の行革プランのあるなしにかかわらず、大変厳しい状況の中で改革のスタートを切っている。また、金額的にも本町独自の問題が大きなウエートを占めておりますので、それだけでも大変厳しい状況の上に県のこの問題が出てきたということで、大変苦慮しているというふうな状況にあります。
 先ほど、浜上議員にもお答えしましたように、この全体がそのまま実行するとなると、四千五、六百万円の費用が要るというふうな問題になりますが、今後の展開でその金額も減る。また、中にはやっぱり政策的に県の政策との連携を図りながら町としても見直しをすべき時期に来ているというふうな部分もありますので、それらを精査して最終的な対応をしたいというふうに思います。
 それらの影響が実は、基本的に21年度だということを先ほど浜上議員にお答えしましたが、少しちょっと修正させていただきます。建前としては、県は今、20年度から30年までの10年間というふうに言っておりますが、私が先ほど言いましたのは、実質的な作業としてそんな簡単に合意できる話ではない。かつ、県の作業日程からいっても20年の上半期までに全体をまとめて確定をしたいということを言っておられますので、多くはそれを踏まえた上での実行になるであろうと。しかし、初めから合意を得ている、ないしは特別の意見がないというふうなものについては、もちろん財政再建を早く図りたいという県の意向から、20年度から実行されるものもあるであろうというふうなお答えをしました。しかし、どのぐらいが20年度からスタートするかということはまだはかり知れない部分がありますけれども、全部がということではないということだけ先ほどお答えをしておりますので、その辺はお含みおきいただきたいと思います。
 20年度の予算編成で考えますと、したがいまして、県のものよりもやっぱり金額的には圧倒的に町そのものの問題の部分が大きいので、県との協議、要望は継続的に行いながら、本質部分としての町の課題についてどう解決して予算編成をしていくか。その努力を中心に、これからは取り組んでいきたいというふうに思っておるところであります。
 そうした中で、極力今までからやっている事業については進めていきたいというふうに思いますが、やはり長期的に見て見直しの必要なものも出ておりまして、現に旧町時代からのいろんな事業について、すぐの事業ではありませんけれども、今後の事業について、関係の地元と事業の計画の変更について協議をさせていただいておるというものもあります。そんなことをやっていきながら、新しい観点からの香美町の発展方向を見定めて予算編成をしていきたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 総務委員会でいろいろ説明をしていただきまして、その間ぱっと思ったのが、課は関係なしで福祉関係が大分影響を受けるんじゃないかなという感じをしております。その辺を今すぐ答えは出ないかもわかりませんけど、福祉関係はずっと少なくなっても町単でもやっていかれるのか、それとも、やっぱり予算的な問題だったら断念せざるを得ない施策があるか。その辺はどのような認識を持たれているか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 基本的な考え方として私の考えは、福祉対策そのものはさらに一層充実はしていかなければならんというふうに思っております、それぞれの分野ごとの福祉対策につきましては。
 ただ、受益と負担といいますか、そういう部分について、特に今までの経過の中で、高齢者対策につきまして、対応はしなきゃならんですが、負担の部分で所得に関係なく、国の制度がそうなんですが、できているというようなものがあります。
 高齢者の皆さんは、体力とかいろいろな面でハンデキャップが出ますので、そういう部分について行政が、町が支援をすると、このことは高齢化時代においてより一層積極的にやっていかなければならんというふうに思いますけれども、そのことと負担という問題とは少し分けて考える必要があるのではないか。あと、またご質問の関連があると思いますけれども、例えば冬の除雪、屋根の雪おろしなんかも、これはもう積極的にやってあげなければならんと思いますけれども、じゃ、お金も全部持ってすべて持ってやることなのかどうか。いわゆる所得と体力とは別の問題がありますので、そういう観点からの今後のこれからいわゆる高齢化時代における福祉対策、高齢者福祉というもののあり方について考えて、それをスタートにしていくというふうなことも考えていなかければならんのではないかなと思っておりまして、これらについては今後検討する中でまた具体的なご提案をしたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) それでは、3点目の勧奨退職による歳出減はということで、先ほども大まかな話の中で、人件費の削減どうこうと言っておられたんです。そういう中で、職員の勧奨退職は今年度からということで、説明の中にもあったと思うんです。それが、私の勉強不足かどうかわかりませんけど、勧奨退職で退職されたという方があったんかなという気がしていますので、現在どのような状況になっているのかということで、今後もどういう方針で進められていくかということをお聞きしたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 合併のときから、1つは定年退職の補充をしないということを前提にしながら進めておりますが、あわせて勧奨退職もしようということで、実は今年度からというのではなくて昨年度から本格的に始めておりまして、この19年3月に5人、定年退職とは別に勧奨退職により5人おやめになっています。今年度も同じように当分続けるということでその手続をしておりまして、まだ最終的な人数の確定まで至っておりませんけれども、本年といいますか、来年の3月末で定年までの方でおやめになるという方も、今も意向はお聞きしている方もありますが、最終的な確定はしておりませんけども、何人か出てくるという見通しであります。
 勧奨退職につきましては、一定の対象者を限定しておりまして、具体的には課長職以上の人、年齢に関係なく課長職以上の人、それから、課長職でなくても55歳以上の人、それから、特に特別な事情がある場合には50歳以上で勤続20年以上の人、こうした、多く3つの方を対象にやっておりまして、なるべく給料が高くなる時期を早くやめていただくことによって、新しい安い、安いという表現はおかしいですが、若い人たちにかわることによって給与総額を抑制しようというのがねらいであります。
 そうした中で、この3月に5人おやめになったというふうな事例がありまして、当分こういうような形をとることによって、定年退職とあわせて、先ほど言いました人件費総額抑制のために総数を、これを補充すれば部分的ですが、原則補充をしないということで人数を減らしていきたいというふうに思います。
 参考までに、合併前、病院なんかの職員を除いて334人の職員ですが、これを22年度5年後までに50人減らしたい、15%減らしたいというのを第1期の目標にしておりまして、現在34人減って、今300人になっているというふうに思います。したがって、あと1、2年さらに減らしていくということで、その段階でもう一度、これはやっぱり業務量との関係がありますので、限りなく減らしていけるというものではありません。したがって、その辺との関係で第2期の計画はそういうふうに考えていきたいというふうに思っているところであります。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) そういうことによると、当初予定されていた人件費の削減の減の金額は、19年度決算の段階では達成されるという見込みでいいのかどうかということ。
 もう一つは、これは私の私見で申しわけないですけど、冗談と思われたら困るんですが、私自身は真剣に思っていたんですけど、野球の楽天が、当初ベテランも配置してチーム編成されておったんですけど、途中から方針を変えられて、若手を採用されてうまくいっているということで、3位になる予定が4位だったということなんですけど、これは私が冗談でなしに、いろんな方が一つの組織の活性化の例として最近よく使われていまして、そういう意味では私もうるさくそこら中、庁内をうろうろするんですけど、課長以下の方も優秀な人がたくさんおられますわ。それはもう、部長も課長も皆さん優秀ですよ。その中でも、やっぱり果たして町民のためにされているかどうかというのは、これは私の私見だから言わせてもらいますけど、疑問に感じておられる方もありますからね。そういう意味でも若手に重要なポストを与えていったりですね、それなりの仕事をするためにも、勧奨退職は積極的に進めてもらいたいと思っております。
 その辺、どうですか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 言われますように、やっぱり職員の新陳代謝が必要ですし、そうした若い人たちの斬新な発想で、とりわけこの香美町のこうした財政危機を脱するための発想もどんどん、発想と意欲を買わなきゃならんというように思っております。
 合併直後はやっぱり3町間のいろんな問題がありますので、少し経験豊富な者たちが中心となって行政の統括をしていくという部分も必要ですけれども、来年はもう4年目になりますので、今、議員も言われますような、そろそろそうした若手の発想をどんどん取り入れるような人事上の仕組みも決めて考えていかなきゃならんというふうに思っておりまして、ご意見の方向でいろんな面での検討はしてまいりたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) すみません、もう一つ聞き逃したんですが、だから当初の勧奨退職の人件費の削減というのは達成されるということを言われましたんかな。その辺、ちょっと確認、すみません。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 19年度についての当初計画の人件費の減については、定年退職と勧奨退職5名で達成はしております。具体的な数字につきましては、ちょっと今、私、手元に持っておりませんが、もし数字があれでしたら、後ほどお示しをしたいというふうに思います。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) それでは、4点目に入ります。町有地売却予定地の売買不成立による歳入減はということであります。
 平成19年度の町有地の売却は、予定どおりにするのか、少し疑問に思っています。万が一売れ残るようなことになれば歳入減になり、19年度、20年度も大変な影響を及ぼすと思われますが、見込みはどうでしょうか。気がかりです。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 実は今、1億円の目標に対して、現在5,883万5,000円の確定はしております。経過を申しますと、今年度第1回目として、先ほど行政報告でも言いましたように、準備のできたところ、10月に行いました。香住区が2カ所4件と、村岡区3カ所3件の7件の入札を行いましたが、5件の成立しましたものの、2件について希望者がおられないというふうな状況になっております。2件は、村岡の病院跡地、それから黒田区の公会堂。村岡の病院跡地は、予定価格2,200万円ぐらい、黒田の公会堂が148万円、約150万円というような予定額ですが、これについて病院跡地の部分につきましては、面積が633平米でちょっと大きいものですから、それを1本でしたものですから、少し買い手がなかったという問題があります。いろいろと地域の事情など聞きますと、2分割ぐらいにすると住宅用地等で希望があるというようなことも聞いておりますので、それらを今調整をしておりまして、どちらにしても年度内に再度売却の手続をとりたいというふうに思っているところであります。
 それから、第2回目といいますか、次に今やろうとしているのが、村岡区の高校の関係の職員官舎跡地というのがありまして、これが県との話し合いもできましたので、12月3日に先日一般競争入札の告示を行いまして、12月21日に開札をする予定になっております。これは、何とか希望者があるのではないかなというふうな予測をしておるところであります。
 あと、今年度対応する予定で残っておりますのが、香住の駅前の駐車場、それから浦上のJRの跡地、それから村岡の全但バスの村岡営業所の下側の部分というのがあります。これらにつきましては、3月までに所要の手続をとって入札をしたいというふうに思っております。その中でも、特に駅前の駐車場につきましては、金額的にも大きなものがあります。これも売却の仕方を少しいろいろな専門家のご意見を聞いて、今、最終的な検討をしているところでありますが、いずれにしましてもこれらを年度内に行って、当初予定しておる1億という額は何としてもクリアをする。できるだけ来年度に持ち越しする部分も今年度中に売却実績をつくるという努力をしていくということで、今、関係の職員と関係の皆さんとでいろいろと準備を進めているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 私も私なりにいろいろ気になっていまして、あそこの村岡の病院の跡の、不成立の後に、以前に香住の方が、道も道沿いでええ場所やしと言って欲しいなと言っておられたと。早速、僕もその方に買いならんかという話を言ったんですけど、いざとなったらやっぱり息子さんがどうだこうだと言っておられて、こっちも気にしながら、営業マンを兼ねているんですけどね。そういう中で香住駅前の跡地が、今駐車場になっているところですね、当初まちづくりで駅前区がもえているころにはうまいこといったんでしょうけど、あの辺も今の時期になって果たしてどうかなという感じはしております。そう言っていても、目標額をやっぱり達成せなあかんなと思っていますので、方々にネットで、都会でもやはりされとると思いますけど、さらなる努力をお願いせなあかんなと思っております。
 次に、5点目であります。観光立町での観光協会の存在はということで、これは以前ちょっと村岡観光協会のことを兼ねて、観光案内どうこうで話をさせてもらったと思います。その中で、質問の中でもそのときは余り具体的な話はしなかったんですが、観光立町を掲げた以上は観光協会の存在は大きいというような感じで思っております。
 20年度の各観光協会への補助金は、19年度どおりの補助金になるのかということで、質問したいと思います。
 また、今、いろんな団体が合併をしておるんですが、商工会はうまくいっているということですけど、ほかのところはなかなか利害関係がいろんな面で、お金の関係も絡んできますから、そう簡単に合併はしにくいのはよく理解しておるんですけど、それでも上部団体は町の管轄下に、あるという言い方はおかしいんですけど、やっぱりあって、そこから情報発信をして、各区で独自の事業をしてもらうという感じが、僕はやっぱり望ましいかなという感じがしていますので、その辺を20年度は無理だとしても、本当に最終的な21年度を目途に実行してもらって、その後は改めて補助金の配分を決めてもらうというぐらいの姿勢を持たれたらどうかと思っていますけど、その考えはあるかどうかお願いをいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 観光対策を進めていく上では、行政はその方向性についてのイメージは考えるにしても、やっぱりその実行は観光関係業者の皆さん方が積極的に取り組んでいただかなければ実現はできないというように思います。そうした中で、観光関係業者のまとめ役としての観光協会の役割というのは、非常に大きいものがあります。とりわけ、ほかの町もそうですが、香美町の状況を見ますと、香住も含めて観光協会の活躍いかんが観光対策の成否を決めるというふうな部分もあります。
 そういう中で、新しい香美町の観光協会のあり方を考えるとき、結局、香住、村岡、小代が同じような観光資源を持って同じ方向で行っている場合は、私は観光協会はもうぐっと固まって、いわゆる強い観光協会といいますか、すべてもう1本でということがいけると思いますが、それぞれメニューが違う、メニューというのはおかしいですが、カニ、スキー、違いますので、個別の活動はそれぞれのところでやってもらわなければならん。カニの香住というのは、やっぱり香住のところでやっていく。スキー村岡のスキーは村岡でやるということが必要ですけれども、それらを束ねて香美町としての観光の方向をどう持っていくか。それから、よく言っておりますような、海と山との観光の連携をどうするか。対外的な対応をどうするかと。これは1本でやらなきゃならんと。したがって、そういう機能分担をした観光協会を早くつくってほしいということをお願いをしておるところです。
 一足飛びには、議員も言われますように、できませんので、連絡協議会をもう17年度からスタートして、現在そうしたいわゆる地域間調整、それから特に対外的に友好協力関係にあります尼崎、門真、それから今回の吹田等に対する対応は、1区だけの問題ではありません、香美町全体のいろんな問題がありますから、積極的に取り組んでいただいておる。尼崎のアンテナショップもそうした形で取り組んでいただいているというふうな状況にあります。したがって、そうした積み上げの中でできるだけ早く、先ほど言いましたように、上から下まで全部1本ではないけども、上はきちっと香美町観光協会というふうな形のものをつくっていただきたいということをお願いしておりまして、我々としては20年度というのは難しいにしても、21年度ぐらいを目途にその実現を図ってもらいたい。
 協会のほうも、そういうことを一つの目標にして、今までからいろいろと話し合いをしていただいているという状況にありますので、改めて21年度を目標にした取り組みのお願いを既にしているところですし、これからもしていきたいなというふうに思っております。
 そういう中で、もう一つの補助金の問題というのは、もっと中身を言いますと、それぞれ3区の観光協会の今まで進んでこられた方向が若干違います。しかし、その活動に必要な費用、どうしても足らないものについては補助金で出すというような仕組みをしておりますが、21年に1本化をするとなると、やっぱりそこにはもう一段観光対策を進めていく方向について、観光協会の取り組んでいただいている方向についても、少し集約、収れんをしてもらう部分があります。
 したがって、来年度20年度は、21年度を目指したそういう方向へ進んでいっていただくために必要な補助金の見直しというのは、最小限度やっていかなければならんのだというふうに思っております。
 基本的な部分について、21年度に合併ということを前提にしながら大幅な補助金の変更というのは考えておりませんけれども、部分的にはやっぱり見直しはさせていただかなきゃならんというふうに思っておりまして、議員の言われますのは、びた一文も変えずにそうせいということであれば、そこまではできないということだけお答えをしておきたいと思います。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) いや、実はそうなんです。これは観光協会にしかられるかわかりませんけど、もうこれでだめだよと。もう次はすかっと合併せなんだら、もうぐっと絞るよというぐらいの意気込みでされんと、なかなかいろいろ利害関係で我が出て、あそこのあれはどうだこうだと出て、うまくいかないと。行政とか商工会みたいにそんなにお金の絡んだ団体じゃなかったら、すんなりとまとまるんですけど、そこで全部利害関係がついて回りますからね。そのぐらい強い決意でいかんとだめじゃないかなという感じがしていますのでね。あとは、こんなところで言ったら、あめ的に1年だけ猶予しますよと、あとはだめですということの強い意思を示すためにそうされたらどうか。そういう考えはないかということなんです。
 もう一つ、少し余談になるんですけど、今度この質問をするために、ちゃちな感じに重箱の隅をつつくようになったらあかんということで、昨日それはどう変わるかわかりませんけど、神戸の博物館にインカとかマヤとかアステカの遺跡の出土した分を見て来て、大きな気持ちになりまして、それで質問しようと思っていましたんです。
 もう一つは、世間では宝くじを買いにきたのと違うかといううわさがありますけど、それはないですけど、ないですけどその中で、ちょうど横がルミナリエの始まるあれで、観光客がごっつかったんですわ。
 これも今、町長に対する期待なんです。期待のためにちょっと前置きしたんですけど、どうですか。ずっと長いこと県におられて、神戸から香住を見ておられて、一番いい状況におられた人が町長になっていると今思っているんですわ。最近特に思っているんですわ。
 といいますのが、田舎で都会から来てもらうために、いろんなことを考えていろんな知恵を使っています。果たして、都会の人の考え方にニーズに合っているんかなという感じが、逆に都会の人が香住を見て、どんなふうに観光というのをとらえておるんかなという感じをしておるんです。そのアドバイスが一番、県におられて条件のいいところにおられて、人が集まると何してもうまくいくようなところにおられて、それでいやしですか、香住なんかカニを食べるだけで人が集まってきてもらっているわけでしょう。それは、漁業、水産業が発展した裏づけとして、もちろんあると思うんですけど、都会は何かするとすぐ人が集まってくる中で、それを長いこと神戸におられて、香住、香美町を冷静に見ておられたんじゃないかなという中で、例えば職員としてもちろん行政の建前の中と両反するところの中でその辺の生かされておるんかなという感じがするんですけど、その辺ちょっとなかなか急な質問になってしまったんですけど、それも含めて、それとイコール補助金の話と合うか合わんかわかりませんけど、2点、もう一遍お願いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 確かに30年余り神戸で暮らしておったということは事実ですけども、それはあそこで仕事をしておったという、それぞれの担当する仕事をしておったということですし、ふるさとを見ている目はある部分というか、部分的に見ているという点がありますから、今、議員が言われますように、それが今のこういう立場に立って有効に最大限に活用できるのかどうか、私自身はその辺はそんなに十分なものではないというふうに思っております。
 とりわけ、観光という点で考えますと、やはりこれはその時代時代でニーズが変わってくるんではないかなというふうに思います。かつては、何かおいしいものを食べる、何か珍しいものを見る、その1点主義みたいな格好で観光客は集まった。ところが、そういうものがたくさん近隣に出てくる中にあっては、それらも含めてやっぱり最終的に心を満足、感動と、それをいやしというのか、私はいやしというのはちょっと消極的でもっと前向きの感動のようなものを思いますけども、そういう要素がどこまであるか。しかも、たくさんの似たような観光地間の中で、群を抜くというのはどうしたらいいんかと。そこにかかっているのではないかなというふうに思います。
 ですから、そういう私の考えが正しいかどうかというのは、絶えず現在の都会の人たちのしかも年齢的に若い人や中年層や団塊の世代の皆さん方の意向把握をしていかなければなりませんけれども、そうしたものをもとにしながらやっぱり観光対策は進めていくべきであるというふうに思っておりまして、少なくとも私の今までからの観光対策の根底にはそうしたことを前提に進めているところです。しかし、そんなものは十分ではありませんし、専門の皆さん方のそうした分野の意見も十分聞いて、また観光協会の皆さん方の専門的に取り組んでおられる状況も聞きながら、さらに一層具体的な対策に反映をしていく努力をしていかなきゃならんというふうに思っております。
 したがって、補助金とのつながりにつきましても、そうした方向に、香美町全体の観光がそうした方向へ持っていくのに、今それぞれやっていただいていることが妥当かどうかという点検はしなきゃならんというふうに思います。
 その中で、この部分は少しちょっとこういう方向へ変えてもらったほうがいいのではないかと。それらを20年度は町としてもそれぞれの観光協会にお願いをし相談をしながら、それが少しずつ修正をしていただいた上で、21年度の合併にもっていっていただく。そういう方向に持っていきたいというふうに思っておりまして、どこの観光協会のどういうことをというようなことまでは考えておりませんけれども、全く今のままでいいということではないということだけははっきりしていますので、そういう意味で言いますと、協議はしていきたいというふうに思っております。
 しかし、余り、新しい合併に向かってですから、ぐらつくようなことはする必要はない。それは、合併してからきちっとした体制をとっていくことだというふうに思いますので、そういう観点から取り組んでまいりたいと思います。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 強い強い意欲をお聞きしまして、少し私の考えと違うかなというような感じがしていますので、これは財政を握っている方と握っていない者の考えの違いで、ただ心配なのは、今でもぐらぐら言っておられるので、これで一つの話を前に進めるためにも、そういうやり方をしてはどうかなという感じで思っていましたので、その辺は私の考えが通るか通らないかは町長の考え一つだということで、期待しております。
 次に、6点目、最後になりました。一般会計から病院会計への恒久的な資金の繰り入れで、一般会計は大丈夫かということであります。
 公立香住病院3階病床を老人保健施設に転換することが決定し、関係者はその準備に向けて忙しくされていると思います。しかし、総務省の指導で、病院会計の不良債務解消のために一般会計より資金を投入しなければならず、下手をすれば財政全般を圧迫し、逆に一般会計を直撃しかねない不安要素を含んでいると思います。心配であり、気がかりであります。町長の考えをお聞きいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 香住病院問題は、大変ご心配をおかけしておりますし、我々にとってもこれからの課題として特に最優先課題でありまして、何としてもこれ以上経営悪化を来さないように、いろんな対策を講じてまいりたいというふうに思っております。
 そのための1つが、さきの議会でお願いをしました老健施設でありますけれども、今ご質問のように、既にここ4年余りの間に、医師の不足から病院経営そのもののいわゆる不良債務が、5億を超える不良債務ができていると。したがって、まず改善のためにはこれを早く解消すること。これは、前にもご説明しましたように、新たな老健施設の起債を承認を受けるための経営改善計画の上でも、国や県からも強く求められておりまして、早く解消しなきゃならんということから、今後5年間で一般会計からの繰り入れにより対応したいというふうに思っております。そのことによる一般会計への影響はありますが、極力そのことも一般会計全体の財政削減といいますか、そういう中からやっていきたい。一部はどうしても基金の取り崩しというふうなことも時期的に起こりますけれども、全体運営の中で取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 しかし、そうはしてもこれは過去の解消でありまして、これからも同じように年1億数千万円の不良債務発生ということが予測されますので、その分を解消するために老健施設、それから高金利で借りております起債の借換えといいますか、安い金利への切りかえ、それから人件費等についても極力下げるようにしたいと思いますし、また、医師の官舎もちょっと余っておるのがありますので、これも今年というわけにはいきませんけども、20年度中には売却をしたいというふうに思っておりまして、いろんな方法を講じながら対策をとってまいりたいというふうに思います。
 しかし、現在の計画でも病院の将来が、せんだってのような、7月中ごろから9月いっぱい起きましたような、医師が何かで欠けるというようなことが起きますと、もうすぐに売り上げに反映するという問題がありますので、基本的な方向は決めながら、それを前提にして絶えずそのときそのときの経営改善にも努力をしながら、極力赤字を少なくしていくという努力をしていきたいというふうに思っております。したがって、これからも万全の注意を払いながら取り組んでいって、町民の皆さんの期待にこたえる努力をしてまいりたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 今回、この質問に対する、昨日発表になった今の財政健全化法の関係が、前から総務省に電話していましてね、年内に数値を出すということで、ちょうど金曜日に電話したんです。そしたら、ちょうど今記者会見が終わって新聞に出るというようなことを言っておられて、忙しくされているので、ちょっと具体的なことは聞かなかったんです。その中で一番気になったのが、資金不足比率の基準値が出ていなかったと思うんですけど、その辺もまたこれは電話をかけて聞いてみなあかんと思っているんですけど、それだけ病院の関係に関しては、自分なりにいろいろ勉強しながら心配しているんですけど。
 それで一番今日行政報告の中で、町長自ら発表の中で、高齢者の要望もあるようなことを言っておられたんですけど、当初はあくまでも3階病床のことに関しては、経営の改善をするためのということで、一番の目的だったと思うんです。その辺が、行政というのは、うまいこと上手に言葉を切りかえていかれるところがありまして、何が言いたいかというと、赤字になってもいいから、今要望があるから老健施設をつくったというようなことにならないように、あくまでも町長、以前に私に答弁で言われましたけれども、改善の救世主が主目的だということは、結果としてどうなるかわかりませんよ、その信念はずっと持ってもらわんと、途中で気が抜けて、いやいや、それはやっぱりこれだけ町民から要望あってつくってくれいうから、それでつくったという感じになってしまったら、また財政の中の経営改善を、意気込みがなくなっていくような気がするんです。その辺も含めて、その資金不足比率のことに関して何かわかったことがあったら、部長でもいいですからお答え願いたいと思います。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、病院の老健施設の問題につきましては、今日の行政報告で病院の経営改善と高齢者対応と言っておりますのは、これは従来から言っているうたい文句として言っておるだけでして、一にも二にも病院の経営改善が第一であります。高齢者の要望はありますけれども、前にもお答えしましたように、それが赤字になることがわかっておったら、今、香住病院で取り組むべき政策ではないという基本的な考え方を持っております。
 じゃ、逆に言うと、赤字解消のためにはどういう方法でもいいんですが、それをやる上であわせて高齢者のためにもなるということから、老健施設をやりたいということでありまして、決して前回議員にお答えしていることと考えが変わっているわけではありません。
 したがいまして、ちょっと余分になりますが、これからの運営としては、老健だけ黒字になっても病院のほうが赤字になったら何にもなりません、病院経営全体の黒字のまさに救世主としての老健施設という位置づけですから。
 こういうご心配もあります。老健は確かにいっぱいになるかもわからんけども、ほかの患者は少なくなるのと違うかというようなご心配もありますけども、そういうことのないような、運営も含めて取り組んでいかなければならんというふうに思っております。
 それから、1点目の資金の問題については、また別途ご説明をする予定にしておりますけれども、4つの指標が出ておりまして、その中で実質公債費比率は29.4ということで、25%という、いわゆるイエローカードの基準を超すということになっておりますが、それ以外の指標につきましては、現在及び我々としては将来にわたっても、このイエローカードに当たる基準には到達しないというふうな判断をしているところでありまして、しかし、実質公債費比率は25年ぐらいまでは25%を超える状況にありますので、それに伴う先ほどからお答えしておりますような財政健全化のためのいろいろな対応については、十分手綱を締めてやっていなければならん。したがって、25%を下回った段階において少しは安心をするということであって、それまでは全く安心はできない状況だという認識のもとに取り組んでまいりたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 今の比率の問題は後でいいですから、要は公営企業の病院の中の資金不足比率というのがありまして、そこも健全化のどうこうの判断の1つに入っていたと思うんです。それが、香住病院の場合は、大きな影響を及ぼすのではないかということを思っていましたので、ちょっと質問させてもらったし、私も総務省に聞いているんですけど、その辺はまた後の問題でもいいです。
 もう一つは、以前吉田範明議員からも出たんですけど、一般会計から繰出す誓約書というもの、固定して手のつけられない金になってしまった場合、予算で上げておっても、もう全然当てにした事業は組めないわけでしょう、いろんな施策ができないからね。そうしている間に、一般会計のほうが弱ってきちゃうんだという感じを持っているんですけど、その辺は心配することはないかどうか、どんなふうな認識を持たれているか、ちょっとお答え願いたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 1点目の病院の問題につきましては、後ほどまたご説明をしたいと思います。この指標の中では、連結実質赤字比率というのが、一般会計だけでなくて病院会計も含めた全体の指標ですけれども、それもごく、ゼロではありませんが、この基準値からいうと大幅に低い数字だということで、大丈夫ではないかというふうに判断しております。
 それから、一番ご心配の病院の経営改善のために一般行政が多く影響するのではないかと。まさに、これから今病院の今後の予測をしておりますけれども、これが大幅に悪化するようなことになりますと、その懸念がないことはありません。したがって、絶えずもう1年後に点検、1年ごとに点検するんだということではなくて、極端に言えば1カ月単位ぐらいで現在の計画が適正に進んでいるかどうかということをチェックしながら、少し状況が悪化するような懸念がある場合には、その段階においてそれを繕う対策を考える。そうした姿勢で取り組んでまいりたいというふうに思っております。根本は、それは難しいですけれども、医師確保ということが大前提ですから、並行してあらゆる方法で医師確保の努力をしてまいりたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) もう一度、病院のほうに戻るんですけど、私も最近、さる人という言葉がはやっておりますけれども、さる人に、さる医院長にお聞きしに行ったときに、転換型の老健にされるのと違うかということの中で、老健自身は一応さきに出ましたように、ひょっとしたらとんとんでいくのと違うかなという感じですね。その間、今度は患者によっては、なかなか手のかかる患者さんがおられて、医師の負担がどんなふうになるかなという感じをされていまして、それが本体のただ普通の香住病院に与える影響も出てくることもあるから、気をつけなあかんなという感じを言っておられて、その辺の老健をするためにそこまでしっかり考えを持たれてやっているかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。
 それから、資金不足のことが今もちろんありますけど、もちろん新聞にも載っていましたし、いろんな資料もありますし、町からの資料にも資金不足比率というのが大きいA3のときに最後のほうにあったんですけど、それによってまた判断が、財政健全化法の中の判断基準になると聞いていましたので、それの把握がちょっとこっちの認識がお互いの部長とは違うんですかね。
 その辺もちょっともう一度、2つの答弁をお願いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 病院の運営の問題につきましては、老健を導入することによるいろいろな想定は可能な限り、近隣の老健施設を運営している病院の状況なども含めて把握はしておるつもりでありますけれども、しかし、じゃそれで十二分かと。そこまでは行っていない部分があると思います。したがって、絶えずこれからも開設の4月までにいろんな情報収集をしますとともに、先ほど言いましたような運営を始めた段階においても絶えず早目早目に状況判断をして対応をする。そうしたことによって、部分的な軌道修正をしながら、要は目標は香住病院全体の経営改善ですので、その方向の努力をしてまいりたいというふうに思っております。
 2番目の問題は、総務部長から答えさせます。


◎議長(森 利秋) 総務部長。


◎総務部長(谷岡喜代司) 資金不足比率ですけども、これは分子、分母がありまして、分母につきましては、事業の規模、おおむね使用料等を想定されております。分子につきましては、資金不足額、いわゆる赤字の部分ですけども、これにつきましては今回示されました4つの指標以外の概念でありますので、総務省のほうからまだ具体的な数値が発表になっておりませんので、また発表になりました時点で議会等にもお知らせ、連絡をさせていただきたいというように考えております。
 先ほどの質問でありました、18年度末で勧奨退職によりまして5人の職員が退職いたしましたが、これに係ります人件費としては、4,500万円になっております。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) もう一度、資金不足比率というのは、しつこいんですけど、病院の経営の関係に判断基準になるんじゃないかなと私思っていますので、そちらはどうとらえておられるのか、ちょっとお聞きしたいんですけど。それは、重要な診断、財政健全化法の中の病院を診断をする中での大事な一つの基準だととらえておられるか。今言った4点の部分だけで判断されるのかという、それは最後は別に町がするわけじゃないですし、上がするんですけど、その辺の意識を持っておられるかどうかをお聞きしたいんです。


◎議長(森 利秋) 総務部長。


◎総務部長(谷岡喜代司) もちろん関心を持って注目しておりますし、具体的数値につきましても、我々としても意を用いないといけないというような認識を持っております。
 しかし、いずれにしましても、香住病院につきましては既に健全化計画を定めておりますので、それらをやっていけばおのずとその係数は下がってくるものだというように確信をいたしております。注目をしながらも、我々は今定まっております病院の健全化計画を力を持って進めていくことが肝要であろうかというように認識しております。
 以上です。


◎寺川秀志(3番) 終わります。


◎議長(森 利秋) 以上で寺川秀志君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩をいたします。再開は午後1時といたします。
                             午後12時08分 休憩

                             午後 1時00分 再開


◎議長(森 利秋) 会議を再開いたします。
 寺川秀志君より午後遅刻の申し出がありましたので、許可いたしております。
 午前中に引き続きまして、一般質問を続けます。
 後垣晶一君。


◎後垣晶一(7番) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
 今年は、行政にとりましても、あるいは国にとりましても、また、この日本の世の中におきましても、大変厳しい状況が反映された1年ではなかろうかなとかように思っておる次第であります。
 質問に入ります前に、今年の話題の一端を少し述べさせていただきたい、かように思うわけでございますが、テレビ・新聞等でも報道されておりました今年の新語、流行語大賞という賞に、宮崎県知事の東国原知事が「どげんかせんといかん」と、こういう言葉での常日ごろ日常業務に携わっておいでる言葉が流行語大賞に選ばれたと。このことは、その知事のみならず、藤原町長においてもやはりその住んでいる町を、とにかくよくしていかにゃならん、よくしていかにゃいかん、こういう強い思いから出た言葉であると、私はこのように思うわけでございまして、その知事の行動ぶりを見ておりましても、県内外はもとより、あるいはテレビ等の出演やら、また地元に訪れる観光客に対するその徹底した歓迎サービス、こういったものをつぶさに自分として見ますときに、なるほど、ここまでやはり言うことと行動とが伴っていたからこそ、そういった自分の「どげんかせんといかん」ということが流行語大賞に選ばれたんだなというふうに、私は自分なりに思っているわけでございます。
 一方、欲に走り過ぎてというか、生き残りをかけてというか、いろんなそういった話題といいますものがテレビで報道されております。昔、老舗として栄えた企業で、賞味期限の改ざんをしたり、あるいはまた商品の中身を偽装したりして、極めて企業のスキャンダル、また謝罪の多い年でもありました。
 人をごまかしたらいかん、昔の人はよく言ったものでございます。「下手な欲張り、大けがのもと、あげくの果てはご臨終」。私はそのとおりの実態が今、いろんな場面で報道されている中身が全く一致するというふうに私は思うわけでございます。
 全国というか、そういった報道がされている中で、我が香美町にとってはそれがよかったかどうかなにでございますが、そのおかげと言ってもなにでございますが、我が町名牛の但馬牛というものが全国隅々まで知らしめてくれたという、我が町にとっては大変な宣伝効果を得たというふうに私は思っているわけで、この宣伝効果というものは今後のあらゆる取り組みに生かしていかにゃならん、無にしちゃならん、かように思うわけでございます。
 この宣伝効果というのが、たまたま私は産建の行政視察で10月25日に境港市に研修に行ったわけでございますが、あそこのまちづくりは、寂れたまちを妖怪のまちにしようというようなことで、今では130万人を超す観光客が年間訪れているようなんですが、当時、当時というのが妖怪のブロンズ像の設置をされたのが最初は平成5年に23体設置されたと。で、除幕式が済んだその夜に数体のブロンズ像が盗まれたというようなことで、そのことがテレビで大々的に報道されたというような話がございました。テレビでやはり大々的に報道されたということが、妖怪のまちとしてのイメージ、また脚光を浴びてそれが現在の大きな多くの方々の観光客に結びついたというようなことも言っておられたんですが、全く但馬牛のこの評価もこの報道によって大きく成果があり、また、それを活用していかにゃならん一つのことにもなったんではないだろうかなというふうに思っているわけでございます。
 今年は特にそういった謝ることがテレビ等で見受けられるわけであったわけですが、そういう謝りが企業ばかりの方々のみならず、あるいは国の国会議員にしましても、あるいはまた各市町の首長の陳謝であったりというようなことも、かなり見受けられましたし、最近の新聞でもこの間は豊岡市が下水道だったか、負担金の問題が出ておりましたし、我が町におきましても、過払い等で謝罪されるというようなことは、企業のみならず、すべてのそういったところにまで及びした今年1年ではなかったんじゃないかなというふうに思っているわけでございます。
 このことは、やはり内部の連携ミスやあるいは検証、精査の不備というようなものの不注意によって起こったというようなことがある一つの原因にはなっているだろうというように思っているわけでございますが、こういうようなことはあってはならないし、謝って済む問題ではない。そういうような、やはり自覚のもとにそれぞれ業務に日常事務に当たる者は、そういうひとつ肝に銘じた取り組みを今後より強めていただかなきゃいけないじゃないかなというふうに思うわけでございます。
 こういった、いろいろな企業の不行き届きな行為、あるいは行政においてもいろいろなミス、そういうものは今後一切許されるべきじゃないし、そのことをひとつ肝に銘じた日常業務に今後精励いただきたいなというふうなことをまず前段申し上げ、そのことをやはり念頭に置いて新年度の事業計画なり予算の編成に当たっていただきたいなと思うわけでございます。
 前段、ちょっと外れたことを申し上げたわけでございますが、そこで通告させていただいております町政運営に当たっての所見について問うということで、3点ばかり挙げさせていただいております。
 この1点目につきましては、午前中の寺川議員も質問されていたわけでございますが、病院、老健施設の対応は、現状の医師体制とのことだが、病院本来業務である患者対応が手薄になりはしないかということが1点であります。このことにつきましては、現在香住病院での常勤医師が内科医3名と外科1、泌尿器科1ということでの5名体制で、現在入院患者あるいは外来患者の対応に当たっていただいているわけでございますが、3階に48名からの老健施設で入所されますと、大体100名に1人の医師が必要だというようなことから考えますと、0.5人分がそちらのほうに手がかかってしまう。ということになると、本来業務がちょっと手薄になるんじゃないかなというふうな気がしてならんわけで、そのことによって町長も先ほど来、町民の負託にこたえるべく病院の体制強化とともに、改善に向けて努力するというような答弁も午前中されておったわけでございますが、そういった少人数の現状医師の中で、一方に手をとられるということを考えるときには、果たして下の本来業務が大丈夫かというあたりについての思いをひとつお聞きしたいということが1点。
 それから、2点目でございますが、この2点目につきましては、常々町長もおっしゃっておられます「美しい山・川・海 人が躍動する交流と共生のまち」、こういったまちをキャッチフレーズにして、日夜ご努力いただいているわけでございます。私どもも、この思いには大いに同感するものであるわけでございますが、このまちづくりがとかくするとうたい文句で終始してしまうんじゃないかなというような思いを常日ごろ思っているところでございまして、何とかこの我が町、海あり、山あり、川あり、この恵まれた自然、また恵まれた特色、資源というものを生かしたまちづくりというものを、ある程度まちづくりというものには金と時間は要するということはよく自分も承知もしておりますし、その中で、やはり一つの夢のある方向性ぐらいは見出す必要があるんじゃないかなというふうな思いがしてならないわけで、そこに書いております、地の利(山、川、海)を生かしたまちづくりの具体策について問うものでございまして、今の時点で今後のこの特色を生かしたまちづくりをどのように描かれていらっしゃるのかについて、お考えを問うものでございます。
 それから、3点目でございますが、みんなが集う場づくり、活動を支援する県民交流広場事業の積極的な推進をしていただいたらということで、3点目に挙げているわけでございますが、このことについては、町財政、大変に厳しい中でいろんな地域からの要望やらあるいは懇談会に出たときでのいろんなお話に対して対応しづらい今の財政状況を考えるときに、この事業は県単の事業で、全額県のほうで出していただける事業、施設整備に1,000万、それから各事業展開での活動費というものに毎年60万の5年間で300万という補助事業があるんですが、幸いに昨年度企画のほうからのお計らいで長井地区が今年指定を受けまして、この事業に取り組んでいるわけでございますが、小学校区を単位としての取り組みになるわけで、この香美町の中にはいろんな、いろんなというのが、かなりのそういう小学校単位の地区がございます。
 現在今取り組んでいるのは、小代区が去年、今年が長井ということになっているんですが、まだまだこういった事業を有効に活用を望まれている地区もまたかなりあるんじゃないかなというふうに思っておりまして、これらを積極的に支援を願えたらという思いから、この点を質問として出させていただきました。
 以上3点についてのお考えやら今後の取り組みについてご答弁を求めるものでございます。
 以上でございます。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 後垣議員の町政全般についてのご質問にお答えしたいと思いますが、最初に最近の世相やいろんな問題についてのお話がありました。私もそうした中で感じますのは、やはり誠実に、特に行政というのは誠実に対応していくこと、そして積極的に取り組んでいくことということが、これはいつの時代でも一緒だと思いますけども、特に必要ではないかなと。何か当面の問題だけのために対応するとか、スタンドプレーでやるとかいうふうなことになると、やはりいろいろな問題が出てくる。
 とりわけ、香美町の新しいまちづくり、いろんな課題を抱えておりますから、1つずつきちっと考え方をまとめながら、なおかつ着実に住民の皆さんと一緒になって進めていくことが必要だというふうに思っておりまして、そうした方向でさらに一層努力をしてまいりたいというふうに思っております。
 とりわけ、そうした中で職員のミスというのは、やっぱりそれがたとえ1人か2人のミスであっても、その内容が大きくても小さくても、町民の皆さんとの信頼関係という点で大きな影響を及ぼしますので、そうした地道な仕事の進め方も含めた体制もより一層強化をしていかなきゃならんというふうに思っているところであります。
 ご質問の1番目は、美しい山、川、海、人が躍動する交流と共生のまちづくりというのを具体的にどうしていくんだというご質問でございます。
 こうした山と海があり、自然もそれぞれ違ったよさがある、食べ物もある。そして、いろんな資源があるという町はそうないと思います。したがって、それをどう生かしていくか。そして、それぞれを生かしながら、結びつけて住民のため、それから地域発展のためにどう取り組んでいくかということは、香美町にとって一番大きな課題だというふうに思っております。
 合併直後から、そうした観点でいろいろな提案をし、また、町民の皆さんのご意見も聞きながら進めておりますが、議員もご指摘のように、今そのそれぞれについては少しずつ前へ進んでおるものの、一体的なまとまりが少し足らないという部分があります。したがって、これから合併3年目を終えて4年目に当たる来年度は、そうした今までのそれぞれの努力の積み重ねを一度総点検をして、その上でどういう方向でまとめて進めていくかということについて検討しなきゃならんというふうに思っております。
 それは、香美町全体の方向づけと同時に、その中で3つのそれぞれの区の特色を生かした方向で進めていきたいというふうに思います。
 香住の場合は、ご承知のとおりやはり海、山陰海岸国立公園、しかも今ジオパークをねらった形での整備というのを進めようとしていますから、そういう方向でもう一度海岸の美しさを再点検をして、それをどう観光に生かしていくか。あわせて、カニやイカやそうした水産資源をどうさらに活用していくかということについて、さらに一層検討をしていかなければならんというふうに思います。
 村岡、小代は、基本はスキーですけども、しかし、それに加えて冬以外の時期の高原やそれから滝やそれに伴ういろいろなよさをどう生かしていくかということについて、特に都会の皆さん方、団塊世代を中心に都会の皆さんとの交流を中心としたまちづくりというのを進めていきたいというふうに思っておりまして、細かくは、したがっていろんなイベントも行う、また定住促進も進めるというふうなこと等のいろんな課題を組み立てていかなきゃならんというふうに思います。
 そのために今まで地域を美しくしようということで、花つくり運動だとか、住民自らのあいさつ運動をはじめ、人間性を高めていくためのいろいろな取り組みもしておりますし、3町全体の一体性というふうな形での桜の植樹運動等もやってきたという経過がありますから、これやそれやをもう一度今、最初に言いましたように、点検をし、各地域ごとに今できているものはどうだから、これをどういう方向へ行こうということを、さらにその地域ごとの方向性を見出した上で香美町全体のそうしたまちづくりの方向をどうしていこうかということについて、今直接ご質問にはありませんでしたが、予告のありますフォーラムのようなもの、そういうようなものは来年の早い段階で、私自身もやる必要があるというふうに思っておりましたので、実行したいなというふうに思っております。
 そして、あくまで町が主導的に行うのではなくて、そうしたまちづくりは町民と行政とが一体となってやるという中で、お互いが認識をしてそしてこういう方向で進もうということで、それの上で自分の分担を決めて進めていただく。そうしたまちづくりを進めていきたいなというふうに思っておるところでありまして、そうしたほかの分野も含めて4年目に当たる平成20年度は、今までの合併をしてから進めておりますいろいろなまちづくりの第1段階における集大成をして、そして前へ進むという点検をする年だというふうな方向で進めていきたいというふうに思っているところであります。
 それから、病院の問題につきましては、議員もご指摘のように、老健施設の医師については100人について1人以上ということになっておりまして、その計算でいきますと、今回48人の定員ということになりますので、厳密には0.48人ということになります。主たる担当は、やっぱり常勤医師が担当することになりますので、今ご指摘のありました5人の医師の中から主たる担当をしていただこうというふうに考えております。それぞれの外来診療を持っていただいておりますから、そういうことができるのかどうかということになりますが、今想定をしております医師については、週に1日はほかから外来を応援に来てもらっている。その本来の医師は、検査とかそういうことをやっていただているというふうな時間的な対応ができることになっておりますので、その週のうち1日は基本的にこの老健のほうを担当していただくというふうにして、老健の場合には常時医師が必要ということではなくて、何かあったときの対応というふうなことになりますので、その医師には1日は老健の勤務をしていただき、あとについては実は5人の常勤医師以外に非常勤の医師数名、お願いをしておりますので、そうした非常勤の医師の方に分担をしていただく。場合によって、少し勤務の中で場合によっては半日ぐらい余分にお願いをするというふうなことを含めて、全体の調整をしたいというふうに考えているところでして、実態から見た運営を行う場合、可能だというふうな判断をしているところであります。
 数字の上では、実は今、香住病院のその常勤・非常勤の医師を医療監視の観点からの医師数といいますと、8.1人の計算になっておりまして、その中で香住病院の病院部門の必要数は7.38人ということで、0.72人の余力があるという計算になります。その中で、0.48分を充当するんだと、計算上はそういうことになりますので、少しぎりぎりの数字ですが、具体的な運営の中で足らない場合には、非常勤医師の勤務を変えていくというふうなことも含めて対応をしたいというふうに思っているところであります。
 それから、3番目の問題の県民交流広場の問題です。これは、県が法人県民税の超過課税で制度をつくって、全額県が対応するというふうな制度で、大いに活用しなきゃならんというふうに思っております。昨年18年度からスタートしましたので、小代区をまず最初の対象にしました。今年度、今、議員もお話しのように長井校区でというふうな形で進めようとしているところであります。
 これは、原則小学区単位にその地域の住民の皆さんの活動の場を整備していくというために、整備費1,000万と活動費を5年間で300万ということで、県から支給をしてもらえるというふうな大変ありがたい制度ですので、さらにこれからも多くのところで展開をしていきたいというように考えております。
 県が大変財政状況が厳しい中ですが、これは先ほど言いました、法人県民税の超過課税の分でありますから、その財源が決まっておりますので、決まっておってそれをその目的に使うということになっておりますから、今のところこれを縮減するというふうな予定は聞いておりません。かつ、計算上は県下の全小学校区をやっても対応できるというふうな計算ができておりますので、我々としたら、香美町の場合にも全小学校区でこういう取り組みをしたいというふうに思って、そういう姿勢で各小学校区の、特に地区公民館を主体とした整備ということをお話しをし、地域の皆さん方に進んで取り組んでいただくようお願いをしているところです。
 小代小学校区、それから長井小学校区については、取り組みを始めることになりましたけれども、ほかのところについて、少しどういう方向で整備をしたらいいかということについてわかりにくいというふうなことから、具体的な計画ができる段階まで至っておりませんけれども、極力この制度を使ってこの際整備をしてもらおうと。そのことが町の予算を使わなくて済む一つの方法ですので、そういう姿勢のもとに関係の皆さんに声をかけて検討をしていただいておるところであります。
 来年度は、したがいまして1カ所ということでなくて、できるだけ多くのところを取り組めるように一層進めてまいりたい。当初は、どんなことかということがわかりにくいという点がありましたが、小代小学校区それから今回の長井小学校区の具体的な計画が出てきますと、ああ、こういうものかということもわかってくると思いますので、そうした中における具体的な取り組みを急いでお願いをしたいというふうに思っているところであります。
 とりあえず、以上お答えしておきます。


◎議長(森 利秋) 後垣晶一君。


◎後垣晶一(7番) それではまず、病院の関係から再度お尋ねするわけでございますが、非常勤の医師も当然いらっしゃるわけですし、あるいはまた小児科の医師としては月に2日しか休まず、あとはほとんど常勤のような姿でいらっしゃる医師もおいでるというふうな状況の中で、小児科医は別としても、それ以外の非常勤の方でもっての0.72人分の余力があるので、それで対応は可能なんだというふうなことの答弁をおっしゃっておられたんでございますが、私、思いますのに、この老健施設、介護老人保健施設ということに正式にはなるんですけれども、この老健施設というのは、普通のまた特別養護老人ホームとは、これは性格が当然違うわけで、一般の町民からすると、今度の老健施設というものが特別養護老人ホームのような思いでいらっしゃる方々が、かなりの方じゃないだろうかなというような思いがするわけで、やはりこの老健施設というものはどういう施設なのかというふうなことを、やっぱり町民に十分周知を図らないと、あそこの病院の3階は特養みたいな施設らしいが、どっちかといったら下の病院というのが、病院の医師は現状わずかな5人ほどの常勤の状況だということになると、上にもとられる。そうすると、上の施設の延長みたいな内容の病院になってしまうんじゃないんだろうかなと。イメージがひとつトーンダウンするんじゃないかなというふうな、一般の方からもちょこちょこそういう意見も聞くんですし、自分としても全くそう思えんでもない、そういうような感じを受けるわけでして、そういうような思いをされて、患者というものがよその病院へというようなことになりはしないのかなと。
 それでなくても今、病院での入院患者は40名を切れておるというふうな状況の中で、やはりこの入院患者といいますものは、あそこでけがをした、手術をしてもらってそこで世話になる。ところが、香住病院では医師不足で手術ができんからよその病院だと。よその病院で手術を受けて、日にちがたってもうはや退院しておくれなという、早期退院をされた方がまた再度香住病院に世話になるというふうな方、よそからの要するに早く退院を余儀なくされた方の受け入れ場所みたいな形に、今なっているんじゃないのかなというような思いがして、本来の病院としてのやはりそういう患者に対するニーズにこたえなきゃならない施設であるにもかかわらず、そういうような状況になっておる。何となくイメージが悪くなって、よそによそにというような風潮になりつつあるわけでして、今の老健施設はこうなんですよ、それによって手をとられることはないんですよ、町民の安心・安全な患者の対応は十分対応できるんですよというようなことの、やはり町民に対する十分その辺の周知をすべきが、今後の病院の改善に向けても、先ほど来もいろいろおっしゃっておられたんですが、万全の注意を払いながら町民の負託にこたえていくということによっての改善を図っていくという、いろいろおっしゃっておられたんですけど、そのあたりが果たして、このままほっておいての状況だったら、かなり難しいんじゃないかなというような思いがしてならんので、そのあたりのやはり徹底した対応を特にお願いしておきたいと思いますし、そのあたりの今後の取り組みに対する町長の姿勢のほどを再度ご確認したい。また、取り組みの確認をしたいと思うのが1点。
 それと、同じ先ほどもちょっと小児科のことにふれたんですけど、小児科が月に2日の休み程度でほとんど常勤の状況にあるんですけど、少子化対策を考えるときに週に2日休んではいらっしゃるものの、何とかこれを常勤の体制になるような関係機関に対して強く要請をしていただくような行動を起こしていただけないだろうかなというような思いがしてならんのですが、それをすることによって現在の常勤医師が1人でも増えていくというようなことに結びつけば、やはり町民からもかなり好評を受けるんじゃないかなというような思いもするわけで、そのあたりの対応もひとつ力を入れてやってみていただきたいなと思うこと。
 それから、2点目のこの絡みでございますけれども、地の利を生かしたまちづくりですが、先ほども町長のほうでいろんな角度から検討されていらっしゃる中で、一体的なまとまりが今のところはっきり見えていないというような中で、今まで取り組んできた努力の積み重ねを検討してみたいんだというような中で、一つの方向性を生み出していきたいというお話もございました。
 そしてまた、私もちょっとここに触れておるんですけれども、「まちづくりフォーラムを実施してヒントを得ることも」ということにしておるんですが、このフォーラムについても新しい年の段階でできるだけ早く実施したいというようなお答えをいただきました。
 このことについて、ちょっと触れてみたいと思うんですが、このことも実は今年の10月の境港市に行政視察に行ったときの話を伺う中で、あそこの町は漁師町であるわけでして、魚以外に何をという見せ物もなければ、人に泊まっていただく民宿もないというような状況の中で、何とか観光客を多く呼び起こして、そしてそれらの方々によって漁業のまちを栄えさせる、すなわち相乗効果をもたらすべく取り組みをしていかにゃいかんじゃないかというようなことが、昭和63年だったかと思うんですが、そのころの役場の企画部の担当されておった黒目さんという方が、水木ロードに力を入れられて現在の姿になっておるんですけど、その方がやはりこういったまちになってきた、また、したきっかけというのが、地元、ちょうどたまたまその水木先生は境港市の出身者でもあったようですし、そして境港市から出ていらっしゃる有名人がかなりいろんな場で活躍されていらっしゃる方がおいでるようで、そういう方々によって境港市の今後のまちづくりについて言いたい放題語ってもらったと。
 また、そういう場を持ったというようなことからヒントを得られて、現在のああいう姿になっておるんですが、こういうフォーラムを持つにしても、常というよりも、いつも寄っていらっしゃる方々、何をしても、例えば行政改革検討委員会のメンバーにしても、いろんな過去の合併協議会のメンバーにしても、何かいつも同じような方々の寄り集まりの方々で、検討・協議がなされておるということを考えますときに、常にそこにおる人たちというものは、どうしても幅が狭くなって考え方が狭くなってしまうんじゃないかなというような思いがしてならんわけであります。
 やっぱり、出てくるいろんな話というのがありきたりの話であったり、平凡な話であったりというようなことに終始してしまって、どうもそれじゃ一般の方々から余り興味のわいてこないようなことに往々にしてなりがちじゃないかなというようなこともありして、その境港市の場合には、もとはその地に生まれ育った方だけど、都会に出られて成功されている、そういう方々はやはりその地を思い、地域をよく知っていらっしゃる。そういう中で、これからのそのまちをどういうふうに方向づけたらというようなことは、常におる者よりもやはり外から見られた意見・発想というものがかなり本当に、方向転換じゃないけれども、いい案を提供してもらえるというようなことを言っておられて、今後、来年度でもこのフォーラムを実施していただくについては、そういう角度からの人たちをこのメンバーに入れて、今後のまちを語っていただく。夢のあるまちは、こういうふうな姿なんですよというような、やっぱり町民に対してアピールしていける、また観光客にもそういったことが知らしめられるような姿のフォーラムをひとつしてやっていただきたい。そのことに対してのひとつご回答をいただきたい。
 それからもう一つ、2番目の関係ですが、もう1点だけちょっと触れておきたいんですが、今、この香美町というのは海の資源と山の資源、資源というのが主に漁業関係であり畜産関係になるんですが、山では牛、牛といったら副産物に牛ふんが出る。海岸線ではカニ殻が出る。このものを有効に活用、その資源をやはり活用して、そしてこだわりのある農産物、今それぞれがつくっていらっしゃる農産物には、もちろん牛ふんも使っていらっしゃる人もあるし、カニ殻を使っていらっしゃる人もありますけれども、それは全体的に見れば一部の人であって、この香美町から生産される農産物は、この地元での資源を循環させてつくった農産物なんだというふうなことのアピールによって、自然に優しい、環境に優しい、そして健康にもいい、一つのそういう野菜であり米でありという位置づけでもっての、よそから見えるお客さんたちにもアピールをし、そしてまた地産池消を進めておる今の姿の中で、それらを民宿に大いに活用していただくというような取り組みを、この時期になって、まあまあそのうちにというようなことではなかなかそういう形づけができませんので、やはり行政とJAとがひとつ一体になって、私は、資源を無駄にしない循環型の農業を進めるべきじゃないだろうかなという思いが常々してならんわけです。そのあたりの取り組みについての町長のひとつ見解をお聞かせをいただきたいと思います。
 それから、みんなが集う場づくりのこの事業でございますが、より1つでも多くの小学校区での対応を来年度取り組んでいきたいという答弁をいただきました。
 参考までにちょっと触れてみたいと思うんですが、新温泉町では18年度末で5地区されておって、今年2地区の計7地区で実施、取り組まれております。香美町の場合は、今年で2地区ということで、かなり新温泉町では積極的に町の財政に影響しない県からのお金で、こういった取り組みをなされているということを考えるときには、もう少し今まで積極性が足らなかったのじゃないかなという気がしてならないわけで、来年度に向けては、この近隣にしましても、余部あり佐津地区あり、あるいは村岡でも射添地区あり兎塚地区ありという小学校区が、大きな地域はなかなかいろんな諸問題があろうかというように思うわけですが、そういった地域の生きがいと活力のあるまちづくりを目指すためには、これらをそういう地域もやはり含めて検討の中に入れていただいて取り組んでいただくことが、地域の方々に喜んでいただけるんじゃないかなというふうに思いますので、いろいろと申し上げたわけでございますが、そのあたりについての再度お答えをいただきたいと思います。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、病院の問題ですが、お話しのように最近やや、いろんな条件がある関係だと思いますけども、香住病院に行かれるのが高齢者でなおかつ簡単な病気というふうなことになりつつあるというような状況はあります。これは、豊岡病院が整備されたこと、時間的に30分で行けることなど、いろんな問題があると思います。
 これからの問題として、公立病院の使命というのは、病院先にありきで、そこへどんどんお客さんを呼ぶということも必要ですけれども、住民の側に立って地元の病院の役割は何かというふうなこともよく見きわめてその役割を果たしていくということが必要ではないかというふうに思います。
 現に、医師確保が大変難しいという状況の中にあっては、住民の皆さん方の選択として、同じような時間でならいい病院に行って十分に診察を受けようというふうな意向も強くなりつつありますので、そうした意向も踏まえた上で、香住病院の分担をする役割というのを、はっきり現実的な役割を考えて取り組んでいかなければならんというふうに思っておりまして、それはやはり高齢者の皆さん方の対応はやっぱり身近なところということで、香住病院で対応できる。それは、単に先ほどのような特養的な部分だけではなくて、高齢者の皆さんが、外科的な要素でも泌尿器科の要素でも整形の要素でも、そういうものについてはやっぱり香住病院で対応できるという機能を強化していかなければならんというふうに思います。
 したがって、現在も整形外科は常勤医師がないというような状況にありますけれども、何としてもそれらを早く確保するための努力をしていかなければならないと思いますし、そうした中で老人以外の方も利用いただくような病院に持っていきたいなというふうに思っているところであります。
 また、小児科の問題につきましては、もともと常勤の医師がおられなくなった後、緊急な対応として明石の市民病院を退職された先生に現在は来ていただいておりまして、先生のご都合で月に2、3回は明石のほうへ帰りたいというふうなことから、こうした取り扱いをしているものです。ご理解いただければ、こちらにずっと住んでいただいてということになりますが、余りご無理もお願いをできないものですから、現在のような状況で、少なくとも外来については十分な対応ができるというふうな形で取り組んでいるところであります。こちらにずっと住んでいただければ、入院も対応できるんですが、今、そうしたことから入院はとっていないというふうな状況で、そういう点が若いお母さん方にとっても何かあったら豊岡病院なんかに入院をさせなきゃならんという不便がありますので、高齢者と同時に、少子化の中における子供の対応もやっぱり身近なところでやることが必要ですので、努力はしていきたいなというふうに思います。
 今、当面現在の先生が積極的に診察をしてやろうということで取り組んでいただいておりますので、その中においていろいろとまたご無理もできることはお願いをしてまいりたいというふうに思っているところであります。
 それから、まちづくりフォーラムの関連でのご提言をいただきました。確かに、いろんな角度から取り組んでいかなければならんと思います。もう合併して3年たちますと、いろんな会合に常時出ていただいておるような方のご意見というのは、大体聞いているというような状況になりますので、そうした意見とはまた違った角度からの斬新な意見を求めなければならんというふうに思います。
 合併後からそうした観点で、少し中長期的に香美町づくりをしてもらうという観点から、30代の皆さんを中心に若者まちづくり懇話会というので、いろいろな自由な立場からの意見交換をしていただいておりまして、平成17年度、ずっと詰めた議論をして、第1回のまとめをしていただきました。その後、18年度が少しちょっと中断していたんですが、せんだってからまた再開をしていただいて、メンバーも一部入れかえる中で、今度はできるだけ自主的なことをやっていこうということで、やっていただいておりますので、そうした意見も大事にしたいと思いますし、今お話しのフォーラムの中には、そうしたできるだけ、例えば今の地域の責任者のような方でなくて、若い世代の人ないしは議員からもご提案のようなほかの地域もよく知っておられて、そうした観点から提言のできるような方なんかも含めて意見をいただくような場にしたい。
 あわせて、私の言っているフォーラムというのは、単に形式的に何人かが壇上に上がって、そこで意見を言ってもらうというだけではなくて、住民も含めたいろいろな意見交換のできる形をやってみたいなというふうなことを思っております。今まで、町政懇談会という形でそれぞれの地域に出向いて、町の側の一方的な説明をして、それに対する出席者の意見を求めるというふうな形をとっておりましたが、3年たちますので、今度は逆に、集まってこられた皆さんからどんどん意見を出してもらって、それに町が答えていく。そんな形で自発的な意見の集約をするというふうなまちづくりフォーラムというのを、来年度の早い段階でそれぞれやって、そういう意見をもとにしたまちづくりの方向を展開していきたいというふうに考えておりますので、ご提案につきましては十分参考にさせていただきたいというふうに思います。
 また、牛ふんとカニ殻による新しい環境創造型の農業の展開についてのご提案がありました。まさに、せんだって有機センターも新しくできました。今まで、少し堆肥の品質に問題がありました。水分を完全にとれないような仕組みになっておりましたが、今度はかなりそういう槽も増やして遜色のない堆肥ができるというふうな機能アップをしましたので、中心は牛ふんからの堆肥ということが中心になりますけれども、それとあわせてあそこをそうした環境創造型の農業を進める、まさに香美町版の農業を進める1つの拠点として、カニ殻と牛ふんとのブレンドによる新しい堆肥の生産についても、研究はもう来年度から取り組んでいきたいなというように思っておりまして、そうした形で、香美町らしさ、香美町の資源を有効に活用しながら、さらに香美町創造の新しい農産物の生産を行う。そして、その農産物を観光にも活用していく。そうした一体的なことができる町が香美町ですから、そうしたほかの町にはできないことを進めていきたいなというふうに考えているところであります。
 最後の県民広場の問題につきましては、確かに豊岡市も実はかなりの件数を今年度取り組んでおりまして、なぜ香美町ができんのか、去年の段階から私も職員にもどんどん地域の責任者の皆さんに話を持っていって取り組んでもらうようというようにお願いをしておりますが、少しまだ、「よっしゃ、やろう」というふうなところができていない部分が多くあります。町のほうで、もう少し具体的なメニューをつくって、こういう格好だったらできますよというふうなことも含めた指導といいますか、助言をしていかなきゃならない、その部分が足らないという点もありますので、そうした検討をして、提言をして進めてもらいたいなというふうに思います。
 それぞれの地域は、地域局がありますし、また、校区ごとに職員がおりますので、そうした職員が自分の地域の問題としてとらえて考えていく。そして、地域の関係者と協議をしながらやっていく。何としても県の費用でやっていただけるものですから、ほかの団体はいざ知らず、香美町にとっては、これは大いに活用させていただくことが今最も必要なことですので、そうした努力を進めてまいりたいというふうに思っております。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 後垣晶一君。


◎後垣晶一(7番) 最後に1点だけちょっとお尋ねしますけど、町のイメージを高めるために、今、町長車には前のドアに張っておられますね。ああいうシールを公用車全体に、香住の、香美町の矢田川温泉だとか、おじろんだとか、いろんなそういうものがあるんですが、そういうものを張って……。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今、試行的にやっておりますが、順次拡大をしたいというふうに思っております。
 それから、時期的に香美町の売り物は変わってきますので、絶えずああして、豊岡市方式ではなくて、張りかえをしていくと。あれは、実は職員が手づくりで作成費用がほとんどゼロというような格好でやっておりますので、これからもその方向で進めていきたいなと思っています。
 せんだってもある人が、「町の車だけでなくて、我々町民の車にも使えないのか」というふうなお話もありましたので、そういう方向もこれから考えていって、町も町民も含めておらが町をアピールしていく、そんな町の体制に持っていくことも非常にいいことだなと思っておりまして、拡大をしていく努力をしていきたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 以上で、後垣晶一君の一般質問を終わります。
 次に、岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 岡田公男でございます。一般質問を行います。
 私は、周辺地域に住む住民として、今の与えられている立場から、12月議会には冬期間の大雪、豪雪時の除雪対策、対応について伺っておかなければなりません。
 町行政により、道路、地域環境の整備を行っていただいておりますが、雪が降り積もれば、一変して道路、生活事情が悪くなってまいります。町長は、私の9月定例議会一般質問で、町内地域差があるとするならば気象的な差であると答弁をしていただいております。その念頭のもとに、当初予算除雪費1,500万円に9月定例議会で補正5,000万円上乗せ、6,500万円として積雪周辺地域の実態をよく知っていただき、理解されて住民への生活環境、安全安心を確保する町長の意思が示されています。
 例年どおり、それ以上に行っていただけると思いますが、改めて通学・通勤、日常生活に狭小町道の維持、豪雪時、町県道を挟んだ両側の住宅、構造物を守るための屋根の雪おろし時の、次に、高齢者、独居世帯が安心して生活できる対応についてお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 岡田議員のまず除雪対策についてのご質問にお答えしたいと思います。
 基本的に昨年と同様の対応をしたいというふうに考えております。昨年といいますか、いわゆる昨年、一昨年も含めたと同様の除雪対策をしたいというふうに考えております。そのために、現在6,500万円までの予算を組んでおりますが、雪のことですからわかりませんので、これがさらに必要であれば当然のこと予算措置は行うという前提で、とりあえず6,500万円の予算措置をしているということで、ご理解をいただきたいというふうに思います。
 具体的には、新温泉土木事務所の対応と同様、出動の基準としては15センチ以上ということを原則としておりますけれども、天気予報等から、今15センチでなくても、しばらくすれば15センチぐらいまで降るというふうな状況判断の場合には、10センチぐらいからは出動するというふうな昨年と同様の対応をしたい。あわせて、早朝の対応が必要ですので、通常の積雪時では午前8時までに全線が通行可能になるということを前提をした対応をしてまいりたいというふうに考えております。
 除雪路線につきましては従来と同様ですし、新たに必要な路線については追加をしていきたいというふうに考えております。
 具体的に、今年度追加になりましたのは、町道の部分として、長板バイパスができましたので、旧道の部分について町道移管がされていますから、あの部分は町の除雪区間というふうな位置づけをしております。いつ雪が降ってくるかわかりませんので、11月28日には除雪計画をもとにした関係者との打ち合わせ等も行っておりまして、せんだってには除雪機械の試験点検も行ったところであります。万全の体制で、本庁、地域局、それぞれ分担をしながら対応したいと思います。
 なお、地域局の職員が、一昨年のような豪雪になりますと手不足になる、不足するというふうなこともありますので、せんだっても中で本庁に勤務をする村岡及び小代の区内に在住する者については、村岡、小代の地域局の職員が足らないというような状況の中にあっては、こちらに来て仕事をするよりも地元で順番で除雪対応をする。そうした臨時的な職員配置についても行って、まずは除雪を最優先するというふうな体制を組んでいるところであります。
 具体的なご質問の集落の狭い道路につきましては、従来から地元の皆さんに個人や集団で除雪をお願いしております。しかし、その限界を超しているような場合には、随時地域局単位に判断をして対応したい。要は、地域の住民の皆さんの生活に大きな支障のないような対応をするということを大前提にして、一定の基準のもとに取り組んでいきたいといううふうに思っております。
 したがいまして、たくさん屋根に雪が降って雪おろしをした、その雪おろしをした雪が道路を分断するというふうな場合にあっては、一斉に雪おろしをしていただいて、そこに県土木と連携をとって排雪をすると。一昨年、豪雪時にも取り組みましたが、そうした対応についても地域の区長さんや関係の皆さんと協議しながら、ここがやりどきだというときを判断して対応したいというふうに考えているところであります。そうした取り組みをしながら、雪に対する支障のないような対応をしてまいりたいというふうに考えているところであります。
 高齢者の方のことについてもお尋ねがありました。お年寄りの方の雪おろしの問題につきましては、一昨年豪雪のときに大変問題になりました。その反省を踏まえて、18年度から今まで各町であった制度を整理して、香美町としての制度をつくっておりまして、1世帯当たり、まず費用の面では、町と社会福祉協議会とが一緒になって1世帯当たり年間3万5,000円の助成をしようという制度をつくっております。これは、雪おろし作業を業者に委託すると一般的に1時間4,000円で、1回当たり延べ10時間ぐらいかかるというふうに聞いております。そのうちの4分の1、1,000円、1時間にすれば4,000円のうちの1,000円を助成しようということでして、ですから10時間ですと1万円、1回当たり1万円になります。大体3回以上される世帯が多いということですので、3回で3万円になりますので、3万5,000円というのを限度にしているところであります。
 ただ、午前中のご質問にもお答えしましたように、高齢者の方は体力とかいろいろな問題で自らの屋根の雪おろししかできないということについては、100%どなたも共通しておりますので、それに対する対応はありますけれども、経費の負担という点については、それぞれの所得によって違いがありますので、今のように4分の1という負担であると同時に、これもすべての人ということではなくて、対象として、1つは年齢的には65歳以上のひとり暮らしの方、それからひとり暮らしの障害者の方、それから75歳以上の高齢夫婦のみの世帯の方、それから65歳以上の高齢者と障害者の二人暮らしの方というふうな、まず除雪が、屋根の雪おろしがなかなか難しいというふうな方で、かつ所得の上では本人や扶養義務者の町民税が非課税か均等割のみである方であるというふうな制限を設けさせていただいているところであります。
 こういう形で運用をしながら、これから1年、2年、実際の対応をする中で、新たな問題が起きればさらにそれらの制度の改正等についての検討はしていきたいというふうに思っております。
 こうした制度とは別に、まずは何といったって、除雪、屋根の雪おろしを早くやることが肝心です。しかも、今の制度は業者等に頼んで金の要るということですが、できればお互いが近隣、それからほかの地域の皆さんがボランティアとして無償で雪おろしを手伝ってあげるというふうな仕組みをつくることが最も望ましいことですので、これも昨年から、特に香住区の皆さん、村岡、小代は雪があっても香住がないというのが多く生じることですので、香住区の皆さんに小代区や村岡区の除雪支援ボランティアというのを組んでもらって対応していただこうと。社協が中心となってその取り組みをしていただいております。
 昨年、実際には屋根の雪おろしをするほどの状況に至りませんでしたので、出動はしていただいておりませんけれども、昨年の段階で登録をいただいたのが、グループで14グループ、人数で52人の登録をいただいておりまして、この方を中心にさらにそうしたボランティアグループの拡大を図りながら、まずはこうしたボランティアの皆さんにやっていただく。それで対応できない部分を業者に頼んでいただく等有償の方法でやっていただいて、その要った費用についての一部については、社協と町とで補てんをさせていただく。そんな形で雪に対する対応をしていきたいなというふうに思っているところであります。
 そうした仕組みと同時に、やはり近隣で助け合うというのが大前提ですので、その集落内におけるお互いの助け合いの展開というのもさらに一層進めていただくような土壌を、町としてもつくってまいりたいというふうに思っているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 職員には、それぞれの担当職務以外に、それと大きな重労働、負担、心労を煩わすことになります。ただいま町長より、事態によりそういった対応は除雪時も行っていきたいということ。それから、一応基準は15センチでありますが、京都府では10センチ以上対応ということが言われておりますが、町長のほうから本町においてもそういった場合によって対応したいということをお聞きいたしました。
 そこで、平成18年12月定例議会におきましての一般会計補正予算審議において、同僚議員が、除雪対応が旧3町まちまちであると。そういったことはいかがか、統一されていないと。香美町としての考え方をということに対して、公私の区別をはっきりさせて最終的に統一したいと考えるという趣旨の答弁をされておりますが、今日そういったことでの統一は行われているのか、その点を確認させていただきます。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ちょっとまず先ほどの答弁で、少しちょっと制度を間違えてご説明しておりました。その香住区の皆さんが中心の除雪ボランティア隊というのは、屋根の雪おろしも含めてということを言っておりましたが、その部分についてはやっぱり一般の人では危険性もありますので、そうした家周辺の除雪ないしは屋根から雪をおろした後の排雪、そういうことを中心としたボランティアとして当面取り組むということにしております。ちょっと私は誤解をして説明をいたしました点については、おわびをしたいというふうに思います。
 それで、先ほどの除雪対応の問題につきましては、3町間のそういうことの調整をしたものが今、私が説明をしたものだというふうにとらえておりますが、少し具体的な経過も含めて建設部長から答弁をさせます。


◎議長(森 利秋) 建設部長。


◎建設部長(田渕和正) それでは、岡田議員にお答えしたいと思います。
 旧3町における除雪の方法というのは、雪の量等も違いますので、当然対応も違っていたということが合併時にはあったわけでございます。
 それで、平成17年の12月から18年にかけましての豪雪のときに、かなりそういう対応の、言いますれば差というものが出ておったというふうに思っておりますので、昨年は幸いにして除雪に関しましては雪の量が少なくて、年間を通しまして一番多いところで12回ほどしか出ておりませんので、そういった差は見られなかったというふうに思っています。
 今年につきましては、そういったことの反省を踏まえまして、雪の量に応じたといいますか、そういった形での対応をしていきたいというふうに思っております。
 体制的には、先ほど町長が申し上げましたような内容の体制をとるわけでございますけれども、一番問題になりますのは、平常の雪の場合の対応が一番問題があろうと思っておりますので、先ほど申しました15センチというのは、既に積雪が15センチある場合という対応でございまして、天気予報等によって注意報、警報等が出ておる場合につきましては、たとえ早朝であろうとも10センチの積雪でも対応するというようなことで進めてまいりたいと思っておりますし、それから大雪に関しまして、特に1日のうちに2回の除雪をするというようなことが当然あるわけですので、それにつきましても常時パトロール等を強化した上で、天気の状況を見ながら1日2回の除雪も進めてまいりたいというふうに思っております。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 町内全域公平な除雪対応が行われるということで、大変ありがたいことでございます。生活を維持していくため、以前は県外などへ冬期間就労に出向かれていました。現在は、会社勤務、朝早く通勤されています。そういった中で、不可抗力、災害・事故の事態でない限り、遅刻は認められないと思います。当初申しましたように、今年の冬も、積雪時住民が救急時なり、日常生活に安心、そして通勤、児童・生徒は通学できる状況が確保されることを求めて、次の項目に入らせていただきます。


◎議長(森 利秋) 質問の途中ですが、岡田議員、ここで暫時休憩をしたいと思います。再開は25分といたしますので、よろしくお願いをいたします。
                              午後2時16分 休憩

                              午後2時25分 再開


◎議長(森 利秋) 会議を再開いたします。
 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) それでは、さきに各同僚議員が質問されました。それに対しまして、町長答弁を伺っておるところでございますが、私も整理しておりますので、改めて新年度予算、事業に取り組む基本的考え方ということでお伺いをいたします。
 新しい町になって4年目を迎える平成20年度は、事務事業が一体化されて財政の健全化へ本格的に取り組む、取り組みしていかなければならない新年度であります。
 そこで、1つに、町民福祉の向上につながり、将来に希望の持てるものですか。
 2つに、何に重点を置かれますか。その施策は、新たに取り組む目玉となる事業はありますか。
 3つに、歳入歳出の均衡をどのように行うものですか。地方交付税の増は望めない。税収の増加は望めますか。見通しはどうですか。
 以上、お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 来年度平成20年度は、ご指摘のように合併をして4年目になります。この3年間は、厳しい財政状況という船出でしたが、いろいろな町の将来を考えた対応を、先ほどもほかの議員にご答弁しましたように、それぞれの部分ごとに対応をしてきたというふうな嫌いがあります。したがって、3年たった、4年目に当たります来年度は、それらを一遍整理して、香美町の進むべき方向に合わせて足らざる部分を補いながら、町民の皆さんに、ああ、香美町の進んでいく方向を町当局はこう考えているんだということを、より鮮明に理解していただくような政策展開をしてまいりたいというふうに考えております。
 ただ、その前提に、厳しい財政状況は依然として続きますし、午前中にもご答弁したような県のいろいろな行革もさらに追い討ちをかけるというような状況にありますから、予算的に大きな前進はできないにしても、まちづくりの方向は具体的に出していくというふうな形での対応をしたいなというふうに思っております。
 それをご質問のような町民福祉の向上につながるかどうかにつきましては、個別に対応していかなければならないと思いますが、少なくともこういう方向で町をつくっていこうという行政と町民とが一体となって進んでいく道しるべといいますか、方向づけはきちっとしてまいりたいと。それを平成20年度の位置づけというふうに考えております。
 そうした中で、2番目の何に重点を置くかということですが、これにつきましては、合併当初から本町の進むべき方向として、私なりに提示をしております方向を進めていきたいというふうに思います。
 その中でも、特に観光を中心とした産業の振興、特にこうした本町のいろんな資源を有効に生かした産業の振興を一層進めてまいりたいというふうに思います。
 2つ目は、少子・高齢化への対応という部分で、これはもう待ったなしに対応を可能なことから取り組んでいかなければならない。そして、将来のあるべき姿というのを出していく、方向づけをしていくということをやっていきたいというふうに思います。
 あえて3つ目を挙げますなら、やはりそれらを進めていく上での大きな問題はアクセス、道路を中心としたアクセスの整備だというふうに思います。
 町が自らできる部分はわずかですけれども、県や国のそうした計画を早く実現するような、実現をしていくための取り組みというのに積極的に対応したいというふうに考えておりまして、その個々につきましては、観光面では例えば香住では、先ほども一部ご答弁しましたが、山陰海岸そのものをさらに活用していくといいますか、有効に利用していくためのジオパーク構想との関連における取り組み、それから山のほうでは、スキーがこうした温暖化の中で計算ができないというふうな状況の中にあって、スキーとさらにプラスアルファの四季型観光としてどう展開していくか。グリーンツーリズムを中心とした新たな観光システムをつくっていくということを進めていかなければならんというふうに思っております。
 また、いずれにしても観光は、都市の住民の皆さんに来ていただくことですので、都市との交流を一層活発化してまいりたいというふうに思います。
 合併前から、村岡は門真市と、それから小代区は尼崎市との長い交流ができておりますので、そうした基盤の上にさらに一層どんどん香美町に来てもらうというふうな形での交流を進めていく必要があります。香住には、そうした交流の相手がありませんでしたが、幸い吹田市との連携ができるようになりましたので、吹田市は香住だということではありませんけれども、当面はそうした一つの分担をしながら、それが全部香美町全体の地域間交流につながるような形で、都市との交流というのも来年度さらに積極的に進めていく大きな取り組みをしてまいりたいというふうに思います。
 少子・高齢化への対応の部分では、これは少子・高齢化に限定しておりませんけれども、高齢者をはじめ障害者等福祉の問題が大きな課題ですが、町そのものの財政の問題もあり、県の先ほどもお答えしましたような制度の縮減というふうな中にあって、最終的にはやはり町民自らがお互いに助け合うといいますか、連携し合う中から、地域の福祉の向上を図っていくということが必要ではないか。
 町民ボランティアという表現はちょっとおかしいですが、私は町民の皆さんがいろんなボランティアに参画していただくような町民運動というのを来年度展開したいと思います。それは、いわゆる福祉のボランティアだけではなくて、今までから進めてきております花づくりだとか、人づくりだとか、人づくりの中には登下校のボランティアとか見守り隊だとか、いろいろな今まで積み上げてきた町民のボランティアがあります。それらを総集編のような形で、ボランティアという表現がいいのかどうか別に、自主活動というそうしたものを編成をして、そのどれかに、ないしはその2つ、3つ、町民は参加をしていただいて、自分のできる範囲のことについて取り組んでいただく。そうしたシステムをつくっていきたいなと。そのことが、福祉の面でもより一層、ある意味ではお金を使わずに効果を上げるということになるのではないかな。余りそういう部分だけを強調しますと長続きしませんけれども、そこは町民自らがお互いが助け合う、協力し合うというふうな機運の高まりの中で、そうした制度というかシステムをぜひともスタートさせたい。そういうふうに考えているところであります。
 アクセスの問題につきましては、午前中からも話がありますように、やはり町内交流、それから阪神間との連携ということを中心とした取り組みと、もう一つ喫緊の課題はバス対策、これも誤りないような方向づけをして、町民の皆さんの足が円滑に確保できるような対応をしてまいりたいというふうに思っておりまして、そういうことを中心として、先ほども言いましたような香美町の将来に向けての総合的基盤づくりの最初の年、それを4年目に当たる平成20年度というふうな位置づけに持っていきたいというふうに考えておるところであります。
 じゃ、そういう中で財政的な均衡が図れるのかというご質問です。午前中のご質問にも一部お答えしましたが、20年度については歳入の面で約4億ほど、今年度と比べて減るというふうな形が想定されます。歳出のほうは、逆に6,000万ほど少なくて済む。逆にプラスになるということですが、差し引きして3億4,000万ぐらいの不足が生じることになりまして、当初は2億2,000万というふうな想定をしておりましたので、1億2,000万ほど計算上も増額をする、不足が増額するというふうな状況にあります。
 当初の2億2,000万になりましても、新たな行革をしていく必要がありましたが、さらにその行革の点検を強化してこれを乗り越えていかなければならないというふうに考えておりまして、これらの取り組みをこれから精力的に行って予算編成をしてまいりたいというふうに思っております。
 そうした少し不足額が増えました大きな原因は、議員のご質問にもありますように、交付税が当初予定したよりも1億ぐらいさらに減るということが予想されるということが大きな問題でして、この問題は当面はやむを得ないにしても、今後における再来年、その次、将来にわたる問題としては、やはり強く国に訴えていかなければならない課題だというふうに思っております。
 税収のほうも固定資産税が少し、これは制度の改変によって増えるというふうな状況はありますけれども、景気の変化による税収増というようなことは全く見込めないというふうな状況にありますので、何としてもこの危機は行財政改革によって経費の節減を図りながら取り組んでまいりたい。その取り組みも極力町民の皆さんのサービス低下につながらないよう、可能な限りにおいて庁内における縮減をまずは見出してまいりたい。そんな姿勢で取り組んでまいりたいと考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 少子・高齢化、本当にこれはもういつも言っておっても、本当にこれ具体的にこうすればということは難しいと、私は思います。ある村岡区で40世帯ぐらいの集落においても、今の小学校6年生が1人おる。その人が小学校を卒業したらもう小学生はゼロ、あと3人ほど幼児がおるというようなことで、大変な、これ本当にそういった対策というものは見出せない。
 しかしながら、今日の町長の行政報告にもありましたが、都市の女性との交流でそういった誕生が期待されるということをお聞きいたしました。そういうことをこれからも積極的に行っていただくことが大事であるというふうに思いますし、今、それぞれについてお伺いいたしました。私は、やはり今の香美町の現況、現状、これからそういったことで改善に向かって取り組んでいくという大事な年という中で、私はそういったことをよく知ってもらうことが大事であるという観点に立って、町長は町政懇談会、そして区長会などで精力的に説明等が行われて今日に至っておりますが、そこに出席される方はいつもそういった関心を持っていただく同じ人のように思えるわけでございます。
 そういった中で、いろいろな場所で話を聞いたり話をする中で、正しい理解が得られていないように私は思います。やはり正しく理解していただくために、いま一度町民の皆様に、香美町の財政危機の現実、こういうふうな状況に至っているんだというような要因、それから実質公債費比率でよく言われておるわけですが、夕張市の窮状との相違、それから健全化目標年度を明確にして、行財政、それから町政の運営を進めていくんだという方針、町民にはこういった負担を求めて協力を得るというような事柄を明確に示して理解と協力をしていただくことにより、そのことによって早期に円滑な町行政運営が行われるのだというようなことを、わかりやすく文章等で再度、町の広報紙、文書等で徹底していただくことが大事ではないかなということを私は感じて求めるものですが、いかがですか。


◎議長(森 利秋)町長。


◎町長(藤原久嗣) 確かに議員の言われますように、28.8が表に出てから今日までの1年ちょっとの間を振り返りますと、町民の皆さんも徐々に本町における財政状況はこんなものかということについての理解は深まっております。しかし、まだその深まり方には、関係の深い方と薄い方とによる濃淡がありますし、さらにもう一つは、まあそうは言っても何とかなるだろうというふうなお気持ちもないことはないというふうに思います。
 しかし、こうして次から次にいろいろな新しい課題が出てくるという中にあっては、より一層、議員も今ご指摘のように、正しい現状を町民の皆さんにもう一度認識してもらうということは、我々が理解、協力を得るためにはぜひとも必要なことだというふうに思います。今までのいろんな町政懇談会等でとっておりました方法も、少しの効果はあってもまだ十分ではないということを私自身も反省しておりますので、ご提案のような方向での具体的な対応について、先ほども言いましたような、平成20年度はいよいよ、財政的な問題は別にしてまちづくりに前へ進んでいくという年ですので、その前後にそうした町民の皆さん方に改めて現状と将来展望を認識していただくための手段を考えていきたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 町長は、いつも何においても逃げることなく、真正面から向かっていく姿勢で今日に来ておられます。そういった中で、今日も午前中にありましたが、兵庫県の行革素案が発表されています。2008年から2018年度の行革効果額、歳出削減7,630億円のうち、投資的経費、建設事業削減などとして2,000億円とあります。このことが町道福岡中大谷線の県の過疎代行事業に影響は及ばないのか、私は心配、懸念いたしておるところでございます。
 本日、町長の行政報告に「県道茅野福岡線のバイパス事業として実施していただくことになりました」とありまして、少し安心をいたしておるところでございますが、これが工期完成まで長期間要すのではなく、間違いなく事業が進んでいくのか、見通しについて。それから、このような今日の行政報告にあるようなことに変更になった事由は何なのか。そして、そのほかの継続事業について、午前中にもありましたか、見直し等建設投資的なものの見直しなり変更ということは必要だというふうに申されましたが、そういった点について継続事業にどのような影響が見通しされるか、再度お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 県の今の行革案でいきますなら、だれしも、一番金額的に大きいのは公共投資部門ですので、そこからまず精査を、整理をしていくというのが一般的手法です。
 私も、今回の県の案が出ると同時に、この福岡中大谷線の問題についてはどうだろうかということで、担当部長からも直接県庁の担当課のほうへの確認をさせております。しかし、これからのいろいろな事業は別にして、これについては予定どおりといいますか、いわゆる根本的な見直しはしないということの返事をもらっておりますので、今日の行政報告で報告をさせていただいたというふうな状況にあります。
 ただ、今後心配しますのは、今、行革の素案を出してこうしてそれぞれの立場でいろいろと意見を言いますから、県の側からすれば、当初の計画が崩れてくる、金額的に縮小されるという中で、再度いろいろな問題が出てくると思います。
 その上で、これをやると言っていてやらないということにはならないと思いますが、今、議員もご指摘のように、工期を若干延ばすというふうなことが起こる可能性が一般的には考えられます。したがって、そういうことのないように、これからは一層あの道路の緊急性、必要性について強く要望してまいりたいというふうに思っております。
 なお、過疎代行事業から県の事業へ変わりましたのは、若干県内部における議論の中だったというふうに思いますが、やはりこうした県として厳しい状況の中で、過疎代行というのは単純に言えば町がやる事業をかわって県がやるということになりますから、そんな仕事はやっぱりこの際二の次になるんじゃないか、やっぱり県が必要なものをやっていくということではないかということから、改めて県としても点検をされる中で県としてやるに必要な緊急性のある道路というふうな判断をされたというふうに聞いております。
 なお、これ以外にどういうことが起こる可能性があるかということですが、午前中の行政報告で申しましたように、1つは境バイパスが少し工期のおくれというのが懸念をされます。それから、行政報告では言っておりませんが、小代区内の大谷バイパスについてもその懸念をしておりまして、何とか最小限度の影響でとどめるように、それぞれについて関係先に強く求めていかなければならんというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) そういった影響は懸念される、しかしながらという町長の強い意志をお伺いいたしました。そういったことの姿勢のもとで、ぜひとも今後も県なりとの交渉なり要望、そして進めていただくことを求めるものでございます。
 そういった厳しい状況の中でどういったことをということについても、さきの同僚議員の質問に対し、人件費のさらなる見直し、削減というようなニュアンスでの発言がなされたと、私はとらえておるわけでございますが、やはり職員は町民の福祉向上に与えられている職を誠実に行っていただく。その対価としての待遇は保障していかなければならないと私は思うわけでございます。その上に立って、そのほかさらなる見直しということになるならば、一般事務費経費の節減、事務事業、内部体制機構の見直し等による必要は出てこないものか、ないか、その点についてお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 経費の節減のためには、あらゆる分野についての総点検をしていかなければならないというふうに考えております。もう既に平成18年、19年と2年、いわゆる行革をやってきましたので、よく言いますように、少し水気を含んでおったタオルがかなりもう乾いてきている。その中でさらに絞ることになりますので、ある部分だけ絞るということでなくて、全体にバランスよく絞っていかなければ、あとやっぱりひずみが出てくることになります。したがって、まずは町民サービスの低下よりも、それに影響しない部分を最優先にという考え方でおりますけれども、これも今ご指摘のように大きなひずみが出る限界までにとどめる必要があると思っております。
 人件費の問題につきましては、いわゆる人数を減らして人件費を減らすということと、1人当たりの人件費コストを減らすという、いわゆる切り下げという2つの方法があります。私は、基本的に総数を減らすという形における人件費削減を中心に考えながら、その1人当たりの人件費につきましては、今、議員もご指摘のようなぎりぎりにおいて職員が意欲を持って業務に取り組むという、もちろんこれには今の置かれている状況を理解してもらって、その判断基準をきちっとした上での理解ということが必要になりますが、そうした理解とともに一定の限界があるというふうに思っておりまして、そうした形で職員ともいろいろと話し合いをしながら、現在も対応をしているところです。
 あわせて、ご質問のようなそのほかの一般事務も当然のことながら点検を進めておりまして、いろんな角度からの総点検をして、極力経費の節減を図っていきたいというふうに思います。
 ただ、民間の会社のようにある部門をばっさりもうやめてしまってもというふうなことができないのが行政の特性ですので、そうした面を十分考えながら、一定の行政サービスができるということを前提とした見直しということにとどめなければならないというふうに思っておりまして、いろんな努力をしてまいりたいというふうに考えております。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) それでは、次に香美町の農林水産業、観光事業の現状についてどのようにとらえられておられますかということで、問題点、課題、それからそういったことを踏まえて今後の具体的振興策についてお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 各分野にわたる説明は時間がかかりますので、ポイントだけまずはお答えをしたいというように思います。
 まず、農業の問題につきましては、従事者の高齢化に伴いまして、特に中山間地、山間地が中心になりますので、耕作放棄がどんどん増えていくというふうな状況になります。そうした中における農業としての確保と、それから当然のことながら環境面における土地といいますか、山地崩壊等に対する保全という観点から守っていかなきゃならないという大きな課題がありますので、これに対応するためにはやはり、従来から取り組んでおりますけれども、集落営農ないしはその地域の中核となるオペレーターの方にかわりに対応していただくということが、今まで以上に必要ではないかというふうに思っております。
 集落営農は、どこでもできるということではありません。やっぱりそれなりの条件がそろっておらなければできませんが、あと散在する耕作放棄になるような農地についても保全していくためには、やっぱり認定農業者を中心としたそれらを全部対応していただくオペレーターの皆さんの働きというのが重要だというふうに思っております。
 せんだっても、香住区のオペレーターの方にお集まりいただいて、いろいろな問題点についてもお聞きします中で、それぞれ注文を受けるのがあっちやこっちや点在をしている、狭いところもあれば大きいところもある。それにやっていく上では、時間的なロスとそれから機械の問題等あって、経営としてやっていくには大変難しい問題があるというふうなお話も聞きました。町として、そうした中において少しでもそうしたオペレーターの皆さん方が活動、活躍をしていただける上でお手伝いをできるようなことがあるとするなら、厳しい財政状況の中ではありますけれども、考えていくことも農地保全を図っていくために必要ではないかというふうに思います。
 もう1点は、今の香美町の農地の状況から言って、通常の方法でほかの産地との競争をしてもとても無理ですから、これもよく言われておりますような香美町らしい特産的な農業形態をする必要がある。既に取り組んでいただいておりますが、稲作についても有機栽培を進めていただいておりますし、特に但馬牛のふん尿との関係における堆肥を活用した農業というのを進めていくということが、これからの大きな課題だというふうに思います。直接払い制度が終わった段階における対応も含めて、これらが円滑に進んでいくように、そのことによって但馬牛の振興、ふん尿の処理、そして有機栽培、そしてその製品が町内外に売れていく、そうした一貫的な農業を中心とした生産体系をいうのをつくっていくことが、香美町の課題だというふうな認識をしているところであります。加えて、その一環としての地産地消も一層進めてまいりたいというふうに思います。
 畜産につきましては、増頭していくという方向の中で、村岡の堆肥センターができましたので、これを円滑・有効に活用をしていくということを第一に考えながら、やはり高齢化する中で今の飼育で終わりというふうな農家も出てくる状況にありますので、すべての農家のさらなる継続を保証するというよりも、やっぱり若い人たちの多頭飼育を支援をしていくということを中心にして、要は畜産として成り立つなりわいができるような、産業としての支援策を進めていきたいというふうに思っております。
 林業につきましても、ご承知のように材木価格がまだまだ低迷をしておる中において、とても対応できないために山が荒れてくるという中にあります。やっぱり林道とか作業道の整備を進めて、少しでもそうした今までに植栽をした材の育成を図るということが必要ですので、これも北但西部森林組合などとの連携の中で、財政的な問題もありますが、可能な範囲で取り組んでいきたい。幸い、県民緑税の制度もありますので、これらも有効に使いながら対応してまいりたいというふうに思います。
 漁業につきましては、当面今カニも少し漁獲が上がっておりますけれども、根本的な問題としての資源の減少はまだまだ続いておりますので、これに対する資源の確保と、さらに今当面の問題は、漁業だけではありませんけれども、石油の高騰による燃料としてのコストの問題というのがもう大きな問題になっております。これを乗り切らないことには、新たな展開ができないような状況にもなっておりますので、緊急的な対策としてもそれらにどう対応するかというふうなことも、新年度における対応として考えていかなければならないというふうに思っておりますし、将来にわたる漁業の経営安定のために今取り組んでおりますような、新造船に対する利子補給も含めて、さらに可能な範囲の支援を進めてまいりたいというふうに思います。
 水産加工につきましても、消費者の動向の変化の中で、もう数年前から低迷をしている。実は、今年に入りましてからも経営をやめられたというふうな方もあるというふうな状況の中で、今後が危惧される向きもありますので、何としても香美町にとっては、特に香住区内においては一大産業集積の業種ですので、これは少しでも上向きになるような方法というのを考えていかなければならんというふうに思います。
 ただ、行政が主体的にその方向について見つけ出すことはなかなか困難ですので、業界の皆さんと一緒になって、どちらかというと業界の皆さんに自らの進むべき方向を見定めていただいて、それの具体化を図るための手だてを町のほうがいろんな形で、もちろん町だけではなくて、国、県に対する働きかけも含めて取り組んでいく。そんな方向で進めてまいりたいというふうに思っております。
 最後に、観光の問題につきましては、いろいろと言っておりますけれども、要はすぐれた資源は持ちながらも、それぞれの地域が観光を目玉にして観光地間競争が大変厳しい状況にあります。そこには、一過性の観光ではとても、いっときはお客さんが来てもすぐに少なくなるということがもう目に見えておりますので、今、都市住民を中心とした観光客は何を求めておられるのか、そのことを十分見きわめて、それに対応できるような整備を優先的に行っていくということが必要ではないかというふうに思います。
 多くはそうした心の感動を呼ぶようなもの、それから体験をしたり、今までの食べたり見るということでなくて、体験をするというふうな観光、そしてその結果としてリピーターといいますか、繰り返し来ていただけるような仕組み、そういうことを中心として、持てる資源を有効に活用していくということが必要だというふうに思っておりまして、一層努力をしてまいりたいというふうに思っております。
 加えて、これも午前中言っておりますような、気候温暖化の中における四季型観光への転換等、さらにそれが本物、本場というふうなことで進めていかなければならんというふうに思います。ハチ北スキー場が今年からまさに但馬牛と連携をして、すきしゃぶ鍋をというふうな試みをされておりますが、そうしたどこにもあるからというのではなくて、やはりここの地域しかないというふうな本場志向、本物志向的ないろんな工夫というのをこれから大いに進めていくことが必要ではないかなというふうに考えているところであります。
 ちょっと時間が長くなりましたが、以上でございます。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 農業は、大げさな言い方になると思いますが、やはり国家の存在を左右する重要産業であると、私は今もそういった認識でおるわけでございます。
 今日、国の農政では、将来に希望が持てない。どのようなときでも自給自足生産のため、農地・食料の確保は重要であると思います。農業は、私たちの暮らしと地域を支えてきました。豊かな自然・農地を生かした農業基盤の確立を強固にして、さらなる振興を図る必要があると考えますが、なかなか望めません。
 現状は、農業従事者の主たるは60歳後半から70歳代と、高年齢者であります。もう疲れております。農業生産、経営ではもうけにならず生活ができないため、後継者は不在であります。香美町の農業、集落の農地・水田を守っていくには、どのようにしたらよいのか。おそらく今後数年で農業従事者はわずかになっていくであろう。必然とこれまで行ってきての国県補助事業によるほ場整備田の作付管理が行われるか、懸念されるところでございます。
 農業基盤の確立、農業振興をどのように推進していくのか、農地・水田をどのように維持していくのか、町行政として果たす役割はということについて、まず1点お伺いいたします。具体的取り組みにつきましては、20年度の計画に上がってきた段階で、またお伺いいたします。
 もう1点は、先ほども言っておりますように、農業は難しい、耕種農家の減少が進んでおる状況の中で、耕種農家の育成と維持を図ることは、香美町農業の大事な一つであるというふうに私はとらえております。主要産業であります和牛の振興は言うまでもありません。耕種農家の増加が期待できませんが、耕種農家が増加すれば、堆肥センターの生産堆肥の消費拡大、センターの運営、施設の改善等が図られてまいります。そういったことでの経営の安定に関係するものであるというふうに思うわけでございますが、先ほども言いましたように、農業では生活ができない。必然と現金収入を求めて勤めを余儀なくされている。また、親も後継者をつくらず、子供にはそういったことから離れさせるということであります。その間、やはり農地・水田・畑地をも適切に管理していくことは、容易ではないと思います。60歳の定年を迎えまして農業に取り組もうとしても、そのときには既に荒廃が進んでいるというようなことで、そのような取り組みができないと。こういった農地荒廃していかない農業施策を打ち出していけないものか、打ち出していただきたいということを求めて、その2点についてお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 岡田議員も言われますように、大変難しい問題で課題が多いと思います。しかし、ほっておけばどんどん耕作放棄が進むという現状の中で、何らかの手立てをしなきゃならんというふうに思います。加えて、今ご指摘のように、堆肥生産も含めた非常に関連性の高いものですので、そうした観点からも今の耕作放棄の歯どめをしていくための手立てというのは、早急にやっていかなきゃならんというふうに思います。
 今、こうしたらいいということは全く私自身もわかりませんけれども、堆肥センターもいわゆる有機センターもできたという時期でもありますし、先ほどから言っておりますような香美町の4年目というようなことも含めて考えますなら、これら農業の問題、水田保全の問題というのについても、もう少しJAや普及センターとか、それからこの地域について造詣の深いようなもし有識者、先生がおられれば、そういう方々で検討していただくというふうな機会を年度早々にでも持ちたいなというふうに思います。そして、そうしたいろいろな助言を、まとまった結論は出ないにしても、助言をいただく中から1つでも取り組んでいくということが必要ではないか。ほっておけば、どんどん放棄化が進むという状況の中における最小限度の歯どめ措置をまずはやりたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 林業は、森林は住民の健康を保持する酸素イオンですか、そういったものを発しての大事な役割を果たしていると。また、そういった面からの今後の林業面についても見放さないで取り組み、念頭に置いていただきたいというように求めるものでございますし、香美町の産業振興の中でも主たるものは、先ほどもありますように、水産業であるというふうに思います。この水産業の活性化と、経済の大きな役割を果たしている町民への所得の向上につながっているというように思います。先ほどもありましたように、そういった具体的支援策をもって一層そういった水産加工業が進展していく施策も求められるものではないかというふうに思います。
 それから、観光事業でございますが、自然環境資源に恵まれた香美町の観光事業は、どなたも言われております。町長が言われておりますように、海と山の連携によって行われています。観光客を増やすことは容易でないものと感じています。四季型を通じての観光の定着を図ることが大事であるというふうに思います。行政としての財政支援は、今日の状況から無理であると。そうすれば、例えばハチ北地域等に出向いて考えを聞き、意見交換して、それによってのアドバイス等、支援を積極的に行うことが必要ではないかと私は思うわけでございます。キラリと光る観光立町とは、表面的だけのものでなく、現状を的確にとらえて、環境、特色を生かして産業と観光の連携のもとに全国に名をはせて、観光客の増加、町の発展に実現可能策を求めていかなければならないと考えますが、再度お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 水産業につきましては、議員もご指摘のとおり、本当に大きな集積がありますので、何としても早く方向を見定めて発展の方向へ進めていきたいなというふうに思っておりまして、いろんなご意見を聞きながら対応したいというように思います。
 観光の問題につきましては、まさにこれもご指摘のとおりであります。そういうあれを進める上で、午前中のご質問にお答えしましたように、観光協会との連携というのが大きな役割を果たしますし、また、観光協会にその業界側の方向性をまとめていただくようなことも期待をしているところでして、そうした意味で早く観光協会の町内組織体制の確立と観光関係の皆さんの意見を十分吸収できるような仕組みをつくってまいりたいというふうに思います。
 とりわけ、香美町の観光は宿泊型観光ですし、また産業としての観光を考えますとき、宿泊をしてもらう、そこで都会の皆さんから金をいただく、その宿泊料を多くの町民の皆さんに分配をしていくというような仕組みの中での地域の活性化を図っていかなければなりません。
 ところが、今、宿泊が少なくて日帰りが多いというふうな状況になっておりまして、日帰りも観光効果はありますものの、その効果は非常に少ないという部分がありますので、何とか宿泊につないでいけるような観光形態ということの知恵を出していかなければならんというふうに思っております。
 例えば、よく言いますように、海水浴は道路がよくなれば日帰りをされる。ところが、どうしても晩、今、香住地域の皆さん方が努力をされていますが、活イカ料理というのをつくれば、活イカ料理は昼は食えない、晩食わなきゃならん。じゃ、泊まろうかということになる。そうした宿泊へ誘導するような仕組みというのを、しかもそれは観光客にとってそれへ誘導されるような期待を持つようなものを、メニューを考えながら進めていくということが必要ですので、みんなで一緒になって知恵を出して、しかもそれを具体的に分担をしながら実現をしていく。そうした観点からの努力をしてまいりたいというふうに考えております。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) それでは、次に教育について教育長にお伺いいたします。
 国では、いつの機会にいつも教育改革が必要と言われておるわけでございますが、その教育改革とは何だと、何を必要としてどうするのか、具体的なものが言われぬまま、そういった言葉が発せられておるというふうな気がして、私には理解することができません。
 そこで、香美町の教育の現況をどのようにとらえられて、新年度どのように学校教育、社会教育を進めていこうとされているのか、お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 岡田議員の教育についての質問にお答えします。
 3町が合併して新しい町ができまして、一貫して町政の推進の大きな柱に、ふるさと教育ということがついております。したがって、私はここずっと社会教育、学校教育を進めるときに、まずふるさと教育を根底に据えて物を考えてきました。ふるさと教育につきましては、学校、家庭、地域が一体になって座学ではなしに、感動体験を通して学ぶんだということで、進めてくるようにしました。
 そうしたときに、この間も、今日行政報告がありましたように、過日香住区のほうで発表会を行いましたが、その取り組みを見ておりますと、やはり一生懸命やれば成果が出て、子供たちがふるさとに対する思いを強くしたり、自信を持ってきていることがうかがえます。
 特に私が強く感心しましたのは、4月に行いました学力と学習状況の調査があります。その中に、小中学生ともに、「今住んでいる地域が好きですか」という質問があります。それから「今住んでいる地域の歴史や自然について関心がありますか」、それから「今住んでいる地域行事に参加していますか」という3つの質問があるときに、香美町の子供たちは小学生も中学生も、これは6年生と3年生ですが、そのどちらもが大体県の平均よりもずっと上のほうで「好きだ」「参加している」というプラスの回答をしているということに、大変意を強くしております。
 もう一つが、このふるさと教育を進めるときに、プロジェクト委員会、それからふるさと教育応援団、それから物知り博士と、こういうふうに地域の皆さんに大変な力をかりてきました。そのことによって、ふるさとを学ぶということとあわせて、地域の方々が子供たちへの関心を高めていただいたということは、これは大きな成果だと思っております。畑ができてきたから、きれいに根が伸びて大きな樹木に育っていくんだというようなことを強く感じております。
 もう一つが、最近中教審等におきましても国や県においても、歴史や伝統文化の継承、学習継承を叫ぶようになってきております。そういうときに、我が香美町が町を挙げて、1学校や単位がやるんじゃなくて、町内の子供たちがすべてがふるさと教育に学び、誇りを持つということは非常に大きな成果であり、私どもは自負していいと思っております。したがって、これらの成果を自信を持って、もっとさらに想を練って工夫して確実に子供たちを育てていきたいと、こういうふうに考えております。
 今度は、学校教育におきましては、私どもは豊かな心で郷土への愛着と誇りを持って、そしてたくましく生きる子供づくりということで、知・徳・体の調和のとれた人づくりに取り組み励んできました。そうしましたら、子供たちがやっぱり21世紀を自らの力で開こうと思うというと、受け身の学習ではいけない、自らが問題点を見つけて学び方を、研究の仕方をお互いに議論したり、そういう学ぶ力とあわせて心の温かい優しい人を思いやるというようなことの調和のとれた人間づくりということを強調してまいりました。
 したがって、大きな成果ではありませんが、町内の今、不登校の子供たちが減少する傾向にあります。今、不登校ということが叫ばれる中で、少なくなっていくということに大変心を強く持っておるところです。
 もう一つ、何だかんだと言っても、学校は、子供たち一人一人に確かな学力をつけてやる。そのためには、指導者の資質向上ということが非常に大事になってまいります。これも、この4月に行われました学力・学習状況調査、国語、算数、数学において知的理解において活用においてもおおむね香美町の子供たちは良好な結果が出ております。今後はもっと確実に基礎学力の定着を図ると。もう一つ、小中の連携を図ると。先生の指導力を高めていくということによって、未来を担う子供たちに本当の力をつけてやりたいと思っております。
 もう一つが、新たな課題として、情報化社会の中でインターネット、携帯電話をたくさん使うようになってまいりました。このことによって、新たな教育課題が生じております。メールを使って友達をけなすとか、言われたら興奮してくるとかということや、あるいは余りよくないところにつながってお金をたくさんとられたりというような事例も出てまいります。交通事故とか水難事故は危険なところが肉眼で見えますが、私たちが守ってやることができますが、この社会はどうしても守ることが難しいだけに、事実を習得する情報教育も大事でございますが、本当に人としてのあり方とか、人としての生き方を根底に据えた情報教育というものを考えてやらないかん。学校教育、社会教育、地域を挙げてこのことに取り組む風潮を高めていきたいところです。
 国の動向を見きわめて、子供たちに基礎・基本の定着を図ることとあわせて、個性を伸ばすというようなことに来年度も挑戦していきたいと思っております。このあたりのところをどのように進めていくかということが、教育改革の根底だろうともまた考えております。
 社会教育においては、生涯学習社会の中で、物の豊かさから心の豊かさへと皆が心移りをしておる時代でございますだけに、自らの資質を高めるとか、あるいはさらに磨きをかけるとか、特技をもっと生かしていくとかして、生きがいを実感したいという人が増えてまいりました。それだけに、香美町の社会教育課のほうでは、次の7つを大体大きな柱にしております。
 1つが、薫り高く美しいまちづくり運動に係ること、それから公民館・図書活動、子育て・子育ちの支援、ふるさと再発見、人権教育であるとか、芸術文化活動の継承、あるいはそういう活動をしていく。スポーツ活動というようなものを大きな柱にして、これに関係することを含めてやってまいりました。また、受講生が年々増えております。各公民館等で各講座の受講生が増えております。住民意識の中に生き方の創造への意欲とか芽生えというものを実感したいという人が出てまいります。
 特に、特徴的なのは今年度から行っております、ふるさと語り部講座、これは全区から毎回定員をオーバーするような参加者が増えております。そして、自分のふるさとを再認識する3区の一体感の醸成というようなことにも非常に興味を持たれるようになってまいりました。それだけに、私ども一層こういう講座で町民の皆さんに自らの生活を高めていくような風潮をつくっていきたいと思います。
 それには、今までの趣味的な講座を一歩広げて深めて、生涯学習の視点から今日的な課題である子育て・子育ちであるとか、高齢者の生き方であるとか、男女参画であるとか、あるいは先ほど申しました高度情報化社会の中における技術と心の耕やし、あるいは地球温暖化等の環境問題等にもこういう講座も設けて、町民一人一人が生きがいとか精神的安らぎというものを実感するようなことを来年度も追求していきたいと、そういうふうに思っております。
 物質社会が頂点に達したような感じがする中で、本当に一人一人の町民がまちづくりを自分の課題として取り組む。そして、そのことに生きがい感を感じるというような社会であってほしい、そんな願いを持つような人が増えていくようなことに挑戦してみたいと思っております。
 ご理解のあるところをどうかよろしくお願いいたします。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 最後にお伺いいたします。
 午前中の同僚議員の質問でも町長答弁があり、お伺いいたしましたが、兵庫県の財政危機により、中学生が就業体験する全国初の取り組みとして注目され、10年目を迎えるとされるトライやる・ウィークの補助減率、減額が行われたとき、どのような影響が出るのか。中止するのか、規模を縮小して行うものか、教育長としての今のお考えをお伺いいたします。
 次に、子供たちが体を使って、定められた時間、協調しながら労働する。親の苦労、ありがたさを身をもって感じる、体得すると。お金を得ることは簡単ではない、将来どのような仕事にかかわっていこうかなど、考えるよい機会となるトライやる・ウィークの継続実施は、今の町の財政事情の中で負担となることと思いますが、将来を支えていく中学生に必要と考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) お答えいたします。
 小学校の自然学校、中学校のトライやる・ウィーク、それから高校の職業体験というのは、兵庫県が一番最初に考えた子育ての大きな柱です。そのことによって、非常にたくましい子供たちが育っているということで、この趣旨については何ら変える必要はないし、やったらいいと思いますが、今のトライやる・ウィークでいきますというと、多少、月、火、水、木、金で、土はもう反省の日になっております。そうすると、日にちは多少短くして工夫すればいいと思います。1日の朝何時から、終わりを何時にするかというところを工夫すれば、日にちは1日なり短くなったって、これは構わないと思っておりますので、県のほうに一律に期間を決めてこうやれというのではなくて、そのやり方等はもっと工夫してさせていただいたり、期間についても検討させていただきたいということは、教育長同士でも話しておることがあります。
 それから、働くとか苦労するとかいうことは、確かにこれは今日の人間は、子供は自分でこの世の中心になって動いているというような錯覚に陥っている子供さえあります。テレビは番組を見るのではなくて、チャンネルを1から順番にぐるっと回して、回って見つからなんだらまた回す。おもしろくなかったら、ちょんと切るという、選択、つまみ食いのような生活をしている面からいくと、確かに議員さんおっしゃるように、働く、一緒に汗をかくとか、あるいは金銭、お金をもうけることの苦労と困難を体験させるということは非常に大事なことだし、子育ての大きな背骨であろうと思っておりますので、家庭教育学級であるとか公民館講座等でも出かけていったら、そういう話やそういう風潮を広めていきたいと思っております。
 以上でございます。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 地域や家庭教育力の向上が、学校教育力の向上につながるとよくお聞きするわけでございます。文部科学省の基本方針に基づいて行うことは大事でございます。
 そういった中で、香美町独自の特異性、特色ある教育により、これからの多岐多様化、複雑な社会の中に、自然に参加できる、よし悪しが判断できる、協調し、自分の能力を発揮できる人間の育成が行われることを望むものであります。
 社会教育においても各種の取り組みが行われていますが、総花的でなく、さらに充実して現状で行う、再考して取りやめるなど、縮小する、そういったそれぞれ検証していくことも必要ではないでしょうか。
 私の質問に、町長、教育長、理解しやすく丁寧に答弁していただきました。質問を終わります。


◎議長(森 利秋) 以上で岡田公男君の一般質問を終わります。
 暫時休憩をいたします。再開は3時45分といたします。
                              午後3時35分 休憩

                              午後3時45分 再開


◎議長(森 利秋) 会議を再開し、一般質問を続けます。
 次に、長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(13番) それでは、12月定例議会一般質問させていただきます。
 一昨日、朝刊のトップに20年度の決算から適用される自治体財政健全化法の4つの指標ということで、載っておりました。先ほど、同僚議員の質問の中でお答えもしておりましたが、その基準が示され、1つでも当てはまるとこの適用を受けるということになっておるようでございます。実質公債費比率は、都道府県、市町村とも25%以上で早期健全化、あるいは、35%で財政再生団体となり、香美町は20年度の決算で実質公債費比率が25%以上になる見込みで黄信号だと、大きな活字になっておりました。
 昨年公表された実質公債費比率が28.8%で、全国ワースト7、県下ではワースト1ということで、テレビ、新聞、大きく取り上げられ話題になりました。
 今年の決算では29.4%になりましたが、数値は上がっておりますが、ランクは下がっておると思うわけでございます。私が調べたところでは、ワースト10ぐらいかなということを思っておるわけでございます。また、兵庫県も都道府県の中で、北海道20.6%に次ぐワースト2の財政厳しい状況に陥っております。
 このような中で、香美町の財源の70%余りが、国・県、あるいは町債に依存しているだけに、国・県の行政改革には大きな影響を受けることになりますが、町民の皆さんの信頼を得るためには、早期財政の健全化が必要ではないだろうかと思うわけでございます。
 このたびの質問は、20年度予算編成について、2点に分けて通告させていただいております。既に同僚議員からの質問で、答弁はいただいていると思いますが、出ておると思いますが、私なりの視点で質問させていただきたいと思います。財政厳しい中での20年度の予算、町民の皆さんも関心事ではないかなという思いがしております。
 1点目といたしまして、20年度予算編成で不足する額をどのようにとらえているか。また、その不足額をどのように補おうとされるのか。執行部内部の改革によって捻出されるもの、町民の皆さんに負担をしていただくものを、どのように考えておられるかということでございます。18年度、19年度で10億円余りの不足額を捻出しており、町長が町政懇談会でぞうきんに例えて、一度は絞りやすいが、二度、三度となるとなかなか絞り出すのが難しいんだよと言われております。
 当初の計画では、20年度2億2,000万の不足と言われながら、先ほど同僚の質問に歳入面で4億の不足、これは歳出で6,000万の削減ができるということで、実質は3億4,000万不足するであろうということで、答弁をいただいておるところでございます。
 そういう中で、20年度不足額が予想されるものとして、私が現に思うわけでございますが、これらがすべて含んだ上での3億4,000万かなということでございます。全但バスの休止による負担増、あるいは兵庫県の財政改革四千四、五百万、あるいは香住病院の不良債務を補てんするための繰入金、直接には関係ないと思いますが、村岡病院が大幅な赤字というような見込みも出ておりますし、町有地の売り払い、今後も売って何とか1億にしたいということでございますし、原油の高騰による燃料の影響というようなことがありますが、その辺を含めた金額になっておるのかどうかと、不足額をどうして補うかということの答弁をいただきたい。
 それから、新たに特定健診制度ですか、来年の4月から実施ということで、これも自治体に大きな負担があるだろうなということで、新聞に載っていました。メタボリック症候群の対策ということでございます。その辺の答弁をいただきたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 長瀬議員の財政の問題についてのご質問にお答えをしたいと思います。
 議員もご指摘のように、当初のこの1月に発表しました行革大綱では、来年度については2億2,000万の不足というふうな予測をしておりましたが、その後における精査で約3億4,000万円ぐらい不足が生じるという見通しを立てております。
 ただ、これにつきましては、今ご指摘の細かい問題の中で、特に県の今回の問題につきましては、来年度についての影響額がどのぐらいになるかということについてのきちっとした精査がまだできませんので、その部分についてはカウントをしておりません。それ以外のいろいろな要素については、おおよその想定をしながら入れておるところでありまして、それらを全体を見て3億4,000万ぐらいの財源不足が出てくるというふうな状況にあります。当初、18年度から行いました行革で、18年度で約8億、19年度本年度が4億、来年度が2億2,000万ということで、順次額が減ってくるという中で、それなら我々も町民の皆さんも一緒になって取り組む上での一つの目標は設定できるというふうに思っておりましたのに、来年度1億2,000万ほど、ちょっと細かな計算にはなりませんが、1億強が増えるというふうな格好になったことは、これから進めていく上で大変残念だというように思っております。
 しかし、現在における精査をしていく中で、地方交付税の減が当初予定したよりも多くなるというようなことが見込まれますので、やむを得ない。これを前提とした対応を早急に詰めていかなければならないというふうに考えているところであります。
 したがいまして、その詰めていく上では、ほかの議員のご質問にもお答えしましたように、極力町民の皆さんへの影響を少なくするために、まず庁内といいますか、いわゆる執行体制の中における対応のできることは、精いっぱい取り組んでいきたいというふうに思っておりまして、人件費の削減、来年も定年退職がありますし、その他勧奨退職も、午前中お答えしましたように、確定はしておりませんが、何人が出てくるというふうな予測をしておりますので、これらによる総人件費の抑制というふうなこと、それに物件費といいますか、いろいろな旅費の見直しをはじめ、役務費だとか、施設運営を行う上での費用等、もう一度絞れるものは絞って捻出をするというふうな努力をしていきたいというふうに思っております。
 一方で、町民の皆さんに影響のない部分としては、歳入部分での町有地の売却を現在は5,800万ぐらいというふうな状況ですが、今年度もこれから行いますと同時に、来年度も引き続き行って売却可能なものは積極的に売却をしていくということで、財源確保をしていきたいというふうに思っているところであります。
 そうしても、やはり3億4,000万という数字についてはなかなか確保は困難です。町民の皆さんの負担をお願いせざるを得ないというふうに思っておりまして、それらはここ2年間それぞれの分野についての見直しをし、負担をお願いしておりますので、少し今までに手をつけていない部分についての総点検を行いながら、必要な部分についてのお願いをしていかなきゃならんというふうに思っております。
 あわせて、上下水道、それから国保等につきましても、合併後そのまま旧町体制でしておりましたものを、20年度はその統合を図るということを前提に考えておりますので、上下水道につきましては、一遍に全体的な統合はできませんが、第1弾を行うというふうなことの中で、負担をお願いし、町の支出を抑制するというようなことも含めて取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 いずれにしましても、町民の皆さんに少し将来が展望できるような方向を出さなきゃならんというふうに思いますので、この1月に策定をしました行革大綱の見直しも含めて、20年度以降の財政健全化の展開について、改めて説明ができるような作業を早急に進めてまいりたいというふうに思っているところであります。
 なお、特定健診制度の問題とそれにかかわる影響につきましては、健康福祉部長から答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。


◎議長(森 利秋) 健康福祉部長。


◎健康福祉部長(岩槻末男) ご質疑のありました特定健診についてでございますけれども、これは来年度平成20年の4月から、これまでは一般的には町ぐるみ健診等で実施していた健診が特定健診ということになって、いわゆる健診の義務者が保険者になるということになります。当然これは、町でいいますと、保険者といいますのは、国民健康保険の保険者になるわけですけれども、町民の方につきましては、国民健康保険に加入されている方のみでなしに、社会保険に加入されている方もおられます。特に、社会保険の本人の方は勤務されている方、それから共済組合等に勤務されている方については、職場で健診を受ける機会が多いわけですけれども、被扶養者の方、ご家族の方についてはなかなかそういう健診の機会が少ないということで、従来ですと町ぐるみ健診等に受けていただいたわけですけれども、これらが保険者別の健診になるということになります。
 そういう中で、国保加入者の方については当然香美町のほうが保険者ということで健診を実施していきますが、社会保険、それから共済制度の被保険者についても、現時点ではそれらも含めて香美町のほうで健診機関に委託をした集団健診という形で、来年度も引き続き実施をしていこうというふうに考えております。これが来年度からの特定健診の基本的な考え方ということで、今進めております。
 ただ、この中で、若干これまでの健診と検査項目のほうで必須項目の健診と、それからいわゆる必須でない選べる検査項目等がありまして、これらを来年度に向けてどういうふうな組み合わせをやっていくかということが、今、課題になっております。すべての健診を実施すればいいわけですけれども、そうしますと負担が高くなるという中で、受診された方への負担との関係をどういうふうなバランスをとっていくかということが、まだこれから来年度予算を編成するに当たっての、これから検討していくという課題になっておりますので、先ほどご質疑がありましたように、町の負担がどうなるかということで、バランスをとっていかなければいけないだろうなと。余り検査項目を低くしますと、いわゆる疾病の発見がおくれて、かえってこれが医療費が伸びるという関連性がありますので、できる限りの検査項目は、必須についてはすべてやっていかなければなりませんが、いわゆる選べる検査項目についてどれを選んでいくかということを、これから財政負担との関連で検討をしていきたいというふうに思っております。
 また、今年度までにつきましては老人保健という制度のもとで、国庫補助や県補助があったわけですけども、これらも制度改革によって変わってきます。そういうことを含めて財政負担とまた健診の有効性と両方を兼ね合いを見ながら、どういう検査項目を選んでいくか、それから受診者の方の自己負担をどの程度にさせていただくかということをこれから詰めさせていただきたいというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(13番) 今、不足額ということで、内部でできるだけのことを捻出したいんだと。それで、町民には余り負担のならないようなという町長のお考えで、数字的にまだこれはどうなるんだというようなことには出ていなんだろうかなという思いがしておりましたけど、先ほど申し上げたことがみんな織り込み済みだということでございますので、その辺である程度安心した面もあります。
 これが、計画を立てていた分から、いうなれば2億2,000万不足するんだとしながら、交付税でさらに1億円減るんだというようなことで言いますと、このものが全く入っていないのかなという思いをして聞かせていただいておりましたので、一安心ということになると思いますが、先ほど言われたように、上下水が20年で統合の料金になるという中で、おそらく原油高によって生活費が何もかも上がっているような状況であります。
 そういう中で、これが統一して下がるほうになればそうもないわけですけれど、おそらく大分上がるほうの分になるのではなかろうかなといいますのは、下水道に一般会計からの持ち出しが大きいんだということで、随分これも町政懇談会のときに説明をされておりましたので、そんな思いがしますけど、できるだけやはりそういうことにならないように知恵を出していただきたいなと思いますし、この特定健診制度というのが新聞の記事で自治体にかなり負担が出るではなかろうかなという記事が載っていましたので、それでこれは新たにまた負担増になるのかなという思いでございます。
 それと、負担でなくして、逆に公的資金の繰り上げ償還ということが、朝来市がやったということで新聞に載っておりました。香美町の病院関係の繰り上げということでございますが、国の特定措置ということで高い比率のものが返せるということでございますが、このようなお考えはないのかなと。例えば、7%以上が1,700万、あるいは7%というのが1億1,500万、それから6.5%が1億1,200万というのがあるわけでございますが、朝来市ではこれが記事になっていまして、かなり金利が安くに引き下げられて、2億2,600万という高い金利のものを借り入れておったのを返すことによって、2,600万ぐらいは免除額があるんだということで載っておりました。
 これは、バブル時代の高金利の時代に限られて、5%以上の財政を圧迫されるものに対して、国が特別措置で3年間の基準を満たす、07年度から09年度の3年間で基準を満たすものを、地方債に対してそういうことをしようという制度みたいでございますが、この辺の財政の取り組みに、そういうことも、今、財政調整基金を見させていただくと、この9月現在監査委員さんからの中間報告の中で、7億4,700万ほどあるわけですね。町長は、20年度まで8億でしたかを確保するんだとしながら、やはりこういう制度があるのであれば、この辺も大いに利用するべきではなかろうかなという思いをして見させていただきましたが、そのようなお考えはございませんか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、第1点目といいますか、先ほどの3億4,000万円も織り込み済みというふうに考えておるので、一安心というご発言がありましたが、ちょっとそこまでのものではありません。2億2,000万円を織り込んで計画しておりましたのが3億4,000万円になるということで、今、1億2,000万円の差について切り込みをすることについて、検討をしている段階です。何とか先ほどご説明いたしましたような格好で、いろいろな方法を講じながらそれらの解決を図っていきたいということで、努力したいというふうに考えておりますので、すべてめどがついたということではありませんので、めどをつけたいという強い決意でおりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 それから、高金利の起債等についての繰り上げ償還とか借りかえの問題につきましては、病院につきましては、既にご説明しておりますように、非常に5%以上のものがたくさんありますので、それを借りかえるという方向について承認を受け、来年度から行うというふうな予定にしておりまして、そのことによる年間の費用減が約3,000万ぐらい、いわゆる金利差が3,000万ぐらい生じるであろうと。それによる経営改善効果を上げたいというふうに考えております。
 朝来市の場合、私が理解しておりますのは、一部、今議員も言われましたような基金を使って繰り上げ償還をするような方法というふうな理解をしておりますが、本町の場合に今7億ないしは8億の基金をという中で、これをそのまま、考え方としては万が一の場合の最小限度の確保として7億ないしは8億というのはいつも定期預金で持っておくんだというふうな考え方をとっておりますが、そうは言っても今、当面の財政運営の上で高金利のものをそのまま借りるよりも基金を少し減らしてでもそれを何ぼか返すほうが得策かどうか、この辺はもう一度検討しなければならんというふうに思います。
 少なくとも、この1月につくりました行財政改革大綱の中では、自主的な努力によってそうした不足額を解消していこうということを中心にしておりましたが、こうした新たな見込みも出てくるという中にあっては、今、議員も言われますように、どちらが得か、一時的な対応についてのことも含めて検討しなきゃならないというふうに思っております。
 なお、一般会計における対応の問題につきましても検討をしておりますので、総務部長のほうから応対をさせます。


◎議長(森 利秋) このまま暫時休憩します。
                              午後4時12分 休憩

                              午後4時20分 再開


◎議長(森 利秋) 会議を再開いたします。
 総務部長。


◎総務部長(谷岡喜代司) 大変失礼をいたしました。長瀬議員さんの質問に対しましての説明をさせていただきます。
 先ほど町長が病院会計の例を出されまして、3,000万程度ということで、これは議員協議会でも少しお話をさせていただいたと思うんですけども、それと同じ方法によりまして、普通会計、いわゆる一般会計も対象になります。
 我々は普通、保証金なき繰り上げ償還といいまして、いわゆる現在高い金利から低い金利に借りかえるもので、これは国が約束しておるものであります。しかし、その安い金利に借りかえるには、財政運営上の課題、例えば定員管理の適正合理化であるとか、あるいは公債費負担の適正化であるとか、そういった計画書を出しまして、それによる効果額とそれから実際に減額になります金額とを比較して、その効果額の範囲内でないとこれも許可がいただけないというような条件つきのものであります。
 一般会計におきます、いわゆる普通会計におきましては、20年度では100万、21年度では200万程度の効果しか生まれてこないというように考えております。といいますのが、これは来年度から実施されるんですけども、19年度末の残高で年率7%以上のものが対象になる。また、20年度末では6%以上7%未満、21年度末現在高では5%以上6%未満というように、年を追って率が高いものから順番にしていきましょうということにしておりますので、先ほど申しましたように、香美町におきましては20年度で約100万程度、21年度では200万、22年度では600万ということで、元になります原資といいますか、借り入れ額の残高は2億6,900万が対象になっていって、先ほど言いましたような結果になるということであります。
 なお、これは今現在の利率から2%に借りかえを行ったときの効果額であります。同様に、病院会計ほか他の会計におきましても同様な措置がなされますけども、病院会計におきましては高い利率で借りておりますから、効果が大きいということになります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(13番) 香美町では余り効果が出ないということでございます。一般会計で政府資金の6.5%あるいは7%というのがまだ随分残っておるわけですね。2億2,000万余り残っているわけですから、私はこの朝来市の記事を見たときに、こんないい制度が特別にあればこれは利用するべきだということで、大変資金が不足する中でいいことではないかなと思っておりましたが、今検討した結果がそういうぐらいな影響額しか出ないということでございます。
 それから、先ほど町長の答弁で織り込み済みかというのは、金額的でなくして私の言いましたのは、こういう予想をしている以外、あるいは20年度に2億2,000万として不足するといって計画していた以降に出たものも、そういう組んだものかということで、金額的にはまだはっきりと予算でどうなるかということはわかりませんが、事業的にはこれらが改めてまた、いやバスの分がこうだし、県の行政の分がこうだと足してくるということはないのかなということでお聞きしております。その辺ももう一度お聞きしたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 見通しにつきましては、県の今度の行革の関連につきましては、全部それを肩がわりすると4,600万円という問題がありますけれども、県のまだ最終的な対応がわからない点もありますし、それから、町としても県の対応に連動するような形でやるように考える場合も中にはありますので、その部分についてのカウントはしておりません。それ以外につきましては、おおよそいろいろな現在までに起こっております問題についてのカウントをして、大ざっぱな数字ですが3億4,000万ぐらいというふうな見通しを立てているところであります。


◎議長(森 利秋) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(13番) 20年度の予算と大まかなことは同僚議員の中でも答弁いただいておりますので、この辺で終わらせていただきます。
 そこで、2つ目のまちづくりはどこに重点を置いて予算づけを考えておられるのかということで、3地区の視点をどこに置いておられるかということでございます。
 町長は、自然環境あるいは産業等の違いというようなことでありました。私は一番気になるのは、高齢化が随分進んでおる小代区、村岡区での、特に先ほどもあります交通対策ですね、その辺が一番心配をするところでございますし、その辺について今度公共交通会議というので、ご検討いただくようにはなっておりますが、やはりこの辺が来年の10月は2路線の20系統ですか、今のところでは小代区、村岡区には余り休止の路線が出ていないわけですが、今後どうしても少子化が進む、あるいは営業バスにしたら採算が合わんということが生まれてくる。そうしてくると、切り捨てということになってきますので、その辺が一番心配するところでございますが、とりわけ20年度にこの影響するということはないと思いますが、この辺が一番心配しておるところでございます。
 その辺で、町長は県の行財政改革推進の方針に対して、基本的には賛同するが、しかし県下画一的に行うのではなく、その地域の特性を踏まえて十分な配慮をお願いしたいと要望されているとおり、やはりこの香美町においてもその辺の配慮が必要ではなかろうかなと思いますので、その辺をどのようにまちづくりの重点で20年度の予算でお考えがあるのか。いや、まだそういう細かいところまでは考えていないということになっておるのかでございますし、全国水源の里連絡協議会というのが今度設立されたということで、新聞にも載っておりましたが、香美町も参加していただいております。限界集落ということで、今後大きな問題があります。そういう中で、146団体が参加したということで、私は綾部、9月の定例会でも申し上げたように、綾部に参加させていただきましたが、きのうNHKのBS2で何か放送があったみたいですね、1時間ほど。私に電話があって、「長瀬、おまえ映っとったぞ」というようなことで出ていますし、私は知らなんだわけですが、そういう電話がありましたし、また、今日こうして一般質問するということで、高齢者からぜひ足の確保だけは訴えてくれということでお聞きしておりますので、その辺どういうお考えになっておるのか、お聞きしたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 新年度の予算編成につきましては、まだこれからですが、基本的な考え方は岡田議員のご質問にお答えしましたように、合併4年目ですので、今までのいろいろな取り組みを集大成をして、香美町としての方向づけが町民の皆さんにきちっとわかるような体系的な政策の提示をしたいというふうに考えております。
 しかし、財政的な問題もありますから、その方向は明示するにして、予算的な額の上ではそれほど大きな対応は困難だというふうに思います。しかし、こういう方向に向かって、今までの3年間の対応を踏まえて進んでいこうということについては、はっきりしたい。それがまさに合併4年目の年の位置づけだというふうに考えております。
 そうした中で、当面急ぐ問題の一つは、今、長瀬議員も言われますような降ってわいたような問題ですが、全但バスの問題から来る足確保の問題です。これは、それぞれの地域、区によって違いますので、今回のバス対策の会議も町全体の会議は11月末にスタートしましたが、そこで実質審議をするのではなくて、各区ごとの懇話会という格好にしておりますが、そこで忌憚のない意見を出してもらう中で、まとめていこうという考え方をしております。会議とせずに懇話会としましたのは、いろんな分野の皆さんに出ていただいて、ざっくばらんに問題点を出してもらう。そして、どういうことがいいかというような要望も出してもらう。そうした中から、最大公約数の方向を出していきたいということで、これを何回かやりながらまとめてもらうというふうなことを考えておるところです。
 そうした中で、今、全但が提示しておられる影響の問題だけを検討するのではなくて、長瀬議員も言われますような中長期的な、長期といいますか、少なくとも中期的な状況も踏まえてどうするかということを総点検をしてもらいたい。したがって、現在まだ来年も全但が動く路線であっても、それでいいのかどうかということも含めて、点検をしたいというふうに思っております。
 もちろん、それは財政上の問題とそれから高齢者を中心とした住民の皆さんの利便という両方の点で検討していきたいと思っておりまして、その範囲も、ですから全但に頼むもの、町民バスのもの、福祉バス的なもの、いろんな手法を組み合わせて取り組んでいきたいというふうに思っておりまして、可能な範囲における、高齢化が進行する中での対応を考えていきたいというふうに思っているところであります。
 それ以外に、村岡では、まさに中学校の統合問題というのが予算的なことも含めて来年度の大きな課題になりますし、小代では、そうした観点では、最重点課題事業の実施がおくれておりますので、でき得れば来年度にその大半を実施したいということで、その地元としての考えのまとめも今急いでいただいておるところであります。
 そうした個別の問題とは別に、ほかの議員の質問にもお答えしましたような観光対策をはじめ、早急に取り組むべきものの、これは全町的なことが多いですが、それぞれの地域における対応も進めていきたいというふうに思っております。
 限界集落の問題につきましては、綾部の大会で発起人にというふうなお話もありまして、我が町も発起人の1人に顔を連ねております。ちょうど11月30日に東京で全体会があったんですが、私は29日までいたんですが、どうしてもやっぱりこっちに帰らなきゃならんものですから、その大会には出席はしませんでしたが、発起人の1人として活動に積極的に参加をし、そうした中からいろいろと得た情報をもとに我が町における限界集落対策を組み立てていきたいというふうに考えているところでありまして、そうしたいろんな課題を1つずつ方向づけをしていくというのを、平成20年度という位置づけにしてまいりたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(13番) 今、大きな各地区の事業としては、村岡では3中学校の統合、あるいは小代では重点課題ということでございます。
 先ほど限界集落のお話をいたしましたが、発起人になっていただいたということで、私にしたら、やっぱりこの環境にあるものがスクラムを組んで国に訴えていかなかったら、なかなか単独では認めていただけんというのがあるんではないかなという思いをしております。
 そういう中で、先ほど同僚議員が県民交流広場の事業についてお話ししておりましたが、新温泉町でははや7件ですか、多くやっておるのに、我が町は2件だということで、新しいやっぱり施策の取り組みというのは、企画になるのか、もっと積極的に情報を得て取り組まなんだらいかんじゃないかなと思います。特に、このたびの参議院議員で政権与党が随分議席を落としました。今、それはやはり格差社会ということで、地方が1つは反発があったのではなかろうかなということで、福田内閣によって随分地方に重点を置く施策がとられておるんじゃないかなという思いがしますので、やはりそういう情報をしっかりととらえていち早く持っていかなかったら、今の財政厳しい中でなかなか地方債も借りられんという状況にありますが、その中では先ほどの県のみたいに県の事業として取り入れている分野もありますので、国としても今度地方再生戦略というようなことで挙げておりますし、農村・漁村の活性化のための戦略概要というようなことも、随分挙げております。
 そういう中で、頑張る地方応援プログラムなんていって、この間も載っておりましたが、頑張るところには助成をしたろうと、頑張らん分はその分が減ってしまうよというような、一つのパイの中から頑張ったところにはそれを上げるけど、頑張らんときは逆に下がっていくというような制度を取り上げておりますが、やはりこれからはしっかりとそういう情報、それから知恵を出していかなかったら、ただ単にやっておるだけでは私はだめではなかろうかなという思いがしておりますので、その辺をしっかりと取り組んでいただきたいなと思うわけでございます。
 まだ、21年度で過疎債も切れるわけでございますが、過疎債も今後も引き続きあるかどうかわからないとしながら、その借金のために地方が苦しんだのも事実でございまして、果たしてそのことで借金ができやすいのが逆に言えば今の地方の苦しい実態の状況ではないかなという思いもしておりますので、その辺は十分考えないかんとしながら、やはりいろいろな情報が取り組んでやっていただきたいなと思うわけですが、その辺の取り組みにどのようにお考えになっておられるのか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 県民交流広場の問題につきましては、いろいろそれぞれの地域の区長さんや中心となっておられる方に、県の制度を説明し、取り組むべきことがないかどうかというふうなことについての照会をしておったんですが、なかなか「よっしゃ、自分ところでやろう」というふうなことが、ご意見がなかったというふうなことで、結果的に年に1カ所ずつというふうなことになっております。
 やっぱり、我々反省する上で、それぞれの地域の皆さん方、何とか改善をしたいとは思われながら、専門の我々行政マンとは違いますから、組み立て方も含めてそのノウハウが難しい点もあると思います。町のほうが、それぞれの地域、校区単位にこうあることがいいんじゃないでしょうかというふうな、おおよそのメニューといいますか、計画をつくってそしてそれをもとに意見を伺いながら実行に移していくということをやっていかなきゃならん。その部分がこの問題については少し欠けておった、足らなかったのではないかというような反省をしております。
 職員には、来年度に向けて多くの地域で取り組んでもらうよう、そうした観点からのそれぞれの計画案づくり、メニューづくりをして相談をするようにというような指示をしておりまして、努力をしてまいりたいというふうに思います。
 ほかの施策でも、やっぱり住民の皆さんの声を待って取り組むのではなくて、自ら町が一つのたたき台をつくって、協議を進めていく。そうした形でないと、新しいまちづくりはできないというふうに思います。一層職員の指導を徹底して、そうした取り組みを進めていきたいというふうに考えているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(13番) いろいろと申し上げましたが、財政厳しい中でなかなかあれができる、これができるという問題ではないと思います。町長においても豊富な経験の中で、いろいろとやりたいというものがあるのではなかろうかと思いますけど、そういう歯がゆい面もおありだと思います。任期の最後の締めくくりの私は年ではなかろうかなと、4年任期ですればですね。
               (発言する者あり)


◎長瀬幸夫(13番) いやいや、やっぱりそれはしっかりと最後の任期に期待をしたいなと私は思って、一般質問を終わります。


◎議長(森 利秋) 以上で長瀬幸夫君の一般質問を終わります。
 これをもって、本日の一般質問を終わります。
 お諮りいたします。
 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(森 利秋) 異議なしと認めます。
 よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。
 次の本会議は、明日12月11日火曜日、午前9時30分より再開をいたします。
 本日は大変ご苦労さまでした。
                              午後4時43分 散会