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兵庫県 香美町

平成19年第23回定例会(第1日目) 本文




2007年09月11日:平成19年第23回定例会(第1日目) 本文

                              午前9時30分 開議

             ○ 開 会 あ い さ つ

◎議長(森 利秋) 皆さん、おはようございます。第23回香美町議会定例会を開会するに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 9月に入りまして、ようやっと猛暑から解放されるのかな、朝夕幾分涼しくなってまいりました。町内の田んぼでは稲刈りが真っ最中でございます。海では底曳き網漁やズワイガニ漁が解禁となり、浜もにぎわいを見せております。また、各小学校・中学校では運動会が盛大に開催され、スポーツの秋ともなってまいりました。
 さて、議員各位におかれましては、極めてご健勝にてご参集を賜り、感謝を申し上げます。今期定例会に提案されます案件は、議案つづりのとおり、報告1件と議案29件の計30議案と、請願1件、意見書1件の合計32件を予定いたしております。議員各位におかれましては、何とぞご精励を賜りまして、慎重なるご審議の上適切妥当なる結論が得られますようお願いを申し上げまして、開会のあいさつとさせていただきます。
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 開会宣言


◎議長(森 利秋) ただいまの出席議員は20人であります。定足数に達しておりますので、これより平成19年9月第23回香美町議会定例会を開会します。
 直ちに、本日の会議を開きます。
                             (時に午前9時30分)
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 日程第1 会議録署名議員の指名


◎議長(森 利秋) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、香美町議会会議規則第118条の規定により、議長において、西村伸一君、岡田公男君を指名いたします。
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 日程第2 会期の決定


◎議長(森 利秋) 日程第2 会期の決定を議題とします。
 お諮りします。
 今期定例会の会期は、本日11日から9月27日までの17日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(森 利秋) 異議なしと認めます。
 よって、会期は本日11日から9月27日までの17日間と決定いたしました。
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 日程第3 諸般の報告


◎議長(森 利秋) 日程第3 諸般の報告を行います。
 今期定例会に提案されます議案つづり等は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
 次に、行政報告。請願文書表、本日の議事日程はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。
 次に、本日までに受理されました請願は、お手元に配付いたしております請願文書表のとおりであります。請願第3号につきましては、所管の文教民生常任委員会に付託しましたので報告します。
 なお、吉田増夫君より、足の治療のため一時退席の届けがありましたので、許可をいたしております。
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 日程第4 行政報告


◎議長(森 利秋) 日程第4 行政報告を行います。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) おはようございます。
 本日、ここに第23回香美町議会が開催されるに当たり、議員各位におかれましては、お元気でご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。日ごろは、町行政推進のため、格別のご理解とご協力を賜っておりますこと、深く感謝を申し上げます。
 さて、今年の夏は記録的な猛暑となりましたが、9月に入りようやく暑さも和らぎ、秋の気配が漂ってきました。香住区におきましては、沖合底曳き漁等が始まり、港に活気が戻ってきました。これからのシーズン、豊漁が続きますよう願ってやみません。
 また、先月28日から始まった二十世紀梨の出荷も、最盛期を迎えておりますが、村岡区、小代区におきましても稲の刈り取りが始まり、町全体が収穫の秋を迎えております。
 平成19年度も5カ月が過ぎましたが、本年度の各種事業もおおむね順調に進んでいるところであります。
 それでは、7月以降の行政の主立ったことについてご報告をいたします。
 まず、行財政改革の推進につきましては、本年1月に策定をした香美町行財政大綱に沿って、具体的な推進計画を香美町行財政改革大綱実施計画として7月に策定し、その推進を図っております。
 また、6人の委員から成る香美町行財政改革推進委員会を設置して、7月10日に第1回の会議を開催しました。この委員会において、行財政改革の進捗状況の点検などをしていただくとともに、さらなる改革に向けた意見もいただくこととしております。
 なお、このたび県から発表された平成18年度決算に基づく実質公債費比率において、香美町は残念ながら29.4%となり、昨年の28.8%よりさらに0.6ポイント高い数値となりました。高い数値となった要因の1つには、実質公債費比率の算定が3カ年の平均値を用いておりますが、15年度単年度が26.1%であったのに対し、それにかわる18年度単年度が、普通会計公債費分として過疎対策事業債のゴンドラリフト等の償還額が増加したことや、公営企業への繰出分として公立香住総合病院への繰り出し等が増加したために、29.0%という高い数値になったことによるものです。2つ目は、国の算定基準が変更となり、普通会計の公債費分として公有林整備事業債の償還額が追加となったり、また下水道会計への繰出金分として、新たな繰出基準が追加されたためであります。
 既に借り入れた起債の償還額は、18年度、19年度においてピークになっておりまして、来年度20年度以降は徐々に下がる見通しですので、7年後の25年度には25%未満に、9年後の27年度には18%未満にしたいと考えて、努力をしているところであります。
 次に、制限付一般競争入札の実施についてでありますが、これまでは町が入札参加者を指名する指名競争入札を実施してきましたが、入札の透明性、公平性、競争性をより一層高めるため、制限付一般競争入札制度を取り入れることとしました。
 本町においては、新たな取り組みでありますため、本年度は試行的に3件程度実施することとし、対象工事を入札審査会で選定する中で、現在までに2件の工事について実施をしたところであります。
 次に、香美町の新庁舎建設を記念するとともに、児童・生徒に行政や議会に関心を持っていただき、さらに将来を担う子供たちの意見をまちづくりに反映するために、8月11日にこども議会を開催いたしました。町内の小・中学校からそれぞれ1人ずつの、計16人の子供議員からいろいろな質問や提言をいただきましたので、今後のまちづくりに大いに参考にさせていただきたいと考えております。
 次に、JR利用促進と町民の交流を目的とした第2回香美町民号旅行を、サロンカー「なにわ」を利用して6月15日から16日の1泊2日の日程で行いました。
 今回は、近江八幡、長良川温泉、そして郡上八幡を訪れる旅に、昨年より27人多い140人が参加され、往復の列車内や宿泊先での懇親会では大いに交流を深めていただきました。
 次に、香美町役場庁舎が現在の位置に移転しましたことで、町民の皆さまの利便性を図るために、全但バス株式会社に対し役場バス停の新設を要請していましたが、近畿運輸局の許可がおり、8月1日から運行されております。当面は2便のみとしており、1便は余部発8時10分のバスが香住駅を経由して8時30分に役場に到着します。もう1便は、畑発8時53分のバスが9時31分に役場に到着し、香住駅に向かっております。
 次に、余部鉄橋展を夏休みの「あまるべロマン号」の運行にあわせ、7月30日から8月10日までの12日間、余部地区公民館で開催をし、鉄橋の建設や保守の歴史を振り返るとともに、その雄姿をいつまでも心に刻んでもらうために、写真、パネル、模型などを展示をいたしました。
 また、新しい余部橋梁の架け替え工事の現場作業が本格的に実施されるまでの期間を利用して、8月17日と18日の夜には、鉄橋のライトアップを行い、夜空に浮かぶ幻想的な姿を多くの方々に見ていただきました。
 次に、第3回若者交流会in香美(海のつどい)を8月18日から19日の1泊2日の日程で、香住区で行いました。町内の独身男性20人と阪神方面等から参加した19人の女性が、国民宿舎ファミリーイン今子浦をメイン会場として交流を深めていただきました。今回は7組のカップルが誕生しましたので、これを機会に交際が深まり、結婚まで進むことを期待しているところであります。次回は「山のつどい」として、村岡区で11月3日から4日にかけて行う予定にしております。
 健康福祉部関係では、広域ごみ・汚泥処理施設についてですが、北但行政事務組合では平成16年6月に日高町上郷、現在豊岡市日高町上郷を広域ごみ・汚泥処理施設建設の最適地として選定して、本年7月まで約3年にわたり、地元や周辺住民の皆さんに事業説明や学習会、先進地視察などを行って、ご理解を得るよう努力をしてきました。しかし、去る7月24日に、上郷区で臨時総会が開催され、区として生活環境影響調査の実施に同意しないとの決定がなされ、建設は事実上不可能となりました。
 今回の事態を受けて、北但行政事務組合は、上郷での建設を断念し、改めて一から候補地を選定することになり、本年度中に候補地を決定すべく、現在作業を進めているところであります。
 次に、町民一人一人の防災意識を高めていくことを目的に、9月2日を基準日として、町内全域を対象とした総合防災訓練を実施し、116区、約8,500人の参加をいただきました。残る4区におきましても、近く実施をしていただく予定になっております。
 今回は、この4月に香住区下浜で発生をしました火災を教訓に、各区ごとに火災の発生を想定をして、町、自主防災会、消防団、関係機関が連携をして、消火訓練、避難訓練のほか町災害対策本部との通信訓練などを行いました。今後、実施結果の反省点を踏まえ、改善を図りながら、災害発生時に万全の対応ができるよう、訓練を積み重ねていくこととしております。
 次に、今年1月に制定をしました町民歌に合わせて、香美町いきいき体操を創作をいたしました。下肢の筋力強化、腰痛予防、転倒予防、肩こり予防の効果があり、健康づくりにつながる体操として、町民の多く集まる催し会場や老人クラブ、運動機能向上教室などで普及を図っているところであります。
 次に、広域的障害児(者)療育センターの建設についてであります。現在、北但1市2町で実施しております児童デイサービス事業や豊岡市が県から委託を受けております重症心身障害児(者)通園事業などについて、より専門的で総合的な療育訓練・相談・支援体制を構築するため、豊岡市と新温泉町、香美町の共同で新たに広域的障害児(者)療育センターを設けることにしております。
 肢体不自由児や知的障害児、発達障害児の児童デイサービスや重症心身障害児(者)の通園事業などを行うほか、相談に応じたり、巡回療育や訓練、家庭支援など、地域支援も担っていくこととしております。この9月から実施設計にかかり、平成20年10月完成を目指しております。
 次に、高齢重度障害者医療費の高額医療費に係る過誤払いにつきましては、多数の町民の皆さまに大変なご迷惑をおかけしましたこと、改めて深くおわびを申し上げます。
 今回の事案に対するおわびと過誤払い金の返還につきまして、対象の皆さまにご理解をいただくため、8月2日から6日までの5日間を集中日として、幹部職員と関係課の職員が2人編成ですべての対象世帯を訪問するとともに、引き続き8月を集中期間として取り組んでまいりました。
 その結果、8月末で対象者176人のうち166人のご理解をいただき、総額681万8,000円のうち317万4,000円を返還をしていただきました。また、約230万円については、分割等で納付していただくよう、確約をしていただいておるところであります。残る10人につきましても、引き続きご理解をいただくよう訪問をしているところであります。
 町としましては、二度とこのような誤りを起こさないよう、職員に職務の重要性を再認識させ、再発防止に努めておりますので、何とぞご理解を賜りますよう、お願いを申し上げます。
 次に、産業部関係ですが、村岡有機センター増設工事は、7月17日の臨時議会で請負契約締結の議決をいただきましたので、直ちに工事に着手しました。造成工事、及び一部の既設建物の撤去工事を終了し、現在本体増設の基礎工事に取りかかっております。今後、11月末の完成に向けて、鋭意進捗を図ってまいります。
 次に、5年に一度開催されます全国和牛能力共進会が10月11日から14日にかけて鳥取県で開催されます。この共進会に出品される兵庫県最終予選会が、去る7月5日篠山市において開催され、香美町からは若雌の部門に村岡から1頭、総合評価群の部門に村岡区から2頭、小代区から2頭の合計5頭が代表牛として晴れの舞台に出場することが決定しました。
 中でも繁殖性と肉質の総合評価を行う、いわば大会のメイン部門であります総合評価群に出場する雌牛のすべてを本町代表で占めることとなりました。ぜひとも香美町から出場する5頭の代表牛が上位入賞するよう、期待をしているところであります。
 次に、第18回北但西部管内緑の少年団交流大会を、8月7日に県立但馬牧場公園で開催しました。大会には、緑の少年団員290人が参加をし、各町の代表による「誓いのことば」や、桜の記念植樹が行われました。続いて行われた木工クラフトや葉脈標本づくりなどにも熱心に取り組んでいただき、大会でのいろいろな活動を通じて自然に対する理解が深められました。
 次に、8月22日から23日にかけての集中豪雨により、農地、農業用施設に27件の被害が発生をしました。国の補助を受けて復旧する災害は、10月下旬に国の査定を受けることにしておりますが、これらの災害復旧事業採択申請に必要な測量試験費や、国の補助の対象にならない町単独事業での復旧事業費は、今議会で補正予算として審議をお願いすることにしておりますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、漁場機能維持管理事業、いわゆる海底の清掃作業ですが、8月10日に但馬漁協・香住本所所属の沖合底曳網漁船等21隻が日本海の日本側排他的経済水域内の海底清掃を実施して帰港しました。また、翌8月11日には、柴山支所所属の10隻も同じ海域の海底清掃を実施して帰港しました。
 海底清掃は、国の漁場機能維持管理事業として行われ、全国底曳網漁業連合会が事業委託を受け、平成12年から実施をしているもので、底曳き網やサデを使って、韓国漁船が残した大量のバイかごや漁網など約275トンを回収して、産業廃棄物として処分をいたしました。
 次に、商工会と協力をして、香住スタンプ会Eカードと村岡ゑびすシール会Pカードの満点カードで、町税や公共料金の納付が9月3日からできるようにいたしました。
 これは、西日本で初めての取り組みで、地域の商業振興を目的とするものです。カードはいずれも、それぞれの会に参加する店舗で買い物をした際に、カードを提示すると100円購入するごとに1点たまり、満点Eカードは700円分、満点Pカードは500円分の町税や公共料金の納付に使えることになります。
 次に、山陰海岸ジオパーク推進協議会の設立についてですが、京都府から鳥取県まで、約75キロにも及ぶ山陰海岸国立公園を世界の地質公園「ジオパーク」にしようと、関係の各府県・市町・観光協会・商工会などの関係団体が、7月16日、山陰海岸ジオパーク推進協議会の設立総会を、城崎大会議館で開催いたしました。
 日本においては、まだジオパークの認証を受けているところはなく、国において申請等、窓口の整備がされようとしていますが、山陰海岸を日本で第1号の認証を目指して、取り組みを進めることとしております。香美町も、山陰海岸国立公園の中心に位置する町として、積極的に活動を展開していくこととしております。
 次に、兵庫県大型観光交流キャンペーン推進協議会の設立についてです。平成21年4月から6月までの3カ月間、JRグループ6社により、兵庫県を地域とする重点キャンペーン(ディスティネーションキャンペーン)が実施されます。
 兵庫県では、兵庫らしさである多様性や地域個性をさらに高めるとともに、その魅力を改めて全国に発信することをねらいとして、このディスティネーションキャンペーンとタイアップして、大型観光交流キャンペーンを実施することとなり、去る7月18日兵庫県大型観光交流キャンペーン推進協議会が設立をされました。
 また、8月10日には但馬県民局をはじめ、但馬3市2町や観光関連団体、経済団体など41団体を構成員とする但馬地域部会も設立総会が開催されました。今後、構成市町や団体と協力し、但馬を、そして香美町の魅力を、全国に向けて発信する取り組みを進めていきたいと考えております。
 次に、各種イベントについてですが、海開き等につきましては、香住の夏の始まりを告げる恒例の海開き行事が、7月1日柴山海水浴場をメイン会場として開催され、この夏の海水浴の安全を願うとともに、地元の子供たちが色とりどりの風船を揚げて、シーズンの到来を祝いました。
 今年の夏は例年より梅雨明けが遅れ、また台風の影響もあり、8月初旬まですっきりしない天候が続きましたが、その後は安定し、連日記録的な猛暑が続きました。海水浴客は、6つの海水浴場とも夏休み前半はいずれも前年を下回る状況でしたが、後半に入り、前半少なかった分も挽回して多くの人が訪れ、結果、シーズン全体としての海水浴客は昨年並みの入り込み数となりました。
 猿尾滝まつりが7月8日に行われ、メイン行事として青竹を利用した、全長約60メートル、880人分のそうめん流しのほか、アマゴのつかみ取りや地元産の野菜を販売するバザーが出店され、涼を求めて訪れた多くの観光客、町民の皆さんでにぎわいました。
 第30回ふるさと小代夏まつりは、7月21日小代区大谷ゴンドラステーション駐車場を会場として開催されました。ステージショーの新屋区のおだんご会による南中ソーラン踊りや、商工会青年部の皆さんによる香美超戦隊オジレンジャーで会場が大いに盛り上がりました。また、各団体による18店のバザーが出店され、訪れた約800人の参加者は楽しい一夜を過ごされました。
 今年で第30回目を迎えます香住ふるさとまつりが、7月28日、29日の両日、しおかぜ香苑や香住浜周辺を会場として開催されました。初日の28日は、30回目の記念イベントとして、イベント広場がしおかぜ香苑を会場に開催されました。日本海をバックにした特設ステージ上では、町内外の7団体によるよさこい踊りをはじめ、いろいろなステージが繰り広げられました。
 まつりのメイン行事であります海上花火大会では、今年は海上スターマインに加え、30回記念の尺玉30連発を含む約2,800発の色とりどりの花火が打ち上げられ、昨年を上回る約4万6,000人の観光客や町民の皆さんを魅了しました。
 翌29日は、整備された香住浜海水浴場周辺でたらいこぎ大会、こども大会、フリーマーケット、アームレスリング大会などの行事が行われ、子供たちや若者など、町内外から来場された多くの方でにぎわいました。
 第34回村岡ふる里祭りが8月4日村岡商店街を会場として開催されました。町内12チームが参加した爆笑三輪車大会をはじめ、もちまき大会、カラオケ、各種バザーなどのも催しや、周辺各地から集まったよさこいソーラン踊りが行われ、多くの人でにぎわいました。
 そのほか、香住区ではかえる島絵馬祈願、万灯の火まつり、村岡区では但馬高原植物園涼風まつり、山田渓谷まつり、射添・矢田川まつりなどが開催され、多くの参加者の皆さんに夏の楽しいひとときを過ごしていただきました。
 次に、建設部関係ですが、まず、町道関係では、香住区内の町道香住港湾線が道路本体の工事を済ませ、残る横断歩道等の道路標識と植栽緑化工事、10月下旬ごろまでを目途に行う予定にしております。
 村岡区内の町道東上新町線の消雪・流雪溝整備工事は、制限付一般競争入札を行い契約したところであります。
 小代区内の町道野間谷線は、水道の仮配管を行い、道路本体工事に着手をしております。
 災害復旧工事の町道市原黒田線は、切土斜面からの湧水により崩壊があったため、国土交通省と復旧工法を協議しました。その結果、法面工の工事を追加することとなり、契約変更が必要となりましたので、追加議案としてご審議をいただく予定としております。
 国・県道関係では、地域高規格道路の余部道路は、船越トンネルの矢田工区も掘削が始まり、その他の工区も順調に施工中です。
 主要地方道大乗寺バイパスは、10月から用地・補償交渉を行う予定であり、また、境バイパスは年内に橋脚2基の工事が発注される予定であります。
 また、8月22日から23日にかけての集中豪雨による災害は、道路災害4件で、この中には余部御崎線の現在施工中の箇所も含まれております。
 次に、下水道関係ですが、香住処理区の平成18年度繰越事業で、一日市4工区汚水管渠布設工事と、一日市・境地区マンホールポンプ機械電気設備工事につきましては、7月末に工事が完成をいたしました。
 境1工区、境2工区汚水管渠布設工事は、11月末完成に向けて順調に施工中です。6月に発注しました境3工区につきましても、順調に工事を進めております。7月20日に供用開始の手続をとり、境区を残して一日市区まですべて供用開始となりました。
 山手土地区画整理事業につきましては、平成21年度一部完成を目途に進められており、保留地の一部の整備が完了しましたので、9月1日から分譲が開始されました。分譲開始に当たり、9月1日、2日の2日間、山手土地区画整理組合が現地説明会を行い、数件の相談がありました。また、関連する町道山手若松線の用地買収・物件補償契約も終え、JR委託工事も本格的に始まることとなります。
 次に、公立香住総合病院関係ですが、まず診療体制ですが、去る7月中旬から勤務する医師の健康上の理由により、診療体制の変更をしなければならない事態となり、当面の対応として、新規の入院の受け入れを原則として休止する。午後5時15分以降の時間外、休日の救急診療ができない等、町民の皆さんには大変なご不便とご迷惑をおかけしております。医師の健康も回復しつつありますので、できるだけ早く、従前の診療体制がとれるよう努力していきたいと考えております。今しばらく、ご理解とご協力をいただきますようお願いを申し上げます。
 次に、3階病床の有効活用を図るための老人保健施設への転換についてであります。当初、20年度に療養病床に移行した後、21年度に老人保健施設へ転換していく方向で検討をしておりましたが、直接一般病床から老人保健施設への転換が可能となりましたので、来年20年度から老人保健施設へ転換する方向で検討を進めております。
 施設につきましては、入所人員を最大49人として、法令等の施設基準に基づき談話室や食堂、浴室等を整備したいと考えております。また、リハビリは既存の施設を活用していきたいと考えているところであります。
 施設整備を行うための起債につきましては、病院全体の経営健全化計画をもとに、県及び総務省と協議を続けてきましたが、8月22日付で県から病院事業債の借入予定額について内定を受けました。したがいまして、老人保健施設の開設に伴う収支見通し、整備の方向性などについての検討も、おおむね終えましたので、施設整備やこれからの運営について、近く町民代表の方々からご意見も聞き、その上で具体的な準備に入りたいと考えております。
 次に、病院全体の経営改善対策を進めるため、病院経営の専門家等3人の有識者による経営改善アドバイザー会議を5月10日に立ち上げましたが、その後病院の財務分析をもとに、具体的な指導・助言を受けてきました。指摘をいただいた20件余りの事項について、対応すべき方向についての検討も終えましたので、これをもとにして9月中に会議を開き、最終的なまとめをしていただくこととしております。
 次に、既にご報告をしましたように、本年10月中旬から香住病院施設の一部を利用して眼科の院内診療施設が開設されることになりました。院内診療施設を開設されるのは、かつて通算6年間、香住病院に勤務された経験のある村田吉弘医師です。医師確保が困難な中で、住民への医療提供の観点から、眼科診療施設の院内開設は大変ありがたいことだと考えております。今後は、ともに連携して患者サービスに努めていきたいと考えております。
 次に、年度初めから開設準備をしておりました居宅介護支援事業所につきましては、去る8月1日に事業所開設の許可を受けました。支援事業所の名称を香住病院居宅介護支援事業所「もくれん」とし、病院内にある訪問看護ステーションの一部を事務所としてスタートをしました。今後、利用者の皆さんと福祉サービスを行っている事業者との連携を図り、よりよいケアプランの作成とその実行に努めていきたいと考えております。
 次に、教育委員会関係ですが、村岡区3中学校の統合問題につきましては、検討委員会にお願いをしておりましたが、統合中学校の位置、施設整備、通学対策、統合時期の4項目すべてについて検討を終え、8月31日にその報告をいただいたところであります。町としましては、報告書の内容を尊重し、統合中学校における教室をはじめとする施設整備の内容、路線バスが運行されていない地域等を含めた通学対策と通学費の負担のあり方など、いろいろな課題について具体的な検討を進めたいと考えております。
 次に、ふるさと教育につきましては、ふるさと教育推進プロジェクト事業の1つであります各区中央公民館連携講座のふるさと語り部講座を予定の6回のうち4回を終えました。毎回40人を超す参加者があり、好評の中で実施をしております。香美町に住む大人自身が、まずふるさとを再発見し、次世代を担う子供たちに継承することに努めていきます。
 また、11月25日には香住区において青少年育成町民集会・ふるさと学習体験発表会・PTCAフォーラムの開催を計画しております。
 マラソン大会につきましては、第19回香住潮風マラソン大会は、来たる9月22日に、昨年より26人多い1,591人の参加を得て、名勝香住海岸のコースで開催をします。
 また、第10回村岡ダブルフルウルトラランニングは、9月30日に、昨年より235人多い742人の参加を得て、起伏が激しく変化に富んだコースで開催することとしております。
 次に、昨年に引き続き、第2回香美町の四季を詠う短歌・俳句祭を開催をいたします。
 海のまち香住区、山のまち村岡区、小代区の自然、そこに暮らす人々の生活や歴史・文化・ふれあいなど、心に映る四季折々の表情をうたっていただくこととしております。現在、関係機関や団体等に案内をしており、12月15日に応募を締め切り、1月下旬に入賞者の発表、3月上旬に表彰式を予定しているところであります。
 以上、行政の主立ったことにつきまして、ご報告をさせていただきました。
 なお、今議会には、委任専決1件の報告、人事案件2件、条例の一部改正議案3件、補正予算議案8件、決算認定議案13件など、計30件を提案しております。
 さらに、追加議案として契約議案1件を予定させていただいておりますので、何とぞご審議を賜り、適切なご決定を賜りますようお願いし、第23回香美町議会定例会に際しての行政報告といたします。
 よろしくお願いをいたします。


◎議長(森 利秋) これをもって、行政報告を終了します。
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 日程第5 一般質問


◎議長(森 利秋) 日程第5 一般質問を行います。
 お諮りします。
 一般質問の方法は、一問一答方式で、質問時間は答弁を除き、1人30分以内といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(森 利秋) 異議なしと認めます。
 それでは、そのようにとり行います。順次、議長において指名し、発言を許可いたします。
 議長よりお願いをしておきます。一般質問は、大所高所からの政策を建設的立場で議論すべきものであります。単に事務的な見解をただすにすぎないようなものとか、制度の内容説明や、お願いや要望をするようなものではなく、簡明にしてしかも内容ある、次元の高い質問を展開していただきたいと思います。
 なお、当局におきましても、的確明快な答弁をお願いしておきます。
 それでは、寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) おはようございます。通告のとおり質問をいたします。
 ところで町長、今日はくしくも9.11、同時多発テロの記念すべき日なんですが、私も質問に当たりまして、自爆テロにならないようにさわやかな議論をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、観光振興について2点伺います。
 まず1点目は、しおかぜ香苑一体を生かした観光はということで。
 今年の夏は記録的な猛暑となり、但馬の海水浴場は例年にないにぎわいになったと聞いております。また、山へ涼を求めての人出も多かったようであります。しかし、城崎温泉では総じて入り込み客は伸び悩んだようで、温泉と海は一体にならないのか、思うようにいかないものであります。
 そうした中、今年の夏の香美町の状況をどのように把握して、総括しておられるか。先ほどの行政報告の中にもありましたが、もう一度詳しくお願いいたします。
 また、しおかぜ香苑とその付近が整備されてきており、これからの香美町の観光拠点として観光客の増加を期待するところであります。
 そこで、今後の観光振興策として、しおかぜ香苑を生かした施策を講じて、香美町への観光客の増加を図るべきだと思いますが、どのように考えておられるか、町長の所見を伺います。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 質問は終わりました。
 町長の答弁を求めます。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) 寺川議員から、観光振興対策についてご質問をいただきました。まず、今年の夏の観光客の入り込み状況等についてのお尋ねでありますが、行政報告でも申しましたように、今年7月が、まず梅雨明けが遅くなりました。例年よりも5日ぐらい遅かった。7月24日ぐらいに梅雨明けになったということが1つあります。その後、台風5号等、台風が来まして8月の初めまでなかなか海水浴ができるというふうな状況でなく、少し寒い日が続いたというようなこともありまして、まず海水浴場のほうにつきましては夏休みの前半、7月についてはお客が少なかったというふうな状況にあります。
 しかし、8月に入ってから、今度は猛暑になりましたので、大変暑く、盆過ぎまでずっと暑い日が続きましたので、逆に8月に入ってからは多くのお客さんが来られたというふうなことから、香住海岸、6つの海水浴場全体で見ますと、前半が減ってその分後半で挽回をして、大体昨年並みぐらいではないかというふうな総括をしているところであります。
 しかし、その中で6つの海水浴場、それぞれ海水浴場の特徴がありますので、最近は海水浴客も、どこでも海があればということでなくて、やはり泳ぐプラスアルファを求めて来られますので、それらについての、少し海水浴場ごとの差が出たんではないかなというふうに思っております。
 1つ顕著に影響が出ているのは、私の地元柴山は、ちょっと沖の臼ヶ浦というところに船で行く、そこが前の浜よりも海水浴の中心になっておりますが、そこへ7月の間は行けなかったというふうなこともあって、全体としてお客さんが、ほかの海水浴場よりも少し少ないというふうな状況が、聞き取り調査等で出ておりました。これらは、これから対策として考えていかなければならない大きな課題ではないかなというふうに思っております。
 全般として、これからも海水浴客を増やしていくためには、単に泳ぐ場としての海だけではなくて、プラス楽しむ、遊ぶというふうな部分をどう魅力づけをしていくか。それぞれの海水浴場ごとの特色をさらに伸ばすための工夫を、観光協会や各海水浴関係者の皆さんと十分協議をしていかなければならないなということを、この夏の総括をする中で感じたところであります。
 山のほうは、天候にも恵まれまして、特に8月に入ってからの天候に恵まれまして、前年を上回る入り込みというふうになったというふうに聞いておりまして、これもいろいろな、単に山に来られるだけでなく、そこで楽しむというふうないろいろな対応を、観光関係の皆さんと、さらに詰めていきたい。そして、とりわけ昨年のような、冬のスキー客が雪が少なくなっても、夏で挽回をするというふうな観光体制をとっていかなければならないというふうに感じているところであります。
 それから、2番目のしおかぜ香苑の整備とその活用のお尋ねです。しおかぜ香苑が大体整備ができました。ご承知のとおり、東側のサッカーやグラウンドゴルフができる芝生もできました。西のほうのこども広場の部分も、ほぼできました。あと、道路周辺の歩道や緑地帯等についても、今年度中に整備を行います。一番西側の県が対応していただきますところにつきましても、今年度、来年度でほぼできるというような状況になっておりまして、今年度終われば大体形ができあがるというふうなところまでいきました。我々として、この貴重な大きな広場を観光に有効に使いたいというふうに思っております。
 もちろん、町民の皆さんのゆっくりと楽しんでいただく広場ということも当然ですけれども、あわせて観光にも活用したいというふうに思っていますが、その方法として、いろんなイベントをあそこで行う。そして、町民の皆さんももちろんですけれども、町外からも多くの観光客に来ていただいて、日帰りだけでなくて、できたらあそこに来ていただいた皆さんが泊まっていただくというふうな、観光のイベントの場として積極的に活用したいというふうに思っているところであります。
 今年もそういう観点から、5月にあのしおかぜ香苑をスタートとして三田浜までの香住海岸絶景ウォーキングというのを計画いたしまして、170人ほどの参加をいただきました。
 また、この10月の終わりには、小学生以下の子供を対象としたたこ揚げと宝探し大会と、まさしく子供の遊ぶイベントですが、それを予定をしておりまして、親子で一緒に来ていただいて楽しんでいただこうというふうなことを考えております。
 また、この第30回のふるさとまつりのときにも、そうした将来への展望の1つとして、イベント広場でよさこい踊りを、但馬の各地から来ていただいてやっていただきました。できれば、海でのよさこい踊りというふうな形で、来年以降早い段階で独立したイベントにもっていけないのかな。よさこい踊りはたくさんの皆さん方が集まります。各地でやっておりますけれども、夏、海で潮風に打たれながら踊っていくというふうなものは、ほかにはありませんので、海ならではの香住の一つの新しいイベントにできればというふうなことから、そうした取り組みもしておるところでありまして、そうした積極的な活用を図りながら、観光のために大いに役立てるような取り組みをしてまいりたいというふうに考えているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) それでは、質問をもう一度したいと思います。
 海の状況なり山の状況は、今お伺いしました。その中で、一番気にしていることがありまして、町長もいみじくも今答弁された中にあったんですが、総括として、海水浴で果たして今後観光客を呼べるのかという議論がよくありまして、最近も海水浴場がある、ある地区の区長さんと話をしておったんですけど、もうこれからは海水浴だけではお客は呼べんと思っとるから、方向転換せないかんということで、町長も同じ認識を持っておられて、ちょっと安心したんです。
 その中で、果たして、いろんな海水浴場がある中で、特徴を出すといってもなかなか、お金の要る話だし、どういうふうにやっていくかなという感じがしております。
 当然、個人的な商売ですから、企業経営で民宿なりその関係する方々は当然努力されておりますけれども、やっぱり町が中心になって、税金をいただく以上は周辺整備といいますか、その辺の仕掛けといいますか、手立てはやっぱり行政がされないと、なかなか難しいなと思っております。
 そういう中で、特徴的な、海水浴場をするのか。私自身は、それはそれと置いておいて、一番今中心に議論を持っていきたいのが、しおかぜ香苑に人が集うと、もう集中的にそこに来てもらって、そこから流れてもらうと。いろんな観光地に行くと、ささいなところであっても、例えばこの間一緒に行った郡上八幡でも、行ったら何でもないんだけど、歩くだけでも人が集って、そこでうろうろしてその延長線でどこかに泊まるという方法しか、もうないのかなという感じがしております。
 そういう中で、しおかぜ香苑は17年の12月に、当時の森議員がちょっと関連した質問をされておって、その中に100億以上の巨費を投じてどう生かすんだというようなことを質問されました。当時、町長答弁では、当初予定では10万人見ていたが、1万5,000人というごっつい修正をされたことはよく覚えておって、それだけ大変なことだなと。あれだけ、何のためにつくられたのかという、僕もいつも言っているように、お金を投じてよくなった。しかし、町が廃れて観光客は少なくなったというようにならんように、どうして生かしていくかという感じをしております。
 その中で、いろんなイベントを言っておられて、遊ぶとか楽しむ中で、集中的には今、夏のイベントの答弁があったと思うんですけど、全体の流れとして、またどういうふうに生かしていくのかという感じを持っておられるか、もう一遍お聞きしたいと思います。
 本当に施設整備ができて、私も今回初めて聞いたんですが、トイレ1棟が5,000万近いお金でできておるということで、大変な投資だなという感じで、香住町が全部出したわけじゃないから、県だからということではならんような気がします。その辺の人の集まり具合をどういうふうに見ておられるのかということで、お願いしたいと思います。
 それから、同じように県の施設、町の敷地の中で交流広場とかこども広場とか、あれは整備できたけど、どう生かすんという感じが見えてこないんです。それから、当時は水産加工の方が中心になって物産館を建てて、もっとにぎやかにやるようなことを聞いていたんですが、それがいろんな問題で今は立ち消えになっているんですけど、その後なかなか経済情勢も厳しくなってきて、どんなふうな感じでとられておられるのか。果たして関係者は意欲を持っておられるのか。それからまた、町のほうが後押しして、こうやりなさいという話になるものか、その辺の考えをお聞きしたいと思います。
 以上、お願いします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、海水浴場の問題につきましては、それぞれ6つの海水浴場の特色がありますので、なおかつ海水浴場が目的ではなくて、海水浴場とそこにかかわる民宿、観光の業界の皆さんとのかかわりがありますから、町としてはどこか1カ所に集中的にお客さんが来てもらえればええということではなくて、それぞれのところに多くのお客さんに来てもらうような対策を講じていかなければならんというふうに思います。
 したがって、それぞれの海水浴場ごとの何を生かしていくか、町だけでなくて、関係の皆さんとも意見交換をしながら方向を定めて、その中で町が受け持つ分野、それから地元の皆さんが対応しなきゃならない分野を、取り決めの中から進めていくことが必要だというふうに思っておりまして、それらの対応はこれから段階的にやっていきたいというふうに思っているところであります。
 それから、しおかぜ香苑につきましては、ご指摘のように、当初、魚を中心とした販売機能と、それから西のほうについては町の会館機能といいますか交流施設機能、2つのものを中心とした計画があります。現在もそれは消えておるわけではありませんが、現実問題として、財政的なことも含めて当面取り組みが困難だという中で、暫定的に今、できたあの地域をどう活用するかということに取り組んでいるところであります。
 特に、その魚の販売機能の問題につきましては、町主導ということにはなかなかできる話ではありません。やはり業界の皆さん主導でやっていただく中で、町がどこまでお手伝いをできるかというスタンスで取り組んでいきたいというふうに思っておりますけれども、今、業界の皆さん方の機運も少し低迷をしておりますので、これらについては少し気長に協議をしていきたいなというふうに思っております。
 そういう中で、あの広場を生かしていく上で、やはり単独であそこでイベントやいろいろなものをやっても、なかなか集客効果は少ないと思います。香住に夏中心にお客さんがある程度来られる。そのお客さんをさらに増やすということが第一の取り組みではないか。したがって、夏を中心としたイベントをまず集中的に行って、お客を増やす努力をしていきたいな。それがある程度いけば、さらに春、秋というふうな格好に伸ばしていって、カニシーズン以外の春から秋のシーズンの集客効果を高めていく拠点として取り組んでいきたいというふうに思っているところです。やっぱりその方法としては、先ほど言いましたように、いろんな、単発的ですけども、イベントを行って、イベントに参加する人が多く来ていただく。多く来ていただいた方の中で、多くの方が泊まっていただく。そんな方向への仕掛けをしていくことが必要ではないかというふうに思っておりまして、なかなかすぐにその効果が出るものではありませんけれども、積み重ねの努力を関係の皆さんと十分協議をして取り組んでいきたいというふうに思っているところであります。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 一応話はお聞きしたんですけど、一番寂しいな、残念だなとか思うのは、今の1万5,000人の見込みという話ですね。私はこの夏のたらいこぎ大会に出ていまして、ずっと気になってうろうろしながら見ておったんですけど、ほとんど知った顔の人が多くて、知らない顔というのは余りなかったんです。地元の方がやっぱりたくさん見えておったなという感じで、あのイベントが果たして町外の方にどれだけの、花火は当然たくさん来てもらったんですけど、どれだけのインパクトがあって皆さん来てもらったのかなという疑問に感じておるんです。
 先ほどちょっと、夏をと言われたんですが、夏はにぎやかであって、季節とともに秋になって冬になってきて、なおさら人がおらんで、本当に寂しいもので、いい施設があっても、見た目はきれいなんだけど、本当に廃れたという感じがするんです。やっぱり年間通じての、人が集ってもらって、そこでまたほかのところに移動してもらうということを、今の状況ではなかなか難しいんじゃないかなという感じでおるんです。
 その辺、具体的にもう一つ踏み込んでもらって、答弁いただけたらと思うんです。かといって、君はどの程度考えていると言われたら、なかなか私も財政を握っているわけじゃないですから、いい加減なことは言えませんけど、この辺は町長の考えを聞くしかないものですから、その辺、具体的な感じを見てほしいです。
 それから、どうしても、浜にしても秋口になって冬になってくると今度、いろいろ波が来ないようにはしてあるんですけど、やっぱり波の加減で砂がぼこっと来て、階段のところまで砂をかぶっておったり、あの辺もごっついみすぼらしいんです。それは時期が来たら直したらいいというものじゃなしに、やっぱりあの辺が問題があるから、どういうふうに今、状況になって、イタチごっこみたいに直してはまた波が来て直しされておるものか、あのままにしておって徐々に波が弱くなって、砂が上のほうまで上がってこないようになるものか、その辺も含めてもう一度答弁をお願いします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) しおかぜ香苑のイベント等については、先ほど夏中心と言いましたが、考え方として夏中心と言いながら、春から秋まで、カニシーズン以外の活用を図るということで、現在でも、先ほど言いましたような、ウォーキングを春にする、それから、たこ揚げ大会を秋にするというふうなことの試みをしております。また、行政報告でも報告しました潮風マラソンも、この9月の終わりにするというふうな形で、要所要所といいますか、時期のいいときに、それにふさわしいイベントを入れるということで、それらを増やしていくような努力をしていきたいというふうに思います。
 しかし、中途半端なイベントをしても、その最終の目的でありますほかの町から、しかも1泊をするようなお客さんを呼び込むというのは、なかなかすぐにはできないと思います。したがって、まず地元の町民でも積極的に参加をしてもらうような形でイベントを行い、香住ではこういうものをやっているでということをPRをしながら、さらに町外からも来ていただくような形の取り組みをしていかなければならんというふうに思っておるところです。
 したがって、ふるさとまつりの2日目の海の広場の行事はどうしても地元の子供たち中心の行事にならざるを得ませんけれども、これらもそうした行事を積極的にやることによって、最寄りの町の人たち、並びに観光客の皆さんに少しでも来ていただけるような働きかけをしていきたいなというふうに思っているところです。
 2番目の砂の問題については、確かに海の状況というのがなかなか今の技術でも、事前に十分な把握ができないという部分があるようです。ある程度いろんな地域のデータを前提にして調査設計はされているようですけれども、やはり、ちょっとした潮流の違いだとか、障害物がどこにあるかによって大きな変化をしてくるというふうな状況で、ある意味ではむだな投資が行われている部分もありますが、あの事業、県がやっていただいておりますが、県のほうでもいろんな大学等々にも協力をお願いする中で、極力そうした失敗を繰り返さないような手だてをとっていただいておりますので、何とか早く安定をした状況になるよう、我々としても今までからお願いしておりますし、これからもさらにそうした要請を続けていきたいなというふうに思っているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) この問題は、これで質問してから最後にしたいと思いますけれども、まず、もう一遍人数、入り込み数の問題ですね。1万5,000云々の人数が、当時の町長、発言されたんですけれど、これが年間通じて、いろんなイベントするということで、増やす手だてをどのように考えておられるかですね。これは夏だけじゃなしに年間、具体的な考えを持っておられるかどうか、その辺をお聞きして、次に移りたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 計画時における入り込み数についての想定は、一応計画としてしておりますけれども、今現実の問題として、じゃ、どこまでかというふうなことについての数字を先に設定をするということは、単に数字を設定することはできますけれども、現実の問題としては大変難しいと思います。やっぱり、1つずつそうした行事を積み上げていって、その行事を行っての反応を見ながら、どのぐらいが目標設定として可能かということを、もう一度再検討したいというふうに思っております。
 先ほども言いましたように、多くの皆さんに来ていただくことが必要ですが、観光対策として考えるとき、それが観光に実質的に効果を高めていくような形での入り込み数ということにならないことには、その効果が出ませんので、そういう点も含めてもう一度、状況が大きく変わる中におけるしおかぜ香苑の今後の対応について、関係の皆さんとの十分な検討を早急にしたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) もう一度、ちょっとしつこいんですけど、今の段階では具体的にはまだ人数を増やすためのいろんな施策は、まだ具体的なものは上がっていないということですか。それだけ確認を。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) これとこれとこれとをやるというふうな、最終的な確定はしておりません。先ほどからお答えしておりますように、さらにいろんなイベントを考えて、それらを増やしていく。そしてそのイベントごとにどのぐらい集客、入り込み効果があるかということを検討していくという段階で、今検討の過程だと。計画の過程だというふうにお答えしたいと思います。


◎議長(森 利秋) 1問、それでよろしいか。


◎寺川秀志(3番) はい。


◎議長(森 利秋) 質問の途中ですが、ここで暫時休憩をいたします。45分から再開といたします。
                             午前10時33分 休憩

                             午前10時45分 再開


◎議長(森 利秋) 会議を再開いたします。
 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) それでは、2点目に入ります。
 2点目は、観光立町としての取り組みということで、町長は平成19年度施政方針の中で、多彩な資源を生かした観光対策の推進、そして産業の中心に観光業を位置づけ、観光と他の産業との連携を図る考えを表明されました。
 また、就任以来幾度となく、観光立町を目指す方針を示され、同僚議員の質問にもその都度答えてこられました。3区の観光に携わる方々にも大変な期待感がありましたが、まだその姿がはっきりと見えてこない状況に、もどかしく思っている方もあります。
 そんな中、今後の観光客増加を目指すためにも、3区が連携した観光をどのように推し進めていかれるのか。そして、順調に進んでいる道路整備をどのように観光客増加に結びつけていかれるのか。
 また、香美町の情報発信基地として、村岡観光協会内にある香美町観光案内所をどのように位置づけられ、そしてどのように評価しておられるか。そして今後どのように生かしていく考えをお持ちなのか、町長の所見を伺います。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 私は、香美町のスタートから、議員もご指摘のように、香美町の活力を高めていく一つの大きな柱として、観光を中心とした産業振興を図っていくことが必要だというふうに申しておりまして、今もその考えに変わりはありません。特別大きな産業のない香美町にとっては、それぞれの、いわゆる地場産業としての水産業、それから畜産業、これも当然積極的に強化をしていかなきゃなりませんけれども、あわせて、こうした優れた自然を持つ香美町として、観光にもっと力を入れて、その観光を単に観光業関係の皆さんだけの利益ではなくて、幅広く地域経済に波及をさせていく。そうした取り組みをしていくことが必要ではないかというふうに、強く思っているところであります。
 そうしたことから、特に合併をして、香美町が海の観光と山の観光という特色のある違った魅力を持っておりますから、まずそうした観光地の振興を図る個別対策も徹底をしていく。具体的には、例えば海のほうでは、先ほどのご質問にありましたように、かつては美しい海があれば、海水浴客が来られましたけれども、それだけでは来られなくなっている。したがって、そうした魅力づけをどうしていくかというふうなことの取り組みをやっていかなければならんと思います。
 その1つとして、最近において取り組んでおりますのは、やはりこれからの観光客は単に舌で感じておいしかったとか、目で見て美しかったとかいうだけでなくて、それらのことが心に感動としてよみがえってくると、そうした部分が大きいんではないか。したがって、例えば海岸における夕日などについては、もっともっと強調して、香住海岸の夕日のすばらしさを訴えるというふうなことも必要と考えて取り組んでいるところであります。
 山のほうでもそうした、単にスキーだけではなくて、山の自然の美しさや滝の何とも言えない涼感のようなもの、そうしたものを満足していただくということで、及ばずながら猿尾滝にも合併直後から観光客が来やすいような環境づくりとして、トイレの設置を行う等の取り組みをしてきております。
 しかし、なかなかそういう対策はすぐに大きな効果が出ませんので、議員もご指摘のように、町民の皆さんの一部からは「町長はそう言っておったって、なかなか効果が出ないんではないか。口で言うだけでやることをやっていないんではないか」というふうなご批判も、一部にあることは承知をしております。
 しかし、町行政と関係の皆さんとが連携を図りながら、1つずつ積み重ねて取り組んでいくことが必要だというふうに考えておりまして、そうした取り組みを、これからも積極的にやっていきたいというふうに考えているところであります。
 具体的には、先ほど言いましたようなそれぞれの地域の特色をさらに高めること。そしてその特色を高めたものをうまく観光PRの上で連携を図っていくことが必要だというふうに思います。観光ルートを、今までの香住であれば海岸中心の観光PR、村岡や小代であれば山中心の観光PRをしておったことを、山に来た人が海に来る、海に来た人は山に行く。カニを食べた人がスキーに行く。また、カニ以外のシーズンには村岡や小代で但馬牛のおいしい肉を食べる。そうした観光ルートの連携化を一層図っていくことが必要だという思っておりまして、そうした取り組みもしているところであります。
 ちょうどこの秋冬版のガイドマップがつい先日できましたが、こうした町がつくっております観光ガイドマップにも、そうした観点からのPRを積極的にやっていこうと取り組んでいるのも、その1つであります。
 また、食材についてもこうしてカニあり、但馬牛ありという、もちろん小代には最近ではスッポン料理もできるようになりました。こうしたものを、その場所で食べていただくということと同時に、それらの食材をそれぞれのところでも活用するというふうなことも大いにやっていくことによって、観光客に対する魅力づけが高まるんではないか。そうしたことから当面、香美町で肥育をした但馬牛を香美町内で観光客に食べてもらう。地元で本場のカニを食べ、但馬牛を食べると。そうした観光地としての香美町観光をやっていこうという一つの取り組みを、今しているところです。これも、いろんな課題は多くありますけれども、1つずつそうした障害を克服して定着化を図っていきたいなというふうに考えているところであります。
 あわせて、そうした魅力づけの中には、やっぱりこれからの観光の1つに体験観光というのも大きな要素があります。海では単に泳ぐだけではなくて、地曳き網もできる、島遊びもできるというふうな魅力がありますので、そうしたことをさらに積極的に取り組めるような方向に進めていく。山のほうでも当然のことながら、山歩きだとか、それからいろんな、小代にありますような古代体験の森のような、そうした山におけるいろんな体験をPRしていく。そうした多様な観光資源を全体として香美町はたくさん持っておりますから、それを生かして、そしてそれらを単に、海に行ったときには海のそうした資源が使えますよ、山に行ったときには山の資源が使えますよということではなくて、相互に連携を図りながら進めていく。そうした取り組みを積極的にしていきたい。そうしたことを1つずつ進めることによって、ほかの観光地との競争の中で、香美町の観光地としての魅力は一味違うということを、多くの観光客に知ってもらうことが、観光をさらに一層進めていく大きな道ではないかなということから、そうした取り組みを進めているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) 今、答弁いただきました。町長、今日は村岡のほうからも傍聴に見えていまして、町長の答弁をかっと目を開いて聞いておられますので、よろしくお願いしたいと思いますけど。
 先ほど言いましたように、なかなか具体策が見えてこないんです。いろんな町長の、今の資料によっても、文言が躍っておるんですけど、果たして、僕自身がその文言によって具体策がなかなか浮かんでこないということで、大変質問もしにくいところもあります。
 今ずっと言われたように、古代体験の村だ、パンフレットだとか言っても、以前からずっとされておったですね。
 答弁漏れがあるんですけど、それはまた、ついでに。
 村岡の今の観光案内所のことで、答弁漏れが。それは後で続いてしますね。
 その具体的なことがなかなか見えてこないから、文言はいいことを書いてありますね。文章が躍っておる関係で、何かすぐにでもできるような感じがしますので、それだけ合併したということもあって、ずっと期待感が膨らんだと思うんですね。だけど、状況はよくなるよりは、現状としてはやっぱり入り込み客は減っておるんじゃないかという感じで。
 以前テレビを見ていましたら、観光客の入り込みの人数が、あれが本当に正当性があるんだろうかという話の中で、1人の人が行くたびに3回も4回も、結局延べ人数みたいな感じで、本当の実数じゃないようなことを、テレビで言っていましたけれど、私もずっと以前から感じておったんです。その辺、具体的なことが出ていないということで、大変困っております。
 それから、3区の連絡協議会の活動への支援ということで、これがずっと、次から答弁漏れです、支援ということで、3区の連絡協議会があるみたいで、合併だけの、3区1つに観光協会なろうという話ばっかりじゃなしに、いかに3区一体として観光業を発展していくかということもあるみたいで、その辺は町のほうはどのような支援をされているかということであります。
 それから、この間からずっと道路整備の決起大会に出させてもらっているんですけど、だんだん近くなってきて、今、和田山まで来ている北近畿自動車道、あれだけでも大分都会からの、私たちが行くのも来るのも短くなるということで、大変期待感があるんです。その辺をどう観光に生かしていくかということも考えておられるかどうかということですね。
 それから、これが一番大事なことなんですが、ファームガーデンのところに村岡の観光協会がありますね。あそこは表玄関というものかどうかということは、いろいろ考えがあるでしょうけど、あそこの中に香美町の観光案内所としての機能を持っているわけですね。それを町長は、その香美町の観光案内所をどのように評価されて、位置づけというんですか、を持って接しておられるかということです。例えば評価されているとするならば、今後ももっと観光のために利用するべきではないかなという感じがするんですけど、その辺もどういうふうに考えておられるか。
 今回はしゃべっている間にしつこく、どのように、どのように、どのようにと何回も言わせてもらっていますので、もう一度答弁をよろしくお願いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 大変失礼しました、答弁漏れがありまして。つい、元気が出たものですからどこまで言ったのかわからんようになってしまいました。
 順不同でお答えをしたいと思いますが、まず、連絡協議会の関係です。先ほど言いましたような、香美町全体の観光対策を強化していくために、観光というとのは議員もおっしゃるように行政主導でやったってなかなか、あるところまでの効果は出ますけど、そこで限界があります。やっぱり関係の皆さんと行政とが、まさに一体となって取り組んで、息の長い取り組みをしていかなければならない。お互いにほかの観光地との競争の中にありますから、絶えず力を落とすことなく、飛行機が上昇して飛んで、そのままぐっと一定のスピードで進むような取り組みをしなきゃならんというふうに思っております。
 その1つとして、それぞれ3つの観光協会の連携を図っていただくために、最終的には観光協会の一本化ということが必要ですけれども、それまでの間における対応として、連絡協議会をつくっていただきましたといいますか、つくられました。それに大いに期待をし、その連絡協議会と行政とは連携をとりながら、先ほど答弁をしましたようないろんな対応について、絶えず協議をして進めているところであります。
 しかし、それぞれ旧3町の観光資源そのものの違いがありますし、違いがありますから観光対策の取り組みの違いもあります。したがって、それを一朝一夕にすぐにぐっと軌道修正をする、ないしはどこかへ吸収するということは間違っていると思いますので、そうしたことをうまく調整をしながら、新しい香美町の、お互いの地域が活性化していくような観光対策をどうしていくかということを、少し時間をかけてでもやっていく必要があるという観点から、取り組みをしているところであります。
 しかし、連絡協議会もだんだんと、そうしたそれぞれの町の今まで取り組んできた状況についてのご理解もできておりますし、また、共同で取り組んでいただいている、例えば尼崎でのアンテナショップの対応等につきましても取り組んでいただいておりますので、そうした中から1つでも2つでも、香美町としての核になるような観光対策について、具体的な取り組みをしていただくよう進めていきたいなと、そういう時期になりつつあるなというふうに考えているところであります。
 そういう工夫の1つに、やはり観光対策を進めていく上で、先ほどは町内におけるいろいろな連携のことについてご説明をしましたが、より効果を上がらしめるためにはやはり、対外的な取り組みも積極的にやっていかなきゃならんと思います。幸い、旧村岡町が門真市と、旧美方町が尼崎市と姉妹提携をして長い歴史がありますので、今までは村岡の場合、村岡と門真市という関係における、観光面でもそうした取り組みでしたが、香美町全体として門真市の多くの住民の皆さんとの連携を図る。尼崎市と香美町という連携を図る。さらに、香美町になりましてから吹田市とも連携を図るような、今、取り組みをしておりますので、こうした阪神間における大きな都市住民との連携も十分図っていきたいなと。それらを含めながら、香美町の特色を生かした観光対策を進めていくことが必要だというふうに思っております。
 それを進めていくためには、ご指摘のように道路が最も必要です。なかなか、行ったら魅力があるけれども行くのに時間がかかる、ないしは雪が降ったら行けないとか、いろんな問題があるとなれば、どうしても観光客の選択が、香美町ではないところへ行くということになりますので、道路整備には大いに期待をしております。今、北近畿豊岡自動車道が八鹿まで工事を始めておりますけれども、但馬全体で運動している、豊岡まで10年以内というのを、私が盛んに言っていますのは、豊岡までが目的ではないと。豊岡までの北近畿自動車道と同時に、この鳥取、豊岡、宮津の高規格道路をはじめとする、但馬地域の道路のネットワークが完成をするという時期がその時期だということを前提に進めていかなければならん。
 それはとりもなおさず、いろんな生活上の道路整備の必要もありますけれども、但馬全体としても豊かな自然、それから各地にある多様な観光資源のネットワークを図っていくためにぜひとも必要ではないかなということで、3市2町の市町長の中でもそういう主張をしているところです。とりわけ香美町にあっては、そうした道路整備を急いでもらわなければ、なかなか地元だけの対応をしても不公平になってしまうという点がありますので、これからも大いに努力をしたいというふうに思います。
 道路の整備の部分では、そうした基幹軸の道路だけでなくて、香住村岡線も、当然のことながら、これは観光対策としても香住と村岡、小代との観光客の連携を図ってもらう上でも必要ですので、積極的な取り組みをしていきたいというふうに思っております。
 さらに、ご質問の、観光案内、観光PRの点ですが、非常に観光競争が厳しい。しかも、香美町だけ独自の観光というのは、余部鉄橋ぐらいは別ですけれども、それ以外はカニにしろ、山にしろ、皆但馬の中で競走相手があって、かつ厳しい競争をやっているところですから、少しでも香美町らしさについては、強くPRをしていく観光案内が大きなウエートを占めるというふうに思っております。
 ちょうど香美町になって、9号線は大きな産業道路であると同時に交流の大きな道路、観光の道路でもありますので、その好適地にありますファームガーデンの観光案内所につきましては、合併直後から私自身は香美町の拠点の観光案内所として整備をして、機能を高めていく必要があるということで進めているところでして、場所がちょっと狭いという難点はありますけれども、昨年少し、今日も見えていますが、事務スペースは減らして少し窮屈にしていただいておりますけれども、観光客に入っていただく案内スペースを広げようということで行いました。
 また、香美町全体の観光がそこでわかるように、看板等も少し整備をしたというふうな形をとっておりまして、村岡の観光協会の皆さんの日々における、そうした香美町全体の観光PRを進めていこうという努力もありまして、現実に年々あそこに立ち寄るお客さんも増えておるというような状況にあります。平成16年が1万3,000人ぐらい。合併前には1万3,000人ぐらいのお客さんだったのが、17年、18年には1万5,000人を超える方が案内所を訪れていただいているということで、1日平均50人からの方があそこを訪れていろいろなパンフレットを求め、また、具体的にそれぞれの観光地についてのお尋ねをしていただいておるということで、大変その効果が出つつあるなというふうに思っております。
 これからもさらに一層、あそこが非常に適地ですので、より香美町の9号線における観光拠点としての体制を整えていきたいというふうに思っておりまして、財政的な問題もありますので、一気に施設の整備どうこうというふうにいきませんけれども、今ある中において可能な範囲で、そうしたお客さんのためのスペースを広げるような方法についてもいろいろと考えていかなきゃならんというふうに思っているところであります。
 あわせて、単に観光のパンフレット等を配るだけでは観光PRではありません。あのファームガーデンの販売機能、もう既に香住の魚やカニを持っていって、土・日には売っていただいておりますが、香美町の物産紹介コーナーにもしたいという考えがあります。単に売るだけでなくて、ああ、香美町にはこんなものがいろいろあるんだなと。じゃ、カニはこれから香住へ行って食べようか、買ってこようか。そこに行くためにはどうしたらいいか、案内所に行って話を聞こう。そうした一体的な案内センターにするための充実も図っていきたいなというふうに思っております。
 少し、今、全体にあそこの場所が狭いものですから、そうした機能がすぐにできない部分もありますけれども、幸いファームガーデンのところの敷地は結構広い部分がありますので、これもまた財政との関係がありますけれども、可能な限りで、そうした敷地を有効に活用する方法についてもこれから検討してまいりたい。そして、一層その効果が出てくるような体制をとっていきたいなというふうに思っているところであります。
 答弁漏れはないでしょうか。以上でございます。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) なかなか私も自分に厳しくしていまして、町長の答弁で質問するということに決めていますので、答弁がなかったら質問できないもので、自分で質問のネタはつくっていないもので、答弁漏れないようによろしくお願いします。
 その中でもう一遍、しつこいようですが聞きたいんですけど、多彩な資源を生かしてということになっているんですね。この多彩な資源というのは各町の段階からあったんです。今もあって、それをどうこうという話だから、観光客の方もマンネリ化というんですか、しているような感じがします。例えば日和山観光みたいに、水族館みたいに生きたものでしたら毎日見ておっても飽きないですけど、動かないものというのは限られてきた感じがするんです。スキー場なんかは自分が体験するんだから、雪さえ降れば観光客なりスキー客が来るでしょうけど、その辺の難しいことがあるんですが、もう一度、多彩な資源というのは何をうたっておられるのか、もう一遍詳しく質問したいと思います。
 それから、アンテナショップの話が出たんですけど、このアンテナショップは、私が聞く限りでは賛否両論ありまして、見直しの時期に来ているんじゃないかなということも話も出ますし、やり方をもうちょっと考えたほうがいいんとちゃうかなということも出ますので、その辺の検討課題も挙げてもらえるかどうか、質問したいと思います。
 それから、観光案内所の話なんですが、私もたまにちょこちょこのぞくんですけど、あそこの魅力というのは、道の駅みたいに、ただパンフレットをぽっと置いておくんじゃなしに、中が村岡の観光協会の事務所になっているので、中に職員の方がおられますね。その方が来たらちゃんと対応して、この間一遍道がわからんからといってパソコンか何かいらって道を説明されておったんですが、そういうこともありまして、ちょっとほかの案内所とまた違うんですね。その辺、町長、充実すると言っておられるんですけど、その充実するという意味がもう一つわからなかったもので、私は中の人が頑張っているということも含めて評価されているのかということをお聞きしたいので、その辺をもう一遍お願いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今のご質問の点で、まず、多彩な資源とは何を言っているのか。ご承知のように、例えば香住にしろ村岡、小代にしろ、非常に資源がたくさんあります。香住へ行きましたならば、単に海や海水浴ができるだけではなくて、海岸美、山陰海岸国立公園の、まさにジオパークに値するというぐらいの、いろんな風や波に洗われた島、洞門等がありますし、それから食べ物にしてもカニあり、イカあり、ほかの新鮮な魚あり、それから余部鉄橋、大乗寺等々、一つの町の中にたくさんのものがある。あわせて、そうした形にあらわれた資源だけではなくて、気象で変化する夕日だとか、いろいろなそうした観光資源もある。
 同じことは、村岡や小代にありましても、同じような滝にしろ山にしろ、いろんな形でたくさんある。食べ物も但馬牛あり、最近ではスッポンあり、チョウザメがある。
 こうしたものは、一つの町で考えたとき、例えば但馬の中のほかの町で見ても、これほど多彩といいますか、たくさんの種類でしかも魅力のあるものが多くあるというふうな町はないんではないか。そういう意味で、私は多彩な資源と言っております。
 問題は、そうした多彩な資源があってもそれを有効に活用しなければ、何もならない。率直に言って今までそうした、たくさんあり過ぎてうまく活用できていない。活用できていないというよりも、今までは活用しなくてもよかった。きれいな海があれば海水浴客が来た。カニがあればカニすき客が来た。だから、それを中心にやっていましたが、これからの観光は大変厳しい。お客さんのほうがいろんな選択をします。観光地間における競争も厳しくなりますから、そうした中で少しでも抜きんじて魅力をつくっていこうとするならば、今たくさんのメニューの中で何が一番使えるものかということを考えて、それを強く打ち出していく。そうしたことが必要ではないか。
 それらは、単に行政が町が考えるだけでなく、業界の皆さんと一緒になって考えて、1つずつ決めて、それをどう売り出していくことがいいかというふうな対策を考えていこうではありませんかというふうなことを言っているところであります。
 2番目のアンテナショップの問題につきましては、目的として、美方町時代から行っておって、今、香美町にとってもいいことですが、問題は運営の問題で非常にコストがかかるという問題がありまして、昨年いろいろと観光協会の皆さん方と一緒になって協議をいたしました。もちろんその一番の問題は、町が大変財政が厳しい中にあって、今まで補てんをしておった町の支出金額を、それではなかなかやっていけないので、じゃ、減らすとなると運営がうまくいくかどうかというふうなことが問題でした。
 しかし、そうした中でも、本来の尼崎との長い提携の歴史の中で、尼崎市民の皆さんに香美町の観光や物産を訴えていく上では、これが必要だというふうな強い観光関係の皆さんの声もあって、今年度も続けているという状況です。
 したがって、今年はさらにその運営の状況についてよく見定めていく年だというふうに位置づけをしておりまして、そうした中からしかるべき時期に来年度に向けてさらにどうしていくかということについては、関係の皆さんと十分協議をしたいなというふうに思っております。でき得れば、そうしたものは観光の面では大いに役立ちますので、存続をしていきたいと思いますけれども、その中にあって、財政的にどこで折り合うか、これが最終的な課題だというふうに思っているところであります。
 3つ目の案内所につきましては、先ほども言いましたように、大変な努力をいただいて所期の成果は上がっている。人数の上でも上がっておりますし、それから、そうした香住や小代なんかに行く人たちが、わからない人たちがそこで案内を聞いて、より自信を持ってそれらの観光地に行っていただいているという状況は、大いに効果が上がっているというふうに思います。
 問題は、それで、じゃあ十分なのかどうか。これからさらに一層、今言いましたように、ほかの地域との競争の中において、観光対策を強化していく中における大きな案内センターという場所として、何が必要か。これらは案内所の人たちのご意見だけでなくて、その影響を享受される観光関係の皆さんの意見なんかも十分聞きながら、案内所の位置づけ、あり方、充実強化をしていく方向について、見定めて対応して行きたいなというふうに思っているところです。
 いろんな方法があると思います。単に今は紙で案内をしておりますけれども、少し映像だとかいろいろなものが、短時間で見れるようなものがあって、かつそういうものが見れるようなスペースでもあれば、さらに一層観光客の皆さんにはPRの効果が高まると思いますし、どういう方法を現実的にとっていったらいいか、これらについては来年度に向けても十分協議をしてまいりたいと考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) いろいろ聞く中で、多彩な資源の、いろいろ聞きました。その中で、それが当初は野菜がどうでこうで、連携する話が、何かもう一つ進んでいないような感じがしましてね。観光客の見る、食べるだけじゃなしに、今度はその多彩な資源を農業な漁業なり民宿業なりが連携して多彩な資源を生かすという話も、前、具体的なそういう話じゃなかったけど、内容としてはそういうこと、あったと思うんです。その辺がなかなか見えてこないということで、具体的にどの程度今進んでいるかということをお聞きしたいのと、それからアンテナショップ、私は大事だと思っておるんです。最近では、宮崎県があれだけ知事が有名になって、都会に出ている今の、あれはアンテナショップだと思うんですけど、宮崎県のあれがぼんぼん売れるというような感じで、大事なことだと思っています。
 ただ、場所的にどうこうという、人がちょっと寄りにくいところじゃないかなという話がありますので、それも含めて、この財政厳しいときに、よく昔の人はお金がなかったら知恵を使えと言われましたけど、今はそんな状況じゃないですね。知恵を使ったらすぐお金がついてきますからね。そんな簡単にいかないような状況はよくわかっとるですけど、それも含めて検討の余地があるかどうかということですね。
 姉妹都市は、大変意義があるような感じで、果たして都会の人がどれだけわかってもらうかということ。地元から嫁いだ方は、我々の同級生がおりますけれども、広報なんかに香美町のことが載るのでよう知っておるということを言って、それなりの効果があると思うんです。ただ、もともと地元の方がどれだけ理解してもらうかということは、イベントがあるたびに町長なんかも足を運んでおられるみたいですから、その辺の地道な努力というのはやっぱり大事だと感じております。
 それから村岡の、香美町の観光案内所ですね、本当に大変、我々としては村岡だけの話の中で、観光協会の中に香美町も一緒にしてもらってそこで職員の方が対応しておられると。それも、ただ単にパンフレットを置いたやつを説明するんじゃなしに、いろんな問い合わせにちゃんと答えてされておるということも、やっぱり評価してあげないかんという感じがしております。
 以上、また答弁お願いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 1点目の野菜の問題については、現在も続けております。なかなかこの問題も含めて、こうやろうと言ったらすぐにできるというのは、確かに町民の皆さんから見ればそういう期待感もあると思いますが、やっぱりいろいろ問題があります。私はその発想は、この野菜の問題につきましては、観光の多彩な資源というよりも、いろんなそれ以外の資源を有効に活用しよう。特に村岡、小代の高齢者の皆さんが生きがいとして野菜をつくっていただきたい。それを利用する場所として、観光に使えば大量に使えるではないかというのが、まず発想でした。
 それは、主として香住の冬のカニすきの材料がカニと白菜、大根というふうなものですから、そういうものをつくっていただくことによって、うまく高齢化時代における生きがい対策の連携ができるということで取り組んだものです。
 現実にやっていく中で、香住の民宿等の、畑をつくっておられる方もたくさんある。また、経営的にも野菜なんかについてはできるだけつくって、コストを下げようというふうな方もおられるので、全部が全部利用されるわけではないという部分があります。
 それから、農家のほうに行きますと、欲しいだけ買ってもらうというよりも、一定の予測量がつきませんと、種まきからどれだけの量をするかという問題があります。これらは、2年目に入っておりますので、まだ予測がつきがたいので、どの程度の量するかということを少し定めていくための時間が必要になっております。
 もう一つは、民宿の皆さんにしてみれば、今まで近くの商店で買っておられた。欲しいときにすぐ買うのが、じゃ、1週間前に予約しないと来ないんだったら、商売としては成り立たないという問題もあります。まさに即時に納品ができるというふうな体制をどうするか。流通の問題が出てきました。これらを今、1つずつどうしていったらいいかというふうなことについての詰めをしておりますので、いろんな検討をしながら、何としても実現を図っていきたいなというふうに考えているところです。少なくとも、もう1年、この冬は検討するための判断材料をいろいろ出していく期間としてやっていかなければならんというふうに思っております。
 先ほどの問題でもう一つ問題が、地元商店が、じゃ、その部分の売り上げが減るという問題もありますので、それではその商店に、例えばA旅館とB旅館、C旅館が大量に買われるとなると、その取引をされていたD商店に、そこに運んでそこから買ってもらうというふうにしようというふうなことも含めて、生産計画、数量、流通方式も含めた、まさに多面的な検討をしておりまして、何とかそれらがクリアできればいいがなと。そして、高齢者の皆さんが、地元のためにそうした野菜をつくるという生きがい対策で、若干の小遣いも入るというふうな、高齢化時代における地域の循環的な対策がとれればいいがなというふうに考えているところであります。
 それから、アンテナショップにつきましては、確かにいろいろな場所的な問題もあります。今までは、固定したアンテナショップで50万人近い尼崎市民を対象に、あれは塚口にありますから、塚口周辺の皆さんについては大きな効果が出ていると思いますけれども、尼崎全体をというのはなかなか難しい問題ですし、また経営的にもいろいろな問題があります。
 したがって、今ご相談しているのは、拠点を置きながら拠点にずっとおるんではなくて、拠点からいろいろなイベントとかそういうときには出張するという、いわゆる尼崎市内における一定期間の出店のようなことですね。そういうことも含めてやることが一つの方法ではないか。例えば、市役所の周辺で何かのイベントがあるときには市役所の一こまを借りて、そこでやるというふうなことも含めて対応するというふうなことも、検討をしていただいているところです。
 できればいろんな方法を講じて、運営が可能な方法で香美町の観光と物産をPRし、販売ができる、そういう方向に持っていけたらいいなということで、その辺の協議を、先ほど言いましたように、一定の時期には、来年度の予算編成に必要な時期には協議をしたいと思っているところであります。
 それから、交流の問題でご説明しておきますと、実はアンテナショップとの関係で、尼崎の塚口を中心としたアンテナショップの会員といいますか、そういう皆さん中心に、香美町へのバスが、全但バスの協力で今年から出して、実はせんだって村岡、小代に来ました。今度、来週ですか、村岡とその周辺にバス1台来ていただきます。これは全但バスが5,500円ぐらいにして、香美町のそうした主要なところを回るという日帰りのコースを設定をして、第1回目にも、50人か60人ぐらいの方が見えました。それは香美町の観光であると同時に、香美町と尼崎との姉妹提携で、まさに住民交流の場になっておりまして、これらもどんどん、バス会社と提携をして進めていきたいなというふうに思っておりまして、これもアンテナショップがあるからこその効果ではないかなというふうに思っております。
 いろんなことを、その単体としての効果ではなくて、それを活用した幅広い観光対策というのは、いろいろ考えることによって、先ほど寺川議員言われましたような、金もですけれど知恵も使えば、まだまだ可能性があるというふうに思っておりまして、我々、ない知恵をみんなで一緒になって考えていきたいなというふうに思っているところであります。
 案内所につきましては、先ほどのように、充実を図っていくための対応をしたいというふうに思っているところであります。


◎議長(森 利秋) 寺川秀志君。


◎寺川秀志(3番) それで、もう一度道路整備のことにちょっと触れたいと思うんですけど、いつも道路整備の中で出てくるのが、逆に、便利になって、すっと通り過ぎられていって、自分のところには泊まってくれないという話がよく出ています。この間も北近畿の今の会議のときも、パネラーの方が言っておられて、そのときに道路局長が「それならもうちょっと先から来てくれることを、手だてを考えたらどう」ということをぽっと言われまして、本当だなと思って、今まで我々も、よすぎてちょうど時間的には香住からしたら、宿泊するぐらいの時間で到着すると。それがもっと便利になっちゃったら鳥取まで行っちゃうでという話をしておったんですけど、それなら遠くから、今だったら例えば、四国から来てもらったり、九州から来てもらうようにしたり、やっぱり頭のいい人というのはそういう発想をされて、それで納得しておったんです。
 それで、何が言いたいかというと、いろんなキャラバンに出て聞くんですけど、道路が便利になり過ぎて、もっと先にも行くような感じで考えを持ってされているかどうかというのをお聞きしたいと思います。
 それから、姉妹都市のほうは、せっかくの姉妹都市だから、向こうも広報なんかにたまに載ることがあると思うんですけど、積極的に姉妹都市を利用して訪れていくという感じを、今後もどのように続けていかれる考えがあるかというのと、それからもう一つ、案内所のことなんですけど、案内所はだから、今までのパンフレットなり動画的なものがあって見るだけじゃなくて、あそこは職員が対応しておられるところですね。その辺の評価なりを、今後どうされるかということも含めて、どのような考えを持っているかということを聞きたかったんです。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、道路整備と観光対策の問題ですが、既にスキーの関係でも道路がよくなったので朝早く来て晩遅く帰る。泊まらないというのが、もう数年前から起きている。したがって、スキー客の宿泊客がどんどん減っているというふうな状況については、よく話を聞いているところです。
 したがって、今ご指摘のように、1つは道路がよくなったんだから、さらに遠くのお客を呼ぶということも必要だと思います。現に香住でも観光協会を中心に、数年前から中国、特に四国にキャンペーンに行っておりまして、今までですと、四国からというのはなかなか、1泊2日でカニすきを食べに来るというのは来れなかったんですが、本四架橋の完成と同時に道路が整備をされましたから、四国に毎年行ってもらっているというような状況で、四国方面からのお客さんも徐々に増えているというふうな状況にあります。
 したがって、そうした、要は1泊観光圏としてどこまで可能かということを予測をしながら、そこへPRを努めていくということは、当然のことながらやっていかなければならんというふうに思います。
 もう一つの問題は、これは難しい問題ですけれども、先ほどから言っておりますように、近くから来た人でも、そこに泊まらざるを得ない、泊まりたいなというふうな付加的な魅力をつけることが、少しでも宿泊客をつけることではないか。これは今日はスキーの関係の皆さんも見えていますから、スキーについては詳しくない私が言うのは理屈だけになるかわかりませんけれども、例えば、冬ですからカニすきがついでに食べられますよと。香住へ行けば30分か40分でカニすきが食べられますよということによって、じゃ、日帰りをするかわりに、せっかくここまで来たんだから、晩は香住へ行ってカニすきを食べて帰ろうかというふうなお客さんも、何がしか出てくるんではないか。要は、そうした組み合わせをやることが、香美町となった観光の効果ではないかというふうに思います。
 したがって、そうしたいろいろな、まさに多彩な資源をうまく組み合わせることによって、ワンパターンでそれが全部お客さんがそういうふうになびく、そんなご時世ではありませんから困難だと思いますけれども、いろんなメニューを考える。いろんなPRを考えることによって、少しでもお客さんを増やしていく。そうした努力の積み重ねをやっていくことが必要ではないかなというふうに思っているところであります。
 それから、都市との交流の問題につきましては、既に門真市と村岡の場合には長い歴史がありますから、ご指摘のようないろんな、門真市におけるPRもやっていただいておりますし、今度も市会議員さんが全員、ロッジかどまにお越しになるということも、昨日私、聞いております。したがって、そういうときにも議会も当然でしょうし、私も含めて交流を深めたい。住民の自治会長さんなんかもロッジかどまにも何回かお越しになっておりますので、そうしたときには交流を深めていく。さらに我々としても、門真のまつりには行っておりますから、現地での交流も深めていく。そういうことを進めていきたいと思いますし、尼崎との関係、それから吹田の関係についてはまだそこまでいっておりませんけれども、そうした先進的な門真の事例がありますから、そこでのいろんな、試験的な対応もしながら、ほかの都市交流にも深めてまいりたいなというふうに思っているところであります。
 それから、案内所の問題につきましては、先ほどからも言っておりますように、何と言いましてもやっぱり香美町における大きな、道路との関係における拠点的な観光センターですので、これからさらに一層強化をしていくための方法として、いろんなことを考えていかなきゃならんというふうに思います。あそこも、今は村岡観光協会で運営をしていただいておりますけれども、香美町の村岡観光協会です。香美町全体の観光の一翼を担っていただくという役割です。もちろん香住の観光協会も、香美町全体の観光PRをしていただく。小代の観光協会も、香美町全体のをやっていただくと。そうしたお互いがそれぞれの役割を分担しながらやっていただくという中にあって、一番最適地のあの案内所を、より一層機能強化をしていきたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 以上で寺川秀志君の一般質問を終わります。
 次に、岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 岡田公男でございます。第23回議会9月定例会に当たり、一般質問を行います。
 8月27日、安倍改造内閣が発足をいたしました。これまでの中央重視政治から、中山間地域の活性化、安心と希望を持って生活できる格差のない国民に目を向けた政治を求めるものです。
 行政改革と事業、町民対応をどのように進めていくのか、4点の事項について、お伺いいたします。
 1つ、10年先の町行政の健全化に向けての取り組みを進められておられます。行財政改革を、今次どのようにとらえられていますか。成果はどのようにあらわれていますか。
 さらなる改革が必要ではありませんか。必要とするならば、何ですか。行政、財務、機構改革についてお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 岡田議員の、行革の取り組みにについてのご質問にお答えをしたいというふうに思います。
 香美町は、昨年の実質公債費比率の新しくできた段階において、28.8、先ほどの行政報告でも説明しましたように、今年度は29.4というふうな状況で、大変厳しい財政状況の中でスタートをしております。新しいまちづくりを進めていく、先ほど寺川議員にもお答えしましたような、海と山との多彩な資源を生かした、観光を中心としたまちづくりを進めていくという、まちづくりの方向を進めていくためには、何といってもその基盤となります財政の健全化を図っていくということが最優先課題だというふうに考えておりまして、昨年から具体的な取り組みをしているところであります。18年度についても、各種の見直しを行って取り組みを行い、19年度については今年1月に行革の委員会の答申を受けまして、それをもとにした本格的な行革を19年度から進めているところであります。
 そうした中で、早く財政健全化の見通しを立て、そして具体的なまちづくりを一層加速していく。そうした取り組みをしてまいりたいというふうに思っているところであります。
 まちづくりの方向につきましては、既にいろんな機会にお話をしておりますが、やはり財政を健全化をしていく。その対応として、実質公債費比率につきましては、27年度に18%ということにもっていくという一つの方針のもと、この3年間で大体の道筋をつけたい。5年間ではほぼ確定をした道筋ができるようにしたいというふうな、大きな方針のもとで進めているところであります。
 具体的に現在取り組んでおります状況につきましては、1つは財政の健全化を図っていくための方法として、人件費を落としていくということが必要です。もちろん人件費の問題は、単に財政の問題じゃなくて、適正な職員で業務を行うという観点からも、合併に伴う3つの町が1つになったことによる、若干のゆとりもありますので、これらを見直していくという観点も含めて、合併直後から退職不補充という方法、あわせて勧奨退職も募りながら、極力職員の数を一定の数まで減らすというふうな取り組みをしております。
 一応、合併時、病院などの職員を除きまして334人の職員を、50名減らすということを目標にしておりますが、現在、この19年4月には334名が300まで減らして、34人減らしている状況になります。さらに、ここ2、3年かけて50人までを第一の目標として減らしていこう。そのうちに50人減らしても対応できる業務執行体制を構築していこうという目標で進めているところであります。
 人件費は、今、いわゆる使用主負担も含めて考えますと、定年退職する職員のことになりますと、1,000万円弱の費用が要りますので、人数を多く減らすことによる財政的な削減効果も大きい状況にありますので、それらの取り組みをしているところであります。あわせて、ご案内のとおり今年度からは職員の給与のカットも一部行いながら、その対応をしております。
 それから、補助金の見直し、投資的事業の見直し等については、もうご案内のとおり、幾つかの取り組みをしておりまして、これらにつきましては、これでよしということではなくて、長期的な計画の中で段階的な取り組みをして、財政の健全化を図っていきたいというふうに思っております。
 財政の健全化計画を立てる中にあって、それらの目標を着実に実行することによって、冒頭申しましたような、こうした28.8、29.4という厳しい状況を3年ないし9年では脱却できるという見通しを立てておりますので、これをきちっと守っていく。さらに可能なものについては取り組みをしていくというふうな方針で進めていきたいなというふうに思っておるところであります。
 お尋ねの、これからさらなる改革についてはどういう課題があるのかという点ですが、まだこれから取り組む予定にしておりますもので、1つに、旧3町の料金をそのまま暫定的にやっているものが、何ぼかあります。上下水道の料金、これにつきましては来年度、少なくとも見直しをして、均一化にはならないと思います。やはり長い歴史がありますので、なりませんけれども、今少なくとも旧3町からそのまま持ってきたものを、第一段階の見直しをして料金の改定を行う。もちろんそれには、単に3つを合わすというだけではなくて、特に下水道につきましては、今後の財政状況を考えますとき、料金の引き上げも含めた検討が、当然必要だというふうに思っておりまして、これらについて今、内部で細かな詰めをしておりまして、近くまた、議会にもご相談をしたいというふうに考えておるところであります。
 国保税も、来年度から一本化をしたい。介護保険につきましては、この3年ごとの継続期間の関係がありますので、21年からしたいというふうに思っております。
 それ以外に、当面する問題としては香住総合病院の経営健全化につきましては、先ほど行政報告でもアドバイザーの皆さんにいろいろとご意見をいただいておりますが、これらを着実に実行すること、それから新たな老人保健施設等の導入等も含めた、全般的な経営健全化の方向を、今年度中に確立をしたいというふうに考えております。
 これらのことが大きな、これからの課題で、先ほど申しましたような、既に取り組んでおりますことにつきましても、人件費も含めてそれぞれの見直しをしながら、来年、再来年も続けていくということが必要だというふうに思っております。
 どちらにしても、何回も繰り返しますが、要は今、少し町民の皆さんにもご不便をおかけしますけれども、早くこの状況を脱して、新しいまちづくりが着実に進められるような方向に持っていこうと、そのことが重要な時期だという認識のもとに取り組んでまいりたいというふうに考えているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 今、10年先を見越してそのように一つ一つ取り組まれておるということでございますが、これからの関係、3点ありました。上下水道料金の見直し、国保税、介護保険、こういったものは、料金見直しということは当然なことでございます。統一化ということは大事なわけですが、やはり基本的にお伺いしたいと思いますが、その改定する金額、料金は高いところに合わせていこうとしておるのか。私から見れば、そのようなニュアンスで受け取っておるわけですが、その点、そうするならば、それはどういった根拠のもとでかということをお聞きいたしたいと思いますし、平成18年度償還額の増加で、実質公債費比率29.4%、本日の行政報告で伺っておるところでございます。これの、このようになった要因は何かといえば、報告にもありましたし、償還額が増加したからというところだけでいいものかなと。
 町長は、事前の推計で予測していたこと、本年度からは減少していくと見通しされていると語っておるように伺っておりますが、その根拠、さらにわかりやすく説明を再度お願いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず1点目の、上下水道料金をはじめとする改定について、高いところに合わすのかどうかというご質問ですが、これは高いところ安いところというよりも、それぞれの会計について、今後の推移の中で財政的にどのぐらいの費用が要って、それをその料金で賄う上ではどうかということを、まずきちっと把握をして、それから、じゃあ、料金をどうしようかというふうな形で取り組んでいこうということで、今作業をしております。したがって、上下水道料金と国保、介護保険それぞれが同様の状況ではありません。若干そうした、今後の見通しも含めて差がありますので、それぞれについての対応をしたいというふうに思っているところであります。
 2番目の、実質公債費比率29.4についての要因ですが、先ほど行政報告では若干、いわゆる分子の部分、償還が新たに増えたという部分のことをご説明いたしました。実はそのこととあわせて、分母の部分にも変化が大きな部分があります。いわゆる分母は、簡単に言いますと町税と地方交付税等のトータルが分母になりますが、地方交付税部分が年々減っていくというふうな状況で、今年度についても昨年と比べて、この計算の18年度についても、前の年よりも減っているというふうな部分も大きな要因になっておりまして、分母が少なくなる、分子が増えるということによって、その率が高くなるというふうな状況になっております。
 しかし、我々がこれから対応する上で、分母については、これは香美町だけで対応しても、なかなか困難な解決策です。もちろん国に対して強くその実態に応じた配分等については要望していきますけれども、自らできるのは分子の部分ですので、その努力をしていかなきゃならんと思います。
 しかし、その分子の部分も、例えば今回出ましたのは、16、17、18という過去の部分ですし、その過去の返済額は、もっと前の事業に伴うものですので、これを繰り上げ償還をやれば率は下がりますけれども、この推移はもうそれを認めざるを得ない。問題は、じゃあ、その状況の中で来年当たりから下がってくると言っていますのは、償還をするピークが、いろんな事業の、ある事業は10年間、ある事業は20年間という中における平成18年度、19年度、20年度の、縦でずっとやりますと、既に終わるものもあるために、20年度ぐらいから、19年度よりも合計が減ります。だんだん減っていく。25年ぐらいにはかなり減っていく。25%をちょっと切ることになります。27年になりますと18%を切る。要はそのころになるとほとんどは、今返済をしている部分が終わることになります。したがって問題は、新たにこれからの事業をどんどんやれば、また新たな返済が積み上がりますから、それを抑制することが大事だと。したがって、今年度から年間12億ぐらいを目途に、12億以下ということを一つの目標にして、新たな起債を、償還額を発生させないように抑制をしようという方向をとっておりまして、これをきちっと守っていけば、だんだん来年度からは減っていく。来年度急激に減るわけではありません。我々試算でも、少なくとも今の29.4よりは減るであろうというふうな試算をしておりますが、それが徐々に減りながら、先ほど言いましたように、25年で大きく減り、25年から27年の間に7、8%ぐらい減るというふうな予測を立てているところであります。
 何としても、これを着実に実行していく。それが、先ほど言いました、財政の厳しい状況を脱していく一番大きな方向ではないかなというふうに思っておりまして、その間にあっては、一般のいろいろな行政に使う財政部分の抑制を図っていかなければならない。そのための行財政改革を進めていかなければならないというのが課題だということであります。
 そういうことですので、町民の皆さんのご理解を得て、一層の取り組みをしてまいりたいというふうに考えております。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) この公債費比率が減少していくということについては、当然18年度から、また19年度、20年度以降も、一切の事業に新たに取り組まないとしてのものであるものか。そして、行財政改革大綱に基づいて、町民のための求めに応じた行政を行って、7年後に25%未満、9年後には健全化とされる18%未満に引き下げていくことが、本当に可能なのでしょうか。
 そうするならば、やはりこの多種多様化している社会がいろんな変化、環境が変化していく中で、町民の求め、要望に反していくと。そうした対応はできないということでならなければ、18%という今の段階から見れば、当然無理ではないかと、私は思うわけですが、そういった点で、いやいや、それは間違いなく可能であるということについて、お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今、私の考えておりますのは、やれるかというよりも、やらなきゃならんというふうに考えております。一家でもそうですが、どうこうは別にして、今こういう状況になって、やっぱり欲しいものは買う、いろんなことをしたいことはするということで、永続的にその家計が続けられるかどうかということを考えたとき、それはやはり、今いっとき苦しくても辛抱しなきゃならんのではないかな、そのことが香美町にとっても言えるんではないかなというふうに思っております。
 ただ、そうは言っても、今議員ご指摘のように、町ですから、それぞれの面で新たな行政需要もあります。それらを何もかもしなくて、じっと我慢をということは困難ですので、最小限度の取り組みはしなければならんと思います。
 ほかの一般行政は当然行いますが、直接この実質公債費比率に影響する投資的事業については、極力抑制をしていく。幸い、この実質公債費比率が高いということは、今までにある面では、すべてではありませんけれども、ある側面を考えれば、いろんな事業を集中的に行ったということではないか。そのそれぞれの事業を行ったものが、最大限有効に活用されているかどうか。そういう点の見直しもして、有効活用を図る。既存の資産、資源の有効活用を図るということを中心に取り組むことによって、その総事業費を抑制しても対応できるのではないかというふうな考え方を持っております。
 とかく今まで、すべてではありませんけれども、新しいものをつくるということが重点であって、つくったものを最大限活用という部分については若干手薄になっている部分もあったんではないか。それをこの際、徹底をして既存の資源を最大限活用するための努力をしていく。そうする中から、どうしても必要な部分について対応していくということによって、12億以内というのは厳しい線ですけども、対応できるんではないかというふうに思っておりまして、何としても町民の皆さんのご理解とご協力を得たいと考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 行政は消極的になってはいけないわけでございますが、やはり健全化ということになれば、先ほどの町長答弁にもありますように、歳出を抑えていかなければならないということであるわけです。その中で触れられておりますのが、人件費の見直し、それから定数ということの見直し等も示されております。これをさらにどういった方向に、そして今現在も行われておるわけでございますが、さらにそういった面を進めていく時期はいつであるかという点について、お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 人件費の削減については2つあります。いわゆる人数を減らして人件費を減らす。人数は減らさないけれども、それぞれの給料を下げる。2つがありますが、それぞれについていろいろな制約があります。やっぱり職員数をどんどん減らしていっても、一方で職員は町民に対する行政サービスを行う、適正なサービスができない状況まで減らすということは、これはまさに行財政改革に逆行したことになります。それらを考えてみますと、先ほど申しましたように、きちっとした客観的根拠はありませんけれども、合併時から50人ぐらい減らすぐらいが、本町における規模ではないかということで、その目標を上げております。
 もう既に17年、18年、19年と3年採用をとめておりますので、一方では、矛盾する話なんですが、地元への若者定着、民間の企業の皆さんには奨励金を出しますから、若い人たちを雇ってくださいというお願いの制度をつくっておきながら、本家本元の町が職員を採用しないということにも、大きな矛盾があります。したがって、退職不補充はもう1年ぐらいはしたいと思いますが、その後にあっては退職者の3分の1ぐらい、わずかはやっぱり採用していくということによって、地元の若い人たちが就業していただくような場づくりという観点からも、やっていかなきゃならんというふうに思っておりまして、それらを織り込みながら、人員の縮減を図っていきたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 適正人員ということで、やはり町民対応がおろそかになったりということにならないように、後でその関係についても質問いたしますが、この点については終わらせて、次に進ませていただきます。


◎議長(森 利秋) 質問の途中ですが、暫時休憩をいたします。午後1時に再開といたします。
                             午後12時00分 休憩

                             午後 1時00分 再開


◎議長(森 利秋) 会議を再開し、一般質問を続けます。
 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 事業につきましては、これまで町長の方針等も承っておるわけでございますが、社会経済、いろんな面で変化がされておる中で、方針なりも変わってきておるのではないかというようなことから、事業について、公共事業の今後の進め方、継続、新規事業の基本的考え方、方針について、改めて具体的にお伺いいたします。
 1つは道路整備事業、2つに公共施設整備事業、次に簡易水道事業の現状はどうですか。以上3点についてお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 事業の実施に当たりましては、厳しい財政状況の中ですが、議員もご指摘のとおり、必要なものは最少限度取り組んでいかなければならんというふうに考えております。
 そうした中で、午前中にもお答えしましたように、大体年12億ぐらいを目安にして、それ以下ということに抑えて、当面は行きたいというふうに思っておりまして、勢い、そういう中では、新規事業を多く取り組むということはなかなか困難な状況にあります。したがって、前にもお答えをしておりますように、まず第一に、合併の協議にありました最重点課題事業、香住区、村岡区は終わっておりますが、小代区についてまだ、一部実施をしたという段階でございますので、残る最重点課題事業については最優先で取り組んでいかなければならんというふうに思っております。
 あと、その次には継続事業で必要なものを取り組む。継続事業の中でも補助事業で、できるだけ町の負担が少ないものについて必要なものを取り組んでいきたい。その次に、町単独事業での継続事業というふうな形になろうかと思います。
 しかし、これら継続事業につきましては、現時点における必要性、緊急性というのをもう一度見直して、なるほどその当時においては非常に重要な事業でありましたものも、現在の時点における状況では、もう一度見直すときにその評価が変わってきているものもありますので、そうしたものについては現時点における必要性、さらに緊急性等を考えながら取り組んでまいりたいというふうに考えておるところであります。
 そういうものを優先に置きながら、別途、どうしても急ぐ新規事業については、最小限度の範囲で取り組んでいく。そんな基本的考え方で取り組んでまいりたいということで、現在も事業の選択をしているところであります。
 具体的にご指摘のありました道路について考えますと、基幹的な道路を最優先にする。この基幹的な道路といいますのは、産業面とか、午前中の観光面なども含めて取り組んでいかなきゃならない、今やらないことには、地域の発展を阻害していく、地域の発展に影響が出てくるというふうなど道路については、取り組んでまいりたいというふうに思っております。現在も取り組んでおります、香住区でいえば海岸の産業道路の関係、それから新しい宅地として取り組んでおりますバイパスから香住へ行きます道路の問題等、村岡では、これは県にお願いしておりますけれども、ハチ北に向かう福岡中大谷線等については、その取り組みをしてまいりたいなというふうに思っているところであります。
 また、その次に考えられるのは、生活道路としてどうしても集落までの道路で不備なものなどについては、やはり急がなきゃならんというふうに思っておりまして、十分な対応ができていない部分については、例えばその道路をきちっとつくるのではなくて、一部、待避所等も含めてその集落までに行きやすいような道路について対応すべきものがあればやっていかなきゃならんというふうに思っているところであります。そうした、最小限度緊急な道路整備については取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 公共施設につきましては、学校とそれ以外の施設に分かれますが、学校施設が、実は耐震設計をするというふうな、耐震という観点から、古い施設についてはその基準に合わないものが多くありまして、早く改修をしなきゃならないというふうな状況になっております。56年6月以前に建築された施設につきましては、かなりそれらについての耐震改修をしなきゃならない問題もたくさんありますので、これらについて早急に取り組んでいかなきゃならんというふうに思っておりますが、たくさんの学校がその対象になっておりますので、優先順位を決めて取り組んでいきたい。財政計画等の中にあって、段階的に取り組んでいかなければならないというふうに考えております。
 その中でも、この隣の香住第一小学校などは、建築から50年たっておりますので、耐震改修というよりも、建て替えも含めて考えていかなきゃならんというふうな大きな課題を抱えておりまして、これらにどう財政的に対応していくか、これから早急に検討していかなきゃならない課題だというふうに思っているところであります。
 一般の公共施設につきましては、おじろドームについての雨漏り等につきましては、せんだって議決をいただきまして取り組んでおります。それ以外の高齢者の福祉施設、障害者の福祉施設等につきましても、それぞれ必要なものについて最小限度の整備を進めてまいりたいというふうに思っているところであります。
 高齢者の福祉施設につきましては、町内にそれぞれありますものを、これからの介護保険事業計画の策定とも合わせながら、順次必要な最小限度の改修をしたいと思っております。障害者福祉施設につきましては、町単独というよりも、行政報告でも申しましたような、近隣の市町と一体となって、必要な施設をつくる等の取り組みをしていきたいというふうに思っております。
 簡易水道事業の施設につきましては、香美町で25の簡易水道がありまして、村岡区についてはそのうち11の簡易水道があります。施設整備はほぼ全部終わっておるんですが、特に村岡の中で、上射添の簡水と、それから中区簡易水道整備という2つの課題があります。上射添については17年に終わっております。現在課題となっておりますのは、中区簡易水道整備事業と、それからもう一つは、上射添の簡易水道区域にあります和佐父との統合の問題があります。
 中区簡易水道整備事業につきましては、水源のところの砂防堰堤から、水源であります村岡区粟ヶ尾川の砂防堰堤から取水をしておりますが、この水量が少ないことと、水源の上流で山が崩壊をして、濁水が発生をしているという問題があります。蘇武トンネルの湧水を使うとなると、ヒ素が含まれているという問題がありまして、それの浄水施設が新たに必要だというふうな課題がありまして、これらについてどう対応していくか、これからの課題と考えているところであります。
 上射添の簡易水道、和佐父との関係につきましては、当面特に水質等の運営上の問題がありませんので、そのまま当分おいて、時期を見て統合の対応をしたいなというふうに考えているところであります。
 以上が、これら公共施設整備につきましての基本的な考え方であります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 道路は、地域が活性化、新しいまちづくり、住民の経済・社会活動に欠かすことのできない生活そのものであると言われております。旧町において、農林水産業、観光産業の発展、将来の地域の活性化・発展に必要として、事業採択・整備に取り組み、継続となっているものがとまっている事態に、地域住民は町行政の執行に不信を抱いているものであります。
 しかしながら、実質公債費比率が29.4%ということで、今後もこの負担が重くのしかかる現状であります。当初の事業計画、着工時に住民が大きく期待しておることに対し、どのように理解を求め、対処されようとしているのか、理解を得るべく説明責任をどのように果たしていくのか、お伺いをいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 旧町時代計画を立てられ、その計画のもとに道路整備を続けておられた中でも、現時点において今後の取り組みについて、財政的な事情も含めて見直しが必要なような事例もございます。そういうものにつきましては、単に財政的な問題だけではなくて、やはり当時における必要性と現在の必要性との間に、変わってきているというふうな問題がありますので、それらも含めて住民の皆さんによくご説明をし、あわせてその代替方法としてどういう方法がとれるかというふうなことも、十分協議をしながらご理解をいただきたいというふうに思っているところであります。
 その事業費がわずかな場合には、期間を延ばす等の方法によって対応することも可能でありますが、事業費がかなり高額になりますと、議員もご指摘のような、実質公債費比率が高いという現状をできるだけ早く脱却したいという観点から、どうしてもこれを一時休止をさせていただかなけりゃならんというふうなことも、起こり得るケースもありますので、十分な説明をしていきたいというふうに考えております。
 いずれにしましても、地元の住民の皆さんにとっては大きな期待を持っておられることですから、理解をいただきながら解決を図っていく。その姿勢で取り組んでまいりたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 財政が厳しいということでよくわかるわけでございますが、当初のいろんな角度、要点から判断、採択してということでございます。それぞれの事業の中で、継続事業として取り組んでおるものが一時中止か取りやめかというようなことで、十分その関係、地区民、住民は理解していないということで、先ほど町長も、理解を求めるべく説明をしていくということですが、やはり早急にその、各1件1件の事業に対する状況、そしてその当時は必要であった、将来に向かっての活性化につながる大事な事業であったが、今日ではそういった状況ではないからというようなことでの、きちっとした1件ごとの説明をしていただくということを求めるわけですが、いかがでしょうか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 私は、ご理解いただくように、さらに説明をする機会を設けたいというふうに思っております。ご理解をいただけなければ、じゃあ、やらなきゃならんのか。やはりそこは、町政を預かる私としての決断が必要でありますけれども、一方的な対応をするのではなくて、可能な限り理解をいただく。そして、もしその現在の計画とは違った方法で最小限度の対応ができるとするなら、そのことについても精いっぱい新たな方策を模索するということも必要ではないかなというふうに思っておりまして、十分な説明と理解を求めてまいりたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 公共施設整備事業につきましては、後に同僚議員が個別具体的に質問されるようでありますので譲りたいと思いますが、私は、新たな事業整備は今後数年間は、いや9年間はできないと解してよろしいでしょうか。お尋ねいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今いろんな制約をお願いをしていますのは、財政問題ですので、要は必要性・緊急性と金額の問題を総合的に判断しなきゃならんと思います。必要性・緊急性があっても、かなり膨大な事業費が必要なものについては、これは対応はできないと思いますが、金額が少なくて対応できるもので、必要性・緊急性が高い、今までの継続事業として設定をしておりますものよりも、現時点で考えて必要性が高いというものがあるとするなら、それはやはり取り組んでいかなければならんというふうに思います。
 したがって、画一的に新たな事業はしないということではありません。あえて言えば、原則、新規で多額の事業についてはできないであろうというふうな考え方を持っているところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 旧3町で事業の必要度など、査定がそれぞれ違っていた中で、事業がとり行われ、いろんな財政面から、必要度は変わらないと思いますが、財政的観点から停滞しているということであると思いますが、これから先、もしもこの事業は必要として県の起債発行の許可が得られようとするときは、この新しい町となった香美町としての基本的考え方、どのように、どこに尺度を持って行っていこうとしているのか。このことについては、やはり今の財政の状況にあってはそういった一つの基準を持っていくべきだということから、そういったお考えはないのか。
 そういった中で、大事な事業ばかりでありますが、特に先ほども町長からもありましたように、町道福岡中大谷線、これはやはり観光産業としての重要な役割を示すということで、県代行として事業採択の方向に向かっておるようでございますが、ここで明確にどのような状況、いつからどういって取り組まれるということを、改めてお伺いいたしたいと思いますし、これも10年前の、当時、ああ、いい事業だな、それができたらその当時の村岡町も、いろんな面で農業の発展につながるというような、いろんな要因の中で交通便、そういった中で農免農道、村岡福岡線の事業取り組みがなされております。これは、先ほどの町道福岡中大谷線と同様に、いろんな面での生活道路、産業振興、そして災害発生時に大きな役割を果たす重要な道路であるということの中で、今の時点でどのような状況にあって、今後の見込みはどうあるんだということについて、明確にお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、新しいそうした道路整備についての基準・尺度をつくっているのかということですが、具体的なものは持っておりませんけれども、考え方として、すべての事業について必要性と緊急性という2つの尺度で判断をしたいというふうに思っております。
 その必要性の上で、単に事業によっては1地域、狭い地域の必要性もありますし、産業・観光というふうな観点からの道路の場合はかなり大きい地域での必要性というのがありますので、これはこうで、これはああでというふうな細かな尺度はつくっておりませんが、基本的にそうした観点からその中で緊急性・必要性が両方あっても、そのどちらを優先することが香美町の今の状況の中で必要かという判断をしていきたいというふうに考えて、現に今年度においても当初、ないしは臨時議会等でお願いをしております、ご審議をいただいておりますものも、そういうふうな判断の中で取り組んでいるところであります。
 2番目のご質問の、具体的に現在予定ないしは継続事業でありますものの対応ですが、1点目の福岡中大谷線、ハチ北への観光道路の問題ですが、過疎代行ということで、町としての取り組みがとてもできませんので、県にお願いをして過疎代行ということで進めております。現在の県の状況として、県も実質公債費比率が高いという状況の中でいろいろと財政の見直しをされておりますが、現時点で手法は別にして、香美町におけるスキー観光の観点からの道路整備の緊急性・必要性については理解ができる、よくわかるので、県として対応しようということについては、そうしたご意見をいただいているところであります。細かな手法については、過疎代行も含めてもう一度検討しようというふうな状況になっておりますので、我々としては引き続きこれが早期実現ができますように、県にはさらにお願いをしてまいりたいというふうに思っております。
 それから、農免農道につきましては、現在市原までできておりまして、市原から宿についての工事を進めておるところであります。宿までが第1期で、ご承知のとおり宿から福岡へが第2期となっておりますその第2期につきまして、今検討をし、住民の皆さんと話をさせていただいております。第2期につきましては、特に宿から黒田までにつきましては、間に地すべり地域がある。工事費が非常に高くつくということから、その投資効果について、もちろん我々もですし、国として農水省として一定の基準で評価をするとき、その投資を行うという基準に当たらない。従来はそういう基準はなかったんですが、会計検査院の指導のもとに、そうした公共事業の投資効果について、かなり厳格な指導がありまして、その基準からいってとても当たらないというふうなことを聞いております。
 あわせて、町として考えるとき、そうした非常に町負担も多く、いわゆる地すべり地域の工事ですので、非常に事業費が多くなる。それにあわせて町負担も多くなるという中で、今日の財政状況にあります。当初は9号線が渋滞をする。特に笠波峠の渋滞等を想定して、それに対応するバイパス道路として、建前は農産物を円滑に運搬するということの建前で整備をしようという、村岡町時代の計画ですが、笠波峠について、トンネル化をして雪から守っていくという事業計画が、具体的に計画の段階でできております。
 したがって、今後そうした状況の変化の中で、従来と同じように多額の投資をして道路整備をする必要があるのかどうか。もちろんその必要性があるとしても、今、宿まで来て、宿から次にする段階において、本町の財政状況からして対応できるのかどうか。これらを考えますと、ここでもう一度休止をするということが必要ではないかというふうな判断もして、住民の皆さんにご相談をしているというふうな状況であります。
 願わくば、国が全面的に、国・県が取り組んでいただけるような制度に移管ができれば、町財政の問題は解決をしますが、それも大変難しい。難しいと言いますよりも、できないというふうな返事も聞いております。そうした中にあっては、残念ながら地元の長い念願ではありますけれども、よくご説明をして休止をするということが、今とるべき香美町としての対応ではないかなと、こんな考え方を持っているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 町道福岡中大谷線は、そういった過疎代行で県ということでございます。兵庫県も全国で3番目ですか、公債費比率が高いという財政事情の中であっても、やはりこの事業は何とか、目的どおりに取り計らわれるべく、努力を求めておきます。
 それから、農免農道でございますが、ずばり、これはもう中止かということもお聞きいたしますし、いずれにいたしましても、今日10年前だったと思います、そういったことで取り組みがなされ、着々と村岡の東上から東に向かって整備がなされている。また、今朝も出る途中に見れば、市原から宿の公民館に向かって、そういった工事が進みつつあるという中で、特に兎塚地区民から見れば、いろいろと言っておっても進んでいっておるな、すぐに福岡まで来るなという感じを、今行き来する中で見ておるというふうに思います。黒田区より上の11集落、四百数十戸の者はそのように期待をいたしておるのが現状であると思います。
 そういった中にあって、やはりこれも、もう中止であるなら中止、いやいや、まだ希望が持てて継続なら継続と、中断なら中断、そういった意味での今のお考えをお聞きし、そして11集落の四百数十戸の皆さんに、どのように、どういった時期にその説明を行おうとしておるのか、その点をお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 対応を、ちょっと今私、手元に持っておりませんが、事業費もかなり、通常の路線よりも地すべりの関係もあって高額になっております。したがって、その中における町負担も多くて、先ほどお答えしましたように、当面財政的にそれを負担するということは、その必要性等の考慮のなかで大変難しいというふうに思っております。
 せんだっても、地元の関係の区長さんとも話し合いをする中で、今、岡田議員の言われますような、熱い今までからの気持ちは、よくご理解はできますが、そうした中で、じゃあ、町の財政が厳しいのであれば、国で代行するような方法について、さらに深く要望してくれというお話もあります。我々としても、その理由が町の財政の問題ですので、そういう方法がとれれば、今までからも当たっておって難しいということは聞いておりますけれども、さらに一層その方法がないかどうかについて当たっていこうということで、せんだってからその取り組みをしておりまして、これらがおよその可能性があるかないかの目途がついた段階においては、事実上中止ということを住民の皆さんに申し上げなければならんというふうに、私自身は現時点では考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) くどく申し上げますが、この事業は兎塚地区14集落、作山集落を除いた13集落の農地所有者ほとんどでございますが、その者に同意印を求められております。そして、当初のルートが変更になったその際も、再度同意印を求められておるというようなことで、この事業に期待を寄せる。また、そこまでそういった事務的なかかわりを持った、またそう言ってしていたということから、関心は大きい。
 ですから、このことはきちっと状況を説明して、納得をしてもらうべく取り組みをしていかなければ、今日もいろいろと出ておりますように、行政不信に至るということを申し上げて、今後の対処を的確に行っていただきたいと思います。
 次に、簡易水道でございますが、先ほどもありましたが、旧村岡町では高区、中区、低区ということで、兎塚地区を高区、村岡中区、射添低区というようなことで、整備がなされた。水源地、いろんな難しい状況の中で、町民に十分水道を供給するということで、取り組みがなされております。
 そういった中で、今お聞きいたしましたら、問題ということは、これは射添での和佐父との統合ということが言われておりますが、これは事業費等どのぐらいかかるものかわかりませんが、そういった統合は早期にできるものか、そのことをお聞きいたしますし、香住区、小代区ではそういった問題はないものか、お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 村岡区の、今の上射添の簡易水道区域における和佐父特設水道との統合の問題につきましては、これは事業費だけかければ対応できる。今のところ約7,000万ぐらいかかるのではないかなというふうな予測をしております。ただ、そうしたほうが一本の運営としてしやすいことは確かですが、今、水道供給の上で実質的な支障があるという問題がありませんので、少し将来の課題として対応しなければならんというふうに思っております。
 もう一つの中区の問題は、水質の問題、いわゆる水量の問題がありまして、新たな水源を確保するとなると、そうした浄水処理をしなきゃならんということですので、これは早急に検討し、しかるべき対応をしなきゃならんというふうに思います。
 料金改定で、上下水道の料金改定等についても検討をするというふうに、今お答えいたしましたが、これらのことも含めて、今後における水道料金がどうなるかというふうなことも考える中で、対応しなきゃならん大きな課題だというふうに思っております。
 なお、香住区、小代区につきましては、香住区では今、余部の簡易水道の問題があります。現在の余部道路の工事との関係で、今若干、現在の水源の水量が減るというふうなことが起こっておりまして、これが単に一時的な道路工事との絡みの問題なのか、恒久的なものかということによって、新たな水源を確保しなきゃならんという問題があります。
 それから、小代区につきましては、小代簡易水道の遠隔監視装置の改良工事というのが懸案の課題になっておりまして、これらについて、いつの時点で、どういうふうな対応をするかということにつきましても、先ほど言いました上下水道の料金改定との絡みの中にあって、中長期的に、いつの時期どうするかというふうなことについての検討を早急に進めていきたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 私は、簡易水道は適正に行われていますかということを感じて、質問をいたしたわけですが、適正に行われておるということであると思います。
 水は国民の生活三権の1つであり、大切であることはだれも理解いたしておるところでございます。3区とも、簡易水道の整備には相当の年月を経て今日に至っているものであると思います。整備されるまでは、それぞれの集落・地域で給水施設を設けて管理・配水されていたと思いますが、現在そのような旧施設を利用されている集落か家庭はないものか、お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 少し具体的な内容が、私自身掌握しておりませんので、担当の建設部長からお答えをさせます。


◎議長(森 利秋) 建設部長。


◎建設部長(田渕和正) 3区とも簡易水道事業の中で行っているところですけれども、以前の各区の中、地区の中でつくられた施設を、まだ使っているところもございます。それにつきましては、当然飲料水ということになりますと、保健所のそういった水質検査等に適合しなくてはならんということもございますので、そういった適正な管理で使っているところもございますし、また、それ以外にそういった検査等は行わずに、生活用水という形での使用をしているところもございます。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 今の答弁であるならば、なぜそういうような容認している事由は何であるか。今後の対応はどのように行われるものか。これまでもありましたように、下水道料金の見直しとか言われておる中で、まだそういった旧施設を利用しておる者、それは生活か、手を洗うものか、ふろに使うものか、それは知りません。そんな区別はわからんわけですから、そういったことをほっておきながら、下水道料金の改定ということは、僕はそれはいけないと思いますが、いかがですか。


◎議長(森 利秋) 建設部長。


◎建設部長(田渕和正) 今申し上げました内容につきましては、件数的にそんなに大きな量ではないと思いますし、また、簡易水道の整備統合する際に、そういった飲料水には使わないというふうなことを条件のもとに、そういった施設を残しているふうに思っているところでございます。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 条件は条件でも、そんなことはわかるものではありません。これについては、早急に公平性、そして、これから下水道料金の改定ということにつながっていく大事なものですので、是正・改善を図っていただきたいと申しておきます。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ご指摘のように、町民の生活を安心・安全な生活をしていただく上で、水道の量の安定と水質のきちっとした安全な水質というのは絶対要件でありますので、議員もご指摘のように、もう一度それらのついての再点検を行い、改善の必要なものについてはその改善を織り込み済みの中で、料金の改定作業を進めてまいりたいというふうに思います。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 次に進みます。
 町民対応は適正に行われていますか。職員研修、教育はどのように行われていますか。部課、内部牽制、事務分掌のあり方はどうですか。地区担当職員の配置の成果はどうですか。お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 職員の人数を、行革の観点からも減らしておりますので、一人一人の職員が最大限の能力を発揮して、なおかつ町民の福祉の向上、住民のニーズにこたえた業務を推進していく。そのことを精力的にきわめていくことが、最も今重要な課題であります。
 したがいまして、職員の基礎能力といいますか、業務を行う上での知識をつけさせる観点からの研修も、県の研修所とか町村会で合同で行っております研修に、必要な段階における職員を派遣しております。19年度にあっても、延べ61人の職員を、こうした短期研修が中心ですけれども、派遣をして、そうした基礎能力、それから行政法とか民法とかというふうな専門知識等の研修を行っているところであります。
 加えて、そうした知識がついても、やはり知恵がないと、知識だけでは仕事はできません。先ほど言いましたように、今、何が必要なのか、今住民のために取り組むことは何かというふうな判断をきちっとやることが必要ですので、そうした部分については職場における、日常における対応の中で、上司からの指導を従来以上に徹底するように、私としても絶えず幹部会議で幹部職員に指示をしているところでありまして、そうした職員が能力を身につける1つとして、この4月から提案制度も取り入れたところです。
 単に町政の進める上での知恵を提案してもらうという意味合いだけではなくて、そういうことを考えさせるという意味でも、提案制度が必要だということで、取り組みました。まだ多くの提案が具体的に出てきていないという状況ですが、もう少し、それらについては職員に考える訓練を徹底させて、大きなことだけでなくて、小さな身近なことも含めた、いろんな業務の改善、施策の補完ということについて、提案を出してもらうような努力をしてまいりたいなというふうに思っているところであります。
 そうした個別提案とあわせて、グループによる政策検討も、若手職員を中心にしてもらっておりまして、これは課題を与えておりますので、いろいろとそうした課題についての提案という形が出ると同時に、その過程において考えるという訓練の一助になるんではないかというふうに思っているところであります。
 そうした、少数精鋭といいますか、住民のニーズにこたえた香美町の新しいまちづくりに沿った職員の能力向上を、一歩一歩進めてまいりたいというふうに思っているところであります。
 また、町民の皆さんとの応対の問題も、大きな課題です。電話のやりとりについては、少しいいというふうな評価もいただいておりますけれども、窓口におけるいろいろな対応には、まだまだいろんな苦情も聞く場合がありますので、要は誠心誠意町民のために働いているんだという意識をまず十分醸成をさせ、そこから必要な対応を自ら考えていく。そうした訓練・教育を一層組織を挙げて取り組んでいきたいというふうに思っております。
 それから、今回の高額医療の過誤払いの問題もそうですが、中における職員のチェック体制の問題があります。1人の職員が、ついうっかり、間違った仕事をする。人間ですから、最小限度そういうことが起こる可能性もあります。皆無にはなりません。それを絶えずチェックをするというシステムが、やはり欠落しておったというのが今回の問題の大きな反省点です。
 それぞれの職場で、絶えず上司が中心となってチェックをしていくという体制を、せんだってからより一層強く指示をしておりまして、それぞれの部署ごとにそうしたチェックをしていくマニュアルのようなものもつくらせて、職員がかわっても最小限度、これとこれとはチェックをしていくというふうな態勢に持っていきたいということで、その対応を今しているところであります。
 それから、お尋ねの地区担当職員につきましては、今、小学区単位に50人の職員を配置しておりまして、それぞれの職員が区の区長さんや団体の責任者の方なんかのいろいろなご意見をできるだけ聞くようにというふうな体制をスタートさせたところです。これもまだ十分徹底していないのか、区長さんの側から言ってこられるご意見というのは、まだ数件というふうな状況ですけれども、もう一方で職員がそれぞれの担当する地域の状況を絶えず把握をして、例えば街灯が切れているだとか、あそこの田んぼはこういう状況でちょっとおかしくなっているとかというふうな、地域の状況を担当の部署ではすぐに把握できないことを把握をして、それぞれの担当部署に連絡を早期に行う。そういう部分についてはかなり、いろんなケースの取り組みが行われておりまして、これらについては一層地域の中に入っていって、地域住民の皆さんの声を直接聞くというふうなことを一層深めさせていきたいなというふうに考えているところであります。
 いずれにしましても、こうした厳しい状況の中で、かつ新しいまちづくりのスタートに立ったときですので、町民の皆さんと町政とが一体となって取り組んでいく、難関を乗り越えていくということが必要ですので、その対応する職員の資質の問題、対応の問題については、より一層強化をしていきたい、指導をしていきたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 町民対応の面から、再度お伺いいたします。
 職員減数ということも言われておりますが、対応がおろそかになる状況になってはいけないわけでございます。職員の皆さんは、服務規程に基づいて忠実に職務に精励していただいておるところでございます。
 明らかな事務処理の間違い、そして町民に対し、間違い事項を確認するために、一家庭、個人のプライバシー、人権侵害とも考えられる書類を提示しなければ、その申し出が信用できないのかと。そういった状況の中で、町民との信頼関係のきずなで町民のための行政が行われていかなければならないと思います。役場に出向くことが嫌だというようなことになれば、町民不在の香美町行政であります。こういった面に、どのように指導なり指示をされておるものか、お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ご指摘のような、必要以上に町民の皆さんにいろんなプライバシーに介入するような取り扱いをするというふうなケースもありまして、大変ご迷惑をおかけしている点につきましては、申しわけなく思っております。
 先ほども言いましたように、職員が、町の職員というのはどういう立場にあるんだと、それから、どういう観点から仕事を進めていくのかというふうな、基本的なことが十分徹底していなかったという点が大きいのではないかというふうに思いますし、また具体的にある問題についてその解明をするのにはどういう手順でやったらいいかということについても、十分理解をしていないというふうなことから、そうした町民の皆さんにご迷惑をおかけするようなことが出てきているんではないかというふうに反省をしております。
 やっぱり、若い職員とか担当がかわった職員だとか、そうした若干業務に精通をしていない者もありますので、それぞれの現場における上司、責任者がもっとそうしたことについての目配りをする。それから、指導するということの徹底を図っていかなきゃならんというふうに思っておりまして、月に2回幹部会議をしておりますが、絶えずそういうふうなことの当面したいろいろな事例を参考にしながら、幹部の啓発に努めております。
 しかし、まだまだ十分ではありませんので、そうしたことの繰り返しをしていきながら、ご迷惑をかけるようなことが皆無になるように、早くそうしたきちっとした職場体制ができるように努力をしてまいりたいというふうに思っておるところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 職員の執務のもととなる香美町例規集に、総目次「第4編人事」という中に、第4章研修勤務評定とありますが、この規則等が定められていないように、私は思いますが、いかがでしょうか。どうでしょうか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 規定につきましては、少し事務的な答弁をさせていただきますが、勤務評定につきましては、全職員に対する勤務評定を行っております。研修につきましても、先ほど言いましたように、実質的にはその必要な職員を必要な時期に派遣をするというふうな取り組みをしているところであります。それはどういう規定にしているか、ちょっと私、十分把握しておりませんので、担当部長から答弁をさせます。


◎議長(森 利秋) 総務部長。


◎総務部長(谷岡喜代司) 勤務評定につきましては、要綱で規定をしておりますので、この例規集には入っておりませんので、ご了解をいただきたいと思います。


◎議長(森 利秋) 総務部長。


◎総務部長(谷岡喜代司) 研修計画につきましても同様に、年度当初に計画書をつくりまして、それに基づいて必要な研修を受けさせるように実施しております。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 7月に発生した事務処理ミスは、先ほど町長のほうからありました。やはりこういったことで、そういった制度改正が生じたときは、何か説明会が持たれる。そしてその後、通達がなされるということから、ただ一担当職員だけということのないように、私がやはり内部研修が大事だと言っておりますのは、そういった具体的に内部での連絡調整、部課内でのそういった1人が、「係がおりませんからわかりません」「本庁に聞いてみなければわかりません」というようなことであっては、町民対応が不十分になるというようなことから、そういったことで申し上げております。
 上司への復命義務、そういったものは当然だと思いますので、その辺をこれからは、今以上に厳格にしていただくことを求めておきます。
 それから、地区担当ということで取り組みがなされておりますが、自治会とか地域町民が、この地域はどの人が担当しておるのか。どういうふうな動きをして、どういうふうなサイクルなり月に行われておるか。それは街灯が消えておるというのも大事ですが、やはりそういった多くの、私も以前に質問もいたしましたが、やはり町内巡視という中で、町が管理する道路とかいろんな面で、本当に不十分さがあります。そういった面もとらえていただく。そして、そういったことを各自治会長を通じて言ってくださいよと、だれに言ってくださいよというようなことまでしておらなければ、今そういうことがないということですので、その辺についてお伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) このまま町内各部担当制度をスタートして、各区長さんには区長会議で、「あなたのところの担当はこういう職員を配置しております。こんなことを主としてやります」ということについての説明はしておりますが、しかし、一遍の説明だけですので、今岡田議員が言われますように、区長さんからその区の住民の皆さんに伝わっておるかどうかも含めて、完全な対応ができていない部分もあると思います。半年近くのこの実施状況の、スタートしてからの状況の反省の上に立って、改めて区長さんを通じ、また、配布文書等を何らかの方法を講じて住民の皆さんに、「こうした方法をとっておりますので、何でも気楽にご提言やご意見をいただくように」というふうなお願いを早急にやりたいというふうに考えております。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 次に、香美町は面積369.08平方キロメートルと広範であり、気候の状態も異なっております。地域差をどのようにとらえて、町民の福祉向上、生活基盤の安定に行政を推進されているのか、お伺いいたします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 海のほうと山のほう、それからそれに伴う気象的な差というのが、大きな地域の差ではないかというふうに思います。その中における、先ほどからご質問のような道路とか、いろいろな施設整備につきましては、判断の尺度の問題もありますが、私はそう大きな差はない。大体それぞれ必要なところの整備が、十二分とは言えませんけれども、対応できているんではないかというふうに思っております。
 問題は、気象に伴う、例えば冬の積雪に対する対応は、香住区と村岡、小代区では違って当然ですし、それに対する対応をしなきゃならんというふうに思います。除雪、それから高齢者の皆さんへのいろいろの除雪支援の点がありますので、これらにつきましては、既にご説明しておりますように、高齢者に対する除雪支援につきましても、一定の金額的支援を社協と町とで行うという制度を、香美町になりましてから統一的に取り扱いをした。さらに、香住に雪がなくて村岡、小代に雪があるというふうな状況の場合に、香住区の皆さんのボランティアによる雪おろし隊を編成して、対応するというふうなことについての仕組みもつくっておるところであります。
 そうした問題、それからもう一つの問題は、これも地域差といいますか、特に今、情報通信における問題があります。光ファイバー、それから今回の地上デジタル対策、携帯電話等について地域差があります。これらについても、できるだけその地域であるから負担が多くなるということを少なくするような手当てをしていかなければならんというふうに思っております。
 特に、地上デジタル対策につきましては、とりたい人はとるというのでなくて、一斉にしなきゃならんという問題がありますので、今、国の示しておる支援案では、多く負担しなきゃならない地域も出てきますので、県に対しても国に対しても、さらにそれが非常に高くつくところに対するさらなる支援についても、要望をしているところでして、それらを踏まえて最終的に町としてさらに補完をしなきゃならない状況が起きれば、最小限度の対応もしていかなければならんというふうに思っておりまして、できるだけ住まれる地域による不便さというのを、完全に均一化はできませんけれども、可能な範囲で埋めていくという努力をしてまいりたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 岡田公男君。


◎岡田公男(10番) 冬季除雪対策については、12月議会でまた求めさせていただきます。
 国では、国と地方の格差を論じておりますが、地方の小さな自治体にあっても、地域差は存在し、平準化は難しい。香美町にあっても、本庁舎が存在する中心部と周辺地域とでは、将来を託す子どもの教育負担増、交通の不便、冬季積雪、日常生活に経済・身体の負担が重くのしかかるなど、差がある事実は歴然としております。新しい町になって、今日まで町内隅々まで出向いて目でとらえていただいている実態に対して、町長の今後においても、厳しい財政の中で前を見詰めて公平不偏の町行政実践を求めるとともに、期待するものであります。
 最後に決意をお伺いいたしまして、質問を終わります。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) できる限り、許される範囲で、そうした格差といいますか、町内格差の是正は図っていかなきゃならんというふうに、基本的に考えております。
 今そうした中で、村岡区だけではありませんけれども、町内の通学の負担についてお願いをしたというようなことについては、大変心苦しく思っておりますが、これも恒常的な対応というよりも、やはり財政の厳しい中における乗り切りを図るために、最小限度のご負担をいただくというふうな形の中で取り組んだものでありますので、これらもできるだけ財政全体の解消を図ることによって、早く個別の対応が解消できるようになっていきたいなというふうに思っているところであります。
 極力、そうした格差といいますか、負担の差の解消を図る努力はやっていかなきゃならんということを十分考えているところでありますので、よろしくお願いいたします。


◎議長(森 利秋) 以上で岡田公男君の一般質問を終わります。
 暫時休憩をいたします。この時計で2時20分まで休憩をいたします。
                              午後2時08分 休憩

                              午後2時20分 再開


◎議長(森 利秋) 次に、上田勝幸君。


◎上田勝幸(16番) 私は2問の質問を通告しております。通告に従いまして、1問ずつお尋ねいていきたいと思います。
 第1問目でございますけども、香住区並びに村岡区にあるBGプールについて問うというものであります。
 先々月、私の属する文教民生常任委員会で村岡区のBGプールを視察させていただきました。そのときに感じたことですが、香住区にあるBGプールの鉄骨に比べ、村岡区のBGのプールの鉄骨の傷みがひどく、近年度中に屋根の取り替え工事をするとの話を聞きました。そしてその費用が3,000万円ほどかかるとのことでした。小学校には、どこの小学校にもプールがありますが、小代区の小学校のプールのほうは、設計ミスによるものか、軟弱地盤に建設しておりまして、その土地が沈下いたしまして、現在では使用不能の状況で、隣の射添小学校のプールを借りて、小代の小学生たちはそこで水泳をやっている。そういうような状況にあるとのことです。
 小代区のプールを新しくつくり直すとなると、1億数千万円の費用がかかるとのこと。町財政にとっては大きな負担だということで、町のほうもその問題に関しては、現在難渋していると、そのように聞いております。そういう時期において、3,000万円も費用を要する村岡区のBGプールの屋根の取り替え工事をしなければならないのかどうか。そんな取り替え工事が必要なのかどうかということで、4つ挙げておりますけど、その点についてお尋ねしたいと思います。
 1つは、両プールの築年数並びに稼働年数はどのくらいか。次に両プールの利用状況、プールというのは大体6月から9月にかけて利用されるものだと思いますけど、その月々の利用人数、それを教えていただきたい。また、両プールの維持管理、保守点検はどのようになされているのか、そのことをお聞きしたい。4番目に、鉄製の屋根がなければ、プールとして機能しないのかどうか、以上4点についてお尋ねしたいと思います。
 よろしくお願いいたします。


◎議長(森 利秋) 質問は終わりました。
 教育長の答弁を求めます。
 教育長。


◎教育長(清水 忠) 上田議員のプールについての質問にお答えいたします。
 第1問の、プールの築年数でございますが、村岡のBGプールは昭和57年6月に竣工し、その後25年経過しております。また、香住BGプールは昭和61年5月に竣工でございますので、21年が経過しているのが現状でございます。
 2番目の、各プールの利用状況についての質問でございますが、先ほどおっしゃいましたように、村岡は6、7、8の3カ月使用でございますし、香住のほうは早いときには5月の中旬から9月いっぱいまで使用するという、4カ月と少しあるような、期間が少し違いますけども、一応17年度と18年度に絞って、月々の使用状況を説明させていただきます。
 まず、村岡のほうで、子供と大人と分けまして、子供は6、7、8で3,096人が使用しております。そのうち6月に1,146人、7月に1,143人、8月は807人です。この中には、小代小学校の生徒が学校の水泳でプール指導で出てまいるというのが636人含んでおります。なお、7月には小代小学校が6回泳いでいるとか、村岡中学校が利用するとか、村岡高校の生徒が利用する。なお、秋岡等の保育所の園児が利用するというのが604人含まれていると。それから8月にはそのような、今度は小代小学校は使いませんので、保育所とふれあい子育てセンター等で158人が使っております。計3,096人のうちの1,398人は、こういう子供たちが団体で使用すると。その残りの1,688名が村岡BGプールでそれぞれ泳ぐと、こういうふうになっております。
 なお、18年度には同じように申し上げますと、利用者は子供で2,904人が利用しております。6月には同じように903人、中には小代小学校の生徒が泳ぐのが592人含まれております。17年度と同じことでございます。7月には1,025人子供が泳いで、それぞれ小代小、それから村岡高校生、保育所の園児が泳いでおるのが440名入っております。8月には、今度は小学生は団体では泳ぎませんから、976人のうちで秋岡等の保育所の園児が泳いでいるのが176名です。計2,904名中1,208人が、こういう先生等に引率されて入ってくる児童の使用で、1,696が子供たちが自由に泳ぎたい時間に入って泳ぐというのが現状でございます。
 なお、この中で大人はどのぐらいかというと、月々は57人、74人とありますが、平成17年には264人、大人がプールを使用なさって、合計3,360人が平成17年度にプールを利用されたと。18年度には、大人は10人とか55人、173人で、238名の方が年間プールを利用されて、合計3,142名がプールを使用されたと、こういうことになります。
 なお、香住区のほうは各小学校にプールを持っておりますので、子供たちはそこへ行くということは余りありません。BGのスポーツ教室、そういうところに入っている生徒が大部分でございますので、それを含んで17年度の使用状況から説明させていただきますと、17年度子供は3,371名、18年度には2,961人、19年度今年、まだ今月がありますけど、8月末で2,980名と、こういうことになっております。それから大人のほうは、3,235人、それから18年度が2,671人、今年8月末までに1,527人で、合計4,507人が利用されるというのが現状でございます。
 こういうふうに特徴は、村岡のほうは利用者の大半が児童・生徒、園児、保育所、それから高校生、中学生等が入っているのが半分ぐらいはそのぐらいの数字だというのが特徴であり、一方、香住のほうはBGにそれぞれ子供たちが自由に来て泳ぐのが大部分でございます。
 以上、ということでありますので、これが利用状況でございます。
 管理につきましては、村岡のほうは、先ほど申しましたように、6月1日から8月末までは13時から20時まで臨時職員3人でやっておりますが、夏休みに入りました7月20日から8月31日の間は、時間が長くなりますし、子供たちの生活実態に合わせて9時から21時までで、臨時職員4人で維持管理しております。
 特に村岡のほうでは、毎日開所前にプール内のさびをとるとか鉄くずを清掃しなければならない。ペンキがはげてちょうどキクラゲの乾いたようなものが落ちてくる場合、足が水でふやけておるとすぐけがをするというようなことがありますので、必ずプールのさびた部分を網ですくったりするという作業もしなければなりませんのが特徴でございます。あと、水質の検査・殺菌等についてはどこも同じことでございます。なお、9月以降はシートの屋根を取って鉄骨だけ裸で出して管理をしておるというものでございます。
 そこで、次に5番目の年間の管理費についてでございますが、これは、17年度も約300万円、それから18年度も290万ですので、約300万円、年間かけております。今年は水と浄化槽等の掃除をせなならんということで、多少の金を使っております。
 それからもう一つが、過去に大規模改修をしたものとして、村岡では2回、今までにあそこに大きな工事を入れております。平成18年度に、今使っておりましたプールの上の鉄骨部分の改修工事、それから9年にはシート、それからマット等、それから濾過器の入れ替え等を行っております。
 一方香住のほうは、村岡はプールだけですが、香住の場合は体育館とBGのプールとは一体的になっておりますので、5月末から9月末まで9時から19時まで利用し、夏休みは9時から21時まで利用すると。少し時間が長くなっております。そして、プールの管理はBGの職員、あるいは分室の職員プラス臨職で対応しておるということでございます。あと、もう一つがボイラーとか滅菌、濾過器の使用等はすべて職員で点検すると、こういうふうに、少し村岡のほうとは管理の形態が違っております。
 あわせて、プールのほうの維持費でございますが、ここは体育館と併設で、両方でやっておりますので、人件費等も含めて約200万円程度で維持しておる。あわせて、過去に5回の工事をやっております。平成4年にプール内装から始まって、平成7年にプールのシート、8年にプールの照明工事一式、平成9年にプール内の内装の漏れのところの工事と、あわせて平成10年にはプールの鉄骨等の塗装工事をやって、今までに5回手入れをしてきておるのが実態でございます。
 それからもう一つが、4番目に質問の、屋根がなくてもプールとしては使用可能かどうかということでございますが、結論的に申し上げますと、泳ぐという面からしたら、屋根がなくてもプールは使用は可能でございます。現に他町では、前あった屋根の部分を取り去って使っているところもございますが、残念なことに、こういうことをしますと、泳ぐということはできますが、屋根のシートがないことによって、プールの水温が上がらないということになりますと、今、香住でしたら5月の中旬ぐらいからプール開きをしますが、水温が、温室の効果がありませんので上がりませんから、使用の期間が短くなると。そして、夜間、やはり風が吹いてまいりますというと寒いというようなこと、照明の関係から、特に時間的にも利用の期間が短くなる。それから、夜の利用者がなくなってまいりますので、そうすると非常に使用する人数が減少してくるというような面がございます。
 そこで、今後村岡のBGの屋根を取るか、つけるかというようなことで検討してまいりますときに、屋根を改修して今までどおりの利用でいくと考えるというと、今の状態で改修すると、あわせてプールの内部も相当傷んでおりますことを含めて、約3,000万円が必要でございます。そして、これが数年前の見積もりでございますので、今度新たに、当時よりも建設基準が変わっておりますことを考えるというと、3,000万円では少し難しいというような感じをいたしております。
 あわせて、今度は管理運営費でございますが、6月、7月、8月を開所した場合、先ほど申しましたように300万円が必要だと。今度は利用者はどうなるかというと、大体過去の実績を見ますと、大人が250人で子供が3,000人ぐらいとなってくると。それに、今いきますと子供が無料でございますので、大人は今年から100円の利用料をいただくとして、ある程度の金額になると。2万5,000円ぐらいになります。
 それから今度は鉄骨の部分を除去してプールだけにするというと、今度はそういう内装、フェンス等を直します関係が、その半分でございますから大体1,500万円ぐらいでいけるんじゃないかと見積もっております。
 だけども、プール内の水温管理が非常に難しくなって、夜間の利用というものが難しくなります。シートをかぶっておるというと、そよ風が吹いたって別に構いませんが、あのあたりで屋根だけでなくてぐるりのシートもなくということになると、ちょっと風が吹いてもやっぱり寒いというようなことからいくと、利用する月が3カ月から約1カ月ぐらいに短縮が心配されると。そして、管理はやはり150万程度必要になってまいります。そして同じようにいくというと、利用者はそんなに増えるということはなくて減るということを考慮するというと、なかなか経営的にも難しいというようなことが考えられます。
 以上のようなことを総合的に考えるというと、どちらにせよ相当の費用が必要でございますし、近年中にこれを取るにしても、あるいは全面改装するにしても、大変難しいという状況がございますので、私どもとしては非常に町民の皆さんにはご迷惑をかけますが、当分の間は休所をして管理していくと。水とか濾過器等の最小限度の管理をしていくということで、維持していきたいと。
 このことにつきましては、BG財団等から助成金をいただいておる関係で、私どもだけでは一方的にこのようにするということはできませんので、あらかじめ4月当初から東京のほうの本部のほうともご相談申し上げて、今のこの状況のところではどうしても難しいということで、一応の了解を得てあのような状態にしておるというのが現状でございます。
 答弁漏れがあるかもわかりませんけれども、一応BGについてはお答えいたします。


◎議長(森 利秋) 上田勝幸君。


◎上田勝幸(16番) 先ほど聞きましたら、村岡のBGのほうは昭和57年ですか、香住のBGのほうは昭和61年築だということをお聞きしましたけども、建設されたのが村岡のBGのほうは57年、香住のBGは61年。4年の差ですね。私から見たら4年の差というのは非常に短いように思うんですけど、現実にBGを見させてもらいまして、香住のBGのほうは鉄骨なんかも、それは多少は傷んでいますけど、使用できないとかいうような、大きな損害というのはないですね。だけど、村岡のBGのほうは見るからに鉄骨が崩れ落ち、人に被害を与える。それから、さびだってどっと落ちる。そういうような状況にあるんですけど、その差というのは、どこからそのような差が出てきたか、お聞きしたいと思うんですよ。香住のほうはそれこそ海の近くにBGがありまして、潮風だ何だというのが、テントなんか外したとき、それらを受ける害というのが多くて、香住のほうが早く私はさびるものだと思っておりましたけど、それが現実を見ましたら正反対ですね。村岡のほうの鉄骨のさびのほうが圧倒的にひどいんですね。
 それは、先ほど聞きましたけど、香住の場合は鉄骨の塗装ですか、それを1回だかやったと聞いています。村岡のほうのBGの鉄骨というのは、塗装工事とかいうのは一度も今までやられていなかったんですか。そういうこともあわせて、なぜあちらのほうのBGの鉄骨がぼろぼろになったのか、教育長はどのように考えていらっしゃるか。ちょっと教育長の考えをお聞かせいただきたいと思います。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) まず、村岡のBGのほうの鉄骨の塗り替えは平成8年に鉄骨とといの取り替えと、鉄骨塗りかえ、換気扇取り替え、モルタル改修等で1回やっておられます。
 香住のほうも、屋根塗装は平成7年にプールシートを取り替え工事をやっておりますし、それから平成10年にプール内装及び鉄骨塗装工事をやって、このときに潮風に強い塩化ゴム系統の塗装をやると。潮風に強い塗装ということで、こちらのほうはそういう内装工事を今までにやっていると。さらに、こういうことが言われます。
 昭和57年に建設された村岡のBGセンターの鉄骨については、当時の設計によると鉄骨上塗り塗装の工法で建設されました。昭和61年に建設された香住のBGプールについては、どぶづけ塗装の鉄骨が使われたと。もう、塗装の仕方が違うと、こういうふうに本部のほうからも資料を提供させていただいておりますので、一概に塗装をやったといっても、その塗り方とか塗料の種類とか、こういうものによっても違いますので、一概に早くしたものが早く傷むということにはいかない。その後の管理等にも関係してくると思いますので、ご理解いただきたいと思います。


◎議長(森 利秋) 上田勝幸君。


◎上田勝幸(16番) 先ほどから屋根をそのまま改修するか、取り除くかということですけど、隣の新温泉町のプールでは、BG財団と協議して、現在屋根というのを取っていますね。で、利用していますね。そのことによって新温泉町では、利用者数、夜利用できないとかそういうような弊害というのが、あちらのほうでは出ているんですか。その点、お聞きしたいと思います。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) おっしゃいましたように、先ほど言いました屋根シートがないことにより水温の上がりで休館日が多くなる。25℃以上に水温がならない場合があると、こういう場合も出ておりますし、それから、夜間の利用ができないとか、利用時間が昼間であるので利用者が限られると。やっぱり今言っておる資料等に関係したものは、隣の町でも出ております。
 それから、閉館等が、雨が降ったらお客が来ないとかいうことになるというと、臨時職員の採用について、今日は休みとか、今日は来てくれとかいうような、人的な面の配慮も必要というような面も出てまいります。直接プールの活用とは結びつかないかわかりませんけど、そういう不測の問題も出てまいっておるのが事実でございます。


◎議長(森 利秋) 上田勝幸君。


◎上田勝幸(16番) 今の人間というのが大変ぜいたくになったんだなと、私は思うんですけど、私たちが子供のころというのは、プールがなかったですから海や川で泳ぐだけだったんですけども、やはり泳ぐことが好きな者であれば、大人であれ子供であれ、雨が降ろうが何が降ろうが泳ぎに行ったものです。だから、水温だ何だとか、そんなことというの、それほど考えずに泳ぎができたんですけども、今教育長の話を聞いていますと、屋根があって水温というのが維持管理というんですか、そういうものができなかったら、泳ぎに来る人もない。夜なんか特に来ない。そういうことですけども、屋根の取り替え工事で今は休止状態にしているんだということですけど、教育長のお考えとしては、近年度中に取り壊す、やりかえる、その2点で考えた場合、どちらのほうに重点を置いておられるんですか。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 私のほうの重点というのは、取るにしても工事をするにしても、非常に金額がかさむところですので、とにかく今、財政状況がこういう状況にある間は、今の状況で最低限の管理をしていくという考えを持っております。大変町民の皆さんには迷惑をかけますけど、私のほうはそういう考えを持っているというのは事実でございます。


◎上田勝幸(16番) この点に関して最後なんですけど、小代小のプールとの関連で言いまして、小代小のプールというものを、新しくやりかえる。再建というんですか、そういうことをするという考えは、今のところはございませんか。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 先ほど言いましたように、村岡のBGプールの子供たちの使用状況の大部分を、子供たちが先生に引率されて来るという事実はございますが、これは他に施設がない場合には、これは考えねばなりませんが、この状況の中におりながら、近隣のところに使用可能なプールがあるので、誠に独自の、自分の学校のプールではないけれども、ここはお互いに譲り合って、町内の同じ子供たちですので、一つのプールを共用していくという方向で学校長を指導し、教育効果が落ちないようにしていきたいというのが基本的な考え方でございます。


◎議長(森 利秋) 上田勝幸さん、議長が言ってから発言をお願いいたします。


◎上田勝幸(16番) 1問目は終わります。2問目に入ります。
 2問目は、社会教育施設としての体育館の数について問うというものであります。これも、私たちの委員会で各地区の体育館をずっと視察させていただいたんですけども、体育館の数が、人口2万3,000の町にして、学校教育施設としての体育館、社会教育施設としての体育館、合わせて24、5あると私は思いました。24、5、何て多いんだろうなというふうに、現実に思ったわけです。
 香住も小学校・中学校合わせて8つ、それからBGのところの体育館と、安木のところにある健康管理施設としての体育館と、全部で10あるわけです。安木のほうの体育館は、どのぐらい町民が利用しているのかなということで、この間農林課のほうにお聞きしましたら、この平成18年度の利用人数が445人なんです。1年間に445人なんです。
 私の近くに香住小学校の体育館がありますけど、それは本当に連日のように利用されていて、私の思いですけども、1万人ぐらいは使っているんじゃないかなと思うんです。400人と1万人、その数の比率が1対20ぐらいですか。その日によって体育館が必要か、そうでないかということは別にして、この香美町においても、やはり人口規模など、それから利用状況、各地区でそれぞれ各地区の事情がありまして、体育館の数に相違があると思うんですけども、体育館ができた当時というのは、各地区とも人口も多く、その適正規模だということで体育館というのをずっと維持管理してきたと思うんですけど、現在、最近おじろドーム1つの屋根の改修ですか、あれを見ても、5,000万円ないし6,000万円の費用がかかる。そして、村岡高校の体育館を、町として県のほうから譲り受け、そしてそれを長年利用、活用、「していない」とありますけど、「していたが」です、直してください。「利用、活用していたが、それが老朽が酷く、近くそれを取り壊すとのこと」というふうに、文は直していただきたいと思います。
 そういうふうにたくさんあって、地域地域では当然のことながら、地域の住民さんの体育の面で大きく貢献してきたと思うんですけど、今や少子化の時代に入って、その体育館だって、香住の安木にある健康管理施設、体育館と同じように利用者がずっと減ってきていって、維持管理の費用のほうが高くつく。これは廃止してもいいんじゃないかなと、そう思われるような体育館も、私は出てきているんじゃないかと思うんです。
 ここに書いてあるように、2つの点にお尋ねしたいと思うんですけど、村岡高校の体育館を学校移転の際、町が県より譲り受け、それを利用、活用していたが、老朽化がひどく、それを取り壊すとのこと、その費用も五、六千万円かかるとのこと、町として譲り受けたことに疑問を感じるが、当局の見解はどうですか、というのが1つです。
 もう一つは、各区で体育館の利用状況はどうなっているのか。人口規模、利用状況なども考慮しながら、現在の体育館の数がその人口、それから利用状況、そういうことによって適正なものになっているかどうか、検討されたことがあるのか、お尋ねしたい。
 以上2点について、教育長の答弁をよろしくお願いしたいと思います。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 上田議員の2問目についてお答えいたします。
 まず1つは、村岡高校の体育館の県でございますが、議員ご指摘のように、ご存知のように旧村岡高等学校は、昭和37年に県立八鹿高等学校から独立して村岡藩の陣屋屋敷に建設されました。その用地の一部は地元の方のご厚意によるところもあったようにお聞きしておりますし、そこに建てられた高等学校は、地域の教育と文化の殿堂として、町民が非常に協力をして高等学校を盛り立て、また、高等学校も一生懸命教育をなされて多くの人材を世に輩出されてこられたのは事実でございます。
 その後、学校の敷地に地すべりの兆候があらわれてきました。そこで、昭和57年に今の病院のほうの現地に移転いたしました。そこで、その由緒ある陣屋屋敷跡地がこのまま荒れたままになるのは忍びないということで、地域活性化の拠点として活用を図る方向で検討され、跡地と体育館、図書館を県から昭和59年に購入されたものでございます。その際、県の全県土公園化事業の採択を受けて、町民が歴史文化に触れることができる御殿山公園として整備されてきました。昭和60年から平成2年度にかけて整備が進み、活用が図られてきて、図書館は村岡藩の資料館として現在も使われております。
 そういうことでございますが、この体育館につきましては、バスケットボールのコートが2面確保できるというようなことから、当時は中学生のクラブ活動や、民宿のスポーツ合宿等にも利用するということとして、屋根や電気設備等を補修してまいりました。昭和60年から利用を開始して、平成15年度まで利用しておりましたが、どうしても床が大変傷んでまいったのとあわせて、建物そのものも老朽化するし、その上にあの建物は地震に耐え得る建物という構造でできておりませんという面が出てまいりましたので、非常に危ないという建物であるために、旧町当時に取り壊しの計画が検討されました。
 だけども、先ほどの議員、ちょっと触れられたかと思いますが、財政確保の非常に困難なというようなことがあったりして、旧町では取り壊しをせずに、現在のままに至っているというのが現状でございます。
 そこで私どもも、現在、旧村岡町が民俗資料館を整備したときに収集しておりました民俗資料を、体育館にとりあえず収蔵させていただいております。あわせて、あの体育館を見ますと、床等は傷んでおりますし、耐震性の構造になっていないというものの、こういうものを保管するという面からいくというと、今取り立てて危険性が高いということでは、人が寄りつくところではありませんので、ないので、収蔵庫として使わせていただくと。危険性は余り感じないと。あわせて、著しい景観上の問題も感じておりませんので、可能な限り現在の建物を倉庫として使わせていただきたいというのが、私どもの考えでございます。今、急に取り壊すというような考えは持っておりません。それが私どもの考えでございますので、お答えさせていただきます。
 それから、体育館についてのほうでございますが、確かにおっしゃるように町内にはたくさんの体育館がございますが、私どもの学校を除いてBG体育館等から順番に説明させていただきます。
 社会教育施設という体育館は、7つの体育館を私どもは管理しております。1つが香住のBGの体育館でございます。これについての利用状況等でございますが、17年度、18年度ぐらいでよろしいでしょうか。大体17年度で3万1,477人、それから18年度で3万5,357人ですから、約3万3,000人ぐらいが利用されております。そしてここは、香住区のことでご存知のことですが、あそこは各種のスポーツクラブ、それから体協所属の各スポーツの対外試合、専らあそこはスポーツ、体育のもので、夜昼やっておるというのが状況でございます。
 今度は村岡体育館でございます。役場の横にある村岡体育館は、平成17年度には1万478人、それから18年度が7,351人ぐらいです。ここはスポーツ活動、大会等々合わせて、講演会とか文化芸能発表会の会場になるということで、文化事業にも使っていただいておると、こういう特徴がございます。
 それから福岡の体育館は、17年度が1万2,865人、それから18年度は1万3,351人で、ここもスポーツを主としながらも、民宿に来た学生があそこで合宿練習に使うとか、あるいは一部は中学生が部活に使わせていただくというようなこともあります。
 それから、先ほどおっしゃいました香住小学校等につきましても、1万何がしとおっしゃいましたが、それ相当の規模の利用度があります。
 それから、味取と山田の体育館がございますが、こちらはどちらもが地域のコミュニティーの集落施設、あるいはスポーツ、文化活動等に使っていただいております。ちなみに利用率は、味取で795人、それから18年度が1,077人ぐらいと。それから山田の体育館につきましては、17年度に1,248人、18年度には796人ぐらいで、1,000人を切っている状況でございます。これは集落コミュニティセンターですので、安木の場合とよく似たような状況になっております。
 それから、射添地区公民館がございます。これは、スポーツを主としながらも、民宿のお客さん、学生等の合宿等にも使っていただいておりますし、射添中学校が部活動であそこを毎日使わせていただいているというのが現状でございます。したがって、利用率は17年度が1万3,500人ぐらい、それから昨年が1万4,600人の利用度を上げております。
 それから最後になりましたが、おじろドームでございます。これもスポーツとか、それから民宿に来られた方があそこを使って合宿練習をされるというようなこと、それから中学生が部活動に使わせていただいておるというのが、主な利用度でございまして、ここは17年度が5,632人、それから18年度には6,700人が使っております。
 こういうふうに、それぞれ特徴のある使い方をしていただいて、効果を上げているのが現状でございます。
 それから、それぞれの施設はスポーツとか文化芸能活動の拠点として地位を保ち、多くの方に利用されており、まちづくりの上でも非常に大事な、大切な建物であると考えるのが、そのように認めております。
 ただし、今日の財政が非常に厳しい中で、維持管理費は極力削減を図っていかねばならないと。できるだけ大事に使って、せっかく建てていただいたものは長持ちをさせる。こういうことに努めていくというのは、私どもも腹に据えておりますが、今後大幅な大規模な改修が必要になった場合には、今後の利用度というものを十分考慮して、廃止することも頭に入れて考えていかなければならないと、こういうことも考えておるところは事実でございますので、お答えします。


◎議長(森 利秋) 上田勝幸君。


◎上田勝幸(16番) いろいろとお聞きしましたら、香住の安木の体育館以外は、何千人、何万人、そのような形で体育館が利用されているわけですね。ですけど、町民感情としましては、香住に2つ、先ほど言ったBGと安木のと。村岡には5つぐらいですか。小代が1つですか。村岡が多いとは言えないかもわからないですけど、人口ですね、村岡区の人口というのは6,000何ぼですね。学校施設としての体育館が6つあるわけですね、当然。だからそれと合わせたら、十何ぼですね。
 だから、何も多いから悪いとか言うんじゃなくて、やはり維持管理費用というのが大変かかるわけですし、改修の費用だってたくさんかかるわけですから、これからはやはり、こういう体育館だとか公共施設ですね、そういうようなものに対しても、本当にこれで適正な数なのかどうか、そういうようなのを、私は検討する時期に来ているんじゃないかなと思うんですよ。
 その点、もう一度お答えいただけますか。


◎議長(森 利秋) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 今ある施設というのは、合併前からそれぞれの町の方がそれぞれのお考えに基づいて建てられたものでございます。それが今一緒になった。確かにそのときには、数の上からバランス等もございますが、今できたものは十分大事に使って、その効果を上げるように努力することとあわせて、今後大きな改修工事をしなければならんとか、大規模な改修をしなければならんというときには、先ほど申しましたように、人口であるとか、使用度であるとか、緊急性であるとか、公平性であるとかいうことを総合的に慎重に考えさせていただくというのは、今のところの気持ちでございます。


◎議長(森 利秋) 上田勝幸君。


◎上田勝幸(16番) 上田勝幸、質問終わります。


◎議長(森 利秋) 以上で上田勝幸君の一般質問を終わります。
 次に、小林利明君。


◎小林利明(17番) それでは、通告に従いまして、質問をしていきたいと思いますが、それに先立ちまして、先ほど町長のほうからもお話がございましたので、かぶさるような形で大変失礼とは思いますが、この質問に当たりまして、私の主眼とするところをご理解いただくために、少しばかしお時間をいただきたいというふうに思います。
 私ごとではあるわけですが、長男が美容師になりたいということで、高校を卒業当時、申しました。友人に職場を紹介してくれんかということで、その職場を訪問させていただいた。その先に、先生という方がおられたわけですが、大変条件をお聞きしているといいなということでありました。「なにでしたら専門学校のほうを出させていただいた上でご厄介になるということはどうでしょうか」というふうに申し上げましたところ、言下に、「あ、それならうちは責任を持てない。特に男子であるということになると、将来やはり生活の中心である。であれば、責任が持てませんよ、お父さん」というふうにお断りになった。
 理由を聞いてなるほどというふうに思ったんですね。「私たち美容師の商売は、はさみとくしがあれば飯が食えます。しかし、学校に行きますと、知識や技術はそれなりに教え込まれてきますけれども、一番大事なものが、そのことがあるために生意気が働いて、育たないんですよ」と言われました。「それは何ですか」と聞きましたら、「心が育たない。接遇の心が育たない。お客さんがあって、私たち飯を食わせていただいているんだという、心が育たないんですよ、お父さん」と、おしかりを受けました。そういうことならうちは結構ですということで、「いえ、もう大変失礼しました」ということで、そこに就職させていただきました。
 なぜこのような話をするかといいますと、行政、職員の皆さんには情報はいろいろな角度からたくさん入ってまいりますし、当然伴って知識は、私ども町民では得ることのできない高いレベルの知識が身につくというふうに思います。また、長い経験の中で、事業課のテクニックもまた、それなりに身につくものだというふうに理解しておるわけです。
 だけどもそれは、方法、手段であって、大事なことは何のためにそれが必要なのかと。それをどう使うのかということが大事だというふうに思っておるわけです。少なくとも、住民の命と暮らしを守る。住民の求めるところにこたえる。少なくとも、住民が納得できる行政運営を進めるということに、目的の本意を置かなければいけないんじゃないかというふうに思っておりまして、これから4点にわたって質問をいたしますけれども、ぜひそういう観点からのご答弁をお願いをしておきたいというふうに思います。
 通告の項目順にお尋ねをしたいと思います。
 まず1点目であります。森谷川・香住谷川の防災対策について、質問をいたします。
 当該河川沿線には庁舎、学校、病院、集会所など、行政の重要な施設が集中し、多くの民家が密集していることは既にさきの6月定例議会でも申し上げたところであり、ご案内のとおりであります。当該河川の氾濫は、最も求められる公の施設機能を麻痺し、災害が多岐広範に及ぶことは必至であり、他に過疎化進行や、医療不安、各種負担増等の行財政運営とともに、地域住民の重大な関心事であります。
 治水計画、防災対策の現状がわからない状況で、とりわけ幾たびか浸水に見舞われてきた沿線住民の皆さんは、大変な不安を抱かれております。以上のことを踏まえて、次の3点について質問をいたします。
 初めに、当該河川治水計画の進捗状況は、第20回6月定例議会で説明をいただき、必要があれば住民への説明を行う旨、お答えをいただいていますが、いまだに説明をされていません。なぜ説明をされていないのか、その判断、理由をお答えください。
 2つ目に、当該河川の防災管理体制と具体的な対応の現状を説明してください。さきの8月22日、23日にかけて降りました雨の中、12時半から1時半ごろまでだったでしょうか、この河川をずっと歩いて見て回りました。もうあと10センチほどで越えるかなというような状況でありました。でも、ずんずん水が引いてきまして、これはと思って安心して帰りまして、翌日その周辺の住民の皆さんに聞きました。「よかったね、昨日は」と言ったら、「いやいや、こういうことがあってね。水門が閉まったままになっていて、いっときは水があふれて住宅のほうに来そうになっていたんや。それでお父さんが慌てて開けて、大過なく過ごしたんだ」というお話でした。そんなこともございましたものですから、2点目にこのことについて伺っておきたいというふうに思います。
 3点目でありますが、職員の当該河川に係る防災管理意識の徹底は、どのように図られているものでしょうか。具体的な取り組み状況をご説明いただきたいと思います。
 明確な答弁を求めて、この項に係る1回目の質問を終わります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 小林議員の、6月議会に引き続いての香住谷川、森谷川についてのご質問にお答えをしたいと思います。
 6月議会でもご説明しましたように、経過があります中で矢田川全体の、矢田川を初めとする香住地区全体の治水対策という観点から取り組む必要があるということで、県のほうでその基本計画、いわゆる治水計画なるものを、地元の要望も含めて検討をしていただいておりまして、6月議会では、12月ぐらいまでにはその計画ができて、それをもとに地元の区長さんを中心とする委員会に報告して、具体的な対応をできるであろうというふうな答弁をいたしました。その後も、まず県の対応を早くしていただくということが第一ですので、ちょうど4月に県民局の担当部長もかわられておりますが、今度の部長も、当時の、去年の県庁での河川の担当課長ですのでよく事情を知っておられて、会うたびに私もその辺の進行についてお願いをして今日に至っております。
 県のほうでもこの問題の重要性を認識をして、国とのいろいろな協議を進める中で、鋭意その計画策定に取り組んでいただいておりますが、結論から言いますと、12月ぐらいまでにできるというのが、年度内、3月ぐらいまで時間がかかるようです。その理由としては、矢田川の河口における諸問題について、具体的に対応すること、あわせてその前提となる治水対策の基本の部分を、以前は30年に1回の被害ということを前提として、ハードルを置いておったのを、50年という、要は平成2年の台風19号やそれよりももっと大きい、50年間に起きたものの一番最大を前提としてやろうと。抜本的な対応をしようというふうな形で検討をしておること。財政上の問題もあって、少し時間がかかるというふうな状況になっておりまして、大きな動きがないものですから、先ほど小林議員の言われますような、状況に応じて地域の皆さんにご説明をするという部分を、その後していない状況にあります。我々のほうからの新たな状況が十分説明できないこと、また、地域の皆さん方からも、これについての、その後たまたま大きな災害もないものですから、お尋ねもないので、具体的な説明をしていないという状況にあります。
 しかし、議員も言われますように、その全体の方をお集めするか、一部の方かは別にして、12月ということが3月というふうな形でおくれるという状況も、最近において我々として把握をしましたので、これらを踏まえて一度説明はしておかなければならんなというふうに考えているところであります。
 具体的な防災管理体制の問題につきましては、せんだっての8月22、3日の状況についても現場に行っていただいて、つぶさに小林議員が見ていただいておりますので、詳しく説明することもありませんけれども、ご指摘のとおり、この中学校周辺の、町でできることとしての整備は昨年からやったんですが、その中の一つの、農業用の水門の処理について、きちっとした対応を事前に考えていなかったために、水が高くなって、少しその担当していただく方に、夜中にお願いをしたというふうな経過があります。これは我々として大いに反省をしなきゃならんということで、即刻それらも含めたマニュアル、これからの、どういう状況になった場合は、どこに、だれにやっていただくというふうなことについての対応策を取り決めております。
 細かな問題は別にしまして、考え方として水位を見ていくとき、トヨダの香住店があります、病院の下流のほうが、あの辺から病院の辺が一番水のつかる部分ですので、そこにおける水位の上昇というのを一つの目安にして、あそこは大体1メートル90ぐらいの高さがあるんですが、通常は30センチぐらいの水しかないという状況です。
 平成16年ですか、台風23号のときも、状況を見ると、あそこが上から50センチぐらいまでしかないなというふうな状況になるとするなら、その後2時間ぐらいで、いわゆる上いっぱいまで水が、その後も同じような状況で雨が降るとするならば、なってくる。したがって、あそこの水位を一つの基準にして、まず上から50センチぐらいまで水位が来たら、避難勧告を行う。避難をしてもらうというふうなマニュアルをつくって、それで対応しようというふうな取り組みをしております。
 また、8月22日、3日の集中豪雨の経験からして、この森谷川のところの庁舎と中学校の間の水路、川の部分が上部から20センチぐらいまできた段階においては、必要な下流の対応をしよう。水門も含めた取り扱いをしてもらおう。それからあわせて、中学校の校庭を一時的に水を貯留するというふうな格好で、既に工事をしておりますが、それについての準備も全部やってしまおうと。この森谷川の水があふれた段階においては、そこへ水を流すというふうな取り扱いをしようというふうなことについての取り決めもしておるところであります。
 もちろん、庁舎の中における水槽についても、その20センチの段階になったら水槽のほうをあけて、そこに水をまず入れる。それでも20センチより高くなっていっぱいになれば、この流れた水については中学校のほうの校庭に一時貯留をさせる。そして、下流への、オーバーフローした水を流さないような、一時的な取り組みをしていこうというふうな方法をとることにして決めておりまして、これに基づく職員の訓練も、中学校の水をとめるための堰といいますか、要は配置をする部分につきましては、せんだって関係職員で訓練を行ったところであります。
 そういうふうな訓練をこれからも重ねて行い、台風がこれからも来る可能性が高いですから、早目早目の対応をしていきたいなというふうに思っているところでありまして、ご指摘のように、そういうふうな取り扱いについても、関係の、特に下流の住民の皆さんに、区長さんなり役員さんを対象にして説明をして、そういう対応で行きますからということの理解をいただくということは必要だと思いますので、議員がご指摘のように、それらの問題については近く説明をする機会を持ちたいなというふうに思っているところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) おおむね町長もご理解いただいているのかなというふうに思っておりますが、3点挙げておりますうちの1点目と、さらに2点目、3点目、この2点目、3点目につきましては1つくくりでお考えいただいても結構かと思います。
 まず1点目ですが、町長、要はこの間進捗状況を、6月で説明していただきましたね。その話を住民に、やはりきちっとしておくということが、不安の解消までいかなくても、一定程度、やっぱり町を信頼してついていこう、私たちできることをやっていこうという住民意識にもつながっていくのかな、あるいは住民の不安も、場合によっては多少なりとも和らぐのかなというふうに思いますので、ぜひこれは、近々やっていただきたい。台風シーズン、もうついそこまで来ておりますので、ぜひともそういう方向でやっていただきたいというふうに思いますし、2点目、3点目もまとめて、細かいことは申し上げません。申し上げませんが、ぜひ職員一人一人が危機管理意識をきっちりと持っていただくような指導を行っていただきたいというふうに思いますが、これについて町長の、改めて所見を伺って、この項は質問を終わりたいと思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ご指摘のように、やっぱり安心・安全の問題は、住民の皆さんが安心・安全な気持ちになっていただくことが第一だと思います。幾ら町がいろいろな工夫をして対応しておっても、それが伝わっていなければ、安心・安全な気持ちにはなれません。
 したがって、この問題につきましては我々も最重点課題として、抜本的な対応については県にお願いするしかありませんので、その推進を早めていただくということですけれども、町としてとれることについては、ご案内のとおり昨年からいろいろな、川沿いの地元駅前区との対応の中においてもとってきておりますので、そうしたとってきたこと、さらにそれの運用についてどうしていくかということについて、十分に住民の皆さんに説明をして、これから来るであろう台風に備えていただく。また、住民はそれを前提として、自分のやるべきことを心構えを持ってもらうということは、必要だというふうに思います。早急に方法につきましては検討はしますけれども、関係の地域の皆さんに伝わるような方法をとっていきたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) それでは、通告の2項目目の質問に入りたいと思います。
 町道余部御崎線の危険箇所についてであります。この路線の安全性不備については、重々ご承知いただいているものと理解しています。ご案内のとおり、余部口からサンジノハシ手前までの区間は、小規模な落石は常であり、40センチ大の落石もたびたび起こっており、落石を避けた車がガードレールで大事を免れた事故も発生しています。
 本年6月29日には、ご案内のとおり、落石は70センチ大のもので、奇跡的に重大な人身事故には至らなかったものの、一歩間違えば、さらに大変な事態になっていたと思われます。
 この道路を1日に何回となく、昼夜を問わず利用している住民の不安は計り知れないものがあります。中でも、児童・生徒を持つ保護者は、一般的な厳しい子育て環境に加えて、唯一の通学道路の危険性にひときわ大きな不安を抱いておられます。さきのこども議会でも、質問があったと聞きますが、この道路の安全整備は、子供から高齢者まで、地区住民すべての命と暮らしにかかわる長年の悲願であります。
 また、観光立町の観点からも、安全整備は重要であります。このたび、当該町道の入り口に立派な観光道路案内の看板を整備していただき、本町の象徴的な観光資源の1つである御崎灯台への町外者の乗り入れを大いに期待しているところであります。ただ、万が一にもこれらの車両に落石事故が及べば、本町の観光振興に重大な悪影響が及ぶことは必至であります。いずれの観点からも、早急に抜本的改善を図られるよう強く求め、次の2点について質問をいたします。
 まず、防災の見地から、現在把握されている危険箇所、区間をお示しください。
 次に、規模、整備時期等、改修・改善の見通しをお示しください。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 余部から御崎への道路につきましては、ご指摘のように御崎地域の皆さんの生活道路であると同時に、余部灯台、御崎等への観光の道路でもありますので、安全な道路整備ということが必要であります。そうした観点から、以前からその取り組みをしておりますが、議員もご指摘のように、非常に海岸の切り立ったところに道路ができておりますので、台風とか少し気象条件が変わりますと、絶えず落石等があって、対応にいろいろと苦慮をしているところであります。
 平成8年から9年にかけて、総点検をしまして、さらに平成10年と15年に追跡調査をして、現在の危険箇所の総点検をしたものを土台にしておるところであります。最終的な平成15年の調査でも、全線で21カ所危険箇所があるということを把握しておりまして、その中で早急に対応しなきゃならないAランクというのが2カ所、状況を見て対応していくBランクが14カ所、今後の変化に応じて対応しなきゃならんという、比較的軽い対応の部分がCランクで5カ所というふうな状況の位置づけをしておりまして、Aランク、緊急を要するものについては既に16年度から18年度に、道路延長にして220メートルの区間に落石防護柵や防止ネットを張って対応いたしました。
 せんだって、ご指摘の6月29日に発生をしました、国道から400メートルぐらいの比較的余部側に近いところでの落石、車が損害を受けたというものについては、その調査ではAランクではないところであったんですが、やはり台風の状況とか雨の状況でそういうことが起きたということでして、我々として一応の調査はしておりますものの、やはり状況変化を絶えず見ていかないと、危険性があるなということを痛感しているところであります。したがって、これからも絶えずパトロールをしたり、必要な調査をして、そのAランク、Bランク、Cランクというふうな位置づけをしておりますものの点検もしていかなければならんというふうに思っているところであります。
 ただ、残っております21カ所のうちで既に取り組んだこと以外のCランクまでの19カ所残って入るんですが、これをすべて対応するには、事業費で4億数千万円要るというふうな試算をしておりますので、なかなかすぐにというわけにいきません。やはり順番に危険性の高いものからやっていきたいというふうに思っているところです。
 6月のその落石事故のあった部分につきましては、延長30メートルについて対策工を行うこととして、本議会にも予算の補正をお願いをして、できるだけ早く工事を着工完了したいというふうに考えております。
 さらに、最近の状況では御崎集落から約700メートルぐらい下りたところ、御崎に近いところですが、そこで災害復旧工事をやっているところが、せんだっての豪雨で一部崩れてしまいまして、さらに復旧の復旧をしなきゃならんというふうなことも起こっております。したがって、急ぐところから最優先にしながら、財政との絡みを考えながら、冒頭申しましたような生活道路であること、観光道路であること、そういうことを十分考慮して、順次改修を進めてまいりたいというふうに考えておるところであります。
 そうは言っても、万一事故が起きた場合の対応がありますので、職員はもとより地域の皆さん方にもご協力をいただいて、絶えず状況を把握する。少しの兆候でもそれをとらえて、早目に対応する。事故の未然防止を図るというふうな点については、集中的な対応をしてまいりたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) 町長のお答えもそれ以上のお答えが、今の財政状況等を考えると、難しい部分もあろうかというのがまず1点、理解ができるところなんですけれども、やはりこれは、子供も含めて地区住民だけじゃなくて、そこの集落の人たちだけじゃなくて、余部地区の人たちも頻繁に利用する道路でもありますし、そうしたことを考えますと、これはまさに命にかかる道路だと。
 先ほど学校の耐震の話がありました。耐震の話がありましたけど、それももちろん重要なことなんです。安全な学校施設というのは重要でありますが、この道路もそれに匹敵する、あるいはそれ以上に安全性をやはり中心に据えて考えていただけないかなと。事業を新規に行う場合には、先ほどの中でも必要性・緊急性というお話がありました。
 もう一つ加えて、安全性の観点から、やっぱりこの必要性・緊急性というのは考えていただけないだろうかというふうに、強く思うんです。そのあたりはどのようにお考えになるのかなということで、ひとつお聞きしたいと思いますのと、もう一つは、そもそもこの道路は防衛道路として位置づけられて整備された道路なんですね。御崎までは防衛道路ということで整備された。それなりに理由があったというように思います。その理由は今皆無かといいますと、決してそうではなくて、いかにレーダーが発達した世の中であっても、現に拉致事件がこの日本海側で起きておりますね。こんなこともつらつらあわせ考えますと、やっぱりその見地でも重要な道路なんだと。御崎から三尾までは農免になっていますが、この道路というのはそういう意味でも、意味があるのかなというふうに思います。
 そうした意味で、こうした方向での国・県への働きかけもあわせてお考えいただくという考えは、可能なものか、そうでないのか、町長の所見を伺いたいというふうに思います。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 1点目の安全性の部分につきましては、当然のことながら、私の言っております必要性・緊急性という部分には、当然その中に人命とか生活というふうな面での安全の確保というものが、その必要性・緊急性の中に入っているという考え方で判断をしておるところであります。
 2番目の、防衛道路の問題につきましては、少し私もそういう話はかつて聞いたことがありますが、直接的に今、この道路の改修を行う上で意識を持ったことがありません。しかし、今、議員のご指摘もありますので、そういうことがどう組み込むことが可能なのかどうか、町道の整備の中におけるそうした組み込みというものの可能性について、一度研究をしてみたいというふうに思います。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) 時間の都合もございますので、先に質問を進めていきたいと思います。3項目目の施設の保守管理についてであります。
 この質問につきましては、さきに上田勝幸議員からも同類の質問があり、この後吉田範明議員から再度にわたり質問が予定されていますので、質問事項の2点目に挙げています改修等の要不要、着手順の判断基準に絞ってお尋ねをしたいと思います。ただ、お断りをしておかなきゃいけませんが、重複する部分もあろうかと思います、その部分についてはぜひお許しを賜りたいというふうに存じます。
 改修等に至る判断基準は、まちづくり基本計画に沿って施設そのものの要不要を分類した上で、改修の必要性・緊急性の判断を、厳正公平に行われているものと思いますが、そのプロセスと改修等の要不要及び着手順等の判断基準を具体的に詳しくご説明ください。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) お尋ねの、そうした判断基準を具体的に文字で書いたような、きちっとした細かなものがあることを前提のご質問でございますが、実はそうした細かなものは持っておりません。それぞれの施設の目的が違い、そこにおける必要性も違うという中で、そういうものをつくったとしても一般的・客観的な基準しかつくれないということを前提にしておりますので、それぞれについて、それぞれの施設のそこに置かれている状況、そしてその機能がどこまで低下しているかというふうな状況を判断しながら、どちらが緊急性があるかというふうなことの判断をして取り組んでいるというのが現状でありまして、とりわけ旧3町からあるところの施設を判断する上でも、いろんな経過もありますので、先ほどの上田議員と教育長とのやりとりにもありましたように、総合的判断をしているというふうな状況にあります。
 しかし、ご指摘のように客観的な判断基準もある程度はつくって、関係の皆さんに理解をいただくというためのそうしたものも必要ではないかなというふうに感じております。これからそれらについての検討は、ほかの市町の例なども参考にしながら取り組んでいきたいというふうに思っているところであります。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) 町長、でありますれば、2つに分けてお尋ねをしたいと思うんですが、まちづくりの基本計画、まちづくりをこういうふうにやっていこうという、長期にわたって展望というのをされている。これに照らして、この施設は将来、今はしゃんとしているけども、将来は使えなくなったらこれはどうしようか。そういう分類というのはされているんでしょうか。というのが1点です。
 それからもう一つは、改修する場合についても、町長は住民に納得してもらうためにもそうしたものを考えるということで、お答えをいただいていますが、改修の必要性だとか緊急性の判断というのは、やっぱり厳正公平であるというのがとても大事だと思いますし、それは時々の情勢で動かさなきゃならないものもあるでしょうが、それにしましてもベースになるものはきちっと持っていくことがとても大切かなと思っているんです。
 町長、先ほどそうしたものを検討してみるということでありますので、ぜひとも早急に、これについては検討いただいて、形にしていただきたいなというふうに考えます。
 そういうことで、この点についてはそういうことで終わっておきたいと思いますが、1点目の関係だけご説明いただけますでしょうか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 合併までからそういうふうなきちっとしたものを持っていなかったので、そのまま今日に来ているという点につきましては、今もご指摘のように、いろんな点で十分なご理解を得られないというふうなこともあると思いますし、また、時に、ご指摘のように、そのときの判断者の裁量的な判断のウエートが高くなるというふうなことがあっても、なかなか理解が得られないというふうに思います。
 したがって、事務的に県だとかいろいろなところにそういうもののきちっとしたものは、照会をしてもないようですけれども、そうした中でもやはり香美町として可能な範囲の一つの基準というのはつくりたい。つくったものをもとにして、総合的に判断をしていくというふうな取り組みをしたいというふうに思います。よく検討をしたいというふうに思います。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) 先ほど、これ1点目と思ってまちづくりの基本計画ということに係る話なんですけども、先ほど上田議員のお話の中で、安木の体育館の話が出ておりましたね。あそこになぜ体育館があるのか。これは小学校を統合するときの地域の皆さんとのお話の中で設置されたものだと思うんですね。村岡区についても、同様のものがあるように理解しております。
 そうしたものについて、今後も引き続きそのまま維持して、あるいは改修して、あるいは改築してやっていくんだということにするのかどうかという、一つの考え方を、やっぱり基本計画に沿って整理しておく必要があるんじゃないかなというふうに思うわけです。
 そのことなしに、その時々の状況でやっていくというのはいかがなものかなと。今、財政が厳しいから申し上げているんじゃなくて、財政が豊かになったとしても、そうした一定の基準、判断、そうは言っても、とてつもなく施設が離れた地域の人たちに、子供の手を引っ張っておいでやというわけにはいかないと思いますので、その辺も重要な、判断される場合、ただ人口比だけで判断をしていいものじゃないというふうに思いますし、置かれているその他の条件も、当然加味されないといけないと思いますが、いずれにしても一定の大筋の考え方というのは、やっぱり町の基本計画の裏打ちといいますか、としてきちっと持っていなきゃいけないじゃないかなというふうに思うんですよ。そのあたりが現在行われているのか、行われていないのかということをお伺いしたんです。
 そういうものがつくられていないのなら、今後そうしたものについてご検討いただく用意があるかどうかを伺って、この質問を終わります。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 絶えずそういう判断をするときに一つの基準的なものを持ちながら判断はしておりますが、その基準的なものが、今言われますように非常に多様な状況を総合的に判断しなければならないために、それを一つの規定に、規定といいますか、文字に置くことが難しいのでつくっていないというのが実態です。
 しかし、そういうことになりますと、先ほどもお答えしましたように、恣意的な判断をしているんではないか、ないしは特にこの地域の部分について有利な判断をしたんではないかというふうな誤解も招くことになりますので、その基本になる部分というのはやはりつくる必要があるというふうに思っております。合併後いろいろな取り組みの中で、まだそこまで至っておりませんけれども、ご指摘のように早急にそうした基本的な取扱指針のようなものはつくって、その中で個別の状況をよく考慮しながらやっていかなければならんというふうに思います。
 ご指摘のあった、学校の廃校に伴う施設等につきましても、それをそのまま廃棄することはむだなことですから、有効に活用する。これは大前提ですけれども、その上でずっと長期にわたって必要かどうかという判断をして、もし長期にわたる必要性が薄いのであれば、一定の改修費用がこのぐらいまできたら、もう廃止するとかというふうな一つの基準をつくる。こういうことはやっぱり必要だというふうに思いますので、先ほどの上田議員が教育長にご質問された点も踏まえて、当面する課題として取り組んでまいりたいというふうに思っております。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) それでは最後になりましたが、4項目めに挙げております入札制度と運用について、質問をいたします。
 この一連の質問の趣旨でありますが、今日までの地元業者育成の対応と成果等について、町長はどのように評価されているのだろうか。また、一定の基準はあるとしても、それ以上に地域の気候風土に配慮した事業が望ましいが、現行の中でその担保ができているのだろうか。さらに、過失と不正の処分等対応について、現行ではどのように明確に区分されているのだろうかという疑問に基づいているものであります。
 このことを踏まえて、次の3点について質問をいたします。初めに、地元業者のくくりと、なぜ育成するのかという考え方、具体的にどのように対応し、どのような成果を得ているのかについて、お答えください。
 次に、地域の気候風土に配慮した事業課の担保についてのお考えを中心に、設計入札の参加者審査に当たって、判断基準があればお示しください。
 最後に、過失と不正は異なると理解しています。当然処分内容も再発防止の指導も、それぞれ基準に沿って対応されていることと思います。過失事故の内容等により処分、指導内容とあわせて、その内容を詳しくお示しください。
 以上、町長の明確な答弁を求めて、この項に係る1回目の質問を終わります。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 入札制度の関係での地元業者ですが、地元業者の育成はしていかなければならんと思います。その理由は、やはり地域の活性化を図っていく上で、地元産業の振興を図る。それは単にその業者というだけでなくて、そこには多くの若い人たちが現実として働いておりますし、また、地元雇用という観点からして、大きな企業集団でありますので、そうした観点からも地元の建設業者の育成を図っていくということは、町のこうした入札の観点からも取り組んでいかなければならない課題だというふうに思っております。
 したがって、現在香美町の建設工事入札参加者選定要領で、町内に本店を持つ者、さらに支店・営業所等を有する者を町内業者というふうに規定をして、町内業者を優先する。原則として町内業者を指名競争入札の選定に当たり優先をするというふうな取り扱いをしておるところであります。
 さらにその町内業者という中に、町内本店と町内支店とがありますが、その中における町内本店の優位性を担保するために、これは本年度から取り扱いをしておりますが、いろいろな企業の社会的な貢献度を評価して、それを判断基準にするということで、業者との災害協定とか除雪だとかボランティア活動など、香美町域における一定の社会貢献活動をしていただいた場合には、それに対する一定の基準点を設けて、その基準点を満たす業者については発注対応金額の範囲の特例をする。
 例えば、ここからここまでというのに対して、少しそれの範囲を広げるというふうな特例措置も、町内本店の業者について、そういうふうな制度を設けて、町内本店の人たちがそうした取り組みをしていただいた場合には、有利な取り扱いができるようなこともしているところであります。
 2番目の設計入札の参加者審査ですが、特に地元の設計業者の取り扱いの観点からのご質問ですが、できるだけ地域性のある施設の建設等については、その状況を、気象状況を初めその状況を総合的によく熟知されている設計業者に設計をしてもらうというふうな取り扱いをしておりまして、町内にそうした対応ができる建築設計業務を行う業者がおられる場合には、それらの人たちを中心とした対応をしてもらうような配意を、最近においてはしているところでありまして、例えば小代区の医師住宅の新築工事、それから村岡有機センターの設計につきましては、町内業者だけを選定をして、その中から設計業者を選ぶというふうな取り扱いをしているところであります。
 合併以前の状況は、規模の大小もありますけれども、必ずしもそういうふうな取り扱いをしていなかったものもありますが、今後においては、今言いましたように、公平性が確保できる範囲内において、かつ設計の適正さを担保する観点から、地元設計業者の優先取り扱いというふうなことについても、対応してまいりたいというふうに考えているところであります。
 3番目の、指名停止処分の関係での過失と不正の取り扱いにつきましては、明らかにそれが不正というふうな場合には、指名停止期間等について強いといいますか、期間の長い対応等をするという考え方のもとに取り組んでおりますが、これにつきましては、少し具体的に総務部長から補足説明をさせます。


◎議長(森 利秋) 総務部長。


◎総務部長(谷岡喜代司) 香美町には、香美町入札参加資格者指名停止基準というものがございます。これは、合併をしたときにつくりました平成17年4月1日に指名停止の基準を設けております。
 その中で、ただいま町長のほうからも回答ありましたように、虚偽の場合とそれから過失による場合、それぞれ区分して、明確にその中でしております。
 例えば虚偽記載ですけれども、香美町発注の建設工事に係る契約に係る一般競争入札及び指名競争入札で、参加申請書また資格の確認書、その他の資料等について虚偽をした場合は、それが認められてから認定してから6カ月間は指名停止するだとか、あるいはまた、過失によって荒っぽい、いわゆる工事になったときには、何カ月間の指定をするだとかいうことを、先ほど申しました基準で明確に定めておりますので、これによりまして運用をいたしておるところであります。
 以上です。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) 町長、まず1点目からでありますけれども、地元業者というもののくくりの話なんです。このたび、制限付一般競争入札制度を入れていただいて、この中でも、私の考える地元業者というのとちょっと理解に温度差があるかなと思っておりまして、私は、やっぱり香美町に在籍する人が多く所属するような業者、小さくても、10人中8人、9人までが香美町の住人だと。こういうところもあれば、香美町の住民は1人2人で、会社はといったら百何十人おられるというところも、ここに出張所や支所を持っておれば、地元業者と扱われる。何か釈然としないんですね。
 私は以前から、地元業者については、やはり一定の支援をする必要があるんじゃないかと言ってきましたけども、それはどういうことかといいますと、落札をしてもらえば、そのことによって仕事ができれば、そこに働いている地元の住民の社員が給料を得て生活でき、妻をめとり子供をつくり、こういうふうに発展してくる。さらにはそのことが町の活性につながる。経済的にのこの町の活性につながる。町財政の活性にもつながるじゃないかということを言ってきたわけです。
 ですから、そういうことを考えている者にとっては、この今示されている地元業者というくくりが、どうしても寂しいなというふうに思えて仕方ないわけです。そのあたりはどのようにお考えになっているのか。私のほうから勝手にべらべらとしゃべってしまいましたが、なぜ育成する必要があるというふうにお考えになったのか、この原点から、もう一度対応を考えていただけないだろうかなという思いを強くするわけですが、これについて町長のお答えをいただきたいなというふうに思います。
 それから、設計入札の話なんです。これはいつか少しお話させてもらいましたけども、やっぱり私の考え方では、町なりというのはそこに住む人なりだと言っているんです。思っているんです。そこに住んでいる人たちが何を考え、どう生きているかということが、町なりをつくっている。家々の民家一つ一つにしても、植木を置くにしても、町長が進められる花いっぱいにしましても、そこに住んでいる人間の心が、生きざまが、息ざしがあらわれているんだと思っているんです。
 でありますから、そこに適合した建物というのは、やっぱりそこの人たちに任せるのが一番いいと思っていまして、コンクリートを流し込む前に、どのコンクリートをどういう形のものを流し込むんだという設計の段階というのは、ものすごくそういう意味では意味があるのかなと、僕自身は理解しておるものですから、この辺についても設計業者の育成もあわせて、地元設計業者の育成もあわせて、逆にまちづくりの上からも、建物、構造物を考える。道路もそうです。橋もそうです。ということはできないだろうかなというふうに思っておるわけですが、この2点について、再度お答えいただきたいと思います。


◎議長(森 利秋) 副町長。


◎副町長(岩槻 健) 今、私が指名委員会のまとめ役をしておる立場でお答え申し上げるわけでございますが、地元業者の定義でございますけれども、これは香美町の建設工事入札者選定要綱というものを設けておりまして、その中の2項に、別表第2、契約予定金額による等級別指名業者数の基準というものが定められておるわけでございます。その中に、標準範囲に属する有資格者として町内業者、ここで町内に本店、支店、営業所等を有する業者を優先するということに規定しておるわけでございます。
 したがって、今その本店・支店の中には、やはり営業所、香美町の住民の方もお使いになってやっておるというふうなところも多うございますし、それがひいては法人税、やはりそういう中でも従業員者数、所得税、そういうものによって税も算定されてくると、配分されるというところもあるものですから、地元業者としての定義をこういうふうにしておるところを、ひとつご理解願いたいというふうに思うわけでございます。
 設計業者にいたしましても、やはりこうした基準がどうこうでなくて、それぞれの資格を持った方、1級建築士、あるいは2級建築士、さらには鉄筋の構造物とかいろいろあるわけでございまして、その辺を判断しながら設計業者も指名しておるということでございます。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) 時間がなくなりましたので。副町長がお話になっている部分につきましては、ホームページを開かせていただいて読ませてもらっておりますし、公共事業の入札及び契約の適正化の促進に関する法律も、施行令も、入札契約適正化法も、一応目を通させていただいておるんです。だからそんなことを聞いているんじゃないんです。勘違いをしないでいただきたいなというふうに思います。
 最後になりました。なぜ設計入札から話をしているかというと、現に私たち文教民生で小代のほうをお訪ねさせていただいたときに、中学校の施設に時計台がありますね。あれ、針が裸で出ているんですよ。そしたら冬、雪が降って動かないんですって。雪が降らなくても寒いときは、もしかしたら凍結して動かないかもわかりませんね。こんなばかげたものは、おそらくこの地域の、村岡の人たちが設計していたらつくりませんわ。
 それともう一つ考えていただきたいのは、皆さん、町のお金で考えるからですよ。自分のお金だったらどうするか。自分のところが家を建てるときに、ありますよ、全く地縁血縁のない人からつくりますか。一般町民は、あなた方が考えているような安上がりの建造物や構造物を望んでいないと思います。私だって、家を建てるといったらまず親戚にだれが大工をやっておるんやと。瓦屋はだれや。左官屋はだれや。知人友人も含めて、あるいは地域を含めて考えますよ。
 地産地消の話が、町長、ありましたけど、まさに地産地消ではないですけども、思いはそこにまず置くべき。香美町の人たちでできない仕事は外注する。まずできることは、我が町で賄う。こういう考え方が必要ではないかと強く思っておる。
 そういう意味で、ただかわいいかわいいだけじゃないですよ。この地の人にさせれば、そうしたでたらめな時計台はできないということを踏まえて、もう一度答弁をお願いしたいというふうに思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) できるだけ地域の実情をよく熟知した人に設計をしてもらう、そのことが必要だというふうに思います。
 一方で、競争の公平性という観点から、一定の、例えば競争を行う上での数という問題がありますから、そういう条件の整ったものについては、優先的に地域の企業の人たちに取り組んでもらうという方向ではいくべきだというふうに思います。
 あわせて、今、小代の学校の問題がありましたが、私は、仮にそういう場合で設計者が事実と違うような、実態に合わないような設計作業をされた場合、施主としての注文は当然つけるべきだというふうに思います。この庁舎の設計に当たっては、私はかなり、私自身は自分の判断のもとに注文をつけて修正をしてもらった経験もありますから、そういうことも含めて、地域の気象だとか実状に合う建築物をつくっていくという努力は、まさに自分の家だったらどうするかという、議員が言われるような判断を基準にして取り組んでいかなければならんというふうに思っておりまして、今後もその方向では努力をしてまいりたいというふうに思います。


◎議長(森 利秋) 小林利明君。


◎小林利明(17番) 最後に、さきの文教民生の町内施設視察の中で見てまいりましたら、軒並み雨漏り、雨漏り、雨漏りって言われるんです。なぜ雨漏りするんだって。香住区と比較してどうだいと、香住の議員で言っておりました。何でこんなに多いんや、雨漏りが。これもやはり、設計の問題も関係するんじゃないかというふうに思っておりますので、これをもって質問を終わります。


◎議長(森 利秋) 以上で小林利明君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩をいたします。再開は、4時15分といたします。
                              午後4時05分 休憩

                              午後4時15分 再開


◎議長(森 利秋) 会議を再開いたします。
 一般質問を続けます。
 吉田範明君。


◎吉田範明(15番) 議長の許可をいただきましたので、私の一般質問をさせていただきたいと、このように思います。
 先ほど小林議員も一般質問されましたし、上田議員も似たような一般質問をされました。そういう中でのまとめ的な形に偶然なってしまいましたけれども、重複するような部分もあるかと思いますけれども、答弁のほど、よろしくお願いいたします。
 9月6日付の神戸新聞に、県内自治体の実質公債費比率に関する報道がなされており、我が香美町は29.4%と、ワースト1の座を譲っていませんでした。ある程度、昨年度から予想はしていたとはいえ、危機的状況には変わりございません。今後は、昨年度策定した行財政改革大綱の実効性をさらに高めていく必要があろうかと思います。
 そこで、今後膨大な費用が予想され、かつ住民の安全・安心の観点から言っても、公共施設の維持、修繕、保守管理について、十分な準備が必要と考えます。以下、通告書に従いまして一般質問を行います。
 先ほど上田議員にもありましたが、村岡区のB&Gのプール、おじろドームの屋根改修、各学校施設の修繕・耐震化工事など、公共施設の維持管理、修繕に関する課題が表面化してきております。アメリカのミネソタ州ミネアポリスで発生した橋梁崩落事故も記憶に新しいところでございます。また、行財政改革が叫ばれている昨今、新たな施設をつくることもままならない状況でございます。
 従来から、一般的に公共施設の維持管理につきましては、壊れたら処理する、住民からの苦情で処理するという、対処療法的な対応だったのではなかろうかと、私自身は推察します。これからは、現有している施設をいかに適切に維持管理、計画的な点検、補修を実施し、長く使用する必要があろうかと思います。
 そこで、現在約340カ所ともいわれます町有施設の維持管理について、町長の所見をお伺いいたします。
 まず、1)といたしまして、現在どのような維持・修繕に関しての施設管理方法をとっているのか。2番目に、現状の管理方法で改善を行う点は。また、必要性はないかという点につきまして、質問をしたいと思います。
 答弁をお願いします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 吉田範明議員の、今後施設管理の上での経費の増嵩が見込まれる中における維持管理体制についてのご質問にお答えしたいと思います。
 まず、現在の町の施設の管理について、どういう方法をとっておるかというご質問でございます。町の施設、大小合わせて全部で343施設ありますが、その中で町民の皆さんが日常利用される施設、区の集会施設とか公民館、体育館、福祉施設、学校など、約220あります。したがって、これらが特に意を用いて維持管理をやっていかなきゃならないものだというふうな認識をしております。
 これらの維持管理に当たりましては、基本的に、先ほど小林議員のご質問にお答えしましたように、マニュアルそのものの明文化したものは持っておりませんけれども、それぞれの担当の部署における職員が、日常における施設点検を行い、その点検の中から緊急性の高いものをその都度対応をしているというのが実態であります。指定管理者制度で指定管理者に管理をお願いしている部分につきましても、指定管理者がそういう方法をとっていただいて、町と協議するというふうな取り扱いをしております。
 そうする一方、法令により専門的な点検が必要なものにつきましては、当然のことながら年間計画により専門業者に委託をして、空調とかボイラーとか、タンクとか電気、消防設備、エレベーターなど、これらについては定例的な点検をしていただいて、不具合箇所が生じれば、その都度修繕・修理を行うというふうな方法をとっているところであります。
 一般的なこうした施設とあわせて、量として多いのは学校施設ですが、学校施設につきましても、同様の方法で学校の日常における監視・点検の中から、雨漏りだとかいろんな運用上の不具合を早期に発見をして、それについての必要な対応をしているというふうなことが現状でありまして、こうした中にはやはり、その直接的なといいますか、その都度の判断はあっても、少し中長期的に判断をするという部分については欠ける点もあるというふうに反省をしているところであります。
 そういう状況の中で、今後の取り扱いにつきましては、先ほど小林議員にもご答弁申し上げましたように、やはり一定の計画を持って対応することが必要だというふうに考えます。それぞれの施設ごとに、標準的な一定の年数がたてば、およそ劣化退化するということは一般的に考えられることですから、そういう前提で、何年ぐらいたったら日常における点検だけではなくて、少し専門的な点検を行うとか、それからそのことによって生じた不具合については、どういうケースの場合、いわゆる緊急性をどう評価をして修理を行うとかというふうな一定のマニュアルは、やはりつくらなければ、数多くのこうした施設を管理をし、かつその管理を一つのところで集中的に行うのではなくて、それぞれ分担をして行うというふうなことになりますと、やはりそれぞれの担当部署が同じ基準で取り扱いを行うというためにも必要だというふうに感じますので、早急にそれらの方途を講じてまいりたいというふうに思っております。
 今までそうしたものがなかったのは、県なんかにもそうした明文化したものがないというふうな状況の中で、担当段階で随時対応しておったということが大きな理由ですけれども、今申しましたような観点からの対応は、ぜひとも必要だというふうに考えているところであります。
 もちろん、そうしたチェック、それから必要性・緊急性というのを対応した上で、具体的にその修理をどこから取り組むかということにつきましては、一方における財政的な観点からの判断も必要ですので、順位を決めてその緊急性の高い順位から取り組んでいくという、政策的判断は最終的にしなきゃならないというふうに思っておりますが、そのような対応を早急に取り組んでまいりたいと考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 吉田範明君。


◎吉田範明(15番) 先ほどの小林議員の答弁で、大体ないということはほぼわかって、それについて先ほど、1番はそういうことで、ほとんど現場任せだということが、如実にあらわれた答弁であると、このように思います。また、小林議員にもそういう答弁をされていました。それと、2番目の管理方法で改善を行う点の必要性はないかと、そのとおりだと思います。
 では、具体的に、先ほど県に問い合わせてもないとかいうことがあるんですけれど、この辺具体的に、どういうふうに着手されるんですか。一番そこが重要だと思うんです。要するに、頭では皆さんわかっていると思うんです。私も頭ではわかっているんです。先ほど冒頭にいろいろな流れを言ってきて、今後はそんな、新しい施設もつくってこれないと。じゃあ、それを今のある施設をどう生かしていくんだと。また、どういうふうに活用していくんだと。また、ライフ期間をどれだけ延ばしていくんだと、これはだれでも頭にわかっていることですし、そのとおりだと思うんです。町長も今、その答弁をされたと思うんです。
 じゃあ、具体的にこれをどういうふうに進めていかれるんですか、ということをお聞きしないと、今言ったことは、ただ、検討するという段階ではございますでしょうけど、例えば一例を挙げますと、一元の管理がなっていないということなわけですね、要するに。その辺の手法は、さまざまな手法が今あると思います。その辺をどうするのかとか、そういう検討は内部ではされたんでしょうか。今、私に答弁されたからそういうふうに思ったのかどうかということ。
 当然それには、管理主体が要ると思います。スタイルは今言ったように、現場に任せたらいいんですけれど、やはり先ほど言った基準づくり、またマニュアルづくり、そういうものがどこにあるのかということも、今現在私にもわかりませんし、あるのかもわかりません。その辺どうですか。再度答弁お願いします。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) そうした町有施設の管理につきましては、部署としては総務課で管財係があるんですが、現実問題として、今議員もご指摘のような対応をほとんどしていない。それぞれ不具合が出たものについて、1件ずつ審査をしながら、どうしても対応しなきゃならない場合にそれらを財政的観点からチェックをして、対応可能なものについて対応していくというふうな、場当たり的な対応の部分のあることは事実であります。
 したがって、先ほど言いましたように、数多くの施設を持つことになり、かついろいろな形態があるという中にあって、しかも老朽化し修繕の時期が到来している施設が多くなった段階にあっては、それらの具体的な対応をしていく体制、それから内容について整備をしていかなきゃならんというふうに思います。
 ただ、じゃあ、どういう内容でどうこうということにつきましては、そこまでの検討をしかけつつあるというふうな段階でして、それぞれの専門家の意見なども聞きながら対応しなきゃならんというふうに思いますけれども、大きな考え方としては、今議員もご指摘のように、単に不具合になるのを待って、その段階で判断をするということではなくて、いわゆる長命化といいますか、その施設を長くもたせるためにどうするか。それぞれの施設ごとに、例えば10年か15年したらこういう対応をしなきゃならん。先ほどのプールで言えば、10年ごとにさび止めの補修をやる必要があるとかというふうな、それぞれの機材といいますか、物による対応の方法があると思います。そういうことについての一つのマニュアル化もやっていかなきゃならんというふうに思いますし、それを点検をするものを、第一義的には現場の管理をする部署がやるにしても、共通のマニュアルをつくり、かつ総務課における全体的なチェックを年に1回ぐらいするというふうな仕組みもつくっていかなければならないというふうに思います。
 細かなことについてはこれから詰める問題ですので、1つずつ明快なお答えができませんけれども、要はそうしたものを、でき得れば県とかそういうところにマニュアルがあれば、一つの参考になりますけれども、ありませんので、我々として独自の方法で早くつくっていきたいなというふうに思っているところであります。


◎議長(森 利秋) 吉田範明君。


◎吉田範明(15番) 基本的な考え方、また今後の方針等はよくわかりました。
 なぜこのことを言いますかといいますと、先ほど冒頭に、県内自治体一の、これを譲ってないと、ちょっと皮肉めいて言ったんですけれど、この辺、今後これほっておくと、やはり先ほどの話です、使えなくなって、後から直そうと思ったら莫大な費用が要るんですね、現実。そして、教育長には悪いんですけど、上田議員の答弁において、休所して維持管理ですか。何をか言わんやです、私から言えば。休所して管理とはどういうことなのか、私にはさっぱりわからないですよ、管理という意味が。
 基本的にそうしますと、小代のプールと同じことになってしまうというふうに、私は個人的に素人的に思うわけです。そういうものではいけないんです。やはりそういうことをきちっと押さえつつ、また一元化管理することによって、基準をつくることによって、やはりそれぞれの部署が予算要求するではなく、全体を見ながら、例えば先ほど言いました管財係ですか、そういうところになるのかどうかわかりませんけれど、そういうところがして予算要求もしていくと。それによって、トータル的に見ていくというスタイルでないと、最終的には町長の政策的判断も、これは鈍ってきますね。その中に、先ほど小林議員の答弁にもありましたけど、裁量の余地がどうしても入ってくる要素が出てきますね。と僕は思うんです。
 だから、その辺はやっぱりしっかりと認識されているというふうな答弁と、私には感じますので、これ以上突っ込もうとは思いませんけれど、それを早急にする必要があると、このように思いますので、そこをきちっと求めて、やはりこれが町長任期中ですね、あと2年ですか。この辺までにはしていかないと、先ほど平成27年、ちょっと細かい数字は忘れましたけど、やはりピークが過ぎてきますね。そこからが21年がピークでだんだん下がってくるというふうなこともありますし、その辺はやはりある程度入れながら、どうしていくかということも踏まえてという意味を込めて言っておりますので、皮肉でも何でもございませんので、その辺きちっととらえてほしいなというふうに思います。
 では、続きまして3、4、5問目にいきたいと思います。
 まず3問目の、では、現状はそうなんだから、3問目の費用把握というのは、これは愚問かもわかりませんね、どれだけ把握しているかということが。しかし、されているのでしたらどの程度予測しているのか答弁願いたいと、このように思います。
 そして、4問目の、その対策は講じられているかということでございます。当然、膨大な費用が今後発生すると、このように考えられますので、これは一つの私の考え方なんですけど、やはり、少なくても何らかの基金を、私自身は公共施設維持管理基金と、ここには書いてありますけれど、そういうものの創設も考えながら、日ごろから不慮の事故に対しての備えはしておく必要があるんではないかという思いで、4番目は聞いております。
 そして5番目です。ここも皆さん言われていますので、当然それとともに、やはり施設の統廃合というものも必要になってこようと思います。この辺、視野に入れているとは思いますけれど、どのように入れているのか。また、その必要はないのか。お聞きしたいと、このように思います。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、どのぐらい費用が予測されるのかという点ですが、かなりの費用が要りますが、財政計画との絡みの中で、この10年間ぐらいで織り込んでおりますもので、まさに議員もご指摘の実質公債費比率を27年で18%以下に下げるということを前提にしての費用として、10年間で20億ぐらいということについては入れておるところであります。
 実際はこれ、20億の大きな内訳としましては、例えば矢田川のクリーンセンターとかレインボーが、北但で広域で行うまでの間のレインボーの維持管理、それからクリーンセンターにつきましても、当分の間、下水の接続までの間の運用を行う維持管理費用、それから町施設の公共下水道への接続の費用とか、急がなきゃならない、ぜひともしなきゃならんという、先ほどの話でいえば、我々の一つの勘と総合的判断の中で、必要性・緊急性というような判断をしているものがあります。これらが約4億近くあると見ております。それ以外に学校関係について特に急ぐもの、学校関係で13、4億ぐらい、社会教育施設で1億3,000万円ぐらい。それらを合わせますと、10年間で約20億というものについては、これはどうしてもこの期間にしなきゃならんということで、厳しい財政状況の中における財政計画の中に織り込んでいるところであります。
 問題は、これ以外に学校の耐震化の問題が大きくのしかかっておりまして、今言いました数字の中にも、若干の耐震化は入れておりますものの、あとについてはこれから耐震化を進めていく基準づくり等を行う中で、順次行っていきたいというふうに思っておりますが、ざっと、これは大まかな数字ですが、1校1億円ぐらい要るだろうと。そうすると、このカウントをしていないもので、財政計画に今入れていないもので20億ぐらいと。これをどう賄っていき、どうやっていくかというのが、これからの早急な課題になっております。
 もちろん、学校の中でも教室と体育館などについて、一律に考えるのか。もちろん一律に考えなきゃなりませんけれども、地域の避難場所に指定されている体育館については緊急性が高いというふうな問題もありますし、それらも含めた耐震化の順位等について、早急に、今年度中には一つの方向を出していきたいなというふうに考えているところでありまして、これらを踏まえて、こうした総費用をどう対応していくかということについての細かな検討を進めてまいりたいというふうに思っております。
 それから2番目に質問の、基金の設立についてのご提案であります。調べますと、愛知県の三好町というところで、人口5万少しの町ですが、約18億円ほどの原資を持って運用をされておられる。19年度も学校や庁舎の維持管理費に7,500万円ほど充当をされているということで、ここは過日運用ではなくて、この18億円を取り崩して対応しようというふうな取り組みをされているようであります。
 もう一方の方法としては、基金を積んでおいて、利子で対応するということ、一番健全な方法だと思いますが、その方法については、今我々が知る範囲ではやっておられるところはないというふうに聞いております。
 いずれにしましても、こういうふうな方法がとれれば、そのすべての費用を賄わなくても、一定の最低限度の維持管理費用について安定的に対応することが可能になりますが、残念ながら今、本町においてその基金を積み立てるだけの余力がないという中にあっては、今後の検討課題として十分研究はしておきたいというふうに思っているところであります。
 3番目の施設の統廃合等につきましては、先ほどの上田議員の質問とも関連をしますけれども、いろいろな経過の中で、小学校の統廃合などから施設を有効活用しようということで、現在の施設が運用されているというふうなものも多々あります。したがって、これらについて一定の年数がたって、維持管理費用が高くつく。その基準と、それからそこを利用される利用度合い、要は費用対効果を一つの線を出して、それを超えるような場合には廃止をするというふうな形をとりたいというふうに思っております。その辺につきましても、先ほどのマニュアルをつくる一つの内容としてつくっていかなければならないというふうに思っております。
 町が廃止をする段階で、地元として活用したいというふうなお話があれば、それはそういう格好でもっていきたいというふうに思いますけれども、要は町が判断をする時期・基準というのはきちっとつくって、そこで判断をするということを明確にしていきたいなというふうに思っているところであります。
 いずれにしましてもこれから、議員もご指摘のように、維持管理費用が増大をするというふうな施設を多く抱えておりますので、従来のような、その都度の対応でということでは対応できません。一定の明確な基準をつくって、それに基づく対応を厳格にやっていく。そうした取り組みを進めてまいりたいと思っておりまして、私の任期中どうこうというお話がありましたが、でき得れば今年度中にその指針はつくる。そして、それをもとにそれぞれの施設について、これは手分けをして点検を、その基準においてやればいいことですから、いつまでということの明言はできませんけれども、来年度の早い段階にはそれができるような形でのスピードで作業は進めたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 吉田範明君。


◎吉田範明(15番) 今、3)のほうでは20億とも40億ともかかると、これは半端な額ではございませんね。そうなると、基本的には5番の、やはり施設の統廃合というものも考えていかないと、あとそれを残してしまうと、また今度はそれにさらに増えてくるということで、その辺の、先ほどよく基準づくりと言われていますし、費用対効果ですか、こういうものをきちっと押さえていく必要があろうかと、私も思っています。
 それで、私が任期中と言うには言ったんですけど、それをさらに町長は早めると言っていただきましたので、少しは安心はしますけれど、それが目に見える形でないと、政治というのは、よく言われるように結果責任でございますので、私も理論や頭はありますけど、なかなか結果が伴ってこないので、私ごとながらなかなか歯がゆい部分もあるんですけど、その点町長ともなるとさらにそういうことが求められる部分があります。だから、ぜひその辺は結果としてあらわしていただきたいというふうに思います。
 その中で、こういう基金の問題もございました。これは、なぜこの3)4)5)を言ったかといいますと、実はこの辺、全体的な目をとらえて、要するにもっと言えば、どういう言い方がいいのかわからんですけど、施設の修繕補修再編計画と申しますか、そういうものも十分つくっていかなければならないんではないかなというのが、一番の私の根本なんです。それが町長の言うマニュアルと言われるのか基準と言われるのかわかりませんけど、そういうものがないなら、やはり足のないタコといいますか、どこかに基準がきちっとないといかんと思うんです。それにはやはり現状を知るということが必要でしょうし、予測するということも必要でしょう。そこを見て将来どうするんだという、よく今言われるPDCAですね。プラン・ドゥ・チェック・アクションですね。このサイクルが非常に必要だと思うんです。これも施設管理にも十分言えると思うんです。
 だから、こういうものを早急につくり上げていくというスタイルが、私はまず必要なのではないかと。それには、先ほど言った管理主体も必要になってくるだろうと。また、一元の管理も必要になってくるんだろうと、こういう気持ちでございます。
 その後押しをするような話ではないんですけれど、実はこれ、多分総務部か建設部かちょっとわかりませんけど、国土交通省が橋のことで、計画を立てた場合には、その計画に補償しますよと、わずか6万円ほどみたいですけど。
 それと、今言った形で、これは橋の話です、今後この計画をつくらないところの橋の補修については、補助対象から外すというふうな制度が、どうもあるみたいですね。これは去年からあった制度みたいです。それでその点検実態を見ますと、先ほど言ったように、橋梁に限ってのことだと思うんですけど、市町村の90%がほとんどやっていられないわけです。
 じゃ、兵庫県の場合はどうかと言いますと、このことについては豊岡市が橋に関してですけど、策定すると、こういうふうな話が出ています。しかし、そのことについては来年度より査定するよう各市町村には指導するんだと、こういうふうな県の報道の資料もございます。
 この辺、どういうふうに受けて、これとも関連すると思うんです。これは橋に限ったことだと思うんですけど、橋も当然公共施設でございます。そういうことをどういうふうに拾い上げていく考えがあるのか。まだ全然それはなかったのか。その辺について、細かい具体的な話になるんですけど、その辺、どうでしょう。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) この制度につきましては国土交通省豊岡河川国土工事事務所から、所長からも話は聞いておりまして、それをもとにした検討も、建設部のほうで少しさせているところです。建設部の部長のほうで少し答弁をしてください。


◎議長(森 利秋) 建設部長。


◎建設部長(田渕和正) 今、吉田議員が調査の入っている内容につきましては、兵庫県としてそういった取り組みを国交省のほうから受けておりまして、各調査が今、市町村にまいっております。ですから実態としまして、そういった制度ができつつあるというふうに理解をいたしております。現実としてはまだ具体的なあれは出ておりません。


◎議長(森 利秋) 吉田範明君。


◎吉田範明(15番) 制度としてあるんじゃなくて、やはりこれは制度として現実あるわけですね、これ。私の範疇ではですよ。細かいところまでわかりません。ただ資料だけもらっただけですから、わかりませんけれど。
 やはりこういうことでもしていかないと、一番ショッキングなところは、それに載っていないものについては補助対象から外すみたいなことがちょっと書かれているもので、私、今日見て今判断していますので、非常にラフなとり方かもわかりませんけれども、そういう、ちょっと不安な部分もあるので、やはりこれは、今建設部長の話ですと、まだ制度的に云々ということがあったようで、多分基準等も示されているのかいないのかということもあろうかと思いますけれど、こういうものにもあわせて、道路・橋梁だけではなく、40億もかかる分を今後計画的にしていかないと、じゃあ、一気に40億いきますかと言われても、これは無理な話ですね。逆に今度は安心・安全の問題はどうなるかというふうな住民の不安があります。
 また、統廃合する場合には、じゃあ、その代替はどうするんだという話も出てきます。それはやはりトータル的に今後、先ほど言った再編計画といいますか、そういうものも立てていかなければいけない必要性が、どうも出てくるように思うんですけれど、その辺町長、それが先ほど町長が言った基準づくり、マニュアルづくりということなんでしょうか。


◎議長(森 利秋) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 少し私の頭の中で具体的な構成まではきちっとはっきりはしておりませんけれども、要は今お話になりましたようないろんな問題を、できるだけ集約をして、それに対応できるような基準づくり、それからそれに取り組むマニュアルというふうなものを、可能な範囲でつくっていきたいなと。それでどうしてもなじまないものについては、その都度判断をしなきゃならんというふうに思いますけれども、そうした取り組みをしないことには、今こうした多くの課題を一定の期間に一定の財政的な対応で乗り越えていくということはできませんので、その辺の手順を含めたマニュアルづくりをしていきたいというふうに考えているところであります。


◎議長(森 利秋) 吉田範明君。


◎吉田範明(15番) 時間は十分あるんですけど、次のことがあるみたいなんであれなんですけど。
 基本的にやはり、私の意見になろうかと思いますけれど、先ほど冒頭の中にも言ったんですけど、苦しいから、やはり転ばぬ先の杖をきちっと持っておかないと、40億、これは数字はいいですよ、どうでも。40億が60億でも。しかし、やらなければならないことはやらなけりゃならないんです。じゃあ、それをまた廃棄するということになれば、これは環境的にもおかしいですね。やはりあるものを長く使っていくということにおいて、地球環境にも配慮ができるというふうなことでありますので、やはりその辺をきちっと、町長、十分今の答弁を聞いていますと、頭にもあるように思いますし、その辺まだまだ、国土交通省の制度がどうかということも、私も不勉強でございますけれど、建設部のほうには来ているということでございますので、その辺も一つの基準になろうかと思います。ぜひその辺をすることによって、今の行財政改革、今後の改革に向けての指針を示していかなければいけない責務が我々もありますし、執行部にもあると、このように感じますので、ぜひその辺を認識していただいて、早急なる維持管理についての方向性を示していただくことを求めて、私の一般質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。


◎議長(森 利秋) 以上で吉田範明君の一般質問を終わります。
 これをもって本日の一般質問を終わります。
 お諮りいたします。
 以上で本日の日程はすべて終了しました。
 本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(森 利秋) 異議なしと認めます。
 よって、本日はこれにて散会することに決定しました。
 次の本会議は、9月13日木曜日、午前9時30分より再開をいたします。
 なお、この後5時10分より、全員協議会を委員会室で開催しますので、本会議終了後で誠にお疲れとは存じますが、ご参集をいただきますようお願いをいたします。
 ご苦労さまでございました。
                              午後4時52分 散会