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兵庫県 香美町

平成17年第2回定例会(第5日目) 本文




2005年06月28日:平成17年第2回定例会(第5日目) 本文

                              午前9時00分 開議
◎議長(橘 秀夫) おはようございます。
 ただいまの出席議員は20人であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。
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 日程第1 会議録署名議員の指名


◎議長(橘 秀夫) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、香美町議会会議規則第118条の規定により、議長において川端政明君、西村伸一君を指名いたします。
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 日程第2 諸般の報告


◎議長(橘 秀夫) 日程第2 諸般の報告を行います。
 次に、本日の議事日程は、あらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。
 次に、森 利秋君より、午後1時退席の届け出がありました。
 次に、浜上隼人君より午後13時30分に退席の届け出がありましたので、許可いたしております。
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 日程第3 一般質問


◎議長(橘 秀夫) 日程第3 一般質問を行います。
 一般質問最終日となりました。本日は、前垣憲一君、岡田公男君、西村伸一君、西川誠一君、吉田増夫君、山本賢司君、柴田幸一郎君、以上7名の一般質問を行います。
 それでは、初めに前垣憲一君の一般質問を行います。
 前垣憲一君。


◎前垣憲一(16番) 16番席の前垣です。議長の発言の許可がありましたので、ただいまより通告に従って一般質問をいたします。
 町長、お互いに選挙当選して初めての一般質問であります。香美町の発展のために、夢と希望に満ちた受け答えができることを楽しみにしておりましたが、ところが現実というのはなかなか厳しいものでして、言いかえると本当に悲しいといいますか、苦しいといいますか。
 私は、議会広報や選挙公約で、議会の広報にもありますが、信条といたしまして、あなたの声を聞き、あなたと考え、あなたと目指すまちづくりと訴えてまいりました。選挙が終わって私の耳に届く皆さんの声、これを何としても今日の一般質問でしなくてはならないということに、悲しいという思いの原因があるわけでございますが、先日診療所に行っておりました。そうしますと、私が診断を受けておるのを知ってか知らずか、外の待合室でお年寄りたちがいろいろ話しておる中で、猿の被害で困った、悩んだという話をしておる中で、この春も選挙があったんだけど、猿を何とかしてやるといって立候補した候補は当選しなかったし、本当にこの先どうなるだろう。困ったもんだ、困ったもんだという話を、聞こえよがしに私の耳に入ってくるわけです。
 それ以外に村の人たちからも、選挙が終わってから今日まで何回となく訴えられたり、現場を見に来てくれと言われたり、これは本当にほっておけないなということで、第1回目の燃える思いの一般質問を、有害鳥獣対策に切りかえたようなわけでございますので、町長のほうも、香住のほうにおれば遠いところの話みたいに聞こえますけれども、そうでなしに本当に真剣にこの問題を考えていただきたい。
 今の小代区にとって、何より猿対策が町の人の願いだということは、本当に悲しい思いがするんですけれども、本当にせっぱ詰っておるわけです。ですから、町長の思いを聞いて、今日は胸を張って小代のほうへ帰りたいと。町長の答えを期待しておりますので、よろしくお願いします。
 町長は、有害鳥獣対策の被害に対する基本的な考え、この問題に対する対策、平成17年度の予算に計上しております805万6,000円という有害鳥獣の対策費、これでどれだけの効果を望んでおるのか、どれだけの効果が上がると思っておるのか、具体的に聞かせていただきたい、そういうふうに思います。
 次に、町長は町民の生の声を聞きたい。そのためにも各地域局、各地区に出向いていくということを、一般質問や議会本会議の中でも再三言っておられます。これは町長自身の思いであったんだろうと、そういうふうに思っておりますけれども、私も同じ思いをしておりまして、町長が立候補の講演会の組織立ち上げの中で小代区に来られたときも、当時は町長でなかったわけですけれども、私はお願いしました。
 私どもの町と一緒の町になるんだったら、役所が香住に出てしまうんだったら、ここの地域の人たちの、本当に生の声を聞いてやってほしいと。聞く機会をつくってほしいと。そういうことが約束できますかと、私は尋ねたんですけれども、尋ねるまでもなくそのような思いであったように、早速当選されると同時に地域局を訪問していただいております。これは大変ありがたいというふうに思っておりますが、もう一つ、欲を言うならば、いつ幾日何時に小代区の地域局に行くと。用事のある人は集まってきてくれというような来方でなしに、ある日突然、村岡も小代も訪ねていただいて、田んぼで汗して働いている、建築現場で汗して働いている人たちをつかまえて、香美町の町長だということは伏せて、今の香美町はどうだいと、今の町長はどうだい、頑張っとるかい、どう思うえ。こういうふうに尋ねたら、本当のことを教えてくれると思うんです。
 だけど、鳴り物入りでやってきた場合に、町の人たちが果たして町長に本音を、本当のことが言えるかどうか、その辺のことを、言いかえると私は水戸黄門になってほしいと。水戸黄門が農家の軒先で米俵の上に座って農家の人にたたかれたという話がありますが、まさにそのとおりで、本当に生の声を聞きたいというなら、もちろん襟を正して来られることもあっていいと思いますけれども、町長、ちょっと貫禄があり過ぎまして、来られたらみんながやっぱり一目置くかもわからんので、できるだけ貫禄を抑えて殺して、町に来てみてください。
 そういうことの中で、まずお尋ねしておきたいのが、先ほど言いました、これは猿だけでなしにイノシシ、クマ、そういうものも含めての金額ということになると思うんですけれども、805万6,000円、この対策費が適当なのか、これで解決が望めるのか、その辺を聞かせていただきたい。
 それから、今言いましたように、本当に小代区の農家の苦しみを、困っていることをどの程度聞かれて、どう受け止めてどう対応しようと考えておられるのか。さらに、小代区の農家が安心して農業ができて、安心して枕を高くして寝られる日がいつ来るのか、いつ来させようと目標を置いているのか、この辺についても町長の所見を伺いたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長の答弁を求めます。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) おはようございます。今日も1日よろしくお願いします。
 前垣議員が小代区のことを思い、特に猿をはじめとする鳥獣被害から、住民の皆さんの安心して暮らせる地域社会をつくるために一生懸命取り組んでおられることには、敬意を表したいというふうに思います。
 以前から、前垣議員から鳥獣被害についてはよくお話を聞いておりますし、私も小代に町長就任前から行くたびに、いろんな形でお聞きしておりますし、就任後も町民の皆さんからも何回か、幾度となくその状況についてはお聞きしておりますが、しかし、まだまだ本当にそこに住んでおられる方の実感としての、いろんな悩みや苦しみということを考えますとき、ほんの上っぺらを知ったという程度ではないかというふうに思っておりまして、もっともっとそういう状況を十分把握しなきゃならんというふうに思っております。
 そうした中で、鳥獣被害対策につきましては、結論から言いますと私は、今町がとれる最大のことをやるべきだというふうに考えておりまして、職員にも今回予算編成の段階においても特に、とれることは全部やるようにと、そういう形で考えるようにというふうな指示をしたところでございます。
 もちろん、莫大な費用の要る部分については、これはなかなかすぐにとはいきませんけれども、いろんな考えられる方策について、とれるものはとろうと。そうして小代の皆さん、もちろん村岡区の皆さんもですけれども、鳥獣被害を直接受けられて、毎日の生活に悩んでおられる皆さん方の苦しみやお困りの状況を少しでも緩和する、そのことが行政の役割ではないかというふうな、基本的な考え方のもとに取り組んでいるところでございます。
 鳥獣被害対策の根本は、動物と人間との共生ということが大前提ですので、中長期的にはそうしたかつての地域のように、動物もそんなに人家の近くに出てこないというふうな環境づくりをしてやるということが、根本的な課題だというふうに思います。しかし、そういうふうな中長期的な対応とあわせて今日的な、今前垣議員がご指摘のような、直接人間の生活に被害を受けるという部分については、これは何としても排除しなきゃならんというふうに考えます。
 旧香住町においても、猿の被害は余りありませんけれども、イノシシの被害は多発をしておりまして、それらを通じて町民の皆さんがお困りになっている。特に、生活というよりも農業、野菜づくりというふうな中で、せっかく畑をつくっても、一夜にして荒らされてしまう。次にまたつくろうという意欲をなくしてしまう。とりわけ、高齢者の皆さんが生きがい対策もあわせて、少しでも家庭や地域に貢献しようということで畑づくりをされることがとてもできないような状況になって、生きがいがなくなる、目標がなくなるというふうなお話をよく聞いておりまして、それらに対する対策は、旧香住町時代から心得てきたところでございますけれども、今回香美町になって、猿の問題というのが大きな問題として出ているということを、私自身も改めてお話を聞きながら、特に生活の上で大きな影響を及ぼす部分というのは、何としても排除しなきゃならん。
 その対策は、いろいろお話を聞く中で、まさに特効薬的な対策はいろんな制約があって、ないようですけれども、その中における可能な範囲の取り組みは、ぜひともやっていきたいなというふうに思っております。現在の取り組み状況、議員もご指摘の予算の範囲内で行っていることが、それでいいというふうには思っておりませんけれども、これからもいろんなお知恵をかりて、まさに住民の皆さん方のお知恵もかりて、できることは1つずつやっていく、そういう姿勢で取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 いつこういう状況が解決するか、そういう約束はなかなかいたしがたい点はありますけれども、要は少しでも早く、少しでも被害が少なくなるような方法を、1つずつ着実にとっていく。そういう基本的姿勢の中で取り組んでまいりたいなというふうに思っておりまして、もちろん財政的な制約も頭には置かなきゃなりませんけれども、この問題については極力解決をすることを第一に考えながら、取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
 なお、その他の関連のことで、町民と語り合う、町民の声を直接聞くというふうな点について、私のとるべき方法についてご進言をいただきました。確かに、かみしもを着て行くだけが能ではないというふうに思います。一方で、かみしもではありませんけれども、行けるときには行って、できるだけ多くの皆さんの声を聞きたいというふうなことから、あらかじめ周知をしなければならないという方法も、とらざるを得ないというふうに思います。率直に言って、今議員がお話しのように、土曜日や日曜日に私服でぶらっと小代の谷や村岡に出向いていって、道端で名を名乗らずに世間話をする、そんなこともこれからは時間がありましたら取り組んでまいりたいな。そういうような中で、表と裏といいますか、公式非公式で町民の皆さんの声を聞きたいというふうに思います。
 できれば、それを補完する意味で、議員の皆さんが、そうした町長の取り組みについて町民の皆さんがどう反応をされているか、これらについての把握をしていただいて、率直な声を私にぶつけていただく、こういうふうなこともご協力いただければ、ありがたいなというふうに思っております。
 町民の皆さんの声を、前垣議員があなたの声を聞き、あなたとともにまちづくりをされるということをスローガンにされていると同じように、私は町民の声を聞き、町民とともにまちづくりを進めていくということが、私の町政推進のモットーですので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 前垣憲一君。


◎前垣憲一(16番) 町長の方から共存共栄とか聞いたんですけれども、どうしてもそういう答弁しかもらえないというふうな思いをしながら、ここで私が引き下がったんでは、小代区の敷居をまたげないということですので、本当に困っておるというような状況だけでなしに、例えばうちの村のあるおばあさん、猿のためにいろんな資材を売っているところへ行ってくいを買ったりなんやかんやして囲っておったけど、やられてしまって、直したけどやられて、直したけどやられて、とうとう最後には半分ノイローゼになってしまって、最後にどうしたかといったら、全部めくっちゃって、もう食べてくれと。もうこれ以上私も守り切れんと。食べたかったら食べてくれって言った人があるらしいです。
 だから、本当に防御しても防御しても、猿知恵という知恵がどの程度あるのか知らないけど、人間がこれで大丈夫だと思った以上のことをして、また被害をすると。小代では朝4時、まだ朝明けやらぬときですけれども、私も割と早く目を覚ますんですけれども、目を覚ますともう火薬煙硝の音が鳴るんです、4時ごろから。だから、誰かが畑へ出て、自分のうちの農作物を守るために、猿と戦っておるんです。
 夜は夜で日が暮れて猿がどこかで休息するまで、戦っておるんです。そして家には帰るけれども、朝夜明けとともに出てくる猿に負けんように出て行って、戦わんといけん。まさに戦争です。だから、猿も保存せんといけんとか、保護せんといけんということはわかるんですけれども、ここまで言うと言い過ぎかもわからんけれども、アメリカのブッシュ大統領は猿でなしに人間をどんどん殺すようなことを、これも仕方ないことかもわからんですけど、だから、小代区の者にすれば、そこまで、極限まで来ている。戦争をしているわけです。だから助けてくれと言ってるわけです。それを本当に、これから先、見過ごすというんですか、まあまあということで、出城の1つぐらいどうなってもしゃあないわということでいくのか、町長がよろいかぶとを身につけて、先頭に立ってサルに向かってくれるのか、本当に何年も待てる話じゃないんです。
 そのことを、ようわかってほしいと思うですし、これは通告で教育長に答弁というようなことは言っておりませんので、答弁は求めませんけれども、教育長はこの香美町の教育の方針の中で、心豊かな人づくり、それから学校教育でも社会教育でも、ねらいを豊かな心をということをおっしゃっております。
 小代区では、まさにこの状態が続くと、豊かな心なんていうのは捨てなんだら生きていけん状況があるわけです。オフトーク放送で、今どこどこの村に猿が出ております。気をつけてくださいって放送したころには、もう2つ3つ先の村まで、現実は行っております。放送時間というのは時間が区切られておって、放送時間に放送するようなときには、もう猿は2つも3つも先の村へ行っておるんです、実態は。
 そういう中で、村の人も子供たちも、大人から子供までが、とにかく自分の村には来てくれんように。隣の村に行っても自分の村には来てくれんようにということを、心の中に念じておるわけです。そういうことが、豊かな心をつくるということからいったら、全く正反対のことなんです。だから、猿対策というのは、これは教育の上でも、本当に子供たちに心豊かに、人の痛みがわかる、あそこの人がひどい目に遭わんようになんていう思いをしてもらおうと思ったら、ここで猿対策はしておかなかったら。
 それから、こういうことまで言ったら言い過ぎかもわからんですけれども、実は土曜日の日に孫が来ておりまして、町長、私の思いが通じたのか、絵本がたくさんある中で猿かに合戦の本を孫が持ってきて、じいちゃん読んでくれって言うんです。まさに、3歳の孫まで猿には、もうわかりますね。
 それで、ここでもう一つ言いたいのは、香住はカニの町、小代区は猿の町。このカニの町と猿の町が合併したということは、これは企画のほうで何か企画してイベントを考えて、村岡の猿尾滝はさる年から観光客が増えたって言いますけれども、猿とカニを町に抱えた町というのは、全国でもそうないかもわからんので、これは逆手にとってイベントを考えてもらえると、これは孫がヒントをくれたんですけれども。
 それともう一つ、そう思っておったら気づいたことは、この香住ではカニをとるために、底曳き網が、船が網を、海底を引きずりまわってたくさんの松葉ガニを揚げておるわけですけれども、実は、その網の古いのが小代区に入ってきて、今度はとったり入ったりするんでなしに、入ったりとられたりせんように、その網で農家は畑を守っているんです。こういう関係もあるわけです。
 そうですから、香住は関係ない話でなしに、議員さんの中にも理解していただけると思うけれども、町長は矢田川に桜並木をつくる。これはいいことだと思うんです。しかし、桜を小代まで植えて入ったときに、花が散ってサクランボが実がついた。小代区におる猿がサクランボを食べながら、香住に出るかもわからん。だから、そんなことが起きるまでに、とにかく今小代におる間に小代のことでなしに、やっぱり町を挙げて。一たん香住に出たら、香住においしいナシがあるんです。もう2度と小代には帰ってきません。そうなってから慌てて猿対策をしてもいけないから、今からそういう被害に遭わんように考えてもらいたい。
 町長のほうも、もう一度念を押しますけれども、何月何日、今年いっぱいでということは言えないと思うんですけれども、小代区の皆さん、藤原に任せてくれと。小代で代々町長も議員も頭をひねったけれども、今日まだ、こういう現実なんです。今期待しておるのは、新しい香美町の町長さんや議員さんに期待しておるわけです。ですから本当に、執行部の英知も絞ってもらって、このことは小代区の問題だというふうに考えないように、ひとつ対策を考えてもらいたい。
 改めて町長、この解決の見通しというのを、何月何日ということは言えんと思うですけれども、5年も6年もしよったら、今農業しよる人、もう大分亡くなる人があるわけです。その人たちが、せめて目の黒いうちに実現したるということを約束できませんか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 前垣議員をはじめ、小代の住民の皆さん方が猿対策について、もうせっぱ詰ったお気持ちで強く求めておられる気持ちは重々わかります。私も、先ほどもお答えしましたように、猿対策をはじめ鳥獣対策というのは、考えられることは全部やろうというふうな姿勢のもとに取り組んでおりまして、今年もそういう中で、職員に何が必要なんだと。新しいことをどんどん提案せいという中で、1つは捕殺を可能な範囲でやることが必要ではないか。今お話のように、出てきたのを違う方向へ追いやるといっても、なかなか難しい問題がある。匹数も多いという中では、やはり場合によって捕殺をするというふうなことが必要だという中で、それに協力をいただく皆さんへの手当を引き上げることが、積極的に協力していただけることだということで、じゃ、それをまずやろうではないかというふうな対策をとりました。
 ほかにも何かないんだろうかということを、盛んに職員には言っておりまして、それらの知恵を出させながら、少しでも1つずつ猿対策を進めてまいりたい。したがって、最初に猿をはじめ動物との共存というふうに言いましたけれども、基本はそうですけれども、共存の枠をかなり逸脱しているという状況の中にあっては、捕殺も含めて、我々の生活に必要な最小限度の防衛というのは、当然とるべきだというふうに思っております。いろんな制約がありますので、何もかもというふうな対応はできませんけれども、制約の範囲内において、可能な限界ぎりぎりまで、その対策を講じるということを基本姿勢に置きながら進めてまいりたい。そのために必要な対策が考えられたら、それはどんどん採用していきたい。ほかの厳しい財政状況の中で、全体的に予算を抑制するというふうな考えは持っておりますけれども、事このことに関しましては、やはりどこに住んでおっても香美町内に住む人たちが同じような状況で住めるということがまず基本だというふうに思いますので、この猿を中心とする鳥獣害対策については、可能な限りといいますか、積極的に考えられる対策はどんどんとっていきたいという基本姿勢で進みたいというふうに思っております。
 その結果、小代地域の皆さんにいつまでに解決するということは事実上言いがたい問題ですけれども、私としてはそういう姿勢のもとに、精いっぱい対策を講じていきたいというふうに考えておりますので、そのことは町民の皆さん、区民の皆さんにも十分これからも、お話をしてまいりたいなと。やはり、行政が、住民がというのでなくて、行政住民一体となって解決していかなきゃならない問題ですので、お互いに連携を図りながら、行政のとるべき役割は、最大限精いっぱい取り組んでいくということだけは、はっきりと申し上げておきたいというふうに思います。
 どうかよろしくお願いします。


◎議長(橘 秀夫) 前垣憲一君。


◎前垣憲一(16番) 時間の関係もありますけれども、有害鳥獣については猿を中心に言いましたけれども、この香美町の中ではイノシシやクマの害もあります。イノシシは香住区も村岡区も被害があるように聞いておりますので、それらの対策もしていただかんと、農業は獣害さえなかったら、そんなに難しいといいますか、楽にできることなんですけれども、1年かかって苦労した秋の実りのときになってから獣害に遭うということは、本当に農家にとっては言葉にあらわせないくやしさといいますか、あると思いますので、気をつけていただきたいと思いますし、このことも、答弁は要りませんけれども、教育長も聞いておいてほしいし、対策も考えなくてはいけないというふうに思っておりますのは、私は農作物の関係だけを言ってきたんですけれども、これだけクマにしてもイノシシにしても猿にしても、街の中に大きな顔をしておりてくるようになってくると、追い返して山に返すということは難しいと思うんです。
 町まで、簡単においしいえさを食べる方法を身につけた動物が、早々えさのない山の中に返っていくということは考えられないというふうに思うんですけれども、そういう中で、1つは生徒の通学対策。
 これは小代区であった話なんですけれども、あるお母さんが朝早く、家の玄関をあけて足を踏み出そうと思ったら、玄関の入り口にクマが寝ておったという例があるわけです。ですから、今子供の数も少ないですし、そうしますと1人で登下校しなくてはいけない子供さんもあります。そういうのは親が心配して送り迎えしよるんかもしらんけど、そういうことが正常な姿じゃないんで。
 言います去年、私の町でクマに襲われたお年寄りが2人あります。今でも後遺症に悩んでおります。これは、人間が危害をしておったら警察も黙っておらんでしょうけど、また、畑のものをあるいは人間が荒らしておったら警察も黙っておらんでしょうけど、何かしら警察も、動物がすることは見逃しておるみたいで、そのことも気になるんですけれども、逆にこの香住の庁舎の前に猿が60匹出てきたといったら、役場の職員も隣の警察署も知らん顔はしとらんと思うんですけどね、山の中ですのでほっておいてもええんかしらんけど、僕はちょっと納得のいかん部分があるんですけれども。
 そういうことで、クマの被害、イノシシの被害もたくさんありますんで、そのことも含めて対策を考えてもらいたい。
 次に、1問目はこの辺で置きまして、通告しております観光対策について質問したいと思います。
 町長の所信表明は、目玉は観光でありと、そういうように私は理解しておりますが、間違いないでしょうか。おそらく間違いないというふうに思いますが、だとするならば、町長の、議会の冒頭で所信表明をされました基本姿勢の中にあります、山の町と海の町の特色を生かし、これらの組み合わせによる相乗効果の上がるまちづくりというふうなことをおっしゃられております。これは具体的に、例えば例を挙げれば、こういうことができることがそういうことなんだよということを聞かせてほしいと思います。
 次に、小代区では村岡区のように、村岡区は門真市と姉妹提携をしておりますが、姉妹提携ということはしておりませんけれども、尼崎市と交流をずっとしております。この合併を機会に、町長はこの交流をどのように評価し、どうされようと考えているのか、所見を伺いたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、山の町と海の町との連携による相乗効果を出したいという点につきましては、具体的にはこの香美町の発展の方向を、産業の振興を図ることが第一だと。産業の振興の中において、観光業を中心とした産業の連携を図ることが第一に必要であるというふうに考えております。
 とりわけ観光の場合には、同じような形態の観光ではなくて、海の地域における観光、山の地域における観光、それぞれ違ってかつ特色あり、かつほかの地域にないすぐれたものを持っている。この2つをうまくかみ合わせて、観光客をたくさん呼び込むと。今まで山の観光を中心とし、海の観光を中心としたときではできない限界を超えて、さらに一層観光客を多く呼び込むということを中心とした、山と海との連携による相乗効果ということを進めてまいりたいというふうに考えております。
 具体的に言えば、最近の観光客、1つの目的だけであるところに行くというふうなことは、だんだん少なくなりました。やっぱり主たる目的と、それから付随的に違ったこともあわせて行う。そのことによって、そういうものが1カ所に行くことによって、関連して観光目的が達せられることによってその地域の観光集客力が高まるというふうな傾向にありますので、そういう中で山のほうに主たる目的で来られた方が、あわせて翌日は海のほうへ行って、海の観光資源を享受する。
 具体的に、スキーに来られた方が翌日は昼、ないしはもう1泊して香住に行ってカニすきを食べたり、新鮮な魚を食べて帰られる。一方、香住にカニすきに来られたお客さんが、今までですと大半帰りは、民宿も含めて出石に寄ってそばを食べて帰られたらどうですかというふうなPRをしておりましたが、今度は9号線を帰って、あの付近には但馬牛の肉料理の店もたくさんありますよと。昼食を食べて帰ったらどうですと。ないしは翌日スキーを楽しんで帰られたらどうですかと、そういうふうな連携をやることによって、単にこれは観光関係者の口コミによる連携だけでなくて、そういうシステムをつくっていく。町全体として、そういうふうな仕組みをつくっていくことによって、相乗効果が高められるんではないか。
 それは単に、表面的には観光の相乗効果ですけれども、観光は非常に幅広いすそ野を持っておりますし、私が提案しております産業活性化協議会的な形で、観光を中心とする関連産業との地域内における連携をつくることによって、例えばそこへの材料仕入れを町内のほかの産業から提供するとかというふうな仕組みで、町全体が潤ってくるんではないか。そういうふうな町の活性化対策を積極的に進めてまいりたい。
 このためには、いろんな仕組みをうまく連携していかなきゃなりませんので、単に役場が絵をかいてこれでというわけにはいかない部分があります。もちろん、町が主導的に提案をしますけれども、それを関係の皆さんに十分理解をしていただいて、そして、よし、この方向でいこうというふうなことを進める必要がありますので、今までにほかの議員さんにもお答えしましたように、産業活性化協議会とかいろいろな協議会等をつくって、そこで十分その方向について進めてまいりたいなというふうに思っているところでございます。
 2番目の、旧美方町が尼崎を中心に交流をされたことについて、今後の香美町のまちづくりの上でどういうふうに活用するのかというご質問でございますが、まさに観光立町的な立場で香美町の発展を進めていく上で、都市住民との交流というのは最大の目標になります。
 京阪神の住民の皆さんとの連携の中で、京阪神の皆さんの心の安らぎの場、満足をいただく場としての観光振興を図ることが、我々香美町における観光の大目標ですので、そうした中で既に、小代区、旧美方町でこうして大変なご尽力の中で尼崎市という大人口集積地と連携を図っていただいたことは、大変香美町の発展を進める上で大いに役立つものだ、最大限活用させていただくことが必要だというふうな基本的な考え方を持っております。
 既に平成8年には美方高原自然の家ができて、年間3万人を超える尼崎の小学生が自然学校に来てくれているということも聞いております。これは、単に3万人の人が来てくれるという直接効果だけではなくて、子供たちがここに来て、ここで小代のよさ、さらに香美町全体のよさを体験することが、これから大人になってから再びこの地にどんどん来てくれるという風な効果も大きいものがありますので、大変な財産だというふうに理解をしております。
 また、塚口駅のところに、これは平成13年からですか、交流施設、アンテナショップもつくっていただいているということですので、単に今までの旧美方町、小代区のPRではなくて、これを香美町の山や海や、いろいろな特産品、それから観光PRの拠点として活用させていただくということも、大いに進めなきゃならんというふうに思っておりまして、こういう意味で、お話を聞きますと、前垣議員もその尼崎との交流の当初において、いろいろとご尽力をされたということも聞いておりますけれども、こうした先人の皆さんの大変な資産といいますか、今までの積み重ねを、新しい香美町は精いっぱい活用させていただいて、これから新生香美町の発展のために、どんどん進めてまいりたいなと、さらに拡大していきたいなというふうに考えておるところでございまして、決して旧美方町の対応だから、そこで一たん区切るとか何とか、そんな考えは全く持っておりません。こういう活動をされていただいたことを、大いに活用したいというふうな考え方で、積極的に進めたいというふうに思っております。
 このことは、村岡でも門真市をはじめ、いろんな交流をしていただいておりますので、これらを最大限活用しながら、さらにそれ以外にも新しい交流の拠点があれば、また開拓をして、京阪神を中心とした都市住民の憩いの場、安らぎの場、心の満足をいただける場というふうな形での観光振興対策をもっともっと進めていく必要があるというふうに感じているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 前垣憲一君。


◎前垣憲一(16番) 町長の答弁を聞きまして、期待する部分もたくさんありますし、この尼崎との交流につきましては、実はこの16年、美方町のときにはあそこの施設に職員を1人派遣をしておったんですけれども、事情は聞いていないんですけれども、この春からは引き上げられたということですけれども、その辺向こうが要らないと言ったのか、こっちが引き上げたのか、その辺確認していないんですけれども、とにかくつながりを持つという意味では、この地域の、例えばたくさんの子供が来ますので、子供たちと交流するような場もあってもいいと思いますし、町長が言われたように、子供のときにここに来た、その思い出を再び、大人になってもまた訪れてみたい。そういう思いをして帰ってもらうような、こちらの迎え方、このことも大事だと思いますし、そういう向きのことを言っていただきましたので、私も心強く思っておるところですけれども、美方町が交流を始めたときに、姉妹提携の話も申し入れしたときもあったんですけれども、うちの町は3,000ない町、向こうは50万。余りにもけたが違い過ぎて、そういうこともあったんだし、向こうは民間交流を深めてもらったら、機会を見てというふうなことを、30年前ですからね、おっしゃっておられて、あれから民間交流を30年、細々とやってきておりますけれども、このことについても町が大きくなって立派な町長ができて、改めて40億からの施設をこの香美町の中につくっておるわけですし、姉妹提携といいますか、友好都市というか、何かそういう働きかけも1度してもらったらというふうに思いますし。
 観光については、これ以外に私が気にしておりますのは、町長はさしたることではないというふうに思っておるのかもわからんですけれども、私どももですけれども職員、管理職、執行部職員、議員、これらを含めて、町長がねらいとする観光に一役を買うと。そういう意味では、言いましたように例えばこの香美町の中の名所を刷り込んだ名刺の、まだ町章が決まっていないということですので、もうちょっと先ということになるかもわからんけれどもつくって、名刺そのものは自分たちで印刷すればいいわけですので、その台紙を、ここの町の観光をPRできるような名刺をつくると。そして冠婚葬祭、阪神間のほうに出て行けば、そのときには観光親善大使になって、親戚の人や集まっている人に、1度スキーに来たらどうだ、カニすきを食べに来たらどうだというような、職員やそういう気持ち、姿勢、こういうことが見えてくると、だれか議員が職員の給料は下げたがいいとか、執行部の給料報酬は下げたがいいとかいうような話もありましたけれども、むしろもっとやってもいいじゃないかというふうな方向に話が変わりはしないか。だから、予定があるのかどうかわからんけど、名刺の台紙を用意してもらえないか。
 それからずっと気にしておりますのは、予算の関係もあると思うんですけれども、合併して3カ月経過するわけですけれども、国道とかそういうところを走っておりますと、まだ美方町とか村岡町とか香住町とかいう看板が、たくさん目につきます。これらはやっぱり、そこを通る都会から来る人は、ここは合併したっていうのに、まだ看板もかえとらんな。ここの町長さん、何しとるんだろうなって思うかもわかりませんので、これは遅かれ早かれかえんといけんものですので、予算も前倒ししてでも、一日も早くすっきりした形で、私自身もまだ間違えることがありますけれども、職員でもだれでも、美方町と言ったり香住町と言ったりする、そういうことをなくするためにも、町長の命令一下、そういうことをすっきりしかえたらどうだろうかということを思いますし、それからもう一つ、これは小代区のことなんですけれども、ここに観光の、夏場のパンフレットができております。
 これは旧町各町の代表的な名所といいますか、入れてあるように思っているんですけど、実は美方町の場合、吉滝というところが載っているんですけれども、町長もご存知のように、この山道が23号台風で決壊しておりまして、話を聞くと、すぐ取り組んでいただいて、修復のめどがついているようにも聞いております。大変ありがたいことだと思うんですけれども、もう一つ心配しますのが、23号台風で上の山が岩山で、そこに生えておった木が倒れて、岩肌がむき出ておるわけです。たくさんの石が道路に落ちてきています。この山道を、今言う尼崎の子供たちも、吉滝のキャンプ場に来てメインはあそこなわけですから、人数かなりの人があそこへ入っております。今でも、通行止めにしておってもおそらく入っておると思います。
 もしも、そういうときに落石があって事故に遭ったら大変だと思いますので、これは大きな事業になると思うんですけれども、担当課のほうに研究をしてもらって取り組んでいただいて、安心して訪れた観光客に吉滝を見てもらえるようにしてもらいたいと思いますが、これについて町長の考えを。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 名刺の問題につきましては、以前にも議員から非公式にお話も聞いております。ほかの町もやっておられると思いますが、旧香住町でも、町内の観光、5つか6つぐらいの、余部鉄橋とか大乗寺だとか海岸だとかというふうな写真をつくって、それを職員に自由に名刺にどれかを使うようにというような格好をとっておりました。ほかの町も、そういうふうな取り組みはされておったと思います。したがって、今回も、まさに総力で観光PRをするということが大前提ですので、そういう対応はしたいと思っておりまして、準備をさせております。
 今議員もご指摘のように、町章も近く確定をしたいというふうに考えておりますので、それができた段階を、一斉にそういうものをつくって、職員は当然のことながら、町民の皆さんにも、できるだけ活用していただくようなことを勧めてまいりたい。
 何といいましてもやっぱりPR、宣伝が第一でして、宣伝のためには、特定の媒体とか特定のところにたくさんどんと金をかけても、それだけでは意味がありません。いろんな方法でいろんな機会に宣伝をすることが必要ですので、そういう中における名刺の位置づけというのは、心がけてまいりたいというふうに考えております。
 それから、看板の問題につきましては、この議会にもちょっと、とりあえず観光看板を中心に、今ご指摘のような、外部の皆さん方がこの町の中に入ってきて混乱をされる、ないしはおかしく思われることのないような修正を、この議会、予算ご議決いただければ、できるだけ早くやりたいなというふうに思っております。とりわけ夏の海水浴、夏山等にもお客さんが入ってこられますので、急ぐのは海水浴シーズンまでにでも、早く発注をしてやるというふうなことも含めて取り組んでまいりたいというふうに思います。
 それでも、すべてのことができない部分もあるとおもいますので、そこは絶えずパトロールをしながら、ここもあった、ここもあったというふうな部分について直していくというふうなことも含めてやりたいというふうに思っておりまして、当面9号線のところにある大きな看板だとか、小代区へ入っていく大きな看板、美方町と書いてありますが、あれなんかについては全部早急に切り替えるというふうな対応を考えているところでございます。
 吉滝の問題につきましては、せんだって小代地域局で区長さんにもお話を聞かせていただきました。まさに、小代区の代表的観光地として出しているところが、多くの皆さんがパンフレットを見て行こうと思っても行きにくいというふうな状況は、早く直さなきゃならんと思っております。
 しかし、今議員もおっしゃるように、上のほうの大きな石の関係があって、かなり大がかりな工事になりますので、私は迂回方法も含めて何かいい方法はないんだろうかと。とにかく早く多くの人たちが行けるような方法であれば、今の道路以外の方法で少し道が遠くなっても、とにかく何かいい方法がないかどうか、それらについて早急に方向性を出すように職員にも指示をしております。正直、私は手前まで行ったんですが、あそこに行っておりませんので、できるだけ早く現場にも行って、私の目でも確かめながら対策を考えたいというふうに思っているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 前垣憲一君。


◎前垣憲一(16番) もう答弁はよろしいわけですけれども、質問の中で言いましたように、町長、とにかく水戸黄門になって、ぜひ小代区にも村岡区にもおいでいただいて、それをこの香美町の役場に持って帰って執務をしていただく、生かしていただく。このことは、ぜひお願いしておきたいというふうに思います。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 以上で、前垣憲一君の一般質問を終わります。
 次に、岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 岡田公男でございます。4月1日、新しい町となりました。5月15日に行われました香美町議会議員選挙で、第1期議員の栄誉を与えていただきました。身の引き締まる議員としての自覚、重責を認識いたしております。町民の福祉向上のための行財政執行が図られますように、香美町地域の均衡あるまちづくりに、私は誠実地道に行動、取り組みをして、職務に努めてまいります。
 第2回香美町議会6月定例会に当たり、町長、教育長に質問いたします。最初に、町長に質問いたします。
 これまで行われました同僚議員の質問と同じくするものがありますが、通告に基づいて質問いたしますので、答弁は簡単にお願いいたします。
 最初に、当初申し上げましたが、町民は地域の均衡あるまちづくりを求めております。地域の隅々まで目配りのきいた、利便性に配慮した住民のための行政を望んでおります。町長の、香美町政に臨む基本的な考え方の中で、基本姿勢、主な政策の方向についてお伺いいたしておりますところでございますが、具体的対策についてお伺いいたします。
 次に、国政は不安定な状態の中で、三位一体改革が進められています。平成17年度予算案が示されました。合併初年度の香美町にとって、厳しい行財政執行が求められることになります。政策、地域振興につながる町民の生活基盤、住民福祉向上への事業の継続実施は、取りやめることはできません。経常収支比率96.6%、公債比率27.6%、起債制限比率18.9%と伺っております。税収が減少し、景気対策のための公共事業の追加、減税の実施、借入金残高が増加し、厳しい状況にあります。地方交付税の削減が必至の中で、香美町政の基本的な考え方に基づく施策、各事業の実施による健全な行財政執行が可能でありますか、お伺いいたします。
 なお、後年度事業に影響が生じないかについて、お伺いいたします。
 次に、村岡区の最重点課題事業であります特別養護老人ホーム建設に支障はないか、完成予定についてお伺いいたします。
 また、最重点課題事業の新庁舎建設事業地は、既に用地取得は終わり、実施設計に着手している段階でありますが、適地でありますか。選定した事由についてお伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長の答弁を求めます。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) 岡田議員の数点にわたるご質問、順次答弁をさせていただきます。
 まず、新しい町、香美町で、地域の隅々まで目配りのきいた、均衡あるまちづくりを進めていくことが必要だけれども、具体的にどういうふうな対応をするのかというふうなお尋ねでございます。
 私は、所信表明でも申し上げておりますように、均衡ある地域の発展を図っていくということが、香美町の発展のために必要なことだというふうな考え方を持っております。その理由は、先ほどからほかの議員さんのご質問にもお答えをしておりますけれども、観光を中心とした香美町の発展を考えていくとき、やはり1つの町の中がいろんな機能を持っておって、そしてそこを移動する道路、それから観光的な機能、それらが1カ所に片寄るんではなくて、少なくとも山の部分と海の部分とが同じような形で発展整備をしていきませんと、なかなか観光地としての集客効果を高めるということは難しい状況にあります。したがって、そういう観点から地域の均衡ある発展というのが大前提であるというふうに考えておりまして、それに伴う地域住民の生活等についても、整備を進めていく必要があるというふうに考えております。
 そういう観点から、合併をして新しい町になりますと、どうしても自分の今までから経験をし、住んでおった町についてはよくわかりますけれども、それ以外の町については、なかなか知識の程度が差があるというふうな問題がありますので、これらを防ぐために、できるだけそれぞれの町の、1つは町の機関も現場でいろんなことが対応できるような機能を持たせたいというふうに考えまして、各地域局も現地対応型の体制をとったというのも、ほかの理由もありますけれども、根本的に今言いましたようなことに対応するという考え方も、大きな理由に置いております。
 しかも、地域局長を町長の部下としての部長級を置いて、彼が地域局の職員を指揮しながら、それぞれの地域局管内の状況についてつぶさに把握をし、スピーディーにタイムリーに町長なり助役に状況についての報告をさせる。そういうふうな中で、十分な対応ができるような方向に進めてまいりたいなというふうに考えているところでございます。
 もちろん、職員にも町民の目線に立った対応ということは第一に求めておりますし、私自身も、極力自分の知識として香住区より少し足らざる村岡区、小代区の地域の状況については、早くその知識レベルを上げるために出向いていくというふうな方法も、とっておるところでございます。
 そういうふうな形で、地域のバランスある発展を進めていくための対応をしてまいりたいというふうに取り組んでおりまして、これからそれらをもとにした、具体的な政策は来年度以降ということになるというふうに思いますけれども、その中で反映をしていきたいと思います。
 そういう中で、これもほかの議員のご質問にお答えしましたように、特に村岡区につきましては、今までから旧村岡町政の中で、いろんな地域内における整備を進めようとされていた部分について、若干今年度の予算の中で休止をさせていただいている部分がありまして、住民の皆さんのご不満もあるというふうに思います。2番目の質問との関連もありますが、財政の見通しをきちっとした上で、再スタートをさせていただくということが、本当に町民の皆さんに対する責任ある行政ではないかなというのが私の考えでして、そういう意味で、どうしても今年度引き続きやらなきゃならんというふうな緊急性の非常に高いものは別にして、少し時間の余裕を与えていただいてもいいというふうなものにつきましては、1年間休止をさせていただいて、もう少し財政状況の見きわめをした上で、再スタートをする。再スタートをすれば、着実にその完成に向かって進んでいくと、こんな進め方をしたいというふうに考えているところでございますので、よろしくご理解のほどをお願いしたいと思います。
 2番目の、その中で健全財政を進めていく上での見通しはいかんというご質問でございます。確かにこれも、1日目2日目のご質問でもお答えしておりますように、香美町のいわゆる基本財産であります基金は、現時点で7億余。非常に、とり方によっては厳しい状況の船出であります。しかし、そういう現実は現実としておいて、これからそれを前提にどうしていくかということを、着実に考えていかなきゃならん。ご質問の経常収支比率、起債制限比率も、もう限界近いというふうなことですから、これ以上それらの状況を悪くすることをしないように、まず最初の間は、厳しいですけれども、将来のための基盤づくりをしていきたい。
 合併効果もやはり、3、4年ぐらいしないとなかなか出てきません。事例として、人件費の縮減等についてもご説明をしましたけれども、やっぱり年々人を減らしていくというふうな方法をとらざるを得ませんので、そうすると人件費削減効果も3、4年しないとそう多くは出てこない。ほかの対応も、少なくとも今年度は各旧町で行っておられたことを尊重しながら予算組みをしておりますので、今年行革委員会等を中心とした見直しの中で、将来にわたる体制を組んで、来年以降が本格的な財政健全化へ向かっての第一歩になると思いますので、そういう中で、私はここ少なくとも2、3年ぐらいは町民の皆さんには少し厳しい状況はご辛抱いただかなければならないのではないか。
 しかしそれは、将来へ向かっての方向をはっきりと明示をして、その前提として少しここは辛抱しながら、新たな発展へ向かっての痛みを分かち合っていただくというような方向で進めていきたいなというふうに思っているところでございまして、昨日もお答えしましたように、具体的には新たな起債についてはこれから返済をする起債償還額の範囲内というのを一つの基準にして、起債制限比率等の増加を抑制するということを中心に、いろんな面での対応を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
 そういうふうな対応を行うことによって、今年度に少しでも明るい兆しを見せるということ、これは我々町政を預かるものとして、絶対にやらなきゃならない使命ですので、それに向かって努力をしてまいりたいというふうに考えております。
 3番目の、そういう中における最重点課題事業の取り組み、とりわけ村岡区の特別養護老人ホームの建設についての見通しについてのお尋ねでございます。基本的に、最重点課題事業として合併協議の中で合意をいただきましたものにつきましては、厳しい財政状況の中でも最優先にこれを取り組んでいくということが基本姿勢でありますので、これにつきましては極力その方向で努力をしたいというふうに考えております。
 具体的には、この合併後10年間の中の前期5年間で、これらのことについての実現を図るということを前提に考えておりまして、具体的に特養老人ホームにつきましては、みかたこぶしの里に建設をお願いする、その建設費の一部を香美町が負担をするというふうな仕組みで、今年度、来年度の2年間で事業を行うことになっておりまして、来年度に施設の完成をするということが目標になっておりますので、それの実現のために、町としても対応をしていきたいというふうに考えております。
 当面、建設費の一部負担、今年度も一部負担がありますので、それに取り組んでまいりたいということで、予算措置についても議会にお願いをしております。国からの介護老人福祉施設整備補助金が、当初予定しておりました補助金が、国の三位一体改革やいろんな行政改革の中で、交付金化されることになりまして、まだはっきりしておりませんけれども、若干当初予定した補助金よりも金額が少なくなることが予測されます。
 そうしますと、さらに建設する側の負担が増えるというふうなことに、その中でみかたこぶしの里と町という中における町の負担も増えるということになりますので、これらを財政見通しの中でできるだけ少なく、新たな負担を抑制するために、今村岡区中心に取り組んでいただいております寄附金等についての募金活動も、さらに引き続き町としても、一緒になって努力をしていかなければならないなというふうに考えているところでございます。
 いずれにしましても、最重点課題事業でありますこの特養老人ホームの建設につきましては、当初の計画どおり来年度に完成という目標に向かって、最善の努力をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 4番目の香住に建設をしております香美町新庁舎の建設事業地の問題についてのお尋ねがありました。この場所を選びましたのは、ご承知のとおり、あそこにもう既にこの3月から開通しております香住道路、地域高規格道路が通ります。あと5年しますと、あの香住インターから西余部まで開通をし、その後、浜坂、鳥取方面へというふうな形になりますし、東も現在の奥佐津、下岡のところから豊岡まで、さらに豊岡から宮津までというふうなことが計画されております。一方で新香美町の中核的、基軸的道路は香住村岡線ですが、その香住村岡線が西側を通っている。そういうことを考えますとき、行政の拠点としての本庁舎というのは、それぞれの、1つは新香美町の地域内における交通の拠点というふうな位置づけが必要になりますし、もう一つは県との関係とか、ほかの国なんかの機関との関係で考えますとき、豊岡方面への交通の拠点というふうなことが重要視されます。そういう東西交通、南北交通の拠点地域であるあの地域が一番ふさわしいだろうということで、あの場所に決定をいたしました。
 もう一つの理由は、香住の本庁舎というのは香美町の本庁舎機能とあわせて、香住区の地域局機能をもつということになりまして、香住区の住民の皆さんの利便ということを考えなければなりません。
 検討する過程の中では、できるだけ旧3町の地域的な観点から、もう少し南の方というふうなご要望も聞いておったんですが、そうなりますと、香住地域局としての機能、香住区の住民の皆さんの利便というのがなかなか難しい問題がある。現在のあの場所でありますと、余部地域の皆さんも5年すれば余部道路ができてすぐに来れる。既に奥佐津地域は、もう香住道路で10分ぐらいで来れる。佐津、柴山も、あの香住道路とあわせて香住バイパスが完成をしておりますので、バイパスを使って来れる。旧香住区内の皆さんは、少し今の役場よりも離れますけれども、許容範囲というふうなことで考えられる。そんなことから、総合的に考えてあの場所にしたということでございます。
 場所を選ぶ上では、もう一つは必要な面積の確保という点がありますけれども、中学校の横に相応の用地が確保できること、あわせて庁舎を建てます場合には、職員の駐車場とか町用車の駐車場所、特に役場の場合ですと、乗用車以外にもトラックだとか作業車等もたくさんありますので、これらの駐車場所も土地を確保しなけりゃなりません。これらを同じように確保するとなると、非常に土地価格総額が増えるという問題がありますが、幸いあそこの高規格道路の下が、県が管理をする上で、県が直接管理するのも大変なので、できれば町が管理してもらえればいいというふうな話がありましたので、そこを無償でお借りをして、そこに職員駐車場や作業車等の駐車場としてとることができる。12、30台ぐらいは十分入るスペースですので、そういうことも考えながら、総合的に考えて、あの場所が新香美町の本庁者の場所として一番ふさわしいというふうな判断のもとに決定をしたということでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 総面積369.08キロ平方メートルと、広範囲、細長い町であります。私が生活しております末端地域の住民は、取り残されないだろうか、今まで以上に不便になるのでは、すべてが負担増となり、生活費が増大しないか、心配しているのが実態であります。このような住民の心配、行政不安を取り除き、私たち住民が安心して明るく生活できるように、行政としての果たす役割があると思います。この点についてお伺いいたします。
 次に、町長は就任後、村岡、小代地域局で執務をされました。その執務の中で感じられたこと、また、その目的は何に置いておられるのか、まずお伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず第1点の、町民の皆さんの不安、とりわけ議員も言われますように、中心地域に対する周辺地域の皆さんがご不満を持たれるというのは当然だと思いますし、ですから我々としては、それを前提にしていろんな対応をしなきゃならんというふうに思っております。
 とりわけ今、合併をして3カ月になろうとしている状況の中では、行政そのものもこれから先の香美町の将来像について、はっきりと表に出していない部分もありますし、いわんや町民の皆さんはどうなるのかなというふうな不安を多く持っておられることは事実でございますので、こういう時期にこそ、早くそういうご不満をなくし、また、どういうまちづくりについてお考えを持っておられるかということについて、我々が積極的に出向いてお話を聞き、お話をすることが必要だというふうに思っております。
 前の議員のご質問にも少しお答えしましたが、私はこの議会が終わりましたら、7月から盆までの間に各地区ごとの町政懇談会をしたいというふうに思っております。旧香住町の場合も6地域に分かれますが、村岡3地域、小代1地域が最小限度の単位だというふうに聞いておりますので10地域になりますが、少なくとも盆までにはそれぞれの地域に出向いていって、それも早急に香住より先に村岡地域、小代地域に出向かせていただいて、町政の進めようとしている方向、それから町民の皆さんのそれに対するご意見、ご要望等について、町としてきちっと受け止めて、その上で我々の考えておりますまちづくりについて、軌道修正すべきはした上でスタートを切りたいというふうに考えているところでございます。
 そういう中で、私自身もできるだけ自分で、できることはやっていこうという姿勢のもとに村岡、小代地域局に出向かせていただいているというようなことでして、その目的は、今言いましたように、町民の皆さんと私の考えを、肌で話し合いを少しでもさせていただきたい。あわせて私にとっては、町民の皆さんが新町政に要望されていることをじかに確認をしたいというのが目的でございます。
 そういう中でまだ実は、本当は毎週と思いながらなかなか行けない週がありまして、とにかく半日時間があけばどちらかの地域局に行くということを前提に考えておりまして、議会が終わればまた行かせていただこうと思っておりますが、そういう中で何を感じておるかということについては、まだきちっとした感じているということが言えないと思いますけれども、率直に村岡区、小代区の皆さん方、自分の町を自分たちで少しでもよくしていこうという意欲というのがありありと感じられます。
 その中で、自分たちはこういうことをするけれども、これ以上はなかなかできないので、行政にこの分は何とか協力を頼むというふうな姿勢で、真剣にお話をしてこられるというふうな姿勢には、私も感心をしております。決して香住区の皆さんがそうでないということじゃありませんけれども、さらに村岡区や小代区の皆さん方のそうした熱意というのが、特に合併をして新町になったときだからこそかもわかりませんけれども、真剣にいろんな面でお考えになった上で、町にいろんなことについてを求めておられるというふうな姿勢がありました。こういうふうな中で、これからも十分、一層そういう話し合いをさせていただいて、共通点を見出して、それをもとにしてまちづくりを進めていくというふうな姿勢を、さらに積極的に展開してまいりたいというふうに感じているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 地域局を重要視して、また地域局長の権限を持っていただいてということで、今議会でお伺いいたしております。町長におきましても、ただ合併した最初だけ地域局に出向くということでなく、地域局をさらに充実する中で、今後も続けていただくということと、やはり町長がそういった両地域局に出向くと、出向かれる日程等については、各区民に事前に知らせていただくと。そういったことも大事であるということでございますし、そうすれば、先ほど答弁にもありましたように、じかに出向いて町長と対話ができるということになると思いますので、そういった方向をとっていただくことを求めて、次に、予算編成に当たりましては、合併協議会での調整をもとに、旧3町の歳出案を事業の必要性、緊急性をもとに厳しく点検した、可能な限りの緊縮予算である。歳出については人件費、物件費等の減額、歳入は普通交付税、特別交付税の増を見込むなど、努力されておられます。これは、町長の行政手腕によるところであると思いますし、今後に期待するものであります。
 しかしながら、私は何度も申し上げますが、地域住民の日常生活、生産基盤、地域振興、活性化に係る、つながる社会資本整備、道路改良整備の継続実施、旧各町で計画されている事業の継続実施は不可欠であると考えます。むだ遣いはしないチェック機能体制を整備することも必要であります。町長は、予算特別委員会総括質疑の中で、このような事業について、17年度を踏まえて18年度に反映を図るべく検討をすると申し述べられました。私は、そのようにとらえておりますが、これに間違いありませんか。確認と決意についてお伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今まで旧町時代において、それぞれの町長さんがこの整備が重要だというふうな位置づけのもとに、既に取り組みを始められている事業ですから、これは最大限尊重しなきゃならんという基本的な考え方を持っております。何回もご説明しますように、本来なら、ですから17年度も引き続きそれを実行に移せば一番いいんですけれども、17年度の財政状況が、正直言いまして私もわかりませんでした。どうなるのかもわからないし、自分の町長就任後、予算編成をする短時間の中で、責任ある予算編成を行うということが大変難しい状況にありますので、そこでとった方法が、緊急性のあるものは引き続きやらなきゃならんけども、仮に1年ずらすことの余裕が可能であれば、そのものについては1年保留をさせていただこう、休止をさせていただこうというふうな判断で、その選別の方法についてはご異論があるかもわかりませんけれども、まさに地域局長をはじめ、地域の職員の判断をもとに選別をしたのが、今提案をさせていただいておる予算案であります。したがって、今年度中にこれから当面の香美町財政の見通しを立てて、極力18年度から復活推進を図るということを大前提にして進めたいというふうに思っております。
 せんだってどなたかにご答弁しましたように、そうは言っても今、間違いなくやりますというふうなことは、お答えをしても責任が生じますので言えませんけれども、私としては極力、最大限18年度から復活をしてやらせていただくというような方向に努力をしたいという基本的な考え方を持っておりますので、ご了解をいただきたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) ぜひとも中止とか取りやめとならないように求めておきます。
 次に、特別養護老人ホーム建設でございますが、事業主体は社会福祉法人村岡美方こぶし園でありますが、先ほどのご答弁にありましたように、間違いないというふうに思いますが、債務負担を起こすことなくして17年度事業着手、18年度完成に確実に行政措置が講じられるものか。また、このことについて、事業主体のこぶし園とで確約がされていて、建設が実現となりますか、再度お伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 特別養護老人ホームの建設につきましては、先ほどもお答えしましたように最重点課題事業であるという位置づけを最重視をして、最大限計画どおりの実行のために努力をしたいというふうに思っておりますし、最大限という表現がちょっとおかしいんですが、とにかく計画どおりの実現を図りたいということで、そのための最大限の努力をしたいというふうに考えております。
 若干、先ほどお答えしましたように、費用がどのぐらい増嵩するかという、少し懸念の部分がありまして、国の交付金の内示が那辺にあるか、その辺を確認をしなきゃならない問題があります。その部分が減る部分が、今よりも町の負担が増えるということは間違いありませんので、そのためには現助役さん、前町長さんにもお願いをしておりますが、寄附金の部分について、精いっぱいの努力はいただいておりますけれども、さらに一層、お願いをするというよりも新香美町としてさらに一層努力をしていかなきゃならんなというふうな考え方をとっているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) しつこいようですが、まだ現在交付金の通達、決定はない。そして若干変化が生じるというようなことで、事業費の確定がなされていない。そうなれば、その不足分といいますものが、香美町としての負担増となるということになるわけですが、そういった点につきましても、そういった事態が生じても、この事業は先ほどありますように、重点課題事業でありますので、取り組みはなされるのか、お伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 何回もお答えしておりますように、最重点課題事業は着実に実行することが、合併を進めていく上での一つの目標としたところでございますので、先ほどちょっとご説明しましたのは、若干そういう懸念すべきことがあるということでありまして、それを乗り越えて実現を図りたいというふうに、強く考えているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 次に、新庁舎の関係でございます。あえて私がこのような質問をさせていただきましたのは、適地であるのか、選定した事由をということで申し上げましたのは、以前、先ほどもありました香住バイパス道路事業にかかわりがあったときに、水の問題を聞いていたためであります。先日の同僚議員の質問に対する答弁で、新庁舎駐車場の地下に貯水槽を設置して、庁舎への浸水被害を防ぎ、また周辺にも被害は及ばない。後年に問題が生じる要因はないと理解いたしたわけでございますが、この理解でよろしいでしょうか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) あの地域の水問題につきましては、抜本的な対策は水系全体からの水の流れを少なくしなければ、なかなか解決しない問題があります。地理的に、議員はご承知と思いますけれども、要は港へ流れていく川が狭いものですから、いっときに大量の雨が山のほうで生じますと、そこへみんながわんさと水が行くものですから、あふれてしまうという問題があります。根本的な解決は、したがって川を広げる。川を深く掘るということが解決策ですが、人家が密集しておりますのでそれもできない。したがって、約半分ぐらいの水を、上流部分から大きな川である矢田川へ放流しようというのが、現在考えている方法です。
 これができますと、23号台風程度の水では、まず安心できるであろうというふうな見通しを立てておりますけれども、それのためにも、まだ今関係地域住民との協議をしておりますが、やはり利害関係があって、まだご理解をいただいておりません。精力的に、その話を今詰めておりますけれども。それが合意をいただいてスタートしても、約10年近くかかるというふうな事業ですので、じゃ、その間こういう異常気象が起きたときにあの地域をどうするかというときに、やはりこれからあの地域で水田としての遊水機能を持っておったものを、開発することによって涌水機能が減殺される部分については開発者が責任を持って、その分を対応するということが必要だと。これからの開発の一つのモデルとして、しかも第1号としての立場から、庁舎につきましては、今持っているあそこの遊水機能を上回る水対策が、自己完結的にできるような機能をしたいというのが、今回の考え方です。したがって、それをやることによって、その面積部分については責任を持って対応できるということは言えますけれども、降雨量とか雨の状況がわかりませんので、完全に大丈夫だというふうなことは言えません。少なくとも、何回も言いますが、あの面積部分が持つ今までの機能は十分にカバーして、さらに23号台風の雨量ぐらいの分については対応できるだけの対策を、みずから講じようというふうな計画を立てているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君の質問の途中ですが、暫時休憩を行います。
 再開は、11時20分とします。
                             午前11時05分 休憩

                             午前11時20分 再開


◎議長(橘 秀夫) 会議を再開いたします。
 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 庁舎建設事業費が増大しないように、また、後年に周辺等に被害発生の事態にならないように、十分な対策を講じて、計画どおり庁舎建設が進行していくことを望むものでございます。
 私は、末端地域が取り残されない、長年培われてきた旧町の歴史、文化、特性を生かして町民が豊かな生活ができる、町民のための行財政施策の執行のもとに、将来に希望の持てるまちづくりを目指していくことを求めまして、次に、教育長に質問いたします。質問に際しまして、教育委員会の権限に介入、干渉する意見、文言がありましたときは、ご指摘いただき、その範囲内でご答弁ください。
 それでは、1つに町内合併いたしました新しい町3区の学校教育の現状を、どのようにとらえられておられますか、お伺いいたします。10小学校、1分校、6中学校の教育環境、施設の整備は平準でありますか、安全対策に問題はないか、お伺いいたします。
 2つに、学校の統合は考えられていないか。今後、教育委員会で議論されていくのか、お伺いいたします。
 3つに、町、地域の将来を担っていく児童、青少年の健全育成を、どのように考えておられますか。その具体的な取り組みについて、お伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 教育長。


◎教育長(清水 忠) ただいまの岡田議員の質問にお答えいたします。
 まず最初に、全国的に見ますと大阪府のような大きな事件が発生して、痛ましい事件を起こしておりますが、幸いにして3区においてはそのような問題は起きておりませんことに、心なでておるところでございますが、多少のところとして、香住区のほうで幼稚園の子供のほうに、写真を撮るとしたような人が出てくるとか、最近声をかけるというような現象が出ておりますが、大きな問題に至っていないということで、改めて不審者乱入対策、あるいは教職員をいかにして守るかという危機管理マニュアルを見直して、早急に安全対策を多面的に考えていく必要があるという認識に立っております。
 なお、香美町としての考え方で、教職員は児童生徒の安全を守るための防波堤となることは当然のことでございますが、教職員や児童生徒が安心して勉強に励むことができる、指導に励むことができる環境整備を整えていくということは、非常に大事な視点であります。町内に、ご指摘のように9幼稚園、10小学校、6中学校すべての学校にさすまたを配備する方向で、今近隣の警察とも協力をして、防犯訓練に取り組んでいるところでございます。
 あわせて、児童生徒の安全性をより高めるために、不審者を学校内に入れないために、学校敷地を塀で囲うとか、あるいは門の扉を閉ざすというようなことも考えられたり、警備員を配置するというようなことも、手法としては考えられますが、財政の都合からそれが即実行というところに至っていないところもありますし、物理的に不可能なところもございます。
 そこで、小代区の小学校においては新しい校舎であり、入り口にきちっと施錠ができるようになっておりますが、あわせて町内のどの学校も、児童生徒が登校しましたら、昇降口の方は施錠をするとか、あるいは出入りの関係ないところは扉を閉めておくとか、あるいは先生が空き時間に校舎内とか校地を見回りを、今まで以上に頻繁に行うように指導してまいっておるところでございます。
 学校施設の安全については、耐震整備を行っておりますが、まだすべての学校が補強工事が完了しているというところまでは至っておりません。補強工事では対応し切れない校舎、体育館もあると、これは現状でございます。その中で、年次計画を進めてまいりたいと考えているところでございます。
 もう一つが、登下校等に、先ほども出ておりましたが、クマなどの野生動物が出てまいって、大変な危害を加えるという心配もございますので、今後ともこれは保護者の協力を得ながら、安全対策を考えていきたいと考えております。
 なんと申しましても、児童生徒の安全管理の基盤は、教職員1人1人の危機管理意識、この効用が一番大きなかぎであろうと考えております。最寄りの警察署の協力を得て、防犯に対する研修を深めるとか、あるいは地区を挙げてPTA等で非常に皆さんの協力を得て立ち番指導を強化するなどして、町全体で見守っていくと、そういう方向で今後とも町民の皆さんに協力を求めていくような所存でございますので、ご理解いただきたいと思います。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 安全対策に問題はないということでお伺いいたしました。
 先般の各部の予算審議の中にもありましたように、やはり父兄、家庭は児童生徒の安全な登下校、そういうふうなことを、朝行ってきます、ただいまと帰るまではどなたも心配しておると。また、その地域にあっても、防犯灯の設置などして、そのように安全対策に費用を投じておるというような現状でございます。そういった中にあっての、今後どういった事態が発生するかわかりません。万全のことを望むものでございます。
 そこで、安全対策につきましては、それぞれの学校に任せておるものか、それについてお伺いいたしますし、2つ目の、学校の統合は考えられていないかということにつきまして、これが教育委員会の権限介入に入るものであるならば結構ですが、これについてもお伺いいたしたいと思います。
 それから、香美町の過疎地域自立促進計画に示されております、児童生徒数の適正規模を考慮しというようなことの中で、学校の統廃合について検討し、実施する必要があるということで、過疎地域自立促進計画が、案が示されておりますので、このことについての答弁を求めてもよいのではないかということで、お伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 大変失礼いたしました。この1問だけかと思いまして、続いてまた答弁させていただきます。
 最初にもう一つ、まず安全対策を学校だけに任せているのかという質問でございますが、それぞれの学校に、安全対策のマニュアルを、それぞれの学校の特徴に応じて、教職員の実態に応じて学校等の現状に応じたマニュアルをくつらせております。それを、私どもも管理しておりますけれども、より一層それらを日々見直したりして、安全なものに導いていきたいと思っております。
 続いて学校統合のことについてのお尋ねでございますが、旧村岡町の3中学校の統合につきましては、一昨日の長瀬議員の答弁にもお答えしましたが、前町長から懸案事項として引き継いでおります。
 旧村岡町議会においても、以前に中学校の統合について質問を受け、当時の教育長がお答えしましたように、教育効果の視点から見て、近い将来合併が望ましいんじゃないかという趣旨の答弁をされています。そして、この議会の中では議論をされておりますが、町民と一体となって教育委員会が議論したというようなことは聞いておりませんので、今度新しく香美町教育委員会としましても、旧村岡町の経緯を踏まえて、改めて教育委員会で研究し、保護者を含めて関係者の意見も求めてまいりたいと考えているところでございます。
 続いて3問目の、児童生徒の健全育成についてでございますが、非行対策から本来の教育の目標に向かって青少年を健全に育成するということは、私たちに課せられた大きな課題でございます。その中で、子供たちをつぶさに見ておりますと、物が豊かになって心が貧しくなったとか、体が大きくなって心がついていっていないとか、知はどんどん勉強しているが、心のバランスがとれていないというように、心の教育の充足が求められております。
 旧3町では、昨年度策定いたしました次世代育成支援行動計画に基づいて、各地区の子育てセンター、あるいは公民館を拠点として、地域全体で子育てに取り組む、そういう施策をこれから先進めてまいり、地域の教育力を高めてまいりたいと思っております。
 もう一つが、青少年の健全育成には、各世代の協力が不可欠でございますので、新しく旧香住町で行っておりました青少年育成推進会議、このものを小代区、村岡区にも広げていって、そして地域のみんなで子育てに関心を高めていくというような手法もとっていきたいと思いますし、いずれにしましても、地区を挙げて従来のPTAにCを加えて、コミュニティーを加えたPTCA活動というものも、もっとご支援いただいて、地域の子供は地域で育てるという雰囲気を醸成してまいりたいと、こういうふうに考えておるところでございます。
 以上、3つだったと思いますので、お答えいたします。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 児童生徒数の適正規模ということが文言にあらわされておりますが、これはどういったものが適正であるかのお考え、それから青少年の健全育成という中で、旧香住町での委員会といいますか、協議会をもとにと、村岡、美方にもということですが、旧村岡町におきましても青少年問題協議会があったと思いますが、そのものはもう解体をして、今教育長が申されましたものへ移していくというとらえ方でいいものか、その点についてお伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 適正規模につきましては、学級の人数であるとか、学校の学級の数であるとか、あるいは通学距離というようなものが含まれると思います。
 それから、青少年問題協議会というのは、これは青少年が問題が起きないようにという、いわば、例えが悪いかもわかりませんが、火が起きたら消すほうに軸足があるのと、そうでなくて起きないように、防火の方でいくというような意味から、健全育成というような趣のものもございます。香住町においても、今おっしゃったような協議会を設けておりますが、趣旨はそういうところでございますので、あくまでもそういう問題を起こさない、心身のたくましい、未来を切り開いていくようなそんな子供を育てる、世代を超えた集まりというようなことでご理解いただきたいと思います。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 岡田公男君。


◎岡田公男(13番) 先日の同僚議員の質問がありましたが、やはり児童、青少年の健全育成は、香美町、町一本化しての取り組みであるべきであると思いますし、今の児童青少年は本当にいろいろと高度な教育、社会環境に恵まれておる中で、命を大切にする心、共存共栄持ちつ持たれつの心が欠けているというか、薄れているなと感じるところでございます。
 そこで最後に、青少年の凶悪犯罪は後を絶ちません。先日6月20日の東京都板橋区の15歳少年の両親殺害、また6月23日福岡市での中学3年15歳の兄の殺害事件について、青少年健全育成の観点に立って、今教育長としてどのように思っておられるのか、私見、感想をお伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 子供が親を鉄アレイでたたくと。そしたらどんな結果が出るかということを予測できないような育てられ方をしていると。また、兄が弟を弁当を買いに行けと言って云々と。そうしたらそれに切れて、今度は弟が兄をそこにあった包丁で何カ所か刺すと。そのことによってどんなことが起きるかを、兄弟で、あるいは親子で察知したり、痛さを感じないような子供が育てられ方をしていると。そこに大きな課題があろうかと思います。
 できたことは本当に痛ましいことで、本当に心を痛めますが、私どもは、そういう子供もやっぱり育てられてそうなっているとしたならば、私どもがもっとこれから先、そういう子供にならないように家庭教育なり地域の教育力、学校も力を合わせていかねばならんと、そのように感じておりますので、ご理解いただきたいと思います。


◎岡田公男(13番) 議長、質問を終わります。


◎議長(橘 秀夫) 以上で、岡田公男君の一般質問を終わります。
 次に、西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 西村伸一でございます。それではただいまから、私は農業振興対策について、通告に従い質問させていただきたいというふうに思います。私は新人ですので、わからない質問もするかと思いますけれども、ご容赦願いたいというふうに思っております。
 私がこのことをまず掲げたことは、これから数年たてば、農家というものが消えてなくなるんではないかなと。これでいいのですか、町長さんというようなことで、これが大きな私の思いであります。
 わが国の農業は、昭和40年代から農業は曲がり角、曲がり角とずっと言われてきました。今では、自給率の向上というようなことで、これから2010年には45%まで、2015年には50%まで上げていきたいというのが、国の方針でもあります。いろいろな施策が今とられてきておりますけれども、その一つとして、中山間地の直接支払い制度もその一つだと思いますし、それから40年代から始まっております米余りの中の転作、その中で水田農業確立対策、再編対策、営農活性化対策、いろいろなものが打ち出されてきておりますけれども、一向に農業が世の中の日の当たる目にあっていないというのが、私の思いであります。
 そこで、わが町香美町は、農業と漁業が第一産業であります。その村岡、小代は農業、香住は海というようなことでありますけれども、何といっても私は農業についてこれから不安でたまりません。農業の担い手が、いろいろな施策を打ってきた中であったとしても、今の状態になってきておるのではないかなというふうに、私は思っております。いかに産業が活性化をしようとしても、我々の地域では農業をしゃんとしなくては、どうにもならないんではないかなというふうに考えております。
 兵庫県の農林水産統計で、平成5年、それから15年の耕作放棄地を調べてみました。小代区では52ヘクタール、村岡では112ヘクタール、大方全部で200ヘクタールの面積がなくなってきておりまして、今ざっと香美町全体で600ヘクタールの面積というような状況に入っております。小代にしても、村岡にしても、おそらく香住の地域におかれましても、私は今本当に農業をやっている人は75から80の人たちばっかりで、平均寿命まで近づいておるんではないかなと。もうここまできたら、農業をやめるか農地を手放すかというようなところまで追い詰められているのではないかなというふうに思います。
 先ほど言いました昭和40年代に、40歳の人が一生懸命農業をやられて、ちょうどその方たちが80になったというふうに、私は思っておりまして、この人たちが今、農地を支えておりますけれども、もう支え切れない。個人ではどうしても支え切れない。ここで今、町が立ち上がらなくてはどうしようもないんではないかというのが、私の思いでございます。
 私も、農業関係に携わっておりましたから、集落営農なり農業法人なり、それから定年退職者に農業というようなことを勧めてまいりましたけれども、なかなか農地を守ることはできません。担い手不足というのは、企業の原理で農業の所得が上がりさえすれば、必ず農業は伸びていくかもわかりませんけれども、今、農業と一般企業サラリーマンとの格差は、大変なものではないかなというふうに、私は思っております。町長に、これからどうしても避けて通れないのが、この町の農業をどうするんかということであると、私は思っております。
 生産面だけでなしに、やはり農地というものは、自然災害を未然に防ぐということがあるんではないかなと。その例が、昨年の21号台風、23号台風におかれましても、ほとんど地すべりがきておるのは、農地が管理できなくて水路があふれて、そのあふれることによって地すべりが起きた田んぼがほとんどでありますし、棚田がほとんどだというふうに、私は思っております。村岡のほうでもたくさんの被害がありましたけれども、ほとんど荒れたところが、水管理ができていないところで災害が起きたというふうに考えておりますので、町長、農地をどのようにして守っていただくのか。私は守りたい、そんな気持ちでここに立たせていただいておりますので、町長のお考えについて、これから聞かせていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 西村議員の長い農業政策や農業体験をもとにした、農地保全のご質問とご意見、本当に十分聞かせていただきました。私も普段から考えておりますのは、農業対策か農村対策かというのが、まずあると思います。産業としての農業対策というのを考えれば、生産性の高いところを中心にやっていくことが当然でして、そういう場合に、今問題になっているような中山間地域、耕作放棄地が増えていくような地域の農地保全対策は、農業対策として取り組む意味があるか、ないか。
 最初から非常におかしな切り込みをしていますけれども、私は、しかしそれは国の自給率を高める、農業生産を高めるという部分では、優良農地を中心とした農業政策をやればいいと思いますけれども、今ご指摘のように、農地は農業生産の場だけではなくて、公益的な機能が非常に大きなものを持っています。
 水源涵養をし、その土地の崩壊を防ぐ。いろんな機能を持っておって、しかもその農地が地域の上流部分にある農地の場合には、とりわけそういうふうな機能が大きいという中における、そういう広域的機能保全という観点と、農業振興という2つの面から、我々の地域における農業対策ということは考えていかなければならんのではないか。そのときには、純粋に農業の振興というだけではなくて、そこに農村として多くの人たちが居住をしていただき、お互いに協働しながら、その大半を農業にかかわる人、ごく一部を兼業として農業にかかわる人も含めて、そういう人たちが多く集まって住んでいただくというふうな政策をやることが必要ではないか。そういう方向に政策を進めていくことが必要ではないかというのは、かねてから農業関係の仕事に携わった、農業行政について携わったときから、そう感じておったところですし、いわんや香美町の農業を考えるときには、まさに私の言う、農業としての振興を図る部分もありますけれども、多くは公益的機能保全のための農業、農村対策というふうな観点から政策を進めていく必要があるんではないかというふうに考えております。
 今、西村議員も言われますような、高齢者が中心の農村の中で、それらをどうしていくかというときには、やはり集団で、地域として農業を行い、農地を守っていくというふうな対応をせざるを得ないし、それに必要な支援を、行政としてもしていくということは重要ではないかというふうに思います。
 幸い、かつてから国政の上でも、農業政策の上で議論されていました中山間地域直接支払い制度、昔はデカップリングというようなことをよく聞きましたけれども、ヨーロッパでやっているものの日本版として、こういうものがなされたというふうに理解をしておりますが、これを充実をしていくことが、当面の対策ではないかなというふうに思っております。12年からスタートして、16年度で第1期が終わり、今年度17年度から第2期が始まるというふうな状況ですけれども、この国の政策にどれだけ町が、この香美町の具体的な施策展開の中で関与し、支援をしていくか、そういう方向で、もっと充実した対策を進めていくように努力をしたいなというふうに思っております。
 今までの取り組みの状況については、私も香住町長時代、あまりその部分が少なかったものですから、正直言いまして、知識に乏しい部分があります。今回香美町長になって、いろいろと話を聞き、今までの状況を把握する中で、もっと町としての、これに関与する政策というのを強化をしていく必要があるというふうに考えておりまして、これらにつきましては17年度、そのスタートが切れていない部分がありますけれども、17年度から国の第2期の施策がスタートしたときですから、今年1年、いろんな面での調査や関係の農業者の皆さんのご意見も聞きながら、できれば香美町版のこの施策、中山間地域対策補完版のようなものをつくり上げていくことが必要ではないかなと。基本的にそういうふうな考え方を持っているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) それこそ農地を維持管理する手法というのは、ちょっと私も触れましたけども、集落営農であったり、それから農業法人を立ち上げて行うこともあったり、それからもう一つは、町長が言われております体験型観光農業というようなことでないだろうかなというふうに思っております。
 私は、いろいろその中に携わってきた中で、集落営農というのがほとんどJAの指導の中でやってきましたけれども、なかなか続くようなことにはなっていないというのが現状でありますので、できたら直接支払い制度をフルに活用して、指導的な立場で町がその2万1,000円なら2万1,000円の半分は、こういうほうに使っていただけませんかというような指導することも、僕は大事であって、そこの集落にただこうですよという、勝手にやってくださいというようなことでなしに、それに加えて町でもこういうふうな取り組みをさせていただきたいというものを、それにプラスのやり方が考えられるんではないかなというふうに思っておりまして、あの中山間地の直接支払い制度も、12年度から16年度まで続きましたけど、今度17年度からまた5年間あるんですけど、それが済んだときに、果たして農家が生き残れるか。それまでにそのことを起爆剤にして、きちっと町のやり方を、それに補完するようなお金をつぎ込むということも大事ではないかなと、私は思っておるところでございます。
 その辺のことを町長、どんなふうに思われますか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まさにそのとおりだと思います。今の施策を生かしていくためには、やはり地域性をその中に入れていかなければ、なかなかうまくいかないと思います。
 観光対策で少しお話をし、また、高齢者対策という観点からも、こういう方向を考えていかなきゃならんのではないかということで、少し申しているという部分もありますけれども、香美町の場合には幸い、1つは観光地として民宿を中心に農産物を多く使うというふうな形態がありますから、そこと委託契約を結ぶというふうな形における農産物の生産の拠点というのはちょっとおかしいですが、そういうグループを育成して、その農地を有効に、生産性を少しでも上げるような活動をしてもらう。
 もちろん今までから、朝市とかそういうものもやっておりますので、それらについてもできるだけ生産品を朝市へ多く供給できるような仕組みを、町として考えていく。今までの朝市は、最寄りのところに市を設定をして、その周辺の皆さん方が農産物をそこへ持っていくというような状況でしたが、おのずとそこには制限があると思います。
 たまたま香美町全体を考えましても、農産物の消費地というのはちょっとおかしいですが、消費が中心の香住地区、それに対して生産が多い村岡、小代地区とありますから、村岡、小代地区で生産をしていただいたものを、香住に持っていって香住でそういう朝市ないしは直売所をつくる問いうふうなことも考えられるんではないかな。そういうふうなこと、それから今言いました、民宿が使うについて、民宿が使う必要な、白菜だとかキャベツだとかというものについて、これは一定の製品規格や価格というものが必要ですけれども、そういうふうなものを、話し合いをして契約栽培をする。
 また、今も学校給食センターにも一部納入をしてもらっているようですけれども、これらの連携を図る。いわゆる地産地消的な形での農業生産の基盤づくりをしていくというふうなことを、これはまさにこの地域における、町が行政が主導的にJAと一緒になって一つの仕組みをつくって、その中に農業の方に入っていただく。そのことが、放棄地対策として効果を上げるというふうなことに持っていくことが必要ではないかと。
 もちろん、そのことによって香美町全体の放棄が予測される農地の保全を図るに必要な面積にはならんと思いますけれども、そういうことを、この5年間行政が、町が主導をして1つでも2つでもやることによって、議員も言われますように、この5年の期限が切れて、さらに第3期があればよし、なかった場合にそれが立ち消えてしまうということのないような努力というのを、我々はやっていかんならんではないか。
 先ほどお答えしましたように、もう少し勉強して、この1年間に、来年からの対応策を考えたいといいますのは、私の頭の中にはそういうふうなことを中心に、可能なことを組み立てていきたい。これも、産業活性化協議会の発想で言いましたように、あくまでまず香美町の中できることを先にやろうではないか。そうして、それがさらに周辺の地域にも輪を広げることが可能であればやるとして、町内における対応をまずや早急に考えていくこと、そのことがお互い町民が、生産をする側、消費をする側のご理解があればできることですから、そういうふうな体制で1つずつ実効ある施策を展開してまいりたいなというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 私は、それこそ村岡に住んでおりまして、町長の言われております山がきれいというのは、やはり棚田があって、黄金の稲が穂を垂れて、そんな田舎の風景が大事ではないかなと私は思っておりまして、このままほうっておくと、おそらく数年すれば国県の補助事業でせっかくつくった水田がすべて荒れて、ススキが原になるのではないかなというような心配をしておるところでございますので、ぜひその点も踏まえて。
 特に、国県の圃場整備をかけますと、1反に100万円かかっても、200ヘクタールといいますと20億ぐらいの金が既になくなるというようなことにもなりかねないというふうに考えておりますので、ぜひ農地の保全、農業法人を立ち上げるのか、また、集落営農で元気を出すのか、体験型、観光型農業で力を注ぐのか、そんなことを私は思っておりますので、ぜひその点を実行に移していただきたい。
 私は、米どころというのは、新潟県、石川県、あの北陸から山陰の地域が米どころであって、日本の中でコシヒカリのおいしいのが食べれるのはこの地域だけだと。四国や九州でコシヒカリをつくってもおいしくない。それは寒暖の差があるからおいしいんだというようなことで進めてきました。したがって、やはり農地を守るにはおいしい米ということもありますけれども、それでは、今、農地が守れないような状況になっておりますので、ぜひ今のことを踏まえて取り組みをしていただきたいなというふうに思っております。
 以上です。
 次に、地産地消についてお尋ねをしたいと思います。
 地産地消については、全国的にも地産地消が叫ばれている中で、合併によって地域も広がり、機会ができたと思うが、農家個人では急には普及にならないと思いますが、町はこのことについてどのように進めていくかということで、町長のほうに質問させていただきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ちょっと、先ほど、その対応策としてお答えした部分もありますけれども、地産地消というのは、やはり農業対策として、農村対策として、私はもっともっと積極的に進めていかなきゃならんというふうに思っております。やっぱり消費者の皆さんも生産者の顔の見える関係の中で、安心して農産物を食したいというふうな希望も強くなっておりますし、また、農業生産を行う上でも、やはりいろんな地域との競合の中で、香美町の中における生産品をほかの場所で競争するというのは大変難しい問題があります。やっぱり、自分のこの地域でつくったものをこの地域で販売するという中から農業生産を進めていくということが手っ取り早くて、しかも現実的な方法ではないかというふうに思います。
 先ほども少しお答えしましたように、そういう関係では、香美町は地産地消を行いやすい環境になったのではないか。少なくとも、今まで各町がそれぞれ別々に存立しておったときよりもその環境はよくなったと思いますので、それらを行政として、町として、積極的に進めていくような手だてをやっていきたいなというふうに思っております。
 朝市も、今、香住区に5カ所、小代区に1カ所、村岡1カ所と聞いておりますけども、計7カ所。それから、直売所が村岡区に3カ所と小代区に1カ所の4カ所あるというふうに把握をしておりますが、今、大体、場所としては、これで行き渡っているのではないかなというふうに思います。
 したがいまして、朝市の場所における多様な農産物を出していくというふうな努力をしていくと同時に、先ほどもちょっとお答えをしましたように、その場所でなくて、要は、消費をするところへ生産するところから持っていくというふうなことによる、具体的には、村岡や小代でつくっていただいた新鮮な野菜を香住の消費者の皆さんへ提供するというようなことは、これからもっと考えれるのではないかな。そういう仕組みをJAと町とが一体となって、生産体制、販売体制を組んでいくことをもっと努力しなきゃならんというふうに思っております。
 あわせて、これも先ほどちょっとお答えしました契約栽培ももっとやっていったらどうか。民宿と生産者との協定に基づく契約栽培。香住町時代もよく言いましたけれども、漬け物なんか、民宿の冬の中で、新鮮な漬け物というのは大変たくさん要りますし、しかも、一たん漬けて、少し時間のたっているようなものではお客さんが満足しません。絶えず新しいもの、新鮮なものを供給しなきゃならん。
 民宿の中でも、農業と兼ねて自分のところでやっておられる方もありますけれども、だんだん規模が大きくなるとそこまでやっていないので、店から買うというふうな形をとっておられる方も多いですが、じゃ、それを何軒かの民宿とある地域の生産農家とが契約を結んで、年間一冬にどれだけの漬け物を供給するというような契約を結ぶとなると、まずそれに必要なダイコンをつくるということになります。ダイコンをつくって、漬け物を加工して、絶えず新鮮な漬け物を供給してもらう。もちろんそのときには、民宿経営を行う上に必要な価格というのは上限がありますけれども、それらを含めて協定を結べば、かなり、事業として成り立つのではないか。
 少なくとも、中高年者、特に高齢者が中心の農業において、そんなにたくさん金をもうけんでもいい、少し小遣い程度の収入があって、かつ、それが香美町の中における産業振興、観光の振興に役立っているという生きがい、満足感のようなものがあれば、高齢者対策も含めて非常にいいことではないかなと。私はぜひともそういうふうな組み合わせを実現したいというふうに思っておりまして、香住町時代にもそのことの提案をしておったんですが、こんなことを言ってはあれですけど、仲介に立ってくれるJAがもう一つ元気が出ないものですから、うまくいかなかった。今回は、そういうことに地域のJAにも十分参画をしていただいて、生産をする側の皆さんと商業をする皆さんとの橋渡しを町が中心になってやっていくというようなことをしてみたいなというふうに思っております。
 学校の給食もしかり、そういうふうな地産地消的な対応をどんどん進めていくことによって、かなり生産できる部分があり、かつ、そのことが地域の高齢者の皆さんの生きがい対策としても大いに役立つのではないかなというふうに思っておりまして、とりわけ最初の取り組みを今年度中に準備して、18年ぐらいからはスタートできるように取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 質問の途中ですが、暫時休憩をいたします。再開は13時とします。
                             午後12時05分 休憩

                             午後 1時00分 再開


◎議長(橘 秀夫) 会議を再開いたします。
 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 地産地消につきましては、先ほどから説明をしていただいておるところでございますけれども、私は、合併のメリットというのは地産地消も一つではないかなというふうに思っております。
 先日、小代区に行きまして、いろんな話が出る中で、合併して私たちは遠くになったとか、そんな話もよく聞くんですけども、その中で、私は、合併することによって、ファームガーデンに、あの直売施設に農産物が持っていけますねと、そんな話をさせていただきました。先ほど町長は、直売所が幾つ、朝市が幾つというようなことを言われておりましたけれども、やはり町がその人たちの仲人をする、いわゆる結びつきを考えなくては、このことは振興することはできないというふうに思っておりますので、ぜひそこら辺の担当部なり、それから担当課、担当者、そこら辺をきちっと決めていただいて、協議会等をつくっていただいて、その中でファームガーデンに持っていったり、香住の朝市に持っていったり、そのことをすることがこの合併のメリットではないかなというふうに考えておりますので、その辺のことについてお伺いをしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今、議員ご指摘のとおり、ファームガーデンは既に90人以上の方が農作物を出店されて、かなりの売り上げがある。地域の皆さんだけではなくて、観光客等で通る人たちも新鮮な野菜を喜んで買って帰られるというふうに聞いておりますので、そういう意味で、議員ご指摘のとおり、合併の効果としてあそこを一つの拠点としなきゃならんと思います。
 要は、観光対策と同じですけれども、山側の人が集まる場所としてのファームガーデン、それから、もう一つは香住地域にというふうな形で、農産物の販売拠点も地産地消の体制の中で進めていかなきゃならんと思いますし、あわせて、今のご質問は農業の問題ですけれども、水産物やほかの香美町のいろんな特産品をその中に一緒に織り込んで、消費者にとって魅力ある場所にしていく。農産物も買えれば水産物も買える、いろんなものの、新しい新鮮な香美町の産物が買えるというような場所にすることによって、結果的には農産物の販売も増加してくるのではないかなと思っておりまして、そういう拠点整備、連携システムを町として、ご指摘のとおり、合併を機に積極的に展開していきたいというふうに考えております。
 町や、JAや、それから生産者の団体と一緒になって、これらの連携をするための協議会のようなものをつくり、具体的な展開を図ってまいりたい。余り一足飛びに、高いハードルで考えますと途中で挫折する場合もありますので、皆さんが合意をしたものから順次やっていくというふうな形で、どんどん輪が広がっていくような対策を講じてまいりたいというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) そこで、先日、予算審議がありまして、学校給食の件で皆さん質疑されておりましたけれども、その中で、地産地消を訴える中で、学校給食も重大な思いだということから、これは産業部がするのか、それとも教育委員会がやるのかというようなことをいろんな意見の中で話をしておりましたけれども、結局はどっちつかずというようなことで、部としてはどうしても、まあまあというところがあるのではないかなというふうに思いますので、町長はどちらの部でやろうとするのかお聞かせ願いたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) この対策は、あくまで地産地消、いわゆる産業の面からやることですので、庁内の部でいけば産業部が中心となってやらなきゃならんと思っています。その連携先が学校であるか、それからもう一つ、病院もあります。病院も大量に使うところですから、ここにも連携を図る必要があります。そういう供給先がどこでどうこうというよりも、それを生産する人たちの立場で考えて対応することになりますから、先ほど言いましたような連携を行う協議会のようなものを1本に立ち上げて、その中に病院の関係者も入っていただく、学校の関係者も入っていただくという中で、病院のいわゆる受け入れるについての条件とか注文というのがあると思いますし、学校の場合の給食センターの設備や体制の中での条件もあると思います。そういうものを生産者の側と一緒になってお互いに意見交換しながら、じゃ、こういうものについては学校のほうへ持っていこう、こういうものについては病院でとりあえずお願いしようというようなことを、一堂に会する中で協議をしていくことが必要だというふうに思っております。したがって、産業部を中心に、産業部が所管をして、町全体の地産地消対策をいろんな組み合わせの中で推進をしていく、そういう形をとりたいと考えます。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) それでは、地産地消につきましては以上で終わらせていただきまして、(3)番目の食農教育について、教育長のほうに伺っていきたいというふうに思います。
 農業体験を通して食と農の大切さを知り、その教育を通じて自分たちの地域にも全国に誇れるすばらしい特産物(和牛)等があることを知っていただき、農業への理解者や後継者が育つと思うが、このことについてお伺いしたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 西村議員の質問にお答えいたします。
 農業体験を通して食と農業の大切さを知る、そして、地場産業への理解、農業への理解を深めるということ、このことは教育委員会としても理解しております。その上で、農業体験を通して生命に触れるとか、あるいは先人の苦労に触れるとか、食農を通して豊かな人間形成にも役立つものであると認識しておりますので、今後とも力強く推進していく所存でございます。
 したがって、学校でも総合的な学習の時間や勤労生産的な学校行事の中にこのことを取り入れて、野菜づくりであるとか米づくりを実践して、その教育を、今、推進しているところでございます。あわせて、また、地域の特産物の牛や地場産業についても総合的な学習の時間に、あるいは社会科の時間にテーマとして取り上げ、ふるさと自慢として地域の特色ある産業について指導しているところでございます。今後もこの方向で進めていく考えには変わりがございません。
 その一つの例として、学校給食に地域の食材を取り入れる。そしたら、取り入れて食べるだけでなくて、実際に農家に出向いていって、生産者の苦労に直接触れるとか、あるいは、その地域に親しんでくるというふるさと給食の実践をしている学校もあり、その実践に大きな期待を寄せて、今後ともその方向で広げていきたいと思っています。
 例えば、せんだって行いましたトライアルウイークにも、町内で十数人の生徒が畜産関係、あるいは、JA等を含めますと約20人近い生徒が農業体験を、わずか1週間であるが実践しております。今後とも次年度に向けてこういう地場産業に、水産協も含めて触れるように、その方向で強く学校を指導してまいりたいと思っております。
 また、行政としましても、先ほどから出ておりますが、産業部やJA、農家、学校が連携して、今取り組んでおりますいきいき農業体験事業というのがございます。これをもっと大々的に実践するよう指導してまいりたいと思っております。
 そんなところでご理解いただきいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 私の経験からいたしましても、それこそ私の小さいころは百姓のお父さんの手伝いをしとったと。しかし、今、子供たちが田んぼではなかなか見ることができないような状況になっております。私は、人間を育てるのも、野菜や米を育てるのも、やっぱり肥料をやったり、ご飯を与えたり、水を与えたり、お茶を与えたり、植物でも育てる心を養っていかないと、先ほど出ておりました非行ということに走るのではないかなと思っておりまして、ぜひ教育長にそのことを強力に進めていただきたいというふうに思います。
 以上で私の質問を終わらせていただきます。


◎議長(橘 秀夫) 以上で西村伸一君の一般質問を終わります。
 次に、西川誠一君。


◎西川誠一(9番) 通告に従いまして、町政推進の基本的な考え方の1点と、観光業の振興に関しますこと、この2点目についての質問をいたします。
 まず1点目の町政推進の基本的な考え方について質問をいたします。
 第2回香美町議会の開会に当たり、藤原町長は平成17年度香美町政に臨む基本的な考え方を示されました。3町が合併し、新香美町が発足し、初代の町長としてどのような指揮官ぶりを発揮され、新しいまちづくりをされるのか、非常に興味を持っておりました。中でも、主な政策の方向として、1番目に、多彩な資源を生かした観光対策の推進から始まり、6番目の幹線交通ネットワークの整備促進、以上6点を掲げられておりまして、なるほど、それぞれの政策は新香美町のまちづくりには必要不可欠なものだというふうに同感いたしております。
 また、その政策のもととなる基本的な考え方の中の基本姿勢には、旧3町のそれぞれの特色を生かしたまちづくりを進めるとともに、各地域の連携による相乗効果のあるまちづくりを進めるに当たっては、地域間のバランスある発展を図っていくことが重要であると述べられております。
 ここで、最初の質問を行います。予算の審議をいたしておる中で、町の財政が非常に苦しいということはよく理解できております。そのような中で、当分は続くであろうと思われます旧町単位の予算の綱引き、それを踏まえて、地域間のバランスある発展というのは何を基準に考えてのバランスなのでしょう。答弁をお願いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長の答弁を求めます。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) 私が地域間のバランスある発展を図っていくということを基本姿勢にしておりますのは、旧3町に等しく予算を配分するとか、同じような格好で伸ばしていくとかというふうな考え方ではありません。何回も言っておりますが、基本的に香美町の進むべき方向は、山の地域と海の地域という2つの地域の特色ある、今まで発展してきた地域をさらに伸ばしていくこと。伸ばしていくと同時に、違った特色をうまく組み合わせて、相乗効果のあるまちづくりをしていきたい。その具体的な展開としましては、特に、香美町の中心的な産業として、牽引車という立場で位置づけております観光業の振興の上で、地域バランスを重視した対応をしていきたいというふうに考えております。
 具体的には、これもほかの議員のご質問にもお答えをしましたけれども、観光対策は片一方だけよくて、それで多くの観光客が来るというものではありません。それぞれの地域が、ほかの同種の観光地と対比しても、すぐれた観光魅力を持つという中で観光客を呼び込むことが必要ですし、あわせて、それだけではなくて、今、いろんな多様なニーズにこたえていくというふうな形でないと、1点だけ、1つだけというふうなことだけでは、これから永続をして観光地としての確たる地位を保持するということはなかなか難しい状況になっております。そういう中における、香美町の山の観光と海の観光という違った特色ある観光をうまく連携して、海に来た人たちが山へ行く、山へ来た人たちがあわせて海にも来るというふうな連携を図っていくことが大事ではないか。そのことがまちづくりの基本になるというふうに考えておりまして、そのためには観光対策を中心に、いろんな面で、山の地域と海の地域とのバランスある発展を図っていくことが必要であるというふうな考え方をとっているところでございます。
 具体的には、例えば、どちらもそれぞれ、例えばスキー場であれば、ほかのスキー場との間で競争に勝てるような整備を絶えずしていかなきゃいけませんし、海の方の海水浴場やカニすきとしての香住の地位を保つためには、ほかの地域に負けないようないろんな対策を講じていかなきゃならんと思います。あわせて、連携を結ぶ道路につきましても、ほかの観光地の連携よりもより優位な状況になるような整備を進めていくことが必要ではないか。それだけではなくて、まちづくりの基本を観光を中心としながら、他の関連産業との連携を図っていきたいというふうな考え方を持っておりますので、おのずとそれに関連するような地域整備というのをやっていかなきゃならん。そういうふうな形を進めることを、私は地域間のバランスある発展というふうに言っております。
 しかし、このことが総花主義になって、少ない予算を配分することによって、どの地域も地域としてひとり立ちする、他の観光地域や他の地域と比べてすぐれた地域にならない危険性があるのではないかというふうなご心配もあると思います。したがって、それらは、その地域における重点施策というのはやはり考えていかなきゃならんと思います。要は、香美町の中で、ある地域だけを中心に整備を進めていくという考えではありませんということを言っているのでありまして、海の地域、山の地域の中で、どこも同じように整備を図っていく、そういうことまでも細かく考えておるわけではありません。やはりそこには重点的に行うものとそれに次ぐものとの軽重というのはあってしかるべきだというふうに思っております。そういうふうな考え方のもとに、地域整備、地域の発展を図っていきたいということを基本に考えておりますので、ご理解のほどお願いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) わかりました。
 その次に、また、町長、同じようなことですけども、述べられておりますが、相互の連携が円滑に図れるよう、均衡のとれた振興策を講じていくことが必要であるというふうに。聞き方によれば、均衡のとれた振興策というのも同じような考えなのかなというふうに思うんですけども、町長、またその辺で、均衡のとれた振興策という言葉の持つ意味、先ほどのバランスと一緒であれば一緒であるというふうにお答えいただいたら結構ですけども、そこについてお願いします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 大きくは同じ考え方ですが、要は、言ったら、2頭立ての馬車を引くような格好ですから、片一方がぐっと元気を出して先へ行く、ちょっと隣がおくれるというのであったら、一つのまとまった発展が図れない。したがって、2つの、馬車に例えましたけども、それをうまくバランスよく進めていくような対応を、連携を図りながらやっていかなきゃならんということを表現したものでございます。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) わかりました。それが2つの持つ意味だということですけども、実際は、バランスがあるですとか、例えば均衡がとれたという判断、これはだれがやるんだろうなというふうに思うんですね。町民は、我々、今までずっと香住区で生まれ育った人間は香住区のことを中心に思いますし、村岡区、小代区で生活なさっていた方は、やはり自分の地域のことが中心になるわけですね。その辺で判断というのは非常に難しいと思うんですね。バランスですとか均衡と、非常に難しい言葉をよく使われているなというふうに思うんですけども、ここの香美町がスタートした段階でも、持ち寄り額が目標額13億何がしで、現実は9億、そこでバランスが崩れているんですね。
 例えば、一つのイベントを行うにしましても、例えばいろいろな団体が一つのイベントをしようとした場合に、スタッフが要りますわね。そのスタッフはどうやって決めるかといったら、やはり大きな団体からはようけ出てくれやと、小さい団体からは2、3人でええわと。そして、全体のバランスを組むわけじゃないですか。イベントとかそういうふうな行事、そういうふうな施策というのは非常に多いと思うんですね。
 基本的には、多く属しているところと、そういうふうな小さいところのバランスというのは、やはり公平な目で見て、人口比であったり面積比であったりするわけじゃないですか。そういうふうなバランスというのは、今後も基本的な考え方として町長がお持ちなのかどうか。その辺を聞きたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 住民に直接還元をするといいますか、直接利益が返ってくるというふうなものにつきましては、確かにバランスというのは住民の数というのを考慮しなきゃならんというふうに思います。今私が言っておりますのは、香美町全体の発展を図るという上での、観光なら観光資源というふうにとらえたとき、その地域の人口が多いか少ないかじゃなくて、香美町の発展をする上で、この資源とこの資源とを重視して発展しなきゃならないという場合には、それはその地域の人口とは関係なしにやっていかなきゃならん。
 したがって、とかくあることを言うと、全部がそうというふうに誤解される向きもありますけれども、そこはその内容によって判断をしていくことがまさにバランスだというふうに思っております。繰り返しますが、直接、人口とかそういうものにかかわるような政策については当然のことながら、それぞれの1人当たりの受益をバランスをとるということがバランスだというふうに考えますので、すべて一つのことというふうな物差しで考えているということはでないことだけはご理解をいただきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) 先ほど申しましたけど、一つのバランスをとる方法として、やはり全体のボリューム感というのも絶対に基本的には考えていただく必要はあるなというふうに思っておりますので、それだけつけ加えておきます。
 続きまして、観光業の発展についての質問に移ります。
 1つ目の括弧としまして、3町が合併して香美町が発足したが、3町それぞれの特色を生かした環境業の発展はどのように進めていくのかという点でございます。この問題に関しましては、同僚議員がいろいろと質問されたり、予算の中でかなり出ていますので、基本的にはその説明を受けたということで省かせていただきます。ただ、具体的にちょっと気になる点がありますので、その点だけお答えいただきたい。
 香住バイパスができて、柴山方面、佐津方面の交通量が激減したと。それが産業にもたらす影響も非常にあるということですけども、その中で、町長が今子浦を中心として開発をしたいと。そして、今子浦のほうに行けば夕日もあるし、そして、いいところもありますよということで、旧香住町の時代からいろいろと今子浦に力を入れていらっしゃると。その中で2点お聞かせいただきたいです。
 まず、今子浦の園地整備、今やっていただいておりますけども、1人の方が非常に苦労されて、1人で草刈りですとか、最近は花の水やり等もお1人で頑張っておられる。その中で、いつも拝見するんですけども、気の毒なぐらい朝から晩まで働いていらっしゃいますね。やはり、花も最近、毎年、この間も植えられています。量も増えてきました。やはり1人では無理なんじゃないかなという思いがします。その辺で増員されるお考えはあるのかどうか、それが1点目でございます。
 そして、同じく今子浦の地元の観光業者が、この間、あるところで会いましたら、こんな話をしていました。観光協会はカエル島絵馬祈願というのをやっているんですけども、あれを何とかして売り出そうと。売り出す方法の一つとして、カエルの首にしめ縄をつけて、一つの観光スポットにしたいというふうな妙案といいますか名案といいますか、そういう考えを持っているようでございます。その点に関しまして、例えばそういうことをするのであれば、町の方が何か支援してやろうとかいうふうなお考えがあるのかないのか。それをお答えできますでしょうか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今子浦の整備につきましては、私はかねてからあそこを拠点にしなきゃならんという強い考えを持っておりますし、今ご指摘のとおり、香住道路ができてからはなおのこと、佐津、柴山、今子浦方面を迂回するお客さんを誘致するためには、どこか1点魅力あるものにしていく、その場所は今子浦であろうというふうに考えておりまして、今まで以上に速度を上げて整備を図らなきゃならんというふうに考えております。その中で、花や自然の木、花木を売り物にしておりますので、絶えずきれいに整備をしておかなきゃならん。その整備をやる人の数が足らんのではないかというようなご指摘でございます。
 その関係の皆さん、実は東港の関係を管理している皆さんに手広くやっていただいている中で、2人おられるのが1人ずつ、もし間違っとったら、産業部長、補足してもらえるか。2人おられて、今は1人ずつ地域分担をされているためにそういうふうなことになっているようです。私は、重点的に2人の方が、あるときは今子浦、あるときは東港というような格好で、集中的にやってもらえるようにする必要があるのではないかということを言っておりますけれども、そういうふうなやり方も含めての人数が少ないとなれば、時期的に多くの人数が必要な場合にはシルバー人材センターの皆さんをお願いするなり、機動的に対応して、要は、あの地域がまさにここに寄ってくださいと言いながら、来られた観光客の皆さんにしてみたら、何だこれはというふうなことのないように、きちっと整備ができるような体制を組んでまいりたいというふうに思っております。
 それからカエル島の問題につきましては、いろいろとそういうご意見があることも今まで断片的には聞いております。要は、町として、しかも今言いましたようなあそこの魅力を高めるために、そのことが必要であるというふうな全体的な観光協会の皆さんも含めた合意ができ、かつ、ストーリーとしてもそれなりに、非常になるほどというふうなことになるとするなら、これは町も一緒になって整備を図らなきゃならんというふうに思っています。若干、今、表現はおかしいですが、思いつき的な部分がありますので、少しどうかなというふうな気もしないではないと思いますので、その辺はきちっと考え方なり、観光客に訴えるストーリーを考える必要があるなというふうに考えております。
 あわせて、せんだってもご質問になりましたあの地域については、オオブキの花のPRと整備というのもしなきゃならん。行った人はすばらしいところだと言われますけれども、残念ながらちょっと距離が離れておりますのと、それから、道路の場所から見えないということがPRをする上で非常に不利な状況になっています。したがって、あの場所でオオブキの花がこんなものだということが少しわかるような、例えば掲示か何かをするなりというふうなことも含めて、やっぱり魅力ある観光地を積極的にPRするという体制を講じて、今子浦全体の魅力度を高めていく、その努力は早急にしなきゃならんというふうに考えております。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) わかりました。じゃ、産業部長、今、町長がおっしゃられておりました、その辺の確認はどうさせてもらったらいいんですか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 事実と違っておったら補足してください。


◎議長(橘 秀夫) 産業部長。


◎産業部長(前田 定) ただいま今子浦の管理の関係で町長のほうから説明をさせていただきました。1人ずつ、東港に1名、今子浦に1名ということで、臨機応変にお互いに協力しながら対応してもらっていますけども、主たる担当ということで、あらかじめ1名ずつを配置させていただいております。間違いございません。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) わかりました。それで足らないということであれば、すぐにも対応していただきたいというふうに思いますし、今子浦のカエル島の関係も、ストーリーもしっかりと考えて、一般向けするような話でつくりながら、ぜひともひとつ拠点として考えていくような方向でとっていただいたら、それも行政も一緒になって考えていただいたら結構かなというふうに思います。
 続きまして、観光協会の関係でございます。
 今月の初めに行われました旧3町の観光協会の協議の中で、今の段階では予算状況ですとか会議室、それと事業内容なども3町とも異なっております。そういうふうな協会の一本化が難しいということで、当面は連絡協議会などを設立して、そして調整を行っていこうというふうな取り決めが行われているようでございます。そして、その中で、香美町全体をPRするのはその連絡協議会で行おうと。当面は、それぞれの協会はその特色を生かしながら十分な活動をしていこうという協議が行われたと。私も実はその会議に出席しておりますので、非常に内容までよく知っております。では、今後の協議の中で、協議会なるものが例えば発足していくというふうに、行政はどういうふうな形で連絡協議会にかかわり、立ち会っていっていただけるのかなというふうに思います。その点についてお答えいただけますか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 現在も旧3町の時代も、観光協会と行政というのはまさに緊密な連携を図って、それぞれの町の観光対策を講じてきておりました。旧村岡町、旧美方町の場合もそうだと思いますけれども、とりわけ旧香住町の場合には、まさに一心同体の形で観光対策に精力的に取り組んでおったというような状況でございます。これからも基本的にその関係は続けなきゃならんというふうに思っておりまして、まさに官と民とがお互いに連携を図りながら、一つの方向で進んでいくという典型的な形ではないかというふうに思っております。
 町も、この4月、観光課を独立させまして、観光行政についての精力的な取り組みをするという体制を講じました。まだ実質的な機能としては、正直言いまして、私もまだこれから積み上げていかなきゃならない部分もあるなと思いますけれども、少なくとも体制ができましたので、香美町観光のために精力的に取り組んでいきたいというふうに考えておりますが、その民間側の対応をしていただくのが観光協会、したがって、これからは香住の観光、具体的にいいますと、香住の観光というよりも、カニすきとか海水浴という部分については、これは香住の観光協会と連携を図ることが必要であって、村岡、小代と図る必要はありません。今度は、スキーだとか山の観光となりますと、これは香住は関係なくて、村岡、小代との連携を図らなきゃいかん。そういうふうな形の町観光課を中心とする観光行政との連携、あわせて香美町として広域観光ルートの設定を行う、そのことを積極的にPRする、食材のカニや但馬牛についてのいろいろな入手対策を行うだとか、それから、全体的な観光PRを行うというふうな香美町全体の観光対策につきましては、今ご相談をしております3町の観光協会が1本になった組織と行政とが連携を行う、そういうふうな形をやりたいなと思っております。
 したがって、観光協会にお入りになりますと、仮に香美町観光協会1本ではなくて、連絡協議会のような会議、組織がなるとしましても、これは協議会だからこっちだ、これは香住の観光だからこっちだというのではなくて、一体的に行いながら、それぞれ協議をする場所といいますか、協議をする皆さんの集まっていただく対象を変えるというふうな形であって、何とか協議会ができたから、協議会の部屋はこっちであって、そっちに行く。そのときにはそれぞれの観光協会の部分は全く関係ないんだと、そんな話ではない。連携をした中での事務分担というふうな格好で進めていく必要があるのではないかなというふうに思っております。
 その全体組織を、香美町観光協会とするか、香美町観光連絡協議会とするかにつきましては、議員もご承知のとおり、観光協会の皆さんのご判断を、まずしていただきたいということで投げかけております。
 どちらにしましても、2つの要素があることを観光協会の皆さんで、機能分担をしながら対応していただくことになりますから、それを行う上でどちらがいいかということは、実際に対応していただく観光協会の皆さんのご判断をいただきたいというふうに考えているところでございます。
 そういうことでなったものが、うまく運営ができませんと、かえってややこしくなりますので、運営のうまくいくような方法も含めて、全体的なことの検討をよくやっていただきたいと。しかもそれは、早く方向を出していただきたいということで、7月ぐらいにでも次の会議を開いて、おおよその方向を出していただきたいというふうなことをお願いしているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) わかりました。従来から、その観光協会のことに関しまして、私も町長とのお話も何回もさせていただいていますので、おっしゃることはよくわかります。
 実はここで問題なのは、香住町観光協会と、村岡観光協会と、美方町観光協会ですか。現存する観光協会は、この3つだけあるんですけども、3つだけじゃないんですよね。実は、ハチ北の観光連盟ですか、観光公社ですか。私、正式な名前を知りませんけども、あれは村岡の観光協会の会員ではありますけども、直接的な関係がどうもないようなんですね。冬にはスキーがありますよ、スキーがありますよと言いながら、確かに小代にはスキー場が2つあります。村岡の、ハチ北のスキー場の管理等は、そこが中心になってやっておられるというふうな話をちらっと聞いたものですから、町長がおっしゃっておられる、その3町の連絡協議会だけでいいのかどうか。それと、じゃ、ハチ北のほうの観光公社ですか。大阪のほうの業者の方らしいですけども、その方は連絡協議会には入れないのか、そしたら、入れないとなると、村岡の観光協会が、そのハチ北のあの辺も把握して、集約して持ってきていただかんと、足並みそろいませんから、せっかくあるいい資源ですからね。それに対してのお考えはどうでしょうかということですけど。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ちょっと細かな、村岡の時代における町の観光協会と、ハチ北の関係の連携関係については十分承知していない部分もありますけれども、私は基本的に、今のそういうものをそのままでなくて、やっぱり香美町ができて、香美町の中に区があるという行政の単位ですので、村岡の場合は、村岡区の中における観光という形でまとめていただきたいなというふうに思います。
 おそらく、今もそういう形でまとめておられる、その度合いの問題だと思いますけれども、その関係についてのことは別にして、やっぱり全体的なまとめは村岡観光協会でやっていただく。小代は小代でやっていただく。香住は香住でやると、そういう中における香美町全体の連携を図るというふうな形に持っていくようにお願いをしたいというふうに思います。
 ちょっと勉強不足で、今ご指摘のようなことについて、詳しく承知していなかった点については、早急に把握したいというふうに思っております。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) 私もその辺の詳しいことはよくわかりませんけども、業者の方だという話は聞いておりますので、その辺をうまいこと観光に利用せんわけはありませんし、村岡の観光協会の中には入っておられるという話は聞いていますけども、だけど、やはり一つの存続するれっきとした観光協会で、大きな観光協会らしいですので、観光協会というか、そういう組織らしいので、やっぱりそういうのも入ってもらった中での、全体の連絡協議会、今そこで町長がおっしゃっていられるような形での、村岡の観光協会に入った段階できちっとして、その組織ができた段階での、旧3町の連絡協議会であってほしいなという希望です。
 またその辺はきちっと私のほうで調べますし、また町のほうで調べていただいて、どういうふうな形が一番いいのか、また方向を探っていただきたいなというふうに思います。
 それと、その中で、例えば連絡協議会ができたりしますと、早い段階で、ひょっとしたら香美町観光協会というものが立ち上がるというふうになった場合、これは1年先になるのか2年先になるのかわかりません。その中で、やはり行政も、できたからいいわということではないというふうに思うんです。
 だから、その中で行政のかかわり方も、またこれで質問するんですけども、例えば新しい一つの香美町観光協会というものが立ち上がった場合、行政のほうから、観光課の職員1人を例えば出向させて、より行政との連絡を密にするというふうな考え方も、町長の所信の中で述べられている観光立町の一つのあらわれかなというふうに思うんですけども、もしそうなった場合には、そういうふうなお考えはあるのでしょうか。お答えいただけます。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 具体的に職員をどうこうというふうなことについては、現在のところ考えておりませんけど、要は、緊密な連携を図りながら、官と民との連携のもとに、私の考えでいけば、香美町の先頭を走る産業として、観光業の振興を図っていかなきゃならん。ですから、そういう大目標のもとにどうしたらいいかというのは、その段階でご相談することだと思います。
 しかし、基本的には、観光協会は観光協会として、自立をして進めていただくというような体制を持っていただかなきゃなりませんから、正しい行政との連携を図る上で、例えば、これはちょっと本当の例えばですが、観光課は観光協会と同じ建物の中に入って、一緒になって、行政の分野と観光協会の間の仕事をする。絶えず連携を図る。そんなことも、場合によっては考えていく必要があるんではないかというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) わかりました。ぜひとも、その方向があれば、その方向でまた探っていただきたいと思いますし、今おっしゃっていました、一つの部屋でというのも、非常にいいなというふうに思います。
 では、次の、2つ目の括弧の問題に入らせていただきます。入湯税に関しての質問でございます。
 本年度の香美町予算書には、税収入として、旧香住町が900万、旧村岡町が34万3,000円、旧美方町が36万3,000円、合計970万6,000円の入湯税収入が見込まれております。
 私は入湯税についてそんなに詳しくありませんので、ここで基本的なことで申しわけないんですけども、5点、ちょっとお伺いしたいというふうに思います。
 まず、基本的には、入湯税とは何であるのか。例えば、温泉地に来て、例えばそこで温泉に入れば入湯税を払わなければならないというのはよくわかります。その中で、例えば宿泊しなくても、そういう施設を使った場合には、入湯税というのはやはり払わなければならないのか。ふろに入れば入湯税は入ると思うんですけど、例えば食事だけとかいうふうなことでも払わなあかんのかなというのが、まず1点目です。
 これは、市町村税が根拠になっている地方税、税法の中で決められていることだというので、金額ですね。旧3町のときは、金額は幾らだったのでしょう。その中で、旧3町とも、減免措置というのがあるとすれば、減免措置はあったのでしょうか。それぞれの、3町ごとにも説明いただきたいですね。それで、新香美町になってからの金額は幾らでしょう。そして、同じように、減免措置はあるのでしょうか。そして、それはどこに規定されていて、どういうふうなものに記されているのでしょう。それと、減免措置の関係でもあるんですけども、矢田川温泉、ハチ北温泉、小代のおじろん、そこは入湯税の対象になっているのでしょうか。ここが2点目です。
 3点目です。徴収の方法はどうであるんでしょう。旧3町ごとに説明いただいて、この香美町では、どういうふうに徴収するのか、お聞かせいただきたいです。
 4番目です。入湯税というのは、目的税でございます。旧3町のころには、それぞれどういうふうな使い道であったのか、この香美町の税収入970万6,000円の収入見込み、これは何の目的に使うのでしょう。これが4点目です。
 5点目です。もし、入湯税をその業者が払わなければ、法的な罰則もしくはそれに準ずるものがあるのでしょうか。
 以上、こんな細かいことを早から通告しておけばよかったんですけども、ずっと調べているうちに初歩的な疑問が出てまいりましたので、お答えいただきたいというように思います。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ちょっと細かな点でわかりにくい点につきましては、所管の部長にお答えいたさせますが、今お尋ねの4番目、目的税としての入湯税をどういうものに使っているかという点について、お答えをしたいと思います。
 入湯税の使途は、地方税法で環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設及びその他消防活動に必要な施設整備並びに観光の振興経費に充てるというふうに規定をされております。観光の振興経費だけではなくて、環境衛生、それから泉源の保護管理、その他消防活動、こういうのも含めて使えるというふうなことになっております。
 こういう形の中で、じゃ、旧3町はどういう形に使っていたか。まず、旧香住町におきましては、毎年の税額の半分は特別会計へ持っていって、いわゆる泉源開発のいろいろな費用に充てる。具体的には、町内の泉源の新たな開発もですけれども、それよりも、開発したところのいろいろな修繕が出てきます。それや、それに関連するような、要は、税源のもとである温泉が出てくる部分の整備というふうなことに充てることにしまして、あとの半額を、先ほど言いましたような、入湯税の使用できる範囲の中で使っているというふうな状況であります。
 そういう中で、主として使っているのは、観光看板の設置だとか、町観光協会の補助金の一部、それからごみ収納庫の設置費の補助、消火栓の新設、こんなものの中に、この財源を一部充当しております。
 具体的には、大体資料もお配りしていると思いますけれども、16年度の場合に、旧香住町の入湯税の総額は、1,092万ありましたので、500万円ぐらいはその特別会計に行き、あとの500万円ぐらいが、今言いましたような形で使われているということになります。
 それから、旧村岡町では、観光宣伝ビデオなどに充てておられました。これは15年度の実績ですけれども、それから、美方町では、温泉保養館おじろんの施設管理経費に主として充てられていた。旧村岡町は、大体年間40万円ぐらいの入湯税収入、それを今言いましたような観光宣伝ビデオなんかに充てておられた。旧美方町も、36、7万円というところですので、おじろんの施設管理経費に充当されていたというふうな状況でございます。
 香住町がその半分を基金として積み立てておるものにつきましては、それぞれの泉源のところの配管の補修だとか、泉源部分の、主として管の古くなったものを取りかえるというふうなことを中心に、それぞれの地域の泉源に充当しておったというふうな状況でございます。
 あとの質問のつきましては、総務部長からお答えいたします。


◎議長(橘 秀夫) 総務部長。


◎総務部長(藤原進之助) まず、入湯税の関係でございますけれども、基本的には、鉱泉法でいいます温泉、温度が25度以上、効能がたしか2種類以上あるものが温泉ということで定義されていると思いますけれども、それらを引湯して使っている場合に、入湯税を納めるということになりますが、その中で、日帰りの関係のご質問もございましたけれども、基本的にはやはり利用ということになりますと、日帰りであっても、当然税は納めなければならないという認識をしているところでございます。
 なお、減免措置の関係でございますが、旧村岡町、旧美方町にありましては、減免措置はないということでございますけれども、旧香住町の場合は、自然学校等の利用に際して、標準税率を若干減免した額、たしか100円でしたか、徴収していたというふうに理解しております。
 なお、現在の香美町にございます矢田川温泉、ハチ北温泉、おじろん等に関しましては、公衆浴場法の適用になっておりますので、税の対象としては該当いたしておりません。
 なお、徴収方法でございますけれども、これは、税をお客さんから徴収します、香住でいいますと、温泉地の民宿業者が主にその対象になるわけでございますけれども、特別徴収義務者ということで指定をさせていただいておりまして、そちらのほうからお客さんにかわって納めていただくということになっておりますので、もし滞納ということになりますと、他の税と同じような形で滞納整理をさせていただくことになろうかというふうに考えております。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) すいません、金額が幾らだったか。


◎議長(橘 秀夫) 総務部長。


◎総務部長(藤原進之助) 入湯税につきましては、標準税率を適用いたしておりまして、1人150円ということになっております。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) すいません、ようけ質問しまして申しわけないですが、これはどこに規定されてどこに示されておるんでしょうか。その町の中の150円で、減免措置100円ですか、自然学校は。それはどこに示されるのか、香美町の場合ですよ。
 お願いします。


◎議長(橘 秀夫) 総務部長。


◎総務部長(藤原進之助) まず、地方税法で入湯税の基本的な法律がございます。町の条例の関係につきましては、ちょっと調べましてご返事をさせていただきたいと思いますので。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) 地方税法には、150円を標準とするとしか書いてないんですね。標準なんですね、あくまでもね。だけど、何で香美町になって150円なのか、その辺がようわかりません。また後で説明お願いしたいと思います。
 それでは、資料をいただいております、この資料に関してちょっと質問をさせていただきたいなと思います。
 税務課のほうからいただいております、入湯税の事業者数と、それと過去3年の入湯税の収入状況についてでございます。単純に見まして、旧香住町が平成14年、15年、16年と940万、860万、そして昨年度が1,092万と、非常にぽっと突出しております。15年から16年まで、なぜこんなけ上がったんだろうなというふうに単純に思いますし、旧美方町に関しましては、平成14年度から15年度までに、4万3,000円からいきなり20万5,000円となっております。そして、16年度は36万と、この数字の移行の原因がわかれば、教えていただきたい。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 総務部長。


◎総務部長(藤原進之助) この中で、特に把握いたしておりますのが、旧美方町の関係でございますけれども、旧美方町の14年度の分につきましては、以前ミカタヒルズ忠岡という施設があったわけですけれども、そこに関係します入湯税、旧美方町では、特別徴収義務者お1人ということを聞いております。なお、15年度以降につきましては、このミカタヒルズ忠岡が、有馬温泉の御所坊さんのほうに施設が移管されたというか、御所坊さんの施設ということになりまして、平成15年度以降、御所坊の経営による利用者が増えたというふうなことを聞いております。
 旧香住町、旧村岡町については、特に増減の理由は、ちょっと今のところ把握しておりませんけれども、ご理解いただきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) というのは、美方町の場合は、平成14年度まではミカタヒルズ忠岡さんが営業されていて、それが税金が4万3,000円ほどだったけども、御所坊さんが入ってからは一生懸命努力されて、入湯税をいっぱい払ってくれているというふうな解釈でよろしいんですね。わかりました。
 実は、このデータを見ていて非常に疑問に思う点があるんですけども、香住区の場合は、泉源が5カ所で52事業者、それで、入湯税の収入が、昨年度の割合でしますと1,092万ですから、ざっと1軒当たり20万円のあれになりますね。20万円といいますのが、入湯税150円とおっしゃいましたですね。1,300人ぐらいになりますね、ざっと計算して。それで、村岡区のハチ北の泉源を持つ事業者が7者。昨年度の実績が、36万9,000円です。7者で36万9,000円といいますのが、1事業者で、ざっと5万円の入湯税ですね。5万円となりますと、年間ざっと350人程度の入湯税の支払いということですね。この差は、事業者の規模によるんでしょうか、それとも、例えば村岡区、ハチ北には非常に大きな宿があるというのは存じております。だけど、今聞きましたら、減免措置は村岡はなかったんだというふうにお聞きしておりますし、年間350人の入湯税で、どうもちょっと数字が合わないなというふうに思うんですけども、その辺の見解をお答えいただきたい。


◎議長(橘 秀夫) 総務部長。


◎総務部長(藤原進之助) これは、あくまで申告納付ということになっております。ただ、これまでの各町においては、当然その事業者の所得の申告がございますので、それらの売り上げ等や、それから入湯税の申告等でおおよそのバランスを見ながら、その辺の所得の申告を受け付けたりする中で、極端な数字については、ある程度申告の際には確認されておると思いますけれども、基本的には申告納付ということになっておりますので、とりあえずそれを信じておるということでご理解をいただきたいというふうにお願いしたいと思います。
 なお、先ほど、入湯税の町の関係の、根拠法令の関係でご質問があったわけでございますけれども、香美町の税条例の143条で、入湯客1人につき1日150円とするということにいたしておりまして、ただし、学校教育上における協議または研修のための学生・生徒及び児童で引率教員が付き添って利用する場合は、証明書を有する者は、先ほど私、100円ということを申し上げましたが、ご訂正をさせていただきたいと思います。1人1日について50円とするということで、減免というか、1人当たりの入湯税を、そういったものについては50円ということに定めております。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) 非常に理解に苦しむわけでございます。
 特別徴収義務者が、うちは入湯税はお客さんから年間100人分しかもらっておりませんよと言えば、通るということなんですか。それで、そういうふうに言えば、じゃ、それで町はいいですよということなんでしょうか。町長、その辺お願いします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 税は、申告納税とはいえ、きちっと的確な納税をしてもらうことが前提ですし、そうしないことには、公平を確保しないことには、国民が安心して納税ができない状況になっておりますから、きちっとしたチェックをするというのは当然のことであります。
 これについても、旧3町でそれぞれ十分なチェックをされた上でのことだというように私は理解をしておりますけれども、今後において、もし議員がご懸念のようなことがあるとするならば、従来以上にきちっとチェックをし、いろんなデータをもとに、それは総合的に判断をして、的確な申告かどうかについての適正な対応をしなきゃならんというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) 実は私も、適正に申告されておるものと思って、この数字を拝見させていただきました。実は、違うことでデータをいただいたんですけども、余りにも気になるものですからちょっとお伺いさせていただき、寄り道にそれました。
 町の収入でございまして、先ほど町長がおっしゃいましたように、観光のために使うんだということですので、適正な金額が入るのは当然ですし、その入ったお金をやっぱり有効に使っていただきたいと思うのと、それとやっぱり、増やす努力をしていただきたい。先ほどは、増やすというのは、だれも脱税しているとかそういう話じゃなくてですよ。とにかく、もっと入湯税が町に入ってくる方法を考えていただきたいなというのが、私のこの一般質問のもともとのねらいでした。
 例えば、神奈川県に箱根がありますね。あれは町ですけども、あそこは年間440万人のお客さんが来ます。税収は入湯税だけで5億あるんですね。当然です。箱根なんていったら温泉の町ですから。同じく静岡県の熱海町。これも町ですね。そこも、年間に358万人という観光客が来るわけですね。そこでも大体5億近い入湯税が入っていると。隣の町、城崎にしましても、温泉町にしましても、やはり温泉で名を売っています。かなりの入湯税が入っているというふうに私も思います。これだけ3町がそろって、それぞれにいい温泉が出ているわけですから、それを有効に使っていただきたいというのが私の今回の一般質問のあれなんです。
 例えば、旧香住町のときに、私、一般質問したんですけども、矢田川温泉の湯を一般の民宿もしくはどこかの業者ですね。分けてくれと言ったら分けてくれるんだろうかという話をしたら、それは湯が足らへんのだと。足らへんから分けてほしいと言っても分けれんのやという話で、もっともな話です。だけど、だんだんお客さんも減ってきてるようですから、例えばファミリーイン今子浦あたりを、例えばそこに矢田川温泉の湯を持ってきて、そこが、要は温泉旅館になるわけですね、ファミリーインが。年間、大体8,000人ぐらいですか、今現在利用されてるのが。それに、例えば150円の入湯税をいただくということになれば、そこだけでも100万円以上の入湯税が入るわけですね。同じ町が経営されてるんですから、ちょっと工夫されれば。お客さんも、温泉の湯であるということであれば、ファミリーイン今子浦も、例えばですよ、お客さん伸びると思うんですよね。よくいらっしゃると思います、たくさんね。そういうことは考えれんのかなというふうに私は思うんです。それがまず1点目の提言です。
 2点目の提言ですけども、先ほど私聞きましたら、矢田川温泉やハチ北温泉、おじろんは、公衆浴場ですから、入湯税は取らないんだということでした。町民には取る必要はないと思います。同じ町に返ってきますから。だけど、ここまで財源がなければ、よそから来た人から、50円ぐらい取ってもええんじゃないかなと。年間10万人ぐらいおるんですか。それだけでもやっぱり収入があるんじゃないですかね。
 その2点、ふと、ちょっと思うものですから、その辺の考え方に関してのお答えをお願いしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 矢田川温泉とか、そういう温泉に入湯税を課税するというのは、税収確保という面では確かに効果的な方法だというように思います。しかし、これは特別徴収ですので、お客さんからもらってそれを納めるという形になる、具体的には、例えば、今矢田川温泉が500円の入湯料を取るのに対して、150円なら150円上乗せをしなきゃならん。そのことは、ほかの同じような競争をする温泉との間の競争にどうであろうか。1人当たりの税収の上ではプラスになりますが、総数として減るとなると、これはまた、矢田川温泉の経営の問題がありますので、その点につきましては十分総合的な判断をしていく必要があるのではないかなということを感じております。
 それから、根本的に、この矢田川温泉に今言いましたような公衆浴場という適用をしなくて、普通の温泉という格好にして課税ができるかどうか、私の今の持っている知識では、少し判断しかねますので、よくその辺も含めて検討してみたいというふうに考えております。
 それから、ファミリーインに湯をという点につきましては、これもまた一つのアイデアとして検討に値すると思いますが、今の矢田川温泉の湯の量が、恒常的にファミリーインに湯を供給するほどゆとりがあるかどうか、以前の西川議員のご質問のときに、私も調べましたときには、もとの泉源はあるんですが、新しい泉源を掘削する条件として、もとの泉源は使わないということが建前になっているというふうな状況にありまして、その部分をほかへ流用するということになると、これはまた別の観点からの問題がありますので、これらのことも含めて、総合的に考えていかなきゃならんというふうに思っております。
 いずれにしましても、それぞれのところの経営改善を図り、町の税収を確保する上での一つの提案、提言としていろいろな角度からの検討はしてまいりたいというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 西川誠一君。


◎西川誠一(9番) 一つのアイデアとして提案させていただいたので、検討していただくというふうな返事がいただければ、私はありがたいんですけども、そういうふうな、例えば何か1つしても、我々商売人ですから、私は投資だけじゃなくて、返ってくることも考えれば、1億の投資でも2,000万返ってくれば8,000万の投資になるわけですから、そういうふうな発想を、やっぱり皆さん方職員に持っていただけたら、数字だけではできない、それと、相乗効果、温泉地が加わるとなれば、カニすきと但馬牛とスキーと温泉となれば、やはり強い観光の資源の一つになるのではないかなというふうに思っているわけですから、そういうふうなことも言わせていただきました。
 それと、最後に町長、お伺いしたい。入湯税は目的税で、先ほどおっしゃったように、そういうふうな観光に関するもの、それと泉源に関するものに使うんだというふうな形で、今年も予算を組まれていますね。だけど、余りにも開きがあり過ぎまして、香住町が900万で、あとが30万とか36万とか、これ、どうなんですか。香住からもらったものを、例えばおじろんの泉源に使うのかというふうな、小さい考えで申しわけないですけども、例えばそういうことはあり得るんですか。同じ香美町だから、香住で例えば900万もらったじゃないですか。おじろんの泉源に使ってもええと、それは町ですからええわけですね。そんなことになるんでしょうか。ちょっと、その辺を1点だけ、確認だけ。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 議員が言われるように、町内どこに使ってもいいということになりますけれども、特別徴収義務者の心情等を考えるなら、私は、当面はそれぞれの地域に還元をしていく。地域の観光開発に充当させていただくというふうな考え方で進めていきたいというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 以上で、西川誠一君の一般質問を終わります。
 暫時休憩をいたします。
                             午後2時10分 休憩

                             午後2時25分 再開


◎議長(橘 秀夫) 会議を再開します。
 次に、吉田増夫君。


◎吉田増夫(15番) 吉田増夫でございます。ただいま議長より一般質問のお許しが出ましたので、私の一般質問をさせていただきます。
 質問内容につきましては、前もって通告しておりますように、第1点目は、縁故使用地について、また、2点目は、農地の耕作放棄地対策について、また、3点目につきましては、湯村家畜市場の存続について、町長にお尋ねさせていただきます。なお、2点目につきましては、同僚の議員により重複する面があるかとは思いますが、その点よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 まず、1点目の縁故使用地についてお伺いいたします。
 香美町につきましては、総面積の約86%が林野であり、緑豊かな大自然に恵まれ、きれいな空気の供給、山間部においては崩壊防止と、水源涵養保安林等による治水の供給により、町を走る矢田川の水は、絶えず日本海、香住港に流れております。森の持っている、このような多くの機能を十分生かしていかなければいけないと思っておりますが、近年、林業の低迷により、収入のない現在、保持がやっとというのが今の現状でございます。
 さて、合併協議会においては、縁故使用地の使用について、足並みの異なる旧3町においては、地縁団体の設立を含み、使用料等の調整を1年以内に行うと、協議決定されております。この件につきまして、これからどのような組織編成で協議がなされようとされておられるのか、町長のお考えをお聞かせいただきます。
 次に、2といたしまして、小代区におきましては、地域の標高差を利用し、昭和45年ごろより融資を借り入れ、高原野菜、主に大根、キャベツ等でございます。また、高原花卉栽培。花卉につきましては、いろいろと問題になった時期があります、トリカブト、それからアスター等をつくってまいっておりました。
 このような栽培が行われ、縁故使用地の利用により、農業所得の向上に努めてまいりました。ところが、現在では連作障害も出、一部の農家を除き、休耕または一部畜産農家の放牧地として使用しております。
 現在、農地として使用しておられる農家の方で、農業後継者として続けたいが、縁故使用地のため今後の農業経営が不安であるといった声が聞かされております。今少ない農業後継者を支援するためにも、縁故使用地への支払いをすることができないのか、この件につきましても、町長にお尋ねをいたします。
 よろしくお願いします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 縁故使用地の使用料の問題につきましては、合併協議の中で、香住区、当時の香住町、それから当時の村岡町と、当時の美方町とで、取り扱いが異なっておりまして、これを、結論を出すまで協議をしておりますと、合併そのものが時間切れになるというふうなことから、やむを得ず、合併後1年以内に協議をして決定をしようということにした経過がございます。
 参考までに、どういう状況にあるかについて、議員各位にご理解をいただきたいと思いますが、香住区につきましては、入会林野等に係る権利関係の近代化の助長に関する法律というのがありまして、それで、集落ごとに生産森林組合をつくって、それをもとにして公社との分収造林契約なんかを行っておりますが、法人になっておりますので、当然のことながら町の固定資産税を払うと同時に法人税も払っているというふうな状況にあります。固定資産税分で、香住区の最近における額は、約265万ぐらいになっております。
 この山林以外にも、森林組合を組織していない部分も一部ありまして、これにも同じように固定資産税を取っておりますので、それらを合わせますと、香住区のこの種縁故地山林から徴収している固定資産税の総額は、約340万になります。
 村岡区は、この徴収の方法として、固定資産税という形ではなくて、固定資産税相当額を使用料という格好で徴収をしております。事実上は、固定資産税と同じ額になります。これが、ざっと330万円。
 小代区は、先ほど吉田議員がご指摘のとおり、縁故使用地として無料でお使いになっているというふうな形。1カ所だけ広井生産森林組合というのが、生産森林組合を組織されておりまして、10万円ほど固定資産税を支払われておりますが、それ以外については無料だということになります。
 じゃ、この小代区の部分を、香住区や村岡区と同じ固定資産税として試算をした場合にどれぐらいになるか、これはちょっと、実際のあれはそれぞれ違いますから、はっきりしたことは言えませんけれども、概算で見ると、180万円ぐらいかな。これは本当に概算ですけれども、180万円ぐらいかなというふうなとらえ方をすることができます。
 そこで、この3つを、各町のときには、それぞれの町ごとの考え方、基準はきちっとしておりますから、それはそれで公平性が確保されておった。新しい一つの町になると、同じ形態のところが、これだけ違うことについて、とりわけ額でいきますと、香住、村岡区は事実上同様の取り扱いですが、それと小代区との関係をどうするかというのが問題になる。
 方法は2つか3つあると思います。小代区に合わせて全部ゼロにしてしまう。それから、香住、村岡と同じように小代区を同じ基準で固定資産税を払ってもらう。それから、それ以外に、真ん中のほうぐらいの数字でやるとか、いろいろな方法があると思いますけれども、そのどの方法をとることがいいか、どの方法をとるにしても、かなり今までの長い経過がありますので、十分協議をしなきゃならんというふうな課題であります。
 というのは、我々としては、まず、一つの基本的な考え方として、これはもう当然のことながら、3区同じ取り扱いをしなきゃならんということは大前提になります。そのときに、先ほどちょっと言いましたような選択肢の中で、ゼロというわけにはいかない。これは、県下の合併によって、こういう問題が起きているところも若干あります。宍粟郡なんかではありますが、総額、金額が非常に少ないというふうな場合には、ゼロにされているところもあります。これは財政的に見て、その税収の部分をゼロにしてもさして影響はないだろうという場合にされておりますけれども、先ほど言いましたように、香住区、村岡区の、現在納付していただきます金額の合計は、約680万ぐらいになりますので、これを小代区と同じゼロにするというようなことは、今の香美町財政からいってとてもできた話ではない。また、理屈の上でもそういうふうにしなきゃならん理屈もないというふうに思います。したがって、この調整が大変難しい問題になります。これを協議をしていく上では、これから具体的な協議の方法について、我々としても細部の検討をしなきゃなりませんけれども、今、私が考えておりますのは、小代区の皆さん方に、我々も今まで、直接詳しい今までからの経過やこれについてのお考えについて十分聞いておりません。合併協議会の中で、代表者から聞いているというふうな範囲でございますので、町として関係の集落の代表者の皆さん方に直接お話を聞いて、どこに問題がありどう対応をするかということについての協議をまずしたいと思っております。その上で、ほかの旧2町の関係の皆さんと一緒になって協議をするというふうな方向で、年度内に一定の結論を出すというために努力をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 これに関連しまして、お尋ねの小代区の中に開墾をして実際は個々の方々が利用されているというふうな実態がある。それについて、払い下げをするというふうな方法はとれないのかというのは、2番目のご質問の趣旨だというふうに思っております。お聞きしますと、小代区の各集落にこの該当の山林をお持ちですけれども、その中で私の聞いておるのは3カ所ぐらいというふうに聞いております。今、議員が言われますように、高原大根とか、そういう高原野菜を中心につくっておられたという部分があります。
 これにつきましては、制度の流れからいきまして、結論から言いますと、実質的には集落の所有であるものを町名義にしている、名義上町名義にしているというふうなことが実態ですので、その当該集落がもうそれぞれに分けてもいいというふうな合意をなされるとするなら、それに従って、形式的には町から個々へ払い下げるというふうなことはできるんではないかというふうに考えております。細かなその手続等については、これから調べていかなきゃならない問題もあると思いますけども、大筋としてその方向は、全員が、そのいわゆる集落が合意をされるということを前提にして、払い下げといいますか、要は個人所有への移転ができるんではないかというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 吉田増夫君。


◎吉田増夫(15番) ただいま町長の答弁をいただきました。
 1につきましては、現在、町長で最適な答えというのは出せないというふうな感じもしております。今後、こういう協議会の中で話し合うという答弁をいただいたわけですけども、それでは、そういう組織はどのようにしてつくられるのか、例えばどのような人を選出されるのか、また何人でするのか、また各旧町において大体何人ぐらい均等にいくのかというような、組織の内容というのをちょっとお聞かせいただきたいというふうにお願いいたします。
 それから、この使用料についてでございますが、この使用料について、美方区についてもいろんな問題もございます。そういう中で、今後、協議会の中では、十分話し合いの中で出していきたいと考えておりますので、お願い申し上げたいと思います。
 2つ目の縁故使用地の払い下げでございますが、この件につきましては、ただいま町長から答弁がありましたように、当然、生産森林組合、財産区、こういう地縁団体を結んでおれば、その団体等の売買及び移転というようなことは当然できるわけですが、現在、この小代区においてはそれはされていないという一つの形の中で、やはり、今、この大きな後継者の問題を含めて起きているということが実態ということの中に、この協議会が進む中で、何とかいい方向づけということを出していただきたいなという思いの中で、町長にお願いして、この方向づけをしっかりとやっていただきたい。その方向づけで、今後取り組んでいただきたいというようにお願いしておきます。
 ちなみに、先ほど開墾の話がありましたが、これは一つの余興のようでございますが、現在、この小代区におきましては、大体20ヘクタールの開墾を行ってまいっておりました。そういう中で、現在、高齢化等々の問題がありまして、いろんな難しい点も含んではおりますけども、やはりこれからの農業を担う若い人たちを育成するということについては、特に町長にお願いしたいというふうに思っております。
 次に、2点目の農地の放棄田対策についてに移らせていただきます。現在、農家の高齢化と若者の農業離れ、また農業所得の低迷により、中山間地域の農地の放棄が多くなってきております。この件につきましては、同僚議員等の質問により、現状も出ておりました。そういう中で、現在、農水省におきましても、日本の自給率を45%にということで、制度の見直し等を含め、農地の維持と後継者の育成に力を入れております。過去5年間行われてきました中山間直接支払制度促進事業の実績を踏まえ、本年度より5カ年計画で行われます直接支払制度事業をどう生かして放棄地を少なくしようと考えておられるのか、また、農地を守ろうと考えておられるのか、町長にお尋ねいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 農地の放棄地対策につきましては、午前中、西村議員からもご質問がございまして、若干ご説明いたしましたが、今、吉田議員のご指摘のとおり、だんだん高齢化をしていく中で放棄地が増えていくという状況にあります。しかし、単に食料生産の場というだけではなくて、公益的な見地から水源の涵養、それから土地崩壊を防ぐというふうな意味も含めて、とりわけ上流地域といいますか山のふもとの地域の農地の保全ということが、下流地域へのいろいろな影響を及ぼす大きな要因になりますので、極力その保全を図っていくということが必要になってきております。
 そういう中で、平成12年度から、国が第1期の中山間地域等直接支払制度を実行いたしました。平成16年の実績で見ますと、3町、現在の香美町で444ヘクタールをその対象地にしておりまして、118カ所、村岡が73カ所、旧美方町が41カ所、旧香住町が4カ所ということで、その直接支払を受ける金額の総額は8,012万5,000円というような額になっております。このことによって、今まで放棄地化が進んでおりましたものが、一定の効果が出ているというふうに評価をすることができます。
 これは、お配りをしております水田畑水稲作付耕作放棄地面積の推移という資料でも、一番下の耕作放棄地水田という面積は少し評価しがたいですが、その上の水稲の作付面積の推移というのがありますが、平成7年からこの第1期の事業がスタートしました平成12年までは、785ヘクタールから649ヘクタールということで、この間5年間で136ヘクタール放棄地化が進みました。ところが、この中山間地域直接支払制度が実行されました12年から終わりの5年間の16年までは、649が624、わずか25ヘクタールしか減少していない。このことは、この効果が出た、もちろんこの制度以外のいろんな相乗効果があると思いますけれども、直接的にはこの中山間地域対策直接支払制度の効果だというふうにとっていいんではないかと。しかも、この減少幅よりもこの減少面積から見れば、このぐらいは許容範囲、やむを得ない減少面積ではないかと考えますならば、この制度を現在の香美町、旧3町は、有効に活用し、地域の直接関係の農家の皆さん方が最大限活用された結果ではないかというふうに、私は率直に評価できるというふうに思っております。
 この間に、この水稲の作付面積の減少、畑の面積の減少等はありますものの、その中でも他の作物への転換だとか、いろんな方法も講じておられまして、村岡では梅をはじめとする果樹への転換ということを放棄地を対象にして積極的に進めておられます。これは12年からというよりもそれ以前から取り組んでおられたことのようですけれども、この放棄地対策とあわせて急速に進められて、今、29ヘクタールの水田とか畑に果樹を、梅を中心としてトチとかネクタリンとかそういうものを含めて栽培をされるというふうな形をとられています。ちょっと横道にそれますが、これは単に栽培をして売るというだけではなくて、この村岡でつくられる梅を利用して、香美町内の食品工業の皆さんがこれを使った飲料水といいますか、そういうものをつくるというふうな動きもありまして、まさに町内における地産地消が行われつつあるというふうな非常に好ましい状況が生まれつつあります。それ以外にも、村岡では転換作物の大豆をつくられて、矢田川の道の駅を中心に、地元の皆さん方、婦人層の皆さんが中心とした矢田川みそをつくって売っておられるとか、いろんなそういう地元での活動が芽生えておりますことは、大変喜ばしいことだというふうに思っております。
 したがって、当面この放棄地対策は、この17年から進めます第2期対策をさらに一層効果をあらしめるような方向で進めていくことが必要だというふうに考えていまして、西村議員にもお答えしましたように、その実行を、若干制度が変わりました、吉田議員も以前の予算総括のときにご指摘ありましたように、少し難しい部分も出てきております。今までのとおりだと、80%しか給付がない、もう少し細かな対応をしないと、今までどおり100%の給付がないというふうな部分もありますので、これらにつきましては、それが実現できるように、町はJAなんかと一体となって、それぞれの集団ごとの対応について、いろんな助言、指導、協力を進めていく必要がある。この事業をさらに第1期と同じように、第2期も円滑に進めることによって、そこから派生するいろいろな、先ほど例示をしましたような、この事業がこの5年間で終わっても、そのまま放棄地がそこで放棄地になるのではなくて、もうほかの転作作物、果樹としてどっとこう進んでいく、農地が有効に活用されるというふうな体制を少しでも拡大していくような努力をしていきたいな、とりわけこの5年間でいろんな村岡を中心に、もちろん旧美方にも事例はあると思います。そういうふうな事例をピックアップして、これをもとにさらに考えようではありませんかというふうなことを提起をしていくことによって、さらにその輪が広がっていくのではないか。そういう点で、この第1期の間にいろいろと努力をされたケースというのは、非常に貴重なものとして参考にさせていただく必要があるというふうに思っておりまして、そういう対応を町としても、農林課も独立した課として設置をしておりますので、そこの職員を中心に精力的に対応してまいりたいな、こんな考え方で臨みたいというふうに考えているところであります。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 吉田増夫君。


◎吉田増夫(15番) ただいま町長から答弁をいただきました。先ほど町長の答弁にもありましたように、確かに同僚議員のときにも答弁されましたが、平成7年から平成12年の間においての差、これにつきましては、それ以前については、やはり転作という大きな国の制度の中で放棄田が増えていったという原因であろうというふうに私も感じております。12年以降、直接支払制度によって、農地の維持ということを重点に置いた施策の中で、このように放棄地の減少というふうになってきたんではなかろうかなというふうには思いますが、実を言いますと、この5年間の中に、先ほども西村議員のほうからもありましたように、高齢化が一層進んできたという中に、現在、農地を農地として守ってきた皆さん方が、高齢化のためにあと5年間、それが維持がなかなか難しくなってきているというのが現状であるというふうに私は感じております。そういうことを踏まえる中に、これは一つの例でございますが、小代区につきましては平成17年においての作付面積、これは農事部町村のときで小代だけしかわかりませんが、現在、87町ということになっております。昨年から比べて7町減っております。このことにつきましては、当然、集積農家でおられた方が年齢、病気によって農業ができなくなったという大きな原因は確かにあります。その原因もありますが、他地区においても、当然、高齢化による農業の放棄ということが目立ってくるんじゃなかろうかなというふうに私は感じる中に、今後5カ年計画のこの直接支払制度、これ、今まで、先ほど町長も答弁いただきましたように、約8,004万円の支払制度の金がこの香美町に入ってきます。このまま農地を守っていったとしても、この直接支払制度、今のままでは20%カットということになります。これは概算でありますが、1年間に約1,600万、5年間にすれば8,000万の金がこの地方に入るか入らないか、また、その金を入らないかだけではなくして、この香美町の農業をいかに考えるか、いかにどうするかに、大きな左右するものになってきはしないかなというふうに私は感じております。今後、この直接支払制度、できるだけ有効に使うような施策というのを十分に発揮していただきたいなというふうに私は思っております。今、いろいろと言われております状況の中にも、集落営農と地域営農が出されております。そういうのを含めて、これから行政、農協、そして福祉を含めて、農家と一心一体となって、これからの農業維持に努力していただきたいと、このように思っております。
 私もいろいろと思うことがございます。戦後、食料の生産のもとに、国と農家とが一体となって増産に励んでまいりました。高度成長による食生活の変化によって米の供給と需要のバランスが崩れ、今では米の価値もなくなり、農地の評価もなくなってきました。今後、農業の行く先はわかりませんが、私は今、農地は農地として後世に引き継ぐ必要があると思っております。また、農地を農地として守ることにより、今、よく言われております山と里との境をつくり、野獣が民家に出てくることを少しでも少なくするような環境づくりの一端、このようなことについても、私は大事なことであるというふうに感じております。
 今、村岡、美方につきましては、牛から出てくる堆肥を利用して、安全・安心な農作物をつくり、その中で香住のカニ、また美方の但馬牛とを組み合わせた、俗に町長がよく言われます地産地消の中で、観光に結びつけていきたいと、いっていただきたい。香住区につきましては、町長も先日言っておられましたマリンツーリズムも含めて、グリーンツーリズムの推進、また、山間部においては、スキー場を含めた山と水を生かしたグリーンツーリズムの推進、このようなことを十分に生かして、この香美町の発展につなげていただきたい。
 こういうことを、私は切に思う中で、町長にその心構えをお聞きしたいというふうに思っております。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 吉田議員言われるとおりだというふうに思います。この香美町は、単に農業政策としての放棄地対策という意味にとどまらず、観光とか地産地消も含めた新しい香美町全体の中における多面的な対策を考えながら、その真ん中の位置づけとして農業というのを位置づけていくというふうな形の対策を講じていく必要があると思います。そういうことを考えていくには、この香美町というステージは、いろんなことが、まだほかのところよりも考えられる材料がたくさんあるんではないかというように思っておりまして、先ほど言いましたように、農林課も独立をして課をつくりましたので、農協、農業普及センターなどとも連携を図りながら、いわゆる香美町の農業振興対策といいますか、香美町の振興を図っていく中における農業のあり方のようなものを、ひとつ計画を策定をして、これから始まります5年間の中山間地域直接支払制度と連動をしながら、農業対策、農村対策を進めていくようなことを、今年1年検討して進めてまいりたいなということを、今、吉田議員のご意見を聞きながら率直に感じたところでございまして、その具体化を図りたいというふうに思っているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 吉田増夫君。


◎吉田増夫(15番) 町長よりただいま答弁いただきました。このようなことも含めて、これからの町長のますますの奮闘、これを期待し、次に移ります。
 次に、3点目の湯村家畜市場の存続についてお尋ねいたします。現在、子牛の競り市場の統合ということで、湯村家畜市場の廃止が言われております。長年かけてつくり上げた歴史と伝統ある世界一の子牛を競る競り市場として、また、美方郡のブランドを位置づける1つとも言える湯村家畜市場の存続、私はこのことが必要であると思いますが、町長のお考えをお聞かせいただきたい。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 湯村家畜市場を取り巻くJAの考え方、それから畜種農家の皆さんの対応、それに旧美方郡4町の対応等につきましては、その段階でも、少し新聞報道等で聞いておりましたが、香美町になりましてから、大きな流れにつきましては理解をしているところではありますけれども、最終的な判断は、香美町の畜産農家の皆さんの判断を十分聞いて対応すべきではないかなというふうに私は思っております。
 その基本は美方ブランドといいますか、美方郡ブランドとして但馬牛が大きく評価をされて今日まで来た、この評価をそのまま維持し、市場において優位な価格で販売できて、畜産業として成り立つという形で今後存続していくために、販売する場所が湯村がいいのか、養父がいいのかという最終的な判断だというふうに思います。とりわけ、香美町の中における畜種農家といいますか、村岡区と美方区の両方にたくさんの皆さんがいらっしゃいますけれども、今まで私の聞いている範囲では、少し意見が、考え方が、これに対するとらえ方が違うように聞いております。したがって、その辺を十分よく聞かせていただいて、香美町としての対応というのを考えなきゃならんのかなというふうに思っているところでございます。
 基本的には、その場所が変わったから、この長い伝統で積み上げてきた但馬牛、美方郡ブランドが左右されるというふうなことにはならんのではないかなと私自身は思っておりますけれども、しかし、飼育される皆さん方の愛着だとか、要はこれからさらに一層香美町としても畜産業の振興を図っていくという上で、その対象である農家の皆さんの意欲がどうなっていくのかという問題も含めて考えなきゃならない問題だと思いますから、町長就任後、日がないものですから、十分関係の皆さんのご意見を聞いておりませんので、よくこれから聞かせていただいて、香美町としての方向づけをしていきたいなというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 吉田増夫君。


◎吉田増夫(15番) 答弁をいただきました。町長も大まかなことは把握しているというふうに答弁をいただいたわけですが、私も実を言いますと、去年の暮れからこの話が出ているという話の中で、いろいろと畜産農家の方と話をさせていただきました。
 現在、畜産農家にとっては、やはり牛というのは商品、その牛を売ることによって生計を立てていくという大きな商品でございます。昔とは違いまして、現在では、多頭飼育の中に、年間、種付けをし、販売をしていかなければ経営として成り立たない、これは当然のことであるというふうに私は思う中に、先ほどの話に、この香美町におきましても、昨日の過疎計画等の中にもありましたように、約1,400頭の牛がおるわけでございます。
 この湯村家畜市場につきましては、買い手のほうから言われていることは、まず、遠い、狭い、牛が少ないと言われる中に、やはりこれからの経営削減、いろんな面での経営上、これからの統合は必要であるというようなことがJAで言われてきているというような話も聞かせていただいております。そういう中で、確かに遠い、まして町長もよくご存知のように、11月、12月にもなれば、やはり早ければ雪が降るというような悪条件の中でやはり三重、それから神戸のほうから牛を買いに来ていただくというには余りにもということも考えられますけども、逆に言えば、やはり日本一の牛を誇るこの美方の牛を競る市場として、生産者としてはそのブランドの誇りを持って、この湯村市場というのを存続するということについて深くもっと考えてほしいなという私の思いもあるような中に、今、皆さんと話しておるのが現状です。
 そういう中で、いろいろとこの家畜市場につきましては、存続について話し合う中に、今、家畜農家の皆さんが言われるのは、確かに年間販売していくことは必要であるけれども、やはり湯村市場を残す、その中に昨年の実績からして市を開こうと思えば、11月、12月については、昨年の実績で1,045頭の牛を販売するには、1日350頭として3日間は開けると。やはりそれは、昔から続けている市場としてこれだけはやっていただけないかなという意向もあるということを私は聞いております。
 そういうことも含める中に、ただ農協と畜産農家との話し合いだけではなくして、今まで行政として、畜産振興には十分貢献した一つの行政でございますので、やはり3者一体となってまたこういう話を詰めていただきたい、いい方向に向けて、それを努力していただく必要があるというふうに私は感じております。
 町長に、このことについて、まずお答えをいただきたいというふうに思っております。お願いします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 先ほどもお答えしましたように、香美町にとって畜産業の振興は大きな課題です。ご指摘のように、千四、五百頭の頭数をさらに増やしていく、そのことによって但馬牛の中心地であるというふうな、美方郡が中心地ですけども、美方郡の中で、香美町もその中心地としての確固たる位置を確保していくということが必要だというふうに考えておりますので、そういう前提のもとで、畜産農家の皆さんがこの市場についてどちらがいいのか、こちらがいいという方とこちらがいいという方とおられる場合に、やっぱり町としての一つのまとめをしなきゃならんというふうに思います。
 私は今、議員がお話ししてまいりましたような、畜産農家とJAというお話の中に第三者として傍観をしているのではなくて、香美町の畜産農家の皆さんの立場に立って、どういうことがいいのか、十分関係の皆さんのご意見も聞きながら、一つの判断をしかるべき時期には出さなきゃならんというふうなスタンスでこれから取り組んでまいりたいというふうに考えております。その基本は、何回も言いますように、この香美町にたくさんの但馬牛が、飼養頭数が増え、さらにその畜産農家の皆さんの所得が増える、経営がうまくいくというためにどういう選択をすればいいのか、そういう観点から判断をしてまいりたいというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 吉田増夫君。


◎吉田増夫(15番) ただいま町長の答弁にありましたように、町長のただいまの答弁、そのことをしっかりと心に、胸に刻んでいただいて、この香美町の畜産、農業、そして林業、いろんなさまざまな産業に力を注いでいただくことをお願いして、私の一般質問を終わります。


◎議長(橘 秀夫) 以上で吉田増夫君の一般質問を終わります。
 次に、山本賢司君。


◎山本賢司(6番) 山本賢司でございます。香美町で初めての一般質問ということで、大変緊張をいたしております。しかも、17番目ということで、随分さまざまな論点で3日目のおしまいのほうになっておるわけで、住民の暮らしを守るという観点から、しっかりと町長にお尋ねをしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 まず、通告の要旨というところでは、大きく2つに分けたまとめをさせていただいておりますけれども、実際の質問としては、少し細かく切らせていただきたいというふうに思いますので、ご理解をお願いいたします。
 まず1つ目に、町長に、結論から言うと、憲法を守るということをしっかりと町民に約束をするということを求めたいのであります。憲法の99条というのが、公務員に対して憲法を尊重し擁護する、こういう義務を課しております。同時に地方公務員法31条では、職員は条例の定めるところにより服務の宣誓をしなければならないと。その地方公務員法31条に基づいて、町の条例26号というところで、町職員の服務の宣誓に関する条例ということで、宣誓の文言も含めて規定をしておるわけで、職員に対しては、きちっと主権が国民に存することを認める日本国憲法を尊重しかつ擁護すると、このことを誓わせ、同時に地方自治の本旨を解するとともに公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行することを誓いますというふうな文言になっておるわけですけれども、町長自身はこの憲法に対してどうなのかと、この点をまずお尋ねをいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 山本議員の質問にお答えをしたいと思います。今、憲法擁護についての考え方でありますが、ご説明をされました憲法とかそれから地方公務員法、それぞれについて明記をしてありますように、憲法を守っていくことは当然の義務であります。特に、職員は、地方公務員法で憲法擁護義務が明記をされております。我々町長と特別職にはそういう明記をした規定はありませんけれども、当然、日本の国の憲法を守って、その憲法を守りながらいろいろな活動を行っていくということ、それは国民の当然の責務だというふうに認識をしておりまして、私自身、今までから憲法を守るという考え方のもとに、生活をし職務を執行してきたということでございまして、何らそれらについての疑念を持つものではございません。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 山本賢司君。


◎山本賢司(6番) そこで、当然の責務だと、もうこれ以外の答えはないというふうに思いますけれども、同時に、じゃ、この憲法に従って地方自治法がつくられ、さらに、特に憲法の25条というところで、健康で文化的なという暮らしが本来は国家によって保障されなければならないわけですけれども、実はここ数年来、本当はもっと前からですけれども、特に国民の命や暮らしにかかわる部分というのは、特に福祉とか社会保障の分野、この部分では大変大きな切り詰めが行われてきましたし、今、まさに我々の目の前に、特に今国会では介護保険法というものが、私自身は改悪というふうに言いたいんですけれども、改正案が先日通りました。成立をしました。
 そういう中で、実はこの10月1日から一番早い部分は執行されるというふうなことになっていくわけですね。細かい制度というよりも、町長としてどんなふうに考えるかということをお尋ねをしたいんです、私は。例えば、デイサービスという事業があります。現在は食材費が400円。さらに食事加算、このものが39単位。1単位が10点です。390円の加算がある。そのうちの1割がデイサービス利用者の負担、39円。これが、例のホテルコストということでは随分言われるわけですけれども、食事、それから居住費、こういうものが保険の外になりました。デイサービスにかかると、9月末までは39円の食事加算、利用者の負担が390円になると、10倍にはね上がるんですね。なかなか実際デイサービスを利用されている方々にすれば、大きな負担になるというふうに思うんですけれども、実はその保険の適用から保険外へとすることによって、実際に介護を必要とする、あるいは施設入所を必要とする方々にとっては大変大きな負担になる。
 同時に、この介護保険で居住費や食費を保険外にするということは、次にはどこへ行くかといったら、医療の関係でも、入院したら、家で寝とるのも病院で寝るのも一緒だから家賃取るよというところへ行くでしょうね。その次には、医療費は3割負担なんだから、あるいは高齢者でも2割負担の部分もあるわけですから、現在は介護保険で1割負担と、このものが2割になり3割になりというところへ行こうとするのだろうと思うんですね。実は一番大変な方々のところへ、受益者負担という言い方をする場合がありますけれども、私は実は受難者だと思っております。利益を受けるのではなくて、そういうサービスを受けなければならない状態になってきたという受難者だと思うんですよ。そういう方々に、どんどん負担をかけて、利用をしにくくする。こういうことでいいのかどうか。まして、町が保険者であり事業を実施するという立場であるところから見るとすると、本当に暮らしを守るという観点から、このことがどんな意味を持つのかなと。
 この辺を町長は、細かな制度の話ではなくて、どんなふうにお感じになるか、その点伺っておきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 憲法論議をすることはないと思いますが、憲法25条で、山本議員が言われますような健康で最低限度の生活を保障する、これにつきましては、いろいろと議論がありますけれども、シビルミニマムといいますか、要は最低の基準を国が保障するんだというふうな考え方だというふうなことが出ておりますが、私はそういうふうなことだと思います。したがって、今の制度が少し落ちたから、それが問題だということではなくて、要はその制度の変更は、全体的な国としての立場で、福祉対策なら福祉対策を進める上で、どの辺に置くことが一番ベターかというふうな判断で行われるものではないかというふうに思います。
 具体的に今、介護保険法の改正につきましては、介護保険制度がスタートして数年たつ中で、対象者がたくさん増えてきた、高齢化による対象者が増えてきた、それに伴う費用も増嵩してくる、保険料も連動的に高くなってくるという中にあって、このままのサービスを維持し多くの負担を求めることがいいのか、それとも負担をある程度のところに抑えてサービスを少し選別することがいいのかと、その判断が今回の介護保険法の改正ではないかというふうに思います。
 一つ一つの問題につきましては、言われるように、食事は家におっても食べるんだから、その分を外すとかというふうな、それなりの整理ができておりますし、何よりも多くのそういう対象者を国として、面倒見るという表現はちょっとおかしいですけれども、多くの対象者に対応していくというシステムを考えるとき、ある程度の現在のサービスよりも低下するということについてはやむを得ないのではないかと。
 私は、その最低限度の憲法でいう保障はどこにあるかというはっきりとした自分なりの考えを持っておりませんけれども、少なくともそのラインを下がるということではなくて、かなりそのラインよりも高いところの現在の水準が、少しある部分について下がったということではないだろうかなというふうに思っておりまして、全体的な今回の改正の枠組みを考えるとき、これは好ましいことではありませんけれども、国として介護保険制度を維持、存続させていくためには、やむを得ない選択ではないかなというふうに考えておりまして、その中において、町の福祉行政も進めていくことが必要である、そういう認識を持っているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 山本賢司君。


◎山本賢司(6番) 今のお答えの中で、最低の基準をどこに置くかというところから、町長はお答えをいただいたわけですけれども、そういう意味では、町には権限は今のところないことになっておるんですけれども、いわゆる生活保護、これがある意味では基準でしょう、一つの。すべてだとは言いませんよ。地域によっても、もちろん金額的には違いますから。だけども、考え方としては、生活保護、これが一つの最低基準の考え方だろうというふうに思うんですね。
 この何日か、税制改革の話が新聞、テレビで盛んに取り上げられているわけですけれども、その中で、生活保護世帯にも課税をしようというのが政府税調で議論されたということがあるんだそうですね。課税をすることができないというのが生活保護の基準のはずなのに、その方々にも課税をしようと。この論を出されたのが、だれであろう兵庫県知事だそうであります。大変恐ろしいことをおっしゃる方だなと思って、私は聞いておるわけですけれども、実は、今、生活保護の基準というのが下げられておるんですよね。最低基準を下げるという状況になってきておる。で、各種の税控除等も、今、どんどん外していく、やめていく。所得の低いところへ課税対象を、あるいは税を課すというところへ行こうとしよるわけでしょう。
 これで、本当に、私は何を求めたいかといいましたら、こういう状況の中だからこそ、この香美町が住民の暮らしそのものをしっかりと守るという、この立場に、町長がきちっと立っていただくということが、今、必要なんだということを申し上げたくて、この話をさせていただいておるんです。
 その点での町長の心構えといいますか、決意を伺っておきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 町民の暮らしを守るという点につきましては、私は守っていくのは行政の役割だというふうに考えております。その暮らしを守るラインをどこに置くかにつきましては、相対的な問題があって、すべてこれとこれとこれだというふうなことは言いがたいと思いますけれども、そういう中にあって、全体的な町政を行う上で、いろんな分野で均衡のある発展を図っていく中において、町民の暮らしをどの辺に位置づけるかというふうなことは、相対的判断で決めていくものだというふうに考えておりまして、頭の政策の基本には、町民の暮らしを守っていきながら地域の、香美町の発展を図っていくというふうな基本的考え方を持っていることは間違いありません。


◎議長(橘 秀夫) 山本賢司君。


◎山本賢司(6番) そして、具体的な話を少しお尋ねをしたいんですけれども、ここ10年、合併協議の中でも随分、10年間というのは議論をされたわけですけれども、そういう中で、合併特例債を、昨日、一般質問答弁の中で、10年間で92億円の合併特例債の枠がある、(「96」の声あり)96ですか、失礼をいたしました。
 ところが、合併協議の中では、96億あっても、それが丸々使えるだけの財政の状況になるかというと、もちろん借金ですから、幾らでも枠いっぱい借りられるということでない、財政指標等々もしっかり見ながらということをおっしゃる中で、多分、私の記憶に間違いがなければ、六十数億ぐらいが10年間で借りられる限度かなというふうなことも言われたりした記憶があったなということを思い出すんですけれども、そういう中で、要旨の中では広域ごみ汚濁というふうに書いていただいていますけれども、泥、下水の汚泥処理ということで、北丹でやろうということを示しておるんですけれども、私はまさに今のこの香美町にとっては、これぐらい大きなむだ遣いはないのでないかなということを思うんです。
 この間も住民と一緒になって、ごみの減量化といいますか、再資源化等々のために、しっかりと頑張ろうやないかということを言ってきたわけですけれども、1枚物の資料を出させていただいておりますので、少しご覧をいただきたいと思うんですけれども、17年度の予算、ここでは2,800万円の手選別ラインへの支出、これで資源としての売却代金が829万5,000円というふうなことが出てきます。一方で、ごみの集団回収の奨励金として、177万3,000円、このものが17年度の予算というふうになっておるわけですけれども、お示しをさせていただいております資料は、町長にも既にお答えをいただいたわけですけれども、1トン当たりのごみ処理費、平成11年度から16年度までの実績で示していただいております。ざっと1トン当たり、この年度、千円というふうに資料ではなっておるんですけれども、千を取っていただいて、円です。トン当たり2,150万円なんて大金な金額ではありません。トン当たり円です。16年度で2万1,200円というふうな処理費用がかかっておると。
 同時に、15年間ということで当初計画をされた最終処分場の埋立状況も、平成16年度末で、容量比で45.3%、こういう数字になっておる。ざっと29年ぐらいまでは使えるのではないかというのが今の見込みだということになっておるんですけれども、同時に11年から16年までの矢田川レインボーで処理をしたごみの実績、これはちょっと手書きで書かせていただいておりますけれども、それぞれ7,200から8,000トンぐらいの量になります。
 そのうちの年によって若干変動はありますけども、2,800から3,400ぐらいのトン数、これが持ち込みです。処理全体に対して持ち込み分がざっと40%ちょい、最近は若干上がっていると。
 この持ち込みのうち、実に香住分だけを抜き出してみましても、2,500から多いときは2,900ありますけれども、2,700トン程度。ざっと8割を超えるものは、距離的な近さということもあるんだと思いますけれども、あるいはもともとの生活実態等のこともあり得るのかもしれませんけど、要するに全体に対して持ち込みが4割、さらにその4割の中の80%、このものが香住の皆さん方が持ち込まれるというふうな状況だということを考えると、本当に、まだしばらくはあそこで処理が続くわけですけれども、いつまでもはもちろん続かないということもよくわかります。しかし、だからといって、大きな金をかけて、遠いところへ持ち込む。
 どうも最近の計画では、実際にごみの量というのは、当初10年、11年ころ見込んでおったよりも随分量的にも見込みよりも少ないということもあり、同時に町自身もCO2削減計画というのは持っておるわけですけれども、矢田川レインボー自体も、CO2の削減計画というものを、17年度、5年間の計画を持っておりまして、このことでやってきたと。次の計画をまた今年はつくらんなんという状況になるわけですけれども、いま一つは、香美町として資源の集団回収運動を支援をするということも、先ほど申し上げました170万余りの予算化で段取りはしておるわけですけれども、キロ当たり3円です。トン当たり3,000円なんですよね。
 だから、住民の力がいかに大きいか、みんなが日々少しずつ気をつけることによって、全体としてすごい大きな力を発揮するんだというところを考えると、やっぱりどこかわけのわからんところでよくわからん議論をだれかがどこかでやるのではなくて、本当に住民自身がしっかりと、日々の生活の中で、きちっと資源化とかごみの減量化とかそういうことを含めて取り組めるというふうにすることが必要なのではないかなというふうに思っておるわけですけれども、このあたりも含めて、町長の答弁をいただきたいと存じます。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ごみ問題のご質問でございますが、現在の矢田川レインボーは、ご指摘がありましたように、施設そのものは22、3年ぐらいですか、少し修理をしながら少し持ちこたえることができる、24、5年ぐらいまで持ちこたえることができると。最終処分場は、今、この資料でも出していただきましたように、まだ半分まで至っておりません。したがって、29年か30年ぐらいまでいけるというふうな見通しが立っております。そういう中で、いずれこの建設のいわゆる更新をしなきゃならない時期が来るときに、どう対応すべきか。今、28トンの更新を行うのか、それとも大規模化をして更新を行うほうが香美町にとってもプラスかというふうな判断が、今回の広域ごみ処理計画の基本になっております。
 もとより、これらにつきましては、量を多く処理すればトン当たりの費用が安く済むという問題がありますし、もう一つの問題は、厚生労働省はこれらに対する補助金を出す上で、従来のようなちっちゃな単位の処理場をまた新たにつくるということになると、国家的に見てもかなりのコスト高になってくるということから、今、100トン以上の規模のものについて助成をしようというふうな方針を出しております。香美町は28トン、豊岡、北丹が140トン、それから西部が、美西が30トンという規模ですので、これらを少なくとも矢田川と美西とは北丹と一緒になってやらないことには、次の更新時期に対応できないという問題がありまして、県も但馬ないしは北丹、南丹ぐらいの単位でというふうなことを指導をしてくる中で、今回、北丹で対応しようというふうに検討をスタートしたという経過がございます。
 したがって、そういう量を合同で処理することによって総コストを抑えていこうという方向で進んでいるものでございますので、確かに香美町の分担をする費用というのはそれでも結構高くはつきますけれども、単独で行うよりも安くなるという観点から考えるなら、この方向で既定方針どおり進めていくことが必要だというふうに考えております。
 ただ、その総費用をどう位置づけるか、これが議員もご承知のように、今までの量を決めるのが、かなり以前の、かなりごみが伸びている状況の中のデータをもとにやりまして、それによると236トンというような大きな額になる。トン当たり建設費が大体5,400万と言われておりますから、かなりの額になるということがその発端でした。
 しかし、これは今後のごみ減量化の推移の中で、もう少し精査をしようじゃないかということで、今回精査をして、ついせんだってまとめた状況では、11年から15年までの状況をもとにやるなら190トンということで、約50トン弱減るというふうな状況になっておりますので、これをもとに建設費等について試算をしなきゃならんというふうに思っております。もちろんその建設費も、直接建設する方法と、今のPFI方式をとるというふうないろんな方法がありますので、極力建設総費用を抑えるというふうなことで対応をしていきたい。
 その中で、当初議員がご指摘の香美町の負担分を、一番有利な起債であります合併特例債を使うというふうな考え方をとっているところでございます。したがいまして、今、合併特例債をどれだけ充てる必要があるかどうか、総額の計算中ですので、まだ出る段階まで至っておりませんけれども、できるだけ少ない額で対応するというふうに考えているところでございます。
 さらに、更新の時期も、当初は22年ぐらいというのを前提に置いておりましたけれども、極力、今使えるものは使おうではないか、もう一方で、合併をして、当初やっぱり前半5年間ぐらいというのは、各市町とも財政的に財政健全化の方向について努力をしている段階で、出費を重ねることは大変困難な状況にありますので、できるだけ後にしよう、しかし、合併特例債を使える期限が合併後10年間ですから、10年以内とすることになると、今、大体25年ぐらい、平成25年ぐらいに事業を、いわゆる建設を行って、供用開始にするというふうなことを一つの目途にして進めているというふうな状況にあります。したがって、るる言いましたように、更新をする施設としては単独であるよりも一体的に行う必要がある。それは国の補助金の問題とコストの問題を考えて、両方の面からいっても一体として行う必要がある。しかし、それは極力ちっちゃい規模にするために改めてごみ排出量の試算を行った。さらに、山本議員がご指摘のように、これからも極力ごみの排出を少なくするためには、それぞれの家庭における処理というのをこれから増やしていく必要があるというふうに思います。
 単価の試算につきまして、トン3,000円かどうかについては、現在の試算がそのとおりいくかどうか定かではありませんが、少なくとも処理場におけるトン約2万円と比べるとはるかに安い。したがって、家庭で処理のできるものについては極力家庭で対応してもらうというような努力は、これから大いに進めていく必要がある。そのために、町として補助金、奨励金のようなものを出す必要があるとするなら、これらについては考えていく必要があるなというふうな基本的スタンスで取り組んでおるところでございます。そういう中で、新町の財政の中における対応を進めてまいりたいというふうに考えているのは、現時点の考え方ですので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 山本賢司君。


◎山本賢司(6番) まだ5年が終わっているわけではないんですけれども、CO2排出の削減計画、この辺についてはいかがですか、実際やって。まだ答えが出てない。年々答えを出すのではなかったのでしょうか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 環境センター、クリーンセンターとレインボーのCO2の計画につきましては、13年度から17年度までの5年間を実行期間と定めて、現在取り組んでおります。17年度の目標値を3,900トンCO2というふうに設定をしておりますが、現在、16年度で3,300トンということで、17年度の目標値の3,900トンよりも600トン、15.5%少ないというふうな数字になっておりますので、この状況で推移すれば、17年度の3,900トンを下回る目標で対応できるのではないかなというふうに思っております。
 その理由としては、可燃ごみの中での廃プラスチックの割合が、14年度では23.9%ありましたものが、15年度では13.1%まで減少した、このことが大きく影響しているんではないかというふうに思います。
 したがって、今後も、ごみの総量を減らす減量化とあわせて、分別収集の徹底を図っていくというふうなことで、この地球温暖化対策の着実な実行を図っていかなきゃならんというふうに考えておりまして、これから17年度以降については、さらに一段のきつい規制を置いて、その目標に向かって努力をしていくというふうな対応をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 山本賢司君。


◎山本賢司(6番) CO2削減、目標をはるか超過達成をしておるというのが数字の上での答えなんですけれども、実はごみの総量が減ること、それから分別を徹底して適正な処理をする、その前段では再資源化でごみの量そのものを減らすと。そのためには、我々がここでやあやあ言っておるだけではなくて、香美町の住民が各家庭で、あるいはそれぞれの団体が資源化しようよ、減らそうよというところでみんなで努力をすることが一番大きいんだと思うんですよ。冊子にしてこれを飾っておくことが意味があるわけではないというあたりで、やっぱり本当に我々がここでやあやあ言っとってもしようがないと。各家庭で、あるいはそれぞれの団体、地域のみんなで頑張ろうでという一つ一つの小さな取り組みが、実はトータルで大きなことになっていくんだという、まさに環境教育の実践だというふうに私は思っておるんですけれども、そのあたりでいかがですか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) そのとおりでして、1つは今までも資源ごみの回収というのを称揚し取り組んでおります。村岡、旧美方町では奨励金を出す形での取り組みをしておりますし、香住の場合も月1回資源ごみの日ということで、新聞や雑誌、ダンボールなどについては無料で回収を町民運動としてやっていただいておるというふうな状況ですので、今、議員も言われますように、これをさらに一層その輪を広げること、その徹底を図ることの努力をしたいというふうに考えております。
 あわせて、生ごみなどにつきましても、これも村岡、美方も早くから取り組んでおられますし、香住も一昨年から取り組みましたが、生ごみ処理機を購入をする場合には補助をするというような制度をして、要は土地へ還元をしていただくというふうな形で、生ごみについても焼却場へ持ち込む量を減らすというふうな努力をしております。これらの運動を、まだ全体的な点から考えますと、さらにその輪を広げていくことが必要ですので、もっと広げていきたいと。あわせて、今、議員も言われましたような、そのことによってコストが違うんですよと、我々が出す税金もそれだけ少なくなるんですよと。税金が少なくなるというのか、処理費用に充てる額が少なくて済むんですよと、そういうふうな啓蒙を積極的に進めてまいりたいというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 山本賢司君。


◎山本賢司(6番) 先へ進めたいと思います。
 合併後に、町の政治ではなくて、調整することを先送りしているという部分で、先ほども吉田増夫議員ともやりとりをした部分なんかもあるわけですけれども、縁故使用というふうなことで挙げさせていただいております。
 町長、税と料とが同じ土俵の上で論じられますか。税と料。いわゆる法人格を持って法人税を払い、固定資産税を払うと。それはもともとは入会林野であったりして、それをどう整理するかで町によってやり方が違ってきた、その後の歩みも若干は違うということはあるにしても、要するに固定資産税というものと縁故地使用料という、税と料とが同じ土俵の上で論じられるのかどうか。
 先ほどの話を伺っておると、税も料も同じ土俵で論じたらええぞみたいなことをおっしゃっているようで、非常に私は伺っておってこれはひどいことになりそうだなということを1つは思ったんですよ。
 もう一つは、本当にこのものは一本化、町として、香美町として1つにせんなんことなのかどうか。住民は、固定資産税を払っている、縁故地使用料を払っている、無料だと、この違いを一本化してほしいと住民は思っているでしょうか。私はそんなことはないと思うんですよ。合併協議会であったり町であったりが一方的に、これは一本化せんならんものだと一生懸命言っておるんであって、私は住民が一本化をしてほしいと願っているものだとは思ってないんですけれども、その点いかがですか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 税と使用料とがその性格が違うことについては、議員と同感です。ただ、この場合を考えたとき、形として税と使用料という形になっておりますけれども、もともと1つのものなんです。2つに分かれること自身がおかしい性格のものであって、じゃ、使用料であるべきか税であるべきかという判断の問題です。土地があって、そこからそれについて発生する利益に対して分担を求めるというのは、今、我が国社会では税だと思います。固定資産税だというふうに思います。したがって、固定資産税が本来であるべきところを、いろんな経過はあると思いますし、その判断はあると思いますけれども、使用料という形ないしはその使用料を無料にするというふうな形になったというのが、今日の状況ではないかと。
 したがって、それをもとに一遍返してみて、同じ性格のものであるのなら、これは、議員が言われますようにそれが違うということは僕はすべきではない。公平ということを考えるとき、同じものは同じように負担すべきであると。もちろんその背景に違ったものがあれば別です。その辺は、よくこれからも点検をしなきゃならんと思いますけれども、同じ発生過程で同じ状況で同じような受益を受けるということになれば、これは町民として等しく公平に、それに対する負担ないしは受益の見返りをするのが当然だというふうに思います。
 したがって、それらを十分協議をして、どの見返りをどの程度に行うことがいいのかどうかという判断はしていかなきゃならんというふうに思います。もちろん税ですから、減免という制度があればそれを使う、それがない場合には、別途それに対する反対給付をするというふうな方法は講じなければならんと思います、もし、その額を一定の額に調整するということになれば。
 本来は、税そのものを徴収するというのが建前だと思いますけれども、今までの長い経過の中では、いろんなことを、やはりこれから柔軟に協議はしていかなきゃならんと思いますけれども、私は基本的に同じ形の原点からスタートしたものであれば、今の形態がどうであれ、やはりもとに戻って、同じ取り扱いをするということが基本ではないかなというふうな考え方を持っております。多くの町民がそうでないというふうなご指摘があるとするならば、これはまた議会の皆さんも含めて、よくご意見を承らなきゃならんというふうに思っておりますけれども、私の考えはそういう考えでございます。


◎議長(橘 秀夫) 山本賢司君。


◎山本賢司(6番) 執行権者として、最高責任者として、一本であるべきだと思うのはいいんですよ。しかし、住民、関係者はこれを一本化してほしいと心底思っておるかというと、そんなことはないんだろうと私は思うんですよ。もっと言えば、香住の中だって、それぞれ状況によって思いは違うと思うんですよ。法人税、固定資産税の負担が重たいというふうに感じるところもあれば、組合によったら、いやいやそのぐらいの負担は何ていうことはないんだというところも多分あるんだろうと思うんですよ、この香住区の中でも。法人格を持っている、それぞれ団体を立ち上げている中でも、状況は多分一様ではないんだろうと思う。小代区でも村岡区でも一様ではないんですよ。そういうものを、私は半年やそこらで、17年度ということになるんですけれども、1つにしようというところに、おそらくや時間的にも無理があるだろうなというふうに思っておりますし、このあたりはさらに議論をしたいというふうに思います。
 いずれにしても、住民が不安でしゃあないという中で、観光を一生懸命進めるというのは、方向としては間違っているとは思いません。観光を大事にするというのは、方向としては間違っているとは思いませんけれども、住民のここでの日々の暮らしが安定しない中で、安心できない中で、よそからいろんな人、小売人、お客さんを迎えて、その方々に気持ちよく接しようというのはかなり、直接その業に携わっている方はいいんですよ。しかし、全員がその業に携わるわけではないんですよ。その辺もやっぱり同時にお考えをいただきたいと。観光は地域経済の牽引力だという指摘は、私は間違っているとは思っておりませんけれども、単に観光を牽引車にして、それにみんながぶら下がっていったらいいという、ぶら下がってという言い方は正しくないでしょうけども、一緒になってその観光という大きな車をみんなで押していこうと、それはそれでいいんですけれども、同時にそこに直接かかわらない、あるいはそういうかかわりを持たない方々もたくさんいらっしゃるわけで、実際には。そうすると、やっぱり一方で日々の生活が苦しかったりしんどかったり大変だという中で、気持ちよく迎えることができない、この状態だけは、何としても避けてほしいというのが私の願いであります。
 時間が少なくなりました。教育長にも1点通告をいたしておりますので、お尋ねをいたします。ちょっと通告の文章はあんまりよろしくないのかもしれませんけれども、要するに、教育委員会というところは教育の専門であって、教育行政、私は中身には入りません、教育行政に責任を持っていただくということがあるんですけれども、一方で財政権を持たないということがあるんですよね。この財政権を持っていないということの意味、値打ちをどんなふうに町長として、ごめんなさい、教育長として、申しわけありません、あの、町長にしたかったんで、申しわけありません。教育長にお尋ねしておきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 財政権を持たないということは、これはその金によって教育の方向を見定めるのではなくて、教育の効率を上げる教育の本来の目的としたところを一生懸命やれという趣旨が備わっていると思うわけでございます。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 山本賢司君。


◎山本賢司(6番) 端的にお答えいただきました。
 実は、合併後に送られている調整の中で、通学費という大きな課題があります。村岡というところで、もう今はなくなった町ですけれども、教育長が財政的な観点から通学補助削減をしたい、これは当時の町長の思いだったわけですけれども、これは教育委員会の管轄だから、私が説明をすると言って、だっと前に出て、教育長が財政の観点から削減をする話を住民、関係者にされたんですよ。で、それを聞いた住民は、この者はなんちゅうことを言うだと、教育長ではないかいやと。教育長が財政を口実に教育条件を切り下げるというような話を絶対にしてはならないというので、ついに時の町長は、合併までこのまま頑張るわと言って、今年も頑張っておるわけですけれども、その辺、絶対にこの教育が金で左右されてはならないということを、先ほど縁故使用地の話で、本当に1つにせんなんことかというふうに申し上げたんですけれども、実はこの通学補助の関係も、私は本当に1本にせんなんのかなと。通学条件が同じなら、1つにしてもええですよ。学校統合の状況も違えば、春夏秋冬、我がところの雪なんか考えてください。楽しいですよ。朝、80センチの雪を押して出ます。ちょっと余談でした。本当に1つにせんなんかどうか、そのあたり、教育長としては現時点でどういうふうにお考えになっておるのか、伺っておきます。


◎議長(橘 秀夫) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 財政権を持たない教育委員会であったって、行政の一翼を担うという大きな責任があるわけです。そういう意味で、教育効果を上げるためとはいえ財政を無視してはこれは円滑な行政はできないし、教育行政に対する町民の信頼も得られないと思う。そこで、いろいろのことを考えて高度な政治判断をしていくというのがこれが趣旨であって、時の方がどのような考えをされたかはさておいて、教育行政だからといって財政とは無関係ではないと思います。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 私に指名がないんであれですけれども、それは教育の主体性というのは、まさに教育そのものには教育委員会が責任を持って対応すべきだというふうに思います。しかし、それに関連をする財政上の問題等については、教育委員会の考え方はきちっと固めていただく必要がありますけれども、それらを踏まえて町民全体のための財政運営や町政運営を行うのは町長の役割ですので、最終的には町長が判断をしてしかるべきだというふうに考えております。
 しかし、教育の自主性と大きな関連、影響の大きい部分については、当然のことながら、町長も教育委員会の意見を最大限重視をして判断すること、そのことが必要だというふうに考えておりまして、今回の合併後の取り扱いにつきましても、そういうふうな基本的考え方のもとに調整をしてまいりたいというふうに考えております。
 今、具体的な通学費の問題が出ましたが、それにつきましては、確かにご指摘のようにいろんな経過がございますので、それを十分把握をしながら最終的な判断をすることであって、初めから一本化、統一ありきということではないというふうには思っております。結果的に一本化をするというふうなことも含めて、十分検討し、今までの経過を尊重しながら判断をしていくというスタンスで臨みたいというふうに思っております。


◎議長(橘 秀夫) 山本賢司君。


◎山本賢司(6番) それぞれ財政的な裏づけがなければ一歩も進まないということもそのとおりですから、そんなことは考えんでもええと言うばっかりではいかないのもあるんですけれども、しかしながら、教育という観点からの基本的な考えをしっかりと持っていただく。
 この一般質問の中でも、村岡の中学校の統合の話があるかとかいうことも出されました。村岡の議会では、当時の教育長が、平成19年に子供の数を考えれば、村岡中学校で収容は可能になる人数だということは言われています。しかし、じゃ、中学校3校を1つに統合しましょうということを言ったわけではないんです。しかも、もし中学校の統合なんていう話を仮に出せば、私は今度は香美町の中学校の校区をどうするかという議論がやっぱり出てくるんだろうなと。村岡区の3中学校云々というレベルの話は以前の話であって、ここではその話はもう、それは引き継いでおるのはいいんですよ、こういう議論をやりましたって引き継いでおるのはいいんですけれども、今ここでは、もう香美町の教育委員会としてはそういう話ではなくなっていくんだろうなということも同時に思いますし、その学校というのは、町長自身が地域に出向くのに、香美町内、6、3、1で10という地域をおっしゃる。これは旧の従前の自治体の形でもあり、同時に別の言い方をすると、村岡、小代では中学校区という。この学校の単位というのは、実は地域をつくっていく上でとっても大事な単位だということも思うものですから、単に子を持つ親、子供自身だけじゃなくて、地域のみんながそうだねと思える形をとっていかないといかんのだろうなということも含めて考えておるものですから、今日この場で、即答がいただけるとは思いませんけれども、基本的な考え、いかがですか。


◎議長(橘 秀夫) 教育長。


◎教育長(清水 忠) 前々からしておりますように、教育委員会が今までとは違って新しい町になっただけに、改めて今までの経緯、経過を踏まえて研究し、今おっしゃったようなこと、学校規模、生徒の数、動向、通学範囲、通学距離、するとしたら通学補助の関係、何を使って通学するか、そういうことも踏まえて研究し、またあわせて町民の皆さんの意見も聞くというように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。


◎山本賢司(6番) 終わります。


◎議長(橘 秀夫) 以上で山本賢司君の一般質問を終わります。
 暫時休憩をします。再開は16時15分とします。
                             午後4時00分 休憩

                             午後4時15分 再開


◎議長(橘 秀夫) 会議を再開いたします。
 次に、柴田幸一郎君。


◎柴田幸一郎(11番) 通告によりまして、ただいまより一般質問を行います。
 私の通告は、町道大野大谷線について、2点目に合併特例債について、お尋ねをいたします。
 新しいまちづくりは、まず、道路網の整備が第一だと考えております。昨日、全議員協議会で香美町過疎地域自立促進計画の説明を受けました。平成17年度より向こう5年間の促進計画を定めるというものでございます。6月30日には議案第24号ということで策定するということでございます。
 その中に、主要地方道香住村岡線及び村岡美方線は小代・村岡・香住自治区を結ぶ幹線道路であり、町内の経済・産業・文化交流の骨格を担っている重要生活道路となっております。また、町道の延長は569.4キロメートル、これまで過疎対策事業の基本施策として重点的に取り組まれてきたが、改良率34.1%、舗装率は57.3%とまだまだ整備水準は低い状況となっている。今後も引き続き日常生活向上と安心して暮らせることのできる環境を築くため、国・県道と集落間を連絡する主要町道の整備及び集落内道路の整備を推進する必要があると計画には書かれております。
 今回の一般質問で、町内道路網の整備について後垣議員の一般質問がありました。主幹道村岡線森バイパスの改良等についての質問があって、町長からのいろんな説明をいただいておるところであります。香美町の各自治区内を連携している主幹道が、万一通行止めとなったとき、右岸道路が必要と考えますが、次の点について、町長のお考えを問うものでございます。
 まず1点目、町道大野大谷線は、平成4年ですか、ごみ搬入路として必要不可欠と言われてきましたけれども、矢田川レインボー開始後、一向にその対策がなされておりません。水害時の迂回路、また右岸生活道路として、早期着工が待たれるところです。町長のお考えを問います。
 また、過疎地域自立促進計画市町村道の新設の計画の中に書かれておりませんが、町長はどのようにお考えなのか問うものでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 町長の答弁を求めます。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) トリを受け持たれます柴田議員の質問にお答えしたいというふうに思います。
 まず1点目が、町道大野大谷線の整備の問題ですが、議員もご指摘のとおり、矢田川レインボーへの搬入路として整備をしようというのが最初の取り組みでした。しかし、この道路の事業に着手をして用地交渉を進めていく中で、1年以上たってもなかなか地主の了解を得られないというふうな状況の中から、当初予定しておりました矢田川レインボーの建設との関係で間に合わない、その用地交渉の成立を待つというふうなことではレインボーの開設が間に合わないというふうなことから、急遽、大野区のほうとの協議の中で、大野区を経由をしてレインボーに行くというふうな路線を設定をしたというような経過があります。
 現在も、その路線を使ってレインボーへの搬入を行っているという状況でありますけれども、そういう中にあって、今、大谷からレインボーに行く道路の整備につきましては、直接その必要性が薄くなってしまったというのが、現在まで置いとる大きな理由です。1.6メーター程度の山道が矢田川沿いにありますけれども、植林以外にそこへ行く道の必要性がないというふうなことから、そのまま置いているというふうな状況です。
 今、議員がご指摘のとおり、せんだっての台風のときにも、迂回路の必要性というのは十分感じるところです。とりわけ、現在、合併をして、香住村岡線が香美町における各区を結ぶ中軸道路というふうな形になった段階においては、いろんな災害が起きても、何らかの形で交通が確保できるというふうなことは必要だというふうに考えておりまして、香住村岡線の要所要所に迂回路を設定するということは、これからの大きな課題だというふうな認識をしております。
 今回、森バイパスや境バイパスができますのも、交通の時間短縮を図るという効果とあわせて、旧道が一つのバイパスというふうなことでの利用も考えられるところですけれども、それとあわせて、今、議員がご指摘の大谷から大野へ行くところについての迂回路の必要性というのも、その必要ありというふうに私も感じております。
 ただ、現時点では、今までの用地交渉の経緯から考えて、その用地の買収についてかなり強く反対をされたというふうな経過もございますし、真ん中にレインボーがあるといふうなことを考えますと、すぐに取り組むということについては、かなり難しい問題があるのではないか、もう少し様子を見ながら、香住村岡線の全体の道路計画と迂回路計画等についても、香美町として十分検討してその中で判断をしたいなというふうに思っているところでございます。
 そういうことから、今回の過疎計画の中に、いわゆる当面5年間の計画でございますので、その中には挙げておりません。しかし、これから検討をする中で必要ありというふうな判断をした場合には、過疎計画の変更というふうなことも可能ですので、取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 ただ、あのレインボーが、先ほど山本議員の質問にお答えしましたように、新しい広域ごみ処理場を25年ぐらいから稼働しようというふうなことを考えておりまして、それまではあのレインボーを活用するというふうなことですし、それが終わってからすぐに撤去というふうなことも、時間的に少し撤去までかかるという中で、それと並行してこの大谷大野線の道路整備ができるかどうか、少しその辺は精査が必要ですので、仮に迂回路の必要ありと考えたときでも、その実現の時期については少し検討しなきゃならんというふうに思います。
 過疎自立計画が、これから5年間という計画の中で、その期間の中に入り込める余地が、時間的な可能性があるかどうか、これらも含めて少し検討しなきゃならんというふうに思っておりまして、結論としまして、迂回路の必要性は感じつつも、今、具体的にすぐに計画を立てるというところまで至っておりませんので、新町における香住村岡線の位置づけ、どう整備をしていくかということについて早急に検討する中で、この取り扱いについて決めていきたいなというふうに考えているのが現在の状況でございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 柴田幸一郎君。


◎柴田幸一郎(11番) 町長がおっしゃっている海、山、川、このことを考えますと、この際計画検討をしていただきたいなということは常に思って、この一般質問をいたしました。
 実は、現状を見ておりますと、その迂回路の必要性というのは、台風とか過去の19号ですか、そのときにも迂回路がなくて困りましたし、また、3年ほど前に長井地区の公民館の前で交通事故がありまして、観光客かどうかわからんにしても、阪神間のほうから見えた人が、交通事故があったがゆえに3時間ほどそこで通行止めになった事例がございます。そのときに、その人たちのいわく、この町には迂回するところがないのかと。いや、ありますと、万寺を越えて浜坂に出たら行けますということは言ったものの、右岸の道路が必要であるということは痛切に思ったということがございます。
 それで、それに関連してのレインボーに入る道路のことなんでございますけれども、今、その道路が地域住民を含めてパニック状態になっているのが現実なんです。なぜかといいますと、23号台風で土砂が矢田川を埋めてきたということで、その土砂をレインボーまでにある石井建材の土地、8反ぐらいあると言われておりますが、その中に盛り上げておるわけです。それで、私はその量が、建設部長おられるので、量はどのくらいと聞けばわかるんでしょうけども、地元の人は1万5,000も2万立米もあるというようなことも言われておるわけでして、持ち込みの自動車、先ほど来、山本議員からおっしゃってた香住のほうからかなり持ち込みの車が多いということで、その方々が地元の中ですからスピードを落として石井建材の10トン車の車が入っておるわけですが、それを20キロ程度で走ると。そうすると、ごみの搬入をする車が何かあんまりゆっくりだからということで、大野の堤防を越えて搬入していると。その中で、地元の人たちがいろいろと、生活道として畑に行ったりなんかするのに大変なんだということで、実は今朝も、私のところにある人が来て、何とかしてくれんかということがございますので、その問題について町長のお考えを聞きたいなというように思っております。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) ちょっとその車の混雑度合いが私もう一つわかりかねるんですけれども、ごみの搬入車両が頻繁であって大野の人たちの畑に行かれたりするのについて大きな支障があるとするなら、それについて時間的な調整も含めてやっていかなきゃならんというふうに思います。その辺は一度、環境センターからも十分事情を聞きまして、最小限度の方法で対応できるように、大野の皆さんへのご不便を最小限度にとどめるように、対応を図ってまいりたいというふうに思っております。いずれその辺の状況を把握した上で、早く地元の皆さん方にご説明をしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 柴田幸一郎君。


◎柴田幸一郎(11番) それで、今、ごみ持ち込みの車は通常の状態、普通だと思いますけれども、その10トン車がもうひっきりなしに通っているのが現状のようです。それで、どの程度急がれて、早く取れということでしょうけれども、その気持ちは十分わかりますけれども、もう大変だでと。私も14日以降、毎日、ここに、議会に来ておりますから状況がわからんですけれども、地元から、帰って聞きますと、かなり大変だと、何とかしてくれということと、それからもう1点は、あそこに1万5,000立米、あるいは2万何がしの土砂が盛り上げられております。あれが23号台風時には、あそこは浜坂土木にいろいろ蛇かごとか堤防とかしてほしいということで地元は陳情をしておる中で、あそこは遊水地域であるということも言っておりまして、それなのにああいう形で盛られて、万一同じような台風が来ますと、下にある民家があのときにも床下浸水がありました。それで、今度来ると、あれはもうかなり床下浸水するなというようなことも不安視しております。それで、その辺のところも、町長のお考えを聞いておきたいなと思っております。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今、お話しの石井建材が対応されているという分も含めて、どちらにしましても、あの地域における新たな取り組みにつきましては、地元大野区の皆さんの了解を得た上で取り組むべきが相当だというふうに考えております。その辺がもし十分説明をし了解を得てないとするなら、関係の者に即座に指示をして、まずその対応を図った上で、いろんな作業をするように、早速取り組んでまいりたいというふうに思っております。いずれにしましても、大野区の皆さんにいろんなご不便やご迷惑をかけるようなことがないような手配は精いっぱいやりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 柴田幸一郎君。


◎柴田幸一郎(11番) 私はそういうことをやるのなら、やっぱり地元と協議をまずしていただくと。それで、何かもうおまえ、議会に出とって言ってこいというような調子でやられますと、私自身も地元区長とか役員とかが話をして、その協議をしていただいた上でそれをやるとか、あるいは石井建材のちょっと上の土砂をとったところにでも置けるんですよ、かなり広いですから。やっぱりそういうところに置かれたほうが、山の中ですね、石井さんがとったところがかなり広い面積がございますので、トラックであればちょっと油代がようけ要るかなというように思いますけれども、そういう配慮も協議をした中で、すればできたのになというように思います。ぜひ、お願いをしておきたいなと思います。
 それから、もう1点。それから続けてもよろしいか。この際ですから、あの道路に道路標識、20キロとか30キロとか、あれをつけていただけることができないのかなというように思っているんですけども、そういう要望もございますので。あれはどんなもんでしょうか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) そのご要望も、よく地元の区長さんにも、議員からそういうお話を聞いたということを伝えて、できるだけ実現する方向で努力をしてみたいというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 柴田幸一郎君。


◎柴田幸一郎(11番) 町長のほうから、右岸道路については検討していきたいと。私も議会に出て1回か2回、この場でその問題を言いましたし、期待を持つということよりももうあきらめとるというのが現実でございまして。しかし、だけど香美町全体から見れば、あの道路は絶対に必要不可欠だと私は思っております。町長も思っておられると思いますが、要するに大谷を回れば、600から700メートルでこう行きますけれども、大野を回れば3キロあるいは3.5キロあるわけでして、油のない時代で、高くなって、町民も今まで過去10年間の油代を積算すれば相当なものになると、私はそのことを常に考えております。環境面からも、ひとつぜひともつくっていただくように期待をしまして、この項は終わりたいと思います。
 町長、そこでちょっと一言。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 柴田議員からは、この問題についてはおっしゃるとおりよく前からも聞いておりますが、難しい問題は従来と変わっておりませんけれども、その必要性につきましては、ご指摘のとおり、今まで香住町時代と、香美町になったということで大きく違ってきていると思います。単に旅行者がそこを通行する上で何かがあったときに迂回路が必要だという問題のみならず、香美町町内における交流、それから連絡というふうな面で考えても、災害時における万一の場合、あそこが不通になった場合の対応というのは、これはあらかじめ計画をし、迂回路を含めた対策を考えておくことが防災対策上も必要だというふうに考えますので、そういう観点から積極的にどうあるべきかというふうなことの検討をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 柴田幸一郎君。


◎柴田幸一郎(11番) それでは、2点目の合併特例債についてお尋ねをいたします。
 1点目、新町まちづくり計画の最重点課題事業に合併特例債を使用いたしますけれども、年度別使用額を事業別に知らせてほしいということで質問をいたしました。なかなかこの問題、まだ決まってないとは思いますが、町長のお考えを聞いておきたいなと。
 それから、次に2点目に、合併特例債、先ほども92億じゃない、96億だ、私は96億ということで認識をしておるものでございます。今後、これはこの17年度予算では庁舎建設、要するに最重点課題事業に、それぞれ特養には4億2,000万ですか、ありますけれども、締めて6億3,040万円というように私は認識しております。先ほど来の山本議員の中でもありましたごみ汚泥の処理事業に、全体的には200億から要るんじゃなかろうかという中で、香美町負担分、人口的に割ってみて計算をしますと30億ぐらい要るんかなと私は理解するわけですけれども、それを合併特例債枠で使われるのかなというように思いますが、町長のお考えを聞いておきたいなということでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 合併特例債につきましては、今、議員も言われますように、全体として約96億が起債可能額になっております。もっと詳しく言いますと、事業に充てるものに96億、それから合併直後における財源ですと基金造成というのがありまして、それに約15億ぐらいはできるとなっていますが、いわゆる事業を行う上で使うものにつきましては、従来から言っておりますように、約96億というのが3町、新香美町における上限額というふうな枠決めを受けております。
 その中で、全体的な財政健全化との絡みの中で、起債全体を抑える、その中において、有利な起債であります合併特例債をどのぐらい使うかというふうなことの計画を立てておるところでございますけれども、結論から言いまして、この10年間で合併特例債、今の計画では、96億のうち70億ぐらいを充てることが可能かなというふうなことを考えておりまして、これはちょっと大まかな設定でございますけれども、それを一つの目標にして、順次、年次ごとに割り振りをしてきたいというふうに考えております。
 当面、必要なものにつきましては、今、議員も言われましたように、いわゆる最重点課題事業と称するそれぞれの旧町単位に事業を行うものです。香住の本庁舎建設につきましては、約7億ほどこの特例債を使うというふうな予定にしております。7億と言いましても庁舎も今年、来年2年間。それから、村岡の特別養護老人ホームにつきましても17年度、18年度の2年間で約5億6,000万、建設費で入っております。これ以外に、建設用地の取得分として1億3,000万ぐらいを予定してますので、合わせて約7億ぐらいになるというふうな予定になります。小代区の健康増進施設の部分につきましては、先行しておりますグラウンドゴルフ場の整備が17年から19年の3年間というふうな予定にしておりまして、これで3年間で約1億というふうな予定しております。それと、若干ずれてですが、予定ではグラウンドゴルフ場と一緒に温水プールの計画がありますが、これはまだ具体的な計画を、今、立てつつある段階ですので、それができた段階において、どのぐらいの特例債を使うかということについての判断をしたいというふうに思っております。
 これ以外に当面必要なものは、地域イントラネット基盤整備事業というのがあります。これに3,400万から3,500万ぐらい特例債を使うことと、町道の新設改良事業に4,200万ほど充てるというふうな予定にしておりまして、順次起債を使う中における有利な起債としてこの合併特例債とそれからもう一つ過疎債、この2つをうまく適債性を見ながら組み合わせていきたいなというふうに考えているところでございます。
 各議員のご質問にお答えしておりますように、今年、全体的な財政の見通しをもう少しきちっとしたものを立てる、行財政改革の方向も定める中において、きちっとしたものを立てるという中で、この10年間における起債の総額をどのぐらいに位置づけるかということを考えていきたいと思いますし、その中における合併特例債の使用額についての位置づけも確定をしていきたいなというふうに考えておりまして、現在のところは、少し安全弁を置いた対応だというふうに考えているところでございます。
 その中で、ご質問になりましたごみの広域処理に伴う費用負担の問題につきましても、総額が山本議員にお答えしましたように、今、まだはっきりしていないということから、その総額を確定をし、それを、現在は1市3町になりますが、いずれ1市2町という中において、どういう分担をするかという中から、香美町の分担分が確定をしますので、その中で、これについては極力合併特例債を使うというような方向で、あとの後年度負担の少ないような方法をとりたいというふうに考えているところでございます。はっきりした数字はわかりませんけれども、20億から30億の間になるんではないかなというふうなことは一つの目安として考えているところでございまして、それらを含めた財政計画を、できるだけ早く立ち上げてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◎議長(橘 秀夫) 柴田幸一郎君。


◎柴田幸一郎(11番) 詳しく説明をしていただきました。行財政改革の推進ということは、やはりやらなきゃいけない中での、工夫をした財政の運用をしていただきたいということを申し上げ、終わらせていただきます。
 どうもありがとうございました。


◎議長(橘 秀夫) 以上で柴田幸一郎君の一般質問を終わります。
 これをもって一般質問のすべてが終わりました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 次の会議は明後日、6月30日木曜日午前9時30分より再開いたしますので、定刻ご参集いただきますようお願いいたします。
 本日はご苦労さまでした。
                              午後4時48分 散会