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兵庫県 香美町

平成19年第17回定例会(第6日目) 本文




2007年03月26日:平成19年第17回定例会(第6日目) 本文

                              午前9時30分 開議
◎議長(橘 秀夫) おはようございます。
 ただいまの出席議員は19人であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。
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 日程第1 会議録署名議員の指名


◎議長(橘 秀夫) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、香美町議会会議規則第118条の規定により、議長において、後垣晶一君、今西美憲君を指名いたします。
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 日程第2 諸般の報告


◎議長(橘 秀夫) 日程第2 諸般の報告を行います。
 議案資料4、正誤表、本日の議事日程は、あらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。
 なお、香美町国民保護計画の製本ができましたので、配布いたしましております。
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 日程第3 一般質問


◎議長(橘 秀夫) 日程第3 一般質問を行います。
 議員の皆様に申し上げます。議員の発言中、最近特に私語が目立ちますので、私語のないよう注意しておきます。
 それでは、長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(14番) おはようございます。3月定例会、一般質問させていただきます。
 初めに、このようなすばらしい議場で、この場に立たせていただき一般質問ができますことを光栄に存じます。とともに、議員として使命感を感じるわけでございます。
 さて、町民の皆さんに、まず感謝を申し上げたいと思います。また、昨日発生いたしました能登半島の地震で被害に遭われた皆さんにお見舞いを申し上げますとともに、早い復興ができますことを心よりお祈りいたしたいと思います。
 この冬は、かつてない降雪の少ない年でありますが、3月に入りまして、寒の戻りがありましたが、暑さ寒さも彼岸までと言われるように、大分暖かくなってまいりました。彼岸ということで、ある新聞に釈迦の教えで五欲に打ち勝てと、そうすれば心は安らぎ、仏の境地に近づき道が開けると書かれておりました。財欲、色欲、飲食欲、名誉欲、睡眠欲というそうでございますが、特に昨今、政治行政に身を置く者が、官製談合をはじめいろいろな汚職が起きておりますが、すべてこれらの欲に起因するのではないでしょうか。
 私は、このたび一般質問の項目は、財政健全化に向けた行政改革について問うということで通告させていただいております。19年度予算編成において、昨年に引き続き多くの財源不足が生じております。みずからの報酬を削ったとしながら、町民の皆さんに負担を求めることになっております。身を削り負担を強いることに終わっている。国の借金を考えるとき、今後も地方の弱小自治体が優遇されることは皆無と言っていいのではないでしょうか。このままでは、負担は高くサービスは低くなっていく感がいたします。
 このような中での質疑項目として、5点を挙げております。19年度の改革は予算の細部審査の中でも議論をさせていただきました。町長の将来を見据えた展望をお伺いいたしたいと思います。
 1昨日の新聞で、国の借金が2006年末で832兆円になり、過去最大になったと報道されております。しかし、1年間の増加額は、過去10年間で最低になっている、2007年においても国債発行額を大幅に減らし、借金を減らすと言われています。地方において、ますます厳しくなっていくのではないかと思いますが、昨年の8月、県下の市町の実質公債費比率が発表され、県下でワースト1、全国で7番目と高い数値で、あの再建団体として取り上げられております夕張市より上に位置し、テレビ等で取り上げられる中のフリップに香美町が登場することで、関西の夕張として注目される町になっています。15年から17年度において3年平均28.8、16年から18年の3年平均としますと29.5と、またまた注目されるのではないかという感もいたします。経常収支比率は17年度の96.2、18年度で95.5と、少し改善されるようになっております。行財政大綱で見ますと、財源不足は22年まで予想されております。18年度で約6億円を見込みながら、実質は8億円余り生じたとなっておりますし、19年度では4億円の不足となっております。20年には2億2,000万、21年には8,000万、それから22年には1億4,000万円の不足ということでございます。このままでは、年々負担が増額し、サービスが低下することになると考えられますが、10年間で健全化するのは大丈夫なのでしょうか。その辺をお聞きしておきたいと思います。
 合併協議会で決めた現地解決型は、これでいいのかということで、小さい項目でお尋ねしております。まず、合併協議会で決めた現地解決型とは何だったのだろうか。一体化の行政とは何か。負担は同一で、サービスはばらばらになっていないかということでございます。旧3町は、面積も人口も高齢者率も環境も違います。面積では、小代区66.16平方キロ、それから香住で137.26、村岡で165.66と、大きな面積の違いもあります。それから、人口では、18年の4月1日の人口ですが、小代で2,491、香住で1万3,475、村岡で6,448人ということになっております。また、高齢者率は、小代で41%、それから香住が25.5%、村岡が35.4%、こういう大きな違いがある中で、それぞれの地域局が知恵を出して、行政サービスがあっていいのではないかと思いますが、町長のお考えはいかがでしょうか。
 2点目に、イントラネットを利用した住民サービスの考えはないかということでございます。17年度より多額を投じてイントラネットの整備を進めてきております。予算の細部審査では、今後新たな展開は考えていないと答弁いただいております。ネットをもっと活用し、合併して町は広くなりましたが、サービスが充実したというようなことにはならないかという思いでございます。高齢化は進むし、こういう中で地区の公民館等を窓口にしてサービスができないものかと思いますが、例えば佐津、柴山、余部、長井、兎塚、射添など、まだあると思いますが、公の施設で人的な配置があるところで、住民票あるいは印鑑証明といったものが出せるようにならないかと思うわけでございます。最近は郵便局、コンビニでも出るような時代になっております。また、行政は最大のサービス産業と言われ、平成元年、土日ショッピングセンターに出張窓口を設けたという市長がおいでました。このようなことにはならないでしょうか。17年度から始めとるイントラネット、6,600万円余りかけて公共施設、光ADSLを接続しております。そして、イントラネットあるいは電算システム、毎年1億円近い維持管理費が出るわけでございます。やはりこれらを利用して、本当に住民サービスにつながるということを考えていいんじゃないかなと思います。
 香美町のホームページを拝見させていただきますと、新しい情報が随分更新されております。今は、いろいろな申請書やあるいは申込書が取り出せるようになっております。行財政改革検討委員会、医療体制検討委員会等の会議録も載っております。どのような意見が出て、どのような審議がされたかもよくわかるわけでございます。但馬では豊岡市、養父市が議会の会議録も載せております。朝来市はケーブルテレビで放映されています。香美町はどうでしょう。やはり、この議会制民主主義の議論が、こういう会議録をホームページに載せるようにならないかということでございます。テレビ等で庁舎の落札率が取り上げられておりましたが、会議録に載せておれば、どのような審議がされ、どのような結論が出たか、一目瞭然になるわけでございます。あのテレビを見とる限り、町民には議会が無能に映っているのではないかという思いをしております。
 3点目に、職員を地域担当を決めて出向くサービスを考えてはどうかということでございます。車社会によって、人と人とのつながりが希薄になっております。行政サービスの一環として、職員を地区担当を決めて、地区に出向くサービスをしてはどうかという考えでございます。町民の皆様には、いろんなイベントなどで、ボランティアとして力をかり、協力をいただくことが多くなっております。町の職員も集落に担当を決めて、月に一度ぐらい区長さんにお会いし、顔の見えるサービスがあってもいいんではないかなと思うわけでございます。この点ではいかがでしょうか。
 それから4点目に、縦割り組織の再編は考えていないかということでございます。今、国会でも縦割り行政、年功序列の弊害を問われております。香美町において改革をする必要がないのかどうか、縦割りの古い体質から、協力体制がとれるグループ制を取り入れてはということでございます。行財政改革の答申の中でも、機動力を発揮するグループ制の導入を検討をと入っております。私は答申の中に能力、実績を適正に給料を反映するようと、人事評価システムの導入は、私自身は反対でございます。ごますり体質と足引っ張り体質が生まれるという感じがいたします。それよりも大事なことは、公僕として、奉仕者としての精神が大事ではないでしょうか。
 5点目に、目玉としての改革の何かお考えはありますかということでございます。今、香美町は、関西の夕張としてマスメディアが注目しております。これまでマスメディアに利用された面があります。今度は、逆に利用するチャンスではないかと思いますが、いかがでしょうか。
 以上の点を、よろしく答弁お願いします。


◎議長(橘 秀夫) 質問は終わりました。
 町長の答弁を求めます。
 町長。


◎町長(藤原久嗣) おはようございます。一般質問をよろしくお願いをいたします。
 私からも、昨日の能登半島の地震につきましては、被害を受けられました皆さんに心からお見舞いを申し上げます。あわせて、他人事ではなく、この香美町でそうしたことが起きた場合の対応を万全を期するための教訓として、よく心得ていきたいというふうに思っているところであります。
 さて、長瀬議員から行財政改革に関する数点のご質問がございました。答弁をさせていただきます。
 まず、将来を見据えた展望をはっきりと出すべきであるというお話でございます。
 今回の行財政改革大綱も、5年間を期間としまして、この間に厳しい財政状況を克服していくというための年次計画を立てて、それを着実に実行していきたいというふうに考えております。もちろん、その財政の再建を図りながら、新しい合併をした香美町のまちづくりを展望しながら進めていくということで、この5年間の期間につきまして、とりわけ前期3年につきましては、財政再建を主眼にまず取り組んでいくことが必要だと思います。けれども、その間にあっても、将来の香美町づくりのために必要なことにつきましては対応していきたい。それが以前からご説明しておりますような産業の振興と、それから進行します少子化への歯どめというふうな部分については、必要な施策をとりながら、将来にわたる道筋をつけていきたいというふうに考えているところであります。
 そうした中で、ご指摘もありました、今、町民の皆さんも、実質公債費比率が28.8ということで、どうなのかというふうなご心配の向きもあります。夕張と比較してのお話がよく出ますし、マスコミ等でも取り上げられております。十分議員各位にはご承知のとおり、実質公債費比率は起債の償還という部分をとらえております。しかし、それが香美町のように28.8と3割近いということは、一般財政への影響が大きいことから、一般財政の上でも、慎重かつ適切な計画のもとに推進をしていかなければならないという問題があります。夕張は、そうした問題が本町と同じような状況であると同時に、毎年の財政運営の上で、聞くところによると三百数十億円の赤字が生じておって、そのいっときも許せない解決が必要になっているという部分があるというふうに聞いております。幸い、我が町はその部分につきましては、現在のところ、わずかですが7億円ほどの基金も持って対応しているということですから、この実質公債費比率に対する対応を着実にとっていく。特にこの3年間、そのための財政健全化の努力をすることによって、将来展望は開けてくる。そのためには、単に町当局だけではなくて、町民の皆さんも一体となって協力をいただいて取り組んでいくことが必要だということから、いろいろなお願いをしているというのが現状であります。一層、町民の皆さんにもご理解をいただきながら、万全の体制で、当面財政健全化の取り組みをし、少しでも早く新しい香美町づくりが進められますように、努力をしてまいりたいというふうに考えているところであります。
 それから、具体的なご質問の現地解決型は何だったのかというお話です。合併のときから、この香美町は地域的にも離れておりますし、また、地域のそれぞれ個性を持っております。そうしたことから、それぞれの地域に合った行政を、できるだけ住民の皆さんに近いところでやっていくという合意の中で、現地解決型というふうな対応をいたしました。そのために村岡、小代の地域局に相応の職員を配置して、日常の業務についてはそこである程度できるという体制でスタートしたところであります。2年たちまして点検をする中で、当初の意図どおりにまだ進んでいない部分もあります。特に内部における本庁と地域局との間の連携が、やはりスムーズにいっていないというふうなことから、住民の皆さんに必要以上のご迷惑をかけているというふうな部分もありますけれども、これらはそうした反省の上に立って是正をしていくことによって、少しでも住民対応がより高められていくんではないかなというふうに思っておりまして、そうした現地解決型対応については、基本的にこれからもその方向で進めてまいりたいというふうに思っているところであります。
 それから、負担が同じでありながらサービスがばらばらになっているではないかというふうなお話です。それぞれの地域が議員もご指摘のとおり3区それぞれ違いますので、その状況が若干、直接住民の対応の部分では違うということはありますけれども、考え方としては3区、いわゆる香美町全体を同じ方向で進めていきたいというふうに考えているところであります。これも合併前の3町における行政サービスの程度に違いがありますので、それを一本化することによって逆に合併前と現在を比べる中で、それぞれの住民の皆さんのとらえられ方が違ってきているという問題はあるというふうに思います。したがって、それらについては過渡期における問題として十分ご理解をいただくよう、我々としても一層努力をしていかなければならんというふうに思っているところであります。
 それから、それぞれそうした地域の特性のある地域を対象にした行政を行うとき、逆に、一本化でなくて地域局ごとの知恵を出して特色を出す行政の展開が必要ではないかと。まさにそのとおりだというふうに思います。我々も絶えず地域局長にはそのことを指示をしておりますし、地域局長の本庁の部長級同等に置いている意義もそこにあります。したがって、予算を例えば何ぼ与えて自由にというところまでは、まだ行っておりませんけれども、考え方は、そうした地域の問題についてどんどん提言をするようにというふうに指示をしておりまして、いろいろと我々に情報も入れてくれております。そうした中で、取り入れるべきもの、取り入れられるものは、現在までも取り入れておりまして、いろんな形でそれぞれの地域、特性のある施策の展開を図ってまいりたいというふうに思っているところであります。
 大きな2番目のイントラネットの活用につきましては、現在イントラネットで、議員もご承知のとおり町内11カ所に配置をしております。その直接的な効果とあわせて、そうした配置を行うことによって光ファイバー網の浸透といいますか、一般の皆様方への利用が図りやすいというふうなことも含めて取り組みをいたしました。ただ現在のところ、いわゆる我々の行政情報を提供するという形にとどめておりまして、ご指摘のような住民の皆さんがそれを使って町のほうへ発信をする、依頼をするというふうな機能をまだ持たせるまでに至っておりません。住民の皆さんが身近なところで、いろんな申請をするとか、照会をするとかというふうなことについても、今後の課題として取り組んでいかなければならないというふうに思います。ただ、それを整備する上での費用の問題、それから利用の問題、それらを考えて効果的な対応をしていくのにはどうしたらいいか、それらはこれからの課題として検討をしていきたいというふうに思っております。
 このイントラネットとは直接異なりますけれども、今インターネットの加入・普及が進んでおります中で、このインターネットを使って町のほうにいろいろな検索といいますか手続をするというふうなことについての検討・研究が進んでおりまして、県下でもほかの市町で取り入れられているところもあります。香美町としても、例えば住民票とか印鑑証明とか納税証明など、多くのそうした手続について各家庭のパソコンから町役場のほうへ申し込みができるというふうな仕組みがあります。もちろん、ただ申し込みはできますが、今度はそれをお送りする部分の返信ができないので、取りに来ていただくというふうなことになりますけれども、そういうふうなシステムについてはでき上がりつつありますので、これらも住民の皆さんにとって本当に利便が高まるんであれば、要は往復ではありませんので、ちょっと問題がありますけれども、そういうものの利便が高まるのであれば、こうした情報化時代における、しかも遠距離に住民の皆さんが居住されているという状況の中における取り組みといて、大いに検討をしなきゃならんというふうに考えているところであります。いずれも、財源、財政との絡みもありますので、十分投資と効果という点を考えながら、しかし、これからこうした情報化時代における取り組みとしておくれを期さないような観点からの取り組みはしていかなければならんというふうに思っているところであります。
 その関連で、一部公民館を拠点にというイントラネットの部分がありました。これも先ほど言いましたように、公民館に置くことによって、それぞれにどのぐらい利用があるか、それから、今の状況では職員がいなきゃならんということですから、その辺がきちっと今の職員を活用できるかどうか、これらも含めて情報化時代における取り組みは全体的に検討して、できるものから取り組んでいく、そういうふうな方向で進めていきたいというふうに思っております。
 また、議会の会議録をホームページに載せるべきだというご指摘でございます。確かに情報公開という点から、その必要性は十分にあると思います。若干、経費の問題等があって今、実現に至っておりませんけれども、この問題につきましても、議会当局とよく協議をして検討したいというふうに思っております。
 次に、職員を地域担当にしてはどうかという話です。ご指摘のとおり地域局を置いて、そうした現地解決型をとりながら、それでもなおかつ、やはり十分な住民の皆さんの声というのは把握するまでに至っていない部分もありますので、ご提案のような方法については、私自身ももう従来から思っておりますので、とれる方法はとらなきゃならんというふうに思っております。具体的には、係長以上ないしは副課長以上ぐらいの幹部職員が、それぞれの小学校区単位ぐらいに住んでおりますから、その住んでおる地域の、そうした幹部職員を、本来の仕事とは別に地区担当のような形に割り当てをして、絶えずその地域の動向については生活をしながら把握をし、行政の中へ報告をしていく。あわせて休日等、区長さんや関係の皆さんとも意識的に接触をしていろいろな動向を把握する。そうした住民の皆さんの意向を吸収する、それを町政へ反映させるという部分を、まずやるべきではないかなと考えておりまして、これにつきましては具体化をしたいというふうに思っているところであります。
 それから、組織の流動的、機動的な取り扱いや方法につきましては、第1日目のご質問にもお答えしましたが、その方法の第1段を、この4月からの体制の中で取り入れたいというふうに思っております。議員からも以前の議会でご提案をいただきましたが、いわゆる班制度のような形のものにして、当面は班という取り組みはしませんが、大きな係にして、今までの細分化された係をできるだけ関連した仕事については大きな係にくくって、そうした中で職員を機動的に使う。要はA係の職員、B係の職員、担当というんではなくて、多きな係にして、その係のいろんな仕事をその職員はやるんだというふうな機動的な活用方法を考えたいというふうに思っております。あわせて、そのことは非常に複雑化した行政を展開するときに、どうしても縦割りになりますと、その係の部分を中心に物事を判断する、これは本人はせっかくいいことをやっているようでも、住民から見ると少しずれているというようなことがあります。したがって、幅広い見地から施策展開を行うという施策展開の問題と職員の機動的、流動的活用という観点から、大きな係制度というもののスタートをしたい、そして職員の意識改革も含めて取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。
 最後の、目玉としての改革の問題です。改革を行う上で外向けの発信ということも必要ですけども、まず第一は具体的な成果を上げる取り組みが必要ですので、そういう観点から、いろんな行財政改革につきましてはご案内のとおり進めておるところであります。したがって、議員のご提案のような意識的にそうしたものをというふうな考えはありませんけれども、あえてそうした中で取り上げるとするなら、1つは職員の提案制度というのをきちっとルール化をして、より住民の皆さんに最少の費用で最大の効果の上がるような行政、町政展開ができるような仕組みというのをスタートさせたいというふうに思っております。そうした提案制度とあわせて、さらに職員の能力、意欲を活用するために、主要な課題ごとに若い職員を中心としたグループによるいろいろな検討会のようなものもスタートをさせて、そうした意見を、とかく幹部中心に上がってくるだけではなくて、若い人たちの意見・提案も我々が取り入れられるような仕組みというのも、この新年度からスタートしたいというふうに思っております。
 もう一つの問題は、十分な検討をして展開をする施策ですが、その施策の効果測定というのが、とかく行政の分野ではおろそかになっている嫌いがあります。したがって、プラン・ドゥ・シーといいますか、その施策がどう効果的に行われたか、そしてその反省を踏まえて次の施策展開にどう改善・改良をしていくか、こうしたいわゆる行政評価というふうな手法についても取り入れてまいりたいというふうに思っておりまして、それらのことを中心に実質的に財政が健全化をするという方向で、当面全力を挙げて取り組んでまいりたいというふうに考えているところであります。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(14番) 最初に申し上げましたように、とにかく財源不足はずっと生じておると。そういう中で今のようにそれを補うとするならば、単純に言えば、皆さんに払っておるものを減らして、町民からもらうものを引き上げればというのは、計算は単純にできるわけでございますけど、私はこのたびの質問の大きな目的は、そういうことでなくして、知恵を出したら、もっといろいろな旧態の組織の中で新しいものが見えてくるんじゃないかなという思いでございますし、既にいろいろなところでそういう、いろいろな発想のものが出ておりますので、そういう中でということの思いで、このたびはいろいろと質問させてもらっておるわけでございます。そういう中で、今日もテレビが入っていますし、やはりそういう、すばらしいことは今、町長が発信することが伝わっていくということが、すばらしい発想が、こういう発想があるんだというすばらしいものを伝えるチャンスだなと思うんですよ。そういうことを思うわけでございます。
 そこで、1点目に現地解決型はこれでいいのかというのは、町長も今、るる答弁いただきましたが、私は予算の細部審査の中で、他の区がやってないからうちはできないんだという答弁があったときに、非常にこのことを思うわけですね。こんな環境、こんな事情が違う中で、なぜその地域に合った発想ができないのか。決して今言うように料金はやむを得んと、町民だから同じようにということがあるとするならば、やっぱり環境の違いは何でカバーするかと言ったら、やっぱり知恵と、そういう大きな負担がなくても出向いていくという、広い町の区域で出向いてサービスをするという発想もあってもいいんじゃないかなという思いがするわけです。細部審査の中で、同僚議員も触れていましたが、例えば納税の手続でも、そうして各区に出向ける状態に、本当に、長い期間の中で、この日はこの地域に行きますよと言えばできるはずなんですよ。それが一斉に寄ってきて、おばあさん、おじいさんがですよ、そして受け付けしていたら2時間も3時間も、あるいは半日も待っておって、今日はできませんよと言って帰るという、明くる日にまた出る。7時前からもう並んでおるというような状況が現実あるわけですね。そういう中で、やはりこういう高齢化が進んでいく中で、本当に住民のサービスというのは、やっぱり行政がその出先に出向ける、出向いていくという発想も私は大事ではなかろうかなという思いです。だから、少々の負担はやむを得んとしながら、だったらどういう知恵を出してどういうサービスができるんだという発想をぜひ持っていただきたい。
 特に情報社会でございますので、インターネットではもう世界が見える状況でございます。そういう中で、やはり情報過疎にならないためには、いろいろと私は、光ケーブルが入ったときに、どうして住民がそこに入っていけるんだということで、随分提案を申し上げましたところがありますが、財政的になかなかその支援はできんというような状況でありますので、それは無理としても、せめて公共の施設をつないでいる、そういうものをフルにどうして利用できるかということを、ぜひ考えていただきたいと思いますし、やはり議会、町長はまた予算的なものがあって今回も議会の会議録は載せれないということであったと思うわけでございますが、やはり議会制民主主義の原点というのは、議論がどうあったかということが一番、町民としたら、私は町民に知ってほしいところなんだろうと思うんですよ。ただ、いろいろな審議会の会議録は載っておりますね。だから、町長部局で町長サイドの議論されたことは載せておる、その最終的に議論して決定する議会の会議録は載らんということは、何か我々議員としても寂しさを感じますね。やはり町民の皆さんに、先ほど申し上げましたように、本当にあのことを議論してくれとるんかいやと、ただ、議事録が載っておれば、ああ、こんな議論したんだな、こんな本当に、99.1%という庁舎の落札率のときには、議員が本当にけんけんがくがくと議論をしたなというのが見えるわけですよ。そうせなんだら、あれを見て、テレビが放映されてときには、議員は何しとるんだいやと、議員はさっぱり何もしとらんのじゃないかということしか映らないということなんですね。その辺を、やっぱりこれからは、こういうマスメディアが発達して、いろいろな情報ネットが発達し、そういう中で、やはりそういうことに積極的に予算をつけていただいて、やはり議論はこうしたんだと、皆さんにそない不透明なことはしてませんよ、しっかりと議論したんだというようなことが見えるような状態にしていただきたいなと思っております。
 それから、出向くサービスは具体的に何か考えてやっていただけるということで、ありがたいな、やはり肌で感じるサービスが大事ではなかろうかなと思いますし、縦割りの組織の再編ということも、いろいろと幅広く考えて知恵を出していただけるということでございますので、その辺安心できます。ぜひとも、やはり皆さんが公僕であって奉仕者という精神のもとでやっていければ、私は大きな力となるんじゃないかなと。ただ、旧体の縦割りで何か1つ上から下ろしてくるということでなくして、やはりいろいろな協力の中で、そういうものが今、町長が言われましたけど、若い職員の提案というようなことで、新しい芽生えができることを、ぜひ願っております。その辺と、会議録はどうなるんかということや、その辺の答弁、またよろしくお願いします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 先ほどもお答えしましたように、要はこうした厳しい状況の中で制約された職員数の中で最大限の行政展開を行っていくためには、その職員の能力をいかに引き出すか、また、それを具体的に施策に反映させるかにかかっているというふうに思います。今までからそうした努力はしておりながら、先ほどもお答えしましたように、まだまだ若い人たちの新鮮な斬新な発想を施策に取り入れるというふうなシステムについては十分ではありませんので、そうした観点を中心にして、新年度、積極的にそういうシステム化を図っていきたいなというふうに思っているところであります。
 それとあわせて、ご指摘の、要は机に座っていろんなことを判断をするんではなくて、現場主義と言っておりますが、現場に出て実態を見て、その上で必要なことを施策に取り上げる、そのことが基本ですから、その第一は、こうして合併をして直後の町にあっては、ご指摘のとおり、地域の住民の皆さんが何を思っておられるか、何を望んでおられるか、そうしたことの把握が最優先だと思います。地域局が、本庁も当然ですけども、それぞれごとにそうした観点から取り組んでいくという1つ方法として、先ほどもお答えしましたような地域制、ご提案のそうしたものについては、やる気があればすぐにできる話ですから、すぐに取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 そうした中で、先ほどの税の申告時における問題も、そうした取り組みをしとればわかる話です。この問題は、前の議員のご質問にもお答えしましたように、実は昨年そうした話もちょっと聞いておりまして、特に兎塚、川会については17年度の申告のときに、少し従来の村岡町時代と人数が少なかったものですから、時間がかかったというお話も聞いておりました。したがって、議員もお話のような、日数は少なくても、今日、明日はどこという格好で地域割りをして地域局の職員が全部当たるような方法がいいのか、それとも村岡地域局で数日間にわたってずっとやるほうがいいのか、よく区長さんや関係の皆さんのご意見も聞きながら対応するようにというふうな、私自身も指示をしておりまして、それらを踏まえた上での今回の判断だったと思いますが、しかし新たな問題も出ておりますので、これらは十分そうしたご意見を、今回におけるご意見を十分聞いて、少しでも改善ができるよう努力をしていかなければならんというふうに思っております。その問題だけではなくて、いろんな問題について、やっぱりそうした具体的な対応について、住民の皆さんの声を聞きながら、合意の上で進めていく、そうした行政の取り組み姿勢をもっと強化をしてまいりたいというふうに思っております。
 議会の議事録につきましては、これを取り入れるのに金額の上では検索システムが26万円、それから取り入れる年間の費用が60万円弱というふうなこともありまして、少し検討しようということにしましたが、これにつきましては議員のご提案もありますし、また改めて議会当局とも十分協議をしながら、できるだけ早く実現をするよう努力をしてまいりたいというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 長瀬幸夫君。


◎長瀬幸夫(14番) 私の思いに沿った答弁をいただいておりますので、余りしつこくもうお尋ねしませんが、やはり高齢化する中で出向いたサービス、兎塚、川会として挙げられると村岡の地域だけで、何かまた地域エゴじゃないかなんていうことが言われそうですが、そうでなしに、この環境は同じようにあると思うんですよ、余部だって奥佐津、あるいは佐津、そういうところがある。同じようにやはり高齢化が進む、そういう中で、やはりこういうネットを張って出向くサービスを考えればできるという思いがしますので、ぜひともその辺をしていただきたいと思います。
 それから、やはり200人から職員がおいでるわけですから、すばらしい知恵がいっぱいあるんじゃないかなと思いますので、やはりその辺が反映できる、上から命令的におりるというような体質は取っ払って、やはりそういう幅広く知恵を出していただき、1つでもそれが町民のために反映できるということをしていただければありがたいなと思いますし、やはり地方自治の大切なことは、孔子の言葉に「近き者喜び、遠き者来る」ということがあるようでございます。そこに住んでいる者が平和で豊かで明るく元気で暮らしておれば、遠くから必ず人はやってくるということのようでございます。霞が関の常識は国民の非常識と言われておりますが、公務員の原点に立って、公僕として、町民の奉仕者として、公務員の常識が町民の非常識にならないことを念じて、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。


◎議長(橘 秀夫) 以上で長瀬幸夫君の一般質問を終わります。
 次に、西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 失礼します。それでは通告に従い、町長に対して和牛振興公社について質問させていただきたいと思います。
 この公社については、3月末で16年16期が経過するに至っております。株主数は22名で、町が800株、JAが400株ありまして、持ち株の比率といいますと、町が53%というような比率になっておりまして、町にとっても責任あるということの認識をしておられるというふうに思っております。この公社の設立の目的については、美方町の基幹産業である畜産振興に携わって公社で肥育した牛を加工所でさばき、調理し、それをレストランで試食していただくというようなことが背景にあるのではないかというようなことを聞いております。そんな中で今、今年の4月1日からステーキハウスがどうなのか、それから加工所はどうなのか、それから和牛振興公社は今どうなっておるのかというような、この3つが一緒になった形のことが問われておるんではないかなというふうに思っておりまして、町長にまずこの16年間に対しましての成果・実績について、今どのように思っておられるのかお聞きしたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 西村議員の和牛振興公社を中心とした対策についてのご質問にお答えをしたいと思います。
 今も議員からご説明がありましたように和牛振興公社、旧美方町時代に単に和牛の振興だけでなく一体的な地域振興の拠点という形での考え方のもとにスタートをして、16年という年月がたっております。そうした一体的な和牛の繁殖、肥育、そしてそれの肉の加工・販売、それから農産物の加工というふうなことが、いろいろとその後における状況の中で紆余曲折を経て今日に至っている状況にあるんではないか。その過程過程における成果は出ておりますものの、究極的な目的としての成果がまだ出ていない、ないしは状況が変わりつつあるというふうなことがありまして、これらに対する現時点での、いわばこれからのあり方については、もう一度当初の計画、当初の考え方を十分考慮をするものの、やっぱりこれからの対応についても考えていく時期ではないかなというふうに思っているところであります。
 和牛公社につきましては、現在46頭の親牛と、約10頭の肥育牛を飼っておりますが、その46頭の親牛の年齢が非常に高齢化をしている、いわゆる繁殖牛としての機能が十分果たせない牛もかなりありますために、いわゆる受胎率が低下をして、経営的には非常に厳しい状況になっておるという形があります。
 それから、その肥育をした肉を提供するというステーキハウスの問題につきましては、こうした厳しい町の財政事情の中で、運営の上での赤字が生じて、この4月から民間へ経営を移譲するということによって、形としては変わりますけれども、その機能は民間の皆さんの知恵と工夫でやっていただこうという形に変わっている。
 それから、加工施設につきましては、特に漬物類の加工所につきましては、現在までの経営者の方が対応できないような状況になっているというふうな問題もありまして、全体的な構想がかなり崩れてきている、ないしは方向が変わりつつある、また大きな課題を抱えているというふうな状況にあります。したがって、冒頭申しましたように、これからのこれを取り巻く環境の中で、地域振興を図る、畜産振興を図るという観点からどうすべきかということを早急に考えていく必要がある時期ではないかなと、私はそういうふうにとらえているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 町長は経営悪化の要因について今、答弁していただきました。合併して2年経過するわけでございますけれども、合併の中の決算報告会で、いつも地域局長が話されておるのが、取締役会を開いて、その中で課題を見つけて、そしてその中で実行していく、もう少し待ってほしい、もう少し待ってほしいというのが16年も続いたというふうに私は思っております。先ほど町長は何を言われたかと言いますと、46頭の牛がおって、そのうちに繁殖する牛が老齢化してきたと。したがって受胎率も悪いんだというような話をされたわけですけども、私の思いとしては、50頭の牛がおったとするなら、その8割を出荷して、2割が、50頭でいいますと10頭ぐらいが育成といって保留して回す体制をとっておられたのか。老齢化が進んできたということは、常に、もう牛が消化していて、新しい牛を入れないから、こんな状態になってきておるわけですので、どこの畜産農家においても8割は出荷して、2割は育成・保留に回していくというのが畜産の経営の筋なんで、というふうにと私は思っております。15年度には42頭の出荷頭数、16年度には26頭、17年度には28頭、それから18年度、今年には23頭しか出荷しない。普通の畜産農家でいったら、とてもやないけど採算ベースに乗らないというふうに思いますが、その辺の考え方を整理していかないと、とてもじゃないが、改革というんか、できんのじゃないかなというふうに思いますし、要するに、ここまでなった原因というのは、例えば人災なのか、天災なのか。天災と言いますと、今日言われたような地震があって牛舎がめげたとか、そういうことが天災でしょうし、人災というのは、やっぱり人のことで対応できたら、そんなことにはならないということが2つあると思うんですね。その点、町長はどちらのほうをとられると思いますか、お伺いしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫)町長。


◎町長(藤原久嗣) 今の状況につきましては、議員もお話のように、昨年、今年では46頭の牛の中でいわゆる出荷できるのが、昨年が28頭、今年が26頭という、60%切っているんですね。通常は90%台が維持できる、また維持しなければ経営的には成り立たないというふうに言われている中で、こういう状況になっている。その原因は、議員もご指摘のように、要は若い牛の更新がおくれてしまった。大体12歳から13歳ぐらいで更新すると言われておりますが、今、実は14歳以上の牛が46頭のうち15頭おるというふうな状況でして、これらについては飼養はしているけども生産をしない、いわゆる費用だけかかるというふうな状況で、これでは一般論から言っても経営として成り立たないと。ただ、今のこういう状況になったのは、毎年2頭ないし3頭の新たな牛の更新を行う上での資金計画といいますか経営計画がうまくいかなかったということが起因している、結果論としてそういうことではないかというふうに思います。
 したがって、その辺も含めて人災か天災かというのは、私もそこまでの細かな分析はしておりませんけれども、両方あるんではないかな、いろんな問題について将来予測、それからその段階における判断、もちろん判断には財源、財政的な問題も含めた、株主、いわゆる公社そのものの対応の問題、いろんな問題でこうなったんではないかというふうに思っております。ただ、それをそのまま年々この状況を続けることは、さらに経営的に悪化を来すことですから、先ほど冒頭申しましたように、これからを見据えた将来方向についての判断をしていく段階ではないか、それについていろいろと協議をしていかなければならないというふうに考えているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 天災か人災かという話もさせていただきましたが、昨年の12月に産業建設委員会でこの公社の視察をさせていただきました。その中で中毒という、エンドファイトという中毒にかかった牛がたくさん出て、どうしても牛がそういう中毒症になったと、そしてその中に牧草ではないかというようなことで、菌を調べた結果、菌ではなかったというようなことも聞いております。しかし、一番たくさん出た牛というのは、和牛振興公社であると。そのことを踏まえたときに、やっぱり健康な牛をつくるにはどうしたらいいか、健康な牛であったらそんな病気には、中毒にはかからないというふうに思うんですよ。したがって、今までいろんな町が支援をしてきた、毎年何百万という支援をしてきたわけですけども、支援をしても支援をしても、一向にこのことが解決できない。それはなぜかということが問題である。その中でやっぱり町長が先ほど言われましたように、老齢化の牛がたくさんおるから受胎率が悪くなって子牛の生産がおくれたというようなことが出とるんですけど、それだったら、そのときに、もっと早い時期から牛の更新をしていかなくては、とても。もうすぐ、あと新しい牛を入れていきますと、またそこで費用がたくさん要りますし、悪循環というようなことが重なってきますんで、人災、天災とは答弁していただかなかったわけですけども、その辺を十分強力にやっぱり町としての和牛振興公社に対する指導もしていただきたいなというふうに思うわけでございます。
 そこで、地域局長がいつも言われておるんですけども、役員会においてということがたくさんありまして、その役員の皆さんのメンバーを見させていただきますと、大抵が充て職になっておられると。失礼ですが、その充て職の皆さんに、それほど畜産の経営についてのノウハウがあるとは思えないところもたくさんありますし、したがって、学識経験者とか、それからそういう牛飼いを通じて精通しとる方の、おそらく意見も聞かれたんではないかなと思いますんで、どんなアドバイスをそのときに受けたのか、お聞きしたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 役員会とか直接の運営の問題につきましては、ちょっと私も十分把握していない部分もあります。地域局長が役員で出ておりますので、具体的なことにつきましては地域局長に答えさせます。


◎議長(橘 秀夫) 小代地域局長。


◎小代地域局長(田淵一良) 平成9年から、たしか半年程度だったと思うんですけど、その振興公社の活性化委員会というふうなものの中で、普及センターなり、それから獣医師等の中での指導を受けております。その中にも今、先ほど町長が申し上げましたようなことも出ておるわけですけども、そのときの資金等の中でこのような形を繰り返しておるというのが現実でございますし、役員会の中でも、いろんな形でどうあるべきか、どう判断すべきかというふうなことも、個々には協議をされておるところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 協議をした結果が今の状態ということは、昨年は累積赤字が1億200万、そして今年の18年の3月末では8,500万の累積赤字、これは、その前の年に1,900万のオーナー制度を入れながら、オーナー制度といっても町が負担するわけですので、1,900万の負担をして8,500万の累積赤字になっておるというようなことからして、16年間ずっとこの状態を続けていって、町長も先ほども言われましたが、悪いとこは悪いし、ええとこはええし、改善しもって進めていくというようなことが言われるんですけども、なかなかこのものの解消というのは並大抵のことではないんではないかなというふうに思うんですけども、解消策なんか、どこに持っておられるか、お聞きしたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 議員もご指摘のように、今日まで16年間こうして来たというのは、それぞれの時期に役員の皆さんを中心に、また旧美方町当局もいろいろと工夫はされたものの具体的な対応が難しかったという経過の中ではないかと思います。しかし、今こうして香美町になり、かつ財政的にも大変厳しいという状況、あわせてこの公社の目的としたいろいろな多面的なものが、これからも十分その必要性があるのかどうかというふうなことも含めて考えると、今、大きな改革をやらなければならない時期ではないかなというふうに私は思っております。
 1つは、大きな目的で議会でもいろいろとご提案もありましたが、但馬牛の種の保全ということにつきましても、当然我々としてもやらなきゃなりませんけれども、県がまさに但馬牛に特化をして、しかも和田山にその試験研究機関を置いて取り組んでおると。昨年にはDNAを中心とした種の保全を行う新たな研究施設、研究機関をつくって、それを重点的にやろうとされているとなると、そこにお願いをするということで、十分とは言えませんけども、そういう方向でいいんではないだろうかなと。
 肥育の問題につきましても、設立当初は肥育化を先導するんだというのが目的でしたが、今、町内にも若手の専業畜産農家を中心に100頭を超す肥育が行われておりますし、我々としても、まさに大きな意味での地産地消という観点からも肥育を推進しようとしていると。そうすると、先導的に公社でやるという必要性も、ないとは言えませんけれども薄くなっておるということが言えると思います。いろんな問題が、設立当初の目的と違ってきた。あわせて今、経営的に大きな問題になっているとなると、これらをどうしていくかということを早急に役員会、公社の皆さんにお考えをいただき、町としても一緒になって考えていきたいと思っております。
 私は、端的に具体的には、じゃ、今の46頭、50頭近い牛を、その規模を維持しながら今、若い牛に切りかえるとなると、これは資金的に大変な問題があります。例えば、先ほど言いましたように14歳以上が15頭ということなら、30頭規模に縮小すれば90%ぐらいの受胎率は図れるんではないか。そこを前提にして、じゃ、ほかの経営、運営がどうなるかというふうなことも考えていかないと、今の規模を維持しながらといったって、なかなか難しい問題がある。そんな大胆というのではありませんけども、要は現実的なことを前提にしながら、どうしていくか、そしてその目的が薄れていくとするならば、負債との関連でしかるべき時期にその方向を、目標点を設定をしていくというふうなことも含めて、大いなる検討をしなきゃならないし、する時期であると。もうそのぎりぎりの時期ではないかなというふうな認識を持っているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) 先ほど長瀬議員も言われておりますように、この町の財政改革の真っただ中という中で、この牛の延命治療策というのは、200万出したり500万、町が支援をずっとしてきたと。してきた結果がこういう状態になっておると。したがって、そんな財政改革をする中で、こんなことをしておる余裕が本当にあるのかな。もっと大事なことは、抜本的な改革もしながら、やめるか、するか、せんかの話をきちっと積み上げていって、その中から和牛振興公社のあり方も、だとするなら、もう200万なら200万を毎年つぎ込むからやらせるのか、それとも、もうやめさせるのかというところまで来ておるんではないかなというふうに思うわけです。余裕がある町であれば、こんなことは言いたくもないわけですし、しかし、但馬牛の振興ということとなれば、やっぱりこのことも必要かなというふうに思うんですけども、余裕がないのに和牛振興公社に支援をしていこうということが、香美町の畜産農家にとって和牛振興公社がなくなったら、どのような影響があるのか、それとも置いとったらどのような影響があるのかというとこで、もしなくなったときに畜産農家はどのような影響があるかということを、ちょっとお尋ねしたいと思うんですけど。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 直接的な部分のお尋ねの件は、私も判断はしかねますが、先ほど言いましたように、当初の設立目的と比べて状況が多く変わってきているという中で、今ご指摘の畜産農家との関係、それから但馬牛全体の振興という中における県と地元町との役割分担の問題、それからそれに取り組む畜産振興の中におけるほかの町の振興策と、この部分との財政配分の問題、これらもやっぱり総合的に緊急に点検をし、その方向を出さなきゃならんというふうに思っております。総じて、私は先ほどお答えしましたように当初の目的の各面にわたるものが全体的にその必要性が薄くなっているんではないかというふうに思っておりまして、そうした中における具体的な対応を町としても公社に投げかけて検討してまいりたいなというふうに思っております。長い間、旧美方町において積極的に取り組まれた施策であるという点については、それは重視しなきゃならんと思いますけども、現時点、これからのことというのを中心に判断すべき時期であるというふうに考えているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 西村伸一君。


◎西村伸一(17番) こんなやりとりをしとっても先に進みませんので、具体的な課題解決に向けてやっていただくことをお願いいたしまして、私の質問を終わります。


◎議長(橘 秀夫) 以上で西村伸一君の一般質問を終わります。
 暫時休憩します。
 再開は10時55分とします。
                             午前10時40分 休憩

                             午前10時55分 再開


◎議長(橘 秀夫) 会議を再開いたします。
 次に、浜上勇人君。


◎浜上勇人(19番) 通告に従いまして、一般質問を行いたいと思います。
 質問の中身は、財団法人兵庫県クリエイトセンターの但馬最終処分場の運営について、町長に考え方をお尋ねしたいと思います。
 この質問に出てまいりましたクリエイトセンターの処分場につきましては、我々が初めて議員にさせていただきました町長がご就任までの平成11年、当時の香住町議会にも請願が出されまして、当時のことを思い出しておりますんですけども、但馬産業廃棄物香住処分場設置計画の凍結を求める請願書、このようなものが出されまして、請願者はちょっと病気でお休みの川端先生、紹介議員に同僚議員の小林さんであって、大きな議論があったことを今でも鮮明によく覚えております。当時は香住町議会は20人おりまして、今はもう議長を含めて7人にこのことを覚えている議員は減ったわけですけども。
 最近、町民の皆さんからよく、香住町内を走っているダンプカーが非常に多くなった、浜上君、そう思わんかというような声を、よく聞くようになりました。現実に、設置当初は、持ち込みの費用の値段が高いということもあって、なかなか持ち込みがないというようなことを、運営がなされた当初は聞いておりましたんですけども、当時から、やっぱり公共事業の積算の基礎に、このクリエイトセンターの搬入料が積算の根拠になるようになったら、公共事業の残土というものが多く持ち込みがあるだろうなというふうに私も個人的には想像をしておりました。実際の搬入量の増大については細かいデータは私は存じ上げておりませんけども、特に去年あたりから非常に町内を走るダンプカーの数が増えたように思うんです。矢田橋周辺の交通渋滞のこともあって、特に我々の地域、それから西のほうから来るマイカー、それぞれ地域に住む住民に大きな影響が出ているというふうに思いますけども、そのデータについて、大まかで結構でございますのでお示しをいただきたいと思います。これは、特に住民の皆さんから伺ったりする話の中でも、台風23号の豊岡の水害の後の円山川の改修に伴う建設残土の搬入が増えたためだというふうに聞いたりするんですけれども、その辺のことがどうなのかということもご答弁をお願いしたいと思います。
 次に、この施設に対する搬入経路の変更や、我々の住む、この香美町内の道路の減耗について、どのようにお考えをされておりますのか、また、最終処分場の設置の当時の計画と今の埋め立ての現状がどうなのか、今後の運営についての将来予測も含めて、町長の見解をお尋ねしたいと思います。
 以上であります。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 浜上議員のクリエイトセンターの現在の状況、それから今後の動向についてのお尋ねにお答えをしたいと思います。
 議員も今ご説明がありましたように、このクリエイトセンター、平成13年の10月から香住区内の油良地内で業務を開始しております。多く、小谷と大谷という2つの処分地を持っておりまして、小谷のほうが17万立米、大谷が74万立米で、合計で91万立米という規模でして、当初の計画では今ご指摘のように、但馬内で発生をする建設残土等を適正に処理をするということで、平成13年から23年までの10年間で、この91万立米、これを受け入れようということで計画がなされたものであります。しかし、その後、やはり高いというふうなことから、業者のいろいろな選択がありまして、計画どおりにいっていなかったという状況もあります。そうしているうち公共事業が発生をしました。その一つは今の余部道路の関係でして、余部道路が16年度から21年度まで6年間で30万立米受け入れるということになっております。さらにもう一つが、今ご指摘のあります円山川の23号台風との関連もあり、ひのそ島の掘削をしている残土、いわゆる掘削土の処分地として対象になっておりまして、これが17年度から22年度まで6年間で40万立米ということになっております。これらと、今の余部道路と円山川の浚渫工事の残土を入れることによって、当初の計画の、ほぼ23年度ごろに、この両方の91万立米というのが達成される見込みというのが現在の状況であります。
 問題は、今ご指摘のように、それを運搬する上での問題があります。余部道路につきましては、ご承知のとおりトンネル工事の残土ですので、一般の道路に入らずに油良地内、あの辺を通ってそのまま新しい工事用道路で搬入をしておりますので、直接の影響はありません。問題は円山川の改修に伴うことでして、これにつきましては事前に町のほうにも話があり、要はいろんな形での搬入経路における交通の問題、また騒音の問題等々ありますので、計画をある程度、いっときにせずに引き延ばしながら許容範囲におけるトラックの搬入ということと、加えて、そのことを関係の地区の区長さんを中心とした住民の皆さんの了解をとることということを前提にいたしました。
 その結果、了解をとって今取り組んでおります状況は、基本的な考え方は1日当たりのまず台数を制限をしよう、観光シーズンの海水浴の7月、8月、それからカニすきの11月から3月は平日のみとして平日に100台以内、土曜・日曜は、もう通行はしないと。それから、それ以外の海水浴シーズンとカニすきシーズン以外の時期につきましては、平日150台、それから土曜100台、日曜日はしないというふうな形で今取り組んでおります。加えて、搬入ルートの問題があります。これは、1つは香住区のところの東の踏切の問題がありまして、あそこで長く渋滞をするというふうなこと、それから道路が狭いために大型のトラックが通ることによる住民への影響もありますので、あそこをいわゆる交通の多いときには通らせないという方法をとっておりまして、朝夕の通学の時間帯、通勤の時間帯を中心として違う方法をとっております。
 具体的には、朝の10時まで、それから午後は3時半から4時半、これは中学生が帰る時間になりますが、この間については踏切を通らずに、香住に、佐津から香住道路を通ってきますので、インターをおりてからバイパスへ直行する、バイパスから境の産業道路を通って、七日市の交差点に行く、七日市のところから矢田橋に向かって、矢田橋を経由してクリエイトセンターに入るというふうな方法をとらせております。それも、余り車が数珠つなぎにならないように、要はトラックが通る時間が何分間もずっと続くというふうなことのないようなことも含めて対応をしてもらうということ。その時間帯につきましては、そういう方法をとります。それから、踏切を通った場合には、踏切を越して旧役場の前を通って、いわゆる今の警部派出所の前から産業道路に出るという形をとるということにしております。
 もう一つの問題は、矢田橋を渡って、あそこの踏切を越す場合の渋滞の問題があります。ガードマンを4人配置をするということで交通整理をするというふうな対応をしておりまして、あわせて、ほかのトラックも通る場合がありますので、この円山川の浚渫残土を運んでいるトラックということを識別するために、運転席の前に円山川という大きな看板を立てさせる、そのことによって住民がわかるということと同時に、運転手も十分交通に配慮をしていくんだということの自覚を持ってもらうというふうな方法をとって取り組んでおるところであります。
 17年度に円山川関係の車両が1,130台、だから1日当たり34台ぐらい、当初は100台ぐらいと言っていましたが、その台数までになっております。参考までにクリエイトセンターに入りました車両は、一般車両は9,730台、1日当たり40台、円山川関係は1,130台で34台、合計で約1万台で1日の台数が74台ということになります。それから18年度2月末現在でいきまして、一般業者の車両が5,334台、1日当たり24台、円山川関係は、これは18年度増えてきまして4,961台で、84台というふうな状況になっております。
 今のところ、地元の区長さん等と、いろいろとクリエイトセンターのほうが絶えず状況についてお聞きをしたりしておりますけれども、特段大きな苦情というのがないというふうな状況です。ただ、そういうふうな苦情があった場合には、町としてもすぐに運行方法を、例えば時間を延ばして、いわゆる車両の間隔を延ばすだとかというふうなことも含めて対応したいということで、絶えず区長さん方にもご意見を聞いているところです。
 もう一つ、道路が、大きな車両が通りますので損耗する可能性があります。特に矢田川を渡って、踏切を渡って、クリエイトセンターに入るところというのは、非常に道も狭いですし、町道久津居線ということになりますので、これらについては定期的に、場合によって補修をしてもらう、費用も出してもらうというふうなことも含めて、そういう話し合いをしているところであります。
 住民の皆さんに、区長さん等を通じて周知をしていますが、十分徹底していない懸念も、議員のお話を聞きますとあると思います。したがって、それらのことについては、まだこれからも続く話ですので、十分いろんな方法で周知をして、加えて、個別の問題について問題があれば、1つずつクリエイトセンターのほうに連絡をとって、その改善を図るということに努めたいというふうに思っているところであります。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 浜上勇人君。


◎浜上勇人(19番) 今、町長ご答弁いただいた中で、これといった苦情はないというふうなことで、下浜区長とも昨日話をさせていただいて、本当はこういうこと、この種の質問は一般質問にそぐわないんで、あれなんだけども、住民の皆さんからのお話もよく聞きますので、今日させていただいているんですけども、例えば今、町長がおっしゃった搬入の台数、これが許容できるかできないかというのは、行政が判断すべきことではないと思うんですね。やっぱりその地域に住む住民が自分たちの生活の影響があるとするなら制限台数をもっと絞り込むというようなこともできますし、それから、道路の減耗、損耗について、町長からもお話がありましたんですけども、例えば、今の香住道路が開通しましたときに、当時の香住町、まだ合併前の香住町の最終の年度で油良橋を渡り切ったところからクリエイトにかかる地域の交通量が増えることを予測して、厳しい財政事情の中から待避所というんですか、あれも含めて、あそこの道路の整備、たしか1,600万ぐらいだったと思うんですけども、香住町の予算でしたと。結局、本来住民の皆さんが利便性を高めるために町が公金を投入して整備した道路が、現状は町長、待避所もダンプカーのすれ違い場所になっとるわけですね。例えば、本来の意味で藤原町長が予算づけされたのは、あそこを通る、高規格に流入する住民の交通に配慮してのもんだと思うんですね。そういうことを含めますと、非常に私もちょっと納得のいかないところもありまして、そのことについての町長のご意見をお尋ねしたいのと、大変細かい話で申しわけないんですが、住民の皆さんと、いろいろそのことでお話をしますと、例えばクリエイトに搬入をする大型のダンプカー、11トン車とか、そういうものがあって道路を規制するのはいいんだけども、やっぱりそれが確認できないがために4トン車であるとか、普通の乗用車だとか、住民の皆さんの車両とがすれ違いできるような場合でも車両の通行止めをしとるのが非常に住民の皆さんにとっては影響があるということは、住民の皆さんから直接お話を聞きますので、そこら辺の対処は、クリエイトと緊密に連絡をとり合って、スムーズな交通の運行を町としても考えていくべきだというふうに思います。
 それから、先ほど町長がご説明になりました円山川の改修のひのそ島の土砂の件ですけども、1つ気になりますのは、当初から設置の請願の中には、川や海を汚染する物質についての問題点が大きな議論になったわけですけども、新聞報道にも出ておりました、何かひのその土砂の中から砒素が検出されて、基準値より大分低いらしいけども、そのことが1つと、円山川の改修に伴う建設残土に、何か固化剤か何かを使って、水質が非常に汚染されて、下流域の漁業者の皆さんが非常な不安を持っとるというような問題がありまして、当初この施設が設置になったときに大きな議論の中には、やっぱり海洋汚染ですとか、河川の汚染というものが非常に議論になって、その請願を、私は不採択の立場で反対をしたんですけども、我々の地域の漁業者の皆さん、しばらく口をきいていただけなかった方が五、六人おられたぐらいの影響がありまして、やっぱり漁業者ですとか、そういう皆さんは、この施設ができるときにも、そういう大きな不安をお持ちでしたんで、今の新聞報道でありますような凝固剤か何かを使ったがために水質が汚染されたというようなことが、そういう土砂もここの施設に持ち込みをなされておるのか、あるいは設置当初に調整池の水質検査の話もありましたんですけども、これが地域の住民にとって全く影響がないものかどうか、町行政として確認はあったのか、なかったのか、そのことをちょっとお尋ねをしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 1点目のダンプがせっかく香住道路開通で、あそこの久津居線の道路のふくそうを回避するために待避場所をつくったところが、今ご指摘のようにダンプカーのすれ違い場所に使われておるということになれば、これは本来、我々のつくった目的とは違います。そんなところを利用するんではなくて、別の方法で対応をするようなことをやってもらわなきゃならんと思いますので、よくご指摘の内容を前提に調査をして、即刻改めてもらうように、もう一度したいというふうに思います。大前提は、少々地域住民が辛抱してでもこの円山川の土砂を搬入しなきゃならんということではなくて、クリエイトセンターにとってはそういう部分もありますけど、我々住民にとっては影響のない範囲内でやってもらうということを大前提に考えておりますので、そうした問題は、いろいろご指摘をいただきながら、即刻改善をしてもらうように働きかけをしたいというふうに思っております。
 もう1点の、固化剤との関係につきましては、クリエイトセンターでもそういうものを入れることは本意ではありませんので、国土交通省と協議をして事前にそうした土質検査とか、そういうふうなこともやっているようですし、今回の問題についての見解も十分聞いて、その報告も受けております。その報告では大丈夫ということですし、あわせてクリエイトセンターで水質調査を毎月定期的に行って、搬入土砂に係る水質が影響が出るかどうかということのチェックをしております。そういうチェックでの影響も出ておりませんので、我々として大丈夫という判断をしておりますけれども、これらはすぐに水質に出てくるというばかりではないと思いますので、搬入前におけるチェックも含めて、よりきちっとした対応をしてもらうということについては、これからも十分意を用いてまいりたいというふうに思っているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 浜上勇人君。


◎浜上勇人(19番) 搬入経路のことについて、もう一度ちょっとお尋ねをしたいと思うんですが、一般的に考えて、警察の交通規制であるとかそういうことは別にして、先ほど町長がおっしゃいましたように、高規格をおりた車がぐるっと回って、いろいろな道を通って、最終的には矢田橋を渡ってクリエイトに持ち込みをすると。一般的に考えて、規制の問題とかは別にして、高規格を利用して来たダンプカーが、油良橋を渡ってそのまま下油良を通ってクリエイトセンターに投入するというのが、地域の皆さんのお考えもありますし、警察の交通規制の話もあります、道路幅を拡張できるできないの話もあるんですけども、一番普通に考えて、それが一番いい経路だと思うんですね。それが、いろいろな事情によってできないと。であれば、今よりさらにクリエイトに負担を求めて、経済的な支援も含めて、町民の生活に一番影響出ない搬入経路の確保ということは、当然、両者がきちんと協議をして、可能性は探るべきだと思うんですが、そのことについてお尋ねをしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 今回の話も関係の地区の区長さんなんかからも、最初は当然のことながら、今、浜上委員が言われますように、こっちを回ればいいではないかという話が出ております。1つは、今ご指摘のように地元の油良区においてそうしたトラックがどんどん通ることについての反対意見もありますが、根本的には、あの場所を改良しないことにはなかなか、特に油良橋を渡って最初の部分のところというのは、非常に狭いところがあります。我々も香住道路開通時における待避場所の整備の段階においても、最初のところを何とかというふうなことでの検討をしましたが、個人の方とのいろんな折衝も難しいというようなことからそのままになっている。あそこをダンプカーが1台ならず数台にわたって常時通るとなると、今度は一般車両との交差という点でもかなり障害が出るというふうなこともあって、我々としてもとりあえず今やっておりますような在来路線を通ることによって、関係地域の皆さんの反対とか、いろいろな苦情がないということであれば、その方法をとることが、期間的にも限定された話ですから、何年間かの話ですから、それのほうがいいではないかというふうなことで、関係の区長さんにご意見を聞いたというふうな経過がございます。もちろん関係の区長さん、大手を振ってええで、ええで、という話ではありませんけれども、地域全体の問題から考えて、直接影響なければ協力もやぶさかではないというふうな中で、今取り組んでいただいているという状況でありますから、先ほどの個々の問題点がありますようなことが、いろいろとあるとするならば、それは町として、小さな問題も大きな問題も含めて、即刻解消するように全力で関係機関と対応しなきゃならん、そうした取り組みはやっていなきゃならんというふうに思っているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 浜上勇人君。


◎浜上勇人(19番) クリエイトに関する考え方、また町としてもいろいろな対策を考えていただけると思っておりますけども、最後に町長に、自分の考えも含めて、広域処理といいますか、このような施設たくさんありますけども、そのことについての考え方を、確認の意味でお尋ねをしたいわけでありますけども、私は初めて議員にしていただいた11年に、この施設の設置に係る請願、先ほども言いましたけども、出たときに、いろいろと大きな議論になりましたけども、結局、当時の1市10町をカバーする施設ですね。逆に今、別の議論になっておりますのは、同じような広域的なこのような俗に言う迷惑施設という意味で言えば、今度は今の上郷のごみの処理施設も同じですわね。私が一番言いたいのは、住民だれもがこの種の施設がそれぞれの自治体や住民の経済活動あるいは生活にかかわる、どうしても必要な施設だというのは、みんなが認識はしておると思うんです。
 ただ、こういう施設が自分たちの住む地域の中に来るということは、だれもが嫌なことで、今度レインボーや美西の施設が寿命が来た、豊岡の清掃センターも寿命が来る、24年か5年に稼働を目指してつくる施設は、今度は北但全域の生活ごみや事業系のごみが行くということで、今、上郷の地域の住民の皆さんも反対運動を含めた、そういう動きがあるわけですけども、私が一番言いたいのは、やっぱりそういう施設が生活に欠かせないということはわかりながらも、自分たちの地域に来るということが問題になって、大きな議論に毎回なるわけですけども、やっぱりその施設を運営する事業者も、町長を含め行政の執行部も、我々議会も、その施設が住民にとって本当に生活に影響のないレベルにまで運営のやり方を考えて安全で安心だということを、先にできた施設を持つ行政も事業者も、ここでやっぱりクリエイトはあるけども住民生活には影響がないんだよというところを、この香住の地で示したら、やっぱりそういうところを視察に来たり、そういう施設が今後設置されるであろう地域、あるいはクリエイトセンターも、この先、町長がさっきおっしゃったように、23年にもし残土で満杯になったら、あそこを整地して油良間室の財産区の土地をお返しするんですわね、たしか。設置の当時、そうだったんですけども。じゃ、23年から新たな施設を、この但馬内のどこかにつくらないかんわけですね。そのときに、平成11年に香住であったような議論が、必ずそこでもされると思うんで、私はやっぱり先行して、その施設を有している香美町香住区は、やっぱり行政も、議会も、住民も一体となって、クリエイトも、この地域にそういう施設があっても安心なんだよというところを、やっぱり広い意味でお示しをするべきだと思うんですね。
 結局、上郷にできる施設も、今の話では結局、最後の飛灰や焼却灰というのは、多分姫路にあるんですかな、財団法人の兵庫県クリエイトセンター、ここにある施設と同じ系統の、そういう焼却灰の処理する施設に持っていくわけですからね。じゃ、我々の地域で出た飛灰や焼却灰を、姫路のほうで処理をしていただくというふうな考え方に立てば、やっぱりそういう広域的な施設を持つところは、範を示して住民生活に影響が出ない運営というのを行政が責任を持って監視し、運営をさせていくべきだと思いますが、町長、そのことについてお考えを示していただきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まさに浜上議員の言われるとおりであります。こうした問題は、ある1回終わってこれで終わりとかじゃなくて、絶えず必要が出てくる問題です。住民の皆さんも、総論としては賛成であるけれども、各論として自分のところに来ることについては、当然のことながら反対をされる。しかし、それをどこかに設置をしなければ、住民全体の生活が維持できないという問題ですから、それぞれの施設の整備に当たっては、極力、その当該地域の住民の皆さんが十分納得をされるというふうな対応をしていくことが必要だと思います。過大なといいますか、法外な要求に対する問題はありますけれども、適正なご要望に対して、それにきちっとこたえていく、そうした対応をしないことには、第二、第三の同じようなことが出てくる可能性があるというふうに思います。今ご指摘のように、クリエイトセンターを我が町が持っているという中にあって、したがいまして、クリエイトセンターで起こるいろいろな問題について、それぞれが地域の住民の皆さんのいろんな問題指摘があるとするなら、その問題指摘には十分お聞きをし、それに対して設置者であるクリエイトセンター、それから町も一体となって解決策を図っていく、そうした努力は精いっぱいやっていかなければならんというふうに思います。そうしませんと、結局そこに施設を置いた人たちが、そこの地域に施設ができた地域の人たちが、結局何か損をするといいますか、いろんな影響を受けるというふうなことではならんというように思っております。我々がこれからもそうした行政展開をする上で、十分配意をしなきゃならない大きな課題であり問題点だというふうに認識しているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 以上で浜上勇人君の一般質問を終わります。
 次に、古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(16番) ただいま議長からお許しを得ましたので、私の一般質問を行います。
 通告をしてありますように、まず最初に野猿対策についてであります。
 今年も花咲き鳥歌うのどかな春がやってまいりました。私たちの村でもバレイショの種を植えたり、ナス、ピーマン、キュウリ、カボチャなどの種や苗を植える時期となりました。しかし、農家の人のみならず家庭菜園のみを栽培している小代区の人たちは、今年はもう作付をやめようか、そんな声が多く聞こえてきます。猿の被害のことについては、前垣前議員や多くの議員が一般質問され、現状を訴えていますので、今さら申し上げることはないかとは思いますが、いま一度再認識していただくために申し上げてみたいと思います。
 まず、春は植えつけしたバレイショの種芋を掘り起こして食害することから始まります。そしてネギ、レタス、ナス、ピーマン、キュウリ、大根、白菜、ほとんどすべての作物を食害するか、食べなくても引き抜いて、ほとんど全滅にしてしまう。バレイショにしても、まだ芋がついていないのに茎を引き抜いて育たなくしてしまう。秋にはカキを食害します。甘ガキでもまだ渋いうちから食べてしまい、ミノガキや正月の年越し用にと育てている渋ガキも早いうちから食害し、だめにしてしまいます。一番ショックだったのは、美方郡の特産物として30ヘクタールのキャベツを栽培しようと取り組み、キャベツは食べないからと隣の集落の人が長年栽培したのにもかかわらず、昨年の春にとうとう全滅にされてしまいました。特産物もつくれません。冬になると少し収穫ができたバレイショや大根、白菜を納屋に保管していると、1階や2階の窓をあけて入ったり、時には窓ガラスを割ったりして納屋に入り込み、またまた食べられてしまいます。そして、今では特に外にえさのない冬には、1戸1戸、戸別に訪問して、軽い玄関の戸の家はもちろんのこと、重い戸の家でも家人がいるにもかかわらず民家に入り込み、仏壇の果物や菓子をむさぼっています。家人がだれか来たかなと別の部屋から出て見ると、猿が入り込んでいて鉢合わせになることも、たびたび起こり、年寄り、子供にかみついたり、ひっかいたりする人身被害がいつ起こるかわからない、非常に危機的な状況にあります。
 平成15年から16年にかけて、旧の美方町で実施いたしました猿の被害調査、これは町長もご存知だと思いますが、この調査によりますと、当時の加害レベルは1から10のランクの中で5から6のレベルで、「女性や高齢者を恐れずに、男性が近づくと逃げる」とありますが、だんだんとエスカレートして、今では「人を恐れずに人家内に入り、家内の食物を食害する、また時には人にかみつく、ひっかく等の人身被害を発生する」9から10の、いわゆる最悪のレベルになり、賢くて、しかも横暴になっているのです。
 合併以来、町長は、猿対策には非常に力を入れていますことに敬意をあらわします。受信機を使って直近の居場所を昼に、そしてまた夜にもオフトークで情報を流しています。また、犬を訓練して、犬を使って奥山に猿を追いやろうとする試み、野生動物育成林整備事業で森林整備とあわせてバッファーゾーンを設けて、猿が来にくくする、追い払いやすくする、さらには檻を設置して猿の捕獲、捕殺を少しずつするなど、いろいろ方策を講じてはいますが、正直言って、どの方策も決め手がない。民家近くで生まれ育った猿が山には帰っていかない。このままでは、畑作のみならず稲作をも含めて小代区の農業は崩壊してしまい、農業振興は絶望的で、その意欲すらをも奪っています。小代区の住民はもちろん自分たちも知恵を出さなくてはならないかと思いますが、安心して農作物の栽培ができたり、安心して生活ができるように抜本的な対策を、それも今すぐ講じてもらいたいと強く望んでいます。町長のお考えをお伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 古岡議員から小代区における猿の現状と対策についてのお話をしていただきました。本当に前の前垣議員からも、再々この議場でご質問をいただいておりますが、小代区の皆さん方のご苦労がよく分かります。最近でも、今年は春が早いもんですから、話では先週ぐらいは矢田川の右岸のほう、平野とか茅野とか、あちらのほうだったようですが、今週に入ると今度は左岸で久須部だとか鍛冶屋とか、あちらのほうを五、六十頭集団で出ているというような状況でして、そしていつどこへ来るかわからないという不安の中で、しかも集団で猿が出てきて、今お話のようないろんな被害が出る。台風とかそういうものであれば年にある時期、決まったものですけれども、こうして常時猿被害が発生するという中における生活は、本当にそこに住んでおられる方しかわからない大変なご苦労があるというふうに私も思っております。今お話がありましたこの報告書でも、レベル10までの本当にもう10まで行きついてしまっている、人間とほとんど変わらないような知恵を持っているという状況の中で、これをどう打開していくかというのは、かなり難しい問題があると思います。
 しかし、その方策をとる上で1つだけ特効的な方策があればいいんですが、ない状況の中では、やっぱり一つ一つの効果は薄くても、それぞれの方法をこれからも継続してとっていくことが必要ではないかなというふうに思っておりまして、今、議員からご説明のありましたような各種の対策をとり、あわせて犬追いといいますか猿ボイ犬といいますか、これらについても昨年から取り組んで、さらに新年度は新たに犬をふやすように考え、住民の皆さんと協力をして進めていきたいなというふうに思っております。各集落で1頭ぐらいずつ、そうした猿ボイ犬を置いて、どこに出てきても、その集落の犬が鈴を押してくれるというふうなことも一つの対策ではないかなというふうに思っているところであります。現実の問題として、檻もそれなりの効果が少しずつ出ているようですので、檻の設置についても現在6基を置いておりますけれども、新年度さらに1基購入をして7基で、よく出るような集落に配置をしながら、また、先ほどのように動きが変わった場合には、少し移動をするというふうな形で捕獲するということも進めていきたいなというふうに思っております。また、駆除班に同行していただいて、必要な措置をとってもらうというふうなことも含めて、出てきたものを追い返したって、また次に出てくるということになりますから、総数を減らす方策をもう少し積極的に取り組んでいくことが必要ではないかなというふうに思っております。いろんな問題がありますけれども、それらを関係の皆さんとも十分協議をしながら進めていく、そんな方策をさらに一層強化できないかなというふうに考えておりまして、十分地域局を中心に地元の皆さんとも協議をしたいというふうに思っております。
 昨年、あることから出石の方で猿を引き取るという方がありました。まだ1頭しか行っていないようですけども、そういう方法も小代から猿を減らす1つ方法ではないかなと。したがって、そうした引き取るようなところが、ほかにももしあるとするなら、そういうところの開拓もして、そちらへ運んでいくというふうなことも含めて考えていかなければならんというふうに思います。
 いずれにしましても、毎日猿との戦いを続けておられます小代区の皆さんにとっては、大変な問題だと思いますけども、我々として実質的な効果があるような対策をとると同時に、やはりもう一つは同じ香美町民として小代区の皆さん方に心の支援をしていくというふうなことも含めて、やっぱり努めていくことが必要ではないかなというふうに思っておりまして、そんな総合的な対策を、議員をはじめ地元の皆さん方のご意見も十分聞かせていただきながら、1つずつ取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(16番) 町長から答弁をいただきましたが、また、先ほど申し上げましたようないろんな方策については、中長期的な方策ということで今すぐ効果があらわれないというような状況の中で、先ほど申し上げましたように本当に小代区の区民は大変な苦労をしておるという状況であります。また、今度4月の1日に小代物産館におきまして県民交流広場事業でふれあいの交流広場の事業として、あそこを拠点としてやっていこうということで、朝市をこれからたびたびふやそうかというふうなことでやっていく試みをしておるわけですが、さて、その朝市をする野菜をつくったり、そのほかのものをつくろうとしても、なかなか猿の被害に遭ってつくれないというふうなことがあります。それから町長がおっしゃっておりますように、また皆さんも十分承知しておりますように、地産地消ということで、いわゆる町でつくったものを町で消費をするということで、19年度には村岡区のほうでつくったものを香住区の民宿で食材にしてもらう、使ってもらうというような方法があるわけですが、これも小代区ではできないというふうなことが本当にありまして、大変困っとるという状況は十分承知してもらっていると思いますが、町長、1つ抜本的な対策の方法としては、十分承知しておられると思いますけど、まず第一は、山を囲ったり、あるいはある一画の土地を囲って、そして猿を飼う、そしてできたら観光猿園でもすると、前、竹野のほうでもやっていました、そういう方法が1つあると思います。それから、1つには、もちろん檻を、小さい檻か大きい檻かで捕獲して銃殺をする、駆除しちゃうというふうな方法、この方法だとおそらく猿被害はなくなるだろうなというふうなことを思っておるわけですが、このことについて町長は、なかなか難しいことだと思いますけど、どうお考えになっていますか、ちょっとお尋ねしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) いろんな今まで対策を講じておっても、なかなか大幅な効果が出ないというような状況、今後においてもこういうことがずっと続くだろうということになれば、やっぱりそこで、今、議員がご提案のような、その方法がいいかどうかは別にして抜本的なことについての検討はしなきゃならんというふうに思います。したがって当面、少しでも被害を少なくするための努力はやっていきながら、並行して将来を見通した対策はどうすべきか、これらについては、すぐにということではなくて、十分な検討はしていかなきゃならん課題ではないかなというふうに思っております。ずっとこういうふうな状況が小代区民の皆さんに受忍してもらうというふうなことは、とても続けられることではないということを前提にした検討はしなきゃならんというふうに思っているところであります。具体的にどの方法かと聞かれたら、まだそこまで頭の中で整理をしておりませんので、今お答えはできませんので、その点についてはご了承いただきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(16番) 本当に春が来て、春が来てと言うよりも、冬の間も本当に、実は私のうちも先日、納屋に入られて、自分のうちはバレイショを植えたんですけど、6回ほど畑に入られて全滅にされました。それで、よそのうちからもらったやつを納屋に保管しておくと、それも中に入ってやられたというふうな状況があります。そういう中で、本当に一気には、猿公園をつくるとか、あるいは全面的に駆除するとかというのは、なかなか難しいと思うんですけど、今、受信機を使ってやってもらっていますわね。あれは、シルバー人材センターでやってもらっておると思うんですけど、このことを猟友会、村岡、小代で30名ほどいるということを聞きましたし、香住で18名ほどいるということは聞いたんですけど、その方々に受信機を持って銃器を持って追い払いをしてもらえないかというふうなことを思っておるわけですし、それから、先ほど町長がおっしゃっておられましたように、出石のほうで何がしか引き取ってやるよというふうなことで、私も行ってまいりました。これは、どこか檻を使って、ただ先ほど答弁がありましたように6基とか7基では、なかなかつかまらない、猿も賢くなって、檻の横を通っても檻に入らないということがあるんですけど、できたら全集落に、せめて檻を設けて、檻を設置して、なるべく捕獲をして、引き取ってもらえるところにとってもらう、それから駆除するべきものも駆除するということで、これから5年も10年もたって猿が減るというのではなしに、なるべく、今年全滅というわけにはいかんと思いますけど、短兵急に、やっぱりなるべくそういう被害を少なくするという考えを持っていただきたいなと思っていますけど、その点について町長、お答えいただきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 何が特効的な効果があるか、その辺のことを見定めて、そこに集中的に取り組みをしていかなきゃならんというふうに思います。今はいろんな方法を講じて、そのどれかで効果が出てくればというふうなことをとっておりますけれども、1つずつ考えたときに大きな効果が出ていないというふうな状況です。先ほどのシルバー人材センターと猟友会との関係についても、駆除班という形で同行していただいて、年に、18年度の場合には36回ほど出ていただいておりまして、そこでも数頭ぐらいの効果は出ているようです、うまく出くわすかどうかの問題がありますので。したがって、猟友会の皆さんのご理解をいただければならない問題がありますけれども、そうした直接的な効果の出る方法も広げていくことが必要ではないかなというふうに思います。
 それから檻も、費用がかかりますので、一斉にたくさんというわけにはいきませんけども、全集落といいますか、よく猿が来る集落を中心に配置をして、その効果が高まるんであれば、それは考えていかなければならない方法だというふうに思っております。いずれにしましても、何か目に見えて、ぐっと効果の出るような方法があるとするなら、全体的な対策と同時に、その部分を少し充実を図っていく、そしてでき得れば小代区の皆さん方にも少し効果が出たなというふうな期待感を持っていただきませんと、なかなか毎日の生活に元気が出てこないという部分がありますので、厳しい財政状況の中ではありますけれども、それらをにらみ合わせながら対策を積極的に進めていくという姿勢で努力をしてまいりたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(16番) 今すぐに抜本的にということは、なかなか難しいかもわかりませんが、本当に、今ではまだ猿が人にかみついたり、ひっかいたりということの被害が出ていないということなんですが、これが出てからでは本当に遅いんですね。ですから、本当に大変だと思いますけど、なるべく早くそういう対策を十分本当に協議して、抜本的な対策といいますか、効果のある方策を講じてもらいたいと思っていますし、それからもう一つだけ申し上げておきたいことは、今、受信機での猿追いといいますか、猿の追跡調査、これが朝の8時から昼からの1時までということで、5時間になっていますよね。けど、猿は朝が早いんですわ。夏だと朝の5時ごろ夜が明けると、もう5時ごろから出て回ると。それから、夜も猿は夜が早いと言いながらも、夏場6時も7時もなってもまだ動いて回っておるというようなことがありますんで、このことについては、ひとつ地域局も含めて、猿追いといいますか猿の受信機というか、そういったことについて十分検討をして、本当に実効があるような方策を講じてもらいたいと、こう思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) シルバーでの時間の配分の問題につきましては、ずっとやっておっても出ない時間に調査をする必要もありません。したがって今ご指摘のように、季節ごと、月ごとに、人間と一緒で猿も行動の時間がいろいろ違うと思いますから、必ずしも8時から1時までというふうにお役所のような勤務時間ではなくて、実態に合うような形の取り組みをしてまいりたいというふうに思います。費用の問題もありますから、ずっと24時間という態勢はできませんけれども、要は制限された時間内で有効に対応してもらうための工夫というのは、地域局でも十分検討をして取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。
 なお、先ほどお答えしませんでしたが、根本的な問題は、猿の問題もやっぱり環境といいますか、動物愛護という関係との問題があると思います。いろいろな問題は人によって評価の違いがあると思いますけども、昨年ちょうど自民党本部で全国町村長大会があって行っているときに、自民党本部で各部会の中で交流した野生動物の被害対策の勉強会がありました。その前に小代の猿ボイ犬のことが全国で放送されましたので、ぜひとも発表せいということで、全国で4人か5人、そうした山間部の町村長さんと一緒に報告をし、現状について、窮状についての訴えをいたしました。その中でも、やっぱりそうした一般論としての動物愛護もわかるけれども、それと人間の生活というのをどう考えるのか、その辺についての国としての政策をもう一度見直す必要があるんではないかというふうなご指摘も、たくさん意見が出ておりました。我々としても、地元におけるそうした日常的対応だけでなくて、国の政策も含めて考えていただくというふうなことについての取り組みもやっていかないことには、抜本的な解決は難しいんではないかなと思っておりまして、それらも含めた対応をしてまいりたいというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(16番) それでは、2点目に移りたいと思います。若者定住対策と少子化対策についてでございます。
 その第1点目として、働き場所の確保についてということで、若者定住対策につきましては、まず働き場所がなくては定住ができないということでございますし、香美町が活性化するためには、何と言っても若者が多く住み、結婚して子供を多く産み育て、にぎわうことが基本であることは言うまでもありません。そのためには、先ほど申し上げましたように、まずは若者の働き場所の確保が最も大切かと思っております。
 そこで、まず第一にお尋ねしたいのは、合併効果で小代区の若者が香住区や村岡区に勤め先が増えたのかどうか、また、村岡区や香住区の若者は、それぞれほかの区に働き場所を求めて、その勤め先が増えたのかどうかということについて、ちょっとお尋ねしたいと思いますし、それから次に、働き場所の問題につきましては、今では若者が農業後継者というのがなかなか育たないというふうな状況であるわけですが、香住区では民宿や水産加工業というふうなところで若者が多く働いていると思っておりますが、小代区や村岡区では建設業や建築業で働いておる若者が非常に多いわけです。行財政改革の中で、町としては新規の投資的経費は予算計上しないということで、いわゆる道路とか公共事業は新規はしないというふうなことでございますが、だとするなら、県道や国道、それから急傾斜地等と、いわゆる香美町内に緊急を要する事業がいっぱいあると思います。県や国に対して粘り強く働きかけて、その働き場所、いわゆる建設業等の事業をふやす考えということについて、町長はどういうふうにお考えなのか、お尋ねしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 若い方に定着をしていただく、そのことは少子化対策の上でも一番基本の対策だということにつきましては絶えず申し上げているところであります。そうした観点から、できるだけ地元に就業をしていただこうということで、昨年の8月議会、臨時議会を開いていただきまして、企業立地促進条例とあわせて企業に若者を雇用していただく場合には、1人について15万円、企業のほうへ奨励金を交付するというような制度もつくりました。あわせて、新しい企業立地だけでなくて、現にある企業において地元の香美町の若い人たちを雇用していただく、それも常勤社員として雇用していただくことを促進するために、それにつきましては3年間以上の場合には1人10万円というふうな制度をつくって啓蒙をしているところであります。1年間の実績を見て申請をしていただくということで、まだその1年がたっておりませんけれども、既に4件ほど問い合わせがありまして、うちはこういうことで採用しようと思うけども、この対象になるかというふうな問い合わせはありますので、従来よりも企業のほうが、同じ雇うんであれば地元の若い人たちを雇おうというふうな理解をしていただきつつあるんではないか、さらに商工会や経営者団体等を通じて、そうしたまず啓蒙を図っていく、こういう制度がありますよ、協力お願いしますということについての努力はしてまいりたいというふうに思います。
 あわせて、ご指摘のご質問の建設業を中心に、町内に事業をたくさん増やすことという観点につきましては、大いに進めていかなければなりません。町の事業が若干抑制していますものの、町の事業も幸か不幸か下水道関係の事業につきましては香住が少しおくれたことが今、ほかの地域ではもう終わっておりますけれども、事業としてあるという部分もあります。あわせて、県や国の事業も香住道路が終わり、今、余部道路に取り組んでおりますし、この後、この春から、もう既に準備はできておりますが、余部鉄橋の工事もあります。これらをすべて地元企業どうこうという関係はありませんけれども、極力その関連の部分については地元企業に受注の機会があるようなことにつきましては、町としてもそれらの事業者に対して、今までもやっておりますが、要請をしていきたいというふうに思います。それから、県の事業でも、ご案内のとおり香住村岡線を中心に大乗寺バイパス、境バイパス、それから大谷バイパスと、それから9号線では、少しおくれますけども笠波峠のトンネルの事業等、そうした大型事業も予定をされておりますので、そういう事業に極力地元企業が何らかの形で加わっていく、そのための我々でできることは精いっぱい働きかけをしてまいりたいというふうに思っているところであります。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(16番) 実は、特に小代区では建設業に働く若者が多いというふうなことがあります。事業が減ってくるということになると、今度は若者が増えるでなしに、減っていく危険性があるというふうなことがありますので、先ほども言いましたように、主要地方道の香住村岡線の事業、それから大谷バイパス、また482号の問題もあります。それから、私がちょっとわかりにくいところがあるわけですが、香住区内でも178号がいよいよどこを通っとるかなという、正直なところ、どれが本当の本道かなというふうなことがあるわけですが、そういったところの整備もやっぱり大事かなと思っていますんで、そういった事業を、これは町だけの問題でなしに、県や国の事業だと思いますので、これはもう本当に県も金がないということかもわかりませんが、粘り強く働きかけて、1つでも多くやっぱり事業を香美町に呼び寄せるという手法をとってもらいたいなというようなことを思っています。
 それから、工場誘致のことにつきましても、できたら、なかなか難しいことであるわけですけど、UターンやIターンを含めて、自然豊かな、また空気や水もきれいなこういう町にこそできるというふうな工場誘致というふうなことができないものかどうか、そういったことについても、ちょっと町長のお考えをお尋ねしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 工場誘致につきましては、今までどうしても但馬の場合は工業団地とか、環境の整ったところを中心に実績を挙げるというふうな取り組みが行われておりました。しかし、それぞれの地域の全体的な振興を図っていくという観点から、1点中心ではなくてそれぞれの地域に、それに見合う企業を誘致をしていくというふうな方向で、但馬全体もそういう方向で行こうということで、県民局と我々との協議も進んでおりまして、今回から県民局が京阪神を中心とした企業誘致を図るときには、大きな工業団地は豊岡とか和田山にありますよと。しかし、今ご指摘のようにこうした条件の整った地域が香美町にはありますよというふうな、それぞれの特色のあるPRをどんどんしていただいて、じゃ、こちらのほうがいいというふうな判断をしていただけるような働きかけをどんどんやっていただくということで、県民局長もそういう方向で進めていきたいというふうに言っておられますので、我々もそれと連携をしながら、より一層進めてまいりたいなというふうに思っているところであります。
 それから、先ほどちょっとお答えしておりませんが、合併をして雇用者が増えたかという点については、合併による即効果はありません。しかしお聞きすると、今までから香住の人が村岡の工場に勤めておられる、村岡の方が香住の水産加工関係に来ておられる、そうした交流は行われておりますので、一つの町になったということがさらにそうした相互に勤め合うという機運を高めていただけるんではないかな、我々もできるならそうして町内の企業に勤めてもらうというふうなことを進めていくような手だてを、もっともっと進めていきたいというふうに思っているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 古岡菊雄君の質問の途中ですが、暫時休憩をいたします。
 再開は1時といたします。
                             午後12時03分 休憩

                             午後 1時00分 再開


◎議長(橘 秀夫) 会議を再開いたします。
 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(16番) 次に、結婚対策についてでございます。
 少子化に歯どめをかける方策としては、先ほど申し上げましたように、若者が多く住んで結婚して子供をたくさんつくってくれる、これはだれもが思っていることですし、基本でございます。今、町では結婚対策として海と山で2回、都会の女性と町の男性との交流の場、いわゆる出会いの場をつくり、これまで11組のカップルが誕生したということで、大変喜んでいるところでございますし、この事業の成果を評価するものでございます。本年度も予定が組まれていますが、さらに成果を上げるためにどのような方法で実施しようとしているのか、町長のお考えをお伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 古岡議員のご質問のように、今、少子化対策としては子供を育てることも重要ですけれども、まず子供がたくさん生まれるような環境づくりをしていくということが一番大きな課題になっております。そのためには、地元で香美町の中で結婚をしていただく方をふやさなければなりません。昨年18年、この統計では1月から12月までをとっておりますけれども、この18年の結婚の組数が香美町で67組、昨年17年は84組ありました。しかし、16年には68組ということで、昨年が少し多かったんですが、多かったというよりも多くなったので、何とかこの線でということを期待しましたが、また18年は16年などと同じような67組になってしまったというふうな状況です。
 そうした中で、少しでも地元の皆さんに結婚をしていただこうということで、いろんな対策をとっておりますが、その一つが今、古岡議員もご指摘の若い男女の方々の交流の機会をつくる事業であります。この事業を旧村岡町では平成11年から取り組んでおられまして、既に9組のカップルが実現をしております。小代では15年に1年だけやられて1組、それから香住も15年から取り組んでおりまして2組、今、古岡議員、11組と言いましたが、正式には12組ゴールインをされておりまして、この事業も非常に大きな成果を上げております。町内の35歳ぐらいまでの独身の男性の方と、主として都会の女性の方をお呼びして1泊2日で交流の機会をつくって、そしていろんな交際の中からゴールインをしていただくというふうな仕組みをしておりますけれども、こういう事業をどんどん進めていかなければならんというふうに思っております。幸い合併をしまして、海と山と環境が違う2つの場所で行うことができますので、昨年からは海の会場、山の会場というふうな格好で年に2回取り組みをしているところであります。都会の女性の方、多くの女性の方も、その雰囲気が海が好きだという方、山が好きだという方、それぞれ違いますので、そうした形で選んで来ていただくという中から、交流を進めていきたいというふうに思っているところであります。
 さらに一層こうした機会をふやすこと、そして多くの皆さんに参加をしていただくような努力をしていきたいというふうに思います。その効果を上がらせるためには、交流の内容もいろいろな趣向を凝らしていかなきゃならんと思いますし、また、ゴールインをされた方などについて、ご当人が承諾をされれば、いろんな形で今こんな生活を楽しくやっておられるというふうなことの紹介を、町の広報だとかいろいろな形で紹介をして、さらにそうした行事に参加をしていただく方をふやす、そんなことも含めて進めてまいりたいなというふうに思っております。そして、1組でも多く町内で結婚をしていただく方をふやす、そのことを早急に取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(16番) 大変いいことだなと思いますが、正直言って、私たちの町は便利が悪いという部分はあるわけですが、自然豊かで、山、川、海ということで、本当に恵まれた土地でもあります。都会のごみごみした生活の中で暮らす人の中には、やっぱりこういった自然の恵みのあるところがいいなと思われる方がたくさんいると思います。ですから、これまでもこういった交流の場をつくってもらっとるということだろうと思うんですが、ちょっと昨年も今年もかもわかりませんが、例えば都会の女性が20人、それから町の男性が20人というふうなことで、たしかそういう予定が組まれていると思うんですが、改めて結婚対策というか、結婚の何とかというふうなことでかしこまってやると、なかなかこちらの町のほうの男性の人もそこに出ていくのに難しいというふうなこともあろうと思いますから、例えば、費用もかかるかもわかりませんが、町の男性が20組、それから先ほども町長がおっしゃられましたように、都会の女性は30人でもいいと、そういう大勢の交流の場の中から新しい出会いをつくって、多くのカップルを誕生させていくと、そういうふうな方策を考えていただいたらなと思っていますし、それから私は今、本当に情報化時代になっておりますし、インターネットなり、また今はやっていないかもわかりませんが、テレビ番組等でそういった出会いの場をつくっておったような番組があったと思います。そういったようなものも、一朝一夕ではできないかもわかりませんが、そういったようなものも、いわゆるマスメディアを利用したそういった交流の場をつくるというふうな方法も考えられないだろうかということをお尋ねしたい、そういうことでございます。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 第1点目の多くの人たちに参加をしていただくということが大前提だと思います。どうしても、それは男女20組が集まられたから、その20組がうまく組み合わさるというふうなことは、なかなか難しい話ですから、多くの皆さんが集まっていただく中から気の合った方のカップルをつくっていただくというためには、そうしたできるだけ多く参加していただくように努力をしなきゃならんというふうに思います。
 最近の傾向として、香美町に住む男性の方のほうが少し消極的な部分もありますので、勇気を奮って参加をしていただくというふうなことも我々として、その仕組みも含めて考えていかなければならんのかなというふうに思っております。そうすれば、またたくさんの皆さんが参加をされれば、いろんな出会いができると思いますので、そういう努力はしていきたいというふうに思います。
 また、マスコミを使ってという部分についても検討をしなければならない課題だと思います。そうした参加をされる方が、そういう形でもいいというふうになれば、そうした方法も考えていきたいなと。何か今までの経験の中では、そっとしておいてほしいというのか、ゴールインするまでは少し外に余りわかるような形でないほうがいいというふうなご希望の方もありますので、ねらいは多くの香美町の独身の男子の皆さん方に進んでそうした機会に出てきていただくということが第一でありますので、それを阻害しない範囲内においていろんな活用方法も考えていきたいなというふうに思っているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(16番) それでは最後に、町民の一体感の醸成ということでございます。
 香住と合併しなければよかった、何もかもが旧の香住町の方式に合わされていく、大変言いにくいことでございますが、小代区の住民の大半の皆様は今もなおそう思っております。もちろん、合併しないで旧美方町だけで生き残れなかったとは思いますが、それでなくとも高齢化が進み人口が減っていく中で、手数料の値上げの問題、行政事務委託料のこと、また縁故使用地の使用料のこと、また、各種会合ではほとんどが香住区で会合が開催される、いずれにしても観光客以外はほとんど外から人が来なくなった、小代区は置き去りになってしまう、そんな焦燥感が小代区の住民にあることは事実でございます。さらに行財政改革で使用料・手数料が上がり、補助金がカットされるとなると、その思いはさらに強くなるでしょう。
 厳しい財政の中で、行財政改革はやむを得ない面があると思いますが、であるとするなら、やっぱり町民の一体感の醸成、いわゆるコミュニケーションが不可欠だと思います。合併時から町長は、町長の提案で桜つつみ街道事業で全町に桜を植栽し、一体感の醸成を図ろうとしてきましたが、一歩突っ込んで小代区の住民が香住区に出向いたり、香住区の住民が小代区に出向いたりして桜を植栽したり、管理をしたり、交流を図ってはどうかと思うし、また、各種団体の交流、各種イベントの交流、さらには町主催の会合もしばらくは持ち回りでするなどして、いわゆる町民の一体感の醸成を図ってはどうかというふうに思いますが、町長のお考えをお伺いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 合併して、この3月末で2年がたちました。その前、旧村岡、旧美方、旧香住、それぞれ50年の歴史の町の歩みがありますので、そうしたそれぞれの地域の特色を生かしたまちづくりをした50年から、急に3町1つになって香美町になったという中にあっては、それぞれの住民の皆さんが大きな変化というのを感じておられますし、その変化がいい部分もあれば悪い部分、特に悪い部分について強く感じられるという点はあるというふうに思います。大きな変革といいますか、移行過程における、ある意味ではやむを得ない部分かもわかりません。しかし、それを短期間にそうした移行過程を過ごして、かつ1本にまとめていく必要性を十分ご理解をいただくということは、我々行政にとっての使命ではないかなというふうに思っておりまして、その移行には、今、議員も言われますような大きな変化がないように、徐々に変化を進めていくということも、その一つだというふうに思っております。
 今、ご指摘のように、小代区民の皆さんがほかの区との関係についてご懸念をされている、そう多くの方がおられるとは思っておりませんけれども、そうしたお気持ちを持っておられることは、我々のこの2年間の対応のまずさといいますか、反省をしなければならない問題だというふうに思っておりまして、これからいよいよ3年目に入って本格的なまちづくりを進めるに当たって、十分配意をしてまいりたいというふうに思います。
 そうしたことから、議員もご指摘のように、合併当初からできるだけそれぞれの区の皆さん方が交流をして、お互いが人間関係としても知り合う、そして地域としても知っていただく、そのことがまず大前提であろうということで、交流を通じた町民の一体感の醸成を図るように、いろいろな対応をしてまいりました。各種の団体の皆さんは、合併1年目で大半が町全体の組織化を図っていただく。単にそれが形式的に組織化を図るだけではなくて、その交流も図っていただく。議員も今ご指摘のように、1回目は村岡で総会を開こう、2回目はスポーツ交流を小代でやろう、3回目は夏のいい時期に香住でやろう、そんな努力もそれぞれやっていただいておりまして、とかく最近、交通網の関係でそれぞれの地域の、特に海の側と山の側との状況が十分わからなかった部分が、大分ご理解をいただいて、一層親近感の中で交流をしていただくような状況になったんではないかなというふうに思います。
 したがって、これからさらに一層町としても、今まで以上にそうしたご提案のようなお互いが交流し合えるような、場所を変えるということによって自動的に交流できるような、そしてそれが単に会議の場としての持ち回りだけでなくて、会議とその地域の特色ある場所を見聞してもらうことなんかも含めた仕組みというのをどんどんつくっていきたいなというふうに思っております。そして、今までの50年のそれぞれの違った歩みを理解をしながら、新しい香美町として、それぞれの住民が何をすべきか、そして全体としてどういう方向で進んでいくべきかということについての十分な協議と理解をしてもらいたい。それが3年目、いよいよ平成19年度の我々が心して取り組んでいくことではないかなというふうに思っているところでありまして、十分配意して取り組んでまいりたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(16番) 町長の強い決意をお聞きしましたので言うことはないかもわかりませんが、いずれにしても、小代区に、また村岡区に、香住の人たちが本当にたびたび何遍でも来てもらうと、まずこれをお願いをしたいんだと区民は思っていると思います。ですから、今では本当に何もかもが、香住区は人口も多いわけですし、それからそれに合わせなくてはなかなか町全体としては前進みができないということは、よくわかるわけですが、本当に小代区民の皆さんの思いを、受け取ってもらってというか、思いを馳せていただいて、先ほど町長が申されたように、そういう交流の場というものを、ただ各種会合持ち回りというだけでなしに、特色のあるという言い方はなかなか難しい面もあるかもわかりませんが、そういうことで、小代区民、またもちろん村岡区民、町民全体が、本当に一体感の醸成ということで、まだ2年しかたっていませんので、まだまだそういう十分な一体感の醸成がすぐにはできないかもわかりませんが、そういう対策を講じるべきだと思います。
 再度、町長の答弁をお願いしたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まさにご指摘のとおり、一層強化をしてまいりたいと思います。先ほどちょっと説明しませんでしたが、この合併直後から町民交流バスというのを町のマイクロバスを使って、村岡、小代の人が香住に来られる場合、香住の方が村岡、小代に行かれる場合には、一定の団体の場合には町が運転手つきでご案内しますよというふうなことをやっておりますが、実は17年度に7団体154名ありました。そのうち香住が5団体、香住から村岡、小代に行かれるのが5団体、村岡の方が2団体、香住に来られた。それから18年度は10団体ありまして、そのうち香住が7団体、村岡1団体、小代2団体で、合計230人。したがって、村岡、小代の方も香住に来てご理解をいただいておりますし、香住の方もかなり多く村岡、小代にも行っていただいていると。これだけが交流ではありませんけれども、こうした形で多くの交流の機会が増えていると思います。したがって、こういう町民交流バスの制度も引き続き行って、できるだけほかのところへ行っていただいて、そこで交流をしていただくというふうなことを、さらに一層進めてまいりたいというふうに思います。
 あわせて、町のいろいろな事業も当然のことながら、それぞれの地域ごとにやっておることは、今までからやっておりますけれども、最初にちょっとお話のありました矢田川の桜を植える部分も、2年間で大体は終わりました。1,000本ほど植えました。しかし、まだまだ植え残している部分もありますから、植えたいと思いますし、あわせて19年度からは植えた桜を育てる運動を展開したい、「さくらを育てる日」というのを10月の下旬ごろに設定をして、それはもちろん植えたところの地域の人たちが、その場所をまず優先をして育てていただく、下刈りをしていただくということですが、多くの皆さんにボランティアとしてご参加いただいて、小代の方が香住の川べりの桜のほうをやろうとか、香住の人が村岡に行って湯舟川の川沿いの植えた桜の手入れをしようとかというふうなことも含めて、そうした町の一つの目標に向かって、桜を育てていくという目標に向かっての町民交流も含めて、いろいろな方法を考えていきたいというふうに思っているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 古岡菊雄君。


◎古岡菊雄(16番) 合併して、それぞれ特色のある3つの町が合併をいたしました。今のところでは、まだその一体感の醸成ということができてない状況でございますが、いずれにいたしましても、本庁舎なりがあるところが栄えて、そうでないところが寂れていく、置き去りにされていくというふうな町政でないことを強く望んで、私の一般質問を終わります。


◎議長(橘 秀夫) 以上で古岡菊雄君の一般質問を終わります。
 次に、白岩安喜夫君。


◎白岩安喜夫(7番) 第17回香美町議会3月定例会一般質問を行います。
 私は、香美町の産業振興施策はこれでいいのかという1点について町長に質問をいたします。
 実質公債費比率が28.8%は関西の夕張市とも言われ、財政悪化が指摘され、合併協議までさかのぼって、町民の不安は募るばかりであります。平成19年度の予算審議では、なお数字は高く29.5%と示されております。その結果、町民には負担増を求め、町長はじめ職員の給与カット、公共事業は最小限に縮小、また地方の医師不足は極限に達し、診療科の休診など病院の存続さえ危ぶまれ、少子・高齢化は加速を増しております。「美しい山・川・海 人が躍動する 行動と共生のまち」どこにそれを見出すのか。実質公債費比率という自治体の財政指針が示されており、全国では夕張市、関西では香美町と随分と有名になってまいりました。このような悪名を逆手に産業振興を図り、町全体の所得向上とともに若者が安定して定住できる環境整備こそ、本町の最大の課題である、このように確信をしております。幸いにもすばらしい大自然に恵まれ、農林水産業を基幹産業として多くの交流人を受け入れ、自然のすばらしさを実感していただくとともに、心の安らぎの場を提供することこそ、この町の目指すところであります。また、町民の多くが夢を抱いていただくことができると確信をし、通告に従い、順次質問をいたします。
 まず、通告の第1点でありますが、瀞川平を中心とした山岳観光を視野に入れながらの農林業の振興であります。私は、この地域こそ本町の農林業の拠点地と確信をし、また、山陰の交通の大動脈、国道9号は1日に1万台もの車両が通過する交流人を受け入れる大きなポイントであると思っております。町長には、十分にご認識をいただいておると思いますが、少しこの地域を紹介させていただきます。
 ご承知のとおり、中国山脈の谷間で東は妙見、蘇武ヶ岳、西は瀞川、鉢伏山、中央に矢田川の支流、湯舟川が流れ、古代より人の生活が見受けられます竪穴式住居跡、矢じりや石斧などが出土しております。また、八幡山、大寺山を中心とした大古墳群、戦国時代の名残を残す中山城跡、山名藩の陣屋や、御殿山、そして町並みも曲がり辻と言いますか、城下町の名残を今も残しております。
 また、自然に目を向けてみますと、雄大な鉢伏山、そしてその山ろくに広がるハチ北、スカイバレースキー場、瀞川平周辺には千古の湧水、大カツラを中心に、但馬高原植物園、第45回全国植樹祭跡、安藤忠雄さんの設計されました木の殿堂、そして都市と交流の拠点ロッジかどま、また兎和野高原を中心に県立青少年野外センター、清流のせせらぎ瀞川渓谷憩いの森というふうなすばらしい施設があります。また、東側に目を転じますと、山が急峻なため自然そのものが多く残っておりますが、今日急速に脚光を浴びております猿尾滝、またヤマメ・イワナなどの生息する作山渓谷など、恵まれた大自然の宝庫でもあります。湯舟川の両岸に広がる田園で生産された米は、全国一おいしいとされる魚沼産のこしひかりに引けをとらないと言われ、村岡有機センターの堆肥施用と相まって、安心・安全を合い言葉に取り組んでおります。また、和牛振興にも若い経営者の皆さんが意欲的に取り組んでいるところであります。合併協議、新町誕生後も、海・山の連携したまちづくりを示されております。
 そこで、まず1点といたしまして、農林業を基幹とした農業振興について質問をいたします。
 本議会で一極集中の拠点整備から村岡地域局の本庁機能であります農林課が本庁に移転というふうなことが示されました。行政改革での組織再編としては賛成するのでありますが、先進地事例などを見ますと、職員の取り組みが地域の発展に大きな役割を果たしております。総務、産業、建設、健康福祉、教育委員会などで組織するプロジェクトチームで全体構想、対外的調査、住民の意向、そして実行へと取り組むお考えはありませんか。そこで、その中で、特に有機の里構想をクラインガルテン、それから高冷地ハウス栽培、牧場公園、和牛の原原種を継承する施設、また、イベントとしまして全国和牛共進会の開催などをお考えになっておられるのか、お尋ねをしてみます。
 2点目であります。このような施設の成功・不成功は、県道の早期整備にあると確信をしております。そこで、この地域の交通のアクセスの大半は県道に依存するところが大きく、産業の振興の成否を決定づけます。その見通しについて、次の路線についてお伺いします。まず、茅野福岡線、村岡美方線、村岡竹野線、日影養父線などであります。
 3点目でありますが、まちづくりの基本としている観光立町での山岳観光であります。今、ハチ北高原では春を呼ぶ花、ザゼンソウが可憐な花をつけ、11日にもザゼンソウまつりが開かれました。この地域の皆様の努力により、ミズバショウ、ボタンなど新緑とともに百花らんまんの季節を迎えております。まさに香り高き美しい町そのものであります。兎和野高原のレンゲツツジはこの地域独特のツツジでして、古くから歴史の持つロマンあふれる思いが秘められておりますが、町が大きくなることにより少しずつ縮小され、寂しささえ感じられます。また、スキーブームで急速に発展しました大笹地区の旅館、民宿は、スキー人口の減少、交通アクセスの変化で危機的な状況になりつつあります。この地域の発展により多くの雇用の場が創出され、地域経済を支えてまいりました。今後その方向をどう考えておられるのかをお伺いいたします。
 まず、山の産業開発についてお尋ねをします。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 白岩議員に申し上げます。2)の山陰最大の漁港・香住港の将来展望も引き続きお願いします。


◎白岩安喜夫(7番) 今、議長のほうからご指導がありまして、2番の山陰最大の漁港・香住港の将来展望についてもまとめて質問をさせていただきます。
 海のことは全く知らない者がいろいろと質問することにちゅうちょしながら、山・海の町の総合的観点から質問いたします。
 まず1点といたしまして、町の経済的観点から、水産業をどう位置づけられているかであります。総合計画の11ページ、町内総生産額を示されておりますが、第1次産業での平成16年度45億500万円でありますが、同年の漁獲高金額は42億2,197万円で、全体の93.7%を占めております。また、18年度産の漁業高は41億3,671万円と、第2次産業、水産加工の売上高を合計しますと、驚くなかれ260億4,579万円であり、この産業の波及効果ははかり知れないものがあると思います。行政的対応をどう考えておられ、年次ごと下降線をたどると聞き、海の町の将来展望を問うものであります。
 その一つといたしまして、漁期を安定させる大型漁船建造支援をどう考えておられるのか、また、水産加工で出ます残滓処理をどういうふうに処理されようとされておりますか、その辺についてお尋ねをいたします。
 2番目に水産業と観光であります。香美町は海と山の町、特にカニの町であり、カニの解禁とともに多くの観光客が訪れますが、高規格道路の完成により香住地区は交通の通過点になりはしないかと心配されます。そこで、観光のPR対策、香住港湾線から宿泊街への関連道路整備は完備されているのかどうかお尋ねをいたします。
 また、観光の起爆剤でありますイベントはどう考えておられるのか。まず1点目として、観光PR、観光協会との対応、2番目の関連道路整備でありますが、国道9号より香住湾岸線に連絡するのをどうされているのか。また、イベントにつきましては、昭和54年に香住で全国豊かな海づくり大会があったというふうにお聞きしておりますが、そのようなイベントをされるお気持ちがあるのかないのか。しおかぜ香苑、ルネッサンスの活用をどのようにされるおつもりなのか、お尋ねをしておきます。
 3番目でありますが、そのような海と山の産業の連携をどう考えておられるのか、お尋ねしてみたいというふうに思うわけですが、これまでずっとお尋ねしたわけですが、まだ回答は得ておりませんが、このような中で、私がご提言させていただきたいのは、先ほど申しましたように、まちづくりプロジェクトチームをつくり、現場をじっくりと見ていただき、調査をしていただきながら、地域の発展に寄与していただきたいというふうに思いますし、予算の中でもありました、村岡町時代からもいろいろと議論されておりました産業クラスター制度でありますが、せっかく海と山の町が誕生した現在、産業クラスターの役割というのは非常に大きいというふうに思いますが、予算の中を見ますと、誠に貧弱そのものであるというふうに考えます。そのような点を、町長はどうお考えになっておるのかお尋ねしておきます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 白岩議員が日ごろから農業を中心に村岡、香美町全体の1次産業を中心としたまちづくりについて強い信念のもとで取り組んでいただいて、いろいろなご提案をいただいておりますことを、心から感謝を申し上げます。本日も、農業と山の分野における農業、それから海の分野における水産業のあり方について各面からのご質問をいただきました。順次お答えをしたいというふうに思います。
 その前に、本町が実質公債費比率28.8%というふうな状況の中で、大変町民の皆さんにもご心配をおかけしております。しかし、再三ご説明をしておりますように、それぞれの時期におけるまちづくりのための投資が少し時期的に集中をした、要は身の丈以上の投資を行ったという部分について、今回返済をする上で、その率が高くなったという問題がありますが、それぞれの投資についてはその地域におけるまちづくりの上で大変重要な役割を占める施設の整備に取り組んでいただいておりまして、ただいまご質問のありましたような瀞川平を中心としたいろいろな施設整備についても、今それが生かして十分に活用できるというふうな状況になったというふうに認識をしております。さらに、それらを最大限生かした活用を進めていくこと、それがこれからの我々の取り組みではないかなというふうに思っておりまして、積極的にそうした取り組みをしたいというふうに思います。
 まず1点の瀞川平を中心とした農業を中心とした取り組みですが、いつも議員が言っておられますように、すばらしい自然があります。また、村岡そのものの城下町としての静かな風情もあります。最近における都市住民は単にものがきれいだ、単にいい料理がある、それだけではなくてそれらを踏まえた全体的な心にじんとくるもの、感動を呼ぶようなことに大きな感銘を受けられる傾向が強くなりました。そうした観点から、村岡を中心に、瀞川平を中心に、小代もそうですけれども、香美町の山の地域のすばらしさ、四季折々の変化、そしてその中に施設の整備をしたものとのコントラストというふうなことを考えますとき、これから都市住民の皆さんの大きな観光地として求められる場所としての高さは高いものがあるのではないかなというふうに思っております。したがって、これらを有効に活用しながら、新しいまちづくりを進めてまいりたいというふうに思っておりまして、そうしたこととあわせて今ご指摘のような但馬牛を中心とした畜産振興、そこで排出される堆肥を使った有機栽培、それで自然環境とあわせてつくる村岡の米、こうしたものも一体的にアピールをしていければ、今後期待の大きい産業として成り立つというふうに理解をしているところであります。そうした面から、いろんな対策をさらに一層強化をしていきたいというふうに考えておりますので、またよろしくお願いをしたいと思います。
 具体的なご質問の一つの、今回村岡にあります農林課をこの4月から本庁のほうへ移すことにいたしました。既にご説明をしておりますように、業務の、仕事の効果的、効率的な運営という観点から、その対象は村岡・小代地域が大半ですけれども、やはり私町長とそれから課の職員との意思疎通というふうな面で、少し距離が離れていることの制約がありまして、いろいろな緊急課題の対応をする上での問題があります。したがいまして、こちらに本庁機能をしておく、しかし、小代には従来から置いておりますから、村岡にも現地解決型として地域局にも相応の職員を置いて、住民の皆さんとの関係については、今までどおり村岡で対応をする、しかし、それをもとにした意思決定については絶えず協議をし、的確な判断をするという観点からの本庁機能をこちらに置きたいというふうに考えているところであります。したがいまして、本庁のほうに持ってきたから住民のニーズ、住民の意向が十分くみ取れないというふうなことじゃなしに、そうしたことを十分しながら、かつスピーディな政策判断、政策決定をするための組織改正ということで取り組んでおりますので、ご理解のほどお願いをいたします。
 また、和牛共進会の開催の問題です。でき得れば、まさに全国に誇る但馬牛の原産地としての香美町ですから、ここで全国和牛共進会が開けるのなら開催をしたいというふうに思います。規模だとか、受け入れ態勢とか、いろいろな問題がありますので、そうした望みはあっても、その条件に合っているかどうかというふうな点については、若干難しい点もあるんではないかというふうに思います。したがって、これからの課題としてこうしたことも但馬牛振興の一つの方法としてよく検討してまいりたいというふうに思います。
 それから、次に県道、道路の早期整備の問題です。数点の路線の指摘がありました。少し細かい道路について、私自身、今頭の中に十分持っておりませんので、後で説明をしますが、1点、福岡ハチ北線につきましては、長年村岡町時代から課題でありました。住民の皆さんの交通の便とあわせて、ハチ北スキー場との関係における観光振興の観点からも、狭隘な道路で冬季のバス運行等についての制約もある。観光を重点的に推進をしたいという香美町になってからの町政推進の観点からも、何とかその解決を図れないかということで、県ともいろいろ協議をする中で、制度として町道ですが県がかわりにやってやるという県代行制度というのがありまして、これで県がやってやろうかというふうな話が具体的に出て、今、路線の確定まで進めて、地元の皆さんと協議をしているところであります。何とか香美町、地元一体となって県にお願いをして、早くその実現が図れるよう努力をしてまいりたいというふうに思っておるところであります。ほかの路線につきましては、後で説明をさせていただきたます。
 それから、ザゼンソウまつりも昨日ありまして、多くの皆さんが来られたということ、私もちょっと昨日はこちらで仕事をしておりましたので行けませんでしたが、昨年は行っておりまして、まさに村岡のハチ北のすぐれた観光といいますか、自然のすばらしさをよく理解をしております。こうしたことに加えて、いろんな新しい栽培も、地元の皆さんが取り組んでおられまして、まさに冬だけでなくて、春から秋にかけての山岳観光という点についても力を入れておられます。こうした関係については、どんどんこれからも推進を町としてもしていく必要があると思います。とりわけ、この冬のようにスキー中心の観光は、雪が降らなければどうにもならないというふうな状況の中で、安定した観光振興を図っていく、まさに産業として振興を図っていくということになると、冬と春から秋とが、バランスよく観光客を受け入れるという対策が必要だというふうに思います。現在も統計によりますと、ハチ北、兎和野高原を合わせて、夏、4月から11月までに約20万人、それから冬、12月から3月までで約23万人、合わせて43万人の人が入っているというふうな統計もあります。これをさらに一層、冬も増やさなきゃなりませんけれども、夏対策をさらに一層進めていく、冬が万一今年のように雪不足であっても、夏で観光産業が成り立つというふうな方向に対応をしてまいりたいというふうに思っているところであります。夏、春から秋にかけては、議員もご指摘のように高原植物園をはじめ兎和野のレンゲツツジやいろんな多彩な自然豊かな、しかもそれに合わせた施設の整備もできておりますので、これらを観光客のニーズに合わせていかに整備をしていくか、さらに対応を強化していくか、それがこれからの大きな課題だというふうに思っておりまして、多くの皆さんの知恵もかりながら、町としても取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。
 次に、水産業の問題につきましては、議員もよく解明をしていただいております。もともと旧香住町は水産業で発展をした町です。漁業と水産加工業と両方が相まって発展をしてまいりました。漁業はご承知のとおり香住、柴山、2つの漁港があり、それぞれ多くの漁船を持っておりました。現在も多くの漁船があります。そういう中で、柴山はカニに特化をして名声を博してきた。香住もカニと、加えてカレイやほかの新鮮な魚介類を中心として進んでまいりました。そうした漁場でとれた魚を、単にそのまま生の魚で京阪神へ送るんではなくて、加工をして付加価値をつけていく、そうした水産加工場が70から80ぐらい現在もありまして、多くの町民の皆さんがそこで就業されている。まさに地域の地場産業といいますか、特産業として、地域全体の産業として発展をしてきております。それが、最近漁業資源の少し減少、それから日本海における韓国との漁場のいろいろな問題、さらに魚離れといいますか、国民の少し魚に対する消費が減ってきている、また、魚の加工品について、東南アジアをはじめ途上国のコストの安いところから入ってきて競争があるというようなこと、さらに香住の場合は、中央市場へ出されるという従来の形態が、今消費形態が、流通形態が変わりまして、スーパー等量販店へ直接取引をするというふうなことから、大きな過渡期になっております。したがって、香住地域の産業の中核である、これら漁業、水産加工業を立て直していく、再建を図っていく、復興していくというために、町としても業界の皆さんと十分協議をしながら今いろんな手だてを講じているところであります。
 その一つが、漁業にあっては資源の確保という点がありますが、資源の確保につきましては1町だけではなかなか難しい問題があります。国や県の支援も得ながらやっていかなきゃなりません。幸い、新聞報道でもありますように、今、今年からカニ漁場であります島根県隠岐の島沖の漁場において、国が数年間にわたって数十億規模の魚礁をつくる、カニを中心にカレイなんかのすみかをつくるという事業を、国と県とでやってくれるようになりました。大いに我々としては、早期完成に向けて要請をさらに一層続けていきたいというふうに思います。
 そうした漁場にとりに行く漁船をふやすことが必要です。少なくとも更新時期に船が減るという傾向にありますので、建造費を軽減するために、ご指摘のような利子補給という方法で利子の一部を町が肩がわりをさせていただくという方法をとっておりまして、今大いにそれを活用していただいて、最近においては、大体10年ぐらいで新しい船をつくりかえるときに、よくそのときに廃業される方があったんですが、最近では廃業がなくなった、大変うれしいことだというふうに思っております。あわせて、乗組員も香住高校の卒業生を中心に、若い人たちが漁業を見直してこられる傾向にありまして、一昨年は10人、新しい乗組員が出ました。18年、昨年も5人若い方が出まして、町としてそうした人を励ますために昨年から、その方たちを漁期が終わってから呼んで、最小限度のかっぱとか長靴というような漁具をお祝いとして渡すと同時に、私自身が激励をするというふうなこともしておるところであります。そうしたこと、それから水産加工につきましては、新しい付加価値をつけた商品開発についての支援などを進めながら、かつてのような隆盛をきわめるような方向で、取り組んでまいりたいというふうに思います。
 あわせて、漁業、水産加工業は香住の観光と大変深い関係がありまして、カニすきだとか、夏の活イカ料理を中心とした新鮮な魚介類を売り物にして香住の観光が成り立っておりますので、そうしたいわゆる最初の産業が衰退をしますと、観光産業だけでは、ほかの町との優位性がなくなってきますので、一体的な産業振興を図ってまいりたいというふうに考えているところであります。
 観光の上では、ご指摘の道路の問題があります。高規格道路が、香住道路ができ、この前から、今度は余部道路が今、工事を進めておりまして、23年の春には余部道路も完成をすると。ちょうど余部鉄橋が22年の秋に新しい鉄橋が完成しますが、それと相前後して余部道路も完成をするということになります。そうなりますと、ご心配のように、急ぐお客は高規格道路を通過をして、香住の町の中におりられないと。一般の道路としては、それはいいんですが、観光客までそういう形になりますと、これは大きな問題になります。したがって、観光客をどう香住の従来道路を通っていただくか、香住道路が開通するときから、いろいろな手だてをしておりまして、幸い香住道路が完成してから2年冬を過ごしましたが、今のところ観光客に関しては大きな影響はない、観光客にといいますか、観光客を対象とした土産物店の動向を見ますと、大きな影響はないというふうな状況にあります。それは、少し道路の便利悪くなっても、やはりカニの香住という、魚の香住という吸引力がまだ十分働いているからだと思います。しかし、ほかの地域がいろいろと条件がよくなりますと、それはほっておけば、だんだん優劣の差が出てくるといいますか、絶えず新しいてこ入れをしながら、その強化を図っていくことが必要だというふうに考えておりまして、町としても単に海岸道路への誘導を図るだけではなくて、そこに魅力ある観光資源をつくっていくことが必要だというふうに考えております。
 そういうことから、柴山から香住にかかる今子浦海岸の観光拠点としての一層の整備、それからこの海岸埋立地、しおかぜ香苑、ルネッサンスといいますか、しおかぜ香苑のところの観光地としての拠点整備や、そこにおけるいろいろなイベントなども打っていって、そこを一遍通らないと、やっぱり来たかいがないな、そんなまちづくりを進めていきたいというふうに思っているところであります。もちろん、そのためには観光協会とのタイアップは一層強化をしていかなければなりません。観光協会とのタイアップをする上では、単に個別の観光協会というんではなくて、香美町全体の観光協会の連携が必要ですので、今、3町の観光協会の連絡協議会の組織になっておりますが、今、合併を進めておられますので、もう1年して、20年には香美町観光協会というふうな格好にして、その中でお互いの特色ある観光地の連携を図っていただく、そして海と山との、それぞれ個性あるすばらしい香美町の観光地を、セットで都市の人たちへ売り出していくということを一層努力をしてまいりたいというふうに思っておるところであります。
 そうしたことを進める上で、最後にご提案のありましたまちづくりプロジェクトチームは必要だというふうに思います。18年も観光アドバイザー制度、国の国土交通省の制度ですが、3人の観光アドバイザーの方にお越しいただいて、それに町内3区の観光関連の皆さんで観光まちづくり委員会というのをつくりまして、アドバイザーの皆さんのご指導をいただきながら、単なる観光だけでなくて、観光を中心としたまちづくりをどうしていったらいいかということについての検討を深めていただきました。出てくる答えにも意味がありますけれども、検討過程も大変重要だというふうに思っております。お互いのそれぞれの地域のよさをどう活かして、それをどう結びつけていくか、そうした議論をしていただく過程も、古岡議員の前の質問のように、お互いが交流し合うという部分も含めて意義があるといふうに思っておりまして、そうしたことの積み重ねをこれからも進めてまいりたいというふうに思っております。
 そうした中で、村岡で取り組んでおりました産業クラスター制度につきましては、非常にユニークな取り組みですし、まさに理屈ではなくて、実際にまちづくり、村おこしをしていく先兵といいますか、リーダーとして評価をすべきことではないかというふうに思います。村岡でいろいろやっておられました。香美町になって、既にもう村岡で取り組まれた梅だとかいろいろなものが、今度は香美町の食品加工場と連携をして、商品として香美町ブランドとして出るというふうなことになっております。そうしたいろんな新しい香美町の中の機能・資源を生かすことによって、さらに一層幅広い対応ができるんではないかと。したがって、産業クラスターという、村岡の産業クラスターではなくて香美町としての産業クラスターのような機能を持つものというのは、これから考えていかなきゃならんなというふうに思っているところでして、財政厳しい中で、予算が減っているというご指摘は甘んじて受けたいと思いますけれども、そうした機能をどう果たしていただくか、果たす上で必要な町としての支援はどれほどがいいか、これらについては、これからの課題として検討してまいりたいというふうに思います。
 私からは、長くなりましたが終わりまして、路線について答弁ができますか。じゃ、建設部次長から説明をさせます。


◎議長(橘 秀夫) 建設部次長。


◎建設部次長兼建設課長(山盛和義) 県道の改修につきましては、村岡区内におきましては、県の村岡事業所が担当をしております。そういう中で、2,000台以下の交通量の道路につきましては、暮らしの道というようなことで、整備効果を早く出すために2車線改良とか、そういう初めから大々的な工事をしなくて、ポイント、ポイントの工事をやっていくんだというようなことを村岡事務所と地域局とが、区長さん等々お会いしまして、この路線についてはこういう計画方針でいくんだという説明をさせていただいておるところでございます。
 そういう中にありまして、主要地方道香住村岡につきましては、高津のところで公共事業で工事を今やっていますということと、それからまた、県単事業で合併支援事業ということで、境バイパスについても今、着手していただいて、19年度には橋梁の工事にかかっていく予定になっております。そういう中にありまして、通常の県道、2,000台以下につきましては、今言われました板仕野のところにつきましては、兎和野センターの前につきましては、18年度で一応工事は完了いたしております。それに伴って、旧道は町道にという形もご決定いただいたところでございます。それから作山のところにつきましては、今のところ具体的な計画というのは示しておりますけれども、用地等地元協議をしていただいて、用地のできたところからという着手予定になります。いずれにしましても、香住村岡以外の道路につきましては、できるだけ地元協議を進めていただいて、用地・物件等が話のできるところからというような状況になろうかなというふうに思っています。19年度に今の予定につきましては、大野の地内で同じく暮らしの道ということで改良の計画を持っております。用地から入っていく予定にいたしております。
 いずれにしましても、県も県単事業は事業費が非常に苦しいというような中から、こういう暮らしの道ということで、全線改良でなしに、できるところからやっていくんだということでありますので、十分地元協議をしてできるところから県に要望していきたいと、このように考えているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 白岩安喜夫君。


◎白岩安喜夫(7番) まず、山の産業についてお尋ねをしてみたいというふうに思いますが、質問をいたしましたが、例えば農林課が本庁移行、移転をしていくという中で、それでしたら、どういうふうに住民との接点を見つけながら地域がよくなるかということなんですが、私が先ほど申し上げましたように、プロジェクトチームをつくって、それぞれの皆さんが現地で住民の皆様とも協議をしながら進めていくという方向づけが、まず第一じゃないかなと。例えば、先進地の事例を見ましても、職員のパワーといいますか、それによって非常に発展されておる町もたくさんあるというふうに思いますので、私は農林課を本庁に移転するということになりますれば、同僚議員からありましたように、横のやっぱり連携を密にした組織づくりをして、町民の意見を聞きながら方向づけを出していただかなかったら、どうにもならんなというふうに思います。
 その中で、まず有機の里をどうするのかというふうなこと、それからクラインガルテンと申しましたら、町長、ちょっと、それ何だ、わからんなと言われるかわからんですが、これは耕地と住宅を兼ねたような一つの施設で、交流人を受け入れるには非常に格好な一つの施設ではないかなというふうに思いますし、それから高冷地、ハウス栽培といいまして、大屋高原なんかが、非常に今好評をいただいて、こうべコープに出荷しておりますが、この地域の中では、標高はやっぱり500から1,000ぐらいの高地がたくさんありますので、そのような対応をどうされるのかということ。それからもう1点は、畜産が非常に盛んな地域でございます。例えば肥育牛も資料を見せていただきますと、村岡区の中で120頭ぐらいあるというふうに聞いておるわけですが、そこで私の一つの提言なんですが、例えば牧場公園みたいなものをつくって、ご承知と思うんですが、岩手県の小岩井農場の小さいのといいますか、そのようなことによって観光客を呼び寄せながら、5番に書いております和牛の原原種もそこで守っていくというか、そういう施設をしていかなかったらいけないんじゃないかなと。私も一生懸命、美方和牛振興公社については、いろいろとご提言をさせていただきましたが、同僚議員の質問にもありましたように、一向に前向きに進むというような形が見えません。そうしてみますと、やっぱり村岡区内の畜産農家の若さとパワーの中に、そういう原原種を守っていくような施設を考えていかないとだめではないかなというふうに思います。
 そして、もう1点は、町長、全共でも考えてみたいというふうなことですが、本年度は鳥取県米子市で全共がございます。私も岐阜県には行きました。岐阜県の清見村というところであったわけですが、ここは人口が2,500ぐらいの小さな村なんですが、町長さんが一生懸命になられまして、全国の共進会もされ、また、香美町の熊波から安福号という雄がそこに行ってまして、それが一つの基本になって今の飛騨牛があるというふうなことも聞いております。その辺で、意欲的にやっぱり取り組んでいただかなかったらいけないというふうに思っておりますので、その辺についても、再度お尋ねをしておきたいというふうに思います。
 それから、ご承知のとおり、県道の改修もなかなかというふうな次長からのお話があったわけですが、今、地域の中で、大笹区におきましては一時は非常に活発に発展した経過がありますが、スキー人口の減少もあり、交通アクセスが変わってきますので、危機的な状態が続いておるというふうに、私たちは見るわけですが、その辺にてこ入れをせずに、今、町長の言われましたように、削減をしながら5年間頑張ったら何とか公債費比率が下がってくるんだというお考えですが、その時点になったら、若者も何も住まんような町になったらどうしようもないというふうに思うわけです。そういう面で、どういうふうなてこ入れを、こういうところに考えておられるのか、私は、先ほど次長がお話がありましたが、やっぱり県道をいかに整備をしていただくか、例えば福岡から板仕野を通っている道路なんか、それから谷に入っています道路、皆、県道で、途中で中途半端で切れていますよね。あれが一体化になりましたら、この地域の発展はすばらしいなと、1万台もの車が9号線を走っておるんですから、私は交流人を受け入れる一つの基本をつくっていかなかったらだめではないかというふうに考えておりますので、その辺を、まず再度お尋ねをしておきます。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) まず、農林課の本庁移転との関係ですが、先ほども説明しましたように、場所をこちらに移すものの、機能の面では変わることのないように取り組みをしたいというふうに思います。その中で、特に農林なら農林だけの問題でなくて、地域としてとらえていくというご指摘は、まさにそうしなきゃならんと思います。再々、地域局長にも言っておりますが、地域局というのは、それぞれの縦割りの仕事の形で仕事をするんではなくて、地域としてとらえて、ご指摘のように農業と道路整備とがどういう関係にあったらいいのか、畜産と山の観光とがどういうふうになったらいいのか、そうしたことを連携を図りながら地域単位に対策を考えて、この地域の振興を図るためには、じゃ、この部分とこの部分とを同時並行的にやっていくべきだというふうな判断を地域局みずからが考えてもらうようなということで、地域局長には絶えず言っております。したがって、先ほどお答えしたような、住民の皆さんのいろいろな連携をした対応とあわせて、職員自身がそうしたプロジェクトを組んで、いろんな地域振興策についての具体的な案づくりをする。そうした対応を、より強めてまいりたいというふうに思います。必ずしもそれが財政的にすぐにできるかどうかの問題はありますけれども、発想がなくして取り組みもできませんので、そうしたことについての対応を強めてまいりたいというふうに思います。午前中のご質問にお答えしましたように、まさにそうした部分が若い職員も含めて新鮮な発想でいろいろとチームで検討してもらい提案をしてもらう一つの課題だというふうに思っておりますので、そうした取り組みを進めたいと思います。
 それから、クラインガルテンをはじめとする農業関係の宿泊機能を持った施設につきましては、加美町でしたか、西脇の少し北のほうの地域に、八千代町ですね、八千代町が非常に進んでおります。私も前の仕事のときには何回も行って、それについての対応をしていましたので、よく承知をしております。ああした形で農業体験を通じて宿泊型の、都市住民を宿泊型の形で呼び込むと。これは一つの方向だというふうに思います。ただ、ほかの観光もそうですが、さらに先ほどの牧場公園も含めて、それぞれの発想はいいですし可能ですけれども、今度は運営という面で安定的に観光客が来てもらえるかどうかというふうなことについての検討も十分していかなければならない問題があるというふうに思います。そのためには、近隣に同種の施設がありますと、どうしても競合関係になるというふな問題もありますので、そうしたことの検討も含めて、先ほどの、まさに職員のプロジェクトチームなんかで、どうしたらいいんか、可能性があるのかどうかも含めて、初めから無理だぜということで、その検討をしないんではなくて、検討を進めるような努力はしてまいりたいなというふうに思っているところであります。
 全共の大会のことにつきましては、少し私、規模だとか、受け入れ体制の問題について十分な今、頭の中に知識を持っておりませんが、可能であれば、本当に但馬牛の名声を高める一つの手段として、なおかつ地域振興の一つのイベントという表現はおかしいですが、一つの取り組みとして対応してみたいという気持ちは持っております。一度私自身がまず勉強したいというふうに思いますし、今年の鳥取県の全共には何とか日程が合えば、近いところですから、行ってみたいなというふうに思っております。個人的には、和牛には行ったことはないです。乳牛の全国大会には行った経験があるんですが、たまたま和牛には行っていないということですので、ぜひとも行ってみたいというふうに思っております。
 それから、スキー場をはじめとする観光地の整備の問題につきましては、県道の整備も含めて、県にも強く要請をしてまいりたいというふうに思います。県も実は実質公債費比率が都道府県の中ではかなり高いほうでして、今年度予算なんかでは、かなり厳しい対応をされているという状況ですから、そうした中で、本町のこうした山の地域を通っている県道の整備がすぐに図れるかどうかについては判断しかねる点もありますけれども、やはり我々の全体的な地域整備の一環として、ぜひともこの部分だけは必要なんだというふうな形で要望をして、早期実現が図れるような努力はしてまいりたいというふうに思っております。
 いずれにしましても、難しいとか、あかんとかということではなくて、我々新しいまちづくりを進めたところですから、いろんな課題にチャレンジをして、そしてどうしたら実現可能性があるか、そうした努力を町として、また職員それぞれが十分持って取り組んでもらう、そうした姿勢をより高めてもらいたいというふうに考えているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 白岩安喜夫君。


◎白岩安喜夫(7番) 地域の状況をご説明させていただいたわけですが、例えばこの地域には古代から人が住んでおりました竪穴式住居跡があったり、何十という古墳群があったり、非常に戦国時代の城跡が残っておったり、近くになりますと山名さんの陣屋が残っておったり、非常に歴史的なところがあるわけですが、本年度19年度の予算を見せていただきますと、ふるさと教育の参事さんも、何か途中でおられんようになって、私はロマン街道といいますか、そういうふうな一つのことも、この地域の中で観光なんてことにはならんと思うんですが、そういうことも取り入れた方向づけをなされるかなというふうに思っておりましたが、そのようなことも全然取り上げていただかないままに先に行っております。
 くどいようですが、私は農林課はここに来るとしましても、私が申しましたように一つのプロジェクトチーム、例えば総務、また産業、それから保健福祉、それからやっぱり教育委員会、そういうものを合算した中で、10人なら10人の一つのグループをつくって町民と話し合いの中で、私は対応していただくべきだというふうに思っております。私がいつも尊敬し、またモデルとして学んできました、例えば清見村、これは普及所の職員と二足わらじで開発された経過を聞いております。また一面、ご承知と思うのですが、四国の上勝町なんですが、非常に高齢化の進んだ町の中で、彩りの町ということで、非常な開発がなされているわけですが、そこもやはり県職員の方が一緒になって頑張ってこられたというふうな経過があって、私はやっぱり職員さんのパワーが地域の活性化の基本ではないかなという思いがいたします。
 そこで、たびたび申し上げますが、このプロジェクトチームは、10人グループでもつくっていただいて、現地を見ていただいたり、財政的にはどうだというような判断もされながら、住民の声を聞いていただきながら、地域の発展に尽くしていただかないと、将来的に、町長が言われましたように、5年間たったら若者が住めないような環境になったらいけないというふうに思いますでの、その辺を再度、お尋ねしておきたいというふうに思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 若い人たち中心のそうしたプロジェクトチームといいますか研究チームをつくっていろいろな提案をしていただくということを、午前中にもお答えをしましたが、まさにそれと今、白岩議員のご提案のプロジェクトチームは、若干の形は違え、その向かっていく方向は一緒です。したがって、こうしたことを即応した取り組みを、どんどん進めていきたいというふうに思います。とりわけ、地域局における課題は、先ほどから何回も申しておりますように、教育の分野だとか、福祉の分野だとか、産業の分野という話ではなくて、その地域をどうしていくか、それも村岡全体の課題もあれば、例えば射添地域をどうするか、兎塚地域をどうするか、というような形で、すべての部分を取り込みながら検討していかないことには、住民の皆さんから見れば何の役にも立たないということになります。したがって、そうしたプロジェクトチームといいますか、検討の方向は、ご提案のような方向で進めていきたい。これは村岡だけでなくて、小代も含めてそうした取り組みをして、地域局長が、まさに地域全体のいろんな問題について職員をリードしながら地域の活性化を図っていく、そうした仕組みを進めてまいりたいというふうに考えております。


◎議長(橘 秀夫) 白岩安喜夫君。


◎白岩安喜夫(7番) それと、2番の山陰最大の漁港、香住港の将来展望ということで、私、山陰最大の漁港だという自負をしておりましたですが、いや、そうではないなんていうご意見もあるわけですが、私はそういうふうな思いを持っております。今年の冬なんかでも、香住に魚を買いに来ても、なくて、浜坂まで車で走らなかったらいけないというような現実を、私は目の前で見たときに、何が原因かというふうなことで、いろいろと漁協にも、参事さんともお会いさせていただきした。その中で、やはり浜坂港は日本海の冬の海でも悠々と魚がとれるような大型の漁船があるんだと。この香住はそれはありませんと。それによって、浜坂は冬の海でも荒れを知らない、しけを知らない、やっぱり漁法だというようなことが言われますと、香住もそういう船が欲しいなと。せめて過疎債みたいな資金で、何とか補助をしながら、そういうことができますれば、やはり山陰の最大の漁港ではないですか。
 私、ちょうど若いころ、ご承知のとおり南知多町という町に酒づくりに行っとったわけですが、ここが、ここと同じように人口2万1,000ぐらいで、海と山の町なんです。その辺を見せていただきますと、漁業の占める役割というのは、非常に大きいと思うわけですわ。例えば船を1そう補助して買うことによって、10人もの雇用の場ができたらすばらしいと思いますし、それを一つの原料にした加工が、私はびっくりして何回も数字を見たんですけど、二百何十億なんていう売り上げ、これは町内でどこを見ても、私はないというふうに思います。そのような産業を、やっぱり下降線をたどるんでしようないがななんて町長、思っておられてたら、私はこれは大間違いだというふうに思いまして、それでいかにやっぱり現状維持、少しで上がっていくような方向づけを何とか考えていかなかったらいけないというふうに思いますので、その辺もお尋ねしておきたいというふうに思います。
 また一つの私の考えの中で、堆肥センターの話がずっと出ておるわけですが、魚の残滓を有機の里で処理できる方法があると、私は確信をするわけです。その辺を、やっぱり先ほど申しましたように、プロジェクトチームの中で、いろいろと研究を重ねていただきながら、香美町でなかったらできないすばらしい堆肥ができないかなという思いがいたします。私は、そういうやっぱり研究する部分を、これから先は重要視したいただかなかったらいけないというふうに思いますし、それから答弁がなかったわけですが、例えば今の香住湾岸道に通ずる178号線、非常に私らが見ますと、行きにくい感じがいたします。例えば高規格道路から浜まで出ようと思いましたら、よくわかった方は別ですけど、なかなかわかりにくいと。浜に行っていただかなかったら、私は香住港、香住の水産業の発展はないというふう思っております。その辺の対応を今から考えていただかないと、例えば宮津豊岡鳥取線が完成した暁には通過点になってしまえへんかなというふうな思いがいたします。その辺を町長、どうお考えになっとるか、再度お尋ねしておきたいなというふうに思います。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 1点目の香住に魚がなくて浜坂にある、別に香住びいきするわけではありませんが、その原因が、漁船が浜坂のほうが大きいというのは、私の認識ではいわゆる船の種類が大体2つありまして、中小型と大型船とあって、香住は中小型もありますけども、大型船もあります。その大型船は浜坂も柴山も全部一緒ですから、それは全体的に浜坂のほうが船が大きいということではないと思います。たまたまその日に帰ってくる船が、そういう船が、毎日帰ってくるんじゃなくて、もう1週間ぐらい航海に出ますので、帰ってくる船が大型船でなかった港と、あった港ということではないかなというふうに思います。香住の身びいきで言っておるわけではありませんけれども、その辺は議員のご指摘ですので、私ももう一度ちょっと勉強したいと思いますが、そうした状況で、昨年、一昨年になりますか、大変時化てカニがとれないときでも、余談ですが丹後のほう、津居山のほうは小型漁船ですのでカニをとる船が出れなかった、柴山、香住はそれが大型船ですので出て、カニをここで集中的に陸揚げしたと、そんな経過もありますので、その点は十分ちょっと調べてみたいなというふうに思います。しかし、いずれにしても、そうした少々の時化でも対応できるような大型船を多く確保していくこと、そのことが漁業の振興につながりますので、新しい船の建造に当たっては多くの投資が必要ですけども、その投資を船主の皆さんが負担軽減できるような支援というのは、これからもやっていかなければならんというふうに思っております。現在続けております建造費の利子補給については大変船主の方からも喜ばれておりまして、多くの方が利用をしていただいております。予算でも、かなり何百万円という単位で、利子の部分だけで予算計上しておりますけれども、これは少し金額が多くなっても、多くなるということは漁船建造が多く進むということですから、苦しい財政の中でもありがたいことだと思って町としては支援をしていく必要があるんではないかというふうに思っているところであります。
 水産業全体が下降線をたどっておる中で、それを見過ごすというふうなことは全く思っておりません。何とかてこ入れを町でできることはやる、もちろん町だけではなくて国、県と連携をしてやっていきたいというふうに思っておりまして、絶えず、もちろんほかの産業でも一緒ですが、漁業や水産加工の業界の皆さんともよく話し合いをしながら、今、町としてとるべきことは何か、産業対策ですからすべてが行政で対応するんじゃなくて、業界みずからが取り組んでいただくことが中心ですけれども、業界みずからがこれをやるから、町はこれをやろうというふうなことを十分話し合いをしながら進めているところであります。十分な対応はできておりませんけど、方向はお互いの協議の中で目指す方向で取り組んでおりますので、少しずつその効果が出てくるよう期待をしているところであります。
 水産加工の問題の中で、畜産の堆肥と同じように、ふん尿と同じように残滓の問題があります。今も守柄という、この近くのところで水産加工組合が、施設は町の施設ですが、運営は水産加工組合でやっていただいております。いろいろな課題があって、町と一緒になっていろいろな処理方法についての研究・検討を進めておりましたが、最近においては、その残滓を利用したいという別の業界がありまして、そこへ大半が売れるという状況にあります。したがって、進んでその分についての処理を今やっておりませんし、やる必要がなくなったという点については、残滓という点ではありがたいことだと思います。しかし、議員の言われますように、それを資源として活用して、牛ふんとブレンドすることによって、より有効な堆肥をつくるという観点は、その効果が高いんであれば、やっぱり研究・検討はしなければならんと思います。したがって、今緊急な問題はありませんけれども、そうした研究は、いろんなところと連携をし、できれば大学のそうした分野にそうした研究なんかも取り上げていただくというようなことも含めて取り組んでいきたいというふうに考えているところであります。
 それから、178号線への取りつけの問題は、議員が言っておられますのは、どの部分が少しわかりませんけれども、具体的には今、佐津のインターから旧178号、町道になりましたけれども、佐津方面へ出て柴山、今子を通る道、それからこの香住インターからは、おりてこの役場の前のバイパスを通って東港へ行く道、それから踏切を通って、香住村岡線を通って香住の海岸に出る道、多くはこの3つ、もう一つは、先ほど午前の質問にありました油良橋を通って矢田川の左岸を出る道、この道があります。主要な道路は香住インターで言えばバイパスを通る、ないしは踏切を通るというふうな道ですので、要はそこをおりたら海が近いですよ、魚がたくさんありますよということのアピール、アナウンスをすることが、まず第一だというふうに思っております。そんな看板なんかは、このインターができたときにつくりまして、香住漁港はこちらというふうな大きな看板も、あそこの香住村岡線とこのバイパスとの交差のところにつくったりはしました。それらのことをしながら、その効果のほどを見て、足らざる部分はさらに整備をしていくというふうなことに努めておるところであります。
 先ほどお答えしましたように、今のところそうした観光客については観光シーズンについて、それほど変化がないというふうな状況ですが、これも絶えず新鮮さといいますか、アピールをしていきませんとだめですので、そうした観点からの検討を進めていきたいなというふうに思っております。観光客の場合には、来るときにおりてもらっても余り意味がありません。帰りにいかに海岸沿いを通ってもらうかということになります。来るときは急いで目的地に行っていただければいい、帰りは在来線を通って今で言えば奥佐津のインターのところまでは在来線で行ってもらうというふうに、どう仕向けていくかということですので、昨年あたりは、それぞれの分岐路ごとに、新鮮な魚があるのはこっちですよというふうな案内表示を、のぼり旗も含めて、たくさん並べて注意を喚起したというふうなこともとっておりますし、いろんな方法をとりながら、そうした対応をしたいというふうに思います。
 しかし、根本的な問題は、そこに魅力ある施設、ないしは魅力ある場所をつくることが大事ではないかなと思っておりまして、それをどういう形でつくっていくか、これらについての検討や対策も並行して進めていかなければならん、少なくとも23年春に余部道路が完成するまでには、当面の緊急課題としてそれらの対応をしませんと、ご心配のように浜坂方面の方が余部道路のインターから乗って、そのまま佐津まで行かれるとなると、香住が通過点になってしまう、こうした懸念がありますので、より一層その対策を緊急課題として取り組んでいきたいというふうに考えているところであります。


◎議長(橘 秀夫) 白岩安喜夫君。


◎白岩安喜夫(7番) 最後になるというふうに思うわけですが、例えば山の産業としては、和牛振興ということなんですが、例えば香美町の中に本当の牛肉を売ってある店が見当たりませんですね。例えば小代区のみかたやさんですか、あそこも和牛公社との連携の中でというふうなことですが、ほんま物ではありませんですね。今、ほんま物があるのは、養父市にあるだけなんですわ。そういうものが、やっぱりここの町になかったらだめだというふうな思いがいたします。
 それから、カニの話なんですが、例えば但馬トンネル、村岡、兎塚から関宮に出る道中のトンネルなんですけど、そこのトンネルの入り口にはスキーの杖があったり、スキーを滑る格好をしたあれがあって、ここに来たらスキー場が近いということが、あれでわかるようなことがあります。私は、今ここにあるトンネルの上に、大きなカニがあってもいいんではないかなと、その辺も配慮していただかなければいけないというふうに思いますし、最後になりますが、産業クラスター、もう少しそれに力を入れていただいて、産業の連携をとりながら町の振興を図っていただくことを強く望んで、私の質問を終わります。


◎議長(橘 秀夫) 以上で白岩安喜夫君の一般質問を終わります。
 これをもって一般質問を終わります。
 暫時休憩します。再開は2時45分とします。
                              午後2時31分 休憩

                              午後2時45分 再開


◎議長(橘 秀夫) 会議を再開いたします。
     ──────────────────────────────
 日程第4 報告第2号 香美町国民保護計画の報告について


◎議長(橘 秀夫) 日程第4 報告第2号 香美町国民保護計画の報告についてを議題といたします。職員に議案の朗読をさせます。
                (議案書朗読)


◎議長(橘 秀夫) 朗読は終わりました。
 報告の説明を求めます。
 健康福祉部長。


◎健康福祉部長(岩槻末男) それでは、国民保護計画につきまして、議案資料4の香美町国民保護計画の概要を中心に説明させていただきます。
 説明に入りますまでに、大変恐れ入りますが、この議案資料4の国民保護計画の概要に訂正箇所が3カ所ございますので、訂正をお願いしたいと思います。
 まず1つ目は、3ページをお開きいただきたいと思います。「第6章 計画が対象とする事態」の、その下の行の最後になります。「町国民保護計画においては、県国民保護計画において想定されている事態をとする」と、その「事態」の次の「を」を削除していただきますようにお願いいたします。
 続きまして4ページ、上から4行目、第2章の見出しでございます。「避難及び救援に関する平素からの備え」と書いてあります。これは間違いでございまして、正しくはその下にございます「避難、救援及び武力攻撃災害への対処に関する平素からの備え」までが正しい見出しとなります。大変恐れ入りますがご訂正をお願いいたします。
 それから次、5ページでございます。真ん中に「第2章 町対策本部の設置等」というのがございます。こちらの1、町対策本部の設置の手順の次の「(1)町対策本部を摂津すべき」と書いてございます。これは「設置」の間違いでございます。大変恐れ入りますがご訂正をお願いいたします。
 それから、同じページでございますが、もう1点ございます。その第2章の町対策本部の設置の次の行、「町対策本部を迅速に設置するため、町対対」と2つございます。1つ削除していただきたいと思います。大変申しわけございません。
 同じく、申しわけございません。その1の(4)、こちらも「町対対」となっております。削除をお願いしたいと思います。
 それでは、説明をさせていただきます。
 国民保護計画は、国の定める基本指針に基づきまして、住民の避難や救援及び武力攻撃災害に関する措置を定めたもので、国民保護計画を策定するときは、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律、以下、国民保護法と言わせていただきますが、この第39条第3項の規定によりまして町国民保護協議会に諮問しなければならないとされています。
 平成18年10月27日に香美町長から香美町国民保護協議会に国民保護計画についての諮問がなされ、24人から成る国民保護協議会において協議の上、平成19年2月17日に答申がありました。町ではその答申案をもとに県と協議を重ねてまいりまして、本年3月14日に知事協議が終了いたしました。また、国民保護法第35条第6項に、国民の保護に関する計画を作成したときは、速やかに議会に報告しなければならないとされており、本日の報告とさせていただくものでございます。
 それでは、内容について説明をさせていただきます。
 香美町国民保護計画の構成は、第1編総論から第5編緊急対処事態における対処までの5編からなっております。この概要の1ページ、第1編総論でございます。本文も1ページとなっております。本文といいますのは、この香美町国民保護計画を指しております。これでも1ページとなっております。
 「第1章 計画の趣旨」では、町の責務、計画の構成、計画の見直しについて記述しておりまして、町の責務としては、国民保護措置を的確かつ迅速に実施し、関係機関が実施する国民保護措置を総合的に推進することといたしております。
 同じく1ページの第2章、本文では4ページとなります。「基本指針」では、国民保護措置を的確かつ迅速に実施するに当たっての基本方針を記載いたしております。基本方針につきましては、国民保護法、国の基本指針及び兵庫県国民保護計画の考え方を踏襲して(1)の基本的人権の尊重から(9)の外国人への保護措置の適用まで、9つの基本方針を定めまして、国民保護措置の実施に当たることといたしております。
 次に2ページ、第3章、本文では第6ページになります。「用語の定義」では、国民保護計画で使用する主な用語について定義をいたしておるところでございます。
 同じく2ページ、第4章、本文では8ページとなります。「関係機関の事務又は業務の大綱及び連絡先」では、関係機関の事務または業務の大綱として基本的な国民保護措置の仕組みを図で示しておりまして、避難、救援、武力攻撃災害への対処措置の流れを説明した内容といたしております。
 同じく2ページの第5章、本文では13ページになります。「町の地理的、社会的特徴」では、本町の地理的条件、人口分布、道路、交通機関の状況について記述いたしております。
 3ページの第6章、本文では16ページになります。「計画が対象とする事態」では、町の計画において想定する事態として、兵庫県国民保護計画において想定される武力攻撃事態及び緊急対処事態と同様の事態を想定した旨、記述をしているところでございます。また、武力攻撃事態及び緊急対処事態として、それぞれ4類型が規定をされております。1)から4)までのことでございます。
 次に、第2編は「平素からの備えや予防」について記述しています。3ページの中ほどになります。本文では23ページとなります。
 第1章、組織・体制の整備等では、初動体制の整備を図り、消防機関との連携を強化するとともに、24時間即応体制を図ることとし、消防本部から町長等への緊急連絡ルートを定め、国民保護措置の実施に当たっては、国、県、他市町、指定公共機関、自主防災組織等との連携が不可欠であることから、それらの関係機関との連携体制の整備のあり方について記述をいたしております。また、国民保護措置実施に当たっては、通信の確保及び情報収集、提供体制の整備が重要なことであり、特に海岸線を有していることもありまして、関係機関と連携し、海岸における不審者等の情報についての通報体制の整備を図ることといたしております。
 次に、4ページの第2章、本文では35ページとなります。「避難、救援及び武力攻撃災害への対処に関する平素からの備え」では、避難、救援に関する平素からの備えに関して必要な事項について定めているもので、避難に関する基本的事項として、基礎的資料の収集等5つの事項について定めています。また、救援に関する基本的事項としまして、県との役割分担を事前に調整することとしまして、県と協力して運送業者の輸送力、輸送施設の把握をしていくこととしております。
 同じく4ページの第3章、本文では40ページになります。「物資及び資材の備蓄、整備」では、自然災害を想定して備蓄している物資、資材等を相互に兼ねながら備蓄、整備するものといたしましております。
 同じく4ページ、第4章、本文では42ページとなります。「国民保護に関する啓発」では広く住民が保護措置の意義や仕組みについて理解を深めることが重要であることから、啓発のあり方について定めております。
 第3編「武力攻撃事態等への対処」についてですが、5ページになります。本文では43ページになります。
 第1章「初動連絡体制の迅速な確立及び初動体制」では、危機管理対策本部及び危機管理連絡会議の設置について記述しておりまして、初動体制の確立を図ることといたしております。
 同じく5ページ、第2章、本文では46ページになります。「町対策本部の設置等」では、事態の認定があり対策本部を設置する旨の通知があった場合において、対策本部を設置する手順等を定めています。また、必要に応じて町現地対策本部、現地調整所を設置することとし、職員の参集基準について定めています。
 6ページの第3章、本文では52ページになります。「関係機関相互の連携」では、国民保護措置を的確かつ迅速に実施するため、国や県をはじめとする関係機関と連携することとし、自衛隊への部隊の派遣要請などの手順等について定めた内容といたしております。
 同じく6ページの第4章、本文では57ページになります。「警報及び避難の指示等」では、警報の伝達について、町は県から警報の内容の通知を受けた場合、迅速かつ的確に住民及び団体にその内容を伝達するとともに、その旨を報道発表し、町のホームページに掲載することといたしております。警報の伝達は、現在町が所有する伝達手段により行いまして、消防団や自主防災会等への協力を依頼するなどの方法も活用することといたしております。避難住民の誘導につきましては、まず知事による避難の指示が出された場合、住民に対して迅速かつ的確に伝達することとし、避難住民の誘導に際しましては、避難実施要領を策定し、この要領に基づき避難住民の誘導を実施することとしています。なお、避難住民の誘導に当たっては、町長による避難住民の誘導等12の事項を記述いたしておるところでございます。
 7ページの第5章、本文では69ページになります。「救援」です。ここでは知事の権限に属する救援事務の一部を町長が行うこととする通知があった場合、収容施設の供与、食料品の給与等をはじめとする救援を関係機関と連携を図りながら実施することとしています。
 次に8ページになります。第6章、本文では74ページになります。「安否情報の収集・提供」では、町は避難所において安否情報の収集を行うほか、警察や病院等への照会により安否情報の収集を行うことといたしております。
 9ページ、第7章、本文では77ページになります。「武力攻撃災害への対処」では、災害現場における通常の対応とともに、特殊な対応が必要な場合も想定されることから、国や県をはじめとする関係機関と連携して対処することとしています。また、原子力災害、NBC攻撃、これは核兵器、生物兵器または化学兵器による攻撃を指しています。NBC攻撃による災害については、原則として国、県の方針に基づき必要な措置を講ずることといたしております。
 次に、10ページの第8章、本文では88ページになります。「被災情報の収集・報告及び公表」では、町は被災情報を収集し、県及び消防庁に報告することといたしております。
 同じく10ページの第9章、本文では90ページになります。「保健衛生の確保その他の措置」では、町は避難所の保健衛生の確保を図るとともに武力攻撃災害に伴う廃棄物処理を適切かつ迅速に行うこととしております。
 同じく10ページの第10章、本文では93ページになります。「住民生活の安定に関する措置」では、生活関連物資の価格の安定のための措置や避難住民の生活安定措置、例えば避難先での学習機会の確保、教科書の給与、法律や条令に基づく公的徴収金の減免等の措置を状況に応じて実施することといたしております。
 11ページの第11章、本文では95ページになります。「特殊標章等の交付及び管理」では、国民保護措置に従事する職員等の安全確保を図ることから、特殊標章等を交付要領を作成した上で交付、使用することといたしております。
 第4編「復旧等」についてでございますが、11ページの第1章、本文では97ページになります。ここの「応急の復旧」では、町はその管理する施設及び設備について武力攻撃災害による被害が発生したときは、一時的な修繕や補修等の応急の復旧を行うこととしております。
 同じく11ページの第2章、本文では98ページになります。「武力攻撃災害の復旧」では、武力攻撃災害による被害が発生したときは、国が示す方針に従って、県と連携して迅速な復旧を行うことといたしております。
 12ページの第3章、本文では99ページになります。「国民保護措置に要した費用の支弁等」では、復旧に係る経費も含め国民保護措置に要した費用については、原則として国が負担することとされていることから、町は国に対して負担金の請求を行うことといたしております。
 同じく12ページの第5編、本文では101ページになります。「緊急対処事態への対処」については、町は警報の通知及び伝達することを除き、武力攻撃事態への対処に準じて行うことといたしております。
 以上、簡単でございますが、香美町国民保護計画の概要についての説明とさせていただきます。


◎議長(橘 秀夫) これをもって報告を終わります。
 これより質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
 小林利明君。


◎小林利明(1番) いただいた資料のほうで伺いたいわけでありますけども、まず1点目に、第2章の「基本指針」の1番に挙げられております「基本的人権の尊重」ということでありますが、これは、どの範囲までを指しているのか。日本国憲法でも当然、規定されているわけですが、その部分は大ぐくりで示されているというふうに理解しておりますが、細かい部分につきましても列記されているものかどうか、その点をお伺いしたいのが1点であります。
 それからもう1点は、本文のページ23になりますか、第2編「平素からの備えや予防」の第1章の1の(2)の中で、「消防機関の体制」ということで、消防団ということであるわけですが、24ページになりますね。24ページの(2)消防団ということになっているわけですが、現在、本町の消防団の状況、特に団員の構成で大変ご苦労をなさっているところがあるんじゃないかなという思いがするわけですが、その年齢幅、多く人口が集中しているところでは、比較的30代の方が中核になって、40を超えたら退団みたいなところもありましょうし、60になってもまだ団から外れれないという地域もありましょうし、そうした意味で、どういう幅で構成がなっているのか、また、なっていないのかについてもご説明いただきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 健康福祉部長。


◎健康福祉部長(岩槻末男) まず1点目の「基本的人権の尊重」でございますけれども、これにつきましては、ここに書いてありますことのみといいますか、このとおりでございます。ほかにどの範囲まで細かく規定されているのかというふうなご質疑がございましたけれども、そういうものはございませんで、いわゆる「住民の自由と権利を最大限に尊重すること」等の、この表現のみでございます。
 それから、消防団の状況についてでございますけれども、現在、町の消防団は定員が1,153人でございますけれども、実数は1,109人でございまして、44人定数よりも少なくなっております。各分団の構成についてですけれども、ご質疑にありましたように、かなり年齢層の若い人から高齢60歳ぐらいまで入っておられるところもあります。人口の多いところについては入団希望者も多いわけですけれども、人口の少ない集落等においては構成に苦慮している面もございます。ただ、ご質疑にありましたように、どのような構成になっているかというのは、現在ちょっと把握しておりませんけれども、人口の少ない、先ほど言いました集落では、もう60歳代の方も何人もおられてという話はお聞きをしているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 小林利明君。


◎小林利明(1番) 動産あるいは不動産限らず、私資材について、これを徴用して充てるというようなことは、この計画の中では想定されていないというふうに理解してよろしいんでしょうか。これは、1つ例として伺っておるわけですが、例えば土地を強制的に提供を求める、あるいは船舶を強制的に徴用して事態に充てるというようなことは想定されていないというふうに理解してよろしいのでしょうかというのが1点です。
 それからもう一つは、計画にも掲げられているわけですが、「消防団の充実・活性化を図る」ということで挙げられておりますが、この計画を踏まえて、今の消防団の実態について、どのように対応されていくおつもりなのか、その点についてご説明をお願いいたします。


◎議長(橘 秀夫) 健康福祉部長。


◎健康福祉部長(岩槻末男) まず1点目でございますけれども、本文の80ページ、ご覧になっていただけますでしょうか。ここの4でございます。「土地、建物の一時使用等」ということで、「町長は、武力攻撃災害への対処に関する措置を講ずるため緊急の必要があると認めるときは、次に掲げる措置を講ずる。」(1)です。「他人の土地、建物その他の工作物の一時使用又は土石、竹木その他の物件の使用若しくは収容」(2)では「武力攻撃災害を受けた現場の工作物又は物件で、当該武力攻撃災害への対処に関する措置の実施の支障となるものの除去その他必要な措置(工作物を除去したときは、保管)」こういうふうに規定をされております。
 それから、2つ目の消防団の関係でございますが、平成19年度に消防委員会を開きまして、今ご質疑にありましたような消防団のいろいろな問題につきましてご意見をいただいて、それらを消防団の構成に反映させるようにいたしたいというふうな考えを持っております。19年度にそういう現在の消防団の全体の構成等について、いろいろな方からご意見もいただりして、少し見直しをさせていただくことを考えているところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 小林利明君。


◎小林利明(1番) 1点だけ、再々になりますけども説明をお願いしたいと思います。
 1点目に挙げさせていただいておりました基本的人権の尊重ということと、今80ページでご説明いただきましたけれども、一体、基本的人権というのは、どこまでをお考えになっているのか、財産権というのも、これもそのうちに含まれるのかなというふうに思ったりもしますし、また、そのこととは別に、じゃ、人の拘束というのは、どこまでの範囲で想定をされて計画を立てられているのか。最後に3つ目、関連してですが、二十何人かの皆さんにご苦労いただいて検討・協議をしていただいたということでありますが、このあたりの議論というのはあったのか、なかったのか。24人で協議を進めていかれたということでありますけども、その協議の過程でこの件に関してはどのような協議内容があったのか、なかったのか、あったとすれば、その内容についてご説明いただけますでしょうか。


◎議長(橘 秀夫) 健康福祉部長。


◎健康福祉部長(岩槻末男) まず、基本的人権と、先ほどの土地建物の一時使用等という関係につきましては、やはり最大限尊重するのは基本的人権でございます。その中で、武力攻撃等があった場合、やむを得ない場合に、こういう土地建物等の一時使用をすることができるというふうな位置づけといたしておるところでございます。
 それから、人の拘束については、これはいわゆる強制はするようになっておりません。協力を求めることはここで入っておりますけれども、あくまでも協力を求めるという表現で、強制力は人の行動については定めておりません。
 それから、協議会でこういう点が話題になったかということでございますけれども、協議会の中では一応、基本的にはこのモデル案をベースにいたしまして検討をいたしております。その中では、この基本的人権等のところの箇所については議題にはなりませんでした。ほかのいろんなところの意見等はございましたけれども、ご質疑にありましたように基本的人権の箇所についてはございませんでした。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) ほかに。
 山本賢司君。


◎山本賢司(6番) 山本です。
 この冊子を見たときには、そうでもなかったんですけど、今、部長から説明を伺っておりまして、実は大変気分が悪くなったんであります。正直言って、まだ震えております。
 そこで、町長に幾つかお尋ねしたいというふうに思いますけれども、国がつい先日、所沢のほうにMDを配備して、それの具体的な発動基準等も閣議決定をしたというようなことが言われる事態になっておるわけですね。従来、日本はいわゆる北部方面隊という言い方をしていたと思いますけれども、北海道での地上戦、これを想定した、巨大な北海道の大地を走って回る戦車、前提としては対ソ仮想敵というふうなことが言われておった時代があったわけですけれども、もう15年も前に、そういうことというのはなくなった。同じようにアメリカもソビエトを対象にしたということがなくなったというふうな中で、こういうことが出てくる。
 町長、この計画の仮想敵というのは、どこなんですか。ものすごく怖いことが書いてあると私は思っているんですよ。NBCなんていうことが当たり前に言われ、安定ヨウ素剤というふうなことまで言われるわけですね。実は、この安定ヨウ素剤というのは、原子力発電所の設置あるいはその近隣の自治体の住民に万が一に備えて常備をしておくというふうなことで、既にいろんなところで備蓄がされておるということは承知をしておるわけですけれども、これを実は全国民を対象にそういうものを備蓄しておこうというふうな話になっていくわけでしょう。核攻撃がされるかもしれない。汚染を除去するような段取りまでやっておきましょうと。汚染というのは除去できないというのは、もうチェルノブイリで証明したわけですよね。あるいは湾岸戦争、イラク戦争で劣化ウラン弾が使われておる。もう除去できない。証明されておるん違うんですか。私はどなたを対象にして、このようなものをつくっておられるのか、今の事態をどんな状況だというふうに見ておられるのか、そこのところがまず知りたいというふうに思うんです。


◎議長(橘 秀夫) 健康福祉部長。


◎健康福祉部長(岩槻末男) ただいまのご質疑にありました仮想敵国、どこに想定しているのかというご質疑につきましては、この国民保護計画では、いわゆる武力攻撃を想定はいたしておりますけれども、その相手方については具体的にどの国とか、どの地域とかいうことは想定をいたしておりません。あらゆるいろいろな武力攻撃等を想定した上での計画ということでご理解いただきたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 法律のことですから、部長がお答えしたとおりであり、私もそういうふうの理解をしております。


◎議長(橘 秀夫) 山本賢司君。


◎山本賢司(6番) 特定のところを仮想敵というふうにはしていない、法律のつくりもそうだということなんですけれども、国がある一定の目的を持って法律をつくり、アメリカ軍と一緒になって防衛をしようと。MDというのは、まさにミサイル防衛システム、大陸間弾道弾の防衛システムでしょう。鉄砲打たれた、鉄砲玉で打ち返せという、これが可能かどうかというの、アメリカはまだ一生懸命研究していますけども、それのローカル版を既に日本は配備をしたという状況になっておるわけでしょう。しかも、その上に立って国が県にモデル案を示し、地方自治体にもモデル案を示し、このモデル案が日本全国で適用するということでしょう。どこの町も、ほぼそんなに大違いしないものがつくられているんだと思うんですよ。それでおって、町の責任ある立場の町長が、これはみずからの町の計画だと言いながら、法律を想定していない、だから私も想定していない、公式の答弁としてはそうなんでしょう。しかし、どこが弾道ミサイルを、大陸間弾道弾を打つような可能性がありますか。持っているところ、限られとるんですよ。しかもこの中には、精度にもよるというふうなことまで書いてあるんですよね。今、最先端のところは、大陸間弾道弾で、なおかつピンポイントという時代に入っているわけでしょう。そうじゃないところというのは1つしかないんですよ。この全体を通じたら、仮想敵がどこかというのは読めるんじゃないんですか。違いますか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) 私は、国の法律でそういうふうなことを読んでないということですから、それ以上、自分でせんさくをするつもりもありませんし、あくまでこの計画は、いろんなことが想定されることが万が一起きたときに、住民の、町民の安全を確保するためにどうするかということが計画の目的でありまして、どこからどうなるかというふうなことをいろいろとせんさくするべき性格のものではないというふうに理解をしております。


◎議長(橘 秀夫) 山本賢司君。


◎山本賢司(6番) 67ページの本文を読んでくださいよ。米印で「弾道ミサイル攻撃については、発射の兆候を事前に察知した場合でも、発射された段階で攻撃目標を特定することは極めて困難である。」そのものにMDで対処しようというわけでしょう。「このため、弾道ミサイルの主体(国又は国に準じる者)の意図等により攻撃目標は変化するとともに、その保有する弾道ミサイルの精度により、実際に着弾地点は変わってくる。このため、すべての市町村に着弾の可能性があり得るものとして、対応を考える必要がある。」と、ここを読んだら、仮想敵なんかありませんと、私はそんなふうには読めないんですけれども、違いますか。


◎議長(橘 秀夫) 町長。


◎町長(藤原久嗣) いろいろ推察、推定をする方法はあるかもわかりませんが、先ほど言いましたように、そういうふうなことを関係なしに、あくまで、どういう原因であれ、事態が起きたときにどう対応するかと、そのことに着目をして立てた計画ですので、今、議員のご指摘のようなことについてせんさくするつもりはありません。


◎議長(橘 秀夫) ほかに質疑はありませんか。
 吉田範明君。


◎吉田範明(3番) 何点か質疑をしたいと思います。
 まず、大きいやつでいきますと33ページ、要するに目的は、計画は計画としてあるわけなんですけど、これの実効性を高めることが、まず必要ではないかと、このように私自身は考えて、その視点でちょっと内容を見させてもらったということで質疑をしたいと、このように思うんですけれど、それで33ページのあたり、「研修及び訓練」ということが、津々浦々書かれておるんですけれど、こういうことが実際、今後行われるのかどうか、私わかりませんけど、多分行われるとは思うんですけど、その辺、どういうふうに具体的に今後詰められていくのか、また研修等させていくのか、また訓練等どうやっていくのかということが出てこようと思うんですけど、その辺のことはどうなっておるのかということが、まず1点。
 それともう1点が、この中にそれぞれ備えということで、備蓄や、それから放送や、そういうことがいろいろと書かれてあるんですけれど、現実の係わりとして、それがどこまで香美町が全体を網羅しながらされているのか、私、十分存じていないんですけれど、その辺はどうなっており、また、それがきちっとした形でなるようにしないと、この計画の実効性も上がってこないと、このように思うんですけれど、もしその辺が課題があり、それをこういうふうにしていくというふうな考え方があるんでしたら、整備計画と申しますか、そこはちょっとわかりませんけれど、そういうことがどういうふうにあらわされているのか、また考えておるのかということをお聞きしたいと、このように思います。
 それと、本当にささいに、しょうもないことだと言われればそれまでなんですが、この中に、本部等をつくった場合に、役職名等がいろいろ書かれとるんですけれど、例えば助役というような言葉があるんですけれど、現実には副町長ということになるんですけど、その辺で、また組織も変われば、総務部長というのか、何部長というのかわかりませんけれど、そういうものに変わってこようと思うんですけれど、その辺に変わった場合、そこだけを見てもあれなんですけど、ほかでも変わるようなことがあると思うんです、現実に。その辺の場合の告知、またそれの訂正、変更等について、どういうふうに告知するのか、また直していくのか、その辺について、ちょっとお聞かせ願いたいなと。
 以上3点、答弁願いたいと思います。


◎議長(橘 秀夫) 健康福祉部長。


◎健康福祉部長(岩槻末男) まず1点目の研修・訓練等について、今後どのようなふうに考えているのかということでございます。これは、今この計画を定めましたんですけれども、まだ細部の資料で出てきます避難所とか、そういうふうなものは、これからまた作成するということに、今なっております。まだ細部について詰まっていない部分がかなりあるわけです。その中で、訓練等も実施していくことになろうかと思いますけれども、ここでも触れられておりますように、訓練も、例えば香美町単独でするのとか、いわゆる想定される攻撃が広範囲にわたることから、例えば他の市町村と協力するとか、一斉にするとか、それから県、国と合同でするとか、いろんなパターンが想定はされております。そういう中で、主に県等との調整の中で、こういう訓練等も行われてくることが多いのかなというふうに思っておりますけれども、それらも今後いろんな話の中で出てくるということで、現在は、例えば19年度にこういう訓練を想定しているとか、そういうことはまだございません。今後その話が出てきた中で調整をしていくことになろうかというふうに思っております。
 それから、この計画で触れられておりますいろんな、いわゆる物資の備蓄、それから伝達の方法の放送施設、こういうものは現在、現時点で備わっているものを、まず利用するというのが前提でございます。備蓄品についてもそうでございます。ただ今後、例えば放送につきましても言われておりますように、デジタル化に将来なってくる場合には、町内のそういう放送設備について見直しをかけないけませんので、そういうときには、現在の計画も考慮した上で、そういう新しい設備なんかは考えていく必要があろうかと思いますし、備蓄等についても、やはり今の、ここの保護関係ではなしに、災害を想定した備蓄も当然やっておりまして、それらと、この保護の計画の備蓄とは一緒になる部分と、特殊な部分とあるんですけども、一緒になる部分については、災害に対する備蓄と、あわせて今後も充実をさせていかなければいけないというふうに考えているところでございます。
 それから、3点目の変更につきましては、ここでは「計画の見直し、変更」というのが2ページのところに規定はされております。ここの一番下のほうに、「軽微な変更」ということで触れられていると思いますけれども、行政区画とか住居表示、それからその下には行政機関の名称とか所在地、それからご質疑にありましたような、そういう役職名の変更とか、こういうものは軽微な変更になろうかというふうに思います。これにつきましては、ここの「軽微な変更」という分類の中で変更していったらいいわけでございますけれども、もっと計画の中にかかわるような変更につきましては、やはり協議会がございますので、ここに諮ることというふうに位置づけられております。それで変更した場合には、また県との協議が必要だということでございますけれども、先ほど申し上げました軽微な変更については、そこの必要はないというふうに、この2ページのほうで記載をいたしているところでございます。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) 吉田範明君。


◎吉田範明(3番) ほぼわかったというか、現状がわかったということぐらいで、本来ですと、この計画の実効性を図るための担保といいますか、きちっとして裏づけが必要ではないかと、このように思っとるんですけれど、今の答弁ですと、ほとんどがまだこれからだと。要は計画をとりあえず、言葉は悪いんですけど、つくっていったということで、今後の詰めになろうということが、ほぼうかがえるわけなんですけれど、この辺、仮にそういうことに立てば、まだわからんと答弁されてしまえばそれまでなんですけれど、いろんな部分で、この中にも国の責務等々とも書かれているとは思うんですけれど、例えばそういうのにかかった費用等、またそういうものは自治体みずから負担するものなのかというふうなことが、もし今の段階でわかるなら、知らせてほしいなと思いますし、そういう研修に係る費用を国が見るのか、県が見るのか、町が全部見ていかないかんのとか、いろんな部分が考えられますんで、その辺をどういうふうになっていくのかということを、最後に確認したいと、このように思います。


◎議長(橘 秀夫) 健康福祉部長。


◎健康福祉部長(岩槻末男) 訓練や研修等に係る経費のことだと思いますので、それについてお答えさせていただきますけれども、先ほどもちょっと申し上げましたように、町単独でする訓練とか研修もございますし、他市町と協力してするもの、国、県と合同でやるものと、いろいろパターンが考えられております。そういう中で、例えば町単独でするものですと、これは標準的な考えなんですけども、町の経費負担ということになってくるのかなというふうに思いますし、また、県等と合同でする場合には、やっぱり費用の分担等、それから他市町とするときにも費用の分担等があるのかなというふうに思いますけれども、これに関しましては、まだそういうことの、ご質疑にも言われましたけども、詰めがまだできておりませんので、現段階でははっきり申し上げることができないということでご理解いただきたいと思います。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) ほかに質疑はありませんか。
 今西美憲君。


◎今西美憲(12番) それでは、1点だけお尋ねしておきたいと思います。
 これは、いわゆる非常事態、その中に、いわゆる有事と言われる部分、武力行使等によるもの、それから非常事態の中には災害による非常事態というのがあるわけでして、今まで取り組んでいたのは、ほとんどが災害に対する非常事態、これに対して有事の非常事態に対する取り組みがされたというふうに理解するんですが、これを見せていただいても、1つだけ気になることは、やっぱり計画が頭でっかちなんですね。本当にこういう非常事態が生じたときに、一番何が必要なのかということは、いわゆる国が指示をしたり、それから県が指示をしたり、町が対策本部を立ち上げて指示したり、これは時間的に相当ロスがある話なんです。こういう非常事態が起きたときに、本当に大事なのは、その周辺がどう対処するかということなんです。これは有事でもそうですし、災害の非常事態に対する取り組みもそうなんですが、どうも私の感じるところ、町で計画をすればそれでいいと。形はできた。ところが実際、これで災害が起きたときに、町の指令がいつ出てきますか。それから、町長も副町長も、皆さん庁舎においでになって、そのときに起これば、それは、いいでしょう。そんなときばかり、こういう事態が起こるということじゃありませんので、そういたしますと、こういう非常事態、いわゆる災害にしても有事にしても、こういうときに、その周辺の住民がどう対処するかということを一番先に、やはり手だてをしておかないかんというふうに私は考えています。
 ところが、災害にしても、この有事にしても、その辺は非常に私の見る感じでは抜けています。町のあたりまでは、ちゃんとした計画があります。これを、いかにそれぞれの集落なり、そこまできちんとおろせるか、根づかせるか、これが一番大事な話なんです。これは、今までの災害に対する対処にしましても、自主防災組織というのがあります。しかし、今、香美町にある自主防災組織で、この辺の対処の仕方がはっきりと自主防災組織そのものでちゃんと統一された考え方があるかというと、私、非常に疑問だと思っています。これは私の区内でもそうです。常にそういうことを啓蒙しようとするんですけども、そういうことに対する組織的な指導も、町のほうからそんなにたびたびおりていないという事態の中で、要は組織されているのは、もう集落では消防団だけ。消防団と自主防災なんかの役割分担についても、それぞれの集落においてはばらばらだと思います。こういうあたりになって、私はこういうことに反対とは言いませんが、やはりこれの一番大事なことは、町の体制をつくる、それも大事かもわかりませんが、まず一番足元の小さな集落に、こういう災害時とか有事のときの住民の対処の仕方、これをもう少し啓蒙する方法というのを、もっと検討される方法はないかどうか、これをお伺いしておきます。


◎議長(橘 秀夫) 健康福祉部長。


◎健康福祉部長(岩槻末男) この計画におきましても、ご質疑にありましたように、消防団や自主防災会の協力をいただくことに記載をされております。そういう中で、自主防災会の役割ということのご指摘をいただいたわけでございますけれども、有事に関してももちろんでございますけれども、災害に対しても自主防災会の役割というのは、非常に大きな役割を果たされるだろうと私も感じております。その中で、やはり自主防災会の日々の活動というのが、今ご指摘にありましたように、集落といいますか、区によってかなりきちっとしたところと、そうでもないようなところもあるのかもわかりません。ちなみに、我が区を言いますと、もうちょっと頑張らないかんなという、そういうところも確かにあると思います。それにつきましては、やはり町のほうがいろんな機会をとらえまして、自主防災会の活動を今後ともきちっとやっていただくようなことは必要ではないかなというふうには思っております。特に、有事もさることながら、災害というのもいつやってくるかわかりませんので、それに適応していただけるような、協力いただけるような体制というのも必要だというふうに思っておりますので、今後、自主防災会のいろんな活動に対しても、町としてもお願いやご支援もさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。


◎議長(橘 秀夫) 今西美憲君。


◎今西美憲(12番) 私、申しましたように、むしろ各そういう自主防災であるとか、そういう集落に対する非常事態、いわゆる災害あるいは有事の場合の非常事態に備える指導、そういうものは、町のほうで積極的にやっていただいきたいというふうに思っています。やはりそれをしませんと、烏合の衆では何にもなりませんので、その辺はお願いしておきたいと思います。
 それから、いま1つ、有事あるいは非常事態のときに、役場に本部を立ち上げていただいたといたしましても、これと各集落との連絡体制というのは、いわゆる情報の伝達の仕方というのは、非常に村岡・小代については、よくわかりませんけれども、少なくとも旧香住区については欠点があります。各集落からの防災無線の連絡というのは、親局までは有線を使っています、NTTの。NTTが切れますと、全く途切れてしまうというような問題が非常にあります。こういう点も有事の場合ですと、災害よりもその危険性が非常に高いわけですね。災害というのは自然がやることですし、有事というのは人間が故意にやる行為ですから、そういう点では情報網の確保というのは、今ままでも問題なんですけども、こういう点で非常に香美町にその辺の対策についての掘り下げというのが、もう少し問題があるんじゃないかというふうに私は感じておりますが、この点は、これができるのを機会に、いわゆる防災情報連絡網というのを検討される予定があるかどうか、お尋ねしておきます。


◎議長(橘 秀夫) 健康福祉部長。


◎健康福祉部長(岩槻末男) 防災行政無線等につきましては、合併する前は旧3町がそれぞれの異なった方式でやっておりまして、それが合併した現在も、やはりこの方式が今、統一できておりません。各3区が、それぞれ違った方式で行っております。これを1本化することにいたしますと、かなりの費用がかかるために、今すぐにできないのが現状でございます。将来的には、これは課題だなというふうにとらえておりますけれども、今の段階で、すぐにこれを対応できるということにはなっておりませんもので、電波の方式がデジタル化に義務づけられておりまして、これが一つの契機かなというふうに思っておりまして、それまでに方式を統一しても、やはりまたデジタル化で変更する必要がございますので、それが一つの契機ではないかなというふうにとらえております。
 以上です。


◎議長(橘 秀夫) ほかに質疑はありませんか。
               (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終了いたします。
 お諮りします。
 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
              (「異議なし」の声あり)


◎議長(橘 秀夫) 異議なしと認めます。
 よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。
 次の本会議は、3月27日火曜日、午前9時30分より再開いたします。
 どうもご苦労さまでした。
                              午後3時44分 散会