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兵庫県 上郡町

平成21年第6回定例会(第2日 9月 9日)




平成21年第6回定例会(第2日 9月 9日)





             上郡町議会会議録  (第2日)


 平成21年9月9日午前10時より上郡町議会会議場において平成21年第6回定例議会を再開した。


 
1.開会日時  平成21年9月 9日  10時00分


2.出席議員は次のとおりである。


      1番  井 口 勝 智      2番  橋 本 正 行


      3番  大 政 正 明      4番  藤 本 ゆうき


      5番  山 本 守 一      6番  阿 部   昭


      7番  赤 松 初 夫      8番  小 寺 政 広


      9番  沖   正 治     10番  田 渕 重 幸


     11番  村 上   昇     12番  工 藤   崇





3.欠席議員は次のとおりである。


      な  し


4.本議会に出席した議会職員は次のとおりである。


   議会事務局長  木 本 善 典


5.地方自治法第121条の規定により、議長より会議事件説明のため出席を求められた者は次のとおりである。


   町長      山 本   暁     副町長     高 橋 道 夫


   教育長     三 木 一 司     技監      上 林 敏 明


   会計管理者   竹 本 義 昭     企画総務課長  松 石 俊 介


   税務課長    岡 本   博     住民課長    東 末 守 史


   健康福祉課長  松 本   優     産業振興課長  安 達 良 二


   建設課長    身 野 智 重     上下水道課長  山 本 善 彦


   学校教育課長  金 持 弘 文     社会教育課長  桝 本 貴 幸


   企画総務課係長 木 村 将 志





6.会議事件は次のとおりである。


(1)一般質問





7.会議の大要は次のとおりである。





○議長(田渕重幸君) おはようございます。


 ただいまの出席議員は11名であります。定足数に達しておりますので、これより定例会を再開いたします。


 地方自治法第121条の規定により、町長をはじめ各関係課長の出席を求めております。


 ここで、ご報告をいたします。


 橋本議員より、午前中欠席の届けが出ております。


 直ちに、本日の会議を開きます。


 昨日に引き続き、一般質問を行います。


 通告4番、議席8番、小寺政広議員に許可いたします。


○8番(小寺政広君) 皆さん、おはようございます。8番議員の小寺政広です。ただいま、議長の許可を得ましたので、通告に基づいて一般質問を行います。


 まず初めに、このたびの台風9号豪雨、千種川氾濫により、床上浸水などの被害に遭われました方々に心からお見舞い申し上げますとともに、洪水の危険の中、懸命に職務に遂行された職員の皆様、消防団の方々、被災地や環境センターで復興支援活動をされた生徒や先生方、ボランティアの皆さんに感謝の念を表します。


 5年前にも、千種川洪水被害に遭われた方々から、やり場のない怒りと、町や議会への不信の念が伝わってきました。ここは危ないから、水が来たら一遍に崩れるから、1日も早く工事をしないとと、あれほど言ったのに、議員も職員もだれも来てくれなかったとの声が今も耳に残っています。5年前の台風21号災害では、災害復旧に全力をと訴え、昨年の選挙では、防災対策を掲げた私自身、責任と反省の念を深く感じております。昨年の6月で発言しましたが、この上郡町の将来像は、清流と緑に包まれた創造性豊かな田園文化都市、川の都づくりであります。私たちは、千種川と取り囲む山々、幸豊かな田畑のこの地に都をつくると決意し、基本構想、基本計画に基づいて、都づくりを推し進めています。


 清流、千種川の川々は、洪水や氾濫を繰り返してきました。緑の山々は土砂崩れや山腹崩壊や山崩れを重ねてきました。幸豊かな田園は、幾たびも洪水、土砂に埋もれました。私たちはこのような大地に根づき生活をしております。この中で、私たちは命と体の安全をどのように確保し、減災を目指していかなければならないのかという視点から質問をいたします。


 まず、現地対策本部と職員配備について。現地対策本部といいましたが、町当局用語では、現地指揮本部ですが、5年前の台風21号の災害を受けて、非常時や災害発生のおそれのあるとき、各地区公民館を現地指揮本部として、消防団から2名、町職員2名を補助員として派遣し、現地の情報収集、伝達や命令系統の拡充のために設置すると承知しております。9月当日、高田地区を巡回しながら、現地本部に立ち寄り、情報交換もしました。その中で気がついたことですが、人数が4名では少な過ぎますし、職員も地区地元職員を1人でも多く配備すべきです。地元職員は、何といっても地元に精通していますし、このことは災害発生時には、必ず大きな力になります。現地本部の派遣職員の増員とできる限り地区地元職員を配置すべきだと考えますが、見解を求めます。


 次に、この町の自然条件は、前述したように、風水害を受けやすいところであり、社会的には高齢化が進んでいます。その上に集落も谷ごとにあり、山上部落もあります。過去の災害も台風及び集中豪雨といった風水害によるものが主で、堤防の欠壊、橋梁流失、家屋浸水等、大被害を繰り返し受けてきました。私たちの先人は、災害を繰り返し受けながらも、そのたびに立ち上がり乗り越えてこの町を発展させて今日、私たちが受け継いでいます。先人たちが災害の復興の中でつかみ取った貴重な教訓やとうとい経験を総結集した防災減災対策を推し進めていく責任が、私たちにあると考えております。


 地域の住民の体験談や言い伝えに基づいて、集落ごとの洪水対策、ため池管理の苦労も続けられています。町の啓蒙活動や水防計画による点検や取り組みもあります。ハザードマップを活用した訓練も行われています。数年前に、各自治体で苦心してつくり上げた安全安心コミュニティファイルがあります。これらの集大成が上郡町地域防災計画で、本町の防災計画や対策の指針を定め、自主防災組織や防災倉庫も各自治会で設置されております。これらの取り組みを防災減災に生かすために、いざというときに、効果を発揮させるために、統一的で、一元的で、継続的な働きかけや支援が必要で、それは行政職員がかかわるしかないと考えており、専門的な知識、経験に富んだ指導力のある人材、つまり行政職員が不可欠で、その部署が行政には絶対必要です。


 防災には、何よりも住民と行政の意思疎通が求められ、とうとい経験や教訓を総結集した防災減災対策を進めるために、行政と住民が一緒になった訓練の継続と行政が自治会単位でもいい、さらに隣保単位でもいい、地域に出向き、地域の実情に合った防災座談会というような意見交換会や交流会を持つことも、しかも継続して持つことは防災にとって、必ず有益であると確信するものです。町長の答弁を求めます。


 質問の結論になりますが、防災計画を実施するにも、住民の生命と安全を災害から守るためにも、現在の行政体制の見直しが絶対に必要だと考えます。防災を担当する部門が明確ではなく、ばらばらになっている点、職員が次から次へと異動し、責任を全うする体制に欠けている点です。防災という行政の最大といっていい課題を取り組む部署においてさえ、職員が1年や2年で変わっていくことは大きな問題であり、現に問題になっており、防災対策のおくれとなってあらわれ、住民が被害を受けております。


 地域防災や減災という取り組みは10年や20年、それ以上の期間が必要かもしれませんし、その上でやっと成果が上がってくるものがあります。こういう防災という、尽きることのない、そして重要課題を統一的に一元的に取り組む部署が行政にぜひとも必要であり、防災課を町役場の中に一日も早く設置することを提案します。


 町長の答弁を求めます。


 次の質問ですが、インフルエンザ対策について、これは昨日4番議員も質問しましたので簡単にしますが、この中で町独自に取り組む対策があるのであれば、お尋ねします。13日は敬老会があり、19日、20日は中学校、小学校の運動会です。何か対策を講じているのかもお聞きします。


 以上、再質問は指定された席で行います。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 災害対策についての全般的な話もあったわけでございますが、町では、まず各地域の状況判断、状況把握をする。そして地域の消防団や自主防災組織との連携を十分にし、調整も図っていくということが最初の行動としては必要かと思っております。


 そういう中で、各地区公民館を現地指揮本部、名前が指揮本部ということで非常に大げさな感じもしているかと思いますが、要するに連絡調整をしていただき、それを場合によっては指揮本部として対応していきたいということですので、そういうようにご理解いただきたいと思います。


 そこに職員を2名配置いたしておるところでございます。ご承知のとおりでございますし、また消防団員も2名置いております。そういう中で、できるだけ現場に近いところで情報を把握し、また伝達できるようにしたい。より正確な現地の生の情報を得たいということでございます。本部と連絡して、現地の指揮に当たるものでございますが、先ほど申しましたように、現地対策本部につきましては、消防団の分団役員も常駐していただいているところでございます。


 そして、派遣につきまして、2名ずつ派遣いたしておりますが、本部の運営と現地指揮本部の役割分担を行うということで、現在の職員数で派遣できるぎりぎりの人数ということになっております。というのは、100名余りが町の職員で出動できる人数になっております。そういう中での対応だと思っておりますが、本部におきましては、建設課、あるいは産業振興課、あるいは上下水道課などにつきましては、各施設の確認、保守、また応急手当、いろいろなことをやらないといけないわけですが、それに従事する必要があります。水道がとまってしまっては困るということで、そういう対応につきましては、すぐさまやっていくということで、人数がそちらに方にいっている部分がたくさんあります。


 また、それ以外の職員も本部の運営、あるいは電話対応、避難所への物資搬送なり、各自治会長への連絡、これが一番大きな職務になるわけですが、それがあります。また、不測の事態に備えまして、待機要員も確保しておかないといけないという状況にあるところでございますが、開設当初から2名を派遣して現地の状況を察知していただく。あるいは非常に難しい状況でございますが、これからも一応2名で対応していこうと。これが精いっぱいではないかと考えているところでございます。


 ただ、非常に緊急を要する事態になった場合には、本部に待機させている職員を派遣して、増員させていただこうという体制をとっているところでございます。また、現地の派遣職員につきましては、地域に精通した地域の人がいいんだという話もあるわけですが、必ずしも満遍なく町の職員がその地域から出ているわけではございませんのと、先ほど申しましたように、産業課なり、あるいは建設課の方につきましては、別の業務がございます。そちらへ派遣しないといけないということもございますので、バランスよくうまくなっているわけではございませんので、すべて地元職員で賄うということはできない。できるだけそれに沿ったような形でしていることは事実ですが、その辺はご理解いただきたいと思っております。


 次に、とうとい経験や教訓を総結集した対策。防災計画やハザードマップで、いろいろなことをやっているわけでございますが、この中で、生かしていくのはやはり防災訓練をどういう形で地域でするかということが一番大事ではないかと考えております。要は、地域の防災組織をいかに立ち上げておくかが一番地域におきます安全の基本であると思っていますので、これにつきましての訓練というのは非常に重要な役割を今後とも持つのではないかと思っております。


 町でも、ここ2年に一度は地区の訓練をお願いしております。定期的な情報伝達訓練やリーダーの研修ということも重ねてやっているところでございます。ただ、今年度も計画している地区もありますし、そうでない地区もあるわけですが、きょうも、高田地区の合同訓練ということで、予定しているところでございます。そして、この現状で、なかなか地区によってばらばらになってしまっております。これにつきましては、皆さん方のお力も得たいと思っておりますが、まだまだ防災意識が低いのではないかというような感じはいたしておるところが、地域によってはあります。毎年やっている訓練を行い、しかも子供からお年寄り、寝たきりの方も含めました訓練までをやっておられるところもあるように聞いておりますし、一方では、全然訓練も行わず、資材の機材関係の倉庫も町として配置させていただいているのですが、それもあけたこともないという自治会もあるように聞いているところでございます。


 こういうばらばらな状況になっておりますので、これにつきましても、皆さん方の方でいろいろな訓練をしていただく、あるいは防災組織についても考えていただくということは、私たち町としても責任があるだろうと思っておりますので、この辺につきましてのPR、あるいはそれについての指導等もやっていきたいと思っております。


 これは自治会の役員会等でもお願いしたいと思っておるところでございます。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) 答弁、ありがとうございます。まず初めに、今の現地指揮本部、人数がどうのこうのというのではないですが、私が当日感じたのは、少な過ぎる。高田地区は、幸いに、雨も浸水もなかったしということもあるのですが、これは本当に災害時の指揮本部ですね。災害現地対策本部ですから、これが本当に佐用のようなことになると、とてもではないが、2名や4名では対応できないということをつくづく思ったんです。本当に、僕が行ったときに、ちゃんと消防団の方2名、そして、職員の方2名、そして館長さんも待機されて活動されておりました。これはいろいろ取り組みがありまして、そのすぐ後に避難所の開設ということが指令が入りまして、すぐ1名の方がそっちへ行かれましたし、それと同時に消防団の方が地元を回るということで出ていかれました。


 そこに、1人だけ残ってしまったということになりまして、もちろん僕もそのときには、既に出ていたのですが、繰り返し立ち寄ったりしましたが、1人のときも結構多かったわけです。もちろん、高田地区は、水害だとか、浸水がなかったものですから、雨量もそう感じられなかったものですから、それはそれでよかったと思うんですが、これも本当に、佐用のような状況になったらどうなのかということを、僕は本当に思ったわけで、質問しているわけなんです。だから、もちろん今の現状の中で、2名というのは、本当に難しいと思います。


 それと、もう一点、この目的が現地の情報収集と命令と伝達系統の拡充ということでしょう。こうなると、現地の情報収集になると、他の職員がだめだと言っているのではないですが、やはり何と言っても、地元職員がそのことはよく知っていますから、ここに道があるとか、ここの水は今までどのぐらい流れていたか、雨が出たら、この道は浸かるかどうかということは、ちゃんと経験的に持っているわけです。ぱんと頭に浮かぶ可能性もあるのです。だから、どことどこが危ないから、どこどこ行くということがぱっとわかってくるし、また僕らもそういうことで、ここの池は危ないから、一番初めにそこに行くということになっているんですが、そういうことが、もちろん日常的にその他の職員と役場の中で交流されていたらいいですよ。今のような、ばらばらな課の体制の中で、そういうことは恐らくできないと思うんです。


 だから、こちらの災害対策本部の方をからにして、こっちに来るのではなくて、できる限り地元の職員が来るということ。それから今、災害対策本部になったら、職員は役場に招集することになっていますが、地元の人は役場へ行かないでも、すぐそこへすっと行けるようにしたら、本当に早く対策が打てるようになるとも思うのですが、町長、その点、いかがですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 今の話は確かに、そういう部分もあるのではないかと思っております。ただ、今回の災害につきましては、200年に一度みたいな話がございますので、恐らく生きている人はだれもいないと思うんです。要するに、経験するのは初めての経験というのは、たくさんあるわけです。確かに、これぐらいの雨が降ればこうなるということはわかるけれども、今回のやつについては経験していない人ばかりなんです。そういう中で、どういうふうに判断するかということです。だから、地元の人が非常にいいんだということもあるし、思い込みがありすぎて、逆にぐあいが悪い場合もあるということがあります。想像以上の雨が今回は降ったわけですから、そういうことになりますので、必ずしも思っております。だから、確かにいいとは思います。地元の人に接点は結びやすいし、それにつきましては、大いに賛成なんです。


 それからもう一つは、消防団員が、この時点で防水関係で、350名の人が上郡町の中で、それぞれの消防団を拠点にいたしまして、水防活動をやっていただいたわけです。これは、町の職員だけではなしに対応していたということになっているわけですので、その辺もご理解いただきたいと思っております。その方々の関係につきましても、消防団員が指揮しているわけでございます。決して、ただ4名だけで、その集落をやっていたわけではありません。


 特に、当日の9日の日には、そういうことで400名近い者が、上郡町の安全のために活動していたということは念頭に持っていただきたいと思っておりまして、はだかでいたわけではないです。そういうことでございますので、よろしくお願いいたしたいのと、今後とも、そういう点につきまして、100人ほどの職員をどういうふうに配分してやっていくかというのは非常に重要なことですが、災害につきましては、今回の場合は特に地域的ですので、そういう場合、1カ所に集中的に人員を入れないといけない。佐用の例を見ればそうだと思います。そのときに、待機職員をきちっと置いておいて対応しなきゃ、ああしまった、もういないでは、2人が5人になっても一緒だと思うんです。だから、その辺も含めまして、対応をきちっとやっていく。そのためには、命令系統も含め、町内の管轄を統制できるようにしておかないと、大変なのではないか。全部に寄せて、また100の集落に連絡して、職員を、おまえはあそこへ行け、ここへ行けというようなやり方はできない。1カ所に集めておいて、集中的にたたいていくということが、より効率的だと考えておるところでございます。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) 町長、今、200年に一度というけど、5年前に上郡町は、9月28日に29.5ミリですよ。今回、赤松で31ミリですよ。200年どころか5年に一度です。町長、そうでしょう。ちょっとそういう認識では困ります。


 今も言いましたように、こういう災害時に、本当に集中と分散、そこへ集まる、分散するということが本当に大事なことです。それと最初の初動体制。だから初めから、これは最後に僕の質問の結論になるんですが、そういうことは、常日ごろ、行政の主幹として置いておいて、だれがいつどこへぱっと行くとか、そういうこともできるような体制にするためには、必要だと思うんですが、町長、この200年に一度というのは、おかしいですよ。今、取り消しておく方がいいと思います。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 200年に一度というのは、私が言っているわけではないのですが、今回の災害については、そういう話になっております。この200年に一度の話については、また議論をさせていただきますが、今言うように、1カ所に集中して町の本部にいて、集中的に問題があるところへ人を派遣できるような体制をとることの方が、8地域に10人ずつ置いておいて、ばらばらにしておいて、それをやるよりも比較的効率的ですし、重点的な配分ができると考えております。消防団につきましては、地区の屯所におりますので、それぞれの対応はできるのではないかと思っておるところでございます。


 やはり、災害について、しかも拠点的なところを対応するためには、そうしなければならないし、あとは平たん、要するに物資の運搬も含めまして、集中的に対応できるのではないかと思っております。それは、普通戦争でも何でもそうなんですが、そういう戦略を持たないといけないだろうと、これは基本的にそう思っております。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) 町長、僕は全員集めろとか、そう言っているのではないです。少ないから今より増員してほしい。例えば、僕はそこで思ったのは、もう3人ほど集めて、5名職員が配置できないかと思うんです。7校区で、無理かもしれないけど、35名ぐらい。各地区本部に5名ほどいたら、十分対応できると思うんです。というのは、これは高田地区なんですが、高田地区、高田台と14自治会があるんです。その14自治会というのが、どこでもそうだと思うんですが、ばらばらで自治会があるのではなくて、例えば、僕ら南だったら、川筋といって、南部4カ村というのですが、與井井堰の関係でつながっている。水の関係でつながっているんです。だから、そこに1人をぽんと配置し、あるいは北部は山すその関係で、北部7ヶ村といって奥村や神明寺があるんです。そこが地理的な条件の中で固まっているんです。中部は平たん地ということで、中野、西野山、休治で固まっている。3つの単位に分かれている。


 1、2、3とそこにぽんと張りつけていたら、いろいろな情報をその中の自治会の役員と自治会長らと常に把握できる可能性もあるんです。これは別に高田ではなくて、大持井堰なんかもそうでしょう。井上、大持、駅前、竹万は、水でつながっている。だから、ここの1カ所の同じ条件になるから、1人の職員をあてがっていたら、大方のことができるし、その生活条件や危険、災害条件の同じものがあるから、大方の場合は、ぱんと頭に浮かぶ可能性もあるんです。だから、全員、集めるのではなくて、少なくとも2名か3名ふやしたら、これはできると思うんです。


 その方が、そこに張りついて、自治会の役員と常に連絡をとりながら、いろんな情報や自治会の言っていることや住民の声を聞いて、そこに逐次集めて、それを本部に持っていくということをやることは、絶対に必要だと思うんです。でないと、今のばらばらの状態でやったら、9日の雨量よりもっと少ないことでも対応できない。同じような問題が何回も言われました。何回同じことを言わせるのかと。何回も町やあなたたちに言ってきたのに、1つも聞いてくれない。こういうことは、ここで繰り返さないために、行政も議会も精いっぱい対応していかないといけないと、私は思うんですが。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) やり方について、ゲリラ方式でするか、統帥的な軍隊でやるかということだろうと思うんです。要するに、ばらばらでやって、その地域について個別にやるんだと。その方がより効率的だという考えもあるかもわかりませんが、これだけ大きな災害になった場合は、組織的にきちっと対応しないといけないのではないか。そのためには、人員と資材を一極集中型で対応していかないと、非常に難しい問題があるのではないかと思って、こういう形になっているんだと思っております。5人ずつでやると、上郡の職員はあと50人ほどしかいなくなってしまいます。そうすると、水道はだめだ、あそこの橋はだめだ、それにも派遣していかないといけない。恐らくだれもいない形になってしまう。そこに、次のことが起こったときには、全く裸になってしまう。そういうことですので、一度このことにつきましては、考えさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。確かに、やり方として、2とおりあるとは思っておりますので、その辺は検討させていただきたいと思います。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) 5人というのは、僕も無理を承知で言っているのですが、そういう対応できる最低ではないかという、僕の気持ちで訴えているわけです。本当に1人でも多くしてほしいというのが、僕の質問の要旨でございます。災害のときや日常も自治会長さん、本当に苦労されていますし、忙しいんです。今の自治会長さんは、自分の仕事もあり、自治会の仕事もあり、町全体の行政の一翼を担う役割もあります。そういう中で、本当に苦労されているんですね。そういう自治会長さんに、また災害のときやいろんなことに、訓練もそうですよ。今、町長が言われましたように、自治会単位とか、地区単位とか言っていますが、そうなると本当に忙しいし、苦労されているんです。それと、自治会長さんは、昔はどうだか知らないけれども、今、早く変わるんです。任期が短くなったというのですか、そういう自治会も結構生まれてきたんです。だから、前回の災害の貴重な体験されている自治会長さんが、もうはや、退いておられる。新しい自治会長になる。もちろん連絡やいろんな言い伝えとか、あるいは申し送りもありますよ。けれど、実際、体験するのと言い伝えで聞くのと差があるでしょう。それは同じ人間ですから、僕らでもそうなんです。それと、勤務を持って、そこにいないということもありますし、家庭や家族のことがありますから、いろいろな災害の避難勧告でも通じないということもあるでしょう。当然なんです。そのときに、だれが変わってするのか、2番目の手は何かといったら、最後は職員がやらないと仕方ないのです。職員がかかわっていかないと、こういうことは実際の実務は職員。残念ですが、職場の職員が最後の最後までそういうことになっている気がして仕方ない。自治会長さんは、大変な中で頑張っておられますが、余りにも自治会長や自治会や地域というのも、また弊害も出てくるかと思うんですが、町長、その点、どうなんですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 先ほど来の話をいろいろお聞きしておるわけですが、確かに、町の職員がオールマイティーじゃないわけですが、そういう場合に、大きな働きをすることは事実だと思いますが、ただ、自主防衛組織をきちっとしておくことが一番大事だと思っております。


 その場合に、町の職員が行って、畳の上げ下ろしからすべてやっていくんだということにはならないんですね。むしろ実際は、自主防衛組織でやっていかないと、どうにもならない。人数的にもそうですし、そういう状況があります。そして、細かい点につきましても、地元の方が一番よく知っておられるので、そういう対応を特に、自主防災組織をきちっとしていただくというのが一番で、これの訓練は年に1回でも2回でもいいんですが、そういうことをやっていくことによって、そういう気持ちも出るだろうし、自治会長さんがいなくなったり、あるいは病気になっているときに、次のものが前回、前々回、訓練していれば、かわってやれるだろうと思うんです。そういうことで、ぜひそういう訓練をずっとやっていただけるようにしていただけたらと。倉庫に何があるかわからないという方もいらっしゃったわけですので、そういうことはなくなるだろうし、チェーンソーとか、そういうものはそのときに必ず動くようにしておかないと、3年も5年も放っておいたら動かなくなってしまう。いざというときに困るわけですので、その辺のことも含めましてですけれども、対応したいし、我々としては、町の職員を出し惜しみしているとか、そういう意味では決してないのです。必要なところへぽんと集中的に持っていきたい。そのために、確保しているし、それだけの対応をしたいと思っておるところでございます。


 災害ですので、一気に電話をかけてやっていかないといけない。あるいはいろいろなことがあります。要するに、一時にどんということになる。だから、非常にそういうことが起こり得るので、それに対応する待機職員も要るとなっておるところでございます。


 また、先ほどありましたハザードマップだとかそういうものの活用も、その場で訓練の中で活用していただいて、これは現場と違うぞということもあり得るので、そういうことも含めまして対応していただくのが、一番いいのではないかと思っておりますし、また、それぞれの地区におきましては、こういう機材がまだ欲しいなという場合もあり得るんですね。そういうことにつきましても、検討いただける機会になるのではないかと思っておりますので、自主防衛組織の訓練というのは、非常に大事なんではないかという気持ちを持っております。そういうことで、ぜひ進めておるんですが、なかなか進んでいないところもあるのが実態でございます。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) 町長、演壇でも申し上げましたように、地域の方や地区の方、本当に盛んに取り組んでいるところがあります。高田は池がたくさんあるところで、町内142カ所のうち55カ所の池があるんです。今、使われない池が結構ふえてきたんです。上池、中池、下池と昔あったんですが、今は上と中がもう使っていないというところが結構あります。そこもどうなっているかと、僕らも見にいくんですが、そこへ行くと、上の上まで、ちゃんと土手の草を刈っているんです。わずか10数軒の部落で、それほど地域の方は頑張っておられるんです。そういうことを見ると、本当に僕らも頭が下がる思いなんです。議員や職員がもっともっと頑張らないといけないという気持ちになってくるんですよ。自治会の方は、訓練もされていますし、懸命に取り組みもやっています。ただし、残念ながら、やっている、やっていないバランスが、これはどうしようもないので、できる条件にあるところは一生懸命していますが、していないところもあるんです。これを一緒のレベルに合わせるのはどこかというと、職員や行政がかかわっていかないといけないということです。できないところは職員が手助けして、練習、訓練をさせるとか、していくということ。今のハザードマップでも、これは1回配っただけです。これを見てかけているだけです。こんなのを見て、かけていても何にもならない。自治会の役員会や総会があるときに出向いて、これがこうなっているけどどうですか。地域の事情とこことどこが違うのですかということも、出ていってやっていくということが大事だと思います。


 何回も言うようですが、上郡は災害の町です。洪水で、この上郡町ができて、その上に私たちが生活を営んでいるような町です。洪水とか水害とか排除したりするのはできないような地域ですから。だからその中で、私たちがいかに生きていくかということになると、今回の体験の中でつくづくそう思ったんです。行政と住民が本当に密につながるということ、今言いましたように、町長、していただくというのではなくて、町と行政と一緒にしていく。できないところは行政がサポートしていくという体制が、本当に必要だと思うんです。でないと、熱心にやっているところはどんどんやるし、そうでないところはまた違う。そういうバランスはどうですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) おっしゃるとおりで、ばらばらになっていることにつきましては、行政も一生懸命対応したいと思っております。そして、先ほど来もありました防災組織をどういうことで、しかも地域の人材をどういうふうに使うか、資材をどう使うかということが大事だと思っておりますので、その辺は我々も今後とも気をつけていきたい。またそのときに自主防災組織の訓練等の中で、そういうことをお話しさせていただけたらと思っております。私は、防災の説明については、消防団員なり、あるいは消防署の職員も含めまして行っていただいて話をするのが一番いいのではないかと思っております。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) 言いましたように、ハザードマップを使った地域の学習会を開けませんか。行政懇談会をしているでしょう。そういうところでもハザードマップを持っていって、それだけでも大きな違いだと思うんですが、できたら行政懇談会で校区単位でなくて、演壇で申し上げましたように、日を設けることも大事ですが自治会で何かあるときがあれば、ハザードマップでこの地域の安全や安心対策はどうかということも、ぜひ議題に取り入れてほしいのです。これは本当に1年以内にもやっていけるような意気込みで、ぜひお願いしたいんですが、どうですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 私としては、町職員が行って、きょうはハザードマップについて講演しますという話ではなしにやらないといけないと思うんです。それぞれの自治会で、こういうことをやるから来いというのだったら、私どもは行けると思うのですが、この問題については、配った時点で、そういう生かし方をしてほしいということで、文章も一緒につけたんだろうと思うのです。これは108集落全部やっていくということになるのではないかと思うのですが、それは特に非常に難しい図面ではないと思うので、その中で、皆さん方に検討いただいて、どうしてもおかしいのではないかとか、こうすべきではないか、これではわからないという場合だったら、行ってやってもいいと思うのですが、これまで行かせていただいたところにつきましては、自主的に皆さん方やっておられて、こちらからどうこうということは1つもなかった経験がありますので、それまでやっていかないといけないのか。そこは自治会で対応していただいた方がいいのではないか。わからないことやこうすべきではないかという時に来いと。そしてそのときに、私はほかのことも含めまして、あるいはAEDの使い方とかも含めてやっていくのはいいかと思います。この問題は、非常に大切なことなんです。大切なことだから余計に思うのですが、皆さん方がだれでも見てわかるような格好のものに、ある程度はなっていると思うんです。必要であれば、そういうふうにさせていただきます。


 ハザードマップについては、わかりにくく、どうしたらいいんだということであればやっていきたいと思いますが、その辺いかがですか。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) 町長、基本計画の中でも施政方針の中でも、安全・安心のまちづくりを一番に掲げています。文章をつけてやってくれというが、答えてやったところはあるのですか。文章を読んで、これは自分のところの地域が大変だからぜひ説明してくれといった担当者はあるんですか。全然ないんでしょう。


 今回の災害でも、ハザードマップにできた、ちゃんと印をされたところが被害に遭っています。対策ができていないということなんです。楠、河野原、赤松、苔縄、大枝新とちゃんとマークになっています。本当に、町民の命と安全を守るというのは、行政の最大課題の1つですよ。ぜひとも本当に、文章1つでなくて、出向くということも大事です。前に、電話1本でも、住民課の方が、僕らの老人会の総会のときに来て説明してくれました。必ず、職員は行っている機会があるんです。そういうところでも利用して、あるいは呼びかけて。


 住民の方も、災害を受けているのだから、わかります。佐用がああいう目に遭っているのに、みんな、そういう気持ちを持っています。本当に、そうか、ここらのこの地区も実はこうだったんだということも出てくると思うのです。そこで、行政と住民が意見交換できますし、上郡町全域の安全対策もやるべきこともできてくると思うのです。


 それを文章をつけたからいいと言う。忙しいのは、わかりますよ。けれども、そこをのけて、何が忙しいのかと僕は思うのです。本当に大事なことです。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) おっしゃる意味もわかっておりますし、同じ思いではあろうと思うのですが、これにつきまして、そういうようなことであれば、一応自治会とも相談させていただいた上で、対応していきたいと思っております。この問題につきましては、基本の部分であろうと思っておりますので、大切なことだという認識は一緒だと思っております。その中で、方法として、こういうことをやっていくのがいいのか、あるいは地域によっては消防団がやったり、いろいろなことをしていますので、私の方は自主的な組織があるのであれば、そういうことをしていただき、足らざる分は町から派遣しようという姿勢でいたことは事実だと思います。こちらから行って、やれやれという話にはなっていないわけですので、その辺はご理解いただきたいと思います。


 組織につきましては、私どもも非常に、ここ5年ほどで3回、4回、水がたくさん来たと思っております。その中ですので、こういう独立部局を設けるかどうかも含めまして、検討させていただきたいと思っております。今、出たようなハザードマップ、そういうものについても、どの辺まで徹底していくのかということについて、責任を持ってやれるような部署が必要だということを言われているのだと思うので、その辺も含めまして検討させていただきたいと思っております。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) 検討より、僕は演壇で申し上げたように、1日も早く設置しなければならないという思いなんです。例えば、こういう貴重な経験や訓練の成果やそういうものが、ばらばらです。正直、役場へ行って、防災のことで話をするのだったら、どこへ行くんですか。今、消防は住民課でしょう。用水路の欠陥などは建設課や産業振興課でしょう。ボランティアといったら、社協だから、健康福祉課や社協に行かないといけない。これは、名前はどうでもいいですよ、ぜひ防災を担当する防災課を。それともう一つ、上郡町地域防災計画があるでしょう。こんな厚い計画がこれだけある中で、これを実行遂行していく部署がどこかわからないようでは、これは話になりません。上郡町の基本計画より厚いのです。ぜひ必要だと思うんです。そういう計画をやります、遂行しますと書いているんですよ。どこが担当して、今、何をしているのか。災害が起こったときに、どこに行ってもわからない。あるいはどうしようかというときに、住民が行くところが、住民課へ行ったらいいのか、建設課なのかとなってしまっている。これだったら、本当に、いざ、災害があったら対応できないという状況だと、今回つくづく感じて、こういう質問をさせていただいているんです。


 一日も早くという思いがありますが町長はどう思いますか。1週間後に台風来るかわかりませんよ。今度、81ミリ降ったんです。今、30ミリだけど、今度50ミリの雨が1週間後に来るかもわからないのですよ。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) おっしゃる意味はわかるんですが、防災課で水路もやり、道路もやり、産業振興もやり、すべてするということになったら、上郡町の各課は要らないわけです。それぞれにやっていかないといけないわけです。だから、緊急時の対応の場合と、日常の税務署や福祉についてもそうですが、いろいろなことがあります。そういうものをまとめて1カ所の防災でやるというわけにはいかない。ふだんのときと、こういう緊急事態の対応のやり方を変えないと、モードを変えていかないとだめだろうと思っておりますので、その辺を考えてやっていく必要があるのではないか。ただ、主管課としては、防災についてはここでやっていくんだということをやっていかないといけないわけですが、そういう意味合いで少し考えないと、健康福祉も何もなくなってしまって、すべて防災だということになってしまうと、非常にかえってどこへ行くかわからないとなってしまうわけでございますので、その辺も含めまして検討させていただきます。


 この問題は、あしたつくって、上郡町は防災課だけだということになってしまうような論理に近いわけですので、その辺は十分考えておかないと、日常の生活の中で来られた方が、まだわかりにくい、子供のことだったら、子供のところへ行くんだけれども、子供だけでも住民課もあり、いろいろなところが3つも4つもあったという段階ですので、さらにそういうことだろうと思っております。


 おっしゃる意味はわかりますので、検討させてください。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) 町長の今の答弁は、僕は悲しいのですが、そういうように受けとめられているというのは、僕の発言力が悪いのかも知れないけれども、本当に災害には、災害予防や災害対策、災害復旧とあるわけでしょう。復旧になったら建設課でいいんです。災害を未然に防ぐということですから、防災、減災です。その前に町長、きのうも答弁の中で言っていました。隠れた災害要因が、町内にいっぱいあると言っていましたね。工藤議員の答弁だったか、それはあるんですが、だれが見にいくんですか。僕らが見に行ったら、雨が降るたびに谷川の水筋が変わります。これは何かの危険要因になっているんです。いつそれがどんと民家にいくか。やはり職員がやらないといけない。できている自治会はいいんですが、町全体から見ると、そんなところまで行けないし、今言ったように人口はどんどん減っていく、高齢化もありますね。そういう意味で、そういうことも、防災課の職員でやる。全部が防災課になるんじゃないです。何人かの担当でやるんです。事前に、町の地形がどうなる。今の危険度の状況はどうかということを現状把握ということも立派な仕事です。今の上郡町の山や川や田んぼや水路はどうなっているかということを、住民の意見を合わせて、そういうこともありますし、できます。それから応急処置、災害対応処置も今言ったように訓練と知識を重ねた人が、そこに配属され、1年や2年で転々と変わるのではなくて、5年や10年同じところにいて、本当に上郡町の安全や地形を熟知するような職員を配置して、常時活動できるような部署は、上郡町の将来にとっても必要だと思うんです。それで質問しているんです。


 子供のことがどうの、それは健康福祉課でいいのです。今言ったのはボランティア1つにしても、消防団は住民課に行かないといけないし、商工会といったら産業振興課へ行かないといけないし、学校の生徒関係といったら、学校教育課へ行かないといけないし。社協に頼もうと思ったら、今言った健康福祉課に行って、お願いしないといけない。こういうことが統一的に、そこへ行ったらぱっとできるようにできないのか。僕はできると思うんですけどね。


 災害復旧支援で、こっち行き、あっち行き、そういうことも改めるべき重大なことだと思うんですけどね。だから、一日もというのは、少し力を込めた意味なんですが、もう少し町長も苦労して、検討よりももう少し上の実現に向けてぐらいは答弁お願いしたいのです。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 思いはよくわかるんです。ただ、日常業務の中で、災害を取り出してどうするんだという話なのか、あるいは日常業務の中に、抱え込むのかという話だろうと思っております。ですので、今の組織につきましても、長い歴史の中でこうなっているわけですので、それの必要性は今おっしゃるような話よりも、100倍ほど必要な部分があるんだろうと思っているのです。その中で、災害のときにどういうように対応するかということで、機動的にそれぞれの組織をして、災害時につきましては、その本にも書いていると思うのですが、この組織は民生部とか、いろいろな部局を設けて、そのときにシフトした体制を組むとなっているんです。ですので、常態と同じような組織でずっと動いているのではないんです。だから災害のときの組織は、上郡町の常態の組織と違った形になっている。それはご理解いただいていると思うのですが、さらにその上に、災害時だけではなしに、ずっと普通のときに、そんなものを設けるということになると、人間の問題もあるし、いろいろ各課との調整がさらにややこしくなってしまって、防災の方に回る、建設に回る、産業課の方に回るということにならないようにしなきゃならない部分があるんです。だから、検討させてほしいというのはそこなんです。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) 町長、そうなんですが、例えばきのうの質問でもあったんですが、水道料金のことなんです。水道料金の減免はどうなっているかという質問がありました。これは5年前にちゃんと出ています。当時、木下課長が、議会の中で答弁しています。災害発生月の検針、水道料金2カ月分は、その以前6カ月分の平均使用料を出し、超過した分を減免対象にして、しかもそれは被害に遭われた方の申告制にすると載っています。今さら、議会で答弁して、町で決めていることが続いていかないというのがおかしい。また同じ答弁が出てきた。同じ質問と答弁をやるということが出てきた。これはもう既にあるのだから、そういうことはちゃんと皆が周知できるようなことになっていないと、同じことの繰り返しになってしまうという1つの面ですよ。事後の災害対応でもそうです。既にちゃんと対応策も言っているのに、またずっときて、次々、また、同じところが同じようなことになったり、今回、河野原がそうです。


 これだったら、今、本当に腹を決めてやっていかないとと思うのです。まだ周知方法は、5年前に、自治会長を通じて、文書の回覧等で被災者に伝えると、ちゃんとマニュアルができているんです。そういうことがどこでつながっていくのですか。山本課長、上下水道課、被災された方に出したんですか、伝えたんですか。41軒、床上浸水の被災されたでしょう。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 私と副町長が持って回ってお話しさせていただいております。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) それは結構です。そういうことが、被災された町民の声から出てくるということは、一方で、伝わっていなかったということも言えるでしょう。それを統一的に、一元的にする部署が、必要だ。上郡町には10何課あって、いろいろな教訓の中で取り決めはします。それが1つにつながらず、それぞれがばらばらに町民に伝わっていくということです。そしてまた災害、防災に関しては、やはり1つになって、統一的にいろいろな情報が町民に伝わっていることは、絶対に必要だと思うんです。だから、それを専門に取り扱う部署、いろいろな情報を統一的にぱんと住民に伝える部署がぜひとも要るし、県やどこでも大きな市は、防災監とかがあるでしょう。県もありますし、防災を担当する部署がちゃんとあります。防災監という特別職のナンバー3の方がついています。県は大きいからではなくて、それは必要だからあるんだと思うんです。上郡町も、住民が住んでいる地域ですから、行政ですから、絶対多いか少ないかの違いだけで、絶対必要だと思うんです。町長、どうですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) その防災監を置いているか、置いていないかといえば私どもは置いていないのですが、水防のやつの中に書いているように、組織はそういうシフトするようになっているわけでございます。ですので、緊急時の対応については、こうするんだということで、書いているはずなんです。ですので、そのことはおっしゃるとおりだと思っておるし、上郡町もなっているんだと思っております。常時、防災監的なもの、あるいは防災課みたいなものを何人かで組織して、そこへ置いていくかということについて、上郡町の場合は非常に難しさが、これまであったんだろうと思いますので、その辺も検討させていただきたいと言っているんです。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) それを承知で発言しているのです。いろんな組織がありまして、災害には、そこでぱんとシフトしてできたらいいですよ。完全に完璧に何もなしに、災害本部がそこにいて、そこですべての対応というのは難しい。だれでも思います。訓練やいろいろなことが日常的に必要なんです。いつ起こるかわからない災害に対応しないといけなし、それも今度は完璧にしないといけないですから、もちろん結果的には足らなかったところや、至らないところはいっぱい出てくると思います。自然災害ですから、どんなことが起こるのかわからないのですから。だけど、そういうシステムや体制づくりは、行政の務めだと思うんです。特に今の時代そうだと思うんですが、ぜひともこれは検討以上の努力をしてほしいんです。


 次の質問お願いします。


○議長(田渕重幸君) 学校教育課長。


○学校教育課長(金持弘文君) 当町の学校における今回の新型インフルエンザ患者発生時の臨時休業の件につきましては、学校長が、学校医や地域の福祉事務所と相談の上、教育委員会と協議し、決定するということになってございます。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) 失礼ですが、そこはいいんです。それは県教委で決まったと思うんですけど、演壇で申しましたように、上郡町独自で取り組んでいることはないんですか。休校する場合とか、それは県教委とか、いろいろなところでわかりますが、上郡独自に、上郡町の教育委員会でもいいですし、あるいは町行政でもいいですし、独自にインフルエンザ対策に取り組んでいることはないですかという質問の趣旨だったんです。


○議長(田渕重幸君) 学校教育課長。


○学校教育課長(金持弘文君) 独自に、特別に上郡町が決定したということはございません。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) それを聞きたかったんです。例えば、13日には敬老会がありますね。多くの方が集まりますし、運動会がありますね。今度、中小の運動会があります。僕は、高田小学校の実行委員会に行っていたら、ある実行委員から、マスクはどうするんだと話が出たのです。想定外の質問だったかもわからないのですが、実際そうなったらどうなるんですかということも含めて質問しました。本当に町もそういうことは一切、頭になかった、僕ももちろん頭になかったので、校区民の方が質問されて、ああという感じになったんですが、どうなんですか。小学校で、もしインフルエンザになったら、運動会はどうなるんですか。あるいはマスクして運動会するんですか。その辺のところは騎馬戦や組体操なんかは、マスクしてやるとか、そういう取り決めの話はされているのですか。


○議長(田渕重幸君) 学校教育課長。


○学校教育課長(金持弘文君) マスクして運動は、なかなか困難だと思うのです。そんな詳細までは決めてございませんが、もし学級閉鎖とかがございましたら、イベント等の体育大会は延期するということになってございますので、それは実行委員会の中で判断されるものだと思っております。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) 敬老会なんかは、お年寄りの方は免疫があるということで、今回のインフルエンザは余りニュースにならないのですが、万が一ということがありますし、そういう敬老会の話はないのですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 高年クラブから、そういう話は今のところ聞いておりません。要するに、手洗いする、あるいは消毒液は持っていったりすることはしなきゃならないだろうとは思っておるのですが、それ以外に、マスクを全部持っていくということは考えていないんです。これも情勢によって違ってくると思っております。


○議長(田渕重幸君) 8番。


○8番(小寺政広君) これで質問を終わります。どうもありがとうございました。


○議長(田渕重幸君) 通告4番、議席8番、小寺政広議員の一般質問は終わりました。


 ここで暫時休憩いたします。再開は午前11時15分。    (10時59分)


              休           憩


○議長(田渕重幸君) 再開いたします。            (11時15分)


 通告5番、議席1番、井口勝智議員に許可いたします。


○1番(井口勝智君) おはようございます。ただいま、議長より許可されましたので、通告に基づき一般質問をさせていただきます。


 質問に先立ちまして、一言皆様に謝っておかなければならないことがあります。私は、千種川工区連絡協議委員会の顧問という立場であるにもかかわらず、私用のため、6月23日に行われた協議会に欠席いたしました。全員協議会で議長に注意をされ、確かに軽率な行動であったと、きょうまで皆様方に謝らなければいけないと考えておりました。私を支持してくださった方々に、本当に申しわけなく思っております。心から深く反省し、謝罪をいたします。私の自信は、うそをつかない。まっすぐなところから来ているのに、今回の軽率な行動は自分自身恥ずかしいことだと本当に反省しております。今後、二度とこのような軽はずみな行動はいたしませんので、今後ともご指導のほど、どうかよろしくお願いします。本当に申しわけありませんでした。


 それでは、質問に入らせていただきます。


 まず、1番目は、定住自立圏構想についてでありますが、今回は、主に給食についての質問をさせていただきたいと思います。総務文教常任委員会の際に、給食の実施はかなり難しいようにお聞きしましたが、現在、定住自立圏構想の協議の中で、給食について、どのぐらい協議が進んでいるのかを聞かせていただきたいと思います。そして、行政側から見て、給食は実現できるのか、できなのか、はっきりとした現状を聞かせていただきたいと思います。今のままでは、給食を期待している方々に、定住自立圏構想を持ち出し、逃げているようにしかとれませんので、はっきりとした答弁を聞かせていただきますようお願いします。


 2番目の質問は、コミュニティバスの実施について、質問させていただきます。


 以前、何人かの議員さんが、一般質問にて、早期実施を訴えられておられたのを聞いて、上郡町にないもので、私自身もすばらしい内容であると興味を持たされた次第であります。このコミュニティバスの早期実施について、現在、どのぐらい前向きに検討されているのかを聞かせていただきたく思います。


 3番目は、新型インフルエンザについてでありますが、テレビや新聞では、10月に感染のピークを迎えるとのことを報道していました。妊婦や基礎疾患のある方、特に基礎疾患がある幼児は、死亡する確率はかなり高いとのことで報道されておりました。当町におきましては、こういった中、どのように防災していくつもりなのか、聞かせていただきたいと思います。


 4番目は、転作奨励金についてでありますが、私自身、勉強不足なところがあり、申しわけないのですが、町内に出回っている抗議文を目にして、初めてこういった奨励金制度があることを知りました。ここにおられる皆様方も、この抗議文は目にされていると思うし、答弁をしていただく課長も抗議文を読まれたとおっしゃられていたので、その抗議文を踏まえた上で、転作奨励金について質問させていただきます。


 今回の抗議文の内容の中に、「転作奨励金をちょろまかす」といった言葉が書かれており、私は、ちょろまかすの意味がわかりませんでしたので、辞書で調べたのですが、ちょろまかすとは、人目をごまかして金品を盗むことと書かれておりました。いわゆる詐欺的行為だとわかったのですが、そんなに簡単にちょろまかされてしまうような奨励金制度であるのか、お尋ねしたいと思います。


 次に、この抗議文に対し、議員さんの1人が、ちょろまかしたのかどうかを聞きに行ったところ、議長室にて、行政がおかしな行動をしているので注意したとおっしゃられたようですが、どのようなおかしな行動をして、行政は注意されたのか、聞かせていただきたいと思います。議長室で何かがあったことは、私もある程度調べています。何かあったことは確かであると思いますので、逃げずに答弁のほど、よろしくお願いいたします。


 私は、警察ではないので、ちょろまかした側に質問することはできませんが、議員として行政を監視しなければいけませんので、この2つの質問に正直に、わかりやすく答弁していただきたいと思います。


 以上、再質問は指定の席より行います。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 給食の問題でございますが、学校給食につきましては、基本的には学校給食法に基づいて実施するものでございます。児童生徒の心身の健全な発展に資するものでございますし、また食べ物そのものに関しても、正しい理解と望ましい食生活を将来とも培っていき、身につけて本当に立派な人間になるんだというような趣旨でございます。そういうようなことで、多様ないろんな意味での教育的効果があるという位置付けをされているわけでございます。したがいまして、本来は、教育活動の一環として実施することになっておりますが、本町の場合は、いろいろな要因によりまして、残念ながら未実施となっている。早急に実施することが必要であると、認識しているところでございますが、諸般の事情でおくれてしまっているという位置づけになっているところと考えております。


 このたびの定住自立圏構想の協議項目として、備前市、赤穂市、上郡町の圏域内で給食施設の広域的な利用ができないのか。私はこの機会にやっていきたいと思ったわけですので、そういうことで手を挙げてきたわけでございます。この問題につきましては、もっともっと協議していかないといけない問題があります。特に、上郡町民にとっては、給食の導入につきましては、大きな課題であろうと考えているところでございます。


 単独実施が非常に困難だということですので、2市1町でできないかという発想を持っていったわけでございますが、これにつきまして、今のところはいろんな問題があるのでございますが、この導入につきまして、工藤委員の質問のときにもお答えしたと思うのですが、現状では、給食部会で現在、非常に調整が難航していることは事実なんです。しかし、これにつきましては、市長に対して前向きな対応をしてほしいという申し入れをこの前にしております。それを含めまして、事務的に難しいのだけれども、何とかならないのかと考えておりまして、これは相手は、今のところ赤穂市長だけですが、備前市長に対しても、会うことがあると思いますので、そのときにはそれも含めましてお願いしようと思っておりますが、そういうことで、事務的な問題につきましては、非常に難しいというようなニュアンスを私は受けておりますが、さらにそれを乗り越えていきたいということで、さらに努力をしていきたいと思っているところでございます。


 広域提携をするということになっても、多額の整備費を要するということも考えられます。また、保護者の方々に毎月の給食費の負担もお願いすることになります。そういうようなことで、幅広く皆さん方に関係するわけでございますし、将来の子供たちにも関係するわけでございますので、当然、情報を公開しながら、関係者の意見を求めながらやっていきたいと考えているところでございます。すぐあしたできます、やりますということは、できないのですが、両市長さんのいろんな考え方を説得しながら対応していきたいという段階になっているのではないかと思っております。


 以上です。


○議長(田渕重幸君) 1番。


○1番(井口勝智君) 私はできないものだと判断しておるのですが、私自身も議員になる前は、給食センターは必ず必要だと訴えていた1人であることは間違いないのですが、最近ではほかの自治体が、給食センターを維持していくのに、頭を抱えていることや、町内の少子化の進みぐあいも考えたら、給食ができても、個人負担がかなりのものになるのではないかと考え出されています。


 それで、私が今回、この質問をしたのは、現時点でどれだけの方が給食を希望しているのか、たとえ個人負担が高くなろうが、給食にしてほしいと訴える方がどれぐらいいるのか、調べる方が先ではないかと思って、今回質問させていただきました。それを調べずに、結局、赤穂市にお願いして給食センターができたところで、仮に個人負担が高額の金額になりますと言われたときに、大きな問題になるのではないかと思って、先にアンケートをとるような考えは、今のところないのですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 私どもは、今、アンケートをとるよりも、学校教育法の中で、そういうふうに規定されておるところでございますので、私としては、私自身も学校給食につきましては、必要ではないかと認識していたわけです。今おっしゃったようなこともるる聞いております。しかし、やはり学校給食が上郡町にないから、出ていくんだとか、あるいは学校給食がないようなところではという話も、一方では聞きます。一方では、やはり母親の手弁当が一番いいんだという意見も聞いております。それはあるのですが、この場合、即アンケート調査をやるかやらないかだけのようなことをするのではなしに、もしやるなら、もう少し読み込んだような話のアンケートを、公共交通のような形でやってみるならやってみてもいいと思っておるのですが、それと若干違うのは、食生活の中で、中国の輸入された農産物のこともありまして、給食についてなかなかうまくいかないこともよその地域では聞いております。そういうような上郡町だけではなしに、兵庫県、あるいは全国的な動きの中で、給食がなかなかうまくいかないのだというニュアンスが非常に一方では、風当たりが強くなっているということも認識しておるんですが、何といっても、子供たちに給食もないようなところという感じは避けないといけない。そして、あと自由選択ができるようにするのがいいのか、それはまた差別につながるとか、いろいろなことがあるのですが、その辺は考えていかないといけないことではないか。ここの辺はきっちりいろいろなアンケートを取りながらやってくる部分かなと思ったりしているのですが、基本は学校給食につきましては、国の方で制度があってやるような方向で指導されていますので、私もそれについては賛成なんです。そういう中で、対応している。ただ上郡町は当時、いろいろな形でやっていました。校舎が古くなっていたから、校舎を先に進めないといけないとか、ほかのところをやらないといけないということで、給食が後回しになったことも事実です。この現在に至っているわけでございますが、それについてはとやかく言うつもりはありません。ただ、これからどうするのかということを前向きに考えていきたいと考えているところです。


○議長(田渕重幸君) 1番。


○1番(井口勝智君) わかりました。次、お願いします。


○議長(田渕重幸君) 企画総務課長。


○企画総務課長(松石俊介君) コミュニティバスの検討状況はというお尋ねでございます。現在、町内の公共交通について検討する機関として、立ち上げております。それは、上郡町地域公共交通会議ということで、協議を進めております。この設置のきっかけについては、事業者から佐用線のバスの退出の申し出に伴いまして、県の地域協議会、県民局管内、佐用町、上郡町への協議の場がおりてきたということから、組織を行っております。この組織は本年1月に発足いたしまして、現在は2回会議を行っております。それは、1つの目的は神姫バスの佐用線の体質のお話しでしたのですが、あわせて上郡町の公共交通を考えたいという仕組みでもお願いしております。


 昨日の工藤議員のご質問でもお答えになっておりますが、このたびの町民の交通手段の利用に関する実態調査というのを8月20日までの開始で実施させていただきました。おかげさまで、約6,000の回答を得てございます。これについて、公共交通会議のオブザーバーでもございます鳥取大学の教授にお願いいたしまして、結果集計と分析もお願いしたいということで、今回の補正予算にも上げさせていただいております。できるだけ早くいただこうということで、11月には集計的な公表はできるかなという考えで、今、進めております。このコミバスについては、以前からいろいろご質問ございますが、今、上郡町にとってもいいのがデマンド型バスが一番ベストかなというのが考え方になっております。タクシー助成の利用もございますが、このデマンド型も併用してはどうかなという考えでございます。いずれにせよ結果をもとに、早急な考え方を示していきたいと考えております。


 以上です。


○議長(田渕重幸君) 1番。


○1番(井口勝智君) わかりました。早期実施に向けてよろしくお願いします。次、お願いします。


○議長(田渕重幸君) 企画総務課長。


○企画総務課長(松石俊介君) インフルエンザの対応ということで、昨日もお答えいたしましたとおり、この新型インフルエンザについては、弱毒性で非常に軽くすんでおるというのが報道なり、通知が参っております。しかし、基礎疾患がある方、高齢者、乳幼児については、重篤化する可能性があるということで、注意を払っております。町の対応としては、マスクの備蓄、あるいは消毒液の配布ということで、担当課としてはそういう対応になってございます。お尋ねのような基礎疾患のある方、あるいは乳幼児の対応については、昨日も健康福祉課長の方から答弁があったと思いますが、そういう教室なり等で指導していただいておるということでございます。あわせて、町全体として、昨日からですが、保健センターの専門の調整を終わって掲載しております。ケーブルテレビの文字放送部分にも掲載しておりますし、あわせてホームページも掲載しておるということで、広くPR広報をしていきたいと考えております。


 以上です。


○議長(田渕重幸君) 1番。


○1番(井口勝智君) インフルエンザが10月にピークを迎えるということで、10月は運動会や文化祭、祭等のさまざまな行事が予定されておるのですが、そんな中、財政的な面もあるだろうけれども、マスク等の支給を考えられたりはしないのですか。


○議長(田渕重幸君) 企画総務課長。


○企画総務課長(松石俊介君) マスクについては、基本的には自己防衛という考え方から、ご自分で用意していただくのが基本だと考えております。ただ、5月以降の状況を見ますと、品切れということが発生いたしました。それで、町も昨日お答えしましたように、急遽、1万9,000枚、間もなく納入されますが、これはあくまで緊急用だと、そういう基礎疾患、あるいは乳幼児等で、極力不用不急の外出を控えていただくことになろうかと思うのですが、外出の場合に着用するため品切れの場合には、何とか配布は考えてもいいかなと考えております。したがって、何もかも配布ということになると、限度がございますので、ご理解いただきたいと思います。


○議長(田渕重幸君) 1番。


○1番(井口勝智君) インフルエンザの感染に関して、自主放送を使って、防災的なことをするという考えは、どういったことを考えられているのか教えてもらいたいです。


○議長(田渕重幸君) 企画総務課長。


○企画総務課長(松石俊介君) 先ほどもお答えしましたように、一応、厚生労働省なり県、私どもの保健師との中で原稿をチェックしまして、昨日から文字放送のチャンネルのところで流しております。こういった形で注意していただきたいという情報で、3画面か4画面になっていると思いますが、ごらんいただいたらと思いますので、あわせてホームページにも掲載しております。


○議長(田渕重幸君) 産業振興課長。


○産業振興課長(安達良二君) 転作奨励金について回答をさせていただきます。転作奨励金につきましては、米の生産調整に伴います転作の面積等に応じ、国から地元で組織されました水田農業推進協議会等に交付されました資金の一定の基準に基づき転作農家へ支払う資金でございまして、国の正式名称といたしましては、産地確立交付金と呼ばれてございます。本町におきましては、国が定めた水田農業構造改革対策実施要領の基準に基づきまして、上郡町、兵庫西農業協同組合、上郡町農業委員会委員等のメンバーとし、アドバイザーに国から近畿農政事務所、県から農林水産事務所の職員を加えて構成する上郡町地域水田農業推進協議会を平成16年5月に組織いたしまして、毎年、4月下旬に開催いたします総会におきまして、本地域の水田農業ビジョンの策定、見直し、交付金の単価設定を含みます産地確立計画書を決定いたします。その決定単価と実績に応じまして、農業者に奨励金を交付する仕組みとなってございます。


 また、その具体的な事務につきましては、水稲作付計画書、いわゆる細目書のことでございますが、これの受理とチェック、年度事業計画案の策定、生産調整の現地確認、作物単価の調整、奨励金の支払い、県協議会からの交付金の受け入れ等の作業がございます。これらの事務作業は、本町産業振興課及び兵庫西農業協同組合の職員が、常に連絡をとり合いまして、連携共同して行ってございます。


 このように、国が定めた要綱等に基づきまして、組織を設置するとともに、各種書類の作成や県への報告、種類の審査等必要な事務作業を粛々と進め、さらに上郡町地域水田農業推進協議会の総会において、最終的に決定されました内容により不正防止のチェック体制も機能していると判断してございます。しかしながら、農業政策につきましては、国におきましても、方針変更がたびたび行われます。このことから、今後も国の動向を注視する一方、上郡町の特徴を生かした農業のあり方について、関係者から幅広い意見を伺い、その実現に向けまして、国や県に進言するなど、上郡町地域の農業の発展や活性化に尽力してまいります。


 以上でございます。


○議長(田渕重幸君) 1番。


○1番(井口勝智君) 少し難しくて、理解ができなかったんですが、要は、ちょろまかされるようなことはないということですか。


○議長(田渕重幸君) 産業振興課長。


○産業振興課長(安達良二君) 言葉が妥当かどうかはわかりませんが、うちの方の交付について説明させていただきますと、現地確認と申し上げましたけれども、大豆、小麦等の調整作物につきましては、協議会役員と事務局でもって、種まき時から刈り取り前におきまして現地確認を実施しております。この状況に応じまして、指導を行ってきた経緯がございます。また、交付金の一部カットも行っておりまして、協議会においてのチェック体制は適正に機能されていると思っております。


○議長(田渕重幸君) 1番。


○1番(井口勝智君) 私の家のポストに、おとといも水田農業構造改革対策実施計画書というのが入っていたのですが、大豆を育てるのに、僕は減反の常識を余り知らないのですが、毎年毎年同じ田んぼで、大豆をつくるというのは、余り聞かないのですが、今回、僕の家にあった計画書は、偽造していないと思うんですが、毎年同じ田んぼなんです。毎年同じ田んぼだから、これをそれだけの人たちが見張って、管轄で調べていく中で、気づかなかったのかなと疑問に思うところなんですが、その辺どうですか。


○議長(田渕重幸君) 産業振興課長。


○産業振興課長(安達良二君) それが先ほど申し上げました水稲作付計画書、細目書でございます。この分を、各農業者、または地元の農会長に、その辺の配分を調整するようにお願いしてございます。その田んぼにつきまして、転作物によります大豆であるとか、小麦であるとかというのは、田んぼの湿田であるとか、日当たりが悪いとか、そういうものにつきまして、または圃場整備をしております田んぼにつきましては、水路関係等々の関係について、各生産者並びに農会長さんにおいて、調整をしておる。地元において、面積等の配分をお願いしている。地元で過不足が生じました場合は、各農会において調整をする。集落間調整という言葉があるのですが、そういう体制で、この上郡町における転作面積の確定をしておるというのが経緯でございます。


○議長(田渕重幸君) 1番。


○1番(井口勝智君) 僕も、質問に入る前に1回視察に行っておこうと思って、船坂の田んぼを回らせてもらったんですが、大豆が一面にきれいに植えられている田んぼと、草を育てているのかというぐらい、大豆か草かわからないぐらいの田んぼもある。そんな中で、農会長さんがそれを決めるとおっしゃられましたが、その部分は、行政は詳しく見にいったりというのは、ないのですか。例えば、建設業だったら、工事のときに、ここの工事が終わると写真を撮って提出しなさいと。そういったことはないのですか。


○議長(田渕重幸君) 産業振興課長。


○産業振興課長(安達良二君) それも、先ほど答弁させていただきましたように、現地確認という作業をしてございます。その現地確認は、各農会に職員が出向きまして、農会長立ち合いの上で、すべて確認をさせていただいております。そして、今、議員がおっしゃられました、その分については、詳細にはわからないのですが、その土地土地の事情があろうかと推察をします。それにつきましても、農会長も確認し、私どもも確認をしております。


○議長(田渕重幸君) 1番。


○1番(井口勝智君) 農会長と立ち合いの上で、どこらへんまで調べられるのですか。僕が行ったら、明らかに田んぼの質が違う。それが今回、この当人の田んぼなのかどうかというのはわからないから、船坂全部の田んぼを見ていったら、大豆植えているところが、そういう状況であるところがあったから、こういうところのことを言っているのかなと思ったんです。


 田んぼの中が、ほとんど大豆が植わっていない状態でも、幾ら大豆がとれたとか、収穫の率ではなしに、田んぼの面積に対してのお金として、今回の産地確立交付金というのは、出されているのですか。その中で、田んぼの状態を見て、ここは大豆が半分しかとれていないから、その半分の面積に対して出すのではなしに、そこら辺をちょっと教えてください。


○議長(田渕重幸君) 産業振興課長。


○産業振興課長(安達良二君) それも先ほど申し上げましたとおり、調整作物につきましては、播種時または発芽時に農会長と現地確認をいたしますが、大豆、小麦等におきましては、協議会役員、並びに事務局で、これは別個に現地確認をいたしております。これも会長の指示によりまして、厳格に行ってきてございまして、先ほども申し上げましたとおり、補助金の一部カットも昨年度は実施させていただいております。そして、そのことにつきましても、生産者の方にその結果を説明し、ご理解を得て、問題はないように思っております。


 以上です。


○議長(田渕重幸君) 1番。


○1番(井口勝智君) どういう意味か、ちょっとわからなかったんですが、どこにご理解を得て、地元の人にご理解を得て交付金をということですか。農業会長にご理解を得てということですか。


○議長(田渕重幸君) 産業振興課長。


○産業振興課長(安達良二君) もう一度申し上げます。大豆、小麦等の生産作物につきましては、再度、農会長とは別に協議会の会長、並びに幹部役員と、事務局のものとで、別に回っているわけです。それにつきまして、状況に応じて、生産者、農業者の方に指導を行ってまいった経過がございます。そして、昨年度は、生産者の方の一部の状況が極めて不良であるということから、交付金をカットさせていただきました。それにつきまして、その経過を説明して、ご本人に了解を得てしたということを、今申し上げたわけでございます。そのことでございます。


○議長(田渕重幸君) 1番。


○1番(井口勝智君) それだったら、今行政が言われることが本当なんだったら、なぜ議長室で怒られることがあるのか、そこをお願いします。


○議長(田渕重幸君) 産業振興課長。


○産業振興課長(安達良二君) その件についてでございますが、先ほど抗議文であるとか、ちょろまかしという表現が、質問に出てまいりましたが、抗議文についても、何枚かは私も見た経緯はございます。それで、どの分を言っておられるのか、ちょっと私もわかりませんし、内容につきましても十分把握してございません。この分につきましては、控えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


○議長(田渕重幸君) 1番。


○1番(井口勝智君) 僕も課長をいじめるとか、課長に嫌がらせをするために、この質問をしているのではなしに、今回、ビラが出過ぎて、僕のところにも結構来ているんです。それで、真実は何なんだと。そういうことで今回質問させてもらったんです。だから、課長がどういった状況で、議長室のどの部分の話かわからないという意味もわかるので、質問はこの辺で終わらせてもらいますが、今回、こういう内容のビラが回ったということで、もうちょっと行政も産地確立交付金に対して、きっちりしたことをしていくべきではないかと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。


 以上で、終わります。


○議長(田渕重幸君) 通告5番、議席1番、井口勝智議員の一般質問は終わりました。


 ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時。        (11時45分)


              休           憩


○議長(田渕重幸君) 再開いたします。            (13時00分)


 通告6番、議席2番、橋本正行君に許可いたします。


○2番(橋本正行君) こんにちは。橋本でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき、一般質問させていただきます。今までの質問者からのことと重複するところもあると思いますが、お許しをお願いします。


 去る8月9日未明より降った雨は、またも赤松地区を中心に甚大な被害をもたらしました。平成16年度の台風の被害により、国の事業であります100年に一度あるかないかの床上緊急対策事業の真っただ中であり、16災の被害を食いとめるためにつくった、下段堤防は一部流され流木となり、水量がふえた千種川本流、支流に流れ込み、甚大な被害をもたらしました。


 幸いにも、本町では死者が出ませんでしたが、床下、床上、半壊と赤松地区に集中し、16災以上の水害の影響を受けました。この場をおかりしまして、被害に遭われた人たちに対して、心よりお見舞いを申し上げますとともに、早い復旧を心よりお祈り申し上げます。


 本地区及び災害が発生した佐用町においては、同事例がどの地区にも起こる可能性は否定できない。その上で、防災対策としてのハード面での整備は、これまでどおり実施整備することは当然必要でありますが、それらをもとにして、踏まえた上で、各地区の住民が独自に判断し、緊急避難を確認すべき緊急避難エリアの設置及びお知らせを周知徹底させ、住民独自が意識を持って、危機管理に対応しなければならないと思います。


 以上を踏まえて、以下の質問をさせていただきます。


 水害対策について。1.被災状況と直後の対応はどうだったのか。


 2.水害後の職員の派遣等とボランティアの要請はどのようにしたのか。


 3.川東地区の水害時の排水機能と対策、対応について。


 以上、3問についてお答え願います。なお、再質問は、決められた席にて行います。


 以上です。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 被災状況と直後の対応でございますが、まず、上郡町におきましては、台風9号の被害状況そのものにつきましては、現在、町が把握している被害状況はまず人的被害はゼロでありました。また、被害建物につきましては、先ほど来、話をしていますように、住家の半壊17棟、床上浸水41棟、床下浸水76棟、計134棟ということになっております。非住家につきましては、床上10棟、床下54棟、計64棟ということです。被害は一部上郡町の上郡全域にわたったわけでございますが、赤松地区以外には、上町、山野里大酒、井上、岩木、名村の床下浸水がありました。これは、どこの地区につきましても1軒か2軒程度ございました。しかも水位もそんなに高くなかったという状況にございます。そういうことで、ほとんどはご承知のように赤松地区ということでございます。


 また、土木施設等の被害につきましては、河野原の歩道橋など、土木施設が36カ所、1億1,135万円、農業施設が農地の浸水等85カ所、8,677万7,000円、そのほか下水道処理施設、私どもの施設でございますが、水道施設も含めまして、総額2億4,352万円となっているところでございます。


 また、町の対応といたしましては、これまでのご質問でお答えしたわけでございますが、9日の午後4時から水防予備配備体制をとりました。そして、午後9時20分に対策本部の設置をし、情報収集と住民の避難、そして応急復旧などに対応してきたところでございます。


○議長(田渕重幸君) 2番。


○2番(橋本正行君) 今、水防指令を4時に出されて9時20分に避難勧告されたということで、私も佐用にボランティアに行きまして、いろいろ佐用方面の人に聞いたんですが、同じ時間帯に避難勧告が出ている。大体、向こうで降ったら、1時間ぐらいはかかると思うのですが、きのうも質問者の答弁で、町長は、私ところの本部で独自で避難勧告をされたと言われましたが、これは佐用と同じ時間帯というのは、どういうことなんですか。同じ質問になると思うのですが。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 佐用とたまたま一緒だったというのは、まさに偶然だと思っております。出せということで、県からの指示があったとか、どこそこからあったというようなことではないのです。私どもの本部の方で検討させていただいた段階で出させていただいたということでございますので、その辺はご理解いただきたいと思います。


○議長(田渕重幸君) 2番。


○2番(橋本正行君) わかりました。水害直後の対応ということで、職員さんを3号水防指令で、全員を9時に本部に集められていた。きのうも質問者からの回答で、とりあえずその後、職員を派遣した。そういうことをするのではなしに、なぜ地元に張りつかせて、そういう状況をとれないのかと思うのですが、そういうことについてはどう思いますか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) その意味がよくわからない部分があるわけですが、本部に全員を集めたということではなしに、本部に集めて、地区の公民館等へ2名ずつ派遣しました。あわせて消防団の方々も2名以上、張りついていただいたという格好で、情報連絡、あるいは場合によっては指揮命令していかないといけない場合がありますので、そういう人員配置をいたしております。


○議長(田渕重幸君) 2番。


○2番(橋本正行君) わからないのですが、上町に、ずっと2時、3時ごろまでいたのですが、職員さんに会う機会がなかったんです。2名、3名配置しているということですが。ここは16年度の災害のときに溢水しましたね。重点地区だと思うのです。消防団の人には結構多人数の人に会いましたが、職員さんには一向に会う機会もなかったんですが、そのことについて、何か町長は2〜3人各地区に配置しているということなんですが、現実的にはそれはなかったのですが、どういうことなんですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) そういうことはなかったと思っておるんです。職員の派遣、あるいは消防団につきましても、300名ぐらいが町内に当日は、警報なり、いろいろな呼びかけも含めましてやっていただいておりまして、その中で、町の職員につきましては、各避難地区の公民館に、2名ずつ配置しているという形になっていたはずなんです。また、避難所の場合等は、行き来があって、場合によっては1人しかいないこともあろうかと思いますが、そういう状況になっています。


○議長(田渕重幸君) 2番。


○2番(橋本正行君) わかりました。公民館とか小学校とか、避難場所が指定されていますが、今、職員さんが派遣されて、そこで対応したということなんですが、私は赤松地区で聞いたら、実際は、小学校の体育館のかぎが、どこにあるかわからなかった。小学校の先生が、智頭線を通って、1時間ほどかけてあけに行ったところがあいていたという状況があるのですが、今後の対応というのは、どうお考えなんですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 私も事後でその話をお聞きしました。結果的に関係の者が持っておったということになっていたわけですが、赤松小学校の体育館のかぎをあける、あるいはそこへ行ったらなかったという話、しかも電気がついていなかったという話もお聞きしております。この辺につきましては、まず、避難に対応する、今回の避難勧告を出した時点も、もう少し早目に考えなきゃならない。明るいときには、やっていかないといけないということも含めて考えていかないといけない。小学校の管理の関係とあわせまして、対応していかないといけないと思っております。


 だから、3時、4時ごろの早い時点では、今回の災害については、それほどではないという感じをみんなが持っていたかなという部分が一部あると思います。というのは、もう既に台風は、紀伊半島のはるかかなたへ行ってしまっているし、雨につきましても、上郡町におれば、大したことはないという部分があったわけですので、そういう状況もあったと思います。これにつきましては、本当に大きな反省材料だと思っております。今後に生かしていきたいと思っておるところでございます。


○議長(田渕重幸君) 2番。


○2番(橋本正行君) それは、今後の対策として、地区に対して、だれが持っておくかということをきちっと精査されて、今後の対策に役立ててもらいたいと思います。


 それでは、2番、お願いします。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 8月10日以降、町では、各地区の被害状況の調査を行うということで、各自治会の自治会長さんにお願いしまして、その報告をいただいております。家屋の調査などにもあわせて入っていったわけでございますが、そして被災されている方の状況もお聞きして、行政としては、個人の家の片づけ等を手伝うということではなしに、職員の本来の業務をやっていただこうということでやっていたわけです。いずれにしても、まず、行政は行政としての災害復旧の取り組みをやっていかないといけないということで対応していっておるところでございます。


 また、ボランティアの話も入っていたわけですが、これにつきましても、社協が、上郡町内で172名のボランティアを入れております。また、商工会は50名、消防団は190名ほど入っております。そういう中で、今回の災害を受けた後の対応はさせていただいておりまして、災害時の当日は、消防団が352名町内に入っていただいておりまして、これが地域の安全を図っていただくということで巡回していただいたという形になっているところでございます。


 そして、ボランティアの関係につきましては、今回は、社会福祉協議会の方でやっておりまして、町のボランティアを立てるという考え方は今のところ持っていなかったわけでございまして、今後ともそれにつきましては、社会福祉協議会とも話し合いをさせていただこうと思っておりますが、原則は、社会福祉協議会の方でやっていただこうというつもりで、ずっとここまで来ておりますので、それを踏襲したところでございます。


 いずれにいたしましても、この辺のやつについては、本当に十分に社会福祉協議会、あるいは商工会もいっていただいたようなことになっていましたので、その辺も相談しながら、ボランティア保険とかいろいろなことも含めまして、検討しないといけないのではないかと思っております。


 また、佐用町への派遣なんですが、上郡町の職員なり、消防団も見えなかったじゃないかという意見も聞くのですが、確かに、当初、上郡町は上郡町の中を何とかしていかないといけないということで、派遣は9日も10日もしておりませんが、一定の応急措置ができて、復旧も完了して、町内のごみ処理施設等の人員も確保したということから、8月12日から佐用町へ出向かせております。しかも、それはほとんどが久崎地区だったと思うのですが、久崎地区に集中していたことになっております。そして、水道の給水車、あるいはごみ収集車等、4台を派遣したわけですが、人員は延べ66名、やる仕事は給水とごみの収集、そして、罹災証明を急ぐわけでございますが、これにつきましては、25日から31日までと9月1日から4日まで、あわせてそういう形でやらせていただいているところでございまして、その中で、なかなかみえなかったということもあろうかと思いますが、また消防団につきましても、佐用へ21日、26日ということで、40人のものが2回行っております。


 また、例の人が死んだ、あるいは死んでいないけれども行方不明のもの、それにつきましては、警察の機動隊も来られたときに、私どもの上郡町の消防団も一緒に対応させていただき、また、大きな丸太が入っていたので、それを退けるために私どもの持っております機材の一部につきましても、重機を出動させていただいているところでございまして、警察の方からも礼まで言っていただいたような状況になっております。これはよかったのではないかと思っております。対応といたしましては、そういうような状況でございます。


○議長(田渕重幸君) 2番。


○2番(橋本正行君) その状況は、私も町長に10日にボランティアの要請と、タオルの要請をさせてもらった。町長もわかっていると思うのですが、別な組織の話なんですが、商工会員であります地元の佐用町の職員さんなんですが、その人がたまたま苔縄の人でありまして、10日に私は苔縄に入ったり、河野原にも入ったんですが、そのときにたまたま知り合いになった。その人からの要請もあるのですが、上郡町にも水害で被災を受けているところがある。そういうことを前向きに検討して、それを踏まえた中で、何かできないかということで、町長に相談させてもらいました。タオルは地デジの水害情報で、3日間か4日間流してもらったんですが、ボランティアの問題とか、職員の派遣の問題を私は提起したのですが、町長は今の状況としたら、上郡町のことは直面した問題だと思うんですが、佐用に対しては、要請を受けていないから、そういうことで今のところは動けない。現実は、12日から本格的に動かれたということなんですが、前の問いでも触れていると思うのですが、直後にどういうことをするかということを危機管理として、阪神・淡路大震災を経験した責任者として、何かないかなと思いまして、私は、議員の立場、町民の立場で訴えたと思うのですが、そういうことに対して、軽いような感じで私は思ったのですが、町長も立場的にいろいろ苦慮することもあると思うのですが、そのときの状況からして、私は1人ではやれないから、だれかに協力してもらいたいので、10日に行って、町長に先に訴えさせてもらって、11日は、地デジで流してもらいました。結果的に功を奏しました。


 そういうことをやっていかなかったらだめなのではないか。今後の対策として、すぐ動ける組織をつくっていかないといけない。そういうことに対しては、どう思いますか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) おっしゃる点はよくわかります。対応についても即対応していくということが、非常に大事な部分があるのです。それは、どうしても地域の自主防衛組織がまず動かないといけないということは基本にはあると思いますが、我々町として、どういう支援ができるかということは、前もって考えておかないといけない問題であろうと思っております。


 それは何かといいますと、例えば、資材倉庫を整備したとか町としてやってきたことが、いろいろあるのですが、こういうものの使い方については、自主防衛組織でふだんから訓練していただくということになるんだと思っております。その中に、足らざるものはこうしろ、それについて町が補充していくという格好になろうと思っております。


 また、基本的なもの、技術的なものにつきましては、町の職員より消防団の方がよく知っていたりということもあるので、その辺は講師として適した人を派遣していくようなことにするべきだと思っております。だから、町の職員が専門家として、いろいろなことが全部、スーパーマンみたいにできるということではないということは、ご承知のとおりでございますので、その枠の中で考えないといけないと思っております。


 しかも、今回の場合は、ボランティアについては、一応、社会福祉協議会の方で対応していただいたということで、いろいろなやりとりの中で、商工会にもお願いしようかというお話をさせていただいたわけでございますが、本当に苦しい状態の中でやっていったことがありますので、今回はかなり反省しないといけない点は、ご承知のとおりありますし、またいろいろなアイデアを出していただけたらと、きょう午前中の話もいろいろあったわけでございますが、そこを活かしていきたいと理解しておりますし、これからもそれに取り組んでいきたいと思っております。


○議長(田渕重幸君) 2番。


○2番(橋本正行君) 今後、よろしくお願いします。それは当たり前のこととして、住民の安全・安心を守る立場としても、私らもそうだし、行政の人もそうだということで、きのうの質問の中にも、共助、自助、公助、そういう3つの形のものが1つにまとまって、そういう防災対策とか、防災システムをつくっていくということなんですが、きのうも町長が言われたように、今後、やっぱり自助の力、共助の力、どこにだれが寝ているかというのが把握できるような地域づくりというものが必要になってくると思うんです。町みたいな感じの、隣の人も知らないという形ではなしに、何かそういう組織づくり的なものを町としても、恒常的に、ハード面の擁壁をつくるとか、河川改修する云々ではなしに、町として、早急に何かそういう考えはありませんか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) これは、私が言ったとか、いわないというのではなくて、前からの話ですが、自主防衛組織をきちっと立てろと、こうやっておられます。しかも、かなりの活動をされている自治会と全然動いていない自治会の物すごい差がある。私は、今後そこでやられた自治会長さんにでも一度講演してもらってもいいのではないかと思っております。自治会も動くし、皆さんにもご理解いただいて、本当にご苦労されている。しかも、どこにだれが寝ているというようなことを、地域の全体を把握されておりまして、これは大変なご苦労だったと思っております。しかも赤松地区は、集落で一遍公民館へ集まって、それからなお危なくなったからお寺へ移ったりしています。そこが必ずしも100%であったかどうかは別ですが、そういうことまでご苦労されていて、しかもお年寄りがおり、あるいはそのまま行けない方もおられたということで、背負って石段を上がられたと聞いております。それも雨の中でやられて、暗かったということもあります。だから、そういうこともありますし、全然何もしていないというところもあったわけでございますので、この辺は前回からも話が出ていますが、私どももPRをもっともっとしていかないといけないかなと自覚しております。


 ですので、これは住民の意識の問題ですが、そこまできちっとしておかないといけないかなと思っておりますので、これは強制的になるのは、ややこしくなってしまうのですが、そこもご理解いただきながら、今後、進めていきたいと思っております。


○議長(田渕重幸君) 2番。


○2番(橋本正行君) わかりました。よろしくお願いします。3番目お願いします。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) これは、川東地区の水害時の排水機能と対策というお話でございますが、川東地区につきましては、排水系統が3つあります。ご承知かと思っております。これにつきまして、川東地区の中央公民館から、中町、本町、段町を通って、東町の最南端で放流しております、上郡1号雨水管線が1つあります。気部谷橋の上流から中央公民館を右折して、天神橋に放流している上郡2号雨水管線がございます。それから、上郡幼稚園付近からゴールドキングで放流しております上郡3号雨水管線の3本があるわけでございますが、上郡3号雨水管線につきましては、千種川が洪水時に、ゴールドキング付近で放流しているゲートを閉めてしまう。ということになっておりして、忠魂碑下流で放流しているゲートを、これも閉鎖しまして、本町、市町、旭町まで暗渠で抜きまして、雨水用ポンプで強制排水する。ちょっとややこしい、暗渠もあったりして、ご承知のとおりだと思いますが、そういうことになっております。


 このたびの台風9号によります上町付近での、床下浸水被害につきましては、ご質問がありますが、上郡町3号雨水管線で対応しているわけですが、これが昭和49年、51年の豪雨災害を契機に浸水区域の解消のため、52年度、その翌年度ですが、供用開始をしたところでございます。ポンプの排水機能につきましては、ご承知かと思いますが、直径30センチで、ポンプ2台を設置しており、排水量は1分間で20立米という能力を持っておるところでございます。


 雨水の計画では、計算上は排水能力があると判断しておりますが、町民の安全、安心のために、通常の維持管理を地元と一緒になって行っていきたいと考えております。また、急激なゲリラ豪雨に対応するためにも、早目にゲートの開閉、閉鎖の方ですが、閉鎖をどうするという対応を行っているところでございまして、これは地元の方に委託している部分があるのですが、ご承知のとおりだと思っております。今回の水害につきましては、9日から10日にフル稼働していただいたとお聞きいたしております。


○議長(田渕重幸君) 2番。


○2番(橋本正行君) 1号用水管のポンプ場のことなんですが、実際、満水時、本流が8メートル20とか、8メートル30とかに上がったときに、ポンプは稼働しています。だけれども、そのゲート自体が本流からオーバーフローしてきました。東町の町営住宅が16年度の災害のようにはならなかったんですが、実際、道が浸水状態になって、もうこれ以上はだめかなというときに、引き出したという感じなんです。そのことが実際に言って、16年度の災害のときに、どういう状況だったのかということは、私はわからないのですが、この間の状況としたら、確実に本流から入ってくると、もう50センチぐらい上げなかったらだめなのだろうかということから、水路自体が丸っきり暗渠が入っていたり細いです。必然的にこれから1カ月以内に、また台風が起きたり、いろいろなことでそれを早急に補強していかなかったらだめだと思うのですが、そのことについては、どう対処を。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) この話は、翌日、私は直接ポンプ触っている方からも聞きました。あれは、県の施設の部分になるわけです。あとは町の施設なんですが、そういう部分がありましたので、早急に話をさせていただいております。状況につきましても、ゲートの方から逆流してきたんだということもお聞きしておりまして、それであれば、ゲートの部分を高く上げないといけないということで、それを溶接等でやればできるんだろうと思うのですが、その辺も、そういう要望を直ちにさせていただいておりまして、県の方も検討しようということにしていただいております。


 今、言うように、早いことやらないとまた来たら困りますので、その辺も含めてお話しさせていただいているところでございます。それ以外にいろいろなところがありましたので、特に急ぐ部分の1つだろうと思っております。


○議長(田渕重幸君) 2番。


○2番(橋本正行君) よろしくお願いいたします。それと、上町あたりが16年度の災害で溢水しました。そのときは土手が低くて、50センチ以上上げて、今回は10センチか15センチぐらいでとまったということなんですが、それだけの水位が上がったということで、いろんなところから噴き出す水がすごかったんです。その対策というのは、ふだんは排水で使っているところが、タラップがついていると思うのですが、そこに石がたまっていたり、いろいろ状況からして噴き上がるということはあるのですが、いろんなことから考えて、今までの経験から、そういう水位が上がるということは、何かで遮断しないといけないのと違うかと。床下浸水が1軒だということになっているんですが、実際は、床上にもなる可能性があったところが何軒かあるんです。その対策というのは、町のことなんですが、町家は田んぼもなくて、排水するといったらそこしかないんです。それの対策を町としても、東地区としても、水路がそんなに整備されていないという状況の中で、そういうことを早急にチェックする体制をしていかなかったらいけないのではないかと、私は実感しました。そういうところも行政としても、チェック体制の中で、早急に組み込んでいかなかったらいけないと思う。そのことについては、あしたがわからないのですから、これから1カ月以内には、何が起きるかわからないから早急に。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 千種川が別に天井川ではないわけですが、洪水時には、それと似たような状況になりまして、どうしても地下から噴いてくる。これは日本全国、ほとんど一緒なんですが、そういう水の対処の仕方につきましては、排水機能をどういうように持つかということだけだと思っているのです。穴を詰めて回るといっても、どこが穴かわからないわけです。そういう状況でございますので、排水機能を高めていくということです。16災のときは、冠水してしまったから、どこから出てきたかわからないのですが、今回は、ある程度、今、地域の人は記憶に新しいと思うので、覚えていると思うのです。そういうことを自治会にお願いしますので、ここで押さえていただいた上で、排水をどういうふうに持っていくかということを考えるべきではないかと、基本的には思っております。それに対して、対応していく必要があるのではないかと思っております。


 これは排水路ですので、町で単独でやっていかないといけないことになるかと思います。被害を受けているわけでも何でもないわけですから。そういうことを一遍検討する必要があると思います。これは、本当に噴き出した分だけで、浸からないように、どうして排水機能を高めるかということに尽きると思うので、さっきの20を40にしたら済むのかどうかということも、あわせて検討する必要があるだろうと思います。一遍検討させていただきたいと思います。


○議長(田渕重幸君) 2番。


○2番(橋本正行君) わかりました。そのことについては、早急に検討をよろしくお願いいたします。今回の水害で、川東地区並びに赤松地区は、甚大な被害を受けましたが、きょうで1カ月です。これが風化しないように啓発的なものを今後していかなかったら、忘れたような感じになってもらうのも困りますから、また同じようなところでやられますから、自然に対しては人間というのはもろいものなんです。それをいかに人間がどう努力して、避難していくかだと思います。だから、行政の方もそういう形の中で、議員さんもそうだと思うのですが、協力して、何かがあったときには、協力体制の中でやれるようなまちづくりということですか。そういうものを私は念願しているのです。最後に、町長の見解を。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 私も上郡地区の川東地区だけではなしに、川西地区の部分もあるのですが、子供の時分から、あそこが非常に弱いということも教えてもらっておりました。あるいは、学校でもそんな話があったと記憶しているんですが、この上郡町というところは、非常に地べたが比較的に低いということもあって、災害が起きやすい。しかも川東地区は、昔、川だったところを町にしてしまっている。本来戻りやすいところだという話も含めて聞いていたのです。ですので、上郡町が両岸を、少なくともどうにかしないといけない。たまたま私がいたときに、この事業があったものですから、これはどうしてもやっていきたい。140億の予算がたまたまついたということもありまして、これにつきましては、用地買収等必死にやってまいりました。おかげで、何とか目鼻がついて、順調な滑り出しをさせていただいて、今回の被害を受けにくくなったという部分もあったかと思いますが、さらに赤松まで延ばしていく。あるいはできたら楠まで延ばすようなことで、今回もお願いしているとおりです。これができない限り、上郡町の全体としての流れの部分は、どうしても危ない地域ということになりやすいと思っておりますので、鞍居地区のダムとあわせて若干の河川整備もやっていく。これをやれば、ほぼ上郡町における水害関係は、ある程度のもの、要するに200円か100円かわかりませんが、以上のものについては、何かこの形で防衛できるのではないかと思っております。


 ただ、集中豪雨的なゲリラ豪雨についての対応は、これは別個に対応しないといけない部分があるのではないかと思っておりますが、いずれにしても、上郡町での最大の懸案であります、この防水体制をどうしても守っていきたいと思っておりますので、よろしくご協力なり、ご支援なりしていただきたいと思っております。


○議長(田渕重幸君) 2番。


○2番(橋本正行君) 以上で終わります。ありがとうございました。


○議長(田渕重幸君) 通告5番、議席2番、橋本正行議員の一般質問は終わりました。


 ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時50分。     (13時35分)


              休           憩


○議長(田渕重幸君) 再開いたします。            (13時50分)


 通告7番、議席3番、大政正明議員に許可いたします。


○3番(大政正明君) 3番議員の大政です。議長の許可がありましたので、通告書に基づき一般質問を行います。


 まず初めに、8月9日の水害で、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。また、応援のために努力された方々に心から感謝申し上げます。


 平成16年9月に台風21号で大きな被害を受けた上郡町は、再び水害に襲われる事態になりました。特に、今回は台風が上陸し直接襲来したわけではありませんが、当時の気象条件により、上郡町からはるか離れた太平洋上にある台風の影響で集中豪雨になったと考えられています。最近は、ゲリラ豪雨と称した突然の集中豪雨が各地を襲い被害が出ており、水防に際して従来の考え方では対応できない可能性もあります。


 そこで今回は、上郡町の水防計画と実際の対応について質問します。特に今後の水防に当たって、人命尊重の初期対応という観点から当町の水防計画と実際の対応についてお尋ねします。その理由は、今回も初期対応のおくれが指摘されているからです。上郡町が毎年公表する水防計画では、県の水防本部長、実際には西播磨県民局長からの指令を受け、町の水防本部長である町長が各種指令を出し、水防体制に入るとともに、職員の配備も行われます。水防指令第1号では、副課長以上及び関係職員の配備が、第2号では係長以上及び関係職員の配備が、第3号では全職員の配備が定められています。また、これらの指令を発するタイミングは、水位の違いによります。水位とは、基準の位置からはかった川の水面の高さのことを言います。上郡町の水位観測所は役場のすぐ近くにあり、国交省の基準で水位2.7メートルが水防団待機水位、3.4メートルが氾濫注意水位、3.8メートルが避難判断水位、4.7メートルが氾濫危険水位と決められています。


 町における水防指令は、第1号が水防団待機水位で出され、第2号が3メートルを超し氾濫注意水位に達するおそれのあるとき、第3号が氾濫注意水位に達しさらに上昇が見込まれるときに出されることになっています。


 水防指令は、職員の配備などの水防体制に入るための指令であり、町の水防計画には住民避難の指示、勧告についての定めは明確に書いてありません。県の水防計画、西播磨県民局光都土木事務所の水防活動要綱についても同様です。上郡町では避難判断水位と、氾濫危険水位になると自動的にサイレンが鳴るとあるだけで、その他のことは何も書いてありません。サイレンは単に1つの手段であるにすぎず、住民避難についての正式な指示は、当然水防本部長である町長の責任と判断で行うことになっています。


 そこで、これまでに述べたことを念頭に、以下の点につき質問をします。


 1.8月9日の水害に際して町当局が行った水防活動につき、初めから最高水位に至るまでを時系列に従いお答えください。今まで、町長の答弁そのほかに同様のお答えがあったかに思いますが、一応後の質問のことを考えてお答えいただきたいと思います。


 2番、住民の避難はどのような判断に基づき、指示実行されたかを説明してください。


 3番、各種監視施設からの情報と活用についてお尋ねします。


 4番、住民への水防情報の提供を今後どうしますか。特に、避難、その他についての情報というのは非常に重要でありますので、その点についてです。


 以上4項目です。回答は1項目ずつお願いします。まず、最初の8月9日に町当局の行った水防活動についてお願いします。再質問は、決められた席からいたします。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 8月9日からの時系列で説明するということでございますが、まず、気象情報から申しますと、神戸海洋気象台から兵庫県南西部に、大雨洪水警報が発令されました。これが午後2時15分で、同時刻に県の水防指令1号が発令されております。この発表は当然、町にも知らされ、当直者は直ちに水防担当の住民課の職員に連絡し、その職員は午後4時に事務所待機をするとともに、関係職員の事務所待機を行っております。


 午後4時37分に県水防指令2号が発令されました。午後5時には県から千種川の上郡地域に待機として水防警報第1号が発令されております。この時点で上郡での水位は3メートル4センチで、水防担当等の職員は情報収集を行っておりました。


 次に、午後6時15分に県から準備の水防警報2号、午後7時には出動警報3号が発令され、この時点での水位は3メートル57センチとなっておりました。午後7時10分には、県の水防指令3号が発令されるとともに、職員の配備体制の充実を図るため、午後7時20分に上郡町の水防指令2号を発令し、係長以上の職員の召集と配備体制を行ったところでございます。


 午後8時には、水位が3メートル94センチまで上昇したことから、各地区の情報収集等今後の情報伝達のために、各地区公民館に現地指揮本部の開設の準備に入り、午後8時30分から流域の状況を判断しながら開設するとともに、小学校を避難場所として、基幹避難所の開設準備にも入ったところでございます。


 午後9時に佐用町上三河地域に、県の水防警報3号が出され、上郡町での水位は4メートル74センチと急激な上昇になったことから、9時15分に町の水防指令3号を発令して、上郡町災害対策本部を設置するとともに、全職員の召集と配備体制を行いました。参集した職員は117名でございます。


 対策本部は9時20分に設置し、本部長以下各部の活動体制に入っております。9時25分には、災害対策本部の現地指揮本部の設置が完了いたしました。同時に、佐用町での雨量及び水位の上昇状況及び町内での雨量や上郡での水位が氾濫危険水域4メートル70センチを超え、4メートル74センチとなりました。まだまだ上昇していることから判断して、梨ヶ原地域及び鞍居川流域を除くすべての地域に避難勧告を同時刻に発令し、各自治会長へ電話連絡をもって伝達と要請を行いました。午後10時には、佐用町での状況悪化や町全域の雨量、水量等を判断いたしまして、梨ヶ原流域及び鞍居流域にも避難勧告を発令いたしました。この時点で、全域に避難勧告を発したことになっております。


 上郡町での水位も5メートル31センチと上昇を続けておりました。各分団による避難勧告広報などにより、10日0時5分現在で、全避難所では、189名の方が避難されておりました。


 以下、省略させていただきます。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) そうしますと、8時30分に基幹避難所の開設を指示されたということですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 流域の水位の状況等から判断しまして、ご承知のように小学校に基幹の避難所ということで開設の準備に入りました。そして先ほどの話のようなことが、ある場所には起こったということになっております。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) それで、9時25分に避難勧告が出されたということですが、基幹避難所の開設とか、避難勧告を出されるというのは、先ほど私は壇上で言わせていただいたように、これは、町長独自のご判断でなさったということでよろしいのでしょうか。そういうことで、そういう判断をなされたということですが、例えば、町の水防指令第2号というのは、国交省の基準には合っておりません。その辺が、どういうわけでそういうことになっているかということを伺いたいのです。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 住民避難につきましての判断基準のところに入ってくるような話になっているわけでございますが、これは町内での雨量なり、あるいは河川水位の上昇等を見ながらやらせていただいたところでございます。確かに、この決まりの話の中で、そういうようになっていることは確かでございますが、状況を見ながら対応していったということでございます。特に、上郡町としては、佐用の状況を注意しながらやってきたということでございまして、その中で、ある意味では、私どもの方が下流にありながら、少し時間的に早かったということもあったわけですが、いずれにしても、そういう判断の中でやらせていただいております。佐用の水位が非常な勢いで上がっていったということも事実だったので、これはだめだと判断いたしました。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) 現実には、近年の観測機器と情報通信網の発達によりまして、主だった河川では、水位を10分間隔で測定して、測定した値をインターネットを介して、だれでも見ることができるようになっております。そうして見るのがテレメーター水位というふうに名づけられておりまして、テレメーター水位上郡というのが、インターネット上で公開されております。


 上郡町では、役場の近くに水位の観測所があり、そこで測定された水位がインターネット上で見ることができるのですが、水防本部では、これをずっと監視しておられたのでしょうか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) これは監視はさせていただいておりまして、表としても引き出した部分もありますが、そういう対応の仕方はしております。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) 先ほど申しましたように、国土交通省は一応水位に基準を設けまして、それでこの水位になったらどういうことですよということを決めているわけですね。そういった意味で、千種川の水位というのを観測していれば、国土交通省の基準を見ながら行動がとれるはずなんですが、観測値はどのように活用されたんでしょうか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 町内での雨量なり、河川水位が一番大事だと思っておるところでございますが、そういう上昇状況等につきまして報告を受けました。その中で、これでは、避難勧告しなければならないだろうということで、梨ヶ原と鞍居を除きまして対応したわけでございまして、若干遅かったのではないかという部分はあるのですが、従来から見まして、これで対応できるのではないかという判断でしたわけでございまして、特にこれだからだめだという考え方でやったわけではないのです。これだったら基準よりもふえておりますので、対応していこうということをしたわけです。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) そうしますと、言い方は大変失礼かもしれませんが、国交省で決められている判断基準は無視されたということになるわけですね。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 結果的にそうなったとは思っておりますが、現在、その水位につきましては、現状の金華橋なり、個々の水位を見ながら対応しておりましたので、特にそれで間違ったという感じはなかったと思っております。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) 現状という言葉が出てきましたが、実際に、国交省のそういう決めた基準で、国交省の求めているようないろいろな対応が、例えば避難判断水位というのは、先ほどの話では、3メートル80のところですが、実際の9時20分、あるいは25分のあたりでは、もう4メートルをはるかに超えて、5メートルになんなんとしているわけです。ですから、実際には、実は大変危険な状態に近づいているということだと思うんですが、そういう認識はなかったんでしょうか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 危険な水域というよりも、上郡町の現在の水位の中で、堤防の改築等もやっているところでございますので、今の段階の河川で、この水準、判断水位3メートル80というのは、実際は極めて低いところにあります。ですので、それだからだめだということではないのですが、5年前の状況等を判断しながらさせていただいたところでございます。


 ただ、若干驚いたのは、水位の上昇が余りにも速かったということで、対応が本部を設置し、慌ててすぐ勧告を出したというような形にはなりました。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) 冒頭で申しましたように、私はやはり16年の災害のときにも幸い、当町は死者はありませんでした。それから今回も、もちろん皆さんご無事であったのは、大変よかったと思うのですが、私の見るところでは、やはり判断が非常に遅かったのではないかということが気になります。それで、現実に、これは私自身が、目で確かめた話ではないですが、8時過ぎにはどこかで溢水が始まっていたという話も聞くことがあります。ですから、現実に観測所からの場所が大分離れているということもあるかもしれませんが、やはり非常に避難その他に関しての判断、やはり町長はそういった意味では、国交省の基準というものをある程度参考にしないと、出された指示が全部遅目、遅目になっていることで、行政の対応としては生ぬるかったのではないかと考えますが、その点について伺います。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 確かに、それがなかったとは言えないと思っております。ただ、このとおりにやりますと、常時、避難勧告をしないといけない。3メートル80というと、どれぐらいかと言いますと、少し上がったらなります。その辺のこともありますので、これは私どもももう一度、河川改修をされたときに見直されると思っておりますが、別にこの数字に文句言う筋合いはひとつもありません。これを根拠にして、確かに私の方も出したのです。これより上回っていたなと。少なくとも下では出したりしませんので。けれどもこれが100%正しいかなということについては、疑問を持っておりました。というのは、なぜかというと、竹万のあたりの河川改修をしておりましたので、そこの水位も含めて考えていかないといけないという考えは私自身は持っておりました。


 ただ、おっしゃるように、早目に出せ、早目に出せというのがいいのかどうかについては、私自身も今回のことを伺いますと、早目に出していこう、この数字に達したときに、すぐに出していこうと思っておりますけれども、その時点でそれは思っていませんでした。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) 現在の避難判断水位というのが、例えば3メートル80、氾濫危険水位が4メートル70ということですが、それが改修されているから低いとおっしゃいますが、実際に観測所のあるところは、まだ改修は行われていないところですよね。役場のすぐそこです。ですから、川幅も広げられたわけでもないし、この基準というのは、やはりまだ生きている。今、おっしゃったことは私にはそういう点では理解できない。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) この数字は、現在も生きています。ただ、河川の幅については、親水公園の部分を広げたことも事実です。だから、河積としては広がっています。しかも、竹万の方の部分については堤防を上げております。しかも、そこをかなり触ったせいもあるのですが、流水がかなり速くなっています。ただ、それがだめだから、あれはうそだと言っているわけではないのです。これを根拠にして私がやりましたから、それは尊重したわけですが、ただ、若干遅くなったということは言えるかと思っております。


 ただ、今申しますように、佐用と同時刻に大体出しているという状況になっていることは事実なんです。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) 佐用との比較をされて、それより早いじゃないかということをおっしゃっていますが、それは余り私はここでは申し上げないつもりです。というのは、佐用は、極端に遅かったから、あれだけの被害が出てきた。しかも、国交省の基準で見ても、明らかに判断に問題があったんじゃないかということは、数値の上から読み取れるわけです。ですから、上郡町はここの観測所で観測をして、そして、それで判断することになっていますので、佐用がどうのこうのということは、余りそういう考えに入れてはいけないことだと思います。


 ほかのことも伺わなければいけませんので、2番目の質問をお願いします。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 2番目の問題につきましては、先ほど少し触れて話をさせていただきました。避難勧告等は時系列の中でも申し上げましたけれども、町内での雨量、また河川水位の上昇とともに、現地からの状況報告や県境付近の降水量、上流の佐用町の水位等の状況などいろいろ入ってきたわけですが、本部で検討いたしました。その結果、時間的に遅かったわけですが、各自治会長あてに連絡し、避難勧告、避難指示等を発したものでございまして、あわせて消防団にもこの協力方、お願いしたところでございます。


 以上です。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) 佐用町のことが再三出てきますが、国土交通省のホームページでは、3番目の避難判断水位というのは、市町村長が避難勧告を出す目安となる水位であるということを伝えております。氾濫危険水位では、避難は完了するものとしている。氾濫危険水位というのは、千種川の場合には4メートル70であります。いつ4メートル70になったかというと、9時前なんです。そうであるにもかかわらず、実際に避難勧告が出されたのは、9時25分というお話がさっき出ましたが、やはりこういう差が現実にあるということは、判断のおくれがあったのではないでしょうか。お願いします。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 数値的におっしゃられると、そのとおりです。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) 数値以外のことで、何を目標に、住民の生命を守るということをお考えになるのですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 先ほど来申しますように、上流なり、あるいは下流の状況、上郡町におきます現状をあわせまして考えたところでございまして、何メートルになってすぐ逃げたという形ではございません。今申しましたように、本部の中で、それぞれ協議させていただきまして、避難勧告、避難指示を出してきたということでございます。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) そうしますと、例えば、よく言われていますが、佐用で水位が上がると、約1時間後に上郡町の水位に影響があるということは、よくいろいろな人がおっしゃることです。それは実際にそういうことをごらんになって、あるいは聞かれて、そういうことをおっしゃるんだろうと思いますが、上流の水位というのを非常に気にしておられますが、現実に佐用で、何メートルに水位が上がったら、上郡町でどのぐらい水位が上がるというのは、ちゃんと把握しておられるのですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 上郡町における水位につきましては、先ほどおっしゃったようなことで、1時間から1時間半ぐらいで、こっちがふえてくるということが言われていますが、それがどうだ、こうだ、1時間後に何メートルふえるということは聞いておりませんし、数字的には知っているわけではありません。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) これは私が今回特に取り上げていた問題ではありませんで、平成16年21号台風の後の定例会の一般質問で、例えば、工藤議員とか、由田議員が、避難指示の遅さというのを、既に取り上げられていたのです。それに対して、当時の町長は、台風21号の教訓を生かし、避難勧告のタイミング、また避難所についても、地震の場合、雨の場合は雨が長期にわたった場合、急激に降った場合につき、十分に検討したいと答弁されています。当然、町長が変わられても、この課題は継続されているべきです。ですから、私が非常に不安に思いますのは、今回も避難勧告が非常に遅いタイミングで出された。


 一方で、平成16年にそういうことが行政で検討を始めているはずなんだけれども、同じような対応のおくれというのが、見られたということで、例えば、平成16年の後、行政側としては、どのようなご検討をなさったのでしょうか。


○議長(田渕重幸君) 企画総務課長。


○企画総務課長(松石俊介君) あの時点以後で取り組んでおりますのが、ハザードマップの作成が18年度、16年災害の後、直ちに行っておりましたが、現地指揮本部との伝達訓練、これらを取り組んでおりますが、ご質問のあるような避難所の色分け的なことはまだ継続中の段階でございます。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) どなたかもおっしゃいましたけれども、要するに、今現実に台風シーズンですし、ゲリラ豪雨みたいなことがいつ何時年内に襲ってこないという可能性は全くないというのは、我々は知り得ないわけです。ですから、やはり対応というのはきちんと早目、早目にやっておかなければいけないわけです。ですから、そういう点で、避難勧告のタイミングというのは、5年前に出ていたにもかかわらず、検討が残されたということは非常に残念なことだと思います。


 少し話題を変えまして、町の水防計画の24ページと25ページに、職員の配備につきまして、本部より基幹避難所の開設指示があれば移動すると書かれています。中学校及び各小学校へ、職員の移動について書かれているわけですが、実際に、すべてきちんと行われたのかどうか。まず最初に、それについてお答え願います。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) これは、固有名詞も入っているわけですが、職員は若干入れかわりもあるのですが、その中で全員に行くように指示したんですが、赤松地区だけ行けなかったという状況になっています。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) その理由は、要するに溢水によって、水がふえたために、行くことができなかったということなんですか。それとも、ほかの理由によるのですか。


○議長(田渕重幸君) 企画総務課長。


○企画総務課長(松石俊介君) 赤松の現地指揮本部に詰めておる情報から、浸水が始まったということで、基幹避難所の準備を進めておりました。体育館のかぎは学校の先生がお持ちだということで、373号線から回ろうとしましたら、橋が通れなかったということで、そこが公民館から移動するのに時間がかかった。最終的には、智頭線の高架を使おうということで、私ども本部の中で、智頭鉄道のやりとりを行いました。当初は、危険だからということで相当反対されたのですが、最終的にはオーケーをとって、そこを山野里から歩いて行ったというのが状況です。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) 困難な中で、努力されたのはよくわかりますが、結局、私は今日言いたいのは、初期対応ということですから、この前も、先ほど申しました由田議員は、あの辺は水没が早いから通れなくなる、対岸の部分も通れなくなるということを指摘しておりました。両方が通れなくなると、現実には赤松地区とこちら側の南の方とは交通は普通の意味では途絶してしまうわけですよね。ですから、やはり冠水の前にいろいろなことが行われなければいけない。つまり、やはりいろいろな指令、町長の行われる判断と出される指令というのは、早目、早目に行っていないと、そういう問題点が生じてくるということではないのでしょうか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 今回の議会の中でもお話しさせていただきましたように、確かにおくれた部分があります。反省するところもあるわけでございますので、一番時間的なおくれというよりも、そういう判断につきまして、以前からのこともあるのかもしれませんが、的確な対応をしていきたいと考えております。


 特に、水害につきましては、河川の状況、しかも我々のところ、あるいは上流の部分も含めまして、時系列的に見ておけば、かなり対応できるのではないかと思っておりまして、それはある意味では、自信過剰なところがあったのかもわかりませんけれども、そういう中で、これの改善方につきましては、対応して、これからもそういう方法でいくことを約束させていただこうと思っております。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) それでは、3番目の質問をお願いします。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 先ほどからいろいろ申し上げておりますように、上郡町におきますテレメーターも含めた新しい体制というものを準備しておるところでございますが、特に光ケーブルによる情報通信網にあわせまして、河川水位監視カメラ等の設置、あるいは道路冠水カメラということで、これを全部で12カ所、監視カメラを置いておりますが、こういう監視活動を行っている中で、アングルの関係もあったりするわけですが、順次、刻々と映像が入ってくるということになっております。そういうことで、道路冠水につきましても、あるいは河川の状況についてもわかるということでございますので、現在の12カ所をもう少し増設するような形でしていただければ、特に支流の関係が今のところだめですので、それをセットしていただいて、この支流におきますカメラの状況、水位の状況等を見ながら判断させていただくという方向にしていただきたいと思っておるところでございまして、趣旨は先ほど出ていました国交省の基準に合わせて、その上で、支流の状況がどうかということを判断させていただいて、鞍居地区なら鞍居地区については、ちょっと危ないぞというのだったら早目に出すとかいう格好の対応の改善方をさせていただこうと思いますので、よろしくお願いいたします。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) 監視カメラをつけていただくというのは、大変いいことだと思います。それで、特に佐用の状況のテレビ放送を見ておりましたら、どこの川か私はわかりませんが、最初の状況というのは、多少強い雨が降ってきて、少し増水したような状況が最初は映し出されたのだと思います。それで、1時間後はこうなりましたという映像が次に出てきました。確かに水位が上がっています。上の方に橋がかかっているのですが、それで2時間後には、さらにそれがこうなりましたという画像では、もっと水位が明らかに高い。その次の画像では、橋がなくなっていたという映像を見まして、私は、監視カメラも使い方をきちんとすれば、やはり水位の上昇をテレメーターのように、正確にはいきませんが、かなり大ざっぱではあるかもわかりませんが、予測の役に立つ程度の判断をする道具として使うことができるのではないかと思うのです。ですから、そういうふうに監視カメラを使うことを考えられて、設置していただけたら非常に将来いいと思うのですが、その点についてのご意見を伺います。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) おっしゃるとおり、先ほど申しましたように、設置をしていきたいと思っております。県の方に、できるだけこういうことについて協力してほしいということで、設置をお願いしようと思いますが、それがかなわないときは、町単独でも設けていく。それだけの重要性はあると認識しております。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) ぜひともやっていただきたいのと、もう一つは、今申し上げたのは、その中に目印みたいなものを入れて、それとの比較ができるようなことも考えられたらどうかと思います。ぜひそのようにしていただきたいと思います。それで、例えば、支流についても、観測できれば町内の危険というのがかなり軽減されるのではないかと考えます。


 では、4番目にお願いします。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 情報の伝達方法ということになろうかと思うのですが、情報ですので、いろいろな方法があります。しかし、基本は、やはりその地域の自治会長にきちっとつなぐというのが、基本だと思っておりますので、あらゆる方法について、そこへ集中的に出ていくように、きのう、きょうも言いましたが、自治会長の家のやつをまずやって、それでだめだったら携帯でやる。それでだめだったら副会長のところへ持っていくという三段構えぐらいはやっていきたいと思っております。あわせまして、こういう基本を持ちながら、ケーブルテレビや防災ネット、ホームページ等の広報、あるいは消防団による広報活動がありますが、こういうものを組み合わせながら、それぞれの要所要所のところに話をさせていただこう。伝達させていただこうと考えております。


 特に、自主防災組織の活動に期待するところが非常に大きいわけでございますので、特にそういう部分に入るようにしておきたいと思っております。地区の自治会長とあわせて、消防団、各分団も当然、入れているわけですので、こういう形で通じてやっていきたいと思っております。ただ、つないだからそれで終わりということではうまくいかないと思っておりますので、いろいろな訓練を通じて、これが的確につながるようにしておかないと、1回目、2回目、だめなときは3回目のところでやるという方法で、いろいろな知恵が出てくると思いますので、それも考えておるところでございます。


 だから、地域防災計画等の見直しとして、やっていかないといけない部分がありますし、それとあわせまして、一般の人でなしに、子供だとか、要介護者というのは、どういうふうにするかということにつきましても、避難勧告は早目にやっていくということがまず最初になるだろうと思っておりますので、この辺も実際の状況を踏まえながら、判断させていただいて、これまでの基準よりも若干早い場合もあり得るのだということで、ご理解いただけたら、そういう運用をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) 実際に、水防計画を読ませていただきますと、周知方法として9項目のやり方が書いてあります。それで、冒頭は広報車による伝達、それからサイレンの吹鳴、そういうことが書いてありますが、これはほとんど役に立たなかったというのが、台風21号のときの指摘でありました。自治会組織を通じての伝達ということに今後は力を入れたいということが今の町長のお答えだったと思いますが、実際に自治会組織を通じての伝達も、余りうまくいっていなかったことが今回はありました。


 例えば、役場から電話連絡がいった。たまたま自治会長さんが電話に出るのがおくれた。そうしましたら、電話が切れてしまったんですね。役場からの電話というのは、非通知設定なんですね。ですから、どこから電話が来たかわからないということで、自治会長はどうしようもなかったという話をされたんです。


 ですから、その辺も一つ改善していただかなければいけないところだろうと。あるいは、何かきちんと連絡を返すようなことができるようなことを考えていただかないと、やはり何かそういう情報伝達のおくれにつながってしまいます。そこのところはどうお考えですか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 上郡町の電話のことで、前にも議論があったと思っております。出る本数が7本だったかしかないということもあるので、今さっきの話になっているのですが、これにつきましては、今年度予算で、きょう決済したわけですが、新しい電話で、各課に電話番号を入れてやっていくということでしておりますので、少なくとも正月までに整備できると思うのですが、今の体制で、明日来たら、そのままだというのは確かです。今回も、そのような話があったということを、多々聞いております。これはどうしても改善したいと思っておりまして、今のところ上郡町の電話の体制を全く変わった形にしたいということが1つです。その上で、連絡するにつきましても、先ほど申しましたように、いなかった、それなら少なくとも二の山、三の山ではいるような形で情報を入れておきたい。


 自治会長といいますのは、自治会長につながることをまず基本にしておかないと、なかなかいかないと思います。それ以外に、今回の場合も家庭のテレビを見れば、ある程度、テロップで出ている部分もあったわけで、そういうものも見れるようになっているんですが、さらにそれを今後、動画として、少なくとも監視カメラがある12カ所は出るような格好で、つなげるようにしていきたいと思っております。これはさらに今後、充実していくような方向になるだろうと思います。


 テレビ、今言いますようなもの、あらゆる媒体を通じて、恐らくサイレンだとか、いろんなものについては、なかなか入らないということがありますので、それもおかしな感じですが、3重、4重にやっていかざるを得ないのじゃないかと思っております。さらに、いろいろな方法が出てくるかもわかりませんが、できるだけそういうもので的確に対応していきたいと思っております。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) 地デジの自主放送というのは、防災のために利用するということが求められていたわけです。ですから、現実に、そのための案づくりというのは、どの程度進んでいるのですか。


○議長(田渕重幸君) 企画総務課長。


○企画総務課長(松石俊介君) 以前からも考えはございましたが、上郡チャンネルは11チャンネルですが、特に今回の水害で、12カメラを同時に流すとなればの経費、それから県のテレメーターをそのまま使うことは許可が出ませんので、それを同時にこちらでインプットして流すということも考えますと、150万から200万の経費という大体の経費が出ています。この辺も来年度の予算の中で、可能であればしていきたいということで、前向きに考えております。


 以上です。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) いろいろ伺いましたが、国土交通省の決めた4つの水位の基準の扱い方というのは、実はよく考えてみますと、かなり不十分な点がございます。それはどういうことかといいますと、例えば、今回、佐用町の場合を例にひかせていただきますと、1時間で1メートル40も水位が上がっています。それは特別だとすると、ある場合にはその半分かもしれない。そうすると、そのときの雨の降り方によって、判断水位に至る時間というものが違ってくるのですが、国土交通省の基準は、その水位に達したら何をしようということを書いているんですね。ですから、全く水位上昇の速さということは、そこに考えられていない。抜け落ちているんです。ですから、私、今度のことがありまして、水位上昇の速さというのをテレメーター水位の値から求めてみました。そうしますと、何がわかるかといいますと、単位時間の水位の上昇速度がその時間その時間でわかってきます。そうしますと、それから例えば、ある特定の水位に至る所要時間というのを見積もることができます。そういうことで、避難時期を判断する1つの有力な情報が得られるのではないかと考えます。


 そういう目で見ていきますと、例えば、上郡における8月9日の水位上昇の異常というのは何時に出ているのかというと、午後1時にあらわれているんです。それで、この値から、例えば、氾濫危険水位までの大ざっぱな所要時間というのは、見積もることができますし、それをそのまま使うということは問題があるかもしれませんが、それを1つのデータとしまして、やはり避難を判断することに役立てる可能性があるのではないかと考えています。


 先ほど申しましたように、住民の避難には、町長の責任と判断が求められております。要するに、県の水防計画にも、西播磨県民局の出している要綱にも、それに対する指示をどうしろということは一切書いていない。ですから、そういう今申しましたような、水位上昇速度をもとにしたような避難判断を考慮した、町独自の水防計画なり、そういうものを一刻も早くつくるべきではないかと考えます。


 目下、台風シーズンでもありますし、集中豪雨がいつ来るかわからない状態です。ですから、私はこの問題は早急に取りかかるべきだと思います。例えば、議員と職員が一緒にこの問題に取り組むようなワーキンググループを早急につくったらどうかということを提案したいと思います。


 この件に、町長はどうお考えでしょうか。


○議長(田渕重幸君) 町長。


○町長(山本 暁君) 私どもも水位についての状況については、概ねですが、計算尺で見てやったら、大体今おっしゃるような2時か、1時ぐらいから異常になっていたことはわかっていたわけです。ですので、それはそうだったんですが、スピードの話は、全くわからなかった部分があります。それは雨が降るかどうかわからなかったということがあるわけですから、その辺の状況については、おっしゃる点はよくわかりますので、一遍検討させてください。


 これをやって、しょっちゅう避難しているということのないようにしないといけない部分もあるのですが、その辺との兼ね合いも含めまして、きっちりしていきたい。そこが非常に難しいところになると思います。言わば、オオカミ少年になってしまっても困るなという部分もきちんとお腹に持ってやっていきたいと思います。


○議長(田渕重幸君) 3番。


○3番(大政正明君) これは非常に難しい問題なんですね。だから、いろいろなデータを考慮しなければいけないかもしれません。それから、先ほど申しましたように、単位時間当たりの変化量をずっと曲線で描いてみますと、増水の方は極めて不規則な変化をしているんです。ですから、これはもう支流のぐあいとか、あるいはどこで雨が降ったとか、そういうようなことで影響があるかもしれません。


 そのほか、いろいろな要因というのは、あることが考えられるわけですが、やはり現在、我々が時々刻々と洪水の危険性を察知するデータというのは、テレメーター水位しか、いま持ち合わせがないわけです。それを完全に活用しているかというと、残念ながら活用していない。だから、対応のおくれが実際に出てきているわけです。ですから、そういった意味で、引き出せる情報は、テレメーター水位からできるだけ引き出す。それからそれで足りなかったら、それに対する補正をどうするかというような形で考えていって、やはり安全安心の上郡町をつくるべきだと思います。そのために、ぜひ行政の方も柔軟な姿勢で、柔軟な頭で頑張っていただきたいと思います。


 終わります。


○議長(田渕重幸君) 通告7番、議席3番、大政正明議員の一般質問は終わりました。


 以上で、通告に基づく一般質問は終わりました。これをもちまして、一般質問を終結いたします。


 本日は、これをもって休会といたします。


 再開は、あす9月10日木曜日、午前10時であります。ご苦労さまでした。


                               (14時46分)


              休           会