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兵庫県 上郡町

平成19年第2回定例会(第5日 3月16日)




平成19年第2回定例会(第5日 3月16日)





             上郡町議会会議録  (第5日)


 平成19年3月16日午前10時より上郡町議会会議場において平成19年第2回定例


議会を開会した。


 
1.開会日時  平成19年3月16日  10時00分


2.出席議員は次のとおりである。


      1番  外 川 公 子      2番  橋 本 正 行


      3番  松 本 行 人      4番  大 政 正 明


      5番  由 田 五千雄      6番  藤 本 祐 規


      7番  山 本 守 一      8番  阿 部   昭


      9番  赤 松 初 夫     10番  小 寺 政 広


     11番  高 尾 勝 人     12番  沖   正 治


     13番  田 渕 重 幸     14番  村 上   昇


     15番  工 藤   崇     16番  正 木   悟





3.欠席議員は次のとおりである。


      な  し


4.本議会に出席した議会職員は次のとおりである。


   議会事務局長  名 古 正 憲


5.地方自治法第121条の規定により、議長より会議事件説明のため出席を求められた


 者は次のとおりである。


   町長        山 本   暁  助役       前 川 清 之


   教育長       尾 上 高 徳  技監       上 林 敏 明


   企画総務課長    松 石 俊 介  税務課長     東 末 守 史


   住民課長      金 持 弘 文  健康福祉課長   木 本 善 典


   産業振興課長    安 達 良 二  建設課長     身 野 智 重


   都市整備課長    松 本   優  学校教育課長   山 本 善 彦


   社会教育課長    桝 本 貴 幸  会計課長     野 村 元 政


   上下水道課長    岡 本   博  企画総務課課長補佐


                               前 田 一 弘


   企画総務課係長   木 村 将 志





6.会議事件は次のとおりである。


(1)施政方針





7.会議の大要は次のとおりである。





○議長(正木 悟君) おはようございます。


 ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより定例会を再開いたします。


 地方自治法第121条の規定により、町長をはじめ各関係課長の出席を求めております。


 直ちに本日の会議を開きます。


 日程第40、町長の施政方針演説を行います。


 山本町長。


○町長(山本 暁君) おはようございます。本日ここに、平成19年度の予算を提出するに当たりまして、町政に対します私の所信の一端と施策の概要を述べさせていただきます。議員各位をはじめ町民の皆さんのご理解とご協力を賜りたいと存じます。


 私は、昨年11月に就任後、日々生まれ育ったこのふるさと上郡町の発展のために、また町民の皆さん方の信託にこたえるために町政運営に全力で取り組む決意を新たにいたしております。


 特に、最重要課題である合併問題につきましては、現在、赤穂との合併期日を平成20年10月1日に設定して、さらに協議を進めることとしております。今後とも議会をはじめ、町民の皆さんのご意見を十分にお伺いしながら、早く結論を出してまいりたいと考えております。


 さて、経済社会は好調な景気といわれるものの、我々市町村においては財源の確保がより厳しくなり、財政運営においては大変厳しい状況にあると言えます。上郡町にとりましても、税源移譲による町税の伸びはあるものも地方交付税は縮減され、自主財源の確保に大変苦慮しておりますが、町民生活の安定、町民福祉の向上、産業基盤や都市基盤の整備に不可欠な事業については積極的に実施していかねばならず、行政運営の正念場を迎えております。このような大変厳しい行財政運営の中にありますが、地方分権の時代にふさわしい参画と協働の理念のもとに、議員の皆さんをはじめ町民の皆さんとともに考え、ともに行動する新しいまちづくりに取り組んでいく決意であります。


 また、昨年度策定されました上郡町総合計画をもとに、これまで進めてきたまちづくりの成果を踏まえ、新都市と共存共栄を図り、住民の参画を得ながら、次世代にも誇れるまちづくりの実現に努めてまいります。


 このような考えのもと、平成19年度は次の5つの柱を重点施策に掲げ、心豊かな活力あるまちづくりの実現に向けて情熱を持って全力で取り組んでまいりたいと考えております。


 第1は、健康で安全できるまちづくり。第2は、豊かな自然を生かした魅力あるまちづくり。第3は、文化をはぐくみ、心ふれあうまちづくり。第4は、元気とにぎわいを生み出すまちづくり。第5は、住民が主役となるまちづくりでございます。


 第1は、健康で安心できるまちづくりについてでありますが、町民の皆さんが真に心豊かに生き生きと暮らしていく上で、健康で安心できるまちづくりが大変重要であります。地球温暖化による気候の変化は、自然災害を誘発する恐れもあり、防災対策をはじめ保健・医療・福祉の充実など、健康で安心できるまちづくりに引き続き取り組んでまいります。


 その1は、防災、防犯対策であります。まず、防災対策でありますが、昨年度事業採択された千種川河川改修の床上浸水対策特別緊急事業は、町の悲願であった懸案事業であります。また、安全安心のまちづくりの観点からも、この事業をぜひとも期限内に完成すべく最大の努力をし、事業の推進を積極的に努めてまいります。


 また、国民保護法による武力攻撃事態等に備えるため、昨年度、関係者の皆様方のご協力をいただいて上郡町国民保護計画を策定いたしましたが、上郡町地域防災計画等と連携しながら、今後は計画の推進を図ってまいるとともに、本年度は兵庫県総合防災訓練及び西播磨総合防災訓練を赤穂市とともに担当することになり、訓練を通して防災意識の向上を図ってまいります。


 防犯対策については、防犯機能の基盤の強化を図るため、警察署、上郡町防犯協会、自治会の地区単位などで組織された38グループと連携しながら、兵庫県が推進しているまちづくり防犯グループのネットワーク構築制度を活用し、犯罪の防止のみならず、安全で快適な暮らしの実現に向けた活動の展開を図ってまいります。


 交通安全対策につきましても、引き続き交通事故防止のため幼児から高齢者まで、各世代別のきめ細かな交通安全教育並びに啓発活動を警察署の指導により、上郡交通安全協会とともに連携を図りながら実施することとしております。


 その2は、保健・医療・福祉の充実であります。


 安全・安心の環境のもとで、保健・医療・福祉サービスの連携による地域福祉の充実を図り、すべての町民が安心して健やかに暮らせる福祉のまちづくりに積極的に取り組んでいかなかればなりません。急激な少子高齢化の進展に伴い、福祉ニーズが複雑、多様化する中、だれもがぬくもりや安らぎを実感できる福祉の充実を図ってまいります。


 高齢者福祉につきましては、介護保険制度における要支援、要介護者への円滑な福祉サービスの提供はもとより、介護予防としての生きがいデイサービス事業や認知証予防事業による、とじこもり予防などに努めてまいります。昨年度より開設いたしました地域包括支援センターの活用を図り、高齢者の総合相談窓口としての確立を目指します。在宅の寝たきり老人等に対する訪問介護ステーション事業も、ターミナルケアなどの増加に伴い体制強化を図ってまいります。


 また、本年度、介護保険事業計画において特別養護老人ホーム及びグループホームの整備を予定いたしております。一方で、ひとり暮らしの老人等の緊急事態時における緊急通報システム事業、住みなれた地域での生活支援のための外出支援サービス、おしめ供給、在宅老人介護手当支給事業も引き続き実施してまいります。


 障害者福祉につきましては、障害者自立支援法の施行により、これまでの身体障害、知的障害、精神障害が一元化され、新たなサービス体系への移行が始まっております。制度の円滑な推進を図るために、利用者への説明や広報に努めるとともに、現在策定しております障害者福祉計画に基づき、障害の内容やニーズに応じた一貫したサービス提供ができるよう関係機関と連携し、総合的に取り組んでまいります。


 昨年度から実施が始まっております発達障害児などに対する児童デイサービス事業についても、西播磨4市3町共同で本格的実施に向けて本年度は施設整備に着手いたします。町単独事業として補助しております知的障害者、精神障害者、それぞれの小規模作業所への補助、重度心身障害者福祉年金、知的障害者(児)通園費助成なども引き続き実施してまいります。


 児童福祉につきましては、次世代育成支援行動計画を指針にいたしまして、子供たちが健やかに生まれ育つ環境づくりに取り組んでまいります。延長保育や障害児保育を継続実施するほか、乳児保育実施のための施設整備を行います。児童館はだれでも気軽に利用できる自由な交流の場として、母親クラブの活動も引き続き支援してまいります。


 次に、保健衛生・医療サービスの充実であります。


 毎日健康で過ごせることは、町民すべての願いであります。一人一人の健康実現のために、保健・医療・福祉、各分野連携のもと上郡町保健センターを拠点に健康づくり等の施策を展開してまいります。


 老人保健事業として、生活習慣病の予防を中心に、町ぐるみ健診の実施、健康相談、健康教育、機能訓練、訪問指導などを展開してまいります。母子保健事業については、虫歯予防と栄養改善を重点に乳幼児健診や母子保健相談を通して、母子の健康保持及び健康増進を図ります。予防接種事業は、伝染のおそれのある疾病の発生及び蔓延の防止を図るため、予防接種法に基づき実施いたします。


 また、緊急医療体制の確保として、在宅当番医制や病院群輪番制、小児救急輪番制の継続実施をしてまいります。


 自主的な健康づくり支援といたしましては、健康づくり組織の活動支援、また健康福祉まつりやお口の健康デーなどを通して町民の健康への意識の高揚と啓発を図り、地域ぐるみの健康づくりを一層促進します。


 国民健康保険事業につきましては、健全な事業運営を推進するため、住民の生活習慣病に着目した保健事業を国保連合会と共同して医療費等の分析を行い、健康相談及び生活指導等の訪問指導を実施するなど、加入者の健康の保持を目指します。


 また、平成17年9月より休診いたしておりました鞍居診療所については、4月から医師等職員を採用いたしまして再開する予定をしております。少子化対策の一環であります福祉医療の乳幼児等医療助成につきましては、平成19年度から対象を小学3年生まで拡大して実施いたします。また、老人、障害者及び母子の医療費助成につきましても、引き続き実施してまいります。


 なお、75歳以上を対象とした後期高齢医療制度は平成20年度からスタートに向けて広域連合を設立し、現在協議を進めています。


 第2は、豊かな自然を生かした魅力あるまちづくりについてであります。


 上郡町の地域資源を生かした産業や恵まれた自然環境・文化を生かした観光の振興に取り組み、地域経済の活性化を図りながら若者から高齢者までが安心して働くことができる環境の創造に努め、魅力あるまちづくりに取り組んでまいります。


 その1は、農業の振興についてであります。


 農業を取り巻く状況は非常に厳しく、農業従事者の減少、高齢化、耕作放棄地の増大など、これからの地域農業は地域の合意に基づき、いかに農業を推進するかが大きな課題となっております。


 本町におきましても、国の施策に基づき、品目横断的経営安定対策として、意欲と能力のある農家の加入を推進しており、昨年11月に認定農家14名、営農組合5組合の加入を既に完了いたしております。19年度におきましても、県農林水産振興事務所・県普及センター・JA兵庫西等の協力を得ながら、上郡町担い手育成総合支援協議会を中心に、新規就農者への支援及び認定農業者・集落営農組織の育成に努めてまいります。


 次に、米政策改革推進対策につきましては、米の生産調整の推進、水田を活用した水稲の産地づくり、小麦、大豆を中心とした転作作物を団地化や土地利用集積により振興し、転作田を利用して多品目の野菜が生産できるよう助成を行ってまいります。


 また、農地や農業用水等の地域資源の良好な保全と質的向上を図ることを目的に活動する組織を支援する農地・水・環境保全向上対策につきましても、本年度から23年度の5カ年間の制度として実施いたします。


 地域で生産された安全・安心な農産物を消費者に提供する地産地消の推進として、ファーマーズマーケット(旬彩蔵上郡)を中心に、生産農家と連携を図り、多品目の農産物を生産出荷する農家、生産者グループの育成に努め、上郡らしい地域の特色ある農産物と、これを活用した特産品開発も引き続き取り組み、よりよい地域農産物の生産振興と農業の活性化に努めます。また、棚田地域については、「わが村夢むら事業」により支援いたします。


 あわせて、増大している鹿などの野生動物による農産物被害を防ぐために、猟友会に駆除活動を要請するとともに、防護柵設置に対する助成も引き続き行い、農産物の生産を高める環境づくりを行い、意欲をもって農業ができる基盤づくりに努めてまいります。


 その2は、林業の振興についてであります。


 森林は、国土の保全、災害防止、水源の涵養など、いろいろな面において、重要な役割を果たしています。そこで、適切な森林の保育管理が行われていないスギ、ヒノキの人工林を間伐整備する環境対策育林事業及び県が実施している県民緑税を活用する緊急防災林整備事業を推進いたします。


 また、森林の現況把握や施業区域の確認など、地域活動への支援を行う森林整備地域活動支援事業を国、県の助成をもとに、森林組合と一体となって実施してまいります。


 町民が自然とのふれあいを深め、森林の持つ機能が生活する上で大切なものであることを再認識する場としての森林体験の森や里山林の維持管理に努めるとともに、専門家やインストラクターの指導のもとで森林ボランティア団体の育成や、一般公募によるシイタケ、ヒラタケ栽培教室や木工工作教室などを開催いたします。


 その3は、商工業の振興についてであります。


 商工業を取り巻く環境は依然として厳しい状況にありますが、元気のある商店や企業を育てるため、商工会との連携を図りながら、国・県の補助制度や融資制度、活性化や研究開発の先進事例などの情報提供に努めるとともに、税務・経営等に関する相談や指導により、元気な商工会づくりを支援します。また、商店街の活性化につきましては、活性化対策としてのイベントの開催や、空き店舗などを活用したにぎわいのある商店街づくりに向けて、積極的な支援を進めていきたいと考えております。


 また、播磨科学公園都市の産業団地への企業誘致についても、県と一体となって誘致の促進に努めるとともに、町の特長を生かした企業誘致に取り組んでまいります。


 雇用対策につきましては、商工会やハローワークとタイアップし、求人情報の提供や雇用相談、企業合同面接会や再就職支援セミナーを開催するなど、就業の場の確保と雇用の安定に努めてまいります。


 その4は、観光・レクリエーションの振興についてであります。


 本町への観光客は、清流千種川での釣りをはじめ、ゴルフや白旗城跡、山陽道野磨駅家跡等の歴史文化遺産、近畿自然歩道での探訪、かみごおりさくら園や鈴の宮公園周辺での花見などによるものであると思っております。これらの観光案内や特産品の販売につきましては、観光案内所とピュアランド山の里との連携により、促進を図っているところであります。また、今後も兵庫県並びに西播磨ツーリズム振興協議会をはじめ、観光協会において作成した観光マップやイラストマップ、観光パンフレットの配布などにより、県内外への情報の発信に努めてまいります。


 また、昨年度は休止いたしておりました町民待望の夏のイベント、川まつりにつきましては、今年度7月29日の開催を予定し、現在、企画検討をしているところであります。


 第3は、文化を育み、心ふれあうまちづくりについてであります。


 人権尊重を基本に、子供たち一人一人の個性と能力を伸ばす質の高い教育環境づくりと町民が主体的に文化活動や生涯学習活動のできる場づくりを進め、心豊かな人と文化をはぐくむまちづくりに努めてまいります。


 その1は、学校教育の振興であります。


 学校教育では、新しい時代に対応するための教育を展開するために、小・中学校では、心が安らぐ学校、生きる力が育つ学校、教育力が育つ学校を基本課題とし、幼稚園においては安心と信頼のある幼稚園、生きる力をはぐくむ幼稚園、育ち合う幼稚園を基本課題としながら、これまで進めてきた「夢をひらく教育」の取り組みをさらに充実してまいります。


 また、少子化が進んでいることを踏まえ、効率的な教育の取り組みを進めるため、将来を展望した学校園のあり方について早急に検討をしてまいります。


 本年度の具体的な施策としては、小中学校では基本課題解決のために学校・家庭・地域が協力して取り組みながら、地域に開かれた新しい学校づくりを推進してまいります。


 中学校においては、国際化社会に生きる人間を育成するために、英語教育指導助手による生きた英語教育の体験及び保育園児、幼稚園児、小学生との交流を通して、外国の風土、文化、伝統、生活習慣を肌で感じてもらえる機会をつくるために、引き続き外国青年招致事業を実施いたします。


 また、中学校2年生を対象に、町内企業等のご協力をいただきながら、勤労観、職業観をはぐくむトライやるウイークを実施してまいります。


 次に、いじめや不登校等につきましては、人間的なふれあいを通した生活指導を進めるとともに、引き続きスクールカウンセラーによる相談活動を実施し、児童生徒の生きる力をはぐくむ教育を推進してまいります。幼稚園につきましては、各幼稚園の管理下において、教育課程に係る教育時間終了後の預かり保育を実施します。


 また、学校や通学路等の安全の確保につきましては、自治会、PTA等住民と一体となった校区内安全点検活動や、危険箇所マップの作成など、実践的な安全対策に取り組むとともに、スクールガード・リーダーによる青色回転燈搭載車による防犯活動をさらに強化してまいります。


 教育環境づくりの一環としての花フルかみごおり事業は、学校・園の花壇などに四季折々の花を咲かせ、子供たちの心和む教育空間をつくり出すための重要な部分であります。花いっぱいの学び舎で、子供たちが感性に触れ、思いやりと豊かな心をはぐくむ教育環境で学習できる環境整備を進めます。


 さらに、大事業であります千種川床上浸水対策特別緊急事業に伴う上郡中学校の移転事業につきましては、造成工事、道路水路等周辺整備、校舎など建設工事に着手してまいります。


 その2は、人と文化を育てるまちづくりについてであります。


 生涯教育は、生涯を通して自主的に学習意欲を持ち続け、自己実現を求めていくことが生きがいのある充実した人生の基盤であり、豊かで成熟した生涯学習社会を構築するものであります。そこで、生涯学習に対する町民ニーズの多様化により、幅広い学習機会の提供、充実が求められていることから、生涯学習支援センターを基幹拠点とし、町民の生涯にわたる自主的な学習活動の支援として、学習の機会や場の提供、学習の情報提供や相談、参画と協働による地域コミュニティの再生・構築など、町民の文化の向上と福祉の増進、心豊かな人づくり、まちづくりを進めてまいります。


 また、少子化対策の一環として、国が示した放課後子供プランを本年度からの実施を計画しています。この事業は、文部科学省と厚生労働省の事業を一体的、あるいは連携して実施するもので、子供の安全で健やかな居場所を確保するため、学校の空き教室などを利用し、地域の方々の参画を得て、子供たちとともに勉強やスポーツ、交流活動などの取り組みを考えております。


 公民館は、地域住民の生涯学習の拠点施設としての役割は大きく、各種団体の活動支援、講座やサークル活動等の充実を図ってまいります。


 子育て学習センターでは、子育ての中核的な活動拠点として、各種教室や講座等の開催により、家庭や地域の教育力を高めながら、子育てに悩む親たちの子育て支援や相談活動を行うとともに、子供の生きる力の基礎的な資質や能力を培ってまいります。


 青少年育成センターでは、家庭・学校・地域が一体となり、地域の子供たちは地域で育てるを合い言葉に啓発活動や補導活動等を通じて、子供たちの安全確保や青少年の健全育成、環境づくり等に努めてまいります。


 人権教育の推進につきましては、町民の人権意識の高揚に努め、講座やセミナーなどの参加体験型の学習を志向しながら、多様な学習会や学習活動のための教材開発、指導者育成、情報の提供などの充実を図るとともに生きるまちづくりを推進してまいります。


 文化財の保護振興につきましては、貴重な歴史遺産である文化財・史跡を後世に伝えるために、史跡等の保護・整備を行ってまいります。山陽道野麿駅家跡につきましては、昨年7月に国史跡指定が行われました。本年度は、国史跡指定記念シンポジウム開催を計画しております。また今後、重要史跡としての保存計画策定委員会を設置し、整備方法などについて検討してまいります。


 スポーツセンターにつきましては、健康で明るい生活と活力ある社会づくりを促進するため、町民が体力や年齢、技術、興味等目的に応じて、スポーツを親しむことができるよう、スポーツ団体や指導者の育成に努めてまいります。


 第4は、元気とにぎわいを生み出すまちづくりについてであります。


 住民が安全で快適に暮らせる災害に強い都市基盤の整備と豊かな自然環境と調和した魅力ある定住環境の整備を促進し、そこに暮らす人、訪れる人が元気とにぎわいを生み出すことのできるまちづくりを進めます。


 その1は、都市基盤等の整備についてであります。


 駅前土地区画整理事業につきましては、「人がふれあうまち」を基本理念として、上郡町の玄関口にふさわしい魅力ある都市空間を創造するため、引き続き家屋の移転や道路築造工事等を計画的に進め、都市計画道路駅西線及び上郡駅前線の早期開通を目指すとともに、駅前広場の整備に向けて関係機関とも協議を進めてまいります。


 また、JR上郡駅のバリアフリー化に本年度から2カ年で取り組むとともに、直通電車の復活に向けて引き続き上郡駅の利用促進に努力してまいります。


 竹万土地区画整理事業につきましては、あゆみ橋の開通と大型店舗などの進出によりまして、地域に活気とにぎわいが出始めてまいりました。今後とも引き続き、盛土、道路築造工事等を計画的に進め、都市計画道路南部幹線の早期開通を目指すとともに、新しい出会い、「集い」の竹万を基本目標とする竹万地区計画の推進に努めてまいります。


 なお、本年度は事業計画の見直しに向けて取り組んでまいります。


 まちづくり交付金事業につきましては、住民参加型で取り組んでいる竹万地区の公園広場の整備について、昨年度、上郡まちづくり協議会と住民主体の竹万地区検討部会から提案されました基本計画をもとに、竹万第2公園とせせらぎの道を整備してまいります。また、地籍調査事業につきましては、山野里地区の一部及び井上地区の一部について山林の調査に取り組んでまいります。


 その2は、交流基盤の整備についてであります。


 道路整備は、住民生活や経済、文化・社会活動等すべてを結ぶ基本になるものと考えています。そのため、地域ニーズを的確にとらえ、効果的・効率的に道路整備の推進に努めてまいります。


 本年度は、県施工の南部幹線(主要地方道姫路上郡線)道路の新竹万橋に着手する予定であります。中学校の移転に伴う通学路の安全確保等からも早期完成に向けて努力してまいります。その他、町単独事業では、中学校移転に伴う通学路の整備として町道安室線の改良工事ほかの工事を施工する予定であります。


 水道事業は、住民の公衆衛生の向上のみならず、産業経済活動を支え、住民生活に欠くことのできない社会基盤であります。しかしながら、水道施設の更新・再構築期の到来、高水準の水質管理等、水道事業を取り巻く環境は大変厳しいものになっております。


 本年度は、水道事業を取り巻く環境を総合的に分析し、将来の水道事業の経営目標とする中長期的な水道事業基本計画の策定に取り組みます。また、赤松水源及び与井水源を給水源とした地域の安全性を確保すべく、引き続き浄水方法の変更を目的として、第5次拡張計画の変更認可の取得に向けて取り組みます。


 改良事業としましては、千種川床上浸水対策特別緊急事業関連の事業を実施するとともに、老朽化した施設の再構築を継続的に進めてまいります。さらに、水道事業の健全な経営を維持し、住民の信頼を一層高め、より質の高い水道事業経営を目指し、創意工夫を重ね、効率的な事業展開を進めてまいります。


 簡易水道事業につきましては、上水道事業と同様に、安全な水道水を安定的に供給することを目標に運営してまいります。下水道は、公衆衛生の向上や千種川水系の水質保全に重要な役割を果たす施設であるとともに、循環型社会の形成に大きな役割を担っています。汚水処理は、町内のほぼ全域を供用開始しており、上郡町東地区及び高田地区が水洗化改造義務期間の最終年度を迎え、各家庭の下水道接続率も順調に進捗しております。本年度は中学校新設に伴い発生する変更認可を取得し、新たに供用開始する区域に下水道施設の整備を進めてまいります。


 上郡浄化センターでは、増加する汚水量と比例して、汚泥も増加しており、ミックス事業として完了した汚泥脱水2期工事施設が平成19年4月からの運転開始を予定しております。


 雨水対策として、山野里安室川東地区の浸水の防除を目的に、前年度の駅西雨水ポンプ場建設に着手し、平成21年3月の完成を目標に継続して進めてまいります。


 合併処理浄化槽設置整備事業につきましては、引き続き整備の促進に努めてまいります。なお、下水道使用料につきましては、使用実態を考慮しつつ、下水道の費用負担のあり方を踏まえ、安定した経営基盤を構築するため使用料の適正化を検討してまいります。


 その3は、環境衛生対策の推進についてであります。


 環境に優しい循環型社会を構築するためには、住民、事業者、行政が連携と協力しながら、ごみの発生を抑制するとともに、再利用、再使用を推進することが大切なことであると思っております。


 本年度も、ごみの減量化やリサイクルの推進等に引き続き取り組むとともに、ごみ処理広域化につきましては、にしはりま環境事務組合と一体となった取り組みにより、住民の理解を得ながら循環型社会拠点施設の整備促進に努めてまいります。


 町営上郡霊苑の管理につきましては、地元美化グループの皆さんのご協力を得ながら、適正な維持管理に努めているところでございます。現在、墓所南ブロックの使用許可状況は約半数であり、今後引き続き、広報等により使用者の募集を行ってまいります。


 その4は、住宅の充実についてであります。


 町営住宅建てかえ事業につきましても、老朽住宅の早期解消と少子・高齢化等に配慮した良質なストックの形成を基本目標とする町営住宅ストック総合活用計画に基づき、次期、現地建てかえとする緑ヶ丘住宅団地の周辺環境整備を含めた概略設計と仮住居とする霞ヶ丘住宅の改修計画の検討を進めてまいります。


 第5は、住民が主役のまちづくりについてであります。


 限られた財源と人材で、高度化、多様化する町民のニーズを的確に反映した行政を行うため、行財政改革による効率的な行財政運営とともに、町民の積極的な参加のもと、町民と行政が連携し、協働による開かれたまちづくりを進めてまいります。


 その1は、参画と協働であります。


 住民自治は、徹底した情報公開と住民参加あるいは住民と行政との協働によって実現されます。町民の皆さんへの情報提供や民意の把握に努め、まちづくりへの関心を高めることで、地域社会への広範な町民参画を促し、個性豊かなまちづくりに努めてまいります。


 広報かみごおりや町のホームページなど、あらゆる媒体を利用して情報提供に努めるとともに、町民の皆さんとの対話も積極的に行ってまいります。


 参画と協働の実現には、町民の自主的な活動を支援し、拡張していくことで相乗的な効果となって現れてくるものであり、支援策についても引き続き検討してまいります。


 その2は、徹底した行財政の改革の推進と取り組みであります。


 税源移譲、地方交付税の見直しなどは、地方分権の流れを大きくするものでありますが、従来のような財源が補償されるものではなく、市町村はこれまで以上にその役割の重さと財源確保の厳しさに直面し、まさに正念場を迎えております。町民との協働を進めながら、簡素で機能的な組織機構のもとで引き続き行財政改革の計画的な取り組みを行い、施策、事務事業の選択を行政みずからの責任で行うことが求められています。行政に携わるものの意識改革と実行はもちろんのこと、町民の皆さんにもこのことにご理解とご協力をいただくことが大変重要であると考えております。


 私は、今こそ町民の皆さんの信頼と愛の風を起こし、将来の上郡町を見据えた基盤と安心して暮らせるまちであり続けるためにも、時代に合った改革と実行に積極的に取り組む覚悟であります。あわせて、徴収担当チームの体制や内容を検討し、町税等の未収対策に引き続き積極的な取り組みを行い、税収の確保など財源の確保に努めながら、職員の退職による補充を抑制し、真に必要な行政サービスのあり方など、行政経営の感覚に富み、常に問題意識を持って仕事に取り組む職員の意識改革に努めてまいります。


 以上、新年度において町政の取り組む5つの重点施策につきまして、それぞれの主要施策を中心に、その概要を申し述べましたが、これらの施策を取り組むに当たって、大変厳しい財政状況の中での財源確保をしながら予算編成をいたしました。


 歳入では、税源移譲により住民税の増収が見込まれるものの、所得譲与税の廃止、地方交付税の減収、国庫補助金等の削減、基金の保有残高の減少等により、依然厳しい状況の中でありますが、床上浸水対策特別緊急事業の実施により、今年度は対前年度大幅な増といたしております。


 歳出では、退職者の補充を抑え、人件費の抑制と物件費などの経常経費の抑制に努めました。また、多くの批判や提言などをお聞きしており、町民の皆さんにご協力いただかなければならないことがありますが、町単独事業の見直しや新規事業の見直しも図っております。また、中学校移転事業の実施など、本年度は大幅な増としており、新年度予算のご決定をいただいた後も、できるだけ適正に施行し、行財政の健全化と活力あるまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。


 以上のような考えのもとで編成しました平成19年度歳入歳出予算は、一般会計89億7,500万円、前年度比16.2%増、特別会計70億6,005万円、前年度比17.3%増、企業会計8億8,264万6,000円、前年度比3.7%増、総額169億1,769万6,000円、前年度比15.9%増であります。


 以上で、平成19年度予算案を提出するに当たり、私の町政に対する所信の一端と、主要施策についてご説明を申し上げました。


 議員各位をはじめ、町民の皆様方におかれましては、ご理解とご協力をお願い申し上げ、施政方針とさせていただきます。


 以上でありますが、次のページに参考といたしまして、我が上郡町に関係があります県の主要事業について最後にこのページに掲げておりますので、ごらんいただきますようお願いいたします。


 どうもありがとうございました。


○議長(正木 悟君) 山本町長の平成19年度に対する施政方針演説が終わりました。ただいまの町長の施政方針に対し、質問を求めたい議員は、挙手願います。


 確認をいたします。


 1番、外川議員。2番、橋本議員。3番、松本議員。4番、大政議員。5番、由田議員。6番、藤本議員。7番、山本議員。8番、阿部議員。9番、赤松議員。10番、小寺議員。11番、高尾議員。12番、沖議員。14番、村上議員。15番、工藤議員。


 以上で漏れありませんね。


 質問の順番は、議席順に行います。


 なお、施政方針に対する質問は、3月19日月曜日に行います。


 本日は、これをもって休会といたします。


 再開は、3月19日午前10時であります。ご苦労さまでした。


 この後、土木委員会を11時に第1委員会室で開催いたしますので、土木委員さんはよろしくお願いいたします。


                              (10時44分)


              休           会