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兵庫県 たつの市

平成19年第3回たつの市議会定例会(第3日 6月22日)




平成19年第3回たつの市議会定例会(第3日 6月22日)





        平成19年第3回たつの市議会定例会議事日程(第3日)


 
                    平成19年6月22日(金)午前10時開議





1 開議宣告


  日程第1 一般質問


        発言順位及び発言者


        ? 17番 森 本 重 宣 議員


        ? 19番 龍 田   惇 議員


        ? 18番 松 井 重 樹 議員


2 休会議決(日程通知)


3 散会宣告











           会議に出席した議員





  1番 横 田   勉      2番 前 田 賢 治


  3番 山 本 修 三      4番 武 内 純 一


  5番 角 田   勝      6番 松 下 信一郎


  7番 永 富   靖      8番 小 寺 昭 男


  9番 沖 田 宏 一     10番 三 木 茂 毅


 11番 今 川   明     12番 桑 野 元 澄


 13番 栗 本 一 水     14番 岸 野 文 信


 15番 松 本 義 彦     16番 岸 野   弘


 17番 森 本 重 宣     18番 松 井 重 樹


 19番 龍 田   惇     20番 柳 生 陽 一


 21番 竹 内   豊     23番 三 里 茂 一


 24番 坂 上 ? 明     25番 山 本 直 人


 26番 楠   明 廣     27番 ? 島 俊 一


 28番 前 田 守 彦





           会議に欠席した議員





 22番 井 上   仁





          議事に関係した事務局職員





議会事務局長                田 渕   守


総務課課長                 丸 尾 博 則


議事課課長                 米 澤 幸 和


副主幹                   木 村 仁 美


課長補佐                  西 川   廣


主査                    梅 田 祐 子











       地方自治法第121条の規定による出席者





市長                    西 田 正 則


副市長                   八 木 捷 之


副市長                   松 尾 和 彦


調整審議監(政策担当)           中 谷 良 一


調整審議監(財政担当)           三 浦 謙 三


会計管理者                 山 村 茂 人


消防長                   森 本 忠 正


御津病院長                 木 下   修


行政改革推進室長              今 江   伸


総務部長                  山 口   昇


企画財政部長                井 村 勝 廣


市民生活部長                作 本   覚


健康福祉部長兼福祉事務所長         濱   光 治


産業部長                  酒 江   肇


都市建設部長                田 口 隆 弘


下水道部長                 山 本   実


公営企業部長                小 西 千 之


新宮総合支所長               北 林 俊 明


揖保川総合支所長              堀 本 敏 行


御津総合支所長               吉 田 末 廣


消防本部消防次長              田 口 三 好


御津病院事務局長              長 尾   孝


都市建設部参事兼都市計画課長        丸 山 忠 勝


行政改革推進室次長             上 田 貞 美


総務課長                  井 上 彰 悟


広報秘書課長                坂 口 孝 志


財政課長                  永 瀬 正 人


児童福祉課長                三 里   勉


いじめ対策課長               久 保 孝 幸


健康課長                  谷 林 義 和


農林水産課長                谷 本 義 和


建設課長                  永 安   悟


下水道課長                 八 木 信 幸


前処理場対策課長              井 上 伸 史


赤とんぼ荘支配人              伊 藤 裕 明


志んぐ荘支配人               下 川   満


新舞子荘支配人               塚 本 清 隆


消防本部総務課長              小 河 博 信


御津病院事務課長              中 谷 泰 裕


教育委員長                 小 宅 正 純


教育長                   苅 尾 昌 典


副教育長兼教育事業部長           坂 本 幸 夫


教育管理部長                八 木 利 一


教育事業部参事兼社会教育課長        武 本 一 秀


教育管理部教育総務課長           松 田 正 義


教育管理部施設課長             竹 本 秀 基


教育管理部学校教育課長           松 尾 壮 典


教育事業部人権教育推進課長         福 田 秀 樹


教育事業部体育振興課長           腰 前   優


新宮教育事務所長兼社会教育課長       家 氏 時 康


揖保川教育事務所長兼社会教育課長      進 藤 真 作


御津教育事務所長兼社会教育課長       松 原   強











                 開 議 宣 言





○議長(山本直人議員)


 皆さん、おはようございます。


 これより本日の会議を開きます。


 初めに、本日の出席議員数及び地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めた者の職・氏名につきまして、事務局長より報告いたします。





○議会事務局長(田渕 守君)


 命によりご報告いたします。


 まず、本日の出席議員数についてでありますが、本日ただいまの出席議員は27名でございます。


 なお、22番井上仁議員から欠席の届け出を受けております。


 次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めた者の職・氏名についてでありますが、お手元に配付いたしております名簿のとおりでありますので、ご清覧願います。


 以上でございます。





○議長(山本直人議員)


 以上で報告を終わります。


 次に、今期定例会の会議録署名議員については、6月7日の定例会第1日に、会議録署名議員として、13番栗本一水議員、15番松本義彦議員を指名いたしておりますので、両議員、よろしくお願いいたします。





               〜日程第1 一般質問〜





○議長(山本直人議員)


 これより本日の日程に入ります。


 日程第1 一般質問を行います。


 通告により、順次質問を許します。


 初めに、17番森本重宣議員。





○17番(森本重宣議員)(登壇)


 朝出かけに老眼鏡を忘れてまいりまして、原稿を読むのにちょっと心もとない点があるかもしれません。2、3行飛ばすところがあるかもしれませんが、ひとつご容赦ください。


 合併を機に、新宮全町民の衆望を背負って、苅尾さんが教育長に就任されて1年余りになります。新宮町の期待の星とか、栗栖川流域の麒麟児と称されて人望のある苅尾さんのことですから、長い間、学校現場や教育委員会に勤めてこられて蓄積された豊富な知識、教養、経験をもとに、市教育行政の長として、これから大なたを振るおうと情熱を燃やしておられるものと拝察申し上げます。その苅尾さんに質問する機会を得ましたことに、今ここで深い喜びと幸せに包まれております。今日は、教育長の知識、教養、見識の一端をご教授願えれば幸いです。


 いずれの時代、いずれの国においても、教育は論議の種の尽きない分野、我が国では、戦後から最近まで、日教組という膨大な人の数を有し、潤沢な資金力と強い団結力を持った団体が労働運動という範疇を超えて政治活動まで乗り出し、教育分野だけではなく、教育行政に大きな影響を及ぼしてきました。また、教育界に身を置く人は、おしなべて教育一家と言われるような団結があり、他の介入を極度に嫌い、国の文教行政に一大圧力団体として働いて改革を阻む砦となったこともあります。教育従事者には、職業病とも数えられるような精神欠陥を宿していることも改革論議をまともなものにできない一因になっております。


 戦後、経済成長とともに上部構造も変わってきました。文化も変わり、家庭構成も変わり、近年は家庭教育力が目に見えて失墜してまいりました。もともと日本の教育は、家庭教育が大半を支えていたものだから、その機能が壊れると、日本の教育は支柱を失ってしまいます。今日あまたの矛盾、問題を抱えた教育に、国民の誰もが自分なりの一郭を持ち、折あらば論じております。その中で、無知蒙昧ながらも私も加えていただきたく、今回は教育行政に絞って質問いたします。


 国においては、一昨日、教育関連3法案が改正されました。安倍内閣になって、教育再生会議が設置され、タブーにとらわれない教育改革が進められようとしております。教育行政は、国・県・市町の三者で受け持っておりますが、近年は、権限移譲によって市町が大幅な裁量権を有するようになりました。市町の教育行政の役割が大きく期待されます。これを踏まえて、次の諸点を伺います。


 第1番目は、たつの市の市教育行政は変貌する社会に適合した教育を行うため、どのような現状認識をされ、それに対応する諸改革を考えておられるのか、伺います。


 2番目に、行革の視点から、私立の施設にも認定子ども園によって、幼保一元化を図ろうという考えはないのかを伺います。


 先日、児童福祉課の職員の方とお話をしておりましたら、議会の質問に話が及びますと、私の認定子ども園の質問は今後検討しますとだけ答えるつもりだとおっしゃっておられた。どういう認識を持って検討を始めるのか、新宮町が合併前につくった幼児園についてどういう見解を持っているのかなどを含めた答弁をお願いしたいと存じます。


 3番目に、合併によって、より近くに学校が出現した地域があります。この現象は中学校区においてあらわれてまいりました。例えば、半田地域にとっての龍野西中学校、揖保地域にとっての揖保川中学校、河内地域にとっての御津中学校など、利用者が通学しやすい配慮、つまりお客様の便宜を図るための校区の見直しが必要と考えますが、教育長のお考えを伺います。


 4番目は、一昨年から2回、播磨高原小学校、中学校に行ってまいりました。校舎は安藤忠雄が設計した超一流の建物、1学年は15名、中学校などは全校生45名、全校集会は、体育館に行くのは面倒だから広い廊下で行う。教師は、廊下についている階段を2、3段上がったところに立って話をする。この小さな小学校にも校長、教頭がいて教師が十数名いるという。こんな小規模な学校はむだ以外の何物でもない。私の家内は、中・高生の英語塾をやっておりますが、たった1人で60名を受け持っておったことがあります。県や市から1円ももらわずに、しかも多額の税金を納めて、それでせっかく建てた安藤忠雄をつぶすのももったいないから、この際、新宮町西地域の生徒も行けるような配慮をしてはいかがなものか。高原中学校については、新宮町域全体で新宮中学校でも高原中学校でも好きなほうに行ける、こういう学校選択の自由を導入する考え方もできます。見識豊かな教育長の見解を伺います。


 5番目に、教育生産性向上のため、能力別クラス編成の導入についての考えはいかがかを伺います。


 まちづくりの集いで、小学生の要望に少人数学級の要望が何カ所かでありました。その理由は、わかりやすいから。また、教職員組合からも35人学級の要望がたびたび出されております。この日教組の要望というのは、学力を上げるためという理由に素直に受けとれませんが、わかりやすいとか、効率的な授業は、能力別のクラス編成が最も目的にかなった運営ができます。クラス人数をふやすことさえ可能である。少ない経費でできるという魅力もある。ところが、公立義務教育がこれに踏み切れないでおるのは、異常なほどの平等観、高校、大学は入学に際して選抜試験を実施しているし、私立の中・高や塾では能力別クラス編成が当然のことになっております。導入に踏み切るには、先ほどの異常な平等観の克服があります。その前に、学校とは何ぞやのコンセプトの確立も必要です。教育長の所見を伺います。


 6番目に、教育現場の方々とお話をすると、いつも違和感を覚えます。どこかが大きく違うんですね。いい方向に違っているのではないですよ。これは、教員という仕事に伴う職業病なのか、教育機構の欠陥からくるものなのか、判別がつかないのですが、教育長はこの原因を認識しておられればひとつ教えていただきたいと存じます。


 それで、その違和感をもう少し分析しますと、教員は、1番目に、揺るぎない自信を持っておられる。2番目に、教育こそ社会の最重要課題であり、その他はとるに足らない末梢事項だというぐあいに、自分の生息するところにしか目が向いていない、要するに視野が狭い。3番目に、モラルが低い。先生方は、帰宅が8時を超えることがあるとか、あるいは土曜日、日曜日も仕事があることがあるとか、春休み、夏休み、冬休みがあるといっても出動することが多いとか言って仕事がきつい旨をおっしゃる。一般社会では、パート職以外なら、いずれの職場ももっと忙しいですよ。4番目に、人材確保法によって、恵まれた給料を得ながら、自分たちは損ばかりしていると思い込んでいる。5番目に、教員はサービス提供者でお客様は生徒だという認識がない。学校の主役は教員だと思い込んでいる。これら負の現象はあまねく教師に見られること。行政が手をつけてしかるべき問題であると考えます。


 私は、教育は提供力だと思います。人間力がなければ、教育に携わるにふさわしくない。そこで、教育長は、教職員の意識改革について必要と認識しておられるのか、また具体的な施策を検討しておられるのか、あるいはもう実行着手しておられるのか、お伺いをいたします。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)(登壇)


 17番森本重宣議員のご質問についてお答えいたします。


 1点目の変貌していく社会に適合した教育を行うための本市教育行政の現状認識と改革の方針についてでございますが、本市教育行政の現状は、まず、たつの市の子どもたちを取り巻く生活環境や教育環境の現状把握から始まるものだと考えております。全国的には、子どもを取り巻く環境や子ども自身の心の内面の部分について危機的な状況が伝えられております。一方、本市の子どもたちは、学校生活や毎日の暮らしに夢や希望を抱き、生き生き充実した生活をしております。まちづくりの集いでは、小・中学校の立場で地域の問題や教育、環境問題などについて積極的に意見を発言するなど、純粋で前向きな気持ち、精神を持ち合わせていると感じております。また、昨年新宮町で発生しました女児児童殺傷事件地をバネに、子どもを守り育てる地域の結束力も高まっております。


 次に、改革の方針についてでございますが、国や県の教育行政の動向をしっかりととらえ、教育委員会、教育長として常に危機感を持って、全国的な情報に振り回されることなく、じっくりと地に足をつけた取り組みを進める所存でございます。


 また、この夏に予定しております各中学校区での教育懇談会で伺う貴重な意見を参考に、子どもたちの生きる力を育むべく、特色あるたつのの教育を展開したいと考えております。


 次に、2点目の認定子ども園による幼保一元化についてでございますが、今幼稚園と保育所では、少子化による乳幼児の減少や既存施設の老朽化が進む中で、建て替えなど、共通の問題を抱えているところでございます。これらの問題に対し、本市としましても早急に方針を明らかにしていかなければならない時期に来ていることから、本年度において、幼稚園部局と保育園部局との検討委員会を設置し、空き状況、今後の入園見込み数、職員の配置状況等々を踏まえた上で方向付けを行うこととし、少子化対策の一環として取り組んでいるところであります。


 次に、3点目の合併に伴う校区見直しについてでございますが、合併により地域が広がったことで、これまでより距離的に近い学校ができたのも事実でございます。ただ、各地域の中で長年培ってきた人間関係、地域の愛着、守り育ててきた伝統文化や習慣など、決して利便性だけで割り切れない地域の人々の思いがございます。教育や地域の人間関係は、効率を求め過ぎるものではなく、多少の不便さはあっても、地域コミュニティを優先していきたいと考えております。


 次に、4点目の播磨高原東小学校、中学校への新宮町西地区の児童・生徒の通学についてでございますが、本市は、都市部のように交通網が整備しておりませんし、登下校の安全面を考慮して実施している地区ごとの集団登校も崩れるなど、地域性を考慮しなければなりません


 なお、本市では、通学にかかわる家庭の特別な事情やいじめ問題の対応として、一部の区域外就学は認めておりますが、原則として各小学校区を優先して対応してまいりたいと考えております。


 次に、5点目の教育生産性向上のための能力別クラス編成の導入についてでございますが、優秀な学力を身につけたいと本人の意思で入学した進学校では実施も考えられるやもしれません。しかし、公立小・中学校では、児童・生徒を学力で序列化する能力別編成は、優越感や劣等感を生み、いじめの原因となるなど、多くの弊害も予想されます。本市の小・中学校では、確かな学力を身につけるため、兵庫県が実施している少人数学習加配を活用したり、市独自で1年生の30人学級加配を実施するなど、内容の充実とともにきめ細やかな学習指導に取り組んでいきます。また、学習の内容によって、習熟度別グループ編成を柔軟に行い、学習の効果を上げるなど、子どもの理解状況に応じて柔軟かつ多様に対応できるよう、各学校で教育課程の工夫を進めており、能力別クラス編成の導入については考えておりません。


 次に、6点目の教職員の意識改革についてでございますが、全国的に問題になっているのが指導力不足教員と団塊の世代の大量退職に伴う新採用教員の大量採用による質の低下であります。本市でも小・中学校に19名の教職員が採用され、それぞれ学校で子どもたちの出会いを感動を胸に、多くの教職員や保護者、地域に支えられ、懸命に頑張っております。十年一昔の言葉さえ死語になった感のある今日、教育の世界も目まぐるしい変化があります。教職員は、日々新たな研修を積み重ねないと対応できない状況です。日々の忙しさに流されず、子どもと正面から向き合い、一人ひとりの人格の形成を目指し、教職員の意識改革と教育のプロとしての力量を高めるなど、誠心誠意取り組みを進める所存でございます。何とぞご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。





○議長(山本直人議員)


 森本議員。





○17番(森本重宣議員)


 高い見識を持った教育長のお話を伺って、目からウロコが取れたような気がいたします。ありがとうございます。


 そこで、何点か再質問をさせていただきます。


 今お話がありましたけれども、たつの市の教育を取り巻く環境というものは、それほど大した大きな難点があるものではないと今現在では認識いたしますけれども、都会地域では、例えば、給食費の不払いとか、あるいは生徒の親が学校や先生に対して無理難題、あるいはむちゃくちゃな話をするというような現象があります。これ、都会の現象というのは、5、6年から、あるいは7年、10年おくれで地方のほうに浸透してまいります。そういう視点からしましたら、学校を取り巻く環境というもの自体も大きく変貌する要素を持っているわけなんですね。それに対する備えというものを考えていかなきゃならん。5、6年先というのは、教育長は今この場所にいらっしゃるかどうかわかりませんけれども、今からそういう備えをしていかなきゃならんと思いますけれども、ご認識のほどをお願いいたします。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 もちろん私の経験なり、これまでの社会の情勢を見ておりますと、今言われました都会からこちらのほうに来る、5、6年といえども、あるいは10年、だんだん波が押し寄せてくるような現状もあります。今言われました給食費、あるいは非常に無理難題な要望等々も少なからず私どもたつの市でもございますが、それらはすべていろいろと地域の力、コミュニケーション、あるいは今のたつの市の地域性、あるいはこの地域特有の付き合い方、そういう地域のコミュニティによっていろんな面も解決されており、その上、また、学校での先生方の校長を中心としたチームワークでもって、こういう問題を一つひとつ解決しているのが現状でございます。


 今議員ご指摘のとおり、要素に対してどういうふうに今手を打つのかと。例えば、一つは、やっぱり子育ての今の現状の親たちに対し、子どもをきっちり基本的に育てていくんだ、あるいは今度育てていく指導しておる先生方も大量退職の時代になりますので、先生方の見識も高め、そして、こういう要素を一つひとつ取り除いて、健全な子どもたち、あるいは健全な大人社会にしていきたい、こういうふうに考えております。





○議長(山本直人議員)


 17番森本議員。





○17番(森本重宣議員)


 2番目の認定こども園について伺います。


 認定こども園の検討を進められるに当たって、その事務局を児童福祉に置いておられるという理由はどんなものですか。





○議長(山本直人議員)


 健康福祉部長。





○健康福祉部長(濱 光治君)


 教育部局と保育所につきましては、児童福祉課が所管をしております。認定こども園の関係につきましては、県の組織と合わさせていただき、児童福祉課で所管をさせていただいたという経緯があります。





○議長(山本直人議員)


 17番森本議員。





○17番(森本重宣議員)


 先ほど教育長の答弁で、この認定こども園の検討に当たる理由として、幼稚園とかあるいは保育園の建物の老朽化というものを挙げておられましたけれども、これ、少子化によりまして、かなりその施設の収容人数が減っておるわけなんですね。それで、例えば、私、昨年、全市の保育園、それから幼稚園、見てまいりました。一つ例を挙げましたら、旧龍野市の揖西町なんか保育園が3つ、幼稚園が3つあるんですね。これはちょっと異常じゃなかろうかなというのは、やっている内容はといったら、どちらも難しいことはいったって中身は子守りでしょう。同じことをやっているのに、それが違ったような素振りをしてやっておるわけなんですね。一緒にしてしかるべきじゃないかと。それから、最近、幼稚園がやっているメニューというのが大分ふえてまいりました。午後も預かるという、あるいは昨日も出ておりましたけれども、幼稚園の遅くまで預かるという、あれだってとんでもない施策だろうと思うんです。これを一つにしてメニューをふやせばいいんじゃないかなという感じがしますね。そういう効率という視点は、この中に入っておりませんか、伺います。





○議長(山本直人議員)


 健康福祉部長。





○健康福祉部長(濱 光治君)


 まず、認定こども園の関係からですけども、議員よくご存じのことかと思いますけれども、保育に欠ける子と欠けない子を一緒に見ましょうというのが一つ、それから待機児童が多くて、空き教室を利用した活用をやっていこうということと、それから地域での子育てのセンターをつくりましょうということが、この3つが大きなことでございます。先ほどお話の中で、児童の数、それから施設の老朽化等々含めまして、今現在検討を行っております。一つひとつとらえるんじゃなくって全体的にとらえさせていただいて、これからの保育、幼稚園がどうあるべきかということで検討会を持っておりますので、今しばらく検討させていただきたいと思います。





○議長(山本直人議員)


 17番森本議員。





○17番(森本重宣議員)


 検討する前にある程度認識が必要なんですけどね。そこで、旧新宮町は、合併前に幼児園というのをつくりましたね。私も一昨年から2回見てまいりました。そこで、その幼児園について、どのような現在の認識を持っておられるのか、伺います。





○議長(山本直人議員)


 健康福祉部長。





○健康福祉部長(濱 光治君)


 新宮の幼児園につきましては、平成15年4月にこの新宮幼児園としてスタートをしております。中身につきましては、幼稚園、保育所、今まさに認定こども園に限りなく近い状態で保育をしておる状態でございまして、この園について、認定こども園にしていくというようなことじゃなくって、今のままを少し変化をさせてというふうには考えておりますが、もう少し検討機会をいただきたいと思います。





○議長(山本直人議員)


 17番森本議員。





○17番(森本重宣議員)


 検討を始めるという前の段階に問題意識があると思うんですよ。それをしゃべってくださいと言っておるんですね。どうも検討検討ということで、これからということで逃げていらっしゃるようだけれど、認定こども園の幼保一元化に際して、私、新宮町の幼児園も見に行きましたけれども、高砂にも、あるいは東播磨のやっている、考えている市にも行きました。これは、経費節減という視点からいったら、非常に大切なことだと思うんですね。どうぞその視点をしっかりと持っていただいて取り組んでいただきたいと思います。


 それから、3番目に、地域社会を超えた学区があると、地域の実情にそぐわないのではないかという趣旨の答弁だったように理解いたしますが、小学校区はなるほど一つの小さな地域社会の基礎だと思いますけども、中学校になると、中学校区というのは、そういう色彩を持っておるものじゃないんですよ。そこで、この中学校区において、学校選択の自由という考え方ができるのではないかと思うんですが、いかがでしょう。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 以前にも本会議におきまして、そういう学校選択、あるいは自由学区、あるいはいろんな面で子どもたちが自由に学校を選ぶという、日本全国各地である例を挙げられて討議したこともございますが、我々市としまして、あるいは私としましては、やはりおらが学校、おらが地域によって、やっぱり少々遠くてもあそこの学校へ行くんだ、あそこで勉強するんだという意欲を小学校時代に持たし、小学校の中において、また、あなたはこっちの学校に行くんですよ、あなたはどこの学校へ行くんですかという話をしながら、連携しながら指導しておりますと、どうもうまくいかない連携もあるんじゃないかと。そういう意味からしまして、やはり現時点では、学校コミュニティ、PTAコミュニティを基礎とされた今日のたつの市の社会の中で、やはり私は、能率や効率を考えるよりも、少々むだでも、あるいしはしんどくてもそういうものに通わせる学校選択、学区を決めたほうがいいと考えております。


 以上です。





○議長(山本直人議員)


 17番森本議員。





○17番(森本重宣議員)


 その考え方は、利用者の意見を聞きましたか。管理運営の視点から、そのほうが便利だという考え方を持っておれば、これは主客逆転だと思います。大切なのは利用者の意思ですよ。サービス提供者の意思でもって、この品物を買えというのは、これは不遜なことだと思いますよ。利用者がどう思っているか、ご存じですか。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 利用者がどう思っているか、あるいは聞いたかという意見につきましては、大きくやっぱりとらえまして、子どもたちは、卒業したらあそこの学校へ行くんだという気持ちはあると思います。


 それから、管理運営的にそうだと言われる、そういうものでは私はないと。それは、先生の立場と私とは反対のように思います。





○議長(山本直人議員)


 17番森本議員。





○17番(森本重宣議員)


 私は、これ学校選択の自由というのは、入れていくというのは、非常に大きな効果があると思うんですよ。学校間において競争の原理が働いてくると。これは、学校現場をかなり刺激して、教師の間に努力という姿勢が生まれてくると思うんです。プラス効果が別の面にもあるんですね。そういう視点は考えませんか。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 想像されるプラス効果もあると思います。それは、私も学習し、情報も得ておりますけれども、反対のデメリットのほうもあるいは大きいものがあるのではないか。やはりあの学校へ行こうと多くの生徒が集まり、あるいは全然近くだけども人気がなくなった学校、努力すればいいんですけれども、そういう格差も出てきてしまうような気もいたします。





○議長(山本直人議員)


 17番森本議員。





○17番(森本重宣議員)


 競争に負ければ、悲惨な運命にあるというのは当然なんですよ。


 それから、少子化現象の中で、学校の統合というのもあってしかるべきだと思います。私、去年、幼稚園や保育園だけではなしに小学校、中学校も全部市内の学校を見てまいりました。それで、お会いするのは、普通の先生方にはお会いしないんですよね。校長先生にずっとお会いしてきたんですけどね。今校長をやっている方というのは大体団塊の世代ですな。法が制定する以前になっているものだから、余り試験が難しくない時代になっておられる。余り問題意識を持っておらんですな、学校現場の皆さん方は。その学校現場に競争の原理を取り入れるというのは、大きく活性化すると思いますよ。


 例えば、播磨科学公園都市の附属高校で中・高一貫教育を行うんだけれども、進学指導をやっていますかということで小学校のほうに聞きましたら、そういうことは全くやってないとどこも言っていましたね。こんな状況なんですよ、今学校現場は。あなたのほうが詳しいだろうと思いますけどね。それ、問題を感じませんか、そんな状況で。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 学校現場に競争原理、これは私もある程度は導入については思います。だだ、それを導入し過ぎ、あるいは子どもたちもそこにおるんですから、私の学校は低い学校だ、負けた学校だという、そういう認識を今の子どもたちに体験といいますか、認識させるのはいかがなものかと感じます。そういう意味におきまして、やはり自由学区、あるいはどこへ行ってもいいよという学校については多少疑問を持っておるわけです。


 以上です。





○議長(山本直人議員)


 17番森本議員。





○17番(森本重宣議員)


 一昨日、教育三法が改正されましたね。これまで教職員をさわるということはなかなかできなかった。今回の免許の更新制であるとか、あるいは今回は不適格教師の排除というのが余り明確には出ていませんけれども、こういうことがやっと手をつけられる時代になったわけなんですよ。その中において、よりすばらしい学校をつくっていこうと思ったら、今地方の市町の段階では、かなり今権限を相当もらっているんですからね、やれるんですよ。具体的に今のたつの市内の小学校、中学校を活性化しようと思ってどういうことを考えていらっしゃいますか。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 先ほど言われました教育三法の中で、10年研修するとか、免許を改善するとか、そういう話題が出ておりましたけれども、それについては、悪い教師を排除しようという目的ではなしに、今議員がおっしゃいますように、時代が変わっている中で、10年一区切りで新たに勉強し、あるいは新たに研修をして、今日の時代にふさわしい教師になってくださいよという、そういう意図だと私は思っております。だから、その法案が通り、あるいは実施段階になりますと、悪い先生を探すんではなしに、時代におくれないように、子どもたちの教授法、指導法を研究してください、あるいは対応策を練ってください、そういうふうにしたいと、私が考えております。あるいは本市で考えられますそういう資質の向上、あるいは教師の向上につきましては、昔から揖龍は一つ、龍野は一つという、合併する前からの教育内容については非常に県下でもすぐれた内容を持っており、それの上に立って、やはり今度は新しい市にふさわしい教職の研修、あるいは幼・小・中の先生方の連携、そういう事業を打っていきたい、こういうふうに思っております。





○議長(山本直人議員)


 17番森本議員。





○17番(森本重宣議員)


 時代が変わっておるんだから、時代に合ったような対応をとっていかなきゃならんと思うんですよ。教職員が自分たちの住みやすい環境づくりというのをやってもらったら、これは本当に迷惑ですよ。どうももうひとつ議論が発展しないものだから、ちょっと質問を続ける気が失せてきたんですけどね。教育の中に生産性という視点、これはぜひ考えていかなきゃならんと思うんですよ。例えば、今特殊学級で先生1人に対して生徒1人という学級があるでしょう。その場合に、その生徒に対して公的にかけておる費用というのは1千万円以上かかっておるわけなんですね。市の権限範囲ではありませんけれども、養護学校なんか、これは生徒1人に対して1,200万円とか、随分多額のお金をかけていますよね。その生産性から言ったら。こういう考え方というのは、教育は就学の範疇の外にあるんだという考え方というのはおかしいと思うんですね。


 先ほど能力別編成というのは、ほかの弊害を生み出すからとおっしゃったけれども、今韓国でエリート教育というような学校をつくってやっておるんですよ、公的に。その問題意識は何なのかといったら、優秀な人間というのは、将来国を支えるんだと、生産機能も支えるんだと、そういう人間が国を支えてこそ国が成り立つんだという考え方なんですね。私は、そこまでの考え方は持っておりませんけれども、生産性という視点からしたら、能力別編成というのは何らおかしくないんじゃないかと。それで、塾なんかで能力別編成をやっていってどこからもクレームがつきませんよ。低いほうのクラスへ入っておるから、もういやだからやめるんだという生徒はおりませんよ。その辺、どう考えていますか。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 教育に生産性だとか、あるいは能率、あるいはコストを考えますと、本当に教育、次の時代を背負う子どもたちに余りにも寂しさといいますか、力がつかないと思います。だから、やっぱり無駄でもいい、時間をかけてもいい、この子をこうするんだ、将来こういう目的を持っている、目標を持っている子どもたちに今こうするんだという、そういう先の見通しを持って、今の教育は決して無駄でないと。それを生産性だとか、コストだとかでやっておりますと、私はやはりいい教育の進展、たつの市の教育にはならないと。無駄でもいい、やっぱりかけてやるべきものはかけてやるべきだと思います。


 それから、こういう教育をしながらでもエリートはやっぱり育っていくと思います。力のある者は育っていくと思います。その基礎を小・中学校でつくるのだという、そういう今の教育のやり方、あるいは先生方にそういう意識を持って当たっていただくように市としても指導していきたい、こういうふうに思っております。


 以上です





○議長(山本直人議員)


 17番森本議員。





○17番(森本重宣議員)


 教育をとかくおっしゃるのは、数値化することはできないとか、あるいは今施す教育というものが将来どのように実を結ぶかわからないとかという曖昧さのもとにおっしゃるんだけれども、その曖昧さというもの自体が教師の怠慢の隠れ蓑になっているんじゃないかと思うんですよ。私は、そういうようなことで、教師が相変わらず自己改革をやろうとしないというところにどうも腹立たしさを感じるんですけどね。


 それから、学校教育そのものが日本において大きな役割を果たしてきたのかなあということですが、私はそんな働きをやってないと思う。私は、小さいころはといったら、余りいい教育を受けた記憶が全くないんですよ。市長も学校の先生をやっておられて、あなたの同級生に教えてもらったことがあるんだけどね。時々赤い顔をして教室へ出てきよったことがある。それは、学校の先生、今のほうがちょっとレベル高いですよ。けれども、そんならそれの果たしておるのかなといったら、ちょっと疑問に感じますね。日本において、一番大きな影響を果たしているのはやっぱり家庭教育ですよ。教育に対しての江戸時代から非常に強い熱意を日本人というのは持っておりましたけどね、それがだんだん崩壊していっておるんですね。原因は何なのか、ちょっとわかりにくいですけどね。その辺のところも一回掘り下げて考えてみる必要があると思います。


 大分時間が迫ってまいりました。これまで教育問題については、余りしゃべろうという気持ちはなかったんですけどね、また苅尾さん、折がありましたら、しっかりとお話をいたしましょう。今日はいろいろと教えていただいて本当にありがとうございました。大分賢くなったような気がいたします。ありがとうございました。





○議長(山本直人議員)


 次に、19番龍田惇議員。





○19番(龍田 惇議員)(登壇)


 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。


 私の質問は、2点ございます。


 御津病院の建設についてということでございますが、医師不足による病院経営のあり方が最近いろいろと議論がなされております。そのような中、御津病院についても議論百出でございます。しかしながら、御津病院は、長い伝統と歴史、そして医療実績のある重要な病院でもあります。終戦後、昭和27年4月、東芝より御津町が買収したものであります。当時の町長、行政の関係者は、勇気ある決断をなされたと、ご苦労があったと、このように拝察いたしまして、敬意をあらわすものでございます。伝統ある御津病院を近隣市町の住民福祉、健康維持のため、先人の意思を継ぎ、発展的に存続、受け継いでいかなければならないと思うものでございます。さらに、御津病院に勤務され、後に独立開業医として活躍されているドクターを数多く排出いたしております。御津病院で培われた医療技術がいかに確かなものであったかを物語っております。広く社会に人命尊重に貢献されております。このような意義深い病院をただ短絡的に評価するのでなく、総合的に評価すべきものと考えておるものでございます。


 そこで、質問でございます。


 問いの1番といたしまして、合併協において、平成16年8月18日、保健事業について、御津病院等ということで、公立御津病院、室津診療所、介護老人保健施設ケアホーム御津のそれぞれの事業については、現行のとおり、新市に引き継ぐものとするとして確認がなされております。御津病院建設については、所在地は「現行のとおり」御津町内と認識し、確信をしております。市長の考えをお聞きします。明快なご答弁をお願いしたいと思います。


 2番目といたしまして、医療サ―ビスの向上ということで、御津病院は築後20年余りが経過し、施設の老朽化、狭隘化が著しくなっているとのことでございます。そのため検討組織を設置し、本市の中核病院としての今後の整備方針や病院機構等についての検討を進めているとあります。


 また、市民病院の整備として、本市の中核病院としての役割を果たすため、病院の建て替え、医療機器の整備充実を図るとあります。どのように進めようとしているのか、その進捗状況はどのようになっているのかをお尋ねいたします。


 問いの3番といたしまして、病院に対する地方交付税は大きなウエートを占めております。地方交付税は、どの程度の措置があり、どのように算入がなされているのか、お尋ねいたします。


 一つとしまして、標準団体当たり、1診療所当たり、1病床当たり、リハビリ病床当たり、それから公立病院事業債元利償還算入率のそれぞれの合計は幾らになるのでしょうか、お尋ねいたします。また、このほかにもあれば、お答え願いたいと思います。


 それから次は、学校教育についてでございます。


 ゆとり教育の見直しが発表され、土曜日授業の復活が容認されることとなりました。土曜日授業については、週5日制を基本とし、教育委員会、学校の裁量で必要に応じて行うとあります。多くの学校で土曜授業が定期的に実施されるようになれば、2002年4月にスタートした完全学校週5日制の事実上の廃止になるとあります。土曜日授業を実施するか否かは自治体の教育委員会や学校の裁量に委ねるとありますが、授業時数10%を含めて、たつの市ではどのように対応されますか、ご所見をお伺いしたいと思います。


 以上、よろしくお願い申し上げます。





○議長(山本直人議員)


 中谷調整審議監。





○調整審議監(中谷良一君)(登壇)


 19番龍田議員のご質問の第1点目、御津病院の建設についてのうち、1番目と2番目のご質問にお答えいたします。


 まず、1番目の病院の建設位置についてでございますが、合併の協議により、現在の位置を含む御津町域内において整備充実することと考えております。


 次に、2番目の施設整備検討の方向性及び進捗状況についてでございますが、新病院の建設計画については、昨年3月に設置いたしました庁内検討組織である市民病院建設計画調査検討委員会及び有識者や市民代表等で組織した市民病院建設計画委員会において検討を進めているところでございます。調査検討委員会については、昨年度中に2回開催し、課題の抽出、整理を進めてまいりました。また、建設計画委員会については、本年5月に第1回委員会を開催し、現状や課題について検討するとともに、市民病院としてのあり方や建設計画の推進について協議を行ったところでございます。今後も引き続き建設計画委員会において、病院建設に係る基本的課題等について検討を進める一方、全国的な課題となっております医師不足の問題や目まぐるしく変動する医療制度の動向など、医療環境や情勢に注視しつつ、計画策定を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。





○議長(山本直人議員)


 病院事務局長。





○御津病院事務局長(長尾 孝君)(登壇)


 引き続きまして、ご質問の1点目のうち、3番目の病院に対する地方交付税措置についてのご質問にお答えいたします。


 まず、平成18年度における病院事業に対する交付税措置額については、普通交付税として、約9,590万円、特別交付税として約4,050万円で、合計約1億3,640万円でございます。


 次に、その内訳についてでございますが、普通交付税においては、1病床当たり48万9千円で、165床分として8,068万5千円、1診療所当たり710万円が室津診療所運営経費として、また、病院事業債の元利償還金分として、平成14年度事業債の元利償還金の30%に相当する811万5千円が算入されております。


 また、特別交付税においては、救急医療に要する経費として2,530万円、基礎年金拠出金及び病院事業追加費用として1,520万円が算入されております。


 なお、ご質問いただいた算定項目のうち、標準団体当たりについては、交付税を算定するための単位費用の積算基礎となるものでございます。


 また、リハビリ1病床当たりについては、リハビリ専門病院に対する措置でございますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 引き続きまして、2点目の学校教育について、土曜日の授業の実施、授業時数10%増に対する本市の対応についてお答えいたします。


 教育再生会議での第2次報告では、ゆとり教育の見直しの具体策として、授業時数10%増について提言しておりますが、現時点では、定着した学校5日制を継続していくとともに授業の質的な面を重視していきたいと考えております。


 今学力低下が叫ばれており、そのことと学校週5日制とが短絡的に結び付けられており、量的な授業時数増加のみがクローズアップされる傾向がございます。現時点では、授業の改善を図るなど、教育の質を高めていく余地も残されていると認識しております。現在、本市におきましては、幼・小・中確かな学力育成事業、小・中学校学力向上プラン事業、理科大好き実験事業などを実施しており、指導方法の改善や子どもの興味、関心を高めるための工夫などを図っております。今後、再生会議を受けて、法(学校教育法施行規則)の改正があり、国の方針が明確にされれば、授業時数増につきましても検討してまいりたいと思います。


 以上、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。





○議長(山本直人議員)


 19番龍田委員。





○19番(龍田 惇議員)


 御津病院の建設の位置、これを御津町内でやるのだということを調整審議監のほうから明確な答弁をしていただきました。私、この答弁だけが聞きたくて、今日質問に立ったようなことで、今御津町ではいろんな噂が飛び交いまして、いろいろな方がいろいろな立場で発言したり質問したりなされていますので、御津町の皆さん方は、御津病院は一体どないなってまいよんや、よそへ行ってしまうのと違うんかいなというような、そういう話がお問い合わせが私のところへもたくさん来ております。また、御津町内の議員の皆さんのところへもそういうことがたくさん言われておると思うんですね。それを一掃するために今日こういう質問をさせていただきました。そのように大変いいお答をいただきまして喜んでおるところでございます。松尾副市長も同じ考えではなかろうかと思うんですが、なぜ私の問いかけに副市長がお答にならなかったんですか。それをちょっと言うておきます。


 それにしても、私がこれだけ聞いたら、あとのことは、これは本音です、これを聞きましたら、大手を振って御津町へ帰ります。そういう感じでございます。


 それで、御津病院のいろいろな改革、いろんなことをするについて、この検討委員会を設置しておるんだと、こういうことですね。これは、今のところどうなんですか。内部で検討されておるんですか。委員のメンバー構成、そういうものがあると思うんですけれども、それは広くたつの市全体から選んで委員の構成をされているのか、議会からも出ているのか、その辺をひとつお伺いしたいと思います。よろしくお願いしたい。





○議長(山本直人議員)


 中谷調整審議監。





○調整審議監(中谷良一君)


 お答え申し上げます。


 市民病院建設委員会、外部の方々を含めましての委員会でございますが、議員さんも含めまして、地域の方々、病院関係の専門家の皆様を含めまして検討を進めてまいっております。





○議長(山本直人議員)


 19番龍田委員。





○19番(龍田 惇議員)


 また、メンバーなどわかりましたら、お知らせを願いたいと思うんですけれども、後でも結構ですし、お願いしたいと思います。


 それで、ただいまのところ、進捗状況ということを聞いておったんですが、これ、そこまでいきませんか。答弁するところまでいきませんか。どうでしょうか。





○議長(山本直人議員)


 中谷調整審議監。





○調整審議監(中谷良一君)


 建物の老朽化が進んでおりますので、我々としても非常に気持ちは急いでおるわけでございますけれども、ご存じのように、新しい研修制度によりまして、医師が大学から離れているというふうな状況でございます。あと2、3年すれば、それがある程度戻ってくるのではないかということで、我々が現在描いておりますいろんなシミュレーションがそのとおりいくのかどうかということも含めまして、期待をしつつ研究はしよるわけですが、そうとばかっかり言うておれませんので、外部の委員さん方も含めまして構成しております委員会で、そういう現状を分析しましたものを出しながら検討を進めていってタイミングを図っていきたいというふうに考えております。非常に曖昧な答弁で申しわけございませんが、私どもが検討にかかりました後で、新聞紙上、ご存じのように、悪い条件ばかりが出てきております。したがいまして、それらの条件をクリアできるのかという新たなハードルが次々出てきておりますので、それらの条件をクリアできるような形で進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。





○議長(山本直人議員)


 19番龍田委員。





○19番(龍田 惇議員)


 先ほど審議監のほうから、不利な条件が出てきておるんやというような言葉がございました。私もちょっと聞くことは聞いておるんです。これ、当初の話は、合併協議会の中の話では、合併特例債を使ってやるんだと、こういう話でしたね。市長、違うんですか。多分そういう話でしたよ。それで、特例債を使うんでしたら、これもう既に大方2年は過ぎてしまっておるわけですね。あと8年ほどしかないと。早く急いでやらんと間に合わへんのと違うんかなあと。ゆっくり考えておったら間に合わないでしょう。急いでやらんといけないと思うんですね。その不利益な条件というのは、資金ですね。それも含まれておるのかどうか。私が心配している特例債というのは、どうも難しいのと違うかと、こういうふうなことももれ伺うところによりますと、そういうことを聞きます。その辺のことをひとつお聞かせ願いたいと思います。





○議長(山本直人議員)


 中谷調整審議監。





○調整審議監(中谷良一君)


 合併特例債に関しましては、合併協議の中でも非常に難しいという形で協議を進められていたというふうに理解いたしております。全国的に合併特例債でそういう事業をしているところがないかといえば、1カ所か2カ所あるわけですね。しかし、その条件が非常に厳しいということで、今日合併特例債は難しいであろうと。しかし、ある一定の条件が整えば、全額難しくてもわずかでも充てられないかということで、その道は探ってきております。その問題も含めまして、さらに問題が大きいのは、やっぱり医者の確保が定かでないという段階での計画を幾ら積み上げましても、難しいと言いながら、研究を進めているというのが現実でございます。





○議長(山本直人議員)


 19番龍田委員。





○19番(龍田 惇議員)


 ひとつ頑張っていただいて、いい方向で実現できるようにひとつご努力をお願いしたいと思います。


 それで、私、きょうも御津病院のはたをずっと走って庁舎へ来たわけですけれども、駐車場、満杯状態なんですよ。この間も私、御津病院へ行きましたら、もう車が置くところがない。それで、どういう人の車が多いかというたら、職員が病院に200人もおりますからね、その人たちの車で満杯状態。ほんまそうでっせ。外来なんかで来られたら、車を置くところがあらへんわけです。私らはなれておるから、どこへでも置いておく、軽四で行きますから、もう傷められたって構へんし、そこらへ置いとこかというて置いておくんですけども、遠くから来られた方は、車に乗ってじっと待っとってんですわ、駐車場が空くのを待っている。次にやりかえるまでの応急の対応として、どこか土地でも借りて駐車場を確保をしないと、ただでさえ外来患者なり入院患者が減っているのに、そういう状況でしたら、あそこへ行ったって車が止めるところがあらへんがいやというようなことでどこかへいってしまうと。どこの病院へ行っても駐車場はいっぱいですわな。しかし、やはり御津病院の場合はひどいと思うんです。今まで誰もこんなことを言うたことがない、御津の者が言わなんだらいけませんので言っておるんです。早急にこれを何とかしていただきたいなと、こう思います。今から金を入れて2階建てにするというようなことも、そんなことはできませんし、ひとつどこかで土地でも借りて、職員の車をちょっとほかへ離れたところへ置くとか、そういうことを考えていただかんと、たださえ外来患者が減ってしまいよるのに、そういうことが悪条件が重なって、だんだん外来患者が少なくなってしまうと。月曜日なんか行ったら、なかなか診てもらえない、一杯で。最近はそうじゃないですよ。ちょっとよくすいてますけどね。その辺はひとつ考えていただきたい。ひとついい方向に考えていただきたいと思います。これは要望で、答弁は要りません。


 それと、この病院に対する交付税ですけれども、昨日もこの交付税に対していろいろご質問もあったわけでございます。特に特交、そういうものについては厳しいご質問もございました。御津病院に関しましては、決まった分、はっきりうたわれておるわけですね、何に何ぼというて。ルール分というそうですが、私もこれにつきましては、御津町議会の新人に出たときから関心を持ちまして、病院に対する地方交付税に対してちょっと調べて、いろんな資料を持っておるんです。それには、今事務長が答えていただいたように、標準団体当たりとか、あるいは1診療所当たりとか710万円、これもはっきり出ております。それから1病床当たり48万9千円、これも資料に出ております。ただ、標準団体当たりというのに金額まで338万7千円と出ておるんです。しかし、なかなかこれが難しい。前にも御津病院でも私、質問したんですが、これはありませんという答弁でした。しかし、長尾事務長は、一遍調べてみないなというたところが、よく調べられて、何ぼかありますと。しかし、これは普通交付税に合算させて、非常に算出が難しいんやと、こういうことでしたわ。そこが一つ前進したかなと、こう思っております。


 それから、公立病院の事業債の元利償還の算入について、以前は、いやそんなものはありませんありませんと、こういうことでした。そんならこれちゃんとあるんですね、これも。やはりその担当者が見逃したら、もらえる金がもらえんようになってしまうと、私はこう思うんですね。だから、よく調べていただいて、もらえるものは遠慮なしにもらったらいいと思うんです。特交が、私、これは全然んわかりませんでしたわ、2,530万円ある、こういうただいまの答弁です。私、これも資料を調べて、これは出てきませんでしたけどね。これは非常に大きなウエートを占めておると思います。これは、合計しとったら、1億3千万円以上になるのと違いますかね。


 それで、何でこんな質問をしたかといいますと、御津病院は赤字経営じゃないかい、一般会計からようけ繰り入れてしよるじゃないかい、こういうことをよう聞くわけです。私は、これは言われてもしようがないんですが、帳面上はそうなっていますわ。これ、普通交付税、一般財源として入っているんでしょう。そこから繰り出しという形、帳面上はそうなっているものだから、そういうふうに誤解されて、御津病院は赤字や赤字やと言われるわけです。ところが違うわけです。病院に対してたくさん多額の交付税が入ってきている、地域住民の福祉のためにということで入ってきよるんでしょう、恐らく。だから、私は、御津病院の経営というものは、何もそう悲観したものではない。ちゃんと国のほうから認められた金額をいただいて、そして、地域の福祉に十分役に立っている、こういうふうに思うわけでございます。そういうことについて、ひとつ病院の考えでもあればお聞かせ願いたい、こう思います。





○議長(山本直人議員)


 病院事務局長。





○御津病院事務局長(長尾 孝君)


 龍田議員さんのご質問にお答えいたします。


 まず、答弁はいいということでしたんですが、駐車場の件だけ触れさせていただきたいと思います。これ、駐車場の不足については懸案事項でございまして、今現在、近隣用地で駐車場を確保できた状況でございます。今の予定では、8月ごろに職員駐車場としてできるものというふうに考えております。何分農地でございましたので、その手続関係に時間を要したということで、約1年かかりまして、これは賃貸という形でお借りするということで用地を確保できたということでございます。


 それから、繰入金等の関係でございます。確かに交付税では1億3千万円余り、先ほどご答弁申し上げましたとおり、入ってございます。平成19年度の繰入金については、1億6千万円ということで予算措置をさせていただいているところでございます。


 交付税にプラスして、本年度につきましては、院内のシステムの構築という費用で、市長裁量分ということで上乗せをしていただいて繰り入れをしていただいているところでございますが、しかしながら、病院の経営そのものが非常に厳しい状況であると、医療報酬の改正、改定等もありまして非常に厳しい状況でございます。それからまた、医師不足ということで、特に内科については医師の不足がございまして、十分な診療体制がとれてないというような状況でございます。非常に経営については厳しい状況でございますが、地方公営企業法に基づく経営の基本原則である経済性と公共性の確保、この2つを基本に独立採算に徹するという考えのもとに、今後運営をしていきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。





○議長(山本直人議員)


 19番龍田議員。





○19番(龍田 惇議員)


 力強いご答弁をいただきましてうれしく感じました。病院経営、大変だと思いますけれども、ひとつ頑張ってやっていただきたいと、こう思うわけでございます。


 それから、世間的にいいましたら、産婦人科とか、あるいは小児科とか、これが不足しているじゃないかということですね。御津病院も小児科の先生がおられんということで閉めておりますわね。これも早く先生を呼んでいただいて診療していただきたいなと思います。たつの市南部の方あたりは、小児科がないんですね。遠いところまで皆行きよってですがいな。そういうこともよく考えていただいて、早急にこれを解決していただきたいと思います。


 それから、もう一つ、耳鼻科がないんですね。網干あたりに1軒あるんですけれども、混んでしまって、前もって予約しておかんとなかなか診てもらえないと、こういうような状況です。この耳鼻科とか、小児科とか、産婦人科はもちろんのことですけれども、ひとつ早くに解決できるようにしていただきたいということです。





○議長(山本直人議員)


 病院長。





○御津病院長(木下 修君)


 産婦人科、小児科、耳鼻科の件でございますが、産婦人科につきまして、特に産科につきましては、兵庫県下、全国的にもですけども、特に兵庫県下におきましては、産科のお産の施設につきましては、もう崩壊しています。姫路市もその例外ではないということでございます。それで、兵庫県とか神戸大学の大学関係者では、とにかく産科とか小児科につきましてはセンター化にすると、1カ所に医師をたくさん集めて、そこへ集中させるという方針で進んでおります。ですから、うちの御津病院で産婦人科、小児科を少人数の医師で開設するというのは、非常に困難な状況にはなると思います。ただ、小児科につきましては、例えば、夜間の救急までは無理としても、いわゆる一般の外来レベルの小児診療につきましては、できるだけ速やかに努力しておりまして、再開したいというふうに思います。耳鼻科につきましても、新病院の診療科には新設するようには私の心づもりの中には入っております。


 以上です。





○議長(山本直人議員)


 19番龍田委員。





○19番(龍田 惇議員)


 病院長の答弁、どうもありがとうございました。ひとつ速やかに開設がきるようにお願いしたいと思います。


 病院の件については、この程度にとどめておきたいと思います。本当に御津病院があってよかったなあというような病院にひとつしていただきたいと、こう思います。私たちも応援しますので。頼みます。


 それから、学校教育についてお尋ねしたわけでございますけれども、今国会でやっておりますね。これ、最後にきちっと決まらなんだら、どうにも教育長、答弁できないと思うんですけれども、恐らくあのように新聞に書きたてましたら、ああいう方向になってしまうのと違いますか。例えば、先ほども言いましたように、土曜日の授業を実施するかしないかは、自治体の教育委員会や学校の裁量に委ねると、こうあるんですね。骨になる分は全部国のほうで決めてしまっているわけです。もうちょっと詰めたらいいのになということは残しておいてそっちでやってくれ、そんな感じですね。困られると思うんや、教育長あたりは、困りませんか。判断を間違ったら非難されるわけです、お母さん方や地域の人たちにね。その辺、どうですか。もう流れに従ってやりますと言われるのか。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 いわゆる教育三法案、学校教育法、教育行政法、教育免許法がいろいろ審議されて通ったということなんですけども、学校の授業日につきましては、学校教育法施行規則の改正がなされないと、我々のほうも動かれないというのが現状でございます。その規則には、日曜日、土曜日あるいは祝日を休業日とする、あるいは教育委員会が定める日を休業日とするとなっておりますので、この中から土曜日を省かなきゃいけない。その時期がいつになるかわかりませんけれども、今議員が言われましたように、今後どういう展開になるかは、いただけないとわかりませんけれども、それぞれの学校の裁量、学校の特徴で、あるいは市の特徴で、この土曜日は授業をしよう、あるいはやめて何かほかの方法もしようと。今の段階では、授業時間の弾力的な運用というのも奨励されておりまして、7時間授業とか、45分の単位時間を50分にしなさいとか、あるいはもっと短くして連続してとってもよろしいよとか、いろんな単位時間のとり方もございますので、それらを活用しながら当面の問題に当たっていきたいと、解決に当たっていきたいと思っております。


 以上です。





○議長(山本直人議員)


 19番龍田議員。





○19番(龍田 惇議員)


 それと、授業時数10%増のことについて、新聞によりますと、年間800時間から1千時間あるそうですね、授業時数が。これを10%アップせえというたら、大変な数字ですわな。これ、夏休みを短くせえとかというようなことが新聞報道されておりますが、その辺、こういうことを聞くのはどうかと思うんですが、教育長はどう思われますか、可能ですか。いかがでしょうか。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 今あれでは、それぞれの教科105時間から160時間、合わせますと、今議員がおっしゃったような時間になるんですけれども、それを10%増、つまり夏休みを短くしたり、あるいはほかの時間、春休み、冬休みを短くする、それをどう思われますかということなんですけれども、今いろいろと子どもたちは忙しゅうございまして、はいそれと、じゃ本市だけ夏休みを8月1日からするぞといいましたら、非常に社会的なあれも大きいと思います。私の考えは、やはり子どもたちが生き生き安心していろんな面で活動できるような、そういう総合的な見地から、その夏休みの時期というのも判断していきたいと思っております。


 以上です。





○議長(山本直人議員)


 19番龍田議員。





○19番(龍田 惇議員)


 いずれにしましても、これは子どもたちがとまどうと思うんですね。土曜日、休みやったのが学校へ行くようになる。そういうことだけ考えても、子どもたちがとまどうのではないかな、またご父兄の方もいろいろ感ずるところができるのではないかなと、こう思います。そういうことがならないようにうまく配慮していただいて、今後の学校運営にやっていただきたいなと、こう思います。


 以上、そのように要望しまして、私のつたない一般質問を終わります。どうもありがとうございました。





○議長(山本直人議員)


 ここで暫時休憩いたします。





             休   憩  午前11時25分


             再   開  午前11時33分





○議長(山本直人議員)


 休憩前に引き続き会議を開きます。


 次に、18番松井重樹議員。





○18番(松井重樹議員)(登壇)


 2点、質問させていただきます。


 Dan Brownが2003年に著し、世界中に一大センセーショナルを起こした「ダ・ヴィンチ・コード」は、何者かに殺害されたルーブル美術館長が自らの身体を用い孫娘に残した暗号をめぐって、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品に示されるメッセージの探究へと導かれ、キリストの「聖杯」の秘密に迫っていくという物語です。


 いかなる物語も、論理の展開には、必ず仮説を出発点とします。


 仮説は、多くの可能性から、その人の価値観、人生観、世界観、人間観といったものから選ばれていきます。それらの基盤をなすものが、一見役に立ちそうもない芸術、歴史、数学などの教養、そして慈愛、勇気、正義感、美的感受性、もののあわれ、自然に対する畏敬といった情緒、さらには探究心、知的好奇心のような不思議創造力なのだと、私は考えています。


 いかに情報を得るかをポイントに、今日の利益、私の利益を求める仮説より、いかに情報に流されず本質をつかむかをポイントに、明日に何を託せるかを求める仮説を立てる。これは、私が自らに課しているところです。


 それゆえ、いかな一般質問であれ、私が一貫して問うてきているのが、1千人職員に対するリーダーの姿勢、8万3千人市民に対するリーダーの姿勢、なのです。


 昨年春に議席を得た最初の臨時議会で、「『旧揖保川町の指名競争入札への贈収賄事件に関する特別職の処分議案』における質疑で提議した、『一将功成りて万骨枯れる』というのが一連の真実ならば、『一将死して万骨生きる』というのも真実。リーダーが強い責任感を持たずに、部下に見きわめられ、住民に見きわめられたなら、この新市の行く手に誰も明日は描けない、明日を描かない。』」に始まり、6月の定例会一般質問では、「行革の本質は、システムにあらず、人の意識改革にあり。さらに、?機能の変革がもたらす意識改革、?のこのまちの形の源となる価値をつくる意識改革と分析し、この2つの意識改革に課せられるリーダーシップは何か」、を問いました。9月定例会一般質問では、「政策における座標軸」を。12月定例会一般質問では、「知が力となる文化」を。本年3月定例会では、「人材を登用する者が求める資質、人材を登用する者にこそ求められる資質」を、窓口にしました。


 人は価値観や将来像についてくるのだ、と信じているがゆえです。どんなに理想主義と言われようともです。


 幸い、それらに対する市長の答弁に、「信頼」というキーワードを引き出し、「実学と人間学からなる人生哲学が問われる、自身もその途上にある」というメッセージを導き出すことができました。


 今年も「まちづくりの集い」が、16小学校区を会場に始まっています。


 国会の議員内閣制とは異なり、地方は首長が有権者から直接選ばれる、いわば大統領制をとっています。それゆえ、議場を飛び出し、直接市民の前に市長が姿をさらすことは義務であると同時に、誰にはばかることもない得がたい権利でもあります。


 私は、議員自由参加ということで、昨年は16カ所中12カ所に、今年は現在までに開催された10カ所中9カ所に足を運び、地域の実情を知る手立てに勉強させていただいています。


 昨年は、危機管理から始まる流れから、「行政改革」につなげ、「意識改革」をキーワードにして、並みいる要件に解説を加え続け、理解を求める懸命な姿勢が印象に残っています。今年は、「行政改革推進室」の存在をアピールすることから幕が上がっています。とすれば、官民ともまだまだ意識改革が進んでいないことが、あるいは官民とももっとももっと意識改革を進めていかねばならないということが、自覚されているのかもしれません。


 いずれにしろ、そうして今年もまた地域の実情、不満、願望が発露され、聞き、書きとめられていきます。


 しかし、私は、同時に、それらへの受け答えを通して、冒頭で枕にふった「ダ・ヴィンチ・コード」を解き明かすがごとく、地域メッセージの探究に「市民」としていかに振る舞うべきか、双方が理解を試みるところにこそ意義があり、妙味があると感じているのです。本音や実感を公言することを率直さや人間味があるともてはやすだけでは、同じ地域に生きる人間として、ともに何かを考え、論じ、つくり上げようとする姿勢は育たないと思うのです。


 そこに至るまでの道に必要なもの。


 本年度、念頭に置いておられる地域づくりのキーワードは何でありましょうか、ぜひに承りたい。


 次に、学校教育についてお伺いします。


 さる4月24日、1964年以来43年ぶりになる全国学力テストが愛知県犬山市の14校を除く国・公立すべての学校と私立の6割余りの学校が参加し、小学校6年生が約117万1千人、中学校3年生、約116万1千人、合わせて3万3千校、233万人を対象にそれぞれ国語と算数、数学について行われました。国が一括して採点を行い、9月ごろに国全体と都道府県別の科目ごとの平均点や問題ごとの正答率を公表するとのこと。学校にも平均正答率、児童・生徒にも何問が正解であったかなどの成績表が渡されることになっているといいます。しかし、都道府県教委は、個々のそれぞれの市町村名、学校名を公表しないようにと求めている反面、市町村教委が地元の公立学校全体の結果を公表することや、学校が自校の結果を公表することは、自主的判断に委ねられているといいます。問題も正答も趣旨も試験終了とほぼ同時に公表されている中にあって、我がたつの市教委は、これら試験内容について、どういう分析、評価をしておられますか。また、それを受験した児童・生徒の反応をどのようなものでしたか。来年以降も4月に行われる予定のこのテストを、今年の体験を踏まえて、どのように位置付けていこうとされているのか。お聞かせください。


 次に、先日、「姫路市が来年度から小中一貫教育をモデル校で導入し、希望校から順次」、という報道がありました。姫路市内には、中学校35校、小学校71校あり、このうち既に白鷺中学に城南小と城巽小3校、PTAと地元自治会が手を上げているといいます。


 一方で、この春、県立附属高校に併設、開校された附属中学が、三田市にある県立人と自然の博物館と自然・環境学習プログラムを共同でつくるための協定を結び、その中には、開発したプログラムを県内の中学校に広く公開することなどが盛り込まれています。私は、昨年12月の一般質問でスクーリングプロジェクトの設置を提言し、小中6・3制の見直しを提案したことがありますが、その折には、本年度の予算に生きるさまざまな小・中学校の連続性を図る授業、研修、人事交流を引き続き行うことをもってこたえていただいております。そこで、改めて、小中一貫教育に対する認識をお尋ねします。


 以上で1回目の質問とします。





○議長(山本直人議員)


 市長。





○市長(西田正則君)(登壇)


 18番松井議員のご質問の1点目、今年度、念頭に置いている地域づくりのキーワードは何かにつきましてお答え申し上げます。


 これからの地域づくりは、旧1市3町それぞれの地域の長い歴史や文化、自然環境、先端科学技術など、特色や特長を生かしていくことが肝要でございまして、何よりも重要なことは、その地域に住む市民一人ひとりが地域づくりに主体的に参画し、自分たちの生活の中から、自分たちで工夫して考え行動していくことと、情熱と奉仕の精神を持った行動こそがこれからの地域づくりの原動力と考えているところでございます。つまり、行政に任せておけばよいではないかといった時代ではなく、自らの力で行動し、自らを律して行動する時代ではないかと思っております。したがいまして、これからの行政は、市民の方々に対して、自立の喚起、自律の喚起を促す役割を担っていかなければならないものと考えているところでございます。


 また一方、市民主体の地域づくりを進めるためには、市民との直接対話が極めて重要であり、私は、日ごろから職員に対して、じっと市役所にいてもだめである、外に出て市民の方々と話をする、市民の生活の中から出てくる生の声や行動に施策を進めていく大きなヒントがある、宝が眠っていると、現場主義の徹底を図っているところでございます。


 現在、国が推し進めている地方分権や三位一体の改革は、我々地方行政にとって、国、県に頼ることがなく、自らが考え、自らが責任を持って自立できる絶好の機会ととらえているところでございます。そのためにも市民の皆さんからの力をお借りしながら、行政はもとより、職員自らがひとり立ちするための考え方の改革を推し進め、冒頭にも申し上げましたとおり、市民が参画する市民主体の地域づくりに邁進したいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。


 2点目の質問は、教育長に答弁いたさせます。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)(登壇)


 引き続きまして、2点目の小中一貫教育に対する認識と全国一斉模試の分析についてお答いたします。


 1番目の小中一貫教育実施につきましては、現行の6・3制は、今の子どもたちの心身の発達に十分に対応できないという指摘や、小学校高学年の教科担任制導入、小・中を通じた継続的な生活指導など、多方面からの分析により、実施への動きが各地であることは承知しております。一方、6・3制は維持した上で、小・中学校の一貫性を図るべきであるとする見方や、義務教育9カ年の小・中の区切りを見直すべきだとする見解もございます。本市におきましては、これまで各小学校区を単位とした地域コミュニティが長年にわたり形成されており、地域独自の文化、つながりを重要視した学校教育を行っていることから、現在のところ、小中一貫教育の導入は予定いたしておりません。しかしながら、小学校から中学校への移行によって生じるさまざまな問題への対処は大きな課題であります。中学校入学後の不登校生徒の増加など、いわゆる中1ギャップをなくし、小・中滑らかな接続を図るため、本市では、幼小中交流「確かな学力」育成事業やハートフルスクール事業を実施し、学習、生活面において、小・中の円滑な連携を図っておるところでございます。


 次に、2番目の全国一斉模試の分析についてでございますが、本年4月に実施しました全校学力学習状況調査の結果は、7月以降に全国的に公表され、その後、各地教委、学校へ結果が提供される予定であります。これを受けて、学習状況、学習意欲、学習方法、生活などの諸側面や学校における教育条件の整備、体力・運動能力の状況と学力の相関関係について、総合的にクロス分析を行い、課題を明確にした上で、本市における今後の諸事業、各校における教育課程に反映してまいりたいと考えております。


 以上、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 教育長のほうから再質問させていただきますが、先ほどクロス分析というふうなことで、学力というのを、生活態度やそういう脳力、つまり脳の力以外のことからも分析をしていきたい、試みたいと、こうおっしゃっておられました。かく言ういわゆる子どもたちの食育。これについて、朝はしっかり食べてきなさいとか、昼ごはんもしっかり食べなさいとか。こういうことが随分、その、考えたり集中するにも力を発揮すると聞きますが、いかがですか。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 食育とか、いろんなことについて、実はここに問題用紙がございます。これは数学、これは国語でございます。もう一つ、小学校6年生に児童質問用紙、この中に、今議員がおっしゃいました、今日朝食を食べてきましたか、毎日食べていますか、あるいは何時に寝ましたかとか、勉強を何時間しておりますとか、そういう生活のことも聞いております。これと2つ合わせまして、その子の個人のいわゆる今のいろんな学力を分析していきたい、こういうことでございます。言われるように、早寝早起き朝ご飯のごとく、やはり生活状態は大切だと認識しております。


 以上です。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 少し話を進めると、今、朝をしっかり食べてきなさい。現状はどうですかね。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 しっかり統計にとったことはございませんが、まだまだ都市部と違いまして、朝食は非常にたくさん食べてきていることは事実でございますが、一部朝食をとらずして来ている生徒、そして朝からの勉強に弱った感じで机に寝ている中学生もいることも事実でございます。しかし、それはまだまだ少ない状態でございますが、今後そういう夜型の生活状態が非常に危惧されるところでございます。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 いわゆるそういう生徒の生活状況の質問事項。それも全部、今、国に一括してしまって、目を通さずにおられてきたわけですか。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 この今回の調査はそうでございますけれども、それぞれの立場、学校におきまして、あなたは朝食をとりましたか、何時に寝ましたか、あるいは排便、その他、生活状況すべてにつきまして、その分野、養護教諭さんだとか、あるいは生活指導主任がそういうデータは持っております。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 以前、給食センターのことで話が出ました。少し言い及ぶわけですけれども、現在まだ学校給食が完備していないところは、どことどこでしたっけ。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 学校給食を今完全実施しておりますのは、旧新宮町、御津町の小・中校、それから揖保川、龍野市の小学校でございます。やっていないのは、揖保川の中学校と龍野の東西中学校の3校でございます。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 今回の学力テストで、妙な言い方ですが、その給食あるやなしやで成績が変わっている可能性はありますやろか。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 それはわかりません。まだ考えてもいませんでした。しかし、食事が大切なことは認識しております。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 学校給食が完全整備するまでには、あと何年ぐらいかかるんですかね。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 検討委員会で、合併後、検討しておりますこの未実施校につきまして、いつ開始するかということを検討しておりますが、今年度、用地をどこに建てるか、センターにしてどこに建てるかということを決定しまして、急ぎたいと思っております。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 先ほどの小中一貫で姫路のことを調べるうちに、いわゆる給食弁当、子どもたちの中で、朝、あるいは昼食をなかなかつくれる状況にないということをあわせ持つために、給食弁当というものを考え方を導入しているというふうに聞きました。それについて、ちょっとご説明いただけませんか。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 姫路市が実施しております給食というのは、前もって、今月あなたは今月弁当給食をとりますとかという質問をしまして、そして1カ月の予定をする、そして業者に委託しまして、献立は市のほうでするわけですけれども、弁当、デリバリー方式と申します。弁当が学校へ配達してきます。しかし、新聞報道によりまして、中学校の旧市内と申しますか、以前からの姫路の4中学校は導入しておりましたが、希望が非常に少ないということで休止するような情報を得ております。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 先ほどの身体、それから脳力に関しても、その食料の給食弁当、普通の通常の弁当、そして学校給食。栄養のバランスを考えたときに、給食弁当というのは、より弁当に近いんですか。その各子の好き嫌いに、あるいは完全給食をしているのに近いんですか。それとも全くもう別個の評価を与えるものなんですか。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 完全給食には、私は遠いと思います。弁当に近いほうだと私は考えます。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 要はトピックスな問題で、一昨日、学校改革関連三法が国会で成立したこと。他の議員も少し申しとめておりましたね。改正の学校教育法では、義務教育を目標、規範意識や我が国と郷土を愛する態度などが規定され、来年度から幼稚園、小・中・高校などに副校長、主幹教諭、指導教諭が新設。改正地方教育行政法では、来年度からの教育委員に保護者を選ぶことの義務化、文部科学省の教育委員会への指示権と是正要求権の新設。改正教員免許法では、来年度からの指導が不適切な教員の認定と指導改善研修の実施が、再来年度から、教員免許の有効期間10年間の更新制の導入などがその骨子になっています。今回の私の申し上げている小中一貫して子どもたちの学習能力、集中力、継続して使える、そうした学力テストをどう生かすか。これに関して、教育委員会の委員長、小宅さんにご質問するわけですが、最初こういうものを見られて、最初の第一印象といいますか、どういうふうに思われましたか。





○議長(山本直人議員)


 教育委員長。





○教育委員長(小宅正純君)


 教育委員会の構成について、自分がなっておりましたので、興味がありました。それで、保護者である者が必ず含まれるというような言葉が出てきましたが、これは原則的には大賛成ですけれども、ちょっと保護者というところに引っかかりが私は感じた次第です。それから、食育とか、そういういろんな問題を議員が述べられましたけれども、朝食の問題にしても、給食は別にして、弁当の問題にしても、親の問題が大いに関係してくると思うんです。社会問題でもありますし、社会問題もある一つの一面かもわかりませんけれども、親の意識、夫婦、父親、母親のそこら辺に問題があるのではないかなと私は思っております。ちょっと話がそれますけれども、子どもを殺したり、親もとのところへ預けたりというふうなのも、男と女との関係がおかしくなってこうなってきているのではないかなと思います。そういうところでございます。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 この間、つい最近、編集者をしている私の友人から、根本良一さんのルポルタージュ記事が送られてきたんです。根本良一さん。福島県の矢祭町を率いて、平成13年10月31日に「合併しない宣言」で一躍全国区に名をはせた方の、この4月28日に町長退任を惜しまれて開かれた「ご苦労様の会」。これに招待された折のものなんですね。


 そこで、彼はこう述懐されてます。


 公金、つまり税金を使って事業をする立場にある者に一番求められているのは「公正」であるかどうかの判断だと。1本の道路をつくるに当たって、奥まったところに住んでいる人たちは、一日も早い完成を望み、幹線道路につながっている入口周辺に住んでいる人たちはさほどの必要を感じない。土地の買収代金にしたって、入口の人たちは、必要を感じないから、安くては首を縦に振らない。こういうときの判断の基準が、何が「公正」か、そういうことになる。入口周辺の人には、「公平」ではないと思われることでも、「公正」であると判断したならば執行しなければならない。私は、いつも「公正」でありたいと念じてきた。


 さらに、地方自治において、必要条件は満たされねばならない。しかし、十分条件まで満たす必要はないという哲学にペンは進んでいるんですね。


 必要条件は、地方公共団体としてのニーズの充足を意味します。福祉や医療や教育など、必要欠くべからざるサービス、公共サービス、それらが欠けていては暮らしてはいけない、それは満たされねばならない。しかし、それに十分条件を付加するとなると、住民の欲望は、あれが欲しい、これが欲しいと際限なく膨れ上がる。この欲望にこたえていくことは、役所の仕事ではなく民間の仕事だと。


 その友人は、最後にこのルポをこう結んでいるんですね。


 「日本の不幸は、政治家がいかなる弁舌を振るおうとも、官僚がもっともらしい数字を並べたてようとも、それを国民が素直に信じることができなくなっているところにある。しかしながら、福島県の県境の小さな町で、首長と住民は確固たる信頼関係を築くことに成功した。国がなし得ないことを町が成し遂げた」と。


 公平と公正。地方自治における必要条件と十分条件。信頼。何やら急所をつかれたような、攻められたような心地に私はなりました。


 市長の琴線にもどこか触れているように感じたのですか、いかがですか。公平と公正、地方自治における必要条件と十分条件、そして信頼。いかがですか。





○議長(山本直人議員)


 市長。





○市長(西田正則君)


 難しい質問ですな。先生の最初ずっとご質問を受けたときに、人生観やとか、価値観とか、世代観とか、さらにはまた一般教養、信義観とか、勇気とか、探究心だとか、いろいろおっしゃっていまして、今度は、これはよほど大きな辞典を持ってこなんだらわからんなあと思いましたわ。それで、今おっしゃった公正と公平の問題、これは、公正というのは、間違いでない、非道でない、いわゆる正しいこと、公正。それから、公平というのは、エコひいきしたり、恣意的、いろんな発想で物事をやっていく。そやけど、これ、公平か公正かというこの概念は、一緒に並ぶものではないなあという感じがするわけです。公正というのは、すべてに対して間違いがない、正しいものだと、全然その道理にかなってないというのは、これはもう公正ですね。それから、もう一つは、公平というのは、今度何か物事をやっていく一つの中間媒体、オルガナイザー的なものがあって、そして、それに対していろいろ配分したりいろんなことをやっていくためが公平やと、そこに恣意的にこっちへ10を与えてこっちが3でこっちが1でこっちは0と、いわゆる不公平。だから、公平に分配する、公平に施策を展開する、公平にいろんなことをやっていくという概念と、もう一つは、公正という概念は、これはちょっと並列にならないなあという感じを持つわけですな。今先生は、十分条件だとか、あるいは必要条件とおっしゃいましたけれども、これについても公平や公正で分類できない、言葉のどうもへ理屈になって恐縮なんですけどね。そういう感じで、公平と公正、必要条件、十分条件、どう繰り合わせるかという、なかなかその言葉の国語的解釈、その語源的なものからちょっとよう分析できませんので、先生、教えてくださいな。お願いしますわ。公平と公正の違いをね。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 最初に、今回の質問の骨子にさせていただいたまちづくりの集い。私、本当に数多く足を運ばせていただいて、情熱と奉仕とおっしゃられましたね、ほんまに感じますわ。だから、改めて、先ほどの話のように、根本町長のことを引き出しましたけれども、わざわざ、公平で公正、その違い、あるいは住民の要求を最低限、生活を満たす十分条件と欲望まで満たす必要条件、そういうきちっとした境目をつくらずして、既に市長は、自分の概念なり考えなりを、部長、課長引き連れて市民のもとに運んでいるなあと、その共鳴を言いたかったんです。だから、改めてその言葉じりをそれぞれを分析しましょうということではなしに、それを常に考えているリーダー、そのもとに弱卒なしというとおり、部長以下がそれを知ろうとする姿勢、それについて市民が理解を深めていくこと。お互いがそのたつの市をつくっていくんだという姿勢で初めて成り立つんだと。単に、皆さんの欲を、こうしてほしいのを聞きますよ、不満を聞きに行きますよと、そういう集いでは、決してご自分のこれからの指針は浮かべない。その一つひとつに、部長の一つひとつの返答にすら、これからまちがどうあるべきか、それは同時に、たつの市ではなしにたつの市民のあなたも一緒に考えてほしいよということを言っておられるんだな。この一般質問を通じて、より伝えないといけないのは、あなたの考え方であり、この市の考え方なんです。この市の考え方が、この市をつくるんだということ。そういう意味で、市長は、恐らくは話をあれこれ哲学的解釈を加えてくださるのではないかと、こう思ったわけですね。


 いまだに改革なくして成長なしというふうな小泉改革の語録が幅をきかせているわけですけれども、本来我々は、成長していくこのまちがどうなっていくかという、そういう成長よりも、今の報道を見ていると、治安にしろ、介護にしろ、医療制度にしろ、年金制度にしろ、みんな「未来への怯え」をどないしてくれるねん、こういうことだと思います。市がなせることと、国がなせることとは間違いなく違います。しかしながら、その市民の一番そばにいるのが我々地方公共団体ですね。そういう意味で、市長はどういう認識を持っていらっしゃるかということをわざわざ引き出さなくても、もう既に発言、発露されている、だから、そのままのご意見を聞きたかったんです。いかがですか。





○議長(山本直人議員)


 市長。





○市長(西田正則君)


 今いろいろおっしゃったわけですけれども、ただ、私、この話の順序として、一応公正、公平から入ったわけです。そして、どこかの地域との結び付きで非常に成功された例をおっしゃいましたわね。そして、そこに公正の概念と公平の概念があり、そして、公正と公平は、国語辞典的な解釈はできても、なかなか実生活の場面でいろいろできませんわ。先生のお考えはとお聞きしたわけですね。今度はね返ってきたことが、まちづくりの集いで、いろいろ議論の中で、単なる要求、要望もあれば、また一方、こうあってほしいという、今度は強烈な要望もありますし、その辺で、先生が今おっしゃったのは、どうやと、こう言われても、何をどうやと答えるのか、なかなか先生、頭の回転がついていきませんがな。だから、ここという焦点に絞っていただきたいんですけどね。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 今回の一般質問に関して、一番大事なこと、一つひとつの事象に対してではなしに、大きな骨幹をなすのが魂であり、ご自分の志であり、それをどう伝えるか。それがリーダーの役目だろうということで話を実は切り出しているわけなんですね。それは最初の1回目の質問で申し上げましたし、教育長への質問のときにも実はそれがあるわけであります。そういう意味で、今度私が質問をはぐらかすわけではないけれども、いつも公ということに対する物の考え方、それは、先ほど申し上げたように、基盤にするものが皆それぞれ違いますから、おのずと変わってくる。けれども、8万3千人の市民、1千人の職員を引き連れたときに、自分の努力が、あるいは自分の我慢が他にプラスになり、他の理になっているということをいつも考えているということ、それが結局は公正なんだろうと僕は思うんですね。


 以前、学校教育の中で、一緒に並んでゴールラインに到達しましょう、徒競争で、それが公平だ、つまりそれが平等だということが一時期はやったことがありました。でも、本当に大事なのは、その子の持っている能力をどこまで引き出してやるかが大事である。子どもは無限の才能を持っているというのは、実をいうと、この年になって私は思うんですが、親しい友人が亡くなり、自分の身近な者が亡くなることを思い、自分の老いさばらえて姿を鏡に見るにつけ、間違いなく有限なんですね。才能も有限なんです。そして、隣の人と顔を見合わせれば、間違いなく顔が違うように自分の持ち味も違うわけです。その自分とは何ぞやということを探すためのものが、それぞれの本当は頑張りであり、集中なんだと。それがなかなか今の若者も含めて通用しないのが世の中なんだろう、ということなんです。まちの集いで、市長が足を運んで、それを伝えるのは、この市をどこへもっていくんだということだろうと、こういうことを聞いているわけなんです。


 例えば、今の考え方。若い人たちも含めてですが、今をどう生きるかということを非常に重要視されている。大事なことは、これが明日にも続くんだぞということになるのではないかなあ、こんなことを思っているわけなんですわ。


 だから、先日、また別の若い方から、成人式のあり方について、自分たちで好きにさせてくれというようなことをまちの集いでも行ってしゃべりたいというようなことを聞いたわけですね。そのときに、その彼、彼女らの話を聞いているうちに、自分たちの同窓会と成人式の違いというものを考えてないことを指摘した。結局、その若い子たちにとって、自分がいつか年をとるということがわかってなかった、こういうことがありました。


 いずれにしろ、市長にお聞きしたかったのは、今の現在、まちの集いも含めて、ご自分が進もうとしていらっしゃる姿、情熱と奉仕を持って進むんだと、これを切り口に進んでいらっしゃるんだなというのが僕の今日受けた答えなんです。それで間違いないですね。





○議長(山本直人議員)


 市長。





○市長(西田正則君)


 今おっしゃいましたように、いろいろ先生は、まちづくりの集いでたくさんの会場をほとんど9割9分ぐらいいただいているので、具体的な応答について、それから抽象化していただいても結構でございますが、ただ、私が申し上げたいのは一つですわ。ともかく今先生がおっしゃった、鏡を見て、自分の体を映して、人間は何のために生きとんやと、哲学ですわな。フィロソフィーですわ。それは、もうそれ自体が主体性のある行為だと、自分が何で生きておるんやと、主体性ですな。あるいは自立しておるわけですわ。ただ、今の世の中は、時間がないので省きますけれども、戦後からがっがっと上がってきて、物に豊かになって、どすんと落ちて、豊かになったときに、そこに行政の縮図やいろんなものがありますわな。そうしたら、もうじっとしておったら、何でも好きなものが入ってくる、親に言うたら買うてくれる。さらに誰かがいたずらし出すと、誰かに頼んだらやってもらえる。国際間でもそうですわな。どこどこの国に日本は頼んでおいた、オール頼り、他立、そんなことなれ親しんでもうたから、究極は一つですわ。自分は今何のために生きておる、それは別として、自分は自分で考えるということを忘れてしまったと、自分は自分で行動するということ、やってえなあ、これ草を引いてえな、これをここへ建ててえな。わしらはここまで努力したんやけど、これでできんからやらんかいと、これは何にもその問題解決ではなしに、これから未来永劫、その地域づくり、あるいは個人の欲望、さらに発展的夢を求めていく、これは基礎ですわな。だから、今先生がおっしゃったように、わしが言うとうことは間違いないんかいといったら、おっしゃるとおりです。自立、自分で考えて行動を起こす、それをもう一回、本来人間の、先生の今ここで言われたときに、本質と言われましたな。表面から出ておる、いかに着飾ったって、中身はしわだけやがいなと、本質は違うんやと、そう本質を見通すという、その本質は何かというたら、自分で考えて自分で行動するということを忘れてしまうと、こんなもの、分権である、地方の時代である、自立するんや、いや行革をやれというたって、他力的ではこれは全部いけませんよと。だから、核は、今申し上げたように、もう自分で立つしかないと、それの涵養、あるいは喚起を図っていくということを今年のまちづくりのポイントに置いておるんだと、こういうことです。おっしゃるとおりでございます。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 つまり、内面からわき上がるもの、それについて援助はすると。そのわき上がるものを自分でつくってほしい、こういうことだろうと思います。


 教育長、話をもう一遍ふるわけですけれども、今話をしましたように、子どもたちに一番大事なのは、先ほどのテストも、そして小中一貫に対してもそうなんですけども、一番大事なのは、一番必要なのは、内からの欲望、向上心、それだと思いますが、いかがですか。





○議長(山本直人議員)


 教育長。





○教育長(苅尾昌典君)


 そのとおりでございます。とにかく自分でやる気にさせる、なる、そのさせるための我々教師の支援、それが教育の本質だと思います。





○議長(山本直人議員)


 18番松井議員。





○18番(松井重樹議員)


 今日の質問の落ちに。一番最初の冒頭に述べた「ダ・ヴィンチ・コード」なんですけどね、映画化されて昨年5月20日に全世界で同時公開をされたんですね。終了間際に、「聖杯」、の秘密に導かれた主演のトム・ハンクスが、こんな言葉を「聖杯」の秘密そのものであるソフィーにかけています。


 We are who we protect,I think what we stand up for.


 But,Sophie,the only thing that matters is what you believe.


 何のことやと思うと、日本語字幕には、「人は、何を守るかによって、どんな人か決まる。大事なのは、君が何を信じるかだ。」私は、原書まで買って、この言葉を見出そう、映画だけではない、原書から見てやろうと持って買ってみたんですが、一生懸命探すんですが、いまだに見つからへんのです。それが、私の目下の「ダ・ヴィンチ・コード」、なんです。


 そういう落ちを、最後に言葉を置きかえてみると、「たつの市が何を守るかによって、どんなたつの市が決まる。大事なのは、このたつの市に住む一人ひとりが何を信ずるかだ。」


 「未来責任」をこういう言い方にかえて、今日の質問の最後にさせていただきます。ありがとうございました。





                 休 会 議 決





○議長(山本直人議員)


 以上で本日の日程は終了いたしました。


 この際、お諮りいたします。


 議事の都合のため、明日23日から25日までの間、休会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。


              (「異議なし」と呼ぶ者あり)





○議長(山本直人議員)


 ご異議なしと認めます。


 よって、さよう決しました。


 なお、次の本会議は、6月26日午前10時より開議いたしますので、よろしくお願いいたします。





                 散 会 宣 告





○議長(山本直人議員)


 本日は、これをもって散会いたします。


 ご苦労さまでした。





             散   会  午後12時19分











 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。








 平成19年6月22日








                    たつの市議会議長  山 本 直 人





                    会議録署名議員   栗 本 一 水





                    会議録署名議員   松 本 義 彦