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兵庫県 篠山市

平成21年第69回定例会(第3号 9月17日)




平成21年第69回定例会(第3号 9月17日)





       第69回篠山市議会定例会会議録(3)





         平成21年 9月17日(木曜日)


             午前 9時30分 開議








 
〇出席議員(20名)


     1番  市 野 忠 志         2番  小 林 美 穂


     3番  本 莊 賀寿美         4番  林     茂


     5番  前 田 えり子         6番  恒 田 正 美


     7番  奥土居 帥 心         8番  大 上 磯 松


     9番  吉 田 浩 明        10番  西 田 直 勝


    11番  隅 田 雅 春        12番  河 南 克 典


    13番  國 里 修 久        14番  森 本 富 夫


    15番  堀 毛 隆 宏        16番  園 田 依 子


    17番  渡 辺 拓 道        18番  木 戸 貞 一


    19番  植 野 良 治        20番  足 立 義 則





〇欠席議員(0名)





〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名


  市長         酒 井 隆 明   副市長        金 野 幸 雄


  教育委員長      新 家 英 生   教育長        河 南 秀 和


  代表監査委員     佐 圓   隆   政策部長       平 野   斉


  総務部長       森 田   忠   市民生活部長     堀 毛 宏 章


  保健福祉部長     前 田 公 幸   まちづくり部長    森 口 寿 昭


  上下水道部長     大 藤 和 人   会計管理者      小 稲 敏 明


  教育部長       松 尾 俊 和   消防長        植 村 仁 一


  監査委員事務局長   若 泰 幸 雄





〇議会事務局職員出席者


  局長         池 野   徹   課長         時 本 美 重


  係長         中 野   悟





〇議事日程 第3号 平成21年9月17日(木曜日)午前9時30分開議


  第 1  会議録署名議員の指名


  第 2  一般質問


       ・個人質問


             通告 8番から





              午前 9時30分  開議


○議長(足立義則君)  皆さん、おはようございます。


 これから、本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。





◎日程第1  会議録署名議員の指名





○議長(足立義則君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。


 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、16番、園田依子君、17番、渡辺拓道君、18番、木戸貞一君を指名します。





◎日程第2  一般質問





○議長(足立義則君)  日程第2.一般質問を行います。


 質問に先立ちまして、議長から一般質問の議事運営について申し上げます。


 本日の一般質問については個人質問のみです。各議員の発言は、会議規則第56条第1項の規定により、質問時間を30分以内とします。


 時間の徹底と発言議員に持ち時間を確認いただくため、議場東側の標示板に残り時間を表示いたしますので、御注意いただきますよう、あらかじめお願いしておきます。


 なお、2回目以降の質問は自席からお願いします。


 質問は、通告順により議長から順次指名します。


 通告8番、園田依子君。


○16番(園田依子君)(登壇)  おはようございます。16番、園田依子です。議長の発言許可を得ましたので、通告に基づき2点についてお伺いいたします。


 1点目の小中学校への電子黒板の導入についてであります。


 電子黒板とは、コンピューターの画面を黒板に映し、その黒板を直接タッチ操作し、授業を進められる教具です。7月の経済危機対策臨時交付金においても、スクールニューデイルの画稿ICT環境整備事業において、教育環境の充実を打ち出し、「21世紀の学校」にふさわしい教育環境の充実のために、迅速かつ積極的なICT化をと言われています。未来を担う子供たちへの情報教育の充実は大切なことであり、わかりやすい授業を行い、児童生徒の学力を向上させることは、極めて重要な課題です。


 電子黒板は学習者の評価が高く、教える側にとってもたくさんの利点があります。電子黒板を使うことにより、授業準備の段階、授業設計展開のそれぞれの変化が見られ、視覚的効果に深まりをもたらすことができ、今までの授業よりも思考を深める場面、子供たちが活躍できる場面がふえると考えられ、その使用が学習効果を高める要因であると考えます。また、「子供の目を見て授業ができる」「音声と映像が出るので、英語の発音の習得には最適」、一番のよさは画面に直接書き込みができ、黒板と同じように使える一方で、色や線の太さを変えたり、図形を描いたりという点で、黒板以上となり、また、映像や音声の再生を初め、書き込んだ内容を保存できるということです。保存機能を生かせば、不登校の学習支援にもつながると思います。


 文部科学省では、学習指導要領の20年度の改定に伴い、教育内容の改善事項として理数教育の充実が盛り込まれています。授業日数が小学校理科では350時間から405時間にふえ、中学校理科では290時間から385時間にふえております。そのためには、算数や数学、理科の教材等の条件、環境整備も進めていかなくてはならないと思います。また、新学習指導要領では、小学校5、6年生による外国語教育が盛り込まれ、小学校では23年度より、中学校では24年度より全面実施となっております。篠山市も経済危機臨時交付金において、学校教育パソコン整備事業、学校理科教材整備事業に力を入れていただいておりますが、文部科学省は電子黒板においても、小中学校に一台ずつ配置するように設定しております。


 電子黒板の導入をと考えますが、教育長の考えをお伺いいたします。


 2点目に、校庭・園庭の芝生化についてお伺いいたします。


 6月の一般質問でも質問させていただきました。教育長の答弁では、「芝生によるけが等の軽症化の効果から遊具の周辺を中心にした植えつけを計画的に進め、地域と学校、幼稚園と連携した取り組みについて、検討を進めていきたい」と前向きなお答えをいただきました。


 プロジェクトチームも組まれ、視察にも行かれ、校長会等でも打ち出されたと聞きますが、先生方の反応はどうなのか、お伺いいたします。


 芝生を植えることによって、先生方の芝刈り等の維持管理の負担がかかることへの思いから、なかなか進まないのではないかと考えますが、芝生を植えることによって、学ぶこと、期待できることがたくさんあると思います。プロジェクトチームの取り組み、また、地域を巻き込んでの取り組みも大切なことと考えます。これからの取り組みをどうお考えになっているのか、お伺いいたします。


 以上です。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)(登壇)  皆さん、おはようございます。昨日に引き続き、本会議一般質問、お世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。


 それでは、ただいまの園田議員からの御質問の項目の一つ目でございますが、小中学校の教育に関しまして、特に電子黒板の導入についてと、こうしたことで御質問、御指摘をちょうだいいたしました。


 議員おっしゃるとおり、電子黒板についてでありますけれども、これは従来の黒板とは全く異なり、例えばということで、コピーのとれますホワイトボードから、特に今、議員のおっしゃいました大画面による薄型テレビ、手で触れて開局もできると、こうした物まで幅広い機器を含む、そうしたものを電子黒板と、こうしたことで理解をいたしております。


 市内の小中学校におきます教育備品整備の状況、その内容を見ますと、篠山市におきましては、この電子黒板ですが、議員のおっしゃります大画面の薄型、そうしたことでのディスプレーを持った最新の電子黒板というものは、導入は今のところはございません。しかしながら、電子黒板の一つのタイプでございます「インタラクティブホワイトボード」と、こうしたことでの導入をこれまで進めており、この機器といいますのは、コンピューターとプロジェクターを接続いたしまして、それによりまして、各種学習教材を映し出せるボード型の物であります。そのボードには、書き込むこともできることが可能となっております。


 こうしたことを踏まえまして、篠山市教育委員会の方では、平成16年度から一部先行導入しながら、平成17年度より各校が順次本格導入を進め、5カ年計画として、本年度をもちまして、小学校、中学校、及び特別支援学校である養護学校の全25校について、整備が完了する予定といたしております。


 薄型テレビを使用しましたディスプレー型の電子黒板は、ボード型と異なりまして、地上デジタル放送の受信活用であったり、さらには画面自体が明るいと、こうしたいい点がありますから、教室を暗くする必要もなく、確かにボード型よりすぐれたところがございます。


 しかしながら、授業におきましては、ボード型への接続機器の準備に時間を要するものの、各学校とも機器の使用には教職員がそれぞれ技術を習得し、子供たちの授業、そしてまた学習活動の進化に有効な視覚的情報を素材とした授業を展開いたしております。私も何校か見ましたが、外国語化とおっしゃいました。特に、今、小学校で英語活動を導入いたしておりますけれども、その折にも子供たちがそうしたボード上に子供たちの日常に関心のある英語素材、そしてまた言葉による表示も含めて、喜んで子供たちが授業に参加しておった、こうしたことも拝見をいたしております。子供たちには学習意欲の喚起であったり、表現力の育成向上と、そうしたことにかかわりまして、ボード型の機能を使いながらも、今対応しているというのが現状でございます。


 今後ともこうした教育機器の有効活用によりまして、よりわかりやすい授業とそしてまた何よりも子供たちの学習意欲の喚起、向上、そうしたことに資するよう、そうしてまた、教師と子供たちとのコミュニケーションを大切にしながら、学力向上と定着、さらには豊かな表現力の育成につながるよう、こうした機器の活用を図ってまいりたいと考えております。


 議員より御指摘をいただいておりますさきの国の大型補正を機に、他市におきましては、大画面薄型テレビのディスプレーを使用した電子黒板の導入が進められているとも聞き及んでおります。この電子黒板の導入に関しましては、今回の文科省が推進する地上デジタル放送への移行に合わせて、大画面の薄型テレビを使用したディスプレー型の電子黒板、直ちの導入につきましては、今、難しい状況にはございます。しかしながら、篠山市教育委員会といたしましては、これらの大画面の薄型テレビタイプの電子黒板の今度の進化の様子や、授業効果、そうしたものを見きわめながら、各校の教育用コンピューターの更新時期、コンピューターとの連動もございますので、そうしたことを踏まえて、今後導入の必要性を検討してまいりたいと、このように考えております。


 以上で、この場での答弁とさせていただきます。


○議長(足立義則君)  16番、園田依子君。


○16番(園田依子君)  今回、私が電子黒板の導入について一般質問をさせていただいたのは、7月の経済危機対策事業の中で、文部科学省が小中学校に一台の電子黒板の配置というふうに言っております。文教厚生常任委員会の審議の中で、パソコン整備事業に対する充実はありましたが、電子黒板の項目はなく、導入はと、私は要望をさせていただいたんですけれども、そのときに、教育委員会からの方からは、電子黒板を導入しているとも、いえないとも、お答えがありませんでした。なぜ先進的に導入しているにもかかわらず、そのときに、購入しているということをお答えにならなかったのかを、ちょっとお聞きしたいと思います。


○議長(足立義則君)  松尾教育部長。


○教育部長(松尾俊和君)  7月の補正時におきまして、確かにボード型の電子黒板の説明は確かにしておりませんでした。特に、この時点では国のスクールニューデイル構想で推奨されておりますディスプレー型地上デジタルのテレビ、当初59インチ以上ということになっていたんですけれども、それについては導入せずに、特にその地上デジタルテレビを予算計上していないこともありました関係で、詳細な説明ができなかったことについては、申しわけなかったと思っております。


 以上です。


○議長(足立義則君)  16番、園田依子君。


○16番(園田依子君)  後からお聞きしたときには、一体型とホワイトボードひっくるめて電子黒板というふうに認識はされていたかと思うんですけれども、そのときに、ホワイトボードの電子黒板を導入しているということは、やっぱり一言お答えいただければうれしかったかなと思います。


 それとあとホワイトボードの導入の状況を見させていただきました。本当に篠山市は早くから取り組んでいただいて、もう先進的な教育をしていただいていることに本当にうれしく思いましたけれども、導入時期を見ますと、本当に平成14年に養護学校から始まり、15年の今田小学校で、20年度までに丹南中学校以外の全小中学校に導入されております。


 そこで、なぜ今、丹南中学校だけが導入されていないのかということを、ちょっとお聞きしたいと思います。


○議長(足立義則君)  松尾教育部長。


○教育部長(松尾俊和君)  電子黒板の状況でございますけれども、現在45台でございます。平成21年度に更新予定が、更新ですけれども、西紀小学校、西紀北小学校、今田小学校、今田中学校もあるんですけれども、確かに丹南中学校だけ今回ちょっとおくれてきたことについては、それぞれ学校の要望といいますか、教材整備につきましては、コンピューターとほかのいろんな教材のセットと合わせもって計画的にしている関係もありましたということもあって、確かに丹南中学校が今回21年度にやっと導入ということになるんですけれども、それについては、確かにおくれた分について学校としても、そこら辺はこの電子黒板については、かなり私自身も研究しますと、いろんな利用価値がございますので、できるだけ早く利用していただくように、活用を図れるように、図ってまいりたいと思います。


○議長(足立義則君)  16番、園田依子君。


○16番(園田依子君)  この経済危機対策の中で、全小中学校配置ということで、丹南中学校だけがまだ配置されていないということに対して、やっぱり導入というふうな、そのときに学校側へというのか、市としては本当に考えるべきではあったのではないかと思います。やっぱり電子黒板によって、授業をすることによって、子供たち、生徒たちの意欲というのか、学力に対する差があるというふうに私もいろんなところで聞いたり、調べたりすると、出ているような結果も出ておりますので、やっぱり同じ市の中で同一にそういうふうな環境整備をすることが大切ではないかと思います。


 そこで、今回のこの、せめて丹南中学校、一つ残っている中に今回はやっぱり一体型の電子黒板を導入されることに対して、近隣とも合わせる意味でも、丹南中学校に一体型の電子黒板を導入していただきたく、私は要望いたしますので、よろしくお願いいたします。


○教育長(河南秀和君)  私の方から、今の御質問、そしてまた、これまでの経緯のことにつきましても、答弁をさせていただきたいと思います。


 教育にはやはり小学校では45分、中学校では50分といった授業がございます。その間、子供たちが集中しきるというのは非常に難しいことです。ですから、非常に卑近な例で申しわけございませんが、私たちが日ごろ見ておりますテレビにいたしましても、約15分おきぐらいにはコマーシャルが入ったり、そうして場面転換が行われることはしょっちゅうございます。子供たちはそれなりにやはり約15分程度がそれのピークを迎える時期だと、こういうような説もございます。すべてがそうではございませんけれども、そうすると、やはり15分、20分たちましたときに、子供たちの集中を新たに学習意欲ということで、喚起させるためには、これは視覚教材の提示は十分に機能は有効であると、こうしたことは教育の中ではこれまでから申されております。


 そうしたことで、例えばということで今おっしゃったように、子供たちの授業を進める上で、学習教材を視覚的手がかりと提示すると、こうしたことがなされることによって、子供たちの集中はまた十分に働くといいますか、高まってくると、この中で授業を進めれば、さらに子供たちの学習の、そしてまた学力の定着には効果があると考えます。あわせて、教育の中におきます、そしてまた私たちの生活におきます情報ですけれども、目から入る視覚情報が全体の約8割と、こうしたことも聞いております。そうした意味合いでも、教師の言葉ということでの授業の展開はありますが、あわせて視覚が手がかりというのは重要と、こう考えますので、そうした意味合いでは、やはり今後こうした電子機器も含めてですけれども、大画面のディスプレーを用いたような新たな電子黒板、そうしたことについても、検討を重ねてまいりたいと、このようにお答えさせていただきたいと思います。


○議長(足立義則君)  16番、園田依子君。


○16番(園田依子君)  ありがとうございます。私もこの間、古市小学校へ行かせていただいて、実際に使っておられる先生にお聞きをしてきました。本当に先生がありがたいという、本当に子供たちが、理科の場合なんかは動く映像を見て、勉強したりとか、いろんな活用ができることで本当に感謝をされていましたので、篠山市、本当に早くから取り入れられていることが、私はすばらしいことだなと思いますので、またいろいろな教育委員会の方も、本当にその現場を見て、いろんなことを感じていただけたらうれしいかと思いますので、よろしくお願いいたします。


 以上です。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)  なお、丹中の件に関してなんですけれども、今回の国の大型補正に関しましては、あらかじめ申請事務、そうしたことが必要となっておりますので、その点につきましては、課題が生じることもまた御承知願いたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)(登壇)  続きまして、議員御質問の2項目になりますが、校庭(園庭)の芝生化についてであります。


 さきの6月議会におきましても、議員から御質問、御指摘がございました。そうしたことに関しましては、7月の校長会でもって情報提供を進めたところでございます。その後の市内の学校園における芝生化の推進に関しましてのお尋ねでございますが、これからの取り組みと合わせまして、御答弁を申し上げいたいと思います。


 校庭の芝生化に関する市内学校園の状況を申し上げますと、改めてということになりますが、校庭で芝生化されている物は小学校では3校で約663平方メートル、中学校では2校で約1,200平方メートル、そしてまた、篠山養護学校の約400メートルとなっております。


 6月議会におきましては、校庭の芝生化に関する議員の御提言を受けまして、篠山市の、これは市職員が学校適正配置プロジェクトチームと、そうしたことを組織しております。そのプロジェクトチームでもって、早速に芝生化の先進地視察を行ったところです。また、その視察につきましては、現場の小学校長も参加をしたしてくれました。


 また、その内容につきましても、校長会で周知を行い、芝生の持つさまざまな効用に対しましての認識が徐々に深まるなど、芝生化についての意識の高揚は進んできていると、このような認識をいたしております。


 今後の校庭(園庭)の芝生化に関しましてですけれども、学校園におきます意向なり、そしてまた可能なスペース、そうしたことを調査いたしましたところ、小学校・幼稚園では14校園、中学校では3校で検討を進めてみたいと、こうした意向も把握しております。これからも芝生化の目的としての自然環境面での効用のほか、学校における教育活動において、子供たちの運動能力及び体力の向上、そうしたことへの効果が期待されることを十分認識した上で、県民まちなみ緑化事業の活用を図るよう、学校現場への指導を行ったところです。先般の9月校長会でも改めてこちらから資料提供をいたしております。


 今後は課題となります管理面の体制づくり、さらにはそうしたことに関しましての学校園・PTA等関係者との協議を、そうしたものを重ねながら、本市にありましては、篠山養護学校の取り組み事例のように、芝生化に取り組むという、そういう要件が整った学校から推し進めていければと考えております。


 以上で、この場での答弁とさせていただきます。


○議長(足立義則君)  16番、園田依子君。


○16番(園田依子君)  着々と計画を進められていただいていることだと思うんですけれども、今御答弁の中に小学校14校、中学校3校と言われたんですけれども、これは検討で前向きにお考えいただいているということでしょうか。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)  芝生化効能そうしたものを踏まえて、子供たちの体力、運動、そうした機能の向上、そうしたことに関連して、学校の中でいろいろとこれから考えてみたい、検討したいということですので、直ちにそのことが実施されるということとは、今すぐに答えは難しいですけれども、改めて学校現場で芝生化のそうした子供たちに関してのプラスの面は何かと、そうしたものを考えていこうと、こういうことで、私ども意向を踏まえたと、御理解いただきたいと思います。


○議長(足立義則君)  16番、園田依子君。


○16番(園田依子君)  今、近隣市では小学校、中学校といったらいろんな校庭の場合、いろんな競技とかいうのが、ソフトボールとかいうふうな必須科目に入ってくるとかいうことで、小学校の校庭の場合は、難しいという部分があるかと思うんですけれども、本当に近隣市では、着々と幼稚園とか保育園での芝生化が実行されております。私も先日、三田のいろんな幼稚園へ行かせていただいて、そこで園庭の芝生化が実行されて、本当に8月の末に、各市に掲載されておりました幼稚園の先生にお聞きしますと、教育委員会の方から募集を募られたときに、広野幼稚園が手を挙げられて、そこでまず保護者の方が先頭に立って、声を挙げて活動されて、実施されたというふうにお聞きしました。このことから、校長会だけでなく、保護者の方にも、広く訴えていくことが大事ではないかと思いますが、その辺はどういうふうにお考えになりますでしょうか。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)  今の御質問ですが、まず今年度の県民まちなみ緑化事業の方なんですけれども、実はこれも調査をいたしましたら、既に予定されていた金額、そうしたものが、いわゆる予算額ですけれども、その分につきましては、申し込みを既に終わってしまっていると、こうしたことで、実態を把握いたしました。22年度に向けての今予算がどのようになされているかということも確認しながら、次年度に向けて、今おっしゃったような学校からの希望、あるいはそうしたものにうまくつないでいければと考えております。


 あわせて、そのときには、やはりまた各学校なりが学校通信等、そうしたものによって、子供たちの体力、運動能力の向上にかかわっての芝生の効能、あるいはそうしたことについての保護者とのPTAということでの協議であったり、そうしたことを展開してくれるよう、そうしたことを話ししてまいりたいと考えております。


○議長(足立義則君)  16番、園田依子君。


○16番(園田依子君)  芝生の実施というのは、今から言っても、植えつけなんかを見ますと、6月から実施し、来年の22年度から実施をしていただければ,本当にうれしいかと思いますけれども、どこの市でも条件は同じだと思いますし、篠山市ができにくいということはないかと思いますので、そこで第一に考えなくてはならないのは、子供たちが生き生きと学校生活、園生活を送れるようにすることだと思いますので、よろしくお願いいたします。


 そこで、この間広野幼稚園へ行かせてもらったときに、園長先生のコメントをお聞きしましたので、ちょっとお伝えしたいと思います。


 「今回の苗植えを通して、保護者、職員だけでなくて、地域のボランティアの皆さんとの共同による成果であること、幼稚園が地域の一員として温かい支援に支えられていることを学ぶことができた。園庭の芝生化により快適で豊かな学びの環境が得られることになる。遊びや活動の幅が広がり、体を思いっきり動かす楽しさを知り、園児たちの体力の向上、情緒の安定も期待できるのではないかと考えている」というふうにおっしゃっていましたし、「これから芝生化をしてから、水やり、芝刈り、肥料、通年の作業が続くが、園庭の芝生化を園・家庭・地域をつなぐものとして位置づけ、自然の恵みに感謝し、人と人のきずなを強くする取り組みを推進していくことが必要であり、環境教育や園庭開放も視野に入れ、豊かな心をはぐくむ幼児教育のあり方を地域に発信していきたい」というふうにコメントされておりますので、やはりそういう芝生化に対して学ぶことが多いかと思いますので、ぜひともいち早い実施をよろしくお願いいたします。


 以上です。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)  先進地のよい取り組み事例、そしてまたその中での園長先生の非常に内容のあるそうしたお話を聞かせていただきまして、参考になったということで、本当に感謝を申し上げたいと思います。


 今考えますと、子供たちの生活ですが、やはり家から外に出て、戸外で活動するということが本当に少なくなっているのではないかと。子供たちの部屋には、私たちの子供のころとは違ってエアコンがあり、テレビがあり、ゲーム機があり、その部屋の中にいたとして何ら不自由しないと。友だちが来たとしても、その部屋の中でゲームをやっていると、一緒にやっているのではなくて、それぞれが違ったゲームをしていると。パラレルに遊びをしていると。人としてのかかわりなり、そしてまた人としての身体的な活動でのかかわりというのは、非常に希薄だと。いわゆる子供の巣ごもりという、そうした現象がよく課題となっております。


 今こそ今おっしゃったように、大事なことはまず一つは、教師自身が学校で子供たちが園庭で、運動場で活動する。そうしたことを大切に思うというような指導をきちっとやることだと。これがまず一つ目です。そうしたことがなされて、そしてまた、あわせてそのことを非常に要因としてうまく働かすことができるのが、芝生化であろうと、このように考えます。


 今おっしゃったことも参考にいたし、そしてまた、子供たちの指導に教師が抜かることなく、身体的な活動を存分にやると、そうしたことによって、特に小さなときには、知的な発達については運動能力のそうしたことについての向上が随分影響すると、このように考えておりますから、今おっしゃったことも改めて私ども、かみしめて対応できるものは対応していきたいと、このように思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  通告9番、堀毛隆宏君。


○15番(堀毛隆宏君)(登壇)  15番、堀毛隆宏でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に基づきまして2項目5点について質問をさせていただきます。


 最初に、「ライトアップ作成で安全・安心のまちづくりを」のことで、させていただくんですが、ライトアップを辞書で引きますと、夜間に照明機器や発光ダイオード(LED)などを使って、建物、橋、塔などの建造物や桜の木などの樹木等を明るく浮かび上がらせること。街路灯などのように、周囲を明るくするのではなく、対象物に効果的に光を当てることによって、美しく浮かび上がらせることを目的としている、とありますが、篠山市でいいますと、桜の季節にお城へのライトアップをするといったところなんですが、直訳の意味とは若干異なりはしますが、今回は防犯と交通事故防止、及び篠山市を明るくするという意味にとらえていただけたらと思います。


 私は、篠山市の南部に隣接する三田市及び猪名川町から車で帰宅することがたびたびあります。三田市藍本から日出坂を通って、草野へつながる国道176号、猪名川町杉生から後川へ抜ける兵庫県道12号川西篠山線の道路でございますが、皆様の中でも夜間に車で通行された方がいらっしゃるかとは思いますが、何かお気づきになったところがございますでしょうか。それまで道路をこうこうと照らしていた照明がなくなり、篠山市に入った途端に道がかなり暗くなることです。


 三田市では、ライトアップ事業と称して、昭和63年度から平成5年度までの6年間、国道、県道、市道の主要道路に照明設備を整備し、市のイメージアップを図るとともに、市民生活に安心と安らぎをもたらし、景観の向上を図り、通勤、通学者の安全対策、及び明るいまちづくりを推進することを目的に、電柱1本1本に40ワットの明るさの水銀灯を5,379灯設置されました。これは、当時の三田の市長が海外のとある空港に着陸の際に、上空からの景色がライトアップされ、非常にきれいで、それを三田市にもとのことがきっかけだったそうです。


 隣接する猪名川町も三田市に続けと、平成9年度から平成19年度まで同様に、事業を実施され、約5,400灯の街灯を設置されました。


 道路照明施設設置規準は、昭和56年、当時の建設省より改定されましたが、その後26年が経過し、器具性能の向上、社会需要の高まり等々の理由から平成19年に全面改定されました。それによると、信号機の設置された交差点、または横断歩道、あるいは夜間の交通上、特に危険な場所等々、原則として20を超える設置場所があります。もちろんそのような場所には、篠山市においても設置済みであるとは思いますが、設置規準以外の場所でも多くの危険な必要箇所があるように見受けられます。


 平成21年ことしの1月から8月末までの篠山警察署管内の街頭犯罪状況を見ても、器物損壊等が58件、車上ねらい43件等々、総数では161件発生しており、中には路上強盗1件、強制わいせつ2件等、都会並の犯罪も発生しております。また、警察に認知されていないものを含むと、相当な数になると考えられます。


 交通事故発生件数も夜間夜の6時から朝の6時までの時間帯が2割強を占めております。交通事故防止の面からも、事業展開に必要性があるのではないかと考えますが、市長の見解を伺います。


 あと1週間足らずで秋分の日を迎え、それ以降は秋の日はつるべ落としといいますが、日に日に日の暮れが早くなり、クラブ活動を終えた中学生にとっては、真っ暗な中を下校する分けでして、非常に危険な状態の中を家路に向かうことにもなります。もちろん財政面からも市内全域というのは難しいのは重々承知しておりますが、最低限、市内中学校の通学路には、街頭を設置すべきと考えますが、教育長のお考えをお伺いいたします。


 次に、企業誘致の実現度ということに移ります。


 昨年の9月定例会で一般質問させていただきましたが、そのときの市長答弁では、「企業誘致の目標はこれから設定する」とのことでした。今回その目標件数を尋ねようと思っていたやさきに、先般の全員協議会で篠山市地域の基本計画の説明があり、企業立地の目標件数については8件とのことでした。25年度までですので、1年にしますと2件になります。たった2件と思われるかもしれませんが、この1年、不景気等々の影響により、企業誘致どころか、規模縮小による撤退等、数社が減っている状況です。果たしてこの目標の数字は可能なんでしょうか。また、その根拠を示していただきたいと思います。


 また、新規雇用創出人数においては、1,060人とあります。きのうの質問でも将来の人口予測の話がありましたが、毎年減っていく人口の中で、どこから算出された数字なのか、同じく根拠を示していただきたいと思います。


 それに加え、市内既存企業からの従業員引き抜きによるトラブル等が懸念されますが、どうお考えか市長の見解を伺います。


 最後に、本日三田市の議長も来られていますが、三田市にテクノパークという工業地帯があります。御存じの方も多いかと思いますが、舞鶴道の三田西インター付近に位置し、こちらには何と42の企業が入っております。ぐあいの悪いことに、ここへ来て、長年凍結していました第二テクノパーク計画が大手住宅メーカーが開発業者となり、実現性を帯びてまいりました。これにより、高速道路を使えば、篠山市と15分ぐらいしか違わないことになるんですが、篠山市への企業誘致が大変厳しいものになると思われますが、市長の見解をお伺いいたします。


 以上で、この場からの質問を終わります。答弁によりましては、2回目以降、自席からの質問とさせていただきます。ありがとうございました。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、堀毛議員の1問目の質問にお答えをいたします。


 市内の街灯の設置の状況ですけれども、市内には現在7,600基の街灯が設置されています。そのうち道路照明灯が合計596基、うち国県道分が380、市道部分が216となっています。防犯灯は計6,639基ありまして、また、児童生徒の通学路の安全対策として365基設置されています。これら合計で7,600基ということになります。


 この7,600基のうち電気代を市が負担する。また修繕、玉がえなどをするということで、市が管理しておりますのが、この7,600のうち2,113基、これが市が管理しておりまして、それ以外は県でやったり、自治会でやったりということになっています。


 次に、街灯のこの設置工事をどのようにしているかということでありますが、道路照明灯は道路の新設等に合わせまして、道路管理者が必要に応じ設置しております。また、防犯灯は自治会などの要望によって、設置を順次しているところであります。ちなみに、昨年度は防犯灯19基を設置しておりまして、修繕が93基、かかった費用が165万円となっています。また、市が管理するこの2,113基の電気代、これがちなみに年間1,231万円かかっているという状況になっています。


 しかし、御指摘のように、まだまだその設置が十分でないというところもありますし、また、合併以前の各町の取り組みによりまして、地域的なバランスがあるということも指摘をされているところであります。


 したがって、今回ライトアップの作戦ということの御提案をいただいたわけでありますけれども、いきなりすべてに満足していただくということはでき兼ねるとは思いますけれども、今後とも防犯、また交通安全対策、緊急性の高いところから順次取り組んでいきたいと考えております。


 ただし、篠山市におきましては、大体田園の田んぼの中に設置するということが多くありまして、その場合に、農作物への影響というところもいつも指摘をされるところでありまして、また最近では、光害といったところも新たな問題として考えられているところでありますので、こういったことも吟味しながら、必要なところを検討して、設置を順次進めていきたいというふうに考えているところであります。


 あわせて、せめて市内の中学校の通学路については、こういう設置をすべきではないかということでありますが、通学路につきましても、同じようにPTAとか学校の要望に応じて、順次設置しているところであります。今後とももう一度教育委員会の方で、各学校の通学路を見直していただきまして、特に必要性の高いところは、直ちにそういう対応をしていかなければと考えておりますので、またよろしく御指導をいただきたいと思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  15番、堀毛隆宏君。


○15番(堀毛隆宏君)  現状の方よくわかりました。おっしゃったように、犯罪の起きたところとか、交通事故で過去に死亡事故があったところについては、そういうふうに対策を打っていただき、犯罪の抑止効果ということでつけてはいただきたいと思います。それと、先ほど言いました三田市においては、ちょうどこれバブルの時期に街灯をつけられていますので、非常に予算もあったと思いますので、バンバンと街灯をつけられているわけですが、同じような今後の課題ということで、やっぱりその電気代ということで、三田の方も2,500万円ぐらいかかっているそうです。非常に維持費というのは、かかっていくものですから、それについて課題というふうにおっしゃっていましたが、一応ライトアップ事業ということで、私は防犯灯もそうなんですけれども、最初に言いました篠山に入ったときに、非常にちょっとそれまでかなり三田、猪名川というのは、ちょっとつけ過ぎなところもあるんですけれども、篠山市に入ってきたときに、非常に何か暗いというイメージがあって、このような時代だからこそ、もうちょっと明るくした方が、市長は明るいと思いますが、もうちょっと町全体を明るいというふうなイメージにして、篠山のいいところを盛り上げていきたいなというのがありまして、私は何年も前からこの道を通るたびに思っていたんですけれども、その防犯という意味も含めまして、ライトアップということですね、町全体のライトアップということについて、市長のお考えをお聞かせいただきたいんですけれども。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  篠山市、明るい篠山を目指したいと思うんですが、それがイコール街灯がたくさんあって明るいということではないというふうに思っておりまして、特に、最近では逆に星空の見える町を目指すために、街灯を制限するというような県下の取り組みもあるわけです。


 また、今のCO2の25%削減ということを民主党が出されましたけれども、ライトアップを1日消したりというようなこともされております。したがって、そういうところから、やっぱり篠山市、しかし、そういう考えもありますし、そういうことを考慮しながら、御指摘いただいた通学路であるとか、特に危ないところであって、非常に危険なところを、重点的に順に取り組むと、これがやっぱり一番よいのではないかというふうに考えております。


 以上です。


○議長(足立義則君)  15番、堀毛隆宏君。


○15番(堀毛隆宏君)  第65回3月の定例会でも隅田議員の通学路の整備に対する答弁にもありましたけれども、これについても、県の方では平成25年までには歩道とかの事業に着手するということなんですけれども、もちろん予算の話はわかりますけれども、25年までになると、今の中学生も出ていってしまうし、結局それまで何もなければいいのかというような考え方が非常にどこでもあるのかなと思いますし、やっぱり今の状況を考えて1日でも早くそういった街灯をつけるということで、子供へのリスクを減らしていっていただけるよう要望の方をお願いしたいと思います。


 それと最後に誤解のないようにお願いしたいんですけれども、何も私は電気を使えというふうに言っているのはございませんので、もちろんCO2削減の話もありますので、電気を減らすんだけれども、必要なところには使うという、そういう作戦を練っていただきたいということで、こういう題名にしておりますので、誤解のないようにお願いいたします。


 それでは、次の質問お願いします。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、堀毛議員の第2点目の企業誘致の実現度についてお答えをいたしますが、大変御厳しい御指摘をいただいたと思っています。


 ことしの3月25日に作成しました、篠山市地域産業活性化基本計画、これは国の企業立地促進法に基づいて作成したものでありまして、これに基づいて、御指摘のように企業立地件数は8件、雇用創出1,060人という大きな計画目標数字を挙げております。


 これはどのようにこの数字を出したのかといいますと、農工団地である「篠山東部地区」が1件、「篠山中央地区」が3件、「犬飼・初田地区」が3件、「味間奥の大規模開発」1件、これ合わせて8件ということとしているわけでありまして、また、雇用創出人数はそれぞれの地区の計画に定めた、農工団地の計画に定めた雇用者数を積み上げて、このような数字になっております。


 したがって、これがそしたら現実にこれが達成できるのかと言われると、正直なところ非常に困難であって、すべてうまくいったら、こうなるだろうという理想の数字を、なかなか実現が現実には難しいとは思いますけれども、理想の数字をこのように挙げております。


 したがって、すべてがうまくいった場合の数字でありまして、これを実現できるのかというとなかなか大変厳しいというふうに思っています。


 ちなみに、篠山市が合併してここ10年間、ここ10年ですよ、10年の間に何件あったかというのを考えますと、雇用に結びついたと言えるのは、小枕の総合印刷株式会社、これがありまして、これが130人の雇用に結びついた。大きいのはこれ1件。あと小さいので今田町本荘の有限会社丹波三久、ここが5人、それから西紀の高屋の木匠という、木材加工、ここが5人、全部合わせてもこの3件という、この10年間はこういう状況でありますので、これから見ますと、御指摘のように本当に真剣に取り組まなければ、絵に描いたような数字になってしまうということを、危惧をいたしております。


 ただ、全力を挙げて取り組んでいきたいという気持ちを持っておりまして、昨年9月に農工団地の指定をしました。10月には兵庫県産業集積条例の産業集積促進地区の指定を得ました。またことしの7月には向上立地法のこの工場適地といういろんな指定をしていただいて、進出していただいた場合のいろんな支援策、国・県の支援策も今準備をしているところであります。


 また、私自身も昨年秋から市内の企業を回ったり、ことしになってから、東京の方でも大阪の方も出向いて、セールスといいますか、こういうお願いをしているんですけれども、なかなか行ってもすぐに、効果があらわれるということが大変難しいということを実感しておりますし、しかも、市長が行くと言いましても、行く先がなかなか正直に言いまして、担当課の方で見つけにくいというところもありまして、皆様の御理解を得て、雇用創出のための、営業のための緊急雇用事業として訪問、専門員を1人追加をしたいということを考えているところでありまして、努力としては全力を挙げてやっていきたいと考えています。


 1件、議会で報告しました内々に進出を期待している企業との交渉も続けているんですけれども、今のところ、その水を大量に使われる企業でありまして、その篠山市の水の面で、ただぐらいじゃないと、困るとおっしゃるので、非常に難しいというような局面にもなっているんですけれども、できるだけの努力は今後とも続けたいというふうに思って、今しているところであります。


 また、御指摘をいただいた、じゃあそんなにたくさん来て、篠山市にその雇用に行ける人がいるのかということなんですけれども、これにつきましては、できるだけ地元の皆さんに地元に目を向けた就職ということを、あわせて活動しているところでありまして、ことしの4月に開催しました「就職フェアイン丹波」では、181名の参加をいただきましたし、5月からは市の広報紙を通じて、地元企業の紹介を続けています。また、6月には産業高校で高校生対象の企業紹介セミナー、これは地元企業21社が参加して開催をいたしました。丹波地域でのこの4月時点の有効求人倍率が0.37、求職者数が887人のぼっていますので、これらの求職者を中心に、地元企業の従業員確保については、努力をしていきたいと考えているところであります。


 また、三田の北摂三田第二テクノパークについて、これが分譲開始となると競争相手となってしまって、篠山市は不利になるのではないかということなんでありますけれども、御指摘のように、より京阪地に近いということから考えますと、交通の便では篠山市は確かに不利でありますけれども、篠山市の地域資源、また農業、丹波篠山という、こういう有利性、こういったことを生かした企業などに働きかけを引き続きしていきたいと考えているところであります。


 このような取り組みは、篠山市としましても担当課を挙げてしてまいりますけれども、何せなかなかこういう御指摘のような厳しい社会状況で、進出していただくよりも、閉鎖されるというような心配のところもあるような現実でありまして、先日、高校の同窓会に篠山市からの状況を書いた手紙を添えさせていただきましたけれども、篠山市出身で各企業で活躍されている方も大変多いと思いますので、そういった方が地元に目を向けていただくということが、一番結びつきやすいのではないかと考えています。


 ちなみに今回味間奥に新しい工場を、この篠山の町中から移転されましたジェックスという会社がありますが、ここも何とか篠山で頑張ろうと思っていただいたのは、社長さんが小学校時代まで村雲におられたという、篠山出身者であったからでありまして、そういった篠山市民、また出身者を挙げての取り組みをぜひ私としては期待をするところでありまして、また、議会の皆様もそれぞれ1人に一社していただいたら、これはもう20社となりますので、大変ありがたいと思います。特に、堀毛議員におかれましては、関西電力にお勤めになられまして、関西電力は特にこういう企業進出に大変情報をお持ちでありまして、私のお願いに行ったところもありますので、ぜひ堀毛議員、中心によろしくお願いいたしたいと思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  10番、堀毛隆宏君。


○10番(堀毛隆宏君)  まず目標の件数ですが、予定は未定、予想はうそよということで、そこの地域が3件だから3件という、そういう足し算は非常にちょっと目標設定としては、ちょっと甘いかなと思います。そこに何件あるから、何件とおっしゃる。もうちょっと考え方を、これ本当に机上だけの足し算になってしまいますので、もうちょっとこういう根拠があるから、何件やということを練っていただければと思うんですけれども、実際この目標に対して、4年後には結果が出ると思うんですけれども、その一つの提案としまして、昨年も私ちょっと質問で言いましたけれども、荒造成をするということで、退路を断ち切る。もうここを、これをとらなければ、とるしかないんだと。今のままでしたら、まず荒造成もしないので企業は来ませんので、荒造成したら、もちろんリスクも高くなるんですけれども、やっぱりその分リターンも高くなるということで、絶対とるんだということにしないと、結局4年後に、1年後に結果はどんどん出ていくんですけれども、やっぱりとらなかったらだめだわでは、何か職員の企業振興課の方のモチベーションも私は上がらないんじゃないかと思いますし、市長がおっしゃるもちろんそれはお金もたくさんかかるのでということもわかるんですけれども、やっぱり攻めの姿勢で、ここを荒造成したから、ここは絶対何としても来させるんやということを、強く職員の方とも意識を共有していただいたら、これが理想じゃなくて、現実に変わるんじゃないかと思います。やっぱり理想を現実に近づけるためには、個人の力量ということだと思います。篠山市に置きかえたら、市長の力量が理想を現実に近づけるということになると思いますので、あくまでも理想を追いかけるというのは大事ですけれども、それに向かって、ちょっとさっき言いました現実を近づけていく。ちょっとでも近づけていって、結局理想ばかりを追いかけ過ぎて、婚期がおくれたとかいうことがないように、しっかりとれるように、頑張っていただきたいと思いますので、先ほどちょっと言いました荒造成の件に関して、お考えをお聞かせください。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  御指摘いただいているように、この理想が本当に絵にかいたもちに、またうそにならないように、全力を挙げて頑張りたいと思いまして、私としては、まず一つ何か来ていただいたら、非常に勇気も出てきますので、と思って取り組んでいるところでありますけれども、今の社会状況と厳しい状況であるということは、変わりないと思います。


 じゃあ篠山市が企業が来て、すぐにやっていただけるような体制ができているのかということなんですね。おっしゃる荒造成ということも、そこまでしなければ、なかなか有利な展開ができないんではないかということなんですけれども、それは御指摘のとおりだと、私思います。


 ただ今までの企業振興の取り組みで、この農工団地という取り組みが、篠山市の中で、それがベストであるということで、取り組まれてきているわけですね。そこで大きなお金を借りるのではなく、農工団地の一角をつくって、そこで区画を選んでやっていこうという、そういう一つの考えを持って、今まで篠山市は取り組んできております。


 したがって、それを今から今回の企業との交渉の中で、まだ田んぼで稲刈りをしないといかんようなところを、来年からというのは、なかなか話がまとまりにくいし、地権者の整理もきちんとできているとは言いがたいというところがあって、そういった準備不足、企業が来てもらって、はいどうぞというようなところまでいっていない準備不足を改めて私も痛感したところでありますので、そういったところを今きちんとするように、今進めているところであります。


 荒造成できるかというと、これはできれば、できることにこしたことはないんですけれども、大きなお金がかかるということで、やはりこれは今のままで行くしかないのではないかと。しかし、せめて進入路すらついてない、御承知のように状況ですので、これだけは何とか今、篠山市厳しい中ですけれども、つけて、やらなければいけないんじゃないかということで、実は、今一つ期待をしていた企業が来るのであれば、9月のこの議会に進入路の方は提案させてもらいたかったんですけれども、ちょっとめどがつきませんので、よう提案していないんですけれども、造成まではできませんけれども、今後企業が来てもらいやすいような条件をより考えて、やっていきたいと思いますし、水道の水の方も、また県水をそのまま使われると、非常に高くて考えられないわけですね。そこらもどういったことが考えられるかということを、今あわせて検討して、おっしゃるように企業が来ていただきやすいような条件を、できるだけつくりたいというふうに検討させていただきたいと思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  10番、堀毛隆宏君。


○10番(堀毛隆宏君)  最後に1点だけ、市内企業を回られて、外の企業を回られて、大変敬意を表するところでございますが、訪問はあくまで初めの第一歩でございますので、目的ではないので、もちろん重々におわかりだと思いますけれども、そこに一回行って、またもう一回行って、何度も行って、篠山市の人はよく来るわと、テレビにも出られた方なので、よく来るわと、その熱意を相手もくみ取ってくれると思いますので、どんどん市外、県外に出ていっていただいて、1日でも早い誘致というのを期待しておりますし、私も頑張っていきたいと思います。


 以上で終わります。ありがとうございました。


○議長(足立義則君)  通告10番、本莊賀寿美君。


○3番(本莊賀寿美君)(登壇)  議席番号3番、本莊賀寿美でございます。通告に基づきまして、質問をさせていただきたいと思います。


 大好きな「まるいの君」のマスコットキャラクターが誕生しました「丹波篠山築城400年祭」は、昨年の10月からプレイベントを初めとしまして、おおむね1年が経過しようとしております。期間中はもとより、10月31日までにはさまざまな分野において、イベントや事業が開催されていますことは、頼もしい限りでございます。


 あと1カ月半を残すところとなりましたが、丹波篠山築城400年祭を契機に、今後の「まちづくり」や「ひとづくり」へと発展することを望んでいます。こんな思いに馳せながら、2項目についてお伺いしたいと思います。


 まず1項目、丹波篠山市ふるさと基金についてです。


 御存じのように、この事業は篠山市の豊かな自然や伝統文化等の財産を後世にまで引き継ぐため、郷土に愛着を持ち、魅力ある篠山市の維持・発展を願う人々の寄附金を財源として、多様な人々の参加による個性あるまちづくりを進めていくことを目的とされており、皆様からいただいた寄附金は、丹波篠山ふるさと基金として積み立てられ、使用されるものとなっています。


 どの事業に充てるかは、皆さんもよく知ってのように、一つ目はまちづくりに関する事業、二つ目は暮らしに関する事業、三つ目は文化・教育に関する事業、四つ目は丹波篠山築城400年祭に関する事業、五つ目はその他市長が必要と認める事業の5項目から一つ選び、指定できるとなっております。


 このことを踏まえて、一つ目といたしまして、現状と経過はどのようになっているのか、御答弁をいただきたいと思います。


 二つ目は、今年度をもって丹波篠山築城400年事業が終了となるが、この「丹波篠山築城400年祭に関する事業」の項目はどのように扱われていくのか、お伺いしたいと思います。


 2項目は、丹波篠山築城400年祭の動向はどのようになるかです。


 その中でも、一つ目は10月31日までの期間中には自主事業・協賛事業・既存事業を含め100近くにものぼります。実施に当たり、実行委員会形式や各組織、自治会、まちづくり協議会などさまざまな団体が企画し開催されてきました。取り組まれてきたイベントの評価や課題について、現時点の市長の評価を伺いたいと思います。


 また、検証と課題の整理を行うことが大切であると考えますが、いかがでしょうか。


 二つ目は丹波篠山築城400年事業は、たくさんの市民による参加や市外からの参加により成り立ってきた事業であるからこそ、継続に向け、物心両面で支援していくべきと考えています。どのように考えておられるか、お伺いしたいと思います。


 以上、2項目4点について1回目の質問といたしますので、答弁を求めます。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、本莊議員の御質問にお答えをいたします。


 まず、丹波篠山ふるさと基金についてでありますけれども、昨年の3月に丹波篠山ふるさと基金条例を制定して、昨年6月から丹波篠山ふるさと応援寄附ということで、このふるさと納税の募集を行ってまいりました。市内の全校にこのパンフレットを配布したり、ホームページで呼びかけたり、またいろんな機会を通じて、このパンフレットを配布したり、ABCマラン村でも参加者に呼びかけを行ったりしておりますし、今回この7月には、鳳鳴高校の同窓会の皆様に呼びかけをしました。この11月には産業高校の同窓会の皆様に、同じくパンフレットを入れさせていただいて、呼びかけをしていくということにしております。


 現在、この寄附の状況はことしの9月10日現在で延べ340件、金額は1,254万7,041円というふうになっています。この件数は、県下でも大変上位の方にあります。寄附をいただきました方は市内の方が103件、県内の方が105件、県外が132件となっています。また、寄附の目的別では、まちづくりに関する事業が約141万円、暮らしに関する事業が69万円、文化・教育に関する事業が122万円、築城400年祭に関する事業が242万円、その他市長が必要を認める事業が678万円、団体こういった皆様指定をしていただいております。


 先日も、新聞に載せていただきましたが、曽地の井関道夫さんが、こつこつためられた100万円という大金をしていただいたところでありまして、大変感謝をしているところであります。また、このような大口寄附をいただいた方の中から、希望によりふるさと応援団に登録をしていただいてまして、現在登録者数は193人、この方には、応援団の名刺をお送りしたり、今策定中の歴史文化基本構想のアンケート調査に協力をしていただいたり、こういったことをしていただいているところであります。


 この400年祭が終了すれば、400年祭として目的を指定されたものについてはどうしますかということなんですけれども、400年祭ということで指定をいただいた分については、400年際で使うということにしておりますし、この400年祭が終了しましたら、新しいパンフレットをつくりまして、この400年祭という寄附の目的のところは削除したものをつくり直す必要があるということで、準備しています。


 以上であります。


○議長(足立義則君)  3番、本莊賀寿美君。


○3番(本莊賀寿美君)  基金については、説明もいただきまして、私がいろんな事業に寄附をいただいているんだなということを感じております。ただ、ホームページにも、市長の見解として載せてあるんですけれども、目標を持ってやられていたように存じ上げておるんですけれども、まだまだ少し20年度の分はふるさと納税に関しては、1,000万円、応援団は300人、今年度におきましては3,000万円で応援団員は1,000人、それから来年度に向けても3,000万円と1,000人というふうに、私も資料の方から認識しているんですけれども、そのあたりについては、どのようにお考えでしょうか。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  大変厳しい御指摘で、おっしゃるように1年間に3,000万円というお金を目的としていたんですけれども、今のところ21年度600万円ぐらいですので、まだ半分近くあるとしましても、目標の3,000万円からすると、おっしゃるようにかなり厳しい下の数字でありまして、実感としましては、このふるさと納税の制度ができたときには、これは篠山市には大変プラスになる、篠山市にちょっと助けになるような制度ではないかと、大変期待をしたんですけれども、やはり手続の煩雑さ、一遍納めて、また領収書を持って税務署に行って、申告しないといけないという、こういう煩雑さから、なかなかしてもらえないということを実感として思っています。ABCマラソン1万人ぐらいの参加がありました。1万人の方にみんな袋に入れて、配ったんですけれども、ABCマラソン終わって、調べましたら、恐らくしていただいた方は三、四名ではないかというぐらいのことであります。


 例えば、同窓会にぱっと配ったときは、そのときは反応が少しがあるんです。今回も鳳鳴同総会に配ったときには、何十件とまとめて返ってきますけれども、これをやめたら、またなくなっていくということで、次々と働きかけをしないといけないんですけれども、なかなか思ったほどのこのふるさと納税の制度ができたときに、私たちの自治体が期待したほどのやはり成果は上がってなくて、この制度をもう少し簡単に取り組めるような制度をしてもらうように、国の方にお願いをしないといけないというふうに思っているところであります。


 だから、私のまとめとしては目標に届いておりませんでして、なかなか皆さんからお金をいただくのは、難しいということを実感しているところです。


 以上です。


○議長(足立義則君)  3番、本莊賀寿美君。


○3番(本莊賀寿美君)  本当にやはり人からいただくということに関しては、とても力も要りますし、相手に対しての誠意も見せなければいけないんではないかというふうに感じております。ですので、やっぱり目的を持った使い方をきっちりして、そのことをアピールできるような体制づくりはぜひともしていかなければ、いただいた方に対して失礼になるのではないかというふうに考えております。目標は達成できなかったものの、たくさんの方の志をいただいていることに感謝をしていかなければいけないと思いますし、このふるさと基金をもっともっと有効な使い方を、一部の課だけで進めていくのではなく、連携を持った各部署からの発展が望ましいのではないかというふうに考えますが、そのあたりはいかがでしょうか。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  御指摘のとおりでありまして、何らかの事業をしたときに、これがふるさと納税でしましたよというような、こういったことをぜひできればというふうに思っておりまして、今後検討をしていきたいと思います。今のところ使い道は、400年際に使った分以外の分については、基金に積んでおりまして、使っておりません。今後使うときには、何らかまとまった一つの皆さんにわかるような事業、これについて、このふるさと納税の基金を使いましたというふうにわかるように、より皆さんにわかるようにさせていただくように、また検討をさせてもらいたいと思います。


○議長(足立義則君)  3番、本莊賀寿美君。


○3番(本莊賀寿美君)  では、そのような措置を願うところでございます。それともう一つ、篠山市には今お聞かせいただきましたように、340件ですかね、いただけたというふうに聞いているんですけれども、逆に篠山市の方が市外へふるさと納税されているのではないかというふうにも懸念が感じられるんですけれども、そのあたりはどのようになっておりますでしょうか。そういうことはないでしょうか。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  ちょっと申しわけないです。ちょっとその辺はどのようになっているか、わかっておりません。


○議長(足立義則君)  2点目の答弁をお願いします。酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  続きまして、本莊議員の2点目の質問、築城400年祭の取り組みの状況と、今後についてお答えをいたします。


 まずこれまでに取り組んできましたイベントに対しての現時点での評価と、今後の検証、課題の整理、こういったことでありますけれども、昨年のプレイベントの期間に取り組まてきたもの、また、この期間中に実施した事業、こういったものを含みますと、400年祭の実行委員会において主催する事業としましては、チルドレンズミュージアムで開催した「う米もんフェスタ」、田園交響ホールにおいての桂文珍の「落語会」「NHKキャラクター小劇場」など9事業を行いました。また、実行委員会が費用の一部を負担したり、何らかの支援を行った協賛支援事業としましては、篠山城跡の周囲を参加者約2,500人が手をつないで、囲みました「しあわせの日・お城ドーナツ」とか、東中学校で行われました「伝統芸能と童謡唱歌市民交流祭」、こういった事業を初めとして68の事業が行われましたし、また、既存の事業とか、伝統的な行事に400年祭という節目を記念して、グレードを高めて、開催をしていただいたものが、わかっているものだけでも42という事業で多くの事業がありました。


 したがって、これまでこの400年祭ということを篠山市民の多くの皆様が理解をされ、地域、ふるさとを見詰め直して、いろんな事業を通してこの地域の活性化、また篠山の歴史・文化を改めて実感したとこではないかということで、大変有意義な取り組みが進められてきているものと私としては考えております。


 したがって、今後ともこの400年祭のいろんな事業がことしで終わることなく、今後とも継続できるように、まだ来年度以降のことは検討ができておりませんけれども、できるだけいろんな形での、市としても支援をし、今回のいろんな市内の取り組みが今後続けられるように考えていきたいというふうに考えています。ただ、まだまだこれから9月、10月と、いよいよこの秋本番で400年祭のいろんな事業もまだまだメジロ押しでありますので、最後まで成功に向けて、関係者一丸となって取り組んでいきたいと考えておりますし、特に、10月31日には最後のフィナーレということで、大きく盛り上げて今後の篠山のまちづくりにつなげたいと考えておりますので、本莊議員におかれましても今後とも御活躍をよろしくお願いいたしたいと思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  3番、本莊賀寿美君。


○3番(本莊賀寿美君)  やっぱりどこもまだ最後までイベントも終了していないので、まだまだ見えにくいところも多々あると思いますが、本当にこの1年篠山市は大きく動いたような懸念を持って私は持っておりますし、あちこちでの今言われましたように、協賛事業であったりとか、実行委員会形式のさまざまな事業の展開が見られたことは、私の知る範囲では、とても市民の皆様もその400年祭をお祝いするという気持ちを持ってくださったのではないかと考えます。


 ただ、まだまだ地域によったり、人によってはなかなか周知もまだまだできていないところも多々あるのではないかと思いますが、そのあたりはあと少しであるからこそ、もっともっと盛り上げる機運を上げていただきたいなというふうに思います。


 それと今たくさんの事業の数も言っていただいて、本当に地域それぞれが400年のかかわりを展開していただいたからこそ、最初の1回目の質問でもお伝えいたしましたように、物心両面での支援がもっともっと必要ではないかと思いますが、まだまだだという御意見だったんですけれども、何か一つ支援を打ち出すようなことは考えられておりますでしょうか。御答弁いただきます。


○議長(足立義則君)  金野副市長。


○副市長(金野幸雄君)  私の方からお答えさせていただきます。


 本当に地域、全市的にまちづくりの時の声を上げるということで、賛同いただいて、多くの事業を展開していただきました。市民の方にみずから町を自分たちでつくっていくという、そういうマインドが醸成されつつあるというふうに、本当にうれしく思っております。


 今後の支援でございますが、あと9月、10月とこのフィナーレ、盛りだくさんの事業が残っております。これらの実施状況とか、それとフィナーレのときにはこのまちづくりに参加していただいた皆さんが集まる場も、今準備をしようというふうにしておりまして、そのような御意見も聞きながら、来年以降どのような展開をするのかと、これは100年の次のスタートと位置づけておりますので、そのようなことで、今後になりますが、考えてまいります。


 以上でございます。


○議長(足立義則君)  3番、本莊賀寿美君。


○3番(本莊賀寿美君)  ぜひともその方向は計画性をもって、実行できるようにお願いしたいなと思っています。そして、市民の皆様の声が高らかになると、篠山市ももっともっと前向きに明るい市政が保っていけるのではないかと思いますので、私も一役かられたらなというふうに思うところでございます。


 一つ提案したいことがありますので、一つ述べたいと思っております。それは最初の1項目に質問しました基金の方が今年度で終了するということもありますが、寄附は寄附として、市民の皆様の活動を支えることを目標にして、納めていただいております市民税を何割かという形をとって支援に使えるような制度を確立できるといいのではないかなというふうに考えているんですけれども、ちょっと調べるところによると、一番先進が千葉県の市川市が、ここは大きい市というか、お金もあるのですが、1%の支援制度というのを開催されるのを市長ももしかしたら御存じかとは思います。それは、平成17年度からスタートを始められておりまして、その機運が高まり、北海道の恵庭市とか愛知県の一宮市、大分県の大分市、それから大分県の八千代市などで、今言わせていただいた自治体は1%の市民税、皆さんの納めていただいた市民税を有効に活用していくというふうな施策がとられているそうです。


 1%という数字はとても難しい。篠山市ではとても難しいと思うんですけれども、何かの形をもって、自分が納めた税金が目的を持って使われていくということになるということは、市民感情にもとてもいいことを与えていただいて、納税効果も、ひいては進むのではないかというふうに考えます。そして、そういう制度を確立できると、市民の皆様も自分が納めた税が人のためになるんだ、自分の意志で自分の納税を生かしていけるんだという制度ができてくると、いろんなまちづくりに関しても、自分たちで企画運営ができたりとか、もっともっとまちづくりであったり、人づくりの輪が広がっていくことができるのではないかと思います。そのあたりはどのようにお考えになりますでしょうか。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  御提案の市民の方が自分の納める税金のうち何%かを何か特定の事業にするということでお話しいただきましたように、自分の払った税金が自分の思うように使われる、こういうことでそういった取り組みをしている自治体が幾らかあるということ、ニュースなんかで聞いたことがあるんですけれども、なかなかそういう取り組みは市民の皆さんに少しは市政とかいろんなことに関心を持っていただけるということで、大変意義のある、もちろんやり方ではないかというふうには思います。


 ただ、篠山市がすぐにそういったことに取り組めるかどうかはわかりませんけれども、いろんなまたそういったこともあわせて検討しながら、市民の皆さんが自分で町をつくっている、自分で納めたお金が自分で町のために使われると、こういった気持ちを持っていただけるように、何か払った税金がむだで使われてしまっているんだと、だから払いたくないんだということではなしに、おっしゃったようなよい方向にできるような方法をまた検討させていただきたいと思います。


○議長(足立義則君)  3番、本莊賀寿美君。


○3番(本莊賀寿美君)  ぜひとも目的や使われ方が明確であるように、市民の皆様にお知らせできることになれば、いろんな意味で、機運を高まっていくのではないかと考えます。そして、やっぱり今回の400年祭、副市長も言われましたように、契機になりましたことが一過性のもので終わらず、それから永遠に100年に向けて、継続性を持っていくことになりますことを、市長、そして市挙げて、そして私たち議員もそのお手伝いができるようにやっていきたいと思いますので、どうぞ地域の皆様の今の盛り上がりや力を落とすことないよう、これからの市政をつくっていっていただけるとうれしいなと思います。


 以上で終わります。


○議長(足立義則君)  ここで暫時休憩をいたします。再開は11時15分といたします。


              午前11時03分  休憩


              午前11時15分  再開


○議長(足立義則君)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。


 通告11番、吉田浩明君。


○9番(吉田浩明君)(登壇)  9番、吉田でございます。私は山林・里山についての質問をしたいと思います。


 第1番目に、山林・里山の保全についてでございます。9月は防災の月間でありまして、兵庫県は災害が多い県と言われておりますが、2004年の秋の台風で豊岡市市街地が水に浸かったと。昨年神戸市では市街地が集中豪雨で川が増水し、子供たちが巻き添えになった。この夏は、県西北部豪雨で多くの犠牲者と被害が出た。被害の大きかった佐用町は2004年の台風で森林が大きな被害を受け、木が倒れたり、伐採されたまま放置された山が少なくない、そんな山が今回の豪雨で土砂ごとに流され、橋が壊され、田畑、家屋などの被害を大きくする要因になったと聞いております。いま一度森林の機能に目を向け、積極的な保全活動を考えなければならないと考えるものであります。


 我が市の森林について少しさかのぼりますと、緑化推進を目指し、昭和34年、王地山公園一帯で兵庫県の緑化大会が県下各地から1,000名を超える関係者が参加され、盛大に開催されるなどして、植林、造林に力が注がれたと、篠山町100年誌に記載されております。


 戦後の復興資材としてスギ・ヒノキが飛ぶように売れたこと、またパルプ産業の後押しもあって、造林の一大ブームが起きた時代がありました。しかし、先人たちの手によって汗して植え込み守られてきた人工林も社会の都市化・工業化・ハイテク化などの構造的変化と安値で、しかも大量に得られる外国の輸入材、そしてエネルギーの化石燃料化などにより、現在では、森林の存在意義が生産的活用の減少をする中にあって、むしろ水源林・防災林・自然保護・環境浄化の役割を担う保全的要素が強くなり、人と森林・里山のかかわりが根底から変化してきたものと言えると思います。


 そのように考えますと、森林は私たちが生きていく上で、欠かせない存在であり、より公共性・公益性が高くなったと言えると思います。


 我が篠山市の山林は、全体面積の75%を占め、その約30%が人工林となっておりますが、人工林の生産環境は厳しく、担い手不足の問題も含めて、間伐、枝打ちなどの手入れが行き届かなくなって、今や線香林となっております。結果、枝は密集し、地面には光が届かず、草木が生えない状態で保水力が低下し、風雨や雪害を受けやすくなっており、水害や土砂災害をもたらす結果を招いているのであります。


 さきの23号台風、8月の兵庫県西北部水害もその要因の一つであり、環境が変化する中にあって、今後においてもより加速して、起こるであろう可能性が予測されるところであります。


 また、最近では、鹿やイノシシ、猿など野生動物の農作物の被害は森林に動物の食べ物が減少し、人間の生産活動に亀裂が生じるようになってきたと考えております。


 国及び県においては、このような状況に鑑み、環境対策育林事業や県民緑税による森林の保全事業が進められておりますが、本市として、人と森林・里山の共生の視点及び本市が取り組もうとしている景観のまちづくりの視点からも、今後、市長は森林・里山を守り育てる政策をどのようにお考えいただいているのか、お伺いをいたします。


 2点目でありますが、市森林整備計画の進捗状況についてお伺いいたします。


 本市では、平成14年4月に森林整備計画を策定し、平成19年に見直し、その計画期限は平成29年となっておりますが、その進捗状況についてお尋ねいたします。


 特に、次の3点についてお願いしたいと思います。


 一つは、スギ・ヒノキなどの高齢人工林の部分伐採を促進し、広葉樹や若い針葉樹を植樹することによって、水源保全能力を高め、災害に強い森づくりや防災・環境改善を目的に県民総参加で取り組む県民緑税は、平成18年から5年間導入されておりますが、その実績はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。


 続いて、教育長に青少年に対する森林環境教育の推進状況はどのように進んでいるのか、お尋ねをいたします。


 三つ目は、森林に就業を希望する者が就業しやすい環境を整備し、次代を担う森林後継者を育成すると、計画にありますが、この進捗状況はどうなっているのか、お伺いいたします。


 大きな項目の3点目でございます。市民による里山保全・再生活動の促進についてであります。


 森林は、さきに述べましたように、本来森のダムと称される貯水機能や土砂流出防止機能など、市民を災害から守るさまざまな機能を備えており、市民の共通財産との考え方のもと、兵庫県では公的支援による森林ボランティア育成1万人作戦に取り組んでおりますが、本市においても里山の景観保全・災害防止の意味において、市民参加による里山の保全を目的としたボランティア育成に取り組む必要があると考えます。


 また、フォーレスティング活動の受け入れ支援についても取り組みが必要であると思いますが、市民挙げての里山保全を進めるべきと考えますが、市長はいかがお考えか、お伺いいたします。


 4つ目でございます。森林セラピーロードの設定についてであります。


 林野庁は、森林浴によって、健康増進やリハビリに効果が期待できる山林を山林保養地に指定することといたしております。現在の社会では人工的な環境の中で、生活は気づかぬうちにストレスを生み、さまざまな解消方法が求められるようになりました。非常に重要な課題であると考えておりますが、そんな中にありまして、人に適した優しい環境の中に身を置く森林浴の効果が期待されているところであります。


 そこで、市内の里山に、市民及び市外の人たちが心の癒やしを求めて来られるような森林セラピーロードを設定し、市内に点在する伝統文化資源の散策と合わせて、心と体の健康づくりに活用してはどうかと考えるものであります。いかにお考えかお伺いをいたします。


 最後に、5点目でありますが、木質バイオマスエネルギーの利用の取り組みについてであります。


 私は8年前に中学生の海外研修に同行する機会をいただきました。ドイツ・デンマークの環境について視察をいたしました。自然エネルギーの先進国デンマークでは、環境エネルギーの政策は、人間が生きていく上で不可欠な条件で、つまるところ、大気と水の汚染によって生じる問題を解決することを国の最重要課題と位置づけられておりました。原子力や化石燃料にかわる風力発電・家畜のふん尿を活用したバイオガス発電や木材や廃材を利用した熱量供給などによりまして、公害の少ないクリーンエネルギーの政策が進められておりました。我が国においても大に参考になるところであります。


 私は、森林は継続的に活用されてこそ森の持つ機能が生かされ、健全に維持されるものと考えております。そのため、今眠っている森林活用の一環として、木質バイオマスによるエネルギーの導入、普及を図ることを提案いたします。具体的には、木材や間伐材、木くず等を細かく粉砕して、水分を飛ばし、圧縮・形成した固形燃料として使用するものであります。成形には、木材の成分でありますリグニンを融解・固着するので、接合剤の添加はなく、形状・含水率が一定で取り扱いが容易なように、ペレット状に加工し、暖房用熱源、つまりボイラーやペレットストーブとして、活用するものであります。


 また、木質ペレットは原料であります樹木を伐採して、森林で再び二酸化炭素を吸収し、成長することから、温暖化を抑制しながら、循環的に活用でき、化石燃料に比べ、クリーンで再生可能な生物資源のエネルギーとして注目されております。


 国におきましては、平成14年バイオマスニッポン総合戦略が閣議決定し、地球温暖化防止・循環型社会の形成・農山村の活性化の観点から、「バイオマスの輪づくり交付金」が制定されております。さらに、本年6月には、「バイオマス活用推進基本法」が決定をいたしまして、3カ月後の9月12日に施行されました。


 また、私たちの会派の研修で岩手県葛巻町を視察いたしましたが、当町は木質バイオマスのほかにも風力・太陽光、そして家畜のふん尿によるバイオガス発電などで、町内の消費電力を上回る電力量を得ております。また、大阪府の高槻市でも木質バイオマスを温泉ボイラーに活用が図られております。


 なお、兵庫県におきましては、多可町は既に間伐材をチップ化し、燃料として活用が図られております。また、豊岡市、丹波市など各地でその取り組みが進められようとしております。


 豊かな資源と市民が共生するまちづくりを進める我が篠山市にとって、木質バイオマスエネルギーを活用することによりまして、次のような効果があると考えております。


 一つは、これまで活用されてこなかった木質資源の有効活用による森林産業の振興。


 二つには、温暖化防止京都議定書の行政に課せられた二酸化炭素の排出削減の推進。


 三つには、ペレット産業を興すことで、生産流通による雇用の創出にもつながる。


 四つには、景観計画を進める我が市として、市民の参画で美しい篠山のまちづくりが図られるなどであります。


 ペレット産業を興すには、資源の搬出・材料の確保・人材などで課題もあります。並行して市民の意識向上を図る必要もあります。このような課題がございますが、環境の世紀と言われております今、篠山の持つ豊かな森林資源を生かし、再生可能な自然エネルギーとして活用する。いわゆる自然循環型社会の構築を進めることこそ、重要な政策課題と考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。


 以上でございます。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、吉田議員の第1点目の森林・里山の保全についてお答えをいたします。


 お話をいただきましたように、森林・山林といいますのは、単に木材生産の場にとどまらず、土砂崩れを防いだり、水を蓄えたり、温暖化の原因とされる温室効果ガスを吸収したり、また、私たちに癒やしを与えてくれたり、野生動物の住みかであったりと、いろいろな公益的な役割を果たしていると言われております。


 篠山市は、山国でありまして、この山林を健全にしていくということ、これが篠山市の健全な発展につながるというふうに考えておりまして、今なかなか山に手が入っておりませんけれども、その荒廃を防ぐような手だてを積極的に取り入れていく必要があると考えておりまして、一つは人工林の間伐、一つは里山の整備、こういったことを合わせて、取り組む必要があると考えているところであります。


 まずその間伐につきましては、おっしゃるように、スギ・ヒノキの人工林がそのまま手つかずで、災害の大きな原因となったり、山の中が真っ暗で、本当にその山として機能が果たせておりません。平成14年度から「森林管理100%作戦」ということで、国・県・市が費用を負担して、全額公費で間伐を進める事業を進めているわけですけれども、現在のところ、平成23年度までの計画量が3,515ヘクタールという計画量であったのに対して、平成20年度末までに、1,433ヘクタール、そして21年度は135ヘクタール、事業の間伐をする予定でおりますので、23年度までの計画量には少し難しい面積になっておりますけれども、今後とも積極的な間伐が望まれるところであります。


 それから、私たちの身近な里山を整備していくということで、これまでからも順次里山林の整備ということが主に県事業としてなされてきました。これまでにささやま浜谷水辺の森45ヘクタール、西紀遠方せせらぎの森20ヘクタール、大沢ロマンの森43ヘクタール、丹波立杭彩りの森50ヘクタール、川阪しみずの森19ヘクタール、チルドレンズミュージアムのごんた山14ヘクタール、こういったところで里山の整備がなされておりますし、また、21年度は、今田の和田寺の裏山で実施に向けて、今調査をしているところであります。


 こういったように、なかなか広範な、篠山市は山ばかりでありまして、どこでこういう間伐をしたり、里山を整備したりするのがなかなか市民の皆さんの目につきにくいところがあるんですけれども、順次こういった整備を図っているところであります。


 しかし、なかなか森林の所有者の方が、どうしたら間伐をしてくれるのか、本当にしてくれるのかといったことが、もうひとつ理解をしていただいていないところがあるというふうに思っておりまして、さきの森林組合の総会に行きましても、そういった声が出ておりました。調べましたら、平成19年の1月号の篠山市の広報紙に、19年の1月号で森林便りということで、いろんな森林の手入れについて市民の皆様に紹介をしているところでありますけれども、こういったことがちょっと最近できておりませんので、今回今御質問を受けたということもありますし、もう一度篠山市の森林への取り組みと、森林所有者の方に意識の啓発を図るといったことで、こういったところを整理して、市民の皆さんに呼びかけていきたいと思っております。


 今後とも先ほど言いましたように、間伐と里山の整備を順次進めていく必要があるというふうに考えております。


 以上です。


○議長(足立義則君)  9番、吉田浩明君。


○9番(吉田浩明君)  副市長、当然ですが、非常に丸山の集落の活性化に向けて今、取り組んでいただいておりますが、あそこずっと入るところに、知足と丸山の間の右側の山、この間をフォーラムに行ったときに、隅田議員と一緒にいたんですけれども、非常に山崩れがして、風倒木がそのままになっていると。景観を大事にして、あそこを活性化されようとしている中において、あの山を見られたのではないかと思うんですが、2カ所ほど山崩れを起こして、風倒木がそのままになっていると。ああいう状況で篠山の景観計画を進めていく上で、ただ単に今ある景観というよりも、やっぱりどういうふうにその景観を保っていったり、保全していったり、そういう日常の暮らしの中でやっぱり景観というのができつつあるのではないかと思うのですが、その辺どうお考えか、そのことを御存じかどうか、お伺いしたいと思います。


○議長(足立義則君)  金野副市長。


○副市長(金野幸雄君)  あの事業自身は集落のNPOと、一般社団法人のノオトの連携事業ということで進めているわけです。私、ノオトの代表を務めさせていただいているということで、情報提供という意味で答弁をさせていただきます。


 地域の皆さんともお話をしているのは、確かにおっしゃるとおりの状況が一部あります。そういうものをどうやって今後集落がね、空間のマネジメントをしていくのかということですが、こういう公的な事業によって、何か守っていくということもあるんですが、そもそもおっしゃったとおりです。その地域に暮らしがあると、そういう日本人がというか、地域が持っていた日々の暮らしの中で自然に保たれているという形をつくらなければ、持続可能な空間管理にならないということで、そのためにも人を呼んでくると。それで、地域で一定収益を上げて、その収益でもって管理をするという方法もあるでしょう。それから、呼んできた人が空間をマネジメントしてくれると。住み着いてマネジメントする方もおられるかもしれませんし、都市住民と交流する中で、今おっしゃったようなボランティアの事業として管理をされるとかいうようなこともあるかもしれません。いろんな形があるのではないかということで、そういういろんなやり方を、いろいろ実験する取り組みを当面してはどうかというふうなことをいろいろ議論を地元でもされております。


 ということで、今後どのような形が本当の意味で空間管理につながるのかということが、一つあそこでテストできるのかなというふうに、私は思っております。


 以上です。


○議長(足立義則君)  9番、吉田浩明君。


○9番(吉田浩明君)  ぜひですね、住民運動も含めて、そういう提案も一緒に、やっぱりあそこ一帯の景観をどうするかという中に、丸山のよさというのがそこに浮かんでくるのではないかと思うので、ぜひそういうことを、これは一つの例ですが、よろしくお願いしたいと思います。


 その集落の今後もう一つ上ですね、前の水源池があるところ。あの間は非常にきれいにしてありました。たくさんの竹が生えていたやつを伐採して、全部横に並べてありましたので、そういう気持ちが地域の人たちがお持ちだと、こう思うんですが、行政としてやっぱりそういう提案もする必要があるのではないかと思います。


 森林関係の予算ですね、市長。これは今おっしゃりました国からの育林事業の分と、それから緑条例の税の分と、大半がこれに頼り切っている、篠山市今、財政難ですから、大変だということで、頼っておられると思うんですが、やはり市独自の篠山森林に対する整備の予算というので、きちっとやっぱり、次に言います、その整備計画というのがつくられているんですから、それに沿った市の姿勢として、これは75%もある市の面積の中の割合からしましたら、非常に篠山市独自の予算としてはお粗末ではないかと、こんなふうに思いますときに、きのうも大上議員の方からちょっと話がありましたように、市独自のこれは住民運動、また持ち主、また集落共有林、いろいろあると思うんですが、例えば、間伐をした後の木を整理するようなものに対する補助とか、また皆さん御存じのように、今植え込みがなされたその山々が、人工林が竹が今非常にすごい勢いで繁殖しておりまして、人工林と竹やぶかわからないような状況になりつつあると。そういう竹の被害ですね。こういうものを切り開いて、もとのやっぱりすっきりした山にするとか。


 また、今だんだん世代が変わりまして、里山やらその山林の境界がどうなっているのかというような、そういう個人的にもですし、また、共有林にしても各集落がほとんどもうほったらかしの状態の中で、わからないというようなことをおっしゃっている人もあるように聞きます。そういうような境界に対する一つの手だてですね、これは昔は何かそういう方がおられて、一緒に上がって見るようなこともあったようですが、今はそんなんありません。


 そういうことを含めた、きのう出ました松枯れのことも含めて、里山を整備するその地域、また個人、そういうものに対する補助制度的なものを若干でもつけていただいて、篠山市が山林をやっぱり整備するんだというそういう姿勢をあらわす必要が今あるのではないかと、こんなことを思うんですが、市長どうですか。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  篠山市としても独自にそういう間伐の里山整備のお金を多少なりともつけて、そういう姿勢を示すべきではないかという御提案でありますが、検討させていただきたいと思います。


 隣の丹波市を調べましたら、丹波市は総額が何百万ぐらいの予算を単独でつけているようであります。今言いましたように、篠山市は山国ですから、山に手を入れていかないことには、本当にこのままでは大変困ったことになってしまいます。


 したがって、大きな予算というのはなかなか篠山市の中では、つけられませんけれども、これは篠山市の皆さんが感じている大きな課題だと考えますので、どういった方がいいのか、どれくらいができるのか、これは検討させていただきたいというふうに思います。


○議長(足立義則君)  9番、吉田浩明君。


○9番(吉田浩明君)  それと森林組合が今かなり林業の政策に対して、お力をいただいているというふうに思うんですが、森林組合はやはりこれは森林を持たれている方々の組合組織ですわね。篠山市の今、森林行政の中でその組織的なスタッフというのが、どうなっているのか、係長がおられたりするんですが、やっぱりこれだけの大きな課題ととらえるならば、もう少し市独自で森林政策がいろいろ進められるような組織体系が要るのではないかと。あくまで森林組合というのは、一つの組合で農業組合と一緒なんです。そこへ全部任せてしまったり、そこの施策に乗ってしまうというようなことではなしに、やっぱり行政として主体的なその森林行政のあり方というのを、今後やっぱりこの機会に検討していく必要があるのではないかと。


 この間からもその緑公社の方から、森林組合も一つの業者ととらえる。法人ととらえられたら、今後その育林事業やら、また県民緑税の事業を行うに当たって、入札に参加する一つの立場にあるような組織になって、その辺がやっぱりこれから厳しく、そういう事業者の選定というのが問われてくるときだと思います。


 そういうことを考えますと、やはり市の中で市行政の中でそういう組織をきちっともう少し見直していくということが大事ではないかと思うんですが、いかがですか。


○議長(足立義則君)  森口まちづくり部長。


○まちづくり部長(森口寿昭君)  それでは、私の方から今の市の状況でございますが、今吉田議員御指摘のとおり、森林の保全管理等については、もう森林組合の方が中心的に補助事業も独自でとってきていただいたりしておられます。今、農林政策課の中に林業担当ということで、今3人配置をしておりますが、従来から行政の事業と、森林組合事業をすみ分けた形では事業実施をやっておりますけれども、事業実施については、森林組合に本当に依存をしているというような状況でございまして、森林の保全管理については、なかなか市行政独自でのことはできていないというような状況だというふうに思っています。


 以上です。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  今お答えしましたとおり、現実には森林組合の方にかなりウエートを置いてこういう森林の手入れをしていただいておりまして、事業の方も森林組合がとってきて、していただくというようなことになっているようでありまして、御指摘のように篠山市としてどうするかということが明確になっていないというのは、おっしゃるとおりであると思います。山の担当はこの山だけではなしに、鳥獣の対策も兼ねてしておりますので、なかなか現実に手が回らないところもあるのではないかと思いますけれども、もう一度篠山市でどのように山に手入れをしていくのかというきちんとした目標を持って、あわせて森林組合と一緒に取り組めるというように、もう一回検討を、考えていきたいと思います。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、吉田議員の第2点目の質問についてでありますが、篠山市のこの計画のうち、特に県民緑税はちゃんと生かされてできているのかという、こういう御質問であります。なかなか緑税を使った事業がいろんな名前がついておりまして、非常にわかりにくいんですけれども、その中で20年度までの状況を説明しますと、緊急防災林整備という事業があります。これは、簡易土留め工をする「緊急部防災林整備事業」、これについては293ヘクタールを実施してきておりまして、21年度は50ヘクタールをしていくということになっています。


 それから、針葉樹林と広葉樹林の混交林を整備する。それで多様な森林を再生させるという、「針葉樹林と広葉樹林の混交林整備事業」については、20年度までに真南条上と追入の2カ所を実施いたしておりまして、21年度この事業を継続するということになっています。


 それから、山地災害を防止する「里山防災林整備事業」というのが20年度までに福住、向井、火打岩、幡路の4カ所で実施をしてきておりまして、今年度はこの事業はありませんけれども、22年度、東木之部を予定をしております。


 それから、人と野生動物が共存できる森づくりということで、「野生動物育成林整備事業」というのがありまして、これについては、20年度までに川阪において実施しておりました。21年度、これの継続、22年度以降は奥畑とか下筱見北部の実施に向けて、今調整をしているところであります。


 このようになかなか目につかないんですけれども、割と多くの地域でこの県民緑税を生かした事業も実施されているところであります。


 それから、あわせて林業後継者の育成がなっているのかということでありますけれども、篠山市森林組合が作業班というのを持っておりまして、この作業班には現在22名の方が登録されております。22名のうち19名が篠山市の方でありまして、後継者の観点から見ますと、19名のうち5名が比較的若い皆さんになっております。18歳、28歳、32歳、35歳から51歳、比較的若いのがこの5名の方でありまして、最近は割と国の方も、この山の方にお金をつけていただいているということでありまして、作業班の中で若い皆さんが育ってきている、少しずつですけれども、育ってきているふうな状況ではないかと考えております。


 以上です。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)(登壇)  それでは、吉田議員御質問の、特に市の森林整備計画の推進状況にかかわって、青少年の森林環境教育の推進状況はどうなっているかと、こうした御質問でございました。


 この件に関しましては、市の策定いたしております篠山市森林整備計画、その伐採造林その他森林の整備に関する基本的な事項その5として、広く国民に開かれた森林の整備及び利用の推進方策、その項の中に、このような示し方がされております。森林整備を推進するため、一部略しますが、教育・福祉・保健等の分野と連携しつつ、森林環境教育や健康づくり等での森林の利用を推進し、森林と人との豊かな関係の回復創出を図っていくと、ここにかかっていると、このように教育委員会では理解いたしております。


 さらには、学校におきましては、林野庁の推奨いたします森林環境教育を学校の周辺や、そしてまた近くにあります森林里山、それらを活用した環境教育と考え、生活科、社会科、理科、さらには総合的な学習の時間、特別活動等に位置づけて取り組んでおります。


 具体的な例として、これまでの例をお示しさせてもらいたいと思いますが、小学校1年生、2年生、その生活科におきましては、森林や里山での活動や体験を通して、身近な環境を知るという学習を行っており、5年生になりますと、社会科では国土の保全や水資源の涵養のため、森林資源の働き、こうしたことを学習し、また、主に中学の3年生の理科では、自然環境を保全することの重要性について学習もいたしております。


 さらには、森林の働き等にかかわりますそうした内容、学習を国語の中では、小学校5年生で「森林のおくりもの」という説明文を通して、森林の大切さにつきまして学んでおります。


 体験活動として、総合的な学習の時間におきましては、小学校で2校、中学校で1校が森林や里山を活用した環境教育に取り組んでまいりました。小学校では雲部小学校と村雲小学校、中学校では今田中学校であります。


 雲部小学校では、「積極的に里山へ入り、五感を使って、自然環境のすばらしさを体感し、里山の自然環境を守ろうとする心情と態度を育てること」、これをねらいとして、学校の裏山を活用した継続的な取り組みを行っております。里山として整備をすることや、里山において、樹木の名札書きや動植物の観察、生き物マップの作成、自分の木を植えて観察する「マイツリー植樹」などを行っております。


 また、「愛鳥モデル校」として県指定を受けまして、保護者や地域の方々と鳥の巣箱掛けやえさ台づくりも行ってまいりました。


 村雲小学校では、「体験的に環境について理解を深め、環境保全等に取り組む実践的な態度を育成すること」、これをねらいとして、「学校林(里山)の環境教育実践推進校事業」、こうしたことでの指定を受け取り組んでくれました。近隣の里山林を活用して、間伐材を活用したクラフトづくりや、動植物の観察などを行っております。


 今田中学校では、「ふるさと今田の自然環境に触れ、自然の豊かなを実感するとともに、環境を保全し、未来へ向けて自然と調和のとれたまちづくりを考える」と、こうしたことをテーマとして、平成18年度から20年度にかけて「森の環境教育」に取り組んでくれました。森林整備作業やエネルギー資源についても学び、実際に森林の間伐作業であったり、炭焼き作業を行っております。


 なお、特別活動の取り組みといたしましては、畑小学校、後川小学校、村雲小学校、西紀北小学校、大山小学校、この5校で、議員御存じの「緑の少年団」を組織し、植林活動や森林の下草刈り、さらには間伐材を使って物づくり、そうした活動を通して、森林に関する環境教育を推進しております。


 さらには、関係機関との連携といたしまして、子供たちが「県立ささやまの森公園」や「篠山チルドレンズミュージアム」、さらには「県立丹波並木道中央公園」等へ出かけ、里山体験や里山保全活動、炭焼き体験など森林に関するプログラムに参加をいたして、森林と人との共生を目指した体験活動を経験いたしております。


 このように、市内では森林や里山を活用し、体験活動を重視した環境教育を進めてきております。今後さらに環境教育を今日的課題としてとらえ、自分たちのふるさとであるこの篠山の緑豊かな、そうして身近な森林や里山の環境に関心を持つ、そうした子供たちの育成に力を注いでまいりたいと、このように考えを申し上げ、吉田議員への答弁とさせていただきます。


 以上でございます。


○議長(足立義則君)  9番、吉田浩明君。


○9番(吉田浩明君)  ありがとうございました。緑税も5年という期限が切られているんですが、県知事もこの間お越しになったようで、佐用町のああいう災害に対して、今後も続けて、これもう一度やっぱり森林の整備計画を見直さないといけないというようなことをおっしゃったというようなことが、新聞に載っておりました。恐らく何らかの形でまた県の方もそれなりの政策を講じられるのではないかと思いますが、今、西田議員に見せていただきましたら、国の方も民主党のマニュフェストの中に、森林の整備について、そういう制度もつくるようなことも書いてあるので、ぜひ市を挙げて、市としてもやらないといけないと思いますが、これはやっぱり国土を守るという面からしましたら、やはり県・国の方へこういうことを積極的にやっていただくような要望も必要ではないかと。


 今回の緑税もちょっと都市の方で緑化とかそういうものに生かすにはちょっと初めの趣旨から違っているように思うんですけれども、やっぱり水源の源である森林をきちっと整備するという方向でこのことは使われなければいかんのではないかと、私はそんなふうに思います。


 それから、後継者の育成ですが、県の方の資料を見せてもらいましたら、20年度に県下で11名の、森林の整備をやられる後継者の育成の事業がございまして、県森林労働力確保支援センターというところが資料を出しておりましたが、20年度で11名の作業士を育成されたと。その中に篠山市の森林組合の村岡さんという方が入っておられて、非常にうれしく思ったんですが、やっぱりこのようにして、行政挙げてそういう人たちを育てていって、その人たちがやはり森林の財政やら、そういうことを市民の方に訴えていただくような、そういうことも必要ではないかと思いますので、その辺またよろしくお願いします。


 それから、教育長、ありがとうございました。たくさんのいろんなその事業をおっしゃっていただいたんですが、どこの学校もやっぱり森林に対する体験ができるような、ただ、学校の方針だけではなしに、これは環境教育ですから、やっぱり必須条件として、山のことをきちっと勉強するというようなことを、これからも教育委員会の指導として、お願いしたいと思うんですが、ある丹波市の小学校におきましては、生徒児童にそういう体験をさせるという前に、先生方が間伐材の処理に対する体験活動をされていたというようなことも報道で知りました。やはり先生方は女性の先生が一生懸命木を切って、間伐作業をされていたというような状況が載っておりましたが、やっぱりそういう体験を通して、子供たちに直接体験が語られていく。先生から語られていくというようなことも、そういう関係者から語られるということも大事なんですが、その先生方もそういう体験をして、一緒になって同じレベルで子供たちと話ができるというような状況が、非常に望ましいのではないかと思います。その辺もひとつ一回考えていただいたらと思うんですが、教育長の答弁をお願いします。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)  ただいまは、改めて子供たちの体験ということは確かに大切だと、しかしながら、それに合わせて、教員の体験を通しての子供たちの語りかけなり、あるいは、そうした活動について、具体的に説明ができる、そうしたことも重要ではないかと、こうしたことで御指摘いただいております。


 そのことに関して、まず一つは、子供たちの大切なこととして、人が森林を大切にしていく前に、大きくは二つと考えます。志と行動と。一つ目の志を育てるという意味合いで、一つの例を申し上げますが、「森林のおくりもの」ということで、先ほど御紹介をさせてもらったんですが、小学校5年生では篠山市内の子供たちすべてこのことを学びます。きっと議員さんの中には、お子さんであったり、お孫さんであったり、そうしたことでその中身を御存じの方があるやもしれません。その書き出しと、最終の結びだけごく極めて簡単に御紹介を申し上げたいと思っております。


 「森林のおくりもの」といいますこの説明文では、書き出しとしまして、「日本は森の国、木の国です。国土の3分の2が森林です。豊かな森林に恵まれたということは、木材に恵まれたということです。日本には至るところすぐれた木材がありました。日本人はその森林の恵みを精いっぱい利用して、木の暮らしを築いてきました」、これが書き出しで、最後には、「今、世界のあちこちでは砂漠が広がっております。おびただしい人たちが飢え、死んでいます。地球の緑を守るという声は日増しに高まるばかりです。このようなとき、私たちは緑豊かな国土に生まれたことの幸せに感謝をしなければなりません。そして、森林を育てる仕事のすばらしさ、とうとさを考えなければならないのです」、こういう文末です。


 こうしたことをまず志として子供たちの心情を育ててくると、そして今おっしゃったように、教師も時にはそうした間伐材の体験等も実際に体験しながら、子供たちに語ってくれること。そうして子供たちが人としての行動に結びつけば、これはすばらしい教育であって、そして、篠山の豊かな森林を守る、そうしてまた、保全を次の世代になしていくということになろうかと考えて、精いっぱいまた取り組んでまいりたいと、このように考えています。


 以上でございます。


○議長(足立義則君)  酒井市長、3点目の答弁。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、吉田議員の3点目の市民による里山保全・再生の活動についてであります。


 現在、「新ひょうごの森づくり」という事業のもとに、「ささやまの森公園」と「丹波おおやま里山オーナーの会」の二つの団体に活動をしていただいております。また、篠山市においては、企業が社会貢献活動の一環として、「企業の森づくり」というのを市内で進めていただいておりまして、油井には三菱電機株式会社、曽地中にはエコラ倶楽部、宮代には阪急・阪神交通社フォールディングスという、この3カ所で企業が森づくりをしていただいておりまして、いずれも企業の皆さんが山に入って、生き生きと手入れをされておりまして、その姿をまた地域の皆さんも大変改めて山の大切さを感じておられるというふうに考えております。


 今後とも篠山市におきましては、こういう都市部の皆さんの力を借りながら、手入れをしていくということとともに、やはり先ほどからお話しいただいておりますように、自分たちの地域の山がどのようになっておるかということを、もう一回見詰め直して、間伐やその山の整備をみずからの地域でもやっていくと、いろんなまたいろいろな事業に乗せてやっていくと、そういうふうな意識をまた醸成して進めていくという必要があると考えておりますので、今後ともそのように取り組んでいきたいと考えます。


 以上です。


○議長(足立義則君)  9番、吉田浩明君。


○9番(吉田浩明君)  9番、吉田でございます。ボランティアを育てるということなんですが、初め言いましたような公共性、広域性からいいまして、やっぱりみんなが森林を守ると、そういう一つの雰囲気、醸成をこれからやっぱりやっていく必要があるのではないかと思います。これは例ですが、箕面市の方では、山ろく保全委員会というNPO法人を立てられまして、そこへファンドとして基金を2億円ほど投入されて、その資金でもって十何団体かの山にかかわるクラブの支援をしていくと、こういうことを間伐とか、間伐をしたやつをおろしてきて、そこでその製材所もつくって、製材所で製材した物を家に持ってかえって、そこで木工するとか、そういう個人にとってもメリットがあるというような、そういう活動を展開されております。


 こういうものをぜひ今後検討を、すぐにはできないと思うんですけれども、どういうふうな格好でできるかという検討をいただいたらうれしいなと思います。特に、篠山は四つの大きな川の源であります。その源であるだけに、その下流の方々にやっぱり篠山の水源が流れていく。だから、大事にその水はしないといけない。山を大事にしないといけないというような、市長は呼びかけていただいて、篠山市にそういう市民が守る森とか、持ち主もありますので、どこなと入るというのが難しいと思いますが、箕面市ではそういう持ち主と契約をされて、そこでそういう保全活動をされているというようなことでございますので、一回その辺を検討いただいたらよいと思うんですが、市長、どうですか。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  また一遍それは勉強させていただいて、させていただきます。本当に山とか川とか田んぼとか、こういったものが篠山を形どっているわけですけれども、これはもう個人の所有でありますけれども、地域全体の財産であって、公の物とは言いませんけれども、そういう公共的な物ではないかと考えておりますので、市民全体で守っていけるというような姿勢で取り組んでいきたいと思います。


○議長(足立義則君)  酒井市長、4点目の答弁。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、4点目の森林セラピーロードについてであります。


 このセラピーロードというのは、厳密にいいますと、NPO法人森林セラピーソサエティの森林セラピー実行委員会というのがあるようでありまして、これが認定する散策路というのを設けているようでありますけれども、これが全国に4路線というふうに今限定されてありますが、兵庫県下には、そういう路線はありません。


 しかし、以前に篠山町と西紀町の三獄を主峰とする多紀連山及び弥十郎ヶ岳を中心とする「多紀連山県立自然公園」指定地域を「多紀連山O2の森ゾーン」と、こういって位置づけられたこともあるようであります。


 また、このセラピーロードとは少し違いますけれども、平成8年に丹波県民局が「丹波の森の径」というガイドマップをつくっておりまして、これにこの丹波地域の主な登山道など16ルート掲載しておりまして、うち8ルートが篠山市になっておりまして、西光寺周辺、虚空蔵山和田寺周辺、三国ヶ岳周辺、白髪岳周辺、弥十郎ヶ獄周辺、小金ヶ獄周辺、金山周辺、三尾山周辺、この8ルートを篠山の中で主に丹波の森の径ということで、主な登山道として紹介をしております。


 これが御指摘のセラピーというのと同じかどうかはわかりかねますけれども、いずれにしましても、同様のこういう登山道とか山に親しむということによって、効果があるのではないかというふうに考えまして、これからますますこの健康志向が高まる中、こういった篠山市の持つ登山道とか、整備された山、どういったところがあるかといったことをもう一度整理をしていろんな市民の皆様、また市以外の皆様にも知らせる必要があるということを、改めて感じているところでありまして、今回御質問をいただいたことを機に、今言いましたこの丹波の森の径で紹介された道であるとか、先ほど言いました整備された里山林であるとか、また、ささやまの森公園、並木道中央公園でもこういった道が整備されておりますし、ほかにも筱見とか佐仲ダム周辺であるとか、整備されたところがあります。


 こういって見ますと、篠山市内にはたくさんのそういった、山と親しめる箇所がありますので、一度きちんと整理をして、市民の皆様にも市外の皆様にもわかりやすくお示しをして、そういったところを親しんでいただいて、また健康づくりや憩い場としていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  9番、吉田浩明君。


○9番(吉田浩明君)  ぜひ検討いただきたいと思うんですが、森林浴といいますと、フィットンチットと言われます芳香性の物質が悪い微生物を殺すという、人間に非常によい影響を森林を歩くことによって受けると、こういうことを聞いております。そういう高い登山道だけではなしに、私が思っているのは、やっぱり里山をずっと歩き続けるというような、簡単に歩けるような、そういうコースが都会から来た人たちには、日常的に活用できるんじゃないかと、このこととあわせて、検討いただきたいと思います。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、最後の5点目についてであります。木質バイオマスエネルギーの利用についての取り組みについてでありまして、御指摘のように、国の方でもバイオマス活用推進基本法というのが策定されまして、これが本年度中にその基本計画というのが策定されるようであります。篠山市の持つ森林を生かすために、こういったバイオマスの取り組みをということは、これまでからも議会の皆さんからも御指摘をいただいているとおりでありまして、先ほどはいろんな県内の例も御紹介をいただいたところでありまして、篠山市としてもまだこれについては取り組みができておりませんので、今後研究し、取り組んでいきたいというふうに考えます。


 今、環境基本計画を策定中なんですけれども、市民の皆さんによっていろんな意見を出していただいて、今その取りまとめの素案を計画中ですけれども、その中でも、御指摘いただいたような山の資源を活用するバイオマスの取り組みということを挙げていただいているようでありまして、直ちに目標を持ってするというのはなかなか難しいかもしれませんけれども、その第一歩を歩めるように、今後取り組んでいきたいと思いますので、またよろしく御指導いただきたいと思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  9番、吉田浩明君。


○9番(吉田浩明君)  これ大変なことなんですが、これからやっぱり環境の問題、それから森林の保全からいいまして、貴重な施策ではないかと。今回政権をとられました民主党の方も、バイオマスを主軸とする新たな産業の振興と農山村漁村の地域の活性化ということで、バイオマスを取り上げられております。今おっしゃったように、私も言いましたように、推進基本法がこの間、12日に施行されました。国の方でもそういう動きがございますし、ひとつぜひこれプロジェクトチームで一回どういうふうなことが可能かということを、職員のプロジェクトチームでぜひ一回研究をいただいて、篠山に可能な取り入れ方はどうかというのを検討いただきたいと思うんですが、市長、どうですか。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  今言いましたように、今後取り組まなければいけない問題ですので、ぜひそういった形で取り組んでいきたいと。そのプロジェクトについても、前向きに検討をすることによって、いい案が出てくるかもしれませんので、そのように取り組んでいきたいと思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  ここで暫時休憩をいたします。再開を午後1時20分といたします。


              午後 0時13分  休憩


              午後 1時20分  再開


○議長(足立義則君)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。


 通告12番、國里修久君。


○13番(國里修久君)(登壇)  議席番号13番、國里修久でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従って質問させていただきます。


 質問事項は一つ、「日本全国から脚光を浴びる篠山市に」です。


 まず、市全体の活性化に積極的に取り組んでいただいておりますこと感謝をいたします。篠山市には全国的に有名な特産品を初め、伝統的な町並みなど魅力ある地域資源があり、高い評価を得ています。


 兵庫県下最大の民謡の祭典と言われる「デカンショ祭」や、全国からランナーが集まる「ABCマラソン」等イベントが多くありますが、篠山市に来られる観光のお客様は一年を通して、秋に集中するのではないでしょうか。それだけ、篠山の秋の味覚のすばらしさがあらわれていると思います。


 ことしも「丹波ささやま味まつり」が開催されるとともに、初めての取り組みとして、「丹波ささやま美食村」が22日間開催されることもあり、篠山に来られる観光のお客様が例年にない多くの人数になり、築城400年祭にふさわしい催しになると思います。


 今、全国の地方では、過疎化と少子高齢化の問題を抱えています。しかし、篠山は増加傾向にないにしても、大変多くの方々が来られます。その方々に、「篠山に住みたいな」と思ってもらえる取り組みが必要だと思います。


 それは、農業に対する思いの「変化」が生じてきている中で、グリーンツーリズム等、人気が高まっているのは御案内のとおりです。若者を初め、全年齢層で自分自身の居場所を求めて、つまり最も自分らしく過ごせる場所を求めて、地方への移動が始まろうとしています。特に、退職者が積極的に老後の生活を楽しみたいということで、今後、地方への移動が流行となる可能性もあります。欧米の先進国では、都会を経験し、後に再び農村に戻ってくる人、都会から農村に移り住む人が多いと聞きます。日本の農村で、そういう姿はほとんど見られなかったのが今、田舎暮らしが注目されるようになったのは、物質的な豊かさよりも、心の豊かさを重視するようになったのだと思います。


 市内の市民農園と言われるところは、すべてがいっぱい状態です。これから利用者がふえようとする可能性がありますが、現在希望者にはお断りをしている状況です。こんなに農業が注目されているのですから、農業を通じ、都会との交流人口をふやすことで、篠山市民の方々の心のぬくもりを感じて、移住される方々も出てくると思います。


 篠山市は農都宣言を生かした観光を生み出す必要があるのではないでしょうか。ここで話は少し変わります。一般社団法人「ノオト」は、懐かしくて新しい日本の暮らしを提案しますと言っておられます。懐かしいということで、重要になるのは地元の商店ではないでしょうか。量販店や郊外型ショッピングセンターも重要ですが、地方の価値とは各地区の商店であり、商店街のさまざまな店舗だと思います。篠山は戦前より丹波地域の中核都市として、周辺町村からの多くの買い物客を集めて、丹波最大の商店街だったそうです。全国の地域が目指したのは都市的生活であり、車社会の発展によって今の状態ができ上がってしまいました。しかし、市民みんなで応援し、盛り上げていかなければならないと思います。今回プレミアムつき商品券を発行することで盛り上がることに期待をしたいと思います。


 最後にまとめますと、篠山市に暮らす人々が楽しく元気になること、また、それが新しく何かを生み出す力になります。今後篠山市へ来られる方々をふやすには、各団体と協力し、篠山市から新しい取り組みを発信し、話題性が生まれることで全国から脚光を浴びることが必要であると思いますが、市長のお考えをお聞きします。


 以上で、壇上での私の質問を終わりますが、御答弁によりましては、自席より再質問、意見、要望をさせていただきます。市長の誠意ある答弁を求めます。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  今議会、市長としては、國里議員からの質問が私には最後の質問となりまして、誠意ある回答をいたしたいと思うんですけれども、お尋ねの趣旨は、要は表題のとおり、日本全国から脚光を浴びて、発展する篠山市にするための方策の全般的な考え方ということではないかと思いますので、話もちょっと全般的なものになりますけれども、考えをお答えしたいと思います。


 御指摘いただきましたように、この秋になるとたくさんの観光の方が特に来ていただけるものと思っておりまして、きょうでもかなり多くの方が町中を歩いておられますし、今度の連休にはまだちょっと10月の枝豆の解禁には早いんですけれども、たくさんの方がお越しになるのではないかと思います。先日の「デカンショ祭」も発表は8万、2日目5万人という、少し控えめな発表をしましたけれども、実際には昨年よりたくさんの方が来ていただいておりまして、本当にこの篠山の町が、大変多くの方に魅力を感じていただいているということを、強く感じているところでありますし、きのうも北海道の札幌に行ったときの話をしましたけれども、北海道でもこの丹波篠山というは名が通っている。黒豆が特に有名であるということで、何か田舎というイメージを持っているようでありますけれども、何か本物の味、素朴な町、こういう大変よいイメージを多くの皆さんに持っていただいているものと思っておりまして、これは今までの私たちの先輩、また先人の皆さんが、農産物、農業を初め、一生懸命に地道な努力を積み重ねてきていただいた結果であると思っておりまして、今後さらに篠山が、脚光を浴びて、注目をしていただくというためには、どうしたらいいかということにつきましては、やはりこのまちづくりの一番の基本でありますその篠山の町のよさを、これからも伸ばしていくということではないかと思います。どこにでも同じような町であれば、決して脚光も浴びませんし、同じような顔の町ではなしに、篠山のよさを伸ばしていくということであると思います。


 篠山再生計画のまちづくり編では、この魅力一番ということの記載をしておりますけれども、まさに篠山の多くの魅力をさらに伸ばしていくということだと考えておりまして、國里議員の質問をどのようにお答えしようかと考えておったんですけれども、私が考えるのに、篠山の魅力としては、やはり農都、農業、伝統文化、美しい町景観、環境、そして人の温かさ、素朴さと、こういったものではないかと思いますし、それがいずれも大変すばらしいものとして、輝いているというふうに考えています。


 一番目の「農都」、農業については、昨日からもいろいろと議員の皆さんからも質問をいただいたとおりでありまして、全国の農業の都という宣言をした以上は、これからもいろんな面で施策を充実させまして、篠山の農産物がこれからも皆さんから大変すばらしいと評価をしていただくような物を、一生懸命つくって、この特産を守っていく、そういう努力を重ねていかなければいけないと思っております。


 それから、2番目の伝統文化につきましては、今400年祭の中でありますけれども、城下町のたたずまい、八上城跡もあります。福住、八上、古市の町並みもあります。さらには丹波立杭焼もありますし、篠山層群からは世界最古級のほ乳類の化石も発見され、さらに今もっとすばらしい物もまだまだ発見されつつあるというふうに聞いておりますので、今後ますますのこの化石につきましても期待をしているところであります。


 3番目の美しい景観につきましては、「篠山の町は本当に美しいですね。ほっとしますね」ということを多くの方が感じていただいておりまして、住む者が感じないような魅力をたくさん持っていると思います。城下町のたたずまいとその周辺の農村景観のマッチしている姿が大変すばらしい。奇跡的だというふうにも評価をいただいているところでありまして、これは、やはり鉄道の駅がこの町中から少し離れていたということと、開発が少し篠山はおくれてきているということから、そういうことがよかって、今のたたずまいが残っているというふうに思っておりますので、これからは今、景観法の取り組みをしておりますけれども、このよさを伸ばせるように、住民こぞって、力を合わせていかなければいけないと考えているところであります。


 4番目の環境につきましては、今、環境基本計画をつくっておりまして、「源流のまち篠山」というテーマで、昨日からも御指摘いただいている川とか山とか、いろんな自然環境を中心に、そのよさを伸ばしていくということだと思っておりますし、貝エビ、クリンソウといういろんな生き物も篠山には生息しているということで、そういったことを大事にしていきたいと思います。


 5番目の温かさ、素朴さというのは、やはり人の温かいところが多いということで、篠山出身といえば、それだけでちょっとよそに出ても、何かよい人のようなイメージを皆さんから持っていただけるものと思っておりまして、これからもこのよさは伸ばしていかなければいけないと考えております。


 以上のように、多くのこの魅力がたくさんありますので、これをさらに伸ばしていくということ、私たち篠山市民が一つ一つこのすばらしさを自覚して、誇りを持って、そして篠山に住んで支えていくと、こういった意識でみんなで盛り上げていくことが大事ではないかと考えているところでありまして、こういったことから、さらに全国から脚光を浴びるような町としていくということだと思います。


 商店街のお話もいただきましたが、今、商店街は大変頑張っていただいておりまして、商店街は町の顔といいますけれども、観光の方は本当に地域と比べて、商店街が大変すばらしいと、頑張っておられるということを評価していただきますが、やはり中は大変厳しい中を皆さん頑張っていただいているということで、篠山市民も便利だからといって、すぐ郊外の店に行くのではなしに、やはり自分のところの商店街を大事にするという一人一人が意識を持たなければ、なかなかこれから難しいものがあると思いますので、みんなで商店街を支えて、できるだけ地元で買い物をするといったことも、大事ではないかというふうに思います。


 こういったことからの取り組みを進めまして、この篠山市のテーマであります「ふるさと日本一篠山市」と、こういったことを目指して、今後とも取り組んでいきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたしたいと思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  13番、國里修久君。


○13番(國里修久君)  市長の誠意の回答をいただいたわけですけれども、先ほどの答弁の中で、篠山市の中身を自分たちだけでよさを伸ばしていって、特産を守って、いろんな話がありましたけれども、まず私は、篠山市に来ていただかないとその篠山市民がこれはいいから、心温かいから、いい物があるからと思っていても、まずは来てもらわないと、実感してもらえないというふうに考えております。


 きょうのお話の中にもありましたけれども、企業の森といいますか、企業が社会貢献をすると、これはボランティアで森に入り、木を伐採したりという活動をされているわけなんですけれども、都会の方々は土や木をさわれることで、日ごろのストレスから解放されたりするというようなことをおっしゃいます。また、農作物でしたら、自分たちで育てた作物は他人に作っていただいて、スーパーで買った食べ物よりもおいしく感じられるということもおっしゃいます。


 私この丹波篠山に生まれ、特産の黒大豆の枝豆を出荷しながら、10年ぐらい前は食べたことがございませんでした。食卓に出されても、手が汚れてしまうというようなことで、食べませんでした。周りの人はおいしい。こんなおいしい物をということをおっしゃっていました。ところが、私は食べたことがないために、おいしさなんてわかりません。ところが、味まつりに生産組合で出品をしたときに、私は売り役ということで、出役をさせていただきました。店頭の後ろに山ほど積んだ黒枝豆が飛ぶように売れるんです。何でこんなものにと思いました、そのときは。こんなに飛ぶように売れるからおいしいんだろうなと思って、私は食べました。それからもうこんなおいしい物をよう食べないと今までおったなという気持ちになりました。これは日本全国の皆様同じ気持ちだと思います。確かにPRを一生懸命していただいておりまして、先ほど市長がおっしゃいました北海道でも、丹波篠山の黒豆ということで有名になっております。ところが、食べたお方はまた食べたいと思われるんですけれども、高いお金を出して、買ってもなあというふうに思われる方も中にはいらっしゃるのかもわかりません。


 そこで、丹波篠山に今いろいろとはやっていますけれども、都会から農業をしに日帰り、もしくは宿泊型の農業体験ということでいらっしゃいます。そうすることで、今まで食べたことのなかった枝豆を労働力を提供することで、お食事をいただいたりされるわけです。そのときに、初めて枝豆を食べて、おいしいと感じてもらった方は今後ますます黒豆に興味を持ち、また、いろんな方々に紹介をしていただけるというふうに思います。


 私たちが当たり前のように日ごろ感じていることでも、都会の方々にとっては本当に新鮮で新しいものに、私らがしんどいと思うようなことでも、楽しいと感じたりされます。今でもいろんな地域で取り組まれたりしているんですけれども、各地区、各集落で、例えば、日帰りでそういう農業がなかなかできない高齢者の方のおうちに労力を提供して、お金をいただくんじゃなくて、農作物をいただいたりして、農業体験ができるようなことに取り組んでいければ、また、都会から来られた方々がお店に行くことによって、またにぎわいが生まれるというふうにも思います。


 私はこういうことで、農都宣言をこんな形で生かすことができるのではないかというふうに考えております。お隣の大阪市さんは、水の都・水都ということで、いろんなイベントをされております。篠山市が同じようなイベントをすることは無理であっても、お金を使わない何かを考えることで、丹波篠山へ農業体験をしに行こうやと、そういう取り組みができないのかなというふうに感じております。市長のお気持ち、お考えをお願いしたいと思います。


○市長(酒井隆明君)  今、國里議員がおっしゃる、本当に篠山市のよさをより多くの皆さんに知ってもらうためには、篠山の地域の者との交流が必要であると。その交流も本当に実際に村に入ってもらったりする体験的な交流というか、体験が必要であるということであって、まさにおっしゃるとおりであるというふうに思います。


 私たちの地域にとりましても、これからどんどん高齢化していく中で、やはり土地の人の手を借りて、地域を支えていくということも必要ではないかと思っております。


 山につきましては、きょうも話しました企業の森ということで、いろんな企業の方が来ていただいて、手入れをしていただいていたり、また、ボランティアの方が来て手伝っていただいたりしております。また、農作業体験でも、ふるさと村保全活動という土地改良の事業で、その集落に来て、農作業を手伝って、手伝う分、収穫した物を持って帰ってもらうというようなことを、篠山市内でも辻とか西本荘とか下小野原とか、そういったところで以前からされております。また、今現在も神戸大学農学部の皆さんが来られて、真岡条とか私のところの岩崎なんかで一緒に体験的につくってされておりまして、私のところの隣の田んぼでもお芋を今栽培をされておったりいたします。


 そういった動きが徐々に広がりつつあると、昔と比べましたらね。少し前と比べてもどんどん広がりつつあると思っておりまして、まさにこれは私たちが望んでいることと、都市部の皆さんが望んでいることと一致することだと思いますので、山の手入れ、農作業の体験を初め、こういったことを今後ともいろんな面から広げていく必要があろうというふうに思っておりまして、各集落の今、空き地、空き家の調査をしておりますが、これがことしじゅうに出ましたら、どこにどんな家があいているかというふうなことがわかるというふうに思っているんですけれども、わかりましたら、特に人手が必要というような集落につきましては、そういった手伝いに来てもらうか、移住をしてもらうか、こういったことを募集していくことによって、また地域を支えて活性化していく道にもなるのではないかと、そういうふうな仕組みを検討していかなければいけないというふうに考えているところでありまして、先ほど言いましたふるさと村保全活動でも、篠山というのは大変人気がありまして、多くの方が来てやりたいといったところでありますので、今おっしゃったような交流、しかもこれからは来てもらって、物を買って、少し帰ってもらうのではなしに、体験的な観光とか、交流が大事だと言われておりますので、そういった方面で今後とも取り組んでいきたいと思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  通告13番、小林美穂君。


○2番(小林美穂君)(登壇)  2番、小林美穂でございます。通告に従い質問いたします。


 まずは、21年度実施の幼保一体化の検証と将来の方向性について、お伺いいたします。


 前置きは再三幼保一体化のことを質問させていただいておりますので、割愛させていただきます。


 1、くすのきクラブの現状と課題についてです。


 約半年御利用されている保護者と園児の評価はどうですか。早朝は八上幼稚園・城南幼稚園で非常勤嘱託職員くすのきクラブの職員が園児の受け入れをし、4時間幼児教育をサポートし、午後からくすのきクラブで11時30分勤務される職員と連携され、申し送りをし、2交代制で勤務に当たられておられます。


 残念なことに、幼稚園職員と預かり保育園施設との接点が見えないように思われますが、職員間の連携はどうでしょうか。


 また、問題が発生したとき、責任の所在はどこになりますか。また、対処方法はマニュアルはありますか。


 現状のくすのきクラブは学校教育課課長が所属長を兼務されておられます。事件は現場で起こると思われますが、指揮命令面から正規職員を配置すべきと考えますが、どのようにお考えでしょうか。


 2、味間保育園、幼稚園の幼保一体化認定こども園制度についてお伺いいたします。


 長期休暇中の給食方式の採用について、くすのきクラブはお弁当持参方式、また、おやつに関してもお子さんが食べられる分を容器に詰めて持たせる方法をとられておられます。説明会当初、保護者から抵抗があったように思います。就労形態も人それぞれで、一貫性は難しい中、手づくりお弁当にはどんな思いがあるのかを考えたとき、子供はお母さんの、また家族の味を心のこもった味を一生忘れないと思います。が、現実、さきにも述べたように、長期休暇中、毎日つくるのは大変だと思いますから、市民感情としては、味間では給食を提供されるのだったら、くすのきクラブと等しく考えてしまうのが世の常です。このように、公平性の面では課題はないのでしょうか。


 預かり保育ルームの所管はどこになるのでしょうか。有効活用として午前中に子育て支援事業をされますが、休日利用の考えはおありですか。


 3、将来の方向性について、今後展開される今田・古市・大山・西紀・篠山地域はどのように進めるのか、お答えください。


 進めるに当たり、現状の小学校長が兼務している幼稚園の園長制度では、今後の取り組み拡大に伴い、園長の責任と負担に耐えられないことも想定されますが、どのようにお考えかお答えください。


 次に、生きる力をはぐくむためにと題し、不登校傾向のある児童生徒への対応について、お伺いいたします。


 文部科学省の学校基本調査においては、「不登校児童生徒を何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため、年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を省いたもの」として、調査をされておられます。


 文部科学省の調査によりますと、国立・公立・私立の小・中学校で、平成13年度に不登校を理由として30日以上欠席した児童生徒数は、小学生2万6,511人、中学生11万2,211人の合計13万8,722人であり、平成3年、調査開始以来最多となっています。


 これを全体の児童生徒数との割合で見ると、小学校では275人に1人、中学校では36人に1人となっており、小中学校の合計では全児童生徒数の約1.2%を占めております。


 学校数について見てみますと、全公立小中学校中不登校児童生徒が在籍する学校の割合は、平成3年度は約39%であったのが、平成13年度は約58%となっており、約半数以上の学校に不登校児童生徒が在籍しているという状況となっています。同時に、1校当たりの平均の不登校児童生徒数も、平成3年には約4.8人であったものが、平成13年度には約7人に増加しております。


 また、学年別に見ると、学年が上がるにつれて、不登校児童生徒数は増加しており、特に、小学校6年生から中学校1年生、中学校1年生から2年生の間で大きく増加しているというような結果です。


 また、不登校となった直接のきっかけについては、「学校生活に起因するもの」が36.2%、「家庭生活に起因するもの」が19.1%、「本人の問題に起因するもの」が35%、となっています。それぞれに含まれる事項ごとに見ると、「(特に直接のきっかけとなるような事柄が見当たらない)本人にかかわる問題」が28.6%、「友人関係をめぐる問題」19.7%、「親子関係をめぐる問題」9.7%等が多いことです。また、これらの推移を見ると、友人関係をめぐる問題の比率がかなり伸びていることがわかります。


 これを小中学校別に見ると、小学校においては、「本人にかかわる問題」のほか「家庭生活に起因するもの」の割合が高く、中学校においては「学校生活に起因するもの」の割合が最も高く、「本人の問題に起因するもの」が続きます。また、個別の事項では、小学校と比較して中学校では、「学校生活に起因するもの」のうち「学業の不振」の割合や「友人関係をめぐる問題」の割合が高くなっております。


 また、調査方法などが異なるため、単純な比較は困難ではございますが、不登校児童生徒本人に直接聞いた調査においては、「友人関係をめぐる問題」が最も多く44.5%を占めております。続いて「学業の不振」が27.6%、「教師との関係をめぐる問題」が20.8%となっております。


 このような文部科学省の調査によりまして、篠山市では、不登校傾向の児童生徒は7月末現在で小学生3名、中学生19名とお聞きいたしております。学校ではどのように取り組みが行われているのか、また市ではどのように取り組まれているのか、学校及び市と家庭との連携はどのように図られているのかをお聞きいたします。


 事例として。御紹介いたします。


 ラムのすみかというNPO法人「市民生活センター」が運営されておられます。これは学校の統廃合で空き校舎の利用をされているところです。平成16年に中村理事長の奥さんが、明美さんという方なんですが、その方が小学校教員の経験を生かして、不登校傾向のある児童生徒を支援しようと大分県宇佐市で始められました。センターは宇佐市の指定管理者に認定されているため、施設の使用料はゼロでございます。2棟の校舎のうち老朽化が進んだ教室などは使わず、校長室などがあった管理棟や体育館が主な活動の場となっています。


 特徴は、野外活動をしつつ学習時間も保障していること。自由で開放的な雰囲気であること。周囲の環境を生かしていること。自然体験活動を多く取り組んでいることです。結果、子供に自信を持たす教育が大切なのではないかと思います。


 篠山市でも、このような市内で受け入れられる学校、フリースクールを設立してはどうでしょうか。


 以上、一人一人が等しく、光輝くことを願いまして、ここでの質問を終えます。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)(登壇)  それでは、私の方から小林議員のただいまの御質問にお答えをさせていただきます。


 質問事項1点目でございます。平成21年度実施の幼保一体化の検証と将来の方向性についてでございます。


 中身には、大きくは3項目今それぞれお尋ねいただきました内容は、その3項目に対応しまして、合計で九つの御質問があったと受けとめております。


 まず一つ目ですが、くすのきクラブの現状と課題についてということで、利用者、保護者、園児の評価はどうかということでございました。この4月から預かり保育施設といたしまして、くすのきクラブを開設いたし、4歳児、5歳児に幼稚園教育を受ける機会を等しく設けるためと、こうしたことで、平成21年4月に八上・城南地区において保護者が就労している家庭の幼稚園児に対しまして、預かり保育事業を実施いたしております。


 現在くすのきクラブには、長期休業日のみの利用、そうしたことも含めまして、45名の幼児が通っております。開設当初は初めてのことでもあり、指導員や当該の幼児の中にも新しい環境に対する戸惑いは確かにありましたが、現在では、保護者からの連絡、時に連絡ノートなどを見させてもらいますと、「くすのきクラブでお世話になり、安心して仕事に行くことができました」と、こうしたこともちょうだいするようになりました。預かり保育の機能が保護者の願いを受けて、発揮できているものと、こう受けとめております。さらに、子供たちも私も何度かその様子を見ることができましたが、施設内で指導員にもなれ親しみ、笑顔でくすのきクラブでの活動を今楽しんでくれております。


 次に、ふだんの現場職員からの連携はどうかと、こうしたことでのお尋ねがございました。現場職員間の連携につきましては、まず、くすのきクラブに勤務します指導員につきましては、5人全員がそろって打ち合わせをするということは、実はシフト上なかなか難しいことになっております。そこで、金曜日に特設の時間帯を設けまして、子供の実態に関する情報共有、そうしたことに努めております。


 また、直接、議員お尋ねのくすのきクラブと八上幼稚園、城南幼稚園との連携についてですが、早朝から預かり保育対応ということで、それぞれの指導員が八上・城南幼稚園にくすのきクラブの非常勤職員として入ってくれておりますが、当該幼稚園での幼稚園教育をそれぞれのクラスで持って指導員も実際に参画をしており、そしてまた、幼稚園教諭もその中で指導の中での課題等を話すことは可能となっております。


 そして、午後からのくすのきクラブに勤務します指導員には、それぞれの幼稚園におきまして配置されました指導員がその内容を伝えるというようなことで工夫はいたしております。直接的なかかわりはどうかということがございましたが、一つには、夏季休業日の連携として、幼稚園教諭がくすのきクラブでの指導員の預かり保育に参画をいたし、それらをもとにして、今現在2学期からの幼稚園での教育の充実に生かしております。


 次に、問題が発生したときの責任の所在はどこか、また、対処方法はどうかと、こうしたことでのお尋ねであります。現在くすのきクラブにつきましては、教育委員会で所管いたしており、現場の指導員は主任を中心として日々預かり保育に取り組んでおりますが、問題や課題が発生したときには、教育委員会、学校教育課において、直ちに対処することといたしております。こうした場合には、電話連絡等そうしたことがあれば、すぐ対応いたす、そういう動きをとっております。


 なお、これまでのところ、警報等の対応はございましたが、それ以外のことで、子供への対処等につきまして、特段の課題は発生していないとの報告を受けております。


 続きまして、指揮命令面からの正規職員を配置すべきと考えるがどうかと、こうしたお尋ねでございます。御承知のとおり、くすのきクラブでは、非常勤5名の指導員と2名の指導補助員により、預かり保育に当たっております。議員御指摘の正規職員の配置というのは、人事配置上、現在は難しい面がありますというのは実態でございます。市職員の人事配置のこと、そしてまた幼稚園教諭の実態のことも御承知だと思いますので、先ほど申し上げましたとおり、現在のところ大きな課題の発生はないということで、預かり保育活動がうまく機能しているものとは受けとめております。


 次に、味間保育園の幼保一体化についての御質問であります。味間地区の幼保一体化につきましては、一つには保護者が働いている、働いていない、就労の形態にかかわらず、施設の利用が可能となるように考え、次には0歳から5歳児の未年齢の子供たちがともに育つという、そうした保育・養育、そして幼児教育の環境をつくろうと。さらには、三つには、子育て相談などの子育て支援を行い、地域の子育てを充実するために支援をしていこうと、こうしたことで、認定こども園を設置するということを今推進いたしております。


 その中で、長期休暇中の給食方式の採用について、くすのきクラブとの公平性の面で課題はないのかと、こうした御指摘機でございます。味間小学校区の認定こども園は、保育園機能と幼稚園機能を兼ね備えた就学前の保育・幼児教育を提供する幼保連携型の認定こども園、こうしたことを目指しております。保育所・保育園機能を有する認定こども園におきましては、調理室は必ず設置しなければならないと、こうしたことは御承知いただいていると思います。通常保育園におきましては、長期休業期間におきましても保育園給食を提供しなければならない、そうした保育園、そして、味間幼稚園の分園としての幼稚園を、そして預かり保育施設が同一施設内にあると、そうしたことを鑑み、ともに育つ幼児に等しく給食を提供しようとする、これが味間認定こども園の給食に対する対応と今考えております。


 くすのきクラブにありましては、八上幼稚園と城南幼稚園に通う幼稚園児のうち、預かり保育を必要とする4歳児、5歳児の預かり保育施設であります。くすのきクラブは保育所を有する施設でないことから、当初から給食は実施しないといたしておりまして、保護者の方々にも御理解を賜わったところです。長期休業期間中におきましては、家庭の御協力のもと、議員おっしゃるとおり、お弁当を子供たちが持ってきております。


 くすのきクラブの長期休業中の給食の取り扱いにつきましては、今議員の御指摘のこともございます。今後も保護者の御意見をお聞きしながら、関係方面との協議も進めてまいりたいと、このようには考えております。


 続きまして、預かり保育ルームの所管はどこになるのか、このことにつきましては、幼稚園につきましては、法に基づく位置づけが学校であります。学校教育法に基づいて学校となっております。そうしたことを踏まえて、教育委員会、学校教育課が所管をいたしております。味間小学校区の認定こども園につきましては、就学前の子供に幼児教育、そして保育を提供し、地域における子育て支援を総合的に実施する施設でございます。篠山市における認定こども園につきましては、現在保健福祉部こども未来課の所管となっております。預かり保育ルームにつきましては、まだ所管が明確になっていないのが現状でありますが、市として早急に結論を出していきたいと、このように考えます。


 続きまして、子育て支援事業の実施に当たり、休日利用の考えはあるのかと、こうしたことでありますが、子育て支援事業の実施につきましては、先ほどのこども未来課所管の事業として、進められておりますが、現在の計画では午前中に預かり保育ルームを活用し、現在の子育てふれあいセンターによる「遊びの広場」などの展開や、子育て相談を実施することとしています。


 そうした場合に、平日の参加が難しい父親等への配慮として、時には休日に父親等の参加型の事業を展開しており、今後認定こども園においても実施については、できるかどうかは検討が必要と聞いております。


 次に、将来の方向性についての御質問でありますが、まず今田・古市・大山・西紀地域・篠山地域はどのように進めるのかにつきまして、ここにつきましては、幼保一体化プロジェクト構想の素案、篠山再生計画まちづくり編、次世代育成支援対策推進後期行動計画策定に係るニーズ調査、そうしたことを踏まえまして、検討を進めてまいりたいと、このように考えます。


 最後に現状の小学校長が兼務しております幼稚園の園長制度では、今後の取り組み拡大に伴う園長の責任と負担に耐えられないことも想定されるがどうかと、こうしたことでお尋ねをいただいております。


 このことにつきましては、認定こども園には認定こども園の施設長・園長を置き、保育園機能及び幼稚園機能にかかわります職員の協力を得ながら、管理運営を行うこととなります。


 幼保連携型で進めます味間小学校区の認定こども園につきましては、幼稚園に関しまして幼稚園の分園長と、そして保育園長を置くとともに、総合施設としての認定こども園の園長が必要となります。中身につきましては、時に兼務というようなことも可能とは聞いております。


 そこで、現在では小学校長が味間小学校長となりますと、味間幼稚園の園長を併任いたしております。そこで、さらに分園の分園長も兼務すると、こうしたことにつきましては、確かに管理監督を適切に進める点、さらには認定こども園としての機能を高める定期的な研修も必要となります。そして、そうしたことを組織的に、さらに内容を高めていくには、それらの課題も生じると。また、今日では、外部評価をしっかりと受けとめて、それを園の管理運営に生かすということが求められます。それらを考え合わせますと、現状の対応は果たして可能かどうか非常に難しい課題が生じるだろうと予測します。


 今後は、そうしたことを踏まえて、専任園長の配置につきましても検討を加えてまいりたいと、このように考えております。


 以上、最初の1項目の質問に対しまして、この場での御答弁とさせていただきます。


○議長(足立義則君)  2番、小林美穂君。


○2番(小林美穂君)  的確な御答弁、本当にありがとうございます。まず最初、利用者側の評価ということで、お聞きさせていただいたんですけれども、私も同じ城南に住んでおりますので、お友だちにもこのくすのきクラブに預けられている保護者もおられます。そういった中で話を聞かせていただいていると、本当にこういう制度を設けていただいて、ありがたいということと、やっぱりその安心して働ける環境を整えていただけるということで、その方は都会にお友だちがおられるので、そういったことを篠山市に呼んでみたいなというお話もしていただいておりますので、子育て支援にも一役買っているなというのは、私も思っているところです。


 そして、ふだんの現場職員間の連携ということで、そのくすのきクラブで働いている非常勤嘱託職員さんの方は、連携は密にとられているかと思うんですけれども、問題の幼稚園の八上幼稚園・城南幼稚園の職員さんと、くすのきクラブの非常勤嘱託職員さんの連携が、長期期間中という長期休暇の間にしかとれないという御回答だったと思うんですけれども、私が思っているのは、幼稚園教諭の方は、幼稚園教育を4時間行われた後、あすの備えとして準備など、本当に事務的な作業もとても忙しくされていると思うんですけれども、その中で預かり保育園の方へ行っている子供さんのことも気がかりだと思うんです。そういったことから、その間の時間に行けるかどうかはちょっと不可能かわかりませんけれども、そういった実際やっているところを見て、子供たちの様子を見る、現場の様子を見るということを、もっともっと率先してやっていただきたいです。預かり保育園のくすのきクラブのその現状も知っていただきたいなという思いがございます。それが本当の幼保連携の一つだと思います。


 これは認定こども園とはちょっとかけ離れていますけれども、やはり基本は幼稚園の教諭の方と保育園に携わる方の連携がうまくいかないと、これから今後行われます認定こども園制度というのはうまく運ばないと思います。そのあたり教育長の何か思いがありましたら、お答えいただきたいなと思います。


 そして、長期休暇中の給食方式の採用ということで、先ほども教育長の方からも御説明があったとおりです。くすのきクラブとしては当初お弁当持参というような形で、お世話になるということで、保護者の方も了解してこられたことです。私もそのことに関して、八上のお友だちとかにも聞かせていただきますと、そのお弁当をつくるということは本当に大変だと。でも、1時間前に起きたり、30分前に早目に起きてつくって、それを子供が食べて、おうちに帰ったときに、そのお弁当を洗うときに、中身を開けたときに、何もきれいに食べてくれている、そういう様子とかが伺えて、本当にお弁当をつくるのは大変だけれども、そのつくるうれしさというか、本当に子供の連携が密にとれる事業やなということは思っている方もおられます。でも、就労形態にもさまざまありまして、例えば、看護師さんの場合でしたら、夜勤とかがございます。そういったこととかも、それでも御主人がそこでバックアップされたり、そういったこともされておられますが、長期休暇中とはいえ、やはり身体的に労力もかかるという観点から、また、タイプは違うと思いますけれども、認定こども園というような同じようなスタイルで、先ほども教育長がおっしゃっておられまし、ちょっと考えてみようというような方向で、その関係機関にもう一度そのくすのきクラブの中には、調理室があるんですが、そこは一切使わないことというふうな決め事になっておりますので、それ以外の関係機関にもう一度考えていただけたらうれしいなと思っております。


 子育て事業の実施に当たり、休日の利用の考えはあるかというところを聞かせていただきまして、今従来やっておられます子育て広場ということや、午前中の子育ての相談などをこちらの施設でするということは、本当にありがたいことです。また、休日利用ということで、父親との参加型というようなそういった催し物も考えているということで、本当にこれを実施していただきたいと思います。


 そして、私が一つ気がかりに思っておりますのが、やはり子供というのは、身体的に急に発熱をしたり、おなかが痛くなったりしたときに、働いているのに急に休むことができない。そういった場合の緊急預かり保育というような形のものを考えていただけたら、うれしいなと思っております。


 あと幼稚園の園長制度なんですけれども、私が思っておりますのは、先ほどもおっしゃっておられましたとおり、認定こども園に園長制度を設けて、そこを分園と本園というような横断的な方法をとるというような形でございました。これは味間保育園、幼稚園の認定こども園に今は聞かせていただいているんですけれども、今後展開されます西紀やら今田、古市、大山、篠山地域で恐らく認定こども園というような形にとられるかと思うんですが、それまでの間の学校長が幼稚園長を兼務するというような形の制度は、それを守りつつ、その認定こども園になってから園長制度に変えるのか、そのあたりもう一度お聞かせいただきたいです。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)  それでは今お尋ねがありました点につきまして、改めて4項目あったかと思いますので、お答えをさせてもらいたいと思います。


 まず、ふだんの現場職員間の連携ということで、預かり保育、それを行っております非常勤職員と幼稚園教諭の連携ということについて、夏季休業期間中のそうしたかかわりだけでなく、こうしたことでお話がございました。


 私の方から、表現といいますか、そうしたことが不十分だったなと思っておりますが、ふだん城南幼稚園ですと、子供たちをくすのきクラブにまいるときには、幼稚園教諭が一緒になって送っていき、そして、くすのきクラブの方に子供たちが入ったときをそれをしっかりと見定めて、そしてまた、当該の指導員とも話をしながら、そうした送迎のときに工夫はいたしているということで御理解賜わりたいと思います。


 なお、八上幼稚園におきましては、バスを利用して、くすのきクラブにまいりますから、その折にバスの乗車の折に、いろいろと話をしながら、子供たちのことについて、確認いたしながら、連携を深めようと、こうしたことをいたしております。それだけで十分かと言われれば、課題はあるかと、こう思いますので、今後今御指摘賜わってのことを踏まえて、より適切な連携が図れるように、工夫はしてまいりたいと考えます。


 続きまして、くすのきクラブでの長期休業中の給食の取り扱いですが、この件につきましては、それぞれの保護者の実態がやはり就労の状況であったり、そしてまた、子供たちの生活のそれぞれのスタイルがあったり、そうしたことを考えますと、いろいろと考えなくてはならない課題はあると、これは認識はいたしております。その中で、ある保護者の方からは、子供はお母さんのお弁当を楽しみにしていますと、大変だけれども、これも子供とのふだんできないコミュニケーションだと思えるようになりましたと、こうしたことをおっしゃる方がいらっしゃることは事実であります。


 一方では、やはり就労されていらっしゃる御両親ということになりますと、負担があることは確かであります。よく子育ては子供の食事をまず準備することからと、こうしたことも申し上げることがございますけれども、それはそれとしながらも、お昼の弁当もということになると、それなりに御負担があるかと思います。今は家庭の協力を得ておりますけれども、子供たちの昼を考えるということになると、何パターンか方法はあろうかと、こうは思っております。


 保育所・保育園等では土曜日等であれば、業者からの給食の配送、そうしたこともあるということもお聞きしていますし、さらには、近隣の保育園からの配送方式、そうしたことも考えられようかと、こうしたことも思います。いろんな方法、くすのきクラブに関しまして今後考えられる方策があるかどうか、そうしたことも含めて検討してまいりたいと、このように思っております。


 続きまして、緊急の預かり保育をということでございました。このことにつきましては、今、市の預かり保育がようやくスタートしたところで、今後その中身につきましては、いろんな課題が生ずることがあろうかと思いますので、そうした折に今おっしゃったことも子供たちへの健康に対する配慮ということを踏まえて、対応できることがあれば、工夫をしてまいると、こうしたことで今のところはお答えをさせていただいておきたいと思います。


 最後に、幼稚園長と、そしてまた小学校長の併任ということで、今おっしゃっていらっしゃいますが、一つには幼少の連携といったことが今とても大事だと言われております。幼稚園と小学校の円滑な接続ということが、今求められています。小学校に入りまして、45分間自分の席に座って、じっとして授業に集中できるかどうかと、そうしたことと、幼児が幼稚園、保育所でのこれまでの保育・幼稚園教育の中で、うまくつながるように工夫する必要があると、そうしたことを考えますと、小学校の教育を十分に知っている校長が、幼稚園長として、幼稚園の教育の中身についてしっかりと見定めて、そして幼稚園教育の充実を図るということはとても大事な視点だと、このように思います。


 確かに都市部におきましては、専任園長がいるということが非常に多く認められます。中に専任園長のそれぞれの方からは、「小学校の教育を知っていらっしゃるのはいいですね」と、こういった我々の篠山市におけるシステムをうらやましがられる方もいらっしゃる、これも事実であります。しかしながら、今後認定こども園というこうした形を進めていく中にありましては、それぞれに課題を分析して、幼稚園長とそして小学校長、あるいは、認定こども園の対応をするということでの、そうした施設長の置き方については、どうした方法が一番好ましいのか、十分に検討を加えながら、対応していきたいと思います。


 以上でございます。


○議長(足立義則君)  2番、小林美穂君。


○2番(小林美穂君)  その園長の責任と負担ということで、先ほども御答弁いただきましたが、私も今、教育長がおっしゃっていることはよく理解しております。やはり小学校と幼稚園の連携というのはとても大切と思っております。幼小中というような指導方法というのは、すごく将来子供が大きくなったときに影響があるぐらい、とても大切な縦割りだと私は思っておりますが、これからその認定こども園というような形の持って行き方でしたら、やはり負担はかかると。専任園長を設けて、主任制度というか、今の篠山市で行われております公立の保育園と同じような形で主任と園長制度を設けていただいたら、幼稚園教諭の方々も働く意欲が沸くというか、そういった形のものを、お考えいただけたらと思っております。


 一つちょっと漏れて降りまして、正規職員を配置すべきというような私の質問に対しまして、お答えいただきましたが、今のところその指揮命令面から何も問題がないというようにおっしゃっておられましたが、実際何が起こるかわからない世の中で、このあたりはしっかり見据えていただいた方が私はうれしく思います。


 やはり現場でいろんなことが起こると思うんです。電話連絡ですぐの対応もできるんですけれども、やはりそこで判断という、最終判断はそれは教育長が判断されるかと思うんですけれども、やはりその判断の段階を間違えると、大きな事故につながるというような観点から、やはり正規職員を配置すべきということは願いとしては持っております。本当に市の財政難も考えれば、こういうことは言うべきではありませんが、子供を守る立場からいたしましたら、やはりそこで指揮命令ができるような環境を整えていただくのが、私は急務かと思っております。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)  改めてお尋ねをいたしました二つの点ですが、まず、一つ目の幼稚園長、そしてまた小学校長、こうした件でありますが、小学校の校長なり、そしてまた幼稚園長のありようにつきましては、今おっしゃったように、小学校の校長がすべて幼稚園教育に精通していると、こうしたことではないことも、それも私も存じております。だからこそ、幼稚園教諭としてやってきた職員が、将来の幼稚園経営を行っていくんだという、こういう考えを持って望んでくれることは大切にしていきたいと、将来的なそうしたことも踏まえて、十分に考えていきたいと思います。


 その次に、現状では確かに認定こども園を一つというようなことで動こうとしております。その前の預かり保育ということで、今城南幼稚園・八上幼稚園の子供たちを預かる施設ができてきておりますが、その折の非常勤だけではいいのかと、こういうお尋ねなんですけれども、預かり保育施設が今は幼稚園に関しましては1カ所であるから、それなりに学校教育課での対応も可能かと、実際のところはそうしたこともあろうかと思います。これが複数の施設になってきますと、そういうような課題を持つことはこれも承知をしております。


 今後そうしたことも踏まえまして、より適正な人事ということはどうあればいいのか、そのことにつきましては、今、議員の御指摘も受けながら考えることができれば対応できることは、対応していけるように、ただし、また人的な配置につきましては、経費のかかる点をどのようにクリアしていくかと、そうしたことも踏まえなければならないと、このようなことは認識をいたしております。


 以上でございます。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)(登壇)  それでは、続きまして、大きな項目の質問事項の2点目の生きる力をはぐくむためにと、こうしたことで不登校児童生徒に関しましての対応についての御質問にお答えをしてまいりたいと思います。


 議員には、冒頭には非常に不登校児童生徒についての現況、そして課題等を分析いただき、そしてまた子供たちの不登校のそうした問題解決にはどうあればいいのか、そうしたことでの思いをデータを紹介しながらも、御説明賜わったことに敬意を表したいと思います。


 篠山市におきましてですが、不登校児童生徒の状況を少しだけ前段で申し上げておきたいと思いますが、平成14年度では、実は不登校児童生徒は最も多くございました。そのときには、66名にのぼっております。全児童生徒に対する割合も1.41%にのぼっておりました。平成15年以降は若干の増減はありますものの、減少傾向にありまして、平成20年度の不登校児童生徒数は47名といった実態でございます。


 こうした実態を踏まえながら、まず、学校ではどのような取り組みが行われているのかと、こうしたことでございます。一つには、不登校児童生徒、こうした子供たちの出現発生の前に、未然防止ということが大きな取り組みの一つだと考えます。学級担任等を中心としながら、それぞれの担当教員と交わしております、時には部活動との教員と交わしております生活ノートであったり、学校での生活の様子、定期的に各学校で実施いたします教育相談、さらには、子供たちの変化を見逃さないような、早期発見に努めるような教職員の資質向上、そうしたことを検証を通して図りながら、未然防止に対して、取り組みを行っているというのが実態でございます。


 また、各校の生徒指導部会を通じまして、教職員がこうした子供たちの変化をそれぞれに共有をしながら、早期対応を協議し、子供たち一人一人に合った支援策を家庭と連携をし、協力しながら対応いたしております。不登校傾向にある子供たちに対する対応としましては、初期対応ということが非常に重要な支援策と、このように受けとめております。例えば、欠席が少し目立ち始めた子供に対しましては、すぐに家庭訪問を行い、家庭との連携のもとに、起因する要因であったり、事象の把握に努め、保健室登校が可能であれば、それをやってみよう。放課後の登校ができるのであれば、それも取り入れてみよう。段階的に再登校ができるようなことを、環境整備をやってみよう。そうしたことも取り組むなど、早期解決に向けたそれぞれの実践を行っております。


 さらには、議員御承知のとおりだと思いますが、各中学校に配置されております臨床心理士の資格を有しますスクールカウンセラーの指導助言を仰いだり、専門的な教育相談、そうしたことを採用いただくなど進めております。


 次に、市ではどのように取り組まれているかと、この御質問ですが、教育委員会としての不登校の未然防止策といたしましては、生徒指導に関する研修会、担当者会等を中心としながら、不登校に関します教職員の知識を深め、各学校におきまして子供たち一人一人に合った支援策ができるよう、教職員の資質向上に取り組んでおります。


 また、県下全域には、不登校傾向にあります児童生徒が抱えています、心の問題を臨床心理学やそうしたことを学んだ専門的な職員からのアドバイスであったり、保護者への相談を行う、こうしたことをこれまでの取り組みとして、これ先ほど申しましたスクールカウンセラー事業を平成10年度から実施をいたしております。現在、篠山市内におきましても、全中学校及び味間小学校を拠点校として、スクールカウンセラーを配置し、必要に応じて市内各小学校にも派遣をいたしております。平成20年度不登校に関連しましたスクールカウンセラーの相談回数は、延べ439回のぼり、不登校の未然防止なり、初期対応としての機能を果たしていると考えます。


 今後はそうしたスクールカウンセラーの連携と、そしてまた市教委といたしましても独自の取り組みとして、カウンセラー3名を適応指導教室「ゆめハウス」及び市内の小学校に派遣をいたし、子供たちの対応に努めてまいりたいと考え進めております。さらにこれも議員御承知かと思いますが、篠山市では平成13年度から適応指導教室と称しまして不登校の子供たちの学校以外に通学ができると、そこに通うことによりまして、教育課程上は出席を認められる、そういう施設でありますが、それを市の適応指導教室ということで「ゆめハウス」を設置いたしております。


 今年度におきましては、3名からの通級申請が出ておりまして、2名の指導員と週1回配置のカウンセラーとともに、心を子供たちに合わせた指導計画を組んで、個性を伸ばしながら、学校生活への提供が図れるよう、子供たちにとっての新たな居場所となるように工夫をいたしております。


 同じく、市の事業といたしましては、篠山中学校、丹南中学校には、不登校支援指導員を配置いたし、子供たちはもちろんですが、保護者との相談、あるいは先ほど申しました適応指導教室であります「ゆめハウス」等、その連携等を積極的に行ってくれております。さらには、平成21年度からは、不登校の子供たち、不登校傾向の子供たち、小学生、中学生を特に対象として、その子供たちはもちろんですが、教職員や保護者に対する専門的なアドバイスを行う機関として、県立の但馬やまびこの郷がございます。そちらは1年間、20年度に研修をいたしました教員を、篠山市教育委員会の不登校専任指導員として委嘱をいたし、それぞれの個別の指導であったり、専門的なアドバイスを行ったり、そうしたことで解決に向けて、取り組みを今年度から新たにスタートいたしました。


 なお、ゆめハウス及び篠山市の青少年育成センターにおきましては、心に課題を抱える子供たちやその保護者との面談、さらには電話による相談業務を行っておりまして、それぞれに子供たちの登校へのよい機会となるようなことでアドバイスを送っております。これらを平成20年度におきまして、ゆめハウスの通級生の状況から鑑みますと、ゆめハウスの通級生8名のうち1名が完全復帰いたし、6名が部分登校できるようになってまいりました。先ほどのとおり、そうしたいろんな諸機関との連携を通して、子供たちの学校への再登校が果たせることは、これはとてもうれしく思っております。


 続きまして、学校及び市と家庭との連携をどのように図られているのかと、このことであります。子供たちの現状やそしてまた今後の支援策につきましては、保護者と共有しながら進めていくことが大切でありまして、そうなると家庭訪問や教育相談、そうしたことも重要になってまいります。家庭との連携がうまく図れなかったり、あるいは家庭の中に引きこもってしまったり、学校と教育委員会だけでの対応でまだまだ課題があると、こうした場合には、篠山市の福祉事務所であったり、県の子供家庭センター、いわゆるかつての児童相談所でありますが、そちらとの連携であったり、さらには民生委員・児童委員さんのお知恵をいただく場合もあります。そうしたことを通しながら、家庭との連携の工夫であったり、新たな機関との連携を考えていっている。そうしたことを通しまして、個別の支援会議も開催いたし、さらに子供たちの学校への再登校を促したいと、このようなことで今取り組んでおります。


 最後に、市内にフリースクールを設立してはどうかと、こうしたことでの御質問でございますが、子供たちは不登校ということになりますと、既存の学校にはなかなかうまく自分の適応ということでは難しいというようなことで、再登校がかなわない例もあることは承知をいたしております。そうした子供たちに対して、フリースクールはあります。


 フリースクールは、それぞれの規模も活動内容も極めて多様でありまして、特に学習指導要領、いわゆる学校の教育課程のその枠にとらわれないという点では、これまでの学校にうまく適応できない子供たちにとっては、選択肢の一つにはなっていると、このようには思っております。


 しかしながら、ほとんどのフリースクールが、学校教育法に定める学校の要件には該当しておらず、本市において、直ちに施設として設置することはまだまだ難しい課題があろうかと思います。


 今のところ、先ほど申しました不登校に関しましての適応教室であります「ゆめハウス」、こうした機能をさらに十分に高め、そしてまた市の方の今申し上げました不登校に関する専任指導員との連携もゆめハウスの連携をさらに強めて、子供たちにとって新たな居場所としての成熟を期すようなこともこれは考えていきたいと思っております。


 こうしたことを踏まえながら、子供たちにとってすべての学校が自分たちにとって「帰りたい学校」「学びたい学校」となるように取り組みを進めてまいりたいと、こうしたことを申し述べまして、小林議員の答弁とさせていただきます。


○議長(足立義則君)  2番、小林美穂君。


○2番(小林美穂君)  不登校傾向にある児童生徒への対応、本当に篠山市の取り組みといたしましては、大変すばらしいものがあると私も思っております。先ほどの話の中で、平成21年度に県立やまびこの郷に行かれた教師の方が、不登校専任指導員として篠山市の方で不登校対応にこたえていただいているというところが、本当に斬新的な思いも寄らぬことだと、私は思っております。スクールカウンセラーの充実というお願いをしようと思っておりましたけれども、こういう方がいらっしゃるということなので、またこういう方をもっともっと篠山市にふやしていただけるような環境にしていただきたいと思っております。


 また、フリースクールまではいきませんけれども、現在ありますゆめハウス、適応指導教室の充実をもっともっと図っていただきたいなと思っております。私、個人的にことしの5月11日に県立山の学校の方へ行かせていただいております。そこは、自然を中心とした学びの場でございます。皆様御存じだと思うんですけれども、1年間の全寮制になっております。これから学校適正配置ということで、廃校になる学校もこれから将来あるかと思います。そういったことを山の学校のようなものを建てていただけたらなという、私の思いもございます。


 ここの特徴なんですけれども、先ほどのラムのすみかと同じような感じですが、環境を大事にしています。自然との戯れとかそういったものをされておられます。ここの山の学校の特徴は、御承知のとおり、これから自分が社会に出て就労するという技術を身につけることができます。そういったことを篠山市でも取り組んでやっていただきたいなと考えております。


 この山の学校でお話を聞かせていただいたときに、感銘を受けたことがありまして、これは千種川縦走といいまして、近く千種川が流れております。この千種川は赤穂港の方へ流れておりまして、これをここの生徒さんが3日間かけて80キロの道のりをだれの手も借りずに、そこを歩いて、3日間かけて終点赤穂まで行くというようなことをされておられます。お友だちがもうしんどいからと手を差し伸べるということは一切だめというような決まりの中で、本当に自分の力で自分の意志で最後までゴールをするというところに、すごく感銘を受けました。やはりこの不登校傾向にある子たちに欠けていることは、自分に対する自信やらこれから未来のその展望がないという子がほとんどだと思います。ですので、そういった取り組みを山の学校を見習って、これから篠山市でも学校教育の方でもどんどん取り入れていただきたいなと思っております。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)  今おっしゃったことに関しまして、関連して何点か市内の中学校の現状も含めて、少し御答弁ということを、補足もさせてもらっておきたいと思います。


 先般、中学校の教員と出会う会がございまして、特に生徒指導担当者の思いも聞く機会がございました。議員さんの中にも御一緒に聞いていただいた方がいらっしゃるわけなんですけれども、中学校におきましての課題が5項目あると。特に生徒指導上のことに関連してということで、受けとめていただければありがたいと思います。


 一つ目には、発達障害の子供たちへの対応が非常に難しくなったと。これまでにはこうした経験は私たちにはなかったので、LDやADHD、アスペルガーの子供たちにどう対応していけばいいのか、それとあわせて、そうしたことに対して境界線上だと言われる子供たちの対応はなおさら難しいですと、新たな課題ですと。二つ目には、これが不登校生徒への対応ということでした。数がどうあろうと、一人一人のケースが異なっているんですと、非常に難しいと。そうしたことに関して、対応に時間と工夫が必要なんですと、これらと今中学校の教師は闘っていますと、こういうような表現で言ってくれました。三つ目には、保護者対応についての大きな壁というものを感じるようになりましたと。なかなか理解をしてくれない親がいると。たばこのことで話をすると、家庭で吸わせているからと。そしてまた、すぐに保護者が興奮されてしまって、話し合いの場がなかなか持てないんだと。髪の毛を染めたとしても、親が容認しているんだから、ほかの生徒には迷惑かけていないでしょうと。そうしたことで、今保護者と対応するときには、中学校の教師は特に生徒指導上のことを話していく場合には、それぞれの保護者と向き合うのに大変な工夫が要るんですと。これも闘いの一つですと、こういうことでした。4つ目には、これまでにもそれぞれ議員からお尋ねもありましたんですが、携帯電話と子供の発達のこと。これまでなかったこととして、こうしたことをしっかり考えていかなかったら、子供たちの教育は非常に難しいと。そうしたことで、中学生にとっての子供の携帯電話というのは、もう魅力の宝そのものであると、そうしたことを本当に真剣に考えなくてはならない時代になりましたと。最後には、時に子供たちは家庭に帰りたくないという場合がありますと。家庭での閉塞感を感じる子供がいる。そうしたことも感じるようになってきましたと。帰りたくない家庭があるというのは、どう考えていけばいいのかと、そうしたことを率直に言う職員がおりました。


 そうした実情の中で、不登校生徒の対応は非常に難しいということで、中学校も今精力的に取り組みたいという課題には入れております。そうしたことも、これまでから聞いておりましたから、議員の御指摘もいただいたわけなんですけれども、不登校の専任相談員ということで、この教師は子供たちの不登校に対しての課題意識を持って、1年間学校をすべて離れて、県立のやまびこの郷で、日々研修を重ねた教員です。それで21年度戻ってきてくれましたので、早速に専任の指導員として委嘱いたし、活躍を期待していると。今聞きますと、ゆめハウスですぐにケース開校等対応いたしまして、延べ9人対応しているといったこと。さらにはPTAの研修会には、やまびこの郷からの講師を招聘して、そうしたことを展開していると。一学期の間には、家庭訪問につきまして2家庭に6回、保護者面談は3家庭に対して9回実施しておりますと。さらには、移籍自体が篠山中学校の教員ですので、事例研修といたしまして、スクールカウンセラーとともに、25名の教職員に対して、やまびこの郷で自分が培ってきた内容を伝えると、こうしたことをやっていますと。そうしたことで、今年度から取り組みを開始いたしたところです。


 今後はこうしたことを踏まえて、市内にこうした教員が数多く必要だということは、課題があるという裏返しになりますけれども、やまびこの郷での研修をもとにしながら、そうしたことで市内の子供たちのそれぞれの豊かな学校生活に寄与してくれる職員を育てていきたいと、このように思っております。


 最後に県立山の学校のことをお聞きしまして、いま一つ思い出しましたのは、昨年度ゆめハウスでは、御嶽の山を登るという、こういう企画をしてくれました。子供たちは本当に自分の力でもって、あの山を登り切るという体験をしたと、これはとてもすばらしい実体験でしたということでした。かつて私の方も、障害の子供たちにかかわっていたときに、篠山市、そしてまた今の丹波市のそれぞれの山を登るということを計画いたしました。最終的には、笹ヶ峰や青ヶ峰も登りましたが、そのときに「先生たちは決して君たちを手伝わないから、先生たちも大変だからしっかり自分の力で歩いてくれ」と、要所要所には、水分補給ができるように、あらかじめ冷たい物を用意しておきましたが、教師自身がみずから大変な思いをして上がっている様子を見ると、子供たちも自分で歩き始めます。最後には、登頂したときには、すがすがしい顔をして、自分で登り切ったということを実感しておりました。


 教育にはそうしたことが必要だと思います。自立ということ、そして自分の力を信じるということ。そうしたことが、体験できるように、今おっしゃったことも一つ考えてまいりたいと。そしてまた、今後の山の学校ということには、すぐまいりませんが、市内のいろんな施設を活用して、可能性があるのかどうか、そうしたことも検討の一つに加えてまいりたいと、このように考えて、私の方からの補足説明とさせていただきます。


 以上でございます。


○議長(足立義則君)  これで、一般質問を終わります。


 以上で、本日の日程は全部終了しました。


 お諮りします。


 委員会審査等、議事の都合によって、明日18日から28日までの11日間、休会としたいと思います。


 御異議ありませんか。


             (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(足立義則君)  異議なしと認めます。


 したがって、明日18日から28日までの11日間、休会とすることに決定しました。


 次の本会議は、9月29日午前9時30分から開議いたします。


 本日は、これで散会します。


 大変お疲れさまでございました。


              午後 2時48分  散会








 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。





                       平成21年9月17日





                       篠山市議会議長  足 立 義 則





                       篠山市議会議員  園 田 依 子





                       篠山市議会議員  渡 辺 拓 道





                       篠山市議会議員  木 戸 貞 一