議事ロックス -地方議会議事録検索-


兵庫県 篠山市

平成21年第69回定例会(第2号 9月16日)




平成21年第69回定例会(第2号 9月16日)





       第69回篠山市議会定例会会議録(2)





         平成21年 9月16日(水曜日)


             午前 9時30分 開議








 
〇出席議員(20名)


     1番  市 野 忠 志         2番  小 林 美 穂


     3番  本 莊 賀寿美         4番  林     茂


     5番  前 田 えり子         6番  恒 田 正 美


     7番  奥土居 帥 心         8番  大 上 磯 松


     9番  吉 田 浩 明        10番  西 田 直 勝


    11番  隅 田 雅 春        12番  河 南 克 典


    13番  國 里 修 久        14番  森 本 富 夫


    15番  堀 毛 隆 宏        16番  園 田 依 子


    17番  渡 辺 拓 道        18番  木 戸 貞 一


    19番  植 野 良 治        20番  足 立 義 則





〇欠席議員(0名)





〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名


  市長         酒 井 隆 明   副市長        金 野 幸 雄


  教育委員長      新 家 英 生   教育長        河 南 秀 和


  代表監査委員     佐 圓   隆   政策部長       平 野   斉


  総務部長       森 田   忠   市民生活部長     堀 毛 宏 章


  保健福祉部長     前 田 公 幸   まちづくり部長    森 口 寿 昭


  上下水道部長     大 藤 和 人   会計管理者      小 稲 敏 明


  教育部長       松 尾 俊 和   消防長        植 村 仁 一


  監査委員事務局長   若 泰 幸 雄





〇議会事務局職員出席者


  局長         池 野   徹   課長         時 本 美 重


  係長         中 野   悟   主査         山 内 俊 秀





〇議事日程 第2号 平成21年9月16日(水曜日)午前9時30分開議


  第 1  会議録署名議員の指名


  第 2  一般質問


       ・個人質問


             通告 7番まで





              午前 9時30分  開議


○議長(足立義則君)  皆さん、おはようございます。


 これから、本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。





◎日程第1  会議録署名議員の指名





○議長(足立義則君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。


 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、13番、國里修久君、14番、森本富夫君、15番、堀毛隆宏君を指名します。





◎日程第2  一般質問





○議長(足立義則君)  日程第2.一般質問を行います。


 質問に先立ちまして、議長から一般質問の議事運営について申し上げます。


 本日の一般質問については個人質問のみです。各議員の発言は、会議規則第56条第1項の規定により、質問時間を30分以内とします。


 時間の徹底と発言議員に持ち時間を確認いただくため、議場東側の標示板に残り時間を表示いたしますので、注意いただきますよう、あらかじめお願いしておきます。


 なお、2回目以降の質問は自席からお願いします。


 質問は、通告順により議長から順次指名します。


 通告1番、奥土居帥心君。


○7番(奥土居帥心君)(登壇)  7番、奥土居帥心です。きょう、民主党の新しい政権が発足します。このたびの選挙は国民の多くが、今までの政治に対してノーを突きつけた選挙と言えます。地方政治もそれに伴って、変化していかなければなりません。市民のイエスと言われる篠山市政にするために、今回大きく分けて4点についてお尋ねしますが、その前に一昨日行われました文教厚生常任委員会で、7月の臨時議会で新風が修正案を出した西紀運動公園の浄化タンクについて、調査の報告がありました。


 それによりますと、鉄板の厚みはそれほど薄くなっていない。薄くなっているとしても0.1ミリから0.2ミリ程度ではないか。このタンクは6ミリあります。当時、当局が今にも穴があくと、そのように答弁を繰り返しておりました。現状ではすぐに穴があいて。


○議長(足立義則君)  奥土居議員、通告以外のことの発言は慎むようにお願いします。


○7番(奥土居帥心君)  そういうふうな報告があったということについて、今回通告をしておりませんので、12月の一般質問でぜひ正したいと思いますが、コメントがあればぜひお願いしたいと思います。


 それでは、まず初めに、コミュニティバスについてお尋ねします。


 コミバスの現状の運行状況、特に、乗客数、運賃収入、一般財源から拠出している金額、車両の償却残などを簡単に御説明ください。


 2つ目の質問に移ります。


 ふるさと篠山に帰ろう住もう運動では、どのような事業を展開されていますか。また、どのような効果があらわれていますか。主なものについて、お答えください。また、新しい事業をされる予定があれば、お聞かせください。


 三つ目の質問に移ります。


 農都宣言をされ、その後どのような事業を展開され、どのような効果があらわれていますか。また、新しい事業をされる予定があれば、お聞かせください。


 最後の質問です。


 篠山再生計画では、チルドレンズミュージアムや西紀運動公園などの存続について、経費のかからない方法があれば、存続させるという表現が数カ所あります。


 先日、チルドレンズミュージアムの事業継承について、応募が4社あったと報告を受けました。その中で1社が篠山市がお金を出さなくても済む提案でしたが、他の3社は多いところで、3,000万円かける案です。市長の言う経費のかからない方法とは、市の負担がゼロという意味ではないと、先日、全員協議会で説明されました。しかし、行財政改革調査特別委員会の審査では、効果額は算出されていますが、それは0円を前提として計算されています。そして、経費のかからない方法と聞くと、一般市民の方は、0円と思うのが普通だと思います。


 市長の考えは考えで尊重しますが、市民の方々に誤解を招かないためにも、できるだけ経費のかからない方法と訂正すべきではないかと思います。


 以上、この場での質問を終わります。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  皆さん、おはようございます。きょう、あすと議員の皆さんからの御意見、御提言を一般質問という形で受けます。議員の皆さんからのこの御質問が、篠山市を本当に正しい方向に、また、事業をより前に向けるという大きな力になりますので、どうかよろしくお願いいたしたいと思います。


 初めに、奥土居議員からの質問にお答えするんですけれども、冒頭におっしゃった西紀のプールのろ過装置改修の工事についての概要につきましては、文教の委員会で報告があったということですけれども、ちょっと教育委員会が担当しておりまして、私の方は直接そのことについて聞いておりませんので、また追って調査をして、お話をさせていただきたいというふうに思います。


 それから、奥土居議員からの質問をいただきましたが、余りに簡潔明瞭過ぎて、何をどのようにお答えしてやらわからないんですけれども、私なりに解釈して、順次説明をさせていただきたいというふうに思います。もう少し願わくば、質問の趣旨をおっしゃっていただいたら、大変ありがたいかなというふうに思います。


 まず1点目につきまして、コミュニティバスについてです。


 御質問の趣旨は、コミュニティバスが運行しているけれども、それが今どのような状況で、本当に効果を上げているのか、今後いろんな改善の方策はないのかということではないかというふうに、通告から読み取って、そういうふうに解釈して答弁をさせていただきます。


 コミュニティバスにつきましては、現在、主に郊外部から市街地へのアクセスの手段として、7路線、お手元にその路線の運行表がお配りしてあるようですけれども、大芋・村雲方面から篠山市役所へ、それから大芋、福住の間を結ぶ路線、後川の中を走る路線、西紀の北地区を走る路線、それから城北の丸山、藤岡から城南を通って岡本病院に行く路線、それから、今田を通って、真南条街道を通って篠山市民センター、または篠山病院に行く路線、それから大山から出て味間を通って篠山市民センター、篠山病院に行く路線、こういう7路線利用していまして、週に1回から2回、片道2便から5便の運行をしております。


 実績につきましては、平成20年度の年間利用者は延べ8,559人ありました。また、21年度につきましては、4月から7月までの間の利用者、延べ利用者数が2,623人となっています。


 また、この収支の状況はどうであるかといいますと、経常費用、かかっている費用が約2,664万円かかっております。一方、収入はといえば、約181万円しかありませんで、差額の約2,483万円は補助金として交付をしている。篠山市が交付をしているということになります。


 ただし、その市が交付します補助金は、国からの特別交付税、また県の補助金が充当されますので、実質的な篠山市の持ち出しは、1割程度というふうに考えています。


 また、運行に使用している車両、2台ありますけれども、これは神姫バスが購入した物でありまして、市が交付します補助金にこの償却相当分が含まれておりまして、車両の償却期間は5年、20年度決算の段階での未償却費は約1,190万円となっています。


 この4月に、このコミュニティバスのルートを大きく変更しております。これは、コミバスの運転手さん3名の方と、よく相談をして、利用者の声を一番よく聞いておられる、この運転士さんの声を聞いて、できるだけ利用者の利便性の向上を図りたいということで、大きく改善をしております。


 御承知かと思いますが、どのような改善を図ったかといいますと、草山地区内の運行を西紀分室の開講日に合わせて火木の週2日に拡大をしました。大芋・村雲方面からの路線を統合して、週2回、この篠山市役所に来るように、これまでは1回だったのを、大芋・村雲方面からも週2回、篠山市役所に来れるようにいたしました。また、今田の便は、従来今田から出て、草野駅を通って当野でとまっていたものを、真南条街道を通って、篠山病院まで行くようにしました。今田からの直行便もできましたと。それから、大山から出て、味間から通って、福祉センターでとまっていたものを、川北経由で篠山病院まで行けるようにいたしました。また、城北の丸山・藤岡方面から城南を通って、篠山口駅に行っておったものを、福祉センター、岡本病院まで行けるようにいたしました。このように大きな改善を図って、できるだけ利用者に乗っていただくように、考えに考え抜いてしたというふうに思っています。


 その結果ですけれども、まだ十分な検証はできておりませんけれども、7月の利用状況を前年度と比較をしますと、西紀地区の利用者は23%の増、大芋・村雲方面からの利用者は21%の増、今田・城南方面からの利用者は14%の増となっておりまして、増加の傾向が見られるというふうに思っています。ただし、今申しましたようなコミバスをどこを通っていて、どのように走っているのかということが、残念ながら多くの市民の方に御理解をいただいていないのではないかというのが、私の率直な感想でありまして、私も高齢者大学とかいろんな市民の皆さんと触れ合う機会があるにつれ、このようなお話をしているんですけれども、なかなか皆さん、そうですかというような反応でありまして、十分理解をしていただいておりません。その都度広報紙に時刻表の挟み込みしたり、9月号にもルート改正について一部載せたりしているんですけれども、なかなか周知ができていないということから、今後は、いろんな機会を通して、より市民の皆さんにコミバスの路線を理解していただく、周知をしていく。こういうことが必要であるというふうに考えております。


 また、今のコミバスの路線が、これが絶対最善であるというわけではありませんので、いろんな皆さんの声を聞いて、いろんなバス事業者との協議はしなければいけませんけれども、地域の意見をより反映させていきたいというふうに考えているところです。


 このように、篠山市におきましては、特に周辺部の交通の手段を持たない皆さんが、少なくともどこにも行けないということがないように、病院、買い物に、少なくとも生活に何とか行けるようにということで、このコミュニティバスと、あわせて路線バスの維持に全力を挙げているところでありまして、他の地域と比べましたら、比較的このあたりの交通網は充実しているというふうに考えております。


 したがって、今後とも、また来年の10月には路線バスの見直しもありますけれども、できるだけ確保を図っていきたいというふうに考えているところであります。しかしながら、今後もそれがそのまま維持していくかといいますと、利用者の減に従って、だんだんこういう便が不便になっていくということも十分考えられるところでありまして、今、地域の中でいろんな取り組みが見られます。それは、例えば、丹波市の鴨庄では住民の皆さんが主体となって、自家用自動車の有償運行を始めたり、また、デマンド方式の運行といったことも聞かれるところであります。今後はその地域、地域で皆さんのいろんな取り組みを見きわめながら、よりよい形があるならば、そういったことへの支援も必要と考えています。


 ちなみに、現在、篠山市内では、4地区においてこういう住民の皆さんが地域の交通を考えておられる取り組みが見られます。今田のサークル、大芋のまちづくり協議会、西紀の中地区のまちづくり協議会、住吉台自治会の4地区であります。この皆さんは、篠山市と一緒にこの7月には課題の勉強会をし、また、この8月31日には今申しました丹波市の鴨庄地区に視察にも行っておりまして、地区、地区でいろんなことを考えていただいているところなんですけれども、今田地区におきましては、とりあえず今年度は今田診療所の送迎ボランティアをしていただいておりますけれども、そういった支援が今田地区全体に広げられるかどうかといったことを考えていただいております。


 また、大芋のまちづくり協議会におきましては、路線バスの存続に影響がないように配慮しながら、無償ボランティアのような形はとれないのかということを検討していただいています。また、西紀中地区におきましても、路線バスの存続に影響がないようにということを念頭に置きながら、これも同じように有償運行であるとか、無償ボランティアと、こういったことを検討していただいております。また、住吉台自治会におきましては、来年の10月に今、篠山口の駅まで日に10便、路線バスが走っていますが、これが廃止という方向が出ましたので、どうしようかということなんですけれども、一応市としては存続に向けて努力をいたしますけれども、そういう将来的な課題として、自治会内で今検討をしていただいていると、こういうことになっております。


 ただし、こういった取り組みは、地域の本当に自主的な取り組みが必要でありまして、今申しました鴨庄では、地域内のこういう運行にボランティアの皆さんが30人ぐらいかかわっておられます。それぐらいの取り組みが必要となっておりますので、こういった地域の取り組み、篠山市でもいろんな動きがありますので、これを見きわめながら、考えていきたいというふうにしているところであります。


 以上です。


○議長(足立義則君)  7番、奥土居帥心君。


○7番(奥土居帥心君)  きょうはコミバスのお話をさせていただきます。運行図があれば、よりわかりますので、傍聴の方は入り口に、議長の配慮で置いていただいておりますので、ぜひお手元に持ってお聞きいただけたらと思います。


 まず市長の答弁をいただいたんですが、私が過剰に答弁をいただきましたので、私の質問範囲を大分超えた答弁で、これからどうしようかと思うんですが、まず、補助金についてちょっとお尋ねしたいと思います。


 今のお話でしたら、2,664万円のうち、運賃収入180万円を引いて、1割程度しか負担していないと。200何万なにがしですね、市は一般財源から出しているんだというお話でしたが、ちょっとわかりにくいですね、特別地方交付税の仕組みと、それから本当に2,000万円ぐらいの8割のお金が一般財源で算入されているのか。もしコミバスがなくても、特別地方交付税の金額が、それだけ減るのか、それとも変わらないのか、そのあたりぜひ御答弁をいただきたいと思います。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  担当、平野部長から答弁させていただきます。


○議長(足立義則君)  平野政策部長。


○政策部長(平野 斉君)  それでは、奥土居議員の特別交付税につきましての御質問につきまして、私の方から答弁をさせていただきます。


 特別交付税のそのルールでございますが、特別交付税は地方交付税の総額の6%に相当する額ということで、予算の中で決まってございました。その内容はというふうなことになりますと、普通交付税に用いられます基準財政需要額の算定方法によって、算定されなかった特別の財政需要について交付されるということで、普通交付税が人口、あるいは面積、あるいは生徒数など普遍的なもの、標準的水準で算定するためにカバーし切れない、例えば、災害でありますとか例外、あるいは市町村合併とか、市町村ごとの特別な財政需要を算定するために、設けられているものでございます。


 今回のコミバスの件につきましても、特別交付税の一応算定のルールの中で、地方バスの路線維持にかかる経費について、その80%を算定するというふうな交付税上の一応ルールにはなってございます。ただ、交付税総額が、先ほど申し上げましたように6%が総額ということで決まってございますことから、例えば、今回も佐用町の方で災害が起こっておりますけれども、他の地域でいろんな災害が起こりますと、そちらの方に多額な予算が必要となるというふうなことで、それ以外の地域の交付額が減額されるということもございまして、国や県において、総額の範囲内でいろんな特殊事情が加味されることから、市において、その最終的な算定経過なり内容を知ることはできませんけれども、篠山市におきましても、合併当初に比較いたしますと、年々減少傾向にあるということで、合併後の最高額が平成12年度、約14億円ございましたが、最低では平成19年度で約9億円ということで、5億円余り減額されてきているというふうなことで、先ほど申し上げました地方バス路線の運行維持に要する経費も、その経費として市が数字を報告し、算定はなされておりますけれども、最終的には総額で、特別交付税、篠山市に対する特別交付税が調整をなされているというふうなことでございまして、個別には算定されておりますのが、総額で若干の調整がなされているというふうに理解いたしております。


 県下の各団体と比較いたしますと、例えば、平成20年度実績で、お隣の三田市が篠山市より3億円少ない。それから県下で最低の数字になってございます西宮市さんと比較いたしますと、篠山市の方が約7億円多いというふうなことで、当市の交付額が年々少なくはなってきておりますが、依然として合併団体というふうなことの中で、他の自治体に比べれば、配慮がなされておるのではないかというふうに考えておりますが、交付税についてのルールなり考え方は以上でございます。


○議長(足立義則君)  7番、奥土居帥心君。


○7番(奥土居帥心君)  一般の方が聞いて、今のお話がわかるかどうかはちょっと別としまして、これから地方分権が進んでくることは間違いないと思います、政権が変わりましたので。一般財源で何を使ってもいいよというお金になりつつあると思うんですが、このコミバスの費用については、恐らくこれを申請しなくても、10億程度の今、特別交付金がおりてくると思います。それはなぜかというと、篠山市は50億以上の申請をしている中の10億でしかないわけですから、よく一般の方がコミバスは国のお金で動いているみたいな感じで、軽く考えられている方も多いようですけれども、ほとんど一般財源を使って運行しているものだと。であるからこそ、この財政難である篠山市にとっては、有効な走り方をしていただかなければ困ると、私は思っているわけであります。


 それでは、本来コミバスに、市長はもうお忙しく乗れるような時間はないと思いますので、私が乗ってまいりましたので、少しそのルートについてお話をさせていただきたいと思います。ぜひ参考にしていただいたらと思います。


 まず、Aルートですけれども、西紀北方面で火曜日と木曜日に運行し、しゃくなげ会館を中心に川阪方面と河谷方面の両方向に走っています。1日5便ですが、ほとんどの利用は午前中の3便です。私が乗ったのは2便で、しゃくなげ会館から川阪上までは乗車なし、折り返しで2名乗車され、しゃくなげ会館では2名下車されました。乗車された方に聞いてみますと、用件は支所の分室と買い物のために利用したとのことでした。そして、しゃくなげ会館で1名乗車され、フレッシュランド前で下車されました。朝の1便に乗って、用事を済ませ2便で帰られたようです。そして、しゃくなげ会館までは乗車なしで戻ってきました。


 この路線はまず5便必要はないと思います。そして、このような大きなバスを走らせる必要はないと考えます。20年度の1日平均乗車数は13名です。この方はほとんどは往復で乗られますので、6.5人が利用したことになります。そして、それが午前中の3便に乗車しているので、運行中のバスに乗っている平均人数は2.1人ということになります。


 次はBルートです。20年度までは藤坂から筱見を回って市役所まで運行していましたが、21年度に一部ルートを変更し、市野々の方面の大藤を出発点として、藤坂、筱見と回って、市役所に行くルートに変えました。20年度と21年度の4月から7月の乗車人数を比較しますと、2名増加という結果で、ほとんど効果がなかったと言えます。私が乗車したときは市野々の方面から女性が3名、男性が1名乗られ、小原で女性が1名、上筱見で女性が1名、小立・垂水でも女性が1名乗車されました。ハートピアで女性が1名下車され、県守で御夫婦が2名乗ってこられ、何とバスは私も含め9名という、コミバスでは経験したことのない込みぐあいとなったのです。


 全員が篠山病院で下車され、皆さん病院に行かれる方ですが、その中で歯医者さんに行かれる方が1名、路線バスに乗りかえて岡本病院に行く方が1名おられました。この便は9時19分に篠山病院に着きます。帰りの便は11時と15時30分です。病院に行って、薬をもらったら買い物する時間がないので、できたら12時の出発にしてほしいという御要望が2名の方からありました。


 さて、復路ですが、市役所から観光客の男性が乗ってこられました。運転士さんにお尋ねすると、とても珍しいということです。さて、病院では2名が乗ってこられました。8名中、帰りの1便に乗ってこられたのは2名だけでした。ハートピアでは朝おりた方が買い物をして乗ってこられました。高齢者の女性です。ハートピアに着いたのが8時56分、帰りの便が来るのが11時25分です。お話を聞きたかったですが、少し耳が遠いようで、思うようにお話を聞くことができませんでした。ハートピアの買い物だけで2時間半という時間は、帰りのバスをかなり待たれたということでしょう。その女性は、こま付きの買い物かごを持たれ、その買い物かごを持って、バスに乗れないため、ふだんから乗車している乗客の方が知っているので、先におりて、そのかごを持ってバスに乗せられました。


 このような荷物を持って乗り込むのが困難なような方も利用しているのです。そして、この方にとっては、病院の方と違い、次のバスまでは時間があり過ぎるようです。そのほか気づいたことは、東雲診療所が休診の金曜日に運行されるのも問題かもしれません。


 次はCルートです。黒石上から薬師温泉・草野駅、真南条を通って、小枕から篠山病院に行きます。20年度は黒石から当野のルートを、21年度に篠山病院まで延長しました。利用者は7月までを比較しますと、延長したことに乗車率は1割強になりました。1便当たりの平均乗車数は3.3人です。篠山市役所を11時に乗り込みました。朝の1便は乗車2名だったそうです。運転士さんは2便はだれも乗ってこないよと言われ、1便に乗ればよかったなと思っておりましたが、城南小学校前で女性が1名乗ってこられました。お話を聞いてみると、薬師温泉に行くとのために、初めて利用したそうです。その後、乗客はなく、11時45分に薬師温泉で女性が下車され、折り返しの13時12分にまた乗って帰るということでした。


 さて、帰りですが、薬師温泉で先ほどの方が乗られ、話を聞いてみると、温泉にはゆっくり入れたが、お昼御飯を食べる時間はなかったとのことです。また、利用されますかと尋ねると、コミバスは200円と思って利用したら、片道500円と言われびっくりしたと。往復で1,000円ではもう利用できないとのことです。この便は、当野口と栗栖野で料金が200円から500円の路線なんです。市民感情として500円は高過ぎたようです。


 さて、時間がありませんので、詳しいことは割愛しながら、Dルートに行きます。これは21年度より市役所、篠山病院が延長されたものです。そのため乗車率17%が上がっています。しかし、ふえたと言っても、1便当たりの平均乗車数は3.1人です。


 さて、次はEルートです。市野々の方面から藤坂の奥で折り返して、筱見に入り、上筱見で折り返し、丹波細工所から福住・奥原山まで行き、そこから細工所まで戻る全所要時間は1時間29分です。乗客の皆さんに小旅行ですねと尋ねると、でも、「このバスがなかったら若い者に頼まないといかんし、助かっています。コミバスなくさんといてください」という声が皆さん、合わせて言っておられました。大藤から乗車される方は、病院までの往復2時間バスに乗ることになります。大藤8時10分に乗り、立金で2名、大芋で1名、計3名で小旅行を楽しみながら、世間話をして、3人とも山鳥病院の前の福住下で下車されました。奥原山で折り返し、安口西で女性1名が乗車、山鳥病院の福住下で下車され、バスは乗客なしで終点の細工所まで戻ります。せっかく細工所まで戻るのですが、その日はハートピアが、農協が休みです。レストランも休み。そして、東雲診療所も午前中が休診です。週1便しかない運行日が、医療機関や商業施設が休日なのは、なぜか理解しがたい便です。この路線は20年度と比較して、大幅に乗客を減らしています。前年度対比で55%の乗車率になっています。医療機関、商業施設が休みというのは原因ではないでしょうか。1日当たりの乗客数は21年度から4カ月で平均3.6人です。


 最後にFルートですが、私が乗ったのは2便ですが、乗客はなしでした。21年度の平均乗車率は1便当たり2.37人です。Gルートは後川方面、路線バスが区間だけコミバスと利用している形態ですので、利用者がほとんどないのが現状です。


 さて、実際に乗車して、利用者はほとんどが高齢者の女性です。バスに乗る主な用件は、病院と買い物です。中にはバスに乗るのに、自宅から20分程度歩くという高齢者の方もおられました。また、バス停までバイクに乗ってくる方もいました。しかし、バス停まで歩けないとコミバスには乗れないんです。しかし、バス停まで歩けない方こそ公共交通を提供する本来の公としての役割があるのではないでしょうか。


 問題点を整理しますと、自宅からバス停までの距離、帰りのバス、診療所や商業施設の営業日との連動、目的地までの所要時間、乗客数であると思います。このような現状を目の当たりにして、やはりこのままでは運行できないなと感じます。そして、路線変更や延長など小手先の変更では利用状況は改善しないのです。第62回の定例議会の一般質問で、同僚の恒田議員のコミバスやデマンド方式に対しての質問に対し、市長は「この問題が大変篠山にとりましても大きな課題と認識し、今後も総合的に検討し取り組んできたいと思っておりますので、よろしくお願いします」と答弁されております。


 そこで、私はデマンドタクシーを利用した具体的な提案をさせていただきたいと思いますので、お聞きください。


 まず、篠山市を六つのエリアに分けます。旧多紀町エリア、旧篠山・城東エリア、後川エリア、旧丹南・西紀エリア、今田・古市エリア、西紀北エリアの6エリアです。そして、行き先はエリア内の医療機関と兵庫医大岡本病院、エリア内の支所などの公共機関、エリア内の金融機関、商業施設です。平日の8時を第1便として、9時半、11時、12時半、14時、15時半の1時間おきに6便運行させます。利用は会員制とし、事前の会員登録が必要です。利用したい人は1時間前に会員番号を利用したい便、目的地を告げて予約を入れます。帰りの時間がわかっている場合は、同時に予約をします。例えば、8時の便に予約をしますと、予約を入れた近い人から乗り合わせていき、遅くても8時半までには自宅前にタクシーが迎えに来ます。目的地まではタクシーで行きますので、歩く距離はわずかです。利用料金は一律1回距離に関係なく、300円前後とし、後川と西紀北は週2回、古市・今田エリアは週3回、旧篠山・城東エリアと旧丹南・西紀エリアは週4回、多紀エリアは平日5日間すべて運行します。


 このシフトで、タクシーは4台必要になります。経費は運行日の祝日を除く平日が246日掛ける4台掛ける、タクシーの借上げ料1万9,000円として、約1,870万円。それに予約受け付けにかかる人件費として600万円、計2,470万円で、およそ今のコミバスと同じ経費になります。


 同じ経費で、自宅と目的地まで送迎し、環境にも配慮し、広範囲の市民のニーズにこたえられる公共機関として生まれ変わることができます。そして、高齢者にとって安心して暮らせる町となり、免許返納率も大幅に上がるでしょう。高齢化社会に対応するデマンドタクシーへの切りかえを提案します。市長の御意見、御感想があれば、お聞かせください。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  いろいろと奥土居議員におかれましては、コミバスのルートを全部乗車されて、細かな調査をしていただいておりますことに、心から敬意を表したいと思いますし、先ほどの御提案につきましては、またいろいろと検討させていただきたいと思います。


 初めに何点か細かな点は全部答弁し切れませんけれども、まずコミバスの料金が200円と、それから500円というふうに分かれています。往復したら1,000円ではもう乗っておられないという話なんですけれども、これも当初、例えば、今田地区だけであれば200円にしているんです。しかし、今田地区を離れて篠山の町中まで行くと、やはり500円という数字にしました。東部からも同じです。なぜかというと、路線バスとのやはりバスの運賃との兼ね合いがあるわけです。そういうところから、均衡上ある一定を超えれば、500円とせざるを得ないということにしております。今回7月の改正で、大山から福祉センターまでが500円だったんですが、それは余り高すぎるという意見がありましたので、7月にそれは200円に改めています。というふうに、やはり路線バスとの運賃の均衡上ですね、やはり200円でいけるところと、500円をもらわなければいけないところとかどうしても出てきています。


 それから、次に診療所などとの曜日がふぐあいではないかということは、なかなかおっしゃるとおりで、十分にまだ一致しているとは言えません。これは東雲診療所はなかなかその存続をどうするか、お医者さんの都合でいつ開けるかという曜日を設定したのと、それから、コミバスのルートなんかも篠山市だけでこれ決められないんです。バスの事業者とか、いろんな運行関係の方との協議会の中で同意を得なければ、勝手なルートは篠山市だけでつくれませんので、そういったことを経て、このルートをつくっていますので、なかなかそのあとの診療所の日と合致していないところがあるのではないかと思いますので、今後の課題として、検討しなければいけないと思っています。


 それから、いろんな細かなそのルートはどうという話をしていただいたんですけれども、例えば、東部の大芋・村雲から町中まで行く便についても、これ見ていただいたらわかるんですけれども、例えば、奥山という集落が入っていませんし、三熊にも入っておりません。これは乗客の状況を見て、できるだけ乗っていないところはもう入らなくして、できるだけ早くやっぱりこの町中まで行けるようにということをいろいろ考えて、苦心してこれをつくっております。この待ち時間が少しあるというのは、これはなかなかやむを得ないところもあるのではないかと思います。


 今田のルートにしても、当野でとまっておったものを何とか篠山の町中までということでつくったんですけれども、これも真南条街道を走るんです。真南条街道には1便路線バスが走っております。路線バスの走っているところは、コミバスは走れないんです。神姫バスがオーケーしてくれていないんです。しかし、1便しか走っていないということで、何とかこれは認めていただいたんですけれども、このようにコミバスのルートについても、路線バスを維持するということとの兼ね合いで、なかなか自由に決められない中を苦労してこれつくっているつもりでおります。大山からも篠山病院まで行けるように、また、城北からも今言った岡本にも行けるようにといったことで、できるだけの苦労を重ねてやっているんですけれども、御指摘いただいた点については、今後また参考にさせていただきたいと思います。


 それから、御提案をいただきましたデマンド方式ですね。これは本当に他の地域で成功しているところがありますので、よりよい案ではないかと思うんですけれども、デマンド方式が成功しているところは、交通空白地域といって、路線バスも何も走っていない地域なんです。ですから、それを走らすということに市が支援できるわけです。ところが、これ見ていただきましたら、篠山市は路線バスをかなり今頑張って維持している。その空白のところをコミバスで何とかカバーしている。その中でデマンドを直ちに入れられないわけです。デマンドを入れて、デマンドに篠山市が支援をすると、そこの路線バスは飛んでしまいます。これは路線バスがなくなってもいいのかというこの判断をしなければいけないということで、なかなか他の全く交通空白地域で取り組まれているようなものを、丸々今の篠山市に持ってこれないという難しい問題がありまして、先ほども言いましたけれども、篠山市で今4地区がいろんなことを検討していただいておりますけれども、できるだけ路線バスを維持しながらも、何とかその地域の皆さんの努力で、ドア・ツー・ドアで行けるような工夫をしていただければ、一番私は今のところベストかなと思っているんですけれども、いろいろ御提案をいただいておりますし、私の方も一生懸命考えているところなんですけれども、今後とも取り組んでいきたいと思っております。


 以上です。


○議長(足立義則君)  7番、奥土居帥心君。


○7番(奥土居帥心君)  路線バスの路線を変更されて、実際の乗車率は私が今言っているもう少し高く上がっていると思います。それは5月にインフルエンザがありましたので、その5月の乗客数がちょっと落ちておりますので、全体平均数をそこで落としている。でも、2割ぐらいはその路線バスの、そのさわられたことによっての効果はあったというのは、僕は乗って、はっきりと感じますけれども、ただ、それで上がって3人ぐらいなんですね、バスに乗っている平均が。ここが問題なので、今まで1人、2人やったのが、3人になったから、じゃあこれよかったかというと、やっぱり抜本的に物事を考え直さないといけない時期に来ているんじゃないかなと、私は思います。


 それで、やっぱり乗っている方を見たら、高齢者の女性の方が圧倒的に多い。そして、やっぱり息子さんとは同居しているけれども、そんなん毎回、毎回言いにくいとか、またおひとり暮らしの方もおられます。やっぱりそういう方はまだ幸せで、バスに乗ってこれる元気があるわけですよね。でも、バスに乗れない方もいる。そういう方でも、歩けないことはないけれども、バス停まで20分も30分も歩けないという人はかなりおられると思います。


 もちろん日常の生活には困ってなくて、福祉タクシーを利用するほどでもないけれども、それではやっぱりバス停まで暑いときに歩けないな、帰りも歩かないといけないしという方はたくさんおられると思うんですね。


 そういう点で今、篠山市は僕はデマンドタクシーに切りかえていく方向をやっぱり模索していかれた方がいいんじゃないかなと。市民の方々にかなりニーズに合ってくるんじゃないかなと思います。


 先ほどおっしゃいましたその路線バスの件もですね、確かに路線バスが撤退してしまう可能性があります、デマンドを利用しますとね。しかし、路線バスそのものも2人か3人ぐらいしか乗ってない状況です。朝はさすがに乗っておられますけれども、朝、帰りは乗っている。日中はほとんど乗っていないわけですね。1人、2人と、あの大きなバス、環境問題がうたわれる中、そんな状況でございますので、ぜひそのあたりバス会社とも折衝されて、お互いがいいとこどりすればいいんじゃないかなと。利益の上がる時間帯はバスに走っていただいて、日中や少人数のところは、デマンドタクシーでカバーしていくというような、お互いのことを考えて、協議に入られたら、いい方向で解決するんじゃないかなと。もちろん素人考えと言われたそうかもわかりませんけれども、ぜひそのあたり、やっぱりこれから高齢化していく中で、篠山市が帰ろう住もう運動をやりながら、人口を減らさないようにしていこうと思えば、やはり高齢者の方にとって、やはりよりよい方法を考える。そして、また篠山市に住んでみたいと思う方が、あそこはそういうふうに車を持ってなくても、大丈夫よというような町にすること自体は非常にプラスになるんじゃないかなと思いますので、ぜひ御検討をいただきたいと思います。


 それでは、この質問はここで終わりたいと思います。コメントがあればください。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  おっしゃるように、乗車率がよくないというのが、走っているバスを見たら、特に、この中心部に来ているバスを見たら、私もいつも見るんですけれども、きょう乗ってるかなと、こう思って見るんですけれども、なかなか乗っておられない。ですから、きょう来ておられる皆さんも自分で車が運転できる間は、何ぼ乗ってくださいと言っても、乗ってくれてないんです。きのう、たまたまシルバー人材センターの会がありまして、私行って少し話をしたんですけれども、百二、三十人おられましたけれども、このコミバスの話をしたんです。乗っておられる方といったら、1人もおられませんでして、こういうルートがあるということもやっぱり十分認識をされていない。


 だから、今言いましたように、知っていただいていないし、自分が車が乗れる間は、やっぱりコミバスも乗らないし、路線バスも乗らないというようなことに、やっぱり人間ね、勝手なもので、勝手なもんでとはちょっと言い方悪いんですね、必要がない方はなかなか乗っていただけない。ところが、やはり私たちもだれでも、いつまでもこれ元気で運転できるわけでありません。篠山市も高齢化率がどんどん高くなっています。そういう方の声は、議員の皆さんにも私たちにもなかなか届きにくいんですけれども、やはりそのいわゆる交通弱者というんですか、年が行って、なかなかどこにも行きにくいけれども、そういった皆さんが、少なくとも生活に必要なところには、週に何回かは行けるような、最低のこの足の便として、この路線バスとコミバスを今維持しているところなんです。


 今後につきましても、今おっしゃるように、できるだけ便利というわけにはいきませんけれども、できるだけ足を確保するような努力というのは、これはやっぱり一番の困った方のための最低限の足の便ですから、これはやっぱり確保する努力を引き続き、続けていきたいと思います。


 それから、もう1点のデマンド式を取り入れられる地域と、やっぱり取り入れられにくい地域が、これ見ていただいたらあるんですね。例えば、今田であれば、西紀の北であれば、こういうまとまった地域であれば、そういったことが比較的ほかの交通手段にかえて、そちらに切りかえるということも私は可能ではないかというふうに思いますが、例えば、篠山市の東部で取り入れても、やっぱり東部の方もやはり篠山の町中まで出てこないといけませんので、東部だけで取り入れても難しいのではないかという気もしますし、この地域性がありますので、そういったところ、最初に言いました地域の皆さんの取り組みとともに、今後とも検討していきたいと思いますので、今後ともよろしく御指導いただきたいと思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  7番、奥土居帥心君。


○7番(奥土居帥心君)  私ちょっと大事なことを言うの忘れてたんですけれども、結局直線で行ったら10分の距離を、こっちの集落に入り、こっちの集落に入り、そしてまた折り返してきて、またこっちの集落に入ると、それで40分ぐらいかかるんですね、10分の距離が。これがやっぱり忙しい方にとって、コミバスに切りかえても、切りかえられない、一つの原因で、やはり時間がたっぷりあるお年寄りの方々には、それでも助かるのだったら、それでもありがたいんやという気持ちと、これかなりかけ離れてしまうところがコミバスの欠点として、一つあると思うんです。


 先ほどおっしゃいました、東部の方がやっぱり僕は一番今急いで整備しないといけない地域ではないかなと、実感としてあります。なぜかというと、私、大藤から乗って細工所で次の便まで2時間半ぐらいあるんですね。どないしようかなと思って、ハートピアもみんな休みだしと思って、タクシーを呼ぼうと思ったら、タクシーが来てくれないのですわ。もう何時間かかるかわかりませんと言われて、結局、私大藤まで歩いていったら2時間半かかったんです。そんなとこで、やっぱり生活するいうこと自体のところにこそ、デマンドタクシーをぜひ導入していただきたい。この話をしたら、これで終わってしまいますので、次の質問にいっていただきたい。コメントはぜひお願いします。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  そういう足の便を確保していかないといけないということは十分承知しているところですので、引き続き一緒に検討させたいと思います。


○議長(足立義則君)  続いて、二度目の答弁を求めます。


 酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  2点目の「ふるさと篠山へ帰ろう住もう運動」を篠山市は推進しているけれども、どのような事業を展開し、その効果は本当にあるのかという、出てきているのかという御質問であると思いますが、説明させていただきたいと思います。


 「ふるさと篠山へ帰ろう住もう運動」というのは、御承知いただいておりますように、篠山市で一番大切な定住促進を市民挙げてやっていこうという運動でありまして、主な取り組みを言いますと、この4月から大手前展示館内に篠山暮らし案内所というのを設置しています。移住したいと、篠山に住みたいという方の相談とか、そういう登録をしていただいておりまして、この8月までに登録していただいた方は39人おられまして、県内、また関東、四国の方もいらっしゃいました。今後は、いろんなニーズに合ったような物件などを宅建協会との間でも協議をしておりまして、そういった情報を提供していくということの取り組みをしております。


 また、市内の空き地、空き家を調査するということで、本年度調査をしているところであります。また、兵庫県のひょうご田舎暮らし多自然居住支援協議会に加盟しまして、神戸とか大阪などで開催されますいろんな相談会、「日本一のふるさと丹波篠山」ということでPRを続けているところであります。


 また、ことしから市民の皆さんが主体的にこの定住促進に取り組んでもらおうということで、「ふるさと篠山へ帰ろう住もう運動助成金」、1団体20万円を限度として、こういう地域ぐるみの取り組みをお願いしております。現在、市内の21団体がこの活動に取り組んでいただいておりまして、例えば、福住では福住地区の人口倍増させようと、「福住2030プロジェクト」というのを立て、2030というのは2030年という意味で、今から20年先、ことし生まれた子供が成人したときに、福住の人口が倍になって、よりふるさとの魅力を高めようということで、市外に出ている福住出身者、また地域内の方との交流を図るために、冬の花火大会とか、交流の機会を設けようとしております。また、大山の郷づくり協議会では、地域出身者の名簿を作成し、ダイレクトメールによるその情報の発信を行うことで、Uターンや交流の人口をふやしていこうとされております。また、網掛の自治会におかれては、新しいアパートの住民の方がおられますので、そういう方との交流を深めて、アパートからさらに定住促進につなげようと、こういったことに取り組みされております。


 こういったことが今、市内各地で展開されておりますし、また、各地域のまちづくり協議会にこの定住促進をテーマとした交付金をことしと来年度、2年かけて30万円ということでお渡ししておりますけれども、これも先ほど言いました福住のまちづくり協議会では、地域を挙げて「お帰りなさいはがき」を地区出身者にそのはがきを出して、帰ってきましょう、帰ってくださいというはがきを出したり、村雲のまちづくり協議会でもまち協の情報誌をふるさと通信ということで、都市部の会員やら出身者に送ったりして、交流や定住促進を図っております。いろんな取り組みが始められておりますので、こういったことが、市のしだいに大きく広がっていくということを期待しているところであります。


 また、私自身も機会がありましたら、そういう出身者の会に出かけていっておりまして、6月には東京での鳳鳴高校の同窓会関東支部、7月には京都での洛鳳会、鳳鳴と産業高校のOBの会です。先日9月、先週の日曜日には、神戸での郷友の集い、こういったところに出かけていって、篠山市の現状をお話し、「ふるさと篠山へ帰ろう住もう運動」とか企業誘致などのお願いをしているところでありますし、また、この7月には、篠山鳳鳴高校の同窓会の御協力によりまして、同窓生の約1万8,000人に、Uターンなどを呼びかける篠山市からの手紙を入れさせていただきましたし、この秋の11月には、産業高校の同窓会にも御協力を得まして、同じく同窓生約1万4,000人に同じような呼びかけをさせていただくということにしております。


 効果は、一朝一夕にあらわれるものではありませんけれども、いろんな市民活動が広がりを見せ始めておりますし、都市住民からの問い合わせもふえてきております。この活動は、今まで私たちがこの半世紀の間、都会へ都会へと目を向けて、皆出ていくことが多かった。出ていくような傾向にあったということを、大きく改めて、都会より地方、篠山であるという意識改革をみんなでしていくという大きな運動でありますので、今後とも行政、市民を挙げて、これからは篠山の時代と、篠山で住んで頑張ろうといった運動に取り組んでいきたいと思っております。


 以上です。


○議長(足立義則君)  7番、奥土居帥心君。


○7番(奥土居帥心君)  今いろんな取り組みをされていることも私はちょっと事前に調べさせていただいて、各まちづくり協議会等、今、市長がおっしゃられたところで、細やかな運動がだんだんと広がりを見せつつあるんだなということは感じております。また、ちょっと私、きょう持ってくるの忘れたんですが、パンフレットみたいなものをつくっておられますよね。ああいうものをもうちょっと周知して、自分の知り合いやとか、そういうところに送っていけるように、もう厚かましく、市長、議員も含めて、50枚ぐらい送ってくれとか、厚かましくやっていただいた方がいいんじゃないかなと。せっかくいいものをつくっておられるのに、何かもったいないなという気がしておりますので、ぜひまた御検討いただけたらと思います。


 今いろんな呼びかけをされて、まだ効果はということでございますけれども、市町が都会よりも篠山市だと、その意識改革をするんだということに対して、一番重要として思われていることは何でしょうか。それをやっぱりなし遂げる、意識改革をなし遂げるには、言っているだけでは無理ですから、どんな条件整備を篠山の中でしていかないといけないと思われているか、お聞かせください。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  定住にとって一番必要な条件整備は何かという御質問だと思いますけれども、今、篠山市が取り組んでおります定住促進で、一つはやはり若い者、高校を出て、あるいは大学を出て、これから仕事をして暮らして、社会人としてやっていこうというときに、一つはやはり就労の場ということが一番皆さんがおっしゃるところでありますので、前から言っておりますように、地元の企業に頑張っていただいたり、企業誘致に取り組んだりというところに力を入れるということと、やっぱりここは、阪神間から1時間という通勤距離、通勤の地域に入っております。そのことは、本当に今いる私たちの前の先輩の先人の皆さんが、本当に長い間の努力でこの複線電化を成し遂げられました。その成果はまだそのことが十分に活用できていない。大阪から山陽線で1時間というのは加古川になりますね。ですから、その1時間という距離を生かすということで、駅まで少々時間はかかったとしても、より通勤しやすいような条件をつくってというふうなことを考えていかないといけない、というふうな就労であったり、通勤しやすい条件づくりであったり。


 あとはもう本当に篠山市の施策全般だと思いますけれども、住みよさ、教育の環境にしても、医療にしても、篠山のような環境で子育てをして住むのがよいという、幸せだということ。それからもう一つは、やはり篠山の魅力をより高めて、ここより発信をしていくと、そういったことを総合的に取り組んでいくことが必要だと考えています。


○議長(足立義則君)  7番、奥土居帥心君。


○7番(奥土居帥心君)  今、市長のおっしゃったことも当然のことながら、やっぱり重要なことばかりですね。そういう条件をどんどん整えていっていただきたいと私も思います。


 それで、そのときにいろんな今回の「ふるさと篠山へ帰ろう住もう運動」をされて、お金をやっぱり使っておられるわけですよね。まちづくり協議会事業に30万円とか。やっぱり今、篠山市の財政から考えると、僕はこの政策はすごくいい政策だと思うんです。もっといい事業につなげていっていただいて、分散せずに、何か一つにばしっと決めて、そこにぼんと資本を投入して、そして、しっかりと成果を上げていくという方向をぜひ事業として考えていただきたい。その中で、例えば、通勤しやすい条件を整えるということは、非常に我々そのよそから来た者にとってはありがたいことです。しかし、そうすると逆に言うと、駅周辺の活性化はできるけれども、逆に東部とか今やっぱり過疎が進んでいる地域はどんどんまた過疎が進んでしまうという結果になってしまいます。篠山市全体から見たときに、企業誘致やそういった通勤ということも決して大切じゃないとは言いませんが、やはり基幹産業である農業をどう考えていくかということに、やはり資金を投入していただきたい。


 やはり人間の心理というか、今これだけ不安な時代ですから、何をやっても多分苦手なことはうまくいかないと思います。やはり長所を伸ばす。長所進展型発想をぜひ市長していただいて、篠山の長所というのはやっぱり農産物・特産物にあると思いますので、そこをてこ入れしていただく。例えば、もうちょっと外にアピールしていただく。出店をつくるとか、丹波篠山のノオトでも結構ですよ。第三セクターを中心として、どんどんどんどん商業施設に篠山の店をつくっていくと。篠山ファンをつくると。ファンの心理というのは、住みたいと思うんです。そういうファンになれば、そこへ行ってみたい、いつかは行ってみたいとか、そこで暮らしてみたい。こんなおいしい物がとれるところだったら住みたい。そういうファン心理をやっぱり駆り立てていくような、思い切った、本当に篠山市がそんな商売していいのかと言われるけれども、これから地方主権型になってきたら、経営的な頭脳を動かしてもらわないと、税金で賄っていくというような方向では、僕はなかなか難しいと思いますし、篠山市もぜひこのいいところを外にもっともっとアピールする方法というのはあるとは思いますので、そういった視点で、この「ふるさと篠山へ帰ろう住もう運動」を展開していただけたらと思います。


 市長、コメントがあれば、お聞かせください。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  篠山市の一番よいところである農業を生かして、またそういったことでもっと多くの方が農業に従事することによって、生計を立てて暮らしていけると、そういったところに力を入れるべきだということでありますので、後の次の質問にも関連しますけれども、篠山市はそういった特徴を、おっしゃるように生かして、大変農業事情がこれからどうなるかといったところでありますけれども、そういった方向で取り組みたいと思います。


○議長(足立義則君)  続きまして、3点目の答弁を求めます。


 酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  続いて、3点目の農都宣言を行ったと、その取り組みと効果はどのようなものがあるのかという御質問であります。


 先ほどの御質問にも関連しますけれども、篠山市の基幹産業は農業であると、また、篠山の農業は全国の中心、全国農業の都であるということで、この2月に丹波篠山農都宣言というのを行いました。私この週末に札幌に行かせていただいて、これは文化庁長官表彰を受けたことによって、札幌と萩市と、それから東京の豊島区と篠山と、この四つの町が集まったんですが、札幌の皆さんに篠山市を知っていますかと言ったら、篠山市、余り知らない。丹波篠山を知っていますかというのは、半分以上の方が知っておられます。何で知っていますかというと、黒豆ですね。ということで、大変私もうれしく誇らしく思ったんですけれども、この農業というのは、御指摘のように大変大きな篠山の価値を持っているし、その名声も高いということを改めて認識したところでありまして、これを生かしていくということを、継続して、やっていかなければと思っております。


 取り組みとしましては、現在、担い手の支援対策ということで、農業担い手サポートセンターを中心に進めたり、土づくりを土づくり協議会を中心に進めたり、特産物の対策では、丹波篠山ブランド認証委員会を立ち上げるということにしております。また、鳥獣害の対策ということで、非常に被害が深刻ですので、この議会に提案しておりますように、獣害対策基金というのを設けて、できるだけの対策をとらなければというふうに思っております。


 この宣言によって、すぐに効果はというのはなかなか言いにくいんですけれども、市内では多くの集落で集落営農に取り組みを始められた自治会もありますし、また、市外からもこの農都宣言ということで、注目を集めておりますし、農家の皆さんもやはり篠山の農業は一番だという、多くの方が誇りを持っておられると思いますので、こういう効果がこれからますます私は大きくなっていくものと期待をしつつ、取り組んでいきたいと思っているところです。


 以上です。


○議長(足立義則君)  7番、奥土居帥心君。


○7番(奥土居帥心君)  この農都宣言も政策でございますけれども、非常にこれも呼び名といい、篠山にもぴったりしているし、もっともっと前に出していただきたい。そして、帰ろう住もう運動と、これはやっぱりリンクしてやっていっていただきたい。帰ろう住もう運動はこれなんだと。農都はこれなんだというんじゃなくて、ほぼ同じだと私は思います。やっぱりこういう農都に帰ってこい、住もうよというような運動に広げていただくことが、やっぱりそれは資金も分散せずに済むし、これがイコールだという感覚でこの政策をどんどん事業として進めていただきたいなと。


 ここにあった今おっしゃっていた分のチラシが入っていたんですけれども、このブランド化ですね。こういうことが本当に大切なことで、今まで篠山、やっぱりこういうことをしてこなかった。物があり過ぎて、特産物があり過ぎて、豊か過ぎて、何もしてこなかったと。これはぜひこれから若い人たちが農業にしてもらおうと思ったら、今の収入ではとてもとても難しいと思います。やっぱりもっともっとブランド化して、商品価値を上げて、そして、独自販路をやっぱり市がつくっていくという時代じゃないかなと思います。もう独自に市が高く売っていくと、そういう方向のところに若い人たちにやっぱり市長が先頭に立ち、そうやっていただくと、若い人たちも住んでみよう、よしこの人についていってみようというような篠山市にしていただきたいなと。ぜひ市長が二つのいい政策を打ち出されたわけですから、若者に魅力のある農都にしていただきたい。そのためには、今これする、あれするとは言えないかもしれませんけれども、全力でこのことについて、取り組んでいただけたらなと念願しております。


 コメントがあれば、お聞かせください。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  この「ふるさと篠山へ帰ろう住もう運動」と、この「農都宣言」と、根底は共通しております。これは大きな今御指摘であります。篠山市政で今、進めている大きな柱ですので、これを中心に今後とも取り組んでいきたいと思います。


○議長(足立義則君)  それでは、4点目の答弁を求めます。


 酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、奥土居議員の4点目であります、これはいろんな公の施設の見直しの際、「経費のかからない運営方法を検討し、それが見いだせない場合は休館とする」というような表現をしておりました。この表現があいまいではないかと。経費のかからないというのは、ゼロというふうに受け取られるのではないかと。しかし、ゼロではないのであれば、できるだけ経費のかからないという表現に訂正する方が適切ではないかという御指摘であると思います。


 このように表現をする中で、これまでいろんな公の施設の見直しに取り組んできました。酒造記念館とか、さぎそうホールがありましたが、酒造記念館は市の負担額をゼロにして、運営をしています。また、さぎそうホールについては、市の負担額748万円かかっていたのを1年のうち4カ月間だけ開けるということにし、110万円、748万円を110万円に減額して、一定の期間だけ開けるということにしております。あとまだ残っているのが御指摘のチルドレンズミュージアムと西紀運動公園をこのような表現にしております。


 経費がかからないという意味は、私としては必ずしもゼロではないと。ゼロではないけれども、じゃあ幾らかというのはなかなか、幾らまでならいいのかというのはなかなか一定の基準は見出しにくいんですけれども、その施設の必要性、重要性との兼ね合いの中で、できるだけの削減をして、なおかつこれであればやむを得ないという市民の理解が得られるかどうかということを判断に考えたいと思いますけれども、いずれにしましても、ゼロであるか、あるいはできるだけそれに近いような数字でなければ、難しいのではないかと考えておりまして、経費のできるだけかからないといいますと、少しぐらい削減したらよいというふうに解釈されても困るので、解釈としてはゼロであるか、できるだけ経費がかからないというふうな解釈で御理解をいただきたいと思います。


 あと問題となります、今検討中のチルドレンズミュージアムも西紀運動公園も、その施設の必要性、重要性と、それを考慮しながら、できるだけ経費のかからないところはどこで、市民がどこまでなら納得いただけるのかという判断を、またしていきたいと思いますので、議会の皆さんにおかれましても、そのようなことで、また御理解と御検討をいただいたらと思います。


 御指摘いただきましたチルドレンズミュージアムも現在、提案を受けておりますのは、0円から750万円の負担、1,600万円の負担、3,000万円の負担という四つの案が出されておりまして、その内容とその負担がそのとおりできるのかどうかということと、合わせて検討をしなければいけないと思っておりまして、なかなか難しい判断をしなければいけないんですけれども、今後いろんな観点から、今の提案をまた煮詰めていきたいと考えているところであります。御指摘のように、これらの施設については、中止見通しの中で、負担額がゼロということで計算をしておりますので、幾らかがかかるとなれば、その分見通しが少し違ってくるということですので、その辺も十分理解しながら、慎重に今後検討、判断をしたいと考えております。


 以上です。


○議長(足立義則君)  7番、奥土居帥心君。


○7番(奥土居帥心君)  当初は多分市長は、ゼロでやろうと思ったおられたかもわからないです。しかし、やっぱりいろんな住民の声を聞いたり、施設を再検討すると、そう簡単になくせない施設もたくさん出てきたという形で、方向を変えられたのかどうかはちょっとわかりませんが、しかし、やっぱり市民にとってはちょっとわかりにくい、この表現はね。残ったから、これただで運営、何も市が負担せずに運営できたんだと思う人がもうほとんどになってしまいます。そういうことはちゃんとやっぱり後でそうだったんかと言われないようにはしてほしいなと思いますし、その市長が考えて、これ市長の頭の中で考えておられることですから、わかりませんけれども、じゃあ何千万までが、その内容がよければ3,000万円でも出すんでしょうか。


 今回のチルドレンズミュージアム、一番最高値が3,000万円ですよね。内容がよかったら3,000万円でも経費がかからない。できるだけ経費がかからないという範囲に入っているんだと、お考えになられるのか、それは個々によって違うけれども、チルドレンズミュージアムについては、どのようにお考えになっておられますか。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  当初から私の方で書いたときにちょっと誤解を生んだかもしれませんけれども、経費のかからないというのは、ゼロとは意識してなかったんですけれども、ゼロに近いということは意識しております。やはりそれぐらいでないと、これから篠山市が厳しい時期を乗り越えていけないという、こういう考えでおります。再生計画ができたといいましても、世の中自体がこれからますます厳しくなる。それをこれから数年間、来年度から交付税削減が始まっていく。これを乗り越えていかなければいけませんので、それは施設とて、あれもこれもあればよろしいですけれども、そうはいきませんという考えのもとに、こういう行財政改革への再生計画案を出しています。したがって、できるだけゼロに近くなければいけないと考えています。


 酒造記念館はゼロにしました。市民センターの図書コーナーもボランティアで来てもらいます。さぎそうホールは、今言いました100万円ぐらいかかっているんですけれども、もうぎりぎりの削減までしていただいておりますので、今田の、特に中学校の皆さんからしたら、やむを得ないだろうと話しました。


 チルドレンミュージアムで3,000万円でもよいのかということですけれども、3,000万円は経費のかからない運営法とは言えないと思います。


○議長(足立義則君)  7番、奥土居帥心君。


○7番(奥土居帥心君)  では、ノオトが出している費用については、これは経費がかからないという範囲に入っているとお考えでしょうか。1,000万円以上でしたかね、あれたしか。ちょっと金額を私覚えていないですけれども、1,600万円ぐらいしたか。それは市長の中ではどう考えるんですか。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  ノオトから提案されているのは1,600万円という数字です。これは、これから検討委員会で検討します。また、議会の皆さんにも聞いていきます。私の意見は一概なかなか言いにくいんですけれども、率直なところ1,600万円というのは、経費のかからないとは少し言いにくくなるのではないかというのが率直な感じです。


○議長(足立義則君)  7番、奥土居帥心君。


○7番(奥土居帥心君)  今の答弁をお聞きしまして、良識ある判断をしていただけると革新しましたので、ぜひ再生計画の方もよろしくお願いしたいと思います。


 以上で質問を終わります。


○議長(足立義則君)  ここで、暫時休憩をいたします。再開を10時55分といたします。


              午前10時45分  休憩


              午前10時55分  再開


○議長(足立義則君)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。


 通告2番、隅田雅春君。


○11番(隅田雅春君)(登壇)  11番、隅田雅春です。議長の許可を得ましたので、通告に従って質問をさせていただきます。


 行財政改革編を終え、まちづくり編に入り、一番のポイントと考えたのが人口の減少、それも小中学生における大幅な減少でありました。それで3月議会において、篠山に定住する人をふやす政策として、京阪神への通勤に便利な福知山線沿線の開発、特に南矢代、草野周辺の宅地造成を提案し、市役所、銀行、病院、スーパーに近い黒岡地区をコンパクトシティの観点から宅地化すべきであると提案いたしました。


 今回は、篠山に住んで教育を受けさせたいと若い人たちに考えてもらうために、行政は何をすべきかという観点に立って、質問させていただきます。


 人を育てる教育は、地域、社会、国家の将来を展望する上で、最重要な課題であります。1人の落ちこぼれも許さない、一人一人にふさわしい人生をつかみ取る実力を身につけさせる必要があると考えます。幸い就学前教育においては、不完全ではありますが、認定こども園の設置や預かり保育の事業が進もうとしております。今後はいよいよの決意で小中教育の改善に取り組んでいかなければならないと考えます。


 ここで、以下3点について、市長、教育長の見解をお聞きしたいと思います。


 1、小学校から中学校へ移行する際、教科別の授業に戸惑ってドロップアウトする生徒対策として小中一貫教育が各地で検討実施されておりますが、当市における今後の方針をお聞きしたいと思います。


 2、学校適正配置、検討されたほぼ10年になると思いますが、いまだ明確なる方針が示されておりません。具体的な将来展望を市民に明示し、理解を求める姿勢が必要と考えますが、市長、教育長の見解を求めます。


 3、篠山小学校、一代限りの木造建築なら許可すると言われて10年を越えましたが、何ら進展がありません。今後の生徒数を考慮すると、篠山・城北・畑の3校を統合して、篠山中との一貫教育を目指すべきだと思いますが、市長、教育長の見解を求めます。


 続いて、ゲートボール場の整備であります。


 高齢者の方には健康に生き生きと過していただきたいというのが、切なる思いであります。スポーツ21を活用して、私の地域でもゲートボールをやられておりましたが、コンビニの進出や病院建設用地にゲートボール場が重なり、使えなくなり、城跡のゲートボール場を共同で使わせてもらうようになりました。


 そうした中、少し不便なところがあるとの声がありましたので、整備という観点から質問させていただきます。


 その前に、物置設置については当初、難渋されておりましたが、前向きに進めていただき、老人会の皆様からは大変に喜ばれていることを報告しておきます。


 まず一つはトイレの設置であります。


 大書院で三の丸広場にありますが、ゲートボール場からは200メートルほど離れております。年がいくと足腰の弱っている人も出てこられます。トイレの近い人もおられます。観光客の多いときには、長時間待たされ、近くの喫茶店に駆け込む人もいます。高齢者の方たちに安心してゲームをしていただくためにも、ぜひトイレをゲートボール場の近くに設置すべきだと思いますが、市長の見解をお聞きします。


 二つ目は、ベンチの設置であります。


 自分のプレイが終わった後、休憩やほかの人のプレイを見るために、おのおの折り畳みのいすを持参しておられます。気持ちよくプレイをし、疲れをとるためにもベンチを設置し、ゲートボール場を整備していくべきだと思いますが、市長の見解を求めます。


 以上をもちまして、第1回目の質問とさせていただきます。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)(登壇)  それでは、ただいまの隅田議員の御質問に対しまして、特に一つ目でございます、少子化、そしてまた定住にかかわっての小中学校の教育の充実についてと、こうしたことで御質問、御指摘を賜わりました。私の方からまず御答弁申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


 ただいまは、隅田議員の篠山の教育に対しましての熱い思いをお聞かせいただき、私も改めて篠山のこれからのまちづくりというのは、人づくりの根幹をなすと、こうした思いで強く意を新たにしたところでございます。


 そうしたことも踏まえながら、将来篠山の町を左右するのは人づくりだと、こんなことを改めてこうした思いを抱いたということを繰り返し申し述べまして、教育環境の整備、充実に努める、そうしたことでの観点を込めて、お答えさせてもらいたいと思います。


 まず、一つ目の小中一貫教育ということでおっしゃっていらっしゃいました。今日の少子化、そしてまた、情報化、さらには価値の多様化と、こうしたことが申されますが、そうした社会の変化に伴いまして、子供たちの成長発達や人格形成、さらには社会への適応力、そうしたものが変化、あるいは課題として生じてきております。


 例えば、生徒指導での大きな課題としてのいじめであったり、そしてまた、時には不登校児童の生徒、さらには少年少女がかかります社会的に反響の大きな事故・事案の発生、そうしたこともございます。こうした教育の今日的課題であります生徒指導上、そうしたことに対する指導の充実を初めといたしまして、学力の向上であったり、地域学習の充実、さらには小中教職員がともに働くという共同の視点、それらを考えますと、小学校と中学校がより連携しやすい環境をつくることが望まれると、これが今の動きということで、私どもは認識をいたしております。


 そうした中で試行されてきましたのが、小中一貫教育の教育システムであります。特に、今、議員からも御指摘がございましたが、私どもでも受けとめておりますのは、一つは幼稚園、保育園から小学校への、そうした就学にかかわっての小1プロブレム、さらには、小学校から中学校への移行がうまくいかず、不適応を起こしている中1ギャップ、そうしたことで新たな現象、それらをそれぞれ小1プロブレム、中1ギャップといったことで呼んでおります。これも御承知だと思います。


 小中一貫教育につきましては、特に中1ギャップと言われます、小学校の高学年から中学校段階にかけての学習面や生活面で適応しにくい、そうした状況の子供たち、時には不登校といったことで表現される場合がある。そうした子供の対応であったり、そうしたことを考えますと、小学校から中学校へのより一層の円滑な接続を図る観点、これらが非常に注目されていると、そうしたことで認識をいたしております。


 本市におきましては、これまでから地域の実態を踏まえまして、小中学校間の連携には積極的に取り組んでまいっております。例えばということで申し上げますが、組織的には市内各中学校区ごとに小中特別支援学校の校長であったり、担当者が連絡会を開催いたし、小中学校においての継続的な、いわゆる接続が可能な、そういう指導ができるようにということで、児童生徒にかかわる情報の共有なり、さらには中学校の教員が小学校を訪問しまして、出前授業と呼んでおりますが、こうしたことも行ってきたところです。


 また、小学校の児童が中学校を訪問いたし、小学校の子供たちのためのオープンスクールを準備する中学校もございます。そうしたことを通しまして、授業や部活動を参観したりするなど、小中学校間のより一層円滑な接続のための取り組みをしてまいりました。


 さらに、小中一貫教育では、小中学校間の連携をさらに進めて、小中学校それぞれの教科等の目標であったり、内容を十分に理解した上で、義務教育9年間を見通し、そうした中での教育課程を編成いたし、学習指導や生徒指導を行うものであります。学年間のつながりであったり、積み上げを意識した指導内容の改善、指導方法の工夫を図りまして、小中それぞれの教職員が連携をして、それぞれの教員の専門性を生かし、学力向上の研究であったり、いじめや不登校への対応などに取り組む、こうしたことでより一貫性のある指導を行うことができると考えております。


 なお、小中一貫教育の形態には、それぞれ各自治体では、工夫をしている中で呼び名もございますが、連携型であったり、分離型であったり、中には施設の併用型であったり、そして、同じ敷地内で小中学生がともに生活をするといった一体型、こうしたこともございます。特に、今、私たちが考えなければならないのは、平成21年度から移行措置が始まりました、新しい学習指導要領におきましては、これまで以上に内容の一貫性や系統性、小中学校での学習の円滑な接続といったことが述べられております。そうした意味合いでも、小中一貫教育の考え方は重要性を増してきていると、私どももそういうとらえ方をいたしております。


 今後は現在の小中学校の連携からさらに一歩進んだ小中一貫教育についての情報収集に努めて、そして、さらに内容についても研究を進めてまいりたいと、今このように考えております。


 続きまして、2点目の篠山市立小中学校適正配置等審議会にかかわりましての御質問がございました。そのことにつきましてですけれども、篠山市教育委員会では、平成21年2月3日に提出されました、第1次答申を尊重しながら、平成21年3月23日には、篠山市の学校教育改革5カ年・10カ年計画の骨子を策定いたしたところです。


 今年度は、そうしたことを踏まえまして、同審議会の審議協議にも反映させていただくために、例年よりも教育懇談会の開催時期を早めまして、6月2日から7月7日にかけまして、実施をいたし、限られた時間でありましたが、その中で5カ年・10カ年計画の骨子について、すべての会場でその概要の紹介もしながら、なおかつ、本市における各小中特別支援学校の児童生徒数の推移でありましたり、さらには、平成27年度までの将来予測をお示ししまして、保護者や地域住民の皆さんから御意見、御提言をいただいたところです。


 これらを踏まえまして、今後適正配置等審議会におきましては、本年の11月に予定されています第2次の答申、さらにはそれを受けての教育委員会におきましても慎重に審議を重ねながら、平成22年1月末を目途として、篠山市の学校教育改革5カ年・10カ年計画試案を示してまいりたいと考えております。


 また、議会にも御報告申し上げ、パブリックコメント、そうした手続等も対応しながら、平成22年3月を目途として、最終的な篠山市の学校教育改革5カ年・10カ年計画の試案を策定する予定といたしております。


 続きまして、3点目の篠山小・城北小・畑小の児童数の減少と、あわせて3小学校を統合し、篠山中との一貫教育についてであります。


 御承知のとおり、篠山市の市立小中学校適正配置等審議会におきましては、一つには魅力ある学校づくりに関すること、二つには市立小中学校の適正規模に関すること、三つには市立小中学校の適正配置、そうしたことに関すること、四つには市立小中学校の通学区域に関すること、さらに五つにはその他教育委員会が必要とする、そうしたことでの事項を諮問いたしております。


 隅田議員から御提案をいただいております、篠山小学校・城北小学校・畑小学校の3小学校を統合し、篠山中学校との一貫教育をという具体的な内容につきましては、こうした内容を市立小中学校の適正配置、そしてまた魅力ある学校づくり、そうしたことの組み合わせから、考えなければならないものだと認識をいたしております。


 それらを実現するためには、学校適正配置についての保護者、地域住民からの御理解を願う、そうしたことにつきましては、相当な時間を要する。さらには、小中一貫教育に関しましても、義務教育9年間を見通した教育課程の編成であったり、移行のシステムの形態、及び内容の吟味等にはやはり篠山市におきましては、それ相当の時間を要することがございます。あわせまして、市内小学校、中学校それぞれの学校現場の課題整理、つまりは篠山中学校だけでなく、市内の他の中学校区、それにつきましても、それぞれの教育環境、教育システムを考えていかなければなりません。


 そうしたことも踏まえまして、今後引き続き、県内外の一貫教育の先行事例の情報も含めまして、情報収集に努めながら、検討、そしてまた課題の整理をしてまいりたいと考えております。


 以上、隅田議員の御質問、御指摘に対しましての答弁とさせていただきます。


○議長(足立義則君)  11番、隅田雅春君。


○11番(隅田雅春君)  市長の答弁はなしということですね。残念でございます。


 それでは、今の説明で小中一貫で篠山市なりに取り組んできて、不登校対策にも頑張ってきたということで、17年度5名、18年度6名、19年度2名、20年度が1名と、このように不登校の生徒がいたわけですけれども、21年度は今現在不登校生がいないということで、教育に力を入れてもらっているということで、努力に感謝をしたいと、こういうふうに思います。


 松尾教育部長にちょっとお尋ねしたいと思うんですが、先日、文教厚生常任委員会の視察で呉市の方に行かれたと思うんですが、呉市の教育委員会の対応、特に、この小中一貫教育、また教育委員会としてそういう指導的な姿というものをどのように感じてこられたか、ちょっとお聞きしたいんですが。


○議長(足立義則君)  松尾教育部長。


○教育部長(松尾俊和君)  隅田議員の御質問にお答えいたします。


 せんだって呉市の方に文教厚生で視察に行ってまいりました。呉市の方は小中一貫校の先進地といいますか、呉市におきましてもその小中一貫の背景には、一つには学校の適正配置がございます。やり方として、その中学校ブロック単位にそれぞれ小学校1校なり2校が、ブロックごとに28の中学があるんですけれども、そこで小中一貫教育、要は一貫校じゃなしに、小学校と中学校の連携。先ほど教育長が申しましたように、中学校の先生、教科担任でございますので、小学校の高学年に中学校の先生が専門の、例えば英語を教える。数学を教える。そういった形でやられていました。


 不登校の対策につきましても、確かに小中一貫教育をすることによって、不登校の人数も減ったという、具体的には資料はいただいていないんですけれども、こちらからの質問に対して、不登校の対策についてもこういった状況がありましたということで、先ほど教育長が申しましたように、篠山市の今後の教育のあり方で小中一貫教育、ぜひこれも研究しながら、全市的に小中一貫教育というのを研究して、今後そういった方向で進むということで、私自身そういう方向を考えております。


 以上です。


○議長(足立義則君)  11番、隅田雅春君。


○11番(隅田雅春君)  私が聞いたのは、呉市の教育委員会は学校適正配置について、非常に情熱を持ち、また責任を持って自分たちで、当然市民の声を聞くんですが、聞いた上で、教育委員会として責任の持てる、自信の持てるプランを市民に提示しているといったようなニュアンスを聞きましたので、当市においてもそのような教育委員会が自信を持って示せるプランを構築し、またそれを発表するといろいろ波風はあるかもしれませんが、それを自信を持って、進んでいくという姿勢を持っていただきたい、このように思います。


 明年、城東地区において3校が統合されるわけですけれども、しかし、これは教育委員会が指導的立場でもって篠山の適正な学校の配置といったものを設定して行った政策というよりは、例えば、生徒数が余りにも減ってきて、保護者の方から同じ幼稚園に通っているのが、小学校に行くと分かれて、雲部においては1学年3名とか4名とかいう形になって、これでは困るといったふうな形で持っていかれたというふうに認識しております。今後においては、そういう形ではなくして、市としてこういう形がベストではないかといった形のプランをつくり、市民に提示をしていただきたいと。


 今回この数字を見ますと、畑小学校は6年後に16名という全校生徒数になります。篠山と畑と城北、三つ合わせた生徒数が本年度は390名、それが6年後には296名ということで、ほぼ100名ぐらい生徒数が減ってしまう。これでいきますと、10年後のこの3校の生徒数は恐らく220名前後ぐらいになるのではないかと、このように思うんです。今、教育長がプランを練って、市民にお示しするには、相当の時間がかかると、このように言われました。教育懇談会においても、地域に周知するのには3年ぐらいはいるのではないかといったふうな話がされております。


 篠山小においては、合併する前に一代限りの校舎、それでこの篠山小の校舎、屋内体育館、講堂ですか、それは昭和10年、そのほかは昭和27年から30年に建てられているということで、その当時においてこの建物はかなり古いという認識があったと思うんですが、それから今で12年ぐらいたってきていると。これから先の状況を考えてみても、今、教育長が相当時間がかかると言われるのであれば、あと10年ぐらいはすぐたってしまうと思うんですね。


 そうしますと、この校舎も60年から80年ぐらいたつ古い校舎になってしまうと。子供たちを、これから特にIT、語学教育の推進とか、いろんな形で魅力ある教育を施していくという中において、非常に問題が出てくるのではないかと。この畑小学校の問題が出てくるときに、私もちょっとこれは自分の地元なもんですから、余りちょっと自分の生活圏から大分離れる地域はちょっとわかりませんので、一応とりあえず具体例として、この3校を取り上げたんですが、そういったふうなところも加味をしていただいて、生徒が極端に減ってきて、これはもうくっつかざるを得ないなという状況を待って、統合するのではなくして、篠山の教育のあり方といったものを教育委員会が主体的に構築して、それを市民に訴えていただきたいと思いますが、再度教育長の思いをお聞きしたいと思います。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)  今改めて隅田議員から御質問をちょうだいしましたので、主に3点あろうかと思いますので、お答えをさせてもらいたいと思います。


 一つには、これは最後の3点目とも若干重なりますけれども、教育行政における市の教育委員会の主体性はどうかと、こうしたことであったかと思います。確かに遠くの市となってしまって申しわけないんですけれども、新潟県の三条市では小中一貫教育の推進室を設けたと、こうしたことも聞いております。さまざまな自治体がある中で、そうしたことに取り組める地域性を持っている自治体と、篠山市のように、また非常に広範であって、それぞれの谷ごとに学校を有している地域と、そしてまた、非常に限られた地域の中で学校が密集している、そうした中での少子化が起こっている地域と、それなりの地域性があるということも踏まえながら、私どもにおきましては、例えばですけれども、雲部、後川、そしてまた東部の学校におきましても、スクールブリッジ事業等そうしたことも展開をして、子供たちの教育条件をそれなりの水準といいますか、進めていくための規模を維持する方法はないかと、そうしたことを模索しながら、そういう展開をいたしております。これが実は教育委員会独自の主体性を持って取り組んでおると。そうしたことも十分にお示しもしながら、そしてまた、しかしながら、こういう人数になりますよ、そして一緒に考えましょうと、こういう思いで住民、保護者、地域の方々とは接しておりますので、私たちには私なりの思いを持って、それなりの考えを持って進んでいるということを御理解賜わりたいと。


 なお、より広く御意見を賜わるために、審議会であったり、そしてまた教育懇談会を開催して、その中のそれぞれの方々の御理解を得る方法であったり、あるいは考えを十分に把握していると、こうしたことで受けとめていただければありがたいと思います。


 その次、ちょっと若干観点異なって、例えばということで、校舎が老朽化していること。そうしたことに伴っての教育格差はないかと、こうしたことも御指摘、御心配をいただいているなと受けとめましたので、二つ目にはそのことについて、お答え申し上げておきたいと思います。


 確かに篠山小学校の校舎等につきましては、老朽化があるということはゆがめない事実であります。そのことと、そうしてまた、子供たちの教育に抜かりがあってはならない、そうしたことと考え合わせまして、篠山市の教育委員会では、必要な機器、そしてまた例を申し上げて、情報機器、そうしたことにつきましては、やはりそれなりの水準を得て、設置をいたそうということで進めております。


 つまりそこには、教育施設の老朽化はそのことは否めない事実としても、教育内容については抜かりがないように進めていきたいと。将来を豊かにするために、私どもはそうしたことで教育環境の設備、そうしたものにつきましては、それぞれの学校、それぞれの条件、環境に合わせながら充実していきたいと、このように考えて取り組んでおります。


 三つ目の、これは1点目と重なりますけれども、市のそうしたことを踏まえての教育委員会の方向性はどうかと、こうしたことであったかと思いますけれども、先ほど申しましたように、時間は要すると。そうしたことを申しておりますけれども、やはり今のそれぞれの一つの課題解決の方法に、小中一貫教育ということは有効な手だてであろうと、こうしたことは認識をいたしております。そのことの実現性も踏まえてですけれども、私どもは研究を重ねながら、篠山市で取り組める方法はどういう方法があるのかと、これを追求していく必要があるかと。他市がやっているから、そうしたこと、いや、篠山市がそれぞれ小中、それぞれのよさを生かしながらやる方法があるのか、小中の接続、連続性を考えた方法は、篠山独自のやり方はあるのかと、そうしたことも十分吟味しながら進めていきたいと思って、そのことにつきましては、市の教育委員会の中におきましても論議をし、そしてまた、それぞれ各課を超えて、施設面も含めて、論議をいたしていると。そうしたことが、将来的には私は必ず教育の内容と結びつくと考えて今、取り組んでおります。


 以上でございます。


○議長(足立義則君)  11番、隅田雅春君。


○11番(隅田雅春君)  今言いました観点も含めて、教育委員会の方、一生懸命されているとは思うんですけれども、篠山市民の声を聞き、また、若い人たちが定住をして、自分の子供に教育を受けさせてあげたいと思われるような環境、また教育の中身をこれからも真剣に検討していっていただきたいと、このように要望しておきます。この質問は以上で終えます。


 次、2点目よろしくお願いします。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)  せんだってある保護者の方々と会合でお出会いする機会がありまして、会が終わった後で保護者の方が申された言葉が非常に私うれしく思ったことがございます。お若い保護者の方々で、就学前の子供をお持ちの方でございました。帰りがけにいろいろお話をさせてもらったら、うれしいことといいますのは、「篠山市はいいわよね。私たち子供育てるのに篠山市はとってもいいと思っています」と。篠山市内で育った方じゃなくて、篠山市外、もともと在住の方であったようです。お確かめをさせてもらっていませんけれども。「子供たちは私たちにも通学の途中、下校の途中にあいさつをしてくれますし、先生方もみずから大きな声であいさつをしていただけます。こんな地域で子供を育てられるということを私たちうれしく思っています」と、こういう言葉を聞かせてもらいました。


 ぜひともそうしたことを踏まえて、私も教育の内容と、そしてまた子供の人格形成、心の教育にも努めてまいりたいと思って、今後誠意を込めて取り組んでまいりたいと思っております。


 以上でございます。


○議長(足立義則君)  では、続いて、2点目の答弁を、河南教育長。


○教育長(河南秀和君)(登壇)  次に、質問事項2点目の篠山城跡地内のゲートボールグラウンドの整備に関すること、そうしたことでの隅田議員の御質問について私の方で答弁をさせていただきたいと思います。


 篠山中学校のグラウンドでありました篠山城跡地内三の丸多目的広場につきましては、現在、篠山小学校区並びに城北小学校区のスポーツクラブ21を初めといたしまして、自治会や老人会、さらにはその多くの団体に御利用いただいているところです。健康の増進であったり、それぞれ市民の方々の交流の場として御活用いただいており、今後も適切な維持管理に努めなければならないと、このようには考えております。


 隅田議員も御存じのとおり、当該の多目的広場は国の史跡でもあります篠山城の中に位置しており、各種スポーツに御利用いただく他のグラウンドのように、社会体育施設としての整備を行っているものではございません。史跡並びに文化財の活用の一環として、市民の方々に御利用いただいているものでありまして、この点まず御理解賜わりたいと、このように思っております。


 御質問のトイレの整備についてでありますが、現状では多目的広場を御利用いただいております皆様には、お城の北側の三の丸広場のトイレを御使用いただいております。三の丸多目的広場におきましては、従前より御利用いただいておりました市民の方々に加えまして、兵庫医大篠山病院の病棟建設等にかかわり、新たにスポーツ活動の場として御利用いただいている市民の皆様の増加がございます。高齢者の方々の多数の御利用や健康の保持増進への観点からは、また、史跡地内でもあり、恒久的な構造物の設置につきましては、課題を有するため、教育委員会といたしましては、仮設トイレの設置について検討してまいりたいと、このようには考えております。


 なお、現在、利用者の方々が当該のグラウンドにおきましては、広場におきましては、草引きなりまさ土の敷きならし等、グラウンドの維持整備にも御協力いただいているところです。


 つきましては、トイレの取り扱いにつきましても、今後利用者の方々での御協力を得ることも踏まえ、調整してまいりたいと考えておりますので、御理解賜わりますよう、よろしくお願いいたします。


 次に、同広場のベンチの整備についてであります。


 三の丸多目的広場につきましては、やはり史跡地内のグラウンドでもあり、広く市民への活用、共用を開始して以来、ベンチを設置してはおりません。利用者の方々が、各自でいす等を御持参いただいている。そうしたことも承知いたしております。御質問のベンチの設置につきましては、市民の憩う都市公園の中でもあります。また、当該の多目的広場を御利用いただいている市民の皆様におきましては、高齢者の方々も数多いという現状は踏まえております。今後はその対応については、財政状況厳しい折ではございますが、何らかの工夫ができればと、そうしたことを考えておりますので、こうした答弁でもって御理解賜わりますようによろしくお願いいたしたいと思います。


○議長(足立義則君)  11番、隅田雅春君。


○11番(隅田雅春君)  あの場所は今、教育長から指摘もありましたように、史跡の中でもあり、また、将来永劫にわたってあの設備が続くものではないと認識はしております。そういう中ではありますが、またここ数年でなくなるものでもないと、このように認識しております。  今現在でも200名以上の老人会の方があの場所を利用されているといったふうなところを見まして、本格的な物は望むべきもありませんが、今現在使っておられる人たちが気持ちよく、また、ゲームにも参加でき、スポーツができる環境を今、仮設トイレなりベンチの方もほぼ前向きな答弁をいただきましたので、それで良としたいと思うんですけれども、そういう形で常設ではないけれども、今現在使っておられる方たちへの便利共用といったふうな物を、これからも考えていただければうれしいなと、このように思います。


 以上をもちまして、私の質問、答弁終了で結構です。


○議長(足立義則君)  通告3番、大上磯松君。


○8番(大上磯松君)(登壇)  8番、大上磯松です。


 議長より発言の許可をいただいたので、通告に基づいて質問をさせていただきます。


 大きく二つの事項について質問をさせていただきます。


 まず最初に、市内における自然環境の保全と景観形成の促進についてです。


 ふるさと日本一丹波篠山の実現を目指すためには、篠山市の宝であるところのこの自然の美しさを守ることが一つの政策だと思っております。市内の森林、里山、河川、そして農地、自然環境と田園風景の整備が大変重要になってくるわけです。提唱でなく、本気で真剣に日本一を目指すなら、徹底的に守っていくことが必要だと思います。そうすれば、きっと京阪神に近い当市は、観光客もふえ、そして定住者もふえていくことになると思います。


 では、市内の山々に目を向けてみると、皆様御存じのように、マツクイムシによるところの松枯れが大変多く目につきます。以前、今田地区内で松枯れの木が道路に倒れてきて、走っている車に当たるというような事故も発生したことがあります。特に、道路の際に山がある場合、大変危険なことになる可能性がありますので、まずその対策をお伺いいたします。


 続きまして、今回台風9号による県西北部災害で、佐用町の河川がはんらんして大変な被害が出ました。最近の気象の変化で、ゲリラ雨が発生して、短時間でたくさんの雨が降る現象があります。


 当市においても、当然そのようなゲリラ雨が降る可能性はあるわけです。そういった意味で、市内の河川ではんらんの可能性がある地域の調査、またその点いかにしておられるのか、またそれに対する対策はどのようにされているのかをお伺いいたします。


 続きまして、市内における耕作放棄地についてですが、市内の農地、畑も含めて約4,589ヘクタールあるそうです。そして、耕作放棄地は約7.8ヘクタールを占めているそうです。割合は大変少ないですが、今後ますますふえていく見込みがあると思います。


 美しい棚田の風景をテレビ等で見て感動しますが、それはきれいに整備されているからこそ美しいわけです。平成12年度より農用地を継続的に耕作管理する集落協定を締結した農家に対し、一定の交付金を交付する中山間直接支払制度が創設されております。各協定された集落においては、事業として取り組んでおられます。当時36集落が取り組んでおられるみたいです。この中山間直接支払制度も、今年度までで来年度以降はどうなるかわからないのが現状であります。そういう状況下において、この耕作放棄地の防止対策、また整備対策をお伺いいたします。


 続きまして、集落内における廃屋、空き家の調査等、また危険な状態の建物、またアライグマ等の住み家になったりして、地域においては不安の要素になっていると思います。それらの対応をお伺いいたします。


 続いて、二つ目の項目の質問をいたします。


 丹波伝統工芸公園立杭陶の郷、及び周辺の整備についてです。


 丹波立杭焼は約800年の歴史を持ち、過去いろいろな時代を乗り越えて、現在に至っているわけです。その丹波焼きの拠点となる陶の郷は、旧今田町の時代に農林省の補助を受け、昭和59年に伝習会館、通産省より補助を受け、昭和60年に伝統産業会館、そして労働省より補助を受け、昭和59年に野外活動センター、そして県の補助、町単独で昭和63年に観光物産センターが完成したわけです。4年前に、この観光物産センターに関しては、丹波陶磁協同組合が出資してリニューアルをして、現在、窯元横丁として営業しているわけです。


 平成21年4月より2年間の指定管理者として、この当組合が指定を受け、市の財政事情を思うとき、委託から独立採算制に移行する体制づくりを考えなければなりません。当組合も市に対して、7月に要望書を提出していますが、再度市長により、お答えいただきたいと思います。約25年が経過している陶の郷の建物の維持について、どう考えておられるのかをお伺いしたいです。


 続きまして、御存じのように、その近くに県立陶芸美術館というものが完成しております。当時、建設のときに、ある地域の地権者によって、両方が一体化できる構想があったのですが、よむを得なく今はできておりません。だから、山の中に陶の郷と県立陶芸美術館を結ぶ遊歩道の新設について、せめて用地の確保だけでも考えていただきたく思いますが、その点について、お伺いをいたします。


 最後に、この陶の郷、陶芸美術館、そして周辺の集落が一体となって一つの美術館になるよう、景観形成に努めていく必要があると思います。そういう意味では、特にこの公園線の道路において、先ほど触れましたけれども、松枯れが大変倒れてきていまして、歩道も大変危険な状態になっております。また、その歩道にも草が大変多く、生い茂っている状態なのです。今後この陶の郷周辺の整備をいかに考えておられるのかをお伺いいたします。


 以上、この場での質問を終わらせていただきます。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、大上議員の1点目の市内における自然環境の保全と景観形成の促進について、何点かいただきました質問にお答えいたします。


 1点目の松枯れ対策についてであります。


 篠山市の森林面積は2万8,177ヘクタールありますが、そのうち約72%が天然林となっておりまして、この中でマツクイムシによる松枯れが発生しております。全国的に、また兵庫県下でもこの松枯れは現象傾向にありますが、丹波地域では御指摘のように被害が拡大しておりまして、篠山市では平成20年度中に枯れた松が1,560立方メートルと、推測されまして、既に枯れてしまった分も含めますと、かなりの量になるものと考えられます。


 この松枯れ拡大防止のために、篠山市では森林病害虫等防除事業という国の事業の採択を受けておりまして、伐倒駆除、衛生伐というのをやっております。伐倒駆除を平成20年度では、後川上及び貝田地内で40立方メートルを実施、また1年以上前に既に枯れてしまった松を伐採する衛生伐というのを藤坂地内で60立方メートル実施しております。また、篠山市森林組合が事業主体となりまして、真南条地内ほか市内6カ所で930立方メートルの伐倒駆除を実施しております。


 平成21年度、今年度には、この秋実施します松枯れ被害調査に基づき、90立方メートルの伐倒駆除を実施する予定となっております。さらに、先ごろの国の補正予算で「里山再生対策」という国の臨時の補正に、このような事業が盛り組まれまして、これによって森林病害虫防除を実施する予定で、本事業での予定量は、平成21年度1,100立方メートル、平成22年度1,600立方メートル、平成23年度1,600立方メートル、こういう伐倒駆除によりまして、松枯れの拡大防止に努めていこうとしておりますが、ただこの一番最後に言いました、里山再生対策という、この事業は、国の方で言われています、国の補正に対応する事業でありますので、民主党政権のもと、これがちょっと中止されるといいますか、延期されるのか、そういう可能性も含んでいるのではないかというふうに見ております。


 次に、2点目の河川の環境保全と災害の防止対策についてであります。


 河川の整備については、この20年間で大きく変化をしておりまして、平成2年、建設省は多自然型川づくり実施要領という画期的な通達をしておりまして、これまでのコンクリート漬けの川づくりから、自然を生かした川づくりに国の方では大きくこの通達によって変更したとされております。


 また、平成9年には、河川法が改正されまして、これまで治水・利水という面だけに重きが置かれていたものが、環境への配慮ということが大きなテーマとされまして、河川を潤いのある水辺空間、多様な生物の生息環境ととらえておりまして、大きく河川整備の方向が転換をしてきております。私も県会議員のときに、丹波らしい川づくりをということを訴えておりまして、篠山市内での県管理河川も大きく整備方法が変わってきておりまして、コンクリート漬けの整備から、自然を生かした工法に転換をされてきております。例えば、今田町木津では、ふるさとの川整備事業がされておりますし、現在も進行中の武庫川上流の草野から当野にかけての河川のしゅんせつでも、「武庫川上流人と自然の川づくり」という県のモデル事業を受け、できるだけ生物やオグラコウホネという貴重種があるわけですけれども、それを生かした方法が取り入れられておりますし、また、篠山川でも野間とか中地区におきましても、そういった配慮をしていただいておりますし、西紀の友渕川でもかねてからそういった工法での改修をしていただきました。


 ただし、市が管理します普通河川におきましては、まだまだこういった事業方法はこれからということになっておりますし、しかもなお、通常村の中を流れます河川は、普通河川というよりも、農業用の水路でありまして、これは、いわゆる土地改良事業でなされるわけでありますけれども、これについても最近では環境への配慮ということがうたわれておりまして、こういった方向で御指摘の篠山市の自然環境を保全していきたいと考えているところであります。


 あわせて、いざという災害時における防止対策をとっていかなければいけませんけれども、それぞれの河川で整備計画を立てて、そのはんらんを防止するようにしているわけでありますけれども、最近の考え方は、従来は洪水とかはんらんを防止するためには、山に降った雨をすべて川に流して、川から海に一刻も早く流していくと、だからコンクリートで直線化する河川をつくったわけですけれども、これだけでは到底、被害を防止できない。むしろ大きな被害が下流域で出てきてしまうということから、最近では総合治水という方法が取り入れられております。


 総合治水というのは、洪水の防止を河川だけに頼るのではなく、山の整備とかため池とか調整池とか、いろんなことで総合して治水対策をとっていかなければ、抜本的な治水対策がとれないという考え方でありまして、そういった方向であわせて今、検討をされているところでありますし、さらには、このようなハード整備だけではなく、どういった箇所が浸水のおそれがありますよという情報提供、さらにいざというときの避難勧告とか避難命令とかというところを徹底する、こういったソフト対策もあわせて重要とされております。


 どのような地域が浸水するおそれがあるのですかというお尋ねですけれども、平成19年3月に作成し、5月に各戸にこういう防災マップというのを配っておりまして、これには、どこが50センチとか1メートルとか、浸水する可能性がありますよというのを示しておりまして、これを示したからどうこうなるわけじゃありませんけれども、危険な地域は当然ありますので、いざというときには、できるだけこれに伴った避難というのが必要になってくるというところを日ごろから認識していただくということも、あわせて大切なことになっております。


 次に、棚田などの農地の保全と、空き家対策についてでありますけれども、御指摘のように、中山間地域直接支払制度というものを今活用しておりまして、この制度によって、平成20年度の実績では市内33の集落に対して、面積108万7,784平米、これに対して1,959万円のお金を交付して、農地の荒廃を防ぎ、維持してもらうといったことをしていただいておりますし、篠山市農業担い手サポートセンターを立ち上げまして、耕作できなかった土地を担い手の皆さんにつくっていただくということをあわせてしているところであります。


 また、空き家が目立つ、そういったところを防ぐということで、今のところ、有効な手だてはとれておりませんけれども、本年度実施しております、空き家の調査をしておりますので、これによってどのような空き家があるのか、その空き家を必要とする人にいかにあっせんして住んでもらうか、地域で活用していただくかと、こういった方法を今後検討していきたいと考えておりますので、今後とも御指導をよろしくお願いいたしたいと思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  8番、大上磯松君。


○8番(大上磯松君)  松枯れ対策に関しては、吉田議員も関心を持っておられるようですが、今、市長が言われたように、本市には98%が民有林で、約70数%が天然林ということで、本当にクヌギ、コナラ、山つつじ、アカマツと、多く存在して、このアカマツが問題になっているわけですが、土地に関しては、今言いましたように民有地が多く、自治会、また個人の所有が多いとは思うんですけれども、やっぱり山を守ろうとか、山を整備しようという運動の普及、また推進をしていく必要があると思うんです。できれば、市単独でも何らかの補助金制度を創設されて、地域の力を借りて、里山を守っていくべきではないかなとも思っております。


 本当にこの自然相手のこの篠山市の現状は、今やらなければ本当に年々年をとればとるほど、取り返しのつかないような状態にあるのではないかと思っております。本当に合理化じゃなく、私も幼少のころ、自治会が持っている山へ行って、今でこそ燃料は要らないんですけれども、山を入って整備して、燃料の柴をとってきた思い出もあります。そういう意味では、やはり合理化するんじゃなしに、自然相手は、あくまでも人間の力でそういって守っていくことが必要じゃないかと思っております。


 そのことに関しては、今言いましたように、何かこういう補助金制度というものを創設できるかどうか、その辺をちょっとお伺いしたいです。


○議長(足立義則君)  森口まちづくり部長。


○まちづくり部長(森口寿昭君)  それでは、大上議員のまず1点目、松枯れの対策の関係でございますが、市内の松の状況を今、議員が御指摘されたとおりでございます。ただ、市単独での松枯れの伐倒駆除を含めてはなかなか厳しい状況だと思っております。


 ですから、それぞれ国の補助の要望ですね、これについては、特に力を入れて今やっているところでございますので、それぞれ伐倒駆除をする地域、余り点在するというよりも、できるだけ集中したやり方で伐倒駆除をやっていきたいということで、そういう整備計画も含めて、今つくっているところでございます。


 もう1点は地域の里山を守るということで、地域の者とかがそういう伐倒駆除ですか、そういうようなところもということでございますが、なかなか最近は山に入らないということで、村の山についてもなかなか手入れがいっていない部分が現状だと思いますので、この辺は今、森林ボランティア制度とかいろんな制度もあるかと思いますので、その辺のところも若干考えていって、できるだけ地域の皆さん、また都会の皆さんを含めて、そういうような対策がとれればというふうに思っています。


 以上です。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  部長の答弁は不十分ですので、松枯れ対策について、市が主体となるよりも、その森林組合が主体となって今、国の事業を使ってやっている面積がたくさんあります。それでほぼやっているのではないかと今、認識をしているところですけれども、御指摘ですので、この秋に今言いましたような調査をすることになっておりますので、その調査を見て、それが今後、森林組合の方が事業を使ってやっていけばそれで足りるのか、今御指摘のように、補助金を設けて、もっと全市的にやっていかなければいかんのかということを検討させていただきたいと思います。


○議長(足立義則君)  8番、大上磯松君。


○8番(大上磯松君)  よろしくお願いいたします。先ほどの河川に関してのことなんですけれども、このことに関しても林議員も関心を持っておられるので、これ以上は質問しませんが、ただ一つ言えることは、画一的な政策でなく、その地域、地域に応じた対応をやっていってほしいと思っております。


 耕作放棄地についてなんですけれども、先ほど市長、答弁をしていただいてあれなんですけれども、今、奥土居議員も少し触れられましたけれども、農業に関しては本当に篠山市にとってすごい重要な位置づけがあると思います。特に、今若い人、都会に住んでいる子育て家族の人に大変興味を持っていただいているように思っております。農業ではなかなか食べてはいけないが、時代としてこの自然の美しい中ですばらしい環境の中で、おいしい物がたくさんあり、空気もいい、そういった中で子育てをしたいというような若者たちが本当にふえてきているように肌で実感しております。


 しかし、その人たちにとっては、土地も住まいもないわけです。そういう意味で何とかこの土地を利用して、市が率先して受け皿づくりを考えていっていただきたい。あの農都宣言も出されたことですし、そういう意味で、その辺と含めて、この廃家、空き地農家というその辺もね、政策というのは一つのことだけじゃなしに、すべて連携をとっていることなので、その辺も柔軟性を持って考えていただきたいということで、この空き家に関しても、今回、金野副市長、代表理事のノオトと丸山集落の皆さんとで立ち上げられた丹波篠山の宿集落丸山スタイル、大変すばらしいことで、私は期待しております。そういった地域に空き家ができれば、そこに新しい人が入っていただけるという、そういう政策がこの集落においては必要じゃないかなと思うんです。


 以前50軒あったところ、二、三軒がおられなくなった。空き家になっている。そこに新しい人に入ってもらう。従来との景観は変わらないわけです。そういったことにすれば、ハード事業の下水道であったり、上水道であったり、いろんな面も負担することも市が必要なくなって、人口もふえはしないけれども、維持はできていくと。そういった意味で、この辺の考え方、市が一歩踏み込んで、現状の今把握しておられるということから、土地の所有者としっかりコンタクトをとられ、貸すのか、貸さないのか、また売っていただけるのか、どうかということまで、不動産屋でないわけなんですが、市としての政策の中でそういう情報を手に入れて、必要とされている人たちにそういう情報を発信していく。少しはそういう田舎暮らしとか何かという窓口でしてはおられるんですけれども、どうしても片手間と言ったら怒られますけれども、やはりあれもしたい、これもしたいというような考え方の中で、やはりメリハリのある、思い切ってそこに力をどっと入れられることが将来の人口増加にもつながっていくのではないかと思っております。


 そういった意味で、ただいま触れました、耕作放棄地のそういったところを利用して、何とかその都会の人らに住んでいただくようなことに対して、対策というものがあれば、お伺いしたいと思っています。


○議長(足立義則君)  金野副市長。


○副市長(金野幸雄君)  私の方からお答えをさせていただきます。


 私も御指摘のように、子育て家族も含めまして、若い方が我々の地域に興味を示される。住んでみたいというニーズは、これ主流になっているとは言いませんが、一定数ある。ふえてきていると、そういう方たくさんおられるというふうに感じております。


 御指摘のように、地域の空き家とか耕作放棄地というのは、これは負の財産のように思われているわけですが、これの価値転換ができて、地域資源ということになれば、御指摘のように、そのまま地域再生につながるのではないかと。非常に我が国が持っている重要なテーマではないかなというふうに、私自身は思っております。


 丸山のお話が出ましたので、ノオトの代表もさせていただいてますので、提供させていただきますと、市の若手のプロジェクトチームが地域に入りまして、いろんなワークショップをいたしました中で、あのようなアイデアが実を結んできたというような経緯があります。なかなかそのことについて、財政の厳しい中で取り組むということもできないわけだったのですが、あの場所で大事だったのは、地域の方々がみずから取り組まれたということです。空き家を無償で提供された方が3名出てこられたということ。幸い国の補助金が取れたというようなこともあって、そこで、ノオトとして支援に入って、共同事業としての立ち上げをやったということです。ただし、これはうまくいくかどうかというのはこれからのことでありまして、ぜひ集落の皆さんが頑張っていただいて、いい成功事例をつくっていただくというようなことが大事ではないかなというふうに思っています。


 市としてそういうことに取り組めるかどうかというのは、どのような役割で取り組むかということもこのような事例も踏まえながら、これから考えていくべきだというふうに考えております。


 以上です。


○議長(足立義則君)  8番、大上磯松君。


○8番(大上磯松君)  御存じの方があるかもわかりませんが、以前、旧今田町の時代に、商工会が率先して空き家バンクというシステムを立ち上げたことがありまして、そのおかげで現在、皆さんも御存じのように、めんめという芸術家の一団たちが実際、今田町に現在までずっと住み着いておられます。そういったわけで、今、副市長が答弁されたように、ますますそういった考え方を表に出していただいて、大いに活性化していただきたいと思っています。


 以上で、第1項目の質問を終わります。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、大上議員の第2点目の立杭陶の郷及び周辺の整備について、お答えをいたします。


 まず、陶の郷伝産会館の補修修繕についての計画についてでありますけれども、これにつきましては、緊急性を考慮しながら、順次進めているところであります。本年度は、この伝産会館の床張りかえ工事を実施するということにしておりますし、また、7月の補正のときに、国の交付金によりまして、センターハウス等の空調機入れかえの改修工事を認めていただきました。それもあわせてするということで、今進めているところであります。


 今後につきましては、篠山市の財政面との調整を図りながら、順次施設の改修に努めていきたいというふうに考えているところであります。


 次に、もう1点の県立陶芸美術館との連携、その中でそれを結ぶ遊歩道をつくるために、せめて土地でも確保すればどうかという御提案であります。


 この県立陶芸美術館は、平成4年に御承知のとおり、今田町の皆さんを中心に、県に要望されました。平成6年に県立陶芸館という名前でその基本構想が作成されました。本来の予定では、平成13年に完成してオープンしておくというような予定であったところが、なかなか着手ができなかったと。それは、この陶の郷と陶芸美術館の間の土地の所有者の方が、土地を売却していただけなかったと。この用地取得ができなかったということから、工事に着工できなかったということでありまして、井戸知事が就任される前の平成14年の選挙の折に、着手を検討するというお話をされまして、真ん中の土地は取得できなくても、着工せざるを得ないという決断をしていただいて、ようやく着工ができて、かなりおくれましたけれども、17年にオープンできたということになっております。


 したがって、陶の郷と陶芸美術館の連携をとるということが必要になってくるわけですけれども、当時からその土地、真ん中の土地が取得できませんので、その上の方を、山の上の方を遊歩道で結んだらどうかとか、いろんな案が提示はされていましたけれども、そんな上の方を遊歩道で結んでもなかなか人がそんなところを行ってくれないんじゃないかとかいうことで、連携はまたいろいろ考えていきましょうという中で、今日まで来ているところであります。


 今後の連携につきましては、今御提案の遊歩道を今直ちにつくっていくために、土地を取得するというところまでは、とても言いにくいんですけれども、どういう方がよいのか、今後検討していくとともに、現在でもハード面以外で、この陶の郷と陶芸美術館と、このぬくもりの郷のこの温泉と、この三つの大きな施設を有効に活用して、陶器まつりもまた春物語も、いろんなイベントもしているところでありまして、こういう連携を今後ともしていきたいというふうに考えているところでありまして、遊歩道につきましては、また組合の方でも御検討いただいて、本当に簡易に結ぶ方法があるのかどうかというふうなことも、あわせてお考えいただいたらと思います。


 それから、もう1点の市道立杭公園線の環境整備につきましては、歩道へ倒木があるというような御指摘がありますので、こういったところにつきましては、道路パトロール等によって、早急に対応していきたいということで、先日も返答しているところであります。


 以上です。


○議長(足立義則君)  8番、大上磯松君。


○8番(大上磯松君)  陶の郷の建物に関しては、今、市長より答弁いただき、本当に普通住んでいる我が家においてでも、とことん痛んでしまってでは、本当に改修というのですか、もう建てかえしなければならないような状態になってしまうので、その都度、その都度やっぱり修理、改修していけば、せっかく建てられた建物でも長く利用できると思います。


 御存じのように、丹波立杭焼きは50数軒の窯元が存在して、本当にこの意義すごい大きいものだと思います。皆さん、同居され、後継者がいて、本当に若者がいる町になっているわけです。一つの産業が存在するということがすごい大きな意味を持っておりますので、その拠点の陶の郷ということで、今後ともそういった面、政策として考えていただきたいと思います。


 続いて、今言う美術館との遊歩道の件ですが、今、市長が言われたように、その山の上につくっても意味がないと思いますので、でも、当時反対された地権者も今田に住まれて、心境も変化され、もうそういう地域のためなら寄附してもいいと言われるかもわかりませんし、また、いやいや、そういうことなら、ぜひその歩道の部分だけでも何とか売ってやろうというような、そういう気持ちがあるかもわからないけれども、こちらから何も対応をしにいかなかったら、どういうふうな状態になっているかわからないので、また、そういう意味合いも含めて、やはり地権者に、実はこうこうこうなんだけれども、どうですかというようなことを、依然として売らないと言っておられるのか、その辺もやっぱりアタックしなくてはわからないので、その辺も含めて、検討していっていただきたいと思っております。


 一番私が気になっているのは、本当にきょうも公園線ぐるっと回って、通ってきたんですけれども、本当に市長、びっくりされますよ。あの公園線の松枯れが、もう普通の道にまできょう落ちていたから、僕、手で横の方へのけてきたぐらいです。


 まして、あそこというのは、焼き物の郷へ入ってくる玄関口なんですよ。ちょうど10月に、17、18日、御存じのように陶器まつりがあると。だから、陶器まつりがあるから、じゃあきれいにしようという、そんな判断じゃなしに、やっぱり1年じゅう、あそこが玄関口ですばらしい入り口になるように、やっぱり陶の郷のあの周辺というものは常にこの篠山の城下町の城跡のように、常に目の届くところにあれば、そういったのがわかるんだけれども、市長もあそこへ来ていただいたら、こここんなふうになっているなということで、気にかけていただけるんでしょうが、南の端の方でなかなか来ていただくことが少ないと思うので、あえて私がそういった状況を見ていますので、ここでこうやって質問させていただいております。


 そういった意味で、本当にこの公園線に関しては、至急対策をとっていただかないと、事故でも起こったら大変なことになるので、先ほどの松枯れの件とは別に、ここの公園線に関して、その辺の対応をちょっとお伺いしたいと思います。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  まず初めの土地の取得については、ぜひ大上議員、一遍行っていただいて、地権者が今どうしているのか、確認していただいたらと思います。なかなか私らは難しい。もうけんかして怒られて帰ってきたようなことがありますので、と思いますが、まだ元気でおられるかどうかも知りませんけれども、一遍確認していただいて、また検討させてもらいたいと思います。


 それから、公園線の松枯れが非常に道路の走行上も支障が悪いし、観光の皆さんからもよい影響ではないということですので、一遍これは調べさせていただいて、松だけ切ればいいのか、それがまた果たしてだれの山で、だれがすべきなのか、県がすべきなのか、市の道路管理者がすべきなのかということも合わせて、ちょっと見させていただかないとわかり兼ねますので、調査をさせていただきたいというふうに思います。


○議長(足立義則君)  8番、大上磯松君。


○8番(大上磯松君)  今言われるとおり、その地権者に関しては、本当に市の物だったら市が率先してしなきゃならないことなんですけれども、地権者に勝手にして、何をしとんのやというふうに怒られることもあるかもわかりません。でも、今言われるように、その道路として、県道にしても、例えば、道路から1メートル内は県民局等が草刈りとか、いろんなことをしておられますし、また、市道に関しても、その辺も管理していただく必要があるんじゃないかと。そして、今言われるその自治会を通じても結構ですから、その地権者に対して、こういうふうに松枯れで大変危険な状態になっているから、何とかしてほしいというような、そういう働きかけをしていただきたいと思います。


 本当にことしも10月17日、18日と、陶器まつりということで盛大に立杭周辺、今も準備に追われて頑張っております。本当に一つの産業、800年も続いた産地ということで、ますますこれから組合も頑張っていく所存でおられると思うので、今後とも市政として、温かい御協力をよろしくお願いして、私の質問を終わらせていただきます。


○議長(足立義則君)  ここで、暫時休憩をいたします。再開を午後1時15分といたします。


              午後 0時12分  休憩


              午後 1時15分  再開


○議長(足立義則君)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。


 通告4番、前田えり子君。


○5番(前田えり子君)(登壇)  5番、前田えり子です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従って質問をいたします。


 日米FTA(自由貿易協定)について、国政の問題、また外交の問題ですけれども、篠山の農業にとっても重大な影響を及ぼす問題だと思いますので、市長の見解を求めるものです。


 収穫の喜びには格別なものがありますけれども、ことしは長い梅雨やその後の天候で収穫の時期を迎えても、心配が続いています。鳥獣被害も深刻です。また、食糧自給率、食の安全、農業の担い手の問題など、農業を取り巻く重要な課題が山積しています。


 農家は「ペットボトルの水より安い米」の生産を強いられ、稲作の労賃は1時間たったの178円、生産コストを下回る米価、これでは農業を続けることができません。消費者は農薬入りの冷凍ギョーザや輸入汚染米などの事件で、食への不安を募らせています。日本の食糧自給率はたったの40%です。世界的には異常気象や飢餓人口の増加で、世界の食糧危機は深刻です。お金を出せばどこからでも必要なだけ買える時代ではなくなっています。世界では、今、輸出のためでなく、自国民のための食糧生産を最優先にし、輸入規制や価格保障などの食糧・農業政策を自主的に決定する権利、食糧主権を保障する貿易ルールの確立を求める流れが広がっています。


 食糧と農業は命の綱です。自給率を急いで上げることが求められています。食糧自給率を向上させるのには、まず歯どめのない輸入自由化をストップさせなければなりません。また、日本の農業と食糧を立派に支えている農家を規模の大小で選別するのではなく、国を挙げて、農業を続けたい人、やりたい人を支援し、担い手を育成することです。そのためには、農家への価格保障や所得保障が欠かせません。


 さて、総選挙のマニュフェストで民主党が「日米FTA締結」、こういうことを掲げたことが農業関係者の強い反発を呼びました。FTAとは、二国間地域で物やサービスの貿易自由化を行う自由貿易協定のことですが、原則10年以内の関税撤廃がルールです。日米FTAでは、米を含むすべての農業が中心課題とされます。相手のアメリカは、農業抜きの日米FTAはあり得ないと言っています。


 農水省の試算では、日米FTAが締結され、関税が撤廃されれば、日本の食糧自給率は40%から12%にまで下がります。また、日米経済協議会の委託研究「日米EPA効果と課題」と題するリポートによると、米で82.14%、穀類で48.03%、肉類で15.44%と生産が減少するとしています。


 食糧自給率を上げなければならないときに、逆に12%にするという、こういう流れに乗るというのはどうでしょうか。米の生産量が82%も減れば、日本の農業はつぶれてしまいます。多くの農業関係者が反対の声を上げられていますけれども、例えば、兵庫県農業協同組合中央委員会の組合長さんも、新聞赤旗の取材に答えて、「関税が撤廃されて安い農産物が入ってきたら、日本農業は負けてしまいます。そしたら、農業はなくなっていくと思う。これは私たちも頑張らないかんと思う」と、自由貿易協定に断固反対すると発言されています。


 日本共産党は、FTAについて、日本の農業と食糧を初め、国民の利益に重大な打撃を与えるものにはきっぱりと反対します。また、自公政権のもとで交渉が始まっている日豪FTAにも反対、交渉の中止を求めているところです。


 篠山市では、農業が基幹産業です。ことし2月には農都宣言をし、篠山再生計画でも農業振興のための施策が示されていますが、こうした取り組みも無にしてしまうような日米FTAは政府の動向を注視し、交渉に入らせないことが大切だと思います。市長の見解をお伺いするものです。


 次に、農業(大豆)共済についてお伺いします。


 黒枝豆の販売解禁日が迫っています。生産農家も販売者も消費者も待ちわびています。しかし、ことしは長雨の影響で早くから生育が心配され、さらに梅雨が明けてからは日照りが続き、収穫に不安が残ります。日照不足や雨の水が抜けず、根の張りが弱く、生育が進まなかったというふうにも聞いていますし、雑草の成長が早く、高齢者では除草が追いつかなかったというふうに、自然の悪影響をまともに受けています。また、株の成長の割には実が少ないとも聞いています。種まき、植えつけから収穫までの期間の長い分だけ、さまざまな自然の影響を受けます。また、植えつけたばかりの苗を鹿に食べられてしまったなど、鳥獣の被害も後を絶ちません。


 2年前には、裂皮等の被害で通常の商品として出荷できたのは、わずか3割前後だったということもありました。しかし、このときは共済に加入していても、収穫量があったため、共済の適用にはなりませんでした。黒豆については、共済設定が高くされていることもあって、掛金も高くなっています。それだけに、さまざまな被害に遭って、補償がなければ、次からは加入をやめようということになっています。


 農業共済制度は、農村に昔からあった相互扶助制度や、共助事業(頼母子講)などがもとになってできた制度だと説明されています。農家から掛金を集め、農家がお金を出し合って、災害を受けた農家を助ける自主的な助け合いが基本です。損失を補てんし、農業経営の安定を図るのが目的です。


 日本一おいしい丹波篠山黒枝豆と宣伝されている枝豆も、安定してつくる農家があってこそです。安心して黒豆の生産ができるように、農家の生活の安定も含めて、加入しやすく補償をきめ細かく厚くできるように改善を求めます。丹波篠山黒まめ課を設置し、特産物の振興に尽くしている篠山市として、真剣に検討すべきではないでしょうか。市長の見解を伺います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、前田議員の御質問にお答えをいたします。


 1点目の日米FTAについてであります。


 関税化を撤廃され、貿易の自由化を進められると、日本の農業は立ちいかなくなるから、これに反対をすべきであるというような御見解であると思います。午前中から答弁しておりますように、篠山市は農業が基幹産業でありまして、農都宣言をして、農業に力を入れていくということにしておりますが、その中で今度の民主党政権での農政というのは、期待も不安もあるところであります。


 民主党の公約を見てみますと、農家をつぶす。農村をつぶすとはおっしゃっていないわけでありまして、むしろその逆で、このたび民主党が政権をとられたのも、多くの農家がこれまでの農政に対する不安もあって、新たな農政への期待を民主党にされたからではないかというふうに思っていますが、民主党の公約を見ますと、農村漁村を6次産業化、これは生産から流通までを一体的に担い、活性化する。主要穀物などでは完全自給を目指す。小規模経営の農家を含めて、農業の継続を可能とし、農村環境を維持する。国土保全、水源涵養、水質浄化、温暖化ガス吸収など、多面的な機能を有する農村漁村を再生すると、こうなっておりまして、従来の大型農家等集落営農を中心とする担い手だけではなしに、普通の農家も一緒になって保護していって、特に、農村の多面的機能を重視して、その環境を維持していくということですので、この貿易を交渉されることが、即座に農村の破壊につながっていくというふうには、私としては考えられないというふうに思っておりますけれども、この民主党の公約に期待をし、見守っていきたいというふうに考えますし、また、この貿易の交渉に当たりましては、各種の農業団体からもいろいろ意見が出されているところでありまして、例えば、兵庫県農業会議からもこの交渉に当たっては、国内の農林水産業の健全な発展に影響が生じないように対応してほしいというような、特別要請も出されているところでありますので、今後のこの交渉と民主党の農政運営を見守りながら、篠山の農業が守り、発展していけるように、機会を見て、意見を述べ、お願いをしていきたいと考えているところであります。


 次に、2点目の畑作物共済についてであります。


 畑作物共済の加入は、農業災害補償法の規定によって、任意の加入となっておりまして、篠山市の標準的な丹波黒大豆基準収穫量10アール当たり150キロの例では、補償金額が16万5,000円、農家の負担掛金が6,330円となっています。


 これは、水稲共済は25アール以上の耕作者が当然加入、強制的な加入となりまして、その場合10アール当たりは、お米でありますと300円から500円。また、白大豆でありましても約700円、これが黒大豆の場合には、今言いました6,000円超えるということで、御指摘のように、掛金が高くなっておりまして、このためなかなか加入が促進しないという面があると思います。現在、加入していただいている加入者数は篠山市の場合、丹波黒大豆で550戸、栽培の面積からいうと、22%にとどまっております。


 したがって、加入者が任意加入で少ないということと、それからやっぱりお米とか白大豆に比べて、黒大豆の値が高いので、共済金額が高い。ですから、掛金が高いということになりまして、その分黒大豆が高く売れるということでもあるわけですけれども、そういった面から、どうしても掛金が高くなっています。


 したがって、これをもっと安くして、皆さんに加入していただくというためには、加入を促進するということと、やはり被害を少なくしていくということが大切になってきております。ちなみに、高いというんですけれども、篠山市の掛金率は、今までの被害率から換算しておりまして、県下では、最も掛金率が低い地域に当たっておりますし、篠山市の場合も、10アール当たり1,000円を助成して、何とかつけているところであります。


 今後は今言いました加入者をふやしていくという、いろんな機会を通じて、呼びかけをしていくということと、被害を少なくしていくという意味で、これまでからしております農業改良普及センターとか、農協と協力をしまして、生育調査、病虫害調査等によって、適切な管理、防除に努めていくということによって、被害の予防にも努めていきたいと考えています。


 また、この制度は国の制度ということもありますので、あわせて国の方にもこういった状況をお願いをしていくということにしていきたいと考えます。


 以上です。


○議長(足立義則君)  5番、前田えり子君。


○5番(前田えり子君)  ありがとうございました。本当にFTAの問題については、民主党がマニフェストで発表をされたときには、本当に農家の間から、あるいは農業関係者の間から、怒りが広がったというか、こんなことは許せないというふうな声が高まってきたと思うんですね。その中で、民主党の方では締結ということから、交渉促進というふうな言葉に変えられました。その中で、農業を犠牲にした交渉の妥結はあり得ないというふうに小沢さん、今、幹事長ですか、こういうふうに民主党さんはおっしゃって、幹事長は日米FTAを結んでも、何の心配もないというふうにもおっしゃっていました。それから、現在、前の幹事長ですか、岡田さんは、4年以内の日米FTAを目指すというふうに言われているというふうに聞いています。しかし、相手のアメリカはもう農業抜きの日米FTAの交渉はあり得ないということを、繰り返しているというようなことがいろいろ報道されたりしています。


 米は本当に日本人の主食なわけです。外国に頼っていくということは、もう本当に考えられなしというふうに、私は考えます。例えば、アメリカとかヨーロッパの国々でも、日本の米に匹敵するそういう最重要品目というんですか、そういうのが牛乳とか乳製品とかになるそうなんですけれども、100%とか300%の関税というのが当たり前になっていて、ほぼ輸入をシャットアウトしているというような状況になっているそうです。国内では政府が買い上げて、価格を支えて、余れば輸出に、さらに輸出の補助金をつけて輸出するというようなことになっているという、そういう世界の状況とか見ていますと、本当に主食に影響が出るようなそういう協定を促進していくというのは考えられない。食料自給率を減らしていくというのはもう考えられないというふうに考えます。私は本当にFTAをやめさせていく、そういうふうな方向に持っていかなければ日本の農業を守れないんじゃないかというふうに思います。


 そういう点で、ぜひ市長には、先ほども言いましたけれども、政府の動向をしっかりと待つ、交渉に入らせないという、そういう立場で頑張っていただきたいなということを思います。


 それと、農業共済の方ですけれども、この質問は2年前にも私の前の共産党の市会議員であった岡前議員が、第59回の市議会定例会の本会議で一般質問をされていまして、そのときにも裂皮の問題ですけれども、品質被害を適用するためには、農業災害補償法の改正が必要だということを、市長も答弁されていますし、篠山市だけでは解決できる問題ではないし、根本的な法律の問題となっていると答えられて、何か仕方がないのかなというふうな答弁だったと思うんですけれども、例えば、もし不都合があれば、市民の利益というか、そういうふうにやっぱり働きかけていくのが市長の仕事じゃないかなというふうに思うんですけれども、その辺のこと、何かそういう働きかけとか、そういう話とかはこの間されましたでしょうか。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  まず1点目のFTAの交渉については、今言いました交渉をされるということですけれども、日本農業を、農村を守るという立場から、交渉に当たっていただけるものと思っておりますので、その推移を見きわめたいと思います。


 2点目の共済について、以前の岡前議員からの質問の中で、当時大変大きな被害を出しました裂皮という物について、この補償法の適用を求めるという御質問があったんですけれども、この法律による補償は、物ができなかった場合の補償であると。したがって、できていて、質が悪い物はこれに当たらないという、こういう根本的な法律の仕組みの中で、法律の改正を求めるしかないという、こういうことになっておりまして、その後もこういう話はしておりますけれども、やはりこの仕組みそのものがそこまで入れると、それどころか、今掛金がもともと現状で高くなってしまうということになってしまいますので、そのまま今に至っているということになっております。


○議長(足立義則君)  5番、前田えり子君。


○5番(前田えり子君)  今、市民も再生計画の実施に当たって、我慢するところは我慢をし、協力するところは協力して、本当に自分たちで、できることは自分たちでやろうという機運も盛り上がってきていると思います。やっぱり市長というか、自治体というのは、市民の暮らしを守っていくというのが一番の仕事だと思いますので、国政の方を向いても、変えるべきところは変えるというふうに、ぜひ市民の立場に立って、陳情とか要請とかしていただけるように、お願いしまして、本当に困ることは困るというふうなことをちゃんと頑張っていただけたらうれしいと思います。


 地方再生の交付金が出たときにも、市長は頑張って総務省の方にも行かれて、やっぱりそういう市の財政が豊かになる方向に動いたと思うんです。ぜひそういう立場で頑張っていただくことをお願いしまして、質問を終わります。


○議長(足立義則君)  通告5番、森本富夫君。


○14番(森本富夫君)(登壇)  議席番号14番、森本富夫でございます。ただいま、議長のお許しを得まして、通告に基づき、以下3点を市長、教育長にお伺いするとともに、御提案を申し上げます。


 まず1点目、指定管理者制度と民営化について。


 2003年の地方自治法改正により創設された制度であり、全国の自治体において、積極的導入が図られているこの制度の導入目的は、「多様化する住民ニーズに、より効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに、経費の節減を図ることを目的とするもの」と、されております。


 すなわち、公の施設の管理運営を民間に開放することによって、民間の手法や経営感覚を生かして、多様化する住民ニーズにより効果的・効率的に対応し、住民に対しては公の施設のサービスの質の向上を図るとともに、地方自治体にとっては、管理運営の効率化、経費節減を図ろうとするものである。さらに、民間事業者にとっては、新たな事業への参入機会の拡大といった効果が期待されているものであります。


 全国的に見てみると、スポーツ施設・美術館・給食センター・集会所・図書館・社会福祉施設・病院・上下水道施設・公営住宅・各種教育施設・都市公園や自然公園等、本当に直営でなくていいのであろうかと考えてしまう施設も含め、実にいろいろな施設に指定管理者制度が導入され、また、導入されようとしています。


 このことは、行政の役割の転換や社会システムの再編を余儀なくされており、たとえ、今回政権が変わっても、官から民への事業移管、「民間でできることは、できるだけ民間にゆだねる」流れは、変わることなく進めることが必要であると考えます。


 篠山市においても、現在77施設において指定管理者制度が導入され、公共的団体や出資法人、民間等を指定し、管理運営をお願いし、行政のスリム化に努めているところであります。さらに、今後においても、直営施設についても、篠山再生計画等を踏まえ、個別法令で制限があるものを除き、導入を検討するとし、さらなる積極的な制度の導入の検討を行うとあります。


 残されております市直営の主な施設、中央図書館・各学校給食センター・篠山総合スポーツセンター・清掃センター・斎場・各体育館・各グラウンド等への制度導入をしっかりと検討していくべきと考えますが、残された施設への制度導入に対し、市長はどのようにお考えなのか、お伺いいたします。


 しかしながら、残された施設は、市民サービスに直結するものばかりであり、経費の削減のみを目的とした安易な制度導入ではなく、しっかりとした市民サービスの提供と安心・安全の、また雇用の確保をしっかりと考慮し、取り組む必要があることを申し添えておきたいと思います。


 また、再生計画に沿って進められている、研修センター16館の地元地域への移譲のように、地元自治会等が指定管理を受けている集会場や消防センター、また自治会の公民館的施設は、早急にあり方を検討し、できるものから地元に移譲すべきと考えます。


 そして、9月1日の議員全員協議会で説明をいただき、12月議会に議会提案されようとしている、市が設置するデイサービスセンター施設等の民営化(移譲等)についても、歓迎するものであるが、説明資料にある期待される効果には、「直営時における、市一般財源の持ち出しが不要となり、さらに今後、施設の改修修繕にかかる費用についても、市の負担がなくなり、大きな財政効果がある」とあります。大きな財政効果を評価した民営化には些かの不安を覚えます。


 建物は無償譲渡、土地は20年間の事業用定期借地権契約、市が負担すべき大きな負担を民間がしながらも、サービスを低下させず、維持できるのかを心配するところであり、たとえ民営化移行後も、一定の指導監督が必要ではないでしょうか。


 今後このような民営化(移譲等)の対象とする施設やその進め方についても、市長のお考えをお伺いいたします。


 続きまして、介護施設入居待機者減少に向けて、を質問いたします。


 最近まで、私の家族や近くに住む親族には、介護保険による要支援や要介護の認定を受ける必要が生じることなく過してまいりました。しかしながら、ことしに入り、2件の知人から切実な相談をいただきました。


 自宅で介護していた高齢なおばあさんが、自宅で転倒し、入院治療の間に認知症が進むとともに、足腰の機能が一気に弱り、寝たきりとなった。広くない自宅で介護することがどうしてもできず、施設サービスを受けようと思うのだが、施設のあきがなく、入所ができない。また、高齢のおじいさんを自宅で介護していたが、家族が疲れてしまい、家族崩壊を防ぐためにも、おじいさんの施設入所を希望しているが、幾ら待っても順番が回ってこない。


 2件ともに、自宅で長らく献身的に介護されてこられた御家族であり、聞かせていただく自宅介護の内容には、まさに頭の下がる思いでありました。


 篠山市は、平成12年の介護保険導入に当たり、モデル市として今日まで、担当部署を中心に積極的に取り組まれ、他市と比較してもサービスの内容は充実しており、また、各事業所との連絡・協調も他市からの模範となっていることに、敬意を表するものであります。


 市長は、平成21年度市政執行方針において、篠山市は特別養護老人ホームや老人保健施設の施設サービスが充実しており、介護施設系の整備は、計画する必要がありませんと明言されておられ、前田部長も、この本会議場における質疑の過程においての私の質問に対し、必要なことは施設サービスの入所者をふやすことではなく、住みなれた地域、住みなれた自宅での介護が必要であり、要介護者も家族の方もそれを望んでいると、声高々に答弁いただきました。 しかし、それは理想ではないでしょうか。21年7月末現在、篠山市には、要介護1、293名、要介護2、331名、要介護3、339名、要介護4、256名、要介護5、176名、合計1,395名の要介護認定者がおられます。


 しかし、篠山市内の施設サービスは、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設を合計しても484床、ベッド数の基準はわかりませんが、現実に入所待ちの希望者は常に200人弱おられると聞き及びます。複数の施設に希望しておられる方があり、数字的に多くなっているとのことではありますが、高齢化が進む中、減ることはなく、増加することを危惧いたします。


 また、希望者の中には、ひとり住まいや老老介護、また、介護疲れによる家庭崩壊等、大変な状況の家庭があるのは事実でないでしょうか。市長はこのような現状をどのように認識されているのでしょうか。


 施設サービス施設の新築や増床には、多額の市負担が関係してくると思います。また、掛金が21年3月時点では、県下、下から5番であることは非常に喜ばしいことではありますが、長期的視野のもと、介護施設入所待機者減少に向けてのしっかりとした取り組みが必要では、と考え、市長のお考えをお伺いいたします。


 また、施設サービスではなく、住みなれた地域や自宅で可能な限り、暮らし続けることが可能となる地域密着型サービスの整備を推進し、旧町ごとの整備を目指して充実を図るとありますが、本年度の進捗状況はどうなのか、また、本年度に成果は得られるのか、あわせてお伺いいたします。


 続きまして、「九輪草」「現生貝エビ」保護への取り組みを教育長にお伺いいたします。


 皆様よく御存じと思いますが、九輪草について、少し触れておきます。


 名前、クリンソウ、科目、サクラ草科、花の時期、5月から6月、草丈、40から80センチ、生育地、山地の沢沿いなどの湿地、花は紫・ピンク、または白色の花が段々に輪生し、茎を伸ばしながら下から段になって、次々と咲く。輪生の花の数段になった様子がお寺の五重の塔などの頂上にある柱の飾り「九輪」のようであるので、クリンソウと名づけられたこと。また、九輪草は、花が美しく、園芸用に人気があり、主に業者の盗掘で激変、兵庫県では絶滅危惧種Aランクに指定されています。


 絶滅危惧種に指定されている九輪草の全国屈指の大群落が、多紀連山で発見された意義は大きく、学術的にも非常に貴重な篠山の財産として、子孫に残す最善の努力をしなければならないと考えます。発見されて2年、発見者の皆様や、地元住民、また関係者の皆様の「九輪草の花園を守りたい」との純粋な気持ちと、献身的御努力により、「多紀連山のクリンソウを守る会」を設立いただき、熱心に保護、保存活動に取り組んでいただいております。


 私も会に入会させていただくとともに、友人に案内いただき、群生地を見に登り、初めて見る群生地の規模と美しさに感動しました。まさに桃源郷、自然のなせる迫力に圧倒されてしまいました。


 この貴重なクリンソウの保護活動を、守る会の皆様に任せ切るのではなく、教育委員会としても、クリンソウの大群落を篠山市の天然記念物として、早急に指定し、篠山市挙げて、守る会の皆様とともに、保護活動に取り組むべきと考えます。教育長のお考えをお伺いします。


 次に、篠山盆地に恐竜が生息し、闊歩していた白亜紀より生き続けている、生きている化石「現生貝エビ」保護への取り組むについてであります。


 皆様のお手元に貝エビの写真をお配りさせていただいておりますので、御参照いただければうれしいと思います。


 皆様、現生貝エビを御存じでしょうか。エビの仲間とされ、二枚貝、そっくりの貝殻の中に、エビのような体が納まっています。大きさは約8ミリ、形は貝、中身はエビ、全く不思議な生き物です。田植え後、水温にもよりますが1週間もするとあらわれ、48本もある足で水中の土の上をすばしこく盛んに泳ぎ回ります。


 この8ミリほどの貝エビの化石が発見されたのが、全国で6カ所、その1カ所が篠山層群であります。また、現在、生息が確認されているうち、化石が発見されているのは、篠山市のみであるとのことです。


 ことし6月7日に、西紀南地区で行いました篠山層群化石探索と現生貝エビ観察会では、西紀南小学校近くの水田で、現生貝エビの観察を行いました。小さな子供から私を含めたおじいさんまで、意外と知られていない初めて見る、身近でとてもかわいい生物に目を輝かせ、真剣に観察しました。


 生きている化石「現生貝エビ」も、篠山市民に夢とロマンを与えるものであり、篠山の自然の豊かさ、水の清らかさを示すものであります。天然記念物の指定まではいかなくても、篠山市の重要な財産として位置づけ、生息地の確認や生息に関する研究解明に努め、保護・活用に取り組むべきと考えます。


 以上、「クリンソウ」並びに「現生貝エビ」保護への取り組みについて、教育長のお考えをお伺いし、この場での質問を終わります。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは私から森本議員の1点目、2点目の質問にお答えをいたします。


 1点目のまず指定管理者制度と民営化についてです。


 指定管理者制度については、公の施設の管理において、民間の能力を活用しながら、住民のサービスの向上と経費の節減を図るという目的に導入を行っているところです。現在、御指摘のように77の施設において、指定管理者に管理運営を任しておりますけれども、平成15年度から段階的にこの制度導入を行っておりますので、平成22年度、23年度に現在の指定管理期間の終了を迎える施設が56施設となっています。


 今後はこれまでの指定管理期間における管理運営の実績について検証を行いつつ、将来的な施設をどうするかといったこともあわせて考慮する中で、地元や民間への移譲を行う施設、また、引き続き指定管理者による管理運営を行っていく施設、また、そのようにするとしましても、利用料金制の導入とか、指定管理の見直し、こういったことを検討していかなければいけないと考えておるところです。


 民間にできることは民間にゆだねるという方針の中で、先日の議員の全員協議会並びに文教厚生常任委員会におきまして説明させていただきましたように、篠山の今田のデイサービスセンターの民間移譲、並びに西紀老人福祉センター・デイサービスセンターの指定管理者制度の継続ということを進めているところです。


 これはどういったことからかといいますと、デイサービス事業が介護保険の導入以後、市内でも民間事業者の成長に伴い、このサービスの充実が進んでいるといったことが大きな理由となっています。民間移譲による効果については、施設の改修や利用が民間事業者の自由裁量となり、創意工夫によってそのサービスの充実につながるといったこと、また、長期的な視野に立った経営戦略や人材育成が可能となるといったこと、また、施設の改修とか修繕にかかる市の負担がなくなると、こういうメリットがあるものと考えております、ただ、その民営したから、全く市が関与しないというわけではありませんでして、建物は譲渡をしますけれども、土地については、事業用定期借地権による貸し付けということになりますので、この貸し付け契約の中で、このデイサービス事業を今後とも継続してもらうように、市としての関与を明確にしていきたいというふうに考えているところでありますので、何とぞ御理解をいただきたく、お願いいたしたいと思います。


 また、今後ほかのこの公の施設をどのようにしていくかということであります。御指摘をいただいたもののうち、篠山総合スポーツセンタ、また斎場などは、今後どのような方法がよいのか検討をしていきたいと考えています。それから、再生計画の中で検討課題でありました中央図書館、それから学校給食センターにつきましては、いろいろと意見をいただいているところでありますけれども、中央図書館については、図書館は市が直接、教育委員会が関与して、直営でするべきであると。指定管理の期間に応じて、その運営方法が変わるのは望ましくない。こういった意見が強く出されておりますし、学校給食センターについても、学校給食を民間にゆだねるのはどうかという、大きな不安の声がまだまだあるところであります。


 こういったところから、直営堅持の要望が強いといったこともありますし、また、篠山市においては、このような施設を任せられるような民間事業者がまだ十分ではないといった判断もありますので、当面は引き続き直営で運営をしていきたいと考えております。あわせて、指定管理等についても検討は進めたいというふうに今考えているところです。


 今後とも民間ですべきもの、行政ですべきもの、移譲すべきものといったことを慎重に検討していきたいと考えておりますので、今後とも御意見、御指導よろしく御願いいたしたいと思います。


 続きまして、第2点目の介護施設入居待機者減少に向けてについてであります。


 篠山市における特別養護老人ホームの入所待機者数については、本年6月1日現在で168人となっています。その内訳は在宅が99人、老人保健施設に入所されている方が34人、療養型医療機関に入院されている方が25人、ケアハウスにおられる方が10人、こういった内訳になっています。


 兵庫県では、平成14年10月に入所を真に必要とする人が速やかに入所ができるように、各施設において入所の必要性や緊急性を総合的に評価し、入所の判定を行う介護老人福祉施設入所コーディネートマニュアルというのを策定しています。このマニュアルは、施設内の入所判定会議により、入所希望者の心身の状況、家族介護者の介護力、在宅生活の可能性、住環境の状況、こういったことを考えて、入所の必要性が高い方を1グループ、低い方を2グループ、その必要性がほとんどない方を3グループと、このように位置づけまして、申し込み順ではなくて、この施設入所の緊急性、必要性の高い人から入所をしていくというようなシステムにしています。


 篠山市の特別養護老人ホームの入所待機者の中で、必要度の高い1グループの方が30人となっておりまして、そのうち特に緊急度の高い方は16人となっておりまして、これらの方については、それまでの間、ケアマネジャーが中心となりまして、ショートステイなど適切な在宅介護サービスを提供しようとしているところです。


 次に、この篠山市における入所施設の整備の状況がどうなっているかということについてでありますが、御承知のとおり、特別養護老人ホームは山ゆりホーム、和寿園、やすらぎ園、篠山すみれ園の4施設がありまして、定員数はこの4施設で276人、それから介護老人保健施設が、ささやま老人保健施設と咲楽荘の2施設ありまして、定員数はこの二つで200人、また、グループホームとして、グループホームゆとりの家、これ住吉台にあります。グループホームしゃくなげ、これは西紀の川北にある。認知症対応型共同生活介護グループホーム篠山というのが西新町、この三つのグループホームがありまして、定員数が27人、合計で503人というふうになっています。


 このように、篠山市における高齢者数に対するこの入所施設の定員割合は、4.1%となっておりまして、兵庫県全体の3.1%、全国標準の3.4%を上回っている状況になっています。そのため、入所施設の増床は介護給付費が増大し、市民の負担する介護保険料の増額につながるということから、今現在は大規模施設の増床を控えて、地域密着型サービスの充足に努めていると、こういうことを今しているところであります。


 この地域密着型サービスについては、要介護高齢者の方たちが、できる限り住みなれが自宅や地域での生活が継続できるように創設されたものでありまして、どんな施設があるかといいますと、篠山市では認知症対応型デイサービスとして福住のハーブヴィラ山ゆり、先ほども言いました住吉台のデイサービスゆとりの家、川北のデイサービスしゃくなげ、釜屋の篠山すみれ園デイサービスセンターの4箇所があります。小規模多機能型居宅介護は、井ノ上の百寿の郷、本郷の和楽の郷、それから乾新町ののぞみという、この3カ所がありまして、グループホームとしては、先ほど言いました3カ所、このような施設整備が図られています。


 小規模多機能型居宅介護につきましては、現在40人の方が登録されまして、デイサービスの「通い」を中心として、「訪問」や「泊まり」というものを複合的に組み合わせてサービスを提供し、利用者が徐々にふえている状況にあります。また、グループホームは、認知症の方々が少人数で共同生活をしながら、家庭的な雰囲気の中で食事、入浴、排せつなどの介助を受けるというもので、認知症の進行を和らげて、表情が豊かになったというような報告も多く寄せられているところであります。


 このようなサービスの整備についてはどうかということでありますけれども、平成24年から第5期の介護保険事業計画というのを立てることになっておりますけれども、さきの国の補正の中で介護基盤の緊急整備特別対策事業というものが出されまして、これを受けまして、現在、篠山市におきましては、小規模多機能型居宅介護1カ所、グループホームを2カ所、この整備とショートステイ20床の増床、こういったことを今計画しておりまして、今後とものこういったサービスの充実に努めていきたいというふうに考えているところであります。


 私からは以上です。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)(登壇)  それでは、私の方からは森本議員御質問の3点目にございました、クリンソウ、現生貝エビ保護への取り組みに関すること、こうしたことの御質問にお答えを申し上げたいと思います。


 まず、多紀連山にて発見されましたクリンソウの大群落の件でございますが、この件につきましては、クリンソウの自生地について、森本議員御紹介賜わりましたとおり、2年前の平成19年6月に、登山愛好家の方々が多紀連山県立自然公園の登山中に発見されまして、現在約4,200平方メートルにおよぶ自生地として、確認されるに至っております。


 なお、このクリンソウにつきましては、先ほどの森本議員の御説明、御解説のとおりでございまして、兵庫県環境局が平成15年度に作成をいたしました、兵庫県版レッドデータブックにおいてAランクとして指定され、兵庫の貴重な自然、いわゆる絶滅の危機に瀕している種と、こうしたことでの取り扱いがなされ、その中の種子植物でございます。


 発見者の方々は、乱獲であったり、絶滅への危惧から、クリンソウの大群落の花園を守るため、広く保護を呼びかけることを推し進められました。これも御紹介、御案内のとおり、平成20年6月に「多紀連山のクリンソウを守る会」が結成され、保護活動の取り組みを開始されているところです。


 クリンソウを守る会では、自生地の周囲に観察道を整備いただく、そしてまた、保護のための啓発看板を設置いただくなど、主体的に保護活動に取り組んでいただいております。また、開花期、花の咲き乱れるころには、観察会を開催され、市内外からの見学者を現地に案内されるなど、自生地の保全や保護を意図した積極的な活動を展開いただいております。


 現在、クリンソウを守る会の会員数は、森本議員を含めまして240人におよぶと聞かせていただいておりますが、多くの方々が地道な保護活動に、そしてまた、献身的に御活躍いただいていることには、心から敬意と、そしてまたあわせて深く感謝を申し上げるところであります。


 こうした活動によりまして、地元であります畑小学校では、環境教育、自然体験活動の一環といたしまして、クリンソウを守る会の方々から種や苗を御提供いただき、特に5年生が植えつけを行ったり、自生地を見学したりするなど、学校現場におきましても、地域の財産、宝でもありますクリンソウの保護活動に取り組む機運と、活動が芽生えてまいっております。クリンソウを守る会の方々の御支援には、ここに重ねて感謝を申し上げる次第であります。


 さて、クリンソウを天然記念物として早急に指定し、保護活動に取り組むべきと、こうした御指摘でございますが、教育委員会において、調査をいたしましたところ、クリンソウの自生地は登記簿上におきましては1筆からなっており、その面積は自生地の約4,200平方メートルを含めまして、約21万平方メートルの広さを有しております。また、あわせまして当該の土地所有者につきましては、篠山市外の阪神地域に在住されます9名の方々が共有されていることも確認をいたしたところです。


 教育委員会におきましては、大山宮のアズマイチゲ、小原のオオイチョウや宮田の五葉の松など8件を市の指定天然記念物として取り扱いを行っておりますが、こういった天然記念物の指定につきましては、篠山市の文化財保護条例によりまして、当該物件に係る土地所有者の同意を必要といたしており、また、あわせまして、管理につきましては、現在のところ所有者において管理をいただくことを原則といたしております。


 さらには、指定に当たりましては、手続上ですが、篠山市の文化財保護審議会の御意見聴取、そうしたことも必要といたしており、今後所有者の意向等を検討していかなければならない課題があるものと考えております。


 クリンソウを守る会では、今後の取り組みとして、自生地の5カ所に観測地点を設け、出芽するクリンソウの本数であったり、葉の数、花の数などを調整いただき、経年的な年月をさらに踏まえての変化を定点観測される予定と聞いております。


 今後、教育委員会といたしましては、自生地の変化や乱獲の有無等についても、クリンソウを守る会と情報を共有しながら、保護保全に努めるとともに、先ほど申し上げました課題の整理にまず当たってまいりたいと考えております。そうした点を御理解いただきますように、よろしくお願いをいたしたいと思っております。


 続きまして、現生貝エビの文化的財産としての位置づけについての御質問にお答えいたしたいと思います。


 議員おっしゃるとおりで、現生貝エビは水田に生息いたします、体長8ミリから10ミリ程度の節足動物であります。先ほどは立派な貝エビの写真等を御提供いただきまして、ありがとうございました。市内では、八上、城北、岡野など小学校区で考えますと、八つの小学校区で生息が確認されております。なお、この確認につきましては、中野卓郎先生の調査結果、平成19年6月13日現在のもので、私どもそのことを見させていただいております。


 こうした貝類につきましては、中野先生の方にも資料の中ですが、ほかにもまだまだ生息しているとも、そうした表現もなさっていらっしゃいます。私も平成19年5月には、八上地区で現生貝エビの観察探索会がありましたので、一緒にそうした貝類につきましても、実物を見させてもらったところです。


 こうした現生貝エビの探索確認活動の例といたしまして、これも議員仰せのとおり、ことしの6月には西紀南のまちづくり協議会で、現生貝エビの探索会、篠山層群化石発掘体験事業を開催されまして、子供たちはもちろん、高齢者を含む地域住民多数の御参加によりまして、地域の活性化事業としても展開なされた、そうしたことは私どもも承っております。


 また、教育委員会が事務局を担当いたしております篠山のユネスコ協会では、市内の小学生、中学生、高校生、さらには一般市民の参加を得まして、現生貝エビの観察会を3カ年にわたって開催をいただきました。その取り組むを広報紙にも掲載いたし、市内の学校、公民館に配布するなど、自然豊かな篠山の貴重な財産として、啓発に努めたところであります。


 当現生貝エビにつきましては、森本議員御指摘のとおり、約1億2000万年前から1億4000万年前と言われます、篠山層群からその祖先として化石の貝エビが発見されております。この化石との関連性という点では、注目すべき希少生物であるとは考えております。


 また、市内の子供たちが現生貝エビの存在を通しまして、ふるさと篠山の自然の豊かさとすばらしさを、あわせまして、生命の継承の営みの不思議を知り、はるか太古のロマンにも思いをはせてくれること、そうしたことも大切であると認識をいたしております。


 教育委員会といたしましては、今後とも現生貝エビを子供たちの学習活動や体験活動に生かすとともに、広報紙やホームページ等を通じまして、現生貝エビに象徴される篠山の自然環境の豊かさ、さらにはそうしたことを守り、はぐくむ市民の姿なり、そして篠山の誇るべき財産として、また未来につなぐ財産として、広く発信をまず心がけてまいりたいと、このように考えていますことを申し上げまして、答弁とさせていただきます。


○議長(足立義則君)  14番、森本富夫君。


○14番(森本富夫君)  14番、森本でございます。まず指定管理の方から再質問をさせていただきたいと思うんですが、今、市長の方からスポーツセンター並びに斎場は、今後指定管理に向けての条件整備を進めていくというか、検討するというような御答弁をいただきましたけれども、図書館と給食センターは今後ともしっかりと直営でやっていくという御答弁をいただいたように思っております。


 先ほど一般質問の中でも申し上げましたように、全国では本当に多種多様な市の施設が指定管理に出されているところでございます。それと、ホームページ等で見ておりますと、その指定管理へ出す市と、それを受ける業者、それの中を受け持つような、またビジネスも、非常に進んでいるというか、仲介業者的なこともあるように思って、なるほどな、これが民間企業の参入なんやなということを実感したようなところでございます。


 この四つの施設のほかにも、篠山市にはまだまだ市が管理する施設があると思います。それらについて、方向性は出てないとしても、市長のお考えがありましたら、お伺いしたいのと、通告書には載せてなかったかもしれませんが、民営化を検討していくような、該当施設というのは、今後一体どういう施設があるのかというのも、市長の思いがありましたら、おつなぎいただけたらうれしいなと思うところでございます。


 それと、22年、23年に今までの指定管理の契約を結んだところが再契約というか、契約満了を迎えると、再度契約をどのような形でするか、移譲にするか、そのまま指定管理にするか、また、同じ指定管理でも料金制にするかというような、今、市長の御説明もございましたけれども、この再契約に関しては、私はもう非常に慎重にしっかりとスタンスを決めて、取り組んでいっていただく必要があるんじゃないかなと思っているところでございます。奥土居議員の質問にもありましたように、チルドレンズミュージアムも今回、再契約を迎えているところでありますし、市内の収益的施設、また観光的施設においても、再契約を迎える施設がたくさんあると思っているところでございます。


 本当に趣旨から言えば、全国津々浦々まで広く公募して、競争的原理を導入して、できる限り経費のかからない方法によって、施設の維持管理をするというのが、指定管理の一つの趣旨ではあると思うんですが、もう片方の一つの、しっかりと市として住民サービス、また並びに、一般質問の中でも申し上げましたように、地元の雇用の確保と継続性が再契約のときには、検討していただく必要があるんじゃないかと思っているところでございます。


 まさに地域及び地域住民を支える公共サービスにとって、サービスの提供の質、並びに持続性は最重要課題であると思うんですが、その辺の市長のお考えも重ねてお願い申し上げたいと思います。


 次に、介護保険についてでございますけれども、今、非常に細かく私の不得意分野である介護保険について御説明をいただきました。県のマニュアルによって、入所希望1からランクがあって、1の方の、そのうちのまたさらに緊急性を必要とする方ということがあって、その方を最優先にするという御説明をいただいて、そのような制度になっていたんだなということを認識させていただきました。しかしながら、私が相談を受けたお二人の家庭においても、非常に大変な状況を私は目のあたりにしました。しかしながら、その方々も、当然にランク1ではなかった。入所ができないということはランク1では当然なかったんじゃないかなと思っているところでございます。今、数字をたくさん並べていただきましたけれども、多くの待機者がいらっしゃるこの現実を、質問でもお願いしておりましたが、市長の本音として、少しお伺いしたいと思うんですが、よろしくお願いしたいと思います。本音というか、市長の温かい心としての、待機者がたくさんいらっしゃるということに対する思いを聞かせていただきたいなと思っているところでございます。


 それとクリンソウと現生貝エビにつきまして、教育長から御答弁をいただいたところでありますが、何か非常にきれいな御答弁をいただきまして、そしたら、教育委員会として保護に対してどのように前向きに取り組むんだということの中身が何もなかったような、失礼でございますが、気がするところであると思います。


 教育現場に生かす自然環境の教育の一つとして取り上げるという、その教育に対する御説明はいただきましたけれども、広い面積のうちのごく一部の自生地であって、共有者がたくさんいらっしゃいますという御説明をいただきました。それでいろんな課題があると。では、その課題は何であるんだと。その課題を解決したいと、そしてクリンソウを篠山市の貴重な財産として守っていきたいんだという、少しばかり申しわけございませんけれども、教育長の熱意が感じられなかったところでございます。


 クリンソウに対する自生地を保護する課題は一体何や。それに対して取り組みは何や。それが、それこそ天然記念物としては土地の所有者の方の同意が要ると。同意が得られないのだったら、次はこういう手がある。次はこういう手がある。例えば、恐竜なんかにしても、恐竜に対するのみの条例も制定をしたところであります。飛躍するかもしれませんけれども、クリンソウの保護に関するのみの条例制定だって、別に考えられないことはないと思いますし、今現在、教育委員会がホームページ上で募集している、名前は忘れました。篠山市の歴史的、済みません。忘れましたけれども、あれに、例えば登録するとか、いろんな方策があると思います。


 本当にクリンソウが全国に誇る非常に貴重な群生地であるという認識があるのなら、教育委員会としても、例えば、市行政としても、しっかりとした取り組みをやりたいという熱意をお示しいただけたらうれしいと思います。


 それと、現生貝エビでございますが、私、正直、議員の皆さん、執行部の皆さん、現生貝エビというのは承知いただいている、ほとんどの方が承知いただいていると思っていましたけれども、きょう聞かせてもらったら、余り知らないと。そんなもんどんなもんだという方が多かったもので、慌てて写真を配らせてもらったものであります。本当にかわいい物でありまして、今、答弁にありました西紀南の観察会合、私も自治会内の水田を見て回りましたら、いてるんですね。今まで気づかなかっただけかもしれませんけれども、あそこの水田、ここの水田、あそこの水田にもいます。もしかしたら、これは、それこそクリンソウじゃないけれども、日本に誇る市内全域の貝エビの自生地なのかもしれません。そのためには、中野先生、本当にこつこつあちらこちら、探索をしていただいておりますけれども、教育委員会、行政としても、今、教育長の御答弁にありましたように、貴重な篠山市の財産という認識があるなら、何らかの方法をもってでも、調査並びに研究に取り組んでいただけたらと思うんですが、その辺もあわせて、御答弁をよろしくお願いしたいと思います。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  まず、公の施設の今後の運営をどのようにやっていくかということなんですけれども、答弁しましたように、スポーツセンター、斎場については今後検討していくと。どうするか検討させていただきます。それから、図書館、学校給食センターは当面は直営でやっていきます。あわせて指定管理の方法を検討調査をしていくということにさせていただきます。ほかには民営化を考えているものがあるのかということなんですけれども、今、特にすぐに民営化を考えているものはございません。将来的には、それこそ今田の温泉施設とか、ささやま荘とか、そういったものが検討の対象にはなってこようとは思いますけれども、今現在、具体的にどうこうというような考えは今のところまだ持っておりません。検討しておりません。


 それから、2点目の入所待ちが必要性は特に高くなくても、家族が困り、やはりあるのではないかという御指摘であります。それは、今私が言いましたのは、入所するよりも、地域密着型のいろんな介護サービスによる方がより適切ではないかということで、今進めているわけですけれども、率直な感想はどうかと言われましたら、このたび敬老の日の週になっていまして、ここのところ、この間の日曜日に101歳以上、篠山市としてお祝いの品を持って回ることになっていまして、回ったんですけれども、一般的に、同じ101歳以上の方でも、御自宅におられる方はしっかりされていますし、割と元気に生きておられます。施設におられる方は、やっぱりどういうのですか、生きておられますけれども、やっぱり外との接触がどうしても少ないんだと思いますので、なかなかおめでとうございますと言っても、何のことだというふうな感じの方がどうしてもほとんどといいますか、皆さんというか、そういう感じになっておられまして、回りの介護をする者は確かに施設に預けたら楽だし、安心だと、大変環境は食べる物も、暑くもなく寒くもなく、栄養もちゃんとしていただけるし、病気になったらお医者さまに診ていただけるし、非常に施設の中にいたら、やっぱりそういう環境は大変恵まれているんですけれども、なかなかやっぱり家族に、家にまさるものはないんではないかというような印象を受けたところでありまして、本人からすると、できるだけ元気なうちはやっぱり家の方にいた方が、私は幸せかいなというふうに思ったのが率直な感想であります。


 あとちょっと部長から補足をさせてもらいます。


○議長(足立義則君)  前田保健福祉部長。


○保健福祉部長(前田公幸君)  それでは、市長の率直の意見という、補足にはなりませんけれども、私自身も長らく介護保険に携わりまして、今後進め方について、この前から地域密着型のサービスを推進しようという、大きな流れにつきましては、声高らかに言ったという感じでしょうけれども、私自身も、先ほど市長が申しましたように、できる限り在宅で暮らしていただく条件整備をしようということで、今の施設の入所の方々につきましては、やっぱり重度化しております。やはり介護度の高い4、5の方が重度化されたり、認知症の重度の方が入っておられるという状況で、市長の目にとまった光景もそういう状況になります。


 在宅ではやはり三世代、四世代でお暮らしの本当に刺激にある家庭の中で暮らされるというのは、本来の日本の持つ心という部分で、私はこれから大事にしていきたいと思います。


 ただ、1人で生活できない方、また、介護でお疲れの方々につきましては、やはり先ほど申し上げました2カ月に1回程度、入所判定委員会が開催されますので、一たん申し込んで、そのままにしていくというのはやっぱり緊急度の印象が非常に悪くございますので、できれば、施設の方にお願いにいったり、ケアマネジャーを通じて要望していただくと。うまく入所につなげるためには、そういう努力の方もよろしくお願いをしたいということと。


 やはり現行の在宅サービスをうまく利用しながら、先ほど市長の報告もありましたように、今ショートステイを20床ふやそうとしています。介護に疲れた場合はショートステイでちょっと骨を休めていただきまして、また、介護をして続けていこうというふうな、在宅サービスの充実を図りながら、できる限りおうちで暮らしていただこうというふうに考えておりますので。


 特に、困難なとか、介護疲れとか、虐待まではいきませんけれども、そういうお悩みの方がございましたら、地域包括支援センターの方まで御相談をいただきまして、どうしても在宅介護ができないような状況になりますと、市等も関与しながら、できるだけ早い入所にこぎつけたいというふうに思っていますので、また森本議員の御相談された方につきましては、そういうアドバイスをしていただけたらなと思います。


 以上でございます。


○議長(足立義則君)  河南教育長。


○教育長(河南秀和君)  それでは、改めまして、先ほどのクリンソウの保護であり、そしてまた、現生貝エビのそうした保護につきましての私の方から御答弁を申し上げたいと思います。


 まずクリンソウンの件ですが、やはり篠山市の文化財保護条例、こうしたことから考えました場合に、天然記念物としての指定の場合には、土地所有者の同意からスタートすると、こうしたことが挙げられています。そう考えましたときには、やはり課題として土地の所有者のお考えを十分に把握しておかなければならないと、これは大変大きな課題と考えております。そしてまた、土地所有者の方が、市内の方じゃないということで、いろいろとまた土地の所有に関してもお考えがあるようなことも承っておりますので、そうしたことについての課題の整理も必要だと思います。


 そうしながら、やはり議員おっしゃるとおり、約17万株を超えるかと、そうした、これまでないような大群落ということでありますから、その取り扱いについては、非常にこれは大切なものと、そうした思いでおることには間違いないということで、私の方の思いとして改めてお伝えさせてもらいたいと思っております。


 もう1点の現生貝エビでございますけれども、今現在、やはり大切なことは、議員もおっしゃったとおり、皆さん方にこうしたことを、篠山市内に現生貝エビが生息していると、このことをしっかりとお伝えするということと、このように考えております。ですから、これまでにも現生貝エビの生息状況について、篠山市の中央図書館等でそうした展示を行ったこともありますし、ことしの8月の、一月でしたけれども、これもまた「篠山に生きた古生物展」と、こうしたことで篠山層群を調べる会の御協力も得まして、展示会を開催したところです。


 まず市民の方々にも、「あっ、そうか」と、現生貝エビはいるのかと、こうしたことを御存じいただくということをまずきっかけとして、その上で生息地等の把握もしていかなければならないと。研究ということであったんですけれども、今、市教委でそうしたことの研究に取りかかるというのは非常に難しい課題がございますので、この点につきましては、例えばということで申し上げますけれども、県立人と自然の博物館、そうした方々の研究者のいろんな情報提供もいただきながら、篠山市に生息している現生貝エビの実態等について、何か手がかかりが得られることであればありがたいと、そうした思いは私も抱いております。


 以上でございます。


○議長(足立義則君)  14番、森本富夫君。


○14番(森本富夫君)  はい、ありがとうございます。


 最後に、今、私非常に身近におります貝エビがかわいくて、大好きで、貝エビについて、市長に違う視点からお伺いしたいと思うんですが、質問でも申し上げましたように、貝エビがいてるということはこの篠山のすばらしい自然、歴史、環境の結果だということを感じているところでございます。


 ですので、今現在、市が進めております環境施策、また景観施策の中において、このかわいい貝エビをうまく使って、すばらしき篠山の環境をアピールするというふうな一つの手法といいますか、手段としていただけないでしょうか、一つ御提案を申し上げます。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  今、環境基本計画の素案を策定中であります。その中で、やっぱり篠山市の自然環境を守っていくということですので、その貝エビは御指摘のように、一つの大きな象徴になると思いますので、ぜひその中に何らかの形で入れると、入れていくということを検討したいと思います。


 それから、貝エビとクリンソウと一生懸命取り組んでいただいている森本議員でありまして、市の方も何かもっと積極的に取り組めということであります。今、教育長の方から所有者の同意がないという答弁をしましたけれども、これは市の条例でそうなっているようでありますけれども、これは市の条例ですので、中にはどうしても同意が得られないということがありましたら、また議会の皆さんと相談させていただいて、何らかの形が講じられるんじゃないかと思っておりますので、あわせて検討させていただきたいと思います。


○議長(足立義則君)  ここで暫時休憩をいたします。再開は2時50分といたします。


              午後 2時36分  休憩


              午後 2時50分  再開


○議長(足立義則君)  休憩前に引き続き、一般質問を行います。


 通告6番、渡辺拓道君。


○17番(渡辺拓道君)(登壇)  17番、渡辺拓道です。1問目は、人口減少問題について伺います。それぞれ事前に通告説明資料というのを配付をさせていただいております。もしありましたら、参考にごらんをいただけたらというふうに思います。この問題については、もっと早期に取り上げたかったのですが、財政再建の重要課題があり、おくれ、今議会の一般質問となりました。


 平成17年、日本は人口減少社会時代に投入しました。そして今後100年、200年という期間、総人口は減り続けていきます。篠山に目を転じてみますと、かなり前から人口減少時代は始まっていました。出生数と死亡数の差、すなわち人口の自然動態は昭和の終わりごろにマイナスに転じています。これをカバーしたのは、JR複線化、近畿舞鶴自動車の開通により、阪神間のベッドタウンとして人口を流入させようとした政策効果であります。


 ところが、長引く景気低迷と地価下落などの影響により、都市回帰が始まると、本市においても人口減少が顕在化するようになりました。そして、このことが篠山市の市政運営に大きな影響を与えているということは言うまでもありません。


 本市人口の社会動態がマイナスに転じた平成16年、1冊の本が注目を集めます。松谷明彦氏の「『人口減少時代』の新しい公式」です。ここにいらっしゃる方は内容をよく御存じであるとは思いますが、右肩上がりの時代の価値観の転換を迫る内容であり、私が議員として仕事をさせていただくきっかけになった本でもあります。その影響もあり、これまで私は、日本というマクロ的な視点での問題ではなく、篠山市として、あるいはもっと小さな集落、自治会レベルでどんな状況が起こってくるか、そして、それにどう対処していけばいいかについて、調査研究をしてきました。


 本市において、人口減少問題を考える際、まずは正しい将来イメージ、すなわち篠山市の正確な将来推計人口と、さらに地区ごとの将来推計を把握することが重要であります。一昨年には、民間が提供する将来人口推計ソフトを用い、平成12年と17年の国勢調査のデータを用いて、篠山市全体と市内19地区ごとに将来人口を推計してみました。ちょうど再生計画まちづくり編の素案において、平成32年の目標人口を4万2,000人と甘く設定された時期でもありましたので、計算結果は市長にも参考資料としてお渡しをした経緯もあります。


 私の計算では、平成32年の篠山市の推計人口は、3万9,994人であり、県の政策室がまとめた4万1,000人弱とは開きがありました。ところが、先般、国立社会保障人口問題研究所が発表した将来推計人口は同年で3万9,999人となっています。これを私自身が計算で得たデータと比較し、本市における17年以降の人口データも検討した結果、昨年、私の計算した市内19地区ごとの推計データは、おおむね妥当か少々高めの数値であると結論を得ています。


 私の計算では、平成17年と比べて、平成32年には篠山市全体で12%の人口減少が起こってきます。市内19地区ごとに見ると、横ばいの地区もありますが、多くの地区で減少があり、複数地区でマイナス30%以上の数字になります。人口減少は高齢化の進行という人口構成の質的変化を伴うのが一般的ですが、市内19地区推計をしてみると、結果からは地域により人口減少の姿は異なりました。人口減少率の小さい地域では、高齢者人口が急激に増加することがわかりました。一方で、減少率の大きい地域においては、高齢者数の増加はなく、年少人口と生産年齢人口が減少し、人口規模そのものが小さくなるといった傾向が見られます。このような地区においては、高齢化対策も大事ですが、コンパクトな自治システムや社会資本の維持、防災を含んだ空間管理の課題が大きくなってくると思われます。


 人口減少はどうしても暗いイメージがありますが、それを積極的に受け入れて、成熟した社会をつくっていくには、行政の現実を見据えた政策決定が必要であります。今、次期総合計画の策定作業が進んでいます。先日御説明いただいた「第2次総合計画策定体制」の資料によると、庁内策定調整会議において、人口推計などの「社会的潮流の整理作業」が始まっていると理解をさせていただいています。しかし、それは4万2,000人という再生計画で掲げた目標人口をもっての調整作業ではないかと危惧をしています。


 平成32年の目標人口4万2,000人は非現実的であります。なぜならば、近年の人口減少率は年率マイナス0.5%であります。高齢化が今度も進む本市では、今後自然減の割合は高まる見込みであり、政策的に出生率増を目指してもマイナス0.5%の数字を維持することが精いっぱいだと考えます。


 自然動態マイナス0.5%を維持した上で、本年1月の推計人口4万3,793人を基準にして、平成32年で4万2,000人を維持しようとすると、今後社会減を年に約280人改善しなければなりません。今の平均世帯員数が2.8人ですから、転出を現状数に食いとめた上で、毎年100世帯が余計に転入していただかなくてはならないことになります。10年で1,000世帯です。この数字をわかりやすくいうと、住吉台の世帯数が約1,000です。すなわち政策的効果で4万2,000人を維持しようとするならば、新たな住吉台をもう一つつくるぐらいの規模の政策を打たなければいけないということになります。それぐらいの構想をお持ちで、4万2,000人を掲げられるならいいですが、ニュータウン構想は時代錯誤であり、今のまちづくり施策から見ても、また財政的に見ても、10年後の1,000世帯増は非現実的であります。


 もう1点、将来人口を盛り込んだ次期総合計画基本構想は、来年の12月議会での上程が予定されていると伺っております。ただし、来年は5年に一度の国勢調査の年となっていて、その調査の速報値は同じ12月に発表されます。現状の人口推移では、速報値は4万2,000人台の人口になると思われます。そのとき10年後の将来人口4万2,000人を含んだ総合計画を議会が承認するのはかなり困難でしょう。


 私は、現実的には政策出動を行わない場合、平成32年には3万9,000人台前半になると推計しています。目標人口を4万人とし、成熟した篠山市を目指す市政を明確にすべきではないでしょうか。


 政策効果により人口維持を図りながらも真に豊かな「ふるさと日本一」の篠山を目指すならば、現実的な将来人口をまず市全体、そして、地域ごとに推計し、人口減少の量的、質的課題を共通に認識した上で計画づくり、事業実施をしていくべきです。まずは、庁内で人口減少問題を検討するしっかりした枠組みをつくり、地域レベルの状況を把握しながら、再度4万2,000人の目標も検討課題とするべきであると考えます。市長の見解をお伺いいたします。


 二つ目の項目では、初めて農業問題を取り上げます。


 まず最初に、アグリプラン21の改定作業のおくれについて伺います。農都宣言の具現化策であると理解している改定アグリプランですが、その中に盛り込まれる予定の四つの緊急重点施策は、それなりに動いているように感じるものの、いまだにその本体が姿をあらわしていません。


 農都にふさわしい篠山農業をつくり上げていくための策は、四つの緊急重点施策だけではないはずであります。過去2回の本会議一般質問において、多くの議員の質問にその重要性を強調していたにもかかわらず、改定ができていないのは問題です。改定がいまだできていないおくれの原因について、説明を願います。


 さらに、アグリプラン21で重要と位置づけてきた担い手対策について何点か伺います。


 昨年度、担い手の作業効率の向上と耕作放棄地の解消を図るため、「篠山市農地利用調整ゾーニングマップ」を作成いたしました。ところが、どうもまだこのマップは活用されているようにありません。一体このことをどのようにとらえ、当初の目的を果たすため、具体的にこのマップをどのように利用しようとしているのでしょうか。


 次に、アグリプラン改定によって、担い手のとらえ方が変わろうとしています。現行のアグリプランにおいては、篠山農業の担い手を「多様な担い手」と表現しています。ところが、今の改定の方向では、三つの型の担い手を想定されています。すなわち、一つ目として「認定農業者」、二つ目として生産組合等の「集落営農組織」、そして三つ目に「元気な農業者」です。前の二つの担い手はその定義がはっきりしていて、これまで農林水産省においても農業の担い手をこの二つとしてきましたので、「水田所得安定対策」おいての支援もあります。これに加えて本市においては、三つ目に「元気な農業者」を担い手として位置づけしようとしており、今度の改定での特徴的なことであります。しかしながら、一体その「元気な農業者」はどのような担い手であるのかが明確になっておらず、具体的な支援策が検討されようとしているのかも疑問であります。


 この「元気な農業者」とは、どのような担い手を指し、どのような具体的対策を講じていこうとされるのか質問いたします。


 担い手関連の質問の3点目は、農業施設用地等への固定資産税課税の現状について伺います。


 固定資産税の評価に当たっては、固定資産評価事務取扱要領によって行われています。その中に「農業施設用地等」の評価の仕方が示されています。これによると、農振地域内の農業用施設用地等は、農業振興の観点から特別な評価をすることとなっています。


 ここでの農業用施設とは、農振法施行規則により次のものとしています。


 1、畜舎、蚕室、温室、農産物集出荷施設、農産物調整施設、農産物貯蔵施設その他これらに類する農畜産物の生産、集荷、調整、貯蔵または出荷の用に供する施設。


 2、たい肥舎、種苗貯蔵施設、農機具収納施設その他これらに類する農業生産資材の貯蔵または保管の用に供する施設。


 3、耕作または養畜の業務を営む者が設置し、及び管理する次に掲げる施設、イ、主として、自己の生産する農産畜産物を原料または材料として使用する製造または加工の用に供する施設、ロ、主として、自己の生産する農畜産物または自己の生産する農畜産物を原料もしくは原料として製造されもしくは加工されたものの販売の用に供する施設。


 4、廃棄された農産物または廃棄された農業生産資材の処理の用に供する施設。


 そして、本市の固定資産評価事務取扱要領では、それらの用地を農家の敷地内にあるか、敷地外にあるかに分け、敷地内にある場合は一般的な宅地と認定し、敷地外にある場合は内部で耕作が行われている場合は農地の評価、耕作が行われていない場合は宅地や雑種地として評価するとなっています。ただし、この場合の宅地評価においても、その評価額は近傍農地価格に造成費を加えた程度のものとし、特別な扱いをすることとなっています。


 しかしながら、これらの措置は農振法における「農業用施設用地等」の位置づけが必要であり、現状農業用施設を抱える農家の皆さんが適切な軽減措置が受けられているのか疑問を持っています。


 担い手の負担軽減の観点より、また農振法の趣旨により、「農業用施設用地等」への適切な課税がなされているか、確認をいたします。


 最後に、改定アグリプランとこれも策定中の景観計画との関連について伺います。


 田園景観保全の観点より、この二つの計画は重要な関係を持っています。アグリプラン改定に当たり互いをどう関連づけされようとしているのか、伺います。


 以上をもちまして、この場での質問とさせていただきます。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、渡辺議員の質問の第1点目についてお答えをいたします。


 人口減少問題庁内検討会の設置ということの表題で御指摘をいただいておりますように、今後の人口減少について取り組んでいくべきだということであります。お話をいただきましたように、先ほど御紹介いただきました国立社会保障人口問題研究所の将来人口推計において、篠山市の人口は平成32年には4万人程度というふうに予測をされております。さらに、平成47年には3万4,000人程度というような予測をしていただいております。


 このような減少を見込み、さきの篠山再生計画まちづくり編では、平成32年の目標人口を4万2,000人というふうに位置づけたところでありまして、この4万2,000人ということにつきましては、今よりこのように少ない人口を目標とするのはおかしいのではないかといったような御指摘もいただいたところでありますけれども、厳しいこのような少子化の状況の中、その中でも少しでも人口を伸ばして頑張ろうということで4万2,000人としたところであります。


 渡辺議員におかれましては、4万2,000人もまたこれは無理ではないかと、もっと現実的な4万人を切ったような目標数値を上げるべきではないかというふうな御指摘でありますけれども、厳しい状況は理解しつつも、にわかにまたこれを下げて、目標とするというのもなかなか、直ちにはしにくいところがありまして、あくまでやはり目標は4万2,000人と置いた上で、進めております篠山市の定住への取り組みを促進し、その状況を見ながら、検討をするしかないというふうに考えています。


 人口減少社会は、長期的に見た場合、少子化・高齢化にとどまらず、世帯人員の減少、生産人口の減少、都市の凝縮化、中山間地域の衰退、こういった大きな課題が指摘されておりまして、何か暗いような世の中になるんではないかというような気もしますし、また逆に、前の貝原兵庫県知事は、人口減少は決して暗くはない。今より本当に心豊かなゆとりのある、成熟した時代を迎えるんだと、こういった明るいような見方もしなければいけないと、お話をされていたところであります。


 ちなみに、平成17年に兵庫県がプロジェクトチームをつくりまして、人口減少社会になった場合にどのような問題が起こるかといったことを指摘しております。少し紹介しておきますと、高齢社会の到来がもたらす生涯現役社会ということで、元気に生涯現役で働ける世代、そういった高齢者が増加していく。また、生活の個化、孤立化、家族のサイズが小さくなり、単身世帯がふえ、孤独な人がふえるのではないか。また、若者は将来に希望が持ちにくくなっていくのではないかといった不安がありますし、また、中山間地域においては、集落の衰退が一層顕著になる。無人化したり、放棄される集落が出てしまうのではないか。こういった地域の管理をする仕組みを考える必要がある。土地利用におきましても、交通の便利なところには、人は集まるけれども、そうでないところ、どういった方法で抱えていくかといったところ。また、今一生懸命に道路とかトンネルとか橋とかつくっていますけれども、財政制約が一層強まる中、蓄積されてきた社会資本を維持し得なくなってしまうのではないか。どの社会資本を選択するか、維持し切れなくなる社会資本をどうするか、こういった問題が指摘をされておりまして、なかなか困難な問題が出てくるものと指摘をされております。


 こういった中で、篠山市としましては、確かに人口減少で篠山市の中でいろんなこういった課題が出てくるということを見きわめながら、あわせて、定住促進を図っていく。あわせてこういった問題にも直視して検討していくと、こういったことが必要ではないかと考えております。


 今後、現在次期総合計画の策定中でありますので、研究を進めて、その中にそういった研究課題を指摘していくといったことを考えていきたいと思いますし、その後は篠山市のこの企画課を中心に、こういったことを念頭に置きながら、取り組んでいかなければいけない問題であるというふうに考えております。


 以上です。


○議長(足立義則君)  17番、渡辺拓道君。


○17番(渡辺拓道君)  市長の方も重要な問題であるというふうには認識をしていただいておるというようなことなんですけれども、先ほど御紹介いただいた貝原元知事の人口減少時代というのは必ずしも暗いものではないというようなこと、それは私自身もそういうふうには理解をしているんですけれども、どうも市長の方が、それでも余り現実的な数字を上げたら、マイナスのイメージになるのではないかというような話もありましたので、市長自身がこれが暗いイメージというふうにとらえられているのではないかというような感じを受けたところであります。


 それで、庁内でも前向きに検討していっていただくというようなふうに思っているんですけれども、そこで、ちょっと1点いろいろ人口の問題について調べさせていただいている中で、どうしてもここで御指摘をさせてもらっておかなければいけない部分を言わせてもらって、市長の思いを聞かせていただきたいなというふうに思うんですけれども、余り近くでその事例を挙げますと、ちょっと生々しいかなというような思いもあって、高知県の方で2カ所ほど自治体の状況について調べさせていただきました。


 1点は、象徴的なところとして一つは議会の皆さんもよく御存じである馬路村という自治体です。それから、もう1点が、同じく高知県の大豊町という自治体であります。馬路村につきましては、いろいろと以前からも話がありましたように、ゆず等の加工で非常に地域づくりに頑張っていらっしゃる地域であります。そして、大豊町というのは、これもこの前限界集落というようなことをはるかに超えて、限界自治体というような名前で、もう自治体としても高齢化率がかなりいっているというようなところであります。


 まず、地理的な関係ですけれども、よく篠山は京阪神に非常に近いというようなことがあるんですけれども、実はこの大豊町、高知市から条件悪いですけれども、北に約40キロぐらいの、高速もあります。土讃線もその地区の真ん中を通っておりまして、特に高速でしたら、30分もかからないで高知市内へ行けるというような立地にあります。


 この二つが非常に条件の不利な山間地を抱えた自治体なんですけれども、一つ非常に片方の大豊町では先行きが存続が危ないといったような。ところが、それに対して、馬路村に関しては人口規模は小さくなるものの、その世帯のバランス的には何とかそのバランスをとったままで規模が小さくなっていくといったようなことがあります。ここでいろいろ歴史を調べさせていただいて、典型的に違ったこと、それは一つ馬路村というのは、これは自分のところは自立をしていかなければいけないというような覚悟を決められたというようなこと。もう1点、大豊町はその時代、時代に合わせて対応をしていったというところにあると思います。


 それで何をしていったかといいますと、馬路村におきましては、まず、とにかく学校を残さなければ絶対これは衰退するということで、頑として学校を残されました。大豊町につきましては、その人口減の状況に応じて、昭和の時代から順次学校を統合してまいりました。それで魅力的な教育を進めるといったようなことでしたけれども、現実問題としては自治体全体の人口構成に大きなひずみが生じております。さらに、自立を目指すというようなことで、それぞれ振興策を打たれましたけれども、その人々の思いが違っていた。そういった点がこの二つの自治体の違うところであります。そのあたり非常に本市についても、参考になるのではないか、今後の総合計画、今後10年の篠山市を考えていく上で非常に参考になるのではないかというふうに思いましたので。


 篠山の地区内におきましても、そういった意味で取り組みを行われている地域においては、何とか人口のバランスを保ったままされています。そういった地区が、グラフの中でもあらわせていただきましたけれども、存在するのも確かであります。このあたりは非常に参考になるのではないかというふうに思っておりますので、これについての市長、まず考え方、思いをちょっと聞かせていただきたいと思います。


○議長(足立義則君)  金野副市長。


○副市長(金野幸雄君)  すばらしい分析の資料をいただきまして、ありがとうございます。


 これはどのように受けとめて、政策に生かしていくかというところでございますけれども、基本的な考え方は、ちょうど渡辺議員がおっしゃったその行政の現実を見据えた政策決定が必要ではないかと。これはもうそのとおり。もう一方、お言葉を借りると、地域の住民の自立の心、覚悟というのがまた一方で必要でありまして、この人口減少社会の地域づくりのあり方というのは非常に難しいのは、議員もおわかりでしょうけれども、拡大の時代にはいろいろ物をふやしていけばよかった。中世以降どんどん土地を開墾して、平地をふやしていったと。農地をふやしていったという歴史ですが、これが逆戻りをするわけでありまして、そう考えますと、集落をたたんで、緑条例の導入でいいますと、里の区域を森の区域にタウンゾーニングをして、また、世界を小さくしていくというような、こういう政策も必要になってくるというふうに言われているわけです。


 その中で私、最初に申しましたように、行政の政策、それから地域の自立覚悟ということが要因になって、地域がどのようになっていくかが決定していくと。要するに行政の側が、この地域はたたんでいきましょうとかいうことを決めるということではなく、結局決めるのは、地域でありますから、地域がどういう意思を持つか、それを行政がどのように受けとめるか、支援ができるかと、こういうことが試されている、非常に難しい時代に入ったのかなと、このように思っております。


 ちょっと質問の趣旨とずれたかもしれませんが、とりあえず答弁とさせていただきます。


○議長(足立義則君)  17番、渡辺拓道君。


○17番(渡辺拓道君)  非常に難しい問題ではありますので、十分に庁内の方でも検討をしていただきたいなというふうに思うわけでございますが、やはり今後その地域の住民の方が本当にこの地域を見据えて、どうしていくかというようなことを真剣に考えていただかないと、そういう気持ちがないと、なかなかこれは幾ら振興策を打っても、空回りになるというような現実がほかの地区の事例を見てもあるようでございます。


 そういった意味で、とりあえず私も各19地区の方、分析をさせていただきまして、主に二つの大きな分類になるのかなというふうに認識をしております。一つは、やっぱり高齢者福祉といったことも、今後地区として真剣に考えていかなければいけない地域、そして、その存続も含めて、成熟社会に向けた地域づくりが課題となる地域に分かれてくるというふうに思います。そのあたりもしっかりと行政サイド、あるいは地域にかかわれる担当部署の方についてはしっかりと。その暗いことではないと思うんです。高齢者人口がふえて、若年層が減るということに関しましては、それに向けた一つのビジネスができる可能性があるわけでございますので、暗いということではなしに、真剣に現状を見詰めていただくというようなことは必要ではないかというふうに思っておりますので、真剣にこの問題についても検討を進めていっていただきたいというふうに思います。時間もありませんので、この質問については、これだけにしておきます。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、次に、渡辺議員の第2点目の質問にお答えをいたします。


 まず、アグリプランの改定に取り組んでいるのに、それがおくれているのはなぜかということでありますけれども、担当部署で改定作業をしているわけですけれども、他の観光まちづくりとか、アグリ産業クラスターとか、そういったところとの調整をしていたというふうなこともありまして、ちょっと策定作業がおくれがちになっていることをおわび申し上げたいと思います。鋭意取り組んでいるところでありまして、10月中にはパブリックコメントを行っていきたいというところで、今策定にかかっております。


 アグリプランが改定されないまま、いろんな対策に取り組んでいるのはちょっと前後違うのではないかといったお話だと思うんですけれども、改定はまだできていないとしましても、獣害対策とか担い手対策とか、従来から取り組んでいる篠山農業の基本施策の遂行でありますので、改定を待たないまでも従前どおりこの農業施策に力を入れているところであります。


 次に、農地利用調整ゾーニングマップというのをつくっているんですけれども、これが本当に生かされているのかというお尋ねであります。このゾーニングマップというのは、担当課でつくりまして、篠山市内の各地をどういった担い手が守っていくか、この集落は大型農家のだれそれさんが担います。この集落は集落営農で担いますといった大まかなゾーニングをしているものでありまして、現在これをもとに担い手サポートセンターで、農地流動化調整員が中心となって農地の利用集積を図ったり、利用権の設定に当たったりと、こういったことをしておりまして、このゾーニングマップはその大きなそのもとになる地図として活用しているところであります。


 それから次に、認定農業者、それから集落営農組織と並んで、元気な農業者というのを書いているけれども、これは一体何でどのような支援をするのかといったお話であります。


 これにつきましては、大型の認定農家と集落営農組織以外の多くの小規模な農家のことを、小規模で元気に頑張っている農家を元気な農業者というふうな位置づけで呼んでおります。これまでは、国の方では大型農家を中心の支援でありましたので、このような多くの小規模の農家に対する支援というのは、十分ではなかったわけですけれども、それでもこれまでから土づくりにしても、鳥獣害にしても、担い手対策にしても、等しくこういった農家も含めて、篠山市としては対策をとってきたところであります。


 今後ともこのような施策を進めるとともに、先ほど御質問いただきました、新しい民主党の農政の中では、小規模な農家も農村を守っていく担い手として、位置づけられておりますので、今後の国の農政について期待をしているところであります。


 それから、3点目の農業用施設用地の評価につきまして、これまでは、個別の評価方法がありませんでしたが、平成12年度の評価替えから、固定資産の評価方法を定めた固定資産評価基準が規定されました。農業用施設用地は、開発行為の制限など工法上の利用制限を置ける農業振興地域内の農地において、農業用の作業場、牛舎、ビニールハウスなどに利用されている土地をいいまして、今お話をいただきましたように、農業用施設用地の地目の認定については、基本的には施設の内部で耕作が行われている場合は農地としての地目認定を行い、内部で耕作が行われていない場合には宅地、または雑種地としての地目認定を行っています。


 篠山市におきましても、平成12年度の評価替えから、このような評価を行っておりまして、宅地、雑種地については、付近の農地の価格に造成費相当額を加算したものを評価額とし、一般の宅地や雑種地とは価格差を設けております。篠山市全体の課税状況ですが、平成21年度に農業用施設用地として評価課税したものは、筆数で89筆、面積で3万438平方メートル、評価額で8,710万円となっておりまして、税額にすると75万円ぐらいになります。


 今後ともこの農業用施設用地につきましては、土地の使用用途による適切なる評価をしていきたいと考えているところであります。


 次に、最後の美しい景観を持っている篠山市の農村景観をどのように位置づけていくかということでありますけれども、篠山市の農村景観は、先日の景観まちづくりフォーラムでも講師の西村先生が「都市部から1時間の距離でこれだけの農村風景が残っているのは大変すばらしく奇跡的だ」ということで、大変高い評価をしていただいたところでありますが、これらの農村景観を守っていくためには、その日にパネリストとして御出席をいただいた神吉先生という京都大学の先生が、「やはり強い農業をつくることが必要である。担い手不足の中であるけれども、Iターンとか、このような農地を守りたいという人がたくさんいる。今の若い人はやりがいのある仕事、やりがいのある土地を求めて来るんだ」というお話を聞いたところでありまして、このように農村景観を守ることは、等しく農業を守って、その振興に努めていくということだと考えておりまして、そのような方向で取り組んでいきたいというふうにしているところであります。


 以上です。


○議長(足立義則君)  17番、渡辺拓道君。


○17番(渡辺拓道君)  アグリプランの改定ですけれども、少々おくれているというようなことですけれども、10月中にパブリックコメントというようなお話を伺いましたので、これ以上おくれるようなことがないように進めていっていただきたいというふうに思います。


 それからゾーニングマップなんですけれども、ゾーニングマップ、実際市長の説明をいただいたんですけれども、参考程度にしか、農地調整の利用権設定等の参考程度ぐらいにしか使えていないというようなことですので、もう少し活用方法については検討する必要があるのではないかというふうに思います。またそれについて、ぜひ検討していただけたらというふうに思いますので、それについてちょっと一言コメントいただけたらと思います。


 それから、元気な農業者の定義ですけれども、基本的に大規模、あるいは集落営農以外の農家さんすべてを指すというふうに受けとめさせていただいたらよいということなのでしょうか、ということを確認させていただきたいと思います。


 それから、固定資産税の評価なんですけれども、固定資産税の評価89筆の部分がかかっているということですけれども、実際これは本当はもっとあるというふうに思っているわけなんです。特に、危惧しているのは、農家の敷地内にあるというようなことで、ここは敷地、航空写真から見て、ここは続いてるから農家の倉庫的な物だなということで、宅地で課税されているんだけれども、実際問題、作業場、かなり法人に近いような形をされて、経営をされていて、どうしてもその経営上必要だというような施設が、これ現実的にはあるというふうに認識しております。


 ですので、その農家の敷地内は宅地という部分については、もう一度これはしっかりと現地の確認をしてもらう必要があるのではないかというふうに思っておりますので、それについて、調査をする気持ちがあるかどうかというようなことをお願いします。


 それから、最後のアグリプランと景観の関連ですけれども、ぜひともアグリプランの中にも、どういった形でその景観計画の関連があるのかというようなこと、または、景観計画の中の方にもアグリプランとどういう関係にあるのかというようなことは、明示をしていただけたらありがたいかなというふうに思います。


 何点かにつきまして、もう少し説明を願いたいと思いますので、よろしくお願いします。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  農業施設用地の評価につきましては、御指摘をいただいておりますので、もう一度調査をさせていただきたいと思います。


 それから、アグリプランの中での農村景観の位置づけというものもしていきたいと考えます。あとは森口部長からお答えします。


○議長(足立義則君)  森口まちづくり部長。


○まちづくり部長(森口寿昭君)  それでは、1点目のゾーニングマップの活用ということです。今ゾーニングマップを作成しておりますが、議員御指摘のとおり、内部調整といいますか、利用権設定の資料として使っているというようなところでございまして、今後はそのマップの利用について検討していきたいと思いますが、特に認定農業者の農地集積というのを主に考えた中でやってきておりますので、その辺のところも含めて、またグルーンファームとの調整もございますので、その辺のところも含めて活用していきたいというふうに思っています。


 それともう1点の元気な農業者はどういう人たちかということなんですが、市長の方も言われましたように、1点は認定農業者ではなく、それぞれ農業を頑張ってやっていただいている方ですね、その方なり、また退職して帰られて、また農業を頑張ってやっておられる方、また、一つは農村ボランティアの中で、それぞれ都市との交流の中で、今7地区ぐらいで交流がありますが、そういう方々も篠山に定住されて、農業をやっておられますので、そういう方も検討していったらどうかというふうに思っています。


 それと新規就農者ですね、この方々についてもそれぞれ問い合わせ等はあるんですが、なかなか定着というのは少ないようでございますが、その辺のところも視野に入れた形で位置づけの方、組み立てていきたいというふうに思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  17番、渡辺拓道君。


○17番(渡辺拓道君)  時間がないんですけれども、もう最後にその元気な農業者の部分の定義といいますか、そのあたりのとらえ方だけちょっと思っていたのとは違う答弁だったので、今の部長の答弁でしたら、農業にかかわりがある農業者、あるいはそういった農的な取り組みを行っている組織とか、そういったものまで含んだ広い概念だというふうにとらえさせてもらったらいいわけですか。


○議長(足立義則君)  森口まちづくり部長。


○まちづくり部長(森口寿昭君)  今言いましたように、要するに、基本的には個人的に1人で頑張っていただいている農業者ということになるんですけれども、例えば、その地域の中で農村ボランティア等で活動していただいている。そういう方の中で、やっぱり篠山に残って農業をしていきたいという方も当然出てくるというふうに思っていますので、そういう方についても、元気な農業者の中で位置づけていってはどうかというふうなことで考えております。


 以上です。


○議長(足立義則君)  17番、渡辺拓道君。


○17番(渡辺拓道君)  そのあたりちょっとまだはっきりしない部分があるわけですけれども、そのあたり改定までにしっかりと「元気な農業者」とはどういうものであるか、それに対してどういったような対策が、支援策ができるのかというようなこと、10月のパブリックコメントまでにしっかりと詰めていただきたいというようなことをお願いいたしまして、私の質問を終わります。


○議長(足立義則君)  通告7番、林 茂君。


○4番(林 茂君)(登壇)  4番、林 茂です。議長の発言許可をいただきましたので、通告に基づき質問いたします。


 質問事項は3点。1点目、市内の河川は水害に耐えられるのか、見解をお聞きしたい。


 先ほど大上議員からも質問がありましたけれども、集落により多少の違いはありますが、多くの河川が土砂の堆積とか、雑草等が生い茂り、川底が相当高くなっており、従来程度の増水でも被害が予想されます。各自治会の申告とか調査により実態を把握し、計画的に優先順位をつけて、危険な箇所から堆積土砂の撤去を図られたいと思います。


 2点目、東部地域の活性化政策についてお尋ねします。


 市内周辺部、とりわけ東部地域は西高東低とよく言われているように、少子高齢化、過疎化が進んでおります。今後どういう政策で活性化を図ろうと考えていらっしゃるか、お聞きしたい。


 先ほど渡辺議員の方から人口問題について、提言というんですか、そういうあれがありましたけれども、実際、これはこの国の抱いている大問題なんですね。それが国民として国としての共通認識ができていない。そして、そのことも皆が希望がないとか、いろんな形になってきている。だから、それを国が政策的にどうするのか、やっぱり国策として、壊滅的な本当に破壊的な創造というんですかね、そういう曲がり角にあるんじゃないか、そういうことが思われます。


 それとやっぱりそういうどうしても担税力が落ちてくるわけですから、その中でやはり税金で生計を営んでいる人がやっぱりその辺の対応を考えていかないかんというのは、これからの大きなテーマじゃないかと思います。


 参考までに、日本の人口ですね、121年前、明治20年といいますから、ちょうど121年前は約4,000万人、日本の人口は4,000万人。そのときに、兵庫県は150万人ですね。3分の1弱。篠山のデータは出ていませんけれども、多分1万5,000人か2万人ぐらいだったと、こういう状況です。だから、それほど心配することはないということで、それに沿った政策が今後求められていくと、これは日本の大きな問題じゃないかと思います。


 ちょっと横道にそれましたけれども、3点目、道の駅の設置についてお尋ねします。


 篠山市内には道の駅と言われるものが一つもございません。隣接する丹波市には二つ、京丹波町、南丹市、猪名川町等にはおのおの道の駅があり、篠山市としてその設置についてのお考えをお聞きしたい。


 以上、この3点、この場から質問を終わります。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、林議員からのまず1番目の市内の河川は水害にたえられるのか、堆積の土砂で川底が相当高くなっているけれども、どうなっているのかという御質問について、お答えいたします。


 市内の河川と言いましても、県が管理する河川と市が管理する普通河川、それから、農業用の水路といったものを全部合わせて、一応川、河川と総称しておりますけれども、県の管理河川も市の管理河川も堆積土砂については、一応川の断面の3割程度がたまった場合に、これを除去するという、この基準で運用をしております。この根拠は何かというと、通常の河川の整備計画は、普通の雨が降った場合の水でしておりますけれども、これより大体3割ぐらいは余裕を見てあると。3割ぐらい余裕を見て、それを超えればあふれるという、こういうふうな大体の大ざっぱですけれども、そういった計画になっておりますので、それをもとに大体3割という大まかな基準を設けてやっております。


 ただし、市の管理河川がそこまできちんと河川の水量を計算しているかというと、なかなかそうはなっておりませんので、実際には地域から堆積土砂の除去の要望を受けた場合に、現状を見まして、この必要性の高いところから、順次しゅんせつをしているところであります。


 今回の水害を見ましても、できるだけそういう除去をすべきだというふうなお考えはもっともでありまして、参考にですけれども、平成18年に豊岡の方で大きな水害がありました。あのときに、篠山川も実はもう非常にぎりぎりのところまで来ていたのではないかというふうに見ておりまして、京口橋で大方あふれるような危険があったというふうに思っております。その当時、兵庫県におきまして、篠山川の上流部から堆積している土砂をできるだけ除去をしていただいたというふうな経過がありました。


 市の管理河川は大体山の方からその大きな、例えば篠山川に流れ出るところですので、やはりその被害が大きくなるのは、いわゆる人家があるところ、人家が密集しているところで、大きな河川ということが中心になりますので、そういったところを中心に、今後市の方もまた県に要望していきたいというふうに考えているところであります。


 以上です。


○議長(足立義則君)  4番、林 茂君。


○4番(林 茂君)  4番、林です。


 今御回答いただきましたけれども、大丈夫かどうかということについては、お答え願ってないので、またお願いします。


 ちょっと余談になりますけれども、9月5日の土曜日に、「災害に強いまちづくりフォーラム2009」ということで、災害に強いまちづくりプロジェクトチームが9人で、そういうフォーラムを開催してもらいました。それで、消防団の人初め、たくさんの方がお見えになって、そういうフォーラムを行われて、その中で中越地震の稲垣さんかな、非常にこういう部局横断的なプロジェクトをやっているということは、非常にすばらしいことだと、こういうお褒めがありまして、これはやっぱり首長さんがすばらしいんじゃないかと、こういうことを言っておられましたので、ちょっとよいしょしておきます。


 ただし、その中で問題なのは、後のね、災害が起きた後のやっぱり人と人のつながりがどうだとかいう、そういう方になっていって、ハード面の災害が起こり得る可能性、私が思っているのに、相当高い内容なものね、先ほど言いましたけれども、仮に1割増し、2割増しに増水すれば、今までと違って、河川の幅は広くなっていますけれども、堆積してどんどんどんどんどういうのか、水の流れるところが少なくなっていくとかね、そうすると、高い低いがあれば、弱い方へどんと流れていく。そしたら、河原から見ていますと、それは県の管理なんですけれども、川の真ん中に土手の中にねむの木が、この10センチぐらい、5メートルぐらい高さのあるねむの木が川の中に入っているわけですね。そりゃ緑だからどうかは知りませんけれども、そういう状態になっているのがどんどんあります。カヤだとかヨシとか、ああいうのがどんどん生えてきて、景観とかそういうのだったら、まず政治の原点というのは治山治水だと思うんですね。そういうのをきちっと管理、県の管理だとか、市の管理だとか、それはいろいろあると思いますけれども、それはやっぱり篠山の川ですから、それは県なら県に申し出たり、そういうことで、自治会なんかでも一斉に要望というんですか、そういう要望じゃなくて、一回調べてほしいと。自分らも調べるけれども、そういった形で、仮にゲリラ豪雨だとか、そういったことが出たときに大丈夫かと、そういう形で危機管理をね、きちっとしておいてもらわないと、従来以上のもう異常気象だとか、山自体に保水力がなくなっていますので、それは今までの従来の発想で、側面の3割だとか、3分の1だとかいう、それがだんだんだんだん通じなくなってくると思うんです。


 だから、自治会の方もそういう危惧を相当されている地域もあります。そうでない地域もありますし。その上、ため池がその集落の上にあるような場合に、どんどんどんどんため池が破壊するというんですか、それが崩れたときにどっと水が出てくる可能性がある。やっぱりそういう崩れるということは、雨が降ったときじゃなかったら崩れないから、そういったことも調査を含めて、まずそういう水害に遭わないような篠山市をきちっと、環境も、そりゃ景観も大事です。だけど、もっと大事なのは、その政治の原点で、いろんな弊害が起こり得る可能性が、私は強いと思うので、その辺のところをきちっとこれからやっていただいて、まずそういう危険箇所、篠山市の管理する河川、それは220ほどあるようですけれども、その辺まずチェックして、それから自治会だとかいろんな人の力も借りながら、そういう堆積のひどい箇所だとか、被害が予想される農地だとか人家だとか、そういったところから、仮に幾らかでも基金でもつくって、5,000万円とか1億円の基金でもつくって、毎年計画的に危険箇所からやっていくと、そういうことを要望し、提案しておきますので、ぜひよろしくお願いいたします。


 だから、危険箇所が認識されているのだったら、されているということで、大丈夫だったら、大丈夫ということでお答えを願います。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  危険箇所はあるかと、大丈夫かということですが、なかなかお答えしにくいんですけれども、大丈夫とも言えませんけれども、予想外の今の雨が降れば、恐らく日本どこでも大丈夫というような地域はないのではないかというふうに思います。


 その大丈夫という意味が、絶対大丈夫とはまずあり得ないわけでありまして、できるだけ私どもとしては、その被害が出ないように、最大の努力をするということでないかと思います。その努力をするのは、一つは河川整備ということで、今御指摘いただいているようにできるだけ河川の断面を広くとって、水が流れるようにするということ。しかし、ちょっと考えていただいたらわかりますように、上流の小さな河川の流れをよくすると、その下の大きな河川がすぐにいっぱいになると。そこがいっぱいになるとその下がまたすぐにまたいっぱいになるということで、結局はその都市部で大きな川のはんらんが起こるという、こういうふうな構図になっております。


 したがって、自分ところの地域を守るということと、本当に地域全体、もう社会全体のこの水害を守るということとは、非常に相容れないところがありまして、先ほども大上議員の質問にお答えしましたが、昔はもう自分ところの水を一刻も早く下流に流すんだと。だから、三面板にして、川を直線化にしてすとんと流してきたわけです。自分のところは流れればいいんですけれども、その下ですぐついてしまうわけですね。それがずっと海まで流れていけばいいですけれども、それが無理なので、どこかで、特に下流の都市部で大はんらんを起こしてしまうということから、最近では、もうそれには無理があるということで、総合治水ということで、川は全部川に閉じこめて、水を海まで送ることはもうこれは不可能であるということで、国の河川審議会も治水対策を大きく転換して、ある程度のはんらんは覚悟しながら、何とか流していこうということで、山であったり、ため池であったり、田んぼであったり、貯水池を設けたりと、こういったいろんな方法で、とにかく大きな被害を防いでいくという、こういう方法をあわせてとっている方向にしております。


 それとともに、先ほどもお答えしました、やっぱり防災マップであったり、いざという場合の避難であったりというような方法をあわせてとっていくということが、どうしても必要でありますので、篠山市においては、危険箇所をもう一度点検し、数を合わせて、こういう対策をとっていくということで、もう一度ですね、しっかりと取り組んでいきたいと思います。


○議長(足立義則君)  4番、林 茂君。


○4番(林 茂君)  ありがとうございます。従来とはちょっと違っている、だんだんだんだんアシとかいろんな物が堆積して、それがずっと川底を上げているので、その辺のところを、新しくつくるときはそういうあれでもいいですけれども、従来ある川をどんどんどんどんその堆積しているのを、そのままこちらがいいって、下に流さないようにして、どっか篠山市の中に水をみんなためておいたらええやんというような現状ではないと思うんですね。やっぱりそれは自然の流れに沿うような形が現状できていないところがたくさんあると思うんです。それをやはり自治会の協力も得たり、それから、まちづくりの方でもそういう調査をして、3分の1でも流れてきても、ここが詰まってきたら、上から流れてこないところがたくさんあると思うんですね、各集落見てみれば。支線の方から本流に流れるところがね。そういうことも、現状もきちっと認識していただいて、ある程度、そういう除去費というのを、基金的な形で年間、それから危険な箇所から順次計画的にやっていくという、こういうことを特にお願いいたします。ちょっとまちづくり部長、そこら辺のところを。覚悟のほどお願いします。


○議長(足立義則君)  森口まちづくり部長。


○まちづくり部長(森口寿昭君)  今の林議員さんのお答えでございますが、市が管理している河川は221もあるということで、通常の管理というのはなかなか難しいところがございますが、その堆積状況の確認もしているということですが、それは地域要望の中で確認をしているということが大半でございまして、その辺のところも踏まえて、道路パトロールさんとも連携した中で、市内の河川の状況というのを把握をさせていただきたいというふうに思っています。


 あと危険なところからの改修ということで、財源も要ることでございますので、その辺はちょっとうちの部だけの判断ではなかなかいけないというふうに思いますので、また関係部局と協議しながら、調査していきたいというふうに思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、林議員からの2点目についてお答えをいたします。


 2点目の東部地域の活性化対策についてであります。太古の昔、篠山盆地一帯が湖沼であった時代、私たちの祖先はその周辺で生活していたものと思われますが、この地に最も早く人々が住み着いたのは、現在の篠山市東部の地域であったと伝えられています。以来歴史の歩みの中で篠山地方は、大和、山城という都から延びる山陰道の要衝の地として発展し、特に、東部地域は県内第2の規模を誇る雲部の車塚古墳や、中世における一大拠点となりました八上城、宿場町として栄えた福住の町並みなど、数多くの地域資源を今に伝えています。


 しかしながら、明治以降は鉄道や主要道路が神戸、大阪方面に向かうようになったために、東部地域において次第に人口が減少していき、御指摘のように、この活性化を図ることが篠山市にとりましても大きな課題となっています。


 現在の総合計画では東部地域は、篠山川に最上流の地域であり、筱見四十八滝やチルドレンズミュージアム、ささやまの森公園などの自然活用型の交流資源が分散立地しており、国道173号と372号が交差する、東の玄関口と位置づけられています。そして、その整備方針としましては、丹後、京都、阪神地域との連携により、近畿レベルの自然、産業系体験交流地域としての整備を図るというふうにされています。


 東部地域には、今申しましたように福住の街道集落、大芋の農村集落など多くの資源があります。特に、福住地域におきましては、現在国の伝統的建造物の保存地区の選定を目指した取り組みをしているところであります。また、この東部地域は、大変人々が温かいところで、地域のいろんな取り組みが多く見られるところでありまして、日置のまちづくり協議会、福住のまちづくり協議会、村雲のまちづくり協議会、それぞれ活性化に向けて頑張っていただいておりますし、大芋では小規模集落元気作戦、こういった取り組みをしていただいておりますし、また小学校が廃校になります後川、雲部におきましては、この後どうなるんだという大きな地域の危機感もありまして、この議会に提案させていただきますように、アドバイザーなどの派遣等を通じて、地域の活性化の支援をしていきたいと考えているところであります。


 また、福住地区には農耕団地が予定されております。宮代とか曽地中では、企業の方と一緒の森づくりも進められておりますし、井戸知事も今後は京都丹波との協力関係といったことも言われておりますので、こういったことも含めて、今後とも地域の皆さんとともに、東部地域の活性化に篠山市としても全力で努めていきたいと考えているところであります。


○議長(足立義則君)  4番、林 茂君。


○4番(林 茂君)  活性化に前後して、具体的な政策とかそういうのは、市として取り組むべき政策というのは出てこなかったようなんだけれども、例えば、政策優遇というのは、これ非常大事だと思うんですね。東部に限らず、周辺部に引っ越してこられて、住まわれたら、5年間に限り水道料金は半分にしますとか、固定資産税も半額にしますとか。だから、そこで農業に新規に従事していただければ、それだけ、今ちょっとした制度はありますけれども、何年かはちょっとそういう農業のあれを負担しますとかね、やっぱりそういうある程度の優遇策というのは、今してほしいと言っているわけじゃないですよ。だから、そういう政策をその優遇できるような形を持っていかないと、結局スローガンも掲げただけじゃないかという形になってしまうので、だから、東部は確かにまちづくりだとか、いろんなことでは住民はいろいろ何とか苦慮しながら、頑張られていますけれども、その辺のところも政策優遇、考えられているとは思いますけれども、ただ単なるそういう県のあれだとか、交流とか、そういうことだけじゃなくて、これは日本全体、篠山市全体のあれでもあるんですけれども、そういったものを実際にやっていただく。市長はよく東部の時代だとか何かおっしゃるけれども、その時代にふさわしいそういう対策、優遇策ですかね、それをやっぱり考えてほしい。


 それと、ハートピアの北条団地でも、そのまま前に進んでいないけれども、あそこに住むなら住むで、そういう優遇策だとか、そういった形を出すとか。それから東の方は中心にいらっしゃる方はもうほとんど想定できないでしょうけれども、どんなところに来るのにも、やっぱりガソリンたいて行かないかんし、そういうのはずっとついてまわっているわけね。奥土居議員も東部の方はちょっと考えないかんという話もしてくれましたけれども、そういうような形、例えば、アライグマを捕まえて、捕まえたけれども、川代まで生きたまま持ってこいというような話があるわね。それだって、往復1時間はかかります。生きたまま持っていって、それではい、そうですか、焼却しますと。そしたらガソリン代がとか、いろんなそんな細かいことは別ですけれども、そうすると、埋めてしまおうかと、水の中につけてしまおうかというようなことになるし、そしたら法的違反の形にもなりかねない。それはやっているとは言いませんよ。そういうような形にもなる可能性があるわけ。そうすると実態把握ができない。やっぱり車代ぐらいは遠いところの人はやっぱりそういう配慮をする。それは猟友会との絡みもあるでしょうけれども。


 そういうことで、やっぱり打てる政策はね、やっぱりそういう周辺部、東部に限らず周辺部はそれだけ支所の機能も低下しているので、住民サービスが低下した、低下した言うけれども、篠山市内の中心部におる人は何も低下していないわけです。全部周辺が犠牲になっているわけですね。だから、そこらのところも十分配慮しながら、政策は進めていってもらいたい。そのように思います。コメントがあれば。


○議長(足立義則君)  金野副市長。


○副市長(金野幸雄君)  今何点か分離できる項目が出てきたというふうに一つ思いました。要するに優遇策を講じるということであります。一つは優遇策ですね。今おっしゃったようなことも含めまして、そのような優遇策を講じられるのか、これは検討したいと思いますが、なかなか歳入が減るような施策は打ちにくいという状況にありますが、そのことも踏まえて、検討をさせていただきます。


 あと今言われた、最後に言われたことは、シビルミニマムにかかわるようなことであると思います。皆さんが普通に困らずに生活ができるということで、このたびの予算で、獣害対策なども一定の施策を講じさせていただいたわけですけれども、同じような考え方で、シビルミニマム達成のための施策を打っていく必要があるのかなというふうに感じました。これも引き続き、具体的に検討させていただきたいので、御指摘の事項があれば、おっしゃっていただきたいというふうに思います。


 それと最後にやっぱり地域の魅力をつくって、それを発信すること、また、事業を展開することで、地域の活性化を図っていくと、これが一番重要なところかなというふうに思います。このあたり3点、今申し上げましたけれども、総合的に考えていくと、総力挙げてやっていくと、そういう意味だということで御理解ください。よろしくお願いします。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、林議員の3点目の道の駅についてであります。


 篠山市には、御指摘のように道の駅というのはありません。日置バイパスが計画されたときに、日置地区の皆様がバイパスに道の駅をということを計画されて、いろいろ視察に行かれたりということを覚えているんですけれども、その後どうなっているかということを調べましたら、話が途中で打ち切れてなくなってしまったということで、結局今のところは篠山市にはありません。


 今現在、福住のまちづくり協議会の皆様が何とか道の駅をつくれないかといった検討をしていただいております。篠山市にしましても、今ありませんので、できるならばと御支援をしていきたいというふうに考えるんですけれども、この道の駅という以上は、一定の水準以上のサービスを提供できる休憩施設を登録するということになっておりまして、農産物直売所とか食材供給施設とか、観光案内施設とか、こういったものが必要になっており、これがなければ、道の駅とは言えないというふうになっているようであります。


 例えば、福住の皆様がどういった施設を望んで整備をする必要があるかといったことを、今後協議をさせていただきたいというふうに思いますが、例えば、こういった施設をみんなそろえようとすると、国の補助はあったとしても、残り地元負担というのが伴います。これについて、やっぱりそこそこのお金が必要になってまいりますので、今の篠山市の状況では、これを篠山市がというのはなかなか難しいですので、じゃあ地域が負担できるのかといった、こういうような問題となっておりまして、こういったことも合わせて、地域でどうできるのかということを相談させていただきたいというふうに思います。


 以上です。


○議長(足立義則君)  4番、林 茂君。


○4番(林 茂君)  市長、あのね、東部の活性化とか、東部に持ってこいというわけではないんだけれども、一応道の駅の性格的なものが、味土里館が西にありますわね。そういったものの一応割と人気が出ていっています。やっぱり農都宣言とかそういう農業が基幹産業だということでしたら、東の方は特にお米とかそういうことがおいしいらしいです、やっぱり。僕が言っているわけじゃないんですけれども、そういう評価があるので、やっぱり篠山市として地域がやってもらって、相談ということじゃなしに、強い姿勢を出してもらって、条件がそろえばやりますよというような形でやれば、皆さんもそうやってやってもらえるんだったら、何とか署名でもしようじゃないかと、こうしてちょっと頑張ろうじゃないかという、そういう雰囲気になると思うんです。


 だから、今現実に猪名川あたりで道の駅ができました。あれで1,000万円以上年収上げている人がどんどんどんどん出てきているらしいです、現実に。僕が個別に出会って、そうですかって確かめたわけじゃないですけれどもね。それだけ、春日のばあちゃんの里ですか、あそこでもどんどん一生懸命農業に取り組んでやっているという、そういう元気な、それこそ元気な農業人が出てきているらしい。それは、結局はそういうことを積極的にやっぱり政策として出す、こういうことをやって条件がそろったら何とかしようと、お金は要ります、確かに。地元もある程度は出す、負担は覚悟はしているようですけれども、福住だけにとどめることなしに、オール東部だとか、オール篠山でもいいです、それはね。


 だから、そういう拠点をちょうど372、173、やっぱり道の駅という以上は、交通量とかそういういろんなこともあるので、だから、市長がお金がないからどうやという、基金もあるんやから、そういう形で活性化をするように使わないと、ずっとためて、ためてして、10年先になったら、それこそ渡辺議員じゃないけれども、何も残らんで、市役所だけが残ったというようなことになりかねない。だから、打てる政策はやっぱり打てるときにやっぱり打つべきだと思う。今それをすぐやろうとか、そういうことじゃなくて、そういう形で地元も盛り上げるし、市の方もそういう形で農業振興を図ると、こういう姿勢が僕は必要だと思うんです。農業の都だ、篠山市の農業は日本一だと言っていても、道の駅一つないやないかと。丹波市には二つもあるやないかというようなことが僕はあると思うね。


 その辺、東の方の人も、全篠山の人もそういった道の駅については、やっぱり悲願的なものは持っておられるんじゃないかと思う。西はそういう味土里館があったりするから、176号線沿いにあと二つつくれば、それはいいですけれども、そういう格好で、何か考えてもらう、そういう柱をね。それは僕は必要だと思います。それに対しての地元はこういう条件だったら、そうしてやるつもりだから、それを条件をそろえてよとか、そういう盛り上がりをしてよとかいうことになれば、それはやろうかという話になるし、地元が盛り上がっても、市長が今そういうような姿勢だったら、相談しますか、いや、ちょっとそれは金がないのどうの、これではそりゃ篠山市発展せんと、僕は思うんですよ、これは。そういうあれじゃないけれども、相談ということはよい相談にしようかということだと、私は解釈はするけれども、その辺のところはしっかり腰据えて、東部の活性化、本当におっしゃるのだったら、農業の都をおっしゃるのだったら、そういうことで、みんなが元気になるような、そしたら、それでやろうかと、今現実にあっちこっちで、ヤマメ売ったり何かして、本当にまとまりませんね。そのハートピアのあれでやっていた農業の人、土日だけで売っていましたけれども、猪名川にできたものだから、がたっと減ってきましたね、売り上げが。お客さんは適当にありますけれども、とてもそれは収益が上がるというようなあれじゃなくて、人と人との対面を楽しむというような感じの雰囲気じゃないかなと僕は思っているんですけれども、それはそれで生きがいかもしれませんけれども、活性化という話になれば、やっぱりそういった大胆でもないです。どこの市町でもやっている、兵庫県で今29か30ぐらい道の駅があるわけですから、篠山市にないというのも、逆におかしなぐらいでね、その辺のことは、ちょっと考え方を前向きに変えていただきたいと思います。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  私も前向きに考えてつくりましょうと、篠山市が支援しましょうと言いたいんですけれども、もう御承知のとおりの厳しい中で何とかやっていかないかんわけでありまして、林議員におかれましても、行財政改革調査特別委員会の委員長でお世話になって、十分承知していただいているところだと思いますけれども、したがって、その物をつくることで今の東部の方ではチルドレンズミュージアムをどうするかということですら、頭を悩まして苦労しているわけです。そこで次にぼんと、できるわけがないわけで。本当にできるわけがないと思います。


 ですから、今あるものを私たちはいかに生かしていくかということを考えないと、先ほど渡辺議員が質問されましたが、この高度成長でどんどん収入が伸びて、物をつくって、多少の借金やっていくというのが頭に、林さんもこびりついているわけですね。こびりついているわけです、その成長志向がね。そうじゃない。今これだけのものがあるわけでありまして、そのハートピアセンターとて、あそこで青空市をやっている。あそこをもっと充実させるとか、福住のその土地があれば、そこを何とか活用して、福住でつくっても、多分持ってくるのは福住だけですわ。違いますか。そこを活用して、どういった方がいいかはやっぱり相談させてもらいたいというふうに思います。


 だから、福住はそうじゃなくても、伝建の今調査をして、これが認められたら、伝建のお金もつけていかないといけません。農耕団地とて、あれも話が決まれば、また大きなお金をかけて整備をするものが出てくるのではないかと思います。私たち篠山市としては、そしたら、どれにわずかなものをかけて、今後の篠山市のために使うかということでありまして、林議員が地元のことを大事に思われる、これは議員として私は当然のことではあるとは思いますが、その上で、しかし、今あるものをできるだけ生かしつつやっていくと。だから、同じ農産物の販売所をつくるにしても、またそれをどうするのが一番効果的かということを、相談させてもらって、今言いましたように、東部はたくさんよいところがありますので、これを生かしていったらどうかと思います。


 例えば、ささやまの森公園にしましても、すでにできていますね。しかし、地元の人は行っておりますかということなんですね。それほどね、だから、今ある資源をやっぱり活用するといったことの方向に頭も入れていただくということも大事じゃないかと私は思うんですけれども、というふうに考えています。


○議長(足立義則君)  4番、林 茂君。


○4番(林 茂君)  成長志向、僕はそういうあれじゃないんですよ。成長志向をしているわけじゃない。先ほど言いましたように、その人口減少に備えてのそういったのは、みんなが曲がり角に来ている認識がないということを僕は言っているわけですよ。そしたら、そういう何もしないって、活性化というんですか、やっぱり農業を今確かに福住だけを僕は言っているわけ違います。福住だけだったら、やっぱりそれは無理です、あれは。だからオール多紀とか、オール東部とか、そういう皆が農業をしている人が、こういう形になれば計画的にもっと米だとか、黒大豆だけじゃなくて、ブドウとか栗だとかいろんなことをしていますけれども、また変わったこれを新たな篠山の特産物をつくろうじゃないかと言って、そういう方向になるんじゃないかと思うんですね。今、それは味土里館へ行っている人もありますけれども、東の方の人はそうでもない部分があるので、だから、一つの政策誘導いうか、動機づけですかね、そういう形をしないと、宣言してされていることは立派なことなんだけれども、そこに対するそういう資金の投入というのか、配分とかいうのも、交換的に誤っているわけでも何でもないんですけれども、そしたら、そういう元気にやっていこうというみんなの意思の一つのあれができるんじゃないかと思う。


 今、篠山の東部の方の三熊だとか、あっちの山の方の米がおいしいとかいって、結構ネットで売れたり何かしていますけれども、そういった流れが篠山の観光にお見えになった、篠山市内に来られた方が東にこういう道の駅とか、そういうものもおいしい物があるとかいうことで流れをつくる一つのきっかけになると思う。


 だから、そういう意味で考えてもらうということで、条件整備をもっと地元だとか、オール多紀とかオール東部とかいうのか、オール篠山の農業者のあれでもいいですけれども、そういった形で盛り上げるか、そういうあれは必要ですけれども、市長はそういうことで、それは無理ですわと言われておったら、それはやっぱり盛り上がりもできないし、しょぼしょぼとなってしまうと僕は思うんですね。だから、せっかくそういう形でこの前、美山町へもついていってあれしていますけれども、美山はその辺の農業の跡地とかは、町で買ってくれて、そこで会社運営しているとか、いろんなケースも、一緒に20余りで行ってきましたけれども。だから、そういう姿勢がみんなを元気にさすんじゃないかと。僕は行革の委員長をさせてもらっていますけれども、それとこの使い方の分は別だと思う。それを問い詰めても余り言うつもりはないんだけれども、そういうことで、ぜひ発想を前向きにしていただいて、そういうある程度の条件がそろえば、そういう方向でも切り出そうかということでひとつよいコメントをお願いします。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  私は発想が後ろ向きでも、下向きでもないわけです。前向きに行っているわけです。前向きに行っているけれども、言われて、はいはいとは言えませんということを言っているわけであって、道の駅をつくりますから、市もつくってくださいと言われても、そうですねとは言えませんと。それは今ある施設を活用して、どんなものでどうして、できる範囲のことはそれは協力はさせていただきますので、相談をし、できることの支援をしていきたいということであって、それを篠山市がつくりましょうとは、なかなかですね、言えるものではありませんので、まずそういうふうな相談をさせてもらいながら、どういった支援ができるかを検討させてもらいたいと思います。


 福住は割と、お金を持っているところがありますので、資金は市には迷惑かけないといったことを私聞いたことがありまして、期待もしているんですけれども、いずれにしましても、今回の獣害の基金でも、それは念頭に置いているのは中部、東部ですね。そういう村が小さくて、手当ができないところを念頭に置いてやっておりますので、前向きに取り組んでいるんです。しかし、一から百まではできませんので、より必要なもの、より効果的にやっていきたいということです。


○議長(足立義則君)  4番、林 茂君。


○4番(林 茂君)  そしたら、部長、どういうような条件が整ったら、その部長として市長に何とかこれは篠山市のあれですから、場所は別にいいですよ。場所はいいけれども、道の駅の一つぐらいしましょうという、そういうのをちょっと私見でよろしいので、ちょっとお答え願いますか。


○議長(足立義則君)  森口まちづくり部長。


○まちづくり部長(森口寿昭君)  もう市長の方がすべてお答えを願ったというふうには思っておりますけれども、この話は福住のまちづくり協議会の皆さんからもお聞きをしております。また、地域振興部会の中でも協議がなされているということは聞いておりますけれども、ただ、道の駅ということになりますと、やはり今市長が言いましたように、一定の要件ということで、相当な広範囲な土地を含めて、資金的にもたくさん要るということでございまして、まだ国交省の補助が中心になりますけれども、そんな中で整備をするということもなかなか難しい状況だというふうに思っておりますが、ただ、この間もまち協の人と話してきた中で、前の福の里の土地ですね、あそこは従来から農産物の直売所をやっていたということをお聞きしていたんですけれども、この間も行かせてもらったら、もうしないんだというようなことも聞きましたので、要するにこういう施設、どういう施設をするにしても、やっぱり地域の方がどういうふうにそこへやっぱり参画して、かかわっていくかということと、本当のやる気といいますかね、やっぱりそういうことが一番大事だと思いますので、その辺また含めて、また地域の方といろんなお話もさせていただいて、本当にどんな施設が必要であるかということも含めて、御相談をさせていただきたいなと思っています。


 以上です。


○議長(足立義則君)  4番、林 茂君。


○4番(林 茂君)  ありがとうございました。現状ではまだそこまで一応こういうことでやろうじゃないかということで、福住のまちづくり協議会が、財産管理組合がありますので、それを中心にということで、今されているだけで、まだオール多紀とかそういうあれまでの広がりは見せてないので、私はみんなが、農業の人が元気になるとしたら、75歳の人でも80歳の人でも、ちょっとあそこの道の駅で売ってみようかなとか、あそこはよく売れるらしいでというようなことで元気になってくるあれがなると思います。そうすると、篠山の道の駅で出せるのだったら、あそこでこういう物をつくろうということで、その農業の参入者とか、そういうことも来やすいんじゃないかと思うんですね。そうしたら、東部だとか周辺部で新たに農業をしてもらったら、3年間ぐらいは100万円か200万円ぐらいでもちょっとなれてもらうまで何しましょうとか、そういうことは無理だと思うけれども、そういう政策でも打っていったら、活性化いうのか、そういう元気な農業者が誕生してくる。丹波市なんかでも80ぐらいの人がここでやらないとあかんということで、どんどんつくって、売っているんですわ、元気な人が。そしたら、ブドウなんかでも、大阪あたりから、ここのブドウはおいしいとか言って、来ているんですわ。そういうような形にやっぱりみんながなるような仕掛けが必要だと思うんですね。それはやっぱり地元の盛り上がりも必要だけれども、行政もそういう仕掛けをつくると、そうしたらお互いに盛り上がっていくと。そしたら、元気な篠山市になるという。人口が減ってもね。それは減っても、元気なそういった形で、何もお金もうけばかりがすべてじゃないから、そういう生きがいとか、働きがいとか、そういう何か前に目標があれば、やっぱり希望も出てくると思うので、そういう面で特に皆さんに認識していただいて、そういう盛り上がりが来たら、やっぱり前向きにそういう事業も、篠山市からも今度4年ぶりに国会議員も誕生したことですし、その辺のところを、みんなが元気になる政策というのは、それは打っていったらいいと思うんですけれども、そういうことで、ひとつよろしく発想を前向きに、前向きでしょうけれども、余計前向きで頑張ってもらって、そういう認識は必ず何年かの間には篠山市には道の駅をつくるんだと、そういう気でいてください。よろしくお願いします。ありがとうございました。


○議長(足立義則君)  酒井市長。


○市長(酒井隆明君)  多紀地区においては、福住でも、村雲でも大芋でも、皆さん本当に積極的にまちづくり協議会でいろんな取り組みをしていただいておりまして、福住も2030人口倍増作戦ということで、一生懸命取り組んでいただいて、その中でこの道の駅なんかも考えておられますので、私の方は、本当にそういうのを大事にして、一緒になって取り組みたいという気持ちは十分持っております。できる形での支援をしていきたいと思います。


○議長(足立義則君)  以上で、本日の日程は全部終了しました。


 本日は、これで散会します。


 次の本会議は、あす17日、午前9時30分から開議いたします。


 どうもお疲れさまでした。


              午後 4時26分  散会








 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。





                       平成21年9月16日





                       篠山市議会議長  足 立 義 則





                       篠山市議会議員  國 里 修 久





                       篠山市議会議員  森 本 富 夫





                       篠山市議会議員  堀 毛 隆 宏