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兵庫県 篠山市

平成19年第58回臨時会(第1号11月 7日)




平成19年第58回臨時会(第1号11月 7日)





        第58回篠山市議会臨時会会議録(1)





           平成19年11月7日(水曜日)


              午前 9時30分 開会








 
〇出席議員(18名)


     1番  植 村 義 昌         2番  降 矢 太刀雄


     3番  吉 田 浩 明         4番  波多野 元 治


     5番  森 本 富 夫         6番  河 南 克 典


     7番  谷   貴美子        10番  酒 井 斉 祥


    11番  天 野 史 朗        12番  市 嶋 弘 昭


    14番  九 鬼 正 和        15番  植 野 良 治


    17番  岡 前 昌 喜        18番  西 田 直 勝


    19番  藤 本 忠 男        20番  足 立 義 則


    21番  市 野 忠 志        22番  小 林 正 典





〇欠席議員(2名)


     8番  松 本   孜        13番  岸 本 厚 美





〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名


  市長       酒 井 隆 明    副市長        金 野 幸 雄


  教育委員長    大 前   衛    教育長        河 南 秀 和


  代表監査委員   佐 圓   隆    総務部長       大 対 信 文


  政策部長     山 本 喜代治    会計管理者      三 原 喜十郎


  生活部長     田 中 保 昭    福祉部長       向 井 祥 隆


  保健部長     酒 井 松 男    産業経済部長     関 口 恵 士


  建設部長     円 増 幸 雄    公営企業部長     小 稲 敏 明


  教育部長     今 井   進    監査委員・公平委員会事務局長


                                 鷲 尾 隆 円


  消防長      大 前 良 太    城東支所長      松 浦 龍 司


  多紀支所長    山 本 晴 朗    西紀支所長      森 口 寿 昭


  丹南支所長    藤 本 貴 成    今田支所長      畠 中 純 一





〇議会事務局職員出席者


  局長       村 山 紳 一    副課長        時 本 美 重


  課長補佐     梶 村 徳 全





〇議事日程 第1号 平成19年11月7日(水曜日)午前9時30分開会


  第 1  会議録署名議員の指名


  第 2  会期の決定


  第 3  諸般の報告


       ・例月出納検査報告


       ・陳情書等


  第 4  行政報告


  第 5  発議第 4号 財源保障のための措置を求める意見書





                 午前9時30分開会


○議長(小林正典君)  皆さん、おはようございます。開会に先立ちまして、一言ごあいさつ申し上げます。


 朝夕めっきり寒さが加わってまいりました。きょうこのごろでございますが、議員の皆様には、極めてご健勝にてご参集を賜り、本日ここに第58回篠山市議会臨時会を開会できますことは、市政のためにまことにご同慶にたえません。


 また、議員各位には、9月定例会後、本日まで公私ご多忙の中、決算特別委員会をはじめ、議会運営委員会、さらには各種会合やイベント、地域行事への参加など、積極的な議会議員活動をいただいておりますことに、心から感謝を申し上げます。


 ところで、ことしの篠山の秋も「丹波篠山味まつり」をはじめとした味覚イベント、また第30回「丹波焼陶器まつり」など、丹波篠山ならではのビッグイベントが開催され、いずれも大変なにぎわいを見せ、魅力ある篠山市を内外に発信できたものと確信しております。それぞれのイベントの運営に、並々ならぬご努力をされました多くの関係皆様方に、心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。


 さて、本日の臨時会に上程されます案件は、議員発議による意見書についてでございます。議員各位におかれまして、何とぞご精励賜りまして、慎重にご審議の上、適切妥当なる結論が得られますようお願い申し上げまして、まことに簡単ではございますが、開会のごあいさつといたします。


 ただいまから第58回篠山市議会臨時会を開会します。


 これから、本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。





◎日程第1  会議録署名議員の指名





○議長(小林正典君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。


 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、10番、酒井斉祥君、11番、天野史朗君、12番、市嶋弘昭君を指名します。





◎日程第2  会期の決定





○議長(小林正典君)  日程第2.会期決定の件を議題にします。


 お諮りします。


 本臨時会の会期は、本日1日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。


             (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(小林正典君)  異議なしと認めます。


 したがって、会期は本日1日間に決定しました。





◎日程第3  諸般の報告





○議長(小林正典君)  日程第3.諸般の報告を行います。


 本日、議員発議として1件提出されております。お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。


 次に、監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、平成19年8月分の出納検査報告が提出されました。この写しをお手元に配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。なお、関係諸表は、議会事務局に備えておりますのでご了承願います。


 次に、閉会中に陳情書等6件が議長あてに提出されております。文書表とともに、その写しをお手元に配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。なお、この件につきましては、市当局において措置すべき内容でありますから、十分検討を加えられますよう、申し入れたいと思います。





◎日程第4  行政報告





○議長(小林正典君)  日程第4.行政報告を行います。


 市長から報告がございます。


 酒井市長、報告願います。


○市長(酒井隆明君)(登壇)  皆さん、おはようございます。


 秋も深まり、めっきり朝夕は冷え込んでまいりました。


 本日ここに、第58回市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、皆さんご健勝にてご出席をいただき開会をできますこと、市政推進の上からまことにうれしく思っております。


 それでは、報告に入らせていただきます。


 報告の第1点は、9月30日に行われました「第19回全国車いすマラソン大会」についてです。当日は、朝からあいにくの雨となりましたが、108名の皆さんが、秋の篠山路を駆け抜けました。今回も多くの市民の皆さんのボランティアによって、支えていただきました。この車いすマラソンを通じて、すばらしい感動のメッセージを全国に発信できたものと思っています。


 2点目は、ただいまも議長からお話がありました、この秋に行われました篠山の味覚イベントについてであります。篠山の秋は、一年を通じて最も活気あふれる季節となります。「丹波篠山味まつり」、「城東味まつり」、「丹南味覚まつり」、「味覚フェア・楽市楽座」と、市内4カ所で開催をされ、非常に多くの観光客にお越しをいただき、味覚の宝庫、篠山を存分に満喫していただいたと思います。


 また、ことしで3回目となりました東京「青山まつり」における「丹波篠山デカンショ特産市」では、黒豆をはじめ、特産品が本当によく売れましたし、この「花のお江戸」でデカンショ踊りを披露して、大好評のうちに終了いたしました。イベント、終わりましても、この10月、11月にかけて、多くの方がこの篠山に来ていただいておりまして、この多くの人の活気をこれからの地域の活性化、またふるさと篠山へ帰ろう・住もう運動につなげていきたいと考えております。


 3点目は、陶器祭りについてです。「丹波立杭焼陶器まつり」は、今回が記念すべき30回を迎え、10月20日、21日の2日間、陶の郷と今田支所をメーン会場として開催をされ、天候にも恵まれまして、本当に多くの陶器ファンでにぎわいました。これからもこの今田の郷が、陶の郷、陶芸美術館、ぬくもりの郷の3カ所の相乗効果により、ますます活性化につながっていくものと考えております。


 4点目は、姉妹都市交流についてです。10月の4日から15日までの12日間、姉妹都市提携35周年を記念して、アメリカ・ワラワラ市から30名の皆さんが、篠山にお越しをいただき滞在をされました。市内37件のご家庭によるホームステイを中心に、小・中学校生を含む幅広い市民の皆さんとの交流、友好コンサート、市内各地の見学、日本文化の体験など、多くの行事が開催され、これらを通して友好親善の輪がさらに広がり、実りの多い姉妹都市交流になったものと考えています。


 5点目は、篠山市功労者表彰についてです。去る11月3日、文化の日のよき日に、功労者表彰を行いました。本年度、功労者表彰をお受けいただきましたのは、故瀬戸亀男さんを含む自治功労11名、福祉功労20名、産業功労1名、スポーツ功労2名、そして寄附功労が3名の合計37名の方でありました。


 表彰式には、小林議長をはじめ、議員の皆様にも多数ご出席をいただき、花を添えていただきましたこと、感謝を申し上げます。


 6月1日には、篠山市では、善行者表彰も行っておりますが、篠山市は多くの市民の皆さんが、奉仕の精神、心温まる善意と功労によって、この篠山のまちづくりを支えていただいておるものと感謝をしておりますし、これからもこの市民の皆さんとともに、よい地域づくりをと考えております。


 以上、5点につきまして、報告を申し上げ、市長報告とさせていただきます。


○議長(小林正典君)  これで、行政報告は終わります。





◎日程第5  発議第4号 財源保障のための措置を求める意見書





○議長(小林正典君)  日程第5.発議第4号 財源保障のための措置を求める意見書についてを議題とします。


 議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。


 20番、足立義則君。


○20番(足立義則君)(登壇)  皆さん、おはようございます。20番、足立でございます。


 ただいまご上程を賜りました発議第4号、財源保障のための措置を求める意見書について、提案理由のご説明を申し上げます。


 我が篠山市は、平成の大合併の先陣を切って、平成11年4月1日、多紀郡篠山町、西紀町、丹南町、そして今田町の4町が合併し、多くの市民の期待はもちろんのこと、全国の注目を浴び、篠山市が発足をしたのでありました。


 早いもので、篠山市も誕生して9年目を迎えておりますが、新生篠山市の将来像を「住みたいまち ささやま 人と自然が調和した田園文化都市」と位置づけ、合併前からの緊急を要する行政課題であった市営斎場、清掃センター、また水資源確保のための県水導入事業や広域道路網の整備、さらには、中学校や図書館建設など、環境、教育、福祉、産業など、さまざまな分野において、課題解決のための施策について、積極的に事業展開を行い、その結果、都市基盤の整備はおおむね完了するなど、着実に合併からのまちづくりが進展を見てまいりました。


 しかしながら、その一方では、少子・高齢化の進行、また都市回帰の流れにあって、人口は平成13年をピークにして、減少傾向に転じ、ピーク時とことしの9月末現在を比較すると、減少数は約1,500人を超えております。


 さらに、長引く景気の低迷とも相まって、税収は伸び悩み、地域活力の低下が危惧されているところであります。加えて、国においては、地方分権の推進方策、とりわけ市町村合併と地方財政の充実確保を重点にした議論が深められる中、平成16年度から三位一体の改革が始まったのでありました。


 この改革は、国の財政再建を重視した、地方交付税の大幅な削減のみが先行し、全国市町村の財政運営を窮地に追い込んでおります。三位一体の改革によって、地方交付税の削減が篠山市に影響した額は、平成19年度までの4年間で見ますと、その累計額は44億7,000万円に上っています。この大きな減額は、今日の篠山市の財政に大きく影響し、合併以来進めてきた行財政改革では、とても追いつけない情勢下にあり、将来における篠山市の財政運営を考えますとき、市民サービスの低下はもちろんのこと、行政運営に支障が出かねないほどの厳しいものとなっております。


 行財政改革は、地方分権にあって、これからの地方自治体のあり方からすれば、当然必要なことではありますが、自治体運営に大きな支障を及ぼすような改革は、何としても避けなければなりません。つまり、市民の安全・安心な生活を確保していくためには、行財政改革にも限界があるということでございます。


 振り返ってみますと、篠山市が進めてきた行政課題の解決と町発展のために取り組んできた施設整備は、平成15年度末をもっておおむね完了をみたところでございますが、これら事業の推進の財源は、合併からのまちづくりを進めていく「新市建設計画」に基づいて行う事業に対し、その財源として借り入れることができる合併特例債などを活用して、事業の推進が図られてまいりました。


 特に、合併特例債の活用は、地方交付税が70%算入されるとは言いながらも、将来にわたり元利償還金がついてくることから、やはりしっかりとした財政計画に基づいて、特例債を活用していくことが最良であり、当時から執行者と議会においても、健全財政の堅持はもちろんのこと、施設整備がよりよい市民生活につながっていくのか、さらには、篠山市の発展につながっていくのかと議論を重ね、事業の展開が図られてきたのであります。


 篠山市が、合併からのまちづくりを進めているその一方で、先にも申し上げましたが、国においては、地方分権推進委員会や経済財政諮問会議においても審議され、平成14年に諮問会議から「骨太の方針」が打ち出されたのであります。


 その内容は、国庫補助金負担金の廃止、税源移譲、地方交付税の見直しをセットにした三位一体改革でありましたが、数値的には明確化されておらず、改革の全貌が明らかになったのは、平成15年の12月でありました。時既に、篠山市の主要事業がおおむね完成を見た段階でありました。


 篠山市においては、平成16年度予算編成の真っただ中に、16年度の影響額が判明し、今後予想される国の改革を予測しつつ、しかも、平成22年度から始まる交付税の一本算定による段階的削減に向けて、経常経費の削減はもとより、特別職の給与や管理職手当のカット、また団体への補助金の削減、さらには、投資的事業の縮小など、行財政改革が進められてきたのでありました。


 篠山市は、全国の市町村合併のトップランナーとして、合併からのまちづくりはもちろんのこと、地方分権時代にあって、市町村合併が推進される中、合併推進の先頭に立って、国の分権改革に貢献をしてまいったのでありますが、篠山市の事業計画がほぼ完了したときに、打ち出された三位一体の改革、とりわけ、地方交付税の大幅な削減は、篠山市の財政運営に大きな影を落とし、将来のまちづくりへの展望が開けない状況下に追い込んでいます。


 当時の新聞紙上では、「三位一体改革 交付税12%減」、「予算編成直撃」、「痛みに地方悲鳴」、「非常事態 財源不足深刻に」という活字が踊っていました。


 今さら申し上げるまでもなく、地方交付税は、地方固有の財源であり、国の歳出削減のみを目的とした見直しであってはなりません。また、総額の算定においても、地方の財源不足に対応した交付税総額が確保されなければならず、地方交付税の本質論を無視した、削減ありきの地方交付税の見直しを受け入れることはできません。篠山市の財政は、三位一体の改革によって、窮地に立たされています。


 ご承知のとおり、少子・高齢化の進行による人口減少社会にあって、今、地方都市から「地域間格差を是正せよ」という言葉が大きなうねりとなって国に向けられております。今後、国による新たな財源保障のための措置が講じられない場合、市民の日常生活に欠くことのできない市民サービスの提供に、深刻な影響を及ぼすことは必死であり、ややもすると財政再建団体に陥ってしまうことも懸念されます。


 中でも、篠山市は、学校改築など教育の問題や地域医療の充実確保に向けた取り組み、活力あるまちづくりのための産業基盤の確立、さらに、道路交通網の整備など、課題は山積し、いずれも早期に解決しなければならないものばかりであります。


 篠山市の発足は、効率的・効果的な行政運営を図っていくために、当時の関係者の熱い思いをもって合併が実現し、今日の篠山市があるのです。合併することによる行政経費は、議員数、特別職、また職員数から見てもわかるように、行財政改革の面から見ると、大きな効果をもたらしています。ただ、合併の効果は、目前にある経費の削減だけでなく、長い間のまちづくりの中で、その効果があらわれてくるものであり、長期的視野に立って判断するものであると思っております。


 篠山市議会では、分権時代における篠山市議会のあり方について、調査研究を進めてまいりましたが、市民の負託にこたえるため、「市民に開かれた議会」、「行動する議会」を目指し、議会活動に取り組んでいくことを確認したところでありますが、「行動する議会」として、ここに意見書を提出し、国に対し要望活動を展開しようとするものでございます。


 平成21年は、合併10周年を迎えます。また、篠山城築城400年という歴史的にも意義深い年を迎えます。今、このときこそ、これまで歩んできたまちづくりの歴史に思いをはせながら、行政と市民が一体となって、夢と希望あふれる篠山市づくりに明るいビジョンを描きながら、取り組んでいかなければならないと考えています。


 全国の先陣を切って合併し、しかも、国の方針を支援する形で、市町村合併のモデルとしての役割を果たしてきた篠山市。篠山市議会は、国に対し、篠山市が真の地方自治確立と自立した行財政運営が可能な地方都市のモデルとなるよう、地域間格差を広げている要因となっている三位一体の改革による地方交付税削減の見直しを強く求め、ここに、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出するものでございます。


 以上、財源保障のための措置を求める意見書についての提案理由の説明とさせていただきます。どうかご審議いただきまして、ご承認賜りますようよろしくお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。


○議長(小林正典君)  提出者の説明が終わりました。


 これから質疑を行います。


 質疑はありませんか。


              (「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(小林正典君)  質疑なしと認めます。


 これで、質疑を終わります。


 これから討論を行います。


 まずは、原案に反対者の討論を行います。次に、原案に賛成者の討論を行います。


 17番、岡前昌喜君。


○17番(岡前昌喜君)(登壇)  17番、岡前です。


 発議第4号 財源保障のための措置を求める意見書について、9月定例会で地方財政の確立に関連して、一般質問をした者として、賛成の立場から討論を行います。


 現在の市財政の厳しさを認識し、克服のためには、財政の厳しくなった原因を明確にし、その上に立って克服の方針が出されることが重要と思うところであります。


 全国的にも多くの地方自治体が、厳しい財政状況にあることは、現在の国政の影響であることが要因の一つであることは明らかであります。しかし、各自治体によっての個別の原因もあります。この各自治体における原因については、当然独自の方針が求められますが、この分野では、むだな支出、不公正な支出がないか、十分検討が求められるところであります。この自治体独自の要因は別にして、本発議は、政府に対する意見書であり、全国的に共通した地方自治体の要求でもあり、地方六団体から強力に要求されている地方財政確立・充実を求めるところであります。


 第一に、2000年6月に出された「骨太の方針2002」は、当時の企業・財界出身者中心の経済財政諮問会議によって出された方針、地方交付税制度の見直し、国庫補助負担金の廃止・縮小及び国から地方への税源移譲を含む税源配分のあり方を、三位一体で検討するとした提案を、政府の方針として三位一体の改革として、地方自治体と国民に押しつけて来られたものであります。


 その結果が、2004年から2006年の3年間、一部03年度分を含めて、国庫補助負担金として、地方交付税をあわせて全国的には10兆3,000億円もの財源が地方へ配分されず、削減されているのであります。一方、国から地方への税源移譲は、3兆円程度にとどまり、差額7兆円余りが地方自治体と住民の犠牲とされたわけであります。


 本市でも、この4年間に、先ほどもありました44億7,600万円の影響額、削減になっていることはご承知のとおりであり、市財政の厳しくなってきた大きな要因の一つであります。


 地方交付税は、地方自治体間の税収のアンバランスを調整する機能とともに、全国どこでも標準的な行政水準を財政的に保障する機能を持っている制度であります。ところが、福祉や教育などの標準的な行政サービスを保障する機能をなくされようとしているわけであります。したがって、地方自治体の任務を果たすために、削減された地方交付税削減の見直しを求めることは、地方交付税法の精神を生かす重要な任務であると思うところであります。


 第二に、国の財政は、大変厳しいとよく宣伝されています。国の財政を十分分析せず、かつマスコミ等も政府の発表をそのまま伝えることで、本質が隠されている場合が多く見受けられるところであります。国の財政では、むだな大型公共事業が多くあること、軍事費5兆円や米軍への義務のない思いやり予算や各種の支援金、さらには企業と政治家、官僚による癒着による談合などの支出は、連日報道されているとおりであり、これらのむだと不公正な支出をすべてやめさせ、見直しさせることが重要と思うところであります。


 また、歳入では、史上最高の利益を上げている大企業や大資産家に対する特別減税等はやめて、社会的ルールに基づく応分の負担をしてもらうことが大事だと考えます。これらのことを進め、税金を国民のために使うなら、国の財政を立て直し、地方自治体と庶民の暮らしと福祉を守ることができる地方交付税の充実確保が図れると確信するものであります。


 最近、消費税の大幅増税について、政府関係者からの発言がされるようになっておりますが、許されることではありません。国の財政のあり方についても、地方政治に関係するものはもとより、国民がしっかりと考える時代になってきていると思うものであります。


 第三に、この地方財政確立の意見書の効力についてであります。夏の参議院選挙の結果から、複雑な政治情勢ではありますが、国民、庶民の声が、国勢を動かす情勢をつくり出していることがあらわれてきています。それは、沖縄県民の高校教科書検定の集団自決についての誤りを正す11万人の大集会、地方自治体関係者と県民が共同して立ち上がり、政府を動かし、教科書の内容を修正することが実現しつつあること。また、テロ特措法の延長を許さず、自衛隊を海外での給油支援行動から当面撤退をさせたこと。さらには、障害者自立支援法や来年4月から高齢者医療制度の部分的ではあるが、見直しをさせつつあることなど、各分野で政治を動かす世論の広がりがあらわれてきています。


 福田内閣も構造改革の基本路線は変えない姿勢であり、甘く見ることはできないけれど、地方の声をよく聞いて、対応すると発言されています。市の財政確保について、市長も去る6月22日、総務大臣に要望書を提出されました。市議会としても、この財政保障のための措置を求める意見書を可決することにより、4町合併の特別の事情を持つ本市の財政確立はもとより、全国の地方自治体とも共通する要望ともなり、市民とともに世論を広げることになり、その成果を実らせる一歩となることを確信するものであります。


 以上で、本意見書についての賛成の討論を終わります。


○議長(小林正典君)  ほかに討論はありませんか。


              (「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(小林正典君)  これで討論を終わります。


 これから、発議第4号を採決します。


 本件は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。


                (賛成者起立)


○議長(小林正典君)  起立全員です。


 したがって、発議第4号は、原案のとおり可決されました。


 続いて、お諮りします。


 日程第5で可決されました意見書の取り扱いについては、議長に一任いただきたいと思いますが、これにご異議ございませんか。


              (「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(小林正典君)  異議なしと認めます。


 したがって、意見書の取り扱いについては、議長に一任いただくことに決定しました。


 これで、本日の日程は全部終了いたしました。


 会議を閉じます。


 第58回篠山市議会臨時会を閉会します。


 閉会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。


 議員の皆様方におかれましては、格別のご精励を賜り、閉会の運びとなりました。慎重なるご審議とご協力に対して、心から敬意と感謝を申し上げます。


 さて、季節は晩秋の移り変わり、野山も紅葉のシーズンを迎えようとしておりますが、議員の皆様方におかれましては、この上ともご自愛をいただき、議員活動並びに市政の積極的推進にご尽力を賜りますようお願い申し上げ、閉会のごあいさつといたします。


 ありがとうございました。


               午前10時00分  閉会





 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。





                       平成19年11月7日





                       篠山市議会議長  小 林 正 典





                       篠山市議会議員  酒 井 斉 祥





                       篠山市議会議員  天 野 史 朗





                       篠山市議会議員  市 嶋 弘 昭