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兵庫県 篠山市

平成17年第43回定例会(第3号 6月24日)




平成17年第43回定例会(第3号 6月24日)





           第43回篠山市議会定例会会議録(3)





            平成17年6月24日(金曜日)


              午前 9時30分 開会





 
〇出席議員(22名)


     1番  森 本 富 夫         2番  波多野 元 治


     3番  田 中 悦 造         4番  岡 前 昌 喜


     5番  市 野 忠 志         6番  藤 本 忠 男


     7番  植 村 義 昌         8番  西 田 直 勝


     9番  吉 田 浩 明        10番  市 嶋 弘 昭


    11番  小 林 正 典        12番  谷 掛 加津一


    13番  足 立 義 則        14番  岸 本 厚 美


    15番  松 本   孜        16番  河 南 克 典


    17番  降 矢 太刀雄        18番  天 野 史 朗


    19番  酒 井 斉 祥        20番  谷   貴美子


    21番  植 野 良 治        22番  九 鬼 正 和





〇欠席議員(0名)





〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名


 市長        瀬 戸 亀 男    助役        稲 川 敏 之


 収入役       中 西   肇    教育委員長     大 前   衛


 教育長       畑 中 陽 次    代表監査委員    佐 圓   隆


 総務部長      飯 田 冨美夫    政策部長      大 対 信 文


 行政監理部長    上 田 多紀夫    生活部長      田 中 保 昭


 人権推進部長    今 井   進    保健福祉部長    平 野 芳 行


 産業経済部長    中 西 宗 一    建設部長      円 増 幸 雄


 公営企業部長    三 原 喜十郎    消防長       大 前 良 太


                      監査委員・公平委員会事務局長


 教育部長      粟 野 章 治              高 見 貞 博


 城東支所長     梶 谷 郁 雄    多紀支所長     関 口 恵 士


 西紀支所長     高 橋 淳 介    丹南支所長     酒 井 松 男


 今田支所長     大 内 嘉 治





〇議会事務局職員出席者


 局長        穴 瀬 雅 彰    課長        池 野   徹


 課長補佐      時 本 美 重    係長        中 野   悟








〇議事日程 第3号 平成17年6月24日(金曜日)午前9時30分開議


  第 1  会議録署名議員の指名


  第 2  諸般の報告


       ・例月出納検査報告


       ・陳情書等


  第 3  行政報告


       ・寄附採納報告


  第 4  一般質問


       ・個人質問


  第 5  議案第69号 平成17年度篠山市一般会計補正予算(第2号)


              (総務常任委員長報告)


              (文教厚生常任委員長報告)


              (産業建設常任委員長報告)


  第 6  議案第71号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定につ


              いて


  第 7  議案第72号 平成17年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)


  第 8  議案第73号 損害賠償の額を定めることについて


  第 9  議案第74号 平成17年度篠山市一般会計補正予算(第3号)


  第10  発議第 3号 永住外国人の地方参政権確立に関する意見書について


  第11  発議第 4号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書について


  第12  常任委員会等の閉会中の所管事務調査の件





           午前 9時30分  開会


○議長(九鬼正和君)  皆さんおはようございます。


 これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりです。





◎日程第1  会議録署名議員の指名





○議長(九鬼正和君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行ないます。


 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、1番、森本富夫君、2番、波多野元治君、3番、田中悦造君を指名します。





◎日程第2  諸般の報告





○議長(九鬼正和君)  日程第2.諸般の報告を行います。


 本日提出されます案件はお手元に配付しておきましたから、ごらんいただきたいと思います。


 次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、平成17年4月分の月例出納検査報告書が提出されました。その写しをお手元に配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。


 なお、関係諸表は議会事務局に備えておりますのでご了承願います。


 次に、休会中に陳情書1件が議長あてに提出されております。文書表とともにその写しをお手元に配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。


 次に、議員発議として意見書2件、各常任委員長及び議会運営委員長からは閉会中の調査事件申出書の一覧表が提出されております。お手元に配付いたしておりますから、ご了承願います。


 これで諸般の報告を終わります。





◎日程第3  行政報告





○議長(九鬼正和君)  日程第3.行政報告を行います。


 市長から報告がございますが、それに先立ちまして、寄附採納の報告文書を事務局長に朗読させます。


 事務局長。(事務局長朗読)


○議長(九鬼正和君)  瀬戸市長、報告願います。


○市長(瀬戸亀男君)(登壇)  議員の皆さんおはようございます。


 本日の報告は、寄附の受入れについてであります。ただいま朗読のありましたとおり現金1件10万円でございます。寄附の目的を示され、その志を持っての奇特な寄附の申し出でございましたので、これを採納させていただきました。そのご厚志に応えるため有効適切な活用に努めてまいる所存でございます。寄附をいただきました方のそのご厚志に改めて感謝申し上げまして行政報告とさせていただきます。


○議長(九鬼正和君)  これで行政報告は終わりました。





◎日程第4  一般質問





○議長(九鬼正和君)  日程第4.一般質問を行います。


 質問に先立ちまして、議長から一般質問の議事運営について申し上げます。


 本日の一般質問についての各議員の発言は、会議規則第56条第1項の規定により個人質問は30分以内とします。時間の徹底と発言議員に持ち時間を確認いただくため、議場東側の表示板に残り時間を表示いしたますので注意いただくようあらかじめお願いしておきます。なお、2回目以降の質問は自席からお願いを申し上げます。


 質問は通告順により議長から順次指名いたします。


 通告6番、市嶋弘昭君。


○10番(市嶋弘昭君)  10番、市嶋でございます。


 去る6月19日、尼崎JR線脱線事故で、不通になっていたJR福知山線は、55日ぶりに平常運転を再開いたしました。この間、宝塚、尼崎間の運休による影響は、約543万人にのぼると言われています。しかしがら、軌道を走る電車がこのように脱線し、多数の死傷者を出す大惨事を引き起こすとは想像すらしておりませんでした。私の知人で10年以上続いている古市宗玄寺テンプルコンサートで、琴の演奏をして多くの人たちを楽しませてくれた女性が4月25日事故当日、電車の前から2両目に乗車していて命を落としました。まことに残念であります。今改めて私からも事故により尊い命を亡くされた107名の方々のご冥福を祈らせていただきます。


 安全対策には終わりがないと思います。市長や九鬼議長が新三田以北の線路にもATSPや、ATSWの早期設置に努力されたことに敬意を表するとともに、今後、JR西日本においては、公共交通の使命を再確認し、お客様を安全に丁寧に目的地にお運びするという基本理念のもとに、21世紀における鉄道のビジョンと哲学を明確にした経営姿勢を示されることを求めるものであります。


 将来人口についてお尋ねいたします。平成13年篠山市が発表した総合計画では、将来人口を平成22年度において6万人とし、平成17年度では5万1,000人と推定しております。基本計画の見直しの時期における今日の人口は、4万7,170人で約4,000人の差が出ております。このままでは人口6万人は無理だろうとするのが常識のようであります。一般的に言って、人口の流出傾向にある篠山市が都市として、自律的な発展を維持するには、どの程度の人口規模を確保しなければならないか、それにはどの程度の雇用を創出するか、どのような産業振興を進めるかが「かぎ」になります。都市計画の観点からすれば、人口規模は公共事業を提供し、社会資本をどの程度蓄積しているかで決まってくると思われます。篠山市の場合、行政的にハードからソフトへ、投資拡大から行革へとシフトしている今日、当初の目的であった人口規模を確保することが難しい状況になっております。しかし、上下水道、生涯学習や文化施設、福祉施設、労働、衛生、体育レクリエーションは一応許容人口6万人を設定しております。このような市の状況から、少子高齢化の著しい当市の場合、ある程度、戦略的に人口をふやす方策を模索しなければ人口減に歯止めはかかりません。この篠山の地で生まれ、働き、子どもを育て、その子どもがこの篠山の地で子育てする、人生の大きなサイクルを築き上げなければならないと思います。多自然共生の立場からも、今、団塊の世代が第一線を離れるこの時期、いち早く、田舎暮らしの良さをPRし、篠山市の情報を提供しながらUターンを推進することも必要でしょう。市野議員が提案された農工団地の活用による雇用の確保、企業誘致、中ても近代的なエネルギーの開発や、環境産業の研究機関の誘致が望まれます。また、篠山市の場合は、積極的な住宅の提供も重要で、例えばJR福知山線各駅を活用しながら、新たに古市・住山地区、南矢代栗栖野地区、草野・油井・今田地区の開発が可能であります。丹波篠山の持つ伝統文化、自然風土は非常に魅力的なものでありますので、住みたい人は潜在的にだくさんあると思われます。そのため、市長が先頭に立って、篠山市のPRと、発展自律の基礎を築いてくださることを期待して、人口6万人構想の具現化に向けたご決意をお伺いいたします。


 次に、古市駅周辺の開発と整備についてお尋ね申し上げます。冒頭に申し上げましたが、私はJRを都市の主要な装置として位置づけ、篠山市発展の大きな資本と考えておりましただけに、今回の事故は大変ショックでした。一時はこの質問を取りやめようかと思いましたが、仲間と相談しながらお伺いすることといたしました。随分、古い話で恐縮でございますが、私が当時、丹南町の議員をさせていただいていた昭和57年、多紀郡広域行政協議会は篠山口・古市駅周辺整備計画を発表いたしました。その後、福知山線複線電化や、住吉台の人口増により篠山口駅は地元住民の協力のもと、着々と整備され、篠山市の玄関として発展しつつあります。しかしながら、古市は、昔の旧来のままであります。さらに古い話で恐縮ですが、明治25年6月に鉄道敷設法が公布され、尼崎福知山間にも阪鶴鉄道により鉄道が建設されました。当時、鉄道線路の計画では、藍本と古森、当野、真南条を経て篠山を通り、宮田から柏原に出ることになっていました。しかし、当時の篠山には鉄道通過に反対する運動が起り、会社は困っておりました。ところが古市と大沢の敷地を無償で提供し、路線の変更を要望したのが小林常三郎氏でありました。会社はこの申し出を受け、予定を変更して現在の古市駅を設置し、当時は篠山駅で現在の篠山口駅を設けました。小林常三郎氏には宿場町として栄えた古市を新しい時代の交通の要衝としようという構想があったと言われています。時は流れ、古市はJRと国道176号線と、国道372号線が交わる交通の要所となったのであります。私は先ほど申し上げました500区画、2,000人の宅地造成計画がありました古市駅周辺整備計画について、都市計画上、それを了といたしておりましたが、間もなくゴルフ場建設の話が持ち上がり、私はゴルフ場建設に反対の立場をとっておりましたので、間もなく町政から退くこととなりました。20年後、今、改めて篠山市の議員として、小林常三郎氏の遺徳を偲びながら、今日的な課題として、篠山市人口6万人構想の受け皿として、古市周辺を整備、開発の推進を提案できることを不思議と思います。今日までの民間主導の都市開発は当然のことながら、営利事業であり、その範囲内でしか住民の要求は満たされません。市全体の総合的な立場で、開発のパートを限定し、公的機関が最終決定を持ちながら、各パートごとに民間企業が参画している方策を講ずる必要があります。民間活力に期待して、時期を逸するのではなく、まず市自らの決断で最小限度、まず5万人の都市をつくるための方策を講ずる必要を感じます。具体的に、1、古市駅周辺整備に関する住民組織の設置、2、住山波賀野間の都市計画道路の計画立案、3、古市駅裏側に人口3千人の住宅の確保に取り組むことをご提言申し上げます。


 幸いにして古市地区にはコミュニティ消防センターもございますので、ここを拠点に土地利用計画や、都市計画との整合性を図りながら、篠山市の重要な業務の一つとして、福知山線沿線の整備に関する事業を取り上げるべきではないでしょか。具体的な開発箇所や面積、どのような都市の装置をつくるかを公表の上で、広く民間企業に働きかけていってはいかがでしょうか。市長のご所見をお伺いいたします。


 優良田園住宅についてであります。篠山市が合併する1年前、平成10年4月、国は優良田園住宅の建設の促進に関する法律を施行いたしました。この法律は多様な生活様式に対応し、かつ潤いのある豊かな生活を営むことができる住宅が求められている状況にかんがみ、農山村地域、都市の近郊地における優良な住宅の建設を促進し、健康的でゆとりのある国民生活の確保を図ることを目的としています。今日、国民の中には、篠山市のような田園文化都市で、スローライフを希望する人がふえていると言われています。できるだけ広いスペースで、建ぺい率を低く抑え、自分の宅地の中にオープンガーデンや静かな庭園、植樹、山野草の栽培、菜園などにも活用できるスペースを持つ住居を求めています。篠山市においては、価格的にもバブル時代のようなものではなく、今日的なリーズナブルで、多自然共生の住みやすい住居の提供を人口6万人構想の中に取り入れ、この法律を活用されることを希望して、私の質問を終わります。


○議長(九鬼正和君)  瀬戸市長。


○市長(瀬戸亀男君)  市嶋議員のご質問にお答えをいたします。


 篠山市総合計画基本構想に掲げる人口6万人構想につきましては、本年度後期基本計画の策定に当たり、その検証を進めているところであります。総合計画のまちづくりの方向として、住みたいまちささやまを掲げ施策を展開しておりますが、現在では飛躍的な人口増加が望めない社会、経済状況になっておりますことを充分認識いたしておりますが、合併以降展開してまいりました各種のハード施設の整備もほぼ完了し、住みよい地域づくりの基盤も整い、篠山の豊かな自然やその良さを求めて自然派志向の住民も増加しております。また、人口増加を牽引してきた団塊世代が、定年退職期を迎えようとしておりますが、団塊世代の中には、就職や進学を機に、大都市圏へ生活の場を移した人が多く、これからの長い人生をどこでどう生きていくのか、その選択が今後の社会経済動向に大きな影響を与えると考えるとともに、そのUターン志向が強くなっております。


 次に、都市の住居とは別に農山村地域に定期的、反復的に滞在し、二つの生活拠点を持つ2地域居住を求めるライフスタイルも、国の調査によりますと5年後には全国で190万人も見込まれております。このような市内外の状況をかんがみると、篠山が自然や特産に恵まれ、さらに合併後のインフラ整備が整う中で、住環境は大きく向上したことにより、自然派志向の方、団塊世代の方、さらには交流や2地域居住の方等、多様なニーズに対応できる基盤が整っていると考えます。今後、これらの人々のニーズをより詳細に把握し、ふるさと篠山に呼び込む施策を展開する必要があります。さらに、現在、企業の進出状況は非常に低迷しておりますが、積極的な支援措置を講じることにより、今後、優良企業の定着も可能と考えますことから、企業が篠山に求めているものを十分に研究し、施策に反映したいと考えております。いずれにいたしましても、今後、少子高齢化と、過疎化現象をくい止め、子育てのしやすさや、高齢者に優しい施策の展開、新たな農工団地等も視野に入れた若者の働く場所の確保、各種学校の誘致や、豊かな自然を生かした研究施設の誘致、さらには農村の資源、例えば空き家や、休養地等の有効活用を通して、自然環境を生かした多自然居住、つまり田舎暮らしの推進を考えていくなど、さまざまな施策を連携し、全部局が体系的に篠山の地域の魅力をふやしながら、当面の人口増加対策を展開していきたいと考えております。


 2点目の質問でございますが、昭和57年3月、当時の多紀郡広域行政協議会において、篠山口古市駅周辺整備計画として、それぞれの駅周辺の状況を把握しつつ、一定の報告書がまとめられております。この報告書は今後のまちづくりの考え方の提案としてまとめたものであり、大きくは当時多紀郡をあげて取り組んでおりました複線電化の早期実現に関連して、地元の動きとして取り組んだ経過がございます。この報告書をもとに、より具体化していくためには、財政規模と投資計画等を検討する必要がございます。平成3年の鉄道整備基金の無利子貸付制度を活用して、念願の複線化工事がスタートすることとなり、これに合わせて沿線各駅の複線化工事に関連した整備に努めましたが、古市駅周辺整備に関しましては、地形的制約等からかなりの投資が必要であり、当面の玄関口である複線化工事の終端駅である篠山口駅の整備に重点をおき今日を迎えているところであります。今後の整備に関する議員にご質問にありますように、住山、波賀野間の都市計画道路の計画、立案などは一足飛びで具現化していけるものではございません。しかし、古市駅周辺整備のための住民組織の設置はこれからの住民と行政が協働のまちづくりを展開する上で重要と考えます。関係自治会などとの連携体制を構築しながら、これからのまちづくりを議論していく必要があると考えております。


 次に3番目の人口3,000人程度の宅地の確保についてでございますが、古市駅周辺の活性化と駅周辺の整備を考えた場合、人口増加を図ることが大きな効果があることから、旧丹南町時代において、土地利用計画上もニュータウン候補地として、また合併後においては古市駅北側の山林を地域振興整備公団の協力を得て宅地開発可能性調査を実施いたしました。当初の調査段階では、鉄路線に近接していることや、同古市地区内は農村地域工業導入地区があり、住宅と工場が一体化し、地域振興に資するとして公団内で有望視をして調査検討が進められてきましたが、アクセスや周辺整備、また岩質の山であり多額の費用負担が生じ、コストが上昇し、採算が合わないことや、造成後の処分についても、当時の経済情勢から判断すると厳しい状況があり、課題が多いとして、計画の推進を見送った経緯があります。また、民間においても開発の打診があったことを聞いておりますが、同様に経済情勢が厳しい中で断念されたようであります。その後、数カ年経過した中におきまして、状況は変わっておらず、阪神間での高層マンションの売れ行きが好調のように、都市への回帰の状況が続いており、現時点において大規模な住宅開発は望めない状況があり、市が行うことも難しいと考えております。しかしながら、国の国土利用計画や、土地利用調整基本計画においては、駅周辺の丘陵地は住宅開発の計画的誘導地区として位置づけており、民間の秩序ある開発が望まれるところであります。幸い、古市地区は鉄路線に隣接しており、都会に近い田舎としての有利な地域でありますので、多自然居住のざまざまな生活スタイルにあった自然派志向の方や、団塊の世代を呼び込む等、活性化に向け、地域の皆様とともに検討してまいりたいと考えております。


 第3点目についてでありますが、優良田園住宅の建設の促進に関する法律は、平成10年4月に制定されました。その目的は多様な生活様式に対応し、かつ潤いのある豊かな生活を営むことができる住宅が求められている状況にかんがみ、農山村地域、都市の近郊等における優良な住宅の建設を促進するための措置を講ずることにより、健康的でゆとりある国民生活の確保を図ることとなっております。さらに市町村は優良田園住宅の建設の促進に関する基本方針を定めることができることとなっております。定義となっている優良田園住宅とは一戸建ての住宅で、敷地面積が300?以上、建築面積の敷地面積に対する割合が30%以下、延べ面積の敷地面積に対する割合が50%以下、建築物の階数は3以下であることがその要件となっております。現在、緑豊かな地域環境の形成に関する条例、いわゆる県の緑条例におきましては、歴史的な町の区域、まちの区域、さとの区域、森をを生かす区域等に対する建物等の形態指針は、敷地面積で300?以上としているのは、森を生かす区域がそれに当たり、建築面積の敷地面積に対する割合は、森を生かす区域で50%以下がそれに近い基準であります。いわば市内における開発動向から積み上げられてきている緑条例の建築等の形態基準から判断をして、優良田園住宅の要件に基づく基準は、民間による開発計画に反映しうる情勢にあるかというと、必ずしも現状では適切とは考えられないと判断もいたしております。


 議員の菜園を持った住宅の立地に関しましては、市民農園の施策も展開しておりますが、今後の民間による市民農園型住宅の開発、立地の動きが高まるようであれば、優良田園住宅の建設の促進に関する法律に基づき、市としての基本方針を策定するなど検討を深めてまいりたいと考えております。


 市嶋議員におかれましては、何とぞご理解を賜りますようお願いを申し上げまして答弁とさせていただきます。


○議長(九鬼正和君)  通告7番、西田直勝君。


○8番(西田直勝君)  8番、西田であります。


 私は今日の質問の中では、議員としての責務、任務と言われる批判監視という立場で幾つかの問題について質問をさせていただきたいと思います。


 一つは、3月の議会で新設を提案されました、3課について、それぞれの課に対する私の考え方はありますけれども、ひとまず今日は執行側の基本的な考え方、あるいは今後の提案の仕方、あり方について、ひとつ明らかにしていただきたいという立場で質問をしてまいりたいと思います。


 全ての施策について言えることでございますけれども、特に今回の新しい三つの内容については、本当に大切なものであるということについての認識の上に立つならば、市民への周知とか、あるいは理解を図る道筋をどのように考えてどのように進めようとしているのか。あるいは本当にこれを協力していただく市民の皆さんに対しての説明責任というのは、実際的に果たしているのかどうか。あるいは市民との接点である議会に対して、どのような詳細な説明がされてきたのかということについて、私非常に不十分さがあったというように言わざるを得ないと思うんです。まさに新しい課をつくるというのは、そこには税金が費やされます。要員も費やされます。当然のごとく厳しい環境の状況の中で新しい課をつくっていくとなれば、それ相応の市民に対する負担というのは、直接、間接に関わらず起こってくるわけであります。したがって、執行側の提案というのは、議会はもちろんのこと、議会外、すなわち市民との整合性をどのように図るか、そのことが十分発揮されてこそ、その内容が市民の血や肉になるということを忘れてはならんというように思うんです。そういう意味では、今回の中身というのは、私はじめて2回目のこの議会の中味でありますけれども、新しい課が提案されたことについて質問するわけでありますが、やはりその辺については不十分さを感じざるを得ません。その上で、新設事業に対する市長の決意というのをもう一度聞かせていただきたいと思うのであります。


 3月議会の中で、予算の問題についても新年度ですよ、予算提案をされない、そういうような中身の提案でありました。したがって、この部分について、私は今日までの予算とか、あるいは補正、今回の6月議会の中で出されている具体的な政策というのについても、見る限りはなかなかそういうムードが私には見えて参りません。大変失礼な言い方かもわかりませんけれども、やはりパフォーマンス的な発想でしかないんじゃないかというように思うのは私だけでしょうか。ぜひこの辺について、市長の新しい事業に対する決意をもう一度聞かせていただきたいと思います。


 二つ目は、今後の政策を進める姿として、新事業なり新政策というのは、やはり3月議会の中で予算と合わせて提案されるわけでありますから、すなわちやっぱり施政方針時にきちっと内部調整あるいは慎重な審議をされた内容を具体的に提案をされて、そして、市民にとって何が大切であるかということを真剣に審議できる状況をつくりだすのが、本来の執行部側の責任ではないかな、あるいは責務ではないかというように考えますので、ぜひ市長もその辺についての考えを明らかにしていただきたいと思うのであります。


 最近幾つかの問題が出ています。この中で、安心・安全・公平という言葉をよく使われるわけでありますし、私もそのとおりだと思うわけでありますけれども、やはりなかなかそうなるとその言葉がきちっと行政の執行部側の方向に見えない、位置をしていないというように言わざるを得ません。文教厚生委員会の発言とか、ワークショップの名簿の扱い、あるいは今回、多くの質問が出されています公的施設の賃貸契約の問題、民間に貸すという問題についても、やはりそのような説明責任というのが、あるいはそこに起こるいろいろな問題についての市長の思いというのが、十分やっぱり伝達されていないというように言わざるを得ません。したがって、こうした問題についても、市民への不利益、市民への理解を求める課題としての市民への説明責任を具体的にどうするのかということについて、もう一度見解を明らかにしていただきたいというのが一つ目であります。


 二つ目は、防災の問題について質問させていただきます。ご案内のとおり何回もこの問題については言ってきたわけでありますけれども、地球環境破壊と言うのは、今後も進行するということはだれもが感じているところでありますし、京都議定書をはじめ、環境破壊防止対策というのは、個人、個人はもちろんのことでありますけれども、企業やら行政、国民あげてのやはり大きな課題であるということでありますし、そういうことについての責任を私たちは持っていると思うのであります。ある学者が言ってましたけれども、人間は自然からたくさんいろんなことをいただいていますけれども、今、自然に何もお返しをしていないということが言われています。私たちもう一度、そういう意味での環境破壊ということについてきちっと対応しながら頑張っていかなければならない、改善をしていかなければならないと思うわけであります。そこで、昨年の台風というのが、そうした環境から生まれたというふうに私は思っています。この篠山市内においても、台風被害はすさまじい爪痕を残してまいりました。今年もこれ以上に被害を想定をしなければならないという条件というのは、前回の議会でも申し上げましたけれども、執行部側の方もそれぞれの会議の中ではそういう立場で一応させていただいているというふうに聞かせていただいています。しかし問題は、いわゆる復興の進行状況もあるわけですけども、被害を受けた方々の精神的な苦痛とか、財政的な重みということを本当はどれだけわかってらっしゃるんだか。これは私自身もなかなかわからないわけでありますけれども、やはりそういう意味では、整備、復興をしてない場所に居住する市民というのは、大変な状況、恐怖感があるわけです。私も阪神大震災を体験をすることになりまして、1週間寝ずに1か月間ほとんど田舎へ帰らずに神戸のど真ん中で生活をしてましたけれども、あのときの恐怖というのは、実際体験しないとわからんです。震度5とか、震度6というのが余震がどんどん、どんどんくるわけであります。もうだめなのか、だめなのかというふうに思うその恐怖感というのは、やはり被害を受けた方でないとわかりません。したがって、今回、復興をするということで、平成18年度までいろいろな状況を含めて、篠山市は最大限の努力をされているようでありますけれども、しかし、まさにそういうような被害者の立場に立ったときに、早期復旧、そして心温かい言葉というのはどれだけ大切かということについて、私はまず申し上げておきたいと思うんであります。その上で、早期復興というのは、本当に先ほども言いましたように、1日も早く安心を届けるということになるわけでございますので、少なくとも復興状況について、詳細について説明をさせていただきたい。そして、本当に復興が完了しようとしているのか、そういうことについてもお聞きをさせていただきたいと思うんです。特に篠山川の河川の案件については、県の仕事、国の仕事だというように聞いていますけれども、平成18年度、あるいはそれも少し遅れるというような話も聞かせていただいていますけれども、泉の辺の河川というのは非常に厳しい環境下にあります。もしあれが今回の台風によって惨事が起これば、これはまさに天災ではなくなる、人災になるということをやはり私たちは肝に銘じなければならないというように思うわけであります。したがって、そういうようになりますと、まさに市民の思いというのは、ますます厳しくなってくるということを十分受けとめていただいて、何としても早急な復興を具体的に進めていただきたい。したがって、復興の時期、内容などについて、被害者に随時説明をする、直接話をする、そしてこういうような状況を進めるということについて明確にしていく、それがまさに心の安心・安全ということにつながるのではないかいうように思いますので、とりわけ今後の災害状況が厳しい環境にあるということも含めて、ぜひとも説明をいただきたいと思います。


 それに次、三つ目は簡単にやりますが、休日診療の問題であります。これは診療開設時期について、既に全協の中でも若干説明があったことについては理解しているわけでありますけれども、少なくともやはり今日までのお金の使用、それから今後、この休日診療所を開設することによって、月額何百万というお金がこれから支出をしていくわけでありますから、そうした活用の問題も含めて、今日の現状について明らかにしていただきたい。


 ひとまずその3点申し上げて、第1回目の質問を終わらせていただきます。


○議長(九鬼正和君)  瀬戸市長。


○市長(瀬戸亀男君)  西田議員のご質問にお答えをいたします。


 まず、1点目の新設課の対応と手法についてでございますが、平成17年度の市政執行方針で申し上げましたように、保健福祉部に子ども未来課を、また産業経済部に丹波ささやま黒まめ課を、そして教育委員会にスポーツ振興課を新設いたしました。新たな組織の提案と、それらの事業執行にかかる予算につきましては表裏一体であり、3月議会におきまして、3課の概要についてご説明をさせていただきました。また、予算審議における委員会でのご質問についてもお答えをしてまいりました。市民への周知といたしましては、3月に行いました平成17年度当初予算案の記者発表において主要事業並びに新設課についてマスコミに情報提供し、新聞各紙やテレビニュースで丹波ささやま黒まめ課が大きく取り上げられたところでございます。また、広報丹波ささやま6月号で新設された課を紹介しますという記事を掲載をいたしまして、三つの課の業務内容も紹介しております。篠山市のホームページでも、各課の紹介をしておりまして、市としての説明責任は果たしていると考えております。


 市民の参画と協働については各種審議会や委員会、また各種団体からの意見など広く市民のご意見を聴取しており、まちづくりにかかるワークショップでのご意見も反映しながら、総合的な見地から施策を推進しておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。


 これらの新設課にかかる予算との関連でございますが、関係事業にかかる予算は昨年度と同様に編成し、担当課をそれぞれの新設課として執行しているため、科目の修正は行わない方針でございます。


 平成16年度災害の中で特に10月19日から21日にかけての台風23号は、記録的な豪雨を観測し、県内各地で大きな被害をもたらしました。丹波地域においても広い地域で24時間最大降雨量が200ミリから250ミリを超え、河川の氾濫、堤防の決壊等により甚大な被害が発生したことは記憶に新しいところであります。


 最初に公共土木施設災害復旧事業国庫負担法に該当する公共土木施設事業に関する復旧工事の状況でございますが、既に本会議等で説明させていただいているところでございます。まず、篠山市が管理する施設の復旧状況、乙災ということになりますが、河川69件、道路22件、橋梁1件の合計92件が国の査定で承認されました。ご承知のように災害復旧につきましては、3年以内に工事の施工が原則でありますが、市としては危機管理の意味からも早期発注、早期完了を目指しております92件のうち平成16年度内に発注したのは河川・道路の71件でございまして、このうち河川が18件、道路15件の計33件が既に5月末日をもって完了しております。なお、未発注の残り21件についても、積極的な取り組みをしているところであり、平成17年度内に発注し、すべて年度内に完了する予定でございます。


 参考までに県が管理される市内施設の復旧状況ですが、河川126件、道路9件、砂防10件の合計145件が国の査定で承認されました。そのうち平成16年度に発注されたのは河川と砂防で18件、道路9件の27件でございます。残り118件につきましては、平成17年度に発注され完了する予定でございます。なお、発注済件数で県と市では工事規模等の条件によって差が出たものと考えておりますが、復旧工事に対する取り組みについては、市と連携し、精力的に進めていただいているところであります。なお、復旧工事に関しましては、公平、明確な発注順位を確立することが重要であるという観点から、次の3ランクに大別した考え方を提示をいたしまして、関係地域のご理解をいただきながら取り組んでおります。第1は緊急性、公共性、福祉性が高い箇所、具体的には、公共性では、地域の重要幹線道路、通行量の多い道路、二次災害の恐れのある箇所などであります。福祉性では、子どもの通学路、高齢者の方々が利用される道路などであります。


 第2は他の施設との関連が高い箇所、具体的には、農業用等の用水の確保、水路等の同時復旧の必要のある箇所であります。第3は、施工時期に制約のある箇所、具体的には橋台基礎、河床構造物などで、雨期出水期を考慮して、施工時期を決めていかなければならない箇所、仮設道路等が必要であり、土地の借地などの必要のある箇所、他事業との合丁場で調整が必要な箇所などであります。


 一方、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法に申請できない市単独の公共施設災害箇所は、河川11箇所、道路5箇所の合計16箇所であります。これら市単独工事も17年度中に完了する予定であります。


 続きまして、農林業施設・農地にかかる災害復旧事業でございますが、農地に関しましては18箇所が査定で採択され、17箇所が復旧しております。農業用施設に関しては、36箇所が採択され30箇所が復旧しております。残る農地1箇所及び農業用施設6箇所も今年度中には復旧工事が完了する見通しでございます。そこで農地・農業用施設災害復旧事業の制度では、受益者負担が伴いますが、国の補助率は市内全域が農地・農業施設とも90%以上になっております。国の災害査定に至らなかった農業用施設災害につきましては、市単独土地改良事業で対応し、工事費の30%以内補助によりまして、申請のありました37箇所すべて完了しております。森林に関する災害は、林道が10路線のうち4路線が国の査定で採択され、既に復旧工事は完了しております。残り6路線につきましても、市単独林道維持管理事業で完了し、山腹土砂が崩壊した3箇所は県単独補助治山事業で間もなく復旧いたします。なお、強風による立木の倒木被害面瀬は約3ヘクタールでございますが、国、県の補助事業により年度内に復旧したく考えております。被災された皆様の心情を察すれば、1日も早く復旧させるのが使命であると認識し、国の財政支援を得ながら迅速な復旧に努める一方、県工事は早期に着手、完了されるよう要望してまいる所存でございます。


 次に、篠山市休日診療所の開設の時期についてのご質問でございますが、6月10日の議会初日にご提案を申し上げ決定をいただきましたが、その中で指定管理期間について、平成17年7月1日からといたしております。したがいまして、7月最初の休日に当たります3日から休日診療所において診療業務を開始することになります。


 西田議員におかれましては、何とぞご理解を賜りますようお願いを申し上げまして答弁といたします。


○議長(九鬼正和君)  8番、西田直勝君。


○8番(西田直勝君)  8番、西田です。


 基本的なところについて再度お聞きするんですけどね。例えば新設3課について、新聞とか、プレス発表をやったとか、あるいは広報紙を出したとか、いろんなことをおっしゃっているんですね。問題は、これで市民に伝達ができた、周知ができたと本当に思ってらっしゃるんでしょうかね。私は思うんですよね、例えば黒まめ課の問題にしたって、これだけ今日的な環境の中で発足させたということについては意義あると思うんです。これは否定するつもりは全くない。意義がある。だけども、これは生産者とか、あるいは行政側とか、一部の議会とかいや議会とかですね、ようなもので、本来、さっきも言いましたように、議会外の人たちが、どれだけ情報発信をするかということがポイントやと思うんですね。市民の皆さんが、今度篠山黒まめ課つくったよ、ブランドものはこれだけすばらしいものがあるんだよということを知人や友人や仲間の皆様に県市外からどっと発信するというのが、圧倒的多い市民なんじゃないですか、これ。4万7,000何百人のうちの行政とか生産者入れたらわずかじゃないですか、ほとんど3万何千人の皆さんが、情報発信をどれだけやっぱり私たち外にするんかということ、これが一番のポイントやと思うんですね。そうなれば、どれだけの説明をするかということは、あるいはそれだけの理解をいただくかということについての基本的な原則を失っているんじゃないかと私は思うんです。これやりました、やりました。その話だけじゃないですか。議会では今回黒まめの問題について賛成した、予算化簡単にやりました、じゃ現実に現場に入って、黒まめ課が一体どないなっているんですかと聞けば、予算は9月に出ますよとこういう話です。本来であれば3月の中でやるのが自然で、いや課の中に予算がありましたからやりました、その中で充当できますよなんていうのになれば、もともとの課における予算が支離滅裂になっているということではないですか、これは。ちゃんとした政策と、ちゃんとした行政の執行の中について、予算を明確にしていくというのは一番大切なことじゃないんでしょうか。いやいや、今までにありますから、その中で流用しましたから、間違いなくそんなん別に予算組まなくてもできますよって、これは僕はやっぱり大変な失礼だと思うし、僕は間違いだと思うんですよね。やっぱり、市民にそれだけ理解をしていただいて、情報発信を大切にしていただくというならば、やっぱり市はそれだけの丁寧なコンセンサスというんですか、あるいはプロセスというのか、そういうものをちゃんとつくらなければ市民は理解しないんじゃなかいと思うんですね。したがって、この辺については、市長の今の通り一遍の答弁というのは、やはり僕は市民にとっては、少し物足りないというように言わざるを得ませんので、もう一度、その辺について考え方を極めて丁寧に答えていただきたいというように思います。


 それから、公的施設の関係、ちょこっと私は議会質問書の中で書かせていただいていますので、これについてちょっと民間使用の関係について、昨日の何人かの皆さんが質問されていましたけれども、重複しない部分だけ少し考え方を明らかにしていただきたいと思うんですが。


 ちょっと一つお聞きしますけど、今日まで篠山市は公的施設の民間賃貸契約を締結を幾つされていますか。現在幾つされているか。合わせて賃貸契約というのが、一体現状はどういうようになっているかということについて聞かせていただきたい。


 それから、もう一つは、非営利目的機関の貸与というものがあるようでありますけれども、今どれだけそれがされているのか。今後、どれだけ拡大するのか、その条件はどうなのかということについて聞かせていただきたいと。


 もし、JAとの賃貸契約がされた、これはこれからのという話でありますけれども、当然これは金融機関の設置基準というのが当然出てくると思うんですね。これは要するに現金を保管せないかんということになるわけですから、ある程度そこにおけるお金の保有金額によっていろんな設置基準があるというように私は聞いています。そうなると、例えば、今回の現金を保管する上での整備というのが当然出てくると思うんですね。そうなると、このようなお金は市が負担するのかどうか。あるいは当然、増改築ということになるわけですから、市がそれをちゃんとやっていくのかどうか。そういうことについて少し、当然、内諾をされているというように聞いているわけですから、その話も当然やられているだろうし、今日までの賃貸契約の状況があるならば、おおよそわかってらっしゃると思うんで、ぜひともそれについては説明をいただきたいと思います。


 今後、民間との賃貸契約というのがどのようにされるか。私は、前の議会の中でも言いましたけれども、空いているところについてはどんどん使ったらいいんじゃないか、貸していったらいいんじゃないかというように言いましたので、その貸すということについての反対は何もしていませんので、ただこの辺についての、今後民間との契約というのをどういうようにするかということについての考え方をぜひとも聞かせていただきたいというように思います。


 ひとまず以上、その二つについて質問します。


○議長(九鬼正和君)  瀬戸市長。


○市長(瀬戸亀男君)  お答えをいたします。


 まず、1点目の問題ですけれども、むしろ私ども西田議員の農業に対する、あるいは特産に対する感覚も含めて、これまでの極めて丁寧に答えてくれということでありますけれども、極めて丁寧にみずからが学習されているのかという疑問を持つところでございます。この新設課につきましては、平成12年だったと思いますけれども、篠山の農業をどうするのか、あるいはその後の農業ビジョンの策定、諸々のそういった審査、審議等々を通して、市民の皆さんからの要請、要望等々がございました。また、子育て等々につきましても、その支援、プラン等の中で、こういった要請、要望がそれぞれの計画の中に市民の皆さんからの要望、要請としてあがってきたことも事実であります。そういったことを踏まえて、それぞれ庁内の若手連中のプロジェクトチームがこういったものを具現化するために、また市民の皆さんの思いと考え方を具現化していくために丹波ささやまの黒まめ課をつくるべきではないか、子ども未来課をつくるべきではないか、こういう提案をそういった市民の皆さんの声を反映したプランの中から具現化するための提案をしてくれた事実がございます。それに基づきまして、昨年度暮れ頃からあるいは予算を通して三つの課の新設、あるいはありよう、あり方については、丁寧にご説明を申し上げてきましたし、そのことが市政方針の中で申し上げ、委員会付託で十分な審議がなされているはずであります。そういう過程を経ながら、特に黒まめ課については、全国的な注目をあびる中で、マスコミ等も大きく取り上げてくれましただけにその反響は大きかったし、市民の関心も高かった、私どもとしては、そういったマスコミの報道に対して、全てを任せていたというわけではなくして、その後もそれぞれの組織、団体等々の皆さんにもご連絡も申し上げ、また、いろいろな会議においても、そういった趣旨の連携も深める中でのそれぞれの説明を果たしてきたところでございまして、説明責任が果たしていないという部分はないというように感じております。


 合わせて、予算編成等につきましては、それぞれ特産の予算関係、あるいは子育ての予算関係というものは、これまでから積み上げてきたものが十分に配慮をされております中、それを使っていくということでございますから、別に修正する必要がない、むしろそういう現行予算の中で知恵を絞って、積極的な今年は1年目でありますから、対応をしていくようなことになるだろうとこんなふうに解釈をいたしているところでございます。


 なお、例えば青山通り等への進出ということにあいなってまいりますと、その窓口がここが対応するということになりましても、予算関係等は商工会、農協、あるいは市との連携ということにあいなってまいりますから、また別の予算でもって対応していくこのような状況になっていくのではないかというような思いをいたしております。いずれにいたしましても、こういった課の新設、特に今年新しく設置をいたしました課の新設は、強い市民の皆さんの要請、要望と、それに答える形で対応してきたということもご理解をいただきたい、こんなふうに考えるところでございます。


 2点目の特に農協を例にとっての契約等々でございますけれども、まだ正式なこういう段階まで至っていないというのが現状でございまして、先日の質問からも、まだ市民の皆さんの意見も聞くべきではないか、あるいは諸々の調整をすべきではないかというような段階でございますだけに、具体的な詰めをしたわけではございませんけれども、もし了解がとれて進んでいくということにあいなってまいりますと、そういった増改築等々については、これは農協負担になるもの、このように我々としては解釈をしております。そのときにその資産等をどうしていくのか、その問題等につきましては、今後の法に照らし合わせた中での措置をしていかなければならないこんなふうに考えているところでございます。いずれにいたしましても、こういった形で契約をしている部分というのはほかにもございますけれども、具体的になってまいりますと、今のところ農協関係の問題につきましては、まずは市民の皆さんの意見、あるいは議会の皆さんの意見を聞きながら、農協との調整を図り、その方向で合意ができました時点で、条件提示等々を含めて、契約等については慎重に交わしてまいりたい、こんなふうに考えるところでございます。


 必要であれば担当の方からお答えを申し上げます。


○議長(九鬼正和君)  飯田総務部長。


○総務部長(飯田冨美夫君)  西田議員のご質問、一般質問につきましては、3点の通告をいただいている、こういう状況に考えております。今回、ご指摘をいただいております公共財産の民間等への賃貸契約につきましては、質問以外でございますので、今日は持ち合わせておりません。後ほど回答したいと思います。


○議長(九鬼正和君)  8番、西田直勝君。


○8番(西田直勝君)  大変しつこい話ですけど、例えば平成12年からの一つの私も篠山市が出された農業経営基盤の確立という冊子をいただきました。まず、市長がその部分ぐらいからこうした問題については十分周知をし、市民の要望、要求によって今日あるというように今言われました。ではちょっとお伺いするんですけども、農業基盤の確立という、篠山市が出されたあの内容というのは、どういうよう消化されてきているんですか。私はJAの総会で発言をしました。その部分に農協の果たす役割が市の経営基盤確立の中に、農業協同組合が果たす役割はこういうものがありますよということで数行ありました。だから、このことと、じゃあ農協がどのようなタイアップをされてどのような連携を深められて、そして篠山市としての農業経営基盤の確立というのが出されたんですか。知りませんですよ。答弁は知らない、これどっか前にも言ったかもわかりませんけども、そういうことだと。ということは、市長は確かにそういうことで一つ一つおっしゃっているけれども、例えば現場に入っている職員の皆さんとかいろんな話を聞かせていただいても、なかなか黒まめ課ということがどういう役割を果たしてどういうようにしていくということについて、十分なプロセスができてないと言わざるを得ないんです。それは市長の思いは確かにあるでしょうけれども、少なくもさっき私がずっと言い続けているのは、市長が政策として出され、職員から、あるいは皆さんのそういう仲間の皆さんから出てきた中身ですよとおっしゃっているんだけども、それはやっぱり少しの問題ではないですか。それは大切なことなんです。小さいとこから要求、要望が出てきて一つの施策が出てくるというのは大切なことだというそのプロセスはわかるんだけれども、私がもう一歩言おうとしているのは、そのプロセスにつくっていた現実的な姿をどれだけ市民が理解をしてそれをどれだけ情報発信をするかということが一番大切やないかということを言っているわけね。そのことが本当にあなたはできているかっておっしゃっているんやけれども、本当にそうなんですか。これが今までのただ単に3課の問題だけでなくて、フェノール問題以降、ずっとこういうことが同じ体質を持っているんじゃないかと私は思うんですよ。だからそういう意味で、これからの開かれた執行、議会などを考えたときに、もっともっと時間をかけてすばらしいものにしていく、お金もないんで、市長が言っているように、協働参画そういうことがなっとるわけです。もうお金が何もないわけだから、あるとこは市民の皆さんにご不便をかけますけれども、いろんなことを考えていただいて、その市民の中で最大のできるものを皆さんの手でおつくりくださいよ、もうお金を出すことはできませんよとおっしゃっているんじゃないですか。そのことを考えたときに、どれだけそういうことを丁寧に話をするかということが一番大切だ、そこが僕はしつこく言っているんだけれども、欠けているんじゃないかというように言わざるを得ないんですよ。だから、その辺について、これからのやっぱり情報公開という問題も含めて、やはりどれだけの丁寧な話をするかということについて、どこまでお考えなのか。もうこれは今おっしゃっていることが、いやもうすべてですよと言われるのであれば、やっぱりそれは僕は問題がまだまだあるんではないかというように今思いますので、ぜひこれについては、もう一度見解を明らかにしていただきたいと思うんです。


 それでね、私も昨日の民主党の代表質問もいたしましたけれども、やはり農業問題というようなことを含めて、本当に篠山が、私自身も帰らせていただいて篠山で生活させていただいて、本当にそう思うんですよね、今。やっぱりこの基盤をどれだけちゃんとつくるかが、これからの篠山の生きる道ではないかということは、私ら百姓を全くやってなかった人間でも、本当に切実にそういうように思うんですよ。ならばこういう問題をもっともっと大切にして、もっともっと市民から発信ができるような環境をつくるということについてのプロセスというのをね、ぜひとも考えていただきたいというように思って、まだ時間ありますけれども最後の発言にします。


○議長(九鬼正和君)  瀬戸市長。


○市長(瀬戸亀男君)  お答えを申し上げます。


 考え方の相違なのか、あるいは物事の進め方の基本的な違いがあるのか、理解に苦しむところでございますけれども、いずれにいたしましても、特産のさらなる振興、あるいはブランド化ということにつきましては、合併直後に検討いただきましたアグリプラン21、あるいはその後の農業振興計画、そして、水田農業をどうしていくのか、こういった形の中でのそれぞれの計画等々がございます。また、農協には農協の営農計画というものがございまして、それぞれすり合わしながらの計画等々がなされてきたところでございます。そういった底流にあるのは、特産をいかに振興していくのか、さらにこれをいかにブランド化していくのか、こういう課題が常に提案、提起されておりました。しかもそれは、それぞれの生産部会、農協の生産部会、あるいは篠山市の117の参加をいただいている生産組合からもそういった要請、要望等が出ております中に、具現化していくためにどうすべきかというような提案もいただきました。そういうことを含めて、今、新しく課をつくり、そして職員が中心になってみずからが黒まめを栽培し、そしてそのことを通してどこに問題があるのか、さらに新しい商標が登録が18年度から改正されるということに向けての具体的な取り組みをこれから知恵を絞っていこう、このようにそれぞれの取り組みをしているところでございます。したがって、課ができるまでのプロセス、そのことの状況というのは、私は市民の皆さんもご理解をいただいているだろう、したがって、今後どういう形でこの施策を具体的にやっていくのかということについては、私どもとしては情報発信をしながら市民の皆さんに、あるいはそれぞれの組織を通して、その方向づけは共有をしていかなければならないし、また市民の皆さんからいろいろな提案もいただかなければならない、こんなふうに考えております。新しい課をつくった、新しい事業の展開というものはそういうものではないか、そこに事を進めながら、具体的な市民の意見を聞きながら、さらなる方向づけというものが打ち出され、ときに具体的な問題が来年度に向かっても出てくるのではないか、こんな思いをいたしております。いずれにいたしましても、本当に農業に対しての理解があるのか、あるいは農業に対してのビジョンがあるのか疑わざるを得ないような質問をいただきまして、私自身も何かしら答弁に苦慮しているところでございます。


○議長(九鬼正和君)  ここで暫時休憩いたします。


              午前10時32分  休憩


              午前10時45分  再開


○議長(九鬼正和君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。


 先ほどの西田議員の質問に対しまして、総務部長の方から発言を求められておりますので、それを許します。


 飯田総務部長。


○総務部長(飯田冨美夫君)  先ほど、西田議員の一般質問での行政財産の貸付状況の件数でございますけれども、現在、掌握しておりますのは14件でございまして、市が出資しておるプロビスささやまとか、グリーンファームささやま、そして社協、交通安全協会といった公共的団体が含まれているこういう状況でございます。


○議長(九鬼正和君)  通告8番、酒井斉祥君。


○19番(酒井斉祥君)  19番、酒井です。


 議長のご了承を得ましたので一般質問をさせていただきます。


 はじめにあたりまして、福知山線事故で107名の方が犠牲になられました。謹んで哀悼の意を表します。私も知り合いのお葬式に参列いたしました。心の傷が1日でも早く癒されんことをお祈り申し上げる次第であります。


 さて、一般質問のしんがりになりましたので、時間内で端的に質問いたします。


 それでは、教育長に篠山市の文化遺産の保全、活用等につきまして、3項目に絞って質問させていただきます。ただいまの西田議員ほどの広い分野ではなくて、極限られた分野の質問になりますが、まずその一つは学術調査、この篠山の豊富な文化遺産であるだけに、まだ掘り起こされていないと思える遺産もあれば、掘り起こしきった状態の遺産もあるし、ただただ古文書として遺産が残っているというこういう三つに分けられるんじゃないかと思いまして、その三つに分けて質問をしたいと思います。つまり、一つは学術調査的な資源です。一つは観光をルートを開発してということ。最後にもう一つは古文書の保管とか活用についてでございまして、まず三つに分けさせていただいて、まず一つ目の、これはまだ掘り起こされていない遺産の範疇に入るんじゃないかと思いますが、さて国の力添えもありまして、山城の八上城、これは法光寺跡が中心になると聞いておりまして、また、平城の篠山城、これは内濠を中心にした調査、この二つのお城が奇しくもほぼ同時期に発掘調査されようとしております。この完成の暁には、大いなる歴史的遺産として脚光を浴びることとなると思います。教育委員会をはじめ、郷土史家等の多年にわたる研鑽の賜物であり、ご同慶の至りであります。今回は学術調査に終始するものとは思われますが、まだ掘り起こしてないという意味合いで、この八上城はかつては治安とか、防衛とか、そういう手法として、この篠山全市に22〜3箇所の俗に言う狼煙城、一部枝城も含んでおりますが、こういうものが配されておりまして、情報の伝達機能も併せ持っておって、さながら現在の光ケーブルの通信網ともいえることを彷彿とさせる状態であったのであります。この議会の模様もインターネットで全市に現在配信されておりますが、この中世にあった八上城に情報が集中しておりまして、情報機能を十分に持ち合わせておりました。この狼煙城を特定してもう少し掘り起こした学術的な考察を希望するものであります。将来的にはそれが2番目に私が申します観光の対象になればという思いもあります。こういう山城の八上城に対しまして平城の篠山城ですが、この篠山城の石垣に使われている石の数は大体6万個とされておりまして、100%篠山地域の山系から調達されているということが郷土史家の調査で判明しております。ただではその石がどこから採石されたのかという精査は、一部は限定されておりますが、まだ未調査なのです。その一部と申しますのは、昭和42年の9月に旧丹南町時代に、西紀丹南教育委員会が当野集落を限定して篠山城石切場跡として史跡指定をしております。その後、関係者の努力によって、それも確かに事実だけれども、大山、追入の集落の山系とか、曽地の集落の山系とか、佐中ダムの周辺とか、藤岡周辺とか、いろいろと他の篠山の地域からも採石されておりまして、墓石までも供されているという歴史的な考察もあります。採石地のしたがいまして、特定がこれはぜひ必要だと思っております。全国的にも各城の採石地の調査は、まだ道半ばでございまして、つい最近の新聞報道でも、あの大阪城は小豆島からの築城石だと、もう一般的に流布されておりましたが、実は六甲山系の西宮市、あるいは芦屋市、そういった地域から矢穴の入った残石が発見されておるという記事に接しました。この残石と申しますのは、いったんは築城石として出すべく調整された石で、しかしながら何らかの理由で現地に捨ておかれたというか、そのまま置かれたという石を残石とこういうように言っておりまして、こういう21世紀になった現在でも、400年前、あるいは中世はおろか、歴史はまだ解明されていないことが多いのです。今回の山城、平城、これが国の助成対象となったのを機に、山城に関する狼煙城、平城に関する採石場所、これのさらなる徹底的な考察を希望するものであります。


 なぜ石垣にそうこだわるのか、この機会に卑見を少し開陳することをお許しいただきとうございます。石垣はもちろん、城ばかりではありません寺院や民家や、石垣塀、あるいは護岸の石垣など、いたるところで活用されております。コンクリートと違って何か私たちに心を和ませるものがある。ほっとさせるものがあるように思います。石垣はもとより、土木工事なのですけども、私には単なる土木の工事でない先人の英知と、美の結晶が詰まっていると思っておりまして、例えば民芸品は実用の美と言われておりますが、石垣も民芸品同様実用の美であります。城の石垣は古代、中世、近世、各時代時代を映し出した土木という技術と、自然と先人の美意識これが三位一体となった雄大な芸術品でありまして、今、山城が見直されているのも山歩きだけではなく、石垣の美しさに見せられるというとこもあると思います。石垣の良さが見直されて、脚光を浴びることは、これは必定であります。幸い、我が篠山には各時代の城郭とか、遺産があるわけですから、学術調査に裏付けされて復元することは、古の技術と美を現在によみがえらせることであると思っております。本物の石垣、これは美術館に名画を鑑賞に来られるとか、10月にオープンしようという美術館、陶芸館、その古丹波の名品を見に来るとか、あるいは現在作家の秀作を鑑賞に来られるがごとく、人々は必ずそういうものにやって来ますというか、人々はそういうところに興味をひかれます。特に八上城は非常に地味ではありますけれども、整備いかんによっては、篠山の町おこしに大いに寄与するものと確信して、これについての対処方、所見を教育長にお伺いしたいと思うのであります。これが一つ目の質問であります。


 二つ目ですが、これは前段に申し上げましたように、まず、掘り起こしきった状態の遺産というものが篠山にはたくさんあります。それらのルートの開発のことについて、少し提案し、所見を伺いたいと思いますのは、現在までに解明された歴史的文化財、史跡等に観光客を誘導して、かつ営利を視野に入れて、観光ルートの整備とか創出を行うということ、新しくは伝建保存地区界隈、あるいは10月にオープンしようという陶芸美術館周辺、あるいは先人により培われた他市には絶対例をみない豊富な文化遺産をあらゆる関連施設にプレゼンテーションして、できたら市財政寄与の手立てとならんかという提起なんです。例えば、大阪城、名古屋城は別格としましても、篠山城には刻印のついた石が2,000個以上、種類にして200種以上使われております。これは非常に特質に値することであって、築城に当時駆り出された、1609年城ができておりますが、大名の残影なんです。また、篠山市は義経一隊が一ノ谷への通過ルートであり、今、大河ドラマが義経放映されておりますが、そのおり道案内として多紀連山、これは三岳寺とか、大岳寺とか、福泉寺とか、旧篠山町の史跡として史跡指定されておりますが、そこにおった修験者、あるいは味間の文保寺、高仙寺、龍蔵寺の修験者がこの義経の一行に色濃く関与しておるということも伝承されております。


 また、古代の国づくりに寄与した山陰道、これが篠山市内を走っておりますし、足利尊氏もおりました。和泉式部の足跡もあります。こういったところを訪ね歩くなど、史跡には事欠かない、関連の観光グッズ販売をしてもいいかと思ったりもします。いずれにいたしましても、わが篠山では、一見地味ではありますが、歴史資産は豊富であるだけに、自然にも恵まれ、食べ物のおいしいものはたくさんあり、広大かつ豊かな自然の中に、小粒ではあるけれども、個性ある見所、食べ所、語らい所、こういうものが点在していて、民俗行事、音楽をはじめ、芸術活動も彩りを添え、ネットワークされること、これが篠山独自の観光のあり方だと思います。全国各地に町ぐるみ博物館を標榜するところが多いのですが、これぞ本物と思われるところはほかにはそうそうはないと思っております。もちろん私の言う博物館は、並べてあるものを受身でみるという博物館ではないのでありまして、人間の五感を満足させる体験型の博物館、これを言っておるわけでございます。現在、東海道五十三次を模して、旧篠山町域を中心とした五十三次ということを標榜してボランタリー形式で運用されておりますが、私もこれには大いに賛同し共鳴するものであります。これを篠山市全域に拡大してみるというのも一考ではないでしょうか。


 過日、有限会社クリエイトささやまが運営するささやま荘、それから県の運営する新たんば荘、それから民間のホテル、あるいは旅館2〜3軒の宿泊客の動向をサンプリングしました。結果、季節変動は見られましたものの、概して観光を目的とした宿泊客は以外に多く、予想外に遠方よりお出ででした。当然、旅行会社、インターネット等によりまして事前に調べて篠山の方へお越しになっているとは思いますが、それでもフロントでさらなる情報をお聞きになっており、大いに関心を持っておられることが判明しました。フロントでの担当者の案内は、そういう観光客に対して、篠山城を中心に制作されている1枚もののリーフレットを渡すことで済まされているのが多いようでして、これ以上は篠山美術館へ行ってもらえば詳細がわかるというようなこともあるようですが、しかしながら、もっと積極的に観光ルートを図示するなり、かつ複数のメニューを提供したり、お客さんの選択に委ねることができるよう、フロントにこれぞ篠山だというようなリーフレットを常備して、実際にその各史跡に足を運んでもらうというのはどんなもんでしょうか。一方、全国的には今、団塊の世代の去就が注目されておりまして、篠山観光に夫婦で例えばお越しになったと仮定します。別に夫婦でもなくてもいいとはいうものの、観光途上のそのバスの車窓から、緑豊かな田園風景を目の当たりに見て、定年後の居住に思いを馳せられるかも知れませんし、また知人に話されて、口コミもあるかも知れません。篠山市の人口には、社会増人口に誘引する効果が期待できるのではないか。今、篠山市はNHKとはちょっと多少うまくいってない部分がありますが、時機を見て、篠山を舞台にした大河ドラマ、これが無理なら、その時歴史は動いたなどのプログラムをどんどん売り出して篠山を売り込むというのはどんなものかいなと思ったりもします。ちなみに、私、三田に友人も多いものですから、三田市、これはツーリズムと称しまして、三田ひとめぐりコース、これはJR三田駅からバスが出てまして、全行程86キロ、三つあるんです。二つ目はヒロインコース、JR広野駅を発しまして、20.5キロ、三つ目に千丈寺コース、これはご存知かと思いますが、千丈寺コース、この青野ダムの記念館の前から出まして、全行程17.5キロ、この三つの観光ルートを現に今、三田市は動かしております。お隣の丹波市とどうかいなと思ってちょっとお聞きした6町合併の調整に重点が置かれて、三田市のごとき、市としてのこういう政策はまだ緒についていないというようなありさまでした。この三田市、丹波市の関係部署から実情を傾聴はしたんですが、ちょっと2市の話を聞いて、三田市、篠山市、丹波市と、この3市広域の対応というのも、これは将来的にあるんかなと思ったりもしました。


 さて、合併第1号篠山というものを全国に発信しました。黒大豆も全国区になりました。歴史は金にならないとはいわずに、NPOを立ち上げるなど方策を講じて、篠山市の豊富なこの資産を財政の健全化に資して、オンリーワン篠山、これをもうひとつ構築したい、事業化には市長部局との調整も必要となりましょうから、一般質問の通告を教育長に限定をさせていただきましたが、総合的に検討していただけるかご所見をお伺いしたいと思います。これが第2の質問です。


 最後に第3番目の質問ですが、今度は古文書なんです。古文書は私たちの文化遺産であります。地味な存在であるがために、ややもすれば関心のラチ外に置かれますが、古文書は先人の生きざまの証であります。私たちは四季折々に先祖を祀り、祖先をお守りしているわけですが、古文書もまた然りであります。古文書を後世に伝えるのは、先祖を守るのと全く同じように私たちの責務であります。古文書を守ることは篠山の文化を育む原点であります。このことを忘れて、ないがしろにしては先ほど来、縷々私が申し述べてきましたことは単なる上辺だけの薄っぺらいものになってメッキがすぐはがれるごとくであります。古文書という心の奥底の永遠の炎を大事にしていきたい。古文書に限らず、地域の史料、(この史は歴史の史であります。)の収集保存はゆるがせにできないと思っております。平成14年第28回定例会、これは9月24日に開催されておりますが、そこにお亡くなりになっております渡辺省悟議員の遺稿とも言うべき一般質問の議事録を先輩議員の助言により一読することができました。古文書に絞って質問されておりまして、まことに質問の趣旨は感銘を受けました。関心のある方が、あるいは郷土史家をはじめとして、そのときにも2回にわたって要望書が出されております。そういうことも知りました。当時はまだ市立図書館の完成を見ていなかったですから、完成した今現在、その保管とか、整備の状況はどんなものか。また、平成16年、昨年12月議会の41定例会で、歴史博物館の設置についてと題して現市嶋議員が質問されて、その回答としては、4施設に分割保管しているということと、財政難から博物館新設による整備は困難だとこういうふうに回答をされております。しかしながら、それはそれでいいといたしましても4箇所に、体系的に展示されておるのならまだしもですが、収蔵しておる、そういう域にとどまっております。虫干しも兼ねて、1年に一度でもです、収蔵から展示公開に取り組むべきだと思います。3年前に提起されて、当時の谷口教育長も非常に前向きに取り組むと約束されておりました。この2点の質問を比較してみまして、恐縮ですが、少しトーンダウンが見られるように思えてなりません。行政責任が問われかねないとも思ったりもします。渡辺氏の墓前に恥ずかしくない報告ができることを切に望み、私の質問を終わります。


 ありがとうございました。


○議長(九鬼正和君)  畑中教育長。


○教育長(畑中陽次君)  酒井議員のご質問にお答えいたします。


 示唆に富むご質問というよりもご提言をいただきまして、心して聞かせていただきました。それでご質問ですけれども、まず、八上城に関連する狼煙城、いわゆる枝城、並びに篠山城築城時の採石場の場所の特定と観光対象化についてでありますが、議員ご指摘のとおり、市内には明智光秀の丹波攻めにおいて、八上城を支援するため、波多野方の武将が築いた支城や、八上城を攻撃するために明智方が築いた付城が数多く残されております。本年3月に開催しました八上城史跡指定記念シンポジウムにおきまして、村田修三大阪大学名誉教授がこういった支城・付城の価値に触れられ、特に篠山市大上に築かれた大上西ノ山城がその築城の見事さから明智光秀が八上城を攻めた際の本陣の城であるという見解も示されております。八上城跡はその歴史的価値が高く評価され、本年3月に国の史跡指定を受けたところでありますが、こういった支城や、付城も八上城に関連する戦跡として同様に高い価値を持っており、その保護、保存に努めていく必要があると考えているところであります。また一方、篠山城築城の採石場、いわゆる篠山城の石垣に使用する石を出した石切場については、当野、栗栖野の地域が昔から知られており、昭和35年に篠山城築城の集石場と市史跡に指定されております。栗栖野集落では、残石を利用し、栗栖野城公園を建築され、地域の歴史を顕彰し、後世に引き継ぐという事業に取り組まれました。こういった地域住民による主体的な取り組みは大変意義深く、心から敬意を表したいと思います。市内にはほかにも古森、追入、小坂、藤岡奥、鷲尾といった石切場跡が知られており、こういった箇所についても、その歴史的価値は当野、栗栖野と同様に高く、その保護、保存を図っていかねばならないと考えているところでございます。こういった八上城跡に関連する支えの城や、付城、また篠山城の石切場につきましては、その場所が概ね特定されてはいるものの正確な所在、規模、構造等の調査は残念ながらできておりません。教育委員会としましては、議員のご指摘を踏まえて、今後、こういった遺跡の調査について、前向きに検討してまいりたいと考えます。


 また、観光対策として活用というご指摘につきましても、遺跡調査を実施した上で、観光資源となりうるか観光部局等関係部署とも調整してまいりたいと考えます。


 続きまして、文化財巡りの観光ルート化と、有料による財政寄与方策についてでありますが、市内には巨大古墳として有名な雲部、車塚古墳、県指定史跡の北条方墳、中世荘園と知られる大山荘、宮田荘のゆかりの地、日本六古窯の一つである丹波焼の窯業地、重要文化財である大国寺本堂、藤坂妙見堂、春日神社能舞台、史跡八上城跡、篠山城跡、また、篠山城下町、立杭、古市、八上、福住などの街並み、波々伯部神社や住吉神社、あるいは春日神社などの祭礼と伝統芸能、さらには近代化遺産の鐘が坂随道などの豊富な歴史遺産、文化遺産に恵まれた地域であります。こういった遺産の保護保存を図りながら、それらを活かしたまちづくりを行うことは他の施策に劣らず篠山市にとりましても重要な課題であると考えております。教育委員会としましても、こういった考えに基づいて、史跡篠山城跡や、あるいは城下町の歴史的街並みなどの保存と整備に取り組んでいるところであり、今後も着実に進めてまいりたいと思っております。


 そこで、議員ご指摘の文化財を観光資源としながら、市財政に寄与する方策についてでありますが、第一義的には、文化財は市民共有の財産として保護、保存すべきものという認識を持っております。ただし、こういった文化財の活用、またまちづくりとの連携から申し上げますと、人口交流が増えることにより直接、間接を問わず市財政がよい意味での影響を受けることから重要な施策の一つと認識いたしております。このため教育委員会といたしましては、文化財行政の立場から、行政内の関連部署並びに関係機関とも連携しなから観光に寄与できる方途を検討してまいりたいと考えております。


 続いて、青山歴史村等の古文書の保存管理のご指摘についてでありますが、この問題につきましては、故渡辺議員が旧町単位で残されている町史編纂過程で収集された資料や、埋蔵文化財等を一括収集し、公開する施設の整備について質問されたものであります。本件につきましては、歴史資料を現在に活かすため、また施設整備を具体的に検討していく旨の答弁を行った経緯があります。しかしながら、資料整備に取り組みますと、10年から20年の期間継続して行わなければならないことや、受け皿として大学との交渉も難しいこと等も含め、今後、検討の方針を見直す必要が生じたところであります。第41回定例会において、市嶋議員から歴史博物館設置に関するご質問をいただき、新たな施設整備でなく、既存の4施設である篠山城大書院、歴史美術館、青山歴史村、安間家資料館の充実を図る旨の答弁をさせていただいております。このように施設設備の必要性は十分認識しながらも、現今の市財政を取り巻く環境は従前にも増して一層厳しい状況と言わざるを得ません。教育委員会といたしましては、本年度、地域文化課に文化施設係を設け2名を配置し、今後とも4館の展示の充実に努めながら資料等の保存と活用に十分努力し、その散逸や劣化のないよう注意していく所存であります。


 酒井議員におかれましては、以上のような趣旨をおくみ取りいただき、ご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁といたします。


○議長(九鬼正和君)  19番、酒井斉祥君。


○19番(酒井斉祥君)  ありがとうございました。


 あと、2点、重箱の角を突っ付くような話で恐縮ですけど、2点だけ追加でお聞きします。


 旧4町、もちろん丹南、西紀、篠山、今田、それぞれ町史というのを出しておりますね。ならば、篠山市の市史というのはどうなっているかという観点を見ましたら、材料はみな揃っているわけですから、篠山市史はこれだというものをどこかひとつつくるというお考えはありませんでしょうか。篠山市としての史は、四つ足せば史になるというようなものですが、少し恰好つけてはいかがでしょうか。


 それから、もう一つは、4箇所に分散しておると教育長おっしゃいましたが、確かに今おっしゃったように、これは大書院、歴史美術館、それから、青山歴史館、それから、伝統保存地区のあの資料館、この4箇所を言っていらっしゃると思うんですが、2年前のあれには、鳳鳴高校にもちょっと置いておるんや、篠山市市役所の支所にもちょっと置いとるでと、丹南公民館にもちょっと置いておるという話が残っておりますが、もうこれはすべて4箇所に収斂というか、集中というか、全部で古文書に関する限り、多少時間もかかってと思います。それは当然だと思いますが、どうしてもその資料を見たいとなったら、この4箇所へ行けば、必ず古文書のあれは出てくるのかどうか、この2点をお伺いしたいのですが。


○議長(九鬼正和君)  畑中教育長。


○教育長(畑中陽次君)  2点ご質問をいただきました。


 まず、第1点目に旧4町の町史とともに篠山の史誌はどうですかというようなご質問でしたけれども、これまだちょっと検討もしてなかっておりませんので、ご提案としてお聞きをさせていただきたいと思います。


 それから、いわゆる町史編集の資料等の保存がどうなっているかとこういうご質問でございましたけれども、まず、現状を申し上げますと、今田地区の資料等は、今田の公民館に二つのロッカーで保存をいたしております。それから、旧丹南町ですか、これにつきましては、中央図書館に10坪ほどの場所に現在、倉庫に保管をしております。それから、青山歴史村ですけれども、これは二つのご存知のとおり土蔵がございまして、そこに保存をいたしております。藩政資料あるいは青山文庫、明治以降の多紀郡の記録等がございます。それから、鳳鳴にも約1万冊ほどですけれども、青山文庫の書籍が保存してございまして、確か今年の年始めだったと思うんですけど、古い教室を改築をされまして、空調施設も入れたところに保存、ある程度整理もしていただいて、一般用の公開もしていただいているようでございますけれども、鳳鳴の方に1万冊ほどが保存をされております。


 以上でございます。


○議長(九鬼正和君)  19番、酒井斉祥君。


○19番(酒井斉祥君)  19番、酒井です。


 もうこれで終わります。非常にこの分野ではご造詣の深い方が教育長でありますので、今のご答弁のとおり事が進みますように一議員として、これは私、非常に大事なことやと思って一生懸命に質問しとるんですけど、どうぞひとつよろしくお願い申し上げます。


 回答はいりません。ありがとうございました。


○議長(九鬼正和君)  これをもって、一般質問を終わります。





◎日程第5  議案第69号 平成17年度篠山市一般会計補正予算(第2号)





○議長(九鬼正和君)  日程第5.議案第69号、平成17年度篠山市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。


 本案につきましては、それぞれ所管の常任委員会に付託し、審査が行われましたので、各常任委員長から審査の報告を求めますが、委員長の報告と委員長に対する質疑は、各常任委員会ごとに区分して行います。


 まず、総務常任委員長の報告を求めます。


 市野総務常任委員長。


○総務常任委員長(市野忠志君)(登壇)  5番、市野でございます。


 ただいま議題となりました議案第69号、平成17年度篠山市一般会計補正予算(第2号)については、去る6月10日の本会議において、当委員会の所管にかかる事項について付託されたものでございます。よって、当委員会では、6月15日全員出席のもと会議を開き、審査をいたしました。


 秘書広報課と財産管理課の絡みでありますので、部長、各課長からの説明を受けております。秘書広報課分でございます。在住外国人支援事業として、生活支援のためのビデオ映像を制作するための委託料として140万円計上しております。6月補正とした理由は、財団法人自治体国際化協会の助成金交付決定が4月25日にあったため、今回の補正となっております。委託先はNPO国際理解センターであります。


 委員からの質疑は、運用面が主で、担当部局は明確な答弁であったと思っております。


 財産管理課です。


 財産貸付収入、土地建物貸付収入ですが、52万7,000円、これは池上コーナンへの貸付の里道水路分で面積が942平米であります。不動産売払収入、土地売払収入ですが44万7,000円、これはストップへの売却分で、面積は34.4平米であります。コミュニティ活動推進費、公民館改修補助金ですが、波賀野公民館下水つなぎ込みなど103万5,675円、黒田公民館、雨漏り改修など150万円、以上は6月補正は緊急を要した分を計上しております。


 以上が、所管分の審査の内容です。直ちに採決に入り、本案は原案のとおり全員賛成をもって可決いたしました。当委員会の決定どおり賛成いただきますようお願いを申し上げまして審査報告といたします。


○議長(九鬼正和君)  総務委員長の審査報告が終わりました。


 これより、委員長に対する質疑を行います。


 質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  質疑なしと認めます。


 次に、文教厚生常任委員長の報告を求めます。


 河南文教厚生常任委員長。


○文教厚生常任委員長(河南克典君)(登壇)  16番、河南です。


 ただいま議題となりました議案第69号、平成17年度篠山市一般会計補正予算(第2号)のうち、文教厚生常任委員会の所管にかかる分について報告いたします。


 本案は去る6月10日の本会議において、当委員会の所管にかかわる事項について付託されたものであります。当委員会における審査は6月16日、委員全員出席のもと、慎重に審議いたしました。その結果、全員賛成により原案どおり可決することに決しましたので、まず報告いたします。


 それでは、審査の概要を報告いたします。


 まず、保健福祉部についてでありますが、補正予算に関わります長寿福祉課、福祉総務課、健康課について一括説明を受け、その後、一括質疑を行いました。


 まず、長寿福祉課についてでありますが、予算額2億331万4,000円に261万9,000円を追加し、2億593万3,000円にしようとするものです。261万9,000円の内訳については、老人保健福祉計画策定事業で、平成18年度の制度改正に向けて、一般高齢者、独居高齢者、介護1と要支援の要介護認定者の中から抽出してアンケート調査などにかかる費用が75万円、また、介護予防地域支えあい事業にかかります186万9,000円ですが、これは緊急通報システム装置20台分と、バックアップバッテリー20個分の購入とのことです。


 社会福祉総務課についてでありますが、老人福祉寄附金としてユニトピアささやまさんから10万円と、篠山盆栽会さんからの1万5,000円の2件を諸支出高齢者福祉基金に積み立てるものです。その積立金の合計残高といたしましては、295万1,024円となっております。


 民生費の中のそれぞれ医療福祉については、委託料補正で計上されております、これは福祉医療制度の改正に伴い、電算機の福祉医療システムを制度改正に対応できるようにシステムの開発並びにテスト、プログラムのセットアップなどにかかる電算委託料の補正です。


 老人医療費の委託料については、当初30万円計上されておりましたが、7万2,000円を追加して37万2,000円に、障害者医療費につきましては91万円の補正となっております。その内訳は重度障害者医療助成事業にかかるものとして70万円、高齢重度障害者特別医療助成事業にかかる委託料として、当初283万5,000円を計上されていたものを73万2,000円を減額補正し、重度精神障害者医療助成事業については、新たに94万2,000円の補正がされております。これらにより障害者医療費は1億2,134万7,000円に91万円を追加し、補正後1億2,225万7,000円とのことでありました。


 また、母子福祉医療費についてでありますが、これにつきましても、制度改正に伴い委託料として106万4,000円の補正となっております。母子医療費は当初予算に106万4,000円を増額補正し、補正後9,771万5,000円となっております。


 健康課についてでありますが、休日診療所の4月開所予定が7月開所とおくれことと、医療業務のみの委託から指定管理者ということで、管理運営全般にわたって委託することによる補正で、当初1,301万5,000円から183万9,000円を減額し1,117万6,000円とするものです。


 また、歳入については、保健衛生使用料の中に休日診療所にかかるものについて560万円計上されておりますが、当初800名の受診者を予定しておりましたが、3か月の開所おくれということで受診者200名が減ると予想されることから140万円の減額となっております。介護保険費について、予算4億8,422万7,000円に96万4,000円を追加し、補正後4億8,519万1,000円となっておりますが、これについては、6月10日可決された介護保険特別会計への繰出金であります。


 以上の説明に続いて一括質疑に入りました。その内容は次のようなものであります。


 まず、1点、福祉総務費で金額は大きくないが電算委託料が計上されているが、保健福祉部全体で見て電算業務を委託しているので、主なものでいいからその内容はどのようなものがあるかと。また、業者はどんな業者に委託しているのかというような質問がございました。


 これに対しまして、電算業務は各課すべてであると、福祉医療制度、国保年金課は国保税の積算、長寿福祉課は在宅介護支援センターの在宅補助金、保健、介護の部分のネットワークを健康課、在宅支援センター、長寿福祉課などで組んでいる。また、介護保険事務システムについては、関係支所、本庁、在宅介護支援センターの窓口をネットワークでLANを結んで運営しているということでした。委託先については、概ねさくらKCSである。


 質問としまして、国の行革の中で、電算委託業務などの随意契約を見直しただけで相当大きなお金が節約できたと聞くが、これは一般競争入札、指名競争入札には馴染まないのかとの質問に対しまして、合併前の旧4町で主に篠山と丹南がさくらと提携しており、一番多く被保険者を抱えている篠山、丹南に合わせ、さくらでやろうということで協定し合併した経緯があり、以後、プログラムの更新に次ぐ更新を重ね今日に至っているだけに、競争入札になるとなかなか難しい面があるんじゃなかろうかというようなことでございました。


 休日診療所の委託料51万8,000円の内訳についての説明を求めました。委託料については、当初、診療業務のみを予定していたが、すべて医師会に管理運営をしていただくことで、看護師の賃金、消耗品などをいったんゼロにして、その分、委託料の中へ持っていくということで、3か月分減額になるのと差引きをして51万8,000円とのことです。


 このほかに個人情報の保護について、緊急通報システムについて、休日診療所の指定管理者制度に対するメリット、デメリットなどについての質疑があり、保健福祉部に対する審査を終了いたしました。


 続いて、市民課についてでありますが、非常備消防当初予算9,223万9,000円に43万5,000円を追加し、補正後9,267万4,000円にするものでありました。概要説明によりますと、非常備消防団の退職者について、5年以上の消防団員を精査した結果、当初予算では一人当たり30万円程度と、100人を見込んでいたが、最終的に105名となった。5名増加があり、補正するとの説明でありました。


 質問に入り、当初予算を組むときに、ほぼ退職者の人数を把握しているのではないか、それで予算措置もすると思うが、どのように把握しているのかということに対しまして、2月時点で、各分団長を通じて調査している。退職報償金につきましては、人数と勤続年数によっても変わりますが、それを精査した結果、今回の補正となっているとのことでした。ほかに質疑なく、生活部に対する審査を終了いたしました。


 最後に、教育委員会の審査を行いました。児童措置費を当初予算3億9,768万5,000円に対して、323万8,000円を増額補正し、補正後4億92万3,000円としようとすることについての説明でした。内容は私立保育所私的契約児童受入れ事業で、本年度から幼保一体化のモデル事業として、富山保育園で4歳児を受け入れるのにかかる補助金で、当初10人を見込んでいたが、入園者が22名となったために、保護者負担が月額1万500円、これは公立幼稚園と同額でありますが、市は園児一人当たり月額夏で2万2,480円、冬で2万2,670円の補助金を富山保育園に交付するものです。


 学校教育総務費を当初予算1億545万円に対して420万4,000円を補正し、補正後1億965万4,000円にしようとするものについての説明を受けました。内容については、その一つは市内の学校、園の安全対策の一環として、警察のパトカーに類似した車を導入し、市内東西各1台ずつ配備し、登下校の巡視、危険個所の点検などに当たる事業として49万3,000円。二つには、教育振興事業としてふるさといきいき教室、これは3校であります。小学校にミニハードル、ボールなどを購入する事業、70万5,000円。三つには、外国青年招致事業で、現在3名のALTで中学校で語学指導を行っていますが、小学校からの要請が多いことから、昨年度から関係機関に小学校専属のALTの派遣要請を行ってきましたが、8月から派遣が決定したことによる報酬、保険料などに300万6,000円の増額補正との説明を受け質疑に入りました。


 その質疑の主なものについて報告します。小学校のALTについて、国庫補助はないのか。また、県の事業ではなかったのか。中学校に配置しているのと同じで、交付税参入となっている。また、県の事業ではなく国の事業で国際交流事業ジェットということでした。また、ALT1名で19の小学校の配置はどのように考えているのか、5中学校に3名のALTがいるが、事業評価からメリットはあるのかという質問に対して、小学校の場合ですけど、同じ学校に1日いるようにしており、人数の多い学校は回数が多く設定している。例えば、味間小学校が4回、後川小学校が1回、また事業評価についてどのような効果があるかという調査までは行っていませんが、国際交流、異文化コミュニケーションということでは成果が上がっていると認識しているとのことです。ほかに幼保一体化に対する苦情はないのか、登下校中の不審者に対するマニュアルは策定されているのかなどの質疑があり、教育委員会に対する審査を終了いたしました。


 以上をもちまして文教厚生常任委員会に付託されました平成17年度一般会計補正予算に対する審査の概要報告を終わります。


 なお、当委員会においては、原案のとおり全員賛成にて可決いたしました。なにとぞ当委員会の趣旨をおくみ取りいただきまして、本案にご賛同賜りますようお願い申し上げて報告を終わります。


○議長(九鬼正和君)  文教厚生常任委員長の審査報告が終わりました。


 これより、委員長に対する質疑を行います。


 質疑はありませんか。


 12番、谷掛加津一君。


○12番(谷掛加津一君)  12番、谷掛です。


 児童措置費ということで、幼保一体ということで10人予定が22人になったということを聞かせてもうてそれは理解するんですけども、そのふえた要素というか、そういうことから見えてくる将来の幼保一体に関する考え方というか、そういうことが質問の中で出たかどうか、そのことをお伺いいたします。


○議長(九鬼正和君)  河南委員長。


○文教厚生常任委員長(河南克典君)  そのような意見は出たか出てないかは谷掛議員傍聴されておりましたので十分ご理解いただいているというように思います。


 以上です。


○議長(九鬼正和君)  ほかございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  質疑なしと認めます。


 次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。


 足立産業建設常任委員長。


○産業建設常任委員長(足立義則君)(登壇)  13番、足立でございます。


 産業建設常任委員会の報告をいたします。


 本案は去る6月10日の本会議において、当委員会に付託されました議案第69号、平成17年度篠山市一般会計補正予算(第2号)につきまして、当委員会の所管に関する産業経済部について、6月14日に審査を行いました。その結果と経過について報告をいたします。


 まず、審査の結果ですが、全員賛成で原案のとおり可決いたしました。


 では、審査の概要を報告いたします。


 まず、丹波ささやま黒まめ課の農業総務費、普通旅費9万5,000円の補正は、10月15、16日に開催されます東京の青山祭へ参加する予定となっており、その事前調査のための旅費、市としましても、篠山を全国に発信する機会ととらえ、現在、市、JA、商工会を中心に青山デカンショ実行委員会を立ち上げ、特産品の販売として、枝豆やお米、デカンショ踊りや丹波篠山太鼓の披露など、具体的に検討しているとのことです。


 次に、生産調整対策費、県産大豆生産緊急拡大対策事業補助金55万4,000円の補正は、年度当初に二つの生産協議会から申請があり予算化していたが、このほどさらに二つの生産協議会からの申請を受けての補正であります。質疑の中で詳しく説明を求め、事業対象については、白大豆のサチユタカ、オオツルの2種類に限り、機械の購入補助で3人以上の団体が対象とのことでした。その他の質疑として、黒まめ課の業務について意見が出されましたが、当委員会の閉会中の所管事務調査の項目にあげて取り組みますので、省略させていただきます。


 次に、農村整備課の農地費、市単独土地改良事業補助金378万6,000円の補正は、昨年の台風23号による被害で40万円以下の水路工事と、ポンプ稼動時の水害など20件、総事業費1,600万円のうち、市補助30%で480万円が補助対象、そのうち年度当初に100万円を予算化しており、残りの378万6,000円の補正であります。工事20件内訳はポンプが6件、用排水路関係が13件、農道が1件となっております。


 次に、林業振興費、風倒木処理森林復旧対策事業補助金478万4,000円の補正は、昨年の台風による被害は、篠山市内で10箇所、約2.81ヘクタールの見込みで、倒木の除去整備と造林を全額公費負担で行う事業、倒木は市場には出さずチップ化を予定、補正の理由は当初の時期に事業の詳細が決定していなかったことと、9月に入るとまつたけのシーズンになること、さらには今年の台風時期になると二次災害の発生が懸念されるという理由で6月補正をしたという理由でした。質疑の中で負担割合についての説明を求め、国が約50%、県が約30%、市か約20%となっており、国の補助金は直接施工者に支払われ、今回は総額約920万円のうち、県費で282万4,000円、市費で196万円、合計478万4,000円の補正となっております。


 次に、商工観光課の商工振興費、工事費390万円は陶の郷のエアコン改修工事費300万円と、この秋オープンします県立陶芸館と一体化した看板を3基設置する費用90万円となっております。さらに51万4,000円の看板制作負担金とは県の事業でありまして、県の設置する看板の2分の1の負担で県立陶芸館の看板2基の設置費用です。


 主な質疑としては、陶の郷のリニューアル工事約1億円の予算であったが、なぜエアコンの工事が含まれていなかったのかという質問に対しまして、当初、陶磁器組合から4億円でのリニューアルの要求があったが1億円に押さえて計上したと、しかも陶磁器組合も約3,500万円を借入れ、観光物産センターの内装工事を行っているので20年も経過したエアコンをこの工事と同時に実施する方がいいと考え計画をしたということでした。


 そのほかの意見として、内装工事費用3,500万円の処理については、寄附行為として処理することと、リニューアル工事で現在建設されております玄関の不自然な3本もの柱については、撤去するように要求をいたしました。


 次に、農村整備課の農地農業用施設災害復旧事業の委託料900万円は昨年の台風による中地区での橋梁について、実施設計などは補助対象外で、今回900万円で、測量、土質調査、実施設計を行う費用であります。また、工事請負費の511万6,000円の減額については、平成17年度当初予算で5件を予定していましたが、16年度に対する国からの割当により16年度の繰越しで実施することになったため、委託料の900万円と、その工事請負費減額分511万6,000円の差額388万4,000円の補正となっております。


 以上で、当委員会に付託されました補正予算の審査報告を終わります。議員の皆様方には、当委員会の決定どおりご賛同いただきますようお願い申し上げ、産業建設常任委員会の報告といたします。


○議長(九鬼正和君)  産業建設常任委員長の報告は終わりました。


 これより委員長に対する質疑を行います。


 質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  質疑なしと認めます。


 以上で、各常任委員長に対する質疑は終わります。


 これより討論を行います。


 討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  討論なしと認めます。


 これより、議案第69号を採決いたします。


 本案に対する各委員長の報告は原案可決です。委員長の報告のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。(賛成者起立)


○議長(九鬼正和君)  起立全員です。


 したがって、議案第69号は、委員長の報告のとおり可決されました。


 ここで暫時休憩いたします。


              午前11時45分  休憩


              午後12時58分  再開


○議長(九鬼正和君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。





◎日程第6  議案第71号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定につ


              いて





◎日程第7  議案第72号 平成17年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算


              (第1号)


○議長(九鬼正和君)  日程第6.議案第71号、篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について、日程第7.議案第72号、平成17年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の2件を一括議題といたします。


 議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。


 平野保健福祉部長。


○保健福祉部長(平野芳行君)(登壇)  ただいまご上程いただきました議案第71号、篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定及び議案第72号、平成17年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、一括して提案理由の説明を申し上げます。


 まず、篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてでございますが、今回の改正につきましては、平成16年度国民健康保険特別会計の決算及び平成16年分の所得の確定に伴いまして、所要の改正を行おうとするものでございまして、去る6月13日、篠山市国民健康保険運営協議会に諮問いたし、同日、ご同意いただいたものでございます。最近の社会経済情勢を見ますと、長引く景気の低迷などから、社会保険離脱者及び若年層の就職難や、フリーター志向などに伴い、国保被保険者が近年、年間平均3%前後の割合で増加いたしておりましたが、本年度は微増の傾向にございます。ご承知のとおり、国保は高齢者や無職の人が多くを占め、所得を有する方が全被保険者のうち29%程度の現状にありますとともに、有所得者一人当たりの所得額につきましても、年々減少傾向にあります。平成17年度課税に向けまして、所得分課税標準額を集計いたしましたところ、昨年度に比較いたしまして約2億500万円の減となり、当初予算で見込んでおります税収の確保が困難な状況にあります。しかしながら、現在の社会情勢を鑑みますと、大幅な増額は理解が得られないとともに、国保税も当初予算額を確保するため、不足額を所得割のみに求めますと、大幅に所得割率を引き上げることとなり、また、応能・応益割合のバランスも崩れ、中間所得層に大きな負担を求めることになります。このため、後ほど、補正予算の中で説明をさせていただきますが、当初予算で保険料の上昇を抑制するために、財政調整基金2億5,199万9,000円の取崩しを予定いたしておりますが、これをさらに増額の上、保険税軽減に充当いたしまして、医療費分一人当たりの税額を前年度同額の7万円に据え置くため、所要の税率改正をお願いいたすものでございます。


 それでは、別紙の条例改正新旧対照表により説明をさせていただきます。


 まず、1ページの第3条でございますが、医療給付費分の所得割額について改正を行うもので、100分の6.10を100分の6.40に改めるもの、第5条につきましては、医療給付費分の均等割額についてで、被保険者一人当たり額を現行の2万3,040円を2万3,640円に改めようとするもの、第5条の2は、医療給付費分の平等割額で一世帯当たりの額を現行2万160円を2万1,000円に改めようとするものでございます。


 次に、第6条は、介護納付金課税被保険者にかかる所得割額を定めたもので、その率について100分の0.90を100分の1.08に改めるもの。第7条の2につきましては、同じく介護納付金課税被保険者にかかる被保険者均等割額について定めたもので、現行の均等割額6,000円を6,600円に改めようとするもの、第7条の3につきましては、介護納付金課税被保険者にかかる世帯別平等割額を定めたもので、3,360円を4,080円に改めるものでございます。


 2ページに移りまして、第12条でございますが、国民健康保険税の減額について定めたもので、第1項第1号ア中1万6,130円を1万6,550円に改めることにつきましては、医療給付費分の均等割額の7割軽減額の改正について、同号イ中1万4,120円を1万4,700円に改めることについては、同じく世帯別平等割の7割軽減額の改正、同号ウ中4,200円を4,620円につきましては、介護納付金課税被保険者にかかる均等割額の7割軽減額の改正について、同号エ中2,360円を2,860円に改めることにつきましては、同じく平等割額の7割軽減額の改正についてであります。同項第2号ア中1万1,520円を1万1,820円に改めることにつきましては、医療給付費分均等割額の5割軽減額の改正について、同号イ中1万80円を1万500円に改めることにつきましては、同じく世帯別平等割額の5割軽減額の改正について、同号ウ中3,000円を3,300円に改めることにつきましては、介護納付金課税被保険者にかかる均等割額5割軽減額の改正について、同号エ中1,680円を2,040円に改めることにつきましては、同じく世帯別平等割額の5割軽減額の改正についてであります。


 3ページに移りまして、同項第3号ア中4,610円を4,730円に改めることにつきましては、医療給付費分均等割額の2割軽減額の改正について、同号イ中4,040円を4,200円に改めることにつきましては、同じく世帯別平等割額の2割軽減額の改正、同号ウ中1,200円を1,320円につきましては、介護納付金課税被保険者にかかる均等割額の2割軽減額の改正について、同号エ中680円を820円に改めることにつきましては、同じく世帯別平等割額の2割軽減額について、それぞれ改正を行おうとするものでございます。


 次に、附則についてでございますが、第1項の施行期日は公布の日より施行することとしておりまして、2項につきましては、適用区分について定めたものでございます。


 続きまして、平成17年度篠山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、説明を申し上げます。


 事業勘定の歳入歳出予算の総額36億855万7,000円にはかわりはございませんが、先ほど条例改正で説明申し上げましたとおり、平成16年度、国民健康保険特別会計の決算及び平成16年分の所得の確定に伴いまして、所得分課税標準額を集計いたしましたところ、昨年度に比較をいたしまして約2億500万円の減となり、当初予算で見込んでおります税収確保が困難な状況にあります。このため、税収の減額分を基金の取崩し等につきまして補正をお願いしようとするものでございます。


 それでは、補正予算書3ページの歳入でございますが、1款1項1目の一般被保険者国民健康保険税のうち、医療給付費分現年課税分2,152万1,000円の減額は、国保税所得割が不足するため減額補正を行おうとするものであり、その不足分につきまして、8款2項1目財政調整基金繰入金1,984万2,000円の増額、9款1項1目繰越金167万9,000円を増額の補正をお願いするものでございます。


 以上、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議をいただきましてご決定賜りますようお願い申し上げます。


○議長(九鬼正和君)  提出者の説明が終わりました。


 これから、一括して質疑を行います。


 質疑はありませんか。


 21番、植野良治君。


○21番(植野良治君)  21番、植野です。


 国保の関係、大変難しくてごく初歩的な質問をさせてもらうわけですけど、今説明ありましたが、いわゆる補正予算の関係で2億円ほど足らない分を条例改正と基金の1,980万円程度の切り崩してをしてまかなっていこうとこのように説明で理解をしましたんですが、それが間違いないんかということが1点と。


 いわゆる実際、加入者にとっては、先ほど条例改正の説明あったとおり、それぞれの分野でその率がアップになるということは、個々の納税者の税額がふえると、このように理解してよろしいか確認をしたいと思うんです。


○議長(九鬼正和君)  平野保健福祉部長。


○保健福祉部長(平野芳行君)  お答えをいたします。


 まず、1点目の取崩しが1,984万2,000円の取崩し追加は間違いございません。


 それと2点目のアップでございますが、説明にもちょっとふれさせていただきました。当初予測をいたしておりましたより所得額が2億500万円減額をいたしました。ですから、事実上アップにはなります。


○議長(九鬼正和君)  ほかに、質疑はありませんか。


 4番、岡前昌喜君。


○4番(岡前昌喜君)  4番、岡前です。


 当初予算では一人平均が7万1,000円約1,000円ほど上がると言われることで予算組まれたと思うんですけども、これを今回どうも今の聞いたら、そのまま平均7万円のままいくということでそれはそういうことになっているかどうか確認をしておきたいと思うんです。


 それと、いずれにしても2億円余り足らず分を一般市民に負担してもらうということであがるわけですから、その点でいって、応能応益割はどの程度にかわるんか、ほとんど変わらないのかどうかということをお聞きをしたいというように思います。よろしく。


○議長(九鬼正和君)  平野保健福祉部長。


○保健福祉部長(平野芳行君)  お答えをいたします。


 1点目の当初予算ご審議をいただきましたときには、確かに7万1,000円でございました。今ご提案させていただいておりますのは7万円でございます。


 それから、2点目の応能応益割合でございますが、今回ご審議をいただいておりますのは、50%対50%でございます。


○議長(九鬼正和君)  4番、岡前昌喜君。


○4番(岡前昌喜君)  応能応益割が50、50になるということは、それだけまあ言うたら一番所得の少ない人ほど言うたら大きくなるという状況になってくると思うんですね。その点では、国ももちろんこれ指導してきているわけですけども、できるだけ応能をふやし応益は少なくするというのが一番、一般被保険者にとっては大事な方向だと思うんです。そのあたり本当に5割、5割になったということがちょっと驚いとるんですけど、あまりあっちこっちに最近、近づいているんですけどないと思うんですね。東京あたりやったら7割と3ぐらいやと思うんですけども、いずれにしてもそのあたりの考え、改めてお聞きをしたいと思うんです。


 もう1点、介護保険これの分も2万円ほど上がるようですから、これは基準額はどの程度になっていくのかどうかお聞きをしたいと思うんです。


○議長(九鬼正和君)  平野保健福祉部長。


○保健福祉部長(平野芳行君)  お答えをいたします。


 1点目でございますが、ご指摘のとおり、やはり負担がふえるということ、中間層以下の方がふえるということはございます。しかし、これまたご承知のとおり、今、減額についての説明を申し上げました。つまり7割、5割、2割の減額方式でございますが、平成2年に新しく制度化されたものでございまして、その中間層より下の分については、国2分の1、県4分の1、市4分の1という形で財政安定化制度という形で、何らかの形の負担軽減にはなっていると思っております。それと合わせまして、これまたご承知のとおり、今、税制改革が進められております。それも控除額の廃止とかいうのが出てきまして、来年度の国保税にどういうふうな影響が及ぼすのか、そこまでは把握はいたしておりませんが、その辺のことをにらみながら今回7万円でお世話になろうということでございます。


 それと、2点目の介護保険関連でございますが、実は算出根拠というものは、県の方から指示がございまして、それを国保並みに逆算して割り戻すという方法でございますので、今、ご指摘のとおり2万円でお世話になろうとこう考えているところでございます。


○議長(九鬼正和君)  4番、岡前昌喜君。


○4番(岡前昌喜君)  4番、これから言いまして、確かに国保税、減額の大きい分がありますけども、しかし現状から言いましたら、すべて言うたら低所得者の人たちは上がっていくということは明らかだと思うんです。そういう意味では、今言われた来年度からの税制改正、この間も税制改正ありましたけど、また一層少ない人たちが上がる、控除がなくなるからその人たちが収入がふえたという形にとらえて税収が、国保税自身が上がるということになると思うんですね。だから、非常に単純にここに出た、今言われた額以上の納入額にならざるを得ないという状況やからね、非常に厳しくなるなというように思うんですけどね。これはその時点で改めて改正は来年度で見てするということも含んでおられるのかどうかということをお聞きをしておきたいと思うんです。


 それと、これだけ厳しくなって、皆さんの国保税、国保を使うのを、これから高齢化社会の中で一層ふえるというように思うんですけども、国の方は一向に大幅に前に国庫負担を減らしてそのままになっているわけですね。これはもう厳しく、今の情勢の中で、むだな公共事業をやめさせると、減らせるという点から要求をしていただくことも大事ではないかと思うんです。その点ひとつ含んでもらうのと、合わせて兵庫県自身も、大体近畿ブロックの中で、県が補助出している各自治体の補助に対しては、一番県民一人当たりの負担額というのは少ないと思うんです。そういう意味で兵庫県にももっと出せるということも要求する問題も含んでいると思うんです。その点、ひとつしっかりと踏まえた対応をお願いしておきたいと思うんです。私自身は討論はしませんけども、これだけ市民の皆さん負担がふえるだけに、反対の意思は表明しておきたいと思うんです。


 以上です。


○議長(九鬼正和君)  平野保健福祉部長。


○保健福祉部長(平野芳行君)  お答えをいたします。


 まず、1点目の来年に向けての改正の見込はどうかということでございますが、これまでご承知のとおり、来年の通常国会に医療保険改革関連法が出される見込みでありますし、先ほど申し上げました国保に影響を及ぼす税制改正も、まだ十分把握いたしておりませんので、今の現時点でお答え申し上げますと、改正の必要があろうというふうに理解をいたしております。


 それから、2点目の国への要求でございますが、これまた全国市長会というのがございまして、それを通じまして、私どもの立場としましては、各種医療保険制度がございますが、一本化を強く要望しているところでございます。


 以上でございます。


○議長(九鬼正和君)  ほかございませんか。


 3番、田中悦造君。


○3番(田中悦造君)  3番、田中です。


 先ほどの質問とちょっと関連する部分があると思うんですが、国民健康保険制度というのは、市民の健康の保持という意味で大変重要な役割を果たしているということについては、十分認識はしとるんですが、一方でその中身の財政的なもので見ると、今も提案説明があったように、どうも現年課税の分で、当初の予定どおりいきそうにないということで基金を取り崩すということなんですが、6月の補正の段階を見ても繰入金が5億3,000万円、そのうち2億7,000万円が基金の取崩しであとの2億5,000万円ほどは一般会計の繰入れというような形で、とにかく何らかの形で繰入れをしなかったら国民保険の会計がもたないという状況になって、本来の特別会計の趣旨からいうと、これはずっと今に始まったことではない、以前から特別会計の体をなしてないと僕は考えておるんですが、果たしてこれがこのまま今の状態が続いたら、国民健康保険の制度そのものが維持できるのかどうかということについて、これは篠山市に限らず大きな不安を持っている一人ではあるんですが、しかし部長おっしゃったように、例えば国の動向がどうだとか、県がどうだとかいうその制度的なことも片一方ではあるんですが、一方では、例えば先日の一般質問、藤本議員からもあったように、大変参考になる話を聞いたんですが、例えばたばこの税よりも、たばこを吸うことによる医療費の方が負担が大きいとかいうような現実問題がありますよね、こういうとこに例えばの話切り込んでいくとか、もしくはいわゆる市内に診療所あるわけですから、これの診療報酬を例えば上げていくというような形にして保険の負担を減らしていくとか、これは一つの方法にすぎないと思うんですが、なんか篠山市独自で、いわゆる財政、国民健康保険会計の財政が好転していくような手立てをそろそろ考えんことには、既に今からやってもおそいんではないかという気はするんですが、何かそこらについて抜本的な、こういうことをやりたいというようなお考えが今現在あるんですかね、そこらをお聞きしたいと思うんですが。


○議長(九鬼正和君)  平野保健福祉部長。


○保健福祉部長(平野芳行君)  お答えをいたします。


 まず、篠山市独自でというふうなご質問でございますが、これはご存知のとおり国民健康保険法で定められておりますし、今、ご指摘の診療報酬を変えることは市独自ではできません。それと合わせまして、今、先ほど岡前議員のときにも答弁申し上げましたが、実は来年の通常国会で医療保険改革関連法につきましては、今議論されております75歳以上の高齢者の独自医療制度の創設、あるいは保険者の再編成と言いまして、特に国保関連につきましては、保険者を都道府県にまとめようかと、あるいはそして診療報酬も変えられるようです。今、全国医師会と上げろ、下げろというふうな議論が毎日のように目に見えてきますが、市独自で考えられるというのは、あくまでも介護保険関連とも関連するわけですが介護予防という新しい言葉が出てきました。特に私どもも健康ささやま21を作成しまして、今後、各集落ごとぐらいに中へ、自分の健康は自分で守ってくださいという健康推進運動を展開してまいりたいと思いますが、その効果が出るのが、果たして的確に把握できるかどうかは別といたしまして、市民の皆さん一人一人の健康運動を展開してまいりたいとこのように考えてございます。


○議長(九鬼正和君)  3番、田中悦造君。


○3番(田中悦造君)  3番、田中です。


 まず、第1点、都道府県単位にまとめようという動きがあるということですが、これ仮に都道府県が国民健康保険会計を都道府県単位で実施していくということになっていくと、現状どういうふうに変わっていくんですか。ここがもうひとつわからないということと。


 もう1点は、診療報酬は決まったもんやから別に市の診療所の診療報酬だけを独自に変えるということはできない、これは承知しているわけですが、ただその地域医療という点から考えて、もっと市民が診療所を活用するような方法をすれば、逆に診療報酬というのは上がってくるわけですわな。そういう形で財政的な改善の方法はないかということをお聞きしとるわけですわ。この点はどうですか。


○議長(九鬼正和君)  平野保健福祉部長。


○保健福祉部長(平野芳行君)  1点目の現状と都道府県単位に保険者がなったときとの対比と言いますか、先ほどもご指摘がありましたとおり、兵庫県下でも大きく一般会計から繰入れをしている国保保険者もあれば、私どもは今ルール上だけでございますから、職員の人件費と、それから、交付税算入になったものを繰入れをしていただいているというような現状でございます。実際に、大きい赤字の保険者と小さい赤字の保険者を一体的にまとめて、それこそ保険税の徴収も県レベルになりますと、普通の電話使用料、携帯電話の使用料も含めますが、それに上乗せして徴収をするということも今検討されているようでございます。ただ、それがされないようでしたら、市町に徴収部分は残るのではないかなというふうな予測もいたしておりますが、今現時点で議論されているところでございますが、明確に見えてきていないというのが現実でございます。


 それから、2点目の診療所と言いますと、例えば私どもの国保直営診療所のことでございますか。事業勘定と直診勘定とは別でございますが、その辺は直営診療所は診療所なりの運営というよりも、市民の皆さんの安全、安心、もちろん経営感覚も必要でございますが、大きく力を入れたからといって、篠山市における事業勘定の運営が安定するということについては、直結はなかなかしてこないのではないかと考えてございます。


 以上です。


○議長(九鬼正和君)  ほかにございますか。


 1番、森本富夫君。


○1番(森本富夫君)  1番、森本です。


 今いろんなご説明をお伺いしておりまして、非常に大変な状況だなということは認識をさせていただきました。その中で財政調整基金を年度初めの予算額より1,900万円さらに取り崩すというような状況だとお聞きしておるんですが、この後の基金の残高並びに体制なり、法が上位法が変更されるかもわかりませんが、今の状況でいったらその基金の今後の運用と言いますか、残り得るんかというのをちょっと参考にお伺いしたいと思います。


○議長(九鬼正和君)  平野保健福祉部長。


○保健福祉部長(平野芳行君)  お答えをいたします。


 財政調整基金の現状でございますが、16年度決算見込では6億9,844万8,000円でございます。17年度当初予算では、2億5,199万9,000円を取り崩す予算をご承認いただき、今回の補正で1,984万2,000円をご承認いただきますと、残高は4億2,660万7,000円となります。ちなみに、国の示します国保改正の予算編成方針通知というのがございまして、その基準は過去3か年の保険給付費の平均額の100分の5以上の額を保有していきなさいとこうなってまして、ちなみに14年から16年度の平均保険給付は21億2,845万2,000円でございますからその5%、つまり1億642万2,000円あれば一応健全な財政状況であるというふうに理解いたしております。


○議長(九鬼正和君)  ほか質疑ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  これで質疑を終わります。


 これより一括して討論を行います。


 討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  討論なしと認めます。


 これより、議案第71号及び議案第72号の2件を一括して採決します。


 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。(賛成者起立)


○議長(九鬼正和君)  起立多数です。


 したがって、議案第71号及び議案第72号の2件は、原案のとおり可決されました。





◎日程第8  議案第73号 損害賠償の額を定めることについて





◎日程第9  議案第74号 平成17年度篠山市一般会計補正予算(第3号)





○議長(九鬼正和君)  日程第8.議案第73号、損害賠償の額を定めることについて、日程第9.議案第74号、平成17年度篠山市一般会計補正予算(第3号)の2件を一括議題とします。


 議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。


 飯田総務部長。


○総務部長(飯田冨美夫君)(登壇)  ただいまご上程を賜りました議案第73号、損害賠償の額を定めることについて、及び議案第74号、平成17年度篠山市一般会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。


 まず、議案第73号、損害賠償の額を定めることについてでありますが、平成17年3月18日午前6時20分ごろ篠山市西岡屋500番地付近、県道篠山山南線交差点において火災現場へ出動中の筱見消防団第9分団第1部の積載車と、出勤途中の車両との接触事故が発生しました。この事故にかかる車両ほか物損の損害賠償につきましては、本定例会第1日の承認第4号でご承認を賜りましたが、事故による相手方運転手、丹波市柏原町柏原10番地、久下井清高氏の受傷が完治したことにより、人身部分に対する損害賠償額13万3,506円に定め、示談を行おうとするものでございまして、その内訳は治療費8万1,006円、慰謝料ほか5万2,500円でございます。なお、消防車両につきましては、自動車損害賠償責任保険に加入しており、本件にかかる損害賠償金につきましては、全額保険金で対応といたします。


 次に、議案第74号、平成17年度篠山市一般会計補正予算(第3号)は、先ほど説明申し上げました消防積載車の事故にかかる損害賠償につきまして補正するものでございます。結果、第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額歳入歳出それぞれ13万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ214億8,142万8,000円とするものでございます。


 それでは、予算書4ページの歳出、総務費、項1総務管理費、目6の財産管理費は、公用車事故にかかる損害賠償金13万4,000円の追加をお願いするものでございまして、財源内訳のその他財源13万4,000円の追加は、自動車損害賠償責任保険金でございます。


 以上、提案理由の説明とさせていただきます。ご審議をいただきましてご決定を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。


○議長(九鬼正和君)  提出者の説明が終わりました。


 これより一括して質疑を行います。


 質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  質疑なしと認めます。


 これより一括して討論を行います。


 討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  討論なしと認めます。


 これより、議案第73号及び議案第74号の2件を一括して採決します。


 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。(賛成者起立)


○議長(九鬼正和君)  起立全員です。


 したがって、議案第73号及び議案第74号の2件は、原案のとおり可決されました。





◎日程第10  発議第3号 永住外国人の地方参政権確立に関する意見書について





○議長(九鬼正和君)  日程第10.発議第3号、永住外国人の地方参政権確立に関する意見書についてを議題といたします。


 議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。


 5番、市野忠志君。


○5番(市野忠志君)(登壇)  5番、市野でございます。


 ただいま議題となりました発議第3号、永住外国人の地方参政権確立に関する意見書案について、提出者を代表して提案理由を申し上げます。


 本件に関しましては、旧今田町を除く平成7年旧丹南町、同年12月旧篠山町、平成8年3月旧西紀町でそれぞれ議会において永住する外国人に対する地方参政権付与に関する意見書を既に採択していたのですが、市となった今、日本の地域社会において、その義務と責任を全うし、日本国民と永続的な共生を続けようと決意され、改めての要望でございます。日本社会において、日本国民と共生していくためには、地域住民としての権利、つまり地方参政権の取得が必要不可欠であります。今のところ外国人無年金者の問題はありますが、社会保障分野での国籍による格差はほぼ解消されたといってよい状況にあります。日本国民と全く同様の義務と責任を負っている外国人が、真の地域住民として処遇されることは、国際社会において責任ある地位を占めようとしている日本国の内なる国際化への大きな節目と考えます。3月4日第42回定例会第1日目の陳情第1号として、当委員会に付託されたものでありますが、慎重に審査し、去る6月15日、委員全員の賛成をもって要望書を採択いたしました。つきましては、議員各位のお手元に配付している意見書案のとおりご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由とさせていただきます。よろしくお願いいたします。


○議長(九鬼正和君)  提出者の説明が終わりました。


 これから、質疑を行います。


 質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  質疑なしと認めます。


 これより、討論を行います。


 討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  討論なしと認めます。


 これより、発議第3号を採決いたします。


 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。(賛成者起立)


○議長(九鬼正和君)  起立全員です。


 したがって、発議第3号は原案のとおり可決されました。





◎日程第11  発議第4号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書について





○議長(九鬼正和君)  日程第11.発議第4号、義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書についてを議題といたします。


 議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。


 16番、河南克典君。


○16番(河南克典君)(登壇)  16番、河南です。


 ただいま上程されました発議第4号、義務教育費国庫負担金制度の堅持を求める意見書については、第43回定例会初日において、文教厚生常任委員会に付託されたものであります。当委員会といたしましては、6月16日、委員全員出席のもと、要望者であります兵庫県教職員組合多紀支部の細見書記長の出席を求め慎重に審議いたしました。まず、要望者であります多紀支部細見書記長より趣旨説明を求めました。本年度の要望書の中で変更されているのは、これまでは学校事務職員、栄養職員を同制度から除外しないという文言から、学校事務職員、栄養職員並びに教員を同制度の対象から除外しないと変更されているようであります。文部科学省によりますと、一般財源化されると税収の多い東京、大阪、愛知などを除けば、40都道府県で義務教育費の財源不足が発生する、各県の財源不足を補うためには、地方交付税の増額が必要であるが、実際には毎年地方交付税は減額されており、財源不足を補うことはできない。義務教育費国庫負担金制度は、国による最低保証の制度として、義務教育の水準を確保するのに不可欠な制度であり、現行の教育制度の根幹をなしている。国の責任において、すべての子どもが全国どの地域に住んでいても一定水準の教育が受けられるように、この義務教育費国庫負担金制度は、今後も堅持されるべきであるとの趣旨説明の後、慎重に審議をいたしました結果、円滑な学校運営を維持するためにも、また、地方財政を圧迫するようなことがないように政府関係機関に対してこの趣旨の意見書を提出するべきであるという結論に至りました。当委員会といたしましては、全員賛成にて、義務教育費国庫負担金制度の堅持を求める意見書を政府、関係大臣に提出することに決定いたしました。議員各位のお手元にお配りしているとおりです。なにとぞ趣旨ご理解をいただきまして、ご賛同賜りますようよろしくお願いいたします。


○議長(九鬼正和君)  提出者の説明が終わりました。


 これより、質疑を行います。


 質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  質疑なしと認めます。


 これから、討論を行います。


 討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  討論なしと認めます。


 これより、発議第4号を採決いたします。


 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。(賛成者起立)


○議長(九鬼正和君)  起立全員です。


 したがって、発議第4号は原案のとおり可決されました。


 続いて、お諮りいたします。


 日程第10及び日程第11で可決されました2件の意見書の取り扱いについては、議長に一任いただきたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  異議なしと認めます。


 したがって、意見書の取り扱いについては、議長に一任いただくことに決定しました。





◎日程第12  常任委員会等の閉会中の所管事務調査の件





○議長(九鬼正和君)  日程第12.常任委員会等の閉会中の所管事務調査の件を議題といたします。


 各常任委員長及び議会運営委員長からそれぞれの所管事務について、会議規則第57条の規定によって、お手元にお配りいたしました一覧表のとおり、閉会中に調査したい旨の申し入れがありました。


 お諮りいたします。


 各委員長から申し出のとおり、閉会中の調査とすることにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(九鬼正和君)  異議なしと認めます。


 したがって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の調査とすることに決定しました。


 これで本日の日程はすべて終了いたしました。


 会議を閉じます。


 第43回篠山市議会定例会を閉会します。


 閉会に当たりまして一言ごあいさつ申し上げます。


 今期定例会は、6月10日の招集以来本日まで15日間にわたり、終始格別のご精励を賜り、条例改正、補正予算等の多くの重要案件について、いずれも適切妥当な結論をもって議了できましたことは、市政のためまことにご同慶に耐えません。ここに議員の皆様方のご精励とご協力に対し、敬意を表しますとともに、心から厚く御礼申し上げます。


 また、市長をはじめ当局の皆様には、各議案の審議に際し、常に真摯な態度をもって審議に協力をされましたご労苦に対し、深く敬意を表しますとともに、本会議において議員の皆様方から延べられました意見並びに提言につきましては、今後の市政執行に十分反映され、市民の福祉増進のため最大限の努力を傾注されますよう望むものでございます。これからは暑さも厳しくなってまいります。皆様にもこの上ともご自愛をいただき、市政発展のためご活躍を賜りますようお願い申し上げます。


 終わりになりましたが、報道関係各位のご協力に対し厚くお礼申し上げ、閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。


 市長のごあいさつがございます。


○市長(瀬戸亀男君)  第43回市議会定例会が閉会するに当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。


 今期定例会は6月10日開会され、会期を6月24日までの15日間と定め、本日無事閉会の運びとなりました。ご提案申し上げました案件は平成17年度一般会計及び特別会計補正予算、条例改正と重要な案件ばかりでございましたが、いずれも真摯なご審議を賜り、それぞれ適切なるご決定を賜りました。特に平成17年度一般会計補正予算につきましては、今期定例会から各常任委員会においてご審議をいただくことになり、極めて限られた期間の中ではございましたが、精力的にご審議を賜りましたことに厚くお礼を申し上げます。ご審議の間に賜りました貴重なるご意見、また2会派、そして8名の議員から賜りました一般質問におけるご提言につきましては、十分心して今後の行政執行に努めてまいりたいと考えております。特に解決を急がねばならない課題につきましては、早急に検討を進めてまいる所存でございます。


 さて4月以降記録的な小雨となり、今も梅雨に入ったとはいえ、雨量は極めて少なく河川の水の流れが著しく減少し、しかも市内の農業用ダムの貯水量もこの時期としては珍しく大幅に減っている現況下にあります。特にこの時期、特産の黒大豆の植えつけ時期に入っておりまして、しかも水稲をはじめとした農産物への影響も心配するところであります。こうした状況下にあって、県篠山農業改良普及センター、JA丹波ささやま、篠山市農業委員会、そして篠山市で組織する篠山市農業振興協議会では、このたび小雨日照りによる営農情報臨時号を発行し、各農家に配布することといたしました。その主な内容は、渇水時における農産物の管理について、注意事項等を掲載いたしております。本格的な夏の到来を前にいたしまして、この梅雨の時期、飲料水をはじめ、農業用水の確保のためにも、1日も早くまとまった雨を期待するものでございます。


 ところで今田町上立杭で建設工事が進められておりました兵庫陶芸美術館が完成し、去る6月13日竣工式が行われました。この陶芸美術館の誕生は篠山市にとりましても、長年にわたります念願でありましただけに、大きな喜びとするところでございます。完成いたしました美術館は、白壁に日本瓦の伝統的な日本建築で、周辺の自然景観と見事に調和し、丹波焼の里をより魅力あるものにしてくれるものと確信するものであります。この陶芸美術館の開館は10月1日でございますが、丹波焼をはじめ、現在、陶芸約850点の収蔵展示がなされ、専門講座の開設や地元の窯元、また団体と連携して質の高い人材の育成事業が展開されるようでありまして、篠山市から全国に陶芸文化が発信されますことはまことにうれしい限りでございます。隣接いたします丹波伝統工芸公園陶の郷、60件をこえる窯元、そしてこんだ薬師温泉ぬくもりの郷の連携から、当地域が、そして篠山市がますます発展することを強く念願するものでございます。


 終わりに臨み、いよいよ暑さ厳しくなってまいりますが、くれぐれも健康にご留意をいただき、議員活動にご精励くださいますよう念願いたしまして、閉会にあたりましてのごあいさつとさせていただきます。


 ありがとうございました。


○議長(九鬼正和君)  これにて散会いたします。


              午後 1時44分  閉会








 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。





                       平成17年6月24日





                       篠山市議会議長  九 鬼 正 和





                       篠山市議会議員  森 本 富 夫





                       篠山市議会議員  波多野 元 治





                       篠山市議会議員  田 中 悦 造