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兵庫県 加西市

平成23年 12月 定例会(第240回) 12月21日−04号




平成23年 12月 定例会(第240回) − 12月21日−04号









平成23年 12月 定例会(第240回)



       第240回(定例)加西市議会会議録(最終日)

                     平成23年12月21日(水)

                     午前10時開議

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          ▲議事日程

第1 議案第81号から議案第87号、議案第89号、議案第90号並びに議案第93号

   (委員長報告、質疑、討論、採決)

第2 請願第6号から請願第8号並びに陳情第10号について

   (委員長報告、質疑、討論、採決)

第3 意見書案第6号 年金受給資格期間の10年への短縮を求める意見書(案)について

   意見書案第7号 国民への負担増をあらたに強いる「社会保障・税一体改革成案」に反対し、社会保障の充実・改善を求める意見書(案)について

   (提案説明、質疑、討論、採決)

第4 決議案第2号 飲酒運転撲滅に関する決議(案)について

   (提案説明、質疑、討論、採決)

第5 議員の派遣について

第6 閉会中の所管事務調査について

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          ▲本日の会議に付した事件

議案第81号から議案第87号、議案第89号、議案第90号並びに議案第93号(委員長報告、質疑、討論、採決)

請願第6号から請願第8号並びに陳情第10号(委員長報告、質疑、討論、採決)

意見書案第6号並びに意見書案第7号(提案説明、質疑、討論、採決)

決議案第2号(提案説明、質疑、討論、採決)

議員の派遣について

閉会中の所管事務調査について

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          ▲会議に出席した議員(15名)

  1番      井上芳弘          2番      土本昌幸

  3番      別府 直          4番      深田真史

  5番      植田通孝          6番      中右憲利

  7番      長田謙一          8番      衣笠利則

  9番      松尾幸宏         10番      黒田秀一

 11番      織部 徹         12番      森元清蔵

 13番      三宅利弘         14番      高橋佐代子

 15番      森田博美

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          ▲会議に出席しなかった議員

  なし

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          ▲議事に関係した者の職氏名

 事務局長      三船敏博     局長補佐      深江克尚

 書記        村岡智之

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          ▲説明のため出席した者の職氏名

 市長        西村和平     副市長       大豊康臣

 教育長       永田岳巳     理事        隅田昇次

 技監兼検査官    前田秀典     経営戦略室長    小川輝夫

 財務部長      森井弘一     総務部長      高橋晴彦

 市民福祉部長兼福祉事務所長      地域振興部長    長浜秀郎

           前田政則

 都市開発部長    東一正典     生活環境部長兼水道技術管理者

                              能瀬裕光

 会計管理者兼会計室長兼副検査官    教育次長      大西 司

           大古瀬 隆

 病院事務局長    西脇嘉彦     選挙監査公平委員会事務局長

                              前田幸良

 農業委員会事務局長 小篠正彦



△開議



○議長(森田博美君) 皆さんおはようございます。それでは定刻が参りましたので、これより本日の会議を開きます。

 本日予定しております議事は、議員各位のお手元に配付いたしております日程表のとおりであります。

 ここでご報告を申し上げておきます。新政会より先進地視察の実施報告書の提出がございましたので、お手元に配付をさせていただいております。ご参照いただきたいと思います。

 それでは、直ちに日程に入ります。



△議案一括上程



○議長(森田博美君) 日程第1、議案第81号から議案第87号、議案第89号、議案第90号並びに議案第93号の10件を一括議題といたします。これより上程中の議案に対する委員会の審査報告を求めます。

 まず、最初に建設経済厚生委員長三宅利弘君、登壇してどうぞ。



◆建設経済厚生委員長(三宅利弘君) =登壇= 皆さんおはようございます。ご指名によりまして本会議で建設経済厚生委員会に付託を受けました議案に対する審議の経過と結果をご報告申し上げまして、議員各位のご賛同をお願いするものでございます。

 初めに議決結果であります。当委員会で付託を受けました案件5件すべて全会一致でそれぞれ可決するものと決定をいたしました。

 続いて、審議の状況でありますが、その主なものについてご報告申し上げます。まず、議案第87号市立加西病院の使用料及び手数料に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、市立加西病院の使用料のうちマタニティセンターにおける世帯用特別室の個室差額、1日についての加算額を6,000円から3,000円に減額しようとするものであり、現行の1日1万8,000円が1万5,000円となり、室料差額を減額することにより個室の利用増と、そして利用者の負担の軽減を図るものであります。

 委員からは同室の利用状況が求められ、平成21年度の利用日数は56日、22年度が43日と非常に少ない状況で、利用しない理由としては1日6,000円、1週間の入院で4万2,000円の追加費用が発生するということで敬遠されているとの説明でありました。

 委員からは値下げ額3,000円の根拠が求められ、執行者からは近隣市の室料の状況に加え、保険適用の分娩を行われた際に出産一時金42万円以内で収まるようにしたということでございます。また、委員からは市内唯一のお産施設であり、できるだけ利用者増を図りながら市民の要望にこたえて欲しいとの要望が出されております。以上のような審議の結果、全会一致で可決するものと決定いたしました。

 次に、議案第89号平成23年度加西市一般会計補正予算(第4号)のうち当建設経済厚生委員会に付託を受けた部分についてであります。まず、障害者福祉費の基金事業補助金の内容について説明が求められました。現在、社会福祉法人ゆたか会が定員4名のグループホームの開設準備をされている。具体的な場所については現在地元と調整中であるとのことです。委員からはこういった補助をする場合、もう少ししっかりとした説明が欲しいとの意見がありましたが、執行者からは地元調整が難しい場合もあり、理解をしていただきたいということでございました。

 また、健康福祉会館費の中の180万、洗濯乾燥室の移設に係る修繕内容につきましては、障害児向けの児童デイサービス事業を実施するに当たり、施設整備や改造を予定しており、既存の施設の移設のためのガス、電気、水道費用の修繕費を計上しているということでございました。なお、災害復旧関連予算について、委員からは早急な対応は評価するが、今回の経験を今後の災害時の対応に生かしてほしいという要望がなされております。

 以上のような審議の結果、議案第89号平成23年度加西市一般会計補正予算(第4号)のうち当建設経済厚生委員会に付託を受けた部分について、全会一致で可決するものと決しました。

 次に、議案第93号加西市障害者福祉サービス事業所の設置及び管理に関する条例の制定であります。加西市立善防園は、旧知的障害者福祉法に基づく知的障害者援護施設の一つである知的障害者通所授産施設として開設されましたが、平成18年4月障害者自立支援法が制定され、知的障害者福祉法、身体障害者福祉法、精神保健及び精神障害者福祉法に関する法律の3法により実施されてきました。障害者に対する施設サービスが一本化されたため、善防園も障害者自立支援法に準拠したサービス内容に変更及び認可申請が必要となり、このたび加西市知的障害者援護施設設置及び管理に関する条例を廃止し、新たに本条例を制定しようとするものであります。

 委員からは、生活介護30名、就労継続支援20名、計50名という定員なので大丈夫なのかという質問に対し、執行者からは1日あたりの通所者数が今後の定員になるが、現在50名の登録者数中、大体1日平均40名から43名の通所人数で、移行後も1日五、六名程度の通所者につきましてはまだ十分空きがあるということでございました。

 また、移行後の人数体制につきましても質されましたが、看護師を追加雇用する以外は当面現状の体制で臨むが、通所者が増加すれば対応したいということでございます。また、移行に伴う他の障害者へのサービス拡大につきましては、当然施設整備にあわせて実施することになるとの答弁でございました。

 以上のような審議の結果、議案93号につきましては、全会一致で可決するものと決しております。

 その他の付託案件につきましては、さしたる意見もなく、全会一致で可決するものと決定いたしております。

 以上が建設経済厚生委員会に付託を受けた議案に対する審議結果であります。議員各位のご賛同をお願い申し上げ、委員長報告といたします。



○議長(森田博美君) 続いて総務委員長高橋佐代子君登壇してどうぞ。



◆総務委員長(高橋佐代子君) =登壇= 失礼いたします。ご指名をいただきましたのでただいま議題となっております議案のうち、総務委員会に付託を受けました議案についてその主なものをご報告申し上げます。

 12月9日の本会議において当総務委員会に付託を受けましたのは総数6件であり、そのうち議案第81号加西市の組織及びその事務分掌に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第82号加西市民会館の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第86号加西市公民館の設置及び管理に関する条例及び加西市農村環境改善センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定については、賛成6、反対1の賛成多数で可決、議案第89号平成23年度加西市一般会計補正予算(第4号)の当委員会所管部分については、賛成6、退席1の全会一致で可決、その他の2議案につきましてはいずれも賛成7、反対0の全会一致で可決すべきものと決定をいたしております。

 続いて、審議の内容についてご報告申し上げます。まず、議案第81号加西市の組織及びその事務分掌に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。行財政改革プランの一環として、平成24年4月1日に機構改革を実施するに当たり、子育て環境の整備、福祉の推進、活力のある地域の創造と市の目指すべき方向性を明らかにするとともに、現状のわかりにくい行政組織の名称の問題点を解消するために改正を行うものです。

 委員からは、市民から見て組織の名称が数年で変わってしまうのは混乱を招くのではないかとの質問に、市長からは市民にとってわかりやすいということは重要で、今後大きく変わることは想定していないとのことでした。また、課の数が増えたことについては、将来的には職員の能力を高める中で集中していく考えであるとの答弁でした。

 次に、新設される課については人口増政策課の具体的な取り組みについては、各部署が行う人口増施策が関連性をもって効果的なものとなるよう、施策全体の総合調整を行うとのことでした。委員からは新たな想像力、挑戦力のある前向きな職員を配置していただきたいとの意見が述べられています。

 また、健康課の業務内容については、現在国保健康課で行っている健康業務と、長寿介護課で行っている介護予防業務のうち、一般高齢者の施策等を統合して行う予定とのことで、委員からは介護予防業務を分離することで逆にわかりにくくなるのではないかとの意見に対し、執行者からは乳幼児から高齢者まで健康施策を一本化して取り組みたいとの答弁でした。

 次に、人権に関する部局が福祉部局から企画部局へ移管される意味について質問がされ、執行者からは現行のダイバーシティ推進課と自治参画課の業務に関連性があるため、業務の効率性等から同じ部署に統合したもので、人権については職務遂行に当たって一番大事にすべき問題であることから、市の中枢に置いているとの答弁がありました。

 また、図書館を総務部局から教育委員会へ移管されたことについて、どのような反省がされたのかとの質問に対し、執行者からは駅前再開発ビルの中で一体的な運営を行うために、総務部自治参画課に置いたが、図書館法では教育委員会に図書館協議会委員の任命権があることなど、本来の法の趣旨にのっとるべき等の議論により移管することになったとのことでした。

 その他にも、議案に関連して国の補助や地方交付税が途切れた場合も想定した行財政計画の準備や、徴収体制の強化、窓口へ警察官OBの配置等の意見が述べられています。質疑が終了した後、討論を行ったところ、賛成意見として厳しい状況が想定される中で、あえて人口増に取り組むという決意で人口増政策課を設置する姿勢は評価できるという意見、入札制度改革、公契約条例に積極的に取り組むために管財課を独立させたことや、加西市の文化、歴史遺産、スポーツについて、市民に理解され、誇りを持ってもらうために文化スポーツ課を設置することも評価できるとの意見が述べられています。

 反対意見としては、条例の事務分掌に人口増政策や行財政改革、企業誘致、土地利用の規制緩和等の重点項目が記載されていないため、反対であるとの意見が述べられました。

 採決の結果、賛成6、反対1の賛成多数により可決すべきものと決定いたしております。

 続いて、議案第82号加西市民会館の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第86号加西市公民館の設置及び管理に関する条例及び加西市農村環境改善センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定については、関連性があるため一括で審議を行いました。議案第82号については市民会館、オークタウン、体育施設、健康福祉会館の午前から午後、午後から夜間、全日の施設使用料が午前、午後、夜間の各時間帯の合計額を上回るものについて、合計額に合うように改正し、さらに指定管理者に公共施設の利用料金を徴収させ、指定管理者の収入とさせるために、地方自治法第244条の2の規定に基づき、利用料金の規定を設けるものです。

 議案第86号については、公民館、農村環境改善センターの午前から午後、午後から夜間、全日の施設使用料が午前、午後、夜間の各時間帯の合計額を上回るものについては、合計額に合うようにする等の改正であります。

 委員からは、地方自治法の規定によれば、設定された料金の範囲内で指定管理者が自由に設定できることになっているため、指定管理者の努力で料金を低く設定して、活性化を図ることも可能かとの質問に対し、執行者からは指定管理者の創意工夫により施設の利用促進を図ることで、市民サービスの向上、増収等によるインセンティブを図ることが指定管理制度の趣旨で、利用料金については人件費や減価償却費等を根拠に市が算出をしており、原則としては条例で定められた金額を守っていただき、変更する場合には市の承認等の手続が必要とのことでありました。

 質疑が終了した後、討論を行ったところ、賛成意見として条例と現実が合っていない部分を調整するものであり、全体的な見直しについては今後検討してもらいたいとする意見等が述べられています。反対意見としては、料金体系の統一を図ると言いながら、一部の料金しか変更していないとの意見、これまでの公共料金問題審議会に諮問する機会があったにも関わらず放置されてきたとの意見、公民館については条例の全面改定をすべきとの意見が述べられています。

 採決の結果、議案第82号、議案第86号ともに賛成6、反対1の賛成多数で可決すべきものと決定しております。

 続いて、議案第89号平成23年度加西市一般会計補正予算(第4号)の当委員会所管部分についてであります。委員からは、人件費に関連して幼稚園教諭の休職等に伴い、1カ月前にパートで採用された人へ担任をお願いするという事例があったことから、幼稚園、保育所における人材の補強が不十分でないかとの指摘に対し、執行者からは幼稚園、保育所においては正職員が少なくなり、パートや嘱託が増えていることは事実であり、全体的な人材採用計画の中で検討したいとの答弁でした。

 次に、総合案内については、平成18年に試験的に管理職が案内を実施した評価について質問があり、執行者からは市民へのアンケートでは大多数が親切な対応でありがたいと肯定的な意見で、否定的な意見としては、職員は本来の業務に専念すべき等の意見があり、その後総合案内も含めた総合窓口全般について総合窓口推進会議で検討したが、実施には至っていないとのことでした。

 質疑の後、討論を行ったところ、総合案内は当然あるべき、案内だけでなく市の特産品や観光のPRも行っていただきたい等の賛成意見が述べられ、またこれまで行政として総合案内を設置しないという姿勢だったにもかかわらず、設置するには議論が不足しているのではないか、設置場所は執務室の配置がえによる空きスペースが利用できるのではないか、業務委託が妥当なのかとの意見が述べられています。

 採決の結果、賛成6、退席1の全会一致で可決すべきものと決定しております。

 その他の議案第83号議会の議員その他非常勤職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正、議案第84号加西市消防団員等公務災害補償条例の一部改正については、内容を確認する質問があった以外に、特に報告すべき意見もなく全会一致で可決すべきものと決定いたしました。

 以上をもって委員長報告といたします。議員各位のご賛同を賜りたくお願い申し上げます。



○議長(森田博美君) 以上で委員長の報告が終わりました。



△質疑・討論



○議長(森田博美君) これより委員長報告に対する質疑を行います。ご質疑のある方ございませんか。(なし)

 質疑もないようですので質疑を終結いたします。

 続いて、討論に移ります。ご意見のある方ございませんか。はい、1番井上議員登壇してどうぞ。



◆1番(井上芳弘君) =登壇= 失礼をいたします。日本共産党の井上芳弘でございます。今回提案をされました各議案については賛成をするものでありますけれども、若干意見を申し述べたいというふうに思います。

 まず、議案第81号の加西市の組織及びその事務分掌に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。西村新市長が、子育て支援、また福祉の充実、まちづくり等を通じて、住みよいまちづくりを通じて、人口増を進めていこうと、こういう姿勢に基づく担当課の配置であるというふうに理解をいたします。ただ、今回職員が非常に減っていく中で、結果として担当課が増えていくということになりました。各担当の責任を明確にするということでありますけれども、この間のグループ担当制とどのように違ってくるのか、いままで以上に各担当課の連携を強化をして、事務を進めていく努力をぜひお願いをしたいと思います。

 とりわけ健康福祉部において、高齢者の介護の問題と介護予防業務が担当課が異なるということになりました。高齢者の介護予防業務、介護の業務というのは非常に緊密にかかわるものであります。介護長寿課と健康課という形になりますけれども、これまで以上の連携を十分にとって、施策の切れ目がない推進を図っていただくようにお願いをしたいと思います。

 その他管財課を設置し、入札制度の改革や、公契約条例の制定をその目標に入れたことは、この間の議会の論議も取り上げられた姿勢として評価をするものであります。全体として、市長が子育て、福祉、そしてまちづくりを進めていこうという姿勢には共感するところがあり、賛同をするものであります。

 次に、議案第82号加西市民会館の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてであります。今回、使用料の改定とあわせて、地方自治法第244条のこの使用料の扱いについての条例への追加がございました。これは、結果としてこの指定管理制度を導入して以来、現実に使用料の収入が指定管理者のものとなると、実態と条例の内容が違っていたというところを、今回条例の改定を図るというものであります。これはやむを得ざる部分として賛同せざるを得ませんけれども、この指定管理のあり方については昨年総務省からも指示が出ております。指定管理が真に、住民のサービスに有効なのか、単に効率性だけを追い求めるものではないこと、またこの指定管理の管理者に対しては、雇用も含めた、雇用状況も含めた把握が必要であること、また長期の指定管理にかかわる場合は債務負担行為として上げていくべきであると、こういった指摘がされております。今回の条例の改定だけではなくて、指定管理制度そのものをしっかりと見直すことも含めた対応が求められているというふうに思います。この点指摘をしておきたいと思います。

 最後に、議案第89号の平成23年度加西市一般会計補正予算についてであります。委員会では指摘もありましたけれども、少なくとも総合案内につきましては、この間議会でも重ねて議論をされてきたところであり、委託によって進めていくということについては若干の問題はありますけれども、市民の便に供するという意味で、この総合案内の施設がしっかりと機能を果たすことを要望しておきたいと思います。

 また、先ほど委員長の報告にもありましたけれども、今回人件費の削減もこの補正に上がっております。わずかでありますけれども、幼稚園の保育に関わる人件費も削減がされておりますけれども、公立の保育、あるいは幼稚園が実態として非正規の労働によってやっと担われているという状況が非常に高くなってきています。

 私は、いま加西市の職員の数の比較において公立の保育園、幼稚園の教諭、また保育士によって人の配置が多いというような指摘がありますけれども、逆に公的にこういった業務を担うことは大事であって、そこに働く保育士や幼稚園教諭の待遇をしっかりとその業務に合わせて対応していくということが極めて大事なことであると思います。この点ぜひまた検討を深めていただきたいというふうに要望をいたします。

 以上の意見を述べて、今回の条例改正案、また補正について賛成をするものであります。

 以上です。



○議長(森田博美君) 以上で、1番井上議員の討論が終わりました。

 他にございませんか。4番深田議員登壇してどうぞ。



◆4番(深田真史君) =登壇= 議案第81号加西市の組織及びその事務分掌に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対をいたします。

 まず、改正案の事務分掌について、新しいふるさと創造部に人口増政策課を設置するにもかかわらず、所掌に人口増政策に関することとないのはなぜでしょうか。マニフェストの実施について財源の確保を優先させ、持続性の高い行財政改革を進めなければならないにもかかわらず、それも改正案には書かれていません。ふるさと創造部の事務分掌は移管される事務を除いては特段変わったところはありません。これら以外にも市長のマニフェストや所信表明に上げられた企業誘致や加西市最大の懸案事項とまで言及された土地利用問題、こうした課題を優先的に対処するというのであれば地域振興部の所掌に企業誘致、工業立地に関すること、土地利用の規制緩和に関することなどきちんと上げられるべきだと考えます。

 また、総務部安全防災課から危機管理課への名称変更に関して、総合的な危機管理を行うということでした。にもかかわらず、改正案の総務部の事務分掌には防災計画に関することと、現行の条例と変わりありません。これでは本当に名前が変わっただけではないでしょうか。危機管理課に改めるのであれば、事務分掌として危機管理に関することなどという形に改めるべきであります。つけ加えて教育委員会自己実現サポート課から、青少年育成業務を総合教育センターに移管するのであれば、総合教育センター条例の改正も必要とするのではないでしょうか。強い決意のもとに部や課の名前を変更するのであれば、きちんとした担当内容が条例の所掌にもきちんと記されて然るべきです。

 少子高齢化、人口減という世の中の流れに逆らうわけですから、よほどのことをしない限り5万人都市の実現ができるとは思いません。それは加西市内の多くの人が感じていることでしょう。しかし、改正案を見る限りふるさと創造部、健康福祉部、都市整備部に部の名前を改め、所掌の内容を他から移管したものを加えたほとんど代わり映えしないものになっています。他の自治体の組織、事務分掌の条例を調べてみましたら、企業誘致や人口増対策がしっかりと明記されている自治体もあります。市の重点施策の明確化というならば、条例の事務内容に反映すべきではなかったのではないかと思います。よって、議案第81号には反対をいたします。

 次に、議案第82号加西市民会館の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第86号加西市公民館の設置及び管理に関する条例及び加西市農村環境改善センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、まとめて反対します。

 料金体系の統一を図るといいながら、一部の料金だけを変更したにすぎず、統一性がないことは明らかです。これは改正の趣旨と一致をしません。随分前から一部の公民館で使用料に統一感がないことに気づいてした人がいたにもかかわらず、最近指摘されるまで放置されてきたことは問題ではないのでしょうか。今回、審議会を通さず一部料金を改正することについて、行政もその統一感がないことを認識しておられるにもかかわらず、審議会開催が3年後のため、結局先送り。基礎料金の合計額で、100円、200円多かった部分だけ削るというのは、余りにその場しのぎとしか言いようがありません。審議会を通す煩わしさをとりあえず省いたということでしょうか。

 しかも、徴収する料金が少し高くなっていたという説明では、これまでの料金は利用者から多く取り過ぎていたと認めることになってしまいませんか。それならば、このまま料金を維持しておき、後に全面改正を行う方が最善だと考えます。また、公民館の条例については、使用料金だけでなく、条文そのものから全面的に改正する必要性があります。同じ市内公民館でありながら、使用基準などもバラバラです。

 本会議でも述べましたが、午前から午後などというように一つの区分を超える場合の料金徴収の考え方について、それぞれの区分の合計額という自治体が多くあります。一方、一つの区分を超える場合は合計額よりも安くなるという自治体もあります。

 今回の料金変更は、二つの料金徴収の考え方が混在しています。例えば、北部公民館においては、午前から午後まで借りる場合はそれぞれの区分の合計額になる一方、午後から夜間、全日借りる場合は、合計額よりも安くなるということになります。また、市内の公民館を比較しても、南部と善防公民館では基礎料金の合計額で統一して徴収されていますが、中央と北部公民館に関してこれらとは異なっています。利用者にとっても理解しづらいものとなるでしょう。よって、議案第82号及び第86号には反対いたします。

 最後に、議案第89号平成23年度加西市一般会計補正予算(第4号)について意見を申し上げます。総合案内設置について、案内が置かれることは便利であることは十分理解しております。また、他の自治体の市役所でも案内が置かれているところが多くあります。しかし、加西市では最低でも10年以上、案内設置をめぐった議論があったにもかかわらず、役所としては置かない姿勢を続けてきました。いまから約6年前には職員による案内を試験的に行い、それ以後検討されてきましたが、結局設置には至っていません。それが一転し、案内を設置するというのは、これまでの姿勢と矛盾しているのではないでしょうか。そして、議論の内容が余りに不十分かと思います。

 設置場所についても、健康課を新設し、別棟に移動することで、庁舎1階の東側のスペースが十分空きます。そこを1階にある市民福祉部の課が使用するなら現在の市民課の窓口をずらし、そこを窓口として余りお金をかけないようにするという方法もあったのではないでしょうか。

 それに、果たしてどの程度の利用を見込んでおられるのでしょうか。多額の費用をかけ、大きな机、椅子、パソコン、電話、笑顔を振りまくマスコット的な人を置いてまで行うべきなのでしょうか。また、案内の業務委託についても、それが妥当なのでしょうか。長年公に携わってこられた団塊の世代が大勢退職されるのですから、その方々の中からボランティアが可能な方にお願いするという方法もあるでしょう。だれ一人として、ボランティアで案内をやってやろうという方は本当におられないのでしょうか。案内がなければならないという前提で設置を急ぐ余り、そうした検討が不十分ではないかと思います。

 このような観点から、設置に関して疑問に思うところがございますので、すんなりと賛成することはできないことを申し上げ、討論といたします。



○議長(森田博美君) 以上で、4番深田議員の討論が終わりました。

 続いて、14番高橋議員、登壇してどうぞ。



◆14番(高橋佐代子君) =登壇= 失礼いたします。議案第81号加西市の組織及び事務分掌に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、この議案については多くの議員から質疑がありました。賛成の立場から何点か指摘し、意見を述べさせていただきます。

 まず、組織の効率化と統廃合を図り、行財政改革を推進している現状の中、課を新設し課長を増やすことに対してはどう考えても、このご時世に逆行しているように思えてなりません。また、ふるさと創造部もいいのですが、企画部か企画調整部の方が市民には職務内容が理解されやすかったのではないのでしょうか。

 それに、日本が人口減社会に向かっているのにもかかわらず、そのふるさと創造部に新設される人口増政策課という名称には、首を傾けたくなるのですが、市長の公約との関連もあり、強い思いと理解します。その市長の公約である5万人都市を目指すは、選挙期間中も当選後もずっと市長のあいさつの中には必ず入れてありました。また、小学校11校を残すことも公約の一つでした。5万人都市を実現し、小学校を11校残すために多くの子育て支援策や公共料金の引き下げなども同時に公約として実行されようとしています。

 これらも確かに重要ですが、私が申し上げるまでもなく、人口を増やすためには働く場所があること、子育てや教育の環境が整っていること、住む場所があること、買い物に便利なこと、交通機関が整っていることなど、多くの要素が整備されなければなりません。中でも、特に加西市に定住してもらうためには、加西市に住宅を持ってもらうことが大切だと思います。しかしながら、加西市で家を新築することは大変困難で、それは農地法や都市計画法の規制があり、また市街化区域内の土地は地価が高く、市街化調整区域では限られた地域でしか建築することができません。

 市長は、元市職員として長い間農業委員会で農地転用にもかかわられ、また副市長は兵庫県の土木部に在職されていましたので、これらの問題は十二分に認識されていることと思います。まず副市長が先頭に立ち、加西市での住宅建設の規制緩和について取り組んでいただき、加西市に住みたい人がだれでも住みたい地域に家が建設できるように、県に働きかけていただくことが政治力であり、5万人都市の実現につながるのではないのでしょうか。市民も大きく期待していることでしょう。

 今年度も3カ月余りとなり、新年度4月から西村市政がこの機構改革で本格的にスタートします。先ほども討論の中にありましたが、職員も減り、職員一人ひとりにかかる負担が年々大きくなっていく中、適材適所の人事配置はもちろんのこと、何よりも市長の力強いリーダーシップによる市政運営により、加西市の底力を引き出してもらい、頑張ってくださることに期待しながら、賛成討論とさせていただきます。

 なお、その他の議案はすべて賛成です。以上で賛成討論を終わります。



○議長(森田博美君) 以上で、14番高橋議員の討論が終わりました。

 他にございませんか。11番織部議員、登壇してどうぞ。



◆11番(織部徹君) =登壇= 21政会の織部でございます。議案89号平成23年度加西市一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場で討論の意見を申し述べます。

 総合案内についててありますが、市としてを本来あってしかるべき部署であるということから、市役所に入ってよく見えるところに設置することで賛成をするものであります。

 その他の項目についても賛成いたしますし、その他の議案についても賛成をするものであります。

 以上で終わります。



○議長(森田博美君) 以上で、11番織部議員の討論が終わりました。他にございませんか。(なし)

 他にご意見もないようですので、討論を終結いたします。



△採決



○議長(森田博美君) これより採決を行ってまいります。まず、議案第81号加西市の組織及びその事務分掌に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第82号加西市民会館の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例の制定について並びに議案第86号加西市公民館の設置及び管理に関する設置及び加西市農村環境改善センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上の3件について採決を行います。本案に対する委員長の報告は可決であります。

 お諮りいたします。議案第81号、議案第82号並びに議案第86号の3件については、可決することに賛成の方の挙手を求めます。

   (賛成者 挙手)



○議長(森田博美君) 賛成13、反対1、以上のとおり賛成多数であります。

 よって、議案第81号、議案第82号並びに議案第86号の3件については、可決することに決定いたしました。

 続いて、議案第89号平成23年度加西市一般会計補正予算(第4号)についてを採決いたします。



◆4番(深田真史君) 議長、退席します。



○議長(森田博美君) 深田議員より退席の申し出がありますので、許可いたします。

   (深田議員 退席)



○議長(森田博美君) 本案に対する委員長の報告は可決であります。お諮りをいたします。議案第89号は可決することに賛成の方の挙手を求めます。

   (賛成者 挙手)



○議長(森田博美君) 賛成13、反対0、以上のとおり全会一致であります。

 よって、議案第89号は可決することに決定をいたしました。ここで退席者の着席を求めます。

   (深田議員 着席)



○議長(森田博美君) 最後に、ただいま議決をいたしました4件を除く他の議案6件について、一括採決をいたします。各議案に対する委員長の報告はいずれも可決であります。

 お諮りをいたします。ただいま議決をいたしました4件を除く他の議案6件につきましては、いずれも委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(森田博美君) 異議なしと認めます。

 よって、先ほど議決をいたしました4件を除く他の議案6件につきましては、いずれも委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。



△請願・陳情上程



○議長(森田博美君) 次は、日程第2、請願第6号から請願第8号並びに陳情第10号の4件を一括議題といたします。

 それでは、直ちに委員会の審査報告を求めます。建設経済厚生委員長三宅利弘君、登壇してどうぞ。



◆建設経済厚生委員長(三宅利弘君) =登壇= 失礼をいたします。ご指名をいただきましたので建設経済厚生委員会に付託を受けました請願3件及び陳情1件の審議の経過並びに結果をご報告申し上げます。

 まずもって、審議に入ります前に請願第6号並びに請願第7号について、紹介者より請願者の団体名に通称名が使われており、正式には「全日本年金者組合加西支部」であるが、できればこのまま審議してほしいとの申し出がございましたので、委員会に諮った上で審議に入ったことを申し上げておきます。

 まず、請願第6号年金受給資格期間の10年への短縮を求めることについてでありますが、今後70歳までの間納付しても25年に満たない方が60歳未満で45万人、60歳から64歳までが31万人、65歳以上で42万人で、計118万人の皆さんが今後どうしても25年に満たない人たちが発生する現状があるようでございます。こういった中で、何としてもそういった無年金者をなくするためにも、25年の期間を10年への短縮を求める意見書を出していただきたいというものでございます。

 委員からは、税源の確認が行われましたが、紹介議員からは、社会保障・税一体改革の中で議論するものであって、無年金者を減らすために期間短縮をしてほしいというのが願意であるとの説明を受けております。

 このほかには取り立ててご報告を申し上げるべき意見もなく、同請願につきましては全会一致で採択すべきものと決定をいたしております。

 次に、請願第7号国民の負担増をあらたに強いる「社会保障・税一体改革成案」に反対し、社会保障の充実・改善を求めることについてであります。6月、政府が発表した社会保障と税の一体改革成案につきましては、社会保障安定財源として消費税を主たる財源とし、消費税を社会保障目的の税とすることがうたわれております。そして、まずは2010年代の半ばまでに段階的に、消費税を10%まで引き上げると言われております。こうなると、際限のない消費税の増税にならざるを得ないのではないかということでございます。

 また、成案は年金財政の持続可能性、そして確保のために年金の支給開始年齢の引き上げを加え、年金者数や物価変動、それから平均寿命等により費用の変動に応じてスライドする制度でございます。現行のデフレ化ではこれが適用できない法律がありえますが、それをなくしてデフレ化でもこのスライド制を打ち出すことは問題であると指摘をされております。

 働きやすい職場をつくり、賃金を上げながら経済を発展させることにより、年金財政を維持していくという観点で、この社会保障・税一体改革成案を撤回し、国民が安心して暮らせる憲法25条に基づく社会保障充実を図ることを求める意見書を政府へ出していただきたいという請願であります。

 この請願第7号につきましては、取り立ててご報告を申し上げる意見もなく、全会一致で採択すべきものと決定をいたしております。

 次に、請願第8号第5期介護保険事業についてであります。この請願は、現在の高齢者社会における施設整備、または市民ニーズにこたえきれていないのではないかということ、そして現在施設への申込者数は300人余りいらっしゃいます。一般病棟へ入られている方もありますが、申し込みをしても空き室がない状態で、在宅待機者数は22名ないし24名おられます。請願者は特養へ申し込みをしたが100人待ちの状態であるということで、早期の施設整備を望んでおられます。現在、第5期介護保険事業計画の策定が進んでおりますけれども、この中へ広域型の施設、特別養護老人ホームの設置を計画してほしいという請願でございます。

 この請願第8号につきましても、特に取り立ててご報告申し上げるべき意見もなく、全会一致で採択するべきものと決定をいたしております。

 最後に、陳情第10号人権問題に対する加西市の対応の調査についてでありますが、まず当該陳情につきましては、個人名等、個人情報にかかわる箇所が多く、審議資料中当該箇所を黒塗りにし、審議においてもA町B家と呼びながら、陳情者はもとより委員各位におかれましても発言におきましては十分留意をしていただくことを委員長として注意をし、審議に挑みました。

 また、陳情者に委員会出席をいただき、みずから陳情内容を説明され審議を行いました。A町における民民間のトラブルに起因し、一方から出された文書の内容が人権侵害ではないかとの当事者からの相談への対応について、加西市の担当課が他市との同等のものであるか調査をしてほしいという内容でございます。

 陳情者が第三者であり、陳情中にはB市が市の担当部局に相談されましたが、適切な対応がされませんでした。いまなお何の改善もされないまま放置されている状態とありますが、市の担当部局であるダイバーシティ推進課からは、まず相談に来られたのは本人ではなく代理で司法書士が来られたこと、また同課は教育啓発を推進する場であり、人権救済、または人権擁護に関しては直接対応的な処置はとれないので、法務局の担当する人権擁護委員を紹介して対応をしているとのことであります。

 また、陳情文書中に小野、加古川、姫路市など他市では当然人権侵害に該当するような見解が記述されておりましたが、小野市を省いては問い合わせや相談もなく、小野市においても本人に相談に来られるよう指導されましたが、その後は連絡がないということ、また陳情者が説明をされた加古川隣保館では、人権業務は行わないということ、特に陳情者の求める他市との同等の対応につきましては、既に国レベルの法務局管轄で、そして人権擁護委員の対応となっているので、市間の差は考えられないということでありました。

 以上のような審議を経て、陳情第10号につきましては、賛成0、反対6となり、不採択と決しました。なお、討論につきましては不採択という意見が多く出されたことをつけ加えておきます。

 以上、建設経済厚生委員長報告といたします。



○議長(森田博美君) 以上で、委員長の報告が終わりました。



△質疑



○議長(森田博美君) これより委員長報告に対する質疑を行います。ご質疑のある方ございませんか。1番井上議員。



◆1番(井上芳弘君) 陳情の第10号についてお尋ねをしたいと思うんですけれども、結果としてこの陳情については不採択ということでありますけれども、この陳情の内容は市のこの人権にかかわる機関が適切な対応ができたか確認をしていただきたいという、主に内容だというふうに思うんですけれども、結果として不採択になったのは人権擁護委員会を含めて、加西市は適切な対応をもう既にしているということで、これ以上調査の必要はないということで不採択になったのか、それ以前にそういった調査の必要はないということで不採択とされたのか、その内容についてだけ確認をさせていただきたいと思います。



○議長(森田博美君) 答弁を求めます。三宅委員長。



◆建設経済厚生委員長(三宅利弘君) 井上議員のおっしゃるとおり、もう既に調査をされてということで、ダイバーシティの課長からご報告を受けた、その後皆さんがご判断をされて不採択という形になったというふうに思っております。



◆1番(井上芳弘君) はい、了解しました。



○議長(森田博美君) 他にございませんか。(なし)

 他にご質疑もないようですのでこれで質疑を終結いたします。



△討論



○議長(森田博美君) 続いて討論に移ります。ご意見のある方ございませんか。6番中右議員、登壇してどうぞ。



◆6番(中右憲利君) =登壇= 失礼いたします。陳情第10号人権問題に対する加西市の対応の調査についてに関しまして、採択に反対の立場から討論をさせていただきます。

 陳情文書表に従いまして、プライバシー保護の立場から当事者を仮にA町U氏と、B家、あるいはB氏とさせていただきます。反対をする理由は三つあります。

 一つ目は、陳情書の内容の信憑性に疑問があるということです。陳情書によりますと、加古川市の隣保館の責任者、小野市の担当部局、姫路市の人権部署に問い合わせたところ、すべてこの事案に対して重大な人権侵害という見解であったということです。

 しかし、ダイバーシティ推進課の方でそれら自治体の人権担当部署に問い合わせたところ、そもそも加古川市の隣保館は人権問題を取り扱うようなところではなく、姫路市の人権担当部署でもそのような問い合わせがあったという事実は確認できなかったということです。この陳情では、加西市が他の自治体に比べて人権侵害のハードルが低いということがあってはならないという主張がなされていますが、その根拠となる事実の信憑性に疑問がある以上、この陳情を採択することはできないと思います。

 二つ目は、私が聞いた限りではB家の差別が実際に行われている事実が見当たらないということです。B家の方々は、消防団、子ども会など町の主要な組織で活躍されており、また回覧板などを通じて、町に関するすべての情報はB家へも通知されているということです。この陳情にも、実際にどのような差別的行為があったのかは書かれていません。そもそも、実際に差別的行為、言動があった場合は、本人が直接法務局の人権担当部署に救済の申し出をする、あるいは裁判所に訴えるという形をとって、両者の言い分を十分聞いて、実態を調査して結論を出すべきで、このような陳情、それもそれほど詳しく事情を知らないであろう第三者からの陳情という形で、一方の言い分のみで何らかの結論を得ようとするのは不適切と考えます。

 三つ目は、B家ご一同様と書かれた署名入りの文書についてです。陳情ではこの文書がA町U氏の署名捺印を添えてB氏に渡されたこと自体が、差別と捉らえておられるようですが、差別、あるいはいじめというものは普通もっと陰湿なもので、わざわざ署名入りの文書を渡して差別しますよというようなことは、特に村社会においてはしないのではないかと思います。この文書を読みますと、明らかに要望書であって、きつい表現ではありますが内容の本質は問題解決のために話し合いをしましょう。話し合いに出てきてくださいというものです。

 陳情者の説明にもありましたが、この地域は教師、元教師など、いわゆる知識人と言われる人の多い地域です。無理なこと、無茶なことを言うところではないと思います。

 私も古くからの集落で生活しておりますのでよくわかるのですが、村社会では法的に必要かどうかということは別にして、何かをする前に近隣の方々に一言言う、相談するということで、非常に物事がスムーズに行く。逆に、一言言わなかったためにこじれてしまうということはよくあることです。この問題も、一つには長年にわたるいわゆる村社会のコミュニケーションの問題があるのではないかと思います。第三者が介入して問題をこじれさせるより、まずは当事者同士で話し合って解決を図る問題かと思います。

 以上です。



○議長(森田博美君) 以上で6番中右議員の討論が終わりました。

 他にございませんか。1番井上議員、登壇してどうぞ。



◆1番(井上芳弘君) =登壇= 請願第6号、7号、また8号、10号について若干意見を述べて、賛否を申し述べたいと思います。

 まず、請願第6号、第7号関連するものと捉らえております。まず、年金のこの納付期間について、10年に短縮をするということは本当に現在の無年金者の状況から見ても、早急に対応をしていかなければならないものだというふうに考えております。

 また、第7号についての現在この社会保障と消費税の増税の問題等がこの一体となって議論をされているところでありますけれども、まずこの社会保障改革と言われている中身を見ましても、今回の議論の中で先送りになった部分はありますけれども、年金につきましても3から5年程度で2.5%等の減額とか、共済年金の給付引き下げ、保険料の引き上げ、こういったものも議論をされております。

 また、医療につきましても今回見送られましたが、外来受診の度に100円程度の定額負担上乗せということが目標に置かれています。また、70歳から74歳の窓口負担を1割から2割に引き上げること、医薬品の患者負担の引き上げ、また国保組合への国庫補助の削減の問題、また介護にかかわりましても生活援助の提供時間の短縮、あるいは一定以上の所得の人の利用料の引き上げであったり、施設入所について要介護1、2の人の利用料の引き上げ、ケアプラン作成の有料化、そういったことも検討されております。また、生活保護にかかわりましては医療費の自己負担の導入や保護費の引き下げ、後発医薬品の義務づけを含む使用促進、市町村の調査権限強化、照会先に回答を義務づけをするといったような内容もあります。十分にこう論議をしなければならない問題があります。

 保育でも、公的保育を解体をしていって、市場、産業に委ねていくというような方向が打ち出されてきました。これは、本当に十分に議論をして進めていかなければならない内容であります。

 また、その財源についてもいわゆる大衆課税である消費税増税ということが中心の議論になっておりますけれども、負担能力に応じて応能負担のやっぱり原則を貫いて、税と社会保険料、企業の責任も含めた、そういった形でしっかりと対応をしていくことが必要であります。そういった立場からこの請願第7号についても賛成をするものであります。

 請願第8号につきましては、この広域型の特養ホームの設置を求められているんですが、確かに広域型になると近隣の市町村も含めた入居ということになりますけれども、いまのこの介護を求める需要の状況から言えば、また今後高齢化が進む状況の中では、私も広域型の特養を、やはり加西市でも早急に整備をする必要があるのではないかというふうに考えています。そういった立場から、請願第8号にも賛成をするものであります。

 最後に、陳情第10号であります。私は請願者、陳情者の意図に多少その食い違い等はあっても、その願意はやはり大事にすべきものだと思います。今回の陳情の中身である、行政の機関が十分に機能をしているかどうかチェックをしていただきたいという意味では、やはり正面からとらえて対応をしていくべきだと思います。

 今回、この陳情に沿った審議する場を新たに設けるというようなことはありませんでしたが、審議の経緯の中で行政の対応も確認をされております。こういった人権問題については、審判事件として認定してそういう対応をするのかしないのかというのは、やはり最終的には法務局の人権擁護機関に委ねられていることであって、今回特設の人権相談の窓口で相談に対応をして、法務局にその結果を委ねたということについて見ますと、特段加西市のこういった行政のあり方に、まずい点があったというふうには受けとめられません。

 私もさきの討論にありましたけれども、単にその一部文書等の判断によって、人権問題だというふうに安易に取り上げることもこれは短絡的に過ぎます。その内容をしっかり審査するとともに、その原因もしっかり究明をする。関連してしっかりと調べていくことによって、地域で話し合いによってまず解決をされることを求めるというのは、これは決して間違った対応ではないと思います。

 そういった立場から、今回この陳情を取り上げて、新たにそういった調査機関を設けてやるということまでには至らない、そういうふうに考えます。そういった立場で、今回の陳情には反対をするものであります。

 以上です。



○議長(森田博美君) 以上で、1番井上議員の討論が終わりました。

 続いて、4番深田議員。



◆4番(深田真史君) =登壇= 請願第6号、請願第7号の2件については反対をいたします。

 まず、我が国の65歳以上の人口比率は、今後も上昇の勢いが衰えることはありません。後期高齢者の数も増え、医療や介護の必要性はさらに増大するでしょう。そのため、社会保障の給付はいまよりも大きくなるということは目に見えています。

 請願の要旨に書かれているマクロ経済スライドについては行うべきと考えます。物価や賃金の下落にも合わせることは必要です。デフレ化でマクロ経済スライドを実施した場合、年金受給者はもらえる年金の額は減りますが、現役世代も既にデフレによって給料が減っています。デフレの影響を現役世代だけでなく、年金受給者も分かち合うということは、制度の公平性からも望ましいと言えるのではないでしょうか。

 デフレ化であろうと、現役世代の人口減少、高齢化はとまりません。給付の抑制ができなければ、年金財政は悪化し若い世代にとっては保険料と税の負担増にもつながりかねないのです。経済スライドを実施しないということは、世代間格差をさらに拡大させることにならないでしょうか。

 また、最低保障年金について、保険料の支払いの有無にかかわらず、月額7万円がもらえるというのでは、だれが保険料を払おうとするでしょうか。まじめに働く人の意欲を低下させかねません。これを実現するために莫大な額の財源を必要としますが、どうするつもりでしょうか。結局は増税によって行うしかないということなのでしょうか。

 2006年の厚生労働省、社会保障の給付と負担の将来見通しによれば、いまの団塊世代が75歳以上になる2025年において、年金の給付の伸びが1.4倍に、医療は1.7倍、介護は2.6倍にも膨らむとあります。これは将来の世代、つまり私たちの世代に大きな負担を負わせるだけです。いまの団塊の世代よりも、さらに人口の少ない私たち若い世代になれば、その負担はいっそう重いものになることは皆さんも容易に想像できるでしょう。

 収入の低い若者が増えている中で、給付カットを先送りし、基礎年金の加算、社会保障費を増大させ、現在の高齢世代が貧しい若者から保険料を取り、豊かな老後を維持することは公平さに欠けています。若い世代からはちゃんともらえるのか不安、年金が破綻するのではないかといった声も多く、不安に満ちたものになっています。

 しかし、税金を払っても保険料を納めていない人は国から1円の年金ももらうことはできません。国民年金の保険料を払わないと国民年金の未納者自身が将来損をする。つまり、年金の受給する権利を喪失する、保険料を払わないのは自己責任であるということを、若い世代には考えていただきたいと思います。

 また、未納による年金の破綻をことさらあおり、現役世代を不安に陥れるかのごとき報道をするメディアにも反省していただきたいと思います。

 本題に戻って、民主党の社会保障と税の一体改革は、厚生年金と共済年金の一元化について民主党を支持する自治労、日教組に配慮し、公務員の優遇措置、職域加算を存続させようとしています。

 それ以外にも医療機関受診時に100円を上乗せして支払う受診時定額負担制度、70歳から74歳の医療費窓口負担1割から2割への引き上げなど、改革すべき点を先送りにしています。これでは負担増の改革かと間違えるほどです。民主党案には反対をいたしますが、請願の趣旨、要旨とも考えが異なる点がありますので、請願2件については反対といたします。

 同様の理由でこの後審議される意見書案第6号及び意見書案第7号にも反対を表明いたします。



○議長(森田博美君) 以上で、4番深田議員の討論が終わりました。

 他にございませんか。(なし)

 他にご意見もないようですので、これをもって討論を終結いたします。



△採決



○議長(森田博美君) これより採決を行います。

 まず、請願第6号年金受給資格期間の10年への短縮を求めることについて並びに請願第7号国民への負担増をあらたに強いる「社会保障・税一体改革成案」に反対し、社会保障の充実・改善を求めることについて、以上の2件について採決を行います。

 請願第6号並びに請願第7号に対する委員長の報告はいずれも採択であります。

 お諮りをいたします。請願第6号並びに請願第7号は採択することに賛成の方の挙手を求めます。

   (賛成者 挙手)



○議長(森田博美君) 賛成12、反対2、賛成多数であります。

 よって、請願第6号並びに請願第7号は採択することに決定いたしました。

 続いて、請願第8号第5期介護保険事業計画についての採決を行います。請願第8号に対する委員長の報告は採択であります。請願第8号は採択することにご異議ございませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(森田博美君) 異議なしと認めます。

 よって、請願第8号は採択と決定いたしました。

 最後に陳情第10号人権問題に対する加西市の対応の調査についての採択を行います。14番高橋議員。



◆14番(高橋佐代子君) 退席させてください。



○議長(森田博美君) 高橋議員から退席の申し出がありますので、許可いたします。

   (高橋議員 退席)



○議長(森田博美君) 陳情第10号に対する委員長の報告は不採択でありますが、採決は採択する方から行いますのでご注意ください。

 お諮りをいたします。陳情第10号は採択することに賛成の方の挙手を求めます。

   (賛成者 挙手)



○議長(森田博美君) 賛成0、反対13でございます。賛成なしであります。

 よって、陳情第10号は不採択とすることに決定いたしました。

 ここで退席者の着席を求めます。

   (除斥者 着席)



△意見書案上程



○議長(森田博美君) 次は、日程第3、意見書案第6号年金受給資格の10年への短縮を求める意見書案について並びに意見書案第7号国民への負担増をあらたに強いる「社会保障・税一体改革成案」に反対し、社会保障の充実・改善を求める意見書案について、以上2件を一括議題といたします。

 それでは、直ちに提案理由の説明を求めます。意見書案第6号並びに第7号について13番三宅利弘君、登壇してどうぞ。



◆13番(三宅利弘君) =登壇= 失礼をいたします。ご指名をいただきましたので、ただいま議題となっております意見書案第6号並びに意見書案第7号につきまして、説明させていただきます。

 まず、意見書案第6号年金受給資格期間の10年への短縮を求める意見書案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。本意見書案につきましては、先ほど採択をいただきました請願第6号の願意に基づき提案をするものでありまして、その説明につきましては意見書案の案文を朗読いたしまして、提案説明にかえさせていただきます。

 年金受給者資格の10年への短縮を求める意見書案。公的年金制度の最大の問題は、膨大な数の無年金、低年金者の存在であり、厚生労働省資料でも受給資格期間25年を今後満たす見通しのない人を含めて、無年金者は118万人である。この問題の解決は国民の老後の生活保障の上から喫緊の課題である。そのために国民を豊かにして、だれでも年金保険料を払えるようにすること、さらには最低保障年金創設の必要は言うまでもない。また、無年金者数を多くしている原因の一つである長過ぎる受給資格期間の短縮は、各政党・団体が求めてきたところである。

 年金の受給資格期間の短縮の必要性は、社会保障・税一体改革成案でも提起されている。この問題に関しては既に国民的な合意がされてきており、速やかな具体化、法案化が求められている。よって、年金受給資格期間25年の10年への短縮を早急に法案化することを求める。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。議員各位のご賛同をお願いいたします。

 続きまして、意見書案第7号、国民への負担増をあらたに強いる「社会保障・税一体改革成案」に反対し、社会保障の充実・改善を求める意見書案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 本意見書案につきましては、先ほど採択いただきました請願第7号の願意に基づき提案するものでありまして、その説明につきましては意見書案の案文を朗読いたしまして提案説明にかえさせていただきます。

 国民への負担増をあらたに強いる「社会保障・税一体改革成案」に反対し、社会保障の充実・改善を求める意見書案でございます。政府は6月30日、社会保障・税の一体改革成案を発表いたしました。この成案は社会保障安定財源を消費税を主たる財源にするとし、消費税を社会保障目的税とすることをうたい、まずは2010年代半ばまでに段階的に消費税を10%まで引き上げるとしている。このことは際限のない消費税増税を意図したものにほかならない。

 また、成案は年金財政持続可能の確保のためとし、年金の支給開始年齢の引き上げと、デフレ経済下でのマクロ経済スライドを打ち出したことは、これでは高齢者の貧困化を一層促進し、地域経済を疲弊させることにつながる。年金財政維持には際限のない年金切り下げではなく、賃金を引き上げる経済運営で図るべきである。

 以上、国民に更なる負担を求める社会保障・税の一体改革成案を撤回すること並びに国民が安心して暮らせるように憲法25条に基づく社会保障の充実を図ることを求める。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。議員各位のご賛同をお願いいたしまして、提案説明といたします。



○議長(森田博美君) 以上で提案理由の説明が終わりました。



△質疑・討論・採決



○議長(森田博美君) これより質疑を行います。ご質疑のある方ございませんか。(なし)

 質疑もないようですので、質疑を終結いたします。

 ここでお諮りをいたします。ただいま上程中の各意見書案につきましては会議規則第37条第2項の規定に従いまして、委員会付託を省略いたしたいと思いますがご異議ございませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(森田博美君) 異議なしと認めます。

 よって、さように決定いたしました。

 続いて、討論に移ります。ご意見のある方ございませんか。(なし)

 ご意見もないようですので討論を終結いたします。

 これより採決を行います。お諮りをいたします。意見書案第6号並びに第7号の2件は可決することに賛成の方の挙手を求めます。

   (賛成者 挙手)



○議長(森田博美君) 賛成12、反対2、賛成多数であります。

 よって、意見書案第6号並びに第7号の2件は可決することに決定いたしました。

 さらにお諮りをいたします。ただいま可決いたしました意見書の取り扱いにつきましては、議長にご一任願いたいと思いますが、ご異議ございませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(森田博美君) 異議なしと認めます。

 よって、さように取り計らわせていただきます。



△飲酒運転撲滅に関する決議案上程



○議長(森田博美君) 次は、日程第4、決議案第2号飲酒運転撲滅に関する決議案についてを議題といたします。それではただちに提案理由の説明を求めます。12番森元清蔵君、登壇してどうぞ。



◆12番(森元清蔵君) =登壇= 決議案を朗読をして提案とかえたいと思います。

 決議案第2号飲酒運転撲滅に関する決議案。交通事故のない安全で安心して暮らせる社会の実現は、すべての人々の願いであり、長年の課題である。しかしながら、交通事故により毎年多くの犠牲者が出ている。特に重大な犯罪行為である飲酒運転による悲惨な死亡事故も後を絶たない。そのような状況から、平成14年に加えて平成19年にも道路交通法は飲酒運転の厳罰化に改正されたが、現状は飲酒運転の摘発数は減少するどころか増え続けている。本年12月10日に加西市北部において、飲酒運転が原因と見られる交通事故によって、小学生の兄弟2人が死亡するという悲惨な事故が発生しました。

 このような悲劇は二度と繰り返してはならない。いまこそ市民全員が飲酒運転は絶対に許さない、飲酒運転は重大な犯罪であり、社会悪であるという意識を持つことが必要である。よって、加西市議会は行政当局はもとより加西警察署や交通安全協会等の関連機関と連携して飲酒運転撲滅に向けて全力を挙げて取り組むことをここに宣言する。以上決議する。平成23年12月21日、兵庫県加西市議会。

 このような案文で皆さんのご賛同をお願いしたいと思います。



○議長(森田博美君) 以上で提案理由の説明が終わりました。



△質疑・討論・採決



○議長(森田博美君) これより質疑を行います。ご質疑のある方ございませんか。(なし)

 質疑もないようですので質疑を終結いたします。

 ここでお諮りをいたします。ただいま上程中の決議案につきましては会議規則第37条第2項の規定に従いまして、委員会付託を省略いたしたいと存じますが、ご異議ございませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(森田博美君) 異議なしと認めます。

 よって、さように決定いたしました。

 続いて討論に移ります。ご意見のある方ございませんか。(なし)

 ご意見もないようですので、討論を終結いたします。

 これより採決を行います。お諮りをいたします。決議案第2号は可決することに賛成の方の起立を求めます。

   (賛成者 起立)



○議長(森田博美君) 全会一致でございます。着席をお願いします。

 全会一致で決議案第2号は可決することに決定いたしました。



△飲酒運転撲滅宣言



○議長(森田博美君) 本日、ここに加西市議会が決議案第2号飲酒運転撲滅に関する決議として、全会一致で宣言を行ったわけでございますが、ここで西村市長より加西市行政として、飲酒運転撲滅についての決意を申し述べたいとの申し出がございます。その市長の発言を許可いたします。市長西村君、登壇の上どうぞ。



◎市長(西村和平君) =登壇= このたび飲酒運転により、小学生の尊い命が奪われる痛ましい交通事故が発生しましたことを受けまして、去る12月19日に市行政を初め、警察署、区長会、老人クラブ連合会、商工会議所、連合婦人会、交通安全協会、自家用自動車協会、ダンプカー協会、料理飲食同業組合の各関係機関、団体代表者で飲酒運転撲滅緊急会議を開催いたしました。

 会議では飲酒運転撲滅宣言案、飲酒運転追放キャンペーンの開催、ストップ飲酒運転チラシの市内各世帯への配布、飲酒運転撲滅ステッカーの飲食店への配布について協議し、実施していくことを確認いたしました。

 先ほど、市議会においても飲酒運転撲滅に関する決議が全会一致で可決されました。市を挙げて飲酒運転を撲滅し、交通事故のない安全で安心なまちづくりを推進することの意思表明として、交通安全に取り組む関係機関、団体を代表して、市議会の場で飲酒運転撲滅宣言を行わせていただきます。

 飲酒運転撲滅宣言。

 加西市では、昭和46年4月に交通安全都市宣言を行い、関係機関や団体の協力のもと、交通事故のない安全で安心なまちを築くための各種交通安全対策を推進しているところであります。

 また、平成21年4月には交通死亡事故が続発したことから、加西市交通死亡事故多発非常事態宣言を行い、啓発に努めてまいりました。しかしながら、このたび飲酒運転による小学生の尊い命が奪われる痛ましい死亡事故が発生しました。特に、飲酒運転は、交通死亡事故に直結する極めて悪質・危険な行為であり、絶対に許されるものではありません。

 そこで、加西市は交通安全都市宣言の精神に基づき、交通事故のない社会の実現に向けて、飲酒運転を撲滅することをここに宣言いたします。

 平成23年12月21日、加西市長西村和平。



○議長(森田博美君) 以上で、西村市長の発言が終わりました。



△議員の派遣



○議長(森田博美君) 次は、日程第5、議員の派遣についてであります。議員の派遣につきましては、お手元に配付をいたしておりますとおり決定することにご異議ございませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(森田博美君) 異議なしと認めます。

 よって、さように決定いたしました。



△閉会中の継続調査



○議長(森田博美君) 次は、日程第6、閉会中の継続調査についてであります。閉会中の継続調査については、各常任委員長及び議会運営委員長から会議規則第90条の規定により、お手元に配付いたしております一覧表のとおり継続調査をいたしたい旨申し出がございました。

 お諮りいたします。各委員長からの申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(森田博美君) 異議なしと認めます。

 よって、さように決定をいたしました。



△閉会



○議長(森田博美君) 以上で、本日予定いたしておりました日程が全部終わりました。これをもって、今期定例会に付議されました案件はすべて議了いたしました。

 よって、第240回加西市議会定例会はこれをもって閉会といたします。



△議長閉会あいさつ



○議長(森田博美君) それでは、12月定例議会の閉会に当たりごあいさつを申し上げる前に、先ほど決議をいたしましたが先日のいたたまれない事故につきましては、お亡くなりになられたお2人の小学生のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族には衷心より哀悼の意を表しておきます。

 先ほど議会として決議し、西村市長からも宣言がございましたが、お2人の尊い命を決して無駄にせず、市を挙げて取り組み、大人社会の責任として飲酒運転の撲滅を成し遂げなければならないと考えます。その決意をさらに高める所存でございます。

 それでは、第240回加西市議会12月定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

 今期定例議会は、去る11月29日開会以来、本日まで23日間の長きにわたりましたが、議員各位には本会議、委員会にと連日格別のご精励と慎重なご審議を賜り、全議案滞りなく議了することができましたこと、議長として厚く御礼を申し上げます。また、市長以下執行者各位の審議に対するご協力に対しましても、改めて感謝を申し上げます。

 今期定例議会に提案されました議案につきましては、すべての議案が西村市長の政策的な議案として提案されたものであります。いずれも、原案どおり可決決定をいたしておりますが、その審議の過程で議員各位から述べられました意見・要望等につきましては、今後の市政執行に反映していただきますように望むものでございます。

 さて、ことしの1年間、平成23年を振り返ってみますと、東日本の大震災や、なでしこジャパンの世界制覇など、いろいろな経験をする年でありましたが、加西市にとりましては非常に激動の年であったと思うのは、私だけではないと思います。

 殊に、加西市におきましては市制施行以来初めて市長と市議会議員の同日選挙が執行されました。市長選におきましては、市を二分するような選挙が行われ、西村新市長が誕生をいたしましたし、私ども議会におきましても、議員の半数が入れかわるという結果となりました。

 市長が、交代したというのは前市政に対する市民の審判の結果であろうと思いますが、議会におきましても半数が入れかわるというのは、これもまた議会に対する市民の審判のあらわれであることに間違いはありません。

 私を初めとして、前期から引き続き議員として議席を得られた方は、市民の意図するところを再認識していただくとともに、ことしの選挙で初めて当選をされました議員各位には、その責任の重さを肝に銘じていただき、これからの議員活動を取り組んでいただきたいと願うものであります。

 また、いま加西市議会は日本全国、他市の議会からの行政視察がここ数年非常に多い状況にあります。ことしの春の選挙までは、前市長の施策に対しての視察でありましたが、選挙以後はほとんどが議会基本条例を初めとして、加西市議会が議会改革に取り組んでいる内容についての視察がそのほとんどであります。それだけ加西市議会は開かれた議会を目指して取り組んできた結果であろうと思っております。

 これからもさらに開かれた議会を構築していくために、議会報告会につきましては基本条例に基づく最低限の年2回の儀礼的な開催にとどまることなく、工夫を重ねて開催をし、より開かれた議会運営に努め、市民から信頼される加西市議会の実現に向けて、全議員一丸となって取り組んでいくことを呼びかけておきたいと思います。それが私ども議員の務めではないかと思っておりますので、議員各位のご理解とご協力をお願い申しておきます。

 いろいろな意味で激動の年でありました平成23年も、後余日にして暮れようとしております。議員各位並びに執行者各位におかれましては、何とぞご健勝にてご越年いただき、市制執行45周年となる来る平成24年が輝かしい年となりますよう祈念してやまない次第であります。

 暖冬でありましたことしの冬も、ようやく寒さが訪れ冬らしくなってまいりました。これからはその寒さも一段と厳しさを増してくることと存じますが、議員を初め執行者各位、報道関係各位の皆様には、これからも加西市の発展にさらなるご協力をお願いをいたしますとともに、年末年始くれぐれも健康にご留意いただき、ご健勝にて新年を迎えていただきますようご祈念申し上げるものでございます。

 終わりになりましたが、報道関係各位の終始変わらぬご協力に対しまして厚く御礼を申し上げながら、閉会のごあいさつといたします。

 続いて、西村市長、登壇の上どうぞ。



△市長閉会あいさつ



◎市長(西村和平君) =登壇= 第240回加西市議会定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。

 今期定例会は、去る11月29日に開会以来本日までの23日間にわたり、議員各位には本会議並びに委員会におきまして、提出議案を初め行政施策、課題を慎重にご審議いただき深く感謝いたします。提出いたしました13議案につきまして、原案のとおり可決を賜り厚く御礼申し上げます。質疑・一般質問を初め、各委員会審議の過程で拝聴いたしましたご意見、ご要望につきましては、今後の市政執行に当たり、市民の声として実現できるものから早急に実施してまいりたいと考えております。

 ことしも残すところあとわずかとなりましたが、この1年間を振り返りますと、先ほどの飲酒運転撲滅宣言にありましたように、小学生2人の尊い命が奪われる痛ましい交通事故を初め、大きな事故、災害が多く発生しました。

 3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震は、国内観測史上最大規模のマグニチュード9.0を記録し、巨大地震と大津波による自然災害に加え、原子力発電所の事故も発生し、未曾有の甚大な被害をもたらしております。被災された方々の1日も早い生活の復旧と、各地の復興を願い、加西市も兵庫県や県下他市町と連携しながら、救助、支援、職員の派遣、義援金、支援物資の募集等を行ってまいりました。今後とも息の長い復興支援活動を行ってまいります。今回の東日本大震災の教訓を市の地震災害対策にも生かしてまいりたいと考えております。

 また、9月3日未明から4日にかけて、台風12号による記録的なゲリラ豪雨により、市内各地でも甚大な被害が発生するとともに、防災対策、復旧事業においても、さまざまな問題点が浮かび上がりました。このため、市では災害復旧プロジェクト推進本部を設置し、市を挙げて道路、河川、ため池等の災害復旧に取り組むとともに、災害対応で生じた問題点等について、各自治会から問題提起や提言を求めて検証作業を行い、報告書作成も完了いたしましたので、今後の対策に生かしてまいりたいと考えております。

 去る5月には、市長、市議会議員の同時選挙が行われ、地方自治の二元代表制を担う議会と行政執行機関が、ともに新しい体制で発足しました。市民の皆さんから私に求められた任務の中で、最も急ぐものは区長会を初め農会長会、その他市内のあらゆる団体、そして国や県、近隣市町との信頼関係の回復であっただろうと思っております。それぞれ順調に回復しておるものと思っております。

 その状況を受けまして、今回ご承認いただきました補正予算の中では、3年計画で対応する予定であった24カ所の老朽ため池の補修を、県のご配慮により23年度1年間で予算対応をしていただいております。そして、何よりも大事な議会との関係についても、誇れる加西市にしたいとの同じ思いのもとで、建設的議論が始まったものと思っております。

 私は、社会のことはとどまった状態ではとらえておりません。常に動き変化するものとして、その流れの方向性を見ているつもりであります。全体的には、何を言っても仕方がないという声から、聞いてくれるのではないかとの期待感が強まっているものと感じております。

 議員各位からも厳しいご指摘をちょうだいしているところでありますが、同じ意味で私としては理解しております。今後とも両者の適切な緊張感のもと、政策本位の議論を重ね、対話と協調を重んじ、行政運営を進めてまいりたいと考えております。

 私自身のマニフェストと所信表明の中で、最重要課題と位置づけております5万人都市の再生につきましては、今回の機構改革により、ふるさと創造部の中に人口増政策課を設置し、健康、福祉、教育、産業、家庭、環境、財政等、多方面にわたって各部署が行う人口増施策が、関連性を持って効果的なものになるように、施策全体の相互調整を行い、総合的な政策に仕上げていく予定にしております。

 また、住民と行政が一体となって、人口増政策を総合的に実施していくには、関係部署が住民ニーズを把握して施策を立案するとともに、ふるさと創造課が進める住民主体の地域づくりにも職員が参画し、5万人都市再生の取り組みを進めていく必要があるものと考えております。5万人都市の再生の実現に向けて、子育て施策や高齢者施策、そして健康福祉部門の充実を図るとともに、道路、公共交通の整備、土地規制緩和による住宅用地の確保等、生活環境の基盤整備を進め、企業誘致や産業新興を通じて、雇用の確保に向けて次回の3月市議会定例会には新年度予算案も提出し、市民の福祉向上のための協議を重ねてまいりたいと考えております。

 私が無謀な挑戦を決意してから1年が経ちました。いま夢中で目の前のことと悪戦苦闘する毎日です。言い訳、愚痴、泣き事は言わないように心がけております。初心を忘れず、危機感を持って常に市民の毎日暮らす思いに謙虚に耳を傾けながら、安全・安心な、そして豊かな加西市づくりに挑戦を続けてまいります。

 いま、一地域の民意をめぐって、日本全国が揺れています。しかし、地方自治は生活に密着し、地味なのが当たり前だと思っております。政治を見せものにしてはいけないという強い思いを持っております。私の任務は、政治に信頼を取り戻すことであると考えております。そのためには、言ったことを実現すること、できなければ責任をとることに尽きると思っております。

 年の瀬を迎え、慌ただしい毎日が続きますが、今後とも市政発展に向けて皆様のご期待にこたえるべく、引き続き頑張ってまいりますので、議員各位のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。来るべき新年が、議員各位を初め、市民の皆様にとって幸多いものとなりますように祈念いたします。

 終わりになりましたが、報道関係各位のご協力に対しまして、心より感謝を申し上げ、閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(森田博美君) それでは、これで12月議会を閉会といたします。ご苦労さまでした。

    11時50分 散会

地方自治法第123条の規定により会議の大要を記載し、ここに署名する。

平成24年2月29日

加西市議会議長 森田博美

会議録署名議員 植田通孝

会議録署名議員 中右憲利