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兵庫県 三田市

平成19年第289回( 3月)定例会 02月21日−01号




平成19年第289回( 3月)定例会 − 02月21日−01号







平成19年第289回( 3月)定例会



          第289回三田市議会定例会会議録(第1日)



                            平成19年2月21日

                            午前10時00分開会



               議  事  日  程

        日程第1  会議録署名議員指名

        日程第2  会期の決定

        日程第3  諸般の報告

        日程第4  議案第1号ないし議案第53号

              (市長提案理由説明)



      会議に出席した議員(24名)

  1番  三 木 圭 恵          2番  関 本 秀 一

  3番  美 藤 和 広          4番  檜 田   充

  5番  坂 本 三 郎          6番  関 口 正 人

  7番  松 岡 信 生          8番  平 野 菅 子

  9番  城 谷 恵 治         10番  藤 原 美津雄

 11番  酒 井 一 憲         12番  厚 地 弘 行

 13番  今 北 義 明         14番  野 村 弘 子

 15番  中 田 初 美         16番  岡 田 秀 雄

 17番  家代岡 桂 子         18番  國 永 紀 子

 19番  大 月   勝         20番  前 中 敏 弘

 21番  藤 田 泰 一         22番  植 田 豊 司

 23番  福 山 二三夫         24番  今 井   弘



      会議に欠席した議員

       な  し



      会議に関係した事務局職員(5名)

 事務局長  井 上 正 平         事務局次長  山 本 哲 己

 事務局次長補佐               議事係長   松 下 晋 也

       仲   孝之介

 事務吏員  千 原 洋 久



      説明のため出席した者(21名)

     市長            岡  田  義  弘

     助役            竹  内  英  昭

     収入役           久  保     定

     教育委員長         北  田  香 菜 子

     教育長           大  前  通  代

     監査委員          永  徳  克  己

     理事(行革推進担当)    吉  岡  正  剛

     市参事(市民病院事務局長) 西  田  孝  夫

     市長公室長         辻     正  明

     総務部長          殿  垣  芳  昭

     財務部長          小  仲  保  夫

     生活環境部長        小  西  良  博

     健康福祉部長        大 苗 代  真  弘

     経済建設部長        曽  谷  智  昭

     都市整備部長        南     孝  司

     教育総務部長        大  澤  洋  一

     教育指導部長(有馬富士自然学習センター館長)

                   酒  井  克  典

     水道部長          辻  上  秀  夫

     消防長           清  水  和  雄

     総務部次長(危機管理担当・総務課長)

                   入  江     貢

     秘書課長          中  岡     努









△議長開会のあいさつ



○議長(家代岡桂子) おはようございます。開会に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 今年の冬は例年になく暖かな日が続いており、早春の気配を感じさせる今日このごろでございますが、本日ここに第289回三田市議会定例会が招集されましたところ、議員各位には全員が出席され、開会の運びとなりました。ここに改めて、議員各位におかれましては、日ごろから市政伸展のためご努力を賜っていることに対し敬意を表するところでございます。

 さて、今期定例会は平成19年度当初予算をはじめ、条例案件、事件決議など多数の重要案件を審議いただくこととなりますが、ご承知のとおり現下の厳しい社会経済情勢を反映し、大幅な財源不足が見込まれる中、地方自治体を取り巻く財政環境も不透明なところもあり、依然として厳しい財政状況であります。

 このような中、限られた財源を有効かつ効率的に活用を図り、「人と自然が輝くまち・三田」の実現に向け、都市基盤の整備をはじめ、安全で安心なまちづくりや、市民生活に根差したきめ細かな施策の展開が求められております。こうしたことから、徹底した行財政改革に取り組まれ、持続可能な財政基盤の確立に向けて財政の健全化が図られるよう、議会としても議論してまいる所存であります。

 また、長期的な視点に立って、多様化する市民ニーズを的確にとらえ、地方分権時代にふさわしい取組みを進めるとともに、地方の自主性や自律性が生かされ、中でも市民一人ひとりが住みよさを実感できるまちづくりに私たちの英知とエネルギーを結集し、市民の期待に応えるときであると考えます。

 後刻、市長から施政方針とあわせて、新年度予算編成にあたっての所信表明がなされるわけでありますが、議員各位の貴重な経験と豊富な識見を審議に十分生かされ、「人権の尊重と共生社会」、「充実した生涯生活」のまちづくりなどを進めることを基本に、11万3,000市民の負託に応えられますよう切望するものでございます。

 何とぞ議員各位には慎重にご審議の上、それぞれ適切なご決定をいただきますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつとさせていただきます。



△開会及び開議宣告



○議長(家代岡桂子) ただいまより第289回三田市議会定例会を開会いたします。

 これより本日の会議を開きます。

 直ちに日程に入ります。



△日程第1



○議長(家代岡桂子) 日程第1、会議録署名議員の指名であります。

 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により議長より指名いたします。

 4番 檜田議員  5番 坂本議員

 以上2名の方にお願いいたします。



△日程第2



○議長(家代岡桂子) 次は、日程第2、会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から3月27日までの35日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(家代岡桂子) ご異議なしと認めます。

 よって、本定例会の会期は35日間と決定いたしました。



△日程第3



○議長(家代岡桂子) 次は、日程第3、諸般の報告であります。

 まず、市長より、地方自治法第180条第1項の規定による損害賠償の額の決定について専決処分した旨報告がありました。よって、これが写しをお手元に配付いたしておきましたので、ご了承願います。

 次に、今期定例会に市長より提出されました議案の件名並びに地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めた者の職氏名でありますが、お手元に配付いたしておりますとおりでありますので、ご了承願います。

 以上で諸般の報告が終わりました。



△日程第4



○議長(家代岡桂子) 次は、日程第4、議案第1号ないし議案第53号を一括議題といたします。

 これより上程議案に対する市長の説明を求めます。

 岡田市長

                〔市長 岡田義弘 登壇〕



◎市長(岡田義弘) おはようございます。

 寒さも緩み、日差しにも春の訪れを感じるようになってまいりました。

 本日、ここに第289回定例市議会の開会にあたり、議員各位のご健勝を心からお喜びを申し上げますとともに、日ごろのご精励に対し深く敬意を表するものでございます。

 私は、今日まで第3次総合計画「輝き三田21」に基づく自律した市民・事業者との協働によるまちづくりを基本に、これまでに蓄積した都市基盤や地域資源など、本市が有する潜在能力を最大限に生かし、だれもが生涯安心して生き生きと暮らせるまちを目指してそのまちづくりを進めてまいったところでございます。

 民間の調査機関がまとめております「住みよさ」総合順位では常に上位にランクされており、2006年におきましても、全国780都市中47位という高い評価を受けております。また、本市におきましても、昨年の市民意識調査では、3分の2の市民の方々から「このまちの暮らしに満足をしている」、こういう評価をいただいているところでございます。

 このように本市のまちづくりに対しまして内外から高い評価をいただきましたことは、市政を預かる者としてこの上もない喜びであり、市民の皆様、そして議員各位の「ふるさと三田」に向けた熱い思いと献身的なご尽力のたまものと、深く敬意と感謝を申し上げるものでございます。

 複雑多様化する社会、また殺伐とした社会の中で、人間としての心のゆとり、安らぎがある暮らしは、自然との対話の中から生まれてくるものではないでしょうか。物質的な豊かさはつくり上げることはできても、豊かな緑や澄んだ空気、清らかな水、これら自然をつくり上げることは並大抵の努力ではできないものでございます。すぐれた住環境とかけがえのない自然を持ち合わせた「ふるさと三田」は、まさに「住みやすいまち」であると確信するものでございます。

 折しも、我が国は一昨年より人口減少という時代に突入し、団塊の世代が高齢期を迎え、世界でも類を見ない速さで少子・高齢化が進んでおります。また一方で、地方分権のさらなる進展や情報化、国際化の進行とともに、地球規模での環境問題や、これまで予想もしなかった凶悪犯罪、子どもたちの心の問題など、時代は大きく転換し、これまでの社会経済システムが通用しない時代が到来しており、それらに伴う地方自治体の市政運営も極めて厳しい時期に直面しているところでございます。

 しかしながら、このような厳しい状況にあっても、変わりゆく時代の変化に的確に対応し、地方分権時代にふさわしい自治体として持続可能な発展を続けていくためには、私たち一人ひとりが自覚と責任を持って考え、決定し、実行していくことが大切でございます。そして、「ふるさと三田」の主人公となる次の世代が夢と希望を持って安心して豊かに暮らせるまちへ継承することが、私たちに課せられた責務であると考えております。

 このような状況の中で、私は、今後の三田市にとって必要と考える事柄について、その所信を述べさせていただきます。

 人口減少という大きな社会の流れと厳しい地方財政という状況の中で、成長神話は崩壊し、今や外部要因による拡大は望むことができません。この現状に対し、行政自らが行うべき領域、分野を直視し、行政資源の選択と集中により、「三田での暮らしに魅力を感じ、定住する市民を増やす」、こういう目的に向かって施策の重点化を図っていく必要があると考えております。

 その一つが、子育て世代への支援とともに、明日の三田を担う子どもたちの育成でございます。子どもたちが可能性を自ら発見し、伸ばしていくためには、確かな学力と創造力、豊かな感性を身につけることが重要であり、児童生徒が家庭や地域、学校の中でさまざまな人たちとかかわり合いながら、心身ともに健やかに育っていくことができる、そんな環境が必要になってまいります。

 次に、今後、高齢期を迎える方々に対する生涯現役社会づくりでございます。本年から2007年問題と言われている団塊の世代の定年退職が始まります。少子高齢化と相まって、本市の市税収入などの財政構造に及ぼす影響と同時に、将来的には保険、医療、福祉などの社会保障費を中心とした公共サービスの需要が増大することになります。

 一方、地域においては、知識と経験を有する豊富な人材が新たに参加することが期待され、団塊の世代をはじめとしたさまざまな人々が参加する新しい仕組みを構築していくことが必要となってまいります。今後、これらの方々が高齢期を迎えられても生き生きと暮らしていけるそのための健康づくりや介護予防に努めるとともに、地域活動やテーマごとの生きがいづくりなど、生涯現役でいられる社会をつくり上げていくことが必要でございます。

 また、都市間競争が激しくなる中で、定住人口はもとより、昼間人口や交流人口を増大させ、まちを継続的に発展させるためには、地域の特性や魅力を最大限に生かし、自立的な地域の経済基盤を確立しながら、働く場の創出やまちの魅力づくりを進めることが極めて重要でございます。

 これらの重点施策と相まって、市民の皆さんのライフスタイルに合わせた住み替えなどを支援する住宅施策の推進や、豊かな自然環境や農業・農村が持つ生態系の維持、水の涵養機能や景観形成など、多面的機能を本市の最大の魅力として、市民みんなで守り育てていくことが必要であります。

 私は、これらの課題を克服し、重点施策を推進していくためには、「輝き三田21」のまちづくりの基本でございます「協働のまちづくり」をさらに進めることが重要であると考えているところでございます。

 それでは、今定例会にご提案いたしました平成19年度の予算案及び関連議案についてご説明を申し上げます。

 我が国経済は、民間需要に支えられ、戦後最長と言われた「いざなぎ景気」を超えるなど、その回復を見ているところでございますが、今回の回復基調は、設備投資と外需が牽引役となっており、大都市圏や製造業の立地する特定地域は景気の回復が顕著であるものの、建設、小売、サービス業などの中小企業では厳しい状況が続いております。このように業種や地域において依然ばらつきがあり、雇用情勢や個人消費は今なお厳しい状況を脱していないところでございます。

 このような状況の中、平成19年度の国の予算は、平成23年度に国と地方の基礎的財政収支を確実に黒字化するということを目標に、簡素で効率的な政府を実現するため、これまでの財政健全化の努力を継承し、歳出全般にわたる徹底した見直しを行うなど、厳しく抑制が図られたところでございます。

 また、平成19年度の地方財政は、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入が大幅に増加するものの、公債費が高い水準で推移することや、社会保障関係費の自然増等により、依然として大幅な財源不足が生じるものと見込まれております。このため、国の歳出予算と歩を一にして、地方財政計画におきましても歳出を見直すこととし、定員の純減や給与構造改革等により給与関係経費及び地方単独事業費の抑制を図り、地方財政規模の抑制と財源不足額の圧縮に努められたものの、各地方公共団体においては、安定的な財政運営に必要な地方税や地方交付税などの一般財源総額を確保することが喫緊の課題となっているところでございます。

 このような背景の中で、本市の平成19年度予算における財政見通しは、歳入面では税源移譲や定率減税の廃止など、税制改正に伴い市税が増加するものの、三位一体改革により地方交付税や地方譲与税など、依存一般財源が削減されたことから、一般財源総額は前年度当初に比して減少しているところでございます。

 歳出面では、人件費は給与構造改革等により抑制を図るものの、事業実施体制の変更等による臨時職員費の増等により増加が見込まれます。また、物件費などの経常経費では、枠配分予算をはじめ徹底した削減に取り組むものの、市民生活に欠かすことのできない行政経費や、参画と協働のまちづくりを進めるための施設維持管理費などの増加が避けられない状況にあります。そのため、一般会計において、財政調整基金7億4,000万円を取り崩すことにより収支の均衡を図ったものでございます。

 特に、平成19年度の予算は、市長改選期を迎えることから、市単独事業を中心とした政策的な事業を極力抑えた予算といたしました。

 予算計上いたしました経費は、人件費、扶助費などの義務的経費、既に実施済みの継続事業や施設の維持管理費などの経常的経費、国・県等の制度改正に伴う事業、投資的経費につきましては、現在継続実施しております市単独事業及び国・県との連携が必要となります補助事業等でございます。一方、新たに検討を進めてまいりました新・行革断行プランの素案のうち、関係諸団体等と協議中あるいは今後調整が必要となる項目等については、政策的な事業を極力抑えた予算とした関係から、原則計上しておりません。

 このような方針のもとに調整いたしました平成19年度の各会計の予算案の概要でございますが、まず一般会計では、先ほど申し上げましたとおり、新規の市単独事業等の政策的経費の計上を見合わせたこと、また総合文化センター建設事業や南が丘市営住宅建設事業などの事業完了による減額等により、対前年度比18.9%減の337億9,800万円となりました。

 特別会計では、国民健康保険事業などの全9会計で総額242億5,500万円で、前年度に比して5.4%の増加となっております。特に、国民健康保険や老人保健の医療費及び介護保険介護給付費の増加によるものでございます。

 次に、企業会計でございますが、市民病院事業会計では前年度比22.6%増の113億6,273万円、水道事業会計では前年度比26.3%増の51億2,678万円となっております。いずれも投資有価証券の買い替えにより予算額が増加となったものでございます。

 以上、新年度の予算規模は総額で745億4,251万円、前年度当初予算に比べまして4.4%の減となったところでございます。

 それでは、新年度の予算案における主な施策を「輝き三田21」の施策体系に沿って、その概要をご説明申し上げます。

 まず第1は、「自律したパートナーシップづくり」でございます。

 本年は「輝き三田21」の後半のスタートの年でございます。その推進の基本は、「協働のまちづくり」であり、引き続き市民と行政との連携・支援といったまちづくりへの取組みの強化・改善が必要であります。特に、市民活動への支援では、市民活動の自律化及び活性化を図るべく、市民活動推進委員会を設置し、現在市民と行政の協働によるまちづくりに向けた取組み方向について協議いただいているところであり、今後も市民活動推進プラザの運営や相談体制の充実、さらには市民活動への助成など、市民活動基金の有効な活用により積極的な支援を行ってまいります。

 また、昨年オープンいたしました有馬富士共生センターにおきましては、地域住民の皆様方の利活用を図るとともに、里山体験学習や地域の特性を生かした各種講座の開催など、交流を主体とした自主事業を展開してまいります。

 第2は、「人権の尊重と共生社会づくり」でございます。

 人権の尊重は、「輝き三田21」の取組みの行動規範であります。昨年は、子どものいじめの問題により、とうとい命が自らの手で失われるという痛ましい事件が連鎖的に発生いたしました。すべての市民が人と人とのつながりの中で、日々安心して暮らすことができる生涯にわたり充実した生活を送ることができる市民社会の根幹は、何といっても「人権」でございます。引き続き、三田市人権施策基本方針に沿って、同和問題をはじめ、あらゆる差別の解消に向けた取組みを推進いたします。

 また、本年は姉妹都市提携において、アメリカキティタス郡15周年及び韓国済州市10周年の記念すべき年でございます。周年事業の実施による公式訪問団の派遣と受入れを行うほか、市民交流事業を通して国際理解の推進とさらなる友好の輪を広めてまいります。

 第3は、「暮らしの安心、安全づくり」でございます。

 暮らしの安心、安全は市民だれもが願うことであり、行政施策の基本でございます。保健・医療・福祉や社会保障、防犯・防災など、市民生活のさまざまな場面において、安心して安全に暮らすことができるまちづくりを推進してまいります。

 まず、介護予防と健康づくりの推進では、地域包括支援センターにおける相談業務や介護予防サービスの適正な提供に努めるとともに、弁護士による個別相談委託など権利擁護事業を充実してまいります。

 また、昨年実施をいたしました「健康さんだ21」の中間評価をもとに、心の健康と各ライフステージに応じた健康増進や健康管理のための環境づくり、母子保健など、1次予防を重視した取組みを進めてまいります。

 次に、医療サービスの充実でございますが、市民病院では限られた病院資源の選択と集中により、循環器疾患や脳卒中疾患、悪性腫瘍疾患の3大疾病治療を中心とした急性期医療の充実を図るとともに、引き続き救急医療体制の堅持に努め、地域の中核病院として信頼される病院づくりに向け取組みを行ってまいります。

 また、小児の救急に対応するため、神戸市北区の医療機関との連携強化を図り、三田市医師会医師の協力のもとに、小児救急輪番制度事業により、年間を通して安心した医療サービスが受けられるよう体制整備を行ってまいります。

 次に、高齢者・障害者の生活支援・介護サービスの充実では、住居に困窮している障害者の皆さんに低廉な料金で住居を提供する福祉ホーム事業の充実や、特別養護老人ホームにおけるより家庭的なケア体制をつくるための老人ホームユニット化改修助成などを行う等、施設の生活支援の充実を図ることといたしました。

 また、高齢者バス・鉄道運賃助成事業については、助成券1冊目を3分の2助成に改定するとともに、2分の1助成券を5冊まで拡充し、真に必要となる方への助成枠の拡大に努めたものでございます。

 次に、公的扶助と医療保険対策では、児童手当の制度改正に伴い、3歳未満児まで第1子・第2子の支給月額を第3子以降と同様1万円に引き上げるほか、県の福祉医療制度改正に伴い、乳幼児医療費助成を入院、外来ともにその対象を小学校3年生まで引き上げるなど、子育て支援に係る公的扶助の充実を図ったものでございます。

 次に、暮らしの安全を守るまちづくりの推進では、救命率を向上させるため、引き続き救急救命士の養成や技能研修を行うとともに、自動体外式除細動器(AED)を公共施設に配置し、応急手当講習会の開催などを通じて救急啓発に努めてまいります。

 また、防災体制の整備として、洪水ハザードマップの作成・公表や災害時における市民の生命・身体・財産を守るための災害時要援護者支援システムの構築に取り組むとともに、緊急防災林整備事業として、森林所有者に対する土留工設置費の助成や集中豪雨等の影響による地すべり等の危険に対処するため、高次地区においては治山事業を実施してまいります。

 第4は、「充実した生涯生活づくり」でございます。

 生涯にわたって充実した人生を送るためには、乳幼児から高齢者までさまざまなライフステージや生活の場面で自分らしさを発揮し、心豊かに生活を送ることが大切でございます。そのため、成長の各段階に応じた子どもの育成と生涯学習や余暇活動・就業生活の充実に取り組んでまいります。

 また、健やかな子どもの育成のうち、乳幼児世代の育成では、妊婦の皆さんがより健やかな妊娠期を過ごし、安心して出産を迎えていただくため、妊婦健康診査費助成事業を行うとともに、在宅の子育て家庭を支援するための育児支援家庭訪問事業や地域子育て支援センター、地域子育てステーション事業等による親子が気軽に集える場所の確保や相談体制など、引き続きその取組みを進めてまいります。

 また、減免単価の一部引き上げや第2子以降の優遇措置条件の緩和など、私立幼稚園就園奨励費を見直しております。

 小・中学生世代の育成では、放課後や週末に子どもの安全で健やかな居場所を確保するための放課後子ども教室を学校諸施設を活用して実施していくほか、引き続き放課後児童クラブの利用機会の充実に努めてまいります。

 また、富士小学校の障害児学級センター校を開設し、従来の障害児教育から特別支援教育へと、保健・福祉・療養機関等との連携や専門職員の配置等により中核機能のさらなる充実を図るほか、安全でゆとりある教育環境を確保するため、三輪小学校、武庫小学校の校舎大規模改修とあわせて、耐震補強工事や長坂中学校のプール改修を進めてまいります。

 次に、文化、スポーツ活動の推進では、いよいよ総合文化センター「郷の音ホール」が本年7月にオープンいたします。ふるさと三田の芸術文化の創造に向け、活発な市民文化活動や多様な鑑賞ニーズに対応した新たな文化拠点となるよう努めてまいります。

 また、より多くの皆さんに図書館を利用していただけるよう、開館日の拡大を行うとともに、有馬富士自然学習センターについては、NPO法人による指定管理運営を市内で初めて実施し、サービスの向上と利用者のさらなる満足度の向上に努めてまいります。

 さらに、昨年、成功裏に終えることができました「のじぎく兵庫国体」を契機として、地域スポーツの振興と健康づくりや生きがいづくりなど、まちづくりと一体となった三田市スポーツ振興計画の策定を行うとともに、地域に根差したスポーツ活動を支援するため、スポーツクラブ21と連携しながら、クラブハウスの整備を順次行ってまいる予定でございます。

 第5は、「豊かな自然と快適な生活環境づくり」でございます。

 豊かな自然は、本市の最もアピールすべき強みでございます。恵まれた自然とともに、末永く快適に暮らし続けることができる環境にやさしい循環型のまちづくりに取り組んでまいります。

 まず、豊かな自然環境の保全では、今年度策定する新環境基本計画に基づき、環境の保全・育成・創出に関する施策を総合的かつ計画的に実施していくとともに、農業農村整備事業における総合的かつ効率的な環境保全対策を講じるため、農村環境計画の策定を行います。

 また、これまで実施してまいりました空中散布による松くい虫防除の代替措置として、松くい虫伐倒駆除事業を実施し、緑の保全に努めてまいります。

 次に、快適な生活環境では、道路新設改良、交通安全施設整備事業は、既に継続実施をしております市道13路線の実施とあわせ、引き続き都市計画街路高次線の整備促進による道路ネットワークの形成に向けた取組みを推進するとともに、平成19年度から15カ年計画により国土交通省が基準点を設置した人口集中地区3.1k?の地籍調査を実施してまいります。

 また、公共交通の向上対策では、引き続き生活バス路線の確保対策に取り組むとともに、超低床バスの導入やバスシェルター・ベンチの設置、修繕など、利用者の利便性向上を図ってまいります。

 さらに、循環型社会の形成では、引き続き第9次水道事業拡張事業として、小野乙原地区など未給水地区の解消に努めるとともに、懸案となっておりますし尿汚泥処理施設の整備に着手してまいります。

 第6は、「活力ある経済基盤づくり」でございます。

 都市の自立には経済基盤の充実が不可欠であります。本市のさまざまな特性を生かして農業や商業、工業の振興に努めるとともに、雇用の場の創出・確保は極めて重要でございます。また、恵まれた自然などの地域資源を生かした多様な交流観光に取り組み、本市の魅力をアピールしてまいります。

 まず、魅力のある地域農業の振興では、農産物の生産拡大の支援を図るとともに、農業の持続的発展と多面的機能を発揮するため、環境保全に向けた地域ぐるみでの営農活動に対する支援として、農地・水・環境保全向上対策事業を5カ年事業として実施いたします。

 次に、活力ある商工業の振興では、商工会活動と連携した地域商業振興対策事業を実施するとともに、引き続き、市街地賑わいイベント事業などによる中心市街地の活性化に努めてまいります。また、三田駅前BCブロック地区につきましては、地区基本計画等の策定など、準備組合の設立や推進協議会活動への支援を行ってまいります。

 交流観光の創出では、ツーリズムビジョンに基づき、観光協会の改編による運営母体の設立を進めるとともに、ツアープログラムの開発と三田松茸山再生事業や川本幸民まつり、食のツーリズムなどワーキングへの支援を行うとともに、交流観光の推進のための実践活動を展開してまいります。

 最後は、「都市経営の推進」でございます。

 これらの諸施策、諸事業を推進するため、これまで進めてまいりました行財政の改革を推進するとともに、職員意識のさらなる改革に努めてまいります。また、PDCAのマネジメントサイクルの効果的な運用を図るため、行政評価システムの構築に取り組んでまいります。また、昨年制定いたしました「三田市公益目的通報者保護条例」及び「三田市職員倫理条例」の適切な運用によるコンプライアンス推進体制を堅持してまいります。

 以上が新年度予算案の主な概要でございます。

 続きまして、平成18年度の一般会計及び特別会計並びに企業会計補正予算案についてご説明を申し上げます。

 まず、一般会計補正予算では、総額19億6,635万円を減額しようとするものでございます。

 歳出予算のうち減額補正する主なものは、新庁舎整備事業費2,965万円、のじぎく兵庫国体開催費2,600万円、福祉医療費5,017万円、知的障害者等訓練支援費6,676万円、児童手当・児童扶養手当7,118万円、生活保護費1億3,364万円、し尿処理施設整備事業費5億5,570万円、道路新設改良事業費1億8,459万円、交通安全施設整備事業費7,250万円、河川改修費7,930万円、都市計画街路事業費5,220万円、土地区画整理事業費9,185万円、小中学校改修事業費1億2,700万円など、事業費の変動等により執行残が見込まれるものでございます。

 一方、増額するものといたしましては、前年度繰越金の減債基金への積み立て6,466万円、後期高齢者医療制度準備費4,000万円、国民健康保険事業会計繰出金3,200万円などでございます。

 なお、そのほか、総合文化センター整備事業費など17件の繰越明許費、道路新設事業費など8件の債務負担行為の補正を計上しております。

 次に、特別会計でございます。

 国民健康保険事業会計では、後期高齢者医療制度準備事業費として3,500万円の増額補正、下水道事業会計では、公共下水道工事費の変動等により2億7,217万円の減額補正、三田駅前地区再開発事業会計では、工事費の変動により7,188万円の減額補正、介護保険事業会計では、介護サービス費の見込み減などにより1億2,545万円を減額補正するものでございます。

 続きまして、企業会計でございます。

 まず、市民病院事業会計では、薬品費、診療材料費等医業費用で1億9,300万円の増額補正、水道事業会計では、収益的費用で48万円の減額、資本的支出で建設改良費の変動などにより1億670万円を減額補正しようとするものでございます。

 次に、条例案件でございますが、助役及び収入役制度の見直し等の措置を講じた地方自治法の一部改正に伴い制定する「三田市副市長の定数を定める条例」並びに所要の規定の整備を行う必要が生じたため、関連する条例を一括して改正する「地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例」のほか、伊丹市、宝塚市、川西市、猪名川町及び本市の阪神北地域4市1町において、文化施設等に係る当該市町内外の利用者の利用料金格差を撤廃するにあたり、所要の規定の整理を行う必要が生じたため改正する「三田市総合文化センター条例の一部を改正する条例」、「三田市まちづくり協働センター条例の一部を改正する条例」及び「三田市都市公園条例の一部を改正する条例」など計24件でございます。

 次に、事件決議でございますが、先ほど申し上げました地方自治法の一部改正に伴う「阪神広域行政圏協議会規約」、「丹波少年自然の家事務組合規約」及び「兵庫県市町村職員退職手当組合規約」の各規約変更のほか、三田市立野外活動センターほか2施設に係る公の施設の指定管理者の指定、市道路線の廃止及び認定など計10件でございます。

 議員各位におかれましては、何とぞ慎重にご審議いただき、適切なるご議決を賜りますようお願いを申し上げまして、提案の説明とさせていただきます。

 以上をもちまして、提出議案の説明を終わりますけど、この際、議員各位のお許しをいただき、この夏に行われます市長選挙に対する私の所信を述べさせていただきたいと思います。

 私は、平成11年8月の市長就任以来、今日まで、安全・安心のまちづくりを基本に、「人と自然が輝くまち・三田」の実現に向けて、日々その責任の重さを痛感しながら全力で取り組んでまいりました。幸いにして、議員各位及び市民の皆様方の温かいご理解とご支援により、本市のまちづくりの指針となる総合計画の推進において一定の成果を上げることができたと思っております。衷心より厚く感謝を申し上げる次第でございます。

 いまだ積み残しの課題もございますが、熟慮の上、私は来るべき市長選挙において出馬しないことをここに明らかにいたします。

 三田市政は、来年50周年という大きな節目の年となり、成熟社会に向け本格的にスタートする時期を迎えております。今まで先人によって営々と築かれてきた「ふるさと三田」に思いをはせ、地方分権時代に調和のとれた活気と活力、元気なまちに大きく発展することを切に願っているところでございます。

 なお、当然のことでございますが、一日たりとも市政の停滞は許されるものではございません。8月7日までの任期中は市政の推進に精いっぱい精進いたす所存でございます。

 議員各位、そして市民の皆様方、どうか私の心情をお酌み取りいただき、ご理解とご了承を賜りますよう切にお願いを申し上げる次第でございます。

 これで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(家代岡桂子) 以上で市長の説明は終わりました。

 これをもって本日の日程は終わりました。

 お諮りいたします。

 明22日から3月4日までは議案熟読のため休会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

                (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(家代岡桂子) ご異議なしと認めます。

 よって、さように決しました。

 次の本会議は3月5日午前10時より再開し、一般質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

                           午前10時55分 散会