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兵庫県 小野市

平成20年第357回定例会(第4日12月19日)




平成20年第357回定例会(第4日12月19日)





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 │                                             │


 │        第357回小野市議会(定例会)会議録                   │


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 │               平成20年12月19日(金)(第4日)           │


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 │                 開  議  午 後 1時30分             │


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   第1 諸報告     (1)専決処分の報告書           (3件)


              (2)陳情書                (2件)


   第2 議案第76号〜議案第93号      各常任委員会審査報告、


      議案第95号             同審査報告に対する質疑、


                         討論、表決


   第3 各常任委員会並びに議会運営委員会の所管事務調査申出書





2 本日の会議に付した事件


   日程第1 諸報告   (1)専決処分の報告書           (3件)


              (2)陳情書                (2件)


   日程第2 議案第76号〜議案第93号    各常任委員会審査報告、


        議案第95号           同審査報告に対する質疑、


                         討論、表決


   日程第3 各常任委員会並びに議会運営委員会の所管事務調査申出書





3 議事順序


   開  議  (午後 1時30分)


   開議宣告


   諸報告


   議案第76号〜議案第83号、


   議案第95号


   各常任委員会並びに議会運営委員会の所管事務調査申出書


   閉会宣告  (午後 2時20分)





4 会議に出席した議員(18名)


   1番  藤井 玉夫


   2番  河島 信行


   3番  松本 哲昇


   4番  岡嶋 正昭


   5番  竹内  修


   6番  河合 俊彦


   7番  藤本 修造


   8番  山中 修己


   9番  加島  淳


  10番  松本 英昭


  11番  石田喜久男


  12番  川名 善三


  13番  藤原  健


  14番  掘井 算満


  15番  松井 精史


  16番  井上 日吉


  17番  鈴垣  元


  18番  吉田 成宏





5 会議に欠席した議員・説明員


   市民安全部長    三串美智也





6 議事に関係した事務局職員


   議会事務局長    安居 正敏


   議会事務局課長補佐 井岡  伸


   議会事務局主査   大橋めぐみ





7 会議に出席した説明員(14名)


   市長        蓬莱  務


   副市長       井上 嘉之


   副市長       小林 清豪


   総務部長      近都 正幸


   市民安全部次長   松尾 五郎


   市民安全部次長   今村 義明


   (ヒューマンライフ担当次長)


   市民福祉部長    富田  修


   地域振興部長    森本  孝


   市民病院事務部長  藤田 久好


   水道部長      花房 正好


   消防長       藤本 明弘


   教育長       陰山  茂


   教育次長      西本  孝


   会計管理者     井上 康男





                午後 1時30分





                〜開 議 宣 告〜





○議長(藤原 健君)  これより4日目の会議を開きます。


 日程に先だち、ご報告致します。


 市民安全部長は病気・療養のため、本日の会議を欠席する旨の届け出がありましたので、ご報告致します。


 それでは、お手元に配付致しております、議事日程に基づき、会議を進めてまいります。


 これより日程に入ります。





               〜日程第1 諸報告〜





○議長(藤原 健君)  日程第1、諸報告であります。


 市長から地方自治法第180条第2項の規定により、専決処分の報告書3件が提出されております。


 次に、12月10日までに受け付けました陳情書は2件であり、その写しをお手元に配付致しております。


 以上で、諸報告を終わります。





            〜日程第2 常任委員会審査報告〜





○議長(藤原 健君)  次に、日程第2、各常任委員会審査報告であります。


 去る12月12日の本会議において、各常任委員会に審査を付託致しました、議案第76号から議案第93号及び議案第95号、以上19件を議題と致します。


 本件について、審査の報告がありましたので、各常任委員長の報告を求めます。


 まず、初めに総務文教常任委員長 川名善三議員。


               (川名善三君 登壇)


○12番(川名善三君)  総務文教常任委員会の審査のご報告を申し上げます。


 当委員会に付託されました案件は、議案第76号、議案第80号、議案第81号及び議案第89号から議案第92号の以上7件でございます。


 委員会を、去る17日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後慎重に審査を行いました。


 議案7件を審査する過程において、特に指摘事項はなく、その結果はお手元の委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、いずれも全会一致をもって、可決すべきものと決定した次第であります。


 何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、総務文教常任委員会の審査報告と致します。


○議長(藤原 健君)  次に、民生保健常任委員長 石田喜久男議員。


                (石田喜久男君 登壇)


○11番(石田喜久男君)  民生保健常任委員会の審査のご報告を申し上げます。


 当委員会に付託されました案件は、議案第76号、議案第77号、議案第79号、議案第82号、議案第83号、議案第95号の以上6件でございます。


 委員会を、去る17日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後、慎重に審査を致したわけであります。


 議案6件を審査する過程において、特に指摘事項はなく、その結果はお手元の委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、いずれも全会一致でもって、可決すべきものと決定した次第であります。


 何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、民生保健常任委員会の審査報告と致します。


○議長(藤原 健君)  次に、地域振興常任委員長 山中修己議員。


                (山中修己君 登壇)


○8番(山中修己君)  地域振興常任委員会の審査のご報告を申し上げます。


 当委員会に付託されました案件は、議案第78号、議案第84号から議案第88号及び議案第93号の以上7件でございます。


 委員会を、去る17日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後、慎重に審査を行いました。


 なお、議案第85号を審査する過程において、「今後、実施される土地区画整理事業において、計画される都市公園の管理は、地域の方が主に利用されることから、計画段階から地元と管理協定を文書で交わし、通常管理を委託できるよう取り組まれたい」


 また、議案第86号を審査する過程において、「小野市白雲谷温泉ゆぴかの水質管理については、利用者が安心して安全に利用できるよう、今後も引き続き良好な水質管理に努められたい」


 また、議案第88号を審査する過程において、「小野市伝統産業会館内に設置しているハローワークの掲示物等につきましては、利用者の目につきやすい場所等へ変更するなどの対応を検討されたい」との意見があったことを申し添えておきます。


 審査の結果につきましては、お手元の委員会審査報告書のとおりでありまして、議案7件につきまして、反対討論はなく、いずれも全会一致をもって可決すべきものと決定した次第であります。


 何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、地域振興常任委員会の審査報告と致します。


○議長(藤原 健君)  以上で、各常任委員長の報告は終わりました。


 ただいまの委員長報告に対して、質疑の希望はありませんか。


              (「なし」と呼ぶものあり)


○議長(藤原 健君)  各常任委員長報告に対する質疑の希望はありませんので、これにて質疑を終結致します。


 お諮り致します。


 ただいま、議題となっております議案第76号から議案第93号及び議案第95号、以上19件について、これより討論・表決に入りたいと思います。


 これに、ご異議はありませんか。


             (「異議なし」と呼ぶものあり)


○議長(藤原 健君)  ご異議なしと認めます。


 したがって、そのように決定しました。


 これより討論・表決に入ります。


 議案第81号 小野市税条例の一部を改正する条例の制定について、討論の希望ありますので、発言を許可致します。


 鈴垣 元議員。


○17番(鈴垣 元君)  日本共産党の鈴垣でございます。私は、議案第81号 小野市税条例の一部を改正する条例の制定について、反対の討論を行います。


 本条例は、今年4月30日、国会で成立した「地方税法等改正」に伴うものです。この法改正は、衆議院で議決後、参議院に送られましたが、参議院で結論を得られず「みなし否決」とされて、衆議院で「再議決」という形で成立したという経過を持っております。


 本条例の問題点の一つは、「上場株式等の譲渡益に対する課税」であります。本来、配当・譲渡益の税率は20%であったものが、2003年から半分の10%に軽減され、5年間2007年度までの時限措置であったのに、昨年の法改正で1年延長され、そしてまたもや今回、譲渡所得500万円以下、配当所得100万円以下とはいえ、事実上2年間延長するというものであります。


 また、そのほかに配当所得の「申告分離選択課税制度」の創設や、上場株式等の「譲渡損失」と「配当所得」との損益が相殺できる特例の創設など、優遇策が施されており、これまでも上場株式等の配当・譲渡益に対する軽減・優遇措置等は「金持ち減税」と批判の強かった制度ですけれども、このたびも同様で、税の公平性、富の再配分という観点から見て賛成できるものではありません。


 二つ目は、65歳以上の公的年金受給者の年金から、個人住民税の所得割額と均等割額を天引きして徴収する制度を導入するという点です。


 確かに、事務の効率化という、徴収する側から見ればメリットがございます。しかし、年金からは既に所得税、介護保険料に加えて、後期高齢者医療保険料が天引きされており、国民健康保険税も予定されております。


 年金受給者の多くは、年金を生活の主たる収入としており、本人の意向も踏まえないで、効率化ということだけで年金から天引きするということが許されるでしょうか。私は賛成できないのであります。


 以上、反対の理由を述べて、私の討論と致します。


○議長(藤原 健君)  これにて、討論を終結致します。


 これより、議案第81号を採決致します。


 本案に対する委員長報告は可決であります。


 本案は、原案のとおり可決することに、賛成の議員の起立を求めます。


                 (「起立多数」)


○議長(藤原 健君)  起立多数であります。


 よって、議案第81号は、原案のとおり可決されました。


 これより、討論・表決に入ります。


 議案第76号から議案第80号、及び議案第82号から議案第93号、及び議案第95号、以上18件について、討論の希望はありませんので、これにて討論を終結致します。


 これより、議案18件を一括して採決致します。


 本案は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。


             (「異議なし」と呼ぶものあり)


○議長(藤原 健君)  ご異議なしと認めます。


 よって、議案第76号から議案第80号、及び議案第82号から議案第93号、及び議案第95号、以上18件は、原案のとおり可決されました。





   〜日程第3 各常任委員会並びに議会運営委員会の所管事務調査申出書〜





○議長(藤原 健君)  次に、日程第3、各常任委員会並びに議会運営委員会の所管事務調査に関する件について、それぞれの委員長より、会議規則第98条第1項及び第2項の規定により、お手元に配付致しております一覧表のとおり、閉会中の継続調査を致したい旨の申し出がありました。


 お諮り致します。


 各常任委員長並びに議会運営委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付すことに決定して、ご異議ありませんか。


             (「異議なし」と呼ぶものあり)


○議長(藤原 健君)  ご異議なしと認めます。


 よって、各常任委員長並びに議会運営委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付すことに決定しました。





                〜閉 会 宣 告〜





○議長(藤原 健君)  これにて、本会議に付議された案件の審議は、全部終了致しました。


 よって、今期定例会は、これにて閉会致します。





                〜議長あいさつ〜





○議長(藤原 健君)  閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。


 今期定例会は、19日間にわたり、終始慎重にご審議いただき、ここに全議案を滞りなく議了し、閉会の運びとなりましたことは、市政のためにまことにご同慶にたえません。


 ここに議員各位のご精励に対し、深く敬意を表する次第であります。


 特に、決算特別委員会の決算審査にあたり、長時間にわたって慎重な審査を賜りましたご精励に対し、深く感謝を申し上げる次第であります。


 今後も絶えず変化し続ける社会ニーズに対応するため、ますます地方自らの判断と責任において、行政運営を求められるようになってきております。


 今後とも議会機能充実のため、開かれた議会を目指し、議会の活性化、円滑な議会運営に皆様方の一層のご指導、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げる次第であります。


 また、市長を始め市当局各位におかれましては、真摯なる態度で、審議にご協力いただき、感謝致しますとともに、その過程で述べられました議員各位の意見等につきましては、今後の市政執行に十分反映されますよう、希望するものであります。


 さて、いよいよ本年も残すところあと10日余りとなり、寒さも一段と厳しさを増してこようとしております。議員各位、並びに市長始め当局におかれましては、健やかに良き新春をお迎えくださるよう、心から祈念致しまして、閉会のごあいさつと致します。


 どうもありがとうございました。





                〜市長あいさつ〜





○市長(蓬莱 務君)  第357回市議会定例会の閉会にあたりまして、一言お礼かたがたごあいさつを申し上げます。


 今月1日の議会開会以来、議員各位には、上程致しておりました補正予算案を始め、条例議案、人事案件など20件の議案につきまして、また、継続審査となっておりました平成19年度各会計決算認定5件、合わせて25件の議案につきまして、慎重にご審議をいただき、いずれも原案どおり可決、ご決定を賜りました。心から厚く御礼を申し上げます。


 さて、今期定例会では、議員の皆様方から、小野中学校校舎改築の早期着工についてのご質問を始め、国の定額給付金に対する認識、あるいは県の住宅再建共済制度(フェニックス共済)の加入促進や耐震診断の実施状況、そして、恐れられております新型インフルエンザ対策、市の観光資源の有効活用、そして市の南部地域の将来ビジョンなどに関しまして、さまざまな視点からご意見、ご提言等をいただいたところであります。


 また、小野・三木両市の市民病院の統合、すなわち(仮称)「北播磨総合医療センター」の建設に関連した、ご質問も多数ございました。今、全国的に、地域医療の核となるべき自治体病院の医師不足、経営悪化が懸念され、加えて、その経営母体であります自治体そのものの財政状況の悪化に伴い、一般会計からの繰り入れがままならない状況もありまして、病院本体の継続そのものが非常に危うい状況にあることは、既にご承知のとおりであります。


 北播磨地域におきましても、五つの公立病院全体で、この5年間に医師の数が44人も減り、まさに1つの病院がなくなるに等しい状況であることもご説明を申し上げたところであります。


 ただ幸いにも小野市の場合は、今のところトータルで1名減にとどまり、何とかこの大幅な減少には至らず、また、財政面でも病院会計で約22億円の内部留保資金を確保しているところであります。


 加えて、市の一般会計におきましても、新しい財政指標による、いわゆる四つの指標でありますけれども、そのうちの、病院等も入れました、連結実質赤字比率というものと、先般も新聞で発表されましたけれども、将来に負担すべき借金の比率をあらわした将来負担比率は、県下29市中、いずれもが良い方から第1位と、最も良い数値で、他の指標も総じて良好以上の位置にあるなど、現時点では、他の自治体に比べて経営環境は良いと言えるわけであります。


 とはいうものの、将来的に楽観視できる状況ではないことは事実であります。まさに百年に一度、一気に今月に入りまして、まさに大不況が訪れているという状況であることを考えれば、楽観視する状況でないということは、もう明白であります。


 そのような中で、今回将来を見据えた大きな決断をしたわけでありますが、5万人規模の自治体にとって、今回の新病院の建設は、まさに社運ではなく、市の運命を賭けた大事業であります。将来に向けて安定した地域医療を確保し、より高度で、そして高品質な医療を提供していくために、全国のモデルとなるような、そして全国から医師が呼べるような、まさにマグネットとなるようなマグネットホスピタルを目指して、生き残りではなく、勝ち残りを目指すという気構えで、取り組んでまいりたいと考えております。


 なお、議会の中でも説明させてもらいましたけれども、現在の市民病院については、これは民営化を致しまして、新病院の受け皿的な病院に向けて、現在水面下で検討を進めている状況であります。三木の市民病院につきましては、解体をして、いわゆる廃止というようには聞いておりますが、小野市の場合は、やはりリハビリも含めた療養型の病院として、ぜひとも残したいということで、トップ自らが交渉を進めてまいりたいと、このような決意でありますが、こればかりは相手のあることでございます。努力をするということにとどめさせていただきますけれども、皆さん方もまたご支援をいただきたいと思っております。


 また、今回定例会での質問にお答えする中で、来年度から中学3年生までの医療費の完全無料化を実施する、すなわち所得制限とかいろんな条件をつけないで、完全無料化を実施することを表明させていただきました。


 この件につきましては、いろいろ議論はあるところではございますが、今回決断をさせていただきました。


 これまで、県内の自治体で唯一、小学6年生まで所得制限なしの医療費の無料化を実施しておりましたが、中学3年までとしたこのたびの拡大は、3年間という期間限定で実施を致します。できることならば、3年間ではなく、継続できる努力をこれからまだ私はあると思っておりますので、そのような環境づくりのために、どうこれから努力していくかということだと思っております。


 要は、今までの、いわゆる就学前、そして小学校3年生、そして小学校6年生まで上げてまいりましたのは、これはいわゆる子育て支援策ということが主眼でありました。しかし、今回は、子育て支援策は言うまでもありませんが、緊急の経済対策と位置づけております。本当に今困っている人たちが、本当に子育てで、収入が減った人にとりましては、少しでも医療費が無料になることが拡大されるということは、これはまさにこの経済下における、小野市の大決断であるということで、ご理解を賜わりたいと思っております。


 この不況から回復するには、評論家はいろいろ言っておりますけれども、最低でも3年はかかるだろうと言われている中で、この緊急の経済対策、すなわち、百年に一度と言われる経済不況下において、子育て世代の負担の軽減を図るためのものであるということを先ほど申し上げました。


 事業実施による市の負担分は約4,000万円ふえて、子供全体では対象者約8,300人で、年間約2億円と試算を致しております。これは、あくまでも小野市が単独で負担する金額が2億円で、事業費は、当然これよりもはるかに大きい金額になるということで、他市で時々子育てで、発表されるときに、その市の負担分で言わないで、事業費として発表されているところがありますので、それは誤解をなされないようにしていただきたいと思います。小野市の負担額が約2億円だということです。


 しかし、経済成長率も平成14年度以来ですから、6年前以来の、来年はゼロ成長ということになる見込みということを、きょうの昼のニュースでもやっておりましたけれども、税収の大幅減収、これが予測されております。だからこそ、このような対応をして、それを乗り切るかどうかということが、我々理事者側にも、議員さんも含めまして、何としても新しい施策を打つ、これを乗り切るという努力を皆さんの前で明らかにしておきたいと思っております。


 今のところ小野市の財政は、どうにか健全性を維持しておりますけれども、先ほども申し上げましたように、我々が予測し得ないような経済不況のあおりを受けて、大幅な税収減も予測されますが、しかしながら、未曾有の不景気だからこそ、市民が困っている今、この状況において、様子見をするのではなくて、地方行政を担う自治体として、何らかの手を打つべきであると私は考えているところであります。


 そういったことでありますが、医療費の無料化は、いわゆるコンビニ受診を助長する要因だとする意見もあります。発表は新聞で一面に発表されたものでありますから、その後いろいろ反応がございました。一つはやはり病院の連携ネットワークを壊すものであるとか、あるいは、コンビニ受診をさらに助長するものであるとか、もう一つはやっかみが多かったですけれども、なぜ小野市にできて、よそはできないのかと、そんなことを聞かれても困るわけでありますけれども、いろいろご意見はあるところでありますけれども、小野市は小野市として、画一的、横並びではなく、前々から各議員さんからも強い要望はございました。ずっとためてきてまいりまして、今回の決断に至ったということであります。


 そういう意味では、議会の方も大変な決断というのか、提案をなされたわけでありますし、我々もまた大決断をしたと、このようにご理解をいただきたいと。ゆえに、科せられる問題を何としても皆さんとともに、本当にコンビニ受診を助長する要因にならないという形にしたいと。「昼間や平日は用事があるし、夜間や休日に行けばすいている。」とか、「救急で行けば、ほかの人をほったらかしてでもすぐに診てもらえる」とかという感覚での受診はぜひ改めていただくような、このような運動が小野市の場合はなぜか盛り上がらないんでございますが、ひとつそういったこともぜひとも各町へ戻られましたときには、この正月を挟んでのごあいさつ等があると思いますけれども、ぜひともそういうことを議員の皆さん方からもお願いをしていただきたいと思っております。


 とにかく我々としては、結果として重症な方の対応が困難になったり、医師も休養できなくなったり、疲れ果てて現場を去っていく、いわゆる医療崩壊の原因にもつながり兼ねないということにならないようにしたいと。市民の皆さんにも意識改革をしていただいて、ともに医療現場を守っていっていただきたいと考えております。


 この点、本当に率先して、そういう機運を盛り上げていただきますよう、重ねて、重ねてお願いを申し上げたいと思います。


 一方、経済情勢の状況でありますけれども、きょうも精力的に担当部門、あるいは情報収集を各企業ともしておりましたが、小野市民の雇用状況の動向、あるいは中小企業の資金繰り等、商工会議所とも連携をとったり、あるいは私はいろいろと、民間人でありましたので、それぞれの会社の状況をとったりして、情報を収集致しているところでありますけれども、と同時に、担当部門には的確に小野市の情勢を把握するようにということを、総務部長並びに産業課等も含めまして、指示を致しているところであります。


 しかし、一方では、現段階の状況を少し申し上げますと、約100件近い企業は、セイフティーネット、要するに銀行から融資を受けるわけですけれども、これに今、殺到しておりまして、それに十分銀行としては、各小野市の企業さんには対応しているという状況でございます。それと同時に、まだ小野市の融資制度もありますけれども、そこまでは、踏み込んできていないということでありまして、それは幸いかなと思います。


 雇用の面でありますけれども、工業団地の誘致のときにもお話を致しましたけれども、同じような業種が集まらない戦略で小野市は企業誘致をとってきていました。片方が不景気でも、片方が不景気でないとか、今は全部が大不況でありますけれども、しかし、結果としては、そういう現象が少し見られます。


 具体的に申し上げれば、自動車関連の方は、まさに今減ってきておりまして、そして、派遣の従業員も解雇になる一歩手前というところでありますが、まだ解雇の状況には至っておりません。逆に、お名前を申し上げていいのかわかりませんが、工業団地における大手二社は、逆に人手不足で困っていると、フル生産をやっているようです。これはもう業界が全然違うわけでありますから、そのような、いわゆる自動車関連、あるいは半導体等にかかわっている人で、大変多くの派遣社員解雇という状況になっている人たちを、逆に紹介していただきたいという、受け入れたいということで、やっております。


 私がおりました会社も、現在約40名近く逆に受け入れているというような状況もあります。工業団地も食品関係につきましては、人が足りないということで、派遣社員を逆に紹介をしていただきたいと。


 総じて言いますと、小野市の場合、今、雇用が崩れて、結果的に働くところがなければ、住むところもないというような状況は現段階では、そのような情報は私の方には伝わってきておりません。毎日のように報告連絡相談シートというのが上がってくるわけでありますけれども、そういう状況下ではありません。


 要するに、業界のバランスがプラスマイナスうまくとれているというような状況ですけれども、やっぱりこれからが勝負であります。今年度は何とかもちましても、来年度はどうなるかというのはまた別だと思いますが、我々のやるべきことは、そういう融資状況、それから中小企業の動向、あるいは雇用対策について、ハローワークだけに任しておくのではなく、小野市が独自にそういう雇用状況をよく観察し、情報収集して、小野市として単独で何かできることがあれば、やっていくことを今から検討していきたいと思っていますが、今のところは、そんなに慌てることはないのではないかというように思っております。倒産の状況等の話についても、現在は情報は入っておりません。余談が長くなりましたけれども、現段階での話でございます。


 一方、前々からよく申し上げておりますけれども、きょうの日本経済新聞にも、ニューヨーク原油が1バレル当たり40ドル割れというようなことが出てきております。これはピークのとき、皆さん御存じのとおり147ドルでした。それから円は1ドル115円という時代のときが147ドルだったんですけれども、今御存じのとおり88円とか90円というのが1ドルです。単純に言いますと、油関係にかかわっている品目というのは半値以下になって当たり前なんです。つまりレギュラーガソリンは、ガソリンだけじゃありませんけれども、要するにもう80円台、計算しますと54円という計算が出ております、私から言いますと。しかし、それはないだろうと。90円代になるのは当たり前の話でありまして、しかし、業界はなかなかそうはしませんが、輸入ではもう既に鉄鋼メーカーが一部値下げを始めておりますから、これからそういう動きが加速化されますと、経済の循環はぐるっと変わってくるということであるので、やっぱり輸出産業へ偏り過ぎたんですね、この数年間は。


 ですから、結局円安で、しかも輸出産業で支えられた形でフル生産をやっていたわけです。だから、今回は円高になりますと、途端に差損が出るわけですね。逆に輸入は輸入差益が出てくるわけで、日本の経済というのは輸入で支えられているわけですから、余りマスコミはそういうことを言わない。いつもそうなんです。油が上がったときは、わっと言って、下がったときは言わないです。そういう状況ですから、日本の経済、なぜ1ドルが90円を割って80円になっているか。日本の経済が強いと読んでいるからです。だから、円が高くなるんです。余りネガティブに、皆さん走り過ぎることはなくて、政府の方も的確に早く経済対策をやればいいんですよ。私はそういうふうに思うんですけれども、別にここで市長がそんなことを言うことないのですが、歯がゆくて仕方ないから、言っているのであって、何をもたもたしているのかと。


 どっちにしましても、年の瀬も押し迫りまして、今年も残すところあとわずかとなってまいりましたが、今年の世相や出来事を漢字1字であらわしますと2008「今年の漢字」に、変化の「変」という字が選ばれました。


 2期連続して首相が短期間で交代することになった「政変」や、米国で「チェンジ(変革)」を掲げて誕生したオバマ次期大統領、また株価が暴落した世界的な「金融情勢の大変動」などが理由と言われております。「変わろう小野」って言って、もう10年前の話だなと思っている。今ごろチェンジって何を言っているかという感じがするんですけれども、要するに、行政のイノベーションというのが、これだけ進んでいるわけですから、何かその辺がちょっとテンポが狂っている。大体10年前に言ったことが、今あらわれています。


 役所の給料も上がるばかりではなく、下がるときが来ると、10年前に言ったけれども、やっぱりぴしっと合いましたけれども、小野市はそういうことをやらない。議員さんも含めてカットはしないと言っているのです。そう言うと、役所では市議会議員さんだけが、報酬いいなって言う人がおられますけれども、我々はそうじゃなくて、総人件費を減らすけれども、しっかり仕事はしてもらうと、こういうような考え方ということを、皆さんにもはっきりと伝えておきたいと思います。


 そのような中で、今年1年間、いろいろと「変化」がありました。さまざまな事業の展開、出来事がありましたけれども、今年の10大ニュースを踏まえて、1年間を簡単に振り返って、幾つかを紹介させていただきたいと思います。


 まず始めに、一つは何と言っても、小野市と三木市の市民病院統合に向けた合意であります。


 合意でありますから、これからが勝負でありますから、勘違いをしないでください。


 二つ目は、明るいニュースでした。


 小林祐梨子選手の北京オリンピック出場であります。来年の1月12日に行われます、二十歳の成人式の式典に、この小林祐梨子選手もぜひ地元に帰りたいということで、出席してくれるそうでありますので、パネラーとして私と一緒に出ましょうということになっております。小野市始まって以来のオリンピック選手が誕生して、私も議長もそうでありましたけれども、北京に駆けつけまして、実に暑かったですけれども、精いっぱいの声援、応援を致しました。オリンピックでは、惜しくもわずかな差で決勝進出はのがしましたけれども、世界の強豪にも引けをとらない、素晴らしい走りに感動したところでありますし、次のロンドンオリンピックもきっと頑張っていただけるのではないかということであります。


 三つ目、小野市に待望のホテルが進出することが決まりました。


 国内外に200店舗以上のホテル営業を展開しているルートインジャパンと、ホテル進出協定を締結致しました。ホテルは、7階建て132室。いろいろ変遷がありましたけれども、結果的に向こうの社長の方から、7階建てにするということで、132室、来年度中には完成する予定であります。少しおくれましたけれども。


 これによりまして、観光やビジネスで小野市を訪れる皆様の快適性や利便性を向上させることができますし、隣接する「うるおい交流館エクラ」との相乗効果を期待して、小野市の魅力を倍増させ、周辺自治体との新たな人の流れも生まれてくるものと考えております。


 先般もクリスマスディナーショーがありましたけれども、あのホールとホテルと考えたみたら、やっぱりホテルの中にコンベンションホールは要らないということも、商工会議所の会長さんも言われまして、やっぱりこれだけのホールがあれば、これは十分ホテルと連携ができると。よって、ホテルに泊まった方が、小野市のどこへ食事に行ったらいいかという、そういう観光マップとか、既にゴルフ場の方からは、ゴルフトーナメントで延べ何人がいつ泊まるという予定を、来年の1年間の予定を入れられて、何とかホテルの建設をもう少し早くできないのかと、もう既に注文が入ってきているということでございますので、そういうふうにしていけば、必ずや新しい拠点として担っていくんじゃないかなと思っております。


 四つ目には、全国で初めてでありますけれども、いじめ等追放都市宣言を行いました。


 昨年12月に全国に先駆けまして、「小野市いじめ等防止条例」を制定致しましたけれども、続いて、今年3月に「小野市いじめ等追放都市宣言」を行いました。すべての市民があらゆる人権侵害を根絶し、いじめ等のない、明るく住み良い社会づくりを“市民総ぐるみ”で、一層推進していくことを宣言したものであります。


 今エクラで、このいじめに関するポスターと、子供たちが真剣に親子で考えた、「いじめは許さない」と、こういうような標語も展示されております。私はきのうそれを全部見てまいりましたけれども、本当に真剣にやっぱりいじめということはいかに人権侵害の最たるものであるかということは、あの中でも読み取れますし、教育委員会も非常に努力をしていただきまして、子供たちも本当にネットを含めたいじめは許さないと。結局今話題になっております、携帯電話を持つか、持たないか、小野市の場合は小学校、中学校は原則持たないと、教育長そうですね。そういうことに今しているわけでありますけれども、いち早くそういう手を打ってきたということは、間違いではなかったです。


 今いじめをなくそうという話が全国に広がってきておりますが、始めはいじめ等防止条例って何というような話でしたけれども、後手から先手管理のそのまた先手管理というのは決して間違ってはなかったと思っているところであります。


 それから五つ目には、KDDI用地の取得であります。


 これは浄谷町と黒川町に広がる約100ヘクタールの土地を「将来の小野市の発展のために貴重な財産になる土地」と位置づけまして、5年にわたり交渉を重ねまして、当初提示額から考えると破格の金額で取得することができました。今後は、地元の方や、特に市民の皆さんのご意見をお聞きしまして、幅広い視点から、その活用方法を検討してまいりたいと考えております。


 既に、野球場の整備が着々と今進んでおります。小野東小学校の建設用地にしても、既に検討に入っておりますので、その点については、ご期待をしていただきたいと思います。


 その他でありますが、六つ目、粟生駅に新たな生涯学習の拠点となる、あお陶遊館「アルテ」のオープン、七つ目には、60億円をかけた学校整備事業中期計画書の策定であります。


 策定だけではなく、やはり見える成果を出したいということでありまして、今年度中に耐震補強が85%済みますので、不景気の中ではありますけれども、だからこそ、前倒しで小野中学校の建設に取りかかるということであります。今回12月の補正で、工事に入る道路の整備について、可決ご決定をいただきましたので、早速年度内にその工事に着手して、そしてはっきりと市民に明快に小野中学校の建てかえを始めるということを、見える形でしていきたいと思っております。


 8番目でありますが、この情報化進展度調査e都市ランキング、毎年全国紙で発表


 されるわけでありますけれども、小野市の職員も大変頑張ってくれまして、2008年で、全国1,481団体中第33位でございます。人口5万人以下のこのような自治体では、全国第1位を獲得致しました。仕事の効率面等を含めましても、小野市の行政の中で、e都市ランキングとしてたしか5項目ぐらいの審査項目があるんですけれども、いずれも上位にランクされて、関係者も随分頑張っていただいたということであります。


 それから9番目は、これは小野産小麦「ふくほの香」、しょうちゅう「おの想い」でございます。


 これ私が議員さんに最低3本ずつ買っていただきたいということを申し上げたように思うんですが、「おの想い」を私も随分飲んでおりますけれども、なかなか香りは良くて非常にいい物でありますので、ぜひともこの正月には、「おの想い」を飲みながら、小野を思っていただいて、ぜひとも小野市を情報発信していただきたいなと思っております。


 そして、10番目でありますが、白雲谷温泉ゆぴかに「観光交流センター」と「岩盤浴」の完成もありました。


 もう間もなく180万人を超えるんですが、今200万人に向かって進んでおりますけれども、もっともっと多くの人に来ていただきたいと考えております。


 このように幅広く施策展開を行いながら、一方で、財政の健全性に努めまして、先ほども申し上げましたとおり、小野市の財政指標は、他市と比較しても総じて健全性を維持できる状況でありまして、加えて市民100人当たりの正職員数は、県下29市中最少の人間で、その質を落とすことなく多くの業務をこなしているところであります。


 私は、来年も引き続き、健全財政を維持しながら、今後も絶えず変化し続ける時代のニーズにフレキシブルに対応するため、「行政経営4つの柱」「ぶれない政治」を基軸として、より高付加価値なサービスの提供を目指してまいりたいと考えております。


 そして今、小野市では、先に述べましたようなビッグプロジェクトが本格的に動き出しております。世界経済の減速が長期化し、その影響で日本経済の厳しさが一段と強まっているという大変厳しい環境ではありますが、このような時こそ、ネガティブではなく、ポジティブに、前向きに決してひるむことなく、「さらなる進化と変革」に向けて、全力でもって、チャレンジし続けてまいる所存でありますので、議員各位のより一層のご理解と、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。


 今年もいよいよ押し迫ってまいりました。議員各位には、くれぐれも健康にご留意され、輝かしい新年をお迎えいただきますことをご祈念申し上げますとともに、今期定例会に賜りましたご精励に重ねて御礼を申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。


 本当にありがとうございました。


                 (拍  手)





               閉会 午後 2時20分