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兵庫県 小野市

平成20年第355回定例会(第4日 6月20日)




平成20年第355回定例会(第4日 6月20日)





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 │                                             │


 │        第355回小野市議会(定例会)会議録                   │


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 │               平成20年6月20日(金)(第4日)            │


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 │                  開  議  午 後 1時30分            │


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   第1 諸報告             (1)専決処分の報告について(1件)


                      (2)陳情書        (1件)


   第2 議案第45号〜議案第53号      各常任委員会審査報告、


      請願第 1号             同審査報告に対する質疑、


                         討論、表決


   第3 議案第55号             上程、提案説明(議事順序省略)


                         表決


   第4 各常任委員会並びに議会運営委員会の所管事務調査申出書





2 本日の会議に付した事件


   日程第1 諸報告           (1)専決処分の報告について(1件)


                      (2)陳情書        (1件)


   日程第2 議案第45号〜議案第53号    各常任委員会審査報告、


        請願第 1号           同審査報告に対する質疑、


                         討論、表決


   日程第3 議案第55号           上程、提案説明(議事順序省略)


                         表決


   日程第4 各常任委員会並びに議会運営委員会の所管事務調査申出書





3 議事順序


   開  議  (午後 1時30分)


   開議宣告


   諸報告


   議案第45号〜議案第53号


   請願第 1号


   議案第55号


   各常任委員会並びに議会運営委員会の所管事務調査申出書


   閉会宣告  (午後 2時15分)





4 会議に出席した議員(18名)


   1番  藤井 玉夫


   2番  河島 信行


   3番  松本 哲昇


   4番  岡嶋 正昭


   5番  竹内  修


   6番  河合 俊彦


   7番  藤本 修造


   8番  山中 修己


   9番  加島  淳


  10番  松本 英昭


  11番  石田喜久男


  12番  川名 善三


  13番  藤原  健


  14番  掘井 算満


  15番  松井 精史


  16番  井上 日吉


  17番  鈴垣  元


  18番  吉田 成宏





5 会議に欠席した議員・説明員


   な   し





6 議事に関係した事務局職員


   議会事務局長    安居 正敏


   議会事務局課長補佐 井岡  伸


   議会事務局主査   大橋めぐみ





7 会議に出席した説明員(15名)


   市長        蓬莱  務


   副市長       井上 嘉之


   副市長       小林 清豪


   総務部長      近都 正幸


   市民安全部長    三串美智也


   市民安全部次長   松尾 五郎


   市民安全部次長   今村 義明


   (ヒューマンライフ担当次長)


   市民福祉部長    富田  修


   地域振興部長    森本  孝


   市民病院事務部長  藤田 久好


   水道部長      花房 正好


   消防長       藤本 明弘


   教育長       陰山  茂


   教育次長      西本  孝


   会計管理者     井上 康男





                午後 1時30分





                〜開 議 宣 告〜





○議長(藤原 健君)  これより4日目の会議を開きます。


 それでは、お手元に配付致しております、議事日程に基づき、会議を進めてまいります。


 これより日程に入ります。





               〜日程第1 諸報告〜





○議長(藤原 健君)  日程第1、諸報告であります。


 市長から地方自治法第180条第2項の規定により、専決処分の報告書1件が提出されております。


 次に、6月11日までに受け付けました陳情書は1件であり、それぞれその写しをお手元に配付致しております。


 以上で、諸報告を終わります。





            〜日程第2 常任委員会審査報告〜





○議長(藤原 健君)  日程第2、各常任委員会審査報告であります。


 去る6月13日の本会議において、各常任委員会に審査を付託致しました、議案第45号から議案第53号まで、及び請願第1号の以上10件を一括議題と致します。


 本件について、審査の報告がありましたので、各常任委員長の報告を求めます。


 まず、初めに総務文教常任委員長 川名善三議員。


               (川名善三君 登壇)


○12番(川名善三君)  総務文教常任委員会の審査のご報告を申し上げます。


 当委員会に付託されました案件は、議案第46号から議案第47号、議案第49号から議案第50号、議案第52号から議案第53号、以上6件でございます。


 委員会を、去る18日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後慎重に審査を行いました。


 なお、議案第46号及び議案第47号を審査する過程において、「KDDI用地の産業拠点整備事業用地に誘致する、企業の動向調査を行われるが、誘致する企業については、くれぐれも地元との協議や調整をよく図られたい。


 また、管理用フェンスの設置にあたっては、範囲をできるだけ最小限となるよう検討されたい」との意見があったことを申し添えておきます。


 審査の結果については、お手元の委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、いずれも全会一致でもって、可決すべきものと決定した次第であります。


 何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、総務文教常任委員会の審査報告と致します。


○議長(藤原 健君)  次に、民生保健常任委員長 石田喜久男議員。


                (石田喜久男君 登壇)


○15番(石田喜久男君)  民生保健常任委員会の審査のご報告を申し上げます。


 当委員会に付託されました案件は、議案第45号、議案第51号及び請願第1号、以上3件であります。


 委員会を、去る18日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後慎重に審査を行いました。


 なお、議案2件、及び請願1件を審査する過程において、特に指摘事項はなく、その結果は、お手元の委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、全会一致でもって、承認・可決、及び採択すべきものと決定した次第であります。


 何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、民生保健常任委員会の審査報告と致します。


○議長(藤原 健君)  次に、地域振興常任委員長 山中修己議員。


                (山中修己君 登壇)


○8番(山中修己君)  地域振興常任委員会の審査のご報告を申し上げます。


 当委員会に付託されました案件は、議案第48号でございます。


 委員会を、去る18日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後慎重に審査を致しました。


 議案を審査する過程において、特に指摘事項はなく、その結果は、お手元の委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、いずれも全会一致でもって、可決すべきものと決定した次第であります。


 何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、地域振興常任委員会の審査報告と致します。


○議長(藤原 健君)  以上で、各常任委員長報告は終わりました。


 ただいまの委員長報告に対して、質疑の希望はありませんか。


              (「なし」と呼ぶものあり)


○議長(藤原 健君)  各常任委員長報告に対する質疑の希望はありませんので、これにて質疑を終結致します。


 お諮り致します。


 ただいま、議題となっております議案第45号から議案第53号まで、及び請願第1号の、以上10件について、これより討論・表決に入りたいと思います。


 これに、ご異議はありませんか。


             (「異議なし」と呼ぶものあり)


○議長(藤原 健君)  ご異議なしと認めます。


 したがって、そのように決定しました。


 これより討論・表決に入ります。


 議案第45号から議案第53号まで、及び請願第1号の、以上10件について、討論の希望はありませんので、これにて討論を終結致します。


 これより、10件を一括して採決致します。


 本案は原案のとおり承認・可決、及び採択することに、ご異議ありませんか。


             (「異議なし」と呼ぶものあり)


○議長(藤原 健君)  ご異議なしと認めます。


 したがって、議案第45号から議案第53号まで、及び請願第1号の、以上10件は原案のとおり、承認・可決、及び採択されました。





              〜日程第3 議案第55号〜





○議長(藤原 健君)  次に、日程第3、議案第55号 小野市監査委員の選任についてを議題と致します。


 議案の朗読を省略致しまして、理事者側より提案理由の説明を求めます。


 市長。


                 (市長 登壇)


○市長(蓬莱 務君)  本日、議案第55号として、小野市監査委員の選任の件を追加し、提案の説明を致します。


 現監査委員であります三宅修文氏の任期が、平成20年9月7日で満了となります。三宅委員には、2期8年間にわたり、国税調査官としての経験、及び税理士としての知識に基づき、特に、公営企業会計での複式簿記の経理業務及び勘定科目の処理等について、指導をいただきました。


 加えて、随意契約における業者の選定が、公平公正に行われているかどうか、終始注意を払われ、その透明性を確保するための方策等について、適切なご意見をいただくなど、市行政全般にわたり、その適法性、妥当性の保障のために、ご尽力をいただいたところであります。


 このたび、その三宅委員の後任と致しまして、小野市本町在住の土井嘉彦氏を選任致したく議案を提出致しております。


 ご承知のとおり、財政健全化法によりまして、この平成20年度から四つの健全化指標、すなわち実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率、及び公営企業における資金不足比率に係る審査業務が新たに義務づけられまして、監査委員の責務は、従来にも増してその重要度を増しております。


 また、総務省において、新たな公会計制度、これは従来の官庁会計、いわゆる単式簿記・現金主義会計というものに、複式簿記・発生主義会計の考え方を取り入れた新しい公会計制度が導入され、貸借対照表、行政コスト計算書、資金収支計算書及び純資産変動計算書の財務4表を、平成21年度に整備・公表することになり、今後これら財務諸表等の審査においても、より専門性が求められることになります。


 加えて、地方分権の進展によりまして、これまでのように、国や県が決めた枠組みの中で、全国どの自治体も横並びの施策を実施してきた時代とは違い、各自治体の自己責任に基づく自己決定の領域がさらにふえ、住民に対しても納得してもらえるような説明を行う責任(アカウンタビリティ)が求められるようになりまして、同時に、市が実施する施策のその適法性、妥当性を保障する監査の重要性もますます高まってくるものと思われます。


 既に民間では、監査に対しては、この数年間の間に大変厳しくなってきていることはご承知のことであります。


 そのような状況にありまして、土井氏におかれましては、公認会計士及び税理士の資格を有され、過去には我が国を代表する大手監査法人にも勤務されるなど、財務管理や事業の経営管理にすぐれた識見を有しておられ、まさに後任の監査委員として適任であると判断を致しました。


 私も民間時代でありますが、公認会計士と業務を経験致しました。毎年の決算の後、規定に基づいて財務諸表すべての監査に立ち会うと、これが義務づけられております。


 その当時と今、官民を問わず何が変わってきたか。これは、いわゆる財務諸表等の監査を超えて、通常の業務における監査が民間にも求められております。


 加えて、行政の場合、これと同じように、これからは財務諸表だけではなく、公会計も含めて、そして、業務監査そのもの、つまり公務員の仕事のあり方等につきましても、厳しく問われる時代が私は来ていると、このように思っております。


 幸いにも、小野市の場合は、公会計フォーラム等を通じまして、いろいろ研究もしてきており、既に小野市では公会計のシステムもでき、いわゆるBS、貸借対照表、そしてまたコスト計算書等も作成をして、小野市の資産、負債の状況を明らかにしていることは、皆さんもご承知のとおりだと思います。


 これをさらに深めていくためには、その専門性を有するそのような人材が必要であると、このような観点につきまして、税理士の三宅委員をお願いしたときもそうでありましたけれども、それをさらに発展させていくというような観点から、議員の皆様方におかれましては、何とぞご同意を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


 何と言いましても、職員も含めて、大変厳しくなっていくということだけははっきり致しておりますので、我々も改めて、新しい監査役を皆さんにご承認いただきましたときには、さらなる研さんをしてまいりたいと、このように考えております。


 通常、監査委員の選任につきましては、単に住所と名前を申すのが何十年の慣例でありましたが、あえて慣例を破って、このような提案をさせていただいたということをつけ加えさせていただきます。


 これからは、人事労務にかかわるような社労士のそのような人たちも参画していただくというような時代がもう来てて当たり前と、こういう時代だと思います。


 人と金と物、従来の行政のやり方ではやっていけない、そういう時代の中で、行政側も議会側も、新たな気持ちで監査体制の強化に取り組むことが必要であります。


 以上です。よろしくお願い致します。


○議長(藤原 健君)  提案理由の説明は終わりました。


 お諮り致します。


 ただいま上程中の議案につきましては、同意人事案件でありますので、議事の順序を省略し、直ちに表決に入りたいと思います。


 これに、ご異議ありませんか。


             (「異議なし」と呼ぶものあり)


○議長(藤原 健君)  ご異議なしと認めます。


 したがって、そのように決定しました。


 議案第55号については、これより採決に入ります。


 本案は、原案のとおり同意することに決定して、ご異議ありませんか。


             (「異議なし」と呼ぶものあり)


○議長(藤原 健君)  ご異議なしと認めます。


 したがって、本案は、原案のとおり同意することに決定しました。





   〜日程第4 各常任委員会並びに議会運営委員会の所管事務調査申出書〜





○議長(藤原 健君)  次に、日程第4、各常任委員会並びに議会運営委員会の所管事務調査に関する件について、それぞれの委員長より、会議規則第98条第1項及び第2項の規定により、お手元に配付致しております一覧表のとおり、閉会中の継続調査を致したい旨の申し出がありました。


 お諮り致します。


 各常任委員長並びに議会運営委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付すことに決定して、ご異議ありませんか。


             (「異議なし」と呼ぶものあり)


○議長(藤原 健君)  ご異議なしと認めます。


 したがって、各常任委員長並びに議会運営委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付すことに決定しました。





                〜閉 会 宣 告〜





○議長(藤原 健君)  これにて、本会議に付議された案件の審議は、全部終了致しました。


 よって、今期定例会は、これにて閉会致します。





                〜議長あいさつ〜





○議長(藤原 健君)  閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。


 今期定例会は、19日間にわたり、終始慎重にご審議いただき、ここに全議案を滞りなく議了し、閉会の運びとなりましたことは、市政のためまことにご同慶にたえません。


 ここに議員各位のご精励に対し、深く敬意を表する次第であります。今後とも議会の活性化、円滑な議会運営にご協力を賜りますようお願いを申し上げます。


 また、市長を始め市当局各位におかれましては、真摯なる態度で、審議にご協力いただき、感謝致しますとともに、その過程で述べられました議員各位の意見等につきましては、今後の市政執行に十分反映されますよう、希望するものであります。


 いよいよ夏本番の蒸し暑い日を迎えようとしておりますが、議員各位、並びに市長始め当局の皆様方におかれましては、健康に十分ご留意いただきまして、市政伸展のため、一層のご活躍を賜りますようお願い申し上げます。


 終わりになりましたが、報道関係各位のご協力に対し、厚くお礼申し上げまして、まことに簡単粗辞ではございますが、閉会のごあいさつと致します。


 ありがとうございました。





                〜市長あいさつ〜





○市長(蓬莱 務君)  第355回市議会定例会の閉会にあたりまして、一言お礼かたがたごあいさつを申し上げます。


 議員各位には、今期定例会に提出しておりました、一般会計補正予算を始め、条例の制定、人事案件など11議案につきまして、慎重にご審議をいただき、いずれも原案どおり可決、ご決定を賜りました。心から厚くお礼を申し上げます。


 初めに、先週土曜日の朝、発生致しました岩手宮城内陸地震により、亡くなられた方々に対しまして、心からご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げるところであります。そして、一日も早く安全・安心な生活を送ることができますよう、お祈りを致す次第であります。


 今回の地震は、震源地が内陸部の山間地であったために、土砂崩れの被害が目立っておりますが、165カ所の学校施設でも天井材が落下したり、ガラスが割れたりする被害が出たという報道もされております。


 今期定例会の初めのあいさつでも申し上げましたが、世界有数の地震大国と言われております我が国では、いつ、どこで、このような災害が我が身に降りかかってくるか、全く予想ができません。


 小野市におきましては、さきに決定致しました学校整備事業中期計画に基づいて、子供たちが安全に安心して学べる、または、生活できる環境を整えることはもちろん、いざというとき、地域住民の避難所となる学校施設について、市の財政の健全性を維持するためのガイドラインをしっかりと見きわめた上で、引き続き、市内すべての学校について、まず耐震化を最優先に、そして大規模改修、続いて増改築工事と、まさに後手から先手管理で取り組んでまいりますことを重ねて、皆さん方にお約束を申し上げておきたいと思います。


 さて、今期定例会におきましても、議案の審議、あるいは一般質問等を通じまして、議員各位からさまざまな視点で幅広く、貴重なご意見、ご提言をいただきました。とりわけホテルの誘致とKDDI用地等の取得経緯などについてのご質疑、そして、ご質問を複数の議員からお受け致しました。


 それぞれの内容につきましては、ご答弁させていただいておりますが、まずホテルにつきましては、重要な都市機能の一つと考えておりまして、小野市に誘致することにより、新たな人の流れを創出し、町が活性化することによって、小野の魅力が高まり、そして、地域の振興に大きく寄与する起爆剤になるものと考えております。


 そして、ぜひご理解いただきたいのは、誘致のために、小野市は決して他市と比べて、必要以上の誘致条件を示しているものではないということであります。


 例えば、お隣の三木市では、企業立地促進条例において、実に30年間、水道料金の全額を助成する規定を設けておりますし、姫路市では、松下電器産業の液晶パネル工場新設決定に伴い、6年間で100億円の奨励金を助成することを発表しております。


 また、橋下知事が「財政非常事態宣言」を発した大阪府でも、シャープが堺市で建設中の液晶パネル新工場に、先端産業補助金として150億円を交付、同じく堺市もそれに同調し、200億円の固定資産税の減免を行うなどの誘致条件を提示しております。


 いまや、多くの自治体において、地域の活性化や町の安定的な発展を目指して、企業誘致活動を強化する、言わば競争の時代になっているということであります。


 また一方、見方を変えれば、市における他の施策、例えば、民間が実施する特別養護老人ホームの建設や、土地区画整理事業などへの助成額と比べても、このホテルの誘致に係る優遇策は、決して多額の支出を伴うものではないということも、あわせてご理解いただきたいと思います。


 そして、KDDI用地等の取得についても、兵庫県が長寿の郷構想のために取得した山田、市場の用地買収単価と比べても、その価格は実に21分の1であり、鑑定価格等と照らし合わせても、決して余計なお金を出しているわけではなく、逆にこの場合は、いかに安く買うかという、行政経営の基本理念に沿ったものであるということを、いま一度議員の皆様、そして、市民の方々にもご理解いただきたいと思います。


 私は職員に目標を立てております。この21分の1で購入したKDDI用地の費用をすべて回収することを、目的とせよと、このような指示も出しております。決して勝算がないわけではありません。やり方なんです。知恵であります。その点、十分ご理解を賜りたいと思います。


 また、これらプロジェクトを推進するに当たっては、目先のことにとらわれることなく、長期的な視点に立って、なおかつ、小野市の身の丈、能力に応じて推進していかなければならないということも、十分に認識しております。


 このKDDI等に係る用地は、市街化区域に近接しており、将来の小野市のまちづくりや発展において、大きな可能性を持つものでありまして、今後の具体的な事業展開につきましては、その有効利用を図るために、議会のご意見、そして何よりも、市民の皆さんの声を十分にお聞きし、そして、それを反映すると、そのように今後慎重に検討してまいる所存でありますので、議員各位のさらなるご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げるところであります。


 その他今期定例会では、


・「ふるさと小野応援プログラム」として、全国に発信しております小野市における「ふるさと納税」の取り組みと、条例化の考え方について。


・市の道路景観のシンボルでもある「きらら通り」でのボランティア活動について。


・次期総合計画策定と「小野市次期基本条例」の制定について。


・自転車による加害事故に備えた保険加入の助成等について。


 なお、ほかにも多くのご意見やご提言をいただきました。これらの趣旨を十分に心得まして、今後の市政運営にあたってまいる所存であります。


 さて、平成19年度の市の決算状況につきまして、現在分析中であります。7月10日前後に概算がほぼ固まり、8月には公表できると。私から言いますと、もっとスピードアップを図ってほしいと、こう思いはあるわけでありますが、いろいろ国との調整等ルールがありまして、大変遅くまで財務部門も頑張っておりますので、もう少し待っていただきたいわけでありますが、おおむね状況説明を申し上げたいと思います。


 その速報でありますが、歳入では、税源移譲などにより市税の収入は大幅に伸びたものの、これに伴う地方譲与税の減少や地方交付税の大幅削減により、主要な一般財源は2億円程度減少になっております。


 その内訳でありますが、市税は約6億円の増、譲与税がマイナス4億円、そして特例交付金と交付税それぞれマイナス1億円とマイナス3億円、足して合わせて4億円という交付税が減額になるということで、差し引き2億円の減収となります。


 一方、歳出面でありますが、投資事業を抑え、子育て支援や安全安心のまちづくりの充実を図りまして、少学6年生までの医療費の完全無料化やいじめ対策など、ソフト事業を積極的に展開するとともに、厳しい財政状況を念頭に置きまして、コスト意識を徹底し、このたび約10億円の不用額を確保するなど、経費の削減に努めてまいりました。


 その結果、一般会計においては、最終的には約2億3,000万円の黒字となる見込みであります。


 借金であります市債、これは約11億円減少し、その残高は149億8,000万円となり、平成9年度以来、実に10年ぶりに150億円を切りました。また、市の預金であります基金は、昨年度より若干減ってはおりますものの、約79億円を確保致しまして、厳しい財政環境の中でも、10年前の56億円程度と考えますと、その健全性を堅持したところであります。


 なお、地方財政健全化法により、平成20年度から財政健全度をはかる指標として、一つには「実質赤字比率」、これは普通会計を対象と致しました実質赤字の標準財政規模に対する比率であります。そして、二つには、「連結実質赤字比率」、民間企業における連結決算みたいなものでありますが、これは、全会計を対象とした実質赤字、または資金の不足額の標準財政規模に対する比率であります。


 三つには、「実質公債費比率」、これは普通会計が負担する元利償還金及び純元利償還金の標準財政規模に対する比率であります。これが18%を超えますと、問題ということで、兵庫県が全国ワースト2になったということで、いち早く発表されたというのが、実質公債費比率の数値であります。


 四つ目には、「将来負担比率」、これは普通会計が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率でありまして、将来どうなるんだということをあらわすという数値であります。


 そして五つ目が加わりました。「公営企業における資金の不足の比率」を公表することになっています。


 これら四つの指標プラス一つを加えた五つの比率を、今後原則として公表するということになるわけであります。幾らパフォーマンスでこの市はしっかり財政もいいし、健全財政をやっていますと言っても、ぴしっと数字で出てくると、ごまかしが利かないと、こういう時代になったということであります。


 その辺がこれからの地方行政に大きく求められるということでありますし、国から考えれば、いろいろ国も問題多いですけれども、地方は何をしているんだという、まさに公務員の、行政の逆襲であります。


 私はある民間企業の中の株主総会で話を致しました。これからは、大きなことが三つ出ると。一つはこのように、財政の比率をどんどん出してくることによって、国の圧力というのがどんどん出てきます。結果として、それが好むと好まざるにかかわらず格差を生み、そして、それが市民の生活に大きく影響をしてくると。これに耐えられる市か、耐えられるのか、耐えられないのか、こういうことが問われるということであります。


 二つ目は、耐震です。補助率を今回3分の2に上げますということを発表する3日前に、文部大臣とお会いしましたけれども、小野市は先手管理やっておられるけれども、だといって、そのような補助金が出るから、学校を全部耐震化ができるか。そんな甘いもんじゃありません。IS値がコンマ3以下に限るんでありますから、全部をやろうというのは、それは簡単なことではありません。


 補助金というのは、ちょっと出ますからという程度の思いでやらないと、全体の財政に大きく影響する。その中で小野市は、第一義的に耐震という事業を学校にまず先手管理でやっていくということを宣言したわけでありますので、他の事業がその影響を受けるかもしれません。


 しかし、あの四川省の大地震があり、加えて、このたびの東北地方における地震もあったということで、何も地震が起こったからやっているということではないということだけは、しっかりと皆さんにご認識を賜りたいと。このようなことでありますけれども、本当にこの厳しい条件が授けられる。


 三つ目は、やっぱり人です。少子高齢化の中で1.29、特殊出生率、それが1.3になって、1.34になったと喜んでいるときじゃありません。人はどんどん減ってきます。企業もまた魅力ある企業でなければ、また、小野市も魅力ある市でなければ、人は住んではくれません。働く人は来ません。


 そのように、安全安心な耐震化をきっちりとできた市であり、加えて、人を大事にする市であり、加えて財政指標をきっちりと定める、このようなことが、これからますますはっきりとしてくるということなんでありまして、何とか小野市の場合は、議会、そして理事者側ともじっくりと話し合い、そしてまた、前向きに事を考えて、行政を進めていきたいと考えておりますので、これからは来期の予算の算定にまた入って来る時期であります。


 やらなけれがいけないことはありますけれども、学校の耐震にすべてを投入するということだけで、結果としてそれがほかに波及していくこともなきにしもあらずということも、少しご理解を賜りたいと思います。


 そういう状況で、先ほどは小野市の状況を何とかいけているという話を致しましたけれども、これを少しかみ砕いて申し上げますと、いずれの数値も国で定められた健全化基準よりもよい数値となる見込みであります。


 通信簿じゃありませんが、5段階評価だと、私たちのときは10段階だったんですけれども、5段階評価にたとえますと、将来負担比率、それから公営企業における資金の不足比率は最もよい5、実質公債費比率は平均よりややよい程度、この地域では最もいいんですけれども、全国でやりますとやっぱり収入が非常に多いところがありますから、過重平均致しまして考えますと、5段階で4程度となります。その他の指標等も見ますと、小野市の財政指標は大体総平均4と5の通信簿と。


 こういうことでございまして、わかりやすく言えば、そういうことで、ご安心をいただきたいとは思いますが、しかしながら、同時に全国的に見れば、地方公営企業などを含めた連結ベースにおいて、地方自治体の財政状況が非常に厳しいということも散見されます。今後も地方財政を取り巻く環境というのは厳しい状況が続くということが考えられます。


 そのような中で、小野市ではしつこいほど言いますけれども、ホテル誘致やKDDI用地の取得・活用、そして学校施設整備など、まさに大型プロジェクトがさらに動き始めております。引き続き、限られた財源と小野市の持つあらゆる可能性を最大限に活用して、小野市の行政経営4つの柱、すなわち「顧客満足度志向」「成果主義」「オンリーワン」「後手から先手管理」を基軸として、より高付加価値なサービスの提供を目指し、行政の意識改革をさらに進めながら、職員一丸となって、そして、私自らも力強いリーダーシップを発揮して、熱き心と強い信念でチャレンジをし続けてまいる所存でありますので、議員各位のさらなるご支援を賜りますよう、重ねてお願いを申し上げます。


 小野市ここにありと、誇りに思えるような、市民が堂々と小野市に住んでいることを本当によかったと、本当に思えると、こんな市になるには、まだまだ遠い。そういう意味では、皆さん方のお力をお借りしまして、何としてでも、誇れる市になるように皆さんとともに、頑張ってまいりたいと思っております。


 最後になりましたが、これから本格的な暑さを迎えようとする折であります。議員各位におかれましては、本当に健康には十分ご留意されまして、私もメタボには大いに気をつけないといけないと、言われる前に言っておきますが、市政進展のために、さらなるご活躍を祈念申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきたいと思います。


 ありがとうございました。


                 (拍  手)





               閉会 午後 2時15分