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兵庫県 豊岡市

平成19年第3回定例会(第4日 6月13日)




平成19年第3回定例会(第4日 6月13日)





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            平成19年第3回豊岡市議会定例会(第4日)


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                       平成19年6月13日 午前9時30分開議


第2日(平成19年6月11日)の議事日程を援用


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                 本日の会議に付した事件


日程第2 報告第5号〜報告第13号並びに第74号議案〜第89号議案〈専決処分したものの


     報告について、ほか24件〉一括上程


     各議案に対する質疑並びに一般質問


     (各議案委員会付託)


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                   出席議員(28名)


         1番 森 本 陸 夫         2番 芝 地 邦 彦


         3番 椿 野 仁 司         4番 古 谷 修 一


         5番 門 間 雄 司         6番 福 田 嗣 久


         8番 青 山 憲 司         9番 広 川 善 徳


         10番 森 井 幸 子         11番 稲 垣 のり子


         12番 谷 口 勝 己         13番 川 口   匡


         14番 升 田 勝 義         15番 野 口 逸 敏


         16番 上 坂 正 明         17番 伊 藤   仁


         18番 伊 賀   央         19番 森 田   進


         20番 吉 岡 正 章         21番 岡 谷 邦 人


         22番 木 谷 敏 勝         23番 綿 貫 祥 一


         24番 森 田 健 治         25番 岡   満 夫


         26番 安治川 敏 明         27番 奥 村 忠 俊


         28番 古 池 信 幸         29番 村 岡 峰 男


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                   欠席議員(なし)


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                   欠  員(2名)


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                  事務局出席職員職氏名


  局長         神 尾 與志廣  次長         阪 根 一 郎


  主幹         松 本 幹 雄  庶務係長       前 田 靖 子


  調査係長       木 下 和 彦  技能職員       藤 井 正 吾


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                説明のため出席した者の職氏名


  市長         中 貝 宗 治  副市長        奥 田 清 喜


  収入役        塚 本 信 行  技監         宮 里 憲 一


  総務部長       中 川   茂  政策調整部長     竹 本 政 充


  政策調整部参事    谷 岡 慎 一  防災監兼消防長    北 垣 哲 夫


  市民生活部長     植 田 政 由  健康福祉部長     岡 本 幹 雄


  商工観光部長     赤 木   修  コウノトリ共生部長  太田垣 秀 典


  都市整備部長     黒 坂   勇  都市整備部参事    境   敏 治


  企業部長       福 井 與司光  城崎総合支所長    齋 藤 哲 也


  竹野総合支所長    神 田 美 稲  日高総合支所長    松 井 正 志


  出石総合支所長    湯 口   敏  但東総合支所長    松 本 和 洋


  教育委員長      久 本 良 光  教育委員       卯 野 敦 子


  教育長        石 高 雅 信  代表監査委員     大 禮 謙 一


  農業委員会委員    田 中   寛  選挙管理委員会委員長 籏 谷 力 夫


  選挙管理委員会委員  坂 本 又兵衛  教育次長(総括担当) 村 田 正 次


  教育次長(こども担当)中 田 正 夫  監査・選管事務局長  池 上   晃


  農業委員会事務局長  井 谷 勝 彦


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     ◎午前9時30分開議





○議長(古谷 修一) おはようございます。


 ただいまの出席議員数は28名であります。よって、会議は成立いたします。


 これより本日の会議を開きます。


 まず、本日の議事運営について議会運営委員長の報告を求めます。


 23番、綿貫祥一議員。


○議会運営委員長(綿貫 祥一) おはようございます。23番、綿貫です。


 本日の議事運営について、ご報告いたします。


 本日は、この後、昨日に引き続き第11番目の稲垣のり子議員から質疑、質問を継続いたします。


 なお、本日も、会議の状況により適当な時点で延会することいたしておりますので、あらかじめご了承の上、議事運営にご協力をよろしくお願いいたします。以上でございます。


○議長(古谷 修一) 以上、報告のとおりご了承願います。


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◎日程第2 報告第5号〜報告第13号並びに第74号議案〜第89号議案





○議長(古谷 修一) 引き続き昨日の議事を継続し、質疑並びに一般質問を続行いたします。


 次は、11番、稲垣のり子議員。


    〔稲垣のり子議員 登壇〕


○議員(11番 稲垣のり子) 皆さん、おはようございます。(拍手)会派六星会、稲垣のり子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。


 きょうは、元議長に来ていただきまして、私が副議長のときにお仕えしました、参観日のような気分がしております。そしてまた、きょう、朝一番ですので、早起きをしまして、きょうの運勢はどうかなとテレビをつけまして一生懸命見ていましたら、12星座中12番目、そして中身は、自分の考えが相手に伝わらない、きょうはブルーだというふうに出ておりました。でも、ブルーはとても好きな色で、空の色、海の色でございます。発想を転換しまして、きょうはいい日だなと思って、考えが伝わるように頑張りたいと思います。


 そして、きょうは、今ごろは豊岡市の子供たちが自然学校に行っております。きょうも弘道小学校の子が行っておりますけども、本当に1週間たって子供たちがたくましくなって帰ってくることと信じております。思いやりの心も育ったらいいのになと思います。


 5月の防災訓練、旧出石町で防災監の大きな指揮のもとに実施されました。地元の小坂幼稚園、小学校の生徒も参加しておりまして、全員が防空ずきんをかぶっておりました。この防空ずきんの必要性や大切さを私は合併後の旧1市5町の議員全員での議会でお願いをいたしました。自作の防空ずきんもつくってきまして、市長さんに見てもらいましたけれども、座布団兼用防空ずきんの普及の指導を豊岡市全部の幼稚園や小学校に周知をしていただきたいなと願います。そして、願わくはその防空ずきんの製作は、障害者の方の通所作業所に依頼を願えたらよいのになと思います。


 コウノトリの赤ちゃんが生まれました。日々すくすくと育っている様子、その成長は、我が子や我が孫を見ているような、ほのぼのとした思いです。とても心がいやされます。赤ちゃんが生まれるというのは、生きている者にとってとても自然なこと、社会にとって最高の幸せだと思います。きのう、おとついで「大空に飛べコウノトリ」という本を読みました。この1羽のひなが誕生するまでの血のにじむような努力に心をとても打たれました。関係された方々に心の底から敬意を表します。そして、中貝市長がこの40数年の間の豊岡の思いを一心に背負って、日本じゅうをコウノトリのように飛び回って、このことを報告してもらったりしております。本当に広告塔だなと思います。


 コウノトリのすむこの豊岡市は、赤ちゃん誕生でまたまた日本や世界に発信されました。コウノトリは、ヨーロッパでは赤ちゃんや幸せを運んでくるありがたい鳥として敬われております。もちろん日本でも同様であります。九州のある病院では、子育てに悩む母親のための救済措置として「こうのとりのゆりかご」という名目で赤ちゃんポストなるものもつくられましたが、私は、このことについては個人の考えではどうなのかなとも思いますけれども、しかし、赤ちゃんイコールコウノトリです。


 この豊岡市がコウノトリが冠になり、環境施策も着々と進んできております。すばらしい自然環境が整ったまちとして、柳生博さんの本でも紹介されておりますが、やはりコウノトリを冠として、コウノトリのまちの少子化対策、子育て支援を独自の施策に講じられるべきと考えますが、どうでしょうか。


 私の夢は、この豊岡市が日本一出生率の高いまちとして自慢ができる。5月の空にはたくさんのこいのぼりが泳ぎ、コウノトリが気持ちよさそうに飛んでいる。子育てをするのに最高の環境が整っていると全国にアピールができること。そして、安心・安全な食べ物が供給される。私の夢と中貝市長の夢が一致すれば、とてもうれしいのですけれども、私の考えが伝わればいいのになと思います。


 その中で、赤ちゃんを産みたくてもできない、産めないという若い夫婦がたくさんいらっしゃると聞きます。きのうも、ある方から、近所に4組のカップルがあるんだけれども、1組しか赤ちゃんを産んでいないんだよと聞きました。ああ、そういうことなのかななんて切実に思いました。できない原因はさまざまでありますけれども、少し世の中の男性が女性化しているのではないかななんて、これはあくまで私の私見ですけれども、思います。


 そしてまた、ちょっぴり環境の問題もあったのかなとも考えます。環境経済政策を表に出して日々努力をしているこのまちにとって、このことは大切な、そしてまた切実な問題ではないかと思います。赤ちゃんのできない夫婦の不妊治療の実態と市の補助の考え方について、お尋ねをいたします。また、県の補助の内容と実態をお知らせください。


 次に、豊岡市が目指す子供像についてお尋ねをいたします。


 ふるさと豊岡を愛し、自然に優しく、未来を築く人とあります。具体的な取り組みについて問います。


 次に、夢と希望を持ち、みずから学び続ける人についてはどうでしょうか。これも具体的な取り組みについてお聞きをいたします。


 次に、心も体も健康で豊かな人間関係を築く人とありますけれども、これも具体的な取り組みをお聞きいたします。


 その中で豊岡市の子供の体力の現状はどうでしょうか。もし低下している場合、その原因をどう考え、目指す子供像の実現のためにどうしたらよいのかをお聞きいたします。


 また、豊かな人間関係を築く人とあります。豊かな人間関係をつくるためには、子供自体に心の教育が大切だと思います。最近のいじめの事実もたくさんありますが、子供たちに人権教育が必要と考えますが、どうでしょうか。いじめの実態と必要性について、教えていただきたいと存じます。


 次に、安心・安全のまちづくりについてであります。


 台風23号の災害復旧です。あの未曾有の大災害、先日、森田進議員さんと同じように私も思っております。いまだに雨がたくさん降ってくると、あの日の恐怖がよみがえってまいります。家にはだれもいなくて、もちろん夫も市の職員ですので市に詰めておりました。その中で本当に怖かったけれども、自分の立場上、やはり公会堂に行って炊き出しをしたりとか、いろんなことをさせていただきました。本当にきのうのことのように思われます。山や川はぼろぼろ、ずたずたにされ、大変な状況でありました。はや3年もたちました。でも、本当にまだまだ記憶に新しくて、生々しく残っております。


 さて、合併前、旧のそれぞれの町から、たくさんの復旧の要望があったと思います。その中で見落としの部分はないでしょうか。あの台風の後のパニック状態であります。一度にたくさんの要望が区長さんから町の方へあったと思いますが、何せあの状態であります。見落としは必ずあると考えます。また、そのときの処置でも、もうできたという行政の判断でありますが、中途半端な処理の仕方も現実にあります。そこは、また次に台風が来たときに、大雨が降ったときに2次災害の心配もとても大きいです。そのことをいま一度、治山治水の部分でも補助にのるように努力をしていただけるかどうか、お尋ねをいたします。


 次に、医師不足についてお尋ねをいたします。


 公立豊岡病院管内のお医者さんがどんどん撤退をし、現実に大変な医師不足が生じ、出石病院を診療所にという案が出され、大変な住民運動が起きました。住民一人一人がとても不安な気持ちになりました。しかしながら、たくさんの方々の涙ぐましい努力により、何とか出石病院を存続していただきました。これは本当にありがとうございました。


 この医師不足は、新しい研修制度の影響が大きくあります。前は大学を卒業すると、たくさんの若い医師が大学の医局に残りました。この膨大な医師の卵を医局のトップである教授が握っていました。このために、多くの自治体病院は何年間か医局から医師を派遣してもらうなどをして公立の医療機関をもたせてきた、そういう経緯があります。ところが、2004年の新研修医制度により、大学に医師の卵が残らなくなった。これは、医師の卵にとってはパンドラの箱をあけたような、そのような事態だったと思います。今まで医師をプールして各地に派遣をしておりましたが、もはや大学病院の医師確保が大変な状態に直面しました。そして、各地に派遣をしていた医師を大学に呼び戻した。こういう経緯により、自治体病院を始めとして次々に医師不足が表面化をし、このたびのような状況になったのは明らかであります。


 そういう中で、何とか出石病院が存続できました。医師3名という大変厳しい状況は、いつまで続くのか。残ってくださったお医者様は、激務の中で倒れないか、リタイアされないかと、とても心配しております。当直とかの支援体制は十分あるのか。そうなると、豊岡病院の医師はまた激務、負担になってはいないのか、どうでしょうか。


 あとは自席で再質問をさせていただきます。明快なる答弁をどうぞよろしくお願いいたします。


○議長(古谷 修一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 占いというものは、しばしば外れるものなのではないかと、そんなように思います。


 コウノトリのひなが生まれまして、そのコウノトリのまちでたくさんの赤ちゃんが生まれてくる。そういったまちになればいいなと私も心からそう思います。


 他方で、これまでもこの少子化対策の議論でお答えをさせていただいておりますけれども、少子化対策をダイレクトに取り組みますと、なかなかこれは合計特殊出生率がどうしたこうしたという議論になりまして、厳しいものがある。発想を変えて、なぜ本来楽しいはずの子育てが両親にとって、とりわけ母親にとってつらいものになってるのか、そこのところに光を当てて、子育てが楽しいまちにすべきなのではないのか。また、子供が元気に育っていくというまちが望ましいのではないのか。そのためにどうしたらいいのかというふうに論を豊岡市の行政では進めることにいたしております。


 そして、今年度は特にゼロ歳から15歳に至るまでの子育て施策を一元的にマネジメントをするということで、従来の教育委員会と子育て支援部門を組織的に統合したその最初の年度でもございます。また、運動遊びの全面展開を始めた年度でもあります。さらに、豊岡市の次世代育成支援地域行動計画というものをことしの3月末に策定をいたしまして、この5月に公表したところでございます。そうした中で、ことしの5月20日、ひな誕生という明るいニュースが飛び込んでまいりました。


 こういった状況でございますので、議員も提案をいただきましたけれども、財政負担を考えると、どうしても派手なことはできませんけれども、こういったある意味区切りの年でもございますので、子供たちの笑顔があふれるような何かプレゼントができないか。ささやかなものになろうかと思いますけれども、これは検討をさせていただきたいと。またいずれまとまりましたら議会の皆さんにもご報告をさせていただきたいと、このように考えてるところです。また、具体的中身につきましては、引き続き皆さんにもご意見を賜ればと、こんなふうに思います。


 それから、病院の医師不足についてのご質問もいただきました。もう医師不足の状況は議員自体もよくご存じのとおりでありますし、出石病院の経緯もご存じのとおりでございます。一定の方向が出されているわけでありますが、医師不足の状況は依然として厳しい状況がございます。過日の他の議員へのご答弁の中でも答えさせていただいたとおりでございます。


 出石病院自体にしても、医師が3名、豊岡病院につきましても、但馬全体から17名の要請医師が派遣をされて、本籍は豊岡病院に置くという形で若干の充実はされておりますけれども、まだまだ足りないという状況でございます。したがいまして、議員もご心配いただいておりますように、それぞれの病院で医師不足からくる現にいる医師の過重労働といったものは依然として解消されてない、こういった状況でございます。ですから、今後とも市民の皆さんとも一緒になりまして医師の確保対策を県あるいは大学当局に働きかけていく必要がございます。私自身も、今月中旬、神戸大学に医師の確保についてのお願いに行くことにいたしているところです。


 また、女性医師対策ということも、これはかなり真剣にやらなければいけないだろうと思います。女性医師の数あるいは割合が相当ふえてきておりますけれども、出産・育児のことがどうしてもこれはある。そうしますと、その間は医師の労働力という観点からは計算できないという現実がございます。しかも一定期間置いて復帰しますと、人の命を預かる現場にいきなり復帰するというのは相当の恐ろしさというのがございまして、育児や出産を契機にやめてしまわれる女性の医師も結構あるというふうに聞いておりますので、数をふやすということの医師確保対策以外に、今おられる女性医師の労働環境というものをきっちりと整えていって、逃がさない、あるいは再び帰ってきていただく、そういったような努力をする必要があろうかと思います。


 それから、既にそういったこともございますので、実は豊岡市の子育ての所管課と豊岡病院の女性医師との話し合いをスタートいたしております。大わざというよりも、具体的に女性医師がどういうことで悩んでおられるのか、苦しんでおられるのか、あるいはどういうニーズを持っておられるのか。それを子育て支援の部門が直接にお聞きをして、議論を重ねる中で、小わざかもしれませんけども、対応策ができないか、こんなことを考えているところでございます。以上でございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁させていただきます。


○議長(古谷 修一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方から、不妊治療についての市の考え方ということでご答弁申し上げます。


 兵庫県では、平成16年度から次世代育成支援の一環として不妊治療の経済的な負担の軽減を図るために、医療保険が適用されない特定不妊治療に要する費用の一部助成が行われておりまして、平成18年度で豊岡健康福祉事務所管内では、利用件数は31件というふうになっております。また、本年度からは所得制限枠の拡大、さらには助成回数の見直しなど、長期間治療に取り組む夫婦への一層の支援のために、制度の充実が図られたところでございます。


 この特定不妊治療費助成事業ですけれども、この対象になる方につきましては、特定不妊治療以外の治療では妊娠の見込みがない、または極めて少ないと医師が診断された方ということと、あと県内に住所を要するというふうなことでございます。そのような中で、今回の見直し、制度の充実は、まず所得制限枠の変更ということで、夫婦合算650万円未満から730万円未満に拡大されたということ。それから、助成額の変更におきましては、1カ年、上限10万円、1回で通算5カ年間、これは治療1回当たり上限10万円で、1カ年2回まで、通算5カ年というふうな形で一応制度が充実されております。


 市といたしましても、新たに不妊治療の補助事業も受けることは考えておりませんけれども、対象となるご夫婦がこの県の制度による支援を受けられますように、広く広報活動等普及に努めてまいりたいというふうに考えております。以上です。


○議長(古谷 修一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 議員さんのきょうの運勢は余りいいことないというお話をお聞きしたわけですけど、稲垣議員さんの子供への熱い思いをしっかりと受けとめて答弁させていただきたいと思います。


 まず最初に、防空ずきんのお話が出ましたけど、実は昨年の途中から校園長会等におきまして、地震対策として1年生に入学してくる子供たちに対しまして、やはりそういった防空ずきんを兼用した座布団について、できればそういったものを着用していただきたいということで、各学校の入学説明会のときに、そういったお話をさせていただいております。したがいまして、かなりの学校でこの防空ずきんが普及してきているんではないかなという思いを持っておりますので、お知らせしておきたいと思います。


 それで、私の方からは3点答弁させていただきたいと思います。


 まず最初に、豊岡市の教育行動計画にあります目指す子供像の3つの取り組みについてお尋ねがございました。まず最初に、ふるさと豊岡を愛し、人と自然に優しく、未来を築く人、これの具体的な取り組みについてお尋ねがあったわけですが、このことにつきましては、具体的な取り組みの主なものとしましては、小学校5年生の自然学校、中学校2年生のトライやる・ウイーク、そして昨年度から取り組んでおります子どもの野生復帰大作戦などがございます。


 さらに、本年度からは、各小学校単位に地域の魅力を感じるふるさと学習を推進していきたいと考えております。具体的には、小学生たちが自分の校区内の自慢できる人あるいは事、物、そういったものを自分の目で確かめ、自分の足で探していく中で発見し、そして自慢マップを作成していきます。それらを市立図書館等に展示し、お互いの交流を深めるなど郷土愛をはぐくむ事業を推進していきたいと、こういうふうに考えております。また、平成20年度には、社会科副読本を完成させまして、市内の全小学校に配付し、地域学習に活用していきたいと考えております。


 このような活動がふるさとを知り、ふるさとを語ることのできる子供をはぐくみ、目指す子供像であります、豊岡を愛し、人と自然に優しく、未来の豊岡を築くことのできる人づくりに結びつくものであると、このように考えております。


 続きまして、夢と希望を持ち、みずから学び続ける人に対します具体的な取り組みについてのお答えですが、具体的な取り組みの主なものとしましては、市単独で小学校、中学校に指導補助員教員6名を配置しておりますし、また小学校1年生の1クラス30名を超える学級に生活学習指導補助教員7名を配置し、学習習慣の定着や基礎基本の確実な定着など、一人一人にきめ細やかな指導を行い、学習への興味、関心、さらには学習意欲の向上に努めております。


 さらに、本年度から全中学校区で小・中連携教育を進め、義務教育9年間のスパンで子供の教育をとらえ、系統性や連続性のある指導を展開することにより、子供たちにみずから学び、みずから考える力を育て、子供たちの個性を生かす教育の充実に努めております。


 このような取り組みが子供たちに学ぶ喜びや達成感を与え、夢と希望を持ち、みずから学び続ける人づくりに結びつくものであると、このように考えております。


 続きまして、3つ目の心も体も健康で、豊かな人間関係を築く人ですが、具体的な取り組みの主なものとしましては、幼児期における運動遊びの推進、神戸親和女子大学との連携プロジェクトによる体力づくり、読書活動の推進などがございます。


 なお、このことにつきましては、体力についてのお尋ねがございました。体力についての現状はどうか、そして低下してる場合の取り組みはどうかというお尋ねがあったわけですが、まず現状ですが、体力の現状につきましては、平成17年、18年度の新体力テストの結果から分析しましたら、実施した全96種目のうち約6割の種目が県もしくは両方に劣っているという現状でございます。あわせて運動する子としない子の二極化現象がその中から見られます。


 これらの原因につきましては、全国的にも言われていることですが、生活が便利になるなど幼児期から日常生活の中で体を動かすことの減少が考えられますし、あわせてスポーツや外遊びに不可欠な要素であります時間、空間、仲間という3つの間の減少による運動不足が考えられます。


 なお、本市におきましては、生活習慣の乱れが子供たちの健やかな体づくりに影響を及ぼしているのではないかという、そういった仮説のもとに、生活習慣と体力との相関関係を調査し、体力づくりプログラムを作成すべく、昨年度より神戸親和女子大学との連携プロジェクトに取り組んできました。その結果、好き嫌いのない食生活、十分な睡眠、家庭での読書や学習時間の確保など、めり張りのある生活をしている児童ほど体力が向上していることも判明しております。今後、これらの分析を生かした取り組みを進めていきますが、具体的には、先ほど市長が答弁しましたように、幼児期における運動あそび、この運動あそびを通して小さいときから子供たちが体を動かすことの好きな子、こういった子供をたくさんつくっていきたいなと。


 あわせまして、先ほどもお話しさせていただきましたように、やはり家庭での生活習慣と体力づくりと大きく結びついている。このことを考えましたときに、昨年度から取り組んでいるわけですが、PTAと一体となった生活習慣の確立、こういったことにも取り組んでいきたいと、こういうふうに考えておりまして、本年度もPTAの役員さん方と一緒になって豊岡の教育を考える会を実施して、子供たちの生活習慣のあり方について、こちらから実態をお話しし、そしてそれに対する取り組みをお願いしたところでございます。


 続きまして、いじめの実態とその取り組みの必要性、また具体的な取り組みについてお尋ねがございました。


 昨年度、いじめにつきましては、小学校で8人、中学校で16人、合わせて24人のいじめがあったという報告を聞いております。その内容につきましては、冷やかし、からかいによるものが最も多く、続いて仲間外れによるものがございます。本年度は、現在のところ中学校の1人1件が報告されております。いずれにしましても、他者を思いやる心や命を大切にし、人権を尊重する心は、社会がどのように変化しても変えてはならないものであると、このように認識しておりますし、それだけに心を傷つけ、時として命を奪ういじめは絶対に許されない行為である。このことを教師も子供もしっかりと認識して取り組んでいく必要があると考えております。


 そのために学校では、自分の大切さとともに、他の人の大切さも認めることができ、そのことが具体的な態度や行動にあらわれるような子供の育成に努めていく、そうした教育活動に取り組むことが求められております。具体的には、各学校では、教育活動全体を通じて、そういった取り組みを行っております。特に県が作成しました教育用資料あるいは人権教育パンフレット、そういったものを活用し、具体的な態度や行動にあらわれるような子供の育成に努めているところでございます。


 また、子供たちの心の悩みを理解するために、教育相談の充実にも努めております。本年度は、新しい取り組みとしまして、子供の心を理解する強化月間として年間3回取り組むこととしております。第1回目が5月に終わったところですが、各学校ではアンケートや、あるいは教育相談、さらには学級づくりの取り組みが行われたと、こういった報告を受けております。しかし、こうした子供たちへの取り組みとともに、大切なものはやはり指導者としての指導力向上があるんではないかなと、このように考えております。


 いじめに関しましては、指導者として、どこでも起こり得る問題である、またいじめられる子供の立場で考える。さらには、根気強く継続的な対応、そういったものの必要性をしっかりと考える。そして、周囲と連携して対応することが大切である。こうした共通認識のもとに、実践的な指導法の研修とともに、全教職員が一致協力して取り組む実効性のある体制づくりに努めているところでございます。以上です。


○議長(古谷 修一) 都市整備部参事。


○都市整備部参事(境 敏治) 私の方から、災害復旧についてお答えいたします。


 まず、公共土木施設災害関係でございますけども、まず台風23号の復旧につきましては、災害査定を終えましたものについては、すべて完了いたしております。見落としの件でございますけども、23号の場合もそうですけども、一般的な場合含めて、被害箇所の確認については、関係区長さんに大変お世話になっております。区長さんのご協力をいただいて、職員がその後、現地調査等を行っているというのが実態でございます。しかしながら、台風23号につきましては、先ほどありましたように、結果的には663件ということで、大災害で、かつ広範囲であったということから、その後、新たに地元から災害復旧の要望も受けております。


 こういった場合にはどうするかですけども、災害復旧事業の査定も終わりまして、災害復旧事業では対応することができないということで、特に緊急性があるところ、あるいはまた放置できない箇所、これにつきましては、対応について検討していきたいというふうに考えております。


 それで、質問の中で、補助にのせることができないかというご質問がございました。災害査定の場合ですけども、市町村の場合、乙災害に該当します。採択要件として金額で60万以上ということになってますし、そういった要件、あるいはまた災害査定を終わってるという状況の中で、今の段階では国庫補助にのせることはできないというふうにご理解をお願いしたいと思います。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 災害復旧、特に治山施設についてのご質問であったと思います。台風23号によります災害復旧箇所の見落としや要望漏れはないかということでございますけれども、一応現時点では、台風23号関連の治山箇所で緊急に対応すべきところにつきましては、すべてこれは県の事業主体分を含めまして把握をして、復旧工事も完了したというふうに考えております。


 ただ、台風23号発生時点では、特に問題がないというように判断したものの中に、その後の経過の中で新たに被災状況が拡大をした、あるいは悪化をしたというようなケースが出てきたような場合には、これは災害復旧事業の延長線上の一般施策という考え方のもとに、関係機関、特に兵庫県でございますけれども、働きかけをして、該当をする補助事業にのせられるように誠意を持って対応をして努力をしてるということでございますので、ご理解をお願いしたいというふうに思います。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 答弁前に1点ご報告すべきことを忘れておりました。


 実は、私の今議会での総括説明の中で、本年度の耐震診断、耐震設計を5校で実施すると申し上げました。これは予算を5校分ということで積算したことで、そのようなご報告を申し上げたところですが、その後、業務委託のための実施設計作業を具体的に積み上げたところ、相当の設計残が残ることが判明をいたしました。そこで、これを不用額として残すのかどうかを検討いたしました結果、7校目、目といいますのは6校は確実にできるんでありますが、予算の都合上7校目の一部分までということでございますけれども、拡大することにいたしました。特に耐震化の問題が大きな関心を呼んでいて、できることなら早くした方がいいということ。加えまして、これも補助金がついておりますので、むしろ補助金をしっかりと使う方が効率的であることといったことから、今年度の実施校数を2校ふやすことにいたしたところでございます。総括説明を訂正させていただきますので、よろしくお願いをいたします。


○議長(古谷 修一) 11番、稲垣議員。


○議員(11番 稲垣のり子) それでは、再質問をさせていただきます。


 まず、市長さんに答弁いただきました、子育てが楽しい、そして母親として子育てが本当によかったなと思えるまちをつくっていきたいという答弁でございました。私も、私ごとでございますけども、二、三カ月前から娘一家が帰ってきまして、2年生と3歳と2歳の孫たちと住んでおりますけども、それまで夫婦と母親だけの3人家族だったのが一遍に家族が9人にまでふえて、本当に何か大家族って楽しいな、子育てって楽しいな、また一からの子育てを楽しんでおります。子供って本当に家族のかすがいだなと思います。


 その中で、やはり私は、3月議会、その前の私の一般質問でも申しましたけれども、せっかくこのまちはコウノトリのまちとして日本じゅう、世界じゅうに発信しております。コウノトリイコール赤ちゃん、日本で一番出生率が高くて、子供を育てやすい、そんなまちが本当に夢のように思っております。そして、夢は実現するのではないかと思います。市長は、いつも願えばかなうとおっしゃってます。やはり今のお母さんたち、子供は1人より2人、2人より3人、3人いれば本当に子育て、子供たち、うまく教育もできるような感じがして、3人がいいな、また4人もいいななんて言ってますし、我が道場でも3人兄弟、4人兄弟がたくさんおりまして、兄弟がたくさんの方が子供たち、何かおもしろい子供が育ってるような気がします。


 私、一つ残念なのは、6月7日の木曜日の産経新聞なんですけれども、先を越されちゃいました。広島県のこれ三次市と読むんでしょうか、そこの市なんですけれども、少子化対策で市職員に産休を義務化という、そのような記事が載っておりました。内容は、子供が生まれたら、1歳6カ月になるまでに2カ月の育児休暇を絶対とらないといけない。女性は8週間の産後休業後に、男性は子供の誕生後から、そしてこれは平成18年4月から、こんな制度をすべての市職員を対象に始めたと載っておりました。このことはご存じですか。この新聞の記事は市長さん、読まれたでしょうか。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 先を越されたとは思いませんでしたけれども、新聞は読みました。


○議長(古谷 修一) 11番、稲垣議員。


○議員(11番 稲垣のり子) どのように思われましたか。私はやっぱり先越されてちゃったなと思うんですけど。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 少子化対策のさまざまな施策が世界じゅうでとられておりましたけれども、なかなか決め手がないというのが実態でございますけども、最近の大方の見方といたしまして、特に男性が子育てに協力をしているといいましょうか、責任の一端をしっかりと負ってる。そういう場合に効果がある。あるいは女性の社会参加というものがしやすいような社会の方が合計特殊出生率が高いのではないかといったことが出てきております。したがいまして、私といたしましても、市のもちろん豊岡市全域でそうでありますけども、少なくとも豊岡市役所の男性職員が子育てというもののための休暇をとって、その責任の一端を果たしてくれればいいと考えております。


 この5月になりましてから、各総合支所、それから本庁内の職員とできるだけ手のすいてる職員と直接対話をいたしておりましたけれども、その都度に、特に若い職員に対して、子供が生まれたときには、とにかく休暇をとるようにということを直接話をしてきたところです。ですから、基本的な考え方は稲垣議員と同じようなものを持っております。ただ、職場の実態によりまして、一定期間1人の職員が休んでしまいますと、なかなか回らないという現実もございますので、これを一律に強制力でもってというのはなかなか難しい面があるのかなと。むしろお互いが思いやりを持ちながら、職員が気軽に子育てのための休暇をとることができる、そういう風土をつくっていくことが大切なんではないかと、このように考えているところです。


 ちなみに新豊岡市では、まだ1人も男性で子育ての休暇をとった者はおりませんで、旧豊岡市時代に1名おりましたけども、大変褒めたたえているところでございます。


○議長(古谷 修一) 11番、稲垣議員。


○議員(11番 稲垣のり子) 本当にそのようにも思います。ただ、本当にこの市役所の仕事を見ていますと、皆さんよく頑張っておられて、激務の中を男性は朝早くから夜遅くまで仕事をしておられるなと感心をいたします。そして、責任も重たい。その中で、本当にそんな子育てでお休みをするなんてというようなことを今言えば、きっとひんしゅくを買っちゃうなということもよくわかっておりますが。


 この広島県のこの市は、職員同士で本当に議論を重ねた結果、新制度のお父さん、お母さん休暇が生まれましたと、さっき言ったようにあります。市は、育児休暇中の給与を保障して、臨時職員も確保することにした。これも本当にすごい決断だなとも思います。この市も本当に赤字で大変な市でございますけども、すごい決断だな、すごい考え方をトップはしとられるなと思いました。


 そしてまた、周りの職員でも、公務員だからできることだとの批判もありますけれども、さまざまな施策の効果の中で、出生率は回復傾向も示していると言っております。子育て日本一を目指し、ほかの自治体や民間の先駆けとなりたいと。子育て日本一を目指しているとありますので、またこれ考えていただきたいなと思います。よその市に子育て日本一、出生率日本一を目指されちゃったら、コウノトリのまちとしてちょっと格好つけへんなと思いますので。


 また、本当に年間この休暇をとりますとたくさんの費用が要るわけで、臨時職員も雇わなければならないし、周りのそのフォローも必要ですけれども、この市は、これは言っちゃってもいいのかなとも思うんですけども、管理職手当や特別職の期末手当を削って財源を工面してるんだと書いてありますけれども、そんなことは無理なことだと思いますので、ちょっと参考に言わせていただきました。


 何とか本当に何回も言うようですけど、コウノトリのまちイコール日本一出生率が高いまち、赤ちゃんが生まれるまちって、もっともっとアピールしていただきたい。そしたら、若い人が帰ってきて豊岡市で赤ちゃんを産みたいなという夫婦がきっとふえると思います。


 それから、不妊治療の実態と市補助の考え方、県もまたいい補助制度になりました。不妊治療に対するこの考え方も、県の施策で本当に今頑張っていただいておりますけども、これもやはりコウノトリのまちの施策として、不妊治療に少し、県にばかりおんぶにだっこするのではなく、補助が出していただけたらなと思うんですけれども、この考えについてはどうでしょうか。


○議長(古谷 修一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) この制度は、一応いわゆる国の方の制度がもとになっておりまして、実施主体として兵庫県ということでございます。基本的には国と県が2分の1ずつを負担して一応助成をするというふうなことでございます。本当に議員のお気持ち、十分理解はするわけですけれども、現実における不妊治療ということに対する制度というのは、現状では考えてないということでご理解を賜りたいと思います。


○議長(古谷 修一) 11番、稲垣議員。


○議員(11番 稲垣のり子) 本当にしつこいですけれども、コウノトリのまちの赤ちゃんの施策、真剣に考えていただきたいと思います。


 次に、豊岡市が目指す子供像について再質問させていただきます。


 データでもありました、教育長の答弁でもありましたけれども、子供の体力、運動能力は昭和60年ごろから現在まで低下傾向がずっと続いております。30年前の親の世代と今の子供たちの世代とでは、随分体力が違う。体格はいいんですけれども、体力は違います。ほとんど子供の世代が親の世代を下回っております。体格が向上しているにもかかわらず、本当に運動能力が低下していることは、身体能力の低下が深刻な状況であることを示しております。


 教育長の答弁でありましたように、本当に幼児のころからの大切な運動遊びをしてという、そういう施策がありますけれども、それ以上にまた最近の子供たちは、靴のひもをちゃんと結べないとか、スキップができない、でんぐり返しが下手など、自分の体を操作する能力の低下も指摘されていますけれども、原因は、保護者を始めとする国民の意識の中で、外遊びやスポーツの重要性を学力の状況と比べてちょっと低く見ている、そういう傾向が進んだことにあると思われますが、どうでしょうか。


○議長(古谷 修一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 今、議員ご指摘のように、確かにそういった風潮があったことも否めない事実だろうと思います。あわせて、やはり子供たちを取り巻く環境の変化というんですか、いわゆる幼児期から子供たちを取り巻く環境が大きく変わってきたと。今までならばやはり体を動かすということが幼児期における一つの遊びであったのが、小さい子供がテレビの前でじっと座って時間を過ごしている、こういった環境の変化も大きく影響してきているんではないかなと。そういった面でいいましたら、やはり小さいときから体を動かすことの好きな子供、そういった子供をつくっていく必要があるんではないかなと、こういうふうに考えております。


○議長(古谷 修一) 11番、稲垣議員。


○議員(11番 稲垣のり子) 今の子供の状況なんですけれども、空き地や生活道路といった手ごろな遊び場の減少が犯罪の多様化とか少子化、学校以外の学校仲間の減少によって、体を動かすことが少なくなってきた、それも原因の一つと考えます。このような社会状況の中で、屋外の遊び、スポーツに親しむ機会を意識して確保していく、そのことが大変必要であります。また、保護者の皆さんが子供を取り巻く環境を十分理解して、積極的に体を動かす機会をつくっていく、これもまた地域も大事だなと思います。そこには、行政の手だても必要な時代ではないかと思います。


 きのうの一般質問で青山議員がおっしゃいました。公園が少ない、これも子供たちが遊ぶ場所が少なくなっている、そのようなことがあります。本当に子供の遊ぶ場所が少ないし、外で子供が見れない、子供にとっては体力は人間のあらゆる活動の源であって、健康な生活を営む上で大切であり、物事に取り組む意欲や気力といった精神面の充実に深くかかわっております。


 本当に子供たち、学力も大事ですけれども、体を動かして、そしてチームでスポーツをし、そのチームの中でまた思いやりの心を育てていく。大事なことだなと思います。何とかまたあわせてお願いをしますけれども、子供の遊び場所の確保とか外遊びの中で、犯罪がないように、そのように私たちが育った昭和30年代のころのような、そのような環境が整えばなと思いますけれども、これは返事はよろしいです。


 それからまた、幸いに豊岡市の計画で、公民館事業の取り組みに大変力を入れていただいております。子供や市民の体力増強のための事業をたくさん取り入れていただきたい。そして、このまちにもあらゆるスポーツの指導者がおります。そのスポーツに携わっている人たちの力をかりて、たくさんの人がスポーツができたらいいのになと思います。そして、体力増強を図っていくべきと考えますが、この考えについてどのように思われますか。


○議長(古谷 修一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 子供たちの体力を高めるには、学校体育だけじゃなしに、ある意味私は、社会体育の分野も、そういった面では大変重要な位置づけにあるんじゃないかなと思います。そういった意味で、現在スポーツクラブ21、これは各小学校区に設置されております。この中に公民館関係あるいは体育指導員さん方、いろいろとお世話になってるわけですが、そのスポーツクラブ21の中での取り組みそのものも今後、充実していく必要があるんじゃないかなと。そういった視点で、昨年度の年度途中からではありますが、スポーツクラブ21の連絡協議会、いわゆる横の広がりをもって、それぞれのスポーツクラブ21の取り組みを充実していこうと、こういった今、取り組みがなされておりますので、そういった中で社会体育の面、とりわけ公民館を中心としたいろんな取り組みがさらなる充実を図られるもんじゃないかなと、こういうふうに期待しているところでございます。


○議長(古谷 修一) 11番、稲垣議員。


○議員(11番 稲垣のり子) 子供の体力の低下は、将来的に国民全体の体力低下につながります。ひいては、メタボリックシンドロームのような生活習慣病の増加やストレスに対する抵抗力の低下などを引き起こすことが懸念されます。社会全体の活力が失われるという事態に発展しかねません。よく食べて、よく働き、よく眠る。健康三原則を踏まえた基本的な生活習慣を指導していくことが大切であります。そういうところも、また公民館事業とか、そういうようなものを通して頑張ってやっていっていただきたいし、私も携われるものなら全力を込めてお手伝いをさせていただきたいなと思っております。


 そういう健康的な生活を送っていく上で、現代の子供たちに大切な体育、知育、徳育、食育という人間形成に必要な感性をはぐくんでいくと思われます。その中での徳育はどうでしょうか。子供たちへの人権教育の実態と必要性について、お聞きをいたします。


○議長(古谷 修一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 最初にもお答えさせていただいたわけですが、やはり自分の大切さとともに、他の人の大切さを認める、まずそのことができて、そしてそれが具体的な態度や行動にあらわれる、そういった私は人権教育そのものをしっかりとやっていく、そのことが大切だろうというふうに考えております。


○議長(古谷 修一) 11番、稲垣議員。


○議員(11番 稲垣のり子) だれでも1人で生きていこうとはしませんし、実際に生きていくことはできません。社会的に人間として、よりよく生きる能力、これは自分の大切さやほかの人にも認めてもらえるという、教育長の答弁にもあります。この能力は、良好な対人関係を築く能力であって、倫理的に生きようとする能力でもあります。その観点で、子供たちに対する人権教育の必要について本当にこれは大切なことだと思います。


 いじめの問題につきましてお聞きをしたいと思います。これは、自殺とか、そういうことがあって社会問題化をしてまいりました。文部科学大臣が緊急アピールをするという事態にまで至ったことは、記憶に新しいと思います。いじめを生む現代の子供たちの置かれた状況、背景を改めて考えていくべきと思います。


 豊岡市が目指す子供像の具体的な取り組みの中に、確かな人権感覚、思いやりの心をはぐくむために人権教育を推進しますとあります。これも本当に真剣に人権教育をやっていかなければならない。その人権教育の大切さをしっかりととらまえて教育していくことが本当に必要だと思います。それでも、周りの大人の人が人権感覚を持たなければならないと思いますけれども、今の大人の人、どうでしょうか、教育長の観点を。


○議長(古谷 修一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 大人の方全般にわたってどうだという感想は非常に難しいところなんですけど、そういった学校における人権教育だけではなしに、やはりこれは社会教育における人権教育、また啓発についても取り組んでいく必要があるだろうと、こういうふうに考えておりますし、その取り組みを充実していく必要があるだろうと考えております。


 そういった視点で言いましたら、旧市町で従来から取り組んでいただいております人権同和教育推進協議会、その中での取り組み、それを大切にしながら豊岡市全体としての豊岡市人権教育推進協議会を組織して、そして6支部としての取り組みをさらに充実し、豊岡市全体の充実に広げていきたいと、このように考えております。


○議長(古谷 修一) 11番、稲垣議員。


○議員(11番 稲垣のり子) 21世紀は人権の世紀であるとして、平和で安心な社会になることを全世界の人々が望んだのですが、実際には残酷非道な事件や法を逆手にとったあくどい商法のこういうような横行などで、日々ニュースが報道されております。最近、お互いの人間としての尊厳を大切にして生きていくこと、このために絶対に怠ってならないのが人権教育と考えます。大人の私たちが人権感覚をしっかりと持って子供たちを導いていくことが大切だと思います。目指す子供像、これが豊岡の子供だと胸を張って言えるように、官民一体となって、また地域の人たちが一体となって努力をしていかなければならない、そしてしていただくことが大事だと思います。


 昨日、私の道場に通っておられるお父さんから電話がありまして、ちょっとお休みしていたんですけども、どうして休んでいたかというと、学校でいじめに遭っているということを聞きました。子供は、そんないじめに遭うような、そんなような感じでもなく、とても心のしっかりとした、まじめな強い子なんですけれども、だからこそ親に言えなかった。だから、もうぎりぎりになって言ったみたいです。そして、とても悲しんでいる、ずたずたになっているから、ちょっと先生、話を聞いてやってくれないかということで、また会う約束をしております。


 このように、いじめの陰湿さが水面下で、本当に今の子供の陰湿な事件がたくさんあるように思います。表には出てない。そしてまた、子供たちの中で一番つらいのは、無視をするということらしいですね。全然学校に行っても、おはようって言っても、何をしても知らん顔される。そういうことが一番つらい。私たちでもそうです。知らん顔されたり無視されちゃったりしたら、本当に私の存在感は何なんだろうという思いをします。それが10歳やそこらの子供たちの中であるというようなことは、本当にあってはならないことだと思います。そういう部分でしっかりとネットワークを張って、また地域の私たちのような者にでもそういうことが言えるように、相談がしてもらえるようになれる大人がたくさんできればいいなと思います。


 それでは、次の質問をさせていただきます。台風23号の災害復旧でございます。答弁をいただきました。先ほども一番最初の質問にも申しました。例えば山に風倒木がたくさんあって、そして最初の施策では、根株を残して木だけをとってもらえるという、そういう施策が講じられて、根株だけが山に残っている状態、それを私、見ております。そして、どうして根株だけ残して木だけ持っていってもらって、根株はこれはどうなるのって聞くと、根株は自分のお金でとってくださいと言われたということを聞きました。そんな自分の裏山の根株を残して、1軒の独居老人がとれるわけがない。そのまま残っています。3年たちました。私、友達が山師をしているので、あの根株って本当に大丈夫なのって聞いたら、3年たったら落ちてくるって言いました。山をしているときに、裏から根株があったら本当に気をつけて山仕事をしてるんやでということも聞きました。実際にそのおうちに行きますと、1個落ちてきて大変なことになったということもあります。


 そういう部分で一時的に復旧をしても、また次に二次的にそのようなことが起き得る、そういう災害もありますし、川もまだ河道掘削をしていただいたりして、本当に毎日毎日災害復旧をいただいてるのはこの目で見ておりますけれども、上流の方の川は、まだまだ大きな石がごろごろ落ちております。田んぼの縁も、田植えは済みましたけれども、縁に大きな大きな、私の4倍ぐらいあるような石がどんと落ちていて、あぜ道を壊している。そのような状態で田植えをしとられるところもたくさんあります。そこのところをいま一度、区長さんを通じて、また総合支所を通じて、市なり県なりの施策で直していただかなければ、また次に大雨が来たときに大変なことになるなと私は思いますので、そこのところをまたよろしくお願いをしたいと思います。答弁は、もしできればしていただけたらうれしいですけれども。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 例えば同じ出石の中の奥山地区のように、非常に当時危険だという際については、その根株の除去も含めまして治山工事を基本的には施工しているということでございます。ただ、今のご指摘の箇所について、根株が残っているということでございますけども、基本的にはその箇所のいわゆる風倒木を例えば横に敷くような形で、根株がずり落ちないようにというような、そういう工法でもって風倒木処理をしているということですので、ご理解をちょうだいしたいというふうに思います。


 それから、さらに危険な箇所ということがあるようでしたら、それはまた地元の区長さんなりを通してご要望をいただければ、これはまた現地を調査をさせていただいて、県とともに、じゃあどうすべきかというような判断をさせていただきたいというふうに思います。


○議長(古谷 修一) 都市整備部参事。


○都市整備部参事(境 敏治) 河川の中の大きな石がごろごろというふうにおっしゃったわけですけども、基本的には、災害復旧ということではなかなか難しい面がございます。ただ、そういう状況がありましたら、区長さんを通じて一報いただければ、また対応は検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。


○議長(古谷 修一) 11番、稲垣議員。


○議員(11番 稲垣のり子) いいお返事をいただきました。対応したいということ、現地も調査するということで、本当に隅々までこのことが、きちっと災害復旧ができますように、2次災害にならないために、よろしくお願いしたいと思います。


 それから、先ほど根株は落ちないようにしてあるとおっしゃったんですけど、落ちてきました。根は枯れていきます。そして、だんだんやせていきます。やせていくと、土がやっぱり取れていって、ころころころっと落ちていく状態、それを見ておりますので、やはりそのことも知識として少し心の隅に置いておいてください。根株は落ちてきます。よろしくお願いしたいと思います。


 それから、次の質問に参ります。医師不足でありますが、答弁をいただきました。本当に苦しい今の状況であります。そしてまた、出石病院につきましては、豊岡病院出石医療センターにするということになっておりますが、今、住民の中で、医療センターというふうになってしまったら、次にまた診療所化になっていくのではないか、ベッドもなくなっちゃうのではないか、そのような不安が広がっております。これはどうでしょう、そのようなことになるのですか。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 今の医療センターか病院かというのは単なる名称の問題でございますので、いずれ豊岡病院組合あるいはその議会でしっかりした議論はなされて、結論は出されるものと思います。要は病院か診療所かというのは、ベッド数が20以上あるかどうかということでございまして、これはこれで許可の条件になっておりますから、名前が変わったからといって、そのことで診療所化しやすいとかいうようなことはないものと、このように考えているところです。


 それと、豊岡病院組合の方から聞いておりますのは、要はこれまで以上に豊岡病院と出石病院と日高病院の一体化を強めていかなければいけない。そのいわばその体をあらわすために名もふさわしいものにすると、このように聞いてるところです。


 例えばたしかきのうの議論だったと思いますけれども、豊岡病院がどうしても急性期に対応するために、入院患者をできるだけ早く外へ出そうとする。これは実は日本自身がOECDの先進国に比べましても異常に入院期間が長いということで、実は国の方針としても、できる限り入院期間を短くするということになってきております。ところが、急性期の病院としての対応は要らなくなったとしても、その後にいきなり家庭には帰られない方がありますから、当然慢性期に対してどう対応するかということが必要でございます。そして、今のこの豊岡病院組合での位置づけとしては、そこのところを日高病院なり、あるいは出石病院に受け持ってもらう、あるいはさらに老健でありますとかといった施設の方と連携をしていくと、こういった方向をとられておるところでございまして、この方向はさらに強めていかなければいけないと考えております。


 特に実は35床にするかどうかといった議論のときに、出石病院に入院患者がたくさんいるという話をいただきましたが、実はあれは豊岡病院が紹介をして、豊岡病院は急性期の方々のためにベッドをあけなければいけない。しかし、その先がないということで、むしろ豊岡病院が積極的に出石病院に患者を紹介をしていたというのが実態でございますので、そういった環境をより強めていくことからすると、まさに体をあらわすように名を改めていこうという豊岡病院組合の考え方というのは、私としては是認できるのではないかと、このように考えているところです。


○議長(古谷 修一) 11番、稲垣議員。


○議員(11番 稲垣のり子) 出石の町の町民の方は、この豊岡病院出石医療センターということで本当に不安がっておられますが、今の答弁を聞きまして、また私も町の人に説明がしやすくなりました。本当にご苦労でございます。大変ですけれども、お医者さん不足を何とか解決していただいて、この体制のまま存続をお願いしたいと思います。本当に但東町から豊岡病院に来るのに往復3,000円近くかかる。高齢者の方が3,000円近くかけて、本当におじいちゃん、おばあちゃんの着がえを持って通うなんて物理的に無理です。出石病院があって、この入院施設があってこその出石の病院だと思いますので、何とか本当にそこのところを考えていただいて、隅々までの人たちのことを考えていただいて、病院の確保、医師の確保をお願いしたいということを切にお願いいたしまして、一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。


○議長(古谷 修一) 以上で稲垣のり子議員に対する答弁は終わりました。


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○議長(古谷 修一) 暫時休憩いたします。再開は10時45分。


    午前10時34分休憩


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    午前10時45分再開


○議長(古谷 修一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、27番、奥村忠俊議員。


     〔奥村忠俊議員 登壇〕


○議員(27番 奥村 忠俊) 27番、奥村でございます。(拍手)


 平成16年10月の台風23号で大変な被害を受けたわけでありますけども、以来2年半がたちました。5月の26日には、出石におきまして震災総合防災訓練が実施をされました。多くの団体や市民が参加をされまして、本番さながらの訓練は、改めてその必要性を感じたわけであります。


 災害を受けた当時に、合併をする少し前でございましたけれども、防災訓練を今後に備えてする必要があるということはだれもが思っていたわけでありますけれども、実際的には時間的な余裕がなくて、それを実現することができませんでした。今回は、そういう意味でも大変よかったというふうに思っております。


 地球の温暖化によりまして水害はいつ来てもおかしくない環境の中で、防災訓練は、できれば毎年繰り返し実施する必要があるんではないかというふうに思います。しかもさらに多くの住民の参加が実現できればというふうに考えるわけであります。また、水害の例をとりますと、1カ所にとどまらずに、まち全体ということになってくるわけでありまして、これはもちろん地震でも同じことでありますけども、できることなら校区単位ぐらいで訓練ができればというふうに考えるわけでございまして、またご検討をお願いしたいと思います。


 それでは、通告をいたしました4項目につきまして質問をさせていただきたいと思います。


 第1番目は、前回の議会でも質問いたしました後期高齢者医療制度についてであります。


 我が国では、すべての国民がいずれかの公的な医療保険制度に加入をして、安心して医療を受けられる体制が整備されております。1958年、昭和33年、国民健康保険法が制定され、その3年後の1961年、昭和36年に、いわゆる国民皆保険制度が整い、以来すべての国民が安心して医療を受けることができることになっております。


 ところが、小泉内閣が進める構造改革の一環として、平成13年9月25日に発表された厚生労働省医療制度構造改革試案は、まず医療費の抑制を進めることを前提として、1つ、高齢者の患者負担を3割に上げる。2、高額医療費の自己負担限度を上げる。3、療養病床の入院患者の負担を上げる。4、人工透析患者の負担限度額を上げる。5、保険免責制で定額医療の給付をとめるといった公的負担を減らして、患者さんの負担をふやす政策が明記をされています。今日、それが具体的に実行されつつあります。その政策の一つが平成20年4月から導入される後期高齢者医療制度であると思います。


 後期高齢者医療制度は、昨年、法律が成立し、医療制度改革関連法、平成18年6月14日のこの法律の大きな柱の一つであります。内容的には繰り返し述べられておりますけれども、75歳以上は、現在加入している国民健康保険や組合健保、政府管掌保険などから脱退させて、後期高齢者だけを対象にした医療保険制度に加入させることになっております。厚労省の試算では、全国で約1,300万人が対象になるとしています。


 新制度では、現在、子供の健康保険などの扶養家族になっていて保険料負担がない人を含めて、75歳以上のすべての高齢者が保険料を支払うことになります。また、保険料の額は都道府県ごとに決められますが、年金を月額1万5,000円以上受けている人は、保険料が年金から介護保険料と合わせて天引きをされているシステムであります。年金額が月額1万5,000円以下の高齢者は、それぞれの市町で現金を直接徴収され、保険料が払えない高齢者には、法律の中でペナルティーが科せられると決められております。前代未聞、世界に類を見ない過酷な高齢者医療保険制度が来年4月から実施されると、このように考えております。


 そこで、以下お尋ねをいたします。1つ、この医療制度は、対象になる後期高齢者のみならず、市民はほとんど知らないというのが現状であります。先般、昨日でも同僚議員の方からもこの点指摘がございましたけども、市としてこの制度についてどのように周知をしていくのか、ご説明を願いたいと思います。


 2つ目は、対象者は全国で1,300万人と言われておりますが、豊岡市では、それでは、どれぐらいの人数があるのか、この点についてお尋ねをいたします。


 3番目、来年4月実施ですけれども、保険料の額は県単位で決められます。月額平均どれぐらいが考えられているのか、お尋ねをいたします。


 4番目に、保険料の滞納者にはペナルティーが科せられることになっておりますけれども、それはどのようなものなのか、説明をお願いしたいと思います。


 5番目、高齢者にかける保険料には減免制度というものが考えられているのかどうか、あるいは救済制度というようなものがあるのかないのか、教えていただきたいと思います。


 2番目に、庁舎建設についてお尋ねをいたします。


 市長は、これまで現在の任期中に場所、規模などを決定をしたいと。建築は、つまり次の市長にゆだねたいという意味の説明を繰り返されてこられました。庁舎の規模や位置は、700平方キロメートルという広大な面積を持つ新豊岡市において、市民の関心は非常に高いものがあると思います。さまざまな意見が出てくるであろうというふうに思います。


 合併を前に、合併協定書が結ばれております。その中で、庁舎については、合併特例債の適用期限内に建設をする、場所は新市で定めるとなり、庁舎のあり方については本庁方式とする。ただし、行政的な区域の広がりに対応するため、当分の間、総合支所方式とする、また新庁舎建設後も住民サービスを低下させないような手法とするというふうにあります。


 そこで、何点かお尋ねをいたします。1つは、位置決定の基準、条件というものはどういうふうに考えておられますのか、この点についてお聞かせいただきたいと思います。


 また、規模でありますとか機能はどういうことをお考えになっておられますか、その点もお聞かせいただきたいと思います。


 3つ目に、新庁舎建設後の支所機能についてはどういうふうにお考えになっておられるのか、この点につきましても教えていただきたいと思います。


 3番目に、永楽館の整備、いわゆる復原につきましてお尋ねをいたします。


 近畿地方唯一と言われている出石に残る芝居小屋「永楽館」の復原事業が実施をされています。合併後、中貝市長は、いち早く永楽館の復原に着手されたことに改めて感謝を申し上げます。古い材料をできるだけ残して、一つ一つ吟味しながら時間をかけて復原に取り組まれており、完成が大変楽しみであります。復原工事は来年夏ごろ完成というふうに聞いておりますけれども、事業の進捗事業、進捗率などタイムスケジュールについて教えていただきたい。完成後の管理運営、活用計画等につきましてはどのようにお考えになってるのか、お尋ねをいたします。


 4番目に、観光振興についてお尋ねをします。


 市長は、初日の総括説明で観光振興策について触れられております。その中で、豊岡市の知名度不足の指摘に対し、知名度アップのために、関西方面だけではなく、首都圏での積極的PRを行うと、このようにされております。これは大変重要なことであると思います。知名度アップ作戦は具体的にはどのようなことをなされるのか、具体的な内容をお尋ねいたします。


 また、このことは、単発的ではなくて持続的な取り組みが求められるというふうに思いますけれども、この点についての考えも聞かせていただきたいと思います。


 2つ目に、外国人観光客の受け入れに備え、多言語のパンフレット作成というふうにございますけども、具体的にこの点について内容説明をお聞かせいただきたいと思います。


 また、体験型観光プログラムの構築のため、庁舎内に横断的な組織の設置をして検討するということが述べられておりますけども、この点わかりやすく説明を願いたいと思います。


 4番目に、平成21年4月から6月の間、JRグループ6社によるデスティネーションキャンペーンを観光振興の絶好の機会ととらえ、積極的に取り組む姿勢があらわれておるわけであります。この事業の説明と先進圏での効果あるいは実績等についてお知らせいただきたいと思います。


 以上、1回目であります。後は自席で質問させていただきます。


○議長(古谷 修一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私も、宮崎県知事ほどではございませんけれども、全国で豊岡のPRをいたしておるところでございます。先日も私の話を、どこかのスピーチを聞いていただいた方が富山から社員旅行50名で城崎温泉に宿泊で来られて、コウノトリのことを一生懸命勉強して帰っていかれました。とにかくPRをして知名度アップということを市長を先頭にしながら、職員とも一丸となって努力をしてまいりたいと思います。


 デスティネーションキャンペーンに関するご質問にお答えをいたします。デスティネーションというのは、直訳いたしますと目的地、JRグループの6社が目的地、ある都道府県を一つの目的地と定めて、3カ月間、地元の自治体や地元の観光業者などと協働して徹底的に誘客活動を行う、こういったものでございます。


 昭和53年から実施されておりまして、このたび平成21年の4月から6月までの3カ月間、兵庫県全域を開催地として実施することが決定をされているところです。過去のキャンペーンの実績を見ますと、ほとんどの地域で前年を上回る実績を残しております。加えまして、そのデスティネーションキャンペーンが行われた年だけではございませんで、一たび認知度が上がりますと、その効果が持続するといったことがございますので、大変チャンスであると、こういうふうに考えております。兵庫県におけるテーマやキャッチフレーズあるいは具体的な事業内容は、今後決定されますけれども、事業推進のためには受け入れ体制の整備が不可欠であり、兵庫県を挙げた推進体制の設置が予定されています。


 なお、このキャンペーンは、JRを中心として全国各地からお客さんを迎えるために、豊岡市に到着された後の2次交通のあり方、それから市内における滞留時間を拡大するための周遊ルートの設定、それから来訪者を温かく迎え入れるおもてなしの取り組みなど、地域を挙げた取り組みが必要とされておりますので、市を挙げて全力で取り組んでまいりたいと考えているところです。


 特に豊岡市といたしましては、今回のキャンペーンは観光振興の絶好の機会であるわけですが、のじぎく兵庫国体で培ったおもてなしの取り組みを継続・発展させるとともに、観光事業者はもとより市民総参加で推進をしたいと考えております。ちなみに県のツーリズム協会には、市の職員がこの4月から2年間の予定で派遣をいたしておりまして、いわば県の内部でこのデスティネーションキャンペーンに積極的にかかわる部署に特に派遣をいたしておりますので、そのことも効果をやがて発揮をするのではないかと思います。


 本市といたしましては、さらに今回のキャンペーンを契機として、末永く効果が持続するための仕組みづくりもあわせて検討してまいりたいと考えております。先日、商工観光部を始め市内の観光協会、商工会議所、商工会、タクシー会社及びJR西日本福知山支社の方々と同キャンペーンを開催中の岡山県を来訪いたしまして、事前に調整すべき項目、キャンペーン開催までのスケジュールなどについて助言を受け、豊岡市独自の取り組みにつなげていくよう準備を進めているところでございます。


 ちなみにこのキャンペーン前に城崎のエレベーターが完成することも大変喜ばしいことであると、このように考えているところです。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(古谷 修一) 副市長。


○副市長(奥田 清喜) 私の方からは、新庁舎の建設につきまして、場所決定の基準とか条件、その他につきましてお答えいたします。


 市民の目線で市の庁舎を考えるときには、やはり住民票とか税務証明書などの交付といった、いわゆる日々の生活の中における窓口サービス、これがより受けやすいという身近な状況が望ましいと、こういうふうに考えております。また、一方で、庁舎には市のシンボルとしての役割もありますので、決して豪華さという意味合いではなく、まちの中心として誇りに思え、親しみのわくような存在であることが望ましいと考えております。


 そこで、庁舎の位置につきましては、今後の豊岡のまちづくりに大きな影響を及ぼすものであり、市民の関心が高いものと認識をしております。これからの庁舎のあり方を踏まえて、多様な視点から望ましい立地条件等について検討していきたいと考えております。


 具体的な条件としましては、まちづくりとの整合性を始め、交通アクセスの利便性、早期実現性、経済性、法令適合性等が考えられますが、これらの諸条件等について、さきに設置しました新庁舎建設推進本部、また今後設置します庁内検討部会及び庁外検討委員会の中で検討する予定としております。


 なお、市議会に対しましても、今年度から設置されました庁舎建設調査特別委員会において、随時進捗状況等を説明いたし、ご意見をお聞きして進めていきたいと、こういうふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上であります。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 後期高齢者医療制度についてのお尋ねでございます。


 昨日もあったわけですが、まず制度の周知についてですが、昨日と同じような内容になりますが、広域連合においても広報の計画がされております。それによりますと、インターネットのホームページが開設をされておりますし、本年6月、12月、さらに来年20年の3月の3回にわたって、県下41市町の広報紙に制度の概要を掲載し、広く周知を図る予定とされております。


 本市におきましても、今月の6月25日号で、この制度の内容について掲載をすることにしております。本市独自の取り組みとしましては、後期高齢者医療制度のほかに、医療制度改革全般について、夏から秋にかけて広報紙にさらに掲載を計画するなど、今後周知を図ってまいりたいと考えております。


 また、出前講座や各種団体等から要請がありました場合には、積極的に出向いて制度の周知に努めるとともに、リーフレットの作成やホームページへの掲載等を通じて医療制度改革の周知を図ってまいりたいと考えております。


 それから次に、今回の制度の対象者数ですが、75歳以上という人口というお尋ねでありますが、後期高齢者医療制度の対象者ということであれば、75歳未満の寝たきり等の方も含まれますので、平成19年3月31日現在の老人保健保険の受給者数は、対象者は一緒ですが、1万3,498人であります。この内訳なんですが、国保の被保険者の方が9,875人、国保以外の方が3,623人という状況になっております。


 それから次に、予想される保険料なんですが、この広域連合におきまして本年11月に保険料等の条例を議論すべく広域連合の議会に提案をされて、審議をされることになります。現時点では保険料率が決まっておりませんので、本市の1人当たりの保険料を試算することはできない状況であります。ご理解いただきたいと思います。


 それから次に、もし保険料の滞納があった場合、年金からの天引き以外の方ですが、そういった場合にペナルティーについてということですが、そういった被保険者の方が保険料の滞納があった場合には、まず短期保険証を発行して、滞納の発生後1年を経過した時点で、その滞納者については、特別な事情がない限り、被保険者証を返していただいて、国保と同じ制度ですが、資格証明書をかわりに発行することが法律的に定められております。この趣旨は国保も一緒ですが、滞納者とのとにかく接触の機会をふやして、少しでも保険料の滞納を減らして保険料負担の公平性を確保したいという趣旨であります。災害などの特別の事情のある方まで病院に行けないとか、そういったことですけども、災害など特別の事情のある方については除外規定がありますので、国保と同じ趣旨ですけども、そういったことであります。


 それから、同じく保険料の減免救済制度ということですが、この広域連合は、先ほど申しましたように、ことしの11月に保険料の条例を定例会に提案されまして、審議をされます。お尋ねにありました保険料の減免については、現時点では詳細については不明であります。広域連合の事務局に照会をいたしましたが、国からもまだ条例の準則も示されていないということでありましたので、現時点ではご容赦をいただきたいと思います。以上であります。


○議長(古谷 修一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 新庁舎の規模と機能についてのお尋ねがございました。


 まず、この規模、機能につきましても、庁内あるいは庁外の検討組織において今後検討していきたいというふうに考えておりますけれども、規模については、人口でありますとか、あるいは職員数などが大きく影響いたしますことから、基礎数値の考え方が非常に重要であるというふうに考えてます。人口についてでございますが、まず本市の基本構想にうたっております定住人口の目標数値の9万人、これを基準としたいなというふうに考えてます。


 なお、職員数についてでありますけども、これが特に起債許可については大きく影響してくる部分でございます。職員数については、職員の適正化計画による本庁勤務の職員数、これを基礎数値としていきたいというふうに考えています。特に庁舎建設の場合には、合併特例債の適用というふうなことを考えておりますので、起債許可に係る標準面積を算定する上で、基本的には事業の着手年度における本庁勤務の職員数、これが大きく影響することになってまいります。したがいまして、今後、本庁と総合支所との役割分担、これを明確にした上で、本庁に必要な組織を検討し、職員数を算定する必要があるというふうに認識をいたしております。


 次に、機能についてでございますが、これは先ほど申し上げましたとおり、今後具体的に検討していくわけでありますけれども、現段階では一般的に言われている機能ということでご説明を申し上げますと、当然ながら執務機能がございます。それから、議会機能もこれも当然でございますし、あと防災の機能、さらには情報関係の機能も当然必要になってくるんではないかというふうに思ってます。さらに、これは名称はどういうふうなことになるかわかりませんけれども、市民協働機能、例えば談話室スペースであるとか、あるいは市民の集える広場的なもの、そういったことについても必要ではないかなというふうに考えてます。詳細につきましては、基本構想、基本計画の中で検討してまいりたいというふうに考えます。以上です。


○議長(古谷 修一) 政策部調整参事。


○政策調整部参事(谷岡 慎一) 議員もご質問の中でご指摘がございましたが、合併協定書では合併特例債適用期限内に新庁舎を建設するととし、当分の間、総合支所方式とするが、基本は本庁方式とするということが定められております。また、行政改革大綱実施計画では、平成22年度の職員数を合併時に比べて、本庁、支所合わせて100人程度削減することとしており、総合支所では今年度、係を統合し、平成22年度には課の統合をすることとしておるところです。よって、新庁舎完成後の支所の機能については、本庁方式のあり方や本庁、支所の役割分担のあり方などを踏まえて、今後検討を進めてまいりたいと考えております。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)永楽館の整備状況についてお答えいたします。


 5月末現在ですが、建築工事につきましては進捗率40%、あと電気工事が2%、機械工事が1%と、こういった状況です。計画どおり順調に進んでおりまして、来年の6月末には工事が完成、そして8月にはオープンできると、そういうような状況に向けて現在、順調に進んでおります。


 それから、ことしの9月ごろには覆い屋を撤去できそうな見通しでございますし、附属棟の工事につきましては、11月ごろ着手予定ということでございます。現在の工事の中身でございますけども、建物の痕跡や傷みの調査と並行しながら、すべての解体作業を終えております。そして、土台や柱起こし、屋根の骨組み等基本補強、軸組みの修理を実施し、現在、壁の竹組みに取りかかっております。今月末までには粗壁塗りに、また大屋根のかわらふきに取りかかれる予定でございます。


 なお、今月の6月24日は第4回の現場説明会を予定しておるところでございます。


 それから、完成後の管理についてでございますが、一般公募とするか非公募とするかは別としまして、指定管理者制度を基本に検討していきたいというふうに考えております。その際、永楽館は芝居小屋という特殊な施設ということもありまして、管理条件であるとか業務内容、こういったことについて今後早急に検討していくこととしております。


 それから、活用計画でございますが、現在、管理運営検討委員会の方で検討していただいてるわけですが、基本的には自主事業を展開するということ、それからまた観光客等の入館であるとか貸し館としての利用、こういったことも考えていきたいというふうに考えております。特に明治期の芝居小屋として、舞台機構などその特徴や魅力が十分生かせるような運用を心がけていくとともに、観光分野とも連携し、地域全体の観光振興につなげた取り組みとなるよう検討していきたいと考えております。以上です。


○議長(古谷 修一) 商工観光部長。


○商工観光部長(赤木 修) 本年度は、従来の京阪神に加えまして東京のキャンペーンを積極的に展開し、テレビ、新聞、雑誌への露出度をアップし、あわせて全国展開するホームページの活用、旅行代理店等への啓発運動、あらゆる機会をとらえ、さまざまな媒体を利用して持続的に豊岡市の魅力を全国に発信していきたいと思っております。具体的には、これから検討してまいりたいというふうに考えております。


 また、庁内の横断的組織の設置につきましてですが、本年4月、農林水産、商工、観光、部にしますと、コウノトリ共生部、そして教育委員会、そして商工観光部、この3部5課が一体になりまして、コウノトリツーリズム庁内推進会議を設置して、市内で提供可能な体験素材のリストアップ、それからシステムの開発等を進めまして、修学旅行協会あるいは旅行代理店などにPRを展開したいというふうに考えております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) まず、後期高齢者医療制度についてお尋ねをいたします。


 きのうも同僚議員の方から質問がありましたので、かなりわかってきておるわけでありますけれども、一つは保険料の額についてでありますけども、先ほど部長の方は、ことし11月の議会でその内容についての審議があるだろうと、こういうことでありました。全国の各都道府県それぞれがそれぞれの立場で決めるわけですから、一律にはいかないというふうに思いますけれども。


 ただ、厚労省が示してる金額というものがありまして、これを見ますと、月額6,200円ということが言われておりまして、年額でいいますと7万4,400円ということになりまして、これが一つの基準になるというふうに考えられるわけでありますけれども。そうしますと、この介護保険料と合わせますと二月ごとに2万円ほど天引きされるということになると思うんですけども、わずか1万5,000円を上回る、あるいは下に行くということで、金額は非常に大きなものが引かれるということになってくるわけですけども。これについて、先ほど救済措置でありますとか、そういった対策について若干触れられましたけども、市としては、もちろん県との関係もありますけども、こういうことが想像されることに対して、何か手を打つということを考えておられるでしょうか。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 減免措置、救済措置のことでございますが、先ほど申しましたように、これは県の広域連合を保険者として行う事業でございますので、当然先ほど減免措置については、まだされるかどうか決まってないことを申し上げましたが、広域連合において、その条例の中で法律を受けて減免規定が規定されない限り、当然一構成市町である豊岡市だけで減免規定をするということはできません。ですから、そういった法律を受けて、兵庫県の広域連合によって減免の措置を設けることが適当と認められて、それが可決されれば、そういった制度は設けられるものと考えております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 先ほど部長の説明で、県の事務局というんですかね、この広域連合の。そこに問い合わせますと、減免については今のところ不明であるけれども、いろいろ検討もしていかれるというようなふうに聞こえました。そういうふうに聞いてよかったのかどうか。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 広域連合に照会をして、その答えが先ほど言いましたように、国からはまだ提案すべき条例の準則も示されていないという回答でありましたので、ですから、今の段階では、どういった条例が提案されるのか、減免規定を含んだ条例が提案されるのか、そうでないのか、はっきり言ってわからんというのが実態であります。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) わからないというわけですけども、その可能性もあると、何なのかわかりませんけどね。全然こういったことは考えられていないということではないということですね。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) そういった詳しいやりとり、担当者がやったわけですが、想像で言うわけにもいきませんので、考えておる可能性があるとかないとかはちょっとご容赦いただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 豊岡を代表して副市長が議会議員として出ておられるわけでありまして、1回議会があったということでありましたけれども。今の問題といいますのは、わずかな年金を受け取られている、しかも75歳以上ですから、病気になる可能性が非常に高い年齢の人たち、その人たちだけが集まって保険制度がつくられるということについて、いろんな考え方ができると思いますけども、非常にある意味では厳しいことだというふうに思います。


 そこで、わずかの年金が基準になっておりますので、直接請求をしていく1万5,000円以下という人が、先ほどの計算からしますと、大体この豊岡市でも2,700人程度あるんではないかというふうに考えるわけですね。その人たちが、いわゆる大きな保険料を払うことによって病院に行くことができないというようなことのないように、これはやっぱり減免がどういうふうになるかわかりませんけれども、そういったことを実現するように努力する必要があると思うんですけども、その点についてはどうでしょうか。


○議長(古谷 修一) 副市長。


○副市長(奥田 清喜) 今の議員のおっしゃった趣旨については、私も努力ということしか言いようがありませんけど、今のところそういう詳細が示されておりませんから。11月の議会に向けましてまた調査もしますし、その点関心を持っていきたいと考えております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 大変重要なことであると思っておりますので、11月に議会が行われるようでございますので、先般、議会運営委員会の中でも少し、豊岡市議会も直接かかわっていくことができませんので、市民をたくさん抱える市にあって、副市長が議会に出られるわけですから、事前にできればそういった議案についての内容等についても知らせていただくことができるようにしていただきたいと、こう思うんですけども、どうでしょう。


○議長(古谷 修一) 副市長。


○副市長(奥田 清喜) 詳細についてはまだわかりませんので、できるだけ議員の皆さんにそういう点はお話ししてといいましょうか、資料をお見せして、意見は聞かせていただいて議会の方に出るようにしたいと、こういうように思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) このことに関しまして、今、副市長がおっしゃったんで、ぜひひとつよろしくお願いしたいと思います。


 そこで、これまで高齢者の方に対する資格証明書の発行ということは、これも法律でも廃止しないということになっておりましたけども、今回、初めて法律の中で資格証明書の発行ということが明記されたわけですね。これについて、お年寄りを対象にしておるのに、こういったことをしていくということについて、担当の方はどういうふうに受けとめておられますか。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) ご存じのように、今ありましたように、国保については高齢者、老健対象者等については資格証明はやってなかったわけですが、今回変わる点というのは、繰り返しですが、後期高齢者の方、自分自身が納税者になられるということになります。これまでは、国保については当然世帯主課税主義でありましたので、世帯主が納税義務者ということになっておったわけですが、今度はたとえ夫婦であっても、夫の方、妻の方、一人一人がなるわけです。そういった違いがあります。ですから、そのことが理由になるかどうか、そこはわかりませんけども、やはり高齢者の制度をみんなで相互扶助の精神で支えていくということについては、当然保険料の徴収ということが基礎的な大前提になってまいりますので、高齢者の方についても1割負担が入るわけですけども、その制度の趣旨にのっとって、もし保険料等を滞納した場合については、資格証明書の制度も、もちろん法律事項であるわけですが、導入されるのも公平性の意味からやむを得ないではないかと考えております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 法律に明記されておりますのでということなんですけどね。ただ、考えますと、高齢になられて、そして老齢年金もらってる人たちというのは、年数の関係もあったりしまして、今もらえる人たちよりもぐっと低いという人が多いと思うんですね。ですから、当局から出していただいた資料を見ましても、豊岡市の中には2,700人ほどが対象になってるんではないかというふうに指摘されておりました。


 その中には、大変厳しいものがありまして、本当に病院に行かないようにしなきゃならないというような事態も今後生まれる可能性があるというふうに思うんですね。それは本人が払われないから仕方がないということではないように私は思うわけでありまして、今ここで結論をということにはなりませんけれども、できるだけ市の方でも相談窓口も設けられて、やっぱり弱い人たちをどう救っていくか、救済していくかにつきまして努力をしていただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 当然、ちょっと話が戻りますけども、こういった低所得者の方には、国保と同じように軽減制度もございます。ご承知だと思いますけども。7割、5割、3割の軽減の制度がございます。そういったことも当然低所得者の方には7割軽減等が該当になって軽減されることが予想されます。それについても、さらに負担についていろいろと耐えられないところがあるということでございますが、そういったことについて十分この制度の趣旨を理解していただいて、納税していただくように持っていくということも含めて、そういった相談には誠意を持って応じていきたいと思っております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) この保険料につきましては、2年ごとに見直しということが義務づけられておりまして、医療費総額の10%を保険料で賄うわけです、財源になってるわけですね、これは。したがって、高齢者が今後どんどんふえていくということも考えられるわけでありまして、そうしますと、負担割合、つまり保険料が自動的に引き上がっていくということになるような、そういうふうになっておるんでしょうか。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 現在、当初で10%の負担ということでスタートするわけでございますが、今後の医療費がどうなるか。当然高齢者の人口がふえていきます。それで、医療費についても、人数はふえるけども、医療費についてもふえることも予想されます。その場合には、必ずしも、定かではありませんけども、こういったいろいろな文書等を見る限りは、未来永劫10%が固定されるのではないという認識は持っております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 10%ということを保つということが原則ですけどね。しかし、いろいろと相談したり諮ったりとかいうんじゃなくて、自動的に上がっていくと、2年ごとに見直しがありますからね。ということでは、保険料が非常に上がっていくということが考えられるという、ひどいことだなと思います。


 そこで、もう一つは、保険料は広域連合で決めていかれますので、県内の統一保険料になるということですね。もちろん減免というのはありますけど、先ほどおっしゃった。しかし、大都会あるいは山間部と比較しますと、医療体制というのが全然違って下がるわけですね、きのうもちょっと出てましたけども。そういった点では、新しい医療格差というものが発生するように思うんですけども、それはどうなんでしょう。しかし、そういうのがあったとしても保険料は同じということですから、どうもおかしいと思うんですけども、どうですか。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) きのうもご質問があったわけですが、これは広域連合が保険者でありますので、41市町村同じ料率になります。医療を受ける機会等が均等ではないということでございますが、同じ市町の中でもそういったことが発生することがございますが、言われますように、これは全く医療を受ける機会が均等でなかっても、制度として当然均一の料率になるということでございますので、そういった問題はあろうかと思いますけども、制度上やむを得ないものと思っております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) きのう、これは副市長の方から答弁があったんですが、不均一課税といいますか、保険料、これについていろいろな考え方があるということも少しお触れになりましたけども、ちょっとわかりにくいかったんで、もう一度説明していただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) それは、不均一課税ということは法律上は認められております。ですから、それも6年間以内ということで、2年に1回ですから、3回ということになろうかと思いますけども。その理由については、きのう申し上げたと思いますが、当該市町の医療費が20%以上低いというような場合が一つ、不均一課税の設定が認められております。


 もう一つは、離島、その他等、これは本市は該当しないかと思いますが、医療の確保が著しく困難である場合、そういったところについては認められております、制度としては。ただ、これも、繰り返しですが、このことをやるかどうかは兵庫県の広域連合の提案される条例にそのことが規定をされるかどうか、当然条例に規定をされなければ不均一もできませんので、制度としてはそういったことが認められておるということであります。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 今のお話を聞かせていただきますと、6年以内にということになってますけども、20%以上の差が出た場合ということが一つの基準になってるんですね、今のお話では。そうしますと、現状で医療費の関係あるいは医療機関、そういったものの整備状況だとか、いろいろなことが勘案されてくると思いますけども、県下を見ますと、平均がどれくらいになるか私はよく承知はいたしておりませんが、そういった点から見て、豊岡も含めた但馬では20%以上の差が出てるという町はあるんでしょうか。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) ちょっと申しわけありませんけども、その20%以上がどうこうのということについて、ちょっと今データを持っておりませんので、お答えができません。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 副市長にお願いをしたいと思います。今の点も非常に重要なことでございまして、ひとつ議会の方でぜひ頑張って努力していただきたいと思いますけども、どうでしょうか。


○議長(古谷 修一) 副市長。


○副市長(奥田 清喜) その点につきましては、きのうの議員にお答えしたとおりでございますけども、今も言いましたけども、20%以上ということ、これは詳細がまだ明らかになりません。17年度の老人医療費については豊岡市が一番低かったと、兵庫県の市町の中では。それはありますけども、そういう点でどういう割合でそれをやるのかということは、まだ私たちも承知しておりませんので、とにかくそのことについても努力するというか、内容的にどういうようになっていくのか、その辺の資料等も十分とりながら話はしていきたいと、こういうことでおりますので、ご理解いただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) この医療のやり方ということをめぐりまして、診療報酬ということが少し出てきてるんですけども、高齢者は今後この後期高齢者医療制度の中で包括定額制ということになっていって、後期高齢者の心身の特性にふさわしい診療報酬体系がとられると、こういうふうに今、いろんな本を見ますとあるわけですね。これはどういうことなのか、説明いただけたらと思います。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) これも昨日もご質問いただきました。詳細についてはあれですけども、考え方としては、当然それは平成20年4月には決定しておらなければなりませんので、来年、平成20年4月に向けて現在、検討が進められておるというところであります。


 先ほど包括的ということもありましたが、当然後期高齢者の方の心身の特性にふさわしいものと、それに合ったものという、ちょっと抽象的ですけども、そういったことをベースにして現在、検討が進められております。


 その内容ですけども、詳細については、一つ例を挙げますと、例えばきのうも申し上げましたけども、終末医療、ターミナルケア、そういったことを評価できることとか、それからかかりつけ医といいますか、主治医の普及、そういったことを利用していただくように、そういったことを念頭に置きながら、後期高齢者の診療報酬の単価について現在、検討が進められておるものというふうに考えております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) つまり高齢者の場合の診療報酬がそれ以外の人たちとの間に差が出てくるということが言われてますね。そうしますと、お医者さんや病院なんかも診療報酬が低いんですから、されるかどうかわかりませんけども、診療報酬の低い方を余り診ないようにと言ったらおかしいけども、そういうことにならざるを得ないということが考えられますね。そうしますと、高齢者に対する医療上の差別が起きてくるんではないかなという気がするんですけども、そんなことではないんでしょうか。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) そういった医療上の差別が起こるかどうか、そのことについては、あるともないとも申し上げられませんけども、確かに長期にわたってある程度慢性的な、安定してるような、そういった状況については、従来から言われておりますけども、若干診療報酬を下げるとか、そういったふうな報道は承知しておりますけども、今回の内容について、そういった差別的なことになるのかどうか、ちょっと私の口からは申し上げられません。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) それでは、法律でこの医療費適正化計画の作成ということが義務づけられておるわけですけども、これについてもう少し詳しく教えていただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) これも昨日のことと一緒ですが、国民生活の医療費の効率化を図ることを含めて、生活の質を向上することを基本として、ちょっと申し上げますと、国は、医療費適正化基本方針と、それから全国医療費適正化計画をことしの4月に示しております。これを受けて県では、ことしの夏から秋にかけて兵庫県の医療費の適正化計画を作成して、20年4月、来年の4月の策定を目指しております。ですから、医療費適正化のこの計画の中において、そういった医療費の適正化が盛り込まれて、各市町の保険者がそれに基づいて、いろんな行動をするということになると思います。以上であります。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 余りここばっかり質問しておくことはできませんけれども、結局後期高齢者医療制度というものが来年の4月から導入されるというねらいといいますか、目的はどのように考えておられますか。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 一つには、若年者の方と、若年者の方は後期高齢者の支援金を税として納める。そして、各保険者が支援金として後期高齢者連合に負担しなければならないわけですから、それを税に上乗せして当然負担をすると。それからまた、受益を受ける後期高齢者の方については1割負担が入ってきたと。ですから、この制度のねらいというのは、これまで老人保健法であったわけですが、老人保健法には、一たん各保険者が拠出をして、一律で市町村が給付を行っておりました。ですから、財政を負担する者と給付の関係が不明確であったと。今回は、財政を負担する者と、それから給付というものを明確にして、高齢者と若年層の関係を明確にするということが一つ考えられております。


 もう一つは、当然これは計画の中にもあるわけですが、医療費適正化計画もさっきありましたけども、医療費の適正化ということが一つの大きな内容になっております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 老人保健法とかなり違うところ、目的も少し違ってきておりまして、今、部長が言われたんですけども、全体的に見ますと、これまで扶養に入っていた人たちからも今度は保険料を取っていくという形になってくるから、これまでになかった形になるんですね。そして、しかもかなりの金額を負担しなければならない。そして、2年ごとの見直しで1割負担というものの金額、ベースが上がれば、それに見合った形で引き上げざるを得ないというようなことも言われているわけでありまして、そう考えますと、結局高齢になられたらもう病院に余り行くなというようなことを言われてるように私は思えてならない。


 もう一つは、在宅で最後はみとりなさいというのがあるわけですね。これは聞きようによっては非常にいいことであるように思いますけども、しかし、現実にはなかなかそういうことになるのは難しいことでありますし、大変なことであります。そこを考えますと、医療費適正化計画の中でも、いわゆる在宅でみとるという、病気になられたお年寄りを家族が見るということが計画の中に入らざるを得ないということも聞いております。そんなことを考えますと、結局は病院に行ったり医療機関にかかることをできるだけ少なくさせようというようなことのように思います。非常に冷たい制度だなと思います。それをここで申し上げただけではどうにもなりませんけれども、しかし、そういう制度になりつつあることは非常に怖いなというふうに思います。


 先ほど申し上げましたように、ひとつ豊岡市を代表して議会に出られます副市長におかれましても、今申し上げたような矛盾点とか厳しい側面というのがたくさんあるわけでございますので、ぜひともそういったことが反映できますように頑張っていただきたいと、こういうふうにお願いしておきたいと思います。


 それでは、庁舎建設について次はお尋ねしたいと思います。


 市民の目線でもってサービスを受けやすいと、あるいはまちのシンボルとして存在しなければならないということがありました。一々そのとおりであると私も思うわけでございますけども。どこがふさわしいかということはなかなかわからない部分もありますもんですから、これはしっかりいろんな人たちが協議をしながら、あるいは庁内でも協議しながらということになってるわけですけども。きのう説明のあった中では、総務部長がおっしゃったのは、この庁内で設置された推進本部といいますか、その中で位置だとか規模だとか、そういったものはあらかじめ決定をして、それを庁外の検討委員会といいますか、そこにお示しをして、そして意見を聞くということでありました。それは、つまり位置を含めて庁舎の中で、役所の中で決めるということを前提にしたことであるのか。つまり庁外の検討委員会に意見を聞くという内容は一体どういうことなのか。部長は、そこで場所を決定してもらうつもりはないと、こういうこともきのうおっしゃったわけでありますので、その辺について説明していただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 最終的には、庁内の推進本部で決定したいというふうに思っておるわけですけども、ただ、きのうも説明しましたとおり、庁内の推進本部で1回でもちろん決定をするものではありませんので、何回か協議をします。したがって、そこでの推進本部で協議した内容をその都度庁外の委員会に示して、そこで意見をもらっていく。さらに、それを踏まえて、次回の庁内の推進本部で検討する。さらに、それを庁外委員会に示すというふうな形で、さまざまな意見をいただいた後で、庁内的にはその推進本部で結論を出したいというふうなことでございます。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 議会の中にも特別委員会が設置をされておりますね、先ほどそのこともお触れになられましたけども。庁舎の場所を決定するというのは、これは議会の3分の2の賛成ということで、非常に過半数という決めではない、特別議決が要ると思うんですけども、それだけ大事なことなんですけども。そうしますと、きのうおっしゃった、庁内で決めたいということだったんですけども、議会で特別委員会でもって今、調査を開始されたという、このこととの兼ね合いは、じゃあどういうふうに考えておられますか。


○議長(古谷 修一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) この件につきましても、過日の委員会でご説明申し上げたわけですけども、庁内の推進本部の状況あるいは庁外の委員会の状況、これらについて特別委員会の方にその都度お示しをして、委員会としてのまたご意見もいただきたいというふうに考えてます。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 最終的なお話を部長はなさったんですけどね、それは庁内で決めるということなんですけども。もちろんこれは市長が提案されるわけですから、そういうふうになると思うんですよね。ただ、いろんな外部の委員会にも意見は聞くけれども、ここで決めてもらうつもりはないとか、あるいは庁舎の位置は、あるいは規模や、その他あわせて庁内で決めるんだということばかり強調するというのは、非常に抵抗があるんですね。つまり6つの町が一つになって、そして新しい庁舎をどこに建てようかという、こういう問題であるわけでありまして、それぞれ考え方というのは市民の間にあると思うんですよ。だから、そういった声を聞いていくということは、これは当然のことでありますから、そういったことを踏まえた上で、市民の声を反映しながら決定をしていくということが筋ではないかと思うんですけども。何か私の聞き方が間違っておれば、わかりやすく説明していただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 考え方としては、議員がおっしゃってるものと全く一緒なんです。ただ、今までの説明で、どうも最後の部分だけをとらえられて、そういうふうなご指摘があろうかと思いますけども、考え方としては、要するに庁外委員会でもそうですし、市民の皆さんの意見を聞いて決定をするということですから、よろしくお願いしたいと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) これから場所については非常に活発に議論が進んでいくもんだと思いますけども、これは市長、大変市民全体が関心を持ってるものでございまして、そして6つの町が一つになりましたけども、ここの豊岡市が一番古いし、美しいとは言えないという状況でありますので、一日も早くというのは、これはやっぱりあると思うんです。そのときに、やっぱりそれぞれ市民の思いというのは、住んでることとの関係があるということもありますし、意見が出てくると思いますので、ぜひその辺はしっかり酌んでいただいて、その上で決めるということ。また、議会でも真剣になって特別委員会が取り組んでいこうとされているわけでありますので、そことの兼ね合いもしっかり持っていただいていくということが大事なように思いますので、その点について市長の方から一言コメントがあれば。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 今もう既に総務部長自体も答弁させていただいたところですが、まち全体にとって大変大きな影響を持つ施設でもございますので、誤りのない判断をしていく必要がございます。その誤りのない判断をするためには、さまざまな議論が当然活発になされる必要がございます。議会の皆さんとの議論も必要だろうと思いますし、今後、設置を予定します庁外委員会もそうですし、広く市民の皆さんとの議論も必要だろうと思います。


 ただ、議論のやり方として、私は全く白紙です、さあ、どうぞ意見を言ってくださいという方式がいいのか、あるいは物事を考える幾つかのポイントというものもお示しをしながら、論点を整理しながら議論していくというやり方があるのではないのかというふうに思います。先ほど来、総務部長がお答えしたのも、決定した上で庁外委員会に聞くとか、あるいは議会に聞くということでなくて、ある程度のたたき台なり、あるいは議論の話題というものを提供しながら議論していく方が、議論の進め方そのものとしては有効なものになるんじゃないかと、そういったことだろうと思います。いずれにいたしましても、さまざまな方々の議論にしっかりと耳を傾け、私たちも意見を言いながら、最終的な妥当な結論を得られるように努力をしたいというふうに思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 合併協定書の中でも支所との関係が触れられているわけでありまして、それぞれ先ほども答弁をいただいておりますけども、今後、本庁と支所との機能分担をどうするかということをさらに詳細に検討した上でということがありました。当然のことだと思いますけども。ただ、支所において、その地域のサービスの低下にならないようにするということが明記されているわけでありまして、その点についてはどういうふうな考え方を持っておられるのか聞いておきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 政策調整部参事。


○政策調整部参事(谷岡 慎一) これについても前の議会で同じようなご質問がありまして、答弁させていただいたところでございますが。まずは、ここで書いてあることよりちょっと前に、市役所全体として、総合支所と本庁と今あるわけですが、全体として機能が財政的な縮減や職員の減少を踏まえてサービスを供給していかなければいけないというのが大前提だと思います。ですので、ただ今の現実を維持するというだけではなくて、さまざまの厳しい状況があるわけですから、そういったことを踏まえても、今の豊岡市役所がよりよく機能していく、そういった視点がまずは大事だろうと思います。


 そういったことを踏まえても、6つの団体が合併をして今あるわけですから、その一つ一つの今、支所になってるところが住民サービスの供給の主体としてといいますか、拠点としてあるというふうに思っております。ですから、全体を踏まえて、また地域を踏まえて、2つ両にらみで本庁と支所との役割分担を踏まえて考えていく必要があると思っておりまして、今のところは、先ほども答弁させていただきましたが、平成22年度には課の統合を行うと。新庁舎が建設された後はどういうふうにするのかについては、そのときにまた本庁と支所の役割分担を踏まえながら考えていく、これしか今のところは答弁しようがないのかなというふうに思っているところです。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) なかなか想像ができないもんですから聞くんですけどね。つまり本庁が新しくなるということと、それから支所がそれぞれ新しい旧役場があって、公民館に利用されるというようなことで、いろいろあるんですけども、そこを今は見てるわけですね、私たちは、市民も。じゃあ、それがどういうふうになるのかというのも、先ほどから申し上げておりますように、非常に市民の心配なことでもあるわけでありまして、どう想像すればいいか、なかなか想像できない。今と同じということにはならないというふうには私も思いますけども、しかし、どの程度のものになるのかということがまだはっきり考えていないということであるのか、その辺が想像できれば、かなり安心もできるということがあるわけでありまして、どうでしょうね。


○議長(古谷 修一) 政策調整部参事。


○政策調整部参事(谷岡 慎一) 先ほどの答弁の域を出ないんですが、どちらにしても本庁と支所との役割分担を踏まえて、新庁舎建設後の支所のあり方も考えていくことになると思います。私もこの答弁をする前、いろいろ過去を振り返って勉強させていただきまして、合併協定書ができる、新庁舎建設後の支所のあり方について書かれてることの真意といいますか、もともとの立法精神といいますか、立法の意思を、小委員会の議論をさかのぼって見てまいりますと、やっぱり総合支所の範囲内というのは、当分の間というのは新庁舎建設ということが一つの時期になっているということが、小委員長の取りまとめの議論の中でも出てまいります。ですので、新庁舎建設のときに、また支所と本庁とやり方をしっかり考えて結論を出していくものというふうに考えております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) しつこいようですけどね、この部分というのは非常に関心が高いんですね。ですから、市長も当然そのときの協議にいらっしゃったわけでありますから、そこに至るまでのいきさつは私もわからない部分がよくあります。しかし、そのものを読みますと、当分の間は総合支所ということになっておりますので、それが実は新庁舎ができるまでであるというのは、これは察しがつくわけであります。しかし、新庁舎ができた後にこの豊岡市全体をおさめるという言い方はおかしな言い方ですけども、しかし、それぞれの支所が果たす役割、本庁が果たす役割というのは、いよいよはっきりすると思うんですけども。その場合に、今の支所というのがどういう形になっていくのかという点について、市長の方ではどう考えておられるんでしょうか。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 合併協定そのものは本庁方式を基本とすると。当分の間、総合支所方式ということでございますから、今の総合支所方式から暫時本庁方式へと動いていくということになろうかと思います。職員の減の計画でも、今後10年間で約200人減らすということでございまして、それは本庁だけを減らすとか、あるいは総合支所だけを減らすとかいうことではなくて、とにかく全体として引き締めていかなければいけない。このことが一つございますので、全体の数が少なくなりながら、そして本庁と支所の比重からいくと、総合支所よりもより本庁の方へ比重が移っていくと、そういうイメージになろうかと思います。


 ただ、どこまで行ったらそれが総合支所で、どこまで人数が減れば本庁方式なのかといった明確な基準があるわけではございませんので、あくまでそれは程度問題だろうと思います。そして、このまちができて、いわばよちよちと歩き始めた。本庁方式についての明確なイメージというのをまた正直言ってだれも持っていない状況でございますから、日々の行政の実態を見ながら、一体どの程度の配分をしていくのかということを見定めていく必要がある、このように考えているところです。


 したがって、今すぐ明確にばしゃっと出すのではなくて、何も時間が、門限がきちっと決まってるわけではございませんので、もしより総合支所的方式を残すことか必要であるならばスピードは緩めたらいいんでしょうし、あるいはより総合支所方式の期間を短くして本庁方式的な要素をさらに強めるべきであるということになれば、そこんところは早めていく。それはまさに実態をよく見ながら、経験を積みながら着地点を見出していくと、そういうことになるのではないかと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 新庁舎建設後、住民サービスを低下させないような支所とするということになっておりますので、その点につきましては、よく考えていただいて、災害ということもこれからも起こってくる可能性もありますし、そういった急を要するような問題の場合に、やっぱり役所が果たす役割というのは非常に大きなものがありますので、その点よく考えて、含んで取り組んでいただきたいと思います。


 それでは、永楽館の復原についてということで何点かお尋ねいたします。


 工事の進捗状況は先ほど聞かせていただきました。そこで、地元で活用等について協議をしていただく委員会があって、今やっていただいてるということでありましたけども、そこで、一つこの際お聞かせいただきたいのは、明治期の非常に古い芝居小屋が建てかえじゃなくて復原するということでありますので、値打ちが全然違うと思うんですね。そこで、オープニング事業というのがやっぱり当然注目されると思うんですけども、これについては何かお考えになっておられるのかどうか。


○議長(古谷 修一) 正午を過ぎますが、議事進行の都合上、延長いたしますので、ご了承願います。


 答弁願います。


 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)こけら落としの事業ということでよろしいですね。現在そういったこけら落とし事業を検討中でございますが、その中の一つの候補としまして、歌舞伎の招聘ということについても検討要素の一つとして現在、検討をしております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 出石の永楽館で歌舞伎が上演されるということになってきますと、それはこれまでにないわけですから、大変楽しみでありますけども、1年ほど先には完成してオープンするんですね、今考えますと。そうしますと、相手がありますから、検討の一つだという程度ではなくて、もしそうであるならば、それをするということを前提に今から契約や話をしていかないと、これは間に合わないと思うんです。せっかくの事業でありますので、そういうふうに私もやっていただきたいと思いますし、ぜひともそれを進めるということを早急にする必要があると思うんですけども、どうでしょうか。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)歌舞伎の関係者との接触もしておるわけですが。それと、こういったいろんな大きなイベントを持つ場合には、大体1年前ぐらいから準備が必要だろうということですから、オープンを来年8月ということから逆算すると、もう早急にそういった検討をする必要があるだろうという認識はしております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 市長、観光についての取り組みということは非常に積極的にやっていただいとるんですけども、この永楽館を活用するというのも非常に新しい資源になるんですね。そうしますと、これはやっぱり華やかさがなければならないということがありますので、もし1年後にオープンするなら、それについては多くに知らせるということが大事ではないかと。そして、そこではこういうものをやっていくということも出したり、あるいはのぼりを立てたりとかポスターをつくったりとかいう、こういった取り組みが今から必要ではないかと思うんですけども、それについてはどうでしょうか。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)まだ意思決定そのものはきちっとしておりませんが、そういった方向に向けて現在、鋭意努力しておりますので、いましばらくお時間をいただきたいと思います。いずれにしても、そういった1年前からの準備が必要だという認識を持っておりますので、そういったことに向けて早く意思決定をしていきたいというふうに考えております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) そういう意味では、こけら落としというのは歌舞伎の誘致を考えてるというふうに受け取ったらよろしいですな。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)こけることはあるかもわかりません。今のところは、そういう方向で努力してるということでご理解いただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) わかりました。またそういう方向でよろしくお願いしたいと思います。


 何点かまた別の観点でお聞きしたいんですけども、永楽館は建築基準法の適用除外物件として復原されているわけですけども、最近、特に耐震ということがよく言われるわけでありまして、耐震強度等のことについては問題はないのかどうか、この点についてはどうでしょうか。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)この永楽館につきましては、建築基準法第3条第1項第3号の規定に、要するに指定文化財という扱いでもって指定を受けた施設でございます。耐震のことにつきましては、特に現時点でそういった問題があるということについての報告は受けておりません。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) やっぱり人が集まるところでありますので、耐震については、古いものを復原するというのは非常に厳しいところがありますけれども、大丈夫であるというふうに言ってもらわないと、わからないということではちょっと危なくてしようがないです、これは。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)確認しまして、またお知らせさせていただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 防災監、どうですか、そんなんでよろしいんですか。


○議長(古谷 修一) 防災監。


○防災監兼消防長(北垣 哲夫) やっぱり大事な施設でございますので、そこは慎重に検討して、ある程度のものに耐えられる施設をやっぱりつくるべきだというふうには考えます。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) まさかそんなことはないと思いますけども、心配はないというふうに言ってもらわないと、これよくないので、担当の次長が調べてというようなことでは困ると思います。そういうことのないように、その点しっかりお願いしますよ。


 それからもう一つは、屋外トイレが新設をされておりますけども。これは非常にありがたい。昔も私たちが学生時代に行ったときもそうだったんですけども、心配なことは、先ほど歌舞伎でもしようかということでありますから、考えますと、演技をする演技者と観客が同じトイレを利用するという形になるような気がするんですね。これはやっぱり問題があるのかないのかという点では、どうでしょうか。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)その辺については、今後検討していきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 永楽館につきましては、これまで市長の方も、文化財としてと同時に、活用をしていくということと両方でいきたいということであります。そこで、活用という点から考えますと、たくさんの方々に利用していただきたい、見ていただくということとは別にして。そうしますと、市民会館や、あるいはひぼこホールもあるわけでございますので、それを活用をどうするかという点では、減免措置等をしっかり考えていかれないと、利用促進といいますか、そういうことにならないように思うんです、幾つかそういう同じような施設がございますので。その点については、どういうふうに考えておられますでしょうか。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)類似施設としてひぼこホールがございますが、その辺との使い分けであるとか、どういった減免をするかということの詳細については、まだ現在詰めはできておりません。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) それでは、今の点もこれからまだ検討していくということですか。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)どういった利用料にするのか、そういったことにつきまして、減免も含めて今後検討していきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) とにかくオープンまでに間に合うようにお願いいたします。


 それから、駐車場が永楽館にはございませんので、今の既設の支所の近辺の駐車場を使うことになると思うんですね。そこから案内標識を整備する必要があるように思うんですけども、この際、それをすると同時に、市長の総括説明でもありましたように、多言語のパンフレットをつくるということがありました。そして、それは案内標識も含めてそういったことが言われておりまして、最近、城崎にしましても出石にしましても、特に韓国あるいは台湾、香港、そういったところからのお客さんが大変多くなっているわけでありますので、そういったことをこの際考えられたらどうかと思いますけども、どうでしょうか。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)この問題は単に永楽館だけの問題ではございません。出石の町の観光政策をどうしていくかということともリンクしますので、観光の部署とも連携しながら検討していきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 商工観光部の方に聞きますけども、今言われてましたように、外国の方々がたくさんお見えになるという時代になってきておりますので、そういった観光案内板にしましても、あるいはいろんな施設を案内する分につきましても、多言語の表示をする必要があると思うんです。この際、そのことをやっぱり観光地全体として考えていく必要があるんではないかと。もちろんこれは城崎も含めて言われますけども、どうでしょうか。


○議長(古谷 修一) 商工観光部長。


○商工観光部長(赤木 修) 課題として十分に受けとめさせていただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) この永楽館につきましては、特に観光客に公開をされていくということが入っておりまして、ここも観光の一つのコースになっていくことは間違いないと思うんですけども。そこで、芝居小屋資料館として見せることが非常に必要ではないかなと思うんですね。そういう点では、歌舞伎の衣装でありますとか、あるいは写真、ポスター、そのほか台本だとか、さまざまなものがあそこには眠っております。それはもちろん市のものではありません。お隣の小幡家の方で眠っているわけであります。そういったものをお借りをするなどで、芝居小屋資料館として活用する必要があるんではないかと思いますけども、その点についてはどう考えておられますか。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)小幡家に歌舞伎衣装等、貴重な資料がたくさんあるということは承知しております。ただ、小幡さんという所有者がおられることでもありまして、その意向も踏まえながら今後慎重に検討してまいりたいと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 小幡さんのものであったということについてはよく承知をしているということでありましたけども、そうしますと、担当の方としては小幡家との接触をお持ちになっておられるのかどうか。もう1年後にはオープンですからね、永楽館が。しかも文化財であり、活用していく施設であり、文化ホールであり、同時に観光客にも公開していくんですから、小幡家との接触を持って、早い取り組みが必要ではないかと。どうなるかわかりませんよ、相手がありますから。どうでしょうか。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)本人さんのご意向がまず第一でございますし、今現在の復原中の永楽館の施設そのものの中には、そういった衣装の展示スペースというものは現在のところ見出せないという状況ですので、そうなってくると、保存場所、展示場所ということを新たにどうするのかという大きな問題もございますので、その前にとりあえず本人さんがどう思っておられるかということが一番大事でありまして、それを踏まえて今後検討していくべきじゃないかと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) とにかく本人さんの問題もありますけどね、やっぱり教育委員会の方もそこに行かれて、よく会われて、いろんな形でこれからもお世話になることがあるでしょう。そうしますと、その辺は早く行動を起こして、小幡さんとの関連を持つ必要があると思うんですけども、早速行動を起こしていただきたいと思いますけども。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)今、出石の伝建の保存地区の関係で、実は小幡家も特定物件としての候補に挙がっておりますので、そういった意味で担当者が接触をしたりする機会がありますので、そういった中でご意向等をお伺いしたいと思います。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) しつこいようですけどね、伝建の担当者に任せるんじゃなしに、永楽館という大きなものをつくってるんですから、それはやっぱり直接担当が行かないと、伝建のついでに行くということではだめじゃないんですか、それは。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 奥村議員の大変熱い思いもよくわかりますが、小幡家が大切にされてるものでございますので、言ってみて聞けばいいというようなものではないだろうと思います。もし何らかのお願いをするという気持ちで行くのであれば、当方もそれなりの深い思いと、きっちりした思いを持って接触をしなければ、ただただ失礼になってしまうのではないかと思います。ただ大切ということではなくて、まさに歴史も持ったことでございますので、何よりも所有者の気持ちを傷つけることがあってはならない、あるいはその大切なものを勝手にこちらの方であれこれ利用方法を公の場で議論をしたりして、そのことによって不愉快な思いを持たれることになっても大変これは困ったことでございますので、私としては慎重な対応が必要だと、このように考えております。


○議長(古谷 修一) 27番、奥村議員。


○議員(27番 奥村 忠俊) 永楽館につきましては、きょうまでの経過もございまして、ここでそんなに議論をするわけじゃありませんけども、長い間の懸案であったわけですし、合併前から直接交渉をしていただくというようなことや、あるいは用地も買わせていただくというような経過がありました。もちろん以前はしっかり虫干しもしておられたんですけども、最近しておられないようですから、それが今どうなってるかわかりません。心配です。申し上げてるだけでありまして、実際には活用できない、そういうことかもわかりませんけどね。ただ、そういう経過がございますので、失礼にならないような形でやっぱり接触していく必要があるんではないかと思いますので、その点慎重に取り扱いながら、その方向で進めていただきたいと思います。要望しておきたいと思います。


 時間があと1分ということになってきましたので、最後に観光振興について聞いておきます。


 平成21年のJRとの共同作戦ということがあるわけでありまして、これは非常に大事なもんであるということは市長も言われたわけですし、私もそう思っております。市を挙げて全力で取り組むということでございますので、これは兵庫県全体ということになってますので、やっぱりポイントをつかんでやっていただくということでないと、どこもが一律にということでは乗りおくれてしまいますし、コウノトリということがありますけども、ついやっぱりはじき飛ばされてしまいはしないかというような心配もあるわけでありまして、その点やっぱり早く積極的に、他の地域に先駆けてやっていく必要があると思っております。


 先ほど21年にお客様を迎えるということになってきますと、城崎の駅はバリアフリーということでエレベーターの設置がありました。


○議長(古谷 修一) 都市整備部長。


○都市整備部長(黒坂 勇) 永楽館の耐震のことなんですが、先ほど確認をいたしまして、設計に織り込んでおりますので、地震には耐えられるということで、よろしくお願いします。


○議長(古谷 修一) 以上で奥村忠俊議員に対する答弁を終わりました。


 暫時休憩いたします。再開は13時。


     午後0時09分休憩


────────────────────


     午後1時00分再開


○議長(古谷 修一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、5番、門間雄司議員。


     〔門間雄司議員 登壇〕


○議員(5番 門間 雄司) 5番、会派六星会、門間雄司でございます。(拍手)


 ここに立つといつも緊張するんですけども、本日は、いつもに増して緊張しております。先ほどの稲垣議員ではありませんが、参観日のようでありまして、その緊張をほぐしていただくよう、当局の方におかれましても温かいご答弁をよろしく申し上げます。


 それでは、通告に従いまして質問に入らさせていただきます。


 まず、円山川水系自然再生事業についてお尋ねいたします。


 当該事業は、資料を調べてますと、コウノトリの自然放鳥に取り組んでいる当市の円山川流域において、過去の河川改修や流域開発等により失われつつある良好な生物の生息や生育環境に対して、国を始めとした関係機関が連携を図りつつ、円山川の自然環境の保全、復元を目的とし、湿地環境や、また人と河川のかかわり等の再生や創出を目標と掲げられた事業と伺っております。


 平成15年度から着手されている事業のようですが、今回、市長総括説明にも挙げられました加陽地区の大規模湿地の造成計画については、新聞紙上にも大きく取り上げられた案件でもあります。その計画全体の概要及び進捗状況を市としてはどのように把握しているのか、お尋ねいたします。


 また、市のかかわりの観点から、湿地の整備後は農業者によるビオトープ水田、冬季湛水田、市民有志が進める小規模な湿地など、湿地の有効なネットワーク化を進めるとご説明された内容について、地域住民とのかかわりや周辺地域の施策展開の観点から、現在の取り組み状況及び今後の構想についてお聞かせください。


 次に、バイオマスタウン推進事業についてお尋ねいたします。


 先日のサミットでも、地球温暖化対策を始めとした環境問題は、主要な政治課題として取り上げられ、その課題解決に向けた取り組みは今後ますます重要視されていく社会となります。また、次年度、2008年、日本で開催のサミットでは、神戸で環境相会議が予定されているやに聞いておりますが、兵庫県も積極的なかかわりを持つ中、コウノトリ悠然と舞うふるさとを将来像に掲げ、豊かな環境の創造を文化として暮らしの中に溶け込ませること等を標榜する豊岡市も、注目を集めるのではないかと予想や期待をしているところであります。


 そういった中で、さらなる具体的な姿勢や取り組みを示す事業の一つとして、我が市にとってバイオマスタウン構想は非常に大きな意味を持つのではないかと考えております。住民の目線からも環境へのかかわりがより身近でわかりやすくなる可能性を秘めており、またそうしていかないと、進めていく意味も薄れていくものと認識しております。このバイオマスタウン構想推進事業の役割、効果、将来像、スケジュール、推進体制について考えをお聞かせください。


 次に、子育てにかかわる経済的支援についてお伺いいたします。


 子育てにかかわる問題については、前回の一般質問において、放課後の子供の遊ぶ環境についての実態把握の必要性について述べましたが、聞くところによりますと、早速動きをとられつつあるとのことを聞き、感謝しております。今後の取り組みについて期待をするところでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。


 さて、最近、若干出生率が下げどまったというニュースを目にしました。景気の動向や結婚、出産の増加が背景と言われていますが、低い水準に変わりはなく、長期的な少子化傾向に変化は見られないとのことであります。豊岡市も、平成19年3月に次世代育成支援対策地域行動計画を策定し、その冒頭において、次世代育成に関しては市政の最重要課題の一つとして取り組んでいくと記述されておられます。より効果的な子育て施策については、さまざまな議論があり、一つの回答を見出すことが難しい問題であるとの認識が一般的ではありますが、それゆえに、その要因の分析・認識になお一層の注意力が必要であります。女性の出産・子育てによる機会費用をいかに減らしていくか、子育て費用をどのように社会全体で負担するか等は、国、県や企業と一緒になって取り組む必要があり、当市だけではできるものではありません。しかしながら、身近な自治体として何ができるのか、何が効果的なのかを常に検討することを怠っては、解決に向けたスタートラインにすら立てない状況となります。


 そこで、今回、経済的支援という観点で質問とさせていただきました。現役の子育て世代の生の声としては、さまざまな支援の中でも、やはり経済的な視点ということでの施策展開が望まれています。豊岡市の次世代育成支援対策を見ると、合計12の施策・事業が挙げられておられます。現状の施策について、状況、そして具体的展開をどのようにしてるのか、お伺いをいたします。


 次に、頑張る地方応援プログラムについて、先日、同僚議員の質問がなされましたので、なるべく重複を避けてお尋ねいたします。


 内容は、やる気のある地方の独自展開をサポートするよう、交付税等の支援を行うもののようですが、平成21年度までの3年間に単年度3,000万円限度の特別交付税措置と伺っております。先日も、菅総務大臣が視察され、コウノトリと保護に努める豊岡市は、自然環境の保全と持続可能な経済活動が見事に調和がとれていると、活動を評価されているとの報道も目にし、うれしく感じております。


 プログラムには、具体的な成果目標として、コウノトリ文化館入場者数、コウノトリはぐくむ農法栽培面積、太陽光発電システム設置量と3つあるようですが、それぞれについて達成に向けた具体的な取り組みと、その見込みについてお尋ねいたします。


 また、市長総括説明では、プロジェクトを構成する具体的な事業・施策として5つ挙げられた中で、環境経済戦略推進事業を初めに挙げておられます。環境経済の観点から、このプログラムの中での指標ではありませんが、その経済効果的な指標についてはどのように考えておられるのか、これを機会に、ぜひお考えをお聞かせください。


 次に、円山川緊急治水対策の現状について伺います。


 激特事業の対策期間終了まで、あと2年半となりました。工事の種類によっては、6月15日からの出水期間は進捗がストップいたします。日々各所で工事の現場を目にする機会がありますので、進捗しているのは実感できるのですが目を凝らして見ると対策が進んでいる地区、進んでいない地区が点在してます。進んでない箇所周辺の住民にとっては、工事をやってくれるだろうかとの思いが積み上がっていくことはおわかりいただけると思います。この不安は杞憂に終わることを確信しておりますが、改めて全体工事計画の把握と進捗確認をする必要性を感じておりますので、その点についてお伺いいたします。


 工事概要一覧と進捗を資料要求いたしましたが、これを見ると、これから予定している対策工事区間というのがわかりませんでした。発注との関係で公表できるものはないとの見解であるのかもしれませんが、平成21年度まであと2年半強、折り返しであります。河川水位の低下事業、堤防整備事業、内水対策等具体的にどのあたりの地区を想定し、どこまで現在できていて、平成21年度までに対策しようとしている工事が終了するのか。市としては実施主体ではありませんが、進捗把握の上、その課題の認識、そしてその上に立った要望等に結びつける責務があると考えますが、現在の動きはどうなっているのか、お尋ねいたします。


 以上、第1回の質問とし、あとは自席で行います。


○議長(古谷 修一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、まず湿地再生に関するご質問にお答えをいたします。


 この加陽の堤外田を湿地に再生するという計画についてでございますが、議員もご案内のとおり、今年度の事業として国土交通省の豊岡の事務所が公表をいたしました。この計画は、もともと円山川水系自然再生事業の一環として位置づけられておりました。しかしながら、この自然再生を目的として国土交通省は用地買収した例というのは、これまで一度もございませんで、そのことがネックになっておりました。しかしながら、円山川水系の自然再生全体を進める上で極めて大切な箇所でございますので、市から強く国土交通省に働きかけた結果、事業化が決定をしたものでございます。


 私自身も、もう十四、五年前からこのことを訴えてきておりましたので、私も個人的に大変喜んでいるところでございます。用地そのものは今後、測量を待たなければいけませんけれども、15ヘクタール前後の農地がございますので、今年度は測量し、そして設計を行う。その後、用地買収を全面的に行うということになろうかと思いますけども、国は用地買収を行い、用地買収ができました後に湿地として工事を行う、こういったスケジュールになっております。いつから工事が始まるかは、用地買収の進みぐあいいかんによるものではないかと思いますけれども、できれば1年か2年ぐらいで用地買収が完了すれば、整備も早くなりますので、そのようなことを私としても期待をいたしているところです。ですから、自然再生のために国土交通省は用地を買って湿地再生するというのは、実は日本では初めての試みになる、こういうことでございます。


 国土交通省といたしましては、工事の建設まではもちろん国土交通省の事業として行うという方針でございますけども、その後の維持管理については、地元側でというお考えを持っておられます。私もそのとおりだろうと思いますので、今後、地元、つまり豊岡の側としてどのように維持管理の仕組みをつくっていくのか、そのシステムづくりが今後の大きな課題でございます。国交省自身の計画づくりと並行して維持管理についての検討も進めてまいりたいと、このように考えておるところです。


 特にあの場所は有名な出石川で、農家の女性と但馬牛とコウノトリが写ってるポスターのまさにあの場所でございますので、その意味でも大変シンボリックな場所でございます。私といたしましては、草の管理という意味も込めて但馬牛があの場所でゆっくりといて、そしてそこにコウノトリが舞いおりて、さらに維持管理をする人々の姿が写っている、そういう場所になればいいなと強く願っているところでございますし、但馬牛の放牧についてはぜひ実現できるように国に働きかけたいと、このように考えているところです。


 あわせまして、議員の方からは、それ以外にもハチゴロウの戸島湿地があり、円山川水系での激特とあわせた湿地再生の事業があり、あるいはボランティアのビオトープの再生等の事業があるので、その辺を全体としてどのようにネットワークさせていくのかといったご質問もいただきました。


 一つには、まずハチゴロウの戸島湿地は、それ自体として既に地区の方々との話し合いが始まっておりますし、城崎温泉挙げてその維持管理を応援しようということで、募金活動も既に始まっております。したがいまして、戸島湿地は戸島湿地としての一つの仕組みがあり、加陽の堤外田は加陽の堤外田としての仕組みがあり、あるいはボランティアの方々の水田再生としての湿地再生は、それはそれとしてあるといった単位でありながら、全体としてのネットワークをつくっていくという仕組みが特に大切だろうと思います。市の各方面でこういったさまざまな分野での湿地再生がこれだけ大規模に進むという例は、恐らく日本で初めてのことになろうかと思いますので、維持管理の仕組みについても意欲を持って取り組んでまいりたいと思います。


 ただ、地域住民の方とのかかわりについてもご質問をいただきましたが、例えば加陽の堤外田につきまして、そこの地区の人たちだけであれだけの広いエリアのものを守りしていこうとすると、これは大変でございますので、核にはなっていただきたいという思いは持っておりますけれども、広く外からも人々を受け入れて、交流をしながら湿地再生なり湿地の維持管理をしていくということが大切ではないかと思っております。


 例えばでございますが、ハチゴロウの戸島湿地との関係では、今月の16日、土曜日でありますけれども、九州石油の豊岡支援の一環といたしまして、ボランティアの方6名がやってこられて、ハチゴロウの戸島湿地で竹やぶの管理等、あの地域の整備のために汗を流すといったことが予定をされています。これは第1弾でありまして、一つの例でありますけれども、都市と農村との交流を進める中で、豊岡全体の湿地の維持管理あるいは加陽の堤外田の湿地の維持管理ができればなと願ってるところです。この点につきましても、よく地元の方々と話をさせていただきたいと、このように考えているところです。


 それから、バイオマスタウンについてもお尋ねをいただきました。議員もお触れになりましたように、豊岡自身が今コウノトリをめぐる取り組みで、かなり脚光を浴びております。私自身、既に中央環境審議会が安倍総理が打ち出された環境立国戦略をつくるための作業の参考にしたいということで既に呼ばれまして、豊岡の取り組み、特に湿地再生のことを中心にお話をしてまいりました。それから、もう一度、今度は生物多様性戦略の国家戦略をつくるということで、再び中央環境審議会に来て、再度その湿地再生の話をしてほしいという依頼を受けております。


 また、農水省も、農林水産省自身の生物多様性戦略をつくるということで、そちらにも既に呼ばれまして、湿地再生を柱にお話をしてきたところでございます。こういったふうに豊岡の取り組み自体が相当を関心を持ってきておりますので、総体的に弱い分野であるエネルギー部門あるいはバイオマス部門について、これは相当な力を入れてやっていく必要があると、このように考えているところです。


 そうしたところから、本年3月29日付で豊岡市バイオマスタウン構想が国によって公表されました。この構想は、環境破壊の一因である二酸化炭素の排出削減のために国が進めるバイオマス日本総合戦略とともに、コウノトリをシンボルとした豊岡市の環境への取り組みをバイオマスの利活用の観点から体系づけたものです。もちろん木材資源を燃やしますとCO2が出ますけれども、もともと大気中にあったものを木材が吸収してるわけですから、そういう意味では、二酸化炭素を出すことについては負荷的にならないということで、燃やしてもゼロというふうに換算されておりますので、この分野を進めることが大変大切だろうというふうに思います。


 この構想の推進によりまして、バイオマスを利活用した環境への負荷の少ないエネルギーへの転換、環境教育や学習に活用することによる住民の環境意識の醸成、さらには農林水産業の振興や地域の活性化などへの効果を期待いたしているところです。また、バイオマスタウン事業の推進は、住民が自然と親しみ、自然と共存する心豊かで健康的な地域社会や循環社会の実現に大きく寄与するものと考えております。


 今後のスケジュールといたしましては、まずはバイオマス日本総合戦略で設定されている2010年度に向けて、関係機関等を交えた検討と事業推進を図っていきたいと思います。当面、19年度は、木質バイオマスの整備方針などについての検討を進めていく予定といたしております。こういったものは、いきなり壮大に進めますと、えてして失敗することがございますので、まずは小さく生んで、そして問題点を整理し、克服する方法を考えながら、やがて大きく育てていく、豊岡のエネルギー戦略の柱となるように努力をしてまいりたいと、このように考えてるところです。


 その他につきましては、それぞれから答弁させていただきます。


○議長(古谷 修一) 副市長。


○副市長(奥田 清喜) 私からは、頑張る地方応援プログラムについて、議員の質問にお答えいたします。


 ご承知のように、6月10日に菅総務大臣がお見えになりまして、3時ごろ豊岡に着かれ、そしてコウノトリ但馬空港から6時5分の飛行機で、それもコウノトリをペイントした飛行機でお帰りになりました。3時間ほどの滞在でしたが、その間、加陽の堤外田あるいはコウノトリと生まれた百合地の状況、そしてまたコウノトリ文化館において、コウノトリの状況等あるいはまた環境経済戦略で具体的に動いておられる住民の方々との車座懇談会、こういうものを経て、あるいはコウノトリ本舗の店の実態も見られて、その後、記者の質問等も受けられて、お帰りになったわけですが、案内をした市長の言をかりますと、大臣はすっかり豊岡のとりこになって帰られたということで、豊岡の成功例を全国に紹介すると、こういうように胸を張って言っておられたそうですから、その点期待をしているところであります。


 そこで、豊岡としまして、ことし5月に総務省に申請いたしました頑張る地方応援プログラムの内容につきまして、今3つの点をお尋ねでございましたので、コウノトリ文化館入館者数、コウノトリはぐくむ農法の栽培面積、太陽光発電システム設置量、このことにつきましてお答えいたします。


 まず、コウノトリ文化館の入館者数でございますけども、平成12年度から18年度までの平均値は20万2,000人でございます。21年度の目標を45万人と設定いたしました。しかし、実績として既に平成18年4月から19年3月までの1年間で48万8,000人の入館者があり、前年と比べますと約2倍に増加しているわけであります。平成19年度につきましても、4月と5月、二月を見ますと、前年度と比べて約1.1倍に増加するなど、現在のところは好調に推移をいたしております。本年度は、特に野外で43年ぶり、豊岡で48年ぶりということになりましたひなの誕生という大変大きなニュースが全国に情報発信されまして、入館者数の増加につながっておるところであります。


 今後とも、時宜に適した情報を効果的に発信したいと、こういうふうに考えております。また、今後、コウノトリ自然博物館の整備が計画されていること、あるいは平成22年度から本格放鳥がされるということなどがありまして、集客力の増加につながる要因も幾つかあります。したがいまして、先ほど申し上げました平成21年度目標45万人については達成できるものと考えております。


 2番目のコウノトリはぐくむ農法の栽培面積でございますが、18年度の実績は96.3ヘクタールでございますけれども、平成21年度の目標を275ヘクタールとしております。コウノトリはぐくむ農法については、安全・安心なお米と多様な生き物を同時にはぐくむ稲作技術として体系化されたもので、この取り組みは地元農家、JAたじま、兵庫県などと協力しながら推進をしております。特にJAたじまにおいては、コウノトリはぐくむお米生産部会が設立され、今後この部会が取り組みの中心となるものと考えております。取り組み面積については、年々飛躍的に増加しております。今後もその拡大と、さらに農家所得の向上に向けて取り組んでいきたいと、こういうふうに考えております。


 それから、3つ目の太陽光発電システムの設置でございますけども、これは18年度実績が900.43キロワットでございますけれども、21年度目標は1,600キロワットでございます。この設置量につきましては、15年度から18年度までの4年間で年平均170キロワットが設置実績でございます。成果目標を達成するためには、向こう3年間で700キロワット、これを1年に平均しましたら233キロワット必要でございますので、それを考えますと、昨年までの実績から見ると非常にハードルが高いと、こういう目標になっておりますけども、今後、市民や事業者に対する普及啓発に努めるとともに、公共施設への設置を積極的に進めまして、目標達成に向けて取り組んでまいりたいと考えているところであります。以上でございます。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 環境経済のいわゆる進捗状況を含めまして、これを指標化すると申しますか、数値化をするということに対する考え方でありますけれども、私どもといたしましても、可能なものは具体的な経済効果をできるだけ数値化をするということについては、これは大きな課題だという認識を実は持っております。特にことしは大学との連携強化を図りたいというような思いもある中で、こうした数値化についても大学の方に打診をしてみたらどうかな、その辺も検討してみたらどうかなという思いを実は持っております。


 なお、この数値化につきましては、もちろん経済そのものの単純な一つの指標ということでは出しやすいわけですけれども、ただ、環境の分野から見た経済効果という、その測定というふうになりますと、これは全く新しい分野だというような、そういうこともお聞きをしておりまして、そういう意味で、なかなか難しい点はあるなということは思っておりますけれども、新しい分野だということで、まずそういう面では、やる気を出してということで検討してみたらどうかなというように思っております。以上でございます。


○議長(古谷 修一) 教育次長、こども担当。


○教育次長(こども担当)(中田 正夫)子育てに係る経済的支援に関するご質問にお答えいたします。


 豊岡市で策定しました次世代育成支援対策地域行動計画では、子育てに係る経済的な負担の軽減を図り、だれもが安心して子育てできるよう、医療費等への助成の実施、社会保障制度の充実、就園・就学援助の助成、地域が一体となった支援の4項目について取り組むこととしております。そこに掲げております12の主要な施策・事業につきましては、今後検討していくもののございますが、多くは既に乳幼児医療や教育費等の負担の軽減、児童手当等の支給、また就園・就学援助、医療に係る経費助成などを実施してきておりまして、子育て家庭の経済的負担の軽減に努めているところでございます。


○議長(古谷 修一) 技監。


○技監(宮里 憲一) それでは、円山川緊急治水対策の現状につきまして、その進捗等についてご説明したいと思います。


 まず、河川の河道掘削ですが、18年度末で約30%の進捗というふうに聞いております。それから、橋梁等の改築でありますが、鳥居橋につきましては、平成21年度中の完成を目指して現在、下部工の工事中であります。それから、KTRのかけかえ工事につきましては、現在詳細設計が完了し、それに基づきまして今後関係機関との調整を図った上で、早期の工事着手を目指しているというふうに聞いております。


 それから、遊水地につきましては、計画がまだ定まっておりませんが、本年度の水利模型実験から得られたデータをもとに、今後計画が進められるというふうに聞いております。


 それから、堤防の整備についてですが、特に堤防の高さ確保という面につきましては、立野地区は、平成18年度に完了、それから一日市・宮島・小田井地区においては、引き続き用地交渉を行うとともに、築堤を行うための地盤改良工事に着手されております。それから、大磯・塩津地区では、築堤工事を本年度、着手されるというふうに伺っております。また、出石川右岸の伊豆地区、宮内地区において、堤防の高さに不足する箇所のかさ上げ工事が行われるというふうに聞いております。


 それから、無堤地区の解消についてでありますが、赤崎、それから浅倉地区の堤防につきましては、平成18年度に完了、それから中郷地区については、去る6月5日に地元役員会へ、さらに昨日、6月の12日に地元の推進協議会に事業説明が行われたところであります。それから、堤防強化につきましては、円山川及び出石川におきまして、引き続き工事が実施され、奈佐川では、本年度に着手するというふうに聞いております。


 内水対策ですが、排水ポンプの増強についてであります。豊岡排水機場の改築については、ポンプの増強を平成19年度末完成を目指して工事中であります。それから、城崎排水機場の改築につきましても、ポンプの増強を平成20年度末完成予定で、本年度着手すると聞いております。内水対策、水路の整備等でございますが、六方内水対策といたしましては、六方川、鎌谷川に輪中堤と排水ポンプ場の設置が計画されており、梶原橋から新田橋間についてはパラペットの工事が実施されております。以上でございます。


○議長(古谷 修一) 5番、門間雄司議員。


○議員(5番 門間 雄司) それでは、順次再質問の方に入らさせていただきます。


 まず、円山川水系の自然再生事業についてですけれども、15年度から事業が着手されておるということで、先日も加陽地区の方、新聞報道で伺って、非常に楽しみな事業だなということは思っておるんですけども、1点気になってるのは、先ほど市長も言及をされましたように、ハード面の整備までが国が主導して、その維持管理について、いわゆるソフト的なものについては一番末端自治体である豊岡市が主導する形で、何かしら仕組みづくりをしていかないといけない。その課題について15年からやっていらっしゃるものですし、戸島についても例があるということも今回、質問において調べる中でわかってきたんですが、地元とのかかわりということについて、もう少し担当が一つ個人でもよろしいんですけれども、担当の方を決めて、こういう仕組みで絵をかいてますよとかということを、地元の方と前倒しで検討の方を進めていっていただいた方がいいんではないかということを思うんですが、その辺について、体制というのは今、市の中ではどのようになってるんでしょうか。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) これは、こちらが絵をかいてこうですよということではなくて、これはまさに地元の人たちとの共同作業でつくる必要があると思います。この加陽の堤外田を利用して水鳥公園をつくろうという構想は、地元自体もかねてから構想として育ててきておられますので、その辺の認識は十分お持ちだと思いますから、何かこちらの側が案をつくって、さあ、ついてきてくださいということではなくて、冒頭申し上げたように、共同作業でやっていくべきもの。そのときに、その地区だけで閉じるのでなくて、広く外からも応援を得るというような開かれた組織づくりといいましょうか、仕組みづくりが大切なのではないかと、このように考えております。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) そういった面で言いますと、まさに市長がよくご存じの分ってあると思うんですけれども、この地区については地元の方が実際絵をかいて、今の加陽の場所につきましても、こういうふうに位置づけということを考えていらっしゃる方がいるんですけれども、そこには、あの場所だけではなくて、大師山を中心とした中山丘陵全体も一緒になって開発というとちょっと言葉は適当ではないかもしれませんけども、地域活性化に結びつけるような起爆剤にしたいという思いが連綿とずっと過去からあるということがございます。


 現在、地元の有志の方も、そういった構想の中でいろいろと考えをめぐらせておるんですけれどもなかなか、先ほど市長が言われた外の方とのかかわりであるとかということまでは、やはり地元単独ではどないしようもないというところもありますし、行政としての呼び水的なかかわりというのが具現化に向けたスピードアップにつながるというふうに思っておるんですけども、何も行政に全部丸投げということではなくて、その辺の窓口との連携であるとか、市の受け入れ、聞く耳持つ体制といいますか、その辺について少し、掲げてる理想は非常にいいんですけれども、実際に具現化するとなると、ちょっと動きにくい体制ではないのかなという疑問がありますので、その辺について、まず認識から、どうお考えになってるのか、ちょっとお聞きしたいんですけども。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 余り心配されない方がいいのじゃないかというふうに思います。つまり、非常に大きな構想であることは間違いございません。その中核部分がようやく動き出したわけでありますから、そこが具体的に動き出す中で、関連するものはさまざま動き出してくる。あるいは、関係者の方々の頭も大変活性化をしてきて、こうしたらどうだというアイデアは恐らくどんどん出てくるだろうというふうに思います。


 さらに、出石の側でも隣接地域である三木でことしは放鳥拠点が設置をされたこともあり、既に今、あの加陽の提外田のところにはコウノトリやってきてるという状況がございますから、もう外的な条件は完璧と言っていいほど整っているのではないかと思います。あとは、ですからやる気を持って信じて突き進むかどうかということだろうと思います。


 コウノトリ共生部の方の担当もそういうのをおもしろがる職員ばっかりでございますので、そんなにハードルは高くないのじゃないのかと、そのように思います。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) 非常に心強く思うんですけれども、以前も私、一回、初めての質問のときにも言わせていただいたことがありまして、これも生の声として、事実として、また再度言わせていただきますが、実は環境経済ということに関しては、私も知ったような形で、これは議場でも質問をさせていただいておりますけども、正直言うと、経済ということに果たしてどれだけ結びつくのか、どれほどの人が理解してるのか。その認識というのはまだまだではないかなというふうに肌身で思ってるわけです。


 ですから、ちょっと項目としてはまたがるんですが、先ほど経済指標という表現で質問もさせていただきました。何も新しい環境経済という観点から経済効果を出してくれというふうに私言ってるわけではないんです。経済という観点から、本当に環境にかかわる動きをしたときに、それにかかわってる人たちがどういう恩恵をこうむるのか。すごく嫌らしい言い方ですけれども、具体的にそれを示したり、伝えていくことをしないと、環境を守ることはだれだって正しいというふうに思うわけですけれども、持続性という観点からすると、やはり市長も言われてる環境経済、経済というものも両輪として考えていかなきゃいけない。


 そのときに、加陽地区の件に関して言いますと、例えば環境を守ることについては、有志の方もいろいろアイデアももちろんあるし、やる気もある。それが地域として広がっていく、コミュニティーの中にも広がっていく。また市長が言われた、外にも向かって広がっていくということになってくると、じゃあ、人が来たから、それがどうなんだという方だってもちろんいらっしゃると思いますし、お耳に入ってるかどうかわかりませんが、現にコウノトリの郷公園周辺についても、そういうふうに言う方は私は聞いております。


 観光客がふえた、じゃあ、それが何なのと。ですから、市長は市長として環境経済という枠の中で理解を深める努力もされてますし、新聞紙上もにぎわってますし、いいことだなと、別に否定をしてるわけではないんですけれども、もう少しかみ砕いた、じゃあ具体的に、人が来ることによって、活性化というのは、じゃあ具体的に何なのか。環境経済という経済を掲げられている以上は、経済面での活性化というのは、じゃあ具体的にその地区の中でどういうことが考えられるのか。もし事例等があるんであれば、今お考えをお聞かせいただければありがたいんですが。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 人というのは、多くの場合に目に見えないものを信じることはできません。だからこそ、見えないものを信じることができるかどうかが実は大変重要でありまして、ぜひ門間議員にもその見えないものを信じる、その努力をさらにしていただければというふうに思います。コウノトリを空に返そうということで、16年前に言い出したときに、信じた人はほとんどいませんでした。しかしながら、今や明らかにコウノトリは豊岡を引っ張っています。


 この先ほど来お話しになってる加陽の提外田のことにつきましても、10数ヘクタールもの土地を国が買って自然再生するとなれば、それだけでも相当なインパクトを持っている、あるいは人々の注目を集める。


 先ほどご紹介いたしましたけれども、ハチゴロウの戸島湿地の場合には、九州石油からもうわざわざ大分とそれからどこでしたか、九州とそれから東京から社員がわざわざ手を挙げて、そして宿泊までして竹やぶの竹を切り出して、きれいな里山をつくるということをやろうとしてる。これは毎年やろうとしてるということであります。そういった動きが出てきてるわけですから、はるかに大規模な、しかも先ほどお話ししたポスターのあのシンボリックな場所でありますから、ここのもっている起爆剤というのは恐らくはかり知れないものがあるんだろうと思います。


 したがいまして、まさにそれをどのように地域の活性化、活性化というのは浮き浮きするだけでも活性化でしょうし、さらにそれは経済につなげればより広い意味での活性化につながるだろうと思います。


 そこのところにどのように思いをめぐらしていくのか。いわばこのチャンスを利用して、自分たちの利益につなげていくのかというのは、それは私たちもアドバイスはいたしますけれども、何よりもまず地域の人たちが考えなければいけない。来てほしくても来てもらえないところがいっぱいある中で、ほっといても人が来そうなところだと。しかもコウノトリの郷公園から出石のそば食べに行くときには、必ず通る場所であるわけですから、これほど恵まれた環境はなかなかないのではないかと思いますので、ぜひ地元の議員としても先頭に立って、皆さんを鼓舞していただければと、このように思います。


 また現に、人が来てどうなのかというのは、確かにごみだって落とすことがあるかもしれません。しかしながら、つくりましたコウノトリ本舗は、もう今や確かに当初の計画どおりに物が売れております。売れてるということは、だれかがもうかってるわけであります。


 それから、JTBという旅行会社がコウノトリを見て、城崎温泉に泊まって、そしてコウノトリのお米を食べて、そしてメーンディッシュは但馬牛だという団体旅行を売り出したところ、これはもう大変な人気になってる。これは経済以外の何者でもありません。つまり、人がたくさん来るということを経済につなげる、地域の活性化につなげるお手本は、実はもう既にコウノトリに関しては至るところにあるわけでありますから、余り心配されずに、むしろおおらかに生き生きと元気よく前に進んでいただければなと、そのように思います。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) そういうふうにしたいんですけれども、私個人がそう理解したとしても、私の周りでは、目に見えないものについて信用してくれということも、残念ながら私の言葉では説得力を持ちません。


 ちょっと話の切り口を変えるんですが、先ほどの湿地等の維持っていうのは、結局、ハード的に水がつくようなところをしたとしても、維持管理が必要だという認識は当局の方も持ってると思います。同じようなことが、森林整備、里山についても言えるわけです。山が荒廃してるのはなぜか。手が入っていて、初めて維持していたということがあるんです。


 市長が今言われたような、その地域での環境経済についても、もちろん地元の方もアイデアを出したりとかっていう努力は必要だと、それは十分理解しているつもりではございますけれども、ちょっと論理の飛躍だと思いますが、そのままほうっておいて、何かが生み出されてるのを待つということでも出てくるかもしれませんけど、可能性とかやっぱりスピードという面でいえば、やはり人の手が入る里山の整備なり湿地の環境維持ということと、ちょっと論理飛躍させてるかもしれませんけども、行政というのが少し呼び水的に何かきちっとした絵をかいて示すということではなくて、一緒になって考えていく。それがまさに参画と協働の概念にも合致するんじゃないかというふうに思ってるわけです。


 ですから、何も地域や地元が何も考えないから考えるまで待つということ、全部行政におんぶにだっこということ言ってるわけではなくって、そういったかかわりというのが効率的、効果的、あとは可能性を高めるという意味でも絶対に必要だと思いますし、そこにあんまり注力しないということになったら、少しもったいない気がするんですけれども、再度これについてどのようにお考えになるか。ちょっとご意見をお聞きしたいんですが。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 先ほど来のやりとりのとおりなんでございますけれども、やはり私たちの建前としましては、やはり地域の活性化、地域の協働ということにつながってこなければ、やっぱりこれはなりませんので、この湿地の計画がこれから皆さんのいろんなご意見をちょうだいをする中でスムーズに進む。それから、計画そのものが地元に還元して受けられるように、市としましても時には調整役ということもありましょうし、あるいは橋渡しの役ということもありましょうし、あるいは代弁もさせていただくというような形で進めさせていただくという、そういう、とにかくスタンスで、人と一緒になって考えていこうということで進めたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) 一緒になって進めていっていただきたいと思いますし、地元の方としてもいろいろアイデアを持っている中で、本当にモデル的に何かを生み出していければなあと思っております。決して否定しているわけではございませんので、誤解なきようによろしくお願い申し上げたいと思います。


 それでは次に、バイオマスタウン構想について少しお伺いしたいと思うんですが、これ実はちょっと大きな話をさせてしまったんですが、本当に市長も先ほどおっしゃられたように、身近な問題としてのエネルギーであるとか、木質チップの利用であるとかっていうのは、住民にとってより身近にさせるためには、もう絶対に必要なことだというふうに思ってます。ただこれまで、今からが出発点だと思うんですけれども、今までお題目としてはバイオマスタウンとかっていうことは議会答弁でも出てきましたけども、どうも実感としてはわかない、具体的としてはわかないということで、今回バイオマスタウン構想、非常に期待して見ました。


 そうすると、ある程度は書いてあるんですけれども、もう一つ、新エネルギービジョンというのもございまして、先ほど当局の説明の中でも、行政当局だけでできるわけじゃなくて、これもまた周りを巻き込んで一緒になってやっていかないと、積み上げていかないといけないことだというのは理解しておるんですが、その協議会的なものが実はバイオマスの方にもありますし、新エネルギーの方にもあるんです。どうもこの辺の関係性がひょっとして当局の中でも余りクリアにされてないんじゃないかという危惧をちょっと持っておりますんで、その点についてご説明いただければと思います。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) いわゆるバイオマスタウン構想というのは、新エネルギービジョンの中のバイオマスに限っての特化版だというお考えをしていただきたいと思います。新エネルギービジョン、大変広範なものを含んでおりますけれども、やはり豊岡市に現に賦存をしていると申しますか、身近なものとしてはバイオマスということになってきますので、まずそのバイオマスをどのように豊岡市において利活用していくのかということ、そういうことがバイオマスタウン構想だということでございますので、バイオマスタウン構想の事業を当面進めていくというふうに割り切って考えていただきたいなというふうに思います。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) そうすると、新エネルギービジョンの中のバイオマス部分をこれによって推進していくという理解をさせていただきますけれども、そうなってきますと、ちょっと具体的には推進協議会というのがあるんですけれども、現時点で決まってるようなことがあれば、開催スケジュールやメンバー等、具体的にお聞きできればと思いますが、いかがでしょうか。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) このバイオマスタウン構想に掲げる事業を進めるために、一応構想書として提案をいただいておりますのは、仮称でございますが、バイオマスタウン推進協議会というものをつくる。そして、その中でいろいろご検討もいただくわけですが、バイオマスタウン構想というのは三本柱をご存じのように掲げております。専門的な知識も必要でございます。技術も必要でございますから、それぞれの、例えば木質のバイオマス部会あるいはBDFあるいは堆肥、そういうような部会を設けて、技術的な面を含めて検討していくという考え方をしております。


 そこで、バイオマスタウンの推進協議会でございますが、一応構想書に挙げておりますのは、市民の皆さん方、それから関係の農家あるいは畜産業者の方、林業者の方、漁業者の方、あるいは関係のいろんな組合です。それから企業ですとか、それから商工団体、もちろん工業団体もございますが、そういうふうな、もちろん行政も含まれてまいりますが、そういう方の中からということでございます。現時点では、まだ発足できておりませんが、できるだけ早く発足をさせて、検討作業に入りたいというふうに考えております。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) それから、もう少し細かいことで、CO2排出量というのが昨今新聞紙上でもにぎわっているんですけれども、バイオマスタウン構想の方を見ると、その辺についての言及が余りなされていないように思います。これは、だからどうのこうのということじゃなくて、入れておいた方が、今後何かと排出量等で議論をするときに便利なものになるような気がするんですが、載せてないことは何か理由があってのことなのか、特に思いがあってのことなのか、確認だけさせてください。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 特に理由はございません。バイオマスタウン構想を、これは後年度の事業実施に移る場合に、大いに補助制度ということに関係があるわけでございますけれども、そちらの方面から特にその点についての規定をするという、そういう必要というものについてはなかったということで、書かれておりません。したがいまして、ただその都度、その都度、計画が進む段階において、CO2の削減量を参照する必要があれば、それは出してまいりたいというふうに思ってます。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) ちょっと前に戻りますけども、私、これを非常に一生懸命していただきたいという思いがございます。そこのときに、一番ちょっと懸念したのが、交付税をもらうために、これ出したんちゃうかなというところ、正直言うと懸念しました。今のご発言は何かそのような感じにとらえれるんですけれども、そういったことではないですね。ということはないと言うと思うんですけども。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 決してそういうことで申したということではありません。やはり豊岡市の事業施策の一つとして、環境政策ということがございますので、環境政策を進める一端として、このバイオマスタウン構想をつくって、市民の一緒になってこぞってこの事業を進めてまいりたいという、そういう意思を持って作成をしたということでございます。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) それから、バイオマスの方で具体的な項目として、木質とそれからBDFとかというこの大きな2つを私ちょっと注目してるんですが、まだまだ未定なところはありますが、これ、いざ、大量に大きな規模でやろうとすると、施設っていうのが必要になってくるかと思うんですけれども、現在まだ検討中かと思いますけれども、その辺、例えばまさか行政でつくるわけではないでしょうし、民間の方につくるとなってもいろんな政策的な道筋をつけてあげないと、実際に具現化していかないと思うんですけども、その辺については現時点で検討してることについて、ちょっとお聞きできますでしょうか。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 施設なり設備の導入の考え方ですが、現時点の状況を申し上げますが、本年度の当初予算におきましては、菜の花エコプロジェクト、それからBDF化、それの一環といたしまして、いわゆる搾油機、油を搾る機械ですが、搾油機を1台、それから廃食用油をBDFに変換する装置1台を購入を予定をしております。それからまた、ペレットストーブ、これ全部で4台導入したいと思っておりますが、そのうちの2台が寄附ということのご意向を伺っておりますので、2台を購入をいたします。それらにつきましては、現在、国の地域バイオマス利活用交付金というもののちょうだいを進めたいというふうに思っておりますので、その申請作業を進めております。


 あわせて、本年度でございますが、今ご質問のございました、特に木質のバイオマス系の活用です。ペレットあるいはチップということでございますが、その利活用やそれからその製造のあり方などについて、本年度、関係機関なり団体と体系的な検討を進めてまいると、そういう考え方をいたしております。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) まだ構想が出たてで、決まっていないこと多くあることを承知しております。今後もいろいろと本当に積極的に推進していただきたいと思っておりますので、ぜひ前向きに具現化に一歩でも早くできるように取り組んでいただければというふうに思います。


 次に、子育ての経済的支援についてということでお伺いします。


 これを質問させていただく前に、子育て支援という項目については、本当にいろんな多岐にわたりまして、経済的支援というところに絞りますと財政的な問題というのが必ず出てきますんで、非常に物が言いにくいなと、個人的には思っておったんですけれども、しかしながら、生の声としては一番強いものということは言えると思います。


 そうした中で、現在、豊岡市としては、地域行動計画という構想を練られておりまして、経済的負担の軽減ということで12項目を挙げられております。資料としていただきましたものについては、それぞれの受給者数であるとか、かかわる金額というのをいただいておりますんで、市の持ち出し分も含めて財政的に割合が高くなっているなということは、確認はさせていただきました。


 しかしながらでございます。この子育て家庭の需要というのは非常に多種多様でございまして、この支援策の検討においては、出産してから高校や大学までの一連の子供の成長に応じて、そのニーズの変化に着目して、年齢進行別の支援策を意識する必要があるのではないかというふうに思ってるわけです。現に、日本全国の自治体等を調べたところ、そういった形で表現なり政策立案の分析なりをしているところがございます。


 現在、多くはその行動計画には盛り込まれているかと思うんですけれども、その成長に応じた支援策という観点からの取りまとめがちょっとわかりにくくなっておりまして、市民にも伝わりにくい。そして、政策を立案する側にとっても、どんなニーズにその不足感が出ているかということが、これだとちょっとわかりにくいんじゃないかというふうに、率直な感想を持っております。


 一度、豊岡市として、これはこれとして、今ある地域行動計画の項目を子供の成長に応じた支援策という点から見直して、ちょっと実際見せますけども、こういった形で出産から大学までということで、何か表現するようなことをお考えになられませんでしょうか。


○議長(古谷 修一) 教育次長、こども担当。


○教育次長(こども担当)(中田 正夫)お答えします。


 今回、策定をいたしております地域行動計画につきましては、市民の皆様方の大変ご理解をいただきながら進めていくべきものでございます。ご指摘のとおりの、子供の育ちに合いました支援策のあり方でございますけれども、これにつきましても、この施策をご理解いただくために非常に重要ではないかなというふうに考えております。したがいまして、今後、市あるいは県もございますけども、行政側の支援の施策がどのようになっておるか、あるいはまた子供の育ちに関連しますような特徴的な市の施策もございます。例えば、ブックスタートでございますとか、子どもの野生復帰大作戦とか、そういったものもございますので、そういったようなものも取りまとめたような形での資料というものを何とかつくりたいなという考え方でおります。


 したがいまして、これができましたら、例えばホームページでございますとか、何らかの格好でお知らせをいたしたいとなあというふうに考えております。以上でございます。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) ぜひ、私も実際そういった観点からこれを見て、それほど遜色のないものであるなという認識は持ってはいるんですけれども、だからといってすべてのニーズに対応できるわけでもなく、不満感というのは必ず出てくるものでございます。そういったことに対して100%対応することはできませんけども、やはり説明をしていったりとか、ニーズとして余り出てきてないものについては見直しを図るとかっていう、PDCAサイクルに乗せるためにも、やはりそういった足元の整理というのは常にしていかないといけないんではないかなというふうに思ってます。


 その中で、ちょっととっぴな話になるんですが、財政的な面からの経済的支援というのは、非常に申し上げにくいんですけれども、例えば他の自治体を見てみますと、子供支援クーポン券というふうなものを使いまして、多様な子育ての支援の施策、例えば保育料や学童利用料、給食費等の公的サービスのほか、育児用品、学用品、塾代、在宅子育てサービス等幅広く支援に利用できる制度として検討している自治体もあるように聞いております。すぐに検討できるとは思っておりませんけども、こういうものに対して、今現在、当局としてどういうふうにお考えになってるのか、ちょっとご意見お聞かせいただけますでしょうか。


○議長(古谷 修一) 教育次長、こども担当。


○教育次長(こども担当)(中田 正夫)お答えします。


 先ほどもご答弁申し上げましたように、いろいろな、例えば就園、就学援助等も含めまして、既に多くのものも実施はいたしております。ただ、今回策定をいたしております地域行動計画でございますけれども、今後の方向としまして、地域ぐるみで子育ての家庭を応援する制度の導入といった項目につきましても掲載をいたしておりまして、今後、調査検討を進めていくということを考えておるところでございます。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) ぜひ、経済的支援ということについては、本当に生の声としては強いと認識しておりますし、皆さんもそういう認識を持っておられる方もいらっしゃると思いますけども、なかなか財政的な面から手当てができない。そのジレンマがあるかと思います。ただクーポン券を利用した制度であるとか、財政の一つの枠の中でニーズに対応するような仕組みというのは、いろいろ模索されてるようでございますし、市としてできることというのはまだまだ検討の余地はあるなと感じておりますんで、ぜひ当局におかれましては、前向きな検討の方をいろんな施策の検討についてお願いしたいというふうに思います。


 それから、頑張る地方応援プログラムにつきましてですけれども、先ほどプログラムの指標の成果として3つ上げさせていただいて、それぞれについて見込みをいただきました。これについても特別交付税がいただけるという形なんで、非常にありがたいということをお考えだと思いますけれども、現時点で、コウノトリ文化館の入場者数もクリアしておりますし、栽培面積についても見通しがあると。難しいのが太陽光発電かもしれないということをお聞きしました。これ具体的な成果指標を達成しない場合って、どのようになるのか、ちょっと説明いただけますでしょうか。


○議長(古谷 修一) 政策調整部長。


○政策調整部長(竹本 政充) 特別交付税措置されるというものでございます。この制度そのものはあくまでそれぞれの地方自治体がやる気を持って新しい何かの施策を展開しようというふうな、地方を応援していこうというふうな制度でございまして、成果が果たしてその成果目標まで達しない場合はどうなるんかいうことでございますけども、それの成果目標に達するいうことは特に問わないというふうな、要はやる気を持って取り組んでいただくというふうな仕組みだそうでございます。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) ちょっとびっくりしましたけども、そういったことで、達成については特に担保してるものではないということでございますか。それ以上は何も言えません。


 それからもう一つ、このプログラムの方、資料、実はこの1枚物しかないんですが、5つの事業の中の普及啓発というところについて、少しご意見お聞きしたいことがございます。先ほども少し市長とのやりとりをさせていただきましたが、ここに書いてある内容というのは、コウノトリとともに暮らす意義を伝え、ともに生きる心をはぐくむとともに、コウノトリと共生する文化を保全し、時代に引き継ぐとともに、コウノトリもすめるまちづくりへの取り組みを市内外へ情報発信を行うという文言が書かれております。


 私個人の思いですが、先ほどのやりとりの環境経済の経済ということについて、まだまだ理解が得られていない、理解しないかもしれませんけども、理解が得られてないところもございます。この普及啓発活動というのは、ひょっとすると今求められてる一番大事な柱ではないかなということも思ってしまうんですけども、今後、このプロジェクト、普及啓発事業ということについて、一回環境経済ということに立ち返って、取り組む姿勢ということをお考えいただけないでしょうか。ないでしょうかと、私から言うのも変なんですけれども、ちょっとご意見をお伺いいたします。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) ご質問の点、いろいろな観点から十分検討させていただきたい、よく考えたいと思ってます。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) ありがとうございます。


 それから、最後になりますけれども、緊急治水対策の現状ということで、これまでも進捗をちょこちょこ聞かせていただきまして、進んでるということは思っております。ただし、部署にお聞きしたりとかっていうことの中で、具体的に言いますと、堤防のかさ上げについてです。果たしてどこまでしようとしてるのか、そしてきょう現在でどこまでできてるのか、あとどんだけ残ってるのか、それは21年度までできるのか。こういったことが常に住民の間で話題となっております。ですので、例えば行政区の方の問い合わせについても、やってほしいとかっていうことが項目として必ず挙がってくるかと思うんです。その辺については、実施主体は国ということと、それから私の方からも言いましたけれども、やはり発注等がまだわかってないということから、情報を提供することはできないということはあるかと思いますけれども、その辺、別に金額を教えてくれと言ってるわけではなくて、この路線のここの間についてはかさ上げはします、このぐらいを考えていますというようなこと、何か情報提供をしていただかないと、住民の不安感というのが解消されないと思うんですけれども、いかがでしょうか。


○議長(古谷 修一) 技監。


○技監(宮里 憲一) それではお答えいたします。


 この緊急治水、それから激特事業の目的というのが、この前の台風23号の同規模の洪水に対して、再度災害及び床上浸水被害を軽減するというのが目的になっております。例えば、堤防のかさ上げということにつきますと、堤防がその所定の目的に達しない部分については、激特期間内にすべて処置されるものと私どもは思っております。具体的にここがどうの、あそこがどうのということは、具体的に私どもはちょっと承知しておらないんですが、その分については必ず処置されるものというふうに思っておりますし、市の方でもそれが履行されないということがないように、国交省なりと話をしていくという気でおります。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) かさ上げについては、非常にわかりやすい対策でございまして、住民の方も工事の進捗等も、車で通勤等にもよくわかることですし、今の国の事業の進め方は、下流からと上流からと同時進行でやってるという状況があります。ですので、時間が押し迫ってくると、最後に残されてしまうんではないかであるとか、出水期には関係がないかと思うんですけれども、特に工事が連続的に行われていることも見受けられませんし、要は、今、堤防のかさ上げというのは、全体的に何かしらの手が入るのかどうか、ハイウオーターレベルより高いところというのは一部あるかと思いますけども、そこについては残ってしまうのか、じゃあ、その部分はどこなのか。市として把握できるところはあると思うんですけれども、もし情報があれば、ここでお聞きできればと思うんですが、いかがでしょうか。


○議長(古谷 修一) 技監。


○技監(宮里 憲一) 堤防の高さ、十分足りているところまでするということはないと思います。ですから、今の計画では、ハイウオータープラス50だと聞いておるんですが、その部分。具体的には、土のうが置いてあるようなところというふうに思っていただければということであります。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) 実は、今回、土のうが置いてないところはどこになるのかということを資料として欲しかったんです。それは、今、市の資料として情報把握はしていないということですか。


○議長(古谷 修一) 技監。


○技監(宮里 憲一) 聞いておりません。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) 私も現場を歩きますけれども、当然、国の事業ではありますが、住民の安心と安全を守るという意味合いからも、しかも今までも恐らく私だけじゃなくて、ほかの議員さん、それからほかの区長さんも、災害のもう二度と起こらないように対策をしてほしいという要望を上げられてるはずです。


 河道掘削については、技術的な問題とか、施工の間隔の問題等いろいろあるので、それはできることとできないことがあるっていうのは、少なくとも理解ができるところはあると思います。しかしながら、かさ上げについては、越流したとこもございますし、今までの答弁でも土のうがあるところをやりますということもお聞きしておりました。当然、市としてそこは把握しておいて、この部分についてはしないとかっていうことは、把握してしかるべきだと思っておるんですが、私が間違ってるでしょうか。


○議長(古谷 修一) 技監。


○技監(宮里 憲一) 確かに市として把握しておるというのは、大事なことであります。ただ、円山川ぐらいの河川になって、歩いてみましても、対岸とこちらでどちらが高いかというのは、現実としては人間の目だけではわかりにくいと。測量図なりなんなりをお示しいただければすぐわかるんですけども、そういう状況に今のところなっていないということだと思っております。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) 余りここで言及したくないんですけれども、ないからといって、そこで終わらせていい問題であるのかどうかというのも非常に疑問に思います。特に、今までの答弁の中でも、土のうを積んでるところがするところでございますということを言われてるんであれば、土のうを積むところがかさ上げするところというふうに言えるわけですし、把握しようと思えば把握できる。もし把握する必要がないということであれば、今ご答弁いただければいいですけれども、もし把握する必要があるということであれば、ぜひ前向きに検討していただいて、各地区からの要望等で、本当にしてくれるのか、この部分についてはどうなってるかという話が出る際には、そういった資料をお示しして、不安感の解消を図るということは、当然市としてやっていくべきことであると思いますけれども、いかがでしょうか。


○議長(古谷 修一) 技監。


○技監(宮里 憲一) おっしゃること、まことにそのとおりであります。私どももそういうふうにしたいというふうには思っております。ただ、なかなか、ここはそうだよという話にはなっておらないという状況でございます。


 それで、これからも国交省なりとお話は十分させていただきまして、その辺のところ、我々としても把握をしていきたいというふうに思っております。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) 実は、なぜ私がこんなことを言及するかということがあります。激特の650億円について、あるうわさを耳にしました。お金が足りないかもしれない、平成21年度までの工事敢行について、間に合わないかもしれない、そういったことをちらっとお聞きしたんです。ですから、非常に不安感を持ちまして、今回も質問をさせていただきました。今後、今言われたことについては、本当に市として、工事をするわけじゃないですけども、要望等に結びつける意味でも、状況の把握、分析というのを前向きに対処していただければなと思います。ご答弁いただけますか。


○議長(古谷 修一) 技監。


○技監(宮里 憲一) 今までしていないということでは決してありません。私どももそれなりの努力は必死でいたしておるつもりではあります。それで、この目的が、確かに最後になりまして、お金が足りないといったようなことで、こんだけ被害を出してせっかくやっていただけるチャンスでありますので、それを生かせるように、最後まで頑張りたいというふうに思っております。


○議長(古谷 修一) 5番、門間議員。


○議員(5番 門間 雄司) 以上で終わります。


○議長(古谷 修一) 以上で門間雄司議員に対する答弁は終わりました。


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○議長(古谷 修一) 暫時休憩いたします。再開は2時25分。


     午後2時11分休憩


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     午後2時25分再開


○議長(古谷 修一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、26番、安治川敏明議員。(拍手)


    〔安治川敏明議員 登壇〕


○議員(26番 安治川敏明) 通告に基づき、端的に質問をいたします。


 まず、病院の再編については、出石病院と日高病院を豊岡病院医療センターの名称にするということの意義について、医療法第3条2項などにも触れてご説明を願いたいと思います。


 第3条2項の規定では、病院あるいは診療所の定義をしておりますが、特に診療所はこれに病院、分院、産院その他病院に紛らわしい名称をつけてはならないと。一体、医療センターという名称は、病院でも可能か、また診療所でも可能であるのか。逆に、診療所は病院と名乗ることはできないが、出石郡の住民が一番恐れたことは、公立出石病院が無床の診療所になるということでありました。その可能性を少しでも残すような措置を、なぜこの際とらなくちゃならないか。私は不思議でなりません。


 公立出石病院も公立日高病院もそれぞれ地域医療の必要に応じてつくられた病院であって、豊岡病院の分院であるわけではありません。連携というなら、今でもできているわけでありまして、一層連携を深めることに賛成でありますが、病院名を医療センター名に変える根拠について、また意義についてご説明いただきたい。


 次に、広域ごみ焼却施設等の新適地選定が行われるという発表があり、市民、私自身も大変驚きましたが、新適地に山谷という、今まで一度も検討されたことのなかった地域が奈良谷と、現在の適地とされるところと遜色のない適地評価となったとご説明になりましたが、影響戸数も多くなり、取水源も近くなり、牧場採草地があり、分収造林があり、用地は盛り土面となり、内水対策の調整池も大きくする必要がある。環境対策上、大変手のかかる当地域のように見受けられますが、唯一の利点とは、建設上、進入路が短くなるというだけのようにお見受けいたしましたが、積極的な適地として遜色ないと言われる根拠についてご説明を願いたいと思います。


 なお、本議会でも、自然との共生、コウノトリとの共生、環境経済とまで論議が進んでいる豊岡市政にあって、地元地区1キロ圏の住民にとって、環境を著しく変更することとなるこの新適地について、少なくとも上郷、市谷、中郷、府市場、それから農用地としての牧場の使用者、こういう方々について、それぞれ合意をいただくということは、最低限のクリアすべき条件だと思われますが、この点についての当局の取り組みとこれからの方針をご説明願いたいと思います。


 次に、廃棄物の資源化につきまして、今回、一般会計補正予算第1号に、豊岡市清掃センターの資源ごみ選別ライン等の経費として、約3,000万円近い予算が提案され、平成25年、北但広域ごみ・汚泥処理施設ができるまでの間、これを直営で行うと、現在の委託費に比べて、この本予算を含めて試算するところ、全体で600万円のプラスとなるというご説明のようでありますが、この予算化の意義について、事業見通しを含め、ご説明願いたいと思います。


 なお、現在の委託料と資源ごみの売り上げ収入の行方はどうなっているか、また廃棄物の再資源化で利益を生むことができるとすれば、これは大変結構なことでありまして、この際、市民が今、分別収集で負担している指定ごみ袋の無料化もこの部分については実施すべきでないかというふうに思われますから、ご説明を願いたいと思います。


 次に、学校校舎の耐震化工事が報告をされ、本日、市長から、5校とされていた本年度の耐震調査については7校とするという訂正がございました。7校の校名とその工事の着手時期について、計画をご報告願いたいと思います。


 その際、学校の規模の基準を設けて、相当年数の間に、この基準に触れる学校については、統廃合を優先的に検討するとなっておりますが、耐震化工事と学校規模別の統廃合とは別物と考えますので、耐震化工事をきちんとやるということが原則であるということを教育委員会は特にご確認願いたいと思いますが、いかがでしょうか。


 最後に、中小企業と地場産業振興対策について、若干の点をお尋ねいたします。


 1つは、同僚議員からも、この1市5町の地元商店街と言うべきところが極めて不振であると。特に市役所も面しております豊岡のメーンストリートも歯抜け状態になって悲しいという声がありますが、本来、市役所、総合支所、鉄道駅など、公共交通機関を町並み形成の核として、暮らしに欠くことのできない商店街の形成に寄与し、かつ誘導する都市計画が必要だと思われますが、いかがでしょうか。


 また、これと並行して、無秩序な大規模店舗のあるいはまたチェーンストアの店舗展開を規制する必要があり、法がないとすれば、国に対してもこの要請を行うべき段階に至ってるのではないか、こういうふうに思われますが、いかがでしょうか。


 なお、地場産業振興センターについては、行政改革大綱の中でも別枠で見直し作業が行われるとのことであって、若干の資料が出されておりますけれども、直営事業の中には但馬地域の伝統的な物づくりの支援、技術の伝承、研修事業が全くありません。これは地場産業振興というからには、かなめになる事業ではないかと思われますから、もし検討の余地があるとすれば、至急、地場産業振興センターのかなめの事業として、ものづくり支援、伝承、研修に関する事業を据えるべきではないか、こういうふうに思いますので、ご見解をお伺いしたいと思います。


 以下は自席で行います。


○議長(古谷 修一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、出石病院、日高病院を医療センターという名称にすることについてのお尋ねがございました。


 もうこれは議員よくご存じのとおりでございまして、豊岡病院、出石病院、日高病院の連携をさらに強める。それは機能としての連携を強めることのみならず、スタッフのやりとり、つまり応援したりされたりする関係も強めるということをやらなければいけない。そして、その体をあらわすために名をふさわしいものにすると。このように病院組合から説明を受けておるところでございます。


 なお、そのことの医療法の根拠等についてもお尋ねありましたけれども、豊岡市役所の事務ではございませんで、私、責任を持ってお答えすることはできませんので、議員が所属しておられる豊岡病院組合において、しっかりと議論をしていただければと、そのように思います。


 次に、広域ごみ・汚泥処理施設についての質問もいただきました。


 こちらの方は、ついこの間、構成市町長会で、山谷への変更を可とする決定に私自身も豊岡市長として関与いたしておりますので、その関係でお答えをさせていただきます。


 もうこれも、今回の議会で何度もご説明させていただいたところでございますが、5月28日に上郷区の区長から、北但行政事務組合あてに要望書という形で、変更の可能性の有無について問うといったことが出てまいりました。


 これまで3年間、上郷区として施設を受け入れていただくようにお願いをし、議論を重ねてまいりました。区長自身もその議論の過程はご存じでございまして、区長としてはこの施設を受け入れて、そして地域の活性化に役立てたい、そのようなお考えがある。しかし、もしそうだとするならば、もし上郷区に受け入れるとするならば、区としては奈良谷よりも山谷の方が適切であるように思う。それはこれまでの議論の中で、さまざまな今の奈良谷に対する懸念が出てきておりましたので、そのことを踏まえた上で、区長としては山谷の方が区としては適切である。そういう判断をされて、区民に環境影響調査の受け入れの是非を問うに当たって、問う場合、山谷に変更してもよいだろうか、こういったお問い合わせをいただいたところでございます。


 もうこれもこの議会で何度もご説明させていただいたところでございますが、そもそも上郷の奈良谷がベストであるという判断をいたしましたときには、北但全域から適地をリストアップし、133カ所、絞りに絞り込んできて、7カ所まで絞り込み、さらに1カ所に絞り込んだものでございます。したがって、一般論としていいますと、そういったある種厳密な手続を経て適地を選んでまいりましたから、その後に新たにここの方がいいと思うといった提案をいただいても、いわば門前払いをする。土俵に上げず、既に私たちの作業としては、奈良谷がベストであるということで、俎上に上げないというのが基本だろうと思います。


 しかしながら、既にこれまで3年間の議論を上郷区とさせていただいた。しかも私たちはこの施設を上郷区の一員として受け入れていただきたいというお願いをしてまいりました。その上郷区の側から、うちの村の一員になるとするならば、あなたの言ってきてる奈良谷よりも山谷の方がいいと思う、どうだと、こういった問い合わせを区長からいただきましたので、門前払いではなく、真摯に受けとめて、その是非について検討する必要がある。まずそのような判断をいたしました。


 その上でさらに、議員もご指摘になりましたように、この山谷というのは、そもそも最初の選定作業からは除外をしていたものでありました。選定作業の中に入れた上で、適地ではないとして除外したものではなくって、そもそも適地かどうかの判断すらしなかった場所でございます。その理由は、農振という網がかかっていた。つまり、行政側の判断として、ここは農業として利用されるのがふさわしいという判断をしたところを、いかに手続上は農振の解除が可能だとしても、行政の立場としては適地の中に入れるべきではない、こういった考え方でひとまず外したものでございます。


 この点についてどう考えるかということを引き続いて検討いたしました。結論としては、特に問題ないという判断になったわけでありますが、その理由が、農振で網がかかってるとはいいながら、この山谷の利用目的というのは、採草放牧地、つまり牧場として使うという目的のもとに農振の網がかかっております。そして、この牧場というのは、そこで今経営をしておられる有限会社木下牧場が牧場としての経営をもうやめるという判断を仮にされた場合には、もはや実際には農用地としての利用というのは現実的には困難である。こういった事情がありますので、仮にご本人が牧場をやめて提供してもよいということを言われるのであれば、農振の網がかぶってるということをそれほど重く考えなくてもいいだろうということで、この点についても、今申し上げた判断をいたしたとこです。


 そして、上郷区からの区長からの要望を受けまして、現実に組合の職員が木下牧場に、こういった要望が出てきているけども、ご協力いただける用意があるかと、お尋ねしたところ、値段については当然交渉しなければならないけれども、協力する用意がある。交渉のテーブルに着いてもよい。こういったお答えをいただきましたので、この点についてもクリアできたものと考えました。そこでさらに進んで、一体その山谷は本当にふさわしい場所なのか。奈良谷がベストであるという判断をいたしてるわけでありますから、それに比べてはるかに劣るような場所であれば、いかに地区の要望であったとしてもお断りするのが本来だろうと。


 そこで、果たして遜色ない場所であるのか、あるいは遜色のある場所であるのかという具体的な内容についての判断に今踏み込んだわけであります。そして、先日来、ご答弁させていただいておりますように、7つの候補地を1つに絞り込んだときと全く同じ物差しでもって山谷について判断をいたしました。その結果、最高得点であった奈良谷よりは若干点数が劣るものの、第2位であった豊岡市の森尾地区に比べると得点が高かった。つまり、1位と2位との間に、この山谷の点数が来たと、こういうことがございます。さらにこの1位から7位までの得点を決めるときに、1番目のところには7点を、7番目のところには1点をというそういう配分をいたしました。今回、1つ入って、ここは8地区になりましたので、1点から8点までのふうに配点を変えて選定しますと、もう最高点である奈良谷よりも2点しか違わない、山谷は2点しか違わない、ほとんど僅差がない。こういった結論が出てまいりましたので、総合的な判断といたしまして、山谷は奈良谷に関して遜色はないと、こういう判断をいたしたところです。


 そして、冒頭に戻るわけでありますが、その遜色ない地域について、区長の側から奈良谷よりも山谷の方がふさわしい、こういったことで、区長としてはそういう判断をしてる。そして、それでもってその場所でもって、区民のイエスかノーかの判断を問いたい。こういうことでございますので、私たちとしては地区の要望にこたえる形で、区長の要望にこたえる形で、山谷ということでもって、区民の環境影響調査の受け入れ、イエスかノーかのご判断いただいても結構です。こういうお答えをさせていただいたところでございます。


 それから、他の近隣地区の中郷区、市谷区、府市場についての合意をいただくことが最低限の条件ではないかといったご提言といいましょうか、ご質問をいただきました。もちろん今回、奈良谷から仮に山谷に移りますと、市谷、上郷区は以前よりも近くなります。したがって、1キロ圏内に入ってくる住宅の戸数はふえます。府市場についても同様でございます。したがって、現に、この3地区での不安感というものは前よりは高くなってるように思いますし、それと比較的に奈良谷であったとするならば、理解をいただいていた市谷あるいは中郷区の方々の中にも、近づいてくる、あるいはこの手順についての懸念といったものが強まってるということは私たちもよく知っております。


 したがいまして、今後この3地区の皆さんに、ご理解をいただくための徹底した努力をしなければいけないということは当然でございます。現に、今夜から中郷あるいは市谷といった地区に説明をさせていただき、意見交換をさせていただくことになっております。


 合意をいただくことが最低限の条件かというご質問もいただきましたが、これはもう厳密な論理でいきますと、最低限とは考えておりません。地区の合意がなければやらないというのは、その地区の村人の一員として入らせていただくことをお願いするということのいわば裏返しでありますので、上郷区については、そのような考え方で臨んでまいりました。しかしながら、他の地域についてはそういうことでございませんので、厳密な意味での合意をいただかなければ、事業進めないかというと、そういうことでは必ずしもないといったことになります。しかしながら、理解をいただくということは、これは大変大切なことでございますので、それぞれの地域の方々の大方の理解をいただけるように、私たちとしては北但行政事務組合と一緒になって、最大限の努力をしてまいりたい、このように考えてるところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(古谷 修一) 副市長。


○副市長(奥田 清喜) 副市長、奥田です。私からは、資源ごみ選別ラインの整備工事費、これを補正予算で上げました件につきましてお答えいたします。


 議員もご承知のように、資源ごみは資源ごみの分別収集を定めました容器包装リサイクル法に基づきまして、資源ごみの再資源化を円滑に進めるため、法により指定された財団法人日本容器包装リサイクル協会が、瓶、ペットボトル、紙製容器包装、プラスチック製容器包装の再商品化を行っています。缶は法施行以前から処理ルートがあり、協会の再商品化の対象にはなっていません。


 豊岡市の資源ごみ4分類のうち、ペットボトルとプラスチック製容器包装はこの協会ルートに乗せて処理をし、協会の引き取り条件に届かない瓶と紙製容器包装は独自ルートで処理をしています。協会の条件に合わせるためには、瓶は色ごとに、紙製容器包装は破砕した上に圧縮こん包をする必要があり、今以上に手間と費用がかかってしまいます。今回の整備により、現在、業者に委託して資源化処理している瓶、缶を清掃センターで有価物を選別して売却することで、投資運転コストが賄える上に、清掃センターの稼働期間である平成24年度末までに約600万円の利益が見込まれます。さらに、毎年支払っております年間約2,000万円の資源化処理委託費が不要になります。そして、平成24年度末までに、約1億2,000万円の経費を節約することができることになります。


 また、これまでは運搬に伴う瓶の破損で、処理量の3割近くが返還されていましたが、清掃センター内で選別処理することにより、資源化率の向上を図ることができます。市民の皆さんには、昨年度約680もの団体が約4,000トンの資源ごみ集団回収に参加していただいており、今後も一層推進することにより、ごみの削減と資源化に参画をいただきたいと考えているところであります。以上であります。


○議長(古谷 修一) 教育次長、総括担当。


○教育次長(総括担当)(村田 正次)学校校舎の耐震化と統廃合につきましてお答えいたします。


 まず、今年度実施します耐震診断でございますが、学校施設整備計画で定めました耐震診断の実施順位に基づきまして、今年度は7校を予定しております。校名としましては、小学校が静修小学校及び竹野小学校、それから中学校につきましては港中学校、日高西中学校、森本中学校、日高東中学校、それから7校目として豊岡北中学校ですが、ただ豊岡北中学校は、予算等の関係もございまして、全棟ではなくて一部分を実施するという予定にしております。


 それから、耐震工事の着手時期はいつかというご質問ですが、これにつきましては、診断結果を踏まえ、予算をにらみながら、緊急性や事業効果等を考慮した上で優先順位を定めて、補強工事を実施することとしております。早いもので20年度から着手したいというふうに考えてます。


 それから、耐震化工事と統廃合との関係でございますが、耐震化の工事につきましては統合に関係なく診断結果を踏まえ、原則補強工事をする考え方でございます。以上です。


○議長(古谷 修一) 商工観光部長。


○商工観光部長(赤木 修) それでは、商店街を含む振興対策ですが、豊岡駅通り商店街につきましては、今年度はまちづくり活性化策としまして、県補助、市補助によります先導的活性化事業を計画し、コウノトリを商店街振興事業の中心に据え、商店街の新たな魅力づくりの取り組みを始めようとしております。市といたしましても、商店街みずからが取り組むソフト事業等につきましては、できる限り支援し、空き店舗対策、商店街活性化に取り組んでまいりたいと考えております。


 また、財団法人但馬地場産業振興センターにつきましては、現在、経営改善に取り組んでいる最中であります。まずは経営の安定化を図った上で、地場産業振興の拠点としての機能が果たせるよう、体制を整備する必要があると考えておりますので、何とぞご理解をいただきますようによろしくお願いいたします。


○議長(古谷 修一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 先ほどの副市長の答弁の引き続きでありますが、まず1点目の今後の資源ごみの売り払いの動向ということでございますが、例えばアルミ等の値段でいいますと、ことしに入ってアップしてキロ当たり約170円といったふうな状況で推移をしております。このことは当然、景気の動向とか、それからそういったことで左右される部分があろうかと思いますけども、ほぼこういった単価で推移するということを見ておりまして、それに基づいて、関連ですが、資料でもお示ししておりますけども、この選別ラインにつきましては、一応選別ラインが完成した後、20年度から始めるわけですが、大体売り払いの収入として800万円程度を見込んでおりまして、年間、それに対して800万円、これは、ごめんなさい、もとへですけども、800万円は経費の方です。例えば、人件費等で運用を委託した場合のその800万円というのは、年間の委託料の経費。それから、逆に入ってくる売却益なんですが、これは大体、年間1,900万円を予定をしております。年度当初の、つまり今年度の初期投資である、先ほどの金額を通してすべてトータルしまして、その結果、約600万円のプラスになり、なおかつそれとは以外に、現行の年に約2,000万円の業者に払っておる委託料が不要になりますので、それの6年間で1億2,000万円が不要になるということで、市にはプラスになると、そういった状況であります。


 それから、次の、これと関連しまして、資源ごみのごみ袋の無料化ができないかということでございますが、ご存じのように、一般的にごみを減らそうと思えば、だれしも最初にリサイクルということを思いつくと思いますが、実はそのリサイクルについては、必ずしも優先順位は高いものではないと言われてます。私たちが目指す循環型社会では、1番目が発生抑制、2番目が再使用、そして3番目がリサイクルというふうに言われてます。この考え方に基づいて、本市では燃やすごみ、燃やさないごみだけじゃなく、資源ごみについても発生を抑制していきたいと考えております。


 このごみの発生抑制をするためには、すべてのごみには処理コストがかかるんだという市民の方への意識づけ必要であって、そのためには指定袋による有料化が有効な手段であるというふうに考えております。したがいまして、資源ごみの袋を現在では無料で配布する考えはありません。どうしても無料で排出されたいいうような場合は、規定で例外措置として市が定めるコンテナに収納して、缶、瓶とそれからペットボトルについては、一定の条件を満たしていたことにより無料で収集することができますので、この制度をご利用いただきたいと思います。


 なお、資源ごみの、例えば例でいいますと、1袋15円ですけども、これについては実質的に原価は当然かかりますので、実質的に市の収入はありません。ですから、実質的には無料というふうになってるいうようなことも、あわせてご理解をいただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川敏明議員。


○議員(26番 安治川敏明) 病院問題について、誤解のないように1点だけ再質問しておきたいと思うんだけど、市の一般事務ですからね、質問を通告をして、法についても資料を出していただいて、当局がよく準備できるようにしてあったのに、市長が答弁なさらないというのは、これは一般質問のルールに反しているから、再度質問いたします。


 医療法で診療所を病院と呼ぶことはできない。逆に、病院、診療所とも医療センターと呼ぶことはできる。逆に、医療センターという名前で病院にすることも診療所にすることもできる。これは間違っていないか、ご答弁願いたい。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 市の一般事務ではございません。病院の運営につきましては、これは一部事務組合である病院組合の側に移管されております。その時点で、病院に関する事務は豊岡市から離れて、これは病院組合の事務になりますので、まさに豊岡市の一般事務ではない、こういったことを申し上げたところです。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) それじゃあ、よろしい。一般事務かどうかはよろしいが、法解釈は何も運営に一向に差し支えないことです。お答えできませんか、いかがですか。お答えしたいくないとおっしゃるなら、こういうルールで今後いくというふうに私も了解します。いかがですか。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 責任持ってお答えできる立場にございませんので、病院組合でご質問をいただければと思います。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 私も揚げ足とるつもりはないけどね、法解釈一般について、ご答弁になれないということをおっしゃったということは重大なことだからね、もし後でも追加することができるんだったら、市長が言いにくければ、たくさん担当職員いるんですね、法令解釈の職員もいるね。答えてくださいよ。僕はこんなことしとったらあかんと思いますよ。そしたら、国防に関することは、一切答えない。この後の広域ごみ処理施設も、厳密に言ったら、あなた、北但行政のことだから、市の一般事務でないと、あなたはきのうからべらべらべらべらたくさんやってるけどね、これどういうことになるんかな。変な話じゃありませんか。私はそう思う。時間の節約上ね、こんなことをあなたとやり合ってもしようがないから、私は医療センターと呼ぶことはね、百害あって一利なしと思っています。これは何も医療センターと呼んだらね、診療所になると私は言ってルわけじゃないんです。そうではなくて、あの夕張市、破綻しましたね、170床あった市立病院を民間委託して、お医者さん1人の無償の医療センターにしましたよ。私はね、それをテレビで見ていてね、これはあかんと。出石郡の住民が一番心配してることをすべきでないと、私はそう思いました。けさ、同僚議員が安心したそうだからね、安心した人もいるが、安心していない議員もいるということを、市長はよく了解しといてもらいたい。


 それから、広域ごみの問題で、続いてお尋ねします。


 これも市の一般事務でないということをおっしゃりたいかもしらんけども、5月28日にね、私のレターケースの中にちゃんとあなたのお名前の、区長からこういうものが出ましたという説明の文章つけて、要望書が入っておりました。はあ、山谷ってどこにあるんだろうと思って、泡食いました。


 それで、その後、4日の日に、議会傍聴をいたしまして、この採点評価表なるものを議員の諸君が受け取られたので、そこに座ってる古池議員に、後、急いで見せていただきました。そしたらね、なかなか立派な採点評価表が手際よく1週間の間にまとめられて、実にさわやかなお声でご説明がありましたが、私も一生懸命その晩勉強しました。そしたら、なるほどね、8つの評点が合計欄で出てますね。そして、この総合得点によると、奈良谷は197点で、山谷は189点、第2位である、こうなっておる。ははあ、なるほどと。


 ところが、その上の小計、立地条件から見た施設建設の難易というところで見ますとね、何とこの山谷は岩井谷が第1位で、立地条件では第6位なんです。えらい評点低いんです。90点ですね。一番いいところは98点なってます。つまりね、そこには何があるかというと、地表面の傾斜度合い、これは何もない、地質、何もない、水道取水点は、山谷は4点、奈良谷は5点。これは何位やったかな、取水点は8位だ、最下位。振動規制とか悪臭はね、7点、6点で奈良谷と同じなんです。周辺集落との関係はね、奈良谷5点で、山谷3点。奈良谷はこの小計欄では94点、第3位であるが、この山谷は90点、第6位です。


 それじゃ、総合評点で何でよくなってるかというと、主に造成工事のところと進入道路のところです。施設をつくる側にとっては都合のいい土地かもしれないが、そこに住んでる人にとってはね、余りよい評点がついていないと、こういうことなんだけれども、特にびっくりしたのは、建設工事の評点の中で、防災調整池はたったの1点で、奈良谷は6点。奈良谷は防災調整池の評点では第2位であるが、この山谷は第7位で最下位です。


 要するに、住んでる人にとっては、今度の適地というところは、極めて困難な不適地じゃないかなあ。あなたが今おっしゃったね、総合評点で1点から8点までしたら、とても問題ならんとおっしゃったけど、私、それの伝でやってみたらね、立地条件の方でやったらね、問題ならんですよ。進入路が短いとかね、調整池の大きなんつくったらね、内水対策がうまいこといくと、こういうふうには言うことはできます。だけども、このあなたがおつくりになった共通の物差しで見ても、住んでる人にとってはよくないというところではないかと思うけれども、あなたはお答えになりたくなければ答えなくていいけれども、僕は答えてもらいたい。私はそう思ってる。いかがですか。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 冒頭申し上げましたように、この北但行政事務組合での今回の決定につきましては、構成市町長として直接関与いたしておりますので、しかもそれは豊岡市長として関与いたしておりますので、先日来お答えをさせていただいたところでございまして、安治川議員だからといって差別することなくお答えはさせていただきたいと思います。


 その上で、今、個別の項目についてのご質問いただいたわけですが、これも比喩でいいますと、国体で天皇杯をどこがとるのか、こういうことだろうと思います。兵庫県のチームは卓球で3位だったけれども、したがって1位だった奈良よりは低いけれども、その他の種目は勝って、そして総合得点は兵庫県が天皇杯をとりましたと。ということだろうと思います。つまり、適地の判断をするためには、もうご存じのとおり、かなりたくさんの項目があって、それぞれについて判断をして、そして総合得点で一番いいところを選ぶという、こういうルールやったわけでありますから、ある種目についての点数が低いからといって、そのことを取り上げて云々されるというのはいかがなものかと、このように思います。


 それから、住んでいる方々にとって、要するに悪いという言い方されましたけれども、確かに点数の配分上は1キロ圏内に入ってくる住宅の戸数が多いほど点数が低いという、そういういわば採点のルールにいたしております。しかしながら、これも先日来のご答弁で申し上げておりますけれども、排ガスの基準自体がまず国の法律によって相当厳しく規制をされている。さらに、私たちはその上に上乗せの自主基準まで設けて、さらなる徹底した基準を設けておりますので、要は、その気持ちの問題は別として、客観的な問題としては、戸数が多いかどうかというのは、現実問題としては客観的にはそれほど大きな問題にはならないのではないかと、このように考えております。


 また、取水井戸の取水点に近くなるということも、この配点の中では低い点を与えておりますけれども、しかしながら施設そのものはクローズドシステム、つまり排水は外に出さないという仕組みになっておりますので、このことも特に心配ないのではないかと思います。


 さらに、地区の区長からの要望書をごらんになられたと思いますけれども、今回の奈良谷よりも山谷をということの理由の大きな一つが、地区から見えないということでございまして、このことはむしろそこに住んでる方、その上郷ということに限定してということになりますけれども、むしろプラスに働くのではないかと。プラスに働くと考えたからこそ、区長がそのことを論拠の一つにして、場所を変えることの可能性について要望されたと、このように考えてるところです。


 ちなみに、私自身もこれまで3年間に、直接区民や区の方々との対応というのはもう20数回数えますけれども、その過程でも何度も、見えないところに行けないのかと、こういったご要望受けておりましたので、一概に住んでる方にとってマイナスであり、その工事のつくり方がプラスになるということだけではないと、このように考えてるところです。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 僕は、区長の出してきてる要望書に書いてあることを問題にしてるんではありません。今お尋ねしたのは、あなたが奈良谷を選定したときと同じ物差しで評価したらいい点だったと言うからね、それでその中身についてどうですかってお尋ねしたんです。区長さんが別のお考えで、別のことをおっしゃってるのは、これはその方のご自由ですから、私が何もその区長さんの言ってることを、いいとか悪いとか言うことはありません。私は市長からいただいた、私に直接いただいたのは質問するためにいただいたんでね、えらい遅かったけど、古池さんに親切に見せていただいて、その晩一生懸命勉強したところによると、あなたのお出しになった評点で見たら、よくないですよと言ったんですよ。別に区長さんがどう言ったの、規制がどうだの、それは後から言う理屈というもんです。理屈はね、よろしいです。そういうことはあるでしょう。それはね、物をつくっといて、あんた、排煙がどんどん出て、そして水がどんどん出て、悪臭を放つ。そんなことはもう論外の話であります。問題は、環境影響がどのように出るか。これ既にやっておられるわけですから、私はもう早いことやったもんだなあと思って感心して見たんだけども、それを見て、よくないからよくないと言ったんですよ。この評点がおかしければ、また言ってください。私は市民の皆さんにはそういうふうに申し上げたいと思っております。


 次に、あなたが問題がないということをおっしゃったので、農業委員会にちょっと尋ねたい。


 農用地の意義はどういう意義がありますか。また、この農用地を除外する要件や手続について、既に資料もご要望して出していただいておりますから、ご準備はできていらっしゃると思うんですが、別の行政委員会ですから、法令解釈を述べるのは一向に差し支えない、そういうことだ。答えてください。


○議長(古谷 修一) 農業委員会事務局長。


○農業委員会事務局長(井谷 勝彦) 農業委員会の方に、農用地の区分につきましては、資料に出したとおりでございます。農振農用地の除外につきましては、市長部局の方の要件になっておりますので、農用地の除外につきましては、農業振興地域の整備に関する法律の法に基づいてなされるものと解釈しております。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 市長部局、答えてください。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) まず、農振農用地でございますけれども、これは県知事が指定をいたしました農業振興地域というものがございますが、その中で、豊岡市はいわゆる農業振興地域整備計画というものを策定をいたします。そして、その中で、今後おおむね10年以上にわたって農業上の利用を確保して、そして農業振興を図っていこうという、その優良農地を農用地等として利用すべき土地の区域、いわゆる農用地区域というものを指定をすると。これはいわゆる農用地利用計画ということで、ここで指定をされた農用地等、いわゆる農振農用地、特にはその農振青地ということになります。


 この除外要件でございます。これはいわゆる農振法の第13条第2項に定められております法定事項でございまして、いわゆる4項目ございます。簡単に申しますと、1つは、除外したい土地以外に代替すべきかわりの土地がないということが一つ。2つ目が、農業上の効率的かつ総合的な利用に支障を及ぼすおそれがないこと。それから3つ目が、土地改良施設の有する機能に支障を及ぼすおそれがないこと。それから4つ目が、土地基盤整備事業の、いわゆる土地改良事業ですが、工事完了後8年経過した土地であること。この4要件ということがいわゆる除外の要件でございます。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 除外の手続についてもご説明願いたいと思います。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) いわゆる除外の手続ということでございますけれども、一応市の方に一つの事務取扱要領を持っておりまして、その取扱要領に基づいて、除外の手続を進めてまいるということでございます。大まかに申し上げますと、まずは、もちろん事業者から申請書が提出をされますが、それについて農業委員会なり、必要に応じて随時、あるいは農協なり土地改良区なり、そういうその関係の団体の意見照会をいたします。もちろん農業委員会にも意見照会をいたして、その回答をちょうだいいたします。そして、その後、これを市の方に農林業の振興審議会といういわゆる組織を、審議会を持っておりますが、そこでどうだろうかという、そういうご検討をいただきます。その後、県の方の手続に入りまして、県の方のご検討いただいた後で、いわゆる法に基づく公告縦覧あるいは異議申し立て、そういうふうなものの手続を経まして、さらに県の方の同意、これは農振農用地除外については、最終的にこれは県の同意が必要がございますので、県の同意が得られましたら、変更公告を行って、そして、一番最後でございますけれども、変更通知を申請者の方に出すという、そういう、簡単に申しますと一連の流れでございます。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) なぜこれをお聞きしてるかというと、新適地とされる山谷の真ん中に、先ほど市長からもお話がありましたように、牧場採草地があると。これは優良農地として農業振興地域の指定を受けていると。ここを転用するということがありますから、農地を転用する場合は農業委員会の審議が必要でしょうし、振興地域を外すためには市の決定が必要だろうと、こういうふうに思うんですね。そういうことではないかと思いますが、牧場がおやめになったら、自動的に農用地でなくなったり、農地でなくなったりするんでしょうか。それぞれお答えをいただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 一応、農振除外の法の上での考え方を申し上げますと、この地の農家が牧場経営をやめられたということになりますと、いわゆる採草放牧地としての継続というのは、現実的には困難となるというふうに思われます。ということは、農振農用地の利用計画がなくなるということでございますので、農振農用地除外の手続というものが可能になってくるというふうに考えております。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 可能になるといってもね、これは農業に適した用地であるということを指定したところであるのに、ある人がやめたから、可能になるから、それはそれでよいんだというのが農政の立場ですか。いかがでしょうか。農業委員会お答えになるか、そちらがお答えになるか、どっちか知らんけどね。日本の農地はどんどんなくしたらいいと、やめるって言ったらね、指定は解除する、こういうことですか。我が豊岡市はそれが自然との共生をする市政の姿勢ですか。いかがですか。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 私、現実の問題として、そこに今、畜産農家がおられると。その畜産農家が仮に牧場の経営をやめられた場合には、一番そのもとの部分といいますか、いわゆる採草放牧地が不要になるわけですから、そういう意味で、今先ほどの答弁を申し上げたということでございます。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 農業委員会、見解ありませんか。


○議長(古谷 修一) 農業委員会事務局長。


○農業委員会事務局長(井谷 勝彦) 農業の振興に要する土地ということで、農地であることにはかわりはありませんが、転用できる場所になるかどうかにつきましては、農業への振興地域に定める法律に基づいて、農用地から除外されたら、除外できる場所というんか、転用できる場所に定められますと、転用は可能となります。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 要するに、先に公共の用に供する土地に予定する地域だから、もう除外するのが当然だと言わんばかりのお答えだけども、農政の担当者としては私は甚だ遺憾な答弁だと思います。


 本来は、農業をおやめになる人たちが出る。これは今、水田に平地でもね、大変苦労してる。そのときに、おやめになるんだったら農用地を転用することは可能なんだから、というようなことで言っていいのかなと、私は、牧場主さんがどうおっしゃってるかは、これは後でお聞きしますから、今は聞きませんけれども、考えは逆立ちしているなあということを思いました。


 次に、行きます。その当該用地の中に、広さはわからないんだけども、これまた広い意味での農用地である分収造林が行われておると、しかも市行造林であるというんでありますが、この適地の市行造林の概要、契約解除の要件と手続、既に契約から20年は経過してると思いますが、この林相や現在の事業状況をご説明願いたいと思います。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) まず、この分収造林契約でございますけれども、これは旧日高町とそれから府市場区との間で、昭和60年と61年に締結をされておりまして、分収の契約期間は60年になっております。分収割合は市が60%、区が40%、実測面積が32.43ヘクタールございまして、そのうち契約の面積は昭和60年に6.17ヘクタール、61年に14.0ヘクタール、合計20.17ヘクタールという、その契約になっております。現在、杉あるいはヒノキが契約に基づいて植えられております。そして保育がなされておるということでございます。


 それから、契約解除の関係でございますけれども、市に分収造林規則というのがございます。その中の第15条に造林契約の解除という項目がございまして、朗読させていただきますが、まず柱書きが、市長は、次に掲げるときは土地所有者との協議により、分収造林契約の全部または一部を解除することができる。第1号ですが、造林地を公用または公益事業のため使用する必要があるときというように、こういう文言もございます。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) それで今、この当該適地とされる区域に入るであろうと思われる、除外対象面積だろうと思われる面積はどのぐらいになりますか。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 私どもの部としては、その点について把握をさせてもらっておりません。わかりません。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) わかる人はいませんか。わかるようにしてください、議長。


○議長(古谷 修一) 暫時休憩します。


     午後3時15分休憩


────────────────────


     午後3時18分再開


○議長(古谷 修一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 具体的な施設配置計画等がまだ全くありませんので、一体その分収育林部分にどのくらいの面積がかかるのか、用地買収をしなければいけないのかというのは、現時点ではわかりません。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) えらいわかっとる話のような書き方がしてありましたから、お尋ねをいたしました。


 私はこの分収造林というのは、ふだんは一般会計予算に出てくるんで、いいことなんだろうなあと思って、賛成をしてまいりまして、中身一向に知らないでおりましたので、この際、勉強をさせていただきました。


 ところで、この分収造林の契約相手方、府市場というのは、法律上どういう人格の団体でしょうか。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 法人格はございませんが、造林契約上は、契約前所有権者あるいは旧慣使用権者、入会権者の府市場区ということでございます。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) つまり、地縁に属する団体、あるいはまた財産に関しては共有林というふうに見ていいのでしょうか。通常は府市場区、代表者は区長さんがなさっておられるか、その森林の特別の管理者をお定めになっているか、いずれかであろうと思いますが、いずれでしょうか。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 旧日高町の場合には、いわゆるこの府市場区のこの山林も、旧慣使用権に基づく権利ということでございましたけれども、この場合ですと、造林事業というものが補助金を投入してできないということがあったと思っております。したがいまして、いわゆる部落有財産整備というふうに言っていたと思いますが、旧慣使用権というものをなくして、これにかわって旧日高町が所有権を取得をするという形になっておりますので、契約上はいわゆる旧日高町とそれから先ほど申し上げました権利を持つ府市場区との契約だということになっております。したがって、通常の造林契約というふうに理解しております。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 要するに、今のご説明では、実際の所有権者が法人格がないために、それにかわって統括責任者である日高町長が所有権を持ち、府市場区と契約をしたから、造林上の権利は府市場区にあると、こういうふうに考えたらいいんですか。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) そのとおりでございます。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) そうすると、法律上は、豊岡市長、あなたがこれはそこの所有者だな、これ。あなたというか、豊岡市というかね。だけども、本当は府市場区が共有しておられるところだと、こういうふうに理解したらいいということですな。これ、人に聞いてもよくわからんのです。どうでしょうか。


○議長(古谷 修一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) ざくっとしたところでは、そういうことでいいと思います。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) それじゃあ、まとめて聞きますけどね、市長に、私さっき、少なくとも上郷、市谷、中郷、府市場、それから牧場については、同意をいただくことが最低限の条件じゃないかと言ったら、最低限の条件じゃねえということをおっしゃった。最低限の条件どころか、あなた、府市場区、牧場については、それぞれ法の手続に従って契約を解除したり、新たに用地の提供を求めたりしなくてはならない相手方ではなかろうかと。しかも府市場区については、これは共有に基づくものでありますから、事実上、府市場区住民全員を合意の対象としなくてはならない。そういう法人格のない社団でありますから、そういうふうに今ご答弁がありましたから、そういうふうにお尋ねするんですが、そういうことではないかと思うが、いかがですか。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 合意という言葉にさまざまな段階がございます。今回、上郷にもこの3年間、合意をいただくように努力してるのは、地権者として合意をいただく努力をしてるわけではございません。地区として村人の一員として受け入れていただくかどうかについての合意をとろうとしてるわけです。したがって、上郷区はうちの村人に来てもらうのは困るとおっしゃれば、断念するということを申し上げてきました。仮にこれがよろしいですとなったとしても、それで施設が建設できるわけではありません。今度は次に、土地所有者から土地を買うといったことが要るわけでございまして、それはまた違うレベルでの合意でございます。私はそのことをしているわけではありません。したがって、府市場の皆さんとも当然その山林について、北但行政事務組合が買収したいということであれば、これは府市場の合意がなければ、所有権を取得することはできませんから、その意味では当然のことながら合意が要ります。ただし、府市場の方には、村人の一員として入らせてくださいというお願いをする、そういう合意ではない。そのことを申し上げたところです。


 木下牧場についても同様でございまして、当然そこに施設を建てようとすると、木下牧場の持っておられる土地を買収し、あるいは物件についてはこれは移転をしていただく、移転補償をする、こういうことがございますので、その限りで合意が得られなければ、これはもちろんできない。


 それから、上郷区の中での土地所有者の方についても、合意が得られなければ当然のことながらできない。そういうことでご理解いただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 私はね、ちょっとそのレトリックがおかしいなあと思いますのは、もちろん今、売買交渉にあなたが入っておられるというふうに言いたいわけではありませんが、ちょっとフライングがあるなというのは、気がついたんですよ。というのは、あなたは本来、上郷区の同意がなければ、環境影響調査も用地交渉にも入らないということをおっしゃってきた。これは私が直接質問をしたときにご答弁もあります。


 ところが、今回は、いきさつ上そうなったんだろうと思うけどね、至るところで、議会でもそうでしたが、木下牧場さん、僕は木下と言いたくなかったんだけど、言っちゃったけどね、木下牧場さんが交渉のテーブルに着いてもいいということをきょうもおっしゃった。これはね、私はそういうことがあったとしても、今までそういうことは、売ってもいい人がいたんかいないんか、そんなことは知りませんが、今までそれは議論の種にならなかったんです。今度、あなた、そういうことをおっしゃったからね。それならば、木下牧場はオーケーしとるということをあなたがおっしゃったに等しいんですよ。それならば、もう少し行こうと思ったらね、府市場区はどうなんだと言いたいところです。しかし、私は今そこを聞いてるんじゃないんです。所有関係があるんであれば、もちろん上郷区の住民にしていただくと、そういうしおらしいお気持ち、なかなかいいと思う。


 けどもね、この地図で見てごらんなさい。市谷区の方が近いような感じがしますよ。直線距離引いてみたらね、これ、あんた、上郷区はもちろん見えないしね、この場所から。区長さんのおっしゃるとおりだ、見えなくなった。市谷区も見えないが、直線距離は市谷区の方が近いですよ、市谷区の住民にもしていただいたらどうですか。それから、前の府市場区は川があるだけで、すっとんとんですよ。


 私はそういう点からいってね、せめて市谷区と上郷区と府市場区ぐらいにはごあいさつをなさって、とことん話し合うとおっしゃってるんだから、ご同意をちょうだいするというのが筋ではなかろうかとお聞きしたら、いや、そんなことはありませんと、こうおっしゃったから、もっと深い関係があるじゃありませんかとお聞きしたんです。地権者の大きさからいったら、上郷区よりも木下牧場や府市場区の方が大きくなるんじゃありませんか。府市場区、大きいはずだと思って聞いたら、わからないとおっしゃるから、どうしようもないんだけどね。しかし、20ヘクタール契約しとられるんでしょう。あなたが契約の張本人のことになっとるんです、合併の協定書で。その当事者が、当事者に私が聞いても、担当者がわからないとおっしゃる。おかしなことですなあ。ここを適地だとおっしゃって、適地の中はどんなぐらいのことがありますか。それは何十何平方メートルのところを違わないように言ってくださいと言ってるんじゃないんです。1ヘクタールになるのか、0.1ヘクタールになるのか、それぐらいのことは言えないはずがないでしょう。円を書いてるじゃありませんか。木下牧場だって半分ほどだって書いてありますね。何だ細かい変更はあり得るとしてありますけれども、北但行政事務組合議会でお配りになりました説明図の中には、このひょうたん型の地図がかいてありました。だから、私はてっきり面積もおわかりになってると思いました。


 いずれにしましても、私の言いたいのは、環境影響調査を始めるに当たって、木下牧場さんや府市場区や市谷区や、それから上郷区はもちろん、ここのご同意をいただかないでゴーサインを出すというふうなことがあってはならんと思うんだけれども、それが私の言う合意とあなたの言う合意とは違うんかもしらんし、何をもって合意と言うのかは、区長さんと区民の皆さんも違うかもわからん。そこは議論があるでしょう。しかし、合意が必要だという大筋は、私は間違ってないと思う。人間の常識だと思います。いかがでしょうか。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、面積の件ですが、要は用地を買収する場合に、造成に必要な最低限の面積を買収するのか、あるいは例えば斜面の中で、一連の斜面であるとすると、上まで買収するのか。そういった差が出てきますので、面積は今の時点で言うことはもちろんできません。


 それから、造成の仕方によっても変わってまいりますので、わからないと申し上げてるところです。


 それから、木下牧場が地権者であって、そこの合意というか、交渉のテーブルに乗ってもいいと言ったではないかとおっしゃいましたけれども、私たちは用地買収の交渉に行ったわけではありません。先ほど説明申し上げましたように、農振農用地の網はかぶってることをどのように考えるかという観点から、ここが農振農用地とはいいながら、いわば採草放牧地という、世の中にたくさんある他の農地に比べれば、ある種特殊な農地である。しかも牧場経営をやめるとおっしゃれば、そのことによってその農振農用地にとして維持する目的がなくなると、こういうことでございますので、言うなればその牧場経営を続けると、あるいは牧場経営をやめて、協力する用意があるかどうかと、そのことをお聞きしたわけであります。したがいまして、お尋ねをしたのは、まさに農振農用地であることをどう判断するか、そのために木下牧場に協力していただく用意があるかどうかをお尋ねしたと。


 繰り返しになりますけども、地権者としてまさに用地買収をさせていただきたいということでの交渉に行ったわけではない。したがって、府市場の場合、その意味では府市場の皆さんに地権者としていくかどうかということと、今回、木下牧場に協力の用意をしていただけますかどうかと言ったのは、次元が違うものと。その辺の論理のことはぜひご理解を賜りたいと思います。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) いろいろおっしゃるから、ますますわからんだけども、それでもね、造成工事等概略図というのをあなた公文書としてこの議場で北但行政事務組合議会でお配りになった、協議会だけどね、お配りになった。なるほど買収面積はどこまでかわからんけれども、買収面積なのか工事等概略図と書いてあるから、どこまでがどんだけだかわからんけど、しかし公衆にこの地図は出てますよ。そしたら、この地図見たら、僕は、これは全体が何ヘクタールか、ちょっと陰に隠れてよく見えないんだけども、これは7ヘクタールと書いてあるのか、9ヘクタールと書いてあるのか。そうすると、二、三ヘクタール以内だろうと思うんですよね、分収造林の用地が。それはちょっとこの地図見ただけでおかしいですか、そんなこと言ったらおかしいですか。わからんとおっしゃるから、聞きます。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) その図でアバウトどのくらいかということについての安治川議員の勘はそう大狂いしてないと思いますけれども、ただ、そのことの数字を今議論することにそれほど意味がないというふうに私としては考えてるところです。その理由は、先ほど申し上げたとおりです。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) お仕事の手順からいえば、あんまり意味がないかもしらんけれども、そこに住んでる人、ここで営業をしてる人、分収造林を契約してる人にとっては、大変な影響がありますから、私はあえてお尋ねをしておきたいと思うんです。つまり、この概略図で見ると、上郷の方の土地も少しはあるんだろうと思われるけれども、府市場と木下牧場の用地が大半ではなかろうかと。入り口の方にこの道路になるだろうと思われるところがありますからね、ここんところもどうなるんかなというのはあります。それから、調整池になるところはどこなんかと。この一番けつなんかなあと思ったりしてるんだけれども、それはどうでもよろしい。


 だから、要するに、環境影響調査に入るんだとしたら、ここに影響して環境影響調査をするんだから、そうすると、ここの所有者や村人に断らずにやるっていうことは、話にはならんじゃないかということを思うんです。


 続いて、お尋ねしますが、先ほど特にお尋ねはしなかったんだけれども、市谷、中郷、府市場には、ご理解をいただくために最大限の努力をするために、本日からも努力をするんだということをおっしゃったので、その努力の方向について、あれば具体的にご説明を願いたいと思います。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、議員が先ほど来、大変熱心にお聞きいただいているような関心事というのは、当然のことながら市谷、中郷の方々もお持ちです。府市場の方々もそうだろうと思います。ただ、府市場の方からはすぐ、きょう、あすでなくていいと言っていただいてますので、当面、市谷、中郷の皆さんにお話をするわけでございますが、今回の回答について、なぜそのようになったのか、どういう考え方に基づくのかということをお話しすることがまず最初だろうと思います。


 それはただ入り口でございまして、要は施設そのものについてのさまざまな不安がおありになるからこそ、近くに来ることについてのご懸念があるわけですから、この施設がどういう施設であるのか、あるいは環境に対してどういう影響を持ち得るものなのか、あるいは今、上郷の皆さんに受け入れをお願いしてる環境影響調査とはどのようなものなのか、そういったことについての説明をさせていただき、意見交換を重ねていくということに尽きるのではないかと思います。


 これは、例えば上郷区の皆さんもそうでありましたが、ダイオキシンについての不安が一般論としてかなり強くございますので、ではダイオキシンの関係はどうなのか、排ガスはどうなるのか、あるいは過去に上郷、市谷の皆さんとの話し合いの中で出ましたけれども、ごみ収集車が、運搬車がどのくらいふえて、交通量がどういうふうにふえるのか、交通安全対策はどうなのか。施設立地にかかわるさまざまな疑問点、懸念がおありでございますので、そのことについて、私たちの考え方を述べさせていただき、議論を重ねていく、あるいは施設整備についての地元の皆さんからの要望も出てくるかもしれませんから、そのことについてのやりとりもすると、こういうことになろうかと思います。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 要するに、端的にもう一度お尋ねしますけども、上郷はもとより、市谷、中郷、府市場については、あなたのおっしゃるレベルと私の考えてるレベルとが一致するかどうか、それは知りません。しかし、いずれにしても、ご同意をいただくべくご努力なさると、こういうことでいいんでしょうかね。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 努力をいたします。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) それでね、ちょっと議論がややこしいのはね、5月28日にあなたからいただいた上郷区長の要望書を見せていただくと、6月8日までに回答を寄こせということが書いてありましたね。そのとおりにあなたが実行されたと。村の方に事情をお聞きすると、6月20日ぐらいまでに返事をしなければならないからということが話になっているというふうに言う方もいらっしゃいます。私はあなたと違いまして、村人ではありませんので、真義がわかりませんのでね、あなたはどういうふうにご認識になっておられるか。北但行政事務組合なり豊岡市長なりが6月20日までには回答してちょうだいねということをおっしゃった経過があるんでしょうか、いかがでしょうか。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 北但行政事務組合から区長に対しましては、6月か遅くとも7月の中旬ぐらいまでにはお返事をいただきたいと申し上げた経緯がございます。それで、しかし、いいのは、これ早い方がありがたい。ですから、ぎりぎりずれ込んでもということですけれども、6月中にはお返事をいただきたいということを申し上げた経緯がございます。ですから、あとは区の中でのさまざま日程をご判断の上でのことではないかと、このように考えております。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 早いのはね、去年の秋までだったんだから、早いのがいいに決まってるわけで、私がいいんじゃありませんよ。あなたの事務の都合上はいいに決まってる。そうすると、市谷、中郷、府市場、それから国府の区長会長にもこの旨をお知らせになったと。あるいはまた、既に聞くところによれば、市谷区には三役の皆さんですか、区の役員の皆さんに回答を公表する、つまり6月4日の議員協議会の前日、市谷区にしかるべき職員がご訪問になって、上郷区への回答要旨をご説明になったとお聞きしております。


 そうすると、このテンポは何か非常に切迫した状況で進んでるやに見えるんです。というのは、何で私がこんなことにこだわるかというと、5月28日に資料配付がありましたけれども、6月4日開会した豊岡市議会の開会の冒頭の総括説明では、このことは何にもあなたはお触れになっていないんです。これは北但行政事務組合議会が昼から開かれるから、それで、そこで言わないのに豊岡市議会で言えないんだという理屈じゃないかなあと思うんだけども、ところが、その前日には、要望書を出してきた人ではない人に、つまり市谷区にはご説明になってる。説明して悪いということはありません。ありませんけれども、何だかやっておられることがちぐはぐなことだなあと。


 とうとう岡さんの質問まで、本議会では公式にこのことは説明がなく、立ち入ったやりとりはこの3人の議員がようやくきょうまでにやったというにすぎないということであります。どうもこういうやり方っていうのは、こんなこと言っちゃ失礼だけども、あなたは管理者ではないが、公立豊岡病院組合が関与した再編計画案の発表も、年末に、議会開会中に、冒頭には説明がなく、途中で説明があって、もうえらい議事も困ってしまったという一面もあった。これに似たことがあるのでね、何だかこの経過には釈然とせんもんがあるなあということを思っておりますので、私は特にこの期間を付しておるのかなと。あるいはまた、議会にも報告をしないうちに、そういうことをなさった。それはそれでいいんかもしらんけども、議会もよくわからんなあということになるのはいたし方がなかろうというように思うんだけれども、いかがでしょうか。見解があればお述べいただきたい。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 私は全然ちぐはぐとは思っておりません。先ほど議員が既に私の気持ちをおもんぱかって述べていただきましたけれども、この事務が一義的に北但行政事務組合であり、現に区長の要望も北但行政事務組合の管理者あてに出ております。したがって、北但行政事務組合議会にお話をする前に、豊岡市議会の皆さんにお話しするわけにはいかない。これはもう議会を尊重する立場からいけば、当然そうなります。


 他方で、関係者がたくさんおられますので、ある日、議会の議論を経て、新聞を見るということによって心情を害されるところがたくさんございました。現にこれまでも上郷区の皆さんにもさんざん言われてまいりました。つまり、上郷区が適地であるよという前に、何日か前に言ってきて、しばらくたったら、新聞に出てた。もっと早く教えるべきであったと、こういったご批判もいただいてきたところです。


 ただ、行政の側としては、さまざまな方々に配慮する必要ございます。もちろん議会への配慮が必要です。他方で、この政策的決定によって影響を受ける方々にもお話をするということが必要でございます。もし、関係者に対して余り早くお話をすると、それから議会までの間に情報が外に漏れて、新聞等に出ますと、議会の皆さんは大変誇り高い方々でございますので、我々に何ら話もなく、地元と話をしたという批判も受ける。しかしながら、私たちはそれについても配慮をしなければいけない。さらに、新聞社も、私たちは市民に伝える責務があるという大変誇り高い方々でありますから、我々には何にも知らないうちに、地元に説明がなされ、議会にだけ説明がなされたというと、ここもまた不興を買う。こういうことでございますので、どうしても関係者、それからマスコミ、議会へご説明する期間が短くなる。このことについては、ぜひご理解を賜りたいというふうに思います。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) こんなやりとりつまらんことだからね、本当は言いたくないけれども、28日に区長要望書が出て、その日のうちに記者会見でね、その日のうちに議会筋にも話があってというふうな運びを見ますとね、あなたがおっしゃってるような、尊重していただいたとは一向に思えないんですよ。逆でね、ひでえ目に遭うたなあと思うぐらいのことです。私はこれは冗談でなくてね、こんなことは市長はあんまりなさらん方がいいと思いますよ。それは怒る人がおったり、怒らん人がおったりするかもしらんけども、やっぱり利害関係人にきちんとお話しになって、そしてちゃんと同意をいただくということは当然のこっちゃというふうに思うんです。


 それで、ちょっとついでで申しわけないけどね、同僚議員が環境モデルエリア事業の関連した質問もありましたから、その肝心かなめのモデルエリア事業ではないが、地域住民の一番関心の高い堤防道路の問題について、私もお尋ねしてきた経過がありますので、この際、お尋ねしておきたいと思いますが、この調査を、新しい調査の中でも道路の問題については、進入路その他の問題について触れられておりますが、従来からここは国土交通省が堤防改修期間に入れてないと。したがって、県道改修を先行させる計画を上げて、それに付随して堤防を改修してはどうかという、技監のご見解がかつてありました。県にも努力しましょうというお話がありました。この点は、その後、ご努力はどういう状況でしょうか、お尋ねをしておきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 技監。


○技監(宮里 憲一) 済みません。その後の状況でありますが、地元の方で協議会ですか、できまして、皆さんとご一緒に国土交通省、これは市長も一緒に行かれました。それから、県の土木事務所へもお話をしに参りました。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 見通しはいかがですか。


○議長(古谷 修一) 技監。


○技監(宮里 憲一) 大変難しいと思います。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 大変難しいというのはね、計画がないということをおっしゃってたんだから、それは当然だと思うんだけども、これは全力投球でやるということをおっしゃったことは、今も間違いありませんね。いかがでしょうか。


○議長(古谷 修一) 技監。


○技監(宮里 憲一) そのとおりであります。現実的には、国交省の方も激特なりの期間内には計画はない。県の方も今の社会基盤整備プログラムの中にも計画はないというふうな状況であります。ですから、まずもってそういうところへ、最初には多分、県の社会基盤整備プログラムの方へのせていただくような努力をみんなでしていくということだと思っております。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) あなたはご答弁で、見直しを毎年する場合もあるということをおっしゃったんだから、この線で全力を挙げていただきたいと思います。


 最後に、もう一度お尋ねしておきたいと思います。


 今度の適地選定とおっしゃった、この評点の一覧表は、つくる側の評点としては高いが、自然環境上の評点は低いということについては、北但行政事務組合成立以前の市町長と議長が参加した協議会の資料で、選定経過があって出された評点と同じものでありますから、その点はいかがでしょうか。間違いないかどうか、もう一度お答えをいただきたいと思います。


○議長(古谷 修一) 市長。


○市長(中貝 宗治) ちょっとご質問の趣旨がよくわからなかったんですが、同じ基準でといったその基準は、合併前に、当時1市10町の市町長、議長の協議会で上郷を決定したときのその基準と同じかという、こういうご質問でございますか。そのとおりでございます。


○議長(古谷 修一) 26番、安治川議員。


○議員(26番 安治川敏明) 私はそういう点からいえば、適地というご発表は全く当たらないという感想を持ちましたということを申し上げまして、質問を終わります。(拍手)


○議長(古谷 修一) 以上で安治川敏明議員に対する答弁は終わりました。


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○議長(古谷 修一) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。


   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(古谷 修一) ご異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。


 次の本会議は、明14日午前9時30分から再開することとし、議事日程は本日のものを援用いたしますので、ご了承願います。


 本日はこれにて延会いたします。ご苦労さまでした。


     午後3時46分延会


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