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兵庫県 豊岡市

平成18年第3回定例会(第3日 6月13日)




平成18年第3回定例会(第3日 6月13日)





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            平成18年第3回豊岡市議会定例会(第3日)


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                        平成18年6月13日 午前9時30分開議


第2日(平成18年6月12日)の議事日程を援用


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                  本日の会議に付した事件


日程第2 報告第5号〜報告第14号並びに第120号議案〜第143号議案〈専決処分


     したものの報告について、ほか33件〉一括上程


     各議案に対する質疑並びに一般質問


     (各議案委員会付託)


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                    出席議員(29名)


       1番 岡 谷 邦 人         2番 森 田 健 治


       3番 門 間 雄 司         4番 綿 貫 祥 一


       5番 升 田 勝 義         6番 福 田 嗣 久


       7番 伊 藤   仁         8番 梅 谷 光太郎


       9番 古 池 信 幸        10番 村 岡 峰 男


      11番 谷 口 勝 己        12番 古 谷 修 一


      13番 椿 野 仁 司        14番 稲 垣 のり子


      15番 木 谷 敏 勝        17番 伊 賀   央


      18番 青 山 憲 司        19番 奥 村 忠 俊


      20番 安治川 敏 明        21番 芝 地 邦 彦


      22番 上 坂 正 明        23番 吉 岡 正 章


      24番 岡   満 夫        25番 川 口   匡


      26番 森 本 陸 夫        27番 野 口 逸 敏


      28番 広 川 善 徳        29番 森 井 幸 子


      30番 森 田   進


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                    欠席議員(なし)


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                    欠  員(1名)


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                   事務局出席職員職氏名


  局長         田 中 茂 樹  次長         阪 根 一 郎


  主幹         松 本 幹 雄  庶務係長       前 田 靖 子


  議事係主任      大 槻   稔  技能職員       藤 井 正 吾


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                 説明のため出席した者の職氏名


  市長         中 貝 宗 治  助役         奥 田 清 喜


  収入役        塚 本 信 行  技監         宮 里 憲 一


  企画部長       神 尾 與志廣  行革推進室長     谷 岡 慎 一


  国体推進部長     西 村 昇 一  総務部長       中 川   茂


  防災監兼消防長    菅 村 和 弘  市民生活部長     植 田 政 由


  健康福祉部長     岡 本 幹 雄  健康福祉部参事    湯 口   敏


  商工観光部長     砂 田 利 正  コウノトリ共生部長  太田垣 秀 典


  建設部長       黒 坂   勇  建設部参事      福 井 與司光


  企業部長       竹 本 政 充  城崎総合支所長    齋 藤 哲 也


  竹野総合支所長    神 田 美 稲  日高総合支所長    小 西 康 夫


  出石総合支所長    多 根   徹  但東総合支所長    松 本 和 洋


  教育委員       卯 野 敦 子  教育委員       井 垣 美津子


  教育長        石 高 雅 信  代表監査委員     大 禮 謙 一


  農業委員会委員    猪 口 保 典  選挙管理委員会委員  副 田   勝


  選挙管理委員会委員  畠 中 隆 夫  教育次長       村 田 正 次


  監査・選管事務局長  池 上   晃  農業委員会事務局長  井 谷 勝 彦


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                 ◎午前9時30分開議





○議長(綿貫 祥一) おはようございます。


 ただいまの出席議員数は29名であります。よって、会議は成立いたします。


 これより本日の会議を開きます。


 まず、本日の議事運営について、議会運営委員長の報告を求めます。


 24番、岡満夫議員。


○議会運営委員長(岡 満夫) おはようございます。本日の議事運営についてご報告いたします。


 本日は、この後、昨日に引き続き、第5番目の森田健治議員から質疑・質問を継続いたします。


 なお、本日も会議の状況により、適当な時点で延会することといたしておりますので、あらかじめご了承の上、議事運営にご協力をお願いいたします。以上。


○議長(綿貫 祥一) 以上の報告のとおりご了承願います。


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◎日程第2 報告第5号〜報告第14号並びに第120号議案〜第143号議案





○議長(綿貫 祥一) 引き続き昨日の議事を継続し、質疑並びに一般質問を続行いたします。


 次は、2番、森田健治議員。(拍手)


               〔森田健治議員 登壇〕


○議員(2番 森田 健治) おはようございます。2番の森田健治です。


 先週末、梅雨入り宣言がございました。気象庁によりますと、ことしの夏は北冷西暑、つまり北日本は冷夏で西日本は猛暑となり、また、台風の当たり年になるのではないかと予測をされておりますので、出水期を迎えて、防災対策が大変気がかりな時期を迎えました。


 今議会でも発言の機会をいただきましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。明快で、かつ温かいご答弁をお願いいたします。


 初めに、戦没者を追悼し平和を祈念する日に関して、数点お尋ねいたします。


 ことしは終戦から61年、戦争を知らない世代が大半を占めるようになりました。きょうの我が国の平和と繁栄が、さきの大戦において、祖国を思い、家族を案じつつ戦場に散り、戦火に倒れ、国の危機に殉じられた300万余の戦没者の犠牲の上に築かれていることを、全国民が再認識し、世界の平和と心豊かな社会の実現を目指さなければなりません。


 そこで、国は、さきの大戦において亡くなられた方々を追悼し、平和を祈念するため、毎年8月15日を戦没者を追悼し平和を祈念する日とすることを昭和57年4月に閣議決定いたしました。その後、毎年8月15日に、天皇、皇后両陛下のご臨席を仰いで、全国戦没者追悼式を日本武道館において実施しております。


 この戦没者を追悼し平和を祈念する日について、式典当日の正午には、地方公共団体職員はもとより、広く全国民がそれぞれの職場または家庭において黙祷の行事に参加するよう、国や県から格段の配慮を求められております。豊岡市役所及び各総合支所での昨年までの取り扱いについてお尋ねをいたします。また、各家庭、事業所等に対する周知方法についてお尋ねをいたします。


 終戦から61年、遺族、特に戦没者の両親は既にほとんどの方が亡くなり、戦没者の妻も高齢化が進む中で、市主催の戦没者追悼式も年々参加者が減少しておりますが、市町合併後の新しい豊岡市主催戦没者追悼式のあり方について、市長のお考えをお聞きいたします。


 次は、空港周辺用地に関してお尋ねいたします。


 平成3年から用地の先行取得を進めてきたいわゆる空港周辺用地は、その後10数年が経過いたしました。この間、バブル経済の崩壊や阪神・淡路大震災など社会情勢の変化もあって、きょうまでその活用計画について具体化されておりません。平成14年に策定された旧豊岡市の総合計画前期基本計画の中では、広域交流モデルエリアとして具体化を進めるとありますが、公立豊岡病院の移転先として一部活用されたのみで、その大半は今も具体化がされていません。買収後長期間放置された用地は荒廃し、その上一昨年の台風23号で多発した土砂崩れが放置されたままで、見るも無残な状況になっております。


 一方、里山や山林について、水源の涵養や保健休養機能など、その多面的機能の保全や活用が叫ばれる現在、県民緑税も新設されて、混交林整備事業が推進されているその裏で、市や県が所有する山林や農地がこのような状況では、市民に対する説得力はありません。また、農地法上も問題があるのではないかと思います。


 そこで、利用計画の検討と進捗状況、空港周辺用地の管理者について、また、災害復旧は行わないのか、以上の3点について初めにお尋ねしておきます。


 次に、円山川下流部の治水対策に関してお尋ねいたします。


 一昨年の台風23号来襲以後、避難所の見直しや備蓄物資の充実、洪水ハザードマップ、地域防災計画の策定が進められるとともに、多額の経費を投じて円山川緊急治水対策が進められております。河道掘削、築堤等、緊急治水対策事業の円滑な進捗により、市民の安全、安心が確保されることを願っておりますが、治水に関連し、地域住民の不安が大きく、未確定であった一部の事項について、その検討状況、検討結果をお尋ねいたします。


 その一つは、森津地区無堤地の問題です。円山川緊急治水対策の中では、地域と調整を図りながら治水計画を立案する必要があることから、円山川下流部治水対策協議会を設立して、関係機関、地域住民と連携し、浸水被害を最小限にするための対策を進めますとなっており、この協議会は昨年4月26日に設立されて以降、本年3月までに計5回の会合をして、国県、市、共通の治水計画を策定するとのことでありました。下流部治水対策協議会で検討された無堤地に係る対策の内容についてお尋ねいたします。


 2点目は、奈佐川にかかる老朽橋で、台風23号時に大きな流水阻害を生じた栃江橋について、昨年3月議会の質問に対して、新設橋の問題、県道辻福田線との取り合いの問題、市の財政事情等3つの課題がある中で、これらを踏まえ、国土交通省及び県と協議を進めたいとの答弁でありましたが、その後の協議状況についてお尋ねいたします。


 なお、あわせて、先月29日に国土交通省立ち会いのもと実施をされました栃江橋にかかる河川内許可工作物点検実施結果についてもお知らせください。


 以上、1回目の質問とし、以後は自席において行います。


○議長(綿貫 祥一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。私からは、空港周辺用地に関するご質問にお答えをいたします。


 この用地につきましては、空港周辺地域の乱開発の防止、及び空港機能と連携した形で但馬地域の発展核となる地域整備を進めることを目的として、県と市が792ヘクタール、内訳といたしましては県が590ヘクタール、市が202ヘクタールでございますが、その用地を先行取得したものでございます。しかしながら、阪神・淡路大震災やバブル崩壊によって社会経済情勢が大きく変化したため、具体的な土地利用計画が策定されないまま今日に至っていることは、議員ご案内のとおりでございます。


 県の方の考え方といたしましては、北近畿豊岡自動車道の豊岡南インター以北の整備の動向を見ながら土地利用計画の検討を行うということでございまして、市といたしましても県との一体的な取り組みの中で今後の方向を見出してまいりたいと考えております。したがいまして、現時点で具体的にこの利用のあり方についての検討はなされてない、このようにご理解を賜りたいと思います。


 その他につきましてはそれぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方からは、平和を祈念する日について、特に市役所における平成17年の対応状況、また、今後の対応についてご答弁させていただきます。


 平和を祈念する日の市役所本庁、それから各総合支所における平成17年度の対応状況でございますけれども、先ほど議員の方からご指摘のとおり、昭和57年の閣議におきまして、8月15日を戦没者を追悼し平和を祈念する日に決定されており、広く国民の中に定着しているというふうなこともございまして、特に市として市民への周知は行っておりません。


 市役所での対応でございますけれども、本庁では8月15日に半旗を掲げておりますけれども、各総合支所では行っていないという状況でございます。したがいまして、今後の対応につきましては、本庁、各総合支所の取り組みを統一する必要があると考えております。


 また、毎年国から全国戦没者追悼式の趣旨等の徹底方についての文書が送付されてくるわけでございますけれども、その趣旨等につきまして、市の広報並びに防災行政無線等によって市民への周知を図りたいというふうに考えております。


 それから、事業所等への周知についてでございます。事業所への周知につきましても特にやっていないという状況の中で、8月15日の国の式典当日の正午には黙祷の行事等に参加していただくように、市広報等により周知を図ってまいりたいというふうに考えております。


 それから、市主催の戦没者追悼式でございます。さきの大戦において国を守るために、また、ふるさとを守るためにとうとい命を亡くされました戦没者に対しまして、感謝の気持ちと、それから追悼の誠をささげるために、市主催の戦没者追悼式を毎年10月に、全市域を対象というふうな形で開催することといたしております。会場につきましては収容人員等から判断いたしまして、当面豊岡市民会館で開催をいたしまして、各総合支所管内のご遺族はバス等で送迎いたしまして、参列をしていただくというふうにいたしております。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 建設部長。


○建設部長(黒坂 勇) 空港周辺用地の管理者はということでございますが、管理につきましては、その管理責任については用地の所有者にあるというふうに考えております。所有者が責任をもってその管理に努める必要があると思います。


 現在、管理地が広範囲であることから、その管理につきましては、地元地区と管理委託契約を結びまして、管理地のパトロールを主とした管理業務をお願いをいたしているところでございます。


 周辺用地の里道、水路、いわゆる法定外の公共物の管理につきましては、関係地区と連携を図りながら、適正な保全及び利用を図っているところでございます。


 今後は兵庫県土地開発公社及び地元地区との連携をさらに深めながら、空港周辺用地の管理とその対応について鋭意努力してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。


 それから、栃江橋の老朽橋のその後の問題なんですが、ご承知いただいておりますように、昭和8年にかけられ、72年を経過した老朽化が進んでおりまして、一昨年の台風23号でも流水阻害を起こしたところでございます。交通の安全及び治水に対する安心確保のためにも早期のかけかえが必要というふうなことは認識をいたしておりまして、先ほど議員おっしゃられましたように、栃江橋の上流にあります尾登呂橋、そういった橋とか、それから県道との取り合い、それから財政的な問題、こうおっしゃったわけでございますが、それらについて、今、検討いたしておりまして、関係します国土交通省、それから兵庫県と協議を進めているという状況でございまして、まだこれといった結論には至ってないところでございます。


 それから、5月29日に占用工作物の現地立会がございました。その折に、栃江橋の上下流の5メーターずつの草刈りなんですが、そういった指示を受けまして、草刈りにつきましては6月7日に作業を実施をいたしております。また、高欄が非常に老朽化をしておりましたものですから、これも指摘を受けまして、高欄につきましては6月の2日に塗装の修繕を行っております。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 空港周辺用地に係ります災害復旧は行わないのかというご質問でございますが、当時の耕作農地に影響のあります農道、水路につきましては、地元の地区農会からの申し出に基づきまして、災害復旧事業として一応完了しておると考えておりまして、下流域の作付には影響はないものというふうに思っております。


 なお、災害の申請がなされなかった箇所につきましては、今後、用地所有者でございます県の土地開発公社と協議をいたしまして、対応してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 円山川下流部治水対策ということで、森津の検討状況についてお答えをいたします。


 森津無堤地につきましては、円山川下流部治水対策協議会、これは港地区河口部から奈佐川合流点の関係なんですけれども、その協議会で対策を検討しています。この協議会では、出水時における宅地等の浸水被害の軽減、また、地域の孤立化回避のために関係機関の連携をして、そして総合的な緊急治水対策を計画しようとしております。それも効率的かつ円滑な事業実施によりまして、強い地域をつくるという目的となっております。現在までに4回の協議会が開催されました。治水対策案の基本的な考え方を示されました。森津無堤地につきましても課題が取りまとめられまして、具体的な対策につきましては、ハード、ソフトを含め検討中であります。


 今後、これらをさらに具体化すべく、地域、行政間、また関係機関とも協議を行いまして、その後、第5回の治水対策協議会を8月じゅうには開催するべく準備を進めていると、このように聞いておりまして、ただ、前回、いわゆる3月の定例議会におきまして、私、一般質問の答弁の中で、このことは3月じゅうには地域の皆さんのご意見を聞き、そして協議会を開催するということを答弁申し上げておりまして、これもその後、国土交通省の方より事情があるということで、時間を要するということを聞いておりまして、延びております。何とぞご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。以上であります。


○議長(綿貫 祥一) 2番、森田議員。


○議員(2番 森田 健治) それでは、再質問を一部させていただきたいと思います。


 まず、戦没者を追悼し平和を祈念する日の扱いでございます。私、この質問を14年の9月議会でさせていただきました。旧市の当時ですけれども。当時の助役答弁の中で、今後きっちりと対応していきたいという答弁をいただきましたので、したがって、毎年市としてきっちりとした対応をしていただけるというふうに思っておりましたが、その後何ら対応がされておりませんので、したがって、今回再び質問をさせていただいたということでございます。


 実態としては、8月15日はちょうどうら盆になりますので、役所も言えば開店休業のような実態であります。そういうことは十分認識はしてるんですけれども、やはり先ほど申し上げましたように、国からもきっちりと文書でそういう要請がありますし、国の要請に応じた市の対応というのは、ぜひお願いしないとならないというふうに思います。


 先ほど部長答弁の中で、今後市広報で周知したいということでございます。従来、市広報にも一切掲載がありませんでした。わずかのスペースで済むわけですので、ぜひこれはことしからお願いしたいというふうに思います。今回質問しましたのも、8月15日に間に合うようにということで本議会で質問させていただいておりますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。


 それから、庁舎での取り扱いでございます。国も厚生労働省も、特に地方公共団体の職員については、正午の黙祷をしてもらうようにというようなことを配慮してほしいという文書があります。まず地方公共団体が率先をしてやっていただくということが大事ではないかなというふうに思います。答弁にありましたように、半旗は確かに本庁には掲げてありますので、ただ、それのみでありまして、したがって、お願いをしたいのは、正午の黙祷をぜひお願いしたい。それについては、事前の文書なり庁内放送なりで徹底をしてお願いをしたいということですが、いかがでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 厚生労働省社会・援護局長の趣旨等の徹底という方についての依頼文書の中にも、地方公共団体職員ということについては、もとよりというようなことで、一応通知として参っております。そのような中で、その当日につきましては事前に文書等を配付する、もしくはそれぞれの課長さんにメール等で発信させていただく中で、それぞれやっていただくような、そういう取り扱いをしたいというふうに考えております。


○議長(綿貫 祥一) 2番、森田議員。


○議員(2番 森田 健治) 私の希望としては、ぜひ12時前に庁内放送で、といいますのは、市民の来客もありますので、その旨、市民の方にも協力をお願いするという意味から、ぜひ庁内放送で徹底していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。


 それからもう一つ、国の方の、厚生省の方の文書の中では、庁舎に懸垂幕等で周知をするようにというようなこともあるんですけども、これは経費もかかるということですが、検討をお願いしたいと思います。


 それから、戦没者追悼式の考え方です。市の主催の戦没者追悼式につきましては、旧市の当時から豊岡市については丁重にお祭りを行っていただいておりまして、感謝を申し上げたいと思います。気がかりなのは、市町合併によって広域化をいたしまして、遺族の高齢化によって、遠い遠方からの参加が非常に難しいなということで、この点、非常に懸念してるんですけども、ただいま答弁の中で、バスで送迎をしたいということですので、ぜひお願いをしたいというふうに思います。


 次の質問、空港周辺用地の方に参りたいと思います。


 市長答弁の中で、具体的なものはないということであります。社会経済情勢等も踏まえる中で、なかなか困難だなということはよく理解ができるわけですけども、ただ、現場ではやはりいろいろと問題がございまして、したがって、特に今回質問いたしましたのは、その面での対応をお願いしたいなということで質問をさせていただいております。


 そもそも公社が取得をしております、基本的なことになるんですけども、目的というのは、どういうことでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 公社が取得しました目的なんですが、先ほど市長の方からお答え申し上げましたけれども、社会経済情勢が変わる前の、まだ非常に景気のいいころの状況の話であったわけですが、但馬空港ができるという一つの大きな事業が入ってきたという中で、その但馬空港の周辺の乱開発の防止をしたいというのが一つ目的としてございましたし、もう一つは、せっかく空港ができますので、その機能を生かす形で、但馬地域の発展につながっていくような、そういう都市整備というものを、空港周辺の展開をしたいということがございました。県の方でいろんな調査もされてきました。そういう中での用地買収というふうに理解をいたしております。


○議長(綿貫 祥一) 2番、森田議員。


○議員(2番 森田 健治) 今、計画検討についてはなかなか難しいということだったんですけども、過去の答弁の中では、積極的に県の方にも働きをしていかなければならないということで、これは同僚議員の質問に対しての答弁でありましたが、その後、県との交渉というのはありましたでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 実は、この空港周辺の土地利用につきまして、これは本庁ではなくて但馬県民局の方で扱うというような方針になっておりまして、但馬県民局の方と機を見ていろんな協議をさせてもらっておるという状況でございます。ただ、県の方でも、先ほど市長が申し上げましたけれども、北近畿豊岡の高速道路、豊岡南インター以北の将来の見通しといいますか、そういうものが見えてくる中で、土地利用をどうするかというふうな検討にならざるを得ないなという話を聞いてますので、今、目の前に具体的に計画を検討するというふうにはなっていないのが状況でございます。


○議長(綿貫 祥一) 2番、森田議員。


○議員(2番 森田 健治) 問題なのは、この792ヘクタールのうち農地が、いただきました資料によると117ヘクタールということで、率的には少ないんですけれども、農地が含まれておりまして、これがいわゆる放置をされたままということで、非常に荒れてきておりまして、今ではイノシシの遊び場といいますか、そんな感じですけれども、これによる周辺農地への影響が非常に大きいということで、問題になってるわけですけども、この農地を放置をされているということについて、農地法上問題があるのではないかというふうに私は思うんですけれども、土地開発公社が用地を取得しておりますが、公拡法の中でも用地の管理については第3条第2項の中で、農林漁業等の健全な調和に配慮しつつ、これを適正に管理しなければならないというような規定もしておりますし、農地法上も問題があるのではないか、長期放置することについて、と思うんですけども、いかがでしょう。


○議長(綿貫 祥一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 特につぶさに農地法上の問題を検討したことはございませんけれども、ただ、原則的な一般論としましては、農地を守り、さらにそれを有効活用あるいは適切な管理をするという点では、これは問題があるものだと思っております。


○議長(綿貫 祥一) 2番、森田議員。


○議員(2番 森田 健治) 農地法上問題があるというのは、いろいろな問題があるんですけど、特に、本来農家なり市民が農地を取得なり、または転用なりしようとしますと、農地法の規定の中で、目的の用地に供することが確実でないと許可をしませんよと、それから、周辺の農地に係る営農条件に支障を生ずるおそれがあると認める場合には許可をしませんよというような規定があります。今回の場合は農業委員会の許可の要らない未取得なんですけども、しかし、一般の市民からすると、行政はそういう意味で放置をしたままでいいんかというような声がありまして、したがって、長期間農地を取得したままで放置をすることについては問題があるのではないかというふうに思うわけですけども、いかがでしょう。


○議長(綿貫 祥一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 先ほども申し上げたとおりでございますけれども、やはり農地を適切に管理するという、その趣旨の上からしますと、やはりいろんな問題があるというふうには認識をいたしております。


○議長(綿貫 祥一) 2番、森田議員。


○議員(2番 森田 健治) そういう問題がある中で、したがって、管理についてきっちりとしていただきたいというふうに思うわけですけれども、問題がありますのは、一つは、未買収地がある、広範な既に取得をした土地の中に点々と未買収地があるということです。山林であれば特に支障はないと思うんですけれども、これが農地でありますと、いろんな面で支障があります。この未買収地の取得については、今後どんな対応になってくるんでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 空港周辺の未買収の土地につきましてでございますが、現在63ヘクタールほど残っているということになってます。この扱いでございますけれども、先ほども申し上げましたように、土地利用の計画が現在はっきりしてないという状況でございます。したがって、先行取得ということはあり得ない。将来的に土地利用計画ができて、実際に事業化に向かっていくということが出てくれば、その事業化の中での事業用地としての買収というような格好になりますので、当面、用地買収の方針はないということでご理解をお願いしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 2番、森田議員。


○議員(2番 森田 健治) となると、特に農地の部分がありますので、したがって、そういう面からも管理の点で問題が出てくるということです。里道にしても水路にいたしましても、農地を所有している方については通行権もあるでしょうし、用水権もあるでしょうし、そのあたりの管理を周辺の土地を所有してる公社ですか、がきっちりとしていただかなければならないということになろうかと思います。


 一つは、今の里道、農道ですね、の通行に非常に支障になってくるということと、それからもう1点は、田んぼの用水で問題になってくるということです。これらをきっちり管理をする必要があるということですけども、先ほど建設部長の答弁の中では、地元に委託をしているということですが、確かに地元は委託を受けておりますけれども、この契約の内容についてはパトロールだけであるというふうに認識をいたしております。特にこの委託料につきましては、当初の現在は4分の1まで下がってきておりますし、したがって、パトロールをして、例えば不法投棄等があれば市の方に連絡をするというだけでありますので、したがって、機能管理については、これは所有者の方でお願いしなければならないというふうに思うわけですけども、そのあたりはいかがでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 建設部長。


○建設部長(黒坂 勇) 委託業務の内容なんですが、確かにパトロールと、巡回等を実施してくださいということは書いてございます。その中に隣接農地・農業用施設への土砂の流出、こういったことについても、土砂の簡易な除去業務もお願いするという項目も入っておるわけでございますが、しかしながら、やはり地元で土砂を撤去していただくというのはなかなか困難だろうと思いますので、そういったことにつきましては、先ほども答弁いたしましたように、県の土地開発公社等へお願いしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。


○議長(綿貫 祥一) 2番、森田議員。


○議員(2番 森田 健治) 土砂の除去等も契約の中に含まれているということですけど、地元としてはそういう理解はしておりません。もしそういうことであれば、契約を考え直さなければならないということになってくるんではないかなというふうに思います。


 それで、水利の関係ですけれども、周辺用地についての水路については、いわゆる棚田になっております。この棚田のかんがい用水というのは、ご承知のように、上流の高い水田から順次下の水田にかんがいをされているというような状況でありまして、ご承知だと思いますけど、野良の山かというような言葉がございます。野良というのはつまり耕作地のことですけれども、これの耕作地の放棄によって、山か、山林、原野に変化するということですけれども、このことによって、棚田を維持管理するために、先ほど申し上げました水田が1枚ごとに張りめぐらされた関係性というのが、途中の水田が荒らされてしまうと断ち切られてしまうということになってしまいます。そうなりますと、地域一帯の水利がもう維持できなくなってくるというのが棚田の水利、用水でございまして、したがって、非常に農家としては困るということと、それから、この水利の問題については、中には青線ですね、水路敷もあります。ところが、この水路敷がもう死んでしまって、下の下流の水田に水が回ってこない。非常に困った状況が生じてるわけですけども、このあたりの対応策といいますか考え方がありましたら、お願いしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 里道なり水路の管理といたしましては、実態としては、地元の地区なり、あるいは隣接の農家と申しますか、所有者の方を含めまして、受益者の方にお願いしている、これが実態だと思っております。もちろん今ご指摘のように、水路敷につきましては国有地ということでございますけれども、ただ、農業用水路の管理といいますか、そういうことからしますと、その管理責任というのがすべて市にあるのかどうかというあたりについては、まだ不明なところがございます。


 いずれにしましても、被災をしておりまして、好ましい状態ではないというふうには承知をいたしておりますので、早く公社の方と協議をさせていただきたいというふうに思っております。


○議長(綿貫 祥一) 2番、森田議員。


○議員(2番 森田 健治) 里道、水路の管理について、地元の農会なり自治会が管理をするということは私も十分承知をしておりますし、そういうふうにやられております。しかし、今申し上げておりますのは、空港周辺用地として全体的に買収がされてしまっていると。その中まで、じゃあ地元の農会等が管理をしなければならないのかということであります。もし、それもしなければならないということであれば、農会が賦課金を徴収するという形にならざるを得ないわけですし、そのあたりは公社としてはいかがでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 確かに議員おっしゃいますように、農地が一部ございまして、田んぼをつくっておいでるという中での問題点というのは出ておるなという認識は持ってます。ただ、実際、議員がおっしゃいましたように、全体では117ヘクタール農地があるわけですが、その中で9ヘクタールを超えるものが県の公社の用地という格好になってますので、大方は県の公社の関係分という格好になります。地元の方に、建設部長申し上げましたけれども、管理の方をお世話になっておるということでございますが、非常にエリアが大きいということがあって、今、議員の方から管理に当たっての賦課金の話も出ました。確かに現場としては困っておいでる実情もよくわかりますので、これは県の公社の方と一遍現状を見て、現状を調べる中で、どういう対応が望ましいのかということについて議論させていただいて、またその結果についてはご相談申し上げたいというふうに考えております。


○議長(綿貫 祥一) 2番、森田議員。


○議員(2番 森田 健治) 答弁がありましたように、ほとんど大半が県の公社の土地でありますので、したがって、県にまたお願いをしたいということになろうかと思います。ただ、私が申し上げたいのは、用水権といいますか水利権というのは、慣行水利権は非常に重たいものがあるということをぜひ認識をしていただきたいというふうに思うわけです。民法の中でもこの水利については一つの章を起こして規定をしております。水利妨害等の規定もあるわけですし、そのあたりを十分踏まえていただかないと、今は米も年々下がってくるというような社会情勢ですので、田んぼの値打ちも下がってるということですけれども、しかし、従来から農家は非常に水田を大事にして、特に水利については非常に重たいものがありますので、その点を十分認識していただきたいなと、そして用地の管理をしていただきたいなというふうに思います。


 この周辺用地の中で、災害復旧の関係ですけれども、先ほど共生部長の方から災害復旧については完了をしていると、作付については影響がないんだというような答弁がございました。


 実は、災害復旧については、農地災害ということで、地元も十分認識をしておりまして、その分については市の方にも要請をしてきました。ただ、ここの災害については、すべて県の土地の中の災害だという認識と、もう1点は、農地災害ですと地元の負担金があります。この地元の負担金を農会等が出してまで空港用地の中の災害復旧をしなければならないのかというような問題がございまして、したがって、空港周辺用地内の災害についてはもう市の方にはお願いをしてないと、してこなかったという状況でございます。


 しかし、その後、未買収地の地権者から、どうなってるんだというようなことが区の方に抗議がございまして、何とかせえというような強い要請もありまして、初めて奥地の方に未買収地があるということを承知したわけですけども、そういう問題がございますので、したがって、くどくど申し上げております。特に用水の問題等もありますので、災害復旧については、また公社等にも十分おつなぎをしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いをしたいと思います。


 次に参ります。奈佐川下流部の治水対策の関係ですけれども、森津無堤地の関係につきましては、実は新聞報道によりますと、3月末に結論を出すんだという報道がありましたので、既に対策協議会での検討結果について取りまとめがされているというふうな認識をしておりましたが、ただいまの答弁によりますと、第5回目が8月中にということでございます。8月の第5回で取りまとめができるのかどうかということと、この取りまとめの中で、森津無堤地の事項についても触れられる見込みがあるのか、その点を確認したいと思います。


○議長(綿貫 祥一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 恐れ入ります。先ほどの答弁の中で、当該地の水路敷は国有地というふうに申しましたけれども、既にこのケースの場合には市に所有権が移っとるということを確認しましたので、訂正をさせていただきます。申しわけありません。


○議長(綿貫 祥一) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 森津の無堤地の関係ですが、第5回を8月末までに国土交通省の方では開催の準備を進めてるというふうに聞いておりまして、それには森津築堤におきましても具体的な提案をする、そして、それまでには各下流部地域の関係区長さんにも、このような提案をするということも、ヒアリングもするというふうに聞いております。したがいまして、それぞれの地域の具体的提案をする、そして、それをもって第5回もヒアリングをするわけですけれども、最終的には6回になろうかと思うんですけれども、具体案もまとめて結果発表するというような段取りになっております。以上であります。


○議長(綿貫 祥一) 2番、森田議員。


○議員(2番 森田 健治) わかりました。この治水対策協議会については、市の方も技監や防災監、それから建設部参事等も委員として参加をされてるわけですので、ぜひ森津無堤地の問題についても中で取り上げていただきたいというふうに要望しておきます。


 次に、栃江橋のかけかえの関係であります。早期にかけかえが必要だというふうに認識をしていただいております。これについては前回の質問の中でも答弁がありましたが、なかなか具体的にいつになるのか、非常に財政的にも困難だなというような感触を持っているわけですけれども、しかしながら、築堤等の改築も進んでおります。そういう中で、本当に大きな支障になっておりますし、それが破堤にもつながりかねないという、市街地にも影響を来すということでありますので、したがって、この点につきましても早期にかけかえができるように、ご努力をお願いをしておきたいと思います。何かありましたら。


○議長(綿貫 祥一) 建設部長。


○建設部長(黒坂 勇) 議員ご指摘のとおり、いろんな問題がございますので、これから十分協議をしてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。


○議長(綿貫 祥一) 2番、森田議員。


○議員(2番 森田 健治) 以上で終わります。


○議長(綿貫 祥一) 以上で森田健治議員に対する答弁は終わりました。


           ────────────────────


○議長(綿貫 祥一) 暫時休憩いたします。再開は10時35分です。


                午前10時21分休憩


           ────────────────────


                午前10時36分再開


○議長(綿貫 祥一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、11番、谷口勝己議員。(拍手)


               〔谷口勝己議員 登壇〕


○議員(11番 谷口 勝己) 11番、谷口勝己でございます。通告に従いまして一般質問を行います。


 だれもが生き、生活する中で、いつも安全で安心として、楽しく暮らせることを願っているのでございます。しかし、災害など非常時は別といたしましても、現在、安全で安心して生活のできる環境や状況にあるでしょうか。


 昨今、国内だけを見ましても、国の財政事情は悪化し、約800兆円の負債、国民1人当たり622万円の借金を抱える状況、厚生労働省、社会保険庁など国民を裏切る行為、大手建設など公共事業請負業者の相変わらずの談合体質、耐震偽装事件、ライブドアの堀江氏、村上ファンドの村上氏など、IT起業家、市場の風雲児と言われ、時代の寵児とももてはやされたものの、法を無視しての偽りの成功、また、勝ち・負け組の区分がささやかれる社会、毎日のように発生する親が子を、子が親を、また無差別に行われる殺人や誘拐事件、さらに生活に疲れ前途を悲観した年間3万人を超える自殺者、振り込め詐欺や悪質リフォーム、点検商法や催眠商法など、問題が多くあり過ぎます。安全と安心とは大きくかけ離れており、何を信じ、だれを頼ってよいのか、田舎で生活する者にとっても油断もすきもない、何と暗い、嫌なご時世でございましょうか。


 このようなとき、国を始め兵庫県、また豊岡市におきましても、安全と安心の確保のために多額の予算を計上し、諸施策を推進していただいております。今年度の国の予算を見ましても、少子化対策に重点を置き、児童手当支給対象の拡大、受け入れ児童対策の保育所運営費負担金など、多くの事業に大幅な予算計上をされております。


 また、兵庫県でも、18年度の県政5本の柱の中に、第1の柱として、安全と安心の確保ということで、総合的な防災・減災対策、食の安全・安心の確保、地域防犯活動、そして健康・福祉・医療対策の拡充が挙げられ、さらに第2の柱として、未来への期待では、総合的な少子化対策として、安心して出産できる仕組みづくり、子育て家庭への支援、保育の充実、妊婦健康診査支援など実施されております。6月5日に開会の県議会定例会におきまして、井戸知事は提案説明で、県政課題の第1の柱として、安全と安心の確保を再度表明されております。


 中貝市長もこの6月定例会の総括説明で、市民が大きな夢と希望を抱き、安全で安心なまちを享受できるような豊岡市総合計画をつくりたいとおっしゃいました。市民が安全、安心、そして希望を持ち、誇れるまちづくりができるよう、ぜひともお願いしたいと期待するものであります。


 住民の安全と安心の確保については、国を始め全国の各自治体と施策や取り組みに若干の差異はありましょうが、努力はなされていると思います。安全、安心のまちづくりについて、身近なことを3点質問いたします。


 最初に、公立豊岡、日高、出石病院における診療体制でございますが、いずれの病院も医師の不足で十分な診療が行われていないと言われていますが、但馬地域には県立病院も赤十字病院もなく、市内には大きな病院は公立豊岡病院組合の病院しかありません。地域医療の重要な役割を担っているこの病院がその機能を果たしていなければ、市民は安心して生活することはできません。


 昨日の同僚議員の質問にご答弁がありましたが、市長も但馬地域における医療のあり方について、市町長と病院管理者で対策を協議し、今後に向けて行動を起こしていただいておるようでございますが、医師確保は急務中の急務でございます。幾ら国の制度改革の影響とはいえ、余りにも厳しい現実、地方を完全に無視した悪政の結果ですが、本当に困ったことです。高齢者の多い当町で、住民の不安は日増しな状態でございます。本当に今どれだけの医師が、その3つの病院でそれぞれ不足しておるのでしょうか。3病院の現状をお尋ねいたします。


 次に、少子化問題でありますが、先日、厚生労働省が発表しました昨年の合計特殊出生率、いわゆる俗に申します出生率は125人と過去最低を記録しましたが、大変な時代になったと思います。5人の子たちが8人の親の面倒を見なければなりません。その上、長寿国日本です。これからどんな国やまちができるのでしょうか。今から心配でなりません。


 国を始め全国自治体も必死の努力、多くの施策も効果は見えてきません。豊岡市づくりに安心して出産のできる、子育てのできる、独自で実効を上げるための名案がありませんか。独自に検討や研究をなされておれば、お答えいただきたいと思います。


 また、昨年の豊岡市の出生率は、わかれば教えてください。


 次に、災害復旧関連工事の進捗状況について。


 一昨年の台風23号などで大きな被害を受けましたが、国県の絶大なる支援、協力をいただき、市長を始め職員の皆さんの不眠不休のご尽力、ご協力により、公共土木施設関係、農地・農業用施設、山地関係工事もほとんど完了と思います。そのご苦労に対しまして、改めて感謝いたしたいと思います。


 梅雨期を迎え、まだ完了してない工事もあるようでございます。何とか急いでいただいて、安全と安心の確保をお願いしたいものです。これら工事の5月末現在の進捗状況、そしてまた、17年4月1日現在での避難勧告の対象の世帯数と人数についてお尋ねいたします。


 以上で第1回目の質問を終わります。次回からは自席で行います。


○議長(綿貫 祥一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、子育て支援に関するご質問にお答えをいたします。


 縁あってこの豊岡市内に生まれた子供たちがすくすくと育っていくことについて、市行政としても一定の責務を負ってるということは当然でございます。豊岡市としても、全国的に共通な政策を展開することはもちろんでありますけれども、市独自の政策展開も進めてまいりました。例えば、具体的には、留守家庭乳幼児を対象とした保育施策として、私立保育園に対し、私立保育園運営費補助事業を始め、重度食物アレルギー児受け入れ対策事業や障害児保育事業、定員の8割を割り込んだ私立保育園に対する保育所特別対策事業など、市単独の補助事業として実施しています。特に阪神間と比べました場合には、障害児の保育について、特色といたしまして、保育園がかなりその責任を負ってるといいましょうか、責務を果たしている。このことが大きな特徴として上げられているところでございますが、今申し上げましたように、そのようなことを踏まえて一定の支援策を設けているところでございます。


 また、在宅子育て家庭に対する施策といたしましては、旧市町それぞれに子育てセンターを配置し、子育て相談や子育てグループの育成支援などを行っているほか、保育園においても一時保育事業、地域活動事業を実施しています。


 また、加えまして、合併によりまして、旧町の庁舎が職員の減によって物理的にあいてくる。その活用策をいろいろと検討してきてるところでございますが、その中の一例といたしまして、日高では、現在農村環境改善センターにあります子育てセンターを庁舎の方へ移すということを現在計画中でございます。まちの活性化あるいはにぎわいの確保ということと子育て支援を結びつける考え方でございます。


 今後とも少子化に対する施策を着実に実行するために、現在、子育て支援の基本計画となります次世代育成支援対策地域行動計画について、改めて住民の意見や要望を十分に反映したものとして策定すべく、現在その見直しを行っているところでございます。特にこれについては委員会を設置いたしまして検討を進めていただいているところですが、私といたしましては、できることはたくさんあるはずだと、ぜひ事態を変えるような意欲でもって取り組んでいただきたいということを委員さんの方々にお願いをしているところでございます。まだその成果というのは私のところに届いておりませんけれども、ぜひ実効性のあるものをつくり上げてまいりたい、このように考えています。


 また、あわせまして、放課後児童クラブの設置運営方法の見直しを含めた子供たちの放課後のあり方や、発達障害児・者自立支援法の趣旨を踏まえた障害児支援のあり方の個別課題につきましても、横断的な組織を立ち上げ、多角的な観点からの検討作業に着手してるところです。


 また、今年度から、教育委員会を中心にいたしまして、子どもの野生復帰大作戦が始まりました。これもいわば子育てが楽しい、あるいは子育てに可能性を見出すことができる、そういったことに対する間接的なエールになるのではないのか、このように考えているところでございます。


 市のことでございますから、なかなか大わざをというわけにはいかない面がございますが、できることをできる限り早く、そして総合的に進めることによって、子育て支援を充実してまいりたい、このように考えております。


 その他につきましてはそれぞれから答弁させていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 助役。


○助役(奥田 清喜) 助役、奥田です。私からは、災害に関係します避難勧告の現状をということでございましたので、それについてお答えいたします。


 昨年12月現在で、30世帯117人に対して避難勧告を継続中でしたが、ことしの5月末までに20世帯85人の避難勧告を解除いたしました。したがって、5月末で10世帯32人でございます。豊岡地域が8世帯28人と、日高地域が2世帯4人でございます。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方からは、3病院の医師不足の状況ということでございます。昨日も市長が申し上げましたとおりでございまして、本来、病院組合が責任を負っていただいているものでございますけれども、現在の診療体制について、次のように伺いましたので、ご報告させていただきます。


 まず、豊岡病院では、従来より他の組合内病院の診療体制の縮小を最小限にとどめるために、医師の異動や、それから応援診療によって、診療体制の確保に努めておりますが、医師不足が深刻化するにつれて、豊岡病院でも診療科によっては医師が不足している状況にございます。診療体制としまして、これらの常勤医師の減少と、それから出張診療の医師の確保が困難となったことから、呼吸器科と消化器科につきましては、外来診療日の制限をせざるを得ない状況となりまして、6月より木曜日が休診となっております。


 日高病院では、外科の常勤医師が全員退職いたしまして、豊岡病院からの応援診療によって、週2回の外来診療のみ行われている状況でございます。また、内科につきましても、大学からの派遣医師が減少したため、昨年10月には豊岡病院から医師2名を異動し、診療体制の確保に努めております。


 しかし、外科医師の退職に加え、この4月からは産婦人科医師が1名減少したということから、従来どおりの救急体制を確保すると医師の負担が過重になり、時間内の診療に影響が懸念されるとともに、さらなる医師減員の要因につながりかねないということから、時間外の救急患者の受け入れ制限をせざるを得ない状況になっております。


 出石病院でも、内科医師2名と外科医師2名の医師4名体制であるために、日高病院と同様に、時間外の救急患者の受け入れについては制限をせざるを得ないと、こういう状況になっております。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部参事。


○健康福祉部参事(湯口 敏) 少子化のご質問の中で、豊岡市の特殊出生率のご質問がございました。国に対応します数値というのは現在わかりません。県としては、市町ごとは公表はしておりません。ただ、わかりますのが、平成15年の特殊出生率、豊岡市が152というふうな状況です。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 災害復旧工事の進捗状況につきましてお答えいたします。


 国の激特事業の進捗状況ですが、昨日、宮里技監の方が申し上げておりまして、平成18年度末の事業費ベースでは約34%を完了する、このように伺っております。いずれにいたしましても、平成21年度までに河道掘削、築堤、堤防強化、内水対策、構造物の改築が実施されます。


 次に、兵庫県の公共土木施設災害の状況ですけれども、河川、道路、砂防、急傾斜、港湾、災害件数は429件ありまして、5月末での完了率はおおむね90%、このように伺っております。


 次に、豊岡市の建設部所管の関係ですが、公共土木施設災害復旧工事で663件あります。平成17年度に明許繰り越しを19件、そして18年度事業として1件を対応するようにしておりまして、合計20件が残工事であります。いずれにいたしましても早期完成に全力を挙げたいと、このように考えております。以上であります。


○議長(綿貫 祥一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 農林関係の災害復旧の進捗状況、5月末でございます。まず、農地・農業用施設災害復旧でございますけれども、発注はすべて完了いたしております。工事の完了率につきましては、市単独によります小災害復旧工事は100%、また、国庫補助事業の復旧は、農地270件に対しまして251件、完了率は93%です。農業用施設は222件に対しまして213件、完了率は959%という状況でございます。残りの未完了箇所につきましては、例年にない降雪あるいは、主に河川改修等、他事業との調整、そういう関係で繰り越しによる施工としておりますけれども、本年春の作付につきましては、すべて地元調整を行いまして、問題なく対応しておるというように認識をいたしております。


 また、山地災害復旧の5月末現在の進捗状況でございますが、市が事業主体分あるいは県が事業主体分とも発注率が100%でございます。完了率は、市が事業主体となります復旧事業は51件ございますが、すべて完了しております。県が事業主体となります復旧事業は、54件に対しまして50件ということで、完了率は926%という状況でございます。残っております未完了箇所につきましては、9月30日完了予定というように聞いております。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 11番、谷口議員。


○議員(11番 谷口 勝己) ありがとうございました。


 公立豊岡病院のことについてお伺いしたいと思います。


 この豊岡病院は、オープンしますとき、診療科目は27科目ということでございました。そしてまた、この間、資料を請求いたしましたら、いただいたのは24科しかないんです。これは3科、医師がいなくてやってられないのかなというのがまず1点。そして、例えば各科ごとの医師の数、いわゆるほかのどこに行きましてもやっぱり定員というのがあるもんですから、それぞれの定員についても教えてほしいと。豊岡病院には定員というのは実はないんだそうであります。これを思いますときに、少しちょっといいかげんだなと。これは、私は、市民が不安と不信を持ってるから、経営についてとかく言うんじゃないですよ。やっぱり医師確保というのはせにゃならないということからそう思うわけなんですが、定員がなけにゃね、病院というのは、例えば廃科したり、あるいは休科したりしてやったり、あるいは確保できたらすぐ設置してやるというようなことなんかなと思いまして、もしこれについて、理解されとる部分で結構でございますので、ひとつ教えてやってほしいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 豊岡病院で確認をさせていただいて、特に定員ということでの定めはないということでございます。基本的にある程度患者のやっぱり動向等によって、医師のある程度の数というのは決まってくるのではないのかなというふうには考えておりますけれども、それ以外の詳細についてはここでお答えしかねるという状況です。


○議長(綿貫 祥一) 11番、谷口議員。


○議員(11番 谷口 勝己) 豊岡病院、よく掌握していただいてないようでございます。一番私が毎月お世話になってます日高病院について、ちょっと確認をしたりしていきたいと思うんですが、日高病院、いつも予約診で参りますと、もう駐車場は満杯でした、いつも。なかなかあきを探すのが大変でした。今行きましたら、もう幾らでもあいております。そこに行ってみれば、いろいろ皆さんが、何で医者さんがいない、何で確保できへんと、こういうふうに皆さんおっしゃるわけであります。中には、受診や治療に来とる皆さんの話を聞きますと、これは市町合併によってこうなったん違うかというようなことまで極端におっしゃる方もあるわけなんです。


 日高病院、さっきも答弁にありました。外科医師5人が2年、16年、17年で皆退職してしまうと。応援医師によりまして、週2回、外科医師なんか、しかも週2回が午前中だけなんですね。整形外科なんかも週3回とか、産婦人科も午前中のみ先生が2人でやっとる。小児科なんかにおきましては、もうとうとう毎週2回あったものが、6月より診療中止になっております。皮膚科におきましても同じようなことで、水曜日に1回、午後2時半から午後4時まで、たった1時間半の診察ですね。これで本当に病院としての、私は、その役割を果たしてくれておるのかなと思うわけです。


 医師確保は困難だと思うんですが、しかし、それじゃあ豊岡病院はまだ、さっきも出ておりましたように、非常にまだ減少率が低くしてあるそうでありますので、豊岡病院に皆行かにゃならないと。私のとこからでも大体20キロ近くありますから、もう大変なんですね。市民的視線で何とか考えていただかにゃならんだろうなと、こんな思いがしておるわけです。この窮状を何とか理解していただいて、そしてご尽力をいただかにゃならんと。大変なことはよくわかっております。いずれの病院もそういうような状況にあるようでございますので、でも、なかなか一般市民はそんな理解ができておりませんので、例えば市広報を使ってでも、少しぐらいやっぱり周知してやっていただくのも私は一つの方法じゃないだろうか、こんな思いがしますが、いかがでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 現在、但馬じゅうの病院の厳しい状況は、昨日答弁の中でお答えをさせていただいたとおりでございます。そしてそういった状況をつまびらかにするということも大変重要だというご指摘も質問者の中からいただいたところでございます。したがいまして、これは病院組合の広報の中できちっとした説明がなされるべきものと思います。ただ、それとは別に、但馬全体で医療のあり方を検討するわけでございますから、そのことにかかわって、但馬全体の窮状については、豊岡市も広報について責任の一端を果たしていく必要がある、このように考えているところでございます。


 きのう申し上げましたように、管理者なり、あるいは市長が頑張れば、医師が採れるというような、もうそんな状況では全くございません。大学の側は、もはや100床程度の病院のところには医師は派遣しないというふうに例えば神戸大学の場合ですと断言すらいたしておりまして、こういった厳しい状況の中で、私たちはできることを探っていかなければいけない。ただ、市民の皆さんからいきますと、例えば合併のせいではないかと言われたというようなお話がございましたけれども、病院の今の実態が十分ご理解いただけてない、いただけるような情報提供がなされてないという実態がございますので、検討とあわせて市民への情報提供はしっかりとやってまいりたい、このように考えます。


○議長(綿貫 祥一) 11番、谷口議員。


○議員(11番 谷口 勝己) 今の答弁のように、確かに医師確保は難しい状態にあると思います。先般の新聞記事を読みましても、医学部を幾ら増員しても医師不足の解消はしないと、30年経過しても多分もとに返らないだろうと、こういうような記事も出ております。そのような中で、じゃあそのまま放置していっていいんだろうかなと。いろいろ県の方も、この間、県会での代表質問の中にもございましたし、そしてまた、知事の方もそれなりにちゃんと答弁されております。やっぱり対応についていろいろとお考えをいただいておるようでありますけども、なかなか難しい。農山村や、あるいは僻地の方の医師確保につきまして、最近では国立の大学の医学部なんかで地域枠なんかを設けまして、そして医師の養成といいますか、育成といいますか、そういうのをしていくと。もう既に本年度で11大学でございますか、実施しておるようでございます。雄県兵庫も何とか県民の不安解消にぜひしていただきたいなと、こんな思いでございます。そしてまた、県議会でも意見書を採択して県議会を終えたようでございます。いずれにしても、いずことも大変な状態でございます。でも、いま一度やはりさらなる市長にもご努力いただいて、正常な病院に一日も早くなりますようにご努力をお願いして、次に移りたいと思います。


 少子化の問題ですが、先ほど豊岡市で、古い資料でおっしゃっていただきました。しかし、このごろ本当に少子化は進んでまいりまして、兵庫県では12と言われておりますし、平均を上回る県なんていうのは、14以上の県というのは8県しかないそうでございます。そのような中で、東京なんかは0になってしまっております。一番多い沖縄でも171というようなこと。


 それで、ここに資料をいただきまして、例えば豊岡市での出産件数を見てみますと、13年と17年を比較、13年からしか同じ比較できるものがございませんでしたので、これでやってみますと、113名減っております。率にいたしまして134%ぐらい。これを旧市町ごとで見てまいりますと、竹野あるいは出石の減少率というのは30%を超えておるというようなことで、わずかな年数でこれだけ減ってきておるわけです。このままいきますと大変なあれになるなと。それと同時に、やはり少子化もあるとなると、豊岡市の人口、前回の国勢調査によります数と17年度の調査数を見ますと、3,000人ぐらい減少しております。この3,000人というのは、昭和60年にやられたときから12年までで3,334名が減ったと、このようなことでございますので、その長い年月かけて減ったのが35%、しかも5年間で減ったのが同じような数字ということで、このままいきますとさらなる減少が続くんじゃないだろうかと、こんな思いがいたしますので、先ほども市長から答弁いただきましたけど、やっぱりあくまで安心して子育てのできる制度というのはさらにお考えをいただきたいなと、こう思うわけですが、いま一度申していただきたいと、答弁を求めます。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部参事。


○健康福祉部参事(湯口 敏) 少子化につきましては、現在、国を挙げての重要施策というようなことで、子育てができる環境をいかにつくるかというふうなことで取り組んでおります。市といたしましても、先ほどご説明しましたように、地域行動計画を現在策定中です。今後やはり未来にわたって、この地域の子供たちが健やかに育つような計画にしてまいりたいというふうに考えてます。


 しかし、少子化というふうなものも、議員おっしゃいましたように、国あるいは県を挙げて10数年取り組んできたわけですけど、出生率の減少がとまらないというふうな状況にあります。やはり今後は、若者の生活全体も含めての国、県あるいは市町を挙げての政策というふうなものを今後とも計画の中に盛り込んでいきたいというふうに考えております。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 11番、谷口議員。


○議員(11番 谷口 勝己) 何せ少子化をどうするかという問題は、担当大臣まで置いて取り組んでいるわけですけど、なかなかその効果が出てまいりません。


 佐賀県の知事が、兵庫県で緑税なんかを創設いたしました。ところが古川知事は、子育て支援充実のために育児保険構想というのを6月に発表して、そしてこれを全国のあれにしていこうかというようなことなんです。高齢者対策は非常に進んでいるわけですが、まだまだ子育て支援の関係につきましては、もちろん財源も必要でございますし、大変だろうと思うんですが、しかし、次世代育成のための機運をしっかりしたものにしないと、やっぱり僕はいかんだろうなと、こんな思いであります。あくまでこれは財源確保とセットになった包括的な次世代育成政策というのを拡充せないけんだろうと、こう思うんですが、いかがなもんでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部参事。


○健康福祉部参事(湯口 敏) 今後、やはり計画の中に、次世代の育成というふうなことで、特に女性が働き続け、あるいは子供を産んでも仕事が続けられるような施策、あるいは子育てサービスの充実ですとかいうふうなものは、総合的に取り組んでいきたいと思います。それについては、今後いろんな国あるいは県の施策等も相交えまして、計画づくりというふうなものを早急に進めてまいりたいというふうに考えております。


○議長(綿貫 祥一) 11番、谷口議員。


○議員(11番 谷口 勝己) 次に、保育園と幼稚園の関係で伺いたいと思います。


 先ほど来申し上げておりますように、子供の数の減少、幼稚園数を見ますと27園ございまして、小学校が30校ですから、大体小学校と同じようなところに大体同じ数、内容を見ますと日高町に3つ、小学校に幼稚園がないとこ、竹野の森本ですか、ここにない。豊岡が豊岡小学校の関係で、めぐみ、ひかりということで、これで27かなと、こういうふうに見ております。


 ところが、27園あります中で、園児が20人以下というのが14園もあるわけであります。非常に小規模化しておりますし、内容を見てまいりますと、小野は109名ということで、しかし高橋なんかは7名でございますので、10数倍というふうな規模差がございます。中竹野なんかにしますと、4歳児、5歳児合わせて10人、寺坂が4歳児、5歳児合わせて10名というようなこと。しかし、このようなあれで本当に、まず効率的にも、そして園運営にも本当にいいんだろうかなと、こんな思いがするわけですが、これについて、学校整備とあわせてご検討をいただいておるかどうか、お伺いしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 先ほど幼稚園の小規模化ということについてお話あったわけですが、まず、幼稚園のあり方につきましては、これは基本的に幼稚園だけではなしに、今、国の方で話題になっております保育所との幼保一体化、そういった新しい施策のあり方も含めて、幼児教育のあり方については今後しっかりと検討する必要があるだろうと思います。


 そういった中で、現在、豊岡市におきましては、学校整備審議会の中で、小・中学校の整備について議論をこれからしていただくわけですが、その過程の中で、幼稚園の整備についても話題になることは出てくるだろうと思います。ただ、審議会の中で、それでは幼保一体化まで踏み込んで、これからの幼児教育のあり方まで議論していく、このことについては大変困難であろうと、こういうように考えております。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 11番、谷口議員。


○議員(11番 谷口 勝己) いずれにいたしましても、これも避けて通れない問題だろうと私は思います。今、答弁にありました幼保一元化の問題につきましても、たしか保育園は幼稚園より難しさがございますので、なぜかと申しますと、私立と、そして公立と、さらに公設民営の保育所と、3つの種類に分かれとるわけですから、これをなお内訳を見てまいりますと、これも旧市町によって全然形態が異なっております。例えば竹野や但東に行きますとすべてが公立であり、そして城崎、出石なんかへ行きましたら、これは私立、公設民営は日高に2つあるわけですが、これはまた特異なケースでございますが、豊岡の場合は公立が4つで私立が3つというようなことで、これまた難しいことになる。しかし、収容されておりますといいますか、在園しております園児の数というのは、私立の方が1,027人で623%と断然多いわけですね。公立が338%ということでございますので。これなんかの統合というのは非常に難しい。例えば公立と公立との保育園と幼稚園、幼保一元化がまだしいいと思うんですが、これだけ私立がありますと、なかなか僕は難しいと思うんですが、どんなもんでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部参事。


○健康福祉部参事(湯口 敏) 保育園につきましては、先ほどございましたように、公立が9園、私立が14園というふうな状況でございます。おっしゃいましたように、少子化の中で、園児数が少ないというふうなところもございます。今後やはり保育所の整備計画等を検討する中で、幼保一元化に向けました認定こども園というふうな制度も視野に入れまして、今後検討をしてまいりたいというふうに考えております。


○議長(綿貫 祥一) 11番、谷口議員。


○議員(11番 谷口 勝己) 私は、同じ市民であり、地域によっていろいろ取り扱いが異なるというのはおかしなもんだなと思うわけです。思い切って公立の保育園を皆民間に移行するというのは多分難しいと思います。けれども、そういうようなことをお考えいただいたらどうかなと、行財政改革を推進していただく上からも、そういうこともあってもいいんじゃないだろうかと、こんな思いがいたしますが、いかがなもんでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 行革推進室長。


○行革推進室長(谷岡 慎一) 全国的に保育園の民営化といいますか、公設民営化というのはありますので、豊岡市としても検討はしたいと思います。ただ、過疎の問題と、豊岡市におきますようなある種たくさんの園児がいて、そういったところの少子化対策をしなきゃいけないところが同時に起こっているような地域ですので、そういった地域性も踏まえながら検討を進めてまいりたいと考えています。


○議長(綿貫 祥一) 11番、谷口議員。


○議員(11番 谷口 勝己) ぜひご検討をいただきたいと思います。


 今の幼保一元化につきまして、所管する省庁も違う。したがって、教育委員会管轄の幼稚園、そして保育園は厚生労働省でありするわけですから、以前はかなりかけ離れたものになっていたわけです。ところが、現在では幼稚園は幼稚園教育要領、そしてまた保育園では保育所保育指針というのが出ておりますので、これも何回も改定される中で、3歳以上では内容がほとんど同じになってきとるわけなんですよ。だから一元化は内容的にはしいい状況にあると思います。今度の国会で法が成立しておりましたけれども、幼稚園と保育所の機能をあわせ持った認定こども園ですか、これが10月から実施されると、こういうことになっております。幼稚園の小規模化からしまして、ぜひ今後この制度も取り入れていただいたらと、民間に移行するのとあわせてご検討をいただいたら思いますが、いかがなもんでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部参事。


○健康福祉部参事(湯口 敏) 認定こども園の制度というふうなものが10月1日からスタートすることになりました。現在、県の方で検討が進められております。ゼロ歳から就学前の子供の健全な育ちをどうしていくのかというふうなことになろうかと思います。これら等の制度も含めまして、慎重に検討してまいりたいというふうに思います。


○議長(綿貫 祥一) 11番、谷口議員。


○議員(11番 谷口 勝己) 次は、災害復旧関係でございますが、先ほどご答弁いただきましたように、公共土木関係、トータルで97%の完工率になります。農地・農業用施設関係も、これも967%ぐらいになったということで、非常にご努力いただいた結果、順調に進んでおる。このことに対して改めてお礼を申し上げたいと思います。


 ただいま、まだ行われております工事につきまして、ぜひとも早い時期に完成をさせてやってほしいと、こんな思いでございます。残っております工事の、現在進められとる、まだ続行中の工事、旧市町別にどれぐらいあるのか、もしありましたら教えていただきたいと思います。


 そして、あわせて聞きますが、これだけ1,500件に及ぶ件数も、ほとんどが完成と。しかし、あちこちに出向いてみますと、まだかなり災害の傷跡といいましょうか、河川や、あるいは山奥の谷口といいましょうか、そちらの方に行きますと、破損壊した場がかなり見受けられるわけでございます。これについて調査、確認が漏れておるんじゃないだろうかなと、こんな思いがいたします。これについて、市当局の皆さんの責任を問うものではありません。いろいろしていただく中で、漏れが出たんじゃないかなと思いますので、やっぱり危険な箇所は早く改修し、そしてまた、直前に防止できるようなものはやっていただいて、安全なところで安心して生活していただけるようにしてほしいと思います。いま一度、それらについて調査していただく予定はありませんでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 最初に、災害の漏れの関係ですが、既に災害査定は実施を終わっておりまして、そういった被災箇所がありますと、調査して、それなりの通常工事で対応していきたい、このように考えております。


 それから、繰り越しの件数なんですけれども、全体で19件、そして18年度が1件と申しておりました。その内訳なんですが、旧但東町が18年度に1件と、残りが豊岡、出石……。少し時間いただきたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) まず、未完了の箇所でございます。市町別ということですが、まず、農地・農業用施設の関係で、まず農地につきましては、旧豊岡市分が15件、それから旧但東町分が4件でございます。それから、農業用施設につきましては、豊岡分で3件、日高で1件、但東で5件ということでございます。


 なお、この未完了の理由でございますけれども、先ほどもちょっと申し上げましたが、特に豊岡分につきましては、これは江野地区で災害関連の圃場整備事業をやっておりまして、その辺の関連と河川災害、一緒にやっております。その関係が豊岡分15件すべてでございますし、これは農業用施設についても同様でございます。それから、但東分につきましても、いわゆる奥赤で、これも災害関連圃場整備事業をやっております。圃場整備と河川災害あわせて、それの関係で、まだ未完了ということがすべてということでございますので、これはご理解をちょうだいをしたいというように思います。


 それから、治山関係でございますけれども、市の事業主体分はすべて完了いたしております。先ほど申し上げたとおりですが。県分で未完了箇所が4カ所ございまして、これは旧豊岡分ということでございます。


 それから、漏れの箇所ということと、それから、いま一度調査をするのかということでございますけれども、結論的には改めて特別な調査をする予定はいたしておりません。つまり、まず農地・農業用施設の関係ですが、一応旧市町におきまして、災害復旧事業として、これは地元の関係の方と一緒に現地はすべて把握しておるというふうに理解をしておりますのと、それから、治山施設につきましては、もちろん山地部、大変広範囲にわたっておりますので、大変限られた中で被災箇所の調査を行ってまいりました。流域全般まですべて把握できておるというふうには考えておりませんけれども、その後、地域の中で、いろいろと現地をさらにつぶさに見られて、要望も出てきたということで、一応一般施策で対応してまいっておるという事情がございますので、その辺ひとつご理解をちょうだいいたしたいというふうに思います。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 繰り越しの内訳を申し上げます。旧豊岡市で6件、旧出石で4件、旧但東で9件、計19件を繰り越し、そして、最初に言いましたが、旧但東で18年度事業として1件、合計20件を18年度で対応すると。以上であります。


○議長(綿貫 祥一) 11番、谷口議員。


○議員(11番 谷口 勝己) 今、お願いしました。調査はどうですかと。できればお願いをしたいなと、これは要望しておきます。


 次に、先ほど助役の方から答弁していただきました。現在避難されております豊岡8世帯28人、日高2世帯4人おられるようでありますが、この大体解除はいつごろになったらできるでしょうか。見通しについてお答えいただきたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) お答えいたします。


 旧豊岡は現在9月末を解除予定としておりまして、工事は10月いっぱいかかろう、このように考えておりますし、旧日高の田ノ口なんですけれども、6月末を解除予定と考えております。工事は6月末に完了すると、このように聞いております。以上であります。


○議長(綿貫 祥一) 11番、谷口議員。


○議員(11番 谷口 勝己) 今聞きますと、もう見通しも出てまいりましたので、一層直していただいて、そして、皆さんが不安と不自由な生活を強いられておるわけでございますので、一日も早いやっぱり解除を希望し、そしてぜひともお願い申し上げたいと。


 私の質問を終わりたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 以上で谷口勝己議員に対する答弁は終わりました。


           ────────────────────


○議長(綿貫 祥一) 暫時休憩いたします。再開は11時40分です。


                午前11時27分休憩


           ────────────────────


                午前11時39分再開


○議長(綿貫 祥一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、5番、升田勝義議員。(拍手)


               〔升田勝義議員 登壇〕


○議員(5番 升田 勝義) 5番の六星会、升田勝義でございます。六方田んぼの水田が一面に早苗で埋まりました。見事なまでの緑のじゅうたんということで敷き詰められたような風景で、本当にすがすがしい気分でおります。穏やかな日々が続きまして、秋の豊作を本当に期待しているところでございます。リズミカルな質問をして、当局側におきましてはリズミカルにお答えをいただいて、的確で明快なお答えをよろしくお願いを申し上げます。


 それでは、第1点目でございますが、災害時要援護者登録制度についてご質問を申し上げます。


 このたび要援護者登録申請のご案内との文書が発送されております。この要援護者の範囲と送付先はどのような範囲なのか、お尋ねをいたしたいと思います。


 そして、その目的には、避難支援等を地域の中で受けられるようにするため、地域と行政が災害時要援護者情報を共有することを目的としますとあり、仕組みとして、地域の支援者に行政区の役員組織等記載され、地域の実情に合った災害時の取り組みを推進していただきますとあります。災害は、ご承知のとおり、時を選ばず、予測を超えて、また、不意にやってきます。各行政区との災害時の具体的な取り組みについての検討と調整をどのように図られるのか、お尋ねをいたします。


 あわせて、要支援者の具体的な情報がありながらも、援護が十分に機能しなかった場合などの結果責任についてはどうなるのか、お尋ねをしたいと思います。


 また、支援者に対する保護措置というようなものをお考えなのでしょうか。これについてもお答えをお願いしたいというふうに思います。


 2点目は、少子化についてでございます。


 これまでも、今議会におきましても、何人かの議員さんからご質問がございました。今、全国で出生率は125人、この兵庫県では120人というふうに発表されております。少子化問題は、人口の減少を招くだけでなく、経済活動の停滞、税や社会保障の負担の増大、社会システムへの深刻な影響として、集落の崩壊や、学校教育問題や、地域社会の存続危機へとなりかねません。少子化対策は、一地方自治体のみで解決できる問題とは思っていませんが、一律的な国、県の少子化対策のみに期待しているだけでなく、過疎地域は過疎地域なりの少子化対策を立てることが、豊岡市の緊急の課題であると思います。


 そこで、まず、子供を産み育てる世代である若者の定住がなければなりません。子供を帰したいけども、働く場がないので帰ってくれないとの親の声をよく聞きます。働く場所づくりとしての企業誘致や産業育成政策についてのお考えをお聞かせください。


 そして、現在、晩婚化、未婚化が進展しているように思いますし、これも含めて、子供を産むことも個人の意思によりますが、これらの人生観や家庭観についての教育とでも言うのでしょうか、理解を深めることも必要かと思いますが、ご意見をお聞かせください。


 そして、産み育てる援助について、男女共同参画社会のパンフレットが出ておりますが、女性の社会進出の促進を図る上で、子育てと仕事の両立の支援策についてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。


 3点目は、今申し上げました少子化問題と関係をするわけでありますが、人口増加策についてです。合併前は約9万2,800人が、国勢調査では8万9,200人と、約3,600人の減少となっています。この人口減少は、財政的にも大きな打撃で、重大な問題と考えております。人口増加策についての提案的な質問をさせていただきたいと、このように思っております。


 その1はと申しますか、団塊の世代にこれから起きることに注目してみたいと思います。


 団塊の世代は、この地方はもとより、全国各地から、高度成長を担うべく、多くの方々が故郷を後にされました。その団塊の世代が今年度より本格的に定年退職期を迎えられます。先日の新聞に載っていましたが、農業の担い手に期待される団塊世代とのことでしたが、この方々もきっと、コウノトリの舞うふるさとでもう一度過ごしてみたいとの望郷の思いがあると思います。この世代の子供さん方は既に独立され、気持ち的には自由な立場となられるものと思います。


 そこで、移住を求めるのでなく、一大決心を迫るのでなく、手軽な団塊世代帰郷促進住宅政策や趣味的な農業を含めた職業あっせん政策を実施をして、定住促進策を計画してはいかがでしょうか。人口減少は全国的な現象だから仕方がないのではなく、知恵の出しどころではないかと思うわけであります。いかがでしょう。当局の人口減少の歯どめや増加政策をお聞かせいただきたい、このように思います。


 以上で第1回目の私の質問とさせていただきます。後は自席にて質問をさせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 暫時休憩いたします。再開は午後1時です。


                午前11時47分休憩


           ────────────────────


                午後 1時00分再開


○議長(綿貫 祥一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 午前中の5番、升田議員の質問に対し答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。少子化についての個別のご質問につきましては、後ほど担当の方からお答えいたしますが、私からは、物の考え方の部分についてお答えをさせていただきます。


 この少子化対策が日本が大変おくれておりまして、しかも大問題であるということは、今や一般的な認識になってきていると思います。ただ、私といたしましては、では豊岡市をどうするかを考える場合に、少子化問題として真っ正面からとらえますと、なかなか絶望的な気持ちになってしまう。日本じゅう全体の問題でもありますし、個々の生きざまにもかかわってくるものだということになりますと、なかなか議論を展開しにくいというのがあるのではないかと思います。私自身は、むしろ生まれてきた子供をどのようにしっかりと育てていくのか、子育て支援という観点からこの問題に取り組むことが重要ではないかと思っております。


 私ごとで恐縮ですが、私も子育てをいたしました。もう立派な大人になりましたけれども、しかし、子育ては私にとっても大変楽しいことでもありました。本来は子育てが楽しいものであるにもかかわらず、しかし、現実にはたくさんの母親が苦しんでいる。あるいは児童虐待ということが起きる。こういったことが現実でございますので、では、楽しいはずの子育てがなぜ楽しくなくって苦しみなのか。そのように考えを発展させるといいのではないかと思います。そして、私たちのまちで縁があって生まれてくる子供たちがすくすく育ち、あるいはその家族が子育てを楽しいと思っていただけるようなことになるためにはどうすればいいのか。それは例えば家庭の中で煮詰まってるのか、夫が余り家事を手伝わないのか、はたまた子供がちゃんと育っていくだろうかという不安があるのか、あるいはお金の問題であるのか、さまざまな要因が考えられると思いますけれども、子育てが楽しくなるためにどうするかということから施策展開を図ってまいりたいと思います。


 現在、本市では、次世代育成支援対策地域行動計画の策定中でありますが、この計画の策定に当たりましても、子育てが楽しいまち、子供が元気に育つまちを基本理念に具体策を盛り込もうとしているところでございます。先ほどの別の議員でのご質問に対しての答弁でも申し上げましたけれども、まだ計画の概要そのものは私のところに上がってきておりませんけれども、今申し上げましたような観点を基本にしながら、豊岡としての子育て支援対策、ひいては少子化対策を講じていきたい、このように考えているところです。


 その他につきましてはそれぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 助役。


○助役(奥田 清喜) 助役、奥田です。私からは、災害時の要援護者の関係につきまして、責任問題、この点についてお答えしたいと思います。


 議員もご心配のように、いろんな災害の対応とか、あるいは程度によりまして、地域の支援というのは及ばない場合もあると。そのことについては、登録申請書にもそういうことを書いておりますし、また、平常時におけるそういう方への見守りとか、あるいは声かけ活動の中でもこのことに関しては十分話し合っておく必要があると。したがって、そういう場合の中で起こったことに対する責任でございますけれども、この制度そのものが平常時における地域及び近隣での見守り体制の促進、この一つのことと、それからもう一つは、災害時における情報伝達体制及び避難支援体制の拡充を図るために、地域の状況に応じて取り組みを進めていただきたい、こういうものでありますから、地域支援者に災害時要援護者支援についての責任を課すものではないと、こういうふうに考えておりますので、またよろしくお願いします。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方からは、まず、災害時要援護者登録制度についての送付先の範囲でございます。この災害時要援護者登録制度では、対象者を身体障害者手帳1、2級、療育手帳A判定、精神障害者保健福祉手帳1級の重度の障害者、それから介護保険における要介護度3から5の方、あとひとり暮らしの高齢者、それから高齢者世帯のみの世帯の方、それからこれらに準ずる状態にある方というふうなことで、これらの方の約7,000世帯ということで、郵送、民生委員やケアマネージャーによる戸別訪問といった方法によって、登録の勧奨を行っているということです。ここで、7,000世帯と申し上げますのは、高齢者世帯の場合どうしても対象者が複数になるということによります世帯ということで、一応表現をしております。


 それから、具体的な取り組みについての検討をどういうふうにしていくんかということでございますけれども、地域における災害時要援護者支援の取り組みの現状は、地域の実情においてさまざまであるというふうに考えております。そこで、現在、災害時要援護者登録作業と並行いたしまして、地域における災害時要援護者支援方策等を検討していただくために、災害時要援護者支援対策検討会、これを開催をしております。この会議には地域支援者であります区長連合会、消防団、民生委員連合会の役員という方々に出席をお願いして、地域での検討会を2回、各総合支所単位での地域検討会を各1回開催することといたしております。この会議で災害時における情報伝達体制及び災害支援体制拡充のための取り組み、それから平常時における地域及び近隣での見守り体制のための取り組みについて協議をいただいて、この協議結果を各地区にお知らせし、地域の実情においた実効ある取り組みを各地域で展開していただくようにお願いをしたいというふうに考えております。


 既に地域での第1回目の検討会を5月19日に開催いたしております。また、地域検討会でも豊岡、竹野、日高、出石、但東それぞれ5月末から6月の上旬にかけまして開催をしております。また、6月19日に城崎での開催ということで予定いたしておりまして、この地域検討会の結果を集約して、第2回目の地域検討会を6月下旬から、もしくは7月上旬に開催して、地域での取り組み方策をまとめたいというふうに考えております。各地域におかれましても、これを参考に、地域の実情に合わせて、実効のある取り組みをお願いをしたいというふうに考えております。


 それから、支援者に対する保護措置ということでございます。保護措置という意味合いが、多分保障というふうな意味合いでとらえさせていただいたらいいのかなと思うわけですけども、現状では直ちにお答えができないという状況にございます。しかしながら、重要なことでございます。早期にまた関係部課等で協議を行いたいというふうに考えております。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部参事。


○健康福祉部参事(湯口 敏) 少子化につきまして、2点ばかりお答えをしたいと思います。


 まず、晩婚化、未婚化が進展している中で、特に人生観だとか家庭観についての理解を深める必要があるんではないかなというふうなご質問でございますが、そのとおりであるというふうに考えます。ご存じのように、現在、結婚にとらわれない価値観の変化ですとか、あるいは若者の経済的な問題等があるわけですけど、やはり今後は仕事中心の生き方等を見直しまして、職場、家庭、地域における調和のとれた生き方あるいは働き方を大事にする意識改革が必要だろうというふうに考えております。


 それから、男女共同参画の中に女性の社会進出を促進する上で、特に子育てと仕事の両立の支援策等についてお尋ねがございました。一つには子育て環境の整備というふうなことも必要ですし、仕事と家庭の両立を図るために、やはり女性が多様な働き方を選べるというふうなものと、あるいは会社等におきます就労環境、条件の整備等も必要だろうというふうに考えますけど、やはりそれらを総合的に施策として結びつけていくというふうなことが必要ではないかなというふうに考えております。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) それでは、少子化対策に係ります企業誘致及び産業育成についてお答えをさせていただきます。


 企業誘致を推進し、若者の雇用の場を広げることによりまして、若者の定住化が進み、そのことが少子化対策につながるのではないかという議員のご提案はもっともなことと思っております。


 現在、企業立地を推進するための方策を検討しているところでございますけれども、誘致するための適地の選定、また、企業情報の収集やPR方法など、関係機関の協力を得ながら、できるだけ早い時期に具体的な取り組みをまとめまして、実施していきたいというふうに考えております。


 また、産業全般の育成ということにつきましては、中小企業金融制度の活用、さらには人材育成事業、雇用対策など、関係機関や団体などと連携いたしまして実施するとともに、業界団体の事業や活動への支援も行ってまいりました。今後におきましても、本市経済の活性化のために、国県の補助事業を活用することも含めて、有効な支援を継続していきたいというふうに考えております。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 人口増加策ということで、団塊世代対策についてお答え申し上げます。


 この中で、議員の方から例えばということで、市営住宅云々のことがございました。この件につきましては後ほど建設部長の方からご答弁申し上げます。


 団塊世代の住宅定住対策につきましては、現在、財団法人但馬ふるさとづくり協会が事務局になりまして、但馬県民局と但馬の市町が一緒になりまして、Iターン、Jターン、Uターンの促進を柱とした団塊世代の交流促進事業の検討が進められておりまして、平成18年度から一部事業化される予定というふうなことになっております。現時点では、但馬地域の多様な資源、財産などを有効に活用いたしまして、滞在型事業の検討が行われているところでございます。例えば市町の観光団体と連携をいたしました総合的な情報の発信、あるいは田舎暮らしのメニューの提供、空き家の提供、そしてまた、地元の団塊世代との交流、滞在型観光メニューの提供など、中長期滞在を目指した取り組みが模索されているという状況にございます。


 いずれにしましても、団塊世代は大きなマーケットでございますので、但馬の多様な資源、財産を有効に利用した交流・定住対策を今後も積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。


 それから、議員の方から、若者定住ということについてのご質問をいただきました。実は合併いたします前に、但東町と、そして竹野町で、若者定住の促進ということで、特に過疎対策の中で取り組みがなされてまいっておりました。このことにつきましては、合併後も引き続いて竹野町、そして但東町についてはその制度を一部残していきたいということで、取り組みを行っているところでございます。


 例えば竹野町の定住の関係では、新築祝いということで20万お払いしてます。これも6件、17年度ございました。それから、住宅用用地を取得された場合の祝い金、これも20万円でございまして、17年度、3件ございました。出生祝い金10万円、これも2件ございました。


 また、もう一方、但東町の方での定住対策でございますが、若者U・Iターンの奨励金がございまして、これは単独の場合は10万円、家族での場合は20万となってますが、これも17年度、7件ございました。それからまた、若者住宅建設推進奨励金、これも30万円でございますが、2件ございました。そういった格好で取り組みを行ってます。


 そしてまた、もう一方、地域の交流会ということで、特に但馬の地域の男性と但馬地域や都市部の女性との出会いの場をつくろうということで、兵庫県こうのとりの会という組織がございますが、ここと一緒になりまして交流会を持ちました。夏の交流会は竹野町、出石町で、去年7月30日から31日に開催をいたしました。男性20名、女性18名の参加をいただいてるということでございます。また、冬ということで、これは神鍋にて行いました。ことし3月4日、5日ということでございましたけれども、男性13名、女性11名の参加をいただいたということでございます。


 それからもう一つは、子育て支援の関係でございますが、実は、これも豊岡市の施策として新しくつくったものでございますけれども、小さなお子さんをお持ちで、例えば会議、審議会、委員会等に出れない、ボランティア活動にも参加したいんだけれども参加できないなと、あるいは議会の傍聴についても行きたいんだけれども、子守があって行けないなと、また、市民会館とかひぼこホールとか市民プラザ、いろんな催し物がありますけれども、その場合にも参加がしたいけれどもなかなかできないという事情があるわけでございますが、そういった場合に、満1歳半以上、就学前のお子さんについて、一時保育をしようという制度をつくりました。これもことしからでございますけれども、また十分PRをしたいと考えてますけど、ぜひこういった制度をご活用いただいて、社会参加の方をよろしくお願いしたいというふうに考えてます。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 建設部長。


○建設部長(黒坂 勇) 帰郷住宅の施策のことの問いがございました。団塊世代の帰郷定住は大変歓迎するものがあると考えております。市といたしましては、兵庫県が実施されております多自然居住推進事業の活用による空き住宅の紹介であるとか、あと、市営住宅の入居条件が合う方につきましては、空き住宅をあっせんしていきたいというふうに考えております。


○議長(綿貫 祥一) 5番、升田議員。


○議員(5番 升田 勝義) それぞれのご答弁ありがとうございます。


 それでは、少し追加の質問をさせていただきます。


 要援護者の範囲と送付先はどのようにということでお尋ねをしたわけでありますけど、これについて、実は私の母が障害者に該当しますものですから、送ってきたと、私はそれで気がついたわけでございます。これをですね、それぞれにいろいろあると思うんですが、全部に送っても問題がないんじゃないかというふうに一つは思っておるわけです。別に、それぞれの事情においていろいろあるんじゃないか、そういう中で、送ってもいいんじゃないかというふうに基本的には思うわけであります。


 それと、このこと、私も区長をしておりまして、逆しまに非常に重く感じてるんです、私自身は。これ、援護に行かなんだら、区長はぼろちょんにやられちゃうなと、逆しまに、手配ができない区長はどうなんだろうというふうに責任を感じてしまう。その部分がございまして、あえて質問をさせていただいとるということです。先ほどもございましたように、約7,000人の方が今送られた、調査をされた該当者ということでありますから、三百数十区がございますから、約1区に20人平均ということになるんじゃないかというふうに思っておりますが、本当に20人がどのような状態で、どのような援護をしたら、ただ単に何人かが車持っていって、はい、どうぞって言うたらええものか、担架を持っていかなきゃならないものなのか、車いすが必要な、担架で十分なのかもしれませんけど、そういう器材も持っていかなきゃならんのか、その辺がよくわからないなという部分もございます。


 そしてもう一つは、これを市は情報としてはお持ちになるのは結構なんだけども、これを、ほとんどの地区は自主防災組織をつくっておりますから、このような調査をされて、自主援護措置をとられたらいかがでしょうかというふうにお任せをいただいた方が、責任の問題とかいろいろなことを含めて、地区内で十分なコミュニケーションがとれるんじゃないか。市当局側が私どもの方に、これだけを助けなさいよと、こう言われて、この人たちを助けなさいと、援護しなさいというふうにぼんといただくと、出した人たちは、援護をいただけるものだと、もうしてもらえるものだと、書いてある、書いてあるということですけども、していただけるものだというふうに思われて、頼り切っておられるというふうに思うんです。せんだっても私が敬老会で出ておりましたら、区長、実は私、援護登録申請をしましたので、ひとつよろしくお願いしますね、こう言って、わかりましたよと、知りませんとは言われませんからね、わかりましたよと、こう言うわけですけども、心が重いなという部分があるわけです。その点を、もう一度この点は考えてみて、そういう情報としてはお持ちになったらええと思うんですが、やれるところは私たちに、各区にお任せをいただくような方向のことも検討をいただけないか。情報ですから、これ、個人情報保護法の関係でいろいろやられとるんじゃないかと思っておりますが、この点、今、何ぼかご質問申し上げましたが、いかがでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 議員のご懸念は、本当にもっともだというふうに思っております。そのような中で、基本的に今回この制度を実施するということについては、昨日も議員さんの答弁の方でさせていただいておったわけですけれども、基本的に台風23号の反省点というものがあるということで、やっぱりそれによって学ぶべきものがたくさんあったということもございます。


 それから、あと一つは、国が現下の災害時における特に高齢者の死亡事故等を踏まえて、やはり国としても一定の基準というものを示してきたというふうなこともあります。そのような中で、今回の制度について検討してきたということでございます。


 そのような中で、特に私どもが奨励をさせていただきたいのは、この制度にのっかって、情報を提供するということに関して、基本的にまず2つの事業から組み立てておるということです。それは災害時と、それから平常時ということで分けております。その平常時におきまして、やはりどれだけ地域のコミュニケーションをとっていただくかということを非常に重要視をしておるということです。今回、災害に係る一応対象者について、今回登録制度にのっかった人については送付をさせていただくと、これに基づいて各行政区単位で、どういうふうにこれを扱うかということについては、基本的にはそれぞれの地区において、うちにとってどういうふうな取り組みが一番いいのか、また、どういう方法ならとれるのか、ここらについては十分地区の中で議論をしていただいて、その上で一つの支援計画として取りまとめをいただいたらというふうに考えております。非常に豊岡市の場合広いエリアでございますので、やっぱり地域性というものがあろうかと思っております。そういう地域の中で取り組める取り組みと、これがまずスタートにあるということだろうと思います。


 ただ、そうは言いながらも、やはりこういうふうなことというのは、豊岡市のそれぞれのエリアの中で、相当進んでいるところとそうでないところが現実問題としてございます。ここら辺のあたりをやはりできるだけ同じ水準で対応していただくと、できたら系統立った取り組みとしてやっていただくということが、市として全体のいわゆる災害者への支援、応援の大きな力になるんではないかというふうな部分もございます。


 実際に防災組織に任せてくれんかということで、そのことに関しましても、それぞれ地域の実情というものを前提にやっていただくことをまず私どもの方としては話を持っていかせてもらいたいし、それから、援護者の方自身の意識改革ということにつきましても、先ほど申し上げましたとおりに、やはり日ごろからのコミュニケーションの中で、時と場合によっては来れんこともあるよということも十分認識をしていただくというふうなことも必要というふうに考えております。


 市としまして、一応これらを踏まえて、基本的な部分でどういう取り組みが考えられるかということについての一つのマニュアル的なものをつくりたい、それに基づいて各地区、集落において、うちはこれとこれとこれをやろうとか、そういうふうなことで取捨選択をしていただくというふうなことも可能になってくるんではないかなというふうに思っておりますので、そのあたりについては今後それぞれ制度をさらに充実するために、格別地区についてはご協力いただきたいというふうに考えております。


○議長(綿貫 祥一) 5番、升田議員。


○議員(5番 升田 勝義) 支援者に対する保護措置ということなんですけども、この辺が私もちょっとよくわからない、またご検討をお願いできたらというふうに思っておりますが、自治会保険というのがあると思うんです。こういう場合には自治会保険が活用できるのかできないのか。市がやった場合、市が指示をした場合はできるのかできないのか。区がこういう形のものを、あれは区長が自治会保険のそれぞれのものをやっておると思うんですが、そういうものに区としての行事として指示をした場合、そういうものが、支援者に対する保護というものができるのかどうか。これについても一度また研究をお願いをしておきたいなと。きょう何とも、答弁いただければ、どうぞよろしくお願いします。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 自治会活動保険につきましては、あくまでもこれは地区の事業、行事として行うということが大前提になってます。あらかじめその地区内の例えば総会あたりで、そういった台風になったときには、地区の役員さんがそういった要援護者について支援を行うというふうなことをあらかじめ決められておる場合には、これはこの自治会活動保険の対象になります。ただし、これには条件がありまして、もともと自治会活動保険といったものは、そういった災害時のものを想定はしてないんです。例えば地区内での運動会とかいったものを想定しておりますので、危険を極度に伴うようなものについては、これは対象外だということは保険会社もはっきり言ってますので、例えば台風が接近しつつあって早い時点でそういった対応をされる場合には、これは何とか対象になると思われますけども、水深も相当深くなって、地区の役員さんが回られるのは非常に危険だというふうな場合には、これはちょっとこの保険の対象外だというふうなことを確認をいたしております。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 5番、升田議員。


○議員(5番 升田 勝義) これは保険屋さんとのお話でございますから、私も自治会保険という形で今までから加入をさせていただいておる中で、どうかなというふうに思っておるわけです。ただし、支援者に対する、これは深く考えてしまうと、その辺の問題も必ず問われてくる課題であるということを申し添えておきたいというふうに思っております。


 そこで、先ほども、またぶり返すようなんですが、情報としては、市は市として、当局は当局として、情報としてはこういう援助が必要であるということはもちろん持っておらなきゃならんわけでありますが、それをただ単に私どもにぽんと与えられるのと、私どもがというのは、各区が自主的な判断の中で援助をするということとは、意味合い的には違うんじゃないかというところを思っておるわけであります。先ほども申し上げましたように、助けてねというふうに、もう報告してありますから、当たり前ですよと思われないように、何かこの辺のPRをひとつお願いをしておきたいというふうに思います。


 それから、これらにつきましても、先ほども申し上げましたが、器材ということについて、それぞれ調査をされておるわけでありますから、ひとつこの辺の対応もしっかりお願いしておきたいというふうに思います。


 それからもう一つ、避難指示、避難をせえということでございます。せんだっても鳥居地区ですけども、避難せえって小学校に避難したら、小学校がついちゃったというような、笑えないような話があるわけであります。この辺も今回のこの援護者の中でしっかり出てくる、各地区に出てくるものかという点はいかがでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 災害の場合には、すべてのそれぞれの機能が有効に動かないと、これ、高齢者のみの避難で事が進むわけではございません。また、災害もさまざまなシチュエーションがあるという状況の中で、やっぱり臨機応変な対応というふうなことも必要というふうに考えております。


 したがって、そこら辺あたりについて、今後どういうふうにうまく機能させていくかということについては、基本はやはり避難をまず前提に、まず避難所がきっちりと開設し、受け入れする。さらにはその避難所がもしかして、いわゆる機能的な部分も含め、重度の障害者の方、もしくは重度の障害をお持ちの方にとっては受け入れできないような場所であれば、また別のところに運ぶ。そういうようなことを事前の段階である程度計画といいますか、地域にとって個々のいわゆる対象者を調査してみたら、こういうものが欠けているな、こういうふうなものがあったらいいなと、こういうふうなものも含めて、やはり一度、私どもが投げかけた方で大変申しわけないんですけども、検討をしていただくという、こういうことがまずスタートとして必要ではないかというふうに思っておるわけでございます。


○議長(綿貫 祥一) 5番、升田議員。


○議員(5番 升田 勝義) 今、そのように部長おっしゃって、これは別に水害とかね、そういうものだけじゃなしに、私もちょっと感じておる部分があるんですが、火災もそうなんですよね。消防署なり、それぞれの地区が消火に当たるわけでありますけど、ここ、資料をもらっておる中で、この新豊岡市の中で、1地区だけが防災組織がないということで、ほとんどの地区はあるわけでありますけど、そこで、私もこの地区の中でどの程度のことがあるのかということが非常に懸念をされるわけでありますけど、といいますのは、やっぱり災害本部が設置をできない地域がたくさんあるんじゃないかというふうに思うわけです。火災がありましたと。お見舞いに行きましたと、お見舞いに行ったら、現場はわかったけども、お見舞いの窓口もない。地域本部が設置がされてないという状況が見受けられるように思うわけであります。こういうことが今回の要援護者についても、今おっしゃるように、やっぱりしっかりとした本部が、区長がまたその自衛消防団の、町が本部を設置して、やっぱり援護者も含めて対応ができる。市当局ともそうでしょうし、消防署ともそうでしょうし、警察ともそうでしょうし、そういう点が、そしてその隣に火災があっても、その隣の方がこういう援護者であるなら、それなりの処置をやっていかなきゃいかん。そういう本部機能といいますか司令機能が、つくったのはいいんだけど、みんな寄ってこいよということだけの組織になってないかなと思って、私もちょっと懸念をする部分がありますけども、こういう点について、この検討会をされたということですけど、お話し合いが出とるのかどうか、ちょっとお聞かせいただけますか。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 検討の中身の中に、議員が今おっしゃるような話いうのは特に出てはいないわけですけれども、やはり実際にいざ本当に動かすに当たって、いつ来るともしれないという、そういういわゆる災害に対して、常時そしたら人が張りつけれるような状況にあるのか。支援する側の人材の問題というのはやはり大きな、こういう地域性もある中では、ございました。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 5番、升田議員。


○議員(5番 升田 勝義) この点におきましては、今申し上げましたような、やはりその地域地域の人材ということがあろうかと思います。我が地区のことを申し上げますならば、区長が本部長を務めますよと、万一区長不在のときはだれだれが本部長を務めますよということを明記して、組織をつくっておるわけでありますけども、せんだって、出石の当時だったと思いますけども、当局の方から各区に、こういう組織をつくりなさいって条文がようけようけ書いてあったですけども、正直言って、あんな条文一つ一つ読んで対応できるような区はほとんどないと私は思っております。簡潔明瞭にやっぱりもっと、こういうことが行われるなら、きちっとした組織をつくっていくというか、そういうことを心がけて指導されるべきじゃないかというふうに思っております。


 次の、一番眠たい時期で申しわけございませんが、ひとつよろしくどうぞお願いを申し上げます。2点目の少子化の問題でございます。市長は、子育ては大変楽しかったですよということです。自分のことで言いますと、私と家内とは多少ニュアンスが違っておるんだろうというふうに思っておりますが、やはりこれは楽しくなければならないというふうに思いますし、また、自分のことを考えたときに、何としてもやっぱり子供は欲しいと思うのが、これは人の常であろうというふうに私は思っておりますが、ある意味で、市長の答弁を聞いておりまして、苦になる方々がふえているんかな、それがある意味で少子化を招いているということなのかなということを感じたわけでありますけど、それはなぜ苦を招いているんだろうということを思ったときに、やはりその人一人一人に夢が描けないから苦になっちゃう。夢があれば苦にならないはずじゃないかなということを市長の答弁を聞きながら私は思ったわけです。最近の教育の中で夢を語らせるとかね、そういう、今度竹野で行われます、ちょっとど忘れしましたが、学校がありますけどもね、こういう中で、やっぱり夢を持たせる、こういうことを日ごろの教育の中で推進をしていかないといかんのじゃないかということを私は市長の答弁から感じたわけですけども、教育長、何かございますか。


○議長(綿貫 祥一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 本当に人生、私もそうですけど、60になりましても、やはり夢を追いかけたいなと、こういった人生を送り続けたいなという思いを思っております。


 そういった中で、せんだってもJCの主催で「夢の学校」が開かれまして、いろんな講師の方が来られて、その方々が自分の人生を振り返りながら中学生に語る。中学生はその話を聞きながら、さらに自分の新たな夢に挑戦していくと、こういった催しがあったわけですが、実際、各学校におきましても、地域の先輩あるいは学校の先輩に学ぶということで、多くの方々に学校に来ていただいて、自分がどういった中で小学校生活を送ってきたのか、あるいはそういった中でどう夢をつかんできたのか、そういったことを学ぶような時間も現在のところ設けております。そのことがすべて夢をつかむということにつながるかどうかわかりませんが、そういった取り組みがあるんだということを一つご紹介しておきたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 5番、升田議員。


○議員(5番 升田 勝義) 先ほど申し上げましたが、やっぱり若い世代にしか子供を産み育てる権利といいますか、力はないわけであります。その人たちがここ豊岡に住んで、そしてその人たちに期待をする以外にないわけであります。その点では、せんだっての工業団地、豊岡の中核工業団地が完売をしましたよと、これは結構なことですよということであります。さあ完売をしたけども、次はどのような対策をここ豊岡市はやるのか、ここが一つの勝負どころではないのかと私は思うわけであります。そういう点で、企業が一つ来ると、いろいろな階層の職業人がいるわけであります。管理をする人、経理をする人もいるでしょう。やっぱりお茶をくむ人もいるわけであります。いろいろな階層の方々がこれが一つのキーを、どんな小さな会社でもそれぞれに役割分担をしょって企業は生まれるわけでありますから、こういう点で、企業を育てる、新しく生み出すということがいかに重要かというふうに私は思っておるわけです。その点について、やっぱり企業誘致であり、また産業育成でありということを積極的に取り組んでいかないと、この少子化問題の一歩のところが、一人の夫婦がたくさん子供を産めよという問題じゃないと、いかに産み育てていただくカップルがここに住んでいただくかということを考えないといかんのじゃないかというふうに思っておるわけですけども、今後の企業誘致だとか産業育成、私、もっと突っ込んでいくならば、ある企業が新規にどこかから来てやると言ったら、本当にお世話をして、もうただ同然でもいいからあげて、そしてここにおられる人たちを雇用していただく。若い人たちを雇用していただく。そういうような政策を思い切って打ち出していかなければならんのじゃないかと思っておりますが、いかがでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) 企業誘致、あるいはまた産業の振興については、非常に重要な施策であるというふうに認識をいたしております。そういうふうな中で、中核工業団地は3月末で完売をいたしましたけれども、まだ未創業のところが2区画残っております。そういったところには早期創業の督励でありますとか、それから、まだ三方の団地、出石の団地、工場適地ですね、こういったところが残っております関係で、既に中核工業団地が完売したいうことを受けまして、中小企業基盤整備機構と、それから兵庫県と豊岡市とで構成をいたしております企業立地推進協議会については、一度解散をいたしましたけれども、新たな観点から、いわゆる中核工業団地以外の土地で企業立地を推進する必要があるといったようなことから、同じメンバーではありますけれども、従来持っておられるノウハウ等を生かして、今後のさらなる企業立地に向けて推進していきたいというふうなことで、新たな協議会を立ち上げております。それとか、それから昨年の12月議会で議決をいただきました豊岡市の企業立地促進条例に基づきます奨励措置、こういったものを大いにPRして、豊岡市で立地することの有利性を広くアピールをしていきたいとか、さらには、ことしの1月から施行いたしておりますけれども、地域創業助成金制度、これ国の方の制度なんですけれども、これを新たに豊岡市が申請をいたしまして、豊岡市内の認定を受けております。そういったものを広くPRしながら、また活用しながら、新たな立地を促進していきたいというふうに考えておるところでございます。


○議長(綿貫 祥一) 5番、升田議員。


○議員(5番 升田 勝義) 常に、今までは経済も非常に低迷をして、今現在もそういうことが尾を引いておるわけでありますけども、やっぱり積極的にPRをして、窓口を広く持って訴えていくということが必要かと、何もしなければ、この少子化対策はホームランは私はないように思います。これをやれば一発で解決しますよと、冒頭にも申し上げましたように、国も県も一生懸命やっておる中で、現在はどんどんどんどん出生率が下がっておるわけですから、そういう点ではないかと思っておりますので、ひとつ地道な、あらゆる部署がそういう対策を打ち出していくということが必要かと思っておりますので。


 それに引き続きまして、晩婚化、未婚化ということなんですが、一番私も、多いのは、子供たちに将来何になりたいと言ったら、最近はよくわからないですけど、保母さんになりたいだとか、看護婦さんになりたいんだとか、先生になりたいんだとかいうふうに答える人がたくさんあると思っております。今、女性も、男性はどういうふうなのかちょっとわからないですけども、そういう人たちがたくさんおるということは、決して子供を産み育てることに無関心であったり、そして興味がないということではないと思うんですね。そういうことにおいて、やはり人生観といいますか、家庭観、家庭というものを、これをしっかり教えていかなければ、そういうものが育っていかないんじゃないかというふうに思うんです。そういう教育を改めてお願いをしたいなと、道徳教育とはまた離れたものであるかもしれませんが、そういうことをひとつ進めていただきたいというふうに思っております。


 もう1点、産み育てる援助と、男女共同参画、ここにパンフレット、「みんないきいき暮らしやすい社会へ」と、こういうパンフレットを各家庭に配布されております。私、この中を見ますと、正直申し上げまして、何となしにおざなりのことがずらずらずらずら書いてあるように思うんです。「豊岡市」とこう書いてあるんですが、豊岡市としてこうだということは、また別のところに書いてあるんだろう、違うパンフレットにあるんだろうと思いますが、女性が出産をされたら、やっぱり復帰をされる。復帰をするまでに、ここに企業側におきましても、女性側におきましても、双方にやはり負担があるんだろうと思う。この負担を軽減を図っていかなければならんのじゃないかなというふうに思うわけです。例えば民間企業にあっては、社会保険の負担がかなり大きいと思います。休業をいただいて、そして社会保険をやると。法律上は8週間ということになっておるわけですから、それは法律は法律ということでありますけども、1年を育児休業にしましょうといったときに、この厳しい産業構造の中でやっていこうとすると、企業側は、休んでいただいたら必ず違う人をそこに入れないと、だれかがかわっていかないと、企業は回っていかないわけでありますから、そこに二重の負担が起きてくるということが大いにあるというふうに思いますが、これを、財政が悪いのにということがすぐ言葉に返ってきそうで本当は言いにくいんですけど、いかがでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 今、議員がおっしゃいました。確かに出産をされた後、一たん職場についておいでて、出産によって退職されると、一時、その後、子供さんの養育が終わった後に、もう一度会社に入りたいと思う方が多いんですけど、なかなか復帰できない事情がある。今、議員がおっしゃったのは、企業側のご苦労もあると思うんですね。確かに、社会保険の話もされましたけども、また、育児休業の話もありましたけども、特に小さな会社ほど厳しい事情があると理解いたしておりまして、基本的には我々も、今、男女共同参画のプランを策定中でございますけども、女性の方が出産の後再び会社に入って安定して暮らせるという社会、この社会をどうつくるかということが一番大きいなというふうに認識をいたしております。どこまでできるかわかりませんけど、勉強しながら検討したいと考えてます。


○議長(綿貫 祥一) 5番、升田議員。


○議員(5番 升田 勝義) なかなか大変なことを私も申し上げておるなというふうには思っておりますが、これも次の質問につながる問題だというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願いしたい。ホームランはないので、バントヒットを積み重ねないと1点がとれないということであります。


 3点目の人口増加策ということであります。先ほど申し上げましたように、大変人口がどんどんどんどん減っております。私もこの資料の中に、いただいて、昨年の出生届のあった数、そして死亡届のあった数、これ単純に見ましても、純減254人という豊岡市の中でございます。たった254人の差かいなということでありますけど、これに転出というものが加わっていきますと、約1,000人規模で毎年人口が減っていくんだろうなというふうに私は想像をするわけであります。


 但東町でいきますと、59人の差がございます。マイナス59人ということでありますから、これにまだもう50人ぐらい加わって、100人ぐらい、10年たてば但東町だけで1,000人減りますよと、こういう形になるんじゃないかというふうに思うわけでありますけども、そういう中で、ちょうど私もそうなんですが、団塊の世代でございます。この世代を何としてもここに、1人でもいいから呼び戻す方法がないもんだろうかということでございますけど、ちょうど私の地区にもついせんだって、あるところを退職されて、我が地域に住まわれて、やはり昔なじみの方であります。非常に交流がうまくいく。地区内の交流もうまくいく。そして大いに頑張って、今までやっておられた職業も役立って、大いにやっていただける。こんなところがありまして、大変心強く思っておるところでありますが、そこで、先ほども申し上げました。一大決心ではなく、例えば但東のここにちょっと一時帰りたいんだと言えば、市営住宅つくれっていうわけにはなかなかいきませんから、アパートをちょっとここで住んでいただけませんかと、補助も少しいただいて、どうでしょうかと、日高のここですよというとこ、どこでもいいわけですけど、その近くにどうでしょうかと、そういう中で、昔の友達なり同級生なり、そして地域の人たちと交流をいただく中で定住策を図っていったら、人口増加につながるんじゃないか。また、その方々が孫さんも1人でも呼んで、ここに遊びにこいやということで、また、これはおじいちゃんのふるさとだでということで見させることによって、大いに波及する効果は大きいんじゃないかというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 今、議員がおっしゃいました。確かに団塊の世代の特徴といいますか、田舎に帰って暮らしたいという方は大変多いと聞いてます。こっちに住んでおいでて若いころとかに出られた方については、おうちがあれば帰ってこれるわけですけど、おうちがないケースもあろうかなと思ってます。そういった方については、今、議員がおっしゃいました。確かに住む家の問題もあるわけですけども、一つには、非常にこっちでお生まれになっとれば、懐かしい思い、たくさん持っておいでるわけでございますので、空き家がどうですかという情報も、しっかりこうしたものをつくっていって、まずその情報提供をしっかりして、例えば帰ってきたいという気持ちがある方については情報を提供させていただいて、その中で自分のお気持ちと合うところがあれば入ってもらうといいますか、だから基本的には情報提供にまず力を入れんといかんじゃないかなというふうに思っております。


○議長(綿貫 祥一) 5番、升田議員。


○議員(5番 升田 勝義) ありがとうございます。質問と申しますか、意見を申し述べたような質問でありますけども、ひとつ。せんだっての行革の会議に出ておりまして、市長には大変申しわけないけど、夢がないな、情けないな、何か夢が欲しいなというふうな思いを私は強くいたしました。その夢をつくるには、やはり懸命になって施策をやる以外に方法がないんじゃないかと。少子化の問題しかり、人口減少の問題しかり、夢をつくるには、やはり数ということになるんではないかと思っております。そういう点で、コウノトリがふえるばっかりじゃなしに、人間がふえにゃいかんと、このように思っております。そのようなことを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


○議長(綿貫 祥一) 以上で升田勝義議員に対する答弁は終わりました。


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○議長(綿貫 祥一) 暫時休憩いたします。再開は2時10分です。


                午後1時56分休憩


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                午後2時10分再開


○議長(綿貫 祥一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、8番、梅谷光太郎議員。(拍手)


               〔梅谷光太郎議員 登壇〕


○議員(8番 梅谷光太郎) 豊岡市議会6月定例会に際し、質問をさせていただきます。会派ニュー豊岡の梅谷光太郎でございます。合併後、市長、議員もそろって本年度より本格始動いたしまして、2カ月余りが経過いたしました。果たしてこの新しい豊岡のまちにふさわしい新しい風が吹き始めたかどうか、私自身、まだはっきりわからないのですが、ともかく私自身が動くことで多少なりとも涼やかな風が起きることを念じて頑張ってまいりたいと思います。皆様方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。


 さて、今回の私の質問は、大きく3点でございます。産業の振興について、新市の活性化とNPO法人の利活用について、及び災害復旧とコミュニティーの維持についてでございます。今回の質問も私なりの経験を踏まえて、私ならではの質問を展開いたしたいと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。


 まず、産業振興についてでございます。


 私は、新米の議員として、企画総務委員会に所属させていただき、2度の行政視察に参加をさせていただきました。特に先月、5月の15日から17日にかけて、秋田県の由利本荘市、列車で山形県を通過して、新潟県の新発田市という2つのまちを訪れ、大変有意義な視察をさせていただきました。両市とも日本海側のまちですが、合併によりほぼ豊岡と同じ程度の人口、面積、同じ程度の大きさの規模でございます。いずれも歴史のある城下町です。稲作を中心にした大規模な農業で財をなした豪農が今も強い影響力を持っていらっしゃる、豊かなまちでございました。冬になると強い北風とたくさんの雪が降るまちで、少しほこりっぽいなと思われる町並みは、豊岡とも何か共通しているような点があるように思われ、親近感を感じたところでございました。


 5月の中ごろといいますのに、列車から仰ぐ鳥海山、月山にはまだまだたくさんの雪が残っており、日本海すれすれを走る羽越本線の特急列車の車窓からは、美しいですが、ちょっぴり物悲しい景色でもございました。何十キロにわたって松くい虫にことごとくやられて立ち枯れた松林、あるいは昨年の暮れ、最上川の鉄橋のほとりで強風に吹き飛ばされ脱線して、たくさんの犠牲者を出した現場も通りました。果てしなく続く広い水田と、見るもの、感じるもの、新しく新鮮で、大変深い印象を持ちました。


 朝早く宿舎からカメラ片手に街頭ウオッチングと称して出かけました。歴史が豊かで裕福な豪農のお屋敷や立派なお城が残っておりました。古い寺院、あるいはきれいに掃除された公園、大きな自衛隊の基地などもまちの中心どころにあって、本当に豊かなまちだなと感じさせる反面、その繁華街の町並みですとか商店街の傷みようというのは、言葉は悪いですが、目を覆いたくなるような、そんな感じを持ちました。早朝ということもありましたが、子供の姿もほとんど見かけることがありませんでした。少子化あるいは過疎高齢化というのもそこで感じました。


 ここで、そのあたりの政治家の言葉を引用してみたいと思います。冬は厳しく雪が深いため、病人が出ても病院まで運ぶことができず、命を落とす人も大勢いた。冬は太平洋側に比べ経済活動に限りがあるため、頑張っても頑張ってもなかなか報われない地域でもあった。だから雪が解ける道路をつくり、病人を助け、頑張ったらちゃんと報われる地域にしたいと必死になった。全国の地方で黙々と頑張る人たちに夢を与えたい、田舎に光を与えたいと必死だった。


 この言葉はだれの言葉かおわかりでしょうか。(「田中角栄氏」と呼ぶ者あり)そうです。これは新潟県が生んだ元総理大臣の田中角栄氏の言葉であります。いろいろと批判もありますが、この田舎で頑張る人たちを助けたいという言葉は、同じ日本海側に生をうけた私も、本当に深く感銘を受けた次第でございます。この言葉を胸に秘めながら、秋田、山形、新潟と視察をさせていただきました。


 さて、商店街の活性化のことでございます。我が豊岡の中心市街地の商店街はいかがでしょうか。公立豊岡病院が新築移転をいたしまして、大きく人の流れが変わったと言われますし、私自身もそれを感じます。昨年の4月から豊岡の公設市場の真ん中にまちづくりの小さな事務所を持ったのですが、まちづくり会社の肝いりで、のれんですとか敷石ですとか整えられ、すっかりきれいになった公設市場でございますが、残念ながら人通りの低下はその後も進んでおります。また、市役所から東側の駅通りの商店街はやはり人通りが少なくなったような、そんな感想も持っております。


 ことしの4月、こうのとり感謝祭と銘打って、新しいきれいなアーケードができました。この完成を祝って歩行者天国を実施し、イベントを打ちました。昔からあるさまざまなイベントにこのような新しいイベントを加えて、人通りのにぎやかさをつくり出そうと懸命に努力しておられます。しかし、その成果がいかがなもんでしょうか。空き店舗は減っておりますでしょうか。古い本屋さんですとか由緒ある料理屋さんが次々に店じまいをするというようなうわさも聞いております。にぎやかだったかつての商店街はどうなるのでしょうか。この実態を目の当たりにし、行政当局のご見解をまずお伺いしたいと存じます。


 2番目は、豊岡病院跡地利用とそれによるお客さんの復活について質問したいと思います。


 新しい豊岡病院がオープンし、はや1年少したちました。病院を利用する人たちが駅通りの人の流れを変えるであろうことは、事前に予測されていたことではございますが、果たしてその予想は当たったと言ってよいのではないでしょうか。豊岡病院跡地利用の問題は、新病院を建設するときから大きな課題とされてきたものでございます。このたび跡地利用の基本計画検討委員会が、大変な審議を尽くされ、基本計画を打ち立てられましたが、その中では中心市街地活性化基本計画を踏まえて計画を立てる、あるいは基本計画の委員の中に駅通商店街振興組合の方がメンバーとして入っていらっしゃるといったようなところから見ましても、病院の跡地利用の計画が従来と同様に、駅通りの商店街の人の流れを同じように途切らせることのないようにという意図が働いているのは明白なことだと思われます。


 私は、このたびのこの質問の際に資料の請求をいたしました。請求の言い方が悪かったせいでしょうか、駅通商店街の客足の復活予測について資料が欲しいと申し上げました。そのような資料はないと回答を受けました。しかし、私が申し上げたいのは、この豊岡病院の跡地利用を検討する際に、豊岡病院があった当時と負けないようなたくさんの人々を創出する、そんな施設を旧豊岡病院跡地につくっていただきたいということなのです。


 このたびの広い駐車場を持つ温水プールとスポーツジムなどを基本とした施設分、これを建設する基本計画が提案されております。これが真に駅通商店街の客足の復活を果たすと予想されておりますのかどうか、その辺の当局のご見解をお伺いいたしたいと思っております。


 3番目は、コウノトリを核とした観光の振興についてお伺いしたいと思います。


 コウノトリの名前は、既に新聞やテレビなどマスコミでも、あるいは観光面でも盛んに目にするようになりました。豊岡はコウノトリのまちでございます。農林水産部という由緒ある名前をコウノトリ共生部という名前に1年ほどで変更されてしまうような熱の入れようでもございます。ここまで参りましたら、もう中途半端はやめて、コウノトリの力をかりて豊岡の名前をもっともっと有名にして、たくさんの観光客とたくさんのお金をここ豊岡に落としてもらう、そういうことにいたそうではありませんか。私が環境経済コンソーシアムの発起人の一人として参画いたしましたのも、そういう動きを見定めたいからという動機でございました。


 資料請求でコウノトリを核とした観光プランのお願いをいたしました。たくさんのプランを既に行政側で打ち立てておられます。がしかし、もっと広範に、民間を巻き込んだような、そういうプランをもっともっと立てるべきではないかと思います。コウノトリせんべいやコウノトリまんじゅうや、そういうものでもいいじゃありませんか。コウノトリを世話をしたりえさを与えるというようなツアーも企画して提案したらどうでしょうか。赤ちゃんグッズをコウノトリに結びつけて、あるいは豊岡のかばんのPRにコウノトリを積極的に使うといったのはどうでしょうか。お年寄りの安定した暮らしをコウノトリと結びつけるといったような施策はどうでしょうか。


 せんだって、子供の文化祭に行っておりましたら、子供たちが一生懸命折りヅルを折って、そこのくちばしのところを黒く塗ってコウノトリに見立てて、それをたくさんの人に、つくってください、つくってください、声をかけてました。どうするんと言ったら、病院の入院患者にこれをお見舞いとして持っていくんやと言いました。そういうアイデア、そういう力というのをもっともっと大事にしていってはいかがでしょうか。とにかくあっというような、そういうコウノトリのPR戦略をお考えになっていただきたい、このように思うわけでございます。コンソーシアムにつきましても、そういう動きのきっかけになればと私は思っております。


 狭い意味での観光以外に、このようにコウノトリを生かすような、そんなアイデアを考えた部長さんや支所長さん、ぜひお声を上げていただきたい、アイデアを出していただきたいと思います。お金をかけず、民間活力を促して、そしてやってしまえるようなこと、たくさんあると思います。商工観光部長さんだけでなく、たくさんの部長さんからそういうアイデアなんかを出していただければと思っております。


 4番目、新市役所建設と商店街の振興についてご質問いたします。


 昨日の議員の質問に、新市役所の建設に関するものがございました。市役所は確かに常に市民の中心になくてはいけないということはないのでしょうが、それでも今の市役所にはたくさんの市民が訪れてまいります。こういう事実は決しておろそかにしてはならないと考えております。そのような観点から、新しい市役所の建設を一日も早く進めていただくよう、市民に逐一情報を出していただきながら、早急に進めるべきものだと考えております。狭くて古くて、ちょっと迷路のようでわかりにくい建物というのが今の市役所の評判でございます。訪れる市民の方はもちろん、仕事をしている職員の方も大変なことだろうと思います。駐車場も決して広くございません。どうかのんびりと迷うことなくさっと進めることも、市長の一つのリーダーシップだと私は考えます。遅かれ早かれ新しい市役所は建てなくてはならないものでございます。こういう視点から、改めて市長の新市役所建設に関する所見をお伺いしたいと思います。


 それでは、2点目に、NPOの活用についてご質問申し上げます。


 NPOというのは、ノン・プロフィット・オーガニゼーション、非営利組織という意味でございます。阪神大震災、12年前にございましたが、ボランティアとして神戸の地域に入って大活躍してくれたグループを見て、これらボランティアグループに法人格を与えようと国が法律をつくったものでございます。以降、知事認証という比較的簡単に、しかも経費的に安く法人格が得られるということで、現在、兵庫県下だけでも登録数が800件を超えたというふうに聞いております。当局に資料を求めましたら、この豊岡市でも現在10のNPO法人が活躍しているということでございます。皆さんがご存じであるNPO法人といえば、コウノトリ市民研究所あたりが思い浮かぶのではないでしょうか。私もNPOについては少しかかわっておって、豊岡で2つ、豊岡外の但馬地域で2つかかわらせていただいた経験がございます。NPOと申しますのは非営利ですから、広い意味では同窓会ですとか町内会といった、そういった団体も広い意味のNPOに含まれるのですが、最近では学者、評論家あたりも、これからの日本を形づくるのはまさにNPOだと言っている人があるくらいでございます。


 そこで、まず第1点、但馬におけるNPO法人の現状について、所見をお伺いします。


 さきに申した環境経済コンソーシアムの組織は、当初は、当初から携わっておりましたから、NPO的なものかというふうにメンバーでは議論をいたしておりましたが、昨日のお話では、株式会社組織を目指しているといったようなお話が出ておりました。やはりNPO的なものでは緩くて、役員の皆さん中心になって株式会社組織という方向に向かってるとお考えになってることだと思いますが、ただ、年会費が個人で1万円、団体で2万円という程度の組織です。20人にまだ満たない組織です。ですから、どうやって株式会社まで持っていくのかなと、少し不安に思えてもおりますけれども、とにかくまちを活性化するための組織の立ち上げということでございますので、どうか行政と、でき得るならば対等な立場を維持しながらまちづくりを進めていくというような形で、NPO法人を見ていきたいものだと思っております。


 こういった、一例ですが、NPOの団体の活動を行政としてどのように認識なさっているのか、当局の基本的な考え方をまずお伺いいたしたく思います。


 2番目に、NPOによる地域振興、あるいはまちづくり活性化の可能性についてご質問いたします。


 私がNPOにかかわり始めて、既に5年になります。神戸ですとか東京ですとか、研修会や交流会に出かけていって、いろいろと勉強をいたしました。都会のNPOとこういった地方のNPOでは、少しニュアンスが違うように今では感じております。都会では、こちらでいう子供会といったような組織、中年会、老人会、あるいは地区公民館といったような活動もさほど活発でない、あるいは全然ないという状況が今の都市部の状況でございます。ですから、勢いNPOといった手法を用いて都会の方はまちづくりをなさってるんかなというふうにも思います。ですから、こちらでは既にNPO法人と言わなくても、そういった手法が日常生活のいろんな場面で既に形成されているのかなとも思っておるわけでございます。


 それでも近年、こういった地域でも人と人のつながりが薄くなっておる、あるいは少し広い地域で人と人とのネットワークを図りたいといったようなときも、NPOという手法は、私自身はかなり有効なものだと考えております。


 一つ言葉を紹介したいと思います。評論家で大学の先生もしていらっしゃる寺島実郎という方がおられます。最近の著作「われら戦後世代の「坂の上の雲」」、これはPHP新書で最近出た本ですけども、NPO社会の創造という項目を一つ立てられました。そして、今後の高齢化社会の到来を目前に、官と民との間に新しい公共という概念を提唱して、こんなふうにおっしゃいます。社会的課題を解決するために、行政予算、お金ではなく、参加の仕組み、公的貢献のシステムを構想することが求められている。現在アメリカには120万のNPOが存在し、約1,000万人がNPOの活動に参画することで生計を立てているという、つまり社会福祉とか環境保全、国際協力、教育文化など、営利目的ではなく、公的目的の仕事にこれだけの数が従事しているのだ。こんなふうに述べておられます。社会政策のコスト減、つまり自治体の財政難を軽くするといった観点、あるいは雇用対策という面から、この新しいシステムが有効であるというふうにおっしゃってるものだと思います。


 先ほど升田議員の方から、団塊の世代の活用対策ということでお話がございましたが、私は、少し違う観点から、このNPOを活用したという点で、団塊の世代の方々、たくさん但馬出身者で都会で定年を迎えられる方、いらっしゃいます。何らかの形でふるさとに帰ってお役に立ちたいという方も少なくないと思われます。こういった方々に豊岡にお帰りいただいて、大いにまちづくりに貢献していただく、人口もふえるというようなことをぜひ進めていったらというふうに思っております。


 行政当局におかれましては、このNPOを利用したまちの活性化の可能性について、どのような所見をお持ちなのか、お伺いしたいと存じます。


 3番目は、NPOに対する行政の支援でございます。


 私がこのNPOについて一生懸命申し上げておりますのは、官と民との間に新しい公共という概念をつくり出すことで、来るべき団塊の世代が大量に定年退職し、都会のみならず地方都市まであふれるという将来予測をうまくこの豊岡の活性化に取り入れることができないかという問題意識があるからでございます。コウノトリで有名になったこの豊岡でございます。うまく導くことで、きっとたくさんの方々が我々のふるさと但馬、豊岡で働いてくださるのではないかと期待しております。社会貢献というキーワードでふるさとに恩返しをしていただく、そのキーワードにNPO、そしてコウノトリというふうに考えますけれども、当局におかれましてはどのようにお考えになりますでしょうか。


 最後、3番目、災害復旧とコミュニティーの維持についてご質問いたします。


 一昨年の台風23号の災害復旧にたくさんの資金をつぎ込み、再びあのような大水害が来ても盤石な体制を整えておられることに敬意を表したいと存じます。


 しかし、私は、現在、但馬県民局の夢テーブルという町おこしプログラムに昨年から参画をいたしております。その中で、地域防災力の向上というグループがあって、いろいろな施設を見学したり、23号台風の被害に遭った地区の区長さん等にお話を聞いて、そういったものをまとめて報告しようというグループでございます。その中で、これまで豊岡、日高町と代表にお話を聞き、来週には出石町と但東町、来月には八鹿町、和田山町と、それぞれ大きな災害を受けた地区の代表にお話を伺う予定にしております。


 先ごろ日高町の区長さんにお話を伺いましたとき、こんな話をされました。災害復旧事業というのは本当によくやっていただいて、村も見違えるようによくなった。しかし、地区の若い夫婦、特に都会から来たお嫁さんが、少し雨が降ると、怖い怖いと恐れるんだ。既に4世帯が都会の方に転出してしまった。あと2軒がその予定にしているそうだ。あるいは地区におけるこれまでずっと開催されてきたイベント等も少しずつ開催しにくくなっている。あるいは昨年台風14号が来て、幸いにも大きな被害ありませんでしたが、その際でも、阪神間に一時避難と言って、親戚を頼って但馬、豊岡を出てしまわれた。一時的ですけども、出てしまわれた方が何世帯もあった。こんな話をお聞きしました。このような情報は、果たして市の幹部の皆さん、本庁の担当の皆さんに入っておりますでしょうか。


 災害復旧のハード面の対策は確かに極めて盤石に行われたと、本当にご苦労さんだったと思います。しかし、これからは次の場面、ソフト面のケアというのが大変大事になってくるのではないでしょうか。私は、今、そういう段階にぼちぼち来ているなというふうに思っております。もちろん精神的なダメージに対するカウンセリングといったようなことも必要でしょう。あるいは地域だとかコミュニティーを守り切る、守ってさしあげるという行政側からのいろいろな働きかけ、イベント、催し、講演会等、そういったことを包括した強いメッセージが、今、行政側からぜひ必要なときではないかなと思っておるわけでございます。


 このソフト面の充実、あるいは怖いと言って豊岡を後にされる、転出される、そういった世帯に対して、当局の見解をお伺いいたしたいと思います。


 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。後は自席にて質問をさせていただきます。ありがとうございました。


○議長(綿貫 祥一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) コウノトリ共生部に対する気持ちを切りかえていただいたようでして、大変うれしく思います。総務省の事務次官室に行きますと、入り口に大きなコウノトリのポスターが張ってあります。つい先日は総務省の審議官から、コウノトリファンクラブの入会申込書を100部送ってほしい、自分がPRマンとなって会員を募集するというお申し出もいただきました。これは一例でありますけれども、私たちのまちの今後の振興を考える場合に、やっぱりコウノトリが大きなキーワードになるだろうというふうに私も思います。実際、昨年の秋の自然放鳥以来、コウノトリの郷公園を訪れる方は大変ふえておりますけれども、平成17年度における豊岡市の観光入り込み客数を分析いたしますと、周辺の城崎や出石の観光客数に目立った変化はないというのがわかってまいりました。したがいまして、まだコウノトリに関する関心を豊岡市の他の地域への観光客への導入ということには、まだ十分な効果が出てないというのが実態だろうと思います。


 そこで、市といたしましても、観光パンフレットを作成いたしまして、コウノトリの郷公園を基点とし、あるいは市内を周遊するコース、モデルコースといったものをつくってPRを重ねてきたところです。ただ、まだ十分とは言えませんので、これからさらに徹底した対策を議員ご指摘のようにとっていく必要があると思います。


 具体的な実例といたしましては、豊岡市内の6つの観光協会で組織する但馬・豊岡観光協議会というのがございますが、周遊型の観光ネットワークと市内における滞在時間の拡大を目指しまして、JR豊岡駅からコウノトリの郷公園を訪ね、それから城下町出石とじばさんTAJIMAを経由して豊岡駅に戻るというループバスを運行することを決定をいたしました。本日、議員の皆様方にもその資料をお届けすると同時に、プレス発表をするという段取りになっております。これは7月の22日から8月31日の夏休みの間の土日、休日のみの運転でございますが、豊岡駅を11時から1時間ごとに16時まで6本、今申し上げたようなバスが走ることになります。この観光協議会に対しましては県と市から補助を出しておりまして、そして観光協議会が全但バスに事業を依頼するという形で実現するものでございます。これもいわばコウノトリに対する関心を豊岡市全域へ広げていこうという一つの試みであろうというふうに思いまして、私たちも大いに期待をいたしておるところでございます。また、JR自身もこういったループバスのPRをするということになっているところでございます。


 また、JTB、日本最大の旅行社の一つでありますけれども、これもつい先ごろパンフレットを作成をいたしまして、コウノトリも暮らすまちへ行こうといった団体旅行の売り出しを開始をいたしました。これもコウノトリと、それから城崎、出石、それから日高では植村冒険館というのがパンフレットの中にありますけれども、コウノトリを中心にしながらこういったところを回るという団体旅行が売り出されているところでございます。


 さらにJR自体も、JR西日本ジパング倶楽部という会員クラブがあるんですが、そこで、たしか会員が40万人ほどとお聞きいたしておりますが、その機関誌、「旅の雫」という機関誌の中でもコウノトリを核とする旅行商品が売り出されております。これも豊岡、出石、城崎というものが中心でありますけれども、これも大変私たちも期待すべき試みであろうと思います。また、JR本体におきましても、京阪神の主要駅を中心として、「コウノトリを探しに行こう!」というポスターを張っていただいておりますし、また、京阪神を走行する3,300の全車両の車内刷りポスターにも、小さい分でありますが、「コウノトリを探しに行こう!」という広告をしていただいているところでございます。


 さらに、これはもう終わってしまったことでありますけども、JALの機内誌「SKYWARD」の4月号でもコウノトリのPRを、こちら側から働きかけてしていただいたところでございます。


 加えまして、要するにコウノトリせんべいでもコウノトリまんじゅうでも売ったらええやんかといったご提案もいただきました。ことしの末にはコウノトリの郷公園の前に地域交流センターを設置したいと考えているところでございますが、これもいわば市内でつくられたコウノトリグッズ、あるいは安全、安心な食品、こういったものを、いわば場所代をいただいて、その生産者に置いていただこうと、売っていただこうというものでございますが、これも言うなればコウノトリということを看板にしながら豊岡の経済の発展につなげていこうというものでございます。


 今、コウノトリの郷公園の中には小さなお店がございますけれども、ここでも続々と新しい商品が開発をされて、売られています。例えば、これは但東の方でありますけれども、帽子の上にシルクでコウノトリの刺しゅうをしたものを売り出されておりましたけれども、最近発売開始されて、既に100本売れてるということで、大変売れ行きがいいと。あるいは日高の企業でありますけども、コウノトリの竹トンボというものをつくられて、これも郷公園で販売を開始されております。上郷の方はコウノトリキャンデーというものを売られて、これも大変評判を呼んでるというふうに聞いております。


 こういった具体的な可能性というものは見えてきておりますので、今計画を進めております地域交流センターの中で全面的な展開をしてまいりたい、このように考えているところでございます。


 いずれにいたしましても、せっかくここまで有名になったコウノトリでありますから、地域全体にその恩恵が届いていくような努力を市としてもしてまいりたいと思います。


 その他につきましてはそれぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 助役。


○助役(奥田 清喜) 助役、奥田です。私からは、NPO法人の活用によるといいますか、地域活性化の認識をどういうようにしてるかと、このことについてお答えしたいと思います。


 議員がNPOで活躍されているのは私も承知しております。特に福祉の関係でその姿は見たことがございますので、認識を持っていることは確かでございます。今、地方分権時代を迎えまして、自治体には、みずからのまちづくりは自分たちの手で行うと、こういう地域主権の考え方に基づくまちづくりが強く求められているところでありまして、NPOについては地域社会を支える新たな意味合いとして認識いたしております。議員の仰せのとおりでございます。


 兵庫県においても20世紀初頭の県行政の総合的、計画的な運営指針として策定された21世紀兵庫長期ビジョン、この中で、NPO、NGO等を参画協働の地域づくりを進める上で住民や事業者と並ぶ一つの手段としてとらえ、資金融資など、その活動を支援していくことが定められておるというか、内容に盛り込まれております。


 本市におきましても先ほどご指摘のように10の法人がございますが、スポーツ、福祉、あるいは環境、観光、まちづくりなど、幅広い分野でNPOが設立されております。今後も市民を始め自治会、あるいはNPO、公益性の高い各種団体と行政とのパートナーシップによるまちづくり、このことを推進してまいりたい、そういう認識でおるわけでございます。


○議長(綿貫 祥一) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) 商店街の活性化、現状についてお答えをさせていただきます。


 豊岡地域の駅通商店街、あるいはまた宵田商店街、そして豊田商店街とも空き店舗はふえつつございます。また、本年4月に豊岡商工会議所が実施された駅通りの交通量調査におきましても、前年対比で見ますと、自動車、歩行者とも減少しております。このことは、豊岡地域だけでなく、市内各地域の商店街に共通の課題となっております。


 こういった課題に対しまして、駅通商店街では、サンストークアベニューという名にちなんで、毎月3日をサンストデーと位置づけて、商店街を挙げた取り組みが行われております。駐車場対策としてコバスの利用を呼びかけ、買い物客に無料券を配布して集客を促すといったような取り組みで、活性化に取り組まれております。また、宵田商店街では、引き続きカバンストリート事業に取り組まれております。市といたしましても、各商店街、TMOであります豊岡商工会議所や関係機関と連携しながら、空き店舗対策など支援を継続してまいりたいというふうに考えておるところでございます。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 産業振興の中で、豊岡病院の跡地利用による客足の復活についてご答弁申し上げます。


 跡地利用計画におきましては、総合健康ゾーンをつくるということで、3つの導入機能を挙げておりますけども、その中の一つに、中心市街地のにぎわい機能を上げておりまして、跡地利用によって、それによる集客を通して、中心市街地の活性化を図ってまいりたいというふうに考えております。


 しかしながら、豊岡病院跡地の整備をすることによって、直ちに市街地が活性化するものではございません。この拠点施設を活用して、いかに人の流れをつくっていくのかということが大変大事になってこようかなというふうに思ってます。


 周辺商店街への客足の復活につきましては、周辺商店街での知恵を絞った取り組みが大事になってきます。商店街、あるいは各個店での努力、そして工夫が必要になってくるというふうに考えております。したがいまして、今後、地元商店街と新たな連携も図りまして、跡地利用、跡地計画を活用した中心市街地の活性化について、検討を深めていきたいというふうに考えております。


 次に、市役所の建設と中心市街地の商店街振興との関係の認識についてということでございますが、市庁舎建設につきましては、まちづくりの基本方向に関連する重要な事項であるというふうに考えております。


 現在、中心市街地の状況は、全国的な商業を取り巻く環境の変化や中心部の人口の減少、あるいは高齢化によりまして、また、空き店舗がふえてると、空洞化も進んでいるというような問題が深刻化をいたしてまして、早急な対策が迫られてるという状況でございまして、本市においても例外ではないという認識をいたしております。中心市街地の活性化を図るためには、課題や戦略について、行政と商店街、また地域住民等との間で共通認識を養って、施策を推進することが必要不可欠でございまして、そういう認識をいたしております。


 その中の一つに市庁舎の建設計画のプロセスが関連してくるんじゃないかというふうに考えております。今後、市庁舎の基本理念を策定します中で、本庁と総合支所の職員構成や交通網の問題、あるいは市民の利便性など十分見据えながら、規模、機能、位置及び建設スケジュールなどについて、財政難を含む総合的な判断のもとに、慎重に検討を行っていきたいというふうに考えてます。位置につきましては、まちづくり三法の改正の趣旨も踏まえながら検討を行っていきたいというふうに考えておるところでございます。


 それから、NPO法人の関係でございますが、まず一つは、但馬におけるNPO法人の現状というお尋ねがございました。現在、但馬地域では17のNPO法人が活動されておりまして、先ほど助役が申し上げましたけれども、その中の10法人の事務所が豊岡市内にあるというふうになっております。活動の目的分類を見てみますと、保健・医療・福祉関係、あるいは社会教育関係、そしてまちづくり関係が多くを占めているという状況にございます。ただ、京阪神地域と比較をいたしますと、但馬の地域でまだ数も少ないという状況がございまして、ふえている傾向にもないというふうな現状にあるということでございます。


 市といたしましては、新しいまちづくりや活性化の観点から、NPO法人はますます重要な役割を持つものと考えておりまして、今後、参画と協働によるまちづくりを進めるためにも、NPO法人を始めとして、各種団体の育成、そして連携について検討を行ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。


 それから、もう一つ、議員の方から、いわゆる新しい公共についてのご指摘、ご質問いただきました。その中で、団塊世代についてのNPOへの参画のこともございましたけれども、実は、今回、この秋を目指して行革の大綱をつくろうということで業務を行ってますが、その中の一つの作業ということで、市民と行政の協働推進指針なるものをつくりました。


 これは、実は、かつて行政の領域はもともと狭かって、例えば村の地区の方で作業等されておった時代もございました。いわゆる私の領域も広かった時代もあったんですが、その後、公の仕事がどんどんふえてまいりました。むしろ私的な部分じゃなしに、多くは行政の仕事という格好になってまいりまして、どんどん行政の規模も大きくなり、膨らんでまいったという経過がございます。その中で、地方分権の時代を迎えまして、みずからがみずからの地域の将来を考えていくということが大変大事になってまいりました。その中で、自分の住んでる地域については住んでいる人たちが、どういう地域であったらいいのかということについて、みずから参画をして、物を考え、地域づくりの作業にも参加をするという方向が出てまいってまして、これからは、いわゆる協働の領域、新しい公共の領域を広げていくという方向がこれからのあるべき姿ではないかなというふうに考えております。


 したがいまして、市としましても、参画と協働について、これからそのあたりに力を入れたいと考えてまして、現在策定をしてます総合計画の中にも、参画と協働についての位置づけをはっきりしたいなというふうに考えているところでございます。


 また、もう一つ、団塊世代のことでございますけども、確かに大変多くの方がリタイアをされて、地元に帰ってみえるケースも生まれてくるわけでございますが、こういった方々がいろんな経験を通じて豊富な知識を持っておいでますので、ぜひともNPOに参加願ったりして、形はいろいろとあるんですけれども、地域づくりの中で活躍を願いたいなと思っているところでございます。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) コミュニティーということでございますので、私の方からご答弁申し上げたいと思います。


 まず、被災によって住みなれた家を離れてしまったといったことにつきましては、これはお聞きはいたしておるわけですけども、議員ご指摘のように、そのことによって、例えば地区のイベントができなくなってしまったとかいった状況につきましては、これはお聞きもしておりませんし、実態としても把握はいたしておりません。


 これにつきましては、一方では、確かにそういった状況もあるかもわかりませんけども、逆に一昨年の台風のあの経験をもとに、特に防災という観点から、地域力の結束は増したといったことも、これは違う方面でお聞きもしております。


 いずれにしましても、安全、安心のまちづくりというようなことで、当然ソフト面でもこれは充実していく必要があろうかと思ってます。現在、地域防災計画についても策定中でありますが、その中でもやはり「みんなの力で命と暮らしを守る」というふうなことをうたい文句にハード、ソフト面での対策を考えてるわけですが、特にその中でもソフト面、これらを行うことによって、議員ご指摘のようなコミュニティーの維持、これについてもつながっていくのではないかというふうな思いを持ってます。


 特に、今議会でも多くの議員からご質問ございましたが、要援護者の避難支援対策についても、これも同様の施策の一つではないかと思ってます。確かにこれを実行していこうと思いますと、さらなる工夫も要りますし、制度として完成するには時間もかかるかと思いますけども、何とかこういったものも利用して、コミュニティーの維持を図るために、みんなで力を合わせて安全、安心な地域づくりを進めること、そのことが転出者の防止等にもつながるんではないかというふうに考えてます。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 8番、梅谷議員。


○議員(8番 梅谷光太郎) 梅谷です。ありがとうございます。


 そしたら、こちらの方でお出しした議案の順番で、産業振興についてというところで、先ほど市長の方からも、本当に多彩な観光の関係のキャンペーンというか仕掛けをお話しいただいたんだけども、悪いですが、やっぱり少ないと僕は思うんです。むしろ部長さんとか、あるいは課長さんあたり、課長は城崎でもずっとやってましたからその辺は上手だと思うし、城崎とか、もっともっとキャンペーンも張って、大阪に行くとか神戸に行くとか、出かけていってキャンペーンを張る。それから、ちょっと例に出したせんべいとかまんじゅうとか申しましたけど、ああいうのも、もちろん行政がするんじゃなしに、行政がそういった希望のあるところにお願いして、ぜひつくってというようなことをお願いするとか、そういった、もっともっといろんなところに働きかけをして、本当にいろんな、えっというような、そういうアイデアも含めて、ぜひお願いしたいと思うんですけども、部長さん、いかがでしょうか、その辺のところ。


○議長(綿貫 祥一) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) 庁内だけではなくして、市民の方、あるいはまた事業者の方々からもいろんなアイデアがいただけるよう、広く呼びかけていきたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 8番、梅谷議員。


○議員(8番 梅谷光太郎) また、郷公園にこの秋つくられる交流センターのお話も出ましたんですが、まだちょっと、多分あの施設をどのように生かすかというのは固まってないだろうと思うんですけれども、やっぱり市長、あそこは、今、市長がおっしゃったような、いろんな地元の産物をあそこに置いてとか、今、文化館に入ったところにあるものを交流センターの方に持ってきてとおっしゃる。ちょっと狭いんちゃうかなと思ったりするんです。ですから、別にあそこに、施設にとらわれずに、例えば駅の売店とか、どこかの観光土産屋の売店とかいったようなところにもそういったものをどんどん置いて、いろんなコウノトリの関係のグッズをたくさんの人に買ってもらうといったようなこともお願いしたいと思うんですけれども、交流センターの中身ということになるんですけども、その辺はいかがですか。


○議長(綿貫 祥一) コウノトリ共生部長。


○コウノトリ共生部長(太田垣秀典) 地域交流センターのいわゆる業務の内容でございますけれども、大きく分けまして3点ございます。一つはサービス部門でございまして、いわゆる物販、今、議員がおっしゃった物を売る方の物販でございます。それから軽飲食、それからさらに、来られたお客さんにコウノトリを観察をしてもらう、あるいは休憩をしていただけると、そういう場を提供するということ、それからもう一つは、いわゆる交流の場を持てるような、そういうことにしてまいりたいということでございます。


 ただ、サービスの中で、特に物販、軽飲食がございますけれども、ここはどんなものでも売るということじゃもちろんございませんで、特にコウノトリ関連、あるいは環境に関連をしたと、そういうものの土俵の中で動いていくということでございますので、ご理解をお願いしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 8番、梅谷議員。


○議員(8番 梅谷光太郎) わかりました。


 あと、豊岡病院跡地利用の関係で、企画部長さんの方から、客足の復活について、もちろん前のように復活するって言いにくいだろうと思うんですけども、少なくとも非常に市民の方々は心配なさってる。特に中心市街地で業を営んでおられる方なんかは、例えばこの6月に道路交通法が改正になって、車の駐車がしにくくなったから、買い物客が、もうただでさえ少ないのにから、それでさらにまた減っていってしまうんじゃないか、逃げるんじゃないかといったような心配がある。何ぼかの助成でもしてほしいとか、市役所の駐車場にただでとめさせてほしいとかいったようなことまでおっしゃるような方もあったりして、いやあ、それはって言うんだけども、それぐらいある意味で追い詰められてるというか、非常に危機意識が強いように聞いておりますので、その辺のところをちょっとご所見といいますか、お伺いできたらと思います。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 実は、病院跡地の整備の計画の中では、1日大体800人ぐらいの方に来ていただきたいなという計画をしてます。その中で、この800人の方々が見えたとして、その方々に大開通り商店街の方に来てもらうためには、魅力のある店づくりが必要かなと思ってます。行政の方としては、何とかして集客をできる魅力のあるものを考えていきたいと考えていますので、また、行政も一緒になってすればいいんですが、基本的には商店街の組合の方でもう既に計画はできましたので、今からでも、ちょっと遅いぐらいですけども、検討に入ってほしいなと思ってます。


 実は、昨年かと思うんですが、駅通商店街の振興組合の方でも、病院の跡地のいろんな議論がある中で、ソフト事業をどうするかというような議論もなされておりまして、その中には、先ほど商工観光部長が言いましたけども、駅通りはサンストークアベニューという名前がつきました。その前の話なんですが、アーケードをつくるという中で、いわゆる歩キング、アーケードの中を、雨が降っても歩けるので、そこを歩いてもらおうと、多くの方に歩いてもらう中で、その歩いてもらう姿をみずからの商業に何とかつなげたいというようなことも検討されてる経過もございます。また、空き店舗も実際たくさんあるんですけども、これも多くの方に歩いてもらうという中で、その中に休憩所をつくったり、あるいはまた、情報を発信できるような場所もしたいなというような話もありますので、せっかく跡地に大きな事業をしますので、何とかそこに見える方々を健康づくりも兼ねて歩いてもらって、同時に魅力のある商店街をつくる必要がありますけども、何とか中心市街地の真ん中にあります商店街の振興を図りたいなと、こういうふうに思っているところでございます。


○議長(綿貫 祥一) 8番、梅谷議員。


○議員(8番 梅谷光太郎) 改めて言いますけども、本当に中心市街地の方、駅通商店街の方々、危機感が強うございますので、今おっしゃったような魅力ある店づくり、まちづくりについて、今後一層の援助というか助言というか、ぜひお願いいたしたいと思います。


 それから、新市役所の建設につきましても同様に、駅通商店街の皆さん、あるいは中心市街地の皆さん、大変関心が強うございます。それはもう市長も十分、いろんな声が届いていると思うし、おわかりになっていると思いますが、これはもうお願いということにしておきますが、どうかガラス張りにした上で、どんと、できたらスピードを速く進めていただけたらと思ったりしております。


 それから、NPO法人の関係のことでございます。先ほど部長の方から、団塊の世代について、NPO法人というような一つの手法を使って受け入れるといったようなことがいいんじゃないかなというお話を申し上げて、そのご回答をいただいたわけなんですけれども、先ほど升田議員の方から、それこそ具体的に住居を提供するとかいったようなことで、団塊の世代を受け入れるというようなこともございましたんですが、団塊の世代で特に都会でばりばり活躍して定年をお迎えになった方は、もちろん都会の方にとどまる方も少なくないんでしょうけども、やっぱりふるさと豊岡のために、コウノトリ等々で豊岡のイメージも上がっておりますから、あるいは何だかんだ言ってもまだまだ元気のあるまちでございますから、そういった方を受け入れる受け皿ですね、安心して気楽においでいただくといったことをぜひ考えて、進めていっていただきたいと思うんですけども、その辺についてのもう少し具体的なお考え、いかがでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 升田議員にもお答えしたんですが、実は、まず基本的にはやはり、大変豊かな資源のあるまちでございますので、そういった方々の希望にこたえるためにも、しっかり情報を把握をして、いろんな空き家等も含めて、参考になる情報の提供をしたいなとまず一つは考えてます。


 それから、仮に豊岡に帰ってみえた場合、帰ってみえて、まだ元気な年でございますので、できるならば地域づくり等に活躍してほしいなと願ってますけども、まず、行政としては、やはり参画と協働とは何かという、その役割と、これNPOを含めてなんですけども、そのあたりの参画、協働を進める意義といいますか、そのあたりについてしっかり市民の皆さん方にお訴えをする必要があるなと思ってまして、出前講座等も持っておりますので、これからより一層市民の方々に出向いていって、これから将来に向かったまちづくりにはどうしても参画と協働が要るんだよという話をさせてもらいたいなと思ってます。


 それから、もう一つは、いわゆる参画と協働を進める上で、ガイドラインもこれ必要でございまして、以前から議会の方でご指摘もいただいとるんですが、これも特に市民と行政とのパートナーシップはどうあるべきかというあたりを基本にして、ガイドラインについても検討したいなと思ってますし、また、いろんな活動をされている団体が実は現在あるわけですけども、そういった活動を十分紹介できてない点もございますので、こういった活動がここでやっておりますということもしっかり広報の方もしたいなというふうに考えておるところでございます。


○議長(綿貫 祥一) 8番、梅谷議員。


○議員(8番 梅谷光太郎) 8番、梅谷です。先ほど企画部長さんの方から、NPOについていろいろ、今もお話があったんですけども、最後に一つだけ、NPOに限定しないんですが、まちづくりといったようないろんな活動の担当のセクションというのを、企画は随分仕事が多いのでちょっと気の毒かわかりませんけども、企画あたりで担当部署として、NPOもしくはまちづくりといったところで担当をお持ちいただくといったようなことはお願いできるもんなんでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 実は、活動が十分できてないんですが、私どもの企画課の中にまちづくり係がございまして、そのセクションでこういった市民活動についても取り組んでますので、またご指導よろしくお願いしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 8番、梅谷議員。


○議員(8番 梅谷光太郎) そうしましたら、3番目、災害復旧とコミュニティーの維持というところについてですけれども、確かにおととしの災害で物すごく大きな被害をお受けになって、特に先ほど申しましたように、都会から来たお嫁さんなんかは怖い怖いというふうにおっしゃるというのは、本当にお気の毒というか、激励しようもなかなか難しい面があろうかと思うし、先ほど部長もおっしゃったように、自警団だとか消防団だとかいった地域防災の関係で再組織化を図るとか、いろんな名簿づくり、団員の名簿づくり等々で、地域を守るという活動を盛んになさってるというのは、私も地域防災の方を担当させてもらっとって、地区で、わかるんですけども、何とかそういった、本当メンバーで、そういう区長さんの話を聞いたら、みんな悲しくなっちゃいましてね、4世帯が出ちゃうとか、あと2世帯がもう今度出ようとしてるなんていうような話を聞くと、しゅんとなっちゃいましてね、するんで、ぜひその辺のところまた、さっき聞いたんですけど、改めて、部長さん、頑張ってそういった豊岡を後にするといったような方がなるべく出ないように働きかけなんかしてほしいと思うんですが、いかがでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 先ほどご答弁申し上げましたけども、豊岡市としても安全、安心のまちづくりに頑張ってますから、どうぞご安心してというようなことで、引き続き頑張ってまいりたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 8番、梅谷議員。


○議員(8番 梅谷光太郎) どうもありがとうございました。これで質問を終わります。


○議長(綿貫 祥一) 以上で梅谷光太郎議員に対する答弁は終わりました。


           ────────────────────


○議長(綿貫 祥一) 暫時休憩いたします。再開は3時25分です。


                午後3時10分休憩


           ────────────────────


                午後3時25分再開


○議長(綿貫 祥一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、3番、門間雄司議員。(拍手)


               〔門間雄司議員 登壇〕


○議員(3番 門間 雄司) 3番、六星会の門間雄司でございます。昨晩のワールドカップサッカーの観戦疲れもあるように伺っておりますが、気力、体力ともむしばまれる時間帯に入っております。簡単明瞭に質問をさせていただきますので、どうぞ担当以外の方は楽にお聞きいただければと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。


 議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして質問させていただきます。


 初めは、防災施策の課題、対応について伺います。


 今議会の市長総括説明において、豊岡市地域防災計画の案の取りまとめについて述べられ、内容については、災害対策全般に関して基本的な事項を具体的に記述したものとの説明をなされておられます。今後は県の改定スケジュールに合わせ、最終案の取りまとめに至るとのことですが、本計画案は、豊岡市にとっての防災を考える上で、大きな柱と位置づけられるものと考えます。


 防災計画案の策定に向け、これまでさまざまな動きをされてきておられる中で、市民に対しては、防災・減災を語る会の実施を通じた意見の吸い上げ、また、防災会議を通じたより具体策の取りまとめを経て、本計画は理念として「みんなの力で命と暮らしを守る」を掲げ、基本指針として「災害リアリズムに徹する」「減災の視点に立つ」「地域の力を蓄える」の3つを上げられておられます。内容については、23号台風を始めとした過去の災害履歴や教訓、被害想定、住民意見等を反映させ、災害対策全般に対して、基本的な事項を具体的に記述したものと伺っておりますが、まず、これまでの流れと今後の最終案に至るスケジュールについてご説明いただきたく、お願い申し上げます。


 次に、本計画において、特に風水害については、キーワードの一つでもある「災害リアリズムに徹する」に関連し、台風23号の経験を通じ、生かされるべき内容が多く、関心が高い項目であろうと思いますので、地震、津波対策、雪害、大規模事故等についての記載もございまが、風水害関係を中心にお伺いいたしたく思います。


 一つは、現状の分析、状況をどのように把握されておられるかについてであります。一口に経験したと申し上げましても、経験したがゆえに膨大な情報が存在し、その整理一つとっても非常に労力を要するのではないかと危惧しております。情報の例としては、先ほども申し上げました防災・減災を語る会の住民意見、防災会議の意見、職員の経験、各地区の要望事項、国、県の各種資料等々があると思いますが、それらが集約されたものとして地域防災計画案が策定されているものと理解しております。その観点から、防災計画策定に至る現状の把握等についてどのように取りまとめられているのか、住民意見の反映の流れと、主な住民意見としてはどのような内容が多かったと認識しておられるのか、また、その点について計画案の中でどういった形で反映させておられるのかについてお伺いいたします。また、各施策の目標をどういった形で設定されるおつもりであるのかについてもあわせてご答弁をお願いいたします。


 2つ目は、計画の実現に向けた動きについてお尋ねいたします。


 本計画を拝見したところ、多くの項目、施策が盛り込まれ、一瞬非常に安心な気持ちとなったところですが、先日の同僚議員の質問等における答弁の中でも、豊岡市を取り巻く非常に厳しい財政状況に対する言及が多くありました。今後については厳しい財政状況の点からも不透明な点が多いかもしれませんが、だからこそ現状の分析をシビアに行い、あるべき姿を示し、緊急性の大小により優先順位をつけて整理していくことが必須であると考えます。ダイジェスト版を拝見すると、応急対策にかかわる備えの充実に関する主な予防対策の箇所だけでも、数えると84もの項目が上げられております。どれも必要となるものばかりでありますが、どうしても予算の点から進捗に差異は出てくるのではないかと思います。そのあたりをどのように実行に移していくのかについてお伺いいたします。


 次に、行政改革委員会についてであります。先日の同僚議員の質問と重複するところがありましたので、少し絞ってお伺いいたします。


 過日の行革タウンミーティングでの雰囲気も財政的な危機感を前面に押し出した内容であり、今後の改革に理解を求めることが主であったように感じております。行革には総論賛成です。しかし、各論になると、さまざまな立場や思いにより、100人いれば、ひょっとすると100人の考えが異なってくるかもしれません。その点をどのように進めていくのかが非常に重要であると認識しております。


 その一つの柱が透明性という点ではないかと感じております。その観点において、第6回行革委員会の資料、補助金等見直しにかかわる行政改革委員会の進め方の中で、各小委員会の審議結果を非公開とすると記載されておられます。この理由について説明をいただきたく、お願いいたします。また、補助金を受けている団体との意見交換等はどのように考えておられるのか、お示しをいただきたいと思います。


 次に、第三セクター等経営検討委員会についてであります。この件についても同僚議員との重複をなるべく避け、お伺いいたします。


 まず、三セク等はさまざまな形態があると伺っておりますので、一くくりには論じることができないと思いますが、一般に総じて経営環境というものは厳しいものであると感じています。政策的な位置づけがなされているからこそ、市が出資等をし、関与を強めている形態をとっており、ゆえに構造的に赤字に陥りやすいものであるともお聞きしました。


 しかしながら、社会的に、また財政的に、それが許容しがたい時代になりつつあるのではないか、いや、本市における行革委員会、タウンミーティング等を踏まえると、もはや許容できない時代に突入しているとも言えます。赤字だからすぐに撤退とはいかない事情においても、何かしらの事業の位置づけの整理、見直しはあるべきと考えます。


 その点において、今回の経営検討委員会の設置はよいタイミングであると思いますが、そのほかの三セク等においては検討しなくてもよいのでしょうか。また、本委員会は、事業の位置づけ等まで踏み込んで検討されるものなのか、そのあたりについてご答弁いただきたく、お願いいたします。


 最後に、県の事業ではございますが、今年度実施が伝えられております青少年芸術体験事業についてお伺いいたします。


 本事業は、西宮にあります兵庫県芸術文化センターにて行われる生のオーケストラ鑑賞会に県下中学1年生を参加させる事業と聞いておりますが、各学校単位の参加、場所も遠方の西宮であるということで、保護者負担の発生、市内各学校間の負担額に差異が生じる事態となっておるようであります。いただいた資料によりますと、負担額が最低1,200円から最高2,600円と、倍以上の差が生じる結果となっております。県事業であることは承知しておりますが、市として、負担の平準化を考えるおつもりはないのか。例えば一番費用負担の低い学校に合わせて、市が差額補助する等を検討する考えはないのかについてお伺いいたします。


 以上、第1回の質問とし、後は自席にて行います。


○議長(綿貫 祥一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、第三セクターに関するご質問にお答えをいたします。


 定義上、第三セクターといいますのは、地方公共団体が出資または出捐をしている民法法人及び商法法人をいうというふうに定義をされております。この定義によりますと、豊岡市が関係する第三セクターといいますのは、2分の1以上の出資をしているものが3団体、4分の1以上のものは7団体、それ以外のものが26団体ございます。今回、議案としてもお願いいたしておりますのは、そのうちの経営悪化が著しい2つの法人についてのものでございます。


 その他のものについてどうなのかというお問い合わせでございました。私たち自身もその他の三セクについても一応きっちりした検討をする必要があると考えております。また、行政改革委員会からも再三問題提起をされているところでございますので、その他の三セクにつきましてもきっちりとした検討をしたいというふうに考えております。


 ただ、正直申し上げまして、今、行革の方も三セク以外の、いわば行政本体部分のところで手いっぱいな状況でございまして、これ以上作業量をふやしても実質対応不可能である、こういったことがございますので、行革大綱策定後に、要は行革の残された課題というふうな形で問題を整理し、別途検討委員会を設置をして、他の三セクについての経営状況の検討、あるいは必要な対応策について結論を出してまいりたい、このように考えております。


 ただ、三セクといいましても本当にさまざまございまして、市が指導的に関与したものもあれば、例えば県がかかわっているもの、例えば兵庫県自治協会でありますとか、暴力団追放に関するような県下全域の団体もございますし、あるいは兵庫県人権啓発協会というやつもございますので、関係するものすべてということではなくって、本市が指導的にかかるものについてという絞り込みをする必要があろうかと思いますが、今申し上げましたようなことで対応してまいりたい、このように考えているところです。


 ちなみに総務省から三セクに関する指針というものが出ておりまして、経営努力を行いつつ存続させるもの、事業内容等の見直しを行った上で存続をさせるもの、それから再建を行いつつ存続させるもの、廃止または完全民営化もしくは事業の民間譲渡を行うものといったような類型が示されておりますので、これらも参考にしながら本市としての対応を定めてまいりたい、このように思います。


 その他につきましてはそれぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 防災施策の課題、対策ということで、何点かの視点からご質問をちょうだいしました。ちょっと項目は順不同なんですけれども、お答えをさせていただきます。


 まず、防災計画、今後のスケジュールのことですけども、先月の25日に第2回の防災会議を開催させていただきまして、おおよその方針をそこでご決定をいただきました。あわせて、先日の6月の9日までパブリックコメントということで、市民の皆さんからご意見をちょうだいをいたしました。何人かの方からご意見をちょうだいしておりまして、それを受けて、いよいよ県と事前相談という形に入ってまいります。それを集約するような形で、いよいよ第3回の防災会議、それを経た上で県と事前協議というふうな、大変ちょっと時間はかかるんですけれども、一応7月いっぱいぐらいまではかかってしまうのかなと、そんなふうなスケジュールで現在懸命に取り組んでおるところでございます。


 それから、市民の意見をどんなふうに集約してるのか、あるいは防災・減災を語る会をことしの1月、市内7カ所で開催をさせていただいたわけですけども、議員も何カ所かの会場で多分ご出席だったんだろうと思うんですけれども、おおよその意見といいますのは、やはりハード対策にまつわる意見あるいはご要望、そんなふうなこともたくさんございました。あとは避難所の関係ですとか、あるいは情報の伝達方法、あるいは情報収集の方法、あるいは要援護者にまつわるようなご質問、あるいは避難所の備蓄品の関係ですとか、重立ったのではそんなふうなものであったのかなというふうに思っております。


 それをどのように防災計画の中に云々というふうなことなんですけども、逐一は申し上げませんけれども、例えば情報伝達云々というふうなことでは、昨年内部で、外部からの委員も、あるいは学識経験の大学の先生なんかもお招きをしまして、情報伝達の方法等につきましては委員会等で検討をして、そのやり方であるとか、あるいは技術的な観点も含めて、あるいは用語の問題であるとか、そんなふうなことも含めて、地域防災計画の中にも織り込みをさせていただきました。これは一例でございます。


 また、現状把握をどんなふうにしてるのかという、大変大きなご質問もあったように思います。一昨年の23号の大きな経験がございますので、それを一つ一つ、今、私どもの現状は、課題をもらいながら、あるいは自分たちで課題を見つけながら、一つ一つそれに直面してるというのが率直なところですし、現状というふうな、今のいろんな形で総括も受けておりますし、いまだまだ、例えば要援護者なんかでは、先般も読売新聞に載ってましたですけども、あんなふうな形で外部からお越しになって、それを豊岡市としてどのように検証しながら現在の施策に役立てているのかというふうなことでも外部からもお見えになります。そんなふうなことで、一つ一つヒントをいただきながら、当面の施策に生かしていこうというふうなことで取り組んでおるようなことでございます。


 また、もう1点、交通施策の中で80数項目上がってるけれども云々という、それをランクづけのようなことについてのご意見がございました。議員もおっしゃっておられましたように、予算であるとか、あるいは人的な体制であるとか、さまざまな制約等もございます。それらを逐一認識しながら、当面必要とされる施策を、相談をしながら、あるいは協議をしながら打ち立てていかなきゃならないわけですけども、まず、私どもが今考えておりますのは、この地域防災計画のスローガン、テーマにしてます「みんなの力で命と暮らしを守る」と、やっぱり命というのをどのようにして守っていくのか、それにまつわる施策を最重点にしていかなきゃならないのかなと、そんなふうに思っておりまして、例えば自主防災、先ほども升田議員さんとの間でやりとりがございましたけども、その自主防災の方々、どのように我々として支援ができるのか、あるいはご協力ができるのかどうか、あるいは要援護者の方が避難所に来られる。どのようなものがあらかじめ最低限調えておくようなものが必要なのかどうか、そんなふうなこと、ハードの面は別にしまして、そんなふうなことをまずは主眼に置いて取り組んでいきたいなと、そんなふうに考えております。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 行革推進室長。


○行革推進室長(谷岡 慎一) 私からは、行政改革委員会について、特に補助金の整理、合理化についての手法につきましてお答えをさせていただきたいと思います。


 まず、なぜ、補助金を対象とするに当たって、行政改革委員会がその小委員会を非公開にしたかでありますけれども、そのプロセスを若干説明いたしますと、5月の行政改革委員会のときに、300件というたくさんの補助金の件数がありますので、その300件の件数を1件1件行政改革委員会で一遍に審議することは不可能であるということで、委員長提案でありましたけれども、約100件ずつ、3つの小委員会に分けて、まずは第1次的な審査を行おうとなりました。約100件ずつ小委員会で審議を行うんですが、そのときにある種のたたき台を、小委員会としてのたたき台をつくることになるんですけど、そのときに、さまざまな地縁のつき合いがあったり、そういった方が、ある団体にとっては、ある補助金にとっては非常に耳の痛い素案をまとめることになりますので、そういったつき合いの中でなかなか、まず第1案をこういう集団がまとめたということが、いろんなインパクトなり反発があるんではないかということもありましたので、そういったことを勘案して、小委員会につきましては非公開としたいと考えたところです。


 また、ほかの団体、ほかの地方公共団体において、こういった補助金の改革やってるんですが、こういった個別の課を呼んだヒアリングにおきまして、非公開でやってる例もありましたので、そういったことも勘案いたしまして、まずは小委員会での議論については非公開としたいと考えたところです。


 ただ、最終的に取りまとめる、6月23日の行政改革委員会で取りまとめを行いたいというふうに考えているんですが、この会議については公開で行いたいというふうに考えています。行政改革委員会としてある一定の方向性をまとめられる会でありますので、そこについては公開で行うこととしておりますので、この行政改革委員会もしくは豊岡市における行政改革は、情報公開を旨として、それを基準に置いて進めてまいったというふうに思っておりますので、そういったことには大きく外れない形で進めているというふうに考えているところです。


 そういった情報公開に基づいて、行政改革委員会でも補助金の審査を終えられまして、これらを踏まえて行政改革大綱なり実施計画が取りまとめられる形になります。そのときには、先日も質問がありましたけれども、議会とのかかわりもありますから、そういったことも踏まえて最終的に行政改革大綱なり実施計画なりが取りまとめられることになります。


 また、ごく一部の団体で非常にわかりにくい、もしくは会計が非常に複雑な団体につきましては、実はこの小委員会でのヒアリングの中でも団体の方に来ていただいて、それで話をしてるとこもありますので、すべてではないですけれども、そういったことも踏まえながら最終的には決定に至っていきたいというふうに考えているところです。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) 第三セクターの関係でお答えをさせていただきます。


 財団法人但馬地域地場産業振興センターは、但馬地域の地場産業の振興と、それから地域経済の活性化に寄与することを目的として、昭和62年の12月に設立をされました。設立当初からセンターの事業運営、あるいはまた会館管理につきましては、市の財政支援を行ってきておるところでございます。


 センターでは、会館運営に必要な財源確保のための収益事業を実施されておりますけれども、展示即売事業と貸し室事業を合わせた収益事業は平成13年度を境に減少傾向にございまして、単年度では支出超過に陥っているという状況でございます。センターとしても自助努力はされておりますけれども、なかなか収益の向上には至らず、抜本的な経営改善を行う必要があるとのことから、今回、市に対して支援の要請がなされたところでございます。


 市といたしましては、このままの状況が継続するようであれば、市の財政負担も増加することが避けられない状況が想定されるということから、早期の段階で経営改善についての検討を行い、今後の適切な市の支援方策を見出していきたいというふうに考えております。


 そこで、今回設置を予定しております経営検討委員会には、経営診断に基づいた経営改善についてご検討をいただきたいというふうに考えておるところでございますか、事業の位置づけまで検討されるのかどうかという点につきましては、現在、センターが実施されております事業としては、地場産業振興事業と、それから収益事業としての展示即売事業及び貸し室事業がございます。それぞれの事業の内容や収支の状況等の診断を踏まえた上で検討いただくことになろうかというふうに思っております。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 竹野総合支所長。


○竹野総合支所長(神田 美稲) 株式会社北前館についてでありますが、総括説明で市長が申し上げましたとおり、依然として経営が好転する見込みのない状況であります。経営改善策の策定について、会社の方から本市に対しまして検討の依頼がありました。出資いたしております自治体といたしまして、早急に対応する必要があると考えているところであります。この赤字経営の内容を専門家に委託いたしまして、具体的に分析してもらいまして、その結果に基づきまして経営検討委員会でご協議、ご検討いただき、今後、筆頭株主の市としての方向づけを判断するための貴重なご意見をいただきたいと考えているところであります。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 私の方からは、議員の方からお尋ねありました青少年芸術体験事業のことについてお答えさせていただきたいと思います。


 本事業が、本物の芸術に触れ、そして子供たちに感動体験の機会を設ける、そういった点では非常にすばらしい事業であると、こういうふうに考えております。しかし反面、議員ご指摘のように、交通費についてはすべて保護者負担と、こういった中で課題が生じてきております。


 本事業におきます保護者の負担を軽減するためには、やはり遠隔地の格差是正が必要であると、このように認識しております。ただ、この事業が県の事業であることを考えましたときに、まずは私どもとしては県に働きかけていきたい。したがいまして、本年度、但馬教育長会としても次の2点、まず1点は補助的な支援策、それから2点目は学校の組み合わせ、これについても該当の教育委員会の方で組み合わせを考えさせていただきたい、こういったことの2点について要望をしていきたい、このように考えております。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 一つ答弁漏れをしておりました。施策の徹底をどのようにしていくのかというふうな観点でございます。


 何点かあろうかと思うんですけども、一つは、身内のことで恐縮なんですけれども、私ども市の職員の研修、これは昨年から行っておりますけども、本年度も図上研修等をあわせてやってまいりたい、それから、地域の防災リーダーの方々の研修も昨年度に引き続き本年度も取り組んでまいりたいというふうに考えてます。


 それから、いよいよ出水期目前にして、この6月にハザードマップを、今までは暫定版ということであったわけですけども、市民の皆さんに配布をさせていただきます。あわせて大きな図面と、それからA4サイズ程度の地域版もあわせて配布をさせていただくわけですけども、それは自分の地域についての安全、安心をどのように守っていくのかという観点で、いろんな情報をご自分で盛り込んでいただくための地図として役立てていただきたいというふうにも考えておりまして、そういう意味での、一緒にそういう地図を作成をしていただくがための集まりのようなもの、それを研修といいますならば、そんなふうな研修を地域で持たせていただきたいというふうに思っております。


 また、それから、訓練をことしも5月の23日に、北但大震災の記念日にさせていただきました。こんなふうな訓練をことしは9月の早々にも県の訓練と合同でございますし、8月には赤十字の訓練もある、あるいはボランティアの訓練もあるというふうに聞いておりまして、そんなふうな訓練もあわせて各施策の徹底になるのかなというふうに思います。


 それから、大きな課題として今思ってますのが、自主防災の方々とどのように向き合っていったらいいのかどうか。これも先ほどの升田議員さんとのやりとりを聞かせいただいておったんですけれども、非常に受け皿として、我々、自主防災の方々にいろんな意味でお願いをしてしまう。その方々をどのようにサポート、あるいはどんなふうな示唆が我々としてできるのかどうか、そんなふうなことについて、何かいい我々なりの手だてがないだろうかというふうなことについて、少し時間をいただくような中で、一生懸命考えて、地域の方に出向いてまいりたいなというふうに今思っております。そんなふうな中で、地域防災計画で上げておりますもろもろのことにつきまして再度反すうをしていきながら、地域に徹底をしていきたいなというふうに思っております。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) それでは、順次再質問させていただきますが、ちょっと順番を変えまして、一番最後の県の事業についてからお尋ねさせていただきたいと思います。


 今回、この質問におきまして、あらかじめ答弁は予測しておりました。難しいだろうなということは理解しておりますが、今回、私が質問するまでにおいても、少子化対策等は皆さん議論がいろいろ行われております。その一環ということではありませんが、子供に投資するという姿勢を打ち出して、ともすれば行政から目が遠くなりがちな子育て世代に対するメッセージみたいなものが打ち出せるんじゃないかと、それにかかわる費用としては、いただいた資料は全体の人数しか載っておりませんので正確ではございませんが、大体100万少しぐらいになるのではないかと思います、私が言った一番低いとこに合わす差額補助ということになりますと。そういった観点から、補助金等の一覧表に載っております項目、豊岡市小・中学校児童生徒各種大会派遣費補助金、補助対象事業の概要、文化活動についての経費の補助ということも、こちら書いてあるようなものもございますので、こういったものを活用して、真剣に検討していただけないかどうか、お聞かせいただけませんでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) まず基本線として、今現在この金額でいけてますのは、県民バスを使用しての額で、この額でおさまってると。それを補助金と組み合わせた場合に、県民バスの補助金が出るのかどうか、ちょっとそのあたり非常に難しい問題もございまして、これは検討していかなきゃならない問題ではないかなと思っております。


 したがいまして、先ほども言いましたように、県のいろんな事業の中で、例えば自然学校にしてもトライやる・ウイークにしましても、これだけ距離の格差によって非常に持ち出しに差があるというような事業はまずございません。したがいまして、我々としましては、やはりこれは不公平であるという点で、県にまず働きかけていきたい、こういうふうに考えております。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) 非常に申し上げにくい内容でございますので、思いをこういった場でお伝えして、当局の方で検討の方をしていただければと思っておりますので、質問はこれで打ち切りたいと思います。


 それでは、続きまして、またちょっと順番逆になるんですが、第三セクター等の経営検討委員会について質問を再度させていただきます。


 先ほど総務省の指針の方をお聞きしましたが、それを理解するところによりますと、単純に言えば、勇気ある撤退も含めた検討をなさるのかどうか、この観点からご答弁いただけますでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) 先ほどもちょっと触れましたけれども、それぞれ行っております事業の内容によっては、その事業を縮小するとか、改善だけでなく縮小とか廃止とか、そういうこともあり得る可能性もあろうと思います。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) ありがとうございます。市長総括説明等をお聞きしたところによりますと、私が少し危惧したのは、これが担保となって次に大きな財政負担が行われるんではないかということを少し感じておりましたので、どういった前提条件で経営検討委員会等行われるのかということを確認させていただきたく、ただいまの質問をいたしました。三セク等についてはいろんな問題があるかと思いますけれども、ぜひ次の世代になるべくツケを回さないということを前提に、いろんな角度から検討の方をしていただければというふうに思っております。


 続きまして、行政改革委員会についてお聞きいたします。


 地縁等による反発があるということで、非公開ということをおっしゃっておられますが、逆に反発があるから隠れてするというふうに私とってしまうんですが、そういった観点ではお考えになりませんでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 行革推進室長。


○行革推進室長(谷岡 慎一) そういった考えは、考えの一つとしては否定するものではありませんけれども、ただ、皆さん地域社会で生きてきて、いろんな団体ともつき合いがある中で、委員さん皆さん、多くの方はこの豊岡市内に在住の方であります。ですので、そういった方々がなかなかのみにくい苦い薬をつくられるということになりますので、そういったたたき台をつくっているときに、それを、名前がクレジットされたような形になりますから、そういったことはやっぱり避けた方がいいんではないか。また、第1次的に審査をするところですので、ブレーンストーミングといいますか、さまざまいろんなことを、思いをむき出したり、話し合ったり、そういった過程でもありますので、そういった過程を第1次審査の段階で公開するのもいかがなもんだろうかということもありましたので、そういったことをいろんな総合的に勘案して、小委員会としては非公開の方がいいのではないかという判断で、このような形にさせていただきました。


 ただ、そういったものを持ち寄った委員会自体の決定については、これは公開するつもりでおりますので、十分情報公開については担保されるものではないのかなというふうに考えています。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) やはり痛みを伴うということが前提とした流れというふうに感じておりますので、そういった透明性、理解を求める姿勢というのは、一つの大きなポイントになるんではないかというふうに感じております。ぜひ透明性の確保ということは大きな柱として、作業の方を進めていっていただきたいというふうに思います。


 続きまして、防災施策の課題ということでお聞きします。


 私、今回、資料をいただきまして、非常に分厚いものになりました。コピー等、大変だったと思いますけれども、ありがとうございました。これ、一通り全部目を通させていただきまして、特にダイジェスト版につきましては、施策が言葉として盛り込まれております。これが全部実行されると、先ほども第1回目の質問で申し上げましたが、非常に安心感を持つものでございます。


 しかしながら、実現性については果たしてどうだろうかと。この計画案の内容を否定するものではなくて、これを一刻も早く目に見える形で成果として上げていただくために、どういったことをお考えになっておられるのか。先ほども申し上げましたとおり、やはり財政的に厳しい状況というのはいろんな方面から耳にしておりますので、その辺、もう少し具体的にお聞きできればというふうに思っております。


○議長(綿貫 祥一) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 今、議員さんもあらかじめおっしゃっておられますように、さまざまな制約がございます。しかし、台風23号という大きな被災を受けた経験、これは紛れもない事実なわけですから、何としてでも、その経験を受けてこの地域防災計画をつくり上げていったと、いろんな障害はあろうかと思いますけれども、その時点時点でいろんな人的な組織であるとか、あるいは地域の皆さんと相談をしながらであるとか、具体のというのはなかなか難しいんですけれども、そういうふうなことを総括をしながら、一つ一つ実現をしていくということしか現時点では言いようがないのかなというふうに思ってます。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) もう一度ダイジェスト版の中に戻るんですが、災害リアリズムの徹底と減災マネジメントというところで、ダイジェスト版の6ページに、減災マネジメントの仕組みということで、私、前回の質問にも少し触れさせていただいたプラン・ドゥー・チェック・アクションというこのサイクルが書かれております。この中で、ドゥーのところに、進捗の実施等を監視、把握するというふうに記載されておりますが、具体的にこの辺、どういった形で市民への提示、議会へももちろんですけれども、情報共有を展開されていくのかお聞きいたします。


○議長(綿貫 祥一) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) ドゥーといいますのは、もちろんソフト施策にまつわるいろんな率のアップであるとかということも一部あるわけですけども、大きくは、ちょうど今、国の直轄事業として円山川の河川改修が鋭意進められているわけですけども、それらを統合するような中でチェックをしていく必要があるんではないかなと、そういう観点でドゥーという項目を上げさせていただいております。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) この防災計画の各項目の進捗チェックということではないということですか。


○議長(綿貫 祥一) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) もちろん防災計画の中でこのことを触れているわけですから、そのことではないというふうには断言はないわけですけども、あわせてハード事業の分の現在の円山川の河川改修等、それらが10年なら10年という計画の中で進められてるわけですけども、それをどのようにそれぞれ毎年ごとに評価をしていくのかと、チェックをしていくのかというふうなこともあわせて、このドゥーということで表現をさせていただいたと、そういう意味です。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) それから、現状の把握という言い方で何度か言わさせていただいたんですが、なぜ、私、こういうことを言うかといいますと、今のプラン・ドゥー・チェック・アクションにも関係しますが、現状がどうであって、それをどういうふうに評価して、最終的に目標、例えば数値的にどこまで持っていくのかというのが明確に示されないと、計画というのは先に進んでいきにくいものではないかというふうに思っておるわけです。ですので、現状の把握はいかがですかとお聞きをしたところ、今、防災監の方からは、例えばこんなことがあります、例えばこんなことがありますということでお答えをいただきました。しかし、今、言葉ではわかりましたけども、客観的にどういった資料としておまとめになっているのか。例えば先ほども申し上げました防災・減災を語る会の意見、それから防災会議の意見ですか、そういったもの、あと資料としていただいておりますが、避難所の備品の整備状況等、これ、現時点で不足していることが多いわけです。それが早く住民としてはしてほしい。防災会議でも意見を言った。市には届いてるはずだ。ことしできるんだろうか。来年できるんだろうか。そういった将来の見通しが立たないと、不安な状況のまま、時だけが過ぎていってしまう。財政が厳しいからことしは無理ですよ、来年ですよ、来年になったら、また財政が厳しいから、またその次の年ですよとなるんではないかという危惧、懸念、私自身も持っております。


 繰り返しになりますが、この防災計画を否定しているものではなくって、速やかにやっていただきたい。その体制が本当にできているんかなという懸念を強く持っておりますので、現状の分析をされておって、目標というのをしっかりと持っておられて、組織としてきちっとそれが動きとしてあらわれているのかなというとこをお聞きしたくて、今回のような質問になっているわけです。


 例えば今言いました避難所でいいますと、230カ所ございました。その中で、何かしらの備品がある箇所が81カ所、率にすると35%程度なわけです。そのほかは空欄になっておるんです。こういった状況について、今後どうされるのか。少し具体的にじゃあお聞きいたします。


○議長(綿貫 祥一) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 確かに今ご指摘の、地域防災計画の中で、今回230カ所の避難所を指定をさせていただきました。今ご指摘のとおりに、すべての備蓄品がどこの避難所も理想的に調ってるというふうな状況ではございません。したがって、お認めをいただいております18年度予算等々の中で、避難所にまつわります備品、特に私どもがまずは重点的に調えていきたいというふうに考えてますのが、公立の施設を避難所として指定してるわけですけども、そういうところでの水であるとか、あるいは若干の食糧であるとか、アルファ米等々の食糧であるとか、あるいは毛布であるとか、そういう必要最小限のもの、そんなふうなことを我々が考えられ得る数字の中で少しずつ調えてまいりたいなというふうに考えております。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) もう1点だけ。それではことし、それによって、この230カ所中何カ所この備品等が整備されるのか。重複等あるかもしれませんけれども、ご説明いただけますでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 具体の何カ所というふうなことになったら少し困難ですけれども、先ほど申し上げたように、市立の公民館であるとか、まず第1次の避難所を、ここを優先をしながら調えていく、そこで若干の余裕が出てくれば、次のまた避難所等というふうな中で、順次調えてまいりたいなと、そんなふうに考えてます。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) 具体的に申し上げますと、こっちの公民館には来たけども、わしのとこにはまだ来てへんなとかいうことが起こり得る可能性があるわけです。そういったときに、いやいや、あんたのとこはちゃんと来年計画しとるでとか、まだ来年はちょっと難しいけども再来年ちゃんと計画してるでというようなものが住民と共有されれば、いろんな住民の方の不安というのは多少なりとも払拭されるのではないかというふうに思っておりますので、もしそういったことを余り注視しておられないんであれば、ご一考いただければというふうに思っております。


 それから、もう一つ、情報の取得についてですけれども、各行政自治区から毎年要望書という形で恐らく上がってきてるかと思うんです。その中に、防災にかかわる要望というのは何かしら入ってる要望書も多々あるかと思うんですが、その辺について、その中の項目としてはハード面、ソフト面、いろいろまざってると思いますけども、市当局として、防災という点からきちっと統一した把握をされておられるのかどうか、ご質問いたします。


○議長(綿貫 祥一) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 防災という観点で、今、各集落あるいは各地域から要望書、私ども見させていただいております。そういう中で、防災という観点で、把握という意味では把握をさせていただいているつもりでございます。ただ、要望としてやはり多いのはハード事業、ハード事業にまつわる早期整備が重立ったものでございまして、中に例えば防火水槽の関係であるとか、あるいは場合によっては自主防災組織にまつわる支援の関係ですとか、そんなふうなことのご要望もいただいておる地区なり区もございます。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) その点についても、例えば、340何地区あるんでしょうか、そういったものが一覧表で、要望書出してない地区もあるかもしれませんが、防災という観点から、この地区はこういう要望があると。去年も出た。ことしも出てる。すぐには直らないかもしれませんが、当局としてはきちっと把握していると。そういったものがあってしかるべきと思うんですが、いかがでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 各地区あるいは各集落の要望といいますのは、継続的にいただいているものは当然もう把握をしてますし、新規の要望であれば、それは新しくご要望として聞かせていただくというふうなことになるわけですけども、そういう災害等の場合、要望をいただいてる、いただいてない、もちろんそのことだけで災害が、どういいますか、差を設けたり区別をしたりするというわけでもございませんので、行政としては極力満遍なく目を通す中で、特にこの地域についてはそういう要望をいただいてるということについては、十分把握をしながら施策を進めていきたいなと思ってます。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) それから、少し話題をハザードマップに移したいと思うんですが、先日、ある区長さんと一緒に国交省の事務所に行く機会がございました。私、前回の質問でも少し言及させていただきましたが、これ暫定版、暫定版の中の避難所の浸水深、これ余りにも高過ぎるんじゃないか。たしか防災・減災を語る会においても、市民の方、何人か、使いにくいなという観点からおっしゃっておられたように記憶しておるんですが、ずっと頭の中にひっかかっておりまして、前回の質問においても、いやいや、これは国交省が出した数字だから、これなんですというような趣旨の答弁をいただいておったように記憶しております。それ以上はわかりませんので、そのままずっとおったんですが、先日、国交省の事務所に行く機会がございまして、ある区長さんと一緒に行ったのは、その区長さんは、自分の地区で自主防災マニュアルをつくりたい。その場合に、どこに避難するかというものをどうしても考えなきゃいけない。そしたら、この数字を見たときに、これはちょっと使えれへんと。ですから、この前提条件というのは、確かにシミュレーション上いろんな条件があってわかってるけども、もう少し使えるデータは何かないのかということがどうしても知りたいという非常に熱心な区長さんでございまして、同行を一緒にさせていただいて、国交省の事務所に行きました。


 そうしましたところ、実際このデータについて、データが間違いということではなくて、そのデータの解釈の仕方に少し問題があるんではないかというのが判明したんです。どういうことかといいますと、国交省がシミュレーションしたこの結果というのは、50メーターメッシュの平均海抜高というのでやられてるんです。具体的に言いますと、中筋公民館については7幾つが上げられておるんですが、中筋公民館、ピンポイントで測量して海抜の高さというのは、国交省、データを持ってたんですね。それを考慮すると、5メートルちょっとぐらいの浸水深の高さになっちゃうわけです。7メーターを超えるものと5メーターちょっとというの、2メートルのこの差というのは、自主防災マニュアルをつくる上では非常に大きな差になるわけです。しかもよくよく国交省さんに聞いてみると、シミュレーションの前提条件というのもございまして、実際の堤防の高さより2メーターぐらい越流してるような条件で、これはシミュレーションですから、計算ですから、別にその条件が間違っている、間違ってないというのは言えないんですけども、そういった条件で計算したものがこの浸水マップということがわかったわけです。


 そこで、今回ハザードマップの見直しというのを考えられておるというふうに先ほどお聞きしましたけれども、防災課の担当の方も一緒に同行させていただきましたので、そのときに少しお話をさせていただきました。今後の見直しのときに、そういったピンポイントの海抜の高さも考慮して見直しをされますかと、検討しますということをおっしゃっていただいておったんですけれども、その点について、防災監の方、どういったお考えをお持ちかお聞きいたします。


○議長(綿貫 祥一) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 今現在、ハザードマップ、いよいよ配布はさせていただくような状況なんですけども、今、議員がおっしゃっておられますことにつきましては、我々としては、先ほど少しちょっと申し上げました、少し小さ目のA3サイズ程度の図面の中で、それぞれ地域で自分たちの地図を作成をしていただく。その中で防災意識をより一層高めていただくと、そういうちっちゃなマップですけれども、その中で、今おっしゃっておられるようなことについては生かしていけるのではないのかなと、そんなふうに考えてます。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) ぜひ今後は、この防災計画についてもそうですが、データをそのまま、もちろん使わざるを得ない場合もあると思うんですけれども、データを取得するのが目的ではなくて、それをどう使っていくのかというのが非常に重要ではないかと思ってます。これにも書いてますとおり、災害リアリズム、まさにリアリズムがなかったんじゃないかと、ちょっと揚げ足取るような言い方になってしまいますけれども、そういうふうに感じてしまいました。


 台風23号の風水害については、皆さん経験されておられますし、それぞれいろんな経験則の中で、こう行った方がいい、ここに逃げたらいいとかというのはもちろんお考えだと思いますけれども、やはり市長もご答弁されておられますように、住民に参加していただいて減災をしていく、災害の被災を抑えていくという観点からすると、少し配慮に欠けるところがひょっとしたらあるんではないかということを感じるわけです。


 ですから、今後、この防災計画につきましても、単なる計画に終わらずに、実現性を持たすために、果たしてどうすればいいのか、どうお考えになるのかというふうに思ったものですから、今回質問させていただきました。市長、もし意見がございましたら。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 今、マップのデータについてのご指摘をいただいたところでありますが、浸水深を示すマップとしては、それでやむを得ないというか、むしろ適切なものだろうと思います。要は、その浸水深で見たときに、豊岡市内に逃げるところはほとんどない。しかし、私たちは現実の災害の中ではどこかへ逃げなければいけない。まさにそこにリアリズムが要るんであろうと。浸水深のハザードマップのデータといいますか、要は最高の場合にどこに行くかということが、いわば注意を喚起するためになされている。しかし、先ほど言いましたように、現実にそれでいくと、この市役所ですら2階はつかってしまうというような状況でございますので、それでは市役所はもうさっさと逃げるのかと。逃げるわけにはいかない。つまりリアリズムはそこのところで判断されるべきであろうというふうに思います。


 私たちとしては、例えば台風23号のところを前提にして、その上でこの避難所は大丈夫だと言うわけにはいかない。何となれば、それを超えることもあり得るからということでありまして、まさにその部分はそれぞれの市民が自分の判断で、自分のリスクでもってそこを判断していただきたいというメッセージを送っているもの、このように考えているところです。


 したがって、門間議員がデータの正体について確かめていただいたわけでありますから、まさにそれでは中筋の公民館なり小学校の実際の海抜はどうなのだ、そのときに何メートルまで行くなんていうことがわかれば、それを前提に中筋の人たちの避難行動を考えていただくということが大切だろうと思います。


 もちろん、それはたまたま門間議員が中筋について調べられたからわかったわけであって、ほかの人たちはなかなかそこまで突きとめられることはないわけでありますから、そういった情報を提供するということは、行政の側の問題ではないかなというふうに思います。そういう意味では、きょうご指摘いただいた点というのは大変大切なことでございますので、今後の参考にするというか、ぜひそういったデータを提供できるような努力をさせていただきたい、このように思います。


 それから、少し戻りますが、先ほど来、地域防災計画の具体的な数値目標なりについてのご質問をいただきました。答弁でわかっていただいたと思いますけど、つまりないということであります。それは私たちがやらないということではありませんで、要はありとあらゆる災害を想定したときに、どういうことをすべきなのかということを、とにもかくにもここにまとめてきたというふうにまずご理解をいただきたいと思います。その上で、これを一朝一夕にすべてをやるわけにはまいりませんので、当然のことながら、優先順位をつけながらやっていく必要がございます。この中にも長期的なスパンの中で解決されるべきもの、早急にされなければいけないものってあるわけでございまして、その個々のことについての検討はこれからであろうというふうに考えております。もしこのままで終わるとすると、確かに絵にかいたもちになってしまいますので、私といたしましては、この地域防災計画ができたその次の課題として、急ぐものについてはできるだけ早く、そして明確な目標を立ててやる必要がある、このように考えているところです。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) ありがとうございます。最後に1点だけ、市長からの答弁いただきまして、非常に整理できた点がありますが、この次の施策、急ぐものというふうに言われましたが、そこをどんな価値判断で急ぐものと急がないものというのを決められるのか、もし今想定されているものがあれば、教えていただければと思いますが。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) まだその辺がこれからでありますけれども、要は急ぐ必要があるとするならば、起きたときにどうするか、つまり危機管理の観点から考えることは大変重要だろうというふうに思います。例えば、これは国交省の仕事ではありますけれども、100年確率の雨でも耐えられるような堤防をつくりましょうというのは、これはすぐかかったとしてもかなり時間がかかってしまう。そこで何を急ぐべきかというと、現在の堤防を前提にして、しかし雨が降って水があふれたときに、人の命を守るためにどうすべきなのか、そのことがまず最優先されるべきであろうと。それがまず命である。そこから、命を救出ということが済んだときに、避難所の中で一定期間そこで暮らしていただく必要がある。そこで人々の生活をどのように支えていくのか。それからさらに少し時間がたつと、産業をどうするのか、あるいはインフラをどうするかというふうに変わっていきますので、その意味では、もし優先順位ということで言うのであれば、今の状況の中で、地震が起き、あるいは台風23号のようなものが再び来たときに、人の命を守るために何がまず最低限必要なのかということではないかと思います。


 ただ、これはあくまで一般論でございますので、改めてこの地域防災計画の中に定められた事柄の中で、具体的に何がそれに当たるのか、それをやらなければいけない、こういうふうに考えます。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) それから、もう一つだけ、防災・減災を語る会の資料として、すべての意見を集約したものをいただきました。これ、じっくり全部読みました。本当に率直な感想、宝の山ぐらいの意見があると思います。それぞれ生の声というのは本当に参考になる意見が非常に多いと思います。これについて、恐らくその場では回答等、難しいものもあったかもしれませんが、何か回答をつけてホームページ等に張りつける、そういったことで住民の方に情報の共有を図るということは、お考えになりませんでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 確かに防災・減災を語る会で、それぞれの会場で、地域特性も踏まえながら、本当に貴重なご意見をたくさんちょうだいをしてます。個々のご意見に対して、それぞれ回答めいたようなことは、今のところするつもりはございません。全体として地域防災計画の中に、この意見がこういう形だと具体なあれはなかなか示しづらい部分もありますけれども、我々としては精いっぱい、この地域防災計画の中でお答えをさせていただいたと、そんなふうに考えてます。


○議長(綿貫 祥一) 3番、門間議員。


○議員(3番 門間 雄司) 以上で質問を終わります。


○議長(綿貫 祥一) 以上で門間雄司議員に対する答弁は終わりました。


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○議長(綿貫 祥一) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。


               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(綿貫 祥一) ご異議なしと認めます。


 よって、本日はこれにて延会することに決定しました。


 次の本会議は、明14日午前9時30分から再開することとし、議事日程は本日のものを援用いたしますので、ご了承願います。


 本日はこれにて延会いたします。ご苦労さまでございました。


                 午後4時28分延会


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