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兵庫県 豊岡市

平成17年第8回定例会(第4日12月14日)




平成17年第8回定例会(第4日12月14日)





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            平成17年第8回豊岡市議会定例会(第4日)


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                       平成17年12月14日 午前9時30分開議


第2日(平成17年12月12日)の議事日程を援用


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                本日の会議に付した事件


日程第2 報告第19号及び報告第20号並びに第99号議案〜第159号議案〈平成17年度豊岡市


     土地開発公社の事業の計画に関する書類(第3回変更)について、ほか62件〉


     一括上程


     各議案に対する質疑並びに一般質問


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                  出席議員(29名)


       1番 岡 谷 邦 人         2番 森 田 健 治


       3番 門 間 雄 司         4番 綿 貫 祥 一


       5番 升 田 勝 義         6番 福 田 嗣 久


       7番 伊 藤   仁         8番 梅 谷 光太郎


       9番 古 池 信 幸         10番 村 岡 峰 男


       11番 谷 口 勝 己         12番 古 谷 修 一


       13番 椿 野 仁 司         14番 稲 垣 のり子


       15番 木 谷 敏 勝         17番 伊 賀   央


       18番 青 山 憲 司         19番 奥 村 忠 俊


       20番 安治川 敏 明         21番 芝 地 邦 彦


       22番 上 坂 正 明         23番 吉 岡 正 章


       24番 岡   満 夫         25番 川 口   匡


       26番 森 本 陸 夫         27番 野 口 逸 敏


       28番 広 川 善 徳         29番 森 井 幸 子


       30番 森 田   進


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                  欠席議員(1名)


       16番 熊 本 善兵衛


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                  欠  員(なし)


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                 事務局出席職員職氏名


  局長         田 中 茂 樹  議事係長      松 本 幹 雄


  次長         阪 根 一 郎  議事係主査     大 槻   稔


  庶務係長       前 田 靖 子  技能職員      藤 井 正 吾


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               説明のため出席した者の職氏名


  市長         中 貝 宗 治  助役        奥 田 清 喜


  収入役        塚 本 信 行  技監        谷 川 俊 男


  企画部長       神 尾 與志廣  行革推進室長    谷 岡 慎 一


  国体推進部長     西 村 昇 一  総務部長      中 川   茂


  防災監兼消防長    菅 村 和 弘  市民生活部長    植 田 政 由


  健康福祉部長     岡 本 幹 雄  商工観光部長    砂 田 利 正


  農林水産部長     太田垣 秀 典  建設部長      井 本 雅 士


  建設部参事      福 井 與司光  企業部長      蘆 田 和 美


  城崎総合支所長    齋 藤 哲 也  竹野総合支所長   神 田 美 稲


  日高総合支所長    小 西 康 夫  出石総合支所長   多 根   徹


  但東総合支所長    松 本 和 洋  教育委員      卯 野 敦 子


  教育委員       岡 本 直 樹  教育長       石 高 雅 信


  代表監査委員     大 禮 謙 一  農業委員会委員   猪 口 保 典


  選挙管理委員会委員長 籏 谷 力 夫  選挙管理委員会委員 坂 本 又兵衛


  教育次長       村 田 正 次  監査・選管事務局長 池 上   晃


  農業委員会事務局長  井 谷 勝 彦


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                ◎午前9時30分開議





○議長(綿貫 祥一) おはようございます。


 ただいまの出席議員数は29名であります。よって、会議は成立いたします。


 これより本日の会議を開きます。


 議事に入ります前に、ご報告いたしておきます。


 まず、本日の会議に欠席届のありましたのは、熊本善兵衛議員であります。


 次に、本日の議事運営について、議会運営委員長の報告を求めます。


 24番、岡満夫議員。


○議会運営委員長(岡 満夫) おはようございます。本日の議事運営についてご報告いたします。


 本日は、この後、昨日に引き続き、第12番目の福田嗣久議員から質疑、質問を継続いたします。


 なお、本日も会議の状況により適当な時点で延会することといたしておりますので、あらかじめご了承の上、議事運営にご協力をお願いいたします。


○議長(綿貫 祥一) 以上、報告のとおりご了承願います。


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◎日程第2 報告第19号及び報告第20号並びに第99号議案〜第159号議案





○議長(綿貫 祥一) 引き続き、昨日の議事を継続し、質疑並びに一般質問を続行いたします。


 なお、質疑、質問は、くれぐれも重複を避け簡潔に行っていただくとともに、当局答弁についても、要点を押さえ、適切、簡明になされるよう要望いたしておきます。


 次は、6番、福田嗣久議員。(拍手)


               〔福田嗣久議員 登壇〕


○議員(6番 福田 嗣久) 皆さん、おはようございます。議長の許可をいただきましたので、質問に立たせていただきます。


 今ご紹介いただきました、六星会、6番、福田嗣久でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。


 さて、私、今回の豊岡市会議員選挙に初めて立候補いたしましたわけでございますけれども、選挙を通して大変多くの方々にご支援をいただいたわけでございます。そしてまた、しっかりと当選をさせていただきました。そしてその議員としての責任の大きさ、また重大さを改めて痛感いたしております。


 私自身、今まで一民間人として、また小企業の経営者といたしまして但東町中山に生活しておりました。経営者としては、旧但東町域で少しでも存在感のある、また地域社会に少しでも貢献できますようにということを合い言葉に、少々の社員ですけれども、社員の皆さんと力を合わせてきょうまで頑張ってまいりました。そして機会がございまして、このたびの新豊岡市の初めての市会議員選挙で当選をさせていただいたわけでございますけども、大変多くの方々のご支援をいただき、そして当選をさせていただいたということになったわけでございます。ご支援をいただいた多くの人々のためにも、また新しい豊岡市の皆様のためにも今後しっかりと地域の勉強をさせていただき、市当局と車の両輪となるべく努力を続け、また市域の皆様といろいろと話し合いを進めながら、新しい豊岡のまちづくりに一端の役割を果たしていく決意でございます。どうかよろしくお願いを申し上げたいと思います。


 しかしながら、自信はございませんのですけども、今まで私自身は旧但東町域のことと仕事のことしか実際は頭に入っておりません。この機会に目を転じまして、頭を切りかえて豊岡市全域を自分の目で一つ一つ確認をしながら議員としての政治の活動をスタートさせていきたいというふうに考えております。今回の選挙戦を通して私自身は、人をつなぐ、心をつなぐ、地域をつなぐということをキーワードに新豊岡市としての一体感を醸成しなければならないというふうに考えておりました。また、それぞれの機会でそういうふうに訴えてまいりました。合併ということに対して不安感や不信感が残っている地域が大変たくさんだというふうに認識しております。しかしながら、合併した以上、やはり一つの市としての一体感の醸成、そしてそれぞれの旧町のよいところ、強いところ、魅力のあるところ、それを伸ばして安心して元気に暮らせるまちづくりに邁進しなければならないというふうに考えております。


 それともう一つ、コウノトリの放鳥の件ですけれども、これは私も選挙戦の中で、時代が変わっていく象徴の出来事であるということで申し上げてきました。ちょうど戦後60年、経済発展の中でさまざまな弊害を生んできましたし、我々人間は地球環境あるいは地域をかなり傷めてまいりました。これからは当然成熟した経済の中で、環境を守る、そして環境と経済との調和、整合性をとっていかなければならないということで、大事なその象徴的な出来事であるというふうにお伝えもしてきました。特に女性の方にそういうふうにお伝えしてきたわけですけれども、やはり自分たちの地域社会は自分たちでしか守れないということをいろんな機会で申し上げました。そしてアピールしてまいりました。


 さて、続いては、この選挙戦を通しまして私自身が地域で感じたことを少し話しておきたいと思います。


 初めての選挙だったわけで、本当に多くの方々の生の声を聞きました。私たち但東町の置かれている地域の様子を本当に自分自身の実感として思い知らされたわけでございます。私と同じ世代、あるいは私より若い世代の人たちも、この地域の将来に大変な不安感を持っておられます。また当然、60代、70代それぞれの人たちも、地域環境に対しての不安感、危機感といいますものは相当強烈に私の心に残っております。年代の高い人たちほど旧村の合併とか農協の合併とか学校の合併とか多くの合併を経験されておりますので、当然といえば当然かもわかりませんけれども、時代の移ろいを不信感を持って受けとめておられる方が本当に多いというふうに実感いたしました。旧但東町域の不安感、不信感を、ここにおられます当局の皆様にはまずきちっと受けとめておいていただきたいと、このように考えております。


 合併によりまして、すぐさま旧但東町の資母の支所、あるいは高橋の支所、切り捨てがございました。行政的ないろんなサービスの低下ということにつきましても住民の皆様がたくさん感じておられます。このように合併の厳しさ、デメリットがこの4月から急激に出てまいりました。8カ月の中で、合併という結果の不信感を持ちながら、この選挙では私のことを応援していただいたというふうに感じております。選挙戦の中では、高齢者の方が多いわけですけれども、私たちのことも助けてください、あるいは守ってくださいと言わんばかりの様子で本当に多くの方々が歩み寄ってこられました。このような経験は、選挙ということを通してでなければ知ることのできない、あるいは体感することのできない真実の声であるのではないかと確信いたしております。初めての経験で大変強烈な感覚を覚えさせていただきました。地域として、あるいは知識としては高齢化率が34%であるとか35%であるとかというようなことは頭の中では知っておったわけですけども、実感としては、この市会選挙を通して動き回ったことによりまして、再認識と申しますか、再々認識をしたような次第でございます。しかも、このことは但東町だけのことではございません。竹野町においても、また日高町の周辺においても、豊岡市の周辺においても、出石町の周辺においても、また城崎町の周辺においても、過疎と高齢化ということはどんどんと進んでいると、そして日本全国の問題であろうと思っております。


 大変厳しい社会環境の中であるというふうに認識をしておりますが、しかし、私たちは未来のためにも不断の努力を続けなければならないというふうに考えておりますし、この地域を守っていく将来の子供たちのためにも我々が今頑張っていかなければならないというふうに考えております。皆さん方の各方面からのご指導をよろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。


 さて、前置きはこれくらいにしまして、通告に従いまして一般質問をさせていただきたいと思います。


 まず1番目は、総合支所機能の充実と維持についてであります。


 市長はさまざまな会合とかまちづくり懇談会等で質問を受けておられると見ております。周辺の地域住民にとりましては一番関心の高い問題でございます。合併協議会の中で、あるいは結論で、当分の間、総合支所方式とするとされております。しかし、この広い地域を考えますと、やはり旧町それぞれの核あるいは拠点といたして、相当規模の支所としての機能が必要ではないかと私自身は考えております。行政サービスの窓口、そしてまた地域の人々の拠点、また区長始め大勢の皆さん方の相談の窓口として、小泉内閣ではございませんけれども、地方でできることは地方、国から地方ということで、中央から地方というように、それぞれの旧町でそれなりの機能の維持が必要かと私自身は考えておりますけれども、いかがでございましょうか、お尋ね申し上げたいと思います。


 続いて2番目は、消防救急体制の整備についてでございます。


 この件につきましても、但東町域の区長会等でたびたび陳情なり要望があるというふうに認識しております。先般も但東地域の市民4,000名以上の署名を添えて区長会長の方より要望を申し上げたというふうに聞いております。何度か市長の方から、来年の10月、週5日体制、平日日中の8時間というふうに話を聞いておりますけれども、私どもの地域は豊岡病院からも一番外れに位置しております。大変広い市域の中の地域でございます。高齢化が進み、老人の一人おり、二人おりの多いところときちっと認識をいたしております。やはり肝心なことは24時間の体制、7日の体制でなければ救急の意味がないと考えております。合併によって大変、先ほど申しましたように不安感の強い地域の大事な重要な案件でございます。市長の認識をお伺いしたいというふうに思っております。


 それから3番目につきましては、但東町域の道路網の整備についてであります。


 但東町域は、ご承知だと思いますけれども、京都府側に出っ張った出城のような地域でございます。3方は京都府、ご承知のように北は久美浜町、東は野田川町、加悦町、南は福知山市、夜久野町でございます。経済的にもそれぞれ結びつきが強く、人的にも、あるいは商圏の上でも相当近しい地域でございます。私も仕事上、よく最寄りのJR駅はというふうに京阪神の方から聞かれるわけですけれども、京都市の方面からは、今のKTRの野田川駅あるいは天橋立駅と答えております。また、大阪、京都、京阪神の方面、阪神間ですね、こういった方面からは福知山というふうに答えております。また、姫路、岡山方面からは和田山というふうに答えております。そのように、どこにでも対応可能な便利なところではありますけれども、きのうきょうのような雪の季節含めて、道路事情によりまして大変影響を受けております。便利なようで、自動車がまず運転できなければ全く不便でございます。そして雪等の道路事情が悪ければ全く不便なところでございます。ですから道路網というと、どうしても地域の皆さん方は京都府との境の問題になってしまいます。


 その中で、まず1つ目につきましては、県道の宮津養父線岩屋峠、野田川町側の改修の予定と、豊岡市としての取り組みについてお尋ねしたいと思います。


 この峠は私もよく利用するルートでございますけれども、なかなか改修は進みません。地域としては大変重要な峠で、たびたび陳情がされておる様子でございます。以前から、天橋立、そして但東、出石、豊岡、城崎と観光ルートからしても、またこの4月合併、新豊岡市としての東の玄関口としては、あるいはまた但東町側と野田川町、加悦町側の経済的な交流、商圏、人的交流の上も大変重要な箇所としてとらえておりますので、市としての適切な答弁をお願い申し上げたいと思います。


 2つ目は、国道426登尾トンネル以南の国道9号線までの改修計画についてお尋ねいたします。


 この登尾トンネルは、旧但東町が京阪神あるいは福知山に向けて開かれた大変意義のあるトンネルだと認識しておりますが、そのおかげで南の玄関口として多くの人々を迎え入れることができ、また市民も大変便利になったわけでございます。シルク温泉等も活況を呈し、また福知山側との交流もより盛んになり、地域生活道として大変役に立っているトンネル、国道でございます。しかしながら福知山側が、災害復旧工事も含めて国道としてもまだまだの様子でございます。市としての取り組みをお尋ねしたいと思います。改修計画も含めてお願いを申し上げたいと思います。


 3つ目は、但東夜久野線天谷峠の改修についてでございます。


 この道路も、我々の地域から和田山、姫路、岡山方面の最短ルートでございます。しかし、この冬期間は極端に積雪が多く、また峠部は日当たりが悪い地域が多く、アイスバーン状になるところで大変危険な峠でございます。播但自動車道和田山インター、そして来年開通すると聞いております豊岡自動車道接続の重要な最短のルートであるというふうに認識しておりますので、改修計画と取り組みについてお尋ね申し上げたいと思います。


 4番目は、この件は1日、2日目と大変質問の多かった事項ですけれども、児童生徒の通学路における安全対策についてでございます。


 子供たちが被害者となる大変痛ましい事件が続いておりますけれども、私たちのこの地域ではあってはならない事件であると考えております。教育長が昨日もPTCAを基本にして安全な環境をつくっていきたいと答弁されておられます。防犯灯、歩道整備等も含めて児童生徒の安全対策をきちっととっていただきたいと考えております。


 さて、それから校区単位の防犯グループが9カ所立ち上がったと答弁されておられましたが、但東町域の合橋小、高橋小、資母小あるいは但中の取り組みはどうなっているのか、この件についてもお尋ね申し上げたいと思います。


 以上で、あとは自席でご質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


○議長(綿貫 祥一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、まず総合支所の行政サービス機能の問題に関するお尋ねにお答えをいたします。


 合併協議におきまして、庁舎のあり方については本庁方式を基本とし、ただ当分の間、総合支所方式とするとなっております。この発想自体が、急激な変化に対する住民の不安感を極力取り除けるような仕組みにしようということがその背後にございます。したがいまして、このことを念頭に置きながら今後とも総合支所と本庁のあり方について検証し、住民の方々の利便性を損なうことがないように、ぜひ努めてまいりたいと思います。


 基本的な考え方といたしましては、日々の生活に密着したサービスに関する窓口機能でありますとか相談機能といったことについては、十分これは支所で対応できるようにしておるつもりでございますし、また今後ともしたいと思います。ただ、すべての事務の分担について、これは本庁、これは総合支所という明確な区分けができないままにスタートいたしておりますので、時として、お互い顔を見合わせていてぽとんとセンターとライトの間に球が落ちてしまうといったことが現実にはございます。その都度、気づいたり、あるいはご指摘をいただく都度、その辺をスムーズな連携ができるようにしてきてるところですが、まだまだ十分でないこともあろうかと思います。今後とも、ぜひ気づかれる面についてはどしどし私たちの方にぶつけていただければと思います。


 ただ、他方で、総合支所に多くのものを残して、いわば本庁は関与するなということを今やりますと、本庁の側が総合支所で行われていることが全くわからない、あるいは但東の中で重要な行政課題が全部総合支所任せになってしまいますと、私も含めてですけれども、本庁で実は重要な政策決定をすべき職員がわからないままになってしまいますので、これもかえってよくないのではないかと思います。


 したがいまして、今大切なことは、総合支所の機能をきちっと守って住民の不安がないような対処をするということとあわせて、むしろ支所の課題を本庁の側の人間がしっかりと把握をする、そして新市全体を見渡しながら、どこのところが本当に大切なのか、あるいは重複があるのか、あるいは連携をさせたらいいのかといったことをまず見るということだろうと思います。その意味では、今直ちに分権化ということではなくて、むしろ私も含めた本庁が全体を見回すという作業がまずは要るのではないかと思います。その上で、本庁でやるべきもの、総合支所でやるべきものというふうな区分けをするというのが大切ではないかと思っております。


 それから、救急についてのお尋ねもいただきました。これも過日の議会でもお答えをいたしたところですが、全市的な課題として議会からもいろいろとご質問いただいておりますけれども、とりわけ福田議員も含めて但東の方々から、熱心な働きかけを踏まえたご質問をいただいております。


 私も今の但東の状況というのは、大変深刻にといいましょうか、重く受けとめておりまして、何とか24時間体制を築く方法がないのか、今知恵を絞ってるところでございます。これまでも申し上げてきましたように、必要な人員を追加的に採用することができるような財政状況にはございませんので、現員の中でどのような配慮が可能なのか、やりくりが可能なのか、そのことを今消防本部の方で検討させてるところでございます。


 いずれにいたしましても、実施につきましては来年度のことでございますので、来年度の施策全体を公表する中で、但東の皆さんにもニュースをお届けできるように努力をしたい、このように考えているところです。


 その他につきましてはそれぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 助役。


○助役(奥田 清喜) 助役、奥田です。議員の質問に対しまして、私は、但東地域の道路網の整備についてお答えをします。


 ご質問のように、養父宮津線あるいは国道426、それから但東夜久野線、それぞれ観光あるいは産業関係、地域の生活道路としても重要な路線という認識はいたしておるところでございます。


 まず、養父宮津線につきましては、平成13年、旧但東のころから野田川町との改良促進協議会を設立いたしまして、むしろこれはこちらの方が働きかけてやってきたわけでございますけれども、野田川町の合併の関係がなかなかはっきりしなかったところでございまして、府の合併支援の事業にならないということもあったようでございまして、その点から、計画はあったけれども実施がおくれたところでもございました。けれども、野田川、岩滝、加悦、3町の合併が決まって、いよいよそういう点では府としても努力をするという状況になってきたように思っております。


 そういうことで改修計画につきましては、丹後土木にお尋ねいたしますと、鳥取豊岡宮津自動車道野田川インター、これの供用予定が平成21年でございます。ですからそのアクセス道路として未改良区間、岩屋峠を含めまして2.5キロ、これの路線改良を計画されてるというふうに聞いております。それで、協議会を代表いたします野田川町から強い要望を受けて、18年度、新規着手できるよう予算要求をされていると。ところが府下の順位は今のところまだ未定であると、こういうことでございますので、前向きには進んでいるというふうに考えております。


 豊岡市としましても、ことしも8月の30日に、市長は差し支えましたので私がかわりに出向きましたけれども、府庁へ野田川町の町長や一緒に行きまして、麻生副知事にお出会いして要望いたしました。副知事もその辺は非常にいい感触だったというふうに私は受けとめておりますけれども、いずれにしても京都府の事業としてこれはおやりいただくことでございますので、外からの支援といいますか、いわゆる要請といいますか、そういうことになると思いますので、今後とも強くこれは要望してまいりたいと。特に天橋立と出石、城崎を結ぶ観光ルートとして、このことも強く強調いたしまして、麻生副知事も、あるいは山田知事も実際に通ってみてその重要性は感じてると、こういう答えもございましたので、その辺で期待をしてるところでございます。


 それからルート426の登尾トンネルの件でございますが、これについても、兵庫県側は県の土木の努力によって非常に進んでおるわけでございますけども、残念ながら京都府側がおくれているということでございます。以前から私も福知山市長ともお出会いして期成同盟会で、これは実施すべきだということでやってきたわけでございますけども、福知山市の方が、いわゆる京都府の事情でございますけども、福知山駅周辺の整備事業、これが350億というような非常に巨費を投じてやっておられまして、この間駅のところだけは竣工したようでございますけども、その周辺整備もございますから、それが18年の5月の連休に完成予定と、こういうふうに聞いておるわけでございます。この事業完成がないと取り組みができないというようなことを聞いておったわけでございますけども、そういうことから言いますと、その完成後、小田夷、特に向こう側のカーブのきついとこです。約2キロほどございますけども、その点についての事業推進を考えてもらっとると。ただ、京都府の事情ですからなかなかその点が厳しいかなということは我々も感じとして持ってるわけでございますけども、この426は開通促進期成同盟会、豊岡市長が会長をしておられるわけでございますから、その点でも今後とも粘り強く要望活動を続けていきたいと、こういうふうに考えております。


 それから但東夜久野線天谷峠でございますけども、これにつきましては、議員ご指摘のように来年の国体までに北近畿豊岡自動車道の部分開通、いわゆる和田山までが供用開始になると。これが開通しますと、いわゆるこの豊岡市域へ入ってくる但東地域を経る道路としては最短の路線になるわけでございますけれども、これはどちらかといいますと京都府側は進んでおりますけども、兵庫県側が唯一、峠部分でおくれてるところでございまして、そんな点から県土木の方に要請もしてきたところでございます。


 今、工事をやっておりますが、これは峠部分を5メートル切り下げるということでございまして、これが第1期工区ということでやっておりますが、488メートルの事業でございます。ですからまだ大きなカーブ、2つ目のカーブのちょっと上あたりぐらいしかいかないんじゃないかというふうに思いますが、それが第1期工事で、これも特に災害もございましたので、今完成の見込みは、いついうことはまだ言うてくれておりません。けれども、できるだけ早くということで要望もしておりますし、それから土木の方もそういう気持ちは持ってくれているようであります。ただ、次の第2工区、これにつきましては612メートルという計画ができておるのでありますけども、第1工区が済みましたら引き続いて施工すると、こういうことで進めてくれております。ただ、残念ながら公共事業に入っておりませんので県単の事業でやっておりますから、そういう点で非常に時間がかかるということでございます。


 いずれにしても、北近畿自動車道とのアクセスルートでありまして大変重要な路線と、こういう認識をしております。これについても、現在の夜久野町、間もなく福知山市になると思いますが、期成同盟会を持っておられるわけでございますが、そういう点と一緒になってこれからも要望活動を続けてまいりたいと、こういうふうに思っておりますので、よろしくご協力をいただきたいと思います。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 但東地域での防犯グループの立ち上げについてお尋ねがございました。


 現在、但東地域におきましては、校長会から各関係機関にお話をさせていただいております。ただ、区長の改選期でもあり、区長会からはもう少し待ってほしいと、こういったお話があるようで、来年の1月に立ち上げ予定ということは聞いております。ただ、私としましては、こういった悪条件の中でありましても一日も早い立ち上げをしていきたいと、このように考えております。現在、但東総合支所を通しましてそういった働きかけをしているところでございます。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 防犯灯のことにつきましては昨日もお尋ねをいただきまして、繰り返しになりますが、防犯灯については、各地区からの申請に基づいて必要性の高いとこから順次設置をしております。当然通学路につきましては必要性は高いところでありますので、基準に基づいて申請をしていただきたいと思います。


 また、犯罪の未然防止につきましては、地域、学校、PTA等の団結と協力が当然必要であります。先ほどの教育長の答弁にありましたように、現在、9小学校区、1校区において結成をされている防犯グループ、こういったものを市域全域に広げて安全、安心の確保に努めてまいりたいというふうに考えております。以上であります。


○議長(綿貫 祥一) 6番、福田議員。


○議員(6番 福田 嗣久) それでは再質問させていただきたいと思います。


 先ほど市長の方から、総合支所の機能の充実ということについての答弁をいただきました。本庁方式ということは昨日も総務部長さんもおっしゃっておられたと思います。


 私も基本的にはもう当然のことですから当然というふうに思っておりますけれども、まず一つ、生活圏ということを考えまして、この冬季、私も昨日は1時間15分かかってしまいまして、きょうは45分ぐらいということで大変距離のハンデを感じる地域でございます。やはり距離のハンデということは、私自身も今まで小さい企業でございますけれども会社を経営しておったということで、それでもちょうど20年ほどたったわけですけれども、たってしまうと、当然私たちのお客さんといいますと大阪、京都、神戸、こういった地域になるんですけども、そうハンデは感じないんです。それはなぜかというと、やはりこんだけ情報ということがスピード化されてきて、じっとしておっても伝達できる方法がいっぱいできてきたということで、私も仕事を始めてから本当に人間はできるだけ動かんとおこうと。特にこの但東町、あるいは全豊岡市含めても、都会に向けて仕事をするんであれば、やはり拠点をこっちで構えて、ここで先ほど申し上げたように役に立つ存在をつくっていかないけんということでございましたので、極力人は動かずに情報をやりとりしていこうというようなことで考えておりました。


 今、金融機関でも非常に合理化が進んでおります。行政の方も合理化をさせていくのは当然のことでございまして、国の借金の規模、あるいは県の借金の規模、あるいは市の借金の規模、聞いておりまして莫大なものになって、これはやはり個人個人で回収していかないけんということは当然でございますので、行政改革含めて当然だと。そして本庁で基本的には集約していくということも当然だろうと思います。


 しかしながら、先ほど申しましたように距離のハンデ、それから人間が動くのはどこまでがいいのかなということで、やはり私自身は、人間はできるだけ動かなくしていくのが基本的な地域づくりの原点ではないかなというようなことも考えております。やはり環境問題を考えても、それから、これは当然コウノトリの話と接点があるわけですけれども、環境問題を考えても、あるいはまた、この広い地域の地域づくりを考えても、どうしてもやはり周辺地というとそれぞれの核が必要で、やはりまちができるのも当然核がなければできないわけでございます。城下町も城下という核ができるし、門前町もそうでしょうし、経済や企業城下町もそうでございます。やはり何かに核があって初めてまちが保てるということは、歴然とした歴史が証明されてる事実でございますので、やはりこれだけ広い地域であるということをすれば、先ほどの情報化の中でできるだけ周辺に機能を分散していく、そうして本庁としてはやはりできるだけ集約した状況がいいのではないか。そして当然私も企業人ですから、採算性というのはもう非常によくわかっておるつもりでございます。やはり収入と支出とのバランスを保つ、これはもう当然のことでございますので、そういう方向のためにも、やはり分庁ということの機能を充実させて、そしてやりとりをできるだけ緊密にしていくという中で人の動きを少なくしていく、そうすると、おのずと市の本庁舎の規模ということも決まってくると思いますし、ともかく、できるだけ行政改革ということを進めながら本庁の規模を適正な規模の小さい状況、そうして支所の機能をきちっと保つということがこれからの時代においては非常に重要ではないかなというふうに考えております。


 先ほど申し上げたように、特にやはり時代は僕は変わってきてると思っております。というのも、やはり戦後の60年経過したわけでございますけれども、日本の経済活動の中で、やはり経済一辺倒という中で相当我々人間は環境を傷めてまいりました。これからは、やはり一つの低成長の時代の中で、日本の国土を広く守っていく施策ということは絶対に必要であると。それは本当に未知数で難しいかもわかりませんけれども、やはりそういった大きな取り組みをこの豊岡市としても考えていくべきではないかな、そのためにも市役所の規模というのはやはり、本庁は当然ですけれども、適正な配分ということと地域を守っていくという両面から考えていくべきではないのかなというようなことを考えておりますので、その点について少しお尋ねをしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 確かに大変広いまちになりまして、車でも、平常時でも1時間ぐらい本庁からかかるというところは現にございます。旧豊岡も昭和30年ごろに合併を繰り返しまして合併前の豊岡市の状況ができたわけでありますが、その昭和30年代で見てみますと、この旧豊岡市の市役所と奈佐の最も奥にある目坂というところで、ここは直線で約12キロございます。当時は車もありませんでした。自転車に乗ってる人もほとんどありませんでした。それから電話もない。ラジオも地元の情報は流れない。テレビもない。もちろん携帯もインターネットもなかった。したがって、人々は自分の足でこの豊岡の中心地と行き来をしておりました。1時間、時速4キロで進むと3時間かけてやってきたと。しかしながら、そういった困難を乗り越えて旧豊岡も一体感というものをつくってまいりましたので、そのことと比べますと、今や車で1時間というのは、私たちにとっては過去の先輩方に比べれば障害は小さいのではないかと思います。


 したがいまして、さらに今後とも心を一つにする連帯感をつくり上げるということで事を進める中で、改めて市役所の組織をどうあるべきかということを考えるということが必要なのではないのかと思います。現状のままを前提にして組織のあり方を考えるのではなくて、やはり少し全体の一体感が出てきたよという中で考えるというのが最も効率的な機能を配置できるのではないかと思っています。


 その上でですが、先ほども申し上げましたように、住民の生活に密着した部分を一々本庁でというのは大変不合理でございますから、市民の日々の暮らしにかかわるものについては、極力これは支所でというのが基本になろうかと思います。当然申請がどうこうとありますけれども、溝ぶたがどうしたとかいうような事柄について一々本庁が全体を見回すということでは大変でございますので、そういった意味では分権はしっかりとやってまいりたいと思います。他方で、全体を見渡してやらなければいけない政策については、これは本庁が担う、そのことを基本に行政組織のあり方を整えてまいりたいというふうに思います。


 人間ができるだけ動かない方がいいというのは、企業家としての大変卓越したお考えだろうというふうに思います。私たちも今後、行政のあり方を考える上でそういったことも参考にしながらさせていただきたいというふうに思います。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 6番、福田議員。


○議員(6番 福田 嗣久) 福田でございます。今、市長の方からご答弁をいただきました。当然市長の方もよく考えておられて、本庁と、それから窓口としての支所ということで当然かと思います。そういう中で、地域の願いとしてはできるだけ決裁権をしっかり持った支所方式、これを残していただきたいという、この要望も本当に強いなというふうに私も認識しております。そういう中で、ぜひ、今後の経緯は当然あるわけでございますけれども、支所としてのきちっとした機能を、そして行政改革ということに照らし合わせながら、そして本庁ということも照らし合わせながら考えていただきたいなというふうに思っております。


 それから、先ほども申し上げたように、やはり企業経営の中では、私も本当にど田舎で仕事をしておったわけですけれども、今になって思えばそれはなぜかというと、やはりある程度の年数をたって自分で完結できるようになれば距離のハンデちゅうのは克服できるような気がいたします。そのためにはやはり私も最初から、銀行とのおつき合いにしてもできるだけネットのバンク、あるいはファンバンキングといいますか、お金のやりとりも、神戸であろうと豊岡であろうと京都府であろうと、もう極力人間が動かなくてお金のやりとりをするということをずっと最初から心がけてきておりました。当然集金業務もやめ、それから支払い業務も来ていただかなくてもするという形で、ともかくできるだけ合理化を図っていくということが大事ではないかなというふうに思っておりました。それから、当然注文を受ける業務にしても、今インターネットあるいはまたパソコンの通信網が非常に発達しておりますので、もう瞬時に東京からでも大阪からでも図面も送れるというような状況がございます。


 ともかく人が細かいことをぽっぽっぽっぽ動くんではなくて、本当に重要なことをしていくというような中での本庁の方式ということが必要ではなかろうか。あるいはもう当然市でもそうですけども、そういったことは非常に強く感じておりますので、今後の一つの本庁のつくり方、あるいは支所とも絡めてのつくり方、こういったことを当局の皆さんはよく考えていただきたいというふうに考えております。


 総合支所についてはこれぐらいにさせていただきたいと思います。


 それから、2番目の救急体制の整備についてでございますけれども、これも先ほど来申し上げましたように、大変高齢化の率が高く、住民の皆さんの不安感が強いことでございます。


 それでちょっとお聞きしたいと思いますけども、今現在の出石分署の出動回数、平成16年でも結構ですけれども、そんなんはわかりますでしょうか。あるいは平成17年のこの4月から10月までとか。


○議長(綿貫 祥一) 消防長。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 手元にあります資料でお答えをさせていただきます。平成16年中ということでご容赦をいただきたいと思います。救急の出動件数が、出石分署が172件でございます。


○議長(綿貫 祥一) 6番、福田議員。


○議員(6番 福田 嗣久) その中で出石と但東の区分けちゅうのはわかっておるんですか。もしわからなければ後でも結構です。


○議長(綿貫 祥一) 消防長。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) ごめんなさい。先ほどの答弁、訂正させていただきます。先ほど172件というのは但東町だけの出動回数です。ちなみに出石が319件ということです。


○議長(綿貫 祥一) 6番、福田議員。


○議員(6番 福田 嗣久) ちょうど今172件と、それから出石が319件ということでございましたけれども、人口割にして半分ぐらいなもんだというふうに認識をいたしました。


 いずれにしても、12で割って月に15回というような回数ではないかなと思いますけれども、非常に私も地域で座っておりますと出動の回数が多いなということを見ておりますし、また非常にそういう中で、地域が広いもんですから先ほど来申し上げるように不安感が相当強いということで、先ほど市長さんもおっしゃいましたように、ともかく24時間の体制ということを考えていただきたいと思っております。


 その中で、先ほどの答弁の中で職員体制、現況で増員しないということを前提にしながら知恵を絞ってるということを答弁されておりますけれども、実際的にはそのようなことは可能なんですか。


○議長(綿貫 祥一) 消防長。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 市長の先ほど答弁がありましたように、指示に基づきまして、さまざまな、どんなふうなやりくり、ちょっと言葉が不適切かもわかりませんけども、やりくりというふうなことを含めて検討をしてます。


 現在126名の消防署員、新年度に2名の採用が予定されておりますので、全体として128名という体制の中で、現在の消防職員24時間、それから土曜日あるいは日曜日も勤務ということになりますので、一つの勤務体系が6週間で一つサイクルというふうな勤務体系で動いてるわけでございます。42日間を一つのサイクルで動いておると。そのサイクルをもう少し延ばして、仮に今、検討俎上に上げてますのが8週間、56日間で一つのサイクルで動かしてみたらどうだろうかというふうな方途で現在検討をしております。


 それ以前に、やはり但東の市民の皆さんから4,000名を超える陳情、署名をちょうだいをしております。やっぱり市民の皆さんの期待にこたえるということが消防としての最も原点ではなかろうかなというふうな観点で、現在懸命に検討をしてるところです。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 6番、福田議員。


○議員(6番 福田 嗣久) それでは、今の答弁の話の方向性からすれば、実現できるように努力をしてるというふうにとらさせていただいていいのですかな。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) まだ細部の詰めが残っておりますし、それから署員の勤務のあり方自体を現状と比べて変更することになりますから、最終的にはまだ何ともわかりませんけれども、姿勢としては但東の人たちの気持ちにこたえられるような方策をぜひ探したいという意欲を持って取り組んでいるところです。


○議長(綿貫 祥一) 6番、福田議員。


○議員(6番 福田 嗣久) 方向性はよく認識いたしました。ありがとうございます。


 それでは、3番目の道路網の整備についてもう一度お尋ねを申し上げたいと思います。


 まず、一つ目の養父宮津線岩屋峠の問題でございますけれども、先ほど助役さんの方から答弁をいただきました。私たちが考えてる状況をよく認識されてるというふうに思っておりますけれども、大変ほんでも難儀をする道路でございます。私も非常によく使う道路ですけれども、今、岩屋側から4回りぐらいは本当に大型バスとかトラックとか、特に積雪時はもう頭が突っ込まれるともうすれ違いができないというような、本当に幹線道とは思えない道路でございます。通行量も非常にふえてきてるというふうに認識をしておりますし、ともかく来年の国体も当然ですけれども、国体、それからこの広大な豊岡市としての窓口と東の玄関口ということになるわけでございますので、市の当局の取り組みもより増強をさせていただきたいというふうに考えております。


 それと、今、期成同盟会が平成13年より立ち上げて、野田川町長さんが会長というふうに伺ったんですけれども、当然京都府側の問題ですから豊岡市側がどうなるというもんでもないかもわかりませんけども、そういった大変重要な路線ということを認識いたしておりますので、ぜひ期成同盟会の方にもっと強力にといいますか、あるいはもっと強く期成同盟会を増強していくというようなことはできないわけでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 助役。


○助役(奥田 清喜) 気持ちはよくわかります。地域として京都府側にやっぱり強く要請する。今の事業は、これは京都府の事業になりますから、これが府県境の壁といえばそうなるかわかりませんけども、いずれにしても、やっぱり府の事情の中でのそういういわゆる今の合併ということをにらんだ施策展開になると思います。言われたように、4つ目のカーブのとこからバイパスをずっとやっていこうという計画で私たちも伺っておりますし、その辺を強く要望しておりますので、これについてもまたさらに要望を強めていきたい。ですから向こうさんの合併がいよいよ成就いたしまして、それから始まるというんでは遅いわけですから、今の段階からやっていかないかん。ただ、これも事情を聞いておりますと、今度は加悦との関係もあるわけですね、滝峠の関係が。ですから3町が一つになられても、そういう面で一本化する。豊岡市としては、やはり先ほど言ったいわゆる天橋立と出石、城崎の観光ルートの非常に重要な路線ということですから、その辺のことについては強くやっぱり働きかけるべきだという考えは持って動いていきたい、そういうふうに思っております。


○議長(綿貫 祥一) 6番、福田議員。


○議員(6番 福田 嗣久) もう一つ、つけ足しになりますけれども、ちょうど国道482号久美浜トンネル、たんたんトンネル開通しておりまして、今この但東町側から久美浜町、非常に交通量もふえてきております。そして市の予算でこの県道養父宮津線の太田から虫生までの改修工事に今入っておられるように思いますけれども、ちょうどこのショートカットになる通路でございます。それから当然、この太田虫生線ができてくると、特に久美浜方面、また近くなるという状況、そして先ほど来申し上げたように、久美浜からおりてきて、そして太田虫生線で虫生に出て、そして岩屋峠に入っていって、先ほど来話もありました京都縦貫道の宮津まで部分開通しておりますけど、それが野田川インターに出てくると。それに対してちょうど私のとこから野田川インターまで約15キロだというふうに思っておりますけれども、非常に効率的な便利のいい京都縦貫道ということになります。そして久美浜町の方からしても、この482、そして太田虫生線の坂野から虫生側に出ることによって、今の距離感よりぐっと近くなるというような利便性が増してくる道路だというふうに認識しております。


 そういう中で、この期成同盟会というのは私もよく存じ上げませんけれども、ともかくプレッシャーをかけていく団体であるということはよくわかりますけれども、今、豊岡と野田川と加悦町ということになってるように聞いておりますけれども、例えば京丹後市あたりを、久美浜町、今京丹後市ですね、そのあたりを一緒にまたお願いする団体に含めていくというようなことは可能なんでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 助役。


○助役(奥田 清喜) 今おっしゃった482の関係は、先月の29日に小桑バイパスがようやく開通しました。これもどちらかというと旧但東側で物すごく働きかけて頑張ってきたというふうに思っておりますが、それができました関係で、兵庫県としても、今度は坂野バイパスを今やってくれております。ですから、議員おっしゃったような岩屋峠に通ずる道路としても、これは非常に利便性増してきたと、これはもう当然そうでございます。


 ただ、京丹後市を巻き込んでというふうに言いますと、その関係の期成同盟会になる、ちょっとこれは外れてくるんじゃないかと。やっぱり3町の、いわゆる野田川、加悦、岩滝のこの3町の対応と豊岡市ということにどうしてもならざるを得ない。その辺は、また今度は市と町とのそういうこともあるんじゃないかというふうに思います。


 ですから、いずれにしても京丹後市と久美浜の方は、それはもう強く我々にも言われておりますから働きかけはすべきとは思いますけども、一緒の期成同盟会というのはちょっと無理ではないかなと。この協議会は、同盟会じゃなくて協議会でやってるわけですね。いうのは、もう前に同盟会があったんですけども、それは岩屋峠のほとんどの改修で終わったということで一たん解消になっておりましたから、それで野田川町と、むしろこちら側が働きかけて協議会をつくってきたという経過がございますから、先ほどおっしゃった京丹後市とはちょっと無理じゃないかなという感じがいたします。


○議長(綿貫 祥一) 6番、福田議員。


○議員(6番 福田 嗣久) いろいろとありがとうございます。


 ともかく地域といたしまして大変利便性が悪うございまして、そういう中でしっかりと、推進といいますか、強力に要望、要請をしていっていただきたいというふうに思っております。


 続いては、国道426登尾トンネル以南の改修ですけれども、これも先ほど助役さんの方からお聞きをいたしました。2キロ事業推進を図るということになっているということでございますけれども、あそこの登尾トンネルから野花のとこまでがあれで約8キロぐらいなもんでしょうか。それぐらいな距離がございます。これも先ほど申し上げましたように、地域として本当に南側の玄関口として登尾トンネルが開通し、本当に利便性が増した状況でございますし、特にこの豊岡、出石からでも、今大阪方面に向けては最短の距離であろうというふうに思っておりますので、その点につきましてもしっかりと陳情体制をつくっていただきたいというふうに考えております。


 それから、3番目の但東夜久野線についてでございますけれども、このルートも非常に和田山インターへの最短ルートということで、今県の方が事業をされてるというふうに賜っております。できるだけ早く完成という話でございましたけれども、どうでしょう、地域として非常に不便を感じる状況の中で、いつまでにできるというようなことは、返答が県の方もしていただけないんでしょうか。そう簡単なものではないんですか。


○議長(綿貫 祥一) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) 先ほども助役の方からご答弁申し上げておりますけれども、この路線につきましては、県の方も工区間を1工区、2工区に分けて順次対応していくという状況でございますので、その第1工区、先ほど助役が申しましたけども、その工区を終わりました後、第2工区に入らせていただこうかというとこまではお答えを引き出しておりますので、いつまでといいますのは、先ほど助役が申しましたように県の方もいろいろ事情がございますし、あの道路につきましては災害もかかっておりますから、そういう面において時期的なものについてはご答弁はできないというのが状況でございます。ご理解をお願いしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 6番、福田議員。


○議員(6番 福田 嗣久) それじゃあ1期の工区488メートルというふうにお聞きしましたけれども、その工区の進捗の工期は決まってるんでしょうか、2期工事は別にして。


○議長(綿貫 祥一) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) この1工区の488メートルでございますけども、この工区の期限、工期間というものについてはまだ具体的な回答は得ていないのが実情でございます。見ていただきましたら歯がゆいなという面もあるかもわかりませんけども、この道路につきましても、昭和37年の期成同盟会立ち上げから地道な運動を積み重ねてきましてここまでこぎつけておりますので、あとは工事に着手してもらってますから連続で強力にまたお願いをしていきたいというふうに思っております。


○議長(綿貫 祥一) 6番、福田議員。


○議員(6番 福田 嗣久) ともかく道路事情はいろいろと問題を抱えておりますので、ぜひ強力な推進の体制をとっていただきたいということを要望いたしまして、この道路網の改修についての質問は終えさせていただきます。


 続きまして、大項目の4番目でございますけれども、先ほど教育長の方からご答弁をいただきました。合小、高小、資母小、但中につきましては、校長会より各関係機関、区長さん方というふうに聞きましたけれども、推進の連絡をしてる途中ということでございますし、ちょうど区長会の方が今、時間といいますか、切りかえの時期になっております。それもよく承知しておりますけれども、地域のお母さん方、大変心配をされてるお母さんもございます。私も時間がなかったもんですから具体的にどの人がどうということまでは把握しておりませんけれども、非常に心配をされてるお母さんが1人いらっしゃいました。1年生ということがあって、バス停からおりて500メートルほど何にもないとこを1人で歩くというような状況があるというふうに聞いておりましたので、ぜひ早急に学校サイドで、特に低学年、しっかりと見守れるような体制を確認していただきたいというふうに思っております。


 それと関連してですけれども、出石警察の再編の問題が出ておりまして、再編といいますか、豊岡署に統合という話が出ております。私も議員として初めて出石警察、それから県警本部、陳情にお伺いしてきましたけれども、基本的な方向は、きょうのこの議会での答弁の中で聞いておりましてもなかなか動かしづらいのかなというふうに思っております。


 しかし、私が聞く範囲で、県警本部あるいは出石警察の署長さん、機動力は絶対に落としていかないと。要するに一極に集中するから、日高、出石、但東を含めて豊岡含めて機動力はもうずんと増しますというふうに、ご答弁といいますか、お話をしていただきましたけれども、逆に私は平時が大丈夫かなというふうに思っております。平時というのは、やはり何もないときが一番怖いわけでございますので、そこらの警察のあり方と、それから広い地域、徒歩通学も多い地域でございますので、子供たちが歩いていく状況、その辺の安全対策をきちっと把握していただきたいというふうに思いますけども、少し答弁をお願いしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 特に但東地域につきましては、そういった面では確かに出石警察という本署があったわけですが、そこから出ました駐在所というものがそれぞれの地区にございます。そういった中で駐在所との連携をとっていくいうことも必要だろうと思いますし、今までから答弁させていただいておりますように、子供を守る安全対策会議、そういったものを来年度は教育行動計画の中に位置づけて立ち上げていきたい。その安全対策会議の中に、学校関係者、地区関係者だけではなしに、そういった専門である駐在さんにも入っていただいて常に情報公開し、また連携をとりながら取り組みを進めていく、そういったことも大切なのかなということを思っております。


○議長(綿貫 祥一) 6番、福田議員。


○議員(6番 福田 嗣久) 今、教育長の方から駐在さんも取り込んでという話を聞きました。大変重要なことであるというふうに思っておりますし、子供たちの安全、当然第一義的には親の責任ということになるわけですけども、親と学校サイド、もちろん教育委員会もですけれども、それから警察も含めて、それからまた、大きく地域全体で守っていくという風潮は当然あるわけですけれども、なかなか許さない環境もございます。そういった中で、先ほど聞きましたPTCAの防犯グループですね、今、但東町域においてはまだ校長の方から投げかけているところだというふうに伺いましたけれども、できるだけ早くPTAに対しても、あるいは区長さん方に対しても要請をしていっていただきたいというふうに思っております。


 ともかく、この豊岡市の地域の中でこういう大変問題の多い事件が続いて起きないようにだけは、しっかりと私たちも当然考えていかなければならないと思いますし、教育委員会の方もしっかりと学校サイドにお願いをしていただきたいというふうに思います。


 それと、もう一つですけれども、こういう事件が起きると、わっと人が動くわけですけれども、先ほども申し上げたように、私は平時が一番大事であるというふうに思っております。ですからPTCAの防犯グループができたにしても、余りぴちっとした体制ではなしに、ある程度ランダムといいますか、適当に動いていくということが必要かなというふうに思っております。例えば交通安全週間にしても、9月の第1週から2週というふうに決めてしまってその間だけそういう活動をすると。あとは緩んでしまうというようなことが多々あるわけでございますけれども、やはり常日ごろから、我々も学校も校長も教頭もすべてでよく考えて動いてるんだよということを、そういうおそれのある人たちに対してアピールできる体制はしっかりと考えていただきたいというふうに思いますので、その点だけ少しまたご答弁をお願いします。


○議長(綿貫 祥一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 今、議員からお話がありました、そのとおりだと思います。したがいまして、防犯グループにつきましても、とにかく長続きする体制、そういったものをお願いしているところでございます。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 6番、福田議員。


○議員(6番 福田 嗣久) ありがとうございました。


 それでは、私の質問はこれで終わらさせていただきます。ありがとうございました。


○議長(綿貫 祥一) 以上で、福田嗣久議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(綿貫 祥一) 暫時休憩いたします。再開は10時45分です。


               午前10時33分休憩


          ────────────────────


               午前10時45分再開


○議長(綿貫 祥一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、22番、上坂正明議員。(拍手)


               〔上坂正明議員 登壇〕


○議員(22番 上坂 正明) 22番、六星会の上坂でございます。どうかよろしくお願いいたします。


 合併をし、初めての市会議員選挙におきまして無事当選をさせていただきました。市民の負託にこたえるべく、力いっぱい頑張ってまいりたいと考えております。どうかよろしくお願いいたします。


 それでは、議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問を行いたいと思います。


 まず最初に、但東町の消防救急24時間体制整備についてお尋ねをいたします。


 この件につきましては、在任特例期間中の6月定例会、さらに9月定例会におきましても何人かの議員から質問がなされましたし、また一昨日、そして先ほど福田議員からも質問があり、答弁をいただいたところではありますけれども、但東町を代表する一議員として重ねてお願いをするものでございます。


 先月11月29日に但東町総合支所において行われました市政懇談会に、区長会長より再度強力な要望がなされたところでありますが、市長の答弁は、但東町の切実な思いを受けとめつつも、現実にどう対応できるのかということを来年の10月までに新市全体の中でしっかりと検討をしてまいりたいとの答弁でありました。市長もご承知のとおり、平成16年から医師卒後臨床研修制度によって大学病院で勤務するはずの新人医師が大幅に減少した分、それまで地方の病院に派遣していた医師を大学に戻したこと、さらに医師の大病院、都会志向が高まったこと、また開業志向が高まったことなどの理由により、医師不足は深刻な問題となっております。


 したがいまして、出石病院も同様に、医師不足により夜の当直医師の業務は当直明けの日常診療に過重負担を招き、支障を来すおそれがあると同時に、担当医師を呼ぶにも時間がかかるということで重症患者の受け入れができないといった状態が続いております。出石病院を素通りして豊岡病院へ搬送されなければならないのです。出石分署から但東総合支所までの距離が約7キロあり、時間にして7分から8分かかると言われております。出石分署までは往復時間が十五、六分、それから豊岡病院までの搬送時間をプラスすると40分から45分かかると言われており、旧豊岡病院と比較すると新豊岡病院の方が500メートルほど長く、時間もその分長くかかっているとのことであります。高橋地区、また資母地区から豊岡病院までとなると1時間以上搬送時間がかかるということになります。


 ことし1月から11月までの11カ月間の出石分署が但東町への救急・救助活動状況は、急病患者が102件、交通事故が28件、一般負傷が25件、そのほかが27件となっており、合計182件、1月から11月までの11カ月間に出石分署が但東に出動したことになります。そのうち出石病院に搬送されたのは61件であります。121件が出石病院以外の病院に搬送されたことになります。大部分が豊岡病院とのことであります。以前は2日に1回の出動が、ことしは既に1.8日に1回の割合で出動したことになります。


 高齢化率の高い但東町にとりましては、1分1秒を争う人命と財産を守る上においても消防救急24時間体制整備はどうしても必要であります。但東町の強い願いをどうかお酌み取りいただき、来年の10月までに最良の結論を出していただきますようお願いを申し上げます。答弁をお願いいたしたいと思います。


 次に、2番目の豊岡病院についてお尋ねをいたします。この件につきましては豊岡病院組合があり、この場で質問をさせていただくのは場違いであると承知をいたしておりますが、私は病院議会に出ておりませんので、あえて質問をさせていただきます。


 新公立豊岡病院が、5月に最新医療設備を備えて開院いたしました。旧豊岡病院までの間は市長が管理者を務めておられましたが、新豊岡病院になってからは管理者がかわられております。かわられた理由は何だったかお尋ねをいたします。


 12月8日の定例会により、上半期の収益的収支が新聞で発表されました。上半期だけで4億8,000万の赤字が出たとのことであります。それにより累積赤字が37億6,600万円となり、今後の病院が担うべき診療機能や役割のあり方を検討すべき時期に来ているとのコメントがありました。


 先ほども申し上げましたが、最新医療設備を備えて開院いたしました。その一つとして、オーダリングシステムがあります。オーダリングシステムとは、薬、検査、リハビリ、看護等の医師の指示を各部署に発注する機械であります。本来ならば、この機械を導入するに当たり医師は1カ月から2カ月間の予備訓練をし、熟知をした上で使用すべきであったのですが、時間的に余裕がなく、ぶっつけ本番の手探り状態での使用となり、そのために当初はシステムの停止が多発したそうであります。しかし、新しいプログラムの導入により停止回数は減少したものの、完全に直ったわけではなく、現在でも指示された薬が出ておらず、薬局で薬がもらえないとか、高額のCT検査をしたのに料金が安過ぎる、また、患者に対して行った医療行為について、退院時に計算をしたら数日分の医療行為が丸々抜け落ちていた。これは情報が消失していたためであるとかのことであります。診察も受けていない、全く関係ない人の薬の処方が薬局に届くなど、現在でも原因不明のシステムミスが起こっていることは事実であります。


 オーダリングシステムは、医師の間では、システムの入力画面が非常に使いにくい。例えば病名の一つを入力するのに幾つものウインドーを開かねばならない上、端末の反応が遅いために診療にむだな時間を費やさなければならないために患者の待ち時間が長くなり、数がこなせないといった不満も出ているようであります。


 そういった状況の中で、さらに来年の1月か2月には新しく電子カルテが導入されるようであります。オーダリングシステム自体が自由に操作ができないのに、この上電子カルテが導入されたら一体どうなるのでしょうか。中には外来患者が今の半分しか診ることができなくなると言っている医師がいるとも聞いております。診療に大幅な支障を来すことになるのは明らかであります。医師は会議の中でも強硬に導入に反対してきたが、管理者名により導入が決定した後はもはや無関心になりつつあり、あきらめによる極端な士気の低下によるもので、来年度の医師の異動時期には大量の退職または流出が起きるのではないかと危ぶむ声も出ています。オーダリングシステムに続き電子カルテが導入されると、導入と同時に業務が停滞する、診ることのできる患者数が激減する。そればかりか、医師の退職が相次ぎ診療体制が崩壊するのではないかというような声を耳にいたしました。私は非常に大きな不安を抱いております。構成市町の立場として、どのように受け取られますか。ご答弁をお願いいたしたいと思います。


 次に、3番目の、高齢化社会における農業施策についてお尋ねをいたします。


 但東のみならず本市においても、高齢化の進行、後継者不足、担い手農家不足等により農業の生産基盤が危機的状況に陥っている集落が年々ふえようとしております。今後どのようにして取り組んでいけばいいのか。多くの集落や農家では、将来に対する危機感を感じながら日々を送っております。


 私の集落は今から4年前に、何とかしなければ高齢化が進み農地の維持ができなくなるという強い危機感の中から、有志を募り、町の担当課長のアドバイスを受ける中で集落営農組織を立ち上げました。町から無理を言って担い手育成事業による補助金250万円を元手に農作業場を建て、JAから900万円の借り入れをし、中古の機械を買いそろえて稼働を始めたのであります。私の集落は兼業農家で集落全体で農地面積は21ヘクタールほどしかなく、転作田を除くと保有米百姓の集まりであります。当初は集落営農で委託を受ける面積も6ヘクタールほどでしたが、会員も年々ふえ、ことしは9ヘクタールを受けるようになりました。JAからの借入償還金100万円余りを支払い、手間賃、また燃料代、修理代等を支払うと何も残らないといった厳しい経営内容ではありますが、それでもみんな、農地を荒らさない、また放棄田をつくらないために力いっぱい取り組んでおります。


 そこでお尋ねをいたしますが、各集落は高齢化により農地の保全が危ぶまれる中で、担当課としてはどのような支援策をとっておられるのかお聞かせください。


 次に、有害獣対策についてお尋ねします。


 在任期間中の6月議会において質問をいたしたのですが、6月時点では猟友会と当局との協議が不十分であったために折り合いがつかず、一度はあけていた捕獲さくや箱わなを閉じるといった異例のトラブルが起こりました。有害獣駆除班の言い分は、年間の駆除委託料が1名につき1万5,000円では安過ぎる。この1万5,000円の中にはくくりわなの損料、銃の玉代、人件費等の経費も含まれているという中で、この予算ではとても駆除出動ができないということであったわけですが、その後どのような形で折り合いをつけられたのかお尋ねをいたします。


 これで1回目の質問を終わります。後は自席で行います。


○議長(綿貫 祥一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、まず但東における消防救急業務に関するお尋ねにお答えをさせていただきます。


 重ねてご質問をいただいてきたところでございますが、特に上坂議員からは出石病院の今の状況を踏まえてのご質問をいただきました。


 この但東地域における、とりわけ救急の配備ということの議論をスタートいたしましたころには、実は出石病院の問題というのは入っておりませんでした。したがいまして、平成16年度の臨床研修医制度のスタートに伴って、救急の必要性をさらに補強するような要素として出てきたということが言えます。平成16年度から2年間の臨床研修医制度ができまして、それまでは大学を卒業した後は一人前の医者として働いていたものが、2年間は指導医のもとでなければできない。つまり2年分の供給量がばさっとなくなってしまった。そうしますと大学病院での医師不足ということが起きましたので、関連病院に出していた医師を、自分の大学病院かわいさの余りに引きはがしてきた。その結果、全国で地方の病院で医師不足が起きました。そのあおりを受けまして、実は出石病院は僻地医師の要請を受けた医師が来てたわけですが、これまでは必要のなかった病院までその医師はがしによって医師の穴が飽きましたので、僻地医師を欲しいという要請が一斉に出まして、そのあおりを食って出石病院の僻地医師が実は引き揚げられてしまったという状況にございます。その結果、医師の過重労働が起きまして、現在では夜間の10時以降の救急は受け付けられない、豊岡病院に搬送する、そういった事態になっております。


 この事態が解消される可能性があるのかということで言いますと、相当これは厳しい。構造的な問題がございまして、この解消は、もちろん当面どうするかということは病院組合においても全力を尽くして対応されるところでありますけれども、かなり難しいということは言えると思います。


 そこで、そのことを前提にして病院のあり方を今後考えていく必要があるだろうと思いますし、救急のあり方についても、この厳しい状況を前提にして考える必要がある、このように考えてるところです。したがいまして、そのことも踏まえまして、先日来ご答弁させていただいておりますように、この但東地域における救急体制の充実をぜひとも実現できるように知恵を絞っていきたいと考えてるところです。


 ちなみに、人の命を救うというときには、とにかく救急車が一分でも早く到着をして、まず一番最初の手当てをやるということ、ここが決定的に重要だと言われています。仮に但東の今の総合支所のところに救急車等を配置いたしますと、そのことによって初動で8分間の短縮が行われます。これは相当効果があるということで、私たちといたしましても救急の配備ということを検討したということがございます。


 ただ、そのことを行いましても、今申し上げたような事情で豊岡病院まで送らなければいけないとしますと、最初の手当てについてはいいんですけれども、その後時間がかかってしまうということで但東町域の人々については大変厳しい状況が続くということになりますから、そのことも踏まえた対応をぜひ考えたいというふうに思っております。


 それから、豊岡病院組合の管理者が従前豊岡市長ということで来たわけですが、この4月から専任の管理者にかわりました。その理由は何なのかというご質問をいただきました。


 旧豊岡市長の時代ですけれども、それだけでも実はもう手いっぱいの状況でございまして、業務量が余りに多くて豊岡市長の肩にかかってる責任が余りにも大きい。当時でも豊岡市長の兼務の役職は160ございました。ところが豊岡病院組合の運営というのは、だれかが片手間にできるような、そんな生易しいものではございません。幸い優秀な助役以下がおりましたので大きな誤りなく来たとは思いますけれども、やはりあれだけの大病院を抱える組合でございますから、専任の管理者がいて、そしてもう朝から晩までひたすら病院をよくすることを考える、そういった状況が望ましいという判断に立ちまして、専任の管理者を置いて豊岡市長は管理者から退いた、こういった事情でございます。


 その他につきましてはそれぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 助役。


○助役(奥田 清喜) 助役、奥田です。私からは、有害獣対策の関係で、特に猟友会とのことについてお答えいたします。


 このことにつきましては、合併協議の中でそれぞれの旧団体の中で取り組んでいた、あるいは助成していた内容について大変違っておりましたので、その調整がスムーズにいってなかったということもございまして、最初の段階ではご迷惑かけたわけでございます。私も就任いたしましてからその代表者との話し合い等もいたしまして、猟友会として一定の理解を得て現在に至っております。いずれにしても、広域的な駆除が可能になったわけでございますから、そういう点では猟友会の駆除班という方の活動が非常に大きな要素を占めるわけでございますので、これからもお互いにいい関係を持ちながら協力をしていただき、そしてまた農業を守っていくという立場からも余計にその必要性を感じているところでございます。


 折り合いの内容については担当部長の方からお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) まず最初に、集落営農支援に対する考え方を先に申し上げたいと思います。


 ご存じのように、ことしの3月に新たな食料・農業・農村基本計画というものが閣議決定をされまして、その中で担い手を明確にするということでございますけれども、その中で一定の要件を満たす集落営農組織というものも重要な担い手として位置づけておりまして、施策が今後集中的、そして重点的に実施をされる、そういう対象になっておるということでございます。


 集落営農支援につきましては、現在、市と、それから農業改良普及センターと、それからたじま農協、この三者でもちまして豊岡市集落営農推進チームというようなものをつくっております。各支所単位でございまして、集落への説明会などの活動の支援に今取り組んでいるところでございます。しかし、集落それぞれ抱えておられる問題も異なっておるところもございまして、また、組織の設立後も組織の運営あるいは経理の面でしっかりとしたものが必要だというふうなことがございまして、構成委員間での十分な話し合いですとか、そういうふうなものが重要不可欠になっておるというふうに考えております。


 今後、集落営農の支援といたしまして、ハードあるいはソフト両面での国あるいは県での具体的な支援策というものもこれから徐々に明らかになってくるんじゃないかというような思いを持っておりまして、市の補助あるいは助成策の検討も含めまして、まずは今申しました推進チームの活動を中心といたしまして、人的支援の体制ということですが、そういうものを整えて、そして支援に入る、そして集落営農組織をできるだけ早くたくさん立ち上げるという考え方で進んでまいりたいというふうに思っております。


 それから次に、猟友会駆除班との関係でございます。


 今、助役が申しましたように、当初合併に当たりまして、市長の合併協議の内容というものが猟友会駆除班の方にきちっと説明をされなかった、説明不足であったというふうなことがございます。具体的には、駆除班に、合併後の駆除の業務を委託する場合にどういうふうな委託条件でお願いをするのかという点についてのお話が十分でなかったということもございます。今1万5,000円委託料というお話もございましたけれども、いささか誤解もあったというふうに思いますが、私どもは新市の対応としては旧1市5町、いろいろとまちまちな条件でございましたので、委託料、それから報償費含めたところで総額を確保するという考え方で臨ませていただいたところでございますが、その内容については詳しく説明がなされなかったということがそもそもの発端ということがございます。


 したがいまして、そのことも含めて、あるいはその後、猟友会駆除班の方からもこうしてほしいんだというふうないろいろなお話もございましたので、そういう点も含めまして、るる調整は図ってまいりました。したがって、9月の補正予算でもお願いをさせていただいたような形で報償費あるいは委託料を含めたところで合意に達しまして、またその内容については猟友会駆除班の方でも各支部とよく相談をされて、そしてその上で、これでいいというお話をちょうだいをいたしておりますので、それぞれの金額というのはちょっと申し上げにくうあります。必要があれば申し上げますけれども、合意に達してさせていただいておるということで、当初大変ご迷惑をおかけしましたけれども、今は平常あるいはそれ以上の形で取り組んでいただいておるというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方からは、豊岡病院についてのシステムの関係でございます。


 議員、冒頭おっしゃいましたとおり組合の問題であるということで、あえてということでございます。市の行政事務の枠内ではありませんので、非常に私どもとしても情報の入手にも限界がございます。そのようにたって病院の方からお聞きした状況等について若干おつなぎをしたいというふうに思っております。


 まず一つは、オーダリングシステムにかかわるトラブルの発生の対応でございますけれども、これが発生した場合、院内放送等で患者様にご理解、協力を求めて、システムの復旧のため保安要員で対応しているということでございます。


 また、システムの納入業者に対しましてはトラブル発生の徹底解明と改善を申し入れておりまして、早い時期に安定したシステムを確立できるように努めているという、そういう状況でございます。


 また、電子カルテの導入に対する備えでございますけれども、病院内にIT推進委員会を設置されております。電子カルテ導入に対する運用面を検討するとともに、電子カルテのプレゼンテーションや、それからデモンストレーション等を実施して職員の理解を深める取り組みを行っているということでございます。


 また、導入についての反対等の絡みの中で、医師の進退問題ということについてでございますけれども、病院サイドでは、医師の人事については大学等との関係でございまして、導入システムが影響しているという、そういうことはないということでございます。


 また、指導のあり方ということでございますけれども、豊岡病院の方も一生懸命正常な病院の運営について努力をされてるということはお聞きいたしておる中で、今後これらの問題等については構成市町等でご検討するというふうなこということも必要ではないかというふうに考えております。


○議長(綿貫 祥一) 22番、上坂議員。


○議員(22番 上坂 正明) 先ほど市長の方から答弁をいただきました。24時間体制整備についてでありますけれども、昨日からの雪によりまして、路面も積雪のために救急車も非常に走りにくい、時間的にもそれだけ長くかかる。また、この冬季のために脳梗塞でありますとか脳卒中であるとか、そういう重症患者が起きやすい季節柄、そういった起こりやすい状態にあるということであります。そういった時期的な面も考慮いただきまして、できるだけ早い時期に私たちが切望している願いをかなえていただきますようにご検討いただきますように、よろしくお願いしたいと思います。


 それから豊岡病院についてでありますけれども、これは市民の生命を守る立場である病院が、日高、出石、梁瀬、和田山を含めていずれも医師不足のために不安と不便を余儀なくされている状態であります。安全、安心のまちづくりを目指す本市のためにも、病院議会に出ておられます議員に、システムの検証と、赤字はなぜ起こっているのか、そのもとをぜひとも正していただきたい、そういうふうに思っております。組合議員でない私がこの場であえて申し上げました意を組合に出ておられる議員さんに酌んでいただき、よろしくお願いしたいと思っております。


 それから農業施策についてでありますが、先ほどおっしゃいましたJAでありますとか普及員でありますとかと取り組んで一体になって、支援策、また集落営農組織を立ち上げるために努力されてるとおっしゃいましたけれども、ことし1年間にこの豊岡市全体で何集落ぐらい組織ができたのか、わかれば教えていただきたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) まだ集落に入ったその緒についたところでございますので、新規の発足ということは申し上げられませんけれども、今後の計画としては、本年度から5カ年をかけまして17年から21年度までの間に、1年に大体15ずつ、5年で75の集落について集落営農組織を発足をさせたい。既に発足をしておりますけれども、その強化という部分も含めてでございますけれども、そういう考え方で今取り組んでおります。


○議長(綿貫 祥一) 22番、上坂議員。


○議員(22番 上坂 正明) 日高町では、もう既にこの問題には真剣に取り組んでおりまして、もう既に4集落ぐらいが集落営農組織を立ち上げたいという手を挙げておられる集落があるというふうに聞いております。高齢化はもう年々進み、本当に農地の存続が危ぶまれる状態であります。ぜひとも真剣に取り組み、組織を立ち上げていただきたいと思いますし、その営農組織を立ち上げに当たり、助成制度というのはどのようなものがあり、最高限度額とかいうようなことが決まっておれば教えていただきたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) まだそこまでの具体的なものは流れてまいってはおりませんけれども、例えば国の施策ということで私どもがつかんでる範囲で申し上げますと、主にソフト関係での支援ということでございますけれども、18年度、国は、これ全国ですが、100億円規模の支援をするということになっております。これは具体的には集落営農の育成確保のための支援対策ということになっておりますけれども、もっと具体的に申しますと、例えば農地の利用調整でございますとか、あるいは農業用機械の合理的な利用調整でございますとか、あるいはそれを進めるための集落座談会、そういうふうな費用、あるいは経理一元化に向けた会計責任者の育成、そういうふうなものについて、これは県も含めて似たような補助制度、随伴な部分もあるかもわかりませんけれども、設けておりますけれども、そういうふうな考え方は示されております。したがって、現時点では主にソフトということでございます。ハード面というご要望もあるかもわからんのですけれども、現時点ではそういうふうな状況でございます。


○議長(綿貫 祥一) 22番、上坂議員。


○議員(22番 上坂 正明) そうすると、仮にほんなら私の集落が営農組織を今回立ち上げたいんだといって担当課長のところに相談に行かせていただいた場合、大きな、先ほども言いましたけれども1,000万近いそういった設備投資をしなくちゃならない、そういったのに何か助成をお願いしたいといった場合、そういった窓口というものは、助成対象になる担い手育成であるとか、そういうような助成制度はまだ今のところはないということなんでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 申しわけないんですけれども、確かにそのとおりでございます。補助制度というのはほとんどございません。むしろ補助金、従来の補助制度というのが交付金事業というものにご存じのように移行してまいりまして、その関係で余計に補助制度というものがわかりにくくなったという点もあるかもわかりませんけれども、現時点ではほとんどが融資制度が中心だろうというふうに思っております。


 以前にもお答えしたことがあるんですけれども、全く補助制度がないというわけではないんですが、その場合には、やはり総合的な整備計画の中での一つの補助メニューだというようなケースがやはり多いと。その場合でも、例えば規模の拡大ですとか新技術を導入するですとか、あるいは流通改善でございますとか、そういうようないわゆる農業構造改善に資するということが大前提にありまして、通常のいわゆる機械の更新ですとか、あるいは建物の更新ですとかということだけでは、やはり補助対象に現時点ではならないというふうに思っております。ただ、私たちの気持ちといたしましては、集落営農というのは認定農業者の育成とあわせて2本の大きな柱、担い手育成の大きな柱でございますので、その点について国なり県なりの施策がもっと出てこないか、もっとたくさん打ち出せないかという期待は大いに持っております。


○議長(綿貫 祥一) 22番、上坂議員。


○議員(22番 上坂 正明) 今の説明を聞いておりますと、本当に何の助成、補助制度もないと、今のところは、いうことなんですけど、だけど各集落にとりましては、これは大きな問題だと私は思います。農地を、放棄田ができようと、もう何の手だてもできない、もう集落任せだ、個人任せだというふうなとり方になってしまうと思うんです。これは市の契約の中に支援助成という制度を取り入れないものかどうか、その辺あたりはどうでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 先ほども答弁させていただきましたけれども、集落営農というのは担い手の非常に重要な施策だいうことは、これは間違いございません。したがって、先ほども申しましたように、今後ソフト、ハード、両面でのいろいろな施策は打ち出されるであろうという期待は持っておるわけですけれども、やはり市として、じゃあどのような対応をしていくのかという点については、県の方の具体的な施策というのもこれからまだの部分があるというふうに思いますので、そういう流れというものを見ながら、やはり総合的な意味での、これは対応といいますか、検討といいますか、そういうふうなことをやっぱりしていくべきだろうなというふうに思っております。大変重要な問題だという認識は、これは重々持っております。


○議長(綿貫 祥一) 22番、上坂議員。


○議員(22番 上坂 正明) これは大きな問題であります。ぜひともこれは前向きに取り組んでいただきたいと思っております。


 続きまして、有害獣の件ですけれども、当局はもちろんのこと、また、有害獣駆除班の協力により、適正頭数を目指して日ごろ努力をしていただいてるところでありますけれども、年々被害は拡大し、農業を営む方々の生産意欲を失わせるような甚大な影響を与えております。現在、豊岡市全体の駆除班の人数は何人ぐらいおられるのでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 87人ございます。


○議長(綿貫 祥一) 22番、上坂議員。


○議員(22番 上坂 正明) その中で銃を持っておられる方、これは乙種というんでしょうか。それからまた、わなの免許を持っておられる方、それを甲というんでしょうかな。それぞれ何人おられるのか、わかれば教えていただきたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 私どもの方はそこまで必要ありませんので、そこまでは把握をしておりません。


○議長(綿貫 祥一) 22番、上坂議員。


○議員(22番 上坂 正明) 狩猟免許及び銃刀法による所持許可免許を取るための費用は幾らぐらいかかるのか、そして、市として何かそれの助成もされておられるのか、わかれば教えてください。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 大体1万5,000円から2万円の間の費用が必要でございます。市といたしましては、定額でございますけれども1万5,000円を補助をさせていただくと、こういうことで、これは旧豊岡市の制度を新市全体に枠を広げて17年度から実施をしておるということでございます。


○議長(綿貫 祥一) 22番、上坂議員。


○議員(22番 上坂 正明) 今、狩猟免許を持っておられる、また、そして銃を持っている方が87名とおっしゃいました。年々イノシシでありますとかシカはふえる一方であります。シカもこのごろは食べ物がよくなったために、以前でしたら年に1回しか子供を産まなかった、それがこのごろは食糧が豊富にあるために年に2回産むとも言われております。そういったわけで、シカも頭数がどんどん年々ふえていくと、そういった中で87人ぐらいの駆除班の方々が、鉄砲を持っておられる方が先ほど87、それで対応できるのか。適正頭数とは一体どこを基準にした適正頭数なのか、ちょっと教えてください。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 一応県の申しております適正頭数でございますけれども、これはまだ県下ではシカの部分だけしかそういうことが調査がきっちりできておりませんで、そのことだけしか申し上げにくうありますけれども、私が承知しておりますのは、現在但馬内で1万2,000頭シカが生息してると。それを5,000頭までに減らすという考え方でございますので、5,000頭というのが適正頭数であろうかなというように考えております。


 それから猟友会、これで駆除班の数がどうかというお話でございますけれども、やはり私どもの気持ちとしては、もっと免許の取得を促して、そして猟友会そのもの、それから駆除班の数についても、ぜひもっともっとふやす方向でという気持ちは持っております。これはひとえに市だけの対応じゃ難しいところがございます。やはり国全体あるいは県全体での大きなこれは問題だというふうに思っておりますので、県の方にもそういう施策は何かできないかという点については従前からお願いをしておりますし、今後も連携をしながらやっぱりふやす手だてというのは、市単独で助成制度ということも今申し上げましたけれども、そういうふうなことは必要だと思ってます。


○議長(綿貫 祥一) 22番、上坂議員。


○議員(22番 上坂 正明) もっともっと猟友会の方々をふやしていただきまして、適正頭数に達するように努力をしていただきたいと思います。本市におきまして、地場産業は農業であります。農業者の生産意欲を消失させないためにも、一人でも多くの人が狩猟免許を持ち、捕獲していただくような助成制度、また推進をしていただくようにお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 以上で、上坂正明議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(綿貫 祥一) 暫時休憩いたします。再開は11時40分です。


               午前11時28分休憩


          ────────────────────


               午前11時40分再開


○議長(綿貫 祥一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、29番、森井幸子議員。(拍手)


               〔森井幸子議員 登壇〕


○議員(29番 森井 幸子) 29番、キラリ公明党会派の森井幸子です。議長の許可を得ましたので、質問をさせていただきます。


 新しい体制になって初めての一般質問であります。ご支援いただいた市民の人たちの熱き思いを胸に、この議場に立たせていただいております。一人のために、未来のためにが私の信条であります。どこまでも一人の人を大切に、未来のためにきらりと光る存在でありたいと、精いっぱいの努力をしてまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。


 1番目に、介護保険について。


 18年4月1日より、介護保険制度の改正に伴い地域包括支援センターの設置が義務づけられております。この件につきましては9月議会で質問をさせていただきました。市長より答弁をいただきました。改正介護保険を基準にして運営形態の検討を進めており、まとまった段階で、医師会、民生委員、関係団体等で構成する地域包括支援センター運営協議会を今月じゅうに設置し、18年度の整備に向けて準備を進めていきたいとご答弁いただきました。その後どのように進められているのか、進捗状況をお聞かせください。


 2番目に、少子化対策について。


 国が最優先課題として掲げている少子化問題で、出産一時金、30万円から35万円に拡大、児童手当、小学校3年から6年生まで拡大、乳幼児医療費2割負担、3歳児未満から就学前まで拡大するなど、与党間で合意されております。チャイルドファースト社会構築に向けて、2005緊急提言の中で地方自治体における子供担当窓口を一本化するよう提唱され、事業の効率化や住民サービスの向上など、現在、全国自治体で数多く取り組まれております。子供、子育てに関する問題を総合的に考え解決する拠点であります。


 問題点として、昨今、子供を取り巻く事件が多発しております。子供の安全対策を取り上げましてもさまざまであります。子供の通学問題、家庭での虐待、発達障害支援、放課後児童クラブ、子供支援センター。本年4月、文部科学省と厚生労働省が、ゼロ歳から5歳までの幼児教育の推進策として5年制の幼保一元化施策を18年度から本格的に実施すると発表しております。本年17年度はモデル事業も展開されております。こういったさまざまな背景をもとに、いろんな観点から諸課題解決のために子供行政窓口一本化を希望しますが、ご所見をお聞かせください。


 3番目に、県道但東夜久野線天谷峠の道路改修であります。


 先ほど福田議員から質問がありましたのでなるべく重複は避けたいと思いますが、私なりの思いも聞いていただきたいと思います。


 一つは、18年国体までに和田山まで高速が開通いたします。そうなれば和田山までの山東インターまで但東町総合支所から20分あれば着きます。コウノトリ放鳥に伴い交流人口がふえております。コウノトリの郷公園から広域農道いずたんトンネルを越えると、50分あれば山東インターに到着すると思います。豊岡市においては阪神間まで最短距離とは言えないか。そして、昨年の23号台風におきまして国道426が不通となり、但東町高橋地区が孤立し、この但東夜久野線が重要なアクセス道路となったのであります。そしてまた、中学校通学もこの道路を父兄が交代で送迎していたのであります。しかしながら、この道路も山の木が横転し、一部土砂崩れがあって車が立ち往生したのであります。しかも冬期間は積雪が多く、それにピンカーブは3カ所ほどあり、4輪駆動でないと上がれない状況であります。先ほど助役さんの方から説明がありました。よく承知いたしておりますが、豊岡市にとって最重要路線ではないかと思います。市としてどのように位置づけられておられるのかお尋ねいたします。


 あとは自席でさせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、地域包括支援センターの進捗状況に関するご質問にお答えをいたします。


 地域包括支援センターの設置につきましては、日常生活圏域をベースに、1号被保険者数、地域支援事業対象者数等を参考にいたしまして直営1カ所、委託3カ所の計4カ所を設置し、さらにセンターを設置しない圏域にはセンターの機能の一部を持った分室を設置することといたしております。


 設置の考え方についてでございますが、直営につきましては、市が責任主体であることを明らかにするとともに、本庁の関係各課との連携を図り全市域で一体的な運営を行うために市が責任を持って指導、関与していく必要があり、豊岡市の市役所の介護保険課内に設置することといたしております。


 次に、委託についてですが、一つには人材確保を含めた経費的な面、これをすべて直営でやろうといたしますとそれだけの人材確保をする必要がございまして、そこに多大な経費が新たに発生するといったことがあります。それのこと。それから現在、在宅介護支援センターが市内10カ所ありますが、そのうち8カ所を委託いたしておりまして、その委託先において実績とノウハウがあると、それを有効活用する方がよいこと等を勘案いたしまして一部を委託するものでございます。委託先につきましては、現在委託により運営されてる在宅介護支援センターの運営事業者に意向を確認いたしましたところ、社会福祉協議会から受託の意思表示がございました。ということで、そのことを念頭に、今、さらに実施に向けた作業を進めているところでございます。


 なお、具体的な設置場所につきましては今後関係者と協議して決めてまいりたい、このように考えているところです。大くくりといたしましては、直営は豊岡市の健康福祉部内でありますが、委託部につきましては城崎・竹野地区で1つ、それから日高で1つ、出石・但東地区で1つということを考えているところでございます。


 その他につきましてはそれぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 但東総合支所長。


○但東総合支所長(松本 和洋) 但東夜久野線の道路整備につきまして、市としてどのように位置づけているのかというご質問に対しましてお答えいたします。


 まず、主要地方道としまして、その役割につきましてはさらに高まるものと考えております。その理由といたしましては、山東インターチェンジから国道9号、夜久野のドライブイン夜久野、京都府県境まで現在ショートカットとして農免道路として工事され、来年春完成と聞いております。したがいまして、その主要地方道但東夜久野線は山東インターチェンジまでの時間短縮として5分以上の短縮されるものと考えております。したがいまして、現在、福知山インターから但東へ入ってくる場合、市内への渋滞、または料金の無料化等を考えますと、現在の福知山インターから但東へ入ってくる通行量につきましては今後ますます増加し、特に久美浜町に入ってくる路線としましても、福知山市内の渋滞を考えますとさらに通行量はふえるものと予測されますので、早期完成を願うものでございます。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方からは、少子化対策における行政窓口の一本化についてでございます。


 議員ご指摘のとおり、まず幼保一元化の動きでございます。特に就学前の教育を一体としてとらえた一貫した総合施設、これにつきましては現在、中央教育審議会幼児教育部会と、それから厚生労働省社会保障審議会の児童部会の合同の検討会議によって、昨年末にその基本的なあり方について審議がまとめられました。本年4月から全国35カ所でモデル事業が実施されております。このモデル事業について、現在モデル事業評価委員会によりまして、職員配置、施設整備、教育、保育の内容等の評価が行われており、本年度末までにまとめられまして、その最終報告をもとに来年度から本格実施に移されると、こういう予定であるというふうに聞いております。


 これらに呼応するということの中に、本市としましても、子育て支援のあり方や幼児教育のあり方等について教育委員会とも十分協議して、豊岡市としての方向性を検討する必要があるということであろうと思います。


 そういうふうな中で、特に議員の方からは窓口の一本化ということについてのご提言ということでございます。ご承知のとおりに、本市、この4月に合併をいたしまして、従来の子育て支援に係る部分におきまして新しく子育て支援課を設置したということでございます。そのような中で、基本的な事務については、この本庁における子育て支援課に事務関係一元化ということでやらせていただいております。しかしながら、子育て部分というのは非常に市民サービスとも密接にかかわる部分もございます。そういうことから、特に総合支所の健康福祉課の役割というのもまた大きいと、こういう状況もございまして、現実、保育所、それから子育てセンター、それから放課後児童クラブ等についてはそれぞれ総合支所の方で連携をとっていただいてるという状況です。


 基本的にこういうふうな形でスタートしたという、そういう段階でございます。現状においてこれをすぐに窓口一本化というふうな形でまたまとめるということについては、いろいろな問題も、また混乱もあろうというふうなことでございまして、当面はこの体制で進ませていただくということでございます。ただ、今後さまざまな部分で、やはり少子化対策に係る施策も変わってまいります。そうした中にあって当然行政窓口において、さらには教育委員会との連携という部分においても今後検討というふうなことも出てくるのではないかというふうには考えております。


○議長(綿貫 祥一) 暫時休憩いたします。再開は午後1時。


               午前11時53分休憩


          ────────────────────


               午後 1時00分再開


○議長(綿貫 祥一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 午前中の、29番、森井幸子議員の質疑、質問を続行いたします。


 29番、森井幸子議員。


○議員(29番 森井 幸子) 29番。本市におきましても、介護保険事業計画策定委員会が定期的に開催される中、先ほど市長より答弁をいただきましたとおり、去る12月5日の策定委員会では地域包括センターの配置が示されました。資料をいただいております。地域包括支援センターは、現在の在宅介護支援センター機能をさらに向上し、包括的、継続的マネジメントを担う中核機関であり、介護保険サービス事業所並びに要援護者と密接な関係にあります。こうした関係から、公正、中立が求められていることは言うまでもありませんが、介護保険サービス事業所への指導、相談という大きな役割があり、信頼を得ることが重要視されております。


 新豊岡市が直営で他は委託となると次の問題が上げられると思いますが、一つは、受託先が民間ですので、本庁の直営とは対等にならない。2つ目は、委託先の社会福祉協議会はデイサービス等の介護保険サービス事業所であり、公正、中立とは言いがたいし、同一事業所内の指導、相談が機能されるのでしょうか。


 もう一つは、他の介護保険サービス事業所から社会福祉協議会が受託することは、サービスという点で同業者という意識がぬぐい切れず、センターそのものが疎遠となり、このことは地域包括支援センター機能が十分発揮されないと考えられますが、この3点についてどのようにお考えですか。同じ予算を使っても結果に格差が生じることもあります。ご答弁願います。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 社会福祉協議会は、民間とはいいましても公益性を有してる団体でございますし、福祉全般についてさまざまなノウハウや実績を持ってる団体でもございます。その性格自体がそれぞれの所管してる区域全体を公平な目で見る、こういった組織でもございますので、私としてはこの中立性ということについて心配はしてないところでございます。


 なお、この公正、中立の確保ということにつきましては、地域包括支援センター運営協議会の設置が義務づけられておりますので、この協議会の中で中立性、公平性を確保できるような努力をしてまいりたいと思います。


 また、午前中の答弁でも申し上げましたけれども、地域包括支援センターを設置するに当たって中立性、公平性は大変大切な要素でありますが、他方で、これを市域全体をカバーするようなものをすべて直営でやるといたしますと、その専門人材をすべて新たに採用しなければいけない、そういった状況にございます。他方で、消防の救急の質問でもお答えしましたけれども、職員増を図れるような状況にございませんので、どうしてもその点は委託ということを考えざるを得ないと、このことについてもご理解を賜りたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 29番、森井議員。


○議員(29番 森井 幸子) 29番。旧但東町では在宅介護センターを特別養護老人ホームに委託しておりましたですけれども、介護保険制度を機に直営となりました。このことは公正、中立な観点から誤解を招かないことへの対応であり、その機能は、住民はもちろん介護保険サービス事業所からも積極的に相談を受けるなど、その信頼と介護予防に大きく寄与しております。社会福祉協議会が介護保険サービスを行っていなければ公正、中立という点はクリアできるかとも思われますが、仮に委託した場合、社会福祉協議会が受託先として周囲の理解が得られるのでしょうか。策定委員会の意見はどのように取り計られるのか、策定委員会の意見はどのようになっているのかお聞かせいただきます。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 議員ご指摘のとおり、この策定委員会におきまして、そういう部分を危惧するといったようなご意見、ございました。そのような中で基本的に、先ほども市長が申し上げましたとおり、社会福祉協議会そのものが、極めていわゆる地域における公益性というものを有しております。ご承知のとおりに、地域に根差した活動、こういうようなものも実際やっていただいているということで、地域福祉の担い手という、そういう大きな役割も担っていただいておるわけでございます。そのような中にありまして、この機能において信頼感においてどうであるのかという、この危惧というのは当然いろいろと出てこようかと思います。しかしながら、先ほども申し上げましたとおり、基本的にはこの運営協議会がそのあたりのチェックをきっちりと機能として果たしていただくということでございまして、現実、今、議員がおっしゃるように、仮にこれはすべてに対していわゆる民間の介護保険サービス事業者そのものが全くこういうような地域包括支援センターを受け持つことができないということになりますと、なかなかこれ委託先を探すことすら難しいという状況も生まれてこようかと思います。いわゆる介護保険のノウハウを知った上でこういう極めて大きな役割を担う包括支援センターの役割を受け持っていただく、その中にあって公正、中立を基本とした運営をお願いすると、こういうふうな形で進んでいきたいというふうに思っております。


○議長(綿貫 祥一) 29番、森井議員。


○議員(29番 森井 幸子) 29番。仮に社会福祉協議会が受託するとなりますと、人材確保等行政への要望はないんでしょうか。準備期間の短さ、スタッフの確保、多くの課題を抱えての出発であります。いかがでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) もちろん、受託の意思ということについての一応手挙げといいますか、意思表示をいただきました。今後どういうふうな形でこの3カ月ちょっとの間にスタッフ等の確保を図るかということでございます。この件に関しましては、市の方へもさまざまな部分で今後要請等もございます。そういうふうなことで協力できるところは協力していくと。また、基本的には社協みずからこのスタッフの確保について一応第一義的には努力をしていただくというふうなことではございますけれども、そういう部分における社協サイドからの要望ということもいただいておりまして、今これについては今後一体的にスタッフの確保、それから4月からの体制整備に向かって進んでいきたいと思っております。


○議長(綿貫 祥一) 29番、森井議員。


○議員(29番 森井 幸子) 29番。委託して人件費を保障するより、総合支所直営で他の仕事と兼務する方が安くついて、そして信頼を得られるのではないかと思いますが、いかがでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 今度できる地域包括支援センターでございますけれども、多分兼務するような、そういう余裕というのは基本的にはないというふうに思っております。そんな中でやはり社協自身も、ここのとこについてはきっちりとした独立したいわゆる組織として運営をしていただかなくちゃならないということでございまして、先ほど市長申し上げましたとおり、人件費等も職員確保等も、こういう問題も市として現実に抱えておる中で、直営であれば兼務ができるというような、そんな甘いものでは私はないなということでございまして、直営にしても、これはもうスタッフは完全にそこで包括支援センター業務に多分時間が足りないぐらいかかわっていくというふうになると思っております。


○議長(綿貫 祥一) 29番、森井議員。


○議員(29番 森井 幸子) 29番。行財政改革の中で、民間でできるものは民間でということが方針になっているかもわかりませんが、しかし、今後、高齢化福祉を見通す中で地域包括支援センターの果たす役割は大きく、行政の責任は重大でございます。こうした大事な高齢化対策に対する本市の取り組みに対して、福祉施策を切り捨てても行革をなし遂げるということは言えないか。これはいかがなものか。本市周辺各町においては深刻な問題であります。合併前にも一番懸念されていた課題でございます。今回、介護保険事業計画策定委員会で示されました、豊岡市直営1、周辺地域社協に委託3ということは私は理解できませんが、ぜひ総合支所単位に直営ではできないのか、さらにお聞かせ願います。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) この大前提としまして、もちろん民間でできるものは民間ということについての議員さんのご指摘もある中で、私たちもそのスタンスでございます。そうした中で、やはり委託であるから質が落ちるとかサービスが低下するという、そういう考え方は全く持っておりません。そうした中にあって、基本的に市におきましても、この直営というのは単に豊岡市エリアを賄うということで直営というふうに考えたわけではございません。やはり今回考えております直営1、委託3というこの考え方の中には、やはりこの広い広大なエリアの中でだれもが均一した同じサービスが受けられると、このことを基本に考えておるということでございまして、当然そのためにはどこかが核になって連携なり指導ということが必要になってくるということでございますので、そういう役割を担うために、本庁の中にこの直営の包括支援センターを設置するというふうに決めたものでございます。


○議長(綿貫 祥一) 29番、森井議員。


○議員(29番 森井 幸子) 29番。先ほど申し上げましたように、かつて但東町では特養老人ホームに委託されておりましたですけれども、町直営となりまして行政の連携もスムーズで軌道に乗っていたところでございます。むしろ高齢化の高い周辺地域に目を向けていくのは当然ではないでしょうか。本当に前向きにこの問題、切にお願いをしたいと思っております。


 次に、子供行政窓口一本化について、部長が先ほど答弁いただきました子育て支援センター、学童保育、健康福祉課、これ一本になりました理由、ちょっとお聞きします。(発言する者あり)第1回目の質問で答弁いただきました、健康福祉課一本になりましたね、子育て支援センター、学童保育と。これの一本にされました理由、一本化。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 一本化ということではなくて、あくまでもどこが基本的に管轄するかという、この部分であろうかと思うわけですけれども、本庁そのものの機能ということの中には、当然トータルとしてのいわゆる子育て支援に係る業務というものがございます。その中にあって、当然極めて現場密着するような施設というのはたくさんございます。それらが今言ったように子育てセンターであったり保育園であったり、それから放課後児童クラブであるということでございまして、ここの部分においては、基本的には総合支所の健康福祉課においてそれぞれ管理していただくことによってある程度連携のとれた体制がとれるというふうに考えておるわけです。


○議長(綿貫 祥一) 29番、森井議員。


○議員(29番 森井 幸子) 29番。では、メリットがあるということですね。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 現状において、今の新市になりまして子育て支援課を立ち上げたわけでございます。そういう面で、まずスタートという部分においてこういう体制でまずスタートをさせていただいたということでございまして、これがメリットが云々というふうな議論にまだまだ至ってはいないというふうに思っておりますけれども、現状においてはスムーズに連携がとれるようになってきたというふうには理解しております。


○議長(綿貫 祥一) 29番、森井議員。


○議員(29番 森井 幸子) 29番。これに対して問題点はないんでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) やはり合併してまだ間がないということでございます。そうした中で、やはりそれぞれの旧町単位での取り組みとか、そういうようなことでそれぞれ地域の、言うなら独特と言ったらおかしいんですけども、地域特性というような形、これは今までこういうふうにやってきたというそれぞれの運営の形態というのがあるわけでして、そういうような中では若干調整を要するというようなこともございます。しかしながら、子育てセンターにおいては基本的には新市発足と同時に設立をしたということの中に、全体としてはどういうような方向性で進むのかというふうなことについての意見の一致も見ているということの中に、ある程度一体的な連携した取り組みということで、デメリットというようなものについては特にこちらとしては意識、認識はしておりません。


○議長(綿貫 祥一) 29番、森井議員。


○議員(29番 森井 幸子) それで住民の要望はかなえられてるとお思いですか。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 個々において100%住民の要望をお聞きできているかどうかということは、正直申し上げて個々の判断になるのかなということでございます。しかしながら、やはり施策の延長線上の中でさまざまな住民ニーズというものは当然こちらも理解するように努めておるということでございます。


○議長(綿貫 祥一) 29番、森井議員。


○議員(29番 森井 幸子) チャイルドファースト社会構築に向けて2005年緊急提言がなされたのをご存じでしょうか、地方自治体における担当窓口の一本化の提言を。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) インターネットで見たことがございます。


○議長(綿貫 祥一) 29番、森井議員。


○議員(29番 森井 幸子) 29番。今回、本議会におきましても、子供に対するご質問がいっぱいございました。問題は多岐にわたっております。


 この間もある人から相談をお受けいたしました。ある校区の放課後児童クラブでございますが、定員20名の中で現在21人在籍している。そのうち小学生が9人で幼稚園児が12名、計21人。この校区は幼稚園児2年制で4歳と5歳の園児であります。児童クラブに4歳の園児の受け入れをされているので、これ以上無理ということでございました。


 また、保育園のみで幼稚園のない地域、同じまちでもばらばらでございます。通学安全対策にしましても、歩道の要望は地域整備課、教育分室や保健福祉課と窓口はばらばらでございます。新市になった今、私たち議員は広大な全市の課題に取り組まなければなりません。


 そこで、先ほど述べましたように幼保一元化という問題がございます。旧豊岡市と周辺旧町では随分差があります。例えば但東町では3幼稚園合わせて入園数33人。1幼稚園の定員数であります。実にさまざまでございます。こういったこれからのさまざまな課題が出てまいります。そのためにも今からこういった取り組みが必要かと思いますが、この点について、お考えをお示しください。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 実態上、本当にすべての施策を平等にやろうと思いましても、やはり基本的にはやっぱり地域に子供がいない、対象者が少ない、こういう現実というものをもろに見せつけられたというのが印象でございます。逆に、豊岡エリアにおいては定数をはるかに上回る、もしくは行きたくても入れない、こういう実態すら出てるという、こういう現状もございます。そうした中で、今後のかじ取りといいますか、どういうふうに進めていくかということにおいては、今後十分、教育委員会等とも協議、調整をしていくということでご理解いただきたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 29番、森井議員。


○議員(29番 森井 幸子) 29番。これは東京世田谷の例でございますが、区の各部に分散していた子供、子育てに関係する課を1カ所に集め、子ども家庭支援課、児童課、保育課から成る子ども部を発足させたことによりまして、一つの事業を立ち上げるのに各課の調整がスムーズにいき、予算も一括して立案できるようになった。そして区を挙げて推進しているのが子ども計画。出生前から青年期まで、行政、地域、家庭にあって取り組むべき子供、子育ての支援策を総合的にまとめてあり、その取り組みの中で、子供の出生前から授乳期にわたって助産師や保健師、ヘルパーなどの子供の家庭に訪問し、妊産婦の健康や子供の接し方などについても支援する、そういった訪問先で虐待に気がついたり、速やかにこの関係機関と調整することになって、こうした取り組みも子ども部の設立によって部内の調整で実現できたという例がございます。本市におきましても、ぜひ前向きにご検討をお願いしたいと思います。


 但東夜久野線の件でございますが、京都府とまたがっております。夜久野町は来年福知山市に吸収合併をいたします。したがいまして、期成同盟会等のパイプもしっかりつないでもらいたいと思います。いずれにいたしましても、地元但東町民の長年の悲願でございます。一日も早い完成を願います。県にしっかりと働きかけてもらいたいと思います。できましたら市長にご答弁をお願いしたいんですけれども。


○議長(綿貫 祥一) 答弁願います。


 但東総合支所長。


○但東総合支所長(松本 和洋) 但東夜久野線の道路整備につきましては、先ほど申し上げましたように近畿豊岡自動車道にアクセスする最短ルートでありますので、引き続き関係機関に要望してまいります。


○議長(綿貫 祥一) 29番、森井議員。


○議員(29番 森井 幸子) 以上、私の質問を終わります。


○議長(綿貫 祥一) 以上で、森井幸子議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(綿貫 祥一) 次は、1番、岡谷邦人議員。(拍手)


               〔岡谷邦人議員 登壇〕


○議員(1番 岡谷 邦人) つくります、感動のあるまちを。1番、岡谷邦人でございます。


 路上喫煙にノー、ルールはマナーを呼ぶか、歩きたばこに過料を科す。合併後の今年7月、会派で東京都千代田区へ、生活環境条例、正しくは、安全で快適な千代田区の生活環境の整備に関する条例の視察に行ってまいりました。


 人口は約4万人。昼間人口は100万人にもなる千代田区は、国会や中央省庁、東京駅、皇居、丸ノ内のビジネス街など、日本の中心地として400年の歴史と伝統と風格を備えたまちであります。そこには、住み、働く人々によって形成され守られた生活環境がありました。しかし、公共の場所を利用する人々のモラルの低下やルール無視、マナーの欠如などから、ごみの散乱、ポイ捨てなど、生活環境は悪化の一途をたどってまいりました。生活環境の悪化は、そこに住み、働き、集う人々の日常生活を悪化させ、ひいては犯罪の多発、地域社会の衰退といった事態にまでつながりかねません。千代田区にかかわるすべての人々が総力を挙げて安全で快適な環境づくりに取り組むときであり、区民、行政、事業者等すべての人々の主体的かつ具体的な行動を通じて、安全で快適なモデル都市千代田区をつくっていこう、千代田区はこのような決意のもと、路上禁煙地区の指定や指定路上での喫煙に罰則を定めた生活環境条例を定めています。まちを汚すだけでなく、火災のおそれも捨てている歩きたばこの禁止は、千代田区を始めとして福岡、広島、富山市などでも導入されているところであります。


 この9月下旬、出石町のお母さんから手紙をいただきました。祭りやイベントなど、歩きたばこをしている人が多くいて怖い。過去、私の子供がイベント会場で手にやけどを負った。やけどの原因は特定できていないが、きっと歩きたばこによるものだと思う。以後、安心してイベントに参加できません。子供が多く集まるイベント会場での喫煙は危なく不愉快です。親子が安心して祭りやイベントに参加できるよう、できる限りの会場内禁煙に取り組んでほしいとの趣旨であります。


 合併後の豊岡市では、企画部、商工観光部、市民生活部、農林水産部、教育委員会と様々に数多くのイベントが催されてまいりました。建物内で催されるイベントでは禁煙や分煙化の取り組みが進められていますが、屋外でのイベントはまだまだ禁煙や分煙化の取り組みが進んでいるとは言えません。すべてのイベント会場を禁煙とすることは困難かもしれません。であれば、せめて行政が補助をしているイベント、あるいは行政が実行委員会を組織して開催するイベントでは、喫煙コーナーの設置や歩きたばこの禁止、子供たちが多く集まるコーナー域の禁煙化、会場案内図などへの歩きたばこ禁止区域や喫煙場所の明示など、子供から老人まで安心して参加できる安全なイベントとなるようしっかりと喫煙対策に取り組むべきです。当局の認識とご所見をお聞かせください。


 子供たちへの喫煙対策の最上は、大人たちの喫煙する姿を子供たちに見せないことだそうです。平成18年4月1日より兵庫県立の学校は敷地内全面禁煙となります。既に和歌山県、茨城県はすべての公立学校で、青森県、愛知県、岐阜県、愛媛県は県立学校で、仙台市、広島市、神戸市は市立学校の敷地内禁煙に取り組んでいます。


 豊岡市においても、一昨年8月より校舎内禁煙に、また、昨年より南中学校、豊岡小学校は敷地内禁煙に取り組んでいただいています。豊岡総合高校ではこの6月に、PTA主催、ドクターによる、「やめる禁煙、治す禁煙」と題し、全校生徒と教職員を対象に禁煙講演会が開催されました。熱心に聴講する生徒の姿が印象的でありました。学校は喫煙防止教育の場でもあり、先生が吸っていては効果はありません。豊岡市もさらにたばこのない学校を推進したいものです。学校における喫煙対策の現状、今後の課題と取り組みについてお聞かせをください。


 喫煙はニコチン依存の病気。肺がんを始めとして心筋梗塞や脳卒中など多くの生活習慣病の誘因とされている喫煙を減らそうと、厚生労働省は禁煙治療に保険の適用を検討、来年4月の実施を目指しています。


 市では、喫煙対策としてスモーカーライザーの購入、喫煙タイムの設定に始まり、一昨年8月より公共の建物内禁煙に取り組んでいただいています。職員の喫煙マナーの向上と健康管理について安全衛生委員会での議論を踏まえた結果であり、今後、安全衛生委員会でのさらなる議論に期待をいたすところであります。現在の喫煙対策の評価と今後の目指す方向についてお示しをください。


 148号議案、豊岡市火災予防条例の一部を改正する条例について。


 第40条中、第7号、火災に関する警報の発令中において、山林、原野等の火災が発生するおそれが大であると認めて市長が指定した区域において喫煙をしないこと。第6号で、残り火、たばこの吸い殻を含む、取灰または火の粉を始末すること。たばこによる火災等についての注意を喚起しています。第5号の場合の市民周知の方法についてお尋ねをいたします。


 また、慌ただしい年の瀬とあわせ、火気の恋しい季節を迎えています。豊岡におけるたばこ火災の現状と、取り組まれている予防活動についてお聞かせをください。


 平成16年度、たばこ組合に対して、豊岡市、竹野町、日高町、但東町では、それぞれ10万円分のたばこ宣伝用ビニール袋やライターの品物助成を行ってきました。平成17年度、豊岡市では補正対応をしています。時代の潮流を考慮すべきときと考えます。次年度の対応についてお聞かせをください。


 以上、第1回目の質問といたします。


○議長(綿貫 祥一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、イベントでの喫煙対策に対するご質問にお答えをいたします。


 平成15年に、官公庁、病院、百貨店など多くの人々が利用する施設に対して受動喫煙防止対策を講じることが努力義務化されて以降、各所で禁煙、分煙の取り組みが行われてまいりました。さらにことし2月にはたばこ規制枠組条約が発効するなど、ますます喫煙が健康に及ぼす影響について関心が高まっています。


 こうした中、多くの集客を目的とするイベントにおける喫煙対策は、主催者として当然の責務であると考えているところです。特に人込みにおける歩きたばこは、健康への影響のみならず、小さな子供にとっては大変危険なものとなるところから、イベント会場内での喫煙場所の設置と、喫煙者に対し周知徹底を促す必要があると考えております。


 ただ、これまで特に屋内の場合には、まだ比較的に施設そのものが禁煙になってることがあって対応が容易であったわけですが、屋外におけるイベントでの喫煙対策は不十分であったということは反省をいたしております。今後、市のかかわるイベントはもちろんでありますけれども、可能な限り、各種団体が主催されるイベントについても喫煙場所の設置、喫煙者への周知徹底、会場案内図等への明示など、分煙対策の促進についての対応を要請してまいりたいと考えています。


 その他につきましてはそれぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 学校施設における禁煙対策についてお答えします。


 平成16年3月に兵庫県が兵庫県受動喫煙防止対策指針を策定しました。その内容は、その中で各施設での取り組みと目標が示され、小・中学校においては2005年に敷地内禁煙100%を達成することが目標とされました。教育委員会としましては、合併後の本年4月の校園長会においてこの指針を配布し、敷地内禁煙に向けた検討着手を依頼したところです。


 しかしながら、ご承知のとおり、学校は公民館の体育祭であるとか文化祭、またスポーツ開放等、地域の方々が集まるコミュニティーの場所でもあることから、実施に当たりましては地域住民の理解と協力が不可欠であると考えております。また、未実施の学校に対しましては、改めて11月の校園長会で再度、地域住民、関係団体、学校評議員等との協議を重ねつつ、今年度中に具体化を図っていただくよう依頼しているところでございます。


 なお、現在豊岡市内では、約25%の幼、小・中学校において敷地内全面禁煙を実施しているところでございます。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) しばらく禁煙に関するご質問をいただいておりませんでしたのでほっとしておりましたけども、今回またやっぱりかということで、自分自身の認識が甘かったということをちょっと感じております。


 現在の市役所庁舎内での禁煙対策の状況でありますけども、本庁、そして総合支所とも庁舎内の完全分煙を実現しております。喫煙場所につきましては、喫煙室または庁舎屋外でありますとか通用口の喫煙コーナーなどに限定をしておりまして、また、他の施設につきましても同様の対策を講じております。


 今までの評価というお尋ねでございますが、以上のように、庁舎等建物内での喫煙対策につきましては、市長も先ほど申し上げましたけども、健康増進法でいうところの受動喫煙の防止、つまり分煙という一応の目標については達成できているというふうに判断をいたしてます。


 今後の取り組みについてでありますけれども、議員がご指摘になりましたように、もちろん喫煙のマナーといった部分、これについては当然引き続き気を配っていく必要があるというふうに思っておりますけども、次の段階、例えば先ほどイベント会場でもございましたが、庁舎の敷地内での完全禁煙といったことまでにつきましては、現在のところ具体的には考えておりません。9月28日に開催いたしました職員の安全衛生委員会につきましても、実はこの禁煙の点につきましては委員の方からも特に意見がなかったというふうなことでございます。


 それからもう1点のお尋ねございましたけども、たばこ組合に対する助成ということですが、これにつきましては本年度限りの措置というふうなことで予算措置を講じさせていただきました。したがいまして、来年度以降につきましてはこの助成金は支出はしないというふうなことで、先方にもその旨は了解をいただいております。


 なお、先ほど、具体的には昨年度までですけども、啓発用のビニール袋とかライターというふうなことでおっしゃったわけですが、本年度についてはそういったことではなしに、補助金の使途につきましても未成年者の喫煙防止の啓発あるいは環境美化活動事業に支援というふうな、そういった目的をつけまして交付をいたしておりますので、念のために申し上げたいと思います。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 消防長。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 火災予防条例の関係でお尋ねをいただきました。第40条第5号の関係です。市民周知はどうしていくのかというお尋ねでした。


 実はこれは指定区域ということが前提になっておるわけですけども、現在指定区域につきましてはちょっと慎重な取り扱いをさせていただきたいなと思っておりまして、まだ具体のあれは決めてはおりません。ただ、市民周知の方法ですけれども、これはそれぞれの山林等に入られる入り口に看板等のたぐいが既に設置になっておりまして、古いものについてはリニューアルをしていく、あるいは塗料を塗りかえるというふうなことで更新をそれぞれしております。


 それから、たばこの火災にまつわる現状と、それから要望活動についてのお尋ねがございました。


 火災の出火原因として、たばこも大きな比重を占めておりまして、過去の少し統計をさかのぼって申し上げてみたいんですけども、火災の原因調査といいますのはなかなか究明が難しい部分もございます。したがって、原因不明というのも多いんですけれども、そういう中でも、平成13年度はたばこによりますのが4件、平成14年が6件、それから15年が2件、それから昨年の16年が4件と、それからことしに入りまして、まだ上半期だけなんですけども、たばこによる出火原因と思われますのが3件というふうな実は実態でございます。


 たばこによります火災の出火状況を見てみますと、議員がご心配をなさっておられますように、投げ捨てがやっぱり状況としては一番多いというふうに認識をしております。


 予防活動といたしましては、年間2回ほど、春と、それから秋にかけまして火災予防運動の週間がございます。そういう週間をとらまえてPRをしていく方法と、それから自主防災の団体から、あるいはそれぞれの集落から消火活動等、消火訓練、そういう機会に消防職員が呼んでいただきます。そんなふうな機会をとらまえて参加者の方々にそういう火災予防につきましてのお話を少しさせていただくこと。それからもちろん広報、あるいはことしはFMジャングルにも我々の職員が出演させていただきまして広報をさせていただきました。またそれから、職員が防火査察というふうなことで、高齢者宅であるとか、あるいは一般住宅等々にも査察というふうなことで具体の指導等に出向いております。そんなふうな機会をとらまえて予防活動をしております。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 1番、岡谷議員。


○議員(1番 岡谷 邦人) イベントでの喫煙対策ということについて何点かお聞きをしたいと思います。


 例えば、先ほど申しましたようなやけどの事故が起きた。そういうときにイベントの主催者は損害賠償の責任があるのかどうか、いかがなんでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 暫時休憩します。


                午後1時43分休憩


          ────────────────────


                午後1時44分再開


○議長(綿貫 祥一) 休憩前に引き続き会議を再開します。


 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) 調べてみないとはっきりしたことは言えませんけれども、やはり今おっしゃったような事例で言えば、ないんではないかなというふうな気もいたします。


○議長(綿貫 祥一) 1番、岡谷議員。


○議員(1番 岡谷 邦人) 1月の成人の日なんかでも、たばこで晴れ着を焼かれたとか、切り裂き魔に裂かれたという、そういう事案が起きないとも限りません。故意かどうかは別として、そういうときが起きた場合、私はある程度の主催者の責任があるんじゃないかと思うんですが、その辺はまた調べてください。


 ぜひイベント会場での禁煙、しっかり取り組んでいただきたいと思います。お金がそんなにかかるわけじゃありません。東京都の千代田区の条例ですが、もともとの発想としては、罰則を伴わないルール、モラルに訴えるだけじゃ絶対だめだというお話でした。目立った効果はないと。一番問題なのは、たばこを吸う人に自覚がない。歩きたばこは迷惑だ、まちを汚す、特に小さい子供や老人、車いすに乗ったお方が非常に迷惑だと思います。しかし、たばこを吸っていらっしゃる側に、迷惑かけてると、あるいは危険だという認識が少ないというのが実情だそうです。マナーやモラルに期待をしても限界がある、人々の道徳心に訴えるのも限界がある、そう考えて生活環境条例を制定されたそうです。


 豊岡でも条例とまでは申しません。ぜひ、まず最初にマナーやモラル、道徳心に訴える取り組みをやっていただきたいと思うのですが、いかがでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 少なくとも職員につきましては、改めてその点について庁内のメールなりで徹底をしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 1番、岡谷議員。


○議員(1番 岡谷 邦人) 空港フェスティバル等につきましては大変たくさんの子供が来てます。空を飛行機が飛ぶ、ぽかんと上を向いて口あけとったらたばこの火が入ってきた、そういうことでは困るわけでありますから、ぜひ会場内禁煙に取り組んでいただきたい、このように思います。


 学校での喫煙について、中学生でも年間数件、補導というんですか、そういう実績がある。高校に至っては120件程度の停学処分とか、そういう処分をした高校生が年に120件ぐらいある、こういう状況であります。ぜひ学校で、せめて学校では子供たちの前でたばこを吸わない、敷地内ではたばこを吸わない、そんな取り組みを目指していただきたいと思いますが、いかがでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 先ほども申し上げましたように、その方向で学校の方に各関係機関等の理解を得る中で進めていただくようにお願いしておるところです。


○議長(綿貫 祥一) 1番、岡谷議員。


○議員(1番 岡谷 邦人) ぜひ真剣に取り組んでいただきたいと思います。


 それと、安全衛生委員会での委員としての意見がなかったということですが、6月議会でもたばこの話をさせていただきました。そのときに資料を下さいということでしたが、15年の8月以降、安全衛生委員会の中でたばこについての話は一切なし。以前には、順次ステップアップを図りますということで禁煙タイムからスタートして建物内禁煙に取り組んでいただきました。これで終わりでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 以前の安全衛生委員会では、少なくとも、先ほど言いましたけども、庁内における分煙というふうなことが当面の目的でありました。したがって、そこについては一応の目的は達成したということであります。


 これで終わりかと言われると非常に困るんですけども、今現在の安全衛生委員会で一番大きな課題としては、やはり職員のメンタルヘルスとか、あるいは本年度でありますとアスベストの問題がありましたので、どうしても禁煙というのは話題に上がってこなかったというのが実態であります。しかしながら、次回でも改めてまたこういう意見があったというふうなことは一応提示はしてみたいと思いますが、事務局として、先ほど言いましたような敷地内の全面禁煙というふうなことは今の段階ではちょっと考えておりません。


○議長(綿貫 祥一) 1番、岡谷議員。


○議員(1番 岡谷 邦人) 以前にもたびたび禁煙の話をさせていただきました。そのときに、以前の助役ですが、合併前の助役ですが、集中力を高める、職員のコミュニティーを図る面でもいい、こういうお話がありました。ですが、ここに兵庫大学のドクターが発表したことによりますと、ニコチンによっての脳の神経細胞が新しくつくり出す働きを妨げる、脳の老化を進めるのにニコチンが有効だと、こう発表されております。ぜひその辺も含めるなら、職員のメンタルヘルスの中で、ぜひ禁煙に向けた取り組みをしていただけたらありがたいかなと思います。


 先ほども申してましたように、来年の4月実施を目指して保険がきくようになる、国がそういう施策をとるのには医療費を下げると、豊岡も非常に大変医療費が高くついてる、その辺からもしっかり取り組んでいただきたいと思うのですが、いかがでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 先ほどご答弁申し上げましたとおりでありまして、安全衛生委員会でも一度、問題提示はしてみたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 1番、岡谷議員。


○議員(1番 岡谷 邦人) 昨年の台風のとき、市長はこうおっしゃいました。人は思うように動いてくれない、避難勧告、避難指示をしても思うように動いてくれなかった、こういうお話であります。乾燥注意報が出て林野火災が発表されたと、たばこをやめてくださいよ、林野で吸うのをやめてください。でも実際にどれだけの人間が動いてくれるか非常に心配です。新しい市域は700平方キロ。林野の面積がどれぐらいか把握しておりませんが、相当広範です。このあたりを市民に周知される、どのような手法を、先ほどFMジャングルとかいろいろおっしゃいましたが、徹底させる方策を講じていただきたいと思いますが、いかがでしょう。


○議長(綿貫 祥一) 消防長。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 従来からもいろいろな機会あるごとに方策をしてきたつもりでありますけれども、さらに意を用いてやってまいりたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 1番、岡谷議員。


○議員(1番 岡谷 邦人) しっかり取り組んでください。冬場は火の気の多い時期です。私は血の気が多いんですが、ぜひしっかり取り組んでいただきたいと思います。以上で終わります。


○議長(綿貫 祥一) 以上で、岡谷邦人議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(綿貫 祥一) 暫時休憩いたします。再開は2時5分です。


                午後1時52分休憩


          ────────────────────


                午後2時05分再開


○議長(綿貫 祥一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、10番、村岡峰男議員。


               〔村岡峰男議員 登壇〕


○議員(10番 村岡 峰男) 10番、村岡です。(拍手)


 台風23号災害から1年余りの月日が流れました。昨年の今ごろは12月議会の最中ではありましたが、応急修理の弾力化が発表されて、用地課の窓口に多くの市民が支援を求めて申請に、また、被災した市民に支援法の半壊との混同があり、別の制度だから早く申請をと駆け回ったことを思い起こしています。暮らしの表面は随分と復興してきたと実感もしますが、暮らしの実態はまだまだです。家屋の修理の借金が日々の暮らしに響いているとの訴えを多く聞きます。10月、合併後初の市会議員選挙を、暮らし、福祉第一の市政をと訴えて、この議場に帰ることができました。市民の負託にこたえ頑張り抜きたいと改めて決意をしています。


 通告に基づいて質問をいたします。


 第1は、災害復興と円山川治水について4点質問をします。


 遊水地計画ですが、計画の進捗、特に地元住民と国土交通省との懇談会が11月22日開催されて、市の担当課からも参加をしていますので、感想と市としての取り組み状況について、また計画の進捗状況についてお答えをください。


 六方防災ステーションの計画は、10月になって六地蔵地区にも開設されると発表されました。地元への発表後の取り組みと現状について、特に全戸移転ということですから、地元住民の意見や要望についての市としての対応はどうなのかお聞きをいたします。


 自然再生計画ですが、11月29日、記者発表が行われていますが、発表後の市民の反応、特に河川敷利用者の意見と対応はどのようなものかお聞きをしておきます。


 次に、河道掘削ですが、既に河口付近から始まっています。効果を期待するとともに、工事による川の濁りは河口や川の漁業への影響はどうか、また、土砂の仮置き以降の処分予定地で測量がされたと聞きますが、その結果と対応についてお聞きをします。


 第2は、農政について2点お尋ねをします。


 市民まちづくり懇談会の多くの会場で、イノシシ、シカなどのけものの被害の実態と対策を求める意見と質問が多く出されています。私もこの議場でも何度も質問をしてきましたが、防護さくだけでは被害を食いとめられなくなっています。根本的、抜本的対策が求められていますが、農業生産と国土維持の観点から、取り組みの現状と展望についてお聞きをいたします。


 中山間地直接支払い制度が発足して5年が経過をしました。中山間地の農地の保全と農業生産を維持し、国土の保全という立場からも歓迎される制度ですが、該当する地域での現状と成果、また、該当するのに申請をしていない地域はないのか、また、おおむね5年を一くくりとしていますが、継続を含む今後の対応についてお聞きをしておきます。


 第3は、公共事業について3点お伺いします。


 公共工事における賃金等確保法、略して公契約法あるいは条例の制定の取り組みが進んでいます。自治体レベルでの意見書の採択や全国市長会でも、ことし6月、日本の事情に見合った公契約法を検討することを決議をしていますが、このことについての市長の見解をお聞きをします。


 公契約法なり条例の目指すものは、公共事業における発注者である国や自治体の事業発注額と、これにかかわる労働者の受け取る賃金に余りにも大きな開きがあること。2000年に制定された公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律が守られていないという現実の中で生まれた運動であり、要求だと思いますが、豊岡市が発注した工事においては、その積算は二省協定賃金を採用してると思いますが、労働者の賃金はどのように支払われているか、どのように掌握されているのかお聞きをします。


 さらに、建設業退職金共済制度についてはこの議場で20年来質問を繰り返してきましたが、依然として不十分な適用と見受けられますが、豊岡市における業界への指導はどのようにしておられるのかお聞きをしておきます。


 最後に、合併と市民生活についてお聞きをします。


 生活保護は受けないが暮らしが大変だという市民の痛切な声にこたえて、市民税、国民健康保険税、固定資産税の申請減免制度が旧豊岡市で市民と共産党議員団の議会質問などで充実、制度化されて、市民の暮らしを応援をしてまいりました。合併後廃止をされていますが、なぜでしょうか。その理由は何かお聞きをしておきます。


 さらに、大きな市となって市役所で使用する事務用品も膨大なものとなりますが、各総合支所での購入はそれぞれの支所ごとの調達でしょうか。合併後、職員の減少で寂しくなっただけでなく、売り上げも減ってしまったとの総合支所周辺での声を聞きますが、周辺部となったまちの活性化との関係でお尋ねをして、以下、自席で行います。


○議長(綿貫 祥一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、六地蔵防災ステーションに関するご質問にお答えをいたします。


 六地蔵防災ステーションの事業につきましては、計画地内の全戸を買収させていただくことになります。正確に言いますと、国土交通省が堤防の拡幅整備を行う、それから残地については県が買収して防災ステーションの敷地を造成をする、その造成された敷地の上に豊岡市が水防センターを建設するという事業でございますので、国、県、市、三者が共同して今後事業を行うことになります。


 現在、国の方で一括して対象物件の調査中でございます。その後、個々の用地買収に関する交渉に入るわけですが、恐らく市が、国、県からそれぞれ用地買収の事務を受託をして行うことになろうかと思います。そのことについてはまだ正式に契約はいたしておりませんけれども、仮にそうだといたしますと、市が前面に出て個々の地権者との交渉を行うことになります。移転先の確保につきましては、原則として地権者ご本人で確保していただくことになりますけれども、市といたしましては円滑な買収を進めるために、用地、代替地の紹介等の情報提供を行ってまいりたいと思います。


 ただ、この六地蔵地区は世帯数は14世帯でございまして、計画地内の全戸が移転をいたしますと、残るのは1世帯のみとなってしまいます。したがいまして、六地蔵としての地区をどうするのかということが今後大きな課題になってこようかと思います。したがいまして、まだ具体的にそこの部分をどうするかといった議論にはなっておりませんけれども、用地買収の交渉を進める中で地区のあり方についてもしっかりと相談をしながら、できるだけ地区の方々の意向に沿うような結論が出るように努力をさせていただきたい、このように考えてるところです。


 その他につきましてはそれぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 助役。


○助役(奥田 清喜) 私からは、中郷地区の対応についてのことをお答え申し上げます。


 議員、先ほどおっしゃいましたように、ご承知でございますけれども、円山川緊急治水対策事業において、中郷地区は無堤地区の解消と遊水地の整備計画が示されておるわけであります。11月21日に開かれました地区の説明会で国土交通省から、激特事業で無堤地対策を平成21年度までに実施したいと、こういう説明がなされたところであります。以上であります。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 自然再生計画の関係でご答弁申し上げます。


 円山川水系の自然再生計画につきましては、河川におけます生態系の多様性の保全、再生、創出を目的に、国と県の協働によりまして、平成14年度より地域の代表者や学識者などによる検討委員会が設置をされてまいりました。住民からの意見も募集も行われて、せんだって計画の策定がなされたというところでございます。


 この計画では、緊急治水対策との整合性を図りながら、堤外地の湿地面積を平成26年度までの10年間に約3倍にふやしてビオトープ化するということと、魚類が遡上しやすいように、川の中に設けられた井せきなどの段差を解消するなどを基本といたしまして生物の多様性を図っていくこととされております。再生されました湿地帯につきましては、これは河川内でございますので、通常の河川管理と同様に、河川管理者である国土交通省によって維持管理がされていくということになります。


 それから、河川敷に牧草地がございます。緊急治水対策、自然再生事業の実施に伴いまして、現在の牧草地の面積の約3割が減少するというふうなことになります。そういったことがございますので、豊岡河川国道事務所より、牧草をつくっておいでる関係者に対しましてかねて説明会を行われて、一応の了承はいただいたというふうなことをお聞きをしてるという状況でございます。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 河道掘削に伴います残土処理の関係につきまして説明申し上げます。


 最終処分地といたしまして、現時点で決定してる私から申し上げられることは、香美町にあります財団法人兵庫県環境クリエイトセンターに決定したと、このように伺っておりますし、また、そのほかにも処分地を現在検討されていると、このように聞いております。


 それから下流域の、今現在既に工事を行っておりまして、川に対する影響、濁りについてどうかというご質問がありました。これも私も現場に見に行きまして、工事の方法は、台船に固定しましてバックホーによるしゅんせつをしております。そのしゅんせつの方法につきましては、しゅんせつ区域を仮設工できちっとコの字型に閉じておりまして、現場状況から判断しますと濁りはない、このように考えております。以上であります。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 農政の関係でございます。


 まず、有害鳥獣対策の関係でございますが、現状と展望あるいは対策というようなお尋ねでございました。まず、現状としましては、猟友会なり、あるいは農会などのご努力によりまして、捕獲数というのは年々これは増加の傾向にございます。それに伴いまして、被害につきましては年々減少傾向をたどっております。ただ、これはデータで見る限りということでございまして、現実の問題として耕作放棄地等がふえてまいりまして、こうしたデータに入ってこないというもとの問題もあるという認識をいたしておりますが、データで見る限りは減ってまいっておるということでございます。


 今後の対策、展望でございますけれども、これまでから申し上げておりますけれども、やはり駆除、防除両面での並行した対策というのがまず必要だというふうに思っておりますが、やはり決め手は駆除だということでございます。猟友会の方と良好な関係を保ちながら、特に、いわゆる免許がないとこの駆除というのはできませんので、駆除班との緊密な連携なり、あるいは良好な関係を保つ中で、さらに駆除対策を進めてまいりたいというように思っております。


 それから、中山間地域等直接支払い制度の関係でございます。本年度から1期の5カ年計画が終わりまして2期対策ということに入ってまいります。


 現状と成果ということがまず1点ございましたけれども、やはり第1期の5カ年計画を実施するということによって、直接的には農地の荒廃というのが、これははっきりとストップできたと、対象地域についてはストップできたということがありますし、さらに地域によっては復田をなされたというところもあるわけで、そういうような成果は出てまいってきておるというふうに思っております。


 それからさらに、こうした集落ぐるみでの農地の管理なり維持の計画を進められる中で、やはり集落営農、そういうふうな組織化に向けての動きも出てまいっとるということで、いい傾向で後年度につないでまいったかなという点での評価は持っております。


 それからさらに、未申請の地域ということでございますけれども、平成16年度までの1期対策では、新豊岡市のエリアでは44協定結んでおりました。それが今度の新しい対策になりますと38協定ということでございます。38協定の中には新規というところもございますし、それから多少減っておるわけですが、その原因としては、やはり高齢化によってなかなかその核となる人がいない、あるいはまだ調整中ということで、今後追加という形で参加をさせてもらったらというようなところもございます。


 今後の対応についても、かねて申し上げておりますように集落営農組織の育成のためにチームをつくっておるわけですが、そういうふうな形でさらに取り組みを強めて、せっかくの制度ですから有効に活用していただけるということでお願いをしてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) まず、公共事業につきましてご答弁申し上げます。


 公契約法及び市の条例についてでありますけども、地方自治体が発注いたします建築土木工事などの公共工事の請負契約につきましては、これら工事に従事をされます労働者への賃金、労働時間などの労働条件について、発注者として指導することなどを定めた条例を考えるのはどうかということでございますが、この公契約条例の制定につきましては、議員もご指摘になりましたけども、そのもとになります法律、いわゆる公契約法の整備が必要だろうというふうに考えております。このことにつきましては、労働団体から地方自治体に対し国への意見要望を求める動きがまずございまして、これらの経過を踏まえ、先ほど議員もご指摘になりましたけども、本年6月の全国市長会におきましても、公共工事における建設労働者の適正な労働条件を確保するため、関係法令の整備等を図ることを含めた公共工事に関する要望がその上で関係省庁へ提出がなされたといった状況でございます。


 本市といたしましても、今後における法律整備の状況、県等の動向を見守りながら条例制定についても対応を検討していきたいというふうに考えています。


 次に、二省協定の賃金と、実際支払われている金額等の実態把握はどうかというお尋ねございましたが、賃金につきましては、本市におきましても二省協定賃金に基づいた県の積算基準により設定をいたしておりまして、その単価どおりに実際に労働者の方に支払われているのかどうかといったことにつきましては把握はできておりません。ただ、個々の労働者の賃金につきましては、労基法でありますとか、あるいは最低賃金法等の諸法令に基づいて、雇用主と労働者の間の契約によって適正に定められているものというふうに理解はいたしております。


 なお、本市におきまして工事を発注する際でございますが、これは使用者の中で労働基準法等の諸法令の遵守、これを明記もいたしておりまして、適切な賃金確保の徹底を図っているところでございます。


 それから建退共についてのお尋ねがございました。下請の建設労働者に証紙が渡らないという問題が生じた場合には、建退共の県支部におきましても相談に乗っていただけるといったことも聞いておりまして、さらに元請業者への対応もその県支部の方でされているといったことも伺っております。


 また、この制度でございますが、これについては罰則規定がないといったこと、さらに調査権もないというふうなことから、すべての工事現場におきまして労働者全員の手帳を確認するといったことは現実的には無理でございますが、市の契約担当課におきましては、工事契約時に元請業者に対しまして証紙の現物交付が行われるように指導も行っておりますし、本制度の普及徹底、加入促進等を図ってまいりたいというふうに考えております。この制度のPRにつきましても、市の広報でも今までから掲載もしておりました。さらに、簡単なこの制度についての理解を求めるパンフレット等も作成をいたしまして、契約時に利用者の方にそういったものをお渡しし、制度PRを図っていきたいというふうに考えてます。


 それから次に、総合支所での物品購入のお尋ねございました。


 この物品の購入に際しましては、一方では競争の原則に基づく適正な価格で購入するといったことは言うまでもございません。契約規則及び物品取り扱い規則の各種規定に基づきまして、所管課の依頼を受けて、本庁の財政課で常に3者以上による見積もりの競争入札を行いまして納入業者を決定してるところであります。指名業者に当たりましては、原則として指名登録業者の中から、旧町域という地域性も配慮しながら受注機会の公平性を確保するために指名回数なども考え、指名業者の決定を行っている状況でありますので、ご理解をお願いしたいと思います。


 なお、これはさきの議会でもご答弁申し上げたわけですけども、例えば事務用品の購入に際しましては、見積もりを行った結果、落札業者と年間契約を結んでるわけですけども、一部の業者については同一価格で支庁への納品が難しいといったケースもございます。こういった場合につきましては、総合支所ごとに地元の商品店から見積もり等を徴して、総合支所ごとに統一した単価で購入をしているケースもございます。


 最後に、合併と市民生活の中で、固定資産税の制度が実質なくなってしまったというお尋ねございました。これにつきましてご説明を申し上げます。


 固定資産税の減免についてでありますが、これは地方税法の第367条の規定によりまして、合併以前から市町の条例の定めるところにより行ってまいりました。この367条では、減免できる範囲といたしまして3つ上げております。天災その他特別の事情がある場合において減免を必要とする者、そして、これが特にお尋ねの点だと思いますが、貧困により生活のため公費の補助を受ける者で、3点目がその他特別の事情がある者というふうなことでございます。


 市税条例におきましても同様の趣旨を規定しておりまして、ただ、条例上では、旧豊岡市の条例と、そして新市の条例の中で、この減免に関する規定は全く変わっておりません。市税条例の施行規則の中で従来は、特に貧困によるといった場合に、条件としまして生活保護を受けておられる者、もしくはこれと同程度の生活と認められる者といった規定をいたしておりましたが、新市の規則におきましては後段の部分を除きまして、要するに生活保護を受けておられる方だけに限定をしてます。そこが変更点でございまして、その改正理由につきましては、まず旧1市5町の中でそういった、もしくは以下の条件で認めておったのが旧豊岡市だけでございました。5町についてはあくまでも生活保護を受けておられる方だけというふうな規定でございました。一元化の中で作業を進めてまいったわけですが、その際に地方税法の解釈等も参考にもちろんしましたし、県内の他市の状況も確認もしました。その結果、この固定資産税の減免については、個々の納税者の担税力を判断をする場合に税負担の公平性といった観点から、特に福祉における認定、つまり生活保護を認定してるかどうかということですが、その認定といったものが固定資産税の減免の判断基準に最も近いものであると、合理的であると、そういった理由から今回規則につきまして変更いたしたと、そういった状況でございます。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) それでは再質問をさせていただきます。通告に沿って再質問をしたいと思います。


 まず、遊水地の関係ですが、11月21日、私も参加をしていました。この中で国交省の方からは、いわゆる激特でこの工事をやるということではなくて、無堤地の解消ということがまず優先をしてくれと、遊水地は緊急治水対策だから後半の5年ですと。それでは我慢ならないという地元の強い声というのが私はここでは集中したように記憶をしてます。ここでは今の答弁は、その地元での説明の中で、助役でしたね、緊急治水対策で予定をしたけども激特の21年までにやると。これは遊水地を激特でやるんですか。無堤の堤防をつくるという部分を激特でやるということなんでしょうか、もう一度確認させてください。


○議長(綿貫 祥一) 技監。


○技監(谷川 俊男) 無堤地対策と申し上げたのは、外側の堤防を激特事業でやるということでございます。ですから内側のいわゆる遊水地をつくるための堤防というのは後半の26年までの部分でやるということでございます。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) そうしますと、この該当する中郷、市谷地区の無堤地の解消は激特の中でできると、されるということで確認していいですね、再度。


○議長(綿貫 祥一) 技監。


○技監(谷川 俊男) そのとおりでございます。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) 地元の皆さんも遊水地そのものに反対をするものではないけども、まず無堤地の解消が先決だと。先ほども言いましたけども、国土交通省は、遊水地計画の一環として無堤の問題も考えるからというのが長く繰り返されてきたんですね。この点では、地元の皆さんの熱い要望といいますか、現実にその実態から国土交通省が前の激特に持ってきたということで理解をしたいと思います。


 六方防災ステーションですが、これも当初の計画は立野1カ所であったですね。それが六地蔵についても防災ステーションだということで市長の方からもありました。市長の答弁にもありましたように、本当に14世帯、そのうち1世帯は今回の防災ステーションにかからないというか、影響しないといいますか、全戸移転ですから、もしかするとこの1世帯だけが残って、あとの13世帯はてんでんばらばらに行ってしまうこともあり得るんですね。


 この点で私は、ちょうど中貝市長が就任をされて間もなくだと思うんですが、2002年の6月議会、思い起こして議事録読み返してみました。六地蔵地区の歴史にも触れながら、でき得れば集団で六地蔵という行政区が残る方向でお願いをしたいんだということをそのときにも言いました。


 今回もやっぱり私は、地元の中にももう既に行くとこ大体決めてると、これ別に今回の防災ステーションの計画があるまでからね、いう方も中にはあるやに聞きますが、でき得れば固まって、六地蔵という地区が集落が残る方向で何とかならんだろうかという声も聞きます。私は、でき得ればこの方向でこたえていただきたいと。そうでないと、個々で対応では、これはもうどうもならんなということが1点と、特に、土地も家も我がもんですよという方はまだいいんですが、土地は借地ですと、家だけが自分のもんだという場合は、土地を求めて家を建てるだけのもんが出ませんね、補償費として。この皆さんについてもしっかりと状況をつかんでいただいて要望を聞いていただきたいということを思うんですが、そういう対応をお願いできるのかどうか、再度お聞かせください。


○議長(綿貫 祥一) 技監。


○技監(谷川 俊男) 地区を残すことにつきましてはもちろん行政だけで決めるわけにはいきませんので、やはり用地買収の交渉が進んでいく中で、地元の方とどういう形でその地区を取り扱っていくかというのは話し合いをしながら決めていきたいというふうに考えております。


 それから、用地とその後の移転の財源的な問題というか、その件につきましても、一応交渉の中で評価をしてお金を支払うというふうなことになるわけですが、それでその後の状況がどうなるかということにつきましては、やはり市の方でできる限りのことはしていきたいというふうには考えております。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) いずれにしましても、この六地蔵という地区がまさに円山川治水で翻弄され続けた歴史です。もともと70世帯もあった、三江の中でも本当に大きな集落であったものが、多くの字は今、円山川のこの河川敷の中に沈んでいると。一番端っこに残った字の部分には六地蔵の皆さんが住んでおられるわけですから、そういう歴史も何とか考慮をしながら、この六地蔵という集落が残るという方向でお力添えをお願いしたいということを繰り返し申し上げておきたいと思います。


 それから自然再生計画ですが、今の答弁をいただいた中に、この湿地帯ですね、自然再生計画でつくられた湿地帯についても当然国が今後とも管理をするんだということと、牧草地については3割が減少すると。説明会で関係者に了承されたという答弁があったんですが、この自然再生計画も含めて説明をされたんでしょうか。河道拡幅で今の牧草地が減りますよということでの了解は話は聞いたと、自然再生計画でいわゆる湿地帯としての部分がふえるから、湿地帯になったところでは牧草はつくれませんね。この点もあわせての説明があったようには聞いてないんですね。その点ではどうなんでしょうか。自然再生計画だというこの部分を含めての説明だというふうにご理解ですか。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 基本的には緊急治水対策というものがもう始まってくるところでございまして、そのあたりをベースにされてお話があったというふうに聞いてます。ただ、あくまで緊急治水対策を進める手法として自然再生というふうなことを考えて湿地をつくっていくということがございますので、関係はあるわけですけども、今の目の前の問題はやっぱり河道掘削の問題が出てくるということでございまして、そのあたりで面積が減っていくというお話でございます。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) 河道掘削でさらにこの自然再生で湿地をその上につくるということになると、さらに減るということもあり得ますので、この点では河川敷で牧草をつくることによって畜産を営むという方も何人か数軒あるわけですから、きちっと説明はやっぱししていただきたいというふうに思います。


 それともう一つは、後々のこの管理なんですね。自然再生計画で湿地がふえる、そこにコウノトリも小魚を求めて来るわいなということ、そのことについて私は反対するものでもないんです。ただ、つくったはいいが後々の管理ですね。これは本当に国の方で、つくる予算は、なるほど全体として治水も含めて災害復興も含めて900億円というのがあります。しかし、この10年後ですね、その後々の維持管理というところまで国土交通省が責任持ってくださいよということをきちっと明確にしていただきたいと。そうでないと、洪水、出水のたびに湿地帯であるべきところに土砂が載って、結局、結果としてはだんだん高くなって、湿地帯としての効果はなくなってしまうということがあってはならないと思うんですね。この点では、円山川本川もそうですし、あるいは計画される鎌谷川、六方川、あるいは馬路川についても、この管理というのは後々本当大変だよと。いうのは、養父町に、旧養父町ですね、ほたるの里がつくられました。この周辺の川の近所の皆さんは、蛍を守るために、区間を決めて、地元で草の管理から泥の管理から川の管理をしているという話を聞きますと、これは馬路川だとか鎌谷川等々は、後の管理は地元の皆さんやってくれよと、いやいや、ボランティアで地元のことだから頑張ってやりますわいなというふうになったにしても、これがずっと続いていかなきゃならないというふうに考えると、私は単純ではないと思うんですね。ですから、その点では、後々の維持管理も視野に入れながら、つくることは簡単ですが、後の維持管理というのには本当にエネルギーが要るということを思いますので、要望しておきますが、どうでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 国交省の方からお聞きしていますのは、維持費もかかるわけですけれども、基本的には通常の維持費よりもふえないようにしたいというようなこともおっしゃっていました。私も細かいところわからないんですが、自然が持つ力を活用するというふうなこともおっしゃっていました。ただ、物をつくった後、それがどう変化するかということにつきましては、これは自然の環境ですので、そのあたりについては、実はその推進組織もつくられていまして、自然再生事業推進委員会というのがございます。その中には技術部会もできておりますので、実際につくった後、その変化については、またそのあたりの議論というのが組織の中でもあるのかなと。ただ、これはあくまで国の管理ですので、管理については国ということで聞いています。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) わかりました。


 河道掘削ですが、最終処分地としては、香美町の県のクリエイトセンターですか、矢田川流域、矢田川のあそこにあるところですね。ほかにも検討すると。豊岡市内で既に測量もされて、地元の了解の上に測量もされたというふうに聞くんですが、そこでの測量の結果については全くお聞きになっていませんか。オーケーなのかどうなのかということも含めて。


○議長(綿貫 祥一) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 明快な答弁を申し上げればと思うんですけれども、私が承知していますのは、豊岡市内の数カ所で現在残土処分地の検討をしているということであります。先ほども測量というふうに言われましたけれども、私、一般的に国や県がそういった事業をする際に、例えば土質調査等を区長さんを通じてお願いするというようなことは聞いております。


 それともう1点、災害復旧といえども、やはり公共工事として非常に重要であると考えておりまして、ただ、現在豊岡市の農林水産部の所管の工事におきまして、旧竹野町で須井漁港海岸侵食対策事業というのをやっているわけですけれども、そこでも、数量はわずかなんですけれども、1万2,000立米相当の、そこの工事では養浜、要は砂を持っていくという工事でありまして、それもほぼ何とかなりそうだというふうな状況にあります。さらには国土交通省の方より、全体量約400万立米というようなことから、豊岡市に対しましても何とか適正な処分地がないであろうかというような問い合わせもいただいておりまして、私の方といたしましても、各総合支所に対しまして何か適地はないだろうかという問い合わせ中です。以上であります。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) それと、先日、どなたの質問だったかあれなんですが、河道拡幅の関係で、出石川の東浦という水田ですね、これの個人所有の田んぼの買収も行われるということが言われまして、地元でもこれは基本的な了解になっていますが、その答弁の中で、天神橋の付近という答弁がありました。天神橋付近ではなくて五条大橋付近ですね。ですから、橋の名称が全く違ったように思いますので、これは確認をしてください。そうでないと、天神橋の付近には民地はありません。ですから、それは確認をお願いしたいというふうに思いますが、どうでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 確認をさせていただきまして、後ほど正解を申し上げたいと思います。以上であります。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) それでは、農政問題に移らせていただきます。


 イノシシ、シカ等々のいわゆる有害獣被害というのは、答弁の中では年々減少傾向だと、こう言われました。しかし、年々減少傾向であるかどうかは、それはデータはそちらお持ちですが、私は年々被害地域が広がっていると、これまでそんなになかったのに、イノシシもシカも出てこなかったのに、いよいよことしからうちらの方も来るようになりましたという、被害地域が広がっているという話をよく聞くんですが、その点ではどのように理解をされておるでしょうか。


 それともう一つは、私は、抜本的対策という点で、もちろん頭数を減らすということもしなきゃならんと思うんですが、同時に、やっぱり山の管理も含めて、山にこれらけものがとどまる方策というのは考えられないのかと。一度味を覚えたけものが、人間のつくる野菜の方がうまいからといって出てくるというのもあるかもしれませんが、山にとどまる方策を根本的には検討しないといかんと違うんかなということを思うんですが、この2点どうでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 失礼しました。奥村議員の質問の際に、河道掘削につきまして、正解は五条大橋ということで、おわびと訂正を申し上げます。失礼しました。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) まず、イノシシやシカなど有害獣の被害地域が拡大しておるのではないかということでございます。認識としては、村岡議員のおっしゃるとおりだというふうに思っておりますが、ただ、これまでの駆除、防除の成果として、金額の面ではそういうことだと。その際にも申し上げましたように、耕作放棄地なんかが拡大しておりますので、そういうものがデータが入っていないということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。


 それから、抜本策として山の対策をということでございまして、これも議員のご指摘のとおりだと、まさにそのとおりだという認識を持っておりまして、本来けものがすむべき山、それを健全な状態に保つには、やはり既に市行造林なんか行っておりますけれども、そういうものですとか、既によくご存じのいわゆる公的管理による間伐、環境対策育林事業でございますが、そういうふうなものを、それから、さらに21世紀の森づくりということで兵庫県も積極的にされております里山林整備、そういうようなものを総合的にやっぱりしていくべきだろうというように思っておりますし、それから、さらにもう1点は、来年度から県民緑税の整備を導入をされますが、その中で野生動物育成林整備事業というのが新たに実施をされます。これは野生動物の育成というような表現にはなっておりますけれども、実際のところは、集落と山との間を、30メーターというふうに聞いておりますけれども、いわゆるバッファーゾーン、緩衝地帯、刈り払いを行いまして、そしてけものが里に出にくくするというような、そういう施策を来年度からとっていくということでございますので、そういう点をつけ加えさせていただきたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) 抜本駆除、いわゆる駆除対策というのは本当に必要だというふうに思います。


 ただ、私は気になるのは、さきの議員の質問でもありましたが、猟友会の会員さん、いわゆる駆除班というのは87名というふうに私も資料もいただいています。ところが、関係する皆さんから声が出るのは、数も減っとるけども、高齢化で、山にどんどん入るような猟師も減っとるんだと。ですから、数だけを見てどうのこうの言えないよという問題が一つと、毎年、農林水産課等々でくくりわなの講習もされてするけども、くくりわなにひっかかったら、最後はだれが駆除するかと、結局鉄砲でそれを撃つ以外ないと。89名の猟銃所有者の方がその場に呼ばれるということで、これも、くくりわなの資格取ったんだったら、最後までちゃんとやってくれえやというような声も聞きます。


 さらにもっと言いますと、猟友会の長く駆除班にも出ている方から、イノシシやシカは有害獣だといって駆除もできるけども、まあ見とってみい、あと10年もしたらこの但馬でもカモシカがふえると。もう既に但東町にはカモシカが来とると、これは天然記念物だからとれないと。まあ見とってみい、10年もしたら本当に困るぞというようなことを言う方があるんですね。ですから、そのこともあわせて、私はカモシカの問題はなんですけども、いずれにしても山にとどまる方策を今手を打っておかないと、いよいよこれらまでが出てき出したら、駆除することできないと、天然記念物だということでね。そうなると、これは自然が豊かだといって喜んでおれないことですから、抜本策としては、私は、今、部長も言われた緑税も含めて、山そのものを出てこないようなことをもっともっと真剣に考えていただきたいと。何回もこれも言ってきましたので、その方向を一層強めていただきますように要求をしておきます。


 それから、中山間地の支払い制度ですが、これは中山間の農地をしっかり守ってもらうことが国土の維持だということも申し上げたんですが、今答弁いただきますと、これは何でしょうか、44の集落との間で協定を現在この前期では結んだと。後期は38ですから、これだけ見ても6集落で後半は今のところないと。追加であるかもわからない。この44というのは、中山間地の直接支払い制度が受けられる条件を持つ地域すべてなんでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) すべてではないと認識しております。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) 条件があるにもかかわらず、この制度を受けていないというのは、どういう、理由は何でしょうか。


 同時に、これは不利益だということで、直接耕作している農家に、1反当たり一番高いところで2万1,000円交付されます。普通で考えるならば、日本の農業政策の中で、直接農家に国がお金払うなんていうの、これしかないわけですから、私はそれも含めてなぜなのか再度お答えをいただけたらと思います。


○議長(綿貫 祥一) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 今承知をしておりますのは、やはり高齢化ということもあると思いますけれども、そのときのスタート時点のリーダーというのが、やはり核となる方が不在であったということ。それから、さらに毎年、いろんな管理もそうでございますし、申請関係、実績関係の手間というのも大変でございますので、そういう意味の面倒だというようなことがあったということは聞いております。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) 大変面倒ではあっても、何とか指導もしていただきながら、この残った集落、この集落を守る、集落の農地を守るということが、結果としては豊岡市の国土を守るわけですから、その指導を一層強めていただきたいということを、これは強く要求をしておきます。


 それから、次の質問になります。公契約法の関係で質問をしますが、私は、豊岡市にあって、2000年につくられた公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律、2000年につくられました。この法律に基づいて、例えば受注者が発注者に対して、契約に基づいて申請書類を出さないけませんね。受注者の方が施工体制台帳、施工体系図を提出を義務づけられていますね、下請、孫請まで。これは、市の発注される工事ではこれは出されていますか。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 申しわけないですが、その点につきましては承知はいたしておりません。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) この法に照らしますと、地方自治体も600万以上の発注物件についてはこれを出しなさいよというふうに、この2000年の法律ではなっているように私は理解をしています。これが出されておれば、例えば下請あるいは孫請の企業における労働者の賃金がどの程度のものかというのは大体わかると思うんですが、では角度を変えますけども、市が発注される工事は、二省協定に基づく賃金を積算の基礎に置いていますよということですが、この二省協定賃金を基礎にしながら、実際に支払われている額がどの程度のものか。これは民民の問題だからというふうに答弁があったんですが、きちっとは出てこないんですが、そういうことからいっても、私は現実にどの程度の賃金が支払われているのかというのをある程度つかまれる必要があるやに思うんですが、そうではないんでしょうか。何だったら二省協定賃金積算の根拠、普通作業員の賃金は今幾らになっていますか。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 普通作業員で1日1万3,400円、軽作業員が1万円ということです。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) 軽作業員1万円、普通作業員で1万3,400円。普通作業員の方に何人か聞きますと、まあようもらって6,000円、最低賃金ぎりぎりというのが多いんですね。つかんでおられませんか、そういうふうに聞いておられませんか。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 実態につきましては、承知はいたしておりません。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) 発注者である豊岡市は、積算で普通作業員の給料を1万4,300円として計算をしました。ところが、下請、孫請、こう渡る中で、実際に労働者の手に渡るのは、仮に半分、7,000円にしときましょう。7,000円もらっている人ももらってない人もいろいろありますから、7,000円にした場合に、あとの7,300円はどこに行ってしまったか。私は、ただ単に民民の、事業主とそこで働く労働者の、そこの契約の問題ですがなということにはいかない。そんなことがあっては私はならないというふうに思うんです。そこで今言われているのが、いわゆる公契約法です。


 いろいろあちこち聞いておりますと、例えば公共事業の積算については、二省協定単価に基づく労務単価により積算しているため、この点に十分留意し、適正な賃金を支払われるよう配慮してください。こういう文書を受注者にお渡しをすると、そして指導をすると。これは北海道の函館で実際に行われている内容です。そして、そこでは実際に是正がされています。私は、そういうことがなかなか進まないから、2000年にこんな法律もつくったけども、まだ進まないからということで始まっているのが、公契約法という、この制定運動だというように私は理解をするんですよ。こんなことまでしないとできんのかいやと。


 私は、同時に今、少子化が叫ばれますけども、子供を産み育てる世代である若い皆さんが、この豊岡でもたくさん建設現場で働いています。1日7,000円、8,000円の賃金で、あと何の保障もないと。ひどいところに至っては健康保険もない。これで結婚し、子供を育てることができるか。この点にも、私は、ただ単に少子化対策でいろんな手を打つことはもちろん行政として必要です。しかし、この若い世代の皆さんに、本当に結婚して子供ができるような条件が、今のこの社会で、この豊岡でつくられているかと。少なくとも豊岡市がかかわっている事業でそのことが保障されるように私は注意を喚起をしたいと思うんです。


 建退共についても質問しますが、建設業退職金共済制度、建設業業界で働く人が、この業界を離れたときに受け取る退職金制度です。至れり尽くせりです。業者は一円も要らないんですね。全部発注者、工事発注は豊岡市がその掛金になる証紙代を払うんですから、業者、一円も負担にならないのに、いただいた資料、手帳をその業者は何冊お持ちですかと。米印があって、私は手帳の申請数という資料をお願いをしました。ところが、いただいたのは、ことしの4月から10月の間に更新をされた数の資料ですから、わからないですね。あと半年間に更新した人の分を足さないと本当のことがわかりませんが、いずれにしても、これを見る限り、私はこの数はおかしいんじゃないかなと。実際にそこで働いとる、私は知っている業者もあります。顔を見て、こんな数じゃないよと。例えば豊岡市も発注している舗装業者、更新数でしかわかりませんよ、わかりませんけども、7件なんです。7人分なんです。舗装業者ですから、その現場を見るだけでも、こんなもんじゃないよとわかります。ゼロもたくさんあります。ですから、これは本当の申請数の資料をいただかないと質問もできないと。これは更新数、ことし4月から合併ですから、合併以前の分も足した分はわかりませんよということで、4月から10月の更新の数だけになったんでしょうか。ちょっとこれは答えてください。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) お示ししましたのは、あくまでも手帳の更新数です。ですから、新規に手帳を交付した、あるいは従来お持ちの手帳がいっぱいになって追加で更新したというふうな、その数字だけをお示しをしました。そもそもこの数字については、市の方で把握するということできませんから、建退共の支部の方に照会をさせてもらったということです。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) 市の方で掌握できないというよりも、市の方で業者の指名願を出しますね。その段階でこの数は書かないかん違いますか。わかるじゃないですか。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 指名願は2年に1回というふうなことでございまして、毎年出してもらうものではありません。当然、指名願の際には、今、議員がご指摘になったように、手帳を持っておられる方が何人かというふうなことは記載するようにはなっておりますけども、ちょうど本年度についてはそれを出せないということです。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) いずれにしましても、この制度が本当に生かされないと、何でだろうな、歯がゆい思いがするんですが、しっかりと、証紙は買って、領収書は出さないけませんですね。証紙は買いました。その証紙現物がどこに行ってしまったかな。現物支給で下請にも出しなさいよと指導しとるのに、下請業者の中には、たまに元請からもらうと、もらわないことの方が多いですよという下請業者も多いんですよね。その辺を私は、やっぱり発注先の市が、市が発注する物件についてはその辺をきっちりと業者に指導する以外にないと。例えば賃金の問題については、先ほど言いました、函館市がきちっと業者に、こういう金額で積算をしとるから、そのことを下請なりあるいは孫請に出すときも、同時に自分の労働者のときにもそのことを守ってくださいよという指導をしているわけですね。先進にこの点では学んでいただきたいということを申し上げておきます。


 時間がありませんので、固定資産税の申請減免制度ですが、先ほど答弁で非常に詳しく答弁をいただきました。私は、8月から9月にかけてある老人から相談を受けました。主人が昨年亡くなって、今、毎月国民年金3万5,000円だけで暮らしをしています。しばらくは主人の蓄えもあったと。だけどそれも底をついたと。もともと、そこそこといいますように小さい兼業農家でもあります。ですから、田んぼも畑もある。家も、あるいは作業場も、蔵もあると。ですから固定資産税が高い。何ぼですん。年間4万円、1回に1万円引かれると、本当に悲しいと、入ってくるのは3万5,000円だけですと。


 応援してあげたいと思いました。固定資産税の申請減免制度があるから、それで頑張ろう。担当課に行ったんです。ありません。そんなはずがないよと言ったんですが、もう合併でなくなりましたと、こう聞きました。今、答弁のとおりです。しかし、そのなくなったのは、本当に言われるように、わずかに1行、「もしくはこれと同程度の生活と認められる者の所有し」という、この行がなくなった。このことだけで、いわゆる助けてくださいという市民の方の声が届かなくなった。なるほど一元化でしょう。しかし、この制度で果たして何人の人が救われて、助かったあといってこれまでおられるのか。豊岡市の財政を揺るがすほど、大問題になるほどそんな数があったのか。私は、本当に金額としては微々たる金額。先ほど言ったご婦人も、4万円全部まけてくれと言わないと、せめて半分にしてもらえたらと、こんなささやかな願いなんですよ。そしたら、いきなり生活保護を受けないとこれはだめなんでしょうか。お答えください。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 資料にお示しをしましたが、その中で、その3つの事由のうち、貧困による公私の扶助といったものがちょっと特定できませんので、申し上げますと、昨年はちょっと台風の関係がございましたが、その中でも、貧困による公私の扶助、これが1市5町で41件です。そして本年度、これは中途でありますが、同じく貧困による公私の扶助の方は26件であります。件数としては、そのうち本年度については26名、これは全員が、規則を改正しておりますから、生活保護を受けておられる方ということがあります。昨年は41、そのうち旧豊岡市、そういう制度を持っておりましたのは豊岡市だけですから、それが13件ございまして、そのうちの11件が生活保護を受けておられる方。したがって、残り2名の方が保護に準じた扱いというふうなことで考えておりました。


 確かにその件数にすれば少ないわけですし、額的にも少ないし、その本人さんのお気持ちはわかるわけですけども、先ほども答弁しましたが、国保とか市民税は同様に準じる場合も減免としていますけども、なぜ固定資産税についてはしなかったということについては、当初答弁いたしました。やはり資産、土地なり家屋なり資産をお持ちだといったことがございます。税法の逐条を見ましても、そのあたりはかなり限定的に解釈をしていまして、貧困による生活のための公私の扶助というのは一体何だというふうなことで、それについては生活保護法の規定による保護等の公的扶助を受けている者、もしくは公的扶助に準じて考えられるような扶助を受けている者というふうな規定もいたしておりまして、他市の例も、21市のうち7割以上の市がたしか限定をした考えで臨んでいたと思います。その点からしましても、やはり税務課としては、そこの担税力があるかどうかの認定というのは、福祉サイドで認定をする基準が最も合理的ではないかという判断のもとに規則改正を行いました。この点はぜひご理解をお願いしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) 私はご理解を願いたいのは当局の方なんですね。今も答弁もありましたように、昨年、16年度ですね、どうやらそういう、もしくはという、これと同程度の生活と認められる人が所有するという、その点での申請は、逆算すれば2件だろうと言われました。2件なんですね。豊岡市の財政を揺るがすんでしょうか。むしろ私はそういう市民の皆さんがいきなり生活保護に行くというんでなくて、生活保護にならないけど、もう少し頑張ろうという、その頑張ろうというのを応援する市政であってほしいと思うんですよ。どうでしょうか。


 同時に、生活保護の申請をすれば、まず資産活用、田んぼを売りなさい、畑売りなさい、ここから始まるんですね。そうでしょう。福祉部長、そうじゃないですか。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) このことにつきましては、お気持ちもわかるわけですけども、決して件数、あるいは金額で判断すべきではないというふうに思っています。やはり税という公平さを保つという観点から、この点については、再び申し上げますけども、ぜひともご理解をお願いしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 10番、村岡議員。


○議員(10番 村岡 峰男) 再び言いますが、ご理解を願いたいのは当局です。私は、市政が市民の暮らしを応援しよう、応援してあげますよ。それで、あれもこれも、あれもこれも言っとんじゃないんです。本当に貧しい人が、つめの先に火をともして本当に頑張ろうと、月たった3万5,000円で暮らしができると思うんでしょう。それでも頑張ろうという人に、生活保護しかもうないですよというふうには私はよう言わない。何とか頑張る手だてを市としても組めんだろうかということで、たった1行です、この制度。私は新豊岡市で、旧豊岡市がやってきた制度です。この制度の再度復活をしていただくことをお願いをして、質問終わります。


○議長(綿貫 祥一) 以上で村岡峰男議員に対する答弁は終わりました。


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○議長(綿貫 祥一) 暫時休憩いたします。再開は3時30分。


                午後3時15分休憩


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                午後3時30分再開


○議長(綿貫 祥一) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、17番、伊賀央議員。


               〔伊賀 央議員 登壇〕


○議員(17番 伊賀 央) 失礼いたします。恐らく本日最後の質問者になろうかというふうに存じます。時間は早いんですが、この時間帯になりますと、いつもある種の議場の雰囲気というものを感じます。負けそうになりながらも、お尋ねすべきところはしっかりとお尋ねをいたしたい伊賀央でございます。しばらくの間どうぞよろしくお願いいたします。


 過日の合併後の新豊岡市の初の市議会議員選挙において、新たな市民の皆様より負託をいただきました。今までの議会経験を生かしながらも、新しい自治体の新議員として初心に返り、リセットすべきはリセットし、市民の皆様の希望を見きわめながら議会活動に取り組んでまいりたいと存じます。市民の皆様、議会、そして特に当局の皆様におかれましては、広い議場から打って変わって、お一人お一人のお顔がよく見えます。何とぞよろしくお願い申し上げます。


 選挙を振り返りますと、合併して私たちの豊岡市は本当に広大になりました。市議選として1週間の選挙戦には余りにも広過ぎる、率直にこう感じました。広くなった新しい新市全域を回りましたが、それは今までのエリアから見れば希薄な街頭宣伝活動とならざるを得ないものとなりました。それは単に、何も選挙期間中に限って訴える私たちの立場から申し上げるのみでなく、とりもなおさず住民の皆様と議会、あるいは市民の皆様と行政の距離でもございます。一昨日来、議場でもやりとりのあります投票率にも、それがあらわれてしまったのでありましょうか。今後、新市の一体感のさらなる醸成とともに、私たち議会も地域の住民の皆様といかに距離を近づけるか模索しながら、皆様とともに活動してまいりたいと存じます。


 さて、昨今の報道をにぎわす事件の数々、中でも最も心痛む思いは、何の落ち度もなければ、だれを傷つけることもできない、無垢で無力な子供たちをねらった卑劣な犯行の数々であります。およそ世のさまざまな事件には動機が存在し、その動機によって行動が引き起こされる、こう理解をいたすところでございますが、このところの報道を見るにつけ、一体子供たちを傷つけ犯人は何を得るのかわからない、このゆがんだ動機の不気味さのみが残ります。どう考えても、大人の力に対して泣き叫ぶしかないであろう、どうにも立ち向かうことさえできない無力な子供たちに対して、力を誇示するにとどまらない卑劣な犯行を断じて許してはなりません。恐らくこの議場のすべての皆様とともに、こう思いを強くするものでございます。この豊岡では絶対にこの種の事件を起こさせない。我々大人の世代の決意を、市民の皆様とともにここに表明したいと存じます。


 この問題につきましても後ほどお尋ねしてまいりますが、やはり本日までに多くのやりとりがございました。割愛すべきは割愛しながらお尋ねしてまいります。当局の皆様におかれましては、何とぞよろしくお願い申し上げます。


 まず、新市まちづくりについてという大きなくくりの中でお尋ねをしてまいります。


 今回の市議選においても、多くの市民の皆様から、市庁舎の位置問題等、現在はどうなっているのかとのお尋ねがございました。特に中心市街地の皆様からの、移転してしまうのではないかとの不安の声が多かったように認識をいたします。市長は過去の議会において、任期中に一定の結論をとのご答弁もいただいておりますが、この市民の声に対して、現在どのような検討状況なのかお答えをいただきたいと存じます。


 もちろん即座に多くの事態が動くとは考えておりませんが、そもそも現在、だれが、どこで、どのように何をやっているのか。また、建設までに踏んでいく手順、スケジュールについてわかりやすくお知らせください。


 次に、豊岡病院跡地利用計画についてもお尋ねをいたします。昨日もやりとりがございましたが、現在この計画作成に関して、どこでどのような検討がなされているのか、再度ご説明をいただきたいと存じます。さらに、その上で現在計画の全体像はどのようなものであるのかお示しをいただきたいと存じます。


 次に、合併特例債の発行についてお尋ねをいたします。この特例債は、申し上げるまでもなく、合併に向け国が準備した有利な起債制度と理解をいたしております。しかし、一方で、起債である以上、後年度償還が待っているわけで、安易な発行は慎むべきものであることもまた事実でございます。合併協定において確認がなされている合併特例債について、市庁舎、広域ごみ処理施設、地域情報化整備と理解をいたすところでありますが、そもそも、これも過去からのやりとりがあるところですが、この特例債を使用するに当たっての基本的な考え方、その発行基準について、いま一度ご説明を願いたいと存じます。


 次に、各種計画ということで見出しをつけておりますけれども、新市になり、現在さまざまな計画の策定、あるいは練り直し、見直しがなされております。今議会でも多くのやりとりがございましたが、整合についてお聞きをしたいと存じます。この考え方については、過去にもお尋ねをさせていただいておりますが、特に行革大綱と市総合計画との基本的な位置関係についてお聞きをいたします。


 申し上げるまでもなく、新市総合計画とは、新市の行政運営、まちづくりの指針となるものと理解をいたすところであり、計画策定の前提となる視点、留意点におきましても、新市誕生という新たな船出であり、合併市町間の一体感醸成に向けて、新たな歩みを進めていこうとする市民のすべてが大きな夢と希望を抱き、安全で安心なまち豊岡を享受することができるような計画づくりを進めますとあります。言ってみれば非常に夢を含んだ、プラス思考的な位置づけであろうと思います。片や行政改革大綱、どちらかといえば、市民から見れば、これも厳しい、あれも厳しい、こういった中で、あれもだめ、これもだめ、こういった窮屈な方向性を持つ位置づけとも言えます。策定時期との関係もあり、いま一度、特にこの2つの計画について、このスケジュールで問題がないのか、ご説明を願いたいと存じます。夢を描くときには、行革大綱によってあれもこれも縛られる、こういったことになりはしないのか、ご所見を伺います。


 次に、指定管理者制度についてお尋ねをいたします。この問題についても多くのやりとりがございました。選定経緯及び根拠については割愛をいたします。


 今後のスケジュールについてお聞きします。これらの議案が可決されたとして、事務作業としてのこの後の流れについてご説明を願いたいと存じます。


 また、これも出ておりましたけれども、やりとりがございましたけれども、今後の考え方として、ほかの施設あるいはほかの業務に対しての検討状況について、現状をお知らせください。


 さらに、この制度のメリット、デメリットについて再度ご説明をいただき、制度の課題として、現在どのようなものを認識されているのか、そのご認識についてお尋ねをいたします。


 最後に、教育についてお尋ねをいたします。


 今議会、本当に多くのやりとりがございました。安全対策について、私、冒頭に申し上げました昨今の子供をねらった数々の事件に対する教育長のご認識を改めてお伺いし、あわせて、再度その対応策について、決意も含めてお聞かせをください。


 次に、連携ということで掲げさせていただいておりますけれども、幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校と、それぞれ子供たちの成長に即してさまざまな施設あるいは教育施設がございます。子供に焦点を当てるとき、当然これらの機関は密接に、緊密に連携を取り合って子供たちに向き合うことが大切だと考えます。現在この幼稚園、あるいは保育園、小学校、中学校、高校、この連携について、その必要性の認識と現況、また、推進についてのお考えをお聞かせ願いたいと存じます。


 最後に、少人数教育についてお伺いいたします。この問題も、過去より多くのやりとりがあるところでございますが、子供たち一人一人の顔を見ながら、きめの細かい教育を進めていくためにぜひとも必要な観点であろうと存じます。報道によりますと、県議会において県教育委員会が35人学級の対象学年の拡大を検討しているとのことであります。現在豊岡市として少人数学級に対するご認識と、あわせて県教育委員会の検討内容、状況をつかんでおられましたらお知らせをいただきたいと存じます。


 以上、よろしくお願い申し上げます。


○議長(綿貫 祥一) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。私からは、市庁舎に関するご質問にお答えをいたします。


 これまでも何度かご答弁を申し上げてきたところですが、新市の事務所の位置、新市の新庁舎の位置については、当面現在の市役所になっているわけですが、新庁舎の位置は新市において定めるということに合併協議で決められ、新市にいわば課題として申し送りをされたところでございます。今後この市庁舎を考える際に、まず政治行政の中心たる市庁舎がどのような基本理念に基づいて建てられるべきなのか、あるいは基本的に果たすべき役割は何なのか、このことをきっちりと議論する必要がございます。さらに、あわせまして本庁と総合支所との職員構成をどうするのか。これは庁舎の規模にかかわってまいります。あるいは利便性という観点から見たときに、交通網との関係はどうなのか等々を見据えながら、規模、機能、位置、それからスケジュール等を定めていくと同時に、財政的にどのような負荷を与えるのかということも十分考える必要がございます。


 もちろん新庁舎は合併特例債を使うということが確認をされておりますし、特例債を使わない限りは他の財政支援はございませんから、建てることはほとんどできなくなりますから、この合併特例債適用期限がいわば門限になります。


 そうした中で、どういう優先順位を与えていくかということでありますけれども、少なくとも私といたしましては、いただいている任期の4年中で見ますと、当面まず病院跡地が、これは廃墟のようになっておりますから、この整備を急がなければいけないといったこと。さらに豊岡市全体の将来像を定める総合計画をことし、来年とで策定する作業にあるといったこと。他のハード面で考えましても、ごみ・汚泥処理施設の大変ボリュームの大きな事業が待っているといったこと。あるいは学校整備計画をどのように進めるのか、公民館の整備計画を具体的にどう進めるのか等々、ハード整備で相当予算を食う事業がございますので、基本的には先憂後楽という観点から、この4年間では建設はできないものというふうに考えております。


 ただ、新庁舎の位置がどこになるのかということは、市民全体にとっても大変大きな関心があるところでもございますので、少なくともこの任期中には、その位置について、あるいは規模、機能等も相当議論する必要はございますけれども、この任期中には位置について決定をするところまで持っていきたい、このように考えているところです。


 現時点での作業状況でございますけれども、今申し上げたようなことでございますので、その検討に資するために、事務レベルにおいて、新庁舎の建設または計画中である市町の資料収集を行っているところでございます。検討スケジュール自体をこれからまだ検討しなければいけない、現時点ではそのような状況にございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(綿貫 祥一) 助役。


○助役(奥田 清喜) 助役、奥田です。私からは、豊岡病院跡地の計画につきまして、現在の状況を申し上げたいと思います。


 このことにつきましては、現在調査をいろいろとやっておりますが、概況調査としまして、豊岡市や周辺地域の概況調査、それから、2つ目には全国の先進事例等の分析調査、3つ目には類似施設を運営する事業者や施設整備に当たっての関連業者に対するヒアリング等を行っておりまして、調査につきましてはほぼ終わって、現在そのまとめをしているところでございます。


 それから、11月中旬から下旬にかけまして豊岡市全域で無作為抽出を行い、1,500人の方を対象として、豊岡病院跡地における施設整備に関するアンケートを実施し、現在集計、分析作業を行っており、来年1月には分析結果をまとめるスケジュールとなっております。


 また、住民代表、各種団体、専門的立場の方などを構成員として豊岡病院跡地利用基本計画策定委員会を組織し、より具体的、効果的な基本計画とするため、計画の中身を検討していただくことといたしております。


 計画の概況につきましては、健康寿命を延ばし、介護予防にもつながる健康増進拠点施設、拠点機能、こういうものを持つ総合健康ゾーンの整備を基本方向として計画策定してまいりたいと、そういう作業にかかっているところでございます。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 合併特例債についての基本的な考え方及びその発行基準につきまして、まずご答弁申し上げます。


 この合併特例債につきましては、合併特例法の第11条の2にありますように、市町村建設計画に基づいて行う事業のうち、特に必要と認められるものに要する経費について、合併年度及びこれに続く10年間に限り発行が認められるといったものです。


 具体的に言いますと4点ばかりございまして、これも特例法の中に書いてあることでありますが、合併後の市町村の一体性の速やかな確立を図るために実施する公共的施設の整備。2番目として、合併後の市町村の均衡ある発展に資するために行う公共的施設の整備。3点目、合併後の市町村の建設を総合的かつ効果的に推進するために行う公共的施設の統合整備。そして4点目ですが、合併後の市町村における地域住民の連帯の強化、または地域振興のための基金造成、これらが上げられております。市といたしましても、これらの目的に沿った事業につきましては、特例債の最大限の活用を図るとともに、発行に当たりましては、中長期的な視点に立って公債費の負担、特に起債制限比率でありますが、それらを注視する中で、大型建設事業を中心に適債性でありますとか、あるいは他の起債との調整等を行う中で適切に発行してまいりたいというふうに考えています。


 次に、指定管理者制度についてのお尋ねでございました。まず、メリットとしては、これも今までのご答弁で申し上げてきたわけですが、大きく2つございまして、1点には、多様化する住民ニーズにより効果的、効率的に対応するために、公の施設の管理を民間の能力を活用して住民サービスの向上を図るといったこと、それが大きい理由があります。それと、もう1点は経費の節減を図ること。その2つが大きな目的であり、メリットであろうかと思います。


 デメリットにつきましては、後ほど申し上げますけども、議員もお尋ねになりました課題、それがすなわちデメリットに当たるんではないかというふうに考えています。


 今後のスケジュールでありますが、これも今までご説明申し上げましたけども、今議会に上程をいたしております条例改正案を可決いただきました後でありますが、具体的に指定管理者の選定の手続事務に入りたいと考えております。


 選定方法でありますけども、今回の場合は、何度も申し上げてまいりましたけども、制度の切りかえによる移行措置というふうなこともございまして、原則は公募ということではありますが、公募によらないで指定管理者の候補者を選定するケースが大部分になるんではないかというふうに考えています。ただ、この場合でありましても、すべてから指定の申請書の提出を求めたいというふうに考えています。指定申請書が出てまいりますと、選定の審査会に諮って選定を行っていきたいというふうに考えます。


 その指定管理者の候補者の選定を終えた後、この後は3月の定例市議会におきまして、個々の指定管理者の指定議決案件を上程いたしまして、議会の議決をお願いしたいというふうに考えております。議会の議決を得ますと、施設の告示を行い、相手方との協定書の締結を行いまして、4月1日から指定管理者による管理がスタートということに制度的にはなろうかと思います。


 次に、115以外の他施設、他業務の検討状況についてのお尋ねがございました。これ以外に、実はまだ約300の直営の施設がございます。今回につきましては、既に今管理を委託している施設を中心というふうなことで、指定管理者制度導入の適否を検討したわけでありますけども、来年4月以降において、直営形態をとる施設におきましても、改正法の趣旨に沿いまして指定管理者制度の積極的な活用を視野に入れながら、最も適切な管理方法について今後検討していきたいというふうに考えています。


 なお、これらの具体的な指針につきましては、現在行革のグループ会議、これは民間活力の導入検討グループ会議でありますけども、その中で検討を進めているといった状況でございます。


 それから、制度の課題というふうなことがございました。これは、ご質問のデメリット部分と若干相通ずるものがあるんかなと思いますが、今回の指定管理者制度でありますけども、これまでの管理委託制度と異なりまして、民間事業者を含め、その対象が広がってきたといったことがございまして、使用許可権限の付与等に伴いまして、課題としては個人情報の保護、そして協定どおりに業務がちゃんと行われるかといったこと。さらには、利用の中で住民の平等利用の確保等が確実に図れるかといった点、さらに、市のチェック機能が十分に働くかどうかといった課題があろうかと思います。しかしながら、これらの課題につきましては、指定管理者との間で締結いたします協定書でありますとか、先日来ご説明しておりますけども、事業報告書の提出を求める、あるいは実地調査を行うとかいったこと、それらで十分にカバーができるというふうに考えています。


 一方、経費の節減、利用者サービスの向上等も期待されますので、今後も直営施設、あるいは新たに設置をする施設につきましては、先ほども申し上げましたとおり指定管理者制度を積極的に活用していきたい、最も適切な施設の管理主体を検討していきたいというふうに考えています。以上です。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 行革大綱と総合計画との整合性につきましてご答弁申し上げます。


 総合計画と行革大綱との関連についてでございますが、総合計画は、その性格上、まちづくりの基本理念あるいは将来像を示すという格好になります。さらに、その将来像実現のための基本的な方向と根幹的な施策の体系を示すという形になるわけですが、これらを実現させるためには、行政が持続し、安定していることが必要となります。行政改革大綱は、社会経済情勢の変化等を踏まえながら、持続可能な行政を推進するための指針となるものでございまして、総合計画と行革大綱とは密接不可分な関係にあるということでございます。したがいまして、総合計画の策定に当たりましては、行革大綱との整合性を図りながら、まちづくりの方向性を示してまいりたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 私の方からは、3点お尋ねでございましたので、ご答弁申し上げたいと思います。


 まず、安全対策を含めた昨今の社会問題に対して、その認識と対応策についてお尋ねがございました。昨年の奈良の事件に始まりまして、今回の2つの事件、このことを豊岡市教育委員会としましてはしっかりと受けとめ、学校内外の安全対策を再度点検し、そして園児、児童、生徒の安全確保をさらに万全を期していかなきゃならないと、このように考えております。


 なお、今後の対策につきましては、重ねて答弁いたしておりますように、まちぐるみ、あるいは地域ぐるみで子供を守る、そういったシステムづくりに力を入れていきたいと、このように考えております。


 続きまして、幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校という校種間連携の必要性の認識とその推進方策ということでお尋ねがございました。小学校1年生、入学した子供たち、いろいろと学校訪問等をして見ておりましたら、なかなか人の話が聞けない、あるいは集団の中に入れない、そういった中で、現在流行語となっております小1プロブレム問題。さらには、中学校に目を向けましたときには、中学校入学後に不登校の子供がふえている、こういった状況もございます。かつて豊岡市も、不登校につきましては、県下でも5本の指に入ると言われたぐらい発生率の非常に高い豊岡市でした。さらに、高校に目を向けましたら、高校に進学しながらも、途中でその進路を変更し、そして中途退学する子供たちがいる。こういった形で、それぞれの学校に進学後に、みずからの希望と、あるいは夢をかなえることなく、また、学校生活になじめないまま挫折する、そういった子供たちがおります。こうした状況は、それぞれの校種間、幼稚園から小学校、あるいは小学校から中学校、さらには中学校から高校という形で、それぞれの校種間のつなぎ目に、私はやはりすき間があり過ぎるんではないかな、あるいは段差がある。そのために自分の力でそのすき間を飛び越えることのできない子供、あるいは段差を上ることのできない、そういった子供たちがふえている結果だろう、このように思っております。したがいまして、教育活動の滑らかな接続が行われ、発達や学びの連続性のある教育を展開するためには、そうした校種間連携が必要であると、このように認識しております。


 そこで、本年度の豊岡市教育方針の中でも、先ほどお話ししております校種間連携の取り組みを重点施策の一つとして掲げまして、子供同士の交流、そして先生同士の交流、この2点から連携の取り組みを行っております。


 まず、子供同士の交流につきましては、校種の違う子供たちが出会い、触れ合う体験を通して、校種間における抵抗感を少しでも小さくしていくことをねらいとして、さまざまな交流を実施しております。例えば幼稚園に就園前の4歳児や、あるいは保育園児を幼稚園に招き、そして交流会を行ったり、あるいは幼稚園が入学する小学校へ体験入学し、そして1年生と交流する、そういった取り組みも行ってきました。また、小学校6年生や中学校3年生が、進学する自分の中学校あるいは自分が希望する高等学校、そういったところが開催しますオープンスクールに参加し、授業や教育活動の様子を参観してきました。そして、今まで中学校の先生が行っておりました入学説明会、そういった説明会の中に中学校の生徒会の役員が入り、そして中学校の生徒会の役員が小学校6年生の子供たちに自分たちの中学校の学校自慢を紹介していく。僕たちの学校はこんな学校ですよ、だから希望を持って入ってください。こういった子供が子供に自分の学校を紹介する、こういったことも取り入れております。


 そして、先生同士の交流では、校種の違う先生が互いの取り組みや思いを理解するとともに、子供たちの発達の連続性を図るため、どのような取り組みができるか協議してきました。特に昨今、入学児童の30%近くが保育園からであることを考えましたときに、やはり就学前教育のあり方について協議する必要が出てきます。そういった意味で、本年度、私も保育園長会に出かけていろんなお話をさせていただいておりますし、新たに本年度、保育園長と小学校長によります検討委員会を実はこれから立ち上げていこうと、こういった話になっております。また、保育園や幼稚園での保育を公開し研修会を開催したり、あるいは中学校区ごとに小学校の先生が集まり、そして小学校の先生と中学校の先生による小中連携の研修会を開催しているところもございます。


 いずれにしましても、義務教育の出口であります中学校卒業時にどのような子供にしていかなきゃならないか、このことをしっかりと共通認識し、そして保育園、幼稚園、小学校、さらには中学校で、10年あるいは11年、さらには12年、こういったスパンの中でそれぞれがどのような力をつけていくことが大切か、このことを踏まえた校種間連携は必要であり、今後もその取り組みの充実に努めていきたいと、このように考えております。


 続きまして、少人数学級についてのお尋ねでございました。35人学級につきましては、現在小学校1年生で新学習システムの一つとして実施されております。本年度、豊岡市では3小学校でその取り組みを行っております。先ほど議員の方からお話のありました、その35人学級の拡大、そのことにつきましては、確かに県議会の方で井戸知事の方が答弁されたようですが、その後、35人学級が果たしてどういった形で拡大していくのか、そのことについては現在私どもの方では承知しておりません。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) ありがとうございました。それでは、お尋ねを二、三させていただきたいと思います。


 先ほど市長の方から市役所の今後の考え方ということで、具体的にはまだこれからだというお話でございました。状況もよく理解をいたしているところでございまして、そんなに即座に何かがばんと動く状況にはないということはよくわかるんでありますけれども、市長のまちづくり懇談会の中でのご答弁の中で、総合計画策定とは、この市庁舎問題については切り離して議論をしたいということも表明をなさっておるようでございます。なぜ総合計画とこの位置づけについて切り離しをするのか、これについてもう一度ご説明を願いたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 総合計画というのは、今後10年間で豊岡市がどういう都市像を目指すのか、そのための具体的道筋は何であるのかといったことをまとめるものでございます。庁舎の位置が関係ないわけではないんですが、庁舎の位置を決める作業手順というのは、もっと具体的なものになります。先ほど言いましたように、基本理念は何であるべきなのか、あるいは基本的な役割、機能はどうあるべきなのかといったことでありまして、それを決める手順といたしましては、そのことについてどうでしょうかという議会とのやりとりも必要でございますし、市民とのやりとりも必要でございます。総合計画のさまざまな要素が入ったものを一括して、例えばそのうちの基本構想については議会の議決をいただくわけですが、そのフルセットでどうですかという問いかけではなくって、この問題、この問題としてどうお考えになりますかという問いかけが必要でございますから、そのことを念頭に置いて、そのことを意味する形で総合計画とは別の手順で行う、このことを申し上げたところです。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) そこで、よく考えてみると、わかったようでわからなくなってしまうんです。つまり、その流れの中で理念でありますとか、それから規模ですとか機能ですとか、いろんな観点からさまざまな検討を加える中で、実際のこの市庁舎をどうするのかという問題をそういうふうに取り組んでいかれると。これと一方でリンクしていくのが、やっぱり支所の問題なんであろうというふうに理解をいたすわけであります。当然本庁の規模や機能が決まってくる中で、先ほどずっとご議論があるところなんですが、支所の形が見えてくると。ところが、支所が持つ機能というのは、当然各エリア、エリアの、いわゆるエリアのまちづくりとか、これについても大変重要な位置づけであろうというふうに思うわけでありますけれども、当然この総合計画の中で、それぞれのエリアをどんなふうにしていくのかというところは入ってくるんだろうというふうに想像をいたします。


 こうなって考えますときに、もちろん位置という部分については、今のお話もあった、理解するんですが、そういうのが何か複合的に、やっぱり複合的にあって、もちろん位置と規模や機能という部分も、やっぱりどっかでリンクしてくる分も多いだろうと、このように思うわけでありますけれども、そういった意味において、場所問題だけを最初に切り離してしまうことについて、本当に果たしてこれで大丈夫なのかなという思いを持っております。これについてご所見がありましたらお答えをください。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 先ほども申し上げたとおりでして、場所選定、位置の決定というのは、相当突っ込んだ議論をする必要がございます。他方で総合計画の議論といいますのは、まさに市民生活にかかわるすべての分野を網羅するわけでございますから、基本構想レベルではかなり抽象的なものになります。したがいまして、総合計画をつくるという過程の中で位置決定の議論をいたしますと、要は抽象度の違うものが一緒になって進むことになります。また、スケジュールから考えましても、総合計画自体も来年度決定するということを申し上げているわけでございますから、これをリンクさせるというのは事務的にも難しい。総合計画の中に入れるとすれば、この10年間に例えばつくるとか、5年間で基本計画なりでつくるとかというところがせいぜいではないかというふうに思います。ですから、全く別問題ということではなくって、位置問題については、位置問題を決定するちゃんとした手順を踏んで議論を深める必要がある、このことを申し上げているところです。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) それでは、先ほどからご説明をいただくんですが、理念とか規模とか機能をどのような手法で今後導き出そうとされるのか、これについてご説明を願いたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。そのこと自体をこれからまだ議論をしないといけないんですが、私自身は、単なる機能論で場所を決定してはならないというふうに思っています。つまり便利かどうかということだけではなくって、そもそも政治行政の中心たる庁舎はどうあるべきなのかという、いわば哲学論をやる必要がある。さらに都市論を深める必要があるというふうに考えています。


 ヨーロッパは、あんまり私たくさん旅行はいたしておりませんけれども、例えばフランス、ドイツ、オーストリア等の都市を回りますと、都市は明確な中心を持たなければいけないという強烈なメッセージをそれぞれの都市は持っております。そして、その中心としてあるのが庁舎であり、あるいは教会といったものでした。


 日本でも、かつての都市づくりというのはお城というものが中心にあって、あるいはお寺というものが中心にあってまちがなされ、まちが明確な求心力を持っていた。ある種の明確な、ここまでがまちである、都市であるという輪郭をはっきりと持っていた。


 ところが、最近の日本の都市づくりというのは、もう輪郭も何もない、ひたすらぼやけてスプロール化している。これはアメリカの都市でもそうでありますけれども、一体どういう都市像を私たちのこのまちは目指すのかといった議論も深めながら、さらに機能論、つまり交通の利便性はどうであるのか、ボリュームはどうであるのか、総合支所にどのくらいの人員配置をして、本庁にどのくらい人員配置をするから、建物の面積はどのくらいなのか、こういった議論を重ねていく必要があると考えておりまして、そういった、どういう事柄を議論するのかということ自体を、これからよく議論をしていきたいと思っているところです。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) 理解をいたします。哲学的な部分でありますとか、都市論というお話もございましたけれども、それもよく理解をいたします。こういった煮詰めについては、いわゆる市役所内で独自にやるというお考えでしょうか。再度ご確認をお願いします。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、助走期間は、これは市役所内でやる必要があると思います。先ほど他市町の資料収集を行っているということを申し上げましたけれども、まずは内部で全体の粗い見取り図といいましょうか、スケジュールも含め、あるいはどういう事柄について議論するのかを議論していく必要がございます。その辺の下準備ができましたら、当然議会の側でも庁舎問題についてのそれなりの対応を考えていかれるでしょうし、それから、市民の意見をどのように生かすのかという、その具体的な場をどう設置するかということも明らかになってまいります。今はまだその辺についての明確なイメージを持っておりませんので、その点は今後の課題になろうかと思います。しかしながら、基本的には議会や市民と意見のキャッチボールをしながら、位置についてはみんなが納得する形で決めていきたい。それを実現できるような位置選定の手順を考えていきたいと、今の段階ではそういったところでございます。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) 大変こういう規模、機能、こういった、実際どんな洗い出しが必要かというのは、一口に言ってもなかなか想像にかたいと思います。具体的にこういったことにたけているコンサルというようなこともお考えになるのかどうか、その部分1点お聞きします。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) いずれ作業自体が大変膨大なものになってきますと、私たちの側の検討を補佐する形でのコンサルの導入ということも視野に入れなければならないというふうに思います。ただ、私は、先ほど言いましたように都市論であるとか基本理念ということをまず定める必要があると思っておりますので、そういったことについてむしろ手助けをもらうとすると、コンサルということではなくって、そもそも都市とは何かという、大変難しく考えている人たちの意見をよく聞くというところがあわせて要るのではないかと思っているところです。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) この場で、今、まだこれから煮詰めるということでございますけれども、旧豊岡市長時代に、やっぱり中心市街地というか、市民の顔が見えるところ、そしてまた市民から市役所が見えるところという、こういったご発言もあったかと思います。それはそのとおりだなというふうに、当時私も聞かせていただいておったんですけれども、この合併することによって、いわゆる古い豊岡だけでなくて全体を見渡す議論が必要だということで現在に至っているということではあるんですが、さりとて都市論とか、あるいは行政の中心というか、市役所論ですね、が即座にそんなに中貝市長の中で大きく激変してしまうわけでもないだろうというふうに思うわけでありますけれども、今の率直な、当初思われてた市役所に対する思いと、現在はどういった、率直なご認識をお聞かせ願いたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 基本理念ということでは変わっておりません。ただ、その理念を実際に新しい市全体に適用したときに場所はどうなるかということは、改めて検証してみる必要があると思っています。


 それから、新しく1市5町でもって一つの市ができたわけでありますから、その市民全体に対して問うてみるという手順を改めて踏んでみる必要がある、そのように考えているところです。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) 今これ以上というのはなかなか難しいんだろうと思います。いずれにいたしましても、最後、市長が言われました、いわゆる合併して新しくなった一つの新しい新市民の皆さんにご意見を聞くという作業というのは、これが大変大事になってこようと思います。ぜひそこら辺含めて今後の検討を急いでいただきたい、このように考えるところでございます。これで市役所のことについてはおかせていただきたいなというふうに思います。


 それから、次に豊岡病院の跡地利用計画についてもお尋ねをさせていただきました。健康の拠点というか、健康ゾーンを基本方向としてということなんですが、ここでもう一度基本的なことで1点、申しわけないんですが、いわゆる平成15年6月に旧豊岡市においてまとめられました豊岡病院跡地の利用構想素案というのがございました。この素案と今回の利用計画との関係をもう一度整理してご説明を願いたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 実はもともと合併する前に豊岡病院の移転の話があって、移転した場合に、あそこの土地をどう使ったらいいのかということを豊岡市から提案してほしいという依頼がございました。あくまで旧豊岡市の中で議論を行って、それなりの方針ということで利用構想案というものをまとめさせていただいたという格好でございます。


 実は当時は健康づくりいいますか、市民の健康づくりというのが、非常に医療費の高騰も含めて社会のこれからの動向を見る中で、医療が、病院あった跡でもあるというようなこともあるわけですけれども、市民の健康づくりというものが一つのテーマにならないかなと。これについては、合併が目の前にございましたので、合併後ということも想定しながら、旧豊岡市として構想案をつくったという格好になりました。これはあくまで旧豊岡市の一つの考え方という格好であったわけですが、合併をいたしまして、その後、豊岡市の利用構想案というものがあるわけですけども、これが即新市としての整備の基本方針にはならないいうこともございまして、したがって、改めて状況の変化等ももう一遍チェックをするということで、新市になってから改めて、その豊岡市の利用構想案はあるんだけれども、どういったものがいいのかの検証をしようということで議論を始めてまいりました。


 その中で、いろんな角度から議論をしたわけですけれども、やはり合併に当たってのアンケート調査も合併協でなされておりましたけれども、そういったものの中にも、やはり安心という面から非常に医療に対する関心が深いということと、医療に次いで健康に対する関心が強いということが出てまいっておりました。そういう中で、検証の中で、やはり合併によってもますます高齢化は進むという背景があるということ。また、生活習慣病についても、これは増加の一途をたどっているという状況。そして、要介護高齢者、寝たきり、あるいは痴呆についても増加の傾向にあるというようなこともございました。そしてまた、先ほど申し上げましたけれども、医療費について、あるいはまた介護の給付費についても増大の傾向にあると。依然として厳しい状況になってきているというふうな認識を改めていたしました。そういう中で、やはり基本的には一人一人の市民の皆さん方の健康づくりというテーマで、あそこの施設整備というものを考えていってはどうなのかなというふうな議論をさせていただきました。


 そこから、方向としては、検証の結果という格好でまとめたわけですけれども、新市の総合健康ゾーンとしての整備を目指そうということ。そして整備する具体的な施設内容、運営方針等については、今年度基本計画を策定する、その作業の中で考えていこうということ。3つ目には、中心市街地にある広い土地でもございますので、そこに集客機能を持った健康づくりの施設をつくるという格好になりますので、中心市街地のにぎわいに寄与できるものを考えていこうということ。それから4つ目には、周辺に類似の施設があるということもございますけども、そういったものとの競合については十分な配慮を行っていくということ、むしろそういった類似施設の連携ということも考えていこうというようなこともございました。もう一つは、昨年の台風で被害もあったわけですけども、防災というような点にも配慮して整備をしていこうということで、改めて検証を行った結果、先ほど助役の方から申し上げましたように、総合健康ゾーンということで整備を目指そうという格好になったわけでございます。以上でございます。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) 要するにまるっきり別物ということでいいんですよね。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 全く別物というものではございません。ただ、施設の中身については、市民の皆さん方の意向もお聞きをするということで、利用構想案、旧豊岡がつくりましたが、あくまでそれは市民の皆さん方のお声も聞いておりませんので、今度改めてアンケートによって市民の皆さん方の意向もお伺いしようと。そういう中で、どういう施設を整備するのかについては検討を加えていこうというふうにしているということでございます。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) この計画は、平成18年の3月に上げると、でき上がるという予定で間違いないと思うんですが、それでいくと、もう残り本当に3カ月ちょいぐらいしかないということだと思うんですが、これ中間報告の考え方についてぜひお尋ねをしておきたいと思うんですが、現在どのようなお考えなのかお示しをいただきたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 今、議員がおっしゃいました、確かに日程的に非常に厳しいスケジュールという格好もございます。それで、アンケートの方も、1月になったら結果も出るという格好になりますし、年明けに一つの素案といいますか、そういったものも出てくると。中間的な議論ではなくて、その素案に対して、また改めていろんな角度からの検討もする必要があるわけですので、例えば健康の面、あるいは医療の観点から、あるいはスポーツの観点から、そしてまた市街地のにぎわいという観点からも検討する必要がありますので、そういった関連の方々をメンバーとした組織をつくりまして、その組織によって、出てきた素案をたたいていくと。その作業をして一定の整理をして、その考え方も整理をして、その整理したものをまた改めてお示しをして、意見をいただくという格好にしたいなというふうに思っております。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) 今のお話と基本計画策定委員会とは同義ですか、それとも別団体。ごめんなさい、もう一度お願いします。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) いわゆる基本計画の策定委員会というのは、出てきた計画の素案に対して、いろんな分野から改めて検討を加える、たたいてみる。そうして成案を仕上げるという作業をやってもらうということでございます。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) それで、ほぼ3カ月ということなんですが、これで本当に十分なのかなと思います。つまりアンケートというのはあくまでニーズ調査も含めたアンケートであって、具体的な施設の計画を示して、これについてどう思われますかというような形では決してないんだろうというふうに認識をするんですが、当然この間に市民の皆さんの声を聞くというのが、今、住民代表でありますとか各種団体の方、あるいは健康、医療、スポーツ、にぎわい、こういった観点からの皆さんに、いろいろその素案をたたいてもらって、それで成案を考えたいということではあるんですが、果たしてそれで十分市民の皆さん、先ほど無作為抽出で1,500人の方にアンケートはとっていると。ところが、そのアンケートをもとにしてある種の成果物の素案としてでき上がったものが、今の話をお聞きしていると、余りにも少人数の皆さんでたたいて、たたいてというのはよく練って、それで計画として最終決定となるという部分で、果たしていかがなものかなと、ちょっと性急過ぎないかなという危惧からお尋ねをいたしております。これについてはいかがでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 実は全く一からの作業ということでなくて、既にコンサルの方とも議論を重ねながら作業を進めてまいっておりまして、コンサルの方でも、一定程度その考え方についてはまとめをやっていくと。もちろんその中には我々の市としての考え方も入れているわけですけれども。だから、全く粗っぽいまま出てくるんではなくて、一定程度調査もし、検討も加えたものが出てくるという格好になります。その基本になるベースのものができ上がってきますので、それについて、もう少し内容どうかというあたりの議論をしてもらうという格好になろうかなと思っております。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) それは理解ができるんですが、いわゆるそれを市民の皆さんに具体的にPRして、PRというか、こういうことありますよ、意見言いたい人はぜひここに向けて発信してくださいよと。そういうことというのは、やっぱりそれなりにタイムラグというか、時間が必要なんだろうなというふうに思うわけです。基本構想の部分でしたか、ちょっと済みません、うっかりしてしまいましたが、パブリックコメントでも、やっぱり2カ月間ぐらいを予定されてたりとか、そういうふうな計画もあったように記憶してるんですが、つまり3月末までにこの計画を上げてしまうというので、そこら辺の十分な市民の皆さんとの意見交換、キャッチボールが大丈夫なのかということについてはいかがですか。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 議員がおっしゃいますように、確かに時間的には限られた時間でございまして、厳しい状況はあるんですが、我々としてはできるだけいろんなお声も聞きたいいうことを考えていますので、そのあたりは、今後具体的にどんな手法がいけるのかということの検討を十分してみたいなと思っております。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) ぜひその観点から、やはり豊岡市民、全域、やっぱりこの跡地については非常に関心の高いということが言えると思いますんで、ぜひそのPR方についてご検討をさらに煮詰めていただきたいというふうに思います。そしてまた、意見を吸い上げるというか、意見を聞かせていただく、その部分についての十分な担保をお願いしたいというふうに思います。


 それでは、特例債の発行について少しお尋ねをさせていただきます。適切に発行をするんだということで、基準についても4ポイント、合併特例事業に使う、先ほど4点ばかしということでご説明をいただきました。


 少し関連をいたします。今回の議案の中で第149号議案、豊岡市一般会計補正予算(第6号)において、民生費、児童福祉施設整備費、西保育園の分なんですが、財源更正として6,500万円の地方債が予定をされるという議案になっておりますけれども、この内容というか、どういう経緯でこういった形になったのか、少しご説明を願いたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 西保育園の施設整備におきましては、基本的には平成17年度から従来の補助事業が交付金事業に変わったという流れの中で、その交付金を受けるべく国の方に要望をいたしておったという経過がございます。もちろんその中では県も一体になって押してくれていたという部分があったわけですけれども、これが国の段階で結果的には採択が得られなかったということでございます。この間、国の方のいわゆる内示といいますか、採択そのものの通知の時期というのが、通年、5月というのが一般だったわけですけども、交付金事業に変わったということで、結果として5月には何もなく、6月のちょうど下旬という、そういうところまでずれ込んでおります。したがいまして、私どもとしては、西保育園の整備につきましては、極めて工事期間等もかかるというようなことから、6月に一応補正、というのは6月の新市の本格予算のときに計上させていただいたということでございます。そういうような中で、当然市民の皆さんにもPR、それから周知するところでもございます。結果として6月の下旬の国の内示からは漏れてしまったと。しかしながら、それ以後、もしかしたらさらに追加内示というようなことも実は期待感の中にあったわけでございますけれども、結果としては得られなかったと。


 それを受けて、どうするかというようなさまざまな議論の中で、基本的には市民とのお約束という部分もございます。また、並行して補助残等につきましては、県の方に合併特例債を活用することについての協議も進めていたということの中で、基本的にこれについて全額認めていただけるような話がある程度県との間にできたと。その結果、基本的な資金といいますか、財源が確保の見通しが立ったということから、工事の方に着手をさせていただいたということでございます。そして今回12月に財源更正ということでお願いしたと、こういう経過になっております。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) ありがとうございました。


 この6,500万円の地方債というのは、合併特例債という理解で間違いがないと、合併特例債を使うという理解で間違いがないのかどうか、いま一度ご答弁ください。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 間違いございません。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) それでいくと、先ほど部長の方からご答弁をいただきました特例債発行に際しての基準に照らして、どの部分に合致してこの特例債を使うことになったのか、もう一度ご説明をお願いしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 西保育園の場合どれかということでございますが、先ほどのケースでいえば、2番目に申し上げました合併後の市町村の均衡ある発展に資するために行う公共的施設の整備、これあたりに該当するんではないかというふうに判断しています。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) すごく基本的なというか、根本的なところで申しわけないんですが、市町村というか、市町建設計画に基づいて行う特に必要な次に掲げる建設事業として、先ほど部長からご説明いただきました合併市町村の均衡ある発展に資するために実施する公共的施設の整備事業という流れだろうというふうに理解をするんですが、この市町建設計画の中で、そもそも西保育園という位置づけというような部分では、どういう理解をすればいいのか、ご説明を願いたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 新市の建設計画の中で重点事業の一覧表というようなことを上げさせていただきました。その中にも、福祉・環境施設というようなことで、保育所整備事業についても上げております。ただ、あの資料につきましては、一番下に注意書きで書いておりましたけども、この事業については、合併特例債の対象事業として確定したものではないというふうな注意書きも上げておりました。


 それと、もう1点、西保育園の今回財源更正を行わせてもらったわけですが、一番最初の段階で起債もあったわけです。今回、国の補助がなくなったというふうなことで、財源更正で起債の方に増額したわけですが、あの時点におきましても、もともとの起債というのは特例債を想定しておったということでありますので、ちょっとご説明申し上げておきます。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) 済みません、細かいことをいろいろお尋ねをしたんですが、その時点でこの特例債の方を予定というところがよく理解できていなかったという部分はあるんですが、危惧するのは、どこかで俯瞰、鳥瞰というか、遠くから、どれについて特例債を投入していくんだ、どれについて特例債を普通の有利な起債メニューの一つとして使うんだという、そういう計画が必要ではないかなというふうに感じるところでございます。もちろん手当たり次第に発行なんてことにはならないということはよく理解をするんですが、それでも、使えるというか、目いっぱい使うのかどうかはまた別の議論がもちろんあろうかと思いますけれども、これだけ使えますよ。今これが必要です、これが必要です。これがいけます、いけます、いけます。どんどんいけます。いきました。結局最後の方で足りなくなるのか、あるいは使い過ぎて後年度負担がばっちり残ってくるというような、そういう形にならないために、年次計画的な使用に対しての考え方というのが必要だと思うんですが、これについてはどのようなご認識かお聞かせを願いたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 議員ご指摘のとおり、実施計画の中ではそういった財源として特例債を使用するといったことは明示していきたいというふうに思っています。各年度の予算でそれを使うかどうかという判断もあるわけですが、当然その裏には、あらかじめ国や、あるいは県とのいわば下相談みたいなものも必要になってまいります。本日のような議論なり質問が出るということに対しまして、これは今後事務的に詰めていきたいなと思っていますけども、3年度の当初予算、予算書の段階で、今の状況では特例債がどうかという、財源の区分といいますか、地方債を一本ですから、なかなかわかりづらいというところがありますんで、国、県との調整という実は問題があるわけですが、極力そういった事業の中で特例債を使用する事業については、何かわかるようなものを、予算書の別の資料になるかわかりませんけども、ちょっと内部的に検討してみたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) 何かぜひお願いできたらなというふうに思います。前からよく問題になるわけでありますけれども、この特例債の発行についても、重々注意をしてお取り扱いをお願いをしておきたいというふうに思います。


 先ほど、いわゆる計画という中で、特に行革大綱と、それから総合計画とその基本構想というようなところでご説明をいただきまして、おっしゃるとおり、これを基本構想をかくためには、そのときに行政体として持続してないともともと意味がないじゃないかというご説明はおっしゃるとおりなんで、前にも一度このやりとりというのは部長にも聞かせていただいたことがありまして、そのほかにもたくさん、20幾つかな、さまざまな計画の練り直しや新規の計画があって、その整合、必要なんじゃないかということで整合をとっていきたいということだったんですが、そもそも策定方針の中で示されています検討項目として、総合計画との連携と整合性という項目が上がっております。事実、第1回目の行革推進委員会のときにも、委員のメンバーから、総合計画との果たして整合がどうなのかというご指摘もあったというふうに認識をするんですが、それを受けて、戦略的総合計画の策定の検討という、こういった検討項目の中に上がっているんですが、これは一体そもそも何を意味するのか、ご説明をいただきたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 行革推進室長。


○行革推進室長(谷岡 慎一) 策定方針の中にも書かれていることでありますけれども、財政運営でありますとか、さまざまな行政運営をしっかり見定めた上での総合計画をつくってほしいということで、戦略的な総合計画ということになった次第でございます。財政計画と行革大綱と総合計画とが三位一体になって、きっちり整合性がとれたものにしてほしいということが、戦略的な総合計画の趣旨でございます。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) 説明はわかりました。今までの総合計画は、それではそういった観点は入ってなかったのかどうか、これについてお尋ねをいたします。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 今までの総合計画の中にも、健全な行政運営といいますか、総合計画を実現するためには、基本的に健全な行政運営ができなければ達成できませんので、それはもう当然基本構想の中に入っているという格好になっています。


 ただ、今度新しくつくります総合計画というのは、一方で行革大綱の策定作業が進んでおりまして、そのあたりのとらえ方や関係がもっと厳しくなるなというふうに考えております。


 先ほど議員の方から、基本構想というのは夢を描くプラスの部分というお話がございました。まちの将来像ということで、10年先を目指してどんなまちにするのかというビジョンを描くわけですけども、当然、一方、その夢を描きながら、それを実現するという根本のことが要りますので、基本構想の中には、行革の精神というものをきっちりうたっていくということが必要だなというふうに考えております。


 それから、先ほど行革の推進室長が答弁申し上げましたけども、実は第1回目の行革の委員会の中で戦略的総合計画の策定という言葉が出てまいりました。この戦略とは何かということを私なりも考えておったんですけども、わかりやすく申し上げますと、いわゆる総花的ではないと、政策の重点化、選択、このあたりに随分神経を使う必要があるというふうに理解をいたしております。


 基本構想そのものはビジョンをかく場所でございますので、それに続く基本計画をどうとらえるかということが基本になってまいります。基本計画というのは、これは基本構想を実現するためのものであるわけですけども、この中には、いわゆる施策の体系、施策が入ってくる格好になりまして、しかも、その施策についてそれぞれ目標量を設定すると。5年後には、例えば道路であれば道路舗装を何キロしますということも、できればそういう目標というものを数値的に設定したいなと考えていますが、この数値を設定しますときに、いわゆる5年後の行政サービスをどの水準に置くのかという議論をしなきゃならないなと思っています。そういった議論を通じて、あいまいな形で目標設定するんではなくて、5年後の豊岡はこれをこうしますという背景にはちゃんとした議論があって、その中できちっとした目標を設定するというふうにしたいなと考えています。


 それから、もう一つは、いわゆる基本計画の中に、いろんな施策の現況と課題ということで整理をします。現況と課題を整理をした後、それについてどういう基本方針で施策を展開するのかということも上がってまいりますが、その施策の展開の中には、当然、いわゆる行革の精神をとらえますと民活をどうとらえるかというあたりも入ってくるのかなと考えています。直営ではなくて、民でやってもらうものは民でやってもらうというような方向的なものを、基本計画の策定の中でも議論していくということが要るのかなというふうに考えております。


 私も実は、議員がなかなか難しいなとおっしゃって、私も難しいと思っとるんです。実は基本的にはやはり、作業を今入っていますけども、基本計画の素案をつくる職員は81人今かかっていますが、まずその職員が行革の大綱の精神をしっかり理解をしてかかる、それも要るんだろうなと、先にする必要があるなと思っていますし、また、もう一つは、総合計画の審議会の委員さんも30人おいでますが、この方々に対しても、今の豊岡の現状を分析する中で、行革の精神について十分理解願うと。その中で夢の部分は描いてもらうというふうにしたいなというふうに考えております。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) ただ、お話をお聞きすると、行革の精神でといくと、なかなか相当厳しいという現実がついて回る中で、どうも夢を描く作業が少し楽しくない、楽しくなくなってしまうんだろうなというようなお話も実は聞かせていただいたりもしておるわけでございます。


 そもそもこの行革委員会と、それから総合計画審議会は、どちらも民間の人に入っていただいて、それぞれご意見をいただくという大変大切な部分だろうと思うんですが、もともと別物の組織でございます。ここの整合を、その議論の整合をだれがとっていくのか、この部分について端的にお答えください。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) できれば相互の委員の皆さん方の対話ができる場があればいいなと思っとんですが、実は実務的には行革の推進本部、改革本部の規定の中に連絡会というふうな位置づけの組織を持っておりまして、これについては常に企画、我々の部署と行革の推進室の方との連携をとりながら作業を進めるというふうなことをうたっておりまして、これは実務の面ですけども、作業の過程においてたびたび調整をしながらいくのかなと。その中で難しい面もありますけれども、双方の考え方を十分整理をして、夢の部分もあるけれども、厳しい部分もあるというようなことで、まとめていきたいなというふうに考えております。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) そこで、端的に申し上げると、結局は事務局案ありき的な取りまとめにならざるを得ないのかなというのが残念、もしそのままでいってしまうんだったら残念かなという思いで、この思いでお尋ねをしてるんですが、どうしても実務側の連絡会という組織の中でそういった調整を図っていくというようなところで、どうしてもそうなってしまうのかなという。ただ、一方で、この総合計画あるいは基本構想の持つ意味というのは、シンボル的な意味も含めて、やっぱり市民みんなが携わってつくり上げていくんだというような位置づけのものであろうと思います。ぜひそうならないために、どのようなお考えでいらっしゃるのか、お尋ねをしておきたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 基本的には基本構想は夢がなければならないなと私は思っています。ただ、現実を直視する中で夢を描くということは、これは忘れてはならないなと思っておりまして、基本的には、市民の方に対しても自立を求めるという格好になります。総花的にあれもこれも行政しますよというふうな方向では施策の展開はできないと。市民と一緒に夢を描いて、双方が責任持ってやるというようなことでやっていきたいなと思っております。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) 例えば、当然一つの観点として、この後どういう形になるかわかりませんけども、私は地域コミュニティーを育てるというのは、昨日来、ずっと子供たちの安全をめぐる部分でもたくさん出てくるんですが、地域コミュニティーを育てるとか、あるいは守るという観点は、当然大変大切であろうというふうに認識をいたしております。それは、例えば各地域の伝統であったり、文化であったりという、最も端的に、何かあれでないかと思えば、やっぱり祭りがあるとするとします。当然今までから行政としても祭りの重要性、あるいはそれは文化であったり伝統であったり、地域のコミュニティーをつかさどる何かシンボルであったり、そこが大事だから、今まで行政としては、例えば補助金という形で祭りを応援してきたと。ところが、端的に言うと今回の行革大綱の方針の中にも、そもそも補助金見直さなきゃいけないと、あるいは選択と集中、戦略的な中で、どういう結論になるかわかりません、物の考え方として、この祭りにはたくさんお金を補助金としてつぎ込みましょう、でも、このお祭りはいまいちだから補助金は切っちゃいましょう。そういう判断になるかどうか別にするんですが、つまり一方でまちづくりを考える、コミュニティーを考える。これはどちらかというと総合計画、基本構想の観点からいくと、やっぱり必ず必要になってくる部分と、今の例えば補助金という具体例をとったときに、行革の方では、補助金を必ず見直すんですよと、一律に見直すんですよと。ここら辺が、果たして本当にそんなにうまいこと勘案できるのかなあという、そんなことを思うんですが、大変難しい問題だと感じるんですが、こういった部分についてはどのように整理をなさっていくおつもりなのか、お考えをお聞かせください。


○議長(綿貫 祥一) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 私も補助金については一律の機械的な判断はできんなと、こう思っております。ただ、補助すべき、している対象がどういう状態にあるのか、そのあたりを十分吟味をしながら、ケース・バイ・ケースがあるのかなというふうに理解しています。ただ、基本的には自立の方向になりますので、補助金というのは、何かの活動を育成すると、新しい出発のために育てていくと、育てる場合には補助は要るだろうと思っていますけども、それが軌道に乗った場合には、本来は自立してやってもらうというのが基本かなというふうに思っています。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) お話としてはわかるんですけれども、大変難しいことなんだろうなというふうに思います。同僚の方からもお話がありましたけれども、これは本来やっぱり市民には、今日の財政的な危機でありますとか、地方が置かれているさまざまな行財政に対しての危機的状況というのは、市民にはやはり第一義的には責任がないんだろうというふうに感じます。第一義的なというのは、つまり無限に、無尽蔵に今まで住民ニーズとして、市民ニーズとして行政側に求めてきたという、そこに責任があると言われるかもわかりませんけれども、ただ、基本的には、市民ニーズというのはやっぱり多様な希望があって、できればさまざまな、今まで流れとしてさまざまなサービスが欲しい、提供してほしいという、この流れがあったということに関してという観点から見れば、市民には基本的には何の責任もないんじゃないかな。それよりも、やっぱり例えば国の制度の問題であったりとか、あるいは為政者である執行権者としての市の当局側、あるいはもちろんそれを議決してきた議会という、こういったところも当然関連してくるわけでありますけれども、そういったことを考え合わせますときに、行財政改革非常に難しい、大変厳しいんだ、枠が決まってるからなかなかできないんだということが即座にのみ込みにくい。やっぱり市民の夢を最大限描けるような、そんな総合計画あるいは基本構想になるように、今後とも注視をしてまいりたい、このようなことをお伝えをしておきたい、訴えをさせていただきたいと思います。何かご所見がありましたらお尋ねをいたします。


○議長(綿貫 祥一) 市長。


○市長(中貝 宗治) 要は構造的に財政の状況が非常に厳しくなってきている。さらに厳しさを増してくる。したがって、市民の皆さんに、皆さんからいただいているお金、財布はこれだけですと、この中でどうしますかねということを率直に訴えていく必要があるんだろうというふうに思います。それは一義的に行政がというのは、もちろん私たちは市民からお金をいただいて、そして行政をやっていくという、その責務を負っていますから、私たち自身がその案を出すといった責務は当然果たさなければいけないと思います。しかし、今、私たちがこの行革大綱を策定する中で市民の側に求めようとしておりますのは、あなた方も当事者なんですということを認識していただくということだろうと思います。


 今までは、いわば市税というのは余りたくさんなくって、要は所得税なりで国税の方に行って、それが補助金という形で市の方に返ってきてましたから、市民の皆さんにしてみると、要するに市税として払っていること以上に行政の側からのサービスを受けているということがございました。その使い道についても、国税については、国が余り、遠いからなかなか文句は言いがたい、意見は言いがたい。市税はというと、そんなに、今言いましたように市税以上のことがサービスが行われていますから、まあとにかく任せておけばうまいことやるんだろうなというようなことで現実に来たんだろうと思います。しかし、もううまくはいかないんです。しかも、三位一体改革の中で税源移譲がなされたということはどういうことかというと、国税の所得税の減税と個人住民税の増税なんですね。したがって、これまで以上に、市民から見ますと国に納める税金よりも市に納める税金はふえて、それでもって行政サービスがなされるということが明らかになるわけですから、タックスペイヤーとしての意識をもっと持っていただいて、市がやることについてもっともっと関心を持っていただきたい、意見を持っていただきたい。それは、ほかならぬ皆さんのお金であって、皆さんへどう還元するかという議論なんですよと、そのことをよく認識をしていただきたいことを申し上げているわけです。


 今までは、財布があっても、少し大きな横の方にふたをあけていくと、国がどんどんどんどん補てんをしてくれた。もうそういうことはできないんです。したがって、いわば家族がそろって、私たちのお父さんやお母さんの稼ぎはこれだけしかない。今までみたいなぜいたくはできないかもしれないけれども、これで何とか家族、夢を描いていこうよということができるはずでありますから、そのまさに金額が小さくなるから夢がしぼむということではなくって、自分たちの身銭を自分たちでどう使うのかということを、主体的にかかわることによって、夢というのは持てるのではないのかと、このように考えているところです。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) 総論としては、総論というか、全体としては非常にすっと流れるんです。ただ、市民のニーズとか希望とか、あるいは、困っているな、ここを何とかもうちょっとこうしてほしいなという、その住民の希望とかニーズというのは、そんなにさらっときれいにいくものでもないだろうなというふうに思います。その部分、必要とされるサービスが提供されない、住民に対しての本来必要とされる、あるいは本当に住民が必要としているニーズに対して対応ができないというのは、やっぱりこれは行政としては大変、住民サービスの提供ができないという部分については、行政としての責任というのはやっぱり大きいものがあると、私はこのように思います。したがって、タックスペイヤーとして私たち市民一人一人が市の行政、行政というか、市の今やっていることに対して積極的にかかわり合いを持つという、これは間違いなくその方向は必要だろうと思いますけれども、何でもかんでも足りないから足りないからというようなことで一くくりにしないように、ぜひお考えとしてお持ちをいただきたいというふうに思います。


 それでは、教育のことについて少しお尋ねをしたいと思います。これも大変多くのやりとりがございました。できれば重複を避けたいと思います。


 防犯ブザーで、大変昨日も興味深いというか、鳴らしても意外と認識されないという問題もございました。今、どうもブザーの音以外でなくて、女性の声で叫ぶような、そういう防犯ベルもあるようでございます。確かに考えてみれば、夜、周りがしいんとしているときにあの防犯ベルが鳴れば、何だという話になりますが、お昼だとか夕方だとか、通常、人が活動している時間帯であのブザーが鳴って、果たして本当にどれだけ多くの人が緊急の状況だということを認識するかなあというのを、我が身を振り返って考えますときに、やっぱり昼間は余りにもいろんな音が、いろんなたくさん音がありまして、どうも普通の音だとかき消されちゃうというような、そういう危惧するところがございます。声で「助けて」というような防犯ブザー、これもぜひ一度ご確認をお願いしたいと思います。


 またもう一つ、どうしても申し上げておきたいと思うのは、やっぱり知らない人というのが、実は子供には非常にわかりにくいだろうという、こういう話も聞いたことがあります。ぜひこの観点に立って、再度、今そのような部分も含めて、実際に子供たちに指導しているということなのかどうか、ちょっと一度ご確認をお願いしたいと思います。


○議長(綿貫 祥一) 本日の会議は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。


 教育長。


○教育長(石高 雅信) 知らない人の指導いうのは非常に難しくございまして、例えば城崎とか出石等観光地なんかでしたら、お客さんがまちを歩いておられる。それで、子供たちにあいさつする。子供にとっては知らない人なんですよね。そのあいさつにこたえない。何ちゅう城崎の子供は行儀が悪いんやと、こういった形で評価されると。かといって、またそれに愛想よくこたえていると、いろんなまた問題が起こってくると。そのあたりの線引きが非常に難しいんだということで、学校の方としましても、そのあたり、あいさつぐらいは返すと、しかし、それ以上の話には乗らないか、そのあたりの指導の線引きが非常に難しいところでございまして、実は学校の方も対応に苦慮しているというのが実態でございます。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) お聞かせいただきまして、なるほどという思いがいたします。単純になかなか割り切れない部分が確かにあるんだろうなと思います。


 私も選挙前にいろいろとお邪魔をしておりますと、やっぱりピンポーンって鳴らしたときに、例えばちっちゃい小学校の女の子が応対に出てきてくれて、お父さん、お母さんいらっしゃいますかと言ったら、出てますと。それで、おじいちゃん、おばあちゃんは、いませんというような、こういう、後援会活動です。まあ、もうあと3分しかないんで、ごめんなさい。本当に、そうやって見たときに、ましてやその女の子がすごく愛想のいい女の子だったりすると、私、彼女からすれば私のことはまるっきり見ず知らず、初めて見る顔だと思うんですが、ピンポーンって鳴らしたら、ガチャってドア、そのときはたしかかぎもかかってなかったと思いますけれども、もう普通にガチャっとあけて、普通に会話をしてと。やっぱりそれはそれで本当に大丈夫なんかな。そのとき、まだこういう話題がちまたに渦巻くような、そんな状況ではなかったんですが、何か本当にこれで大丈夫なんかな。率直に感じました。だから、できればかぎかけた方がいいよなんて言いながら後にしたようなこともありました。実際に子供にしたら、だから、もし僕がその時点で本当に悪意を持ってその場に立ってたら、もう本当に何でもありというか、もうどうしようもないなというのを逆に感じると、大変怖くなります。ぜひ子供たちに対して、知らない人というか、そこの定義づけ、難しいと思いますけれども、ぜひ間違いのないようにお伝えをいただきたいと思います。


 それから、ぜひこれも思いますが、子供に関するありとあらゆる機関との連携が必要だろうと思います。そうなってくると、例えば塾とかセミナーとか、ここら辺とも連携を、安全ということに対しての連携はとる必要があるんではないかと、こう思いますが、いかがでしょうか。


○議長(綿貫 祥一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 塾等ということになりましたら、完全にこれは教育課程外の中での、一たん学校、帰ってからの取り組みになりますので、そのあたり、非常に難しい面があろうかと思います。ただ、こういった子供たちの状況にあるんだいうことは、少なくとも塾に通わす通わさないは親の判断も入っとると思いますので、当然親が責任持って、このあたりはきちっと塾などにも伝えていくいうことは、私は必要ではないかなと、こういうふうに考えております。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) ぜひご検討もお願いしたとい思います。


 それから、もう一つご検討をぜひお願いしたいんですが、犯罪心理の専門家をお招きするような、そんなお考えはありませんか。


○議長(綿貫 祥一) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 今のところ具体的に、だれをお招きしてどういった研修会をするのかということについては考えておりませんが、先ほどからいろんな答弁で申し上げておりますように、来年度、教育行動計画の中で、重点課題の一つとして取り上げていくと。そういった中で、小学校区ごとに子供を守る安全対策会議を設置していきたいと。そういった横のつながりを広げていく中で、そういった研修会、防犯に関する研修会も今後必要になってくるんではないかなということも含めて、今後検討していきたいなと思っております。


○議長(綿貫 祥一) 17番、伊賀議員。


○議員(17番 伊賀 央) ぜひ犯罪者の心理を先回りして抑える観点という、そのためにはまず犯罪者の心理を知らなきゃいけない。例えば防犯マップの取り組みにしても、犯罪心理を知った上で、どこに危険があるのかという、こういった洗い出しがやはり必要ではないかなというふうに思います。


 あるいは、さらに、考え出したら切りがないんですが、例えば防犯ブザーということでありますけれども、逆に防犯ブザーを鳴らして、その刺激に対する逆上するリスクだとか、こういったことも当然考えていかなきゃいけないのかなという思いもいたします。いずれにしても、地域の中でやっぱり子供たちを守る。つまり防犯ブザーが鳴ったときに周りにだれかいるというのがもちろん大前提ですけれども、ぜひこんなことを思いながら、今後も子供たちの教育のためにご検討をお願いしたい。


 以上申し上げて質問を終わります。ありがとうございました。


○議長(綿貫 祥一) 以上で伊賀央議員に対する答弁は終わりました。


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○議長(綿貫 祥一) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(綿貫 祥一) ご異議なしと認めます。よって、本日は、これにて延会することに決定いたしました。


 次の本会議は、明15日午前9時30分から再開することとし、議事日程は本日のものを援用いたしますので、ご了承願います。


 本日は、これにて延会いたします。長時間どうもご苦労さまでございました。


                午後5時01分延会


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