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兵庫県 豊岡市

平成17年第5回定例会(第6日 9月20日)




平成17年第5回定例会(第6日 9月20日)





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            平成17年第5回豊岡市議会定例会(第6日)


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                       平成17年9月20日 午前9時30分開議


第2日(平成17年9月13日)の議事日程を援用


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                本日の会議に付した事件


日程第2 報告第13号〜報告第15号並びに第65号議案〜第93号議案〈専決処分したものの


     報告について、ほか31件〉一括上程


     各議案に対する質疑並びに一般質問


     (各議案委員会付託)


追加日程第1 第94号議案 平成17年度豊岡市一般会計補正予算(第3号)


日程第3 請願・陳情の付託について


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                  出席議員(91名)


       1番 加 藤   実         2番 一 幡   勉


       3番 岩 田 幸之助         4番 木 谷 敏 勝


       5番 上 坂 正 明         6番 岡 田 重 明


       7番 渡 辺   毅         8番 滝 本   実


       9番 伊 藤   仁         10番 湊 ? 康 雄


       11番 岩 見 倬 史         12番 奥 野 初 見


       13番 田 中 英 裕         14番 谷 澤   誠


       15番 長 岡   優         16番 木 瀬 秀 美


       17番 稲 葉 康 介         18番 植 田 佐 一


       19番 芝 地 邦 彦         20番 長谷川 幹 夫


       21番 中 野 利 朗         23番 植 田 慶 一


       24番 小 西 貞 夫         25番 寺 田 孝 夫


       26番 榎 本 哲 郎         27番 金 澤 省 三


       28番 金 子   實         29番 篠 原 和 三


       30番 津 田   正         31番 谷 口 秀 夫


       32番 加 藤 勝 一         33番 木多見 春 夫


       34番 竹 村 貞 夫         35番 成 田 美 好


       36番 森 田 健 治         37番 熊 本 善兵衛


       38番 岩 崎 夏 雄         39番 堀 江 勝 美


       40番 宮 垣 三 二         41番 青 山 憲 司


       42番 宮 田   弘         43番 国 村   猛


       45番 谷 口 雄一郎         46番 峰 高 千 明


       47番 三 輪 卓 右         48番 鷹 野 久 司


       49番 谷 口 勝 己         50番 谷 本   昇


       51番 岡 谷 邦 人         52番 堀 江 治 信


       53番 吉 岡 正 章         54番 古 谷 修 一


       55番 堀     正         56番 山 本 久 雄


       57番 伊 賀   央         59番 西 垣 善 之


       60番 西 川 金 吾         61番 結 城 紘 一


       62番 椿 野 仁 司         63番 橘   卓 爾


       64番 定 元   稔         65番 野 口 逸 敏


       66番 原     甲         67番 若 林 悦 三


       68番 岡   満 夫         69番 井 崎   昭


       70番 稲 垣   薫         71番 広 川 善 徳


       72番 森 岡   進         73番 古 池 信 幸


       74番 中 家 和 美         75番 大 谷 英 子


       77番 足 田 茂 樹         78番 瀬 藤 洋 行


       79番 川 口   匡         80番 瀧 下 繁 喜


       81番 水 口 和 美         82番 森 本 陸 夫


       83番 綿 貫 祥 一         84番 和 田 貞 夫


       85番 岩 崎 誠 喜         86番 大 井 昭 次


       87番 森 井 幸 子         88番 森 田   進


       89番 安治川 敏 明         90番 武 田 厚 志


       91番 村 岡 峰 男         92番 木 下 哲 学


       93番 陰   良 夫         94番 稲 垣 のり子


       95番 太 田 清 喜


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                  欠席議員(4名)


       22番 福 田 静 剛         44番 中 村 正 実


       58番 木 谷 孝 行         76番 福 田 幸 一


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                  欠  員(なし)


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                 事務局出席職員職氏名


  局長        田 中 茂 樹  議事係長      松 本 幹 雄


  次長        阪 根 一 郎  議事係主査     大 槻   稔


  庶務係長      前 田 靖 子  技能職員      藤 井 正 吾


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               説明のため出席した者の職氏名


  市長        中 貝 宗 治  助役        奥 田 清 喜


  収入役       塚 本 信 行  技監        谷 川 俊 男


  企画部長      神 尾 與志廣  行革推進室長    谷 岡 慎 一


  国体推進部長    西 村 昇 一  総務部長      中 川   茂


  防災監兼消防長   菅 村 和 弘  市民生活部長    植 田 政 由


  健康福祉部長    岡 本 幹 雄  商工観光部長    砂 田 利 正


  農林水産部長    太田垣 秀 典  建設部長      井 本 雅 士


  建設部参事     福 井 與司光  企業部長      蘆 田 和 美


  城崎総合支所長   齋 藤 哲 也  竹野総合支所長   神 田 美 稲


  日高総合支所長   小 西 康 夫  出石総合支所長   多 根   徹


  但東総合支所長   松 本 和 洋  教育委員長     久 本 良 光


  教育委員      卯 野 敦 子  教育長       石 高 雅 信


  代表監査委員    大 禮 謙 一  農業委員会長    竹 村 公 男


  選挙管理委員会委員 副 田   勝  選挙管理委員会委員 畠 中 隆 夫


  教育次長      村 田 正 次  監査・選管事務局長 池 上   晃


  農業委員会事務局長 井 谷 勝 彦


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                ◎午前9時30分開議





○議長(木谷 敏勝) おはようございます。


 ただいまの出席議員数は90名であります。よって、会議は成立いたします。


 これより本日の会議を開きます。


 議事に入ります前に、ご報告いたしておきます。


 まず、本日の会議に欠席届のありましたのは、木谷孝行議員、中村正実議員、福田幸一議員、福田静剛議員であります。


 遅刻届のありましたのは、水口和美議員であります。


 次に、本日の議事運営について、議会運営委員長の報告を求めます。


 69番、井崎昭議員。


○議会運営委員長(井崎 昭) 皆さん、おはようございます。


 本日の議事運営についてご報告いたします。


 本日は、この後、16日に引き続き第28番目の大谷英子議員から質疑、質問を継続し、本日をもって通告のありました議員の質疑、質問を終局する予定といたしております。


 続いて、各上程議案を所管の委員会に審査付託し、その後、本日当局から追加提案された第94号議案を日程追加により上程し、さらに請願、陳情各1件の委員会付託を行って散会することといたしております。


 なお、明日から28日までは委員会審査等のため休会することといたしております。


 以上、本日の議事運営についてご協力をお願いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 以上、報告のとおりご了承願います。


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◎日程第2 報告第13号〜報告第15号並びに第65号議案〜第93号議案





○議長(木谷 敏勝) 引き続き16日の議事を継続し、質疑並びに一般質問を続行いたします。


 なお、質疑、質問はくれぐれも重複を避け、簡潔に行っていただくとともに、当局答弁についても要点を押さえ、適切簡明になされるよう強く要望いたしておきます。


 また、発言に当たっては、極力マイクを近づけた上で明瞭になされるようお願いいたします。


 次は、75番、大谷英子議員。(拍手)


               〔大谷英子議員 登壇〕


○議員(75番 大谷 英子) おはようございます。大谷英子でございます。


 私は、安心して暮らせるまち、福祉充実のまち、働くお母さんを応援する子育てのしやすいまち、子供たちの健やかな成長を願う教育環境の充実したまち、議員として15年、住民の皆さんの願い、声を行政に届けてまいりました。合併によります在任特例の期間も10月末までとなり、毎定例会ごとに行った一般質問も今定例会が最後でございます。


 それでは、通告に従いまして一般質問を行います。


 1番目に、安心して子供を産み育てられる子育て支援についてお尋ねをいたします。


 ことし上半期の出生率が死亡数より約3万人少ないことが厚生労働省の人口動態統計でわかりました。半期で人口が減ったのは初めてとのことでございます。また、一人の女性が生涯に産む子供の平均数、合計特殊出生率は2000年、平成12年の1.36から2004年、平成16年、1.29へとさらに下がり、少子化傾向が一段と進んでいます。


 平成15年、旧豊岡市の合計特殊出生率は1.52、城崎では1.29、竹野1.22、日高1.70、出石1.46、但東1.52となっています。国の平均を上回るものの、人口の維持に必要とされる2.08を大きく下回り、年々低下の傾向にあります。安心して子供を産み育てられる社会が必要と考えます。


 1つ目に、少子化対策についてのお考えをお尋ねをいたします。


 2つ目に、保育園入所状況と待機者の状況はどのようになっているかお尋ねいたします。


 そして3つ目に、働くお父さん、そしてお母さんの子育てを応援し、子供たちに安全で楽しい豊かな放課後を保障する学童保育の実態と充実に向けての対策をお尋ねいたします。


 4つ目に、子育てが楽しいまち、子供が元気に育つまち豊岡の具体化に向けて、豊岡市次世代育成支援対策行動計画の見直しが行われることとなっています。どのように計画の見直しがなされるのか、お尋ねいたします。


 次に、2番目として、患者の医療費負担の軽減についてお尋ねいたします。


 豊岡市におきましては、現在、地域住民の命と健康を守る医療機関として、豊岡休日急病診療所、森本診療所、神鍋診療所の3つの市立の診療所があります。長引く不況や社会保障制度の後退する中、医療費の負担は家計を大きく圧迫するものです。安心して医療を受けることができるよう、患者の医療費負担軽減に向けての取り組みが必要と考えます。各診療所における後発医薬品の使用状況及び今後の使用推進についてのお考えをお尋ねいたします。


 3番目に、北但広域ごみ・汚泥処理施設設備計画についてお尋ねをいたします。


 国や兵庫県の進めるごみ処理の広域化計画に基づき、北但地域ごみ・汚泥処理施設推進協議会は、これは旧1市10町の市長、町長と、各市と町の議長及び3つの一部事務組合の議長で構成されています。この推進協議会は、平成16年6月、1市10町のごみ汚泥を1カ所で処理するとして、その施設の建設予定候補地を日高町上郷に決めました。市町合併により、現在1市3町となりましたが、豊岡市には北但清掃センター、70トン2基、香美町には矢田川レインボー、14トン2基、浜坂・温泉町には美西クリーンセンター、15トン2基の処理施設があり、既にそれぞれ広域共同処理をしています。どの施設もダイオキシン濃度は国の基準値を大きく下回る性能を持っており、順調に稼働しているのが実態でございます。


 しかし、今、日高町上郷区を建設予定候補地とする処理施設は、国や県の広域化計画を受け、1市3町のごみを上郷区に建設する大きな処理施設に運び、1カ所で処理しようとする計画です。


 1つ目に広域化の必要性、2つ目に予定候補地上郷区の状況と今後の対応、3つ目に白紙撤回についてのお考えをお尋ねをいたします。


 次回からの質問は自席にて行います。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、ごみ汚泥処理施設に関するご質問にお答えをいたします。


 ごみ処理施設は、おおむね15年から20年程度が寿命と言われています。過日、これはもちろん結果論でありますけれども、3つの施設の精密機能検査が行われまして、平成24年から25年ころには新しい施設を建設する必要があるという結果が出ておりますけれども、計画のスタート当初、一般的に15年から20年程度が寿命と言われてまいりました。その意味で、豊岡、それから香美、美西の3施設とも必ず建てかえの時期が参ります。これをそれぞればらばらで建てかえるのか、それとも共同化を図るのか、こういったことが当然のことながら議論になりました。


 近年、ダイオキシン類の発生による環境汚染が大きくクローズアップされ、社会問題化し、環境への負荷を低減する必要性というものが大きく取り上げられておりまして、このような背景から、兵庫県では国の動向を踏まえながらごみ処理施設の建設に当たってはダイオキシン類の発生・排出抑制対策、これはダイオキシンが約300度の温度のあたりで発生いたします。毎日朝、電気をつけて炉にスイッチを入れて夕方消すとなりますと、当然、朝と夕方にそれぞれ300度の地点を通過いたしますので、そのたびごとにダイオキシンが発生する。したがって、より広域化をすることによって一つの施設で処理するごみの量をふやし、連続運転することによってダイオキシン類の発生を極力抑制をする。こういった観点が一つございました。


 それから、エネルギーの効率的な利用、これは小さな施設ですとそこで発生する熱等がもうそのままいわばむだに捨てられているわけでありますけれども、共同化して施設を大きくすることによって有効利用が図られるといったこと、またこれは施設の建設運営についてごく常識的なことでありますけれども、3つの施設をばらばらでつくるよりもこれを1つにまとめた方が建設費、運営費とも安い、こういったことがございます。もうごみ処理施設に関する、あるいはごみの処理に要する費用というのが莫大になってきておりまして、これを極力下げるということが市民福祉を守る観点からも不可欠になっております。


 したがって、施設を共同化して効率化を図ろうといったこと、こういったこと等から、広域化を推進すべきであるとする基本方針を出しまして、兵庫県下を25ブロックに分け、ブロック別に整備計画を作成するように指導を県がいたしました。


 ただ、但馬につきましては南但と北但で1ブロックとなりましたが、但馬全域を1つにしますと逆に広大な面積で非効率となるところから、それぞれ1施設を整備することになり、北但では平成10年に3つある施設を1つにまとめ、共同してごみ処理施設の整備を図ることといたしたものでございます。


 ちなみに、こういった議論につきましては、合併前の旧市町でそれぞれ議論がなされ、議会の議決も経て、それを踏まえた上で現在の北但行政事務組合ができ、そして共同に向かって事業が進んでいることをもう既に大谷議員よくご承知のことと思いますので、改めてご理解を賜りたいと思います。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 助役。


○助役(奥田 清喜) 助役、奥田です。


 私からは、次世代育成支援対策行動計画の見直しについてお答えいたします。


 これにつきましては、既に市民の皆様によります策定委員会を設置しております。26名から成っておりますけども、第1回を9月7日に予定しておりましたが、台風14号のためにこれが延びておりまして、10月にその会合をする予定をしております。


 皆さん方のいろんな議論あるいはヒアリング等の実施、それから中間報告等での皆さん方の意見を踏まえながら、地域性も把握して、その計画見直しをしたいと考えております。


 それで現在の計画におきましては、数値目標を掲げている事業は通常保育事業や地域子育て支援センター事業など13項目についてのみであり、その他の施策についても事業名を挙げて今後の方針を記載するにとどまっています。


 そこで、今回の見直しに当たりまして、だれが、すなわち市あるいは社会福祉法人、地域あるいはボランティア、こういうものがいつごろまでにどれだけの数値を目標とするか、こういうことをより具体的に取りまとめること、さらに実施条件についての把握、あるいは点検する体制等についても検討を行いたいと考えているところであります。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方からは、まず少子化対策についてでございます。


 少子化対策に係ります対策の主なものということでございますけれども、地域の子育て支援の拠点となります子育てセンター、旧市町単位としまして6カ所現在設置いたしておりまして、より身近なところできめ細やかな子育て支援が受けられる、できる体制を整えているということでございます。


 また、児童遊具等の整備補助、それから旧竹野、出石では児童館事業もあわせて実施いたしております。


 また、保育所関係の補助といたしましては、託児保育所、いわゆる通常無認可保育所と言っておるわけですけども、これへの運営費補助や、それから幼稚園のない地区の保育所への5歳児の特別対策補助事業、それから定員を大幅に割り込んだ場合の民間保育所への運営費の補助、それから市立保育園、これは現在12園あるわけですけれども、これ全体に対しての運営費補助、さらには障害児保育事業への補助、それから重度食物アレルギー対策事業等、市独自として鋭意取り組んでいるということでございまして、これらにつきまして、今後継続性を持って支援体制として組んでいきたいということでございます。


 それから、保育所の入所状況と待機者の現状でございますけれども、9月1日現在で豊岡市内23保育園で1,838名の乳幼児さんをお預かりしております。その中で、現在の待機者は20名というふうな状況になっております。


 それから、学童保育の今後の実態、充実の関係でございますけれども、現在通常の児童クラブにおきましては1人の指導員と補助員の2人体制で保育を行っておりますが、児童数の多い旧豊岡地域につきましては補助員をふやし、3人、4人体制で行っているという状況でございます。特に夏休みの期間でございますけれども、午前8時から午後6時30分までと大変長時間となるということから、通常の職員のほかに学校の介助員さん、臨時職員、それから短大等の保育科の学生アルバイト等の協力を得て運営をいたしております。


 この放課後児童クラブの充実等についてでございますけれども、今後、次世代育成支援対策地域行動計画の見直しということで、先ほど助役の方からご答弁申し上げました。この中で、特に利用状況等で相当差があるというような状況もございます。したがって、今後はクラブの増設ももちろんのこと、統合等についてのことも視野に入れながら、市民や関係機関等の幅広い意見をお聞きする中で、今後の設置基準、それから職員の配置基準、さらには利用施設などについて検討することといたしております。


 次に、市立診療所における後発医薬品の使用状況でございますけれども、市立診療所における医薬品につきましては、基本的には他の民間の医療機関と同様でございまして、医師の判断によって使用する医薬品が決められるというふうになっております。


 現時点での使用状況ですけれども、休日急病診療所につきましては、扱う医薬品の品目が159品目中11品目、それから森本診療所におきましては250品目中18品目、それから神鍋診療所におきましては201品目中55品目、それから資母診療所におきましては615品目中44品目というふうな状況になっておりまして、神鍋診療所においては若干割合としては高いというふうな状況でございます。


 次に、後発医薬品の使用推進でございます。


 この使用についての考え方につきましては、やはり医師によって若干の違いがございます。例えば使いなれた薬を使われる先生、それから積極的に後発医薬品を取り入れようとされる先生、それぞれございまして、基本的には医師の判断のこれを尊重しておるという状況でございます。


 特に休日急病診療所のように医師が輪番で執務されるような場合には、どうしても使用医薬品につきましてはポピュラーなものになってしまう傾向がございます。しかしながら、同じ薬効がある場合、後発医薬品を使用すれば個人の医療費の負担、それから保険者としての市の医療費の負担が少なくて済むというメリットもございます。そういうことから、特にそのことへの理解をいただく中で、今後はより多くの後発医薬品を導入していただく方向で調整をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 北但広域ごみ汚泥処理施設建設計画のうち、お尋ねいただきました2番目の上郷地区への説明、対応の状況と今後の対応についてでございますが、地元対応につきましては、北但地域ごみ汚泥処理施設推進協議会が平成16年の5月22日に上郷の区長、副区長及び地元議員さんに、また同じく5月29日には上郷地区を適地として絞り込んだことについての事前説明が行われ、その後、地元に21名の委員から成る検討委員会が設置をされまして、施設整備に係る調査研究が始まっております。


 また、平成16年7月5日以降の地元対応につきましては、新たにこの事業の事業主体となった北但行政事務組合が地元検討委員会を窓口にしながら、本年4月から5月にかけて上郷地区を7回に分けて地元説明を開催して、施設整備事業に対する理解を求めてきたものと承知をいたしております。


 現在、北但行政事務組合が全力を挙げて地元上郷地区の理解を得るべく努力をされており、本市も地元市といたしましてできる限りの協力をしていきたいと考えております。


 次に、もう1点、3点目にお尋ねいただきました白紙撤回すべきではないかということでございますが、先ほど市長も述べましたとおり、本市は香美町、浜坂町及び温泉町とともにごみの共同処理のための施設整備を推進してきたところであります。したがいまして、白紙撤回はできません。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 少子化対策についてお尋ねいたします。


 厚生労働省の厚生労働白書によりますと、47都道府県で長時間労働や正規雇用が少なく、そして非正規雇用が多い地域ほど少子化が進行していると、このような統計が出されています。子供を持つには、ある程度の所得が必要でございます。若い人が安心して子供を産み育てられる社会づくりとして、長時間労働の是正、家庭生活と両立できる働き方、若者が安心した仕事の保障、女性差別の解消、保育所、学童保育の充実等、安心して子供を産み育てられる社会づくりが必要と考えます。


 先ほど、部長の方からもご答弁がございましたが、まさしく先ほど言われましたことがより一層充実することが出生率を上げるということにも大いにつながるのではないかというふうに思っております。


 その件につきまして、まず学童保育についてお尋ねいたしますが、夏休みの学童保育につきまして、私は長期休業日につきましてはこのような状況の中で朝から夕方まで子供を一人にしておくという状況が大変厳しいという状況の中で、長期休業におきましても学童の受け入れ体制を強化することが必要だというふうに主張してまいりました。そんな中で、夏休みだけ定員に余裕があったので受け入れたというところが14名、3つの児童クラブで14名の受け入れをされているようでございますが、入りたくても入れなかったというところは、希望があったけどもお断りをしたというところはどれだけありましたか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 大変申しわけございません。その実数については、私、今つかんではおりません。


 ただ、基本的にやはりそれぞれその放課後児童クラブの受け入れにつきましては、やはり比較的受け入れの幅に余裕があったり、それから受け入れる側において十分他のいわゆる通常利用している子供たちとのうまいコミュニケーションもとれるというようなことで、一応それぞれの学童保育なりの判断によって今回の受け入れについては対応したということでございますけれども、基本的に全市全体を見渡してみますと、やはり旧豊岡市におきましてはこれ以上の受け入れは困難というような状況も現実問題としてあるというふうなことから、全体のバランス等も考える中で、基本的な受け入れについては一応お断りというふうな格好で今回は対応させていただいたという状況でございます。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 先ほど、断った数は把握をしていないけれども、これ以上受け入れが困難であるというご答弁でございました。その理由としまして、やっぱり預かる部屋といいますか、実施をしている場所がそれぞれ独自の施設を持っていないというのが実態です。どうしてもそういうもの、専用の施設というものが必要ではないかなというふうに思います。


 私、6月の定例議会におきましてこのことも質問をいたしました。一度試算をされたらいかがですか、試算をしてみていただけませんかということを言いましたら、試算をしてみると。建設費に幾らぐらいかかるとか、そういうことは進んでおりますでしょうか。


 それと、学童保育というのは福祉の関係でございますし、またお借りをしている、間借りをしている施設につきましては教育委員会の管轄でございます。どうも私はここの連携がうまくいっていないのではないかというふうに思える場面も何回か見ておりますので、そういう連携がとても必要ではないかと。同じ子供たちが放課後までは学校で預かっているけれども、放課後は学童に預かる。もううちの子ではないよというような、そういうようなことではおかしいというふうに思うんです。教育委員会とそれから福祉との連携がどうしても必要だというふうに思いますが、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 専用施設をつくった場合のいわゆる試算というふうなことでございます。


 これにつきましては、さまざまな諸条件もあるというふうなことで、具体的な数字等についてはまだ出してはおりません。


 ただ、やはり市としての基本的なスタンスというふうなものにつきましては、もう既に議員にも何遍かお答えをいたしておりますとおり、学校の、いわゆる幼稚園の遊戯室等を使ってこの事業を展開するという基本的な方向性というふうなものを前提にして、現在この事業を展開しているということについてのご理解をよろしくお願いしたいと思っております。


 それから、あと教育と福祉の連携による子育て支援、特に放課後児童クラブの運営ということでございます。


 この現在17ございます放課後児童クラブ、このように一応地域のニーズに基づいてこのように拡大できたというのは、基本的にはもう学校施設をお借りできたということに尽きるわけでございます。


 そうした中にあって、やはり学校においてもそれなりにお気遣いといいますか、していただいているというふうにも認識もいたしております。しかしながら、やはり日常生活の中で同じ校舎の中でやはり生活をする。とりわけ放課後という時間帯でございます。その中で、やはり学校の方でもさまざまな放課後児童クラブに対する思いとか意見とかというふうなものもあるようにも聞いております。


 また、逆に放課後児童クラブの側においても、やはり学校にこういうこともお願いしたいというふうなことについての意見もあるということでございまして、そこら辺のあたりについてはより今後密接に連携をとるというふうなことで、本当に対象の子供はまさに学校の子であり、地域の子であるということを前提に、これからより緊密に連携を深めてまいりたいというふうには考えております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 教育長はいかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 先ほど健康福祉部長が答弁しましたように、当然子供をどう育てていくのかという視点で、福祉と教育委員会との連携は必要だと考えております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 施設の利用につきまして、基本的方向として空き部屋利用、空き教室利用というふうなことでございますが、その今の現状が小さい。間借りをしているために、大変学童の活動が肩身の狭いという言い方は少し語弊があるかもわかりませんが、そういう状況も大いにあると思うんです。やっぱりそういう児童クラブとしての独自の施設はどうしても必要ではないかというふうに思っております。基本的方向性、スタンスがそうなっているからご理解をということではなくて、発展的に、今、子育て支援をするには学童保育というのは大変重要なウエートがあるというふうに思っております。学童に行けるから、しっかりと親が働くことができる。だからますます利用も、要望もふえるというふうに思っておりますが、そういうことについてはいかがですか。独自の施設をつくることにつきまして。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 本当に放課後児童クラブを開設して、現在387名の一応子供さんたちをお預かりしているという状況でございます。


 そんな中で、やはりこれからの放課後児童クラブをどういうふうにしていくのかということは極めて大きな課題というふうな認識も持っております。そのような中で、現状、今後放課後児童クラブへのいわゆるニーズがさらに高まって、そして受け入れしなければならない児童がふえた場合どうするのかということについてのやはりこの議論というのは、きっちりとする必要があるというふうに思っております。今後、次世代育成支援対策に係ります地域行動計画、これの見直しを早速にも開始をいたしておるわけでございますけれども、この中にもきっちりと、やはり利用施設についての検討というふうなことも盛り込んでまいりたいというふうにも考えておりますので、この利用施設についての検討というふうなこともこれからやっていきたいということでございます。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 先ほども申しましたが、長期休業日におきます子供の保育というのが大変親にとっては負担になり、負担といいますか、心配だということが大いにあるわけで、先ほど14名は受け入れましたけれども、希望があったかどうかということは把握をしてないということでしたが、ぜひともそういう休業日には特別そういうそういうことを開設するというようなお考えはありませんか。特別に定員をふやすとか、そういうお考えはいかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 今の現状の中で、やはり受け入れに余裕のあるところについては確かに今回も14名受け入れをさせていただいたということでございますし、これ以上のいわゆる受け入れということができないという分につきましては、さまざまな問題点もございます。もちろん施設の規模の問題もございます。それから、子供たちを日々きっちりと指導する指導員体制の問題というふうなものもあるわけでございます。


 したがって、ここら辺のあたりをきっちりとクリアをしなければならないということにはなるわけですけれども、今後これらについても十分議論してまいりたいなというふうには考えております。


 ただ、やはりいわゆる放課後児童クラブにつきましては、さまざまなやっぱり希望の中で、やはり単に行政が一方的にこういうサービスを提供するということもさることながら、やはり地域の協力といいますか、そういうふうなものも当然必要であろうと思います。この地域といいますのは、やはり保護者であり地域の方々であろうと思います。そういうふうな中で、これをやっぱり運営としてきっちりと確立するためには、周年的に利用していただくというふうなことも一つの方策として今後啓蒙、周知を図っていきたいというふうには考えております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) それでは、長期休業に対する保護者のニーズというのは大きいというご認識をどうぞよろしくお願いいたします。


 次に行きます。保育園のことでございますが、保育園1,859人ですか、受け入れをしているということでございまして、今、保育園というのは保護者とその園との契約で自由に自分の行きたいところ、行かせたいところに入れるわけでございますが、行きたくても行けない、ここの保育園に入れたいけれども行けないというようなケースがあるやにお聞きをしておりますが、例えば居住地は豊岡であるけれども、入園するのが定数の関係で困難なために城崎の方まで子供を預けに行かなければならない。そして、また帰ってきて豊岡で勤務をする。こういうことでありますと、保護者や子供に大変大きな、体力的にも時間的にも負担がかかるというふうに思いますが、そのような負担を軽減することがぜひとも必要だというふうに思います。


 いただきました資料によりますと、21人の方がそういう状況にある。これは入れなかったからということでないかもわかりませんけれども、居住地と勤務地がそういう関係になっているというふうなことがあるように思いますが、そのことについてのお考えはいかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) これにつきましては、児童福祉法に基づくいわゆる地方公共団体の相互連携というふうなものに乗っかって、いわゆる広域入所というふうな一応名前で実施しておる事業でございます。


 具体的には、例えば豊岡市の方が勤務地が養父市とか京丹後市にあるというようなことから、保護者としてはできるだけ仕事場に近い場所でお子さんを一応保育園に入所させたいというような、そういう希望がございます。そういうケースにおきましては、基本的に市としてそれぞれの希望されるその市なり町に連絡をとりまして、受け入れに余裕がある場合についてはこれを受け入れていただくというふうな形でございます。


 そのほか、豊岡市の住民が例えば豊岡市以外のまちに里帰り出産というふうなことで里に帰られる場合、どうしても例えば上の子供さんを連れて帰られる。そういう場合、一、二カ月、他の市町の保育所に入れたいというふうなことに対して、そういう広域入所という措置の中で対応しているというふうな状況もございまして、基本的にはこういうようなケースというのはすべからくご本人のいわゆる希望、要望に基づいて実施するということを原則にいたしております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 次世代育成支援対策行動計画の見直しにつきましては、実態に即した、ニーズに合った見直しということがぜひとも必要だというふうに思いますので、ご検討いただきますことを強く要望しておきます。


 次に、後発医薬品のことについてお尋ねいたします。


 先ほど部長の方からも言っていただきましたが、日高町につきましては27%、神鍋診療所は平成14年の9月に私が一般質問した中で全体の医薬品のうち5.8%が後発医薬品を使っております。現在では27%、後発医薬品を使用している。性能とか効果、安全性に問題がなければ、住民負担軽減につながる。そしてまた、保険者であります市の負担も安くなるということでございますので、先ほど医師の判断を尊重しているということでございましたが、ドクターにもこの実情をしっかりと言っていただきまして、先ほど申しました安全性が確保されるということであれば、後発医薬品の使用ということをお進めいただきたいというふうに思いますが、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 最近、テレビのコマーシャルで高橋英樹さんや黒柳徹子さんがジェネリック医薬品ということでPRされて、国民の皆さん方にも相当浸透してきたのかなというふうにも思っております。


 いずれにしましても、私どももこの後発医薬品につきましてはいわゆる効果は基本的には先発医薬品と言われる新薬と変わらない。もちろんそれなりの厚生省との手続や、それから試験等も行われている。ただ違うのは、いわゆる基本的に薬価であるというふうに認識もいたしております。そういうふうな中で、いわゆる現状で医師のご判断ということでもございますけれども、やはり国の制度そのものがやはり健康保険がどうしても我が国の場合には定着しているというふうなことから、なかなかこの後発医薬品を使うというそういう制度になかなかなりにくいという制度上の問題もあるというふうにも認識いたしておりまして、これらにつきましても、今後先生方と十分協議を進める中で使っていただく方向性で何とかご協力いただきたいというふうには考えております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 使う方向性で協力を願うということでございますので、ぜひその方向で進めていただきたいというふうに思っております。


 それでは、次に行きます。広域ごみ・汚泥処理施設設備計画につきまして、先ほど広域化の必要性につきましては市長がご答弁をいただいております。そういうことはわかってるんです。今まで何回も言われました。十分承知をした上でお尋ねをしております。


 国や県の指導で広域化するということは、そういうことでこの計画が進められているというのもわかります。


 ダイオキシンの発生につきましては、3つの炉がございますが、3カ所の処理施設がございますが、その施設ともに国のダイオキシン濃度の基準を大きく下回っているというふうに聞いておりますが、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 基準につきましては、基準を3つとも下回っておるというふうに承知をしております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) それでは、先ほど申された広域化の必要性である要因の一つは消えましたね。ダイオキシンの発生につきましては、十分下回っているというご認識でございますね。


 それでは、エネルギーの有効利用というのはどのように利用されるという計画になってますか。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 事業主体につきましては、再三言っておりますように北但行政事務組合で推進をされて、本市は構成市町という立場でありますが、市長も申しましたエネルギーのことにつきましては、今、詳細につきましてはあれですけども、そういった市の段階で発生する熱源につきまして、できるだけそういった環境の点からも場内の必要とするエネルギー、電気等について、その場内で発生するごみを処理する際のものを場内のエネルギーに使って環境の負荷の低減に努める、そういったふうなものだと認識をしております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 熱源の利用につきましてはそういうことのようでございますが、先ほど上郷区の状況につきまして、今、理解を求めている。説明会も7回やりました。理解を求めているということでございますが、私ども日本共産党は、当初より現在の処理施設はこのダイオキシン濃度につきましても国の基準を大きく下回っておりますし、まだ十分稼働できる施設だというふうに認識をしております。国や県の広域化方針に従うのではなくて、使える施設を利用することこそが住民負担の軽減、そして地域の自然や環境を守ることだというふうに思っておりますが、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) まだ十分使えるというご議論がございましたので、北但行政事務組合において本当にではあと何年ぐらい使えるのかという精密機能検査が行われました。その結果、当初は15年から20年ということを前提に、平成22年度には稼働という計画でありましたが、24年度から25年度あたりまでもつのではないのか。こういった結果が出てきまして、過日の北但行政事務組合においてそのことも公表されているところでございます。


 したがいまして、まだ十分使えるといいましても、24年度ないし25年度には寿命が来るということでございますので、ご理解を賜りたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 小さな処理施設をつくるには、国は補助金を出さないよ。大きな施設をつくらなければ補助金は出ませんよというふうなことがあるように思いますが、一体どれくらいの施設をつくれば補助対象の基準になるんですか。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 市長が申し上げましたが、当然、現在豊岡の施設についても24時間ということでやっておるわけですが、こちらの認識では、当然新しい1市3町がつくる施設についても24時間を確保できるだけのそういった廃棄物の処理をして、そのことによってダイオキシンの発生を抑制する。そういったことになっておりますので、24時間をキープできるだけの処理量について、そういったものについて国の支援があるものと、そういうふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 今、24時間稼働している施設は、3つの施設の中ではどこですか。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 現在、3つの中では、豊岡の施設のみが24時間というふうに認識をいたしております。豊岡のみです。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 今、豊岡のみが24時間稼働している。そのダイオキシンの発生を防ぐためにはとおっしゃいましたけど、一等最初に言いましたダイオキシンの濃度は国の基準を3つの施設とも大きく下回っている。ですね、もう一度お聞きします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 先ほど、私は発生するかしないかということで申し上げました。発生したダイオキシンは、当然それが外へ出てくることは許されませんので、発生するとすれば適正な処理が必要になる。そのための施設があって、結果として外には出てないということをまずご理解をいただきたいと思います。


 それから、補助金についてのご質問ございましたけれども、北但の1市10町で経済的な観点から共同したが得だという判断をいたしました際に、補助金の対象になるかならないかということは実は明示的な要素には入っておりません。そうではなくって、50トン以下の炉をつくりますと1トン当たり1億2,400万円かかる。他方で、合同でやりますと、当時の相場でいきますと1トン当たり5,400万円で済む。つまり美西、矢田川の方からいきますと、1トン当たり7,000万円違う。30トンの炉でございましたので、美西ですか、そうしますと21億円それだけで建設費が違う。当然こういったことから、共同した方が建設費が安くつくという、こういう判断に基づいているところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 環境省は、自治体が強く要望していた焼却施設規模の小型化に関して、2000年以降ようやくこの処理能力5トン以上100トン未満の炉への国庫補助も認めることになりましたと。こういうふうに、私、勉強した中では承知をしておるわけでございますが、そうなりますと、大きな施設をつくらなければ補助金が出ないというようなことはないのではありませんか。そのことについて、どうですか。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 私の認識では、現在のこういった計画、そういった内容でないと国の助成は、詳細についてはあれですけども、難しいのでないかというふうに認識をしております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) これは都道府県の広域化計画等に位置づけられているというこの条件の中で、自治体が自主的に取り組むということが大きく障害になっている。国や兵庫県が決めたから、広域化しなさいと言われたからそういうことになっているというのではありませんか。まだまだ使えるという説があるのを使わない方はないというふうに思っているんですけれども、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、誤解のないようにぜひお願いしたいと思いますが、私たちやみくもに国や県の指導に従ったのではありません。私たち自身がその指導の中身はもっともであると判断をし、みずからの責任において決定したものである。そしてその責任の一端は、議員も所属された議会もお持ちである、このことをまずご理解を賜りたいと思います。


 それから、まだ十分使えるということにこだわっておられますけども、先ほど申し上げましたように24年か25年にはいずれもう寿命が参ります。したがって、その先のことを考えなければいけないわけでありまして、今あるものを使えば済むということではないということも重ねてご理解を賜りたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 未来永劫使えるというふうには認識をしておりません。耐用年数があることはもちろん承知の上で言っております。だから今、市長が言われました、私は十分使えるというのは今まだ使えるではありませんか。傷めば直せばいいのではありませんかと、こういう意味なんですよ。


 私は、日本共産党は、現にある今の施設をまだまだ十分稼働できる。使うべきだという主張をしてるんです。浜坂やそれから温泉町、そこからごみを上郷に運ぶのにどれだけ時間がかかりますか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 修理をしながら使うというのは当然のことでありまして、既にそのことをやっております。しかしながら、この炉といいますのはもう700度とか800度という大変な高温で燃やすわけでありますので、大変過酷な状況にございます。


 さらに、美西、矢田川の方は、毎日毎日高温まで持っていって今度は冷ますということでありますので、24時間連続の炉よりもさらに過酷な状況にございます。


 したがいまして、補修をしながらいったとしても、もはや追っつかなくなるときが来る。あるいは補修費にとんでもないほどの費用がかかってしまう。そういったことがございますので、議員もお認めになりましたように、それは早晩建てかえをしなければいけない時期が来る。そのことについて、専門的な観点から検討したところ24年度から25年度ということでありますから、その先をどうするかという議論に目をつむるわけにはいかない。当初、22年度いう計画でございましたから、そこからわずか2年か3年のことでございます。


 したがいまして、十分使えるような努力を続けるということは当然でありますけれども、そのことに余り拘泥されるのではなくて、その先の課題にどう取り組むかについて議論をなすべきではないのか、このように考えているところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 先ほども言いましたが、未来永劫使えるというふうには思っておりません。


 前回の質問でもお尋ねをいたしましたが、岩井の処理施設、あそこにはもうこちらの施設が傷めばこちらで建てかえるだけの用地を確保しているというふうにお聞きをしておりますが、その件につきましてはいかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 確保しているわけではございません。あの施設は、将来建てかえるなということ念頭になされたものではないというふうに考えているところでございます。


 それと、この施設を共同でやろうというふうに至った経緯、これも経緯をぜひ思い起こしていただきたいと思います。


 議員は、今、これを白紙撤回して、もうそれぞればらばらでつくったらいいという意見をお持ちのようにお伺いいたしますけれども、先ほど申し上げましたように、小さな炉をつくりますと炉当たりの建設費がべらぼうにかかります。つまり議員のご意見は、矢田川、美西に対してあんたたちは倍以上のお金をかけてでも勝手にやれということを言っておられると同じことになります。共同してできる限り安くしよう。豊岡にとりましても、共同することによって施設の建設費が全体として安くなり、そこにメリットがある。こういうことでございますので、北但の仲間としてともにそこは力を合わせて、できるだけコストを下げようということで協力をしてここまでやってまいりました。それをやみくもに白紙撤回をして云々かんぬんという議論というのはいかがなものか、このように考えているところでございまして、ぜひこの基本に沿った議論をしていただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 基本に沿った議論をするということでは、私が一番最初に言いました主張と市長の主張とが違うわけですから、それはかみ合いません。私は、今ある施設を十分に利用すべきだという議論の上に立って、そういうことで言っておりますので。


 それでは、7月の13日に上郷区で検討委員会があったというふうに思いますが、そのとき市長はその会場に行かれたときに、公民館の前にたくさんの方がおられ、そして処理施設反対の抗議行動をされたというふうに思いますが、どうお感じになりましたか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 言われましたように、私が会場に入ります前に、地区の会館の前には反対の方々が紙にそういった趣旨のことも書かれてたくさんおられました。私といたしましては、これまでもいろんな場面でお話をいたしておりますけれども、施設の適地だと言われた場合に、その地域の人たちが当然に持たれる不安や懸念、あるいはまずは反対だというお気持ち、そういったことが出てくることはむしろ人の情として当然のことだろうと思っておりまして、決して賛成で迎えていただくよりはうれしいことではありませんでしたけれども、しかしながらむしろ地元の方々のお気持ちからいえば当然起こり得るだろう、このように思っております。


 ただ、私といたしましては、その北但行政事務組合にせよ豊岡市にせよ、十分な説明をまださせていただいてない状況でございますから、これはまだ入り口である。したがいまして、大切なことは、今後冷静に、あるいは率直に状況をお伝えをして理解を得る努力をしなければいけない。そのかたい決意を持ったところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 先日の議員の発言、質問の中に、上郷にそういう施設をつくってもコウノトリが飛んでくるというような、いい施設にしてほしいというような趣旨の発言がございました。市長は、飛んでくるかどうかはコウノトリに聞かなければわからないと。こういうことでございましたが、私は、上郷はコウノトリ営巣の最後の地です。このような大きな施設をつくることによって、区民の皆さんが自然環境を守ってきた。そのことが壊されるのではないか。まさしく市長の言っておられる自然環境を守るということに反するのではないか、こういうふうに思いますが、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、過日の議員のご質問は、私が趣旨をとり違えまして、そういうものをつくったら来ない可能性があるのではないかとおっしゃられたように誤解をいたしたものでありますから、コウノトリでないとわからないと申し上げました。後でお話を聞きますと、そういうふうないい施設つくれというふうに、今、大谷議員のご理解と全く同じでございましたので、この点については訂正をさせていただきたいと思います。


 そして、施設をつくるからコウノトリと共生ができないというのは、物の考え方としておかしいのではないかと思います。まず、施設をつくる以上、それはどのようなものであれ土地を造成すれば自然に対して私たちは手を加えることになります。そのことを自然破壊だと拒否するのであれば、道路一本できない、河川一本改修できないということになります。要は、そこの自然に対してどのようにマッチするような施設のつくり方をするのか。あるいはそこから出てくるものが自然を傷めることがないようにするのか、そのことが大変大切なのではないかというふうに思います。とにかくコンクリートの建物をつくればそれで自然が壊れることになりますと、私たちのまちはもう壊し放題壊してしまってるということでございますので、オール・オア・ナッシングといったことではなくって、どのように折り合うような配慮をするのかということではないかというふうに考えています。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 市長は、今、私が申しましたことでご訂正がありましたが、今初めて訂正されたんですね、公式の場では。それを聞いた人は、市長はコウノトリに聞かなければわからないという発言、全く無責任な発言だというふうに思っていますが、その点について、今ここで訂正をされたと。いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 申し上げたとおり、あのときにはコウノトリが来なくなるのではないかというようなご趣旨かというふうに思いましたので、行くか行かないかはコウノトリでないとわからないでしょうということをいわば申し上げた。それは若干大人げない表現であったということを訂正申し上げたところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) それでは、岩井の処理施設につきましては、住民の皆さん、その区の皆さんとはどういう契約になってるんですか。何年何月までしか使用できないというふうな状況になってますか。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 岩井地区の方につきましては、毎年、口岩井それから奈佐地区全体の方も含めて、いろんなデータの報告会も兼ねて懇談の場も持っております。私の認識では、現在の施設について書いた、いついつまでという書面で年限を切ったそういったものはないものと認識をいたします。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 答弁の追加がありますか。(発言する者あり)


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。


               午前10時32分休憩


          ────────────────────


               午前10時33分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 答弁願います。


 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 現在の焼却施設の用地の年限については、そういった書面による協定はありません。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) それでは、用地もある。そして、いついつまでという契約もない。ダイオキシンの濃度も基準値以下である。こういうことを考えますと、住民の皆さん、上郷区の皆さんの合意はまだとれていないという状況の中で、住民の皆さんの意見をしっかりと聞くということが必要だというふうに思っております。先ほど、そういう契約もないということでございますので、現施設については私の認識ではまだまだ使用できるというふうに思っております。(発言する者あり)


○議長(木谷 敏勝) 静粛に願います。


 質問を続行してください。


○議員(75番 大谷 英子) 岩井区ともそういう契約はないということがここでしっかりと判明をいたしました。このことが大変あいまいになっていたというふうに思います。そのことを確認をさせていただきましたので。


 私は、今、上郷区より多くの皆さんの署名をつけた陳情が豊岡市議会にも出ております。北但行政事務組合の議会にも出ております。上郷区の皆さんは、なぜ私たちのところに3回もこういう処理施設を持ってくるんだ。自分たちが本当にすばらしい自然環境を守ってきたところに、どうしてそういうものをつくるんだ。怒り、悲しみ、憤りでいっぱいだというふうに思っております。その件については、市長はどのようにお感じになっておりますか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) できたら北但行政事務組合の方でお尋ねをいただきたいと思いますけれども、どのようにお感じになっておられるかということでございますので、あえて答弁をさせていただきます。


 これはもう上郷区の皆さんにも直接、これは当時の検討委員会の皆様方に対してでありますけれども、お話をいたしました。この北但で共同でやろうということを決めました際に、その後、適地選定に当たっては極めて客観的な、つまり4ヘクタール以上数字がとれるかどうかとか、土地の形状が余り傾斜してないとか、そういった客観的な指標のみでこれを選定をいたしました。


 ちなみに、現在の豊岡の清掃センターのある場所も今現にあるからといって外してはおりません。行政が施設をここが適地だということを決めます際にさまざまな主観的な要素等を入れますと、そこのところの客観性、公平性というものに疑いを持たれてしまうことになります。私といたしましては、その施設がきちっと稼働する上でどういう客観的な条件があればうまくいくのか、広さは十分なのか、あるいは全体からのアクセスがどうであるか、そういったことからこの場所に決めましたということでなければ、これは市民全体に対しても説明ができない。また、当の用地として、候補地としてお願いするところにもなかなか説明ができない。こういったことでございますので、過去にそこが施設の対象になったかどうかは入れなかったということでございまして、行政の側の考え方としては、むしろやむを得ないものである、あるいは妥当なものである、このように感じているところでございます。


 ちなみに、先日もお話をしたと思いますけれども、私のうちのすぐ近くにも二度ばかり過去に旧豊岡市の処理施設が来ておりますけれども、そこも対象外とはなっておらずに、全く公平な立場から選定対象になった。つまり北但全体がなった。このことをご理解賜りたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 私は、この上郷区の皆さんの合意が得られる、このことが事業着手の大前提だというふうに思っておりますので、合意が得られない限りは絶対に強行しない。


 そしてまた、私はこのような施設の建設は、住民の皆さんの合意の得られない施設の建設はきっぱりとやめるべきです。白紙撤回すべきを主張いたします。そして、現ある施設を有効に利用するということを主張し、質問を終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で大谷英子議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。再開は10時50分。


               午前10時39分休憩


          ────────────────────


               午前10時50分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、41番、青山憲司議員。(拍手)


               〔青山憲司議員 登壇〕


○議員(41番 青山 憲司) おはようございます。41番、会派希望の青山でございます。


 ここ3日間ほどお休みがございました。小学校あるいは中学校の運動会や敬老の日でさまざまな行事が行われました。また、南中でもラジオ体操もあったというふうに伺っております。それぞれにお休みあるいは活動されて、ちょっと英気を養われたのか、あるいはお疲れになられたのかわかりませんけれども、一般質問も5日目、いましばらくおつき合いをいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。


 8月25日、アメリカのフロリダ州マイアミに上陸いたしましたハリケーン、カトリーナは11人の犠牲者を出し、メキシコ湾でさらに最大風速毎秒70メートル以上に勢力を拡大し、29日、ルイジアナ州ニューオリンズに再上陸をいたしました。海抜ゼロメートルの低地が多い市街地は2カ所の堤防の決壊によって8割が浸水をし、一部地域では水位が6メートルにも達したということでございます。ニューオリンズのネイギン市長は、28日、約48万5,000人の市民に避難命令を出しましたが、13万4,000人が市内に取り残され、彼らは大規模な屋内施設やドーム、コンベンションセンターに身を寄せました。このハリケーンによる犠牲者は、当初、数十人と報道されていましたが、時間の経過とともにその数を増し、現在では数千人とも1万人を超えるとも言われ、その実態の把握ができない状況にございます。


 スーパードームを避難所とする避難市民は水や食糧を求めますが、その声は政府に届かず、高齢者や乳幼児の生気を失った目、略奪行為の横行する商店街の光景は、とても先進国アメリカの現状の姿は言いがたいものでありました。鉛色の水の中に水没したニューオリンズの市街地や、カトリーナ報道の直後に襲来いたしました台風14号の九州地方での被害状況を目の当たりにしたとき、昨年の台風23号の記憶がよみがえり、いち早くその対応に乗り出したのは市民の皆さんではなかったのでしょうか。


 そんな状況下、私からは防災、減災のまちづくりについて、本市の主体的な取り組みと方針について数点確認をしてまいりたいと思います。


 まず1点目は、台風23号の対応からとうとい人命の犠牲を始め住宅や農地、山林、公共施設において甚大な被害をこうむったこのたびの災害を顧みて、被災から約1年になるわけでございますが、台風襲来への備え、台風襲来時の対応、被災後の復旧復興について、全般的な総括と反省に基づく今後の対応について、その方針なり考え方をお聞かせください。


 特に市民への情報提供のあり方、避難所の対応、体制、避難経路の確保、被災弱者への対応、自主防災組織の活動などについて、総括をお願いをいたします。


 2点目に、国県事業への対応についてでございますが、事業の進捗状況については前の議員の質問で答弁ございましたので、重複しており、省略をさせていただきます。


 1点だけ、国、県の事業に対する市としての事業支援と事業進捗のフォローの方針についてお聞かせをください。


 3点目に、市民への情報提供のあり方と心構えについてでございますが、昨年の台風被災時にも問題となりました行政の情報提供のあり方、避難勧告、避難指示など行政用語や情報の発信時期、内容について行政としての反省点を、また幾ら行政サイドが適切な情報を発信していたとしても、受信する側の思いが正確に受け取る側に伝わり、適切な対応、行動がとられているかどうか、こういったことも問題視をされております。行政側の意思の伝達が適切に伝わるような方法も必要と考えますが、いかがでしょうか。


 また、そのための研修や対話も必要と考えます。情報を発信する側からの思いをお聞かせ願います。


 最後に、安心安心なまちづくりの観点から、防災、減災に向けて、ソフト、ハードの両面での中長期的な対応について、未来への責任として、今しなければならないと考えられる点について当局のお考えをお聞かせください。


 以上、第1回目の質問とし、あとは自席にて行います。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、防災、減災に関して中長期的な観点から、今しなければならないことは何かというご質問にお答えをいたします。


 ざくっと言いますと、行政、行政も国、県、市とあるわけでありますが、行政あるいは市民レベルでそれぞれに自分の役割というものを明確に意識をし、そして現在の限界、それぞれ役割を果たす上で持っている限界をできる限り広げていくという努力をする。このことに尽きるのではないかと思います。


 行政の側からいきますと、例えば水害を念頭に置きますと、当然治水事業はこれは河川管理者の仕事であります。堤防を強化し、あるいは高くし、河川を掘り下げ、あるいはポンプを設置をするといったこと、これらは事業自体に相当の費用や時間かかることから見ても中長期的なことでございますけれども、特に河川管理者の立場からは、そのことが第一ではないかと思います。


 また、市当局といたしましては、それが着実になされるように国、県へ引き続き強力に訴えていく。このことが大変大切ではないかと思います。


 市行政でございますが、とはいいましても仮にそのような治水対策が着実に進んだとしても、それを上回る自然の脅威は必ずやってくる。それが23号台風の教えた教訓でもございます。私たちといたしましては、いざというときにはいかに早く逃げていただくのか、そういった仕組みをしっかりとつくっていくということが大変重要だろうというふうに思います。そのためには、危険情報をいかに早く、しかも正確に把握するのか。把握した情報をどのように関係機関や市民と共有をするのか。そして、どのようなタイミングでどのような表現で、今、議員もせっかく情報を伝えても受け取る側がしっかりしなければいけないということを言われましたけれども、どういう表現でもって、つまりしっかりと危険を意識していただけるような、いわば巧みな表現でもって伝えるのか。こういったことの仕組みをつくっていくことが市行政としては大変大きなことではないかというふうに思います。


 さらに、市民でございますが、市民の皆さんにはぜひ行政には限界があるということを前提にした意識というものをしっかりと持っていただきたい。また、そのことが今言われました防災、減災の観点から大変重要なことであろうかと思います。


 「ゴールデン・セブンティーツーアワーズ」、黄金の72時間という言葉が防災、減災の世界ではございます。これは例えば生き埋めになったりとか瓦れきの下に閉じ込められた場合に、72時間を過ぎますと圧倒的にもう生存率が下がってしまう。したがって、人命救助は最初の72時間にかかっている。このことをあらわした言葉でございます。


 しかしながら、この72時間、大切な72時間に行政が行けないことがございます。というより、むしろ大規模災害のときは行けないということを前提にする必要があります。


 阪神・淡路大震災のときに、瓦れき等の下からいわば抜け出した、あるいは救出された方は約16万4,000人あったそうでありますが、京大の河田教授の研究によりますと、自分ではい出した人が8割、助け合ってとにかく外へ出たという人が1割5分、自衛隊や消防等公的な機関に助けられた人は0.5割、つまり自助が80%、共助が15%、公助はわずか5%。これが厳しい現実でありますので、このことを前提にして自分の命は自分で守る、あるいは自分たちの命は自分たちで守る。そのことまずしっかりとして認識をいただき、備えをしていただく。こういったことが大変大切なんではないかと思います。


 ご質問をされる分には、中長期的観点から何が大切かという1行の質問であるわけですけれども、実際やらなければならない事柄は大変多岐にわたります。一つ一つ丁寧に検証しながら、適切な対応をしてまいりたいと思います。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 私の方からは、3点ばかり答弁させていただきます。


 今、市長が申し上げましたことに総括としては本当に尽きるのかなというふうに思いはいたします。


 1点目の23号の対応で、後世に残す云々ということで総括を求められております。


 災害対応で課題となった点を検証し、その後の災害対応に生かしていくことは本当に大切なことだというふうに認識をいたしております。


 昨年の災害時は、それぞれ1市5町、旧市町での対応でございました。また、それぞれ災害対策本部が設置をなされて、それぞれ各部署で対策に当たられたというふうに伺っておりますけれども、さまざまな課題があったというふうに思います。


 その課題のうち大きな項目につきまして、例えば避難所の見直しの関係、あるいは停電対策、あるいは情報取得、伝達の関係、また災害対策本部に詰めます職員の能力の問題、あるいは地域防災力の関係、それから水防技術、あるいは救助資機材の充実、数え上げましてもこんなふうな点があろうかと思います。少しでも課題の克服に向けてということで、改善を進めておるところでございます。


 また、職員配置や応急対策事務処理につきましては、それぞれの部署において課題整理を行って改善策を検討し、今の台風シーズンに現在備えておるところでございます。


 現在、地域防災計画の策定に入っておるところなんですけども、この作業過程におきましても、職員のヒアリングですとか、あるいは各種の市民の皆さんへのアンケートを行いまして、合併後の新市全体の課題整理を行いたいというふうに考えております。それらの課題に少しでもこたえるという形で地域防災計画を策定をしてまいりたいというふうに考えておりまして、これも総括の一つに当たるのかなというふうに考えておるところでございます。


 それから、2点目で、同じまちづくりの中で市民の皆さんへの対応がどうなのかということでのお尋ねがございました。


 市民の皆さんへの情報伝達につきましては、もうご案内のとおりに防災行政無線、あるいは有線放送を使用させていただきまして、積極的な情報提供に努めてまいりました。しかし、これもご存じのとおりに実際避難所に避難されました市民の方が本当に少数であったということで、これまた大きな課題を残しております。


 市民の皆さんが行政からの情報をどのように認識なさって、またそれに基づきどのように行動されるのか。そんなふうなことを考慮した情報提供の仕方というふうなことについて、考えていくようなことにしていかなきゃならないというふうに思っておりまして、先ほども議員がちょっとお触れになりましたですけども、市民自身が防災への高い意識を今持っていただいておりますので、こういう持っていただいている間に災害の経験をどんなふうに後世に伝えていくのか、大変大切なことだというふうに思っております。


 災害1年をもうしばらくすれば迎えるわけですけども、これも市長が総括説明でも触れておりますように、10月の20日以降になって災害文化を伝えるというテーマのもとに記念事業を計画しておりまして、23号のもたらしたものにつきまして市民の皆さんと一緒に考えさせていただく場を改めて設けさせていただきたいなというふうに思っております。


 それから、3点目の情報提供のあり方でございます。


 これも本当に大きな課題で、議員が申されました適切に伝わる方法をやっぱり考えるという大変大きな課題がございます。情報をどのように受け取っていただくのか。送り手はもちろんのことなんですけれども、受け手の状況等も送る側の方が想像しながら、また市長が申し上げました的確な言葉、用語、それらを市民の皆さんに伝えていかなきゃならないというふうなことで再認識をいたしておりまして、現在、水害時における情報収集、それから伝達の検討会を実は持っておりまして、現在2回ほど委員会を開いておるところなんですけれども、この中でも検討を進めております。報告書ができ上がりますのが10月の早々にもなろうかと思いますけれども、早速には先般の14号の台風時におきましても、その中で検討いたしました言葉の使い方であるとか、あるいは文言、それらも精査をさせていただきまして、情報提供に努めてまいったというふうに認識をいたしております。そんなふうなことで、一つ一つ課題の克服に向けて現在鋭意努めておるところでございますので、ご理解をいただきたく思います。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方からは、障害者、高齢者に対しての今後の対応というふうなことでございます。


 台風23号におきます高齢者や障害者、いわゆる災害時の要援護者ということでございますけども、この方々への対応につきましては具体的なマニュアルがなく、系統立ったものではございませんでした。


 そのような中で、本年3月、内閣府に設置されました集中豪雨時における情報伝達及び高齢者の避難支援に関する検討会、ここから災害時の要援護者の避難支援ガイドラインが示されております。このガイドラインでは、情報伝達体制の整備、それから災害時要援護者の情報の共有、それから災害時の要援護者の支援計画の具体化という、この3つの課題に対して避難支援の仕組みづくりを中心に対応、方策を示されておるということでございまして、非常に私どもこの台風23号の反省を踏まえる上に立って、この3つの課題というのはまさに的を得た一応一つの対応方策としてのガイドラインであるというふうに認識をいたしております。


 そういうことから、現在作業を進めております地域防災計画の策定と並行いたしまして、災害時の要援護者避難支援の具体化を検討していきたいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) お答えいたします。


 国、県事業への対応ということで、緊急治水対策事業等の事業支援と進捗フォローについてお答え申し上げます。


 市といたしましては、これらの事業支援は地元関係者であったりや関係地区に対しまして事業の説明会の調整であったりやまたその出席、さらには官民境界等の立会であり、また用地、物件補償交渉など積極的に国、県とともに対応しております。


 また、事業進捗に対するフォローについても同様でありまして、国、県と、また住民、市民の皆さんとの窓口となりまして、地元の皆さんからの要望であったりや課題を調整をしているところでございます。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 41番、青山憲司議員。


○議員(41番 青山 憲司) 日曜日の新聞報道で、豊岡消防団が大臣表彰を受けるという記事がございました。これは昨年の台風23号による被災に対して、きめ細かい地域貢献をしたということに対する表彰だというふうに伺っております。これはこれで私は消防団の皆さんに対して、国も認めたその活動といったものがベースにあるんではないかというふうに思います。


 また、もちろん行政当局、当時は1市5町それぞれの立場でそれぞれの行政の皆さんが一生懸命にこの災害に対応されたということに関してはもちろん敬意も表しますし、そういった取り組みをなされてきたということに対して、市民、町民の皆さんも多分感謝をされているんではないかなというふうに思います。私もその一人でございますが、昨年の12月、旧豊岡市議会の中でも私申し上げてきましたが、この23号台風のもたらしたものについて、一度その総括をしてはどうかということを対策会議の中でも申し上げました。といいますのは、激甚指定を受けて、例えば堤防の強化ですとか河道掘削だとか、あるいはこれは国の所管の部分なんですけども、県の所管されている河川についても、それはそれとして河川の管理者がそれぞれの台風に対する手だてをされておられますけれども、私はやはりこの豊岡市が受けた被害全体を振り返って、一体事前、台風災害ですから事前の情報なんかもあるわけですけども、それから実際に被災しているその間での対応、それから事後の復旧復興にかけての対応、こういったことを一連の事業として私は振り返って反省をすべき点、あるいは課題を洗い出して、その課題に対して今後どういうふうな手だてを打っていくのか。これを総括する必要があるんではないかなというふうに思って、今までにも何回か提案をしてまいりました。この点については、いかがでしょう。そのそれぞれの部署でそれぞれの対応されているということは明らかではありますけれども、全体としてその総括がされてないように思うわけですけども、その点いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 災害を全体としてどのような視点で見ていくのか。本当に議員がおっしゃるように、我々の方もそんなふうな視点を追求していきたいということで、それぞれのポジションごとに課題を洗い出ししながら総括をしておるつもりですけれども、今回10月、1周年というふうなことで、記念の行事を催させていただくわけですけども、そんなふうな場をも経ながら、今後もそれぞれの課題、ポジションのところで総括を一生懸命進めてまいりたい、そんなふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 41番、青山憲司議員。


○議員(41番 青山 憲司) そのメモリアル事業企画もこれも新聞報道で知ったわけですけども、例えば写真展やシンポジウム、それから標柱に浸水水位と、こういったものが考えられておるようですけども、私が言いたいのは、市長もよくおっしゃる未来への責任というキーワードでもって議論をするんであれば、私はここ45年、伊勢湾台風から46年ぐらいなんですかね、この間に危険水位、円山川の立野地点で危険水位と言われる6.5メーターを超えた水が8回来てるわけですよね。であれば、五、六年に1回はこういった危険水位に及ぶ水が出ている。こういった実態を受けて考えるんであれば、やはり長期的に具体的な治水対策を打っていかないと、それも総合的に複合的に考えていかないと、堤防だけの強化なりあるいは河川の掘削もそうですし、その場面場面の、部署部署の対策を打ったとしても、それはトータルしてしっかりした機能が生かされるのかどうか。この点がすごく不安でなりません。


 過去にそれぞれの台風で水害受けた、そのことに対する事象は事象として対応されてきているんですけども、トータルとして、例えば上流からいけば山の問題、それから上流の河川の問題、それから田畑の問題、それから住宅の問題、下流に来ればもちろん堤防、内水の問題、河口に行けばごみの問題、あらゆる課題がたくさん今回の23号では提起をされてきたと思うんですよね。その一つ一つの課題について、将来こういったことで憂いを残さないために、住民が憂いを持たないための対策というのが、その総括をして一つ一つの課題について対策が必要だと。それは短期のものもあれば長期のものもある、こういうふうに思うわけですけど、その点いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 議論としては全く納得をするところなんですけども、幸いにして今、市の総合計画を新しく立てていこうという時期とも重なっております。したがって、そういうまちづくりの一つのやっぱりテーマの中で、やっぱり災害をどのように認識をして、またどのようにその課題を一つずつ克服していくのかというふうな点についても、その総合計画の中で大いに議論をしていただく部分が、あるいはバックボーンになる部分があるんではなかろうかなと、そんなふうに認識をしています。


○議長(木谷 敏勝) 41番、青山憲司議員。


○議員(41番 青山 憲司) 総合計画の中でということでございます。これは本年度中に見直しはされるというふうに伺っております。ぜひこの中で、避難場所の体制ですとか、あるいは以前にもこの議会でも相当取り上げられました救援物資の問題ですとか、その量、場所、それから受け入れ体制だとか、こういったことについては十分な対応を考えていただきたいなと、このことをお願いしておきたいと思います。


 それから、特に被災弱者の救援救護活動については健康福祉部長の方からお話がありましたが、この議場でも今回の議会の中で観光客に対する避難の誘導だとかそういったことも提起をされています。私が1点思いましたのは、特に豊岡というところは事業所の多い、集積している地域でもありますので、例えば京阪神から出張なり、あるいは事業所の方に転勤をされるというふうなこともございます。地域の中でのコミュニティーが大事だとよく言われますよね。その地域の中でそういった、例えば単身赴任なりあるいは独身でおられる方というのは、地域の中でのおつき合いというのは余りされてないように思うわけですよね。だから特に新規転入者の方がおられれば、そういったことを地域の中でどういうふうにフォローしていくのか。こういったこともあわせた課題について、私は、観光客の皆さんもそうですけども、こういった課題もあろうと思いますので、その点は意見提起をしておきたいなというふうに思います。


 それから、国県事業への対応でございます。市としては、地元関係者の方や地区とも十分協議あるいは説明をして対応していくということでございます。国の方におきましては、円山川の下流部治水対策協議会、これが構成をされて、来年春までに治水計画が立てられる。


 それから、県におきましは、円山川下流圏域河川整備計画検討委員会が構成をされまして、これが当初、新聞報道では10月までにその最終報告を出すということでございましたけれども、先日の広報ではこの3月、年度内というふうなことも伺っておりますが、であるならば、豊岡市は豊岡市としてこの水害を受けて河川整備も含めたこういった事業、市は市として単独でやらなければならない事業は先ほど言いましたようにあるというふうに言いましたよね。国の事業、県の事業、そして市の事業が総合的に協調された状況でそういった整備がなされる。特に内水関係も含めてですね。それから、雨水幹線なんかも含めた整備が長期的に計画的になされるべきだと私は思うわけですけども、いかがでしょう、特に行政の中でこういった治水に対するプロジェクトチーム的なものをつくって、やはり治水対策に対するいろんな事業計画がちゃんと進むのかどうか。こういったチェックも含めてやる必要があると私は思いますが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) お答えいたします。


 国の緊急治水対策事業として激特事業もあります。また、先ほども議員言われましたように兵庫県におきましても単災であったりや、また改良復旧、出石川の助成であったりや、いろんな関連事業、緊急治水対策事業も展開されておりまして、私ども市といたしましても災害事業をやっております。


 お話にありましたように、国と県と連携の関係なんですけれども、国と県とも私ども市といたしましては定期的に国土交通省ともいろんなメニューにおきましても事業調整、協議をしてまいりますし、またその工区によりましては兵庫県、国も入って三者協議も行っております。


 さらには、これらを踏まえまして兵庫県とも事業促進が、また公共工事のコスト縮減になりますような形でいろんな形で協議をいたしております。総合的に、市としてその全体のプロジェクトいうようなものはありませんけれども、私の方でそれらの国なり県での最先端として協力等をやっている次第であります。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 41番、青山憲司議員。


○議員(41番 青山 憲司) 私、この豊岡、新豊岡市もそうなんですけども、やっぱり治水だとか防災に対する取り組みがまだまだじゃないかなというふうに思います。何と比較してということではないんですけれども、やはり豊岡の歴史というのは城崎町も含めて、あるいは今回被災された出石も日高もそうなんですけども、この円山川におけるいろんな被害というのは過去からの歴史にもあるわけですね。当然、竹野におきましても竹野川のはんらんもあったりということで、私はそれぞれにこういった治水についての課題というのは多く、過去からの歴史を繰ってみてもあると思うんですよね。そういう意味では、そういったことに対する全体的な事業がどういうふうに進んでいくのか。国や県の計画、それから自治体としてのやっぱり適正な取り組み、例えば先ほどの避難所の機能だとか、あるいは情報のあり方だとか、こういったことも含めて、今、ことし合併しまして防災監が設置をされたわけですけれども、私は1名ではちょっとしんどいと思います。


 私は、この治水について、歴史的な自治体の中の大きな課題でありますから、もっともっと重点的に取り組まれるような施策、あるいは方針が必要だというふうに思います。もし市長のお考えがあればお聞かせを願いたいと思いますが。


 それで、堤防の整備に向けては国、県に負うところが多いわけですし、強力にその点についての要請なり、あるいは自治体としてのお願いを私たちも含めてどんどんやっていかないとだめかなというふうに思いますが、それでこの地域防災計画が見直しをされるということでありますけれども、これは防災会議から出ているわけですよね。この防災会議というのは、以前、去年の12月、私、質問したときには開催してないというふうな話もあったわけですけども、現状はいかがでしょう。


○議長(木谷 敏勝) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 私の方では、ハード的なこと、先ほど青山議員の質問に対してわかっている範疇で申し上げたいと思うんですけれども、例えば稲葉川であったりや八代川、それらの川の総合的な治水計画は国の円山川本川に対する計画とあわせてする。さらには、稲葉川であったりや八代川、また六方川等も国と県と私ども地元と一緒になってするわけでありますし、それらの改修につきましては河川法も平成9年に改正されました。その内容は、これまで治水であったりや利水だけのことが述べられておりましたが、この改正によりまして環境も配慮する。さらには、地域住民の声、意見を聞いて改修しなくてはならないというようなことが明記されております。それらを受けまして、例えば稲葉川であったりや八代川の改修につきましては、そこの地域住民の方々のご意見を伺う中で改修しようということになっておりまして、いずれ協議会等も設立される中で、国と県と市と一緒になって改修しようということになっております。


 ハード的なところは国も県も市も一緒になってやろうということでありますし、その他総合的な、ソフト的なことはちょっと私の方からはできませんので、以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 防災会議についてのお尋ねでございます。


 現在、地域防災計画を策定中でございます。その進行に合わせて防災会議を開催する予定にしておりますけれども、現在のところは開催をしておりません。


○議長(木谷 敏勝) 41番、青山憲司議員。


○議員(41番 青山 憲司) 地域防災計画を策定するに当たっては、防災会議等も開催してもらいたいと思います。これは先ほど平成9年に水防法の改定というふうにお聞きしましたが、平成13年度の7月にも水防法が改正されてますよね。例えば浸水想定区域制度が創設をされたりとか。この中でも、市町村防災会議が設置される、要するに円滑迅速な避難の確保を図るための措置としてそういう防災会議を開いてというふうなこともございます。防災会議がそういった中で開かれないというのは、ちょっと私、理解できないんですけども、災害対策基本法の第16条にもこういった市町村の防災会議を置くということになっておりますし、こういった防災会議の機能をもっともっと私は活用すべきではないかなというふうに思いますので、これは意見として申し上げておきたいと思います。


 それから、情報の関係でちょっと確認をしたいと思いますけれども、前の宮田議員の答弁ですかね、2日間雨量が227ミリというふうにお聞きをしております。それから、私の知り得た情報の中では、例えば昨年の12月議会で立野地点の流量が4,200トンだったというふうに答弁でもございました。実際には、国交省の方のデータで2日雨量は278ミリ、そして立野地点での流量は4,900トンというふうになっておりますが、この点、こういった細かい情報ではありますけれども、そのデータが変わってるんですよね。いつ変わったのか、なぜ変わったのかということの説明がないままにこういったものが出てるんですけども、この数値に関しての変更というんですか、こういったものはいつどのようにして変わったのか、この点をもしわかればお聞かせいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) お答えいたします。


 前の宮田議員にお答えをした雨量の関係なんですけれども、私は立野上流域における平均流域を申し上げまして、2日間雨量で278ミリと申し上げました。


 それと、国交省が発表しています流量の評価というのは、申し上げますと、はんらん戻し4,900トン/セコンドというんですけれども、この4,900トンのボリュームははんらん戻しといいまして、その当時降った雨が円山川の堤防界を流れる。そして堤防が決壊したいわゆる内水も含めて、いわゆる円山川に流れている量とはんらんしたものを足したものが4,900トンというふうになっております。


 さらに、その現況の流下能力ということで、これもあくまでも立野のポイントなんですけれども3,900トン、災害前の円山川の立野地点におきましては3,900トン/セコンドの量が流せる断面であるというふうに聞いております。


 したがいまして、その数値、先ほど議員さんいろいろと言われましたけれども、国交省が発表している数値は以前も現在も変わらないと承知しております。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 41番、青山憲司議員。


○議員(41番 青山 憲司) どうも数値の私の聞き間違いであればそれはそれで申しわけないですけども、私は先ほど言った数値を聞いてメモをしておりますので、間違いないんじゃないかと思います。


 昨年あそこが破堤したときの数値は、先ほど3,700トンとおっしゃいましたが、私が聞いているのは3,900トンですので、そういったちょっとしたデータの間違いについてはしっかり整理をして、はんらん戻しの件についてはちょっと、私も勉強不足だった点もあろうかと思いますけども、その点についてはしっかりしたデータを提起していただきたい、このことを申し上げておきたいと思います。


 それから、情報の伝達につきましては、いろいろな課題も残っておろうかと思います。特に私、対策本部の中におりまして、一日市の左岸の堤防が欠損したときの情報が2日間全く入ってこなかったように記憶いたしております。これは区長さんのアンケートの中で見ますと、21時前ぐらい、前後ですか、このころにもう欠損してたよというふうな話もございます。もちろん鳥居橋の上流の部分そうですし、立野の堤防の決壊についてもそうですけども、そういった情報がやはり混乱しているときですから、しっかりした正確な情報をつかみたい。そして、正確な情報を流したいという思いが当然ございます。こうした特に大事なときであれば、むしろ区長さんの方の意見あるいは全体的な意見として、少々大き目に言ってもらう方がその対応がとりやすいなというふうなこともありました。そういう意味では、市の職員さんあるいは消防の職員さんという、要するに公共的な事業にかかわっておられる方がはっきり目で確認してその指揮官に伝えるということでないと、そのことが生かされてこないというふうな、情報のやりとりがあったように思うわけですね。


 私は、むしろこういう提案をしたいと思いますけども、市民の皆さんからの情報というのはもっと私は活用していいと思うんですよね。それは例えば河川、例えば立野川であれ右岸、左岸であってもいいと思うんですけども、住民の方にそういう河川モニター制度みたいなものをつくって、そこの住民の方から情報をいただく。区長さんであれば、これかわるわけですよね。例えば毎年かわる地域もあれば、二、三年でかわられる地域もある。河川モニター制度みたいなことを活用して、そこから情報をいただく。その画像の情報というのは、今、あるいは水位のデータというのはよく国交省の方の対策もありましてとられておりますけども、私はそういった住民の皆さんとの直接のやりとり、そしてそこから伝わってくる危機感というものをもっと情報の中で生かして、市民の皆さんに伝達をしていくということが大事じゃないかなというふうに思いますけども、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 我々も同意をするところが多々ございます。現在、先ほども申し上げました情報収集伝達検討会の中でも、河川モニターということではないんですけれども、そんなふうに近い制度が考えられないかというふうなことで、現在検討しております。


 その地形あるいは過去の災害、それらのことについては、豊富な経験をお持ちの市民の方というのがやっぱりおられると思います。そういうふうな方にこの際ご協力をいただけないかというふうなことにつきましても検討を進めてまいりたいと、そんなふうに思っております。


○議長(木谷 敏勝) 41番、青山憲司議員。


○議員(41番 青山 憲司) ぜひ検討していただいて、市民の皆さんと一体となってその災害被災に対応するということをぜひ検討していただきたいと思います。


 それと、あと情報伝達という意味では、防災無線の件も過去から大分議論されてきました。防災無線の未設置箇所、それから昨年も問題提起をしましたけども、事業所への設置方針について、現状をお聞かせいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 防災行政無線の設置につきましては、今度の議会でも報告をいたしましたが、やはり昨年の経験をもとに、未設置者の設置希望が多かったというようなことがございます。旧豊岡のあくまでも数値ですが、九十三、四%というふうな状況です。


 もう1点、事業所へのこの防災行政無線の戸別受信機の配付のことですが、これにつきましては事業所と自宅が違う場合があります。そうした場合には、1軒の家で複数台の受信機を公費で負担をするといったことがございまして、これについては公平さを欠くんではないかというふうに今判断をいたしております。


 事業所といいますのはあくまでも営業活動の場でございまして、さまざまな情報を得て、それを従業員とかそれらに知らせるといったこともまた営業活動の一つではないかというふうに判断をしています。したがいまして、かねて答弁申してまいりましたけども、事業所の設置につきましては、希望される方については購入をぜひお願いしたいというふうに考えております。


 なお、防災行政無線とは別に、これらへの市の情報を補完するというふうなことで、FMジャングルの有効活用も、これは積極的に考えていく必要があるというふうに考えています。ただ、すべての新市のエリアをカバーしているもんではありませんけれども、少なくとも防災行政無線で流す情報についてはジャングルでこれは放送もいたしますので、台風時にはそういったラジオ等も入れていただいて、そして対応していただくというようなことで、ぜひご理解をお願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 先ほど、円山川の立野地点での現況流下能力につきまして、私が3,700トンと申し上げたというふうに青山議員言われましたが、私は3,900トンというふうに申し上げたつもりでありますので、よろしくお願いしたいと思います。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 41番、青山憲司議員。


○議員(41番 青山 憲司) どうも最近、耳が悪くなってきたんでしょうかね。ちょっとまた病院に行って診てもらおうかなと思いますけど。


 今の防災無線の設置箇所でございますが、この区長のアンケートを見ましても、自主防災組織の活動のところで65%の区長さんが課題があったというふうにおっしゃってるわけですよね。その中身については、組織員が勤務先での防災対策のためとか、道路の冠水によって帰れないとか、それぞれの都合はあるにせよ、事業所に本当に適切に被災の状況、台風のそういった情報が流れていたのかな。確かにニュース等では日本全国のニュースは流れるわけですけども、この但馬に来てる実態だとか、あるいは河川の水の状況だとか内水の状況なんかは適切に各事業所の中で把握して対応されてきたかどうかというところについては、すごく疑問が残るわけですよね。


 私、前回も申し上げました。豊岡に約3,700の事業所があるわけでございまして、但馬各地から2万8,000人の従業員の方が来られてるわけですよね。この中で、もちろん自主防災組織に所属をされておられる構成員の方がたくさんおられると思います。事前に例えば事業所に防災無線が入って、何時間後にはこういう状況になりますから皆さんそれに備えてくださいということであれば、事業主の方がその判断でもってそれぞれ事前に自宅に帰す。そして自宅での対応もできる、地域での対応もできるということを申し上げたことがございます。そのときに、設置が何と30基だったというふうに伺っています。3,700ある事業所のうち、30基しかこういった防災無線が設置をされてない。果たして事業所の事業主が判断をして、そういった自主防災組織の体制を組めるような、機能できるようなことで考えてもらえる事業所がどれだけあったのかなということも含めて、私はむしろ公共の負担として事業所にそういう防災無線を設置して、地域の中でそういう体制をつくってもらうということが大事ではないかなというふうに思いますけども、いかがでしょう。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 青山議員のおっしゃる点は理解もできるわけですが、仮に1基大体3万円程度としまして、豊岡でいえば3,000幾ら、新市全体でいきますと約7,000、事業所としてはあるわけですね。それらについても公費で設置していくということになれば、これ費用的にもべらぼうな数字にもなります。


 そして、自主防災の方々が従業員としておられるといった場合ですが、これについてはやはりその事業所としての責任もあると思いますし、また家族の方からは、現在は携帯も普及しておりますので、そういった状況も入ってくるだろう。


 さらに、先ほど答弁申し上げましたけども、少なくとも防災行政無線で放送する内容についてはFMジャングルで放送したい。現に、昨年の場合も途中までですが放送してまいりましたので、そういった機能をご利用いただきたいというふうに考えています。やはり費用の面で、ちょっとすべての事業所に対して無償配布ということにはならないというふうに判断をしています。


○議長(木谷 敏勝) 41番、青山憲司議員。


○議員(41番 青山 憲司) この防災無線は、こういった災害のときだけに使われてるもんではないですよね。ふだんの行政情報なんかも流されておられるわけですし、やはりこれからのまちづくり、特に市域が広くなったわけですから、そういったこの区域内におられる事業所の皆さんといろんな面でコミュニケーションをとって協力関係を築き上げていくということが、私はやっぱりその地域の中で個々の家が隣近所とコミュニケーションを持っていくということと同じように、行政も事業所とコミュニケーションをとる上で私は、こういった設備にある程度の投資をしていくということは必要ではないかなと。公平性を欠くものではない。いざというときにはそういった対応に対する協力もお願いするわけですから、私は公平性を欠くもんではないというふうに判断をします。それはそれで意見として申し上げておきますが。


 やはり今のFMの話もございましたが、やはり念には念を入れ、あるいは一重、二重、三重の備えをするということはやはりこういう災害の対応については必要になってこようかと思います。ぜひ情報の適正な提供については住民の皆さんの側も私は、それを受けて適正に判断して行動するということが求められてくると思いますけど、単に行政側が情報を発信してるではないかとか、あるいは研修をしているではないかとか、あるいは訓練をしているわけではないかということだけでなくして、やはりそれを受ける側、住民の側はどういうふうな気持ちでその情報を受けて適正に行動ができるか、そういうこともぜひ検証していただきたいと思いますし、研究なり研修もしていただきたいというふうに思います。


 ハード、ソフトの面については、私はもっともっとたくさんの課題があろうかと思います。ぜひ一度この23号台風の総括をしていただいて、先ほど市長の答弁にもございました。一つ一つ検証しながら、トータルとしてどういう対策を打っていくのか。中期的、長期的にどういう対策を打っていくのか、そのことを一つ一つ明確にして、それを住民の皆さんにも示した上で、その進捗状況もあわせて私はやっていくのが行政の責務だというふうに思います。私たちが生きているこれから20年、30年のうちにこういった災害が起こらないかもわかりませんけれども、50年後、60年後にはまた起こるかもわからない。そういう危機感を持った対応をぜひお願いしたいと思います。もし何かご所見がございましたらお伺いをしたいと思いますが、私の質問はこれで終わりたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 以上で青山憲司議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。再開は午後1時。


               午前11時43分休憩


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               午後 1時00分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、90番、武田厚志議員。(拍手)


               〔武田厚志議員 登壇〕


○議員(90番 武田 厚志) 90番、武田でございます。


 在任特例の期間もあと約40日。しかし、出石町出身の議員にとっては、4年前に選挙しましたので、その当時、合併問題のかけらもなかったわけですけれども、一月間、在任特例があるというようなことであったわけでございます。出石町のこれからの発展を願う者として、出石町地域のまちづくりについてお尋ねしたいと思います。


 中貝市長は、真珠のネックレス、各地域が一つ一つの真珠だと、こういう例え話をされますけれども、私は出石町が光り輝く地域であるように願いまして、以下の質問をさせていただきたいと思います。


 まずは、6月議会でも申し上げましたけれども、永楽館の復元についてでございます。


 今議会におきましても、この永楽館について私が質問することになりますと4人の方からの論議がなされる、こういうことになるわけでございます。特に市長と堀議員との論議の中で、金比羅歌舞伎についてのやりとりがあり、2人の意見は永楽館を復元して出石で歌舞伎をできたらやりたいなと、こういうことであったと思います。2人の文化的なレベルの高さをあらわしておるんではないかと、こう思います。


 私は、復元の方向は次第に明確になりつつあると感じておりますけれども、博物館にするのか、生きた芝居小屋にするのか、ご答弁をお願いいたします。


 その次に、重要伝統的建造物群保存地区への選定の問題でございます。


 出石町民は、出石のまちに誇りを持ち、長年にわたってまちづくりを行ってまいりました。


 1987年10月16日、兵庫県条例第17号、都市景観の形成等に関する条例の都市景観形成地区に指定されたことにより、県と出石町とで経費の一部の助成がなされ、そのことによりまして町並みの整備が急速に済みました。


 一方、平成11年より出石旧城下町の伝建に向けての動きがスタートいたしました。平成13年3月付で伝統的建造物群保存地区保存対策調査報告書ができております。私もこれをいただきました。今日現在、地元の理解を得るため、担当者により各区で説明会が行われております。今後の重要伝統的建造物群保存地区選定に至るまでのスケジュールをお尋ねいたします。


 3番目に、出石まちづくり会議についてでございます。


 ことしの5月20日、NPO法人出石まちづくり会議が県より認証されました。先週の土曜日、9月の17日になると思います。この新たなNPO法人出石まちづくり会議は、初めての事業としてまちの中心部の電柱等に出石川の堤防の高さを表示するテープを17カ所にわたって張りました。これは住民が常に防災についての意識を持ってもらうためのものでございます。その他の活動については、これから協議し、決定されていくことになるわけでございますけれども、総会においてはさまざまな意見が出されました。一つずつ例を挙げて言いますと、例えばごみ袋のカラス被害があると。黄色のごみ袋にしてはどうか。町並みの美化のため、花を植えてはどうか。花壇がたくさんまちの中にもありますけれども、そういうことをNPO法人としての活動にする、こういう意見でございます。


 また、あちらこちら水槽の中に川魚を飼っておられる方がございます。そういうメダカを飼っている方からメダカの育て方を教えてもらう。こんなこともまちづくりにとっていいんではないかと、こういう意見もございます。


 また、出石町は観光のまちですので、魅力あるまちづくりを考えたい、こういう方もございます。また、防災については避難訓練を行う必要がある。避難訓練をしてはどうか。また、まちづくりについての情報を広く知らせる必要がある。一部の人が知っているということだけでは広がらない。まちづくりの情報を広く知らせる必要がある。このように、いろいろと意見が出されました。


 しかし、これらの活動はこれからの課題でございます。中貝市長のそれぞれのまちが輝くまちになりという考え方を具現化したものだと考えております。今後のこういうまちづくりに対しての市の対応をお伺いいたします。


 次に、上田市との姉妹提携交流がございます。上田市との姉妹都市の調印が昭和54年11月5日になされております。以来、はや26年になろうとしております。この間、中学生による交流や市長、町長、またそれぞれの議員の相互訪問など、密度の濃い交流が続いております。毎年の11月3日のお城まつりには、上田市の市長、議員の方々を迎え、市長にはパレードの先頭に立っていただく。そこには出石町長と並んで人力車に乗り、パレードの先頭に立っていただいております。


 このように、上田市との交流は実のあるものとして続いてきました。今回の合併協議の中では、すべて新市に引き継ぐと、こうなっておると思います。しかし、合併によりまして出石町の名前が消えたわけでございますので、再度調印を行う必要があるのではないかと考えております。市長のお考えをお聞きいたします。


 次に、出石城公園についてでございます。


 9月1日の都市計画審議会におきまして、出石城公園が都市計画に入れられました。この意味をお尋ねしたいと思います。ということは、都市公園と都市計画の中に入れるということがどういう意味を持っておるのか。ただ単なる一つの事業で、単発で済んでしまうということであれば、都市計画の中に入れるという必要もないように思うわけですけれども、どういうことでこの中に入ったのかお尋ねしたいと思います。


 大きな2番といたしまして、防災についてお尋ねいたします。


 小人区の出石川堤防についてでございます。


 昨年の23号台風において、この地区は堤防を越水し堤防が削られ、この付近の方たちは水の流れる道を、道路が川になっておったようでございます。そのときに、役場まで水の中を避難されたわけでございます。堤防が削られ、まさに危機一髪のぎりぎりのところで何とか切り抜けることができたということでございます。


 また、民家のガレージなどから水が吹き上げるという、そういう現象も起こった。このことについては、当局も十分に把握しておられるわけですけれども、対策はどこまで進んでいるのかお尋ねいたします。


 まず、1回目の質問を終わります。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、上田市との交流に関するご質問にお答えをさせていただきます。


 旧出石町と上田市との交流といいますのは、単なる形式的なものではなくって相当しっかりした根を持ったものだというふうに私自身も理解をいたしております。特に昨年の台風23号での大水害の際には、防災協定による災害応援をいただいたり、あるいは多くの支援物資や災害見舞金も出石町に対していただいたところでございます。こういったつながりというのは新市においても大切にしたいというふうに私自身も考えておりまして、去る7月10日の豊岡市の誕生記念式典にも上田市の側にご招待を申し上げ、助役においでいただいたところでございます。


 その際に、私の側から助役に対して、ぜひ引き続きこの交流は続けさせていただきたいという考えをお伝えをいたしました。上田市の側も同様のことを望んでおられますので、合併はいたしましたけれども、このつながりは今後ともしっかりと続けていきたいと思います。


 その上で、議員がご指摘になりましたようにこの交流に関する調印が旧出石町長の名前でなされておりますので、新市といたしましても正式に豊岡市長名での調印を行う必要があると、このように考えております。


 ただ、先方の上田市自身が来年、平成18年3月6日に合併をされて新しい市になる。こういったことをお聞きいたしておりますので、正式な文書として調印を交わすということについては、その後の方がいいのではないのか。こういったことを今、上田市側と事務レベルで詰めているところでございます。交流については、引き続きしっかりとやらせていただきますけれども、形を整えるのはその上田市側の合併後の方がいいのではないのか、このように考えているところでございます。


 いずれにいたしましても、ことしの11月3日の出石お城まつりにもまた上田市の方から市長がおいでになる予定でございますので、その辺についても改めて直接詰めさせていただきたいと、このように考えているところです。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 永楽館の復元についてお答えいたします。


 復元に当たりましては、出石という城下町にある博物館、芝居小屋として他の観光、歴史、文化施設との連携を深めつつ、観光客や市民の皆さんに公開したいと考えております。


 同時に、文化財の積極的な活用を図るべく、地元劇団の練習であるとか発表の場、それから芝居公演などのさまざまな活用策を今後検討してまいりたいと考えているところでございます。


 それから、重要伝統的建造物群保存地区の選定に関して、スケジュールはどうかというご質問でございます。


 この保存地区選定までの流れにつきましては、現在、住民への説明会を開催しているという段階でございますが、この後、保存条例の制定、それから保存審議会の設置、それから審議会等の検討によります保存地区の決定、それから保存計画の策定、こういった作業を踏まえた上で国へ選定の申し出を行い、国の方でそれを受けて選定を決定すると。それでもって一応国の選定が決定ということになりますので、事業の実施はそれ以降という格好になります。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 出石総合支所長。


○出石総合支所長(多根 徹) 私の方からは、出石まちづくり会議、行政としてどんな支援をするのかというふうなお尋ねでございます。これについて答弁をさせていただきたいと思いますが、まちづくり会議については、先ほど議員もおっしゃいましたようにNPO法人として立ち上げが既に済んでおりまして、認証されております。ただ、見ますと、まだ事務室も含めた事務局員の体制も不十分ではないかというふうなことを考えております。事務局員は別にいたしまして、事務所につきましてはまちづくり会議からの希望もありまして、総合支所の一室を利用させてほしいというふうな申し出も受けております。この件については、ほかの団体からもそういう申し出を受けておる部分がありますので、夜間の管理の問題あるいは役場休業日のときの管理の問題、使用料の問題、他の総合支所でどんな団体まで活用していただくのかというふうな調整の問題も含めて、前向きに検討を進めさせていただきたいというふうに考えております。


 次に、防災について、小人区の出石川堤防の関係につきましてご質問がございました。


 この関係につきましては、先ほど議員もおっしゃいましたように昨年の台風23号で出石川右岸の市道出石川沿線より越水し、堤内地の倉庫が床上浸水の被害に遭いました。国交省では、平成16年11月13日から22日にかけてボーリング調査が実施をされております。


 また、そのほかに地元区から指摘のありました漏水箇所につきましても国交省に現場確認をいただき、検討協議をしていただくよう、こちらからは強力に申し出を行っておるところでございます。


 その結果といたしまして、明後日ですか、9月22日にこれまでの調査結果等を踏まえて、行政あるいは地元関係者等に説明をしたいという旨の連絡をいただいております。これからも引き続きこの問題についてはお願いをしてまいりたいというふうに思っております。


 なお、本年9月5日、国交省においては、今、越水しておりました堤防高のその確保として、計画高水位プラス50センチの土のう積み工を実施していただいたところでございます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) 出石城公園を都市計画区域に入れた意味ということでございますが、出石城址につきましては、豊岡市の出石町の中心部に位置いたしておりまして、これは議員もご存じと思いますけれども、城山公園として古くから住民の皆さんに憩いの場として、また近年では重要な観光資源として活用されてきておるところでございまして、ただ、その区域としての明確性なものがございませんでした。また、中には一部民有地もありまして、遺構の損壊でありますとか改変などの懸念も感じられるところでございます。


 そういうことも含めまして、歴史的遺物であります出石城を中心に、その周辺も含めた区域を新たに都市公園として明確に位置づけを行いまして整備を行うことにより、出石城址の保全と住民の憩いの場としてのさらなる活用を図るというようなことを目的に、意味合いで対応いたしております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) それでは、永楽館について再質問をさせていただきます。


 6月で質問しましたときに、次長からご答弁をいただいておりますけれども、そのときには今の博物館、芝居小屋という、こういう位置づけであったと思います。これについては、本当の芝居小屋として生かして使う方がいいんではないかということを私が申し上げ、最後にはその2人のやりとりを収拾するというか、受ける形で市長から答弁がございました。その中は、手元にいただいております議事録の424ページに、再度きっちりと議論をするように教育委員会には求めているところです。こういう答弁があるわけですね。ということは、教育委員会側がおっしゃるとおりであれば、わざわざこういう答弁をされる必要がないわけですね。教育委員会の答弁の内容は市長の100%の心情ではないということがこういう言葉になっていると思うわけですけれども、教育委員会は市長の部局ということからは外れておるとは思いますけれども、市長の意向を離れて勝手に独自の行動ができるものかどうか、その点をお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) もちろん広い意味では豊岡市の市政でございます。市長部局と教育委員会部局、歩調をそろえて進めていくというのが基本的な考え方であろうと思います。


 それから、前回の答弁のニュアンスとして、多少芝居小屋はベースというようなニュアンスが皆さん方に私の答弁の中で伝わったのかなというふうに考えておりますが、基本的には先ほども申し上げましたように博物館、芝居小屋として県の建築審査会等へも承認を受けておりますし、そういった基本的なスタイルの中で、同時に積極的な活用策も図っていきたいと。歌舞伎も含めていろんな発表、公演の場を設けていきたいと。ただし、興行場法等によりまして、入場料徴収するのが月5回以上になるとその適用を受けるというようなことがございますので、それに触れない範囲内での活用を考えていきたい。ただ、一般的な皆さん方が練習していただくとか、発表の場を持っていただくとかいったようなことについては、ある程度余裕を持って展開していけるんじゃないかなというふうに考えております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 消防長にお尋ねしたいと思います。


 先日の堀議員とのやりとりの中でも、公演ができたらいいなということがございました。また、今の次長からの答弁の中でも、公演をするということも言葉の中に出てきたと思うんですけれども、その場合、どうしても人を入れて公演をするということになりますと、消防法の関係が出てこようかと思います。今は何か特例によって使っていけるんだと、こういう説明ですけれども、明確な興行あるいは公演、出石には芝居のグループがございますけれども、その公演が行われる場合、やはり問題が出てくるんではないかというのが私の考えでございます。消防にご答弁をお願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 消防長。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 劇場用途ということであれば、消防法上の規制を受けることになります。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 今、次長、聞かれましたか。やはり人を入れて興行しよう、公演をしようというときには、やはり消防法の適用を当然受けると。例外ではないという、こういう話ですけども、次長のお考えはどうですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 今、劇場としてという前提のように私はお聞きしましたが、建築基準法の適用除外ということで、現在はその線で今検討しているというところでございます。


 ただ、消防法とか他のいろんな規制とか、そういったことについては今後十分関係機関、関係法令等も踏まえながら検討していく必要は十分にあるものというふうに認識しています。そういった中で、課題を解決していきたいというふうに考えています。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 先ほどから次長の答弁の中にあります建築基準法の適用除外という、そのことがどうも何か私の解釈と違っております。この適用除外というのは、博物館として使うから、常日ごろそんないっぱいに人がなるほど人を入れないから除外をしてくださいよ。それならしようがないですな、こういう意味だと思うんです。


 ところが、公演なり何か映画会でもする、あるいは芝居でもする。そういうようなことになりますと、たくさんの人に来ていただく逆に必要があるわけですね。そのようなことがないということが前提で適用除外しておるわけでして、そういうことがあれば当然その適用除外ということは無効になると、こう思うわけです。どうも以前から私どもこの出石町の議会の中でもこのことを何回もやりとりをしてきました。そういう意味では次長さんは初めてのことで、やはり担当者からいろいろと話を聞いておられるんでしょうけども、何か十分に伝わっていないという、そういう感じを持つわけですけれども、どうもそのあたり、適用除外ということの意味が少し違うように思うんですけどね。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 他の地域の芝居小屋の活用例を参考までに申し上げますと、金丸座ですね、金比羅大歌舞伎、これも建築基準法適用除外建物として、通常は入館料を徴収しながら金比羅歌舞伎大芝居の興行をやったり、古典芸能、落語等、芸術に関する活用を行っております。


 それから、これは熊本ですか、八千代座でございますけども、これにつきましても定期公演はないけども、公演、芝居、コンサート等を開催しております。これも建築基準法適用除外建物ということでございます。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 永楽館には入られたことがあると思うんですけれども、あの2階の席は見られたことがあると思うんです。上がられましたですか。その点を再度お尋ねして、そのときに2階の席に自由に上がられるのかどうか、そういうときでも。その点も含めてお尋ねいたします。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 現在の施設をそのままの状態で復元した場合に、例えば避難経路であるとか防災上の問題であるとか、いろんな課題があるということはよく承知しております。


 そういった中で、今回実施設計の見直しというようなことで若干ですが予算をつけておりますけども、そういった中で、必要な見直しを図っていく中でそういった、例えば2階からの避難については外側に階段をつけるとか、そういったような方法も考えながら検討していきたいというふうに考えています。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) ですから、私はあの建物は何メーターか内側に引くべきだと、こう申し上げているんです。今のままであそこに2階から非常階段をつけると、道路にその構築物ができてしまうという、こういうことになるんですよ。今の次長の答弁は大変矛盾しております。道路が自由に使えるんですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 2階からの避難階段については、今の段階で道路側につけるとかつけないとかいった具体的なところについては今後の検討の中で考えていきたいと思います。


 それから、議員のおっしゃいます現位置でということの場合、前回の議員にもお答えしましたけども、そういった形で動かすと、セットバックするということになりますと、主体構造やそれから奈落の石積み等、これも新たにつくり直していかなくちゃならないということで、文化財としての価値が損なわれることになりますし、さらに敷地が限られております。そういった敷地上の制約や移転経費等の増嵩の問題も生じることになります。


 したがいまして、現段階では現位置での復元を進めていきたいというふうに考えています。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 私は、今回の予算を見まして、120万円の設計料、それと20数万円の事務費、これが今回計上されておりますけれども、この仕様書をお願いしたいということで課長にお願いしたんですけれども、まだ予算が通ってないので仕様書はありませんと。こういうことであったわけですけど、今いろいろとここでやりとりしておりますけども、次長は既にもう決まったものとしていろんなご答弁をしていただいております。しかし、課長はまだ何も決まっておりません、予算が通ってから仕様書はつくりますと。こういう答弁なんですけど、しかし、そない言いつつも、いろいろとああである、こうであるということで、いわゆる文化財、芝居小屋という方向を明確に言うておられると。これはどういうことなんですか。仕様書もないのにそういうことが言えるんですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 基本的なその考え方ということでお答えしたということでございます。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 再度、消防長にお尋ねしたいと思いますけれども、先ほどは例外でできるんだという、こういう強弁をされておりますけど、しかし安全を守る立場からいえば、そんなことはもう到底認められない。そういうことが前提になるのであれば、2階にも人が上がれるんだと。そのことも検討するということであれば、当然消防署としてはそのことはもう見過ごすことはできないと、こう思うわけですけれども、そういう点での今の答弁の中で、2階にも人を上げるんだと、こういう答弁がありました。あの2階の構造見ていただいたらわかりますけれども、非常に階段の狭い、1人がやっと通れるぐらいの階段があるだけなんですね。そういう中で、道路側に非常口を設けずに人を2階に上げるということは、それが本当に消防署として認められるのかどうか、その点をお尋ねいたします。


○議長(木谷 敏勝) 消防長。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 十分教育委員会側と協議をして指導してまいりたい、そのように考えております。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) ということは、消防署との協議が必要だということですね。次長、どうですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) そのとおりです。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 私は、文化財として整備するということのメリットは、国や県がそのことをやってくれるということであって初めてメリットがあると、こういうふうに思っております。豊岡市が予算をつけて復元するのに、全くその段階ではこの国がやることを市がやるだけですね。例えば、金丸座とかそういうものは先に国の重要文化財ということが指定されて、その後、国の文化庁の予算によって復元されてる。それも堀議員の話によりますと、5年間かかって復元したんだと。5年間かかって違う場所に移築することが国の重要文化財でできて、なぜ永楽館は1寸動かせば文化財でなくなるんですか。そんな理屈が成り立ちますか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 私は、文化財ではなくなるというようなお答えはしておりません。文化財としての価値が損なわれるという旨を申し上げたところです。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 動かすと文化財の価値が損なわれるので、その次に来る言葉は、文化財としては認められない、市の文化財から外すということですね。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 文化財として外すどうこうまでは私は申し上げておりません。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 先ほどの答弁もう一度聞きたいんですけど、どう言われましたか。文化財ではあっても、何かちょっともう一回、わかりにくかったんで、済みません。先ほどの答弁、もう一度お願いします。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 文化財としての価値が損なわれますということでございます。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 金丸座は、どうして文化財としての価値が損なわれないんですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) そのことについては、ちょっと承知しておりません。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 最近は余り観光地としては有名でなくなっておりますけども、以前は明治村というところが非常に有名な古い建物がたくさんあると。この中には、たくさん国の重要文化財の建物があるという、こういうことでしたね。こういう事実はご存じですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 明治村は行ったこともございますし、そういった貴重な建物があるということは承知しています。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) ここにある建物は、すべてよそから持ってこられた、移築されたものであるわけですね。こういうものがすべて国の重要文化財として認められるのに、どうして永楽館は文化的な価値が損なわれるのか、そのあたりが私はさっぱりわかりません。今の建築技術によりますと、本当にもうわからないぐらい再現するということは簡単なことだと思うんです。土木技術、建築技術で今のままで二、三メーター動かして、そのままで建築するということは非常に簡単なことだと思うんですけれども、それでも文化的な価値が、他の重要文化財はいいけれども、永楽館だけが損なわれるんですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 何度もあれでございますけども、新たにつくり直すということになりますので、そういった意味で文化財としての現状を復元するという視点から比較しますと、動かすとなると奈落の構造も含めて新たにつくり直すということになりますので、そのことでもって文化財としての価値が損なわれるというふうに理解しています。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 回り舞台であるとか、そういう奈落とかいうておっしゃいますけども、それはもうよその芝居小屋の方がもっともっと大規模で立派なものだと思うわけです。永楽館非常に小さい芝居小屋でして、そのものを移転させるぐらいのことは今の技術レベルからいえば全く何の問題もないと。わずかそれも3メーターほど動かす、それぐらいのことで文化財としての価値がなくなるということはこれは詭弁ですね、本当に。


 それで、ことしの5月、城下町を活かす会で永楽館を使って総会がありました。そのときに講師として前城崎町長の西村肇氏がお見えになりまして、非常にこの方も永楽館が気に入っておられるんです。芝居をする人、有名な片岡何とかさんいう人は知り合いですんでいつでも連れてきますよと、こういう言葉も出ております。できたらそういうかたくなな、一寸たりとも動かせないというそんな考え方ではなしに、本当に利用しやすいものとして私は整備すべきだと。


 それで、今現在でも道路に完全に屋根の部分がはみ出しております。全くのスペースはありません。どっかの委員会で但東町に行かれた帰りに寄られたときに、ただ単なる壁の壁面を見られて、何だ、こんなものはと、こういうような言葉も出ておったというようなことも聞いております。これを二、三メーター引くだけでのぼりも上げることもできますし、非常にこのあたりの雰囲気が一変すると思うわけです。いずれ私は、今回このまま整備されても、何年か先、何十年か先には必ず引き移転をせざるを得ない時期が来ると思います。私は完全にそういうことがあると思いますので、二重投資になると思うわけですね。


 最後に、市長さんのこのあたりのお話もお尋ねしてこの項については終わりたいと思いますけども、市長さん、ひとつご答弁をお願いします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 文化財を言葉どおり正確に保存するというような場合には、できる限りその場に、もともとあったところにあればいいというのがまず言えるんだろうと思います。ただ、最終的な判断というのはさまざまな総合判断であります。より使いよさを優先するということであれば、当然場所を変えるということが出てくる。それはどちらをより優先するかということでありまして、ただ一つのものだけで物事を決めるわけではない、このことをご理解賜りたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 2階の席というのは、非常に貴重なものだと思います。何かをする場合、2階には上がれませんよという形でだけはしないように、できるように、2階に上がって公演なり演劇を見ることができるような形での整備ということを、このことについては妥協せずにひとつお願いしたいと思いますけれども、次長、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 2階も活用してというご発言ですね。私の方もそういった方向で検討していきたいというふうに考えています。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) それでは、次に行かせていただきたいと思います。


 伝建地区の指定の問題では、これ当局あるいはそのほかの議員の方々も今後いろんな条例とか、あるいはいろんなプランがこれから出てくる、そういう性格のものですね。これから議会の中でも条例の案件が出てきて、それを議決していただかなくてはならない、承認していただかなくてはならないという、こういうことがあろうと思います。今後、まず先ほども説明がありましたけれども、条例化とかそれから保存地区の区域割の選定とか、あるいはその中の建物の選定、こういうようなことがマスタープランの後、出てこようかと思います。そういう中では、今後、議会の中で十分に出石町以外の方もご理解をいただいた上で進めていきたいと思いますので、そのあたりのスケジュールについて、当局及び議会の皆様方も十分なご認識をお願いして、この伝統的建造物群についての項も終わります。


 まちづくり会議についてでございますけれども、これはNPO法人化されるまでは昨年5月に町長選挙で当選されました奥村町長が役場の中にまちづくり課というのを設けられまして、その段階で同時に出石町の各団体に人選を依頼されて、町長の諮問機関としてスタートしたわけです。それが今度、合併によって法人化するということで、NPO法人としてなされてきたという、こういう経過があるわけでございます。これからのまちづくりにつきましては、このまちづくり会議がほかの商工会、観光協会、商工青年会、このような団体もありますけれども、ともに地域のまちをつくっていくというそういう性格であろうかと思います。


 先ほど、出石の総合支所長から、事務所についても前向きに検討するというそういうことがございました。この団体というのは、いろんなことが何でもできる、まちづくりのためには何でも逆にやろうという、そういう団体でございます。これからの当局の支援をお願いいたしたいと思います。


 総合支所長、ひとつよろしくご答弁をお願いします。


○議長(木谷 敏勝) 出石総合支所長。


○出石総合支所長(多根 徹) 先ほどお答えしたとおりです。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) それでは2番目の、出石城公園については抜きまして、防災についてということで出石町の小人区の堤防のことについてお伺いしたいと思います。


 ここの箇所は、何か聞くところによりますと一番上側、ドライブインの前の方ですけれども、まだ矢板も打たれてないようなところがある。護岸工事もまだ完全に終わってないという、そういうふうに区長さんからお聞きしておりますけども、このあたりの認識は、総合支所長、どうお考えですか。どう認識しておられますか。


○議長(木谷 敏勝) 出石総合支所長。


○出石総合支所長(多根 徹) 国交省の関係もございますので、詳しくは承知しておりませんので、明後日の説明会で十分確認をしたいというふうに思います。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) この地区は、実は水源がすぐ100メーターほど下にあるんです。そこから出石町の全町域にわたりまして送水をされておるということで、もし堤防が切れる、あるいは溢水がその水源地を直撃してその中にまざってしまうというようなことが仮に起きるとするならば、もう長期にわたる断水を覚悟しなければならないという、そういう大事な地域だと思うんです。現在の堤防の工事のあり方は下から下からという感じで、特に災害が起こった鳥居地区、あるいはその対岸、このあたりについては真っ先に工事がなされておりますけれども、そういう水源に近い一番大事なところであるにもかかわらず、何か後回しにされておるんではないかと。こう思われますので、そのあたりについて、総合支所長、本当に地域の一番大事な水源を直接守る堤防であると思うわけです。そういう点では、もういち早くこの地域の工事をやってもらう必要がある、緊急性があるんではないかと、こう考えておりますけども。


○議長(木谷 敏勝) 出石総合支所長。


○出石総合支所長(多根 徹) 水道のみならず、出石の入り口でございますので、出石町の人口集中地区の市街地がほとんど水浸しになるという状況になってくるというふうに思いますので、これは国交省の方に強く要望していきたいというふうに思っておりますし、その手だてをしていただきたい。


 ただ、私も含めて行政も、それから議員さんも、今までの自覚としてはそれほどあの部分を深刻にとらえてなかったというふうなことは、お互いにやっぱり反省をしていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに考えております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 今、総合支所長の方から言われましたように一番まちの上流部に当たりまして、もうあそこが切れれば出石町の旧市街地であれば3分の2は完全に水につかってしまう。あるいは多くの家が流されるような非常に大事な部門でございます。しかし、あそこの堤防というのは非常に薄くて、道路もアスファルト舗装がしてありますけれども、非常に幅も狭い。強度も弱いという地域です。そういう点でのここの優先順位を上げていただきますように、ぜひともお願いしたいと思います。どなたか答弁をお願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 技監。


○技監(谷川 俊男) 議員がおっしゃられることはよく理解をいたします。明後日、国交省の方からこの堤防の安全性について、また追加で調査をした内容についてもあわせて説明をするということでございますので、それを踏まえて我々も対応してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解をお願いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) ここにつきましては、地元の区長さんとも話し合いをしましたけれども、いわゆる弘道地区、旧出石町地区ですね、旧市街地ですね、この地域の区長会の第一番の課題として今後取り組んでいくんだという、こういうお話でございます。そういう意味におきましてもぜひとも、ほかに重要なところもありますけれども、おくらせることなくこの地域の対策につきましてお願いをして、私の一般質問を終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で武田厚志議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。再開は午後2時。


                午後1時48分休憩


          ────────────────────


                午後2時00分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、59番、西垣善之議員。


               〔西垣善之議員 登壇〕


○議員(59番 西垣 善之) 59番、西垣です。(拍手)通告に従って質問をいたします。


 第1点は、豊岡消防署出石分署、但東の出張所になるのか、あるいはどういう名称になるのかわかりませんけれども、いずれにしましても但東総合支所内に消防救急の施設をつくってほしい、こういう陳情書が市長あてに、但東住民4,073名というかつてない署名捺印を押した名簿が市長に届けられたところであります。合併以前には、合併をするとスケールメリットがある。これまで小さなまちでやれなかったことも、財政力が大きくなるからやり得ることも幾つかあるというような議論もされたことを私は思い出します。


 但東町の前町政が1市5町の中でこの消防の分署あるいは出張所をつくり得なかったのは、それなりの理由があっただろうと思います。しかし、新たに1市5町で合併をして今日、こういう住民の貴重な、あるいは圧倒的多数の署名簿が市長に提出をされた。この重みと意義について市長はどのようにお考えなのか、お尋ねをしたいと思います。


 それから、2つ目にお尋ねをしたいのは、私の質問通告書には但東出張所というふうにしておりますが、この消防署は竹野が出張所であるようでありますが、分署、出張所というふうに区分けをしておりますが、この出張所、分署の決定的な違い、これはどこにあるのか。あるいは但東の今度設置されるであろう消防救急の位置づけはどういうものになるのかということについてお答えをいただきたいと思います。


 それから、もう一つ、私、詳しくは存じませんが、但東町に移住して、私まずびっくりしたのは、但東町の役場の職員が一つの消防分団を形成して、勤務中であっても火災があったら町の職員が出動した。現在では、市の職員が出動しております。そういうまちが1市5町の中であるのかどうか。竹野があるかもしれませんけれども、お答えをいただきたいと思います。


 なお、これに関連して申し上げますと、現在の総合支所というのは当分の間、職員の約半数を配置をするということになっております。しかし、これは当分の間であって、やがては職員の数を減員をするということは明らかだろうと思うわけでありますが、そうなりますと、現在、市の総合支所内で形成されている分団が編成できなくなるという可能性もあります。


 続いてお尋ねをしたいのは、これに関連してですが、今、但東町地域内で火災が起こったときに、まず第一番に駆けつけるのは常備消防ですか、それとも分団でしょうか。分団であるとすれば、それはどの分団なのか、お答えをいただきたいと思います。


 2つ目の問題は6月議会に引き続いてのものでありますが、遠隔地にある高校生の通学助成についてであります。


 前回、教育委員会の立場は、豊高に通うとき、1カ月約3万円の定期。出石に通うときにも、ほぼそれに近い定期代がかかる。これは不平等じゃないか。もっと市民が平等に高校に通学できるような経済的な措置をとるべきではないかという私の質問に対して、随分そっけない返事をされまして、全く何も考えてない。県の貸付制度があるから、それでやってくださいというご返事でした。


 そこで、私がお尋ねをしたいのは、地方自治法第10条第2項には、地方公共団体の役務の提供をひとしく住民は受ける権利を有するという明快な規定があります。この規定に抵触するのではないかというふうに思いますが、この点について改めてお尋ねをしたい。


 なお、この件に関してもう1点聞きたいのは、例えば生活保護を受けている世帯の子供さんが高校に通学をするとき、例えば豊高だとします。月3万円の定期代というのは、保護費の中に含まれていますか。そういうケースが出てきた場合、教育委員会はどういう対応をとられるのか、お尋ねをしたい。


 以下、自席で質問を行います。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、但東区長協議会からの救急に関する要望に関するご質問にお答えをいたします。


 既に堀議員、また伊賀議員の同様のご質問にお答えしたとおりでございまして、多くの住民の方々の切実なものと受けとめておるところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 消防長。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 分署、出張所の違いということでお尋ねをいただきました。


 種々違いがございます。まず、但東の場合、我々は但東駐在所というふうに言っておりますので、その点まずご理解をいただきたく思います。


 まず、出張所と分署ですけども、配置をしております人数が違います。それから、常備をしております配置車両等の違いもございます。それから、当然人数が違ってまいりますので、業務が若干、根本的な違いということではないんですけども、火災と救急が起きた場合、それぞれ同時に出動できる体制、あるいはそれぞれどちらを優先しなければならないのかという、そういう体制の違いが若干あるというふうに認識をしております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 但東総合支所長。


○但東総合支所長(松本 和洋) 但東地域内で火災が発生したときに、一番早く現地へ行くのはどこかということについてお答えいたします。


 但東地域内での火災発生したときに、一番最初に現地へ行くのは市職員で編成します本部分団が現在のところいち早く駆けつけております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 但東町以外の残りの旧1市4町において、同様に職員が独立した分団を組織しているところにつきましてはございません。もっとも、職員がいずれかの分団に属しているというケースはございますが、独立した分団を組織しているといったことはございません。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 高校生の通学の助成の件でございますが、6月の議会でもご質問もいただきました。遠隔地から高校へ通学する生徒へのバス運賃の補助につきましては、現在のところ考えていないというのが実情でございます。


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。


                午後2時10分休憩


          ────────────────────


                午後2時12分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 地方自治法の関係でご質問いただきました。


 第10条の2でございますけども、普通地方公共団体の役務の提供、ひとしく受ける権利を有しという条項があるわけですが、豊岡市として役務の提供をすべきものではないという、バス代の助成についてはそういうもんであるというふうに理解をいたしております。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 月3万円が生活保護費の中で支給されるかということでございますけれども、これにつきましてはいわゆる教育扶助ということに当てはまるんだろうと思いますけれども、基本的にこの扶助につきましては、現状では義務教育を前提にいたしておるということでございまして、したがいまして高校生の場合の通学補助というのは生活保護においては支給はしてないということでございます。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) この4,073名の消防の駐在所の設置についての陳情書というのは、市長は大変重いものとして受け取られる。当然だと思うんですね。住民の側からいいますと、もうこれ最後の手段なんですよ。自分が署名捺印して、圧倒的多数の署名で市長にお願いをする。もうこれ以外にお願いする方法がないんですね。ですから、私は市長も少し口を開いていただきたいのは、重く受けとめているというのは結構ですけれども、これを実際、検討される用意があるのか。あるいは検討されるとしたら、どういう内容で検討されようとするのかということについてお答えをいただきたいと思います。


 なお、それに関連をいたしますが、当初この但東駐在所につきましては、平日の日中の勤務だけと、救急車だけだという内容であっただろうと思います。それを救急車を24時間体制、あるいはまた消防車も配置をしてほしいという要望書が出たわけであります。先ほど言われたように、旧1市5町の中で市の職員が分団を編成して出なければ、旧出石町にある分署からでは火災に間に合わないと。旧但東町はそういう苦労をしてきたまちなんですね。ですから私は、この救急車のみならず消防自動車もやがて総合支所の職員が減らされていくであろうということを前提に、この際、消防車並びに救急車の同時装備をお願いできないかというふうに思うんですが、市長はその辺のことについて、余り具体的でなくても結構ですから、そういう方向で検討されるのか、あるいは消防車はもう初めからだめなんだというお考えで、救急車のみをお考えになっているのかどうか、その辺についてお伺いをしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、要望を受けて、私は切実なものと受けとめているということを申し上げました。さらに口を開けということでありますが、もう既に堀議員、伊賀議員に対して十分お答えをいたしているところでございます。切実なものとして受けとめ、しかしながら24時間救急体制の実現のためには人員配置でありますとか人件費等、乗り越えるべき大きな課題があります。特に職員全体を減らしていかないと市財政自体がもたないという中で、どのように人員体制を確保できるのかといった大変困難な課題がございます。今後、新市全体の救急体制を研究する中で検討してまいりたいと考えているところです。


 消防につきましては、私の理解といたしましては、まず但東の方々は人の命だということで、救急に大変力を入れられておられたものと認識をいたしておりますけれども、今後、新市全体のあり方を考える上では、さまざまな論点についても検討してまいりたいと、このように考えているところです。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 人員配置とお金のことが当然問題になるわけでありますが、この救急と消防車両方を配置した場合、人員配置についてはどのようなことになるんでしょうか。何人の消防職員が必要になるのか。あるいはそれに係る経費は、概算で結構ですからどの程度かかると見込んでいらっしゃるのかお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) これも既に堀議員、伊賀議員へのご質問の中でお答えしたところでございますが、例えば竹野が現在14人体制でございますけれども、旧竹野町が合併前にそれを維持するために北但行政事務組合に支払っておりました負担金の額は約1億5,000万円。城崎が19人体制でありますが、約1億8,000万円でございました。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 先ほど、市長がちょっと消防の問題については抽象的にお答えになったんだけども、先ほど申し上げたように市の総合支所、やがてこれは職員を減員されると。当分の間ということで出発しておりますから、当分の間、半数の職員を配置する。当分の間ですから、当分の間を過ぎればやはりなくなっていく。


 そこで、但東の総合支所長にお尋ねをしたいんですが、これどの程度職員が減らされるとはっきりしたことは言えないかと思うんですが、総合支所内で消防団を編成できるかどうかの人数の際といいますか、ラインといいますか、それは何かお考えになっていることがありますか。


○議長(木谷 敏勝) 但東総合支所長。


○但東総合支所長(松本 和洋) 火災時における体制としましては、4名最低は必要かと思います。


 そうした中で、現在市役所の但東総合支所の本部分団員としては16名の団員がおるわけですが、そのうち半数の8名が市役所本庁勤務となっております。したがいまして、現在の体制としましては、8名のうち2名が消防主任、副主任といいまして第一線の現場には出れませんので、実質現在は6名が本部分団員として活動しておりますので、職員が最低4人常時いなければ出動できないという状況ですので、私の認識としては4名の団員の最低限確保が必要だと考えております。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) これは消防長にお尋ねをしたいんですが、現在の出石分署から但東総合支所まで恐らく消防、救急車で走れば七、八分間の差があると思うんですね。つまり但東総合支所に駐在所を設置した場合は、現場に七、八分早く到着できる。七、八分というこの時間を消防と救急別々に分ければ、この七、八分間という時間はどういう意味合いを持ちますか。火災においての七、八分間、あるいは救急車が出動する場合の七、八分間というのは私は大変貴重な時間だと思いますけれども、その辺は専門家として少し講釈してください。


○議長(木谷 敏勝) 消防長。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 火災時における七、八分、もう初期消火で、今、議員ご指摘のとおりに大変大事な時間だと思います。


 救急におきましても、これも先日の伊賀議員さんのご質問の中にもございました。この8分、特に心臓疾患の場合の患者にまつわる8分というのは、これまた命にとって大変貴重な時間だというふうに認識しています。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 大変貴重な時間であるというのは、私ども素人にとってみても火災で七、八分間するとほぼ火が全体に回ってしまうんじゃないかという時間だと思いますし、あるいは救急に至っては、今、出石病院がほとんど救急の患者を受け入れてくれないそうだという話を聞いたんですが、豊岡までの搬送といいますと相当時間がかかる。但東町そのものが旧豊岡市にとって最も遠隔地にあるわけですから、それは宿命といえば宿命なわけですけれども、そうであるならば、少しでも救急あるいは消防がいち早く非常事態の際に出動できる体制をつくる。


 それは先ほど、私、地方自治法第10条の2項を例にとったんですが、これも地方公共団体の役務の提供をひとしく受ける権利を有するという規定から申しますと、少しでも住民の生命、財産を守るということについて、少しでも時間短縮ができるなら、市長は今、公務員を減らさなきゃいけないんだということをおっしゃったけれども、市の消防職員はの公務員であります。しかし、事、生命、財産にかかわる問題でありますので、ここは決断をしていただく必要があると思うんですね。これ検討される、ちょっと考えてみるということをおっしゃってますが、市長としてはいつごろをめどにこの結論をお出しになる予定になっていますか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) もう既に先ほど来お伝えしている、お二人の議員にお答えしたところでございますが、来年の10月に当初予定の5人体制でということで準備を進めておりますから、どのような結論になるにせよ、それに合うような形で検討してまいりたいと考えております。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 但東町地域の救急、消防の実態は、今るるお話ししたとおりであります。市の職員も分団まで編成して、伝統的に頑張ってきている。しかし、やがてこれは分団の編成が困難な時期が来るだろうというのはもう時間の問題だというふうに私は思っております。そうなれば、総合支所内に救急車と消防自動車を双方配置をして、先ほど市長がお答えになった、竹野では14人体制で1億5,000万円の負担金を払っていたというようなこともおっしゃいましたけども、その程度の、その程度と言ったら、市長、お怒りになるかもしれませんけれども、地域住民の生命、財産を守るためにはその程度の負担はきちっとなさって、住民の期待にこたえていただきたいと強く要望したいと思います。


 次に、高校生の通学助成についてであります。


 高校教育は、本来、兵庫県の仕事であろうかと思います。義務教育ではありませんので。


 私、6月議会のときに教育委員会にお尋ねしたのは、教育基本法には教育の機会均等という言葉があります。その中にはさまざまな機会均等ということを言ってるわけですが、現代において最も機会均等の切実さは、経済問題だろうと思うんですね。月3万円仮に負担をしますと、3年間で90万円、大方100万円ですね。100万円近い通学費を保護者が負担しなければならない。こういうものに対して、兵庫県の教育委員会にもう少し市の教育委員会として意見をされたらどうかと。県に助成の強化を求められたらどうかと言ったら、それはしないとおっしゃる。何か知らないけど、月1万8,000円ほどの貸付金があるからそれを借りて、あとは借金で返済をしなさいというようなお答えなわけですが、教育基本法の精神からいきますと、県に対してそんなに遠慮して物が言えないのなら、市がきちんと手だてをされればいいんじゃないかという気がしてならないわけです。


 次長がお答えになるんでお尋ねをしたいんですけども、この教育基本法にある教育の機会均等、特に経済上の問題、さらに先ほど申し上げた例えば生活保護世帯の子供が高校に上がるときに、生活保護費の中には月3万円という通学費は入っておりません。そういうケースが出てきた場合、市としてはどうされるんですか。その子供さんに高校通学をあきらめなさいといって説教されるんでしょうか。そういう場合も、あなたの責任において想定しなければならない問題なんです、これは。この生活保護世帯の高校生の通学費3万円というのは、非常に大きな額だろうと思います。それが3年間も続く。あるいは子供さん2人あるかもしれない。莫大な費用です。ただ、そういう費用を支出してでもやっぱり保護者としては、ほとんど今、義務教育と同等な扱いになっている高校には出してやりたい。これは親の気持ちであります。


 そうすると、そういう生活保護世帯の場合は、具体的にそういう実例が出てきた場合、教育委員会としては県の制度を使って借金しなさいと言われるのか、それとも生活保護世帯だから高校進学をあきらめなさといって説教されるのか、それとも市としてやはりここは独自にそういう助成制度をつくって、あったかく高校生を送り出してやる。教育基本法で言う機会均等というそういう立場を厳格に教育委員会として守っていく。この3つの選択しかないと思うんですけれども、その辺はどのようにお考えになっていますか。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 先ほどから高校生の通学費助成についてお尋ねいただいております。


 このことにつきましては、先ほど議員ご指摘のように教育基本法第3条に教育の機会均等、このことはきちっと明記されておる、このように認識しております。


 また、第2項におきましては、国及び地方公共団体は就学困難な者に対して学業の継続ができるそういった方法を講じなきゃならない。このことも規定されている。それを受けまして、小・中学校での就学援助制度があり、そして高校以上は奨学金制度、そういった制度があるものと認識しております。


 したがいまして、先ほどの6月の次長答弁をお出しになられたわけですけど、次長の答弁は、まず前提としてそういった奨学金制度がある以上はその奨学金制度をまず使ってくださいと、このことを前提にして答弁したものと思います。確かにほとんどの生徒が高校へ進学することを考えましたときに、実態としては義務教育化している、こういった認識もございます。ただ、制度として高等学校は義務教育でない。このことも確かです。そういった中で、この奨学金制度そのものをまず使っていく。このことが私は大事ではなかろうかなと、このように思っておりますし、それでは市としては具体的に何をするのかというお尋ねでございました。


 6月の時点では、そのあたりの動きは明確ではなかったものでお答えしておりませんが、実は9月になりまして、前々からございました進学対策協議会、この協議会が高等学校の問題について協議していたわけですが、この新豊岡市の中に従来は出石、それから但東町、ここで一つの進学対策協議会がございました。それから、旧豊岡市、城崎町、日高町、竹野町でもう一つの進学対策協議会がございました。


 したがって、新しい豊岡市の中に2つの進学対策協議会という組織があったわけですが、これが一本化されまして、9月にその第1回目の会議がなされたところです。


 そういった中で、この進学対策協議会の主な目的の一つに、進学に伴う諸条件の整備、こういった項目がございます。したがいまして、そういった視点から通学費の問題についても話題にすることにしております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 生活保護世帯の問題についても質問したんですけども、この答弁が漏れてますが、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 基本的には、先ほどお答えしました奨学金制度、これはいろいろと奨学金の中にもいろんな種類があるわけですが、県の奨学金制度、さらには豊岡市独自でもこの奨学金制度を設けております。そういったものを併用しながら就学する、そういった方法を講じていただきたいなと、このように思っております。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 少し具体的にお尋ねをしますが、高校通学で最も困難を来しているのは、多分旧1市5町の中では但東町だろうと思うんですね。この但東町で現在高校生が何名通学していますか。高校生が何人いるんでしょうか。そのうち、先ほど教育長のおっしゃった県や市の奨学資金を受けている生徒、これは何人いますか。これは簡単に受けられて、受けようと思う希望者全員が受けられる性格のものなのかどうか、あわせて答弁を願いたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 但東町の中学校を卒業したすべての1年生から3年生まで把握しておるわけではございませんが、平成17年度、いわゆることし1年生に入学した子供、出石高校には31名、そしてあと豊高、近大附属、豊岡総合、そういったものを合わせまして13名。それから、あとほかの、いわゆる福知山あるいは宮津、そういったところに入学した子供もございます。したがいまして、70名の卒業生のうち進学者が66名、こういったことを聞いております。


 それともう1点、その奨学金の問題ですが、そういった中で、従来からこの奨学金、なかなかプライバシーの問題がございますので、それでは何人が受けておられるのかということにつきまして掌握しかねますが、一つの例としまして、豊岡市の奨学金、本年度募集しましたところ、但東町から3名の応募がございました。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) それは市の奨学資金を受けた生徒さんが3名ということですね。県はいかがなんですか。県の奨学資金を受けた高校生は何人いますか。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 県の奨学金につきましては、これは本年度は高校に入ってから募集しておりますので、各高校に問い合わせなければなかなか実態がつかめないということがございます。


 ただ、一つの例を申しましたら、出石高校では非常に少なかったということを聞いております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 先ほども聞いたんだけれども、市や県のこの奨学資金制度を受けるというのは、申請をすればだれでも受け付けてくれるんですか。それとも何か、成績優秀だとか、あるいは担任の推薦文だとか、あるいは中学校の学校の推薦文だとか、そういう何か、昔でいえば成績優秀な子でないと受けれないというようなさまざまな制約はありませんか。だれでも申請をすれば、この県や市の奨学資金というのは受けることができるんでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 実は、この高等学校の奨学資金につきましては、昨年度までは二本立てになっておりました。一つは兵庫県分の高等学校の奨学資金、それからもう一つは俗に言います旧いわゆる日本育英会、この奨学金、この二本立てで高校生につきましては奨学金の貸与をしておりました。


 その中で、旧日本育英会につきましては、これは成績要件ございました。ただし、本年度からこの2つが一本化されて、高等学校奨学資金として兵庫県に移管されております。その要項を見ましたら、その成績要件については、これは削除されており、成績要件はなしということになっております。ただ、保護者の収入基準として、4人世帯の世帯主の収入の目安額が680万円というこの条件はございます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) そういうさまざまな制約があるでしょ。例えば夫婦で680万円というような収入。なかなか今、680万円という収入が、こんなことを言うとおかしいかもしれませんけども、なかなか但東町の中で世帯の総収入が680万円、これ以下でいいんですね、それなら結構です。


 この高校生の通学費の助成問題というのは、私、6月の議会でも申し上げてきたとおりであります。教育委員会は、県や市の奨学制度があるからそれを受けなさいと。ところが、市の受けている実態は3名、県の奨学資金を受けてるのは何名かまだ把握してないということです。しかし、恐らくこれは非常に少ないと思うんですね。受けにくいという何らかの状況があると思うんです。そういう意味では、私は6月の議会でも過疎対策過疎対策といって大声を上げてきました。但東町に住めば、もう高校に行くのにも相当お金がかかる。高校卒業して大学行くとなるとさらに4年間、大変な親の負担になる。こういう特殊的な遠隔地にあるという地理的な不利な条件、これはやはり市が穴埋めをして援助をすると。そして市民がなるべくひとしく高校の教育を受けられるようにするというのが原則ではないんだろうかという気が強くいたします。


 教育長、あなたも私の言ってることが間違いではないと思うんですね。間違いではない。ただ、財政問題だとかなんとかかんとかややこしいものがくっついてくるから、なかなか言い出しにくいという面があると思うんですよ。


 そこで、お尋ねをしたいのは、先ほど但東町の高校生というのは66名だということをおっしゃった。それぞれ通ってる学校は違うわけでありますけれども、こういう生徒に仮に月1万円程度の助成金を出す。このぐらいしたって、別に但東町に特別扱いをしてるというようなことを言う市民は私はいないと思うんです。つまりそれだけの負担を相当してるわけですから、ですからそういう立場から、ぜひこの遠隔地にある但東町地域における高校生の通学助成については真剣にやはり検討していただく必要があると。これは先ほど申し上げたように、教育基本法にも経済的にも機会均等でいきましょう、やりなさいということが言ってあるわけですから、そういう点をきちんと対応していただきたいと思うんですけれども、最後に市長にお答えをいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 先ほどもお答えさせていただきましたように、高等学校については義務教育ではないという視点から、やはり奨学金制度がある。当然その奨学金制度が就学困難な者に対しての補助をしてる。そういった視点を考えたときに、まずこの奨学金制度を活用していくと。もしこの制度に不備があるとするならば、あるいは改善すべき点があるとするならば、当然これは先ほどもお話ししましたように進学対策協議会等のいろいろな機関を踏まえて、これについては改善を申し入れていく。まずこのことしっかりと我々としてはこのスタンスで臨んでいきたいなと思いますし、それから先ほどからお話出ておりますこのことにつきましては、やはりこれは但東町だけの問題ではございません。もしこれ1万円ずつ補助するとなったら、ただ但東町の高校生だけじゃなしに、例えば日高町から出石高校へ行っている子もございます。これはもう連携校内ですから、かなりの数、本年度につきましても日高西あるいは日高東合わせまして30名の子供が出石高校に行っています。これもバス代を換算しましたらかなりの金額になります。そういった面で、やはりたとえ1万円といえどもなかなかそれが積み重なってくると大変であるということも考えまして、先ほどもお答えしましたようなまず奨学金制度そのものをまず活用していく、この視点で臨みたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で西垣善之議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。再開は2時55分。


                午後2時45分休憩


          ────────────────────


                午後2時55分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、73番、古池信幸議員。(拍手)


               〔古池信幸議員 登壇〕


○議員(73番 古池 信幸) 通告に従いまして、上郷ごみ汚泥処理施設について、区長会費について、円山川堤防について、竹野川治水について、稲葉川治水について、中小企業支援について、観光政策について、地域循環バスについてということで質問いたします。


 上郷地区へのごみ汚泥処理施設、リサイクルプラザを建設するという計画について、地区住民の皆さんへの事前説明が不十分なまま新聞発表されました。施設管理者である中貝市長は、何年何月何日に当該施設の構想をつくり、その構想についてだれと相談し、具体的な人員及びその職務にあった方の職名を質問いたします。


 市民の税金を使う公共事業については、住民及び関係者の同意、関係者への情報公開、これが基本になければならない、私はそのように思っております。情報を公開し、情報を共有する、そのことが住民本位の政治の基本であります。市長の情報公開に関する所見を伺います。


 経過につきまして、今までの同僚議員の質問の中で明らかになった点もございますが、いま一度、それについては答弁を求めたいと思います。私が答弁を聞く中で感じたことは、住民の皆さんへの説明の3日後には新聞発表しておった、このことが大変住民感情を逆なでする大きな要因になっているのではないか。住民説明会、5月29日ということでしたが、そのときに地区住民の方が、わかりました、承知しましたとおっしゃったんなら新聞発表してもいいと思いますが、そういう快諾の返事はあったんでしょうか、お尋ねいたします。


 スポーツ施設だとか文化施設、あるいは郷土の誇りを知らせる、そういうような施設であれば一般的には多くの方々の同意をいただけると思われる施設でありますが、そういう施設でさえも地元住民の同意、これが必要だと私は思っております。スタートの時点から、執行者側には不手際があったと言わざるを得ない。地元への情報公開、情報の共有ができていないということ、このことについて市長はどのようにお考えになっておりますか、ご答弁を求めます。


 この際、新豊岡市民となられました現在、旧日高町の上郷地区の皆さんとの対話、協議、これのあり方を反省し、一たん白紙に戻す勇気と誠意を示されるべきだと思いますが、答弁をお願いいたします。


 住民の組織である町内会及び区につきまして、当局との関係のあり方について質問いたします。


 現在、区、町内会の数は、旧豊岡市122、1万6,451世帯、旧城崎町30、1,530世帯、旧竹野町43、1,598世帯、旧日高町70、5,656世帯、旧出石町51、3,280世帯、旧但東町42で1,820世帯となっております。合計で358区、3万335世帯が新豊岡市の数字であります。町内会、区は住民の親睦、連絡、協働の組織であり、市行政の下請機関ではありません。市とはお互いに協議をし、協力体制を構築していく。このことが大切であります。


 市から、区長会費として年間5,973万円支払われるという予算になっております。総額固定方式だと激変緩和後に減額となる地区が出てくるわけであります。一方、書類の配布、これらにおいては今まで1回であったところの地区も2回となっております。作業の回数がふえておるわけであります。配り物のほかにも市においては行政を円滑に執行していくために区の皆さんの協力、理解が必要であります。昨年の23号台風の際には、区長さんが安否確認や避難誘導、救援物資の取り扱いなど多岐にわたって大変な活躍をされました。市が検討している区費の配分によると、公平といいながらも総額の固定ということによって減額のところが出てくる。これは遺憾なことであります。現行を下回らないそういう処置をするには、どうしても総額を増額する以外にはございません。ご検討はされますでしょうか、ご答弁をいただきたいと思います。


 台風23号は、円山川とその支流に大きな負荷を与え、越水したり破堤したりして地域住民に多大な損害、被害を与えました。安全安心のまちづくりのためには治山治水が基本であり、住民が情報を共有する中で基本的な整備が必要であります。円山川の無堤防地区をこの際解消することが求められております。日高町浅倉地区、赤崎地区、中郷地区、そして奈佐小橋から城崎大橋間の円山川下流部左岸側、堤防がありません。浅倉、赤崎、中郷、またただいま申し上げました地区について、いつ無堤防を解消するのか、これについてのお考えをはっきりと述べていただきたいと思います。


 道路兼堤防及びJRの線路のかさ上げ、これらについては住民を守っていくというこのことによって水害から住民を守るということになろうかと思うわけであります。これについては、特に奈佐小橋から城崎大橋間の問題でございますが、このことについてもJRとの協議、これも重ねていただきたいと思いますが、いかがですか。


 23号は、戦後最大の水位を記録いたしました。記憶が薄れないうちにまた大水害が来る可能性もあります。国土交通省あるいは県に対して、市民を代表して関係機関に要望されたい、強く求めたいと思います。


 竹野川は、旧竹野町、一町一川ということで地域の人々に大変親しまれております美しい川であります。竹野川全体の整備計画を資料として要求いたしましたが、県土木事務所は計画を策定していないから提出できない旨の回答でありました。


 1990年代、当時の建設省は河川のあり方について大きな方針転換をいたしました。環境を重視し、生物、植物と人間が共生する、そういうシンボルとしての川のあり方、ふるさとの川を位置づけており、これは当然それに沿った整備計画を策定すべきであろうと思いますが、既に8年もたっておりますけれども、いまだに整備計画を持っていない。これは一体どういうことなんでありましょうか。私は、資料の回答がないということを聞いて愕然といたしました。


 轟地区では、堤防を補強する工事が以前に行われてからかなりの時間がたっております。既に亀裂が入っていたり、水が吹き出すところがあります。昨年の台風では、円山川及びその支流での被害が甚大であったため、竹野川は少しかすんでいたという感がありますけれども、竹野川かて大変大きな被害をもたらしたわけであります。早急に補強、補修工事をしないと破堤の心配があります。ぜひそのようにならないよう、緊急な対策を講じられたいと思いますが、お考えを伺います。


 稲葉川は昨年の台風で大きな被害をもたらしました。この川の整備計画についても資料要求をいたしましたが、全く行政としては住民の安全安心を考えているのか疑わしい回答が出てきたわけであります。これについても資料は提出なし、そういう状態でありました。大変腹立たしく思っております。稲葉川でどのような被害があったのか。私が持っております資料には、円山川の整備計画、復旧計画、これらの中にいろいろと書いてあるわけでありますが、稲葉川におきましても整備する場所が2カ所出ております。河川災害復旧事業が平成16、17年で2カ所、河川改修事業として平成17年から21年の5年間の間にわたり築堤、護岸工、橋梁改築が行われる予定が、円山川堤防調査委員会の資料に載っておるわけであります。これは何度も水害に遭った、水害の恐ろしさを実感しております友達から借りた資料の中に出てきたわけであります。なぜ提出できる資料がないというふうなことになったのか、その理由をお尋ねいたします。


 災害復旧の状況はいかがでありますか。通告しておりますけれども、これについても工事の設計と着工、完工予定について詳しく答弁をいただきたい、このように求めたいと思います。


 次に、中小事業者は長く続く景気の低迷によりその経営は大変苦しいものがございます。国民生活金融公庫や県の制度があるということは民主商工会やその他の機関から情報を得ておりますけれども、実際に融資を申し込むと結局は銀行、信用金庫、農協が窓口となって大変厳しい査定が行われておる、これが現実であります。その査定、特に選別融資、この実態について、私は大変残念ながら、回答を得ましたけれども、わずか71件が融資を受けられたというふうなことで、この数字では本当の意味での中小業者を救う金融政策にはなっていないのではないか、このように思うわけであります。公共団体は金融機関に対して選別融資を極力しないように指導することが必要ではないのか、そういう時代だと思っておりますが、お考えを質問いたします。


 次に、災害時の対応でありますけれども、災害に遭われた方々に被災者生活再建支援、被災者住宅再建支援制度というメニューはありますけれども、事業や施設、工場設備、これらの被害のあった方に対しては残念ながらそういう支援制度がないんです。被災者事業所再建支援制度、これの創設にぜひとも大きな被害を受けた豊岡市は国、県に対して情報発信を、特に国の制度として被災者事業所再建支援制度の創設を訴えていただきたいと思いますが、いかがですか、市長のお考えを伺います。


 新豊岡市の2005年度の産業の概要については、6月議会でお尋ねいたしました。基本的には、農業を中心として水産業、製造業、観光業、建設業等がございますが、観光振興についてお尋ねいたします。


 産業構造の変化が激しくなってきておりますが、新豊岡市においては既に観光産業にも古い歴史を持っているまちもあります。また、この産業への投資、勤労者の増大が見込まれております。観光政策は幾つかの柱が必要でありますが、要約すると、お客さんの立場からいうならば、一度行ってみたいな、あるいは繰り返し行きたいなという地域になることが必要であろうと。これが観光政策の基本になる概念ではないかと思います。そのために、私は本物の観光資源、真心の対応、これが迎える側には必要であります。このように考えております。


 長期計画とともに短期の企画も大変大切であります。お客さんを招く、豊岡市へ行くという動機づけをするためには、地域の特性を発見し、それに磨きをかける。早目に情報発信をすることが肝要であります。


 コウノトリの放鳥をどう地元がとらえるのか。環境、教育、健康、それらの立場からとらえておるという、こういうとらえ方での深めることもできるわけでありますが、観光の面からもこのコウノトリの放鳥、コウノトリの事業、これらをとらえることもできるのではないか。ぜひこの機会に多くの方々に来ていただきたいと思うわけでありますが、このたびの放鳥に対しては観光客は何名ぐらいお越しになると見込んでおられますのか、どういう広報活動をされてこられましたのか、お尋ねいたします。


 この秋から来春までは日本海の味覚の王者松葉ガニの季節でありますが、各事業者はことしこそは昨年の台風で受けた被害を克服し、経営も何とかよい方向へ向かわせたいと努力をいたしておりますが、昨年まで多くの京阪神のお客様を運んできたかにカニエクスプレスが本年は大変残念なことに減便あるいは中止に近いというような情報が入っております。城崎、豊岡の港地区、竹野地区、また豊岡市内はもとより香美町の業者にも大きな打撃となろうと思います。ぜひ市長が先頭に立たれて、この列車の復活、また当地方へのにぎわいをもたらす企画にはJRを含め運輸機関に要望活動されたいと思いますが、お考えはいかがですか、お尋ねいたします。


 次に、冬期降雪期の除雪対策と情報発信についてお尋ねいたします。


 同じ雪でも、但馬に住んでいる人には何でもないような状態の降り方であっても、雪の少ない地域の方々には大変大きな不安と困難を予測させるわけであります。そういうときに、正確な道路管理者との話し合いのもとに、この地域は自動車で来ても大丈夫ですよ、あるいは列車もきちっと運行できております、そういう正確な情報を早く提供する。また、その提供の根本となる除雪対策、これらの整備体制をしっかりと早目につくっていただく。こういうことがお客様にお越しいただく基本的な要素となるのではないかと思っております。


 観光政策の中で、情報発信についてさらに私は2つの要素があろうと思っております。一つは、豊岡に行ったらどんないいものがあるのか、どんな楽しいことがあるのか、元気になれるものがあるのかなど観光資源的要素、いま一つは、お年寄りでも子供でも体に障害のある方でも大丈夫だろうか、道路状況はどうなのか、鉄道の駅はエレベーターがあったりバリアフリーになっているのだろうかという、皆が心配していることについて知らせることが必要であります。


 私は、旧日高町の大谷議員に案内していただきまして、江原駅に立派なエレベーターが設置されておるのを拝見いたしました。豊岡、城崎温泉、竹野駅にもエレベーターの設置が必要だと思いますが、これについては市長はどのようにお考えになっておりますか、お尋ねいたします。


 また、トイレ、宿泊施設等のバリアフリー状態、これについてもきちっとした情報発信ができるように日常的に努力すべきものと考えておりますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。


 次に、地域循環バスの発想は、車社会の中で大変重要な意義を持っていると私は考えております。移動の手段として、鉄道、バス、自家用車、自転車あるいは飛行機などがありますが、通院や買い物、勉強会等、交通手段を持たない人や、持っていても使用できない状態のある人々のためにも、いわゆる交通弱者を救うということで手だてを地域循環バスというものが一つの解決策になるのではないかと思っております。路線バスの運行があっても停留所まで大変遠いそういう地域の方々、あるいは路線バスが走っていないそういう地域の方々、こういう方々が先ほど申しました交通弱者であります。こういうところへ地域循環バスを走らせるというふうなことについて、特に城崎町におきましては円山川東側地区にはバス路線がございません。ほかにもあろうかと思いますが、そういうところをぜひ地域循環バスによって補完していただきたいと思いますが、これについてのお考えをお尋ねいたします。


 2回目以降は自席で行います。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) ごみ汚泥処理施設の建設につきましては、既に北但行政事務組合の事務に移っておりまして、豊岡市の事務からは外れておりますけれども、この適地選定の当時は1市10町の協議会で決めましたので、答弁をさせていただきます。


 この適地を行政側としてといいましょうか、1市10町の側で適地を決定するという機関は、この協議会の総会の場でございました。そしてその総会は、平成16年の6月1日に設定がなされていました。ここで採決がされるまでは正式には何も決まらないというのがまず実態でございました。こういった現在の情報公開の状況でございますので、当然のことながらその協議会は公開でありました。したがいまして、6月1日以降、マスコミには当然のことながらオープンになります。これを6月2日の日の朝刊を地元の方が見られて初めて知ったというようなことでは、これは地元の方にとって大変失礼なことでございますので、それよりも前にこうなるであろうということをお伝えするというのも当然であります。


 ただ、この地元の方々へお伝えするのと正式な6月1日の決定までの間に相当時間があきますと、地元の側からの情報がマスコミに流れて、決定する前に新聞に載ってしまう、テレビに出てしまうという可能性は当然のことながらあります。そうしますと、決定権者である協議会の側から見ますと、決めてもいないのに新聞に載ったのはどういうことか、こういったことになりますので、通常は地元の方々へ配慮しつつ、かつ決定権を持っているところにも配慮するという観点から、地元の方々にはせいぜい数日前にお伝えするというのが通常のやり方でございます。


 ただ、今回の場合は、大変地元の方々にとっては大きな事柄でございますので、あえて途中でマスコミへ流れるリスクも覚悟した上で、5月22日、6月1日が正式決定の予定の日でありますけれども、その前の5月22日に上郷の区長、副区長、そして地元の議員の方に日高町当局、当時は北但行政事務組合の職員も同席をしておりましたけれども、お伝えをいたしました。これは6月1日にそういった提案がなされて、決定されれば上郷区が適地ということになりますと、こういったお伝えをしました。


 ところが、役員さん方は自分たちだけでは余りに荷が重い。これは住民の総会を開いて説明がなされるべきだと、こういったご意見がございましたので、6月1日よりも前の5月29日に臨時総会が開催されて、そしてこうこうこういう理由で6月1日に決まる可能性がありますというか、そういったことを提案をし、なる見込みですと、こういったことのご説明をさせていただいたところでございます。


 したがいまして、地元の方々から見ますと、自分たちが説明を受けて余り間もない時期に新聞に載ったということにお怒りになるお気持ちはよくわかりますけれども、私たちといたしましては地元への配慮と同時に決定する権限のあるところへの配慮と両方これはやらなければなりませんので、今のような対応になることはやむを得ないものとぜひご理解賜りたいと思います。


 また、議員が地元の了解を得ずしてこれを適地として決定するのはいかがかと言われましたけれども、そのような取り扱いをすることはかえって不適当というふうに考えております。といいますのが、もし正式な決定の前に地元の側にお願いに行くとすると、どういう理由でお願いをするのか、客観情勢から見て、ここの皆さんのところの地域が最適だと思うからぜひお認めをくださいということを言うわけでありまして、つまりもう最適かどうかという判断は内々それまでに済んでいる。地元の側の了解があるかどうかは、最適地であるかどうかという判断とは別のものである、このように考える必要があります。


 また、さらに議員がもし何カ所かの中で理解を得られたところを適地として認めるべきだという趣旨であるとするならば、これはさらに混乱を来すことになります。私たちが二また、三またをかけて色よい返事いただいたところを適地として認めるというようなことでは、これは到底多くの方々の了解を得ることはできません。


 したがいまして、私たちが誠心誠意良心に従って客観的な条件に照らして適地だと思うところをまず行政の側として、あるいは自治体の側として判断を決め、その上で地元の側に正式にお願いに上がるというのが本来の姿ではないか、このように考えているところです。


 また、6月1日の前に地元の説明をいたしたからといって、もちろん了解を得られたわけではありませんし、私たちも了解をいただきに行ったわけではありません。6月1日に決まるということの事前のお知らせに参った。これはいわば礼を尽くすという形で行ったというふうにご理解をいただきたいと思います。


 その後、6月1日に私は管理者の立場から地元の役員さん方に、自治体の側としては適地だというふうな判断をしたので、ぜひ今後、ご理解をいただくような努力をしたいとごあいさつに行かせていただいたところです。


 したがいまして、古池議員が言われるような地元の理解を得る努力というのは、6月1日の前になされるべき事柄ではなくって、6月1日以降に誠心誠意なされるべきものと、このように考えているところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 区長会に対する交付金の増額につきましてお答えをいたします。


 まず、議員ご指摘のとおり、合併をいたしまして市の人口規模が大きくなったといったことから、特に市の広報は月2回というふうなことで、広報に代表されるいわゆる配布物もふえてまいりました。区長さん方には、その分大変お世話になっておるといったことはまず認識として申し上げておきたいと思います。


 委託料の件でありますけども、実はこれ合併前は旧1市5町でまちまちでありました。その中で一元化をする必要があるというふうなことから、合併協定書におきましては自治会に対する事務委託料等は委託料に統一し、現行の総額程度を基本として合併の日までに調整をするといったことになっています。


 これを受けまして、新市としてのこの委託料の考え方は、これは4年目には同じ基準でもってこれを適用したいというふうに考えていますが、それまでの間は旧市町間で調整をしようということになっております。したがいまして、委託料の総額につきましては、当分の間でございますが、これについてはこの現在の金額でお願いをしたいというふうに考えています。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 技監。


○技監(谷川 俊男) 私の方からは、無堤防地区の解消についてお答えをいたします。


 議員ご案内のように、無堤防地区の解消につきましては、昨年12月27日に発表されました緊急治水対策の基本方針の中で、浅倉地区、赤崎地区、中郷地区で築堤を行い、円山川下流部については下流部治水対策協議会で対策内容を決定し、実施するというふうにあります。これまで初日から古谷議員始め何名かの方にお答えをいたしましたとおり、浅倉、赤崎地区につきましては現在設計中で、早い時期に地元協議をしてまいりたいというふうなことでございます。


 それから、中郷につきましては現在検討が行われておりまして、あそこは東側に国道が走っておりますので、そことの調整をどうするのかというのを県と協議をした上で詳細を設計されるものというふうに伺っております。


 それから、下流部、奈佐小橋から下流部のところにつきましては、治水対策協議会でもって検討していくということでございます。4月に設立をされて、2回開催をされて、アンケート等が行われたところでございます。今月か来月の初めには、第3回が開催される予定と聞いております。その中で、いろいろな課題が抽出されるのではないかというふうに考えております。


 したがいまして、今後課題を抽出された中で、JRの問題も出てこようかと思いますので、その際にどのような対応をするのか、あるいはJRとどういう協議をするのかということも議論になるのではないかというふうに考えております。いずれにしましても、激特事業の中で対応できるものについては対応していくということで、対策自体がまだ現在決まっておりませんので、具体的になった段階でどういうものが激特の期間内で、どういうものがそれ以降になるのかというのはいま少し待っていただかなければならないというふうに考えております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 竹野川治水について、また稲葉川治水について答弁申し上げます。


 まず、最初に竹野川の関係ですが、竹野川治水、特に轟付近の状況についてでありますけれども、当地区におきます昨年の台風23号の被害状況でありますが、市道の路肩崩壊であったりや、砂防指定河川ミゼミ川の護岸崩壊、また頭首工の決壊、頭、首と書きまして井堰の意味であります。また、二級河川竹野川においても一部護岸崩壊等がありました。現在、これらの復旧工事を実施いたしているところであります。


 それと、竹野川の河川整備計画のお話がありまして、議員ご承知のとおりに河川法第16条第1項では河川基本方針を定めるであったりや、同第2項では整備計画を立てるということになっております。竹野川の件に関しまして申し上げるならば、竹野川水系河川整備基本方針というものは平成16年7月に策定されております。これは基本方針であります。本来、それを受けまして整備計画がなされるところなんですけれども、基本方針でいわゆる竹野川は一定の50分の1の安全確率があるというようなこと、そして整備計画は将来、20年、30年後に整備をしようというところを整備計画を立てるという意味でありますので、整備計画はございません。


 次に、稲葉川の関係でありますけれども、円山川本流につきましては、計画高水位、ハイウオーターレベル、HWLといいますけども、ハイウオーターレベルプラス0.5メートルで築堤をし、これと合流する稲葉川の円山川本流との影響区間をあわせて整備するということとしています。現在は現地の測量も終了いたしまして、現在設計中であると伺っております。設計の完了後、早い時期に地元の皆さんへ事業説明等を行っていただきますようにお願いしているところであります。


 また、稲葉川の県の関係なんですけれども、国のそれらの検討を踏まえまして、兵庫県の方では18年度より新しい事業として取り組むというふうに聞いております。


 また、稲葉川の災害復旧状況についてでありますが、17件ありまして、既に発注されております。復旧工事がなされる予定となっておりますし、議員質問の中で、稲葉川につきまして、国交省の堤防調査委員会というようなことがありました。ちょっと私も手元に持っておりますが、平成17年3月30日に豊岡河川国道事務所より円山川堤防調査委員会報告書というのがあります。これは既にホームページでも開設されておりますけれども、稲葉川につきましてはこのことは触れられていないということ、そして河川整備計画の話なんですけれども、それも現在のところ兵庫県では河川整備計画を樹立、いわゆる成立していない。河川計画は現段階ではまだできていないという状況であります。


 以上で終わります。


○議長(木谷 敏勝) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) まず、私の方からは中小企業支援について、平時の融資実態についてお答えをさせていただきます。


 中小企業者向けの融資といたしましては、県と市の制度融資、そして政府系金融機関によります融資、並びに金融機関独自の融資があります。融資は金融機関によって、経営実態や担保物件あるいはまた保証人の有無等の審査を経て実行されております。中には希望しても融資を受けられない場合があるという実態も聞いておりますが、これは金融機関が審査を行い、債権保全のための措置を図られるということについてはやむを得ないものであるというふうに考えております。


 しかしながら、できるだけ借りやすくするための措置といたしまして、市としましては今年度から兵庫県信用保証協会と損失補償契約を締結しまして、無担保無保証人の場合でも信用保証協会の保証を受けて融資が受けられるようにしたところでございます。今後においても、金融機関等と協調しながら融資の拡大とスムーズな融資実行を図ってまいりたいというふうに考えております。


 それから、次に災害時でございますけれども、この災害時におきます市の支援策といたしましては、災害の程度によって若干異なりますけれども、昨年の台風23号の場合で申し上げますと、中小企業の被害の甚大さにかんがみまして、中小企業被害に関する激甚災害の指定申請を行い、合併前の豊岡市、城崎町、日高町、出石町の区域が指定を受けました。これによりまして、中小企業者の復興に向けた資金の貸し付けについて、保証枠の拡大、保証料率の引き下げ、貸付利率の引き下げ、融資期間の延長等の特例措置が講じられたところでございます。


 また、セーフティーネット保証第4号も発動されまして、被災はしていないけれども災害の影響によって売上高が減少したといったような中小企業者への融資についても、特別措置が講じられたところでございます。


 さらに、台風23号によりまして被害を受けた中小企業者に対して、市と県が共同で利子補給事業を実施しております。この利子補給対象者は、災害復旧枠による県の経営支援貸し付けまたは政府系金融機関による災害復旧貸し付けを受けられた中小企業者のうち、当該事業所が床上浸水以上の被害を受けた事業所でございまして、現時点での利子補給の申請受け付け状況は341件となっております。


 それから、次に観光政策に関しまして、かにカニエクスプレスの状況についてお答えをさせていただきます。


 秋、冬の観光シーズンを控えまして、主要交通機関であるJR山陰線福知山線の臨時列車運行休止の報は、観光事業者のみならず多くの関係者を震撼させたところでございますけれども、本市では早速商工会、観光協会など関係する14団体とともに地域を挙げまして、また香美町、浜坂町、温泉町とも連携を図りまして、去る8月22日にJR西日本福知山支社長に対して冬期臨時列車の運行確保についての要望をいたしたところでございます。


 その結果、臨時列車としての播但線のかにカニエクスプレスの運行継続と例年どおりのPR活動の実施、そして山陰線福知山線及び播但線の定期運行列車への車両増結による輸送力の確保、さらには京阪神主要駅におけるキャンペーン会場の無償提供と、同駅におきます駅張りポスターの無償枠確保をJRで対応していただけることになりました。


 さらに、コウノトリをもっと観光へ生かすべきというふうな意味合いのご提案をいただいたところでございますけれども、これは我々といたしましても同様に思っております。過日、市長が申しましたとおり、近年、コウノトリがマスコミに露出する機会も一段とふえてきておりますし、またコウノトリの郷公園、文化館におきます入場者数も右肩上がりにふえてきておりますが、この秋に向けて、やはりコウノトリをもっともっとPRして観光振興を図っていこうということで、先週でしたか、観光協議会を開いていただく中で、その対応策等もご検討いただいたところでございます。


 一つには、これはコウノトリ共生課との連携によりまして、コウノトリ野生復帰ポスターを1,000枚作成をいたしまして、京阪神地区の主要駅、それから岡山支社管内、福知山支社管内の主要駅に掲示していただくこと、さらには17日から昨日まで3日間、コウノトリを中心とした観光キャンペーンを大阪駅で実施してまいりました。これにつきましても、JRからの会場提供といったような配慮をいただく中で実施したものでございます。


 以上申し上げたようなことを一つの契機といたしまして、今後さらに観光振興を図っていきたいというふうに思っております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) 冬期間におきます道路の情報でありますとか除雪対策についてお尋ねがございまして、道路をご利用になって来訪されるという場合には主に国県道をご利用ということと認識いたしておりますので、その辺を主眼にお答えしたいと思います。


 まず、情報としましては、道路情報板、これは豊岡事務所管内に国県道で約20カ所設置されておりまして、内容につきましては片側通行でありますとか雪崩のおそれでありますとか凍結でありますとか、そういうような情報の提供がなされているところでございます。


 また、兵庫県の道路防災情報のホームページも開設されておりまして、県下の全域の道路情報の提供もされているところでございます。


 それから、除雪対策でございますが、さきの議員にもお答えいたしましたけれども、本年度の除雪対策計画、これは例年10月から11月にかけまして協議を進め、最終的には11月上旬、その早い時期に県との協議を調えて集約される状況でございますので、昨年度の豊岡土木事務所管内の除雪計画をご説明いたしますと、国道で4路線、87.2キロメートル、主要地方道8路線、109.3キロメートル、一般県道42路線、126.1キロメートル、総延長で322.6キロメートルをロータリー車5台、グレーダー5台、タイヤショベル8台、ダンプトラック37台で対応されてきたところでございます。


 また、機械除雪のほかに消雪装置が整備されておりますので、その路線としましては、国道で21.4キロメートル、県道で23.2キロメートル、合わせまして44.6キロメートルでございますけれども、機械除雪、消雪を合わせますと総延長は367.2キロメートルという状況になっております。


 また、除雪に際しましては、積雪15センチで県、市どちらも出動いたしておりますし、凍結につきましては凍結防止剤の散布等で対応いたしているのが現状でございます。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 地域循環バスにつきましてご答弁申し上げます。


 過疎化や高齢化が進行します中山間地域におきまして、生活交通の確保が不十分な地域があるということについては承知をいたしているところでございます。


 ただ、道路の問題で基盤整備が必要であるといったことや、そして費用負担等の解決すべき課題もたくさんございますので、今後、地域の実情に応じた生活交通のあり方につきまして研究を行っていきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 73番、古池信幸議員。


○議員(73番 古池 信幸) 第1番目の上郷の問題についてさらに質問いたします。


 了解と、それから了解を得ることと最適地選定についての市長の答弁があったわけでありますが、私は以前の同僚議員の質問の中で、平成15年6月1日、評価会で県の集約化計画に基づき、北但は上郷に絞り込んだと。2年前に絞り込みの作業が行われた。これから2年間あったわけでありますね。それで本年、平成17年6月1日に発表の予定であると。それの3日前に地区の方々に説明したというふうなことで、この経過を見てみますと、私はこの平成15年6月1日の上郷への絞り込み、これについて住民はご存じないというふうなことになってくるわけであります。ですから、私はこの行政執行上、市長も標榜されております対話と共感、住民の皆さんと話し合いをし、その中で共感を得て事業を進めていくのだというふうなことと相反する事態を招いてこられたんではないか。これは行政執行上、いわゆる上意下達、住民不在、こういう大きな行政上の失敗をしたと判断せざるを得ないわけであります。


 私は、この際、平成15年6月1日以前の状態に戻すこと、上郷あるいは先ほど答弁にありました現在の岩井の問題、4カ所に絞られたという4カ所について地域住民の方々と、それぞれの地区の方々との話し合いをするということ、これは今までの手法とは違うと思います。今までの手法については、先ほど市長が答弁された手法でやってこられる。これが最適な手法だとおっしゃっておりますが、私は住民の合意を得るためにはその前段階での話し合いをすることもすべきではないのかというふうに思っておりますので、そういう点では手法の違い、このことが今回たくさんの方々の署名に基づく陳情書が寄せられた一番大きな原因ではないのか。そういうところを感じます。ぜひこの問題について、いま一度ご答弁をいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 古池議員のご提案の方法というのは全く理解できないものでございまして、実は平成14年度の5月に13カ所の適地エリアから4エリア7地点に絞り込みました。そのことを言っておられるんだろうと思います。その中に上郷地区が入ったことはそのとおりでございます。その後、その4エリア7地点から1カ所に絞るために、平成16年6月1日の正式決定まで時間をかけたわけでございます。この間、もしも議員の言われるように4エリアないし7地点をそれぞれの地元とお話をして、そして理解を得られたところを適地として認めるなんていうことをやりますと、つまり私たちはいろんな観点から見て、上郷のところが一番ですよということを申し上げてなおこれだけ反対をいただいておるわけですから、そういったことの精査もするまでもなくいかがでしょうか言えば、同じように反対である、あるいはなぜ私たちのところが選ばれるのかというそういった疑問はより大きなものになります。そして、私たちはそれにこたえるすべが全くない。こういった中で、4エリアないし7地点の中から1カ所を絞り込むというのは全く不可能であります。したがいまして、私たちが進めてきた手順ということについては、行政の観点から見れば適切なものと考えております。


 ただ、まだそういったことについて地元の側の方々と十分な話し合いの場も設けられていないというのが実態でございますから、現時点でさまざまな反対の声があるということは、それは私たち自身もやむを得ないものと思っておりまして、今後の課題だろうと思います。


 議員が言われたような白紙撤回をする勇気を持つぐらいであるならば、ぜひ前へ進む勇気を私たちは持たなければいけない。議員にもぜひ同様の勇気を持っていただきたいというふうに思います。


○議長(木谷 敏勝) 73番、古池信幸議員。


○議員(73番 古池 信幸) 同じ趣旨の答弁であるわけでありますが、私は特にこういう住民が来てほしくないといいますか、しかしながらどこかに必要な施設というふうなものの場合には、やはり早くから情報公開をする。そのことによって活路が開ける、このように思うわけであります。特に現在の岩井地区の操業しております場所についても、候補地として絞り込みの段階では4つの段階の中の一つには入っておったわけであります。これらについての延命策、これらをどうしたらとれるかというふうなことも頭に入れながら、住民の合意を得る努力、作業、これを早い段階でやることが必要であろうと。そんなことしたら何もできないというふうなお考えでありますが、私はそうではないぞと思うんです。やっぱり住民にひざを割って話し合う。そういう中で理解が求められる、活路が開けると思っておりますので、この手法の違いについて、考え方がある程度違いますから、どちらがいい悪いという判断は今はできない。私は住民本位、そういう立場に立てば活路は開けると思っておりますが、そのことについて、自分の考えを勇気を持って変えるというようなことは今のところは考えておりません。やはり市当局側に、勇気を持って、この白紙を頭に入れるぐらいの勇気を持って、この問題についてはまた一から当たっていただきたい、このように思うわけであります。


 いま一つ、地元地区住民の合意があるまではどのような事業着手もいたさない。こういうことについてはいかがなんでしょうか。そういうお考えはあるんでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 最初の答弁の冒頭で申し上げましたけれども、現在このごみ汚泥処理施設の整備に関しましては、豊岡市の事務から離れまして別法人であります北但行政事務組合に移っております。したがいまして、まちづくりという観点から豊岡市当局がさまざまな支援なり歩調を合わせて努力をするということは当然でありますけれども、施設の適地としての地元への理解を得るという作業は北但行政事務組合において判断され、なされるものと承知をいたしております。


○議長(木谷 敏勝) 73番、古池信幸議員。


○議員(73番 古池 信幸) 陳情書が出てるというこの重みを感じていただきましたら、ただいま私が言いました、特に北但行政事務組合、これ管理者はどなたですか、まずこの点をお尋ねいたします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) もう議員よくご存じのとおりでありまして、豊岡市を構成する中貝宗治が北但行政事務組合の管理者になっております。


 ただ、あわせて申し上げたいと思いますが、北但行政事務組合にはこの豊岡市議会とは別個の独立した議会がございまして、執行者である管理者の職務執行が適切であるかどうかのチェックはその議会でなされることになっている。もうそんなことは古池議員、百もご承知の上だろうと思いますけれども、議論をすべき場というものについてぜひともご理解を賜りたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 73番、古池信幸議員。


○議員(73番 古池 信幸) 管理者であるということが、今はっきり明言されました。中貝市長は、この市政を円滑に運営するためにも、地域住民の合意があるまではこれは工事着手、あるいはいろんなアセスメント、そういうふうなこともしないんだという約束ぐらいはできるんじゃないですか。事務組合があることは私は百も承知しておりますけれども、事務組合の管理者でもあり、またこの新豊岡市の市長でもあるわけでありますから、そういう判断について、合意があるまではしないんだと。せめてこの件についての答弁は明確なものは私はできる、していただきたいと思いますが、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 北但行政事務組合でお聞きになるべき事柄だというふうに思いますけれども、仄聞するところによりますと、地元の合意を得ずに工事が着手できるといった事業はないものと考えております。


 ただ、環境アセスにつきましては、地元の方々のさまざまなご疑問でありますとか懸念に対してお答えしようとすると、環境アセスの結果このようにご心配要りません、あるいはこういったところは心配が出てきましたと答える必要がございますので、これについては別の判断が必要なものというふうに仄聞をいたしております。


○議長(木谷 敏勝) 73番、古池信幸議員。


○議員(73番 古池 信幸) 次の問題に移ります。竹野川及び稲葉川については、整備計画は持っていないと。これは大変時間がたち過ぎていると思いますよ。先ほど平成8年に河川法の改正があったというふうなことの中で、環境、これに配慮した川のあり方を計画の策定については地域住民も参加してすべし、そういう国の態度が明らかになった。その法律ができておるわけでありますから、既に計画があってもいいんではないか。整備計画、こういう川に地域住民の皆さんとの合意の上で竹野川はこういう川にします、稲葉川はこういう川にしますと。皆さん、やっぱり河川をかわいがってくださいと。そういう立場があってもいいんではないかと思うわけでありますが、なぜきょうの今までこの一番肝心なこういう川になるんだという方針を地域住民に示すことができないのか。この原因についてはどこにあるんでしょうか、お尋ねいたします。


○議長(木谷 敏勝) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) お答えいたします。


 河川法は、平成9年に改正されましたいうことを、先ほど議員8年と言われましたけども、私、9年とこれまでから一貫して申し上げておりますので。


 そのことと、竹野川の整備計画なんですけれども、冒頭にも申し上げましたが、平成16年7月に竹野川水系河川整備基本計画方針は策定されました。それを河川法の第16条第1項の規定によりまして、河川整備基本方針というのがあります。


 さらに同条第2項で、河川整備計画のことが記述されております。そのことは、計画的に河川の整備を実施すべき区間、したがいまして河川基本計画を立てる、その際にどうしても竹野川は今後20年ないし30年に整備が必要だというふうな、河川管理者がそれを考えた際に整備計画を立てることとなっております。


 したがいまして、竹野川につきましては、一応基本方針の段階でこの川は50年に一度の確率についても大丈夫だよという意味合いで、河川整備計画は兵庫県の方では考えてないと。このように聞いておりますし、次に稲葉川の関係なんですけれども、そもそも河川整備基本方針というものは河川法に基づきまして一級河川は国で、二級河川については県が策定するということになっております。したがいまして、先ほど竹野川につきましては兵庫県のことを申し上げましたし、次に稲葉川の関係なんですけれども、河川整備計画でありましても一級河川は直轄範囲が国でやるものであります。そして稲葉川につきまして、小川橋、国道312号線より上流なんですけれども、これにつきましては兵庫県が今後河川整備計画を策定するというふうに県の方から聞いております。


 したがいまして、円山川と稲葉川との上流域は国との区間は国で、それじゃない区間は兵庫県で今後整備計画を立てる。そのことは冒頭申し上げましたが、来年度、18年度に河川の改修事業を国の方から内示いうんですか、交付決定を受けるべく努力を兵庫県の方で最大限努力するというふうに聞いております。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 73番、古池信幸議員。


○議員(73番 古池 信幸) 円山川の無堤防地域の解消についてお尋ねいたします。


 浅倉、赤崎、中郷については、もう激特でやるということが明言されました。奈佐小橋から下流部については、激特及びそれ以後の対策になろうかというふうなお話でありましたが、私はこの激特の期間、最初の5年あるいは10年間、900億円、この間に整備していただきたい。ぜひともそれにこだわっていただきたいと思って質問いたしておるわけであります。特に奈佐小橋から城崎大橋間につきましては、洪水の常習地帯ということになっております。歩いていただく、あるいは走っていただくと、自動車で走るとよくわかりますが、鉄道あるいは道路、それとの高さの関係もよく調べていただいたらいいわけですが、住んでおられるところを守るには鉄道のかさ上げをする、その方がいいなという場所もあります。あるいは道路のかさ上げをする。これできちっとできるなと。両方の場所があるわけでありますね。そういうふうなことから、JRあるいは関係機関との協議をしていただきたいというふうに思うわけでありますが、上山の全但バスのバス停のところにポールが立っております。そのポールに以前は赤いリボンが巻いて、ここまで水位が来ましたよというふうなことがわかるように城崎町の職員がしてくださいました。今ははげて白くなっておりますが。そこのところを見ていただきましたら、鉄道よりもやっぱり1メーターぐらい高いところまで水が来たということがもうはっきりしておるわけであります。何か23号のこの水を基本に、道路のかさ上げ、堤防のかさ上げ、これを激特期間内に何としてもやっていただきたい。こういうふうに思うわけでありますが、技官はいかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 技監。


○技監(谷川 俊男) 激特事業では河道掘削というのもやりますので、23号の水位よりも低下をさせるという考え方であります。その上で、下流部について、やはりその道路であるとかJRであるとか、内水側の家屋の高さとの関係で素直にぱっと上げれないと。高さを上げればそれへ接続するにはどうしたらいいかという問題もありますので、そのあたりがあるので、下流部の治水協議会で協議検討しようということになっておりますので、具体的内容は協議会の検討を待って対応してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 以上で古池信幸議員に対する答弁は終わりました。


 以上で通告に基づく発言は終わりました。


 これをもって上程議案に対する質疑並びに市の一般事務に関する質問は終局いたします。


 お諮りいたします。ただいま議題となっております報告第13号ないし報告第15号並びに第65号議案ないし第93号議案については、お手元に配付いたしております議案付託分類表のとおりそれぞれの所管の委員会に審査を付託いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認め、そのように決定しました。


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◎追加日程第1 第94号議案





○議長(木谷 敏勝) 続いて、本日当局より第94号議案、平成17年度豊岡市一般会計補正予算(第3号)が提出されております。


 お諮りいたします。この際、第94号議案、平成17年度豊岡市一般会計補正予算(第3号)を日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認め、そのように決定しました。


 これより第94号議案、平成17年度豊岡市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。


 当局の説明を求めます。


 市長。


○市長(中貝 宗治) ただいま議題となりました第94号議案、平成17年度豊岡市一般会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。


 今回の補正は、アスベスト含有が明らかになった豊岡市民会館及び西気小学校屋内体育館に関して、除去及び飛散防止措置を行うための経費について計上しています。いずれも緊急を要するものであり、追加議案として提案するものです。


 議案の詳細については、担当部長からご説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) それでは、追加議案の1ページをお願いいたします。


 第94号議案、平成17年度豊岡市一般会計補正予算(第3号)につきましてご説明を申し上げます。


 第1条ですが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ6,100万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を599億4,709万3,000円とするものであります。


 第2条では、地方債の変更を行っております。


 続いて、4ページをお願いいたします。


 第2表、地方債の補正ですが、変更といたしまして2つございます。


 まずは公立学校整備事業費が970万の増、これは西気小学校の屋内運動場に係るものであります。それから、もう1点は社会教育施設整備事業費、これは市民会館に係る分でございまして、3,600万円。合わせて4,570万円をふやしまして、74億439万円とするものであります。


 今回の補正でありますが、先ほど市長の方から追加提案の説明で申し上げましたとおり、緊急を要しますアスベスト対策につきまして、本格的な除去工事を実施しようとするものでございます。西気小学校の屋内運動場につきましては、アリーナの天井、そして器具庫の天井部全面に石こうボードを張りつける、いわゆる囲い込み工事を実施をしたいというふうに考えておりますし、市民会館につきましては、専門業者によりましてホール棟及び会館棟の旧図書館の書庫でございますが、ここの天井吹きつけ剤の除去を行うとともに、新たなペンキ等の吹きつけを行いたいといった内容でございます。


 それでは、補正の内容につきましてご説明を申し上げます。12ページをお願いいたします。補正予算(第3号)、説明書の性質別歳出内訳でご説明を申し上げます。


 教育費の普通建設事業費6,100万円でありますが、これは西気小学校運動場に係る飛散防止のための工事費が1,300万円、そして市民会館のホール棟、会館棟、旧図書館の書庫及びホール棟の天井及び天井室全体に係る除去工事費、これが4,800万円、合わせて6,100万円であります。


 以上、補正額の合計が6,100万円ということでございまして、次のページには補正額に係ります財源内訳を掲げております。


 また、14ページには事業費を記載いたしておりますので、ご清覧をいただきたいと思います。


 一般会計の補正第3号につきましては、以上のとおりであります。よろしくご審議をいただきますようにお願い申し上げます。


○議長(木谷 敏勝) 説明は終わりました。


 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。


                 〔質疑なし〕


○議長(木谷 敏勝) 質疑を打ち切ります。


 ただいま議題となっております第94号議案については、文教委員会に審査を付託いたしますので、ご了承願います。


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◎日程第3 請願・陳情の付託について





○議長(木谷 敏勝) 次は日程第3、請願・陳情の付託についてでありますが、請願1件及び陳情1件を新たに議長において受理し、お手元に配付いたしております別紙文書表のとおり所管の常任委員会に審査を付託いたしますので、ご了承願います。


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○議長(木谷 敏勝) 以上で本日の日程は終わりました。


 この際、お諮りいたします。明21日から28日までを委員会審査等のため休会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認め、そのように決定しました。


 次の本会議は9月29日午前9時30分から再開いたします。


 本日はこれにて散会いたします。


                午後4時01分散会


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