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兵庫県 豊岡市

平成17年全員協議会( 7月29日)




平成17年全員協議会( 7月29日)





 
午後3時50分開会





○議長(木谷 敏勝) ただいまから平成17年第3回全員協議会を開会いたします。


 本日の議題は、お手元に配付しておりますとおり豊岡市の市章の制定についてであります。


 関係資料については、それぞれお手元に配付いたしておりますので、ご了承願います。


 それでは、これより協議に入ります。


 当局より、豊岡市の市章の制定について報告を求めます。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 議員各位におかれましては、大変お疲れのところ平成17年第3回全員協議会の開催を煩わせ、まことに恐縮に存じます。


 ただいま議題となりました豊岡市の市章の制定についてをご報告申し上げます。


 新市の市章につきましては、6月30日に開催された平成17年第2回全員協議会において報告し、議員各位のご理解を賜ったところですが、翌7月1日、最優秀賞に選定された本人から辞退の申し出があったため、慎重に検討を行った結果、辞退の申し出を受理することといたしました。


 しかし、7月10日に開催する豊岡市誕生記念式典において市章の披露を行うこととしていたことから、急遽市章選定委員の皆様にお集まりをいただき、事態を報告の上、新たな市章の選定方法についてご意見をお聞きしました。


 これを踏まえて、優秀賞2点の中から最優秀作品を選定し、新市の市章として採用することを決定いたしました。


 議員各位には、7月2日付文書により市章制定の変更について概要をお知らせしたところですが、このような事態になりましたことにつきましてまことに遺憾に存じております。


 何とぞ事情をご理解の上、新たに制定した市章が末永く市民の皆様に愛され、親しまれるものとなりますよう、一層のご支援をお願い申し上げる次第です。


 詳細につきましては、担当部長からご説明いたしますので、どうかよろしくお願い申し上げます。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 市章の制定に係ります経過につきましてご報告させていただきます。


 市章の制定変更につきましては、議員各位には7月2日付の文書で経過の概要をお知らせいたしますとともに、詳細につきましては本臨時市議会でご報告申し上げることとして、ご理解とご協力をお願いしてまいりました。


 市章の制定につきましては、去る6月定例市議会閉会日の全員協議会でご説明申し上げ、ご理解を賜るところとなりましたが、翌7月1日の朝、各新聞に市章制定の記事が掲載され、当日の昼前になって採用者本人から突然電話連絡が参りました。


 その内容は、参考にした作品が存在するため市章の採用を辞退したいとの申し出でありました。予想し得なかった事態に困惑いたしましたが、急遽三役に状況を報告するとともに、事実を確認するため本人の自宅を訪問し、本人が提示したデザイン書籍によって採用作品が沖縄県の医療法人のシンボルマークと酷似している事実を確認いたしました。その際、お手元の資料にもございます市章デザイン募集のチラシを持参し、他の市町村章、他商標等と類似しない作品であることとする募集の条件に符合しないことを本人に告げました。本人からは、明らかな類似作品であり、軽率な行為であったとの発言がありました。これを受けて、採用辞退の申し出を正式に受理することとし、新たな市章の選定に向けまして市章選定委員の皆様に急遽お集まりいただくところとなりました。


 市章選定委員の役割は、市章の選定結果の報告をもって既に終了しておりましたので、ご意見を拝聴するということでご了承いただきました。


 新たな市章の選定方法、選定につきましては、最優秀賞も次点の優秀賞も甲乙つけがたい作品であったことから、優秀賞の2点の中から選定することとなり、市章選定委員の皆様のご意見も踏まえまして、愛知県瀬戸市の船田善弘様の作品を市章として採用することを決定いたしました。市章となります図案の趣旨につきましてはお手元の資料に掲載いたしておりますので、ご清覧願います。


 その後、7月10日に開催されました豊岡市誕生記念式典で市章をお披露目し、同日付で市章制定の告示を行ったところです。


 また、応募作品の類似章調査に関しましては、最終選考作品5点を対象に都道府県章、全国市章、全国有名登録商標など約3,700件の調査を実施し、類似章のないことを確認いたしておりました。


 しかしながら、商標登録数は平成16年度で約9万6,000件あり、出案をしたが登録されなかったものが約3万2,000件あります。これ以外にも、商標登録とは無関係なシンボルマールやデザイン等は無数に存在し、すべての調査は実質的に不可能な状況にあります。


 なお、船田善弘様の作品に関しましては、船田様ご本人にオリジナル作品であることを確認するとともに、追加調査としてデザイン書籍からシンボルマーク、ロゴ等の約1万4,300件を調査し、類似章のないことを確認いたしております。


 市章デザイン募集の条件の中に、他の市町村章、他商標等と類似しない作品であることをうたっていたとはいえ、採用者本人へのオリジナル作品であることの確認を怠っていた点を深く反省いたしているところでございます。


 議員各位におかれましては、これらの事情をご推察いただき、格別のご理解を賜りますようお願い申し上げまして、経過報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。


○議長(木谷 敏勝) ただいまの当局の報告に対し質疑等はありませんか。


 89番、安治川議員。


○議員(89番 安治川敏明) 私は、市章の制定については議決事項ではないので異議を申し上げるわけではないんですが、既に7月5日付で市長あて、当議員団として申し入れをした点がございますので、正確な市章の運用を図るため、あえて一言申し上げておきたいと思います。


 今回申し入れました第1点は、この市章は末永く市民に愛され、かつ公用に供するものでありますから、慎重な制定を図っていただきたい。まだこれから制定されるであろう市歌が制定されていないわけでありますから、市章のみどうしても急がなくてはならないという理由はないので、よく考えてほしいということが1点です。


 それから第2点は、今回のいわば事故が起きたわけでありますから、この教訓を生かすためにはできるだけ手を尽くして他のシンボルあるいはマークと類似しないものであることを慎重に確認をして、その上で採用するということが必要ではなかったかと思うんですが、既に式典でこれを告示して示してしまったということでありますから、私はあえて申し上げておきたいのは、この市章を公用文書やそれからさまざまな派手な宣伝ロゴマークとして使ってしまって、後で万が一これがまた類似作品があるというふうなことになりますと全くもう心外な結果になるわけでありますから、せめて市歌制定のときまで運用については慎重を期していただきたいことと、それからまた鋭意さらに調査を進めてほしい。その上で市民が安心して使えるものにしてもらいたい。


 今までも市章あるいは町章というものは、それぞれのまちが独自の歴史を持ったシンボルマークを使っておりました。豊岡市でも必ずしもそれは市民が投票したりなんかしたわけではありませんけれども、歴史的な家柄の人のマークをとって使ってきたということで一定のなじみがありましたけれども、今回の市章は大変美しい市章ではありますが、平仮名の「と」を崩したものでありますから、これはだれでも考えつきそうなマークであるなという面もあります。ですから、この点についてはぜひご一考をいただきたい。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) ほかにございませんか。


                 〔質疑なし〕


○議長(木谷 敏勝) 本件はこの程度にとどめます。


 以上で平成17年第3回全員協議会を閉会いたします。


                午後4時00分閉会


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