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兵庫県 豊岡市

平成17年第3回定例会(第6日 6月21日)




平成17年第3回定例会(第6日 6月21日)





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            平成17年第3回豊岡市議会定例会(第6日)


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                       平成17年6月21日 午前9時30分開議


第2日(平成17年6月15日)の議事日程を援用


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                本日の会議に付した事件


日程第2 報告第6号〜報告第10号並びに第14号議案〜第46号議案〈専決処分したものの


     報告について、ほか37件〉一括上程


     各議案に対する質疑並びに一般質問


     (各議案委員会付託)


日程第3 請願・陳情の付託について


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                  出席議員(91名)


       1番 加 藤   実         2番 一 幡   勉


       3番 岩 田 幸之助         4番 木 谷 敏 勝


       5番 上 坂 正 明         6番 岡 田 重 明


       7番 渡 辺   毅         8番 滝 本   実


       9番 伊 藤   仁         10番 湊 ? 康 雄


       11番 岩 見 倬 史         12番 奥 野 初 見


       13番 田 中 英 裕         14番 谷 澤   誠


       16番 木 瀬 秀 美         17番 稲 葉 康 介


       18番 植 田 佐 一         19番 芝 地 邦 彦


       20番 長谷川 幹 夫         21番 中 野 利 朗


       22番 福 田 静 剛         24番 小 西 貞 夫


       25番 寺 田 孝 夫         26番 榎 本 哲 郎


       27番 金 澤 省 三         28番 金 子   實


       29番 篠 原 和 三         30番 津 田   正


       31番 谷 口 秀 夫         32番 加 藤 勝 一


       33番 木多見 春 夫         34番 竹 村 貞 夫


       35番 成 田 美 好         36番 森 田 健 治


       37番 熊 本 善兵衛         38番 岩 崎 夏 雄


       39番 堀 江 勝 美         40番 宮 垣 三 二


       41番 青 山 憲 司         42番 宮 田   弘


       44番 中 村 正 実         45番 谷 口 雄一郎


       46番 峰 高 千 明         47番 三 輪 卓 右


       48番 鷹 野 久 司         49番 谷 口 勝 己


       50番 谷 本   昇         51番 岡 谷 邦 人


       52番 堀 江 治 信         53番 吉 岡 正 章


       54番 古 谷 修 一         55番 堀     正


       57番 伊 賀   央         58番 木 谷 孝 行


       59番 西 垣 善 之         60番 西 川 金 吾


       61番 結 城 紘 一         62番 椿 野 仁 司


       63番 橘   卓 爾         64番 定 元   稔


       65番 野 口 逸 敏         66番 原     甲


       67番 若 林 悦 三         68番 岡   満 夫


       69番 井 崎   昭         70番 稲 垣   薫


       71番 広 川 善 徳         72番 森 岡   進


       73番 古 池 信 幸         74番 中 家 和 美


       75番 大 谷 英 子         76番 福 田 幸 一


       77番 足 田 茂 樹         78番 瀬 藤 洋 行


       79番 川 口   匡         80番 瀧 下 繁 喜


       81番 水 口 和 美         82番 森 本 陸 夫


       83番 綿 貫 祥 一         84番 和 田 貞 夫


       85番 岩 崎 誠 喜         86番 大 井 昭 次


       87番 森 井 幸 子         88番 森 田   進


       89番 安治川 敏 明         90番 武 田 厚 志


       91番 村 岡 峰 男         92番 木 下 哲 学


       93番 陰   良 夫         94番 稲 垣 のり子


       95番 太 田 清 喜


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                  欠席議員(4名)


       15番 長 岡   優         23番 植 田 慶 一


       43番 国 村   猛         56番 山 本 久 雄


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                  欠  員(なし)


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                 事務局出席職員職氏名


  局長         田 中 茂 樹  議事係長      松 本 幹 雄


  次長         阪 根 一 郎  議事係主査     大 槻   稔


  庶務係長       前 田 靖 子  技能職員      藤 井 正 吾


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               説明のため出席した者の職氏名


  市長         中 貝 宗 治  助役        奥 田 清 喜


  収入役        塚 本 信 行  技監        谷 川 俊 男


  企画部長       神 尾 與志廣  行革推進室長    谷 岡 慎 一


  国体推進部長     西 村 昇 一  総務部長      中 川   茂


  防災監兼消防長    菅 村 和 弘  市民生活部長    植 田 政 由


  健康福祉部長     岡 本 幹 雄  商工観光部長    砂 田 利 正


  農林水産部長     太田垣 秀 典  建設部長      井 本 雅 士


  建設部参事      福 井 與司光  企業部長      蘆 田 和 美


  城崎総合支所長    齋 藤 哲 也  竹野総合支所長   神 田 美 稲


  日高総合支所長    小 西 康 夫  出石総合支所長   多 根   徹


  但東総合支所長    松 本 和 洋  教育委員      卯 野 敦 子


  教育委員       岡 本 直 樹  教育長       石 高 雅 信


  代表監査委員     大 禮 謙 一  農業委員会長    竹 村 公 男


  選挙管理委員会委員長 籏 谷 力 夫  選挙管理委員会委員 副 田   勝


  教育次長       村 田 正 次  農業委員会事務局長 井 谷 勝 彦


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                ◎午前9時30分開議





○議長(木谷 敏勝) おはようございます。ただいまの出席議員数は90名であります。よって、会議は成立いたします。


 これより本日の会議を開きます。


 議事に入ります前に、ご報告いたしておきます。


 まず、本日の会議に欠席届のありましたのは、植田慶一議員、国村猛議員、長岡優議員、山本久雄議員であります。遅刻届のありましたのは、瀧下繁喜議員であります。


 次に、池上監査・選管事務局長から本日の会議を所用のため欠席したい旨の申し出がありますので、ご了承願います。


 次に、本日の議事運営について議会運営委員長の報告を求めます。


 69番、井崎昭議員。


○議会運営委員長(井崎 昭) 皆さん、おはようございます。本日の議事運営についてご報告いたします。


 本日は、この後、昨日に引き続き第42番目の伊賀央議員から質疑・質問を継続し、本日をもって通告のありました議員の質疑・質問を終局する予定といたしております。


 続いて、各上程議案を所管の委員会に審査付託し、その後、請願・陳情各1件の委員会付託を行って散会することといたしております。


 なお、明日から29日までは委員会審査等のため休会することといたしております。


 以上、本日の議事運営についてご協力をお願いいたします。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 以上、報告のとおりご了承願います。


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◎日程第2 報告第6号〜報告第10号並びに第14号議案〜第46号議案





○議長(木谷 敏勝) 引き続き、昨日の議事を継続し、質疑並びに一般質問を続行いたします。


 なお、通告者が大変多数でありますので、質疑・質問はくれぐれも重複を避け、簡潔に行っていただくとともに、当局答弁についても要点を押さえ、適切簡明になされるよう強く要望いたしておきます。


 また、発言に当たっては、極力マイクを近づけた上で明瞭になされるようお願いいたします。


 次は、57番、伊賀央議員。(拍手)


               〔伊賀 央議員 登壇〕


○議員(57番 伊賀 央) 皆さん、おはようございます。会派希望の伊賀央でございます。5日間耐久本会議の5日目を迎えました。この議場すべての皆様が、私も含めて大変お疲れであるとは存じますが、しばらくの間よろしくお願いを申し上げます。


 さて、私たち会派希望8人は、議会の中にあって地域住民の希望を、あるいは願いを受けとめ、預かり、また市政に反映させていく、その受け皿となる会派を目指しています。新市の一体感の早期醸成という大切な観点から、それぞれ個々の課題を新市の中における地域課題と認識し、新エリア全体を見渡す観点より対応してまいりたいと考えます。そのため可能な限り多くの地域の議員により構成される会派の形態を我々は選択しました。


 さらに、我々は、申し上げるまでもなく市民から負託を得た議員として、市長部局の対極をなす位置づけの議会としての独立性を重んじ、市当局との距離についてこれを厳密に保持・尊重します。


 なお、会派希望は、会派拘束という強制力を持ちません。一議員一単位として存在したいと考えます。我々の多くは、地方市議会の中にあって会派として政党のように理念を有権者に提示し、もって負託を得るという形にはなっていません。可能な限り統一して判断を下しますが、それでもなお見解が分かれるときは個々の議員の判断を尊重し、会派で決めたことだからというある種対外的な言いわけを排除し、みずからの判断に責任を持ち、市民に対する説明責任をそれぞれが果たしたいと考えています。


 また、そのことにより議会の活性化につながると信じます。


 今議会、本日まで多くの議員がそれぞれの旧議会において大切にはぐくんできたそれぞれのスタイル、個性で取り組まれることを拝見・拝聴し、わくわくしながら、また敬意を表するものであります。自分たちのスタイルと違うからどうこうという観点ではなく、お互いに尊重しながら、よき伝統は互いに触発されながら、またあしき慣例は正していく、こういう共生の議会を目指すべきであります。このことが、7カ月間ではありますが、まさしく新豊岡市議会の礎となることを確信をいたします。10月までの在任期間中、議場の皆様におかれましては何とぞよろしくお願いを申し上げまして、私の質問に入ります。


 本日まで多くのやりとりがございました。さすがに5日目ともなりますと多くの質問が重複してまいります。大胆に割愛し、あるいは重箱の隅をつつきながら質問をしてまいります。どうぞよろしくお願いを申し上げます。


 まず、中貝市長にお尋ねをいたします。


 さきの市長選挙において無投票当選を果たされました。まず心からの祝意を表したいと存じます。今後4年間、この新しい豊岡市の進むべき道を市民に提示し、みずから先頭に立ち、議会側とちょうちょうはっし議論を重ねながら取り組んでいっていただきたいと存じます。


 しかし一方で、旧豊岡市民にとってはおなじみの中貝市長ではありますが、他地域においては余りなじみのない存在と呼べるかもわかりません。今回の市長選挙が地域住民にとっての観点からも、その政治家としての人となり、あるいは政策を住民に提示する格好の舞台であることを考えますと、無投票という意味を我々政治の場にいる一人一人が重く受けとめなければなりません。無投票当選という状況を市長みずからどのように受けとめ、また評価するのか、それを踏まえ今後どのように市政のかじ取りを進めていかれるのか、まずはお尋ねをいたします。


 また、いわゆる合併不安に対する対応についてもお尋ねをしておきたいと存じます。今の質問とも絡みますが、いわゆる住民と行政との距離についてであります。中貝市長も現在9万3,000市民の顔が一人一人見えるわけではなく、また住民からしても中貝市長とはどんな人だろう、これまた霧の中であります。その中で周辺住民にとって、自分たちの声が本当に届くのだろうかとの不安は当然であります。そのための総合支所機能であることも理解をいたしております。あるいはこの議場におきまして本日まで多くのやりとりがございました。ただ、端的に言って、例えば参議院選挙における兵庫県全県区の選挙において、あるいは現在行われております知事選挙において候補者がこの但馬に運動として入ってこられるのはわずか1日ないし2日という現実がございます。下手をすれば選挙期間中ただの一度も候補者の顔も声も見ることがない、聞くこともない、それこそが端的に言って住民が少ない地域あるいは人口密度の少ないエリアが潜在的に持たされる不安であります。もちろん為政者との距離があるじゃないか、だから今それが悪いと申し上げているのではなく、合併した過渡期の今、こういった住民不安に対して市長としてどうこたえていかれるのか、その思いについてご説明をお願いしたいと存じます。


 次に、今後のまちづくりについて、その柱は何か、何のまち豊岡と考えるのかお示しをいただきたいと存じます。


 旧豊岡は、かばんのまちでありました。あるいは中貝市長が就任されてからは、コウノトリ野生復帰をシンボルとしたさまざまな共生、これらを通して人口規模は小さくとも世界から尊敬される小さな世界都市を目指すとのお考えも聞かせていただいてまいりました。


 今回新市においては、この柱として何をお考えになっているのか、ここのところが明確になっていない感じがいたしますが、ご所見を伺います。


 次に、中貝市長の教育にかける意気込みについてもお尋ねをいたしておきます。これも旧豊岡市長就任時において教育、教育、そして教育と随分特化して力を込められて就任なさいました。結果、不登校児童が減少する等少なからず結果がついてきているとご自身でも評価をなさっております。今回の総括説明をお聞きする限り、多くの施策の中のあくまで一つである教育という位置づけに変わったのか、そのご所見をお尋ねをいたします。


 次に、各種計画についてお尋ねをしてまいります。


 今回新市発足に当たり、むだなく計画的・効率的に豊岡市をつくり上げるために、市民から合意を得た形での当然新市全体を見据えたさまざまな計画が必要となります。今回市長総括説明において、いわゆるこういった計画のたぐいはカウントの仕方により若干違うかもわかりませんが、実に22本もの多くについて策定及び見直しが予定をされております。当然それらは十分に有機的連携と申しましょうか、それぞれが効果的に連携し、整合し、新市の方向性を明らかにし、もって市民生活、福祉の向上に寄与するべきものと理解をいたします。


 そこでお尋ねをいたしますが、これら多くの計画について全体の整合をどこで図り、またどのようにチェックし、また策定、進行管理をどうなされるのか、お尋ねをいたします。


 次に、今後の財政についてもお尋ねをいたします。


 これも本日まで多くのやりとりがありましたところです。経常収支比率93%、起債制限比率13.1%を今年度見込むとのことでありますが、資料要求で中・長期財政計画をお願いいたしましたところ、いただいたのは新市財政計画でありました。後年度これらの財政指標の見込みがどうなるか、お示しをいただきたいと存じます。


 また、これもやりとりがございましたが、起債残高今年度末で656億円、北但行政を含め667億円という途方もない金額であります。そもそも2007年より人口動態は減少傾向に入るとされる現在、今後当然市税も減少、国全体としても財政力がどんどん落ちていくであろう状況の中、この膨らんだ地方債を今後どのように考えられるのか、基本的な考えをお尋ねいたします。


 次に、総合支所についてお尋ねをいたします。この問題については多くのやりとりがございました。とにかく3年間をめどに予算化され、弾力的に運用し、周辺地域の元気が落ちないよう配慮と、概略ご答弁もございました。


 しかし一方で、予備費的な意味合いでもなく予算上に位置づけるとなると、それなりに計画性を持った使われ方が必要ではないかと考えます。仮に年度当初においてこれに使うことが妥当だとして300万使ってしまった。ところが年度後半になってさらにまちづくりに有効だとされる施策が浮かび上がった場合に、実は予算がもうその時点で足りないというようなちぐはぐな使い方はよろしくないと考えます。こういった観点について当局はどのように認識されているのか、お尋ねをいたします。


 この500万円の使途について妥当かどうか、何をもって、どこでどのようなチェックがなされるのか、その体制についてもお聞きをさせていただきます。


 次に、水害と防災。水害については割愛をさせていただきます。


 自主防災組織についてお尋ねをいたします。この問題についても多くのやりとりがございました。


 私からは、この自主防災組織の運営に対して行政のバックアップが必要ではないかという観点よりお尋ねをいたすものでございます。


 申し上げるまでもなく、この自主防災組織は、阪神・淡路大震災以降行政の肝いりで各地区に立ち上げられた組織と理解をいたしております。その運用形態は、各地区でさまざまな形があると理解をいたします。あくまで自主的に立ち上げられた組織ということなのでありましょう。今回の水害に対しても有用に活動できた地区とそうでない地区とさまざまであったと仄聞をいたすところでございます。さまざまな災害に対応するのは、ふだんからの心構え、あるいはふだんからの訓練、有事の際に何をなすべきかという意識づけの大切さを改めて感じるところとなりました。その延長に今回の市の防災計画の見直しも位置づけられると理解をいたしております。


 お聞きするところによると、地区の自主防災組織の中には、それぞれの地区事情を織り込んだ地域防災計画あるいはマニュアルのたぐいを作成している地区もあるとのことですが、どういった状況なのか、つかんでおられましたらまずご説明をお願いし、またその地区ごとのいわゆる地域防災マニュアルの必要性、このことについての認識もお伺いいたしたいと存じます。


 次に、教育についてお尋ねをいたします。先ほど市長にもお尋ねをいたしましたが、本来市長総括説明があるならば、教育長における教育総括施政方針もあってしかるべきだ、こう考えます。特に合併して大きくなった新市における教育課題をどのように認識され、どのように対応なさるおつもりなのか、大変広義な質問で恐縮ですが、自由な切り口でお答えをお願いしたいと存じます。


 議案につきましては、時間がありましたら後ほど触れさせていただきます。


 最後に、自動体外式除細動器の現況についてお考えをお聞かせ願いたいと存じます。旧豊岡市議会でもお尋ねをいたしましたが、合併した今、さらにもう一度ご認識をお聞かせ願いたいと存じます。


 まず、この自動体外式除細動器についてご説明をいただき、現在の器材配備状況をあわせ今後の設置見込みをお示しいただきたいと存じます。以上、よろしくお願い申し上げます。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。まず、無投票当選ということに関するご質問にお答えいたします。もう他の議員にお答えしたとおりでありまして、選挙の当落をかけたいわば真剣勝負の中での住民とのやりとりができなかったという意味では残念な気持ちを持っております。ただ、私自身の責任ではございませんので、そのことを今さらあれこれ言ってもほとんど意味がない。むしろできなかった分をこれからしっかりと住民とのやりとりをさせていただく、そういうことに尽きるのではないかというふうに考えています。


 それから合併不安に対してどう取り組むかというご質問もいただきました。不安の多くは知らないということの上に成り立っているんだろうと思います。この市長が、あるいは新しい市の行政組織が自分たちの地域のことを理解してるのかどうか、あるいはどういう方向へ市を持っていこうとしてるのか、どのような考え方を持っているのか、そういったことについての理解がないといったことの上にさまざまな不安があるものと考えています。したがいまして、今後とも私自身の考えはもちろんでありますけれども、豊岡市自身が何をやろうとしてるのか、そういったことを積極的に市民の側にアピールをし、また意見交換をすることを通じて合併不安を取り除いてまいりたい、このように考えてるところでございます。


 と同時に、行政や私に対して一方的に求めるということではなくって、住民の側からもダイレクトに市に物を言う、自分の意見を伝える、あるいはさまざまな審議会とか委員会で私たちは公募いたしますけれども、積極的に手を挙げていただいてみずからの声を通していく、そういった姿勢もお願いをしたいと思いますし、議員もたくさんおられますので、ぜひ住民の方々の声を私たちに届けていただきたい、このように考えます。


 それから小さな世界都市についてのお尋ねもいただきました。先日来の議論をいたしておりますけれども、要はここに住む人々の暮らしぶり、それ自体が尊敬されるというか、一目置かれる、私自身がみずから誇ることができる、そのようなものになることが一番の基本だろうと思います。


 ただ、そういったまちというのは実は世界じゅういっぱいあるわけでありまして、私たちはしばしば例えば観光のときに豊かな自然があり、人情豊かだと言いますけれども、売り文句としてはほとんど効果がない。日本じゅうの市や町がそう言っている。


 したがって、基本ではありますけれども、外の人々に対してしっかりと存在感をアピールするためには、それなりのシンボルが要るということではないかと思います。幸いコウノトリの野生化というシンボルがございます。コウノトリもすめるような豊かな環境をコウノトリの野生化をシンボルにしながら、いわば合い言葉にしながら築き上げようという壮大な取り組みでございますけれども、この取り組みはまさに世界の人々に注目され得る資格がある、そのように考えておりまして、それをコウノトリの野生化をシンボルにしたまちづくり自体をいわば外へのアピールにしながら、中をのぞいていただければそこの人々がみずからに誇りを持ち、自然とも適応し、日々人生を楽しんでいる、みずからの責任を持った暮らしをしている、そういう姿をかいま見ていただけるというようなことを考えてまいりたいと思ってるところでございます。


 それからこういった事柄が抽象的になるのはむしろ当たり前でありまして、小さな世界都市という言葉につきましてはさまざまなイメージがあろうかと思いますけれども、これをきっちり具体的に言おうといたしますと1,000枚分ぐらいの論文を書かなければいけないのではないのか。それを一言で言うと小さな世界都市であるということもぜひご理解を賜りたいと思います。


 教育についての思いについてもご質問いただきました。旧豊岡市長時代に私が出馬しましたときに、教育、教育、そして教育といったことを掲げました。不登校ゼロ作戦ということも掲げました。そして議員からもお触れいただきましたように、3年間で旧豊岡市の不登校の発生率が6割減るといった画期的な成果も出てまいりました。


 その後トーンダウンしてるのではないかというご指摘でございますが、私自身はそのように考えておりません。本来教育は、市長の権限にはありませんで、教育委員会の権限であります。前回の市長選挙での私の主張、旧豊岡市時代ですが、あるいは旧豊岡市長時代の私の態度といいますのは、その教育委員会、一義的に教育に対して責任を負う教育委員会に対して積極的に応援をするというアピールをする、あるいはこういったことをしてはいかがでしょうかということをお願いをしてみる、そういったことを通じて、いわば間接的に教育に力を入れるということでありまして、幸いにして旧豊岡市におきまして教育行動計画ができ、それに基づいてさまざまな動きが現実に出てまいりました。新しい市におきましては、それを基本にしながら新市全体をとらえたものにさらにバージョンアップするということでございますから、私としてはみずから先頭に立ってしゃかりきに教育、教育と言わなくっても、教育委員会を側面から支援するということで十分なぐらいに事態が進んできた、そういうふうに理解をしてるところでございます。


 ちなみに合併いたしますのにあわせて指導主事を、これは現役の教員でありますけれども、新たに5人採用いたしました。これを嘱託といいましょうか、例えば校長先生で退職された方を採用する場合に比べますと人件費でも大体3倍ぐらい1人当たり違うはずでありますけれども、これも私としての意欲を示したものというふうにご理解を賜ればと思います。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 助役。


○助役(奥田 清喜) 助役、奥田です。伊賀議員の質問の中で、私は財政の関係につきまして大まかなことを申し上げたいと思っております。


 議員さん先ほどご指摘のように、今までもお答えしておりますが、経常収支比率93%と試算しておりますし、自主財源の比率が35%と、非常に硬直化したいわゆる厳しい財政状況でございます。そうした中で、この改革のためには、まず市税収入の確保を図らなきゃならないと考えてるところでございまして、今後とも自主財源の確保に向けましてこの税の滞納対策等も含めて積極的に取り組んでまいりたいと考えているところであります。


 それから公債費の関係ですが、これにつきましては13.1%と試算しておるわけでございますけども、特例債とか、あるいはそのほかいろんな有利な起債を借りようと思いましても制限比率の14%以内を堅持しなければいけないという状況でございますから、そういう点に意を用いて財政運営に当たっていきたい。


 それから今後の見込みとしましては、市税、地方交付税ともに三位一体改革の影響で大した増資を見込めない、こういうような非常に厳しい状況でございますし、また歳出も先ほどの公債費のピークが平成21年から22年というような状況になると考えております。義務的経費あるいは経常経費等の固定経費が増加傾向にあり、今後とも厳しい状況だということは認識しておりますので、またみんなで考えながら対応していきたいということでございます。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 私の方からは計画の整合ということにつきましてご答弁申し上げます。


 議員ご指摘のとおり、今後各種計画の策定、見直し等を行うことになりまして、新市のまちづくりの羅針盤であります総合計画につきましてもこれから具体的な作業に入っていくという格好になります。事務事業を遂行する上で必要な計画の見直し等につきましては、総合計画の策定をにらみながら前倒しをして個別計画をつくっていくという格好になろうかなと。その後、総合計画の中に入れ込んでいくという作業になるかなと思ってます。各種計画の策定状況を十分踏まえながら全体の整合性を図って作業を進めていきたいというふうに考えております。


 議員の方から策定の見直し含めた進行管理をどうするかという質問がございました。議員の方から22本という多くの計画の話もありましたけども、それぞれ重要な行政上の計画でございまして、これらの見直しにつきましては重要な事務事業ということに指定をしたいとまず思っています。まず真っ先にそれぞれの計画を見直しするわけですが、どういう手順でどういう組織をつくって見直しをするのかというふうな点から図っていきたいなと思ってます。その後、企画課の方で進行管理をするという格好になりますが、その策定・見直しの過程で非常に困難な行政判断をすべき内容が生まれた場合には、これは政策調整会議という組織づけも行ってまして、市長、助役もメンバーに加えた、収入役もメンバーに加えた組織がございまして、そこで十分な議論をして方針を決めていくという格好になります。


 また、いわゆるパブリックコメント等のこともございますんで、そのあたりはこれから見直し作業を具体を組んでいく中で十分現課の方とも相談をして間違いないようにしていきたいなというふうに考えております。


 それからもう一つ、500万の例の特性経費の関係がございます。これ500万につきましては、特にハードにつきましては、これはもう政策的なもんでございまして、本庁を通した予算で予算編成を行ってまして、それ以外の特にソフトを中心とした地域づくりといいますか、そういう面に生かしてもらうために500万というふうなものを予算化したということでございまして、議員がその年度の途中で不足するということが起きた場合どうするんかというお話でございました。そういうことが起きないように年度の当初に500万という枠があるわけですから、これをどう生かすのかという総合支所長を交えて十分議論願って、有効な活用をお願いしたいなというふうに考えておるとこでございます。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 自主防災組織におきます防災マニュアルについて現状はどうであるかといったこと、それともう1点は、主としてその必要性についてもどういうふうに認識してるかという2点お尋ねございました。


 この台風以後、各地区で自主防災組織のマニュアルを作成される動きがかなり活発化をしておりまして、つい先日も区長さんの方からこういったものをつくったというふうなことでお越しになりました。しかし、1市5町全体で申し上げますと、主としてどの地区がどういった内容のマニュアルを作成されたかということにつきましては、申しわけありませんが、現時点では把握をいたしておりません。これにつきましても機会を見てまた収拾をしたいと思ってます。


 一つの目安ということなんですが、ちょうど旧豊岡市におきましては台風の後、全区長さんにアンケートをとりました。その時点では、台風襲来以前にこういったマニュアルを作成されておったところが10地区、全体では122の地区があるわけですが、さらに台風以後このマニュアルをつくりたいとおっしゃっておった地区が32ございますので、そういった策定状況も把握をさせていただきたいと思ってます。


 必要性の認識につきましても、これは言うまでもございません。市としてもやはり地区の自主防災活動上こういったものをやるといったことは、ぜひ作成をお願いしたいというふうな認識をいたしておりますので、また具体的に相談にお越しになれば適切なアドバイスも申し上げたいと思いますし、またいろんな機会をとらえましてこのマニュアル策定につきまして地区の方にもお願いをしてまいりたいというふうに考えてます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 広くなった新市の教育に対してどのように対応していくかというお尋ねがございました。


 我がまち豊岡を愛し、そして豊岡の未来を開く人材を育成する、そしてそのための豊岡の教育をつくる、そのことが私は大切であると考えております。合併によりまして広くなったエリア、あるいは多くなった学校、幼稚園、そしてさまざまな施設があることも考えましたときに、今まで以上に出かける教育委員会、そういった色合いを私は強めていく必要が大切であると考えております。エリアが広くなったから、あるいは学校等が多くなったからこそ今までにない新しい出会い、あるいは触れ合い、さらには交流の広がりいう形で、ややもすれば市郡の壁によって固定化されつつあった状況から知恵を出し合う場の広がり、話し合う輪の広がり、そういったものにつながってくるんではなかろうかと思っております。


 これからの教育、とりわけ学校教育におきましては、学校の自主性あるいは自立性の確立が求められております。そうした意味でこれからの教育はこうしたボトムアップ的な手法を取り入れていく必要があるものと思います。豊岡の教育の創造、それはお互いの知恵の出し合いから生まれるものと考えております。これからも学校あるいは家庭、地域、そして行政が一体となって教育をつくり上げ、そしてできることから取り組んでいく、この姿勢を大切にしていきたい、このように考えております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 自動体外式除細動器についてでございます。自動体外式除細動器、どんなものかということです。端的に言いますと、心臓に電気ショックを与える救命装置のことでございます。この電気的除細動といいますのは、心臓に一過性の高エネルギーの電流を流し、この電気ショックによって心臓の異常な興奮を抑制し、正常な刺激の発生と、それから心臓の動きを取り戻す治療法ということでございまして、特に生命にかかわるような重大な不整脈が生じた際に直ちに行わなければならないというふうにされております。


 この救命が成功する可能性ということにつきましては、この発症から電気的除細動を行われまでの間が短ければ短いほどいわゆる救命率は上がるというふうに言われております。近年小型で携帯性に富んで、かつ安全で操作性の高い自動体外式除細動器が開発されまして、これはいわゆる一般の国民であっても講習を受ければ容易に使用ができるというようなことから、これを普及、そして広く公共の施設等に配備するというそういう方向性が現在出されているという状況です。


 現在までの配置の状況ということでございます。ことし6月現在における本市の設置状況でございます。まず旧但東町では資母診療所を始め各診療所及び歯科診療所に合計4台、それから旧出石町では健康福祉センターに4台、旧日高町では市立神鍋診療所、それから民間診療所に合わせて5台、旧竹野町では民間診療所に1台、旧豊岡市では民間診療所に17台設置されております。しかしながら、その活用実績については今のところないというふうに聞いております。


 この自動体外式除細動器、このAEDの使用につきましては、心肺蘇生法に加えましておおむね3時間程度の講習が必要とされております。兵庫県では、運動を主とした健康づくりの推進に当たってAEDの配備・普及の促進を図るということから、県立のスポーツ施設職員や市町の健康福祉分野の職員を対象に講習会を昨年から開催しております。本市からはこの1月に20名が受講いたしております。しかし、これらは民間及び旧市町で整備が進められてきたというようなことでございまして、新市としての方針を検討する必要があると考えております。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) ありがとうございました。


 それでは、また何点かお尋ねをしたいと思います。


 それでは、今一番近くにお尋ねをした部分からですが、資料をいただきまして、各町ごとの配備状況ということで今、自動体外式除細動器ご説明をいただきました。大変器材も今進んでおりまして、講習を受けたらだれでもその自動体外式除細動器、小さな持ち運びができる器材でございますが、それが使えると法的な整備がなされたというふうに理解をいたしております。


 ちょっと今ご説明をいただいた分でもう少し詳しくお尋ねをしたいんですが、但東町に4台と今ご説明をいただきました。いただいた資料も市立診療所ほかということで、資母、神鍋ほか5台となってますが、これは但東町の中でどのように配備をされているのか、具体的にお答えをいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 但東町には、資母診療所、それから合橋、高橋、それぞれ診療所ございます。それから但東町の歯科診療所がございまして、この4カ所に一応配備をいたしておるということでございます。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) それから健康福祉センター、出石4台、うち1台は出石総合支所という、これも資料をいただきましたが、これについてももう少し詳しく具体的に教えてください。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 昨年旧出石町におかれまして、一応この自動体外除細動器を4台購入されたということでございます。それを現在健康福祉センターに3台と、それから出石総合支所に1台配置しているという状況でございます。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) どうしてこういうことをお尋ねしてるかと申しますと、ぜひこれも一度ご説明を願いたい。いわゆる北但消防から新市の消防本部ということで、ちょうどこの新エリアを統括的に救急救命の業務において責任を負っておられるという消防本部の、今だからこそ私はぜひ全市域に対しての計画的な配備が必要ではないかという観点からお尋ねをいたしておりますが、ちなみに現在119番通報が入ってから消防本部の管内において現着するまでの、救急車が現地に着くまでの時間を平均時間あるいは最も遠いエリア、最も時間がかかる場合は何分程度かかるのか教えていただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 今、私どもの方で調べておりますことで申し上げますと、それぞれの分署単位で申し上げてみたいんですけれども、豊岡の消防署、本署ですけども、7.1分、日高分署が8.1分、出石分署が9.4、城崎が5.6、竹野が6.4、平均しまして7.4分です。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) 済みません。管内で最も遠い場合は何分ぐらいかかるのかというのもあわせてお願いします。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 私どもで承知をしてますのは、今先ほど但東のお話が出てましたんですけど、出石分署での時間、最長で30分程度、37分程度かかるというふうな記録がございます。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) 当然、いや、これは悪いとかいいとかということではなくて、現実として救急車が現場に到着するまでに37分かかってしまうという現実がある。こういう心疾患の場合は、本当に最初の時点で、いかに早い時点でそういう電気ショックを与えることが重要かということは、先ほど部長の答弁からもいただいたわけでありますけれども、当然救急車にはこういった電気ショックが配備されてるわけですけれども、いろんな話をお聞きしますと発症から1分経過するごとに10%ずつ救命率が低下するというふうなお話も聞かせていただいております。心停止から3分以内に電気ショックを与えると7割が助かるが、その後1分おくれるごとに救命率は7ないし10%下がる、10分以上何も処置しないとほぼ全員が難しいというような一部では説明も聞くところでございます。救急救命をつかさどる消防本部として、こういった遠い地区、救急車が到着するまでに時間がかかる地区の救急救命という観点から見て、この自動体外式除細動器の普及についてはどう考えるか、ご所見をお尋ねをしておきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 消防長。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 今議員がご指摘のように、救急車につきましては装備をしておりますことと、それから先ほども言っておられました、いかに早く救命措置が施されるかどうかが勝負だろうと思います。特に救急車が到着するまでの間、そばにいる方がどのような蘇生術を施されるのかどうかが、大変救命に大きなポイントだというふうに聞いておりまして、そういうような方々を一人でも多くふやしていく、その手段として今の機器がございますことと、それから人工のマッサージですね、こんなふうなことができるように一人でも多く講習会等々を開催していきたいというふうなことで、このAEDにつきましても今月の26日、日曜日ですけども、消防本部で講習会をしていこうというふうな試みもしております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) そういった状況がある中で、全市的にそういう計画的に、特になかなか時間的に難しいところのエリアに対して全市的に配備をする計画、こういったことが必要であろうと考えるわけですけれども、これについてご所見をお聞かせください。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 確かに必要性というのは十分認識をいたしております。しかしながら、現状こういうAEDを設置するに当たっては、当然一方においてはそれを使える方ということをまずきっちりと育成・養成する必要があるということでございます。現在県を中心にこの使える方、いわゆる講習をたくさんの方に受けてもらえる、そういう体制づくりがなされているという状況でございます。我々自身もそれに並行した形で必要な施設に対してそういうAEDを設置するということについては、今後の大きな検討課題としておるわけでございますけれども、現状においてはいわゆる講習会等を積極的に実施する中でこのAEDに対する国民の認知を深める。あわせて救命の連鎖と言われるようでございますけれども、この輪をさらに拡大していくということが肝要というふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) 設置をする前に使える人がいることはもちろん重要なんですが、使える人がふえて使う器材がないのもまた意味がないことであります。それはもうすぐに、それはもう理想をいえば、それこそ各区の地区の会館とか公民館に1台ずつ設置できれば、それは一番いいにこしたことはないんですが、もちろんそういった一足飛びになるというような状況も考えてはおりません。ただ、広くなって、しかも現実に救急車が到着するまでのこれだけの時間があるわけだから、つまりそういう地区に住んでる人は絶対心臓発作を起こすなと、だれも言えるわけがないわけですから、ぜひそれでこれが有効だということがわかっている以上は、十分な慎重な検討とおっしゃってなくて、なるべく早目に今後具体的にどんなふうに配備を進めていくのかという具体化が必要だと思います。再度ご認識をお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 具体的配備ということについてでございます。前回も議員には申し上げたかと思います。やはりこれを使う機会というのは本当にまれという、そういうふうな状況もあるというふうなことも聞くわけでございます。そうした中にあって、いわゆる機械物ですから耐用年数等の関係もある。そうした中で一回も使用せずにそのまんま、いわゆる廃棄というようなこともあるというようなことも我々自身聞いておるわけです。そうした中で、やはり費用対効果ということについても我々自身は十分に検討する必要がある。その上に立って具体的に必要、そして可能性の高い場所、そういうふうなものを市域全体の中で抽出する中で、これがいわゆる救急救命病院から遠いところからになるか、それともより多くの方が集まるところになるかはわかりませんけれども、ある程度重要な場所においては、そういうふうなものについてのやっぱり配備というのは、今後十分検討してまいりたいということでございます。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) 会場からもしてくださいという話がありましたけれども、これはぜひ取り組みをお願いしたいと思います。決して一足飛びにどうのこうのと申し上げてるつもりは毛頭ないんですが、こういった器材の金額的な部分、コスト対費用、効果対費用も確かにそれは十分ですが、一方でその対象となってるのが直接とする命というこの部分ですから、ぜひお取り組みをお願いをしたいというふうに思います。


 次に、自主防災組織の方についてお尋ねをいたします。今のマニュアルの必要性についてのご認識をお伺いをいたしました。私の方の地区でもまだ地区防災組織、自警団としてのマニュアルは、地区のマニュアルは作成されておりませんが、やっぱり非常にそういうのが必要なんじゃないかという声はよく聞きます。私も本当にそう思います。それぞれの地区事情で、例えば近くに小さな川が流れてる、あるいは近くに崩れそうな山がある。それぞれの地域事情を織り込んだ地区の防災マニュアルというのは本当に必要だろうと思います。ところが、実際にじゃあつくりましょうとなると、例えばそういう地域防災マニュアルというか、各地区防災マニュアルと申しますか、こういったものをつくろうと思っても、さあ、いざ何をどんなふうな観点からその計画に盛り込んだらいいのかわからない、これが率直なところだと思います。


 こういった観点から、私はぜひ一度行政側の方でひな形と申しますか、地区のそういったマニュアルが、もちろんそれは強制ではないわけですから、それぞれのエリアの個性でつくればいいとはいうものの、こういった観点は落とすべきじゃないですよ、というようなひな形をおつくりをいただきまして、それを各地区に提示して、それをもちろん使うもよし、使わずもよし、さらにつけ加えて、それはもう自由な切り口でいいんだと思うんですが、こういうことを行政としてお手伝いができないだろうかというふうに認識をいたしますが、これについてご所見をお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 実は台風以前なんですが、旧豊岡のある地区でみずから専門家を呼んで講演なんかも受けられたりして、その講師といろいろ協議をされた結果マニュアルを作成されました。その情報をキャッチしたもんですから、1部下さいというふうなことで市の方でいただきまして、それを全区長さんにお示しをした経過もあります。その後、台風ということもありますので、その当時のベースになったマニュアルに若干手を加えるような形で、議員ご指摘のように各地区の方にはできたらお示しをしたいなと思ってます。


 先ほどの答弁であらゆる機会ということを申し上げたわけですが、実際そういったマニュアルをつくられた地区につきましては、一度市の広報でも紹介もさせていただきたいと思いますし、あと地域リーダーの研修会も予定してますので、できればそのあたりで、ひな形になるのかどうかはわかりませんが、何らかのものはお示しできればというふうに考えます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) それは一方で、各地区が独自につくるという独自色ももちろん大切なんだと思うんですが、余り具体的に組織としてどう動くかというのはやっぱりなかなかわかりにくい。したがって、少なくともこういう観点を外すべきではないという、そういったひな形、これはぜひお願いをしておきたいというふうに思います。なるべく早くが必要だと思いますんで、具体的にいつごろというのがわかりましたら、いつごろまでにそういったひな形準備というのがわかりましたらお聞かせを願いたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) なかなか厳しいご質問なんですが、7月の……(発言する者あり)よく承知してます。7月の10日あたりに先ほど言いました地域リーダーの研修会を予定してますので、できればその場に間に合わせたいというふうに思います。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) 済みません。質問者は私でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。


 それから総合支所の機能についてもお尋ねをさせていただきました。これは十分議論があったところであります。年度当初に十分議論して、支所長が有効に活用してほしいと。この使い道については各支所でご自由にということなんですが、私が危惧するのは、いわゆる恣意的な使われ方にならないだろうかというところを危惧するものでございます。これは5人の支所長の方に対して見識が不安だとかどうだとかという、そういう話では毛頭なくて、仮にすごく地域の中で親しい人から、これもうまちづくりにはもってこいなんだ、何とか予算つけてくれ、あるいは地域で非常に有力だとされている人から、これはもう絶対必要だからやってくれというような、こういう話になった場合に、そういう話が今後出てこないとも限らないというふうに認識をいたします。そんな中でそこの歯どめというか、弾力的に支所の中で自由にといいながらも一定のガイドラインは必要ではないかという思いを持つんですが、そこら辺はもう何もないんでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) かえって逆にガイドラインを設けますと、地域の特性に阻害する格好も生まれてきますので、すべてどの総合支所もしっかりした総合支所長がおりますんで、私は心配はないかなと思ってます。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) そう言われてしまえば。ただ、私の危惧するところも伝わってるのかなと、伝わっててほしいなと思うんですが、どうしても実際に顔が見えるところでやりとりをなさるという部分で、なかなか支所長自身もお困りになる場面がひょっとしたら今後出てくるかもしれない。そうなったときのいわゆる庁内でのチェック体制というか、本当に決裁権を持った支所長が、ほんならこれでいきましょうと言ったらオーケーなのか、それとも支所の中でやっぱり何人かの合議でというような形になるのか、それについても、細かいですが、お聞かせください。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 基本的には総合支所で地域の方と一緒になって議論してもらって決めてもらうというような方向だろうなと思ってます。ただ、さっきおっしゃった恣意的な問題が生まれてきておって、非常に総合支所長の中の判断でも難しさがあるという場合には、これは当然市としての判断も相談があればできるわけですから、毎月定例庁議もありますし、そういう場で、もし難しい問題があるなら議論をして有効にというようなことでしていきたいなと思ってます。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) ちなみに本年度この500万の使い道について既に方針が決まってるのかどうか、そういったことについてのご検討がなされておりましたら、その状況を各支所長の方にお答えをいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 伊賀議員、それは入ってない質問。


 質問を続けてください。


○議員(57番 伊賀 央) 当然通告した思いの中にはこれを入れておりました。


 それでは、次に参りたいと思います。もちろんそれは独自の色でということでございますけれども、また先ほど申し上げました危惧等にも配慮をいただいて適切に対応をお願いしたいというふうに思います。


 それから各種計画についてもお話を聞かせていただきましたが、私が端的に言って一番気になってお尋ねしてるのは、いわゆる総合計画であります。そもそもこの総合計画とはどういった位置づけなのか、一度ご説明をお願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 市の市政、市の行政の基本指針になるものでございまして、基本構想があって、基本構想を実現するための前期の基本計画、5年間の、これとあわせたものを総合計画というふうに言っております。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) 言ってみれば地方自治法で必ずつくるように定められてまして、いわゆる最上位計画であるという位置づけだろうと思います。市における最上位計画であるけれども、その最上位計画で最も大切な計画だからこそ、先ほどからご説明、今議会るるご説明をいただいてますが、住民参加の手法を最大限取り入れたいんだというようなお話も聞かせていただくわけですが、策定時期を見てまいりますと、ぎりぎりまで、一番後ろまで引っ張ったとして平成19年3月ということになろうかと思いますが、そこに至るまでの間にそれぞれ、それこそ地域防災計画から始まって豊岡病院跡地利用構想基本計画、これも平成18年の3月、地区公民館整備基本計画が、これも18年3月、老人保健福祉計画、これも1年前の3月、第3期介護保険事業計画も1年前の3月というように、端的に申しますと住民の意見を吸い上げて一番大事につくらなきゃいけない総合計画が策定されるときには、ほかの各種の計画で全部もう方向性が決まってて、例えば市民の思いとしては、いやいや、これはもうちょっとこっちこうしたいのになって思いがあったとしても、それが既存の計画というか、それまでに決まってしまった計画にはめられてしまうというか、絞られてしまうというか、そういった形になりはしないだろうかなというふうな思いを持ちます。何ともいわゆる順番として妙な計画になってしまわないかなという危惧するものです。この危惧は危惧として値しないのかどうか、再度お尋ねをいたします。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 議員がおっしゃる心配もよくわかる話でございます。我々は、特にそのあたりがございますので、総合計画をつくるという前提の中で豊岡市のまちづくりの基本理念といいますか、そのあたりをきっちり整理をして、その整理した中で個別の計画の考え方を組んでいくという作業になろうかなと思っております。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) それは確かにそうご説明をいただけばそうなんでありますけれども、何とかここはそういった妙な形にならないように、当然そのそれぞれの計画のときにもそれこそパブリックコメントというような住民参加の手法をとられるんだろうというふうに思いますけれども、いかんせん時期的なことになってしまうとどうしてもこうなのかなと。特に新市発足時ということですから、どうしてもこういう形になってしまうのかなという思いはいたしますけれども、そこも十分ご留意をいただきたいというふうに思います。


 済みません。何分でしたっけ。(発言する者あり)


 それで今後のまちづくりについて、財政計画についてなんですが、みんなで考えながら対応ということでご説明をいただいたんですが、もう一つ、地方債残高が大変膨らんでいる。要するに、そもそも地方自治体にとって許される借金のボリュームというか、適正範囲というのは何か指標みたいな取り決め事と、全体のこの予算に対してこれぐらいまでだったら何とかなりますよというような、そういう全体のボリュームに対する指標みたいなのはあるのかどうか教えてください。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 目安としましては、起債制限比率現在13.1%ということなんですが、これは先ほど助役答弁申し上げましたけども、14%以内で抑えるということがあります。14%を超えれば、これは国なり県なりの指導が入ってまいりますので、限度はそのパーセントの枠内ということで考えています。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) 起債制限はわかるんですけれども、申し上げたいのは、ずっと今まで未来への責任ということで、あるいは市長からは未来を食いつぶしてはいけないというようなご説明もいただきました。その中で当然言ってみれば借金でありますから、制度的には借りて返しながらという、こういうある種安定した借金なのかもわかりませんが、それでも今後未来に向かって当然このツケをそのままに、あるいはふやしながら引き継いでいくというのは、やっぱりよろしくないんだろうというふうに考えます。こういった基本的な部分で市長がどのようにお考えになっているのか。少なくとも減少に向けて、減少させていくことに対してもう少し具体的な道筋が必要なのではないかという思いからお尋ねをいたしております。ご認識があればお答えください。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) もちろん借金は少なければ少ないほどいいわけですけども、現実に合併をしましてこれから事業もやっていく必要があるというふうなことから、極力そのあたりを起債の額を抑えた中で事業展開を図っていくということしか今の段階ではちょっと申し上げられません。どうしても14%に該当してくるということがあれば、起債の繰り上げ償還というような手段も今後講じていく必要があるかと思いますけども、極力起債制限発行額については抑制をしたいという気持ちは変わりはございません。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) 行く行くは本当にこんな借金が多いということ自体、やっぱり全国的に問題にさらにさらになっていくんだろうと思います。具体的な道筋が必要になってくるというふうに考えます。


 最後、市長にお尋ねをしたいと思います。いろいろ聞かせていただきました。これからしっかりとやっていきたいという思いも聞かせていただきました。もうそれは本当にそのとおりでお願いをしたいと思います。


 過去のことだからやりとりやっても仕方がないよということなんですが、あと1分だそうで、首長として権限を持ってまちづくりを進めていかれるという立場の立候補でしたら明確にもう少し、過去の議場においてマニフェストのやりとりもやらせていただきましたけれども、より明確に新市像を描くことが逆に他町のというか、旧他町の中貝さんってどんな人だろうと思ってる人に対して、やっぱりそういう姿を見せるべきではなかったか。それでもちろん中貝市長がご説明をされました、新市だから状況をよく見きわめた上で優先順位をつけて皆さんに提示するんだという、その考え方もわかりますが、そういった方向がやっぱり必要ではなかったかなというふうに思いますが、これについてのご所見をお聞かせください。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 議員自体にもご理解いただいてると思いますけれども、要は中身について私はこうする、ここまで持っていくということと同時に、合併したばかりですからみんなでつくっていくという両方のことが要るんだろうと思います。したがいまして、個々の例えば何を何%持っていくというような議論が、この合併の当初に要るということではなくって、むしろこの新市の全体のまちづくりをどういうイメージで、それがたとえ抽象的であったとしても、どういう方向に行くのかという、その全体的な方向を訴えるということがまず大切なのではないかと思います。何とかを何%するというような細部なことを積み上げることを住民が望んでいるのではなくって、合併して不安がある中で、このまちは一体、これまで積み上げてきた市町の個性を本当に尊重するのかしないのかといったことに関心があるわけですから、むしろその基本方針を示すというこそがこの立ち上がりのときには大切なものという、このように考えてるところです。


○議長(木谷 敏勝) 57番、伊賀央議員。


○議員(57番 伊賀 央) 何%というようなそんなところまでのことは、もちろん私も申し上げておるわけではありません。先ほど具体的に言えば1,000枚ぐらいかかるというお話もございましたけれども、それでも伝えるべきだということを申し上げたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 以上で伊賀央議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 次は、59番、西垣善之議員。(拍手)


               〔西垣善之議員 登壇〕


○議員(59番 西垣 善之) 59番、西垣です。通告に従って幾つかの問題質問をいたします。


 最初は、過疎対策であります。抽象論になってはいけませんので、私は旧1市5町の中で最も深刻な過疎町であった旧但東町と旧豊岡市との比較でお尋ねをしたいというふうに思います。


 まず最初にお尋ねをしたいのは、過疎とは何かという定義と過疎地域自立促進特別措置法という法律がありますが、この法律の目的は何かということをお尋ねいたします。


 それから今度1市5町で合併したわけでありますが、この1市5町の中には城崎、竹野、但東と3つの過疎町がありました。しかし、合併して同一市になったわけでありますから、この過疎という問題を豊岡市全体の行政の中でどう位置づけるのか。特にすべての市民は平等であるという原則に立って、どういうふうな位置づけをするのか、お尋ねしたい。


 それから過疎対策といってもいろいろありますけれども、一般施策と同時に過疎の固有な問題に対応する施策が必要だというふうに思いますが、この点についてのご見解をお尋ねしたいと思います。


 次は、通学・通院バスの問題であります。これも過疎との関係でお尋ねをします。


 但東町の中山、久畑という2つの地域がありますが、ここから出石高校、豊高に通学した場合1カ月の定期代が幾らになるのかお尋ねをします。


 それから通院であります。高校同様、但東町は病院も持ち合わせていません。そこで出石病院、豊岡病院に通院するのに、これも中山、久畑から時間と片道のバス代の料金についてお知らせを願いたい。


 国保基金問題については、時間があれば後で取り上げます。


 次、16号議案、奥赤地区土地改良事業の施行についてについて質問をいたします。


 これは補助整備事業と災害復旧という2つの側面からのアプローチでありますが、同時に県単で農業機械の導入補助というものもあるというふうに聞いておりますが、これら3つの事業総額、あわせて国、県、市あるいは地元の負担割合と、とりわけ地元の負担総額についてお知らせを願いたい。


 それから地元の人に問い合わせてみると、昨年の23号台風で但東町で山崩れなど大変大きな被害をこうむった地域で一様に言われてるのは、杉の植林だけに頼っていたことが23号台風で被害を大きくした。杉の植林でいいのか。広葉樹など防災という観点から山のあり方を見直すべきだという、こういう意見も出ておりますが、これについての所見も伺いたい。


 最後に、オオサンショウウオの問題であります。発言通告要旨には漢字を使っておりますが、それすべて片仮名に訂正をします。


 このオオサンショウウオは、ご承知のように特別天然記念物であります。ところが豊岡市にとって特別天然記念物というとコウノトリ以外にはないかのような風潮がありますが、このオオサンショウウオ、世界と日本における特性と、この種の個体の特徴についてわかる限り詳しくご報告ください。


 そして今日まで県や豊岡市がこのオオサンショウウオの保護の問題についてどの程度の取り組みを行い、今後どういう方向を打ち出されようとしているのか、お尋ねしたいと思います。


 以下は自席で質問します。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) いただいた通告では過疎に関しては極めて具体的な問題ばかりでございましたけれども、あえて基本的な部分もご質問いただきましたので、お答えをさせていただきます。


 要は過疎問題をどう位置づけるのかという、こういうご質問でございました。日常用語で過疎といいますと、要するに人口が減っていく、こういうことでございますが、政策的にその過疎地域に一定の対策をとるという前提で考えます場合には、人口が減少していること、それから高齢化率がもちろん一定程度というのがあるわけですが、高齢化率が一定程度以上になってること、それから財政力が弱い、こういったところをとらえて、そこに特別の対策をとる、こういうふうに位置づけられておるところでございます。


 こういう観点でいきますと、法律にいう厳密な過疎ではないにしても新豊岡市自体が、あるいは但馬全体がもともと過疎地域でありました。旧豊岡の人口も確実に随分前に比べますと減ってきている、こういうことでございますから、新しい豊岡市にとりましても全体的に過疎問題を抱えているという、そのように考えております。


 さらに、その上で法でいうところの過疎地域というのは、西垣議員ご指摘のとおり3つの旧町を抱えてるわけでありますが、これは過疎地域の中でのさらなる過疎問題というふうにとらえていいかと思います。ここにももちろん人々が暮らしてるわけでありますから、その人たちの暮らしが健やかなものであるように、そして健やかな暮らしをするために他の人口密集地域に比べるとハンディがあるということであれば、そのハンディ克服のための特別の施策をとる、このことは新市においても大変重要なことだろうと思います。


 ただ他方で、平等といった表現をされましたけれども、格差是正、自分たちのところは劣っているから人並みになりたい、あっちにはこれがあってうちにはないから、これ何とかうちにも人並みにつけてくれえやということばかりでは実は人々の心が立っていきません。自分たちは人より劣っている、おくれている。それを人並みにしたいということをひたすらそこに目を向けておりますと、誇りというものは失われていってしまう、そのように私としては大変危惧をいたしております。現実的にこの今、豊岡の中にあります過疎地域に行きましても、確かに大変ですけれども、そこに住んでおられる方々はみずからに誇りと自信を持ってまちづくり、むらづくりを必死になってやっておられるということでございますから、この新市におきまして過疎地域への対応ということを考える場合に、そこの人々の誇りをいかに私たちは応援していくのか。均衡ある地域発展ということよりもむしろ特色ある地域発展という方向にどういうふうに導いていくのか、応援していくのか、そのように考えたいと思います。かつて但馬全体で、今もそうだけど、どんどん減っているわけですが、親たちは、あるいはじいちゃん、ばあちゃんたちは自分たちのまちは雨も多い、雪も多い、働く場もない。おまえらはええ学校に行って、都会に行って背広を着て働くところに行けよと言って、子供たちはそのとおり信じて出ていって過疎が実現をいたしました。そしてその現実を前にして私たちは嘆いている。何という情けないことだ。私たち自身はみずからに誇りと自信を持ちながら、子供たちに自分たちの地域がこんなにすぐれてるということを言いながら、欠点は欠点として直す努力はする必要がありますけれども、私自身の内面の問題であるということも認識しながら過疎問題には取り組んでまいりたい、このように考えてるところです。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 助役。


○助役(奥田 清喜) 過疎と言われますと私のことになると思いますけど、これを今、市長か答えられましたんで、過疎法のねらいは、やっぱりそうしたいろんな可能性を秘めた地域である。そして生存やら、あるいは生活のいろんな高まりを持っている可能性を持っている地域、それで美しき風格ある国土の建設、こういう大きな目的があるのが過疎法でございます。


 それから私はサンショウウオについてお答えしたいと思うんですが、オオサンショウウオ、幸か不幸か私の家の1里ほど下の川にもこの間3頭発見されました。出石川におきまして今、県の方で資料をもらってみますと、259頭捕獲されております。多分300頭ぐらいになるんじゃないか、こういうように言われておりますけども、問題は災害復旧によってそれをどう保護するかということでございます。復興事業でございますから川幅も広げますし、あるいはまた護岸等も考えていくという県の姿勢を今聞いておるわけでございまして、しばらく疎開をさせないかん、こういう問題が起こっております。以前建屋川でそういうことがございまして、ちょうどそのときも但東の太田川の改修にサンショウウオも出ましたもんですから、勉強にも来られて、建屋川では見事にそれを疎開をさせて、今その川で生きとるようでございますけども、本当に特別天然記念物というのは、議員さんご指摘のようにこの新豊岡市でコウノトリとオオサンショウウオと、2つもすばらしいものがある。それだけそれこそ美しいきれいないわゆる地域だ、こうなるわけですから、この保護についても、もちろんこれは県の方もしっかりとそれは対応する、委員会等もつくって対応するというふうに言ってくれておりますから、市としては、これは教育委員会の担当になるわけですけども、当然いろんな意味でしっかりとその対応を考えねばいかん。そして災害復興をなし遂げて、先ほどからよく出てますコウノトリ翔る郷、コウノトリもすめる郷ということは、これはオオサンショウウオもしっかりすめる郷、こういうことになるわけですから、その点で努力していかねばならん、こういうふうに思っております。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 通学と通院のバスの費用についてお尋ねいただきました。


 高校通学ということでございますけども、1カ月の定期というふうなことでございますが、豊岡の豊田町で豊高の場合にはおりてもらうわけですけども、但東の中山から豊田町のバス停までということで、1カ月に2万8,200円の定期代となります。久畑からは、少し高くて2万8,560円というふうに聞いております。


 それからもう一つ、新豊岡病院の関係の通院の関係ですけれども、これも但東の中山から片道で豊岡病院まで運賃1,100円、久畑からも1,100円ということでございます。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 奥赤地区の土地改良事業につきましては、現在地元の合意もちょうだいをいたしまして事業化を図ってるというところでございますが、地元負担の問題でございます。従来の県単独の圃場整備事業の補助率、これは55%の補助率でございますが、それに25%を上乗せしました、いわゆる80%の県費補助ということになっております。


 また、採択要件としまして、市が農家負担を軽減するために13%以上の負担をするということがございますので、したがいまして地元負担といたしましては県あるいは市の補助を除きました残り7%というものが地元の負担となっております。


 負担の総額というご質問でございますけれども、これは議員が今申されましたとおりに圃場整備事業としての負担率は今申しましたように事業費の7%ということでございますけれども、災害復旧費を充当いたしましたいわゆる合併的な施行ということになってまいります。したがいまして、実質負担率はかなり低くなってまいるということになりますが、地元の負担金総額で百数十万円だろうと、全体で百数十万円というように試算をいたしております。


 それからさらに地域農業再生対策のことについても負担がどうだというお話がございましたが、奥赤地区につきましては機械の購入についての要望は承っておりません。パイプハウス3棟を購入したいというお話を聞いておりますが、これについては全体の事業費が270万円ほどと踏んでおりますので、その4分の1、大体70万円程度が地元負担ということでございます。機械の購入の希望がございましたら、これは事業の期間が19年度までございますので、また相談に乗らさせていただきたいというように思っております。


 それからさらに今後の災害に強い森づくりという観点でのご質問でございますが、私は杉の植栽そのものが原因だというふうには思っておりません。これは杉を植栽をして、その保育管理がきちっとなされていなかったということが原因だろうというように思っております。


 したがいまして、将来に向けましては、一つは、既存の杉ですとかヒノキですとか、そういう人工林の間伐、枝打ちなどをきちっとして強い森づくりにしていくという当面の問題が一つあると思います。


 それからもう一つは、今議員申されましたとおりに針葉樹、広葉樹、そういうものを混合林化していく、両方植えていくという、そういうふうに誘導をしていくということでございます。針葉樹と耐風性の強い広葉樹を一緒に植えていくということでございます。


 それからさらにもう一つは、常に突風が吹くような尾根ですとか、そういうところにつきましてはそういう耐風性のある広葉樹の造成を図っていくというようなことが一番大切な部分ではなかろうかというように思っております。以上のとおりでございます。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 最初の過疎の問題からいきます。市長は、先ほどいろいろお答えになりましたが、あなたは過疎地域自立促進特別措置法という法律を読まれたことがありますか。私がお尋ねしたのは、過疎の定義についてとこの過疎法の目的は何かということをお尋ねしたんです。長々といろいろ抽象論を言われた。何か住民に説教をされるような印象を与えるようなことさえもおっしゃったが、あなたはこの法律を読まれたことがあるんですか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○議員(59番 西垣 善之) 市長に聞いてるんだ。市長が読んだかということ。(発言する者あり)そんなもん読んだか読めないんか、何を答えられない。企画部長に聞いてないんですわ。(発言する者あり)


○議長(木谷 敏勝) 静粛にお願いします。


○企画部長(神尾與志廣) 私の方でも今度初めて合併をしまして過疎地域を抱えたということでございます。それまでは同じ但馬に、県北に住みながらそこまで関心なかったんですが、今度後期計画を立てるということがございまして、少し読ませてもらったということでございます。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 私尋ねてるのは、何が聞きたかったかというと、市長が読んだか読まなかったということよりも、この過疎問題についてもう少し市長は市全体として気配りをしてほしい、もう少しきめ細やかな施策と過疎の恐怖といいますか、過疎とは一体どんなものなのかいうことについて認識を根本的に改めてほしいということから、この質問を私はしてるんです。


 具体的にお尋ねをします。旧但東町がこれまで若者定住策として、そこにおられる助役と議会が協力・協働してさまざまな施策をつくられました。その若者定住策、具体的にどのようなものがあったのか、またそれは若者定住促進にどんな役割を果たしたのか、お尋ねしたい。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 結婚・就労祝い金というものが旧但東町にございました。これは合併協議の中で廃止をということになりました。


 それからIターン、Uターン、Jターンに関する奨励金というのがございまして、これは過疎自立促進法の期限である平成21年度まで暫定的に残す、その段階をもって廃止をする、このように決まったところでございます。


 それ以外にも、もう既に西垣議員ご存じで言っとられると思いますけれども、ハネムーン助成金でありますとか、それから出産費助成金、3人目の但東っ子祝金、こういうものがあったというふうに承知をいたしております。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 私もう一つお尋ねしたのは、そういう施策が深刻な過疎に悩んでる但東町にとってどういう役割を果たしたかということも聞いたんです。正確に答えてください。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 確かにこの制度があったわけでして、私は一定の役割は果たしてきたというふうに思っております。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) いや、確かに就労・結婚祝い金は、合併と同時に4月1日で廃止された。この廃止された理由は何ですか。こういうものの意味はなくなったいう意味ですか、財政的な理由ですか、その廃止された理由を説明してください。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 合併協議の中で議論がありましたのは、一つは、もちろん財政的な問題がありました。もう一つは、結婚・就労祝い金が本当に若者定住対策にどういう効果があったのか、そのことについて大変大きな疑問が出されました。したがって、そういった議論を踏まえて廃止になったものでございます。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 結婚祝い金が余り役に立ってなかったと。その役に立ってなかったことを一生懸命横の助役は町長としてやってこられたわけでありますけども、この就労祝い金、結婚祝い金、2つのこういう制度は当時できたときにマスコミも行って注目しまして、過疎町に新たな動きがあるというような注目をして、世論もこれ歓迎したんですよ。つまり過疎のまちで就労したり結婚したりとすることは、勇気や決断力が要るんです。あなた豊岡に住んでるからわからないでしょうけど、但東町という過疎のまちで、そこで世帯を持ったり、そこで働くという決心するということは大変なことなんです。あなたわかりますか、その深刻さが。それに対してちゃんと自治体がお祝いをする。当たり前じゃないですか。


 あなたは今先ほどこういう制度は役にも立ってなかったし、財政的な問題もあると言われた。昨年1年間で就労・結婚祝い金幾ら使われたんですか。財政の問題をあなたおっしゃったから、お答えいただきたい。


 それからもう一つ、新築、出生、U・Iターン、こういう祝い金は最長平成21年度までとすると、最長という言葉がついてます。それまでにも切るかもしれない。新市定住促進計画策定後廃止をするとしてある。私、大変不安なんです。過疎のまちがこれまで積み上げてきたさまざまな施策を合併したらすぐにやめてしまうもの、あるいは5年先に廃止されてしまうもの、だんだんと過疎特有のこういういい施策がなくなってしまう。大変こういうことを心配をしてるんですが、新市定住促進計画というのはどういう理念のもとにいつごろ作成をされる予定なのか、お尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、幾ら昨年度使われたかということについては承知をいたしておりません。


 それと議員も今お認めになりましたけど、お祝いだというふうに言われました。要は定住対策にそれが効果があるのかどうかということが議論になって、明確な根拠というものは、私たちは当時の合併協議の中では得られなかったという理解をいたしております。西垣議員が例えば結婚祝い金があるからといって、そのことでもって結婚をされるとは到底思われません。むしろ結婚するかどうかということの決断を促すということではなくって、まさにしたことに対するお祝いということだとすると、それは本当に定住対策ということにそれだけのお金をかける意味があるのか、こういったことが議論がなされたその結果でございます。


 それとちなみに、もうこれは合併協議で既に合併前に旧1市5町の意思として決定されたものであることもご理解を賜りたいと思います。


 その他につきましては、担当から答弁させていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 答弁漏れ。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 過疎計画の後期の計画につきましては、今現在5カ年ということで議案として上程させてもらってます。


 いろいろと定住促進という意味で、特に若い方々の定住をどう図るかという面からは、これはまたいろんな角度からの検討も要るだろうなと私考えております。


 ただ、市長が申し上げましたけれども、旧但東町の時代には、但東町として自分の町のエリアの中で施策があったわけでございまして、今度合併して新市になりましたので、新市として3つのそういう地域を抱えるわけですので、そういう観点から改めて検討を加えてみたいと考えております。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 議長、ちょっと注意していただきたいんですけど、私の質問に正確に答えてほしい。私がお尋ねしたのは、この新市定住促進計画というのはいつごろ立てられるのか、その理念についてお尋ねをしてるんです。正確に答えてください。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) まだ今現在いつかは決めておりません。これから検討していきたいと思ってます。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 就労・結婚祝い金については財政の問題もあると言われたが、お尋ねしたら幾ら使ったかわからない。極めて無責任ですね、あなたの答弁は。


 私の一番言いたいのは、こういう各種の祝い金、なるべく若い人たちに定住してほしい、この意欲のあらわれとして自治体がそういう構え、そういう姿勢でいるということは過疎を克服していく上に非常に重要なんですよ。そういう雰囲気が自治体の中にあるということは。あなたは、確かにおっしゃるようにこの結婚祝い金が欲しくて但東町で結婚する人なんかいませんよ。そんなことはだれだってわかっとる。5万円程度ですから。しかし、自治体として、この過疎で世帯を持ってくれる、あるいは都会から但東町に越してきて就労する、それに対してお祝い金を出すというのは、これは過疎を克服していく上で非常に私は大事だと思ってる。あなたはそんなこと大したことではないというふうに思ってるんだけども、そこで私は聞きたいんだけど、あなたは一体過疎を克服する道、施策というもんはどういったもんがあるか、どのように考えてるんですか。こんなもんは要らない、こんなもん要らない、これは5年後に廃止すると平気であなたは文書で書いてますよ。じゃあ、あなたはこの地域格差、過疎を克服するためにはどんな具体的な施策が要るのか、その対案があるのか、市長に聞きたい。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) まず効果がなかったということを議員自体がお認めになったということは、共通の土俵に立てたのかなというふうに思います。(「そんなこと言ってない」と呼ぶ者あり)いや、そうおっしゃいました。


 そして要するに過疎対策でやらなければいけないことはたくさんあると思います。しかしながら、過疎の歯どめがかかってないということは、これまでさまざまな努力がなされたけれども、しかしそれはなかなか効果を出してないという面もあったということだろうと思います。今後したがって、こういったことを踏まえてどういったことをすれば過疎対策になるのか、そのことを真剣に議論していきたい、このように考えてるところでございます。


 それと、あなたあなたとおっしゃいますけれども、この廃止を決めたのは私ではございませんで、1市5町の自治体自体が決めました。議員が反対されたかどうかは知りませんけども、合併自体にはすべての議会で了解もいただいた、そのこともぜひ思い出していただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) あなたは随分無責任なことをおっしゃる。私が決めたんじゃない、合併協が決めたんだなんていうこと言ってる。しかし議案としてここにこういう予算が何かついてないということは、廃止したということは、あなたがしたということなんですよ。そんなことまで一々言わなきゃいけないんですか、僕は。


 それで私は、結局聞いてみると、あなたも過疎に対する具体策案はない。ないにもかかわらず、この程度の各種の祝い金だけはさっさと廃止してしまう。こういう姿勢を私は心配してるんです。過疎に対するあなたの気構え、市長としての気構え、過疎地に住んでる住民の気持ちを本当にしんしゃくしてるかどうか大変疑問です。ぜひこういう制度は復活をしてほしい。わずかな予算ではありませんか。


 次に、過疎地域自立促進計画についてお尋ねしたい。これは今年度から平成21年度までの5カ年間で文字どおり過疎地域を自立促進させるための計画書らしいんですが、読んでみて少し唖然としました。なぜ唖然としたかというと、余りにも抽象論過ぎるんです。


 そこで具体的にお尋ねしたい。この5カ年における計画によって想定している目標数値、例えば人口であるとか雇用の数、あるいは格差の是正、交通弱者に対する対策、こういう目標数値は一切掲げられていませんけれども、こんな計画書があるんですか。計画書というのは机上でつくったプランであって、何を目的としてこういう計画をつくったんですか。目標数値が全くないのはなぜですか、お尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 議員もよくご存じかと思うんですけれども、もともとこの過疎地域自立促進計画はそういう目標数値を掲げるというふうになっておりませんので、構造的に、その点ご理解をお願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) そんなことがどこに書いてあるんですか。目標数値を掲げないことが計画なんですか。じゃあ、何のための計画なんですか、これは。5カ年でどれだけのお金を使って、その費用対効果としてどこまで過疎問題を克服していけるのか明確に書かないと意味がないじゃないですか。何のための計画書なんですか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 数値的な目標を設定してはおりませんけれども、前期5年間も既に実施をされてきたわけでございまして、後期についても今回上程してます計画をたくさん上げてますけれど、それらについて毎年予算編成時に十分議論をして、中には新しく実施することがあるかもわかりませんが、そういう事業の展開を通じて地域の基盤整備を行っていこう。少しでも人口流出に歯どめをかけていきたいというようなことでございます。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) この過疎計画は、だれが責任者で作成されたものですか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) これは豊岡市がつくったものでございます。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 豊岡市のどなたですか。過疎問題の担当はあなたですか、部長ですか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) そこまで言う必要はないと思うんですが、もちろんこれは豊岡市ですから市長になります。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 市長、この計画書読まれたことありますか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 読みました。大変盛りだくさんで、通常の計画という概念からいきますとかなり変わった計画だというふうに思っています。ただ、これは今後行政をやっていく上でさまざまな事柄を過疎対策でやろうとするときに国の支援策を受けるという観点から、とにかくできるだけ想像し得るものを入れておくんだ、こういうことでございましたので、それはそういう性格のものだという理解をいたしたところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) この計画書の、私、読んで気がついたんですが、私が考える一番問題点として思われるのは、一般施策としてはいろいろ入ってる。過疎問題というのは、一般施策と同時に過疎に対応する固有の施策の両輪がないと過疎対策ってうまくいかないんですよ。一般施策だけでは対応できない。しかし、固有施策という狭い範囲だけでもいけない。その両方が要るんですね。ところがこれ読んでみると、とにかく城崎、竹野、但東でやる事業が全部洗いざらいずらっと並べてあるだけです。だから私が疑問に思ったのは、せっかく過疎を少しでも克服するための計画であるならば、例えば数値目標なんかも入れて計画を具体化する、そういうものを市が持ってないと、結局は一般施策をこの旧3町に限ってだらだらと施策をやっていく。5年間経過してみて、じゃあこの旧3町の過疎の状況がどうなったか総括できないじゃないですかと思いますが、市長、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 西垣議員が但東町のご出身ですので、釈迦に説法にもなるかなと思うんですが、前期計画については旧3町でそれぞれ実施をされてきました。旧3町で実施をされた計画についても目標数値は上がってないというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 過疎問題については、抽象論では事が前に進まない。それは前町長の奥田氏も随分苦労されてきたところであると思います。なかなか具体策というのは出てこないけれども、具体策をやらないと過疎というのは地域格差の是正を始め克服することが非常に難しいということを言っておきたいと思いますし、先ほど申し上げたように各種の祝い金等は廃止の方向じゃなくて積極的に復活をさせられるよう要望しときます。


 次に、通学・通院バスについて。


 通学については、豊高に通うのに1カ月定期代2万8,000円、これ3年間通学しますと100万円かかるんですね。高校生がもし2人いるんなら、200万円かかるんです。そのうち1人の高校生が大学に行くということになってくると、親の負担というのは相当なものになります。旧豊岡市内で1年間に100万円も通学費のかかる生徒がいますか。ここに過疎のまち但東町、非常に遠隔地であるというこの特殊性、それによっていわゆる親、住民が経済的な負担を相当しなけりゃならない、ここに深刻さがあるわけです。


 こういうものについては、これは教育委員会に尋ねたいんだが、県の貸付制度がある、通学のですね、ということは聞いていますが、これは貸し付けだけであります。貸し付けというのは返済しなければなりません。あなたは県に対して、県立高校だから、大半は、県立高校の高校生の通学の助成について県に対してはっきりと要求される用意があるか。あるいはまた、それが実現するまで豊岡市として貸し付けではなくて助成制度をつくる必要が、私はあると思うんですけれども、そういう気持ちはないですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 県におかれましては現在奨学金制度がございます。貸与月額として公立で1万8,000円という、あくまでもこれは貸与でございますけども、そういった制度がございますので、そういった制度を積極的に利用していただくことは可能ではないかなというふうに考えております。


 既に制度がある以上、新たなものを要求するという考え方は現在はございません。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) そうすると3年間で豊高で100万、出石高校で大体資料からもらうと3年間で90万円の負担をする。私、冒頭に言ったように、合併した豊岡市というのはすべて市民平等なんですよ。こちらの子は、旧豊岡市の市内の子供は自転車1台あれば3年間通学できる。こちらは片や3年間で100万円もかけなきゃ通学できない、こういう状況をあなた知らんぷりしてるんですか、教育委員会は。今高校教育というのは、事実上もう義務教育化してるでしょう。昔と違うんです。このまま放置されるつもりですか。それは県の1万8,000円ぐらいの貸付金があるから、それで対応しなさい、後で返済しなさい、これでいいんですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 教育委員会の方としましては、基本的にはそういう考え方でございます。


 議員ご提案の問題につきましては、市全体として過疎地域に対してどうとらえていくかという、そういった意味では総合的な視点からの検討が必要かというふうに思います。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) そんな抽象論で逃げないでくださいよ。このまま放置するんですかと僕は聞いてるんです。手だてを検討するのかしないのか、それを答えてください。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 先ほど申し上げましたように、現段階では特に考えておりません。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 豊岡市の教育行政は、いろいろ市長が、教育長が美辞麗句を並べてるけど、結局はこうなんですね。過疎地にある者は負担をたくさんしろ、それは今の県の貸し付けがあるからそれで対応せよ、あとは豊岡市は知らない、これが教育委員会の姿勢ですね。大変よくわかりました。市の教育委員会の基本姿勢というのが、わずか高校の通学の助成さえ検討しようかということさえも始まらないような教育委員会に、本当に教育が任されるんだろうか、大変私は心配ですが、これもぜひ検討してほしい。このまま放置するということはよくない状況だと私は思います。


 それから通院バスであります。但東町の、先ほど言った2つの地点から出石病院まで通うと往復1,600円要ります。豊岡病院だと往復2,200円要ります。時間にすると、それぞれ40分、豊岡では1時間20分かかります。私は、高齢者や、特に病人ですね、交通弱者、こういう人たちに、病院に行くのにこれほど通院バスのバス代金を負担させて放置しておいていいものだろうかという疑問を持ってるんです。豊岡市は市長の肝いりでコバスというような非常にいいもんをつくられて、市街地を巡回してる。便利なところはより便利に、不便なところは放置したままということでは市長はまずいんじゃないですか。せめて高齢者が出石や豊岡病院に行くときにバス代の助成、東京都にはシルバーパスというような制度がかつてありました。どこに行くのにも都営バスなどはただというような制度があったそうですけども、せめて病院に通院する場合の助成制度、あるいは考えられることは今、役場のある出合区間に予約で出石経由の豊岡病院行きの直行バスを出す、低料金の、というようなことも考えられますが、こういう通院費だとか、あるいは直行便のバス、こういうことは全く検討に値しませんか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) ただいまのところ検討いたしておりません。恐らく今後も難しいだろうなと思っております。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) なぜ難しいんですか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 制度そのものは何でも公費で負担できて安く行けるということがなれば、それはだれが見ても一番いいわけですけども、基本的には自分の命は自分が守るという原則もございます。しかも確かに過疎のことも先ほどありましたけれども、但東の場合には距離的にも遠いということもございます。したがって、診療所も3つあるわけでございますので、そのあたりを総合的にご判断をお願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) あなた何言ってるんですか。診療所は3つある。その診療所から病院に行きなさいといって行く人が豊岡病院に行くんでしょう。いきなり診療所も経由せずに豊岡病院に行くような住民がいるんですか。あなた少し言葉を慎みなさいな。


 それで市長にも、これは次の項目がありますから、もうこれ以上言いませんけど、過疎問題あるいは通学問題、通院問題、こういう問題については、但東町に生まれたから、但東町で育ったから、そこで生活しているから、その不便は自分でしのぎなさい、結局こういうことですね。私は、あなたの答弁、企画部長の答弁、先ほどの教育委員会の答弁聞いてて、こんなことで過疎対策はできるのか、――――――――――――――――――――――――――――――――――――――一体この先どうするのか。こんなことで過疎のまちが一体どうなっていくのか、大変私は心配であります。この通院・通学のバスの助成、これは自治体として極めて当然、あるいは過疎対策のこういう各種の祝い金、わずかな金額ですから、ぜひ復活させるべきだということもあわせて要求して、次に移ります。


 オオサンショウウオの問題に行きます。今度は少し冷静にやります。私、先ほど聞いたのは、このオオサンショウウオについて世界と国内におけるオオサンショウウオの特性と特徴を聞いたんです。意味わかりますか。特性と特徴、答えてください。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 先ほど議員おっしゃいましたように、オオサンショウウオは、コウノトリと同じ特別天然記念物に指定されている世界的にも貴重な生き物でございます。世界最大の両生類と言われておりまして、カエル、イモリの仲間でございますけども、現在では地球上には日本のほかに中国とアメリカと、わずか3種類しか生き残ってないという動物でございます。


 日本では、昭和27年に特別天然記念物に指定され、大切に保護されているという状況です。山間の清流のくぼみなどに好んですみ、小魚、サワガニ、カエル、水中昆虫などをえさにしております。夜行性で、昼間は岩の下や川岸の巣穴に潜んでいて、暗くなるとえさを求めて川の中に出てきます。大きさは、一般には40から120センチ、大きいものでは160センチに達するものもあります。皮膚には多くのいぼがあり、これを刺激するとサンショウの香りがする乳白色の液を出します。したがって、そういったところからオオサンショウウオの名がこの香りに由来してできたというふうに言われております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 今おっしゃったことはそのとおりだろうと思います。


 大事なことは、このオオサンショウウオというのは日本の固有種なんですね。日本で絶滅すると、もうこの地球上から姿がなくなるという種なんです。ここはコウノトリと少し違うとこなんですね。私は、別にコウノトリと上下つくれということを言ってるんじゃないんです。言ってるんじゃないけども、それほどのいえば生きた化石と言われるほどの貴重なやっぱり天然記念物だと思います。しかも準絶滅危惧種に指定されております。つまりこのまま放置しておけば絶滅危惧種に発展していきますよという位置づけを国でしているんです。この生態についても余りよく研究されてません、実は。


 私お尋ねしたいんですけども、旧豊岡市に私、生息してるかどうかはよく知りませんけれども、出石、但東ではよくオオサンショウウオを見たということを聞くことがあります。先ほどお尋ねをしたんですけども、コウノトリについてはもう市長肝いりで放鳥放鳥といって随分頑張っておられるんですが、この事オオサンショウウオについては何かそでの方にやられてるような感じがするんです。豊岡市として、県としてこれまで市内に生息しているオオサンショウウオの保護について、具体的にどんな取り組みをされてきたのですかということをお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 豊岡市での取り組みということですが、かつて城崎マリンワールドにオオサンショウウオが保護されていたということもありまして、市の文化財リストの中にも一応特別天然記念物オオサンショウウオというのが載っております。ただ、オオサンショウウオは地域を特定せずということでございますので、たまたま城崎マリンワールドにいたということで、そういった保護がされているという状況だったのではないかなというふうに思います。


 それからそれ以外の取り組みですが、養父の方でもかつて災害の後に発見されたということもございますけれども、オオサンショウウオについて特別に、特にオオサンショウウオは夜行性でございますので、昼間なかなか見つからないというようなこともあるかもしれませんけども、保護対策について特に力を入れて今現在取り組んできたという実績はございません。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) やっぱり力を入れて取り組んでほしいんですよ。準絶滅危惧種ですから。しかも私、心配してるのは、このオオサンショウウオというのは産卵期というのが8月下旬から9月なんです。今、下流に流されて堰の上を越えられないんですね。サンショウウオというのは非常に定住性の強い両生類ですから、自分のもとすんだとこに戻らないと産卵できないんです。しかも産卵場所は川岸の横穴なんです。つまり下流に行けば行くほど三面張りですから、産卵できないんですね。そういうことから考えると、早く上流に堰を越えて戻してやらないと産卵期に間に合わないということ。それから建屋川のように河川改修もしてなだらかに川の傾斜をする、あるいはオオサンショウウオのすみかができるような護岸工事も考えるというようなことが必要だろうと思いますけれども、特に産卵期の問題に関しては早く戻してやるというのが急がれるんですけども、教育委員会としてはどうですか、県と協力して一生懸命それをされますか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 今回のこの件につきましては県の土木事務所の方が所管して直接やっておりますので、その旨県の方へ地元としても保護・育成について、また環境整備について依頼をしたいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 59番、西垣善之議員。


○議員(59番 西垣 善之) 終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で西垣善之議員に対する答弁は終わりました。


 暫時休憩いたします。再開は11時40分。


               午前11時26分休憩


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               午前11時40分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


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○議長(木谷 敏勝) 次は、79番、川口匡議員。


               〔川口 匡議員 登壇〕


○議員(79番 川口 匡) 79番、川口でございます。(拍手)10分間の休憩を挟んだといえ非常に先ほどは前の西垣議員、非常に鋭い説法で議場が非常にヒートアップしておると思います。私は、皆様に安らぎの空間といやしの時間を提供しながら質問いたしたいと思います。


 平成11年に合併特例法の一部改正があり、平成12年に施行され、一挙に合併の機運が高まり、1市5町の協議により本年4月1日に合併し、それぞれが小さな船であったものから人口9万3,000人のかなり大きな船へと乗りかえ、その前途に大きく夢を託した新生豊岡市が船出し、早くも3カ月目半ばを過ぎたところであります。市長選挙もあり、厳しい選挙戦になるものと思われましたが、無投票で、ここにめでたく中貝宗治氏が初代市長として当選され、これから4年間為政者として市政を担当されることとなりました。心よりご祝福申し上げます。


 無投票で楽だったかもしれませんが、むしろその責任は大きいものであり、市長の両肩に重くのしかかってまいります。健康には十分留意され、職務にご精励されますよう申し上げ、質問に入ります。


 老朽校舎の改築整備計画についてお尋ねいたします。


 今定例会の質疑・質問の中で既に谷口勝己議員、奥野初見議員、吉岡正章議員がお尋ねされ、重複いたしますが、その点ご寛容によろしくお願いいたします。


 子は国の宝、子は夫婦のかすがいと言われ、家庭はもとより国、自治体、地域社会において大切に育てられております。家庭教育は家庭で責任を持ち、義務教育は行政が責任を持ってその教育を行っております。我が国は、高度成長を見る中、大きく経済発展をなし遂げ、成熟社会へと移行いたしております。なお、バブルの崩壊により景気が後退したといえどもまだまだ世界第2の経済大国であります。


 こうした状況の中にあって、大切な生徒・児童・園児を預かり教育する施設である校舎や園舎の老朽化が進んでいる中で、生徒・児童等を学ばせている実態があると私は認識いたしております。こうした未整備施設、未改築の学校校舎等の改築や大規模改修等に着手していない状況は行政の責任であると考えております。これら未整備施設の改善は喫緊の課題でありますが、学校改築整備に対しましての情熱、理念または基本的な考えをまずお尋ねいたします。


 次にお尋ねいたしますのは、新豊岡市には中学校10校、小学校30校、幼稚園27園がありますが、耐震化基礎調査もしくは耐力度調査、さらには老朽化に伴い改築、大規模改修や一般的な改修等をしなければならない未整備校舎、屋内運動場等が何校あるのか、お尋ねいたします。


 また、耐力度調査に限ってお尋ねいたしますが、そのうち既に耐力度調査の完了している学校があれば、その学校名をお尋ねいたします。


 建築年次の古い老朽校舎があるのは事実と思いますが、老朽校舎での授業に対してよくもあしくも何らかの影響があると思われますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。


 ここで少し旧竹野町での学校整備について過去の経緯をご説明いたします。竹野町教育委員会が平成14年12月に策定し、平成16年3月に一部手直しをした竹野町学校整備計画書のその中での過去の整備計画等の文章から、かいつまんで申し上げたいと思います。


 昭和40年代後半から児童・生徒の減少があり、とりわけ竹野南地区の旧僻地校の減少は著しく、複式学級や欠学年ができる状況が生まれた。そこで学校整備の諸準備を進めることとなり、昭和51年には竹野町教育推進委員会を設置し、昭和54年に学校整備基本方針を決定、昭和55年には住民アンケートを実施、昭和59年に竹野町学校整備推進委員会を設置し、そしてその同委員会は教育委員会に答申書を提出した。その答申書の骨子は、下記のとおりであります。1つ、中学校は現状どおり2校とする。2つ、小学校は3校とし、4校を統合する。3つ、学校給食センターは全町を対象し、早期に実現する。南4校の統合小学校は、昭和62年4月1日に開校いたしております。これは竹野南小学校という名称でございます。学校給食センターは、昭和62年4月1日に全町対象施設として開設いたしております。その後、竹野中学校もその後の整備計画により平成8年の第2学期から開校してる状況であります。


 竹野南小学校の関係を少し説明しますと、もともとこれは森本中学校と森本小学校の併設校という実態がありまして、そのほかに南地区には椒小学校、三原小学校、大森小学校という非常に規模の小さい小規模学校があったわけですけれども、その中・小の併設を解消するとともに4小学校を一つにして新設の学校をつくるということで竹野南小学校が生まれております。そのときに森本中学校と森本小学校の併設校が解消されておりますけれども、森本中学校についてはそのままだということでございます。


 その後、最近の動きでございますけれども、中竹野小学校の屋内運動場は中竹野ふるさと館として平成14年度から15年の2カ年事業で整備してでき上がっております。森本中学校の屋内運動場も平成15年から16年度の2カ年度事業でこれも整備され、でき上がってます。


 今ご説明いたしました経緯でありますが、こうした経緯をご存じであるのかどうか、お尋ねいたしておきます。


 次に、未整備と思われる旧竹野町の状況を申し上げますが、改築しなければならない校舎は1中学校2小学校2園と認識いたしております。


 まず森本中学校の状況でございますけれども、校舎はRCづくり、建築年次が昭和42年、耐用年数基準は47年というふうに思っておりますけれども、本年度で38年経過しとる状況でございまして、耐震構造になってないということでございます。それから特別教室、これが木造でございますけれども、建築年次が昭和28年、非常に古いということでございます。また、耐用年数基準は24年というふうに思っておりますけれども、とっくに経過してる。建築年次から本年には52年が経過するというような状況でございます。


 中竹野小学校でございますけれども、校舎、RCづくりで建築年次が昭和34年、46年の経過をしております。また、木造の校舎もあるわけですけれども、これも建築年次が昭和28年ということで、52年の経過であります。


 竹野小学校におきましては、校舎がRCづくりで建築年次が昭和35年、これは45年を経過しております。それから職員棟ですね、これが木造ということで、建築年次は昭和36年、44年の経過をしとる。それから屋内運動場、これは鉄骨づくりでございますけれども、建築年次は昭和38年、42年の経過をしとる。この竹野小学校におきましては、平成元年と平成2年度の2カ年事業で大規模改造事業を実施しております。十分でないが使用に耐えられる状況だということでございますけれども、耐震構造になってない。


 竹野幼稚園におきましては木造の園舎で建築年次が昭和38年、経過年数42年ということでございますし、中竹野幼稚園が木造園舎で建築年次が昭和33年、47年の経過ということでございます。これは昭和55年に一部増改築しておりますけれども、いずれもこうした古い状況でございまして、耐震構造になってないというのが私の理解の仕方でございます。


 現在このような状況でありますけれども、当局におかれましては実態把握ができているのかどうかをお尋ねいたしたいと思います。


 次に、整備計画樹立のために耐震化の基礎調査を実施するとなっており、学校整備計画調査業務の委託料が予算化されておりますが、コンサルへ委託に出されると思いますけれども、その点お尋ねいたしておきます。


 さらに、タイムスケジュールと申しますか、実際の調査開始の時期はいつからでしょうか、お尋ねいたします。


 また、平成17年度中に終えると思っておりますが、その成果品は何月ごろとなるでしょうか、お尋ねいたします。


 また、すべての対象校舎が今回提案されております450万円の調査業務委託料で完了するのでしょうか。不足するということがないんでしょうか。また、不足した場合は後ほど追加補正されるのでしょうか、お尋ねいたします。


 次に、整備計画過程や事業化の段階で事業費を見込まなければなりませんが、現時点でそれがわかればお示しください。


 次に、財源についてでありますが、財源については単費、国県補助、起債等々が考えられますが、より財政負担のかからない方策を考えなければならないと思いますが、恐らくやその多くは起債となると思います。幸いと申しましょうか、旧竹野町は過疎指定を受けており、非常に有利な過疎債へその財源を求めることも一つの方策であると考えますが、どうでしょうか、お尋ねいたします。


 老朽校舎や危険校舎の改築は焦眉の急であり、行政の責任で実施しなければなりません。これら喫緊の課題である改築整備に対しましてどのように取り組まれるのか、お尋ねいたします。


 以上、第1回目の質問を終わります。


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。再開は午後1時。


               午前11時52分休憩


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               午後 1時00分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 午前中の79番、川口匡議員の質問に対し答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。ご質問が学校整備でございますので、基本的には教育委員会が所管でありますが、財政という観点で関係がございますので、まずその観点から私の方から答弁をさせていただきます。


 まずご理解をいただきたいと思いますのは、旧竹野町がそのまま存続したとした場合に森本中学校あるいは中竹野小学校を自力で建設するのは非常に難しかったということをまずご理解をいただきたいと思います。


 森本中学校と中竹野小学校、2つで旧竹野町から要望として上がっておりますのが、事業費が約18億円、補助金、起債をのけました一般財源が約8億9,000万円。竹野町の場合には過疎の指定を受けておりましたので、その過疎債が使えれば一般財源の負担はもっと小さくなるわけですが、基本的には統合の場合に過疎債が使える。そうでない場合にはなかなか難しいということがございますので、通常の義務教育施設の整備に関する起債を充てることになります。そうしますと8億9,000万円。16年度の合併前の1市5町のフローベースでの投資に向けることの可能な一般財源はゼロ、つまり財政調整基金を崩して初めて投資に回せるという実態でございました。したがいまして、これは何も竹野だけではございませんで、先日は日高についても申し上げましたけれども、まず単独でいた場合にはできたのに合併したからできなくなったというふうなことではないということを、釈迦に説法だと思いますけど、まず申し上げたいと思います。


 その上でですが、日高の2つの中学校と竹野の森本中、中竹野小学校だけを考えましても必要な一般財源が約32億円。残っております財調が当初予算ベースで23億円ですから、これも大変厳しい状況にあるということもご理解いただきたいと思います。


 また、合併前の市町長会なり合併協議の過程で、合併をしたらこの学校を必ずやるよ、という約束もなかったということもご理解を賜りたいと思います。


 その上ででございます。こういったことを踏まえた上で、しかしながら議員もご指摘になりましたように大切な子供たちが学ぶまなびやが危険なままであっていいはずがない。私たちもできる限りいい教育環境のもとで子供たちの教育が行われるように努力をしたいという思いを大変私も強く持っております。したがいまして、個々の計画的にどう整備するかというのは今後の教育委員会の学校整備計画の策定を待ちたいと思いますけれども、市長部局といたしましてはその財源措置に全力を挙げたいと思います。具体的には、過疎債あるいは合併特例債がもし使えるとなりますと一般財源の負担が急激に小さくなりますから、そのような有利な起債が使えるような努力をしたいと思います。


 ただ、先ほど言いましたように過疎債も、それから学校特例債も原則統合の場合には使えるということになっておりますけれども、そうでない場合には難しいというのが、県当局のこれまでの私たちに伝えている考えでありますから、そこを何とか突破できるように努力をしたい、このように考えているところでございます。議会の皆さんとも力を合わせてぜひ学校整備が実現するように努力をしてまいりたい、このように考えています。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) たくさんご質問いただきました。順次お答えしたいと思います。


 まず学校整備に当たっての基本的な考え方ということでございますけれども、学校施設は子供が1日の大半を過ごす学校生活の場であるとともに、地域住民の応急避難場所としての役割も果たすことから、その耐震性を向上すること、それから老朽化した施設の質的整備、このことについて整備を図っていきたい、そういう視点から整備を図っていきたいというふうに考えております。


 それから調査をしたかどうかというご質問でございますけれども、17年度で調査しようとしているものについて申し上げますと、耐震化優先度調査というもの、そういった基礎調査を行う予定をしてますけども、小学校では14校30棟、中学校では6校26棟、これはいずれも昭和56年以前の現新耐震基準施行前の建築物、建物でございます。合計20校56棟を対象に調査を行いたいということでございます。


 それから老朽化による影響はどうかということでございますけれども、先ほど整備方針の中でも申し上げましたけども、快適性であるとか安全性、安心性、衛生的であるかどうか、そういったこと、それから地域防災拠点、コミュニティーの拠点としての安全性、そういった面があるというふうに考えております。


 それから耐震化調査を実施したところについてということでございますが、耐力度調査を旧町の段階でされておりますところは、日高の東中、西中、それから竹野の森本中が既に耐力度調査をされておりまして、いずれも危険建物として認定される基準である点数をクリアといいますか、危険建物に位置づけされてるということでございます。


 それから各学校の実態把握につきましては、私自身は全部見ておりませんけども、担当者の方で順次現地確認等の作業を行っているところでございます。


 中竹野の体育館につきましては、私自身も過日見せていただきました。学校という中で、ふるさと館という名称でもって屋内体育館を位置づけているということのようでございます。


 それから調査委託につきましては、コンサルに委託をする予定にしております。450万円の予算で、先ほど申し上げました20校56棟の耐震化優先度調査を行う予定としております。


 それから調査時期につきましては、いつ着手するのか、成果物はいつかということでございますけども、予算議決していただいた後できるだけ早くかかりたいと思っておりますが、成果品については17年度中をめどに作業を終えたいというふうに考えております。


 それから工事に当たっての事業費の概算についてでございますけれども、これについては現段階では把握できておりません。調査の後、その辺のとこら辺を積算していきたいというふうに考えております。


 それから今後の取り組み方針でございますけども、17年度で基礎調査を行い、18年度で整備計画を策定し、新市の総合計画、財政計画との整合性を図りながら18年度に整備計画を立てていきたいというふうに考えております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 79番、川口匡議員。


○議員(79番 川口 匡) 今それぞれのお答えをいただきました。


 市長の方から財政面からのお答えをいただきましたですけれども、非常に期待を裏切るような面の答弁であったようだと思って、もっと私の期待に沿うようなという思いもあったわけですけれども、財政面の中で基本的な考えとあわせてですけれども、過疎債の充当につきましては統合が基本だというようなこともあったと思いますけれども、1点お尋ねしますけれども、15年度、16年度で森本中学校の体育館を改築いたしましたけれども、それの財源内訳がどうでしょう、過疎債の充当もあったというふうに私は記憶してるんですけども、その点どうでしょう。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) その辺の事情については、ちょっと承知しておりません。申しわけないです。


○議長(木谷 敏勝) 79番、川口匡議員。


○議員(79番 川口 匡) そちらの方の承知がないということの中で、あいまいな質問になってしまいますので、その辺のところはそういったケースもあるというご認識をお持ちしていただきたいというふうに思います。あくまでも財政事情によっては単体であっても過疎債が充当の適用になる。そのために過疎計画の中に盛り込んでいって計画に盛り込む、そして熟度の高いものからそうした過疎債の充当ということになります。


 そこで市長にお尋ねしますけれども、今定例会の中で過疎計画であるとか、またその他の関係の中で熟度のお話がございました。カキの木の青いうちにはなかなか食べられないんだけれども、成熟度が増してきてまさにカキの実が熟してぼたっと落ちるような状況であれば、事業の採択は優先度が高まるというふうに、そういうお考えだと思います。したがいまして、過疎計画の中にも先ほど言いましたように盛り込みながら、また工夫によっては過疎の財源、過疎債が充当できるというふうに理解しておるわけですけれども、その点お尋ねしたいと思います。ちょっとその点お尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 議員ご指摘のとおり、先ほど言いましたように原則として統合の場合でないといけない、あるいは木材を使うという別個の観点から支援策があるということもございますから、そういったことも含めて有利な起債をまず確保することが肝要であろうというふうに思います。


 それから熟度のことに関していいますと、その必要性の熟度ということに加えまして新市全体としての順位、たくさんの学校がございますので、その中での熟度ということも含めてきちっと整理をした上で計画的にできる限り早くやりたい、このように考えてるところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 79番、川口匡議員。


○議員(79番 川口 匡) 先ほど耐震、また耐力度の関係で17年度に実施して年内に、17年度中には成果品、成果物ができ上がるんだというお話になりました。その延長といたしまして、18年度には整備計画を樹立するということになろうかと思いますけれども、全体の整備計画をそこへ立てていくわけですけれども、その手法について若干お尋ねしたいなと思いますけれども、2通りの方法があるのかなと思います。一つは、教育委員会部局の中で事務を進める、いわゆる職員で進めていきながら整備計画を完結していくという方法。もう一つは、事務方が先行しながらベースになるものをつくりながら、さらには多くのご意見を聞くという形の中で何らかの委員会を設置して、広く整備計画に盛り込むというふうな手法があろうかと思いますけれども、その辺のところはどのようにお考えなのか、お尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 教育委員会で考えております体制としましては、今おっしゃいました後者の方、つまり学識経験者であるとか関係団体等の外部の意見を伺いながら進めていきたいというふうに考えてます。


○議長(木谷 敏勝) 79番、川口匡議員。


○議員(79番 川口 匡) ありがとうございます。


 追加質問で委員の構成にまで、後でお尋ねしようと思いましたけれども、先にお答えいただきましたので、結構でございます。


 ここで一つ一つの学校を検証すると時間ございませんので、全体の大きな大まかな点につきましてはご説明を聞いたということで、18年度の整備計画にそれぞれ盛り込んでいただけるものと考えております。


 私は、先ほどから森本中学校のことを取り上げておりますけれども、これは非常に喫緊の課題で、焦眉の急であるというふうに考えております。その中で、これからちょっと森本中学校のことにつきましてお尋ねしますけれども、森本中学校につきましては、旧竹野町において耐力度調査が完了してる状態だというふうに答弁をいただきました。その中で調査の目的であるとか調査の項目、先ほど結果は既に答えをいただきました。もう一度その調査の結果に対しましてご回答いただければありがたいなというふうに思います。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 森本中学校の調査の結果につきましては、詳細には私ちょっと承知しておりません。ただ、いわゆる危険建物としての耐力度点数でございますけども、昭和28年の木造が5,348点だった。木造の場合は5,500点を下回ると危険建物としての位置づけられるんだということでございますので、これは危険建物に該当するのではないかなと。それから昭和42年の建物が、これは木造以外でございますけども、5,000点以下ということが危険建物の基準になっておりますけども、その42年の建物につきましては4,453点ということで5,000点を下回ってる、こういう状況でございます。


○議長(木谷 敏勝) 79番、川口匡議員。


○議員(79番 川口 匡) ありがとうございます。議場におられる皆さんが、こうした非常に森本中学校の校舎、また特別教室、木造の部分あわせまして非常に耐力度的には危険な状態であるということが、この議場の中でおわかりいただいたというふうに思います。


 これまで旧竹野町整備計画の中で、当然こうした危険校舎につきましては、育友会または区の区長会から要望として随分とあったというふうに理解しておりますけれども、行政の継続性ということの中でそういったものも新市の教育委員会でそういう実態把握ができてるのか、どういうふうにその辺のところを押さえられとるのか、ちょっとわかりましたらお聞きしたいなと思います。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 要望等の実態把握はできているかということでございますけど、現段階では掌握しておりません。引き継ぎで担当者レベルでは承知してるかもしれませんけども、私自身はちょっと承知しておりません。


○議長(木谷 敏勝) 79番、川口匡議員。


○議員(79番 川口 匡) 私はそれ以上わからないものを質問しませんけど、先ほどもわからないという部分もございましたんで、後ほど十分担当者からその辺のところの説明を受けて理解度を深めてほしいな、このように思います。


 それで先ほど言いましたように、竹野町におきましては森本中学校、そして中竹野小学校、竹野小学校、竹野幼稚園、中竹野幼稚園、それぞれが非常に危険な状況であるというふうに認識しておりますけれども、それぞれのことを検証しますと時間ございません。きょうは森本中学校だけに絞ってまいりたいというふうに思っておりますので、さらにお尋ねしたいと思います。


 成熟度の関係でお答えいただきましたけれども、非常に市長も森本中学校については熟度が高いと認識のお持ちだというふうに思っておりますけれども、非常にアバウトな認識度だというふうに思うんですけれども、アメリカの方のリサーチ会社なんかが企業のランクづけであるとか、国際のランクづけであるとかということの中でトリプルAだとかダブルA、シングルAというような格付をしますわね。その辺のところでもうちょっと突っ込んでお気持ちがお聞きしたい、このように思うんですが、成熟度の度合いを。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 全体像をまだ把握してません。基礎調査もこれからする段階でございますので、全体比較ということについては今後の課題になるんじゃないかなと思います。ただ、森本中もでございますけども、竹野の幼稚園2つ、それから竹野の小学校2つ、これも全体の建築年数で見ますと最も古い部類の中に入るんではないかなというふうに考えてます。


○議長(木谷 敏勝) 79番、川口匡議員。


○議員(79番 川口 匡) 耐力度調査というのは、非常に判明したのが危険だという。耐震化の優先調査というのは、耐震化に向けて工事をしても耐震として可能だということについて調査して、そういった工事にかかるということになろうかと思いますけれども、そうでないものはもう改築しかないというふうに認識しておるわけですけれども、そういった中で非常に先ほど耐力度調査の中で、森本中学校だけでございますけれども、非常に木造も、それから鉄筋コンクリートの部分、RCづくりの部分についても基準点より非常に下回ってるというのが事実であります。


 一番問題なのが地震の関係ですね。阪神・淡路の大地震であるとか、先ほど、昨年でしたか、一昨年でしたか、昨年ですね、中越の地震、あるいはずっと昔の北但大震災等々の地震が起きた場合でも、こういった点数以下のものはどうでしょう、耐え得る能力はまだあるという判断でしょうか。ちょっとその辺がどうなのかなという形でお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 森本中学校のことについてでしょうか。森本中学校については、先ほども申し上げました危険建物としての客観的な基準を一応下回っておりますので、危険性は非常に高いというふうに認識してます。


○議長(木谷 敏勝) 79番、川口匡議員。


○議員(79番 川口 匡) この森本中学校につきましては、改築の要素、3つの要素は十分あるというふうに認識しております。一つは古くて危険であるということ、それから地元からのこれまでの長い歴史がある要望事項、それから財政面にも過疎債が充当可能だという見込みもある、こうした3つの要素があるわけです。やはり私が勝手に認識するわけですけれども、非常に優先度が高い。先ほど具体的に熟度の問題を申し上げましたけど、的確な答弁がいただけなかったんですけども、心のうちは非常にトリプルAに近いんだというふうに認識いたしております。


 その中で、子供たちは校区を選べないんですね。いや、転入転出はあるから多少の生徒・児童はあります。希望校に行ったり施設のいいとこに行ける。ただ、親がその地元で、地域で生活し、そしてそこで生まれた子供は校区が選べない。当然危険校舎に通わなきゃいけないというのが実態だと思いますね。


 私は、きょうはこれだけ申し上げたい。森本中学校、全部を一斉にということになるわけですけど、それは先ほど言いましたように18年度以降の整備計画に順次、5年かかる、10年かかる、20年かかるかわかりませんけれども、基本的にそれでいいと思います。ただ、こうした非常に明白に危険度がわかっている校舎を、そこは政治の力だと思います。18年度にこだわらず、それはそれで残った学校につきましては整備計画でやっていく。ただ、こうした危険な校舎につきましては、その計画を除外してでもさらに早めて、頭出し予算でもいい、調査の予算でもいい、17年度から概略設計、基本設計とか。


 森本中学校につきましては併設校の解消ということの中で、同時に南小学校を開校するときにすぐに整備するという状況で竹野の事情があったわけですけれども、竹野中学校の方が昭和25年、26年の木造校舎ということで非常に危険だという、先ほどの点数ですね、非常に低かったです。そんなんで先に森本中学校より竹野中学校に着手したという歴史経緯があるんです。それで非常に申しわけなかったなと思っております。さらに、中竹野小学校の体育館を14、15年でやったわけですけど、これも調査の結果、シロアリが入っておって、もう地震が来たらひとたまりもない状態の中で、森本中学校の体育館より先に中竹野小学校の体育館を着手したという、こういう経緯もあるわけです。15、16年度で森本中学校の体育館に着手した。そのときには全体の校舎内の用地の中に既に体育館の平面図、そして校舎の位置の平面図まででき上がっておった状態なんです。そういった逼迫した状況の中で合併ということを迎えた中で、それを新市に送られてきたという経緯があるわけですね。


 そういった経緯があるわけでございますので、最後はお願いに、私は竹野町議会でお願いをしたことはないんですけど、きょうはこの今定例会、非常に議員の方から当局にお願いお願いということがあるわけですけれども、1回使ってみたいなと思います。ぜひともこういう事情を受けとめていただきまして、早期にこの森本中学校の改築に向けて努力をしていただきたいと思って、私の発言を終わります。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 以上で川口匡議員に対する答弁は終わりました。


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○議長(木谷 敏勝) 次は、9番、伊藤仁議員。(拍手)


               〔伊藤 仁議員 登壇〕


○議員(9番 伊藤 仁) 9番、会派希望の伊藤でございます。新市に一つでも多く希望の光をともすことができれば幸いでございます。


 まず、中貝市長に、初代豊岡市長のご就任まことにおめでとうございます。無投票の当選ということで喜びも感動も半減したのではないかと心配もいたしますが、中貝市長に託された4年間は新市の基礎となり、未来への責任、合併した意義も問われようかと思います。ビジョンも大事ですが、結果がすべてであります。託された4年間、私たちも協力もし、意見も申し上げ、9万3,000人の町として活躍されることを念じております。


 さて、質問者も45番目ともなりますと出尽くした感もございますが、答える方も大変でしょうが、質問する方も大変であります。お疲れのこととは存じ上げますが、いましばらくのおつき合いをお願いし、誠意ある答弁を求め、順次質問をさせていただきます。


 まず最初に、防災計画、危機管理についてお尋ねをいたします。


 防災計画を年内に策定するということですが、昨年の台風は今までだれも経験したことのない未曾有の台風であり、昨年の台風を想定し、出水期までに堤防のかさ上げ、堤防の強化をしたから十分なのか、近年の地球温暖化、異常気象を考えますと昨年以上の台風を想定されるのか、まず考え方をお聞きいたします。


 また、自主防災組織や消防団とともに防災訓練、水防訓練を実施するということですが、私が住む江本区は毎年4月に自警団を中心に第8分団、消防署に指導いただき防災訓練を行っております。ことしは消防署より止血、けが人の搬送、第8分団には土のうのつくり方を指導していただきました。その日は天候もよく、乾いた土のため土のうづくり、ひもの結び方は順調に行いましたが、作業をやってみての感想は、有事の際は悪天候であり、ぬれた土では重たく、はかどらず、体力がもたないのではないかと実感いたしました。


 そこでお尋ねをいたします。有事の際、土のう袋、土のうをつくる土はどこに置いてあるのか周知徹底されているのか、お尋ねをいたします。


 また、時間的、体力的な問題もあり、台風シーズンは毎年のことでわかっているわけであり、台風シーズンまでに土のうを何百、何千とつくり、各堤防に仮置きをし、有事の際そこへとりに行けば済む体制づくりはできないかと考えますが、いかがでしょうか。


 次に、指定避難場所についてお尋ねをいたします。台風被害後の話の中で、避難勧告、避難指示が出た時点で避難していただきたかった、勧告、指示がうまく理解されなかったと話されますが、昨年の被害の大きかった三江地区の人口が4,062人に対し避難所の収容人数が835人、新田地区の人口が3,643人に対し避難所の収容人数が895人と、昨年の惨事を目の当たりにいたしますと避難所への足は早くなると思われますが、対応できるのか、避難所の数、収容人数についてのお考えをお聞きいたします。


 次に、弱者対応についてお尋ねをいたします。聴覚障害者事業の充実を図るとなっておりますが、さきの答弁でファクスを一斉に送るシステムだとお聞きいたしましたが、昨年の台風は広い地域で停電になりましたが、停電の際はどう対応されるのか、お尋ねをいたします。


 次に、子育て支援、学校給食についてお尋ねをいたします。


 働く助成を支援するため、また子育てを軽減するため幼稚園にも給食の配食をできないかとの思いで質問をいたします。さきの議員の答弁で困難であるということですが、保護者より幼稚園でも給食があれば助かるとの声をよく聞きます。


 但東・竹野給食センターでは、幼稚園に対応されておられます。竹野では僻地保育所にも対応しており、出石では養護学校にも配食されております。新市の中でもばらばらであります。


 豊岡給食センターは、以前より調理能力が限界だと認識しておりました。調理能力5,000食に対し現状5,006食であります。2年前に城崎町より約400食を請け負ったためであります。昨年の豊岡の幼稚園児12園で397人と、偶然にも城崎から請け負った数と一致いたします。合併を機に少子化が進んでいる中で、調理能力に余裕のあるところがあるのではないか、また城崎分を受けてくれるところがあれば豊岡でも幼稚園に配食できるのではないかと思い、各給食センターを調べてみました。現状全体の配食数が9,281食に対し調理能力が1万750食となり、余裕が1,469食となりました。竹野、但東町を除き配食していない幼稚園の幼稚園児は691人です。数字的には十分対応できると思いますが、幼稚園の配食についての考えをお尋ねいたします。


 次に、放課後児童クラブについてお尋ねをいたします。保護者にとって保育所と幼稚園との違いは、弁当の要ること、帰りが早いことだろうと思いますが、児童クラブも充実をしてまいりました。幼稚園へ通わせる保護者もふえてきたと思います。しかし、児童クラブも条例で1年から3年生と規定し、空きがあれば幼稚園その他となっております。定員もいっぱいでは幼稚園に通わせられません。幼稚園に行かせてもパートの時間を調整しているという声も聞きます。条例で規定すれば安心して幼稚園へ通わせるのではないか、小泉総理がいう保育所待機児童ゼロ作戦にも寄与できるのではないかと考えます。条例で幼稚園から3年生までと規定する考えはないのか、お尋ねをいたします。


 次に、豊かな環境の創造、試験放鳥についてお尋ねをいたします。


 昭和40年より人工飼育を始め、ことしで40年目の節目に試験放鳥の年を迎えました。今回の放鳥につきましては稲刈りが終わってからの放鳥であり、農業者への影響はないものと考えますが、一番心配されるのは田植えの直後であろうと考えます。農業被害が出た場合の補償、農業者との話し合いを通告しておりましたが、さきの議員の答弁で被害検討委員会での検討中とのことですが、委員会の構成、組織、人数、放鳥までにまとまるのか、お尋ねをいたします。


 次に、地域まるごと博物館については、中核施設の用地取得、造成、基本計画等となっておりますが、基本計画の中身についてご説明していただきたかったのですが、これもさきの議員でお聞きいたしましたので、省かせていただきます。


 この施設にコウノトリ神社建設を提案したいと思います。ことしは放鳥ということで話題も欠きませんが、放鳥後の話題づくりになり得るのではないかと思います。幼いころ赤ちゃんはコウノトリが運んできてくれるんだと聞かされたものです。全国に不妊で悩んでおられる方も多くおられますし、全国から新婚さん、婚約者が子宝にあずかろうとこの豊岡の地に足を運ばれるのではないか、観光産業にも寄与するのではないか、放鳥で全国から注目を浴びている間に建設をすれば幸せを運ぶ鳥、子宝の神社として全国発信できるのではないかと思いますが、立派な神社じゃなくても、この発想についてどう思われますか。


 予算につきましては、豊岡の財政が苦しいことは存じております。そこで話題性もあり、観光にも寄与することを訴え、県へ要請していただきたい。


 以上、1回目の質問とし、あとは自席にて質問をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。コウノトリが赤ちゃんを運ぶ鳥だというのは、ヨーロッパ、とりわけゲルマンの伝説でありまして、日本におきましては幸せを運ぶ鳥だと言われております。お正月にも言われたように、なかなか子宝に恵まれない方、あるいはそのご両親がコウノトリのお参りに来られるという姿も現実に見られるというふうに聞いております。そういったことからコウノトリ神社というのも話題づくりといえば大変いいアイデアではないかとは思います。


 ただ、政教分離という憲法上の大原則がございまして、これを行政することはできない。


 加えまして実は下宮にあります久々比神社がコウノトリの神社でございますので、そのPRをすることが先決ではないかというふうに思います。久々比神社といいますのは、ククヒがいたところにつくられた神社という言い伝えでございますが、ククヒというのは古い言葉で白い大きな鳥、古事記や日本書紀の中にも鵠という字が出てまいります。学者はこれをハクチョウというふうにとらえておりますけれども、コウノトリの郷公園の増井光子園長が語源を調べてみましたところククヒというのはヘビを食べるものという意味だそうであります。そうしますとハクチョウは肉食ではございませんので、白い大きな鳥でヘビを食べるもの、コウノトリだということで、私といたしましては久々比神社は断然コウノトリの神社であるという、こういう理解をいたしてるところでございます。現に絵馬でありますとかコウノトリを書いたお守りも多数出ておりますので、伊藤議員におかれましてもぜひPRをしていただければ、このように思います。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 危機管理の点でお尋ねをいただきました。


 昨年に大きな災害があったわけですけど、どの程度の想定をしてるのかということですけども、まず地震につきましては、やはり10年前に経験をしました阪神・淡路大震災級の震度7程度をやっぱり想定をする。それから洪水につきましても、現在いろんな確率があるわけですけども、100年に1回というふうな洪水はやっぱり想定をしていく必要があるのかなというふうに思っております。


 それからハザードマップにつきましては、現在鋭意国が一生懸命この出水期にあわせてということで大詰めに来てるわけですけども、浸水の想定区域図、これを準拠してというふうなことになろうかと思います。


 それから土のうの件でご提案方々ご質問をいただきました。すべてのご要望にこたえるということは大変困難だろうとは思うんですけれども、やはりご心配も当然だろうと思います。したがって、土のう袋であるとか、あるいは中に入れます土、そんなふうなものを事前配布、そんなふうなことができればというふうに思っておりますことと、それから先ほどもおっしゃいました訓練、そんなふうな機会で土のうをつくっていただいた場合については、当然そんなふうにつくっていただいた土のうはお持ち帰りをいただくとか、近くには日高総合支所の管内では7月には水防訓練で自主防でこういう土のうづくりもされるというふうに聞いております。極力そんなふうな機会を利用してお持ち帰りをいただいたらというふうに思っております。


 それから避難場所の関係でもご質問をいただきました。確かに昨年、実際の勧告の人数と、それから収容所の人数のアンバランスをご指摘をいただいたわけですけども、昨年の台風の例を見ますと旧1市5町で6万人を超える避難勧告の人数がございます。実際に避難をなさったのがざっと6,000人を超える避難であったというふうに承知してるわけですけども、10%程度だという状況です。そんなふうな中で、やはり避難といいましても災害の様相によりましては、やっぱりいろんな対応が異なってくるんではなかろうかなというふうにも思っておりますし、これは先日の奥野議員の質問とも関連するんですけれども、場合によりましては民間施設、そんなふうなものを借り上げて整えるとか、そんなふうなことも含めてこの避難所の数あるいは収容所の人数等もにらみ合わせながら考えていかなきゃならない。その前提に避難場所自身が安全たり得るのかなという根幹のこともございますので、そんなふうなことを踏まえた上で地域防災計画で十分考えていきたいなというふうに思っております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 弱者への対応の中でファクス送信する場合に停電のときどうかというお尋ねでございましたが、これにつきましては停電になれば、これはもうどうしようもないということです。ただ、水害で申し上げますと、そういった停電になるといった段階では急には多分ならないと思いますんで、そこに至るまでに早目に台風情報というのはファクスで送信をしていきたいというふうに考えてます。


 万が一急に停電になって後、障害者の方々の対応をどうするかということがありますが、これにつきましてはやはり何とか地元の皆さんのご協力をお願いをしたいというふうに考えてます。


 昨年の地区災害後の区長さんのアンケートもそうでありましたけども、やはり自主防災組織、あるいは民生委員さんあたりにぜひ協力を求めまして、そういった災害弱者への対応について格別のお願いをしてまいりたいというふうに考えてます。


 本年も地域リーダーの研修と別に、特にこれも7月の終わりでありますが、民生委員の方々を対象にした研修も予定しております。そういった席でも改めてこういった弱者への対応についてお願いをしてまいりたいというふうに考えてます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 学校給食の幼稚園への配食についてお答えします。


 竹野と但東におきましては、幼稚園に給食を配食しております。これはどちらかというと例外的というとらえ方をしてるんですけども、竹野におきましては過去にそういった幼稚園で単独調理場で給食出していたというようなことを継続してきたということ、それから但東におきましては通園バスの待ち時間との関係から保護者からの要望を受けて実施されてきたというような状況でございます。


 それから議員おっしゃるように、全体の枠でいきますと調理能力に対して実績を差し引きますと若干余裕があるということはございます。


 ただし、具体的に調理して配送する場合には、個々の対応をどうするかということが課題が出てまいります。例えばセンターにおいてそれぞれ新たな人材の配置が、人材確保が必要であったり、それから委託してる場合もありますけども、その配送体制をどうするのか、距離がどうなのかというようなこともございますし、さらに幼稚園側の配ぜん施設が整備できてないところを、新たに配ぜん施設を整備する必要があるということ。それから併設の幼稚園なんかにおきましては幼稚園の先生が1人しかいないというような状況の中で、給食を届けたはいいが、だれが受け取ってどう子供たちに食べさせる世話をするのか、そういった人材確保などいろんな課題がありますので、その辺を十分慎重に検討する必要があります。したがって、現段階では、給食を全幼稚園に拡大することは困難と考えます。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 放課後児童クラブにおける幼稚園児を条例に規定するというようなお尋ねでございました。まず児童福祉法におきまして放課後児童健全育成事業、これは小学校に就学している10歳未満の留守家庭児童の健全育成を図る事業ということで規定されております。さらに、国の通知によりまして小学校4年生以上の児童も積極的に受け入れることとされているところでございます。


 しかしながら、本市におきましては、就学前に幼稚園に通わせたいとする保護者も多いということもございまして、条例において利用者の資格として小学校1から3年生と定める一方で、定員に余裕がある場合は幼稚園に就園している者、その他規則で定める者に利用させることができると規定してるところでございます。したがいまして、現在のところ改正ということについては考えてはおりません。


 また、待機ゼロ作戦、これに寄与させるためにも放課後児童クラブを充実したらというふうなことでございますけれども、5歳児といえども保育に欠ける未就学児は保育所で預かるのが本来というふうに考えております。したがいまして、待機児童対策につきましては、また定員の弾力化や西保育園の整備によって対応していくということといたしております。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) それでは、まず防災計画、危機管理について再質問させていただきます。


 ハザードマップを作成するということですが、円山川堤防の越水を想定されたハザードマップになるのか、決壊したハザードマップになるのか。ハザードマップをつくるということはよく聞かれるんですけど、どのようなハザードマップになりますか。


○議長(木谷 敏勝) 技監。


○技監(谷川 俊男) いろんなつくり方があると思います。今現在国交省から示されておりますのは、堤防が切れたときにどういうふうに各地区で浸水の深さになるのかというふうな想定区域図が示されております。ですからそれをもとに基本的にはつくっていく。ただ、内水被害でありますとか、あるいは県管理の河川がどうなるかというようなことについてもあわせて検討したいと思ってますので、どの程度までのものが盛り込めるかというのは今後の検討でありますけども、少なくとも去年の災害を踏まえてできる限りの情報は入れていきたいというふうに考えております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) ならそのハザードマップは、国交省が円山川沿川の旧市町村だけに出されるのか。旧竹野であるとか但東町のハザードマップもできるのでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 技監。


○技監(谷川 俊男) 国交省がやられておりますのは直轄区間だけでございますので、直轄区間でありますと旧城崎町、豊岡市、それから出石町、それから日高町というふうなことになります。但東町でありますとか竹野町につきましては、県管理の河川がかかわってまいります。ですから直轄部分について限定すれば旧1市3町ということになりますけども、今、我々が考えておりますのは県管理も含めての対応でございますので、全体、豊岡市全域のハザードマップをつくっていきたいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) そのハザードマップには浸水時間だけでなしに今までの経験から浸水した道路の順番であるとか、そういったことまで記載されなければならないと私は思いますが、このことにより避難所への順路であるとか、勧告を出す時間帯であるとか、タイミングであるとかというのが決まってくると思うわけですが、そこまでのマップが期待できますか。


○議長(木谷 敏勝) 技監。


○技監(谷川 俊男) 谷川。議員おっしゃるように、道路冠水がいつの時点で起こって、例えばこの時点ではどの道路が通れないとかいうふうなことにつきましては非常に望ましいし、つくっていかなければならないことであるというふうには認識をいたしておりますけども、そこまで網羅したものができるかどうかということにつきましては、今後検討する中で精度を高めていきたいというふうに考えておりますので、すぐにできるかどうかというのは、現段階では少し難しいのではないかというふうには思ってます。


 ただ、そのような情報も盛り込んだ上のものを目標として取り組んでいきたいというふうな思いはございます。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) ハザードマップもワンパターンじゃなしに、先ほど言いました3パターン要ると僕は思うんですけど、堤防が決壊した場合、越水した場合、堤防は大丈夫やけど支流河川のはんらんした場合だとか、そういったいろんなケースが考えれるわけですよね。円山川堤防の決壊だけじゃなしに、そういったマップもつくられますか。


○議長(木谷 敏勝) 技監。


○技監(谷川 俊男) 谷川。先ほど来説明させていただいておりますように、国管理と県管理とございます。今議員おっしゃっておられるのは円山川本川の決壊だけではなくって支川がというお話でございますんで、支川につきましては基本的には県管理であるというふうに考えておりますので、そこの部分の浸水を想定したものはつくる予定でございます。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 先ほども言わせていただいたように、浸水する道路の順番まで書いていなくては、時間がたてば避難所も避難所でなくなるわけでありますし、ぜひともそこまでのマップに仕上げていただきたい。これは要請しておきます。


 次に、土のう袋、土のうづくりの置き場を周知徹底されてるかと質問させてもらったんですけど、これ答弁なかったように思ったんですけど、ある消防団の方に聞きますと、有事の際どこに置いてあるから、そこへ行ってつくって使うんだとか、そういったことを聞いたことがないと言われましたので、質問をさせていただきました。


 台風シーズン前の土のうづくりにつきましては、大型の台風だけを想定するんじゃなしに、豪雨でちょっとした道路浸水であるというのは年々、毎年起きているように思うわけでありますが、減災の意味でもやっぱり準備体制をしっかりつくっておくということは大事であると思いますし、すぐにでもそういった体制づくりをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 議員がおっしゃっとられるような方向で内部検討を十分進めて、またさまざまなリーダー研修等もございますので、そんなふうなところでまたお知らせができればというふうに思います。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 昨年だったと思いますが、国交省が行った防災訓練で土のうをつくる機械の実演が行われましたが、台風シーズン前にこの機械を使えば楽につくれるのではないかと思うわけですが、その機械いうのはどこに置いてあるかご存じでしょうか。どこにありますか。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 大変申しわけございません。ちょっと承知をしておりませんので、調べられる範囲で調べてみたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) ただの展示品だったのかなともいうことになりますし、それでは台風シーズン前に水防訓練を行って土のうづくりをして、それを各地区ごとに担保するというふうな、各地区ごとで保管しといて、いざのときには使うんだといった体制づくりはできますか。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) そんなふうに理想的なあれがとれるといいんですけど、そんなふうな方向にのっとってもう一遍内部で検討させてください。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) よろしくお願いをいたします。


 次に、指定避難場所についてに移ります。個々で悪いんですが、新田地区では7カ所、895人の収容人数となっておりますが、そのうち新田小学校の収容人数が407人、新田公民館の収容人数が139人。ところが昨年の台風で新田小学校、公民館にはだれも避難されませんでした。床上浸水でしたし、道路の浸水で行けなかったというのが事実であろうかと思います。JAの新田支店におきましても何日も孤立いたしましたし、百合地の会館も床上浸水と、まともな避難所はなかったように思いますが、新田地区の避難場所については今後どのように考えていくのか、お伺いします。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 今議員ご指摘のように、昨年のそういう経験を踏まえておりますので、地域防災計画の中でもう一度念を入れて考えさせていただきたい、検討させていただきたいという途上です。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 各避難所には毛布であるとか食料であるとか懐中電灯、その他もろもろ何ら備蓄してないわけですが、今後はどのように考えられていくのか、お尋ねをします。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) このご質問もさきの議員のご質問とも関連するんですけども、やはり300近い避難所、現在のところなんですけれども、それを同様にということについては現実問題大変難しい点もあろうかと思います。そういう点で職員の配置等を含めてそういうやっぱり装備を充実をさせる避難所、あるいはそうでないという言い方もおかしいんですけれども、少し質を落とすような避難所というふうなことを含めて地域防災計画の中で第1次避難所、あるいは第2次避難所というふうな観点で精査をさせてもらいたいというふうに思っております。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 私は、各避難所に備蓄しておくというのは数や場所の問題で無理が出てくるのではないかと思います。


 そこで警報が出た時点で各避難所に配送するシステム、これを確立できないかと思いますが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) むしろそういう台風なんかにつきましては、ある程度進路予想等を含めて気象警報ですとか国土交通省の警報等もございます。したがって、かなり前から準備はできるんではないかなというふうにも思いますし、したがって今議員がご指摘のそういう中核的な避難所につきましては、もっと早くある程度の装備品、備品、それらが集積はできるんではないかなというふうに思っております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 救助ボートの3艇が予算に上がっていますが、消防署に配置されるものと思いますが、被害の大きかった地区に手こぎボートなどの配置についてはお考えはないのか、お尋ねをいたします。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 各地区の配備につきましては、一部16年度、旧豊岡市につきましては配備をしたとこですが、あと全市的にはまだ配備を終えておりません。したがって、そのあたりも今後検討してまいりたいというふうに考えます。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) これまで水害を想定した質問をさせていただきましたが、地震対策についても考えなければならないわけであります。各避難所の安全面の観点から耐震性には問題ないのか。とても大事な条件になろうと思いますが、避難所の耐震化診断を行うべきと考えますが、公的な施設には行うとの答弁がございましたが、いつごろ行われますか。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) これも具体的にいつごろというふうなことはまだ未定ですけども、ただ、もう既に終えてるものもあるやにも伺ってますし、避難所として公的な施設、ある特定の施設が決まりましたらそのこと等を含めて早急にまた計画を練って耐震診断を行ってまいりたい、そんなふうに思っております。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 診断の結果次第では補強もしなければならないわけで、早急に行っていただきたい。


 それで提案ですが、新田地区には広くて高い建物は少ないわけであります。今、今森団地第2工区が建設中でありますが、第3工区建設の設計の中に避難フロアをつくっていただきたい。検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 市営住宅の第3工区参与につきましては、今後改めて建築について検討しようという段階になっております。今議員がおっしゃった要望につきましては、実は地元の区長会からも要望は確かにいただいておりますが、現状では建物建設についてはこれから改めて考えるということですので、ご了解をお願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 次に、弱者対応ですが、ことしのシンポジウムで、日にちはちょっと覚えてないんですけど、民生委員の方からのお話の中でプライバシーの関係で障害者、高齢者を把握できていなかったため確認作業ができなかったとの発言がございましたが、最低限区長、民生委員には高齢者、独居老人、障害者の安否確認をする体制づくりが必要だと思いますが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) まず、災害弱者の中で高齢者でございます。基本的に高齢者の場合は、いわゆる要介護老人の場合、これらについてはそれぞれケアマネージャー、それからヘルパー等一応ついてるという状況の中で彼女たちが対応するということでございます。


 また、地域における独居老人、それから高齢者世帯につきましては、基本的には民生委員さんの方からそれぞれおうちを尋ねていっていただいて、そして高齢者である、そして独居老人であるという、そういうふうな情報をお聞きする中で福祉台帳、いわゆる福祉票というのを作成していただきます。そしてそれを3枚複写になっておりますので、1部につきましては市の方が、それから1部につきましては民生委員さんが保管するというような形の中で、お互いに情報の共有はできているというふうに考えております。


 ただ、障害の方につきましては、実は先ほど議員の方からご指摘のあったプライバシーとの絡みがあるということでございます。基本的にその障害の中身等につきましては、私どもも非常に扱いについては特に慎重を期しているというようなことでございまして、そこらあたりの情報が、どうしても民生委員さんなり地区の区長さんなりに回せ得なかったということでございます。これは昨年度の反省というふうな部分もございまして、一応地域におけるこういうふうな情報の共有の重要性ということを今後それぞれの、いわゆる障害者の団体等を通したり、それから直接お話しする中で、そういう情報開示について認められる範囲について、これから情報として民生委員さんや区の役員さん方に提供していくというふうな格好で調整を進めてまいりたいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 市の職員が高齢者、独居老人、障害者全員を回ることは不可能であります。そうであるなら、個人情報保護法との絡みもございますが、区長、民生委員には名簿を管理していただいて、守秘義務を持って対応していただく体制づくりをお願いいたします。


 次に、学校給食について再質問をさせていただきます。


 但東、竹野は例外だと、これは私は悪いように聞こえましたので、そんなことはない、とってもいいことだということを前提に最初に述べさせていただきます。


 先ほどは全体的な数値を述べさせていただきましたが、施設調理能力を地域別で見ますと、豊岡、但東が限界であります。竹野が530食、日高が750、出石が200食と余裕があります。そこで現在城崎幼稚園・小学校で385食を竹野給食センターに移せば、現在の豊岡の幼稚園354人に配食できますが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 数字の上ではそういうふうになるかもしれませんが、実施に当たりましてはもう少し具体的に検証する必要があるかなと思ってますので、よろしくお願いします。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 今、城崎分を竹野に受けてもらった上、日高給食センターも日高幼稚園児117人に配食をしても365食の余裕があります。例えば日高給食センターに近い中筋幼稚園・小学校で129食を移せば、豊岡も余裕が出てまいります。そうなれば豊岡も幼稚園の配食だけでなしにアレルギー対策も行えると思いますが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 先ほど答弁させていただいたとおりで、具体的な検証をする必要があると思います。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 今までのそういった区域割の固定概念を捨てて、これこそ目に見える合併の効果だと私は思いますので、よろしくお願いをいたします。


 旧豊岡市議会でもアレルギー対策についてもお聞きしたことがございます。旧町では、十分でないにしろ前向きにアレルギー対策に取り組んでいます。合併後は何もしていない豊岡に一元化するのかとも質問させていただきましたが、各センターでは以前と変わらずされておられることに安心をいたしましたが、今後も各センターが独自で進んでいくのか、一元化されるのか、いつまでに一元化されるのか、お尋ねをします。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 当面今、各センターは継続で現在やってます。そういった中でいろんな課題とかが出てきます。それで共通して解決すべき事項というのが当然出てきます。その辺情報交換しながら、今後より安全な給食を配送できる体制で、情報共有によって何かを生み出せる部分があれば、それはそれで模索していきたいというふうに考えてます。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 条例で学校給食センター運営委員会を置くとなっていますが、ことしは開かれたのか。今後の活動内容をお聞きいたします。


○議長(木谷 敏勝) 伊藤議員、通告外なんだけど。


○議員(9番 伊藤 仁) 学校給食委員会。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤議員、質疑を続行してください。


○議員(9番 伊藤 仁) 答弁がございませんでしたが、今申し上げたことも運営委員会で十分検討していただきたい。私は無理難題を言っているわけではございません。やる気があればやれることをお願いしております。増員は必要ですが、施設には問題ないわけであります。前向きな検討をお願いいたします。


 次に、給食費の未払いについてお尋ねをいたします。新市で857万5,104円となっていますが、どのような回収努力をされているのか、お尋ねをいたします。


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。


                午後2時10分休憩


          ────────────────────


                午後2時11分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 答弁願います。


 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 給食費の滞納徴収のことについてでございます。当該年度分につきましては学校から徴収をするという方針でおりますし、これ豊岡の場合でございます。それから滞納繰り越し分につきましては各センターから訪問徴収によって督促を随時行っているという状況でございます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 子供には罪はないわけで、くれぐれも精神的な負担は与えないように配食していただきたい。豊岡が647万5,178円と、76%を占めております。


 あと細かい質問がしたかったのですが、それは飛ばします。


 未払い金の回収についてなんですが、給食センターに対応させていると聞いていますが、中学校を卒業した分についてはその業務を税滞納回収業務を担当しているところに移し、給食センターは本来の業務に専念していただくのがいいと考えますが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) おっしゃるとおり、給食センターの方にそういったエネルギーを余り使いたくはないというふうに思っております。具体的にじゃあそれをどうするかということにつきましては、今議員のおっしゃったことも参考にしながら検討させていただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 次に、地産地消についてお尋ねをいたします。今まで議会でも何度も話題になりました。当局も推奨していくと言われました。全体に占める食材率の資料をいただきました。豊岡と但東町が低いように拝見いたしましたが、特に豊岡が33品目と低いわけであります。環境行動計画の中にも学校給食から地産地消を進めますとなっております。新市の平均で18.2と、旧豊岡市が足を引っ張っている、平均が18.2%でありますが、豊岡が10.4%と低いわけですが、これについての感想をいただけますか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 確かにこれ品目数でいきますと、点数ですから、品目点数割合でいきますと非常に低いといいますか、318のうちの33ということで10.4%でございます。平均を下回っているということは事実でございます。ただ、今回充足率を量で本当は把握したかったですが、量が把握できなかったということで、お出した資料としては品目数ということでしか出しておりません。その辺をご考慮いただきたいと思います。量についてであればまた多少変わってくる可能性もあるかと思います。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 今答弁いただきましたように、全体における地産地消の使用率を今回資料請求いたしましたが、それは出ないとのことでした。全体における品目率だけでなしに使用率をとっていただいて、そうすれば年度ごとの努力経過がわかりやすいと思うわけですが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) おっしゃるとおりでございます。


 ただ、学校給食センターの現場の方の対応が非常に日常のあれに追われてるという実態をちょっと把握しながら、可能であればできるだけその方向で努力していきたいと思ってます。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) では児童クラブに移ります。条例に幼稚園の規定をお願いしたんですけど、考えていないといったような答弁でございました。総括説明で児童クラブの開設を行いとなって、今後も行うように書いてありましたが、17年度、日高、城崎にクラブを立ち上げたといったお話もこの議会で聞かせていただきましたが、今後はまだ計画はございますか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 現在のところ一応本市がいわゆる次世代育成支援の地域行動計画を一応最後に調整を図ってるという段階でございます。その中では、将来、平成22年の一応目標ということで、今回の2クラブも入れまして5クラブふやすというような一応計画にはなっております。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 定数と現状という資料請求をいたしましたが、その資料の中に定数が載っていませんでした。条例を見ても、施行規定第2条に児童クラブの定員は別に定めるとなっていました。定員数が出てこないわけですが、何か意味するところはあるのか、お尋ねをいたします。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 特に意味するところというのはございません。ただ、一応条例化をする中で、定数につきましては豊岡市の場合には従前から35というふうな形で別に定めておった。そのような中で五荘については70というような人数になっております。ただ今回1市5町全部を新市で引き継ぎまして、その中でそれぞれ旧市町の考え方の中で定数というものを定められ、そしてその定められた定数の中で一応利用の決定もなさっているというような状況もございまして、そこのところもきっちりと引き継いで、まず当面はやっていく必要があるなというふうなことから、こういうふうな形で別に定めた形での定数というふうなことで別途、一応定めたというふうな形ではありませんけれども、定数管理はいたしておるという状況です。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 幼稚園と保育所の一元化いう話もございますが、豊岡で考えますと幼稚園と児童クラブの充実の方が実現性があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 幼稚園と児童クラブの充実は、現在進めている施策であるわけです。ただ、将来にわたって、やはり総合施設という方向性が示される中で、これらについてのやはり今後の検討ということも残っておるわけでございます。特に幼稚園と、それから児童クラブの関係で、現在のところ非常に我々としては機能的にはうまく分散しているんではないかというふうなことで、これがどちらかに偏ることによって、またさまざまな弊害も出てくるというような状況も我々自身は十分想定できるわけでございまして、現状においてはこの形がまずは当面進める方向性というふうに認識いたしております。


○議長(木谷 敏勝) 9番、伊藤仁議員。


○議員(9番 伊藤 仁) 豊岡の待機児童は2名ということで安心をいたしましたが、平成13年に待機児童の定義を変えたため数も減ったという話も聞きます。保育ニーズと実態とが本当に一致してるのかなと心配もいたしますが、年長保育に通う人数が171人であります。幼稚園への配食、児童クラブの充実を図り、幼稚園へ入園していただいて豊岡から待機児童は出さないんだ、こういった市になれば、これも一つの売りになると思います。前向きな検討をお願いいたします。


 次に、コウノトリについて、放鳥についてですが、時間がありませんので、一つ苦言だけ述べさせていただきます。今回野生復帰にかけた費用、保護増殖にかけた予算を資料請求いたしましたが、県の事業だから、県の予算だからわからない、県に聞いても1日や2日では出てこないと思うとのお話でした。豊岡市も前面に出しておられる大事業であります。担当の課がわからなくていいのか、興味もございます。放鳥までにぜひ教えていただきたい。


 以上で私の質問を終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で伊藤仁議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 次は、92番、木下哲学議員。(拍手)


               〔木下哲学議員 登壇〕


○議員(92番 木下 哲学) 初めてこの議会へ出させてもらって、感想を一言。豊岡方式の議会運営に多少の戸惑いを持っているのが旧城崎町議会であろうかと思います。一般質問につきましても無制限であったものが30分に切り詰められて、非常に悩んでおります。


 今回の初めての一般質問に当たりまして、私が一番訴える言葉がどういうことかなというふうに考えながら、何げなく電子辞典で引いた熟語が4文字あります。対等、平等、差別、報酬でありました。対等はお互いに身分、地位の差がないこと、平等は皆さんとの間に差がなく同じであること、差別は差をつけて扱うということ、報酬というのは働いたことに対する感謝の気持ちあるいはお礼という意味でありました。これこそ民主主義の原点であり、率直に言って常識だなというふうに考えました。


 第1に、合併によって議員報酬に差別があってよいのかであります。私は、旧城崎町からの市会議員であります。私は、議員報酬が低いから高くせよとの理由で質問するわけではありません。


 地方自治というのは、憲法を上位法令として、その中に地方自治があり、それに基づいて地方自治法が定められて、それぞれの議案が正しいか否かを判断して提案をされたり、あるいは議決を行うものであります。報酬等審議会は、自治法を十分遵守し答申されたのかどうか。市は、この6段階方式がなぜ法に照らして正しいものと判断して提案されたのか、伺うものであります。


 例えば兵庫県議会議員あるいは国会議員の報酬がその人口によって、あるいは地域によって差別されていますでしょうか。そういうことは絶対にありません。


 ある一つの差別裁判と相談の例を聞いていただき、判断の材料としたいと思います。3月29日、朝日新聞、4名の女性が女性であることを理由にして賃金差別が行われたとして住友金属工業を相手に裁判を行いました。大阪地裁は、女性の言い分を認めて会社側に6,300万円の支払いを命じる判決をいたしました。1市5町の差別報酬とどんな違いがあるのでしょうか。


 同じく朝日新聞の6月11日付、タイトルは女だから安いの。知人の男性と同期で入社して同じ事務の総務事務を行ってきましたが、賃金に大きな格差があった。これに対する回答者は、労働の価値が同じなら同一賃金が原則というふうに答えておりました。


 これらに照らして、また法に対して6段階方式の議員報酬は間違いではないか、お伺いするものであります。


 合併によって市長は湯島財産区管理者になられました。これからは城崎温泉の問題を正しく判断され、提案等をされなければなりません。観光シーズンはわずか4カ月足らずであります。観光に来られたお客さんはもちろんすべて城崎に来られた人々に温泉を利用していただき、財産区はしっかりと利益を上げて、次の改築時期には市からの借入金、いわゆる転貸債がなくても十分やっていける管理者となっていただきたいわけであります。現在は宿泊する観光客と宿泊しない人との入浴料金に極端な驚くべき差別料金があります。外湯が公の施設である以上、町民等の特例は除いてすべて同一料金にするべきである。市長はこの差別料金を是正される決断があるのかどうか、お伺いをいたします。


 次に、湯島財産区への繰出金が従来年1,900万円であったものが今回1億1,000万円となっております。借入金と繰入金を合計したものだそうでありますけれども、これでは幾ら借入金をし、また幾ら繰出金をしたのか全くわかりません。何十年もの方針をなぜ合併によって変更されたのか、お伺いをいたします。


 次に、展望ぶろ計画が過疎地域自立計画、資料3ページにあり、2億5,000万円が計画されております。その内容を詳しく説明していただきたいわけであります。


 最後に、新城崎大橋建設計画の妥当性と進捗状況、完成予定年度等についてお伺いをいたします。


 次からは自席にて質問をいたします。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。4つの言葉を検索したと言われましたけれども、ぜひその中に区別という言葉も入れていただきたかったというふうに思います。


 議員報酬につきましては、合併協定の中で第三者機関を設けて合併の日まで決定するという確認がなされました。これを受けて第三者による機関が設置をされ、その答申を得て市町長会において今日のような報酬のあり方を決定をいたしたものでございます。


 それで合併協定がそうなっておりますので、そこでそれを踏まえて設置された新市特別報酬等検討委員会が真剣な議論をされて出された答申については、よほど不合理なことがない限りそれを尊重するというのが当局側のとるべき態度であろう、このように考えたところでございます。


 また、議会に関係することでもございますので、当時の市町長会は議長会との協議も踏まえまして、やむなしという判断もいただいた上で市町長会として判断をいたしたものでございます。もちろん合併、在任特例終了後の30人の議会で議員間に報酬の差があってはなりませんけれども、在任特例期間といういわば異例の事態における対応でございますので、ご理解を賜りたいと思います。


 また、私が湯島財産区の管理者になったことについてのご質問をいただきましたが、湯島財産区はこの豊岡市とは別法人でございまして、この議会における質疑は提案に対する質疑と、そして市の一般事務に関する質問でございますので、湯島財産区の管理者としてこの場でお答えすべきいわれはない、このように考えるところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 城崎総合支所長。


○城崎総合支所長(齋藤 哲也) それではまず、3番の財産区の繰出金の関係についてご説明をいたします。総額では1億1,000万円を計上いたしておりますが、この内訳につきましては、城崎湯島財産区が昨年度から建設をしています新御所の湯建設事業に充てる財源の一部として平成17年度の起債借り入れとして8,000万円と入湯税の使途目的に伴います繰出金3,000万円でございます。


 なお、今回区別せずにトータルで計上いたしておりますが、今後は内訳で説明をしたいというふうに考えております。


 それから次に、過疎計画に上がっています展望露天ぶろの関係につきましては、具体的な中身につきましては建設費用、維持管理経費、収支見込み等、また湯島財産区の経営状況等を勘案した上で十分な調査が必要で、今後の検討課題というふうに考えてるところでございます。


 それから新城崎大橋の進捗につきましては、現在兵庫県は新城崎大橋のルート決定について河川管理者である豊岡河川国道事務所と協議に入ってると伺っております。県道豊岡港線道路改良工事につきましては、関係地区との合意形成を得るため早期に全体計画の説明会を開催するように調整をいたしておるところでございます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) 当局にちょっとお尋ねしますが、湯島財産区の問題については答弁をしないということでしょうか。総合支所長、ちょっと答弁がわかればお願いしたいです。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 湯島財産区に対して豊岡市から何かの繰出金を例えば出すといった場合に、それは市の事務でございますから、それに対して答弁をするのは当然だろうと思います。ただ、湯島財産区というこの豊岡市とは別法人が決定すべき事柄について、豊岡市長として答弁する立場にはない、こういうことを申し上げたところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) 別に市長から答弁していただかなくても結構です。総合支所長から答弁をしていただいたらいいと思います。


 第1に、差別議員報酬は正しいのかについての質問でありますが、聞くところによりますと報酬等審議会は議員報酬について審議をされましたけれども、結論に達することができずに委員長一任となり、委員長は市町の議員報酬を現行のままとし、その現行報酬から3%を引くという案を提案され、それが全会一致で答申案として答申されたと聞いておりますが、そのことは事実かどうかお伺いをいたします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) その検討委員会の中でどういう議論があったのか、ちょっと詳細には今手元にございませんが、いずれにいたしましてもこの検討委員会として決定したということを当局側に答申をいただいておりますので、それに基づいて私たちは当時の市町長会として決定したということでございます。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) これはうわさといっても、やはりこれだけ具体的に問題が出てるわけですから、当局がわからないわけはないと思います。


 市当局は、その報酬等審議会の答申が法律等に照らして妥当なものと判断されて答申を受け取られて議会へ提案されたのか、再度もう一度市長の見解をお伺いします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 違法なものではないという認識をいたしました。その上で、特にこれが不合理なものだというふうにも判断しない。したがって、答申を尊重する、そういうことでございます。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) この6段階報酬について報道機関が中貝市長に質問したところ、市長は合併した市議はそれぞれの地域で活動されたらよい旨の発言報道があったようでありますが、市長はその報道が正しいと今でも考えていらっしゃるのか、お伺いをいたします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) どういう報道があったのか覚えておりませんけれども、この一律ではない答申がなされて、それに対して市町長会として議長会との議論も踏まえた上で妥当というか、これでいいという判断をいたしました。それに対して新聞社からそれについてどういう合理的な説明ができ得るのか、こういう内容の質問があったように記憶をいたしております。


 そこで私が述べましたのは、在任特例が合併協議会において激論になりましたけれども、最終的に会長の提案という形で在任特例を認めるという提案をいたしました。それは要するになぜそういったことを提案するのかという議論をさらに進めまして、合併した当初、果たして特に市長を含め当局は自分の出身市町以外のことはよくは知らないだろう。そういったいわば草創期に関してたくさんの不安が住民の中にある。とするならばその草創期において、あるいは揺籃期においてだれかがそれぞれの町の実情をしっかりと訴えていく。今後新市の施策を進めていく上で私たちの地域のこういう課題をぜひ忘れないでほしいといった、いわば心にくさびを打ち込むということが大切なのではないのか。在任特例の合理性を認めるとするならば、そこに大きな根拠の一つがあるであろう、こういったことを合併協で議論をいたしました。そのことがございましたので、ばらばらだとしたとしてもこの在任特例中の議員の一つの大きな仕事がそれぞれの地域の実情を訴えるところにあるとするならば、それぞれに応じた報酬というのもあながち不当なものとは言えないのではないのか、こういう趣旨でございます。


 その新聞報道の理解がどうか知りませんけれども、だからといって新市全体のことをしなくてもいいとか、それだけをしていたらいいといったことではございませんので、ぜひご理解を賜りたいと思います。大きな仕事の一つがあくまでもそのそれぞれの地域の実情をしっかり訴えることである、そういうことでご理解を賜りたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) 現市議会は、時には夜10時ごろまで審議、一般質問は毎日夜7時、8時ころまで、また同一調査、同一審議、同一視察を差別なく行っております。そのことから考えても差別議員報酬が間違っているとお考えになりませんか、お伺いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) あんまりこういう議論をしていてもそれほど生産的であるとは思いませけれども、平等であるという議論をされるのであれば、たしか別の議員が触れられたように思いますけれども、そもそも有権者の負託ということ自体から合併前の別々のところでなされてるわけでありますから、30人が合併在任特例が終わった後、全員が同じ土俵の上で市民の負託を受けたというのとはまた違う状況である。必ずしも何にもかんにもがイーブンな状況ではないという中での、この報酬だということも観点としては言えるのではないのかということを申し上げたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) 市当局は、地方自治法とか、あるいは議員必携とか議会運営の本などしっかり勉強されているものと思います。その中に議員の会議の運営の原則というのがあり、その中に議員平等の原則というのがあります。それによりますと、議員は完全に平等、男女の性別、年齢、宗教、地位、門地、議員の経験等は何ら関係なくすべて平等であると書かれております。これは民主主義政治の根幹をなす重要な法でありますが、当局はこのことについてどう解釈されているのかをお伺いをいたします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 多分その議論というのは議員活動に関してのものだと思いますけれども、報酬を含めてとのものだというふうに仮に理解するといたしましても、それはまさに通常の場合のことについて定められたものだ。この在任特例というのは、その意味では特例的な事態でございますから、今回のような複数の報酬というのは特に法的に問題ない、このように考えてるところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) 議員報酬の定義をご存じでしょうか、お伺いしておきます。


○議長(木谷 敏勝) もう一度質問お願いします。


○議員(92番 木下 哲学) 議員報酬の定義についてお伺いします。


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。


                午後2時41分休憩


          ────────────────────


                午後2時43分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 答弁願います。


 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 議員報酬の定義ということですが、これは地方自治法の203条でございますけれども、203条、これは報酬、費用弁償等についての規定であります。一口で言いますと議員の活動に対する報酬ということでありまして、報酬というのは一般的には労務、仕事の完成、事務の処理等の対価として支払われる金銭や物品のこと。ここでは非常勤の職員に対する反対給付のことであり、議員の報酬のほか云々がございますので、定義としてはただいま申し上げたとおりでございます。議員活動に対する反対給付ということであります。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) そのとおりであります。


 次に、総合支所長にお尋ねします。宿泊する観光客と宿泊しない人たちの入浴料の差別についてお伺いします。例規集ナンバー2の1457、1469、1479にあります。宿泊人員による使用料金、これは管理者、市長と温泉配湯を受けている旅館との契約であります。内容が難しいので要約します。要は宿泊者が1人だと、場所によって違いますけれども、例を言いますと宿泊者1人について190円旅館が財産区に支払うという契約であります。間違いありませんか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 先ほどご答弁申し上げたとおりでありまして、市の事務ではございませんので、この議会での答弁は控えさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) 城崎町議会では、ちゃんと区別をして何でも質問ができるという形でとってきた例があります。何もそれが合併によって拡大されただけであって、やっぱり市長もしくは総合支所長が答弁するべきであると思います。答弁されないならされないで結構です。それでも私の方は申し述べたいと思います。


 はっきりと言っておきますが、城崎に宿泊した人の入浴料金の条例は、あるいは規則は一つもありません。旅館に宿泊した人は無料ということであります。それを料金を取っているというのが現状だということを言っておきたいと思います。だからそういう市長と取り交わしている、資料にもあります区営浴場の契約入浴に関する契約書、こういうものを破棄されて対等に、公の施設を利用する場合にはお金をきちっと同一料金、宿泊する人もしない人も同じ料金をもらうという原則を市長は財産区の議会で提案をされたいということを要求しておきます。


 次に、議案ナンバー2の3ページ、過疎地域自立計画があり、展望露天ぶろ2億5,000万円が計画されております。この計画はどこで行われたのか、お伺いをいたします。


○議長(木谷 敏勝) 城崎総合支所長。


○城崎総合支所長(齋藤 哲也) 展望ぶろ露天計画につきましては、景気低迷により年々城崎温泉の観光客が減少する中、魅力ある温泉施設を建設し、観光客増を図ることを目的に城崎温泉夢会議21の提案を受け、湯島財産区の事業として構想してきたものでございます。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) どこにこれを建設するという計画ですか。


○議長(木谷 敏勝) 城崎総合支所長。


○城崎総合支所長(齋藤 哲也) 計画的にはロープウェイの中腹あるいは山頂というふうな議論でございます。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) ロープウェイとのことでありますが、ロープウェイの社長はこの議場に同席されております。その正式な相談は一度もないというふうに言われておりますが、一度でも相談されたことがありますか。


○議長(木谷 敏勝) 城崎総合支所長。


○城崎総合支所長(齋藤 哲也) 具体的な計画までいきておりませんので、まだ議論はいたしておりません。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) 具体的な計画もしないものをこの計画書に出すこと自体がおかしいではないですか。例えばロープウェイ代を払って、露天ぶろの支払いを行って採算が合うのかどうか、どれくらいの入り込みを考えているのか、夜間のロープウェイを動かすにはそれなりの社員の増員も要ります。だれがそのお金を支払うのか、全く無計画ではありませんか、どうでしょうか。さとの湯の場合には、ちゃんと検討委員会を設けて、そして10数名の検討審議員をしてどういうものを計画しようか、駅前にそういう案を提示して、そして検討委員会は20数項目にわたってさとの湯建設に協力を具申をしてきた経過がありますけれども、今、一度のそういう審議会も設けていないものをこの2億5,000万円を計上していることは軽率ではありませんか、どうですか。


○議長(木谷 敏勝) 城崎総合支所長。


○城崎総合支所長(齋藤 哲也) 過疎計画に計画を入れる指針につきましては、他議員のご質問ございましたようにご説明をいたしたところでございますし、過疎脱却のためのいろんな方策、こういった思いも含めて計画に計上しているものでございます。


 それから具体的な計画につきましては、先ほど答弁いたしましたように建設費用、お客さんの足の問題、維持管理費用、収支見込み、財産区の経営状況、こういったものを具体的に検討した中で具体的な建設計画に入れるのかどうか、こういったところの議論したいというふうに考えてるところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) 次に、新城崎大橋建設計画についての妥当性と進捗状況あるいは計画変更等についてお伺いをいたします。


 新城崎大橋の計画は、いつから計画され、いつ完成する予定になっているのか、お尋ねをいたします。


○議長(木谷 敏勝) 城崎総合支所長。


○城崎総合支所長(齋藤 哲也) 計画には既に着手いたしておりますが、具体的な最終年度という目標は現在のところ立っておりません。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) 着手はしているけれども、本当は来年の兵庫国体にあわせて17年度に完成する予定だったわけです。ところが現在どうなっているのか。着手した状態で設計あるいはボーリング、そういうものを行われているんですか、どうですか。ボーリング行われた経過がありますか。


○議長(木谷 敏勝) 城崎総合支所長。


○城崎総合支所長(齋藤 哲也) ボーリング調査は行っております。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) 現在の城崎大橋は、昭和30年、内川村と城崎町が合併したときに飯谷・楽々浦・戸島地区にとって一番の適地に建設され、既に50年経過し、それが老築化しており、当時の橋脚建設の技術では約300メートルの橋に21本もの橋脚がありまして、洪水時におきましてごみがそこにひっかかって上流の洪水を高めるために、せっかくなら国体に間に合わせようということで国、県も了承されて、県の事業として調査設計が行われ、3案を検討した結果、その1案を町議会に発表しました。私は、その案は現在の橋から1,200メートルも下流になっていて住民にとってまことに理解が得られない立場もあって、質問や新提案をしたいというふうに申し入れをいたしましたけれども、いやいや、この設計はまだ予備設計であるので、質問等は一切受けないということで今日に至っております。しかし、その裏では、関係町内会を集めて説明をしたり、あるいは町内会は1世帯を除いて全員反対の結果となり、交渉が中断し、その後、町は個別交渉を行ったが、これも合意に達せず、ついに変更しないと言っていた計画をさらに下流へ向けた場所に変更して関係住民を城崎総合支所に集めて事業説明を行いました。しかし、反対が多く、賛成の意見は全くありませんでした。現在どのように変化し、進捗しているのか、お伺いをいたします。


○議長(木谷 敏勝) 城崎総合支所長。


○城崎総合支所長(齋藤 哲也) 現在、先ほども説明申し上げましたように合意形成に入るために個別のお話と全体の説明会を開催する予定で調整に入ってるとこでございます。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) 最後に、建設的私見を述べて当局の答弁を求めたいわけであります。


 財政的に安くでき、住民が喜び、治水上も非常によい計画であります。交通渋滞も解消する一石四鳥の案であります。私は、新城崎大橋の位置は、現城崎大橋下流、約百数十メートルの位置が一番適地であり、住民が納得する案だと確信ております。そして城崎駅裏にある通称稗田溝と呼ばれる円山川支流を埋め立てて、現在ある大谿川堤防が平成12年、4,600万円をかけても漏水が解消されていないので、この際この堤防を全面改修して県道となるように拡幅して下流へ延長するか、あるいは駅裏の稗田溝を埋め立てたところを新県道として道路にすれば洪水時以外はその低い道路を県道として利用ができます。これを実施すれば交通渋滞は解消し、漏水の心配はなくなり、用地買収もほとんど必要がなくなります。画期的な案だと確信しておりますが、県や国に対して計画変更をして住民の知恵も聞く、そういうようにする考えはないでしょうか。


 ついでに進みますけれども、四国には洪水時水の中に沈む沈下橋が40数カ所あります。そのうち38カ所は県が補修をするすばらしいアイデアの橋があります。テレビでは3年B組のテレビの中に堤防の下の河川敷を自動車が通行しておるところがあります。吉野川河川敷も一部河川敷にバスや乗用車が通行しています。


 幸い現城崎大橋は21号、23号台風も水没しなかった。この経験から考えると、巨大な豊岡の新円山大橋のようなそういう橋は要らない。むだ遣いであります。住民の多くは私の意見に賛同をしております。市も県も国も住民の声をよく聞いていただきたい。この点について変える考えはないのかどうかについてお伺いを最後にいたします。


○議長(木谷 敏勝) 城崎総合支所長。


○城崎総合支所長(齋藤 哲也) 議員のご提案は、河川区域を新規の道路としての整備と進めるため中の島上流部から桃島の樋門までの区間で、先ほど言いました稗田溝を埋め立てして橋梁を含め大谿川、桃島川の河川区域を埋め立てることは河積を迫ることになりますので、河川法上の問題もございます。まして軟弱地盤というふうなことから大変難しいというふうなことを県の方から伺っておるところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 92番、木下哲学議員。


○議員(92番 木下 哲学) 終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で木下哲学議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。再開は3時10分。


                午後2時57分休憩


          ────────────────────


                午後3時10分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、86番、大井昭次議員。(拍手)


               〔大井昭次議員 登壇〕


○議員(86番 大井 昭次) ただいまご指名いただきました86番、公明党の大井です。私は、質問が1項目ですので、所信を少し述べさせていただきます。


 新市になった豊岡市議会の壇上に初めて立つ記念すべき日に何を訴えるのか、悩みました。それは余りにも多くの問題があり、旧城崎町時代の意識では到底困難であるということであります。


 申しおくれましたが、新市の市長になられましたことをお喜び申し上げます。


 所信表明には新市に対する意欲と情熱とチャレンジ精神を伺い、大いに期待いたしておる一人でございます。


 市長は私の一番好きなところは、生まれ育ったふるさと豊岡が大好きだと言われておりますが、私も生まれ育った城崎が大好きであり、愛しております。合併した以上は、前向きに考え、その城崎を点として、線、面としていく、いわゆる城崎から豊岡、出石、竹野、日高、但東として広げていきたいのが私の夢であります。


 観光地に客がなければやりたいこともやれない。多くの客を寄せ、その流れを各地域に流していく。そのために商工会、観光協会、旅館組合といろんなイベントをして力を合わせながら頑張ってきたわけであります。


 その城崎が客も減り、今では無料であったごみが有料になり、分別も大変厄介になり、老人の多い地域では隣保の人たちが取り残されたごみ袋を再分別し、再度ごみステーションに出しているような現状であります。生ごみ事業、ごみの処置について、私はあえて循環型社会と銘打ったのは、2000年5月、循環型社会形成推進基本法が成立し、その基本法はごみゼロ社会を目指す法律の土台となる関連主張であります。


 そのまず第1にグリーン購入法、国などによる環境に優しい物品の調達推進、2番目に食品リサイクル法、食品廃棄物の発生抑制、再資源化、3つ目に建設リサイクル法、建設物の分別解体や建設廃棄物のリサイクル、4つ目に家電リサイクル法、廃家電製品の回収リサイクル、5つ目、容器包装リサイクル法、容器包装、瓶、ペットボトル等の再資源化、資源有効利用促進法、指定製品のごみ発生抑制、再使用リサイクル推進であります。7つ目に、改正廃棄物処理法、廃棄物全般の発生抑制と適正な処分を確保等7項目であります。


 ことしでもう5年になり、いまだ混乱を期している今日であります。各部門、各人が責任を明確にした上で、イ、生産段階でのリデュース、ごみの発生抑制、ロ、消費段階でのリユース、再使用、ハ、廃棄処理段階でのリサイクル、再生利用という資源が循環する一連の輪をみんなで協力してつくっていく、資源として使えないごみは最終処理する、その中の食品リサイクル法であります。


 市長の所信表明の中に、ごみの減量化、再資源化ではごみ減量化推進員制度を市全域に拡充し、家庭ごみとともに事業ごみの減量、分別、適正排出などの啓発指導や不法投棄対策を進めるとともに、家庭用生ごみ処理機、地区の資源ごみ常設回収庫、集団回収への補助を行うとあります。


 通告に従って、次の3点について質問いたします。住民の目線でわかりやすくご回答ください。


 1つ、地産地消の促進で市民の自立を図る指導をどのように進めていくのか、お尋ねしたい。


 2番目に、農家の方たちに市当局から依頼し、生ごみを堆肥化する施策を推進するようなことはできないか、伺いたい。


 3つ目に、地域と行政が一体となって生ごみを有機肥料にし、地域で再利用する循環型社会を目指すべきだと考えますが、当局の方針をお尋ねしたい。


 以上、あとは自席にて質問いたします。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。通告では、ごみの減量化に関して市民の自立を図る指導と伺っておりますけれども、今、地産地消に関してと言われましたでしょうか。(「そうです」と呼ぶ者あり)


 じゃあ、地産地消に関して市民に対する指導をどうするか、こういうご質問でございました。地産地消を行いますというのは、これを他の消費地へ運ぶ場合に比べますとエネルギー使用量も随分減るということで、議員ご指摘の、議員の関心持っておられるような循環型社会の方向と相反する、そういう視点からのご質問だというふうに受けとめさせていただきたいと思います。地元でとれたものを地元で食べるということが要するに地産地消でありますけれども、実際にそれをやるというのは行政でありませんで個々の市民であります。したがいまして、個々の市民みずからがそういう気持ちになっていただくということが何よりもまず肝要だろうと思います。なっていただくためには、地産地消にどういう意義があるのか、意味があるのかということをしっかりと訴え続けていくということが大変大切であるというふうに考えております。


 一つは、顔の見える安全・安心な食べ物の選択がしやすいといったこと、今申し上げましたようなエネルギー問題への貢献ができるといったこと、それからこの地では農業ともかなり苦境にございますので、消費を支えることによって自分たちの地域の農業に対するエールにつながるといったこと、そしてさらに、その地産地消の中でもより安全・安心なものに力を入れる場合には、農業者が安全・安心なものをつくるということの動機づけになるといったこと、こういったことがございますので、市としても積極的なPRをしてまいりたいと思います。


 また、これまで他の議員のご質問の中でも学校給食での地産地消の推進を促すようなご質問がございましたけれども、その点についても今後とも実績を重ねていきたいと思いますし、そのことのみならず児童・生徒に対してそのことをしっかりと伝えていく。なぜ学校給食で私たちが地産地消をやろうとしてるのか、その意味を伝えていくことも大変重要なのではないかと思います。


 その他さまざまな方策があろうと思いますけれども、また大井議員の方でもぜひさまざまなご提案をいただければともに前へ進んでまいりたい、このように考えるところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 通告いただいておりましたのが3点あると思います。


 1点の地産地消のことにつきましては、今、市長が答弁申し上げました。


 1点目の、この循環型社会、市民参加でごみ減量化、再資源化を進めていくための住民の自立を図るということがございますが、ご承知のように一般廃棄物につきましては地方自治体に処理責任が位置づけられております。地方自治体は、その廃棄物の処理計画を立てて、市民との協力によってごみを処理いたします。


 また、地方自治体は、廃棄物の処理に関して条例でさまざまな約束事を定めております。その中に市民の責務というのがあります。これがいわゆるごみを出す排出者責任を定めたものであります。地球温暖化に代表される自然破壊が進む中で、ごみの処理といえども環境に配慮をしていかなければなりません。ご承知のように、豊岡市では、ごみを6分別して、できる限り再資源化を進めて減量に努力をしとるとこであります。市民の方一人一人が環境意識を高めて、ごみの減量、再資源化が環境破壊を食いとめる働きになることを理解していければ行動に結びついていくのではないかというふうに思っております。このためにも資源ごみの集団回収事業の推進や市民に対する啓発活動に今後も努めてまいりたいというふうに思っております。


 それから2点目の農家等に市が依頼して生ごみを堆肥化してはどうかということでございますが、ごみの処理法につきましては生ごみの堆肥化は理想形の形の一つであるというふうに認識をしてます。ただし、生ごみを堆肥化するだけでなくできた堆肥を土に戻して活用して、さらにその土で栽培された野菜なんかを排出者が使用して初めて理想形のサイクルができるものでないかというふうに考えております。


 豊岡市におきましては、ご承知のように市民を対象に生ごみ処理機、具体的にはコンポスト方式であったり電気式であったりEM式であるわけですが、その購入補助を行っております。合併前の1市5町の同様な取り組みの結果、農業も含めて市全体では年間約5,400トンの生ごみが自家処理をされているものと推計をしております。


 また、市内の一部の給食センターや小・中学校では、給食から発生する生ごみ、調理の残渣、残飯等を電気式の生ごみを設置して処理をしております。このように少しずつではありますが、生ごみ処理の自家処理も広がりを見せております。今後とも農家に限らず市民全体に対する啓発と生ごみの自家処理を推進していきたいと考えております。


 3点目の地域と行政が一体となって有機肥料にし、地域で再生利用する循環型社会を目指すべきと考える市の方針ということでございますが、先ほどの質問にありましたように現在市内で約2,300戸の家庭で生ごみ処理機を使用しておりまして、5,400トンの生ごみを処理しております。これはごみの減量化に向けて市民の……。済みません。先ほどの生ごみの処理量ですが、訂正いたします。年間約540トンと推測をしております。このことも意識の高まりであると思っております。


 また、生ごみの処理となればできた堆肥等を家庭菜園や花壇等の肥料として利用されるものと推測しております。


 このように生ごみに関しては、家庭ごみに関しては生ごみの自家処理等でかなり減量化は進んでおりますが、以前に申し上げましたように今後につきましては事業ごみも含めて減量化、先ほどありましたが、3R、5Rの精神に基づいてごみの減量、再資源化に向けて努力をしたいと思っております。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 86番、大井昭次議員。


○議員(86番 大井 昭次) 当局から資料をいただきまして、補助の出ているコンポストについても平成16年度までに1市4町で166基しか出てない現状であることを伺いました。人口9万3,000、世帯数約3万5,000に対しましてまだまだ少ないと思うのでございます。その対策はどのようにして増加させるつもりか、お伺いしたいです。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 先ほどの資料なんですが、資料要求が平成16年度中の補助で購入した数ということでありましたので、16年度中のをお渡しをいたしました。


 それで現在市内で恐らく累計、平成12年度から16年度まで補助を受けて各家庭にあるだろうと思われるのが2,360基、先ほど3種類の処理機を合わせましてそれだけあろうと思いますので、1人当たりの排出量等を掛けて先ほど年間540トンという家庭での処理しておる生ごみの推測量を算出したということであります。


 今後につきましても事業ごみ等につきましては減量指導員等、そういったことが、もう特に事業所を回っていろんな啓発をしてお願いすることが急務でありますし、各家庭でのごみにつきましても現在ある補助制度等を活用いたしまして、今後も減量PRに努めてまいりたいと思っております。


○議長(木谷 敏勝) 86番、大井昭次議員。


○議員(86番 大井 昭次) 2番目の農家の方たちに市当局から依頼し、生ごみを堆肥化するという施策を推進するようなことはいかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 実は豊岡市と城崎町で、これ事業ごみの関係なんですが、生ごみを堆肥化しようという研究がなされたというふうに聞いております。ここに報告書もあるわけですが、このことにつきましては結果としまして、現在ごみの量ということで採算ベースに乗らないということでこの報告書にも書いてあります。


 この計画につきましては、それであれば合併後に1市5町に拡大をして1市5町全体の事業ごみ等を集めてやったらどうかということも議論もあったようですが、その後、担当課でもいろいろと検討いたしましたけども、かなりハードルの高いものがあると思います。


 といいますのは具体的に申しますと生ごみを、例えば城崎の旅館のごみであったり、それからまた津居山の漁協等のごみであったり、そういったことが予想されると思うわけですが、そのほかほかの事業所もありますが、例えば旅館の例でいいますと排出の段階、つまり排出する段階でもう厳密な区分をしないと、なかなか異物、つまりつまようじであったりばらんであったり、そういったことをほとんど完全にやらないと、なかなかそういった生ごみの肥料の原料には難しい。


 それからまた、広域ということで収集運搬の関係ございます。収集運搬といいましては、これは腐敗をすればだめということで、腐敗をしないうちに一定の場所に集めるというようなこと、それからその集める体制の問題、そういったふうなことでかなりハードルは高いものと現在では考えております。


 もちろん価格のことありますし、出す方と、それから生産して消費、そういったサイクルが循環しないと、これは途中でとまってしまったら事業としては成り立たないということになりますので、もう1点加えれば、堆肥の品質、つまり成分の一定化ということが法律上求められますので、例えばこの時期は津居山のカニが多いからカニの成分が多いとか、そういったことでは全然もう問題にならないということで、そういったふうなこともあって現在ではかなりハードルが高いんではないかなというような認識を持っております。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 86番、大井昭次議員。


○議員(86番 大井 昭次) 私もこの豊岡市・城崎町生ごみ等肥料化研究協議会というパンフレットをお借りしてきたんですけども、このパンフレットから見ますと非常に綿密に精査されて、本当にこれでやっていけないというようなことがどうしてだろうというような疑問を感じるわけでございます。先ほど部長が言われましたように、年間749トン、そして月の平均量が約2トンも出るというような状況の中でコストが高い、採算が合わない、ほかに海産用の廃棄物やから塩分が多いとかいうようなことで、これがお流れになったようでございますけども、それは当時の処理機であって、今本当にいろんな機種もふえ、いろんな処理方法の変わった機械がたくさん出ておるわけでございます。旧豊岡市、城崎町の当時の時代から見れば本当に機械も進んでおりまして、もう一度再検討お願いできればと思うんであります。


 例えば堆肥化によりましても、ことしの4月から島根県の松江というところで地元農家が市の依頼を受けて学校給食の生ごみを堆肥化するという、地域と行政が一体となった珍しい事業が開始されたと発表されてます。これは給食の生ごみを有機肥料にし、地域で再利用する循環型社会を目指す事業として、市の委託を受けた農家が肥料づくりと利用に直接携わる仕組みで、行政に任せないで市民参加の環境への取り組みとしても皆から注目されてるというような実例があります。そしてそのトン数も日量200キロの堆肥量を毎日引き取りに役場の職員さんが車でとりに行って、そして堆肥化のプラントまで運ばれる。そしてこの一つの例の場合は、7人の農家の人たちがグループを組んで毎月交代でこの機械の検分をされてるというようなことが発表されてます。


 この当市においても、せっかく1市5町になって城崎や豊岡の汚物を何とかして但東や出石の皆さん方の農家の方たちの協力を得て堆肥化していくような考え方を見直していくべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 2点ありました。


 1点目の最近の機械については非常に性能がよくなっておるということでございますが、それはそうかもしれませんが、先ほど申しましたようにその以前に例えば、繰り返しになりますが、広範囲での収集運搬のことであるとか、それ鮮度の保持のことであるとか、それからまたできた成果物を本当に買っていただくだけの低廉なものにできるかどうかということがありますので、機械がよくなったということとはまた別の問題があるんではないかと思っております。


 それから先ほどの島根県松江市の給食センターの話が出ました。このことにつきましては議員さんからも記事も見せていただきました。ただし、これは当然ですが、行政の機関である給食センターの本来行政が処理しなければならない生ごみについて、言われましたようにそういった新聞記事で農家とタイアップをして堆肥化ということをやっておると思います。このことにつきましてはコストがどれだけかかっとるかということもあるんですが、職員に指示をすればそういった生ごみの堆肥化ということは進むということで、恐らくそういったコスト面を完全に計算をしたことでなくて、恐らく教育的な面も含めてそういう生ごみを堆肥化するというふうなことで、行政の仕事として完全に事業化した事業として成り立つものではないというようなではないかなと思っております。そういったことで教育面的なことを含めてそういったことをやっておるかもしれませんけども、1市5町でそういう生ごみを集めての事業となりましたら、いろいろとハードルが高いんではないかというようなことを申し上げたわけでございます。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 86番、大井昭次議員。


○議員(86番 大井 昭次) 私の言いますのは、1市5町全般ででなく、先ほどの豊岡市と城崎町の生ごみを1日2トンできるということに対しての対比で、こちらの方は先ほど言いました日量200キロ、毎日生ごみができるということに対して2トンと200キロではかなりの落差があると思いますけども、それを塩分等で非常に難しいと言われる、その塩分を抜いていくような操作の処理機もできておるということでございます。


 その処理機の種類を少し説明しますと、堆肥化というのが一つと、汚水となる直水処理、それから滞水処理、炭化処理、乾燥処理とあるようです。そしてこういうのは堆肥に使われていく。そしてこの脱水処理というのは汚水として流していく処理機らしいんですけども、そういうようにしていろんな種類の処理機が現在出ているいうことを把握されているでしょうか。それともどこのメーカーかはわかりませんけども、今言いましたような処理機が豊岡市にもそういう見本を持ってきとるとか、カタログを持ってきてるとかいうようなことはあるんでしょうか。研究されたことがあるんでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) まだそういった段階には至っておりませんので、メーカーのパンフレットだとかそういったことについては承知をしておりませんし、そこまでは研究をいたしておりません。


○議長(木谷 敏勝) 86番、大井昭次議員。


○議員(86番 大井 昭次) それでは、一つ私、進言したいのは、最近のニュースで水力一体型という非常に値段的にも数量的にも本当に適当じゃないかと思われるようなものが先日新聞で発表されました。1日に300キロの処理ができる。そしてその機械は約4,000万ぐらいででき上がるというようなことがある、新聞、それからインターネット等にも出ておることは当局にも少し情報を入れたと思いますが、その研究、またそれを利用しようとされるつもりはありませんか。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 同じことになりますけども、当然のことながらこのことは先ほど言われました食品リサイクル法のこともあって、恐らく事業者の方は平成18年度までに20%減量化とか、そういった義務づけのこともあろうかと思います。ただし、このことにつきましては何度もありますように事業者ごみについて事業者の排出責任ということもありますし、ただ生ごみの減量化ということについては当然社会全体としては有益なことでありますので、当然行うべきものと思います。


 今いろいろと詳しい資料のことについてもご紹介いただいたわけですけども、現在では今の段階でこのことを具体的な方針について決定的なことは申し上げられませんので、今後の検討課題としたい、その程度しか申し上げられませんけども、ご容赦いただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 86番、大井昭次議員。


○議員(86番 大井 昭次) よろしく検討お願いしたいと思います。


 なお、今の中貝市長は、ごみの減量化というものを第一義とされてる方針であります。いかにしてごみを、たとえ少しでも、何キロでも減らしていくというのが私の言い分であり、説明であり、主張なんです。そういう意味で私の情熱を受けとめていただいて、再検討お願いしたいと思います。


 最後に、今使用していただいておりますごみ袋でございますね、これ通告してませんけども、これ関連事項としてお願いしたいんですが、ごみ袋を使用している町民の方々が来年の3月でもう廃止される。そうしますとそのごみ袋は段階的に燃えるごみとか燃えないごみ、いろいろと種類のある中の袋がまだたくさんある。それは3月以降になりますと市当局が購入していただけるようになってんでしょうか、お伺いしたいです。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) このことは第1回のたしか臨時会でもご質問いただいたかわからんですけども、既に合併前後から1年間については旧市町の袋についても可能だと。1年間以内に使ってくださいというPRもしておるとこであります。ただ、結果的にどうしても一部の方で残るいうようなことがありましたら、できるだけ1年以内に使ってほしいわけですけども、結果として買い上げということもなるかもわかりませんけども、今の段階でははっきり申し上げられませんので、ちょっとご容赦いただき、また後日連絡をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 86番、大井昭次議員。


○議員(86番 大井 昭次) この袋につきましては、城崎だけでなしに他町にもたくさんあるそうです。私がこのごみ問題を話しするということで何とか進めてほしいということを伝達を受けまして、城崎の方はもう3月の末で終わりですというように聞いているわけなんですけども、豊岡市はわかりませんのだけども、5町は多分どこの町でもたくさんお持ちじゃないかと思いますので、その再検討をよろしくお願いしたいと思います。


 もう1点は、きのうの同僚議員の話の中で、事業ごみが1トン2万円ですね、月、それが地域によって違うということを聞いたんですけども、豊岡市として統一するいうようなことはできないか、お伺いしたいです。


 それともう一つは、出石の袋が1枚350円。ところが竹野は450円という100円の差が出とるようでございますけども、その格差もお願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 事業ごみについては当然事業者排出責任があるわけですが、事業者の方が業者と当然契約をしないといけんわけですけども、その事業者側との話ではそういったことがあるかわかりませんので、そちらの方の話ではないかと思っております。


○議長(木谷 敏勝) 86番、大井昭次議員。


○議員(86番 大井 昭次) 袋の件はいかがでしょうか。350円と450円の格差です。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) そういった袋について事業用のごみというのは市では定めておりませんので、そういった方面も排出者の方と業者の方の話ではないかと今現在は理解しております。


○議長(木谷 敏勝) 86番、大井昭次議員。


○議員(86番 大井 昭次) 今の1枚350円といいますのは、町からいただいてる袋です。(発言する者あり)350円いうのは10枚が350円。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 今お聞きしましたら10枚で350円ということでありますが、合併前の旧市町につきましてはそれぞれ単価が違いましたので、その方のことであって、合併後については値段は統一しておりますので、そういうふうにご理解をお願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 86番、大井昭次議員。


○議員(86番 大井 昭次) どうもありがとうございました。これで質問終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で大井昭次議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 次は、72番、森岡進議員。(拍手)


               〔森岡 進議員 登壇〕


○議員(72番 森岡 進) 72番、公明党、森岡進でございます。ただいま今の心境を申し上げますと、通告と関連がいささか私自身も何かしらどうしても納得できない、どこまでがというところがちょっと不安なとこもございますけども、その点ご理解をいただきまして適切なご答弁をちょうだいいたしたい、こう思う次第でございます。


 通告に従いまして質問させていただきます。


 大きい項目4項目になりますが、既に同僚議員の質問で答弁をいただいております内容もあり、重複しておりますので、場所によりましては割愛させていただきたい、こう思う次第でございます。大きい項目としまして第1番目に市役所駐車場のあり方について、2番目に高齢化社会について、3番目に治安対策について、4番目に市民の要望と対応について順次質問させていただきます。


 まず第1番目に、大きい項目で市役所のあり方についてお伺いいたします。これは私に寄せられました市民相談の中からの要望であります。要望者の声を伝えるために要望を抜粋して、一部になりますけども、紹介させていただきます。


 市役所駐車場のあり方についてということで、市役所周辺は商店が建ち並び、夜も車が行き交い、商売のまちであります。商談などの用事で車で来て置くところもなければ、極めて不便であります。せっかく商談の場所があっても、これでは経済効果が生まれません。


 そこで疑問なのが、午後10時を回るとゲートが閉まり、翌朝まで開かないようにしている理由であります。これは調べますと夜10時から朝8時までゲートが閉まっているということです。単に市役所の駐車場だから、市役所に用のない人はお断りという考え方になっているのではないでしょうか。しかし、それではむしろ逆に夜10時まで市役所の何の用事があるというのでしょう。むしろ午後10時以降は市営駐車場としてもっと市民に開放したらいかがでしょう。まだあるんですけども、飛ばします。経済効果が生ずるのであればまちの活性化にも役立つのではないかと思います。要するに開放すればまちの活性化ができるんじゃないか、こういうことを言っとるわけです。


 それからそれと夜の市役所駐車場は暗くて不気味です。犯罪の場所にもなりかねません。電気をつけ明るく市民に開放していただきたいものです。実はこの件に関しましても、きのう議会が終わりまして現場に行きました。ちょうど8時3分になりました。そこの状況をちょっと散策しながら見ましたら、外灯らしきもの、要するに本庁舎に外灯というようなものがあります。それから駐車場に入るところに1基あります。それぐらいで、8時3分といいましたらまだ庁舎ががんがんしておりました。それが消えますと薄暗くなります。このことを言っとると思うわけでございます。


 いろいろと書いてありますけども、この程度の範囲で質問させていただきたいと思います。


 午後10時以降駐車禁止理由と市営駐車場として市民に開放すべきと考えるが、当局の見解をお伺いいたします。


 2番目に、大きい項目に高齢化対策についてお伺いいたします。


 迫りくる高齢化、人口減少と、いわゆる少子高齢化という構造的な課題をどう乗り切れるか、豊岡市が直面する深刻で重要な問題であります。平均寿命も延びました。2005年版の世界保健報告では、日本人の平均寿命が82歳となっております。前年度に続いて世界一となっております。また、WHO報告では、日本人の平均寿命は女性85歳、男性78歳、ともに世界一長寿国、こういう報道もございます。


 そこで但馬県民局の調べでは、2月1日現在でございますけども、豊岡市の総人口のうち65歳以上の高齢者が占める割合、いわゆる高齢化率は25.5%、実に4分の1に達している、こういう状況でございます。内訳は、同僚議員が質問したときに答弁されておりますので、割愛させていただきますけども、そこで県の推計、あくまでも推計でございます、10年後の豊岡市では30.5%まで上昇、出生率の低下や若者の都市部への流出など人口減も相まって2050年には40%に達する、こういう見込みを発表いたしております。年齢からいきますと云々というとこもありますけども、これに関しまして以上述べましたこれらを踏まえまして10年後の高齢化に対するシミュレーションがなされているか。それもシュミレーションと私は思ってましたら、専門家に聞きましたらシミュレーションだと、こういうふうに聞きましたんで、正式に申し上げております。シミュレーション、こういうことでございますので。特に健康老人対策、介護、独居老人、夫婦2人だけの世帯が結局10年後はどういう見通しになっていくんだと、これをお伺いしたいのであります。


 それと治安対策についてお伺いいたします。


 非常に治安が悪化しております。皆さんご存じのとおりでございます。内閣府が発表した社会意識に関する世論調査によると、日本で悪い方向に向かっている分野、複数回答になっておりますけども、治安を上げている人がこれまで最高の47.9%に達しております。今まででしたら景気が悪い、こういうあれでしたけども、景気の38.5%を抜き、初めてトップとなっております。こうした懸念を反映して、治安のよさを日本の誇りとした回答の割合も12年前の3分の1の水準まで落ち込んでおります。悪い方向に向かっている分野という質問には1997年調査から治安と答える人の比率は右肩上がりで、2004年からのときから8.4ポイント増加、ずっと1位を占めて、景気を逆転している、こういう現象におります。


 ちなみに兵庫県下の刑法認知件数をお知らせいたしますと、これは出石警察、豊岡警察で調べてまいりました。資料もたくさんありますけども、時間の関係上、刑法犯認知件数、要するに刑法にきちっともう認知したという件数です、ですから逮捕した件数を上げますと相当の数になるんじゃないかと。それをお知らせしますと、兵庫県下では去年、平成16年中は13万5,119件、但馬地方でどんだけあるかいったら2,690件、豊岡市、要するに出石警察、豊岡警察、城崎警察、これで要するに豊岡市として1,439件あります。驚くべき数字だと私は認識しております。


 そこで地域における防犯協会、連絡所、子どもを守る家等を設置し、防犯対策がなされていますが、市民の犯罪に対して関心があっても意識が薄い、これはもう各警察がおっしゃっております。その薄い現状をどうするかが問題ではありますけども、ここで質問いたしますけども、市民安全防犯を高めるにはどのような啓蒙・啓発をされているか、1点お伺いしたい、こう思う次第でございます。


 第4番目に、私は今回質問のメーンでございますけども、市民の要望の対応についてお伺いいたします。この件につきましては資料を市長、助役、収入役、担当部長にお渡しいたしております。多様化する市民の声に対する対応と処理、敏速かつ処理を可能にする窓口設置、つまりすぐやる係または窓口を設置すべきだと。これはこれから広範囲の市の状況でございます。いろんな苦情、要望がございます。その処理をどうするかということをここで問題し、提起し、提案していきたい、こう思う次第でございます。


 静岡県島田市のすぐやる係が市民に広く浸透し、その実績が高く評価されております。さらに、朝来市におきましても、市民の要望や苦情にすぐ返事をする担当をすべての部署に配置、7月にもスタートするそうであります。


 そこで市長、助役等にも渡しました資料を、静岡県島田市市会、公明党が取り上げたすぐやる係を紹介いたし、当局の速やかにすぐやる係設置決断を促すものでございます。


 ちょっと時間の関係上抜粋しますけども、このように載っています。静岡県島田市、好評のすぐやる係、要望の9割が解決、窓口一本化し迅速処理、こういうタイトルでございます。今の多様化する市民の声に素早く対応し、市民の目線に立ったサービスをしようと2002年4月に発足、市民生活に密着した道路、水路、河川など緊急性かつ危険な場所にあった場合、この改修を一手に引き受けるすぐやることを目指し、機動力を重視、現場で施工処理できる職員を常に10人配置して、いつどんなときでも迅速に対応できる体制をとっている。具体的には、まず市民からの要望を受けると職員が直ちに現場に急行、調査、工事費用が100万円以下であればその場で職員が処理する。100万円以上かかる工事は、県土木、国等に関する工事の場合でも関係部署など調査した上で要望者に回答する。町内会からの要望書もすべて同所が窓口になっている。この係というのは、発足以来年間300件程度であった要望が2002年には約1,330件急増、昨年度1年間では2,134件に上回った。このうち9割以上は解決、処理された。それで飛ばしますけども、こうした要望は、これまで役所にたらい回しにされたり後ろ回しにされたりして解決まで時間がかかる場合が多かった。すぐやる係では、たらい回しは絶対しません。市民からの要望が他の課の担当、問題であっても電話を回さず、担当課から電話するように役所で調整してると。長々とお話ししましたけども、こういう速やかにやっている苦情を解決、適切処理をしてるというこういう市があるということであります。


 そこで最後になりますけども、中貝市長並びに奥田助役に申し上げたい。市民が新生豊岡市に期待し、また行政サービスを感じるのは何か。それは身近な地域の苦情と要望を行政が迅速かつ対応し、思い、願いを聞き入れたとき初めて要望者は感じるのではないでしょうか。私は、これが行政サービスであると申し上げたい。大きな市となり、合併の不安、懸念いたしております。そのためにも払拭要因となることをかたく信じております。ぜひともこのすぐやる課窓口を設置を強く叫びまして、第1回目の質問を終わり、自席で質問をいたします。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。住民からのさまざまな要望、苦情に対してすぐ対応するというのは、私も議員と同様大変大切なことだと思います。


 ただ、その対応の中身は、必ずしもすぐやるということではないのではないかと思います。やれる場合もありますし、やれない場合もある。あるいはやってはならない場合もあるかもしれない。むしろ要望に対してきちっと行政の側で対応を早く決め、そのことをお伝えするということが何よりもまず大切ではないかと思います。


 実は旧豊岡市でも、かつて生活110番というのがございまして、ここにはそこに専任の担当がおりまして、市民からのさまざまな要望に対応いたしておりましたけれども、私が市長就任後、廃止をいたしました。といいますのも中身を聞いてみますと、隣の家の雨どいから流れてくる水が私のうちの方に来る。市の方で隣に言ってほしい。つまり本来自分たちで解決しなければならないものについても行政の側に言ってこられる、むしろそのようなことの方が圧倒的に多かったという実態がございました。したがいまして、すぐやる課あるいは係というのは、そのスタート時においてその理念どおりいくとしても、ついつい住民の側が行政の側に対して何でもかんでも持ってくるということを助長しかねない、そういった要素もあるのではないかと思います。したがいまして、基本的には先ほど申し上げましたようにすぐやるのではなくって、できるだけ早く市民の要望に対して市側の考え方をまとめお伝えする、やるべきものについてはやる、こういうことが肝要ではないかと思います。


 そしてそのことにつきましてはどっかの担当課が、その専任の課がやるということではなくって、本来それぞれの課が自分の職責を持っているわけでありますから、その職責をできるだけ早く実行する、このことが基本ではないかなというふうに考えてるところでございます。


 ちなみに議員から事前にいただきました資料をいただきますと、この静岡県島田市の例でも、最も多いのが道路にあいた穴ぼこの修理ということでございますが、現在豊岡市におきましても道路補修班がございまして、道路パトロールをし、みずから現物資材を持っておりますので、可能な限り対応いたしてるところでございます。いずれにいたしましても住民への対応をできるだけ早くという議員のお考え等はよくわかりますので、今後とも市組織全体としての感度がよくなるような努力をしてまいりたいというふうに考えます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 市役所前駐車場の時間延長についてご答弁申し上げます。


 この市役所前の駐車場につきましては、本来市役所にお越しになる市民の皆さんへの利用、これを第一義に考えております。しかし、現在の有料化に踏み切りましたのが平成2年でございまして、当時は無料、そして現在は有料というようなことで若干状況は違うかもわかりませんけども、少なくとも平成2年当時無料で夜間も自由にお使いいただいとったわけですが、そういたしますと長時間の駐車でありますとか夜間の無秩序の駐車が大変多くなりまして、翌日市役所に来られる方の駐車台数が確保できないといった状況もございました。


 さらに、もう一つ、利用者の問題と、実はあそこの駐車場というのは災害時におきまして、昨年もそうであったわけですが、自衛隊の車両とか、あるいは他市の応援の車両とかダンプカーとか、かなり車も集結をいたしますので、やはり一定スペースは当然確保しておきたいというふうなことから有料化に踏み切った経過がございます。


 使用時間につきましては、現在夜10時としておるわけですけども、市役所の会議室で会議を行う場合でも大体夜10時というようなことございます。そしてこの時間、周囲にはもちろん民家もございまして、それ以降に延長いたしますとどうしても近所迷惑になるといったこともございます。したがいまして、総合的に周辺の環境等も考慮いたしました結果10時という線を引き出してきたわけでありまして、もうこれは妥当な時間帯であるというふうに判断をしております。したがいまして、これを延長するといった考え方は持っておりません。


 それから駐車場に照明をというふうなことをおっしゃいましたが、実際夜10時を過ぎますと夜間の駐車というのはほとんどありません。したがって、周辺、深夜の利用をなくすといったことで、逆に防犯上の効果もあるんではないというふうに考えてます。


 照明のこともおっしゃいましたが、特にあの明るさで不自由したというふうなこともございませんし、今のところ照明を造成するといった考えもこれまた持ち合わせておりませんので、よろしくお願いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方からは10年後の高齢化対策ということでございます。


 まず、議員の方も高齢化率が非常に高いということをおっしゃいました。10年後の我が国の高齢者です。2015年というのが一つの大きなターニングポイントになっております。いわゆる戦後のベビーブーム世代が65歳の高齢期を迎えるというふうに言われておるところです。その10年後の2025年には高齢者人口が3,500万人というふうな見通しがなされております。


 また、独居世帯ですけども、2015年には570万世帯というふうなことで、特に都市部において増加が著しいと見込まれております。


 また、現在150万いらっしゃる認知症の高齢者ですけれども、これが2015年には250万に増加するというふうな予測がなされております。


 今ちょうど成立目前にございます介護保険法の改正案でございますけれども、この今回の介護保険法の改正案につきましては、まさに向こう10年後の超高齢社会を視野に入れて法律として取りまとめられたというふうに我々は認識いたしておるところでございます。


 そのような中で、10年後における我がまちの高齢者のシミュレーションということですけれども、当面10年後を見通すということはできませんけれども、そういういわゆる10年後の2015年を一つの見据えた高齢、いわゆる介護保険法の改正、それにあわせて向こう3年間、平成18年度から21年度までの3カ年間の第3期の介護保険事業計画を樹立するということでございます。ここで向こう3カ年間に見込まれるいわゆる総事業、そして供給量、これらをきっちりと出して、そしていわゆる要介護高齢者のサービスに寄与したいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) お尋ねの犯罪状況と治安対策でございますが、最初に犯罪の状況でありますが、県内の平成16年度中に認知された刑法犯は約13万5,000件で、平成14年度の16万4,500件をピークにしてやや減少傾向にあります。しかし、依然高水準であり、また住民に身近なところで起こるひったくりや空き巣、車上ねらいなどの街頭犯罪や侵入犯罪が9万7,000件と、全体の72%占めており、市民、県民の体感治安が大きく低下をしております。


 豊岡市管内の各警察での平成16年度の刑法犯の認知された件数は約1,440件で、県内の状況と同じく減少、横ばいの傾向にあります。また、その内容ですが、万引き、器物破損、けんか等が多数を占めております。


 次に、その治安対策ということですが、一義的には警察の方にお願いするわけですが、市といたしましても警察、地区と協力の中、先ほども申しましたけども、現在地域まちづくりの防犯グループの結成をお願いをしております。これは県の肝いりで最大小学校区を区域として自主防犯組織を区長さん、それからPTA、そういった婦人・老人会等を中心に自主防災組織を編成をお願いして、補助金の方も活動資金として県の方から5万円が交付されるということで、現在既に数グループが県に登録してありますけども、そういったふうな方法で取り組んでいきたいと思っております。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 72番、森岡進議員。


○議員(72番 森岡 進) 今答弁をいただきましたけども、何かしら市長の答弁で冷たいというね。いや、正直言いまして。私が前もって資料をお渡ししたのは、よく読んでいただいて、そして新聞紙上でご存じのとおり朝来市もやるんだと。であるならば、豊岡市もそれにしろとは言いませんわ。だけども何かやっぱりしようという意欲、聞こうという意欲、そういう何かを形に残していっていただきたい、また聞いていただきたい、こういう思いで今回質問させていただいたんですけども、ご答弁が余りにも何かしら、こういう表現がいかがなもんかというところでありますけども、文言云々でまた問題にありますので言いませんけども、余りにも、恐らく聞かれた議員さんは何もおっしゃらないでしょうけども、私は何かしら冷たいものを感じるんです。


 そこでお尋ねしたいのは、質問がもうてれこになっとるんで、私、浅学非才、ようまとめませんので、申しわけないんですけども、今、市長がおっしゃった答弁に対してお尋ねしますけども、今までいろんな苦情が来とるはずです。とよがどうの、それも大事なことです。だけどそれは自分の家ですればいいんです。だから行政にお願いしなきゃならんという、そういう問題をどうするかということを私は問題提起しとるわけです。ちょっとそれ質問お願いします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 先ほど申し上げましたように、さまざまな要望なり苦情に対してできるだけ早く対応すべきだというのは、私も全くそのとおりで思っております。


 ただ、それは何か独立の担当の課を設けるということではなくって、本来それぞれの担当の部署で感度よく対応すべきである。そのような努力をしてまいりたいということを申し上げたところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 72番、森岡進議員。


○議員(72番 森岡 進) もうこんな押し問答する必要もないんですけども、私が問題、今のことをしつこく言いますのは、広域な市になりました。合併になって各町、5町の僻地、特にそういうところに関しましてはやっぱり不安があります。その不安を解消するためには、やはり先ほど言いましたように行政がその要望をどんだけ取り入れてくれるかな、どれだけ迅速かつ対応してくれるかな、これが弱者の立場であり、また声を出せない人の思いであります。したがって、私がこれを言いますのは、行政がそこに行きやすい、お願いしやすい、その窓口が必要ではないかということを言っとるわけです。もう一度答えてください。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 市民が行政に対して物が言いやすいような環境をつくるべきだということも、全くそのとおりだと思います。これにつきましても市役所全体としての課題として対応していきたいと考えてるところです。


○議長(木谷 敏勝) 72番、森岡進議員。


○議員(72番 森岡 進) ぜひこれ、この問題のことでも市長の感覚と私らの感覚とちょっと温度差が違うんです。ちょっと眼鏡かけてませんので顔は見えませんので。それはいいんですけども、要するに市民の声を聞いていただけるところ、窓口が欲しい。したがって、市長がおっしゃった、私はちょっと認識不足ですけども、行政の特急便とかなんとかいうようなのがあったように聞いておりますけども、それも市長の方に行くということであったならば、もうちょっと相談者、要望者はやりにくいという点があるんです。したがって、窓口を設けていただければ、聞いてもらえるということに対して足が運べるということを私は言っとるわけです。


 次に移ります。先ほど市役所前の駐車場の件でございますけども、答弁いただきましたが、その近辺はいささかもどうもないというような答弁だったんですけども、私はそうは思いませんよ。要望者も、これは犯罪の巣にならんかというように問いかけておるわけです。8時3分にきのう行きましたけども、確かに庁舎があったから明るかったからまだあれでしたけど、それでも暗いですよ。あれが消えたらどうなります。暗いですよ。今答弁ちょっとおかしいですよ。そんなどうもないいうやな感覚じゃないですよ。もう一遍答弁してください。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) もう一度お答えいたします。


 我々も長年あそこで生活しとるわけですけども、10時以降あの明るさで特に問題はないというふうに考えてます。


○議長(木谷 敏勝) 72番、森岡進議員。


○議員(72番 森岡 進) いや、結局そういうことをしてるからあの近辺がまちの活性化というあれにも支障が来してんじゃないかと。これは私の邪推かもしれませんけども。


 それからもう1点、私も経験しとんですけども、商談で2次会、3次会あそこを利用する場合もございます。私、出石でございますので、あそこにはめて代行を頼むわけです。そのときにやっぱり気になります。ゆっくりできない。こういう利便性から考えても延長すべきだという考えを持っておりますけど、いかがなもんでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 確かに利便性というようなことですと、例えば11時、12時、利用者の方から見ればそうなんでしょうけども、先ほどもちょっと申し上げましたけども、あそこには民家もございまして、夜11時、12時に車のドアの音とかいうのはやはり近所迷惑になるというふうに我々は判断をしてますし、その平成2年当時も相当そういった苦情も寄せられまして、10時という時間帯を設定した経過がございます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 72番、森岡進議員。


○議員(72番 森岡 進) 今大きな、合併して市になったわけですけども、町でも区長会とかいろんな要望事項がございます。市になりますと相当の数になります。総合支所で対応するという形になるとは思いますけども、その要望事項を速やかにするのにはという点で先ほどちょっとお話ししたということをご理解願いしたいと思います。


 それで正直な話、こういう場で、暑いということもありまして頭が回りません。したがって、これから勉強もいたしますけども、庶民の立場で市長は対応をこれからお願いしたい。これだけの大世帯になってます。9万3,000人、その声を一遍に聞くというのは大変だと思いますけども、極力現場に足を運んでいただいて一人一人の思い、願いを聞いていただきたい、これをお願い申し上げまして、一般質問を終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で森岡進議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 次は、93番、陰 良夫議員。(拍手)


               〔陰 良夫議員 登壇〕


○議員(93番 陰 良夫) 93番、出石ありこ会派の陰良夫です。発言の許しを得ましたので、ただいまから通告に従い一般質疑・質問をさせていただきます。


 きょうの発言順位が49番ということで、数字的にも余りいい数字が横に並んでいない。横にごろ合わせしますと、しにくいということになりますが、精いっぱい頑張らさせていただきますので、皆さんよろしくお願いいたします。


 兵庫県は、日本海から太平洋、中山間地域から都市部、内陸から港町まであることから日本の縮図と言われ、日本が抱える問題、最初に直面するから解決する責任も兵庫にあると知事は指摘されております。


 新生豊岡市も日本海に接し、中山間地から人口の2分の1を有する旧豊岡市をあえて都市部と考えるなら、さらに内陸から港町まである、このことを考えると兵庫の縮図と言わざるを得ません。すなわち日本の縮図になり得るわけです。小さな世界都市を目指すまでに、まず日本を代表する豊岡市であると思います。すなわち豊岡を制すれば兵庫県も日本も制することにつながります。その初代市長が中貝市長でございます。おめでとうございます。未来の責任、このことをキーワードに行政手腕を発揮していただきますことと同時に、ご自身ご自愛をしていただき、新生豊岡市発展のためよろしくお願い申し上げます。


 では、質問の項目に入らせていただきます。


 地域防災計画策定に854万2,000円組まれ、また今年の主な施策の中に救助工作車の更新、船外機つきボート3そう、自家発電整備3カ所、水害ハザードマップ作成など積極的に取り組んでいただいており、評価するところであります。


 通告では防災施設の整備として防災無線、特に竹野・但東地域の件を上げていたのですが、既に同僚議員多数からの質問があり、重複を避け、1点のみお伺いをいたします。


 これだけの多くの議員が防災無線の整備を強く望まれており、また市長も今災害までは安全・安心のまちづくりと道路とか施設の要望がなされたとき、どちらかを優先したかと思えば安全・安心のまちづくりは後になったと反省されておりました。ぜひ今年度中の定例会に補正予算としての整備に対する調査費等の計上を強く望むものであります。ご所見をお聞かせください。


 次に、危機管理体制について伺います。


 危機管理研修事業費として幹部・一般職員を対象として42万7,000円組まれており、大変心強さを感じます。総合支所長の権限のうち災害危機管理対策等指示、また所管施設の維持管理及び使用許可があります。城崎総合支所は、港地区を窓口業務として、その全体の二、三割の方の来庁者が港地区市民であると聞いております。一方、港地区の消防団、区長会、そして防災無線放送等は、旧豊岡市に属し活動されております。緊急を要する災害が発生したとき、指揮命令系統が支障なく十分行われるのか、また地域住民と日ごろから接し、十分熟知していなければ行政側も住民側も困惑しないのか、心配であります。どのように危機管理体制を構築されようとしておられるのか、お伺いをいたします。


 もう1点、危機管理体制について伺います。防災無線を使っての一般放送のシステムと火災等緊急災害発生に対する防災無線のシステムについて答弁をお願いいたします。


 続きまして、地区公民館整備基本計画の策定について伺います。


 行政の合併により、新市では約700平方キロメートルの広大な面積であるがゆえに、行政の手薄化が懸念されます。今後、今まで以上に地域コミュニティーが重要になり、みずから活動拠点、交流拠点の整備が近々の課題になると私は思います。合併前の1市5町の合併後の公民館のあり方検討ワーキンググループがまとめられた原資もありますが、合併した現時点での地区公民館整備基本計画の策定に当たっては、どう考えているのかご答弁ください。


 次に、項目3番目、総合支所長の権限について伺います。


 総合支所長の権限につきましては、1、総合支所業務の管理、2、総合支所職員の管理、3、災害危機管理対策指示、4、庁舎管理に基づく使用の許可、取り消し等、5、所管施設の維持管理及び使用許可、6、イベント事業等の実施、7、予算特別枠、いわゆる地域特性経費の要求及び執行、8、予算執行に関する権限としてその主なもの、修繕料、工事にかかわる測量、設計等にかかわる委託料、工事請負費1,000万未満となっております。これに間違いはないでしょうか。


 そこでお尋ねをいたします。教育分室にかかわる権限はどうなっているのか、ご答弁願います。


 続いて、各総合支所における特異性があるものについての権限についてであります。さきにも述べましたように、豊岡市は面積約700平方メートル、そして海岸部から都市部、中山間部と広大な面積を有しております。特色を持った異なる地域となっております。そこには自然の生物たちのさまざまな生活の営みがあります。これらの一部が人間の生産物に対して害を与えております。この対策の対応で質問いたします。


 本庁一くくりの統括する対応が、この広大なる豊岡市にふさわしいのでしょうか。先ほど述べたことを十分に考え合わせると、本庁の権限プラス各総合支所長の権限を重ね合わせた弾力的対策が強く望まれます。特異性があるものについての権限を各支所長に課せる思いはないのでしょうか、お尋ねをいたします。


 4番、災害復旧・復興の推進についてであります。


 一般会計585億8,957万余のうち、災害復旧費の占める割合は12.4%を占め、再生に向けた強い姿勢がうかがえます。またその中には、出石の鍛福橋かけかえに8,000万を盛り込んでいただいており、この橋が要因となった被災地域の住民は、ほっと安堵をしております。積極的な取り組みに感謝いたします。地元地域では、台風シーズンまでに橋の撤去を強く希望され、要望されております。引き続きよろしくお願い申し上げます。


 (1)の質問ですが、国交省管理の改修計画、予算は、書類、通達等により理解できるわけですが、豊岡市全域での風倒木、県、市管理の中小河川の土砂除去、堤防等の復旧の見通しについてお伺いをいたします。


 さらに、(2)の災害対策外の箇所についてであります。全地域で同じような箇所があるものと想定をして、例として出石奥山流域で述べさせていただきますこと、議員の皆さん、ご理解をください。国、県の風倒木処理事業に適応しない風倒木の処理、砂防ダムの満杯の土砂、林道でない作業道の復旧、住家がない場所での土砂の流出、がけ崩れ、谷川の増水による下流での家屋の浸水発生などなど、災害箇所であるが、復旧が必要であるにもかかわらず、災害復旧に拾ってもらえない箇所がたくさんあります。今後の大きな課題だと私は認識をいたします。今後の取り組み、見通しについてお伺いをいたします。答弁をよろしくお願いいたします。


 5番に入ります。新生豊岡市の指針づくりについて。


 (1)都市計画マスタープランの作成と県の合併市町の道路整備の一体性であります。県の合併支援道路事業計画で、10年間で目に見える効果が発現できるようとあります。既に今年5月、22路線、50キロ、445億円を但馬県民局が事業計画を打ち出しています。一歩先を動きかけている県と都市計画マスタープランの作成がこれから、また本庁庁舎の位置等の調査、研究等、今期定例会に上がっていないこれらを思いますと、一歩も二歩もおくれている豊岡市。どのように一体性を打ち出し、県の計画に対して要望、要求をされていくのか、ご答弁をお願いいたします。


 続きまして、通告最後となります(2)、合併による新規事業の取り組み方針についてお伺いをいたします。旧市町からの合併にまつわる事業化への優先順位の考え方、さらには合併特例債の充当の考え方についてお伺いをいたします。


 さらに合併関連で、合併市町村補助金として、国の制度があります。豊岡市の場合、人口が約9万3,000人から算出すると、3カ年合計で、上限が2億1,000万となりますが、豊岡市ではどうなっていますか、お尋ねをいたします。よろしくお願いします。


 以上、第1回目の質問を終わらせていただき、次回からは自席にて質問をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、支所の権限に関するご質問にお答えをいたします。


 特異性のある問題については、支所に権限の配分をしてはどうかというご提言もいただきました。本庁と支所との権限配分ということに関していいますと、ひとまずは現時点での考え方は示されてるわけでありますけれども、個々具体の課題につきまして、総合支所で対応した方がより適切に対応できる、こういうものがあるのであれば、今後さらにそういった権限を支所長に移すということも検討をしたい、このように考えております。要は、市役所全体としていかに機敏に適切に対応できるかということでありますから、そのような視点から不断の見直しをしてまいりたいと思います。


 他方で、議員のご指摘の件が、もし出石の総合支所長の権限と城崎の総合支所長が違う権限であるべきだという、もしそういうことでございますと、例えば城崎にはこういった行政事務があるけど、出石にはないという場合には、当然のことながら、違う権限があるということになるわけですけれども、同様の行政課題について、支所長同士の間の権限のバランスが違うというのはいかがなものかと、こういうふうに思います。ただ、権限かどうかということを抜きにいたしまして、絶えず総合支所長は自分の管轄を見てるわけでありますから、その地域をよりよくするために、こうしたらどうかという提案は、これは権限とは関係なしに幾らでもできるわけでありますから、むしろそのような提案を、権限の問題とは別にして本庁に対し、あるいは私に対して提案をしてくることを大いにこれは奨励をし、望みたい、このように考えているところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) まず1点目に、防災行政無線のお尋ねがございました。これも既にお答えをしておりますけれども、旧両町に対する整備の必要性、これはもう十二分に認識をいたしておりますので、費用の問題、さらには電波等の割り当て等も含む技術的な問題も含めまして、これは検討をさせていただきたいと思います。したがいまして、本年度中にその調査費の補正をというふうなことがあったわけですが、最大限この検討につきましては努力をさせていただくということでご理解をお願いしたいと思います。


 それから、あと2点ほどありました。契約の金額について、工事については予定価格は130万以上、そして物品については50万以上ということを昨日申し上げたわけですが、これはあくまでも入札を行う場合の額でございまして、これ以下の場合は、これは随契はできるわけですが、随契の場合であっても、これ契約については本庁で一括して行うということでご理解をお願いいたします。


 もう一つありましたね。合併特例債の考え方ですが、これも今までご答弁申し上げてきたとおりでございまして、今決まっておりますのは、庁舎、広域のごみ、汚泥、そして地域情報基盤整備、この3つの事業について公表がされています。それ以外につきましては現在のところは決まってないということです。


 ただ、17年度につきましては、4つの事業につきまして充当をいたしております。コウノトリの野生復帰推進、そして出石城公園整備、奈佐公民館、そして出石の永楽館整備ということで、4事業に対しまして2億6,320万を充当いたしております。もっとも、この額については今後増減が生じる可能性はありますが、17年度としましては、その4事業に充当いたしたということです。


 それから最後に、合併市町村の補助金についてのお尋ねがございました。先般、新聞報道によりまして、政府の当初予算で700億円が不足するといった報道であったわけですが、この制度につきましては、平成17年の3月31日までに合併をした市町村が合併後3カ年に限りまして、全国のモデルとなるような事業を行った場合に、その事業に要する経費を関係市町の人口規模に応じて、つまりこれは先ほど議員がおっしゃいましたけれども、本市の場合でいけば年間7,000万、それの3カ年分ですから2億1,000万になるわけですが、人口規模に応じて補助金を出そうといったものであります。


 ただ、これにつきましては国の省庁の中で、もちろん3月31日までに合併したところはこれに該当するわけですが、本市のように4月1日になった場合に、これが該当するかどうかということで、国の省庁間でも随分意見が分かれております。ただ、本市にとりましても3カ年分の2億1,000万というのは非常に影響も大きいわけでございまして、今後、県の動向を見定めながら、県と連携をした動き、呼びかけ、お願いを行ってまいりたいというふうに考えています。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 危機管理体制で、城崎の総合支所と港地区のことについて、指揮命令が十分かというお尋ねをいただきました。これにつきましては、先日の椿野さんのご質問の中で市長が答えておりますように、現時点では本庁で対応させていただくというふうなことでございます。港地区につきましては、人口が3,500人ほどおられるというふうに聞いておるんですけども、豊岡市の豊岡消防団の副団長がおられまして、第12、13分団、ざっと120名ぐらいの消防団員や、それからほかに自主防災組織がございます。この方々が一体となって地域防災に当たっておられるというふうに、それが現状でございます。


 今後につきましては、総合支所、それから港地区、この合併ということを踏まえて、一体感を持って災害対応に当たっていけるよう、今後についてはそれらの配慮が必要になってくるんではなかろうかなと、そういう課題として認識をしております。


 それから2点目に、消防団等の出動体制のシステムのことをお聞きでございました。現在のシステムを申し上げますと、消防本部にまず災害の通報がございます。その通報を受けまして、サイレンの吹鳴、それから防災行政無線あるいは有線、こんなふうなことを通じまして、その災害の詳細情報の放送や、あるいはポケットベル、あるいは消防の無線、こんなふうな複数の手段を用いまして伝達を行って、災害現場へ迅速に到着をしていただくと、そんなふうに努めております。


 また、休日、夜間につきましては、市の職員の出動体制でございますけども、注意報あるいは警報、こんなふうなものを知った消防本部から電話連絡受けまして、宿直員があらかじめ定めた順位によって関係職員を招集をしていくと、こんなふうな体制で現在は臨んでおります。ご理解をいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 地区公民館整備の考え方についてお答えいたします。


 合併しまして、地区公民館は28館となったわけですけども、現在の施設は地域の事情により整備状況に大変差があります。このため、活動拠点となる施設がない地区を始め、老朽化した施設を計画的に整備しようとするものです。具体的には17年度中に整備計画を立て、これに基づいて計画的に整備していくこととしております。


 それからもう1点、総合支所長と教育分室との権限の関係についてとおっしゃったと思いますが、この件につきましては、教育分室は行政委員会である教育委員会に属するものでありまして、市長部局であります総合支所長の権限とは一線を画すものだとするものでございます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) まず、風倒木の全市的な対応の基本的な考え方ということでございますけれども、これまで答弁をさせてもらっておりますとおり、風倒木の処理は一応17年度に完了するという大きな目標を持っております。ただ、当面の二次災害の防止ということがございますので、処理の緊急順位をつけまして、できるだけ早期に処理をするという考え方でございます。


 特に、出石の奥山川沿いでございますけれども、これにつきましては、いわば緊急順位の第1ということでございまして、これまで申し上げておりますように、9カ所、約3.5ヘクタールを上げまして、最優先で取り組んできておるということでございます。既に河川上に横たわっておりますものにつきましては処理を終えたというように思っております。場外に搬出すべきものも残りはわずかだということでございます。特に先ほど申しました9カ所、約3.5ヘクタールにつきましては、7月上旬ぐらいまでにはその分はすべて完了するだろうというように見込んでおります。引き続きこの奥山谷につきましても、それ以外の場所もございますので、引き続きそういうものの処理に移ってまいるということでございます。


 それから、補助対象外になった風倒木ですとか、あるいは作業道がどうかということでございますけれども、これ風倒木の処理、もう一度ちょっときちっと申し上げた方がいいかなという感じがいたしますが、この風倒木の処理事業といいますのは、これまで申し上げておりますけれども、いわゆる対象地の跡地をきちっと整理をいたしまして、材木についてはいわゆる南但にございますストックヤードに材木を持っていって、そこで一たんストックをして、さらにパルプ会社が引き取るわけですけれども、チップ化をしてパルプにするという、そういう制度でございます。これはいわゆる緊急的な措置でございます。


 この場合に、風倒木、これは風倒木の処理対策というのは、跡地に植林をするというのが前提でございますから、跡地に植林ができないというケースの場合には、この補助事業にのりません。したがって、こういう場合につきましては、市の単独でもって材木については南但の方に、外に搬出をするということで、その後につきましては、これは県にお願いをしてますように、いわゆる治山関係で対応をしていくという二段構えの形ということになります。そして、それ以外のとこにつきましては、これももう既に答弁を申し上げておりますけれども、これは復旧といいますか、植林というのが前提になりますけれども、国庫補助で対応ができるものについてはそういう方面で対応をしていくということでございます。


 それから、作業道の関係でございますけれども、作業道につきましては、これは個人の場合もございますし、いわゆる緑資源機構なり森と緑の公社というようなものがそれぞれございますけれども、これについてはそれぞれのいろんな考え方というのがございますので、その考え方のもとで復旧をお願いをしているということでございます。以上のとおりでございます。


○議長(木谷 敏勝) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) 続きまして、同じ出石奥山谷の関係なんですが、まず河床土砂除去の関係ですが、中村−鍛冶屋間の河床土砂除去につきましては、兵庫県の河川管理者であります兵庫県豊岡土木事務所に要望をいたしたいと、このように考えておりますし、また奥山川左右岸の崩壊箇所につきましては、豊岡土木事務所におきまして、6月じゅうに発注というふうに聞いておりまして、もう少しすれば工事をしていただくものだと考えております。


 続きまして、災害復旧対象外の箇所の関係なんですが、一般的には砂防ダム、砂防堰堤について申し上げますと、おおむね満砂の状態にありましても、それは山腹の崩壊の予防であったりや、また山腹斜面の侵食防止等に一定の機能を果たしています。しかし、そういいましても、当該堰堤の管理者であります県に連絡いたしまして現地を確認していただく、また危険であるという判断がなされたときには即事業要望を行いたいと、このように考えておりますし、また災害の扱いにならない箇所につきましては、私ども、小規模との判断でありまして、地元の対応をよろしくご理解いただきたいと、このように考えております。


 さらに1点、鍛福橋の撤去についてのお話がありました。この件につきましては、予算との兼ね合いもありますが、最大限早期に撤去できるよう努力をさせていただきたいと思います。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) 都市計画マスタープランと県の合併市町の道路整備の一体性ということがございました。この県の道路整備の関連でございますが、ちょっと議員がお触れになりましたけれども、兵庫県が合併支援のために必要な道路整備を、合併支援道路整備事業計画というものを策定して、10年間で整備を進めるというものでございます。


 その内容としましては、新市町中心部と関係市町中心部を連絡する道路、また関係市町相互に連絡する道路、あるいは公共施設の共同利用に資する道路、地域の骨格をなす道路、遠隔地と中心部を連絡する道路などの整備でございますけれども、この内容で、新市豊岡市の区域におきましては、9路線で15カ所ぐらいが計画に上がっておりまして、道路延長で22キロ、事業費で249億8,700万というような数字が上がっております。


 この道路重点施策の計画に対しまして、都市計画マスタープラン、当然県の事業計画と合わせてやっていくわけでございますけれども、具体には県のこの道路整備につきましては、現在手がけております道路の完成整備ということも大きく中に入っておりますので、都市計画マスタープランあるいは総合計画との関連性にかかわります部分につきましては盛り込んでまいりたいというふうな考え方を持っております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 旧市町からの要望事業に対する優先度についてご答弁申し上げます。


 実は、多くの事業が旧市町から要望という形で参っておりますが、これらの事業につきましては、何を優先するかを含めて新市で決めていくと、決定するという形になります。これを決める場合には、事業そのものの地域性の問題、あるいは費用対効果の関係、新市におけます財政事情など総合的な観点から検討を加えまして、必要性のあるものから順次予算化をしていくというふうな格好になろうかなと考えております。


○議長(木谷 敏勝) 本日の会議は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。


 93番、陰良夫議員。


○議員(93番 陰 良夫) 総務省の消防庁が全国の市町村に対して、防災力の評価を2005年度中にまとめるとされております。このことはご存じでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 一通りの情報としては承知をしてます。


○議長(木谷 敏勝) 93番、陰良夫議員。


○議員(93番 陰 良夫) 地震とか風水害、火山、原子力事故などを想定し、800の評価項目に答え、結果を100点満点で数値化、その内容の中身の一部のものですけれども、消防団と自主防災組織、避難場所、避難施設の状況、防災無線の有無などでありますが、これらの数値を似通った自治体の中に照らし合わせてみるということが打ち出されております。そういうことになれば、先ほど防災無線の関係で、早期整備ということも挙げております。特にこのように大きな、旧1市5町のときに共通する災害を受けた我が地域が合併したというには、やはり合併したということを全国に発信するということでは、早目な防災意識、防災力の整備が必要でなかろうかと思っております。そして、この指数があらわれたときに、我が豊岡市として頑張ってます、今は低いけども次の段階では評価できます、あるいはまたこのように評価を、あるいはこのように段取りというんですか、整備計画をちゃんとしてますよということが私たち、今の95人の議員が胸を張って地域に帰って住民に言えるように、できるだけ9月なりの定例会にせめて調査費項目ぐらいを上げていただければ、私はいいかなと。あるいはまた、お願いするところでございますが、積極的取り組みをしていくというご答弁をいただいておりますので、ひとつ重複を避けるため、私からの要望もということで、答弁はよろしいと思います。お願いをいたしておきます。


 それでは、続いてですけども、円山川堤防の防災強化については、豊岡市役所、円山川防災センターなど6カ所に新しく動画映像で確認できるタッチパネルが6カ所配置をされております。また、携帯電話により、川の水位、雨量、気象注意報、警報、天気予報を知らせるシステムを完成しております。しかし、6月2日に開設し、6月15日現在で、登録者が100人程度というふうに聞いております。防災意識が市民にもある過程の中で、わずか半月余りのとこということも十分考慮には入れますけれども、登録者が100人程度ということでございますので、市でも広報等の扱い、情報の発信と登録呼びかけが必要と思いますが、どのような対策、対応をされてるのか、お尋ねをいたします。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 今、議員がご指摘の広報等を含め、あるいは各種の会合等、そんなふうな中で積極的にPRをしてまいりたいというふうに思っております。


○議長(木谷 敏勝) 93番、陰良夫議員。


○議員(93番 陰 良夫) 続いて、危機管理体制のところに入りますけども、先ほど城崎総合支所と港地区ということの中、あるいはまた携帯電話等々で知らせるということもありました。私も地元の旧出石町のときの消防分団長をしておりましたので、携帯電話等々で火災発生等々も順次伝えられておることも承知をしておるところでございますが、いざ、大きな災害、予測しない災害、地震も既に北但の大震災から80年を経過し、エネルギーも蓄えておるんではなかろうか、あるいはまたそれ以外にも、予期しない災害が起きるかもしれないということの中で、いざというときに本当にこの体制でいいのでしょうか。


 私は地元消防団あるいはまた区長会等々も十分地元との協議をしていただきながら、どのように港地区と城崎支所が対応できるのか、早急な対応が必要ではないかと思います。災害はいつやってくるかもわからない。台風シーズンの台風だけではないということを十分に周知する必要もありますし、災害が発生したこの地域でもございます。やはり早目の対応で、市民の不安を払拭する必要性があると思います。


 先ほどの答弁もわかりますけども、さらなる思いとか、私的な思いでも結構でございますが、ご答弁をいただけたらと思います。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 課題は課題として認識をしておりますけども、現体制で今のところ十分であるというふうに認識をしてます。


○議長(木谷 敏勝) 93番、陰良夫議員。


○議員(93番 陰 良夫) 続いて行きます。5月18日に出石町口小野で発生した火災、その記録ですけども、資料要求をさせていただきました。火災発生の受信を受けたのが2時46分、豊岡の消防本部が同49分と47分には消防車を既に走らせております。すぐの対応と評価をします。しかしながら、防災無線を使っての地元消防団への連絡は2時50分43秒から51分29秒、これはサイレン吹鳴だけだと思いますけども、2回目に2時51分46秒から52分36秒、この時点で場所と関係分団出動してくださいと緊急放送が流してあります。通報受信から5分以上たった後になると思います。


 通常、司令室には2名の方が配置をされておると聞きます。このことをどう思われるのか、ちょっとご所見をお聞かせ願いたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 大変大きな口小野での火災でございました。したがって、消防車も複数台、もちろん出石分署を含めまして、本署の方からも出動したというふうなことでございます。


 お手元に資料配付をさせていただいておるわけですけども、通報者の方、もちろん民間の方であったわけですけども、通報いただいて、司令室におる職員とのやりとりで時間を費やしたというのが実態でございます。通報を受けて、慌てておられるということもございますし、その場所の特定を、電話でのやりとりでございますので、なかなか特定をするまでに少し時間がかかってしまったというふうなことで、消防団に出動していただく防災行政無線の報知が少し時間がかかったというふうなことでご理解をいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 93番、陰良夫議員。


○議員(93番 陰 良夫) 今のお話の中では、防災無線の緊急放送システムには問題がないんであろうというふうに思いますけれども、既に地元、出石分署の消防車は1分後には出ておるわけですね、出動してる。あるいは豊岡の本部の方も2分後には通報から出ておる。もちろん無線等々の交信のやりとりの中で、火災現場を確認をされておると思いますけれども、その過程の中で、地域特定で消防団員を集めるという部分のおくれ、あるいは通報者のというのは十分わかるわけでございますけども、5分もたつということは、火災が発生して燃えておる、その中で5分後というのは、やはり大きな火災につながり得る問題だと思っております。プロの職員が配置しておる過程の中で、連絡者にゆっくり話すようにとか、もちろん言っておられると思いますけども、このおくれはいかがなものかと私は思うところでございます。


 そこでお尋ねをしますけれども、いろんな過程が想像できる、あるいはこちらの側がしっかりしておっても、通報者なり、いろんな形が付加価値として出てくる。そういうことですが、今期、先ほども言いましたが、市の幹部あるいはまた一般職に対して、危機管理への講習会をするいうことで予算が上がっておりますけども、それはどのようなカリキュラムの中に対応されようとするのか、消化型ではないとは思いますけれども、有事を想定するその有事の想定の仕方と、そしてまたカリキュラムの内容が決まっておればお知らせいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 詳細につきましては、これから講師の先生と詰めていかなければなりませんけれども、その概要につきましては、市の一般職員、それから幹部の職員、それぞれのクラスに分けまして、図上訓練をしてもらおうかというふうな想定をしております。それは水害なら水害ということを想定をして、自分の役割を決める。その役割の中で何をしていけばいいのかというふうなことを想定をしながら机上で訓練をしていこうと。概要はそのようなことを想定をして、研修をする予定にしております。


○議長(木谷 敏勝) 93番、陰良夫議員。


○議員(93番 陰 良夫) まず、1回目のことでございますので、一から十までが完璧にという講習内容にはならないかもわかりません。ぜひとも順次、講習内容のレベルを引き上げていただきながら、1回だけでなしに2回、3回とそういうものをつくり、あるいはまた講習会を数度重ねることが、いざというときの対応に結びつくものと思っておりますので、市民の安心を、どうぞ頑張ってやっていただきますことを切にお願いをして、次の項目に入らせていただきます。


 地区公民館の34地区公民館施設状況を確認いたしますと、出石の昭和45年の建築物が一番古い施設であります。ほか47年建築物とか49年、50年と順次あるわけでございます。また出石地域以外では、間借りでなく独立した地区公民館施設を持っておられます。改修計画に建築物の古い順での計画は、先ほど述べられたとおりであり、基本であろうと考えますが、あわせて出石地域のように、独立していない施設からの独立した施設の建設計画も十分に考えていただきたいのですが、どうでしょう。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 確かに出石の公民館の施設につきましては、スポーツクラブ21のクラブハウスを間借りしてるとか、そういったような状況もあります。住民の皆さんが集い合える、交流できるような一定程度のスペースは必要だというふうに考えております。そういったことも含めながら、整備計画、検討していきたいと思っております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 93番、陰良夫議員。


○議員(93番 陰 良夫) ひとつよろしくお願いします。


 そこでもう一つお願いがございます。福住地区公民館施設におきましては、クラブハウス21の倉庫を主とした建築物に間借りをしており、独立施設が強く望まれております。また、出石川左岸の福住、弘原を始め菅谷方面、奥山方面を見ますと、子供たちが遊べる公園がありません。また、さきの台風等では、避難先に民間のホテルを使い、一部の方は料金をも払ったと聞きます。地元区、公民館からの強い要望も聞いておるところです。子供の遊び場、避難施設あるいはまた場所、そして公民館施設及び駐車場の一体化を考えれば、適地は出石町松内の公有地を候補地に挙げておきます。ぜひ、地区公民館基本計画策定の中に盛り込んでいただきますようにお願いと要望をいたしておきますが、ご答弁をいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 公民館整備に当たりましては、今考えておりました基本的には、拠点施設であるやかたを整備するという考え方でございます。今おっしゃいました子供の遊び場、広場とかいうとこら辺については、その辺は今後検討する中で、個別にまた考えていく必要があるのかなあというふうに思います。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 93番、陰良夫議員。


○議員(93番 陰 良夫) よろしくお願いいたします。


 続いて、学校の事務用品あるいはまた学校の印刷物等についてでございます。権限が本庁の教育委員会ということで、支所長でないということでございます。それらを確認しながらでございますが、合併以来、資料要求の資料を見ますと、1万円以下の契約とか、あるいは5万円以下の契約が多く見られます。緩やかな合併と言われておりますが、これらの点が急激な合併としか言えない。そして、業者からすれば経費だけが、すなわち省エネ対策についても、反しての動きではないかと私は思うところです。ぜひとも1万円とか数万円までの軽微な費用につきましては、地元の業者もおりますので、例えば公平性といえば全部中央本庁によって入札をせえというのが主であろうと思いますけども、今までのつながりとかいろんな過程、あるいはまた緩やかな合併というものを行政の職員、行政サイドから見るだけじゃなく、事業をされておる事業側のサイドからも見ていただき、このようなことについてはある程度、地区の分室の方にも権限、あるいはまたその付近の対応ができないのか、お尋ねをしておきます。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 学校の備品関係の発注につきましては、基本的には入札は本庁方式ということで、集中方式によるスケールメリットをということで、経費節減できるものというふうに考えております。


 ただ、学校備品ではございませんが、学校給食の食材発注につきましては、従来どおり各センターで見積もり等を徴収し、地元業者からの購入に努めておるところです。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 93番、陰良夫議員。


○議員(93番 陰 良夫) ぜひとも合併までの地元業者にも活力があるように、地域に活力が発生しますように、最大限の努力と英知を出していただきますようにお願いをいたします。あわせて学校給食に対する食材納入業者とその価格の決定についても同じことが言えるんではなかろうかと思います。現在、今では、17年度では各給食センターは従来どおり、18年以降はどうなるのかの答えについては、先ほどの議員の中で明確な答弁がなかったわけでございますが、今後一体になる可能性は高いものとみなしております。


 そこで、今ある食材の、ある製品の一部を例に挙げさせていただきますけれども、豊岡が一番安い品物があります。それをプラス・マイナス・ゼロにして、250グラムを限定としたならば、日高で4円高く、あるいはまた出石、但東、竹野では25円高く出ております。ちなみに神戸市とか芦屋市では39円から58円高の数字が資料として上がっております。これをまた違う品物に、材質は同じでも違う製品の1キロ当たりに換算しまして、同じく豊岡をゼロに見たときに、日高では9円、そしてまた出石、但東、竹野では120円高となっております。神戸市では200円、芦屋市では320円高いということの分は出ております。もちろん給食関係での、安くして給食費を下げるという理念はあると思いますが、これを聞いてどう思われるのかお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 各センターごとに入札の単価の違いがあるというご指摘じゃないかなと思います。各センターの事情等によりまして、発注する物品等も異なる場合がございます。現段階では従来どおり各センターで地元業者からの購入に努力してるという状況でございますが、ただ、一括共同購入できるような資材的なものであるとか、そういったものにつきましては共同購入という方式も今後考えていきたいと思っております。できるだけ安くて物品を入手できる方法を今後とも模索していきたいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 93番、陰良夫議員。


○議員(93番 陰 良夫) 安くして給食費が安く下がるということで、もっと安くせえということで言ったわけではございません。資料として、安い豊岡市が必ずして給食費が安いかといいますと、その内容等々にもよりますので明らかではありませんが、既に小学生を見ますと豊岡市よりも日高町の方が1円安い、あるいはまた中学生の単価で見ますと日高町の方が3円安く、また但東町でも3円安いという数字も出てきております。


 私が言いますのは、ここで言わせていただきたいのは、給食費が高くなることは負担増の面から十分考えなければいけませんけれども、業者の採算割れまでさせることはいかがなものかと思われます。入札方法で、食材の適正価格を考慮することは、食をめぐる根源的基礎の食の安全・安心を守る点から必要と考えます。余り業者に無理をさせることはいかがなものか。あの痛ましいJR尼崎列車転覆事故も、業者間の競争の末、過密ダイヤが一つの要因と言われております。食の安全性から見ても、適正価格というものをやはり見るべきと考えます。ご所見をお聞かせください。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) おっしゃるとおり、学校給食、子供たちに安全な食材を供給するという、そういった基本的なとらえ方はあります。ただし、できるだけいいもので安全なもので、より安いものを求めていくっていうのは通常の考え方ではないかなと思いますので、ご理解よろしくお願いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 93番、陰良夫議員。


○議員(93番 陰 良夫) 後に台風災害等ありますけども、既に多くの議員が出されておりますので、もう1点、時間2分でございます。市長にお伺いいたします。


 先ほどの答弁で、漸進的な表現をいただいておりますが、国は地方分権を進め、県は県民局を置いて現地解決型で進められております。合併したてで十分の把握ができない職員体制でもあります。そういうような事態の中で、豊岡市だけは全業務を本庁集中させようとしているようにうかがえます。先ほどの関係で市長にお答えをいただきましたけれども、広い地域でございます。出石、但東はシカとか、あるいは竹野はイノシシとか、あるいはまた豊岡やその付近は猿とか、いろいろな獣害被害も出ております。ある一定の本庁の部分の権限というのは、例えば補助メニューは半分ぐらいに置いといて、そしてある地域ではカラスの被害にどんと支所長の権限で処理するとか、あるいはあるところではシカ対策に重点を置くとかというような地域性を、特色を持った部分を見ていただけたらと思っての発言でございます。よろしくご答弁をお願いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 今言われましたような獣害被害というのは、新しいこの市の中でもほぼ満遍なくどの地域でも出てるものだろうと思います。したがいまして、まずは新市全体としての統一を図るということがひとまずは大切ではないかと思います。その上で本当にその地区ごとに被害のあり方が全然違うということであれば、柔軟な対応も必要だろうとは思いますけれども、この件に、具体的に、ではカラスについてばらばらでいいのかということについては、十分慎重な検討をさせていただきたい、このように考えます。


○議長(木谷 敏勝) 93番、陰良夫議員。


○議員(93番 陰 良夫) 一部、具体例的なものを挙げたわけでございますけれども、ぜひとも、これだけの広い面積が一つになった、神戸市よりも淡路島よりも広い面積が一つになったということを、統括するのはしょせん無理な部分も発生するんではなかろうか。既に猟友会との調整がおくれて、1カ月、2カ月、解決はしましたけども、1カ月、2カ月……。


○議長(木谷 敏勝) 以上で陰良夫議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。再開は5時30分。


                午後5時18分休憩


          ────────────────────


                午後5時30分再開


○議員(93番 陰 良夫) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、89番、安治川敏明議員。(拍手)


              〔安治川敏明議員 登壇〕


○議員(89番 安治川敏明) ことしはご承知のように、第二次世界大戦終結60周年の記念の節目の年でありますので、まず市長にその感慨についてお尋ねをしたいと思います。


 私がこれをお聞きしたいと思った直接の動機は2つありまして、この議場におられる方も60年というのは当時二十であった人、つまり兵役の義務があった人は今日もう既に80になっておられる。現職の公務員はほとんどもうこの戦争の記憶が全くないという状況になってるということ。したがって、特に議場にいる議員の中に、その兵役の経験者も若干おられるし、戦争の被害の実態を伝える義務があり、かつそれ以後に生まれた方は、こういう体験をしっかり引き継いでいく責務があります。


 しばしば国防、外交の問題は国の仕事だと、だから判断は避けるんだというような議論がよくあります。しかし、もう一つ私、60周年に当たりまして考えましたことは、太平洋戦争まで、昭和20年まで、市町村はいわば当時の戦争を遂行する第一線の役割を果たしてまいりました。ご承知のように、赤紙を届けたのは町役場、村役場の兵事係でありました。戦死広報を届けるのも町役場でありました。したがって、私たち今日、地方自治体は、国防、軍事に関しては、義務を免れているという時代が既に60年続いたわけでありますが、次第に有事立法その他で市の事務の中に知らぬ間に軍事の仕事が入り込んでくる可能性が生まれている時代に入りました。


 したがいまして、私は今、地方自治体の仕事に携わる者、市長はもちろん議員も、この60周年の意義をしっかりかみしめることが必要ではないかと思いまして、まずそのことをお尋ねをしたいと思います。被害の状況をどのように把握しているか、また戦後、地方自治体は主に戦争の被害者を援護、救済する事務の第一線を担当してまいりましたが、今日、戦争被害者と言われる方々で、市の事務でこれを援護、救護あるいは各種の対策を講じている方々の状況について、お答えをいただきたいと思います。


 次に、少し順番を変えまして、議論を聞いておりまして、いよいよ総合計画を立てるという時期に入りましたが、私は旧豊岡市に生まれたわけではないのですが、小学校から今日まで育ってまいりまして、議員にさせていただいてからも、商工課がつくっておりました名刺の台紙にはかばんのマークをつけて歩いておりました。ところが、今日、その台紙はもうつくらないと、新たな台紙をつくることはまだ決めていないという状況で、かばんのまち豊岡というのがどうやら怪しくなってきたと。なるほど世界に発信するブランドをつくる云々というお話はございますが、基本計画の中でどのように位置づけるか。特産審議会の答申というのが合併直前の2月に出ております。大体市民的な合意を得ている項目が網羅されて出ているように思いますから、これの具体化についてどのように考えておられるか、お答えをいただきたいと思います。


 それから、先ほどの議員のご発言の中にも、港出張所廃止後の城崎総合支所の仕事の問題に関連した質問ございました。今度、合併をして最も市の事務の所管区域が変わる可能性があるのは、旧豊岡市の港地域だけであります。城崎総合支所は専決の条例を審査したときに、既に私たちが申し上げましたけれども、条例の中には所管区域の中に港地域が入っていない、しかし実際の所管事務としては、つまりどこでも窓口サービスを受けられるということになったということで、城崎総合支所に港地域の住民がたくさんお見えになってサービスを受けている。これは大変喜ばしいことでありますけれども、同時に条例はそのままになっていると。必ずしも私は社会的な公共団体の事務まで統合をして、この所管区域に入れるということに賛成しているわけではありませんけども、しかし総合支所長なり総合支所の職員がどういう責務を持っているかを明示しておくことは、この際極めて重要だと思いまして、港出張所廃止問題と城崎総合支所の問題につきましては、私なりに党議員団のご協力を得ましてアンケート調査もさせていただきました。おおむね城崎町民の方々、旧城崎地域の方々は、寛容なお答えがありまして、半々ぐらいでありますが、城崎総合支所が港の地域のサービスもしたらええやないかという向きのお答えであります。また、お答えをいただきました港地域の方々の圧倒的多数は、港出張所の廃止を悲しむ声が圧倒的であります。このことについてどう解決するか、なかなか解決しがたいのでありますけれども、条例上、明確にしておく必要があるのではないかと、こう思いますから、お答えを賜りたいと思います。


 次に、災害復旧の問題でありますが、川や山や田畑のことはかなりの方がおっしゃいましたけれども、一方、住宅再建や生活再建の問題についてはどうなっているか。被災状況に比べて資料をお示しをいただきました最大の支援の申請件数は1,000件ちょっとであるように見えます。被災件数から見ますと少し少ないのではないかと思いまして、このことにつきましてはどのようなご評価であり、かつ今後の対策をどう講じておられるか、お答えをいただきたいと思います。


 さらに、豊岡病院の跡地利用の計画の見通しについて、二、三お答えをいただきたいと思います。これに関しましては若干苦言も申し上げたいと思うんです。1つは、私はかねてから移転の前に、本来、豊岡病院の跡地については見通しを立てて、お世話になった地元の方々に感謝をして、安心してもらう計画を示して移転すべきであるということを申し上げてまいりましたが、今日ご報告がありましたように、1,400万円何がしの計画委託調査料を含む調査を行った上、改めて計画を策定すると、こういうことになっている。現状はどうか。皆さん、立野をのぞいてみられたら、本当にもう泣きたくなるような廃墟になっております。これは何も移転した明くる日にすばらしい明るい話が急に建設されるということは、これは常識上ないわけでありますけれども、しかしそれだけに地元住民を含む豊岡市民全体に、立野の跡地はどうするということを私たちが一刻も早く明示するということが必要ではないかと、こう考えますので、特に市長にはこの寂しい市民の気持ちをどう考えているか、本当はお答えをいただきたいが、利用計画とは関係ないかもしれないから、お答えにならなければそれはそれでよろしい。


 もう一つ思いますのは、新豊岡病院のことです。私も5月から急に利用することがありまして、何遍か豊岡病院にお世話になりましたが、そのたびにコンピューターのふぐあいその他で、とんでもない長時間の待ち時間が待ち構えておりました。ところが、配ってきている「ほすぴたる」という病院長管理者のごあいさつの載った広報には、一言半句そのおわびの文言がありません。その原因が何であるか、素人にはなかなかわかりかねる。私は管理部長その他お会いをしまして、一体これはどういう原因でしょうかというお話をお聞きするのに、約一月かかりました。結局、コンピューターにもふぐあいがあり、ふなれもあり、そうなってるんだというお話です。


 初めは、ふぐあいが起きるのも当たり前ですよと、システムを立ち上げるのにそんなに簡単にいきますか、というけんまくでありました。私は素人に向かって言うことじゃないでしょうということを申し上げましたけれども、私は専門家中の専門家である医療機関の職員や院長さん、管理者がこういうていたらくでよいのかということを率直に申し上げたいと。これは通告外でありますから、お答えがなければないでよろしいけれども、余りにも私は市民を見下してるではないかということを思わざるを得ないんです。質問は跡地利用でございますので、その限りでお答えをいただいたらよろしいですけれども、どうか新豊岡病院が一日も早く立派に責務を果たす、そういうことを望むと同時に、跡地が明るい話になるように念じまして、質問をさせていただきます。以下は自席でさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、第二次世界大戦終結60周年についての感想はというご質問がございました。


 私自身は戦後の世代でございまして、60周年ということについて格別の感慨は正直持っておりません。ただ、阪神・淡路大震災のときに、ちょうど私は神戸におりまして、あの恐ろしい揺れを経験をいたしました。そして、大変な廃墟の跡に立ったときに、日本が戦争に破れて、まさに灰じんと帰した国土に立ったときの人々の喪失感というのは、こういうものに相通じるのではないのかと、そういった感想を持ったことを思い出します。


 今後の軍事に関するような事柄にもお触れになりましたけれども、私といたしましては、起こってはならないことが現実に起きたというのが先ほどの台風23号でございますし、阪神・淡路大震災の状況も起こってはならないことが起きた。つまり、私たちはこれからの備えをする場合に、起こり得るということを前提にして市民を守るような手だてをしていかなければいけない、そのように考えているところでございます。


 現在は、水害あるいは地震、こういったものを念頭にした地域防災計画をつくろうといたしておるわけでありますけれども、今後、国の動向も見ながら、最悪の場合に対してどういうふうに市として対応すべきなのかということも、当然のことながら検討の射程の中には入れていくべきものと、このように考えておるところでございます。


 豊岡における被害の実態云々かんぬんにつきましては、担当部長の方から答弁をさせていただきます。


 それから、豊岡病院の跡地利用計画についてですが、もう再三他の議員にお答えをしてきたとおりでございます。旧豊岡市時代に新市へのいわば提言事項として、健康づくりの拠点として整備するということがまとめられております。この新しくできた豊岡市といたしましても、そのことを中心に検討を進めたいと考えております。また安治川議員も言われましたように、あの跡が大変寂しい状況になっておりますので、一刻も早く跡地利用を実現させる必要がある。そういった観点から今年度予算化をし、19年度には事業着手、これは建設に着手というところまで持っていきたい、このように考えているところでございます。新豊岡病院につきましては、通告外でございますが、いい病院になるという願いは構成市町のトップとしても持っておりますので、このことについては豊岡病院組合に対しても積極的に働きかけをしてまいりたいと、このように考えています。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) それでは、私の方からは、戦争被害の状況についてご説明申し上げます。


 まず、戦没者の数でございますけども、県資料によりますと、旧豊岡市、城崎郡、出石郡合わせて5,114人ございます。この数値には旧香住町が含まれております。傷病者、被爆者につきましては、恩給の受給者数とそれから手帳の所持者数しか把握できておらず、本市の場合、平成17年4月現在、傷病恩給等受給者数が93人、被爆者手帳所持者数が53人でございます。引揚者、徴用者、徴用船等の数につきましては、申しわけありませんけれども、把握をできておりません。


 次に、戦後補償及び現在の施策についてでございます。戦没者遺族、戦傷病者、戦傷病者等の妻等に対しては、戦傷病者戦没者遺族等援護法、恩給法及び特別給付金支給法等の各種の支給法による援護等が行われております。さらに、被爆者には被爆者援護法、引揚者等のうち中国帰国者には中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律による各種の援護や支援が行われております。そして、ことしは戦後60年の節目ということで、特別弔慰金支給法による特別弔慰金が支給されます。また、市の施策といたしましては、合併前は各市町で実施しておりました戦没者追悼式につきまして、統一して新市で引き続き実施することといたしております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) それでは私の方からは、かばんに関して、特産審議会答申を受けてどうするのかといったご質問にお答えをさせていただきます。


 本年2月に特産業対策審議会から、かばん産地豊岡の産地ブランド確立に向けた具体的方策についての答申をいただいております。現在、産地ブランドの確立に向けた第一歩といたしまして、中小企業庁から豊岡商工会議所が委託を受けて、昨年度から実施されておりますJAPANブランド育成支援事業を本年度も継続して支援をいたしております。


 この事業につきましては、昨年の災害の影響で事業期間が半年延びたところですけれども、本年7月に東京で開催される国際展示会、インターナショナル・ファッション・フェアへの出店に向けて、現在精力的に取り組まれております。また、デザインの企画、開発のための人材育成を図るため、デザイン塾の開催への支援も今年度で5年目を迎えたところです。このデザイン塾では、都会の学生とのワークショップを取り入れるなど、活発な取り組みによりまして、年々着実に成果が出てきております。


 そのほかには、かばんの見えるまちづくりを進めるための有効な事業として、宵田商店街のかばんストリート事業がありますが、これは商店街の活性化のためのTMO事業としての取り組みですが、この核として地場産業であるかばんが取り入れられたことは、かばん産業が地域との密接な関係を持っていることをあらわしております。新たな豊岡市の観光スポットとしても、かばんストリートが発展するよう、可能な支援を行っていく必要があるというふうに考えております。


 また、地域名と商品名から成る商標登録を可能にする商標法の改正案が先日国会で可決され、来年4月1日に施行されることとなったところですが、この法改正を受けまして、関係団体と連携して、産地ブランドの確立に向けて積極的に取り組んでいきたいというふうに考えております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) まず、港出張所の関係でございますが、これは臨時会のときにもちょっと申し上げたわけでありますが、城崎総合支所の位置づけといたしまして、市長の補助執行機関という位置づけをいたしております。したがいまして、条例の中で所管区域が定められているからといいましても、その所管区域以外の住民に対しての窓口サービス等を提供できないというふうなことはないというふうに考えています。


 それから、生活再建についてのお尋ねがございました。今現在でも、4月までと比べまして、若干相談者は減ってまいりました。3月時点では、1日約20名程度がお越しになって相談をお受けになっとったわけですが、今現在は約15名程度というふうな状況です。さらにその中で申請をされる方が約半分といった状況であります。具体的な件数等につきましては、これはちょっと手元には旧豊岡市のものしかございませんし、国と県と市の共同事業、件数、金額、ダブるものはありますけども、ちょっと数字を申し上げてみたいと思います。


 16年末の段階で、国の支援法の関係ですが、これが約200件で、金額は6,700万円でございました。それから、県と市の共同事業のうち、居住安定への助成金、これが約400件で、金額としましては2億9,300万、住宅再建支援、これが約1,010件、金額は5億3,000万というふうなことでございまして、この県と市の共同事業のものが約8億9,000万といった状況になってます。


 それから、17年度でありますが、新年度に入りましてからさらに600件ぐらいふえておりまして、金額については3億3,000万といった状況がございます。これについてどういうふうに認識をして、今後の対応をどうするのかということでございました。冒頭に申し上げましたけども、今なお10数名の方が相談にお見えになってるといった状況もございますので、まだ被災された方で該当の方がいらっしゃるというふうには判断をいたしております。


 したがいまして、今月の25日の市広報にあわせまして、回覧というふうなことで、まだ手続されてない方はどうぞといったご案内を行ってまいりたいというふうに考えています。


 それから、ちょっとまた答弁が最初の港出張所の件に戻るわけですが、議員の方からは独自のアンケート調査をされたというふうなことも発表なさいました。これにつきましては、我々としてはちょっと違った認識を持っておりますが、また特に今は申し上げませんけれども、少なくともアンケートとは違った認識を持ってるということで、まずお話ししたいと思います。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 89番、安治川敏明議員。


○議員(89番 安治川敏明) まず、戦後の自治体の役割と感想について、市長がいみじくも戦前生まれだから感想はないというお話がありました。こうなると、昭和20年、少なくとも小学校に入っていた世代として、ますます戦争体験をしっかり伝えろと。少し大きな話になってしまいますけども、きのう、おとついも日本のマスコミの最大の話題は、この歴史認識をめぐって日韓の間に大きな隔たりがあるということがありました。日本の若者が、日本の国民がこの歴史についてどう考えているかということを、アジアに生きる者としてゆるがせにできないと。これは市長が戦後に生まれたからあんまり感想がないというようなことで済む話ではないと私は思います。


 それで、具体的にお尋ねします。私がこの質問をする直接のきっかけになったことが実はありまして、1つは、被爆者の方から、合併後、一本の電話がありまして、市の新しい予算の補助金が10万円に満たないと、それも旧豊岡市はゼロじゃないかということがありまして、まことに赤面の至りでありましたけれども、同時に、大変学ぶところもありまして、その人の意見に全部賛成したわけじゃありませんけども、被爆者の方がみんな80前後になってしまっている。仮に補助金をふやしたところで、被爆者の会というのが自主的に動ける状況に、もうなかなか難しい状況になってると。せめて、この方々がどういう暮らしをして、今日介護を受ける必要があるのかどうか、介護を受けるとしたら被爆者援護法の対象になるが、そういうことは申請なさっているかというぐらいのことは、市として手を出すべきじゃないかということは、部長にもお尋ねをしてお伝えしました。


 私は改めて、単に法的援護が手厚い戦没者、戦傷病者だけでなく、この被爆者の方々なんかも、単にこれは爆弾を受けた人なんだから、都市で爆撃を受けた人とは大して違わないんだと言わんばかりの扱いになってる。もう病気にならなかったらほとんど援護を受けられない。しかも超高齢でありますから、被爆のために疾病を発症してるかどうかもはっきりしないという状況であります。生活苦もこの人たちに押し寄せてるという状況です。


 いただいた資料で、ただいま部長もおっしゃいましたが、被爆者が53名と、手帳を持ってる人を登録できてるということをおっしゃった。ところが2年前の県民局資料によると60名であります。わずか2年の間に7名もお亡くなりになってると言わざるを得ないんです。これは年々、このスピードでいくと、もうあと10年ぐらいしますと、語りべをも失ってしまうという状況でありますから、私はこの原爆被爆者、世界に二人とない日本の国民として、こういうことは最低限やるべきじゃないか。


 もう一つありましたのは、偶然、漁業者の方から、戦争のときに津居山漁協の船も戦地へ出ていったと。それで僕もびっくりして、港村誌、あるいは漁協の本がないかと思って探しましたが、漁協には統計がありません。関係者によれば、占領軍を恐れて焼いたのではないかと言われております。それから、港村誌には、日中戦争の当時には16隻徴用されたということが記録されておりますが、太平洋戦争のときには出ていない。古老の方に聞いたら、天祐丸というのと祇園丸というのが出ていったけれども、天祐丸は帰ってきたが祇園丸は帰ってこなかったと。それは記録があるはずだということをおっしゃったんだけれども、ありません。豊岡でこういう犠牲になった人たちの話は、当然語り伝えて、私たちが大事に扱っていかなくちゃならん歴史ではないかと思います。被爆者のことについては担当から、それからこういう語り伝えについては教育委員会のご見解も承りたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) まず、被爆者手帳の所持者でございます。一応基本的にこの方たちにつきましては、県の健康局疾病対策課の方でいろんな連絡がなされているという状況でございます。そのような中で、私たちはほとんど被爆者の会の方たちとの交流の道というのはないわけですけれども、これは旧豊岡市のときに、いわゆる原爆被爆者の会の任意団体が解散されたというふうなことがございまして、もうそれ以後、おつき合いというのがなくなったということです。


 今回、合併によりまして、一応現状では日高、出石、そして竹野、3つのそれぞれの旧町で被爆者の会の皆さん方がそれぞれ組織を結成しておられるということでございます。これからさまざまな話をお聞かせいただけると思っておりますし、その話の中身の中で我々としてもそれなりの適切な対応をさせていただくようにしたいなあというふうに思っております。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 先ほど議員の方からお話のございました戦争の悲惨さにつきましては、学校によりましてはそれぞれの教材のときに、地域の高齢者をお呼びして、そういったお話を聞くというような機会を持ってる学校もございますし、また小学校、30校あるわけですが、29校の学校が修学旅行で広島に出かけております。そういった中で、修学旅行に行く前、あるいは行った後に、それぞれ行く前には広島で何を学ぶのか、また帰った後にはどういったことを学んできたのかと、そういったことも含めて平和教育について学習してると、こういった実態でございます。


○議長(木谷 敏勝) 89番、安治川敏明議員。


○議員(89番 安治川敏明) 私は、これは当局に要求するだけでなく、自分自身も努力しなきゃならんと思っていますが、特に被爆者の方の手記を改めて、最近発行されたものを見て、思ったわけでありますが、旧日高町の取り組みは、なかなか敬意を表すべき点があるなと思いました。日赤従軍の看護婦さんで、今日もう80ぐらいになっておられる方が、学校で語りべもしておられると。この方は広島で日赤病院が全滅する中で救護に当たり、復員できるかと思ったらもう一遍病院船に乗ってラバウルや南方に派遣され、昭和21年にようやく復員したという手記がありました。読んでおりまして、本当に襟を正す状況でありました。こういうことは本当に頑張って、全市域に広げて、もう話をしてくれる人がいなくなるわけでありますから、私は私たち市民としても努力をし、関係機関も権限があるとかないとかではなくて、もうなくなっていく、もう本当に玉のような人たちでありますから、ぜひそういう努力をお互いにしたいということを提案したいと思います。


 それから、特産審議会の答申の中で、私、1点申し上げておきたいのは、実は前市政の時代からかばんの殿堂といって、特産のセンターをつくっていくという約束がどうもはっきりしないまま今日に来てる。そして今度の、今、部長がお話しになりました審議会答申の中にもその向きのことが書いてあるんだけれども、こういうことについてもきちんとした関心を払うべきだと思うんです。この点について特にお答えをいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) かばん産業は本市の地場産業として長年にわたって地域経済の基盤を支えてきておりまして、この貴重な歴史と資料を後世に残す、伝えるということは非常に重要であるといったような認識から、歴史資料の収集や保管、また展示、こういったことが可能な施設ということで、かばんの殿堂ということがあったわけですけれども、こういった必要性は十分に認識はいたしておるところですけれども、業界の方におきましても、豊岡の産地を含めて業界を取り巻く経済環境が今余り好ましい状況になっていないというふうな中で、まだ機運が十分醸成されていないという現状でございます。そういうふうな中で、今後のこういった機運の醸成等を見ながら、改めて検討していきたいというふうに考えておるところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 89番、安治川敏明議員。


○議員(89番 安治川敏明) 改めて検討はよろしいが、基本構想だか何だかでたくさん計画立てるわけだから、具体化を図るということを肝に銘じてほしいと思います。


 災害復旧について、今部長がご答弁になりましたが、4月合併以降、世帯分離その他、難しい案件についての判定会をする必要があるという状況だったんだけれども、気がついてみたら一回もやってないという状況だというふうにお聞きしてるんだけれども、これではだんだん難しくなっていくわけですから、しっかりやってもらいたいと思うんですが、今後の決意の一端として、このことについてお答えをいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 4月以降の開催ができてなかったということにつきましては、まことに申しわけないと思ってます。当然これは市としての判断をすべき事柄でありますんで、その認定委員会といいますか、審査会についてもできるだけ早く開催をして、現実にその申請をされてる方であれば、これについては判断を下したいというふうに考えます。


○議長(木谷 敏勝) 89番、安治川敏明議員。


○議員(89番 安治川敏明) それから、病院の跡地利用計画については、委託料がある意味でいったら大きいんですね。これたくさん何か企画部長言われたんで、僕はメモをし忘れちゃったんだけども、結局これは何をするってわけ。事業の枠とか、事業主体とかいうのが決まってないと、委託をする意味があんまりないと思うんだけども、市長はああいうふうにお答えになったけど、これはずっと前から聞いてる話で、いよいよ新市になったわけだから、事業主体は市がやるんだと、あるいはこの企画は県がやるんだというふうなことが画然としてきたのか、そうでないのか。また、それを含めて委託するというようなことなのか。その辺、ご説明いただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 基本的な部分といいますのは構想案ができてまして、これがベースになるわけですけども、ただそこにはいろいろと施設名も想定されるものを挙げてますけれども、実際に整備するとなりますと、どういう施設が本当に効果があり、つくる必要があるのかというのが出てまいります。そのあたりの検討というのは、構想案の段階では十分できてませんので、市場調査を含めて、どういう機能が本当にあそこに適するのかというふうなことについても、今度の委託業務の中で検討を行っていきたいというふうに考えています。


 それからまた、例えば施設整備すべきものが決まったとしても、どういう形でそれを、整備すべきものの関連づけをどうするのかというあたりも出てまいります。総合的にどういう機能が要るのかということと、整備すべき施設の内容といいますか、そのあたりについても今回整備したいなと。それを仕上げた後、実際に土地利用の仕方について、どういう形であそこの土地を利用して必要な施設の配置をするのかというあたりも、今度の委託業務の中で明らかにしていきたいというふうに考えております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 89番、安治川敏明議員。


○議員(89番 安治川敏明) この発注仕様書をつくらなくちゃならん。委託調査をするからには、健康づくりの拠点をつくりたいと市長おっしゃった。そうすると、大体枠は何十億です、それから事業主体は大体こうします、それで委託しますから調査してくださいと、これならわかる。ところが、この豊岡病院を建設するときもそうだった。総額がわからない、それも委託してしまう。そして出てきたら、だんだんだんだんふえていくと。しまいにはふえるのを追及するのはけしからんみたいな話になってきて、うんざりしちゃった経験があるんだけども、この豊岡病院の跡地問題も、これ下手するとわけのわからん計画になっちゃう可能性があるからね。だから、市場調査とおっしゃった。普通、市場調査というのは、事業主体があって、多少お金もうけしたいんで、そういう市場調査してくれえとか、公共事業として安く上げたいからしてくれえとか、普通あるんですね。ここも明らかにならない。天井知らずの発注仕様をしようとするのかと言わざるを得ない。いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 例えば、考えられる施設はあるわけですが、それが実際、他市の状況、事例もあるわけですけども、実際ニーズとしてどういうものがあるのかというあたりを十分調べないと、整備すべき施設が生きてきませんので、そのあたりのニーズ把握というものもしたいなあということがございます。


 それからまた、本来でありますと枠が決まっておって、仕様書があって発注をするという形もあるわけですけども、今回の作業の中では概算の事業費というものも一つ研究をして出していきたいと。これは事業費の規模を決めるという上でも非常に大事な部分でありますので、特に整備すべき施設によっても事業費は変わってきますから、そのあたりも研究をして、一定の方向をつくり上げたいということでございます。


○議長(木谷 敏勝) 89番、安治川敏明議員。


○議員(89番 安治川敏明) これは豊岡病院を建てるときの話と全く一緒やねえ。あのときも僕は、僕が家を建てるんだったら、お金が1,000万円しかないんで、大体1,000万円で見当つけてくれへんかと。いや、それは無理でっせと、1,200万円になりまっせと。そんなら、金どうしようと、これで大体いくと。今のあなたのお話は、そんなことはだれだってそうですよ。3,000万円でつくってくれって言ったけど、5,000万円と大工さんが言うと、困ったなあと、考えるのは当たり前です。何も3,000万円の枠決めたから、一銭も動かしたらいけませんなんていう調査はそもそも委託調査にならないから、それはそうだけれども、10億の枠にするのか、20億の枠にするのか。公共事業でやるのか、それとも何ですか、いろんな民託の手法をいっぱい使って、PFIか指定管理者か何か知らんけど、そういうもんでやっていくのか、そのあたりぐらいははっきりしておかないと、大体今度の予算、審査しようがないじゃありませんか。1,400万円ちょうだいと、ああ、そうですかと、市長さんのお顔色を見て、それぐらいはいいでしょうと、こういうわけには僕はいかんと思うがなあ。これ市民の税金だからね。しかもがらあきになったのを毎日見てるわけだから。僕も残念ながら、市街地の真ん中に住んでるからね、あそこに行かざるを得ないんです。行ったら聞かれるわなあ。答えようがないんです。いやいや、今、市長がやっとるからって。やっとるって前から言っとんなさいますがなということだ。ひとつもう一遍答えてください。何でその枠が決まらんのですか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 実際に、この事業の具体化を図る上で、最初から枠というものがありません。これは枠というのを含めて議論をしていって、どういうものを残すのかと。枠があります、これではめてくださいということで物をつくってみても、それが残って活用する中では生きてこないことも多々あるわけですので、そのあたりの失敗をしないような方法をとりたいということでございますので、ご理解をお願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 89番、安治川敏明議員。


○議員(89番 安治川敏明) これなら私もコンサルタント会社の社長になって、やらせてもらいたいなあ思うような幸福な話でありますから、あんまりこれは積極的に結構ですなあというわけにいかないなあということを思いますね。そのことは申し上げておきたいと思う。


 それから、総務部長は大変ご答弁がお上手で、手の内は隠して、あなたのアンケートは見たけど、私は別のことをと。そないなあんた、意地の悪い答弁せんこと。いや、僕が真剣に思ってるのは、城崎総合支所が働きやすいように、港の住民が安心するようにしようと思ったら、一歩一歩やっぱり固めていかんなんだろうと。そりゃしたら悪いなんていう総合支所だったら、それはあんた、話にならへんがな。公務員法違反だ。そんなことを言ってるんじゃない。やっぱり条例でもきちんとすべきじゃないかと、あるいは、今まで港出張所があったんで、港の方々がやっぱり不便になったなあと思う心情を真剣に思いやるということが必要じゃありませんかと、こういうことを言ってんだけどね。いや、そんなことはご心配なくと、ここには感謝状が来てますよと、こう言うんですか。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) いや、お気持ちはありがたく受けとめさせていただきます。ちょっと言いかけてやめましたのは、議員の方で聞きもしないのに要らんこと言うなということで、またおしかりを受けないかなということで思いとどまりました。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 89番、安治川敏明議員。


○議員(89番 安治川敏明) それほど総務部長と仲よくないからね。聞きもしないのに怒るというような仲ではありませんから、いろいろお考えがあったら、これは市民の幸せのために聞いてるわけだから、あなたもお考えがあれば、市を代表してお答えになってもらいたいと。答えたくなければ、よろしいです。


 私は、この質問を申し上げたのは、大体今度の予算、条例提案を見まして、大体これから1年ほどかけて、市政の基本方向を決めていこうという性格の予算かなあと、こう思ったから、大体それに沿ってお聞きしたつもりです。私はその上で、やっぱりこの調査予算を使うときには、腰を入れてやってもらいたいと。何かお金ないない言う割には、天井知らずみたいな調査委託をするというのは、どうも解せん話だなあと思います。


 それから、庁舎建設基金というのがあります。これも議案審査ではこれぐらいにしておきたいと思うんだけども、これはもう私も前から言ってることなんだけども、この基金は新豊岡市の基金とは言いつつ、全く1円も残らず旧豊岡市から引き継いだもんですね。この基金はそもそもいつできましたか。その後、お金を積んできたのはいつまででしょうか。積むのをやめたのはいつからですか。これはもう最近、利息以外は全然積まないという不思議な基金になっちゃってるんです。これから庁舎建設基金を設けましたら、毎年積むつもりですか、積まないつもりですか。これはどうでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 申しわけありません。旧豊岡市時代にいつからこの基金を設けたか、あるいはいつ基金を積み増しをやめたかということにつきましては、ちょっと今調べております。


 新市になりまして、この基金の積み増しにつきましては、具体的にじゃあ、今年度幾らというふうなことは考えておりません。あくまでも年々の財政事情を勘案する中で、もちろん気持ちとしてはふやしていきたいということがあるわけですが、具体的に幾らずつというようなことはちょっと現段階では申し上げられません。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 89番、安治川敏明議員。


○議員(89番 安治川敏明) 私、これを聞いてるのは2つあるんです。1つは、この基金を創設する前後に、ほとんど他町の町役場が新しくなり始めた時期なんです。一番新しいのが2年ほど前にできた城崎町役場ね。みんなきれいですね。今度、企画総務で回らせていただきましたが、本当に立派ないい、これは何とかしてうまく使わないといけないなあと思う庁舎です。ところが、豊岡市役所庁舎っていうのは、この基金をつくる直前の平尾市長の時代に、もう老朽化したから建てかえましょうということで、約10億円の自前のお金をつくりましょうというのでつくった基金です。そしてこれはできた。できた途端に、今度は今井市長になってやめたと言って、そのまま3期やめちゃって、今度、中貝さんが市長になって、いやあ、新市になってからだと言い始めてね、それも理屈かいなと思っておった。


 ところが、新市の第1の仕事に上がってるじゃありませんか。さっき言った特例債を使う3つの事業と、こう言った。第1にお金をためなくちゃならん。なるべく借金をしないでつくらなくちゃならん。それでこそ初めて新市のしっかりした事業ということが言えるんじゃないか。何ぼ積むかわからない、何ぼためるかわからない。これまた天井知らずの庁舎建設を計画することになっちゃいますよ。私はそれよくないと思うな。よその合併してくださったまちまちの方々は立派な庁舎を持っておられる。これあそこを拠点にしてまちづくりをなさらんなん。旧豊岡の人間がここをしっかり自前のお金で建てる気迫を持たなくちゃならんと私は思ってるんです。


 まちづくりの第一級の仕事だと私は思ってるから、2つの意味で聞きたいと思う。1つは、旧豊岡市の責務です、これを建てるのは。本当は旧豊岡市の範囲で財源もつくって、頑張らなくちゃならん。そうでしょう。それを合併特例債をあてにして、ばかでかいもんつくる必要は僕は本当はないと思う。


 それからもう一つは、総合支所があるんだから、それからその一方で、第一級の仕事だっていうんだったら、ちゃんとした見通しを立てた資金の設定でないと、昔あったからちょっと移しましたわ。これあんた、口座を変えた預金があるだけのことで、別にうれしくも悲しくもないという、そういう基金でありますが、いかがでしょうかな。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 基金の将来額を定めないことで、青天井というのは大変飛躍した議論でありまして、ご心配をいただく必要はないのではないかと思います。新市としてどういう庁舎が規模として必要なのか、機能が必要なのか。あるいは場所に関してどういう要素を満たすべきなのか。そのことが議論なされて初めてその庁舎を建設するのに必要な基金で出てくるわけでありますから、そのことの議論もせずして、今幾らかかるから、頭金こんだけためますというのは、極めて合理性を欠くアバウトな議論ではないか、このようにまず考えるところでございます。


 口座を移しただけだというふうに言われましたけども、この口座を移すことに大変意味があったと私としては思っております。旧市町自体の基金を新市に引き継ぐそのテクニックとして、この庁舎建設基金については、財調に積むという、そういう手法をとりました。しかしながら、財政調整基金の中に入っておりますと、どんなにそれが特定目的を持ったものといいましても、外部から見ますと、財政調整基金である。つまりその年その年の収入が足りない場合に、財源が足りない場合に崩せる、そういう見方をされてしまいますから、新市としてはこれは庁舎のためのお金ですよということを明確に対外的に、あるいは市民に対して示す必要がある。そういう決意を持ったものでありますから、単なる口座の振替ではないということもぜひご理解を賜りたいというふうに思います。


 今後、先ほど言いましたように、どのくらいその庁舎を建設するのに必要なのかというアバウトなめどもまだできておりませんので、それを待って庁舎基金については対応を考えていきたいと思います。


 ちなみに、先ほど病院跡地についても同様のご心配いただきましたけれども、例えて言いますと、これからアパート経営に乗り出そうとするときに、一体豊岡市では100室のアパートが受けるのか、100室では多過ぎるのかということを見なければいけない。しかもそのアパートの内容は2世帯を考えるのか、高齢者世帯を考えたらちゃんとお客さんがあるのかを、それを見なければ、そもそもそのアパートの規模は決まらないわけでありまして、それもしないうちに初めから20戸でこれは高齢者世帯ですというのは、失敗する可能性がありますから、失敗をしないようによくねらいを定めるという意味で調査をしようとするものでございます。


○議長(木谷 敏勝) 89番、安治川敏明議員。


○議員(89番 安治川敏明) あなたは社会主義者みたいなことを言うね。ニーズに応じて物事を決めなくちゃならん。私は賛成なんですけどね。しかし日本は、資本を出発点にしますね。これはこれで効率化を図る上でいいことです。だから、お金がない、お金がないと皆さん言うわけでしょう、すぐに。学校建ててくれえ言うたら、ちょっと待ってくれ。公民館建ててくれ、ちょっと待ってくれって、こう言うわけでしょう。僕はそれはそれでまじめだと思いますよ、ないんだからないと言ってるわけだからね。ところが、こういうことになると、たちまち、あんた何を言いますかと。どういうものを建てるかまず調べてみなくちゃわからない。これはあんまりいい話じゃないなと私は思います。


 庁舎、アバウトなお金はとうに出とる。約40億あったら7階建てが建つということだったんですよ。あなた、調べてごらん、ううんって振ったってだめだよ、それは。だから、それはアバウトなやつはあるんだ。12億に対応するのがあるんです。だから、それがそうでないんだったら、そうでないということできちんとやってもらいたいと。以上、終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で安治川敏明議員に対する答弁は終わりました。


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○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。再開は6時55分。


                午後6時21分休憩


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                午後6時55分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、95番、太田清喜議員。


               〔太田清喜議員 登壇〕


○議員(95番 太田 清喜) 95番、太田清喜です。(拍手)


 通告をしております4項目について質問をいたします。


 まず、中貝市長には新豊岡市の初代の市長にご就任され、まことにおめでとうございます。質問に当たっては、的確にごくごく簡単に質問要旨だけを述べさせていただきたい、こんな思いもしております。


 まず、1番につきまして、施政方針と平成17年度予算についてを質問をいたします。市長総括説明で、市政の運営に当たっては、対話と共感を基本に据え、また新生豊岡市の指針づくりについては、新生豊岡の目指すべき都市像と都市実現のための戦略及び具体的な施策をまとめた総合計画を作成すると言われています。


 そこで、中貝市長の政治信条と基本姿勢にまずお尋ねをしておきます。


 次に、平成17年度の予算について質問をいたします。特に今までからたびたび出ております特例債の関係につきまして、特例債の10年間での総事業の枠は幾らか。


 また、平成17年度の事業と予算についてお尋ねをいたします。この関係につきましては、どうしても財源不足というような思い、またそういったような関係等もある中で、ややもすれば年度年度で特別な関係に使われるような方向になってはならないというふうな思いがありますので、質問をいたします。


 次に、総合支所について質問をいたします。まず、総合支所のこの期限についてお尋ねをしておきます。私も合併協の委員に当時出ておりまして、この総合支所におきます本庁方式の関係の中で、当分の間、総合支所方式とするという流れの中で、委員会の中で決定的なことではなかったんですけど、およそ皆さんの意見の中で、当分の間といえば、一応市長の任期4年、そのころぐらいが当分の間だろうというような、こんな私なりの思いをしており、当時そういうふうな話も出ておったような感じをいたしております。


 特に今、市長としての職務の中で、やはりこの当分の間の、私なりに考えますと、この4年間ですべて、いわゆる今総合計画の関係、あるいは先ほどから出ております病院の跡地の関係、あるいは旧それぞれの町の重要懸案事項等、すべからく一定の方向に長引くことなく、やっぱり今の市長の4年の任期の間に一定の方向を示すべきだと、こういうふうな思いがいたしますと、総合支所につきましても、やはり当分の間というふうな感じを示すと、4年というような思いがしておりますので、この辺の市長の見解をお尋ねをしておきたいなあと思います。


 また、総合支所につきましては、対話と共感の中で総合支所の回りをされたということも聞き及んでおります。そういった中で、特に総合支所におきます効果、あるいはこれからの問題点、また今後、総合支所とのそういう協議会が年何回ほど持ってそれぞれの町の問題解決に当たられようとしておりますのか、この辺のことにつきましても、市長の考えをお尋ねしておきたいと思います。


 次に、(2)の田結庄連絡道路整備につきましては、昨日も同僚議員の方から質問がございまして、この関係につきましては永楽館の復元というような、こういった方向の中で、土地購入費、あるいはそういったもろもろがというふうなご答弁がございました。永楽館の復元に関係いたしまして、継続的ないわゆる事業なのか。あるいは、その辺をお尋ねをしておきたいと思いますし、また総予算枠についてはどのような考え方で、また従来、出石でそういった方向性を出しておりますけど、新市では復元予算はどう見ておられるのか、お尋ねをしておきます。


 (3)の伊豆荒木線歩道新設について質問をいたします。この関係につきましては、小坂小学校から小坂橋までの歩道の関係でございます。これはもちろん通学路というふうな重要な役割を示しております。小坂橋のかけかえによりまして、小坂橋の関係で一部完成をしておりますし、また小学校の改築に伴いまして、学校関係ではすべからく用地は確保しております。一番大きな問題となりますのは、前一宮支所の関係で、建ち物なり倉庫的なものがある。こういった中で、この辺の用地買収をし、そういう方向性で歩道をつけなければならない、こういった予算でなかろうかというふうに思いますので、この辺についても内容等についてお尋ねをしておきたいなと思います。


 (4)の出石城公園整備についても、昨日ご答弁がございました。総事業費と事業内容について、これは17年から19年度の事業というふうなことでございますけど、ただ、まだ事業認可のそういったことがないというふうなことでございましたので、この辺の事業認可の見込みといいますか、この辺がいつ決まるのか、この辺をお尋ねをしておきたいなと思います。


 大きな2番で、台風災害について質問をいたします。出石川の決壊箇所は、皆さんご承知のように5カ所というような感じでございます。特に鳥居橋の上流につきましては、このことによりまして、小坂の鳥居地区、小坂西部地区が大きな被害をもたらしたわけでございます。このことにつきましては、忘れることのできないことでございます。こういった意味で、新市においても10月の20日に災害の教訓を風化させないことにより、シンポジウムや写真展が開催されるというふうな計画がなされております。


 そこで、皆さんにお示しをいたしたいと思いますが、出石町においては、台風23号激甚災害記録誌というものが作成をされております。こういう立派な記念誌でございます。このことはすべてこの中にいろんなものが網羅して、災害の関係、あるいはボランティアで活動された関係、奥村町長のすべからくの問題が一日一日の記録がすべて載っておりますし、役場のそれぞれの課がそれぞれの担当をして、そういった記録、そしてそれぞれの被害の写真も載っております。こういったものがすべからく資料として、そして忘れることなく災害とか今後の防災の対応に役立てるものだと思います。この関係につきましては、出石町と出石町まちづくり会議によって作成されたものでございますので、皆さんにご披露するとともに、今後、皆さんもこれを各戸に配布をしておりますので、またご親戚なりいろんな方があったらまた熟読をしていただきたい。そして、災害についてのいろんな面でのお力添えを賜っておきたいなあ、こんな思いがしております。


 既に町の方では、豊岡市、但東町、そういったところにも配布をしておるというふうなことを聞いておりますので、このものにつきましては、市長さんなり助役さんも当然見ておられると思いますので、見ておられたらこの感想等につきましても、皆さんの前でひとつ十分お話をしていただけたら幸いだなあ、こんな思いがしておりますので、お願いをしておきます。


 そして、豊岡市として今後できる限りこういうものが、これからでもまとめるような要素があるのか、この関係についても重ねてお尋ねをしておきたい、こんなことを思っておるところでございます。


 それでは、内水対策の関係については、2回目の質問にいたしたいと思います。


 (2)の鳥居橋のかけかえ関連につきましてお尋ねをするわけですけど、その前に、現在、鳥居橋のかけかえ事業計画について、当局ではどう把握をし、どう今後の予定としてされておりますのか、技監等にお尋ねをしておきたいなあ、こんな思いがしております。


 また、その関係を聞いて、関連等につきましては、2回目から質問をいたしたいと思います。


 大きな3番目の、小野川放水路事業について質問をいたします。この関係について、中貝市長さんにも十分、小野川放水路事業というものがどういうことであるのか、またその当時のことを思い出して再認識をしていただきたいなあ、こんな思いがしております。


 小野川放水路事業につきましては、豊岡市の六方川流域の内水地区対策として、昭和44年に建設省が小野川ショートカット計画を決定されて以来、出石町では地元協議を重ね、昭和59年に基本同意をし、62年から着工同意となり、事業着手となり、平成9年の6月に暫定通水となりました。その後、残事業等の整備をして、そして管理体制等もそれぞれ県の体制とか、そういったものが決定をしております。


 事業費におきましては、250億というような、こういった莫大な費用を要した大事業でございます。特に当初では、出石町でも豊岡の方の内水になぜ出石の方のものがというような、こういったような意見もございましたけど、時の升田町長、あるいは豊岡の市長であります平尾市長とともに、この事業推進に当たられたというふうなことでございますけど、今なおこの関連するものに、この口小野庄境線という県道もまだまだ未整備でございますし、宮内バイパスにしてもまだ完成というところになっておりませんし、また伊豆北線というもの、これは当時の伊豆の区長と町長との約束事でございます。また、袴狭の奥地水路改良工事、この関係につきましても、当時の升田町長と地元との約束事が今なお守られておられない。こういったような状況の中で、今後、中貝市長におきましても、この関係につきましては特にご配慮を賜りたい、こういうふうなことでございますので、この関係につきましても、決意のほどをお願いをしておきたいと思います。


 4番目に、国際交流と国内交流につきまして質問をいたします。まず、旧市町の国際交流、国内交流の交流提携と調印された年月日をまずお知らせを願いたいと思いますし、平成17年度におきます国際交流、国内交流の事業の内容と、それぞれの予算についてお尋ねをしておきたいなと思います。


 以上、第1回目の質問といたします。2回目からは自席で行います。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、私の政治信条と政治姿勢についてのお尋ねをいただきました。余り深く言語化をいたしておりませんけれども、私としては、まず、決して逃げない、どこまでも自分の責任を果たしていく、そのことを自分の政治信条としているところでございます。特にトップでありますから、トップが逃げの姿勢を示しますと、部下は当然、同じように動揺いたしますので、決して逃げないという姿勢を見せ続けるということが大切であると、このように決意をいたしてるところです。


 また、政治姿勢といたしましては、もう何度もこの議会でご質問いただきましたけれども、対話と共感という姿勢でもって行ってまいりたいと、このように考えているところです。


 それから、総合支所が当分の間ということになってますが、その当分の間についての認識はどうかというご質問もいただきました。確かに、合併協議会の中で庁舎に関する委員会というものがございまして、この当分の間は一体どのくらいの期間なのかという議論がございました。そして、新市長の任期が4年ですから、4年ぐらいがめどなのではないかという意見もございました。それから、新しい庁舎ができるまでの間ぐらいなのかなといった議論もあったように思います。新しい庁舎は、ではいつごろ建つのかというと、直ちにその作業にかかったとしても、規模でありますとか機能を決めて、位置を決めて、設計をして建設すると、まあ少なくとも4年はかかりますよねというような議論をしたことも覚えております。その意味では、議員が言われましたように、4年というのは確かに一つの目安にはなろうかと思います。


 ただ、正式な形で確認されておりますのは当分の間ということでございますから、この合併の進行ぐあい、あるいは一体感の進みぐあいというものをよく見ながら、最終的な判断をすればいいのではないかというふうに考えております。結果として、これが3年になるということもあるかもしれませんし、逆に、もう少しそろりそろりといった方がいいということで、5年ということになるかもしれません。その点は、よく全体の状況を見きわめながら判断をしてまいりたいというふうに考えているところです。


 それから、各総合支所と年に何回ぐらいやりとりをするのかといったこともご質問いただきました。不断にやるというのが模範的なお答えだろうと思います。毎月1回は必ず、庁議といいまして、各総合支所長もやってまいります。今回も、答弁調整では、もう連日、総合支所長とも議論もいたしました。個別の案件の中でもやりとりをいたしますから、そういう意味では、絶えず意見交換をするということだろうと思います。


 ただ、改めてこちら側から意識をして各総合支所を順番に回るということからいきますと、年二、三回というところが物理的にはいいところかなと思います。ただし、だからといって、あとはしないということではございませんので、できる限りやりとりを、お互いに顔を突き合わせてやるべきであると、こういうふうに考えているところです。


 それから、旧出石町でつくられました23号台風の記録集についての感想についてもお問い合わせをいただきました。ちょうど合併直前のときに出石町役場に行きましたら、当時の奥村町長が一生懸命、原稿を書いておられました。うらやましいことだなあと思いました。私は、もう出馬表明いたしておりましたから、振り返っている暇もない。ひたすら前へ向かなければいけませんでしたけれども、その意味では、大変貴重な記録を書きとめる、そういった時間的余裕がおありになることをうらやましく思ったことを覚えております。


 実際にでき上がったものを奥村旧町長からいただきまして、やはり大変貴重な記録になってるというふうに思います。とりわけ私が印象深く思いましたのは、鍛福橋の写真でありました。水が引いた後に、鍛福橋の橋脚に木がいっぱいかかって、確かにこれが水をせきとめただろう、川をせきとめただろうということが一目瞭然の写真でありました。過日、九州の佐世保で全国治水大会がございまして、私自身がスピーチをいたしましたけれども、その写真を持っていって皆さんに紹介をし、会場からどよめきが上がりました。それぐらい論より証拠といったことで、大変貴重な記録になったものと考えているところです。できれば、私もそういった記録を書くのに打ち込めるような日が一日も早く来ないものかな、そのようなこともこいねがっているところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。(「済みません、もう一つ」と呼ぶ者あり)


 市長。


○市長(中貝 宗治) もう一つ、大切なことを忘れておりました。


 上田市との交流でございます。これは、合併前に旧出石町が上田市との交流を大変大切にしてはぐくんでこられた事業でありますから、新市としても引き続き行いたいと考えております。


 また、旧出石町からも、申し送り事項としてぜひという、継続をという要望をお聞きいたしておりますから、新市としてもそのようなことでさせていただきたいと思います。


 市の名前が変わりましたので、正式な手続としては、改めて調印をするといった手順が要るかもしれませんけれども、その具体的なやり方については、先方とよく相談をさせていただきながら前向きに進めてまいりたいと、このように考えてるところです。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 合併特例債についてお尋ねがございました。


 まず、特例債の発行の上限額でございますが、10年間で約430億円ということでございます。しかし、新市の建設計画の財政計画上で申し上げますと、約360億円を見込んでおります。これにつきましても、この特例債の発行については、さきの議員にもご答弁申し上げましたけれども、中長期的な視点の上で適債性等を勘案し、有利な財源の手だてというふうなことでございますので、発行してまいりたいというふうに考えてます。もちろん起債制限比率の14%、これは当然視野に入れる中での前提でございます。


 それから、もう1点、本年度の合併特例債事業ということで、これも何名かの議員にお答えいたしましたが、17年度につきましてはコウノトリの野生復帰事業、そして、出石城の公園整備事業、奈佐公民館の整備事業、永楽館の整備事業ということで、合計2億6,320万をとりあえず当て込んでおります。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 永楽館の復元予算のことについてご質問がございました。永楽館の整備に当たりましては、保存と活用の両面から、いろんな関係、各方面と協議をしながら検討していきたいというふうに考えておりますが、17年度はとりあえず用地の取得ということで予算に上げております。復元予算のことにつきましては、現段階では未定でございます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 出石総合支所長。


○出石総合支所長(多根 徹) 永楽館に通じます田結庄連絡道路整備事業のお尋ねがございました。この田結庄連絡道路整備事業につきましては、住宅局所管国庫補助事業の街なみ環境整備事業によりまして、本年度は民有地の土地購入費等、5,000万円を予算計上いたしておるところでございます。


 それから引き続いて、伊豆荒木線歩道新設工事のお尋ねがございました。伊豆荒木線歩道新設工事につきましては、道路局所管国庫補助事業により、本年度は用地測量と委託料と工事費及び用地購入費等といたしまして、5,000万円を予算計上いたしております。なお、用地購入につきましては、JAたじまの所有地1,416平方メートルのうち、約180平方メートル分を購入する予定といたしておるところでございます。


 それから、小野川放水路事業関連につきましてご質問がございました。小野川放水路事業をするに当たって、当時の関係集落の区長と当時の町長とが着工同意ということで約束をした事業がまだ、先ほどご指摘がありました部分が残ってるということなのでございますが、まず、県道口小野庄境線につきましては、現在、田多地橋の橋台が完成しており、平成17年度はその上部工の架設と護岸の取り合い、及び市道嶋田多地線までの改良工事が予定されております。今後も事業の推進につきまして、県へ要望いたしたいと思います。


 それから次に、県道町分久美浜線の宮内バイパスの工事の進捗状況についてお尋ねがございました。宮内バイパスにつきましては、現在、宮内橋の設計が完了し、平成17年度はその下部工工事及び市道を横断するボックスカルバート工事が予定されております。なお、平成18年度は、宮内橋の上部工と市道の交差点改良工事が行われ、全線完成となる予定でございます。


 さらに、伊豆北線改修、これは市道になるわけですが、市道伊豆北線改修につきましては、路線測量、用地測量、物件調査業務を行っておるところでございます。


 それから、奥地水路、袴狭の分ですが、この改良工事につきましても、平面測量、路線業務等を行っておるところでございます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) 出石城公園でご質問がございました。まず、総事業費はということでございますが、国庫補助要望額としましての概算事業としましては、2億5,000万円で要望いたしております。


 あとは事業認可がどうだということもございました。この事業認可を受けます場合には、まず都市計画決定、この作業が事前にございます。この出石城公園の予定地内におきましては、都市計画道路の八木町馬場線という道路が入っておりまして、その道路の廃止変更、それをまずしまして、その後、出石城公園の都市計画決定の追加という作業がありますが、予定では大体、住民説明会、これも6月16日に説明いたしておりますけども、県の事前協議でありますとか、豊岡市の都市計画審議会等を経まして、大体9月の上旬か中旬ごろには知事決定がおりるんじゃないかなと、それを受けましての事業認可ということになろうと思っております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 技監。


○技監(谷川 俊男) 私の方からは、鳥居橋のかけかえ事業の状況についてご説明をいたします。


 議員ご案内のように、鳥居橋は出石川の阻害橋梁でございます。したがいまして、激特事業でこの橋をかけかえるというふうなことになります。かけかえに当たりまして、現道の幅員を少し拡幅をし、また歩道を設置して、改良要素を加えた上でかけかえるということで、管理者は県でございますので、地元の方には県の方から先ごろ説明に入りまして、安全性や周辺への影響、あるいは施工性などに配慮しまして、現鳥居橋から上流側、約100メートルの位置にかけかえるというおおむねのルートが示されたところでございます。現段階で県の方といたしましては、今後、現況測量、それから橋梁の概略設計、取り合い道路の設計等をすべく準備をしているというふうに聞いております。今後も着実に事業を展開してまいりたいというふうにお聞きをいたしております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 95番、太田清喜議員。


○議員(95番 太田 清喜) 永楽館の復元についてお尋ねをしておきたいと思いますが、中貝市長におきましては、6月の8日にこの永楽館を見ておられるというふうなこともお聞きをしておるわけでございますけど、見ておられて復元についてのお考えがあればお聞かせを願っておきたいなという思いがしておりますし、先ほど総事業費について確定をしておらないというふうなことがご答弁にございました。


 5月の31日の日の神戸新聞を見ますると、この記事によりますと、総事業費3億4,800万円という、こういうように神戸新聞に出ておるわけでございます。この神戸新聞にこういうふうに出ておりますと、一般のやっぱり市民の方たちは、本年度は土地取得に5,896万円というふうなことになり、総事業費が3億4,800万円というふうな、こういったような記事が出ると、もうこれはことしからかかっていただいて、ここを年次計画でこれはすべて完成するだろうなという、こういった一般の考え方で、ただ新聞を見ておられる方だけはこんな感じを受け取るというような、こういうふうな認識がございますけど、この記事の、いわゆる総事業費というものがどこから出て、どうなっておるのか、この辺についても、またお聞かせ願っておきたいなと、こんな思いがしております。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、今の予算に関しては後ほど教育次長の方から答弁をいたしますけれども、永楽館の整備についての考えについてもご質問をいただきました。私も過日、出石総合支所の案内で永楽館を見まして、大変刺激を受けました。出石にとってもそうでありましたけれども、豊岡市全体にとっても大変大きな財産であり、大きな可能性を秘めた施設であるというふうに考えております。私といたしましては、さまざまな検討を急いで、できるだけ早く完成をさせたいというふうに考えているところでございます。


 ただ、先日もご答弁申し上げたと思いますけれども、この永楽館の復元の基本的な考え方について再度議論をする必要があると考えております。これを本当に昔の明治時代の人々の何か風俗を今に伝えるものだということだけにこだわって、あたかも資料館としての忠実な整備をするという方式もあれば、芝居小屋は芝居小屋として使って何ぼのものであるということから整備を考えるといったこともあろうと思います。具体的な整備のあらわれ方としてそれほど大きな違いはないかもしれませんけれども、根本のところの議論、コンセプトはきっちり議論する必要があると考えております。


 例えば、物理学者の大天才のニュートンはケンブリッジで学びましたけれども、300年たった今も、ニュートンが食べていた同じ食堂で、同じメニューを、そして同じようにラテン語のお祈りをして、している。ニュートンが使ったからといって決して博物館入りをさせずに、今も同じように使われている。同時に、今のいる学生にとってのライバルは、同時代の学生だけではなくって、ニュートンを始め延々と歴史の中にある大物理学者あるいは大芸術家たちが同じようにライバルである。そこと徹底的に闘うことが革新性を生み出す、こういったことが言われてるところでございます。これは、要は歴史でありますとか、伝統といったものを、何か今と切り離して別の場所に置いてガラス越しに見るということではなくって、同じ空間の中で息をするということが、実は大変重要だということを教えているのではないかと私は考えておりまして、さらに教育委員会とも議論をし、あるいは出石の皆さんとも議論をしながら、まず、その基本的な考え方について定め、その上で事業化についてはできる限り早くしたい、このように考えているところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 神戸新聞で出た内容についてはちょっと承知しておりませんが、旧出石町の資料としまして出てますのが、永楽館の復元工事費、工期2年で約2億7,000万、永楽館復元工事設計監理業務委託料、約2,000万、それから道路工事費3,000万と、これでいきますと、3億4,800万円ということになります。これは、あくまでも予定額、出石町当時に出された予定額ということがあって、復元に伴う予算という位置づけのものではございませんのでご理解いただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 95番、太田清喜議員。


○議員(95番 太田 清喜) 市長に要望しておきたいと思いますけど、まず、復元に当たっては、また、他のそういったものを見ていただくというふうなものも大事かと思いますので、金毘羅さんにあります金丸座、あるいは九州の山鹿市にあります八千代座等も十分見ていただいて、それらの小屋はすべて活用されておるように、私たちも出石町の当時に十分見ておりますので、またそういった機会に見ていただきたい。このことにつきましても要望をしておきたいなと思っております。


 新聞の関係については、これで出ておったということだけを、次に、内水対策について質問をいたします。この台風23号におきます小坂西部の大洪水によります被害、また、この地域におきましては、昭和34年の伊勢湾台風に片間の堤防決壊によりまして、こういった関係で2度も大きな災害を受けておるわけでございます。そういった面で、今回に当たっては皆さんご承知だと思いますけど、小泉さんが来られたりというような状況の中で、急遽、ポンプで排水をしたというような、こういったようなお話も聞いておるようなことでございますので、あの現場でポンプが一応何台使われてあの排水をしたか、当局で調べておられましたら、お聞かせを願っておきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) お答えいたします。


 昨年の10月の21日に1台、6時から稼働しておりまして、次に22日、12台、そして次の23日、11台、計24台が24日の10時半まで排水作業を行っております。


 ちなみに、ポンプの能力は、毎分30トンから150トンというふうに国土交通省の方から聞いております。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 95番、太田清喜議員。


○議員(95番 太田 清喜) そういう実態のある中で、出石の当局、そして議会と一体となりまして、県あるいは国に要望等も参ってきたところでございます。そういった中で、今、新市としては片間樋門の改修についてのそういった考え方とかいいますか、こういったものの扱いについてはどうなっておりますか、お尋ねをしておきます。


○議長(木谷 敏勝) 建設部参事。


○建設部参事(福井與司光) お答えいたします。


 第1回目で申し上げようと思っとったんですが、このことも旧出石総合支所の方から、経過等もお聞きしております。また、本当に内水被害も承知しておりまして、今後は国土交通省並びに兵庫県に対して、引き続き強く要望をいたしたいと、このように考えております。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 95番、太田清喜議員。


○議員(95番 太田 清喜) この関係につきましては、特にこの地域では従来から、片間樋門がひどく小さいというふうな関係、三木川の改修とあわせて進んでおるという状況でございましたけど、かつては行政区が出石町と豊岡市というふうな地権者もある中で、なかなかその辺の話が整合性ができなんだという、こういったような実態もございます。今回は、新しく豊岡市というふうな、こういった行政の一本化もなりましたので、その辺につきましても、特に支所さんにはいろいろな面でのご配慮を賜って早期に改修ができますように、重ねて懇願をしておきたいと思います。


 次に、鳥居橋のかけかえに伴います関係で、先ほど100メーターほど上流にかけかえるということは、既に私たちも聞いておるわけでございます。こういったことになりますと、現在の市道の一宮線のかけかえの問題、また、鳥居橋水上線のつけかえというふうな、こういった2つの市道のつけかえ工事が伴ってくるわけでございます。とりわけ、この一宮線につきましては、かつて昔からの流れの中で、鳥居から出石神社の間は、参道というような大きな位置づけがございます。こういった意味で、まだ地元の、今、この鳥居橋の促進期成同盟会という開発委員会がございますけど、これらとの十分整合性を図って、従来からあります、そういった参道としての位置づけの考え方、また鳥居橋水上線の関係については、小坂の小学校に通います水上と長砂部落の通学路という非常に重要な市道でございます。この辺の将来的な鳥居橋のかけかえとあわせて、市道のつけかえの考え方についてのお尋ねをしておきます。


○議長(木谷 敏勝) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) 鳥居橋に関連します市道一宮線のつけかえということでございますが、従来から一宮線のつけかえと申しますか整備につきましては、旧町時代からるるご協議がなさっておったということはお聞きいたしております。この橋のかけかえに関連しまして、既存の現在の一宮線、あるいは接続します市道にどう接続するのかなということが大きな課題であろうかと思いますけども、今後、我々としましては、機能回復という面も含めまして、総合的に判断をしてまいりたいなというふうに考えております。今の市道一宮線に接続します場合には若干、変則的な要素もございますし、また、付近にございます市道鷺田線のルートも活用できるのかなということも総合的に踏まえまして、今後の市道整備につきましては検討してまいりたいというふうに思っております。


 それから、ご指摘の通学路でもあっております鳥居橋水上線のつけかえでございますけれども、現在の位置でございますと、橋との関係がございましてタッチが難しい状況にございますので、このつけかえにつきましては、県の事業といたしまして計画をしていただいておるのが現状でございます。法線的にはまだ未定ございますけれども、歩道をつけました道路のつけかえということで、県の方で検討していただいてるというのが現状でございます。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 95番、太田清喜議員。


○議員(95番 太田 清喜) 国際交流、国内交流について申し上げておきたいと思います。


 先ほど市長さんの方から、特に上田市との提携については考えるというふうな状況がございましたので、改めて私、上田市との関係をここで少し述べてみたいなと思っております。


 いわゆる宝永3年というふうなことで、1706年というふうなことで、来年がちょうど300年になるわけでございますが、これがお国がえというふうなことで、信州の上田から仙石さんが見えられ、そして、出石から松平さんが信州に行かれた、ちょうど来年が300年というふうな、こう関係になるわけでございます。したがって、出石のソバにいたしましても、伝承300年というような感じになるわけでございます。こういった非常に意味のある来年でございますので、上田市とのそういったお話し合いを進められてそれまでに、いわゆる豊岡市と、新市と、そして上田市と新たなるそういった姉妹提携の調印を望むものでございます。


 そういった関係で、また特に上田市とは、そういった流れで城主のみならず、あるいは商人、あるいは職人というふうな、こういった流れの中で、本当に血の通ったいいますか、それも出石からそういった深い関係があるというふうなこともご承知おきを願っておきたいなと思いますし、昨年の台風の関係につきましても、義援金として約530万ほど、当局、議員さんそれぞれからいただいておりますし、また支援物資、またそういったボランティアの関係につきましても、こういった深い関係があることだけは十分、市長さんもご承知おきを願っておいて、速やかに上田市とのそういった提携を望みたいと、こんな思いがしておりますので、よろしくお願いをしておきたいなと。


 それでは、安全・安心で活力のある中貝市政を期待いたしまして、私の質問を終わらさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 以上で太田清喜議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 次は、71番、広川善徳議員。


               〔広川善徳議員 登壇〕


○議員(71番 広川 善徳) いよいよ最後がやってまいりました。71番、広川でございます。(拍手)


 大変皆さんのご期待をいただいております。なるべくご期待に沿えるようにやっていきたいと思います。最後ということで、当局の皆さんの顔も安堵感が漂っているんじゃないかと思います。議員の皆様におかれましても、また当局の皆様におかれましても大変お疲れだとは思いますが、しばらくお時間をいただきたいと思います。なお、最終でございますので、重複する点も多々あろうかと思います。しかしながら、私で最後でございます。心残りのないご答弁をお願いをしておきたいと。また、総仕上げのご答弁、これも一言つけ加えてお願いしたいと思います。


 それでは、通告に従いまして質問を行います。1番目の質問は、新市の一体化施策でございます。これについては、これまでの議員の答弁の中にほとんど含まれていると思いますが、コミュニティー活動の促進、対話と共感の市政運営、ハード面、ソフト面の一体化施策について、具体策と所見があればお答えを願います。


 2番目は、防災についてでございます。日本は、世界の大規模地震発生の2割を占める宿命的な地震列島である。この島国に住む以上、地震はいつ、どこで起きてもおかしくないことを覚悟しなければならない。防災の基本確認、日常の備えを怠らない。自・共・公助、3つのレベルで減災の取り組みを間断なく続ける以外にないということでございます。


 この5月23日は、北但大震災から80年の節目でございます。その日は、本市において、大々的に防災訓練が行われたところでございます。日本海沿岸地震について、兵庫県防災課ではこのように分析をしております。日本海沿岸で地震を発生すると、但馬地域北部を中心に大きな被害の発生が予想される。地盤が軟弱な河口部では、家屋の倒壊が起こりやすく、地すべりの発生しやすい地層も広く分布してるということで、マグニチュード7.3、その地震が発生した場合、建物全壊は但馬で1,723、半壊2,162、避難者5,090人、焼失棟数561、死者108、負傷者599、このような分析をしております。災害は、台風、地震など、いつ襲ってくるのかわからないので恐ろしいのですが、私たちはいざ災害が起こってきたとき、いかに被害を少なくするか、いわゆる減災を常日ごろから心がける必要があります。最近、国でも、防災に対する取り組みの強化に力を入れております。そこで、地震災害を頭に置き、何点か、質問をいたします。


 1点目は、避難所についてでございます。昨年の台風23号襲来時、避難所の不備項目がいろいろありました。地域防災計画では、旧市町で定めていたそれぞれの防災計画を見直し、本年度台を目途に、新市としての地についた実効性ある防災計画を策定するとのこと。避難所のあり方については、これまで多くの方の質問にもありましたが、昨年の台風災害を教訓に、どのような避難所にするべきと考えておられるのかお尋ねをいたします。


 2点目は、住宅耐震化の取り組みについてお尋ねします。兵庫県内において、震度6以上の地震が起きた際、倒壊のおそれがある住宅は全住宅の2割に当たる約42万戸に上ると試算がなされました。県は、この秋から簡易耐震診断の助成を開始し、5年間で危険住宅の半減を目指すとのことでございます。本市において、住宅の耐震化について、どのような見解を持っておられるのかお尋ねします。


 また、台風災害支援制度に、わが家の耐震改修促進事業の拡充による住宅復興支援制度がありました。これは、水害で耐震性が低下していることが明らかな木造住宅で、半壊以上の被害を受けた建築物となっていましたが、またあわせて、耐震診断なしでも筋交いや構造用合板の壁補修等の工事を認め、補助するとの仕組みが創設されましたが、この制度の申し込み状態はどうであったかお尋ねをいたします。


 3点目は、自助、共助、公助と上げていますが、ご存じのとおり、自助は一人一人、また家庭等での防災の取り組み、共助は地域、企業、学校などのお互いの助け合い、公助は国、県、市町などによる支援であるかと思います。


 6月15日付の読売新聞にこのような記事が出ていました。ことしの防災白書で、政府は、自然の猛威に対する国民の危機管理が薄らいでいないかと問いかけている。大雨や暴風の警報が出ているのに屋外で活動し、けがをしたり、死亡する。地震により夜、津波警報が出ているのに避難しない。近年、こうした事例が目立つ。また、災害時の対応に限らず、耐震性の不十分な住宅や建築物の改修は進んでいない。中略ですが、白書は、減災社会を実現するためには、国民運動の展開が必要であると訴えている。また、白書は、個人や企業などに求める行動として、1つに住宅、建築物の耐震化、2つには被害想定などを記したハザードマップによる災害の危険性の認識、3つには津波避難意識の向上、4つ目には防災ボランティアの活動、環境の整備と防災まちづくりの推進などを示しております。防災に対する市民運動、危険意識の向上、促進のため、自治体のとるべき役割は大であると思いますが、どのように考えられるのかお尋ねします。


 防災訓練推進については重複しますので、割愛をいたします。


 3番目の質問は、バス交通対策事業についてでございます。その一つは、コバス実証運行でございます。コバスは、市街地循環バスとして、平成15年11月26日から2年間を実証運行期間として運行しており、今や市民のなじむところとなっているのではないかと思います。昨年10月より、運行ルートを見直し、現在に至っていますが、当時、乗客数は1台当たり5人の目標を達成していたが、運行ルート見直しにより、1台当たり7人の乗客数を目指すと聞いておりましたが、10月から現在まで、1台当たりの乗客数は平均どれぐらいなのか、現状の実態をお尋ねします。


 また、コバスは市街地循環バスということで、移動に制約のある市民の社会参加の促進とか、まち中の公共、公益施設へのアクセス向上など、全くの市街地のみの運行となっていますが、実証運行後、市街地周辺への運行拡大は考える余地はあるのかお尋ねいたします。


 最後は、市バス運行の計画で、市バスの購入と運行が予算に計画されていますが、その内容についてお知らせください。


 以上で、第1回目の質問といたします。後は自席で行います。


○議長(木谷 敏勝) 答弁、願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、対話と共感に関するご質問にお答えをいたします。


 地方分権はこれから進展していく中で、自分たちのことは自分たちで、そして、自分たちの身銭と責任でもって決めていかなければいけない、こういった方向が強まっていくものと思います。こういった背景の中で、私たちはお互いにきっちりと議論をし、納得をしながら結論を出し、そして、みんなで出した結論に対して、その自主性に責任を負っていく、みずからの役割を果たしていく、こういうことが極めて大切だ考えておりまして、そのことを実現するための姿勢として対話と共感の市政を行うと、こういったことを申し上げてまいりました。それは、単に市長である私自身が市民とさまざまな場面で議論をするということだけではなくって、行政組織全体を貫くような姿勢として、ぜひこれはやっていきたいというふうに考えているところでございます。


 具体的な取り組みといたしましては、まず市民参画の仕組みづくり、例えば参加しやすい市政懇談会、これは時間とか日時の設定の仕方も含めてでありますけれども、そういったものへの工夫、あるいは利用しやすい出前講座の開設、審議会等への公募委員の積極的な採用、各種意識調査の実施等といったことが考えられると思います。また、市民の側から少しでも声をかけやすいようにということでもございますので、日ごろから、こちらからわかりやすい言葉で積極的に情報を提供し、私たちはいいことも悪いことも含めて、皆さんに率直にお話をする、オープンマインドであるという、そういったことのメッセージを投げ続けるということも大切だろうと思います。


 また、対話をする相手でありますけれども、例えば道路に関する決起大会が多数ありますけど、ほとんど黒々した男性ばかりという会でございます。こういった会話は会話で大切なわけですけれども、そうでない分野もたくさんございますから、各種団体のトップの方々というふうなことだけではなくって、さまざまな年齢層、階層あるいは男女を問わず、幅広く対話の相手方として議論をし、あるいは共感が生まれるような作業をつくり上げてまいりたいと思います。


 例えばでありますけれども、子育てを母親に任せたばっかりの男ばっかりが集まりまして教育の議論をするというのも大変おかしなことでありまして、その意味では、市政が全般としてバランスをとって行えるように、さまざまな観点に光を当てて対話と共感を進めてまいりたい、このように考えているところでございます。もちろん私たち自身が気づかないこともたくさんございますので、こういった分野についてはどうかといったご指摘も議員の方からいただければ幸いかと思います。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) コミュニティー活動の促進につきましてご答弁申し上げます。コミュニティー活動の促進につきましては、豊岡市地域づくり推進事業補助金として、300万円の予算を計上いたしております。この制度は、市民の創意工夫による自主的、主体的な新たな取り組みをする経費の一部を助成することによりまして、連帯感あふれるコミュニティー、あるいは地域の特性や資源を生かした活力ある地域づくりを進めていきたいというふうなことを考えております。


 具体的な内容につきましては、自治会やまちづくり団体などに対しまして、25万円を限度に、2分の1の補助率で助成するものであります。本議会におきまして予算のご承認をいただきますれば、その後、住民周知を行いまして、また募集を行って、8月の中旬をめどにしてその事業の選定を行っていきたいというふうに考えているところでございます。


 それから次に、新市の一体化の施策の中で、ハード、ソフト面での一体化施策ということがございました。ご答弁申し上げます。まず、新市の一体化施策につきましては、ソフト事業としまして、新市地域間交流促進事業補助金といたしまして、200万円の予算を計上しております。この制度は、新市の未来を担う子供たちが他地域の公共施設の利用や体験学習を通じて新市への愛着心を持ち、心と体が健やかに育成されるよう、貸し切りバス等の借り上げ経費の一部を助成しようとするものでございます。


 具体的には、子供会やPTAが新市の指定施設の見学や体験学習、または他地域との交流事業で貸し切りバス等を借り上げて活動する場合、1台当たり5万円を限度に、2分の1の補助率で助成をするものでございます。


 また、文化・スポーツ団体等交流促進事業といたしましては、既存の団体が新たな取り組みといたしまして、旧市町間で共同して事業を行うために新市の施設を利用する場合、基本の使用料については全額を減免をするというふうなことを予定いたしております。


 また、ハード事業といたしましては、旧市町間を結ぶことによりまして、利便性の向上を図り、新市の一体感を醸成するものとして、市事業では、新城崎大橋関連事業や二見森津線道路改良事業がございます。


 また、県の方で合併を支援する事業といたしまして、戸島玄武洞豊岡線、豊岡竹野線、日高竹野線、寺坂福住線、赤花薬王寺線など、旧市町間を結ぶ県道整備が計画をされております。こういった事業を通じまして、一体感の醸成を行っていきたいというふうに考えております。


 それから次に、コバスの関係でご質問いただきました。平成15年の11月の末から実証運行を開始してますが、その後、1台当たり7人という目標を掲げておったんですけど、それがどうなったかというご質問でございました。


 実は、15年11月以降、昨年10月までの間は、一つ一つのルートで1台で走っておったわけですけども、これが5.1人、1台当たり乗っていただいておりました。昨年10月、ちょうど台風の時期にぶつかったんですけれども、新しいバスを購入いたしまして、A、Bという2つの回るルートを設定をして試験運行を開始をいたしました。それ以後、5.6人、ちょっと7人には届いてませんけれども、若干伸びているという状況でございまして、これからより一層、利用促進について取り組みを行っていきたいというふうに考えているとこでございます。


 それからもう一つ、現在の実証運行のルートにつきまして、市街地周辺へ拡大できないのかというご質問がございました。実は、今走ってますルートといいますのは、路線バスが走っていないルートを基本に置きながら、定時性とか安全性の確保ということも頭に置きましてルートの設定をいたしております。実証運行の期間中でございますので、現ルートをいろうわけには現在はいきません。やがて本格運行に移っていくということが出てまいりますので、それに向けまして、実は市民のアンケート調査も既に行いました。結果はまだ出てませんが、調査を行う段階でして、そういった調査をもとにし、またニーズ等の把握、利用状況も調べながら、今後、検討委員会という組織がございますので、そこで今後のルートについては検討していきたいというふうに考えております。


 それからもう一つ、市バスの運行計画について、予算に上がっているお話もございました。現在、豊岡市が運行しておりますバス路線といいますのは、今申し上げましたコバスのほかに、竹野バス、旧竹野町営バス、但東バス、旧但東町営バスの2系統がございます。竹野バスにつきましては、市が所有する車両を無償で業者に貸与いたしまして、運行業務を事業者に委託をして行ってました。路線としましては、森本−三原間ということで、もう一つは森本−床瀬間ということで2路線ございました。それぞれ往復8便と7便が運行している現状にございます。また、但東バスにつきましては、事業者の運行に要する経費から、運賃収入を差し引いた額を補助いたしておりまして、路線は月、水、金曜日に、合橋地区、高橋地区を回る路線と、火、木、土につきましては主に資母地区を回る路線というのがございまして、それぞれ1日に3便、運行いたしております。いずれの路線も、過疎化や高齢化の進行した中山間地域でございまして、地域住民の日常生活に必要な交通手段として役割を果たしているというとこでございます。


 なお、このたび予算の中に、備品購入費として1,200万円計上いたしておりますが、これは竹野バスが1台老朽化いたしまして、これの更新の費用ということでございますので、ご理解をお願いしたいと思います。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 防災にまつわって避難所の関係でお尋ねをいただいてます。災害という本当に困難な事態の中で、すべての条件が整った理想的な避難所というのは、もう整備をするということは本当に甚だ困難ではないかなという基本的な認識をしておるんですけれども、昨年の台風の経験を踏まえて、例えばさっきの伊藤議員さんのところでも申し上げたんですけれども、避難所として指定をしていく、そのことが本当にそれ自身も安全たり得るのかっていうふうなこともございます。あるいは避難所としての装備品あるいは備品、それらが完全とはいきませんけども、ある程度整っていたのかどうか、あるいは情報伝達の方法であるとか、こんなふうなことを反省点として思っておりまして、これらを踏まえながら防災計画の中で考えていきたいなというふうに現在のところでは考えております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) わが家の耐震診断、どう認識しとるかということでございますが、これは議員もご指摘でございましたように、阪神・淡路大震災、これを教訓にしての対応ということでございますので、我々としてもこの制度につきましては大変有意義なものであるというふうな認識をいたしております。


 申し込み状況はどうかということでございました。現在とり行っております制度で、住宅の耐震診断、それから改修計画策定の件で申しますと、平成15年度では14件ございました。平成16年度では策定計画で19件、改修工事で8件ということが出ております。また、今年度では、4月からでございますが、現時点では策定計画の方で2件、改修工事の方で2件の申し込みをいただいていると状況でございます。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 自助、共助、公助につきましてご答弁申し上げます。


 昨年の台風23号の際にも経験いたしましたが、大規模な災害におきましては、公的支援の手が差し伸べられるまでに時間がかかる場合がございます。また、市内各地で一斉に災害が発生いたしますと、すべての箇所に、職員等も含め、十分な人材でありますとか、あるいは機材を投入することが困難なケースも出てまいります。もちろん行政といたしましては、できる限りの災害救助活動を行うわけでございますが、こういった大規模な災害に関しましては、議員ご指摘のとおり、自助、共助、公助の仕組みを最大限に活用して、災害に対応していくことが必要だろうというふうに考えてます。特に、自主防災組織と助け合いの精神に基づく共助、このことが災害時には非常に大きな力を発揮するものというふうに考えてます。市民の皆様に対しましても、今後理解をお願いをしていきたいというふうに考えてます。


 具体的には、7月にも地域のリーダー研修はあるわけですが、多分、講師もそのあたりのお話はされると思いますけども、まちとしてもそういった市民の理解をお願いをしていきたい。また、そのことが自治体の果たす役割の一つでもあろうというふうに認識をいたしております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 71番、広川善徳議員。


○議員(71番 広川 善徳) 一体化施策については、今、詳しくお聞きをいたしました。これ以上、余り再質問は避けたいと思いますが、私の思いとして2つだけ、ちょっと申し上げたいと思います。


 まずは、合併協議では新しい新市の歌は新市になってから検討するということであるんですけども、一体感を醸成のために、市歌を早くつくったらどうかという思いがあります。これまで各旧町、旧市において、市歌を機会があるごとに歌ってまいりましたが、合併になった途端、歌わないというよりも歌えないというような現状になってきておるんですけども、早く新市をつくって、一体感を生み出すことと、これまでなじんできた旧市町の歌を何らかの形で残してはどうかということを思います。この点について所見があればお願いしたいのと、もう一つは、一体感の関係でホームページですが、これまで合併協のホームページには掲示板がありました。そこで、内容はともかくいろいろと投稿したのをのぞいたりしてたんですけども、合併してから合併協のホームページが閉鎖されまして、もうそういうホームページの場がないということもあるんですけども、ぜひホームページの中に掲示板入れたらどうかと思いますが、2点お願いします。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 議員の方から今、ご提言いただきました、まず歌でございますけども、確かに歌がないのは寂しいなあいう感じもいたしております。ただ、これは十分、新市になって市民の方の意向も踏まえながら決めるべき内容でございまして、まだ今、具体的な方針を持ってませんが、決めることについては必要であると考えてますので、何か今後の新市の記念、1周年とか、そういう記念を目指して検討していきたいと考えてます。


 それから、ホームページにつきましても、これも大変ご迷惑をおかけいたしました。随分いろんなご指摘もいただいておりまして、新市になって十分な情報伝達ができておりませんけども、議員のご指摘も踏まえて、十分に新市の内容がわかってもらえるような形でのホームページを作成をしていきたいというふうに考えてますので、ご理解をお願いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 71番、広川善徳議員。


○議員(71番 広川 善徳) よろしくお願いします。


 耐震化については、今、申込数とかは聞きましたけども、現実かなり少ないということがあります。それは、大変制度を利用しにくいということがあるんじゃないかと思います。先ほどの中でちょっと申し上げましたが、これは県の制度で、いよいよこの秋から、1割の自己負担で耐震診断が受けられるという制度がスタートするそうでございます。耐震診断だけであれば、5万円から10万円というような数字も聞いてるんですが、5,000円とか1万円とか、そんな金額で耐震診断を受けられるというようでございます。先ほども申しましたが、市民の防災意識、これを何とか向上しなければいけない。我々の責任でもあるんですが、当局におかれましても、市民のそういう防災意識、これを高めていただきたい。


 最近の新聞は、とにかくもう耐震、耐震ということをかなりしつこく出しております。減災のためには、まず耐震のそういう対策をするのが一番であるということから、まず耐震診断を受けないことには耐震化、必要なのかどうか全くわからないということから、秋にこういうふうに実施されるんであれば、ぜひ宣揚していただいて、多くの市民の方に利用できるようにしていただきたいと思いますけども、所見をお願いします。


○議長(木谷 敏勝) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) 今、議員がご指摘になっておりますのは、17年から約5年間という期間で、簡易耐震診断推進事業ということだと思います。確かにご指摘のような事業内容でございますが、動きとしましては、大体9月上旬ごろ、県とのタイアップでの受け付けの状況になるのかなというふうに思っておりますので、今ございますリーフレットでありますとか、チラシでありますとか、市広報または防災行政無線、いろんな手段を使ってこの活用のPRを行っていきたいというふうには考えております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 71番、広川善徳議員。


○議員(71番 広川 善徳) よろしくお願いします。


 コバスについて、再質問いたします。先ほどお聞きしましたように、コバスの利用者、当初、1台当たり5人という目標が出されていまして、それはクリアしてるんですけども、要望的になるかもわかりませんが、今、市街地だけの運行となっています。私は、八条地区とか五荘地区、その辺の方をかなりの回ってほしいというような要望も耳にするわけですけども、都度、これは市街地の循環バスだということで言っておりますが、そういう要望があるということを念頭にしていただいて、市街地周辺循環バスというようなことも頭に入れていただけないかなと思うんですけども、もう人口的に見ても、市街地だけの人口と五荘地区の人口と、もうほとんど同じぐらいな人口になってます。さらに、八条地区を入れるとかなりの人口です。先ほどお聞きしましたように、路線バスのないところに回していくという基本姿勢はよくわかりますが、そういう市民の要望があるということを申し上げまして、見解をもう一度お願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 市街地循環バスの意義というのは、これはもうはっきり決まってまして、どんどんどんどん定着する中で、私の家の近くにも来てほしいなという思いを持たれる方もあることもよくわかるんですが、これも定時性とか、いろんな面でのこともございます。今のご意見はご意見としてお受けいたしまして、実証運行に向けて、今後間もなく、改めて検討委員会でルートを含めて検討しますので、またいろんなご意見として検討していきたいというふうに考えてます。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 71番、広川善徳議員。


○議員(71番 広川 善徳) よろしくお願いします。


 最後の質問に行きます。市バスの関係で、実は、市バスの運行と書いてあったもんで、つい新しい市バスの運行を開始されるんかなという思いがあったんですけども、先ほどお聞きしました旧竹野町、但東町のバスであるということですが、ここでちょっと疑問、疑問といったらおかしいんですけども、竹野町のバス、竹野町民バスですか、これは、暫定条例で竹野町のバスとして、公営のバスとして制定されていますが、旧但東町あたりのバスは、また形が違うんじゃないかというふうな思いがするんですけども、そういう公営のバス、また業者に依頼したただのバスというような違いについて教えていただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 但東総合支所長。


○但東総合支所長(松本 和洋) 但東の、今は市民バスですが、委託契約を行いまして、その委託契約の中で補助金として赤字分の補てんという支出をしております。


○議長(木谷 敏勝) 71番、広川善徳議員。


○議員(71番 広川 善徳) 竹野町の場合は町民バスということで、公営ということだと思うんですけども、公営ということであれば、今度、合併したら豊岡市が事業の主体者ということになっているわけでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 今度は合併しましたので、市営バスという格好でございます。


○議長(木谷 敏勝) 71番、広川善徳議員。


○議員(71番 広川 善徳) 道路運送事業法などで、事業者であれば事業計画なんかを出して認可をもらわないといけないんですけども、もうそういう手続も済まされているんでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 竹野総合支所長。


○竹野総合支所長(神田 美稲) 運行許可につきましては、旧竹野町で許可をいただいております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 71番、広川善徳議員。


○議員(71番 広川 善徳) 合併した場合は、変更はしなくてもいいんですかね。


○議長(木谷 敏勝) 竹野総合支所長。


○竹野総合支所長(神田 美稲) 変更につきましては、次の切りかえで行うというふうに理解いたしております。


○議長(木谷 敏勝) 71番、広川善徳議員。


○議員(71番 広川 善徳) では最後、お聞きします。


 市バスを市で買って委託業者に譲渡ですか、すると、何とも大胆なというか、そんな感じがするんですけども、そういう制度はもう今までの竹野町民バスではずっとされてきたということでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 市が買いましたバスは譲渡ではなくて貸与、無償貸与という格好、貸すという格好でございます。


○議長(木谷 敏勝) 71番、広川善徳議員。


○議員(71番 広川 善徳) そのバスは青ナンバーでやっておられるんですか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 青ナンバーでございます。


○議長(木谷 敏勝) 71番、広川善徳議員。


○議員(71番 広川 善徳) わかりました。


 もう時間もこれぐらいにして終わりたいと思います。大変ありがとうございました。


○議長(木谷 敏勝) 以上で広川善徳議員に対する答弁は終わりました。


 以上で通告に基づく発言は終わりました。


 これをもって上程議案に対する質疑並びに市の一般事務に関する質問は終局いたします。


 お諮りいたします。ただいま議題となっております報告第6号ないし報告第10号、並びに第14号議案ないし第46号議案については、お手元に配付いたしております議案付託分類表のとおり、それぞれの所管の委員会に審査を付託いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認め、そのように決定しました。


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◎日程第3 請願・陳情の付託について





○議長(木谷 敏勝) 次は、日程第3、請願・陳情の付託についてでありますが、請願1件及び陳情1件を新たに議長において受理し、お手元に配付いたしております別紙文書表のとおり、所管の常任委員会に審査を付託いたしますので、ご了承願います。


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○議長(木谷 敏勝) 以上で本日の日程は終わりました。


 この際、お諮りいたします。明22日から29日までを委員会審査等のため休会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認め、そのように決定しました。


 次の本会議は、6月30日午前9時30分から再開いたします。


 本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。


                午後8時17分散会


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