議事ロックス -地方議会議事録検索-


兵庫県 豊岡市

平成17年第3回定例会(第5日 6月20日)




平成17年第3回定例会(第5日 6月20日)





────────────────────────────────────────


            平成17年第3回豊岡市議会定例会(第5日)


                           平成17年6月20日(月曜日)


────────────────────────────────────────


 
                       平成17年6月20日 午前9時30分開議


第2日(平成17年6月15日)の議事日程を援用


      ───────────────────────────────


                本日の会議に付した事件


日程第2 報告第6号〜報告第10号並びに第14号議案〜第46号議案〈専決処分したものの


     報告について、ほか37件〉一括上程


     各議案に対する質疑並びに一般質問


      ───────────────────────────────


                  出席議員(92名)


       1番 加 藤   実         2番 一 幡   勉


       3番 岩 田 幸之助         4番 木 谷 敏 勝


       5番 上 坂 正 明         6番 岡 田 重 明


       7番 渡 辺   毅         8番 滝 本   実


       9番 伊 藤   仁         10番 湊 ? 康 雄


       11番 岩 見 倬 史         12番 奥 野 初 見


       13番 田 中 英 裕         14番 谷 澤   誠


       15番 長 岡   優         16番 木 瀬 秀 美


       17番 稲 葉 康 介         18番 植 田 佐 一


       19番 芝 地 邦 彦         20番 長谷川 幹 夫


       21番 中 野 利 朗         22番 福 田 静 剛


       23番 植 田 慶 一         24番 小 西 貞 夫


       25番 寺 田 孝 夫         26番 榎 本 哲 郎


       27番 金 澤 省 三         28番 金 子   實


       29番 篠 原 和 三         30番 津 田   正


       31番 谷 口 秀 夫         33番 木多見 春 夫


       34番 竹 村 貞 夫         35番 成 田 美 好


       36番 森 田 健 治         37番 熊 本 善兵衛


       38番 岩 崎 夏 雄         39番 堀 江 勝 美


       40番 宮 垣 三 二         41番 青 山 憲 司


       42番 宮 田   弘         44番 中 村 正 実


       45番 谷 口 雄一郎         46番 峰 高 千 明


       47番 三 輪 卓 右         48番 鷹 野 久 司


       49番 谷 口 勝 己         50番 谷 本   昇


       51番 岡 谷 邦 人         52番 堀 江 治 信


       53番 吉 岡 正 章         54番 古 谷 修 一


       55番 堀     正         57番 伊 賀   央


       58番 木 谷 孝 行         59番 西 垣 善 之


       60番 西 川 金 吾         61番 結 城 紘 一


       62番 椿 野 仁 司         63番 橘   卓 爾


       64番 定 元   稔         65番 野 口 逸 敏


       66番 原     甲         67番 若 林 悦 三


       68番 岡   満 夫         69番 井 崎   昭


       70番 稲 垣   薫         71番 広 川 善 徳


       72番 森 岡   進         73番 古 池 信 幸


       74番 中 家 和 美         75番 大 谷 英 子


       76番 福 田 幸 一         77番 足 田 茂 樹


       78番 瀬 藤 洋 行         79番 川 口   匡


       80番 瀧 下 繁 喜         81番 水 口 和 美


       82番 森 本 陸 夫         83番 綿 貫 祥 一


       84番 和 田 貞 夫         85番 岩 崎 誠 喜


       86番 大 井 昭 次         87番 森 井 幸 子


       88番 森 田   進         89番 安治川 敏 明


       90番 武 田 厚 志         91番 村 岡 峰 男


       92番 木 下 哲 学         93番 陰   良 夫


       94番 稲 垣 のり子         95番 太 田 清 喜


      ───────────────────────────────


                  欠席議員(3名)


       32番 加 藤 勝 一         43番 国 村   猛


       56番 山 本 久 雄


      ───────────────────────────────


                  欠  員(なし)


      ───────────────────────────────


                 事務局出席職員職氏名


  局長         田 中 茂 樹  議事係長      松 本 幹 雄


  次長         阪 根 一 郎  議事係主査     大 槻   稔


  庶務係長       前 田 靖 子  技能職員      藤 井 正 吾


      ───────────────────────────────


               説明のため出席した者の職氏名


  市長         中 貝 宗 治  助役        奥 田 清 喜


  収入役        塚 本 信 行  技監        谷 川 俊 男


  企画部長       神 尾 與志廣  行革推進室長    谷 岡 慎 一


  国体推進部長     西 村 昇 一  総務部長      中 川   茂


  防災監兼消防長    菅 村 和 弘  市民生活部長    植 田 政 由


  健康福祉部長     岡 本 幹 雄  商工観光部長    砂 田 利 正


  農林水産部長     太田垣 秀 典  建設部長      井 本 雅 士


  建設部参事      福 井 與司光  企業部長      蘆 田 和 美


  城崎総合支所長    齋 藤 哲 也  竹野総合支所長   神 田 美 稲


  日高総合支所長    小 西 康 夫  出石総合支所長   多 根   徹


  但東総合支所長    松 本 和 洋  教育委員      卯 野 敦 子


  教育委員       岡 本 直 樹  教育長       石 高 雅 信


  代表監査委員     大 禮 謙 一  農業委員会長    竹 村 公 男


  選挙管理委員会委員長 籏 谷 力 夫  選挙管理委員会委員 副 田   勝


  教育次長       村 田 正 次  監査・選管事務局長 池 上   晃


  農業委員会事務局長  井 谷 勝 彦


      ───────────────────────────────





                ◎午前9時30分開議





○議長(木谷 敏勝) おはようございます。


 ただいまの出席議員数は92名であります。よって、会議は成立いたします。


 これより本日の会議を開きます。


 議事に入ります前に、ご報告いたしておきます。


 まず、本日の会議に欠席届のありましたのは、加藤勝一議員、国村猛議員、山本久雄議員であります。


 次に、本日の議事運営について議会運営委員長の報告を求めます。


 69番、井崎昭議員。


○議会運営委員長(井崎 昭) 皆さん、おはようございます。


 本日の議事運営についてご報告いたします。


 本日は、この後、6月17日に引き続き第30番目の大谷英子議員から質疑、質問を継続いたします。


 なお、本日の会議の状況により、適当な時点で延会することといたしておりますので、あらかじめご了承の上、議事運営にご協力のほどお願い申し上げます。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 以上、報告のとおりご了承願います。


          ────────・──・────────





◎日程第2 報告第6号〜報告第10号並びに第14号議案〜第46号議案





○議長(木谷 敏勝) 引き続き6月17日の議事を継続し、質疑並びに一般質問を続行いたします。


 なお、通告者が大変多数でありますので、質疑、質問はくれぐれも重複を避け簡潔に行っていただくとともに、当局答弁についても要点を押さえ、適切簡明になされるよう強く要望いたしておきます。


 また、発言に当たっては、極力マイクを近づけた上で明瞭になされるようお願いいたします。


 次は、75番、大谷英子議員。


               〔大谷英子議員 登壇〕


○議員(75番 大谷 英子) 75番、大谷英子でございます。(拍手)おはようございます。通告に従いまして、一般質問を行います。


 まず1番目に、子育てのしやすい環境づくりについてお尋ねいたします。


 先ごろ発表されました厚生労働省の2004年人口動態統計によりますと、1人の女性が生涯に産む子供の平均数であります合計特殊出生率は1.29、兵庫県では1.24とさらに少子化が進んでいます。


 また、内閣府の少子化社会白書は、正社員に比べ年収が約3分の1にすぎないフリーターの増大が男女ともに結婚に対してマイナスへ作用していると、このように述べています。


 そしてまた、4月には次世代育成支援対策推進法が全面施行され、企業には育児休暇の取得率向上など具体的な数値目標を盛り込んだ行動計画の策定が義務づけられています。


 子供を産めない理由の第1位に、経済的理由が上がっています。仕事と子育ての両立できる環境づくりがますます必要となっています。少子化対策の現状をお尋ねいたします。


 次に、30人学級についてお尋ねいたします。


 中央教育審議会の義務教育特別部会は、公立小・中学校の1学級当たりの子供の数の上限を40人と定めている学級編制基準を改善することで一致しました。文部科学省のことし4月の調査によりますと、児童生徒の学力が向上した、授業でつまずく児童生徒が減ったと、このように評価する学校は小学校で98.7%、中学校で90%以上に上っています。30人学級を始めとする少人数学級による教育効果は、独自に実施しているところで試され済みです。教育基本法は、教育行政の仕事が必要な諸条件の定義確立であることを明記しています。


 今、教育基本法を変えようとする動きがありますが、教育基本法の不備があるから学力の危機やモラルの荒廃の問題が起こっているわけではありません。教育基本法の精神を生かしてこそ、子供と教育をめぐる困難を打開できます。


 昨年度より小学校1年生のみ35人学級が実現し、きめ細やかな学習指導という点で随分効果があったと聞いております。来年度からの第8次教職員定数改善計画の策定に向け、国は今こそ学級編制基準を40人から30人へと引き下げるときです。30人学級の実現について、実施についてのお考えをお尋ねいたします。


 次に、学童保育についてお尋ねいたします。


 子供たちが放課後安心して楽しく過ごすことのできる学童保育は、働く父母、保護者にとって大変喜ばれている事業です。学童保育の実施の状況をお尋ねをいたします。


 また、多くの皆さんより要望の強い幼稚園の給食実施についてお尋ねいたします。


 幼稚園給食につきましては、合併後に検討されると聞いておりましたが、どのように検討がなされたのか状況をお尋ねいたします。


 大きい項目の第2番目として、災害時における避難のあり方についてお尋ねいたします。


 私は、日高町の上石に33年間住んでいます。この33年間の間に、床上浸水3回、床下浸水2回という被害に遭っています。ことしもまた台風のシーズンがやってきます。昨年の台風23号では、避難勧告や避難指示が出されてもそのときには既に道路は冠水し、避難場所に行くことができなかったところもありますが、今後の避難勧告や指示の出し方、また情報の伝達方法についてのお考えをお尋ねいたします。


 あわせて、台風23号時におきましては避難所が浸水し、使用不能になったところもありますが、避難所の見直しはどのようになっているのかお尋ねいたします。


 また、避難所における運営体制につきましてもあわせてお尋ねいたします。


 そして、災害時に被害を最小限に食いとめるには、住民の防災意識の高揚が必要と考えます。防災意識の高揚についてのお考えをお尋ねいたします。


 3番目に、広域ごみ汚泥処理施設についてお尋ねいたします。


 市長は、総括説明の中で広域ごみ汚泥処理施設整備事業の進捗状況を報告されました。予定候補地では説明会も開催されています。地元住民の皆さんよりどのような意見、問題点等出されたのか、説明会での状況をお尋ねをいたします。


 また、市長は、総括説明の中で本市としましても地元地区への対応については誠心誠意努めてまいりたいと考えていますと、このように述べられていますが、今後予定候補地への誠心誠意の対応はどのようになされるのか、お尋ねいたします。


 最後に、ごみ減量化への対策はどのように進められているのかお尋ねいたします。


 次回からの質問は自席にて行います。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、防災意識に関するご質問にお答えをいたします。


 防災の世界で「ゴールデン・セブンティーツーアワーズ」、黄金の72時間という言葉があります。災害発生後72時間を過ぎますと、生存率が急激に下がってくる。したがって、この72時間以内に救出をするように最大の努力をしなければいけない、そういった意味が込められています。


 ただ、他方で、昨年の災害でも私たちは体験したところでございますが、すぐには行政の側が行けない事態が必ず発生をいたします。大規模な災害が、しかも全市的に多発的に発生いたしますと、必ず行政も頑張りますし自衛隊や消防あるいは消防団も全力を挙げますけれども、当該その方のところにすぐ行けないという事態が発生いたします。


 したがいまして、その限界があるということを認識した上で、住民みずからがこの72時間何とか自分で生き残る、そういうこともあわせてしていただくことが大変重要だというふうに考えております。そういったことから、住民の防災意識を絶えず向上していただくような努力をし、住民の側にも努力をしていただくことが大変肝要であるというふうに考えているところです。


 具体的には、まず10月20日を風化させてはいけないということで、この日をいわばメモリアルデーと定め、今年度はシンポジウムと写真展を行うことにいたしております。


 また、市民全体の方に直接というのはなかなか物理的に困難なことがございますので、区長さん始め地区の役員の方々、あるいは自主防災組織のリーダーの方々、あるいは民生委員の方々を対象にした危機管理に関する研修を行いたいと考えておりまして、今年度は区長や自主防のリーダーの方を中心にした研修を2回、民生委員の方々を対象にした研修を1回行いたいと考えております。


 また、こういったことだけでは当然足りませんので、旧1市5町におきましてもそれぞれ水防訓練を行うということになっております。また、地域防災計画の策定を行いますけれども、この策定過程におきましても住民の方々との直接対話を通じて防災意識を高めていきたい、このように考えているところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方からは、少子化対策における少子化の現状ということでございます。


 先ほど議員の方からご指摘があったとおりでございまして、ことしの合計特殊出生率が1.29。この数値は、実は昨年と同じ数値ではございますけれども、少数第3位以下を見てみますと、実は1.289というそういう数値であるというようなことでございます。


 また、いわゆるこの少子化の要因としましては経済的な理由、それからあと未婚、晩婚というようなそういうようなものがあるわけでございますけれども、先ほど議員がご指摘がありましたようなフリーターの増大、これが実は少子化を後押ししているというような状況も承知いたしております。


 そのような中にありまして、国におきましても直接的ないわゆる経済支援ということについての検討を始めたというような状況がございます。政府で組織いたしております少子化対策会議、これに有識者による委員会を設置いたしまして、そして来年の秋をめどに具体的な経済支援策について検討するというようなことが新聞紙上等でも報道されておったというような状況でございます。


 先般の議員さんにもご説明申し上げました少子化対策の中でのいわゆる市における直接的な支援というのは現在のところ考えておりませんけれども、子育てのいわゆる支援という部分での環境づくりには今後とも精いっぱい取り組んでいきたいというふうに考えております。


 そのような中で、特に平成17年度におきましては、まず乳幼児を抱えるお母さん方の負担の軽減というようなことを念頭に置いた子育てセンターを設置いたしております。これはそれぞれの総合支所も含めて6カ所設置いたしております。


 また、多機能型保育ということで、今後のさまざまな保育ニーズに対応するために西保育園の移転改築を計画いたしております。


 また、さきの議員さんにもご答弁いたしましたけれども、次世代育成支援対策に係る地域行動計画、これについては一応現段階では調整段階ということでございます。その中で、旧市町で一応設定したものを持ち寄って計画といたしております。そういう関係もございまして、新市としての地域行動計画は策定する必要があるということから、18年秋をめどに見直すことといたしております。


 それから、放課後児童クラブの現状でございます。


 この4月1日に旧1市5町の放課後児童クラブを全部新市に引き継いでおります。現在のところ、17の放課後児童クラブで一応それぞれの活動をしていただいているという状況でございます。


 そうした中にあって、平成17年度では日高、それから城崎の2カ所で今回新たに立ち上げていただいたというような状況でございます。


 今後、これらについても地域のニーズを踏まえる中で必要なところについては整備を進めていくというふうに考えております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 30人学級の実施についての考えはどうかというお尋ねでございました。


 少人数授業によります教育効果を否定するものではございません。しかし、少子化によりまして既に少人数学級を実施せざるを得ない、そういった学校からは、高学年になるにつれて子供同士の人間関係が壊れたときに、少人数であるがゆえに逃げ場がなく孤立する子供の存在、そういった中での生活集団としての指導の難しさも聞いております。


 学級が子供たちにとりまして学習集団であると同時に、楽しい学校生活を送る上での生活集団、こうした機能を持つことも考えましたときに、少人数授業と少人数学級、そのあたりの指導形態のあり方、あるいは学級編制の基準、そういったものにつきましてはこういった2つの機能を考えた上で決めることが大切である、このように考えております。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 幼稚園の給食についてお答えいたします。


 現在、幼稚園への給食は竹野と但東で実施しております。これは竹野では過去に単独調理場で給食が出されていたことを継続してきたこと、それからまた但東におきましては、通園バスの時間との関係から保護者からの要望を受けて実施されてきたと聞いています。


 現在、豊岡と出石のセンターにおきましては調理能力がほぼいっぱいでありまして、余力のない状態であります。


 さらに、幼稚園の調理を行う場合、各種課題、問題等もございます。調理場の人材確保、それから配送体制及び受け入れ先の配ぜん施設と人材確保などがございます。


 したがいまして、現段階で全園に拡大することは非常に困難かと考えております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 私の方からは、災害時における避難のあり方の3つの項目でお答えをさせていただきます。


 まず、避難勧告指示の出し方の部分でございます。


 議員がおっしゃったように、昨年の台風23号では本当に勧告のタイミング、あるいはどんなふうに市民の皆さんに表現をして伝えるべきであったのか、本当にさまざまな課題が残っておると思います。


 そこで、やっぱり勧告については早目早目の対応が求められてくる。それから、危険な情報を早く収集をして適切なタイミングで、それでまたなおかつ緊迫感を持って市民の方にお伝えできるかどうか、そんなふうなことについて研究あるいは検討をさせていただきたいというふうに考えております。


 早目の勧告云々ということにつきましては、再々申し上げておりますように一番緊迫感を持って災害現場を掌握ができる総合支所長に権限委任等、そういう体制も含めて考えておるところでございます。


 それでなお、地震の場合なんですけども、台風の場合でしたらあらかじめ気象情報等さまざまな予測できる方法があるわけですけども、地震の場合本当に突発的でもございます。したがって日常の訓練、そんなふうなことを積み重ねるようなことをさせていただいて、実情を見て適切に判断をさせていただくというふうになろうかと思います。


 それから、情報の伝達方法の関係でございます。


 これもさまざまな議員の方々からお尋ねをいただいております。やはり現在、課題はあっても整備がされております防災行政無線あるいは有線、あるいは広報車であるとか、あるいは区長の皆さん、あるいは自主防のそれぞれ組織の皆さん、またコミュニティーFM、FMジャングル、こんなふうなさまざまな現在ありますものを最大活用させていただいて、市民の皆さんにお伝えをさせていただくというふうなことになろうかと思います。


 それから、避難所の見直しとそれから運営体制についてもご質問がございました。


 これも避難所の関係につきましても、本当にさまざまな課題を抱えておろうかと思います。避難所につきましては、やはり災害という特性を踏まえて、近くで、それとなおかつ公立あるいはそんなふうな施設があるということが最も望ましいわけですけども、なかなかすべての条件が整う避難所というのも本当に少ないんではなかろうかなというふうに思います。


 避難所につきましては、今までの災害事例、そんなふうな教訓を生かしながら指定をさせていただきました。しかし、昨年の場合には本当に未曾有の、今まで例のない事態であったというふうに認識をしておりまして、地域防災計画の策定の中でこの避難所につきましても、災害規模にもよると思いますけども、見直しを当然図っていかなきゃならないというふうに考えております。


 また、避難所の運営の関係でございます。


 市の職員が避難所に出向いて着任をして、そこでさまざまな情報をお伝えをする、あるいはお世話をさせていただくというふうなことがすべての避難所でできればいいわけですけども、たくさんの避難所、300近い避難所が現状でもございます。それらをすべて同じ条件でということはこれはとても困難ではなかろうかなというふうに認識をしておりまして、今のところ、例えばそういう職員がお世話をさせていただくような避難所とそうでない避難所、そんなふうなことも区分をする必要があるのかなとも現在一つの検討材料として考えておるようなところでございます。


 以上のようなことで、地域防災計画の中で慎重にこの問題につきましても昨年の災害教訓を踏まえて検討してまいりたいと思っておりますので、何分ご理解のほどよろしくお願いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 広域ごみ汚泥処理施設についてのお尋ねのうち、1番目の上郷地区での説明会の開催状況でございます。


 地元の検討委員会の要請のもとで、北但行政事務組合によって行われました。


 期間につきましては、4月9日から5月21日までの毎週土曜日の夜間、回数は計7回、時間帯は夜8時から1時間半程度、中には3時間に及ぶ場合もあったと聞いております。


 次に対象ですが、地区の方全員を対象として隣保ごとに行われ、隣保数は11隣保あるわけですが、世帯の少ない隣保につきましては2隣保合同で行った日も4回あったと聞いております。なお、場所は上郷の公民館で行いました。


 出席された人数ですが、毎回出席の役員さん3名を除いて7回で延べ141人の出席がありました。世帯数は126世帯あり、人口は478人おられると聞いております。


 説明会での内容ですが、説明資料を事前に上郷地区の全世帯に事前に配布して、この事業の生じた背景、同地区を選定した理由、経過、施設の概要等を中心に、事前配布の資料の内容をパソコン等を駆使いたしまして30分程度説明を行い、その後、質疑応答が行われました。


 上郷地区を候補地として選定した理由等が中心でしたが、住民の皆さんからはそれ以外の不安材料や意見も出され、厳しい内容のものであったとお聞きしております。


 なお、その場で出された意見がどのようなものであったかということは、市職員は直接的に説明会には出席しておりませんので詳しくは承知しておりませんが、北但行政からお聞きします主なものにつきましては4点ほどありまして、1つには上郷地区を選定した理由、そのことに対する意見、選定したことに対する意見、2つ目には施設整備に伴う環境の負荷への懸念、3つ目には施設整備に伴う地区のイメージへの懸念、4つ目には施設整備等に伴う交通問題等の意見が出されたと聞いております。


 それから、2点目の今後の対応ということでございますが、北但行政事務組合といたしまして、まず説明会で出された質疑や意見など、その場で回答できなかって持ち越した事項について、今後地元検討委員会とともに調査の上、住民の皆さんに納得が得られますよう丁寧に説明がなされるものと考えております。


 地元への対応は、一義的には事業主体である北但行政事務組合で行われるものでありますけども、市といたしましてもこの施設が豊岡市内に整備されますこともありますし、庁舎内の関係部課と、それから北但行政と連携して、北但ごみ汚泥処理施設整備連絡会を設置をしております。今後はこの会議を生かして、事業の円滑な推進を図りたいと考えております。


 3点目のごみ減量化への対策でございますが、現在、1市3町で建設をしている北但ごみ汚泥の施設の焼却の規模は構成市町から排出されるごみの量によって決まります。標準的な焼却施設の建設費用は、1日の処理能力1トン当たり約5,400万円と言われていることから、構成市町の1日当たりのごみの排出量を1トン減らしたとすれば、約5,400万円の建設費の節約ができるばかりか、建設後の維持経費も大幅に削減できるものと考えられます。


 したがって、新市においては環境問題だけではなく、コスト削減のためにもごみの減量が急務となっており、本市の取り組みとしましては、合併前に各支所で行ってきた家庭ごみの有料化、資源ごみの集団回収の奨励、また生ごみ処理機の補助、空き容器回収機の設置などを新市においても継続することとしております。これらの取り組みによって家庭ごみの減量は進んでおりますが、事業ごみについては横ばいの状況であるため、豊岡市の清掃センターへ持ち込まれるごみをさらに減量するとするならば、事業ごみの減量にも取り組まなきゃなりません。


 そこで、旧豊岡市で設置していたごみ減量指導委員を新市においても継続し、市内の事業所を訪問して事業ごみの減量を働きかけていきたいというふうに考えております。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 子育てのしやすい環境づくりについて、少子化対策についてお尋ねいたします。


 私は、旧日高町出身の議員でございますが、清水元町長は子供はまちの宝だと、このようにかねがね言ってこられましたが、中貝市長のご認識はいかがでございましょうか、お尋ねいたします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 清水さんがその言葉にどういう思いを具体的に込められたかわかりませんけれども、言葉ということであれば全く同様であります。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) いや、清水町長がどういう思いであったかではなく、あなたがどう思われているか、そのことをお聞きしているんです。お願いします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) いや、子供は宝だとおっしゃって、あなたはどう思うかと言われましたから、同じ言葉でお返しをしたいと、こう申し上げたところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) それでは、市長も子供はまちの宝だというご認識であるという上で質問させていただきます。


 子供を産むとかそして産まない、こういうことは個人の自由でございます。しかし、産みたくても産めない理由の第1位に経済的理由、このことが上げられています。子供を産んでも働きたい、働き続けたいと、こういう願いを持つお母さんがたくさんふえているということも十分ご承知のはずだと思います。このことは大変切実な要求として、私が通告しておりますような内容、こういうものが上げられているわけでございます。


 子育てのしやすい環境をつくることは行政の役割だというふうに思っております。子育てや教育にお金がかかり過ぎる。日本はよくお金がかかり過ぎる。こういうことが言われておりますが、国におきましては国立大学の授業料値上げをしたり、そしてまた県におきましては乳幼児の入院につきましては無料であったものを1割負担に引き上げるなど、少子化対策に逆行するようなやり方を平然とやってきております。このような国の姿勢に対して、改めさせることが必要だと思いますが、いかがでございましょうか、お尋ねいたします。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) さまざまな現象というのは、今の今日的な社会の中で出てきておるということは十分認識をいたしております。


 しかしながら、さまざまなこういう施策はそれなりに理由といいますか、背景があってなされるという部分もあるわけでございまして、やはりそこら辺のあたりのうまい調整といいますか、そこら辺のあたりが今後大事になってくるというふうには思っております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 今の社会を変えていかなければ、本当にお母さんたち困るんですよ。そういういろんな施設を充実していかなきゃ、施策の充実をしていかなければ少子化というのは本当に歯どめがかからない。最初に言いましたように、子供を産む産まないは個人の自由です。しかし、産みたくても産めないという現実があるということ、このことはしっかりと行政として心にとどめておかなければならないというふうに思うんです。その役割を果たすのが、産みやすい環境をつくっていくのが行政である、このように思います。


 今、幼稚園が、私、資料をいただきました。この資料の中によりますと、27園ある幼稚園の中で保育の時間がまちまちになっております。特に違いますのは、開園をする時間、朝の開園時間が違います。どのように違うか、既にそちらもご存じだと思いますが、特に朝の早くからあくところもあるわけで、早いところは7時45分にあきますが、遅いところによりますと8時30分に開く。これはなぜこういうふうになってるのかちょっとわからないんですけれども、小学校と併設している幼稚園の園児は小学生のお兄ちゃんやお姉ちゃんたちと並んで集団登園いたします。しかし、豊岡市の中では小学校と併設をしていない幼稚園が4園あるように思います。ここにつきましては、幼稚園児独自で登園しなければなりません。それには親が集合場所までついていく。そしてまた、親同士で順番で送り迎えをしていく。こういうことになっているのが実態だと思いますが、朝の8時30分開園する幼稚園では、朝早く出勤しなければならないお母さんは間に合わないと思うんですけれども、このようにいろいろと朝の開園時間が違っている理由をお尋ねをいたします。なぜ違っているのですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 幼稚園の開園時間の違いというお尋ねですが、先ほど議員さんがお話しされましたように、併設園につきましては小学校の子供たちと一緒の集団登校、こういったことを行っておりますので、したがいましてその小学校の時間に合わせて子供たちが登園してくる。他の幼稚園につきましては、いろんな通園区域の実態もございます。そういった中で、幼稚園独自でその登園の時間については決めている、こういった実態でございます。特別に何時でなきゃならないというようなことについては、一律的にはこういったことを決めてるということはございません。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 幼稚園独自で保育時間を決めているということですが、それではお母さんたち、保護者の皆さんと相談をして決めるんですか、それをお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 具体的にどこまでお話がなされているのかいうことは私どもは承知しておりませんが、基本的には一応入園説明会等ございますので、そういった場で登園時間については幼稚園側から説明し、それについて保護者からの意見も聞いた上で登園時間が設定される、このように認識しております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 今なぜこういうことをお聞きするかといいますと、8時半開園する幼稚園では、さっき言いましたように早く出勤しなければならないお母さんはそういう送り当番に加わっていけない。こらえてもらわんなんという状況が出ているんです。そしてそういうことができない場合には、だれかをそういう役割のよその方をお願いしていると。こういう状況ですので、そういうことは幼稚園の方で保護者会等で説明をされて、そして決められていくということですが、こういうちょっとしたことが本当に仕事を持ち続けるということが困難になる要因の一つなんです。どこのお母さんも、幼稚園になると11時半ごろ帰ってくる、どうしよう。もうこれで本当に仕事が続けていけないという状況が生まれていたんです。それが今では2時までになっているところもございますし、11時半というところもありますけれども、1時45分とか2時まで、だんだんと保育をする時間も長くなっております。こういうきめ細やかな対応が必要ではないか、こういうふうに思いますが、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 基本的にお話しさせていただきたいわけですけど、幼稚園には幼稚園の教育要領というものがございます。この中には、幼稚園の保育につきましては4時間程度と。こういったことが決まっておりまして、あとの2時までにまだ基本事項には預かり保育と、こういったことでご理解いただきたいと思います。したがいまして、預かり保育をしていく中でできるだけそういった保護者のニーズにこたえていきたい、このような対応をしております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) それでは、お母さんたちのニーズを詳しく調査され、対応していただくことをぜひよろしくお願いをしたいと思います。


 次に行きます。30人学級につきましては、先ほど教育長が言われましたようにまだ30人学級ということにはならない。少人数学級、それから30人学級、先ほどデメリットの部分もお話しになりましたが、デメリットもあると思いますが、メリットもたくさんあるというふうに、先ほど第1回の登壇したときに言いましたように学習効果も上がっているというのが実態だというふうに思っております。


 既に45の道府県では、国の学級編制基準の40人を下回る少人数学級を実施しているのが実態でございます。もはやそのことが皆さんのニーズ、流れというふうになっております。少人数学級の効果は、もう実証しているところで試され済みではありませんか。国へ強い働きをすることが必要だと思いますが、そのことについてはいかがでしょうか、重ねて質問をいたします。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 先ほどもお答えさせていただきましたように、少人数授業によります教育の効果については私は否定するものではございません。


 ただ、少人数学級、いわゆる学習集団も生活集団も一緒にする、そういった少人数学級のあり方についてはこれは何人を基準にするのかということについては非常に難しい問題がある、このように考えております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 学童保育のことについてお尋ねいたします。


 学童保育は、既にことしも2カ所新設をされ、17カ所で実施をされておりますが、専用の施設を持っているところは何カ所で、専用の施設を持っていないところは何カ所ありますでしょうか、お尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 基本的に、その専用という定義をどういうふうに判断するかということはございますけれども、基本的には学校の施設もしくは但東でしたら地区の公民館施設というような形で、一応それをお借りして、そして利用させていただいているというふうに認識いたしております。その意味では、専用というふうな定義には当てはまらないということであれば、専用はなしということになります。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 今、専用の施設はなしということでございましたが、中には幼稚園の余裕保育室や遊戯室、それから幼稚園の遊戯室というふうな借り方で施設を使っているというのが実態でございますが、やはりこの学童保育は独自の施設が必要ではないかなと、こういうふうに思いますが、いかがですか。専用の施設、空き教室を借りたり幼稚園の遊戯室を借りたりするということは、幼稚園の子供たちが2時からはいないんですけれども、学童保育の独自のいろいろな学習成果を展示をしたり、それから自分たちの持ち物を置いたりするような場所、そういうことも幼稚園の施設では併用ということになります。独自の施設が必要だと思いますが、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 独自の専用施設があるということについては、我々も望ましいというふうには思っております。ただ、この専用施設というふうなものをどういうふうに設置するか、整備するかということになるとさまざまな大きな問題点もまた出てくるというふうなことで、このことが逆に事業を拡大する上においての障害になるという場合も出てくるんではないかと思っております。


 したがって、幼稚園の遊戯室や空き保育室、それから小学校の余裕施設というふうなものを利用させていただくことを基本として、今後学校や教育委員会等との調整も図る中で、校区の実態に即したよりよい施設というものがあれば、それらの確保にも努めてまいりたいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 整備にはさまざまな問題があり、そしてその問題解決をするには大変時間がかかってしまう。建設の障害になるということでございますが、先ほど市長にもお伺いいたしました。子供はまちの宝でございます。子供たちが健やかに過ごせる環境をつくることは行政としての責務だというふうに思います。いかがでしょう。さまざまな障害をクリアするというおつもりはいかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) さまざまな障害をクリアする努力はいたしておるということでございます。実際に、やはりこれも非常に難しい問題ではございますけれども、やはり施設整備にはそれ相応の経費がかかってくる。当然、市のやはりいわゆる財政的な面というふうなものも当然考慮しなくてはならない。しかしながら、現実にはそういう需要があるというような状況の中で、我々としては今、この選択をベターということで一応対応させていただいているということでございます。


 将来ということになりますと、さまざまな夢は膨らんではまいりますけれども、現状においては先ほど申し上げたとおり学校の施設を利用させていただいて、そして利用するということを進めてまいりたいと思っております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 努力をするということでございましたが、一体この今ある17の学童保育、一遍にするわけにはいかないと思いますが、独自の施設を建てますには幾らぐらいの経費が必要だというふうにご試算なさっているのかお尋ねをいたします。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 特に試算はいたしてはおりません。いろんな話の中で、いわゆるプレハブの専用室というような話も過去においてはお聞きしたことがありますけれども、具体的に施設整備についてのまだ方向性というものが見出せていないという状況でもございます。特にそういうふうな試算はいたしておりません。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 特に試算はしていない。こういうことでございますが、やっぱりやる気になる、必要だというふうに思っておられると最初に言われましたね、必要だと。そういう施設は必要だけどと言われました。だけども特に試算はしていない。努力が見えません。1カ所幾らぐらいかかるか、ぜひ試算をしてその建設計画を明らかにしていただきたい。このように思いますが、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 試算については、一度してみたいと思っております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) それでは、ぜひ建設に向け試算をし、そして発表していただきたいというふうに思います。


 学童保育のことにつきましては、待機をしている人もあると思います。特に私は、この長期休業日につきまして、夏休みだとか春休み、冬休み、こういうときの保育は大変今、社会的状況もございますので、子供の安全を確保するためにはどうしてもその長期の休業日は親にとりましては不安な時期になってまいります。もうすぐ夏休みがやってまいりますが、大変不安を持っています。夏休みだけでも定員の拡大をして、そしてそういう要望する学童につきまして受け入れる体制があるのか、園児もです、幼稚園もでございます。そういう受け入れをする体制はお考えかどうか、お尋ねいたします。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 夏休みに限っての受け入れということにつきましては、原則的には考えてはおりません。これはこの児童健全育成事業ということで、放課後留守番家庭の児童をお預かりするわけですけれども、これはもう一つの家庭としての子供たちに生活の場を与えるという、そういうような側面を持った事業でございます。過去において実施した経過がある中で、夏休みだけの受け入れを行うことによって通年で利用している子供たちとの間に余分な摩擦が起きたというようなこともございました。


 また、受け入れ児童数が多くてこれ以上の受け入れが困難なクラブもあるというようなことでございます。そういうことから、原則この夏休みに限っての受け入れということには考えておりませんけれども、そういった議員のご指摘のようなニーズもございます。そういうことから、運営状況に余裕があり、先ほどのいわゆる通年利用の子供たちとの摩擦等の解消が図れるという状況であれば、受け入れについても検討してまいりたいというふうに思います。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 通年利用児童との摩擦がなければ、これはおかしいではありませんか。こういう摩擦を起こさせないようにすることは、指導員並びにそれにかかわる人たちの責任だと思います。それがあるから受け入れることができないのです、これでは理由にならないと思いますが、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 先ほども申し上げましたとおりに、これはあくまでも通年利用している子供たちの生活の場という、そういうふうな位置づけで整備をいたしておるということでございます。確かに議員がご指摘のように、そういう摩擦を起こさせないのがあなたたちの仕事だろうと。もちろんそういう努力は当然するわけでございますけれども、子供のやっぱりメンタルさということを考えたときに、そういう部分にも当然意識をきっちりと持っておくということが重要であるというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 通年利用している子供たちの生活の場であるから、その夏休みだけ受け入れる場合には余分な摩擦が起こったり、そういうことで大変困難がある。こういうことでございますが、初めに言いましたように、今社会的状況といたしましては大変子供たちは危険な状態にあるということは十分ご承知のことと思います。長期の夏休みの休業、本当に親にとりましては早く出るお母さんやお父さんにしますと7時半ぐらいにはもう出てしまいます。それから一日じゅう家で遊んだりお留守番をしたりするという状況、外にも出るでしょう。そういう本当に困られるご家庭に対しましては柔軟に対応する必要があるのではないか。このように思っておりますが、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 基本的に、一番最後に申し上げました運営状況等に余裕があるクラブというふうなものもございまして、そこらについては受け入れについても今検討しているという状況です。


 もちろんその希望されるところに受け入れがあるかどうかということについては保証はできないという状況ではございますけれども、そういうふうな中での夏休みの対応というふうなことにいたしたいと思っております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) それでは、余裕のあるところでは検討していただけるということでございますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。


 次に、今年度は学童保育は日高の静修小学校区と、それからもう1カ所どこでしたかしら、2カ所開設をされておりますが、そのほかには学童保育をしてほしいというそういうご要望があったところはなかったのでしょうか、お尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 冒頭申し上げましたとおり、本当に学童保育を新市に引き継いでまだ二月という状況の中で、その地域の実情というものもまだきっちりとは押さえてはおりません。したがって、今現段階で私のもとにはそういう要望があるということについては聞いてはおりません。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 幼稚園の給食についてお尋ねいたします。


 学校給食の位置づけについてお尋ねいたしたいと思いますが、学校給食は教育の一環であり、豊岡市におきましては小・中学校とも既に行っておりますが、教育長は学校給食についてどのような位置づけをなさっているのかお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 基本的には、今、議員の方からお話あったとおりで、学校給食にもいわゆる正しい食習慣、このことをつける、ある栄養のバランス、そういったものを考える食育の面からも学校給食の位置づけは大変重要なものである、こういうふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 憲法第26条には、教育を受ける権利「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」、このように書いてございます。ひとしく権利を有する子供たちに、幼稚園で給食をしているところは旧自治体でいいますと2つ、そのほかはやっていないというのが実態でございますが、ぜひこのお母さんたちのニーズ、先ほども言いましたが、働き続けたいという要求の中にそういうものも含まれているんですよ。ぜひ幼稚園の給食、教育の一環である。こういうことをおっしゃっていただいておるわけでございますから、全園にこういうことをするということにつきましてはいかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) お答えします。


 先ほどもお答えしました、全園に拡大するということは現段階では非常に困難だということでございます。調理場の人材確保、それから配送体制、それから受け入れ先の配ぜん施設であるとか受け入れ先の人材確保、こういった多くの問題がありますので、全園に拡大することは非常に困難だと考えております。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 先ほど、給食センターが既に許容量といいますか、対応できる給食の量がいっぱいだというところ、2つ言われたんですが、ちょっと聞き落としましたので、その件をお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 現在、豊岡の給食センターが調理能力が5,000に対しまして実績が5,011を既に配食している。それから、出石が1,300に対しまして1,270ということで、30ほど余力はありますけども、ほぼ満杯という状況でございます。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) たしか豊岡市の給食センターはまだつくられて時が浅いというふうに思いますが、そういう5,000食、こういうことだったんでしょうか。幼稚園の給食の実施というようなことは全くお考えにならなくて、こういう施設になっているのですか。ちょっと私、日高町ですのでわかりませんのでお尋ねいたします。日高町におきましては、まだ許容量はあるというふうに聞いております。


 実施しない理由として、先ほど上げられましたが、予算書の中には業務委託料といたしまして給食配ぜん業務、約57万5,000円が計上してあります。先ほど、配ぜんだとかそういうことにつきましても困難の理由の一つに上げられておりましたが、私、日高町の議会でこの件につきましてたびたびお聞きをしてまいりましたが、その中で、配ぜんも困難の一つというふうに上げられておりましたが、よその地域、豊岡市の予算につきましてはこういう給食配ぜん業務を既に計上されている。できない理由の一つとして、その職員体制がとれないということでないんではありませんか、お尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 現在、既に配送については委託をしております。これをさらに幼稚園に拡大するとなると、新たな経費が必要だということを申し上げておるものでございます。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) それは新たな経費が必要になることは当然のことだというふうに思っております。


 教育の一環として、ひとしく教育を受ける権利を有する。このことをぜひ心にとめていただきたいというふうに思っております。


 次に行きます。災害時におきます避難のあり方についてお尋ねいたします。


 先ほど言いましたように、私の住む地域におきましては避難勧告等を出していただいたときにはもう既に行けないという状況になっております。あらゆる災害に対応できるように、この17年度中に防災計画が見直されるということでございますが、この総合支所長に避難勧告や指示が発令されるその権利があるわけでございますが、今、総合支所の職員体制は合併前よりも小さくなっています。さまざまな情報を得るには、なかなか困難が生じるのではないか。例を挙げますと、日高町では岩中の方は既にもう水はついてるのに、私の住む上石の方は下でございますのでまだどうもない。そういう情報すらわからない。こういう状況もあったようでございますので、そのさまざまな地域の実情に合った適切な対応が必要だと思いますが、いかがですか。


 それから、国の動きといたしまして、避難勧告の前に避難準備勧告というようなことも検討されているというふうに聞きましたが、どうなっていますか。


 そして、避難所におきます管理運営につきましては行政より管理責任者が配置されるということでございますが、あわせてその避難をした地域からの配置はどのようにお考えになっているかお尋ねします。


 また、避難所におきます食糧の分散備蓄についてのお考えもお尋ねいたします。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 一度に多数お尋ねですのでちょっと要領を得ないかもわかりませんけども、さまざまな実情というふうにおっしゃいました。これだけ広い地域の中でございますので、また災害というのがひとしく満遍にというふうな多分そういう様相ではなしに、いろんなところで激しかったり、あるいはそうでなかったりというふうなそういうあれがきっとあるんではなかろうかなと思います。そんなふうな情報を的確に収集をしていく。


 他の議員さんのご質問の中にも、災害情報をどんなふうに入手をしていくのかというふうなお尋ねもございました。昨年の大きな災害を踏まえて、国あるいは県、さまざまな市民の皆さんへの情報提供、それはもちろん我々行政の方もそういう情報を受け取れるわけですし、そんなふうな体制をやっぱり次第次第に整理をしてきております。我々としても、その恩恵をまずは受けさせてもらいたいというふうに思いますことと、それからこれだけのエリアの中でやっぱり上流、下流というふうな、特に水位情報であるとかそんなふうなことにつきましては上流から的確でまた信頼のある情報を早く伝え、また下流で体制を整えるところに、災害本部等に伝えていく。そんなふうなスムーズな伝達の仕方が大切かなというふうにも考えております。


 それから、国の動向ということでございました。


 ことしの3月に内閣府の中で懇談会ができておりまして、昨年16年度で例えば福井の大きな集中豪雨ですとか、あるいは福島の方での集中豪雨、それから豊岡のこんなふうな集中豪雨、あるいは水害というふうなことを踏まえて、どのように災害情報、それと避難情報を伝えていくのかどうかというふうなことで国の懇談会がございまして、今、議員がご指摘のように、勧告ということではないというふうに理解しているわけですけども、避難指示情報をあらかじめ出したらどうかというふうなことが検討されておりまして、特に災害弱者と言われます方々にできるだけ早く準備をしていただく、避難をしていただく準備をしていただく。それがための避難指示情報というふうなことを一つの制度として考えたらどうかというふうなことが大きな課題として検討になったというふうに聞いておりまして、遅かれ早かれそんなふうな方向で制度として整えられてくるのかなというふうに考えております。


 それから、避難場所にまつわる運営のことでのお尋ねがございました。


 職員が張りついたから、じゃ完璧ないろんな災害、錯綜している、あるいは安否情報等含めてさまざまな事態が想定される避難所の中で完璧な管理運営ができるのかいったら、これはまた至難のことかなというふうに想定はします。しかし、ただ少しでもそういう避難をなさる方の気持ちを安定させていったり、あるいは情報を伝えてまた次の行動に備えていただくというふうなことのためには、やっぱり職員も大きな一つのキーパーソンとして言えるんではなかろうかなというふうに思います。


 ただ、全部が全部同じような、もう冒頭質問にも申し上げましたように同じようなことができるというふうには考えておりませんので、したがってその辺のそれをちゃんと整える避難所、あるいはそうではない避難所ということができてしまいますけれども、ご理解をいただきたいなというふうに思います。


 それから、職員体制のことでもう1点ございました。特に、総合支所の人数がこの合併ということで少なくなってきている。以前の体制に比べてということでございました。


 これも以前の議員さんのご質問に申し上げましたように、やっぱり早目に旧町出身の職員につきましては、定められた職員以外については返して、総合支所の体制の中で考えていくということになろうかと思います。


 それから、食糧の関係でございます。


 これも備蓄倉庫の中でそれぞれ整えさせていただく。あるいは水害については、事前にそのことが予測される部分については配置ということが可能かなというふうに思っております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) もう既にここにいただいております場所におきまして、避難所です、8カ所におきましては去年浸水してしまったというようなことで、避難所としては適当でないといいますか、去年みたいなのが来ればまた同じような結果になるやもしれないという状況ですが、その件につきましては避難場所を変えるということがあるんでしょうか、お尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) そのことも含めて、検討をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) 地域防災計画の見直しが行われるようでございますが、住民の意見をぜひよく聞いて、そしてそのことを大いに反映させた地域防災計画を策定されるよう切に望んでおります。よろしくお願いします。


 次に行きます。上郷の皆さんに住民説明会もしました。しかし、大変厳しい状況、内容のものだ。このようにおっしゃっていますが、先ほど部長におかれましては主としてこのごみ汚泥処理施設は連携してやっていくのだと、北但行政と。そして、その事業の推進を図りたい。このようなことをおっしゃったにもかかわらず、どのようなものであったか詳しく聞いていない。これではだめではありませんか。どういうことが問題点として上がっていたか。そのことをどう住民の皆さんに説明をするのか。そのことをきっちりと把握をされていなければならないというふうに思いますが、いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 先ほど、詳しく聞いてないということは確かに申し上げました。


 ただ、回答につきましても当然いろんなことも、当然財政のことも絡んできますし、状況につきましてのペーパーもここにもいただいておりますけども、北但行政事務組合という一つのくだりもあるわけですし、若干ここで申し上げられないことも当然あると思いますし、そういう連携については資料もたくさんいただいておりますし、情報の把握については十分やっておるつもりでおります。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 75番、大谷英子議員。


○議員(75番 大谷 英子) あと何分でしたか。(発言する者あり)


 1997年の1月に、国はごみ処理にかかわるダイオキシン発生防止等ガイドラインを打ち出して、そして5月には可能な限り焼却能力1日300トン以上、そして連続式のごみ焼却施設を設置するように、こういうふうなことを指示をしてきている。こういう一環で、今回のこういう超大型のごみ施設の計画がなされているというふうに思います。


 しかし、私は、何日だったか忘れました、村岡議員の質問にありましたように、私は今ある施設は十分にまだまだ利用できる。岩井にあります施設につきましても、用地も大きく確保できている。こちらの炉が傷めば、こちらに新しく炉をつくるというふうなそういう用地も確保できている。そしてまた、岩井の皆さんの契約といいますか、いつまでにはここはもうだめですよというふうなこともない。こういうふうに聞いております。このごみ焼却施設、このものは現在ある施設を本当に有効に大切に使っていくことこそ行政改革ではありませんか。このような本当に大きな事業をする。超大企業の独占事業となり、ゼネコン奉仕の事業であることは明らかであります。このことにつきましてはいかがでしょうか。ぜひ中止すべきだと思います。いかがですか。


○議長(木谷 敏勝) 以上で大谷英子議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 次は、51番、岡谷邦人議員。(拍手)


               〔岡谷邦人議員 登壇〕


○議員(51番 岡谷 邦人) 51番、岡谷邦人でございます。


 市民の声や願いに真摯に耳を傾ける。自分の言葉でわかりやすく市民に語りかける。対話の中から生まれる共感をもとに、主にまちづくりを進める。


 対話と共感の政治姿勢を掲げ、新たなまちの指導者が決まりました。指導者として物事を進めていくに当たっては、みんなからさまざまな情報や意見を聞きながらやっていくのは当然のことであります。そして、その場合、より大事なことは、いいことよりもむしろ悪いことを多く聞くということではないでしょうか。勝算や問題なくうまくいっていることについての情報より、こうしなくてはいけない、こんな問題がある。それについてはいろいろな手を打たなければならない。ところが、それが指導者の耳に入ってこないというのでは、必要な手も打てなくなってしまいます。けれども、実際にはそういう悪いことはなかなか伝わってこないものです。だから指導者はできるだけ諫言や悪い情報を求め、みんながそれを出しやすいような雰囲気をつくらなくてはいけません。指導者は、いいことよりも悪いことを喜んで聞くように心がけたいものです。


 市民との対話と共感も大切でありますが、まずは行政内部、職員との一体感の醸成、対話と共感を第一に図るべきです。行政の一体感なくして市民に共感を呼び起こすことはないと考えます。ご所見と方策についてお聞かせください。


 市政運営のコンセプトは、未来への責任。私たちのまちが今こうやってあるのは、過去における未来に向けた努力のおかげだ。私たちもまた未来に向けた努力をしていかなければならない。過去においても、将来のために精いっぱいの努力をしていただいたところですが、すべての施策、計画が順風満帆に進んだわけではありません。とりわけ凍結となった駅前地区再開発事業用地、空港周辺整備用地など、新たな利用計画もないまま塩漬けの状態となって久しくなります。未来への責任を果たすためにも、過去の施策責任は確実に果たさなければなりません。


 豊岡市土地開発公社の決算監査の結果について、長期にわたって保有する土地については社会情勢の変化により早期に処分、方針を検討されたいとの意見が付されています。過去への責任、豊岡市土地開発公社が保有する塩漬け土地の措置についてお聞かせをください。


 旧1市5町の財政が、あたかも沈み行く船の様相を呈していた。市町合併は未来への責任を果たすための不可欠の選択であった。きょうの利益ではなくて、あすの利益のための合併と表現されていますが、今、確実にあすの利益が見えているわけではありません。市民から信頼される行政を推進するためには、より効率的な組織体の整備、適正な人員管理と積極的な人材の育成、組織と職員による総合力が十分に機能し、まちづくりを推進する原動力となる行政基盤の確立に努めなければなりません。新たな行政需要や状況変化に的確に対応でき、効率的、機動的、弾力的な組織体の整備が求められています。


 新市の組織の中に行革推進室が設置されました。未来への責任を果たすため、あすの利益を見据えた行革推進室だと考えます。その目指す方向と取り組みについてお聞かせをください。


 障害のある人もない人も働いて賃金を得、自立した生活を送ることは人としての喜びです。豊岡市における知的障害者の療育手帳所持者数は363名となっていますが、そのうち法定授産施設や無認可の小規模作業所を利用している者は133名であり、その多くがやむなく在宅の生活を送っています。知的障害などにより就業機会が制限されている人が地域で自立した生活や社会参加ができるよう、就労あるいは技能の習得のための機会や便宜を提供、自立を援助する施設整備が望まれています。豊岡市における知的障害者施設の整備はおくれており、法定授産施設は平成3年に開所したとよおか作業所だけです。


 こうした中、保護者はもとより知的障害者本人からも新たな法定授産施設の整備を求める強い要望がありました。これらの声を受け、平成16年12月、施設整備用地を豊岡市土地開発公社が先行取得。これを受け、第2とよおか作業所施設整備の認可申請がなされました。この6月中旬までには内示があるだろうと伺っているところです。本議会、豊岡市土地開発公社からの用地取得予算の計上をいただきました。施設整備の許認可についてお聞かせをください。


 ノーマライゼーションの理念のもと、高齢者や障害のある人などすべての人々が暮らしやすい社会をつくることが求められています。


 そよ風のようにまちの中へ、バリアフリー法やハートビル法が整備され、道路、公共施設の整備などまちづくりにユニバーサルデザインを、ちょっとした気配りや思いやりのある心のユニバーサルデザインの普及、啓発を推進されているところですが、高齢者や障害者が社会に出ていくにはまだまだそよ風のようにとはいかないさまざまなバリアが横たわっています。歩道段差の解消、点字ブロックの設置、音声誘導装置の設置、低床バスの運行など鋭意取り組んでいただいています。


 願うこと、願い続けること、あきらめないこと、市長の信条です。しかし、身体障害者団体がかねてより願い続け、要望されている豊岡駅舎にエレベーター設置の願いはいまだ実現の運びとなっていません。JR豊岡駅にエレベーター設置の必要性については十分認識されているわけですが、その後、課題の整理とJRとの調整はどのような状況となっているのかお尋ねをいたします。


 福祉有償運送等に係る運営協議会の設置については、平成16年3月24日付で厚生労働省、国土交通省事務連絡がなされているところですが、同協議会が設置されている地方公共団体は少数にとどまっています。NPO等非営利法人が自家用自動車による要介護者、移動制約者の有償運送を継続していくには、道路運送法第80条許可の取得が不可欠であり、同許可の取得手続に当たっては運営協議会における調整が前提となっています。


 この6月1日、外出困難な障害者、高齢者に対して外出支援介助を通し福祉のまちづくりに寄与することを目的としたでかけ隊が活動を始めました。現在、NPO法人申請中と伺いますが、豊岡市には福祉有償運送等に係る運営協議会は未設置ではないでしょうか。早急に設置の必要があると考えるのですが、ご所見をお聞かせください。


 防護さく設置、捕獲さく設置、駆除、追い払い、狩猟免許取得促進などさまざまな有害鳥獣対策に取り組んでいただいており、感謝をいたしています。例年では、実りの秋を重点に出没し、農家を悩ませていたイノシシでありましたが、昨年の台風23号襲来以後は時節にもお構いなく頻々と人里をばっこするようになり、人や車への警戒心もなくしてきているようにさえ思えます。鳥獣の生活の場の荒廃と個体の増加が大きな要因となっているのではないでしょうか。さらなる駆除対策に期待をいたすところです。


 今議会提案いただいている有害鳥獣駆除対策事業費は、旧市町の持ち寄り予算で計上されており、前年度の総額を下回っていないとお聞きいたしました。しかし、仄聞いたすところでは、有害鳥獣駆除業務委託をしている猟友会と話し合いがつかず、今年度の委託を辞退され宙に浮いている状況だと聞きます。何とかしてほしい。日々、鳥獣被害を受けている農家はこのような思いでいます。なぜ駆除業務委託辞退というような状況になってしまったのか、お聞かせをください。


 最後に、豊岡市の目指す方向として、人口規模は小さくても世界の人々から尊敬され、尊重されるまち、小さな世界都市豊岡を目指したいとされています。世界の人々から尊敬、尊重されるまちの都市像についてお聞かせをください。


 以上、第1回目の質問といたします。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、対話と共感に関するご質問にお答えをいたします。


 悪いことにこそ耳を傾けるべきではないかという議員のご指摘は、私も全くそのように考えております。就任以来、市の幹部職員には悪い情報ほど早く入れるようにということを再三指示をいたしているところでございます。


 ただ、悪いことといいましても大きく2つございまして、私自身の行いが悪い場合にはなかなか部下は言いづらいということがございますので、ぜひ議員を始め気づかれたところでもっていさめていただければというふうに思います。


 もう一つ気をつけなければいけないのは、行政組織として悪い行いをしてしまった。あるいは気づかないまま長い間伝統的に踏襲してきて、実はおかしいといった事柄をどう扱うかということでございます。


 私といたしましては、行政の失敗はとにかく率直に市民にお示しをしておわびをし、そしてなぜ誤ったのか、改善策をどうするのか、そのことをしっかり出すことによってむしろ市民の信頼を得られる。このように信じておりまして、これまでもそのような努力をいたしてきたところです。


 例えば、これは旧豊岡市でのことで恐縮ですが、就任早々、駅前再開発の三セクは大変なことになっておりましたけれども、さまざまな念書等も含めすべて市民にオープンをし、そして幸いにして関係する会社、今や黒字の会社にまで改善をするところまで参りました。


 豊岡病院組合の管理者をいたしておりましたときに、血液製剤でありますフィブリノゲンの使用実績も現場は相当抵抗いたしましたけれども、説得をして全国に先駆けてこのことの使用実績を公表いたしました。


 豊岡病院の造成地でも、地盤がおかしいといったこともございました。これも工事の現場では通常あることですから、土木部門の方ではそれほどでもないということもございましたけれども、それもすべて明らかにし、対応策も市民の理解を得るような努力をいたしたところでございます。まだまだ不十分な点はあろうかと思いますけれども、一つ一つの具体例を通じて職員にその意識が浸透していくものと、このように考えているところでございます。


 1点目の方は先ほど申し上げたところでございまして、なかなか至らないところも多々ございますので、今後とも厳しいご指導をいただければと思います。


 その他につきましては、それぞれから答弁させていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 市の土地開発公社の未了土地の対処につきましてご答弁申し上げます。


 この件につきましては、今議会でも多くの議員さんからご指摘をいただきました。利息がかさんで残高がふえる。客観的に市が買い戻すときに一般会計を圧迫するというふうなことで、その点につきましては十分に認識をいたしております。民間への処分も含め、できるだけ早い時期に用地の利用計画を策定いたしまして、国県の補助等も活用を図る中で、財政負担を考慮した上で処分を行っていく必要があるというふうに考えています。


 既にご答弁申し上げましたけれども、既に駅前用地等につきましては、本年度利用計画のための予算も計上いたしております。財政負担を考慮しながら、市の買い戻しにつきましても検討していきたいというふうなことでございます。以上、ご理解を賜りますようにお願いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 行革推進室長。


○行革推進室長(谷岡 慎一) 私から、行革の方向性につきまして話をさせていただきたいと思います。


 何度か答弁をさせていただきましたが、豊岡市は財政危機や少子高齢化、高度情報化等のさまざまな社会経済情勢に対応するために思い切った改革が必要でございます。本市においても、持続可能な行政運営を可能にするために行政改革大綱を平成18年秋ごろをめどに策定したいと考えているところです。


 行政改革大綱の策定に当たりましては、市民と行政との対話と協働、情報の公開、全庁的な議論展開、適切な進行管理を考えておりまして、また行政改革委員会を設置したいと考えております。


 行政改革委員会の一般的な方向としては、市政全般に幅広い識見を有する方や先進的な行政改革に識見を有する方、また公募や女性委員の登用についても考えていきたいと。そういった方向での委員会を組織していきたいというふうに考えているところです。


 また、先進的な事例や改革がさまざまなされているところでございますので、そういったことについても情報や知識を集めて、この豊岡市役所におけるシンクタンク的な機能も果たしてまいりたいというふうに考えているところです。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方からは、第2とよおか作業所の査定が厳しい中でいわゆる事業採択の方向性はどうであるかということでございます。


 第2とよおか作業所の国庫補助事業の採択につきましては、平成17年度は兵庫県だけで20件を超える施設の整備要望が国に出ているというような状況でございまして、大変厳しい状況にございます。一応ちょうどこの時期、6月の中旬ということで、国の方でいわゆる事業採択、不採択の本当は情報等が出てもおかしくない時期に差しかかっておりますけれども、今現在まだ県の方からは情報はいただいておりません。したがいまして、今後、事業主体である社会福祉法人豊岡福祉会と連携を図っていくということでございます。


 この時期に事業対策というふうなことへの努力というのもむなしい話もするわけでございますけれども、聞くところによりますと、8月段階でもまた追加というような話も県の方からお聞きしたというようなことでございます。いずれにしましても、本年度の事業採択に向けてひとつ十分取り組んでまいりたいというふうに考えております。


 それから、次に福祉有償移送の運営協議会の設置でございます。


 社会福祉協議会やNPO法人によるボランティアが自家用自動車による有償の介護輸送を行う場合は、道路運送法第80条の許可が必要ということでございます。


 許可の条件としまして、当該地方公共団体を含む関係者による運営協議会で有償運送の必要性と安全性の確保など協議調整を行う必要がございます。現在、本市では運営協議会は設置いたしてはおりませんが、本年6月の24日、県が県民局単位で運営協議会の設置についての説明会を行うということを聞いております。これを受けまして、早期に運営協議会の設置を図ってまいりたいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 私の方からは、JR豊岡駅のエレベーターにつきましてご答弁申し上げます。


 この関係のエレベーター設置につきましては、豊岡身体障害者更明会から平成14年、旧豊岡市の段階ですが、3月に要望書の提出がございました。その後、JR西日本福知山支社等と協議を重ねてまいっておるわけでございます。


 ただ、1日の乗降客数は5,000人を割っておりまして、いわゆる交通バリアフリー法の補助対策の基準を満たしていないという状況が生まれてまいりました。


 そういったこと、それからまたエレベーター単体の設置ではなくて駅前の広場、あるいは駅舎の一体的な整備の考え方の整理を求められておりまして、そういった大きな課題に直面しているというのが現状でございます。


 高齢者や身体障害者の方々の公共交通機関を利用いたしました利用の利便性あるいは安全性の向上につきましては十分必要性を認識いたしておりますので、今後とも状況を整理しながらJRの方と協議を重ねていきたいというように考えております。


 それから、もう一つ、世界の人々から尊敬、尊重されるまちはというふうなご質問いただきました。


 豊岡市の場合はコウノトリをシンボルにしたまちづくりということで続けてまいっておるわけでございますが、この野生復帰の取り組みにつきましては世界にも例を見ない事業であるというふうに認識しています。しかし、注目すべき点は、コウノトリのすめる環境だけにとどまらないというふうに考えてまして、この事業を支える多くの人々のさまざまな取り組みがございます。生き物をはぐくむ有機農業とか田や河川敷のビオトープ、あるいは漁業での残渣の再利用、ごみの減量化や太陽光発電の推進、子供たちへの教育、あるいはまたミュージカルなどの文化に至るまでコウノトリをシンボルにいたしましてまち全体が変わりつつある。その暮らしぶりそのものが注目に値するんではないかというふうに考えています。


 また、コウノトリ以外にも豊岡市には国際大会が開催できるA級の漕艇コースも視野に入れました円山川城崎漕艇場や偉大な冒険家植村直己さんなど、新市には世界に誇れるものがたくさんあるというふうに考えておるところでございます。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 猟友会駆除班との委託契約の関係でございますけれども、契約の締結がおくれておりました。しかしながら、このほど契約締結の運びになりまして、合意に達しました。駆除をお願いできるようなことになりましたので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。


 なお、委託契約の締結がおくれた理由なんですけれども、これは合併に当たりましての市町の協議内容が猟友会の全支部にきちっとした形で協議なり説明がなされなかったというようなことでございます。猟友会なり関係の農家には大変ご迷惑をかけたというように反省をいたしております。以上のとおりでございます。


○議長(木谷 敏勝) 51番、岡谷邦人議員。


○議員(51番 岡谷 邦人) まず最初に、対話と共感ですが、合併を機に総合支所が5つできました。特に総合支所との対話と共感は必要ではないか。疎外感が生まれないように、早く一体感を醸成するためには特に総合支所との対話と共感が必要。このあたりはいかに図られようとされているのか。もしくはもう既に図られたと。対話と共感は生まれてますよと、こうおっしゃるのかお聞かせをください。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 総合支所、内部の議論として総合支所と本庁との対話、あるいは支所と総合支所の職員との対話の必要性は私も大変重要だと考えております。既に基本的には、各総合支所、1日をかけまして重要課題についての議論をした後、現地を視察をし、さらに夜はお互いに身銭を切ってでありますけれども、幹部職員との懇親も深め、できる限り物が言いやすいような状況ができるようにと精いっぱいの努力をいたしておるところでございます。


 とはいいましても、なかなか一足飛びに、あるいは1日でそういった関係ができ得るものではございませんので、今後とも努力をしてまいりたいと思います。


 また、これまでの他の議員へのご質問にもお答えをいたしましたけれども、今後さらに順次各総合支所を訪問いたしまして、私自身の考えを伝えると同時に職員の意見を聞く、こういう場もぜひこの夏の間にしてまいりたい。ただ、そういうトピックス性いうことだけではそれだけのことに終わる可能性もありますので、先ほど議員もご指摘になりましたように物の言いやすい組織をつくるということを日々心がけてまいりたいと、このように考えているところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 51番、岡谷邦人議員。


○議員(51番 岡谷 邦人) ぜひ総合支所といい対話と共感ができるように、共感が持てるようにお願いをしたいと思います。いい共感が持てれば市民の声も届きやすいんじゃないか、かように思います。


 未来への責任について、塩漬け土地については早期に処分を検討したいというようなこともございました。目的外で処分されるようなことができた。取得時に目的があって取得されたわけですから、これが目的外の処分ということになれば恐らく土地を手放された市民あるいは企業、なぜですかということになろうかと思います。そのあたりについてお話はなされるのかどうか、お聞かせください。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) もちろん目的に沿った形で処分できるのが一番いいわけですが、それもままならんというふうな状況があれば、地権者の方々についてはそのご事情についてはご理解をいただくような説明はしていきたいなと思います。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 51番、岡谷邦人議員。


○議員(51番 岡谷 邦人) 行政改革大綱、次年度に策定めどということなんですが、行政評価システムの構築なんかはいかがお考えかどうか、ありますでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 行革推進室長。


○行革推進室長(谷岡 慎一) 繰り返しの答弁になってしまいますけれども、今回課題点がさまざまございますので、それをその策定の過程で検討して、導入するかどうかについてこちらで鋭意検討していきたいというふうに考えています。


○議長(木谷 敏勝) 51番、岡谷邦人議員。


○議員(51番 岡谷 邦人) 私は、行政評価、このシステムは行政改革のための手法じゃないと思うんですよね。行政改革全体を推進していくための必須の仕掛けやというのが行政評価システムであると思います。行政改革大綱をつくる。その中に行政評価システムを押し込むのじゃなくって、行政評価システムで行革を進めていく、こうあるべきだと思うのですが、いかがでしょう。


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。


               午前11時05分休憩


          ────────────────────


               午前11時06分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 答弁願います。


 行革推進室長。


○行革推進室長(谷岡 慎一) 何度かこの答弁を繰り返すことになってしまいますけれども、行政改革、1からの業務でございましたので、大綱をまずつくるというのがこちらとしての意図でございまして、その過程の中で導入するかどうか考えていきたいと思っています。


 1点だけちょっと補足をさせていただきたいんですが、青山議員の質問の際に、行政改革委員会の設置について、むしろ個別的なことを聞かれて、個別的にそのメンバーをどうするのかと聞かれていましたので、そのときにはお答えできませんというふうに答えたんですが、今回は一般的な意味でのお答えであったということにご理解いただきたいと思います。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 51番、岡谷邦人議員。


○議員(51番 岡谷 邦人) 行革で、特にコスト削減についての大綱を組んでいただきたいと思います。1つにはお金を生まない資産の処分、2つにはサービスや事業を整理する。行政は新しいことを始めるに当たっては非常に熱心ですが、古い慣習にとらわれた事業、多々あるかと思いますが、こういうのを廃止するという、こういう意欲や熱意は非常に少ない、こう思います。


 それと業務プロセス、これもやり方を大幅に見直したら今の時代に合ったスピードアップが図れるんじゃないかと、かように思います。


 以上、結果責任、顧客思考といったふうな行政改革をお願いしたいと思います。


 ちなみに、仮定の例示をとりますが、年収700万円の職員がおる。1日7時間の労働。年240日の実働日数。この方が喫煙者。1日6本たばこを吸う。1本につき5分かかる、執務時間中にですね。吸われたら、じゃ1日30分喫煙に要する時間が生まれます。年間120時間。これを700万円で割り返すと50万円の金額に相当します。さきの議員で調整手当や通勤手当という話がありましたが、これらの金額よりもはるかに大きな金額が生まれる。このあたりもぜひ行革大綱の中に取り入れていただきたいと思います。


 法定授産施設については8月の追加もあり得るというお話ですが、市長には県当局、厚生労働省までトップ営業していただきました。ありがとうございます。


 踏まえて、もし8月もだめだった場合、来年に向けた動きというのはどのようなものになるのかお聞かせをください。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) まずは当面の可能性の実現に全力を挙げるということだろうと思います。


 答弁を部長の方からしたかもしれませんけれども、兵庫県だけで20件ある。ところが、今年度の厚生労働省の予算枠で兵庫県分を見ますと、2件あるかどうかというようなことだというふうに聞いております。したがいまして、状況としては非常に厳しい。


 過日、厚生労働省の本省の担当の部長にも直接会いまして、本来の障害者の置かれている状況の厳しさに加えて、大水害の中で障害者が全体の社会の中で少しわきへ追いやられがちになっているという実態があると。つまり労働市場の中で、少し厳しい状況にある。あるいはあの大変な水害の中で気持ちが随分なえてしまっている障害者もある。そういったことを切々と訴えて、何とか採択を得るような努力をしてきたところでございます。この点につきましては、幸い地元選出の国会議員も大変関心を持って強力にアプローチをしていただいておりますので、今後とも共同戦線を張りながら努力をしてまいりたいと思います。


 ただ、仮に万が一ことしだめだったらそれであきらめるといった事柄ではございませんので、一日も早く実現できるように最大の努力をしてまいりたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 51番、岡谷邦人議員。


○議員(51番 岡谷 邦人) 次に、エレベーター設置の件ですが、先ほどの部長の答弁は昨年6月の豊岡市定例会の一般質問の域を出ておりません。全く同じことをしゃべられた。コピーを持っておられるんかどうか知りませんが、全く同じです。そのときにもJRと整理をして協議する、検討しますということだったんですが、その後の経過についてお聞かせをください。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 大変厳しい状況もございまして、いつも大きな課題であるという認識を持っています関係で、昨年夏、8月にもJRの方に足を運んでおります。5,000人という数を基準を切っているということがございまして、ただ、議会の方でも高齢化率が高い、障害者も多いという中で、そのあたりの含みを持った考え方ができないのかというようなご指摘もいただきました。そのことについてもJRの方に指摘をさせてもらって、単純に5,000人を切ったというのではなくて、地域の実情というものを判断に入れてくれという話もしたわけですが、いや、それはできませんという冷たい返事が返ってまいりました。


 先ほど答弁で申し上げましたけれども、JRの言い分というのは、その基準を切ってますので全額市の負担で整備するならすべきものであるというのが一つございます。それからもう一つは、いわゆるエレベーターを単体で考えるではなくて駅舎を含めた駅前の広場の問題、あのあたり一帯をどういうふうに将来整備するのかという方向を示してくれと。それが示されてくる中で次の協議をしましょうという格好になっておるわけでございまして、したがって我々としましてはその後、今議会の予算にも入れてますけれども、豊岡駅周辺整備基本計画をつくるという費用を予算に上げてます。ことしその予算を通していただきましたら、その計画づくりの中でJRと今後協議するための基礎資料をつくりたいなと、こういうふうに思っておるところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 51番、岡谷邦人議員。


○議員(51番 岡谷 邦人) バリアフリー法の見直しが検討されております。そのあたりで1日の乗降客5,000人という分も見直し対象に入ってるのかどうか、その辺ご存じであればお聞かせください。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) ちょっとその辺は詳しくわかりません。


○議長(木谷 敏勝) 51番、岡谷邦人議員。


○議員(51番 岡谷 邦人) 実は、障害者のある方から聞きました。来年の3月26日、城崎の大会議館でゆめかぜ基金という障害者の団体の全国総会を計画されております。全国40団体から大体400人程度が集まるだろうと。大会の主催者は、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、NHK教育テレビ、土曜日午後7時半から「きらっといきる」、この中に出ておられる障害者の牧口一二氏です。彼らが心配しているのは、障害者がそれだけ集まってトイレの心配を特にされております。それと、交通バリアがたくさんある。この辺も踏まえて、私は豊岡駅にも市で独自でも考えていただきたい、こんなふうに思います。豊岡の高齢化率もどんどん今後上がってきます。乗降客は5,000人だからという、そういう枠で豊岡市自身も考えちゃいかん。こう思うのですが、いかがでしょう。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 今、議員がおっしゃったあたりは私も勉強しないとわからない点があるんですが、ただ、豊岡駅におきましてのエレベーターの設置の必要性は十分理解していますので、何度もJRとも折衝を行ってきました。先ほど申し上げましたように、本年度駅周辺の、駅前含めた将来のあり方について検討しますので、そういったものを仕上げる中で改めてJRの方と一日も早い設置ができますような交渉をしていきたいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 51番、岡谷邦人議員。


○議員(51番 岡谷 邦人) 話は少し変わりますが、男女共同参画社会がうたわれています。豊岡の中にもいろんな公衆トイレがあります。男子用、女子用と。障害者用は男子用も女子用も分かれていません。このあたりについても、もう少し配慮をお願いしたい。物理的なバリア、制度的なバリア、心理的なバリアによって障害を持つ人は障害者と呼ばれるようになります。足の悪い人は車いすでまちの中に出かける。でも、物理的なバリアはいっぱいまちの中にあります。アーケードは市役所の前はやめましょうと。そういうお話ですが、雨が降ったり雪が降ったり、障害者はどう思うんでしょう。多分アーケードが欲しいないと、こう思うんじゃないでしょうかね。


 障害者に対して適切な配慮があれば、社会全体の不利益から解消されます。障害者と障害のない人と機会均等の立場に立てるように努力をお願いしたいのですが、いかがでしょう。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 確かにまちに出れば、さまざま障害が障害者の身にかかってくるというふうな状況はございます。そうした中で、本市におきましても障害者に優しいまちづくりの一環の中での今後の施設整備、それから交通事情の緩和、整備等も進めてまいりたいというふうな気持ちでございます。


○議長(木谷 敏勝) 51番、岡谷邦人議員。


○議員(51番 岡谷 邦人) 力いっぱいの努力をお願いしたいと思います。


 有害鳥獣について、昨年度豊岡市では猿追い隊ということで発信機をつけた猿の追い払い対策をとっていただいております。その後どう進んだのか、ご存じであればお聞かせをください。


○議長(木谷 敏勝) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 昨年度、県の単独の補助制度を活用いたしまして、旧竹野、それから豊岡、城崎で事業を行いました。これはいわゆる猿被害を回避するために、猿が集落の方に近づいてきたときにこれを追っ払うために猿の習性を利用いたしまして、いわゆる雌猿に発信機を取りつけまして、それを受信をすることによって集落に近づいてきたというその情報をキャッチをする、そういう事業でございます。雌猿に装着するということで、これは雌猿がそのグループから一生といいますか、外に出ないというそういう習性を利用してということなんですけれども、雌猿に装着できたのが実は16年の12月、1頭だけでございました。


 したがって、その後の追い払いの状況でございますけれども、竹野についてはゼロというふうに聞いております。それから、旧豊岡につきましては2回ということでございます。それから旧城崎郡につきましては、これは雌猿に装着をしたその群れというのが城崎の来日を根城にしておるということでございまして、城崎についてはそれこそ数え切れないほど集落の方に近づいておるというようなそういう状況でございます。


○議長(木谷 敏勝) 51番、岡谷邦人議員。


○議員(51番 岡谷 邦人) ありがとうございます。


 世界に尊敬、尊重されるまち、コウノトリが悠然と舞って人間も住みやすい環境だろうと。でも、今までの話の中で、障害者は非常に住みにくいんじゃないかと。そういうことも視野に入れていただきたい。ユニバーサルデザインがしっかりしたまち、これだけでも僕は世界から尊重されるんじゃないか。別にコウノトリ飛ばんでもそれだけでも尊重される、こう思います。


 コウノトリが悠然と舞って、そういう環境は人間にも優しい。市長の構想はユートピア構想なんでしょうか。私はまほろば構想、こういうすぐれたところがありますよと。これを売り物にする。そういう構想も一考が必要じゃないかと思うんですが、ご所見があればお聞かせをください。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) ユートピアのユーというのは、ノー、どこにもない。つまりどこにもない場所ということでありますから、私はこの世に存在させようと思っておりますから、その意味ではユートピアでなくて議員と同様にまほろばではないかと思います。


 コウノトリというのはあくまでシンボルでありまして、そういったコウノトリはもう一度野に帰る。それを野に帰すようにさまざまな人々の努力がなされている。そのこと自体が世界の人々から尊重されるに違いない。そのように信じておるところでございます。


 そうした中で、もちろんそこで障害者がじゃけんにされているというようなことではこれは尊敬も何もございません。そもそも尊敬されるかどうかということの議論の以前に、私たち同じ地域に住む仲間とどのようにつき合っていくのかという基本にかかわる事柄でございますので、そのような認識のもとに努力をしてまいりたいと思います。


 ただ、正直言いましてまだまだ足りないところがたくさんございます。国の方でも、これまで例えば施設整備ですと老人のための施設と障害者のための施設がいわば待遇としては予算上、大くくりの中で一緒でしたから多少融通がききましたけれども、老人施設整備は交付金制度に変わり分断をされてしまいましたので、なかなか融通がつかないといった厳しい現状がございます。さまざまな課題を今後着実に、あるいは地道に克服をしてまいりたいと、このように考えているところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 51番、岡谷邦人議員。


○議員(51番 岡谷 邦人) 織物は、縦糸がしっかりしてないといい織物ができないそうです。市町が合併しました。それぞれのまちに歴史、文化、伝統があります。そういうすばらしいものを縦糸に、新たに豊岡、ふるさとという認識を市長の手でぜひ織り上げていただきたいと思います。


 以上、私の質問を終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で岡谷邦人議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。再開は11時35分。


               午前11時23分休憩


          ────────────────────


               午前11時35分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、47番、三輪卓右議員。(拍手)


               〔三輪卓右議員 登壇〕


○議員(47番 三輪 卓右) 三輪卓右でございます。


 私は、今までに北但行政や合併協議会の場を通じまして、中貝市長とは少しではありましたがお話を得る機会を得ました。そうした中で、中貝市長さんの人柄なんかあわせまして、この人は当然次期の市長に立候補されるであろうし、もしされたとしても多分対立して立候補される人はないのじゃないのかなという予想をしておりました。そうしましたら、全くそのとおり見事無投票当選ということでして、まことにおめでとうございます。どうぞこれからの市政において、合併してよかったなという豊岡市をつくっていただきたいなと思っております。


 それでは、市長さんへのお考えをお尋ねいたします。


 竹野町は、円山川水系にあります1市4町とは山並みによって完全に隔離されております。しかし、その竹野町も1市4町の皆さんと一緒になって新豊岡市民として頑張っていこうということで、今回の合併に至ったわけです。


 そうした中で、市長として竹野町の現在の道路状況をどうとらえておられるのでしょうか、そこのとこをまず聞きたいと思います。


 特に、竹野町は森本から2つの谷に分かれております。その中で、三原谷におきましては今の国道178号から8キロメートル入っております。そして40戸ほどの戸数があるわけですが、そんなところがありながら、お隣の日高町の西気地区には全く行けません。自動車の時代に入りましてから40年もたっているわけですけども、県道竹野村岡線という名がありながら、全くそれは県道も犬の道であって行きどまりの状態なんです。


 そこで、他の1市4町のどこにも幹線から8キロメートルも入って行きどまりになっているというところは1市4町の中に1カ所もありません。私も一応全部見て回ったわけです。そんなこともあり、このことについても市長のお考えはどうなのかということをお聞きしたいわけです。


 1回目は、とにかく市長さんは竹野町についてどういうお考えを持っておられるのかお聞きして終わりたいと思います。あとは自席でお願いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、竹野の道路状況についての認識ということでございますけど、正直言いましてまだ細部までは私もわかりません。ただ、基本的な構造といたしまして、竹野川に沿って幹線道路は走っております。これが1本の道路でつながっているという状況でございますので、現在も旧竹野町時代から対岸側に、竹野川の右岸側に代替機能もあわせてということで道路整備が進んでおりましたけれども、こういった複数の道路を確保するということがまず大切かと考えております。


 それから、もう少し全体的な状況で見ますと、城崎との間のアクセスというのがまだ十分ではない。特に鋳物師戻の峠が難所でもございますので、将来的にはトンネル化を含めた道路の改善がなされて、城崎と竹野の一体化も図られていく必要がある。構造的な議論としてはそのような認識をいたしているところでございます。


 議員がさらに具体的にお尋ねになりました三原谷についてでございますけれども、まず林道奥山床瀬線については、本年度舗装工事とガードレール等の安全施設を整備いたしますので、より安全に通行していただけるようになるものと、このように考えております。


 一方で、兵庫県の過疎代行林道として事業実施していただいております三原水口線が平成18年度に完成予定と伺っております。本林道が完成し供用開始になりますと、観光振興でありますとか日常生活の利便性の向上ということでも役立つものと期待をいたしております。


 それから、県道村岡竹野線のうち竹野町桑野本から三原間の未改良区間につきましては、関係地権者のご理解をいただきながら順次改良を行っていただいておりまして、今後も事業促進に向け兵庫県に要望いたしてまいります。


 また、三原から日高町の間につきましては、ご意見の趣旨は十分理解しておりまして、トンネル化も含めて兵庫県に要望してまいりたいと、このように考えているところでございます。なかなか兵庫県も財政状況でありますとか全体の道路事業の中ですぐにというような返事はいただいてないところでありますけれども、今後とも議員とも共同戦線を張りまして、地道に努力をしてまいりたいと、このように考えているところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 47番、三輪卓右議員。


○議員(47番 三輪 卓右) そうしますと、私は林道のままでとまってしまうようなことではもう絶対いけないと思っとるわけですし、とにかく日高町の知見線のお話も出ました。この三原から神鍋に抜けます道路、これがきれいにトンネルで通りましたら、竹野町では椒谷がもう県道として既に2車線の道路が通っております。カーブがきついわけですけども、完全2車線が確保されている。そうしますと、2本の幹線道路が通ることになります。そうしたときに、新市の観光を考えたら、とにかくそれぞれの地域の目玉を上げながら一つのルートとして、姫路や京阪神から来たお客さんは日高町を全部西気地区まで通っていただいて、そして竹野町を全部通過していただく。そして城崎から豊岡、出石、但東と、こういう巡回のルートができるわけですので、そういうような点からもこの絶対通り抜けをお願いしたいわけです。


 それで、どっちかが通ったからもうどっちかは林道で辛抱せいやということではやっぱりおかしいと思うんです。ですから、その意味で市長も言っていただきましたけども、ぜひトンネル化と。


 それ以外に、今、椒の番屋峠、奈佐の谷に抜けます道路ですが、既に去年の台風で土砂崩れ、通行どめのままです。そういうような山を切り開いたんではもうこれからの時代、ちょっとしたことがあればすぐ通行どめになってしまうということですから、もうぜひトンネル化ということを考えていただきたいわけです。その点でも、竹野町というのは非常によその地区と違っております。但東町なんかは本当に見事に谷という谷と全部、京都府ですけども抜けておりますし、それから日高町は非常に元気出して知見から八鹿へ抜ける道路も既に計画されているというような状態。もうぜひ竹野町においても今の道路をよくしていただくと同時に、日高へ抜ける道路2本ありますけども、どちらもよくしていただきたい。もちろん城崎についても竹野に来たお客さんが日和山の方を回られようと、それから城崎直通で行きたい場合でも大型バスが通れるような道路は当然必要だと思います。そんな意味で、竹野町全体の道路についてこれからもよろしくお願いしたい思います。


 大勢の議員さんもおっていただくわけですので、とにかく県道の改修といったらまず竹野町を優先していただきたいなというふうに思っておりますので、その点よろしくお願いしたい思います。


 私はそんなところで市長のお言葉聞いて、もうこれで質問を終わります。よろしくお願いします。


○議長(木谷 敏勝) 以上で三輪卓右議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。再開は午後1時。


               午前11時44分休憩


          ────────────────────


               午後 1時00分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は80番、瀧下繁喜議員。(拍手)


               〔瀧下繁喜議員 登壇〕


○議員(80番 瀧下 繁喜) 80番、清流クラブの瀧下でございます。通告しております問題をお尋ねいたしますので、市長を始め当局の皆さんは真摯にお答えをいただきたいというふうに前もってお願いをして、お尋ねをしてまいりたいと思います。


 さきの市長選挙は大変厳しい選挙になるのかなと思っておりましたら、結果的には無投票で早々と市長に当選され、お祝い申し上げます。


 無投票当選の重さを認識され、新生豊岡市の発展と全市民の幸せを願い、健康には十分配慮されながら活動されることを願うものであります。


 それでは、通告しております問題に対してお尋ねをしてまいります。


 去る6月の6日の施政方針や市長の総括説明の中で「未来への責任」をキーワードに市政を運営してまいりたいとの意思表示があり、その中に安全・安心で愉快な生き生きとしたまちをつくっていきたい。小さな世界都市を目指したいとの表明もあり、市政の運営に当たっては対話と共感を基本に据えていきたいとのことでありました。


 そこで、新生豊岡市の指針づくりの中で言われている新生豊岡市の都市像実現のため、戦略及び具体的な施策を取りまとめ、総合計画を策定しますとの表明もあり、その中で、元気な経済の再生、地域経済、市民が生活の糧を得、豊かな暮らしを継続するために不可欠で欠くことのできないと同時に、自治体財政が依存財政から自立へと強く求められている。地域経済の活性化は行政課題としてこれまで以上に重要性を増していると言われているが、まさしく私も同感であるというふうに思っております。


 さまざまな事業の中で、農林水産業の確立と言われているが、どのような事業や施策を考えておられるのかお聞かせ願いたいと思います。


 今日まで複数の議員から企業誘致に対する質問もありました。しかし、企業誘致はしなくてもいいということではありませんけども、あえて私は1次産業の進展こそが新生豊岡市の活性化の根本ではないかと思っております。今や我が国は飽食の時代と言われているが、世界の人口が年々増加し、30年あるいはまた50年先には地球上の人類の食糧が生きるだけの量がなくなると危惧されている現在、経済発展とともに輸入により国民は生活していると言って過言ではないと思います。


 過日の議員の質問に対する答弁で、放棄田が175ヘクタールとのことであったが、放棄田になる理由として市長は、耕作者が高齢であり、圃場が狭小で労働報酬が少ないこととのことであった。その上、有害鳥獣による被害もあり、やむを得ず放棄田になっているところも多々あると思われます。


 1次産業の中で、今回は農業に対する活性化の方策の一例を挙げて説明いたしますので、農業の確立という面で参考にしていただきたいと思います。


 現在は合併して南あわじ市となっておりますけれども、以前は南淡町や三原町の例を挙げてみましょう。


 以前はタマネギの産地として有名でしたが、現在はレタスの産地として有名であり、南淡町のレタスあるいは三原町のレタスとしてブランド化されておるわけですけど、昭和34年に町長選で森勝さんという方が当選されて町長になられたわけですけども、その町長になる前にはその方はいわゆる淡路瓦の製造会社の社長をなさっておって、そして農業の実態を見詰める中で、タマネギは非常に労働が厳しいし、その割に労働報酬が少ない。しかもタマネギというのは中国あるいはオーストラリアからでも今後は輸入してくるかもわからんで、そうなってくるとこの地方はもうぺしゃんこになると違うかと。もっと輸入のない、できないものをつくらないかんということでレタスを奨励されて今日に至っておるということを聞いております。


 ところが、話は変わるんですけど、平成9年だったか10年だったか定かではないんですけども、私も兵庫県の市町の職員退職手当組合の一員として、変な話なんですけど、理事だったのかな、議員だったのかなということを今考えながら思うんですけど、はっきりいたしませんけども、いずれ議員も6人ぐらいおったと思いますし、当時の組合長は宝塚市の正司泰一郎さんが組合長をなさっておりまして、研修をして、そして宮崎県の高千穂に泊まったわけです。


 高千穂に泊まった中で、夜の食事は普通の会席ぜんでなくしていろりを囲んで食事を4人ずつぐらいでしたわけですけども、その中でいろんな地元の議員や町長さん方から話を聞いて、そのときに聞いたときの話が強烈に私の脳裏に残っておるわけですけども、南淡町の北村議長の方から、うちはことしはもう大変な年ですということで、何を言いなるんかなと思っておったら、雨が大変多くてレタスの苗が大体20%か25%しか育たんで、うちにとってはもう何十億の損ですいう話で、またこの人は大きなことを言うなという思いを実はしておったわけです。


 それで話は話として聞いておったんですけども、その後、私もちょっと自由がきくようになって、一遍あんな大きなことを言っとったんで実態を見に行こうということで、実は平成13年のちょうどきょうだったと思うんですけど、6月の20日に単身で見に行きました。ところが、見に行くしけに頼むでといって電話したら、もうレタスというものあれへんでちゅう。何でやねん言ったら、もう出荷してしまってあらへんという。行ってきましたら、水田に水張っとるとこや、これから水張ろうとして緩めておるとこやまちまちでしたけれども、そこでまた北村君が4人ほど議員連中を寄せてくれて、それでいろんなレタスの話を聞かせていただきました。


 しかし、先ほど申しましたように34年に町長に当選された森さんという方が5期20年間かかって今日の基礎をつくって今日になっておると。そういう話を聞いて、為政者というのはやはり決断が大事だなと。やはりきちっとやらなけりゃならんと、そういう思いを強く持っております。


 限られた時間ですのでできるだけ簡単にいたしますけれども、そういうことで、とにかく市長、幸いにして当選されたわけですから、この新生豊岡市の産業を変えてやるという意気込みでひとつ対応していただきたいということを申し上げて第1回目の質問を終わらせていただきますけど、次回からは自席でさせていただきます。失礼しました。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 経済を元気にするということの柱に、外からの企業誘致ということも大切であるけれども、内の経済を元気にするということも大切だ。そういう観点から、では農業についてどうするかというご質問をいただきました。


 私も外から企業に来てもらうという努力は精いっぱいいたしますけれども、そういった企業というのは往々にして世界戦略の中で動いていますから、あっという間にいなくなってしまうといった危険性と隣り合わせです。したがいまして、企業誘致を努力をするということとあわせて、内発的な企業を育てる、この地に根差した企業を育てていく、あるいは経済活動を育てていくということも大変重要なことだと私も思っております。


 農業についてですけれども、これを魅力あるものにして豊岡の元気にどのように近づけていくのか。なかなか難しいところでございますけれども、私といたしましては幾つかのポイントがあるのではないかと思っております。


 一つは、作物自体がいかに高い収益を生むものになるか。そういう意味では、先ほどレタスの例をおとりになりましたけれども、この豊岡市でどういうものがあるのか。例えば既に国野菜の指定産地となっておりますピーマン、キャベツ、こういったものを応援していくというのも一つだろうと思います。


 それと、実は子供というのは親の背中を見て育ちますので、親自身が農業に生き生きと取り組んでいる場合には子供がその跡を継いでいこうというような気持ちになりやすい。そうでない場合には、さっさとほかの事業の方へ行ってしまうということがあろうかと思います。


 そういう目で見ますと、一般的に言われておりますのは有機農業に取り組んでいるところは比較的に後継者が育っている。つまり経済的に引き合うかどうかということだけではなくって、自分の労働がちゃんと環境対策に役立っている、あるいは人々の健康づくりに役立っているというその自信や誇りが子供たち、後継者に伝わっていくのではないかと思っておりまして、そういう観点からも、有機農業あるいは無農薬、減農薬といった安全・安心な農業というのは一つ大きな道筋ではないかと思います。


 さらに、加えまして消費者とどのように結びつくか。自分が生産したものは高く売れる、あるいは売れなかった。そこからもっと頑張ろうとなっていく。その工夫がちゃんと対価として返ってくるという響き合う関係が出てまいりますとおもしろさが出てまいりますから、若い人たちがさらにその創意工夫をしようというふうに向かっていくのではないのか。こんなことを考えておりまして、これから多くの人の知恵をいただきながらそういう方向を目指してまいりたいと思います。


 それと、一例を申し上げたいと思うんですが、旧豊岡では「コウノトリの舞」というブランドをつくろうといたしておりまして、これは一定の基準で安全・安心な農法で農産品ができたときに、「コウノトリの舞」というレッテルを張っていいというこういう仕組みでございましたが、昨年度、もみのときから農薬を使わない。温度消毒でして完全無農薬のお米ができました。地元のスーパーで1キログラム当たり約700円で売られておりました。地元産のコシヒカリが約400円でありますから、70%アップの金額で売られていました。途中でJAに入ったりとかスーパーに入ったりいたしましたから、丸々農家の手取りというわけにはまいりませんけれども、こういったことになりますと、安全・安心なものをつくってるという誇りに加えましてちゃんと市場が評価をしてくれているということでございますから、こういったものがさらに広がることがこの地域の農業の元気につながるのではないか、このようにも考えているところでございます。


 今後とも議員のご指導もいただきながら、農業の振興策に努めてまいりたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 80番、瀧下繁喜議員。


○議員(80番 瀧下 繁喜) 市長の気持ちはわからんことない。わかるんですけれども、実はいただいた資料で見ますと、豊岡市のいわゆる250万円以上の所得者がどれだけあるんかなということをあれしました旧市町別に申し上げますと、豊岡市が20人、城崎ゼロ、竹野が1人、日高町が6人、出石町が5人、但東町が3人、合計250万円以上が35人ということになっておりますし、一方、今言いました南淡町の例を見ますと、比べ物にならないほどたくさんの所得者があるわけですね。例えば、農業所得で250万円以上が700戸。全農家1,297人のうち700戸が200万円以上の所得を上げとると。しかもその所得といいながらも、現場に行って聞きましたらそれぞれの主人が、うちは家内に月に20万円やっとる、うちは20万じゃ少ないので30万を専従者控除として給料を払っとるんだという説明がございましたから、そういうのを入れますとすごい金額をあれしとるし、こんなことを言っちゃなんですけど、僕が言うんでなしに向こうの人たちが言うことを伝えるわけですけど、女というのはまじめだでって言いなるので、何ですねん言ったら、給料やったら物すごい働くがな。もうびっくりするほど働くで。そういう話も聞かせていただきました。


 しかし、それぞれのやり方があると思いますけれども、やるんならやっぱり農業というのはそういう農業をやることが最終僕はいいんじゃないかなというふうに思うわけですし、もらった給料を大体田植えが終わって7月、8月は農閑期です。作付はいたしませんから、中国、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパ、ことしはアメリカに行かあで、ことしはオーストラリア、次から次、ヨーロッパでもいろんな国に何日間って集落で奥さん方が旅行されるという。そういうとこもあるということを認識していただいて、やはり農業でそういうことができるような農業にならなければならないというふうに思います。ぜひ市長もそういうことを目指して、いわゆる総合計画の中に農業をどう取り入れるかということをしっかりと位置づけていただきたいというふうに思います。


 それで、次にお尋ねするわけですけども、今度の予算で一般会計の予算の中でそれぞれピーマンとかキャベツとかに何千万というお金が補助金として出るようになっておりますけど、それはそれとして、私は少なくとも竹野、日高とそれぞれ旧町に、但東から竹野までに5人か6人のモデル農家を指定して、何々をつくってこうやってデータをとってくれと。そしたら収益がどれだけ上がるというようなデータをとるためのモデル農家をつくって推奨していかなならん。それによって広げることが一番早いと違うかなというふうに思うんですけれども、市長の考えをお尋ねいたします。


○議長(木谷 敏勝) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) いわゆるモデル農家を指定をして、そしてその補助金を導入をする。そして高収益の農業を目指すという。これはこれで一つの考え方であるわけですけれども、そういう展開の手法というのは、これは瀧下議員よくご存じのようにこれまで行政が一番力を入れてきたそういう分野ではないかというように思われます。いわゆる大規模化をする、施設化をする。そして流通の改善をする。そういうことによってスケールメリット、そういうふうなものを含めて所得の確保を図るというそういう方式であると思います。


 今申しましたようにこれはこれで一つの手法であって、そういう展開の手法もケースによってはもちろんあるんではないかというふうに思っております。


 ただ、私どもとしましてはもう一つの手法として、これは非常に地道なやり方かもわかりませんけれども、やはり認定農業者あるいは若手の担い手農家、そういうものを育成努力をする中で、経営感覚にすぐれた足腰の強い農家が生まれてくるのではないか。また、そのための努力をしていくということも非常に大事なことではないかというふうに思っております。行政としては、あくまでも一つの手助けだと、そういう人たちの手助けだということでございます。


 高収益農業をやはり推進をするためには、もちろんその先進的な技術を確保するですとか、これは経験も含めてでございます。それから的確な販売戦略を練る。そういうこともありますけれども、やはり何よりもまず農家の主体的なやる気が大事でないかというように思います。そういうやる気のある農家、あるいはもう地域から先導的な考え方を持たれて行政の方に、例えば補助金制度の導入でございますとか、あるいは技術支援の要請、そういうものがありましたらそれについては力いっぱい勉強もし、その検討をさせていただくというそういう考え方を持っております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 80番、瀧下繁喜議員。


○議員(80番 瀧下 繁喜) いずれにしても行政として委嘱をして、そして記録をとってきちっと推奨していくいう方法も一番手っ取り早い方法だと私は思っておりますけども、そもそも南淡町いうのは昭和30年代、行きた先で異口同音言われたことが、それぞれ集落で子供の声がもう全くせんようになったと。それで高齢化が進んできて大変だなというふうに思っておったんだけど、レタスが大変高収益を上げるようになって阪神間に若い人たちは出稼ぎに出とった人たちがどんどん帰ってきて、ごらんのとおり子供が走り回って声も聞けるようになったと。そういう実態を聞かせてもらったら、やはり地元いうんですか、生まれたとこがそういう状況になってきたら自然と若い人たちも帰ってくる。


 現在、豊岡市は9万3,000人いうことなんですけれども、このままで推移したら近い将来9万人切るようなまちになってしまうんではなかろうかなという私は危惧するわけです。ですから、少なくともそういうことにならないように、やはり地場産業いうんですか、1次産業の進展こそが私は命と違うかなと。


 もちろんさっき言われたように私も工場誘致いうのは否定はいたしません。しかしながら、それよりかもっと大切にやらにゃならん、四百何十町歩であるこの農地を活用して活性化を上げるということが一番大切だというふうに思います。そういうことの中で、できるだけ一日も早いことをできるようにやっぱり計画していただきたいというふうに思いますし、念を押して言うんですけど、私は今言ってる南淡町あたり、タマネギからレタスにかわって、今何を次、もうレタスもあれだし、次何しようといって考えとることは、トマトをつくるということを言っとるんです。


 それで当局の皆さんも承知をされとるというふうに思うんですけれども、東京を含めて東北地方に出てくる冬のトマトいうのはどこから出てくるかいったら、北海道から来るらしい。北海道でできるトマトが何で淡路でできんのだろうか。それはそれなりの理由があるわけです。北海道は離島いうんですか、非常に寒冷地ですから、政府から暖房に対する揮発税いうんか、それが免除されておって大分安いらしいですけども、それを利用してトマトをつくっておる。そのトマトが東京から北にどんどん出回っとる。先ほど申しましたように、北海道でできるものをうちでできんはずはあれへんということで、レタスからトマトにかわろうとして今研究なさっておる。先進地は次から次へと研究してやっていかれるわけですから、このレタスの話をしますと多くの人たちが淡路と但馬とでは気候が違うでというふうに言われます。気候が違うからそこによさがあると違うんかと私は思うわけですし、レタスの品種にしてもそれぞれすごい数がありますから、雨の多いところは雨に強いレタスもある。そういうことを世界じゅうの国にそうした品種をやっぱり選定してでも、そういう努力が必要だというふうに思います。そういう努力をきっちり重ねたあげくがそれぞれの地域で成功しとる例だというふうに思いますから、レタスの話をするとレタスは地域が違うだねえか、気候が違うだねえかと一概には言われるけれども、私はそうでない、気候が違うからまたいい面もあると違うんかなという思いがいたします。そういう面で十分に研究していただきたいというふうに思いますけれども、当局の考え方をお聞かせ願いたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) レタスの但馬での振興ということが趣旨ではないかというふうに思っておりますけれども、レタスの場合にはいわゆる特に温度差とその販売をする時期というような一つの問題がございまして、特に販売のできる、いわゆる価格の高い時期というものと生産とが合致をしないというようなことは私、承知をしております。


 かつて神鍋高原を中心といたしましてこれ一例でございますが、キャベツの間作にいわゆる嫌地現象の解消も含めてレタスを導入したらというような検討をしたことが以前ございますけれども、現実の問題としてそれが今申し上げたようなことでできなかったというようなこともございます。レタスを広範囲に販売をしようというふうな産地化につきましては、もっともっと例えば標高の高いところで生産をするとか、そういう点でのいろんな工夫があろうと思いますので、やはり適地適作という問題があって一概にはいきにくいのではないかというような感触を持っております。


○議長(木谷 敏勝) 80番、瀧下繁喜議員。


○議員(80番 瀧下 繁喜) 現地でいろいろと話を聞く中で、南淡町の人たちは当時はタマネギをつくるのにどこに研修に行ったかということの中で、和田山町に随分再三再四勉強に行きましたということで、タマネギを一時はつくって大変好況を得ておったわけですけれども、先ほど申しましたように町長の一言でこれじゃあかんと。労働報酬が少ないと。もっと労働報酬を上げるにはどうしたらいいかということで、レタスにかわった。


 ところが、最近、先ほど申しましたようにトマトをつくったらどうだというようなことで研究なさっとる。その経過の中で、但馬のJAでそれぞれの集落で、先ほど部長の方からお話がありましたけれども、キャベツあるいはピーマンを奨励されております。そうした中で、南淡町の人たちも実はキャベツもつくりましたと。ピーマンもつくったけど、忙しいばっかりで労働報酬が少なくてとてもやっとれんでと。そんな話も聞かせてもらう中で、私はレタスに限りませんけれども、やはりこの非常に厳しい農業の中で何かを見出さなかったら私は立ち行かんのでないかと。したがって、このままで推移しますと人口が減る一方で、やはり子供たちが郷里に帰って働くんだというそういう仕事を見出すことが行政の一番大きなポイントではなかろうかというふうに思いますので、ぜひそのことをやっていただきたいと思いますけれども、再度当局の考えをお聞かせ願いたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) まさに瀧下議員ご指摘のとおりでございます。切り口としては、やはりいろいろあろうかというふうに思います。今、キャベツのお話出ましたけれども、キャベツにしましてもこれ高齢化によりまして生産農家が徐々に少なくなっております。大変危機的な状況にあると言っても私は過言ではないと思っておりますが、そういう既存作物のいわば増産によるスケールメリットというようなものも一つの安定的な収益という意味では将来方向の一つでございましょうし、さらにピーマンの話もございました。現時点ではまだかなり収益性の高いものだという認識を持っておりますけれども、やはりそういうものの振興ということもございましょうし、それからさらに冒頭、市長の方からも答弁をいたしましたけれども、やはりいわゆる高付加価値化、あるいはブランド化、そういうふうなものによって米だとか野菜だとか、そういうものに付加価値をつけていって、そして消費者に好感、理解をいただく中で高収益の農業を目指すというようなこともあろうと思います。議員ご指摘のとおりでございますので、県の関係機関とも一緒になって頑張ってまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 80番、瀧下繁喜議員。


○議員(80番 瀧下 繁喜) 前向きに検討するということでございますので、私もそれを期待して質問を終わりたいと思います。


 いずれにしても、新市が発展できるような方策をぜひとっていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 以上で瀧下繁喜議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 次は25番、寺田孝夫議員。


               〔寺田孝夫議員 登壇〕


○議員(25番 寺田 孝夫) 25番、寺田でございます。(拍手)会派希望に所属し、豊岡市の新しい動きに大いに希望を感じながら質問させていただきたいと思います。


 いつもまちの中の喧騒に囲まれた議会の中から、もう目の前に山が見えて小鳥の声が聞かれるというふうなこういう環境の中で質問をさせていただくことになりました。皆さん、せわしなくうちわをお動かしではございますけれども、時折入ってきます一陣の風にほっとしたものを感じる、そういう議会。今も小鳥の声が聞こえますが、そこで一句、「ウグイスの声が励ます新議会やりとりの声も谷渡りと聞く」。愚作ではございますけれども、今の私の心境でございます。


 それでは、新豊岡市の初代市長として当選されました中貝市長には、心からお祝いを申し上げたいと思います。産声を上げたばかりで、しかも広い市域に難問や不安が山積する新豊岡市ではありますが、コウノトリの自然放鳥に象徴されるように、希望の膨らむ豊岡市でもあります。どうか豊岡市の市民の負託にこたえ、未来への責任を果たすために手腕を十分発揮され、若い市長に対する市民の期待にこたえていただきたいと考えております。本当におめでとうございます。


 さて、9万3,000人の期待を背負って新豊岡市が誕生して約80日、きょう6月20日は81日目となりました。在任特例による7カ月の214日から考えますと、約4割の日数が経過したことになります。早くも80日と言うべきなのか、まだ80日と言うのか、受け取り方やあるいは立場、考え方でいろいろとありましょう。しかし、現在在任特例の短期間を信託されている私たち議員としては、1日でもむだにすることなく在任特例議員としての責務を果たしてまいりたいと考えているところでありますが、私たちの議員報酬について倍額の差が生じているとの指摘もされ、議員報酬の平準化も耳にするところであります。しかし、新市の51%の人口を背景にした旧豊岡市の議員が22名、新市の49%の人口を背景にした議員が73名、その格差3.36倍と、いわゆる1票の格差が生じてしまっている現在任特例の中で、3.36倍の責任を背負いながら、またいささかの疑問を抱えながら、7カ月の努力を務めてまいりたいと考えているところであります。


 それでは、通告に従いまして順次質問に入ります。


 まず、大きな1番、管内視察より幾つかの提言を交え質問をいたします。


 先日、会派の視察として、限られた時間ではありましたが新市の管内施設への視察を実施いたしました。旧の1市5町それぞれの考え方や将来へのいろいろな期待が感じられる管内視察ではありましたが、しかし一方では、新市の立場で考えれば新しい疑問を感じざるを得ない場面も幾つかあり、合併した今では合併前とは別の考え方もできるのではないか、そんな率直な疑問も生じてきたというのが正直なところでありました。それぞれの1市5町には議会があり、それぞれに検討され、その結果ご決定になったことではあり、決してその決定を否定するものではありませんし、決定は十分に尊重する姿勢を持ち続けていきたいと考えてもいますが、しかしながら一方、新市という立場で視点を変えれば、こんな見方も、あるいはこんな考え方も出てくるんではないか。また、この思考の変化こそがある意味合併効果でもあるのではと考え、あえてお尋ねをしてまいります。


 時間の関係もありますので、施設をピックアップしながら進ませていただきます。


 まず最初に、竹野町住吉屋歴史資料館について申し上げます。


 北前船の隆盛とともに栄えた地域の歴史は忘れることのできない郷土の誇りであり、誇りとするにふさわしい時代であったと理解できます。施設へ参りますと、地域の当時への思いというものを知ることもできますが、しかし資料館の入館者が非常に少ない。16年度中の入館者はわずか641名しかなかったと聞きました。いただいた資料にもそのように出ていますので間違いはないと思いますが、もともと資料館は町民交流の場として計画されたと聞いていますので、観光客の入り数が少なくても仕方がないのかなというふうには思いますけれども、では町民の交流の場としての利用状況はと見ますと、貸し室の利用が16年度中で49回しかない。1カ月に一度もない月もございます。幾室かの貸し室がありながら、ほとんど利用されていない。1カ月にゼロのこともございますし、こんな施設の設置に投入された費用の総計が2億2,550万円。さらにランニングコストを考えるともう少し工夫を期待したいと考えますが、この状況についてどのようにお考えか。


 また、入館者の増加策やあるいは運営面でも対策をお考えのことと思います。お考えがあれば具体的にお答えをいただきたい。


 次に、城崎文芸館についてお尋ねをいたします。


 城崎温泉の起源は、コウノトリが翼を休め湯あみしたところに由来するとして有名ですが、また古くから情緒のある湯治場として多くの有名人が訪れ、城崎温泉の歴史に花を添えてもいます。城崎文芸館は昭和52年に小さな博物館としてスタートし、平成8年に現在の資料館が整備されています。小さな博物館当時は団体客の受け入れが困難であったことから、機能の移設充実を図り、文学、麦わら細工、温泉を紹介する資料館として、また城崎温泉の目玉施設として整備されてもいますが、城崎温泉の年間入り込み客約100万人、宿泊客60万人から考え、現在の入館者が少ないように思われてならないのですが、城崎文芸館の当初計画ではどうであったのか。また、現入館者数をどのように評価しているのかお聞かせをいただきたいと思います。


 次に、但馬国府・国分寺館についてお聞きをいたしてまいります。


 まず、建設費の総額9億6,700万余円に驚きました。これが正直なところ最初に受けた感想です。7世紀から8世紀にかけて、但馬の政治、軍事、経済、文化の中心地としてその役目を果たした但馬国府の所在地として、但馬地方にとっても重要な施設であり、施設としては貴重な資料が集められていると理解してはいますが、現時点において但馬国府・国分寺館の事業規模が適切であるかについては、失礼な言い方になるかと思いますが、いささかの疑問を感じました。この点、お話に時々出てまいります知見トンネルと同様の感じを受けました。資料館には、17年度にも5,800万円余りの予算が出ています。今後どのような整備を何年間にわたって続けられる計画なのか。費用対効果について、また今後の施設の可能性についてどのようにお考えなのかをお尋ねをいたします。


 次に、植村直己冒険館についてお聞きします。


 今議会の中貝市長の言葉の中に、世界の人たちの冒険心を刺激する施設、世界に誇れる植村直己の記念館としての役割についてのお話もありました。もちろん私も同感ではありますが、しかしせっかくの施設が十分には生かされていないのではないか、そんな気がしてなりません。現在の運営状況をどのように評価されるのか、所見をお聞かせください。


 その他、出石、家老屋敷、但東町、モンゴル民俗博物館、竹野町、北前館などについては、時間の関係で2回目以後の質問で触れてまいりたいと考えております。


 次に大きな2番、国保の健全運営と健康づくり事業についてお尋ねしてまいります。


 保健、医療、介護の関連と健康づくりの必要性についてお尋ねしておきたいと考えていましたが、一般質問の初日から保健、わけても健康づくりの施策と施設については何人かの議員からの質問がありましたので重複を避け、通告を逸脱しない範囲で質問を変えてお尋ねしてまいります。


 合併前の1市5町の中で最も健全な国保会計の運営をなされていたのが、実は旧但東町でありました。また、淡路の五色町も兵庫県下で但東町と並んで1、2の国保会計健全運営のまちですし、広島県御調町も健全運営では全国的にも知られたまちです。これら国保健全運営のまちに共通している保健、医療、介護の一体化の取り組みについて、質問を交え提言をいたしてまいりたいと思います。


 福祉施策の保健、国保、介護の3つの中で国保は医療の部分に当たり、初めの保健は医療の前段階の部分、つまり予防に当たり、3番目の介護は医療のアフター部分とも言えます。つまり先ほどの3町では、例えて言えば使用前、使用中、使用後とでも言える保健、国保、介護を関連する一体的なものとしてとらえ、縦割り行政を避け、関連した行政施設として推進しています。このことが国保会計健全運営のまちに共通していました。


 今申し上げました点については十分にご承知のこととは思いますが、それぞれに重要な施策であります保健と医療、そして介護を一体的なものとして推進する3つのまちの行政の考え方について新市としてどうお考えになるのか、ご所見を伺いたいと思います。


 さらに、この一体化の推進者でありました奥田助役、かつては町民福祉担当者としてのご経験もお持ちであり、一体化への理解がすんなりいただけたと現場関係者から聞いております。今さら申し上げるまでもありませんが、国保会計の健全化は市民の負担や市財政の負担の面からも大変重要な問題と考えますが、合併に際して但東町の実績がどう評価されたのか。新市において保健と医療、介護の一体化行政をなぜ避けられたのかお尋ねをいたします。


 次に大きな3番目、市街地活性化への取り組みについてお尋ねをいたします。


 年間の集客力100万人と言われた豊岡病院が移転し、徐々にではありますが豊岡市内の商店街は深刻な影響を受け始めています。今、商店街は生死をかけた生き残りを図ろうとしています。TMOによる駅通り商店街アーケード新設への支援もされてはいますが、商店街の再生へどれほどの効果があるのか疑問視する声も次第に高くなっているように思われてなりません。


 豊岡病院の毎日の患者1,500人、見舞い客500人、職員500人、そしてその他を加えての年間集客力100万人といえば、城崎温泉の集客力100万人、宿泊客60万人に匹敵し、神鍋高原、竹野海岸の年間入り込み数にほぼ当たります。市街地が豊岡病院移転の大きな影響を受けて当然という気がいたします。このような商店街の状況については、事前に十分に予測できたことと考えるのですが、市長はどのような受けとめ方をされているのか、ご所見をお聞かせください。


 これで1回目の質問を終わりまして、事後の質問は自席にて行います。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、保健、医療、国保ですが、それと介護との一体化についてのご質問がございました。


 議員が高く評価されましたように、旧但東町におきまして大変健全な国保会計の運営がなされているということも、私自身も高く評価をいたしているところです。一つには、医療機関が少ないといういわば与えられた条件のもとで、健康政策に一生懸命取り組んでこられたということがあったのではないかと思います。さらに、人口の小さなまちでございましたから、保健師、それから看護師、PTといったこういった職種の方々が連携をしてかなり手厚い対応をしてきたということが背後にあるのではないかと思います。医療にかかる場合でも、早い段階で、初期の段階でとにかく医者にかかってもらう。そういったことは大きなまちでは一々そのような指導なり助言というのはできませんけれども、但東の場合にはそういうことができたといったことがあるというふうにも聞いております。


 また、例えば人工透析の患者が1人出ますと、医療費がそれだけで年間1,000万とか1,500万行くわけでありますけれども、そうなる前に保健的な指導、生活習慣の指導というものがかなり濃密になされますと、その直前で食いとめることもできる。こういった地道な活動の成果ではないか、このように理解をいたしております。


 新市におきましても、全体としてそれができればそれにこしたことはないわけでありますけれども、それをやろうといたしますともう膨大な人数の保健師なりPTあるいは看護師が必要になりますから、同様のものを全市に直ちに広げるというのはなかなか困難なんじゃないかと思います。この辺につきましては、今後の課題としてよくねらいを定めて行ってまいりたいと思います。


 それから、豊岡病院が移転して商店街へのインパクトをどう受けとめているかというご質問がございました。


 人数についてのご指摘がございまして、城崎町の観光客に匹敵するというお話もありましたけれども、城崎の場合まさに泊まりに来てそのためにお金を落とすわけでありますから、単純に豊岡病院に来た方がもともと豊岡の商店街にお金を落としたわけではないということでございますから同列に論ずることはできない、このように考えております。


 ただ、現実に人の通りが少なくなって、そのことによって通り全体が寂しくなるといったことは確かにございます。その意味では、豊岡病院の移転というのは中心市街地に対してマイナス方向のベクトルを持つことは間違いない、このように考えているところです。


 こういったことから、その対策を十分商店街とも協力しながらやっていく必要があると考えております。


 ちなみに、アーケードについてのご指摘もございましたが、私もアーケードをしたからといってお客さんが来るとは思っておりません。この点はぜひアーケードの建設やりかえを機に、しっかりとした誘客対策を商店街みずから努力をして考えていただきたい。そういったことについて、行政としての応援もさせていただきたいと考えているところです。今のところ、アーケードをつくるというところにかなりの精力が注がれておりますから、ソフト部分については今後の大きな課題であると、このように認識をいたしているところでございます。


 また、コバスを導入いたしましたけれども、これも障害者、高齢者の方々が気楽にまち中を移動できるようにということに加えまして商店街の活性化ということも込めて導入をいたしました。この点もまだ十分商店街の側にも活用いただいていないというのが実態でございますから、これもよく相談をいたしまして、コバス利用も活性化につなげてまいりたいと、このように考えているところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 諸施設の運営計画についてお答えいたします。


 まず、住吉屋歴史資料館ですが、ここでは住吉屋がたどった歴史資料や日本のかな書道の重鎮仲田光成先生の作品等を展示しております。展示がえを行うなど、郷土の歴史についての関心を深めていただくよう努めておるところです。


 また、仲田光成記念、但馬竹野全国かな書展事業を通して、全国に発信しておるところでございます。


 次に、但馬国府・国分寺館ですが、これは3月26日に開館し、但馬国府や但馬国分寺跡に関する資料等を展示しております。トライやる・ウイークの受け入れであるとか、総合学習で子供たちも来館しております。


 今後につきましては、企画展の開催や子供たちの考古学教室の開催等、体験教室の開催に努めていきたいと考えております。


 次に、植村直己冒険館ですが、これは世界的な冒険家植村直己さんが冒険に使った数多くの装備品等を展示しております。植村直己の偉大な業績及び精神を顕彰するするためにさまざまな企画展を開催するとともに、植村直己冒険賞事業を推進し、全国へ情報発信しているところでございます。


 この施設の今後の経営努力をすべきじゃないかというようなこともございました。できるだけ身近に感じていただける施設として、先ほども申し上げましたように公募展であるとか体験教室、これらによる参加型イベントを開催することによって、入り込み、入館を図るということも一つの方法ではないかなと思っております。


 それから、次にその各施設の特徴、個性を生かした企画展、特別展の開催によるマンネリ化予防、こういったことも大切なことだろうと思います。


 もう1点は、各施設のネットワーク化を図ることによりまして全体としてのPR力の強化を図っていきたいというふうに考えておるところです。


 それから、国分寺の今後の整備計画はどうかというご質問でございました。


 これにつきましては、現在のところは現段階では未定ということでございますので、ご理解いただきますようお願いします。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 城崎総合支所長。


○城崎総合支所長(齋藤 哲也) 城崎文芸館の管理運営は、当初から機動的で合理的な施設運営をするため城崎温泉観光協会に委託し、施設の入館料等は管理者の収入として処理させる利用料金制を採用し、管理者の経営努力や経営の効率化を導き出し、行政の直接方式と比較してコストの削減を図ってきております。


 当初、計画は3万人でスタートいたしました。当初はそれで経費的なものが十分に賄えたわけですけども、近年は2万2,000人、昨年は2万人というふうなところまで人数減少となっております。そういったことで、漸次入館者が減少していることから、企画展、きょう現在も行っておりますが、特別展等開催し、入館者の増加対策を行っております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 25番、寺田孝夫議員。


○議員(25番 寺田 孝夫) それでは、2回目の質問に入らせていただきます。


 まず、最初に申し上げておきたいのですが、いろいろな施設について、決して厳しいことを言うつもりはありません。95人の議員さんも、恐らく観光こそ但馬の生きる道であり、但馬に共通した施策であるとの認識をお持ちだと考えます。その観光振興のために、一つの目的を持って既に投資されたものを目的を果たすために活用することは貴重な税金を使うということからも、観光施策を進めることからも、また職員の経営意識を育てるためにも重要なことになる、そのように考えております。


 1市5町が合併して一緒になったんだから、新市の6つのまちが互いに連携をとりながら一体的に発想し計画を立てることができれば、可能性はどんどん広がる。観光協会が集まって観光協議会の構想もあるようですから、全体的に入館者の増加については十分に可能であると考えております。実現可能な提案をしてまいりたい、そのように考えているところでございます。


 先ほど住吉屋資料館について、年間に641人の入館者ということで驚かれた方もたくさんおられるんじゃないかというふうに思います。竹野町の議員さんにも何度かお聞きをしましたけれども、今までに指摘も何度もしてきた。しかし、有効な改善策は見られなかったというふうなことも聞いております。竹野町の年間の入り込み客は約60万人でございますから、641人は0.1%にしかなりません。その気になれば、みんなが力を合わせればどうにでもなる数字だというふうに私にはとらえられます。年間の入館者数を見ても、多い月で110人、少ない月では1カ月でたったの14人です。30日かかって14人というのは、我々商売では成り立ちません。平均しても、1カ月53人しかならないようです。これで運営委託料の補助金が340万円と聞くと、これは当初計画そのものに問題があったのか、事後の運営に問題があるのか、疑問はどんどん広がってまいります。


 交流館としての役目としても、総合支所の空き部屋を利用すれば十分に用は足りる、そういうふうに思います。このあたりで交流館としてのあり方についても、また接客の施設の利用のあり方についても考えてみる必要があるんでないか、そういうふうに思います。改善策について、お考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 住吉屋につきましては、委託料を払って民間に委託しているという状況でございます。


 先ほども申し上げました、いかにして入館者をふやすかということでございますけども、やはりその施設の特徴、個性を生かしたそういう企画展、特別展、それから参加型のイベント、体験教室であるとかそういったものへの取り組み、それからPR不足という部分もあるかと思いますので、そういったPRに努める。そういったとこら辺を今後努力していく必要があるんではないかなというふうに考えております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 25番、寺田孝夫議員。


○議員(25番 寺田 孝夫) どちらにいたしましても、竹野町だけで考える問題ではない。あるいは但東町に訪れた人にも、城崎に訪れた人にもお互いに連絡をとりながら、総体的な力でもって入館者をふやしていくという努力は必要だというふうに思います。


 城崎文芸館について、先ほどご答弁をいただきました。しかし、現在の2万303人は、16年度の入館者ですけれども、入り込み客から見れば約2%にしかならない。町民の80%を超す人たちが観光に携わっていると資料にありますし、まちを挙げてかかわっていますというふうに聞くのですが、私は文芸館の入館者アップについてまだまだ工夫の余地があるというふうに考えます。


 細かい数字で申しわけないのですが、15年度に300万円が町会計から運営費として負担されています。文芸館の1人当たり平均入場料が395円というふうになっていますから、先ほどご答弁にもありました。最初は4万人、今は2万人というようなことがありましたけれども、395円を1万人、1%入館者をふやしますと395万円の増収になり、町からの300万円は不要ということになります。1%の入館者アップは私は可能だというふうに考えますけれども、その辺についてはいかがお考えになりますか、お聞かせください。


○議長(木谷 敏勝) 城崎総合支所長。


○城崎総合支所長(齋藤 哲也) 先ほど答弁いたしましたように、管理運営につきましては観光協会の方に委託いたしております。


 観光協会におかれましても、各旅館さん、そういったところにもパンフレット、それから明くる朝、お帰りの際に時間があれば寄っていただくように、こういった格好で町全体挙げてご案内をいたしている状況でございますが、やはり個別の好みの問題もございまして、なかなか当初3万人だったもの漸次落ちてきている状況でございます。


 そういった中で、観光協会の方も正月の三が日も開館するような経営努力をしていただいておりますが、なかなか入館者の増につながらないというふうなことで、最近では但馬地域で活動されている写真家、書家、そういった方たちの特別展も努力で開催をして、入館者アップにつなげさせていただいているのが現状でございます。


 先ほど議員さんの提案にもございましたように、合併しまして1市5町の各施設のネットワーク化、こういったものを図りながら、今後は入館者増に期待をしたいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 25番、寺田孝夫議員。


○議員(25番 寺田 孝夫) 丸投げをしたから、そっちの責任だからわしは知らんということは、負担金300万円がなくなってから言っていただきたいというように思います。今後ともひとつよろしくお願いをいたしたいと思いますけれども、同じようなことを言ってみましてもなんですから、それではここでモンゴル民族博物館を見てみたいと思います。


 但東町の観光客の年間入り込み数は40万6,000人です。シルク温泉に24万4,000人、これは60%です。やまびこに2万6,000人、これは6.6%、チューリップまつりには7万3,000人、18%、モンゴル民族博物館には2万2,000人、年間入り込み客の5%を超しております。但東町のどこを見ても、商売上手だなというふうに感心してしまいますけれども、また出石町の家老屋敷を見ますと、入館者は5%を超えまして逆に黒字が50万円を超えております。どの施設にしてもせっかくの観光施設ですから、有効な活用を図っていくこと、観光資源に恵まれた但馬の豊岡市ですから、観光立市を目指して、今ある資源の有効利用にそれぞれが汗をかくこと、知恵を出すこと、力を合わせること、これを市の観光施策の中心に置くことだと考えております。


 新たな観光開発も大切なことは確かですけれども、開発した観光施設が運営のまずさから財政の足を引っ張る、こんなことにならないようにするために、まず最初に考えなければならないことはこの点ではないかというふうに思います。このことを考えないで新しい観光開発ということはだれも二の足を踏んでしまう、そんな気がいたします。くれぐれも一体化した、お互いが力を合わせ得る観光施設の有効活用、そのことに力を出していただきたい。よろしくお願いをいたしたいと思います。


 それでは、国保の健全運営と健康づくり事業についてお尋ねをしてまいりたいと思います。


 先ほど、小さなまちだから一体化の取り組みができる。大きなまちだとそういうことにはいかないというふうな答弁がありました。多分そのような答えが出てくるだろうというふうなことは思っておりました。


 では、お聞きしますけれども、国保の健全運営ということはよいことであるととらえ方はしておられるようです。できるまち、対応ができないまちの区別、あるいは小さいまちだったらできるといえばどの規模だったらできてどの規模だったらできないのか。大きなまちだったらどうなのかという基準は一体どこにお持ちなのか、それについてお聞かせをいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 市長の答弁に対することでありますが、確かに私も但東出身で、かつてその場、国保とか福祉、保健の場にも同席したことがあります。確かに小さいまちということで、私どもの旧但東町でやりやすかった面は多分あろうと思います。


 この趣旨につきましては、たとえ大きな市になってもやはりこの3つの仕事が同じ場で、例えば国保の仕事をしておりましてもただ単に診療報酬をただ機械的に支払うということでなくて、やはりそういう国保、それから福祉、保健、医療の関係がお互いに問題点を指摘し合いながら相互にやることができる。そういったメリットはあると思っております。


 結果として、例えば国保をやっておればそういったことの診療報酬をもとに保健福祉や健康に役立つ疾病の分類、そういったこともお互い連携をやりながらできますし、ただ、どの規模までが可能でどの規模からができないということにつきましてはかなり難しい問題があろうかと思いますけども、現在の豊岡市ではご承知のように庁舎が分散をしておりますし、このことをやろうと思いましたら新市では人数も、それから建物につきましてもかなり大きなものが要ることになりますし、今現在豊岡では物理的な問題もあって、なかなか難しい面はあろうかと思います。


 広島県の御調町等にも例がありましたけども、あすこは旧但東町よりかもう少し大きい規模でやっておりますけども、その気になればやはりそういったことも可能であって、この効果につきましては十分検討する価値があるんではないかと。ただ、どの規模で線を引く、人数で引くというのはなかなか難しいものがありますので、ちょっと正確な答弁はできませんけども、ご容赦をいただきたいと思います。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 25番、寺田孝夫議員。


○議員(25番 寺田 孝夫) 十分にひとつ検討していただきまして、市民のためになる制度として検討の結果、いい方向へ行くようにと思います。


 国民健康保険の一番最後の部分の健康づくりのところですけれども、プールの提案というようなこともございました。予算の関係もあって、すぐに実現が難しいことではないかというふうに思いますけれども、健康づくり、私自身も目の前に迫っていることとして待たれる気持ちが大変強いんですけれども、そこでとりあえずの策として、豊岡病院の精神科の体育館、立派な体育館がまだあいています。そこを利用してジムをつくることはできないだろうか、そういうふうに思いますけども、それについてのお考えがありましたらお聞かせをいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。


                午後2時08分休憩


          ────────────────────


                午後2時09分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 質問を続行してください。


 25番、寺田孝夫議員。


○議員(25番 寺田 孝夫) 健康づくり事業については、私も当面する問題としてのとらえ方の中で希求するところが強いんですけれども、とにかく早期に取り組むということでは、一つの例として申し上げるならば体育館も必要ではなかろうかというふうなことを思いますが、それらも踏まえて取り組みについてのお考えをお聞かせをいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 今おっしゃってますのは、病院の今現在建物が残っている部分の体育館を使ったらどうかというご指摘なんですが、今議会でも何度もご答弁してますように、あそこの跡地の利活用について今年度検討するというふうにしています。今現在、豊岡病院組合の持ち物でございますので、今の段階でどうこうと言えない面がございます。


 ただ、ある建物を残すか残さないかの議論をしなきゃならないということがございますので、議員さんのご意見としてお聞きをしておきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 25番、寺田孝夫議員。


○議員(25番 寺田 孝夫) それでは、市街地の活性化についてお尋ねをしてまいります。


 市街地が大変だ、商店街が大変だという認識については、十分にお持ちであるというふうに考えております。豊岡市は何を考えているんだろうかと商店街の方から聞かれることがあります。しばしば聞かれるのですが、そのとき私は、もっと市長と話し合いなさい、そのように申し上げます。例えばアーケードについても、市役所の前にはアーケードを設置しない。このことについても、商店街の生き残りをかけた悲鳴が市長の思いの力に押し切られてしまっている。そのようなことを聞くこともございます。どうも大開通りの駅前に近い地区と中ほどと市役所よりも東の地区とでは思いが少しずつ違うようです。同じ大開通りでも、駅からビックワンの交差点までの空き店舗がありません。あってもすぐに埋まってしまいます。つまり空き店舗ができない区間であります。わかりよいように、ここまでを仮に第1区間としますと、ビックワンから次の東側の交差点までの第2区間は空き店舗ができるが努力次第で何とかなる可能性のある区間。そして次の東の交差点、市役所南の交差点までの第3区間は空き店舗ができたらまず埋まらない、そういう区間だと言われています。そして市役所からさらに東の区間、ここは商業的に明らかに落差のある区間だというふうに言われています。


 その考え方の中で、東側の方たちの話を聞きますと、市役所の前まで人が来てもそこで引き返してしまうんじゃないのか。私たちの東側は見捨てられているような気がしてならない、そのようなことを言われます。この問題は、単に市役所の前にアーケードが必要かどうかという市長のお考えとはまた別に、市民が駅の活力を引っ張ってくるというその力に期待したいと思っている。豊岡病院がいなくなった。だからお客も人の通りもはるかに減少してきた中で、駅前の活力を何とかちょっとでも導いていきたいと思うのに、その中でアーケードは私たちにとっては大きな問題だというふうなとらえ方をされます。そのことについて、市長のお考えをちょっとお聞きしておきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、現在の商店街の苦境は、豊岡病院があったときから顕著に出ておりました。その後さらにマイナス方向にベクトルが加わることはもちろんでありますけれども、その豊岡病院があるときから既に問題あったということをまずご理解いただきたいと思います。


 それから、アーケードについてでございますが、むしろ市役所といたしましてはあそこのアーケードをとって、あのあたりの景観をよくすることの方が集客力を高めるというこういう認識を持っております。アーケードをどんなに新しくしたからといって、お客さんはやってきません。お客さんはアーケードを見に来るのではなくて、商品を見に来るからでもあります。


 また、そこに人々が集うような場所があるからこそやってくるわけでありまして、アーケードが美しくなって仮に来たとしても、それは一度来ればもうそれだけになってしまうんではないのか。私はそういう危機感を持っているところです。


 そういうことで、市役所側と商店街の方々との十分な意思疎通ができてなかったという面はございますけれども、私自身の思いといたしましては、人を集めるためにこそあのあたりの景観をよくする必要がある。こういうことでご理解を賜りたいというふうに思います。


 それと、商店街の生き残りをかけたというご指摘もありましたけれども、生き残りをかけただけの今取り組みがなされているとは正直言いまして私には思えません。嘆くだけではなくて、まさに必死になって考えていただくことが大切なのではないのか。


 例えば宵田商店街では、もう連日夜中までみんなが議論して議論して、それは若い人たちが議論して、つられて年配者の方まで徹夜までしてカバンストリートというアイデアを実行に移されました。私としては大いに期待をいたしているところでございます。市としては見捨てるつもりは全く持っておりません。しかしながら、市がどんなにおぜん立てをしてみても、みずからやる気力のないところではこれはうまく行きませんので、私としてはお互いに声をかけ合いながら、私たちも頑張りますけれども、商店街みずからアイデアを出し、私たちにぶつけていただくことをぜひ期待したいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 25番、寺田孝夫議員。


○議員(25番 寺田 孝夫) 市長のお考え、私もうなずくところが非常に多いので、地元民を代表して物を言ってみましてもちょっと通じないとこがあって残念でございますけども、もし今後、市役所が、市役所は年間集客力、人の動きだけで見ますと30万人と言われますが、移転するようなことがあれば、また一つここにも問題が起きてくるというふうにも思います。そういう意味では、市役所の整備についても地元民としまして何とかひとつお考えをいただきたい。そういうようなことをお願いをいたしまして、時間が参りました。質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


○議長(木谷 敏勝) 以上で寺田孝夫議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 次は44番、中村正実議員。


               〔中村正実議員 登壇〕


○議員(44番 中村 正実) 44番、中村です。(拍手)出石会派の中村でございます。あらかじめ6項目通告いたしておりますけれども、順次質問させていただきます。


 まず初めに、若者定住化対策についてお尋ねいたします。


 少子高齢化という現在の社会状況にあって、その中から派生するさまざまな行政課題があります。福祉問題や年金問題、教育、子育ての課題、また雇用問題もしかりであります。幾多もの住民のニーズに行政はこたえる責任があります。とりわけまちづくりにおきましては、若者が元気なまちほどそのまちは生き生きとしていると言えます。若者が安心して暮らせるまちづくりをどう進めるのか。働く場所がある、遊びの場や憩いの場があり、魅力的なまちをどうつくり上げていくのか。将来展望を視野にしっかりと見据えながら、さらによりよいまちにしていかなくてはなりません。新生豊岡市のリーダーである中貝市長の手腕が問われるところでありますが、若者が豊岡市に住んでいてよかったと言えるまちづくりをどう進めていかれようとされるのか、まずご所見をお聞きいたします。


 また、旧竹野町、但東町が進めてきました定住対策という施策についての内容と実績、またそれをどう評価されるのか。また、新市における支援策というものをどう考えておられるのか、お尋ねいたします。


 昔から衣食住と言われますが、生活するためには働く場所がなくてはなりません。また、安心して住める住居がなくてはなりません。行政がそれにどうかかわっていくのか、どういう形で支援できるのか、行政にかかわる私たち議員も含めて、真剣に考える必要があります。


 バブル崩壊以降、現在まで全国的に見ても地価、土地の価格は下がり、日本経済が構造的な不況の中で中小零細企業の不況倒産の大幅増を経験し、国の音頭により銀行の不良債権処理、大手の銀行間の合併という大手術を終える一方、その間、製鉄会社、造船業協会、パルプを中心とした業界においては中国経済の成長に乗る形で大幅に輸出取引量をふやし、大幅な収益を上げてきました。トヨタを始めとする自動車業界もしかりであります。


 中小零細企業は、この間の不況によりリストラを断行しながら、コストダウンを強いられながら生き残りをかけて懸命に頑張っているのが現状であります。地場産業、地元商店街の個人消費が落ち込んでいる中で、経営そのものが成り立っていくのが困難な状況にあります。


 そういう日本の経済状況にあって、宅地の流動化対策、空き家対策、空き店舗対策が極めて重要な行政課題の一つと言っても過言ではありません。宅地の増嵩という視点から見た場合、東京圏では下げどまり、一部上昇している地域があるようです。テナントやマンションの建築ラッシュが続いているとも報道がなされています。


 一方、地方都市では下落率が鈍化してきているものの、まだ下落が続いていると言われています。


 そこで、まずは豊岡市における地価の動向の実態と新市での宅地分譲の現況と売却促進方法についてお尋ねいたします。


 また、民間宅地も含めた宅地流動化対策があればお示し願いたいと思います。


 次に、観光対策についてであります。


 但馬の祭典が行われてからはや11年がたちました。交流人口という言葉が言われ始めて久しいわけですが、この但馬の持っているメリットは何か。とりわけ豊岡市が全国に発信するためのコンセプトは何か。たびたび議会でも取り上げられていますけれども、改めて市長にお尋ねしたいと思います。


 また、合併協議の中で観光協会の一本化に向かう方向づけがされましたが、観光協会のあり方についてもお尋ねしたいと思います。


 今月末には但馬豊岡観光協議会が発足するやに聞いております。この間の経過にも言及していただければと思います。


 また、新市の観光への取り組み、振興策についてもお聞きします。


 次に、総合支所の位置づけ、あり方についてですが、とりわけ支所長の権限についてはたびたび答弁され、その中でも市長は災害時、緊急時ではそれぞれの支所長に権限を持たせたいと述べられております。もっともなことと評価いたします。どこまでの範疇での権限か。全面委任なのか、事態を想定された上でシミュレーションをお答え願います。


 また、事業の入札、物品の購入も含めてでの本庁と支所との関係についても確認しておきます。


 また、地域特性経費ですが、先日のこの議会で市長は1市5町のバランスの確保や個性などを一層発展させ、新市の魅力ある地域づくりを推進するためとし、3年間続けてみると述べておられます。祭りやイベントについても言及されております。そして、続けるかどうかは実績によるとも述べられておりますが、今まである祭りやイベントにかかわる事業については当初の事業費として見込んでありますので、それ以外のイベントで催し物の費用として使えるものなのか。また、1年間で500万円を使い切るものにするのか。支所としては3年間ためておいて、1,500万円の事業を予定していいものなのか。使い方について、支所の自由になるものなのか。素朴な疑問がありますので、お聞きしておきます。


 次に、公民館のあり方についてですが、地域公民館を将来には廃止し、中央公民館と地区公民館を存続させることが合併協議会の中でも確認され、この議会でも述べられています。したがいまして、ますます地区公民館の果たす役割は重要になってきますが、生涯学習教育のかなめとしての地区公民館です。とりわけ公民館主事の果たす役割は大変重要になったわけです。


 そこで、主事の処遇に対して旧市町間でまちまちであるようでありますが、その実態はどうなっているのか、その点をお聞きします。


 豊岡病院跡地利用につきましては、この本会議でも質問がありましたが、基本的な構想計画について改めて伺います。


 また、この新しい施設が新豊岡市の中核施設であるという位置づけの中で、どのように取り組まれるのか。特例事業債としての事業であるのか、いや、そうではないのか。計画される前提として、立野区との条件をめぐる話はどのようなことになっているのか、お聞きしたいと思います。


 次に、補助金についての考え方についてお尋ねいたします。


 たばこ組合の補助金であります。合併前まで各市町には組合に対しましてそれぞれ10万円ほどの補助金が出されておりましたが、新市の予算を見ますとどこにも予算計上されていません。私が見落としているのか、それとも予算にのせておられないのか、当局にまず答弁を求めたいと思います。


 以下、次からは自席で質問させていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、観光協会に関するご質問にお答えをいたします。


 合併協議から合併準備へと移行する中で、観光協会の一本化ということが随分議論されました。実はこの合併の議論がある以前には、観光協会自体が一堂に会して議論するということすらなかったというふうに聞いております。そういう意味では、これを機会に横の連携が広がったことは大変喜ばしいことだと思いますが、今の段階では一体化をして合併をするというところまでは至っておりません。


 ただ、協力するということの中に可能性があるということは共通の認識に次第になってまいりましたので、近々協議会が設立をされる運びだというふうに聞いております。


 今の段階でなぜその一本化できないかということなのですが、財政規模、組織力、運営体制に大きな差があるということに加えまして、それぞれの観光協会が自分の中のまだ玉を磨くところにどちらかというとより力を入れたい。連携の大切さはわかっていたとしても、まだまだ自分の内部をしっかりやる必要がある。そういう意識がおありなのではないかというふうに私としては理解をいたしております。


 ただ、例えて言いますと、出石の果物かごの中にリンゴとミカンがあり、但東の果物かごの中にパイナップルとメロンがある。ほかの地区のバスケットの中にも幾つかのものがある。それが1つのバスケットの中に、豊岡市の果物かごの中にはもうありとあらゆる果物が入っている。そういう売り出し方をする方が、外から見たときにははるかに魅力的になるわけでありますから、この合併を機に連携というのはさらに強めていく必要があるというふうに考えております。


 これまでにも、例えば但馬で観光のパンフレットを共同してつくったことがありましたけれども、連携についてのメリットが十分お互いに理解できておりませんから、もう平等に必ず一つのまちにはこれだけの大きさで平等にということでありますから、外へ売り出す売り出し方としてはなかなか魅力的なものになってなかった。そういうこともございます。


 したがいまして、一体化とあわせてめり張りのつくその連携の仕方というのを協議していく必要があるのではないのかな、こんなふうに考えておるところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 助役。


○助役(奥田 清喜) 私からは、若者定住対策についてお答えいたします。


 旧市町における支援対策と実績、あるいは新市におけるその考えでございますけれども、それぞれ今までの議員さんのときに出ておりましたので簡単にお答えいたしますと、旧竹野町、旧但東町で実施しておりましたけれども、旧竹野町では新築祝い金、住宅用地取得祝い金、そして出生祝い金でございました。旧但東町では、若者住宅建設推進奨励金、Iターン住宅建設推進奨励金、出産費助成金、3人目の但東っ子祝い金、就労祝い金、若者Uターン奨励金、若者Iターン奨励金及び結婚祝い金ということで、総額的には竹野で230万円、これは16年度の数字です。それから、旧但東町では1,275万円でございました。


 それで、この前も答弁しておりますように、新しくなりまして旧但東町の就労祝い金と結婚祝い金は廃止になりますけれども、それ以外、2つの町の促進策は暫定的に継続する。これについては、過疎対策特別措置法のある間、ということは21年度まででございますけれども、その間は暫定的に支給する。その後といいますか、その間に新市としての検討していく。いわゆる総合計画、いろんな点で考えていこうということでございますから、その辺についてはまたいろんなご意見聞きながら進めていきたいと思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) 若者定住対策の中で、地価動向と分譲宅地事業の関係でご質問ございました。


 旧豊岡市の状況でございますけれども、地価の動向の実態としましては、住居地でこの5年間の動きでございますが、3%から6%下落している状況に見受けられます。また、商業地では4%から14%というとこもございますけども、工業地では2%から9%ぐらいのこの変動がございます。


 また、新市の宅地分譲実績の実態はどうかということでございますけども、宅地の分譲状況につきましては、この過去8年間で造成しました区画が、新市合併した後でございますけども、全体で138区画ございまして、そのうち124区画が分譲が完了いたしております。したがいまして、残り14区画が未分譲という状況になっておりますけれども、合併いたしましてからはそれぞれ各旧町では分譲の条件がさまざま異なっておりましたので、それらを整備いたしまして、鋭意分譲に向けて今PRも行っているところでございます。


 民間との協力関係はどうかということもございますけれども、実質単価が民間の分譲地に比較しますと市の分譲単価の方が安い状況が各地区見られますので、現段階では民間との協力ということは考えておりません。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 防災監。


○防災監兼消防長(菅村 和弘) 災害時における各総合支所長の対応ということでお尋ねがございました。全面委任なのか、それとも事態を想定した上での見解を示せというお尋ねだったというふうに思います。


 事態を想定したというのは、やっぱり昨年の23号台風という大きな経験をしております。したがって、支所長の判断の上で総合支所の中で災害対策本部を設置ができるというふうに考えておりますほか、勧告やあるいは避難指示の発令を要する場合につきましても、総合支所長の判断に基づいて支所長自身が市長名で発令をすることになると。もちろん最終責任は市長が負うということになろうかと思います。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 総合支所等物品の購入につきましてご答弁申し上げます。


 まず、市の事務分掌規則に基づきまして、入札事務、これは各課からの要請によりましてすべて本庁の財政課において行っております。地方自治法の施行令及び市の契約規則で定める随意契約によることができる場合の限度額以上の場合は、原則入札によって行っております。


 例えば工事で申し上げますと、予定価格が130万以上の場合、物品購入につきましては50万以上の場合につきましては本庁において入札を行うといったことになっております。


 入札を行う場合の指名業者の選定でございますが、選定基準の一つであります地域性も考慮する必要があるといったことから、当然総合支所とも協議をしながらその業者の選定を行いまして、事務を執行いたしております。


 それから、もう1点、たばこ組合に対する補助金でございました。これは合併協議の中で、新市においてその情勢を見た上で検討しようといったことに、実際一元化協議になっておりまして、当初、今回の予算の中ではその組合に対する補助、助成といった金額は計上しておりません。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 地域特性経費についてご答弁申し上げます。


 議員の方からは、趣旨についてはご理解いただいているわけですけれども、この3年間という話と毎年500万という額がある中で、これをまとめて残して3年間で1,500万円ということで使えるかというお話がございました。


 これはあくまでその単年単年使ってもらうと。というのは、合併によって地域が変化をするということに対する特例的な移行の措置の部分を含んでますので、地域の個性が合併によって弱まったりしないように、そういう意味で500万を有効に活用願いたいなと。


 今現在とり行われております地域の祭り等に生かしてもらってもいいわけですし、特に規制をしてどうこうしてませんので、地域の特徴を今より一層伸ばしてもらう。落ち込んだりしないようにするという趣旨で使ってもらうということでご理解をお願いしたいと思います。


 それから、もう一つ、豊岡病院の跡地の関係で特例債事業かということと、地元の立野区との関係についてご質問いただきました。


 今期の議会に予算を計上しておりまして、それが通過しました場合には、その予算を使って基本計画をつくっていくという作業に入っていくという格好になります。規模的には新市全体を見渡す中での健康づくりのゾーンになりますので、かなり事業規模としては大きなものになるだろうと予測しています。


 ただ、特例債かどうかというのは、これはあくまで財源的な措置の問題ですので、まだ今の段階で決まってるわけではございませんけれども、大きな事業になるということを考えますと、特例債を適用するのも十分あり得るだろうなというふうに予測をいたしております。


 それから、地元の立野区とのことでございますが、今現在、実は平成15年の8月に利用構想の案というものを既につくっておりまして、このときにももちろんこの地元の意向も大事ですので、地元にお邪魔をして地元のご意向も伺った経過もございます。今度、改めて基本計画をつくる作業が生まれてくる格好になりますので、この新しい基本計画の策定作業の中で地元に対する説明、ご意向等伺う場も十分つくっていきたいなというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 公民館のあり方についてお答えします。


 合併によりまして、これまで以上に地域の結びつきが求められることになりました。このため、住民に最も身近な地区公民館に期待が寄せられているところでございます。したがって、今後地域の特性を生かしたコミュニティーの拠点として、地区公民館活動の充実を図ってまいりたいというふうに考えております。


 続きまして、公民館主事のことについてでございますが、地区公民館には館長と主事を配置しております。そのうち、主事につきましては非常勤嘱託職員で、週36時間勤務となっております。しかしながら、行事、イベントの開催などで勤務であるとか代休時間等は流動的となっているのが現状でございます。そのため、公民館主事の事務補助として補助員等を配置して、住民の皆さん方が利用しやすいような体制整備に努めているところでございます。


 それから、公民館主事の勤務体制でございますけども、地区館によって休館日がまちまちなところもございます。旧豊岡におきましては火曜日がすべて休館となっていますが、ほかの旧町におきましては曜日がいろいろとばらついているところもございます。基本的には、週4日間8時間勤務していただいて、あと残り1日を半日勤務していただいている、こういうパターンが一般的な勤務体制となっております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) 若者定住化対策ですけれども、市当局からいただいておりますこの資料によりますと、先ほど助役さんが述べられましたとおりでございます。


 5件の135万円、1件当たりに直しますと27万円。Iターン住宅建設推進奨励金、これが2件の60万円ということですけれども、若者という対象の年齢ですね、これはどうですか、18歳から例えば40歳までとかいうような区切りを設けて、若者の定義ですね、それはどういうことになっておりましょうか。


○議長(木谷 敏勝) 助役。


○助役(奥田 清喜) 私の前のところのことに関係しますので、お答えいたします。


 大体若い人ですから、正式には15歳以上から40歳ということです。40歳もおおむねということでしておりましたから、若干の2割前後のおおむねというのは。これはなぜかいうたら、実際に結婚されて子供さんを、3人も一緒にIターンされるとこれはやっぱりしなきゃいかんだろうと。こういうことでやっておりましたので、そういう範囲でございます。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) この辺がちょっと、合併協議会の中でもその議論がどうだったのかなというようなことだとか、それから先ほど助役さんも言われましたように過疎債が、いわゆる平成21年ですか、終わるときに大体見直そうと。総合計画の中にどういうふうに組み入れていこうかなというご答弁でしたけども、これはこの辺も市長の見解をちょっと伺っておきます。そのとおりなのかということも含めて。(発言する者あり)そうですか、済みません。


 ちょっと観点を変えて、この若者定住促進ですけれども、養父町、今では養父市ですけれども、賃貸住宅への家賃助成制度というのがございまして、但東町と同じく祝い金制度もそれをセットするような形でそういうことをされておりました。


 ちょっと詳しく説明させていただきますと、1世帯5万円を限度に3年限り。家賃が例えば4万円を超えた場合、その5万円をその1万円の範囲内で3年間助成する。これ養父町ずっと続いておったんです。和田山町にも似たようなものがございました。大屋町は転入とUターンのみの対象ということで、世帯主さんが18歳から40歳までが対象者。これが合併しまして、八鹿町域、また関宮町域までこの養父町の制度が適用になったんです。実は僕は養父町にアパートの管理しておりまして、非常にこの辺は実感として喜ばれてるんですけども、八鹿町域、この辺にも広がったということもございます。


 また、朝来市も、先ほど言いましたように和田山町、それから山東町、生野も若干制度の中身は違いますけれどもこれに似たようなものがございました。合併して、これまた全域にこの制度が適用になった。この辺は基準はどないなんやいうて聞いたら、いやいや、その一つ条例があったらこれでええないうことで決まったらしいで、一つ廃止したのもあると、町にしかないのもあるんで、それは消えたというのもございました。


 これが本当のいわゆる合併の効果というか、住民の期待と申しますか、そういうことがあると思うんですね。


 ただ、北但ではなかなか、私、出石なんですけども、出石も含めましてこれできなかったという土壌がございます。まだできてない、どこも、旧豊岡市もそうでしょう。すぐには困難だと思いますけれども、この家賃補助制度の導入、すぐにはできないけどもどうだと。そういうふうな気持ちでおりますので、ご答弁をお願いします。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 今、議員の方から、他市他町の例ということでお話しいただきました。


 合併の中で、我々の方については但東町で実施されておったものを廃止をせざるを得ないという状況になりました。これは祝い金の性格そのものがどうしても個人給付であるというふうな議論が生まれてきました。政策として、そういうものについては十分新市で議論する必要があるということもあったと思います。とりあえず合併によって2つ廃止になったということで、ほかのところでは残ってきている部分があるという中で、新たにまた家賃の関係の話を今いただいたわけですけども、いずれ新市として定住促進計画というものをこれはしっかりつくる必要があろうと考えております。


 ただ、その場合に、給付方式というものについても十分議論を行っていく必要があろうかなと思っています。


 実は、ちょっと古い話なんですが、旧但東町が旧但東町の時代にまちの振興計画をつくられているわけですが、そのときに但東町の町民の方に対するアンケート調査をされておるケースもございました。その中で、若者定住に対して何が一番必要なのかという問いがあったわけですが、それに対しまして、いわゆる就業の場ということが1番に上がってました。これも大変言葉で言うても実際には難しい面が多いんですけども、やはり安心して働ける場というものをやっぱりきちっとする必要があろうかなということを思っていまして、そういったことに対する具体策についても検討しながら、議員が今おっしゃったような家賃補助のことも事例としてあるわけですので、そういったこともトータルに含めて新市における定住促進策のあり方について今後検討したいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) よろしくお願いします。


 それから、売れ残っている宅地ですね、売れ残っている理由といたしましてさまざまな要因があると思います。価格の設定の見直しという問題、先ほどちょっと出ましたけれども、できないのか。


 また、チラシやインターネットでの情報発信をやる。例えば姫路市や加古川市などが行っております。また、兵庫県住宅供給公社などが行っております民間の団体であります宅建協会との提携での売買契約処分、こういうことが今広がっております。こういうことができないのかどうか、豊岡市としても、お尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) 今のご意見は議員のご意見として伺っておきたいと思いますけれども、旧町それぞれさまざまな分譲条件で対応しておりましたのを、新市になりました場合にはやはりその条件は統一しなければいけないだろうということがございますので、それらの条件を今整備をいたしております。


 何件か問い合わせがございまして、旧町ごとの分譲条件で分譲するのが果たしていいか悪いかもございますから、今その整理をいたしているところでございます。今、議員が言われたことは、行政が行う事務事業で導入が可能かどうかも含めて検討する面もあろうかと思いますので、ご意見として伺って検討研究はしてみたいなというふうに思っております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) 出石でもちょっと問い合わせがございましたし、台風の23号で非常に荒れました中川圃場整備事業で行っておられます宅地分譲、これが7月で仮換地、完了ができるようなことも聞いております。その辺の周辺整備も含めまして、ぜひその辺にも目をやっていただいて、また室見台の2区画入ってる。こういう非常にいい宅地だったと思うんですけども、価格の見直しも含めましてぜひお願いしたいと思います。


 それから、豊岡の中核工業団地について、これは中小企業基盤整備機構が売り主と聞いておるわけですけれども、これは豊岡市との関係はどうなっておりますでしょうか。(「通告外なので」と呼ぶ者あり)


○議長(木谷 敏勝) 質疑を続行してください。


 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) 今、売り方の方法として、こういう手法があるなということでちょっと言わせてもらおう思ったんです。


 例えば、2区画残っておる。手元に岡山市の土地開発公社の募集要項がありますけれども、売却ということだけではなしに事業用のリース、こういう手もあるんじゃないですか。それはどうですか。これは企業側にとっても非常に資本投下が軽い。こういうこともありますし、これ全国に広がってるんですけれども、どうですか。この辺の質問は質問外になりますか。


○議長(木谷 敏勝) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) 現在の中小企業基盤整備機構におきましては、長い間、この豊岡の中核工業団地が分譲開始後なかなか完売ができなかったというふうな状況があった中で、近年になりましてから1区画の面積が大き過ぎて、進出したい企業としてはそんな大きな面積は要らないとかいったようないろんな点があります。価格の問題もありますけれども。


 そういった中で、進出を希望している企業の希望に応じた面積に分割して売却するといったようなことも採用されました。そのことによって、1区画残っとったうちの約2,000平米ぐらいが分割して売れたというふうな実績もあるわけですし、さらに先ほど議員がおっしゃいましたリースというふうな方法についても最近になりまして採用されまして、基盤整備機構のチラシにおきましてもリース等にも相談に乗りますといったようなことで呼びかけられております。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) 次に、観光対策の拡充につきましてお尋ねいたします。


 まずは観光協会の入り込み数と過去5年間の推移について聞いておきます。どうですか。


○議長(木谷 敏勝) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) 過去5年間の入り込み数ですけれども、現豊岡市の市域全体で申し上げますと、平成10年度が555万3,000人、11年度が559万人、12年度が586万2,000人、13年度が556万6,000人、14年度が549万2,000、15年度が552万人という状況になっております。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) ありがとうございます。


 前年対比、10年から今15年の年度、その推移を言っていただいたんですけども、これ見ますと、日高町と竹野町が大体15万から20万落ち込んでいます。これはいろんな理由があると思います。遊びの形態が変わったとかいろいろとあると思います。城崎が1万4,000人の増加、出石町が15万人の増加、豊岡市も大体それぐらい伸びております。これいろんな、カウントの仕方や把握が違うかもわからんですわ。出石の場合、駐車場へ入ってもワンカウントで、その人がどこに行ってもワンカウントなんです。そういうこともありますけれども、旧町さんはどうされてるかわかりませんけども、その実感として、よくはやってるそば屋さんでも、今の話ですけれども、大体2割から3割減しとるんちゃうかなというような話も聞きます。特に時期的に冬場は多くて、今、非常に観光客も少ないんだということもございますけども、それにしてもこれ少ないなと。


 それでJRの事故だとか愛知万博が影響するんかなというようなことで言われていましたけれども、この点どう把握されていますか。


○議長(木谷 敏勝) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) ことしに入ってからの状況はまだ具体的な数値が発表されておりませんので、その要因というのはわかりませんけれども、ここ数年、徐々に減少傾向にあるといったような要因につきましては、レジャーの多様化でありますとか、それから長引く景気の低迷、こういったことによって家計の中でのレジャーに対する支出が占める割合が非常に減少しているといったようなことであろうかというふうに思っておるところでございます。


 それから、観光客数のカウントの仕方によっても確かにこの豊岡市旧市町によってはかなりの差がありました。そういうふうなことも含めまして、新豊岡市としての基準づくり、こういったことも今後検討する必要があるというふうに考えておるところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) ポケットパンフも発行されるということですけれども、これはいつごろ何部発行される予定ですか。


○議長(木谷 敏勝) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) 済みません、今手元に何部ということについては持っておりませんのでご理解をいただきたいと思いますけれども、いずれにいたしましても携帯に便利な形で持ち運んで、いつでもどこでもだれにでもPRできるといったようなことを考えておりまして、そういったことを目的に作成したいというふうに思っております。


 なお、時期につきましては、今予算を計上させていただいておりますので、これを議決いただきました後、早速作成にかかっていきたいというふうに思っておりますけれども、まだちょっと業者等との調整も全くいたしておりませんので、印刷にどのぐらいかかるかという期間的なことも現段階ではちょっと把握いたしておりません。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) PR用の観光名刺も含めまして案内パンフですね、ぜひ外国語、英語あるいはいろんなほかの言葉もありますけども、それを入れられる構想というか、そういった計画といいますか、思いといいますか、そういうものはございますか。


○議長(木谷 敏勝) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) 先ほど言いましたように、あらゆる機会にあらゆる媒体を通じてあらゆる人を対象にPRをしていきたいというふうに思っておりますので、今、議員のご指摘の点等も十分参考にしながら作成していきたいというふうに思っております。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) 観光協会の一本化ですけれども、将来一本化になるのはごく自然のことでありますけれども、私は今、寺田さんのご意見とちょっと違って、早急な一本化を進めるべきではないと。市長の言われたとおりだと思うんですよ。


 それでね、今、市長が言われたその観光の形態の違いだとか、観光協会内部のいろんなそれぞれの思いがあるんです、まだ。出石におきましても、5月20日にNPO法人出石町観光協会を発足しとるんです。そういう意味で、本当にそれぞれの観光協会が知恵を出し合って協力し合っていくこと、それももちろんですけども、一本化にすぐ早急に持っていくのはこれは現実には無理であります。


 協議会において、やっぱり連絡調整の機能を大いにここで発揮するという機能はもちろんございますけれども、そこで十分新たな観光資源の発掘ですかね、それも大事なことですし、今ある観光資源をどのように使っていくかいうのも大きな知恵の見せどころだと思うんです。


 といいますのは、出石でも信州上田市の仙石政明公の縁のあるカシの木、これを上田市からもらっとるんですな、去年。それをそば屋さんなんかそば神社つくったらええやないかとか、いやいや、そうじゃなしにもっとあれしようと今役場の町民ホールのわきに鎮蔵させていただいております。そういうようなこともございます。


 それから、まちづくり会議、これもNPO法人、同じになりました。こういう取り組みですね、その観光あるいは交流という面でそういう動き方をどんどんこれからそれぞれのまちでやられて、知恵を出す中で調整機能としての大きな観光協会、協議会というものができて、そこで磨かれていく。そしてもちろん同じ豊岡市ですから、当然一本のものがもう見えてるんですけども、そういうことが一番いいんかなと私は思ってるんですけども、改めて市長さんのご意見をお聞きしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 関係者自身が一緒になろうという気持ちを持たれない限りは、これを行政の側で強制的に一つになれと言ってもなかなかうまくいくものではございませんし、機能しないだろうと。現在の状況が、いわば競争しながら連携をしようやというようなところだろうと思いますから、当分の間はそういうことで様子を見るのでいいのではないかと思います。


 ただ、競争する方はほっといてもされておりますんで、行政として意識すべきところはいかに連携するかというところにどちらかというと重点を置くような対応をさせていただきたい、このように考えているところです。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) 市長にお尋ねいたしますけど、地域の特性は何かということですが、どう思われますか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) なかなか難しいご質問だと思いますけれども、むしろ出石のことは中村議員の方がよく特性についてご存じだろうと思います。


 ただ、一般論といたしまして、その地域その地域にあるさまざまな観光資源でありますとか産業でありますとか風土、あるいは歴史、伝統といったものというのは、その地域の中でずっとはぐくまれてきた。そことの自然の適合性ということから例えば建築様式が出てきたり、あるいはその自然の産物を利用して産業ができ上がったりしてきたという意味では、その地域その地域の歴史でありますとか伝統とかいうことは非常に密接に結びついているというふうに考えております。


 出石の方も私はまだ初心者マークをつけたばかりでありますから詳しくは釈迦に説法になってしまうと思いますけれども、非常にまちはまちらしく、そして農村部は農村部らしくというまず目鼻だちが非常にしっかりしている。そして中心部は城下町ということでもございましたし、日槍からの歴史も大変深いものがありますから、非常に高密度なまちができ上がって、それは機能ということについてもそうですし、さまざまな歴史的な遺産ということについてもそうでございます。そのことを意識しながら出石の方でまちづくりを進めてこられましたから、新市全体としてもそのことを大切にするということではないかと思います。


 出石だけについてお話ししましたけれども、他の市町についても同様なことだというふうに理解をいたしているところです。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) 私も同感なんです。一言で言って、このらしさだと思うんですね、地域らしさですね。それをいかにつくり出していくか。


 それで、出石町の隅櫓、これは町民の浄財でつくっております。登城橋ですね、あれも役場のお金はもらってなくて、町民の寄附で立ち上げたということがあります。


 それぞれの旧市町にも地域らしさというのがありまして、もちろんです。それぞれの皆さんがこれを守っているわけです。但東町でもシルクがあって、温泉で成功して、また福祉のまちというイメージが定着しております。道路に福知山向きに高橋向きに行きますと「住めば都但東町」の看板が誇らしげに掲げてあります。城崎も駅名を「城崎温泉駅」と改名されて、この前、久しぶりに京都の大学のときの友達のところに行きましたら、しきりに城崎温泉駅行きというようなことを言うておりました。外湯がオープンし、コウノトリも飛びます。そういう実績ですね、その実績をどうとらえるかというのがもうちょっと、市長の言葉でそれは出たわけでありますけども、その辺がわかりませんので、それをまずちょっとお尋ねしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) それぞれのまちの実績という表現をされましたけど、歩みでありますとか個性に関してそれぞれが意識しながら進めてきたまちづくりの方向といったことだろうと思います。


 今、それぞれの1市5町についてあれこれ述べましても時間をとるだけでございますので、私はむしろその個性というものを意識するというのはどういうことなのかということをお話ししたいと思います。


 過日、別の議員のご質問でもお答えしましたけれども、赤は青だとか黄色だということと合わせて初めて赤であることがより浮き立ってくるということがございます。したがいまして、せっかくそれぞれ個性を信じてやってきたまち、6つのまちが一緒になったわけでありますから、改めて顔を突き合わせてみることによって、逆に他者を見ることによって自分自身がはっきり見えてくるということがあろうかと思います。今後の総合計画の策定過程の中で、お互いが自分たちの個性を主張し合う。そして理解を深め合うということによって、役所としての仕事としてはそれぞれの実績なり個性というものをはっきりとさせていきたい、そのように考えているところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) 公民館についてですけども、北但1市5町、公民館のあり方、それぞれの検討、ワーキンググループの報告書がございます。いただいております。そこには公民館活動の重要性、それから地域コミュニティーの重要性をうたっておりますけれども、地区公民館の主事は専任職員としますとありますが、また出石のことを言うて悪いんですけれども、公民館主事は嘱託で、半日の扱いの処遇ということがございます。8万円ぐらいもらっておられたようですけども、実際の活動実態とはかけ離れていると思われますが、この状態ですか、今後の是正ですか、そういったものについてどう対処されようとしておりますのかお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 出石町の公民館主事の活動実態と週36時間との関係がかけ離れているんじゃないかなというご指摘ですけども、私はそういう理解はしておりませんが。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) 館ですね、施設についてもお聞きしたいんですけども、出石の場合、他の施設を公民館として使用しているという状態ですけれども、今後どう整備されていくのか伺っておきます。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 前にも答弁させていただいたことがあると思いますけども、公民館の整備計画を本年度中に立てる予定にしております。その中で、特に施設のないところ、老朽化しているところ、そういったとこら辺を含めて整備計画の中に反映させていきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) 豊岡病院の跡地の利用計画につきまして、これは健康施設の建設ということで聞いておりますけれども、いわゆるここが市街地活性化の一つの目玉だと、旧豊岡市の。商店街活性化に向けての一つの大きな目玉だということも聞きました。


 ただ、これは新しい豊岡市の一つの大きなシンボライズといいますか、大きな中核施設でございますので、全市民の共有財産になりますので、十分全市民の声を反映するものに練り上げていただきたいと思います。


 それから、たばこ組合の補助金の問題ですけれども、補助金の考え方ですね、いわゆる旧町から新豊岡市へ補助金がどないなってるかと調べましたら、私が事務局長しております新大橋、これ10万円きちっと入っておりました。予算計上なっておりました。ずっとチェックしておりますと、このたばこ、どういう形で上がってるのかちょっと私もあれなんですけども、各、豊岡市10万とか日高10万とか、こういう形で入っとるわけですよ。今1つになりまして、窓口は当然豊岡たばこ商業協同組合というのがありまして、そこの上部団体ですけれども、そういう補助金ですね、ぜひ要望を出しておるわけですけど、その辺はどうなりますか。9月の補正予算でなりませんか。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 従来からダイレクトにその補助金ということではなしに、啓発の資材というふうなことでお出しをしてました。


 今回でありましたが、先ほど答弁申し上げましたけども、新市になって考えようかということにはなっています。そうはいいながら、先方との関係もございますので、本年度についてはこれはあくまでも事務方の考え方でありますけども、本年度については補助金を出さざるを得ないんかなという判断をしてます。ただし、この問題につきましては健康志向とか、あるいは嫌煙志向といった世相もございますので、来年度につきましてはこの後じっくり時間をかけて検討してみたいなというふうに考えます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 44番、中村正実議員。


○議員(44番 中村 正実) 以上で質問を終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で中村正実議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。再開は3時20分。


                午後3時10分休憩


          ────────────────────


                午後3時20分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は39番、堀江勝美議員。


               〔堀江勝美議員 登壇〕


○議員(39番 堀江 勝美) 39番、但東の堀江でございます。(拍手)今の拍手は、できるだけ早く終われという拍手だと受けとめて、できるだけ簡単にお願いいたします。答弁の方も短くわかりやすくお願いいたします。


 通告に基づきまして、一般質問を行います。


 去る5月、企画総務常任委員会、災害復旧調査特別委員会において、新豊岡市全域を回る機会を与えていただきました。改めてその広さと生活環境の相違を実感いたしたところでございます。この広さと環境の相違を踏まえて、新豊岡市のまちづくりが始まるわけでございますが、市長そして助役のご尽力を賜りますようお願いいたしておきます。


 私は、本日、在宅介護支援センターについて質問を行います。


 在宅介護支援センターの取り扱いにつきましては、国からの助成金を受けて一般的には社会法人等福祉の事業所に委託する方法と、旧但東町のように直営し、福祉課の正職員がその職務に当たる場合がございます。合併協議の協定調書には、現行のとおり新市に引き継ぎ、基幹型センターについては合併の日までに調整するとなっておりますが、この問題が私の本日お尋ねいたしたいところでございます。


 なお、介護保険法改正に伴いまして、在宅介護支援センターは来年3月見直され、地域包括支援センターとしてスタートするということのようでございます。


 私は、他の旧1市4町の福祉の仕組みについてよく把握しておりませんので、旧但東町の例のみを取り上げまして質問させていただきます。


 旧但東町は、さきに述べましたように健康福祉課直営で在宅介護支援センターを運営しております。ご承知のように、但東は高齢化率が33.5%と1市5町の中で一番高い状況にございます。5,700の人口に対して、65歳以上は1,891名。それから、支援センターにかかわりの深いと言われます後期高齢者の75歳以上は1,062名ございます。ちなみに、1市5町の75歳以上は1万1,000何がしと聞き及んでおりますが、但東では1,062人でございます。


 なお、高齢者のひとり暮らしまたは2人暮らしの老人世帯と言われる世帯が合わせて342世帯ございます。


 そのような背景の中で、但東ではかなり以前から行政、議会一体となり、いわゆる官民挙げて高齢者福祉に積極的に取り組んでまいりました。先ほどの議員からもお褒めの言葉をいただきましたので、私、昨晩この原稿を書いておりまして但東がええぞええぞいっていうようなことでちょっと気兼ねして、やじが飛ぶだろうなと思っておりましたら、寺田議員の方から先に援護射撃していただきまして、ありがとうございました。


 現在その福祉に積極的に取り組んでおりますのは、いわゆるこのセンターでございます。その内容は、健康福祉課の中に社会福祉士、理学療法士、看護師の3名を確保いたしまして、その方たち3名でこの運営に当たっておってくれます。総合相談窓口を設けまして、高齢者やその家族に接しながら、介護予防事業、生活支援事業、介護保険認定調査など、さらにはケアマネの支援も兼ねましてサービスプランの再点検なども行っております。


 介護予防では、寝たきりあるいは認知症になりそうだと思われるような予備軍を見つけますと、直ちに健康課の方におります保健師を呼び、あるいは診療所の先生とも連絡をとりまして、早期発見早期治療なども行っておるようでございます。


 市長のこの間の総括説明の中に、筋力トレーニングを来年からというようなお言葉がございましたが、但東町ではそれだけでなくして転倒骨折予防事業等などももう既に数年前から積極的にPTを中心に取り入れられております。


 生活支援では、介護がどうしても必要になった場合はもちろんその措置をとり、その後もそれ以上機能低下に至らないように、そして一日でも長く自立した生活が送れますように、リハビリなどサービス体制を構築できております。


 その他、ケアマネのサービスプランにも目を通しまして、本人、家族にとって本当にそのプランがベストなのか、過剰サービスになっていないかの有無につきましても精査をしながら、マネージャーとも協力協調しておるところでございます。


 そういいながらも、財政改革の予算が立たない、金がないという話ばかりを聞いております中で、但東だけは3人を使ってぜいたくをしておるというような陰口が聞こえそうな気がいたすのでございますが、福祉に費用対効果というのは不似合いではございますけれども、しかし私もこの質問に際しまして資料を取り寄せて調べてみましたが、その成果は数字の上にも顕著に出ております。


 その一例を申し上げますと、県下老人保健が88団体あるようでございますが、老人保健年間1人当たりの医療費は88団体中88位、悪いときで87位と、その使ったお金の数値は最も低い状況を数年続けておりますし、身近なところでご紹介申し上げますと、老人保健1市5町の1年や2年ではわかりませんので過去7年間の1年1人当たりの医療費の平均値を調べてみましたところ、これは金額でございますが、平均1市5町で1人医療にかかられるお年寄りが53万7,000円に対しまして、但東は49万円となっております。落差が4万7,000円、1人で1年間についておるという7年間の実績などもございます。


 介護保険も要介護認定率は、せんだっての質問で部長さんがお答えになっておられましたけれども、認定率はほぼ1市5町大して変わりはないということでございました。事実そうでありました。但東の場合は、要介護の4とか5、重症者が極めて少ないという現象が見られました。


 皆さん、議員の方はもちろんですしご承知と思いますが、老人保健の給付率の12.5%は一般財源からの繰り入れとなっております。いわゆる8分の1は一般財源から繰り入れられておることはご承知のことと思いますし、介護保険給付金にいたしましてもそういうことが言えます。介護保険につきましては、それだけ重症の入所者が少なければそれだけ給付金が少ないわけでありますから、一般財源にも影響いたします。


 また、先ほどの議員の質問にありましたように国保にも相当大きな影響がありまして、合併どき、但東町は国保の基金が1億円近くございましたことも記憶していただいておると思います。これは決して国保税を多く取って1億円をためたのではなくして、さきに申しましたような努力をいたしておった次第でございます。


 そういうことを考えていただきまして、さらに高齢者が福祉行政を信頼し、安心して暮らしております。そういうことも数字には上げられませんけれども計算に入れていただきましたならば、費用対効果はいかほどになりますでしょうか、ご推察をいただきたいと思います。


 合併では、地域の特性を認め合い、それぞれの特性、特徴を生かして安心な環境と仕組みを構築することと合併協議会の基本理念の一つであったかのように私は記憶いたしておりますが、但東ではお年寄りの安心して暮らせるまちづくりということの特性を持っておると思います。


 本来、原稿にはここで市長にどうでしょう、どうお考えですか、ご所見をとお尋ねしようしておりましたところ、先ほどの議員がお尋ねしまして、但東の保健福祉は大変よろしいと答えていただいておりますので、今さら同じことを聞くこともできませんので、先ほどのお答えを私のお答えにはめさせていただいてよろしゅうございましょうか。


 そこで、さっぱり質問にならんことになるんでありますが、あえて質問させていただきます。


 担当部長にお願いしたいのですが、今度改正の地域包括支援センターでは、その趣旨として連続性のある総合的介護予防システムの構築、あるいは高齢者権利擁護、高齢者虐待予防事業、費用の適正化、いわゆる介護保険制度の健全化というようなことが以前の在宅介護支援センターの内容よりも極めて濃く書き込まれているように私は拝見しておりますが、先ほど申し上げましたように1市5町では但東町、そしてたしか日高も旧町で直営されておるとお聞きしておりますが、旧豊岡方式ではどこかに委託されておるということを聞いております。


 今申し上げましたようなところを考えますと、民間事業所への丸投げと言ったら悪いですけれども、委託では処理しがたい事柄も多く含まれておるのでありますが、ここでお尋ねでございますが、但東方式のように市直営でその支援センターを経営していこうというお考えはないでしょうか。旧豊岡市方式のように、基幹センターそのものをもどこかに委託しようとされようとするのか。いずれ、まだ基本計画決まっていないので来年になればわかりますというお答えだろうと思いますが、せめて法線だけでもお答えをいただかないと、本日私がここへ質問に上がった意味がなくなりますので、よろしくお願いいたします。


 それから、もう1点は、これはもっと深刻な、費用対効果にはどうにも乗りませんけれども、福祉ハイヤーの件についてお尋ねをしたいと思います。


 合併調書では、1年後に調整するということになっておるはずでございます。来年の3月まででございますが、もう市長も助役さんもよくご存じのように、但東町のような過疎地で車の運転できないお年寄り、ひとり暮らし、2人暮らしの場合、本当に頼りになるのは救急車か福祉ハイヤーでございます。腎臓の透析をしておる高齢者が何人かございます。多くはありませんけどもあります。但東町から日高までハイヤーを頼んで行きますと、往復で3万円は優にかかると思います。私のような一番口の方におりましても、2万円はかかります、日高の病院に。そういう方たちが週3回行こう、私の知人にもその一人おるんですが、週3回行かなければならない。今までは自分で軽自動車を運転して行けたけれども、ちょっと今ごろ不安になってきた。積雪の日などはとても怖くてやっていけない。かといって、バスまで1キロ半ほど歩くこともできない。一体どうしたもんだろうかというようなことを私のとこへ電話がありまして、私も答えようがございませんでしたので、福祉ハイヤーという制度もありますしといって、実はひきょうなようですが逃げの答えをさせていただいたんでありますが、その福祉ハイヤーも1年後には一元化という言葉が、どちらに一元化されるのかが不安でなりません。


 但東町は非常にまじめに努力して、ようやく国保の基金を見ていただいてもわかりますように何とかきょうまで生き延びてきました。そして合併したらもっともっと生活がよくなりますよというお誘いに乗りまして、合併に参加させていただいた次第でございます。そのようなことを考慮していただきまして、その点のみを本日の質問にさせていただきたいと思います。


 一応項目には吏員削減計画についてということも上げておりますが、当局も議員さんも非常にお疲れのようでありますし、質問も何度か出ておりますので、重複を避けて削除させていただきます。


 ただ、1つこの中でお尋ねしておきたいのは、同僚議員も2人ほど同じような質問をいたしましたけど、但東町の住民が今何を一番心配しておるのかというたら、今の高齢者福祉の問題。


 それから、これは合併協の中の話で、話に出た程度で、これはこの数字が決まったものでもありませんし、私も合併協議会の書類に鉛筆でメモした数字でございましたが、類似団体に合わせると吏員は1,116名を840名ぐらいには10年後にはしていかなければならないというようなことが議論されました。それは財政計画の中で出たと思うのでありますが、この数字が多いとか少ないとかどうするのかということについてはきょうは問いませんけれども、仮にこれに近い、800が700でも900でもなったといたしました10年後の今の但東町の総合支所の姿は、もし中貝市長がそのとき市長をしておられましたらどういうようなイメージで残っておるのか、その点についてぜひともお答えいただきたい。答えにくくてもお答えいただきたい。私は但東町の住民に帰って老人会で報告しなければならないと約束しておりますので、この点についてもぜひともお願いをいたします。


 再質問については、私はもう疲れておりますのでしないつもりでございますので、どうか答弁の方でさわやかな答弁をいただけましたらこれで質問を終わらせていただきます。


 とりあえず第1回目の質問はここで終わらせていただきます。(拍手)


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、合併につきましては、今よりよい生活ができるからどうですかというお誘いをした覚えはございません。もうあなたの船も沈みかけてる、私の船も沈みかけている。沈まない船をつくりませんか。それで華美だったところはばっさり削ってでもむだなところは省いて、とにかく沈まない船をつくって、そしてその中でもそれぞれが得意だった分野、すぐれてる分野はできるだけ取り入れたような船をつくりましょう、こういうお誘いをしたつもりでございましたので、ご理解を賜りたいと思います。


 この在宅介護支援センターの基幹型についてのご質問もございました。


 実は、合併協議の中で直営にという強い意見がございました。特に但東からそういった意見も出ておりました。ただ、そのときの議論といたしましては、基幹型を置くとすれば豊岡になるわけですが、豊岡は委託をいたしておりましたから、直営でしようとすると旧豊岡のところにそれなりの専門家を呼ばなければいけない。新たに採用して追加的に採用する余裕はないとするならば、例えば但東の方とか日高の方を持ってきてもよろしいかと、こういう質問をしましたところ、それは困るということでございましたので、とりあえず今のまま行こうというふうに結論がなったものでございます。


 今後の方向でございますけれども、その辺は十分議論をしたいというふうに考えております。特に但東が私もすばらしいと思いますのは、早目早目の対応で事を押さえている。その努力をしてこられた。そしてまた、但東としてもこの分野に大いに力を入れるんだという明確な意思を持っておられたということだろうと思います。


 先ほど言いましたように、それをそのまますべてに直ちに適用することは現実問題としてはできないとは思いますけれども、しかしそのすぐれている部分、考え方を新市に適用するというのは新市全体にとってもこれは意味のあることでございますから、どこまでそのエッセンスを盛り込めるかわかりませんけれども、十分議論はさせていただきたいというふうに思います。


 それから、10年後に総合支所がどうなっているかというご質問をいただきました。はっきりしているのは、総合支所というのはもはや存在をしないということだけははっきりいたしております。それは、合併によりまして本庁方式をとるということが確認をされております。ただ、急激な本庁方式への移行というのは大きな混乱を引き起こすということがありまして、経過措置的に総合支所ということになっています。


 ただ、総合支所といいその本庁方式といいましてもそれは程度の問題でありますから、要は出先機関といいましょうか、地方機関にどれだけの権限を与えるのか。そのことに尽きてくるのではないかと思います。


 その方向としては、一つは分権構造をとらなければいけないという要請がございまして、それからいくとできる限りそこに人を置くということになります。ただ、全体としては、職員数を減らさないことにはもう財政はやっていけない。人件費を払って過去の借金の返済を払って社会保障費を払ったら、もうあと学校の修理一つできない。もうそういう事態になっておりますから、経常的あるいは義務的、固定的経費をどれだけ圧縮して、それで浮いた分をどれだけ市民の側へ返していくかということがこれは不可欠な要請でございますから、全体として類団を目指すかどうかは別として、人件費を圧縮していくというのはこれはもうやらざるを得ない。


 そういたしますと、今よりも但東の総合支所の人員が減るというのはこれはもうやむを得ないことだと思います。それは本庁でも同様でありまして、ただ、他方でIT化が急速に進んできておりますから、この情報技術を使うことによって人員の減というのはかなりの分カバーできるのではないのか、このように考えているところでございます。


 10年後に私が市長をさせていただいているかどうかわかりませんけれども、またそのころにお会いをいたしまして、どうだったかというお答えをできればなと思いますけど、できないときにはお互い思い出話としてさせていただければ、このように考えているところです。


 その他につきましては、担当の方から答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 何か皆さん方を敵に回すようなことになりそうでちょっと怖いわけですけれども、私の方からは地域包括支援センターにつきましてご説明申し上げたいと思います。


 近日中にこの介護保険法の改正案が成立するというような一応見通しとなっております。


 そのような中で、今回改正の一つの目玉として位置づけているのがこの地域包括支援センターでございまして、先ほど議員の方からもございましたとおりですけれども、在宅高齢者の保健・医療・福祉の増進を包括的に支援する新たなサービス拠点というような位置づけでございます。


 その創設の趣旨としましては、まず公正中立な立場で地域における総合相談、支援、それから介護予防マネジメント、それから包括的、継続的なマネジメントを担う中核機関として設置するというものでございます。


 お話の中で、いわゆる在宅介護支援センターが地域包括支援センターに移行というようなそういう趣旨のご発言もありましたけれども、基本的には今回つくるのはあくまでも地域包括支援センターでございます。そのような中に、いわゆる在宅介護支援センターの機能の全部もしくは一部、これはいわゆる持っている資源、職員すべて含んでということですけども、そういうふうなことで、いわゆる地域包括支援センターの方に移行する、そういうようなことは当然考えられる一つの選択肢ではないかというふうに思っております。


 そのような中で、この地域包括支援センターについて直営がいいというようなことのご発言がございました。現段階ではまだ具体的にどのようにするかということについての方向性は定まってはおりません。


 しかしながら、今回のこの包括センターの国の方の指針によりますと、一応市町村もしくは在宅介護支援センターの運営法人、厳密に言ったらその他市町村が委託する法人で省令で定めるものというような、そういうものが運営主体として運営ができるというふうになっておりますことと、あと職員体制につきましては、但東町の今のこの在宅介護支援センターのスタッフと同じ内容ということで、保健師それから経験のある看護師、主任ケアマネージャー、そしてソーシャルと言われる社会福祉士というふうなことになっておるということです。


 いずれにいたしましても、先ほども市長の方からございましたとおり、但東町での数々の取り組みについても先ほどお聞かせいただく中で、我々自身もなぜそういうふうなところまでやられたのか、どういうふうなところにいわゆる新市の中で際立ちが出たのか、そこら辺のあたりは十分これから調査をさせていただくということでございまして、その上に立って地域包括支援センターのあり方というものを検討させていただきたいというふうに思っております。


 それから、福祉ハイヤーの関係でございます。一応合併一元化協議のお話については議員さんもご承知のとおりでございました。


 そのような中で、まず一つ、福祉タクシーにつきましては合併までに調整が図れたということでございます。


 それから、福祉ハイヤーにつきましては現在但東と出石で一応制度として存続いたしております。極めていわゆる地域性を考慮した政策的な色彩の濃い制度というふうな認識を持っております。


 それからもう1点は、一番大きな問題になっている移送サービスということになろうかと思うわけでございますけれども、これらにつきましても今後、来年の春までに、この平成17年度までに検討する中で、一応負担の公平性を図っていきたいというふうなことでございます。


 いずれにいたしましても、これだけの広いエリアの中でさまざまな地域性があるということは十分認識もいたしております。そうした中で、よりご納得の得られやすい新しい移送サービス体系というふうなものについても十分検討の中で盛り込んでまいりたいというふうに考えております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 39番、堀江勝美議員。


○議員(39番 堀江 勝美) 大方のええ返事だったなと思っておりますけれども、せっかくでございますので、私、生涯最後の質問になると思われますのであえてお尋ねをいたしますが、例えばこうのとり荘に豊岡市の場合は委託をされておられます。基幹センターをこうのとり荘に委託をして、但東町は正職が今までどおり果たしてやっていけるのかどうか。公平公正の意味からいえば、あるいは難しいと。それを認めてやるとはまさか、言うていただきたいんですが、ないと思いますが、その辺が問題にあるのと、先ほども申し上げましたけれども、高齢者の虐待あるいは権利擁護、あるいはシステム強化、公平公正の問題等々、民間ではできない面があるような思いがしますが、その辺のところをやはり組織として、基幹センターにはたとえ司令官1人でもそういう形のものがとった上で、但東は但東で、日高は日高でという方向がお願いできれば永続性が望めるのでありますが、そうでないと来年3月になったら何もかもなかったわということになりかねないんですが、市長、その辺はいかがなもんでございましょう。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) この地域包括支援センターができたら、何もかもがすべてまちの方に行ってしまって田舎の方には何も残らんのかというふうな、そういうふうなことでのご心配ということですけれども、まず基本的にこの地域包括支援センターです。まだこれから国がどのような基準なりを出してくるのかわかりませんけれども、少なくともある程度人口規模、地域性、広さ、そういうふうなものを考慮する中で、いわゆるこの地域包括支援センターの場所というふうなものについては複数検討する必要があるというふうには考えております。


 そのような中で、一応どこにほんなら設置とかいうようなことの検討をこれからするわけでございますけれども、決してこのセンターを例えば豊岡市の現在委託している基幹型の在宅介護支援センターに委託すると、そういうふうな単純なものではないということだけひとつご理解の方、よろしくお願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 39番、堀江勝美議員。


○議員(39番 堀江 勝美) 私の申し上げたいのは、ダンプ屋さんの社長さんにスピード違反をやってくれやと委託するような形にだけはしてほしくないという思いと、そしてやはり高齢者が本当に幸せでいれるように、その方向を模索していただきたいと思います。


 これ以上今質問いたしましてもお答えはないと思いますので、私の質問はこれで終わらせていただきます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 以上で堀江勝美議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 次は63番、橘卓爾議員。(拍手)


               〔橘 卓爾議員 登壇〕


○議員(63番 橘 卓爾) 63番、橘卓爾でございます。議長より発言の許可をいただきましたので、既に通告をいたしております、間もなく定年を迎える団塊の世代の活用と対応につきまして質問をいたします。


 既にご承知のように、我が国の高度成長を支える企業戦士の中核として、また地域や家庭を支える中心的な存在として活躍をしてこられましたいわゆる団塊の世代が、2007年から2009年にかけまして60歳の定年を迎えることになります。


 したがいまして、この世代の就労や地域での役割、あるいは消費活動などの実態を把握しておかないと、本格的な高齢化社会を迎えるに当たり、本市におきましても数の面から、また行動パターンの面からもさまざまな問題が生じることが考えられますので、その対策につきましてお伺いをいたします。


 団塊の世代は、戦後間もない22年から24年のいわゆるベビーブームに生まれた世代のことでありますけれども、このブーム時代の3年間に毎年270万人弱の子供が生まれておりまして、この3年間で800万人の新たな人口が誕生いたしております。世界的にも前後の世代に比べまして極端に人口比率が高くなっております。


 これらの年代の方は、入学あるいは就職につきましても大変苦労されておるんですけれども、当時、京阪神を始め関東などの大都会へ集団就職し、金の卵と呼ばれ、非常によく働き、中年世代になると猛烈社員や企業戦士と呼ばれ、彼らによって高度成長経済が遂げられたのでございます。


 このような方々があと二、三年もいたしますと定年期を迎えられます。これに伴いまして、急速に高齢化社会が上昇いたします一方、短期間に労働力は大幅に減少することになりますし、労働市場や企業経営に少なからぬ影響を与えます。また、消費の変化や貯蓄、税収入、医療、生涯学習等にもかなりの影響が出てくるものと考えております。


 豊岡市におきます平成12年度国勢調査資料によりますと、団塊の世代に該当いたします55歳から59歳までの人口は7,258人で、全人口の7.8%に当たります。また、前の50歳から54歳までの人口は6,492人でございまして、7.0%ですし、また60歳から64歳までの人口は6,077人でありまして、6.6%になっておりますけれども、国勢調査人口は5年刻みで出されておりますので、多少その人口や比率が違うものと思いますけれども、この数字を見ましても段階の世代は非常に多く、現在の高齢者にプラスされることになりますので、高齢化比率が急速に上昇することを物語っております。


 それでは、順次質問をしていきたいと思います。


 まず初めに、経験、能力、ノウハウを最大限発揮させ、本市が活用するための施策、方法につきましてお伺いをいたしたい。このように思いますけれども、長年培ってこられました技術、営業、知識、教育など定年と同時に放置してしまうのではなく、社会的に有能な人材、資源としてとらえ、産業振興面あるいは企業振興面、地域振興面で活躍してもらえるように行政として支援、誘導を行い、豊岡市の経済、産業を支えるために積極的な活用を図ることが極めて重要と考えておるんですけれども、市長のお考えをお伺いいたします。


 次に、購買意欲の高揚を図る施策、方法でございますけれども、全国的ではありますが、現在、老人の方々は1人当たり4,000万円余りの財産を所持しておられるというように報道されております。団塊の世代につきましても、すべてとは申しませんけれども、貯蓄、資産形成、退職金など多額な現金を所持されることになりますので、地域経済の活性化の面からもこの資金を有効に還流させることが最も必要だというふうに思いますけれども、お考えをお伺いいたします。


 次に、就労、地域社会への貢献に対する施策、方法についてでありますが、これは東京都の資料で豊岡市とは多少違うかもわかりませんけれども、東京都産業労働局が2004年3月にまとめました団塊の世代の活用についての調査報告書によりますと、団塊の世代は気持ちも若く、退職後もまだ働きたいと希望する者が多くあるとの結果が出ておりまして、多様な働き方への関心が強いと言われております。


 正社員として、あるいはパートとして、また営業の開業やベンチャー企業になりたいとする人も多く、こういった点からも雇用への職業紹介だけでなく、独立開業などを含めた就業支援が求められるとの結果も出ております。


 本市におきます再就職への支援についての考えをお聞きいたします。


 次に、交流と学習意欲に対する施策、方法についてお伺いいたしますが、団塊の世代の退職後は再就職をしたいという人もある半面、働いている間は地域のために貢献できなかったが、定年を一つの区切りといたしまして定年後は地区、地域のためにボランティアなどに参加したい。また、これまでに培った経験を活用して地域のために役立ちたい。また、趣味を生かして多くの仲間をつくりたいと考えている人は増嵩傾向に今あると言われております。


 これらの人たちの参画を誘導、促進するとともに、機能が十分発揮できるよう条件整備をしなければならないというふうに考えますが、お考えをお聞きいたします。


 今までの4点の質問につきましては、団塊の世代の卒業時期が到来することによりその世代の活用、購買意欲、就労、社会参加、学習、交流等についての施策、方法についてお伺いいたしましたが、他方、観点を変えてみますと、これらの方々の現役世代の卒業に伴いまして、急激に医療費が増嵩すると思われますので、医療費等に対します施策についてもお伺いいたします。


 人口の減少、少子高齢化が進む現在、年金や医療保険などの社会保障費の増加は決して避けることはできませんが、特に国民健康保険、介護保険、老人保健を運営いたします本市にとりましては予断を許さない状況が来るものと考えております。


 平成15年度の市民1人当たりの医療費及び給付費の状況は、国民健康保険では一般被保険者で19万5,047円、退職被保険者等では36万7,027円、また老人保健では60万5,526円、介護保険では1人当たり給付費は19万3,414円となっておりますが、今後5年あるいは10年後に医療費及び給付費がどのように推移し、1人当たり国民健康保険税、介護保険料がどのように変化していくのか。また、対策をどう考えておられるのかお伺いをいたしまして、1回目の質問を終わります。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 団塊の世代の高齢化は、地域社会全体の高齢化を押し上げる。そのことによって例えば5年後、10年後の医療費等がどのようにまず変化すると予測してるかというご質問がございましたけれども、現在数値としては特に持ち合わせておりません。ただ、高齢化の進展が医療費等を押し上げるという事実だけは紛れもないことでございますので、今後とも国民健康保険、財政、あるいは介護保険財政の方に大きな負担を寄せてくることだけは間違いない、このように考えているところでございます。


 こういった状況に対する対策はどうかというご質問もいただきました。市ではこれまで、旧1市5町時代からでもそうでありますけれども、特に生活習慣病の予防対策に力点を置いてまいりまして、健康寿命を伸ばすための取り組みを進めてまいりました。まだそれが先ほど来、但東では随分効果が上がったようでございましたけれども、市全体として見ますと十分な効果が上がってないというのが、これが現実だろうと思います。そこで今後、栄養、食生活、運動習慣といったことへの働きかけも強めながら生活習慣病予防への取り組みを強めてまいりたいと考えております。


 生活習慣病予防の早期発見のためにも各種検診の強化、それから人間ドックの受診助成事業の充実を図るとともに第1次予防にも力を入れ、栄養、食生活の指導、運動を習慣づけるための運動教室の開催等、幅広い市民の参加、協力のもとに進めてまいりたいと考えております。


 この議会でも何度か豊岡病院の跡地利用構想についてのご質問をいただき、健康づくりの拠点として整備したいといったことも答弁させていただいたところですが、単に施設をつくるということだけではなくて新市全体に健康づくりの仕組みをどうつくっていくのか、そのこともあわせて積極的に検討してまいりたいと考えております。


 また、全国の都道府県ごとの1人当たりの老人医療費の多い少ないと要因との関連の調査が過去になされております。その中で、この団塊の世代等も関係するんですが、高齢者の就業率が高い都道府県ほど1人当たり老人医療費が低い、逆の場合は逆である、こういった結果がはっきりと出てきております。長野県が実は1人当たりの老人医療費が一番低いわけでありますけれども、逆に高齢者の就業率が一番高い。では、高齢者の一体何が、どういう分野がその職業を提供できるのかというと、これはやっぱり何といっても農業だろうと思います。農業の業はなかなか成り立たなくて大変でありますけれども、農自体は楽しみを伴う。既に例えば民間の会社に勤めておられて定年退職された場合にはそれなりの退職金がある。年金も厳しいとはいいながら、それでも入ってくる。そうしますと、業として成り立たなくても農として取り組むことは十分可能であります。現に農業動態構造調査なんかを見ましても、会社に勤めて定年を迎えた後に夫婦で手に手をとって農へ帰っていく、こういったことも顕著にあらわれてきておりますし、人生二毛作という言葉がございますけれども、定年後でもまだまだ何かをなし遂げ得る、農業の農を一から始める時間としても十分ある、こういったことがございますから、この農業地帯を抱えております、というよりも農業地帯そのものでもあります豊岡の方向としては、団塊の世代の方々を農へいざなうといったことも大きな流れとしては大切な方向ではないのかなと、こんなことも考えてるところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) それでは、団塊の世代の活用と対応に関します経験、能力、ノウハウを最大限に発揮させ活用するための施策、方法についてお答えをさせていただきます。


 少子高齢化が急速に進行する中、高齢者の高い就業意識と長年培った知識や経験が生かされ、その有する能力を発揮して活躍できる社会の構築が求められております。豊岡市におきましても高齢化の進行は著しく、国や県の施策と一体的にその対応策を検討し、実施することが急務であるというふうに考えております。そういう中で、高年齢者職業相談室を設置して就業を支援しておりますけれども、高齢者が健康で自立した生活を送ることができるよう就業支援体制の充実が必要であるというふうに考えております。また、高齢者の生きがいづくりとしても今後さらにシルバー人材センターなど、地域内の既存組織の有効活用を図りまして多様な雇用の機会を提供するとともに、社会参加を促進していきたいというふうに考えておるところでございます。


 ちなみに高年齢者雇用安定法がこのたび改正されまして、平成18年の4月から年金支給開始年齢の段階的引き上げに合わせて65歳までの定年の引き上げや継続雇用制度の導入等の措置が義務づけられたところでございまして、これを受けまして県の方では当面は65歳までの雇用の確保に取り組みますととも、将来的には意欲と能力のある限り働き続ける社会の実現に向けた環境整備を進めるといったような内容で高年齢者雇用対策が打ち出されております。具体的な内容としては、知識、経験を生かした65歳までの雇用の確保でありますとか中高年齢者の再就職の援助促進、また年齢にかかわりなく働ける社会の実現に向けた取り組み、高齢者の多様な就業、社会参加の促進、こういったものを基本といたしましていろんな対策に取り組まれるというふうに聞いておりますので、今後とも国県等の動き等もあわせまして県と連携を保ちながら市としても就業支援をしていきたいというふうに思っております。


 次に、購買意欲の高揚を図る施策、方法についてでございますけれども、消費を活性化するためには、ターゲットを絞り込み、購買層に合った商品開発等、よりきめ細かい対応が必要であるというふうに考えております。特にこれからの高齢化社会におきましては、高齢者に的を絞った商品が大きなウエートを占めてくるものというふうに思われます。高年齢者層といいますのは他の年齢層に比べますと経済的にも比較的ゆとりがあり、また健康に非常に高い関心をお持ちでございます。したがいまして、農産物等の地産地消の取り組みをさらに発展させ、有機無農薬等の栽培方法により付加価値を高めた安心、安全を前面に出すことにより、価格は多少上昇しても購買意欲を刺激できるものというふうに考えております。また、市内の各観光施設との連携や商工業との連携を図って魅力を高めることによりまして、高齢者向けの身近な観光施設として利用も増加するとともに消費の拡大も図ることが可能であるというふうに考えております。さらに商工業におきましては、ブランド化により商品価値を高める取り組みが重要であるというふうに考えておるところでございます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 団塊の世代の生きがい対策につきまして、教育委員会の視点からお答えいたします。


 団塊の世代の生きがい、健康対策としましては、今までの豊かな経験や能力を生かして積極的に地区の役員であるとか団体役員として地域社会で活動していただくとともに、趣味、サークルなどへの参加を促すことも極めて有効ではないかなと思っています。最近、文教府の、みてやま学園におきましてもかなり参加者があるというようなことも聞いておりますし、生きがい創造学院というような制度もあるようでございます。これは県の方でやってることでございますけども、市としましては、地区の公民館であるとか公民館図書室などの生涯学習の拠点を身近に整備するとともに地域の文化、伝承、知識、技能を子供たちに伝えるような公民館教室、触れ合い、交流の場を創出し、自主的な活動を支援していきたいと考えております。また、図書館ボランティアを始めとするボランティアの登録制度などを通じ、指導者、助言者としても活躍していただくことも検討していきたいと考えております。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 63番、橘卓爾議員。


○議員(63番 橘 卓爾) 団塊の世代が定年を迎えますと、地域経済あるいは医療費等に大きな変化が出てくると考えられます。したがいまして、新生豊岡市の指針にこれからも反映させることが大事ではないかなというふうに思っているんですけども、その辺のお考えを聞かせていただきたいと、このように思います。


○議長(木谷 敏勝) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) 先ほどご答弁申し上げたように、例えば経済面であるとか就業、雇用面、そういったことにも大きく影響するわけでございますけれども、それ以外にもいろんな影響があるわけですけれども、それぞれの分野でその影響に対する解決策というんですか、対応策、そういったものを十分連携をとりながら検討していきたいというふうに思います。


○議長(木谷 敏勝) 63番、橘卓爾議員。


○議員(63番 橘 卓爾) 再来年ですけども、60歳の定年を迎えられる昭和22年生まれの方だけでも住民基本台帳によりますと1,682人おられます。主婦の方もおられますので明らかな数字とは言えませんけども、最も給料の多い方が退職されるということになります。しかも毎年、二、三年は続けて退職されることになりますので、税金等につきましてもかなりの影響が出てくるんではないかなというように予想するんですけども、検討されたことがあるでしょうか、お伺いいたします。


○議長(木谷 敏勝) 総務部長。


○総務部長(中川 茂) 特にその分野について税の減収を予測したということはございません。


○議長(木谷 敏勝) 63番、橘卓爾議員。


○議員(63番 橘 卓爾) 非常に自主財源として重要な問題でございますので、ひとつ真剣に検討していただきたいと、このように思っております。


 豊岡市におきましても、少子高齢化によりまして高齢者の割合が年々高まってまいりますけれども、こうした豊富な知識や経験を有するOBなどに活躍の場を提供し、企業の実情に応じてOBをうまく活用することはこれからの企業経営の一つのかぎになるんではないか、このように思います。先日のテレビで企業等のOB人材マッチング事業を紹介しておりましたが、この事業につきましては、経営戦略の見直しや新しい事業の展開のために知識と経験を持つ人材を必要としている企業に退職後もみずからの知識と経験、ノウハウを生かしたいという意欲を持つ企業OBとのマッチング、いわゆる出会いを支援する事業でありますけれども、行政としてもこのような事業にいち早く取り組めるように支援すべきだというふうに考えますけれども、お考えをお聞きします。


○議長(木谷 敏勝) 商工観光部長。


○商工観光部長(砂田 利正) 先ほどちらっと申し上げました知識、経験を活用した雇用の確保というふうな中でもそういった県の取り組みが網羅されております。したがいまして、県とも連携をしながら市としても可能な支援をしていきたいというふうに考えております。ただ、先週の議員の質問にもお答えいたしましたけれども、現段階では豊岡市としては職業の紹介あっせん事業が無料ではできないといったようなことがございますので、そういったできない部分とできる部分、この辺を十分すみ分けをしながら進めてまいりたいというふうに思っております。


○議長(木谷 敏勝) 63番、橘卓爾議員。


○議員(63番 橘 卓爾) 購買意欲の高揚を図る施策につきましては大体今の説明を聞きまして方向がわかりました。


 交流と学習意欲に対します施策なんですけれども、定年退職後の人づくり、友達づくりにつきましては、健康に次ぐ非常に大切なものであるというふうに思っております。人づくり、友達づくりなど現状と今後の考え方、先ほど文教府の例を申し上げましたですけども、文教府は県の施策でございますし、豊岡市独自として何かいい方法がありましたら、お考えがありましたらお聞かせをいただきたい、このように思います。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 先ほど一部申し上げましたが、公民館活動、それから公民館の図書室の活用、それから拠点図書館であります豊岡の図書館、そういったところでの指導者であるとか助言者であるとかといった活躍の機会もございますし、いろんな例えばスポーツの関係でいきますと、最近ラージボール卓球という教室もあるんですか、第一線を引かれた方が気軽にできる卓球ということで、そういった教室も開いておりますので、スポーツ教室、そういったようなものにもどんどん参加していただければいいんじゃないかなというふうに考えてます。以上です。


○議長(木谷 敏勝) 63番、橘卓爾議員。


○議員(63番 橘 卓爾) 必ず到来する問題でございますので、一つの参考にしていただきまして、施策、方法など十分検討いただきたい、このように思っております。


 私の質問も大まかな質問でございましたですし、また回答につきましてもまだ真剣に考えられてないなというような気がいたしております。したがいまして何点か、提案も含めまして質問をいたしましたが、まだまだ切迫感がないと、したがってこの辺で質問を終わりたいと思うんですけども、これから十分検討されることを切望いたしまして、この辺で質問を終わります。ありがとうございました。


○議長(木谷 敏勝) 以上で橘卓爾議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 次は、94番、稲垣のり子議員。


              〔稲垣のり子議員 登壇〕


○議員(94番 稲垣のり子) 94番、出石ありこ会派の稲垣のり子でございます。(拍手)議長のお許しをいただきましたので、壇上に立たせていただきました。


 昨日は豊岡市少年武道大会がございました。柔道、剣道、少林寺拳法、なぎなた、空手道と武道を修練する子供たちと審判団、応援団で豊岡の総合体育館は熱気でいっぱいでした。試合に挑む子供たちはきらきらと光る目をし、生き生きとしておりました。私もちょっと子供たちからパワーをもらって気合いを入れて審判をしてまいりましたので、きょうはふだんよりちょっと声が汚いですけれども、よろしくお願いいたします。


 中貝市長におかれましては、新市初代市長にご当選おめでとうございます。旧豊岡市長退任後、旧出石町に来町していただきまして、たくさんの女性の方と対談をしていただきましてありがとうございました。皆さん初めて市長に身近にお目にかかれ、夢とロマンあふれるビジョンをお聞きし、ますます女性ファンがふえました。市長がいつもおっしゃる真珠の玉、それをつなぐには強靱な糸、玉と玉の間には傷をつけないように小さいクッション玉がついています。その強い糸とクョション玉役はここにおられる中貝市長を始めとする当局の方や議会の皆様の役目だと思います。合併をし大きなエリアになりましたが、市長の若さと行動力、英知により隅々まで目が、心が行き届きますようにお願いをいたします。


 新市において初めての一般質問は、人として絶対に忘れてはならないこと、守らなければならないこと、今を生きる人、未来のこのまちを担う子供たちのためにとても大切なテーマであるという思いで心を込めていきたいと思います。


 大項目の1番目、安全、安心のまちづくりについてであります。同僚議員の質問と重複しておりますが、私なりの思いにより質問をさせていただきます。


 学校の安全について、凶悪犯罪から子供を守るため、職員を守るための安全対策、防犯訓練ということであります。日々のニュースで何と凶悪犯罪が多いことか。人が人に対し心にも体にもこんなにも残酷なことができるのか。一体世の中がどうなってしまうのか。物があふれ、お金を出せば何でも手に入る、必要以上にお金や物が欲しいために犯してしまう犯罪、欲望のはけ口を子供に向けたり命をかけて守らなければならない子供に親が手をかける、こんな時代だからこそ今、人がしっかりと現実を見詰め直し、人としての誇りを持ち、足元を見詰め直さないと大変なことになると考えます。少し前までは学校はだれもが懐かしく思う人生の楽園のような場所でした。ところが今では、いつ危険が及んでくるやもしれない、そんな場所になってしまい、寝屋川での先生への殺傷事件、4年前の6月8日、池田小学校の児童生徒殺傷事件などは絶対に風化させてはなりません。今や親たちも安心して学校に子供を任せられるのか、先生方は自分を守り子供を守れるのか、当局が子供たち、職員の安全対策のための施策を講じておられるのは同僚議員さんの質問への答弁によりお聞きいたしました。地域の人々も子供たちの登下校に合わせて外の掃除、草取り、花の水やりなどをし、極力外に出て子供たちに声をかけ、子供の安否を確かめたりなど、住民一人一人が我がまちのお年寄りや子供たちを守らなければならないという意識を持って日々の生活を送ることが大切であり、そのことに対する行政指導も必要と考えます。この考えについて当局のお考えをお聞きしたいと思います。


 道路が整備され、京阪神から2時間で但東に入れるようになり、とても便利になりました。しかしその分、凶悪犯罪者や変質者がいつこのまちにやって来るとも限りません。けさもニュースで小さい女の子を27歳の男の人が連れ回して、いたずら目的で連れ回したというニュースがございました。旧出石町においては、本年3月22日に子どもを守る安全対策会議を持ちましたが、豊岡市になり、この会議を持つ考えがあるかどうかお尋ねします。


 次は、遊具の安全利用についてであります。数年前に遊具で指を切断する事故が起きました。市において遊具の安全点検状況を教えていただきたいと存じます。


 次に、防災についてであります。先般大規模な防災訓練が新田小学校において行われました。ありとあらゆることを想定して行われ、とても有意義な訓練でありました。その中で一つ気がついたことがあります。子供たちが逃げるのに頭に座布団を乗せ、両手で支えておりました。災害が起きたときは心も動揺しております。その上、両手がふさがり使えないのは大変危険と思いました。そこで、防空ずきんを兼ねた座布団を使えばよいのにと考えました。そこで、私がこの大きな荷物を持ってきて、見ていただきたいと思います。これからちょっと楽しみに。


○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩します。


                午後4時27分休憩


          ────────────────────


                午後4時28分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 質問を続けてください。


 94番、稲垣のり子議員。


○議員(94番 稲垣のり子) 失礼いたしました。市長さんにお渡ししてはいけないということなので、返していただきます。


 ここで見せて説明してもよいということなのでお許しをいただきましたので、見せながら説明したいと思いますけれども、これはちょっとかばん屋さんでつくっておられるものなんですけど、座布団になっておりまして、これをもし何かのときになったらこういうふうに防空ずきんになるという形の座布団なんです。こういうものがあったのでちょっと持ってきてみました。


 それから、私はちょっと昭和30年生まれでして、防空ずきんは全然関係ないんですけれども、どうしてこれを思いついたかなというのは、最近テレビとかでよく戦争中のことが出たり「火垂るの墓」というとても悲しい映画があるんですけれども、必ず小学生が見ている映画で広島の映画なんですけれども、その中を、それを思い出しながら自分でつくってみたんですが、やっぱり失敗作ですけれども、朝起きてからぱぱぱっとつくったんですが、このようにして2つに折れば座布団になって、これをかぶればずきんになるのかなと思って自分でつくってみましたが、ここを縫わなければならないとかといろいろきょう教えていただいたので、また帰って孫につくってやりたいと思いますが、このようにして防空ずきんを座布団に使うという考え方はどうでしょうか、ちょっと教育長に聞きたいと思います。


 次は、食育についてであります。知育、体育、徳育の次に食育が推進されております。当局におきまして、この食育についての認識と食をめぐる現状と課題をお尋ねしたいと思います。


 大項目2番目、環境問題についてであります。地球温暖化について、最大の原因は産業革命以降、化石燃料の使用がふえ、その結果、大気中の二酸化炭素の濃度が増してきました。このままいくと2100年には地球の平均気温が最大5.8度上昇すると発表されております。国連環境計画が発表した報告では、2050年には二酸化炭素の濃度が2倍、繰り返される異常気象や海面上昇による土地の喪失、漁業や農業への悪影響、水不足などで年間300億ドル、約35兆円以上の損害が発生すると予測しております。今、人間一人一人が意識を持って生活していかないとだめだと思います。日本政府は、1990年に入り積極的な地球温暖化対策を展開してきました。旧出石町においても、地球温暖化防止推進員を委嘱し、地域に密着した活動を行っております。その内容についてお聞きしたいと思います。


 次に、省エネ運動の取り組みについて。住民パワーを結集するためにはリーダーが必要と思いますが、リーダー育成についての考えと、そのリーダーの支所配置はどのように考えられるのかお聞きしたいと思います。


 ごみ減量作戦について。年々ごみ減量化運動に取り組む人がふえてきました。しかしながら、この物のあふれる時代、なかなか減量も思うようにもいかず、運動をこれからどのように展開していくのかお聞きしたい、ちょっとこれも同僚議員と重複しておりますが。


 次は、大項目3番目。男女共同参画についてであります。このことは旧出石町議会においてシリーズでやると宣言していました。同僚議員さんともこれも重複しておりますけれども、新議会でも私はこのことに取り組んでまいりたいと存じます。豊岡市においては、新しい男女共同参画係ができ、係長に女性が登用されました。とてもうれしく思いました。先般の出石女性まちづくり会議、夢パレットの総会において、その西村係長に来ていただきまして、男女共同参画について勉強会をしました。旧1市5町の中でも我が地域はとてもこのことについて先進的でありますし、女性の力も強いものもあります。しかし、この議場においては、女性の顔は少しであります。この場にいらっしゃる男性の方にこの男女共同参画基本法を周知いただき、理解をしていただきたく思います。そこで基本法とは、その基本理念、豊岡市としての施策、取り組み状況をお教えください。


 大項目4番目に入ります。市民の体力増強、スポーツの推進についてであります。これも同僚議員さんとかぶりますけれども、自分視点でやりたいと思います。答弁はいただいておりますので、私の無理をたくさん聞いてほしいと思います。旧出石町民、私は5,800なんて書いてしまいましたけれども、サバを読んでしまいました。間違いでした。自分も必死で署名運動で駆けずり回ったもので、100票ほどたくさん書いてしまいました。済みません。この総合体育館は旧出石町民の約半数の人々の署名が集まりました。総合体育館というのは総合でありますから、武道場、トレーニングルーム、ミーティングルーム、小体育館とあわせて総合と言います。現在、豊岡にある総合体育館は過去、高校総体の卓球大会があったために急遽建設なされたと聞いております。すばらしい体育館でありますが、私たちスポーツ関係者においては、少し物足りないと考えます。トレーニングルーム、小体育館がなく、また現豊岡市にもたくさんの武道団体がありますが、武道場がありません。大きくなったこの新市には、やはり総合体育館が必要と考えます。そのことについてお聞きしたいと思います。


 最初の質問はここで失礼いたしまして、あとは自席でさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは、まず地球温暖化対策に対するご質問にお答えをいたします。


 未来への責任ということを何度かお話をしてまいりましたけれども、地球温暖化対策というのもまさに未来への責任を果たす上で私たちが今やらなければいけないことだと考えております。加えまして、昨年の台風災害で豊岡市全体として約1年分のごみを図らずも出すはめになってしまいました。そのこと自体は個々の市民には責任はございませんけれども、ほかならぬ豊岡市民が出したごみであることは間違いありません。これらの多くは焼却処分になりましたので、私たちの意に反して大量の二酸化炭素を大気中に出すことになってしまいました。そのこともあわせて考えますときに、豊岡市としては、市民の責務としてこれまで以上に地球温暖化対策に取り組まなければいけない、このように考えているところでございます。


 具体的には、個人住宅への太陽光発電システムを設置する場合の補助制度を設けておりますけれども、こういったことを柱にしながらの自然エネルギーの積極的導入を図ってまいりたいと思います。また、現在もこのノーネクタイ、エコスタイルキャンペーンというのをやっておりますけれども、これを地についたものとして維持をしていく、暑いわけでありますけれども、ちゃんと冷房の温度の設定基準を守り続ける、こういったことも大切であると思いますし、行政や議会のみならず民間企業等への普及についても積極的な働きかけをしてまいりたいと思います。さらには、新市におきましても若干でありますけども、電気自動車でありますとか、あるいはハイブリッド車、低公害車の導入をいたしておりますけれども、今後とも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。また、市民への啓発も大変重要でございまして、地球温暖化防止活動推進員の協力を得ながら、アイドリングストップ、マイバッグ持参の買い物運動、それから待機電力の減少などについても呼びかけてまいりたいと思います。


 さらに子供たちへの協力の徹底ということも長い目で見たときには大変重要なことだろうと思います。環境教育の徹底もしてまいりたいと思います。私自身は昨年、一昨年と旧豊岡市の小学校、中学校、すべて授業をしてまいりましたけれども、子供たちの関心も大変高く、何ができるのかといった質問もありました。例として申し上げたのは、子供たちに語りましたのは、学校給食を残さずに食べてほしい。残せば、それは残念ながら、旧豊岡では焼却処分になってCO2を出す。アレルギー等でだめな子は無理をしなくてもいいけれども、ちゃんと食べよう。細かなことでありますけれども、そういったことも語りながら子供たちの意識づけもしてまいりたいと考えているところでございます。


 それから、ごみの減量化についてのご質問もいただきました。これも先ほどの二酸化炭素対策で申し上げましたけれども、大量のごみを図らずも出しました。その観点からもさらなるごみの減量化に取り組んでまいりたいと、私自身人一倍強く思っているところでございます。


 これまでにしてまいりました対策といたしましては、まず家庭ごみの有料化、それから資源ごみの集団回収の奨励金、生ごみ処理機あるいは資源ごみの常設回収庫の購入費の補助、ごみ減量指導員の派遣事業、空き缶容器回収機の設置等が行われてまいりました。さらに6分別が導入されましたときにごみが実際減りました。分別というのは出るごみを分けるだけですから、理論上はごみが減るはずがないのに減った、これはごみに対する意識、関心が高まったからではないかと思います。このことから見ましても、意識に働きかけるというのは大変重要なことだろうと思います。今後ともごみ減量化についての市民との対話を続けてまいりたいと思います。


 また、清掃センターに最後にごみが行き着くわけですけれども、自分たちの出したごみが最終的にどうなっているか、いわばそのさまは、ある意味で惨状なわけでありますけれども、そのことを市民の方々に見ていただく、そこを通じて意識を高めていただくといったことも大変大切でございますから、こういった取り組みについてもこれからも取り組んでまいりたいと思います。


 また、今後残された大きな課題といたしましては、家庭ごみについては相当働きかけは進んでまいりましたけれども、事業ごみにつきましてはまだまだ不十分でございます。本年度予算化しておりますごみ減量指導員の設置等によりまして、事業者についても働きかけてまいりたいと思います。これはある意味シラミつぶし、1軒1軒事業所を回って対応をお願いをする。例えば新聞紙等がもう面倒くさいもんですからそのまんま燃やすごみとして出てきてる、そういったことに働きかけるだけでも相当の効果が出てまいると思いますので、積極的に取り組んでまいりたいと思います。子供たちへの教育ということについても同様、取り組んでまいりたいと思います。また、議員自体もご指摘になりましたように、行政のみが頑張ってできることでもございません。また、住民が行政に協力をして、例えばごみ対策をやってるという意識のままでは前へ進むことは多くは望めませんので、市民自身の問題であるということも思っていただきながら行政と、そして市民が協力をしながらごみ問題に取り組んでいくということについてこれからもありとあらゆる手段を講じてまいりたいと考えているところです。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 助役。


○助役(奥田 清喜) 助役、奥田です。


 稲垣議員さんのご質問の中で、私は男女共同参画についてお答えしたいと思います。基本をしっかりと言えということですので、ちょっとそれが皆さんどうかわかりませんけども、説明もさせていただきます。


 男女共同参画社会基本法は平成11年6月、国会で衆議院、参議院ともに全会一致で成立いたしました。その第2条では、男性も女性も意思決定を含む対等な社会参加が保障され、対等に家庭や地域を担い、活動の成果を対等に共有し、責任も対等に担う社会と定義されておるわけであります。また、基本理念として、男女の人権の尊重、社会における制度、または慣行についての配慮、政策等の立案及び決定への共同参画、家庭生活における活動と他の活動の両立、国際的協調など5つの柱が掲げられ、国、地方公共団体、国民それぞれが果たさなくてはならない役割が定められております。市の職員や議員各位へ周知することにつきましては、基本法や基本理念を掲載しましたパンフレットで周知したいと、あるいは職員には庁内メールで配信をして周知させたいと、こういうふうに思っております。


 私も研修会で例えば妻の呼び方、妻というとおかしいですが、皆さんすぐにうちの女房がとか、いや、うちのかみさんがとか言われますけども、これは妻と呼ぶのが正しい。そういって言い直しますとなかなかややこしゅうございますけども、市町長会でも私よく言うもんで笑われておりました。あんたが言うたら、すぐ妻がいうて、そやけども実際に妻というふうに言うておりましたら、それはお互いに尊重できる立場になると、こういうふうに思っております。だから、妻の方からはこれは夫でございますから、ほかの人に言うときには夫がと、こう言わないかんと、こういうことでありますので、その辺ひとつ参考に申し上げておきます。


 それから、豊岡ではどうしていくかということでございますけども、市の取り組みですが、これは男女お互いの人権に配慮しながら対等に社会参加ができる社会、こういうことでありますから、非常に重要な視点ということでとらえているわけであります。先ほどもおっしゃったように、出石では頑張っておられるようでございまして大変結構だと思いますし、市の方でも女性の担当者を置いて、その男女共同参画プランの実施に当たっているわけであります。合併に際しましては、一元化としては豊岡市の例に倣うと、こういうふうになっておりますので、それにあわせて必要な見直しを行うということで今作業をしておると思います。出石でどういうふうに担当が言ったかわかりませんけども、そういうことで目的に向かって進んでおるところでございます。


 それから、この意識啓発をより推進するために地域セミナー、あるいはまたアンケートの調査なども実施していく考えでおります。それから、いつも市長が申しておりますように、いろんな審議会とか委員会、男女の委員さんの比率を半分半分にしたいと、フィフティー・フィフティーにしたいと、これを市長言っておられますし、今の男女共同参画では大変重要なことだと思っております。そういう点から委員さんにはそういうことで配慮しておりますけども、私も決裁見ておりますと、どうしても団体から推薦されると男性ばかりの団体の場合が多うなっちゃうんですね。その辺がございまして、一人一人の女性をどう尊重して委員に選ぶか、この辺も職員が随分頭を痛めております。けれども、そういう今の意見もございますし、お互いにそういう点を考えながら選任をしていきたいと、こういうふうに考えておるところでございます。


 それから、内部でも当然職員研修、あるいはまたその理解を深めるためにいろんな研修会等もやりまして、その視点をもとに反映させていきたい、このように考えておりますので、これからもどうぞ稲垣さんのように元気な女性がしっかりと社会に活躍される、これがやっぱり望ましい姿だと思っております。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 私の方からは4点お答えさせていただきたいと思います。


 まず、1点目の地域を挙げての子供を守る体制づくりの必要性ですが、このことにつきましては、さきの議員さんにお答えさせていただきましたように、やはり今、いろんな全国で起こっている事件等を見ましたときに、やっぱり学校だけで子供を守る体制というのは、非常にこれはつくりにくいんではないかなと、そういった意味でやはり地域の宝である子供たち、やっぱり地域総ぐるみで子供をどう守っていくのか、まず地域の安全、安心、そういった中から考え方を出していただき、そして子供を守る体制、そういったものをぜひつくっていく、このことが私は必要ではないかなと、このように認識しております。


 続きまして、遊具の点検状況ですが、昨年度、実は豊岡市全体で635の遊具がございました。これは学校、園、合わせてです。その中で、昨年度は53を修理し、そして40基を撤去しております。今後も全市的に統一的な安全管理体制を構築していく必要があると思いますし、また当面、各学校、園には遊具点検マニュアルを配付しまして、学校、園によります安全の日における点検実施を進めるとともに修繕等必要なものにつきましては教育委員会の方で随時対応してまいりたい、このように考えております。


 それから、3点目としましては、防空ずきんの必要性というお尋ねがありました。先ほどは大変すばらしい作品を見せていただきました。確かに避難するときの防護策は私は必要であると、このように考えております。ただ、先ほど見せていただきました防空ずきん、それをつくるにはなかなか大変な作業が要るんではないかな、そういったことも含めまして、ご提案の防空ずきんの作成につきましては、今後の学校防災についての参考意見として承っておきたいなと思っております。なお、子供たち、一応座布団を用意しておりますので、その座布団にひもをくくるとかゴムを通すとかすることによっていっときのいわゆる頭を守る、そういった用具にはなるんではないかなというふうに考えております。


 続きまして、食育についてのお尋ねがございました。健全な食生活は子供たちが健やかに成長し、そして生涯にわたって健康で豊かな生活を送る、そういった上でも欠くことのできない基本的な営みであると、こういうふうに考えております。豊岡市教育委員会におきましては、食育の重要性にかんがみまして、今年度、県教育委員会の食に関する教育の研究指定を森本中学校が受けておりますし、その森本中学校でも実践研究あるいは学校栄養職員の協力を得て学校給食指導を中核に据えながら子供たちの生きる力の基礎となる食育の積極的な推進に努めてまいりたいと、このように考えております。なお、この取り組みにつきましては、やはり私は学校だけでなし得るものではなく、やはり現在の子供たちの食生活を見ましたときに、家庭で食生活をどうしていくのか、ここが一番大きな課題ではないかなということも認識しておりますし、今後食育を進める上においては、学校と家庭とがどう協力していくのか、そういった面が大きな課題ではなかろうかなと、このように考えております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方からは、まず遊具の安全利用の関係でございます。保育園における安全点検ですけれども、基本的には毎月1回定期の安全点検ということで実施いたしておりますし、それから毎朝職員によります庭園の整備とあわせての遊具の安全点検ということで、安全に利用できるような日々の点検を実施いたしております。


 それから、食育、特に市の健康増進課、それから各総合支所における健康福祉課の食育への対応でございますけれども、基本的に実施しておりますのは物資に関する栄養指導を中心に行っております。担当は一応栄養士が担っておるという状況です。機会あるごとに相談業務というふうなことで実施いたしておりまして、アレルギーが発症しやすい妊婦や乳幼児期の食事指導を重点に実施しております。具体的には、まず妊婦指導ということで、毎月4回実施いたしております。それから乳幼児を持つ母親交流、これは二月ごとに7回行っております。それから離乳の準備、初期ということで4カ月健診時に、これを毎月5回、それから離乳中期である7カ月の健診時に毎月4回、それから離乳後期の1カ月時の育児教室で2カ月ごとに5回というふうな形で食育に関する、特に食物アレルギーに対する指導を主に置いておりますけれども、これらの指導を実施しているという状況です。今後ともこのことにつきましては十分対応してまいりたいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) 遊具の安全点検の状況でございますが、私どもが管理しますのは公園に設置しております遊具でございまして、その点検状況は議員のお手元の方にも資料としてご用意させていただいているところでございます。


 この点検につきましては、豊岡市の公園施設の設備点検マニュアルに基づきまして点検を行っております。具体的にはどういうことかといいますと、大ざっぱでございますが、目視による点検、あるいは触診、計測というのがございます。または遊具ごとにつきましてはそれぞれの部位の接着状況でありますとかさびの状況でありますとか、そういうものを主にやっておりまして、これは大体年3回を予定いたしております。お手元の資料に上げておりますが、6月1日、これは第1回目でございますけれども、夏休み前に第1回目の点検を行う。あと2回は10月、それから3月ごろということで、秋口、雪解けの後というような形で対応いたしております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) ご質問いただきました安全、安心のまちづくりの(2)の地域での取り組みということでございますが、今提言をいただきました出石町で地域安全会議を3月にやられたということで、これをお聞きしておりましたら、子供の最近のいろんな情勢にかんがみて、子どもの安全対策会議という、それを守るための会議ということでございますが、これを豊岡市、新市においてもどうかということでございます。当然、子供の安全確保につきましては警察、防犯協会、そういったところでいろいろと既に活動が行われておると思います。それと別なんですが、実は県の方のまちづくり防犯グループの育成事業、こういったふうな事業もございまして、今現在、豊岡市から市内の各区長さん等にお願いをしまして、地域のまちづくり防犯グループの結成をお願いをしております。既に何点か、例えば例で申しますと、現在、五荘の小学校区に五荘地区子ども安全委員会、また神美小学校区に神美子どもを見守る会等が結成をされて、既に兵庫県にグループの登録申請をされております。これは地区の活動でございますけども、こういった活動等との連携をとる中で今後この必要性について検討して、また検討させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 総合体育館の建設につきましてお答えさせていただきます。


 総合体育館の建設につきましては、旧出石町民の5,796名の請願署名を受けて、平成15年12月出石町議会で採択され、その後、総合体育館検討委員会において建設に向け精力的に取り組まれていることは承知いたしております。なお、用地は既に取得済みということでございますし、基本設計は既にできてるということで、その中で概算工事費が約8億7,600万ということもお聞きしております。そういう状況でございますが、合併を経た今日、新規建設につきましては利用見込み人数の把握を行うとともに新市の総合計画、財政計画等と整合性を図りながら慎重に検討する必要があるものと考えております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 94番、稲垣のり子議員。


○議員(94番 稲垣のり子) まず、安全対策についてお願いをしてまいりました。私は出石町議会におきまして9年間の議員生活でずっと子供たちのこと、安全対策についてお願いをしてまいりましたが、ところが近年、先生方の安全対策をも考えなければならない時代になった、これは本当に大変なことだなと思います。旧出石町議会でも数回お願いをして、そして実現をしていただいたのですが、学校において警察が犯人逮捕に使う刺股という武具を備えています。これ出石町議会で何回もやったのでもう出石の人は飽きてしまわれたかもわかりませんが、いつもこれ、とても大事なことだと思います。その刺股を使った防犯訓練は、先般教育長の答弁において、昨年は35校園、本年は52校園取り組むというお答えでした。警察において、その防犯訓練の様子をお聞きしたのですが、大変先生方も熱心に汗をぶるぶるかきながら一生懸命けいこをなさったとのこと、大変うれしく思いました。しかしながら、自分が武道家でありますからよくわかるのですが、武具を自在に操るのは大変難しく、そしてまた筋力も要る、常に練習をしていかないと使いこなせない、コンスタントな練習が必要と考えます。学校側もお忙しいと思いますけれども、我が身、児童生徒を守るためにも警察署との連携を持ちながら年に一、二度ではなく、せめて1カ月に1度の練習をしていただきたいと望みますけれども、無理でしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 確かに警察の方からも訓練をすればするほど先生方に力がつくんだと、このようなことはお聞きしております。ただ、今、議員の方からご指摘ありましたように、一月に1回の訓練をある程度義務づけるということにつきましては、学校もほかの教育活動もございますのでなかなか難しいんではないかなと。ただ、今、校園長会等でお願いしてますのは、去年訓練したからことし訓練しなくてもよい、そういった考えはやめてくださいと、やはり訓練というものは何度も同じことをやっていく中で身につくものですと、こういったお願いしております。そういった中でご了解いただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 94番、稲垣のり子議員。


○議員(94番 稲垣のり子) まさしくそのとおりなので、何回もやっぱり訓練をしていかなければ、忙しいと思いますけれども、やはり我が身と我が生徒を守るためには本当に必要なことだと思います。時間は自分で何とかつくっていただいてその訓練をやっていただきたい。警察署においては、要望があればいつでも指導に出向くとおっしゃっておりました。どうか安全、安心のために頑張っていただきたいと思います。


 遊具も毎日子供たちが使用するもの、日々老朽化していくものでありますから、安心して遊べるように定期点検をお願いしたいというふうに結ぼうと思ったんですけど、していただいております。どうかこのまま、事故があってからでは遅いので、よろしくお願いしたいと思います。


 それから、防空ずきんを見ていただきました。本当に下手くそでつくり方がわからなかったんですけれども、自分なりに考えて、こうすれば安全かなあと思いながらつくってみたので、帰ってからもう一度改良を考えてつくってみます。そして、この防空ずきんを普及するに当たって、先ほどご返事いただいたんですけれども、お母さんの手づくりのできる人はそれでよいのですけれども、今のお母さん、私の子供の時代ですので、本当に難しいと思います。もし手づくりできないならば、提案があります。障害者の方の通所作業所がたくさんあります。通所者の方は毎日一生懸命作業所において働いていらっしゃいますが、実はとても安いお給料しかもらえません。自立に向けてのお給料はもらえません。そこで私が考えたのが、学校と提携をして防空ずきんを作業所の仕事としていただけたらありがたいかなと思います。この考えについて、どうでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 防空ずきんを採用するか採用しないというところあたりからまず考えていかなきゃならない問題だろうと思います。そういった中で、確かに作業所との連携を図ってというご意見でございますが、防空ずきんにつきましては今後の学校防災についての参考意見としてお伺いしておくと、なおそれを取り上げるとするならば、そういったその作成をどうしていくのかということについてはその次の段階で考えていきたいなと、したがいまして、一応参考意見として承っておきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 94番、稲垣のり子議員。


○議員(94番 稲垣のり子) ぜひとも考えていただきたいですし、本当に頭に手を乗せたまま机とか物が散乱してるところを歩けるかといったら、多分この中で歩ける人は少ないんではないのかなと思います。子供たち、運動神経いいですけれども、もっと危ないんじゃないかなと思います。私でも手を上に挙げたまま歩けなんて言われたら、とても自信がありません。そしてまた、その部分でも真剣に考えていただきたいですし、また通所者を支えるボランティアの人もたくさんいらっしゃいますし、ここのところでも一番言いたいのが、この通所者、障害者の方にこの防空ずきんをつくってあげれる機会を与えてあげてほしいというのが私の思いです。通所者のみんなと一緒にボランティアの方がいろいろなグッズをつくったり、クッキーやお菓子などもつくって一生懸命販売しておられるのですが、何度も申しますけれども、それだけでは自立ができるほどの経済的な収入を得ることは大変難しい。やはり当局側も障害者の方に目を向けてあげてほしいですし、アイデアも出し合って少しでも収入が得られるように真剣に考えていただきたい、ずっと続く仕事を与えていただきたいと思います。そこで、私が考えたのが一石二鳥の防空ずきんだったんです。子供たちは毎年入園、入学いたします。学校と作業所が提携してできるようにしてあげれる行政指導が必要ではないかなと考えますが、どうでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 防空ずきんの今お話が出てるわけです。子供たちはすべて座布団をやはり持ってると思います。せんだっての新田小学校の訓練見られましたときに、多分その座布団の扱い方、これが十分ではなかったんではなかろうかなという思いを持っております。といいますのは、座布団にはひもがつき、またゴムがついてますので、座布団を上に乗せてひもで結べば、いわゆる頭を守るものには私は十分耐えるものができるんではないかなと、このように考えております。


○議長(木谷 敏勝) 本日の会議は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。


 94番、稲垣のり子議員。


○議員(94番 稲垣のり子) 私の考えをちょっとまた片隅に置いていただいて、これからまたしていっていただきたいなと思います。


 食育についてであります。栄養バランスの崩れ、食料消費をめぐる社会情勢の変化、食の外部化、節減化の進展、食習慣の乱れが表面化してきました。一人一人が食生活と健康の関連を考えていかなければならないと思います。悪性新生物のうち、その発症が食生活の洋風化と関連が深いと言われている大腸がんや乳がんは年々死亡数が増加しております。糖尿病については1,620万人、全人口の13%にも上っております。この中でも、もしかしたら隠れ糖尿病の方がおられるかもしれません。国民医療費は10年前の1.33倍にもなり、医療費の増加が社会コストの負担となっており、健康寿命をいかに伸ばしていくかがこれからの課題であります。住民全体に食育の大切さを訴えていかなければならないと思います。先ほども住民にそのような指導をしていくというふうに部長さんが言っていただけたので、返事はよろしいです。


 国民栄養調査によれば、食品選択や食事の準備に困らない知識、技術を持っていると考える人は男性で3割、女性で5割であります。意識は持っているが行動は難しい、大きなギャップもあります。また、おはしを正しく持てる児童生徒の割合も低下傾向にあり、子供のころから食べ物が食卓に上るまでの過程の理解や食品の選択や調理法を行うための体験ができるように家庭や学校や地域が連携していく必要があると考えますが、どうでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 先ほども学校における食育について、その課題は何なのかというお尋ねがありました。その中でお答えさせていただいたわけですけど、やはり学校給食につきましては、子供たちが食べる3回のうちの1回の食事になります。あと2回につきましては子供たち、家庭で食事をする、そういった面でやはりこれは学校と家庭、しっかりとやっぱり連携しなければ、本当の意味で私は食育はできないんではないかなと、このように考えております。


○議長(木谷 敏勝) 94番、稲垣のり子議員。


○議員(94番 稲垣のり子) そのとおりであります。私も母親でありますから、いつもこれを食べないと骨ができれへんでとか言いながら育ててまいりましたけれども、あんまり大きくはなりませんでしたが、丈夫な体にはなりました。


 私は、食と環境問題は現代のありとあらゆる事件、災害に深く関係していると考えます。人はそのことに意識を持っていくべきだと考えます。人も地球もリズムが狂わないようにしなければならないのではないかなと思います。これは食育と大変関係があると思います。


 次に、地球温暖化についてです。市長の言われる未来への責任において一人一人が気をつけていかなければならない、そのための推進のためにも、地球温暖化防止推進員の活動を住民も理解して協力をしなければならないと思います。未来を託す子供たちのためにも頑張っていただきたいと思いますが、やらなければならないことは何なのか、具体的に教えていただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 市長の方から申し上げましたけれども、環境問題の中で特に地球温暖化対策は大きな課題になっております。実際温暖化の防止活動の推進員さんもお世話になってまして、この方々は県知事による委嘱された方々でございますけども、14名、新市においでまして、いろんな場でお世話になっています。一般向けの普及啓発につきましてもいろんな団体のところに出かけていっていただいておりまして、いろんな場面での講演、そういったこともお世話になっているということでございます。


 何が大事かと今、議員おっしゃったんですけども、基本的には地球温暖化に対する基本的な理解というものをより広く市民の方々に理解願っていく、この小さな取り組みが重なっていって、私はいい結果を生んでいくんだろうなと思っております。決してこの防止活動の推進員さんにお任せするんではなくて、我々職員も職場の中で地球温暖化について十分な自覚を持って日々を過ごしていくという必要があろうかなというふうに思っております。


○議長(木谷 敏勝) 94番、稲垣のり子議員。


○議員(94番 稲垣のり子) 一人一人がやはりこの問題は意識を持っていかなければならない大切な問題と思っております。私たちの生きてきたこのまち、懐かしい風景、大好きな景色、いやされ落ちついた環境、そんなふるさとが、自然がどんどん減っていったらどうなるだろう。中貝市長の大きなビジョンの一つである本物の環境、コウノトリの飛び交う美しい空や川、この風景を知っている私たちの世代が本物の環境や風景を次世代に残していかなければならない責任があります。そのためにも地球温暖化防止運動はとても大切と思います。また、みんなで一人一人が意識持って、ここにいる議員さんも皆さんがそのことに意識を持っていけばいいなと思います。


 それから、省エネ運動、ごみ減量化は同僚議員さんと重複しておりますので割愛させていただきます。


 男女共同参画について。地方分権は男女共同参画からと思います。構造改革は地方からという呼びかけのように県が、市町村が動き始めました。地方の元気の根源は法制度の改革があります。2000年4月に施行された地方分権一括法は、明治以来130年余り続いた中央集権の体制を一言で言えば縦から横へ変えました。国の法令に反しない限り、自治体として条例を制定する範囲もぐっと広がりました。ついに国と地方の関係は対等なパートナーの関係ともなったかなと思います。そこで重要なのは、男尊女卑から男性と女性の対等なパートナーシップと考えます。地方分権一括法の前年、1998年6月に男女共同参画社会基本法が施行されたのは、先ほど教えていただいて、皆さん周知のとおりだと思いますが、そんな経緯の中で省庁が管轄してつくられた法律がほぼ同時に成立施行されたことは、21世紀という対等なパートナーシップを求める時代の必然であります。基本法には自治義務として位置づけられましたから、自治体が独自の工夫を凝らしてその実現に向かうことができると考えます。しかし残念ながら、これまでの政治や行政では女性の参画が地域によっては国よりも低いものでありました。まず、市長や議会に女性が少ない。今でも町村部では女性議員がゼロ議会が約4割、市部でも1割あって、地方自治体職員の登用にも大きなばらつきがあります。地方へ行くほど女性の顔が政策決定の場から見えなくなり、女性の影が薄くなりますが、市において、先ほど答弁いただいたのが、これを半分半分に持っていきたいなという考えがあるということで、それをとても期待しております。


 地方は人々の生活の現場でして、人生、一生の暮らしが営まれ、育児、教育、医療、介護など生活に欠かせないサービスか提供される現場です。こうした営みは妊娠、出産する側の性である女性がより多く担ってきました。国から地方へ暮らしの現場の権限が拡大するという今、国以上に地方の方策決定の場に女性が不在だとしたら、それはとても大きな問題だと思います。農業労働の半分以上が女性によって担われているように、地方へ行くほど女性が生産を支えております。そう考えると、二重、三重の深い意味で男女共同参画を進めることが分権による地方行政の質を向上させるものだと思っております。不可欠の要件だと思っております。言いたいことを言っておりますけれども、ここにおられる男性議員さんの方にとても聞いていただきたいので頑張っている次第であります。


 市民の体力増強、スポーツの推進についてに参ります。時間が早いので早口でいきますけれども、しっかりと聞いていただきたいと存じます。来年はいよいよ国体がやってまいります。その準備に各旧市町の国体課は大変忙しく、追い込みに入っておりますが、旧出石町においても空手道競技が行われますが、国体が決まる前、10年以上前からスポーツ関係者の間では総合体育館建設が夢であり要望でありました。私は国体にかけて体育館建設を夢見たのですが、力不足でした。出石中学校で国体が開かれますが、後、国体が来たまちには数年ごとに全国大会規模の大会が追いかけてきます。私も毎年、全国マスターズに出場しておるのですけれども、必ず過去、国体があった市町において行われます。どこもすばらしい総合体育館が建っております。どんな田舎でも総合体育館が建っており、山の中にすごいものがあるななんて思っているわけですけれども、マスターズの大会は35歳以上の社会人であります。そこに3日間以上在町するわけですけれども、交流をしたり観光もします。お土産もたくさん買います。47都道府県からたくさんの選手がこの豊岡市に入ります。城崎温泉に泊まる人、やまびこや、出石にもグランドホテルがあります。竹野もあります、日高もあります。小さくてもすてきな温泉があります。おいしい食べ物もあります。そういう目的で大会に参加する人たちもたくさんおります。そういう意味で、この総合体育館建設は大きな、大変必要になります。また、市民の体、体力増強のためにもスポーツ推進のためにも集う場所が必要であると考えますけれども、この総合体育館建設に向けて、しつこいようですけれども、もう一度お返答お願いしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 国体開催後に同種の全国大会が必ず開催されるんじゃないかなというお話でございます。その際には、今、国体は出石の中学校を予定していますが、その後ということであれば、例えば今ある市の総合体育館を利用するということも可能ではないかなというふうに思います。新市域の中での施設利用の選択肢とか利便性がふえたということもございますし、先ほど申し上げました新市総合計画、財政計画との整合性を図りながら新規のものについては慎重に考えていく必要があるというふうに思ってますので、よろしくご理解お願いします。


○議長(木谷 敏勝) 94番、稲垣のり子議員。


○議員(94番 稲垣のり子) それはとてもよくわかります、理解もしますが、一番最初に述べた総合体育館というのはいろいろな附属の施設がついて総合であります。例えば出石はもう敷地もありますし、武道場に使おうと思えばB&G体育館もあります。温水プールもすばらしいのができました。その横に温泉もあります。その真ん中にぽっかりと総合体育館の用地が待っております。スポーツジム、トレーニングジムを備えた体育館は高齢者の方や市民の体力増強にはとても役立つと思います。先輩議員さんが初日、インストラクターを置いてはどうかとすばらしい提案をしていただきました。実は65歳以上のスポーツ経験のない人でも一から筋力をつけ、体を鍛えることができるというデータが出ております。体を鍛えることができれば、医療費もかなり減らすことができると考えます。何とか地域住民の健康増進のためにも、地域発展のためにも、総合体育館の建設を切に要望したいと存じます。できた暁には私もボランティアとして、インストラクターとして参画したいと思います。


 これをもちまして私の質問を終わらせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 以上で稲垣のり子議員に対する答弁は終わりました。


 暫時休憩いたします。再開は5時25分。


                午後5時14分休憩


          ────────────────────


                午後5時25分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、87番、森井幸子議員。(拍手)


               〔森井幸子議員 登壇〕


○議員(87番 森井 幸子) 87番、森井幸子です。通告に従いまして質問をさせていただきます。


 女性の質問議員の中では私が5番目でありますので、やはり女性の視点から共通点があり、重複するところもありますが、それぞれにやや視点も違いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


 まず、大きな1番目といたしまして、少子化対策についてであります。(1)番、次世代育成支援対策推進法に対して、本市の取り組みについてお尋ねいたします。急速に進む我が国の少子化傾向はとどまるところを知りません。少子化が社会保障費や負担増、地域社会の活力低下等々、私たちの社会に深刻かつ大きな影響を及ぼすことは申すまでもございませんが、少子化の原因、背景としては、核家族化や都市化による家庭の子供の養育力の低下や子育ての中心的役割を果たしてきた女性の社会進出に伴う仕事と育児の両立の難しさ等、社会影響の変化と言われています。少子化に関する特別世論調査でも子育てにおける経済的負担の軽減を求める声が多いことから見ますと、経済的負担から子供を産み育てることをちゅうちょする人が多く、少子化に拍車をかけていることも否めません。確かに少子高齢化が叫ばれ初めてからここ数年、介護、年金、医療といった高齢者対策が優先されてきたことは事実であり、そのことは社会保障給付費が子供、家族関係に対し高齢者関係が膨大であることから見ても明らかであります。少子高齢化と並び称される現代社会の中で、平成12年度にスタートした介護保険制度の運営も一定の落ちつきを見せつつある今、私たちは新たな少子化への対応を視野に入れ、将来の我が国を背負って立つ次世代に思いをはせなければならない時を迎えていると言えるときではないでしょうか。


 一方、次世代育成施策の主役である子供たちを取り巻く環境も、児童虐待を始め子供をターゲットにした犯罪、いじめなど大変厳しく、憂うべき状況にあります。一昨年7月に成立した次世代育成支援対策推進法は、こうした現代社会の状況や考え方を背景に制定されたものであり、仕事と家庭の両立支援、地域における新たな支え合いと連帯などを目指したものであると理解、認識しております。市長の総括説明の中にも18年秋までに見直しますとありますが、豊岡市において計画策定に係る基本的な考え方と計画策定組織、計画概要と具体的な取り組みをお伺いします。


 2番目に、女性の健康づくりについて、(1)市民総合検診のあり方についてお尋ねします。かつて女性は太陽であったという有名な言葉は女性解放や女性参政活動に尽力した平塚雷鳥の言葉でありますが、時を超え、また主義主張、思想信条の違いを超えて女性が男性とともに人間社会の構成員であることは紛れもない事実であります。特に近年のように就業を始めとした女性の社会進出が顕著になっているとき、経済社会のみならず、あらゆる分野で女性の立場が評価されていますことはまことに喜ばしい限りであります。そこで、男女共同参画社会が今後さらに成熟していく中で女性がますますその活躍の場を広げ、一方で母性に基づく子育てに取り組むためには何よりも健康が重要になってまいります。このたび新市総合検診の中で最も精密度の高い乳がん検診にマンモグラフィーを導入されたことは大いに評価するものであります。これら女性各種検診について、受診者数の現状とその評価、県下各市町との比較、受診率向上のための取り組みについてお伺いします。


 2番目に、豊岡病院に女性専門外来についてであります。全国の県立、市立病院を始め民間病院において女性特有の病気、心身の相談等、女性の医師による女性専門外来が設置されております。女性には更年期に入ると女性特有の症状があります。また、思春期においても言えますが、こういった女性の医療を考える上で女性の一生のライフサイクルに応じた健康チェックや健康教育が必要と考えます。そのためにも女性の身体的な症状や精神的な不安などについて総合的に診療を行い、必要があれば専門医に紹介し、適切な医療が受けられるよう求められていると思います。例えば女性特有の子宮がんでありますが、とかく高齢になると婦人科を訪ねにくい。なぜかというと、婦人科外来は主に喜びにあふれた妊婦さんばかりでございます。そういった違和感が婦人科の診療を敬遠する原因の一つでもあります。婦人科は女性が体の現実と向き合う場所で、さまざまな病気があり、デリケートな心のケアも大切であります。女性医師なら構えずに話せる、嫌な気持ちにならずに診てもらえる、そのような要望にこたえて現在各地で開催されているのが女性専門外来であります。新病院となった今、ぜひ豊岡病院に女性専門外来を設置してはどうかと考えますが、当局の考えはいかがでございましょうか。


 以上、1回目の質問とさせていただきます。あとは自席でさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私からは次世代育成支援対策に関する考え方についてお答えをいたします。


 この法律ができまして、合併前に1市5町でもそれぞれの計画をまとめる必要がございましたが、もう合併を目前にいたしておりましたので、取り急ぎのことでは十分な計画を練ることはできないだろうと、こういうことできっちりした総合的な計画の策定は新市になってからということにいたしました。そのような経緯でございますので、この新しい市になってから今後しっかりとした対策をつくってまいりたいと、このように考えているところでございます。ただ、少子化対策という観点から見ましたときの次世代育成支援ですが、正直言ってどういう対策が少子化に対して効果があるのかというのがなかなかわかっていないというのが実態でございます。他国を見ましても、アメリカではほとんど特に目立った対策をとってないにもかかわらず合計特殊出生率が上がってきてるという実態があり、逆にさまざまな対策をとりながら効果が出てないという国もあると聞いております。日本の国内におきましても、効果が出てきてると思われるような自治体があったりそうでない自治体がございますので、今後本市における計画を取りまとめるに当たりましても、そういった他の自治体、あるいは国での事例も参考にしながら、ぜひ実効性のある対策をとりたい、このように考えているところでございます。


 他方で、私たちは打ち出の小づちを持っているわけでございませんので、この次世代育成対策に相当の一般財源が必要となるとするならば何かを辛抱しなければいけないといったことが不可欠になります。したがいまして、行政改革大綱を策定し実施することにいたしておりますけれども、そのことも念頭に置きながら対策を練ってまいりたいと、このように考えているところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 私の方からは市民総合検診のあり方で、乳がん検診、マンモグラフィーの導入に絡んででございます。一応このマンモグラフィーとそれから視触診の併用というふうなことで実施をするようになったのは、実は1市5町それぞれの取り組み方が違っていたという、そういう背景がございましたから、基本的には厚生労働省の一応実施、がん検診による実施検査のための指針が出され、これに基づいて一応視触診とそれからマンモグラフィーの併用という形でこのがん検診を実施するということになったものでございます。ただ、精度が上がったというようなことで一応、同一人について2年に1回というふうなことで実施をするということで、新市におきましてもその方向性で一応方針を固めて、本年度実施に既に動いているという状況でございます。


 それから、豊岡病院における女性専門外来です。この女性専門外来につきましては、全国的にも拡大する傾向があるということで、県下でも7つの公立病院で開設されているというふうに聞いております。豊岡病院におきましても女性の医師などスタッフの確保ができれば女性専門外来を開設したいと、そういう意向があることは伺いました。しかしながら、この女性専門外来の場合は主として内科、産婦人科を中心とする診療科ということで、思春期から更年期までの幅広い医療の経験を有する医師であることを必要としてるというふうな状況がある中で、豊岡病院の医師の現状、さらには当地方の医師確保の困難な事情のもとではなかなかこの女性専門外来の開設は難しいと、そういうふうなお話を聞いております。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 87番、森井幸子議員。


○議員(87番 森井 幸子) 87番。


 子育ての第一義責任は親が負うことはだれもが認めるところでございますが、先ほど述べましたように、女性の社会進出が顕著になった現在、両親が仕事につきながら子育てをするというケースが急増しております。職業生活と家庭生活、すなわち仕事と家庭が両立できる職場環境の整備が何よりも大事であり、推進法が都道府県や市町村のみならず地方公共団体や一般事業主にも行動計画の策定を求めているのはまさにこの考えに基づくものであると思っております。


 そこで、策定に当たりましてご提案を申し上げますが、一つには、病後児保育の設置であります。病後もう少しというところで少しでも微熱があると保育所では見てもらえない、預かってもらえないのです。子供の病気が長引くと仕事をずっと休むしかないわけであります。そのように子育てのために仕事を休むことに対し、社会の理解は十分とは言えません。ある新聞に、病気の子供を一時的に預かる病後児保育の設置が進んでいる、10年前の10倍と増加が著しい、兵庫県内でも近年神戸市や阪神地域を中心に相次いでオープン、仕事と子育てを両立したい親たちにとっていざというときの強い味方になっていると掲載されておりました。ぜひこの豊岡市にまず1カ所でも、豊岡病院か出石病院か開設していく考えはないかご見解をお聞きします。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) この病後児保育事業の必要性については私たちも認識をいたしております。豊岡市といたしましては、水害のこともありおくれておりましたけれども、本年秋ごろの事業着手に向けまして現在、民間への委託を念頭に鋭意準備を進めているところです。


○議長(木谷 敏勝) 87番、森井幸子議員。


○議員(87番 森井 幸子) 87番。


 ありがとうございます。ぜひ取り組んでいただきたいと思います。


 2つ目に、産じょく期ヘルパーでありますが、いわゆる産後の家事手伝いであります。せんだってこんなことがありました。3人目の子供さんをお産みになった後、気分が悪くなり救急車で病院に運ばれました。ご主人は遠くの勤務ですぐに帰れない。生後間もない子供と3歳、5歳の子供を残して病院へ、それはそれは大変でありました。そのときに私は核家族が進みつつある現在、産後のヘルパーが必要ではないかと思いました。当局の考え、ご見解はいかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 産後1カ月の母親、乳児の世話を行う産じょく期ヘルパーにつきまして、一応現時点では事業実施の予定はございません。今後の検討課題とさせていただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 87番、森井幸子議員。


○議員(87番 森井 幸子) 87番。


 合計特殊出生率、全国で1.28でありますが、この新市の出生率は1.76と出たのでありますが、意外な数字に私はびっくりいたしましたが、少子化対策に対しまして、これ以上下がらないために、他市にまさる方策か、または市長のお考えをお聞かせください。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 先ほどもお答えいたしたところですけれども、具体的な方策についてはこれからの検討とさせていただきたいと思います。ただ、担当に対しましては、本当に少子化対策につながるような施策であるのであれば予算はしっかりつけるから、そのつもりでやるようにという指示もいたしておるところです。ただ、先ほど申し上げましたけれども、他方で何かを辛抱しなければなりませんので、新市としてどういう分野に重点を入れてどういう分野については辛抱していくのかというトータルな絵をかく中で検討させていただきたいと、このように考えているところです。


○議長(木谷 敏勝) 87番、森井幸子議員。


○議員(87番 森井 幸子) 次に、市長総括説明の中に障害児保育の充実が取り上げられておりますが、2004年のデータでは全国的に6%の子供がADHD、発達障害児であるというデータが出ておりました。40人学級でいえば、1クラスに2人ぐらい在籍していることになっております。原因の究明はまだ定かでないようでありますが、何よりも早期発見、早期支援が重要であると本年4月1日に施行された発達障害者支援法の中にあります。そのために県においてこれに対する方策が講じられ、予算化されておりますが、豊岡市ではどのように検討されているのかお聞きします。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 議員ご指摘のとおり、本年4月1日に施行されました発達障害者支援法、これにつきましては、国、県とともに市町村についても発達障害の早期発見、それから早期支援に関する責務が規定されております。市におきましては乳幼児健診、4カ月、7カ月、1歳6カ月、3歳、この乳幼児の健診時に発育発達状態を的確に把握することによりまして精神、運動等の発達異常の早期発見に努めております。そして発達異常が疑われる場合は乳幼児発達相談に通っていただき、対象児の状況に応じた発育発達指導を行っております。健診や指導の過程で専門医等による診断治療が必要と判断した場合には医療機関、豊岡こどもセンター、ライフステーション豊岡等の関係機関に紹介いたしまして、また専門医等によります診断、治療の必要がないけれども観察を要すると判断した場合には、保健師等が訪問指導を行ったり市の育児支援教室への参加を促し、それから発育発達状態の変化を継続的に観察しているという状況でございます。


○議長(木谷 敏勝) 87番、森井幸子議員。


○議員(87番 森井 幸子) 87番。


 私は、現時点で何よりも早く地域の実情に応じた人材の確保等、試行的にモデル校のような取り組みはいかがなものかと思いますが、いかがでしょう。


○議長(木谷 敏勝) 教育長。


○教育長(石高 雅信) 先ほどから議員がお話あります特別支援教育につきましては、現在のところ、中教審の方でこの特別支援教育のあり方に関する調査研究の協力者会議、そこから出ました最終報告を現在審議中でございます。それを受けまして本年、多分10月ごろに中教審の方から答申が出るだろうと、その後を受けて国の方で施策が決定され、そしてその後、県の方ではその国の施策を受けて今後特別支援教育をどうしていくのかということについて検討が始まるものと聞いております。


 そういった中で兵庫県としましては、先ほどお話ありますように、ADHDの子供たちにつきましても、従来は障害児学級に在籍できないというような面もあったわけですけど、今後そういった特別支援という視点でどういったかかわり方ができるのかということもあわせて検討していくと、このように聞いております。したがいまして、現在のところ、これについてモデル校をつくっていくのがどうかいう具体的なところまではまだ決定しておりません。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 87番、森井幸子議員。


○議員(87番 森井 幸子) 87番。


 いずれにいたしましても、子供の成長は待ったなしであります。困った子供ではなしに困っている子供なのであります。学校の先生の一人一人の意識改革も必要であるとともに地域の連帯も必要であります。地域社会でみんなで支え合っていく温かい環境づくりを切に願うものであります。


 次に、市民総合検診のあり方についてですが、さきに奥野議員さんから質問がありましたが、私も女性の立場から同感であります。本年より総合検診の中に乳がん検診で最も精密度のあるマンモグラフィーを導入されました。豊岡病院、日高病院、財団による検診車で厚生労働省からの基準に従って年2回となっておりますが、年2回ではやはりベストとは言えません。慢性乳腺炎の人たちについては毎年受診するようにドクターから言われておりますが、こういった人たちについてはどう対応すればいいのかお考えをお伺いします。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) まず、新市として統一的ないわゆる検診の乳がんに対する検診の体制を組んだという状況でございます。したがって、先ほども申し上げましたとおり、厚生労働省のいわゆる指針に従った形で2年に1回の一応実施ということで当面は実施していくということになっております。


○議長(木谷 敏勝) 87番、森井幸子議員。


○議員(87番 森井 幸子) 87番。


 近年、女性のがんの死亡率でトップは乳がんであります。平成16年の旧但東町での検診率は8.5%であります。豊岡病院で一般予防検診を受けると、経費は1万610円の費用がかかります。総合検診では1,800円であります。8,810円の差額であります。一般で検診を受けると多額の経費がかかるわけであります。そしてまた、但東町の方でありますと、日高病院ではどうしても受診の足が遠のくのであります。その他、出石病院で2時間人間ドックのメニューがありますが、乳がんについてはエコーでされます。これは別料金でなっておりますが、いずれにいたしましても大変不備であり、不安であります。そうした現状を勘案しますと、出石病院にマンモグラフィーの導入を強く要望いたしますが、市長のお考えをお聞きしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) これにつきましては、いわゆる豊岡病院組合で検討されるべきことと考えております。


○議長(木谷 敏勝) 87番、森井幸子議員。


○議員(87番 森井 幸子) 87番。


 次に、骨粗鬆症の検診でありますが、精度の高いとされているDXA法を実施できる日高病院での検診が予定されておりますが、まことに結構かと思いますが、しかしながら先ほども申しましたように、但東町から日高病院まで、あるいは竹野町から日高病院まで、女性の高齢者が何人受診されると想定されますか。骨粗鬆症というのは、ご存じでしょうが、女性が高齢になると急に進む病気であります。早期発見、早期治療をしないとちょっとつまずいてもこけて骨が折れ、将来的に寝たきり老人になる可能性も出てきます。介護予防という観点からも重要な課題であります。そこで出石病院や各診療所にありますMD法でも受診できる体制づくりはいかがなものか、ドクターに聞きますと、DXA法に比べるとやや精密度に欠けますが、十分わかるとのことでありました。これに対する考え方はどうでしょうか、お尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 今回、この骨粗鬆症検診につきましても、一応新市で統一的な検査の方法としてDXA法で実施するということを決定いたしております。ただ、議員ご指摘のとおり、現在、公立日高病院のみしかないというようなことから、これの検査というふうなことで日高の方まで行っていただかなきゃならんというようなことでの本当に遠い近いの面でのいろんな問題もあるかなというふうなことを思っておりますけれども、基本的にそういうふうな形でまず進めさせてもらいたいということです。


 ただ、この骨粗鬆症に対する基本的な考え方として、いわゆる女性の方がどうしても骨粗鬆症というのは、個人差はございますけれども、だれもが通るというような症状であるというふうに認識する中で、自分のきっちりとした骨量が今どうなってるんかということを基本的にきっちりと把握してもらうということがこの骨粗鬆症検診の最大の目的でございます。当然そこで出てきた数値で、例えばこれはもう要注意であるというふうなことが出ましたら、やはり意識的に骨粗鬆症を防ぐといいますか、進行をとめるためのさまざまな個人の努力ということをお願いをするというふうなことになるということだと思います。一応現在のところ、日高病院で実施するということでご答弁の方はさせていただくということでございます。


 ただ、正直に申し上げて、日高病院も受け入れのキャパの問題もございます。昨年骨粗鬆症の対象年齢もいわゆる40、50という節目から40、45、50として70まで5段階刻みの検診というふうな厚生労働省の通達もございました。対象者も若干ふえてくるんではないのかというような状況も生まれてきているというようなことです。そういうことから新たな状況が生まれてきた中で今後どういうふうに検診を進めていくかということについて、若干検討する時間が必要というふうに考えております。ただ、基本的なこのDXA法というこの検診方法については、基本的には踏襲したいというのが基本でございます。ただ、その中で例えば検診車等の対応が可能かどうか、そういうことも含めまして検討はしてまいりたいというふうに考えております。


○議長(木谷 敏勝) 87番、森井幸子議員。


○議員(87番 森井 幸子) 87番。


 市民の健康を守るためには大切な課題であります。一日も早い対応をお願いいたしまして私の質問を終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で森井幸子議員に対する答弁は終わりました。


 暫時休憩いたします。再開は6時30分。


                午後5時55分休憩


          ────────────────────


                午後6時30分再開


○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 次は、90番、武田厚志議員。


               〔武田厚志議員 登壇〕


○議員(90番 武田 厚志) 90番、武田でございます。(拍手)


 私は、今議会での中貝市長のいろんなお話を聞きながら、周辺部すなわち旧町に当たる部分ですけれども、それについて十分配慮していただいとるなという感じを受けております。


 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。


 私は、去る5月16日であったと思いますけれども、臨時議会に市長のごあいさつがございました。先ほどの稲垣議員の質問の中でも述べられておりましたけれども、各地を回られました。その中では、出石でもご婦人方との話し合いもされたと、こういうことでございます。またその中で、私にとって印象深い言葉がございました。悪い意味ではなしに見捨てないでくださいという言葉を多く聞いたと、こういう発言をされました。そのときはそれ以上のコメントはございませんでしたけれども、今議会において質疑の中で市長の政治姿勢が明確に打ち出されております。しかし、この言葉の真意というかコメントを一つお願いしたいと、こうまず質問いたします。


 次に、総合検診のあり方についてでございます。出石町においても今までから町ぐるみ健診が行われておりました。先週終了したようでございますけれども、結果として受診者総数、16年度2,441人から本年度2,248人、193人の減、1日当たりに直しますと24人の減でありました。これまでの町ぐるみ健診として行われてきた予約時間方式から受け付け順に変更されたことによる戸惑いが市民の間にあったのではないかと、こう思うわけでございます。今後、総合検診のあり方について、ことしの結果に基づいてまた検討されるものと思いますが、今回予約時間方式ではなしに受け付け順という、いわゆる私は豊岡方式と言うておりますけれども、この受け付け順による検診をされた理由は何か、出石の場合は予約方式であったということでございます。


 次に、事業ごみについてお尋ねいたします。臨時議会でもこのことについては申し上げたと思いますけれども、合併前までは出石町及び城崎町は事業所のごみも計画収集の中に組み込み、委託業者、城崎においては直営も以前はあったというふうに聞いておりますが、家庭ごみ、事業所ごみを同時に収集しておりました。しかし、4月1日より事業ごみは収集しないことになり、飲食店、旅館など小規模事業者のごみについての負担が一気に数倍となりました。城崎の例では月に2万円を指定業者に言われた例もあるということでございます。また、昨年来但馬の観光地は不振にあえいでおります。出石町の一番中心地で営業している株式会社まちづくり公社の決算内容が先日送付されてまいりましたが、前年対比15%の売り上げ減でありました。中心部から外れた部分での出石町におけるそば屋、土産物店の売り上げは、それ以上に減少しております。城崎においても旅館の売り上げが軒並み大きく落ち込んでいると聞いております。このような状況の中で少しでも経費を節約したいと事業者は懸命の努力をしておりますけれども、1事業所当たり月に万単位の経費増は経営事業者を苦しめております。ごみ収集についての出石、城崎方式を再検討すべきと考えますが、いかがでしょうか。


 4番目に、出石町桐野地内の橋についてでございます。先日私のところに桐野の区長が飛び込んでこられました。何かと聞くと、合併前に役場の担当者が必ずやると言っていた橋のかけかえとそれに伴う道路改良の予算がついていないと、なぜかと、こう私に聞くわけですけれども、私はそういう権限がございますので何かの事情があって先に回されたんでしょうというようなことを言うておったわけです。私も現地に行ってまいりました。幅3メーター弱、長さ8メーターほどの昭和12年にできたコンクリートの橋でございます。今後どういう計画の中でこの橋のかけかえをなされるのかお尋ねしたいと思います。


 ほかの議員からも質問が出ておりましたけれども、次は豊岡市まちづくり条例について考えてみたらどうかと、こういうことを申し上げたいと思います。対話と共感を基本に据えることを中貝市長は言明されております。その手だての一つとしてまちづくり条例の制定をお考えになってはいかがなものかと提案いたします。


 次に、豊岡市の土地開発公社の決算についてお尋ねいたします。既に何人かの議員から的を射た質問がなされております。私は異なる角度から質問いたしたいと思います。この豊岡市の土地開発公社の土地は塩漬けにする目的でもって買われたのではないと思うわけでございます。何らかの事業の先行取得のために買われたものであると思うわけですが、土地開発公社のあり方のことについて、その点をまず確認したいと思います。目的があったということであろうと思うわけですけど、その点を明らかにしていただきたいと思うわけでございます。


 それでは次に、7番目に、予算案についてということで上げております。コウノトリの野生復帰推進事業費が上がっております。議案のナンバーワンの5ページ、環境コウノトリと頭についた事業が8,360万円に上っております。その中心的なものは、地域まるごと博物館整備事業費、中核施設の用地取得、造成、基本計画等で3,000万円の予算づけがなされております。私は今までコウノトリと聞いてもよそのまち、すなわち豊岡のまちのことで、私の出石町のことではないということで全く無関心でございました。しかし、今議会で17年度予算が提案され、コウノトリ関連予算は1億3,381万7,000円と多額に上ります。そこで、既に豊岡市議会の中では解決済み、あるいは理解済みかもわかりませんが、この予算に関連して質問をお願いさせていただきます。


 コウノトリの野生復帰とはどういう状況になることが野生化したと言えるのかどうか。9月の24日に5羽を放鳥することが決まっております。残りの4羽も9月末から郷公園前と同公園附属保護増殖センターで段階的に放鳥すると新聞報道でなされております。コウノトリは1日500グラムのえさが必要であると聞きました。5羽で1日に2キロ500グラムのえさが必要です。一月では、30日を掛けますと75キログラム必要となります。また、冬場はえさが減ります。その対策はどう考えられているのか、また5年間試験放鳥ということで他の議員の質問に対する企画部長より答弁がありました。その後はどうなっていくのか、あるいは残りの、119羽いるということですけれども、110羽についてはどういう扱いが今後なされていくのか。以上、コウノトリ事業に関連してお尋ねいたします。


 その次に、出石城公園整備費でございます。議案書のナンバーツーの58ページに図面が出ておりますけれども、多分出石にお住まいの方以外ではちょっとわかりにくいんではないかと、こう思うわけですけれども、出石町の事業を取り組んでいただくということについては大変ありがたく思っております。豊岡市の土地開発公社から土地の買い戻しとして6,727万1,000円が上がっております。この図面を見ていただいてもわかりますけれども、2ヘクタールが必要であると、こういうことでございます。面積の規制があって都市公園の場合、2ヘクタールという条件がついておると、そういうことでございます。そのためにはまだ未取得の、これから取得しなければならない土地があると思うわけですけれども、買い戻しを先行されたというその理由をお伺いしたいと思います。


 3番目に、以前から出石町では課題となっておりました永楽館の復元の問題でございます。用地取得費に5,896万4,000円ついております。また、仮という括弧書きですけれども、仮の名称ということですね、田結庄連絡道路整備事業費として5,000万予算化されております。これも図面が議案書のナンバーツーの63ページについております。しかし、やはりこれもなかなか出石の永楽館といってもわからないと思うわけですけれども、非常にわかりにくい図面ではないかと、こう思うわけです。これ簡単に説明いたしますと、永楽館というのは柳町通り、県道に面しておるわけですけれども、その裏側が田結庄通りでございます。その田結庄通りからその永楽館へのアクセス道路、そこへ行けるように道路をつけようという、こういうことでございます。この永楽館をめぐっては、一時的には移築というような意見もありました。私はこの永楽館は生きた芝居小屋として復元すべきだと考えております。そのためには県道から2メーターほど引いて芝居小屋らしくのぼりも立てれるようなスペースをつくり、今現在、道ぎりぎりに建っておりますけれども、屋根が完全にひさしが道路側に出ております。こういうことを考えましても、2メートルほど内側に引いて、そこを人も通れる、のぼりも上がっている、そういう芝居小屋らしく復元すべきだと、こう考えております。市長の考え方をお聞きしたいと思います。


 以上、とりあえず1回目の質問を終わります。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 選挙前に1市5町、とりわけ中心的には旧5町でありますけれども、限られた時間ではありましたが、回りました折に自分たちの地域のことを見捨てないでほしいという声をいろんなところでお聞きをいたしました。それで臨時会のときにそういったお話をさせていただきました。このことの言葉の背後には、2つの大きな意味があるというふうに考えています。1つは言葉どおりの不安です。特に本庁舎が豊岡にある、しかも当時候補者は私だけでありましたから、市長もどうも豊岡出身の人になりそうだ、自分たちのまちは旧豊岡から離れている、見捨てられてしまうのではないか、そういった不安が、合併にかかわっての不安でありますけれども、強くありました。もう一つは、実は誇りということです。自分たちの地域に皆さんがしっかりと誇りを持っておられる。その裏返し、私たち、自分たちに自信を持ち、誇りを持ってここまで来た、その私たちを見捨てないでほしいということだろうと思いますので、誇りの裏返しの表現だったというふうに私としては思いました。


 私といたしましては、例えばでありますけれども、選挙はなかったわけですが、選挙があった場合を仮定いたしますと、旧但東町の方の1票も旧豊岡の市民の1票も全く同じ1票であります。これは何も票欲しさにということではありません。つまり選挙の仕組み自体が政治家にその地域全体に対する責任を求めているということではないかと思います。私自身もこれからの4年間の働きぶりを市民に評価をされなければいけないわけですけれども、その評価をする人というのは何も旧豊岡の人だけではないということもございますので、私といたしましては、新市全体を極力公平な目で見て、そしてかねてからお話ししていますように、個性は磨きながら連携をするという方向で市政運営をしてまいりたい、こんなふうに考えているところです。


 同時に誇りのことを申し上げましたのは、見捨てないでという言葉のある種の情けなさといいましょうか、もっと自分たちに自信を持ってください、持っておられるんでしょう、だとするならば、見捨てないでくださいという表現はわかりますけれども、そういうのではなくて、私たちは自分たちの地域をこんなに愛していてこんなに努力をしてる、市としてもこれまでどおり応援してほしいとか一緒にやっていこうというふうにちょっと表現を変えていただくとお互いの気持ちが前に向くのではないのか、そういうふうに考えてるところでございまして、もともとそういった気持ちをお持ちの方々ばかりでございますから、単なる言葉のあやということではなくて気持ちの持ちようとしてそういうふうにいけるように努力をしたい、こんなふうに考えているところです。


 また、もう一つ申し上げたいと思いますのは、合併前の行政と住民との距離とこの合併後の住民と行政との距離を見ますと、これはどうしても遠くなります。今まで但東町民が奥田町長に道で会ってあれをこれをと話せた、その親密度からいきますと豊岡市長と但東の方とが道ですれ違って話をする頻度というのははるかに少ない。これはどうしても否定できない事実だろうと思います。そこをどう行政側としてカバーするかという議論は他方で重要なわけですけど、もう一つは行政の支援なんかなくっても自分たちのことは自分たちでやっていくんだ、コミュニティーでしっかりやっていくんだということもあわせて要るのではないかと思います。したがいまして、コミュニティー活動の促進支援あるいはコミュニティー活動の場としての公民館の機能の整備、充実、こういったことも見捨てないでくださいという言葉への回答として行ってまいりたい、こんなふうに考えているところでございます。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 助役。


○助役(奥田 清喜) 武田議員の質問の中で、豊岡市の土地開発公社のことにつきましてお答えいたします。


 それぞれ土地の取得については目的があったのではないかということでございますが、そのとおりでございますので、さようお答えいたします。


○議長(木谷 敏勝) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(岡本 幹雄) 検診のあり方につきまして、豊岡方式になった理由ということでございます。総合検診の受診法につきましては、合併協議の中で受け付けシステムにより市民であれば予約なしでいつでもどこでも受診できる旧豊岡市の方式によることとなりました。現在までに日高会場、城崎会場、但東会場、出石会場での検診を終えておりますが、いずれも順調に推移をいたしております。受け付け方法の変更に対する苦情は特にございません。むしろ便利になったという評価を多くの受診者からいただいたという状況でございます。


 しかしながら、大腸がん検診の検診当日の容器渡しということも実は今回ございまして、事前配付に比べて不便になったという声は聞いております。旧豊岡市民におきましては特に違和感はないわけですけれども、事前予約をとらない方法であるため、この点については変更のあった支所の市民の皆さんにはご理解をいただきたいというふうに考えております。


 また、議員の方から出石の検診の結果が出されております。マイナスの193名ということです。基本的に今回のいわゆる合併のメリットということで、先ほども申し上げましたいつでもどこでも受診できるというふうな体制の中で、現実いわゆる出石の方が出石以外のところで検診されるというような、そういう状況もあるというふうに聞いております。いずれにしましても今後、これらについてのきっちりとした数字を把握した上でまた十分検討は進めてまいりたいと思っております。


 また、理由ということでございますけれども、これは先ほども申し上げたことでございますけれども、まず根本的に新市になりまして二十以上の全市民ということになりますと7万3,000人の方が対象になるいうことでございます。これらにいわゆる事前の予約割り当てというふうな対応をするということになりますと大変に事務の量がふえるというふうなことも一つの理由でございましたし、それから57日間、24会場で自由に受診が可能となるという合併のメリットを生かせなくなるというふうなことで、今回のいわゆる豊岡方式というふうなことでのやり方に変更したものでございます。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 市民生活部長。


○市民生活部長(植田 政由) 事業ごみの回収のお尋ねでございます。ご承知のように合併の一元化協議の結果を受けまして、新市では事業ごみを収集はいたしておりません。その理由ですが、第1回の臨時会でも質疑でお答えしましたが、4点ほどございます。


 まず、1点目には、家庭ごみと事業ごみでは市町村に課せられる法律上の責任が異なっております。家庭ごみにつきましては、収集、運搬から処分に至るまで市町村に責任が課せられておりますが、事業ごみにつきましては、収集、運搬については市町村には直接的な責任は課せられておりません。


 2点目ですが、新市において市内全エリアの事業ごみを収集するとなると試算で約2億7,000万円程度の新たな財政負担が予測され、市町村に収集、運搬の義務が課せられていない事業ごみに対してこれほど多額の財政負担することは現在の財政状況から見ても困難であると、そういうふうに判断をされたと認識をしております。


 3つ目ですが、家庭ごみと事業ごみには当然価格差が必要ですが、同じ容量の袋でしたとしても高額なごみ袋と安いごみ袋を同時に販売したとすれば、事業所の方も安い方のごみを購入される可能性が高く、制度としては成り立たないということが考えられます。


 最後に、4つ目ですが、ステーションの機能の不足とステーションの管理者の負担増が挙げられます。今まで事業ごみを収集していなかった区域では今度仮に収集するとすれば、新たに事業ごみを保管するだけのステーションの機能がありません、特に市街地等について。既存のステーションに事業ごみが出されますと取り残されたごみ等の後処理などによって地元区長さんを始めステーションの管理者等の負担がますます大きくなってきます。


 主に以上のような理由で新市においては事業ごみを収集しないとしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上であります。


○議長(木谷 敏勝) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) 桐野地内の橋のご質問がございました。多分これは桐野村内線にあります岩神橋のことではないかなと思ってるんですけども、昨年確かに旧町のときに地元の方に17年、本年ですが、3月14日に説明に伺ったというふうに伺っております。この橋をかけかえます場合には用地でありますとか物件というものがございましたので、そういうこともありましたので説明に伺ったというふうに聞いております。必ずやるという言葉があったかどうかというのは別としまして、この新たなと申しますか、事業実施に対します基本的な考え方といいますのは、市長あるいは総務部長から何回となくお答えをいたしておりますけども、限られた財源の中で全体的に今果たして何をするべきかというようなことも踏まえまして検討してまいりたいなということでございます。この橋は確かに昭和12年にかけられた橋ということでございます。私も現場を確認させていただきました。確かにコンクリートも鉄筋も露出いたしておりまして、ある程度危険な状況かなというのは認識をいたしておりますので、市長も答弁いたしておりますが、それぞれ各部において優先順位をまず部内で協議し、それからというようなことがございますので、建設部としましてはできるだけこの橋を上位ランクに位置づけて、私も腹を据えて内部協議に臨みたいなというふうに思っております。


 それから、出石城公園でなぜ買い戻し先行したのかということでございますが、これもさきの議員のご質問の中でこの出石城公園の整備スケジュールというものをご答弁申し上げております。平成17年度から19年度にかけましてこの整備計画を立てております。その中で、この公社買い戻しをいたします用地につきましては、平成14年度に公社で先行取得いたしとるものでございます。この出石城公園の整備につきましては、かなり相当額の事業費が必要となりますので、3年間の年次計画の中で財政的な計画も含めましてできるところからという意味も含めて、まず17年度では公社が抱えております用地を取得しようじゃないか、買い戻しをしようということで対応いたしておりますのでご理解お願いしたいと思います。以上でございます。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) まず、まちづくり条例についてでございます。何度も議論があったことなんですが、まちづくりを進めるに当たりましては、地域社会の主役である市民の声を行政に反映していくという仕組みをつくること、あるいは市民の方が市政に参加しやすい仕組みをつくっていく、これは大変大事になってくるだろうと、こう思っております。まず、こういったことの実現に全力を挙げていきたいというふうに考えております。


 条例をつくるかどうかということにつきましては、法律的な形式を与えるかどうかということでございまして、これは次の段階ではないかなというふうに考えております。したがいまして、今年度は市民の参画と協働ということについてのガイドラインを作成していって、まずそれを実践に移していきたいというふうに考えているところでございます。


 もう一つ、コウノトリの野生復帰の関係でございました。野生復帰につきましては、これは定義がされておりまして、絶滅の危機に瀕した一つの種を人工飼育等で増殖をし、かつての生息地に再導入をして、再びその地域で定着をさせるというようなことが定義になっております。豊岡市の場合は県と一緒になりまして、単にコウノトリという世界的に食物連鎖の頂点にいる大型の鳥がかつてのように人里に住むことができるような、つまりコウノトリの住めるような環境は人にとっても安全、安心で豊かな環境であるとの認識に立って、一つの自然の共生が持続可能な地域づくりに努めているというところでございます。


 議員の方から試験放鳥の関係で5年間の放鳥の話があるが以後どうなるのかということがございました。今のところ決まってますのは、5年程度の試験放鳥を行いたいというようなことが出ていると、これは議論されて表向きになってまいってます。その中でことし9羽、ソフト、ハードの方法を含めて9羽の放鳥を行うというのは、これは決まっている。その後、実際には放鳥した後、コウノトリがどういうふうな状態にあるのかということのモニタリング調査を行います。もちろんたくさんえさを食べますので、えさ状況がどうなのかということ、あるいはまた農業等の農薬等の問題もございますし、そういういろんな面でのコウノトリが生きていけるような環境についての調査を行って、その調査の過程を見ながら、コウノトリの状況を見ながらそれ以後のことの検討をしていくというふうになっております。最終的には自然界でコウノトリが自分でえさをとって巣をつくって卵を産むと、そういうふうにすることが最終的な目標という格好になります。したがって、110羽の扱い、残りについてはまだ今現在は決まってないということでございます。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 永楽館整備のことにつきましてお答えいたします。


 永楽館は老朽化しておりますけれども、回り舞台、それから花道、桟敷等の芝居小屋としての機能をそのまま保持しておりまして、明治期の芝居小屋としては全国でも数が少なく、近畿地方では唯一の建物であり、貴重な文化遺産であるというふうに聞いております。復元に当たりましては、文化財の保護や地域の活性化に資するために歴史的、文化的価値を損なわないような復元に努めることとしております。


 なお、議員ご提案のありましたセットバックしてはどうかというご提案でございますけれども、専門家であります明石高専の八木先生からアドバイスをいただいてるようでございまして、その内容につきましては、移設すると文化財的価値が薄れてしまうということで、明治期の芝居小屋というよりはむしろ平成の芝居小屋になってしまうんではないかと、そういうようなことで、あくまで現状での改築が望ましいというようなアドバイスをいただいてるようでございます。それと、スペース的にもちょっと余裕がないというようなことも聞いております。そういったようなことで、現状での復元ということに取り組んでいきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 最後の方からいきたいと思います。


 今、永楽館についてのご答弁をいただいたわけですけれども、今おっしゃったようなことはずっと出石町議会の中でも議論されてきました。以前の町長は、国の重要文化財になるから、なる可能性があるからという大きな前提があったわけですね。しかし、あれが本当に国の重要文化財に指定されるでしょうか。そうでないのなら、あれは出石町が文化財として指定しておりましたので、当然今度は市の文化財になるわけですけれども、市の文化財として復元すると、国の重要文化財になるという前提で復元するんではなしに使い勝手がいいように復元することが市の文化財としての指定がなくなるということにつながっていくわけですか。そうでないなら、使い勝手のよい市の指定で芝居小屋として復元していく。特に今の状況では、2階には集会など、あるいは催し物をしても2階には上がれません、消防法の関係がありますから。それと補強も当然必要ですけれども、2階から外部への脱出口をこしらえなくては2階に消防法の関係で上がれないと思います。そういう点も含めても、国の重要文化財を目指すという方向での文化財としての方向ではなしに、市の文化財で十分ではないか、それよりも使い勝手がいいということの方が重要ではないかと、こう考えるわけです。どのようにお考えですか、私の意見はどうでしょうかね。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) 確かに現在は市の指定文化財となっているということです。それで、復元後は県の指定文化財の可能性は高いというふうに聞いております。それで、移設をするということは、例えば奈落構造があるわけですけど、地下の構造があるわけですけども、それを移設するということは文化財的価値が非常に薄くなるというふうに聞いております。先ほどの答弁と一緒でございますけども、そういったような状況を聞いておりますので、現状での建築にこだわるべきではないかなというふうに考えております。国の指定については、現段階では可能性についてはちょっとわかりません。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 今の答弁ですと、もし使い勝手がいいように引くと、これは市の文化財として、これはもう指定を外されるという、そういう意味ですか。


○議長(木谷 敏勝) 教育次長。


○教育次長(村田 正次) その辺の詳しくはちょっと承知しておりません。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 今の提案のあったこれの整備の方向は、いわゆる文化財として整備するという、そういう方向なんですね。下だけを使う程度の小集会は、それは使ってくださいよと、こういうことではありましょうけれども、基本的には文化財としての復元ですね。しかし、本当にそれを地域の人たちがそれを望んでいるのか、地域の人たちは私は使いやすい芝居小屋、そこで練習もし、あるいは地元には芝居のグループもあります。それがそこでも公演をするという、そういうそれが使えないというような復元であるならば逆に余り意味がないと、文化財的なことを追求し過ぎるのは、それは逆方向であると、私はこう思うわけです。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) 直接的には教育委員会が今担当いたしておりますけれども、今議員が議論されたような事柄については、再度きっちりと議論をするように教育委員会には求めているところです。文化財に対する態度といたしましては、いわば過去の、特にこういったものの場合には例えば明治時代の人々がどのように芝居を楽しんだのかということを今わかる資料である、いわば生きた化石として扱うという態度が一つあります。もう一つは、芝居小屋は芝居小屋として使ってこそ本物なのではないかという考え方もございます。これは必ずしもとことん反対、さまざまな具体的な場面で相反するわけではございませんけれども、物の考え方としてこれはきっちりと整理される必要があると私は考えております。永楽館の立場に立ちましたときに、何か神棚に祭り上げられて、もうそのままどうぞ博物館の中におさまりくださいよと言われるのがうれしいのか、芝居小屋であったとするならば芝居小屋として使われるのがうれしいのか、比喩的な表現になりますけれども、そういったことも豊岡市の事業として進めるに当たっては一度きっちりと議論する必要があると考えております。


 他方でこれが文化財的な価値を持ってることはだれも疑うところはないところでありますから、これをむやみやたらと変えるという態度もいかがなものなのか。そこで、個々具体の問題をぎりぎりどこで折り合うのかということを進めていく必要があるのではないかと考えています。出石の中で相当議論が積み重ねられてきたことは承知いたしておりますけれども、少なくとも豊岡市として市民全体の税金を使うものである以上、再度成果づけについてはきっちりした議論が必要なものと、このように考えているところです。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) これについては地元にも城下町を活かす会というようなものもございまして、その永楽館部会とかそういうようなものもございます。私がそういうメンバーの方たちと会った話の限りでは、やはり使う方が優先されるというふうに私は受け取っております。


 それでは、次に行かせていただきます。出石城公園の整備ですけれども、17年度から19年の事業としてやるということですけれども、これは国の補助事業であると思うわけです。用地の取得費も含めて補助の対象になるという、そういう事業であると聞いております。そのあたりの詰めといいますか国との話し合いはもう済んでおるのかどうかお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 建設部長。


○建設部長(井本 雅士) スケジュール的には、前も言いましたけれども、本年度都市計画決定を打ちまして事業認可を得て対応するということになります。この計画の事前の協議といいますのは県の方とも済ましておりますので、あとは都市計画の決定を打って事業認可を得て粛々と前に行くのかなというふうに思っております。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) それでは、次に行かせていただきます。コウノトリの野生復帰についてでございますけれども、野生化というのはもう定義があると、増殖と同時にそのもとあった地域に定着させ、もともとコウノトリは人里に住んでおったわけですからそこで住むということですけれども、試験放鳥のこの意味がもう一息ちょっと説明がいただきたいと思うのは、当然私は初めはえさをとることができないと思うわけです。それで、毎日のように係の方がそういうものを用意して、だんだんとなれていくのを待つという、そういうようなことであろうかと思うわけですけれども、冬場なんかはえさが非常に減少して雪の中ではとてもとることもできないということが生まれてこようかと思うわけですけども、そういう点、今の施設との関係はこれから放鳥された後、どういう関係が続いていくのかお尋ねしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 今、議員がおっしゃいましたように、確かにえさの面での心配はあるわけでして、ことし初めて試験放鳥するという方針は決まったわけですが、放鳥された鳥を受け入れる土壌があるのかどうかといいますと、これは飛ばしてみて実際の状況を見なきゃわからん点もあるわけでございます。そうなりますと、やはり試験放鳥とはいいつつも施設の方でえさを与える場面といいますか、そういうことも一方では考えていくという格好になろうかなと思っております。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 当然状況を見ながらということにならざるを得ないと思うわけですけれども、そういう中でこの環境ということが前面に出ておりますと、いわゆる近所で農業しておられる方、そういう人たちに対する被害が及んだときには私ははっきりと今の段階で補償するということを明確にした方がいいんではないかと、それの方が皆さんの協力もしてもらいやすいと。ずっといろんな資料があります。コウノトリ翔る地域まるごと博物館構想とか、こういうものも読ませていただきました。しかし人間との関係でもし被害を与えたときの弁償といいますか、その補償するということが私は必要ではないかと、それがやっぱり理解をしてもらう上でいいことではないかと、こう考えるわけですけれども、補償の点ではどういうふうなお考えですか。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 今、議員がおっしゃいますように、確かに農家の皆さん方の中にはコウノトリが試験をした場合に被害の心配があるわけでございます。これについては実際に今、野生のコウノトリが飛んでまいって定着をしてるという状況があるわけでして、今現在、このコウノトリ、野生のコウノトリを追いながら実際にことしの田植えの中でどういう行動をとったのかという調査を行ってまいりました。まだ結果は出ておりませんけれども、そういった実際の調査を踏まえてコウノトリが舞い降りる田んぼ評価委員会という組織も県の方で準備されてますので、その実態調査を踏まえて委員会の中で今後の扱いについての検討がされるというふうに聞いております。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 放鳥が9月にあるという段階で、まるごと博物館構想の中で中核施設の用地取得と造成基本計画、こういうようなことが出ておりまして、たしか土地の取得費に1,500万ほど予算がついておったと思うわけですけれども、私はこれはちょっとこの今の放鳥の計画とは矛盾するんではないかと、こんな感じで思って見ております。ということは、あのあたりの土地についてはコウノトリが生息するための大事な土地であるわけですね。そこに物を建ててしまうということは、そのあたりの農地をつぶしてしまうということになるわけですから、いわばみずからコウノトリの環境破壊をするということではないかと、こういうふうに思うわけですけれども、そのあたりの見解をお尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 議員が今おっしゃいましたような点も確かに議論の過程ではございました。ただ、今現在、郷公園に年間16万の方々が見えてるという状況がありまして、そこに何も施設もないわけでございますし、また郷公園がある地域一帯というものは、本当にこのコウノトリが舞い降りる郷にふさわしいようなすばらしい環境を持った地域にしていこうということで、地域の方の取り組みが行われているという現状もございます。そういう中で交流センター的な機能を持ったものを設置をして、そして朝市も現在行われていますけども、そういった朝市の場所もそういった新しくつくる施設の中に持ってきたらどうかなと。決して、一部田を買収をして、そこに建物をという格好になります。建物そのものは今の敷地で駐車場は新しく買った場所につくろうかなという議論をしとるとこですけども、確かに建物がふえるということはそれだけ環境の負荷になる部分もあるわけですが、それが全体として地域づくり、環境を中心にした地域づくりに貢献すると、あるいはよそから見える方々に地域を知ってもらう意味で大きな力を発揮するという部分に期待をしたいなというふうに思っておるところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) こういう施設をつくられるということと野生化ということと、また矛盾があるわけですね。どこに矛盾があるかと申しますと、野生化をするということはどこに飛んでいってしまうかわからないわけですね。1羽このあたりに、あちらこちら飛んでるということで、城崎で見たという議員さんもありました。また私、ある土産物業者の方が、そこらじゅう走り回っとられる方ですけども、円山川の中州で見たと、まだ1週間ほど前に見たと、こういうこともおっしゃってました。ということになりますと、野生化のコウノトリを見せるんではなしにケージの中に入ってるコウノトリを見せるためにそういうものをこしらえていくと、こういうことに結果としてなるわけですね。本当の野生化であればもうどこに行ってしまうかわからないと、北海道のタンチョウヅルのように一定の釧路湿原の中に1,000羽とか、そういうようなことであれば、そこにそういう施設をこしらえても何の問題も起こらないわけですけれども、しかし野生化を目指す中でどこに飛んでいってしまうかわからない、京都府の方に行くかもわからないというような中で、こういうような施設をこしらえとっても本当に人が来ていただけるんかどうかということが一つの大きな問題になるんではないかと、こう思うわけです。


 また、物を売るということは、それが成り立たなくては続かないわけですね。私も今回、この質問をするに当たって、あそこのコウノトリの郷公園に5回行ってきました。朝行ったり、ちょうどタイミングよくえさをやられるとこも見てきました。サギも横から飛び込んできて、えさの取り合いをしておりました。こういう自然環境の中で生き延びてきたシラサギ、アオサギもライバルとしているわけですね。そういう中でこれから放鳥ということが行われていくわけですけれども、成功すればよそに行ってしまう、そういう中で本当にこのここに投資をするということがいいのどうか、ましてや先ほど16万人ですか、おっしゃいましたけれども、やはり物を買ってくれる人がすべてであればいいわけですけれども、あそこの場合は子供会などの一つの勉強する場にもなっておると思うんです。その中にはやはり子供もカウントされておるわけでして、当然購買力は子供にはないわけでして、なかなか物を売るということは、観光業で物を売るということをやっておられる人もありますし、私もわずかなことですけどもやっておりますけども、継続して売るということが大変難しいわけです。そういう意味では、この計画の中にもありますように、地元との密着、これがなかったらなかなか続かないと、こう思うわけです。何万人来るから、10何万人来るからそれで物が売れると、こういうことにはなかなかなりません。そのあたりではよっぽどこの計画というものは慎重にされないと、物を建てたけれども結局その後の処置に困るという、そういうことにもなりかねません。そういう点での計画というか、絶対的なというか、とにかく経営として成り立つというような見込みのもとにこれをやられるのかどうか、そのあたりの計画もお聞かせ願えたらと、見込みですけれども、あくまでも今の段階では、しかしそこまで検討しなくてはこういうことはなかなかやるべきではないと、こう思っております。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) まず、解き放した鳥がほかへ行く可能性があることは当然ございます。ただ私たちは、みんなにその白い鳥を見てほしいということではないわけです。なぜコウノトリが絶滅をしたのか、どういう努力があってここまできたのか、野生化とは何を目指しているのか、そのために具体的な事柄をどのようにしてやっているのか、そのコウノトリにかかわる物語自体を多くの人に知っていただきたいと考えています。鳥だけですと、白い鳥がいて、へえで終わるのがほとんどでありますけれども、私たちは私たちの地域のこの大変な努力と物語をぜひ知っていただきたい、そしてそのことに引かれて、昨年は台風とかあるいは鳥インフルエンザの関係で若干落ちましたけど、毎年2万人ずつコウノトリの郷公園の来訪者がふえてきている。これはさらにふえることが見込まれているところでもございます。そういうことでございますので、仮に鳥がほかのとこに行ったとしても、コウノトリの郷公園に来られる来訪者はむしろふえていく、このように私としては見込んでいるところでございます。


 同時に、そのことと田んぼをつぶすことについての矛盾点についてもご指摘がありましたけれども、環境の取り組みというのは瞬間風速ではだれしもその気になりますけれども、なかなか持続しない。環境をよくする取り組み自体を持続可能なものにするためはそこに経済というものがなければいけない。かつ私たち自身もみずから自立するためには自分たちの地域で何かで食べていかなければいけない。その重要な分野として環境という分野がある。そういった観点から環境経済戦略というものを打ち出しているところでもございます。私たちはコウノトリのために自分で我慢するということではなくて、コウノトリでもって飯を食っていきたい、こういう意欲を持って取り組んでまいりましたので、そのあらわれとして今回の拠点整備を考えてる、まず位置づけとしてはそのようにご理解をいただきたいと思います。


 それで、これがつくれば必ず売れるというものでもないことは承知をいたしております。したがいまして、どういう分野であれば売れるのかということについての検討もいたしてまいりました。現在コウノトリの郷公園の文化館の中に女性1人だけいる小さな土産物といいましょうか、記念品を置く部分がありますけれども、多いときには一月に100万円の売り上げがある、こういうことでございまして、可能性としては十分ある。したがって、どういうものを置くのか、そういった商品の選別あるいは売り方ということに成功するか失敗するかというかぎがあるのではないのかと考えています。いずれにいたしましても、昨年度で16万人、これから実際に放鳥が行われますともっともっとふえる、その人たちを手ぶらで帰していいのか。地域がコウノトリによって潤うということがなければだれもコウノトリの野生化などを本気でやる人はいないだろうと思います。そういった観点からでございますので、ぜひこういう商品を売れば売れるよということについてアドバイスをいただければ、このように考えるところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 今、市長の口から豊岡市の環境経済戦略というようなことも出たと思うわけですけど、私これを見まして、3月というふうに書いてあるわけですね。3月以前の合併までの書類はどこまでが有効でどこまでが有効でないのか、その点がちょっと見まして気になるわけです。4月の1日時点で必要なものは専決で決められたということになっておりますけれども、その他の書類、例えばこういう経済戦略というものの扱いは一体どうなっているのか、私は対等合併という今回はそういう建前になっておりますので、これが有効であるとするなら、先日も出石の議員が人権についての答申が出てると、そういうものも有効になってくるんではないかと、こういうことに話の筋としてはなろうと思うわけですけれども、そういう点でのこの環境経済戦略の有効性というのはどういうことで、全議員にも配付されておるわけですし、そういう点でのこの有効性といいますか、それをお尋ねしたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) ご指摘のとおり合併前につくられたものでありますけれども、合併後に市長に就任しました私の意思として、行政運営の方向として、この環境経済戦略を新市における環境経済戦略の基本にしたい、こういうことを表明いたしたところでございます。ただ、その内容は、今ありますものは、合併後を見据えたとはいいながら合併前の豊岡市を念頭に相当部分書かれておりますから、新市におきまして、つまり合併後、私が市長に就任した後におきまして必要な改正、改善点を加えた上で新しい豊岡市としての環境経済戦略としてオーソライズをしたいと、このように考えているところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) そういう市長の説明ではあるわけですけれども、私はやはりこれは何らかの場で一度セレモニーをしておく必要があったのではないかと、どこかの会議の場でこれの承認を求めておくというようなことが一つ必要ではなかったかと、こういうふうなことを感じるわけです。明確に市長のこの総括説明の中にも、産業を使って豊岡市の環境経済戦略というこの部分の説明が出てきます。やはりこれは今の説明ですとちょっと勇み足というか、そういう面もあるんではないかと、こんな感じもするわけですけれども、私の意思でということだけでいいのかどうか、やはりほかの例えば1市5町の合併の中で、これについてはもうほかの町長さん方も了解済みですよと言われてしまえば我々としては市町長会で決まったことかなと、こういうふうな受け取り方をするわけですけれども、中貝市長個人の意思でということになると少し問題点も残ったままではないかと、こういうふうに思うわけですので、いかがでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 市長。


○市長(中貝 宗治) この環境経済戦略につきましては、まず議会の議決を得るというような筋合いのものではございませんので、行政当局側として今後市政運営するときにどういうものをよりどころにするのかということでございますから、これは市長の裁量の範囲内であるというふうにまず考えております。


 私自身といたしまして、市政運営をしていく上で環境と経済の分野は大変重要だと考え、そのことは市長選挙の過程、あるいはその前でも訴えてきたところでございまして、私はそれを基本にして、この新豊岡市における経済あるいは環境に関する運営をやっていきたい、そのことを私の方針といいましょうか意欲として申し上げたと。ただ中身について多くの方々の意見を聞いた上でよりよいものにするということは当然でございますから、先ほど申し上げましたように、新市全体をもう一度見据えた上で、さまざまな方々の意見もお聞きした上で、正式なものに持っていきたい、そういうことを申し上げたところでございます。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 土地開発公社についてもう1点お尋ねします。兵庫県の町土地開発公社の場合は、大体今までの例を見ておりますと10年ですべて買い戻すという、そういうことになっております。目的があるということと同時に、その年限もはっきりと初めから決まっておったんではないかと、こう思うわけですけれども、そういう今の豊岡市の土地開発公社については、そういういつまでにという運営のされ方をしてないということですか。


○議長(木谷 敏勝) 助役。


○助役(奥田 清喜) 助役、奥田です。


 今おっしゃいましたように、目的もありますし、当然年限としてはその公社の中では10年というのを目途としとる、そういう経過でございます。


○議長(木谷 敏勝) 90番、武田厚志議員。


○議員(90番 武田 厚志) 今、初めて10年ということをはっきりお聞きしたわけですけれども、それであるんなら、なぜこれがきっちりその10年間の間に処分できなかったかということについてはきっちりと議会に対しての説明責任が生じてくると思います。これは今までから、これはもう議会については決算しか報告してないと、こういうようなことであればそれもそれかなと思うわけですけど、今10年間という一つの区切りがあるということを申されましたので、おくれたことについてははっきりとやっぱり議会に報告していただきたいと思います。


 以上、もう時間が来たようですので、質疑を終わりたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 以上で武田厚志議員に対する答弁は終わりました。


          ────────────────────


○議長(木谷 敏勝) 次は、85番、岩崎誠喜議員。


               〔岩崎誠喜議員 登壇〕


○議員(85番 岩崎 誠喜) 85番、岩崎です。(拍手)


 新豊岡市になってから早2カ月余りが経過をしたところであります。野山も一面に緑化し、やがて夏の行楽シーズンを迎えることでしょう。記念すべきこの大きな議場で一般質問をしてみたいと思います。


 それでは、通告に従って質問をいたしますので、誠意のある明快な答弁を期待いたすところであります。


 初めに、携帯電話の不感地帯を解消することについて。携帯電話不感地帯を解消するため、アンテナを設置し、市内のどこからでも会話及び情報がスムーズに得られるようにするべきではないでしょうか。ご存じのように、現在では車の台数を上回るぐらいの利用をされております。ところが、初めにも申し上げましたように、市内において電波の届かない場所が多くあります。また、携帯電話会社もふえてきているのが現状であります。私も数年前から多くの方より何とかできないものかとの声を聞いてまいりました。またメーカーによっては現在の計画について、これ以上エリアを広げないといったことも聞いたところであります。また、近い将来には宇宙回線によって全国のどこからでも通話が可能になるということも聞いておりますが、それではいつごろからといった保証は何もないのであります。何とか早くできないものか、住民と行政が一体となって取り組めば解決ができるものではないでしょうか。このことについて市長はどのような考えを持っておられるのかお尋ねをいたします。


 次に、山林の管理について。昨年の台風23号により甚大な被害など、その周辺を原状を復旧するには時間がかかるものと察するところです。山、川、海との自然がもたらす環境により私たちの生活が成り立っておりますが、今回質問をいたします山林の管理について、まず風倒木の処理によって2次災害を最小限に防ぐためにも、本庁と各総合支所が連携を密にしてやっていただきたいと思うのであります。治水と空気の清浄化を左右し、保有力を保つのが山林、すなわち森林ではないでしょうか。関連であります林道についても多くの箇所が崩壊をしております。では、現在どの程度まで把握ができているのかお尋ねをいたしまして1回目の質問を終わります。あとは自席でお尋ねいたします。


○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。


 市長。


○市長(中貝 宗治) 私のうちも圏外の区域でございまして、帰るのはほとんど夜遅くなりますから、入らないのはむしろ平穏でいいというふうに思っておりますけれども、実際昼間仕事で不感地帯に入りますと仕事にならないという事態がございます。こういった情報格差についてはできるだけ早く解消されることが望ましい、このように私も考えているところでございます。


 とはいいながら、他方で課題もございます。この携帯電話の不感地域をなくすためにはそれなりの鉄塔等を建てなければなりませんけれども、基本的に民間の事業ということでございますので、通信事業者の方におきまして要はペイするかどうかという大変シビアな基準を持っております。こういった山間部でありますと人口は少ないということがございますから、通常ベースではもう全く話にならないというのが実態としてございます。こういった事態を受けまして、総務省の方で補助事業が設けられました。かなり国、県あるいは市町で鉄塔整備について負担をするというふうな制度を設けておりますので、今後これを活用しながら整備することを念頭に検討していきたいと考えております。ただ、その場合でも現行の補助制度のもとでは施設利用の対価として整備費の6分の1を事業者から市町へ支払うということになっておりますので、この負担部分とそこで予想される利益、通信料、こういったものとの比較がなされまして、ペイしないところについては通信事業者はなかなか手を出さないということも実態でございます。


 そういうことで、直ちにすべての社についてすべての地域で携帯の圏外というのをなくするというのは非常に難しい状況にあることもぜひご理解を賜りたいと思います。私たちといたしましては、現在ある制度を利用しながら、例えば産業振興でありますとか観光振興の必要性が特にあるといった場合にはより論拠が出てまいりますから、まずはそういったところを中心に整備を検討してみたい、このように考えてるところでございますのでご理解賜りたいと思います。


 その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。


○議長(木谷 敏勝) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 風倒木の処理に関係をいたしまして、いわゆる本所と各総合支所との連携という問題でございますが、全くの初期段階におきましては、やや農地、農業用施設ですとか、あるいは治山でございますとか、そういうものの対応に力をとられまして着々といかなかったというような点もこれはあったというふうに思っておりますが、しかし合併後、農地、農業施設等の一応のめどがつきました段階以後は、ご指摘の件につきましては、本所と各総合支所との間はもちろんでございますし、北但東部森林組合、あるいは県の担当課とも十分打ち合わせ、連携を密にいたす中で最優先に取り組むべきその箇所を抽出をいたしまして、さらに順次計画的に推進をしているというふうに思っております。連携はとれておるというように理解をいたしております。


 それから、林道の被災状況の把握ということでございますけれども、これにつきましては、すべて把握しておるつもりでございます。


 以上のとおりでございます。


○議長(木谷 敏勝) 85番、岩崎誠喜議員。


○議員(85番 岩崎 誠喜) 85番。


 私から、本日は大変暑い日でありましたので、答弁もできるだけ短く簡潔にしていただきたいと思います。


 既に携帯電話不感地帯を解消することについて前にも議員がお尋ねになっておりますが、少し角度を変えて質問をいたします。携帯電話の機種について、少し略しますが、ドコモ、エーユー、ツーカー、ボーダ等、数あります、数社ありますが、例えば非常に通話料金が高い会社もあります。また反面、利点もあると思いますのは、携帯電話の番号を変えずにどのメーカーからでも利用ができるといった制度が2006年にはできる見通しとなっているというようなことも聞いております。いわゆるポータビリティ、すなわち持ち運びとか継続といった意味だそうであります。このことをご存じでしょうか、お尋ねします。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 今初めてお聞きをして知りました。


○議長(木谷 敏勝) 85番、岩崎誠喜議員。


○議員(85番 岩崎 誠喜) 85番。


 デジタルデバイドの解消として移動通信用鉄塔施設整備事業という計画がされていましたので、先ほど市長もいろいろと詳しく申していただきましたけれども、既にこれは数年前に浜坂町が大きな鉄塔を建てております。これがすなわち移動通信用鉄塔整備事業ということでかなりいろいろと目的があったのが、現在はこれはそういう対象には少しほど遠いようなことも聞いておりますが、いずれにしましても、私のところでも最初にはツーカー、それから最近になりましてエーユーというようなことが50メートルの近距離にそういう競争のようなことをやっております。


 その点におきまして、各会社がそれぞれ競争をしてやってもらうのは結構なんですが、それを1軒に数人おりますと、1人が2台持てば、それは金額もしくは電話の通話料というものが非常に家計を圧迫し、本当に財政どこじゃない、我が家の財政が厳しくなりますといったようなことでございます。このようなことを少しどういうことを考えておられるのか、簡潔にお願いします。


○議長(木谷 敏勝) 企画部長。


○企画部長(神尾與志廣) 議員さんのご質問は全社について利用できるようにすべきということなんですけども、市長が申し上げましたように、基本的には民間の企業でございまして、採算性を問うとるわけですね。だから今、競争という話もありましたけども、基本的には相手方が入ってる場所についてはもう入らないというのが原則になっております。したがって、すべての、全社が利用できるようにすべきということがあるんですが、なかなかこれは難しいなと、企業の論理って難しいなというふうに思っております。


○議長(木谷 敏勝) 85番、岩崎誠喜議員。


○議員(85番 岩崎 誠喜) それでは、風倒木についてお尋ねをします。台風23号により被害を受けた竹野町森本区の神社の一部を紹介しますと、これはヒノキ60年生約120本を伐倒処理をしたそうでございます。これは近くの人、またそこを通る多くの方からこれは2次災害を防ぐため区長さん、区の役員により処理費数十万円を出して、区の単独で処理をされました。理由は、対応が遅いということでありますので、9月のいろんなまた台風関係でも水が出るようなことで山が崩壊するようなことがありましたので、苦慮してそういうことをやったところです。こういうことをお考えになって一言。


○議長(木谷 敏勝) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 地元の方で早急な対応を求められて、ルール外ということでされたということについては大変申しわけないというふうには思っておりますが、一応ルール外ということで処理をさせていただいておりますので、ご容赦をいただきたいと思います。


○議長(木谷 敏勝) 85番、岩崎誠喜議員。


○議員(85番 岩崎 誠喜) 風倒木の処理方法も以前に農林部長から聞いたわけですけども、これは養父市でパルプ、またくいに使うようなことも聞いておりますし、北但西部の方でも何かこのような処理をしているということも聞いているところでございます。また、中間処理施設というものがあるのをご存じでしょうか。これはいわゆる竹とか雑木のような根株とか先端の枝の関係でございますけれども、これはいわゆる野焼きとかそういうことのないように森林組合が出石町の奥小野でその中間処理の施設というものを建てております。このようなことをご存じでしょうか。


○議長(木谷 敏勝) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 施設につきましてはよく承知をしておりますが、その施設で処理をいたしますのはいわゆる根株というような意味合いのものではなしに、本来それ以外のものを処理をすると、場合によりましては根株で土のついていないようなものについてもチップ化をするというようなことは聞いております。


○議長(木谷 敏勝) 85番、岩崎誠喜議員。


○議員(85番 岩崎 誠喜) 次は、林道について。これもお尋ねがありましたが、まだ多くの箇所があるのではないでしょうか。先ほどは大体把握はできてるようなことは言われておりますけれども、これはなかなかいわゆる林道と作業道の区分けがつかないような方が大変多いのであります。ですから、あれは林道だと言いますと、いや、作業道でなかったですかと、作業道というのはいわゆるもとに山に返す作業道、ですから林道といいますのは崩壊、崩落、そんなことが起きますと、やはりこれは直していただける、これが林道であります。このようなことで、まだそういう林道とか作業道の区別がつかない箇所が多々あると思うのですけども、このような調査をどこまでやられたのかお答えを願います。


○議長(木谷 敏勝) 農林水産部長。


○農林水産部長(太田垣秀典) 先ほど来答弁をさせてもらいましたけれども、いわゆる林道というのは林道台帳に載せておるものが林道でございまして、その林道台帳に載っているものについて災害復旧が受けられるということでございます。ちなみに竹野町の場合では、林道は全部で23線がございますけれども、それにつきましてはすべて現地確認を終わって、災害復旧の対象になるものについては災害復旧として採択してもらっとるという理解をいたしております。


○議長(木谷 敏勝) 85番、岩崎誠喜議員。


○議員(85番 岩崎 誠喜) ところが、まだ落ちてるのがあるんですわね。ですから、これは区の区有林は区長が報告せないかんというようなことになっておると多分思うのですわ。ところが、これが他の集落の方が林道が行きどまりでどうしようもないというて私も現地を見に行ったんですけども、それは全く報告がされてないというようなことがありましたので、これはやはり報告は区が行政の方に報告するものか、その辺が少し微妙なとこがありましたので、こういうことを申し上げたまでです。(発言する者あり)いや、もうよろしいです、これで。大変行政の方も連日お疲れでしょうから。


 最後に申し上げます。中貝市長さんを始め優秀な職員の方たちですので、私も期待をいたしまして私の質問を終わります。


○議長(木谷 敏勝) 以上で岩崎誠喜議員に対する答弁は終わりました。


          ────────・──・────────


○議長(木谷 敏勝) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認めます。


 よって、本日はこれにて延会することに決定しました。


 次の本会議は明21日午前9時30分から再開することとし、議事日程は本日のものを援用いたしますのでご了承願います。


 本日はこれにて延会いたします。


 ご苦労さまでした。


                午後7時47分延会


          ────────────────────