議事ロックス -地方議会議事録検索-


兵庫県 芦屋市

平成14年 12月 定例会(第4回) 12月02日−01号




平成14年 12月 定例会(第4回) − 12月02日−01号









平成14年 12月 定例会(第4回)



   芦屋市議会第4回定例会を平成14年12月2日午前10時43分に開会

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◯応招し会議に出席した議員(27名)

     1番   灘井義弘      16番   山村悦三

     2番   小川芳一      17番   山田隆博

     3番   西川忠義      18番   青木 央

     4番   山田みち子     19番   松木義昭

     5番   前田辰一      20番   田中恵美子

     6番   山口みさえ     21番   平野貞雄

     7番   大塚美代子     22番   鈴木正三

     8番   徳田直彦      23番   畑中俊彦

     9番   竹内安幸      24番   長谷基弘

    10番   伊藤とも子     25番   山中 健

    11番   中島健一      26番   室井 明

    13番   池内ひとみ     27番   中村修一

    14番   重村啓二郎     28番   都筑省三

    15番   来田 守

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◯不応招議員

          なし

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◯会議に出席した吏員及び委員

    市長            北村春江

    助役            山内修身

    助役            中野正勝

    収入役           岡本 威

    総務部長          倉地弘行

    財務担当部長        深沢裕治

    行政改革推進担当部長    鴛海一吉

    生活環境部長        津田秀穂

    保健福祉部長        花岡啓一

    技監            笹倉雅人

    建設部長          鷲尾 健

    都市計画担当部長      河本憲作

    都市整備担当部長      定雪 満

    水道部長          久内奎吾

    病院事務局長        木戸正行

    消防長           山本孝行

    教育長           三浦 清

    管理部長          佐藤 稔

    学校教育部長        竹本隆彦

    社会教育部長        小治英男

    総務部次長(総務担当)   林 一夫

    総務部次長(企画担当)   杉町 納

    秘書課長          橋本達広

    行政文書統計担当課長    松本 博

    広報課長          大西和昭

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◯会議に職務のため出席した事務局職員

    局長            内山忠一

    次長            前村光俊

    課長補佐          浅野裕司

    主査            田中 徹

    主事            高田浩志

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(中村修一君) おはようございます。

 開会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。

 ことしは、厳しい残暑が続いた後、10月中旬から一気に冷え込み、一足飛びに冬がやってきたような気配でございました。そのせいか背山の紅葉も一段と鮮やかに感じられたところであります。

 さて、9月定例会閉会以降も、決算特別委員会など、議員各位におかれては、ことのほか多忙な日々を過ごされたことと存じますが、本日、第4回定例会が招集されましたところ、お元気で御参集賜り、まことに御同慶に存じます。

 さて、今期定例会には、市長から、教育委員会委員の人事議案をはじめ、一般会計補正予算など重要な議案が提出されており、また、市民の方々からの請願も多数提出されているところであります。

 師走を迎え、ますます多事多忙のことと存じますが、議員各位におかれましては、御健康に留意され、格段の御精励を賜りますようお願い申し上げ、簡単ではございますが、開会のごあいさつといたします。

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(中村修一君) では、これより芦屋市議会第4回定例会を開会いたします。

 まず、市長からごあいさつがございます。

 北村市長。



◎市長(北村春江君) =登壇=おはようございます。平成14年第4回定例会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 山々の鮮やかな彩りは、私たちの目を楽しませてくれていますが、冬の気配を感じさせるころとなりました。議員の皆様には、御健勝で御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 さて、ことしは、ノーベル賞を日本人お二人が受賞するというすばらしいニュースがありました。ノーベル物理学賞の小柴昌俊氏とノーベル化学賞の田中耕一氏のお二人ですが、停滞する日本社会に大きな励ましとなり、私たちに元気を与えていただきました。

 先日、芦屋市役所から南芦屋浜を経由して、甲子園球場までの「阪神なぎさ回廊ウォーク」に参加いたしました。潮風に誘われながら、大阪湾や六甲山など眺望豊かな風景を見ながらのウォーキングは快いものでございました。芦屋キャナルパークが、市民の皆様の憩いの場所として、芦屋市の新名所になることと確信いたしております。

 南芦屋浜では、海洋町に建設されております第1期住宅分譲の戸建て住宅の販売が始まりました。モデルハウスの事前内覧会にも多くの方が参加されたとのことでございます。兵庫県企業庁によって、安全・安心・魅力を高めるため、防災、福祉、環境等に配慮した人間サイズのまちづくりが進められておりますが、さらに南芦屋浜の整備が推進されるよう強く要望しております。

 ところで、先月、芦屋市自治会連合会の主催で「まちづくり懇談会」を開催していただきました。3日間で100人を超える市民の皆様の御参加があり、芦屋市政について忌憚のない御意見を拝聴させていただきました。市からも、財政状況や復興状況を説明しつつ、厳しい財政運営への市民の皆様への御理解と御協力をお願いをいたしました。御意見の内容や市の回答につきましては、広報紙やホームページ等で報告させていただきますが、市民の皆様の芦屋市への熱い思いを感じることができました。御参加いただきました市民の皆様、芦屋市自治会連合会の役員の皆様をはじめ、関係各位の御尽力に深く感謝申し上げているところでございます。

 さて、このたびの定例会では、人事案件や条例の一部改正、補正予算等の議案12件を上程させていただいております。

 議員の皆様におかれましては、何とぞ慎重な御審議をいただき、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。

 ありがとうございました。

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(中村修一君) これより本日の会議を開きます。

 日程に先立ち、諸般報告いたします。

 監査委員から、10月7日付、芦監報第11号及び11月6日付、同第13号をもって、例月現金出納検査の結果報告がありましたので、それぞれ各位の連絡箱に配布いたしました。

 御清覧願います。

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(中村修一君) では、日程に入ります。

 日程第1。今期の会議録署名議員の指名を行います。

 署名議員には、2番小川芳一議員と20番田中恵美子議員にお願いいたします。

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(中村修一君) 日程第2。会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から12月20日までの19日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

    〔「異議なし」の声おこる〕



○議長(中村修一君) 御異議なしと認めます。

 よって、会期は19日間と決定いたしました。

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(中村修一君) 日程第3。第54号議案、平成13年度芦屋市各会計決算の認定についてを議題といたします。

 決算特別委員長の報告を求めます。

 重村議員。



◆14番(重村啓二郎君) =登壇=おはようございます。

 決算特別委員会の審査結果を御報告申し上げます。

 本委員会が付託を受けました第54号議案、平成13年度芦屋市各会計決算の認定につきましては、9月定例会最終日の9月27日の本会議終了後に委員会を開催いたしまして、収入役から決算概要の説明を受け、審査に必要な資料の請求を行いました。

 収入役の概要説明によりますと、13年度決算の特徴は、地方債の許可制限比率が初めて20%を超え、経常収支比率が前年度に引き続いて100を超える状況ということであります。また、監査委員からも、債務負担額が多いことなど、今後も極めて厳しい財政運営が強いられ、市民への影響も大きいので、そのあたりの説明責任と、さらなる経費の節減、合理化に取り組み、非常事態からの早期脱却に努力するよう求められており、市としても、一層効率的な財政運営に努めたいとのことでありました。

 この後、本委員会では、決算内容を精査する期間を置き、10月9日から11日までの3日問にわたり委員会を開催し、請求した資料を参考に、慎重かつ精力的に審査を行った次第であります。

 審査の方法は、昨年同様、歳出を中心に関連する歳入もあわせて質疑を行う方法で行いました。3日問にわたる審査で、質疑の範囲も非常に多岐に及んでおりますので、詳細は委員会記録に譲りまして、ここでは委員から特に申し出のあった項目に限り、意見・要望等、また、討論内容を中心に御報告いたします。

 それでは、一般会計から申し上げます。

 歳出第1款議会費では、特に御報告すべき点はございません。

 第2款総務費では、まず、市税に関連して、委員は、管理職による税の徴収の効果が少ない点を指摘しましたところ、当局から、単に現場に行って徴収するだけでなく、税についての説明や納税相談などトータル的な業務を行う点で、効果があるとの説明がありました。委員からは、再任用制度を用いての徴収プロジェクトチームの検討を要望しました。

 次に、女性センター事業の関係では、委員から、企画事業の充実を望む声があることを紹介し、講座に関しては、女性センターで抱え込まず、他課との連携で充実させるよう要望しました。また、他の委員は、女性センターは市長の公約の大きな柱でもあったが、場所も間借りであり、女性センター長もいないと指摘し、抜本的に見直し、充実を図るべきであると意見を出しました。

 次に、地区集会所に関しては、維持管理費の割に利用率が低く,再考を要する時期ではないかとの指摘がありました。また、あしや秋まつり補助金の関係では、だんじりを維持していく経費を出演料で出している点を確認し、委員は、伝統文化を守る観点から管理費の補助金を出すべきではないかと意見を述べました。

 また、職員の健康管理面に関連しては、特にメンタル面の疾病に対し、労働条件、労働環境等から出てきていることであり、特段の注意を払うよう要望しました。さらに、行政改革で職員の時間外勤務もコスト減の対象となっている点について、単なる経費面だけでなく、職員の健康面からも問題があると指摘しましたところ、当局から、時間外勤務の縮減ということで以前から通達を出していたが、このあたりを考え直し、年次休暇の取得の促進や、事務配分・職員の配置の見直し等を管理職に通知して時問外勤務の縮減に努めているとの答弁がありました。

 次に、第3款民生費では、ノンステップバスの導入についての質疑に、当局から、南芦屋浜については企業庁が全額負担して3台導入している。市の方は南芦屋浜以外の路線で使うということで補助しているが、どの路線かまでは指定していないとの答弁がありました。委員は、市民生活の向上のために、バス路線をどう充実させるかを考える必要があると意見を述べ、市の補助は旧市街地の分というだけでなく、事業者と交渉するときは、どういう地域の住民から要求が上がっているかということを常に念頭に置き取り組むよう強く要望しました。

 また、障害者福祉で来年度から利用者がサービスを選択できる支援費制度が導入されることに関しては、市内には重度身体障害者に対する施設がなく、広域で取り組んでいる施設を利用しながら事業の展開をしていくことになると、当局から見解が示されましたが、委員は、少なくとも重度の障害者が市内でサービスを受けられるよう、いろんな工夫をしながら検討するよう強く要望しました。

 次に、援護資金貸付金の利用者が少ないことについて、手続に手間がかかり借りにくい制度であることを指摘し、利用しやすいように改善を求めました。

 次に、保育所費の関連では、待機児童への対応に関する質疑があり、委員からは、保育所の民営化をやめ、待機児童が50人を超えている現状に合わせ、新たな保育所の建設を検討するよう要望しました。

 次に、第4款衛生費では、ごみ収集の民間委託に関連して、委員から、毎年入札しているが、例えばパッカー車の耐用年数ごとの契約にしてはどうかとの意見がありました。また、瓶の回収に関しては、色別に分別している地域もあり、広めることはできないかとの意見がありました。

 次に、パイプライン施設維持費に毎年相当の費用負担を行っている点に対し、委員は、施設導入後20年を経過し、費用対効果の観点から、施設の更新時期の検討を早急にした方がいいのではないかと指摘しました。

 また、あしや温泉については、利用者増の施策を考えるよう要望しました。

 次に、第5款労働費並びに第6款農林水産業費では、特に御報告するべき点はございません。

 次に、第7款商工費では、委員から、陽光町の生活利便施設が撤退するのではないかとの不安が居住者の中に広がっていると意見を述べ、当局の見解をただしました。当局からは、陽光町の生活利便施設は5年間の暫定施設であり、その後どうするかということについては、現在、関係者と協議をしているとの答弁がありました。さらに委員からの質疑に、ダイエー本体が非常に厳しい状況ではあるが、あの場所に生活利便施設は当然必要であり、それを念頭に置きながら協議していきたいとのことでありました。

 次に、第8款土木費では、道路愛称板の設置に総額3,400万円かかっていることに関して、委員は、必要以上の支出を防ぐため、道路愛称板や安全坊やを含め、単に業者任せにするのでなく、中学校や高校の美術部や市民に制作してもらうなど、市民の参画を考えてはどうかと意見を述べました。また別の委員からも、道路愛称施策はいいが、市民になれ親しんでもらうためなら、60万円の標識を1カ所ではなく、20万円の標識を3カ所につければ認識度が高まる。今から取りかえろとは言わないが、そういうこともぜひ考えてほしいと指摘しました。

 次に、山手商店街舗装改良工事に関しては、車が通るところのインターロッキングは耐用年数等で問題がある。ここだけの問題ではないが、見た目だけでなく、将来の維持管理がどうかということも含めて、今後の設計なり工事に生かしてほしいと要望しました。

 土地区画整理事業費の関係では、中央地区の大桝公園事業について、公園予定地内にある仮設店舗の明け渡しをめぐり、既に工事契約も終わりながら着手できず、長らく時間が経過したことは問題であることを指摘しました。

 また、山手幹線事業については、当局から、事業の必要性を理解して用地買収に応じてくれた権利者や、道路の位置づけを考えると、早期に道路を完成させることが一番いいと考えているとの見解が示されました。これに対し、委員は、トンネル工事だけでも50億円かかるというが、ボーリング調査もできていないし、不確定要素が多く、工事費が膨らむ可能性があると指摘し、また、別の委員からは、残事業費に150億円が必要であり、借金が増大することから、財政面、緊急性等の観点から見直しを求めるとの意見がありました。

 次に、公園緑地費では、街路樹の低木の剪定業務について、委員は、丁寧さに欠ける、花の季節に配慮がない等の苦情が多いと意見を述べ、もう少し気配りのある仕事をするよう業者を指導してほしいと要望しました。また、総合公園に関しては、本市の施策である高度処理水の散水等への利用が、環境事業団のコスト縮減策に挙がっているとの指摘がありました。

 次に、住宅費に関連して、委員から、特定優良賃貸住宅家賃制度について、空き家の家賃が全額市負担になることから、ほかへの転用等を含め、空き家対策の強化を求めました。また、市営住宅の建築年度の古いものは風呂が設置されていない点について、同じ市営住宅でありながら設備面に格差がありすぎると指摘しました。当局の答弁では、家賃に反映しているとのことでありましたが、委員は、古い住宅ほど高齢者が多いという観点から、抜本的な検討を求めました。別の委員からは、市営住宅の管理人が高齢化しており、支障が出ているケースを紹介し、適切な管理ができるような体制にするよう対応を求めました。

 次に、第9款消防費につきましては、緊急避難先に関連して、委員から、市内にある企業の研修所とか寮を避難先にできないかとの質疑があり、当局から、住民の声もあり、一部地域では対応しようと考えているが、全市的にはまだ対応できていないとの答弁がありました。

 次に、第10款教育費では、まず、奨学金制度について、複数の委員から、制度改悪により、この不況下にもかかわらず、前年度と比較して執行額が減少している点を指摘し、市長の教育充実の公約からすれば、公共事業、土木関係のコスト縮減や削減等を考え、この制度を守ってしかるべきではないかとの意見がありました。また、市の財政も大変かも知れないが、市民の財政状況も非常に逼迫した状況にあることを考えて、きめ細かく対応するよう要望しました。さらに委員は、就学奨励費の対象についても、「要保護のみ」では厳しすぎると意見を述べ、生活の実態をよく把握し、調査し、復活させるよう強く要望しました。

 次に、県高等学校改革に絡んでは、委員は、市教委は市立芦屋高校の廃校方針を決定し、学区の見直しを打ち出したが、県・神戸市教委との協議機関の設置もできず、生徒、保護者、中学校現場でも不安が広がっていると意見を述べ、保護者や生徒、現場の状況を考え、早急に対応するよう要望しました。また、別の委員からも、市立芦屋高校の廃校や学区統合については、生徒、市民の意見をよく聞いた上で、今の時点でどう動けばいいかということをもう一度練り直す時期に来ているのではないかと指摘しました。

 次に、セカンドスクールに関しては、委員から、業務委託料が高いのではないか、もっと工夫できないかとの意見がありました。また、委員は、図書館の図書が減るのは非常に残念なことであり、財政難ではあるが、図書館の図書費や学校図書費は削減しないように要望しました。

 次に、第11款災害復旧費では、特に御報告するべき点はございません。

 次に、第12款公債費では、公債費比率が23.9%、起債制限比率が20.2%と飛び抜けて高い点について、当局から、起債制限比率は今後も数年問は20%台になるが、震災を考慮して20%を超えても起債が発行できる特例措置を認めてもらっている。準用再建団体への転落を回避するためにも一般財源の圧縮が必要であり、極力起債を活用し、準用再建団体になるのを防ぐことが重要と考えているとの説明がありました。これに対し、委員から、準用再建団体になるのを避けるためには、大型事業を見直し、借金をふやさないよう転換すべきとの意見がありました。

 次に、第13款諸支出金及び第30款予備費では、特に御報告するべき点はございません。

 続きまして、特別会計について申し上げます。

 まず、国民健康保険事業特別会計では、短期被保険者証や資格証の交付状況を当局に確認し、委員は、やむを得ない事情による国保料滞納者の生活実態を把握し、適切な対応をするよう求めました。

 次に、介護保険事業特別会計では、委員は、介護保険料あるいは利用料の低所得者に対する軽減策について、真剣に道を開いてほしいと要望しました。

 次に、水道事業特別会計では、委員から、芦屋市全体の財政が大きな問題となっている中で、下水道会計でも大体年15億円ほど返済しなければならない状況であり、財政なり企画とよく調整して、本当に緊急性のあるものから行うよう要望しました。

 次に、打出・芦屋財産区共有財産会計では、基金積立金を精道小学校の建てかえに活用できるよう、財産区に諮問するよう要望しました。

 その他の特別会計では、特に御報告すべき点はございません。

 以上審査の後、討論を行いました。

 まず、認定に反対する立場の委員からは、平成13年は汚職問題が発覚し、事件以来、清潔な政治を求める声とともに、公共事業をすべて見直せという世論が市民の中に広がっている。特に総合公園、街路事業、区画整理など、「復興」と名づけた大型公共事業による財政破綻の方向がはっきりしてきたのがこの年度である。財政再建緊急3カ年計画がこの年度から行われたが、特に教育予算が行革の対象とされ、教材費や就学援助費、奨学金など、重箱の隅をつつくように削ってきたというのが特徴である。決算全体では、土木費が192億円と全体の35.5%を占め、その額は教育費の3倍であり、民生費の2.5倍という膨大なもので、これが借金を生み、深刻な財政破綻の方向にさらに進んでいったということを指摘しなければならない。介護保険の引き上げや老人保健については、国の方向も相まった高齢者に対する医療の、もともとの差別的な医療がさらに改悪が進んでいるのは問題である。三条・津知財産区では、六甲山頂の通信施設の問題もあり、本決算に反対するとの意見がありました。

 また、別の委員からは、本市財政の厳しさに対する認識は一致するが、本市の財政構造上、市税の歳入状況はそれほど深刻にはとらえていない。一番の問題は阪神・淡路大震災と言えるが、それに付随して、復興事業の施策展開の優先順位や事業期間等の中に、一つの問題として、多額の起債を発行し、その償還に追われなければならないことが、全国の地方公共団体とは違う本市の財政危機の一面である。市の舵取り、政策的な判断に問題があったということは、この年度だけでないが指摘をしなければならない。13年度は聖域なき見直しを行ったと言うが、未来を担う児童や生徒の育ち行く環境が十分保障されなかったり、福祉や医療の面でも国や県に追随していく姿勢が顕著になった年度であり、本決算に反対するとの意見がありました。

 一方、本案に賛成する立場の委員からは、芦屋市は、大きな災害を被るたびに全国に誇れるまちづくりを進めてきた。今回の震災の復興という部分では、21世紀は、「復興」というものでなく、新しい芦屋を目指してステータスを高めていってほしい。行政改革の中では、委託料などは、単に業者任せにせず、少しでも節約してほしい。戦前の芦屋は市民の力でつくってきたという自負がある。何が何でも補助金を含め行政に頼るのでなく、我々市民も頑張っていきたい。一層の行財政改革を進めることを念願して、本決算に賛成するとの意見がありました。また、適切に予算執行をされたと思うので賛成するが、15年度の予算編成では、市税収入の落ち込みや社会保障費の増加等、従来どおりの予算配分は難しいと思う。13年度の決算をしっかり見つめ編成してほしいと要望する意見がありました。

 また、別の委員からは、厳しい財政状況の中ではあるが、この年度は山手幹線は全線で用地買収、建物移転等を進められた。この上は一日も早くこの事業を完成されることを要望する。三条デイサービスセンターの開設等、本市の高齢者福祉施策の推進、また、平成13年10月1日に「安全な市民生活のための芦屋市民の生活安全の推進に関する条例」が施行されたことを評価する。要望としては、学校図書等の教育費は、なるべく節減しないように強く要望する。道路愛称表示板に見られるように、「芦屋らしさ」という意識はまだまだあると思うが、本気で財政改革を進めるなら、合理化一本でいくしかないと思う。今後も非常事態からの早期脱却に努力し、健全財政運営のもと「第3次芦屋市総合計画」が着実に実現されることを要望し、賛成するとの意見がありました。

 以上、審査の後、採決を行った結果、第54号議案、平成13年度芦屋市各会計決算の認定については、賛成多数で原案を認定すべきものと決した次第であります。

 以上で決算特別委員長の報告は終わりますが、議員各位におかれましては、本委員会の決定に御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。



○議長(中村修一君) 委員長の報告は終わりました。

 ただいまの委員長報告に対し、御質疑ございませんか。



○議長(中村修一君) これをもって質疑を終結いたします。



○議長(中村修一君) では、討論はありませんか。

 平野議員。



◆21番(平野貞雄君) =登壇=日本共産党を代表して、2001年度(平成13年度)各会計決算のうち、一般会計、介護保険会計、老人保健会計、三条・津知財産区会計に対する反対討論を行います。

 一つは、財政運営の問題です。

 市長は、この年の施政方針で「市政施行以来、財政面において最大の危機に直面しています」との認識を示し、3月15日の広報では「芦屋市が倒産の危機に」と書き、また11月の広報では「財政指標は赤信号の点滅」と書きました。では、その認識にふさわしい対応がなされたでしょうか。実際はノーです。総合公園について見れば、地価下落に伴う用地代の縮減など、一部の見直しがされたとはいえ、抜本的な見直しがされることなく事業が進められたのであり、山手幹線についても一層の拍車をかけて事業が推し進められました。市長は、財政危機の原因に、市税収入の減少とあわせて、震災復興事業に多額を要したからだと、まるで自分には責任がないかのような説明を続けています。しかし、このような説明で市民が納得できるでしょうか。さきのまちづくり懇談会でも、旧三条小学校区の自治会役員を務める方から、総合公園建設について、「お金がないときになぜこんな事業がどんどん進んでしまうのかわからない。市長の考えを聞かせてほしい」という率直な疑問が出されておりました。市長は、「決めた当時はまだ財政的に厳しくなく、何とかやっていけるだろうと考えてお願いした。その後急激に財政悪化が進んだ。今、途中でやめると違約金を取られるので、やめられない」などと、説明ともつかない苦しい返答をしておられましたが、私は、これは言い逃れだと思います。

 ことしの10月1日付の広報に掲載された市の資料によりましても、震災の影響を受ける前の1992年度(平成4年度)と翌1993年度(平成5年度)とを比較すると、既にバブル崩壊の影響を受けて、市税収入は急激な減少傾向を見せており、その後、震災による落ち込みの回復過程での増収傾向が一時期あったとはいえ、それでも、1997年度(平成9年度)の最高時にあってなお平成5年度を下回り、翌平成10年度には既に下降線に入っています。市長が総合公園建設の契約を環境事業団と交わしたのは、さらにその翌年であり、まさに財政悪化の中での無謀な決断であったと言わざるを得ません。だからこそ、議会において、我が党も提案者あるいは賛成者となった建設凍結決議や関連予算削減の提案が、この間に繰り返し行われてきたのであり、それに反対した議員の責任とともに、何よりも財政の執行責任者たる市長の責任が厳しく問われなければなりません。市長の甘い財政見通しというよりも、誤った財政見通しと政策判断にこそ、今日の財政危機の真の原因があるということを申し上げておきたいと思います。

 市長は、さきの9月議会で、山手幹線建設とあわせて総合公園建設について、「今後の財政収支見込みは非常に厳しい状況にありますが、全力で取り組んでいるところでございます」と答えています。13年度は、市が「財政再建緊急3カ年計画」と銘打った最初の年でした。その財政運営を一言でいえば、点滅の赤信号を一旦停止もしないばかりか、アクセルを踏み込み、財政破綻への道を全力で突っ走った年だったと言えるでしょう。このような無謀とも言える財政執行を認めるわけにはいきません。

 2つ目は、市民生活の問題です。

 平成13年度(2001年度)は、高齢者医療費の負担増と介護保険料の全額徴収開始に加えて、第3次芦屋市行政改革の初年度であり、市民生活にさまざまな負担と犠牲が押しつけられた年です。その象徴的な事例として、精道小学校建てかえの無期延期方針が出された年度であったことは、関係者にとって忘れることのできないことです。市民負担の強化では、家電ごみの有料化に加えて、すべての粗大ごみ有料化が持ち込まれました。高校・幼稚園の授業料、保育所保育料の引き上げ、奨学金や就学奨励費の縮減、このほかに別会計ではありますが、市生活を直撃したものとして、水道料金の23%値上げがありました。教育予算の削減では、例えば、小学校の教材器具費において、震災前の平成5年度の決算額が8,152万8,000円であったものが、平成13年度には641万5,000円と10分の1以下に減らされてしまっております。この間に幾たびも指摘してきたように、このような予算の削減が、これを補う学校現場での努力を考慮に入れても、なお子供たちに影響がないとは言い切れません。1点目で指摘したいわば失政によるつけを市民に転嫁し、さらに開発を推し進めるために市民を犠牲にする。このような行革の財政執行を認めることはできません。

 3つ目は、市政の民主的運営にかかわる問題です。

 その1点目は、汚職究明と再発防止への市長の姿勢です。

 この年度の初めに、市長から「事件調査報告書」が提出されました。しかし、その中身は、至るところに「富田前助役の積極的関与について、事実は確認できなかった」という記述が出てくるもので、前助役をかばうものとして、議会内外から厳しい批判が上がったのは言うまでもありません。ここには、市長所属の法律事務所から弁護士が派遣されたことを持ち出すまでもなく、市長の政治姿勢が色濃く反映していると見るのが当然です。そのことが岩園小学校建てかえ工事や、若宮町市営住宅建設工事の入札において、予定価格100%で落札された問題でも、まともに調査しようとさえしなかったことにつながっているといえます。

 このような責任感希薄な政治姿勢は、今年度に入って提出されたまとめの報告書において、「事件に対する市長等の責任問題については、監督責任として、給与の減額措置を講じたところであり、また、政治責任については、市民の信頼を回復し、震災復興事業等を着実に遂行していくことが市民の皆様に対して責任を果たしていくことになるものと考えている」と締めくくるまで一貫しているものです。みずからの責任は、給与減額で事足れりとして、信頼回復を口実に、市民が求めもしない大型土木開発に一層の拍車をかけるなど、もってのほかと言わねばなりません。

 2点目は、教育行政の問題です。

 この年の10月に開かれた教育委員会は、市立芦屋高校の廃校と神戸第1学区との高校学区統合の方針を、教育委員の一人から出された動議によって、一言の議論もなく決めてしまいました。子供たちの教育、進路にかかわる問題を全くの議論なしに決めるという非民主的運営は、断じて許されるものではありません。当局は、それまでに事務局で検討、教育委員協議会という非公式・非公開の場で委員の意見を出し合ったと言いますが、公式の場での議論をせずに、また、方針決定までに関係者、市民から直接に意見等を聞くこともなく、市民に隠れた議論で事足れりとするのは、みずからの責任を投げ捨てる教育委員会の自殺行為に等しいものと言えるものであり、芦屋市教育委員会の歴史に重大な汚点を残すものです。

 この教育委員会開催に先立って、私は、市立芦屋高校廃校、神戸第1学区との高校学区統合との答申を出した「芦屋市学校教育審議会」の会議録の公開を求めましたが、教育委員会は、肝心の部分を非公開とする決定を行いました。この不当な決定については、公文書公開審査会に対する私からの異議申し立てによって、基本的にはただされましたが、それにもかかわらず、教育委員会は、その後に開かれたこの年度最後の議会でありますことしの3月議会において、「会議録の非公開について、教育委員会の判断は妥当なものであったと考えております」などと、全く反省ない、開き直りとも言える答弁を行っています。これは、非公開の是正を求めた公文書公開審査会への挑戦とも受け取れるものであり、情報公開を求める市民に対する極めて不遜な姿勢として、今からでもその撤回を強く求めておくものです。

 以上、一般会計、老健会計、介護保険会計に関して、3つの問題点から討論を行いました。

 最後に、三条・津知財産区会計についてですが、防衛施設庁に貸与された敷地に建つ自衛隊通信基地は、IDDNという高度化された軍事情報通信網を構成する施設であり、小泉内閣が法制化に執念を持っている有事立法のもとで、日米共同作戦体制に組み込まれ、我が国の平和と安全にとってむしろ障害となるものであり、市民の平和と安全を守るべき自治体として、貸与契約を解除し、基地撤去こそ目指すべきであります。

 以上申し上げて、一般会計をはじめ、4会計決算に対する反対討論といたします。



○議長(中村修一君) ほかに討論はございませんか。

 前田議員。



◆5番(前田辰一君) =登壇=第54号議案、平成13年度(2001年度)芦屋市各会計決算の認定について、新社会党を代表いたしまして、反対の立場から討論をいたします。

 一般会計、老人保健医療事業特別会計、介護保険事業特別会計について反対でございます。

 2001年度は、本市のまちづくりに当たって、どのような年度であったでしょうか。長引く不況は、国や地方公共団体の財政運営に、そして、何より働き、生計を立てる者にとって、厳しい労働実態と生活苦はより深化し、後半に生存の不安定さが増した年でありました。このような生存の危機が深まり行くもとでこそ、その地域住民の命と生活を守ることこそ、自治体の使命があると考えます。しかし、本市の財政運営に、この使命に向き合い、答えを出すことができたでしょうか。行政は、何より本市の財政運営の厳しさを繰り返し、ことあるごとに行政改革の実施を呼びかけています。

 本市財政の特徴は、委員会審査でも指摘をいたしましたが、市税収入などの伸びということは決して深刻なものではなく、現下の経済状況の指数に連動する形で推移している状況であります。他自治体と比較しても、決して特段厳しい状況下にあるとは言えません。バブル崩壊後の新自由主義経済下の当然の帰結として、経済状況下にあるに過ぎないのであります。本市の硬直的財政問題は、震災後の多額起債への償還と復興事業の積極的展開による投資経費の負担にあえいでいるに過ぎません。震災復興を否定する人々はいないかもしれません。しかし、問題は、だれのための、何のための、何をなすための復興事業であったのか。その事業・施策展開時期とスピード、投資経費と効果を問題にしなければならなかったのではないでしょうか。市長や行政側の政策、政治判断こそが求められなければならなかったということではないでしょうか。

 また、震災復興事業での多額起債の問題についても、確かに現法制度下でのクリアしなければならない問題があることは歴然たる事実であったとしても、被災市だから発信できることがあるのではなかったでしょうか。市長は、全国初の女性市長として華々しく登場され、震災時の不眠不休の奮闘をされた震災市長として、また、復興事業を確かなものにしていく舵取りを負託された市長として、その任に当たっておられたと自負されていると思うのでありますが、だからこそ、法制度にないものは法整備を求め、震災という多くの市民が命を、財産を、住む家を奪い尽くされ、その再建に立ち上がっている状況下で、地方が国を変えていくその政策・施策の展開こそ求められ、期待をされていたのではないでしょうか。

 このような市政運営の中にあって、この年度は、私どもが当初に問題指摘をしてきた総合公園事業の見直しは、環境事業団折衝や、国、県などの関係機関との協議においても、舵を切れる最後の年度であったと思います。しかし、当局は違約金問題に終始をし、具体の協議を検討されたとは言えないのであります。今後の市政運営に禍根を残すことは明らかと指摘をしておきたいと思います。また、山手幹線事業においても、広域性・防災性の観点からの強調はあっても、財政的観点から検討されたことはありません。今、事業が国費と起債で執行されることを有利点に強調されますが、供用開始とともに起債償還という火の車が追走してくること、環境問題が発生することが強調されることはありません。このように、この年度は、今後の本市行財政運営の舵取りの転換ができる最後のチャンスが与えられていたにもかかわらず、変化なき年度として経過した点を強く指摘をしなければなりません。

 市民生活の面においても、例えば、行政改革として、県の行財政改革方策に沿う形で、老人医療費助成制度における所得基準の見直しの結果、高齢者に深刻な事態や悲痛な声があることも指摘をしておきたいと思います。

 教育の面においては、芦屋市学校教育審議会答申を受ける形で、教育委員会において、市芦高廃止、学区問題に対する方針決定がなされましたが、この間、本会議質問でも私どもが明らかにしてきたように、教委として何ら答申に関する諸問題の検討、審議は行わず、会議の事務当局のメモすらないというありさまでありながら、方針決定に至るスケジュール協議のみに専念したということが明らかになっています。また、当期の教育委員長は、審議会答申に至る協議内容は何ら知る必要がないという暴論さえ通しました。

 このような協議経過が、県、神戸両教委との協議機関設置に道を閉ざし、生徒や保護者、学校現場に混乱と不安を惹起していることなど、猛省を強く求めたいと思います。また、現在、生徒・保護者の立場に足った正しい認識と状況の把握のもとで再検討を行われることを強く求めておきたいと思います。

 他の討論につきましては、先ほどの決算特別委員会委員長に意見、要望として詳しく触れられておりますので、割愛をしたいと思います。

 以上反対討論といたします。



○議長(中村修一君) ほかに討論はありませんか。

 山村議員。



◆16番(山村悦三君) =登壇=第54号議案、平成13年度一般会計並びに各会計決算について賛成の立場で討論をさせていただきます。

 まず、大型事業が芦屋市の財政を圧迫しているという御意見もありますが、私は、今後の芦屋に明るい見通しといたしまして、先ほど市長さんのあいさつの中でも触れておられましたように、芦屋浜沖地区の住宅の建設が今進められており、なお既にもう販売もされようとしているところでございます。そうした中で、内覧会には多数の人が訪れたというようなことが市長のあいさつの中で語られております。そうしたことで、これは将来の希望的数値ではありますが、18年度には約四億数千万円の税収を一応希望数字としては考えられております。そしてまた、人口があそこに張りつきました折には、平成26年度になりますが、14億円強の財政収入が、これも希望数値ではありますが、見込まれるところであります。

 そうした意味におきまして、私は、この芦屋の総合公園、また芦屋の沖地区の開発が、芦屋の今後の将来の明るい起爆剤になるものと考えるところであります。

 そうした意味におきまして、私は、この54号議案、賛成討論とさせていただきます。



○議長(中村修一君) ほかに討論はありませんか。



○議長(中村修一君) ないようですので、これをもって討論を終結いたします。



○議長(中村修一君) これより採決いたします。



○議長(中村修一君) 第54号議案、平成13年度芦屋市各会計決算の認定について。

 本案は認定することに賛成の方、起立願います。



○議長(中村修一君) 起立多数であります。

 よって、本案は認定されました。

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(中村修一君) 日程第4。第55号議案以下、市長提出議案12件を一括して議題といたします。

 提案理由の説明を求めます。

 市長。



◎市長(北村春江君) =登壇=ただいま上程をいただきました各議案につきまして、順次その概要を御説明申し上げます。

 まず、第55号議案は、教育委員会委員の任命につき市議会の同意を求めることについてでございます。

 本市教育委員会委員のうち三浦 清委員の任期が、平成14年12月4日をもって満了するため、後任について慎重に考慮いたしました結果、神戸市垂水区西舞子9丁目16番地28号にお住まいの藤原周三氏を適任と認め、教育委員会委員に任命いたしたいと存じます。

 つきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定によりまして、市議会の御同意を求めるものでございます。

 次に、第56号議案は、人権擁護委員の候補者の推薦につき市議会の意見を求めることについてでございます。

 本市地域の人権擁護委員であります植田勝博委員の任期が、平成15年2月28日をもって満了となりますので、引き続き植田勝博氏を次期委員に推薦いたしたいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、市議会の御意見を求めるものでございます。

 次に、第57号議案は、芦屋市立休日応急診療所条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。

 健康保険法の一部改正に伴い、条例で引用する健康保険法の条項を改めようとするものでございます。

 次に、第58号議案は,芦屋市同和対策審議会条例を廃止する条例の制定についてでございます。

 地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律が、本年3月31日で失効し,同和対策については一般施策に移行されたこと、また、本年5月に策定いたしました「芦屋市人権教育・人権啓発に関する総合推進指針」に基づき、今後、人権教育・人権啓発に関する施策を総合的に推進していくことなどによりまして、芦屋市同和対策審議会条例を廃止するものでございます。

 次に、第59号議案は、阪神間都市計画事業芦屋西部第二地区震災復興土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例の制定についてでございます。

 震災復興土地区画整理事業に係る清算金を分割して徴収する場合の利子の利率の見直し、及び、清算金を納付期日までに納付できない特別の理由があると認められる場合において、当該清算金に係る延滞金の減免措置を講じるものでございます。

 次に、第60号議案は、芦屋市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。

 本市におきましては、これまで南芦屋浜地区と楠町西地区の都市計画決定をしておりましたが、新たに浜風町南地区の地区計画を都市計画決定したことに伴い、地区整備計画区域の追加等をしようとするものでございます。

 次に、第61号議案は、芦屋市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。

 本年4月1日に水道法の一部を改正する法律が施行され、ビルやマンション等の貯水槽水道の適切な管理を促す観点から、水道事業者及び当該貯水槽水道の設置者の責任に関する事項を定めることとされたことに伴い、この条例を制定するものでございます。

 次に、第62号議案は、平成14年度芦屋市一般会計補正予算(第2号)でございます。

 まず、歳出につきましては、民生費では、受給対象者の増加により、児童手当を1,767万5,000円増額しております。

 衛生費では、老齢人口及び受診率の増加により、老人健康審査委託料を646万8,000円増額しております。

 土木費では、下水道事業特別会計繰出金を99万3,000円増額しております。

 次に、歳入につきましては、主な理由として、児童手当及び老人健康審査委託料の増額による国庫負担金、県負担金の増額及びこれに伴う財政基金繰入金の増額によるものでございます。

 以上によります補正予算の合計額は、歳入歳出予算それぞれ2,513万6,000円を追加するもので、補正後の歳入歳出予算の総額はそれぞれ449億7,234万1,000円となります。

 次に、第63号議案は、平成14年度芦屋市下水道事業特別会計補正予算(第1号)で、宮川第1排水区雨水管布設工事費ほか2件に係る補助対象事業費が追加されたことによるものでございます。

 これによります補正予算の合計額は、歳入歳出予算それぞれ2億1,380万円を追加し、補正後の歳入歳出の予算総額はそれぞれ44億4,780万円となり、あわせて地方債についての補正を行うものでございます。

 次に、第64号議案は、財産の処分についてでございます。

 芦屋市三条・津知財産区所有の物件を、六甲山系砂防事業北畑地区山腹工事に必要となる砂防施設用地として、国土交通省へ処分するものでございます。

 次に、第65号議案は、訴えの提起についてでございます。

 市営住宅家賃を長期にわたり滞納している相手方に対し、訴えにより市営住宅の明け渡し並びに滞納家賃及び家賃相当額の損害金の支払いを求めるものでございます。

 次に、第66号議案は、市道路線の認定についてでございます。

 南芦屋浜地区第1期住宅区域内の道路整備に伴い、新たに8路線を市道として認定するものでございます。

 以上、上程をいただきました議案12件の概要について御説明申し上げました。

 何とぞ慎重に御審議の上、御議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(中村修一君) 提案理由の説明は終わりました。

 都合により、第55号議案と第56号議案の人事案件2件を先議いたします。

 お諮りいたします。

 両議案は、慣例により、議事を省略し、直ちに討論、採決を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。

    〔「異議なし」の声おこる〕



○議長(中村修一君) 御異議なしと認めます。

 よって、さよう決しました。



○議長(中村修一君) では、両議案を一括して討論はございませんか。



○議長(中村修一君) これをもって討論を打ち切ります。

 これより採決いたします。



○議長(中村修一君) 初めに、第55号議案、教育委員会委員の任命につき市議会の同意を求めることについて。

 本案は、原案に同意することに御異議ございませんか。

    〔「異議なし」の声おこる〕



○議長(中村修一君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は同意されました。



○議長(中村修一君) 次に、第56号議案、人権擁護委員の候補者の推薦につき市議会の意見を求めることについて。

 本案は、原案に同意する旨の意見を付することに御異議ございませんか。

    〔「異議なし」の声おこる〕



○議長(中村修一君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は同意する旨の意見を付することに決定いたしました。



○議長(中村修一君) では、残りの議案に対して質疑を行います。

 まず、第57号議案から第61号議案までの条例関係5件を一括して御質疑ございませんか。



○議長(中村修一君) これをもって質疑を打ち切ります。



○議長(中村修一君) 次に、第62号及び第63号議案の補正予算2件を一括して御質疑ございませんか。



○議長(中村修一君) これをもって質疑を打ち切ります。



○議長(中村修一君) 最後に、第64号議案から第66号議案の財産の処分について等3件を一括して御質疑ございませんか。

 前田議員。



◆5番(前田辰一君) =登壇=1点、第65号議案、訴えの提起についてをお尋ねをいたしておきたいというふうに思います。

 この議案は、市営住宅の明け渡し等の請求事件でありますけれども、相手方として3名の方が列記をされておりますけれども、この3件の中で、現に入居確認がされている世帯があるのかどうかということが1点と、議案の4で、事件に関する取り扱いという項で、「上訴、和解その他本件処理に関する事項は、市長に一任する」というふうに議案提起をされておりますけれども、過去この市営住宅の明け渡し等にかかわる請求事件で、議案提案がされ、その会期中に当該の入居者と話し合いがついたということで、議案の取り下げ等がなされて、訴訟に至らなかったという経過があるわけでありますけれども、この事件に関する取り扱いということの中で、一番望ましいのは、過去にあったような形で話し合いがつくというのが一番望ましいというふうに思うわけですけれども、議会議決を行った後というものは、必要条件として、提訴しなければならないということが要件として課される、その期間中に入居者と話し合いがまとまるということにおいて訴訟を提起しないということの条件も市長に一任をされるという法解釈がなされるのかどうかという点について1点お尋ねをしておきたいというふうに思います。



○議長(中村修一君) 答弁を求めます。

 中野助役。



◎助役(中野正勝君) =登壇=前田議員の提訴の関係の質問のうち、1点目の入居確認でございますが、1名の方につきましては、御本人とお子さんと御主人の4人家族でございます。

 それと、2点目の方は、お一人で入居をなさっていらっしゃいますが、不在が多いということでございます。

 それから3点目も、当初はお二人で入居をなさっておられましたが、現在のところは一人でございます。この方も長期にわたる不在が確認をされております。

 それから、本件の和解の件についてでございますが、御承認をいただいて、手続に入りました段階には、原則的には和解に応じないというふうなスタンスで進めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(中村修一君) これをもって質疑を終結いたします。



○議長(中村修一君) では、ただいま質疑を行いました各議案につきましては、総務常任委員会に第62号議案と第64号議案の計2議案を、文教公営企業常任委員会に第61号議案を、民生常任委員会に第57号議案と第58号議案の計2議案を、建設常任委員会に第59号議案、第60号議案、第63号議案、第65号議案及び第66号議案の計5議案をそれぞれ付託いたします。

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(中村修一君) 日程第5。請願第47号から第51号までの請願5件を一括して議題といたします。

 事務局に請願趣旨を朗読させます。

    〔議案朗読〕



○議長(中村修一君) では、ただいま議題となっております請願5件につきましては、総務常任委員会に請願……。



◆22番(鈴木正三君) 議長、議長。



○議長(中村修一君) 何ですか。



◆22番(鈴木正三君) 議事進行でもあるんですが、一言申し上げたいことがありますので、この請願について。



○議長(中村修一君) どういうことですか。



◆22番(鈴木正三君) 請願の書式というのかな、これから付託されて……。よろしいかな。



○議長(中村修一君) どうぞ。



◆22番(鈴木正三君) 近年、ちょっと年寄りの冷や水と言われるかわからんですけれども、この請願、今回5件あるんですけれども、どうも要件というかな、書式上ね、例えば、議員さんにしても漢字で署名したり、ひらがなでしたりしてますわな。あるんですわ。それからもう一つ、請願者の印鑑がないというのがあります。それからもう一つですが、紹介議員、これは請願者にかわって紹介し、あるいは議会で説明をしていく立場にあるんですけれども、請願者はほとんど署名、捺印しているけれども、サインだけでいいというならいいんですが、紹介議員に印鑑がないということがあります。それから請願者で、請願者の中に印鑑がないというのがあります。

 これは、その辺の要件をちゃんと満たさないというのは、請願者に対するこの誠意がないというふうにとられてもいたし方ないですし、議会として、市民にかわって審査するということでは、これは緊張感がちょっとなさ過ぎるのじゃないかなと。かつて請願者に印鑑がないということで、議論をした末、委員会で審査されずじまいで終わったことも、私の長年の議員経験の中であるわけですから、一度この辺でこういうことを精査されて、今後、議長としては注意をされてはいかがなものかと。議員さんの名前が漢字であったり、今回もありますわな。漢字であったり、ひらがなであったり、それから、請願者に、名前はありますけれども、団体名もありますけれども、一つですけれども、これ印鑑がない。それから、紹介議員も市民への誠意を見せるというかな、緊張感を持つという意味では、サインして、署名して捺印するべきではないかと、このように思いますので、一言申し上げたいなと、こういうことです。

 以上です。



○議長(中村修一君) ご意見として賜っておきます。

 それでは、議事を続行いたします。

 総務常任委員会に請願第47号を、文教公営企業常任委員会に請願第50号を、民生常任委員会に請願第48号と第49号の計2件を、建設常任委員会に請願第51号をそれぞれ付託いたします。

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(中村修一君) 以上をもちまして、本日の日程は終わりましたので、これをもって散会いたします。

 次回は、12月10日に開催いたします。午前10時に御参集願います。

 どうも御苦労さまでございました。

    〔午後0時05分 散会〕

   −−−−−−−−−−−−−−−−−−

    (三浦教育長退任あいさつ)

    〔午後0時15分 退場〕