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兵庫県 芦屋市

平成18年 10月 臨時会(第4回) 10月17日−01号




平成18年 10月 臨時会(第4回) − 10月17日−01号









平成18年 10月 臨時会(第4回)



   芦屋市議会第4回臨時会を平成18年10月17日午前10時01分に開会

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◯応招し会議に出席した議員(24名)

     1番   大久保文雄     13番   山村悦三

     2番   畑中俊彦      14番   山田みち子

     3番   重村啓二郎     15番   灘井義弘

     4番   幣原みや      16番   田中えみこ

     5番   伊藤とも子     17番   平野貞雄

     6番   前田辰一      18番   徳田直彦

     7番   山口みさえ     19番   帰山和也

     8番   木野下 章     20番   都筑省三

     9番   田原俊彦      21番   長野良三

    10番   寺前尊文      22番   青木 央

    11番   中島健一      23番   小川芳一

    12番   来田 守      24番   松木義昭

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◯不応招議員

          なし

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◯会議に出席した吏員及び委員

    市長            山中 健

    助役            岡本 威

    収入役           花岡啓一

    総務部長          佐藤 稔

    行政経営担当部長      鴛海一吉

    財務担当部長        渡辺道治

    生活環境部長        高嶋 修

    保健福祉部長        浅原友美

    技監            池村和己

    建設部長          定雪 満

    都市計画担当部長      佐田高一

    水道部長          小野政春

    病院事務局長        里村喜好

    消防長           藤井 清

    教育長           藤原周三

    管理部長          三栖敏邦

    学校教育部長        車谷博己

    社会教育部長        松本 博

    総務部次長(総務担当)   今倉 明

    総務部次長(行政経営担当) 青山 学

    秘書課長          磯森健二

    文書・行政担当課長     北口泰弘

    広報課長          久堀英次

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◯会議に職務のため出席した事務局職員

    局長            前村光俊

    議事調査課長        浅野裕司

    主査            和泉健之

    主査            高田浩志

    主事            石橋謙二

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○議長(長野良三君) おはようございます。

 開会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。

 初めに、先月30日から開催されておりました、のじぎく兵庫国体、それに引き続きまして、のじぎく兵庫大会、昨日、成功裏に終わりました。

 本市で開催されました、カヌー、それからライフル、それらを通じて全国民に感謝の念を持って震災から復興した芦屋市の姿を伝えることができました。これもひとえに、大会の運営に御協力賜りました市民ボランティアの皆様、それから多くの関係者やら市職員の御協力のたまものと、ここに改めて感謝の念を表する次第でございます。本当にありがとうございました。

 さて、今期の臨時会は、市民からの直接請求に伴う条例改正案などを審議する臨時会でございます。議会の構成にかかわる重要案件でもございますので、より一層、慎重に審査いただくとともに、議会運営におきましても格段の御協力をお願い申し上げ、開会のごあいさつといたします。

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○議長(長野良三君) では、これより芦屋市議会第4回臨時会を開会いたします。

 まず初めに、市長からごあいさつがございます。

 山中市長。



◎市長(山中健君) =登壇=おはようございます。

 議員の皆様におかれましては、大変お忙しい中を第4回臨時会に御出席くださいまして、ありがとうございます。

 このたび、市民の方から、芦屋市議会議員定数条例改正の直接請求があり、地方自治法第74条第3項の規定により、議会を招集したものでございます。何とぞ慎重に御審議いただきますようお願いを申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

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○議長(長野良三君) これより本日の会議を開きます。

 日程に先立ち諸般報告をいたします。

 監査委員から、10月11日付、芦監報第10号をもって、例月現金出納検査の結果報告がございましたので、各位の連絡箱にお配りしております。

 御清覧願います。

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○議長(長野良三君) これより日程に入ります。

 日程第1。今期の会議録署名議員の指名を行います。

 署名議員には、3番重村啓二郎議員と14番山田みち子議員にお願いいたします。

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○議長(長野良三君) 日程第2。会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期臨時会の会期は、本日から10月30日までの14日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

   〔「異議なし」の声おこる〕



○議長(長野良三君) 御異議なしと認めます。

 よって、会期は14日間と決定いたしました。

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○議長(長野良三君) 日程第3。第71号議案、芦屋市議会議員定数条例改正についてを議題といたします。

 本件は、地方自治法第74条第3項に基づく市民からの直接請求に伴い、市長から議会に提出されたものでございます。

 それでは、初めに、市長から議案の趣旨説明と本件に対する市長の意見について説明を求めます。

 山中市長。



◎市長(山中健君) =登壇=ただいま上程をいただきました第71号議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。

 第71号議案は、芦屋市議会議員定数条例改正についてでございます。

 地方自治法第74条第1項の規定に基づき、芦屋市議会議員定数条例改正に関する直接請求があり、平成18年9月29日付で受理しましたので、同条第3項の規定により、本日ここに臨時会を招集し、私の意見をつけて市議会に付議するものでございます。

 それでは、意見書を朗読いたします。

 「芦屋市議会議員の定数を24名から15名に削減する条例改正の請求が、6名の請求代表者からありましたので、地方自治法第74条第3項の規定により、以下のとおり意見を申し述べます。

 芦屋市議会議員の定数については、市制施行の昭和15年に30名が選出されて以降、昭和22年に施行された地方自治法では人口5万以上15万未満の市の法定数が36名とされましたが、市制施行時と同様の30名でありました。

 その後、昭和58年5月からは国の行政改革路線など社会情勢への対応等により定数を28名に減員されました。

 また、平成11年7月に制定された地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律による地方自治法の一部改正により、人口5万以上10万未満の市の議員定数は30名を超えない範囲内で定めなければならないとされ、平成15年6月には、社会情勢、市の財政状況を踏まえ、行政改革の一環として定数減を行うとの理由により28名から24名に減員されるなど、これまで議会自らの判断によって定数を減少されてきておられます。

 私は、議員の定数につきましては、これまでの経過から議会の責任と判断で決められるのが適当であると考えておりますので、議会において慎重にご審議の上、適切なご判断をお願いしたいと考えております。

 なお、今回の直接請求に付された条例案については、本市の条例改正様式に則して、別紙条例案に修正する必要があることを申し添えます。」

 以上でございます。よろしくお願いをいたします。



○議長(長野良三君) 市長の趣旨説明と意見の説明は終わりました。

 それでは、ただいまの市長の趣旨説明と意見に対して、質疑はございませんか。

 大久保議員。



◆1番(大久保文雄君) =登壇=本議案につきましては、特別委員会が設置をされ、そこで十分な審議時間も確保されているようでありますから、簡単に1点だけお聞きをいたします。

 今、市長が御説明されたように、自治法74条の規定というのによると、住民の直接請求に基づく条例改正に際しては、市長は意見をつけて議会に付議すると、こういう規定であり、市長もただいまそういうふうに説明をされました。そして、意見書なるものを朗読をされました。

 確かに意見書はついておりますけれども、意見は示されておりません。市長に求められている意見というのは、現行条例の規定が適正であるのか否か、条例改正を行う必要があるのかどうかということについて市長の意見が求められるのであって、市長は、この点については「議会において慎重にご審議の上、適切なご判断をお願いしたい」とおっしゃっておるだけで、何ら意見を示されておりません。

 市長は、現行条例の議員定数について、どういう意見をお持ちなのか、お示しをいただきたいと思います。



○議長(長野良三君) 山中市長。



◎市長(山中健君) =登壇=大久保議員の御質問にお答えをいたします。

 市長の意見を付してということでございますが、法律上は賛否を明確にするということを要件とはしておりませんし、議会の判断と責任においてお願いをするというのも意見の一つとお考えをいただければと思います。

 よろしいでしょうか。



○議長(長野良三君) ほかにございませんか。

 平野議員。



◆17番(平野貞雄君) =登壇=おはようございます。

 日本共産党を代表して、基本点数点についてお尋ねをいたします。

 先ほどの質疑とも重なる部分がありますので、私がなぜこのようなお尋ねをするのかについても触れながら、質疑をしたいと思います。

 今日の地方自治制度は、議会に示される代議制民主主義を基本とする間接民主主義と今回の直接請求のような直接民主主義とによって、主権者の民意が反映される仕組みとなっております。

 その意味で、今回の直接請求という取り組み自体は、主権者の権利行使として議会においても十分に尊重しなければならない、尊重して対応しなければならない、そういうように我が党としても受けとめているところであります。

 ところで、今回の請求では、その要旨でも、昨今の市民負担の増加が指摘をされ、署名運動においても、市民サービスの低下が受任者から語られておりましたように、直接請求された方々、市民の芦屋市政に対する行政評価とともに、その行政を監視する側にいる市議会に対する評価の反映、つまり、市議会や個々の議員の現状に対する不満や、あるいは不信といったものが反映しているのではないかと思います。我々議員は、このような市民の思い、あるいは声に常に真摯に心を寄せ、耳を傾けて、みずからの活動の改善に努力していかなければならないことは言うまでもありません。

 これは議会の質の問題にかかわることで、行政に対する権限強化など議会の制度改革や、あるいはテレビ放映など情報公開における機能強化などが求められるとともに、それらの課題への対応を含めて、結局は個々の議員の質にかかわってくることであり、その評価は最終的には選挙によって下されることになります。

 そこで問題なのは、この質の問題を数の問題に置きかえられるのかということであります。質の悪さといいますか、議会や個々の議員が市民の期待に十分にこたえられていない現状があるとして、だから、数を減らせとなれば、100%完璧な活動でない限りは、際限なく議員を少なくすることになってまいります。極端な話がゼロにどんどん近づいていくということになるわけです。

 もっとも、今回、直接請求された市民の方々も、議員がゼロでいいとか、あるいは議会がなくていいと思っておられるわけでないということは、15名という数字を示されていることからも、改めて言うまでもないことだと思います。それは、やはり民意の反映、主権者である市民の声を行政に反映させるためには、主権者の代表である議員を一定数は確保しておく必要があるというのが大前提だからであります。

 議会の実際の活動状況、つまり、質の問題については、さきにも申し上げましたように、我々議員自身が常々改善・改革を目指さなければならないことを大前提としつつも、一方で、数の問題については、質の問題とは明確に区別して、行政に対する議会の監視機能や調査機能あるいは議決機能を果たす上での民意の反映ということを基本として、確保されるべき議員数についての慎重な検討が求められているというように思います。

 市長の政策は議案という形で議会に提案されて、議員個々人の賛成か反対かを問う、つまり、採決によって市民の合意を取りつけるという手順で執行に移されてまいります。そのことから、民主主義といいますと、多数決、つまり、多数によって物事を決めるものと勘違いされる場合がままありますが、それは結果でありまして、実はそこに至るまでの過程において、市民の中にある多様な意見をどう調整して反映させるのかということこそが民主主義の真髄であります。その機能の役割を担わされているのが議会であります。

 とりわけ、比較的に少数な意見についても最大限に反映することが地方自治という主権者市民を中心に置いた民主主義制度においては求められるところでありまして、市民のさまざまな声が選挙によってそれぞれに集約されて市民の代表者である議員を選ぶという制度上から見ますと、議員が少なくなればなるだけ、比較少数の市民意見が反映されずに消されていくという市民にとっては極めて不都合なことになっていくのが、この議員の数の問題であります。

 そこで、地方自治法では、議会の機能を果たすに必要な議員数を、本市のように人口10万人未満の市では30名と決めております。条例によって例外的に減らすことができるとされておるわけですが、同規模、つまり、10万人未満の市における最低限の議員数が法で明示されていないのは、あくまでも30名が基本であり、種々の事情から削減するとしても、その削減数は、議会本来の機能に照らして必要かつ合理的な範囲にとどめられるべきであるとの考えがあるからでありまして、どれだけ減らそうと自由だということにはなっていないと考えるべきだと思います。

 それは民意の反映という主権者側からの要請が基本にあるわけでありますが、同時に、行政の執行者側としても、みずからの行政運営に重大な誤り、あるいは主権者である民意からの乖離がなく、市民の合意によって執行されるようにするためにも、議会の存在を必要としているからにほかなりません。国からの権限移譲など昨今の地方分権化の中では、ますますその役割が大きくなっているのが現状です。

 そこで、市長にお尋ねしますが、市長は、地方自治制度における議会の機能について、また、進められる地方分権化の中での議会の役割の増大について、どのように認識されているのか、お答えください。

 市長は、みずからの行政運営において、議会を通して民意が適切に反映され、議会による監視機能が十分に果たされて、主権者の期待にこたえた健全かつ合理的な行政執行がされる上で、現在の議員数についてどのように認識しておられるのか、お答えください。

 現在、芦屋市議会は法定数よりも2割少ない24名を条例で定めていますが、これは、4年前の当時議員であった市長も妥当な数字として賛成された経過があります。そのことも踏まえて、明快な御答弁を期待いたします。

 以上です。



○議長(長野良三君) 山中市長。



◎市長(山中健君) =登壇=平野議員の御質問にお答えいたします。

 長い御意見の開陳がございましたが、御質問は二つではなかったかと思います。

 議会の機能、議会の役割についてどう思っているかということでございますが、非常に大事なことだと思っておりまして、市民の直接選挙で選ばれた議会というのは、一方、市民の意思を代表しているものですから、非常に尊重をしておるところでございます。

 現在の議員数についてどう思うかということでございますが、4年前に適正な24人ということで本議会が決められたので、現数が現在は適正だというように理解をしております。



○議長(長野良三君) 平野議員。



◆17番(平野貞雄君) 大変大事な内容でありますので、私の方からも丁寧にお尋ねする前提として聞かせていただいたわけでありまして、その点、市長のこの議会の機能なり、あるいは役割についての認識っていうのが、残念ながら十分にいただけなかったというのは残念でありますけれども、一方、議員の定数については、24名が妥当だという御認識であったというように思います。

 この後、特別委員会も開かれますので、今の議会機能についての御認識については、さらに委員会でも詰めて聞かせていただき、また、24名が妥当だということを執行者側の代表として申されたことを前提にして、審査に臨んでいきたいと思います。

 あとは特別委員会での審査にゆだねたいと思います。



○議長(長野良三君) ほかにございませんか。

 前田議員。



◆6番(前田辰一君) =登壇=おはようございます。

 数点、2点でございますけども、市長に質疑をさしていただきます。

 意見書の中にもありますけども、平成11年7月に制定された地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律により地方自治法の一部改正が行われて、本市の人口5万以上10万未満の市の議員定数は30名を超えない範囲内で定めなければならないとされたというくだりがございますけども、この地方分権に係る法の改正、91条の改正の理由はどこにあったのか。そして、定数の考え方というのは、どういうふうに整理をされたのかということについて、市長にお尋ねをしたいと思います。

 もう1点は、地方分権が進んでいる、地域のことは地域で決めていこう、そういう機運が住民の中にも当然ありますし、自治体としても身近な行政を市民参加で行っていく、そういう時代に入っております。

 そういうもとで、本市の行政の事務量は増加をしているのか、軽減をされているのか、どういう現状になっているのかという点について、お尋ねをしときます。



○議長(長野良三君) 山中市長。



◎市長(山中健君) =登壇=定数の考え方につきましては、地方自治法で人口に応じてという一つの枠組みだけで決められておりますので、私がコメントする立場にはございません。

 事務量は増加をしているのかということでございますが、増加をしている部分もあれば、減少している部分もあると、そのようにお答えをいたします。



○議長(長野良三君) 前田議員。



◆6番(前田辰一君) 簡明な答弁でよろしかったわけですけども、第一に聞いたのは、議員定数の数がいいかどうかということじゃなくて、どうして法律の改正というのが必要になり、どういう点が改正をされたのかという法の改正の理由ですね、趣旨について聞いているんで、私は、定数の問題、数の問題を聞いているのではありません。その点を答弁をいただきたいと思います。



○議長(長野良三君) 山中市長。



◎市長(山中健君) 改正が必要になったかということでございますが、もう全国700カ所を超す市の中で、ほとんどが減数条例をしているという現実的な状況も踏まえて、また、昨今、国をはじめそれぞれのレベルで、行政改革と申しますか、小さな執行機関ということからして、改正が必要になったという判断でございます。



○議長(長野良三君) ほかにございませんか。



○議長(長野良三君) これをもって質疑を打ち切ります。



○議長(長野良三君) 次に、請求代表者の意見陳述を行います。

 本件に関しましては、地方自治法第74条第4項に、議会は直接請求代表者に意見を述べる機会を与えなければならないと規定されております。また、同法施行令第98条の2第2項には、請求代表者が複数であるときは、議会は意見を述べる機会を与える代表者の数を定めるものと規定されております。

 そこで、議会運営委員会において、事前に請求代表者と調整いたしました結果、本日、議場において、請求代表者1名が意見陳述を行うということを既に決定しております。

 それでは、請求代表者の大嶋三郎様、御登壇の上、本件に関する意見をお述べください。



◎条例改正請求代表者(大嶋三郎君) =登壇=皆さん、おはようございます。

 私は、市会議員を減らそう芦屋市民の会の代表の大嶋三郎です。どうぞよろしくお願いします。

 ことしの夏は特に暑く、35度前後の日が続きました。その中で142名の仲間と署名活動を続け、あっという間の1カ月でした。汗を流し、熱中症を心配しながら、鉄道の駅、スーパーの前、夏祭りの会場、夕方からは戸別訪問にマンションのドアをたたきました。市民の反響は大きく、「気にはしていたが、だれも今までできなかったことをよくやってくれた」、「せめて運動費だけでもカンパしたい」、「15名でも多過ぎるんじゃないか」と、「もっと減らしたらよいんじゃないか」と、多数の人に励まされた30日でした。

 結果は、1万196人の署名をとることができましたが、選挙管理委員会の精査の結果、8,855人が有効となり、無効署名も多く出ました。私たちリーダーの指導不足と無知がこの結果になったことを深くおわびします。

 この署名に参加していただいた1万数百人の方の署名は全部、この私たちの意思に同意していただいたものだと私は今でも確信してます。

 さて、このような市議会の議場で意見陳述を行うのは初めてですので、何かと不行き届きな点が多々あると思いますが、どうぞお許しいただきたいと思います。

 芦屋市議会議員定数条例改正直接請求を提出しようと思った主な理由は、この芦屋市も、11年前の阪神・淡路大震災で莫大な被害をこうむりました。今では、その復旧・復興費の償還のために、芦屋市の財政は破綻寸前だと言われています。

 山中市長は、「このままでは平成20年には財政再建団体に転落は必至であり、それを立て直すには市民に多大な負担と迷惑をおかけすることになるが、皆さんの理解と協力をお願いする」、そう2004年1月26日に申されております。「行財政改革計画」を立て、再建団体への転落を防ぐべく、市民・職員に負担増を求め、職員200名の減員策を現在実施中だそうでございます。

 市民には、水道、介護、育児保育、高齢者には、国の制度とあわせて、市民・県民税の減免制度の見直しによる負担増が重くのしかかり、悲鳴を上げております。今、芦屋市民は、平成20年を目前にして、市の現状を大変憂慮しているところでございます。

 ところで、市会議員は平成14年にその定数を24名に減員しました。芦屋市のように、人口9万余人、東西2.5キロメートル、南北9.2キロメートル、有効面積10平方キロメートル程度の社会資本、地域コミュニティの成熟した、産業のない住宅都市に、24人の市会議員が必要でしょうか。

 近隣の他都市と比較してみれば明らかです。皆様のお手元に別紙配布されていると思います。

 最近得た情報によれば、伊丹市は9月に議員定数32名から28名に4名の市会議員の削減を議員が議会に提出して議決されたと報道されております。

 年間収入で1,000万円の議員が9人減れば、その他の経費も含めると、1億円以上の税金が節約できます。それを市民のために有効に使っていただければと思います。

 今、政治は、国政から地方自治体に至るまで、小さな政府に向かっています。今までの芦屋市のように、800票程度の得票で当選する議員がいなくなります。また、議員定数が減れば、地縁、血縁での当選ができなくなり、政策型に移行されます。議員は能力で選ばなくてはなりません。市民を幸せにする具体的な政策で争うような選挙になり、質も大幅に向上すると確信しております。(傍聴席より拍手おこる)

 ここで、私たち……。



○議長(長野良三君) 傍聴席、静かにお願いします。



◎条例改正請求代表者(大嶋三郎君) =続=市会の減員を求めて署名活動をした主な理由を簡単に説明さしていただきます。1.人口・面積的条件で近隣都市とのアンバランス。2.都市成熟度、特に発展的な産業もない住宅都市である芦屋。3.市会議員の定数の削減を求めている地方自治法の流れ。4.市会議員の質の向上。5.「赤字再建団体」転落回避を理由にした市民サービスの低下・負担増。芦屋市は、全国的に知名度も高く、成熟都市として認められています。国際住宅都市を目指す芦屋市であれば、日本一スリムな行政で効率よく市政が行われている市政のモデルになってもいいのじゃないでしょうか。

 市議会は、市民生活につながり、市民に開かれた議会審議によって、市長を中心とした議員活動が活発になっていくことが求められています。

 この運動を通して、芦屋市民は、市政に対する関心を深め、市議会議員の活動に目を向け、住みよい芦屋にするために、今後とも活動を続けなければならないと思っています。

 市会議員の定員削減は、市民の声であり、時代の流れであります。

 これらの理由によって、芦屋市議会議員の定数を次回選挙から24名を15名に条例改正することを求めます。

 以上です。ありがとうございました。



○議長(長野良三君) では、ただいまの意見陳述に関し、確認すべきところがございましたら、御質疑願います。

 御質疑ございませんか。

 木野下議員。



◆8番(木野下章君) =登壇=日本共産党を代表いたしまして、1点、確認さしていただきたいと思います。

 今、議員定数を減らすということで意見を述べられましたが、その内容については、今度、特別委員会で実質的な審査がされると思います。

 今挙げられた理由の中で、1点、ちょっとお伺いしたいことがございます。

 申し述べられましたように、住民税が大変上がって、市役所にも多数の高齢者の方が窓口に並ばれました。電話も殺到しました。痛みはそれだけにとどまらずに、介護保険料や国民健康保険料や医療費など膨れ上がってまいりました。これは、国が年金に課税を強化したということが原因なわけですけれども、こうした課税強化、定率減税の縮小・廃止などは、これからもさらに来年も所得税や住民税の増税としてつながってきます。

 また、10月からは、医療費が3割になった方もいらっしゃいます。国会で決まった医療費の負担増というのは、これからまたさらに高齢者の医療保険制度をつくるなど、とどまるところを知らないかのように負担増が続けられる状況で、皆さんは先々への不安が募るばかりという思いでいらっしゃるのではないでしょうか。

 芦屋市の負担増についても、先ほど述べられましたように、水道料金が1億5,000万円、介護保険料は33%の値上げで3億円、幼稚園の保育料は4,000万円、高齢者の住民税は約2億円、そして、定率減税の廃止では6億円と大変な負担増で、このほかにもさらに福祉金のカット1億5,000万円、学童保育の値上げ2,000万円など、負担増になっています。



○議長(長野良三君) 木野下議員に申し上げます。

 確認のみにしていただきたいと思います。



◆8番(木野下章君) =続=はい、わかりました。

 国の悪政に市の悪政が重なったものですけども、お伺いしたいのは、こうした背景には、震災に乗じた山手幹線400億円や総合公園の建設200億円というのがあるわけですが、こうした市民が求めたわけでもない大型開発に巨費を投じた結果の財政難であると私は考えています。

 そこで、お伺いしたいのは、こうした負担増について代表の方はどう思っておられるかということです。代表の皆さんが出された請求書には、先ほど述べられましたけれども、「「赤字再建団体」転落回避を理由に市民サービス低下・負担増が求められている」とありますが、この負担増について、国も市も大変なんだから仕方がないと思っておられるのか、これは困った、こんな悪政・失政はどうにかしないといけないという思いでこの運動を始められたのか、今のお話の中でも十分にちょっとわかりかねましたものですから、確認のため、お伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(長野良三君) 答弁を求めます。

 大嶋様。



◎条例改正請求代表者(大嶋三郎君) =登壇=たくさん前例を言われたので、質問の趣旨がよくわからなかったんですけど、恐らく、今、芦屋が持ってる借金に対して、それを我々が負担しながら今やってることがどうなんだ、仕方がなしにやってるのか、それとも納得してやってるのかというふうに聞かれたんじゃないかと思うんですが、それでよろしいですか。(「そうです」の声あり)そういう意味で、私はそういうふうにとったんですが、よろしいですか。

 いや、芦屋市民は、震災後、復旧・復興をもういち早くやっていただいて、先日ののじぎく国体でも、こんな早く復興できたところに来て気持ちがいいって、皆さん、他市から来られた人が賞賛して帰られました。それぐらい、復旧・復興を早くやっていただいて、私らは非常にうれしく思ってます。

 ただ、その今持ってる借金に対しての、これから何十年先になるかわかりませんけど、支払いするその支払い方法について、市民が特にそれに対して不満を持ってるとは私は思いません。ただ、それの配分方法に問題があると。もう市民は、これでも仕方がないと。まだ、それでしたら、市会議員さんも、ある程度、負担していただいたらどうだと。

 というのは、いろいろの意味があります、これは。ただ、歳費を減らせとかいうような意味じゃなくて、皆さんもこれに大いに賛同していただいて、市民と同じような痛みを分かち合っていただきたいというような意味で、今度の議員削減の問題についても申し上げたいと、私はそういうふうに思ってます。

 以上です。



○議長(長野良三君) 木野下議員。



◆8番(木野下章君) もう1点ちょっとお伺いしたいと思います。

 署名運動をされる中で、1億円、議員を減らすことによって1億円が浮いたら、その浮いたお金は、例えば水道料金の値上げの引き下げに使われるんやとかいうような話を、署名されてるような方からちょっとお聞きしてたりして、実際、署名された方の多くは、その負担増に対してどうにかしてほしいという思いが強かったのではないかなというふうに、ちょっと推察してたものですから、お伺いしたんですけども、いただいたその請求書には、負担増に使ってほしいというよりも、どちらかと言いますと、環境整備とか防犯安全施策というふうに書いてあったんですが、何か具体的にその使い方についてお考えがおありなんでしょうか。

 また、署名された皆さんというか、やられた皆さんの思いというのはどうだったのかなということを簡単にお伺いしたいと思います。



◎条例改正請求代表者(大嶋三郎君) すみません、私、ここまで離れると、ちょっと耳が遠いので、はっきり聞き取りづらいんです。それで、言われてるのは、この議員さんの年間収入の問題のとこですか、私が申し上げた。



◆8番(木野下章君) いいですか。



○議長(長野良三君) 簡単に。

 木野下議員。



◆8番(木野下章君) いや、1億円浮くというふうに、議員を9名減らせば1億円節約できるということで、その1億円の使い方ですね。環境整備とか防犯安全施策とかいうふうに請求書に書いてあったものですから。



○議長(長野良三君) 木野下議員、これ、もう委員会の質疑の方で、委員会の質疑の方に回してください。



◆8番(木野下章君) はい、わかりました。



○議長(長野良三君) ほかにございませんか。

 伊藤議員。

 確認だけお願いします。



◆5番(伊藤とも子君) =登壇=皆さん、こんにちは。きょう、傍聴においでの方は、きっとこの署名に動いてくださった方だろうと思います。お暑い中を本当に大変だったと思っております。

 先ほどの御説明によりますと、5点についておっしゃったわけですが、以前、見せていただきました中に、4番の「議員の質の向上」というのは、きょう、初めて聞かしていただいたんです。議員の定数を減らすことで、議員の質の向上が本当に図られましょうか。具体的にどういうふうなことをお考えでしょうか。

 私は無所属なものですから、議員の定数が減れば、党に属している方は余り影響なく当選できる、無所属でひとりで頑張ってる者はなかなか当選が難しくなるのではないかなというふうに考えますが……。



○議長(長野良三君) 伊藤議員に申し上げます。

 質疑になっておりますので、確認だけでお願いいたします。質疑は委員会でお願いいたします。



◆5番(伊藤とも子君) =続=はい。議員の質の向上について、どういうふうにお考えか、お伺いをいたします。



○議長(長野良三君) ただいまの質疑に関しましては、委員会で再度質疑していただきたいと思います。

 ほかにございませんか。



○議長(長野良三君) これをもって質疑を打ち切ります。



○議長(長野良三君) 以上で条例改正請求代表者の意見陳述を終結いたします。

 暫時休憩いたします。

   〔午前10時43分 休憩〕

   〔午前10時44分 再開〕



○議長(長野良三君) 休憩前に引き続き会議を続行いたします。

 この際、お諮りいたします。

 本案につきましては、全議員をもって構成する「直接請求に基づく議員定数条例審査特別委員会」を設置し、これに付託いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

   〔「異議なし」の声おこる〕



○議長(長野良三君) 御異議なしと認めます。

 よって、さよう決しました。



○議長(長野良三君) 正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。

   〔午前10時45分 休憩〕

   〔午前11時20分 再開〕



○議長(長野良三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 直接請求に基づく議員定数条例審査特別委員会の正副委員長互選の結果を報告いたします。

 委員長に、中島健一議員、副委員長に、山村悦三議員が選出されました。

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○議長(長野良三君) 日程第4。請願第36号、議員定数を削減しないよう求める請願書を議題といたします。

 事務局に請願の要旨を朗読させます。

   〔請願の要旨朗読〕



○議長(長野良三君) では、ただいま議題となっております請願第36号につきましても、先ほど設置いたしました直接請求に基づく議員定数条例審査特別委員会に付託いたします。

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○議長(長野良三君) 次に、日程第5。議員提出議案第40号、北朝鮮の核実験実施に抗議する決議についてでありますが、臨時会で付議すべき事件として告示された以外の事件を審議するには、急施事件の認定の議決が前提となっております。

 そこで、まず、お諮りいたします。

 本件を急施事件と認め、この際、直ちに審議することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

   〔「異議なし」の声おこる〕



○議長(長野良三君) 御異議なしと認めます。

 よって、本件を急施事件と認定いたしました。



○議長(長野良三君) では、議員提出議案第40号、北朝鮮の核実験実施に抗議する決議を議題といたします。

 事務局に議案を朗読させます。

    〔 議 案 朗 読 〕



○議長(長野良三君) この際、お諮りいたします。

 本案につきましては、議会運営委員会の決定に基づき、議事を省略し、直ちに討論、採決を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。

   〔「異議なし」の声おこる〕



○議長(長野良三君) 御異議なしと認めます。

 よって、さよう決しました。



○議長(長野良三君) では、討論はございませんか。



○議長(長野良三君) ないようですので、これをもって討論を終結いたします。



○議長(長野良三君) これより採決いたします。

 議員提出議案第40号、北朝鮮の核実験実施に抗議する決議について。

 本案は、原案の通り決することに御異議ございませんか。

   〔「異議なし」の声おこる〕



○議長(長野良三君) 御異議なしと認めます。

 よって、本案は可決されました。

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○議長(長野良三君) 以上をもちまして、本日の日程は終わりましたので、これをもって散会いたします。

 次回は、10月30日に開催いたします。午前10時に御参集願います。

 どうも御苦労さまでございました。

   〔午前11時27分 散会〕