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兵庫県 芦屋市

平成13年  9月 定例会(第3回) 09月10日−01号




平成13年  9月 定例会(第3回) − 09月10日−01号









平成13年  9月 定例会(第3回)



   芦屋市議会3回定例会を平成13年9月10日午前10時24分に開会

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◯応招し会議に出席した議員(28名)

     1番   灘井義弘      15番   来田 守

     2番   小川芳一      16番   山村悦三

     3番   西川忠義      17番   山田隆博

     4番   山田みち子     18番   青木 央

     5番   前田辰一      19番   松木義昭

     6番   山口みさえ     20番   田中恵美子

     7番   大塚美代子     21番   平野貞雄

     8番   徳田直彦      22番   鈴木正三

     9番   竹内安幸      23番   畑中俊彦

    10番   伊藤とも子     24番   長谷基弘

    11番   中島健一      25番   山中 健

    12番   山口 寛      26番   室井 明

    13番   池内ひとみ     27番   中村修一

    14番   重村啓二郎     28番   都筑省三

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◯不応招議員

          なし

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◯会議に出席した吏員及び委員

    市長            北村春江

    助役            山内修身

    助役            中野正勝

    収入役           岡本 威

    総務部長          倉地弘行

    企画担当部長        日高 滋

    財務担当部長        御給健治

    生活環境部長        津田秀穂

    保健福祉部長        花岡啓一

    技監            笹倉雅人

    建設部長          鷲尾 健

    都市計画担当部長      河本憲作

    都市整備担当部長      原田和正

    水道部長          久内奎吾

    病院事務局長        木戸正行

    消防長           鈴木惠太郎

    教育長           三浦 清

    管理部長          佐藤 稔

    学校教育部長        竹本隆彦

    社会教育部長        小治英男

    総務部次長(総務担当)   林 一夫

    総務部次長(企画担当)   杉町 納

    秘書課長          橋本達広

    行政文書統計担当課長    松本 博

    広報課長          村松幸夫

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◯会議に職務のため出席した事務局職員

    局長            内山忠一

    課長            前村光俊

    課長補佐          浅野裕司

    主査            田中 徹

    主事            高田浩志

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○議長(都筑省三君) おはようございます。

 開会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。

 前定例会終了後も、参議院議員選挙、倫理条例の検討会、収賄事件調査特別委員会等、ゆっくり休む間もない夏でございましたが、議員各位には、皆様おそろいで御健勝のうちに、本日招集の定例市議会に御出席いただき、御同慶に存ずる次第であります。

 去る5日には、地域の自主防災組織や市内の中学生、また、関係団体など多数の方々が参加し、防災訓練が行われましたが、本日は、大型台風15号の接近が報道され、大変心配されるところであります。先日も、高知県で大雨による被害が報道されておりましたが、当局におかれましては、万全の対策をお願いいたしたいと存じます。

 さて、本定例会には、芦屋市議会議員及び市長等の倫理に関する条例の制定などの議案が理事者から提出されており、最終日には、平成12年度各会計決算の認定議案の提出も予定されております。

 また、会期中に、前助役収賄事件調査特別委員会において、公判の傍聴なども予定されており、窮屈な日程になっておりますが、どうぞ議員各位におかれましては、御健康に留意され、御精励賜るとともに、議会運営に格段の御協力をお願いいたしまして、ごあいさつといたします。

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○議長(都筑省三君) では、これより芦屋市議会第3回定例会を開会いたします。

 まず、市長からごあいさつがございます。

 北村市長。



◎市長(北村春江君) =登壇=おはようございます。平成13年第3回定例会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 議員の皆様におかれましては、猛暑の夏でございましたが、御健勝で本会議に御参集賜り、厚くお礼を申し上げます。

 9月に入りまして、朝夕涼しくなり、過ごしやすくなりましたが、ことしの夏は猛暑の日が続き、特に芦屋サマーカーニバルが開催されました8月上旬は、連日36度、37度と最高気温を更新いたしました。南芦屋浜の夜空いっぱいに打ち上がる花火大会の会場には、約5万人を超える参加者がありましたが、事故もなく、盛会に終えることができましたのも、関係各位の御尽力のたまものと改めて感謝申し上げているところでございます。

 9月1日は「防災の日」でございますが、先週の木曜日の5日に、震度6弱の地震発生を想定した防災総合訓練を行い、地域で組織された自主防災会や中学生の方々にも参加いただき、初期消火訓練や水防訓練、避難誘導訓練等を行いました。昨年10月の鳥取西部地震、本年3月には中国・四国地方の芸予地震、最近では、8月25日に京都府を中心に震度4の地震が発生しております。本日も台風15号が近づいておりますが、災害がいつ発生するかわからない状況で、被害を最小に食いとめるためにも、「自分たちのまちは自分たちで守る」ことを基本に、関係機関とともに連携を図り、一層の防災対策を進めてまいりたいと存じます。

 また、9月は高齢化保健福祉月間で、一昨日の8日には、ルナ・ホールで平成13年度の敬老会を開催したところでございます。芦屋市内では、100歳以上の長寿の方が24名おられ、110歳の三澤つる様は、兵庫県長寿番付の東の横綱でございます。御長寿の皆様に心からお祝いを申し上げたいと存じます。

 なお、最近では、インターネットに挑戦される高齢者の方もふえております。この春から、公民館を中心にインターネットの技術講習会を開催しておりますが、受講者の3割の方は60歳以上で、最高年齢は89歳の方だそうでございます。

 この講習会は、国の補助事業で、受講者数の計画目標を成人人口の5%とされており、市が負担する2,320人の目標達成を危ぶむ声もありました。しかし、市民の皆様の関心は高く、既に8月までに約4,000人の応募があり、抽選で約2,000人の方々に受講していただいております。12月までには初期の目標を突破いたしますので、さらに約1割程度講習会の追加を行うことにしております。

 また、講習会の開催にあわせ、アシスタントの募集をいたしましたところ、300名もの方が応募されました。この講習会の運営を積極的にサポートしていただいております。

 今後とも、市民の皆様とともに、地域情報化施策の進展に努めてまいりたいと存じます。

 さて、このたびの定例会では、条例の一部改正や補正予算等の議案とともに、芦屋市議会議員及び市長等の倫理に関する条例案を上程させていただいております。この条例案は、このたびの前助役収賄容疑事件にかんがみ、市民全体の奉仕者としての倫理の確立と公正なる職務の遂行について、市民の皆様からの信頼を確保するとともに、二度とこのような不祥事を起こさないよう必要事項などを定めた条例でございます。

 議員の皆様におかれましては、何とぞ慎重に御審議いただき、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。

 ありがとうございました。

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○議長(都筑省三君) これより本日の会議を開きます。

 日程に先立ち、諸般報告をいたします。

 監査委員から、平成13年8月2日付、芦監報第5号並びに8月29日付、同第7号をもって、例月現金出納検査の結果報告がありましたので、各位の連絡箱に配布いたしました。

 また、本日、市長から、芦総管第61号、同第62号及び同第63号をもって、議会の委任による専決処分報告がありましたので、それぞれ各位のお手元に配布いたしております。

 御清覧願います。

 次に、議案の取り下げについてであります。

 9月6日付で、市長から、第59号議案として予定していた案件について、仮契約の相手方が、兵庫県発注の建設工事に際して、安全管理の不手際により死亡事故を発生させたことに伴い、この相手方を指名停止処分とし、仮契約を解除したため、同議案を取り下げたいとの申し出があり、議長において許可いたしました。

 したがって、お手元に配布の議案書から、第59号議案を削除願います。

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○議長(都筑省三君) では、日程に入ります。

 日程第1。今期の会議録署名議員の指名を行います。

 署名議員には、11番中島健一議員と27番中村修一議員にお願いをいたします。

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○議長(都筑省三君) 日程第2。会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から10月1日までの22日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

   〔「異議なし」の声おこる〕



○議長(都筑省三君) 御異議なしと認めます。

 よって、会期は22日間と決定いたしました。

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○議長(都筑省三君) 日程第3。第48号議案以下、市長提出議案13件と第49号議案に対する修正動議を一括して議題といたします。

 初めに、市長提出議案について、提案理由の説明を求めます。

 市長。



◎市長(北村春江君) =登壇=ただいま上程をいただきました各議案につきまして、順次その概要を御説明申し上げます。

 まず、第48号議案は、教育委員会委員の任命についてでございますが、市議会の同意を得て任命いたしておりました森 輝彦委員の任期が、平成13年9月30日をもって満了するため、後任について慎重に考慮いたしました結果、森 輝彦氏を適任と認め、引き続き教育委員会委員に任命いたしたいと存じます。

 つきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、市議会の御同意をいただきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。

 次に、第49号議案は、芦屋市議会議員及び市長等の倫理に関する条例の制定についてでございます。

 市議会議員及び市長等の倫理の確立と向上を図ること等により、民主的な市政の発展に寄与するため、この条例を制定しようとするものでございます。

 次に、第50号議案は、芦屋市市税条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。

 前納報奨金制度の廃止及び地方税法の一部改正に伴い、個人市民税における長期所有上場株式等の譲渡所得について特別控除を行う特例措置の創設等、所要の改正を行うものでございます。

 次に、第51号議案は、芦屋市都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。

 海浜公園温水プールが市に譲渡されることに伴い、この施設を有料公園施設として芦屋市都市公園条例に規定しようとするものでございます。

 次に、第52号議案は、芦屋市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。

 非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、本市の消防団員等に対する損害補償の充実を図るため、政令に準じて補償基礎額のうち、扶養加算額を引き上げるものでございます。

 次に、第53号議案は、芦屋市消防団員退職報償金支給条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。

 消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部改正伴い、本市の消防団員に対する退職報償の充実を図るため、政令に準じて退職報償金の支給額を引き上げるものでございます。

 次に、第54号議案は、平成13年度芦屋市一般会計補正予算(第3号)でございます。

 歳出につきましては、まず総務費では、前年度歳計剰余金の2分の1と公共用地取得費特別会計繰入金、合わせて1億9,240万円を財政基金に積み立てるものでございます。

 民生費の社会福祉費では、県の単価改正に伴い、心身障害者小規模通所援護事業所補助金を426万4,000円増額しております。

 老人福祉費では、介護保険事業特別会計繰出金を6万7,000円減額しております。

 衛生費では、今年度の南芦屋浜地区パイプライン整備工事の事業区域の確定に伴い、1億1,508万9,000円増額しております。

 商工費では、消費者の保護施策を支援するための消費生活情報体制整備事業費を112万9,000円増額しております。

 土木費につきましては、下水道事業特別会計繰出金を864万6,000円減額しております。

 教育費の社会教育費では、県補助金の追加によりインターネット技能講習会の開催経費を171万円増額し、保健体育費では、財源更正を行うものでございます。

 公債費では、旧三条小学校の市債の繰り上げ償還経費として2億5,300万円を計上しております。

 次に、歳入につきましては、使用料では、海浜公園温水プールが財団法人B&G財団から市に譲渡されることに伴い、市民・海浜公園プール使用料を1,684万円増額し、一方、諸収入の温水プール入場料を同額減額しております。

 国庫補助金では、廃棄物処理施設整備補助金を755万6,000円増額しております。

 県補助金では、民生費補助金を149万6,000円、商工費補助金を112万9,000円、教育費補助金を171万円、それぞれ増額しております。

 寄附金では、海浜埋立関連事業寄附金として1億757万5,000円増額しております。

 繰入金では、財政基金繰入金を1億5,738万6,000円、公共用地取得費特別会計繰入金を1億9,494万5,000円それぞれ増額しております。

 繰越金では、前年度歳計剰余金を478万2,000円計上しております。

 市債では、一般廃棄物処理事業債を8,230万円増額しております。

 以上によります補正予算の合計額は、歳入歳出予算それぞれ5億5,887万9,000円を追加するもので、補正後の歳入歳出予算の総額はそれぞれ567億7,252万9,000円となります。

 また、あわせて地方債についての補正を行うものでございます。

 次に、第55号議案は、平成13年度芦屋市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)でございます。

 歳出では、保険総務費の財源更正及び老人保健拠出金の確定に伴う医療費3億1,065万9,000円の増額、事務費163万1,000円の増額、事業費480万円の減額を行うものでございます。

 また、一般被保険者にかかる療養給付費国庫支出金の精算分として7万5,000円、退職被保険者等療養給付費交付金の精算分として1億1,865万5,000円、国民健康保険事業特別会計基金積立金を1,795万7,000円、それぞれ増額しております。

 歳入では、老人保健医療費にかかる療養給付費等国庫負担金を1億1,921万7,000円、特別対策費国庫補助金を81万6,000円、退職者医療療養給付費交付金を1,261万6,000円、それぞれ増額しております。

 また、繰越金では、退職者医療療養給付費交付金剰余金を1億1,865万5,000円、前年度歳計剰余金を1億9,287万3,000円、それぞれ計上しております。

 以上によります補正予算の合計額は、歳入歳出予算それぞれ4億4,417万7,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額はそれぞれ59億1,617万7,000円となります。

 次に、第56号議案は、平成13年度芦屋市下水道事業特別会計補正予算(第1号)でございます。

 歳出では、宮川第7排水区雨水管布設工事費を2,600万円、芦屋市下水処理場整備工事費を3,000万円、南芦屋浜下水処理場整備工事費を1,000万円、それぞれ増額するものでございます。

 歳入では、国庫補助金を1,700万円、繰越金を1,194万6,000円、市債を4,570万円、それぞれ増額し、一般会計繰入金を486万6,000円減額しております。

 以上によります補正予算の合計額は、歳入歳出予算それぞれ6,600万円を追加し、補正後の歳入歳出の予算の総額はそれぞれ48億4,500万円となります。

 また、あわせて地方債についての補正を行うものでございます。

 次に、第57号議案は、平成13年度芦屋市公共用地取得費特別会計補正予算(第1号)でございます。

 歳出では、芦屋市土地開発公社が公社経営健全化団体として兵庫県から認可されましたので、経営健全化のため、公社所有地を買い戻す用地買収費として42億2,459万1,000円を、平成12年度の歳計剰余金を一般会計に繰り出すため1億9,494万5,000円を、それぞれ増額するものでございます。

 歳入では、繰越金を1億9,503万6,000円、市債を42億2,450万円増額しております。

 以上によります補正予算の合計額は、歳入歳出予算それぞれ44億1,953万6,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額はそれぞれ46億1,653万6,000円となります。

 また、あわせて地方債についての補正を行うものでございます。

 次に、第58号議案は、平成13年度芦屋市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)でございます。

 歳出では、介護給付費準備基金積立金を8,312万2,000円増額し、介護給付費の精算分として、国庫支出金を2,049万円、県支出金を418万2,000円、合わせて2,467万2,000円を返還するための増額を行うものでございます。

 歳入では、一般会計繰入金を6万7,000円減額し、繰越金を1億786万1,000円増額するものでございます。

 以上によります補正予算の合計額は、歳入歳出予算それぞれ1億779万4,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額はそれぞれ33億6,179万4,000円となります。

 次に、第59号議案につきましては、先ほどの議長からの諸般報告にございましたように、都合により撤回させていただいております。

 最後に、第60号議案及び第61号議案につきましては、平成12年度の芦屋市病院事業会計及び芦屋市水道事業会計の決算の認定についてでございます。

 地方公営企業法第30条の規定に基づき監査意見書が提出されましたので、議会の認定をお願いするものでございます。

 以上、上程いたしました議案13件の概要について御説明申し上げました。

 何とぞ慎重に御審議の上、御議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 どうも失礼いたしました。

 第56号議案の平成13年度芦屋市下水道事業特別会計補正予算(第1号)中一般会計繰入金を「846万6,000円」となるところを、「468万6,000円」と申し上げましたので、訂正をさせていただきます。864万6,000円減額しております。

 以上でございます。



○議長(都筑省三君) 提案理由の説明は終わりました。

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○議長(都筑省三君) 次に、第49号議案に対する修正動議について、提案理由の説明を求めます。

 山口議員。



◆12番(山口寛君) =登壇=それでは、提出者を代表いたしまして、第49号議案、芦屋市議会議員及び市長等の倫理に関する条例の制定についてに対する修正動議について、趣旨説明をさせていただきます。

 修正する部分は、審査会に調査を請求する要件として、有権者総数の「50分の1以上」の連署をという部分を、「100人以上」というふうに修正するものであります。

 50分の1といいますと、おおむね1,400人ということになりますので、それを14分の1、より請求しやすくなるという、平たくいえばそういう内容の修正であります。

 このたび発覚した汚職事件の教訓も踏まえ、議員や市長などが不正に手を染めるのではなく、きちんと本来の職責を果たそうとの理念のもとに、議会と当局とひざをあわせて、この暑い夏に検討を重ねてきました。そして、この9月議会に制定できるまでに事が運んでまいりました。

 しかし、本来、議案の段階で全体が一致すれば理想でありましたが、この調査請求の要件のみは、最後まで検討会の中で意見の一致が得られず、やむなくこうした修正動議の提出となりました。

 さて、この条例が制定される以上、その目的に沿って積極的な運用が望まれます。新しく発足する審査会も、市長等倫理審査会にしても、議員政治倫理審査会にしても、それぞれその活躍が期待されるところであります。

 もちろん審査会が全く活動を必要としないという状況になれば、それが理想であります。しかし、制度の制約ゆえに活動の機会が得られないとなれば、それは大きな損失ですし、新しい条例も趣旨が生かされないということになるのではないでしょうか。

 その点で、「50分の1」という規定は、事実上住民の調査請求権の行使を阻むことになりかねません。不正を疑うに足る十分な証拠をつかんだ市民が、いざ1,400人の署名を集めようとなると、それが並大抵の努力では無理なことは想像にかたくないのではないでしょうか。このようなハードルを設ける理由に、「政争の具に供される」などの理由を挙げるのは、それは愚民感のあらわれとすら思います。

 その点で、この調査請求に必要な署名を「100人」ということにすることによって、この条件の緩和によって、よりこの条例の趣旨を積極的に生かせることになるということを確信をいたします。

 よって、議員各位の御賛同をお願いいたしまして、趣旨説明といたします。



○議長(都筑省三君) 提案理由の説明は終わりました。

 都合により、第48号議案、教育委員会委員の任命につき市議会の同意を求めることについてを先議いたします。

 お諮りいたします。

 本案は、慣例により、議事を省略し、直ちに討論、採決を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。

   〔「異議なし」の声おこる〕



○議長(都筑省三君) 御異議なしと認めます。

 よって、さよう決しました。



○議長(都筑省三君) では、本案について討論はございませんか。

 平野議員。



◆21番(平野貞雄君) =登壇=森 輝彦氏の教育委員再任に対して、日本共産党を代表して、反対討論を行います。

 森氏は、この1年間、教育委員会を代表する教育委員長の重責にありましたが、その立場にふさわしくない以下の2つの問題があったと私たちは考えています。

 まず第1に、教育関係者に求められる歴史認識の問題です。

 ことしは、歴史、とりわけさきの終戦に至る我が国の近現代史についての事実をゆがめる、扶桑社発行の『新しい歴史教科書』が検定で合格となり、国内はもとより、近隣諸国から大きな批判が集中しました。しかしながら、憲法で明確に禁じられている集団的自衛権の行使を口にして、憲法改悪をもにらんだ戦争する国への道を突き進もうとしている小泉内閣は、まともな対応をとらないばかりか、A級戦犯を祭る靖国神社への参拝を強行し、挑発的姿勢を示しています。日本が行った戦争とその過程における他国への侵略、他民族支配を正当化することは、これまで不十分ながらも我が国政府が示してきた公式の見解にも反するもので、国、地方を問わず政治行政に携わる者がとってはならない態度です。

 最近の政府の考え方の基本になってきたのは、1995年の村山談話で、その中で、当時の村山総理は、「我が国が、過去の一時期に植民地支配と侵略により、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して、多大の損害と苦痛を与えた事実を謙虚に受けとめ、これらに対する深い反省とおわびの気持に立って、世界の平和と繁栄に向かって力を尽くしていく」と語っています。この村山談話の前にも、例えば、93年には、従軍慰安婦問題について、河野官房長官談話で次のように述べています。「我々は、このような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。我々は、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を長く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する」、このように、河野談話では、あえて教育に触れていますが、とりわけ未来の主権者を育成する教育行政によっては、なおのこと戦争とその中での行為を正当化することは許されるものではありません。

 しかしながら、森氏は、ことし7月25日に開かれた来年度以降の教科書を採択する本市教育委員会の第8回臨時会において、扶桑社発行の『新しい歴史教科書』に符合するみずからの歴史認識を示すに至りました。森氏は、自国について誇れる歴史教育がされているかが最も大事だとした上で、さきの大戦について、アジア解放の戦争を意味する『大東亜戦争』との呼称が占領軍によって禁じられたことを批判的に述べ、また、第2次大戦がなぜ起こったかについて、ロシアの南下政策があったからとする考え方をあえて強調するなど、我が国が行った戦争を正当化する姿勢をあらわにしました。

 これは、真理と平和を希求する人間の育成をうたう教育基本法の精神に反するものです。教育基本法の前文は次のような言葉で始まっています。「われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。」、この言葉の持つ重みは、歴史教科書問題を経て、今日にますます重くなっていると考えます。

 第2に、高校教育改革に関する森氏の姿勢です。

 教育委員会の諮問を受けた学校教育審議会は、年度末に、公立高校通学区域の神戸第1学区との統合、市立芦屋高校の廃校という答申を出しました。これは、主体性を失った教育委員会の誤りによって、荒廃と混乱をもたらした市芦高校を再生させるという教育委員会の責任を免罪し、これからの芦屋の子供たちに一層厳しい受験競争を強いることになるものです。

 この審議会への諮問に当たって、森氏は、これまで公的な場ではまともな議論は一度もなかった、市立芦屋高校の廃校という選択肢を突如として持ち出しました。市民的議論もなしに、教育行政当局が持ち出したことは、責任放棄とも言えるものであります。

 これとあわせて、市芦問題の審議が非公開となったことは、形式的には審議会の判断としながらも、諮問に際しての教育委員会、その責任者たる教育委員長の立場にあった森氏の姿勢として、大きな問題です。

 市民的な議論が極めて不十分な中で答申が出されただけに、本来ならば、教育委員会が審議会で出された意見並びに答申を市民に説明し、改めて市民的議論を経た上で結論を出すべきであるにもかかわらず、逆に、答申後においては、さらに審議会の会議録までも非公開としたことは、審議会が会議自体を非公開とした判断を超えて、もっぱら教育委員会の判断によるものであり、その責任者たる教育委員長の任にあった森氏の責任は極めて重大です。今日、行政の情報開示が大きく求められている中にあって、このような姿勢は、本市教育行政に携わる者として、ふさわしいとは思えません。

 以上、2点について森氏再任に対する問題点を指摘し、反対討論といたします。



○議長(都筑省三君) ほかにございませんか。

 前田議員。



◆5番(前田辰一君) =登壇=48号議案、森 輝彦氏の教育委員再任に対して、反対の立場で討論をいたします。

 森 輝彦氏は、平成5年10月、芦屋市の教育委員会委員に選任をされ、現在に至っております。

 私ども会派は、当初、この平成5年10月、森 輝彦氏の教育委員の選任に対して同意をしたものでありますけども、この1年、とりわけ森教育委員長は、この期間2回の教育委員長をされておりますけども、本年の教育委員長席にあった状況の中で、大きな問題を抱えているということを指摘をし、反対をしたいと思います。

 言うまでもなく、教育委員長は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づきまして、委員長の職務が決められております。その12条3項で、「委員長は、教育委員会の会議を主宰し、教育委員会を代表する。」と規定をされております。古く、昭和31年9月10日、文部省の初中局長の通達によりますと、「委員長が委員会を代表するということは、委員長が単独で行為し得ることを意味するものでなく、また、みずから事務を執行することを意味するものでない。すなわち、委員会の決定した法律行為について、これを委員長名で表示することに過ぎない」という通達がございました。

 さきの討論者も触れられましたけども、本年3月24日に開かれました第6回学校教育審議会で最終的な答申を提出するに至っております。この学教審の諮問に当たりまして、諮問書では、今後の高等学校教育のあり方といたしまして、1.芦屋市立芦屋高等学校のあり方について、2.芦屋学区の通学区域の見直しについてとされております。諮問書は、議員の方も既に見ておられることだと思いますけども、この1項の芦屋市立芦屋高等学校のあり方について、森教育委員長は、その諮問の席でこう述べられております。「県が高校改革の方向を提示し、「改革は市町と連携して進める」と発表している。市芦高校のあり方を、県の基本方針に基づき、存廃も含め検討してほしい」というふうに森教育委員長はそのあいさつをされ、この学教審の位置づけをされております。

 しかし、この第1回学教審の発足に当たって、前段に開かれた10月6日の教育委員会の諮問内容を決定する会議においては、何ら市芦の存廃問題を含むということは論議をされておりませんし、諮問書にも触れられておりません。森教育委員長が単独でこのような市芦の存廃問題についての論議ということを誘導をしたとも受け取られるあいさつをされていることに、先ほど法律に関して教育委員長のその権限というものについて触れましたけども、大きな問題があろうというふうに私どもは考えております。

 もう一点は、この議会、この議場の場において、森教育委員長が答弁をされる機会がふえてまいっております。私ども議員は、教育委員長にさまざまな見解をただすことがありますけども、ここの議場、議会という場でただすときに、一社会人としての、個人としての私見を求めているわけではございません。教育委員会を代表する教育委員長の答弁を求めているわけでありますけども、とりわけ3月の定例会においては、私的見解、私の見解と言われることが多々あったのではないかと思います。

 こういうふうなことは、やはり教育委員会のその席にある職責をしっかり自覚をされているのかということを問わなければならないというふうに考えております。

 以上の2点を指摘をいたしまして、本48号議案には反対をいたします。



○議長(都筑省三君) ほかにございませんか。

 これをもって討論を終結いたします。

 これより採決いたします。



○議長(都筑省三君) 第48号議案、教育委員会委員の任命につき市議会の同意を求めることについて。

 本案は、原案に同意することに賛成の方、挙手願います。



○議長(都筑省三君) 挙手多数であります。

 よって、本案は同意されました。



○議長(都筑省三君) では、残りの議案に対して質疑を行います。

 まず、第49号議案から第53号議案までの条例関係5件と第49号議案に対する修正動議の計6件を一括して、御質疑ございませんか。



○議長(都筑省三君) これをもって質疑を打ち切ります。



○議長(都筑省三君) 次に、第54号議案から第58号議案までの補正予算5件を一括して、御質疑ございませんか。



○議長(都筑省三君) これをもって質疑を打ち切ります。



○議長(都筑省三君) 最後に、第60号議案と第61号議案の企業会計決算2件を一括して御質疑ございませんか。



○議長(都筑省三君) これをもって質疑を終結いたします。



○議長(都筑省三君) では、ただいま質疑を行いました各議案につきましては、総務常任委員会に第49号議案、第50号議案、第52号議案から第54号議案及び第57号議案の計6議案並びに第49号議案に対する修正動議を、文教公営企業常任委員会に第60号議案と第61号議案の計2議案を、民生常任委員会に第55号議案と第58号議案の計2議案を、建設常任委員会に第51号議案と第56号議案の計2議案を、それぞれ付託いたします。

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○議長(都筑省三君) 日程第4。請願第37号と第38号の請願2件を一括して議題といたします。

 事務局に請願趣旨を朗読させます。

   〔請願書朗読〕



○議長(都筑省三君) では、ただいま議題となっております請願2件につきましては、民生常任委員会に請願第38号を、建設常任委員会に請願第37号を、それぞれ付託いたします。

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○議長(都筑省三君) 日程第5。前助役収賄事件調査特別委員会の調査経費の追加についてを議題といたします。

 8月28日付で、同調査特別委員会から調査経費の追加について要望がありましたので、お手元に参考資料を配布いたしております。

 御清覧願います。



○議長(都筑省三君) それでは、お諮りいたします。

 前助役収賄事件調査特別委員会の調査に要する経費について、平成13年度100万円を追加し、合計270万円以内とすることに御異議ございませんか。

   〔「異議なし」の声おこる〕



○議長(都筑省三君) 御異議なしと認めます。

 よって、さよう決しました。

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○議長(都筑省三君) 以上をもちまして、本日の日程は終わりましたので、これをもって散会いたします。

 次回は、9月18日に開催いたします。午前10時に御参集願います。

 どうもご苦労さまでした。

   〔午前11時17分 散会〕